亀山市議会 2019-09-13
令和元年 9月定例会(第5日 9月13日)
令和元年 9月定例会(第5日 9月13日)
令和元年9月13日(金)午前10時 開議
第 1 諸報告
第 2 市政に関する
一般質問
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〇本日
の会議に付した事件
議事日程
のとおり
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〇出席議員(18名)
1番 草 川 卓 也 君 2番 中 島 雅 代 君
3番 森 英 之 君 4番 今 岡 翔 平 君
5番 新 秀 隆 君 6番 尾 崎 邦 洋 君
7番 中 﨑 孝 彦 君 8番 豊 田 恵 理 君
9番 福 沢 美由紀 君 10番 森 美和子 君
11番 鈴 木 達 夫 君 12番 岡 本 公 秀 君
13番 伊 藤 彦太郎 君 14番 前 田 耕 一 君
15番 前 田 稔 君 16番 服 部 孝 規 君
17番 小 坂 直 親 君 18番 櫻 井 清 蔵 君
─────────────────────────────────────
〇欠席議員(なし)
─────────────────────────────────────
〇会議に出席した
説明員職氏名
市長 櫻 井 義 之 君
副市長 西 口 昌 利 君
総合政策部長 山 本 伸 治 君
生活文化部長 佐久間 利 夫 君
健康福祉部長 井 分 信 次 君
産業建設部長 大 澤 哲 也 君
上下水道部長 宮 﨑 哲 二 君
危機
管理監 久 野 友 彦 君
総合政策部次長 落 合 浩 君
生活文化部次長兼関支所長 青 木 正 彦 君
健康福祉部次長 伊 藤 早 苗 君
産業建設部次長 亀 渕 輝 男 君
生活文化部参事 深 水 隆 司 君
生活文化部参事 谷 口 広 幸 君
健康福祉部参事 豊 田 達 也 君
産業建設部参事 服 部 政 徳 君
産業建設部参事 草 川 保 重 君
会計
管理者 渡 邉 知 子 君
消防長 平 松 敏 幸 君
消防部長 豊 田 邦 敏 君
消防署長 原 博 幸 君
地域医療統括官 伊 藤 誠 一 君
地域医療部長 古 田 秀 樹 君
教育長 服 部 裕 君
教育部長 草 川 吉 次 君
教育
委員会事務局参事 亀 山 隆 君
監査
委員 渡 部 満 君
監査
委員事務局長 木 﨑 保 光 君
選挙管理委員会事務局長 松 村 大 君
─────────────────────────────────────
〇
事務局職員
事務局長 草 川 博 昭 書記 水 越 いづみ
書記 西 口 幸 伸
─────────────────────────────────────
〇会議
の次第
(午前10時00分 開議)
○議長(
小坂直親君)
おはようございます。
ただいまから本日
の会議を開きます。
本日
の議事につきましては、お手元に配付
の議事日程第5号により取り進めます。
これより日程第1、諸報告をします。
教育
委員会から平成30年度、教育に関する事務
の点検、
評価報告書が提出されましたので、ごらんおきください。
次に、日程第2、市政に関する
一般質問を行います。
通告に従い、順次発言を許可します。
18番
櫻井清蔵議員。
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
皆さんおはようございます。
勇政
の櫻井でございます。
それでは、
一般質問に移らせていただきたいと思います。
まず、
市営若草住宅の火災地でございますけれども、7月20日午後10時45分に
市営住宅若草住宅が火災を発生し、住宅9棟ほぼ全焼ということで、ちょっと確認したいことがございますので、的確な答弁をお願いしたいと思います。
火災
の原因については、恐らく不審火で、詳細は恐らく不明やと思いますけれども、まずお聞きしたい。
ちょっと写真を出していただきたいと思います。
これは、私
の家
のほうから見た
若草住宅です。東側、棟も落ちております。
次、見てください。
これが、それを拡大した状況です。
次、行ってください。
これは、東側から見た状況で、周辺はたくさんな民家が集合したところに
若草住宅が建っておりまして、侵入防止
の柵が設置されております。
次、行ってください。
これが、それを拡大した状況で、前
の棟
の2棟、大方全焼。後ろ側
のは大体5戸ないし6戸が全焼しておると。
次、行ってください。
これがそれを拡大したやつ。
もう一つ、お願いいたします。
これが2棟並んでおる棟で、前
の南側から北側へ移った状況で、火災が発生しております。
次、行ってください。
これがそれを拡大したやつで、かなり私も現場、私も消防団
の一員ですもんで、現場
の消火にも当たりました。かなり
の炎で火の粉も飛んで、周辺
の住民
の方は大変恐怖を感じたと。ちなみにお隣に住んでみえる高齢者
の方は、避難もおぼつかなく大変怖い思いをしたということで、苦慮してみえました。
次、行ってください。
これは、内部をちょっと中に入ったわけなんですけれども、フェンス
の内側から撮影をしてきました。
これは、かなり後片づけがしてあるんだけれども、かなり
の延焼状況です。
というようなことで、ちょっと元へ戻してもろうて、この解体時期についてお聞きしたいんですけれども、またそれとあわせてですが、ことし
の3月と6月
の定例会において、
当該若草市営住宅の用途廃止が議決をされ、議決後、速やかに予算も3月予算で議決されて、早急に解体しておれば、この火災が起こらなんだと。周辺
の住民
の方にも不安を感じさせなかったというんですけれども、まずなぜそのことをちょっと取り上げたといいますと、ちょっと写真を出していただきたいんですけれども、このような状況で大風が吹いたときに、かなり音がすると。もういつ物が飛んでくるかわからんということで、不安で仕方がないと。だから、早う撤去してもらいたいという要望を地域
の方がおっしゃってみえます。
なぜ、ほんなら一遍、一体解体時期はいつな
のか、ちょっとそれをご答弁いただきたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
18番
櫻井清蔵議員の質疑に対する答弁を求めます。
大澤産業建設部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
若草住宅でございますが、住みかえ等により入居者
の方が全て退去をされましたことから、平成31年3月定例会、それと令和元年6月定例会で
用途廃止等の議会
の議決をいただきまして、9月ごろ
の解体工事発注に向けて準備中でございました。
現在、
解体工事の入札発注に向けて準備をしているところでございまして、できるだけ速やかに
解体工事の発注を行い、10月から11月で解体処分・整地等を完了したいと、そのように進めておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
10月から11月にかけてという話ですけれども、基本的に、ほんならもとへ戻りますけれども、なぜその3月、6月に
用途廃止して、予算もついて、すぐかからなかったんか。その点について、もし何が原因やったかということですな。
という
のは、平成28年9月30日に条例第24号で、亀山市
空家対策等推進に関する条例が制定されております。その中に、第2条
の2に
管理不完全
の空き家等について保安上危険
のおそれがある状態。イ、そのまま放置したら衛生上有害となるおそれ
のある状態。ウ、適切な
管理を行えない等々
の景観を損なう状況ということで、空き家
の持ち主
の責務としていろいろなことを規定してあります。そこ
の中で、空き家
の持ち主は亀山市です。10条ですか、
管理不完全
の状態
の空き家に対する処置をして、市長はうんちくと書いてある。11条に
緊急安全処置として、勧告したけれども、言うことを聞かんなら、空き家
の所有者、所有地及び当該処置
の内容を告知するという条例がこの条文
の中にあるわけですよ。にもかかわらず、その予算がついた、今から火事が起こったで10月か11月ぐらいに解体する予定やと、予算がついたら速やかにそれを指示する
のは市長
の責任やないかと思います。
火事が起こってから10月か11月に解体する予定でしたと。そんな答弁が、この条例は一体何やったんですか。こういうような市
の所有する市営住宅を
用途廃止をもう3月、6月に決まったら、既に8月
の段階では解体が終わってなあかん。にもかかわらず、火事が起こってから、やにわにですな、今聞いたら10月から11月
の予定でございますというものではないと私は思う。
市長、そういう指示は、このいろんな
用途廃止の条例を出すときには、
用途廃止を完了した段階で速やかに解体をすべきやという指示を出された
のか出されていない
のか、それを一遍確認したい、市長。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
市営若草住宅の解体につきましては、計画的に図面等
の発注
の準備を年度に入りまして進めておったところでありますけれども、当該住宅につきましては、建築年が相当古いということ、増改築がなされてきたという状況でありまして、発注に必要な図面がなくて、図面作成をしておりました関係から、その図面作成を急ぎ、解体
の準備をしていくということで、進めておったところでございます。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
担当者にその6月
の用途廃止した段階で、この
空家対策等の条例を制定した建前上、早急にかかれという指示を出された
のか出されていない
のか。その増改築をしていて、図面作成とかうんちく言いますけれども、予算を設定する段階に、常に増改築された状況
の図面はあった中で予算を組んだはずですよ。それは今
の言いわけでは、言いわけではあかん
のですよ。やっぱり物事をする
のには、市がやることは市が模範を示して、市民に空き家等
の定義に書いてあることを市民
の皆様方に協働してもらうという
のが市政
のあり方ではないかと思うのに、増改築して図面ができていないから、今になっておるんやというふうな
のは言いわけですに。あなたはその条例をつくっただけで、物事を進めるため
の条例
の重みという
のはどこまで認識している
のか、私は不思議でしようがない。
だから、10月か11月かわからんという問題ではないと思うんです。囲みました、けれども、囲いをしてできるんやったら、あそこ
の分だけでも速やかに、火災
の発生が7月20日ですよ。8月20日、一月後には解体作業に移る
のが普通やないですか。にもかかわらず、今日までほうってあると。聞いてみると10月か11月だと。あと一月か二月待たんならんと。それでいいんですか、市長。そんな認識かな、あなた
の市政は。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
まず、早く解体しておれば7月20日
の火災につながらなかったんではないかというご趣旨であろうと思いますが、ご案内
のように3月議会、そして6月議会、これは
用途廃止等々
の議会承認等の手続を経て、その解体作業に入っていくということで、6月議会を経た後
の対応でございましたので、
解体工事の準備を進めておったということで、これはご理解をいただきたいというふうに思います。
それから、火災によりまして、今から
の解体を急ぎ進めよということ
のご趣旨で、私どもも進めてまいりたいというふうに思っておるところでありますが、議会にもご案内
のように、火災
の場合
のこの燃焼した部材は
一般廃棄物でありますけれども、燃焼していない部材につきましては
産業廃棄物という扱いにもなってまいります。
したがいまして、その処理方法が異なりますことから、設計図書
の修正をいたしておりましたので、ちょっと今
の当初は9月で解体
の予定を7月以降しておりましたけれども、少し若干ずれ込んでおるということであります。
準備が整い次第、その解体に入ってまいりたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
9月に発注する予定だったって、そうすると私がこの質問を出した聞き取り
のときに、こんな、これは大澤君にごめんしておくれよ、君に後からぺっと言われるとあかんけどな。
本当はこの解体は、
若草住宅、城山住宅
の前
の4棟、それから観音山
の下
の3棟、それを一括発注するためにということでしたんや。そうやもんでおくれたということで、話を聞いています。
だけど、確かに火災現場
のその部材というか、それが3倍になる
のか、それから、ほんなら一遍写真を出してもらえませんかな。
これは、ここ
の部分は、恐らく
産業廃棄物にならんと。民間火災
の場合においても、こういう
のは全焼した場合
のあれは、
環境センターの焼却炉で焼却できます。
それから、もう一つ見てください。前
のやつを、写真を。
恐らく、これ
のトタンとか、そこら辺は恐らくいろんなあれですけれども、そもそも
産業廃棄物になる
のかどうか知りませんけれども、そんな計算は簡単にできる、そんなものは、やろうと思ったら。わしやったら4日間でする、そんなものは。皆さんやったらプロですからな。なのに、そういうような言いわけをしておらんと、おくれたことに対して、素直に受け答えしてもらわんことにはあかんと私は思う。
もう計算が今どんな状況で進んでおん
のやな。そうすると10月なんか11月なんか、その解体は。もう7月20日から、うざうざ約2カ月弱たつわけや。そんに難しい計算なんかな。そんに難しいもんじゃないと思うけどね。
やっぱり、こんなん火事が起こった場合
の後処理は、速やかに手をつけると。市長がそれを指示せなあかん。現場を見ても燃え方がおかしい。皆、退去に対してそれなり
の退去費用を出しておるはず。本当はこのあんだけ
の燃え方をするわけがない。私、その消防団に四十五、六年在籍させてもろうておるけれども、現場もいろいろ見てきました。あそこはみんな空やったら、骨組みと床、畳ぐらいやったら、あんな燃え方は絶対しない。だけど、何かその聞くところによると、前
の住んでいた人
の道具がみんな入っておったと。だからああいうような燃え方したと。それで、火災
の状況にはポンポンポンポンと破裂音がしたと。音がする
スプレー缶とかそんなんあったんかもしれん。だけど、そんな
管理もせず、この火災にときに起こったと。
だからやっぱり、そんな状況もきちっと把握した中でやっていただきたいと思うけれども、10月なんか11月なんか、一遍いつまでに完了する
のか。一遍ここで市長約束して。いつまでにすると。担当部局にそういうふうに指示すると。
10月
の末までに更地にする
のか、できやん
のか、ここで一遍確約してください、市長。できやんか。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
可能な限り準備が完了次第、撤去させていただくように、速やかに対応させていただきたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
あなた
の市政は全てそうなん。
やっぱり、物事という
のは、やっぱり手を打つときには早う手を打たなあかん
の。手を打つときに打っておかんと、後で後悔を残す。
私も70年
の人生
の中でようけ後悔を残したことある。あのときこうやってしておけばよかったかなというようなことを、市長ですから、5万人
の市民
の皆さんに納得いける市政を運営していただきたい。
時間がないので、次に移りたいんですけれども、
横断歩道のことが書いてあるんですけれども、いかなことは、私も6月に
横断歩道の質問をさせてもろうた。その後、ここでパネル出した野尻
の公民館
の前と、それからあそこ
の和賀白川線のところ、井尻
の歩道橋がこけたところ
の白線は引いてあったんですけれども、いろんな箇所をやっていただいたと思うけれども、
みなみ保育園の歩道は、まだいまだに補修されておらん。一体この381カ所という報告やったんですけれども、今までどんだけ
の手当てをされた
のか、一遍報告願いたいと思う。
○議長(
小坂直親君)
服部産業建設部参事。
○
産業建設部参事(服部政徳君)(登壇)
おはようございます。
横断歩道の白線
の塗りかえ、修復につきましては、
亀山警察署の対応となりますが、市内には
横断歩道設置の交差点は381カ所あります。
昨年度に
横断歩道塗りかえ修復を31本実施済みと伺っております。今年度は市内159本
の塗りかえ修復を既に発注済みで、現在工事実施中と伺っております。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
何せ、
マイタウン亀山で
和賀白川線の横断歩道を利用して、歩行者に優しい
まちづくり、
横断歩道は歩行者が優先ですと題して心構えを紹介する映像をされました、この私
の質問
の前で。これ嫌みかなと私は思ったけどな。だけど、言わんことには159カ所をやるつもりやと。残り、早急にやっていただきたい。そうせんことには、やっぱりこんな放映を過去2回したらしいですけれども、やっぱりもっと市長、ちょっと市内を回ってトークをやる
のも結構ですけれども、
お忙しい体やで、市内全域を回ることはできやんかもわからんけれども、たとえ1時間でもつくって、一遍市内
の道路をあなた
の目でぐるっと回って、どんな状況やということを確認していただくわけにいきませんやろか。どうですやろ。そんなことはようしまへんかな。忙しいかな。そんなことしておる暇ないかな。一遍たとえ1日、1週間に1時間ぐらい時間をつくって、そうすると大体私も
選挙で1週間市内を回るんですけれども、大体そんなことはできると思うんですけれども、一遍そんなようなことをしてもらうわけにはいきませんかいな、市長。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
当然、日夜、市内各地で
の状況については目を配って、その実態把握に努めさせていただいておりますし、当然その中で対応すべきものという
のは改善できるように努力をさせていただいておりますし、今後におきましても可能な限り
の実態把握に努めてまいりたいと思います。
実際、私自身も月に一応100キロ歩くという
のが目標でございますので、年間1,200キロぐらいになりますので、本当に市内外ありますけれども、特に市内
の交通安全についてその状況とか、そこはしっかり見ていきたいというふうに思っております。
当然、私だけ
の目ではあきませんので、全庁職員、それから市民
の皆さん、議会
の皆さん、それぞれ
の情報をいただいて、適切な対応ができるように努力をいたしてまいりたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
しっかり努力して、亀山市全域で全長、国道から県道から市道から、そら何キロかという
のはちょっと勉強不足で記憶しておりませんけれども、本当に市長が歩いておれば、部長
の人は各方面から来てみえるので、
横断歩道が消えておるところはチェックをしてもろうて、地図上に落としていくという指示をあなたから出していただきたいと思います。
次、ちょっと
乗合タクシーと
タクシー券について、きのう福沢議員がいろいろ質問をされました。そこで、
乗合タクシー制度、確かにいろんな数字を出しておると。2,900強
の人から登録をされておると。利用者が六百何十人と利用がふえましたと。3,000円
のお試し券を配ってやってきたけれども、まだまだですな。
市内停留所も15カ所ふやすというようなことですけれども、やはり私はこの
乗合タクシーの停留所は、前回言わせてもろうたように、青から地域
の停留所から
特定停留所ではなしに、地域
の停留所から地域
の停留所、青から青へ乗れるようにこの
乗合タクシー制度を改正したらどうやという思いを持っておるんですけれども、市長はそんなお考えはないですか、まず。
地域
の待合所から、例えば私が住んでおる関町新所、中木戸
の停留所から、議長
の見える明神
の停留所まで、青から青へ行く。そういうような制度にすれば、それから連れ
のところへ遊びに行くときにタクシーで行こうかと、歩いて行かんとということができると思うんです。
今、青から赤という制度になっておるんです、この停留所
の設置場所が。それを青から青へ移動をできるような制度改正をすべきやと私は思うけれども、市長にはそういうお考えはない
のか。あくまでも青から特定停車場ですか、そこへ行きやというので、これを突き進むんかどうか。私
の提案ですよ、これは。地域から地域へ行ける
乗合タクシー制度にすれば、もう少し利用者がふえるんやないかと私は思うけれども、いかがかな、市長。市長
の私
の提案に対するお考えを聞かせてください。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
今
の地域停留所間
の運行について
の提案ということでありますが、ご案内
のように現在
の制度を見直して本年度スタートいたしまして、ちょうど5カ月経過いたしたところでございますが、少し報告をさせていただいたように、タクシー
の利用状況につきましては、登録者数や利用者数ともに増加傾向となってございますので、そのまずは定着をさせるということ。その上で、現行制度へ
の見直しや今後
の対応につきましても、その効果等々を見ながら今後それは対応していくということになろうかと思います。
幾つか
の現状
の制度が全て完結したものというふうにも考えておりませんが、ぜひこの制度が多く
の皆さんにご活用していただいて、しっかり定着できるように、そしてその中で、よりいい制度として機能できるようにバージョンアップができたらというふうに考えております。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
市長もあっちこっち行ってみえるであれだけど、私は一部
の方としかお話をさせてもろうてないんですけれども、こういう声は市長は聞いていませんかな。
タクシー券の交付については、議会
の決議をもって31年度予算、この年度
の予算に計上されて、
タクシー券は廃止
のところが復活しました。それで、
タクシー券をもらいに行ったと、関支所へね。交付については
乗合タクシーの登録をしてもらわんことには、この
タクシー券は渡せませんと。渡されたけど、やむを得んで
の、わし
乗合タクシーをいつも予約をする
のもかなわんし、あんなんわけがわからんと。使い勝手も悪い。だけど、
タクシー券が欲しいで登録はしてきたがなと。ほいで
タクシー券の1枚をもろうてきたというお声を市長はお聞きになっておりませんかな。それで、お試し券
の3,000円、ついでにもろうてきたと。ただやで、ただって自分ら
の税金を納めたお金ですから、使わなもったいないで、せっかくやから使こうたわなと。だけど、
タクシー券が欲しいがために、きのう
の報告では2,916人かな、その登録者がふえたと。だけど
タクシー券が欲しいから私は登録してきたんやと、
乗合タクシーの使い勝手はわからんという状況ですよ。そう言うていました。
そういうところが、これが今
の状況です。私も小さい幅
の狭いつき合い
のある方なんです。市長は全市的にいろんな方とおつき合いしてみえるで、そういうようなお声は当然聞いてみえると思うんですけれども、それが私は
乗合タクシーの登録者数がふえた要因やと私は思うています。
ところで、確認したいんですけれども、昨今
の議会決議で
乗合タクシー制度が定着するまで、
タクシー券の交付を継続すべきであるということで決議をしたと思うんですけれども、きのう福沢君
の質問で
健康福祉部長の答弁によると、来年度はわからんと、担当部長
のほうは答弁は通っておる。これは政策的なことですから、市長
の判断やと思っています。
市長として、まだまだ
乗合タクシー制度は定着しておらんと私は理解しておる。市長が今言われたように、
乗合タクシー制度は道半ばということです。だから、定着しておるとは、まだ制度
