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平成29年 3月定例会(第5日 3月10日)

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  1. 亀山市議会 2017-03-10
    平成29年 3月定例会(第5日 3月10日)


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    平成29年 3月定例会(第5日 3月10日)    平成29年3月10日(金)午前10時 開議 第  1 市政に関する一般質問    ───────────────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり    ───────────────────────────────────── 〇出席議員(18名)    1番  今 岡 翔 平 君     2番  西 川 憲 行 君    3番  髙 島   真 君     4番  新   秀 隆 君    5番  尾 崎 邦 洋 君     6番  中 﨑 孝 彦 君    7番  福 沢 美由紀 君     8番  森   美和子 君    9番  鈴 木 達 夫 君    10番  岡 本 公 秀 君   11番  伊 藤 彦太郎 君    12番  宮 崎 勝 郎 君   13番  前 田 耕 一 君    14番  中 村 嘉 孝 君   15番  前 田   稔 君    16番  服 部 孝 規 君   17番  小 坂 直 親 君    18番  櫻 井 清 蔵 君    ───────────────────────────────────── 〇欠席議員(なし)    ─────────────────────────────────────
    〇会議に出席した説明員職氏名  市長              櫻 井 義 之 君  副市長             広 森   繁 君  企画総務部長          山 本 伸 治 君  財務部長            上 田 寿 男 君  市民文化部長          坂 口 一 郎 君  健康福祉部長          佐久間 利 夫 君  環境産業部長          西 口 昌 利 君  建設部長            松 本 昭 一 君  危機管理局長          井 分 信 次 君  文化振興局長          嶋 村 明 彦 君  関支所長            久 野 友 彦 君  子ども総合センター長      伊 藤 早 苗 君  上下水道局長          草 川 博 昭 君  市民文化部参事         深 水 隆 司 君  健康福祉部参事         水 谷 和 久 君  会計管理者           西 口 美由紀 君  消防長             中 根 英 二 君  消防次長            服 部 和 也 君  消防署参事           平 松 敏 幸 君  地域医療統括官         伊 藤 誠 一 君  医療センター事務局長      落 合   浩 君  地域医療部長          古 田 秀 樹 君  教育長             服 部   裕 君  教育次長            大 澤 哲 也 君  監査委員            渡 部   満 君  監査委員事務局長        宮 﨑 吉 男 君  選挙管理委員会事務局長     松 村   大 君    ───────────────────────────────────── 〇事務局職員  事務局長  松 井 元 郎   議事調査室長  渡 邉 靖 文  書記    大 田 より子   書記      村 主 健太郎  書記    髙 野 利 人    ───────────────────────────────────── 〇会議の次第                (午前10時00分 開議) ○議長(中村嘉孝君)  おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事につきましては、お手元に配付の議事日程第5号により取り進めます。  これより日程第1、市政に関する一般質問を行います。  通告に従い順次発言を許します。  7番 福沢美由紀議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  日本共産党福沢美由紀でございます。  一般質問、きょうは大きく3点お伺いいたします。  保育所や学童保育所の待機児童について、そして健康福祉部の組織体制について、最後にJR亀山駅への交通系ICカードの導入についてでございます。  1点目より質問をさせていただきます。  待機児童について、今国会でも保育所の待機児童のことが本当に大きな議論となっているわけですけれども、この亀山市の保育所の待機児童の状況はどういう状況なのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  7番 福沢美由紀議員の質問に対する答弁を行います。  伊藤子ども総合センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  おはようございます。  平成29年度の保育所入所申し込みにつきましては、1次募集で369人の申し込みをいただいたところで、入所が内定した児童は268人、入所内定率は72.6%となっております。  平成29年度の入所児童につきましては、第2次、第3次募集の判定の結果により最終的に決定いたします。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  268人の方が内定はしているが、72.6%の方が内定をしているということで、残りの方が2次、3次で決定しますということですけれども、その2次、3次は最終的にはいつ決定するわけですか。