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平成30年 6月定例会(第4日 6月14日)

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  1. 亀山市議会 2018-06-14
    平成30年 6月定例会(第4日 6月14日)


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    平成30年 6月定例会(第4日 6月14日)    平成30年6月14日(木)午前10時 開議 第  1 市政に関する一般質問   ───────────────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり   ───────────────────────────────────── 〇出席議員(18名)    1番  今 岡 翔 平 君     2番  西 川 憲 行 君    3番  髙 島   真 君     4番  新   秀 隆 君    5番  尾 崎 邦 洋 君     6番  中 﨑 孝 彦 君    7番  福 沢 美由紀 君     8番  森   美和子 君    9番  鈴 木 達 夫 君    10番  岡 本 公 秀 君   11番  伊 藤 彦太郎 君    12番  宮 崎 勝 郎 君   13番  前 田 耕 一 君    14番  中 村 嘉 孝 君   15番  前 田   稔 君    16番  服 部 孝 規 君   17番  小 坂 直 親 君    18番  櫻 井 清 蔵 君   ───────────────────────────────────── 〇欠席議員(なし)   ─────────────────────────────────────
    〇会議に出席した説明員職氏名  市長              櫻 井 義 之 君  副市長             西 口 昌 利 君  総合政策部長          山 本 伸 治 君  生活文化部長          佐久間 利 夫 君  健康福祉部長          井 分 信 次 君  産業建設部長          大 澤 哲 也 君  上下水道部長          宮 﨑 哲 二 君  危機管理監           久 野 友 彦 君  総合政策部次長         落 合   浩 君  生活文化部次長兼関支所長    嶋 村 明 彦 君  健康福祉部次長         伊 藤 早 苗 君  産業建設部次長         亀 渕 輝 男 君  生活文化部参事         深 水 隆 司 君  産業建設部参事         服 部 政 徳 君  産業建設部参事         草 川 保 重 君  会計管理者           渡 邉 知 子 君  消防長兼消防部長        平 松 敏 幸 君  消防署長            豊 田 邦 敏 君  地域医療統括官         伊 藤 誠 一 君  地域医療部長          古 田 秀 樹 君  教育長             服 部   裕 君  教育部長            草 川 吉 次 君  教育委員会事務局参事      亀 山   隆 君  監査委員            渡 部   満 君  監査委員事務局長        青 木 正 彦 君  選挙管理委員会事務局長     松 村   大 君   ───────────────────────────────────── 〇事務局職員  事務局長  草 川 博 昭   議事調査課長  渡 邉 靖 文  書記    水 越 いづみ   書記      髙 野 利 人  書記    大 川 真梨子   ───────────────────────────────────── 〇会議の次第               (午前10時00分 開議) ○議長(西川憲行君)  おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事につきましては、お手元に配付の議事日程第4号により取り進めます。  これより日程第1、市政に関する一般質問を行います。  通告に従い、順次発言を許します。  11番 伊藤彦太郎議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  おはようございます。  それでは、通告に従いまして、一般質問のほうをさせていただきます。  今回、4項目上げさせていただいております。そのうちのまず1点目なんですけれども、三重県議会における議員定数問題についてということで通告させていただいております。  皆さんもマスコミ等でご承知かと思いますけれども、三重県議会において1票の格差是正のために平成26年5月に一旦議員定数が削減をされたんですけれども、その当時、選挙まで1年を切っていたということもありまして、今回そのときに削減の対象になる、合区して削減という形になった鳥羽市と志摩市、この鳥羽市が離島を大量に抱えるということで周知期間がないということで、26年の次の選挙27年ではなく、さらに次の選挙31年にこの定数削減が適用されるというような話であったんですけれども、それが27年の選挙の後、その後、南部の定数を減らし過ぎだという話が出てきて、そんな話の中、定数をもとに戻す議案がこの3月に出てきて、それで採決の結果、本当に僅差でしたけれども、これで定数をもとに戻すという議決がなされたと、こういうことになっております。  ただ、これは1票の格差是正のためということではあったんですけれども、これで1票の格差が再び拡大する結果となりました。いろいろな意見とかも出ていましたけれども、少なくともこの1票の格差は、何とか対処をしなければならないという話だったと思います。  この1票の格差なんですけれども、実はこの1票の格差のあおりというか影響を受けているのが亀山市です。我が亀山市が一番この1票の格差、人口1人当たりの議員定数が一番少ないことになると。逆に言えば、亀山市が一番三重県政に声を届ける物理的な人数が少ないということではあるんですけれども、そういう意味で一番1票の格差の影響を受けている亀山市の首長として、今回の県議会の議決結果について、どういうふうなお考えを持っておられるのか、市長の見解をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  11番 伊藤彦太郎議員の質問に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  おはようございます。  三重県議会の議員定数見直しの根幹にある1票の格差、議員ご指摘をいただいた問題でありますが、これは法のもとの平等に基づく1票の重みの観点から当然是正されるべきものと私は考えておるところでございます。  平成26年の県議会定数を51から45に減らす条例改正は、まさに県域の1票の格差を是正されたものと認識をいたしております。これを再び、格差を拡大する定数45から51に戻すことは、これまでの県議会におけるたび重なる議論や議決を無にするものであり、非常に残念に思うところであります。  さかのぼれば、平成12年に県議会は議会定数を55から51に減らす条例制定を行いました。既に当時としても、人口減少に向かいます中で、既に当時も2倍を超える格差是正をまずは中北勢の都市部から行い、後の全体へという大胆な議会改革の一環でもございました。  当時、私は選挙区調査委員会の一員でもございましたし、県政会という改革会派に属しておりましたので、鮮烈な記憶を持っておるところであります。  議員ご指摘のさきの議決をどう思うのかと問われますならば、かつて県議会に身を置いた一人として、また基礎自治体の長という立場からも大変残念な思いを持っておるところであります。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  ありがとうございます。一言で言えば、残念な思いということでお聞きしました。  今回のこの議決結果については、さまざまな意見がいろいろあったと思います。特に、一度議決を行ったにもかかわらず、削減したのに一度も選挙を行わずにもう一回もとに戻すという、これは議決責任は一体どうなのかと。あと南部のほうを減らし過ぎやという話であったんですけれども、それも含めてのやはり長年の議論の積み重ねであった結果、そうなったはずだと。あと、南部の声が届かないとあるけれども、これは選挙区以外の声を拾うのも県議会議員の仕事だ、この辺の話もあった。  ただ、この辺の話の中で、もう一つやはり今回一番私が問題やなというふうに感じたのは、その削減という話になったときに、全員が賛成に回っていた新政みえという最大会派、これは今回定数増なわけです。この定数増に対して大半が賛成に回られた。もちろん当時の、市長も先ほどおっしゃいましたけれども、市長とも親交が深いとお聞きしていますけれども、三重郡選出の舘直人県議とか、お隣の鈴鹿の彦坂県議とかは、そんなばかな話はないということで、これは定数をもとに戻す、これに反対をされたと。もと新政みえにおられた我が亀山市の選出の長田県議も、やはりこんなことは許されないということで反対に回られたと、こういうことではあるんですけれども、やはり先ほど市長がおっしゃっていた平成12年からのこの議論、もっと前からでしょうけれども、この話の中でやはりこういうふうなことが行われたことに関しては、これは一体どうなのかという話ではあったと思います。  そんないろんな話があるんですけれども、ちょっと資料もお配りさせてもろうておるんですけれども、やはり今回この1票の格差とかというのもあるんですけれども、やはり一番話として、我々亀山市としてひっかかるというのが、逆転現象という話でした。  基本的に人口に応じた定数が割り当てられるというようなイメージではあるんですけれども、絶対ではないにしても、そこにちょっと資料が出ていますけれども、亀山市は一応5万ということで、この5万人よりも平成26年5月の改正によってそれが定数と人口が一応順々になっていると、こういうことにはなったんですけれども、今回この平成30年3月の議決によって、そこにちょっと追加して、私が加筆してあるんですけれども、伊勢市選挙区が3から4に、鳥羽市・志摩市選挙区が2から3に、これ実は合区が解消されてもう一回、鳥羽市1、志摩市2になったらしいんですけれども、度会郡選挙区が1から2に、多気郡選挙区も1から2に、熊野市・南牟婁郡選挙区が1から2に、尾鷲市・北牟婁郡選挙区が1から2にと、こういうことになったわけです。  つまり、亀山市よりも人口の少ないところが亀山市よりも多い定数になったと。実はこれ定数増の議案であったということなんですね。そういう意味では、県議会全体で1票の格差を解消するというのはもう皆の共通認識であったはずであるんだったら、実は亀山市の議員定数を1から2にふやせば解決したはずなんですね。従来の議論を覆してでもという話なんで、今回は。それを思えば、なぜこの亀山市の定数を2にするということもしなかったのか。やはりその辺に今回の県議会の混迷というか、おかしいやないかという、その辺が象徴的にあらわれているんじゃないのかなと思います。  ただ、そんな中で市長もこれは残念な結果だというふうに言われた話ではあるんですけれども、やっぱりこの話の中で、県議会の決定ではあるけれども、亀山市としても県政に声を届けるという、これが今の本当に現職の長田議員も本当に頑張ってやってもろうておると思いますし、実際に頑張ってくれています。けれども、物理的に1人と2人では違いがあると。これはもうどうしようもない部分ではあるんですけれども、それをやはりフォローするために一体市としてどうしていかなければならないのか。当然、亀山市長としても県政に働きかけていく、その姿勢が必要なんじゃないかというふうに思いますけれども、この点について、市長、県政に対してこれからどう働きかけていくのか、その辺の思いを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  ご案内のように、広域自治体議会であります県議会は、当然180万県民の声が的確に反映されるよう、また県政の信頼が低下しないように適正な議員定数や選挙区の検証・見直しについて改めて真摯に取り組んでいただきたいと考えておるものであります。  また、当然ながら今その1票の格差が拡大をして、市民の声が届かなくなるんではないかというご指摘でございました。本市といたしましても、今後とも市民の声を基礎自治体としての思いを県政に確実に届けられるよう努力をいたしてまいりたいと思います。  市長として具体的にどのようにアプローチしていくんだというご趣旨だろうというふうに思いますが、今日までも県政のアプローチは亀山市の組織としてあらゆる機会を通じて行ってまいりました。特に、市長という立場からは、県と市町の地域づくり連携協働協議会でありますとか、知事との1対1対談などの仕組みを通じて、さらには個別課題の解消のための期成同盟会や要請活動などを通じて県当局並びに県議会へ直接的に声を届けてまいってきておるところでございます。  また、三重県市長会を通じまして本市の優先課題をテーマとした政策提言を行うとともに、必要に応じて課題解決や事業推進に当たって、県など関係当局には単独及び広域のそれぞれの働きかけを行ってきたところでありまして、今後もあらゆる機会を通じて亀山市の声を届けてまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  市長の思いを聞かせていただいたと思います。  ちょっと資料にお配りをさせていただいておるんですけれども、ちょっと2枚目のところに、今回ちょっと話題にもさせてもらった鳥羽市のホームページから拾ってきた資料があります。こちらに元県議で同じように市長になられた市長の見解が載せられています。地元になくてはならない県議会議員ということで、これだけ市のホームページでも、もともとの定数削減に対してやはり鳥羽市は減らしちゃだめなんだということを主張されています。  ちょっと下に三重県の地図がありまして、県南部で6人減というふうに書いている地図があります。これちょっと見にくいんですけれども、これは県南部のそれぞれの選挙区1ずつ減っていて、ちょっと見にくいんですけど、北中勢はそのままと書いてあるんですけれども、これは実は大きなまやかしでして、先ほど市長も指摘されましたけれども、平成12年からもう既に北中勢は削減をしておって、さすがにそのときに南部を減らすのはちょっとこれは酷やなということで、次ですよね、次ですねという話をしていたのに、ここに来て、県南部から減らし過ぎやという理由でこういう話になってきたと。  そういう意味では、県南部で6人減というのがさも県南部だけ減らされておるように見せておるというんですけど、これに対して批判するとかじゃなくて、やはりこれぐらいの思いで鳥羽市としては取り組んでいるんやというふうなことなんやと思います。  これはいろいろお話を聞いていると、鳥羽市と志摩市と合区して3を2に減らすと、人数でいっても鳥羽市を倍にしても志摩市の人数よりも少ないと、そんなことですもので、鳥羽市として定数を失ってしまうのじゃないかと、こんな話もあるらしいんですけれども、やはりその辺の危機感たるやということやと思うんです。これがええか悪いかというのもありますけれども、これは市長としてはやはりこの亀山市を守るんやということで、それぐらいの思いで臨んでいっていただきたいというふうに思います。  その辺の思いも聞かせていただいたと思いますんで、今以上にしっかりと県に対してアクセスをしていただきたいと思います。  それでは、次の項目の鈴鹿川等源流の保全についてという項に移らせていただきます。  これにつきましては、前の全員協議会で、2回前ですかね、鈴鹿川等源流域である誇りと責任を明らかにする条例、これ(仮称)となっていますけれども、これの制定についてということで執行部から説明がなされておりました。  今回、基本的な考え方についてということと、まず鈴鹿川等源流域の範囲についてということ、この2つの通告した項目についてまずお聞かせ願いたいと思うんですけれども、その全員協議会でのその資料の中に3つの区域が設定されていました。最重点区域、あと重点区域と、普通の区域みたいな感じやったと思いますけれども、この区域で書かれていたのが、最重点区域というのが、たしか鈴鹿川と加太川の合流点よりも上の鈴鹿川本流となっていたと思います。  これはなぜ鈴鹿川本流だけなのか。というか、この鈴鹿川本流に加太川の結節点よりも上流を含むのか含まないのか、その点についてまずお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  佐久間生活文化部長。 ○生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)  鈴鹿川の最重点源流域の区分でございますが、先ほどおっしゃいましたとおり、鈴鹿川本流の加太川合流点より上流の流域で考えてございまして、加太川の上流のほうについては含まないという考えでございます。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  加太川上流は含まないということでありました。  ただ、そのとき、全員協議会で私、一番ひっかかったのはそこなんですね。なぜかと言うと、鈴鹿川の辺の、特に旧関町の人間はよくわかっていると思うんですけれども、水量でいうとやはり加太川のほうが圧倒的に水量が多いと思うんです。鈴鹿川の本流は坂下のほうから流れてきますけれども、その辺を思うと、当然、この源流域とかこの辺の話になったときに、保全の必要性とかいう意味では、もちろんこの坂下からの鈴鹿川本流というのも必要ですけれども、やはり加太川上流というのも必要になってくるはずやと思うんです。その辺を思うと、なぜ加太川上流を含めなかったのか、その辺の考えを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  佐久間部長。
    生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)  なぜ含めなかったかということでございますが、まず鈴鹿川本流の最上流部分に位置いたします坂下地区につきましては、古くから鈴鹿と呼ばれていたと伝えられるところでございます。  また、鈴鹿山系の高畑山にその源を発しまして、市内を東に流れ、幾多の支川を合わせながら伊勢湾へ注がれる鈴鹿川の源流であることから、坂下地区を最重点源流域に位置づけようと考えているものでございます。  しかしながら、鈴鹿川の支川となる加太川や安楽川なども有する源流域に位置します自治体といたしまして、源流域の大切さを再認識し、源流域に対する誇りと責任を明らかにしようとする条例の趣旨は、市全域にも及ぶべきものであると考えておりますので、今後具体的な施策を進めるに当たりましては、加太川や安楽川の上流域など広範囲にわたる取り組みについて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  そうすると、最重点地域というのが余り意味をなさないのかな、その記述がというふうに思うんですけれども、先ほどもちらっとありましたけれども、やはり名前というのは、実はこれは水量ではないという部分がありまして、私も余り知らなかったんですけれども、一応吉野川かな、それを聞きにいったときに、同じようにもっと差があった吉野川の源流というのが、奈良ですかね、それがめちゃくちゃ、ほんまに溝ぐらいのレベルの、こっちが本流だよと言われたことがありまして、何でやろうと思ったら、こちらに神様がおるからやとか、そういうことやったんですけれども、その辺の話を聞きますと、それで鈴鹿川という名前なんやと、加太川じゃないんやと思ったりもしたんですね。鈴鹿山という信仰のもとにやはりこの鈴鹿が成り立ってきたという、それは全くおっしゃるとおりやと思うんですけれども、ただ、そもそも最初の全員協議会のときに、多くの議員さんが何やこれはというふうにちょっと釈然とせんような反応を示されたと思いますけれども、これは環境政策とか、産業政策とかという意味で、森林林業政策とか、環境政策という意味では何かぴんとこない部分があったと。それもそのはずやなと思ったんです。確かに、その資料にも出ておったんですけれども、やはりこれは生活文化とかその辺をかなり重要視されているのかなというふうに思ったんですね。それを思うと、これは実は環境政策とか、産業政策よりも、実は文化政策の色合いが強いのかというふうに思ったんですけれども、その辺、これはもう文化政策の色合いが強いというふうに思ってよろしいんでしょうか。 ○議長(西川憲行君)  佐久間部長。 ○生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)  そもそもこの条例をつくるきっかけとなりましたのは、本市がこの鈴鹿川源流域の豊かな森林に覆われておりまして、私たち市民に水やきれいな空気など多くの恵みを与えていただいておるということで、市民の生活や文化と密接にかかわってきておると考えております。  しかしながら、これらの源流域では、とりわけ中山間地におきまして、地域の過疎化とか少子高齢化が進みまして、担い手とか後継者不足、さらには管理の行き届かない森林とか、耕作放棄農地が増加しておりまして、今後集落の存続にも影響を与えかねない状況にございます。  また、これによりまして、森林や農地の公益的、多面的機能が低下いたしまして、土砂災害や洪水も危惧されるところでございますので、私ども自治体として源流域の大切さを再認識いたしまして、多様な主体でこれを守り育て地域への愛着を醸成するとともに、生活や文化を守り、そのことを積極的に市内外へ発信することで、この条例を制定してまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  文化的な話という感じなのかなとは思いましたけれども、集落の過疎化云々の話もありました。そんな中で、今回この意識啓発とかそういうふうな色合いが強いんだろうかというふうには受け取ったんですけれども、そんな中で、3番目の項目になっていくんですけれども、じゃあどうするのかという話ですね。  話を聞いていると、坂下地区の活性化みたいなこともあるのかなと思いました。これはこれで結構なことやし、やっていっていただきたいとは思うんですけれども、そうするとまずほかの加太地区なり、さらに北の野登地区とか、この中山間のあたりの活性化を図っていくべきものなんやろうとは思うんですけれども、じゃあ具体的にどういうふうなことをされるのか。確かに資料には出ておったんですけれども、具体的な取り組みについてどういうふうなことを考えておられるのか、現時点での思いがあれば聞かせていただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  佐久間部長。 ○生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)  この条例に関連する取り組みといたしまして、昨年度、平成29年度から取り組んでおりますみえ森と緑の県民税市町交付金を財源とした環境林の間伐を行います鈴鹿川等源流域再生事業とか、先月設立されました鈴鹿川等源流森づくり協議会における産学民官による取り組みのほか、今後進めてまいります亀山7座トレイル事業とか、生物多様性地域戦略などを含めたさまざまな取り組みを実施することによりまして、源流域の自然と文化を守り、それらを次の代へ継承していくように取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  一応説明に今まであったとおりの話やなとは思ったんですけれども、一つみえ森と緑の県民税、これの活用をということではあったと思うんですけど、やはりこれも使い方が限られておる部分もあるんですけれども、それ以上にやはり財源としてじゃあどれぐらい来るんだという意味では限られている部分があります。  これに対して、もっとこの市税を投入していくということも必要やと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。市長、この辺、どういうふうな考えを持っておられるのか。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然、総合計画に掲げた、あるいは前期基本計画に掲げましたそれぞれの事業、あるいは今ご紹介させていただきました事業、これをしっかり前へ進めてまいりたいと思います。  そのための財源がやっぱり大変重要でございますので、ご案内のような先ほどの県が頑張っていただいております市町の緑の県民税の交付金を活用すること、あるいは今回、国が森林環境税の導入を決定いただきましたけれども、これの譲与税の交付金を活用していくこと、そして私どもの他の施策との本当に優先順位やいろんなことがあろうかと思いますが、私どもはこの分野についてしっかり施策を戦略プロジェクトとして掲げて前へ進めていこうという意思で取り組んでまいりたいと思いますので、あらゆる財源をここに投入して前へ進めてまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  あらゆる財源をということですので、ぜひお願いしたいと思います。  それでは、次の一般国道25号線の通行どめについてというふうに移っていきたいと思いますけれども、これにつきましては、昨日、中村議員からも質問があったところではあるんですけれども、それでもある程度言っていただいた部分があるんですけど、ちょっとその中で疑問として残った部分を聞かせていただきたいと思うんですけれども、これは当初、のり面崩落に関しまして、25号線が通行どめになったわけなんですけれども、まだその当初、一番最初のときは崩落した箇所が不安定であって、調査もちょっとままならん状態なんだというような感じであったと思います。  その辺の非常に不安定な部分、この辺は一体現時点でどうなっているのか、その点をまずお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  服部産業建設部参事。 ○産業建設部参事(服部政徳君)(登壇)  おはようございます。  先ほどのご質問にお答えさせていただきます。  当初、調査もままならない状況だということでしたんですけど、その後、専門家にも見ていただいて、大丈夫との確認をいただいていると伺っております。  また、道路管理者であります鈴鹿建設事務所のほうでも毎日パトロールをしていただいて、目視確認をして移動もないという確認を行っていただいております。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  状況的には大丈夫、絶対はないかもしれませんけれども、かなりケアしていただいておるんだなということがわかりました。  そんな中で、2番の名阪国道の側道整備についてという項目に移らせていただきたいんですけれども、側道整備とはいうんですけれども、こういうふうな災害時の迂回路をどうするのかという考え方ではあるんですけれども、これは全員協議会で説明があったときに櫻井清蔵議員のほうから、そもそも名阪国道自体に側道整備の当初から話があって、それがずうっととまったままだと。側道整備、加太地区の板屋ぐらいまではちゃんとなっていて、そこから今、向井のインターぐらいまで一部伸びている部分もあるんですけれども、そこから久我のインターのあたりまでは当然、山道になってしまってとかそんな話もある。当初、トンネルを掘ってとかいろんな話もあったみたいですけれども、この辺の名阪の側道整備の話は一体どうなっているのか、その点をまず確認させていただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  服部参事。 ○産業建設部参事(服部政徳君)(登壇)  名阪の側道整備につきましては、毎年名阪国道及び国道25号整備促進期成同盟会において、関ヶ丘及び向井インターチェンジ周辺の側道整備について、国及び県に対して要望活動を行っているところでございます。  現状として、事故等での本線渋滞時に地域内生活道路への迂回車両が流れ込むため、地域住民の安全が危惧される状態となっていることから、安全性確保のためにも早期の側道整備を引き続き要望してまいります。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  引き続きということではあったんですけれども、そのときの話では、今側道の位置づけとして、今回通行どめになった一般国道25号線も何か位置づけられておると、そういう話ではあったとは思います。  