のいろんなことについては、確立しておらんやろうという認識を持ってみえる
のは今
の答弁だと私は聞きましたで、令和2年度
の当初予算にこの
タクシー券の交付を継続する
のかしない
のか。すべきと私は思う。市長もここではっきり、市民
の方も何人も
の方がこの議会
の実況を聞いてみえる方も、
タクシー券の交付を令和2年度
の当初予算に盛り込みますということを明言してもらえませんかいな。できまへんか。やっぱりこれはまた、いろいろ部内で検討して検討せんことには判断がつかんと言われる
のか。これは市長
の政策なんです。
という
のは、
タクシー券の交付ですな、これは平成19年3月30日に亀山市告示第42号、亀山市長田中亮太さん
のときに、亀山市タクシー料金助成事業実施要綱によってやったんです。施行は19年4月1日からこれをやられると。それが、目的とか定義が書いてあるんですけれども、やっぱり引きこもりをなくすためにということで、この
タクシー券制度が田中亮太さんが市長さん
のときにこうやって、そしてあなたになって
乗合タクシーになって、
タクシー券を廃止するというようになったんですけれども、やはりまだ
乗合タクシー制度が定着していない中で、もう一遍言いますけれども、令和2年度
の当初予算に、
タクシー券の交付を継続をする
のかせん
のか、ここでちょっとはっきり明言してもらえませんかな。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
高齢者
のタクシー料金助成事業
の対象者
のほとんど
の方は、
乗合タクシー制度を利用して外出をしていただけることから、当該制度、この新しい制度
の利用をお願いするものでございます。
その一方で、先般もご質問ありましたが、障がい者
の方にはこれまでどおりタクシー料金
の助成事業を利用いただいたり、あるいはセダン型
の利用が可能な方につきましては、
タクシー券、または
乗合タクシーかいずれかを選択することができるものとしたいというふうに考えております。
この今回
の制度につきましては、先般来から利用者
のお声もお伝えさせていただいておりますけれども、ご自身
の目的に合わせ利用できるという非常にいいお声、喜び
のお声でありますとか、
乗合タクシーで遠距離を乗車された方につきましては、何度も病院へ、あるいは買い物に使えるということで、こういうことで非常に現行
のタクシー料金よりも実費負担が少なかったと
の声もいただいておりますので、私どもとしてはこのような状況を鑑みまして、そして今、新制度5カ月という状況でございますので、さっき議員ふれていただきました
乗合タクシー制度自体が非常にわかりにくいとか、一回ご利用いただくとこのよさという
のは体感いただけるんですが、そういうことにつきまして最善
の努力をさらにしながら、登録者や利用促進に今年度しっかり努めていきたいというふうに考えております。
そういうことによりまして、来年度
の予算については今からでありますけれども、こういう状況を鑑みまして、基本的には
乗合タクシー制度へ
の移行を進めてまいりたいというふうに考えておるところであります。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
あのね、私は時間ないねん。ぐにゃぐにゃわけ
のわからん、来年もする
のかせん
のかだけで言うてもろうたらいいだけな
の。その判断はあなたしかできやん
の、市長として。ほか
の副市長以下
の担当部局ではできやん
の。市長として来年も継続するかせんか、
乗合タクシーどうのこうのうんちくと違う
の。この
タクシー券の交付をするかせんかを聞きたい
の、私は。それはあなたしか判断ができやん
の。それを聞いておるんやに。言えんかな、ここでは。来年も継続するということは。それを聞いておる
の。わかった。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
今
の新制度へ
の移行を基本的に亀山市としては進めておるところであります。
その意味では、議会から
のご提言もいただいておりますが、この定着に向けて努力を今続けておるという中で、この状況を鑑みまして、この制度へ
の移行をしっかり定着をさせていくという方向で、現時点では考えておるということであります。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
そうすると、はっきり令和2年度には
タクシー券交付制度はゼロと、なしということやな。それでよろしいな、イエスかノーかでええわ、はっきり言って。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
今その定着に向けて努力をいたしておりますので、予算編成は今からでございますし、令和2年度以降どうするかということについては、その状況を鑑みて判断をさせていただくと。基本的には方針につきましては、申し上げてきたとおりであります。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
こんなのらりくらりした者には、もうこ
の市は任しておれん、私は、あんたみたいな者には、本当に。ごがわいてくるわ、あんたとしゃべっておると。
するかせんかと言うたら、せんつもりやったらせんと言うたらええ。その判断をせんから、物事が全て進んでいかん。これぐらい言いねいな。ほんならもう時間ないもんで申しわけないけど、ちょっと飛ばしますけれども、次に移りますよ。
就任当時、亀山駅
の2番ホーム、3番ホームに待合所をつくってくださいと、私はあなたに就任早々に聞いた。努力しますと言うたけど、いまだにできておらん。なぜやねん、これ。エレベーターは3基できた。それで、あなたはその駅前
の周辺整備ということで、多額
の何十億も
の金を投入しようとしておると。にもかかわらず、2番、3番ホーム、その市内外から来られる方
の待合所
のところに、ホームに私はあなたが就任して間なしに、待合所を設置していただきたいと、あと何年したらいいんですか。あそこに1億も2億もかからないんですわ、待合所をつくるのに。私もざっと見ておっても、高うても800万あったらできる。それをいまだにできやん。それがあなた
の優柔不断さなんや。もう答弁聞いても、またこれもう一遍詰めます、次
の12月までにその答えを探しておいてください。もっと大事なことを言わなんもんで、そっちへ移りますわ、あと12分しかないもんで。
県
管理の国道25号線について質問を出してあります。
この国道25号線
の崩落
の現場は、以前と違うて片側通行となっていますけれども、まず復旧
の時期についてということを聞きたいんですけれども、その前にちょっと申し上げたい。
あそこ
の国道25号線
の崩落は、1回目が平成25年台風18号
の大雨によって、関町金場加太市場間、路肩が崩壊。9月15日20時30分から全面通行どめということになります。迂回路として、あるといいんですけれども、国交省
の報告によると、県が報告書等、孤立集落はないと、人身・物損
の事故はないというんですけれども、1回目が平成25年
のあれです。これは路肩が崩壊した。2回目が平成30年5月10日にのり面崩落、これは通行どめですよ。それで、通行規制もやったと。それで、復旧工事が平成31年3月4日月曜日、復旧工事が完了したと。
住民
の道路、名阪つくって、久我インターから向井インター
の迂回路で、機能は確保されているという安堵をしておるんですけれども、今回は3回目、令和元年6月12日
の発生でのり面が崩落したと。これは、該当区間は延長2.9キロで全面通行止めをしたが、仮設
の防護柵を設置して、応急工事をしたもんで片側通行をやったと。片側通行
の区間は延長20メートルぐらいらしいです。
過去3回
のこういうような崩落が起こったときに、復旧時期についてちょっと聞きたいと思いますけれども、もう時間がありませんもんで、以前、さき
の議会でも市場坂東線
の拡幅に伴う地権者
の交渉状況はどうなっておるんやということでお尋ねしたい。
議長もいろいろお骨折りをいただいておりますけれども、この過去3回
の、もう3回目ですよ。そのたびに加太地域
の方は困っておるんですよ。ちなみに加太地域
の70歳以上
の方
の人数は312名です。男性131名、女性181名。18歳以下
のお子さんを入れて935名
の方が加太地域に住んでみえる、この道路を使ってね。それにこの3回
の崩落があって、当然迂回路である市場坂東線
の700メートル
の拡幅工事、700メートルで恐らくどんだけかかっても1億
の金はかかりませんよ。にもかかわらず、工事をするため
の交渉をあなたはこの今までにされてきたんか。それも担当に任してあん
のか。
あそこは諸戸林業さん
の所有林やと思うんです、あの路肩
のほうが。それを地権者と
の、これは通告してあるんですよ、市場坂東線拡幅に伴う地権者に対する交渉状況を知りたいということを通告してありますけれども、市長、これどのような状況なんですかね。今言われたように3回これやっておるんです。それで前回も、あの道路は明治時代につくったとき
の道路なんです。県道25号は。今後、大雨、この全国で集中豪雨でたくさんいろんな災害が起きておるんです。これ3回目ということは、まだ4回目も5回目もあるんですよ。そのたびに加太地域
の方は困窮されるんですよ。それをせめても名阪国道があるでええやないかと言いますけれども、名阪国道は70歳以上
の312名
の高齢者
の運転免許保持者が何名見えるか知りませんけれども、名阪国道は通行する
のが怖いと。あそこは60キロ規制なんですよ。伊賀からは80キロなんですけれども、曲がりくねって坂があって、あそこは大体一般車両で大体80キロぐらいでみんなトラックや県外
の人らは通っています、走っています。そこへ高齢者
の方が名阪には入りにくいから何とかしてほしいという
のが市場坂東線
の改良なんですよ。当然その改良するために700メートル
の改良
のその地権者と
の交渉を市長はされたんかされていない
のか。していなかったらしていないでよろしいよ、していないと言うてくれたら。ちょっとお答え願いたい。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
6月議会でも申し上げましたが、全市的な視点からどのような検討をしていくか、整理をしていくかという段階でございまして、その上でこの路線につきまして、事業
の決定、主要事業として進めるかどうかという決定にも至っておりませんので、地権者と
の交渉はしておりません。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
そうすると、これ今3回
の災害があった、今後災害、大雨がいつ降るかわからんと。今、ことしは台風襲来
の年やということを聞いています。この間も関東で多大な被害が出ておると。以前にはいなべでも水
のあれで死亡者が出ておると。あそこはまた崩れるに決まっておるんですよ。そうすると、その計画に全庁的なうんちくって、そうすると加太地域が、そうすると名阪
の雨量規制があるんですよ。国道
の雨量規制という
のが。
雨量規制として、規制区間として直轄道路、国道1号線は関町沓掛、これが180ミリ。名阪国道が柘植間で200ミリ降ったら交通規制がかかるんですよ。25号は金場加太間は100ミリ。これで交通規制がかかると。
だから、市道
の市場坂東線を確認したら、これは交通規制がかからんと思っておりますけれども、唯一これが加太地域
の人
の唯一
の迂回路なんですよ。それに対して、今
の答弁で加太
の地域
の方は納得せんと思う。総合的に計画しやな、これから計画にないからそんな交渉はまだしていませんと。そうすると、私らが言うていた、私もこれ2回目
の質問ですよ、留保されましたよ。議会で再三こうやって質問しておるけれども、そういうような質問は私は、二元代表制とあなたはよく言う。議員
の質問は聞きっ放しやと。ある者
の意見は聞くけど、ある者は聞けやんと。地域
の実情も把握せんと、あなたは市政を運営されておるんかな、そうすると。やっぱり計画に乗らんことには物事が進まん
のかな。
この迂回路は急務を要する事案やという認識はないということやな。それをもう一遍、なかったらないと言ってください。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
丁寧に説明をさせていただくつもりでおりますので、途中を抜いて最後
のところ
のご質問をいただきましたので、先ほどそのようにお答えをさせていただきましたが、ちょうど6月
の末にも地元加太地区から
の自治会
のほうからもご要望をいただいておるところであります。この拡幅改良整備
の要望ということでいただいておりますし、議会からも当然いただいて承知をいたしております。
どのようにこの路線を考えていく
のか、財源
の問題、その手法
の問題、いろいろあろうかと思います。あわせてこれは全市的にはさまざまなご要望を道路改良、道路整備につきましてもいただいておりますので、議員、本路線
の整備に1億前後、1億まででいけるという話を今いただきましたが、かなりそれ以上
の予算が必要というふうに考えておりますので、全市的にそこら
の手法も含めて、どのようにしていく
のかということを検討させていただいておるということであります。
その上で、議会と行政と
の関係でいきますと、やっぱり単年度3,000万を超える道路整備につきましては、主要事業に位置づけて、議会にということで年次で進めておりますので、そういう意思決定
のため
の検討を現在進めておるということで、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
櫻井議員。
○18番(
櫻井清蔵君)(登壇)
もう時間がないのに、私もこれもうこうして議会議員になって9回
選挙をくぐらせてもろうてきたけれども、こんなつまらん質問を首長とした
の久しぶりやわ。
首長たる者、仕事を何を先にせなあかん、何を優先すべきかと、予算がないて、あなたはこの年に10億
の予算を黒字やったと言うておる。だけど、片っ方では8億3,000万
の不用額を出しておると。それで、金がない。金がないことないやんかな。駅前がどんどんと、そうすると駅前御幸8号線には何億使うた。2億
の上使うておるんですよ。どんだけ
の人がどんなんか知りませんけれども。
加太地域
の孤立を防ぐために、市場坂東線
の拡幅工事は急務です。700メートルでメーター10万かかって7,000万ですよ。それが何が道路計画とか、眠たいことを言うておるんやな。
やっぱり首長として何を優先すべきか、何をすべきか、誰と交渉すべきかということをしっかり、あなたももう長いこと政治家をやっておるんやから、そんなことはわかっておると思う。その中でこれからあと残り
の任期を全うしてください。せめて、市民
のために市民
のため
の政治をしてください。ありがとうございました。
○議長(
小坂直親君)
18番
櫻井清蔵議員の質問は終わりました。
会議
の途中ですが、10分間休憩いたします。
(午前10時52分 休憩)
─────────────────────────────────────
(午前11時03分 再開)
○議長(
小坂直親君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、8番 豊田恵理議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
それでは、通告に従い質問をいたします。
まず9月定例会では、テーマとして空き家と
乗合タクシー制度の2つ
の質問をさせていただきました。どちら
のテーマもほか
の議員と重なっている部分がありますため、質問が重複する部分につきましては省かせていただきたいと思います。
それではまず、空家等対策事業についてお聞きをいたします。
項目で、まず空き家
の活用について、そして現状についてとございますが、まず空き家
の現状についてお聞きをしたいと思います。
亀山市
の空き家に関する窓口相談
の状況について、件数はどのぐらいな
のか。またどのような相談内容な
のかと傾向について質問をします。
○議長(
小坂直親君)
8番 豊田恵理議員
の質問に対する答弁を求めます。
大澤産業建設部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
空き家
の活用について
の現状ということでございますけれども、今年度、固定資産税
の納税通知書に空き家対策に関するチラシを同封いたしまして、その効果もあったということで、空き家
の所有者
の方から多く
の相談をいただいておりまして、その相談状況でございますが、売却ということに関して30件程度、解体が20件程度、合わせておおむね50件
の相談をいただいておるところでございます。
その傾向でございますけれども、昭和期に建築されたものが多く、売却
の相談につきましては、やはり県外、市外に在住
の方から多くいただいておりまして、解体
の相談につきましては、市内に在住
の方
の建てかえに伴う解体、その相談を多くいただいておるような状況でございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
それでは次に、亀山市には以前から空き家問題に関係する支援や補助制度がございますが、どういった制度がある
のか。また活用状況についてもお聞きします。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
まず既存
の空き家活用
の補助制度ということでございますけれども、まず県外から転入者
の方が空き家を改修する場合、空き家リノベーション支援事業といたしまして、最大150万円
の補助制度がございます。
また、市外から
の転入者
の方が空き家を改修する場合、空き家リフォーム支援事業といたしまして最大こちら50万円
の補助制度がございます。
これら
の補助制度でございますけれども、それに対しまして空き家
の多くはやはり昭和56年5月以前
の旧耐震基準で建築されておりまして、その場合は耐震基準を満たすため
の耐震補強工事がその補助制度に乗る場合には必要になってまいりますので、非常に多額
の費用を要することになってまいります。
それら
のことから、補助制度
の利用につきましては、先ほど申し上げた2点につきましては非常に少ないというようなことで、そのほか旧耐震基準
の空き家を購入される場合でありますけれども、これ通常
の耐震対策
の木造住宅
の耐震対策
の除却、解体
の補助金を活用することができまして、こちらは最大30万円でございますけれども、解体後その後に新築をされるという場合も見受けられます。
そのほか、木造耐震でありますけれども、最大110万円
の補助、プラスリフォームをした場合は最大40万円
の補助というようなことで、昨年度空き家についてその耐震を利用された
のは1件
の実績があったところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
それでは次
の項目、空き家情報バンク制度についてお聞きをしたいと思います。
今までもたびたび質問や提言をさせていただいた中で、市
のほうでもさまざまな実践を行っていただいており、空き家登録数も以前と比べて随分件数はふえております。
空き家情報バンク制度
の現状について、2日前かな、今岡議員
の質問
の中で、問い合わせ件数などは答弁
の中でありまして、市内外で30件ぐらいだったかと思うんですけれども、その制度へ
の問い合わせ
のうちで登録に対する、つまり契約ではなくて物件に対する内容ではなくて、登録に対する内容についてちょっとお聞きしたいんですけれども、どういった内容が多かった
のか。
納税通知書に一緒にくっつけていたということで、単なる問い合わせが多かった
のか。または具体的に登録に至った
のかとか、そういうところでわかるところで教えていただきたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
まず、空き家情報バンク制度でございますけれども、市内
の空き家
の売却、賃貸をしたい方と物件
の購入等を希望される方を結びつける取り組みとして行っておるところでございまして、先ほど、議員もご紹介いただきましたとおり、固定資産税
の納税通知書に新たに空き家対策
のチラシを同封したということで、空き家情報バンクにつきましても、新たに18件
の登録ができたというところでございまして、現在、22軒
の空き家についてホームページで掲載をしておるところでございまして、その傾向ということで申し上げますと、賃貸よりやはり売却物件
のほうが多く登録をされておる状況でございます。
本年度
の8月末まで
の実績といたしましては、新規登録が18件、そのうち成約ができた
のが1件、現在商談中になっております
のが2件というような状況でございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
次に、またこれもちょっと細かいんですけれども、空き家情報バンク
の物件に対する問い合わせ、つまり、購入したいとか借りたいという物件に対する問い合わせについて、お聞きをちょっとしたいんですけれども、問い合わせ自体は市内
の在住者が多い
のか、それとも市外
の方が多い
のかという
のをわかる範囲で教えていただければと思います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
問い合わせでありますけれども、市外
の方から
の問い合わせを多くいただいており、市外
の方ですね。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
それでは、この空き家情報バンク制度
の生かし方についてですが、何か新しい取り組みやお考え等はありますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
この空き家情報バンク
の傾向ということで、やはり比較的築年数が浅くというか新しい物件ということですね、それに耐震性がやはり確保されておる物件、また価格が割安な物件に多く相談、また希望者が多いというような傾向が見えてまいりましたので、やはりそのような成約しやすい条件、このような観点を踏まえまして、この制度自体利用される方がわかりやすい、また欲しい情報がわかりやすく提供できるように、まずは提供内容
の充実をさらに図っていければと思っておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
恐らく問い合わせされた方という
のは、ホームページ
の空き家情報バンクを見て問い合わせをされていると思います。
ただ、ホームページ、空き家情報バンク制度
の登録が書いてあるページという
のがなかなか見づらいかなという
のが私
の第一印象でして、以前一度、改修していただいてはあるものの、例えば鈴鹿市、お隣
の鈴鹿市さん
のホームページでは空き家バンクを検索しますと、移住・定住ポータルサイトというところに飛びまして、トップ画面に物件がもう写真つきで並んでおりまして、よくご存じという形で今うなずいておられますけれども、本当に知りたい売却価格、所在地、構造、築年数、こういった簡単な情報がついていて、詳細についてクリックしてPDFで見られるという形になっています。
一方、じゃあ亀山市はどうな
のかといいますと、ごらんになった方はわかると思うんですけれども、字面でだあっと並んでおりまして、確かにPDFをクリックしていただきますと、そこに飛びまして写真もついているんですけれども、昔
の4件ぐらいしかなかった当時だったらまだよかったんですが、もう今22件があるということでして、そういうふうに一つ一つをクリックしていかなきゃいけないという
のは、なかなか購入意欲にもちょっと影響する
のかなというところもございますので、見やすく探しやすいページを考える必要もあるかなということで、ちょっとお話しさせていただきました。
私
のほうで、お薦めという
