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平成29年 9月定例会(第4日 9月 7日)

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  1. 亀山市議会 2017-09-07
    平成29年 9月定例会(第4日 9月 7日)


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    平成29年 9月定例会(第4日 9月 7日)    平成29年9月7日(木)午前10時 開議 第  1 市政に関する一般質問    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇出席議員(18名)    1番  今 岡 翔 平 君     2番  西 川 憲 行 君    3番  髙 島   真 君     4番  新   秀 隆 君    5番  尾 崎 邦 洋 君     6番  中 﨑 孝 彦 君    7番  福 沢 美由紀 君     8番  森   美和子 君    9番  鈴 木 達 夫 君    10番  岡 本 公 秀 君   11番  伊 藤 彦太郎 君    12番  宮 崎 勝 郎 君   13番  前 田 耕 一 君    14番  中 村 嘉 孝 君   15番  前 田   稔 君    16番  服 部 孝 規 君   17番  小 坂 直 親 君    18番  櫻 井 清 蔵 君    ───────────────────────────────────── 〇欠席議員(なし)    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    〇会議に出席した説明員職氏名  市長              櫻 井 義 之 君  副市長             広 森   繁 君  企画総務部長          山 本 伸 治 君  財務部長            上 田 寿 男 君  市民文化部長          坂 口 一 郎 君  健康福祉部長          佐久間 利 夫 君  環境産業部長          西 口 昌 利 君  建設部長            松 本 昭 一 君  危機管理局長          井 分 信 次 君  文化振興局長          嶋 村 明 彦 君  関支所長            久 野 友 彦 君  子ども総合センター長      伊 藤 早 苗 君  上下水道局長          宮 﨑 哲 二 君  財務部参事           落 合   浩 君  市民文化部参事         深 水 隆 司 君  建設部参事           亀 渕 輝 男 君  健康福祉部参事         水 谷 和 久 君  会計管理者           西 口 美由紀 君  消防長             中 根 英 二 君  消防次長兼消防署参事      平 松 敏 幸 君  地域医療統括官         伊 藤 誠 一 君  医療センター事務局長地域医療部長                  古 田 秀 樹 君  教育長             服 部   裕 君  教育次長            大 澤 哲 也 君  監査委員            渡 部   満 君  監査委員事務局長        宮 﨑 吉 男 君  選挙管理委員会事務局長     松 村   大 君    ───────────────────────────────────── 〇事務局職員  事務局長  草 川 博 昭   書記      水 越 いづみ  書記    髙 野 利 人    ───────────────────────────────────── 〇会議の次第                (午前10時00分 開議) ○議長(中村嘉孝君)  おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事につきましては、お手元に配付の議事日程第4号により取り進めます。  これより日程第1、市政に関する一般質問を行います。  通告に従い、順次発言を許します。  4番 新 秀隆議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  おはようございます。  4番、公明党、新でございます。  本日は一般質問、大きく2点についてお伺いしたいと思います。  また本日は、大分涼しくなってきたものの、きょうは後ろから熱い視線を感じるような思いでございますが、しっかり頑張っていきたいと思います。  それでは、まず第1番目に亀山市地域公共交通計画についてでございますが、先般より亀山市の地域交通の計画書、分厚いものをいただいております。こういう中におきまして、先日、中日新聞さんの鈴亀版の中にも亀山市コミュニティバスということで、神辺地区を経由してというような記事も一遍出ておりました。  こういう中で、今までもさまざまな交通編成、いろいろ出てきたと思います。地域の要望、私たちもいろいろ市民の方からのお声をいただき、また行政に届けるような質疑・質問、そして日ごろからのお話を進めておるわけでございますが。  さて、今回こういうふうな編成もありましたんですけど、地域の協議といいますか、そういう要望をいかにして行政が集約し、そして実際に具現化していく、この点につきましてどのような形で地域の方と協議を進めてこられているのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  4番 新 秀隆議員の質問に対する答弁を求めます。  西口環境産業部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  おはようございます。  公共交通、全体の地域との協議の方法、あるいは意見集約の方法等について答弁申し上げたいと思います。  まず、コミュニティバス路線につきましては、市の地域公共交通計画に基づきましてバス運行及びその再編等を実施しております。現在、新たな地域公共交通計画を策定中でございますが、市民ニーズを把握するため、バス利用者アンケート、あるいは乗降調査、あるいはまちづくり協議会への意向調査を実施いたしまして、現在の計画案を作成いたしたところでございます。さらに、その計画案につきましては、現在、パブリックコメントを実施いたしまして、広く市民の意見を募集しているところでもございます。  また、個別のコミュニティバス路線の再編につきましては、市民ニーズを踏まえまして、路線、沿線の地域まちづくり協議会を中心に個別協議を重ねましてご理解をいただくとともに、警察とかバス事業者への協議等も実施し、地域住民の安全の確保、利便性を重視した中で効果的かつ効率的な運行経路、運行便数といたしておるところでございます。  さらに、計画策定及び路線再編につきましては、道路運送法等で規定する法定の機関として亀山市地域公共交通会議を設置いたしまして、協議、検討いたしまして決定をいたしております。当会議には、市民代表といたしまして老人クラブ連合会自治会連合会地域まちづくり協議会連絡会議婦人会連絡協議会民生委員児童委員協議会連合会PTA連合会のそれぞれの代表者にご参画をいただきまして、多様な視点からご意見をいただいておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  細かい説明いただきましたが、先ほど言ってもらいました部長のほうからもさまざまなアンケート、そしてパブコメ、そしてまち協。  私が懸念しておりましたのは、やはり車を乗る世代の方ばかりの話で路線ができ上がっていくんかということでございましたが、その点につきましては、亀山市の地域公共交通会議の中で、そのメンバーも非常に多種多様なところから、そしてまた小さいお子様から高齢者までの間の意見を集約しておるということで理解させていただきました。  次に、活用の状況でございますが、若干実施のデータ的なものも頂戴しておるんですけど、全ての路線についてどういう状況かというのはちょっと難しいと思いますんですけど、大きく最大とか最小というような形でも結構でございますので、このコミュニティ路線の乗車の状況、これについてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  コミュニティバス路線6路線の乗車現状でございますが、全体的に見ますと減少傾向でございます。6路線全体で申し上げますと、平成27年度の総利用者数は9万9,645人。昨年度、28年度は9万5,115人でございますから、差し引き4,530人の1年間で減少というふうになっております。  1便当たりの平均乗車人員が一番多い路線はさわやか号でございまして、平成28年度では1便当たり約8.4人の乗車となっております。また、逆に一番少ない路線につきましては、西部Aルート、坂下から関支所を経由してあいあいへ向かうルートでございますが、この1便当たりの人数が約2.4人でございました。この西部Aルートにつきましては、沿線上の地域まちづくり協議会等を中心に協議を重ねまして、本年10月、来月から神辺地域を経由する新しい運行経路及び運行便数で再編を予定しておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  今のご報告の中では、年間随時大きく4,500人ほど、27年、28年という間では減少傾向にあると。人が少なくなってきたというのもあると思うんですけど、また高齢化が進んできて、そして本来でしたら自主返納ということで、免許証を返して公共交通を使ってふえてくるんではないかなというふうな、少し思いもありましたんですけど、実際に現状といたしましては減少傾向であると。  そしてまた、路線につきましては、さわやか号は1日に大体8.4人ぐらいですか、そして西部Aルート、今でいう今回の見直しがかかってきた、来月から見直しがかかってきました路線につきましては2.4人ですけど、この路線見直しによって活用される人数がふえてくれば結構なことだと思うところでございます。  さて、私、実際に地域の方の要望の中でありましたんですけど、本年初頭にも高齢者の方からのご要望でございましたんですけど、これは加太地域のエリアをとっての話ではございますんですけど、昔に都会でお仕事をされていて、そして定年を無事に迎えて緑豊かな、そしてまた川のせせらぎが聞こえるような非常によいところに家を建てて引っ越してみえたわけなんですけど、確かに大都会から見れば、ビルディングの中から山の中へ、緑の、少し猿とかイノシシとか鹿が非常におってちょっと困っているというところもあったんですけど、そういう中で、60過ぎてから引っ越してこられて、非常に満足の中で生活されておられた方でございますんですけど、やっぱり年齢を重ねてきて70、80になってきて、非常にちょっと体も患ってきたときに、老夫婦2人でもう車も乗るのも難しくなってきたというところで、バスの本数が非常に地域によっては少ないと。確かに予算的にも、バス1台走らせるに当たってはかなり高額になってきております。  そういう中で、何本もふやしてくれという要望はたくさんあるんですけど、そういう中におりまして、今あるバスの編成で何とかならんのかなと言うておる間にもう既に、都会の確かに二、三百メーター四方に医者もあれば、スーパーもあれば、歯医者も何でもあるというような都会には比べものにならないですけど、非常に緑豊かなところに住めるというのは私はいいなあと思うんですけど、やっぱり将来のことを考えると不安で不安でしようがないということで、また都会のほうに行ってしまわれました。  そういう中で、1つだけでも何とかならんのかというほかの方の声もあった中では、スクールバス加太エリアは走っておるわけなんですわ。それに乗せてくれと言っても、やっぱりこれはスクールバスですのでちょっと乗るわけには、教育委員会との絡みもちょっとあるんですけど、そういうところで、せっかく目の前をバスが走っていくのに、そしてまた満員で乗れないというなら、また話は別ですけど、十分座席も座れるスペースもあるという中で、このスペースがあるにもかかわらず乗れないと、これを何とか乗れるようにならないのかという要望もちょっとあったんですけど、このスクールバスコミュニティバスの併用について、市としてどのようにお考えになっておられるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  加太地域を運行しております加太地区の福祉バスのお話だと思いますが、このバスにつきましては、どなたでも乗車が可能な一般乗り合い運行というのと、今議員もおっしゃいました児童・生徒のみが乗車可能な学校貸し切り運行の2種類の運行形態を1台のバスで活用して実施しております。当然、国土交通省の運輸局のほうからは、その2種類の認可でそれぞれのバス運行をさせていただいておりますので、例えば学校貸し切り運行の認可の中で一般乗車をするというのは、許認可の範囲外になりますので、現在としては難しいところでございます。できないところでございます。  この併用につきましては、今議員もおっしゃいましたように、加太地域の皆様からもいろんなご意見をいただいておりまして、前、市の地域公共交通計画からの加太地区福祉バスの継続課題の一つというふうに認識しておるところでございます。  例えば、学校貸し切り便への一般の方の乗車ができるようにするためには、先ほど申し上げましたけれども、貸し切り運行一般乗り合い運行へ変更する必要がございます。その場合、今度は逆に児童・生徒の運賃負担が発生してくるといったジレンマもございます。また、一般乗り合い運行は定時・定路線運行というふうになりますので、現在のスクールバスのような学校授業等の時刻に合わせた柔軟な対応も難しくなってくるということで、一方立てれば一方立たずというジレンマの状態でございます。  このようなことから、今後も引き続きこの課題解決に向けては、教育委員会のほか、加太地区まちづくり協議会加太小学校学校関係者、地域の皆様とも協議をいたしまして、今後のあり方をどうすればいいのかというふうに引き続き検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  そうですね、いろいろバスを走らすには運行上の制約というのが確かにあるということで、先ほども部長も答弁の中で申されたように、どちらかを立てればどちらかが立たないというところでございますんですけど、私も、この亀山市地域公共交通計画の中で、やはりこの方針の中の課題として、そういうことも地域のまちづくり協議会と協議を行い、学校貸し切り便の活用による利便性向上を図るために、一般市民との混合の乗車を考えるというふうなところも少し課題にも入れていただいておりますので、現在は無理でも、その課題を研究し、そして先ほど言っておられた学生にもお金をもらうようになるのかということでございますが、例えばですけど、そういう教育委員会が把握して定期を配るみたいな、そういうふうないろんな仕組みを考えていっていただいて、そしてやはり同じ走るバスですので、やっぱり利便性を求める中と、なおかつ、うまく1台を使えるような形を願うものでございます。それは、今後またしっかりと検討いただきたいということを申し添えて、次に移ります。  それでは、昨日も一般質問の中でいろいろ出ておりましたが、乗り合いタクシー制度の導入についてでございますが、来年4月からというふうな形で、まだ条例的なものではなく、説明をいただきました。  この中におきまして、先ほどの話ではないんですけど、高齢者の方がバス停まで行く、そしてまた駅に行く、これまで自宅から500メーターぐらいはあるでしょうか、そういう中になると本当に足腰が厳しい年代層、そしてまた少し病気とかで患われた方が一気に500メーターでも歩けば、3回も4回も休んでバス停とか駅に行かれる、そういうことを考えると、もう少し近場に寄る、バスが入れないような道でもタクシーは来られるということで、そういう面を考えると私は非常に画期的ではないかなあと思います。  しかし、今回、説明の中ではゾーン制を適用されております。例えば、加太の方がエコーに買い物に行きたいなあといったときに、今まででしたら何とかコミュニティバスを使って加太の駅に行き、そして亀山の駅からまたコミュニティバスに乗るとか、そういうことでございましたんですけど、確かに一気にタクシーでエコーまで行くと、通常で行くと大体四、五千円ぐらいかかってくるかな、そんなことなんですけど、今回ゾーン制を引くことによって、例えばの話で申しわけないんですけど、加太からエコーまで行こうと思ったら3ゾーンをくぐっていくと。そうすると、1ゾーン500円ですので、必然的に1,500円かかると。この件につきまして、ゾーン制の公平性、近いところの人はいいけど、遠いところの人は幾つもくぐっていくと。そのくぐりも縦割りとか横割りでちょっと変わってくるとか、そういうのもいろいろあると思うんですけど、この点につきまして、ゾーン制の地図を若干お示しはいただいておるんですけど、この点につきまして、公平性の考えからいうと、このゾーン制というのはもう少し広げられないのかとか、そういう意味でいう要望的なものは亀山市としてどのように捉えていただけるものなんでしょう。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  まず、今議員がおっしゃった乗り合いタクシーに関するゾーン制の基本的な考え方からちょっと申し上げたいというふうに思います。  きのうのたしか福沢議員の答弁でも申し上げましたが、このゾーン制だけでなく、いろんな制度内容については、毎年度、その制度を検証する中で見直すべきところは見直していきたいという答弁を申し上げました。  ゾーン制の設定につきましては、地理的な社会的つながりを考慮いたしまして、公平性と理解のしやすさとバランスを考えて、小学校区単位のゾーン制とさせていただいておるところでございまして、現時点ではこの考え方は妥当であるというふうに考えておるところでございますが、今も申し上げたように、運行開始後の制度全般の検証につきましては、ゾーン制も含めて行ってまいりたいというふうに考えております。  それと、具体的な例として、加太からエコーへの話をされました。加太からエコーまで大体15キロぐらいあると思いますので、タクシー料金は5,000円以上、多分五千二、三百円かかると思います。往復1万円としますと、乗り合いタクシーは片道1,500円、Cゾーンで1,500円でございますので、往復3,000円の自己負担、1万円かかるところが3,000円の自己負担で行けるということになりますので、現在のタクシー料金助成事業と比較しますと、タクシー料金助成事業のほうは1回2,000円が上限でございますので、5,000円のうち片道3,000円が自己負担となって、往復6,000円の自己負担となりますので、今おっしゃった例だけを捉まえますれば、タクシー料金助成事業よりも乗り合いタクシー事業のほうが自己負担は少ないということになります。
     ただ、いずれにしても、往復3,000円ないし6,000円の自己負担となるわけでございますので、例えば加太からの乗り継ぎが必要になりますけれども、また時間もかかりますが、JRとかコミュニティ系バス路線もございますので、いろんな選択をしていただくことが必要だと思います。そもそもこの乗り合いタクシー制度につきましては、乗車した小学校区の隣接する学校区、または最寄りの行政窓口がある学校区までを基本のAゾーンの500円とさせていただいておりますので、ほぼワンコインで片道、主な移動は可能と考えております。  一方、今の加太地区の例のようなCゾーンへの移動のような遠方の場合は、乗り継ぎなど発生しますが、バスや鉄道など既存の公共交通の利用も考えていただいて、利用者が利便性と自己負担のバランスを考えていただいて、交通手段を選択していただきたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  ありがとうございます。  確かに、私はもちろんまだ車を乗れるもので、さほど感じないんですけど、めったにタクシーというのは私乗ることはございませんもんで、ただ、そういう中で言いますと加太からエコーまで、例えばさっきの話ですけど、タクシーで行くというのはすごくぜいたくな話だなあというところでございまして、その中で今部長の言われるように併用性も必要で、公共交通機関、バス、電車を並行に使っていくというのも大事なことではないかとは、そこは理解いたします。  しかし、よくあるんですけど、加太の駅からですとホームを陸橋のようなものを渡ったりとか、そして亀山の駅はエレベーターもありますのでよろしいんですけど、関の場合でも帰ってきたときは西向きは、また同じように横断歩道みたいなたくさん、あの階段が上れやんのやとかいう、そういう人の声を聞くとやっぱり一気に行けたら便利だなあというのはあると思います。  ゾーン制のことはきのうからもお話はいただいておるんですけど、そういう中でワンコインとすごく切りがいいというのはわかるんですけど、乗り合いになった場合には100円減の500円が400円になるというのもお示しいただいておるんですけど、気分的にもう100円ぐらいは安くならないのかというような思いもあるんですけど、その金額的な見直しというのは、きのうのお話の中ではどのような形で表現されていたのでしょうか。もう少し100円ぐらい下がらんのかという話についてはいかがでしょう。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  今、各ゾーンにおいて単独乗車の場合はA、B、Cゾーンがそれぞれ500円、1,000円、1,500円、複数乗車の場合は400円、800円、1,200円というふうに設定をさせていただいておりますが、あと100円ずつぐらい安くならんのかというお話でございますが、きのうの答弁でも申し上げましたが、まず国土交通省中部運輸局より、平成25年に運賃の設定に当たってはサービス水準と連動した運賃設定により他の交通手段との差別化を図る工夫が必要であるというふうに示されておりますので、当市の乗り合いタクシー料金につきましては、まず市内のバス運賃が100円から320円、タクシーの中型の初乗り運賃が650円であることから、その基本料金をその間の400円から600円にする必要がございます。そして、より効率的な運行を促すための乗り合い制度を促すために、それぞれ割り引きもさせていただいておるところでございます。  なお、きのうの質問でもございましたが、事業者の調整によってたまたま単独乗車が500円となったり、複数乗車が400円となったりするのはおかしいやないかというお話もございました。これはあくまでも制度上、単独乗車の場合は、時間とかコースともほぼ事前予約の内容で行けるというふうに考えておりますが、複数乗車の場合は時間が調整の結果、多少ずれたり、コースについても当然目的地が違う場合がございますので、迂回をしたりということで、それらの点を考慮して100円の値引きとさせていただいたところでございまして、基本、Aゾーンの場合500円を400円の100円の値引きとさせていただいたところでございますので、ご理解をお願いしたいというふうに思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  金額的なところだったんですけど、きのうもちょっと話に出てはおりましたんですけど、民間施設の協賛金の考え方でございますんですけど、きのうも、まだちょっとその乗る場所、そしておりてもらう場所、基本的には公共の施設ということで、まだ決定というふうなお示しはいただいてないんですけど、こういう中で、私も以前、四日市のほうへちょっと勉強に行ってきたところがあるんですけど、そこはバスだったんですけど、NPOの方がバスで、縦長みたいなまちなんですけど、出発して子供も大人も乗って、学生も電車に乗るための時間帯に合わせて、そして病院へ行き、市役所へ寄り、そしてとあるスーパーでとまると。そのスーパーから年間20万円協賛金をいただいて、そしてそのスーパーの中で買い物をしていただくと。もちろんバスが40分くらいでしたか位置を決めて待っていると。そして、また乗っていただいて同じ道を帰っていくと。  確かに、高齢者の方がそのスーパーを利用することによって、この20万円という金額が企業にとってどういうふうに影響してくるかわかりません。また、そういうふうなことを考えることによって、料金の設定も少し考え方も変わってくるんではないかと思うんですけど、この民間施設への協賛金の考え方、きのうも少し触れていただいたと思うんですけど、この辺を市としてどのように企業との折衝を進めていきたい考えがあるのかお伺いいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  この乗り合いタクシー制度の特定目的地、行き先でございますが、原則公共施設ということで、市役所であったり、関支所であったり、加太出張所であったり、あいあいであったりということでございますし、また運動公園などの例えばB&Gや、西野、東野の公園、それから図書館とか歴史博物館、文化会館等を想定しております。JR駅につきましては、公共性が高い施設として特定目的地に入れたいというふうに考えておりますが、今お尋ねの民間の医療機関とか、ショッピングセンター等の商業施設、あるいは金融機関につきましては協賛制度を考えておりまして、そのことによって特定目的地にいたしたいというふうに考えております。