そうしますと、きのうも中村議員のほうからありましたけれども、この辺の一般国道25号線、これのやはり早期の整備ですね、もっと高規格化というか、これをきちっとしたものにしていくという努力が必要になってくるのかなというふうに思うんですけれども、その点につきまして、今回側道の位置づけであったこの一般国道25号線に崩落があって、通行どめになってしまったということで、実はこの話というのは以前から、私も聞いたことがあって、そのとき名阪国道は通れんけど、そういうのはどうしたらいいんかなというふうに、たしか、あれは前松本部長に聞いたら、そのときは坂下のほうのあっちの市場阪東線、あそこから回ることになりますねという話を言われて、そんなばかなことが起こるんかなというふうなことを言うてたら、現実にこういうことが起こってしまったわけなんですね。  ただ、やはり本当に実際問題として、市場阪東線というのを現在も使われている部分があって、この辺、たしか全協のときでも小坂議員があの辺、早うせなあかんやないかとか、中村議員もきのう言われたと思いますけれども、この市場阪東線というここをやはり整備する必要性というのがあるんじゃないのかなというふうに私も思うんですけれども、結構難しいんじゃないかみたいな話は言われていますけれども、もう一度お聞きしますけれども、この辺、やはり市の責任において、この市場阪東線をこの名阪の迂回路も含めて、実際今回、これでもし名阪がとまってしまったら、市場阪東線を回って向井インターあたりから、国道1号線に入って坂下回りでということもあり得るかもわからない。そういう意味で、やはりこの市場阪東線というのは整備の必要性というのがあるんじゃないのかと思いますけれども、これにつきまして、必要なのは1キロ区間ぐらい、これがまず必要だろうということでありましたけれども、この1キロを整備するのに、では一体どれぐらいのお金がかかるのか、どれぐらいの費用を見込んでいるのか、その点をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  服部参事。 ○産業建設部参事(服部政徳君)(登壇)  どれぐらいの費用がかかるかということなんですけど、当箇所の改良工事を行った場合、工事費は幾らとのご質問ですが、未改良区間には県管理であります中津川が並行して流れており、今現在、工事費をお答えすることができません。ご理解いただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  県管理の中津川があるんでわからんということやったと思いますけれども、それこそさっきの話ですわ。県管理と言われるんやったら、それこそ市長が県議会議員の定数の足らん部分を補うぐらいのつもりで県に言っていただいて、県に直接どれぐらいかかるんやというふうなことを追及してもらったらええと思うし、その上でやはり市としてもそれを算定する、その努力をせなあかんと思います。  きのうも、ちょっと検討云々の話がありましたけれども、やはり今後こういうふうな、実際に実現に向けて整備に動いてもらわなあかんと思いますけれども、もう一度その辺、市長の見解をお聞かせ願いたいと思います。この市場阪東線の整備を市長としても重要視されていくのかどうか、この点、お考えを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  きのうも中村議員のご質問にお答えをさせていただきましたが、この関町坂下地内の未改良1キロにつきましては、すぐさま改良を行うというのは大変難しい現状がございます。ご案内のとおりであろうかと思います。その上で、きのうもお答えさせていただきましたように、この加太から坂下に抜けます市道、待避所の整備等々につきまして検討させていただきたいというふうにお答えをさせていただいたところでございまして、そういう検討してまいりたいと思います。中・長期的に、その県に対して、また今ご指摘のような、県に今後、そういう問題提起も当然させていただきますが、いわゆる待避所の整備等々について検討させていただきたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  いろいろと昨日どおりの答弁やったかなと思うんですけれども、確かにすぐには動かんということはわかります。ただ、既に整備されている加太と坂下に来るまで、そこを旧関町時代にかなり整備されたと。きのうも担当されていた方に聞いたら、12年かけてあそこを整備されていたと。関町といったら、この亀山市よりも当時、小さい自治体ですわ。そこでも長年かけて整備し続けてきたわけです。それよりももっと短い区間、これがそこまでなぜ困難なのかというふうに正直思うんですね。県云々の話、県管理の何か云々がありましたけれども、やはりこれはあと市長のやる気次第やと私は思います。  先ほど言いました鈴鹿川と源流の保全について、これ市長、その提案理由の中で、中山間のあの辺の源流域を守るというふうに言われました。まさにその源流域である坂下地区、加太地区、この辺の方々の暮らしを守る意味では、やはりライフラインとしての道は必ず必要です。絶対に必要です。それを守るという意味でも、まさにこの鈴鹿川との源流の保全について、これ市長の施策として、やはりこの市場阪東線の整備はもっともっと優先度を上げて取り組んでいかなければならないと思いますけれども、もう一度、市長の答弁を願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  名阪のこれがとまる、あるいは今回のような25号がとまる、そういうケースの中でこの市場阪東線が大変貴重な役割を担う、このことはそのように認識をいたしております。ご案内のように、この6キロの改良済みの5キロにつきましては、昭和50年代から平成五、六年にかけて約4キロ整備をいただいておるところでありますけれども、今、いろんな事情や条件があろうかと思いますが、当面の検討をさせていただくことと、市道の整備というのは市内全域550キロの総延長を抱えておりますので、何を優先していくのか、当然、施策の事業として位置づけて考えていく、そういう検討は当然させていただきたいと思っておるところであります。それも含めて今後の課題とさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  市全域のこともあると、もちろんです。ただ、やはり後ろからもちょっと声が出ていますけれども、駅前のこれはどういうことやというような、その市道もやはり整備にお金をかけていると。それをするんやったら、ほかでもあるという、その辺の思いもあると思いますんで、やはりこの辺、市長が今回、その源流域を保全するというふうなことを言われているわけですから、やはりその一番ポイントになるのがライフラインということやと思いますんで、間違いなくそうやと思います。やはり私らどうしたらええんやろうという話、実際、坂下の方からも私も聞きましたし、やはりこの市場阪東線という、さらに坂下から野登に抜ける、こういった道もあると思います。  そしてもう一つ、これはたしか合併協議であったと思いますけれども、この市場阪東線、当時合併の説明会の中で、私はこの旧亀山市の説明会で聞いたんですけれども、内環状、外環状という話がありまして、この外環状の一部なんです、この市場阪東線というのは。この市場阪東線と名阪国道と、そして306とこのあたりを駆使しながら、今、どうなるかわからんという感じになっていますけれども、国道1号線のバイパスですね、これは筆捨山のところまでトンネルで抜くとかいう話でありましたけれども、そういった話が昔から存在していたということもありますんで、この市場阪東線、これは市長の重点項目としてやっていっていただきたいというふうに思います。  では、次の項目に移らせていただきます。  次、中学校の部活動についてということで通告をさせていただいております。  今回もいろいろと現況報告とかでも出ていましたけれども、教職員の働き方改革の流れの中、中学校の部活動の時間についての見直しというのがやはり全国的に言われておるんですけれども、この市内の中学校の状況についてお聞かせ願いたいと思うんですけれども、ちょっと関中学校からちょっとうちの娘のところを通じて、保護者、地域の皆様へということで、部活動を原則週休1日、月4回以上休みにするというようなことをしますんでご理解くださいというような旨の文書でしたけれども、この辺を見ると一体どういうふうな状況でこの文書が配付されたのかということですね。その辺も含めまして、中学校の部活動、この市内の状況は一体どうなっているのか、ご答弁願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  草川教育部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  部活動や教職員の働き方に関してでございます。  教員の長時間労働の状況は深刻で、文部科学省が行った調査によりますと、全国的に見て、中学校教員の6割は週60時間以上の勤務時間を余儀なくされているといった結果も出ているところでございます。教員の多忙化の要因は幾つかございますが、特に中学校現場におきましては、部活動指導がその大きな要因の一つと考えられております。  また、部活動は生徒の健全育成において、その存在意義は極めて高い反面、過度な活動は生徒の健康安全面への影響が危惧されます。そのような状況の中で、全国的に部活動のあり方を見直そうという機運が高まり、国や県では生徒の健全な成長と教員の負担軽減の視点に立った部活動ガイドラインの策定が本年3月に完成いたしました。  亀山市におきましても、教員の多忙化の状況は深刻でございまして、特に中学校現場におきましては平日の授業前や放課後に加え、休日は大会引率などが伴う部活動が行われております。その労働環境は苛酷な状況にございます。  そこで、市では県や国に先駆けまして、昨年9月に適切な活動時間や休養日の設定を示しました亀山市部活動ガイドラインを策定いたしております。現在、各中学校におきましては、このガイドラインにのっとり、適正な部活動運営のもとで教員の多忙化の緩和を目指しているところでございます。
     なお、亀山市部活動ガイドラインに定めている部活動の休養日につきましては、平日の週1日の放課後部活動休養日を含んで月8日以上の休養日の設定といたしておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  状況を聞かせていただきました。  私も一応、娘というか子供を持つ身で、中学生の子供、親としては非常にこういうふうなお世話をしていただくのはありがたいんですけれども、正直自分たちのころと比較しても、こんなに頑張ってもろうておったかなというふうなことを思いまして、朝練もする、休みのときは練習試合とかもある、こんだけ先生に負担がかかる。  ただ、それ以上に子供にとってもほんまにどうなのかなという部分もあったんですけれども、もちろんありがたい部分ではあるんですけれども、ただ、これが全国的にほかの他県なりという世界でなのかなという部分もあったんで、亀山市として一体どうなのかというのを聞かせていただいたわけなんですけれども、やはりちらっと先ほど部長も言われましたけれども、やはり苛酷なやり方というのは子供にもよくないという部分があると。もちろん先生らにも問題はあるんですけれども、先生らのためにも、実際、教職員の方を犠牲にして、部活動の実は運動であれば上達とか、それを果たして本当に子供が望んでいるのかなという部分もありますんで、本当に子供のためにというんだったら、もちろんある程度詰め込むとか、そんなこともたまには必要かもしれませんけれども、詰め込んでばかりでも実はマイナスなんやというような、そういう部分もありますんで、やはりその辺、適切にやっていっていただきたいと。状況をちょっと確認したかったという部分で今回言わせていただきましたので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(西川憲行君)  11番 伊藤彦太郎議員の質問を終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午前10時48分 休憩)   ─────────────────────────────────────               (午前10時57分 再開) ○議長(西川憲行君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、5番 尾崎邦洋議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  緑風会の尾崎でございます。  今回は一般質問の件名としましては、行政評価についてと、防災・減災対策について、3つ目が新庁舎建設についての質問をさせていただきます。  それでは、まず最初に行政評価についてということで質問させていただきます。  平成30年3月に改定した行政評価システムの考え方について、まずお聞かせください。 ○議長(西川憲行君)  5番 尾崎邦洋議員の質問に対する答弁を求めます。  山本総合政策部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  今回、改正をさせていただきました行政評価システムにつきましては、平成29年度からスタートした第2次総合計画前期基本計画の効果的、効率的な推進を図るため、行政システムの課題等を整備した上で、必要な改善を行ったところでございます。  主な改正内容でございますが、評価結果の客観性を高めるため、施策評価については施策の方向別にその推進状況を明確にするとともに、事務事業評価におきましては活動実績と成果を分けて評価することといたしております。  また、評価体制としまして、事務事業評価を課長、グループリーダーによる2次評価制といたしまして、グループリーダーに評価の機会を与えるなど、組織機構の再編の基本的な考え方であります中堅職員のマネジメント能力の向上につなげる仕組みとしたところでございます。  また、このように充実を図る一方で行政評価に要する事務負担等も考慮いたしまして、標準事業評価につきましては、簡素化をいたしたところでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  行政評価システムの考え方というのをお聞きしたんですけれども、具体的に評価シートについての質問に移りたいと思います。  第2次亀山市総合計画前期基本計画第1次実施計画に位置づけている主要事業の目的の捉え方と成果指標の設定について、まず具体例として婚活支援事業とシティプロモーション推進事業についてお聞きしたいと思いますけれども、まず考え方を問うものでありますから、婚活支援事業についてのことに触れて質問したいと思います。  この基本事項というところの大綱というところには、子育てと子供の成長を支える環境の充実、それと基本施策としては安心して生み、育てられる環境づくりの推進、施策の方向は出会い、結婚から定住への支援というふうになっております。  こういったことを実行するために、婚活支援事業のこういうこと、婚活事業をやるわけなんですけれども、これの目的というのはあるんですけれども、この施策の方向は出会い、結婚から定住への支援ということで、出会いの場を与えて、結婚して、定住してもらえたらということで、方向はそういうことになっております。  ところが、その下のこの目的のところを見ていただくと、初婚年齢や未婚率は上昇傾向にあり、晩婚化、未婚化は人口減少の大きな要因となっていることから、結婚を希望する独身男女に出会いの機会を提供するというのが目的になっております。  上の施策の方向では、出会い、結婚から定住への支援ということになっているんですけれども、この婚活事業の目的は出会いの機会を提供するだけに終わっているんですよね。そうすると、施策の方向は、出会いの場を与えて、そういうところから結婚、それから定住、亀山市に住んでもらうというのが最終の目的だと思うんですけれども、中途半端なところで出会いの機会を提供するで終わっているんですけれども、これはどういうことかというのをちょっと説明していただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  確かに今、こちらで出させていただいておる主要事業のシートにつきましては、最終的な目的は本市に定住をしていただくということが最終的な目的として掲げられておりますが、その間の手法として、まず婚活支援事業の中で出会いの機会をつくる、それがまず最初の目的としてそういう場づくりをしていき、その後にマッチングして、最後に結婚して、本市に住んでいただくということが一つの理想、理想というか一つの目的として示しておりまして、今回の主要事業のシートとしては、まず最初の出会いづくりというところに観点を置いて、目標を設定させていただいたと、そういうことでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  この婚活の出会いの機会を提供するだけが目的というふうに、これを読むと感じるんですけど、出会いの機会を提供するということは、その中からカップルが生まれて、結婚して、亀山市に定住してほしいというのを、そのためにやっておると思うんですよね。ところが、出会いの機会を提供するだけで終わっています。  それと、出会いの場をつくるだけに年間310万ですね、これ、予算が。それで30年度が210万ということになり、31年度は210万ですけれども、310万円も使って、29年度は4回やって120人が出会ったと。これだけではやりっ放しと同じだと思うんですよね。  だから、この中でカップルができたかとか、そういうようなことをこの指標、下のほうに、こちらのほうにありますけれども、4回やって120人で、これが指標になっているというのは、やっぱりおかしいと思うんですよね。やっぱり追っかけて、すぐにその場で結婚とかそんなことが決まるわけはないんですけど、こういう参加した人たちからカップルが幾つできて、それが成婚して、亀山市に住んでくれたのは何組やとかいうのを追っかけていかないとまずいんですけれども、これ単年度だけでやっているもんで、そういうことはせっかく何もそういうことを追っかけずに、やったという実績だけを評価してAとかそんなんおかしいと思うんですけど、その辺はどういうふうに考えてみえるか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  議員ご指摘のとおり、この事業の成果をより的確にはかる指標とするためには個別施策のさらに上位施策の方向性を見据えた事業の目的設定も重要であると認識をしておるところでございます。  今、議員おっしゃられましたが、例えば婚活イベントのマッチングの成立件数でありますとか、それに対するフォローアップ、これは30年度、31年度の指標を見ていただくとわかると思うんですけれども、フォローアップセミナーというのも開催する予定でございまして、ご指摘のマッチングした後のフォローアップという事業につきましても計画をしておるところでございまして、いずれにいたしましても、今後第2次実施計画を30年度策定をしてまいりますので、そういったご指摘の点も踏まえて、改善するべきところは改善してまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  では、これは28年度から始めたんでしたか。28年度か27年度か、ちょっと調べていないんですけれども、実際に何回やって、何人が参加したという、その累計で、29年度までの数字というのはわかりますか。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  ただいま持ち合わせおりますのは、29年度のイベント回数ということで、議員おっしゃられたように4回ということで、その中でそれぞれ40人、20組のカップルということで、全て定数を全部満たしておって、抽せんの中で余りが出たというような状況で、そのように聞いておりますが、まだ今その中で成婚をしたとか、カップルになられた方がその後どのようになったかという、そのような調査についてはまだ持ち合わせていないところでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  最後にまとめとして聞きたいんですけど、では目的と概要という欄がありますよね、この上に、概要としては結婚を希望する独身男女に出会いの機会を提供するため、婚活イベントを開催すると。婚活イベントを開催する企業、団体等に対し、補助金を交付するということになっていますね、これ。  それで、実際にこの人数、29年度で4回やって、計画値が120ということでなっているんですけれども、これは結婚を希望する独身男女に出会いを提供するためとあるんですけど、この方ら全部結婚を希望していたんか、その辺のところもお聞かせ願いたいと思いますし、婚活イベントを開催する企業、団体に対し、補助金というのはどのような使い方をするようにしているのか、またこの金額というのはどのような基準でやっておるのかというのをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  今回、今ご質問いただきましたのは、亀山市婚活支援事業補助金ということで、亀山市が市内の民間事業者に委託をして婚活イベントを開催していただくという事業でございまして、まず、補助金の実績からご答弁申し上げますと、昨年度は1団体から相談をお受けしたものの、予定した参加者数が確保できず、イベントはできなかったということで補助金の交付には至っていないということで、実績はゼロということでございます。また、30年度につきましては、既に1団体への交付を決定しておるところでございます。  また、ここに参加された方が全て結婚を希望しておったのかというお尋ねでございますが、こういうイベントに参加をいただくということは結婚を希望されている方が参加していただくものというふうに認識をいたしております。  また、使い方につきましては、原則的には民間企業に委託をいたしますので、企業の自主性を尊重させていただいておるというところではございますが、その都度企業と私どもとでいろいろ相談をさせていただきながら進めておるという現実でございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  新聞で見たんですけれども、4月1日の日曜版の中日に出ていたのが、鈴鹿青少年の森で男女各10人募集ということで、15日に婚活バーベキューというのをやるということで開いております。  これは、県森林組合連合会の主催でやったことなんですけれども、対象の年齢はおおむね25歳から35歳、定員は男女各10組で、申し込み多数の場合は抽せんということで、参加費は男性4,500円、女性は2,500円ということでイベントをやっております。  この申し込みやイベントを運営するところに、私は電話して聞いたんですけれども、過去において432組のこういう出会いの場をつくって、今までに10組成婚したということを聞いています。  また、5月11日には同じく鈴鹿で行われたんですけれども、スポーツ婚活いかがという見出しで出ております。参加者募集で、この上のほうの部分ですけれども、これ新聞から出ています。そのときには、対象者の目安は40歳から59歳の独身男女で、定員20人と。主催するのはSSGスポーツクラブで参加者、ここが主催するということで、こちらにも一応、成婚したのはあるかというので問い合わせをやりましたら、昨年度2回開催して、1組が成婚したということを教えていただきました。  そうすると、やっぱり結婚をやろうと考えた人を対象にして、やっぱり幅広くこういうような募集のやり方、新聞にもこれは載っているんですけど、そういったやり方をして、本当に成婚したいという人を集めてやるのがやっぱり、こういう事業だけやって結果の出ないようなことは、私は無駄金を使っておるのではないかなという、言い方は悪いですけど、答えが出るようなことをやっぱりやらないといけないと思うんですけれども、もし、こういうことをやるんであれば、今後こういうようなイベントのやっている成果が上がったところに委託してでもやったほうが私はいいと思うんですけど、この場で結論を出してほしいとは言いませんけれども、その辺について部長の考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  確かに本市が進めておる婚活支援事業は、市が実際に婚活支援事業をはだてるものと、補助金をお渡しして委託する、2種類の手法で始めさせていただいたところでございます。  その中で、私、2度のイベントを見せていただく中で、確かにその場でカップルができ上がるのは、半数ぐらいの人数はカップルができ上がっております。ただ、それが議員がおっしゃるように、その後、成婚に結びついたのか、また本市への定住に結びついたのかというフォローアップまでは現在できていない状況でございますので、まずそれをしっかりやっていくということと、今、議員ご提案のありました特色のあるような形で若者を集めるという手法につきましては、なかなか市が主催する部分では限界もあると思いますので、さまざまな民間でのノウハウ、そういったものを調査する中で、有効性のある団体については、こちらからお願いをしてやっていくというのも一つの手法だというふうに認識をしておりますので、またこの事業につきましては、今後もしっかりと検討していきたいと、そのように考えているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  目的に違いはあるかもわかりませんけれども、亀山市も高齢化が進み、どんどん人口が減るということは目に見えております。そういったことから、やっぱりこういうように結婚していただいて、最後に亀山市で住んでいただきたいというのであれば、まずそういうような婚活というのは、私は非常にいいことやとは思います。  ただ、やればいいというのじゃなくて、やっぱり結果を求めて、最終的にやるべきやと思います。  ですから、この指標のところでも、過去の累計で来て、それで何組成婚したかとか、そういうような、それで亀山市に住むようになってもらったかというのは、戸籍の窓口とかあの辺で定住されたときに、簡単にアンケートで、やっぱり今、転勤とかそういうようなんで来ても住所を移す場合もあるし、南海トラフとかその辺で海辺やあの辺のところの人は亀山に移って津波とかそういう影響のないところへ住みたいとか、そういうようなちょっと簡単に聞き取りができるようで、亀山に住んだ人がどういうことでということもあわせてやればいいかなというふうに思います。  それは、婚活がいけないとは言わないんですけれども、亀山に定住していただくというのでちょっと新聞、これも新聞から拾ったんですけれども、雇用の若者の引っ越し代補助ということをやっております、隣の市で。  どういうことかというと、市内のものづくり企業を支援するのが目的で、対象は製造建設分野の中小企業ということで、補助の条件となる若者の被雇用者は40歳未満。市内に引っ越すために生じた荷物の輸送代や下宿先の保証料などを補助すると。補助は費用の2分の1で、上限は20万円ということで、婚活の300万円なら15人の人がそういうことで移ってきて、やっぱり大手は自分で自腹を切って雇用なんかできるかもわかりませんけれども、やっぱり中小企業の方にはそういうこともやって、亀山市に定住してもらうというのも一つの手だてやと思います。  ちなみに、2017年度は鈴鹿市で3人の方が中小企業のところへ就職して移ったということが書いてありますので、この話はこれぐらいにさせてもらいたいと思います。  もう一つのシティプロモーションについては、同じような考え方ですので、申しわけないですけれども、今回割愛させていただいて、次のほうに入らせていただきたいと思います。  防災・減災対策についてというもので、道路の無電柱化ということで、過去に私もこれやらせていただいたと思うんですけれども、阪神・淡路の地震のときとか、東日本のあの災害のときにでも、電柱がやっぱり道路に倒れて、その火災が起きたときでも消しに行けなかったとかいろんなことが言われております。実際に、私の家の前、ただ市役所から私の家の前をというとわかりにくいでしょうから、東町のところから第三銀行のところを左へ曲がってもらって、そのまま直進していくと、カメヤマロウソクを過ぎて306までのところ、一遍電柱がどれだけあるんだろうというので、ちょっと走りながら数えてみました、両側。二、三本は違いがあるかもわかりませんけど、どれぐらい電柱があるかというのをちょっと想像で結構ですので、お聞かせ願いたい。 ○議長(西川憲行君)  久野危機管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  市道に建柱されております電柱といたしましては、多いというのは存じておりますが、正直数の確認はしておらん次第でございます。
    ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  数え間違いがなければ113本あります。それで、まだこのほかに夜間照らすポールとか、街灯もいっぱいあるんですけど、それは数えていないんですね。  これ、震度6とかそれ以上のものが来たときに、もし電柱が折れたら、火事が起ころうとやっぱりけが人等が出たときにどうやって救助してもらえるのかと。もちろん共助ということで、近隣の方が丈夫であれば運ぶということはなかなかできないと思いますけれども、そういったことをやっぱり懸念しています。  それで百五銀行の前、新しい道路が今できていますよね。商工会議所から上がってきて、真っすぐ行って、あそこにもすごい数なんです、電柱が。恐らく今言った113本より多いかもわかりませんが、こういったことが亀山市内いっぱいあるんですよね。  ちなみに市役所から野村のほうへ行って、信号の交差点ができたところまで、あそこまでたしか六十何本か70本ぐらいあったと思うんです。やっぱり、従来から亀山の市内は居住区になっているのはやっぱり本町やとか東台やとか、その辺にいっぱい住んでいるやないですか、旧道に。そういったことがやっぱり災害のときにどういうふうに電柱が悪さをして行けなくなるということも考えられるんですけれども、やっぱりその無電柱化については、かなり高額な金額がかかるということは聞いているんですけど、地中に埋めなくても関のまち並みやないですけど、電柱を全部家の裏に持っていったというようなこともありますんで、その辺のことについて災害時のときのことを考えて、今後どのように考えてみえるかちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  まず、災害時の緊急輸送道路の確保といたしましては、亀山市が制定いたしております地域防災計画にもある程度、電柱とか街灯が道路を邪魔するというのは想定されておりまして、災害時における緊急協力に関する協定に基づきまして、一般社団法人三重県建設業協会亀山支部の協力を得て、優先的に道路警戒を行い、緊急輸送道路の確保に努めると思っておる次第でございます。  なお、亀山市が災害用に備蓄しておる倉庫からの物資輸送につきましては、市道などをこのように経由させて避難所へ搬送させていただく次第でございますが、また広域的に受ける救援物資につきましては、三重県が策定した三重県広域受援計画に基づきまして、物資の提供などを受けることになっております。  これに基づきまして、亀山市の救助活動拠点としては、亀山サンシャインパークほか3カ所、物資拠点としては亀山公園1カ所を拠点とし、物資の輸送につきましては、主に新名神高速道路、東名阪自動車道、名阪国道、国道1号及び県道亀山白山線などを緊急輸送道路として利用することになっておる次第でございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  南海トラフの地震が起こったときに、先ほど聞いた道がやっぱり走行可能かというのはわからない部分がいろいろあると思います。  大きな何かで物資はやっぱりヘリコプターとかいろんなところでも、そういうふうに運ばれてきている、実際はそういうふうにあるけれども、実際に火災とか、ああいうようなのが起きたときとか、市内で物資、例えば食料がどこかの地区にそういうものを運ぼうとしたときに、実際に車が動かなければ絵に描いた餅みたいなもので、本当に人海戦術しかなくなると思うんですよね。だけど、それぐらいのことはやっぱり想定しておいていただきたいと思うんです。  それで、食料と次、飲料水等の備蓄について、以前市民の分というのは5,000人分の3日分を備蓄しているというようなことは聞いたんですけれども、大きな震災が来たときは、市の職員もここに集まることになっていますよね、市の庁舎に。そのときに、正規の職員で約450か500近くおりますよね。  そういうときに、大きな災害が起きたとき、最低3日間は泊まり込みとかというふうになるんですけど、現在備蓄されているその職員に対する備蓄とか、水というのはどれぐらい、何人分を想定してやっておるのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  災害時の、職員用の数でよろしいでございますでしょうか。  災害対策本部設置時におきまして、各職員は災害対応に従事することになりまして、職員用の食料も確保しております。場所につきましては、市役所本庁外部の倉庫に250食程度の食料を備蓄しており、有事の際は各職員に配付するとなっておる次第でございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  この250食は、例えば500人来たとき250食、分け与えるとこれはあれでしょう、250食しかないということは、朝なら朝食べたら250食で終わるという、そういう数でいいんですね、これ。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  現在、市役所外部の倉庫に備蓄しておるのは250食でございます。  ただ、基本的には備蓄倉庫、3つの倉庫がございますもので、そこには5,000人分の避難者及びそれに対する3日分の食料備蓄、飲料水も備蓄しておりますもので、そこからこちらへも持ってくるという計画をしておる次第でございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  その備蓄しておるのは市民のための非常食と違いますの。まさか、市役所の職員がそれを食べるというようなことがあっては困るんですけれども、一遍その辺のところを聞かせてください。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  失礼いたしました。  全体的な南海トラフに対する亀山市全体の備蓄の考えをまずじゃあ先にご説明させていただきますと、南海トラフでいわゆる理論上最大クラスで避難者が出ると想定しておりますのが、三重県が最新、この29年の12月に策定しました三重県備蓄調達基本方針によりますと、理論上最大クラスで2,500人を予定させてもろうております。  ただ、亀山市といたしましては、非常時でございますもので、それに余裕、予備を加えまして5,000人と想定しておりまして、5,000人の3日分の3食を用意しておる次第でございます。  三重県の基準は2,500人分の2日分ということでございますもので、あくまでも想定の理論でございますが、全体的には予備を持っておるという考えを持っておる次第でございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  災害が起こった時点で恐らく携帯電話も通じなくなるし、そういうところで職員のは、そうすると250食1回ということですよね。それで、2,500人で市民のは、それで3日分であれば足りるというのは、これも想定ですので、災害が起きてすぐにどういう状態かというのがつかめない中で、やっぱり朝起こるとか、夜起こるとかそんな決まった時間に起こってくれればいいんですけど、夜にでも出てきて災害の状況がわからんのに、職員の方はそうするとここで食べずに非常食を持ってきて食べるとか、まさか出前が来るとは思うておらんでしょうけれども、これで足りるんですね、本当に。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  確かに備えあれば憂いなしとのとおり、災害の備蓄につきましては余裕があるほうがよいとは考えておりますが、ただ、どのようなことに対しても一つの目安といいますか、基準がどうしても必要かなと思っておりまして、このことによりまして、三重県の備蓄調達基本方針によりますと、避難者数は2,500人。  ただ、我が亀山市は予備を考えて、5,000人分を用意させてもろうておるということでございますし、また、公的な備蓄、調達方法については、災害発生から2日目までを自助、共助及び公助の亀山市が負担すべきと。3日目からは三重県と役割分担をしておるところでございますもんで、亀山市はそれにもう一つ余裕を持って3日分を備蓄しておるという状況でございます。  それと、市職員についてもその備蓄を使わせていただくという考えでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  起きないことが一番いいんですけど、今の言葉を信用しておきますけれども、実際に事が起こったときに、これで足りないというときはどうしてもらうのかというのは、やっぱり非常食は食べないのが、食べずに過ぎるというのが一番いいんですけど、問題が起きたときにどうなるのやという話ですよね。  ですから、できるだけやってほしいと思うんですけど、それと備蓄の場所なんですけれど、いずれにしても市民が避難するというのは、小学校とか体育館とかいろんなところがありますよね。そうしたときに、亀山の2カ所のところで非常食を持っているより、リスクの分散といえば、例えば関の中学校とか、それとか川崎なら川崎小学校とか、西と東と亀山市内にあるんですけど、西のほうが建物が新しいんであれば、そういうところに分散して備蓄しておけば、わざわざあそこから持って、避難所の東小や西小に持っていくことを思えば、最初からそこに置いておいたらあかんか。そのほうが便利やないかと思うんですけど、その辺の考えお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  現在の主な備蓄倉庫につきましては、本町防災倉庫、中央防災倉庫、関防災倉庫の主な箇所、3カ所に大部分は入れさせてもらっておりまして、一部分ではございますが、学校にも置かせてもろうておる状態ではあるんですが、今後これについても検討してまいりたいと思っておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  非常食や飲料水等も本当、災害が起きたときには非常に命のあれですから、ぜひとも余るようになればいいと思っていますけれども、いつ来るかわからないので、十分管理していただきたいと思います。  最後に、新庁舎の建設について、少し前の総務委員会で私もちょっとお聞かせ願ったんですけれども、簡単に現在の進捗状況についてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  落合総合政策部次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  新庁舎建設に関しましては、本年度に位置や規模、機能などの新庁舎建設に関する基本的な考え方を明らかにする基本構想を、平成31、32年度にかけて概略的な建物構成を定める基本計画を策定することとしております。  現在の進捗状況でございますが、基本構想の策定に向けまして、去る5月1日に副市長を委員長とし、構成員を部長級とする庁内検討委員会と、その下部組織となる課長級で構成するワーキンググループを設置いたしました。これまでにそれぞれ第1回目の会議を開催しまして、これまでの経緯と今後の進め方を確認して、庁内検討委員会から下部組織でありますワーキンググループに具体的な検討内容等の指示が行われたところでございます。  また、市民の皆様の声を基本構想に反映させるため、市民アンケートの実施に向けても準備を進めているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  20年の3月には新庁舎の基本構想というのがありましたよね。あれは全くベースにせずに、新しく今基本構想から入っているということですか。これからやるというのは。 ○議長(西川憲行君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  前回の基本構想、素案でございますが、平成20年3月に策定しております。作成から10年以上が経過しております。その当時と比較いたしますと、東日本大震災や熊本地震などこれまでの想定をはるかに超える災害が発生しており、再度防災拠点としての機能面での洗い出しをする必要があります。  また、庁内におけるセキュリティー対策や受動喫煙防止対策として官公庁施設における建物内禁煙の動きなど、さまざまな社会経済状況の変化が起こっております。  さらに、人口減少や少子高齢化による公共施設の利用需要の変化、公共施設の維持管理費の増大などに対応するため、全ての施設のあり方について施設の統廃合など総合的に検討する必要があると考えております。  このことから、基本構想の策定に当たりましては、前回平成20年の基本構想素案を参考にはいたしますけれども、基本的にはゼロベースで検討していくものと考えております。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  じゃあ、基本構想は大体めどとして何年ぐらいかけてつくられるのか、その辺をわかる範疇で一遍お聞かせ願いたいと思います。  それと、新庁舎はいつごろ建てるというのがわかれば、5年先とか10年先になるかもわからんとかいうような、どの辺をめどにしているのかも現時点でお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  落合次長。 ○総合政策部次長(落合 浩君)(登壇)  基本構想につきましては、平成30年度、今年度中に作成すると。そして、基本計画については平成31、32年度に策定するということでございます。  庁舎の建設時期につきましては、今から構想、計画をつくってまいりますので、いつできるということはわからないところでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  いつ建てるかわからんものを31年や32年にやって、またそこから先で37年、38年に建てるといったら、今こうやって構想やそういうことを考えても、的がなければ、また古くなって、10年前のやつはもう使えやんと言うてますけど、これ。前のできたのは。
     そうしたら、やっぱり今からこの時期ぐらいに建てるというような目安があれば、それに合わせてもできるんですけれども、31年や32年でできるという基本計画、それをつくっても何年先かというのはわからなければ、それも今つくったものも無駄になるのと違いますか。その辺のところはどういうふうに考えてみえるんですか。 ○議長(西川憲行君)  山本総合政策部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  平成31年度、32年度に基本計画を策定しました後に、恐らくその中で建設場所等も明らかになってくる、その中でその建設場所によりましては、土地の取得が必要な場合も出てまいります。  そうしたところが建設場所によりまして、計画の期間が短くなったり、長くなったりということも含めて不確定な部分があるというふうな形でご答弁をさせていただきましたが、今回第2次総合計画の中では、新庁舎に対しては着手をするというような形でしっかりと書き込みをさせていただいておりますので、第2次総合計画期間中には、そういった庁舎に対しての建設というか、着手についてはその中で位置づけておるということでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  基本構想とか計画というのは、恐らくその建築に合わせることは簡単やと思うんですけれども、幾らこれができても土地を取得するというのが一番時間のかかることやと思うんですね。それとか、どこに建てるかというのも恐らく右や左から引っ張り合い、いろんなそういうようなあれが出てくると思うんですけれども、その建てるという前提の場所を確定してからやらないと、場所によっては計画を立てて、こういうものといってもやっぱりその場所にそぐわないとかいろんなケースがあると思うんで、具体的に何年先ぐらいというのは、市長、一遍お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  第2次総合計画にはしっかり私どもの考え方をお示しさせていただいておりまして、現在、現時点で不確定の要素が今ご指摘のような事項がございます。  したがいまして、これらをこの基本構想と基本計画の策定におきまして整理をさせていただいて、次の段階へ進めてまいりたいというふうに考えております。  同時に、答弁も先ほどさせていただきましたが、やはりおっしゃるようなどこへどの規模で設置をしていくのか、整備をしていくのかというのは、その場所の選定も含めまして大変、現時点で本当に決定をいたしておりません。それらにつきまして、この構想、計画策定の過程でしっかりこれは展望して整理をさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。  当面、この構想策定、計画策定に向けた庁内の議論、それから先ほどの市民のご意見をいただくようなアンケート等々につきまして、進めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  尾崎議員。 ○5番(尾崎邦洋君)(登壇)  現在の庁舎はこのように老朽化しておりますんで、災害等にやっぱりここは拠点になる場所やと思いますんで、ぜひとも災害に遭う前に何とかめどだけでもつけていただきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(西川憲行君)  5番 尾崎邦洋議員の質問は終わりました。  会議の途中ですが、午後1時まで休憩します。               (午前11時48分 休憩)   ─────────────────────────────────────               (午後 1時00分 再開) ○議長(西川憲行君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、18番 櫻井清蔵議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  18番 櫻井です。  一般質問をさせていただきたいと思います。  課題としては4つばかり上げさせてもうてありますけれども、質問に入る前に1つ、こんなことがありました。  きのうも私、登庁させてもうて、玄関で多門櫓の撮影に来てみえた方がおって、どこから見えたんですかと言ったら、春日井からですわと。それで、日本写真クラブの会員さんで、ホームページを見て多門櫓はいいなということで来たんですけれども、周辺の写真、こんなんですわな、庁舎から見るとね。桜の木が生い茂って、まるきり写真が撮れんと。やっぱりこういうようなことは、まことに亀山市にとっても残念ですし、県の指定物件になっていますので、市長もやっぱりきちっと足元を見詰めた中で市政に取り組んでいただきたいということを申し述べて、ちょっと質問に入らせていただきたいと思います。  乗合タクシー、キラリまちづくりトーク、それから駅前周辺再開発等々ありますけれども、まず、順序が違いますけれども、キラリまちづくりトーク、この開催のあり方。これはちょっとどういうような感覚でやってみえるのか。当然、キラリまちづくりトークについては、市民の皆さんから市政へのいろんな要望とか、考え方等々のいろんな発言があると思いますし、地域の声をどの程度尊重した中で市政に反映していくのかということについて、このあり方についてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  18番 櫻井清蔵議員の質問に対する答弁を求めます。  山本総合政策部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  まず、キラリまちづくりトークの詳細な内容からご答弁を申し上げます。  キラリまちづくりトークは、市民の皆様との対話を通じて情報の共有や相互理解を深め、協働によるまちづくりを推進することを目的として進めているものでございまして、市地域まちづくり協議会と自治会連合会を対象にする地域編と、市内在住・在勤をする人5人以上で構成される団体を対象とする市民編の2つの単位がございます。この開催に当たりましては、トークをより円滑に行うために、事前に市長と対談するテーマを決めていただきお申し込みをいただくこととなっております。  なお、会場の確保や参加者への周知、司会進行などの運営につきましては、基本的には申し込みをされた団体で行っていただくこととなっております。  続きまして、地域の意見をどの程度尊重しているのかということでございますが、キラリまちづくりトークの開催に当たり、決めていただく市長と対話するテーマや参加者の皆様からのご意見につきましては、いわば地域や市民の皆様の生の声であり、可能な限り尊重してまいりたいと考えております。  それらのご意見を最上位計画であります市総合計画や各種計画に照らしつつ、反映できるものについては、これまでからも積極的に市政運営に反映してきたところであり、これからもそのような考えで進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうですね、地域のテーマ、それから地域の声をどこまで反映していくかと。生の声を聞かせてもらうというのは、やっぱり市長としての責務だと私は思っていますけれども、ちなみに先般、能褒野地区の要望で市長さんが能褒野地区へお出かけになって、今、能褒野地区で問題になっております農振地の地域除外というような問題が地域の問題となっております。そのときに、参加者の方からいろんなお声がありました。  特に、私が傍聴させてもらっていて印象に残りましたのは、今までは担い手の祖父母が見えた、またはご両親が見えたと。だけど、後継者として農地の維持が困難だと。だから、農振地域を外していただいて、見直しをしていただけないかというようなお声があったということは市長さんもよく記憶にとどめてみえると思いますけれども、あのような声をどのように市長は受けられたか、ちょっと市長の印象を述べていただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  先般、4月26日でございましたが、拓けゆく能褒野の未来を考える会の皆様とキラリまちづくりトークによりまして、能褒野の公民館で開催をさせていただきました。  トークの内容につきましては、ちょうど昨年度の3月、この3月議会で、ここでお答えをさせていただいたことでございましたので、基本的にはその旨もご説明をさせていただきましたが、ご参加いただいた皆様方から、今まさにご紹介いただいたような思い等々を改めて聞かせていただいたところでございます。  3月にも申し上げましたが、この能褒野地区におけます農業振興地域の除外につきまして、これまで地域の皆さん、会の皆さんを初め多くの皆さんのご要望を受けて、二十数回にわたって協議、あるいは話し合いをさせていただいて今日に至っておるところでございます。そういう中で、先般のキラまちトークでいただきましたご意見、あるいは今までいただいておりますご意見、これは私どもとしても真摯に受けとめさせていただいておるところでございます。その上で、現時点で、繰り返しになりますが、この議会でも申し上げましたような私どもとしての現状での考え方については、皆様に改めてお伝えをさせていただいた機会でもあったというふうに理解をいたしてございます。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  能褒野地区の状況等々は私も聞かせてもらいましたものであれですけれども、それと関連して同じように通告させてもうてあるんですけれども、駅前再開発問題。  これは6月1日号の広報紙です。ここに事細かに事業内容が紹介されております。  この問題も同じように平成19年から、能褒野地区も平成19年だと記憶しておるんですけれども、19年からこういうような形で地域の声を反映して、このように広報紙に大々的に3ページにわたって報じられておると。これは地域の声を受けて、こういうふうに大規模事業としてこういうような形でなっております。その中で、今この駅前再開発問題も、今日までの議会での議論の中で、この事業内容は本年度の8月の基本計画書をもって物事が進んでいくというふうなことと思っています。  そのような中で、だけど、何かこういうような広報紙で市民全戸に配るということは、市民の皆さん方に、これは既成事実であるというような形で進めておるわけです。これも周辺整備の研究会から協議会、それで準備会という段階のある中で、今も能褒野にも拓けゆく能褒野の未来を考える会の設立においても、能褒野地区の方もそういうような思いでやっておるんです。その格差はどのように理解してみえますかな、市長さん、その違いは。  確かに能褒野地区は農振地域で開発除外の5要件を満たしていないからどうのと言いますけれども、片方では五十数億の金を投入しておる、片方では5要件があるもんで、それを満たさないからできないと、地域の要望は聞けないと。これは余りにも、同じ市民で、同じ税金を払って、同じ亀山市民という立場の違い、それが私はどうしても理解できない、あなたの政治には。これは同じですかな、違うんですか、これは。片方は、このように広報紙でどんどんやっておると。片方はできないできないと。今後解決すると。それで規制していると。これは違うんですか、これとこれとは別なんですか、市長。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  駅前の再開発事業、いわゆる駅前地区の周辺整備事業は、本市の行政計画の中で主要事業として位置づけて進めておるものでございます。  一方で、この能褒野地区の現在の農振地域の除外の問題と、今の主要事業との話は当然違う話でございます。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  だけど、その能褒野の方々は農耕は不可能だから何とか、能褒野地区を農地のままで放っておかんと、もう少し人もふやしてにぎわいをつくりたいというためには、この5要件のいろんな指導をしてもらいたいと。片方は何か民間主導というて、市がどんどん補助金を放り込んでおると。  僕は亀山市民としての一つの権利をやっぱり、権利といったらおかしいけれども、立ち位置を考えていただいたら、能褒野地区も亀山の駅前周辺地域の住民の人らも、同じような立場で物事を考えていくのが普通だと思います。  片方は50億も60億も、末には80億ぐらいの投資をせんならんですよ、にぎわいづくりに。能褒野地区は市長の決裁1枚でいいんですよ、決裁要件で。それをすることによって、ここに住居等に土地がなった場合には、そこに住民が住み、また土地の売買があり、固定資産税も上がり、市の税収にも反映するわけですよ。それと同じことですやんか、亀山の駅前も。  亀山の駅前も、住居区域にして住むところをつくろうと、確保しようと。同じように私は思うんですけれども、やっぱりそれは違うんですか。私の考え方がおかしいんですか。どうですの、市長。  やっぱり片方は、最終ね80億ぐらいの金が要ると思います、私の試算では。80億弱の金は要ると思うんです。  片方は、あなたの許認可の権限を持っておる手法で地域に指導することによって、紙1枚で、あなたの承認の印鑑で、この地域はにぎわいができるんですよ。お金は要りませんで、これは。こっちは80億の金を使ってにぎわいをつくる、片方は農振やからだめだと、別のものやというものでは私はないと思うけどな。  これは繰り返しの質問になりますけれども、そのような物事の考え方では物事は進んでいかんと思う。やっぱり地域をいかに活性化するためには、それなりの地域の声をきちっと踏まえた中で、行政として亀山駅の指導もし、担当参事も置き、やっぱり能褒野地区にも何かの方法で、できる方法で何らかの指導体制、行政としての指針をやっぱり示すのが市長の責任じゃないですか。そういうふうなお考えはないですか。これは別だと、これは農振法、農地法で守られていると。それを破ることはできやんと。それをあくまでも押し通すわけですかな、そうするとこの能褒野地区については。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  能褒野地域の中には、当然農地をもう農用地除外をして別の運用をしたいというお考えをお持ちの方もおられるわけです。その折には、いわゆるご案内のように農用地区域の除外の5要件、これは法に定められておりますが、こういう条件をクリアする要件については当然認められてまいりますけれども、そうでないケースについては認められないという中で、いろんな思いをお持ちというのは現実にございます。  さらに、ここで農業を続けていきたい、そういう思いをお持ちの方も当然お見えであろうかというふうに思います。それ以外の方々もおられるだろうと思います。したがいまして、この能褒野地域全体の土地利用をどうしていくのかというのは本当に重要な問題だというふうに思っておりますし、その中で地域全体の合意形成が当然必要でありますし、除外の問題につきましては、関係機関、法令に基づいて当然対応させていただくことでありまして、市長が紙1枚でどうこうという話ではないのは当然のことであります。  前回も申し上げました、このキラまちトークでも申し上げましたが、今後につきまして、新たなこの地域におきます具体的な計画が芽生えてまいります。では、その折には、当然協議をさせていただきたいと、この旨も繰り返しお伝えをさせていただいておるところでございまして、今、そのような私どもの公の考え方につきまして、議会でもそうでございますが、地域の皆様方にもお伝えをさせていただいてきたということでございます。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  ということは、駅前周辺整備には担当参事まで設置して、行政が全面的にバックアップすると。能褒野地域は能褒野地域の皆さん方で何とかやりなはれと。それだったら、できたら行政は何とか手を差し伸べるというような感覚でよろしいかな、確認の意味で。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然、今おっしゃっておられる駅前の再生の事業と、いわゆる能褒野地区の土地利用のあり方については、その熟度とか、当然これは今、全く違う状態にあります。  しかしながら、今申し上げておりますのは、この能褒野地域におきまして、過去にはここで民間の事業所が研究事業、あるいは事業展開をいただいた。残念ながら、今、それは撤退をいただいておりますが、再開に向けてのさまざまな要望も出させていただいております。さらには、この地域で農業を通じて事業を展開したいとか、さまざまお持ちの皆さんが多分計画いただいていることもあるんだろうと思います。そういうことが具体的に展開をしてまいります折に、私どもとしては行政として協議をさせていただいたり、そういう考え方で臨ませていただきたいということを申し上げておるところであります。  今、現時点で具体的な計画が顕在化しておりませんので、何をどうするということは申し上げられませんが、そういう時点が参りましたら、行政としても協議をさせていただくということでございます。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  あのね、地域としての熟度が足らんといっても、二十数回、平成19年からずうっと市長との懇談会をやってきて、今、副市長になっておる西口部長もその中に入っているし、この担当者もようけ見えるけれども、基本的に農業を継続したい、あのエリアが、ヘクタールはちょっと記憶にないもんで申しわけないですけれども、例えば、農業専用地域と、それから区画整理事業を合体した中での総合的な土地利用計画というものを市が示していくと。示してあげたらどうですか、地域に。  確かに、あのとき20名以上の方が参加してみえました。農業も継続していきたいと。だけど、大方の方は、もうとても継続はできないと。そんなんだったら、あの区域を一つのエリアにして、このエリアは農地として継続していくと。だけど、ほかのエリアは農振から外した一つの区画整理事業をするというテーマを地域に行政が持っていくのが行政の仕事じゃないですか。二十数回の会合を開いた中で、そういうような努力をせんと、地域から上がってきた声を吸い上げて、それで行政は助けますよと。そんなもの駅前と一緒ですやんか、それなら。