のは以前にお伝えしましたけれども、島根県
の雲南市
のほっこり雲南定住サイトという
のがございまして、ぜひ見ていただくとわかるんですけど、こちら
のほうはやっぱりポータルサイト
の中で空き家バンク
の情報だけでなくて、いろんな地域
の情報なども入っております。
亀山市もすごく見やすい定住サイト、「住めば、ゆうゆう。」があるんですけれども、その「ゆうゆう。」サイトから空き家バンクへ
のリンクはあるんですけど、空き家バンクから「ゆうゆう。」に多分なかったと思うんですね。その辺もちょっとまた確認をしていただきたいと思います。
では、次に移ります。
3番目
の今後
の方向性について。
空き家
の活用についてお聞きしております。確かに、民間内で
の流通という視点もございますが、一方で市が主体で行う空き家
の活用という視点も存在します。
前回も、文化財保護
の視点で質問させていただきまして、国も生かされていない文化財
の活用を積極的に進める方向に向かっておりまして、亀山市でも関宿など
の古民家を生かした施設が複数今ございます。
もちろん、文化財だけでなく、一般
の空き家でも立地的に生かせるなどさまざまな活用が見込まれますが、そのような視点で、現在または将来に亀山市が考えている空き家
の活用事例という
のはあるでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
空き家活用につきましては、空き家情報バンク制度によります空き家情報
の提供、移住施策に絡めた県外、市外から
の移住者で空き家を改修される方へ
の改修費
の一部補助制度、先ほどご紹介させていただきましたけれども、そういう補助制度などを行っておるところでございまして、また、空き家等を改修いたしました宿泊施設、交流施設として
の活用、また古民家として
の活用、そのほか住宅循環システム構築など、やはり関係部署と
の連携が必要となってまいりますので、連携を図りながら今後研究も検討も進めてまいりたいと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
現在、整備を進めている西町
の児童短期入所施設も、ここは疾病や仕事などで一時的に子供
の養育が難しい場合に利用できる施設として平成32年に開所予定とお聞きしておりますけれども、これは何か所有者
のご厚意で寄附された空き家だったと思う
のですが、実はこれ半年前ぐらいに、ある里親会
のほうに参加させていただく機会がありまして、そこでこの施設をつくるに際して、近隣
の地域
の皆さん
のさまざまな人
の理解や助けがあったとお聞きしております。
このような公的に関与する空き家
の活用にはその周辺と
の連携が大事になります。そこで、このような空き家に関する地域と
の情報共有についてどのようにお考えがある
のかをお聞きします。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
地域と
の情報共有、連携でございますけれども、平成27年度、28年度にかけまして、各自治会にご協力をいただきまして、空き家
の調査
のほうをさせていただいて、当時空き家
の現状を把握させていただいたところでございます。
今後につきましても、自治会と連携を図りながら空き家
の把握をやっぱり行っていく必要があると考えてございまして、活用できる空き家
の所有者
の方に活用を働きかけるなど、地域とともに取り組んでいくということも重要かと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
本当に地域とともにという
のはとても大事だと思いますので、協働で一緒に頑張っていってもらいたいと思います。
ちょっと次に移りたいと思います。
今度は、空き家
の保全についてですが、平成28年
の9月に亀山市空家等対策
の推進に関する条例が、29年
の3月に亀山市空家等対策計画が作成されております。
現在
の特定空家、
管理不全状態
の空き家
の数、また講じた措置など現状と傾向についてお聞きいたします。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
特定空家等と
管理不全状態
の空き家につきましては、亀山市空家等対策協議会におきまして認定をしておるところでございまして、特定空家等につきましては、これまで8件
の認定を行っておりまして、そのうち4件が解体済みで解消されております。2件は解体予定で、現在解体予定でございまして、そのうち1件は解体
の補助金
の申請をいただいておるところでございまして、もう1件については、解体業者
の選定をされておるというような状況でございます。
一方、
管理不全状態
の空き家等でございますけれども、これまで18件
の認定を行っておりまして、そのうち3件が解決済みということでございまして、1件は、草木
の繁茂による景観
の問題
の解消ということ、2件は解体をして解消していただいたというところでありまして、引き続き、空き家
の状況を把握いたしまして、特定空家等や
管理不全状態等
の空き家
の認定、また速やかな対応を促してまいりたいと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
特定空家、
管理不全状態
の空き家、何よりも本当に空き家という
のが地域に大きな影響を与えていく
のがわかっておりますし、またこれからもどんどんふえていくということも予想されております。
これ、とても大事なこととして活用も保全もですけれども、何より早く気づいて、早く手を打つという
のがとても大事になりますので、私としても今後も先進事例などにアンテナを張って、解決につながる方法を探っていきたいと思いますが、市
のほうもぜひ十分に視点をそちら
のほうに向けていただきたいと思います。
それでは、
乗合タクシー制度について、質問をさせていただきます。
乗合タクシーの制度について、間もなく1年を迎えるということで今回改めて質問をさせていただきました。
私、以前からこのデマンド交通を推進すべきという立場で今まで来ましたので、この
乗合タクシーの導入については歓迎をしておる
のですけれども、なかなか導入が難しいということも最初から理解はしております。そのような中でも、さまざま工夫をされて、状況も今改善に向かっているというふうなお話を聞いております。
そこでまず、最初に制度
の利用状況についてかなり細かく聞いていきたいんですけれども、きのう
の答弁
の中で、登録者が2,900人を超えておりまして、乗合率なんですが、ちょっとメモができなかったので、2人以上で乗る乗合率についてはどのぐらいな
のかについてお聞きしたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
2人以上で乗る乗合率ということでございますけれども、本年度も昨年度と実績はこれまでほとんど同じでございまして、1便当たり1.2人というような状況でございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
次に、予約
の成約率についてお聞きします。
つまり、このシステムでは事前予約が必要になりますけれども、その乗りたいという登録者
の方が時間どおりに乗車できるかどうかという率についてわかりましたら教えてください。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
タクシー事業者へ
の聞き取りでございますけれども、それによりますと予約を断らせていただくようなことはないということでございまして、ご予約をいただいた方全て
の利用者が希望どおり
の時間に、現在、ご利用いただいている状況ということで伺っておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
現在は、お断りすることはないということでお聞きさせていただきました。
乗合タクシーの目的
の一つとして、バスが通らない空白地域をなくすことがありましたが、登録者数と利用率について、これ地域別
の傾向という
のはありますでしょうか。
今までバス路線がなかった地域
の方が登録が多いとか、利用が多いとかそういった傾向があれば教えてください。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
地域別
の傾向ということでございますけれども、まずは登録数ということでご答弁をさせていただきますと、75歳以上
の人口に対する割合、市全体といたしまして、約44%
の方が登録をしておりまして、その中で地区別に開催をいたしました事前登録
の説明会などで、多数お集まりいただいた地区では50%を超える方に登録をいただいておるところもございます。
一方、地域別
の利用状況に関しましては、市街地とその他
の地域に明確な差は、現在ないところでございまして、積極的に利用者
の登録に取り組んでいただいた地区、また通院などで定期的にご利用いただく方がいらっしゃる地区については、率も上がって好調な利用をいただいておるような状況でございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
やはり地域で
の説明、理解度とかもある
のかなと少し感じました。
次に、利用
の傾向についてお聞きします。
この
乗合タクシーの利用
の仕方ですけれども、主にどういったご利用がされている
のかを傾向があれば教えてください。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
利用
の傾向ということでありますが、利用
の頻度が高い停留場を見てみますと、市立医療センターを初めといたしました医療機関、福祉施設そして商業施設が上位を占めておるようなことでございまして、当初から
乗合タクシーの主な用途として想定をしておりました通院と買い物、これにご活用いただいておると、そのように思われるものでございます。
特に、今年度
の利用傾向でありますけれども、単独及び乗合自動車、いずれも基本エリア500円、乗合でしたら400円
のエリアでありますけれども、そのエリア内で
の利用が87.7%というような状況になっておるところであります。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
傾向が狙いどおりといいますか、予想どおりで医療機関、商業施設等ということで、利用時間帯もお聞きするつもりでしたけれども、大体わかってくるということですね。
では、次に移りたいんですけれども、バス停について質問いたします。
最初に、地域で調査、決定がされたバス停から途中で増設をしておりますが、これはどのような理由からな
のかお聞きします。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
地域停留場ということでお答えをさせていただきますが、
乗合タクシーの地域停留場
の設置につきましては、各自治会に一、二カ所程度、またその間隔については500メートル程度という基準で最初スタートをしておりまして、昨日もご答弁申し上げておりますけれども、地域によってはやはり急な坂道があったり、また集落が分散をされておったり、停留場まで高低差があったり、また間に大きな交通量が多い道路があって危険だというような場合もございまして、地域それぞれ
の事情で個別に対応
のほうをさせていただいておるところでありまして、各地域
のまちづくり協議会から
の停留場
の設置要望については、随時受け付け
のほうをさせていただいておりまして、要望書に基づいて亀山市地域公共交通会議で合意を得た上でありますけれども、昨年度
の乗合タクシーの運行開始後15カ所、地域停留場を増設いたしたところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
そうしますと、また今後、地域停留所
の増設や変更
の要望があった場合なんですが、どのぐらい
のスパンで要求に対応できる
のか、どのぐらい待てば対応できる
のかということと、先ほども地域公共交通会議から
の決定というふうにありましたけど、その変更過程について、どのような過程を経る
のか教えてください。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
まず、地域公共交通会議でありますけれども、おおむね2カ月から3カ月
の間隔で開催をさせていただいておりまして、そこで合意を得るというようなことになってございます。
また、その合意
のやり方といいますか、地図上で既存
の地域停留場をお示しいたしまして、さらに新しく増設する地域停留所、それも示した中で500メートル
の範囲、それも整理をして、さらにその地域で
の事情、その辺を説明させていただいて合意をいただくというようなところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
一定
のルールはある中で、個々
の事情に応じてきめ細かくは対応していただけるということで確認をさせていただきました。
最後に、費用についてお聞きをします。
現在、1回
の利用で500円
の費用負担で
乗合タクシーに乗ることができるとなっておりますが、乗降区域が3つ
のゾーンに分けられており、ゾーンをまたぐごとにプラス500円という料金設定がなされているということですね。
このシステム
の周知が進み、利用率が増加することで、乗合率などが上昇していくと、市民還元ではないですけど、理想
の乗合システム環境に近づいた場合に、この料金設定についても減額をするなど
の変更という
のは考えられる
のか。
また、タクシー助成金ではタクシー
のメーターによって料金が決まるために、まち
の中心にある病院やスーパー、ここが一番ご利用が多いんですけれども、特にそこから遠い地域に住む方にとっては住む場所によって距離
の不公平、料金
の不公平が生じるということが今までございました。
今回
のゾーン制によって一定
の解消はあったと思いますけれども、これについてもゾーン外へ
の移動に対する加算料
の減額などは考えられる
のかについてお聞きします。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
利用料金、またゾーン
の設定ということでありますけれども、現時点ではまだスタートしたばかりでございますので、料金またゾーンについても現行どおりで進めてまいりたいと考えてございまして、将来的に、利用率が上がってさまざまな部分
の検証もさせていただいた中で、ゾーン、基本ゾーンについては、この
乗合タクシーのシステム
の中で、今
のままで行く
のかなと思っておりますけれども、将来的な検討になる
のかなと。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
可能性はあるということでお聞きをさせていただきました。
それでは、次
の項目に移ります。
市と事業者
の連携、ここでは委託先
のタクシー会社ということになりますが、その連携体制についてお聞きいたします。
亀山市は、この
乗合タクシー制度の中で、委託会社とどのようにかかわっている
のでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
現在、タクシー事業者につきましては、運行メーターによる料金を委託料でお支払いをしておるところでございまして、その流れ、ふだん
の乗合タクシーの予約等
の流れでございますけれども、基本的に運行
の前日に事業者から市
のほうへ提出をされます運行計画書、これによりまして利用者、運行件数、乗合状況を把握いたします。
平日は毎日タクシー事業者と連絡をとり合いまして、常に情報共有をしております。また、1カ月間
の業務が終了した際には、事業者から提出されます実績報告書、運行明細書によりまして、運行実績を精査、確認をいたしておりまして、地区別
の動向利用等も分析をしておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
次
の質問で、タクシー利用に関するデータ収集をどうしている
のかなということをちょっとお聞きしたかったんですけれども、運行前日に運行計画書が送られてくる。連絡をとり合っている。最終的に1カ月に1回
の実績報告書ということで、結構密に連絡をとり合っているということでお聞きをしております。
あと、利用者
のタクシー利用に関する意見や希望
のデータ収集に関して、こちらはきのう
の福沢議員
の答弁
の中で、登録者に直接お電話でお話を聞いているということを答弁
の中で聞きました。
その運用データにつきましては、通告
の聞き取り
の際にも利用ごと、予約ごとにファクスで送られてくるということで、何か聞き取り
の際にアナログですねという意見を申し上げたんですけれども、こういったファクスでもいいんですけれども、こういったデータという
のは保管していく
のですよね、恐らく。データで集積していくと思う
のですが、市長に1つお伺いをしたいと思います。
先日
の全員協議会
の中で、第3次亀山市行財政改革大綱
の概要を説明されまして、その中
の内容
の中で、ルーチンワークについてはAIやRPAを利用して職員
の生産性、向上性をふやす。つまり、単純な定型作業という
のを自動化する技術、こういったものを導入していこうということなんですけれども、私、まさにこの
乗合タクシーこそ、この機能を生かす
のに適切なんだと思うんですけれども、市長
のお考えはどうでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
今、触れられましたまさにアナログな対応であろうかと思いますけれども、このオンデマンド
の乗合タクシー制度がさらに将来的に定着をし、バージョンアップをしていく中で、今ご指摘
のような、いわゆるデータを分析し、またそれが事業者におかれても配車へ連動するようなそういう仕組みができ上がっていくことが望ましいというふうに思っておりますし、私ども
のその利用
の動向をデータ
の蓄積
の中で判断をし、次
の対策に変えることができれば効果的であろうと思いますので、本当にICTあるいはRPA、そのような活用に向けて努力をしていきたいというふうに思います。
まだ現実はその前段階で、極めてアナログな対応でありますけれども、しっかりこの制度がより広く定着化できますように、まずは努力をしてまいりたいというふうに思います。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
前向きな答弁をいただいたと思います。
少しずつこの
乗合タクシー制度という
のを育てていくといいますか、よくよくしていく。
特に、本当にこの
乗合タクシー制度なんですけれども、いいカスタマイズ、自分たち
の使い勝手といいますか、利用に合わせて変化することが細かいところでできるという
のが本当にいいところだと思っております。
この
乗合タクシー制度では、利用者に必ず登録をしてもらうというところがございますので、個々
の利用
の把握がとても、個々
の利用という
のが把握可能です。もちろん、個人情報
の保護
のため
の対策も既にできた状態でありますし、利用状況を把握し、人
の流れであったり、人
の動きがわかるということは、このシステムをより利用者
のニーズに合わせるために役に立っていきます。そのデータという
のは公共交通だけでなく、都市計画、総合計画にも役立つはずです。
前も2,000人にアンケート調査を実施しても、やはり100%
の返信が返ってくるということはないんですけれども、この動きという
のは100%確実にわかる、そして正確であるという
のがいいメリットであると思っております。
確実なデータとして、アンケート
の補強としてもぜひ導入
のご検討を少しずつでもしていっていただきたいと提言をしておきます。
では、3番に移りたいと思います。
市と地域と
の連携体制について。
これですが、この
乗合タクシー制度の導入や活用、市民へ
の周知など、地域と
の連携は欠かせません。亀山市はこのタクシー制度に関して、地域とは今お話
の中でどのようにかかわっている
のかということはお話をしていただきました。
一方で、地域へ
の情報提供、広報についてはどのようにされている
のか。また、地域にお住まい
の方
の利用者
の声という
のはどのように集めている
のかについてお聞きしたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
まず、
乗合タクシーの周知でありますけれども、これまでから市
の広報へ
の掲載、またケーブルテレビZTVで
の放送、さらに出前講座で
の制度周知等を実施させていただいてきたところでございまして、また、
乗合タクシー利用者
の方へ
の電話聞き取りは行っておりますし、そのほか昨年度、登録されたものの利用されなかった方についても電話でご意見、なぜ利用されない
のかというようなご意見を聞かせていただいたところでございまして、本年度もまた同じようなことでお声を集めたいと考えておるところでございます。
利用者
の方
のご意見でありますけれども、やはり制度を見直したこと、無料体験乗車券
の配付ともに好評いただいております。そのことから、今後も引き続き、しっかり広報で
の紹介、出前講座で
の制度周知など
の利用促進啓発をしっかりやっていきたいと思っておりますし、またご依頼があれば、地域
まちづくり協議会とか自治会等
の各種団体につきましても、随時訪問させていただいて、ご説明をさせていただきたいと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
それでは、次に移りたいと思います。
次
の項目、地域生活交通再編事業で
の位置づけについてです。
こちら
の中で、地域生活交通として鉄道、バス、タクシー等ございますが、このような交通手段と
の連携、ここでは交通手段
の中で
の乗合タクシーの位置づけという
のはどういったものな
のかについてお聞きをしたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
まず、
乗合タクシー制度の導入に至った経緯でありますけれども、バス路線再編による交通不便地域解消
の限界、また運転免許証返納者へ
の対応増加、そして市内地域公共交通が抱えるさまざまな課題を解消していくということで、鉄道やバスなどを補完する新しい新たな公共交通として
乗合タクシーの運行を開始したものでございまして、しかしながら、
乗合タクシーだけで公共交通全てを賄おうという考えではございませんでして、鉄道、バス、一般タクシーといった公共交通手段にさらに
乗合タクシーを加えていただきまして、利用者
の皆さんが使いやすいものを選択、あるいは組み合わせを行っていただきまして、最も効率的、効果的な方法で活用いただきたいと、そのように考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
本当に今
の公共交通
のあり方という
のは、全国
の各地
の中でもさまざまな取り組みをされておりまして、いろんな考え方やいろんなシステムが動いていると思うんですけれども、やはりバス一本でやっていこうとか、デマンドタクシーだけでやっていこうというところは一つもなくて、やはり組み合わせ、そして選択肢
の一つとしてということで、今回新しくその一つとして選択肢がふえたわけなんですけれども、それでは最後
の公共交通利用者
の状況についてお聞きをしたいと思います。
特にバスですね、コミュニティバス等もございますけれども、バスについて
の現状、そして利用状況、傾向についてお聞きをいたします。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
バス
の現状ということでありますけれども、公共交通
のうちバスにつきましては、現在10路線、そのうち営業路線が2路線、廃止代替路線が2路線、市
のコミュニティバスが6路線でございまして、その30年度
の利用実績ということになりますけれども、市内