ですので、協賛制度の案内やその働きかけにつきましては、当然広報やホームページ等で広く制度内容を周知するのはもちろんのことでございますが、各機関の会合等の折にお邪魔をいたしましてお時間をいただき、制度の説明も含めて協賛制度の内容について周知PRを図りたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  さまざまな企業が、きのうの部長の答弁の中では福沢さんのときでしたか、大体1件5万円ぐらいかなあというふうな確定的なことではないんですけど、そういう想定で答弁をいただきました。  それでは、最後にちょっとお伺いいたしますが、いろいろ準備がまだあると思います。今の話じゃないんですけど、そういう企業との折衝もあるし、地域の仮の停留所というのかな、乗り場所というか、その辺もこれから決めていかなくてはいけないというような中で、自治会に大体1つか2つぐらいはどうかなあというふうなきのうの話もございました。かなり、まだまだ課題もあるように思いますが、私的にちょっと思いますと準備が不足、時間が足らないのではないかなあと思いますが、もう一年、この福祉タクシーを継続し、その1年の間で今回の乗り合いタクシーのことを詰めるというようなお考えをお持ちではないでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  この乗り合いタクシー制度を考えるに至った理由、経緯については、昨日の髙島議員のご質問の冒頭で、大きく4つ理由を説明させていただきました。特に、その4つの中で大きなものとしては、人口の8%、4,000人については公共交通の不便地域ということで、JR駅から1キロ、バス停から500メーター以上離れておる方が市内に4,000人見えると。それから、本年3月の道交法の改正によって、高齢の運転免許返納者が今も増加しておりますし、今後ますます増加してくると。大きく4つ上げさせていただきましたが、今申し上げた2つが特に大きな理由でございました。これらの課題を早急に解決する必要があるというふうに考えておりますので、そのためにも、新たな公共交通の手段として、乗り合いタクシー制度についてはもう一年待ったらどうやというお話でございましたが、平成30年度から、来年の春からの運行開始を目指したいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  きのう、いろいろな要点から早急に進めなくてはいけないという現状も理解するところではございますが、やはりその辺を丁寧に詰めていっていただきたいなと思っておりますので、どうかよろしくお願いしたいということを申し添えておきます。  ちょっとお時間のほうも詰んでまいりましたので、次の安心・安全対策についてでございますが、災害対策についてでございますが、今回、きのうも髙島議員のほうから話がありましたように、まずは現在北朝鮮のミサイルがけたたましく出てきております。そういう中におきまして、非常にせんだっても核の形も表現されてきております。今回、北朝鮮で言われたのは、確かに日本国は核の被災国でございます。以前の広島原爆では16キロトン、そして長崎では21キロトンというふうな大きなものでございました。そして、現在のところはまだ公表はされてはいないんですけど、推測ではございますが、日本政府としては当初は70キロトンとか言っておったんですけど、これはもう120ぐらいいくんではないかというぐらい大きなもので、こんなものが落ってきたらひとたまりもございませんが、そういう中におきまして、こういうミサイルの情報伝達、確かにきのうも髙島議員からJアラートの動作についてということで、とあるところはちょっと機能しなかったとかいうところもございますんですけど、亀山市におきまして再度お伺いしたいと思います。この亀山市内をこういう危機的な状況が起こったときに、どのような形の情報伝達、そしてJアラートの動作は大丈夫なんだろうか、この点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  井分危機管理局長。 ○危機管理局長(井分信次君)(登壇)  おはようございます。  先ほど新議員から今回の事例をお話しされましたけれども、今回のミサイル発射でございますが、繰り返しなりますが、平成29年8月29日午前5時58分ごろ、北朝鮮の順安というところから弾道ミサイルが発射されまして、北海道の渡島半島及び襟裳岬上空を通過後、襟裳岬の東の1,180キロのところへ、排他的経済水域外ではございますけれども落下したということでございました。  昨日の答弁でも申し上げましたが、被害想定がされた北海道から長野県まで12道府県の対象地域におきまして、それぞれの地域によって伝達方法が異なるものの、それぞれの伝達がなされたということでございます。  先ほどのご質問でございますけれども、仮に当市が対象の地域となった場合におきましても、同様の形ではございますけれども、Jアラートからの情報を介しましてケーブルテレビやエリアメール等のものを使いまして、市民の皆様方に情報伝達を行うこととしております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  システム的なものが動く間はいいんですけど、実際のところ、猶予時間というのが5分から7分ぐらいとも言われております。そういう中、飛んできたときに一体どこへ逃げたらええのや、身を守ってくださいと言われてもどう守るんだというふうなこともございます。本当に、今のミサイルでいきますと、十分太平洋を飛んでいくぐらいの飛行距離といいますか、そういうのも出てきております。  こういう中でのシェルター1個をつくるにしても、100万から何千万というふうな形にはきておるんですけど、災害という形でいくとミサイルだけではないんですけど、緊急の災害対策という形で、やはり少々食べ物は我慢できるかわからんですけど、水というところについて今回ちょっとまた、以前にも昨年提案させていただいた中ではございますんですけど、平成23年の3・11、皆さんも非常にえらいことが起こったということで覚えてみえると思うんですけど、東日本の大震災、そして昨年4月にも起こりました熊本の大災害、こちらにいって長期間被災地におるというのは非常に苦痛なところでございます。  そういう中におきまして、井分危機管理局長のほうからも、以前、指定避難所等には備蓄している水とかそのようなものをやるということで、ただ水というものが底をついてきたときにどうなるんだということで、以前15カ所の指定避難所で、44カ所のいろいろの他の避難所、こういうところも全て亀山地域のところについても、そういう飲める、井戸から飲めるような水を準備しておるというところはないというふうなご報告をいただいております。  そういう中におきまして、緊急災害時等の飲料水のところについては、以前の答弁では危機管理局長も、非常に水は生命の源でございまして、防災を考えるときには非常に重要なことであると、そう言っておりましたと。そして今後、指定避難所等における防災の備蓄等として研究をさせていただけたらいいなあということを思っておりますというふうな答弁をいただきました。確かに、上水がない限りは、井戸の水というのは、皆さんもピロリ菌とか、最近ではノロウイルスとかО157等々、いろいろと、たかが水されど水というような形で非常にいろんなも入ってくるというのがございます。こういうところについて研究していただいた成果的なもの、そういうものがありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  井分局長。 ○危機管理局長(井分信次君)(登壇)  先ほど新議員申されましたように、昨年の12月議会におきまして、飲料水の供給に関しましてご答弁をさせていただいております。現在、飲用といたしまして市内3カ所、中央、本町、関、3カ所に分散させておるわけでございますけれども、3日分ということで4万8,576リットルの水を用意させていただいております。  また、こういった被害状況等が多様に及ぶ中、上水道の管理部局だったり、私どもの危機管理の部局であったりということで、水に関する取り組みということは、それぞれの重要な課題として捉えておる中で進めてまいりました。  前回、12月からご答弁させていただいてから、新たな補助メニューが生まれるようなことはございませんけれども、やはり水の位置づけというのは変わってございません。今後、現行の地域減災力強化推進補助金等の枠もいろいろ協議もなされる中でございますので、そういった場に、この飲料水という定義を持たせていただく中で、それぞれの国や県の補助メニューを貪欲に勉強させていただきまして、乗れるようなものがあれば取り組んでまいりたいと、かように思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  なかなか研究の成果は進みが難しいと見えるようでございますが、以前も申したように、もう実際に大がかりな施設、三重県でいうと三重大とか、そして鈴鹿の総合病院、大きな病院とか、いろいろそういうところに実際あるものを見せてもらったりとか、一部話に聞き及んだところではございますんですけど、やはり1日1人大体3リットルぐらいは飲むと。そうすると、すぐなくなってくるというところで、私は以前も経験させていただいたわけなんですけど。  今現在、やっぱり避難所というのは学校関係が多うございます。こういう中におきまして、文部科学省の国庫補助金事業についても、既に案内は出ておるわけでございますが、対象は小学校・中学校とか出てきて、学校施設環境改善交付金交付要綱というような形で案内が出てきております。これによって3分の1が補助をいただくという中で、実際以前も提言させていただいた中では、簡易的な、ころころとドラム缶ぐらいの大きさの浄水器で、その上にソーラーパネルがあって、電気もあって、余剰の分は明かりとかにも使える、これが100万程度でできるというものでございますので、そういう中におきましては補助金もあるとは思いますが、そのぐらいだったら人の命、まずは試作的にでも亀山でも導入の考え、一般会計的なところから捻出するというのは難しいかもわかりませんが、補助なしでも一遍やってみようというようなお考え、最後にお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  井分局長。 ○危機管理局長(井分信次君)(登壇)  ただいま飲料水の確保のシステムに関しまして、新議員からご提案を頂戴したわけでございますけれども、やはり補助金の3分の1であったり、2分の1であったり、また市で丸抱えするという10割負担でございますけれども、そういった事業展開もあろうかと思います。ただ、今回総合的に判断いたしますと、防災を、災害に立ち向かうときにいろんなメニューがございます。その位置づけを一つ一つ整理する中で先行順位を高めた、例えば飲料水に着目すればそういった物の考え方も出てこようかと思います。  また、学校教育の視点ということになりますと、このごろ私どもが取り組んでおります災害教育の中で学校をターゲットにしているというか、生徒の皆さんに防災・災害というものをお取り組みいただくような手だても講じてきておりますので、やはりそういった場で飲料水、水というものの教育というものをお話しできるような、そんな場に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  ありがとうございました。  学校教育ということで、私も井田川小学校のほうには、NPOではないんですけど、任意の団体で防災に関していろいろ井田川小学校が特に熱心に頑張っていただいている学校で、そういうところに防災教育にお伺いさせていただく中でも、非常に子供たちも真剣に聞いていただいたり、また実践していただいて、子供から親に防災の知識を上げているというような実態でございます。  そういうことも兼ねて、地域とそして子供、未来、将来ある子供たちのためにも、ぜひまた上水関係のところもしっかりと検討いただきたいと思いますので、以上をもちまして一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  4番 新 秀隆議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午前10時46分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午前10時56分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、2番 西川憲行議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  勇政の西川憲行でございます。  一般質問をさせていただきます。  きのうまで議案質疑、一般質問、いろいろありまして、その中でいろいろ聞かせていただいておりましたら、議会の答弁の中でいろいろ答弁が二転三転しているんじゃないかというような思いも受けましたので、まず最初に、この議会というのは本当に重要な部分で、そこで答弁されたことには責任を持っていただくということが当然あると思います。  それと、計画物についても、計画については我々議会のほうで承認はしてないわけですけれども、この計画というのは市民との約束であり、これからやっていくということを、市長以下執行部の皆さんが書面にされて出されたわけですから、非常に重要だと私は思っております。  そういう意味で、最初に確認なんですけれども、やっぱりこの議会の重要性、それから計画の重要性についての市長の考え方をまずご確認して、そこから一般質問に入りたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  西川憲行議員の質問に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  おはようございます。  当然、この公の意思決定の場でありますこの議会の機能、あるいは役割、そして行政としての、二元代表としての役割、その意味でこの公の議会の場での意味合いというのは、当然本市の意思決定機関の機能として大変重要であると、このように認識をいたしておるところであります。また、公の決定を行う場でございますので、その意味で、そういう認識で責任を持った対応をさせていただいておるところであります。  さらに、あわせて計画の重み、重要性につきましてどう考えるんだということでありますが、当然、行政は思いつきや、あるいは中・長期の計画を持ちつつ、基本的な考え方をお示しを、これは5万市民の皆さんにお示しをして、議会の皆さんにお示しをして、それに基づいて執行していくということで、計画は全ての施策の根幹にあるものというふうに認識をいたしておりますので、当然その重要性、重みにつきましても一番大事なところであろうというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  市長のご答弁、まさに私もそのとおりだと思っておりますので、それに基づいて本日、3つ質問を上げさせてもらっておりますが、その中でまず最初には、亀山市が今計画しております情報化の推進について質問をします。  ことしの6月、熊本県荒尾市というところで、市職員による市民情報システムの不正使用による個人情報を流出することでストーカー行為を行ったという事案がありました。亀山市は、これから情報化を進めていくということでしたので、その点、外部からの侵入であるとか、そういうコンピューターの物理的なものに対するセキュリティーというのは技術者の方がやられるんだと思うんですけれども、職員に対するセキュリティーというのものについてどのように考えてみえるのか、その点についてお伺いしたいと思います。
    ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  おはようございます。  今、議員がご指摘のありました熊本県荒尾市の事例は、まさに職員が住民情報系システムを不正にアクセスしてストーカー行為を行い懲戒免職に至ったという事案でございまして、議員申されたようにハード的なことにつきましては、それぞれこの荒尾市におきましても、亀山市におきましても、対策を講じておるところでございますが、今回の事例につきましては、住民情報系システムを扱える職員がその権限の中で行った行為でございますもので、やはりこれにつきましては、まず職員のモラルというか、ソフト的なところからの対策が必要だというふうに考えております。  そうした中で、ソフト面の安全管理におきましては、マイナンバー制度の開始を契機といたしまして、従来の亀山市電子行政情報セキュリティーポリシーに加えまして、今回、新たに昨年度、ICT利活用計画を定めまして、その中でも職員に対する情報セキュリティーに対して、さらなる研修の強化を行いまして情報セキュリティーに関する意識の向上を図っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  まさにICT利活用計画をつくられて、そこに書かれているということを本当に遵守していただいて、個人情報というのは市民の安心・安全に直にかかわってくる大事な問題だと思っていますので、まさに適切に対応していただきたい、そんなふうに思うところでございます。これは、しっかりやってくださいとしか言いようがないので、やっていただきたいと思っております。亀山市からはそういうような、悪用されるようなことがないようにお願いしたいと思います。  2つ目の質問なんですけれども、亀山駅周辺整備事業、これが先般から問題になっているわけですけれども、こちらのほうの推し進め方もやはり私は手法に問題があって、無理に推し進めているのではないかというふうに感じます。そういう意味では、今までつくられてきた計画のほうと矛盾する点が多々あるように見受けられましたので、あえてここに書かせていただきましたように、公共施設等総合管理計画、行財政改革大綱などの計画との矛盾がないかということを確認する意味で質問をさせていただきたいと思っています。  亀山駅前再開発における図書館の移転ということについては、議案質疑のほうでもさせていただきましたけれども、この検討の中で、本来であれば検討の5要件の中であるんですけれども、生活拠点の集中域であること、公共交通機関の利便性が高いこと、市の立地適正化の方向性と整合していること、図書館機能に関連づけられる施設や機能が近在していること、附帯施設も含めた一定規模の用地が確保できることとあります。  こういうのを考えていくと、何も亀山駅前でなくてもできるところはあるんじゃないかと。現に私が思うのは、例えば関支所とか、この5要件にまさに適合しています。それから、一部適合していないけれども、あいあいの場所、ああいうところでもいいんじゃないかなあというふうには考えるんですけれども、どのようにこれを検討されたかということなんですけれども、教育委員会は確かに図書館の拡充であれば、移転であろうが建てかえであろうがいいという総合的な判断だと。ただ、市のほうとしては、各種計画との不整合がない中で、やっぱり予算、あるいはこれからの将来展望も含めた総合的な判断ということで、もう一つ枠が広がった中での判断が必要になってくるのではないかなあと私は思っています。  そうなると、例えば今の段階で定員適正化計画では、職員の総数に上限を設けています。それから、公共施設等管理計画では60年後に25%の総床面積の削減を計画されています。まず、そういう意味では、ほかの施設も使えるんではないかという私の一つの提案なんですけれども、公共施設等総合管理計画における60年後に25%の床面積削減の中で、図書館が約3倍の床面積を保有するということになれば、この計画にまず合わないと私は思います。  それから、その中で特に教育施設というのは、施設全体の40%を占めているわけですから、より大きくなるというふうに考えるべきです。そうなると、削減の実行に当たっては、当然削減すべき施設というものが出てくる。なくすのか、縮小するのか、あるいは統合・廃合するのかということになると思うんですけど、今現時点でそれらのことを、どのような施設を減らしていくのかということを考えてみえるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  落合財務部参事。 ○財務部参事(落合 浩君)(登壇)  本年3月に策定いたしました亀山市公共施設等総合管理計画につきましては、将来にわたって持続的な公共サービスを維持するため、今後60年間で将来費用の25%を削減するという目標を掲げております。この将来費用と申しますのは、施設の更新費用や大規模改修費用を合わせた費用のことでありまして、これらの費用を25%削減していくということが目標でありまして、直接的に施設の床面積を25%削減するというものではございません。  そして、同計画におきましては、3つの基本方針を定めておりまして、維持管理経費の削減と長寿命化の推進、将来費用の確保、施設総量の削減と施設類型ごとの基本方針を定めております。これらの基本方針に基づいて、60年間という長期的な期間の中で持続可能な公共施設の管理に取り組んでいくものであります。  議員ご指摘のとおり、今般の新図書館を含めた公共施設の整備によりまして、一時的に将来費用の増加をもたらすこともありますが、新たな図書館を整備することが本計画に矛盾するというものではないとは認識しております。  そして、もう一つ、教育施設が多くを占めているのでということなんですけれども、公共施設全体に占める教育施設の床面積の割合は41.3%と最も多くなっておりますが、そのうち学校教育施設が39.7%、図書館を含む社会教育系施設が1.6%となっております。学校教育系施設につきましては、文部科学省や三重県教育委員会が示す手引を参考にしながら、人口の推移、地域の状況や特性を十分に考慮し、また周辺施設の複合化や類似施設との集約化を視野に入れて施設の再編整備を行うこととしております。  また、将来費用の25%削減という目標に向けましては、教育施設のみならず、施設全般の利用状況を分析して、稼働率が低い施設や利用者が限定的で、ほかの施設でも代替が可能な施設については、他施設への機能移転や休止、廃止などを含めた施設のあり方を見直すことにより、施設総量の削減を図っていくというものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  丁寧に説明していただくのはいいんですけれども、私が聞きたかったのは具体的にどのような施設を減らしていくのかということが聞きたかったわけです。  計画に書いてあるように、統廃合していく、それから縮小していくということをこれから検討していくというのではなくて、計画にはそれをしていくと書いてあるわけですから、検討された答えがあるんではないかということが聞きたいのですけれども、お答えいただけないということですね。  公共施設等総合管理計画とはそぐわないことはないんだという答弁ですけど、明らかに一時的な増加と言われますけど、60年間をかけてと言いますけど、公共施設を1回建てたら50年、60年という利用になってくるわけですから、やっぱりそのために60年後の25%の経費削減というふうにうたわれているわけですから、やっぱり今の時点からふやすものと削減するものというのは相対して考えていかないと、減らしていくことはまず無理なんじゃないかと考えます。  それから、市長の考え方の中では新庁舎建設も打ち出されると。これも含めると、一時的な増加になるのかなあというのは非常に疑問を抱くところです。  それから次に、定員適正化計画では職員の総数に上限を設けておられます。この中でも、今回、図書館の司書を正規職員で賄っていくというふうに伺っております。そうすると人員を増員するのかという質問に対しては、今の職員の中から司書の資格を持っている方を充てていくという答弁でしたけれども、ただ3倍の図書館になる中で、人員の増員なくして図書館の運営が成り立つのかとなると、この定員適正化計画との整合はいかがなものかという点についてはいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  定員適正化計画につきましては、平成27年4月1日を基準日として、平成27年度から31年度までの5カ年の計画で、今、議員申されたように原則基準日、つまり27年4月1日の職員数を基本として、その増減を行わない。つまりその当時、消防と医療センターを除く職員は424人でございましたもので、この5カ年は424人を上回らない形で計画を進めていくということになっております。  今回の図書館の駅前移転に伴いまして、新図書館の規模及び機能は、現状より大きく拡充をいたします。そうしたことから、新しい図書館の職員体制については、慎重に検討いたす必要があると思います。その中で正規職員での図書館司書の配置につきましても、今後は必要となってくるものというふうに認識もしておるところでございます。ただ、今回の定員適正化計画は、現在、基準の職員数未満でまだ運営をしておりますもので、職員数につきましては、まだ若干の余裕もあるということでございますし、今、議員申されたように司書の配置の方法につきましても既存の職員を配置するのか、また新規の職員を配置するのかにつきましても、今後の検討であるというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  定員適正化計画の中で、まだ人員的な余裕がある中で、まだ大丈夫だというふうに言われております。  ただ、次は、今度は行財政改革大綱に移っていくわけですけれども、こちらのほうでは予算の縮小が非常に求められていると。