     だから、私が言ったのは、あなたの判断で、あなたの指導力、行政力で、市長としての指導力でこんなことは指示ができますやんか、こんなことは。そうでしょう。僕はそのようなことをすべきやと、行政として。理屈を与えないで、あの声を聞かせてもうたと、私はオブザーバーで聞かせてもうていますけれども、切実な言葉でしたよ。それを熟度が足りないという言葉であなたが評価したんだったら、これは地域としても大変残念に思われるんじゃないかと思います。  何はともあれ、能褒野地域のじゃなしに、基本的に亀山市全体でいろんな事業をやっておると。事業の内容によっては、農用地もあなたは外してきておるんですわな、あなたの政治は。農用地であっても2ヘクタールのバローというんですか、外しておるんですよ、あなたは農用地でも商業施設のあれだと、片方ではそんなことをやっておると。バローが言うてきたんか、地権者が言うてきたのか、それは業者が言うてきたんだと思うんですけれども、人によってそれぞれ変わってくるんですかな、行政というのは。そんなつまらん政治をしておっては僕は亀山市の将来はないと、あなたの将来もないと私は思っています。  今後とも、能褒野地域については、私も9月までありますものでもう少しやっていきますけれども、今後とも、行政としての何かこういうような手法があるというメニューを出してあげてください。こういうようなことをしたら、こういうふうになりますよと。あなた方のおっしゃることが可能ですよというふうな手法を出していただきたいと思います。  次に移りたいと思います。  乗合タクシー制度ですけれども、先日も服部議員から質問がありました。10月1日から出発すると。それで、市民の説明会が4回あったと。そして、いろいろな参加者の声も服部議員が聞かれた。きのうも服部議員からもあったんですけれども、最後のウのところで、私もこれは不思議に思いました。なぜ4回開催した市民説明会に、議会に開催日時を報告しなかった本当の理由を聞かせてくださいよ。私らが行ったら都合が悪かったんですか、議員が行くと。私ももう69ですよ、この間で。あと6年したら、この乗合タクシーの対象者なんですわ。  それで、私も議員として乗合タクシーについて、市民の方からこの制度は何やと、どうなっておるんやという問い合わせがあるんです。だけど、わからんと言うんです、私は。私らも、やっぱり同じような共通の意識を持たんならんためには、この説明会がなぜ議員に通知がなかったのか。あえて市長がそれを議員に言わんでもいいと指示をされたのか、担当部の判断なのか、どっちなんですか。 ○議長(西川憲行君)  大澤産業建設部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  昨日もご答弁申し上げましたけれども、今回4会場で開催いたしました説明会でありますけれども、地域停留所の設置説明会でございまして、まちづくり協議会の会長並びに関係者の方を対象として説明会を開催させていただいたものでございます。  その案内でございますけれども、地域停留所につきましては、市が一方的に決めていくのではなく、各地域の実情に応じて設置場所を決めてまいりたいと、そのような考え方から地域まちづくり協議会を初め関係者の皆様にご理解、ご協力いただくために開催したものでございますけれども、まずは亀山市地域まちづくり連絡協議会の役員会でご説明をさせていただきまして、そのような説明会を開催する旨を説明させていただいて、それから各地域のまちづくり協議会に入らせていただいたというところでございます。  地域まちづくり協議会を対象として説明会を開催した理由でございますが、これまでからコミュニティバスの再編につきましては、地域まちづくり協議会を中心に協議を行ってきたという経過もございますことから、基本的には地域まちづくり協議会の会長並びに関係者の方に対してご案内をさせていただいたものでございます。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  議会に通知せんだ理由は何やな。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  あくまで今回の制度の中で、事務的な説明ということで判断させていただきまして、担当部で説明会を開催させていただいたものでございます。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  事務的な手続だったら、市民の声は聞かんでもよろしいやんか。参加者の声は、停留所の場所ね。関係者とは何ですか、まちづくり協議会の役員さんと関係者って。この関係者がちょっとわからんのですけれども、そうすると事務的な手続だったら、もう議会は関係ないということですか。  それなら、きのう服部さんから聞いたんですけれども、それだけじゃないでしょう。停留所の位置のことについても、それから表示のことについても細かく説明されたと。議会に出ていない文書、資料がその説明会であったんと違いますか、なかったんですか。 ○議長(西川憲行君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  これまで直接議会のほうにお示しさせていただいた全く同じ資料ということではございませんけれども、全体の中でこれまでからお示しさせていただいた資料、それをもとに新たに整理をし直したという資料で今回説明をさせていただいたと認識しております。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そんなばかな。議会に示していない資料を、10月1日からするのに、停留所の設置とか停留所の表示とか、そんなことについていろいろ話をする中でいろんなお声が出たと。議会に何で出していない資料がそんなところに出てくるんですか。議会にも出していない、平成30年度に乗合タクシー運行委託料1,008万円かな、その予算は議決していますよ。議会に出していない資料がまち協の皆さん方に、市民の皆さん方に説明資料として出てくるというのはおかしいのと違うかな。市長、どうやな、一遍市長の見解を聞かせてくれ。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然、議会でご議論いただいたり、予算をお認めいただいて、その中で私どもはその執行をしてまいるわけでありますが、例えば、その実務的な作業とか、その中で何をもってどの資料か、今ご指摘のものがわかりませんが、具体的なスケジュールだとか、いろんな実務的なやりとりというのは当然説明や協議の過程で出てまいりますので、それを全て云々ということは、ここでお出しをして、委員会等々で出しておるかというと、別の具体的な実務的なものというのはあろうかと思います。それは当然ご理解いただきたいというふうに思うところであります。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  問題発言だ、これは。何をもってあなたが言うておるかわからんという、それこそ私も市長が何をもって私ら議員に言うておるのかわからん、あなたの言うておることは。そうでしょう。何をもってあなたが質問しておるのかわからんけれどもという発言、どういうことですか、これは。どういう意味やな、これは。議会をばかにするなよ。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  議会での議論や、そのプロセスを大変尊重させていただいて政策の制度設定や考え方をこのオープンの場でお示しをさせていただいて、そして議会でいろんな議論をしていただいた上に、次の段階へ入ってきておるものであります。  今、何をご指摘いただいたのかわからんと申し上げたのは、今、議員がいわゆる議会に出ていない資料を説明会の過程で出しておるではないかということでございましたので、実務的ないろんな資料としてお出ししておるものは当然あろうかと思いますが、議員が指摘の資料が何なのかをぜひ聞かせていただきたいなというふうに申し上げたところであります。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  それなら、担当部長に聞くけれども、議会に出していない資料はどんなんですかな。説明会のときに、それを教えてください。 ○議長(西川憲行君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  今回の説明会の資料の中で、地域停留所の設置までの流れという資料を、これにつきましては初めて、議会にこれまで提出をしていない資料というようなことでございます。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  担当部長は、それを認めておるやんかな。議会に出していない資料、流れといって。そうでしょう。違いますか。  あなた、私、本題に入る前にちょっとこれを聞いておかないかん。あなた本当に乗合タクシーは、市長は制度化するのにどこまで認識してみえるの、これ、市長自身が。議会に出していない資料がそれだと言いましたやんか、今。  もう一点、これは服部議員さんから聞いたんですけれども、停留所の件ですけれども、市内二百六十何自治会ある。それに、私のところの自治会みたいに27戸の自治会もあれば、川崎のような600もないかな、みずほ台が600戸かな、700戸かな。全部で見ても停留所ができると。そうすると、服部さんから聞いたんですけれども、停留所の設置場所及びその管理、それから停留所の表示、それをみんなまち協にしてくださいという提案をしておるでしょう、していませんかな。こんなことは議会に出ていませんで、一切。答えてくださいよ、出ていないでしょう、議会に。  もう一遍言いますよ。停留所の設置場所の選定、これは出ています。だけど、場所の管理、それからその停留所の表示、それは議会に出ていませんよ、こんなことは。出ておったら、あかしを見せてください、今までの議事録を。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今回の地域停留所の考え方とか設置の仕方につきましては、当然考え方をお伝えさせていただいてまいりましたし、ただ、基本的に市が一方的にその場所を決めるということではなくて、やっぱり地元のご事情とか地域の実態に合わせた形で設置場所を決めていくということから、私どもとしては地域まちづくり協議会を初め自治会長の皆さんや、その皆さん方のご意見の中でそれを決めていこう、行政が一方的にここだここだという決め方をするのではなくてということで、地域の実情を尊重しようという考え方について、これは申し上げてきたところであります。  今、その具体的な作業を前へ進めていく過程で、どのような流れでいくのかとか、どのような設置の間隔が要るのかとか、設置の要望書はこういう形でお願いしますと、こういうようなことを説明させていただいた資料は当然お出しをさせていただいておりますけれども。  その説明会で、今言われたような資料は当然議会にお出ししておる資料とは違う、より実務的で具体的な作業を進めていく上で必要な資料を説明会で使わせていただいておるものでございますが、地域停留所を決定していくに当たっては、市としては行政が一方的に決めることではなくて、尊重しようということで対応させていただいておるものでございます。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  いや、この乗合タクシーというのは、いろんな議論をした中で、いろんな資料を出した中での議論をね。出ていない資料は実務的なことだと。その実務的なことは議会は関係ないということですか、市長。実務的なことは。  もう一つ言いますよ。平成30年5月25日に亀山市長名で、亀山市乗合タクシー事業に関する調査依頼が出ていますわな。いろんなことが書いてありますよ。その6項目めに、委託料の請求及び支払いについて、現在、毎月事業者様から運行実績の報告及び委託料の請求をいただき、市から委託料を支払う予定ですが、事業者のご意見をお聞かせくださいという依頼のアンケートみたいなのがあるんですよ。全社出していると思う、市内4社に。これも初めて見させてもうた、私。こういうような形で市内4社に、乗合タクシーの協力を願うとると。それで、きのうの答弁では2社があれで6台と、3ブロックに分けて。各ブロック3ブロックに分かれていますから、6台を確保したという答弁がありましたわな。それすらも、聞くたびにいろんな資料が出てくるんですよ。私はこれ頼んで、いただきました。  なぜ、こういうような文書は議会には出せませんのかな。こういうような形で依頼したけれども、協力会社は当初は1社やったと。次は、もう1社ふえたというような形になっておるんですけれども、議会とやっぱり行政は、やっぱり議会というところはいろんなことをチェックした中で議論を進めていくのが議会やと、行政と。なぜその資料が出てこないの、こういうようなものが。今の実務的な資料もそうですよ。  市が一方的に停留所を決めるわけにいかんので、まち協の人らに選定をしてもらうと。だけど、その距離もあると思う。距離は何メートル離さないかんとかね。だけど、そこら辺は管理についても、管理・運営ですわな。運営というか、管理にしても、設置の表示についても、みんなまち協に任すというようなことは実務的なことなんですか。そんなことは、議会でそういうようなことも踏まえた中でこの予算を認めてくれというのが本来の姿じゃないですか。やっていない、何も反省ないのかな、市長。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然、先ほど示された、いわゆるタクシー運行事業者に対するアンケートというか、ご意向等々についても、私どもとしては当然そういう事業者の考え方を把握するために、そういう作業をさせていただく旨も当然申し上げてまいったところでございますし、こういう議論の過程で、そこの部分は当然議会の皆様はご存じいただいているものというふうに思いますが、ただ、その依頼文書を当然私どもは必要であれば必要な資料は提出をさせていただきますけれども、いろんなお認めをいただいた事業、これを具体的に執行していく過程におきましては、当然さまざまな作業を行わせていただいて執行させていただいておるわけでございますので、その時々で今の事業者への依頼文書はこうです、ああですということは、一つ一つを議員にお示しはさせていただいておりませんが、それは当然考え方をお伝えさせていただいた上で、執行権の中で適切にそれを執行しようという作業の一つでございます。その全てを必要であればお出しをさせていただきますが、膨大な作業を、これはこの事業に限らず行政全般、各分野において行っておりまして、そこは議会と行政の二元代表の立場の上でご理解いただく必要があろうかというふうに思うところであります。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  この依頼文書をもう少し細かく言いましょうか。  5月25日に出してもうて、6月8日金曜まで必着と、郵送でも結構ですと。それで、依頼の一番上に、亀山市乗合タクシー事業について、乗合タクシー事業を実施する、参入を希望しますか、希望する・希望しない。次に、運行管理者について、亀山市乗合タクシー事業を実施するに当たり、必要な運行管理者資格、旅客または乗合を保有している運行管理者は在職していますか、在職していない・している。3、事業許可、亀山市乗合タクシー事業を実施するに当たり、必要な事業許可、一般乗合旅客自動車運送事業等を受けていますか、許可を受けていない・受けている。それから、4、その他の項で、①、営業区域、③、主たる事務所の名称、位置、④、営業所に配置されている事業用セダン型車両の数。⑤、自動車車庫の位置及び収納能力、位置、収納能力、5、亀山市乗合タクシー事業エリアについて、現在市内を3つの事業エリア(別紙)に分けているが、どのエリアを受託できますか、複数回答可、亀山北地区(中部中エリア)、亀山南地区(亀中エリア)、関地区(関中エリア)。それから、6に委託料は毎月……というような依頼文書ですよ。こういうのに基づいて、こういう依頼文書に基づいた中で、協力会社は1社でございましたというような話になってくるんじゃないですか。1社しかいないことではあかんやないかと私は言うたことがあるんですよ。  なのに、こういうような依頼文書の結果、協力していただくのは1社ですよと。その後、また1社ふえましたけれどもというのが議会に対する懇切丁寧な文書資料の提出じゃないですか。違いますかな、市長。これが本来の議会と行政が両輪のごとくやっていくと。  だから、まち協の問題でも、関係者と言うけれども、なぜ議会に説明会の資料が出されなかったのか、案内が。これは本当に、議会の議員が行ったらうざこいよという以外ないと。私らも、やっぱりそれはよう言われるんですけれども、あれは難しいわと。あのAゾーン、Bゾーン、Cゾーンって。お金も難しいと。タクシー券も、それなりのやっぱり問題はあると思いますけれども、私らがやっぱり説明、私ら議員もこの制度に対する説明責任があるんです。説明するためには、やっぱり全てのことを知っておるわけやないけど、それなりのことは知っておらないかんと思いますので、まあ、やりなはれや、やってみなはれ。そして、市民の人がどういうふうに反応されるか。  それから停留所は、ざっと計算で各地区226自治会の中で、2カ所なり3カ所としても大体500。そして、各公共施設が百七、八あると思う。それから、病院関係とかいろんなことで800から900のあれがあるんですよ。そういうような形で、今からその32回、地区について説明会を行っていくと。今6月です。10月1日。とてもこの事業は、この担当する職員の方は音を上げますよ。これは市長のマニフェストで、乗合タクシー、この間の戦没者でもその挨拶をされました、追悼の言葉の中でね。だけど、やはりもう少し、この事業はきちっと精査した中で、議会にもきちっと理解を得た中で、予算が認められたら議会はオーケーと思ってはあかんと思う。市民の皆さん方も十分この事業を理解していないと思うんです。そこを踏まえて、もう少し再検討して、10月1日の見切り発車をせんと、もっと充実した乗合タクシーにしてください。  例えばの話ですけれども、75歳の皆さん方に、それでタクシー会社との電子手帳みたいなの、何て言うの、マイナンバーカードというんかな。写真つきのこれをつくるぐらいだったら、マイナンバーカードをつくってもうて、それでタクシーに乗るときに、そこへぴゅぴゅっと通したら、氏名、ナンバーがすっと行政が把握できるような。今コンピューターの時代ですやんか。そういうようなものにするようにもう一遍、10月1日に見切り発車せんと、物事というのはやってしもうてから後悔してもあかんのです。  政治とは、歴史が証明するという言葉があるんですよ。政治をつかさどる者が、もし後世に、あれは失敗だったというのは、政治に関しては歴史がそれを証明してくれるんですよ。庁舎の建設もいかがですかな。そこら辺も踏まえて物事をやっぱり進めていくものだと思います。行政、執行者としての仕事としてはね。首長としての仕事はそこにあるんです。  残りあと8分になりましたけれども、再度申し上げますけれども、平成30年10月1日の亀山市乗合タクシー事業の見切り発車はやはり再考すべきやと思いますので、それを申し述べておきます。  次に、組織・機構改革による職員配置について、部・課・グループ制の導入ですけれども、市民への影響、これは出発して三月ぐらいたつんですけれども、ないのかと。あるように思うんですけれども、ちょっとあったら手短に。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  今回、4月の組織・機構の再編で市民への影響ということで、議員がおっしゃられる市民が戸惑ったとか、そういったところに影響がなかったかというお尋ねでございますが、私どももそういったところがないかどうかいろいろ検証もしてまいりまして、まずは市広報や市ホームページを通じて組織・機構の再編の内容や庁舎の配置について、まず市民に周知をしてまいりました。  また、4月以降は庁内のサインの設置や、ご来場いただいた際の窓口案内などにより市民の方々にご不便をおかけしないように努めてきたところでございまして、あと内部のいろいろな情報システムでありますとか、関係例規それぞれにつきましてふぐあい等もございませんし、今、市民の方からこういったところで影響が出ておるということも伺っておりません。  今後につきましても、そういったことをしっかり検証しながら、もしもふぐあい等が出ておる場合には、即時対応してまいりたいと、そのように考えているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  市民の人にはまだまだ影響が出ておらんと。  今度、庁内の職員間の混乱、これを非常に懸念するんですけれども、あの部・室制のときは、室長さんは100万円の決裁権を持ってみえた。  ところが、部・課・グループ制になったことによって、室長クラスで決裁権のなくなった職員は何名ぐらい見えますかな。数字だけで結構です。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。
    総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  市長部局で私どもが確認しておるのは、9名というふうに考えております。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  9名のうちに管理職手当を支給しておる職員は何名ですかな。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  全て9名、管理職手当を支給しております。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうすると、決裁能力のない場合は、私は今まで決裁権を持っておって、管理職のままに置かれて、私がその立場に追いやられたら、この市長は何を考えておるんやと私は怒るけどな、私としては。私を何と思っておるんやと。恐らく仕事の意欲も湧かんし、今まで自分で100万の決裁ができたけれども、決裁権がなくなって管理職手当で、グループリーダーやったらそれなりの仕事をせんならんやろうと。部下を持っていますからね。そんなん職員として気力を失うと思うんやけどな、私は。  例えば、今、市長が、あなたちょっと副市長になれと言われた場合、どう思う。給料の問題もそうですわな。現行給料を今の5%削減しておるけれども、その現行給料を5%削減したところまでおろせおろせと言っているのに、あなたは一つもおろさんけれども、なぜおろさんのか知らんけれども、これは認められておるでという話ですけれども、そうするとグループリーダーの人らは、決裁権がなくなってモチベーションは、僕やったら下がるけどな。いっそのこと、私はこれは降格人事やと思っておるの。お金は管理職手当って、管理職であって決裁権はないというのは妙なものやと私は思うけどな。  人事も担当する山本部長、どう思いますかな。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  まず、人事制度上、級が落ちておりませんので降格というふうな認識は持っておりません。  ただ、議員がおっしゃるように、今まで室長で100万円の決裁権等があったところ、今、管理職手当等の給与の減額はございませんが、職務上の責任でありますとか、組織管理業務の範囲がやはり減少しておりますので、職員のモチベーションに影響がないように、そうした職員とはよりコミュニケーションを密にして、働く意欲の持てる職場環境づくりに努めてまいりたいと、そうやって考えております。 ○議長(西川憲行君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  あなたは人事部長で財政を持って、天下の殿様なんや。市長より偉いんですわ、これは。ただ、努めてまいりますと言うけれども、その立場に追いやられた者、追いやられた者というとおかしいけれども、その立場に立たされた方の意欲というのは、それは確かに大変やと思う。市長、そのような人事で職員が一丸となって未来の亀山市に邁進していくって、市長は4年ごとにかわられる人やで、そんなことはどうでもいいと思っておるか知らんけれども、市民の皆さん方は、やっぱり役所へ来て気持ちよく相談して、気持ちよく帰ってもらうと。それがやっぱり気持ちよく相談をして、気持ちよく帰っていただく職務をするのが職員なんですよ。そのような立場でいくと、やっぱり今回の部・課・グループ制というのは、大きく3回目ですけど、細かく5回目ですよ、あなたになってから。これにはやっぱり私もびっくりしたんですけれども、いいんかな、市長、これで。あなたはあともう2年ちょっとやけどさ。こんなことをやっておって、市民に迷惑をかけへんかな。職員にも負担をかけへんかなと思うけれども、もう少し職員をかわいがってやってくださいよ。やっぱり職員は、彼らなりの立ち位置におって、今まで決裁権を持っておったのに、いつの間にか制度が変わったで決裁権がなくなったって、これは私は人のすることではないと思う。  何かあったら一言でもよろしいで、もう12秒ですけれども、手短にお願いしますわ。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今回のことしの春の組織・機構改革、再編の狙いの一つには、従来から申し上げてまいりましたが、業務の統合によりまして少し組織を大きくすることによってスケールメリットを発揮したり、中間層の人づくりの育成をやっぱりしっかり後押ししていこうという考え方でございます。そういう環境の変化、あるいは段階的な内外の状況の中で、そのように判断をさせていただいたものでございます。  今、議員ご指摘の、当然この組織・機構の再編によりまして、2層から3層ということで、一時的な人事上のそういう状況が生まれたのはそのとおりでございますけれども、私どもはいわゆるモチベーションの向上や、あるいは働きがいや、これは皆さんだけではなくて全庁的に言えることでありますけれども、当然そのことについて、これはしっかり亀山市役所として、さらに改善努力をしていくということは当然のことでございますので、その点は心して展開をいたしてまいりたいと思っておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  18番 櫻井清蔵議員の質問は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午後 2時00分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午後 2時11分 再開) ○議長(西川憲行君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、12番 宮崎勝郎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  緑風会の宮崎でございます。  