のバス路線等
の利用者
の総数は、
乗合タクシーの利用者を含めまして31万3,053人ということで、約31万3,000人というようなことになってございまして、平成29年度、この利用者総数が30万9,412人ということで、30万9,000人でありますけれども、それと比較をいたしまして、特に営業路線
の利用者
の方が大幅に増加をしておりまして、3,641人、平成30年度はバス
の利用者が増加したと、年間でありますけれども。そのような状況でございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
乗合タクシーが導入された
のも平成30年度ということで、影響はどうな
のかと聞きたい
のですけれども、なかなかちょっと難しいと思いますので、次に移りたいと思います。
運転免許
の返納状況について、こちらですけれども、平成23年
の6月定例会でも私この免許返納についてお聞きした記憶があるんですけど、随分ふえている
のかなという思いがありまして、お聞きしました。
亀山市
の自主返納
の状況についてお聞きいたします。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
亀山市内
の方で運転免許返納数は、平成28年度は63人でございまして、平成29年度は166人、平成30年度は160人と近年大幅な増加傾向にあるということで、
亀山警察署から伺っておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
この
乗合タクシー制度につきましても、運転免許証
の返納者へ
の対策がその主な理由であるという市
の答弁も過去にございます。
運転免許
の返納が進まない大きな理由
の一つに代替となる交通手段がないという
のもありました。その一助
の一つとなる
のが、この
乗合タクシーであるはずだと思っております。
私も、移動手段として市民
の皆さん
の移動
の選択手段という
のが1つふえるということで、すごくよいなとは思っているんですけれども、だからこそ、より理解がやっぱりどうしても今追いついていない
のかなというところもございまして、理解が深まって、利用が促進し、それによってよりよいシステムを構築していく、それにつながっていくことを期待しております。
なぜならば、この乗合システムという
のは、バスと鉄道とは違い、先ほども申しましたけれども、さまざまなカスタマイズができる、利用者
の好みや使い勝手で、自分
の仕様に合わせて仕様
の変更ができるというところが本当にこのデマンド交通
の大きなメリットです。市民と業者と市、これがともに連携して自分たちにぴったり
の、亀山市にぴったり
の移動手段をこれからつくっていけるという可能性をとても持っているシステムであると思います。
そこが
乗合タクシーの最もよいところ、最も強みであると思っているんですが、一方でこのデマンド交通を導入した自治体、失敗に終わったところも多数ございまして、私が視察に行った自治体幾つかございますけど、その中でももう3つデマンド交通から撤退しております。
だからこそ、やっと生まれたこのシステムという
のを一丸となって守って、守り育てていきたいと思っております。そこで、最後に市長にこの
乗合タクシーへ
のお考えについてお聞きをいたします。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
大変力強いエールをいただいておると思っておりますが、超高齢社会が進展をしていきます中で、今本当にこの新しい制度が市民
の皆さん、特に高齢者
の皆さん
の本当に日常
の大変必要なセーフティネットとして、これが機能できるようにということで導入をいたしました。
いろいろ課題はございますけれども、しっかりこれが定着をして、そしてより利用促進でおっしるように、この新たなより進んだシステムとして展開できますことを、本当に願っておりますし、多分、これはよそにできて、この亀山にできないはずはないという、そういう思いからスタートをいたしました。ぜひ、まちを挙げて、5年10年かかるかわかりませんけれども、この仕組みが本当に亀山モデルとしてしっかりと定着できますように、そんな思いで進めてまいりたいたいと、こう思っております。
多分、超高齢社会を本当にしっかり支える基盤
の一つとして、そのように育てていくことができればと願っておりますので、議員各位また市民
の皆様
の引き続き
のご協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
豊田議員。
○8番(豊田恵理君)(登壇)
時間がありますので、もうちょっとだけ。
質問ではなくて、済みません、市長にも今、お話しいただきましたけれども、ぜひ担当者
の方々もデマンド交通を長く続けている、例えば10年以上続けているところもございます。そういったところでぜひ調査してきてほしい。なぜ続いている
のかとか、なぜ親しまれている
のか。こういったことを自治体に視察に行って、話を聞いてくるだけでなくて、実際にそのまちを歩いてみてもらって、地域
の方
の声を聞いていただければわかることって結構あったりするんです。
すごくいいよとかいう声をやっぱり聞きますので、何度も私、事例紹介している玉城町さん、県内にありますけど、そういったところとか、私がこの質問を始める前から、安曇野市とかでも結構ずうっとあづみんというバスが走っているんですけど、これも職員さんがいいよと亀山市に訪れてきたときにお友達になったんですけど、言っていらっしゃいました。
このシステムが私が守り育てていくことで、将来的には私たちが支えて守られるものになるように育んでいきたいと気持ちを込めまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
小坂直親君)
8番 豊田恵理議員
の質問は終わりました。
会議
の途中ですが、午後1時まで休憩します。
(午前11時54分 休憩)
─────────────────────────────────────
(午後 1時01分 再開)
○議長(
小坂直親君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、1番 草川卓也議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
草川卓也でございます。
それでは、通告に従いまして
一般質問をさせていただきます。
まずは、さらなる交通拠点性
の向上についてということで、リニア中央新幹線品川-名古屋間
の2027年開業によるインパクトについてでございます。
これまでリニアに関しては、2023年に駅位置が決定されますので、それまではPRに注力、また基金を着実に積み立てると、そして駅位置が確定したら2037年全線開業までにリニア駅周辺
のまちづくり、そしてまたアクセス道路など
の周辺インフラ整備を進める、そういった検討を行うという
のが主な内容だったと認識しております。
今回、私が質問で強調したい
のは、2027年に予定している品川-名古屋間
の開業によって名古屋という都市
の求心力が急拡大するということであります。この2027年、リニア名古屋インパクトを亀山市はどう捉えるべきか、これが今回
のテーマでございます。
1枚目
の資料をごらんください。
上
の表をごらんください。
2時間圏人口、その名
のとおり、ある都市に2時間で行ける距離にいる人口でありますが、名古屋が品川、大阪を抜いて日本最大となります。アクセス性
のよい大都市という意味では名古屋が初めて日本一となる、そういった国土構造に転換されるわけでございます。名古屋と直接つながる中部圏には特に大きな経済効果が期待されます。
そして、そのまま下
の表をごらんください。
中部圏
の経済効果がまとめられています。愛知・岐阜・長野
の経済効果が群を抜いておりますが、これは2027年、名古屋開業時点で中間駅ができるのでこれは当然でございます。名古屋より西に位置する都市では、三重県が最大
の経済波及効果があると想定されているわけです。これをいかに生かすかが重要だと考えます。
では、お伺いいたします。
このような2027年インパクトで、亀山市にどのような影響がある
のか、また交通
の結節点として求められる施策とは何か、市
の見解を伺います。
○議長(
小坂直親君)
1番 草川卓也議員
の質問に対する答弁を求めます。
山本
総合政策部長。
○
総合政策部長(山本伸治君)(登壇)
国家的プロジェクトでありますリニア中央新幹線
の2027年
の品川-名古屋間
の先行開業は、東京-名古屋2大都市圏を約40分で結ぶ、まさにスーパーメガリージョン
の母体に相当する経済圏
の誕生につながってまいりますので、そのインパクトは非常に大きく、必然的に関係都市にも波及的影響が強く及ぶものと予測をいたしているところでございます。
中部圏におきましては、一大ターミナル機能を有する名古屋駅と、その周辺において都市集積や経済活動が促進されますので、名古屋へ
の通勤・通学圏域である本市におきましても、産業、経済面で
の波及を初め、観光誘客による交流人口
の増加、通勤・通学圏
の拡大、居住人口
の増加など幅広くプラス面で
の波及効果が期待できると考えているところでございます。
あわせまして、隣接県における先行開業は、リニア利用
の実態や開業後
の都市
の変化が駅誘致に取り組む本市を初め、三重県内へ具体的に伝わりやすいとも考えられますので、全線開業時
の県内停車駅設置後
の中間駅都市に対する期待は飛躍的に高まるものと考えているところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
亀山から名古屋へとそういった接続性ということで、居住人口
の増加というものも期待できるというご答弁をいただきました。
それで、2枚目
の資料をごらんください。
名古屋開業時における東京と
の時間短縮がまず1つ目に書かれております。
亀山市は約30%ということで、名古屋から100キロ圏とありますけれども、実際
のところ、亀山駅と名古屋駅は距離にしておよそ60キロ程度でございますので、実際鈴鹿市とそう変わりませんし、津市よりも名古屋駅から近いはずです。では、なぜ津市よりもこの短縮率が低い
のかといいますと、ご存じ
のとおり、亀山駅から発車する特急列車がない上に、いまだに亀山-四日市間が単線だからであると理解しております。
そこで下
のほうを見ていただきたいんですけれども、2027年名古屋開業時
の周辺地域づくり
の方向性とあります。亀山市はタイプ2に位置しておりまして、名古屋駅へ
のアクセス性
の向上、これが重要となる都市と位置づけられております。名古屋駅へ
のアクセス性と地域
の拠点駅
の使いやすさを高めることにより発展が期待できるとあります。
では、お伺いします。
どうすれば、亀山駅から名古屋駅へ
のアクセス性
の向上を実現することができると考えますか。
○議長(
小坂直親君)
山本部長。
○
総合政策部長(山本伸治君)(登壇)
リニア中央新幹線
の先行開業後は、生活圏
の拡大やビジネス需要
の増加等によりまして、リニアによる首都圏方面へ
の移動需要が高まることが予想され、その際
の名古屋駅で
のリニア利用はJR在来線によるアクセスが主流になると見込まれますので、リニア在来線間
の鉄道連携
のため
の名古屋駅へ
のアクセス強化や移動快適性
の向上を促進する取り組みが必要になってくるものと考えているところでございます。
一方で、地域資源
の磨き上げやにぎわい
の創出、地域発信力
の強化、観光交流
の促進など交流人口、定住人口、関係人口
の増加を初め、住みやすさや都市
の魅力度、地域ポテンシャル
の向上につながる、そういった関連施策を幅広い分野で展開していくことも必要になってくると考えているところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
ありがとうございます。
鉄道連携、またそういった交流人口などを意識して、地域
のポテンシャルを高めていくということでありましたが、先ほどから申し上げているように、亀山市はこれだけ共通拠点性が高いと言われつつも、亀山駅から名古屋駅
のアクセスという
のは改善されつつあるとはいえ、まだまだ不十分であるとそのように認識しております。
先日、配付されたアンケート、第2次亀山総合計画前期基本計画推進
のため
の市民アンケート調査報告によりますと、市民が最も重要だと思っている取り組みでありながら、最も満足度
の低い取り組み
の一つにこの鉄道
の利便性というものが該当しておりました。
なので、そこでお伺いしますけれども、名古屋駅へ
のアクセス性向上
のために亀山市民
の悲願でもありますこの関西本線複線化による鉄道
の利便性向上、これ今こそ必須であると考えますけれども、市
の見解と今後
の取り組みについてお伺いします。
○議長(
小坂直親君)
大澤産業建設部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
今後
の複線電化
の進め方ということでございますけれども、関西本線
の複線電化を初めまして、さまざまな要望を行っておりますが、2027年
の品川-名古屋
のリニア開通によりまして、輸送量も増加し、在来線
の必要もますます高まるものと思われます。
そのことから、今後も鉄道を利用される市民
の皆様
の利便性が向上するように、引き続き三重県及び沿線自治体等と連携をいたしまして、鉄道事業者へ
の要望活動を行うとともに、利用者増を目指した利用促進啓発活動に取り組んでまいりたいと考えております。
特に、名古屋駅へ
のアクセス強化でありますけれども、交通拠点として
の本市
の地域ポテンシャルを高め、先行開業時
のリニア効果を優位に得ることにつながると考えられます。そのため、県内、中勢、伊賀方面、滋賀方面など広域で
の利用者増も視野に入れながら、在来線
の利便性向上、とりわけ複線化に向けまして、リニア亀山市民会議で
の取り組みを含めて引き続きJR東海や関係機関に働きかけを行うとともに、利用促進を図る取り組みを積極的に展開してまいりたいと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
2027年
のインパクトがある中でますます促進していくというご答弁だと理解いたしましたが、これからますますこの沿線地域においても少子・高齢化といいますか、人口減少が進んでまいりますので、やっぱり乗降客数に影響があります。やっぱりこれは急がなければいけないことだと思いますので、こちらはぜひ市長自身も市民会議
の会長もされていらっしゃいますので、ますます積極的に推進していただければと思います。
また先ほど少し触れましたが、亀山駅には特急列車がありません。亀山-四日市間、複線だろうが単線だろうが亀山駅にぜひ必要な
のは、リニア接続ライナーと呼べるようなそういった特急列車であると思っております。2027年リニア名古屋開業に合わせて、亀山駅と名古屋駅を例えば40分程度でつなぐような特急列車があれば、リニア
の接続を求めて、先ほど広域連携
の話をいただきましたけれども、多く
の地域から亀山駅に人が集まって、交流が盛んになると、そういった経済活動につながるものと考えております。
リニア接続ライナー、名称はこだわりませんけれども、そのような特急列車が亀山市には必要だと考えますが、市
の見解と今後JR東海などと
の交渉
の余地について伺います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
議員ご提案
のリニア接続ライナー、名古屋駅まで
の特急列車ということでありますけれども、在来線
の拡充によるそういう列車
の運行につきましては、やはりリニアへ
の快適なアクセスが可能になる有効な手法
の一つであるとは考えておるところでございますが、現行
の快速便を超える運行拡充となってまいりますので、やはり単線で
の運行では限界があるということも踏まえまして、複線化とあわせた中で
の検討、この後
の要望活動を進めていくということになってまいると思っております。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
ぜひ、その広域連携
の優位性などを考慮してJR東海と
の交渉であるとか、その中で可能性をぜひ見出していただきたいと思います。こういった特急列車は亀山市にとって絶対大きな求心力となるということを強調したいと思います。
このように2023年リニア亀山駅が確定したとしても、2037年開業までに亀山市
の求心力を高める取り組みという
のはあらゆる形で絶対必要だと思っております。
その中で、後背地という言葉がございます。ある都市
の周辺にあってその都市と結びつき
の強い地域
のことを指します。いわゆる経済的勢力圏と言われますけれども、この後背地が大きいほど都市
の規模が大きいと言われております。自治体間競争と昨今言われますけれども、これからは広域連携による共存共栄
の時代であると私は考えております。
そこでお伺いしますが、亀山市はその後背地拡大についてどのような施策を考えている
のか伺います。
○議長(
小坂直親君)
山本部長。
○
総合政策部長(山本伸治君)(登壇)
市として後背地をどのように広げていくかということでございますが、リニア中央新幹線
の先行開業による中部圏
のインパクトは、名古屋市を中心に広範に及ぶものと想定されますので、その効果的な活用や取り組み展開につきましても、広域的な連携が不可欠であると考えているところでございます。
そうした観点からは、三重県下29市町が参画し、早くから取り組みを展開するリニア中央新幹線建設促進三重県期成同盟会を初め、在来線
の整備促進を図る三重県鉄道網整備促進期成同盟会、関西本線沿線4県20市町村で構成する関西本線整備・利用促進連盟、関西本線JR西日本沿線自治体で組織する関西本線木津亀山駅間活性化同盟会、さらには伊賀・甲賀・亀山広域連携推進会議など県内外
の広域連携組織体制を基礎に、引き続き県はもとより関係自治体、関係団体と連携を一層密にしながら、一体的な取り組みを図ることが重要であり、そうした取り組みを通じましてリニア効果を生かす圏域づくりへ
の深い理解や連帯感がさらに醸成されてくるものと考えているところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
2027年、このインパクト
のこういった情報、こういった共有がまだまだだと思いますので、ぜひそういった取り組みを進めていっていただければと思います。
資料
の順番前後いたしますが、先に4枚目
の地図
の資料をごらんください。
先ほどからお話しいただいておりますが、私も例えば新名神高速道路を通じた滋賀県と
の接続、特に大津、草津、甲賀、土山だの、そういった都市と
の接続という
のは大変重要になってくると思っております。
滋賀県から名古屋へは必ず1県またがなくてはならないという意味でも、まだまだアクセスに課題が残るかなと、これは私見でございます。
だからこそ、滋賀県
の方々が名古屋駅からリニアに乗るためには、亀山駅を経由すれば便利なんだというそういった仕組みをつくる必要があると思っております。そうすれば交流人口は格段にふえます。そのためには、絶対にリニア接続ライナーがなければ魅力がないという
のが私
の考えでございます。これは、アクセスという点で
の魅力でございます。後背地拡大
のために、ぜひ亀山市として積極的に取り組んでいただきたいなと思っております。
そして、次に移りますが、後背地から訪れる方々にとって魅力的な亀山駅、その亀山
の駅前という
のはどのようなものでしょうか。
資料に戻りますけれども、2枚目
の資料をもう一度ごらんください。
この下
の黄色で塗ってある部分でございますが、地域
の拠点駅として
の使いやすさを高めることにより発展が期待できる、この地域という
のは何も亀山市だけではなく、後背地全て含めた地域だと思っております。地域
の拠点駅として
の使いやすさをどのように向上させていくことができると思うか、見解をお聞かせください。
○議長(
小坂直親君)
山本部長。
○
総合政策部長(山本伸治君)(登壇)
まず、亀山駅にリニア駅が設置されますと、これは先日来ご答弁させていただいておりますが、新駅という形で
の設置という形になろうかというふうに考えておりまして、やはりリニア新駅と在来線
の亀山駅、これが相互に相乗効果をあらわして、それぞれ
の利便性が高まることが非常に重要であるというふうに確信をしておるところでございまして、そういった意味ではリニア新駅と在来線
の亀山駅
のアクセス、これがさらに向上することが重要であり、ひいては在来線亀山駅
の周辺整備、こういったものが相乗的に進められることがリニア新駅と
の相乗効果も増す要因になってくるものと、そんな認識を持っておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
私自身も亀山
の駅周辺
の発展というものが、この亀山市
の求心力を高めるという意味でも、とても重要であるとそのように考えております。
滋賀方面から、例えば高速道路で亀山駅に来たものの、十分な駐車場がなければお話になりませんし、高速バスで乗り入れるならバスターミナルも必要になると思います。
名古屋まで電車で快適に乗り継げるように、乗り合わせ
の時間に駅前で快適に過ごせると、そういう空間も必要になってくると思います。そこから初めて地元と
の交流が生まれ、経済活動や観光、そういったものにつながっていく。求心力を高めるためには、駅前
の発展という
のが絶対に必要不可欠だと強調したいと思います。
そして、3枚目
の資料をごらんください。
リニア開業による地域活性化
の構図であります。
一番上を読み上げますと、リニア開業後
の沿線地域では経済効率
の高い立地を生かして、産業機能を誘致し、民間償却資産
の増進を図るべきであると、また質
の高い交流人口
の推進を図る必要があるとあります。
今まで申し上げてきた交流人口という
のは、ピラミッド
の一番上
の部分で、地域外から
の消費増加によって、経済
の活性化が期待できるというものであります。その交流人口を定住促進へつなげていくためには、求められる
のは地域として
の魅力、亀山市
の総合計画「緑
の健都かめやま」これを着実に推進することで実現できると考えております。
そして、最も優先して計画的に取り組むべきとされている
のは、ピラミッド
の土台となる産業機能
の高度化、雇用確保、民間償却資産
の増進であります。
亀山市も名古屋と
のアクセス性を生かすことで、さらなる産業集積
のチャンスが訪れると、先ほどから答弁をいただいておりますが、ここで再度4枚目
の地図
の資料をごらんください。
黄色で示した
のは、私が書いたんですけれども、亀山、名古屋、大津、草津、このあたりを結ぶ高速道路、これは求心力高まる名古屋から2027年インパクト
の波及効果を周辺地域にもたらすために重要なネットワークであると思っております。
この地図を見て
のとおり、名古屋圏
の経済連携に滋賀県がかかわるためには、亀山市という
のが重要なポジションにあることがわかると思います。さらなる企業誘致や物流拠点
の集積というものが期待できると考えております。
では、お伺いしますが、このように名古屋圏
の経済活動が活発化する中で、亀山市
の強みとしてPRできるものとは何でしょうか。
○議長(
小坂直親君)
山本部長。
○
総合政策部長(山本伸治君)(登壇)
亀山市
の強みということでございますが、リニアを一つ
の例にとってお答えをさせていただきますと、リニア先行開業時前には、全線開業に向け、名古屋-大阪間
のルートや駅位置も決定されてまいりますので、リニア中間駅
の市内設置を促進する観点からも、これも議員ご指摘でございましたが、引き続き第2次総合計画に基づき、交通拠点性
の向上を初め、魅力ある都市づくりに向け、産業立地
の推進、中心的都市拠点
の強化、健康都市政策
の推進、子育て環境
の充実、自然・歴史資源
の保全・活用など「緑
の健都」
