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平成29年 9月定例会(第2日 9月 5日)

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  1. 亀山市議会 2017-09-05
    平成29年 9月定例会(第2日 9月 5日)


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    平成29年 9月定例会(第2日 9月 5日)    平成29年9月5日(火)午前10時 開議 第  1 諸報告 第  2 上程各案に対する質疑      議案第63号 亀山市営住宅条例の一部改正について      議案第64号 平成29年度亀山市一般会計補正予算(第2号)について      議案第65号 平成29年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1             号)について      議案第66号 平成29年度亀山市病院事業会計補正予算(第2号)について      議案第67号 平成28年度亀山市一般会計歳入歳出決算の認定について      議案第68号 平成28年度亀山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の             認定について      議案第69号 平成28年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算             の認定について      議案第70号 平成28年度亀山市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の             認定について      議案第71号 平成28年度亀山市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定             について      議案第72号 平成28年度亀山市工業用水道事業会計剰余金の処分及び決算             の認定について
         議案第73号 平成28年度亀山市公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算             の認定について      議案第74号 平成28年度亀山市病院事業会計決算の認定について      議案第75号 工事請負契約の締結について      議案第76号 市道路線の認定について      議案第77号 平成29年度亀山市一般会計補正予算(第3号)について      議案第78号 市道路線の認定について      報告第 5号 決算に関する附属書類の提出について      報告第 6号 健全化判断比率の報告について      報告第 7号 亀山市水道事業会計資金不足比率の報告について      報告第 8号 亀山市工業用水道事業会計資金不足比率の報告について      報告第 9号 亀山市公共下水道事業会計資金不足比率の報告について      報告第10号 亀山市病院事業会計資金不足比率の報告について      報告第11号 亀山市農業集落排水事業特別会計資金不足比率の報告について      報告第12号 平成28年度亀山市一般会計継続費精算報告について      報告第13号 専決処分の報告について    ───────────────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり    ───────────────────────────────────── 〇出席議員(18名)    1番  今 岡 翔 平 君     2番  西 川 憲 行 君    3番  髙 島   真 君     4番  新   秀 隆 君    5番  尾 崎 邦 洋 君     6番  中 﨑 孝 彦 君    7番  福 沢 美由紀 君     8番  森   美和子 君    9番  鈴 木 達 夫 君    10番  岡 本 公 秀 君   11番  伊 藤 彦太郎 君    12番  宮 崎 勝 郎 君   13番  前 田 耕 一 君    14番  中 村 嘉 孝 君   15番  前 田   稔 君    16番  服 部 孝 規 君   17番  小 坂 直 親 君    18番  櫻 井 清 蔵 君    ───────────────────────────────────── 〇欠席議員(なし)    ───────────────────────────────────── 〇会議に出席した説明員職氏名  市長              櫻 井 義 之 君  副市長             広 森   繁 君  企画総務部長          山 本 伸 治 君  財務部長            上 田 寿 男 君  市民文化部長          坂 口 一 郎 君  健康福祉部長          佐久間 利 夫 君  環境産業部長          西 口 昌 利 君  建設部長            松 本 昭 一 君  危機管理局長          井 分 信 次 君  文化振興局長          嶋 村 明 彦 君  関支所長            久 野 友 彦 君  子ども総合センター長      伊 藤 早 苗 君  上下水道局長          宮 﨑 哲 二 君  財務部参事           落 合   浩 君  市民文化部参事         深 水 隆 司 君  建設部参事           亀 渕 輝 男 君  健康福祉部参事         水 谷 和 久 君  会計管理者           西 口 美由紀 君  消防長             中 根 英 二 君  消防次長兼消防署参事      平 松 敏 幸 君  地域医療統括官         伊 藤 誠 一 君  医療センター事務局長地域医療部長                  古 田 秀 樹 君  教育長             服 部   裕 君  教育次長            大 澤 哲 也 君  監査委員            渡 部   満 君  監査委員事務局長        宮 﨑 吉 男 君  選挙管理委員会事務局長     松 村   大 君    ───────────────────────────────────── 〇事務局職員  事務局長  草 川 博 昭   書記      大 田 より子  書記    村 主 健太郎    ───────────────────────────────────── 〇会議の次第                (午前10時00分 開議) ○議長(中村嘉孝君)  おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事につきましては、お手元に配付の議事日程第2号により取り進めます。  日程第1、諸報告をします。  監査委員から、例月出納検査結果報告書2件が提出されておりますので、ご報告します。  次に、日程第2、上程各案に対する質疑を行います。  初めに申し上げておきます。質疑に当たっては、議題となっております事件について、その内容を明確にするため説明を求めるもので、議題の範囲を超えて、また一般質問にならないようにご注意をお願いいたします。  通告に従い、順次発言を許します。  12番 宮崎勝郎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  皆さん、おはようございます。  きょうは晴天に恵まれまして、また皆さん方の胸元に緑の羽がついております。爽やかにいこうと思っておりますが、緑風会の宮崎でございます。よろしくお願いしたいと思います。  本日は、質疑に当たっては、先ほど議長、注意事項を与えられましたので、万が一それた場合には注意していただいて結構でございます。よろしくお願いいたします。  そこで、きょうは議案について5つ、それから専決、報告事項について1つということで、60分与えられておりますので、よろしくお願いしたいなと思っておりますので、答弁のほう、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、早速でございます。1番目に、議案第67号平成28年度亀山市一般会計歳入歳出決算の認定について質疑をさせていただきます。  この中で3つの項目に分けて質疑をお願いしたいと思うんですが、まず決算についてどのように評価しておるのか。それから当初予算、また最終予算に対しての執行比率がわかればお聞かせ願いたい。それから、3番目に施策・事業に対する評価についてお尋ねしたいと思っております。  まず、最初の1点目でございます。市長の現況報告によりまして、平成28年度の一般会計の決算は、第1次総合計画の最終年度として推進してきたため、限られた財源で執行された。歳入総額が204億5,517万、歳出総額が197億5,592万1,000円で、実質収支は3億3,052万1,000円の黒であると報告されておりますが、これについて、この決算について市長としてどのように評価されておるのか。先ほど申し上げました現況報告についての評価でございますが、これについても外部評価委員会のほうからも受けておりますけれども、市長としてどのように評価されておるのか、まずお尋ねしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  12番 宮崎勝郎議員の質疑に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  おはようございます。  宮崎議員のご質問にお答えをさせていただきます。  平成28年度一般会計決算の評価でございますが、第1次総合計画の最終年度として事業の推進に取り組むとともに、第2次行財政改革大綱前期実施計画を着実に実践することで、持続可能な行財政運営の確立に努めたところでございます。  その結果として、平成28年度は川崎小学校の改築事業や関の山車会館整備事業、し尿処理施設の長寿命化事業野村布気線整備事業などのハード事業を、また利用ニーズが高まっております障がい児(者)の自立支援事業や国の経済対策として実施をいたしました年金受給者等臨時福祉給付金給付事業などのソフト事業を行ったところでございます。  さらに、新しい自治の仕組みづくりにおきまして、市内22の全地区でまちづくり協議会が設立をされまして、地域課題の解決に取り組む自治組織として活動を開始いただくなど、第1次総合計画の後期基本計画に掲げました第2次実施計画の事業は、おおむね計画どおりに推進できたものと考えております。  そのほか財政指標におきましては、市税等の一般財源がご案内のように減収となりましたことから、経常収支比率が89.1%と前年度から2.2ポイント、公債費負担比率が14.6%と前年度から0.7ポイント後退した比率となりました。しかし、財政調整基金残高は前年度に比べまして約2億7,000万円の減にとどめた約40億円を確保し、市債残高は8年連続減少といたしているところでございまして、財政の健全性は一定程度の確保ができたものというふうに捉えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)
     評価に対していろいろお聞かせいただきました。市長の評価では思惑どおりであったなというふうに私も感じたわけですが、その中で特に歳入において市税等の減によって非常に難しかっただろうなというふうに私は思ったんですが、その中で財調の取り崩しによって補填してきた。しかし、最終的に財調がこのような状況で取り崩していった場合、今後この財調、財源としての持ちこたえができるかなというふうに思っております。今回、また財調には積み残して、40億でしたかな、というふうに私は思っておるんですが、今後そのような中でどのように計画していくか。この決算を見て、今後、財源の確保については非常に大事かと思います。今後もさらに市税なんかは伸びる見込みも今のところ私も見通せませんのですが、そういうような部分も含めて、今後のこういう執行についてどのように感じているのかというのを、決算を思って今後の思いを聞かせていただきたいなというふうに思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今、議員ご指摘をいただいたような減収の基調であるとか、同時に例えば扶助費の増加とか投資的経費の伸びが今後想定されるわけでございます。そういう中で、私どもとしては将来も見据え、あるいは現実を見据えて最適な政策判断をしっかりしていく、新しい総合計画も動き出しておりますので、その財源確保のためにさまざまな視点からの取り組みを従前にも増して強化していきたいと思っております。  その1点におきましては、行財政改革の推進につきましては、お示しをいたしております116項目の行財政改革大綱の具現化は、その財源確保におきましても、あるいは政策の質の推進におきましても、大事だというふうに考えておるところです。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今、答弁いただきましたようなことも今後よろしくお願いして、この項は終わりたいと思っております。  それでは次に、2項目めでございますが、ここでは当初予算に対する執行比率というふうに出しておりますけれども、最終的に補正等で調整した中での最終予算に対しての比率でも結構でございますので、お聞かせ願いたいなというふうに思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  皆さん、おはようございます。  それでは、私のほうから最終補正後の執行率についてお答えをさせていただきたいというふうに思います。  28年度決算における予算の執行率でございますが、215億117万870円に対しまして歳出決算額は197億5,591万1,209円で、執行率は91.9%、前年度の94.3%と比較して2.4ポイント減となったところでございます。  執行率を款別で見てみますと、予算規模の大きい費目として、民生費では予算額67億4,867万3,680円に対し、執行率は95.3%で、前年度に比べ1.5ポイント減となっております。また、予算額のうち翌年度繰越額と不用額の合計は3億1,847万526円となったところでございます。  次に、教育費では予算額31億3,124万円に対して執行率は69.0%で、前年度に比べ28.9ポイントと大きく減となったところでございます。また、予算額のうち翌年度繰越額と不用額の合計は9億7,001万5,587円で、翌年度繰越額9億1,076万2,950円のうち8億9,883万5,952円は川崎小学校改築事業に係る繰越額でございます。  次に、衛生費では予算額25億9,295万5,220円で執行率は96.9%で、前年に比べ13.7ポイント増となっております。また、予算額のうち不用額は8,010万7,414円となっております。執行率の上昇の要因については、27年度はし尿処理施設長寿命化事業における翌年度繰越額が4億3,965万220円であったところ、平成28年度は繰越額がなかったことによるものでございます。  平成28年度決算におきましては、歳出決算における不用額は前年度に比べ2,341万8,555円減となりましたが、翌年度繰越額が5億4,366万5,722円増加したことから、執行率が低下をいたしたものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  各費目まで答弁いただきました。  全予算で見ますと91.9%という比率でございますが、これが適当なパーセンテージであるのかどうか確認したいと思います。予算に対して100%執行が私は適当やなと。超すことにはだめだと思うんですが、以内であればと思うんですが、91%、約9%下げております。その点について、評価として、財務部長としてのお考えを聞かせていただきたい。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  議員おっしゃるように、28年度の執行率が91.9%ということで、前年度よりも2.4ポイント悪化をしました。これは余りよくないことだろうと思っています。それは、川崎小学校の改築事業が3月末で終わる予定が繰り越しをいたしましたので、結果としてこのような執行率が落ちてしまったということで少しご理解をいただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  当然、事業の遅延ということもあるので、繰り越しにおいての比率の低下というのもあると思います。今後、繰り越しのない事業を考えていかなければならないだろうというふうに思っておりますが、それはそれぞれの各部の事業推進に当たってくるものと私は思っております。そこらを今後、留意をお願いしたいなと思っております。  それから、3つ目の項目に入ります。  それでは、この中での決算に対する資料を見せていただきました。その中で主要施策も当然ですが、施策と事業に対する評価について出ておるんですが、その中で主要事業でいくとAとつけられたのが40ございます。Bとつけられたのは31ございます。Cとつけられたのは3でございます。このような数字が出ております。これに対する評価として、全体の評価の中で企画総務のほうでやられてはおると思いますが、そこらをどのように判断されておるのか、まず答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  おはようございます。  ただいま宮崎議員が申されたAとBとCの評価につきましては、これは事務事業評価の内訳でございまして、おっしゃるようにAが40、Bが31、Cが3ということでございます。それとあわせまして、今回、35の施策につきまして評価を行っておりまして、これにつきましてはAが5つでBが29、Cが1というふうな結果になっておりまして、35のうちAとBを合わせて34と、あと事務事業評価についてはCが3つということでございますもので、おおむね28年度の施策・事業については十分な推進が図れたというふうに認識をしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今、企画総務部長の話では、28年度は十分な推進ができたという評価でございます。しかし、私が思いますのにはCの3つ、これが私はちょっと苦になります。このCの3つについて、特に関係する部長さんの思いを聞かせていただきたいなと。できなかった思いもあると思います。その部分を、私からちょっと事業名を言います。まず、民間活用市営住宅事業、それから次に森林環境創造事業、次に高齢者・障がい者タクシー料金助成事業、この3点でございます。それぞれの部長さん、何か思いがありましたら聞かせていただきたい。なければ結構ですが、思いがあれば、よろしくお願いしたいなと。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  おはようございます。  先ほどご指摘いただきました既存の民間住宅を活用した件数の部分で評価をさせていただいていますが、昨年度につきましては、ご承知のとおり、民間借り上げ型の住宅が一戸も借りることができなかったということで、ちょっと厳し目の評価になりましたけれども、C評価とさせていただいてございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西口環境産業部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  おはようございます。  森林環境創造事業につきましては、施策評価シートの68ページの取り組みと成果の中段のところに、その評価を書かせていただいてございます。ちょっと読ませていただきますと、林業分野では、森林の持つ公益的機能の向上を図るため環境林の整備を行ったが、国・県の予算を確保できず、35.16ヘクタールの間伐にとどまったということでございます。  この69ページの右上の事業費を見ていただきますと、決算額が590万5,000円ということで、昨年度の当初予算額はたしか2,000万円ぐらいあったと思いますので、それぐらいの要望をさせていただいたのですが、3分の1程度の国・県の予算にとどまったというところでございます。  そこで、その反省を踏まえまして、今年度からは新たに、みえ森と緑の県民税市町交付金を活用した鈴鹿川等源流域再生事業により環境林の整備に取り組んでおるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  佐久間健康福祉部長。 ○健康福祉部長(佐久間利夫君)(登壇)  タクシー料金助成事業のほうでございますが、高齢者や障がい者の閉じこもり防止には一定の効果があったものとは存じますが、お一人お一人の生活実態や利用される距離の違いが反映できない一律の助成額であることに不公平感があるなどの課題もございますので、見直しの必要があると感じ、Cと評価したものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  3つについて私は特に取り上げました。特に松本建設部長の報告のありました民間借り上げの住宅事業がなかったということでございます。これは、この後ほどに条例改正の議案も出ておりますので、そこでも質問させていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思いますが、いずれにしても昨年一件もなしというのは、事業を計画した中で一件もないというのは残念でございます。今後はよろしくお願いしたいなというふうに思っております。  それから、森林再生事業についても、後ほど補正予算の中で質問を取り上げておりますので、またその点、よろしくお願いしたいなと。  タクシー助成事業については、特に今の答弁の中でも見直しという中で、地域公共交通計画の再編の中で全般にわたって見直しをしておるというふうに私は思っておりますが、高齢者・障がい者の足でございます。もともとこの事業をされたときには、そういう高齢者の方に社会的に進出してもらって元気に生活を送ってもらうというのが一つの狙いだったと思うんですが、これを見直しも含めての話でございますので、今後、検討はしていただかなければならんなというふうに思っております。  いろいろ申しましたが、総括的に、最初に私がいろいろ質問した中で、市長、何か感じたものがあれば、もう一度答弁をお願いしたいなと。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  何か感じたことということですが、当初入念に計画をされたものをしっかり推進して、それに対して評価なり課題をしっかり明確にして次へ移すという、そこが大事ではないのかと思います。3本のC評価の事業につきましては、課題をしっかり整理させていただいて、次の修正的な施策・事業の推進につなげていきたいと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  最終的に市長の答弁までいただいてから追加というのは申しわけないんですが、この事業評価の中でA評価がかなりございますけれども、特に私のところの部は特Aやという部があったらお聞かせ願いたいなと思っておりますが、なければ次に移りますが、いかがですか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  ただいま宮崎議員からの施策評価のAのところで、そのAの中でも特別にその上に行くものがというご指摘でございましたが、今回、施策評価の中で5つのAをつけておりまして、1つが新たな国土軸の形成、2つ目が人権の尊重、3つ目が生涯学習の推進、4つ目が子どもたちの学びと健全育成、5つ目が歴史文化の継承と、こういう分野で施策評価のAをつけておるところでございます。  新たな国土軸の形成につきましては企画総務部の所管ということで、特にこれにつきましては新名神高速道路が平成30年度に開通ということで、順調に用地買収も進んでおりますことと、そういった内容がございましてAというものをつけさせていただきまして、こういった事業については順調に進捗しておるものと認識をしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  これは通告がなかったんで申しわけなかったんですが、答弁いただきましてありがとうございました。  それでは、次の項目に入ります。  まず、2点目で議案第63号亀山市営住宅条例の一部改正についてでお尋ねしたいと思っております。  市では、低所得者の住宅困窮者の居住の安定の確保を図るために、亀山市の住生活基本計画を立てております。平成30年度までに200戸の市営住宅を供給するという目標を定めている中で、このうち70戸、民間の共同住宅を活用して供給をするとなっておりますが、今回のこの一部改正は民間のそういう住宅を提供していただくというふうの提案と思いますが、これについて今回の改正内容についてお尋ねしたいなあというふうに思っています。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  今回の改正内容でございますが、先ほど議員おっしゃられましたように、民間の借り上げ住宅を30年度までの間に70戸を借りるということで、現時点で45戸の借り上げによる住宅を供給してございます。こうした中で、亀山市民間活用市営住宅事業によりまして新たに借り上げる賃貸住宅5戸について市営住宅として設置及び管理を行うため、条例の改正を行うものでございます。  また、これとあわせまして公営住宅法施行令及び住宅地区改良法施行令の一部を改正する政令などによりまして、公営住宅法施行令及び公営住宅法施行規則が改正されたことに伴いまして、本条例で引用しております公営住宅法施行令及び公営住宅法施行規則との条ずれが生じましたことから、その条項の整理をあわせて行うものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今回、5戸の提供と、それから公営住宅法の施行令の改正等に伴った条ずれということで提案されておりますとの答弁でございましたが、特に今回のこの5戸というふうに出ておりますが、先ほど決算の中でもちょっとお話しさせていただきましたが、70戸という目標が定めてございます。これが当初の計画では30年度までというふうに計画はされておりますが、ここらが、70戸今から30年って、もう来年ですね。確保できるのかどうか。これは一般質問になっていく可能性もあるので、ここらで抑えたいと思うんですが、そこの部分についてはどのように考えておくのか。先ほどの決算の中でも、去年はゼロであったというふうなことでございます。ことしは5でございますが、計画が全うできるのかどうかというふうに考えております。その中で、今回の改正によって担当部としてどのように感じておるのか、お聞かせ願いたいなと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)