前回、おとつい、私が議案質疑の中でやったときも、財務部長のほうから行財政改革大綱というのは重要なんだと、これをやっていかないと持続可能な自治体経営が成り立たないんだというようなお話もいただいております。  定員適正化計画、424人の人員を配置していく中でということで、行財政改革大綱、実際に今やられておって、人件費は年々縮小の傾向にあるのかなあというふうに感じておりますけれども、正規職員のほうの職員人件費というのは非常に着実に減っているように感じますけれども、ただ、臨時職員分は増加傾向にあるのではないかなあと思っています。  先ほど山本部長は検討していくということで、臨時職員は雇い入れるというようなことは言及されていませんでしたので、ふえるのかふえないのかがはっきりわからないわけですけれども、ただ、計画自体も31年までということなので、33年末にでき上がる図書館に関しては、32年度以降の計画で定員適正化計画も書き直すことも可能なんだろうというふうに感じます。ただ、それをやっていくと計画が結局、その都度の事業に応じて計画のほうが変更されるというふうなことになりはしないのかということを私は危惧するわけです。そのために、最初の段階で市長のお考えを聞いて計画は大事なんだよね、守っていかなければいけないんだよねということを確認させていただいた。  行革の中で人件費の削減、これ、22項目あるわけですけど、その中の1項目がそういうことになっていますので、実際に図書館を広げていく、この中で行革大綱の中で経費の節減、人件費の削減といったものに対してはどのようにお考えなのか、お答えいただきたい。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  確かに行革大綱の中では、人件費の5%削減ということを目標として掲げて取り組んでおるところでございますが、今議員ご指摘のとおり、なかなか全体的な人件費については抑制ができていない状況であるというふうに考えております。それと、今後の見通しも含めまして、今、例えば非常勤職員につきましては、国の中で非常に待遇の改善ということが求められておりまして、例えば期末手当であるとか退職手当の支給ということも論じられておりますし、正規職員におきましては、退職延長という中で、高齢職員の総人件費の抑制ということもうたわれておりまして、恐らく両方の制度が2018年以降で動いてくるんだろうなというふうな認識もいたしておるところでございまして、そうしたことも踏まえまして、人件費につきましてはしっかりと考えていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  次に、今、亀山駅前の再開発計画の中では都市計画決定というのがまだできていないという点についてあるんですけれども、いろいろ調べていく中で、亀山のあゆみという本を見せていただきました。ここには都市公園の充実という項があるんです。ここで書かれているのが亀山市が昭和29年にできてから、昭和35年から亀山城を中心とした一帯5.8ヘクタールを都市計画決定を受けて整備したと。都市計画決定の上でこの亀山公園というのは整備されているんだということが書かれています。それで都市計画決定の変更が昭和51年に行われながら、青少年研修センターを昭和53年、図書館が昭和55年とできてきたというふうに書かれている。これは都市計画決定の中での亀山公園の整備の中で図書館が整備されてきたということがここに書かれているんですけれども、今現在、この都市計画というのはずうっと生きていると思うんですけれども、そんな中で図書館を移転する前に都市計画をどのように考えてみえるのか。もうこの計画は昭和35年から51年に計画が変更されていますので、かなり古い話なんで関係ないんだという考え方なのか、やっぱり都市計画というのは、それこそ、将来にわたって生きてくるものだと私は思いますので、その中で都市計画の変更もなしに、それから図書館を移転していくということについてはどのようにお考えなのか、お聞かせいただきたい。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然、都市計画法に基づきますさまざまな決定、あるいは計画の推進、これは非常に長期にわたりますけれども、当然、都市計画決定に基づいてさまざまな、例えば道路、それから下水道、水道施設、それから斎場であったり、図書館であったり、公共施設、そういうものを含んで都市計画決定は包括的に、あるいは個別的に対応させていただくものであります。それは当然、非常に基本となるものでございます。  しかし、非常に長期にわたる都市計画決定が局面の中で見直しをしたり、あるいは今回も道路につきまして議会からご指摘も受けておるところでありますが、そういう全体を見直す必要があるのではないかということ等につきましては、当然見直すものは出てこようかと思っておりますが、都市計画法に基づく運用というのは、私どもとしては、公共施設につきましても当然重用視をさせていただいておるものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  だから、重要視していると言われるんであれば、やっぱり手順を踏むべきだと思うんですよね。都市計画決定あり、それから開発に向かっていくというのが先だと思うんですけど、やっぱりこれ、あくまでも亀山駅前の再開発を急ぐ余り、そういう手順を踏んでいない。だから、市道認定も今ごろ出てくる。それから、予算案が出てきてもなかなか説明ができない。それから、将来展望も出ない。それから、そういう今言ったいろいろな計画の中でも不整合な部分が出てくるんじゃないかという疑問が湧いてくるわけですよね。それをしっかりと順次、都市計画決定をします。ここの図書館には人員の定員はどれぐらい入れます。それから、公共施設の管理計画においてもふやしていく施設はこれ、減らしていく施設はこれ、統廃合していく施設はこれといろいろ明示していただかないと、我々はそこで判断ができないわけです。  本当に小出し小出しにして、ここまではいいでしょうと、これだけはいいでしょうと言われて、そこを1つ認めたら次のところへ行くという、そういうやり方では僕は非常に不誠実だと思うんですよ、市民に対しても、我々議会に対しても。議会の意思決定を大事にするとか、それから計画も大事にすると言われるんであれば、やっぱり大もとになる総合計画であったり、都市計画であったりというものは、しっかりと見直ししながらやっていただかなきゃいけないなあと思うんですよ。  ここでは、事業認可も受けて、この計画をされているということが書かれていますので、多分事業認可というのは、今の亀山駅前のやり方と同じような感じで、市だけではなくて国からの事業認可を受けて補助金をもらってやってきたんじゃないかなあというふうに思うんですけれども、最終的にここにいろいろ書かれているのが、これはまだ博物館一帯は工事途中だったんでしょうね。現在工事が進められている博物館周辺一帯は、今後中央階段云々というのをいろいろ書かれて、二、三年の予定で逐次整備し、残る公園、駅周辺も計画されている道路の進捗状況と整合しながら整備を進めると。整備が完了すると子供からお年寄りまで楽しまれる本格的総合公園となり、各種イベントの会場や震災等の避難所として広く活用されるであろうというふうに、これからの整備計画までうたわれております。  つまり、これだけ亀山の公園の中で、図書館の占める位置というものは非常に大きなものだと思います。それを今言われるように、計画は計画で大事なんだよと言いながら、その計画の変更もなしに図書館の移転を先に決定された市長の真意、その辺が私には理解ができないわけです。やっぱりここで計画も変更するという議案を上げながら、そしてそこに当然計画変更のものはなんだというと、図書館の移転ですという話になると思うんです。それで図書館の移転をまずは議論しながら、そして亀山駅の周辺再開発というものは、当然必要だと皆さんが思っているわけですから、その周辺の再開発についても議論を進めていくという丁寧な部分がないと市民の方々の隅々まで理解が至らなかったんじゃないかと思います。  この点、亀山公園の充実、それから亀山公園から図書館をなくしていく、その点についての市長のご意見を伺いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当時の昭和40年代でしょうか、そういう決定の折に、ご案内のように、この西小のここに図書館があったわけでございます。それの移転も含め、そういう中での当時の亀山公園全体としての決定をなされたというふうに思っておる。また、その移転を誘導する計画となったというふうに考えておるところであります。  さて、今、亀山の駅前再生にかかわる事業との関係で申し上げましたが、私どもとしては、この駅前再生の事業につきましては、それこそ本市の最重要計画となります総合計画の戦略プロジェクトとして位置づけ、これは第1次の総合計画の後期基本計画としてもプロジェクトとして位置づけて、各事業を展開いたしてまいりました。これは、そういうことで前へ進めていく施策としてしっかり位置づけてまいりました。あわせて、今の図書館の移転につきましては、これも今日までさまざまなご議論をさせていただきましたが、前提となります立地適正化計画の中でしっかり、この6月にお示しをさせていただいたものでございます。  さらには、既に動いております新しい総合計画のいわゆる空間形成計画の中には、駅前再生の考え方も含めしっかり位置づけて進めてきたところであります。当然、今申し上げました私どもとしては、駅前の再生の核となります再開発事業に公的機能を移転していく、これにつきましては、ぜひこの事業は再生を図っていくために大変重要でございますし、当然この成功のために英知を結集しなくてはなりません。そういう中で、私どもとしても丁寧にその事業のあり方につきましては、積み上げてまいらなくてはならないというふうに考えておるところでありますし、都市計画法に基づきまして、今おっしゃるいわゆる都市計画決定の手続につきましては、現在それをつなげておる段階でございますので、そのようにご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  あのね、市長、言われるように総合計画に位置づけて駅前の再開発をうたわれてというのはわかります。でも、立地適正化計画でって、図書館の移転というのはことしの6月なんでしょう。教育委員会が大綱を出して図書館の移転を決定したのも7月ですよ。その前から産業建設委員会の資料なんかでは、図書館の移転も考えるみたいなことは出ていましたけれども、言われるように、都市計画決定をする、それから市道認定をするとか、そういう手続が逆じゃないですか。先に決定ありきで、その後でそういう手続をやっている。だから、今やっている最中ということになるんであって、本来であればそういうことを議論しながらやっていった上で、それと並行して駅前をどうするという議論を進めていかないと、これは市民に、あるいは議会に理解をせえというのはちょっと丁寧な説明だとは言いづらいと私は思うんです。  それから、今の答弁の中で僕は、亀山公園の今後を考えていく上で、あそこの文教区としてあの公園が充実している中で、図書館がなくなることについて市長はどのようにお考えなのか、その点もちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  亀山公園につきましては、当然さまざまな文教的機能がここに集中的に配置をされておるものでございます。その中には、図書館を初め、一番新しいのは歴史博物館でありますけれども、かれこれ二十数年経過いたしております。図書館につきましては40年近い歴史を持っておるところでございます。  当然、それぞれの施設の持っております機能的な課題とか構造的な課題があります。古くなってくる中での使い勝手とか利便性とか、そういう中で、昨年、図書館としての課題、基本構想をお示しさせていただいておりますが、それも含め、当然、新しい亀山市全体の中心市街地の再生でありますとか、あるいは今後の今の亀山公園周辺におけますその後のあり方でありますとか、当然それは、それぞれに生かしつつ、前へ進めていくことになろうかというふうに考えておりますけれども、今回の駅前の再生への図書館の移転につきましては、立地適正化計画、6月とおっしゃられましたけれども、新たな中心市街地の再生に向けた環境を整えていくということでありますが、今ある亀山公園周辺の機能としては、これはこれで一定のまとまりがつくられてこられたと思いますけれども、さらに移転をすることによりまして、亀山市全体の中心市街地の再生に寄与させていくと、そのような考え方であります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  いろいろお話しいただきましたけど、要はあそこから図書館がなくなってもいいよという考え方なんだろうなあと思います。過去の市長の発言録をいろいろ調べさせてもらったんですけれども、図書館に言及している発言って非常に少ない。それから、市長の選挙のときのマニフェストも読ませていただきましたけど、亀山駅の再開発は書いてあるんですけど、図書館移転ということは書いていないと。公共的機能というふうな書き方をされていると。  それから、今、答弁の中で利便性等も考えてというふうに言われましたので、おもしろい資料があったんです。これ、文化振興ビジョンなんですけれども、ここ亀山の文化環境についてというアンケートをとっています。これは多分、資料自体が古いので、そういう図書館が移転やとか、そういう話がない時期の本当に市民の方にとられたアンケートなんだなあと思います。  ここで亀山市の文化環境について、図書館について「満足している」「どちらかといえば満足している」というのが35.5%以上の満足しているという結果があると。ただ、先ほど市長が言われたように利便性というもので、交通の便が悪いというアンケートも9.7%、それから設備が充実していないというのが19.7%あるんですけれども、でもこれは3年前にリニューアルしていますので、そこでこの設備の充実というものについては、かなり図書館のほうはされたと思いますので、古いアンケートですので、これがどうだというわけではないですけれども、やっぱり亀山公園というもの、あそこに図書館があるということは大事なんじゃないかなあと私は感じております。  市長の発言録の中では、26年の3月の定例会、前田議員の質問に対する答弁の中であります。一部読ませていただきますと、大変すばらしい充実をした空間だと。多くの方も、非常に立体感のある空間であり、あるいは機能でありという意味では、すばらしいなあというものを改めて感じたところである。市民の学び、あるいは憩い、あるいは遊び、子供の非常に長い滑り台がございますけれども、ああいうものもひっくるめて、非常に総合的に機能するような環境のエリアだというふうに改めて思いました。それから、ちょっと飛ばして読みますと、生涯学習施設につきましては、本年度、図書館の改修を実施いたしましたので、引き続き学びの場として各施設の充実に努めてまいりたいと考えておりますと。それから、生涯学習の拠点として、また亀山公園とが一体となったさまざまな効用を発揮できる公共空間として活用していきたいというふうに考えておりますというふうなことを言われております。  やっぱり市長は、もともと図書館と亀山公園の一体感というものに対して非常に肯定的で、なおかつ今後もあそこを大事にしていきたいというふうに言われているんですね。これ唯一と言っていいほどの市長の図書館に対する答弁だと思うんですよね。これが、確かに今のように亀山駅前に図書館を移転する、しないという議論も始まっていない時期ですので、本当にフラットな亀山公園に対する市長のご答弁かなあと私は感じておったんですけれども、先ほどのご答弁は、課題もある、利便性も悪いという点を言われておりましたので、考え方が変わったのか、あくまでも、今のこの問題に対する答弁として、昔のような答弁はできなかったのかなあというふうに感じております。  今後も、図書館は本当に市民にとって大切な場であるということであれば、やっぱり場所がどうこうという話ではないと思います。本来は図書館はどうすべきかというところから議論を始めて、その結果として移転しなければならないというのにならなければいけないと思うんですけれども、今回は教育委員会の構想を読んでも、あくまでも亀山駅前に移転するためには、やっぱりこういう問題を解決していかなきゃいけないよというのがクローズアップされていて、図書館の中身について、特に人の問題であるとか、開館時間の問題というのは後回しにされていると私は思っております。  やっぱりこれからつくっていく上で、先ほどもいろんな計画を言いましたけど、これらの計画としっかりと合ったもの、それから何が大事なのかという点を考えていただいて、やっぱり亀山駅前の再開発の手法も考えていただきたい。それから、無理に図書館を利用するのはやめていただきたいと思っているんですけれども、今後も計画のほうには終期がありますので、合わない計画を変更してでも、今の段階ではそういう見直しとか、亀山駅前の手法を考え直すという余地はないのか、その点をこの質問のところで聞きたいと思います。今のまま反対意見があっても進めていく、そういう決意でしょうか、市長。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  この4月以降、駅前の再生につきまして、また図書館の移転につきましてさまざまなご議論を特別委員会等々を通じて行っていただいてまいりました。その中で今日を迎えておるというふうに考えておるところであります。  また、今の都市計画上、当然、長期的な視点で都市機能を誘導していくということの大切さは、言うまでもないことだというふうに思っておるところでありますが、先ほど申し上げた立地適正化計画におきましても、図書館は亀山の中央都市機能誘導区域に誘導していこうと、こういう考え方をお示しさせていただいておるものでございます。さらに、駅前の再生につきましては、さまざまな議論も踏まえまして、これは段階があろうかと思いますが、詳細の計画を詰め、そしてさまざまな大変課題がありますけれども、英知を結集してこの具現化に前へ進めていく必要があろうかというふうに思っております。  図書館の移転の場所は、さらに適地があるんではないかと、そういうのをもう一回見直せというようなご指摘でございますけれども、私どもといたしましては、この駅前地区への図書館のいわゆる機能の移転等々につきましては、お示しをさせていただいております考え方で前へ進めてまいりたいというふうに考えておりますし、今後ともこの事業が本当に課題はありますけれども、私どもとしては、しっかり前へ進めてまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)
     このまま進めていくというお答えです。ただ、課題があることも認識されているということですので、しっかりとその課題については向き合っていかなければいけないと思いますし、これは亀山駅前が適しているか適していないかというのは、個々の意見の相違がありますので、これ以上言っても変わらないということですので、我々反対する側としては、反対のためにどういうふうなことができるか考えながら、これからも議論をしていきたいなあと思っております。  次に、3つ目ですけれども、これはまた話が変わりますけど、民有地における雑草対策の問題解決を市がどのように取り組んでいるかという点なんですけれども、宅地、農地、森林などいろいろ雑草が生い茂って市民生活に影響を及ぼすところが多々あるんではないかなあと思っています。これから特に冬になってくると雑草が繁殖していくと火災などの心配があるということで、危険に直結していくんではないかなあと思います。  空き家もそういうような意味合いから、空き家対策をやられて、条例もつくられたわけですけれども、今現在、先回の定例会でも聞いて、対策はとっているよということでしたけど、そうなると対策をとっているということであっても、有効に活用されていないんではないかなあと思っています。  そこで、今回も聞かせていただくわけですけれども、耕作放棄地などもだんだんふえてきて、空き地が問題化していく、顕在化してきたなあと感じるんですが、その点、市長いかがお考えでしょうか。もう少し言うならば、今後どのような対策を有効に打っていけばいいか、そんな考え方をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  答弁願います。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  空き地の問題でありますとか、当然この対策をどうしていくのかというのは、現在進めておるところでありますが、今、農地の中にあります耕作放棄地の扱いにつきましてのご質問でございますけれども、農政室が対応しておるところでありますが、農業委員会より、例えば所有者にそういう放置問題等につきまして、文書で連絡をさせていただいておるところでございます。住宅地内におけます耕作放棄地かどうか不明の場合等々につきましても、いわゆる調査した結果の上で判断をし、適切に対応させていただきたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  適切に対応されるということなんですけれども、その適切がどこまでなのかというのは、これはわからないところなんですが、亀山市の条例に亀山市犯罪のない安全で安心なまちづくり条例というのがあります。当然市長もご存じだとは思います。ここの第11条に、市及び関係行政機関は、犯罪の発生を未然に防止する環境を整備するため、次の事項について、相互に連携し、及び協力して取り組むものとする。そこの第1号に、市民等による防犯に関する活動に対する支援、第2号が防犯に関する相談体制の充実、第3号が前2号に定めるもののほか、犯罪の発生を未然に防止する環境を整備するために必要な事項ということになっています。やっぱりこれは安心・安全なことに対する市の責任を市の条例でうたっているわけですね。  そういうことでいえば、やっぱり適時適切な対応を今現在とっていますと言われながら、亀山市内の空き地には雑草が生い茂って、危険なところがいっぱいあるというふうに言われています。そういうところがあると、例えばよその市ですけれども、空き地に連れ込まれて何らかの犯罪事案の被害者になったという事例が起こっていることもあります。そういうことからいうと、この条例に対して市は責任を負わなければいけないと私は思います。  そういう意味で市長、今以上に適切なというか、もっと市長が言われているようなスピーディーな対応というものをお考えなのかどうか、その点いかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  ご案内のように、空き地の例えば雑草等々につきましては、今おっしゃられるような美観の問題とか、防犯上の問題とか、そういうものが当然背景にございますけれども、それにつきまして本当に今の条例の制定もそうなんですが、地域力全体でもってそれに対応していこうということを目指しておるところであります。  当然、空き地の管理等々、原則的には、いわゆる民有地ということにつきましては、土地所有者等の責任によるものが第一義ではございます。現状の状況把握につきましては、地域住民の皆さんの協力とか情報提供をもって、これに対して行政として行うべきものは行わせていただいて現状があるというふうに思っております。しかしながら、全てが全て200平方キロぐらい広い亀山市内におきまして、それが課題解消がなされておるかというと、なかなか現実にはそうでもないところでございます。  したがいまして、条例の趣旨も踏まえまして、私どもとしてはそれぞれ地域の皆様、あるいは当然、所有者の皆様の協力や理解を求め、当然、行政としても行うべき対処をさせていただいて、そういうのの解消に努めていくということに尽きようかというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  今、市長が答弁された中身は、全く空き家対策のときに答弁された中身とさほど変わらないのかなあと。空き家も当然民有地であって、市がどこまで手を入れるかというのは非常に難しい。そういう話の中でも空き家条例をつくられて、対策に乗り出されたと。これは、国の法律の後押しがあったとはいえ、やっぱりやっているわけですから。  他市、三重県内でも幾つかの市が空き地の条例もつくられています。ということは、亀山市でもできないことはないのではないかなあと。やる気の問題ではないのかなあというふうに私は感じます。  やっぱり大事なのは、計画の文言だけではなくて中身ではないかなあと思いますので、やっぱりこういう市民の安全に直結する部分、先ほどの個人情報の関係もそうですし、空き地のことに関してもいろいろやっていただきたいし、目的に応じた対策、手段をできるだけ早くとっていただきたいなあと思っておりますので、ぜひ空き地に対するものも情報収集をして、その空き地をどういうふうに活用していくか、それから空き地の持ち主に対しての注意喚起、そして市ができること、道路にはみ出している草とかは何とかしようとか、そういうようなことでぜひやっていただきたいということをお願いしたいと思います。  亀山駅前の再開発については、まだまだこれから議論は活発化していくと思いますし、これで今の段階でも、市議会の中でも意見が割れている中ですので、今以上により懇切丁寧な説明と我々が納得できる説明をしていただくことをお願いして質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(中村嘉孝君)  2番 西川憲行議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、午後1時まで休憩します。                (午前11時45分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 1時00分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、12番 宮崎勝郎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  議案質疑に続きまして一般質問させていただきます。  緑風会の宮崎でございます。よろしくお願いしたいと思います。  今回の一般質問については、教育行政と学童保育、いわゆる放課後児童クラブ、それから道路行政、危機管理という4点についてお尋ねしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思っております。  まず、教育行政でございますが、まず1番目に全国の学力・学習状況調査の結果が発表されましたが、当市の状況ということでございます。先月28日に学力テストの結果が発表されて、29日の新聞に出ておったんですけれども、この調査についても、我々の会派の尾崎議員が過去2回ほどお尋ねしておりますし、大先輩におりました森淳之祐さんも質問しております。そういう中で、今回、私がこの調査の結果を1点お尋ねしたいなと思っております。  新聞で見ますと、全国を見ますと秋田とか、例えば石川、福井あたりが上のほうにおるなあというふうに思っておりますが、三重県については全国平均を下回っておると、ことしもそのような結果でございます。当市の状況がまずわかれば、お聞かせ願いたいなと思っておりますが、よろしくお願いします。わからなければ結構ですが。 ○議長(中村嘉孝君)  12番 宮崎勝郎議員の質問に対する答弁を求めます。  大澤教育次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  本年4月実施の平成29年度全国学力・学習調査の結果が、先月28日に文部科学省より公表されたところであります。今回の調査は、昨年度までと同様に小学校6年生と中学校3年生の全児童・生徒を対象に国語、算数・数学の2教科で実施をされました。それぞれの教科において、A問題、B問題がありまして、A問題は主として知識に関する問題、B問題は主として活用に関する問題となっております。調査結果における全国の傾向といたしましては、都道府県正答率の地域差縮小が進んでいるということから、文部科学省は学力の底上げ傾向が続いていると捉えているところであります。  亀山市の調査結果でありますけれども、小・中学校ともに全国平均や県平均の正答率には達していないものの、昨年度の本市の平均正答率との比較においては、小学校では国語Aで4.9ポイント、国語Bで1.6ポイント、中学校では国語Aで0.2ポイント、国語Bで2.6ポイント、数学Bで2.2ポイント、それぞれ正答率が向上しております。また、ほかの教科の正答率につきましても、横ばい傾向にあるほか、県の平均正答率と比較しますと、小学校では全ての教科においてその差が小さくなっております。さらには、小・中学校ともに無回答率の差が縮まっております。これらのことは、全体的には全国同様、学力の底上げが図られていると考えておるところでございます。  一方、学力面での課題となりますのは、小学校の国語で話すこと、聞くこと、算数で量と測定、中学校の国語で話すこと、聞くこと、言語事項にかかわること、数学で関数、数と式、図形の項目に県の正答率との差が見られるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  状況を聞かせていただきました。この中で、先般の新聞を見ましても、学力テストについて県は全国平均を下回るということも出ておりますが、中学校の数学Aがちょっと全国平均より上にいっておるのかなというふうに結果が出ております。その中で、鈴木英敬知事が結果に対して深刻に受けとめているというコメントを出されております。我が市の市長としてどのように受けとめられておるのか、感じをお聞かせ願いたい。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  宮崎議員のご質問にお答えをいたします。  本市におけますこの調査の結果につきましては、各学校、教育委員会の連携によりまして、学力向上推進の取り組みを行ってきておりますが、国・県との正答率についてもその差が小さくなってはきておるところでございまして、徐々にではございますが、その成果がうかがえつつ、底上げが図られつつあるものというふうに認識をいたしておるところであります。  しかし、今後につきましても、これまでの成果、課題をしっかり踏まえて分析をした上で、学校、家庭、地域が一体となって、教育委員会が核となって、その三位一体の学力向上推進のための真の学力を身につける取り組みを一層進めて努力をしていくことを期待いたしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  市長の受けとめ方も聞かせていただきました。  全体的には底上げがされておるという理解をさせていただきたいと思っておりますが、次に、この学力向上について、事業評価Aと評価されていることでございます。これについては、決算資料でございますけれども、平成28年度の主要事業の評価シートの中で、この学力向上推進事業が上げてございます。その中で、総合判定としてAとついているんですが、この中での計画に基づいて実績、亀山市のレディネステストという実態と分析の中で、いろいろな取り組みをされているんですが、やはりこれがAとして順調にやってきたということで、底上げができてきたんかなというふうに理解しておりますけれども、そこらについて教育長あたりはどのように分析され、評価されておるのか、確認したいと思います。次長は行政マンでございますので、教育長のほうからお願いしたいなと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  議員ご指摘の学力向上推進事業では、児童・生徒一人一人の確かな学力の向上を図ることを目的に亀山市学校教育ビジョン、並びに亀山市学力向上推進計画に基づき、その実効的な取り組みを推進しておるところでございます。  事業内容といたしましては、本市独自の取り組みとして亀山市レディネステストの実施と分析、補充学習支援教材の活用、教職員に対する学力向上研修会の開催等、計画的、継続的に実施しておるところでございます。その成果指標であります全国学力・学習状況調査の結果としましては、実績値の三重県平均正答率を100としたときの割合が、平成27年度93%から平成28年度、1%でございますが、94%に上昇し、授業の理解度としましては、実績値の授業の初めに目標が示されていると答えた児童・生徒の割合が85%から88%に上昇いたしてもおります。  以上の指標の結果から、学力向上推進事業において、児童・生徒の学力定着と教職員の指導力向上に向けて着実な成果が進められたため、授業が順調に進んだものと考え、総合判定としてAとしているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  この学力向上テストの事業評価で教育委員会の教育研究室のほうが主になって頑張っていただいておって、わずかと言いながらでも上昇したというのは評価させていただきたいと思っております。  しかし、それで満足せずに、やはり県平均もさることながら、全国平均を上回るぐらいの学力の実績が今後できていけないのかというふうにも思っております。その中で、今後の方針もですけれども、例えば、クラブというのか部活というのかちょっとわかりませんけれど、一、二時間ぐらいしておるクラブの子供の成績がかなりアップしておるという新聞報道がされております。そういう中で、やはりそういうようなクラブをしておって、両方学力が上がるのかどうかというのも、ちょっと私もクエスチョンがつくんですけれども、やはりそういう子はそのようにどっちも頑張るのかなというふうにもまた思ったりします。  そういう中で、今後の方針として、今、教育長の事業評価の中での話もございましがたが、今後、29年度、30年度に向けて、どのようにさらに進めていくのか、答弁をお願いしたいなと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  全国学力・学習状況調査の結果からは、先ほど申し上げましたように幾つかの課題が見られます。しかし、1点、2点に一喜一憂することは控えまして、本市といたしましては、昨年度改定いたしました亀山市学力向上推進計画に基づき、現在、書く力の育成を軸とする学力向上の取り組みを市内の全ての学校で集中的に進めているところです。当計画に基づく事業改善を継続して行うとともに、各種プリントなどの補助教材を繰り返し活用することで学力の定着を図ってまいります。  一方、本市は他市町と比べまして若年層の教員の割合が高いという実態が続いております。このことにつきましては、この現状に鑑み、校長、教頭が校内でリーダーシップを発揮するとともに、県や市の指導主事、教職員指導員等を派遣することにより、若年層の教員の指導力の向上を図るなど支援に努めてまいります。  また、議員ご指摘の部活動につきまして、児童・生徒質問紙調査から、市内の中学校の部活動は、県平均よりも長い時間行われているという傾向がわかってまいりました。したがいまして、現在策定中の部活動ガイドライン、今月中にも完成を目指しているところですが、そこのところで望ましい活動時間、練習時間等を明記して、中学校の関係者にも理解を願うよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いろいろ今後の方針も聞かせていただきました。特に若年層の先生方が多いというのは亀山市の特徴みたいでございます。亀山市も以前からも少人数学級とかいろいろな対策の中で、ベテランのやめられた先生方の手助けをしてもうておるというようなことがございます。やはりそれも非常に大事かなと私は思っております。やはりずうっと人生をほとんど教育畑を歩かれて、仕事の中では終えられた方の指導も必要かなというふうにも思っておりますが、そのようなやり方も今後続けていってほしいなというふうに思っています。  最後になりましたが、県の教育長も、これから先、こういう県も全国平均並みにいくには、やはりそれぞれの市町の教育委員会とそれぞれ連携をとって上げたいというコメントもされておりますので、そこらも含めてよろしくお願いしたいなと思っております。  さらに、先ほど申しました教員の補填については、もう一度考えをお聞かせ願いたいなと思っております。さらに進めていくという考えがあるのかどうか確認したい、ベテラン先生の起用というのは。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  教職員指導員のご指摘かと存じますが、引き続き、現在もOBの先生を任用させていただいておるところでございますが、一層これからも継続して充実させてまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  それじゃあ、よろしくお願いしたいなあと思います。  それでは次に、放課後児童クラブ、いわゆる学童保育についてでございます。この市議会の教育民生委員会でも、今まで学童保育について調査・研究もし、提言もしてございます。いろいろ提言もしてございますので、それも含めてご答弁をお願いしたいなと思っておりますが、まず現在の学童保育の状況について、市内全域ほとんどあるわけでございますが、それについてお聞かせ願いたいなと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤子ども総合センター長
    子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  放課後児童クラブにつきましては、就労を希望されます家庭の増加等を要因として、大規模校を中心に入所を希望する家庭が増加していることから、平成29年度当初に待機児童が見込まれました井田川、川崎、関小学校区において、新たに施設を整備したところで、本年4月1日現在の放課後児童クラブは17施設、支援の単位数は19となっており、566人の児童が利用しております。本年5月1日の小学生児童数が2,888人ですので、約19.6%、5人に1人の児童が放課後児童クラブを利用している状況になります。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今の状況を聞かせていただきましたが、井田川と川崎と関でしたかな、待機児童が出ておるという状況を聞かせていただきました。  実は私、地域が南小学校区でございますので、そこの父兄の方にもちょっと聞いたんですけれども、学童保育をやっていただいて、もう4年ぐらいになるんかな、けれども入れやん子ができてきたんやわという話をちょっと耳にしております。そのような実態はセンターのほうでつかんでおるのかどうか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  議員ご指摘の南小学校区なんですけれども、亀山南小学校区放課後児童クラブにつきまして入所児童数が上限に達したとお聞きしておるところで、来年度につきましても同様の状況になると見込んでいるところです。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  実態がそれでかどうかは、私も詳しくは調査もしておりませんので何ですが、高学年の子が入れない、または新入学生の子も入れないというような状況もあるというふうに私は聞き及んでいますが、定数もあって、いわゆる施設の問題かなというふうにも思っておりますけれども、施設についてやっぱり改善するべき時期が来たんかなあと。南小学童保育については、当初は10人そこそこの数で開設したと思うんですけれども、学校の施設をお借りしてやっておると。やはり利用されている子供さん、親御さん含めて非常に好評であるのは事実でございます。  学校からその場で学童のほうへ行って、遊び場にしてもグラウンドがあるし、遊具施設もあるし、勉強するにはまた静かな環境やしというふうに私は理解しておりますけれども、受け入れの中でやはり待機児童をつくるということは、私は芳しくないな、都会並みかなと私は逆に思ったんですけれども、亀山で何とかそれは解消できるんじゃないかというふうに思っております。  都会ですと幼稚園か保育園かのときに、公園に建てたらどうのこうのという話まで聞いておりますね、東京都では。そういう中やなしに、亀山ではもっとできるんじゃないかなあというふうに私は思っておりますが、そこらの考えを今後どのように対処していくのか聞かせていただきたい。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  放課後児童クラブ施設につきましては、子ども・子育て支援事業計画のとおり、地域の実情や特性等を勘案し、公共施設の利用など公的関与を行うとともに、必要に応じて民間力を活用し、整備することとしておりまして、保護者が労働等により昼間家庭にいない児童に対して遊びや生活の場を提供し、健全な育成を図ってまいりたいと考えているところです。  このようなことから、先ほど南小学校区のお話が出たんですけれども、南小学校区につきましても、放課後児童クラブを運営いただいております皆様方とご相談させていただき、今後に向けました対応について協議、検討をさせていただきたいと考えているところです。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  指導員の問題については、指導員の方々とお話ししていただいて、協力願う人は協力願うということでこれからもふやしていかないとあかんと思うんですが、施設については、やはりすぐさまできないと思います。どっかの借り物をしや、簡単にできるかもどうかわかりませんけれども、やはりその地域としては非常に指導員の皆さん方も苦慮されております。そういう中で、市長さんうなずいてみえたんで、一遍市長の答えをいただきたいなと。私の話にうなずいてもうていましたけれども。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  南小学校の放課後児童クラブの状況につきましても、認識をさせていただいておりまして、その意味で先ほどセンター長が答弁いたしましたが、関係者の皆様と協議をさせていただいて、その上でどのような方策が適切なのか考えてまいりたいと思います。  当然、前段の子ども・子育て支援事業計画等々がありまして、17施設、19単位でありますが、その全体の計画の中で他の課題も変化も起こっておりますので、しっかり見詰めていく必要があろうかというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今回、私は特に南小校区の放課後児童クラブについて申し上げましたが、当初から井田川とか川崎とか関とかいろいろな地域もございます。亀山市全体を通じて考えていただいて今後の計画にしていただきたいなと。市民がやはりまだ子育ての中で非常に大事なことだと思いますので、よろしくお願いして終わりたいと思いますが、その後にもう一件ございます。  先般、夏休み中に行われました長期休暇子どもの居場所事業の成果について、お尋ねしたいなと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  長期休暇において、保護者が就労等により家にいない小学生児童の安全な居場所を確保し、保護者が安心して就労等ができる環境を整備するため、本年度から実施しました長期休暇子どもの居場所事業につきましては、夏季休業期間中9人の低学年児童に利用いただいたところです。  また、居場所事業につきましては、市内で放課後児童クラブを運営いただいております社会福祉法人に委託し、青少年研修センター2階の和室で実施したところで、近隣の亀山公園を活用するなど良好な運営をいただいたと考えております。  利用いただきました児童及び保護者からは、おおむね好評な声を聞かせていただいたところです。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  新しく取り組んだ事業でございます。まだ周知が行き渡っておらんのかなというふうに、夏休みに9人というのはちょっと少ないのかなという私は思いがします。もっと周知徹底しておれば、周知が行き渡っておればもっとふえるんだろうと。  それから、これから先に、この長期休暇の中での冬休みとか、例えば学年が変わる春休みというのかね、それについてのこの事業をどうしていくのか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  本年度につきまして、年末年始の冬休みの期間、それから学年末、学年始めの春休みの期間におきましても、事業を実施することとしておりますことから、なるべく早い時期に小学生児童の保護者に周知してまいりたいと考えているところです。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いろいろ申しましたが、この放課後児童クラブ、学童保育についての推進を十分お願いしたいなというふうに思って終わります。  続いて、道路行政についてでございますが、道路行政については、市としてもやはり市道、県道、国道、農道までも絡んでくるかなというふうに思っておりますが、今までの道路行政、いわゆる新設も含め、また改良も含め、いろいろな行政の中でやられてきております。そういう状況をお聞かせ願いたいなというふうに思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  今まで行ってまいりました市道の状況でございますが、まず野村布気線の進捗状況でございますが、最後の用地買収も昨年度末に契約が整いましたことから、工事の進捗につきましては、昨年度用地買収が完了しております長田池を越えたところから西側へ200メートルの区間の工事を行ってまいったところでございます。  また、そのほかに野尻線――菱電の前でございますが――の流末排水路の工事も進めているところで、今年度は引き続き野尻線の排水路整備を行うほか、野尻線と野村布気線交差点付近の工事も行ってまいる予定でございます。  それから、さらに長田池部の道路改良工事に係る仮契約も締結いたしましたので、本議会に工事請負契約の締結を提案しているところでございますので、来年度の供用開始を目指して工事を進めてまいりたいというふうに考えてございます。  また、和賀白川線につきましては、県道鈴鹿関線から鈴鹿川を降下し、忍山神社までの580メートルが平成26年3月30日に供用いたしました。計画延長2,330メートルのうち1,630メートルが供用開始されておりまして、国道1号亀山バイパスから市道亀田小川線までの約700メートルの整備を平成27年度までに道路詳細設計を行い、この第2次総合計画、前期計画でも引き続き進めているところでございます。  城北まちづくり協議会に属する自治会長への説明や、また各自治会の住民説明会を行い、合意形成に努めて進めてまいりました。平成28年度繰り越し事業の用地測量を進めるとともに、引き続き計画的に進めてまいりますので、ご理解賜りますようにお願いを申し上げます。  また、その他の道路につきましても、道路の安全性や防災機能を高めるためにそれぞれ生活道路の整備を進めているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  道路行政全般についてお尋ねしました。  それでは次に、その前に聞くべきかもわかりませんけれども、今回、質問で出しておりますが、県道鈴鹿関線、亀山白山線の交差点改良の今後の見通しについてということで出しております。この県道鈴鹿関線については、亀山市でいう環状線の一部だと私は思っております。その中で、天神地域の中の鈴鹿関線と白山線との交差点の改良は、県において1年ほど前から用地買収も済まされ、一部工事にかかって、我々もできるんじゃないかと喜んでおったんです。非常にもろ手を挙げて喜んでおった一人ですが、そんな中、その後1年たってもなかなかできてこない。こういうなんは県の道路行政やで、市は私ら知らないよというように思っておるのか、何か必要があれば県のほうにも要望しておるのか、そこらをまず確認したい。何しろ、これは亀山市の環状線の一部やと私は理解していますので、そこらを含めてお願いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  県道鈴鹿関線と亀山白山線が交差いたします天神交差点につきましては、当然市といたしましても、県のほうに事業の促進の要望をしているところでございます。三重県におきまして、平成24年度より進められてございまして、現在は用地買収交渉が行われておりますが、おおむねの用地の協力が得られている状況にあるというふうに伺っております。本年度におきましては、残る部分の用地につきまして買収交渉を進めるとともに、交通に大きな支障が出ない、既に用地買収が終わりました拡幅部分につきまして工事に着手し、早期の完成を目指して工事の進捗を図っていくというふうに伺っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今後は、県のほうでやっていただけるということでよろしいんですか。私は、県が予算不足というようなことも耳にしております。そういう中で、やはり亀山の環状線でもあるし、通学路でもある。こういう中を亀山の市費で交通安全対策か何かの関係で整備ができないのかなという、きょうの私の質問の趣旨でございます。それができるものであればしていただきたいなと。県がもう1日、2日のうちにするのやったら、それは必要ないと私は思うんですが、そこらはどのように聞いておられるか確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  交差する道路、いずれも県道ということでございますので、工事が完成するまでの間につきまして、三重県で事業を進めていただくことになるというふうに考えてございます。当然、道路管理者である三重県におきまして、交通安全につきましても適切に実施されるものというように考えてございますし、また市から安全対策が必要な部分につきましては、三重県に改めて要望させていただいて安全確保に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いずれにしましてもよろしくお願いしたいなと思います。  実態を見ていますと右折ラインができないので、やはりすごく渋滞されております。それも朝夕、職員も通られておると思うので、そこらを確認はしていただいておるなというふうに理解しておりますので、今後よろしくやっていただきたいなと。  それから、市道の改良工事は今までもいろいろあちこちでやられておると思いますが、今後はどのように進めていくのかというのをお尋ねするわけですが、実は市道、例えば市街地あたりの市道、この間も駅前の市道認定の提案がされておりましたが、そういう市道の改良については、やはり市当局でやられると。例えば周辺地、私の地元ですけれども、これについての市道については、地元でやれと言わんばかりのやり方やと私は思っておりますけれども、市において機械の貸し出し、オペレーターの貸し出し、資材の提供というふうで用地も協力をお願いしてやっておるのが実情でございます。今後そのような中で、どのように進めていくのかなというふうにも思っております。  けさほど、私もその現場をちょっと見に行きましたら、先般工事してくれておったので、見に行きましたら、わずか何十メートルが完成しておると。これ、200メートルか300メートルぐらいのところを5年も6年もかかったら私の命がないわと。もう通ることもできないわというふうに朝実感してきたんですが、こういうような市道の改良をどのように考えておるのか、今後どのように進めていくのか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  市内の道路整備状況につきましては、道路の安全性や防災機能を向上させるため、歩行空間の確保、橋梁の耐震化を進めるとともに、狭隘道路の改善、地域の実情に合った生活道路の整備を進めてきているところでございます。今後につきましても、引き続き道路の安全性や防災機能の向上をさせるために整備を進めていくとともに、交通弱者を含め全ての人が安全・安心に暮らせるまちづくりに努めてまいりたいというふうに考えてございます。  議員ご指摘のなかなか時間がかかるというのは、十分承知してございますが、市内約500キロ超えの市道がございますので、市内それぞれの各地域で必要な部分を少しずつ整備させていただいているという関係で、一度に特定の箇所に大きな事業費を投入できないという状況がございますが、できる限りの整備を進めてまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  鋭意努力されているのはわかります。しかし、周辺地域の道路については、そんなような状態ですが、先ほども申しましたように、例えば駅前を一つとったときに、市道に早く認定してでも整備しようやないかと。これは、駅前開発についての事業の中での整合性でわかるんですけれども、やはり地域、どこにおいても、それは多少の差は出ると思いますが、余りにも、自分がきょう思ったのは、完成するのに私の寿命のほうが短いなというふうに私はとってきたんですけれども、やはりその中で、我々の地域においても都市計画税を払っていますよ。そういう観点からやはり住民というのは、そういうようなほうで一緒のような計らいができないのかというふうにも思われると思います。それは市の事情でいろいろ、早くせんならんところもありゃあというのはわかりますけれども、鋭意、今後そういうふうに努力をしていただくべきではないかなというふうに私は思っておりますので、もう一度お願いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。
    ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  繰り返しのようなご答弁になってしまいますけれども、それぞれの実情に合った生活道路の整備というものを道路の安全性や防災機能の向上をさせるという意味で進めてまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  私もいろいろなことで要望いたしました。それについても十分今後検討していただいて、やはりどこにおっても一緒のような行政を受けるというのが私の持論でございますので、そこらよろしくお願いしたいなと思っております。  続きまして、危機管理についてでございます。  昨今、北朝鮮のミサイル発射につけて、もうテレビをつければミサイル、ミサイル。ラジオを聞きゃあミサイル、ミサイル。何を見ても、もう今は北朝鮮のミサイルという報道をしており、いろいろそれぞれの有識者についての話し合いの中でもいろいろされております。そういうのを見て、私もこの亀山に住んでおっても、やはり飛んでくるのかなあというふうにも思うこともございます。北朝鮮においては、グアムを狙って島根とか広島とか徳島やったかね、高知やったか、そちらのほうもという話もございましたが、先般は北海道を超えていったというふうにございますけれども、この地域にも来るのかどうかというのはございます。きのうときょうも、このミサイルについての質問をされておりますので、重複しますので、余り深くしていきませんけれども、こういう事案がどのように今後考えていくのか、まず第1回の市長の感があったらお聞かせ願いたいなと。感じたことについてで結構ですので。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今回の北朝鮮のああいうミサイル発射というのは、ある意味我が国初め、国際社会に対する暴挙であったというふうに思っておりますし、その意味で今回のJアラートの発令の対象エリア等々につきましては、北海道から長野県までの都道府県ということでございましたが、非常に緊迫する状況の中で今後も何が起こるかわからない、国民保護計画も含め、私どもとしては緊急対応の意識のレベルをしっかり高めていく必要があろうということで認識をさせていただいておるところでございます。  また、Jアラートを通じた情報伝達につきましても、仮に当市が対象地域となった場合も、これは同様に、先ほどの北海道から長野のJアラートからケーブルテレビやエリアメールを通じて市民の皆様に情報伝達を行うこととされておるところでございますけれども、私どもとしても、いろんな事態を想定した訓練でありますとか情報伝達のあり方でありますとか、そういうことにつきまして、しっかり平時からその体制を、意識を高める必要性を改めて感じさせていただいたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  それで、この中で国民保護法が施行されて、もう10年の上になると思いますけれども、10年ぐらいになるのかな。その中での国民保護計画というのは亀山も立てられておると思います。その中で、この国民保護に対するどのような思いか、計画をどのようにしておるのかどうか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  井分危機管理局長。 ○危機管理局長(井分信次君)(登壇)  議員お話しされましたように、私ども亀山市国民保護計画というのを持っております。当該計画におきまして、武力攻撃事態等における国民保護のための措置に関する法律に基づき、この計画を策定しておりまして、三重県の国民保護計画と同様に武力攻撃事態及び緊急対処事態を対象とする事態としております。これには先ほど来お話が出ております弾道ミサイルの攻撃も含まれてございまして、政府におかれては日本海領域に弾道ミサイルが発射された場合、自衛隊への防衛出動発令が可能となる武力攻撃切迫事態という事態を認定することも検討されているやに聞いております。  こういった状況下におきまして、日本への武力攻撃がなされると判断された場合、特に本市に影響が想定される場合におきましては、先ほど来お話ししてございますように、国民保護計画に基づき警報の伝達ということになります。広報車、ホームページ、ケーブルテレビ、安心メール、サイレン等を用いて対応を図ることにしております。  いずれにいたしましても、この問題につきましては、先ほど市長も申されましたようなことも鑑みまして、国、県、近隣市、関係機関等と綿密に連携を図り、情報収集をしっかりと行いながら、本市としての計画運用を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  国民保護計画でいろいろ計画の中に立てられておるというのは理解いたしました。  その中で、私は戦時中生まれでございます。子供のころの話ですので十分覚えていませんが、防空ごうが掘られておって、その中で避難したというふうにも思っています。昨今はシェルターや何かが売っておるのも事実でございます。  そういうような中で、そのシェルターもいろいろ見ておりますと、海の上でも行けるとか、陸の中でも避難できると言うておりますが、そういうような設置につけても、PRなんかも必要ではないのかなあと、今の時期になったら必要でないのかなあというふうに思っております。  この保護計画を立てたときには、多分、武力攻撃ってそう、この平和な世界にないだろうというふうに私も思っておりました。そういう中で、こういうような今の北朝鮮のミサイル発射に基づき、また水爆等も実験をやっておるというふうな、いつ何どきというふうに私は思っておりますが、そういうようなのもやはりPRなりしていく必要があることかなあというふうに私は思っておりますが、今後、考えがあったらお聞かせ願いたい。 ○議長(中村嘉孝君)  井分局長。 ○危機管理局長(井分信次君)(登壇)  宮崎議員からのシェルターのご提案等頂戴する中で、現状分析といたしまして、弾道ミサイル発射ということになりますと、発射後から7分から9分後に日本国内を通過ということでございます。非常に短時間ということでございますので、こういった状況からも情報収集いたしますと、多くの国民の方から内閣官房の国民保護ポータルサイトにアクセスが集中したというようなことで、それぞれの自助努力の中で情報収集に努められたという情報も入手しております。  そういった中で、現在、その保護計画によりますと、こういった事象が発生した場合に、すぐに避難行動をとることであるとか、あとテレビ、ラジオをつけていただきたいとか、あともしいらっしゃるところに地下があれば、そちらのほうへ行っていただきたいとかいうことで、書かせてはいただいておるわけでございますけれども、この事態を鑑みまして、改めまして、今後、行政出前講座等、日常的に市民の皆様にこういった状況下であることをお話ししつつ、対応願いたいというようなことをお話ししてまいろうと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  そういうような国民保護計画の中でも、市民の皆さんに周知もお願いしたいというふうにも思っております。  最後になりましたが、こういうような事案が発生した場合、Jアラートでというふうに、きのう髙島議員も質問しておったんですが、私は市民に対しての周知、今後どのようにしていったらいいのかなと、いわゆる携帯とかスマホとかいろいろな中でのエリアメールとかそういうなものもございますが、防災も含めて同報無線なりをやっていくべきではないのかなというふうに思っております。  過去にも私、消防職員のときにもそういうなんは、設置をするためにもいろいろ調査もし、やってきたんですが、莫大な金がかかったで、そのときは断念いたしましたけれども、今後もこういう必要性が出てきた時期ではないのかなというふうに私も思っておりますが、今後そのような考えはあるのかどうか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  井分局長。 ○危機管理局長(井分信次君)(登壇)  先ほど宮崎議員からこういう情報伝達ということで、同報無線の有効利用というようなご提案も頂戴したわけでございますけれども、私どもといたしましては、Jアラートを初め、こういった情報収集をする中で、各種広報媒体をフルに活用することをまず考えております。それで、次のステップといたしまして、第2次総合計画にもうたいました総合的な防災情報伝達システムの構築によりまして、確実かつ迅速に災害情報を伝達する基盤を確立するとともに、自治会、自主防災組織、地域まちづくり協議会など地域への継続的な啓発を図るなど、多様な対応を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  12番 宮崎勝郎議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 1時56分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 2時06分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、10番 岡本公秀議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  それでは、新和会の岡本です。一般質問を行わせていただきます。  まず最初に、火災現場における機械力の活用についてということで、消防に関する質問を行います。  本年の11月17日、18日と開催される中津川市での緊急消防援助隊中部ブロック合同訓練というのに亀山市のチームが参加するわけでございますが、まず、この合同訓練の詳細について説明をお願いいたしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  10番 岡本公秀議員の質問に対する答弁を求めます。  平松消防次長。 ○消防次長兼消防署参事(平松敏幸君)(登壇)  まず、ご質問にございました緊急消防援助隊の結成に至る経緯について、先にご説明をさせていただきたいと思います。  平成7年1月に発生をいたしました阪神・淡路大震災の教訓を踏まえまして、国内で発生した地震などの大規模災害時における人命救助活動などの、より効果的、かつ迅速に実施できるよう、相互に援助する体制を構築するために、同年6月に創設をされたものでございます。現在、全国で5,658隊が登録をしております。  また、本年度の緊急消防援助隊中部ブロック合同訓練でございますが、11月17日から18日にかけて岐阜県中津川市において開催をされ、当消防本部からは消火隊として、化学車1台で4名が参加する予定となっております。なお、その際には、寝袋、簡易ベッド、食料など、2日間活動できる装備を持参いたします。  訓練の内容でございますが、地震を想定した大規模災害による建物倒壊や、複数の施設での火災などが想定されていますが、ブラインド方式の訓練であるため、当日どのような想定が付与されるかはわかっておりません。なお、中部ブロックは、愛知、岐阜、静岡、福井、石川、富山、三重の7県で、三重県からは7消防本部14隊が参加をいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  先ほどの説明で、今回参加する緊急消防援助隊は4名で1編成という説明を受けたんですが、この亀山市の緊急消防援助隊は、この4名1編成が全てなのか、それとも、今回はこういうチーム編成で行くけれども、総人員はもっと多いのか、ちょっとそこを教えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  平松次長。 ○消防次長兼消防署参事(平松敏幸君)(登壇)  ご質問のございました亀山市の緊急消防援助隊登録隊数の内訳でございますが、まず消火隊として、化学車1台4名、救急隊としまして、救急車2台6名、そして、特殊装備隊といたしまして、小型動力ポンプつき水槽車1台2名で、合計4隊12名を登録しております。  資機材につきましてでございますが、エアテント、寝袋、簡易ベッドなど、被災地で72時間以上活動できる資機材を保有しております。以上でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  それなりにきちっとした編成が登録していただいてあるようですけれども、この援助隊は、例えばどこか遠方で必要事案といいますか、災害が発生した場合に、具体的な指揮系統は僕もわかりませんので、ばらばらで行くわけじゃないから、三重県は三重県でまとまってということになるか知らんけど、そうすると、どこかの消防本部が司令部をつくるわけですね。そういった指揮系統もちょっとわからんので、説明していただきたいし、そういうふうな必要事案が発生して出動命令が起きた場合に、必要な、亀山市をぱっと出るまでに要する時間というのはどのぐらい必要か、教えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  平松次長。 ○消防次長兼消防署参事(平松敏幸君)(登壇)  まず、亀山市を出るまでに必要な時間のほうからお答えをさせていただきます。  出動までの時間につきましては、県知事から各消防本部へ出動要請があり、愛知、滋賀、奈良、和歌山県で震度6強以上の地震などがあった場合は、迅速な出動といたしまして、おおむね1時間以内にそれぞれの消防本部から出動することが決められております。  その他の出動要請につきましては、代表消防機関でございます四日市消防本部から出動する隊、集結場所、時間の指定があり、指定された時間までに勤務員や非番招集員などで隊編成を行い、迅速に出動しております。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  ここの近隣で起きた場合は1時間以内に出動すると。だけど、遠方の場合は、その要請によって必要な資機材とか持っていくものも変わるから、一概には何時間とか、1日か2日とか、それは言えないということですか。 ○議長(中村嘉孝君)  平松次長。 ○消防次長兼消防署参事(平松敏幸君)(登壇)  議員おっしゃるとおりでございまして、代表でございます四日市消防本部から、その時間の指定がございます。その時間に間に合うように出動しております。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  亀山市の援助隊も、いざそういうふうな遠方へ出動となってくると、食べるものから皆持参ということですね。要は、向こう先にお世話にならんでもええように、まあそれなりの準備が必要と思いますけれども、日常的に気を緩めることなくやっていただきたいと思います。  ところで、去る6月に、日曜日でしたけれども、西町でちょっと大きな火事がございまして、立派な日本家屋が2軒丸焼けになったんですけれども、この火災におきましても、大きな火が鎮火した後も、なかなか残り火といいますか、消えないんですよね。そういうことで、職員も、うちの団員も、遅くまで警戒に夜中までついておったわけでございます。なぜそういうふうに、朝の9時過ぎに火災が起きて、僕が行ったのが10時前で、それから夜の12時間ぐらいかかっておるわけでございますが、なぜこういうふうに長々とおったかというと、やはり建物の壁とかそういったものが邪魔になって、最後のくすぶりというのがなかなか思ったところへ水が届かないことが多いんですよね。だからそういう場合、消防のほうはとびぐちというのを持ってきて、いろんな柱、壁の類いを壊すんでありますが、これは全て人間の力でやっておるもんで、なかなか頑丈な立派な家屋やと、そう簡単に壊れるとは限ってないわけですね。それで、いつまでもくすぶりというのが消えないんですけれども、結果として遅くまで団員を待機してもらうということになるんですが、こういった現状というのが多々あるわけですが、こういう現状に対して本部はどういう認識を持っておるか、ちょっとお伺いします。 ○議長(中村嘉孝君)  平松次長。
    ○消防次長兼消防署参事(平松敏幸君)(登壇)  本年6月に発生をいたしました西町の建物火災におきましては、確かに建物の瓦れき等が非常に多くて、残火処理に時間を要したことを認識しております。なお、この残火処理につきましては、再燃火災の危険が非常に大きいということから、注意深く作業をすることが求められております。  また火災現場では、消防隊が火災現場に出動し、消火作業に着手した時点から火災建物を管理する権限と責任が生じます。さらに、火災の調査を行う上で現場保存義務が求められますことから、残火処理の方法につきましては、極力多大な破壊は避け、小破壊を繰り返しての消火作業が必要となります。  以上のことから、当消防本部では、再燃防止のための残火処理は、たとえ長時間を要しても、とびぐち等により小破壊の繰り返し、及び人海戦術をもって完全鎮火へと努めているところでございます。  なお、確かにこの戦術につきましては、多大な労力を必要とするところでございますが、その点につきましては、非常備でございます消防団員の皆様にもご理解をいただいているものと認識をしております。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  火災現場を後で現場検証せなあかんで、余り改変されるとまずいというのもあるか知りませんけれども、当消防団員も、次の日は早くから仕事に行く人も多々おられるわけであって、余り夜遅くまで引っ張っておけやんというのも、また苦しいところなんですよね。  それで、うちの団員からも意見が出ているんですけれども、聞いた話によると、人力ばかりに頼るんではなくて、小型の重機を持ってきて、それでやったほうがはるかに効率も上がるし、狙ったところへ水も打てるしという意見が出ておるんですよね。そういうふうなことを機械を入れておる消防本部もあるという話も聞いております。人力で壊すというのも、あれは人間がとびでひっかけて壊すんやけれども、予想外に壊れる場合があって、何か怖い場合もあるんですよね、塀が倒れたりして。そういうことで、こういうふうな機械力を多少でも投入したらどうかという、うちの団員の意見ですけれども、それに関してどういう見解があるのか、お教えいただきたい。 ○議長(中村嘉孝君)  平松次長。 ○消防次長兼消防署参事(平松敏幸君)(登壇)  議員のほうからご提案がございました火災現場での残火処理に伴います重機の投入につきましてでございますが、先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、火災原因調査に法的な義務がございますことから慎重に判断をしております。しかし、例えば糸魚川市の大規模火災のように、当市の消防力では消火困難な火災に至った場合には各種応援要請を行うとともに、必要に応じて重機などの現場投入も考えているところでございます。  なお、そういったことも含めまして、昨年度末には建設機械などの操作技能を有する消防団員の調査を実施したところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  先ほども申しましたように、人力でとびを使って破壊するというのは江戸時代からやっておることであって、僕らから見ると、そのいろんな事情はわかりますよ、いろんな事情はわかるけれども、何か消防技術というのはすごい進歩しているにもかかわらず、こういった面では非常に旧態依然たることをやっているなあというような気もするんですよね。  そういうことですので、先ほど重機の取り扱いができる職員云々の話が出ましたが、やはり、そんなトレーラーで運ぶような大きな重機やなくて小型の重機、本当に個人でもそういった機械を持っておる人もおるぐらいですから、そういったやつを消防本部ができれば1台購入して、そして必要と判断したときには、ちょっと市のトラックで速やかに現場へ投入できるぐらいの体制があっても私はええと思うんですよね。そういうことを一応念頭に置いて、これからの消火活動の一助となったらよいかと思いますので、よろしく検討をお願いしたいと、それを思います。  この消防に関する質問はこれで終わります。  次に、2つ目の質問に入ります。  カメヤマ創業アシストということに関してでございます。  映像をお願いいたしたいと思います。  皆さん方のテーブルにもそのチラシが置いてありますが、亀山商工会議所がカメヤマ創業アシストという事業に関しまして、創業塾という画面に映っておるチラシが、この前、新聞に折り込みをしていただいたんですね。これは、自分で事業を始めようとする個人の方に対して会議所が講師の方をお招きしていろいろと指導するセミナーであります。当亀山市としては、この商工会議所の事業に関して、どういう形でかかわって支援をやっているのか。また、この創業アシストという事業は、国のどういった制度に基づいて亀山市が支援を行っているのか、ご説明をお願いいたしたい。 ○議長(中村嘉孝君)  西口環境産業部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  カメヤマ創業アシストとは、亀山商工会議所を中心とした地域の創業支援体制の総称でございます。創業を支援する機関が連携することで市内での創業を促進しようと、商工会議所の働きかけによりまして、平成25年8月に組織されたところでございます。構成機関といたしましては、亀山商工会議所と、それから亀山市、そのほか創業資金の調達を支援する日本政策金融公庫の四日市支店、それから三重県信用保証協会、それに、労務に関する支援を行う三重県社会保険労務士会で組織をしております。創業に関する相談窓口を設置する亀山商工会議所が相談者と支援機関とのかけ橋となりまして、支援内容を総合的にコーディネートすることにより、必要に応じた専門的支援を相談者に継続して行うことが可能となっております。  その創業アシストにおける本市の役割ということでございますが、こうした地域の創業支援体制について、ホームページや広報紙を活用いたしまして効果的な情報発信を行うとともに、創業セミナー亀山創業塾の開催や、創業資金融資に対する助成制度といった事業を支援機関と連携して実施することによりまして、市内での創業を志す方を支援しているところでございます。  また、国とのかかわりでございますが、平成26年1月に施行されました産業競争力強化法に基づきまして、国は地域の創業を促進する施策といたしまして、市町村と民間事業者が連携して実施する創業支援事業について、市町村が計画を策定することを要件に、地域での創業予定者や民間事業者が実施する事業を対象とした支援を行っております。こうしたことから本市では、平成28年1月に亀山市創業支援事業計画を策定いたしまして、市内での創業予定者が、例えば創業補助金であるとか減税措置、無担保融資枠の拡大など、国の支援施策を活用いただけるよう連携した取り組みを行っておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  国もこういうふうな個人の仕事を起こす、起業の推奨をしておると。