すずか山浮世をよそにふりすてていかになり行く我が身なるらん、西行法師でございます。  すずか川八十瀬の氷うちとけて春になりぬる波の音かな、本居宣長でございます。  鈴鹿川八十瀬のながれ帯にしてすずか並山あき風に立つ、佐佐木信綱でございます。  秋は来てつゆはまがふと鈴鹿山ふるもみじばに袖ぞうつろふ、藤原定家でございます。  私、今回は変わった一般質問をさせていただきたいと。  これは、なぜきょうこのように取り上げたのかと。私の歌は下手くそでございました。この歌の本音は、また皆さん、佐佐木信綱のホームページで出していただければ、歌を歌われていることも出ておりますので、また聞いていただきたいなと。  今回、これについて質問させてもらうのは、このたび7座のことと、それから鈴鹿川等源流条例を提案するということが今後ございますので、それがちょうどタイミングがどうかなという意味で一応質問をさせていただきます。  今、4人の歌人の歌を詠みました。これらの和歌に詠まれている鈴鹿の山、川をどのように亀山市としては捉えているのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  12番 宮崎勝郎議員の質問に対する答弁を求めます。  嶋村生活文化部次長。 ○生活文化部次長兼関支所長(嶋村明彦君)(登壇)  先ほど議員が詠まれました和歌には、共通して鈴鹿川、八十瀬という言葉が詠まれております。この八十瀬といいますのは、曲がりくねった川に瀬が連続する様子を示しておりますが、和歌の世界におきましては鈴鹿川の上流部、これは加太川や鈴鹿川本流を指す言葉でございます。議員も詠まれましたので、私も古い和歌を1首。  鈴鹿川八十瀬渡りて誰がゆゑか夜越えに越えむ妻もあらなくに。  この歌は、日本最古の和歌集でございます万葉集におさめられた和歌でございまして、八十瀬の最も古い用例であるというふうにされておりまして、その後、多くの和歌に鈴鹿川、八十瀬が詠まれるようになったというふうにされております。この古い時期の和歌に鈴鹿川、八十瀬というのが詠まれておりますのは、例えば、都を離れて最初の難所となります鈴鹿山や鈴鹿川、ここに至った斎王や官人たちが都を離れることへの未練でございますとか、親しい人との別れというふうなことを背景といたしまして、どこか物悲しい、そういうふうな感じを受けるところでございます。  また、議員が詠まれました西行法師の歌も、鈴鹿山を越えるに当たりまして、都を離れるみずからの行く末というものを案じながら詠まれた歌というふうにされておりまして、古代三関の一つ、鈴鹿の関が置かれていたことなどと考え合わせますと、この地が都と異郷との境界をなしていたという地理的な、また歴史的な特性というものを示しているものというふうに思われます。  また一方で、これも議員が詠まれましたけれども、本居宣長、佐佐木信綱両氏が詠まれました歌は、江戸時代から近現代における和歌でございます。この2人は、まさに伊勢の国に生活をされておられまして、伊勢の国側から見た鈴鹿の山々、鈴鹿川といったものを非常に美しく詠まれております。まさに、この地といいますか、鈴鹿山や鈴鹿川というものに対する深い愛情というようなものを感じることができるわけでございます。  このように、和歌に詠まれております鈴鹿山や鈴鹿川の姿といいますのは、時代や詠み人の立場によってその印象が大きく異なってはおりますが、いずれもこの地、当地の歴史的、文化的特性を示しているものというふうに理解をいたしておりますし、こうした思いが千数百年にわたって大切にされてきているというところに非常に感動もするところでございます。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  私が詠んだ歌を専門家のほうから解釈を入れていただきました。皆さんもわかりよかっただろうと私はうれしく思っております。  私がここでこの和歌を取り上げて質問させていただく理由も、先ほども申しましたが、今、亀山文化年ということで、「みつめる・つながる・かがやく」という文化年の中で、この文化を高めるための施策も考えていかなければならんだろうと。市民にもいろいろ広げていくためにも必要であろうかなというふうに思って、ここで質問させていただきました。この和歌を後世に伝えるためには、歌碑等を建てたらどうだという声も聞いておりますし、当時、室町時代には関町にある正法寺山荘でも歌会がされたというふうにも聞いております。それから1859年、安政6年には亀山の梅巌寺でも歌会がされたと。それから、1860年、安政7年には野尻の打田家というおうちでも歌会がされたというふうにも聞いておりますし、またほかにも野村の神福寺、今現在お寺はございません。野村団地の中にあったというふうには聞いておりますが、そういう中で亀山でもこのように歌会が当時はされたということは、亀山は非常に文化のある都市かなと、まちかなというふうに私は感じたわけでございます。  このようなすばらしい和歌を後世に伝えるためには、どのような考えを持っているのか。私、歌碑等という提案はさせていただきました。こういう部分も含めて、どのように考えておられるのかお聞かせ願いたいなと思っております。 ○議長(西川憲行君)  嶋村次長。 ○生活文化部次長兼関支所長(嶋村明彦君)(登壇)  昨年度におきましては、亀山文化年2017「みつめる・つながる・かがやく」の中から「つながる」というものをテーマにいたしまして、1年間を通して文化にかかわりますさまざまな事業を実施させていただいたところでございます。この中では、「歴史・あかり・音楽・お茶・芸術」というふうな形で5つのテーマを設定させていただいたところでございますけれども、残念ながらこの中には文学というふうなところについては明記はされなかったところではございます。  ただ、先ほども議員ご紹介いただきましたように、亀山の地では古くからさまざまな歌会というふうなものが開催されていたり、あるいはかなりいろんな方が歌を歌われているというふうなことをされていたというふうなことは、さまざまな文化遺産の中でも出てきているところでございます。  すぐれた歌というのは非常にたくさんございます。本当に鈴鹿川、八十瀬というものは和歌の中の大きなテーマでもございまして、たくさんの歌に詠まれているところでもございまして、こうしたことをたくさんの方に知っていただくということは非常に重要なことだというふうに考えているところでございます。  歌碑等の設置につきましては、現在、東海道に関してはさまざまな歴史的な整備ということも継続して行っているところでもございますので、そうした場を捉えながら具体的にどのような方法ができるかというふうなことについては、研究をまた重ねていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  文化継承の面から答弁いただきました。  当市においても、嶋村次長、また教育委員会の生涯学習の亀山参事等がやはり専門的な分野で行政の中にも見えます。こういう方々が亀山市の今後の文化を高めるためにも、さらに活躍していただきたいなというふうに私も思っております。後世に伝えるためにも非常に大事であるかなというふうに思っております。歌碑等の話については答弁ございませんでしたが、文化を高めるためには、これからいろいろな施策の中でやっていただきたいというふうにも思っております。よろしくお願いしたいなと思っております。  それから、今度は教育のほうから、ちょっと生涯学習のほうからの観点で見てみますと、これらの和歌を今現市民にどのように伝えていくのか。  例えば、公民館講座の中でいくとか、学校教育の中でいくとか、いろいろあろうと思います。そういう中で、どのような考えがあるのかお聞かせ願いたいなと思います。 ○議長(西川憲行君)  草川教育部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  生涯学習の観点からご答弁申し上げます。  亀山市域で詠まれた和歌や、これらに関連する多様な文化の継承につきましては、生涯学習計画の基本施策の一つである、まちの魅力を知り、まちの魅力を磨く「学び」につながるテーマであると考えております。これまでにも、公民館講座におきまして百人一首などの講座を実施してまいりましたが、本年度におきましては、松尾芭蕉の亀山市域での足跡をたどる講座を開催しているほか、各小学校の放課後子ども教室におきまして、和歌創作を取り入れていただくよう、先日、働きかけも行ったところでございます。  なお、引き続き生涯学習人材バンクの活用も含めて、地域の文化の共有と発信に向けた学びを広げてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  さらに文化を高めるために、やはり私、和歌だけというわけでございません。川柳も俳句も短歌もいろいろあろうと思います。私にちょっと縁のない話でございますけれども、縁のない者がこんなところでしゃべってと思われるかもわかりません。  しかし、ある書籍を見たりして、ちょっと一遍やってみようかなというふうに思っておって、先ほど申しましたように、今回これを取り上げたのは、鈴鹿川等源流域である誇りと責任を明らかにする条例、仮称でございますが、制定についてというのが4月の全員協議会で提出されました。それと、その前に3月議会にも、亀山7座トレイル事業についてというふうにも提案されておりますので、そういうような観点からも含めて亀山の鈴鹿の山、鈴鹿の川、やはり昔から語り継がれてもおる中でも、すばらしい自然かなというふうに感じ取っております。  その中で、次に、先ほど申しました鈴鹿川等源流域である誇りと責任を明らかにする条例(仮称)の制定についてでございますが、この中で、まず亀山市水道水源保護条例との関係につきまして、基本は環境基本法に基づいて環境保全条例を制定いただいております。そういう中から、これも条例制定しようかなというふうに思っておりますが、この点が水道水源保護条例との絡みがあろうかと思います。そこらの考えをお聞かせ願いたいなと思っております。 ○議長(西川憲行君)  佐久間生活文化部長。 ○生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)  現在、検討を進めております条例につきましては、その目的から地域資源でございます豊かな水を守ることに結びついており、水道水源保護条例とも関係するものであると認識しておりますが、今回の条例は水だけでなく、市の豊かな自然環境や歴史・文化などを守りまして、そのすばらしさを再認識いただいて、未来へつなげていくようにこの条例の制定を進めてまいりたいと考えておるものでございます。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  環境保全条例については、開発等の指導の中でできた条例かと。それから、亀山市水道水源保護条例等については開発規制にかかわる条例かなというふうにも、今までからも聞いております。そこらを確認したいと思います。
     このいろいろな条例、仮称の鈴鹿川等源流の条例については、昼間でも伊藤議員が質問されておりましたが、私、答弁の中がちょっと足らんのと違うかなというふうにも思っておりましたので、再度また尋ねたいと思いますが、まず今言いました水道水源保護条例についてお聞かせ願いたい。 ○議長(西川憲行君)  宮﨑上下水道部長。 ○上下水道部長(宮﨑哲二君)(登壇)  水道水源保護条例の内容につきましてご答弁申し上げます。  水道水源保護条例は、過去に市内上流地域で産業廃棄物の最終処分場を建設する計画が持ち上がったことを契機に、水源を保護するための条例の制定を求める機運が高まり、平成9年度に旧関町と旧亀山市でそれぞれ水道水源保護条例が制定され、その後、市町合併により現在の条例となっております。その条例につきましては、飲み水としての安全性と生活用水としての使用に支障がないように、水道水質と水量を確保するため、水源を保護し、もって市民の生命及び健康を守ることを目的としております。  内容としましては、水道の水源及びその上流地域で水源保護地域に指定された区域において、水源の枯渇や水質汚濁等をもたらすおそれがある事業所の設置について、事業者と協議を行い、亀山市水道水源保護審議会の意見を聞いた上で、指導、勧告、命令等を行うものでございます。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  水道水源保護条例について、十分聞かせていただきました。我々の市民生活の中での水の確保、水質の保全等というふうに理解させていただきました。  もとへ戻りますけれども、鈴鹿川等源流域である誇りと責任を明らかにする条例、仮称ですが、これについて昼までの答弁、伊藤議員への答弁の中で、私、加太川の合流地点から上流というふうに答弁されておったんですが、この資料をいただいた中から見ていくと、条例の規定を限定している事項の中で、やはりこの川の流域の範囲というのが定義づけされております。この中で、鈴鹿川等源流域とはというのは、中ノ川流域も含めた市全域とするというふうになっておるけれども、伊藤議員のときの答弁では、私は坂下のほうだけのあれかなというふうに理解したんですが、確認したいと思います。 ○議長(西川憲行君)  佐久間部長。 ○生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)  午前中の伊藤議員の質問の趣旨が鈴鹿川最重点源流域が坂下地区に当たるのか、加太川上流には当たらないのかということの質問でございましたので、今現在考えておるのは坂下地区が当たるということで、鈴鹿川等源流域につきましては、先ほど議員がおっしゃられたとおり市域全域を考えております。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  それについては確認させていただきました。  それじゃあ、次に、また鈴鹿川の水に戻るんですが、鈴鹿川の水の利用について、現在、我々の水道のもとになる水源も含めてだと思うんですが、表流水については農業とかいろいろあろうかと思います。これについてどのように考えておるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  宮﨑部長。 ○上下水道部長(宮﨑哲二君)(登壇)  水源としての鈴鹿川の利用につきましては、まず鈴鹿川の源流域に位置する亀山市では、鈴鹿山脈に降った雨が地下に浸透し、地下水脈となって豊かな水源となり川の流れを形成しております。鈴鹿川水系の水源といたしましては、関町坂下の若妻川の表流水と、加太川水系の喜和田川の伏流水のほか、太岡寺町の第1水源地や山下町の第3水源地など、鈴鹿川周辺に点在する井戸から地下水をくみ上げ、上水道及び工業用水道の供給に利用しております。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  私は、ここで水道の水だけじゃなしに農業、工業というので、産業建設のほうからでも答弁があるかなというふうに思ったんですが、ないようでございますので、私は農業用水にもこれは使われておると思っております。ほかにも工業用水にも確かに使われておるかなというふうにも思っております。そのほかに、先ほどの上水道の水については、かなり量もあろうかと。鈴鹿の地下をくぐってきた地下水については非常に多いんだろうなというふうに。  最近、ペットボトルで水が売っています。例えば、富士山の水とか、三重県では二、三、四の市であるようでございますが、亀山市も八十瀬の水とか鈴鹿の水として売れないかなと。水道は企業会計でございますやんか。何とでもできますやろう。一遍そういう考えがあるのか確認したいと思います。 ○議長(西川憲行君)  宮﨑部長。 ○上下水道部長(宮﨑哲二君)(登壇)  今、八十瀬の水をペットボトルに詰めて販売したらどうかというご質問かと思います。  まず、三重県内では、桑名市、四日市市、鈴鹿市、伊勢市などの水道事業体がPR販売を目的としてペットボトル詰めの水道水を製作しておりますが、何分製造業者が限られることや販売ルートの確保等の課題などもあることから、費用対効果も含めて慎重に研究してまいりたいと考えております。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  当市の水は、我々の生活の中で使わせてもらうと、生水を飲んでもおいしいですと私は感じております。よそでも生水を飲むことがあるんですが、うちの水はうまいなというふうに思っております。それは、やはり亀山市も誇りに思って、このような私が今提言しましたようなことにも取り組んだらどうかなというふうに提言しておきます。  それから、水源は今後どのように守っていくのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  宮﨑部長。 ○上下水道部長(宮﨑哲二君)(登壇)  鈴鹿川等源流域である誇りと責任を明らかにする条例、仮称でありますが、その制定目的の側面からも水道事業者としまして、亀山市水道水源保護条例に定められている水道水の水質保全や水量を確保するという目的達成のため、関係機関と協力して必要な措置を講じ、水源の保護に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(西川憲行君)  大澤産業建設部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  貴重な水源を守るための取り組みということでありますけれども、本市は鈴鹿山脈を源とした鈴鹿川の源流を有しておりまして、その源流域が育む森林が有する水源涵養、また土砂災害防止、地球温暖化防止などの公益的機能や農地が有する水源涵養や景観形成などの多面的機能を発揮させるためには、森林、農地を適正に管理する必要があると考えております。  その中で、特に森林の持つ公益的機能の向上を図るために、市といたしましては市内の民有林のうち環境林に位置づけた森林を国・県の森林環境創造事業により間伐を行っております。  さらに、昨年度からは、みえ森と緑の県民税市町交付金、これを活用した環境林の間伐も行っておるところでございます。  また、昨年度は平成20年度からの森林整備活動を行ってまいりましたかめやま会故(エコ)の森環境整備協議会、これを発展解消いたしまして、本年5月に学識経験者や約40社の企業に参画をいただきまして、産学民官が連携・協働した新たな鈴鹿川等源流の森林(もり)づくり協議会を設立したところでございます。  一方で、国においては平成36年度から森林環境税の導入が予定されておりますけれども、森林整備を早急に推進する必要があるということから、平成31年度より森林環境譲与税、仮称でありますけれども、といたしまして市町村に譲与されるということで、間伐や人材育成の費用に充てるということにされておるところでございます。  今後につきましては、鈴鹿川等源流の森林(もり)づくり協議会が主体となりまして、市民や事業者等が源流域の大切さを再認識して、多様な主体で守り育てる活動を推進してまいります。  また、市といたしましても、水源を守り、山崩れや洪水などの災害発生リスクを軽減するよう、森林環境譲与税やみえ森と緑の県民税市町交付金を活用しながら、間伐等を強力に推進しまして、本市の豊かな自然を育む源流域を未来へつなげてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いろいろこれから対策をやられていくというふうに理解しました。  河川の災害についても触れられたんですが、特に鈴鹿の山は花崗岩だと私は思うんですが、やはり崩れやすい部分もあります。鈴鹿川を見ますと、かなり堆積もしております。そういうようなものもこれから守っていくためには、やはり国のほうにも除去というのか、それらにもお願いをしていただきたいなというふうに。亀山市の環境を守るためには、いろいろな施策が必要かなというふうに思っておりますので、今後よろしくお願いしたいなというふうに思っております。  続きまして、亀山7座トレイル事業についてでございます。  錫杖ケ岳のみえの剣先明るいて月出るらしくこよいたちまち、山口明子でございます。このような歌で7座のうちの一つの山が錫杖ケ岳ということで、錫杖で詠まれた歌です。この中での亀山7座トレイル事業について、現在の進捗状況はどうなのかお聞かせ願いたいなと思います。 ○議長(西川憲行君)  嶋村次長。 ○生活文化部次長兼関支所長(嶋村明彦君)(登壇)  市域の鈴鹿山脈及び布引の山地の代表的な7つの山々の登山道と、これには東海自然歩道なども含ませておりますけれども、これらを結び、新たな観光資源として魅力発信していく亀山7座トレイル事業でございますけれども、5月18日に活動の主体となる石水渓観光協会、鈴鹿高等学校、亀山市地域社会振興会と、亀山7座登山道観光資源活用協定を締結いたしました。これによりまして、従来からの石水渓観光協会による仙ケ岳付近の登山道保全維持管理活動にかわりまして、亀山7座における登山道の保全と魅力発信に取り組む新たなボランティア活動団体が結成されることとなりました。  今後は活動団体による現地調査の後、まずは登山道の現状と課題を把握し、亀山7座トレイルルートとしてどのような取り組みが必要なのかを検討の上、具体的な活動プランを整理いただき、市も協力しながら亀山7座トレイル事業を進めていく予定でございます。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  取り組みについてはいろいろ聞かせていただきました。先ほどの鈴鹿高校にもお世話になると。今まで、この山の道は東海自然歩道というふうで管理もされておって、整備もされておったというふうに思っております。  この7座といいますと、先ほど話がありました仙ケ岳、野登山、臼杵ケ岳、四方草山、三子山、高畑山、錫杖ケ岳という7つの山でございます。私も仙ケ岳、野登山。野登山は4月7日が祭りでございますので、一応我々も子供の時分にはおじいさんに連れていってもらった記憶がございます。錫杖ケ岳という山は登りましたが、このあと残りの4つの山はちょっとどこにあるのかも、三子山は話を聞いた山でございますのでわかっておりますけれども、こういう山を今後さらに、セブンマウンテンズとは別に、やはり観光資源として、さらに亀山市としては持っていこうかなというふうに私は考えがあるのかなというふうに思っております。  そういう中で、この鈴鹿山麓、鈴鹿川。鈴鹿の道もいろいろございます。まほろばの道とか城の道とかいろいろ、亀山は万葉の森というのがありまして、そこで聞いた話ですが、今言いました道、たくさんあるんですが、ここにちょっと資料がございます。先ほど申しましたまほろばの道とか中世への道とか、海の見える道とか城の道とか浮世絵の道、宿場町の道、大和への道、西行法師の道、亀山城城主狩りの道、これは明星ケ岳です。それから、坂本棚田の道というふうに万葉の森でちょっと見せていただいた資料には出ております。こういうような道を今後観光資源と、もちろん7座トレイルのほうの山もそうなんですけれども、観光資源としてどのように生かしていくのか、これからどのように持っていくのか、思いがあったら聞かせていただきたい。 ○議長(西川憲行君)  嶋村次長。 ○生活文化部次長兼関支所長(嶋村明彦君)(登壇)  亀山市の歴史博物館に、明治時代の初めに描かれました衆山環抱之図という図がございます。この図は、旧亀山城から360度の山々を絵に描いたものでございまして、亀山7座の山々も出ておりますけれども、お城から見えるそうした山々の姿というのは、亀山に住む人の本当の心のふるさとになるものなのではないかというふうに思っておりまして、まずはそうした山々がちゃんと保存されていくということが観光資源にまず先立って市民の誇りにつながるものかなというふうに思うところでございます。加えまして、今回亀山7座のトレイルルートというものができました中で、鈴鹿の山々というものを観光資源として発信に取り組んでいただけるような市民団体が発足したことになります。  鈴鹿川におきましては、その源流域の保全活動のために鈴鹿川等源流の森林(もり)づくり協議会が先ごろ発足したところでございます。  また、道ということでございますと、亀山商工会議所様が伊勢の国亀山まほろば街道というふうなことを一つのキャッチフレーズといたしまして、市内の東海道、大和街道、巡見街道などの歴史と物語をテーマとした観光PRに積極的にお取り組みをいただいているところでございます。  また、先ほどは生涯学習の立場から公民館講座などでも和歌にまつわるそうした地域の魅力を発信する取り組みなども行われているというふうなところでございます。  このように、さまざまな主体が鈴鹿山、鈴鹿川等の自然や歴史をテーマに、個々の資源を大切に磨き上げていく活動を進めていただく、市としてもそれを時間をかけて丁寧に支援をして、また協働していくことがまさに市が考えておりますまちづくり観光というものではないかというふうに考えているところでございまして、本市の新たな観光資源として輝きを増していくというふうなことに取り組むとともに、強く市外に向けても発信を行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  鈴鹿の山、それから鈴鹿の川、鈴鹿の道についての観光資源と言いましたが、やはり過去からの宿場の観光、亀山城の観光等々の亀山も観光資源を持っております。それとあわせて今後、この観光の施策が伸びるようなふうに私も思っております。私も年がいったらまた散策もしたいなと、この道も散策もしたいなというふうにも思っております。年がいくと山はえらいかなというふうには思っておりますけれども、まだまだ山ぐらい少々登れるかなという元気は持っておりますので、今後挑戦していきたいと思っております。早いところ、できたら登山道の整備をお願いしたいなというふうに思っております。  それから、もう最後に10分残っておりますが、最後になりましたが、いろいろな和歌を詠ませていただきました。その中でも、亀山市でも歌人が見えまして、このような歌を詠まれております。  鈴鹿川八十瀬の流れに丸太船行方も知らぬ川の道かな、これは鈴鹿川の歌でございます。  もう一つは、鈴鹿峰いまだ雪の跡残り麓はみつまたの新緑まぶしいという歌、これは多分みつまた、野登山の周辺のみつまたを歌われた歌だというふうに思っております。このような歌がいろいろ亀山にかかわった昔の歌人、今の現代の歌人等々の人の歌を紹介しがてら質問させていただきました。  最後に、市長もこのような歌に興味があるかないかは私はわかりませんけれども、市長の考え、思いがあったらお聞かせ願って、市民に向けて今後このような力強い思いを言っていただければありがたいなというふうに思っております。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  議員の格調高い詠んでいただいた歌声、本当に感動いたしたところでございます。  今、ご紹介をいただきました過去から和歌として詠まれてきたもの、あるいは現代の歌人のつくられた歌を今ご紹介もいただきましたけれども、いずれも鈴鹿山、あるいは鈴鹿川を詠んだ、まさにこの亀山の地の豊かな自然を、あるいは歴史を、あるいは文化が織り込まれておるというふうに感じたところでございます。私自身も、まさにふるさと亀山の原風景ではないかというふうに感じたところであります。  万葉集からは少し成立の年代は後ろへ参りますが、伊勢神宮の成立の由来を記しました皇大神宮儀式帳でありますとか、議員ご案内であろうかと思いますが、倭姫命世記、この中には、倭姫が伊勢を目指して探して、この地に半年間滞在されたとなっておるわけでありますが、この地に入られた倭姫にこの地の名を尋ねられた大彦が、味酒鈴鹿国(うまさけすずかのくに)と答えたとの説話が記されておるところであります。  この味酒(うまさけ)とは、まさにおいしい酒ということと、それから今議員がご紹介いただいたうちの水は本当においしいんだと、豊かなんだ、うまいんだと、こういうものが生まれる豊かな水に由来をしておる、そういう意味を込めたことであったかというふうに思うところであります。この地に暮らしてきた先人たちも、この鈴鹿山とか鈴鹿川に対する愛着を本当に万葉の時代から連綿と受け継いできたのだとの思いを強く感じたところでございまして、ぜひおっしゃられるようなこの原風景を私たちは守り、次の世代へ継承していくということが大変重要であろうというふうに思っております。その意味で、今を生きる私たちの責務の一つという認識のもとに、さまざまな場面とかさまざまな施策にしっかりと今後生かしていかなくてはならないと考えておるところでございます。  最後に、可能であればもう一度議員が詠まれた歌をお聞かせいただけたらありがたいかなと思うところでございます。 ○議長(西川憲行君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  歌はもう下手くそやで何度かは詠みませんけれども、私も通勤とか帰るときにでも、新しい道の忍山大橋の上からやはり道を眺めると、当然川は下に流れておる。西を見れば鈴鹿峰が見える。非常にいい風景でございます。私も亀山市に住んでよかったなと、生まれてよかったなと今思っております。今後も、市民の皆さん方もこういう昔からのやはり亀山でございます。散策に向けて、やはり観光の中でも知識をふやしていただいて住んでいただけたらうれしいなというふうに思って終わります。ありがとうございました。
