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平成30年12月定例会(第2日12月10日)

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  1. 亀山市議会 2018-12-10
    平成30年12月定例会(第2日12月10日)


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    最終取得日: 2021-05-12
    平成30年12月定例会(第2日12月10日)    平成30年12月10日(月)午前10時 開議 第  1 諸報告 第  2 上程各案に対する質疑      議案第70号 亀山市議会議員及び亀山市長の選挙における選挙運動用自動車             の使用等の公営に関する条例の一部改正について      議案第71号 亀山市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正に             ついて      議案第72号 亀山市職員給与条例の一部改正について      議案第73号 亀山市税条例の一部改正について      議案第74号 亀山市道路占用料徴収条例の一部改正について      議案第75号 亀山市営住宅条例の一部改正について      議案第76号 平成30年度亀山市一般会計補正予算(第4号)について      議案第77号 平成30年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2             号)について      議案第78号 平成30年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第             1号)について      議案第79号 平成30年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1             号)について      議案第80号 平成30年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第1号)に
                ついて      議案第81号 農事調停について      議案第82号 指定管理者の指定について      議案第83号 指定管理者の指定について      議案第84号 指定管理者の指定について      議案第85号 指定管理者の指定について      議案第86号 指定管理者の指定について      議案第87号 指定管理者の指定について      議案第88号 指定管理者の指定について      議案第89号 指定管理者の指定について      議案第90号 指定管理者の指定について      議案第91号 指定管理者の指定について      議案第92号 指定管理者の指定について      議案第93号 市道路線の認定について      議案第94号 市道路線の認定について      議案第95号 市道路線の認定について      議案第96号 市道路線の認定について      議案第97号 市道路線の廃止について   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇出席議員(18名)    1番  草 川 卓 也 君     2番  中 島 雅 代 君    3番  森   英 之 君     4番  今 岡 翔 平 君    5番  新   秀 隆 君     6番  尾 崎 邦 洋 君    7番  中 﨑 孝 彦 君     8番  豊 田 恵 理 君    9番  福 沢 美由紀 君    10番  森   美和子 君   11番  鈴 木 達 夫 君    12番  岡 本 公 秀 君   13番  伊 藤 彦太郎 君    14番  前 田 耕 一 君   15番  前 田   稔 君    16番  服 部 孝 規 君   17番  小 坂 直 親 君    18番  櫻 井 清 蔵 君   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇欠席議員(なし)   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇会議に出席した説明員職氏名  市長              櫻 井 義 之 君  副市長             西 口 昌 利 君  総合政策部長          山 本 伸 治 君  生活文化部長          佐久間 利 夫 君  健康福祉部長          井 分 信 次 君  産業建設部長          大 澤 哲 也 君  上下水道部長          宮 﨑 哲 二 君  危機管理監           久 野 友 彦 君  総合政策部次長         落 合   浩 君  生活文化部次長兼関支所長    青 木 正 彦 君  健康福祉部次長         伊 藤 早 苗 君  産業建設部次長         亀 渕 輝 男 君  生活文化部参事         深 水 隆 司 君  産業建設部参事         服 部 政 徳 君  産業建設部参事         草 川 保 重 君  会計管理者           渡 邉 知 子 君  消防長兼消防部長        平 松 敏 幸 君  消防署長            豊 田 邦 敏 君  地域医療統括官         伊 藤 誠 一 君  地域医療部長          古 田 秀 樹 君  教育長             服 部   裕 君  教育部長            草 川 吉 次 君  教育委員会事務局参事      亀 山   隆 君  監査委員            渡 部   満 君  監査委員事務局長        木 﨑 保 光 君  選挙管理委員会事務局長     松 村   大 君   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――事務局職員  事務局長  草 川 博 昭   書記      水 越 いづみ  書記    村 主 健太郎   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇会議の次第                 (午前10時00分 開議) ○議長(小坂直親君)  おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事につきましては、お手元に配付の議事日程第2号により取り進めます。  日程第1、諸報告をします。  監査委員から例月出納検査結果報告書2件が提出されておりますので、ご報告します。  次に、日程第2、上程各案に対する質疑を行います。  初めに申し上げておきます。  質疑に当たっては、議題となっております事件について、その内容を明確にするため説明を求めるもので、議題の範囲を超えて、また一般質問にならないよう注意をお願いいたします。  通告に従い、順次発言を許します。  4番 今岡翔平議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  おはようございます。  勇政の今岡です。  通告に従い質疑をさせていただきます。  まず1つ目の、議案第76号平成30年度亀山市一般会計補正予算(第4号)について、及び議案第81号農事調停についてということなんですが、これそれぞれ別々の議案ではあるんですけれども、11月21日開催の全員協議会でも説明のありました鈴鹿農業協同組合に対する市有地の貸し付けに関連する予算と、それにかかわる手続ということで、一括して質疑をさせていただきたいと思います。  この議案についてなんですけれども、全員協議会で説明があったように、文化会館の隣に鈴鹿農協が土地を持っていまして、そこに葬儀場を建てようという話があったのに対し、市が別の土地を用意して、そこと交換してその交換した土地に葬儀場を建ててもらって運営をしていただくというような趣旨で聞いておりましたが、その内容においていろいろ突っ込みどころといいますか、疑問に思えるところがありまして、すごく私の見た範囲で疑問に思う部分、質疑をさせていただきたいと思います。  それではまず、前提条件として説明のありました、条件2つあったと思うんですけれども、この文化会館の隣の土地ですね、亀山市文化会館駐車場隣接地に葬祭場を建てるのが少し問題があるのではないかというふうに市のほうでは考えられたということなんですが、改めて建ててはいけないというような用途制限のあるルール、計画、条例による規定ですとか、法的根拠などはあるんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(小坂直親君)  4番 今岡翔平議員の質疑に対する答弁を求めます。  落合総合政策部次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  おはようございます。  今岡議員のご質問にお答えさせていただきます。  葬祭場につきましては、都市計画法の第9条の用途地域でございます。用途地域につきまして、葬祭場というものは制限の強い住居系の用途地域では立地できないとなっておりますが、文化会館の周辺地は準工業地域という用途地域でございまして、立地は可能であります。  また、都市計画法第11条には、都市施設というのがございまして、葬祭場は都市施設に含まれていないということから、都市施設の整備に関する基本方針である都市マスタープランには位置づけられていないということで、文化会館の隣に葬祭場を建ててはいけないという法的根拠とか計画というものはございません。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  これは全員協議会でも説明のあったとおり、用途制限上は何ら問題はないというような表現がされていたんですけれども、もう一点、2点目の条件として、亀山市文化会館においては大規模イベントの開催時には駐車場が不足するから、つまりその農協が持っている土地を駐車場として利用することによって文化会館にとってもいいことであるよというような条件がついていたんですけれども、この駐車場のニーズについてなんですけれども、この全員協議会のときは、副市長がたしかご説明をされていたと思うんですが、副市長がその説明をされる様子というのが、私が見た限りでは、近々で開催されたイベントを個人的な感覚で、このとき不足していたこのとき不足していたというような、ちょっと言ってしまうと思いつきのような形で上げられていたように見えたんですけれども、この駐車場のニーズというのに関してしっかりと調査はされているんでしょうか。  この文化会館においては指定管理者がいると思うんですけれども、指定管理者の意見というのはこの駐車場のニーズとして聞いていたりするんでしょうか。その前提条件、もう一つお伺いいたします。
    ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  今回の件につきましては、11月21日開催の議会全員協議会において初めて公表させていただいたものでありまして、指定管理者である亀山市地域社会振興会にも事前にはお伝えはしておりませんでした。  ただし、文化会館の駐車場につきましては、大きなイベント時には前のホテルの駐車場を臨時にお借りするなどして対応してまいりましたが、満車で入り切らない状態がありまして、また近隣の店の駐車場にあふれてお店から苦情をいただいたこともございます。  947席の大ホールと、中央コミュニティセンターを有する施設として180台余りの駐車場では明らかに不足しておりまして、鈴鹿農協の駐車場90台余りはそれを完全に補完するものではありませんけれども、文化会館の駐車場不足に大きく寄与して、市民サービスの向上につながるものと考えているものでございます。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  前提条件2つ確認させていただいたんですけれども、今回補正予算でこの件に関する予算が1億円ほど上がっているんですけれども、私が今聞く限りは、客観的な情報というのが少し不足しているのかなと。つまり市が見た限りこうだと思うというような、市がちょっと見ただけでしっかりとその調査をしていない。だから、都市計画、用途制限もかかっていないのに、言ってしまえばその気持ちとしてはわからなくもないんですけれども、説明がつかないかなというのが1つ目の条件で、2つ目は、やっぱりそういう状況であったとしても、本当に足りるのか足りないのかというのは、やっぱり外から見た感覚だけの話であって、もう少し客観的な意見収集というのは要るのかなというふうに感じたんですけれども、今回上がっている補正予算についてなんですが、住山の、ここでは市営住山住宅南側の土地というふうに表現されているんですけれども、和賀白川線整備事業用地道路分プラス道路用地以外の、これを和賀白川線沿線用地というふうに呼んでいるんですけれども、今回、この住山住宅南側の土地を持っている地権者さんが和賀白川線用地を売ってほしいというふうに交渉したときに、それだけではなくて道路用地以外の買収を求めているということなんですけれども、このことについても、やっぱり同じような所感で、気持ちはわかるんですけど、説明がつかないというような話になるかなあと。  まず、この和賀白川線沿線用地の取得についてということなんですけれども、まずこのケースを認めてしまうと、今後ほかの市民に対して、私、ほかにも、市にここを買ってほしいわとか、ここ何とかしてほしいわという話なんですけれども、やっぱり原則として道路用地しか買えないと。それ以外の残地というのは一貫して買わない、だから交渉が難航しているという話も何件か聞いているんですけれども、このケースを認めてしまうとほかの市民さんに対してどう説明をするのかなというところがまず気になったんですが、そのあたり今後の用地交渉に関して支障というのは出ないんでしょうか。市民に対してどう説明をつけるのか、お答えをお願いします。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  市としましては、原則として事業に必要となる土地について購入するという原則がございます。残地は購入しないという方針でございますけれども、しかしながら今回の場合は、周辺地が市有地であるということで、一団の土地として将来的に土地利用が有効に図られることが見込まれるということと、もう一つ、今般の農協の葬祭場用地として一部利用が見込まれることということから、道路用地以外について買収するものとしたものでございます。  今後におきましても、原則として事業に必要となる土地について購入すると。残地は購入しない方針は引き続き持ちますが、今回の場合のように、周辺地が市有地であるなど特別な状況である場合は個別に判断をしていくということでございます。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  将来的にその和賀白川線沿線用地、つまり道路用地以外の残地と呼ばれる部分については、今後その事業、一部その葬祭場用地として利用が見込めるというふうな説明があったんですけれども、つまり一部ということなんで、葬祭場にならないところが土地として出てくるんですけれども、将来利用が見込まれるということなんですが、何に利用できるか、今見込みというのは立っているんでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  一部鈴鹿農協への貸し付けといたしますが、そのほかの土地につきましては、現時点について具体的な利活用の用途は決定はしておりませんが、将来和賀白川線の開通を見越して、今後検討してまいるということでございます。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  用途決定、葬祭場に使うもの以外は、周りが亀山市の土地やから、そことつなげて何かしら使えるだろうというような答弁に聞こえるんですけれども、ちょうどこの改選前に総務委員会から提案もさせていただいているんですけれども、議会のほうから所管事務調査で、土地開発公社が持っている土地ではあるんですけれども、おおむね亀山市が持っている土地について、早々に蹴りをつけていく、処分をしていくようにというような提言というのはさせていただいているんですけれども、そもそも道路用地の交渉がうまくいかないので残地を含めて購入していきますという答弁がもし返ってきたのであれば、そもそもその提言とはずれてくるわけなんですけれども、このケースについても、つまりその用途が決まっていない土地について、先んじて買うというような話になっているんですが、議会で提言をしたことというのは、余り意に介されていないのかなというふうにこのケースを見ても思われるんですけれども、そのあたりの考え方についてはいかがでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  本年の総務委員会所管事務調査報告書におきまして、普通財産の未利用地については、現状に応じた区分けを行い、売却や貸し付けなど、今後の具体的な方向性と優先順位を示すことという提言をいただいております。  このことを受けまして、現在までに普通財産の区分け、売却できる資産であるとか、境界画定などの事務を要する資産であるとか、売却資産としてはちょっと難しい資産であるとかという区分けをやっておりまして、不要財産の処分に向けて今事務を進めております。  このようにしまして、市としましては不要財産については処分していこうという方針でございますけれども、今回の場合は、周辺が市有地であって将来的には一体的な利活用が見込まれる必要な土地であると判断しまして、不要財産は処分していこうと。そして必要と見込めるものは取得するということで、決して議会の提言を意に介していないというものではございません。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  何らかの事業に使えるかもしれないのが今回の土地で、議会から提案をしたのは不要な、全く用途が見込めないというような答弁なんですけれども、これ本当にこんなにお金、1億円今回補正でつぎ込むんですけれども、本当に葬祭場用地以外って何にもめどって立っていないんですかね。おおむねどういうことに使えそうとか、具体的にこれだじゃなくても、その周辺の土地の様子ですとか地域の様子を踏まえて、こういうことに使えるであろうというような見通しというのすらないんですかね。もう一回お伺いします。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  先ほども答弁させていただきましたように、現時点において具体的な利活用の用途は決定しておりません。  今後、和賀白川線の開通を見越して、今後において検討していくということでございます。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  これ改めてお伺いしたいんですけど、このケースを認めてしまうと、今後残地を含めて土地を買ってほしい、あるいはこういう話もありましたね。もう土地を寄附しようという人がいたときに、執行部に対してちょっと聞いたときに、余分な土地を持つことができない方針なので、さっきの議会からの提言に対する答弁にもかかわると思うんですけれども、上げようと言っているけど、そうやすやすともらえない。だから残地を持つ、土地を持つことに関してはすごくシビアになっているんだな亀山市というのは、これまでのやりとりで思うんですけれども、これは周りが市の土地やからその事業として認められるという、何かその用途が見込めるというような言い分なんですけれども、土地の所有者にとっては関係ないですよ。どんな理由であろうが、自分が買うてほしいと言っておる土地が買ってもらえるんであれば、理由というのはどうでもいいと思うんですけど、つまり自分が言っておる土地全部買ってもらえる人が出てしまったというこのケースと、そうではないケースでこれから交渉というのは難航していくと思うんですけど、このケースを認めてしまって本当にこれから交渉というのはできていけるんですか、改めてお伺いいたします。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  ただいま落合総合政策部次長が答弁いたしましたように、道路用地のみ買収していくというのは、これまでも原則でしたし、これからも原則であるということについては変わりございません。  今回確かに、地権者の方が残地もというご希望でございましたが、まず第一としては、その和賀白川線の事業進捗を図りたいということがございましたが、原則としては今、冒頭に申し上げたとおりでございます。  その葬祭場以外の土地については、今回買収させていただく。今、次長が答弁申し上げたように、直ちにこれという目的は決まっておりませんが、何度も次長も答弁しておりますが、和賀白川線が開通すれば国道1号バイパス和賀白川線の角地になりますので、非常に便利といいますか、有意義な土地になるということで、土地利用上は相当どういう目的であっても、それと一定面積ございますので、土地利用については図れるものというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  副市長、それでは最後にもう一回お伺いしたいんですけれども、市営住山住宅南側の土地の購入をしてもらったときに、自分が思う土地全部買ってもらったやないかという、ほかの道路用地の交渉においてそういう地権者さんがあらわれたときに、市民さんに対して簡単にどういうふうに説明されるか、もう一回お伺いいたします。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  何度も申し上げておりますが、今までもこれからも道路用地部分を購入するという原則は変わっておりません。  ただ、その残地購入の希望があった場合については、今回のように、例えば全て周辺が市有地であるということ、あるいは利用が見込まれるというようなことで、個々具体的にそれぞれは検討すべきことかなというふうには考えております。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  この残地、和賀白川線沿線用地について、葬祭場用地以外の部分が見通しが立っていない以上どうなんだろうというのがすごく疑問に残るやりとりではあったかなと思います。  私がやはり常に気にするのは、ほかの市民に対して、このケースを認めてしまうと説明がつくのかなというのが大いに疑問に感じました。  