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  済みません。ただいま募集等々の精査を進めているところですので、それ次第ということで4月1日入所に向けて今動いているところだとご理解ください。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  現在3月10日ですけれども、まだ4月1日からお仕事ができるかどうかわからない親御さんがこれだけいらっしゃるということなんですね。  どうしても待機児童ゼロにはなっていかないということで、いろんな課題があるんだろうと思いますが、この待機児童問題についてどのように対策をしていこうとされているのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  待機児童なんですけれども、その傾向につきましては0歳、1歳児の入所希望が多くなってきておりまして、保育所だけでは対応が困難な状況にありますことから、小規模保育事業について普及促進しているところです。  平成27年5月開設のちびっこかめやま園に続きまして、2カ所目となりますかめ愛こどもの家が本年4月1日開設予定となっておりまして、待機児童の縮減を期待しているところです。  今後につきましても待機児童の縮減・解消を目指して、小規模保育事業を初めとして、子ども・子育て支援事業計画を着実に推進してまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  小規模保育事業、かめ愛さんができたにしても、小規模保育というのは定員19人以下ということで、当初12人でスタートされると伺っております。たくさんの0・1歳の待機児童を一つずつぽつぽつとしていかれても、潜在的な待機児童もある中、なかなか解決していかない状況だと思います。  小規模保育所というのがどういう保育所なのかということが、よくおわかりにならない方も見えると思うんですけれども、0、1、2歳専門の保育所なんですね、19人以下ということで。ただ、普通の保育所とどこが違うかというと、自園調理をしなくても関係園から運んでもらっても大丈夫だし、普通の保育所よりもいろんな意味で園庭がどれだけというのもそんなに厳しくないし、多分先生方の配置についてもA型、B型、C型という型がありますけれども、今このちびっこかめやま園、そしてかめ愛さんはA型という、全ての職員さんが保育士さんであると伺っているんですけれども、それで間違いはありませんか。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  A型であることには間違いないと認識しております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  A型というのは保育士さんが全員ちゃんと子供たちに当たってくださる。B型というのは半分が保育士さんで、半分が資格のない方でも大丈夫。C型というのは保育士という資格を持っていない人だけでやっていらっしゃるという3つの型があるということですね。  今、小規模保育所を進めていきたいとおっしゃたんですけれども、A型を進めていくという考え方で認識させていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  A型で進めていきたいと思っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  B型にしろC型にしろ、全く何も知らない人がぽんと入るんじゃなくて、研修をお受けになった方が入るから大丈夫だろうという議論で、今どんどん全国では進められている。そんな中で亀山市も、何ていう資格か私もど忘れしましたけど、例えばC型の小規模保育所を立ち上げようと思って立ち上げられる資格、保育所じゃない支援員というんですか、今研修がされていると思うんですが、亀山市で。その中で参加された方から、あなた方でもその気になったら保育所もつくれるくらい研修を受けてもらったら、だから頑張って研修してくださいねということを言われたとお聞きしたんですけれど、C型やB型を進めようとしているのではないかしらと私は心配をしたわけですけれど、改めてお伺いしたいんですけれども、必ず進めるにしても、亀山が進めるのはA型ということで確認させていただいていいですか。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)
     理想としましては、A型がいいとは思っているところで、現時点ではそのようには考えてはいます、気持ちの中で。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  予算の資料でいただきました29年度の各園の入所希望状況というのを見させていただくと、全部で希望状況が472人で、定員との差を見ますと、定員からあふれ出る差が138人あるんですね。  以前、保育所のあり方検討委員会というところで座長がおっしゃたように、本当に認可の保育所を亀山が1つつくったらいい規模じゃないかと言われていたことがあるんですけれども、私は0、1、2だから小規模でよいというふうな考えでとまっておってもろうたら困ると思うんです。保育園にいる子供さんはだんだん大きくなって、そこで育っていくという環境をつくってあげないと0、1、2歳で頭打ちになって、次の居場所をきちんと、連携保育園とは言いますけれども、また違うところへ行かんならんとか、園庭がちゃんとないとか、給食の問題も確保されていないとか、そういう中で当座、都会なんかで2年も3年も4年も保育所に入れないとか、場所がないとかいう状況じゃなくて、亀山市にはまだまだ土地的にもいろいろ考える余地があると思うので、小規模でよいということではなくて、本当にいい環境の保育所を設置していくということが求められていると思うんですけれども、その点についてお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  議員おっしゃったとおり、子供たちのために十分な保育環境を整えていくとことは大変大切だと思っておりますので、子ども・子育て支援事業計画に沿いまして進めていきたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  1点お伺いしたいんですけれども、事業計画では認定こども園をつくっていくということが描かれています。