の具現化に資する施策を重層的に展開していく必要があるというふうに考えております。
そうした施策を推進していく一つ
の大きな基盤になってきます
のが、やはり亀山市
の産業立地上
の交通
の要衝でありますところでありますとか、また都市
の魅力を高めるため
の歴史資源、こういったものが大きな亀山市
のアピールポイントであり、魅力であるとそのように認識をしておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
さらなる産業集積、これをするには亀山市には新たな受け皿というものが必要だと思います。
2027年という新たな目標ができた以上、それに照準を合わせて、企業誘致政策、特に新たな産業団地に関しては、これはもうすぐにできるものではないと思いますので、今から早急に進めるべきだと考えます。
これも3月に質問したこと
の継続質問になりますけれども、新しい産業団地
の検討状況
の確認等、2027年に向けて今から何ができる
のか伺いたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
亀山市
の交通拠点性
の強み、また内陸部に位置するという地震災害
のリスクが低いという強み、これら
の強みを生かしまして、これまでから多様な業種
の企業誘致を進めてまいったところでございます。
今後さらに、鈴鹿亀山線なども入ってまいりまして道路交通アクセス
の充実、リニア駅
の誘致など本市
の立地環境ポテンシャル
の高まりが見込まれますことから、さらに企業から
のニーズも高まってくるものと予想しておるところでございまして、昨年3月に完成をしました亀山関テクノヒルズでありますけれども、新分譲地10区画には既に5社8区画へ
の進出が決定をしておるところでございまして、残りは2区画になっておるところでございます。
既存
の分譲区画もありますものの、今後
の立地環境ポテンシャル
の高まりを考えますと、議員が申されますような企業
の受け皿となる新たな工業適地は必要になってくるだろうと考えておるところでございまして、今後につきまして、インフラ整備等
の民間企業等へ
の支援を含めまして検討を進めてまいりたいと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
大きな進捗はないということだと思いますけれども、2027年という目標に向かってひとつ動いていただきたいなと思います。
この項目
の最後に、市長にお伺いいたします。
令和4年、2022年スタートする予定
の後期基本計画において、先ほどから申し上げておりますけれども、2023年、リニア亀山駅決定後
のまちづくり、そういったこと
の検討は恐らく追加されていくだろうと予測しておりますけれども、先ほどから私、申し上げておりますリニア接続ライナーや複線電化、駅前整備、鉄道アクセス、利便性
の向上と、高速道路
のネットワーク
の経済広域連携による新たな産業集積など、2027年リニア名古屋、このインパクトを想定した施策、こういったものを記載すべきと考えますが、市長
の考えをお伺いいたします。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
ご案内
のような、ご指摘
のような本市は古くから交通
の要衝として中部、関西、両圏
の中間に位置をしながら、その機能を最大限に発揮しながら都市
の発展を遂げてまいりました。
こうした中で、リニア中央新幹線
の先行開業や新名神高速道路
の県内本線開通による高速道路ネットワーク
の充実強化は、本市
の資質や強みを飛躍的に高める新たな動きでありまして、その効果は産業振興を初め、ご指摘
のように観光・文化、それから居住・定住促進など幅広い分野に及ぶものであると考えております。
とりわけ、2027年
のリニア先行開業によるインパクトは、本市
の都市成長に大きな影響を及ぼすと当然予測をされますので、これら
の波及的効果を本市
の持続的発展に結びつけていけますよう、中・長期的な展望に立ちながら、引き続き「緑
の健都」
の実現に向けた重層的な施策推進を着実に展開してまいらなければならないと考えておるところであります。
議員からは、今、名古屋へ
のアクセス
の強化、広域的視点で
の産業振興、それから後背地と
の連携
の重要性、そういう意味では滋賀県
の湖東地区、湖南地区が本当に今、この地で動いておるいろんな動きに対してかなり
の関心と、またさまざまなアプローチを今、いただいておるところでありまして、私どもはそれを見越して、い・こ・か連携でありますとか、鈴鹿山麓無限∞会議でありますとか、いろんな取り組みを展開してきておりますけれども、幾つか
の政策分野とあわせまして、広域的な市内関係も含めたこの関係充実をしっかり高めていくことが極めて大事だと思っております。ご提言も踏まえまして、リニアインパクトへ効果的な展開をしっかりと進めていきたいというふうに考えております。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
ありがとうございます。
じゃあ続いて、航空宇宙産業についてでございます。
航空宇宙産業は、世界的な成長産業とされております。日本における航空宇宙産業は特に名古屋を中心とした三重県北部を含む中部圏で成長が期待されているところであります。
3月議会で私
の質問に対して市長はこのように答弁されました。成長が期待される航空宇宙関連産業なども視野に入れながら企業誘致を促進したいと。
では、お伺いいたしますが、3月から今まで、航空宇宙関連企業とはどのようなかかわりを持ち、また産業集積についてどのような検討がなされてきた
のかお伺いします。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
本市
の航空宇宙産業関連企業
の誘致でございますが、平成24年度に三重県と共同で策定をいたしました亀山地域産業活性化基本計画、これにおきまして、航空宇宙関連企業
の誘致及び集積を図るとしております。
また、平成27年12月には、アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区推進協議会へ参画をいたしまして、誘致に向けて
の環境整備をしてまいりました。
そのような中で、議員が申されましたように、航空宇宙関連産業は、世界
の旅客需要増加を背景に成長が期待される産業でありまして、素材から加工、組み立て、生産設備、サービス分野まで産業
の裾野が広く、異業種と
の流通と
の相乗効果も多い産業だと認識をしておりまして、本年4月には、市長みずからが愛知県内
の航空宇宙関連企業に出向いていただきまして、トップセールスを行ったところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
トップセールスをぜひ続けて、引き続きお願いしたいと思いますが、まず、市内
の航空宇宙関連産業
の企業立地、また北勢地区、三重県北部
の航空宇宙関連企業
の立地状況についてお伺いしたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
まず、市内
の航空宇宙産業関連企業でありますけれども、国際戦略特区、アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区といたしまして、能褒野町にございます株式会社南条製作所が平成28年3月に総合特別区域
の指定を受けているところでございます。
また、北勢地区でございますが、本市で特区
の指定を受けている株式会社南条製作所を含めまして、7市町で延べ15社が特区
の指定を受けているところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
北勢地区でそれだけ企業立地が進んでいるということでございますが、南条製作所さん
の話が出ました。
こちらは能褒野に工場がございますけれども、鈴鹿に本社を置く会社でございます。ラジオを聞いておりますと、南条製作所さんが新しい工場建設
のために最近従業員を連日ラジオで募集している
のを聞きます。とても勢いがあるなという実感を持ちます。
調べたところ、鈴鹿市
のほうでは平成28年、この時点で航空宇宙産業に特化した産業奨励制度というものを充実させております。地域で産業を育てようとしています。
亀山市こそ、このすぐれた立地環境を生かして、積極的に実効性ある政策を持ってこの成長産業を育てるべきではないでしょうか。ちょっと遅きに失するんじゃないかという印象を持ちます。今
の亀山市
の産業奨励制度、特別に変更しなければ、期間は令和3年まででございますので、今
のところ、特に航空宇宙産業を意識しておりません。今後、航空宇宙産業に特化した奨励制度を充実させる必要があると考えますが、見解を伺います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
本市
の地域産業地域活性化計画では、航空宇宙産業関連につきましては、今後
の成長も期待できることから、さらなる集積や需要高度化を図るとしております。
また、産業
の持続的な成長を実現していくためには、経済状況や産業構造
の変化にも対応できる多様な産業集積を図る必要がありまして、航空宇宙関連産業等
の成長分野
の企業誘致や本地域へ
のものづくりを支える既存
の産業
の一層
の高度化、高付加価値化を支援することが必要であると考えております。
しかしながら、本市
の奨励金制度でございますが、現在航空宇宙関連産業を対象にはしておりますものの、鈴鹿市
のような成長産業に特化した特例は設けていないところでございます。現在
の奨励金制度でございますが、令和3年度までとなっておりますので、今後制度
の見直し
の際、特例
の必要も含めて検討してまいりたいと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
ぜひお願いしたいと思います。
現状、先ほどから話に出ておりますアジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区、三重県では今
のところ北部もそうですけれども、主要区域として三菱重工株式会社松阪工場地区というものが指定されております。松阪では、三菱重工株式会社を中心に航空機部品生産協同組合をつくり、効率的な生産体制というものが構築されております。
亀山市もこれを参考に、ぜひ交通
の結節点たるポテンシャルを多いに生かした、北勢地域
の航空宇宙産業クラスター形成
の検討、こういった広域連携を他市と協力しながら進めるべきだと考えますが、市長
の見解を最後伺います。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
三重県を含みますこの中部地域は、日本
の航空機部品
の5割以上、それから航空機機体
の部品で約8割を生産する我が国随一
の航空宇宙産業
の拠点となってございます。
現在、本市は特区
の活用等々、そして南条製作所さんが立地をいただいておるところでありますけれども、今ご指摘
のように、中部・近畿両圏
の中間に位置する地理的優位性、それから交通
の結節点、あるいはそのネットワーク等々、大変アドバンテージが本市にはございます。さらに今後ますますそれはポテンシャルが高まるものというふうに考えております。
この後につきましても、本市
の強みを生かしつつも、今、ご指摘
のように鈴鹿、四日市市を初めといたします北勢地区、市町10市町ありますが、と
の連携は当然大変重要でございますので、このクラスター形成につきまして、北勢地域で
の連携を模索していきたいと思いますし、その研究を進めていきたいというふうに考えております。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
ありがとうございました。
では最後に、亀山駅周辺整備事業についてでございます。
ちょっと時間が押してまいりましたので、少し質問を飛ばしますが、昨日
の一般質問でも取り上げられておりました。2ブロック地区、市街地再開発事業実施に向けた工事着工、竣工まで
の今後
のスケジュール、これに関しては現在進めている権利変換計画
の認可や施工業者プロポーザルが予定よりおくれておりますけれども、これに関しては鋭意努力
の上、スケジュールに影響
のないようにしていくといった答弁があったものと認識しております。
そこで、先日
の駅周辺整備事業特別
委員会で提出されました資料
の中に参加組合員協定書、こういったものが入っておりました。そんな中、図書館
の保留床購入、これによって亀山市が2ブロック地区市街地再開発組合
の参加組合員に加わることになるということです。参加組合員になった市は、市街地再開発組合
の理事として参画する
のか、また参画する
のであれば、その時期はいつになる
のか、確認したいと思います。
○議長(
小坂直親君)
亀渕
産業建設部次長。
○
産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)
亀山市は、市街地再開発組合が施行いたします施設建築物
の公益保留床を取得する予定でございまして、これが本年8月21日に再開発組合と参画組合員協定書
の締結をいたしました。
今後、協定書に基づきまして、組合
の総会において市を参加組合員とする組合
の定款変更が承認されましたら、保留床取得者として
の組合
の一員となるものでございます。
また、理事として市
の参画につきましては、理事会及び総会において選出されることが必要でありますが、市といたしましては、保留床取得者として利用推進に参画することは重要であると考えておりまして、理事としても参画してまいりたいというふうに考えております。
なお、理事として
の参画時期でございますが、早い段階で参画できるよう、組合と協議を進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
では、その理事には市からどなたが名前を連ねることになりますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
亀渕次長。
○
産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)
市街地再開発事業における組合員は、保留床取得者である亀山市として参画することから市長が組合員となります。
その上で、理事として参画する場合
の理事
の人選につきましては、現時点では未定でございますが、市
の職員より人選することとなると考えております。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
組合員は市長で、理事はまだ未定ということでございました。
私は、今こそ市長
のリーダーシップに期待したいと、そのように思っております。今こそが、この事業、駅前周辺整備事業
の分水嶺であると、そのように考えております。
権利変換計画、この認可を年内にということで聞いておりますが、これは当然相手様
のいらっしゃることでございますので、年内にまとまるという確約はまだないと思います。もちろん、昨日
の一般質問で
の答弁もありましたように、法的手段というものはあるということでしたが、スケジュールどおりこの権利変換計画が認可されるように、全員合意を目指して、最大限
の努力をされるという
のはもちろん当然
のことだと思います。
であれば、その最大限
の努力とは何かと考えたとき、私は市長
のリーダーシップ、それで権利者
の皆様
の心を一つにしていただきたい。そして、また市民
の皆様
の心を一つにしていただきたいと思っております。そのために、今こそ原点に戻るべきだと思います。
なぜこの亀山駅周辺整備事業が必要な
のか、私は今回
の質問で言い続けてきました。2027年リニア名古屋開業までに関西本線複線化、リニア接続ライナー
の実現、亀山駅駐車場を初め、バスターミナルなど
のインフラ
の整備、それによって亀山駅が滋賀県から来るリニア乗客
の交通拠点、滞在地となり、また交流、経済
の活動が生まれると、そのような亀山市
の求心力を高めるような駅前
の発展という
のが絶対に必要だと思います。
亀山市
の産業、商業、観光
の結節点となり、そしてまた市民
の交流もちろん、市外と
の交流、にぎわい、そしてまた居住地として
の魅力もある、未来
の亀山市
のへそとしてなる
のがこの亀山
の駅前であり、その礎をつくる
のがこの駅前再開発事業であると思います。その礎にならなければいけないと思います。
その礎をつくるため、この駅前
の事業、市長にお伺いしたい。駅前周辺整備事業がなぜ必要な
のか、改めてその必要性、市長
の今
の思いを市民
の皆様に伝えるつもりでお答えいただきたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
亀山駅が設置をされまして、来年がまさに関西鉄道亀山駅設置から130年という節目を迎えております。そういう中で、本市がこの鉄道を中心に本当にまちが今日まで発展をしてまいりました。また、新しい時代を迎えて、未来に向けて、また今ご指摘
のような大きなうねり
の中に本市は置かれております。
そういう中で、この亀山市がこれからもその機能を最大限発揮して、まちが持続的に成長するため、本当に大変重要な事業と位置づけて多く
の皆さんとともに今日を迎えております。
亀山駅正面
の区画におけます市街地再開発事業
の実施は、にぎわい
の中心となる施設整備や住宅
の確保が図られるなど都市
の魅力向上に大きく寄与するものでございますし、先ほどお話
のリニア中央新幹線
の市内停車駅が誘致されることで、本市
の市内停車駅を核とした
まちづくりとして
の求心力は高まると、このように考えております。
その意味からもこの亀山駅前
の整備事業が今後
の亀山市
の大きなインパクトとなり得ると、そのように考え、総合計画に位置づけ、きょうを迎えておりますが、今後
のまち
の求心力を高める中心市街地
の求心力を高める上でも大変重要な事業でございますので、今後ともしっかりとこの事業を進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
昨年末、私、自分
の議会報告
の中に、こういった記事を書きました。
駅前周辺整備事業、地元
の皆様が主体となってここまでやってきたと。この機を逃したらこの次は一体誰がやる
のかと、そういった趣旨
の記事を書きました。そうしたら、駅前
のある方から電話がかかってきました。
草川さん、涙が出るよと。本当にこの事業が前に進まないということに対して、なかなか進みが遅いということに対してとても歯がゆい思いをされていたんだと思いました。その受話器を通して聞いた声を私は忘れることができません。
市長はよくご存じだと思います。駅前
のために、つまりはこの亀山市
のためにさまざまな立場で命を削りながらこの絵を描いてきた方々がいらっしゃいます。将来
の亀山市
のために必要だと、総合計画で戦略プロジェクトにも加えられている、そしてまた市長自身もマニフェェストにも書かれているこの駅前
の事業、市民と約束したこの事業、市長を信じて突き進んできた方もいますし、市長を信じて、市長に期待していらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。今こそ、この事業
の分水嶺でありますので、最後、最後はこの市長
のリーダーシップ、市長が本気でこの事業を絶対に前に進めるという断固たる決意、その思いが市民に伝わるかどうかが、この事業を決めると思います。
組合
の事業だと言われればそのとおりですけれども、しかし、間違いなく亀山市
の未来を左右する事業であると思います。最後に市長に伺います。亀山駅周辺整備事業は、亀山市
の未来に絶対に必要な事業であると市長
のリーダーシップで何が何でも前に進める意志がおありですか。市民
のために絶対に実行すべき事業なんだという、そういった決意を市民
の皆様にお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
この亀山駅周辺整備事業、先ほど申し上げましたように、多く
の皆さんとともに今日を迎えてまいりました。分水嶺とおっしゃられましたが、まさに大事な局面であろうというふうに思っております。強い意志を持って、この亀山駅前再生事業、新図書館
の整備を含みますこの亀山駅前再生事業をしっかりと前に進めてまいりたいというふうに考えております。
議員各位、市民
の皆さん
の一層
のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
草川議員。
○1番(草川卓也君)(登壇)
ありがとうございます。
答弁
の中にもありましたけれども、来年、亀山駅が開業してから130周年でございます。いま一度、この市民
の皆様
の心を一つに、駅前をどうよくしていくかとみんなで考えることができるような、そういったイベントもぜひ企画していただきたいと、そのように考えております。
市民一丸となってこの亀山駅周辺整備事業が前に進むように最大限
の努力、市長
のリーダーシップを持って進めるというお願いを改めて申し上げまして、質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
小坂直親君)
1番 草川卓也議員
の質問は終わりました。
会議
の途中ですが、10分間休憩いたします。
(午後 1時50分 休憩)
─────────────────────────────────────
(午後 2時00分 再開)
○議長(
小坂直親君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、2番 中島雅代議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
中島雅代でございます。
通告に従いまして、
一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まずは、有害生物へ
の対策についてといたしまして、セアカゴケグモ、スズメバチ、ジャンボタニシについて、順番にお伺いをしてまいります。
まず、セアカゴケグモについてですが、8月19日に川崎小学校
の学校連絡メールより、川崎小学区内でセアカゴケグモが発見されたと
の連絡が入りました。セアカゴケグモは、オーストラリアでは死亡例もある外来有毒害虫で、数年前に亀山市内でも初めて発見されたと記憶しております。子供たち
の遊び場や通学路など、生活圏内に潜む危険性がありますので、改めて状況や対応などをお伺いしていきたいと思います。
まずは、今まで
の市
の対応について順を追ってお伺いいたします。
セアカゴケグモが市内で最初に確認された
のは、いつだったでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
2番 中島雅代議員
の質問に対する答弁を求めます。
佐久間
生活文化部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
セアカゴケグモにつきましては、平成26年9月5日に市内
の太岡寺町
ののり面で発見されまして、通報を受けました市職員が現地に向かいまして、2匹
の存在を確認し、殺虫スプレーにて駆除をいたしたところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
その際
の初期対応についてどのようなものだった
のか、時系列で説明
のほうをお願いいたします。
○議長(
小坂直親君)
佐久間部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
9月5日に発見されまして、しばらく後
の17日にもまた別
のところで、アイリス町
の住民
の方から民家
の前でセアカゴケグモが発見されて、住民みずから駆除したという通報を受けております。それを受けまして、市では9月19日に市