     さっき議員おっしゃいましたように、今回の借り上げ予定の5戸と合わせまして計50戸ということで、あと残り20戸が残ってくるというようなことでございます。実は現在、新築物件につきまして、新たな相談が寄せられてございます。それによりますと、約20戸近い数ということで相談をいただいておりますので、この住生活基本計画の計画期限でございます30年度末までには70戸に近い数が供給できる見込みであるというふうに考えてございますので、ご理解願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  思いは聞かせていただきましたが、さて充実するのかどうか、ちょっと私も疑問に思います。何しろ30年というのは、もう1年ですよ。ことし半分過ぎて、もう1年半です。それが全うできるのかどうかというのは、私、ちょっと思いがあります。  今現在に残り20戸ですか、これがどこかずっと20戸が出ておれば安心しておるんですけれども、今、一部は、何戸かは出ておるそうですけれども、今後、計画を立てたら計画どおりに進めていくべきではないのかなと。何かにおいても、なかなか計画は難しいだろうと思います。私ども自分の人生の生活の中でも、計画どおりにはいかなかったんが自分でございます。そういう中で、短期間に設定した計画は何とかできるだろうというふうに思って、長期の計画ですと、ぶれも出てくるだろうと思いますが、そこらもう残りの少ない年でございます。そこらをよろしくお願いしたいなと思っております。答弁がありましたら、後ほど一緒で結構です。  次に、この新しく借り上げる住宅5戸についての事業者との契約内容について、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  今回借り上げをいたします住宅でございますが、既存の民間アパートの空き室につきましては家族向けのまとまった部屋が少ないということから、今回の民間活用市営住宅につきましては、新しく建てていただきます新築物件を一棟ごと借り上げるものでございます。住宅の戸数は、先ほど申し上げました5戸で、そのうち3戸が家族向け、世帯向けの物件、それから2戸が単身向けの住宅でございます。  先ほど30年までに目標が達成できるのかと改めてご指摘を頂戴いたしましたが、現在、新築物件の相談をいただいておりまして、これで何とか目標に、若干切れるかもしれませんけれども、18戸までは今相談をいただいていますので、およそ目標に近い数字までいけるんではないかと見込んでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  新しい事業者との契約内容では、家族向けという市民の要望もある中で、5つのうちに3つが家族向けですか、というふうに今答弁を受けましたが、今後、そういう市民のニーズに応えたような施設を借り上げていく。新築であるのでこれができるだろうなあというふうに私は思っております。既存の例えば共同住宅をお借りするのには、今まで使っておったやつが現在使われない部分も提供されてくると思いますので、そこらはできたら新築、そういう事業者がふえればなというふうに思っておりますが、先ほど答弁の中でもおおむね全うできるかなあと思っております。  この住生活は市民の亀山に定住するための施策の一つと思います。市全体の施策の中で、これは今後も含めてもっと力を注ぐべきではないのかなというふうに思っております。定住施策の中で、これを一つとして考えていただきたいなと思っております。何かの思いがありましたら、市長さん考えがありましたら、思いを語っていただきたい。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  住生活基本計画を平成21年度につくり、この間今日まで、10年間の計画ですが、その一つの柱として民間の借り上げ公営住宅の事業を展開いたしてまいりました。おっしゃるように、緑の健都の中で暮らしやすさとか住にかかわる環境を高めていくということは、いろんな大事な要素であろうと思いますので、今後もしっかりこの事業は30年度末に向けて推進をしてまいりたいと思いますし、住生活の計画につきましても、今後もしっかりその充実を図ってまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いろいろ答弁いただきました。3つ目に今答弁いただいたんがそうだろうという、私の質問の中には住生活基本計画に掲げた市営住宅の目標戸数がいつ達成されるのかというふうに問うておりましたので、全て答弁も先にいただきました。ありがとうございました。  それでは次に、議案第64号平成29年度亀山市一般会計補正予算(第2号)についてでございます。  この補正予算については2点質疑させていただきます。  まず最初に、第2款総務費、第1項総務管理費、第3目一般管理費、施設管理費、清掃等委託料の増額補正についてお尋ねしたいと思っております。  説明によりますと、市民協働センターで清掃委託料16万というふうになっておりますが、概要、理由についてお尋ねしたいなというふうに思っています。 ○議長(中村嘉孝君)  嶋村文化振興局長。 ○文化振興局長(嶋村明彦君)(登壇)  おはようございます。  市民協働センターにおきます清掃等委託料の増額補正でございますけれども、市民協働センターみらいの空調機が老朽化によりまして不調でありますことから、室内熱交換機の洗浄及びフィルター交換を行うために補正をさせていただくものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  内容はわかりました。これは、この予算額、補正に当たるのかどうか私はちょっと思いがあります。というのは、そこの市民協働センターが空調機の老朽化、こんな老朽化自体わかっているでしょう。当初予算で買いかえる必要があると私は思っています。現在、この9月議会でこれを提案されて、空調機の修理等すればいいのかどうかというのも一つございます。しかし、この暑い夏を越してきたんですよ。9月の今の時期では遅いですやんか。なぜ6月にそれは提案されなかったんかというふうに私は思っております。特に空調機といえば私は冷房と思っておりますが、そこらを確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  嶋村局長。 ○文化振興局長(嶋村明彦君)(登壇)  この市民協働センターみらいは、昭和47年に建築された旧の銀行の建物を平成17年に取得をし、耐震及び改修工事を行って使用しているものでございまして、機器等については老朽化が進んでいるという状況でございます。本年6月に実施をいたしました法定の定期点検によりまして機器の不調があるというふうな報告を受けたところでございまして、まずは機器の延命を図る予防保全的な観点から、空調機器本体の取りかえや改修ではなく、一旦、機器の洗浄等を行うということで、今回、清掃等委託料とさせていただいたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  16万かけて洗浄するというのはやむを得ずと思うんですが、これについては、公共施設についての老朽とかそういうなんは、もっと年的に考えて、これは当初予算で取り組むべきではないのかなというふうに思っております。今回の場合はやむを得んというふうな答弁でございますので、それで理解したいと思いますけれども、よろしく今後の取り計らいをお願いしたいなというふうに思っております。  次に、第6款農林水産業費、第1項農林水産業費、第6目林業振興費、みえ森と緑の県民税市町交付金事業、業務委託料の増額補正につきましてお尋ねしたいと思います。  これについては、みえ森と緑の県民税市町交付金事業で、繰入金で171万というふうになっております。これについての増額補正の理由について、お尋ねしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口環境産業部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  近年、集中豪雨が多発いたしまして、土砂災害の発生リスクが高まっております。森林の持つ水源涵養や土砂災害防止など、多様な公益的機能を間伐等の整備を行うことにより発揮させまして、災害に強い森づくりを行う必要がございます。  このため本市では、民有林約1万1,600ヘクタールのうち、従来から林道から離れた奥山約6,000ヘクタールを環境林として位置づけまして、そのうち約800ヘクタールを国・県の制度を活用した森林環境創造事業により整備を行ってまいりました。  先ほどもご質問がございましたが、しかしながら近年、国・県の予算が減額されまして、昨年度は要望額の3分の1程度の事業費となったところでございます。そこで、今年度から新たに、みえ森と緑の県民税市町交付金を活用した鈴鹿川等源流域再生事業により環境林の整備に取り組んでおります。今回、この環境林の整備をより一層進めるために、みえ森と緑の県民税市町交付金基金を全額取り崩しいたしまして、鈴鹿川等源流域再生事業の事業費を増額して、坂下地区で17ヘクタールの間伐に取り組むものでございます。これによりまして、今年度は昨年度の3倍程度のほぼ通年ベースの事業費が確保でき、約150ヘクタールの森林整備ができるものというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今回の場合は基金を取り崩してというふうになっておりますが、基金って171万しかございませんのやね。いずれにしても、県の予算としては減っておる中で、しかしこれは県が森と緑をやはり守るための税金ですやんか。それが交付金で来て、それぞれの市町で事業をするんですが、当初から171万、こんな補正で取り崩すんやなしに、当初予算でやるべきものかなというふうに私は思っておりますが、いかがですかな。  それと、800ヘクタールのうち百何十ヘクタールというのではなかなか追いつかんのが現状でございます。これは市の金を使わずに県税をいつも当てにしてやっていくのか、そこらを確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  今年度から、この環境林の整備に県民税の交付金を活用させていただきました。たしか当初予算で1,000万程度の事業費を盛らせていただいておったと思います。この基金の目的でございますが、仮に各年度の不用額が出た場合、それをそのまま不用額としておきますと一般財源化しますので、県の指導等によりまして基金を設けて一般財源化を防ぐという目的がございました。  今回、なぜ当初からということでございますが、県も非常に財政状況が厳しい中で、基金の状況を見て市町交付金の減額の可能性が出てまいりましたので、今回、より一層整備を進めるためも含めて、補正で対応させていただきたいというところでございます。  済みません、2点目ちょっと失念をいたしまして、もう一度お願いいたします。  以上でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いずれにしましても、これは県税でございます。県が市町に配分していかないと市町は使えないというのが現状でございますが、先ほど2点目の市としての考えをというふうにございましたが、これはまたいろんな場で議論したいと思っております。  それでは次に、議案第77号平成29年度亀山市一般会計補正予算(第3号)についてでございます。  これは追加議案だったと私は思っておるんですけれども、このまず第1について、第10款教育費、第5項社会教育費、第4目図書館費、図書館整備事業の増額補正620万についてお尋ねしたいなというふうに思っております。この概要をまずお聞かせ願いたいなと。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤教育次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  今回、補正予算を提出させていただきました図書館整備事業は、平成34年4月の開館に向けて亀山駅前への移転・拡充を行うに当たり、図書館及びその附帯機能のおおむねの面積やゾーニングといった施設整備、管理運営方針、事業経費の概算など、本年7月に図書館整備基本構想でお示しした今後の検討課題についての基本的な方針となる図書館整備基本計画の策定に係る経費を計上したものでございます。  その内訳といたしましては、図書館整備推進に係る委員会の謝金及び旅費、先進地視察旅費、市民ワークショップ開催に係る消耗品や会場使用料、計画策定作業の業務支援委託料でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  事業の中身はわかりましたが、特にここでの中での会場借り上げ料とか報償費とか上がっております。これの場合は、図書館整備事業について計画策定をしていく中で、いろいろなところも見てこなあかんし、ワークショップか何かで皆さんの意見も聞かなければならんというふうに設定されたと思うんですが、これについてそのような考えを現在で持っておるのか。特に予定表で、資料でいただきましたけれども、計画策定についてはこの年度内に終わるのか、でき上がるのかというのを確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  整備基本計画でありますけれども、本年度中に完成させるという計画でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  この議論については、私の委員会が教育民生委員会で所管でございますんで、またそこでも議論したいと思っておりますけれども、我々の亀山市議会の教育民生委員会で本年度の調査研究の事業の一つと思っております。偶然こういう事業と重なってタイムリーかなあというふうに思っておりますが、この議会が過ぎましたら我々の議会としての提言事項を提案していきますので、そういうようなのもこういう計画の中に取り入れていただけるのかどうか、まず確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  今回、基本計画の策定に当たりましては、教育民生委員会からのご提言を初めとしまして、図書館を整備・推進する委員会を立ち上げます。さらに、市民ワークショップを開催して、多くの皆様の市民の意見を取り入れて計画をつくってまいりたいと考えております。教育民生委員会からのご提言も、しっかり反映できる部分は反映させていただきたいと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  ありがとうございました。  それでは次に、議案第78号市道路線の認定についてでございます。  この市道路線についての今回提案に至った理由について、これも追加議案だと私は思っておりますが、確認したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)
     松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  今回の提案に至った理由でございますが、まず今回の件につきましては駅前整備に関連する道路の路線認定でございます。都市計画道路など新規に道路改築を行う場合につきましては、市道認定を行った後に用地買収や工事などを行うこととされてございます。それで関係地権者から事業に対するご理解が得られましたこと、それから先月、予算決算委員会におきまして予算の執行が可能ということになりましたので、用地買収等事業に着手すべく、市道認定の手続を行うものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  理由は聞かせていただきました。  ここでですね、あの現道、いわゆる駅前の、私は子供の時分から通っていた道ですな。私、西小学校通うのに、あの場所は通っていた道路です。今は整備されて舗装もされております。あれは何、市道やないのにどこが整備しておったんか、まず確認。なぜ今に当たって市道に認定していかなければならないのか。あれがもともと市道であればよかったと思うんですが、なぜ今の時期に市道として認定していかなければならなかったんか、今までは何であったんか、私道であったんか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  現在計画されています市道亀山駅前線の都市計画決定や、それから市街地再開発事業の実施を含む亀山駅周辺の整備に伴いまして、亀山駅周辺の住宅を促進し、市街地の活性化につなげるために、市道御幸線と市道御幸7号線を南北に結ぶ新設道路として計画をしてございます。  現在の道路につきましては、伊東パーマ店の東側の隣にあります狭い道路でございまして、現在の計画箇所は狭隘な赤道が存在するのみでございまして、緊急車両の進入も困難な状況であることから、駅に近い立地条件にもかかわらず住宅地が進まず、空き地が増加しているという状況でございます。そこで当該路線を新たに整備することで、隣接地の宅地化を促進し、亀山駅周辺の居住人口の増加につなげるとともに、地域の安全性向上を目指したいということで考えてございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  これは、そやけど以前から御幸地区の生活道路だったと私は思います。そういう部分で、今回、駅前開発整備によって、きちっとした南北の幹線道路にしたいというふうに私も理解はしましたけれども、この道路行政、いろいろな問題を抱えておると思いますが、よろしくお願いしたいなと思っております。時間も接してきましたんで次に移りたいと思いますが、次に報告第13号専決処分の報告についてでございます。  まず、この専決については、市の管理しておった施設が何かの拍子にひっくり返って、カーブミラーですね、それが隣接の車庫を壊したということでございますが、ここで何で専決したのかどうかという、この理由についてお尋ねしたいなと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  本件につきましては、両尾町平尾地内の市道平尾1号線におきましてカーブミラーが突風により倒れたことで、隣接しておりましたガレージの天井部分及び支柱を破損させたことによる修理に伴う損害賠償について、相手方と示談が成立いたしましたので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、平成29年8月3日に専決処分をいたしましたものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  専決した理由については理解させていただきました。この議会まで待てなかったというのが専決した理由だと私は確認しております。  次に、市の施設の管理状況でございます。報告によりますと、今の答弁の中でも出ておりましたが、市道平尾1号線に建築されていたカーブミラーが倒壊したことで、ガレージの天井部分、支柱を破損させたということになっております。なぜこけたんか、このカーブミラーがこけたんかというふうに思っています。多分腐食してこけたんだろうと思いますが。  市の施設の管理については、このカーブミラーだけやないんです。いろいろな部分があります。その部分についての管理について、私は建設部長じゃなくして全般に関して、どなたか答弁をお願いしたいなというふうに思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  全体の管理ですので、私のほうでお答えをさせていただきます。  まず、施設の管理というものは、財務部の管財を中心に維持管理を、全体の機械類については管理をやっています。行政財産について、道路とか、橋梁とか、それは所管部で管理をやっていただきます。保険については管財が一式全部まとめて、全国市有物件というところの保険に入っておりまして、それは建物とかいうものを入っています。また、道路、林道、農道についても保険に入っておるところでございまして、各自治体がそういう保険に入っておると。  今の道路の関係でございますが、亀山市は道路の保険については一番高いというか、補償額が一番高い保険に入らせていただいているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  市の全体の管理についての対応についても聞かせていただきました。  いずれにしても、この報告によりますと、原因が情けない原因やと私は思っております。特にこういうなんで、こんな事故が発生して市として何も思わなかったんか、どうですかな。こんなん根が腐ってこけたって、人が下敷きになっておったらどうですか。そこらについて、どなたでも結構でございます。市の管理しておる方々の全体に対してでございますので、市長なり、副市長なり、どなたでも結構です。答弁をお願いしたい。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  ご指摘のように、これはあってはならないことだというふうに認識いたしておりますし、先方には大変申しわけないことであろうと思います。このようなことが起こらないような日常の当然管理、あるいはフォローにつきましては、今後の教訓としながらしっかり対応させていただきたいというふうに考えています。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いずれにしても、管理をしていくのに人が足らなければ人をふやしていただくなり、例えば民間に委託していただくなり、地元の自治会にお願いするなり、いろいろな手を打って、このような事故の再発は絶対ないように思っていただきたいというふうに要望しておきます。  それで、最後になりましたが、今回のこの事故に対する市の瑕疵について、あったのかどうか。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  この案件につきましては、先ほどから議員ご指摘のように、突風によりカーブミラーが転倒したことによって起こった事故でございます。今回の事故につきましては、道路管理者側に瑕疵があったということで、保険により対応させていただいたものでございます。  なお、このような事故が改めて発生しないようにということで、現在、道路管理につきましては日常的に実施しておりますパトロールにより管理をしておりましたけれども、カーブミラーの根元の腐食につきましては、特にそういった視点で管理をしてこなかったということがございました。それで、今回の事故を受けまして、市内にあります全1,856基を職員で速やかに一斉点検を行いまして、その結果、緊急的に修繕が必要な5基につきましては、事故発生後速やかに全て修繕をしてございます。残っている部分につきましては、引き続き点検等を行いながら適切に管理をしてまいりたいと考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  私、最後に質問したのは、市の瑕疵があったんかどうかお尋ねしたはずですが、答弁がなかったと私は理解しています。こういうようなことは多分瑕疵であったと思うんですが、今後、いろいろな市のこういう道路施設を管理していく上では、全般に対してヒヤリ・ハットの精神をもって、一遍今後、そういうヒヤリ・ハット集でもつくって検討していただきたいなというふうに思っております。最後に答弁だけひとつお願いして、終わりたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  済みません、先ほど申し上げたつもりだったんですが、漏れていれば失礼いたしました。  瑕疵がございましたので、保険にて対応させていただいたというものでございます。繰り返しになりますけれども、こういった事故が改めて起きないように日常点検、それから特にカーブミラーと、ほかの照明と標識につきましては、これまでも維持作業の中で点検をしていただいてございますので、引き続ききちんと点検をしながら管理していきたいというふうに考えてございますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  終わります。ありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  12番 宮崎勝郎議員の質疑は終わりました。  質疑の途中ですが、10分間休憩します。                (午前11時09分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午前11時20分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、10番 岡本公秀議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  新和会の岡本公秀でございます。新和会を代表して代表質疑を行わせていただきます。  まず最初に、議案第67号平成28年度亀山市一般会計歳入歳出決算の認定についてでございます。  まず、平成28年度の歳入で見ますと、自主財源は128億と900万円で構成比が62.6%、片や依存財源のほうは76億4,600万円で構成比が37.4%となっております。比較しますと、自主財源というのが50%以上を超えてかなり大きいと。そういう分だけ、国等の動向に大きく左右されずに、将来的にも安定的に亀山市は歳入が期待できるんではなかろうかと、私はそういうふうにとっておるんですけれども、市当局はどのように見込んでおるか、ご説明をいただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  10番 岡本公秀議員の質疑に対する答弁を求めます。  上田財務部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  自主財源と依存財源でございますが、まず歳入のうち市税や分担金及び負担金、使用料及び手数料など、地方公共団体がみずからの権限で調達できる財源を自主財源、地方交付税や地方贈与税、国・県支出金などのように、国や県の意思決定に基づき収入される財源を依存財源というふうに呼んでおります。  議員おっしゃられましたように、平成28年度決算におきましては、歳入決算額204億5,516万9,634円のうち自主財源は128億907万5,569円、自主財源の比率は前年度から0.6ポイント増加して62.6%となっております。また、依存財源は76億4,609万4,065円、依存財源の比率は前年度より0.6ポイント減の37.4%となっています。  この数字は、県下14市の中では自主財源比率の高い市、県下の中では2番目に高い市になっておるところでございまして、議員おっしゃられるように、この自主財源というものが市の財政運営ではとても大事やと。亀山市の自主財源の比率は、年々減少はしていますけれども、今の28年度決算においては県下で2位の状況であると。しかし、亀山市においては自主財源の比率が落ってきておると。これはなぜかと申しますと、市税の減収が大きな影響を与えておるというところでございまして、今後も自主財源を確保するために、市税収入の確保はもとより行財政改革を進めることで引き続き自主財源の確保に努めていく必要があるんだというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  先ほどにも答弁にありましたが、金に色はついておらんとは言いながらも、国とかいろんなところに依存するお金というものは、相手さんの都合によってどさっと減らされることがあるわけですので、自主財源が大きいというのは、かなり独立性を保てるし、安定した財政運営に寄与するということで非常に結構なことであるし、またこれを、比率は下がってきておるとはおっしゃいましたが、きちっとこれからも自主財源を大きく下がらないように、確保するように、いろんな施策を打っていくということは大切であると思います。  次に、市税収入が103億円という金額が上がってきておりますが、これは亀山市程度の同規模の市ですね、そういうところと比べてみたらどういうふうな状況か。これも自主財源のほうがかなり順位が高いということでいいと思うんですけれども、それに関してもご説明をいただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず、平成28年度決算における市税収入は103億3,453万8,769円で、前年度の106億3,398万7,026円から約2.8%、2億9,944万8,257円の減収となったところでございます。  この主なものは、前年度と対比しますと、法人市民税が2億6,229万9,048円減少した6億6,719万6,900円となりました。もう一つ、償却資産につきましては対前年度比較約2.2%、5,610万5,599円減少し、24億5,899万1,088円となったところでございます。前年度と比較しますと、この法人市民税と固定資産の償却資産が減収したことによって、市税収入が落ちたというのが28年度決算でございまして、先ほども自主財源のところで私申しましたように、この市税収入の割合は県下の中でも高い。特に今言いました法人市民税とか償却資産の変動が、動きやすいというのか、変化が大きい市であります。そんな中で、市税の収入の額は、県下の中でも多いほうだというふうな理解をいたしているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  市税収入は多いけれども減収になったという理由が、法人市民税とか償却資産ということですけれども、大きな企業の投資があって、そのときは当初は償却が進むまではたくさんいただけるけれども、だんだんだんだん償却すると固定資産税が減っていくというのは仕方がないことですけれども、こういうことをできるだけ防ぐように、新しい企業の方に来ていただいて投資をしていただくと、そういったことを絶えず繰り返していくということが亀山市の行政にとって大切なことであろうかと思います。  また、亀山市の市債残高ですね、これも164億円と毎年毎年順調に減少しておると思うんですけれども、ここ最近は市債の発行をかなり手控えているように感じておるんですけれども、もしもそうならば、どういうわけでということも教えてほしいですし、また近い将来、市債を大きく発行する予定というか心づもり、そういったものがあるのか、それも伺いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)