今回資料で1回目の認定こども園の評価というか、資料でいただいたところですけれども、認定こども園は0、1、2歳を必ずしも受けなくてもいい施設です。これを広げていくということで0、1歳の待機児童を解決するということにはならない、必ず0、1歳を入れていく認定こども園を公設できちっとしていくということであれば、まだ理解できるんですけれども、そこのところはどうお考えですか。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  その点につきまして具体的な中身というのは今から検討ですけれども、でも0、1、2も入れて今回お示しさせていただいているように、療育機能もあわせ持ったような2園目の認定こども園を想定しているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  療育もあわせ持ったというところについては、また改めて議論をさせていただきたいと思います。  次の学童保育の現状についてお伺いしたいと思います。  学童保育については、待機児童が発生しているのかどうかをお伺いします。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  放課後児童クラブの利用状況につきましては、大規模校を中心に増加傾向にありますことから、平成29年度当初において各小学校区に待機児童が発生しないように、放課後児童クラブを整備しております。  平成29年度当初に向け整備しますのは、井田川、川崎、関の3小学校区でございます。  井田川小学校区におきましては、日の本クラブ井田川の階段教室を改修して定員おおむね40人の支援の単位を整備します。  関小学校におきましては、関小学校に隣接します老人福祉関センター2階の集会室を利用して、さくらクラブ運営委員会の皆さんに放課後児童クラブを運営していただくものです。  また、川崎小学校区におきましては、現在改築中の校舎内に2つの支援の単位、定員おおむね80人の設備を整備しており、指定管理者としてあおぞらくらぶさんに運営していただきます。  川崎小学校区で現在運営していただいておりますあおぞらくらぶと日の本クラブ川崎の2施設と合わせまして、4つの支援の単位となるところですが、現在あおぞらくらぶが運営しております旧JA鈴鹿能褒野出張所放課後児童クラブを閉鎖しますことで、差し引き1つの支援の単位がふえます。  したがいまして、市内で平成29年度当初には3つの支援単位を新たに整備することになります。  この3小学校区における施設の整備によりまして、平成29年度は待機児童が発生しないものと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  3つの小学校区で大変多いニーズがあるということで、合計3つの支援単位が学童保育がふえるということをお聞きしました。  それで待機児童は解消するのではないかということなんですけれども、私1つ以前から申し上げておりました、今、親や地域や先生方などで運営委員会で立ち上げている学童保育と民間さんがやっておられる学童保育が混在している状況で、それが始まったときに親は好きなようにどっちに行くかを選んでいいわけですねということを確認させていただいたことがあります、この場で。あなたはこっち行きなさいということではなくて、それはもちろん選んでいただけますということでありました。  しかしながら、やはり井田川小学校区等は昔からずっとなじみのある運営委員会でやっておられるくれよんくらぶというところに、大変たくさんのお子さんがいらっしゃって、そこに入りたいという新入生の方もたくさんいらっしゃったんだけども、入れない状況であると。なかなか新しいのができたんだからはっきりと公募はしないでくださいとは言われなかったんだけれども、なかなかしにくい働きかけの状況があったので、公募もしなかったということがありました。  何で選ぶことにこんなに意味があるのかというと、料金の問題とかいろいろ夏休みの過ごし方とかあるわけですよね。親御さんがどれだけ負担があるかということで、それぞれ選ばれたらいいと思うんですけれども、5年の子ども・子育て支援事業計画でしたか、5年間にできるだけ40人という適正な単位にしましょうということが言われました。できるだけ40人という単位にするのが大事なんですけれども、40人にするという目的と、それから本当に入りたいという1年生のお子さんも入れてあげたいという目的が、なかなか一緒にするには難しい状況があるんですね。そういうとこら辺をしっかりとちょっと見ていただきたいなというのを前からも何回か言っています。  1年生が入ってこない学童保育というのは、非常に不自然なんです。そこで育って自分も育てられたように1年生の子を育てていくという当たり前の学童保育所にしてあげたいなと思うんですけど、そういうことができているかどうかというのをこの大きい学童保育についてきちんと見て、調べて、支援をしていただきたいなと思うんですけど、お考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  それぞれ放課後児童クラブの教室さんによって、運営等々違うかなと思うんですけれども、地域の実態、それぞれの教室に応じた進め方、子供たちにとってよりよい運営がなされますよう市としましてもご相談に乗らせていただいたり、できることで支援をしていきたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  本当に行きたいところにきちんと行けるように、ぜひとも支援をしていただきたいと思います。  次の質問に移りたいと思います。  健康福祉部の組織体制についてであります。  これから介護予防の日常生活支援総合事業というのも始まってきますし、特に私はあいあいのほうの職員体制が本当に気になってはいるんですけれども、その前段に、まずこの市役所内、庁内の、今までずっと言ってきました正規・非正規の割合が、とっても非正規率が高いという問題が亀山市にはあります。