最初の部分もそうですね、その葬祭場の建設、もちろん市の中心部、ど真ん中ですけど、いいか悪いかと言われたら、感情として聞かれたらあんまりどうだろうというようなところはありますけれども、やっぱり説明がつかない、ルールもない、計画もない、でも何となく嫌だというのでは済まされない話なのかなというふうに感じております。  では、次の項目に移りたいと思います。  議案第76号平成30年度亀山市一般会計補正予算(第4号)についてお伺いいたします。  この補正予算、小学校、幼稚園の空調の整備についてかかわるところだと思うんですけれども、まず、今回の増額補正の内容についてお伺いいたします。 ○議長(小坂直親君)  草川教育部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  現在進めております小学校の普通教室等空調機整備事業につきましては、第2次亀山市総合計画前期基本計画第1次実施計画における主要事業として位置づけ、小学校10校の普通教室と音楽室を対象として本年度に設計業務、来年度に工事を実施する計画で進めているところでございます。また、その財源は、国の学校施設環境改善交付金による補助を見込んでおりました。  しかしながら、国におきましては本年度、ブロック塀冷房設備対応臨時特例交付金が新たに創設され、そのための予算が第1次補正予算で成立いたしました。この特例交付金は、通常の学校施設環境改善交付金とは異なる補助制度で、近年の厳しい気象状況に対応するため、熱中症対策として特別に創設されたものでございます。本市が進めている空調設備事業もこの特例交付金の対象となりますことから、本年度中の交付決定を見込んでおります。  このようなことから、来年度工事を予定しておりました小学校の普通教室等空調機整備事業について、事業を前倒しし、来年夏までに完成させるため、今議会において補正予算を計上いたしたものでございます。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  ことし、夏、非常にもう本当に猛暑といいますか、苛酷な暑さだったんですけれども、その様子を受けて国からの補助金が見込まれるということで、当初の計画より前倒しで小学校、幼稚園に空調の整備が進められそうということで、今回増額の補正が出ているということで、これ自体は本当にいい話だなあと思うんですけれども、私がこの議案が上がってきて気になったのは、いい話はいい話ではあるんですけれども、この計画は立ってはいるものの、ことしなんかすごく苛酷な暑さがありまして、計画は計画なんですけれども、やっぱり何とかして早くできないのかなと思うのが人間なのかな、政治なのかなというふうに思うんですけれども、この計画の前倒しに当たって補助金を見つけてきましたということなんですけれども、この計画を前倒しするために教育委員会側から何か動いてもらっていたことというのはあったんでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  学校施設の大規模な整備事業を実施する場合には、まずその財源確保として、国の補助メニューに該当するかは一般的に調査はいたします。近年の気象状況の厳しさ、特に本年夏の猛暑により、学校施設における空調機整備の必要性はますます高まっていたことから、県内他市の動向であるとか、国の補助制度の状況の情報収集を行っておりました。  また、県下の教育長会議の場におきましても、空調機整備が話題になっていたところでございます。  そのような中で、国の今回特例交付金制度創設のために、10月15日に第1次補正予算案を閣議決定があって、この後自治体に対象事業の調査がございました。既に当市も設計業務を進めておりましたので、この特例交付金を活用したい旨の報告を速やかに行ったところでございます。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  それでは、普通教室への空調の整備というのが計画では上げられていたと思うんですけれども、今回の増額補正、補助金が出たということに関連して、これまでの計画の内容が少し変えられる、具体的に言うと特別教室にも整備ができるというような計画の内容に何か変化というのはあったんでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  現在進めております小学校の空調機整備事業は、対象教室を普通教室と特別教室の一部である音楽室としております。  今回の事業前倒しは、これら教室への空調機設置について来年夏までに工事を完成させるためのものであり、対象教室に変更はございません。  仮に他の特別教室を事業に含めますと、設計対象範囲が広がることから設計業務の期間を延長する必要が生じます。その結果、工事着手がおくれることになりますので、来年夏までに普通教室で設置するという目的が達成できなくなるということが考えられます。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)
     そうすると、特別教室に空調を設置するというふうに計画を変えてしまうと、普通教室への設置自体がおくれてしまうので検討の余地がないというような答弁だったと思うんですが、そういう認識でよかったですか。 ○議長(小坂直親君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  まず、理科室、図工室などの他の特別教室につきましては、早期に整備することが望ましいとは考えておりますが、まずは来年夏までに現在の普通教室、音楽室の設置を最優先させたいということでございます。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  今回の夏の猛暑を受けて、国のほうでもちょっとこの夏はまずいだろうということで、ある意味これはもう本当に政治の力なんだろうなと思うんですけれども、やっぱり計画だったり、計画ってあると思うんですけれども、その現状に応じてやっぱり対応って変えていかないと、特にこの空調設備については子供たちがかかわる問題でありますので、1年でも前倒しできれば本当に亀山市における定住促進にも本当につながっていく重要な話になるんじゃないかなというふうに思っておりますので、計画はあるものの何とかできないかなとか、現状を見てどうにかできないかなあというのは常に探っていただきたいなというのが、今回の議案を通じて感じた所感でした。  では最後、もう時間が少しになってきたんですけれども、市道路線の廃止について、今回の経緯についてと、この路線が企業さんに払い下げられると思うんですけれども、幾らぐらいで払い下げできるものか、続けてお伺いいたします。 ○議長(小坂直親君)  大澤産業建設部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  幾らで払い下げをするのかということでありますけれども、今回廃止します道路敷地につきましては、道路法第92条の規定によりまして、廃止告示の日から2カ月間は市の管理となりまして、それ以降、市の普通財産として売り払いが可能になってくるということになります。  その際、不動産鑑定を行いまして払い下げ額を決定するということでございますので、現時点におきましては払い下げの額につきましては未定でございます。 ○議長(小坂直親君)  今岡議員。 ○4番(今岡翔平君)(登壇)  ちょっと今回の経緯についても一緒に伺ったんですけれども、経緯と、あとは払い下げをするというときには、担当課というのは変わってくると思うんですけれども、こういったあそこの市の道何とかならんかなというような話を企業だったり自治会のような人たちから情報として集めてくるということも必要になるのかなと。  先ほど農協の議案を通じて土地というのは処分していこうよと、余分な土地というのは持たないほうがいいんじゃないのかというような議論を展開してきましたけど、この市道路線の廃止に関しては要らないものが処分できたという例だと思うんですが、そのあたり、経緯と情報を集められる仕組み、答弁をお願いします。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  まず、今回の経緯でございますけれども、市道の廃止の願い出を提出されました事業者につきましては、今回の市道の両側の土地をその関係者とともに所有をしておりまして、その事業用地として市道を含めて一体的に土地利用をしたいということから廃止願いを提出されたものでございます。  この願いを受けまして現地確認を行いまして、市で検討いたしましたところ、その市道を廃止した場合、代替機能としましては西側に約60メートルに市道がございまして、また東側約130メートルにも市道があるということで、これらにつきまして当該市道と同様に南北に横断する形状となっておりますことから地域の交通に影響を与えることもないということ。  また、先ほども申し上げました隣接する地権者でありますけれども、廃止願い出の提出された事業者とその関係者のみということで、さらに地元の自治会からも当該市道の廃止の同意を得られているということから、今回、廃止をするということに至ったものでございます。  また、その情報を集める仕組みということでありますけれども、市道につきましては行政財産として管理をしておりますので、市のほうから積極的に払い下げの情報を収集したり、また市のほうから積極的に市道の供用を廃止して売り払うということは考えにくいところでございます。 ○議長(小坂直親君)  4番 今岡翔平議員の質疑は終わりました。  次に、16番 服部孝規議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  通告に従い質疑をいたします。  まず、議案第76号平成30年度亀山市一般会計補正予算(第4号)についてであります。  ことしの3月議会で、次のような質疑をいたしました。事業が成り立つかどうかわからない時点で、平成30年度の予算を計上したのは理解できないとただしたのに対して、亀渕参事は、平成30年度は、準備会から組合設立、権利変換計画へと進め、関連する補助金交付や駅前広場、街路等の詳細設計と補償、また市道御幸8号線の工事等、計画的な具体の事業展開をしてまいりますので、そのために必要な予算を計上したものでございますということであります。  しかし今、9カ月たちました。組合設立を初め権利変換の計画、交付金を使っての駅前広場、街路等の詳細設計と補償、ほとんどできておりません。ただ補助金が交付されるということと、第1種市街地再開発事業ではない御幸8号線の工事だけが始まったというのが現状であります。  この表をまず見ていただきたいと思います。  これは、亀山駅周辺整備事業の予算の執行状況です。  最初に本格的に組まれたのが平成29年度です。29年度当初予算、それから補正で減額をされましたが、補正後に1億8,000万ほどの予算になっています。これが結果的には、執行された額は7,000万程度で、1億1,000万が繰り越しをされた。30年度の予算として来ているわけですよね。  それから、この30年度については9億7,000万もの予算を組んで、さらに今回5億円近い補正を計上されています。こうなるとトータルで15億近い予算額になるんですね。ところが、この15億近い予算額のうちのほぼ全部、9割以上のお金が繰り越されるわけです。執行額はわずか3.1%、こういうことになっています。これ2年間通して見ても執行額はわずか7.1%ですよ。こんな異常な予算はないですよ。私も長いこと議員をやっていますけれども、こんな異常なのは初めて見ました。  それでお聞きしたいのは、まずこれだけの予算執行しかできていないのに、年度末が迫るこの時期になぜまたさらに補正をしたのか。  それからもう一つつけ加えておきますと、予算の提案としては6億1,000万の今回補正やったんですけれども、その中にこの1億円については都市開発資金の貸し付け事業が入っておりますので、これはもう駅前の周辺整備事業とは別の事業でありますので、これはこの表から除いてあります。5億ということで表はつくってあります。今の質問に対する答弁をお願いします。 ○議長(小坂直親君)  16番 服部孝規議員の質疑に対する答弁を求めます。  亀渕産業建設部次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  亀山駅周辺整備事業につきましては、国からの交付金、社会資本整備総合交付金を受けまして実施しております。  平成30年度当初、国の交付金は約4億9,000万円を見込んでおりましたが、国の交付金内示によりまして2億5,700万円の増となりました。そのため5億1,000万円を増額補正いたしたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  国が予算をふやしてきたんで増にしたということですよね。事業は進んでいないですよね。  やっぱり見通しを立てないことには、結局こういう繰り越しを繰り返していくことになるんですよね。やっぱりこの2年間を見ていても、最大の問題はやっぱり繰り越しですよ、これね。  繰越明許の額、いわゆるそういう問題になるわけですけれども、財務省のホームページを見ますと、繰越制度というのが解説してあります。どう書いてあるか。財政法第42条本文において、毎会計年度の歳出予算の経費の金額は、これを翌年度において使用することができない、こういうふうに財政法では規定しています。これは、歳出予算の性質と会計年度独立の原則から当然のことだというふうに述べております。一会計年度の歳出予算の経費の金額は、原則としてその年度内に使用し終わるべきであって、使用し終わらなかった経費の金額については、これを全て不用とするのが建前ですというのが財務省のホームページです。  財政法で、会計年度独立の原則に対して若干の例外が認められております。一定の条件のもとに、本来ならば不用とすべき歳出予算の経費の金額を翌会計年度に繰り越して使用する道を開いて繰り越しを認めていますと、これがいわゆる繰り越しの制度なんですね。ただこの制度は、歳出予算の性質と会計年度独立の原則に対する特例を出すものであるから、これを無制限に認めることは適当ではない、こういうふうに財務省は言っているわけなんです。  つまりそういう制度はあるけれども、これはあくまでも特例だということで、無制限に認めることはできないんだというのが財務省の立場だと。  まず、確認の意味でお聞きしたい。亀山市もこの立場に立っているのか、この点をお聞きしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  亀山市といたしましても、今ご指摘のとおり、当年度の予算については当年度に執行するというのが原則でございますけれども、やはり今の現状、交付金等の交付によりまして状況が変化した場合については、このような措置をとりたいというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  要するに国から交付金がおりてきたらこれは例外だと、こういう答弁ですよね。  しかし、おかしいですよね。やっぱりその年度に使い終わるべきものが使い終われなかった。だから繰り越しをするということですけれども、じゃあなぜ使い終わらなかったのかということですよね。そこのところが問題なんですよ。  やっぱりそれは見通しが立っていない。最初に言いましたように、本当に9億7,000万使う予定だったんですよ、これ、できなかったわけですよ。一番大きな原因は基本設計ですよ。基本設計が本来なら3月にできて、そこから動き始める予定が、8月に延期をされて、8月にもできない。とうとう11月20日になってようやくできたんですよね。こういうことが現実に起こったわけですよ。だから、国からお金がおりてこようが何しようが、これはやっぱり事業が進まないという現実がある。だから私はこれは例外的な事情にはならないと思いますよ。  当初予算を審議したときに、こういうやりとりをしています。今回、私はこういうふうに言いました。今回組まれた予算9億7,000万が、権利者全員の合意がない限り一歩も動かないというのが現状じゃないか。それでもやるんですか、市長と、私は聞きました。結果は、残念ながらそのとおりになっています。  今回のような事態が生じた最大の原因は、やっぱり事業の見通しが立っていないのに国の補助金を申請した。ここにあるんではないかと私は思います。おりてきたから繰り越すんじゃないです。あなた方が事業が進捗していないにもかかわらず国に申請しとるわけです。そこにやっぱり原因があるんだろうと思います。  結果的に何が起こっているかというと、今、またあしたに、議案から外れていきますので余り言いませんけれども、あした一般質問でやります。地域の権利者、それから市民に対してしっかりとやっぱりこれだけの、今の段階で60億もの事業ですよ。こういう事業をやっぱりしっかりと話し合って理解してもらう、その上でやっぱり進めるというのが本筋やと思うんですよ。それができていないんですよ。補助金が来たから、早いとこやらなあかんから、年度内にしなきゃならんからとか、こういうことで追い立てているわけですよ、今。こんなことは本末転倒やないですか。事業がちゃんとあって、理解もあって、国の補助金を使う、これが本来でしょう。あなた方がやっているのは、補助金が来たから何とか進めなきゃならん、何とかうんと言ってくれと、これが今の実態やないですかね。私はやっぱり、この29年度も30年度も事業が進む見通しが立っていないのに予算を組んだことが、今回9割もの予算を翌年度に繰り越すという異常な事態が生まれたんだと思います。  そこで、基本設計がまだ明らかになっておりませんけれども、これが明らかになればまたいろんな議論が私は生まれてくるんだろうと思います。そういうことを考えますと、今回の提案されているような繰り越しはやめるべきだと私は思います。やっぱり年度内に執行できなければ、財務省が言っているような不用とするというのが本来のやり方ではないかと思うんですが、その点について見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  この事業については、一旦やめるか、繰り越しについてもやめるべきだということでございますけれども、再開発事業を完成するためには、工事費等の支出に見合った収入をいかに確保するかが重要でございまして、再開発事業への補助金の確保は必要不可欠なものでございます。  このような中、亀山駅周辺整備事業に対し国より多くの交付金の配分がなされたものでございまして、本交付金を活用いたしまして事業を実施するため、繰り越しにより事業の推進を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  それはあくまでも歳出の執行できる見通しが立っての話ですよ。立っていないのに予算を取るからこういうことになるんだというふうに言っているわけです、私は。歳出の見通し立ちますか、これ、あなた方。あと12月はもう真ん中まで来ています。1、2、3、これだけですよ。どこまで進められるんですか、これ。  もう一つ、この29年度の繰り越しの1億1,000万、今のところ年度内にやると、執行すると。それはそうですわね。一旦29年度の予算を30年度に繰り越して、それがまだ現時点で執行できていないですよ、1億1,000万については。これはもう何としてもやらなあかんですよね。もしやれなかったらどうなるんですか、これ。1億1,000万がこの30年度に執行できなかったらどう扱うんですか、これ。不用として落とすんですか。それとももっとほかの方法を考えるんですか。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  平成29年度の予算でございますけれども、当初予算2億4,920万円に対しまして補正後の予算額が1億8,721万6,000円ということになっております。この予算につきましては、補正の枠として1億7,775万2,000円を取りまして、先ほどパネルのほうにございます1億1,238万円を繰り越しとしております。  この繰り越しの内容でございますけれども、2ブロック、4ブロックの設計委託等の補助金でございまして、その分についての執行については繰り越しをいたしておりますけれども、年度内には確実に予定しておりました事業として100%の執行というふうになるというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  要するに2年かかってやっと使えるわけですよね、これね。うまくいったとしてね。  私が思うのは、もうこれ14億ですか、来年度ね。もうこれで当初予算あるようなもんですやん、来年度の。ことし9億7,000万ですよ、当初予算。当初予算を立てる前にもう14億の予算があるんですよ、駅前については。そうすると、もう繰り越しをこの議会で認められたら、来年度は当初予算は要らないんじゃないかと思うんですけど、その点についてどうですか。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  平成30年度分の予算執行の大半は組合設立後となりますが、平成30年度の予定の事業につきましては、引き続き鋭意対応して進めていきたいというふうに考えております。年内にできなかったものを繰り越しというふうにさせていただきたいと存じます。  また、今回の補正で平成31年度に予定しております市街地再開発事業に係る補償費等に対する補助金や道路等の公共施設に係る補償等の負担金を前倒しいたしまして実施していきますが、繰り越しにはなりますが、十分その分については消化してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  要らないということですかね、来年度は当初予算が要らない。  私、こういうやり方を続けていくとどういうことが起こるか。つまり、来年の今ごろ、またここで3年続けて繰り越しするのか、こういう質疑をしなきゃならんということですよね。それぐらい異常な事態だということですよ。やっぱり私はもう歳出の見通しがない、歳入は見通しありますよ。国がどんどん再開発事業を進めておりますからお金は交付してきますよ。歳出の見通しが立たないんですよ。こういう事業はやっぱり不用にすべきだということを申し上げて、次に移ります。