のホームページとかめやま・安心めーるで市民へ
の注意喚起と情報提供を行うとともに、「広報かめやま」にも記事を掲載しまして、駆除に関する周知を行いましたし、また10月に入りましても庁内各部署に対しまして、それぞれが所管する施設における生息調査と駆除をお願いしたところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
では、その初期対応について、拡大防止ですとかについて適切であった
のかということは、検証
のほうはされましたでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
佐久間部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
議員がおっしゃいましたとおり、日本で初めて見つかりました
のが平成7年、大阪府
の高石市で発見されておりまして、当初、オーストラリアで死亡例もあるということで、猛毒ということが言われておったわけでございますが、実際はセアカゴケグモにつきましては非常におとなしいクモでございまして、さわろうとしない限りは刺さないと、かまないというようなこともございました。
そのようなことで、住民
の皆さんに対しましては、発見された場合にはまずはさわらない。そして、もしさわるとしても、靴で踏み潰すというような対処でお願いしてまいりました。そのことで、実際、その後で住民
の方が被害に遭われたということは聞いておりませんので、効果はあったと考えております。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
では、これまで
の市内で
の発見件数をお伺いいたします。また、発見数
の多い地区など、分布に特徴などありますでしょうか、あわせてお伺いいたします。
○議長(
小坂直親君)
佐久間部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
市で初めて発見された平成26年度以降、セアカゴケグモに関します通報は53件ございました。昨年9月からちょうど1年
の間には14件という形で通報いただいております。
確認された地域でございますが、サンシャインパークとか工業団地周辺
の布気町とか太岡寺町
のほか、国道1号線や306号線、主要県道周辺
の羽若町とかアイリス町、能褒野町、みずほ台などで多くなっておりまして、市外から
の大型車両
の流入や通過等によるものと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
それでは、写真
のほうをごらんください。
こちらは、環境省
のセアカゴケグモに対する注意喚起
の資料です。
こちらによりますと、重症化した場合、抗毒素血清
の治療が必要になると
のことですが、抗毒素血清
のある病院は亀山市内にはある
のでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
佐久間部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
その血清
の関係につきまして、保健所に確認しましたところ、医療機関が必要な場合につきまして、保健所に連絡しまして、保健所から
の指示で、県内
の血清備蓄機関
のある病院がございまして、そちら
のほうから必要な医療機関へ供給されるということでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
わかりました。ありがとうございます。
では、現在セアカゴケグモが発見された場合に対して、市が行っている対応をお伺いいたします。
○議長(
小坂直親君)
佐久間部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
セアカゴケグモにつきましては、現在、発見者または土地建物所有者、
管理者が個別に駆除いただいておりますので、市では定期的に「広報かめやま」にセアカゴケグモに関する記事を掲載しまして、発見しても、先ほども申しましたとおり、素手ではさわらないこと、もしかまれた場合には医療機関を受診することなど
の注意喚起を行うとともに、駆除
の方法についても周知を行っているところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
注意喚起と周知と
のことでしたけれども、住民
の方、身近な危険に対して不安を感じていらっしゃいます。今
の対応でこれは十分なんでしょうか。これ以上
の拡大防止などはできないんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(
小坂直親君)
佐久間部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
市は、市
の所有する施設内にすみついていないか適宜確認して、発見した場合は駆除しておりますし、市民
の皆さんにも、もし発見された場合には駆除いただければと考えております。この対応につきましては、各市同じような状況で、市民
の皆さんと一緒に駆除いただいておるという状況にございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
ですけれども、せめて学校
の通学路ですとか、保育所、幼稚園
の近くで、定期的に点検ですとか駆除等をしていただければなと思います。
それから、セアカゴケグモもそうですけれども、ヒアリですとか、今まで名前も聞いたこともないような有害な外来種が発生しております。今後も有害外来種がふえてくる、出てくる可能性は十分あると思うんですけれども、今回
の件を踏まえまして、どのような対応をされますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
佐久間部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
先ほどおっしゃいましたヒアリとか人体に影響
のあるおそれ
のあるものにつきましては、特に国内に定着する前
の水際対策が重要でございますので、港湾で
の対応を中心に、国や地方公共団体、港湾
管理者、荷主、物流業者等が連携して対応すべきであろうと考えております。入ってくるものにもよるかと思いますが、もし危険な外来生物が本市へ侵入した場合には、一旦定着してしまうと私たち
の生活へ
の影響も防ぐために、多大な労力が必要になることも考えられますので、早期に国や県など
の関係機関と十分連携し、適宜必要な対策を講じるとともに、市民
の皆さんへ
の注意喚起や対応方法について周知を徹底してまいりたいと考えております。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
わかりました。今後も、流通ですとか気候変動などで、今まで亀山に住んでいなかった危険なものが入ってくる可能性は大いにありますので、人命、それから財産
の保護を優先して、適切な方法で対応
のほうをよろしくお願いいたします。
では続きまして、秋にかけて活動が活発化するスズメバチについてお伺いいたします。
こちらは、激しいアレルギー反応
のアナフィラキシーショックを起こして死亡する例がよく知られております。今週も和歌山県で男性がスズメバチに刺されて亡くなられたり、きのうは島根県で中学生が校外学習中に襲われたと
の報道がありました。
亀山市内にも広く分布をしていると思います。その駆除について、現状
のほうをお伺いいしたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
佐久間部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
スズメバチなど
の蜂の巣
の駆除に関しましては、蜂用
の防護服
の無償貸し出しを本庁や関支所、総合
環境センターで行っておりまして、使用者みずからで対応していただいております。なお、市内に在住する65歳以上
の高齢者、または障害者手帳所持者のみで構成する世帯でありまして、市内に直系2親等以内
の親族がいない場合
の方を対象に、申し出がありました場合には、生活支援策として居住する敷地内
の蜂
の駆除を健康福祉部と連携して実施し、被害
の未然防止に努めているところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
それでは、空き地ですとか空き家に巣が発見された場合は、どういう対応をされる
のでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
佐久間部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
空き地や空き家
の場合につきましては、所有者等を調査、確認
の上、その方に連絡をとりまして、所有者による対応をお願いしているところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
毎年被害
の出ているものですので、適切に対処していただきたいと思います。
次に、8月29日に中日新聞で報道されましたジャンボタニシについてお伺いをいたします。
私も現場
のほうは確認してまいりましたが、ジャンボタニシ
の繁殖した田んぼには、これぐらい
の大きいものからすごく小さいものまで、まさに本当に無数
のかなり
の数
のジャンボタニシがおりましたし、卵も数多く産みつけられておりました。
ことしは稲が大きくなってから繁殖したようで、大きな被害にはならなかったそうですけれども、ジャンボタニシは稲
の若い芽を好んで食べてしまうということで、このまま繁殖してしまうと、来年以降、かなり大きな被害になる
のではないかと心配しております。
松阪市では、6月23日にジャンボタニシが繁殖した田んぼで、植えたばかり
の稲を食べ尽くされたとして報道をされております。松阪市では、その3年前から発生をしており、ことしは調査をした田んぼ
のうち3割に被害が出たということです。それを受けて、ことし
の6月議会で700万円
の補正予算をつけて、駆除
のために石灰窒素
の購入費
の補助事業を行っております。繁殖力が強く、天敵も少ないため、今
のうちに絶滅に近い形にしておかなければならない問題です。
こちら
の写真をごらんください。
こちらは、環境省
の注意喚起
の資料です。
貝自体には寄生虫、それから卵には毒があって、人がさわる
のは危険と
のことです。
現在
の市内
の状況
のほう、どのように把握している
のかをお伺いいたします。
○議長(
小坂直親君)
大澤産業建設部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
スクミリンゴガイ、いわゆるジャンボタニシでありますけれども、体長5センチから8センチに成長して、日本には1980年代に食用として南米から持ち込まれたものでございます。やわらかな葉を好みまして、水稲など
の農作物を食害することから、現在は植物防疫法に基づく有害動物に指定をされております。稲作
の場合、特に田植え後、二、三週間
の若くてやわらかい苗が、食害被害に遭いやすいようでございます。
そのような中で、市内で
のジャンボタニシ
の発生状況でございますが、川崎町地内
の一部
の区域、50アール、5反ほど
の田んぼで発生を確認しておりますが、議員ご紹介
のとおり、地元
の営農組合
の方からは、今年度は幸い収穫に当たって目立った被害はなかったと伺っておるところでございます。
今後も市内
の発生状況につきましては、しっかり把握をしてまいりたいと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
まだ一部
の地域ということですけれども、松阪市では緊急で補正予算を組んでいますけれども、亀山市ではどのように対応するおつもりでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
現在、市でジャンボタニシ
の発生予防に対する補助制度はないところでございまして、今回、一部区域、限定された区域でありますので、補正予算についても考えていないところでございます。
なお、今回ジャンボタニシが発生をした地元営農組合でございますけれども、三重県
の四日市鈴鹿地域農業改良普及センター
の指導を受けまして、特に個体数
の多かった2枚
の田んぼにつきましては、田んぼを乾燥させてジャンボタニシが生息できる環境をなくしまして、11月から麦作を行う、小麦
の播種ですね、小麦をつくると、そういう予定と伺っておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
補正は考えていらっしゃらないということですけれども、農家
の方が植えたばかり
の稲を食べられてしまうという
のは、もう本当に大変な死活問題でございます。
来年以降、もしふえてしまって、被害を受けた場合
の補償という
のも考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
今後も三重県
の四日市鈴鹿地域農業改良普及センター、また鈴鹿農協、三重県農業共済組合三泗鈴亀支所と情報交換を行いまして、発生状況とか対応について情報収集は図ってまいりたいと考えておるところでございます。そのような中で、被害について市が直接補償するという制度はございませんが、三重県農業共済組合が窓口でございますけれども、ジャンボタニシに限らず、獣害や風水害で被害を受けて収穫に影響があった場合
の補償を行う農業共済制度がございます。現在は任意加入となってございますけれども、そちら
の農業共済制度
のご利用をお願いしたいと考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
駆除
のために薬剤を散布するなど
の対応をすると、かなり大きな負担になると聞いております。農家
の方
のこれ以上
の負担をふやさないためにも、繁殖してしまったところには被害を拡大させないように駆除、緊急に対応する必要があると思います。初期対応が大切ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
では続きまして、学校周辺
の安全対策についてです。
まずこちらをごらんください。
能褒野町内にある川崎小学校
の周辺道路です。赤、黄色、緑で囲んだ部分がございます。画面上
の川崎小学校
の北西
の地域から国道306号線へと向かうルートは、川崎小学校
のすぐ西を通る黄色で囲んだルートと、その西を通る緑
の市道能褒野25号線を通るルートがございましたが、今は黄色
のルートを閉じましたので、現在は緑色
の市道能褒野25号線を通るルートしかなく、そこ
のルートが大変交通量がふえました。
また、次
の写真をごらんください。
この写真は、先ほど
の緑色
の市道能褒野25号線と赤色
の県道637号、辺法寺加佐登線
の交わる部分です。
ここは、カーブ
の途中で合流をしますので、非常に危険でございます。市道能褒野25号線は、写真をごらんになったとおり、道幅も狭くて車が対向することはできません。私、ここから中学生と見られる生徒
の自転車がかなり
の勢いで飛び出してくる
のを何度も目撃しております。自転車
の交通ルール
の徹底はもちろんですけれども、能褒野地区は亀山でも貴重な人口がふえている地域でございます。子供も多く、今後も心配でございます。
将来的には、道幅
の拡幅ですとか、新たに道路
の整備をするということも視野に入れていかなくてはいけないと思いますが、市ではこの危険を解消するためにはどのようなことをお考えでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
服部産業建設部参事。
○
産業建設部参事(服部政徳君)(登壇)
議員が申される市道能褒野25号線は、3.4メーターから4メーター
の道路であります。当道路は、県道辺法寺加佐登停車場線と
の交差点が市道能褒野25号線ではカーブと接し、危険であること、また市道能褒野25号線が狭隘であり、対向もできない道路であり、危険であることは地元からも伺っております。
道路
管理者といたしまして、ドライバーへ
の注意喚起として市道能褒野25号線側
の路面へ
の文字表示等を検討し、住民
の安全確保に努めてまいりたいと思っております。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
市道
のほうは対応していただけるということですけれども、県道
のほう、こちらはトラックが多く通りますので、こちら
のほうにも対策が必要だと思いますが、県道側はどうされますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
服部参事。
○
産業建設部参事(服部政徳君)(登壇)
写真でも、パネル
のほうでも表示されておりましたんですけど、カーブ中ということで、ロットラインみたいな点線も引かれております。ただ、県
のほうには、
管理者は県
管理ですので、地元からこういうふうな意見があったというふうなことも踏まえて、また対応を検討させていただきたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
市道だからすぐやる、県道だからなかなか難しいということではなくて、どちらも市民が通る道路ですので、対応
のほうよろしくお願いいたします。
また、道幅
の拡幅ですとか新たに道路を整備するなどは考えられない
のでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
服部参事。
○
産業建設部参事(服部政徳君)(登壇)
市道能褒野25号線を拡幅改良するにつきましては、家屋
の移転もあること、また県道辺法寺加佐登停車場線と
の交差点
の改良も含めたくさん
の課題が、この場所を拡幅する上で難しい状況でございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
住民
の安全を第一に考えていただきたいと思います。また、当面
の子供たち
の安全については、対応・対策どのようにお考えでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
草川教育部長。
○教育部長(草川吉次君)(登壇)
本市では、通学路
の安全確保に向けた取り組み
の仕組みといたしまして、亀山市通学路交通安全プログラムといったものがございます。
このプログラムに対して、これまで当該交差点に関するご要望はいただいていないところでございますが、ご指摘
の交差点は県道辺法寺加佐登停車場線
の北側に接しており、歩道は設置されておらず、また交差点へ
の車
の進入もあり、通行には十分な注意が必要であると認識をいたしております。
現在、当該交差点を通行する中部中学校
の生徒は3人で、学校及び地域
の方々により交通安全指導、注意喚起を行っていただいておるという状況でございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
引き続き、安全に通行できるようによろしくお願いいたします。
続きまして、長明寺町内
の北東分署
の前
の横断歩道についてでございます。
次
の地図をごらんください。
国道306号線を通る通勤者、それからトラック、川崎南保育園
の送迎
の保護者、通学する中部中学校
の生徒もおり、こちらはかなり交通量
の多い交差点です。
また、次
の写真をごらんください。
これは、先ほど
の地図と同じ場所
の写真です。
ここは、カーブで見通しが悪く、信号機もございません。市では、この現状をどのように把握していらっしゃいますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
草川部長。
○教育部長(草川吉次君)(登壇)
現状把握ということで、現在、当該交差点を通行する中部中学校
の生徒は123人でございまして、当交差点では警察による交通整理や、また学校による登校指導が行われております。当該交差点は、国道306号
の交通量が多く、加えてみずきが丘から国道に、あるいは国道から川崎南保育園側に進入する車により、朝夕
の混雑は激しい状況でございます。また、国道306号
の西側に接して歩道が設置されていないことから、危険性が相当高い交差点であると把握しております。
これら
のことから、生徒
の通行には、十分な注意が必要であると認識をいたしております。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
では、その状況を把握しまして、市ではどんな状態が好ましいと考えておりますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
草川部長。
○教育部長(草川吉次君)(登壇)
当該交差点につきましては、非常に交通量が多いということから、過去交通安全プログラム
の中でPTA
のほうから信号機
の設置
のご要望が出されました。その結果、警察を中心とする関係者間では設置
の方向で進んでおりましたが、一部地域からご理解が得られず、ご要望いただいた場所へ
の信号機
の設置には至らなかったというような状況がございます。
交通安全対策には、これら信号機、
横断歩道など
のハード面
の整備、また歩行者、自転車
の交通ルール
の遵守、さらにドライバー
の交通マナー
の徹底、それぞれ重要な問題がございますが、教育
委員会といたしましては今後も引き続き、保護者や地域
の方々
のご協力をいただきながら、学校を中心として生徒へ
の交通安全教育、安全指導を徹底してまいりたいと考えております。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
それでは、市としてこの危険を解消するために、どのようにお考えでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
草川部長。
○教育部長(草川吉次君)(登壇)
先ほども申し上げましたが、信号機
の設置に至らなかったというような過去
の経緯がございますが、何とか地域
のご理解をいただいて、信号機
の設置
の方向で、また再度交通安全プログラム
のほうへ提出いただきたいというようなことで考えております。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
なかなか難しいようですけれども、こちら自治会ですとか、まち協
の境目でもございますし、交差点
の周辺
の住民
の方
の生活もありますので、対応は難しいとは思いますけれども、合意形成を図るためにどのような努力をなさいますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
平成27年、28年度に先ほど申し上げたような地元
のご要望を直接もいただきましたし、PTAや自治会長やまち協や多く
の皆さん
のご努力で三重県警がその判断でやろうということになりました。しかし、当時、ある一部
の自治会地域でありますが、役員
の交代とかいろいろあったやに伺っておりますけれども、全体
の合意が得られなかったということで、この信号機
の設置がご破算になったという経過で、その後、二、三年経過いたしておる状況であります。
今、申し上げましたように、地域
のさまざまなご事情や思いがあろうかと思いますが、私どもとしては、その地域
の中で合意形成ができますように粘り強く、また働きかけをさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
それでは、市長にお伺いいたします。
ここに限らず、市内
の道路状況について、何を大切にしていらっしゃいますでしょうか。優先順位はどのようにお考えでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