     上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず、一般会計の市債現在高は平成28年度末で約164億円となっており、8年連続で減少をさせてきておるところでございます。その内訳でございますけれども、地方交付税の振りかえである臨時財政対策債は前年度より約5,000万円減となる約73億円、率にして約45%、合併特例債は前年度より約9,000万円減となる約46億円、約28%、その他の市債は前年度より4億5,000万円減となる約45億円、約27%となっております。平成22年の市債残高は約200億円ございましたが、それ以降28年度決算までに6年間で約36億円減少となり、臨時財政対策債と合併特例債を除きますと、その他の市債につきましては約98億円から約45億円となり、約53億円減少させることができたところでございます。  議員、手控えておるんじゃないかというのは、臨時財政対策債というものがございまして、これは平成13年度から地方交付税の財源不足を国と地方が折半するという形式において、その地方負担分においては臨時財政対策債として発行し、普通交付税の振りかえ財源とするものでございまして、28年度におきましては発行可能額5億2,803万4,000円に対して3億6,340万の借り入れを行いまして、約1億6,000万円ほど限度額以下で抑えたところでございます。合併をいたしましてから臨時財政対策債の抑制、どれぐらい抑制してきたんだというと、約14億4,000万円ほど抑制をいたしたところでございます。  もう一つ、今後、市債の借り入れはどんなふうになっていくんだということをご質問いただきましたので、市債の考え方は、平成31年までは合併特例債を中心に借り入れを行い、新庁舎の建設等に係る費用につきましては、今後、資金不足に対する市債の借り入れについて多額の借り入れが必要になってくるものだと予想しているところでございまして、庁舎の規模などの検討を図っていく中において、庁舎基金の目標設定が現在15億円で、28年度末が10億5,000万円となっております。このことから他の財源を確保する手法のほか、世代間負担のあり方や他の大規模投資事業との調整も含めて、市債の借り入れについて考えていく必要があるんだろうと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  市債といって、よく市債に関して質問すると、これは有利な借金やという返答が来ることが多かったんですが、有利であろうが借入金というのは余りないほうが好ましいわけであって、今後の大きな事業というのを念頭に置くと、その調達ということに関しては、借り入れだけじゃなくて、世代間負担とかいうこともいろいろ総合的に考えなあかんということは、確かに私も重要ではなかろうかと思います。  次に、歳出に関してですけれども、いろんな款が分かれていろいろあるわけですが、この中でも民生費が率で言うと32.5%で、金額で言うと64億3,000万円と最大であります。いろんな款別に分けると、ふえたり減ったりするようなことが多いわけですよね。そのときの、例えば学校をつくったら教育費がふえるとか、台風でどんとやられたら土木なんかの費用がいきなりふえるとか、そういうことは年によって全くばらつきはあるわけですけれども、民生費というのは、いろいろデータを見ると、これは台風が来ようが何が来ようが継続的に増加しておるというような構造的な問題があるわけですけれども、この民生費に関する将来の見通しというのを述べていただきたいと思います。  また、この民生費の伸びというのも、青天井で認めることもなかなかできづらいと思うんですけれども、こういうふうな民生費の伸びを何かのタイミングで抑制するとか、そういうことも将来はあるかもしれんけれども、そういったこともついでに見通しをお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず、民生費についてお答えをさせていただきたいと思います。  民生費の前年度比3億4,832万8,761円増につきまして、今後の中期財政見通しの予測におきましても、障がい者サービス等に伴う扶助費の増加が見込まれており、障がい児(者)の自立支援事業は前年度比約7,000万円の増、生活保護費の扶助費、前年度比約5,000万円の増など、27年度決算から比べましても増加をいたしておるところでございます。  28年度、単年度事業で一つ、年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業が1億2,814万1,000円ございましたが、これも28年度決算における扶助費の増加の一因となっています。これについては28年度だけの単年度に要する増因だというふうに考えております。  まず、民生費については、特に最近は生活保護費とか障がい児(者)の自立支援事業費が増加の一途をたどっておると。29年度も、ここずうっと私も4月から7月までの動きを見ていますと、今年度もこの2つで事業費が1億円ぐらい増加をするというような見込みを立てておるところでございます。このような事業は、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1を持つというような割合になっておるのが大部分でございまして、国・県からお金は来ますけれども、この伸びは市にとっても大きな要因の一つだというふうに考えています。  これについては、国のほうでやり方とかそれを決められますので、市がそれについてなかなかどうというふうなわけにはいかない。利用者のサービスについて、基準に基づいて支出を行っておるというものでございます。  ほかにも児童福祉とかいう、皆さん方ご存じのように放課後児童クラブ費とか、そういうものについても年々増加の一途をたどってきておると。今、民生費については、市民の皆さん方のニーズ等を考えますと、なかなか市のほうで抑えるというのは難しいような事業になってきておるのは確かで、年々増加していくんだろうと。国もそのために消費税の値上げ等を考えて、それで市や県に出していこうというふうなことも考えておりますので、なかなか扶助費を抑えるということは難しいんだろうと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  民生費のことは国の政策と密接に関係するということですんで、よその自治体と比べて見劣りのしない福祉というのは亀山市としても市民のためにやる必要があるわけで、非常に難しいところやと思いますが、財政運営をきちっとやっていただきたいとお願いするところでございます。  次に、土木費に関して4億6,300万円減と。これは大きく減っておるんですけれども、これは何か特殊事情があったのか、教えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  28年度決算において土木費が約4億6,000万円ほど減となった要因でございますけれども、1つは公共下水道事業繰出金約3億6,000万円が減となったというのが大きな要因であります。平成18年度より合併特例債を活用して継続的に実施しております野村布気線整備事業、前年度比約9,000万円の減となっておりますけれども、このような大規模事業の年度間の事業費の増減が大きな影響を与えるということでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  次に、教育費ですけれども、教育費も予算の構成比では10.9%で、金額で言うと21億6,000万円となっております。これも重要な支出項目ですけれども、これは子供さんに対するいろんな補助とかそういうことの政策によっていろいろと金額は変動すると思うんですけれども、この教育費も将来どんどんどんどん上がっていくのか、案外と安定して、年によって学校を新築するとふえるし、終わると減るしというような要素があるのか、それも教えていただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  教育費でございますけれども、大きな要因は平成28年度から3カ年の継続事業で実施をいたすこととしました川崎小学校の改築事業、これが28年度で約2億7,000万円の増となったことが大きな要因です。それ以外にも関の山車会館整備事業は約5,000万円ほど増となりましたけれども、これが増となったということで、まず小・中学校なり幼稚園の改築事業の中での増減が大きな要因となってくるというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  それに関しては理解しました。  次に、基金についてお尋ねをいたします。  亀山市は将来大きな事業というのが予定をされておるわけです。現在の基金残高は93億8,000万円ということで、これだけでも結構心強い気はするんですけれども、これだけあればまあよろしいという認識なのか、それともいやいやもっとふやせるもんならふやせたほうが望ましいと思っておられるとか、そういったことを伺いたいし、大事業を念頭に置くと、先ほどおっしゃった庁舎建設とか、駅前の事業とか、そういうのを念頭に置くと幾らぐらいあったら理想的なんかなあと、安心できるんかなあと、そういう金額というのは念頭にあるかないか、教えてもらえますか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  議員おっしゃいましたように、平成28年度全会計の基金残高は93億8,010万7,856円でございます。27年度末の基金残高より2億4,740万1,075円減少をいたしたところでございます。  まず、大きな基金でいいますと、目標というのはあるのかということですけれども、まず財政調整基金が28年度末で約40億ございますけれども、これは行革大綱の中で20億を何とか守っていきたいというふうなことを基本としてやっておるところでございます。リニア中央新幹線亀山駅整備基金については、20億というふうな目標額を持って、現在、16億103万3,890円の現在高となっております。庁舎建設基金については目標額を15億と定めて、現在、28年度末で10億5,000万円となっておるところでございます。  基金については、できる限り積み増しできるときはしたほうがいいんだろうというふうに思っていますけれども、28年度決算を見ても市税が約3億円落ちたと。その中でいろんな事業をしてきて、単年度収支とか、実質単年度収支とか、いろんなものの影響にも与えておることもあって、基金の積み増しについては、税の見込みとか、いろんなことを考えて、総合的に判断して積んでいきたいというふうに考えています。そんな中で、基金の活用指針というものを絶えず見直しを図りがてら、皆さん方にもお示しをして、基金をどのように活用をしていくかということを明らかにしていきたいと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  先ほど基金の、できたらこれだけ確保したいという目標を述べていただきましたんで、1年が終わらんことには、どれだけ基金に積めるかどうかわからんといえばそのとおりですけれども、それは個人でも同じで、個人でもできるだけ貯金はしたいと思うんやけれども、いろんな出費が、予想外の出費が出てきてということは個人レベルでもようある話であって、そういうこともようわかっておるんですけれども、そういうことを念頭に置いて財政運営をやっていただきたいと思います。  それから、基金が今現在15種類あるんですね。それには10億、20億という基金から、本当に100万円ぐらいの基金とか、そういうふうなものまであるんですけれども、これを簡略化してまとめるとか、特にまとめる必要はないのかもしれませんけれども、別に多くても、15種類であろうが20種類であろうが構わんのかもわかりませんが、僕はまとめてもいいかと思うんですけれども、それに関してはいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず、将来の大規模事業に備えての基金の確保については、先ほどから申し上げましたとおり、リニア中央新幹線の市内における停車駅周辺を整備する資金としましてリニア中央新幹線亀山駅整備基金、新庁舎の建設のための資金に当てるため庁舎建設基金を設置しております。他の基金におきましては、それぞれ設置目的等もございますが、残高の少額な基金もございますので、庁内で十分整理し、大規模事業に備えて基金の再編、廃止とか統合等についても検討していく必要があるんだろうというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  将来、そういう基金の再編、再編をやったからといって金額がふえるわけじゃないんですけれども、そういうのは必要に応じてやっていただけたらいいかと思います。  市民サービスというのは一定のレベルで維持せなあきませんから、市民サービスを低下させることなく大事業を亀山市のために行っていただくためにも、お金の裏づけというのが大切ですから、そういったことを十分念頭に置いて、長期計画のもとに資金計画を行っていただきたいと思います。  議案第67号の質問は、以上で終わります。  次に、議案第63号亀山市営住宅条例の一部改正についてお伺いいたします。  市営住宅というのは、住宅にちょっと困っておられる方については大切なものでございます。亀山市が所有しておる住宅で現在使用中のものですね、それは全部で何戸か。  今回、議案で上がっている借り上げる5戸を含めて、民間活力の借り上げ住宅は合計で何戸となって、それを合算すると、現在使用可能といいますか、現在使用中の住宅は今回の5戸を含めて何戸となるか、教えていただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  現在市が管理しております入居可能な市営住宅につきましては、市の所有する住宅の戸数が現在256戸で、民間活用市営住宅は45戸でございます。合計で301戸でございます。今回新たに5戸借り上げますと民間活用市営住宅が50戸になりまして、トータル306戸になる予定でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  そうしますと、市営住宅の供給目標というのがございまして、先ほどの質疑でもございましたが、まだ借り上げる戸数が不十分であるというふうな議論があったわけでございますけれども、この借り上げ目標達成というのは、先ほどもありましたけれども、それはかなりやれそうな雰囲気だったんですけれども、何とか目標達成で市民に対して良質な住宅を供給することは可能であると、そういうふうに認識しておられますか。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  先ほど宮崎議員からの質問にもございましたように、現在、5戸の借り上げを予定しておりまして、残り20戸ということになるわけでございますが、今、新たに新築物件につきまして、先ほど申しましたように18戸程度の協議を行っているところでございます。そういうことから、住生活基本計画の期限でございます来年度、30年度来には、おおむね20戸に近い数が達成できるんではないかというふうに見込んでいるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  今回の議案に上がっている5戸の市営住宅も新築なんですけれども、最近、民間活力で借り上げる市営住宅は、新しいのが多いし、新築が多いと思うんですが、だけどそれに気をとられる余り、既に存在する亀山市が所有するあちこちにある市営住宅ですが、その老朽化対策というのも当然目を向けてもらっておると思いますけれども、現在存在する亀山市所有の市営住宅の老朽化対策も十分に行っていただいておりますか。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  現在所有しています市営住宅の老朽化対策につきましては、亀山市公営住宅等長寿命化計画によりまして、鉄筋コンクリート造の住山C棟、和賀、鹿島、高塚、栄町、羽若住宅につきましては躯体や設備の改修を行い、維持保全を行ってございます。今年度も羽若住宅につきましては防水工事などを実施する予定でございます。そのほかの亀田、野村、和田、住山A、住山Bといった、それと関町の単独住宅につきましては、老朽化が進んでいることから用途廃止を行っていく計画でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  こういうふうに、老朽化対策をきちっと行っていただくということは、居住する人にとっても安心なことでございます。  ところで、民間から借りる住宅、こういう市営住宅の民間活力活用の借り上げですね、この政策に対して私は特に悪いとか思うもんではないんですけれども、何せ民間の話ですので、世の中はいろんなことが起きますんで、所有者の事情というのが変わるわけですよね、いろいろと。例えば相続が起きてうまいこといかなかったというようなこともあるし、経済的に逼迫して、持ち主が金融機関とかそういうとこに押さえられたとか、そんなえっというような話もようけあるわけですけれども、そういうふうなことを考えると、余り民間の借り上げに頼るというのもどうかなと思う面もあるんですけれども、そういうふうな安全装置というのは十分考えてありますか。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  借り上げ住宅につきましては、事業者との契約の中に、本市は本契約の締結後速やかに本物件に対する賃借権の設定登記を行っていただくようにしてございます。その中で、賃借権の設定登記の順位は第1位ということで行っていただくようにしていることから、リスクの低減に努めているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  そういうふうな安全装置をきちっと考えてもらってあるんやったら、所有者側にどういうふうな状況の変化が起きようが、きちっと市営住宅として機能すると、そういうふうにしてもうたら結構だと思います。
     最近の市営住宅の入居者を募集しますと、応募の状況は今どんなもんでしょうか。また、抽せんに外れて待っておらなあかんとか、そういうふうな待機しておる方とか、そういったデータはございますか。待機世帯といいますかね、そういったことを教えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  入居状況でございますが、平成28年度8月の募集で借り上げをいたしました住宅・住戸につきましては、募集後の応募状況で、最低で0.65倍、最高で3.5倍というような状況でございます。  抽せんで外れた方ですけれども、平成27年12月の募集につきましては5戸の募集に対して7名が応募されて2名が外れたと、それから28年3月募集につきましては4戸の募集に対して14名が応募されて10名が外れている、それから28年10月の募集につきましては6名の募集に対して10名の応募ということで4名、それから直近の29年2月の募集につきましては3名の募集に対して4名の応募ということで1名が外れているというような状況になってございます。  ただ、抽せんに外れた方につきましては、次回の抽せんに再び参加される方も見えますが、希望する住宅の地域の空き状況や次回まで待つことが可能かどうかなどの個々の事情が異なりますことから、待機状況を把握することは難しいということで、現在把握はされていない状況でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  私も知り合いの人から、市営住宅の空きがあったので応募したけれども、外れてがっかりしたとかいう話も聞くんですけれども、だけど個人個人でいろんな状況があって、地域が余り離れると嫌という人もおられるし、非常に難しいことだと思います。  そこで、現在の亀山市住生活基本計画というのがございますが、これが策定されたのは平成21年の3月で、もう既に8年半経過しておるんですよね。社会情勢もどんどん変わっておるし、経済状況も変わっているわけですよね、この8年間で。現在の市営住宅供給計画を再検討するという必要もあると思うんですけれども、これに関してどういうもくろみを持っておられるか、教えていただきたい。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  現在の亀山市住生活基本計画は、先ほど議員おっしゃられましたように、21年度から平成30年度を計画期間としてございまして、今回、三重県住生活基本計画の改正を踏まえまして、平成30年度に改正を予定してございます。その中で市営住宅の今後の供給目標数等の見直しを行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  岡本議員。 ○10番(岡本公秀君)(登壇)  関係当局は、市民に対する良質な住宅の供給ということを実現するために、ひとつ努力をお願いいたしまして、私の質問はこれにて終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  10番 岡本公秀議員の質疑は終わりました。  質疑の途中ですが、午後1時まで休憩します。                (午後 0時00分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 1時00分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、16番 服部孝規議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  日本共産党を代表して質疑をいたします。  まず、議案第67号、平成28年度亀山市一般会計歳入歳出決算についてであります。  平成28年度一般会計の決算を総括的に見てみます。  まず、歳入から歳出を差し引いた歳入歳出差し引き額は7億3,570万円ですが、予算化しながら執行できずに翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた平成28年度の実質収支額は3億6,697万円です。なお、実質収支がふえたのか減ったのかを見る単年度収支については6億5,247万円の赤字となっております。これは、平成27年度の実質収支が10億1,944万円で28年度が3億6,697万円であるため、差し引き黒字が6億5,247万円減って赤字となり、過去の黒字分を28年度で食い潰したことを意味しています。これが続けば、後年度、赤字に転落してしまうおそれもないとは言えません。さらに、基金の積み立てや取り崩し、地方債の繰り上げ償還などを考慮した実質単年度収支は14億605万円となり、27年度の実質単年度収支額3億1,011万円との差は11億円の赤字であります。  そこで、まず単年度収支が6億3,784万円の赤字、実質単年度収支も前年度より約11億円赤字がふえたが、これは一時的なものなのか、それとも今後も続く傾向としてあらわれたものなのか、どう認識しているのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  16番 服部孝規議員の質疑に対する答弁を求めます。  上田財務部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  それでは、私のほうでお答えをさせていただきます。  議員おっしゃられるように、地方自治体の財政状況をあらわす決算収支といたしましては、実質収支、単年度収支、実質単年度収支がございます。実質収支とは、その年度の歳入差し引き額から継続費や繰越明許費に伴って翌年度に繰り越すべき一般財源を控除した額であり、単年度収支とは実質収支から前年度の実質収支を控除した額で、当該年度の黒字・赤字がわかることになります。  また、実質単年度収支とは、単年度収支に地方債の繰り上げ償還額と財政調整基金への積立金を加え、そこから財政調整基金の取り崩し額を控除した額であり、単年度収支から収支以外の要因を除いて真の収支を示すものだというふうに考えております。  平成28年度の決算における単年度収支につきましては、28年度の実質収支額3億3,052万1,211円から平成27年度の実質収支額9億6,836万2,743円を差し引いた6億3,784万1,532円の赤字となっております。  また、実質単年度収支につきましては、先ほど申し上げました単年度収支に財政調整基金の積立金218万6,066円を加え、財政調整基金の取り崩し額7億7,039万3,000円を除いた14億604万8,466円の赤字となり、前年度の3億1,010万6,477円の赤字から、さらに10億9,594万1,989円赤字が増加をいたしました。  その要因でございますが、歳入において市税が法人市民税の減などにより前年度比約3億円の減となったほか、地方消費税交付金約1億円の減などにより一般財源が約5億円減収となったこと、また翌年度に繰り越すべき財源として3億6,872万7,214円を計上したことなどにより、実質収支が減少したことなどが主な要因となっておるところでございます。  議員おっしゃられるように、今後もこのようなことが続くのかというようなご質問でございますけれども、財政運営上、実質単年度収支約14億円ほどの赤字がずうっと続くような財政運営を行っていくことはできないというふうに考えていまして、見直す必要があるんだろうと思っています。  その見直す方法でございますけれども、歳入に見合った歳出ということを前提に予算を組んでいく必要がある。しかし、今後、亀山駅周辺整備事業の本格着手に伴い、投資的経費の増加が見込まれるほか、岡本議員にも申しましたとおり、障がい者サービス等の扶助費の増加等も見込んでおりまして、将来の財政運営は厳しいものがあるというふうに思っています。このことから、事業見直しも含めて行財政改革を推し進める必要があるんだろうと思っています。行財政改革の前期実施計画は今年度で終わりますので、30・31年度の実施計画を今からつくっていくというふうに考えておりまして、その実施計画の中で新たな取り組みも入れていく必要があるんだろうと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  長い答弁でしたけれども、私は、これは一時的なものじゃなくして、一つの今の亀山の財政状況をあらわす傾向を示していることだろうと思います。言われたように、要因として市税の減収ということ、これは引き続き減っていくであろうという見通しがされていますし、それから繰り越しの問題についても、総合計画を見ますと、本当に財政的にもつのかなと思うような大型公共事業がめじろ押しなんですね。だから、当然そういう事業を組めば繰り越しという問題は起こってくるんで、こういう要因が残る以上、同じようにこういう決算状況が起こり得るんではないかなと思います。  私が指摘したいのは、今年度からスタートした第2次総合計画、これに長期の計画でありながら財政見通しがありません。そういう意味では、今後の見通しを知ることができないわけであります。総合計画の内容を見ますと、亀山駅周辺整備事業約50億ですね、それから庁舎建設、これも土地購入も含めれば100億近くかかるというようなことも言われております。それから、市道和賀白川線、野村布気線の道路建設、これもかなりの、億単位の金がかかる事業であります。それから認定こども園の問題、これも200人も入るようなこども園をですね、周辺道路が狭いんで道路の拡張とかいうことも含めてやると、これは数十億円かかるというような、こんな事業。それから、もう少し先になりますけど、七、八年先にはリニアの駅の問題がはっきりしてくると。そうなってくると、今の市の方針でいくと駅整備ということが出てくるという。こういうことが次から次へと計画をされているわけです。こういう状況の中で、今言った要因として市税の減であるとか、それから繰り越しが多くなるというようなことは今後も十分考え得る話である。一方で、こういう支出の面で見ると、大規模事業が計画されているという。  そこで、これだけの事業の裏づけとなるような財政見通しというのか、これが示されるべきではないかというふうに今回の決算を見て思うんです。だから今後、この決算を見て大丈夫ですよと言うのであれば、財政見通しをきちっと、少なくとも総合計画の期間中の財政見通しは私は出すべきだろうと思います。それによって初めて財源の裏づけが示されるんだろうと思いますけれども、そういう気持ちがあるのかどうか、そういう考えがあるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず、ことしの29年の2月に前期実施計画にあわせて中期財政見通しを出させていただいています。これについては、29年度から33年度までの5カ年を対象として、29年度の数値は29年度当初予算とあわさせていただいて中期財政見通しを出させていただいたところでございます。  議員おっしゃられるように、総合計画の9年間の見通しについて少し出したらどうやというような話でございますけれども、中期財政見通しを見通す上で、国の税制改正とか企業の動向等、9年間の予測をすることは大変難しいことでございます。そんな中でも、今後どの年度にどれぐらいの事業費を置いていくのかということもございますので、28年度決算、30年度予算にあわせて、30年度予算提出時に少しそのような9年間の中期財政見通しについてつくらせていただきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  私は早期にこれは出していただく必要があるんであろうというふうに思います。  それで、今、この決算をするに当たって、数字的なチェックは監査のほうでもやってもらっていますんで、私はこの決算が市民生活に本当にプラスに働くような結果を生んだのかどうかというところで見ていく必要があるというふうに常々言っております。  今、本当に市民生活は大変です。年金は年々、私もそうですけど減っていきますし、それから働く人の所得というのは実質賃金がどんどん減っています。そういう入ってくるお金は減っているのに、出ていくお金というのはどんどんふえてくるわけですね。この間も全協のときに言いましたけれども、今考えられ得る、例えば30年度からの負担増ということになると、水道料金が上げるということになれば水道料金が上がりますし、それから介護保険も見直しの時期になりますので、介護保険料の値上がりということも考えられます。それから、国民健康保険税も県の単位化によって上がる可能性があるというかね。だから、負担増はふえる、収入は減るという、非常に市民にとって厳しい状況があるというのが今の実態ではないでしょうかね。  そういうことで、私はその中でも特に取り上げたいのは貧困と格差の拡大の問題、これは毎回取り上げていますけれども、ここのところをどれだけ市が本当に力を入れてやるかということが私は大事だろうと思います。  数字で示させていただきたいんですけれども、まず生活保護になりますけれども、合併当時の平成17年の3月末で99世帯、115人であったのが、これがふえ続けて、ことしの3月末には178世帯、235人へと約2倍になっています。ふえ続けています。それから、就学援助の受給者数、これは平成17年度に161人だったのが、ことしの3月末で283人、これも約1.75倍にふえています。非常に深刻な状況が出ているんだろうと。つまり、富める者はよりお金を持って、貧しい者はより貧しくなるような、そういう本当に格差が拡大しているという実態があるんだろうと思います。  そこでまず市長に、この貧困と格差の拡大というのが進んでいるんですけれども、この28年度決算、十分対応できたのかということについて、市長の見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  服部議員のご質問にお答えをさせていただきます。  ご指摘のような相対的な貧困率の低下とか、ここ10年来の我が国の大きな政策課題の一つであろうというふうに思っておりますが、亀山市におきましても平成20年9月のリーマンショック以降、所得割額、均等割額の納税義務者が増加しておりまして、その一方、平均給与収入額が平成22年度に417万4,000円まで落ち込みましたけれども、ちょうど本年度には423万7,000円と回復傾向にはございます。しかしながら、これも今お触れいただいたような、生活保護受給者や就学援助対象者は年々増加をしてきておるという流れの中にございます。  その中で、亀山市が平成28年度、どのような取り組みをしたかということでありますけれども、まず生活保護に至る前の段階の生活困窮者に対しまして、問題が複雑化・深刻化する前に自立のための支援を提供するため、自立相談支援機関であります亀山市社会福祉協議会と連携をいたしまして、包括的・個別的・継続的な支援を実施させていただいてまいりました。  さらに、ご案内の任意事業の学習支援事業を教育委員会直営で実施をいたしまして、家庭生活が困窮しておったり、家庭での学習環境が厳しかったりする生徒の学習生活習慣の改善や基礎学力の定着、生徒の意思に沿った進学を支援いたしてまいりました。  また、相談者の中におきましては、市の県民税、国民健康保険税などの市税を納付することが困難な方がお見えでございますので、相談支援員が付き添って納税相談を行うなど、担当部署と連携してきめ細やかな相談支援体制をとってまいったところであります。  そのほかには、これもご案内の国民健康保険におきまして、低所得者対策として実施をしております国民健康保険税の軽減制度につきましても、平成27年、28年度と軽減対象者の拡大を図ってまいったところであります。  今、財政部長が触れました財政との関係、午前中の岡本議員とのやりとりもありましたが、私、就任させていただく平成20年度、あのときの民生費が30億円台でございました。しかし、この平成28年度の民生費の伸びは65億まで伸びておると。この8年間におきましても、約35億民生費がふえておる、扶助費がその核にありますけれども。そういう状況の中で、亀山市といたしましても貧困格差の施策につきましては、当然所得の再配分の施策は国の責務であろうと思っておりますけれども、市といたしましても関連する制度を連動させながら取り組んでまいったところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  多く述べられましたけれども、多くは国の施策であったり、それから社会福祉協議会なんかの外郭団体の事業なんです。私は、先ほども財務部長が言われましたけれども、総合計画を立てたばかりですけれども、全体の事業の見直しをして、もっとこういうところに予算を向けるようなことを考えていかないといけないんではないかなというふうに思います。  1点だけ生活保護にかかわってお聞きしたいんですけれども、以前、福沢議員が質問して、専任の職員配置がないのは亀山市と鳥羽市だけだという指摘をさせていただきました。そのときに余りいい回答はなかったんですけれども、そのことについてどうなったのかが1点と、もう時間がありませんので、もう一点は亀山市でも貧困率を調査すべきだということを質問いたしました。そのときの答弁としては、いろいろ個人情報等の問題も絡んでくるので慎重に検討を重ねてまいりたいということで、貧困率の亀山市としての調査についての答弁がそういう内容でした。2つ、専門職員の配置が必要だと思いますけれどもどう考えるのかということと、それから亀山市独自で貧困率を調査すべきだという、この2点についての答弁を求めたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  水谷健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(水谷和久君)(登壇)  生活保護を担当する福祉事務所ということで、私のほうから答弁させてもらいます。  現在、法に基づきまして、社会福祉法で、生活保護の業務につきましては所長、査察指導員、生活保護のケースワーカー、事務職員を置くこととなっており、ケースワーカーの数につきましては、亀山市の場合3名配置ということで法的に定めています。  内容でございますけれども、兼務といたしましても生活保護に近い業務としまして、行旅人と、それから生活困窮者等の業務についての兼務がございます。したがいまして、全く別の仕事ではなしに、福祉事務所で担当しておる職員にあっては関連した業務の兼務ということでご理解いただきたいと思っております。  それから、第2点目の貧困の調査につきましては、第2次亀山市総合計画の中で施策として子どもの貧困の実態把握を行い、貧困の連鎖を防止するため学習支援や養育相談を充実しますということで、子どもの貧困の実態調査を把握するということを総合計画の中で位置づけておりますので、担当の教育委員会の学校教育室等と我々地域福祉室と協議しながら、どういう調査をするかということを協議して進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  ケースワーカーは80人に1人ということで3人いるからと言うんですけれども、3人のうち1人は非正規なんですよね。だから、3人を正規でケースワーカーとして置くべきなんですよね。それがされていないという問題と、それから貧困率については、これは実態をつかめずに対策は打てないんで、まず実態を把握する、その上で対策を打つということが必要なんで、これはぜひとも至急やっていただきたい。先ほど言いましたように、貧困と格差は拡大していますので、これは早急にやっていただきたいということを申し上げて、次に移ります。  次は、議案第71号平成28年度亀山市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてであります。  決算を見ますと、給水人口の減少や総配水量――水道施設から市内へ送られる水道水の量ですけれども――減少していますが、経営状況をあらわす純利益が平成26年度から3年間、各1億円ずつ毎年あるというような状況であります。また、利益剰余金も4億2,400万円ほどあります。ところが、先日議会に示されました亀山市水道料金検討委員会の報告書によれば、今後の事業計画、資金計画から判断すると、水道料金の改定はやむを得ないとし、収入額と総括原価が一致する率である118.182%の引き上げが妥当とし、実施時期については平成30年4月が妥当だという内容の報告書が示されました。  そこでまず、この決算を見ますと私は非常に違和感を感じるんですが、決算を見て、なぜ来年度からもう水道料金の値上げが必要になるのか、このあたりが理解ができないんですが、この決算状況を見て来年度料金の値上げが必要な決算状況なのか、この点についてお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  宮﨑上下水道局長。 ○上下水道局長(宮﨑哲二君)(登壇)  平成28年度水道事業会計決算状況につきまして、収益的収支につきましては、水道事業収益13億1,712万7,219円、水道事業費用11億8,637万3,716円となっており、当年度純利益は1億1,300万4,356円の黒字となっております。