     次に、総務費、総務管理費の市有財産管理費1億円についてであります。  これは、先ほど今岡議員も質疑をされました。鈴鹿農協が東御幸町に葬祭場を建てる。こういう計画を知った市が、そこに建ててもろうたら困るということで、住山町の市有地と民有地に建てるように協議を進められ、そして用地購入費として6,000万、それから土地の造成に係る工事費として4,000万、計1億円を今回補正予算で上げているわけです。  最初にお聞きしたい。なぜそこまで、市が1億円を出してまでこの計画を変更させなきゃならんのかと、この辺についてお聞きしたい。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  今回の件については、先ほども次長が説明を申し上げましたように、市といたしましては農協の葬祭場の当初の建設地の予定地が文化会館の隣接地であって、市の文化の中心施設である施設に隣接しておって、違う場所で建設していただいたほうが望ましいということでございます。  それともう一つは、駐車場の問題を申し上げたところでございます。  もし、農協の支店の横に葬祭場が建てられれば、当該地に長期にわたる固定的な施設が建設されることになります。それについては、市にとっては文化行政上、あるいは都市政策上の制約から、先ほど次長が申し上げたように、好ましいものではないという判断からさせていただいたものでございます。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  こういうところにそういう施設が建てられる都市計画上の問題があるんですよ、亀山市はね。やっぱりそこがもうずうっと私言っていますけれども、やっぱり何でもありの都市計画ですよね。そこが問題だということをまず言っておきたいと思います。  この問題、東御幸の人に話を聞きますと、農協がそんな計画があるんなら私は反対ですよと言われるんですよ。このあたりのことを考えていくと、私はそう簡単にあそこへ農協が葬祭場を建てられるのかなあという。当然、法的にどうこうやないですよ。地域の理解なしにそういう施設はやっぱり建てられないでしょうということなんです。  そういう意味で、この計画が地域の理解の上で進んでいるものなのというふうに考えてみえるのか、把握してみえるのか、この辺、地域の理解はどうなのかという点、お聞きしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  当初農協が建設を予定しておりました東御幸の場所については、地元の方にお聞きしたと今、議員おっしゃいましたけれども、居住してみえる方は意外に少ないというふうに理解をしております。お店とかそういう事業所等が多いというふうに私どもは理解しております。  それと、これは鈴鹿農協の話ではないかと思いますが、県内の他の農協で農協の葬祭場については地元の反対を押し切って建てられた例もあるやに聞いておりますので、地元の反対があるから葬祭場はできないのではないかということは、私どもは考えていないというか、できるのではないかと。都市計画上の用途の規制がない以上、建設はできるのではないかというふうに市は考えたところでございます。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  そうすると、反対を押し切ってやった例もあるけれども、反対があってできなかった例もあるんですよね。そういう言い方ですよね。やっぱりこれ重要なことですよ。地域の人の了解を得る。やっぱりそのことは大事やというふうに思います。  やっぱり都市計画上の問題だと思うんですけれども、亀山市ってずうっと言っていますけど、北東部にミニ団地がどっとできる。それから、いわゆる大型の商業施設がどんどんできてくる。こういう問題が今までいろいろと言われてきました。こういう問題を結局もう全部フリーパスで来たわけですよ、亀山市は。ところがここに至って、この農協さんがこういうことを建てるとなったら、いや、そこは困るんだという話になるわけですよ。この辺が非常にわかりづらい。要するに今までもそういう開発があったら、何らかの形で亀山市がストップをかけてきたのかと。かけていないですよ。ところがこれだけはこういうふうに対応するんですね。そこが私は解せません。  比較してみますと、東御幸町の土地、それから住山町の土地、比較すると面積は東御幸が2,500ですね。それから住山3,800、1.5倍なんです。広くなりますね、これ。駐車場もとりやすくなると思うんですよ。それから斎場に関しては、もう本当に目と鼻の先になるんですよ。東御幸やと遠いですよ。あそこで葬祭会館で葬儀をやって、そこから斎場に移る。こういうことを考えた場合、これは非常に便利になるんですね。それから造成工事ですね。そこを市が4,000万出してやってくれるんですよ。これ本当に農協にとっては願ったりかなったりじゃないですか。  私、これだけ条件がよくなるのに、なぜ造成工事まで亀山市が持たなきゃならないのか、この辺がわかりません。あなた方、これだけ土地も広くなりますよ。斎場にも近くなりますよ。好条件になるんですから、造成工事は自分でやりなさいと何で言わないんですか、これ。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  まず、今回補正予算で計上させていただいております造成工事については4,000万ということでございます。これは先日の当初説明させていただいた全員協議会でも私申し上げましたが、この4,000万については、今後具体的な設計をする段階で極力圧縮をしたいというふうに思っております。  それと、議員、全て市がやって、農協は何も痛みはないんやないかというようなご趣旨やと思いますが、例えば東御幸で農協が建てる場合、舗装工事はほとんど必要ない、今もう現状舗装もされておりますが、今回は舗装は農協側がするような内容になっております。それと、例えば汚水処理ですが、東御幸のほうについては、もう公共下水道が供用開始をしておりますので、公共下水道へ直結するだけの軽微な工事費で済みますが、今回の住山のほうは公共下水道の区域外でございますので、合併処理浄化槽が必要になってきて、東御幸以外の農協側に多大なお金も発生するということで、私は農協側が手で受けて待っておるようなことではなく、今回の市側の申し出を踏まえていただいて、農協側もそれ相当の出費をしていただくというような理解でおるところでございます。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  都合のいい話ですわ。有利なことは間違いないですよ。土地は広くなる。斎場には近くなる。やっぱり大きな工事費用ですよ。造成費、それから土地の購入費ね。それから土地は借りるわけですからね。農協は買うわけじゃないですね、市の。だからそういう購入の費用も要らない、こういうことですよね。  私、この問題をやっぱりこの問題だけで考えてもなかなか理解ができないんで、全体を見てみたんですけれども、この全員協議会の資料で見ますと、この土地自体は所有者とそれから市道和賀白川線の道路の用地購入という問題で交渉していましたけれども、先ほど今岡議員も言われたように、道路以外の土地も含めて全部買うてほしいというふうな話が出て難航していたということですわね。市は、要するに事業目的のない土地は買えやんのやと。当たり前のことですわな。こういうことを言われて難航しておったということです。  ところが、ここに来て、結果的にその土地に農協の話で事業目的が生まれたということで交渉が進展したと、こういうことやと思うんですよね。こういうことを考えていくと、私はこの難航していた市道和賀白川線の用地買収を進めるがために、今回の計画で事業目的をつくったんじゃないかと。こちらが先にあったんじゃないかというふうに思いますが、その点いかがですか。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  議員のご趣旨は、残地を買うための理由づけではないかというご趣旨だと思いますが、結論から申し上げるとそうではございません。確かに時期的には残地購入と農協の葬祭場の計画が同時期にはなりましたが、それを理由づけにしたわけではございません。あくまでも、一方では和賀白川線の事業進捗、一方では文化会館周辺への葬祭場を別のところへ移転してもらうと、もう別々の話でございます。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  そういう答弁するでしょうね。認めないでしょうね。  きょうは地図を持ってきてないでわかりづらいですけど、ちょうど和賀白川線の計画されている道に対して斜めにずうっと所有者の土地が横断する形で走っているんですね。その和賀白川線の道路から左側というか、西側については、先ほど言うた葬祭場の部分に入るんで、そこは事業目的がある。それから和賀白川線の部分も事業目的がある。ところが問題はその東側ですよ。ここのところは事業目的がないんですよ。  今、今岡議員が言われた質問の中で、ないと言いましたね、事業目的は。言われたのは、一団の土地として市有地として活用できる、こう言われました。今、土地余りですよ。もうどこでも土地が余っているんですよ、それが1つ。  それからもう一つ、亀山市は今公共施設の管理の計画を立てていますよ。あれを見ると減らさなきゃならんですよ。これから先、公共施設を統合していく、廃止していていくという、基本的には減らさなきゃならん。土地をさらに広げて何を一体つくるんですか、そこへ市が、どんな施設をつくるんですか。こういうこともまともに計画もなく、一団の土地として使えるからと。理由になりませんよ、こんなこと。  もう一つ聞きたいのは、先ほどの答弁で、残地は購入しない、これは変えないんだと言われた。もう変えていますよ、これ。既にこれをやったら変えてしまうんですよ。どう変えるか。市有地がひっついているところは買います。これが1つですよ。それから、今後活用が見込まれるところは買いますと。この2つをあなた方は認めてしまうことになるんですよ。いいんですか。残地は購入しないというのと矛盾しますよ。市有地が一緒にあれば買います。そこが活用されるんであれば買います。いいんですか、これで、成り立ちますか。残地購入しないということとこの2つが成り立ちますか。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  あくまで原則は変えておりません。  今、議員がおっしゃった2要件については、あくまでも例外を認めるときの一つの要件であるというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  そこまで広げたらもう例外が例外でなくなりますよ。もう基準示したようなもんですやん、これ。残地に事業目的がなかっても、市有地とひっついておったら買いますよと言うんですよ、あなた方は。  それから、その土地が将来活用できる、これはわかりませんよ、全然。何に使うということがなかってもいいんですよ。活用できるとあなた方が認めたら買えるわけですよ、これ。非常にいいかげんな話です。だから、既にもう残地は購入しないというのは崩れてしまうんですよ、これを認めたら。わかりませんか、そんな単純な理屈が。  私はこの問題の根っこにあるのは、やっぱり和賀白川線の用地を何としても買わな道路ができない、ここがやっぱり根幹にあるんではないかなと。そのときにちょうどこういう話が出てきたんで、じゃあもうこういうふうにしようと。それでもまだつじつまが合わないですよ。さっき言ったように、和賀白川線の東側、これはもう理屈がつかないんですよ、買う目的としては。  だから、この繰越明許もそう、それからこのやり方もそう、特例特例ですよ。特例があなた方の普通のやり方になるんですよ。認められませんよ、こんなひどいやり方。市長どうですか、これ。これでもやりますか。 ○議長(小坂直親君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  まず、それも含めて特例とおっしゃられましたが、再開発事業、亀山市としては初めての事業でございますし、歳入も含めてしっかり担保して事業を進めていくと。これは当然こういうことでございますので、今回の交付金を受けてしっかり前へ進めようということが基本的にございますので、そこはご理解いただきたいと思います。  それから、今の農協の斎場にかかわります案件でありますけれども、原則としては、私どもは今後におきましてもそのように変わっておりません。  しかし、今回の今の状況の中で、やはり将来的に、今、この駅前の農協所有地が固定化した施設が整備されていく、これにつきましてはいろんな支障が出てくる。これについて協議を重ねました結果、別の住山地内でのご判断をいただくことになりました。  したがいまして、そこの今の用地取得等々につきまして、特例だとおっしゃられました。この件については、やっぱり市が既に保有しておりますこの市有地、現時点では活用が確定をしておりませんけれども、将来の和賀白川線整備後、これが活用できる一団の一体的な利活用ができる土地につきまして、当然この判断をするということは、一定の合理性があるというふうに理解をいたしておるものでございます。  したがいまして、この点につきましても全体的な状況の中で協議を重ね、最終的に判断をさせていただいたことにつきましては、合理性を持っておるというふうに思っておりますし、過去にもこの和賀白川線の周辺地域については、一体的な活用も含めた検討をするべしというようなご意見も議会からもいただいておるところでございますけれども、当然そのような背景も含めて今回判断をさせていただいたものでございます。 ○議長(小坂直親君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  市長の言うことをやっていったら、幾らお金があっても足りませんよ。道路が1本できた。じゃあその周辺にどんどんいろんなものが張りついてくる。お金をまたかける、こういうことですよね。もう立地適正化も何もないやないですか。立地適正化区域を絞ってそこへ集中させようとする。住山のあそこはもう範囲外ですよ。そういうところにまたいろんなものができてきていいじゃないですかと、こういう話ですやろう。もう立地適正化も否定ですよ、あなた、それ。  それから、理解をしてくれと言いましたけれども、理解できるような話をしてください。理解できないような話しかないから理解できないんですよ、これ。  特例と言ったのはあなた方ですよ、私が言ったんじゃないですよ。原則で特例やと、例外やと言うたんですよ。そのことを申し上げて終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(小坂直親君)  16番 服部孝規議員の質疑は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午前11時12分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午前11時22分 再開) ○議長(小坂直親君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、10番 森 美和子議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  それでは、通告に従い質疑をさせていただきます。  今回、議案第76号平成30年度亀山市一般会計補正予算(第4号)についてのうち、第8款土木費、第4項都市計画費の中の亀山駅周辺整備事業、また繰越明許費補正についてもお聞きをしたいと思います。ご答弁のほうよろしくお願いをしたいと思います。  先ほど服部議員が質疑をされましたので、ほとんど聞かれてしまいました。でも、本当にこういう開発事業というのは大変なんだなということをつくづく感じておりますし、服部議員もおっしゃっていましたけど、この繰り越し繰り越しというのが今までなれていなくて、非常に自分としても、私自身としても戸惑っているというか、どういうふうに理解をしていいのかということを考えております。  こういった事業ですので、今の服部議員が質疑をされましたけど、一つ一つ自分自身も納得をしたいので、一つ一つ確認をしていきたいと思います。  まず、29年度の補正予算についてをきちっと理解していかなければならないと思いますので、まずそこを聞かせていただきたいと思います。  服部議員の資料からいきますと、翌年度の繰越額が1億千二百何がしということでありますが、この残っているお金が今年度繰り越されているわけですが、これが執行完了できるのか、その点についてもう一度確認をしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  10番 森 美和子議員の質疑に対する答弁を求めます。  亀渕産業建設部次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  平成29年度分の繰り越しについてということでございますけれども、平成29年度の当初予算は2億4,920万円でございまして、2ブロックの準備会や4ブロック等への補助金、また市道御幸8号線の用地や建物補償でございます。そのうち、平成29年度の決算におきましてお示しいたしました繰り越し1億1,238万円につきましては、準備会等への補助金や市道御幸8号線に係る建物補償でございます。  11月末現在、予算額に対する執行率は約43%でございまして、今後、2ブロック市街地再開発事業基本設計等業務に係る補助金等が支払われますことから、今年度予定しております予算について100%の執行となる予定でございます。 ○議長(小坂直親君)  森議員。
    ○10番(森 美和子君)(登壇)  まず、29年度分の繰り越した金額については、100%今年度内に執行ができるという見通しをお聞かせいただきました。  それから、30年度当初予算9億7,000万について、これが今どれぐらい執行されているのか、その点についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  30年度の予算につきましては、現在、予定をしておりました市街地再開発組合の設立がおくれておりまして、その設立後、事業としては予算を消化できるものと思いますが、今現在30年度予算として消化している部分については、先ほどの表にもございましたように数%のところでございます。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  先ほどの表と言われましたけど、服部議員の表からいくと3.1%と書いてありましたので、そういうことなのかなあというふうに思います。ほとんど執行されていないということでお聞きをさせていただきました。  今回、補正額が6億1,030万ということで、国のほうの補助金が予想以上に前倒しで来たということで、今回補正をされたというふうに、先ほど補正に至った理由については説明を受けました。これ、普通に聞いていると、国から前倒しで来たということはうれしいんかなあというふうに素直に、素人ですので、国からお金が予定をしていたよりも早く来るということはうれしいことなのかなあというふうに素人感覚では思いました。  ただ、今回もやはり前年度と同じように繰り越しが出ているということに、やっぱりいろんな議論が起きているのかなあと思っております。  この時期に前倒しで来るこの補正予算ですけど、この4カ月間でやってしまおうというのは到底無理な話だと思いますので、これがほとんど繰り越しをされるということは、何や亀山市、一個も執行せえへんのかという形で、国にとってこの印象が悪くなるというようなことはないんでしょうか、その点についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  国の交付金内示によりまして2億5,700万円の増となって、この事業費として5億1,000万円の増額補正をお願いしているところでございますけれども、組合設立後の執行となることから、非常にその部分について国との協議も随時進めてございます。その中で、国としては全面的に支援をいただいておりますので、その分で増額補正が行われたと。そういう中で、組合設立がおくれておるという部分も当然のことながら報告してございまして、その中で執行を、設立を速やかに行って進めるようにというようなことで、国のほうとは協議を進めておるところでございます。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  粛々とやんなさいよと、あと拍車をかけてやんなさいよという形で、国のほうの印象として、そういうあんまり大きく変化があるということではないような形で理解をさせていただきます。  そうすると、先ほどの議論もありましたが、一旦返して31年度の当初予算で、国からはもともと来るお金ですので、そういったことを予算で盛り込めばいいんじゃないかなというふうに、あくまで素人ですので、そういった観点で聞いていただきたいんですけど、こういうふうな形で、もしこの予算を返したとき、国の印象というのは何か変化が、亀山市に大きな影響が何かあるのか、その点について聞きたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  国の補助金に関しましては、毎年毎年内示によりまして確定してまいりますので、次年度の補助金に関して幾らぐらいになるかとか、要望どおりいけるか等は未確定でございまして、その中で、国のほうが今回、お返しした場合どうなるかというところでございますけれども、仮に返還した場合、次年度の補助金配分は非常に厳しいものになるというふうなことと考えております。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  そうするとやっぱり今のお話でありますと、今回受け取ってない、来年度に予算を要求したとしても、それはなかなかこれが100%来るかという見込みは余りないということを理解させていただきました。  国に対して印象も余りよくないというふうになるのか、その点についてもう一回お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  市街地再開発事業におけます補助金につきましては、国のほうといたしましては今回、私ども国交省等の陳情等も市長も行っていただきまして、いろんな部分でご支援を願ったところでございますけれども、そのご支援に国のほうもご理解を示していただきまして、非常に高額の補助金をつけていただいたというところでございまして、これについてもし私どもが、先ほども言いましたように、補助金が使えない等の部分、要は返したいというふうな部分になれば、非常に心証は悪くなるというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  最初に言いましたけど、やっぱりこれだけの大きな事業をするということは、ただ書類として申請をすればいいわけではなくて、本当に水面下でさまざまな働きかけもされているということも理解をさせていただきましたし、また印象が悪くなるというのは道路事業だけではなくて、もしかしたら国からの補助金で国庫支出金ですか、そういうのは亀山市においても大きなウエートを占めておりますので、今後の印象が悪くなるとか、心証が悪くなるとかというのは大きな痛手になってくるんじゃないかというふうに感じました。  今回、繰越明許をされた14億の、前倒しでいただいた5億を抜いてもこの9億の部分は、もう少し理由として、なぜ次に繰り越さなければならないのか、今年度の予算を、その点について、その理由についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  そもそも繰り越しの原因となったというところはどうなんだというところでございますけれども、準備会におきまして発注の基本設計等の委託業務につきましては、当初8月完成、その後、組合の設立の予定でしたが、再開発事業における権利者のリスク回避や事業の安定化のため、準備会において共同住宅の部分の保留床を取得いただける住宅開発会社の選定が行われました。