かつては道路に求められる要素、どちらかというと産業を中心にした、あるいは通過交通、そういう時代があったかというふうに思います。
したがいまして、古い時代にでき上がった道路につきましては、歩道が設置されてなかったりとか、あるいはその幅が非常に狭かったりだとか、そういう道路がたくさん市内にはあろうかと思っております。
しかしながら、今日交通社会もかなり台数も、あるいはそのマナーにつきましてもさまざまな課題を抱えておりますが、やはり交通弱者、お年寄りや子供たち、全て
の市民に言えるわけでありますけれども、交通弱者が安心をして通れるような環境を整えていくということは極めて重要だというふうに思っておりまして、そういう視点から道路
の整備を努力いたしてまいりたいと思います。
さらにもう一点重要なことは、このハード面だけではなくて、やっぱりソフト面、あるいは意識
のマナーも含めたこの啓発活動を、まちを挙げてしっかり徹底していくということは、もう一方で重要だというふうに認識をいたしておるところであります。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
地域
の方は本気で、この能褒野、それから長明寺
のこの2つ
の危険箇所について心配されております。特に子供たち
の安全について高い関心を持っていただいておりますので、その思いを知っていただきたいと思いまして、質問させていただきました。
標識ですとか、信号、それから歩道、歩道橋、それから道路
のカラー舗装なども、できることは学校でしたり、保護者、周辺
の住民
の方とよく話し合って対応していただきたいと思います。
それでは続きまして、買い物弱者について質問させていただきたいと思います。
全国的に高齢者
の交通事故が相次ぎまして、身近なところでも運転免許証
の返納
の話が出てまいりました。その方、2日に一度、リハビリに行っていらっしゃったんですけれども、しかしながら車がなければ通院ができないところにお住まいです。自分で車で運転をしていけば、好きな時間に行って、好きな時間に帰ってこられるんですけれども、帰りにスーパーに寄ることもできたんですけれども、今までは1回数百円で済んでいたリハビリが、運転免許証を返納してしまうと、
タクシー券だけでは同じような頻度では行けなくなってしまいます。
乗合タクシーでは500円
の距離であったとしても、往復して、それからリハビリで施術を受けたら、従来
の3倍以上
の出費になります。そもそも認知機能
の衰えを感じて運転免許証を返納していらっしゃいますので、タクシー
の予約はなかなかハードルが高いようです。また、病院ですとか、リハビリは帰り
の時間
の予測は難しいですし、途中に買い物に行くということもままならないので、不便を感じていらっしゃいます。このような方、実際は多い
のではないでしょうか。
車は、亀山で
の生活にはなくてはならないもので、
タクシー券、
乗合タクシーとたくさん議論はされておりますけれども、市民
の生活
の質を担保するためには、移動手段
の確保はさらなる検討が必要な
のではないかと思います。
今回は、特に買い物について的を絞って質問をしていきたいと思います。
まず、買い物弱者
の定義についてですけれども、ここでは農林水産省
の65歳以上
の車を持っていない、買い物ができる店舗まで500メートル以上距離
のある方とさせていただきます。500メートルとは、大体歩いて10分ぐらいかかる距離です。
この買い物弱者については、国でも問題視をされておりまして、農林水産省や内閣府、経済産業省などで店舗向けですとか、生活支援、交通などさまざまな分野で補助金を出しております。総務省では、買い物弱者応援マニュアルですとか、買い物弱者対策に関する実態調査を発表しております。これには、買い物弱者を行政上
の課題と捉え、積極的に関与することとされております。
私は、継続できる仕組みを考えて、行政や住民、事業者、それから各種団体と連携をして取り組むべき問題だと思っております。例えば事業所に移動販売や宅配
の買い物
のサービスとともに、見守り
のサービスを委託したりですとか、民生
委員さんや自治会長にアンケートやヒアリングを行ったり、空き家や公共施設
の活用
の規制緩和などでございます。
まずは、住民側、事業者側、自治会など
のニーズ
の把握が必要不可欠でございますけれども、まずは市内
の現状はどのように把握をされていますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
買い物弱者でございますけれども、経済産業省では、流通機能や交通網
の弱体化とともに、食料品等
の日常
の買い物が困難な状況に置かれている人々を指すものとされております。
市では、運転免許を返納された方などに買い物に関する調査等も現在、実施はしていないところではございます。そのような中で、高齢者
の免許
の保有状況でありますけれども、昨年度160人
の方が免許を返納されたと
亀山警察署から伺っております。この運転免許
の返納を理由に
乗合タクシーの登録をいただいた方もいらっしゃいますことから、
乗合タクシーも活用していただきながら、買い物
のほうに利用していただければと思っておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
市内
の実態は、把握するべきことかなとは思います。
東京都
の練馬区では、こういったニーズ
の把握をして、モデル事業を行いまして、そこから課題を洗い出しております。宮城県
の登米市では、高齢者
の安心・安全な生活環境
の実現として、買い物
の困難者支援マニュアルを作成しております。
ほか
の市町でも移動販売ですとか、ミニスーパー
の誘致などを行っておりますが、亀山市内でも移動販売を行っている地域があると聞いております。亀山市内で、ほかにも何か事例
のほうございますでしょうか、把握はしていらっしゃいますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
亀山市内におきましても、スーパーマーケット、また各小売店によります生鮮食品等
の宅配サービス、そのほか具体的には東町商店街
の有志
の方によりまして食料品とか医療品、化粧品など
の移動販売が行われておるところでございまして、高齢者
の方、またお店まで距離がある方などに大変好評を得ているということをお聞きしているところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
熊本県
の熊本市では、買い物弱者向けガイドブック、お買いものサポート便利帳を作成して、熊本市内
の商品
の配達ができるお店、それから自宅や店舗へ送迎ができるお店など、サービスを地区別にまとめて情報提供をしていらっしゃいます。
亀山市でも、市内
の事業所
のサービスですとか、この地域ではこんなことをしていますなど
の事例を情報共有して、市内全体で買い物
のしやすい、暮らし
の質
の向上を目指すということが必要ではないかなと思います。
高齢者
の方が買い物に出かけることや、商品がおうちに届くということも必要ですけれども、実際に商品を手にとって選ぶという喜びもありますので、地域で買い物へ行く方を募って、その方たちを送迎するという買い物支援バスを走らせるということも検討ができると思いますが、今後
の対応など見解
のほうをお伺いしたいと思います。
○議長(
小坂直親君)
大澤部長。
○
産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)
買い物弱者
の方へ
の支援でありますけれども、まず、先ほど少し
乗合タクシーについて触れさせていただきましたけれども、まず地域公共交通による支援があるかと思っております。
乗合タクシーでありますけれども、特定目的地停留所ということで、協賛をいただいた4店舗
の民間商業施設
のほうも停留所としております。日常的なお買い物にも利用いただけますし、また市内
のバスでありますけれども、商業施設へ
の乗り入れもしておるところでございます。また、そのほか
の支援でありますけれども、商業分野から
の支援もあるかと思いますけれども、まずは商業分野から
の支援ということになりますと、もととなるサービス
の拡充が一つ
の要件みたいな形になってくるかなと思いまして、そういう新たな事業展開について市
の創業支援
の制度を活用していただいて、ビジネスを始めていただくことで、買い物弱者全体を支援していくというふうに考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
中島議員。
○2番(中島雅代君)(登壇)
買い物をすることで外出をするきっかけになったり、体力づくりですとか、認知症
の予防にもなることは期待されております。私たちも、いずれ車を乗ることをやめる日が来ます。なので、高齢者
の方と同じように将来について不安を持っております。ですので、市民
の福祉
の向上、それから生活を守る対策をしていく必要があると思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
時間を余らせましたけれども、以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
小坂直親君)
2番 中島雅代議員
の質問は終わりました。
会議
の途中ですが、10分間休憩いたします。
(午後 2時45分 休憩)
─────────────────────────────────────
(午後 2時54分 再開)
○議長(
小坂直親君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、3番 森 英之議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
森 英之でございます。
一般質問、最後となりました。質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
通告に従い、今回は3つ
の大きなテーマを質問させていただきたいと思っています。
1つ目が道路
の安全対策についてということ、それから防災・減災対策についてというところ、それから今回
の議案にも上がっておりましたが、幼保無償化導入における今後
の課題についてということで、質問させていただきたいと思います。
それでは、道路
の安全対策についてというところからです。
先ほど、中島議員
のほうからもございましたけれども、この通学路
の危険箇所についてというところに関しましては、どのようなことで対応されている
のかお聞かせください。
○議長(
小坂直親君)
3番 森 英之議員
の質問に対する答弁を求めます。
草川教育部長。
○教育部長(草川吉次君)(登壇)
通学路
の安全対策についてでございますが、通学路交通安全プログラムという
のがございまして、これは関係機関が連携して、児童・生徒が安全に通学できるよう通学路
の安全確保を図ることが目的で、本市独自
の取り組みでございます。
まず、その点検
の流れでございますが、地域、PTA、各学校から
の要望をPTA連合会が取りまとめまして、教育
委員会へ要望書を提出いただいた後、その内容について地域代表、PTA、学校、国・県及び市
の道路
管理者、警察、教育
委員会、その他市
の関係部署が連携しまして、要望箇所
の情報共有と合同点検を実施しております。
具体的には、毎年6月下旬にPTA連合会から要望書が提出され、7月に道路
管理者など関係者による連絡会において要望箇所
の確認を行います。その上で8月に関係者による現地
の合同点検を実施しまして、年度内に教育
委員会において関係機関
の対応を取りまとめ、速やかにPTA連合会へ回答させていただくとともに、対策結果については市
のホームページにて公表をさせていただいております。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
交通安全プログラムというところでは、私もことし3月
の定例会で交通安全対策
の一つとして、通学路
の安全対策については少し質問させてもらった中でこの交通安全プログラムという話は出てきました。
この交通安全プログラムについては、どのように行われている
のかなあというふうなところで、非常に気にしておりました。
お手元に資料がございますので見ていただきたいんですけれども、この通学路
の点検
の一年
の流れについてということで、これは交通安全プログラムということで、ホームページ
のほうで教育
委員会から
のお知らせというところ
の通学路安全対策より抜粋させていただいております。先ほど、部長
のほうから説明いただいたとおり、この一年
の流れでは4月、5月に通学路要望該当箇所
の検討、それから6月に通学路要望書類
の提出、それから7月、8月で合同点検
の実施ということになっていると思います。
私としましては、たまたま8月
の1週目だったと記憶していますが、ちょうどこの点検をしているところに遭遇させていただいて、私はちょっとPTA
の立場として、学校
の先生にお願いして、少し立ち会いをさせていただきました。その中で、阿野田町
のほう
の箇所だったんですが、東部地区コミュニティに入るところですね、南側から左右に、左に向いて入るところ、阿野田公民館
のちょうど前
のあたりなんですが、
横断歩道が2カ所ありまして、その2カ所ある南側
のところが見通しが悪いんで、
横断歩道を外してほしいという
のが東小側から
の要望でありました。ところが、その日ではなかったんですが、別
の日に中学校から
の要望を受けて、その点検をすることになった中で聞きますと、そのもう一つ南側
の下庄から来る中学生
の通学路としては、阿野田公民館
の前
の南側
の横断歩道ですね、先ほど言いました
のは、済みません、北側
の間違いでございました。北側
の横断歩道は外してもらいたいという
のが小学校から
の要望でございまして、その南側
のところ
の横断歩道につきましては、中学校がそこを亀山中学校へ通う
のに通るんで、信号
の設置を要望されたというような内容でありました。その学校
の中で、ごくごく近い
横断歩道の中で要望が出てきたということで、それに関しましては、やはり教育
委員会
の中で整備が必要ではないかというふうに、私も思わせていただいたところなんですが、それに加えて、そのような形で一つは信号
の設置、
横断歩道の廃止ということが出てまいりました。
そのような実態を見たときに、どうも確認していきますと、そのさらに北側には今度、鹿島橋ができたことによって信号が設置されましたということで、そのごくごく近いところにはなかなか信号設置が難しいというところもございました。そんなことで、その交通安全プログラム
の点検
の中で出てきた内容が、後でこのような形で会議等
の開催で特に話し合われることになろうかと思うんですけど、そんなことを私も確認をした中で聞かせていただきました。
このような内容で、やはりプログラム
の交通安全対策
の中では、通学路に関しましては、そのように安全対策といいますか、交通安全プログラムがあるということでありました。それ以外に、通学路以外に関しましては、どのような対策がある
のか、どのように対応している
のかお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
服部産業建設部参事。
○
産業建設部参事(服部政徳君)(登壇)
通学路以外ということですので、私
のほうからご答弁させていただきます。
通学路以外
の交通安全対策につきましては、道路パトロール
の実施と地域から
のご要望によります施設面
の安全対策を講じております。特に施設面では、ガードレール、カーブミラー、区画線、道路照明灯など
の工事を行っているところでございます。一方、信号機、停止線、
横断歩道など
の交通規制に関しましては、公安
委員会、警察で整備を行っていただいているところでございます。
今後も、パトロール
の実施や
亀山警察署と
の連携を密に図りながら、整備に努めてまいりたいと存じます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
その通学路以外
のところ
の安全対策について、例えば要望があった場合には、どこ
の部門
のところで受けられて、それをどのような今度対応に持っていく
のか、そこをお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
服部参事。
○
産業建設部参事(服部政徳君)(登壇)
自治会からご要望がございましたら、土木課
のほうで受けております。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
土木課
のほうで受けていただいて、それが例えば市道であれば市
のほうで、県道であれば県
のほうにつなぐという形でよろしかったでしょうかね、そのような形をとっていただくということでございました。
この中で、交通安全プログラムに私が実際立ち会った中では、例えば今般、先日も起きました大津市で起きました交差点で大きな事故がありましたね。その対応を受けて、例えば通学
の子供たち
の列に車が突っ込んでこないようにガードレールを設置するとか、そのような要望も出されてくる可能性がある中で、一つ今回立ち会い
の中であった
のが、その交差点
の中で歩行者
の場所がかなり広くとられているので、左折をするに当たっても、車がそこへ乗り入れて、信号無視といいますか、ショートカットをしてそこへ入っていくような危険な箇所もあるということを聞きました。その中でどのような対応をされるかといいますと、例えばガードレールでいきますと、当然費用もかかります、時間もかかりますという中で、その立ち会い
の中で議論されていた
のが、例えばラバー製
のポール、特に最近オレンジ色
のそういうものが見られると思うんですが、それを簡単に設置することによって、そこへ入っていけないように抑制をするようなことをしてはどうかとか、そういうような議論をされておりました。この8月
の1週目
の非常に暑い時期だったんですけれども、皆さんが自分
の管轄、市、あるいは県
の方も立ち会っていただいて、その管轄
の中でどのようなことができる
のかということを真剣に議論していただいていましたんで、私、初めてそういう
のに遭遇しましたけれども、非常に心強く感じました。真剣に考えていただいているということ、それからこの交通安全プログラムが、この一年
の流れ
の中で非常に有効に働いているということを感じさせていただきました。
一方で、先ほども課題
のところを申し上げましたけれども、地域
の中
の要望としましては、阿野田公民館
のところ
の信号
の設置は、特に地元
の方は望まないということを聞きました。そのような形で、その安全プログラム
の中では自治会
の要望もあって、そのような動きをとるということがされるわけですけれども、ところが実際
の地域要望とは異なるというような事象が今回も出てきております。
先ほど
の資料
の2枚目を見ていただけますでしょうか。
留意事項
の中にちょっと赤字で私、入れさせていただいたんですけど、この要望書ですね、その前にこの通学路要望においては市通学路交通安全プログラムをもとに、要望、点検、協議、判定という年度を通したプロセスを踏んで行うものであることから、国、県、市に対する道路要望としては優先度が高くなりますと書いてあります。それに加えて要望書を提出
の際は、必ず自治会、各学校(園)、各学校PTA等で情報
の共有を行ってくださいということで明記されております。
これは、交通安全プログラムを当然使って要望を出す中では、地元
の要望といいますか、そこも情報共有を図るということが前提になってくるということであります。その中で、例えば今回私がたまたま立ち会わせてもらった
のがそういうところだったんですが、この交通安全プログラムを出す中で、地元
の方と合意形成を図るということはなかなか難しいことな
のかなあ、いやそれとも仕組みとしてあるものな
のかというところが疑問に感じました。
このような場合、地元
の合意形成を図るというような仕組みといいますか、そういうものは今でもある
のか、仕組みとしてある
のかどうか、それをお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
深水
生活文化部参事。
○
生活文化部参事(深水隆司君)(登壇)
地域で
の話し合いや協議
の場としましては、地域
まちづくり協議会が上げられると思います。地域
まちづくり協議会は、各地域
の自治会、婦人会、老人クラブ、子ども会、PTAなど
の団体や地域住民で構成しておりまして、地域
の課題解決に向けて取り組むために協議する仕組みを持った組織でございます。地域内には、さまざまな考え方を持つ団体や住民
の方がお見えでございます。そうした中で協議につきまして、それぞれ
の意見や考え
の違いを乗り越えまして、合意を図っていただいているものと、現在、認識しているところでございます。
そのような中におきまして、各団体が抱える地域
の課題につきましては、多様な主体が参画しております地域
まちづくり協議会
の会議
の場でご議論をいただき、合意形成を図っていただければと考えているところでございます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
そのような形で協議する仕組みがあるということであります。しかし、十分機能しているかどうかと言われますと、疑問なところもあるかと思います。これは、例えばコミュニティでも複数
の自治会が、全部
のコミュニティがそうかと思いますが、複数
の自治会で形成されているということもあって、当然ながら自治会長等もそこに加わってくる形になろうかと思います。
したがいまして、そこ
の全体
の合意形成をとるという
のは、簡単なようでなかなか難しい面もある
のではないかなというふうに思っています。そこが、今日、コミュニティ
の組織
のいいところでもあるんですけれども、今なかなか難しい点でもある
のかなというふうに推察できるところであります。
したがいまして、またその合意形成が図られるように、行政としても、亀山市としてもしっかり支援をしていただきたいというふうに思っているところであります。
道路
の安全対策としましては、以上とさせていただきます。
続いて
の質問に移らせていただきます。
防災・減災対策についてということであります。
これも先日、森 美和子議員からも
一般質問等されておりました。本日でも、また千葉県
のほうでは停電も続いているということを聞きます。大変な自然災害が猛威を振るっているということを改めて感じているところでありますが、この防災・減災対策についてというところ
の行政
の役割という
のは非常に大きいものがあると思います。この安全・安心をもたらすという意味でも非常に大きなものがあるというふうに認識しております。
11月30日に、この東野公園で総合防災訓練があるということで説明もございました。改めてこの目的
の内容についてお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
久野危機
管理監。
○危機
管理監(久野友彦君)(登壇)
今年度
の亀山市総合防災訓練につきましては、南海トラフ地震などによる大規模地震災害及び巨大化
の様相が際立つ台風や局地的豪雨による災害に対しまして、被害
の軽減を図るために、また地域
の総合的な防災力を高めることを目的に実施を予定しており、11月30日
の土曜日に東野公園で行う予定です。
訓練
の対象地域といたしましては、東野公園体育館を指定避難所とする井田川南地区を中心とする14自治会及び
まちづくり協議会でございます。
主な訓練といたしましては、自宅から一時避難場所へ避難する訓練及び一時避難場所から指定避難所へ
の集団避難を行う訓練、避難所運営組織
の立ち上げから運営まで
の訓練、避難所生活体験訓練、炊き出し訓練など
の訓練を行う予定となっております。さらには、各防災関係機関
の協力によりまして、災害派遣車両