     また、資本的収支につきましては、総収入額6,572万6,160円に対し、総支出額は4億7,281万1,510円で、不足額4億708万5,350円、これにつきましては損益留保資金や建設改良積立金などで補填をしております。  当年度純利益1億1,300万4,356円を含む当年度未処分利益剰余金につきましては、建設改良積立金への積み立て及び資本金への組み入れを行うものでございます。  次に、資金期末残高につきましては、4,093万874円減少し、8億1,562万8,076円となっているところでございます。  過去3年間、総収益が総費用を約1億円上回る黒字基調で推移していることにつきましては、平成26年度から新しい会計制度が適用されたことにより、営業外収益に長期前受金戻入を計上することとなったため、純利益が増加したものでございます。  長期前受金戻入とは、減価償却を行うべき固定資産の取得または改良に当てるため、過去の補助金や工事負担金等の減価償却分を収益に計上していくものであり、現金収入はなく、会計上収益として処理したものでございます。例えば平成28年度の決算を改定前の制度で考えますと、当年度純利益1億1,300万でございますが、長期前受金戻入の1億5,062万円につきましては、これは現金収入はないことから、それを差し引きますと3,762万円の赤字となることになります。財政状況としましては、厳しい状況であると認識しております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  余りわからないんですけどさ。私が決算を見ますと、まず先ほど言いましたように、会計制度は確かに変わっていますよ。変わっていますけれども、我々は数字でしか判断できませんので、3年間約1億の純利益があったということが1点。  それから、経営内容でいうと、供給単価が115.74円で給水原価が107.52円ということで、使用者が払う1立方当たりの平均単価である供給単価が水道水を1立方つくるのに必要とする経費である給水原価より8円22銭上回っている。つまり、水道水をつくって売るのに赤字にはなっていないということですね。黒字になっているということなんです。  それから、確かに配水量は前年に比べて減っている。それから、資本的収支を見ますと、これは毎年のことですけれども、常に資本的収入というのはほとんどありませんので、支出のほうがはるかに上回って4億円程度補填をしなきゃならんという状況があるのはあります。  それで、最終的に損益計算書を見ますと、4億2,400万円ほどの利益剰余金がある。それからキャッシュ・フローでも、4,000万円ほど減りましたけれども、キャッシュ・フローは8億円ほどあるわけですね。  これを見る限り、もう来年度から値上げしないことには水道会計が成り立っていかないという理由にはならないと思うんですよ。だから、そういう意味で、この決算からいきなり来年度には値上げをしなきゃならんという結論は私は出てこないんじゃないかなということを申し上げておきたいと思います。これ以上行きますと一般質問になりますので、その程度にとどめておきます。  1点確認したいのは、資本的収入が資本的支出に不足する額の補填の問題なんですけれども、今回、4億円ほど補填をしましたけれども、28年度の末で補填財源となる金額を見ますと、建設改良の積立金が58万円ほどと、それから減債積立金が1億3,000万円ほどしかないんです。足しても4億円には行かないんですけれども、これはどういうふうにして4億円、例年どおり4億円の補填が必要だとしてどういうふうにこれを埋め合わせされるのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  宮﨑局長。 ○上下水道局長(宮﨑哲二君)(登壇)  資本的収支の補填財源でございますけれども、例年、消費税及び消費税資本的収支の調整額とか当年度損益勘定留保資金等で補填をしております。そのほか、あと28年度につきましては建設改良積立金からも補填した状況でございまして、今後につきましても同様の補填をやっていくということになろうかと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  私が決算書を見ていて一番不安があるとすれば、この資本的収入と支出の問題だろうと思うんですけれども、その点についてもクリアできるんだと言われましたんで、私はなおのこと来年度から値上げをする必要はないということを強く感じたわけです。  次に移っていきたいんですけれども、本来、水道事業って独立採算制とよく言われますけれども、もちろんこの総括原価方式という、要するに収入で全部の費用を賄うというんですかね、いわゆる独立採算という総括原価方式で考えるということですけれども、これには無理があるんではないかと思います。というのは、1つは地方公営企業法の3条に経営の基本原則というのが書かれています。何て書いてあるかというと、地方公営企業は常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならないとあるんです。つまり、本来の目的というのは公共の福祉を増進することなんですね。  民間企業のように、ここは利益が上げられないから水道を引くのはやめておこうとか、そういうようなことはできないわけですよ。一定の条件があって人が住んでおれば、当然給水はしなきゃならん。だから、利益があろうがなかろうがやらなきゃならんという、そういう病院とよく似た公共性の高い事業なんですよ。だから、そういう意味でいくと、こういう本来の目的が公共の福祉を増進することにあるというのは、私はそういう意味だろうと思います。  そこで1点お聞きしたいのは、決算状況がもし悪くなってきたときに、こういう本来の趣旨からいえば、ほとんど99%、100%近い人が水道の恩恵を受けているので、一般会計からの繰り入れという問題は別に何も問題がないんではないかというふうに思うんですが、そういう考えはないのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  宮﨑局長。 ○上下水道局長(宮﨑哲二君)(登壇)  一般会計からの繰り入れにつきましては、地方公営企業法第17条の2及び同法施行令第8条の5に基づき、公共の消防のための消火栓に要する経費その他水道を公共の消防の用に供するために要する経費につきましては既に繰り入れているところでございます。そのほかについて一般会計から繰り入れることにつきましては、水道事業の運営は利用者からの料金収入により運営費用を賄う独立採算制をとっております。また、地方公営企業法や一般会計の繰り出し基準等の考えもあり、今のところ一般会計からの繰り入れにつきましては考えておりませんので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  水道事業については、公共性が非常に高い事業ということ、それからほぼ市民全員が、受益者負担という考えからいっても、全部が受益者であるということから考えても、私は一般会計から入れる根拠は十分にあるんだろうと思います。  もう一つは、国のほうにも、今言われた繰り入れることのできるお金というのが指定をされています。これを拡大するということも国に対して求めていく必要があるんではないかと。もっとこういうものについては一般会計から繰り入れしてよろしいよというものを、公共性がある以上、そういう必要性は求められるんで、損をしてでもやらなならんという、そういう性格の事業である以上は、そういうことも含めてやっていく必要があるんじゃないかなと思います。  最後に、よく亀山市の水道料金は県下でも比べて安いということをよく言われます。この点について一言言っておきたいんですけれども、なぜ安いんかということを考えてみますと、亀山は伏流水をとっています。経営努力ももちろんありますけれども、伏流水をくみ上げるということは、要するに伏流水になる時点でろ過されるわけですね。非常にそやから良質な水が確保できる。だから、ほとんど井戸でくみ上げた水に塩素を入れるぐらいで水道水にできるという非常に恵まれた状況にある。  例えば私がおりました津市なんかでいきますと、浄水場を幾つか持っています。例えば雲出川の表流水をとって浄水場に引き込んで、そこで沈殿させてろ過して、それをまた塩素でしてという作業をしなきゃならん。これの経費というのは莫大なものがかかるんですね。だから、こういう浄水場を持たなくて済んでいるということが一つですね。  それからもう一つは、松阪なんかそうなんですけど、県の水道を買っています。非常に単価が高いです。津市も松阪もそうですけれども、県の水道を買っています。これは非常に圧迫をしております。だから、どうしても水道料金が高くなる。  だから、亀山市が安いのは、そういう条件的に非常に安くできる条件があるという、こういう問題が私はあるんだろうと思うんで、県下と比較して安いから上げてもいいんだというようなことにはしないでいただきたいということを最後に申し上げておきたいと思います。  最後に、3つ目の問題に移ります。  議案第74号平成28年度亀山市病院事業会計決算の認定についてであります。  病院事業会計については、2015年12月議会で、これまでの地方公営企業法の一部適用から全部適用に改め、病院経営の責任者として新たに病院事業管理者を置き、経営改善することが決められ、その全部適用した最初の年度の決算が今回示されました。  この12月議会での市の答弁では、現在の医療センターが一部適用という理由をもって特段大きな問題を抱えているということではない。こういうふうに言われて、一部適用から全部適用に移行するのは全部適用のメリットを有効に活用しようという姿勢であるという答弁をされております。  そこで、まず地域医療統括官にお聞きしますが、地方公営企業法の全部適用をした最初の1年間の決算で、全部適用の効果がどこにあらわれているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤地域医療統括官。 ○地域医療統括官(伊藤誠一君)(登壇)  平成28年4月に病院事業管理者として私が配置されたわけでございますが、公営企業法全部適用初年度の取り組み結果といたしまして、28年度決算に具体的な効果を数字としてお示しできなかったことについては遺憾に思っているところでございます。しかし、28年4月以降、これまでの取り組みにつきましては、現在また将来につながる効果的な取り組みであると考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  いきなり謝罪から入ってびっくりしていますけれども。数字を見る限り、何もあらわれてないんですね。私は一部適用のままでいいんじゃないかということで、このとき言ったんですけれども、全部適用のメリットとして12月議会で言われたのが、経営責任の明確化、運営の機動性の発揮、職員の士気高揚、経営意識の向上、人材確保の充実、健康福祉部との連携、地域医療の推進などということが、これが要するに全部適用のメリットだというふうに言われたんですけれども、この点についてはどんなふうにこの1年で変わったのか、あらわれたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤統括官。 ○地域医療統括官(伊藤誠一君)(登壇)  12月の答弁のときの経営責任の明確化等々につきましてですが、もう少し具体的に申し上げますと、医療センターにつきましては平成2年に開院いたしまして26年を経過しております。一般病床を持つ4診療科の病院としてやってまいりましたが、この26年間の取り組みから大きくシフトする、この29年につながる28年度は準備する年であったと思っております。まず中期ビジョン、要するに医療センターが取り組むべき中期ビジョンを策定いたしました。それによりまして、平成29年4月から導入しました地域包括ケア病床の準備をいたしました。さらには、院外処方への移行、このようなことへの大きくシフトする1年であったというふうに考えておるところでございます。  ちょっと決算とは離れますが、さらに申し上げますと、その結果としまして、平成29年4月、今年度になりまして効果があらわれてまいりまして、対前年度同月比、毎月1,000万円強の増収につながっておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  この1年はいわば準備段階で、来年以降を見てくれということですけれども、それは29年度の決算を見ないことには評価はできませんので、それを数字を並べられても、そのことについて評価することはできません。  決算を詳しく見てみますと、まず業務実績というところで見ますと、入院患者数が前年より246人の減、特に内科で3,800人ほど増加したのに、整形外科で4,000人ほど減少した。それから、外来患者数は前年度より470人の減。この入院と外来を合わせて714人の減になっていると。この減によって医業収益も前年度より3,686万円ほどの減収になっている。この結果、28年度の純損失は2億6,000万円ほどになっておるわけであります。  この2億6,000万円ほどの純損失が出たことによって、前年度までの繰越欠損金、いわゆる累積赤字、これが7億円ほどありますので、合わせると累積赤字は10億円にも達するという。本当に、あと2年待ってくれ、3年待ってくれという話ではない、本当に医療センター崖っ縁というのが私は現状ではないかなというふうに思います。  キャッシュ・フローを見ても、大阪府の公債を売却したということで3億円の増があったんですけれども、資金の増加を見ますと、3億円以上の増があったかというとそうでなくして、それが2億5,000万に減っているわけですよね。3億円売却して入りながら、結果的に資金の増加は2億5,000万円でとどまっているという。つまり、それだけ出ていくお金が多かったということですね。これでいくと3億4,000万円の残高しかありませんので、これもキャッシュ・フロー、いわゆる現金があと何年もつのかというのは、指を数えるぐらいしかもたないだろうという状況です。  こういう状況というのは、全部適用して1,000万円ものお金を、人件費をかけて地域医療統括官を置いてやったわけですから、少なくとも1年目で何らかのものが出なかったら私はやった意味がないんではないかと思うんですが、そういう今回の数字的に言えるものが何もないと言われましたけれども、そういう地域医療統括官としての責任という問題、経営状態についての責任というのはどのように考えてみえるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤統括官。 ○地域医療統括官(伊藤誠一君)(登壇)  地域医療統括官としての責任、責務、これにつきましては、将来にわたって医療センターが適切な医療サービスを提供できる体制とするために経営の健全化を図ること、先ほど申し上げましたようなことに取り組むことであるというふうに考えておりまして、引き続きこの取り組みを進めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  厳しいようですけれども、崖っ縁というところから考えれば、もう一年待ってくれという話ではなかろうと思います。今言われた来年というふうに言われましたけれども、じゃあ今抱えている例えばことしの2億6,000万というような赤字がゼロになって黒字になるのかというと、そこまでのところは見込めないだろうと思うんですよ。そんな状況が続くということは、累積赤字が続くということですよね。膨らんでいくということですよね。だから、そういう意味では、もっと深刻に考えてもらう必要が私はあるんだろうと思います。  それで、この地域医療統括官の問題については、市長が任命されたわけですけれども、当時いろんな議論がありました。民間の病院での経験がある人を持ってきてはどうかとか、いろんな議論がありました。その中で市長はこの人が適任だというふうに選ばれたわけです。そういう意味で市長にお聞きしたいんですけれども、今の決算を見て、市長として任命責任について、あなたはどのように考えてみえるのか、責任を感じないのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  平成28年4月の公営企業法全部適用時に、この地域医療統括官、病院事業管理者として任命をいたしたところであります。その当時申し上げましたが、この病院事業管理者には、ドクターの確保が大変大きな要素を持っておるということであります。したがいまして、病院事業管理者の非常に大きな使命の一つとして、最大の使命でありますが、大学医学部との連携、そして関連する病院との連携、これが一番大きな経営改善のポイントであろうというふうに認識をいたしております。その点で申し上げますと、健康福祉部長医療センター事務局長としての経験とか、それから医療センター事務局長当時からの大学医学部との、本当にこれは自治体病院でありますが、亀山の病院事業の経営の医師確保の点からもなかなか厳しい局面ではありますけれども、しっかりその任を果たしてきてくれておるというふうに思っておるところであります。  四半期ごとに医療センターの経営状況につきましては昨年以降も報告を受けておるところでございますが、ちょうど昨年の12月ごろから、患者数、医業収益ともよい方向となってきておるところであります。平成28年度決算では残念ながら損失がふえる結果となっておりますが、29年度は前年度と比較いたしまして収益増の方向へ、次の段階へ入っていくことであろうというふうに感じておりまして、29年度の経営状況は改善をされるものというふうに考えておるところであります。  平成21年度の決算から、今申し上げました経営責任をはっきりするということで、開院が平成2年でありますが、その間の累損、今、累損は21年度以降の累損を明確にさせていただいておるところであります。それ以前は先ほどの一般会計で年度の損失を全部補填して、20年近くゼロで来ておったという状況の中で、経営責任や、そういう本当に厳しい局面の中で、今日の自治体病院の運営を今、統括官のもとに全庁挙げて頑張ってくれておるところであります。  いずれにいたしましても、課題はありますけれども、今後も経営状況をしっかり注視してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  服部議員。 ○16番(服部孝規君)(登壇)  余り感じてみえないようですけれども、それこそ29年度の決算が28年度とそう大きく変わらないような状況なら、本当にこれは責任問題だろうというふうに私は思います。医療センターを見ますと、ことしはボイラーをかえるということをやりましたけれども、今後まださらなる老朽化の問題がいっぱい、細かくは言いませんけれども、機械・施設の修繕という問題が控えています。そのための費用も必要なんです。だから、その費用をためていく必要があるんですけれども、今それどころではない。年度年度の会計自体が赤字になっているというね、こういう状況なんです。  だから、将来的に医療センターを維持していくという意味では、この28年度の決算を生かして新しい手を打っていただくと。ぜひこの28年度の決算を糧にして、29年度にはこういうことのないようにやっていただくということを申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  16番 服部孝規議員の質疑は終わりました。  質疑の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 1時51分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 2時01分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、4番 新 秀隆議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  それでは、公明党を代表して代表質疑をさせていただきます新でございます。  まず初めに、今回、平成28年度の一般会計についてでございますが、大きく平成28年度、これは昨年の3月でございましたが、市長のほうから進取の年ということで決算に挑ませていただきます。決算に対する評価を問うということでございますが、こういう中におきまして、当初市長は平成28年度、「進取の年」と銘打ち、第1次総合計画の最終年度といたしまして208億1,600万円の予算でスタートされ、そしてまた、これは前年度比の2%増で、その要因といたしましては、川崎小学校の改築事業の建築工事とのことでありました。市税についても固定資産税の伸びにより前年度当初予算より1億4,540万円の増、率にいたしまして1.4%増の伸びをとの試算で28年度がスタートされました。  そして、28年度が決算となりましたが、大きく見まして公債費につきましても若干抑えぎみで現在14.6%とか、そして経常収支比率におきましても、本来ですと七、八十%が適当というところで、ずっと亀山としては増加ぎみ、平成25年度以降の増加傾向にあり、現在、89.1%であったと。そして、財政力指数につきましては、単年度収支につきましては0.93、3カ年度の平均につきましても0.93で、前年よりは0.01ポイント少なくはなっておりますが、こういう状況におきまして、けさほどより再三皆さんの代表質問の中で決算をどのように評価するかということでございましたんですけれども、私のほうからは、そういう全体的なところの、この「進取の年」ということが銘打たれて、そしてこの決算をどのように今現在捉えておられるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  4番 新 秀隆議員の質疑に対する答弁を求めます。
     櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  新議員のご質問にお答えをさせていただきます。  平成28年度一般会計決算の評価でございますが、午前中も宮崎議員にもお答えさせていただきましたことと同様なんですけれども、第1次総合計画最終年度として事業の推進に取り組むとともに、第2次行財政改革大綱の前期実施計画を着実に実践することで、持続可能な行財政運営の確立に努めたところであります。今触れていただいた「進取の年」と1年のスローガンを置きましたのは、最終年度の年でありますので、余りこれを置きにいくようなことではなくて、進取の気風で前へ進んでいこうということを求めたもの、あるいは次の総合計画の策定について、そういうものを次へつなげていこうという思いで「進取の年」と、このように銘打ったところであります。  その結果といたしまして、川崎小学校改築事業関の山車会館整備事業、し尿処理施設の長寿命化事業野村布気線整備事業などのハード事業、また利用ニーズが高まっております障がい児(者)の自立支援事業や国の経済対策として実施をいたしました年金生活者等臨時福祉給付金給付事業などのソフト事業を行ったところであります。さらに、ご案内の新しい自治の仕組みづくりにおきまして、市内22地区全地域におきましてまちづくり協議会が設立をされまして、地域課題の解決に取り組む自治組織として活動を開始するなど、第1次総合計画の後期基本計画に掲げました第2次実施計画の事業は、おおむね計画どおりその進捗を図ることができたというふうに考えておるものでございます。  そのほか財政指標につきましては、市税等一般財源が減収となりましたことなどから、経常収支比率がお触れいただきました89.1%と前年度から2.2ポイント、公債費負担比率が14.6%と前年度から0.7ポイント後退した比率となったところでございますが、財政調整基金残高は前年度に比べ約2億7,000万の減にとどめた約40億円を確保いたし、市債残高は8年連続減少といたしているところでありまして、財政の健全性につきましては一定程度の確保ができたものというふうに考えておるものであります。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  第1次総合計画の最終年度、今、市長に進取の年ということで、さまざまな事業形態を紹介いただきました。  そういう中におきまして、冒頭に申し上げましたように、当初の収入の面におきまして、この点につきましては税収のほうがかなり予想とは反して減ってまいりました。こちらにつきまして、自主財源、依存財源、この辺の評価についてお伺いしたいところでございますんですけど、歳入の決算で自主財源が128億、そしてこの中でも法人市民税が2億6,230万円ほど減少してきたと。そういう中におきまして、また依存財源につきましては76億4,609万円の、先ほど午前中もありましたが、これで自主財源が62.6%、そして依存財源が37.4%というところではございますんですけど、この自主財源の低下といいますか減収につきまして、この辺のところにつきましての評価、また考えがございましたらご説明願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田財務部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  それでは、平成28年度決算の中で自主財源がどうであったのかということについて答弁させていただきたいというふうに思います。  議員おっしゃられたように、自主財源の比率は前年度から0.6ポイント増加した62.6%というふうになっております。前年度の131億から3億8,000万ほど減ったのが今回の自主財源であります。額としては減っております。その中で市税が約3億円減少した。財政調整基金繰入額は約2億1,000万増加をした7億7,000万円となっておりますが、下水道事業基金が約2億5,000万円の減となり、繰入金が1億2,000万円の減となったことの中で、自主財源の減少より依存財源の減少幅が大きかったことから、額は2つとも下がったんですが、自主財源の比率が0.6ポイント増加をしたということで、岡本議員にも申し上げましたけど、この亀山市の自主財源の比率は県下14市中の2位の状況でございまして、自主財源としてはいいほうであるというようなところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  午前中申されたように、県下では2番目と、よい形には、位置づけにはあるということではございますが、そういう中におきまして滞納的なこともいろいろ出てきております。そういう中におきまして、近年の収納率が向上してきているというのも数値的に見えます。28年度につきましては98.99%、全体では93.43%と向上してきているということでございますが、この点につきまして、滞納繰り越し分が17.5%、前年の17.4%から見ると0.1%上昇はしてはおります。収入未決の額としては6億8,448万円ということでございますが、若干ではございますが近年の納付率が上がってきている。何かこの辺につきまして政策的なことを行ってきたのか、これが展開できるものであるのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず、市税の収納率でございますけれども、収納率は、議員おっしゃられたとおり、前年度より0.08ポイント向上した98.99%となったところでございます。