また、権利者にご理解をいただくための個別ヒアリングも実施いたしましたことから、基本設計等の完了が11月となりまして、全体スケジュールがおくれてきたものでございます。  しかし、これで共同住宅の企画から販売まで責任を持って参画いたします参加組合員のめどが立ったことから、再開発事業における保留床処分が確定いたしましたことにより、いろんな部分、収入の面でも大きな安心が得られたものというふうに思われます。  その中で、今後は組合を速やかに設立いたしまして事業の推進をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  組合員の方にとっては、自分のところの財産を一旦手放して、権利床という形でお買いをいただくとか、それからほかのところにという部分はあるかと思いますけど、本当にリスク回避のための丁寧な説明を特別委員会でも行政のほうに求めておりましたので、そういう形の中でのスケジュールの延び、それだけではないですけど、そういうことをされたんだと思います。  それから1つ気になっているのが、12月から3月まで今年度は残っております。14億を31年に繰り越すということは、この間の事業はストップしてしまうのか、その点についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  12月の補正で繰り越しをお認めいただきますと、12月議会で議決後、増額分の補正分も合わせて契約や支出と年度超えての契約が可能となりまして、組合設立後、速やかに事業の進捗が図られるものというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  前に進んでいくということ、事業がとまるわけではなくて速やかに進めていくということで理解をさせていただきました。  もう一点、今回この繰り越しが出ておりますが、この繰り越しは12月じゃなくたって、事業をずうっと執行して3月で繰り越しという形で出すということもできたんじゃないかと思うんですけど、その点についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  仮に3月の補正で繰り越しをいたしますと、3月議会議決後の契約事務となりまして、多額の補正や繰り越しは非常に時間的にも大変難しいものになるというふうに考えておりまして、この1月から3月の期間にも事業としては進捗をしなければならないということが命題でございますので、どんどん推進していくためにもこの12月で補正をお願いしておるようなところでございます。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  ちょっと今の答弁はわかりにくかったんですけど、事業は進んでいると。今回繰り越しをしたとしても、この12月から3月までの事業は進めていくと。それを進めながら、できない分を3月の議会で繰り越しということができないんですかと聞いたんですけど、ちょっともう少し詳しく教えていただきたいと、理解ができなかった。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  済みません、ちょっとわかりにくくて。  今回のことで、年度を超えての契約が可能となりまして、組合設立後、速やかに事業が図られるというところでございまして、契約を、何しろ組合設立後速やかに行いたいというところがあります。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  ちょっと済みません、理解ができなかったんですけど、速やかに執行したいのはようわかります。してもらわなあかんと私は思っていますけど、それがその12月と3月でどうなのかという、そこがちょっと理解できないので、もう少し説明がつきますか。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  詳細の内容を言いますと、1月、組合が設立されますと準備に入りまして、3月までの間に実施設計等も発注いたしまして、また補償等の部分も3月の段階で入っていけるというところでございまして、補正をお願いしております次年度の補償分等につきましても、当然3月までの間に執行ができるよう努力していくというところでございます。  済みません。年度をまたがって契約ができますので、そこが3月と12月の違いというふうなことでございます。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  3月にしてしまうと、その年度をまたぐという部分が非常に難しくなってくるということで理解をさせていただいていいのかなあと思います。  それから、次に都市開発資金貸付金についてお伺いをしたいと思います。  これはどのような性質のものなのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  この貸付制度は、地方公共団体を通じて貸し付ける国が行う事業でございます。市街地再開発事業を施行する組合に対し、地方公共団体が無利子で貸し付けを行う場合に、その資金の一部について、国が無利子資金を貸し付けることにより円滑な市街地再開発事業の推進を図るものでございます。  活用の効果といたしましては、組合が保留床処分までのつなぎ資金を確保、また無利子の資金であるため、金利負担が軽減されることにあります。  具体的には、国が地方公共団体に貸し付けますが、地方公共団体の貸付額の2分の1以内で、今回、国から5,000万円が認められましたことから、市街地再開発組合への貸付金は市の5,000万円と合わせて1億円となります。  市街地再開発事業の進捗により保留床売却等の収入の後、事業精算時に地方公共団体へ無利子で償還され、さらに市から国へ貸し付け分を償還する制度でございます。償還期間は最大で8年以内で、一括償還となっております。  なお、市分の5,000万円のうち75%の3,750万円が一般補助施設整備事業債、残り1,250万円は一般財源からの貸し付けというふうになっております。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)
     無利子で自由に使えるお金を1億担保できるというのは、非常に組合にとっては有利なものなんだと思うんですけど、この貸付金ですけど、当初30年度の予算では8月に組合が設立するんだというふうに言われていました。私たちもそんなふうに理解をしていたんですけど、そうであるならば、当初予算のところでこういったものが出てくるべきやったんじゃないかと思うんですけど、今回ぎりぎりになって、こういった有利なものではあるんですけど、出てきたという理由についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  この貸付金は、再開発事業全般に関する組合設立後の貸し付けでございまして、議会からのリスク回避等のご意見もありましたことから、組合設立が見込まれたこの時期に補正という形で計上させていただいたことでございます。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  組合設立というものがもう見えてきたので、今回補正予算の中でこれが計上されたというふうに理解をさせていただきます。  じゃあ次に移ります。  第10款の教育費の空調機整備事業についてお伺いをしたいと思います。  これも先ほど今岡議員が質疑をされましたんですが、ことしの流行語に「最大級の暑さ」というのがノミネートされたぐらい、全国的に暑い夏でありました。  国のほうの補正予算がついたということで、先ほど補正の理由は聞かせていただきました。  国からは6,336万5,000円が入ってくるわけですが、それに対して歳出は2億4,510万円、この中身について具体的に教えていただきたいと思います。  もう一つ、これは3分の1ほど国から来るということなんですけど、3分の2を市で見ていくというその中身、どういった性質のものなのかについて具体的に教えていただきたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  草川教育部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  先ほど今岡議員のご質問にもご答弁をさせていただきました。  今回、ブロック塀冷房設備対応臨時特例交付金が新たに創設されましたので、その事業として採択が予想されることから、補正を上げさせていただいております。その中で空調機整備事業につきましては、事業前倒しにより来年度に予定しておりました小学校についての工事監理のための委託料330万円及び工事請負費2億1,000万円を計上いたしております。  それとあともう一点、財源の関係でございますが、今回の特例交付金の国の補助率は3分の1でございまして、通常の学校施設環境改善交付金による補助率と同様ではございますが、この国庫補助のほかに地方債に対する財政措置が手厚くなっております。学校施設等整備事業債の充当率が100%と大きいだけでなく、元利償還金に対する交付税算入率も通常の30%が60%になっておりまして、その結果、実質の地方負担分は約26.7%ということで、財政面でも通常の補助金よりは非常に有利な制度となっております。 ○議長(小坂直親君)  森議員。 ○10番(森 美和子君)(登壇)  先ほども今岡議員の中でもありましたけど、本当にこれもありがたい有利な、亀山市にとってはうれしい財源確保になるんじゃないかなあと思います。  議会の中でも議論がありましたけど、もっと早くやれないのかという、当初の計画でありましたら多分夏をまたいでしまった、来年の夏休み後ぐらいになるんじゃないかというふうなこともありまして、もっと早くできないのかというような議論もありましたので、これが粛々と進んでいくことを望みますが、先ほどの議論の中で少し私も気になったことがあったんですけど、学校施設というのは、ただ子供たちが教育を受ける環境だけではないということを、やっぱり私たちは知っておかなあかんというか、災害時の重要な拠点になるということをやっぱり頭に入れておかなければならないんじゃないかなあって、先ほどの今岡議員との議論を聞かせてもらっていて、子供たちだけではないということを強く私はここで、これは一般質問になりますので答弁は求めませんが、そこら辺、危機管理の部分をしっかりと頭に入れて進めていっていただかなければならないということを、やっぱり教育部門もそうですし、市長部局もそこら辺の思いというのはやっぱり受けとめていただきたい、このことを申しまして、私の質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小坂直親君)  10番 森 美和子議員の質疑は終わりました。  会議の途中ですが、午後1時まで休憩します。               (午前11時51分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午後 1時00分 再開) ○議長(小坂直親君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、11番 鈴木達夫議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  大樹の鈴木でございます。  選挙後、新しい体制の中で大樹という会派を立ち上げさせていただきました。たくさんの方々の恩恵、大徳を背に受け、市政の活力ある発展と市民全体の豊かさの向上という意志、大志を貫く樹木を育てていきたい。そして、その樹木は市民の多様な考えや息遣い、大意を吸い上げ、地に根を張り、多くの実をつける大樹となり、市政、議会の大きな幹となるべく存在したい、そんな思いで大樹という会派を立ち上げさせていただきました。ご理解をいただきたいと思います。  それでは、議案質疑に入ります。  議案第76号一般会計補正のうち総務費の工事請負費並びに用地購入費の増額の議案でございます。  この案件につきましては、午前中お二人の方、今後も3人、4人が質疑、あるいは質問の中で行うということですので、3点ほど簡潔に質疑をさせていただきます。  まず、開会日のこの提案理由説明書というものがございます。この中にはこう記載されております。  総務費につきましては、住山町地内の市道和賀白川線沿線用地の有効活用を図るべく、市有地に隣接する用地を取得するとともに、その造成に係る工事請負費等を計上しますということで、用地取得費五千九百何がし、そして工事請負費4,000万を計上、合わせて1億の予算が計上されたということでございますが、この提案理由説明書だけを見れば、市民にとってはこの約2つの用地取得、あるいは請負費4,000万、合わせて1億の取得がですね、工事請負費の1億円ですね、これが有効活用であるかということを、その判断を議会、あるいは市民に問われたという議案であると認識をしておりました。  しかしながら午前中の質疑では、どこまでが議案の範疇か議案外かちょっとわからない部分があったんですが、あるいはその背景、あるいは趣旨を今岡議員は非常に上手に咀嚼をしまして質問をされていたんですけれども、執行部側から今回の補正に至った経緯、理由について、議案の範疇内でお答えをいただきたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  11番 鈴木達夫議員の質疑に対する答弁を求めます。  落合総合政策部次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  今回の補正に至った経緯についてご説明いたします。  本年3月、本市は鈴鹿農業協同組合が同組合亀山支店東側の自己所有地に葬祭場を建設する計画があると、そういうような情報を入手いたしました。この土地は亀山市文化会館駐車場の隣接地でありまして、同組合が貸し付け駐車場として利用しているものでございます。  この情報に接しまして、本市は鈴鹿農業協同組合に対し、当該土地は市の文化の中心施設である亀山市文化会館に隣接していること、同会館の駐車場として利用したいこととの理由から、建設予定地を変更されるように要請し、その候補地として市営住山住宅南側の土地を提案いたしました。  この本市の要請、提案に対しまして、鈴鹿農業協同組合は了解されまして、その後、同組合と協議いたしまして合意したことにより、今回の補正予算を提案させていただくものでございます。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  先ほど私が説明しました提案理由ですね、これだけをもって有効活用、この意味合いが市民にとって全く僕は理解、今の説明をもって初めて公に議場の中で、いわゆるその経緯、あるいは今までの流れ、理由についての説明。なぜこの提案理由に今説明されたことが記載されていなかったんですか。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  議員ご指摘のように、提案理由説明書におきましては市道和賀白川線の沿線用地の有効活用を図るべくとの記載がございますが、具体的な内容については記載してございませんでした。ただし、本議会の市長の現況報告におきましては、鈴鹿農業協同組合の貸し付けについても触れております。  また、今回の案件につきましては重要なものと認識しておりますので、11月21日の全員協議会において、事前に報告をさせていただいたところでございます。  なお、提案理由説明書につきましては全ての議案について説明されておりますので、簡潔に記載させていただいておるということからご理解をいただきたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  説明書は簡潔であるということなんですけれども、この議案は、やはり本質的に鈴鹿農協に対して、文化会館の横の駐車場を借り受けるためにその代替地の購入とそれに係る造成費用を計上したと。簡潔になるんじゃないですか、これ。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  提案理由の説明書には今までもそんなに詳細には書いていないということがありますので、また総務委員会とか予算決算委員会の中では詳細に説明させていただきますけれども、簡潔に書いてあるということでご了承いただきたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  総合政策部長、これは明らかに簡潔とはいえ、本来的に文化会館の横の駐車場を農協の葬祭センターでなくて、これをいわゆる立ちどまってもらうためにということは、市民の方には一番大事なことなんです。そのために1億かけて、それでもいいですかという投げかけをするのが本来ですよ。その意味で説明責任、あるいはオープンという意味からして、不十分と感じないですか。 ○議長(小坂直親君)  山本総合政策部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  今の鈴鹿農協の問題につきましては、さまざまな場面でご説明をさせていただいておりますが、提案理由の説明ということにつきましては、議員並びに市民の方々に理由を述べる場でもございますので、今後につきましては、きっちり内容も精査した上でしっかりと説明をさせていただくというふうな形で考えておるところでございます。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  もうあと二つほど簡潔に質問をさせていただきます。  午前中の質疑の中で、服部議員が客観的に見て1億円をかけるというのは、見方によっては相手方の鈴鹿農協に有利ではないのかと、斎場に非常に近いところである、あるいは造成までも市が受け持つということなんですね。  副市長の答弁の中では、下水に関しては合併浄化槽、あるいは舗装工事も行う等、一定の負担はあるということなんですけれども、ここで聞きたいのは、服部議員の中で、いわゆる地域住民がそこにセレモニーホール、農協のを持つことに関して一定の歯どめみたいな考え方はないのかとか、あるいは質問にはなかったんですけれども、農協の理事会等あたりも、私は農協がすぐさま早々に斎場を建設するというような予兆というか、こんなのがあったんですか。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  いろんな説明の中で、本年3月に農協が葬祭場をあの場所へ立てられるという情報を入手したというふうに申し上げておりますが、それ以前については、その情報は一切入手しておりませんでした。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  それでは、市は今回の補正約1億、これだけの支出で、ほかに借りたり貸したりする中でコストみたいなものはかからない、これだけで済みますか。今から何かが発生するとか、その意味で市にとって借り受けをして貸し付けをするという行為が、何かほかにマイナスの要素というものがあるんでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  今回の補正予算に計上しております用地購入費、造成工事費以外の費用はないものと認識しております。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  これ以上お金はかけないということなんですけれども、これは質問ではございませんので聞いていただきたい。