    ○議長(西川憲行君)  12番 宮崎勝郎議員の質問は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午後 2時55分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午後 3時05分 再開) ○議長(西川憲行君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、9番 鈴木達夫議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  鈴木達夫であります。  私、もとより和歌を詠むという感性も造詣も持ち合わせておりませんし、市長からもリクエストがありませんので、通告により一般質問させていただきます。  教職員及び市職員の働き方というテーマを上げさせていただきました。実は、3月議会一般質問の中で、教育行政についてというテーマを上げました。大きく2つ、就学困難者への対応、そして学校における教職員の働き方というものを取り上げたんですが、就学困難者への対応が主になってしまい、教職員の働き方の質問ができなかった。何かこう宿題を残したようで、きょう再度通告にあります。あわせて、今年度の庁内の機構改革によって、市職員の働きがどう変わっていくか、あるいは前向きにどう進めていくのかと、そんなことで市の職員の働き方についても質問をさせていただきます。  まず、少し余談なんですが、3月の一般質問の前に、先輩の議員と働き方についてちょっと雑談をしたことがあったんです。最近、大手企業のデータの改ざんとか、あるいは無資格の検査の発覚、こういうものが、国際的にものづくり大国日本企業への大きな不信を招いていること、あるいはその後、国においての加計学園とか、森友とか、そういう財務省の改ざんとかうその報告書、うそかどうかわかりませんけれども、もっと言うなら、最近の大学のアメフトの関係、アメフトは指導者に対する盲目的な服従といいますか、これらを見ていますと、これら全てが日本の現象だとは私は思いませんが、何か働く者としての最低限守らなければいけないモラルとか、誇りとか、規範とか、それすらを守ることのできない労使関係とか、あるいはアメフトでいうなら主従関係、こういうものが少し散見した世の中になってきたんかなあという思いをしました。だるまさんに例えるなら、働く者の仕事への誇りとか、規範とか、ささやかでもいいけれども、極めて重要な貴重な魂、マグマみたいなものを重力、重しに倒れることなく、生活を守って、快活で生き生きとした生きがいにもつながる働き方を社会がしっかり担保する仕組みとか制度が必要な時代に入ったのかなあと、そんなことを意識しながら質問をさせていただきます。  それでは初めに、教職員の働き方についてから質問をさせていただきます。  昨年、文科省文部次官から県を通じて、学校における働き方改革に関する緊急対策の策定並びに学校における業務改善及び勤務時間管理等に係る取り組みの徹底についてという長い標題の通知が来ました。この中で、この通知の特徴的なことは、通常、学校で行われているさまざまな個別の業務の中で、基本的には、1番目ですね、学校以外が担うべき業務を学校でやるなということです。2番目は、必ずしも教師が担う必要のない業務、それから3番目が負担軽減が図られる業務と。これをしっかり明確に区分をして示してきたと。それに基づいて仕事をしなさいというものだと思います。  そこで、1番目から聞きます。  1番目で、もう学校で先生がかかわりを持たなくてもいいと、学校以外が担うべき業務として、登下校に対する対応、あるいは学校徴収金の徴収管理、この2つが上げられていますが、亀山市の今の学校の実情、現状はどうかを答弁願います。 ○議長(西川憲行君)  9番 鈴木達夫議員の質問に対する答弁を求めます。  草川教育部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  議員ご指摘のとおり、昨年12月に文部科学省から出された学校における働き方改革に関する緊急対策においては、1つ目として、基本的には学校以外が担うべき業務、2つ目として、学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務、3つ目として、教師の業務だが、負担軽減が可能な業務の3つに分類された14項目が上げられております。  その中の基本的には学校以外が担うべき業務に分類されました登下校に関する対応についてでございます。地区担当の教員が学期ごとに2回から3回、当番を組んで、子供の登下校の実態を把握するための立哨指導をしております。また、緊急事案が生じた場合には、保護者や地域の方々と協力し合いまして、臨時的対応といたしまして立哨することもございます。加えて、従前より、亀山市青少年育成市民会議による愛の運動の取り組みによりまして、全学校区において、地域の方々のボランティアによる登下校時の見守り活動が展開され、教員の業務から離れたところにおいても、安全確保に努めていただいていると認識しております。  また、学校徴収金の徴収管理につきましては、現在、県の学校徴収金システムを利用し、口座からの引き落としとなっております。未納や滞納の徴収につきましては、教員の助けも受けながら、校長、教頭の管理職の責任におきまして対応しているところでございます。また、学期末の教材納入業者への支払いや会計報告等の業務におきましては、事務職員や応接員を含めた職員間で協力し合っている状況でございます。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  登下校については、依然として先生方は細心の注意を払っていただいているし、教育長の今回の現況報告の中にも、新潟の女子児童の下校時の殺害ということで、学校も一定の、どちらかというと過敏になっているということだと思います。徴収金についても、管理職の責任においてみたいなことを言いながらも、実態としては、未納や滞納については先生が対応しているということが現実であるやに思います。  それでは次に、必ずしも教師が担う必要がない業務として、国や県からの調査、あるいは統計等に対する回答が上げられていますが、実際の現場はどういうふうになっているんでしょうか。 ○議長(西川憲行君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  調査・統計でございます。  学校では、文部科学省、県を初めとする多くの調査・統計等に教職員の協力を得ながら、管理職の責任において回答を行っております。その中で、教育課程の編成、実施や生徒指導など、教師の専門性に深くかかわる調査・統計につきましては、教員が担いますが、それ以外のものについては、事務職員等が中心となって回答するなど、組織的な対応を行っております。また、亀山市教育委員会といたしましても、学校への調査・照会について、調査の対象、頻度、時期、内容、様式等の精査や調査項目の工夫による複数の調査の一元化などの改善に取り組み、可能な限りの軽減を図っているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  実態は、相変わらず調査、あるいは統計の業務がちょっと気になるんですけれども、先ほどの答弁にしても管理職の責任、今回の答弁にしても、専門性の高いものについては教師が担う、あとは管理職だ、事務員だということの答弁、実際そうなのかもしれない。どこに気を使っているのかなあという思いがします。  それから、それはさておき、調査・統計については、やっぱり一元化を教育委員会が主になってやって、可能な限り低減をするということをやってくださいね。現場の先生方は、調査・統計に対して非常に雑多な用事を課せられるということでございます。調査の一元化の取り組み、教育委員会が主体になってやっていただくと。  それで、教育長、ちょっと質問なんですけれども、今2つほど、むしろ学校以外でやること、それから必ずしも教師が担う必要がないという2つの実態を聞かせていただきましたけれども、やっぱり文科省が出した緊急対策と実際の学校現場の状況では、私は大きな乖離があると思うんです。この現状を教育長はどう考えて、どう対応されるつもりかご答弁を願います。 ○議長(西川憲行君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  議員ご指摘のことに関しまして、文部科学省の緊急対策につきましては、速やかに取り組めるものが少ないとの認識は持っております。ご指摘の登下校に関する対応一つとってみましても、それにかわる具体的な対応施策、それは学校関係機関、地域が一層連携強化することと記されておるだけであります。一方、教職員の勤務時間を管理する意識を乏しくし、結果的に際限ない長時間労働につながっているとの指摘もございます、そのもととなる給特法、いわゆる教育職員の給与等に関する特別措置法の見直しについては、既に県の教育長会等で私自身訴えさせていただき、国においてもようやくその見直しに向けた検討の動きがあると伺っております。ぜひ給特法の大もとの法律の見直しに手をつけていただきたいという思いを持っています。  亀山市教育委員会としましては、そうは申しますものの、必要と考えます人的な任用配置については、県費、あるいは市費において補強に努めているところでございます。また、これまでも申し上げていますが、教職員の総勤務時間縮減に向けて、定時退校日の設定、部活動休養日の設定、会議時間の短縮、この3つの取り組みを初め、学校閉校日の拡大や給食費の公会計化の研究等に取り組んでいるところでございます。さらに、教職員の勤務環境の改善に向けて、現場の声に耳を傾けつつ、何を優先して改善を図るのか、地に足をつけながらできることに取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  文科省の通知と現実は違うんだと、地に足をつけながら対応していくというご答弁ですが、ちょっと気になったことがあったんです。教育部長、この給特法についての資料がございましたら説明をしていただきたいのと、もう一つ、ちょっとメモしたんですけれども、この給特法があるがためにですね、教育長、教職員は勤務管理をする意識が少し薄いという認識を持っておられるということを初めに確認をして、あと給特法の説明を教育部長、お願いします。 ○議長(西川憲行君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  意識を乏しくしていると、意識が薄いというのは現状だと思います。その内容はと申しますと、この法律そのものが、昭和46年に当時の時間外勤務の調査を国がしまして、その時間外手当に当たる額を給与の4%の教職調整額を一律支給としたところにございます。この制度が教職員の勤務時間を管理する意識を乏しくし、結果的に長時間労働になっているというのは、私ならずとも教育関係者の多くの方のご指摘だと認識しております。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  教育部長に給特法の説明をというのを、教育長にお答えをしていただきましたので、雑駁に言うなら、残業代がないと、4%という枠の中でやってきたから、残念ながらというか、慣例的にそれが継続した中で、教職員が勤務時間等を管理する意識がちょっと薄くなってきたということだと思いますが、やはり授業や授業準備とか、生徒と向き合う時間をふやしたいがためにおのずと就労時間が長くなっているという実態もあるやに思います。  次に、これは伊藤議員からもきょう午前中に質問があったんですが、今年度から配置された部活動指導員の配置ということですね。これは、亀山のオリジナルな一つの教育委員会としての重要政策事業だということでありますが、この配置の状況と効果について説明を求めたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  本年度4月より、部活動指導員を配置させていただいております。亀山中学校ソフトテニス部に1名、関中学校野球部に1名、合計2名を配置しておりまして、部活動指導員は教員免許状や指導者資格を持ち、部活動や学校教育に十分な理解のもとで、その部の顧問としまして実技指導だけでなく、大会、練習試合等の引率、会計業務等を含めた部活動の管理運営に携わっております。配置校におきましては、専門的な技術指導により、部活動の充実、活性化が図られております。平日の部活動のみならず、休日における指導、引率も行い、中学校部活動における教員の負担軽減の一助にもつながっておるというところでございます。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  始めたばかりであります。市も予算をつけて、果敢に挑戦していることは評価をしますが、働き方改革に関する効果はどうであったか等々、今の時期ではあれですので時間もなくなりますので、また適時報告を願いたいと思います。  それで、部活動の関係でいうなら、部活動指導員の要件あたりを、いろいろあると思うんですよ、これは教職の資格を持っている等とありますけど、こういうものを拡大して、広く地域の方に担っていただくというような方策等、工夫はないのでしょうか。 ○議長(西川憲行君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  部活動指導員の拡大というご質問でございますが、現在の部活動指導員の要件としましては、教員免許状や指導者資格を持って、部活動に対する専門的な知識、学校教育に関する十分な理解がある者としております。これ以外に、現在、部活動指導員以外に運動部活動支援員を4名配置しているところでございます。この部活動の顧問ではございませんが、技術的な指導を担うコーチの役としまして、こちらは地元地域の方々にご協力を願っているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  ちょっと聞き取りできなかったんですけど、指導員の要件ですね。教員資格を保有している者、もう一つが指導者資格、この指導者資格がどんなものがあるか等、新しく体制を変えましたスポーツ協会と強く連携を持っていただいて、この指導者資格についてしっかり関係の団体等に連絡をとっていただきたいなあというような思いをしました。  次に、教育支援員配置について。これは、3月にやりたかったんですけれども、お隣の津市では、もう去年ですね、試行的に代表校4校に対して、この教育支援員を配置し、教材プリントや保護者への配付物の印刷、授業用具の準備や片づけ、簡単なドリル、漢字の丸つけなどの補助業務を担っていただけるということで、新年度に入り、4月から全国的に先駆けて実施していると聞いています。課題もあろうと思いますが、負担軽減に私は有効な制度と考えます。お近くの津市でございます。この制度の職務内容、効果について情報がございましたら報告を願います。 ○議長(西川憲行君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  津市では、平成30年度より、市職員の再任用職種の一つとしまして、新たに教員支援員を加え、現在、議員申されます4名の再任用市職員が津市内の小・中学校4校に配置されております。教員支援任用に当たっては、教員免許状の有無を問わず、その業務は教材プリントや保護者への配付物の印刷などの事務作業や授業準備、後片づけ等、従来、教員が行っていた業務の一部を担うものでございます。教員の事務作業における負担軽減という面においては有効な取り組みであると考えております。  昨日、津市の教育委員会のほうにも、その実態というか状況を確認しましたところ、この制度ができてまだ2カ月なので、詳しい検証はできていないんですが、必ずしも教員が担う必要のない業務を担当していただけることで、学校現場では非常に助かっておるというようなご意見もいただいております。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  ぜひ研究をしていただきたいと思います。予算の関係もありますが、教育長、もう一度、今、教育支援に至らずとも、先ほどの部活動指導員も含めて、学校が地域の方々からサポートしてもらう仕組み等々、中長期的にどんなお考えなのか。個人情報の氾濫している学校現場でどうかなという意見もございます。中長期的に、学校が地域からサポートしてもらう、それを今までよりもより学校の中に入ってもらう仕組みみたいなことに関して、教育長の見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  現在、市内小・中学校を合わせますと、先ほどの愛の運動、約1,300名の方にご協力を願っておりまして、それ以外に、およそ340名に上る学校ボランティアの方々が学校を支えてくださっております。その中には、授業支援や授業準備、ドリル等の採点作業にかかわっていただいている学習ボランティアという方も70名余り見えます。このように、本市では、学校における業務に対して、多くの学校ボランティアの皆さんによって支えていただいております側面がございます。  ただし、その教職員の負担軽減を主目的として地域の方々に頼るといった認識には至っていないところでございます。みずからの都合だけで地域に支援を求めるのではなくて、学校の場と機能を地域住民にも提供して、地域にいかに資するかという発想を持って、地域とともにある学校づくりに取り組んでまいりたいと。その一つの現象がコミュニティスクールになろうかと考えております。今後も、関係団体との連携を深めるとともに、学校運営協議会等の力もかりながら、学校ボランティアなど、外部の方々が学校にかかわりやすい環境づくり、学校や教職員の意識の変化も求めていく必要があろうかと考えております。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  いい見解を聞かせていただいたと思います。  この項の結びに、文科省の先ほどの通知は現実と大きな乖離があるということを言いました。しかし、本質的な考え方には、私は非常に同意する面もあるんです。この通知の冒頭の書き込みを読みます。学校において、限られた時間の中で働き方を見直し、1つ、授業や準備に集中できる時間をふやしてください。2つ、教師みずから専門性を高める時間をふやしてください。3つ、児童・生徒と向き合う時間を十分確保してください。そして4つ、私はここが一番肝心だと思うんです。教師が日々の生活の質や教職人生を豊かにし、みずからの人間性を高め、児童・生徒と向き合ってくださいというものなんですね。私がまた自分の私見を加えるなら、その生活の質、あるいは教職人生を豊かに、人間性を高めていく、この先生の姿自身をまさに子供たちは求めているし、それが何か教育であるように思うんです。そういう姿が子供たちは見たいと思うんです。  そこで、市長、最後、今までいろいろ学校における働き方に関して、文科省、県、市の教育委員会、いわゆる縦の線でさまざまな乖離が生じていると。先生方が子供たちに向き合う時間をふやし、教職人生を豊かにしていくためには、服部教育長がおっしゃるように、地に足のついた対応が不可欠だと思うんです。市が、先ほど言いましたように、部活指導員の配置等のかかわりは一定の評価をしますが、これあたりをぜひ総合教育会議の中で、働き方の検討あたりもやっていただきたい。より一層、未来の亀山市の子供たちの教育環境の整備に向けて、この総合教育会議、これあたりを十分生かしていただきたいと考えますが、市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)
     教育にかかわりますさまざまな実態や課題、これにつきましては、ご指摘の問題も含めまして、ぜひ教育委員会を初め関係者、先ほどのボランティアで支える皆さん、保護者、多くの方が本当に子供たちのためにご奮闘いただいておるところであります。亀山市といたしましても、当然、それらの課題解消に向けて、総合教育会議等と一層の連携の中でしっかりその課題解決に向けてサポートしていくということは当然であろうかと思いますので、努力をいたしてまいりたいと考えております。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  ありがとうございました。  次は、市の職員の働き方についてに移ります。  組織・機構改革後の職員の働き方についてということで、1番目に事務改善運動についてということを書いたんですけれども、確認します。部・室制のときに、私どもは1室1事務改善となったものが、これは組織変更に伴って事務改善運動に変わったのかと自分は思っていたんですけど、どうも違うらしいんですね。この事務改善運動と1室1事務改善の違い、関連を簡単に説明していただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  山本総合政策部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  事務改善運動は、平成27年度までに実施していた業務の効率化と経費の削減を目的とした1室1事務改善を拡大したものでございます。この相違点でございますが、1室1事務改善は、全部署が取り組み、成果を数値化し、成果を削減額という形で示していたものに対し、事務改善運動は、収入の確保、経費の削減、市民サービスの向上、事務の効率化につながるなど、行財政改革の視点から広い視野を持ち事務改善に取り組むため、成果を数値だけに限定しないというところでございます。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  従来の1室1事務改善については、監査役のご指摘もございました。非常に室によってばらつきがあったり、あるいはこの活動がちょっと薄いなあというのが私の認識ですけれども、きょうの質問は働き方ですんで、新しくなったこの事務改善運動、これも行財政改革の視点から、あくまでね、コストダウン、あるいは効率的な事務改善が主な目的であって、今、私が言っている職員のモチベーションとか、やりがいとか、あるいは研究心の向上とか、平たく言えば、仕事が楽しい、わくわくするみたいな、そんな視点での改善もこの運動の範疇に入るのかどうか。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  議員ご指摘の働き方の視点から見た場合には、職員のモチベーションの向上などを図るため、今おっしゃられた仕事が楽しいなどという視点の取り組みは範疇であるかということでございますが、当然、事務改善運動の目的の達成につながる取り組みであれば、範疇に入るというふうに考えております。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  時間がないので余り言いたくないんですけど、この事務改善運動実施要領を見ますと、この取り組みは、経費の削減を目的とした1室1事務改善を拡大したものであり、行政改革の視点から効果的・効率的な事務の執行等を図るため、各グループ単位で行います。いわゆるモチベーションを上げたり、こういうものはこの文面にある限りは範疇ではないという判断なんですけれども、一歩進めて、そういうことも進めると、そういう姿勢を進めてもらいたいということで、どうにか拡大解釈を庁内に広めていただきたいということでございます。  いろいろあるんですけど、ちょっと市長と副市長に、突然ですが、お聞きしたいです。  今回、出された総務委員会提出の資料の中で、市職員へのアンケート、これは自己申告書の中で、「現在の仕事にやりがいがある」とした市の職員の割合、平成29年度で48.9%。これを市長どう思うか。それから、副市長については、つい最近まで現場に見えた副市長にお伺いしますが、「職場でコミュニケーションがとれている」53.6%。この数字をどう思うか、感想を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  この行財政改革の実施計画における組織と人材の改革の目標数値として、その自己申告書において、「現在の仕事にやりがいがある」とした職員の割合を、前期の実施計画から掲げてこれをフォローしておるところであります。議員ご指摘のこの数字をどのように感じるかということですが、昨年度末の計画上の現状値が、前期実施計画の策定時、平成26年度末と比較をいたしますと微増で推移をしておりまして、目標値としております平成31年度末の目標値70%には開きがございますので、本年4月の組織・機構再編による職場風土の改善などを通じまして、職員の仕事のやりがいをさらに高めてまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(西川憲行君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  同じく自己申告書におきまして、「職場でのコミュニケーションがとれている」といたしました職員は、先ほど議員ご紹介のとおり53.6%でございまして、3年前と比べると微増というところでございます。こちらも、今、市長が申し上げた目標値が同じく70%ということで、まだまだその差が大きいものでございますが、この職場内のコミュニケーションにつきましては、当然、仕事の質を高めていく上で非常に重要な要素だというふうに考えております。  したがいまして、この4月に、組織・機構の再編によりまして実施いたしましたグループを基本に、より一層の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  私は、どう思うかという質問ではなく、むしろどう分析しているかということが大切で、総合政策部長、分析はされたことはございますか。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  いずれの数字も自己申告書から導き出された数字ということで、50%前後ということで、その目標を7割に設定をしておりまして、そういう意味合いからしますと、まだまだその目標には達していないというふうに分析をしておりまして、さらなる努力が必要であるというふうに認識をしておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  非常にデリケートな問題で、アンケートの設問の仕方とか、これで数字というのは変わってくるもんですから、余りここで私が一喜一憂したりする場面ではありませんが、少なくとも今の分析は分析ではない。  そこで質問につなげますが、今、庁内で市職員の働き方、動機づけ、やりがい、このよりどころとなる規範というか、何かそういう指標はあるんでしょうか、やりがい、モチベーションに関して。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  市職員としての働き方やその動機づけになる規範のようなものでございますが、まずその基本となりますのは、地方公務員法における服務関係規程や亀山市まちづくり基本条例第9条における職員の責務規定だというふうに認識をしております。このほかにも、昨年8月に改定をいたしました亀山市人材育成基本方針には、地方創生を切り開く人づくりを基本方針としておりまして、その具現化に向けた人材育成の方策を位置づけているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  答弁にもありました亀山市人材育成基本方針なんですけど、私も読ませていただきました。この中で特徴的なことは、やはり地方創生を切り開く、いわゆる地域の力を生かす、あるいはまちの魅力を高める地域資源の発信、地域という接点といいますか、ここを基軸にこの人材育成の基本方針がなされていると思います。時間がありますので余談を言いますけれども、例えば今現在、地域担当職員をまちづくり協議会の中に派遣をする、これは非常に私はいい取り組みだと。奈良県の生駒市あたりは、そういう地域へ入っていくことを中心に、あるいはそれを限定にいわゆる副業を認める、職員の。国が法律で認められたいっぱいいっぱいのことを、副業を認めながら地域に入っていく。兵庫県の宝塚市もやっていると思うんです。そういう中で、この人材育成を図るということも見受けられます。それを語るつもりはありません。  今回、質問の一番の主なことでございます。組織・機構再編により、いわゆる2層から3層になった。