特に税目別の収納率で見ますと、個人市民税も、法人市民税も、固定資産税も、都市計画税も、収納率はよくなったと。1つだけ、軽自動車税だけ少し悪化をしたような結果となったところでございます。  滞納市税は年々減少させておることができまして、平成24年には9億1,800万ほど滞納額がございましたが、28年度決算では6億8,800万ほどまで滞納額を減らすことができたと。4年間で約2億3,000万円ほど減少さすことができておるというところでございます。  どんな取り組みをやっておるんかということでございますけれども、議員のほうからも、いろんな封筒を使い分けたらどうやということもありまして、3色の封筒、グレーとか、黄色とか、ピンクの封筒で、だんだんなかなか対応してもらえん人には使い分けて文書催告を行っております。また、そのことで多くの滞納者から電話をいただき滞納相談の対応をしていくことで、その中で種々の事情により納付が困難な方については、分納などの納付可能な方法も相談に応じ、早期に滞納が解消できる方策を行っているところでもございます。  一方で、納付ができる資力がありながらなかなか納付をしていただけない方については、市税の公平・公正の観点から、給料や貯金の差し押さえなどの滞納処分を行い、厳正に対処しているところでございます。その上で高額事案とか困難事案等につきましては、滞納処分等判定委員会のご意見をいただいた上で、三重地方税管理回収機構へ移管を行い、対応をいたしておるところでございます。  納税環境の拡大にも努めておりまして、平成24年度からコンビニ収納を始めております。その中で年々コンビニ収納の利用者が増加をしてきているところでもございます。そのように、この4月からクレジット収納も行いまして、納税環境の拡大というのも取り組んでいるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  官がさまざまな施策を打ち、それが現状の数値に持ってきたかなと思います。  以前から言っていますように封筒の色を変えといっても、確かに真っ赤っ赤の封筒ではちょっとびっくりするんですけれども、そのような形で滞納者に対してはいろんな手を尽くすというのを、またいろんな原因もあると思いますので、そういうところも聞くところによると電話対応とか、場合によっては訪問するということも聞いておりますが、そういう点につきまして一つずつの行いが今回の、少しでございますが、4年間で2億円ほど減になったというのは大きな成果ではないかと。ますます、これではまだまだ追いつきませんが、いろんな施策もまた、システムを使ったコンビニ収納、そういうのも、通常のウイークデーが休みでないもんで払いに行けやんとか、そしてまた特別徴収、この辺も大分進んできたんではないかと思います。そういうところにつきましても、いろんな施策を打ってきた結果、28年度はこのような数字と、次の年につなげていっていただきたいものではあります。  そういう中におきましても難題のところも出てきまして、欠損金の問題が出てくるわけなんですけど、こちらについて、欠損金はどういう形で出され、払わんのだからという理由はわかるんですけど、欠損金はどういう過程を経て今回のようなこの数値になってきたのか。さまざまな年度によって差も出てきておりますが、またちょっとふえる傾向も出てきておりますので、この辺の傾向、また要因、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  不納欠損につきましては、納税義務者の死亡や破産などにより即時に欠損処理を行うものもございますが、基本的には執行停止後、事後監視を行い、資力の回復がない場合、また所在・財産が判明しない場合に処理を行っておるところでございます。  平成28年度の市税の不納欠損につきましては991件、3,797万5,161円で、その内訳としましては、個人市民税が434件、2,214万7,296円、法人市民税が2件の6万6,600円、固定資産税が110件の1,247万2,646円、軽自動車税が335件、169万2,203円、都市計画税が110件の159万6,416円となっております。  その事由につきましては、地方税法第15条の7第1項第1号の規定に基づき、破産等により財産がなく欠損処分したものが312件、2,076万3,639円でございます。第2号で生活保護等の生活に逼迫して欠損して処分したものが196件、374万1,493円、第3号で所在及び財産不明により欠損処分したものが395件、1,132万5,618円、地方税法第18条の規定に基づき消滅時効により欠損処分したものが88件、214万4,411円となっており、ここ最近の不納欠損処分は毎年3,000万円程度で推移しておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  ありがとうございました。  平成25年はかなり大きな不納欠損ではございましたが、少し下がってきたものの、また今回、全体的に3,800万円ほどというふうな大きな金額になってきております。これも先ほどの滞納者にいかに早く対応をとるかということによって、欠損が少なくなるんではないかというのは言うまでもございません。  最後のところでございますが、ここにつきましては、最後といいますかこの部分では、基金の有効利用ということで、既に午前中もいろいろ岡本議員のほうから基金のことでお尋ねされていたことだと思いますが、私のほうからはこの基金の運用について、実際に今回基金が93億8,000万円ほどのものが2億円ほど減ってきたということでございます。以前、どこかの市長でございまして、失礼しました。ちょっと忘れてしまいましたが、災害のときに後発支援とか、そういうのが起こったときには、100億円ぐらいはないと持ちこたえられないというのもちょっと聞いたことがあるんですけど、そういう中で今回のところのお伺いする点は、28年度におきましていろいろな積み立て、そうしました切り崩しといいますか運用されてきたと思うんですけど、その点につきまして大きく活用で有効的なものがあったのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  平成28年度における基金の活用状況でございますけれども、財政調整基金については、一般会計における財源調整のため7億7,039万3,000円を、公共施設等基金については、川崎小学校改築事業に対し、基金残高全額の3,791万5,799円を活用しました。また、農業集落排水事業債償還基金については、事業債元金償還金に対し、2,289万8,000円を、土地開発基金については、天神・和賀地区コミュニティセンター駐車場用地の購入費として1,487万37円を取り崩すのと、それぞれ基金設置の目的に応じた活用を行い、財源確保に努めてきたところでございます。その結果、平成28年度末の基金残高は前年度に比して2億4,740万1,075円減となる93億8,010万7,856円となったところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  かなりの金額を使っていただいて、そういう中で川崎小学校、そしてまたさまざまな事業、特に今、亀山市内全域に22のまち協も立ち上がり、そしてそれらに付随する中で新しい施設もできたというふうな、そのように理解させていただきます。  それでは、次の部分でございますが、今回の28年度の決算が終わり、終わりといいますか出まして、それについて中期財政見通しの整合性ということで、29年度にどのように整合がとれてきたのか、その点をお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  中期財政見通しとの整合性でございますけれども、平成29年2月に平成29年度から33年度までの中期財政見通しを策定したところでございます。28年度決算における実質収支は、中期財政見通しでは8億円と見込んでおりましたが、実際の実質収支は約3億3,000万円となりましたので、その差額4億7,000万円の乖離が生じたところでございます。その差額を反映いたしますと、平成33年度末時点の財政調整基金残高の見込み額は20億5,000万円から15億8,000万円に減少することとなり、今後の財政運営はより一層厳しくなるものと考えておるところでございます。  なお今後、第2次総合計画の推進を図っていく上で、亀山駅周辺整備事業や庁舎建設事業など大規模事業を着実に実施していくためには、長期の視点に立った財政見通しを策定する必要があるとも考えておるところでございます。このことから、第2次総合計画の期間である37年までの財政見通しについて、先ほど服部議員にも申しましたとおり、28年度決算の反映を含め見直しを行い、平成30年3月議会でお示しできるよう策定をしていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  当初、28年度では財調が枯渇するというような形でも発表があったと皆さんも記憶にあると思いますが、そういう中におきまして、今回、28年度が終わりまして、先ほど服部議員のほうの中でも部長からご説明がございましたが、そういう形に理解させていただきます。  それでは、最後のところでございますが、28年度決算を経て、次年度への展開をどのようにつないでいくか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  今後の財政運営でございますけれども、今後、市税については緩やかな減少傾向が続き、普通交付税については平成31年度に合併算定がえ期間が終了し、平成32年度から一本算定に移行することから、平成33年度と29年度を比較しますと、一般財源ベースで約2億円の減額になると見込んでおります。このことは当初の見込みよりは半減をいたしているところでもございます。一方、歳出では、亀山駅周辺整備事業の本格着手に伴い、投資的経費の増加が見込まれるほか、障がい者サービスに伴う扶助費の増加等も見込まれます。これに対応するため、各基金の有効活用により財源を手当てすることとなりますが、平成28年度決算の実質収支と中期財政見通しとの乖離を考慮しますと、平成28年度末で40億円の財政調整基金残高は5年間で約24億円減少し、平成33年度末には約16億円となる見込みであり、将来の財政運営は厳しい状況が続くことが予想されるところでございます。  このような状況の中、将来の亀山市を見据えた上で持続可能な行財政運営を確立するためには、まずは第2次行財政改革大綱に定めた116の実施計画を遂行するとともに、今年度策定予定の後期実施計画に事業の見直しを含めた新たな項目も取り組んでいく必要があるんだろうと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  28年度の決算をしっかりと次の年、また将来につないでいくためにも、特に財調も大分、40億から24億、そして33年には16億になるという厳しい状況も試算されている中におきまして、さらなる財政の逼迫を意識して進めていっていただきたいということだけ申し上げておきます。  続きまして、次のところでございますが、下水道の会計でございますが、議案第73号平成28年度亀山市公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてでございます。  まず初めに、28年度の決算の評価についてでございますが、今回、公営企業会計を導入いたしまして2年目、そして27年度にアクションプランを見直しました。初年度の28年度決算としてはどのように評価されてきたのか、この点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  宮﨑上下水道局長。 ○上下水道局長(宮﨑哲二君)(登壇)  公共下水道事業会計決算状況につきまして、収益的収支は下水道事業収益9億4,149万6,053円、下水道事業費用8億9,831万1,596円となっており、当年度純利益は長期前受け金戻入や一般会計からの繰入金などにより1,331万4,213円の黒字となっていますが、厳しい財政状況であると認識しております。  資本的収支は、総収入額11億1,019万780円に対し、総支出額13億3,926万4,038円で、不足額2億2,907万3,258円は損益勘定留保資金などで補填いたしました。当年度純利益1,331万4,213円につきましては、将来の企業債の返還に充てるため、前年度の繰越利益剰余金2,221万727円と合わせて減債積立金へ積み立てるものでございます。  決算の評価といたしましては、損益計算書や貸借対照表によって経営成績や財政状況が明らかになったことで、適正な財政運営を行うことができたものと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  28年度につきましては、純利益としまして1,331万円の計上という形ではございましたんですけど、この辺の量を伸ばしていくには、接続の進捗を早められるのかられないのかわかりませんけど、それは計画に従っていくところではございますが、まず下水道の接続が多くなくては収入がふえることはございませんので、この辺の進捗状況についてお伺いします。 ○議長(中村嘉孝君)  宮﨑局長。 ○上下水道局長(宮﨑哲二君)(登壇)  公共下水道の整備の進捗状況につきましてですけれども、まず平成28年度につきましては、能褒野町、住山町、天神一丁目、天神二丁目、関町木崎などで工事を行い、そのうち能褒野町、住山町、関町木崎などで新たに供用開始を行いました。このことにより普及率は、平成27年度末49.4%から平成28年度末で50.3%に上昇いたしております。  あと、供用開始した中での公共下水道水洗化率につきましては、平成27年度末で74.8%、平成28年度末では77.2%ということで、2.4ポイントの上昇をしております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  1年間で28年度としては50.3%というふうな接続率に上がってきていると思います。単純に考えれば、もっと進められないのかというところがございますんですけど、その点につきまして、28年度の課題、問題点、今後の課題、問題点にもつながってくることでございますんですけど、その辺をどのように把握されているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  宮﨑局長。 ○上下水道局長(宮﨑哲二君)(登壇)  下水道整備につきましては、これまでは費用対効果を考え、市街地等の用途地域から順に効率的に進めてまいりました。このことは使用料収入につながっていると考えております。これからも人口や事業所が多い地域から順に効率的に進めていく必要があると考えております。 ○議長(中村嘉孝君)
     新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  使用に応じて計画的に効率的にということでございますが、実際のところ使用料の単価につきましては、こちらの151.6円で、汚水処理原価が275.1円と、そういう形でいきますと、123.5円赤字が出るというような中で、また合併浄化槽とか、その辺の問題も出てきて、地域性が出てきて合併浄化槽とか、そういうものにも絡んでくるとは思う、問題点は多々あると思うんですけど、その点につきまして最後のところでございますんですけど、平成28度におきましての生活排水の処理のアクションプログラムを見直した結果、初年度としてどのようなアクションプログラム、28年度だけでも結構でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  宮﨑局長。 ○上下水道局長(宮﨑哲二君)(登壇)  アクションプログラムの進捗状況でございますけれども、生活排水アクションプログラムにつきましては、生活排水処理の都道府県構想でございまして、その内容につきましては、公共下水道や農業集落排水、浄化槽の整備、運営管理の計画を市町別に整備の手法や目標年度などを定めたものであり、平成27年度におきましてこの見直し作業を行ったところでございます。  見直し後の亀山市の計画につきましては、平成47年度の整備完了時の最終目標人口を、公共下水道4万161人、農業集落排水8,523人、合併処理浄化槽580人の計4万9,264人としており、平成37年度の農業集落排水や合併処理浄化槽を含めた生活排水処理施設整備率の中間目標値を92.0%とし、この目標に向け整備を進めるため、平成28年度末において公共下水道事業の変更認可を行ったところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  私も以前、委員会の中におきましても、そのような下水公営企業会計についてしっかり議論させていただいたところでございますので、関心度の高いところでもございます。しっかりと遂行できるよう頑張っていただきたいということだけ申し添えておきます。  それでは、次に移らせていただきます。  議案第74号平成28年度亀山市病院事業会計決算の認定についてでございますが、こちらにおきましては、地方公営企業会計につきまして全適ということで、その後の変化点についてというふうな形にはさせていただいておるんですけど、先ほど服部議員のほうからも質問がございましたが、過去を見てみますと、傾向としては医療費の損失額が非常に高くなってきております。平成23年は一番低かったんですけど、そこからも上昇傾向にあるという中でございます。  こういう中につきまして、先ほど統括官のほうからもお話がございましたんですけど、経営上の部分から見ますとどのような形で変化点が出てきているのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  古田医療センター事務局長。 ○医療センター事務局長地域医療部長(古田秀樹君)(登壇)  まず、平成28年度病院事業における医業収益から若干数字的なものを申し上げますと、前年と比較してマイナスの3,685万9,482円、12億3,654万6,408円でございました。これは当然ですけれども減収でございますので、主な原因といたしましては、医業収益ですので入院の収益に比例するところが大きいということで、まず手術件数が大幅に減りました。前年度比90件減っております。それと、先ほど服部議員も言われましたように、入院患者数の減が大きく響いたものと考えております。  医師や看護師の不足によりまして、平成24年度から、この医業収益、ずっと減少傾向にございました。ただ、三重大学との寄附講座の開設でありましたり、看護師につきましては看護学校の推薦制度や修学資金制度の活用といった活動が実を結びまして、平成27年度は若干増収に転じております。ところが、先ほど申し上げました要因や、常勤の整形外科医、あるいは眼科医、透析の専門医というものが今確保できていない状況でありますので、そういうことが影響して平成28年度は減収に至ったものと考えております。  先ほど統括官が申し上げましたように、統括官が着任をいたしまして平成28年度に中期の経営ビジョンを策定いたしまして、医療センターアクションプランというふうに名づけましたけれども、その数値目標がありますんで、その達成を目指して平成28年度から取り組みを始めているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  先ほどの服部議員の質疑の中では、統括官は今、準備期間というようなちょっと表現をされておったと思うんですけど、確かに立ち上げた早々ではなかなか成果が出ないというのも厳しいところだとは思うんですけど、そこは期待するものでございます。  それで、その病院事業管理者、地域医療統括官の配備については、先ほど私も聞かせていただきましたので、こちらの部分は飛ばさせていただきます。  地域医療体制の取り組みのほうについて、どのような施策、そして評価、また成果が出ているのか、この点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  古田事務局長。 ○医療センター事務局長地域医療部長(古田秀樹君)(登壇)  医療センターといたしましての地域医療体制の取り組みといたしましては、まず全適をしました昨年の4月に地域医療部を新しく開設いたしました。この部につきましては、地域包括ケアシステムの具現化を進めるということで医療センター内に設置をしたところでございます。  また、医療センターのあり方をいろいろと検討する中で、一般病床から地域包括ケア病床への転換というものを平成28年度に決定をいたしまして、ことしの4月に15床の地域包括ケア病床をオープンさせたところでございます。  この地域包括ケア病床というのは若干少しだけ説明をさせていただきますと、急性期と言われる病状が、治療が終了して病状が安定した患者さんに対しまして、最長で60日間入院をしていただくことが可能になります。その中で在宅復帰を目指したり、あるいは介護施設の入所に向けて専門スタッフから適切なリハビリや退院支援を受けて安心して退院していただこうというふうな病床でございます。  当然ですけれども、在宅復帰を目指す病床ですので、この病床の導入によりまして、さらに在宅医療との密接な連携を図ることができるものと考えております。  もう一つ、今現在ですけれども、訪問看護につきましてステーション化というものを検討中でございます。ステーション化をいたしますと、他の医療機関からの訪問看護の要請にも応えることができるということで、そういう体制を整えることにより、訪問医療の拡充を整えていきたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  地域包括ケア、非常に現在、高齢者に対する施策がさまざま出てきております。そういう中におきましてステーション化、訪問看護のところは、私も昔、四日市大学のほうで説明会がありましたんで伺ってきたんですけど、先進的なこともいろいろ学ぶ中で、そういう中で今から話しさせていただきますことにつながってくるわけなんですけど、特別の損失のいろいろ対応とか、そして他会計の補助金のあり方、法的の繰り入れとか、一般会計からの繰り入れとか、その辺もさまざまございますんですけど、ここはちょっと時間もなくなってきましたので一気に聞かせていただきたいと思うんですけど、公的資産を一般会計で繰り込んでいると。この点につきまして、当初は2億円未満で運用していこうというところがあるにもかかわらず、どうしても先ほど来から言うております経営につきましては、当年度の純損失が2億6,100万円、そして前年度からの繰り越しが7億1,000万円、合計で9億7,100万円となってきておる。これにつきまして、補助金の部分と、そして損失金をどのようにして改善していくか、最後にここだけお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  古田事務局長。 ○医療センター事務局長地域医療部長(古田秀樹君)(登壇)  議員がおっしゃります一般会計からのまず繰入金でございますが、平成28年度は、法定外の繰り入れのことで、1億2,125万6,000円を一般会計から病院の事業会計のほうへ繰り入れをしております。これは、先ほどおっしゃいましたように上限を2億円とする取り決めを行いまして、その範囲内で赤字補填という形で繰り入れをしていただいておるものでございます。  また、その繰り入れをしていただいても、まだ2億6,000万以上の欠損金が平成28年度の決算で出ることとなりました。先ほど議員おっしゃいましたように、合計で今現在が9億7,165万4,439円の繰越欠損金となっております。ですが、これにつきましては、すぐさま借金として返すわけではございません。先ほども少し説明をさせていただきましたけれども、今まで平成20年度までは全て一般会計から繰り入れをしていただいて赤字を拭いていただいておったやつが、平成21年度からこういう形で欠損金ということに改めて皆さんの前にあらわしているような数字でございますので、ただ公営企業ですので、これが余りにふえるわけにもいきませんので、少しでもこれを減らすような今後は努力をさせていただきたいと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  最後のところでございますが、その金額を少しでも減らす努力をしたいというところで、この努力を28年度の決算におきまして、次の年度につなげていく施策的なものを私はお伺いしたかったんですけど。 ○議長(中村嘉孝君)  古田事務局長。 ○医療センター事務局長地域医療部長(古田秀樹君)(登壇)  先ほど服部議員のときに統括官からもご答弁をさせていただきましたように、平成29年4月から地域包括ケア病床15床を導入いたしました。その結果、まだ4カ月分ぐらいの実績しか出ておりませんけれども、4月から7月までで約5,000万円を超える対前年度比の収益が上がっております。ですので、今のところ非常にいい方向に経営状態は来ているというふうに考えております。  また、この地域包括ケア病床も、できれば増床を計画しております。これが少しでも増床ができれば、もう少しまた医業収益のほうもふえてくるんではないかというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  統括官もおっしゃっていたように、地域包括の病床の増加、その辺の利益的なもので余り金もうけに走ってもいけませんですけど、これだけの負債的な損失金額がありますので、少しでも年々早く解決できるような形を私らも見守っていきたいと思います。  それでは、最後のところでございますんですけど、今回の議案第63号亀山市営住宅条例の一部改正についてでございますが、こちらにつきましては、民間市営住宅の状況といたしましては再三数値的なものは伺いましたので結構でございますんですけど、この中で進捗状況が悪いということで、事務事業評価もC評価ということで余り芳しくないと。部長のほうから、今後また進めていくめども立ってきたと。70戸の部屋を借りるというところも大分近づいてきたというところではございますんですけど、この辺の中で、なぜそんなに進まないのか。よくお話ししていただいておると思うんですけど、この点について進捗を妨げる一番の要因は何なのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  民間借り上げ住宅につきましては、既存の住宅につきましては、市の採用基準に適合する建物、物件が非常に少ないということもございますし、それから住宅の位置につきましても、公共施設だとか、あと生活に便利な学校、あるいはスーパー等、そういった施設が近くにあるというような条件も必要なことから、なかなかこれまで応募が少なかったということが原因だと思っております。  また、それにつきましては、今後につきましては、広報によるPR、あるいは不動産関係者への説明会等も今後また開くことも含めて、推進を図るように努めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  新議員。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  市営住宅としての機能も兼ねてちょっとお伺いしたいんですけど、今回、5戸の新しく申請が出てきた分につきまして、以前、市営住宅の調査委員会の方が現場をしっかり見られていたのかというところで、非常に議論にもなってきたところでもございますんですけど、今回のところにつきましてはメンバーの、そういう健常者で元気な若者ばかりではないと思うんですけど、市営住宅ですと高齢者とかが主になってくると思うんですけど、そういうところも加味したような市営住宅の住宅調査委員会の方々なのかというのが1つ、もう一つは建物の規格についてでございますが、今までの提供をいただいた中でも立地の条件で、道からの玄関までのスロープの問題とか、そして階段とか、踊り場、手すりがあるかとか、バリアフリーとか、こういう面につきまして今回のところもそういう検証については、図面上で出るかどうかわかりませんが、この点についてしっかり議論は進めた上での提言なんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  借上型市営住宅選定委員の件だと思いますが、この選定委員につきましては、不動産に関し見識のある方ということで不動産協会の方から、それからもう一方、建築に関して見識のある方ということで建築士協会からと、2名の方を民間から委員として迎えております。それから市の職員3名とで、5名で構成をしてございます。  今回の物件につきましては、事前に私も現地を確認させていただきましたが、現地を確認したところ平たん地ということで、昨年度の鹿島等でいろいろ住宅周りのアプローチにスロープがあるといったご指摘も頂戴いたしましたが、そういったことがないというような案件であるということを事前に確認してございましたので、選定委員の皆さんが現地に赴くというところまではしてございませんけれども、そういった案件について必要があれば、選定委員の方にも現地を確認いただくということを含めて、これから進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○4番(新 秀隆君)(登壇)  ありがとうございました。終わります。 ○議長(中村嘉孝君)  4番 新 秀隆議員の質疑は終わりました。  質疑の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 2時56分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 3時06分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、18番 櫻井清蔵議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  それでは、勇政を代表しまして代表質疑をさせていただきます。  科目を掲げてありますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。  まず最初に、議案第67号平成28年度亀山市一般会計歳入歳出決算の認定についてですけれども、きょう午前中に各議員がそれぞれ聞かせていただきました。答弁内容を聞かせてもうとると、この決算成果表の決算概要、総括をつらつらと読んで答弁にかえられたと。議会でそれじゃあ困りますもんで、ちょっと市長にお答えいただきたいと。  これによりますと、平成28年度は第1次総合計画の最終年度と。第1次総合計画の必達及び若者の定住促進と新しい自治の仕組みの取り組みに積極果敢に取り組んできたということですけれども、第1次総合計画の必達、確かにこの第1次総合計画は亀山市、関町と合併をしまして平成19年に策定された第1次総合計画であると思っています。ここに必達と書いてあるんですけれども、市長、必ず達成させるというふうな意味合いでとらしてもうてよろしいかな、必達ということは。いかがですかな。 ○議長(中村嘉孝君)  18番 櫻井清蔵議員の質疑に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  櫻井議員のご質問にお答えをいたしますが、必達、当然計画、あるいは目標を必ず達成すると、そういう意思を示すものであります。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  私の思いの中では、第1次総合計画の、新市まちづくり計画の、以前からこれを言い続けておるんですけれども、目玉となる事業は、斎場建設、野村布気線、それから和賀白川線、関中学校及び庁舎建設と。これが第1次総合計画の、また新市まちづくり計画における1市1町の必須要件であったと思うんですけれども、庁舎建設を凍結された市長が、この第1次総合計画が必達されたという表現はおかしいんではないかと私は思う。それをどういうふうに、庁舎建設を凍結しておいて、七、八年後には建設に向けて何か庁内協議をやっておるというようなことですけれども、必達という言葉、表現はおかしいんではないかと私は思うけれども、その点、どういうふうに思われます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)