     例えば、今お支払いをいただいているあそこの土地の固定資産税がどうなるか、当然借り受ける場合は、常識的にそれがオンされて市が払っていくというケースが多いようにも思うし、もう一つは、全く別なんですけれども、セレモニーホールをまた新たな農協さんが立てられるということで、斎場のいわゆる式場の借り代がますます下がっていくと。  これは別件なんですけれども、平成21年には利用率が46.8%あったものが、昨年はもう23%ぐらいになっている。新たに農協が建てればこれ10%、いわゆるお金のほうも当時2,000万近く入ったものがもう1,000万になっているという、こういうふぐあいも、ふぐあいというかマイナス面も見える。  それからもう一つは、購入した土地が、きょうも午前中にあったんですけれども、葬祭場以外は利活用のまだめどが立っていないとか、私は一番当初の初めの質問の中で、いろいろな要件がありながらも市が説明しなければいけないのは、それを持っても、そういうマイナス面を持ってもあそこの駐車場が農協のセレモニーホールでなくて、市が保有して死守しなければいけない理由をしっかり市民の方、あるいは議会に対して示す、こういう姿勢でこの議案を臨むべきだということと思いますが、答弁をお願いします。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  あの文化会館のある土地に葬祭場を建設するということにつきましては、都市計画法上の規制はございませんので、都市計画法で規制するということは限界がございます。  その中で亀山市におきましては、総合計画の基本構想におきまして、将来都市像の実現に向けて都市空間形成方針というのをつくっております。その基本方針の一つに、住みやすさの向上に重点を置いた土地利用の推進を掲げておりまして、亀山市文化会館周辺地における良好な土地空間を維持していくという観点から、あそこに長期にわたる固定化した施設が建設されることは好ましくないものであると考えるものであります。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  今後の議論については、ほかの議員にお任せをします。  購入に関してちょっとこれも確認をしたいんです。  説明の中では、和賀白川線の延伸工事のため用地買収交渉を進めてきたけれども、道路用地以外を含めた買収を要請してきて、交渉が難航してきたということで今回の案件が出てきて、そこが葬祭用地に利用できたり、市として周りが全て市の土地だから一団の団地として活用できるということで、今回買収の判断をしたということなんですけれども、これを確認したいと思います。  道路の延伸工事、この土地買収は飛び地を含めた買収でないとできなかったのか。逆に言うと、今回の鈴鹿農協の案件がなかったら工事は先送りをしていたんですか。確認。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  和賀白川線整備事業と今回の鈴鹿農業協同組合への貸し付けとの関連につきまして、少し経緯をご説明させていただきます。  市道和賀白川線整備のために、所有者に対して用地買収の交渉を進めてまいりました。所有者は道路用地以外の残地を含めての買収を要請されておりました。その要請に対して、本市は道路用地以外は別途事業がないと買収はできない旨の回答をしたことから、交渉は時間を要することと予測されておりました。しかし、周辺地は全て市有地であること、また今般の鈴鹿農業協同組合葬祭場用地として一部利用が見込めることの理由から、道路用地以外についても買収する方針としたものでございます。  したがいまして、和賀白川線の用地買収については、残地を含めた買収でないと買収が進まなかったものと考えております。  また一方、鈴鹿農業協同組合の今回の案件がなかったとしましても、市としましては和賀白川線の重要性、また周辺が全て市有地であることから、一体的な有効活用が見込めるということから、残地を含めた取得を決定したものでございます。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  今回の鈴鹿農協の案件がなくても道路用地以外の飛び地も購入する内々の約束だったという答弁でよろしいでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  今回、所有者から農事調停については市に購入してくださいという申し出が出されておりますので、内々といいますか、農事調停が出されたということで、この議決をいただいたら市として正式に買うことが決定するということでございます。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  確認をさせていただきました。  もう一つだけです。  全協の中での議事録の中で、市長は文化会館横の駐車場に関しまして、文化会館が30年近く建ちながらも駐車場不足という構造的な問題をずうっと抱えてきたんだということで、その後、午前中にも質疑がございました。本市にとりましても都市政策上の制約を受けることで、ここに固定化した施設が長期にわたって建設されることは、都市政策上の制約から好ましいものではないという判断でこういう形に至ったんだという。  それでは質問します。  亀山市の都市政策上、固定化した施設の建設が好ましくない建物、あるいは地域はどこの範囲かお示しをいただきたい。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  都市計画法におきまして、13種類の用途地域が定められております。その用途地域ごとに建設できる建物が定められておりまして、市におきましては用途地域の都市計画決定をしております。したがいまして、その用途地域の規制によるものでございます。  議員お尋ねの地域はどの範囲かということですけれども、亀山市文化会館の周辺の土地を指すということでございます。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  いつから文化会館が市の都市政策上の真ん中になったのか私はわからないんですけれども、確認だけですので。  今の答弁の中で都市計画法の第9条の用途地域、あるいは第11条の都市施設の解釈の中では、規制というのは限界があると、制限もかけられないというご答弁なんですけれども、仮に今後このような開発、あるいは建築物ができるという情報等を受けたらどのような対応をとるのでしょうか。  例えば近在の洋品店が本社機能でなく支社機能を建てて、事務をつかさどる建物を建てたいというような場合は、市としては何か対応がとれるんですか。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  今回の対応としましては、文化会館に隣接する土地を文化会館の駐車場として利用ができることが、駐車場不足に大きく寄与しておるという判断から決断させていただいたわけですけれども、今後に同じような事例が出てきた場合は、都市計画法に合致しておるかということは第一でございますけれども、都市計画法で規制できないようなものにつきましては、もう個々の状況で判断していくということでございます。 ○議長(小坂直親君)  鈴木議員。 ○11番(鈴木達夫君)(登壇)  確認をさせていただきました。  終わります。 ○議長(小坂直親君)  11番 鈴木達夫議員の質疑は終わりました。  次に、13番 伊藤彦太郎議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  それでは、通告に従いまして議案質疑のほうをさせていただきます。  今回は2点というか、議案としては補正予算に関してですけれども、その中で2つの項目です。  まずその1番目の項目としまして、第2款総務費、第1項総務管理費、第5目財産管理費、市有財産管理費の増額補正について通告させていただいております。これにつきましては、朝方から多くの議員さんが取り上げられているJAの土地を文化会館の横だということで利用したいという、その話の中で、代替地として和賀白川線沿線上の用地を買収すると、こういった話ではないのかなとは思います。  この辺につきましては、11月21日でしたか20日でしたかの全員協議会にて説明を受けまして、大体のあらましというか把握はさせていただいてきたわけですけれども、それでもやはり事細かに聞くべき部分があると思いますんで、その辺をちょっと聞かせていただきたいとは思っております。  全員協議会の説明の中でいろいろとその説明をいただいたわけですけれども、そもそも今回、文化会館付近の駐車場の話と和賀白川線の用地買収の話、この大きな2つが、これを一緒に考えてしまうとかえってややこしくなるなあと私としては思いましたので、それにつきまして、その辺を分けてちょっと聞かせていただきたいと思います。  背景についてということではあるんですけれども、その辺で、まず文化会館の付近の駐車場の確保という話でありました。ちょっと先ほどそもそも都市空間がどうたら、市の文化中心施設の文化会館という話で、そこに何か斎場はそぐわないんじゃないか、好ましくないような話がありますけれども、ちょっとそれは私たちとしてはかなり首をかしげる部分はありますんで、その辺はちょっと議案質疑の部分とは外れてきますので、改めて市長の文化政策に対する考え方という意味で別の機会で聞かせていただきたいと思いますんで、そもそもそのときに理由として上げられていた駐車場の問題ですね、駐車スペースの確保という意味でまずお聞きしたいと思います。  イベントごとに非常に不足ぎみであると、こういった話ではあるんですけれども、実態は一体どうだったのか。イベントでよくホテルの駐車場をお借りしたとか、周りの店から苦情をいただいたとか、こんな話がありましたけれども、具体的なイベントですね、どういったイベントで、どういうふうな駐車場の賃借が行われたのかとか、その辺、実態を把握されている部分をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  13番 伊藤彦太郎議員の質疑に対する答弁を求めます。  落合総合政策部次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  具体的なことに関しましては、本年の11月10日、市防火協会主催の防火フェアが大ホール及び駐車場で開催されまして、同時に中央コミュニティセンターでは軽音楽のコンサートが開催されておりました。南のホテルの駐車場も臨時にお借りしておりましたが、駐車場では満車で入り切れない状態でございました。  11月18日には、屋外で食の祭典・市民の集いが開催されると同時に、大ホールではワーク・ライフ・バランス講演会が開催されておりました。駐車場はホテル前も農協の事務所前も借りておりましたが、車が付近の店の駐車場にあふれ、お店から苦情をいただいた。最近ではこういうようなことでございます。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  最近の事例ですんで、私らも記憶に新しいところではあるんですけれども、あくまでもそれは最近の例だけなんですね。もう少し数として、1年当たり何件ぐらい苦情の出るほかの駐車場をお借りするようなイベントがあるのか、その辺のデータですね、数年分ぐらい用意してもらうべきやと私は思いますけれども、その辺、もし数年分ぐらいのをきちっと把握されているんやったら、それを示していただきたいとお思います。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  数年間のこの駐車場の状況は私どもちょっと今持っておりませんので、調査して、またご報告させていただきたいと。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員に申し上げます。  あくまでも案件は工事請負費と用地費ですので、その件についてもう少し質問に要旨を合わせてください。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  先ほども申しましたように、背景に文化会館の話がありますのでそれをちょっと聞かせていただいておりますので、そのことでさらにちょっと聞かせていただきます。  今回JAの駐車場の土地の確保、私はやっぱりこれは非常に重要なことやと思っております。あそこをやはり文化会館の土地として使っていく。ただ、これは先ほど言われたように実態を把握されているとはとても言える状況ではない。  そんな中で、JAのこの土地に対して、今まで一体どういうふうな確保をする努力をされていたのか、これも含めてですけど。文化会館に対してそこをお借りするとかいう話がありました。それに対して、文化会館のイベントごとの駐車場が必要とか、こういった努力はどういうふうなことをされていたのか、その辺を確認させていただきたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  鈴鹿農業協同組合が所有する貸し駐車場につきましては、イベントのときには借りるというふうなことはしておりますけれども、今まであそこの土地を売ってくれとか、そういうふうな用地買収の交渉とかは行っておりません。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  それで、購入をするとかそういうふうな話はなかったとは言いますけれども、今回も前提として、あそこを確保するために賃借契約とかという話が出ておりました。  そんな話の中で、JAからそもそも先ほどの答弁の中でもありましたけれども、やはりあそこで葬祭場を建てるそのかわりに、今回の補正予算で上げられているその土地、農事調停とかもありますけれども、そのような話が出てきた。その話の中で、まずこのJAから代替地を求められたのかどうか、その点をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小坂直親君)
     落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  その文化会館の土地の葬祭場の代替地というのは、JAから求められたものではなくて、市から提案したものでございます。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  あくまでもJAから代替地を求められたものではないということを確認させていただきました。  その上で、もう一つ言っておりました和賀白川線沿線の用地買収の話ですね。やっぱりこちらがメーンですんで、その話をお聞かせ願いたいと思うんですけれども、そもそも今回、道路用地については当然当初予算で盛り込まれておりますんで、それ以外の部分ですね、その沿線と言われている、その部分を確保されにいったわけですけれども、これを購入する理由としまして、当然和賀白川線という話はありましたけれども、もう一つ、やはりこの一体的利用が図られる、こういう意味で非常に意味があるもんなんやと、こういうふうな答弁だったと思います。  それでは、この一体的利用を行う範囲、一体どれぐらいの範囲を考えていらっしゃるのか。この辺、多分これを決定したのは市長やと思いますけれども、その辺どうなんでしょうか。この辺をまず聞かせていただきたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  一体的利用と申しましたのは、和賀白川線が開通したその沿線、範囲がどこからどこまでとはっきりは決まっておりませんけど、沿線ということでございます。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  範囲は特に決まっていないということでありました。  そうすると、今回、沿線上の土地もあるんですけれども、その沿線からちょっと外れた土地も農地調停及び購入に入っているんですね。畑として出ていますけれども、この地番として12の4という土地、これは畑でこの和賀白川線の沿線という意味ではちょっと外れてはおるんですね。それに対しては、これは範囲に入るのか入らないのかというと、これは入るという話になってはおるんですけど、結局その辺の範囲が曖昧な状態でこういうことを考えてええのかということです。  そこでちょっとお聞きしたいんですけれども、今回この所有者の方以外、今回上げられているこの土地以外の土地がその一体的利用ができるという、この付近に存在しないのか、もう。ほかに購入すべき土地というのはないのか、一体理由という意味で。その点についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  周辺は市有地でありまして、新たに民から購入するというふうな土地はございません。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  そういうことですと、漠とですけれども、イメージではあるんですけれども、周辺に市有地があって、その市有地に包まれておるような部分、この辺を多分想定してみえるんやろうなというふうに思うわけなんですけれども、それで一体的利用ができる、それで購入する、それをしたとしましょうということです。  ただ、そういう意味でこの辺で次の妥当性という部分にちょっと入っていきたいと思うんですけれども、こういった話、これが本当に必要であるんやったら、それは当然購入するべきですよ。ただ、今までこの土地に関して私は何か計画というのをやはり聞いたことがないんですよね。市長の先ほどの話の中で、過去にはそういったことも考えろという議会からの提言もあったと、こういうことではあったんですけれども、ただそもそもなぜここに市の土地が多く存在しているのかというのが、私は非常に気になりました。  この経緯ですね、なぜここに、言ってみれば今回の所有者の方の土地だけが残っていて、市の土地が余りにも多い、逆に言えば。なぜこんな状況になったか、その辺の実態の把握についてはどういうふうにされているのか、その点をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  調査いたしましたけれども、周辺の土地は昭和47年ごろに取得した土地でありまして、当時の用地買収の経緯がわかる資料もないということでございまして、不明でございます。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  おっしゃるように昭和47年、大分昔からの所有していた土地というわけなんですよね。ただ逆に言えば、そもそもこの辺に市としての計画があったんじゃないのかなというふうにも私は思いました。  やはり今回、所有されている方、そのときはうんと言われなかったんでしょうね、と私は感じたんですけれども、やはりこれだけの土地を昭和47年に所有したということは、やはりその北側に存在している住山住宅、この辺のことも含めまして、やはり市営住宅というのをあの辺でつくっていく、そういった話だったんじゃないのかなあというふうには思うんですけれども、ちょっと話が脱線した感じですけれども、こういった経過もあったんやろうと思います。  そんな話の中で、やはり今回その一体的利用ができる必要な土地やと言われるんだったら、この辺の話、なぜ最初からそういうふうな計画を出して購入という話にされないのか。和賀白川線があるから買うんじゃなくて、和賀白川線和賀白川線として当初予算で計上する、これもいいですし、ただ、それ以外でそもそも一体的な土地の利用、これを考えたときに購入するということをなぜ当初の予算で出してこられなかったのか、もっと早く出してこられたんじゃないかと思いますけれど、その点はどうなんでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  JAが文化会館の隣接地に葬祭場を建設するというのを市が情報を入手したのが3月でございますので、当初予算に計上するということはできなかったということでございます。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  そうすると、やっぱりこの一体的利用ですね、和賀白川沿線の話、これは結局JAの話が出てきて、やっとこさその話になったということを言われているようなもんですよね。  そうしますと、和賀白川線沿線の話も、結局場当たり的なイメージが拭えないわけですわ。これに関して、結局一体的な利用とか言われていますけれども、さっき服部議員からも立地適正化計画の中ではどうなんやというのがありましたけれども、そもそもこの話、総合計画にこういうふうな話が書いてあるのかどうか、都市計画に上がっているのかどうか、都市マスのどこに書いてあるんか。やはりこういった話がどうもぐちゃぐちゃなんですよね。  先ほどの文化会館の周りの話でも、いろいろとイベント1年間ぐらいの話であったんですけれども、食の祭典の話がありましたけれども、結局当該のこの駐車場を借りていないですし、よくあるパーク・アンド・ライドとか、花火大会とか、関の花火大会では、関中や関支所にとめてもらって、そこから花火会場まで歩いてもらったりもしている。結局今回だって、西小、亀中から大体文化会館まで1キロないぐらいです。1キロちょうどか、弱ぐらいです。やはりそこから歩いてもらうような、そんな試みもしていない。ホテルの南側にも、今回もホテルと言われていましたけれど、非常にJR沿線上に広大な土地もある。やはりこういったことを考えると、もっと別のやり方があるかもしれないし、また立体駐車場をつくるとかいう手もあるかもわからん。  そもそもこういった話も含めて考えていかなあかん話が、何か知らんけれど場当たり的に和賀白川線の一体的利用、こういった話になってしまっている。やはりその辺が問題やと思います。  その中でちょっとお聞きしたいんですけれども、そもそも、ただこれJAの土地、JAに代替地を提供するという話でありますけれども、今、既に市としては斎場を市営のものを持っています。その状況で、幾ら民間がやる予定やといっても、そのさらに斎場をふやすという、このイニシアチブを市がとることになります。この造成工事を市が行うということは。  これは、代替地をもし用意するにしても、やはりあくまでも一体的利用の中で購入するのはいいでしょう。でも、この造成工事に関しては、やはりこれはそのJA側にしてもらわなあかんのと違いますんかなあと思うんですけど、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  まず、JAが今の亀山支店の隣に建てる場合でしたら、もう既存宅地で舗装もされておりますので、建築確認のみで建つというふうに考えております。  一方、今回の住山住宅南の土地に関しては、一見既存宅地のような形にはなっておりますが、提案させていただいておりますように、一部農地も含んでおりますし、排水経路を、今、土地が南傾斜になっておりますが、雨水排水を北側に持っていく必要がございます。そのためには一部造成工事が伴いますことから、既存宅地扱いではなくて、開発行為を伴うものというようなことでございまして、その造成工事については市が行うべきものというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  それはどうかなあというふうに思いますね。そもそも、やはり当然代替地としていろんなところがあったとは考えられると思いますけど、その中で市が提案したにしろ、やはりその話を市がもう持っておる斎場をさらにつくるような、その方向をする、その問題じゃないのかなと思います。  今、とにかく市としてはいろんな施設を集約する、公共施設白書とかそういうふうな計画の中でいろいろと集約を図っていこうとする中で、新たに市が持っておる施設を別につくろうとする、少なくともそれを先導する形になるわけですよ。やはりその辺は代替地というのはJAさんのほうで、少なくともこれについては逆に提供しますけれども、ただそれに対してはできるだけJAさんのほうで造成してくださいと、それに対する費用に関しては、そもそも今回JAの土地を借りるとか、あるいは購入費とかそんな話があると思いますけれども、借地料とかそういうふうな部分でそれを安価にするとか、そういうふうなことで対処すべきやと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  冒頭のご質問は、先ほどの鈴木議員の質問にも関連するものだというふうに思いますが、確かに市の斎場の葬祭場施設については、鈴木議員が先ほどおっしゃったように、当初の四十数%の利用率から、今、半減して、利用料も半減しております。  そんな中で、今伊藤議員もそういう市の施設の利用率を下げるような施設を市がなぜするんだというご趣旨だと思いますが、あくまでもその文化会館に隣接した葬祭場を別のところへ持っていっていただくというようなことでございますので、確かに影響はないとは言えませんが、こちらへ持ってくるその理由を考えていただければ、少しの影響はやむを得ないと言えば言い過ぎかもわかりませんが。  それともう一つ、農協さんの場合は組合員が利用する、いわゆる組合員の福利厚生施設として葬祭場を考えてみえます。利用件数をお伺いしますと、年間の火葬件数の1割程度、数十件というふうなことでございますので、今まで3つ民間の葬祭場が建設されましたが、それに比べての影響は少ないのではないかというふうに予想はしております。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  済みません、勘違いしてもらったらちょっと困るなあと思いまして。  何も市の施設の利用率が下がるから困ると言っているわけじゃないです。どんどん集約しようとしている中で、なぜ市が既に施設を持っているのに、その同等の施設をつくるためのイニシアチブを市が発揮してそれをするのかというところの問題点やというふうに言っておりますので、ちょっとその辺ばかり言っていても平行線になるだけなんで、これは一体的な利用ができるからということで検討するということでしたけれども、それではこの検討については、一体どういうふうな形で進められるのか、その辺これからどういうふうな形で進めるのか、現時点の考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  先ほど来申し上げていますように、この和賀白川線の沿線の一体利用につきましては、当然和賀白川線のその部分の供用開始が前提となります。