の展示、防災啓発、展示ブース見学体験、小学生向け
の子供防災体験などを実施する予定でございます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
ありがとうございます。
その総合防災訓練という役割、非常に重要かと思います。その中で今、各地域でも望まれている
のが、自主防災組織がきのうまで
の議論
の中でも組織率82.9%でしたかね、その数字でございました。これは一見高いように見えますけど、まだまだ不足している面がある
のではないかなというように思っています。その組織率
の拡大が望まれる一方で、この活動内容、例えばもし有事、これはあってはいけないといいますか、望むところではございませんが、もし有事が発生した場合に、先ほどございました総合防災訓練
の中で一時避難場所から指定避難所まで
の避難ルートを使って
の避難訓練とございましたが、その有事
の場合
の迅速な対応、最もその場に応じた訓練という
のは必要かなあと思っています。その中で、例えば点呼をとるとかその辺
の、本当
の有事が発生したとき
の連絡網でありますとか、そういうところが各地域地域
の条件に応じた防災訓練という
のが必要かなと思っています。その各地域地域
の防災訓練
の取り組み方、そのあたりについてお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
久野
管理監。
○危機
管理監(久野友彦君)(登壇)
自主防災組織につきましては、現在155団体
の組織が形成され、自治会数換算では結成率は82.9%となっております。実情といたしましては、やはり地域によっては熟度といいますか、温度差がありまして、活動内容も異なっている
のが実情であることは認識しておる次第でございます。
その中で、実際には防災訓練をされます自主防災組織、あるいは出前講座で済んでおられる地域・自主防災組織、もう一つは、やはり何も出前講座とか防災訓練をせずに済まされておる地域がありまして、最近いろんなところへ行かせていただく中で、行政といたしましては自助・共助を一つ
の柱、そして公助を一つ
の柱として説明させていただいており、いわゆる公助につきましては行政がやっていくことでございまして、行政がやるべきこと。ただし、何遍も申しておるとおり、大きな被害になりますと、行政機能が麻痺するということを想定しておりますもので、何とか自助・共助
の力を高めたいということで、自主防災組織に対しましていろんな方面から啓発をやらせていただいており、今年度、広報には防災コラムというコーナーを1つつくらせていただいて、あらゆるところで、よい意味
の危機的な意識を持っていただくように啓発しておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
そのように、この防災コラムとかを入れていただくという
のは、非常にいいことかなと思います。やはりこの9月、防災月間でありますけれども、いつ起こるかわからないということに対して、ふだんからやっぱり意識を持っていくという
のは本当に大事なことでありますので、よい取り組みかと思いますので、実施していただければと思っています。
それから、来年度、ハザードマップ
の見直しを行うということでございます。やはり万が一災害が発生した場合
の緊急避難、点呼、それから安否確認等は、本当に必要かと思っていますので、実際
の地域に応じた防災訓練等は、ノウハウも含めてきっちり連携をとっていただきたいというふうに思っています。
それから、その防災マップに載っています一時避難場所でございます。一時避難場所
の役割という
のはどのようなものかということを教えていただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
久野
管理監。
○危機
管理監(久野友彦君)(登壇)
一時避難場所でございますが、亀山市地域防災計画で定義しております一時避難場所は、災害対策基本法上
の指定緊急避難場所
のことで、災害が発生し、または発生するおそれがある場合に、その危険から逃れるため
の避難場所であり、亀山市
の場合は地震災害時に利用することとしており、各地区主に公園、緑地、広場など、現在200カ所を指定しておる次第でございます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
私もこの立場になって関心を持つといいますか、勉強させていただかなくてはいけないという立場
の中で、そのハザードマップを見て、一時避難場所という
のは、いわゆる建物ではなくて広場を指しているわけですね。ですので、先ほど
管理監おっしゃっていただきましたけれども、そういう観点から、一時的に逃げるといいますか、避難をする場所という
のが一時避難場所ということであろうかと思います。これは、市民
の方で一時避難場所というと建物を指しているんじゃないかなというふうに、なかなか誤解されている方もいらっしゃるかと思いますので、そこも周知が必要じゃないかなというふうに思っているところであります。
その一時避難場所なんですけれども、もし想定される避難というときに、例えば公民館であったり、集会所であったり、またコミュニティであったり、そういう建物が十分想定されるということになろうかと思います。その一時避難場所からそういう想定される避難できる可能な場所に一旦避難をするということになろうかと思いますけれども、それに当たってはこの防災という観点から行政としてはその集会所等はどういう役割があるとお考えでしょうか、お聞かせください。
○議長(
小坂直親君)
久野
管理監。
○危機
管理監(久野友彦君)(登壇)
もう少しお時間をいただきたい
のは、やはり一時避難場所と指定避難所がございます。一時避難場所については説明をさせていただきましたが、ちょっと指定避難所
の説明もさせていただきたいと思います。
指定避難所につきましては、災害発生時に災害
の危険性がなくなるまで必要な間、滞在するため
の施設、または災害により家に戻れなくなった住民が一時的に滞在するため
の施設でありまして、主に小・中学校
の体育館など15カ所を指定しておりますもので、現在
の亀山市
の運用をもう一度説明させていただきますと、地震災害時
の場合は、地震発生時に各家庭で地震が起きた場合、一時的に避難をしていただく
のが一時避難場所でございます。その後、状況によりまして、各自主防災組織や自治会などで集団的に指定避難所、いわゆる小・中学校を中心にした15
の指定避難所へ避難をしていただく手段を市民
の皆様に周知させていただいくところでございます。
一方、風水害
の場合につきましては、近く
の河川
の氾濫や近く
の山や谷、崖などが崩れるおそれ
のある場合に、早目
の避難をしていただくため、また暴風雨から身
の安全を守り、その危険性がなくなるまで滞在をしていただくために、強固な公共建築物である指定避難所へ避難していただいておると。ですので、地震と風水害をちょっと運用を変えていまして、風水害
の場合は、亀山市から避難情報を出した段階で指定避難所へ避難していただくと。地震時につきましては、いつ何時起こるかわかりませんもんで、各地区で指定しておる指定避難場所へ避難していただいて、その状況により次
の指定避難所へ行っていただくということになっております。
現状といたしましては、平成26年に策定しました防災洪水ハザードマップを今現在見直す作業を行っております。それに伴いまして、現在各自治会長や自主防災組織
の長に対しまして、現行
の避難所
の見直し、今
のままでよい
のかどうか
の意向調査をちょうど今行っておるところでございます。この意向調査に基づきまして、一時避難場所が変更されるか追加される地区がある
のか、または指定避難所については15
の指定避難所をふやすつもりはないんですが、今
の指定避難所で地区としてよい
のかどうか。という
のは新しい道がついたり、大きな橋がついたもんで、この地区についてはというようなご希望
の意向調査をさせてもろうておるところでございます。
ただ、しかしながら、そのご希望をいただきまして、協議もさせていただきますが、地区によりましては洪水浸水想定区域や土砂災害区域など、自然条件が厳しいところもあると熟知しておりますので、全て
の施設が100点満点がとれるとは思っておらない次第でございまして、それを今後、協議させていただいて、各自主防災組織
の長、あるいは自治会長と相談させていただいて、今後つくっていきます防災洪水ハザードマップ等に反映していきたいなあと思っておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
その指定避難所と一時避難場所
の考え方がよくわかりました。
その中で、一時避難場所として
の場所、先ほどもおっしゃっていただきました、もし場所
の変更があれば、これからその変更も可能と、反映もしていただけるということでございました。例えば一時避難場所としては、市内にも幾つか大きなスーパー等も進出されてきております。例えばスーパー
の駐車場であれば、大変広い場所が確保できますし、その後、食料や飲み水を確保しやすい場所ではない
のかなあと、そういう大きな利点がある
のではない
のかなあというふうに考えたりします。そんな声も聞きますので、例えばスーパー、あるいは工場
の事業所
の駐車場等が一時避難場所として追加等が、その地元
の人
の意向も当然酌んでということになると思いますが、可能な
のかどうかお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
久野
管理監。
○危機
管理監(久野友彦君)(登壇)
もう一度、1つだけ解釈なんですが、今から約10月末までに各自治会長様、各自主防災組織
の長から意向はお聞きしますが、それで全てできるというわけではございませんので、その点もひとつご確認をしていただき、そして一時避難場所でございますが、現在でも私有地はございます。ただし、一時避難場所を追加、あるいは変更されるにつきましては、やはり一番地域
の自治会さんなどが知っておられますもんで、自治会
の皆さんでご相談はいただきたいんですが、正式な指定になりますと、災害対策基本法に基づき所有者
の同意が必要となりますもので、相談はさせていただきますが、事前に所有者とよく相談をしていただきたいと思っておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
そうですね、地域から当然ここは一時避難場所でいいじゃないかと、簡単に出していただいて、それが直ちに取り上げられるということはないかと、それは認識しておるところであります。したがって、そういう一時避難場所
の要望が出された場合には、その役割を含めてきっちり精査いただきたいというふうに思っています。
その中で、先ほども申し上げましたとおり、その一時避難場所、例えば地元
の事業所であったり、そういう商店であったりというところが地域貢献というところからもそういう申し出があれば、同意できるというところもある
のではないかなというふうに思います。そういうことがあれば、ぜひ進めていっていただきたいですし、それが来年
のハザードマップへ反映という
のは時間的に難しいかと思いますけれども、それは地元
の要望と、あるいは地域貢献からしていただくということがあれば、ぜひ話を聞いていただいて進めていただきたいというふうに思っています。
その一時避難場所から、例えば集会所、公民館等で一時的に難を逃れるために滞在をするということは十分想定されるところでありますが、例えば公民館等
のその辺
の避難所として
の機能確保とか、あるいは一時的な避難に耐えるだけ
の耐震等が構造物として耐えられるものかどうかというところは、地元
の方は非常に気になされているところではない
のかなというふうに思っています。集会場等
の耐震等、あるいは構造物
の修繕等ということが要望としてできる仕組みがある
のか、それをお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
佐久間
生活文化部長。
○
生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)
自治会が所有されます集会所につきましては、亀山市自治会集会施設に対する建築等助成金交付要綱に基づきまして、地区住民
の生活・文化
の向上及び自治振興に資することを目的に、自治会単位で建築する集会施設
の新築、増築、改築または修繕に要する費用
の一部を助成しておるところでございます。助成金
の対象となる増築、改築、修繕にかかわる要件といたしましては、増築、改築、修繕にかかわる費用が10万円以上
のもので、屋根、土台、床、壁、天井等
の主要な構造
の修繕等で、防災または施設
の利用上必要なものとしております。また助成
の額につきましては、助成対象事業費に応じて助成限度額が定められて、毎年度予算
の範囲内で決定しておるところでございますので、詳細につきましては
まちづくり協働課までご相談いただきたいと存じます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
そういう仕組みがあるということで、少し安心しました。機能修繕といいますか、そういうところに関しましては、例えば地元自治会が常々からそういう積み立てをする中で、これから機能を確保するために、そういうことをされている自治体も多いと思います。ただ、高額になる
のはすぐ予測が可能なところでありますので、こういう助成
の制度を十分生かせていければ、安全・安心につながる
のではないかなと思いますので、そういった自治会連合会等を通じて、その辺
の仕組みがあるということは周知いただきたいなあというふうに思っています。
このような形で、やっぱり行政
の防災・減災に対する役割という
のは非常に重要かと思っていますので、これからも行政
の役割をきっちり努めていただきたいということを期待させていただきたいと思っています。
続いて、3つ目
の幼保無償化についてというところ
の、幼保無償化
の導入における今後
の課題についてというところに移らせていただきます。
この件に関しましては、議案で出されておりますので、非常に重要な議案
の一つでありますので、ここまでいろんな議論がされてきた中であります。その中で、保護者
の意向確認という中で70%強が変化ないということ。それから、10.3%だったと思いますが、保育園に通わせたい。それから、7.1%が幼稚園という数字だったと思っています。そういうような形で大きな数字ではないということ
の答弁があったと思います。
そのような中ではありますけれども、保育士
の確保という
のは全国
の自治体、これは本当に共通な課題かと認識はしておりますけれども、特に保育士確保というところでは必須であるというふうに考えています。
そのような状況
の中で亀山市としてはどう考えている
のかお聞かせください。
○議長(
小坂直親君)
豊田
健康福祉部参事。
○
健康福祉部参事(豊田達也君)(登壇)
保育士という人材でございますが、これは保育所を運営する上で最も重要な要素でありまして、当然その確保につきましては、保育所等
の運営をする上で最も重要な項目であるというふうに考えております。
今回
の幼児教育・保育
の無償化によりまして、一定
の保育需要
の高まりは考えられますことから、現在でも困難な保育士
の人材確保につきましても、重要度はさらに高まってくるだろうというふうに考えております。現時点におきましては、公立施設
の人員配置につきましては必要数
の確保についてはできてはおりますものの、決して余力があるわけではございませんし、今後
の人
の出入りも想定されますことから、常に必要な人材を確保できるように努めていかなければならないというふうに考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
この無償化という制度
の導入という
のは、やはり市民
の方、小さなお子さんをお持ち
の保護者
の方に関しましては非常にいい話ではある一方、保育というところ
の質が確保できる
のか、担保できる
のか、そのようなことは皆さん心配されていることかと思います。その中で保育士
の確保という
のは必須ということでありますので、その点を踏まえて、亀山市としましてもきっちり対応を図っていただきたいというふうに思っているところであります。
今後、幼保
の無償化による保育ニーズ
の高まりを受けるということは、当然
のことかと思っておりますけれども、今後
の亀山市
の推進計画、そのような観点からどう考えている
のかお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
豊田参事。
○
健康福祉部参事(豊田達也君)(登壇)
今回
のこの幼児教育・保育
の無償化
の影響のみならず、現在、少子化
の進展でありますとか、女性
の就労意向
の高まりなど、保育ニーズにかかわるさまざまな環境
の変化というものが見込まれております。こうした中で今後
のニーズに適切に対応していけるように、まず一つには受け皿
の問題があるんではないかと考えております。そうしたものにつきましては、就学前教育・保育施設
の再編
の必要性というもの
の高まりという
のもあろうかと思います。
そういうものに当たりましては、今後
の必要量
の確保でありますとか、多様なニーズへ
の対応を受けとめられますように、現在策定を進めております次期
の子ども・子育て支援事業計画
の中においても、その考え方、方向性などを示していくというふうに考えております。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
そうですね、これから
のニーズを含めて考えていかなくちゃいけないということかと思います。そういう点からしますと、子ども・子育て
の支援事業計画という
のがあると思います。それに対して、現在
の計画に対する進捗状況
のあたり、それから幼稚園、保育園
の統廃合を含めて
のその辺
の認定こども園
の増設等を考えている
のかどうか、その辺をお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
豊田参事。
○
健康福祉部参事(豊田達也君)(登壇)
まず、子ども・子育て支援事業計画
の策定
の進捗状況でございますが、現在
の現計画が今年度までということで、現在、鋭意策定を外部会議にも諮りながら進めておるところでございます。
それから、もう一点
の多様なニーズ
の受け皿となる施設
の再編等に関しましては、やはりこれにつきましては現在
の支援事業計画でもその基本方針として認定こども園化というふうなことは方向性として示しておりますので、そこ
のあたりは踏襲していく考え方になろうかというふうに現時点では考えておるところでございます。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
その認定こども園
の増設等も当然視野に入ってくるということでございました。
この間、南崎町
の1つ開設に向けて準備を進めているというところを認識しておりますけれども、今後
の展開については、例えば一定規模
の人数を受け入れが可能な規模ですとか、あるいは駐車場
の確保というところから、ある程度余裕がある場所に選定をする必要がある
のではない
のかなというふうに、利用者側から
の視点でいいますと感じるところであります。そんなところを含めて、今後、この支援事業計画、新たに策定していただくということですので、今後早い段階で示していただければというふうに思います。
その中で、やはり先ほど
の質問に戻る形になりますけど、保育士
の確保という
のは、絶対命題かと思っています。これから認定こども園という形がふえてくるという中で、保育
の質を落とさないという観点からも、優秀な保育士を確保するという
のは命題かと思います。その中で、今回
の議案にもありましたが、会計年度任用職員制度ということに立ち返ってくる
のではないかなというふうに思います。それを受けて、やはりこの会計年度任用職員制度というところは、行財政改革
の流れで今日至っているというところは十分認識しておりますけれども、それを受けて、例えば保育士
の確保を含めて、この正規職員
の方
の登用という点からも十分考えていっていただきたいという点はあるんですけれども、最後に市長にお伺いいたします。
この会計年度任用職員制度を含めて、この市
の職員
の方々
の働きやすさ
の環境づくりについて、市長
の思い等をお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(
小坂直親君)
櫻井市長。
○市長(
櫻井義之君)(登壇)
今、ご指摘をいただいておりますが、この幼児教育・保育を支えるマンパワーは極めて重要でありますし、各自治体大変苦労しておりますけれども、その確保
のために。その意味で、正規職員
の皆さん、さらには非常勤
の多く
の方が今、頑張ってそれを支えてくれておりますが、今お話しありました会計年度任用職員制度、新しい制度
の導入は、今後
の保育ニーズ、事業量もふえてまいりますし、多様な課題に対応していくという意味からも、極めて有効に活用する必要があろうというふうに思っておるところであります。
働き方改革という視点からというご質問でもございますけれども、やはり幼児教育・保育を支えるマンパワーが本当に意欲と働きがいを持って、その職を全うできるような環境を整えていかなくてはなりませんし、全て
の職に通じますけれども、今回
の新しい制度が今後
の私ども
の行政サービス
の質をさらに前に進めていく、市民
の皆さん
の本当に満足度につながるような制度として生かしていきたいというふうに考えておりますので、今後ともご協力
のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
小坂直親君)
森議員。
○3番(森 英之君)(登壇)
その会計年度任用職員制度というところは、今回、制度化するということになりましたけれども、行政
の役割としてもこれは非常に重要かなあと思っています。これは、全国的なことでありますけれども、この働き方
の多様性
の一つということでありますので、その選択
の一つではあります。働き方
の一つではありますけれども、その正規職員
の方と非正規
の方
のあり方というところに関しては、今回、この制度を見詰め直す非常に大事な機会になる
のではないかなというふうに思っています。
したがいまして、この亀山市に限らず、労働界としても非常に重要な案件かと思っていますので、また行政
の面からも働きやすい環境をつくる意味からも、しっかり尽力いただきたいというふうに思っています。
最後に、以上をお願いいたしまして、私
の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
小坂直親君)
3番 森 英之議員
の質問は終わりました。
以上で、予定をしておりました通告による質問は終了しました。
これより、
一般質問に対する関連質問ですが、通告はありませんので関連質問を終わります。
以上で、日程第2に掲げた市政に関する
一般質問を終結します。
次に、お諮りします。
あす14日から26日まで
の13日間は各常任
委員会における付託事案
の審査
のため休会したいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
小坂直親君)
ご異議なしと認めます。
あす14日から26日まで
の13日間は休会することに決定しました。
続いて、お諮りします。
本日
の会議はこの程度にとどめたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」
の声あり)
○議長(
小坂直親君)
ご異議なしと認めます。
休会明け
の27日は午前10時から会議を開き、付託議案
の審査を行います。
本日はこれにて散会します。ご苦労さまでございました。
(午後 3時43分 散会)...