     第1次総合計画の必達、この意味の中には、平成24年度からスタートいたしました亀山市総合計画後期基本計画、これは議員も賛意を示していただいて後期基本計画がスタートいたしたわけでありますが、10年スパンの基本構想を具現化するまさに後期基本計画、この計画を当然達成するということでございまして、それに向かって努力をいたしてまいったものであります。  また、庁舎建設につきましては、平成21年の段階で凍結をさせていただくということの中で対応いたしてきたものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  24年の後期基本計画はわかりますけれども、延々庁舎基金を5,000万ずつ形ないなりに積んでござった。それで、その必達という言葉は、平成24年に後期基本計画に庁舎をうとてない中で、これを必達したということで、そういうふうに理解していいということですな。そういうようなことではないと私は思うけどね。だから、第1次総合計画は必達されていない。一部、庁舎建設をしなかったことについて。あなたの方針やから、いたし方ないけれども、市民の皆さんがあなたを選んだ一つの結果やと思うんですけれども、そういうような中で必達という言葉は適切でないと私は思います。ましてや総括でね。  そんなら、もう少し中身について聞きましょう。平成28年度予算の執行に当たっては計画的・効率的な執行に努めたとありますが、各議員にハード部分ではどうのこうのと、川崎小学校からうんちくを述べられた。計画的・効率的な執行に努めた中で、今回、単年度赤字が14億出たと。その評価を市長はどういうふうに思てんのや、確認しておきたい。いかがですかな。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今の28年度決算におけます実質収支自体は黒字でございますが、単年度収支につきましては赤、それから実質単年度収支につきましても、午前中から部長のほうから答弁をさせていただいておりますけれども、種々の状況によりまして、そのような指標となったところであります。  いずれにいたしましても、税収の動向、それから前年度の実質収支の今度は基金への繰り入れ、さらには国の制度の状況、施策の推進、あるいは基金からの取り崩し、こういうものを考えますと、事業自体は適正に推進ができたと思っておりますし、財政指標につきましても一定の健全性は担保されたと思っておりますが、ご指摘のような実質収支、いわゆる単年度収支につきましては赤字で、その過程の中でそのような結果に至ったということであります。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうすると、この中段に、次に平成28年度決算の財政指標について、単年度収支は前年度約2億4,000万の黒字から約6億4,000万の赤字に転じ、実質単年度収支は財政調整基金約7億7,000万を取り崩したことなどから、赤字額は前年度の3億1,000万から約14億1,000万に増大いたしました。今言いました14億ですな。それで、基礎的財政収支(プライマリーバランス)は、黒字が前年度の4億3,000万から1億3,000万に減少したと。減少した要因をどういうふうに認識してみえるのか。経済情勢とか、いろんな国の補助金とか、地方債等々減少したと、そういうような原因の結果こうなったと。財政運営上の7億7,000万の財調やけれども、結局、前年度に比べて4億3,000万が1億3,000万に減少した。その要因をどういうふうに市長として認識してみえるのか、教えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  基礎的財政収支が悪化しておる要因の市長の認識はということでございますが、基礎的財政収支自体は説明を省きますけれども、ご案内のように、起債や財政調整基金からの繰り入れに頼らず、その年度の税収等で資金が賄われているかを示す、そういう指標でございます。平成28年度の基礎的財政収支は1億3,068万円の黒字となりまして、前年度の4億3,478万7,000円の黒字に比べまして黒字額が減少しておるところでございます。  この要因なんですが、歳入におきまして28年度は財政調整基金を7億7,039万3,000円取り崩したことが主な要因でございますので、その一方で歳入歳出の差し引き額も前年度に比べまして約3億3,000万円減少したことも基礎的財政収支の減少につながっておると考えております。  なお、これはご案内のように、基礎的財政収支は地方債の発行額のほか財政調整基金からの繰り入れなど、その年度の事業規模によって変動もあり得るものでございますので、地方債の発行も含めて今後も基礎的財政収支を十分注視した上で財政運営を行っていくということは、当然大事なことであるというふうに認識いたしております。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  私も割に財政には弱いほうですもんで、数字を言われるとなかなか頭の中が回転せんもんであれですけれども、財調を取り崩して減少しましたけれども、うまいこといっておんのやと、亀山市の行政は。事業もうまいこといって、ハード面もソフト面も全てうまくいって今日に至って、この決算を迎えたと。  この概要を見させてもらうと、いいことばっか書いてあるんですよ。一方、歳入においてうんちくが書いてあるんですよ。税収が3億、それから消費税が1億、地方債が8,000万減となると。だけど、40億の財政調整基金の確保はできたと。7億7,000万崩したけれども、40億を確保したと。これまた何でこんなことが書いてあるか知らんけど、市債残高は8年連続で減少した164億2,000万となりましたと。仕事せんだら、借金をせんだら、行政というのはおのずと起債というか借金も減っていくのは当たり前ですよ。確かに川崎小学校もやりましたよ、関の山車会館もやりましたよって、野村布気線もやりましたよと言いますけれども、根本的な事業をせんことには、この起債というのは償還に回せますから、都市計画税なんかは特にこっちへ回してくるんですから、それは減少するのは当たり前なんですよ。  そういう話で、行政運営として適切な市町の住民の生活の安心・安全を守っていくための施策で、起債を減らすことがあなたの責務だというふうに思うてみえんのか。財政力指数も0.96かな、0.95前後や。私が昔おらせてもうた関町なんか0.55ぐらいでね。だけど、決して亀山市の財政は、そんに他の市町、いろいろ県下2番目というようなことを言うておるけれども、そんに市民要望に対する事業を積極的にやって、他の市町の首長は、起債を起こして、確かに次世代に負債は残るかわからんけれども、今の状況の中で起債をある程度減らすばかりやなしに、ある程度の基準、大体亀山市で基準として一般会計で200億ぐらいの起債を持っておってもいいと私は思っておる。そういうような気持ちはないでこういうふうに減ってきたと思うけれども、そういうふうに理解してもよろしいかな、市長。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  起債自体は、必要な事業のために長期で償還をしていくということでは、当然これをいかに活用するかということで現在もそのように思って事業の判断をしておるところであります。問題は、先ほどおっしゃられた基礎的財政収支、収入と支出が本当にちゃんとバランスがとれるか、その年にいただく税収で、あるいはその事業がちゃんとできるか。そのときに非常に問題になってきますのは、起債の償還、10年とか20年とかあるわけでありますけれども、この起債の償還が経常収支の比率を高め、それが非常に財政の硬直化につながっていく、これをしっかり見きわめて、そして必要な事業を展開していくと、こういう財政、行財政の運営が問われておるところであります。  先ほども服部議員のご質問にお答えさせていただきましたが、平成20年度の民生費は30億円台でございました。しかし、平成28年度の決算、民生費は65億まで伸びてきておるわけであります。子ども手当とか、福祉の給付金とか、国の制度も入っておるわけでありますけれども、暮らしの質や市民生活の福祉の向上のために、そういう意味では民生費、特に扶助費でありますが、このウエートは年々高まってきておるものであります。  そういう中で財政、いわゆる収入が減っていく中で適切にこの事業を進め、なおかつ経常収支比率をちゃんと担保しながら硬直化しないように考えていくという上におきまして、将来の起債の償還をしっかり念頭に置いて考えていくというのが、自治体の行財政経営上、極めて重要なことであるという認識をいたしてまいったところであります。  したがいまして、8年連続減少しておるのはいかがかと、それは市長の仕事なのかということでありますが、当然入りと出をしっかり見きわめて長期の中で判断をして、このような取り組みをいたしてまいったところでございます。ただ、いいことばっかあそこには、総括に書いてあるではないかということなんですが、冒頭申し上げましたように、経常収支比率が、扶助費とか、あるいは投資的経費も伸びてまいりますので、これが昨年度に比べまして2.2ポイント伸びて89.1%、公債費負担比率が、危険ラインは15%と言われておりますが、前年度から0.7ポイント後退した比率の14.6%ということになっておりますので、こういう問題にしっかり取り組んでいく必要があろうと認識をして、28年度、対応してきたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  言葉を返すようですが、30億が六十二、三億に上って、いろんな扶助費が要ってくと。そうすると、櫻井義之市長さんが21年に就任して以降、市民の個々の負担、例えば私の知る限りでは、国保税の値上げとか介護保険料の値上げ、それから手数料の値上げ、今度は水道料金を値上げすると。この経常収支バランスというのは、歳入をふやすか歳出を減らすかでいくと。あなたが就任してから、市民の負担が物すごいふえておるの。今ちょっと4つばか紹介させてもうたけれども、あなたの就任以来、中期財政見通しで平成24年やったかな、平成28年には今ある財政調整基金28億が枯渇するから、年間5億ずつ削減していって、そして何とか市民の生活の確保をしていこうというようなことでやっておって、枯渇するから28年は42億まで去年は落っておったと。借金を減らすという。それは何かといったら、市民の負担をふやして、個々の負担をふやして、あなたは財政運営をしてきたんちゃうんですか。そういうふうに私は思とんのやけど、そうやないのやといったら一遍答弁してください。私は市民個々の負担をふやして、そして亀山市の財政を、交付税とかそういうのの算入が少なくなる分を、市民が個々に負担をさせてきたのが今回の決算に出てきておるんと違いますか。そういうふうに私は思うけれども。いかがですかな。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  例に出されました国保の制度でありますとか、さまざまな社会保障の関連の制度改正等々もございましたけれども、当然持続可能な制度運用をしていくということにつきましては、国保につきましては21年、22年も、あの時点で基金がゼロでございましたので、値上げを段階的にさせていただいたものでございます。あと、行財政改革で、当然、議会の議論や多くの場でさまざまな検討や協議をさせていただいた中で、受益と負担の見直しをさせていただいたものも当然ございます。  しかしながらその心は、限られた財源を限られた必要な政策や事業の推進のために、市民生活の向上や都市の環境発展のために、そういう中で運用してきたということでございまして、当然そこは見直しをかけていったり、そういう作業もその中で何点かさせていただいてきたものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  見直しをしてきたと言うけれども、私はあなたが市政を担当してから、とても負担が多うなってきたって皆市民が思っておると思うけどね。生活、回りはようならん。税金は取られる。僕が関の人間に会うと、関地区に住まわしてもうとんのですけれども、こら清蔵、おまえ合併してから何をしたんやって、よう怒られるんですわ。この新亀山市は。税金は取る。都市計画税は高い。かからんところもあるけれども。そういう中で、何をしてもうたんやと。道の一本もつかんのにというような話をしておる。そういうような中で、あなたは私が思うには、市民の公の負担をふやした中で、この財政運営をやってきたと思うておる。まあまあそのことを議論すると日が暮れるで、次に移りたいんやけれども。  こういうようなことを決算において、今後、29年から33年の中期財政見通しをそのくらいに書いてあると。それで、今後5年間で財調が19億減少する見通しと。こういうような見通しがあるけれども、これはこのように読ませてもうてよろしいんかな。19億も財政調整基金が減るというようなくくりになっておるんですよ。その要因は大体どんなことですか。33年というと、ちょっと聞くところによると駅前の完了の年度やけれども、そういうふうに理解してよろしいんかな。ほかのところはほったらかしておいて一部に集約したで、市民が税金も高なったけど黙って払い、今から水道料金を上げるって言っておるのに黙って払い、サービスは何もしてもらえん、そやけど辛抱しよにと。まあまあええまちやからという形でやっている中で、子供たちの空調はどやと、また一般質問でやらせてもらうけれども、そういうようなところでも、わけないところでこぎって辛抱せえと、一部したでいいやないかというような制度は、子供たちの将来を見据えた制度やないと思うんやけれども、このくだりの部分、これはこのように読み取らせてもうてもいいか、どういうようなわけでこういうような見通しが立っておるんか、そのわけをひとつ教えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  本年2月に公表した中期財政見通しにおいては、今回のような税収が減る場合、財源不足が今後想定できると、そういう意味合いであります。同時に私どもは、何も市民の生活の充実のためになされていないではないかというご指摘でありますが、今回、新しい総合計画がスタートをいたしました。その中には、議員もご賛同いただきましたけれども、前期の基本計画実施計画の中で、これは30の基本施策と、全てで300ぐらいになろうかと思いますが、296の施策項目を掲げて、この具現化のために展開を進めていくところであります。これは当然福祉、あるいは子供たちのこと、あるいは都市の発展のこと、そういうこともひっくるめた30の施策、296の施策項目を具現化していくということの中で展開をしてまいるものでございます。  いずれにいたしましても、そのときに大事になってくるのは財源の確保でございますので、しっかり財政運営や財政の硬直化にならないように、施策の推進が可能な運営をしていくことが大事であるというふうに認識をいたしておるものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  私が10人ぐらいの首長をこの31年の間に見せてもうてきた。市町の財源確保のためには、国も1,000兆円の借金がある。国にも金がない。県にも金がない中で、だけど各地方の自治体の長は、国の補助金とか、県の補助金とか、そういうようなものを確保しに奔走してみえんのさ。住民に負担を来したらあかんと私は思っておる。  それで今後、財源不足がどんな要因があるかわからんけれども、極力努めていただきたい。国・県の補助金を確保するための努力をしてもうた中で、こういうような決算はしていくべきやと思う。いいことばっかり書いておったらあかん。  次、こればっかりやっておってはいけませんので次に移りたいんですけれども、各種基金、財政調整基金からボランティア基金まで各種基金があります。この運用について、市長としてどのように出納室に指示を出してみえるのか。地方債、最近は5年物、10年物、いろいろあると思う。利率もあると。銀行の定期で、私、資料を要求させてもうたら、地方債が25億5,000万、利息が646万あると。定期預金によると47億6,300円で、利息が343万7,000円。片一方は金額が半分の割に金利、地方債を買うておると、倍の金利を確保しておると。財政調整基金、土地開発基金、減債基金等々は、地域福祉基金までは、これはいつ使うかわからんし、いつ取り崩すかわからんから、そのまま定期預金なり普通預金に置いておけば問題ないけれども、リニア、それから庁舎基金、市民まちづくり、関宿にぎわい、この基金が25億あって、トータル的に今の現状で地方債を買いなさいとか、そういうようなことを市長として出納室に指示を出しておるのかないのか。全て出納室にお任せなんか、そのどっちか、一遍お答えください。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  ご案内のような今、マイナス金利政策が導入されておりますので、低金利環境が非常に長引いておると、こういう背景があろうかと思います。そういう中で、うちの基金の運用につきましては、当然、会計管理者のさまざまな情報収集や、さまざまな環境整備をもって、地方公共団体としての自己責任において慎重な対応をしながら、預貯金の分散化による預託額のリスク回避や相殺の対象となる金融機関への預貯金を行っておるところでございます。この判断をいたしてまいったところであります。その運用には流動性を持たせて適正な資金計画を行った上で、支払い準備基金に支障がない範囲内で、これは従来も議員のご質問にお答えさせていただいたと思うんですが、どちらかというと安全性を第1に考えた効率的な運用を図るよう、資金運用方針及び公金管理運用指針を定めて運用を行っているところでございます。  しかし、先ほど申し上げたマイナス金利政策が長引いております中で、債券の新たな運用手法について、これは会計管理者並びに庁内、この研究を行うように指示をさせていただいておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  その指示の中で、市長は国債がいいのか、地方債がいいのか、定期がいいのか、どれを選ばれるのかな、今の現状で。出納管理者からどういうふうな報告を受けておるのか。どういうふうな指示を出すのか。地方債を買うのか。国債を買うのか。聞くところによると、私も聞かせてもらうと、今は国債は10年物が最高でという話やけれども、どっちを選択させるように指示を出すのか、それを教えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  先ほども申し上げましたように、こういう低金利政策における今の状況の中で、私どもとしては割と安定性を重視しながら運用指針の中で公金を管理・運用してきたと。その中には預貯金がウエートが高いところでございますけれども、債券の運用につきまして、少し柔軟かつ新たな運用の手法について考えていく必要があろうというふうに認識をいたしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  もう一点、ちょっと深くいきますけれども、庁舎建設基金が今10億5,000万あります。地方債の購入が今5億6,000万と。4億9,000万、これは定期預金にしてあるわけ。なぜこれは全部地方債にせんのやな。これは市長として、全額地方債にするという指示を出さなかったんか。ほかの分は端数やと思う。何千万単位でね。何でこの庁舎基金10億5,000万のうち5億6,000万は債券を買うておると。だけど4億9,000万は定期預金にしておると。これは、あなたが的確な指示を出しておれば、出納室はそのようにしておると思うけれども。昔、経営コンサルタントをやっておるということで、経済学はお得意な部分やと思うけれども。ここで金利を稼げば、ここで明らかに4億9,000万を持っていけば、金利が30万しかないやつが、これ100万あるんですよ。3倍になっておるんですよ。そういうような指示は出さなかったんか、もう一遍この点について。もう時間がないですけど。この項は終わりますけれども。これはせめて、庁舎基金は、あと七、八年後と言うんですよ、あなたの考えでは。それやったら、10年物を速やかに買わすと。凍結を解除した段階で1年前にこれを地方債で10年物を買えば、そういうような指示は出せなかったんか、そこをちょっと聞かせてください。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今、庁舎の基金の内訳の運用をご質問いただきましたが、その時点時点で安定、安全性と、それから最も有利なものを組み合わせて考えて判断しておるということであります。また、10年物なのか、あるいは20年物なのか、あるいは短期、今申し上げましたこういう低金利時代に債券なんかは逆に売ったり買ったりしながら利益を出していくというような時代でございますので、そういう中で今の状況も含めて、あるいはそれ以前の状況、それぞれ長期のものがございますけれども、その時点時点で安定性とか、あるいは有利な利率を含めて判断をさせていただいてきたということであります。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  要は何も指示は出していなかったということやさ。この4億9,000万の運用をやっておけば、定期やったら30万こそ金利はつかんけれども、地方債を買うておけば、そのとき10年物を買うておけば、100万ぐらいの金利がつくわけ。まだ建つか建たんかわからん庁舎の金が。これはそういうような運用をするように出納管理者に市長として指示を出すというのが本来の市政の財政を、市民の財産を執行する者の立場の者であると、私はそういうふうに思います。これはわかっておってな。次に移ります。今後考えておいてください。  議案第78号市道認定についてですけれども、議案の提出時期について、なぜ今の時期になったんか。これは私も特別委員会に出席させてもうて、4Aブロックの優良建築物等整備事業による道路であるということを再三再四聞いていました。企画総務部長にちょっと聞きたい。企画担当として、亀山駅周辺整備事業の中でこういうようなことをやるにおいて、市長が提案する場合において、この3月の定例会に2億4,920万、その際に、これは服部さんの新聞を見せてもろうて、ちょっと借りまんのやけど、2億4,420万の内訳で、用地購入費2,050万、補助金8,670万、補償費1億、測量等委託料70万、工事請負費1,260万、設計等委託料2,180万、土地鑑定手数料190万というのが出ておるんですけれども、議案提出のときに、何で当初予算のときに、この道路認定の議案が出せなかったんか。当然、企画として全体を把握する中で、担当部が建設であっても、計画立案は企画やがな。そういうようなものが何で出せなかったんか。市長も、そのときに何でそういうふうな指示が出せなかったんか聞かせてください。提出時期、なぜこの9月定例会になったんか。おかしい、これは。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  この市道路線の認定につきましては、駅前開発にかかわる部分でございまして、確かに議員おっしゃるように、3月議会の段階で出すべきであるという、そういったご意見もございます。ただ、3月議会の段階におきましては、この市道につきましてなかなか住民の方の理解も得られていない状況ということもございまして、建設部と相談をいたしまして、本来、6月議会に提案をさせていただこうというふうな形で進めておりました。しかしながら、予算委員会の中で予算の凍結もございまして、6月議会についてもお出しすることができず、今回、予算の解除がございましたもので、今回の提案になったところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  それはおかしいわ、こんなものは。凍結ってなってもないし。ただ、あなたがやるだけの気概がなかっただけやさ。  ちょっとパネルを出したって。部長、おかしなことを言うたらあかんよ。関係地権者の理解が得られなかったもんで出すのをためらっておったと。ためらっておるんやったら、これにのせる補償費、用地買収費、鑑定費、今言うたね、2億4,420万の予算は提案することすらおかしいやないかな。違いますか。これが明らかに都市計画道路で認定してあれば、野村布気線みたいに、これはこの道路形態は優良建築物等整備事業、狭隘道路という形の予算や。これはなぜ一部地権者の了解が得られた後に道路認定及びこの2億4,420万という予算を提示できなかったのか。私ら勇政は、この予算を全て修正を出させてもらいました、予算委員会で。このことはわからんだもんで、このことを踏まえてやらしてもうたら、もう少し賛同していただける議員も見えたかわからんけれども。この道路認定、これはこの赤い部分、延長59メーター、幅員1.8メーター、これが赤い部分です。それで、今回議案として出ておる認定予定分は、延長87.5メーター、幅員6メーター、面積でいくと対象が525平米、それでこの赤い部分が、地籍調査をした結果、この1メーター80の59メーターの道路は地籍調査で確定しています。これが106.2平米。418.8平米を用地買収費2,050万で割り込むと、平米4万8,949円、坪単価で16万1,533円になるんですよ。この間の国の指標を聞くと、大体この地域は15万ぐらいなんや、坪。高く書いてある。それすらもおかしいと思わん。いかがですかな。  だから、地権者の了解が得られなかったで、予算は出したけれども、道路認定は後回しにしたと。なぜ、そんなら市長に聞きたい。地権者の了解を得た後に、狭隘道路、この地域の道路認定を議案として出すのが、本来あなた方が言う行政のルール。俗に言う、あなたは行政のルールをよく言われる。行政、執行者のルールをたがえておんのと違うかと私は思うけれども、そういうような認識はないかな、市長。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  午前中の質問の中でも、この市道認定の時期は道路が完成してからでもおかしくないんではないかと、こういうご質問を頂戴いたしたところでありますが、これはご案内のように、都市計画道路など道路管理者の工事に伴う道路の場合は、市道認定を行った後に用地買収や工事を行うこととされてございますので、関係地権者から事業に対する理解が得られて、これも春以降いろいろお世話をかけてまいりましたが、いろんな調査を進めていただきましたが、先月、予算決算委員会におきまして予算執行が可能となりましたので、用地買収等事業に着手すべく市道認定の手続を行わせていただく。この9月議会となりましたけれども、提案をさせていただいたものでございます。
    ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  松本部長に聞きたい。これは都市計画道路ですか。イエスかノー。教えて。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  今回の道路は都市計画道路ではございませんが、道路事業を進める上で道路管理者等が新規に道路をつくる場合には、先ほど市長が申し上げましたように、先に道路認定をした上で、その後に買収に着手するというのが本来のあり方でございます。  議員おっしゃいましたように、3月に同時に上げるのが当然好ましいというのは承知はしておりますが、その時点でもう了解がいただけるという段階まで来ておりました関係で、少しイレギュラーではございますが、予算のほうはそのまま計上させていただいたような状況でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうでしょう。これは都市計画道路やないんです。都市計画道路やったら、都市計画法に基づいて、都市計画審議会にあれして、公示、閲覧、告示等々のいろんなことをせなあかん。松本部長は本音を言わはった。イレギュラーでございましたけれども。これは、こういうような手法をやってったら、何でもありの市政になるに。それでいいかな、市長。こういうようなことが通っていったら。改めて市道認定をしてもうてから、それから予算を上げてくる、それが普通と違うかな。  それで、確かに特別委員会でもいろいろ協議しておるんやけれども、2ブロックの事業計画書が来年の8月に作成されるというあれがあった。それから、この4Aブロックの道路認定に移っていくというようなことを協議したら、これは別の事業ですから違いますんやと。これはこれですんのやという話をするのさ。それで特別委員会ですったもんだになったわけ。あくまでも本当にこれは行政としてはイレギュラーなんですよ。やってはならんことをやったわけ。遅まきながら、こうやって認定が出てきておるわけ。市長、責任は感じてみえるのかな。これは手続上のことやで、ちょっとごめんしておくんなはれと言うて、数のあれで押し通すつもりかな。これは正しいと思うか、今回の議案提出は。いかがかな。僕は間違うておると思う。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  議案としては正しいかということですが、先ほど来申し上げましたように、今回、4Aブロックの事業として、必要な事業として、その手続を踏まえ、議会にご提案をさせていただいておるものでございまして、当然これは今の4.2ヘクタール全体の2ブロックはもちろんでありますが、4Aのブロックも、これはさまざまな権利者の皆さんの中でコンセンサスが得られて、今回の事業としてお願いをしておるものでございますので、そういう中で市道認定手続にのっとってご提案をさせていただいておるもので、必要な事業というふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  私は手続が間違うておると言うんや。そんなら企画総務部長、これ手続は正しいんか。松本部長は、ちょっとイレギュラーやったと言うけれども。もうええ、こっちは。企画や。各議会に回してくれる企画総務部長として、これはちょっとまずいですよ市長、というような、苦言を言うのが君の仕事や。違うかな。企画総務部長が全庁の事業をする中の、財務部長も金の心配するところやで。そやけど企画総務部長というのは、全庁の、全市民のいろんな携わる、いろんな事業の総元締めなんや。それに対してこの議案提出が、市長はいいと言っておる。それはちょっと間違いやでというふうな提言は企画総務部長としてできなかったんかな。こういうようなことはやるべきことやないねん。  地権者の了解が得られると思うておったもんで予算は出しました。議会の賛成多数で、その議案は通った。後からやっておったら、ようよう地権者の、このどこの部分かわからんけれども、418.8平米の部分が了解がとれたと。だから議案として出したと。これはおかしいんじゃないかな。これは市長が今いいと言うんで、あなたも正しいと言わんならんかわからんけれども、そやけど正しくないと思たときには、担当部長として、企画総務部長としてやで、一言言うのが行政の、また市民から付託を受けた亀山市職員の職務やないかと私は思うけれども、いかがかな、部長。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  確かに3月議会におきまして、議案を出す時期につきましては庁内で議論をいたしました。したがいまして、私、先ほど申し上げましたような理由でこのような事態になったわけでございますが、建設部長も申し上げましたように、確かにイレギュラーな部分もございましたもので、今回の議案につきましては、そういった部分の反省も踏まえまして、今後の対応をしっかりしていきたいと、そのように考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  反省はしたと。そうすると、この道路認定をやったときに、この2億4,420万の執行はいつからするつもりやの。その指示をするのは、企画として。この土地鑑定、私も言うた。私の計算が間違うておるかわからんけれども、私の言う坪16万1,533円。残りやにこれ。525平米から今の赤い部分を抜いた106.2平米を引いたら418.8平米、それを2,050万で割り込んだら坪16万1,533円になるんやわ。この執行は道路認定ができたら速やかにするのか。執行を自制するようにするのか。来年の8月までの事業計画書、要するに2ブロックの事業が開始されると同時に、評価でこれはいけると。地元の施行組合も、これやったらいけるという段階で、この予算を執行するのか、どうですかな。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  今回の道路認定につきましては、この道路認定がお認めをいただければ、速やかに予算のほうは執行させていただきたいと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  速やかに実施するって、もってのほかやで、これは。特別委員会の協議は一体何やったんやな。詳細にもう少し総額、1ブロックから4ブロックまでの全体の4.2ヘクタールの事業完了が成った後に、それで2ブロックの組合、34名ですわな。その人の組合設立も、表があるけれどもさ。それが組合も納得したら、この事業は前へ行くと。そやけど収支が合わんだらやめるかもわからんということで、今回の予算執行の段階で、この道路認定が出てきたわけですな。あなたが言うておんのは、2ブロックはどうなっても、これは先やっていくと。そういうふうに理解していいんかな。2ブロックがもしだめやとなったときには、4Aの道路だけが残るわけかな。そういうふうな疑問を持つんやけど、私だけの疑問かな。  今、できたらこういうふうな答弁を期待しておったんやけれども、とりあえず6,200万のこの地域の事業計画書を作成して、駅前の組合も了解した中で、組合施行で事業をするんやったら、組合も了解した中で、この4Aの道路を買収後工事にもかかるというのが私は筋やと思う。今の答弁からいうと、2ブロックがどういうふうなことになろうと、この先買収に入るという答弁。これでいくんやな、市長。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  第2ブロック自体は、権利関係者等が再開発組合を設立いただいて、土地の共同化と高度化を行って、あそこにビルを建てる再開発事業であります。一方で今の4Aのブロックにつきましては、午前中から申し上げておりますが、狭隘な道を市道として整備する道路整備事業と、複数の地権者が土地を共同化して共同住宅等を建てる、これは国の交付金等々の財政支援をいただいて進める民間の優良建築物等の整備事業でございます。それぞれ個別の事業でございますけれども、特に今の4Aの事業、市道認定に関連する事業は、申し上げたような国のバックアップをいただきながら、優良建築物等整備事業と密接に関連する狭隘道路の解消、あるいはそれは将来、いろいろ土地の有効活用や高度化につながっていく意味でも大事な事業というふうに認識をいたしておるものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  こらえてくださいよ。ほんなんやったら、亀山市内全域に狭隘道路はもっとある。それを解消してくれたら、ようよう一部の土地を買収するというようなことになっておるけれども、今までは狭隘道路の拡幅は寄附でしたやんか。これをやったら、この議案が出ておるで先に先行してやったで、2ブロックができなかったら、これだけが残るわけや。これはやっぱり、産建の委員会でこれをやると思うけれども、この認定はイレギュラーなん。この議案というのは、当初3月に提出すべき議案なんや、予算とともに。その前に地権者の了解を得ておかなあかんの。だから、地権者の了解が得られなかった場合には、この予算は補正なり来年度に回すという手法を、行政としての手続をとらなあかん。それをしていない。これは別のもんやと。ではない。これは産建の委員にも任せますけれども。これとあわせてちょっと出してください。  77号で620万、図書費のことについて、図書館の基本計画が計画されておる。これも亀山駅前での新図書館整備に向けた図書館整備基本計画を策定するための経費であるかって620万。補正2号と3号が同時に出されておると。これも道路と一緒や。追加議案が出てきた、開会日の当日に議運を開いて。やった手なんやけれども。これも何を考えておるんやと思うの。表がありますやろ。ちょっと出してください。  本来なら、あの縦の線が4月になっておるんですわ。本当はあの縦の線は、この下側の図書館のほうに大分ウエートがあるけれども、上に駅前の周辺整備の事業があるわけ。事業計画書ができるのが来年の8月と答弁しておるわけ。だから、全て8月までずらさなあかん。今、もののついでに620万が出てきたんやけれども、これすらも平成30年の9月定例会ぐらいに提出するのが本来の姿やと私は思う。早うても6月。それまでなぜ待てなかった。何か要因があるのかな。はっきり答えておるもんな。この6,200万の策定事業は来年の8月にできますと。それから、さらなる審議をしていただきたいというのが特別委員会での最後の答弁やったと思うけれども、それは松本部長、間違いないな。来年の8月に策定ができると、6,200万の事業計画書が。それは間違いない。間違いないかどうか、それだけでよろしいで。もう時間がないで。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  駅前再開発の2ブロックの建物の基本計画につきましては、8月ごろまでかかるということは特別委員会でご説明させていただいていますが、その中には図書館の検討分は含まれていない部分の計画ですので、今回並行して図書館の基本計画も策定されるというふうに聞いてございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  また一般質問させてもらいますけれども、総事業費が大体、何やかんや含めたら50億以上の事業なんです。55億以上かかると、おおむね。6,200万は50億に比べたらわずかなお金かわからんけれども、今確認させてもろうたように、来年の8月の時点でこの駅前再開発を組合施行でやるかやらんかは組合が決定するわけ。行政主導と違うんやから、組合主導の事業。この道路は、またこの図書館は今から策定するんやけれども、なぜ構造の面積もわからんのに基本計画が打てるの。打てますのか、これ。何かをもって策定に係って仕様書というのをつくっておると思うんやわ。策定に対して、こういうようなものは。委託するのかどうか知らんけれども、策定に対しては、1何々、2何々、3何々、面積何々、そんなようなことで、それはできてますかな。今、これ620万の中に。じゃあそれ大澤君、ちょっと答えてくれ。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤教育次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  今回の委託料の積算の根拠でありますけれども、この620万のうち委託料550万でありますが、予算額につきましては複数の事業者からとりました見積書に基づきまして、支援を受ける業務について直接的な人件費、技術料、諸経費などの積算を行って算出をしたものでございます。  なお、見積もりを徴集するに当たりまして仕様書については作成はしてございます。                  (発言する者あり) ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  内容ですか。失礼しました。これにつきましては、図書館整備推進委員会の開催支援とか市民ワークショップの開催支援、図書館拡充に係る課題整理及び将来予測に基づく基礎データの作成、また施設計画の検討等々、概要を整理してございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  何を眠たいことを言うておんのやな。仕様書というのは、基本的に面積がどんだけで、どんだけの規模で、要するに24万冊入れるわけやろ。そこへだから、聞くところによると、委員会での説明を聞くと、コーヒーを飲むところやとか、それから学習するところとか、インターネットするところとか、それで平米数が2,740何ぼやって言うておったやんかな。それに対する基本計画を立てるには、どのような配置にするとか、そのようなことをみんな仕様書に書いておかんことには、何でもいい、あっちこっちで話し合いするだけの場所で500万も使うてもうたら困るわ、そんなもの。その分、地区のもっと困っておる、どぶ板にいつまでたってもふたをしてもらえんところへ金を使うてもうたほうがいい、こんな金を使うんやったら。550万のお金を使うためには、それなりの市としてはこういうようなものの器の中でこういうようなものをしたい、ここにどういうふうに配置したいというものがあってこそ仕様書ですやんか。違うんかな。それはないんかな。そういうような指示を出してないのか、そっち。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  この図書館の整備の基本計画につきましては、今回、第2ブロックでつくられます駅前ビルと整合を図ることが一番大事でございますもので、今回、補正の提案となったわけでございます。今、議員が申された図書館の面積でありますとか外観等につきましては、この基本整備計画の中で議論をしていただき、ワークショップ等でご意見もいただきながら決めていくということでございますもので、仕様書の中にそういったものが記載されているということはございません。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうすると、何も決まっていない中で金を使うていくということやな。亀山市の行政はルールもくそもないわけやというふうに理解させてもらっていいかな、市長。この議案出してくる道路認定のときでも、本来ならもっと前に出さなあかんけれども、もし地権者から理解が得られんだら、後からでもいいで補正を出してくると。僕は基本的に来年の8月をめどに、こういうような道路認定、それから図書館の整備計画の案、そういうようなものを出してきてこそ、組合の皆さんの気持ちもわかるし、議会、市民の理解も得られるというふうに私は思いますもんで、今後、行政運営で無駄がないようによろしくお願いしまして、質問を終わらせてもらいます。ありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  18番 櫻井清蔵議員の質疑は終わりました。  質疑の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 4時14分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 4時23分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長します。  次に、7番 福沢美由紀議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  日本共産党の福沢美由紀です。  議案質疑3点、始めさせていただきたいと思います。  まず1点目ですが、議案第64号平成29年度亀山市一般会計補正予算(第2号)について、その中の教育費、小学校費、第2目の教育振興費の要・準要保護児童援助費180万円が増額補正で上げられております。新入学児童生徒学用品費、私たちが入学準備金などと言っておるものですけれども、小学校費からこれが上げられているということで、この内容について順次伺っていきたいと思います。  まずは、この180万円がどういう内容であるのか、人数や1人当たりの金額なども含めてご説明ください。 ○議長(中村嘉孝君)  7番 福沢美由紀議員の質疑に対する答弁を求めます。  大澤教育次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  小学校費の就学援助費の180万円の今回の増額についてでございますが、平成30年4月に入学する児童から、新入学児童生徒学用品費につきましては、入学前の3月に支給を行うために、1人当たり4万600円で、対象者を32人と見込んでおります。  なお、本年度より、国の予算単価がこれまでの2万470円から4万600円と増額になっておりまして、この不足分につきましても、あわせまして補正予算計上をさせていただいております。 ○議長(中村嘉孝君)
     福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  子供の貧困ということが言われて、この新入学の児童のお金についても、なかなか現実とはほど遠い、安いということで議論がされてまいりましたが、今回この4万600円ということで大きく増額されたということで、そこの追加分と、あと前年度に支給するということで、小学校の32人の新入生の学用品費ということでした。  今回は中学校の分が出ていないわけなんですけど、同じく中学校にも新入学の方がおられます。これについての説明もあわせてお願いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  中学校でございますけれども、小学校と同様に、入学前の3月に支給を行います。1人当たり4万7,400円で、対象者を30人と現在見込んでおります。  また、小学校費と同様に、本年度より国の予算単価が2万3,550円から4万7,400円と増額になってございます。  なお、中学校費につきましては、当初予算において、過去のピーク時の受給率で認定数を見込んでおりましたが、本年度の認定者が少なかったということから、既決予算の範囲内で対応できるという見込みであることから、今回補正計上についてはしていないところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  今までは6月、7月ぐらいにこの入学準備金を後からいただくという状況だったのが、ことし4月ということで大分早めていただいて、次は前年度に支給していただくということで、本当に子供たちの状況、実情に応じて、だんだんと改善をしていただいているということは本当にいいことだと思います。  この前年度支給というのが県下でどういう状況なのかということをあわせてお伺いをしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  県内各市に聞き取りで調査をいたしましたところ、この8月16日現在でありますけれども、早期支給を実施する予定の市は、本市を含めまして、小学校では14市中6市、中学校では14市中12市が実施するということでございました。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  やっぱり小学校は新しく調べなくてはいけないので、どうしても踏み出しにくいというところがあるんだろうと思いますが、そこをあえて進めていただいたということなんですね。これについては今までと時期が違うので、周知の仕方とか申し込みの仕方などが変わってくるのであれば、そこの説明をお願いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  就学援助費についての周知及び申し込みでありますけれども、例年は、新小学1年生の保護者に対しましては、入学前の1月下旬より、各小学校で実施されます学用品販売の際に案内文書を配付しております。また、新中学1年生の保護者に対しましては、在籍する小学校を通じまして、1月下旬に案内文書を配付しておりました。  本年度からは、新入生につきましては、新入学児童生徒学用品費の早期支給を実施するということで、1月上旬に送付する入学通知書とあわせて就学援助費の案内文書を郵送にて送付することといたします。  申し込みにつきましては、新小学1年生は1月末までに入学予定の学校に申請書を提出していただきまして、新中学1年生につきましては、1月末までに在籍する小学校へ申請書を提出していただくということにしております。2月に教育委員会にて認定、または不認定の決定を行いまして、3月に保護者の口座へ支給するという予定としております。  なお、市広報及び教育委員会のホームページにおきましても周知のほうはさせていただきたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  この新入学の、今までは学用品販売であるとか、違うときにしていたんだけれども、入学通知という、これは必ず入学する方には全員手に届くという通知の中にこのお知らせを入れていただくということですね。  今ちょっとその周知としては、ホームページなどにもということがあったんですけれども、私、今ちょっとホームページ最後に確認しましたけれども、今こういう制度があります、お困りの方は教育委員会へという簡単なものしかちょっとよう見つけなかったんですけれども、やはり他市にありますように、どういう制度なのかとか、どういう項目、費目があるのかとか、どれぐらいの方が受ける可能性が出てくるのかという、もうちょっとわかりやすい周知をしていただきたいなということを申し添えておきたいと思います。  その周知の必要性として、亀山市の就学援助を受ける率としては、全国の平均よりずうっと、半分ぐらい低いんですね。すごく毎年低い。それは亀山市の子供たち、あるいは家庭が裕福なのかというと、それだけ喜んではいられないということを私も今回貧困の学習で学びまして、やはり少なければ少ないほど誰にも相談できなかったり、深い悩みも出てきますので、ぜひとも漏れることのない周知をお願いしたいので、このホームページの充実はぜひともお願いしたいと思います。これについて、ちょっとまた後でご答弁をいただきたいと思います。  あと、提出のところで、学校のほうに提出するというご答弁だったんですけど、たしか亀山市は、学校でもいいし、教育委員会でもいいし、やっぱり知られたくないとかいろんな事情がある中で、どちらでもいいですよという方法をとっていたと思うんですけど、そこのもう一度確認をお願いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  2点ご質問いただきまして、まず1点目のホームページでありますけれども、それにつきましては、今回制度も変更となることでございますので、拡充のほうをさせていただきたいと考えております。  2点目の教育委員会の窓口で提出ということでありますけれども、これにつきましても、窓口での受け付けも可ということにしております。以上です。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  最後に1点なんですけれども、こうやってだんだんと早く手に渡るようにしていただいたんですけれども、どうしてもランドセルを買うのは、3月では少し遅いかなあという思いがいたします。今本当に努力をしていただいて、4月から3月ということをしていただいたんですが、さらにやっぱり学用品を買うという現実的なときにお手に渡るような努力をしていただくという考えがあるかどうかをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  議員からもご紹介いただきましたとおり、保護者の方の経済的負担を少しでも早く軽減できるように、新入学児童生徒学用品費につきましては、本年度から、これまでの7月支給から4月支給ということで前倒し支給をさせていただきました。さらに、今回入学前の3月支給をずうっと検討してまいりましたけれども、まずは3月支給を実施いたしまして、申請の期間とか、事務処理上の課題などがないかということを検証することが必要かと考えておりまして、それ以上の前の2月支給は可能かどうかとかいうことにつきましては、検証させていただいて、それから判断させていただくことかと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  ありがとうございました。ぜひ心にとめておいていただきたいと思います。  次の議案に移ります。  教育費の中の図書館整備事業について。これも補正予算です。620万円の増額補正が出ております。この予算の内訳についてお伺いしたいと思います。  報償費というのがありますので、委員さんの報償かなと思うんですけれども、どういう委員会で、人数とか、構成メンバーであるとか、その会の回数とかもあわせてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  今回の補正予算の内容でありますけれども、報償費でありますけれども、図書館整備推進に係る委員会の謝金であります。また、その委員会の旅費、先進地視察旅費、また市民ワークショップ開催に係る消耗品、会場使用料、基本計画の策定作業の業務支援委託料が補正予算の内容でございます。  それと、委員会の内容についてもお尋ねがございましたけれども、図書館整備推進に係る委員会につきましては、学識経験者、社会教育団体の代表者、行政関係者、公募によります委員さんなどを想定しておりまして、本年度中に4回程度の開催を予定しておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  図書整備の推進委員会としては4回だということで、これらの意見が先ほど言われた計画策定にきちんと反映されるということだと認識しておるんですけれども、まずこの計画の策定ということについてお伺いしたいと思います。  図書館というものを計画策定するのに、いろいろ附帯する施設がどうのこうのという議論がありました。図書館のことだけを議論するのと、附帯する施設を議論するのとは、全然また内容が違ってくると思います。四日市なんかでは、本当に図書館だけを議論するメンバーと、附帯設備など全体を議論するメンバーで、全然違う委員会がつくられていると聞いたんですけれども、今回、この亀山市の550万を使って計画策定するに当たっては、どの部分をこの計画で策定するんでしょうか。純粋な図書館の部分、全ての面積を覆う部分をこの550万で計画されるということでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  今回の図書館整備推進に係る委員会でありますけれども、基本的には整備基本計画の策定についてご意見をいただくと、そのように考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  その基本計画の内容が、附帯施設も含むものなのかどうかということをお聞きしたんですけど。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  附帯施設につきましても、最終的には基本計画の中に書き込みはすると、そのように考えてございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  具体的にこういう施設ということが決まっているようなことがあれば伺いたいのと、あとコンサルに委託するということでこういうお金が出ているんだと思うんですけれども、一体どこに委託されるのか。例えば、この計画のもとである基本構想、これはコンサルが入っているんですか。これは庁内でされたんですか。どういうところに委託されるのかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  まず基本構想でありますけれども、これは直営でさせていただいたものであります。今回、計画策定の支援を委託しようとするものでございますけれども、図書館整備に実績がある設計事務所なりコンサルタントを想定しておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  構想についてお伺いしたのは、構想をもとに計画を立てられるんだろうということで、私は、その構想については、本当に課題、問題点というのが、本当に大事な課題が上げられていないなという問題を思っていまして、やっぱりこの亀山の図書館は1つしかないというのがとっても大きな課題で、移動図書館もない、分館もない中で、市民にサービスが行き渡っていないという課題、問題点を上げてない。関の図書室については、整理がされてないということは上げてありますけれど、あれは便宜上、図書室と言っているだけで、亀山市の図書館としてきちんと位置づけられているわけではない。そして、正規の司書が一人もいないというこの課題についても、きちんと書き込んでない、そういう構想のもとで計画を立てるということについて不安が生じましたので、お伺いしました。ぜひともこれは押さえておくべき点だと思ってます。  図書館をつくった経験のあるということですけれども、どんな図書館をつくられたのかということも、同じ経験があっても違ってくると思いますので、どういう図書館なのかなあというのがちょっと心配なんですけれども、その先進地視察というのも、どういうところへ行かれるとか、どういう図書館をつくられたところのコンサルを考えているとか、もしわかっていましたら、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  まずコンサルタントということでありますけれども、現時点でどこの事業者というところまでは想定してございません。  それと、先進地視察はどこへというようなご質問でありましたけれども、今回、長野県の伊那市、塩尻市を公用車で視察に行くというようなことで旅費のほうを計上させていただいております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)