この和賀白川線の今後の事業を進めていく中で、どのような利用が適切であるのかというのをいろんな部署で横断的に検討いたしたいというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  こういった話が、検討という言葉で片づけられるというのはちょっとどうなのかなとは思っておるんですけれども、やはりそこまでのことをするんやったら、これだけの大規模の土地ですから、あそこは住山住宅ともかかわってくる部分ですんで、それこそ庁舎とかと同様な基本構想ぐらいを打ち立てるぐらいのスケジューリングをすべきやと私は思っております。そこまでするんだったらですけど。  そもそも今回、私は文化会館付近の駐車場にしても、あそこを今回代替としてという話もありましたけれども、やはり一体的利用が図れるという部分でも双方の土地をやはり確保しにいくということに関しては、別に異論はないです。  ただ、やはり先ほど言いましたように、何か場当たり的な、そんな部分が非常に拭えないような状況である。やはりそれを拭うためにも、もう少しきちんとした説明をしていただきたいと思っております。  それでは次の、2つ目の項目に行かせていただきます。  2番目の第14款国庫支出金、第2項国庫補助金、第5目土木費国庫補助金、社会資本整備総合交付金の増額補正、及び第2表 繰越明許費補正、追加、第8款土木費、第4項都市計画費、亀山駅周辺整備事業についてお聞かせ願いたいと思います。  今回、本事業に対する国の認識についてというふうに通告させていただいております。  これにつきましては、先ほども森議員のほうから国との関係のような中であったと思います。私も同じようなことは考えておりました。  このことに関しまして、こういった繰り越しが前提となっているようなことにつきまして、国としては何も言ってこないのかと、これが非常に気になっておるんですけれども、国として、この状況を見てどういうふうなことを言われているのか、何も言われてへんのか、その辺の国の認識をまず市が感じ取っている部分をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕産業建設部次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  市街地再開発事業は都市再開発法の法令に基づくものでございまして、国からの交付金も活用しながら事業計画を立て、再開発組合が事業主体となり事業を実施するものでございます。  今回の亀山駅周辺整備事業は、亀山市立地適正化計画に基づく都市機能誘導区域へ公共公益施設を誘導することで、国が進めるコンパクトなまちづくりや中心市街地の再生に寄与するものでございまして、その目的や趣旨について、国においては十分ご理解をいただいているものと考えております。  今回のまた、この事業のおくれでございますけれども、国や県と非常に随時協議を行っておりまして、進めておる状況でございます。その中で国といたしましては、まだこの支援という中で、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、事業の推進に対しての支援をいただいておるという状況でございます。以上でございます。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  国の認識ということでお聞きしたんですけれども、特にこの繰り越しの部分ですよね、繰り越しが前提となったこの予算組み、これができんことはないか知らんけれども、やはりこれは好ましくないんじゃないのかという話がほかの議員からも出ておるわけでして、この辺の認識が国としてどうなのか、その辺をもうちょっと聞かせていただけますか。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。
    産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  予算消化につきましては、増額分も平成31年度に予定しております市街地再開発事業に係る補償分等を前倒ししまして実施することとしております。  この繰り越しについてでございますけれども、国としては事業も支援する中で、おくれてはおるものの、十分消化が可能であるというところで、このような状況に至っておるということでございます。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  国としては、繰り越しても十分消化できるものというふうな認識でおるだろうということではありました。  これにつきまして、ちょっと先ほどの森議員への答弁の中で、これを消化できなかったら市として心証が悪くなるというような話でありました。  ただ私が話を聞いていて思ったのは、逆に言えば国の心証が悪くなるような、そんな状況を見過ごしている部分があるんやないかというふうなところなんですね。結局、これがもし消化できなかったとしたらです。先ほど森議員が、私は素人ですけどと言われました。私も自分は素人同然やと思っていますけれども、むしろ素人の目線できちっとこういうようなのは取り組んでいかなあかんと思いますんで、その目からすると、確かに国からの大きな補助金の増額があった、これはええほうに解釈してしまう部分があると思います。  ただ一方で、増額補正して、それを繰り越してまでする。逆に言えば、前、服部議員も言われていましたけど、もう後戻りができやんというような、それをつくってしまうような、そんな懸念も出てくるわけですよね。  実際そうなっても、補助金は返せやんことはないということではあります。ちょっと行政の財務経験者の方にたまたまお話を聞く機会がありまして、この辺の話をお聞きしたら、国としてはそういうふうな返還という話になったときに、まず返還よりも別のところで使えないのかということをまず模索すると。国会を通っているんやで、そんなんそうやすやすと返せませんわなということでありましたけれども、そうすると、でももし返すとなったら、市長クラスが行って、市長は行かんでもええとか言っていましたけれども、副市長クラスが行って事情説明するとか、そんな話になってきますわなとかありますけれども、ただそんな話もあるんですけれども、やはり補助金の返還とかその辺の話があるとするんだったら、やはりその辺、本当に見きわめないと、国としてはやはり粛々と予算執行できるもんやということでおたくらが言うてるんやで、それをやってくださいと言うしかないと思います。  ただ一方でこの事業、先ほど亀渕次長もおっしゃいましたけれども、国がコンパクトなまちづくりとかを進めている中でのという話で出てきている部分やと言われましたんで、その辺の話の中で、やはり国がそもそもこの事業を進めたいという国のイニシアチブがあるからこれができている部分があるんだろうかというふうに、そんな話もあるわけですよね。その辺は一体どうなのか。国としてやはり推進したいという部分でかなり市に対して優遇した予算がおりてきているのか、その辺は一体どうなのか。その辺を、国の裏話的な話になるかもわかりませんけど、その辺の事情をちょっとわかればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  亀渕次長。 ○産業建設部次長(亀渕輝男君)(登壇)  市街地再開発事業におきましては、全国各地で行われておりまして、国の場合、再開発という中では、先ほども申し上げましたように国が進めておりますコンパクトなまちづくりということや、中心市街地の再生というところで非常に寄与する部分の事業については支援をするという立場でございますので、国としましてもなるべくその支援を強化しておるというところでございまして、仮に返還等という場面になれば、先ほども申し上げましたとおり亀山市の事業についての補助金の配分の優先順位等も低くなりまして、予算確保が非常に難しくなるということも予想されるというところでございます。  国としては、十分な支援を全国の市街地再開発事業において進めておるというところでございます。 ○議長(小坂直親君)  伊藤議員。 ○13番(伊藤彦太郎君)(登壇)  いろいろなことをお聞きしましたけれども、やはり国としてもそれなりの厳しさを持っておるし、市としてもかなり困難な中でも進めなければという状況ではあると思います。  ただ、やはり今回の異常な繰越明許、こんな話が出てきたということは、とまっている一番の理由というのは、やはり組合の設立がおくれているということです。  やはり、前から言っているように、これはもう第1種を第2種に変えて、やはり自治体が主導するぐらいの見直しが私は必要やと思いますんで、そのことだけを申し上げまして終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小坂直親君)  13番 伊藤彦太郎議員の質疑は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午後 1時58分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午後 2時07分 再開) ○議長(小坂直親君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、9番 福沢美由紀議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  日本共産党の福沢美由紀です。  今回、3議案について質疑をさせていただきます。  まず、議案第73号亀山市税条例の一部改正について、お伺いします。  今回、5項目にかかって改正が上げられておりますので、まずもってその内容についてお伺いしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  9番 福沢美由紀議員の質疑に対する答弁を求めます。  山本総合政策部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  平成30年度国の税制改正におきましては、現在の働き方の多様化を踏まえ、さまざまな形で働く人全てを応援する観点から、地方税法及び所得税法の一部が改正されたところでございます。  その中で、特定の収入のみ適用されます給与所得控除と公的年金控除の額を、それぞれ一律10万円引き下げ、全ての所得に適用されます基礎控除の額を10万円引き上げる改正が行われたところでございます。この改正を受け、合計所得金額を基準として判定する個人住民税の非課税限度額について、給与及び公的年金収入者の税額に変更が生じないように、市税条例の改正を行うものでございます。  具体的な改正内容の1つ目としましては、障がい者、未成年者、寡婦及び寡夫の非課税限度額を、前年の合計所得金額125万円以下から10万円引き上げまして135万円以下といたします。  2つ目としまして、個人住民税の均等割を課さない方の前年度合計所得金額は、本人のみの世帯の場合は現在28万円以下でありますのを10万円引き上げ38万円以下といたします。また、例えば同一生計配偶者と扶養親族、例えば子供1人の場合は、現在の非課税限度額は100万8,000円以下でありますが、これも10万円引き上げて110万8,000円以下といたします。  3つ目としまして、個人住民税の所得割を課さない方の前年の合計所得金額は、本人のみの世帯の場合は35万円以下から10万円引き上げて45万円以下といたします。また、同一生計配偶者と扶養親族、子供1人の場合は、現在の非課税限度額は137万円以下でございますが、これも10万円引き上げて147万円以下といたします。  次に、平成33年度以後の各年度分の個人住民税について、現在全ての所得割の納税義務者に適用しております基礎控除と調整控除を、前年の合計所得金額が2,500万円以下である所得割の納税義務者のみに適用するものでございます。  最後に、法人市民税について、平成32年4月1日以後に開始する事業年度開始時における資本金または出資金の額が1億円を超える法人につきましては、法人市民税の確定申告書、中間申告書及び修正申告書の提出を、電子情報処理組織を使用する方法、通称でございますがeLTAXにより提供しなければならないことが義務づけられたものでございます。  以上が今回の亀山市税条例の一部改正の内容でございます。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  地方税法が改正されたことによって、市民に影響が出ないようにという意味で、まず最初に3点の個人市民税の非課税の範囲を定めてもらったことと、市民税で均等割を課さない方の範囲と、あと所得割を課さない範囲を定められたということなんですね。  10万円を引き下げたものを10万円また足して、何か結局あんまり影響がないように数字上ではこれについても見えますし、ちょっとたくさんあるので整理してお聞きしたいんですけれども、まずは先ほど言ってもらった、私いただいている資料の中では、法人市民税のところで、資本金が1億円を超える対象が162社というのが出ていますけれども、この市の中で今言うてもらった改正で影響のある人数をそれぞれお伺いしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  まず、それぞれの対象者から申し上げますと、まず個人市民税の全課税者といたしましては約2万5,800人ございます。この中で、今議員から指摘ございました給与所得控除10万円は引き下げるけれども、基礎控除が10万円上がりますので、給与所得者と公的年金所得者は影響ないわけでございますが、その対象者がまず給与所得者については約1万7,800人、公的年金受給者につきましては、これは課税されておる人数でございますが約2,300人ということでございまして、この方たちには影響はございませんが、給与所得者と公的年金受給者以外の所得者でございますが、こうした方が約750人お見えになります。この中で課税されております方が550人お見えになりますので、まずこの550人の方が基礎控除の額が10万円ふえますので、550人の方は減税になる対象であるというふうに考えております。また、これも議員からご指摘のあった非課税の限度額も135万円に上がっておりますが、寡婦、障がい者、未成年の対象者は1,100人ということで、この方たちもいずれかの影響を及ぼすものと、そのように認識をしているところでございます。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  続いて、ちょっと一応人数だけは伺っておきたいんですけど、この2,500万円以下の方に限り、基礎控除、調整控除が適用されるということですので、2,500万円以上の方が控除を受けられなくなるということですが、その方たちの人数も伺いたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  亀山市内におきまして合計所得金額が2,500万を超える方は、平成30年度実績におきまして36人とカウントしております。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  今、人数を大体聞かせていただきました。そして、先ほど引いて足したんだったら余り変わりないんじゃないかなということも感じたということを申し上げましたが、実際、特に最初の給与所得控除、公的年金の控除を基礎控除に振りかえるというところの改正ですけれども、これについて特に伺いたいんですが、市民生活への影響についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  今回の改正では、先ほども申し上げましたが給与収入者と公的年金収入者は、それぞれ給与所得控除と公的年金控除が10万円引き下げられますが、基礎控除が10万円引き上げられますので、この2種類の所得者については影響はございません。  ただ、その他の所得でございますが、例えば営業所得でありますとか個人事業主等、そうした方につきましては、そういった給与所得控除の引き下げがございませんと基礎控除のみ10万円増となりますことから、こうした方、私550人と申し上げましたが、こうした方につきましては一定の減額措置になると、そのように認識をしております。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  お伺いしているといいことばかりのような気もするんですが、そもそも所得情報を活用するさまざまな制度が市にはあると思うんですけれども、そういう意味で影響があるんじゃないか。また、こうやって条例改正する大もとである税制改正ですね、ほかにもたくさんあって、例えば給与所得控除の上限の引き下げなんかもありましたね、1,000万円から850万とか。そういうことも含めて、結局、このそもそもの税制改正をもとに課税が、市民税がされていくわけですので、いろんな影響が実はあるんじゃないかと思うんですが、そこについてはどうですか。 ○議長(小坂直親君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  これは議員ご指摘のとおりでございますが、今回の税制改正によりまして、合計所得金額を算定の基礎としております、例えば国民健康保険税でありますとか介護保険料、ほかにも就学費助成事業、福祉医療費、不妊治療費の助成、市営住宅の入居要件などさまざまございますが、こうしたものの中で、まず所得判定の中で給与所得控除及び公的年金控除の額が引き下げになりますので、合計所得金額が逆に上回るというか上昇するという、それについて影響が出てくることが予想されるものでございます。  しかしながら、現時点におきまして、今回の改正を受けて今申し上げた国民健康保険税制度など、こうした改正は行われていない状況でございます。今後、平成33年度からこの法律が施行されますので、国民健康保険税制度などにおいて減税する制度改正なども十分に予想されますことから、国の動向などを十分注視して情報収集に努めるとともに、関係部署との連携を密にして対応してまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  そうだと思います。この所得情報を活用する制度は多分市にたくさんあると思うので、まずはその国の動向を待っているだけではなくて、やはりどういう制度がこの市の中にはあるのかということはきちっと洗い出していただいて、捉えていただきたい。一応、国の税制改正大綱には、社会保障制度等の給付や負担の水準に関して、意図せざる影響や不利益が生じないよう適切な措置を講じるとしておられますので、何かしらは出てくるんだとは思うんですけれども、待つばかりではなく、それとまた周知ということもおいおいはやっていただきたいなと思います。  この改正を通して、この市の税収はどうなっていくと見ておられるのか、最後にこれについてお聞きしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  あくまでも概算でございますが、今回影響を受けるのは3種類あるというふうに認識をしております。1つは給与収入と公的年金収入以外、営業所得とか個人事業主の方、この方が550人お見えになりますので、10万円基礎控除がアップしておりますので、例えば税率が10%の方ですと1万円の減税、20%の方ですと2万円の減税ということになりますので、おおよそ対象者としては500万から1,000万円の減税になるのではないかというふうに予想しておりますし、非課税限度額の引き下げにつきましては約300万円の減税ということで、減税といたしましては1,000万超の減税になるというふうに思っております。  一方で、2,500万円以上の方36人、この方は1人当たり9万円の増税になりますので、9万円掛ける36といたしますと約300万円ぐらいになりますので、それを差し引きいたしますと1,000万円前後の減額、減税になる、そういった改正ではないかというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  ありがとうございました。  次の質疑に移りたいと思います。  議案第75号亀山市営住宅条例の一部改正について、今回新たに借り上げる市営住宅が出されたわけですけれども、これの概要についてお聞きしたいと思います。