先ほどの西口副市長の中には、グループを中心にコミュニケーションを高めていくという発言もございました。組織・機構を変えたことにより、市の職員のやりがい、コミュニケーション、市の職員であることを誇りに職員人生を豊かにする、この方法をどう進めていくか、いこうとしているのか答弁をお願いします。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  今回の組織・機構再編の狙いの一つとしましては、まず第2次総合計画に掲げた施策を着実に推進する組織へと転換を図るということでございまして、こうした観点から、例えば管理部門を一元化したり、市民生活に身近な事務の一体的対応、また就学前の子供の教育・保育施策の一体的推進、産業振興化と都市基盤を一体的に捉えたまちづくりの推進、こういったことを図るため、従来の部をさらに大きなくくりとして再編をしたところでございます。  また、分掌事務を調整した中で、新たに課も設置いたしましたので、組織内の連携、調整機能を発揮させながら、今申し上げた政策形成や職務目標達成に向けて、職員の意欲向上ややりがいにつなげてまいりたいと、そのように考えているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  ちょっと理解がまだぴっと入ってこないんですけれども、私は冒頭、その働き方に対する、冒頭言ったのは、もう最低限の規範とか守らなきゃ、これは確保するのが一つの制度として、体制として、確保してやる仕組みとか体制が必要だというような話をさせてもらったんですけれども、今の中で、グループを核とするなら、グループ単位での働き方に対する実践行動、例えば働き方に対するモチベーションを上げる打ち合わせとか、あるいは研修、講師を呼んだり、あるいは視察へ行ったり、従来の行財政改革の視点、コストダウン、効率の面だけではなく、そういうことに対する要した時間、あるいは経費等に対して、市としてこの時間経費に対してバックアップすると、何らかを拠出すると、あるいはそういう仕組みを、極端な話、1カ月に一度そういう時間を設けなさいというくらいのことをやらないと、この働き方改革のスタートは切れない。せっかくグループになって、2層から3層になった中、新たに働き方、いかに生き生き働くかがこの市の市役所という大きな組織の大きな原動力になると思うんです。そういう働き方に対する実践行動、打ち合わせ等、研修等、時間も含めてしっかりと制度として担保する、費用弁償等も含めて、そういう体制はとれないのかどうか聞きたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  山本部長。 ○総合政策部長(山本伸治君)(登壇)  議員ご提言の各グループ単位の働き方、実践行動に対する支援体制の確立につきましては、現在、政策形成旅費の支給でありますとか、職員自主研究グループへの助成制度など、既存の支援メニュー、こういったものも活用しつつ、例えば今申された新しい仕組みの支援体制についても今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(西川憲行君)  鈴木議員。 ○9番(鈴木達夫君)(登壇)  もう一度最後に確認です。  今年度、各グループに発信をしていただきました事務改善運動実施、これは多分どんなものが出ているか知りませんが、改めて働き方に対しての自由な検討とか、高め合いとか、これもしっかり入れたらどうですかという発信をしていただきたい。それから、既存の制度の中で、実践行動に対する費用とかでなくて、新たにつくるという姿勢を見せることが私は大切やに思います。  珍しく時間を余らせましたが、これで質問を終わります。 ○議長(西川憲行君)  9番 鈴木達夫議員の質問は終わりました。  会議の途中ですが、10分間休憩します。               (午後 3時54分 休憩)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――               (午後 4時03分 再開) ○議長(西川憲行君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、13番 前田耕一議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  無会派の前田耕一でございます。  最後の質問者と思っていたら、後がまだあるようでございますので、ちょっとそれでもやっぱり時間を気にしながら、丁寧に前回同様の質問をしたいと思いますので、よろしくお願いします。  今回、私は2件の質問を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  まず、現在、最近ですね、全国各地で多くの事件、事故が発生して、犠牲者も決して少なくございません。先月発生の新潟県の小学2年生の女の子、あるいはつい先日、新幹線の車内で発生しました30歳代の男性の被害を初めとして、刑法犯罪が多数発生してきております。ちなみに、三重県内の刑法犯罪認知件数を見てみますと、昨年、平成29年1万3,347件と伺っております。その前の平成28年より7,000件弱減少しておりますけれども、1万3,000件の刑法犯罪が発生していると。亀山市では、平成29年に328件、これも多少減少はしておりますけれども、300件以上の刑法犯罪が発生しておると。それから、ことし4月末現在をお聞きしますと、三重県では既に3,549件、それから亀山市では101件の犯罪が発生しております。特に亀山の場合を見てみますと、大きな事故とか事件等につきましては、今年度は発生していないようでございますけれども、自転車とかオートバイの盗難とか、あるいは車上狙い、品狙いが主な犯罪の件数と伺っております。  そこで、この安心・安全のまちづくりの1点目の質問として、4点について質問、あるいは確認をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず1点目として、市が管理する監視カメラ、あるいは防犯カメラの設置状況について確認をしたいと思います。  この防犯カメラ、あるいは監視カメラの設置によりまして、事件・事故の容疑者の確保、検挙、あるいは犯罪などの抑止効果があるということは、もう過去から言われてきておることでございますので、今さら私が申し上げることでもないんですけれども、現在、亀山市が設置、管理しているカメラの台数、監視、それから防犯、別個に何台ぐらいあるのか。それと設置場所、主なものですね、あるいは設置目的、場所によってあると思いますけれども、その中身についてお教えいただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  13番 前田耕一議員の質問に対する答弁を求めます。  久野危機管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  亀山市が設置しております監視カメラ、防犯カメラにつきましては、保育園や幼稚園施設に21基、小学校や中学校施設に107基、JRの各無人駅に10基のほか、公共施設など109基で、合わせて247基を設置しております。その247基の設置の内訳でございますが、監視カメラは88基、防犯カメラは159基、計247基となっております。  防犯カメラ、監視カメラの目的でございますが、防犯カメラといたしましては、市の施設などの管理及び市の施設などにおける不法行為の防止のための設置が主な目的でございまして、監視カメラにつきましては、道路沿いなどの公共の場所に設置し、不法行為の監視を適正に行うためが主な目的でございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。
    ○13番(前田耕一君)(登壇)  今、247基ということで説明いただいたわけですけれども、これは私の勘違いかなあ、学校とか幼稚園なんかの設置してあるカメラにつきましては、防犯カメラですか。監視じゃないですか。その辺、私の認識の違いでしょうか。私は、行政、あるいは学校の玄関の中のカメラは、過去、監視カメラやというような説明を受けたつもりでいるんですけれども、この辺は間違いございませんか。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  防犯カメラ、監視カメラ、一言に言うておるわけでございます。なかなか区分は難しいわけでございますが、ただいま申しましたとおり、調査しました結果、監視カメラは88基、防犯カメラは159基でございます。               (「目的のほうは」の声あり) ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  先ほども申しましたとおり、亀山市防犯カメラ等録画情報の管理及び利用に関する要綱を作成しておりまして、その定義によりますと、防犯カメラは市の施設などの管理及び市の施設などにおける不法行為が主な目的、監視カメラにつきましては、道路沿いなどの公共の場所に設置し、不法行為の監視を適正に行うなどが主な目的でございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  目的等について、防犯カメラ、監視カメラ、曖昧な部分があるかと思いますけれども、いずれにしましても、犯罪の抑止効果とか、それについて目的を達成していくと思うんで、これやないといかんということはないと思うんですけれども、今、説明いただいたのは、行政、亀山市が設置、管理しているカメラの台数ですけれども、民間の企業とか施設も含めて、最近、監視カメラ、あるいは防犯カメラを設置しているところも結構あろうと思うんですけれども、その辺の数字で把握しているものがあればお示しいただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  亀山市内の主な、例えば金融機関、商業施設など、防犯カメラなどを設置されておるというのは存じておるんですが、市内で総体的に幾つという数量は把握しておりません。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  最近の事件等の報道なんかを見ておりますと、防犯カメラの映像によって犯人逮捕に結びついたというようなことも結構ありますね。それはやっぱり公共施設だけじゃなしに、一般的な市道、県道、国道も含めての道路沿いなんかの監視カメラ、あるいは防犯カメラでその辺の摘発に結びついたということも聞いておりますが、このカメラの設置、今後、もっといろんな地域も含めて対応していくのかどうか。これは当然、行政の施設が中心になってくるんやと思いますけれども、その辺の計画を現在持っているか、その辺のところを確認したいと思います。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  市が管理いたします施設におきましては、各施設の所管部署において監視カメラ、防犯カメラを設置して、現在247基を管理しております。議員おっしゃいましたとおり、昨今では、防犯カメラ及び監視カメラを設置することで、犯罪の抑止や事件、事故の解決に役立っておりますことから、平成29年度から、公共の場所への防犯カメラの設置についての方針策定に現在着手しておりまして、さまざまな角度から検討を行い、現状と課題を洗い出し、優先順位などを検討しておる次第でございます。  先ほどにも述べましたとおり、学校施設など教育施設、あるいは駅などとか、いわゆる公共施設にはある程度、約247基を設置しておるわけでございますが、これがやはり公共施設の建物を中心に今までは設置してきておる次第でございます。今、検討中でございますが、今後は、例えば屋外である公園とか、そのようなところに設置する必要が、優先順位が高いのかなということで、現在検討しておる次第でございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  公共施設でも、建物以外は今後検討していくと、あるいは検討中というふうなご答弁をいただいたわけでございますけれども、私は過去にも、カメラについては質問させてもらったことございます。特に、その当時は、例えば大きな公園、亀山公園とか西野公園、東野公園の体育館の玄関とかは設置してあるかわかりませんけど、公園内、植え込みもたくさんありますし、散策道路もありますから、そういうところでいつどんな事故、事件が起こるかわからないということで、早急に対応ということで申し上げたことがございますので、それはまだ現在のところは検討中ということですから、白紙ということですね。  それ以外にも、例えば公共施設でなかっても、例えば関宿、あそこは公共施設やないですけど、伝建地域ですね、あの街道筋なんかも必要なこともあろうかと思いますし、それから多門櫓の周辺とか、市で管理している歴史文化施設、あるいは建物の周辺もたくさんの方がその辺は集まってくるところでございますから、あってもいいんじゃないかというような感じがしないでもないんですけれども、その辺についても、検討中ということでございますけれども、検討の中にそういうこともイメージされているかどうかを含めて、ちょっとご答弁いただきたいです。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  現在、検討中でございまして、洗い出しを行って優先順位を行っていくということで、今、私が申しましたのは、屋外的な公園がちょっと手薄でございますもので、優先順位が高いということでしていこうかなと思っておりまして、今後、どのような施設にしていかんならんか、必要かというのも、安全・安心なまちづくりの観点から検討を考えてはいきたいと思いますのと、1点だけ、多門櫓については現在ついておる状態でございます。下についておる状態でございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  検討中ということで、変わりないということでございますけれども、多門櫓と私申し上げましたけれども、具体的に言いますと、ますみ児童公園ですわ。あそこは多門櫓の敷地内と考えてもいいぐらいのところやと思うんですけれども、その辺もイメージして、子供さんが結構あそこで遊んでいますから、対応をしていったらどうかということを申し上げたわけです。  それから、民間の施設とか地域では、設置は個々の団体なり、あるいは企業等が設置するということで、これはやむを得ん部分もあるかもわかりませんけれども、それに対して、例えば助成金とか補助金なんかを出して設置を推進する、あるいは推奨をするような制度もあってもいいんじゃないかなという感じがしないでもないんですね。県でも一時そういう話があったけれども、今のところは消えているみたいですけれども、そういうことを検討していく余地があるのかないのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  先ほども申しましたとおり、民間施設で設置される防犯カメラ、あるいは監視カメラ、名前はこのように違っておりますが、なかなか区分も難しいところがありますし、例えば監視カメラを目的にしますと、その施設を守るためのカメラというところもありますので、今、補助金を出すというのはなかなか難しいのではないかなと思っておる次第でございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  私が申し上げているのは、そういうことであってもいいじゃないかと。それによって、少しでも市内における犯罪の抑止とかということになってくれれば、これは市としての大きなメリットがあるんじゃないかということで、設置したいというような声があれば、積極的にその話に乗っていくのも一つの方法じゃないかなという意味で申し上げておるわけでございます。  いずれにしましても、備えあれば憂いなしと申しますから、ぜひできるだけ市内全域で監視カメラや防犯カメラの設置について進めていっていただきたいと思います。昔は、プライバシーの問題とか個人情報の問題とかいろいろありましたけど、今、そんな時代じゃないですから、ぜひそれの設置について前へ進んでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  2点目について質問させていただきます。  2点目につきましては、不審者情報についてでございますけれども、これもいろいろと数字を聞いていきますと、昨年の6月からことしの5月の1年間に、三重県で約302件の不審者情報が発せられたというようにお聞きしています。これは6月から5月ですから、1年といっても年度をまたいでおりますけれども、平成29年中の認知件数は、亀山では15件あったと聞いております。だから1月から12月ですね。ことし既に10件の認知件数があったということをお伺いしております。昔は、例えば川崎地区が多いとか、あるいは井田川地区が多いとか、地域に限定された部分もあったんですけれども、最近のこの件数を見ますと、大体市内に散らばっている、この地域というような特定なところに決まっていないというようなこともお伺いしているんですけれども、これが私が知った範囲の数字ですので、行政として、子供さん中心ですから、教育委員会が中心になろうと思いますけれども、数字的なものを把握しているものがあれば、この数字と違うよとかいうのがありましたら、それも含めて、把握している部分がありましたらご報告いただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  まず、私からでございますが、亀山警察署に確認しましたところ、認知件数といたしまして、平成29年中、いわゆる1月から12月でございますが、子供さんに対するものが7件、女性に対するものが8件とお聞きしております。また、平成30年5月末現在でございますが、子供さんに対するものが3件、女性に対するものが18件という数値をお聞きしておる次第でございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  ありがとうございます。  今のお話をお伺いしますと、4月末で10件やったのが5月末で大分ふえているなということ。中身はどういう中身というのはともかくとして、ふえているなあということを考えます。  この不審者情報というのはどうやってして入っておるかと聞きますと、子供や女性を対象としたつきまといやら、それから声かけ、あるいは盗撮とかわいせつなど、犯罪の前兆と思われる事案やわいせつ事案などを不審者情報というように警察では判断しておるということでございますけれども、その認知方法につきましては、警察のほうは、当事者や関係者からの通報とか相談、これも1件としてとりあえず上げるらしいですね。あるいは学校、教育委員会からの通報ということもおっしゃってみえますので、それにつきまして、教育委員会なんかで、その辺のところ、警察との連携なんかは具体的にとっておる部分がありましたら、ちょっとお示しいただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  草川教育部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  不審者情報があった場合の学校、警察との情報共有ということでございます。  不審者情報が寄せられた場合の情報共有につきましては、まず学校から教育委員会に発信された場合については、教育委員会内で情報共有をいたしまして、警察などと連携の上、速やかに青少年総合支援センターの青パトによる重点パトロールを実施しております。また、必要に応じて、各学校や地域においての登下校の見守り活動についても行っていただいておるところでございます。また、警察からの情報については、警察の防犯協会のセーフティコミュニティ・ヒューマンネット亀山というのがございまして、この情報から教育委員会に入ってきた場合も同様の対応とさせていただいておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  情報を把握した場合には、市内のいろいろ団体とかを含めて連絡して、情報発信して、その中で、多分巡回パトとかいうことをして対応されてみえると思いますけれども、それでも回数がふえているんですね。これは何かあるんですわ。この中の数字がどんなもんかなあというのを考えた場合、これは余談でございますけれども、私は安知本から市役所へ来る場合に、安知本から天神までの坂を車で来ると、よく女の子なんかも歩いているんですね。だから、乗せていってやろうかとかいう声をかけたい場合もあるんですよ。2キロ、3キロ歩かないかんわけですね、亀山の駅までは。しかし、こちらはその子を知っていても、向こうの子は知らなかった場合、別に子供さんだけじゃなしに、若い子なんかも含めて、声をかけるのはちゅうちょするんですね。もし、声をかけた場合には、人相の悪いおじさんが声をかけてきたということも声かけで1件になるんですね。だから、もう難しい時代になったんだなと思うんですけれども、この中にはそういうのもひょっとしたらあるかもわかりませんけれども、慎重な対応をすることが本当に無駄やないと思いますので、ぜひこれからも各団体とその辺の連携を密にしていただいて、十分な対応をお願いしたいと、かように思いますので、よろしくお願いします。  次に、防犯ベルについて確認をしたいと思います。  防犯ベルにつきましては、亀山市の場合、小1と中1の児童・生徒に配付しているということは聞いておるんですけれども、この配付状況、小1、それから中1の新入児童・生徒ということで間違いございませんでしょうか。 ○議長(西川憲行君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  防犯ブザーにつきましては、小・中学校それぞれの新入生と転入児童、生徒全員に無償により配付を行っているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  ありがとうございます。  新入児童、転入生全員ということでいいんですけれども、この防犯ベルというのは、危険を感じたときにベルの大きな音により周囲の人に通知をしたり、あるいは犯罪者、不審者を退散させる効果がある防犯用品という位置づけをされているようでございますけれども、小・中学生には必需品というように私自身も思っておりますし、一般的にそういうような認識であるんじゃないかと思っております。  選ぶポイントとしては、音が大きいとか、使いやすいとか、あるいは壊れにくいというようなことも言われております。それは当然のことかと思いますけれども、この防犯ベルにつきまして、亀山市の場合、子供たちに配付した場合、配付時、あるいは配付後の対応、指導をどのように行っているかということをお示しいただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  まず、防犯ブザーの選定でございます。  使いやすさとあわせて、電池交換が簡単にできること、また小学校1年、中学校1年それぞれの年齢に合わせた大きさなどについても配慮を行っているところでございます。防犯ブザーを常に携帯することと、非常時にすぐに使用できることが一番大切であるということで考えておりまして、そのために、学校では、自分の身は自分で守る意識を持つことを大前提としまして、児童・生徒に繰り返し指導を行っているところでございます。また、先月の新潟市の児童誘拐殺害事件発生直後には、教育長名で各学校長に対しまして、早期に防犯教室を実施するように指示を行うとともに、防犯ブザーの携帯についても注意喚起を行わせていただいたところでございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  今の説明の内容につきましては、基本中の基本ですわね。もっと踏み込んだ対応が必要じゃないかと思います。例えば、ランドセルとかバッグの取りつけ位置、きき手が右ききの人もおれば、左手の子供もおりますわね。それでつける位置は変わってくると思います。この辺までうまくチェックして指導しているかどうかとか、いざというときの動作の確認、あるいは作動をちゃんとできるかの確認とか、あるいは先ほど言われた電池交換のことも多分入ってくると思いますけど、電池の確認とか、これを常日ごろからやっているかどうかということですね。配付時にやっただけで、あと1年、2年、3年もしなかったということではいけないと思いますし、学校で、ふだんは多分、きょう防犯ベル持っておるかなあといって、持っておるかどうかの確認はされるんかわかりません。そうやけど、それだけではやっぱりだめやと思うんですね。  そこで、全生徒に、一旦引っ張って見せるとか、みんなにね。音は大きいかわかりませんよ。そのぐらいことをやらな、やっぱり万全な体制で犯罪防止には至らないと思いますので、それについては、いざというときのためのシミュレーションですね、これもぜひやっていただきたいと。あるいは、これを2カ月に1回か3カ月に1回かわかりませんけれども、その気持ちでぜひやってほしいなあと思っておりますので、よろしくお願いします。  亀山市が実際に、不審者なんかがあって、子供たちが防犯ベルを使用したという実績というのがあるのかどうか、その辺について何か把握したものはございますか、あれば。  それともう一点、これは笑い話になるかわかりませんけれども、大きな音が出ます。最近、市中でも猿が出没しておりますね。猿なんかにも効果があるんかどうかとか、その辺を検証したことがあるかどうか、猿が近くに来たと、引いて大きな音を出したら、飛びかかってくるか、逃げるかどっちかやと思うんですけれども、その辺の検証なんかも僕は今の時代必要じゃないかと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか、その2点、確認したいと思います。 ○議長(西川憲行君)  草川部長。 ○教育部長(草川吉次君)(登壇)  実際に、防犯ブザーを鳴らしたケースがあるかということでございますが、鳴らしたケースは聞き及んでございませんが、防犯ブザーを持っておるということで、不審者が逃げ去ったというようなケース、持っておることが抑止力につながったというケースがあるということは聞いております。  あと、もう一つ、猿への関係でございますが、猿への検証はいたしておりません。 ○議長(西川憲行君)