そういうふうな背景には、個人事業主といいますか、それがすごい減っておるんですね。お国の統計の数字があるんですけれども、亀山市内の事業者数の推移ということで、個人経営の事業所が平成21年から平成28年の7年間で、亀山市内で140減っておるんですね。私どもの近所でも、この10年以内にかなり多くのお店が廃業をして、後継ぎがいないとか、いろんな状況ですね、商売の先行きが余り明るくないとか、いろんな事情でようけ廃業されたこともありますが、7年間で140も個人経営の店が減っておるということは、やはり余り好ましいことじゃないと。国もそういうことを十分知っておるわけですね。  そういうふうな個人事業主というか、個人経営の店がどんどん減っておるということが、市の経済とか、または市のいろんな行政や、いろんな社会活動とかいろんな分野にどういった影響を及ぼしておるかということを伺います。  というのは、私、個人的な見聞きでも、例えば先ほど消防のことを言いましたが、私が消防団に入った30年以上前は、うちの分団もいろんな職業の方、自営業が多かったですよね。農業とか職人さんとか、私らみたいな個人営業とか、そういった方が結構構成比を占めておったのが、だんだんと今はサラリーマンの方に結果的に頼るようになってきたと、そういう傾向があります。  また、我々の地元へ帰っても、お祭りというのがあると、平日はなかなか人が動員できやんで、個人営業主がいないから、サラリーマンの方の休みの土・日にお祭りの日を合わすとか、逆に、そんなことまであちこちでやっておる状況ですね。そういうことを私らは、個人的にもやはり身近に感じておるわけでございますが、市のほうとしても、こういった個人営業主の数が減っておるということがどういうふうな行政に影響を与えておるか、状況がわかったら幾つか例を示していただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  今、議員がおっしゃいましたように、個人経営の事業所数の7年間での140の減少ということですが、平成21年には797カ所、それに対して28年の調査では657カ所ということで140カ所減っておるわけですが、その影響でございますけれども、議員みずからおっしゃいましたように、事業所数の減少が進みますと、地域経済や雇用にも大きな影響を及ぼすことはもちろんでございますが、おっしゃったように、市民生活により身近で、地域のさまざまな活動の担い手として大きな役割を果たしていただいておりますことから、その数が減少いたしますと、日常生活における利便性や地域の活力の低下にもつながってこようかというふうに考えております。  そういったことから、創業者や事業承継を考える既存事業者の支援をすることは、地域経済の活性化を図っていく上でも必要であることから、今後も継続してそのような取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  この商工会議所の創業塾は、ことしが初めてということじゃないんであって、この制度が始まって以来何年で、累計で何人ぐらいがこの塾を受講され、そういった方の中で創業、実際に商売とか事業をやり始めた人は、そういった方が何人おるか、ちょっと数字をお示しいただきたいと思います。それでお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  創業セミナーにつきましては、市内での創業予定者であるとか、創業して間もない方などを対象に平成25年度から実施をしておりまして、ことしで5年目、5回目になります。本年度は、お手元のパンフレットにもございますように、9月末から4日間のシリーズセミナーとして開催予定でございますが、これまでの4年間の実績といたしましては、総受講者数は61名でございます。そのうち9名の方が既に市内で創業されておりまして、喫茶店であるとか美容院、あるいは介護施設などの業種はさまざまでございますが、そのような創業をされております。また、昨年度のセミナーの受講者のうち、近く3名の方が創業予定というふうに伺っております。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  この新しく実際に開業された方の中には、今度、関ロッジを開業される方もここの受講者だという話を伺ったんですけど、間違いありませんか。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  そのとおりでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  ただでさえ既存の個人商店というか、それがどんどん減る中で、その減少分をカバーするまではいかなくても、やはり新しく若い力がこういった経済の分野に乗り出すということは、私は非常に歓迎すべきことだと考えております。  それから、お手元に配ったチラシに関してですけれども、これはセミナーの内容とか講師の先生とか紹介がありますが、ここで私はつけ加えて、いざ開業に当たって、市の支援制度、例えば事業をやるのに借入金を起こすと、その利子がかかってきますね。その利子を補給するとか、そういうふうなことまで、セミナーのときに口頭で言われるのかもしれませんが、そういったこともやはり載せてもよかったんじゃなかろうかと思うんですけれども、このチラシをつくるに当たって、市の担当と会議所が載せる内容に関して、過不足はないかとか、そういったことをお互い相談とか打ち合わせは行ったんでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  まず、この創業セミナーの開催自体につきましても、講師の選定とか開催の日程などいろいろございますが、事業を委託しております商工会議所と相談の上、決定をしております。また、講義内容につきましても、講師を交え協議の上、決定をしているところでございまして、この募集チラシ自体についても同様でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  この募集チラシが新聞広告でかなり多くの方の目に映ってはおると思うんですよね。それで、市内におけるやはり自営業者の数がふえるということは、地域とか、またいろんな亀山市にも商業団体がありますね、そういった商業団体の活性化ということにも、やはり数がふえるということは不可欠であると思うんですよね。そういうふうなこともありまして、こういった自営業者を継続的に育成すると、そういうセミナーを亀山市がやはり力を入れて会議所と一緒にやっていただくということは非常に結構なことだよと、そういうふうに申し述べて、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  10番 岡本公秀議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 2時35分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 2時45分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、16番 服部孝規議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  質問に入る前に一言、苦言を呈したい。  市長の答弁でいつも思うんですけれども、前置きが長いのと、それから答えのところが、本当に質問したことに答えてくれていない。やっぱりきちっと質問に対して答えるという真摯な姿勢で臨んでいただきたい。これはぜひともお願いしておきたい。  それから部長についても、この間の建設部長のように、前の議会と今度の議会で答弁が変わってしまうようなこと、こんなことは絶対やっていただいたら困る。こういう議会の場で議論をしようというのであれば、そういうところは真摯にやっぱり対応していただきたいということを前もって発言をして入りたいと思います。  まず、図書館の駅前移転の決定と図書館整備基本構想についてであります。  7月14日に朝8時から臨時の教育委員会を開き、図書館は亀山駅前が適地であるとした亀山市図書館整備基本構想を、市民への説明も市民からの意見を聞くこともなく、教育委員会だけで決めてしまいました。市の重要な施設の移転を市民無視で決めてしまったことは、20年間議員をしてきた私にとって初めての乱暴な決め方であり、強く抗議するものであります。  こうした乱暴な進め方に憤りを覚えた市民の方々が立ち上がって、よりよい図書館を目指す会準備会をつくり、7月8日、9日の土・日に図書館前で利用者に、図書館は現在の場所がいいのか、駅前がいいのかを問うシール投票を行い、400人ほどの利用者から回答をもらい、そのうち86%が現在の場所がいいと答えたということであります。  今回の資料によれば、当日、利用者からは、子供を連れてきて公園で遊び、疲れたら図書館に来て本を読む、こうして子供たちは本好きになりました。うちの家族の歴史ですとか、駅前にできる立体駐車場だと、子供を連れてたくさんの本を持って移動するのは大変危険、また歴史博物館もあり、中央公民館もあり、文化施設が集まっていて緑も多く、図書館の環境としてとてもいいなどの現在の場所を高く評価する声が幾つも聞かれたということであります。それに引きかえ、駅前移転について教育委員会は、利用者から直接生の声を聞いたことはあるのでしょうか。さらにこの会では、臨時の教育委員会を開く前日に市民参加で出前トークを開き、その中で、あすの教育委員会で決定しないでほしいという意見が圧倒的に強く出されたということであります。ところが翌日の14日開催された教育委員会では、こうした市民の声は一顧だにされることなく、粛々と決定をされてしまいます。  そこで、基本構想をつくる際、利用者や市民との意見交換の場をつくることもせず、教育委員会だけで決めてしまったのは、市民無視の一方的なやり方だと考えますが、教育長の見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  16番 服部孝規議員の質問に対する答弁を求めます。  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  少しお時間をいただきまして、丁寧に説明させていただきたいと思います。  初めに、議員各位に配付させていただいております平成28年度主要施策の成果報告書の76ページに図書館のページがございます。そこで成果指標の一つとして提示されております平成27年度実施されております「図書館が充実していると思うか」との市民アンケートで、市民の満足度は25.5%、それに対し、「重要と思うか」という重要度は60%という実情がありました。そういった中で昨年度10月、教育委員会といたしまして、図書館の今後の方向性をまとめさせていただきました。その後、図書館整備基本構想の策定に当たりましては、本年3月から5月に亀山高校の生徒、市内小・中学校児童・生徒の保護者、社会教育関係者や委員、地域まちづくり協議会関係者及び来館者を対象にアンケート調査を実施して、1,697件の回答をいただき、さまざまな立場の皆さんの図書館に対する意識把握を行ってまいりました。  そのアンケートでは、図書館の立地について、現在地か亀山駅前かどちらがよいと思うかとの設問は控えさせていただいたところでございます。それは、具体的な拡充策や新図書館の構想が定まっていない中で、場所だけの選択を尋ねるのは適切でないとの判断からであります。そして、この1,697件の回答でいただいたアンケート結果からわかってきたことといたしまして、学生700人の対象者のうち図書館を利用したことがある方は約7割、その方たちの満足率も5割を切っています。現在、日常的に図書館を利用していただいているコアユーザー、いわゆる固定的来館者は市民の3割に満たないこと、2週間に1回程度の利用は2割にも満たないということがわかってまいりました。また、来館の交通手段は、自動車、バイク、自転車が7割を超えています。休日限定利用者は4割を超えています。  一方、利用したことがない方に対し、その理由を問うと、「場所を知らない」「行きにくい」「行けない」「行く目的がない」と上げた方が5割であります。利用目的も、図書の貸し出しが主体となっています。サービス向上策を尋ねると、一番は交通アクセスでありました。このような状況を把握しながら教育委員会は、近年開館した3つの図書館への視察にも行かせていただきました。  こういった経緯の中で、図書館は、立ち寄りもオーケー、滞在もオーケー、たくさんの市民に活用されることが重要、図書の貸し出しだけでなく、人が集う場、つながる場であることが大切と確信したところであります。教育長といたしましても、教育委員会といたしましても、現状の諸問題の多くが解決され、機能・サービスを含めた拡充が実現される、そして、学びと交流によるつながる場、集える場の実現に向けて亀山駅前が適地と判断させていただきました。  シールアンケートをしていただいた方々には敬意を表します。猛暑、酷暑の中であったと思いますし、それは一定、市民の関心を高めていただいたと思っております。そういった中で、この構想を策定途中から社会教育委員会、生涯学習推進会議、図書館運営委員会等にお示ししながら教育委員会で、協議会も合わせて16回の議論を重ねて基本構想設定に至ったところであります。
     今後は、駅前移転拡充のよさを市民の皆様に丁寧に説明していく責任があるかとは存じております。駅前にあるから行きたい、駅前にあるから行きやすい、あの図書館があるから駅に行こう、そういった思いを持ってもらい、若者も、乳幼児を連れた親子の方々、サラリーマン、学生、高齢者、そういった方々が立ち寄りやすい、滞在しやすい、市民の皆様にとってよかったと思える図書館を築き上げていきたいと存じておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  長い答弁でした。  結局、そういうことをなぜ市民に語らないのかということですよ、私が言うのは。そうでしょう。こうやって質問にして初めて語るわけですよ。なぜそれを決める前に市民に語らないのかということですよ。それをやらずして、今になって決めてからこういうことを言うたら、何だかんだと言うわけですよ。確かに満足度が低いというのは、駐車場が少ないとか、今の現状は確かに問題はありますよ。だから、建てかえは私は必要やと思いますよ、図書館自体ね。そういうことはあります。それから場所だけではまずいと言われましたけれども、場所だけで決めたのはあなた方やないですか、駅前ありきで。アンケートで抜いたというのは、結局、駅前ありきやから抜いたんでしょう。そんなええかげんな答弁しないでくださいよ。  それで、今度の基本構想でいくと、場所は駅前、広さは3,300、駐車場は立体駐車場で50台、もう骨格が決まっているんですよ。基本構想では、今後は図書館整備推進に係る委員会やワークショップで市民、行政など開かれた議論を重ねて合意形成を図ると言いますけれども、もう骨格を決めておいて、もう駅前へ行くんです、図書館は駅前なんです、意見出してくださいって。これで意見は出ますか、議論になりますか。だから、やるんなら基本構想をやる時点で、つくる時点でなぜ市民の意見を聞かなかったかということなんです。  この8月に議会の教育民生委員会が長野県の小布施町の図書館と、それから岐阜県岐阜市の中央図書館へ視察に行っています。この報告書を読みますと、例えば小布施の図書館は、図書館づくりで住民懇談会や意見交換会を開いて、その意見を踏まえて基本構想を作成したと言っています。それから岐阜市の中央図書館、これはもともと岐阜大学医学部の跡地利用をどうするかということを市民に募集したんですよ、意見を。そうしたら一番多かったのが図書館をつくってくれという声だったんで、その跡地に図書館がつくられることになった。つまり、市民の声を聞いて、この小布施も岐阜もやっているわけですよ。亀山はそれをやらなかったんですよ。今、とうとうと教育長は言われましたけど、全部それは教育委員会の内部の話ですよ。意見を聞いたといったってアンケートですよ。アンケートも一方通行ですよ。私が言うのは意見交換ですよ。キャッチボールをしなきゃならん。こういうことをやらずに、本当に基本構想が言うような、市民一人一人が図書館が自分たちの暮らしに必要なものであるという共有意識を高めることが必要やと、こう書いてあるんですよ。できるんですか、これは。  つまり、市民が最初から図書館づくりに参加をしてこそ共有意識は私は高められるんやと思う。教育委員会が決めておいて、それから場所も決まりました、広さも決めました、骨格もこうです、駐車場は立体駐車場ですって、そうやって決めておいて、それで意見を出してくださいって。これではやっぱり共有できませんよ。  教育長に前、特別委員会で聞きましたけど、再度聞きます。  学校を建設する場合、先に教育委員会で決定をしてから保護者や地域の人たちに意見を聞くというやり方をしますか。その点についてお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  学校建築の場合、地域住民、保護者の声を聞きながら進めてまいると存じております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  当然ですよね。それをしなかったのは、今回の図書館なんですよ。学校問題で、こんなことを教育委員会が先に決定してから、それで地域の人に意見を聞きますと言うたら、これは怒りますよ。だから、いかにこれがイレギュラーというのか、異常な決め方であったかということは、私ははっきりしたんだろうと思います。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第30条、ここには教育機関の設置というのが書かれています。地方公共団体は、法律で定めるところにより、学校、図書館、博物館、公民館、その他の教育機関を設置するというふうに定めています。図書館は、学校と並ぶ重要な教育機関なんです。やはりこういうことを考えれば、当然、やっぱり学校をつくるのと同じように、学校の改築と同じように、まずやっぱり保護者に聞く、地域の人に聞いて、それからやっぱり計画を立てていくということですよね。それをしなかった。やっぱり駅前移転ありきという、櫻井市長の市民無視の方針が、やっぱりこんな形になったんだろうというふうに思います。これは、まさに今、国政で問題になっておる加計学園ありきと同じですよ、構図は。こんなやり方を絶対に私は認めるわけにいきませんので、ぜひこれは白紙撤回をしていただきたいというふうに思います。  問題はこれだけではありません。まだまだあります。  その一つは、図書館の駅前移転と亀山市の公共施設等、先ほど西川議員も言いましたけれども、総合管理計画の矛盾であります。この公共施設等総合管理計画の対象は、いわゆる箱物だけではありません。いわゆる上下水道、道路というインフラも含んでいるんですね。こういうものも全部含んで、いわゆる60年間の間にかかる経費を25%削減しないともちませんよというのが市の公共施設等総合管理計画なんです。そのためには、やはり集約化とかそういうことが必要だということを市が言っているわけです。私はこの計画自体、全面的に推進する立場ではありません。問題もあると思いますので。ただ、あなた方が決めたこういう計画と、それから今度の図書館駅前移転という問題を考えた場合に、駅前に新たに一つ図書館ができる、それで、今ある図書館は中央公民館などという形で再利用すると言っているわけです。ということは、公共施設が1つふえるんですよ。こういうことを今やっていっていいのかという話ですよ。  こういう問題、矛盾するんではないかと思うんですが、再度、これは西川議員も聞きましたけれども、矛盾しないということですが、これは一時的なものと言えるんでしょうかね。というのは、これから先、庁舎の建設が入って、これもまた一時的にふえるとまた言いますわな。それから認定こども園、定員200人、これは道路も含めたらすごい増になりますよ。こういうものが次々とあるんです。それから、道路にすれば和賀白川、それから野村布気線、これもみんなインフラですよ。これはみんなふえますよ。こういうことを総合計画で計画しておいて、どうやってこれ減らしていくんですか。総合計画ではふやすんですよ。そしてこの管理計画では減らすんですよ。25%でおさまりませんよ。こんな矛盾した計画はありますか。  市長、どうですか、答弁。 ○議長(中村嘉孝君)  答弁願います。  落合財務部参事。 ○財務部参事(落合 浩君)(登壇)  将来費用の削減につきましては、公共施設の集約化や複合化などによって面積の削減を図るだけではなくて、維持管理経費の削減や長寿命化の推進によりまして施設を長く経済的に利用することで、将来費用の抑制に努めていきたいということと、また企業誘致の促進による税収確保などによりまして将来費用の財源の確保を図っていきたいということを、同計画にも基本方針として定めております。  また現在、各公共施設について、複合化や統廃合できるかどうかということを各部局と検討もしております。その中で、また新庁舎につきましても、新庁舎に集約化できるような機能があれば集約化するということで、そして、そこであいた施設については複合化を図っていくとか、そういうことを今協議しております。具体的にはこの場では申し上げることはできませんが、そういう手法をとって25%の将来費用の削減を努めていきたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  全く答えになっていないですよ。  要するに、現在ある施設を25%減らすのも大変なんですよ、これ。その上に、私が言ったように、総合計画で新たに箱物であり、インフラであり、どんどんふやすんですよ、これ。こんなことをして、どうしてこの計画が、あなた方が立てた計画が実行できるんですか。25%で済みませんよ。これは矛盾したやり方ですよ。一方で建物やインフラをふやしておいて、一方で減らすと言うんですよ。こんなむちゃくちゃな計画はありませんよ。  この問題に関して言うと、公共施設等総合管理計画の図書館や歴博などの社会教育系施設について基本方針というのが書いてあります。何て書いてあるか。亀山公園内の施設や周辺施設のあり方を一体的に検討し、集約化や複合化等により施設の再編を行いますとはっきりうたっています。つまり、ふやすと言っていないですよ。その亀山公園の中の施設ですら再編するっていうんですよ。逆やないですか、これ。  この辺どうですか。 ○議長(中村嘉孝君)  落合財務部参事。 ○財務部参事(落合 浩君)(登壇)  現在の公共施設等総合管理計画では、教育系施設であるとか、文化系施設とかいうふうに大きくくくった施設についての基本方針を定めております。今後は、各個別の施設につきまして、更新であるとか複合化であるとか、そういうことを今年度から取りかかっておりますので、その中で決めていきたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  もう既にこの基本方針が崩れているんですよ、これ。再編複合化によってやるって言うんですよ、集約化を。これがされないわけですよ、駅前に移転したら。  私はこう思うんですよ。例えば、今、亀山公園の中に図書館と、それから地域社会振興会があれですけれども、青少年研修センターがあります。あの2つの施設を統合して1つにすればいいと思うんですよ、複合施設に。そうすれば1つ建物が減って、駐車場も十分確保できて、そして図書館も、あそこなら3階でも建てられるわけですよ。そういう施設を考えればいい。そうすれば、公共施設は減るし、あそこから図書館が出ていくこともないし、非常に私はいい計画であろうと思う。そういうことは考えられるわけですよ。だから、駅前ありきだからそういう発想が出てこない。この辺の問題がやっぱり一番の問題だろうというふうに思います。  次に、図書館づくりということで移っていきたいと思います。  先日、図書館学を専門としている大学の先生の講演を聞きました。その中で学んだのは、図書館は単に本をそろえて貸すだけの場所ではないという、当たり前のことですけれども、そういうことです。  図書館は、ユネスコ公共図書館宣言にこういうふうに書いてます。公共図書館が、教育、文化、情報の活力であり、男女の心の中に平和と精神的な幸福を育成するための必須の機関であるというユネスコの精神に従って、1つは全ての人に、それから2つ目は無料で、3つ目は税金を使って、4つ目は法令で制定されたものだ、これがユネスコの精神だというふうに書かれています。こういう理解に立てば新しくつくろうとする図書館の館長がどんな人物になるかというのは、非常に私は重要な問題であろうと思います。全国的に見ても、やっぱり評価の高い図書館というのは、それなりの館長を公募したりしてやっています。だから、そういう意味では亀山市も、本当に館長をどんな人を迎えてやるのかというのは大きな問題だろうというふうに思います。  それからもう一つの問題は、これは亀山市の問題ですけれども、現在、正規の図書館の司書が一人もおりません。この問題は、やっぱり今働いてもらっている方というのは一生懸命やってもらっていますし、そのことについては私もどうこう言うつもりありません。ただ、市としてきちっと、やっぱり正規の職員を司書として置くということが、やっぱり市の責任だろうという意味で言っているわけです。  人口5万から6万の市というのが88市町あるんです。市町で数を言うと。