    ○議長(小坂直親君)  大澤産業建設部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  今回新たに借り上げます市営住宅の概要でございますが、関町新所で新築の木造2階建て、また本町三丁目で新築の鉄骨3階建ての民間共同住宅をそれぞれ借りるものでございます。  借り上げます住宅の戸数でございますが、新所の住宅が単身者向けを4戸、世帯向けを2戸の計6戸でございます。本町の住宅が単身者向けを6戸、世帯向けを12戸の計18戸でございまして、合計24戸を借り上げるというものでございます。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  この単身者向けと家族向けというのが、家族向けでもちょっといろいろな広さもあるのかなと思うんですけれども、今住宅困窮していらっしゃる方の傾向とかも見て、こういう割合にしていただいたのかなあとも思うんですけれども、そこら辺と、あとエレベーターをつけられたところもあるというので、障がい者対応、あるいは高齢者ということも考えておられるのかなと思うんですけれども、その内容のちょっと詳しくと、その対象について優先についてお伺いしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  今回単身者向け、また世帯者向けの数につきましては、現状の老朽化しておる市営住宅からの住みかえの対象となる世帯の方、また新たな要望も含めましてこの配分にしておるというようなところでございます。  次に、バリアフリー化の関係でございますけれども、当然各住戸の室内につきましては手すりとか段差解消ですね、そういうバリアフリー化はなされております。さらに今回、本町の住宅につきましてはエレベーターも設置がされておるところでございます。  また、過去に借り上げた住宅でございますけれども、その場所が少し坂道とか階段を登らなあかんと、そういうご指摘もいただいたことがございましたことから、今回につきましては平地に建設をされた生活利便性のよい住宅を選定したというところでございます。  それと、優先的入居の条件ということだと思いますけれども、今回借り上げる市営住宅に関しましては、まずは先ほど申し上げたように、老朽化の著しい現状の市営住宅からの住みかえを希望される方を優先しております。現在、住みかえの希望を募らせていただいておるところでございます。その後、希望のなかった住宅につきましては、市の広報等を通じて一般募集を行っていくということにしております。なお、募集につきましては、市営住宅条例で定めております高齢者世帯、また障がい者世帯、ひとり親世帯の方が応募できる優先入居住宅、それとその他の住宅困窮者の方が応募できる一般住宅の2種類に分けて募集を行うということにしております。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  24戸ある中で、まずは優先的に考えたいのが老朽化した市営住宅に住んでおられる方の住みかえだと。それが大体何戸ぐらいを見ておられるのかということと、その高齢者、障がい者、ひとり親家庭の優先枠というのを何戸というのがあるのかどうかというのをお伺いしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  まず、老朽化をしておるところからの住みかえの方でありますけれども、まずは今回、関町地内の旧市営単独住宅にお住まいの方、その方が今回新所のほうに移っていただくということで、関町地内の市営単独住宅につきましては、お住まいになられる方がなくなるという予定に現在進めております。そのほかにつきましては、一般募集というような形になってまいります。  次に本町のほうにつきましても、現時点で住みかえを募集しておりますので、ご希望を今なされておる方は3世帯でございまして、まだ締め切りになっておりませんし、今後住みかえを希望される方があればまずは優先になっていくというところでございます。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  関については、お一世帯、お二方かわかりませんけれども、ちょっと今その数が知りたかったんですね。その住みかえ枠としてどれぐらいを見ておられるのかということですね。それから、その優先枠としてどれぐらいを見ておられるのか、その他としてどれぐらいあるのか、その24のうちの内訳を伺いたいんですけれども。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  先ほどもご答弁させていただきましたけれども、まずは老朽化しておる、現在耐震化がない、そういう耐火構造でもない住宅の方を優先的に住みかえしていただくということで、そちらの方をまずは優先ということで、その残りの部分につきまして、高齢者世帯と障がい者世帯、ひとり親世帯等々の方、また住宅困窮者の方、新たな方をまず募集するというような形であります。まずは既存からの住みかえの方を優先して入居していただくということにしております。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  野村や亀田の住宅もあると思いますし、和田やら、それから住山にもまだいらっしゃるかと思うんですけれども、全て、例えば住みかえの方が皆殺到したら、それでもう24戸埋まったらそれで終わるということなんですね。今、当座考えてみえるところとか声かけてみえるところとかあるんですか。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  現在、住みかえの対象とさせていただいておりますのが、住山、和田、亀田、野村、城山、若草、新所、これらの合計が125戸現在入居されておりますけれども、そちらの方がまずは優先に住みかえをしていただくと。これにつきましては昭和38年とか昭和30年の住宅とか、昭和25年の建設工事の住宅、そのような住宅でございます。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  まずは住みかえを優先するということですけれども、今までもずっと住みかえを、住みかえをと言っておられたんですけれども、これは進んでいくのかどうかということをお聞きしたいんですけれども、例えば引っ越しも大変でしょうし、高齢で大変でしょうし、家賃も上がっていくことも心配されると思うんですけど、そういう手だてもあってのことなのかどうかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  住みかえのときでありますけれども、移転の補償費といたしまして、一律ではございますけれども17万円の支給をさせていただくというところでございます。  また、家賃につきましては、公営住宅法の中で住みかえ先の家賃が急激に上がる、当然新築ですので上がってくるというような状況になりますので、それを考慮した激変緩和という制度がございまして、現在お住まいになられております市営住宅の家賃を初年度はそのままと、現在の額ということで、あと5年をかけて計6年で段階的に新しく入居する市営住宅の家賃になるよう、家賃を設定していくことになっております。そのようにしております。また、入居者の方につきましても、本来の家賃になるまでの1年ごとの家賃についてはお示しをさせていただくということで、あくまで現在お住まいになっていただいておる家賃が基本になっていくというところでございます。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  一定の補助も考えておるということですけれども、今までもこの借り上げ住宅、整備してこられましたけれども、空き部屋についても、やっぱり家賃も入れていかなくちゃいけないということで懸念も言われていたんですけれども、今の全体の空き状況をお伺いしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  借り上げ住宅につきましては、ほぼ満室の状況でございます。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  今は、じゃあ済みません、何軒あるのかということ、数もちょっとお聞きしたいので、目標が70だったと思うんですけど、今何軒あってどれだけ入っているかということ。そしてそれを踏まえて今後の方向性、70整備したからもういいということなのか、住宅困窮している方がまだまだおられる、倍率のこととかも含めてお伺いしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  現在の住生活基本計画の中では、平成30年度、本年度までに70戸の民間賃貸住宅を借り上げることを目標として進めてまいりました。今回、新所の6戸、本町の18戸の合計24戸を借り上げることによりまして、総戸数は74戸となりますことから、当初の目標は達成をさせていただくということになってまいります。  それと今後でございますけれども、現在、ここ数年でありますけれども、市営住宅の入居者募集におきまして、応募される方は減少している傾向になってきておるということの中で、先ほどから申し上げております、老朽化した市営住宅にお住まいになっている方の住みかえ用住宅を確保していくということが急務であると考えてございまして、そのことから、現在、新しい新たな亀山市住生活基本計画の見直しの策定を進めておりますけれども、その中でも住宅確保に配慮を要する方に対する居住を確保していくために、引き続き民間活用市営住宅事業に取り組んでいく予定ということで現在進めておるところでございます。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  まだまだ進めていくということを伺いました。  そして、次の質疑に移りたいと思うんですが、議案第76号平成30年度亀山市一般会計補正予算についてのうち教育費、小学校と、幼稚園は上げませんでしたけど一緒ですけれども、空調整備の事業の増額補正についてお伺いします。  朝から何件か同じ質疑を上げておられたわけなのでおおむねわかってきたわけですが、私といたしましてお聞きしたかったのが、まずは特例交付金ということで当初考えていたものとは違う形で前倒しになったことによって、財政等への影響がないのかどうかということをちょっと懸念してそれを確認したかった。国の試算と実際の違いということも最近国会でも議論されていましたので、そこが心配ないのかということが1つと、あと全国で、県内でも一斉に進められていくわけですので、空調機の不足や業者の不足などによって影響がないのかなということをちょっとお伺いしておきたかったんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  草川教育部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  今回の特例交付金の財政の関係でございますが、森議員にもご答弁させていただきました、通常の国の補助率と同様の3分の1の補助率でございまして、それに加えて、特例的な交付金ということですので、財政面では通常の補助金より非常に有利な制度になっております。  それともう一点スケジュールの話でございます。  今回のスケジュールにつきましては、この補正予算をご承認いただきましたら、現在実施しています設計業務が完成次第、速やかに発注業務を進めたいと考えております。この特例交付金の補助金の交付決定の日の関係もございますが、現在想定しておりますのは、本年度中に工事請負契約を締結しまして、来年6月に機器の設置、7月から稼働させることを目指したいと考えております。  最後に、全国的にこの特例交付金の影響によって、請負業者の受注状況であるとか機器の供給状況が懸念されるという問題がございますが、これが閣議決定が10月にされておるんですが、その翌日に、経済産業省のほうから各県の教育委員会に対して、県内の業者に対してそういうような指導とか状況把握に努めることというような通達が出されておりますので、国を挙げての施策であると認識しております。 ○議長(小坂直親君)  福沢議員。 ○9番(福沢美由紀君)(登壇)  スケジュールの点もお答えいただきました。  ちょっとまだ先ですけど、入り込んで、スケジュールの中では小学校も11あるわけですので、例えばどこからとか決まっているようなことがあるんでしたらお聞かせください。 ○議長(小坂直親君)  草川教育部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  スケジュールの話ですが、現在設計段階ですので、どこから始めるとかそういう具体的なことまでは進んでおりませんが、例えばなるべく早く発注できるようにというようなことで、分離発注等の検討もさせていただきます。 ○議長(小坂直親君)  9番 福沢美由紀議員の質疑は終わりました。  次に、18番 櫻井清蔵議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  質疑に入る前に、冒頭にちょっと市長に申し上げておきたいことがあります。  医療センターで12月6日にノロウイルスが発生して、患者11名、看護師1名が感染してというような事案があったんですけれども、これについては冒頭に議長にちょっと申し出て、当然その現況報告、状況、その終息状況を報告するのが当たり前やと私は思うけれども、そういうような気持ちはやっぱり持っていただかんと、行政に緊張感がないと私は思っています。  それを申しつけて、質問に入らせてもらいますけれども、議案第76号一般会計補正予算についてですけれども、あまたの議員が駅前に関して質問されました。大体概要についてはかなり知り得たんですけれども、市長にお伺いしたい。  今回の補正で6億強の補正をやり、その補正にかかわらず今回14億の繰越明許費補正を提案されておると。何が原因でこのような繰り越しをせざるを得んかという市長の認識、どういうような原因で、もうここで出てくるのも担当者ばかり出てきて、提案者である市長がどういうような認識を持ってこの14億の繰越明許をこの議会に提案したのか、そのお考えをお聞かせ願いたい。 ○議長(小坂直親君)  18番 櫻井清蔵議員の質疑に対する答弁を求めます。  櫻井市長。
    ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今回の増額補正につきましては、冒頭からその考え方はお示しをさせていただいてまいりましたけれども、ご案内のように亀山駅の周辺整備事業につきましては、国からの交付金、これは社会資本整備総合交付金を受けて実施をいたしておるところでございます。平成30年度分、当初では国の交付金は4億9,000万予定をいたしておったところでありますが、この国の交付金の増額内示によりまして2億5,700万円の増となりまして、5億1,000万円を増額補正をいたしたいと存じます。  この事業費が14億8,000万円ということで、これは先ほど来より、午前中からご答弁させていただいておりますが、この増額分につきましては平成31年度に予定しております再開発事業に係る補償費等に対する補助金や、道路等の公共施設に係る補償等の負担金を前倒しをして実施するものでございまして、繰り越しにはなりますけれども、この駅前の再開発事業の前進をさせることになろうかというふうに考えておるものでございます。 ○議長(小坂直親君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  あのね、そんなことはわかった中で聞いておるんですやんか。その要因は何でかと。その当初の9億の消化ができやんとそれを上乗せして、服部君が言うたように1億あるところに5億の金がついてきたと。それを、何で14億も繰り越さんならん要因は何であったかという分析を市長がしておらんことには、担当部局はたまったもんやない。それから地元の地権者の方もたまったことじゃない。その認識を聞かせてもろうたけど、何やらわしはわからんというようなふうに受け取れるような答弁しかようせんのかな、市長は。なぜこのようなことが起こったか、私はこの一番の要因は、亀山駅周辺整備事業の準備組合が、正式な組合として設立されやんだというのが大きな要因やないかな。私はそういうふうに認識しておる。この組合が設立されておれば、この予算は執行されておったかもわからん。その認識があなたにはないわけや、今の答弁を聞くと。そのような認識を持っておったら、当然組合を設立するためにはあなたが先頭を切って、その組合の理事の皆さん方、組合員の皆さん方に、担当者任せじゃなしにみずから地域に出て行って説得するのがあなたの仕事や。あなたのマニフェストに基づいてやっておるんだから。あなたの重大政策の一つやからね。それをそういうような認識がないから今のような答弁になると私は思う。だから、この繰り越しについては、私はとても認めるわけにはいかんということを申し添えたいと思う。もうこれ以上言うても時間もったいないだけですからな。  次に、議案第75号亀山市営住宅条例の一部改正についてですけれども、今福沢君がいろいろ説明された。確かに今老朽化した市営住宅125戸あるというようなことを言うて、その皆さん方の住みかえをやると。現在、今回の6戸及び18戸を含めたら74戸やと。だけど、既存に住まいを提供しておる方々も見えますから、基本的にここでちょっとお聞きしたいんですけれども、賃貸契約、1年間の当初予算には民間活用市営住宅事業、一部国費で2分の1、3,362万9,000円が計上されております。そうすると、1年間大体千七、八百万の市の負担となっとると。これを現在74戸になった場合に、今後20年間、亀山市として負担をする金額、当然家賃収入もあると思う。入居収入。だけど貸し主に支払う金額があると思う。その20年間の総額を教えていただきたい。どんだけの民間住宅借り上げ事業に対して市が負担をすべき、20年間の総額費用、家賃収入を引いた亀山市の負担分ですよ。国費を抜いて。それをお示し願いたい。 ○議長(小坂直親君)  大澤産業建設部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  現在の借り上げ料と家賃額をベースに算定をいたしますと、今後20年間の収支ということでありますけれども、既に借り上げ済みの50戸につきましては、借り上げ料総額が約5億1,500万円、それに対しまして家賃総額が1億4,100万円でございます。この借り上げ料と家賃の差額約3億7,500万円になりますが、おおむねこの2分の1の額を、国の補助であります公的賃貸住宅家賃対策調整補助金を受けることができますために、実質の収支の差額は約1億8,700万円と試算できます。  次に新規の24戸でございますけれども、借り上げ料総額が約3億3,500万円、家賃総額が約1億2,100万円でございまして、借り上げ料と家賃の差額は約2億1,400万円となっております。これにつきましては、先ほどと同様、補助がございますので、収支の差額は約1億700万円となってございます。 ○議長(小坂直親君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうすると、基本的に20年間で3億弱の負担になると、市民の。そうすると、そういうことで、果たして将来を見越した中で3億の新築の市営住宅を建設した場合に、私の試算でいくと大体30戸ぐらいは建てられると、3億あれば。大体1戸1,000万ぐらいで建つと思いますからね。だから、30戸を市営住宅として例えば3億の金で建てると。当然それには家賃収入が入りますから、そういうような方向に今後転換するという気持ちはないんですか。あくまでも今の答弁、福沢君の答弁からいくと74戸を今回借り上げて、今後まだ125戸の住みかえ住宅があるから、今後この計画を見直してそれを活用していきたいというんですけれども、この国の制度、いつまで存続するというか、この国の制度がいつ誕生したのか、住生活基本計画が、補助金制度が。これいつまで続く予定ですかな、予想で。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  国の制度がいつまで続くかということにつきましては、現在お答え、私のほうからはさせていただくことはできませんけれども、この制度ができましたのは、国のガイドラインとして出てきましたのは平成21年度でございまして、亀山市におきましてもそれに基づきまして進めておるというところでございます。  今後、借り上げ住宅につきましても、先ほどご答弁させていただきましたように住生活基本計画の見直しの中で継続していくということで、現在、案でございますけれども、そのように整理はしておるところでございます。 ○議長(小坂直親君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうすると、今後まだ125戸の老朽化した市営住宅の住みかえをお願いしていかんならんという中で、その計画を組んでいくと。平成21年、ちょうど今の市長が就任された年度でそのような制度ができたんですけれども、かのシャープ、シャープで大騒ぎした平成15年ぐらいから、民間借り上げ住宅をやって、それから補助金制度をやっておったと。そのときにかなりのアパートができたんですけれども、そうすると民間経営者と民間賃貸住宅で市に借り上げられる、安定的な収入源ですかな、空室保証のない民間アパートとこの市が借り上げるアパートは、もう空き家でもこれは借り続けられると。家賃の保証があると。そうすると民間事業者と市の借り上げる住宅の競合が起こらへんかと私懸念するんですけれども、これ以上にまだつくり続ける予定なんですか。その整備をして、条例を整備して。そこら辺を確認したいですわ。 ○議長(小坂直親君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  この民間借り上げ住宅でありますけれども、これにつきましては新築ということには限ってございませんので、既存の住宅の中でまとまった部屋がございまして基準に合致しておれば、借り上げることは可能となってございます。 ○議長(小坂直親君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  後ほどその借り上げ住宅の新築やなくて基準を、一遍また後ほどお示ししてください。どういうような基準を持っておるのか。今既に持ってみえたらある程度公表してもらえませんかな、その基準というのは。なかったら後でいいです。時間もったいない、まあええわ。  何はともあれ、民間アパート経営者と市の民間借り上げ住宅との競合が、やっぱりうまいこと図れるようにやっていただきたい。そうせんことには、アパート経営をやっておる人らは、結局35年のローンで大体40年ぐらいの建物を建てるんですわな。そこら辺の家賃に対する影響というのもありますわな。そこら辺はきちっとやっていっていかんとあかんと思いますので、そこら辺をちゃんとやってください。  私も持っていますけど、私のものは極力家賃は安くしてますもんでな、別に亀山市に借りてもらうつもりは私はさらさらないですけどな。  それから、時間的にあれですけれども、議案第76号と81号農事調停について、重ねてお聞きしたい。これも午前中から皆さんがいろいろこの議案について質問されて、いろんな答弁をされておるんですけれども、このJAの動き、農協の動き、ちなみに3月15日に第386回理事会の議事録、私手元に持っておるんですけれども、ここで初めて、谷口組合長が議長をやっていますから、そこから提案があって、第10号議案亀山葬祭会館の新設についてという提案が理事会に出されました。いろいろ調べますと、なぜ3月の段階でそんな理事会があって、亀山市は実際知り得たのが、3月に知っておって、それに対して亀山市議会に対するいろんな動きがあるわけですわな。この理事会の資料がここにあるんですけれども。5月18日、6月29日、8月17日、9月14日と、5回の理事会で協議をされとるわけですわ。そのこれが議事録です。その中で実際の動き、それから今回の予算、それに対する議会に対する説明責任が余りにもなかったと私思うんやけど、その責任はないんですかな、市長。裏で何やら農協と亀山市だけで相談があって、議会には何もその方向性が、亀山市の方向性も何も示されていない。これはどういうわけですか、市長。そのわけを教えてください。 ○議長(小坂直親君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然、私どもは執行機関として、そういう情報に接して最善の方法を検討し、相手さんがあることでございますので、さまざまな協議等々を重ねてこれを進めてきたところであります。最終的にそういう協議を経まして、10月になってからちょうど市議会議員選挙の直前であったと思いますけれども、先方とこの協議につきまして合意がなされたということを踏まえまして、改選後の11月の段階で議会とも相談をさせていただいて、全員協議会でご報告をさせていただいたという経過でございます。 ○議長(小坂直親君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうですかな。私、この資料を議員各位に全部に配らせてもらいました。あなたにはようやらんでな。開催日時が30年3月20日1時30分、出席者、組合長、議長ですわな、谷口君ですわ。