     えんぱーくという駅のところのですね、いいところだと思います。  それからもう一つ、ワークショップという答えがありましたけれども、ワークショップの内容、そしてやはりもう大きい課題でありますこの基本構想が市民の声を聞かれてつくっていないということなので、やはり市民の声を拾うのがワークショップだけなのかどうかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  市民ワークショップでありますけれども、公開型あるいは中学生、高校生などを対象とした訪問型の方式をとりまして、それぞれテーマを設けて、合計で8回程度開催を予定しております。多くの皆さんにご意見をお聞きしまして、計画に反映させてまいりたいと考えておるところでございます。  特に、市民ワークショップにつきましては、開催計画をまず作成しまして、その周知から始めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  ワークショップ以外で市民の声を聞く仕組みがあるのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  市民ワークショップにつきましては、テーマを設けて開催をするというふうに考えておりますけれども、そのテーマに関しまして、ワークショップにご参加がかなわなかった皆さんに対しまして、意見箱とかメールとかによりましてご意見もいただけるような形で工夫をしてまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  四日市なんかでも、意見箱を毎日毎日、1年ぐらいずうっと意見を回収し続けて、それを計画に反映させるんだということをお伺いしましたけれども、それでもまだ市民は足らないといって声を上げておられますけれども、この計画は今年度中にと言われましたけど、それでよろしいですか。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  この整備基本計画につきましては、本年度中の完成を予定しておりますけれども、ワークショップ等に関しましては、来年以降も引き続き開催していきたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  計画に反映するためのワークショップは8回で、それ以降もまた別途、新予算でワークショップを開催していくという意味ですね。わかりました。一応内容についてはお伺いしました。  次の議案についてお伺いしたいと思います。  議案第78号市道路線の認定について。  これは先ほど櫻井議員も質疑していた点ですけれども、亀山駅周辺整備事業の2ブロックの事業との関連がある市道だと思うんですね。ですから、この事業が成り立つかどうかはっきりしていない段階で、この4Aブロックの市道の認定を求める理由についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  先ほど市長からもご答弁いただきましたが、2ブロックの事業につきましては、組合が中心となって実施いたします市街地再開発事業でビル等を建築する事業でございます。一方、この4Aブロックとその市道につきましては、現在計画されています亀山駅前線の都市計画決定や、市街地再開発事業の実施を含む亀山駅周辺整備に伴います全体の事業の中の道路整備ということで位置づけてございます。それで、亀山駅周辺の宅地化を促進いたしまして、市街地の活性化につなげるために、市道御幸線と市道御幸7号線を南北に結ぶ新設道路として計画したものでございます。  今年度早々には地権者の方から事業に対するご理解を得られる見込みでございましたけれども、少しおくれたことで、今回提出をさせていただいたというところでございます。ご理解につきましては、もう早い段階でいただきましたので、予算の凍結というか、見合わせがなければ、6月議会にも提出したかったという考えでございましたけれども、今回こういったことで予算執行が認められたこの9月議会に提出をさせていただいたということでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  私は、先ほどの櫻井議員の論点とは違いまして、もっと早く出すべきじゃないかということではなくて、全体の事業の中のこの4Aブロックなので、やはり一番関連のある2ブロックが本当に成り立つかどうかがきちっと決まってから出すものではないでしょうかという私の感じ方なんですね。  以前、3月議会で松本部長がおっしゃった答弁をちょっと読ませていただきたいんですけれども、4Aブロックをなぜ先にやるかということですが、第4ブロックの整備手法につきましては、先ほど市長もご答弁申し上げましたとおり、小さい区分で地権者が多数見えるという中で、まだ全体としての合意ができている段階ではございませんが、今回複数の地権者が集まりまして、敷地を共同化する優良建築物等整備事業というものがございますが、それで事業を進めたいという声が上がってまいりました。今回、1から4ブロック内において、初めての民間の共同住宅が計画されましたので、第2ブロックの計画時期と合わせることで、現在第2ブロックの方々につきましては、事業を進めるに当たり、移転先や仮住居等、仮住まいというんですかね、この工事をしている間の、そういったものを課題にされている方が見えますので、そうしたものを解決する候補として計画するということが可能になるというふうに考えてございます。再開発エリアの方々のそういった課題に対して、大きく寄与できるというふうに考えておりまして、そのために4Aブロックの事業とあわせて3、4ブロックの間の道路整備もあわせて進めていくということで、組合設立を支援してまいりたいというふうに考えているところでございますという答弁だったんですけどね。この全体に、駅前にそういう住居を進めていくんだということではなく、やはり2ブロックの方々の仮住まいという意味合いがとても強かったと思うんですね。  だから、駅前の開発が分かれている中で、全体がこうなるということが全然わかっていない段階で、部分的にどんどん進めていくということが私は違和感を感じるもので、例えば普通の家を建てるときには、家全体の設計図ができてから家を建てると思うんですけど、何か設計図が、まだ全体ができていないうちに台所をやり始めたり、廊下だけやり始めたりというような、そういうふうな違和感を感じるんです。なぜ2ブロックがちゃんとできるかどうかわからないうちにこれをするんですかという意味の私の質疑です。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  先ほど福沢議員おっしゃられましたように、まさしくそういった答弁をさせていただいてございます。  この4Aブロックですけれども、当然2ブロックの仮移転先として非常に大きな役割を果たしていただけるかなということで期待をしているところですけれども、当然仮住まいをしていただくためには、建物が完成して、仮住まいができる状態でなければなりません。これから事業を進めていきましても、4Aブロックの建物ができるのが早くて来年度末とか、おくれれば31年度までずれ込んでしまうというような状況でございますから、2ブロックが順調に進めば、逆に仮住まいが間に合わなくなるというような状態も発生するということも鑑みまして、それぞれできるところから事業を進めてまいりたいということで、4Aブロックのほうを今このタイミングで進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  今までのこの再開発についての報告を伺っていまして、2ブロックが順調にどんどん進んでいくという実感がしないのでありますね。まだまだ保留床も買い手が決まっていないとか、いろんな問題を本当にいろんなところで出されている、市民も不安を言っているという中で、そんなに2ブロックがどんどん早くして、仮住まいが間に合わないんではないかという心配をするよりも、本当に2ブロックについては丁寧にやっていくということのほうが私は優先なのではないかなという思いで質疑をいたしました。それだけなんですけど、よろしくお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  議員おっしゃられましたように、当然2ブロックにつきましては、これから基本計画、基本設計を進めていくということになりますけれども、これも特別委員会でご説明をさせていただきましたように、基本計画ができるのが来年の8月ごろぐらい。それに伴いまして、設計が少しおくれて、基本設計のほうも仕上がってくるというふうに考えてございますが、その段階で基本計画がきちんとでき上がった段階で、当然私ども保留床の処分先等も決まってくるというふうに考えてございます。それが決まらなければ、当然計画がおくれるということになるんですけれども、決まれば、それから順次、次のステップに進めていくわけですから、4Aの事業が先行することに対して、特段支障がないというふうに考えてございますし、また4Aブロックは、繰り返しになりますけれども、タイミングが合って、2ブロックの仮住まいとして使えるのが一番、我々にとって、あるいは2ブロックの方にとって好ましいというものではございますが、事業自体は別の事業ですので、4Aで計画されている事業をこのままとめてしまうというのもいかがなものかという考えもございますので、計画に基づいて進められるものは順次進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  事業自体が別だというのは、非常に市民、私も一人の市民としても、議員としても理解が得られにくい言葉ではないかなと思いますので、それだけ言っておきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  7番 福沢美由紀議員の質疑は終わりました。  次に、2番 西川憲行議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  勇政の西川憲行でございます。  私も議案に対する質疑を行わせていただきます。  議案第77号平成29年度亀山市一般会計補正予算(第3号)についてお伺いします。  第10款教育費の、先ほどもありましたように、図書館整備事業の増額補正についてでございます。  先ほど櫻井議員、福沢議員等から質問がありましたので、同じようなところは省かせていただきまして、今回この補正予算は、駅前に図書館を移転するための基本計画をつくるための補正予算だと。それから、ワークショップを開いたり、委員会を開いたりするためのお金も入っているという説明でございました。基本構想に基づいてこの基本計画は立てられるというところまでは確認されておりますので、この補正予算がこの時期に出されたということは、これは当初の計画ではなかったということだと思います。いろんな理由があるんだろうとは思うんですけれども、何となくこの図書館の移転計画というものが降って湧いてきたのかなあというイメージといいますか、感覚がどうしても拭えないと。  そこで教育長にお伺いしたいんですけれども、新設、移転というこの発案ですね、これは教育委員会から出てきたのか、それとも市長の3月の市政報告から出てきたのかということで、年度当初からの予定ではなくて、そういうところから無理やりというわけではないと思いますけれども、そこから降って湧いてきて、それでこの年度内に何とかせなあかんということで補正予算を上げられた事業なのかということについて、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  2番 西川憲行議員の質疑に対する答弁を求めます。  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  西川議員のお尋ねにお答えいたします。  去年10月に教育委員会として図書館の諸問題解決に向けて、今後の充実のあり方ということを議会の皆様にもお示ししましたようにまとめました。そのまとめを総合教育会議で市長に共有させていただきました。その際に、拡充に当たり、亀山駅への移転も視野に入れた検討を教育委員会に依頼をされました。そこで教育委員会としましては、亀山駅ありきとまで行かなくとも、そういった市長の発言されたことを受けまして、総合的に判断をさせていただいたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  今、教育長は、亀山移転ありきではなく、教育委員会のまとまった構想でもって合意したというような発言でございました。  言われるように、亀山駅前ありきではないとするならば、当然国からもらえる補助金ありきでもないということなのかなあと思うんですけれども、逆に言うと、補助金がおりるから亀山駅に移転することで図書館を広く新しくできるというふうに私は捉えたんですけれども、そうなると、図書館があるべき姿を教育委員会が考えて、駅前に結論をつくったというよりは、先ほど言ったように、駅前だから図書館の移転が今可能だから、今慌てて何とか計画をつくって、33年末までに間に合わさなあかんよ、そういうところで教育委員会が一気にこの構想をつくり、今計画に踏み込もうとしているというふうに捉えるんですが、本来あるべき姿を求めたときに、本当に駅前でいい、そしてこれが教育委員会の出した本来の結論なんだというふうに教育長はお考えなのか、その点についていかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  教育委員会におきましては、現在の図書館は、読書活動には良好な環境にあることは認識しているところでございます。ただし、現在地での拡充は、地形や他の施設との位置関係などに起因するさまざまな物理的な制約が生じますことから、図書館機能の拡充を早期実現するためには、現在地からの移転・建てかえの必要があると総合的に判断したものでございます。  また、図書館整備基本構想において、これからの図書館像は、従来の図書館の概念を超え、読書のみならず、学びと交流によるつながる場、集える場を目指すものでございます。この視点と駅前整備事業の中核的都市機能の構築を図るものとの理念の合致もありますことから、駅前での移転整備拡充を図るものとしたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  まさに今言われたように、学びと交流の場だからこそ駅前に持ってきたというのは、駅前だからこそ学びと交流という言葉を無理に入れたんじゃないのかなあというふうに考えたんですけれども、それは置いておいて、先ほど言われたように、物理的に現在地での建てかえは無理だと言われていました。ただし、駅前に持っていっても、図書館は3階建てになるわけですよね。4階建ての建物の中の2階、3階、4階を利用するという形になるというふうに、今の計画の段階では考えておるんですけれども、実際3階建てというのであれば、現在地の亀山公園内においても、3階建ての建物を建てるならば、今の敷地も958平米でしたか、単純に3倍しても3,000平米近くになるということであれば、さほど変わらないのではないかなあというふうに思うのですが、それでも物理的な無理があるというお考えだったのでしょうか。いかがですか。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  先ほど申し上げましたが、現在地は、全て現在の建物の総面積が約900ということでございます。そのままそこを平地にして、3階建てのものを建てるということは、道とか駐車場とか、青少年研修センターとか、そういった建物との関係もありまして、地理的にも難しい。また、駅前に移るよりも大規模な事業になることももちろん考えられることでございます。そういったことを含めて、総合的に現在地での建てかえはとても課題が多いと、そのように受けとめております。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  教育委員長のお考えは十分わかりました。  今言われたように、総合的な判断ということであれば、教育委員会から図書館を移転・建てかえしたいと。そして、それに当たって、お金の心配もせずに、市のほうがしてくれるというんだったら、もうどこでもいいよていうような雰囲気もわからないわけではありませんので、それはそれでいいと思います。  ただ、これを逆転させると、市の行政のほうは、この図書館の計画が出てきたときに、整備事業を一切削ることなく、今言われたように3,300平米という基本計画ができてきたときに、実際には駅前ビルを建てたときに、駅前ビルは民間主導でやるというふうに言われてますけれども、今後計画を立てていく、先ほど言われてましたけど、この時期に計画を立てていくと、駅前開発ビルの基本設計ともかぶってくるわけですけれども、そこで合わないときがあったときに、どちらの意見が優先されるのかというのが非常に気になる。図書館の基本計画をつくっていくお金が出ていて、それが優先されるのか、あるいは市のほうの総合判断があって、図書館はちょっとここは我慢してくれというふうになるのか、あるいは民間事業者にここをもうちょっとこうしてくれという注文が出るのか、その点、企画総務部長、いかがお考えですか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長
    企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  今回、駅前ビルの基本設計と図書館が掲げる基本計画の中で整合がされなかったときに、どちらに合わせるのかというご質問だというふうに思いますが、今回、図書館の整備基本計画をこの時期にお出しさせていただく大きな一つの理由として、駅前の駅ビルの基本設計と図書館の基本計画の整合を図るということが大きな目的の一つでございます。ですので、今回、図書館の基本整備計画の中で主にまず議論されるのは、図書館の面積でありますとか、あとは形、そういったものをまず整備基本計画の中で議論いただきまして、駅ビルとの基本設計にまず整合させる、これを第一にやっていきたいというふうに考えておりまして、そういったことを行うことによりまして、今、議員がご懸念のことは払拭されるというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  私が懸念しているところは、整合がとれるかとれないかではなくて、総合的な判断をしていったときに、駅前ビルが今3,300平米で計画されていると。図書館の基本設計が例えば3,500になったときにどうなるのかとか、あるいは3,300をつくるということで、今現在予算が総額で亀山市が出すのが18億とこの間提示されていましたけれども、その金額がふえたりすることがあるのかということが問題だと思うんですよ。この基本計画が先に行くことが本当にいいのかということなんですよね。逆に言うと、駅前のビルができ上がる、先ほども議論されてましたけど、駅前のビルがゴーサインが出て、本当につくれる段階になって、こういう駅前ビルができますよと。じゃあ、その大きさに合わせた図書館の基本計画というふうになるのが順番なのではないかという点についてはいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  まず面積につきましては、一つの基準として3,300平米ということと、あと金額につきましては13億円ということを一つの基準として議論を進めてまいったところだというふうに考えております。それと今回、駅ビルの中で基本設計を行う際に、公共的機能として図書館機能を配置するということが決まっておりますもので、この駅ビルの中にいかに図書館機能がスムーズに配置できるかということにつきましては、それぞれ図書館の整備基本計画の中でも議論をいただき、逆に駅ビルの中の基本設計の中でも議論いただき、それぞれ整合した中で取り組んでいくと、そのように考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  どちらにしたところが、駅ビルがあって、そこへ図書館をどうしても移転させなければならないと。そして、そのためには図書館の基本設計と駅ビルの整備計画とが整合していかなきゃいけないと。だから、この時期に何としてもこの基本計画の着手にかかなければいけないと。だから、10月以降、ワークショップも2月下旬までの間で8回も開いて、市民の意見も入れていくんだという建前の中、どうしても駅ビルありき、駅前再開発ありきというふうに感じるのは私だけではないとは思いますけれども、そういうふうに感じてしまいます。  今までの事業計画を見ていますと、基本計画とか基本設計は出てきても、財政のほうでこれだけの予算は出ないよということで削られたりするわけですよね。例えば消防の北東分署を建てたときでも、約2割、消防のほうから出してきた予算から減額され、また敷地も狭められたというようなことも記憶しております。  そういうことを考えると、今回の図書館に限っては、もう全く何のそういう制約もなく通っていくのかなあという気がしています。その辺も、やっぱりただ単に出してくればいい、通っていけばいいという問題ではないのかなあというふうに考えております。またそういうことも含めて、次の議案の中では、亀山市の決算について質問を続けていきたいと思います。  議案第67号平成28年度亀山市一般会計歳入歳出決算の認定についての質問ですけれども、こちらのほうも私の出した市税収入の年々減少している要因とか、この点については、午前中からたくさんの方が聞かれて、答弁もいただいておりましたので、かぶる部分は抜いていきたいなあと思っております。決算の評価については、何人かの議員に聞かれたときに、市長は、評価も高い、それから計画どおり進んでいるということも言われておられますし、それから市債が減少していく中で、一定程度、市の財政健全化は図られてきたというふうに言われています。  私が聞きたかったのは、その中で服部議員も聞かれておりましたけれども、実質単年度収支が、赤字がどんどん増加しているというふうなことを鑑みますと、亀山市の財政状況は悪化しているということなのかどうかということですね。議会への報告書の中身では、櫻井議員も言われていましたけど、ちゃんといいことも書いてあってということで、最終的には財政健全化は一定程度の確保ができていると。ただ、行財政改革を着実に推し進めて、持続可能な行財政運営の確立に取り組んでいかなければいけないとも書かれています。  財務部長、実際のところ、亀山市の財政健全化は、今のところ持続可能なところまで来ているのでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田財務部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  西川議員のほうからいろんなことを言われましたので、私のほうから、財政の健全化ができているのかどうかということでございますが、財政の健全化を考える上では、歳入と歳出の問題がとても大事になってまいります。  28年度決算を見ますと、議員おっしゃられたように、実質単年度収支が14億1,000万円のマイナスになったと。このような状況を毎年毎年一緒のことを繰り返すということは、こんなことはできないだろうというふうに思っています。しかし、歳入と歳出のバランスの問題をどう考えていくのかということがとても大事なんだろうと。歳入が下がってくれば、歳出も抑えていくと、これは当然だろうというふうに思います。28年度決算を見ますと、歳入も緩やかに減少傾向になるので、歳入の見込みも落とさせてもうた。歳出についても削減をさせてもうて、予算を組ませていただきました。しかしながら、歳入が見込みより下がってきた。市税収入で3億、消費税交付金が1億、地方交付税も約9,000万。これで歳入が5億見込みより下がったということが主な要因であります。それは、国のほうも、消費税交付金も7年ぶりに下がって、少し見込みと違ったというようなことを評価いたしておりますけれども、私どもとしても、国の消費税交付金の予定を見て、亀山市もこれぐらい国からいただけるだろうとういう形で予想をさせていただいた。その結果として、実質単年度収支が14億1,000万円の赤字になったということでございます。  それと、市長が申しておるように、後期実施計画を最終年度で何とか事業もやっていかんならんということで予算を組ませていただいた結果がこういう結果に終わったと。そういうことですから、毎年そのような見間違いをしないような財政運営をやっていくのが私どもの仕事だろうというふうに思っています。そんな中で、基礎的財政収支は1億3,000万の黒字でおさまったと。全体的に見ると、こういう実質単年度収支を繰り返していくことはしたらだめなんだろうというふうに私は思いますけれども、それを踏まえて歳入に見合った歳出の予算を組んでいくということがとても大事なんだろうと。それをすることによって、持続性のある財政運営がやっていけるんだろうというふうに考えていますので、単年度だけで評価してもらっても、私は困るんだろうと。年度については、3年計画の事業を組んだときに、市税収入を見込んだときに少し少ないので、財政調整基金から繰り入れても、その年はせざるを得ないという年も出てまいりますので、単年度の評価だけではなくて、中期財政見通しでも5年間を示させていただいていますけれども、少しある一定の年数を見た上で財政運営をしてかないとなかなか難しいんだということはご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  ことしは悪かったけれども、来年度以降、これを繰り返さないように努力していくことで持続可能な行政運営ができるんだよという答弁なのかなあというふうに理解しました。  そうなると、言われたように、来年度以降は、ことしは先ほど言われたように実質収支は黒字なんですよね。ただ、実質単年度収支が赤字になっていくということなんですけれども、でもことしの黒字額が少ないので、来年は実質単年度収支がそんなに悪くならないのかもしれませんけれども、今後改善していくためにはということですけれども、やっぱり実質収支が前年度を上回っていくということがこの赤字額を減らしていくということになるというふうに思うんです。  ただ、そのためには、先ほど部長言われたように、歳入をふやすのか、歳出を減らしていくのかということをやって、実質収支の中でもう少し収支の黒字額をふやしていくということが大事になっていくのかなあと思います。できれば財政調整基金を取り崩さずに、一般財源だけで回していくのが多分近道なんだろうと思っていますけれども、今現在亀山市は、行財政改革の取り組みをやられています。その中で、この財政改革をやっていく上で、今言ったように収支の改善を行っていくんだろうと思っているんですけれども、行財政改革の取り組み、いかがですか、部長。実際に進んでみえるのか、あるいは思ったほど進んでいないのか、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田財務部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  行財政改革大綱の前期実施計画は、平成27年度から今年度までの3カ年で組んでございます。その中で、議員おっしゃられたように、歳入改革と歳出改革と2つを合わせてやっていく必要があるんだろうというふうに考えています。  その中で、今の28年度末での進捗状況ですけれども、116実施事業を掲げて取り組んでますけれども、25事業を除いては順調に進んでおるというふうな理解をしています。しかし、25の取り組みついては、若干おくれている部分もございますので、各責任者に対して早く進めるように指示をしたのと、外部の委員さんに4事業については聞き取りをしていただいて、今後どんなふうに進めたらいいのかというようなご助言もいただいたと。また、10月には、私のほうで進捗のヒアリングもやっていこうというふうに思っておりまして、市長がおっしゃっていますように、116の実施事業を何とか完了させるように努力をしていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  先ほど、財務部長、服部議員の質問のところの答弁で、事業の見直しも含めた行財政改革ということを言われていますので、今後やっぱり行財政改革が主要になってくる。それから、行財政改革に基づいて、事業の見直しも含めて、歳出削減というのも考えていくというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田財務部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  服部議員の中でも、事業見直しを含めたというふうな私はお話をさせていただきましたけれども、後期実施計画が30年度、31年度の2カ年の実施事業をこの秋からつくる運びとなっております。その中で、3カ年の評価もしがてら、亀山市が置かれておる現状が少し変わってきてますので、そのことも踏まえて、それと今の実施計画の進捗状況も見据えた上で、事業の見直しも含めた、どんな形で持っていくのか、どんな実施事業にしてくのかということも全庁を挙げて議論した上で、取り組みの事業を決めていきたいなというふうに思っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  行財政改革の取り組みの中では22の取り組み項目が上げられていて、それぞれにやっぱりしっかりと目標数値も上げられております。先ほども図書館の話をしてましたけれども、その取り組みの中の10番目には、公共施設の統廃合ということで、31年度に5%縮小という目標まで上げられておるところもあります。やっぱりそういうことを一つ一つ行財政改革の取り組みの中でやっていただかなければいけないのではないかなあというふうに思ってます。  宮崎議員のところで、市長の答弁の中では、行財政改革大綱の具現化が大切なんだというふうに市長は述べられております。そういう意味では、私はやっぱりこういう大型事業を無作為にといいますか、慌ててぱっぱとやっていくというのはどうなのかなあと。確かに行財政改革大綱の中には、市政の見える化、選択と集中、費用対効果、スピードと成果を重視ということで、今のこの駅前再開発、図書館移転というのは、スピードと成果を重視という意味では、まさに行革の具現化なのかもしれませんけれども、私はやっぱりもう少し慎重にしていただいて、この赤字がふえていく要因である歳出の削減という意味では、今まで市長がやられてこられた箱物行政から人への政治の改革ということが最初にうたわれて、そのために市役所の新庁舎の凍結もなされたと私は理解をしていたんですけれども、市長は、この28年度の決算を見ながらこの赤字額を減らしていくという意味合いでは、行財政改革に取り組んでいくのは非常に大事だというふうにお答えされてますけれども、今後この駅前開発も含めて、図書館の移転も含めてやっていくことが行財政改革に合うのか、それから持続可能な行財政運営につながっていくのか、その点についていかがお考えなのかお聞かせください。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  まず前段の実質単年度収支、これはどちらかというと、今も部長からありました、大事なところですので申し上げたいと思いますが、毎年毎年の状況によって、どのようにやりくりをしたか、こういう数字でございますので、そこのところをやっぱりおっしゃるように、これが続くようではあきませんが、しっかりトータルで進めていくと、考えて対応していくということになろうかと思います。  あわせて、行財政改革大綱の具現化と総合計画で掲げました各施策事業の推進、この両面をしっかり押さえながら事業を推進していくことになろうかと思います。これは今の駅前の事業自体は、戦略プロジェクトとして、駅前周辺地区の拠点力向上を目指す、そのための取り組みを今日までプロセスを経て本格実施へ進めていこうとするものでございますし、他の事業につきましても、当然大型事業と各種分野の事業、これを本当に財源の確保もあわせ、しっかり具現化していくというのが、まさに亀山市の総合的な計画の推進になろうかと思います。  したがいまして、行財政改革がそのまた大きな土台となってまいろうかと思いますけれども、その両面をしっかり具現化していく作業をしていかなくてはならないというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  実質単年度収支自体は毎年変化していく、その中で続けないようにしていくと。それで、行革と総合計画のやろうとしていること、それからそれらを含めて考えていくという市長のお考え、それは理解できます。  ただ、やっぱり市長は今回、新庁舎の建設の検討も打ち出されており、駅前再開発、それから図書館移転というふうにいろいろな事業を考えられておりますので、まさに財源確保がどこに来るのか。それから、今言われた中では、行財政改革を進めていく上で、持続可能な運営を目指していくということは、まだ道半ばなんだろうと私は理解します。ということは、やっぱり今以上に悪化させてはいけないんだろうと。そういうことではこれからの財源確保というものは非常に重要になってくると思いますので、ぜひこの行財政改革を推進していただいて、28年度のように実質単年度収支が赤字にならない29年度を目指していただくということを言わせていただいて、また一般質問のほうでも、駅前再開発等について、あるいはこれから亀山市が進んでいく計画等について質問させていただきますので、そのときにはよろしくお願いいたします。以上で終わります。 ○議長(中村嘉孝君)  2番 西川憲行議員の質疑は終わりました。  以上で、本日予定しておりました通告による議員の質疑は終了しました。  続いてお諮りします。  質疑はまだ終了しておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ、あすにお願いをしたいと思います。これにご異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(中村嘉孝君)  ご異議なしと認めます。  そのように決定いたしました。  あす6日は午前10時から会議を開き、引き続き上程各案に対する質疑と、午後からは市政に関する一般質問を行います。  本日はこれにて散会します。                (午後 5時29分 散会)...