そのうちで、平均でいくと2.4人正規の図書館司書が配置されております。それからそのうちでも、いわゆる司書の配置の多い上位9市町というのをとると4人ですよ、平均が。4人の正規の司書がいるというのが、もうこれが当たり前なんですよね、上位でとると。いかに亀山市が劣っているか、こういう問題が出てきます。  そこで、やはり図書館づくりには専門家の館長、それから経験豊かな正規の図書館司書が欠かせないと考えますが、見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  図書館整備基本構想でもお示ししてございますが、図書館の拡充と長期的な展開に当たっては、館長や司書はもちろんのこと、学芸員など多様な人材がその特性を生かして、マネジメントやコーディネート、情報発信などの場面で活躍することが学びと交流の場としての図書館には必要と考えているところでございます。今後、図書館の管理運営についても検討を行ってまいりますが、その中で専門性を持った専任職員による体制につきましても、市長部局と十分に協議を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  ぜひこの問題は大事に考えていただいて、館長、それから司書の問題をやっていただきたい。  先日、来年度の職員募集がホームページに上がっていました。見ましたら図書館司書の採用がないんですね。もう図書館のこの図書館づくりが始まろうというのに、来年、図書館司書を採用しないんですよ。これは何でかなと思いました。本当に図書館づくりに正規の司書が必要だという考え方がないのかなというふうに私は疑問に感じました。そこで、人事とも相談してと教育長言われましたけれども、人事のほうとして、本当にこの基本構想にあるような、司書のみならず、スタッフの拡充を図るというふうにはっきりと基本構想に書いています。そういう意味で図書館司書の採用というのをどう考えてみえるのか。  特に私は、これは単に、例えば大学を卒業した出たての人で資格さえあったらいいというんではなくして、経験豊かな人をやっぱり引っ張ってくるべきではないかと。新しくつくるわけですから、これから。だから、その人の力量に物すごく大きな影響を受けるわけですから、そういう意味での司書の採用が要るんではないかと思うんですが、その点についての見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  まず、午前中もご答弁申し上げましたが、図書館機能や規模が拡充をされるということに伴いまして、正規職員の図書館司書の配置は今後必要になってくるものと認識をしております。その中で、今、採用のことをおっしゃられましたが、正規職員での司書の配置につきましては、現在の職員の中で司書資格を有する者を配置するのか、また今ご提案のありました、新たに司書資格を有する職員を採用するかにつきましては、今後検討を要するというふうに考えておりますが、いずれにいたしましても、今議員申された、よりよい図書館をつくっていく上では司書資格を持つ職員のスキルが一番重要であると、そのように認識をしておりますので、今後も適材適所の人員配置に努めてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  私があえてその経験豊かなということを言ったのは、単に司書資格を持っている人を配置したらいいやないかという話ではないということですね。やっぱり一から図書館をつくっていく、それが40年、50年、ずうっとそれが建物として続いていくわけですから、やっぱりそのつくるときに、しっかりした人をぜひ配置をしていただきたいという意味で申し上げたわけであります。だから、ぜひそういう人を、人材を何としても採用していただきたいというふうに思います。  次に、管理運営体制という問題に移っていきたいと思います。  基本構想を読みますと、指定管理、委託などや直営で運営を行う場合のメリット・デメリットと費用試算と、こう書いてありますね。本当にありとあらゆる運営形態を並べてあります。しかし、まず私が聞きたいのは、今現在、直営で行われている、この直営の運営について検証はされたのか。つまり、直営が問題ある、だからこれは他の管理運営方法に変えなきゃならん。例えば関ロッジがそうでした。直営でやってきた、赤字が出てきた、だから指定管理をという話になったわけですよ、流れはね。だから、そういう意味で、まず直営でやっていることについての検証をしたのかどうか、これをお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  平成24年2月に亀山市立図書館運営委員会より、亀山市立図書館への指定管理者制度の導入についての見解をいただいております。その図書館運営委員会で検証された際には、指定管理の導入は適さないという提言をいただいておるところです。そこで一度検証がされているものと捉えております。ただ、それから5年ほどたっておりますので、この時期、新しい図書館建設に向けて次なる検証は必要と考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  今の答弁はおかしいですわね。まず直営が何らかの問題があるから運営方法を変えなきゃならん。それにはどういう方法があるんだろうということになってくるんだろうと思うんですけれども、少なくともこれを決めるに当たって、基本構想を決めるに当たって検証はされていないんですよ、教育委員会として。そういうことをやった上で、やっぱり直営ではだめだから他の方法を考えましょうよということで基本構想が出てくるはずなんですけれども、そういう答弁ではなかったですよね。だから私が言うのは、今の、まず直営の検証をやった上で、そこに問題点があるならある。どこに問題点があって、じゃあどうするのかということがなけなならないのに、それ抜きでやっている。やはりこれはやっぱり問題があるんだろうと思います。  ちょっと資料を見ていただきたいんですけれども、出してください。これは昨年11月25日の総務省の見解なんです。これは、政府のほうがトップランナー方式というものを打ち出した。要するにどういうことかというと、業務改革を実施している、例えば指定管理に切りかえるとか、そういう業務改革を実施している地方団体の経費水準を地方交付税の基準財政需要額の算定に反映するトップランナー方式を推進したという、こういうことに対して、政府はそういうものをトップランナー方式を打ち出したということに対して、総務省が見解を明らかにした。つまり、こういう指定管理であるとかいろんな業務改革を実施したところは、特別交付税や地方交付税を多く上げますよという話ですわね、要はね。だから、そういうものに対して総務省はどんな見解を出したかがこの資料になってます。もう一遍出してくださいね。  つまり、業務改革の内容としては指定管理者制度導入というふうに書いてあります。図書館、博物館、公民館、児童館等、この5業務についてトップランナー方式の導入を見送ることとする。つまり、政府はトップランナー方式でやりなさいよと言っていますけれども、少なくとも総務省は、この図書館など5つの業務についてはトップランナー方式の導入はしないと。つまり、指定管理者制度導入を推進しないということですよ、これ。そういうことをはっきりと打ち出したということですね。  だから、そういう意味では今回、指定管理というのも上がっていましたけれども、基本構想の中で、やっぱりこれはやるべきではない。理由として、どういうことが書いてあるかと、これは字がちっちゃいので読めませんので私のほうで言いますけれども、どんなふうな理由でこういう方針が出されたか。図書館や博物館などの教育機関、調査研究機関としての重要性に鑑み、司書、学芸員等の地方団体の職員として配置することが適当である。つまり、市の職員として配置しなさいということですね。それから、専門性の高い職員を長期的に育成・確保する必要がある。つまり、指定管理ではそれができないということです。それから実態として、指定管理者制度の導入が全国的にも進んでいないということですね。だから、この指定管理者制度はなじまないということで、このトップランナー方式の導入を見送るというのが総務省の見解なんですよ。だから、これはやはりふさわしくないという判断をすべきだと思いますが、指定管理者制度について見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  教育委員会といたしまして、新図書館の管理運営方法につきましては、現時点で方針を定めてはおりませんが、どのような管理運営方法をとるのかについて、今後重要な検討課題と考えております。この検討に際しては、利用者にとって最も適切な管理運営方法について、市民の皆さんのご意見も十分にお聞きしながら検討を進めてまいりたいと考えております。  教育長といたしましても、指定管理とか、そういうふうな考えは、現在持っておるところではございません。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  現在という限定つきではありますが、指定管理者制度は考えていないと、教育長としてはということを答弁いただきました。ぜひこれは、もう現在ではなしに最後までそれは貫いてほしいというふうに思います。  最後に、櫻井市長に私は、この取り組みについての覚悟をちょっとお聞きしたいというふうに思います。  7月4日の臨時教育委員会の会議録がホームページにアップされていましたので読んでみました。そのときに服部教育長が次のような発言をされています。図書館ができ、広さが2.5倍ほどになると、その中に入れる蔵書や電子機器、備品等の物品も必要となる。また、開館時間も長くすることで利用しやすい図書館となる。そうするとスタッフの増員も必要となる。そのような初期投資と今後の運営費は、現在の2倍でもおさまらない、その点については企画部長、考えてほしい。こういう質問がありました。これに対して企画総務部長は、ランニングコストについては、図書館の機能や規模に応じた予算を投入していきたいと考えています。ふだんでしたら財政が厳しい、そんなふうにはいきませんよという人が、これは満額回答しているんですよ。本当に、これは教育長のこの不安が解消されるのか。この点については、ぜひ、やっぱり市長に確認をしておきたいと思います。  常々、市長自身も財政が厳しいというふうに言っておられるわけです。その中で、図書館にこれだけの投資をするということについては、やっぱりやってはならんのは、福祉切り捨てとか、市民負担の増をせずに、いかに計画や事業を見直しして財源を出すかということです。これでないと意味がないですよね。負担増があったり、福祉切り捨てをやって財源をつくって、それで図書館の運営費に回しましたでは意味がない。だからそういう意味で、そういう覚悟があなたにあるのかどうか、そういうことをやり切る覚悟があるのかどうか、市長の覚悟をお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  図書館の整備事業は、これは単に今、図書館という箱物を移転させる、こういうことだけではなくて、紹介を先ほどいただいたユネスコの精神を出すまでもなく、教育委員会が示しております、本当に理想の図書館をつくり上げていく、知の拠点としてということになろうかと思います。それを亀山駅前というその場所で都市機能を再構築していく、その中核として図書館機能を位置づけていこうということであります。  先ほど来より、これは開館後の人材の採用、あるいは管理運営形態について議員からご提言を頂戴いたしました。今後、その覚悟はということでありますが、確かに財源の見通しをしながら、図書館のこの移転を含む駅前の再生事業は、本市として総合計画の大変重要な事業でございますので、長期の財政見通しの中で他の事業を切り捨てることなくこれを前へ進めていくという、そういう思いでこれを進めておるところでございますが、今後、教育委員会におきまして図書館の基本計画が策定をされて、図書館の全体像が明らかになってこようかと思いますので、先ほどのご提言も含め、今後の中でその実現に向けてしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
    ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  私は、その程度の覚悟ではできやんと思います。  今言ったように、本当にその総合計画に書かれている事業は本当にたくさんあるんですよ。それも何十億というような事業があるんですよ。考えてみてください。駅前50、それから庁舎も土地購入を入れたら100億近いというんですよ。それから認定こども園も道路を改良しなきゃ、あそこは建ちませんので、200人定員のあの認定こども園をつくろうと思えば、これは何十億とかかりますよ、これは。建設費と道路の両方合わせたら。それから7年や8年先には、私は賛成しませんけれども、リニアの駅が亀山に来るかもわからない。そうすると、そのためのまた支出が出てくるという、もう本当にどんどこどんどこ次から次へと大型事業が組まれているわけですよ。こんな中で、本当にこれだけのお金を、今でも大変な中でひねり出せるのかということですよ。だから、どうしたって、この間、上田部長言いましたけれども、事業そのものを見直しする以外にもうないですよ、これ。総合計画を立てた年ではあるけれども、あえて事業の見直しをしなきゃならん。そういうぐらいの覚悟がないと、とてもじゃないができないと思いますよ、私は。だから、そういう点をやっぱりしっかりとやっていただかないと困る。  なぜこんなことを言うかというと、去年の3月議会で私、こういうことを言いました。市長になってから、ずうっと予算編成の図書購入費を調べたことを上げて言いました。当選直後には1,200万円組まれた、それが前市長時代は800万円だったんで400万円ふやしたということがあるわけですね、それは評価できた。ところが次の年になると1,000万、それから24年、25、26、27と800万に減らされた。それで、ついに600万。ようやくこの批判があったでか知りませんが、今回800万に200万上がりましたけれども、こういう予算のつけ方をしてきた市長なんですよ。とても図書館について、西川議員も言いましたけれども、余り図書館について市長が言及されたというのはないということも言われましたけれども、やっぱり図書購入費ですらこんな状態。それから、図書館の司書も採用していません、1人も。こういう人が本当に本気でここを大事にして、ほかの事業を削ってでもやりますよと、それは福祉やとかそういうのでないですよ。大型の公共事業を見送りする、削る、やめる、こういうことをやりながら、やっぱり予算をひねり出す、こういうことをやらない限りは出てこないと思います。  もう時間がないんで、最後に一言だけ言いますけれども、やっぱり今回の図書館の移転というのは、やっぱり何よりも市民の声を聞いていないんですよ。それでもう決定されてしまった、基本構想が。それから後になって、市民の皆さんにワークショップをしますから意見を出してくださいと。こういうのはやっぱり筋が通りません。私はやっぱりこの移転決定というのは、もう一度白紙に戻すということを求めて次に移りたいと思います。  最後5分ですので、都市計画と、それから開発の規制の問題についてお伺いしたいと思います。  はっきり言って亀山市に都市計画はありません。都市マスタープランは絵に描いた餅でしかなく、開発業者が好きなように次々と開発を進め、その結果、亀山市がつくった計画と相反する事態が進行しています。具体的に言えば、北東部にどんどん若い人が家を建てている。人口がそちらに移っている。それから、306号線沿いにどんどん大型の商業施設、全部成り立つのかどうかわかりませんけれども、これが開発されている。そうすると店舗も、それから住む人もそちらが中心になってくる。そうすると立地適正化計画で中心市街地を何とかしよう、駅前を何とかしようといったって、そうはならないわけですよね。  つまり、市が立てた計画と、それから実際に亀山市で起こっている進行状態が、もう相反する状態になっているんですよ。だから、こういうことを何とかするためには、やっぱり規制をかけるしかないんですよ。そういうことがされていない、こういう問題があります。  私は、27年の9月議会で特定用途制限地域の指定という問題を提案させていただきました。これがその後、どんなふうに検討されたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  特定用途制限地域の件ですが、これにつきましては先ほど議員おっしゃられましたように、平成27年9月議会で服部議員から、また28年の3月議会と、ことしの3月議会では鈴木議員から、それぞれ特定用途制限地域についてのご提言をいただきました。その際には、コンパクトシティ、町なか居住、空き家対策、にぎわいづくり等、さまざまな都市課題に対して総合的な観点から亀山市の実情に合った手法や施策を考えていきたいというふうにご答弁をさせていただいております。  それで、平成27年、あるいは28年と2カ年で第2次亀山市総合計画を策定し、今年度からスタートしたわけでございますが、その構想の中の都市空間形成方針で土地利用の基本的な考え方を整理し、また6月に策定した立地適正化計画の中では、将来的なコンパクトシティに向けて都市機能誘導区域と居住誘導区域という区域設定を行ってございます。土地利用には規制と誘導という両面がございますが、本市の場合、人口減少社会の中で総合計画の将来推計人口を平成37年で5万人以上目指すというためには、一定規模の住宅の建設は継続することが必要であり、その誘導施策を検討していきたいというふうに考えているところでございます。また、商業店舗につきましては、現在の都市マスタープランでは、国道306号沿道地区は沿道サービス施設の集積を目指しており、個々の開発行為に対しては、それぞれ個別で対応してございます。  亀山市のまちづくりにおいては、現状を十分把握して立地適正化計画を推進しながら、必要に応じて他の手法や施策も合わせて検討していきたいというふうに考えてございます。  それから冒頭、私を名指しで、いろいろ間違った、答弁が食い違うというご指摘をいただきましたが、私は一貫して食い違いのない答弁をさせていただいているつもりでございますので、申し上げておきます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  そら厚かましい、人の時間でそんな言いわけせんといてほしいな、本当に。  結局、特定用途をやると言わなかったですよね。もう既に、今からやると言ったって遅いぐらいなんですよ。どうするんですか、亀山市、これ。もう好きなようにやってもらうんですか、業者に開発を。もう立地適正化であろうが、中心市街地であろうが、駅前の再開発であろうが、みんな飛びますよ、これ。306号に集中して、人口も商業も。中心市街地はどんどん空洞化していく。これはあなた方、容認するんですか。それが問われているんですよ、これ。  それで、特定用途制限地域の指定というのは、用途地域が定められていないうちらのような、いわゆる線引きがされていないところ、そういうところについては、商業や工業などの人の集中するようなところ、騒音が出るような発生のあるおそれ、建物の制限をする区域を決めていくということですよ。そういうことを県内では、伊勢市や明和町で条例を制定してやっているんですよ。これはやっぱりぜひやらないと、今からでもやらないと、もう間に合いません。そのことを申し上げて終わります。 ○議長(中村嘉孝君)  16番 服部孝規議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 3時34分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 3時43分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、11番 伊藤彦太郎議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  それでは、通告に従いまして、一般質問のほうをさせていただきます。  今回は、まちづくり及び都市計画についてということで、大きく2点、亀山駅周辺整備とリニア中央新幹線市内停車駅の関係についてということと、あと道路の整備についてということで、まちづくり及び都市計画の視点で、それらについて市の考えを聞きたいと思っております。  まず、1番目の亀山駅周辺整備とリニア中央新幹線市内停車駅の関係についてということで聞かせていただきます。  いわゆるこの周辺整備、駅前開発の中で、よく市民の方からも、駅前整備をするのやったら、リニアの駅が決まってからでええんと違うのか、リニアの駅が決まってから考えるべきじゃないのかとかいう声も聞いたことがあるんですけれども、確かに言われてみればなるほどというふうな部分もあるわけでして、ただ、これにつきましては昨日の今岡議員の質問でもちょっと議論があったところではありますけれども、やはりこの既存のJRの亀山駅に、いわゆる乗り入れというんですか、山本部長からは、在来線の駅との併用という表現がなされていましたが、そういった併用とか乗り入れというのはリニアの設備上、かなり広大な面積が必要になるということで、JR亀山駅にリニアがというのは困難であろうという話が出ておりました。無論、その併用乗り入れというのをイメージされている市民の方もいらっしゃるとは思うんですけれども、ただ併用や乗り入れとかじゃなかったとしても、リニアの駅の状況によって、現在のJRの亀山駅のあり方も変わってくるということは言えると思うんですね。  そこでちょっといろいろお聞きしたいんですけれども、まずその前提としてちょっと確認をさせていただきたいんですけれども、本市の都市マスタープランの中で調査、先ほど服部議員からは絵に描いた餅やとか言われていましたけれども、国が行うリニア中央新幹線の整備ということに対しまして、市内の停車駅が実現することで駅を中心にした新たな土地利用が図られることが予想されることから、国のリニアの整備の方向性が見えた時点で土地利用計画の検討を行いますとあります。このリニア整備の方向性が見えた時点でとあるんですけど、この方向性が見えた時点というのは、一体どの時点なのか、どういう状況なのかということをまず確認させていただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  11番 伊藤彦太郎議員の質問に対する答弁を求めます。  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  総合計画の中では土地利用のこと、都市空間形成方針と、あと都市マスタープランの中でも位置づけておりまして、これがリニアの状況が見えたときということでございますが、私ども考えておりますのは、やはり市内停車駅の場所が決定をする、これはいろいろ環境影響評価の関係もございまして、早ければ三、四年とかというような情報も聞いております中では、そういった停車駅の場所が確定した段階が見えたときと、そのように考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  停車駅の場所が決まったときと。やはりそういうことなんだろうなとは思います。市内の駅なのか、それこそ亀山市に来ると、そういうことなのかもわかりませんし、その辺はJRの考えもあると、そういうことやと思いますけれども、先ほど部長おっしゃったように、リニア名古屋-大阪間の前倒しが今言われていまして、もしかしたら、もうあと数年後のレベルで駅の場所が決まってくるんじゃないかと、こんな話もあるわけです。そんな話で、駅決定というのが、これは決して遠い未来の話ではないということが言えると思います。  そこでお聞きしたいんですけど、そんな状況下なんで、リニアの駅が来るとなったら、ある程度これまでの、先ほど言われたように、ある程度広大な土地が必要という話もあった中で、この市内の大体どのあたりに来るのかという、このあたりの考えというか想定が今の市にあるのか、その辺の考えをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  リニアの編成が400メートルということと、ガイドウエー等で、きのうもちょっとご答弁申し上げました、かなり広大な土地が必要となるということの中では、なかなか在来線駅との併用というのは考えづらいという中で、やはり一団の土地というものが必要になってくるという認識を持っておるところでございますが、残念ながら今、亀山市域の中で、この地域ぐらいというような、そういう見通しについては、残念ながら立っていないところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  まだまだ見通しは立っていないということではあるんですけれども、その上での話なんですけれども、そうすると、やはり今のJRの亀山駅の近くは、どうしてもやはり物理的な制限というか、広さ的な制限はあるとはいえ、やはり現在のJR亀山駅、よく玄関口と言われますけれども、やはり重要なポイントであることは間違いないと思います、今の段階では少なくとも。やはりこのJR亀山駅からリニアの停車駅、そこへのアクセスということを考えなければならないのではないのかなと思うんですけれども、そうすると今回の駅前整備云々の話も、当然そういったことも想定した内容になってきてしかりかなという、そういう話にもなると思うんですけれども、その点はどうなのか。