理事が出まして、10号議案、議長、その前に亀山市の農協の理事が見えるんですけれども、以前から亀山市が欲しいという要望がありましたので、新設については賛成ですが、建設予定地は亀山市の中では一等地で亀山市斎場にかなり遠いです。計画の内容的な部分については賛成ですが、斎場に近い場所で何とかできないでしょうか。予定地にもう少し時間をかけて考えていただきたいと理事が発言をしております。  組合長、亀山葬祭会館の大前提は、新たな土地を買って建てるべきではないと考えています。今の遊休地、既存施設の中で一番適している場所が今回の建設予定地しか考えられませんでした。今の鈴鹿農協亀山支店の駐車場ですよ。距離的な面については、きくや葬祭や斉奉閣から見ると離れているけど、車で5分から10分で着く範囲ですので問題ないと思いますという答弁をやっております。関から来ても、目に入りやすくて利点がありますからと。家族葬でいくことを考えてあるので、万が一法要などが重なった場合でも、道を挟んだ亀山支店がありますので駐車場を利用していただけます等々うんちくがある。そのときに、理事がこう言っている。その理事が斎場の近くに亀山市の土地があるそうですという、こういうような提案をしておる。議長が、まあいろんなこの文面があるんですわ。今後ここが一番利点がええからもう組合長はあくまでもここでやりたいという方向やったけれども、亀山市の理事が建設に当たって賛成ですかということでいろんな協議した中で、こんなことを言うてますよ。そのときに、議長が、組合長ですわな、年々JA葬祭のシェアが減少していますうんちくが書いてあるんです。中段で、亀山市斎場の時間変更や施設の改善要望について亀山市と交渉してきましたが、なかなか進みませんだと。だから中規模葬儀のできる施設をつくりたいということが、この3月の理事会で諮られて原案どおり決定して、これがついています。  それから今度は第388回、5月24日、亀山市から土地の提示があったと。5月24日ですよ。第388回。亀山市から提示があったと。組合長、以上で報告は終わりますが、最後の亀山葬祭会館の件は、亀山市の土地は場所的に申し分がない立地ですが、川を10メートルうんちく書いてあって、等価交換することは難しいとなり、それで亀山支店の東側土地で進めていくことで了承を得ましたと。こんな議事録が残っておると。  次に、今度7月9日、まずはこの問題であります。亀山葬祭会館建設予定地についての組合長が、説明が終わりました。亀山葬祭会館の件は亀山市から2件の提案があり、1つは亀山市歴史博物館(旧斎場)で、もう一つは亀田市営住宅跡地でしたが、どちらも立地条件がよくありませんでした。そこで当初に提案された、市道和賀白川線隣接地を賃貸で進めたい意向の確認をするため、先日のうんちくと書いて、亀山市とよい方向で交渉ができれば進めたいとしています。これが7月の9日ですよ。改選前ですよ、これ。あなたが今言った、改選前やからその後に協議したって。ここで5月の24日かな、それから7月9日、そこで既に亀山市は提示しておるんですよ。鈴鹿農協に2候補地を。それ今の答弁と全然違いますやんか。10月は改選時ですから改選が終わってからさせてもらいましたという答弁。これ農協の議事録ですよ。私、1枚100円出してこれコピーしてきたんですよ。政務活動費を使わせてもらったけど。私100円もないもんでな。これ、既にあなたの言っておる10月やなしに7月の9日に、その前に亀山市から2つの物件の紹介があったと。既にもう進んでおったわけですやんか、これ。和賀白川線の隣接した土地ということも進んでおったわけですやんか。まるきりあなたが今ここで言うた答弁は、全然違う答弁をしておるんですよ。違いますかな。  議員各位、これみんな持ってみえますよ。それでまだ言いますわ。最後の段階で、8月の23日、またこれもおもしろいことが書いてある。亀山葬祭会館の新設予定地の変更について、議案第8号で上がっている。それで谷口組合長、その予定地で交渉したいと思いますと。その住山ですわな。それでここの3行目に、最終的に今回の土地を賃貸ではどうかということになりましたが、話の過程では現在の亀山支店東側駐車場の賃貸物件も含めてと亀山市は言っています。こちらとしては別として考えて通常の相場で交渉したいと思っていますと。今、亀山支店の駐車場の収入は年間約270万でありますが、相場でいくと倍の500万ぐらいで交渉できればと考えておりますと、こういうような組合長が発言しておると。そして、今この亀山市から借りられる土地の賃貸料は、年間106万8,000円ですから、採算が合いますよと。だからあそこを亀山市に貸して、住山へ移っていって、そして造成もしてもらえ、土地も買うてもらえ、住みかえのことやで、あそこは年間270万の月決め駐車場が500万で亀山市に借りてもらえますから、差し引き106万8,000円だと、383万2,000円の収益がありますから、亀山市の方々の希望でいきたいというような答弁を組合長がやっております。それで、9月の27日には391回の理事会の議事録を見せていただくと、平成30年9月27日午後1時30分に第2号議案で葬祭会館建設に伴う建設委員会の設置及び設計監理委託業者について協議があり、原案どおり決定いたしましたというような流れがあるんですよ。だから、今言うた10月にという話は、まるきりうそと言ったら怒られるけど、間違っておるのと違いますか。この議事録が間違っておるんかな。だからそこら辺を市長、今の答弁をもう一遍明らかにしてください。市長。 ○議長(小坂直親君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今、ご紹介いただいたJA鈴鹿さんの理事会の議事録、これは把握をしておりませんし、またコメントする立場ではございませんけれども、先ほど申し上げましたのは、3月にその情報に接して、私どもは、今回ご提案させていただいておりますが、これを問題解決させるために先方と交渉を重ねてまいりました。その過程では多分JAさんの立場、本市の立場、そういう中で協議が重ねられてきたと、このように理解をいたしております。  最終的に10月の中旬に最終合意に至っておるということで、私どもはそのように認識をさせていただいております。当然、それぞれの組織としての意思決定であり、そういう場面がありますので、それは当然の話であろうかというふうに思いますので、そこはJA鈴鹿さんの理事の中のプロセスであろうというふうに思います。 ○議長(小坂直親君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  何をおっしゃっておるのやね。あのね、再度言いますよ、9月の27日にJAの理事会の第2号議案、ここで建設委員会の設置、設計監理の委託業者についての協議を経てここでもう決定しておるわけ。JAの都合やない。この議案を出すのにJAの理事が20名ばかりいますよ。必ずこのJAの議事録の裏には理事の印鑑をつくんですよ、裏に。それがなされてこの議事録というのは作成されておるんですよ。あなたが言われておる、ほんなら9月の27日のこの決定事項ということは、それ以前に亀山市との協議が調った中でこの協議をJAはやっておるんですよ。あなたがおっしゃっとることと全然違うやないかな。間違いは間違いで認めるべきさ。要らんよ、君。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  農協側の理事会の件については、先ほど市長が申し上げたように、私どもその内容を把握しておりませんし、コメントする立場にはないと思いますが、最終的に、住山住宅の南側へ農協の葬祭場を建設していただく、それで市が農協支店横の駐車場を借りるという諸条件が整ったのは、私、実務的に市長の命を受けて農協との交渉に当たりましたが、10月中旬で間違いございませんので、内容が固まったのはその時期でございますので、それ以前については、議会に報告することは難しかったものというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  何を知っておって言うておるのか知らんけど、そうしたらもう一遍、第390回理事会議事録を開いてくださいよ、皆さん。30年8月23日午前9時30分、これに組合長からこういうような変更についての議題が、第8号変更についての議題がありますのやわ。そこで、それが実現すれば、亀山市の賃料は106万8,000円ですから、採算が合うようにしないといけませんと。500万で貸すんやから、十分入る。それが8月の23日の理事会で106万8,000円で亀山市からその住山の土地を借りるということを組合長が言うておるんですよ。そんなもの、そんなんやったら、亀山市はその組合長がそんな理事会で虚偽の金額を言えるはずがないと思うけど。  そういうような中で組合長は、今の西の文化会館の90台の駐車場用地、月決め270万の収益しかないものが500万で借りるというふうなことで大丈夫ですよと、住山住宅でよろしいですよということを理事に新設予定地の変更を議題として上げておるわけですよ、この8月の23日に。この議会でもそうですけれども、組合の理事会でも、ある程度確たるものがないことには、理事会には議題として上げられやん。それが、亀山市との交渉の中で、何遍も言いますよ、8月の23日の理事会で組合長がそういうふうに述べてみえるわけ。ということは、既にその時点で変更手続が済んでおるということは、亀山市とちゃんと協議が完了したから理事会の承認を得たということですよ。そのような中で、そんな、だから要は、それをそういうような中で、なぜその和賀白川線の用地内に3,800平米、その農事調停まで行って、その目的のない土地を5,916万、今回補正出ていますよ。3,800平米。これ坪単価にすると5万4,355円ですよ。原野、山、田、畑、それがそんだけの値がつくんかな、この土地が。仮に和賀白川線整備事業当初予算、測量費等が委託料が1,320万、工事請負費4,800万、用地購入費3,000万、これが当初予算に計上されています。そうすると、この3,000万を9,120万の和賀白川線の整備事業を完結するために余分に1億を投入しようとする。あり得んことやないかな、こんなことは。そうでしょう。それがこの議会に上げられておるということは、本当に何をもって、市長がよく言う二元代表制って、議会と行政は情報を共有し亀山市の市民の税金を有効に利用する、その政治を行っていくと。行ってないやないか、市長。そういう認識はないのかな、あなたは。そこら辺の認識を聞かせてください、もう一遍。 ○議長(小坂直親君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然、二元代表制という立場で、これは議決権を持つ議会、執行権を持つ執行部、これが相互に尊重し、そして市政を回していくと。これは当然そのような立場で、今日までもそうですし、今後もそうであります。 ○議長(小坂直親君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  どこの国の国会か知らんけれども、国政か知らんけれども、多数決で強行採決する国がありますわな。身近なところやけれども。だけど仮にこの予算、この農事調停までやるがためのこの4,000万と5,916万かな、この予算が否決された場合、そのときは農協に対してどういうような対処をされるのか。そのような事案があった場合に、これは議案ですから、どういうふうに対応されるのか一遍それだけ聞かせてほしい。 ○議長(小坂直親君)  櫻井さん。それ仮定の話はもう。質疑です。仮定の話は控えて。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  議長から指摘を受けたのであれやけど、これは私は亀山市議会の一員として、修正の予算を、減額修正の予算を出させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  以上、ありがとうございました。 ○議長(小坂直親君)  18番 櫻井清蔵議員の質疑は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午後 3時18分 休憩)   ─────────────────────────────────────               (午後 3時27分 再開) ○議長(小坂直親君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、8番 豊田恵理議員。 ○8番(豊田恵理君)(登壇)  では、通告に従い質疑をさせていただきます。  もう6人目の質問ということで、省きながら省きながらいきます。  議案第76号平成30年度亀山市一般会計補正予算(第4号)について及び議案第81号農事調停について質問させていただきたいと思います。  まず、農事調停に至るまでの経緯につきましては、もう質疑の中で答弁いただいていますので、次に価格についてちょっとお聞きしたいと思います。  この補正予算でいただいている道路以外の用地費5,918万8,320円、この土地の価格なんですけれども、ちょっと高いのかなあという感じがしましたので、どのような算定をしたのか。資料では当該残地については畑、山林、原野とございますけれども、農地として見込んだのか、それとも宅地見込み地とかそういうふうに見込んだのかとか、その辺の詳しいところを教えていただきたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  8番 豊田恵理議員の質疑に対する答弁を求めます。  落合総合政策部次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  今回、補正予算で上がっています5,918万9,000円につきましては、畑と山林と原野の地目がございます。全体で3,589.26平米でございまして、買取価格につきましては現状、不動産価格鑑定を取りまして、平米単価は地番によって異なっておりますが、平米1万8,000円と1万6,000円の価格になっております。
    ○議長(小坂直親君)  8番 豊田議員。 ○8番(豊田恵理君)(登壇)  わかりました。  それでは続きまして、今、価格の算定基準を教えていただきまして、平米当たり1万8,000円または1万6,000円といただきましたのでそれは置きまして、該当地の今後の使用についてというところで、これについても先ほどの答弁の中でまだ計画が立っていないということでしたが、一部の土地が農協の葬祭場を建設するために一部利用が見込めると考えているという市の答弁がありましたので、今回約1億円を費やすこの土地の一部に葬祭場が建設される予定なのですが、この農協という一つの民間の事業について市が介入するということになりますけれども、この見解についてお聞きしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  何度も申し上げますけれども、今回の件につきましては、市としては文化会館隣接の土地は市の文化の中心施設である文化会館に隣接していることということと、文化会館には大規模イベントのときに駐車場が不足するということから、駐車場として利用したいということで、こういうようなことから当該地に葬祭場が建設されるのは市にとって都市政策上の制約から好ましいものとは言えないとの理由から、政策的判断をしたということでございます。 ○議長(小坂直親君)  豊田議員。 ○8番(豊田恵理君)(登壇)  政策的判断ということで答弁いただきました。  農協の東御幸の文化会館の横の土地、そして住山の南側のところですね、これを借りるということで、賃貸といいますか購入ということも考えられると思うんですけれども、今回買い取りという方法というのは考えられなかったのかについてお聞きをしたいと思います。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  この東御幸町の貸し駐車場について、その利活用について要請をいたしました。そのところ、同組合からは当面の間は貸し付けしたいとの意向でございました。そのため借り受けとなったということでございます。 ○議長(小坂直親君)  豊田議員。 ○8番(豊田恵理君)(登壇)  貸し付けをしてほしいという向こうからの意見ということでお聞きをしております。  そして、造成工事費、そして用地購入費で大体約1億円かかっているという大きな議案なんですけれども、今回、その残地を取得をして、その代替として購入代金、農協に普通だったら購入してもらって、そしてその交渉の上で移転してもらうというふうに、普通のことをすればインフラ整備とかも造成工事もやったほうがいいのかなあという感じはするんですけれど、なかなか賃貸というのがわかりづらいなあというふうに今回思ったので、ちょっと質問させていただいております。  また、この残地に含まれる土地というのは、資料の中で書いてありますのは、農協に対して平成31年度からおおむね20年間の貸し付けるという話なので、この借地に建物を建てると法定地上権とかが発生してくると思います。そうしますと、権利関係がかなりややこしくなるのかなあという気もするんですけれども、そういう懸念がありますが、この辺はどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(小坂直親君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  住山町地内の土地を農協に貸しますので、農協が敷地を借りる権利があってということ。ちょっと質問の趣旨が、申しわけございません。 ○議長(小坂直親君)  豊田議員。 ○8番(豊田恵理君)(登壇)  済みません。  住山の土地、住山の南側の土地に市の土地、市有地を、今度農協さんに貸すことになりますよね、残地を購入して。そこに例えばですけれども、今後農協さんに貸し付けていくというふうな考えで利用できるというふうに市はお考えだと。そうしますと、そこを農協さんが借りて葬祭場を建設することになりますよね。そうしますと、借りた土地、亀山市の土地ではありますけれども、その上に建物が、法定地上権が発生しないかということです。その辺になると、権利的になかなか民間では難しいことが起こってこないのかなあという感じがするんですけれども、その辺はどうなのか。 ○議長(小坂直親君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  済みません。その前に、なぜ賃貸なのか、借地なのかというのは、住山住宅地の南の話ですよね。これについては、農協側の意向で過去にたしか、鈴鹿市の白子でしたか神戸でしたかに農協会館という結婚式場があったと思いますが、今はございません。当然農協としては組合員のニーズを言われておって、現在はそのニーズはあるけれども、20年後30年後にニーズがあるかわからないので、とりあえず20年間の賃貸として買収については考えていないというご意向でございましたので、賃貸で、今後賃貸借契約を締結いたしたいというふうに考えています。  今、賃貸した場合、建築物を建てたら当然おっしゃるように法定地上権が発生すると思いますが、それについては賃貸借契約の中で、20年後は更地でもって返還するというような条項を加えたいと思っていますが、ただ20年以降、相互の了解のもと延長も可能というような賃貸借契約になるのではないのかなあというふうに考えております。 ○議長(小坂直親君)  豊田議員。 ○8番(豊田恵理君)(登壇)  もうお考えということで答弁いただきました。  その次に、例えば20年後にきちんと原状回復で返してもらうとか、そういうことをきちんと公正証書にとるとかそういったことはするのかどうかということもお聞きしたかったので、そのように考えているということで答弁いただきましたので、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(小坂直親君)  8番 豊田議員の質問は終わりました。  以上で、日程第2に掲げた上程各案に対する質疑を終結いたします。  続いて、ただいま議題となっております議案第70号から議案第97号までの28件については、お手元に配付してあります付託議案一覧表のとおり、それぞれ所管する常任委員会にその審査を付託いたします。         付 託 議 案 一 覧 表     総務委員会  議案第70号 亀山市議会議員及び亀山市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部改正について  議案第71号 亀山市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について  議案第72号 亀山市職員給与条例の一部改正について  議案第73号 亀山市税条例の一部改正について  議案第81号 農事調停について     教育民生委員会  議案第82号 指定管理者の指定について  議案第83号 指定管理者の指定について  議案第84号 指定管理者の指定について  議案第85号 指定管理者の指定について  議案第86号 指定管理者の指定について  議案第87号 指定管理者の指定について  議案第88号 指定管理者の指定について  議案第89号 指定管理者の指定について  議案第90号 指定管理者の指定について     産業建設委員会  議案第74号 亀山市道路占用料徴収条例の一部改正について  議案第75号 亀山市営住宅条例の一部改正について  議案第91号 指定管理者の指定について  議案第92号 指定管理者の指定について  議案第93号 市道路線の認定について  議案第94号 市道路線の認定について  議案第95号 市道路線の認定について  議案第96号 市道路線の認定について  議案第97号 市道路線の廃止について     予算決算委員会  議案第76号 平成30年度亀山市一般会計補正予算(第4号)について  議案第77号 平成30年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について  議案第78号 平成30年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について  議案第79号 平成30年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について  議案第80号 平成30年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第1号)について ○議長(小坂直親君)  次に、お諮りします。  本日の会議はこの程度にとどめたいと思います。これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(小坂直親君)  ご異議なしと認めます。  そのように決定しました。  あす11日は午前10時から会議を開き、市政に関する一般質問を行います。  本日はこれにて散会します。                (午後 3時38分 散会)...