     前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  当然、猿には検証していないと思いますけれども、やってみる価値はあるんじゃないかなという感じがしないでもないんですね。どんな結果が出るかわかりませんけれども、ぜひその辺も検証していただいて、いい方法が出ればもうけものというぐらいのつもりで対応をしていただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  次、行きます。  特殊詐欺の犯罪防止対策について。  これにつきましては、昨日、髙島議員からも質問がございましたので、余り深く確認するつもりはないんですけれども、これにつきましても、全国では昨年1万8,212件、被害額が397億円と、とてつもない額の件数と被害が出ております。7年連続で増加傾向やということで、一向に減る方向性が、金額についても、件数についても減る傾向にはございません。三重県は、昨年205件、これはきのうの答弁をいただいておりますけど、3億550万円、多額ですね。ことし、これもまだ4月末の数字しか知らないんですけれども、39件ということで、ことしは件数は多少減少しているということを聞いておるんですけれども、県内ですね。亀山市は、昨年、平成29年が4件で、ことしは3件ということでございましたけれども、ほかの市町と比べたら少ないし、金額も多少少ないということで、安堵をするわけではないですけれども、安堵をしております、多少はね。  大口を見ますと、先月の5月末に津市で、きのう髙島議員からもありましたけれども、80歳の女性が1億3,000万円を十数回に分けてキャッシュカードで引き落としされてしまったと。それもしばらくは気がつかなかったということもあるんですね。一般的に考えたら、まず私らみたいな本当の庶民は、ようけのお金をやられたなあということを心配しますけれども、それよりも、そんだけ引き落としされるまで気がつかなかった、なぜやろうなというのがちょっとまた理解ができないんですけれども、こういう現実もあるわけですね。  最近の手口を見ますと、昔のオレオレ詐欺みたいな手口だけじゃなしに、市役所、あるいは銀行とか、警察とか消費センター、あるいは弁護士なんかの名前を使って医療費還付、あるいは有料サイト利用料金名目の架空請求とか、社債等の購入、それからロト6の情報料とか、融資保証金とか、あらゆる手口を使って、本当にたくさんの電話がかかってくる、あるいははがきなんかでの情報、いい情報じゃないですよ、悪い情報が入ってくると。それに乗ってしまうということが見受けられるわけでございますが、これがなぜこんなぎょうさんみんなひっかかってしまうんかなあということを不思議でたまらない部分が私自身はあるんですけれども、いろいろ聞いてみますと、なぜかなあというて疑問を持って、ばかやなあと思っている人が結構やられているということをお聞きしたことがございます。自信のある人、絶対俺はひっかからんやろうとか、私はひっかかりませんよといって自信のある人とか、あるいは人のいい人とか、はいはいわかりましたというようなことで対応する人がおるんかなあ、やっぱり。  従来は高齢者が多かったと聞きますけど、最近はネットを使っての架空請求がいろいろありますので、若年者、若い子も多いということを聞いております。ですから、もう今は高齢者だけの問題じゃないなという感じもしないことないんですけれども、これについて、亀山警察なんか、県内全部ですけれども、詐欺撲滅員というのを委嘱して、いろいろとスーパーなんかでチラシ配ったりもやっていると思いますけれども、行政なんかもチラシ、あるいは広報なんかでも気をつけなさいというようなことで対応していますけれども、一向に減りません。これについて従来どおりの方法だけでなく、もっともっとやる方法があるんじゃないかも含めて、何か今後の方向性、方針を持ってみえるものがありましたら、ぜひお示しいただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  久野管理監。 ○危機管理監(久野友彦君)(登壇)  亀山市といたしましては、平成26年に亀山市犯罪のない安全で安心なまちづくり条例を施行し、警察や関係団体との情報共有を行いながら防犯対策を実施しており、亀山地区防犯協会及び亀山市防犯委員会の運営支援を行っております。この特殊詐欺の対策といたしましては、亀山地区防犯協会を中心に、亀山警察署などの関係機関にご協力をいただきまして、毎月15日を特殊詐欺撲滅の日として啓発活動を実施しておる次第でございます。また、亀山警察署や鈴鹿亀山消費生活センターとも連携いたしまして、かめやま・安心メールや出前講座で注意喚起を行っておる次第でございますし、本年度、亀山市では、これまでに安心メールを1回と、広報掲載は今度の7月1日号に載せさせていただく予定をしておりまして、振り込め詐欺、悪徳商法をテーマとしていろいろやっていきたいと思っておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  今、お聞きした範囲では、例年どおり余りかわりばえしないなあという感じがしないこともないんですけれども、行政のほうが地域へ行って会合とかで挨拶する場合とか、あるいはスポーツ大会とか、来賓として市長やら副市長を含めておいでいただくことがあると思うんですけど、そういう場所でも通り一遍の挨拶だけではなしに、こういうことも含めて、そこで一言二言言わんでもいいですから、ぜひ注意喚起を促してほしいなあと思います。  私の地域の駐在所なんかでも、広報を出しておる場合は、やっぱりそこへ特殊詐欺にご用心、ご注意というような文章を入れて対応しておりますんで、ぜひその辺につきましては、少しでも、ゼロにはなかなかならんと思いますけれども、亀山もこういうことをやっているんやと、だから被害者も少ないんやということが胸を張って言えるような体制をつくっていただければベストかなあと。これは、警察だけではなしに、やっぱり行政も非常に重大なことでございますから、ぜひその辺につきましてもよろしくお願いしたいと思います。  最後、もう1点ですね。ますみ児童公園の整備について確認したいと思います。  これにつきましては、昨年の12月に私は公園整備の中で質問させていただきました。あそこで特に問題にしているというのが噴水ですね、それから軽飛行機、セスナ機、それからSL、それから記念植樹した記念樹、杉の木ですね。この4点について、特に私は気になってしようがないですので、質問の重点として上げさせてもらいました。そして、そのときの答弁では、軽飛行機、セスナ機につきましては撤去してもらったみたいです。3月中ですね、昨年度早速していただいて、あれはちょっと寂しいなという感じもしないことないんですけれども、なくなったけれども、あそこを車で走ったらなかなか気がつかないんですね。だけど、それを撤去して、廃棄なのか、移設、移転なのかも含めて、その経過をご説明いただければありがたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  大澤産業建設部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  ますみ児童公園の軽飛行機の撤去でございますけれども、これにつきましては、昨年の12月議会では平成30年度中に何とかしたいというような建設部長の答弁があったと思いますけれども、寄贈者の方からご了解をいただけましたので、フェンスの基礎等も含めまして、本年3月に撤去をさせていただいたところでございまして、その機体につきましては、廃棄処分ということになってございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  本当にありがたく思っております。寂しいと申し上げましたのは、きちっと塗装もしてあって、しゃきっとした格好でセスナもあればいいんですが、あんな状態やから早く撤去してくれということで申し上げました。  撤去していただいたんは非常にありがたいという感じがしているんですけれども、問題はその後ですわ。今回、だから私、質問の中で、撤去後の周辺整理と跡地利用ということで質問通告をさせていただきました。整理と申し上げますのは、あそこの飛行機を撤去してもらいましたけれども、その周辺の小さなスチール製のミニフェンス、そのままですわ。飛行機だけがなくなって、跡地はそのままで何も対応せずに、ちょっと小高い丘になったままで現在に至っております。せっかく撤去してすっきりしたんであれば、あそこを整地して何らかの使用を検討するのが普通であれば当然だと思うんですね。その辺について、何であんなままで、ミニフェンスまで置いたままですわ、何もないのに。どういうふうなのか、それをちょっと確認したいと思います。 ○議長(西川憲行君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  軽飛行機の撤去後のミニフェンスということでありますけれども、高さ30センチぐらいの柵でありますけれども、あれは全て連結しておりまして、基礎も入っておるようでございまして、引っこ抜こうと思ってもなかなか簡単には抜けないようなものでございます。これにつきましては、撤去する方向で検討をしていきたいと思っております。  撤去跡の整備ということでございますけれども、今議会で補正予算のほうも提案させていただいておりますけれども、公園施設の長寿命化計画、これについては公園施設全体、老朽化しておりまして、今後の修繕費用等も多額な費用がかかってくるという中で、公園全体のライフサイクルコストの把握とか計画的な修繕を進めていくという中で、健全度調査を行った上で計画を策定するということにしております。この計画策定にあわせまして、議員のご提言も参考にさせていただきながら、軽飛行機の跡地についてもあわせて検討のほうを今後させていただきたいと考えておるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  基礎までひっついておってなかなか撤去できないということであります。だから、あそこをもうフラットにして、すぐに対応してほしいなと。そうやなかったら、あのままで意味ないですね、撤去しても。利用価値ないですわ。  今、長寿命化の話をされました。多分、あの中へこれを入れていたら、2年、3年後ですわな。まさか今年度にきっちり対応できるかといったら多分できないと思います。  関連しているのは、これも過去から申し上げておりますけれども、当時の国土交通大臣の植樹、杉ですわ。これも12月に高さが5メーターをオーバーしているということを言いまして、あそこへあれが植わっておるのはどんな意味があるんやということを過去から私は疑問を感じておりました。あの移設、あるいは伐採も含めて対応していけば、あそこはセスナのところから階段のところまでフラットにしたら相当広いスペースがとれますよ。だから、そこのスペースを有効活用する方法も並行して考えていくということをすれば、またますみ児童公園のイメージを、あるいは利用目的の中へ変わった方向性が出るんじゃないかと思うんですけれども、あの杉の木、移設、伐採はちょっと言い過ぎかわかりませんけど、いかがですか。  聞き及びますと、新名神が開通したらそちらへ移設の方向も話をしているんやけれども、なかなか了解が得られないとかという話も聞いていますけど、あの移設の計画はどうですか、進めていけそうですか、あるいは新名神が開通したら、それにあわせてとか、その辺。見込みとか方向性、具体的な話が進んでいるのかどうか、その辺ちょっとお示しいただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  平成20年の新名神高速道路の開通にあわせて、亀山市ご出身で当時の冬柴国土交通大臣が記念植樹された杉の木でありますけれども、この移植につきましては、やはり新名神ということで野登地区がふさわしいと、そのように考えてございまして、その移転先につきまして、現在、慎重に検討をしておるところでございまして、進めてはおるところでございます。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  私は、記念植樹はだめだということは言っていないんですね。場所の問題ですわ。あのますみ児童公園の一等地です。あそこへ必要なのかどうか。移設は何も問題ないと思います。亀山市は広い面積の市ですから、移設して植えるところは何ぼでもあると思いますし、新名神が開通したら向こうのほうへ持っていこうやという話もちらっとお聞きしたときも、いい返事はもらえていないということですけど、もう早急にその辺の話を詰めていただいて、どこへ持っていくかというのは、それはどこへでも私は構いませんけれども、あの場所にはそぐわないということですね。セスナをどけて、それこそ一番真ん中へどんとあの杉の木が立っているというか邪魔しているというような状況では、せっかくの場所がもったいないということがありますので、ぜひ早急に対応してほしいと、かように思います。  そのときには、あとSLの問題とか申し上げましたけれども、SLは駅前のほうで方向性が出たら、そこへまた移設の方向もあるということもありますので、今回はその部分については申し上げませんけれども、もう一点、噴水につきましても、12月の答弁では、設置当初から清涼感、景観等で貢献をしている噴水なんやということで答弁がございました。私は、もう故障しているんと違うかと言うたら、3月から4月の桜の時期と7月、8月の学校がお休みのときには噴水は作動というか、稼働というか、ちゃんと水が吹いているということでございましたけれども、あれは周りをコンクリートのブロックで囲んであるんですね。で、植え込みがあって、その間に花壇があって、噴水があるんですけれども、結局、景観とか清涼感といいましても、実際そう感じる方が果たして何名見えるかなと。失礼な言い方と思われる方も見えるかわかりませんけれども、私はそうは感じておりません。  どうせなら、その周りのコンクリートを外していただいて、水に戯れるようなスペースにしたらいいんじゃないかなと、子供も喜ぶんじゃないかなと思いますけれども、その辺について申し上げましたら、事故があったら危険やという答弁をいただいております、何が危険かわかりませんけど。実際に水に戯れてということを考えた場合に、あそこの水は本当にきれいなんかなということを私は疑問を感じています。どうやってあの噴水は、循環式なのか、水がどうやって噴水になるか、掃除しておるかも含めて、管理はどうやってしておるかということを答弁できるんであれば、まず教えていただきたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  大澤部長。 ○産業建設部長(大澤哲也君)(登壇)  水につきましては、循環式ということであると考えております。その噴水の利用につきましても、今回の長寿命化計画の策定にあわせて、これも同時にあわせて検討をさせていただきたいと思っております。 ○議長(西川憲行君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  長寿命化計画では遅過ぎると、ますみの児童公園の場合はですね。ほか、八十幾つの公園があるわけですから、それと同じ土俵で計画を立ててもらっても、幾ら早くしても2年先、3年先になると思うんですね。それやなしに、まず手をつけていただける方向で考えていただきたいと。  私、先々週にたまたま福島県の相馬市へ行ってまいりました。そこで道の駅が国道沿いにあったんですけれども、その横に水辺公園みたいな形で、下から吹く水が出るような装置ですね、子供らはそこでべちゃべちゃと遊べるような広場がつくってございました。それがあれば何も危険でもないし、ただし書いてあったんは、おむつをしてではだめですよということがあったということは、乳児でも幼児でも利用できるような中身らしいんですけれども、これはほかにもあちこちで結構あると思いますけれども、ぜひそういうことを研究していただいて、早急に対応をお願いしたいなと。長寿命化計画の中でやってもらったんでは遅過ぎるということを思っておりますので、ぜひそれに先駆けて対応してもらうことも一つの方法かと思いますので、ぜひお願いしたいと思いますので、ここのところを強く申し上げて質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(西川憲行君)  13番 前田耕一議員の質問は終わりました。  以上で、予定をしておりました通告による質問は終了しました。  本日の会議時間は、議事の都合により延長します。  これより一般質問に対する関連質問に入ります。  通告に従い発言を許します。  17番 小坂直親議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  大変申しわけないんですけど、5時を回りますけど、ご辛抱願いたいなと思います。  私は歌を歌いませんので、率直に関連質問をさせていただきたいと思います。  宮崎議員の関連ということでちょっと質問をさせていただきたいと思います。  鈴鹿川等源流域である誇りと責任を明らかにする条例ということで質問されたと思うんですけど、これは全員協議会で提案されて、12月には条例が制定されるだろうというふうに言われているんですけど、私もそのときに質問もさせていただいたんですけど、何をしようとしておるのかさっぱりわからんし、今議会でも二、三の方が質問されても一向に理解ができない。そもそも、鈴鹿川の歌はようけ詠まれたんですけど、源流域とは一体何をもって源流域とするのか。定義の中には、普通の源流域と重点源流域と、それから最重点源流域ということで仕分けをされておるようなんですけど、その源流域の誇りを持つことは結構なんですけど、その源流域で誰が責任をとるんか。地元がとるんか、市がとるんか、その責任をとるという条例をつくられるんやけど、源流域の定義について、どのように定めておるのか、その源流域の考え方をまずお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(西川憲行君)  17番 小坂直親議員の質問に対する答弁を求めます。  佐久間生活文化部長。 ○生活文化部長(佐久間利夫君)(登壇)  まず、源流ということにつきまして申し上げますと、字のとおりですので、川のもととなる水の流れでございまして、また国土の原風景が素朴な形で息づいているのも源流であると認識しております。今回、検討しております条例では、源流域と定義する予定ですが、市でいう鈴鹿川等の源流域は、河川法が適用及び準用される鈴鹿川等の市域に介在する河川と、その恩恵を受ける市域のことを考えているところでございます。 ○議長(西川憲行君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  全然わからんですけど、川そのものを源流域とするのか、川の周辺を源流域とするのか、川そのものなのかそれがわからんのですわ。川の源流であれば、最重点流域であれば、坂下川の上流、これは鈴鹿川の源流の大滝川とかいうのは源流ですよ。最大の支川は中津川ですよ。これが一番合流して坂下川が成り立っておるんですわ。加太川は、本流の加太川と、それからアマタノ川を源流とする2川が合流してなっておるんですけど、川そのものであれば、まず最重点流域である大滝川は11カ所の砂防堰堤があるんですよ。これは全て埋まっておるんですよ。全て埋まっておって、何の措置もされていないから災害も起こるわけですよ。これは国の管理とはいえ、だから源流そのものは何も手当てもしていないものを、源流域を責任を持って、これを誇りのある河川にするということ自体が、源流へ行ったことがあるのかないのか。  加太川についても、最上流にイシバシ工業の採石場がありますよ。だから、川も荒れるし、河川も荒れるんですよ。アマタノ川については、大山田加太停車場線の上流は、崩壊を毎年台風が来るたびにしておる。だから、災害が多いのは、この坂下川本流よりは加太川のほうが多いんですよ。坂下川の上流というのは、ほとんどが諸戸林業の山です。最上流には、坂下地区の区有林があります。県行造林事業は約100町歩、それ以外はほとんど諸戸林業が1,000町歩持っておるんですよ。ほとんど山は整備されておるんですよ。加太川上流は、地元の方以外に他所の方が持ってみえるから山が崩壊しておるんですよ。だから、そこらの捉え方をどのように捉えて、この条例をつくろうとして、責任を持つ条例をつくろうかというのは非常に現状と合わない。  例えば、今の最重点河川である坂下川の支川の中津川流域を責任と誇りを持ってって、だから加太は孤立しても何の整備や何も手当てがされていないから、あと500メートルぐらいか、1キロと言っていますけど、私がはかったのでは700メーターですよ。真っすぐにしたら500メーターで行けるんですよ。それができていない。そこらをやるためにこの条例をつくるんなら私は結構ですよ。今まで再三ほったらかしていて、こういう条例をつくって一体何をしようとするのか。だから、最重点河川である坂下川をするんやったら、中津川の流域をやるべきであると。そのためにこれをつくるなら、私は大いに賛成するけど、私は何をするかわからないから、これはなかなか賛成しにくいというのが本音です。  だから、加太川については、鉱区の禁止区域へ、言いましたように採石しておったので、山も崩壊して河川も濁っておる。アマタノ川については、加太停車場線が崩壊をして、台風のたびに崩壊して土砂が流水しておると。椋川については、最上流に今工業団地で河川が荒れておると。安楽川については、確かに今は上流にそういう開発はないんで一番安定した川だろうと思うんです。中ノ川については、あそこは保安林になっていない、砂防指定地域の山がほとんどであるので、非常に川が崩壊して、中ノ川の越川から前にかけては非常に山は荒れておる。こういうことを踏まえた中で、鈴鹿川流域で何をしようかとすることが全然見えてこない。だから、今度条例を出されても、私は今のところ賛成はせざるを得んにしても、事業目的がはっきりしない。だから、水源保護条例にしても、水の確保にしても、非常にこれは難しい。  だから、何をもって、その誇りと責任を持つのか。確かに誇りは持つべきですよ、最上流におるんだから、地域としては。責任を持つって、その責任の持ち方ですよ。どのような責任を持って、この鈴鹿川を守るという責任があるのか、どのような責任の方法があるのか、まずそれをお聞かせ願いたい。 ○議長(西川憲行君)  西口副市長。 ○副市長(西口昌利君)(登壇)  今、小坂議員のほうから、鈴鹿川流域、各支川に対するいろんな問題点をご紹介いただきました。  その辺のところは、私もある程度は把握しておるつもりですが、この条例の目的といいますか、議員もご案内のとおり、近年では、森林に対する国・県のいろんな財源が少なくなってくる中でなかなか整備ができない。議員みずからおっしゃるように、平成20年前後には、例えば森林環境創造事業であれば、3,000万円を超える事業費の中で、現時点では県民税を投入しても2,000万円まで届かないと。  そういうような現状の中で、まず第一義的には、この条例の目指すところは、水源の涵養を中心とする、あるいは土砂災害の防止を中心とする森林の整備であるというふうに考えておりますが、最終的な目標は、4月の全員協議会の条例の背景と趣旨でもお示しさせていただいたように、その地域の生活や文化まで守りたいと、そういう思いの中でこの条例を制定したいというふうに考えておりまして、昨年度、担当部長として私はプロジェクトリーダーで、その考え方をまとめさせていただきましたが、それを4月の全協に提出させていただいたわけでございますが、また折を見て、今、新たなプロジェクトリーダー、新たな部長で条文化の検討もしておりますが、この条文化ができました段階では、当然パブリックコメントを実施いたしますので、その前に、議会にも条例案をお示しして、ご意見をいただきたいというふうに考えております。 ○議長(西川憲行君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  それは、もう再三、前の部長のときからお聞かせ願っておるんですけど、実際、メニューが出てこないんですよ。だから、財源はどうするんだという意見が今回も出たけど、市長は、あれやこれや考えて財源を考えると言うけど、具体的なメニューは何も出てこないんですよ。だから、今の中山間については、人口はどんどん減っていますよ。それをとめることはできへんのですよ。文化を守ることはできるんやけど、人口流出、それから耕作放棄地、それから山についても、人手不足で放置するということがだんだんふえておるんです。それをとめることはできんのですよ、今。最小限、何をするかということで、やっぱり保水能力を持つ山を育てる以外ないわけですよ。  そのためには、やっぱり今の財源がどうしても要るんですよ。そのためにどうするかといったら、今度の環境税の譲与税は出てきても、せいぜい3,000万円から5,000万円までですよ。だから、その国・県の財源だけを当てにするんやなしに、亀山市がこういう条例をつくったんなら、亀山らしい財源をつくって、そしてやっぱり亀山市らしい山を育てるということをやらなければ、国と県だけの頼りで、それがだめだったら何もできないというんじゃなしに、こんな条例をつくるんなら、亀山独自がやっぱり財源を確保して、これは条例に目的とする中山間地域の地域と文化を守る、そして河川を守るという事業のメニューを出すべきやと思うんです。だから、そのために、今度、条例化する前には、できるだけそのメニューを出していただいて、そして審議しなければなかなかこの条例を私は認めるわけにいかんということを申し上げておきます。  それから、亀山7座トレイル事業ですか。このことについて、今、宮崎議員が質問されたんですけど、一遍、7座トレイルの7座の定義、何をもって7座にしたのか、なぜ7座でなければならなかったのか、その7座についての定義は何をもって7にしたのか、ちょっとお願いします。 ○議長(西川憲行君)  嶋村生活文化部次長。 ○生活文化部次長兼関支所長(嶋村明彦君)(登壇)
     7座の定義でございますけれども、7座を選択するに当たりましては、協定に参画をいただいております3団体と市の協議の中で選定を行ったものでございまして、亀山市と周辺の他市、これは滋賀県も含むところではございますけれども、その境をなしております山々、主に700メーターを超える標高を持っております山々から選択をいたしたものでございます。  この7という数字につきましては、亀山市出身の世界的なアルピニストでいらっしゃいました尾崎 隆氏が世界の8,000メートル級14座のうちの7座の登頂に成功されたことにちなむ数字でございます。 ○議長(西川憲行君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  その7座は何で7座なんかということなんです。今の亡くなられた登山家の方、14のうち7を何で選んだかということなんですけど、今700メートル以上と言いましたけど、今7つあるうちの三子山は568ですよ。それから、錫杖ヶ岳676、臼杵岳は697と、700メーター以上というのとこれは合わないです。700メーター以上は4つですよ。だから、これは700メートル以上やという定義は当たらないというふうに思います。  ただ、別に私は反対しておるわけじゃないんですよ。だから、そのトレイルというのは自然道という意味で捉えておるんですけど、もともとその地域には、東京から京都まで東海自然歩道が既にあるわけですよ。これについて、ちょうど37年ぐらい前から、私らはその東海自然歩道の整備をしておったわけですよ。それを今もうほったらかしですよ。だから、階段も崩壊しておるし、あずまやも崩壊しておる。それから、加太のゾロ峠はもう崩壊したまま通れないですよ。  その東海自然歩道があるやないですか。それをやっぱり整備した上でこういうものをする。東海自然歩道は、路地までの自然を含めると結構あるんですよ。それが崩壊したままでほったらかしにして、これを新規に取り組むというのは結構なんですけど、あるものをやっぱりもっと大事にして、あるべき姿、あれは厚生省の推薦による東海自然歩道なんですよ。だから、それを長年、関町の時代から管理してきたんやけど、合併以後、全然手がかけていないですよ。  それから、その7座も結構なんですけど、やはり本来、旧関にこだわるわけやないんですけど、やっぱり非常に信仰深い奇形石のある羽黒山もあります。それから、広重の筆捨山もあります。それから観音山もあります。城山もあります。それから、加太には行者山という山があります。そこらの歴史や文化のある山もあるんですよ。登山はしなくても、やっぱり自然の景観、国定公園を景観するという山はあるんですよ。そこらの整備は何らされておらん。観光のためとはいえ、やっぱりそういう名所・旧跡、大変歴史の古いのなんかもあるんですよ。だから、そこらをほったらかしておいて、この7座だけにことしだけで56万円ですか、予算をつけて一体何をするのか知りませんけど、一体何をしようとしておるのか。別に全てを否定するわけやないんですけど、それ以外に、主な観光資源、また由緒ある歴史・文化もあると思うんですけど、そこらの自然歩道を含めて、どのように取り組まれるのかをお聞かせ願いたい。 ○議長(西川憲行君)  嶋村次長。 ○生活文化部次長兼関支所長(嶋村明彦君)(登壇)  亀山7座の取り組みにつきましては、先ほどもご答弁をいたしました中で、石水渓観光協会によります千高岳付近の登山道保全事業を発展的に引き継いだ形の新たな取り組みという形になっております。先ほど、議員からご紹介のありました羽黒山でありますとか筆捨山など、これらの山々につきましては、これまでも東海自然歩道としての整備でありますとか、あるいはこれら全て鈴鹿国定公園に含まれる山々でございまして、鈴鹿国定公園も本年50周年を迎えるというふうな節目でもございますので、そういうふうなことも含めながら、何らかの手だてを考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(西川憲行君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  別に反対するわけやないけど、まず最初の今の部長の話ですと、石水渓の観光協会と言うていますけど、亀山みずからが考え出したんやなしに、どうも他力本願に乗っかったという感じしか受け取れん。だから、こういう問題が起こってくるんで、協定書を結んだときにも、どうも亀山みずからがどうしてもこの7つを登山道として7座トレイルをつくらないかんというのに、鈴鹿高校とかが賛同してじゃなしに、他力本願ですんや。相手がつくってきたやつに亀山市がうまく乗ったというだけで、だから亀山が持っておる本来の貴重な山とか財産をほったらかしにしておる。だから、そのためにおいては、やっぱりもっと亀山みずからがやらなきゃならんことをまずやった上で、こういうものに取り組んでいってというのが手順であろうと思います。そのことを申し上げて終わります。 ○議長(西川憲行君)  17番 小坂直親議員の質問は終わりました。  これにて関連質問を終わります。  以上で、日程第1に掲げた市政に関する一般質問を終結します。  次に、お諮りします。  あす15日から25日までの11日間は、各常任委員会における付託議案の審査のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(西川憲行君)  ご異議なしと認めます。  あす15日から25日までの11日間は休会することに決定しました。  続いてお諮りします。  本日の会議はこの程度にとどめたいと思います。これにご異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(西川憲行君)  ご異議なしと認めます。  休会明けの26日は午前10時から会議を開き、付託議案の審議を行います。  本日はこれにて散会します。               (午後 5時12分 散会)...