今回は、そのリニアに関する記述とかが今回出された駅前構想には余り感じられないんですけれども、その辺、停車駅の場所との絡みとして、どういうふうな関連性が出てくるとか、その辺を考えてみえるのか、ちょっとその点、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  確かに議員ご指摘のとおり、リニア駅が本市に設置されましたら、かなり大きなインパクト、三重の玄関口になるということでございまして、非常に大きなインパクトがあり、本市の都市基盤を初めとしたまちづくりも大きく変わるというふうに認識をしております。そのような中におきましても、亀山駅周辺地域は今後も本市の中心的都市拠点として、新しく、もしでき上がりますリニア新駅とともに、活性化やにぎわいに資する機能を両方に高めていくべきであろうというふうに考えております。本市といたしましては、在来線駅と別の場所にリニア駅が設置される可能性が高いと想定しておりますもので、今議員おっしゃられた両駅のアクセス機能、これを確保することは大変重要だと思っておりますし、そのアクセスが長い短いによっても随分変わってくるとは思いますが、これは、もう新たな交通拠点としてのリニア駅周辺、また今申し上げました、中心的都市拠点としての亀山駅周辺、それぞれの特徴を生かした上で機能分担を行って相乗作用が図られるようなまちづくりを進めていく必要があると、そのように考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  もちろん一番大きな話としてはアクセスやとは思うんですね。ただ、そうしますと、やはりそのアクセスの点といって、今回、その駅前の構想の中にはその辺が余り記述されないということは、そうしますと、やはり場所的な問題からすると、リニア駅の場所云々にかかわらず、余りそれは現在の亀山駅に影響が少ない、そんなふうにも聞こえるんですけれども、その辺は、ある意味独立したような開発でもいけるというか、そういうふうな想定と思っておいてよろしいでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  私どもリニア駅が決定しましたら、当然、都市マスタープランの変更も行わなくてはいけないと思いますし、第2次総合計画に位置づけました都市空間形成方針、これの変更もあり得るものだというふうに考えております。それは、その市域全体でのまちづくりとしての都市形成の考え方というのは変えていくべきだろうというふうに思っておるんですけれども、先ほどご答弁申し上げた、亀山駅は亀山駅で中心的都市拠点、リニア駅はリニア駅で新たな交通の三重の玄関口としての拠点として、それぞれ機能を保持して進めていくという点では、私どもとしては、リニア新駅ができても、亀山駅の整備につきましてはそのような大きな影響はないと、そのように認識をしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  よくわかりましたということだけ申し上げたいんですけれども、ただ、そうなってきますと、やはり亀山駅というのが、もちろん独自でというような話であるんですけれども、また新たにリニア駅を中心とした都市拠点が発生するということやとは思うんです。そうしますと、これまでの話で、ちょっと駅前整備の話がありました。この中で、松本部長から、昨日も駅前に関して、駅前の宅地化を進めたいという話がありました。そういうふうな話の中で、そのリニアにアクセスするような話で商業の需要というか、やはり売り上げも変わってくるという部分は別で出てくるんかなというふうにも思うんですね。例えばアクセスポイントとすれば、やはりバスで行くんやったらバスの利用者、もしかして下庄あたりに来るんやったら、やはり亀山から紀勢線に乗る人もふえるという中で、かなり駅前が再度活性化されるみたいな話もあるのかなとか思うんですけれども、ただ、その中で宅地化というふうに言われている。  一方で、またちょっと今回、図書館の話もあります。図書館というとやはり文教施設ですので、風俗営業法の絡みで、これは風営法の保護対象施設ということで、やはり風営法に規定される店舗が距離制限を受ける。大体、50メートルから100メートル離せという話になっておるんですけれども、そうしますと、駅前で、例えば長距離のリニアという意味では、亀山駅で、いわゆるこれは飲み屋とか繁華街みたいな、そういう風営法のイメージなんですけれども、そういったものが規制されるということは、やはりちょっと私が考えているようなにぎわいというか繁華街みたいなイメージではないのかなという気はするんですけれども、この辺、今回、にぎわいとかいうふうに言われているんですけれども、この辺のまちづくりというか、その駅前の、今、第2ブロック云々と言っていますけれども、特にこの第3ブロックとか第4ブロックと言われるあたり、これは都市計画的に、ここはたしか商業地域なんですよね。商業地域やけれど、この宅地化を図るみたいな話ではあるんですけれども、どういうふうなまちづくりというのか、ちょっとその辺がぴんとこないというか、ちょっと矛盾しているような気がするんですが、その辺についてのちょっとお考えを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  駅前につきましては、議員ご指摘のように、商業地域がほとんど、一部準商業地域が含まれておりますので、今回の都市計画の決定に合わせて用途地域の変更も一部行う考えでございますが、都市計画区域における不用途地域の中の商業地域につきましては、市として商業その他の業務の利便性を増進するため定める地域というふうに定義をされてございまして、そこに建築できるものにつきましては、店舗のほかに住宅、共同住宅、図書館、ホテル、旅館などが、そのほかにもございますけれども、そういったものが対象となってございます。私は昨日、住宅をというような、宅地化というようなことを申し上げましたけれども、3ブロック、4ブロックにつきましては、市が区画道路を整備することによって、民間が行います優良建築物等整備事業などの活用によりまして、商業店舗とあわせましてアパート・マンションなどの建築をしていただくことによって民間による開発が促され、駅周辺の居住人口が増加をしていただければ、またそれに付随して商業も経営が成り立つというふうな考えから、そういう一定の居住を誘導する建物が必要だという観点から、そのような答弁をさせていただいてございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  商業地域であっても、住宅の建設とかは可能だから、当然、建っても大丈夫だから宅地化でいいんだというようなことやったと思うんですけれども、ただこれ、都市計画法上は、先ほど部長もおっしゃったように、この用途地域の商業地域の説明としまして、市として商業その他の業務の利便を増進するため定める地域とするというふうにあるんですね。これが目的なわけですわ。それで、居住人口がふえたら商売人の人らもどうたらと言っていますけれども、商業の利便を増進するために、お客さんをそこに引っ張ってくるんやというのは、ちょっと違うと思うんですよ。あくまでも商業を進めていく上で、その規制をそこだけは外していくんや、さっき言った風営法に係るような、そういうのはここやったらいいですよという、その規制をここだけはかけないとか、それが利便を図るためであるはずではあるんですけれども、でもそれを、せっかく商業地域であるのに文教施設が来ることによる規制を発生させてしまうような、こんな状況になっておる。そうすると、宅地化といっても商業のまちである気持ちを変えることはないということではあったと思うんですけれども、ただ、そんな状況やったら、やはり用途地域としては、もう商業ではなくて、もうそれこそ白地に戻すぐらいのことがあってもいいんじゃないのかなとか思うんですけれども、その辺の変更は、都市計画の変更というのは考えられてないのかどうか、その点を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  駅前に関しましては、先ほど風俗営業法の件も出ましたけれども、風俗営業法の許可を必要とする店舗につきましては、一般的にキャバレー、スナック、ナイトクラブ、ダンスホール等の接待飲食等営業と、それからパチンコ・スロット等の遊技場営業がございます。これらの風俗営業法の許可を新規に必要とする店舗には、人的要件、あるいは場所的要件、構造的要件を満たして許可を得る必要がございます。その中で駅前に図書館ということになりますと、それにつきましては、場所的要件の保護の対象施設ということになりますので、先ほど議員おっしゃられましたように、商業地域の場合ですと、図書館から対象施設によりましては、50メートルから70メートル以上、近隣商業地域の場合は、70メートルから100メートル以上の距離を離す必要があるというような制限がかかってまいります。これにつきましては、あくまで歓楽的な雰囲気による接待行為の店舗というような条件等がございますので、現状の亀山駅周辺にございます店舗等につきましては影響がほとんどないというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  現在の店舗には影響がないということでしたけれども、新規で来ることが難しくなりますよねということなんですね。ですので、私ちょっと聞きたかったのは、ええか悪いかとかいうよりも、変更される考えはないんですかということなんで、その点、もう一回、ちょっと確認させてください。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  あくまで亀山駅前につきましては、一定の商業施設というのは必要だというふうに考えてございます。それで、先ほど商業地域のところで住宅も建てられますということでご説明をさせていただきましたが、現在の駅前の商店が衰退していったという経緯の中には、やはり駅前の人口が大きく減って商業施設を利用する方が少なくなったということが大きく影響しているというふうに考えてございますので、そういった意味で、一定規模の居住人口をふやしていくということも必要だという観点から、そういった住居等、あるいは集合住宅等の共同住宅等の建築も必要だというふうに考えているところでございますので、指定を商業地域から変更するという考えは今のところございません。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  それをされることには私は異論は別にありません。ただ、都市計画という視点に立ったときに、それはやはり矛盾しませんかということをお聞きしたんですけれども、もう一つ、現在のその商業の方々に対して何らかの応援というような意味かなとは思うんですけれども、それに対して、市のインセンティブかな、そういう、もう一度にぎわいをとか、そういう話でそうなったんやとは思いますけれども、ただ、やはり一番本来、商業という意味で重要なのは、やはり商業がやりやすいことによって、それを求めて人が集まってくるという形やと私は思っておりますので、そういう意味ではちょっと、いわゆる繁華街が発展するみたいな、そういうのとはちょっと違う感じなんだろうなというふうなイメージを持ったわけです。  そういうまちも私もありかなとは思うんですわ。ただ、いろいろ話を聞いていますと、やはり観光とか産業とか、関の町並みとかが、一応それでいくよりも、やはり文化とか生活でというので、ちょっとまちづくりをしてきたみたいな形で、結構それとかぶる部分があるんかなというふうな感じがしたんですね。商業をもっと発展させるためにというふうな何かするんやというよりも、やはり一定の歓楽的な要素は押さえながらも、それでも商業を、お上品なという言い方は悪いかもしれませんけれども、やはりある程度そういうふうな亀山市なりの駅前というのを考えた結果なんだろうかとも思うんですけれども、ただそうしますと、ちょっと先ほどちらっと関の町並みとか言うたんですけれども、あそこも商業地域やったと思います。その中に、やはり町並み保存というのを放り込んで何とかという感じではあったんですけれども、成功例とは言われていますけれども、じゃあ実際、商業として成り立っておるのかと言うたら、やはり疑問符が持たれるところも多いということで言われているんですけれども、それなりの成功例みたいな感じになると思ったら、やはり駅前に対しても住宅とは言われましたけれども、やはり人が住んで集えるような何か一つの核が要るんじゃないかなと思うんですね。  よく鉄道のまちと言われますんで、やはりその鉄道遺産を生かしたとか、あと今回、図書館という話があります。図書館が賛成か反対かというのはありますけれども、それこそあそこが商業施設の集積地というよりは、もうむしろ図書館が来ることによって知の拠点として、それこそ亀山公園まで含めた一体的な知的ゾーンにするんやぐらいの、そういうふうな拠点にするとか、そういった核が必要になってくるんじゃないのかなというふうに思いますんで、ちょっとその辺、どういうふうなまちを描いているんかというのでちょっと聞かせていただいたという感じであります。
     ちょっとごちゃごちゃ言いましたけれども、続きまして、道路の整備についてということに行きたいと思います。  まず今回、道路の感じは、またこれも都市計画及びまちづくりということで聞かせていただこうとは思うんですけれども、まずこれにつきまして、今回、駅前整備に関する市道路線の認定の話が出てきています。これは非常にわかりやすいというか、そういう案件ですもんで、これを引用しながらちょっと質問したいんですけれども、いわゆる赤道を市道として認定するという話ではあるんですけれども、まずこの市道を認定する際に、亀山市道路認定及び廃止に関する規程というのがあって、そこには路線が系統的で一般交通上必要な道路であり、かつ以下のいずれかに該当しなければならないという認定の基準という第2条で条項があります。ちょっとそれを読ませてもらいますと、1番、道路の起・終点がともに国道・県道、または市道のいずれかに接続する道路、2番、国道・県道または市道のいずれかの道路から公共施設に接続する道路、3番、都市計画法または亀山市開発行為審査要綱に規定する開発行為により施行された道路、4番、土地区画整理法に規定する土地区画整理事業により施行された道路、5番、圃場整備により代替施設として建設された道路、6番、国道または県道の路線の変更または廃止に伴い市道として存置する必要のある道路、7番、市の施行により新設し、または改良する道路と、これだけあるんですけれども、今回のこの駅前の市道路線の認定につきましては、この7つのうちのどれに当たるのか、まず確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  今回行います市道8号線の認定でございますけれども、これにつきましては、先ほど申されました、7番の市の施行により新設し、または改良する道路というふうに該当するものというふうに考えてございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  この7番の要件であることを確認させていただきました。  それでもう一つ、赤道を市道認定ということなんですけれども、これまで、いわゆる赤道というものについて何らかの整備が必要じゃないかという要望が上がってきた場合、本市ではどのような対処を行ってきたのか、あるいは行うことになっているのか、この点についてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  赤道の整備につきましては、赤道自体は地元自治会に管理をお願いしてございまして、自治会から道路修繕等の要望書が提出をされました際には、必要な資材の支給と、重機を使用する場合には亀山市市道維持管理工事補助交付金要綱というものがございますので、それに基づき、工事の実施のために使用する重機の借り上げ、オペレーター等を含みますけれども、この金額を補助金として交付させていただき、自治会に施工をお願いしているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  わかりました。  ちょっとその上で質問をさせていただきたいんですけれども、ちょっと前後したりしますけれども、まずこの道につきまして、こういう亀山駅周辺市街地総合再生基本計画というのをちょっと私見せていただきまして、26年5月に出されているものです。ここの中で、今回、その市道認定だという赤道につきましては、もちろんこれは整備するよという方針は出ているんですけれども、この整備手法図というのがありまして、ここに出ておるんですけれども、ここには区画街路整備というふうに書いてあるんですね。区画街路として整備する。この区画街路というのが都市計画の用語でして、多分これを書かれた人は都市計画に精通している人やろうなと思うんですね。そうしますと、当初これはやはりこの都市計画にのっとった都市計画事業としてやられる予定もあったんかなと思ったんですけれども、この辺について、都市計画事業として考えられていたのかどうか、それがそうじゃなくなったのは何か理由があるのか、その点をまずお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  まず1点目、駅前を含む駅周辺は、いわゆる都市計画区域に含まれてございますので、都市計画区域内ということになりますので、恐らくそういった趣旨で区画街路という言葉を使われたんだというふうに考えています。その中でも、新たに道路等を都市計画に決定して道路を行う際には、その都市計画道路は、その前後が既に決定されている都市計画道路と接続している必要がございますが、今回、市道御幸線も、それから南側の市道御幸7号線も都市計画道路ではございませんので、改めて都市計画道路として整備を行う必要がなく、通常の市道の整備という扱いで整備を行うことが可能だというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  都市計画区域であるので、そういう表現になったんじゃないのか。でも、都市計画道路としては、やはり認定はできなかったのか、しなかったのか、そんな感じやったとは思いますけれども、ただ、この駅に対して、やはり都市計画的な視点でやっているんだから、やはり都市計画ですべきだったんじゃないのかなと、そういうふうなこともあってちょっと確認させていただいたんですけれども。  これからどの要件でやるのかはさておき、そもそも今回、2ブロックの方が建設中に仮住まいとして4Aブロックに住まわれて、その関係でこの道が要るんやみたいな話もあったんですけれども、そもそもこの4Aブロックの優良建築、これ自体は道路は含めていない事業のはずなので、基本的には別々の話やとは思うんですね。もちろん関連性はあると思うんですけれども、今回、この駅前整備という話の流れの中でこの道路認定の話が出ているんですけれども、そもそもこの駅前周辺整備があるから今回のこの市道認定という整備が上がってきたのか、この駅前周辺整備がなくても、いずれ市道として整備をしなければならなかったのか、この辺は一体どちらなのか、その点を確認させていただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  今回提出をさせていただいています市道認定の御幸8号線に関しましては、亀山駅周辺整備事業の中の一つの事業ということで上げさせていただいてございます。当然のことですけれども、2ブロックの市街地再開発事業も駅周辺整備事業の中の市街地再開発事業でございますし、4Aブロックの優良建築物等整備事業も駅周辺整備事業の中の一つの事業ということで、それぞれ大きくは亀山駅周辺整備事業の中のそれぞれの一つということで考えてございます。  きのう私が別事業だというふうに申し上げたのが、何か亀山駅周辺整備事業とは別の事業だというふうに受け取られたのかもしれませんけれども、そういう意図ではなくて、都市計画決定を必要とする市街地再開発事業か、都市計画決定を必要としない優良建築物等整備事業かという、そういった事業の方法が違うという意味で別の事業だというふうに申し上げさせていただいたところですので、ご理解賜りたいというふうに存じます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  別の事業か云々というのは、余り私の中では関係なくて、ただそうしますと、この駅前整備の話がなかったら、この道は赤道を市道認定までする必要はなかったという、こういうふうなことでよろしいですか。この整備がなかったら、この道は市道としては要らなかったんだと、ここまでお考えでよろしいですか。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  亀山駅周辺整備事業という事業がなければ必要がないというふうには考えてございませんけれども、この事業がなければ別の赤道を整備する手法なり、別の手法で整備を考えていったものというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  そうしますと、駅前、今回の事業がなかったら、いわゆる先ほど言われたような赤道に対して現物支給をするとか、重機を借り上げ、そういうふうな形で駅前でそういうやり方でやるはずだったと、こう言われるわけですかね、その点を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  あくまで仮定の話ですから、はっきりしたことはお答えできませんけれども、恐らく議員おっしゃられたように、この駅前周辺整備事業がなければ、今の赤道を市道に格上げしてというようなことは考えなかったであろうということから、議員のご指摘のような方法で、整備が必要であれば整備されたんではないかというふうに考えてございます。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  これは本当にそうなんですかね、市長。今回、駅前の整備がなければ、この市道を認定しなかった、赤道のままやったという話もあるんですけれども、私、いろんな市職員の話も聞いていたら、やはりこれは必要な道やったんやと、いずれは必要やったんやというような話も私は聞いたんですよ、直接。そうやけれども、今回、この駅前の整備があるから、その辺の話ではあるんですけれども、市長としてこの状況を、やはり市の当然、駅周辺整備があるから一つのきっかけにはなったと思いますよ。でも、やはり駅前のことを考えていく上で、もちろん市民の利便性もあるかもしれませんけれども、この駅前の人たちに何とかこの駅前を盛り上げていってほしいんやというような意味で、この道を、やはり赤道から市道にかえる、こういった話になったんじゃないのかという部分もあると思うんですけれども、市長、その辺はどう認識されているんでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  最終的に4.2ヘクタールの4つのブロックを総合するとその面積になりますが、この中で駅前周辺地区の再生を図っていこうということで、地域の皆さん初め、さまざまな協議を積み上げてまいりました。その中で、例えばいろんな手法が考えられるわけですが、4.2というあの広大な土地を、例えば今、私どもは駅前線の道路事業、それからロータリーの機能強化、それと第2ブロックの第1種再開発事業、それから小さい事業を組み合わせておりますけれども、民間の優良建築物の整備事業と今の市道の駅前の8号線の事業を組み合わせて、全体として駅前周辺地区の都市機能を高度化したり再生をしていこうという考え方で協議を進めてまいりました。当然、全体を土地区画整理の事業でありますとか、あるいは第2種の、全部買い上げを行政がする、あるいは民間のデベロッパーがすると、そういう第2種のいわゆる再開発事業、こういう選択ではなくて、本当にそれぞれのコンパクトでさまざまな特性を生かして全体を再生させようという考え方でございました。  そういう意味で4つのブロックに分かれましたけれども、今、市道御幸8号線につきましては、当然、議員先ほどおっしゃられたように、この駅前再生の議論の過程できっかけとなって、この事業を選択することになってきたというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤議員。 ○11番(伊藤彦太郎君)(登壇)  そうしますと、やはりこれは駅周辺整備事業があってこその市道認定、そういうことなんやと思います。そうしますと、ただ、今までの説明からするところの、やっぱり第2ブロックの基本設計ができない限りは事業着手ができない。そこの仮住まいとしても設定していた、この話の流れの中やったら、やはり今回の市道路線の認定というのは、認定に丸ということは難しいと思いますということだけ申し上げて終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  11番 伊藤彦太郎議員の質問は終わりました。  以上で本日予定しておりました通告による議員の質問は終了しました。  次にお諮りします。  質問はまだ終了しておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ、あすにお願いしたいと思います。これにご異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(中村嘉孝君)  ご異議なしと認めます。  そのように決定しました。  あすの8日は午前10時から会議を開き、引き続き市政に関する一般質問を行います。  本日はこれにて散会します。                (午後 4時24分 散会)...