今どういう状況なのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  おはようございます。  平成28年度当初の市全体の職員数でございますが、特別職、再任用職員を含みます正規職員が591名、非正規職員が561名、合計で1,152名の体制となっているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  ここ最近ずっとこういう割合が続いておるわけなんですけれども、今後どのようにしていくかというお考えを持って見ておられるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  議員ご指摘のとおり、ここ数年、正規職員と非正規職員の数というのは半分ずつということで、余り変化がございませんが、今、国におきましても働き方改革とか正規、非正規の処遇の問題等も問題になっておりますし、今回、来年度の機構改革をさせていただく中でもそういった問題は大きな課題の1つというふうに認識をしておりますもので、そういったことも含めて取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  少しでも改善に向かおうとする姿勢がおありなのかなあということを確認させていただきましたが、機構改革という話がありました。特に福祉部局において機構改革がなされて、これがどういう効果があったのか、あるいはまた問題点が出たのか、そういう評価というか検証についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  昨年4月に医療センター地方公営企業法の全部適用と同時に、健康福祉部内が地域福祉室と高齢障がい支援室、健康推進室の3室から、現在、地域福祉室長寿健康づくり室の2室へと組織再編を行ったところでございます。この目的は、医療センター経営健全化と保健、医療、福祉のネットワークの強化が大きな狙いとしたものでございました。  その後、現在1年が経過しようとしておりますが、健康福祉部における組織再編の成果でございますが、地域福祉室では生活保護や障がい者施策のいわゆる福祉的な分野としての窓口の一元化が図れたこと、それと長寿健康づくり室におきましては、高齢者に対する介護予防を含めた市民の健康づくりを推進する部署としての整備が図られてきたものと認識をしているところでございます。  市全体といたしましては、今後地域包括ケアを進めていく上で、医療センターとの連携強化により医療、福祉、介護を総合的に推進する地域医療体制が整ったものと考えているところでございます。  一方で3室が2室になったということで、それぞれ室の業務と室員がそれぞれ増加したことによりまして、室長のマネジメントを含めた負担は増加しているものと懸念をいたしているところもございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  もう一点お伺いしたいんですけれども、その3室を2室に分けて、要するに1人で知らなくてはいけないことが多岐にわたるという、職員さん一人一人が、ということになってきたと思うんですけど、今までだったらそれぞれ分かれていて、このことについてはあの室で聞いてということで連携をとればよかったものをまとめたわけですから、みんなが両方のことを知っていなくちゃいけない、3つ、4つのことを知っていかなくちゃいけないということが起こってきていると思うんですけど、それに対する新たな研修とか、そういう手だてはとられたわけですか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  まず今回の、例えば地域福祉室におきますと、障がい分野が高齢障がいのところから移ったり、例えば子ども総合センターから子供に対する施策が移ったりということで、それぞれ室から室へ事務分掌が移動しておりますもので、そういった職員が地域福祉室へ異動しておるということですもので、個々に地域福祉室のそれぞれの職員の事務量が増加したというよりは、室から室へ移ったということでございますもので、そういった懸念はないものというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  そう簡単にはなかなかいかないのかな。やっぱりそれぞれ分けてあった意味がありますので、それぞれのエキスパートがいらっしゃったというふうに私は感じています。それがまとまったことによって、その人がいなくちゃいけないということでは、市民は困るわけですよね。みんながまとまっているんだったら、どの人だってそのことに対応してもらわなくちゃいけないので、それはきちっと研修などやっていただきたいなあということは思います。  地域包括支援センターについて特にお伺いしたいと思います。  地域包括支援センター、亀山市は公設でされておるということで、非常に評価もされております。改めて地域包括支援センターというところは、何をする人で、どういう方がいないといけないという施設なのかということを、まずはご説明願えますでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  佐久間健康福祉部長。 ○健康福祉部長佐久間利夫君)(登壇)  まず地域包括支援センターでございますが、介護保険法で定められた地域住民の保健、福祉、医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなど地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を総合的に行う機関でございます。  こちらのほうの人員配置で必要な職種といたしましては、いわゆる3職種とよく言われておりますが、保健師、そして主任介護支援専門員、そして社会福祉士が必要と言われております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)
     社会福祉士と保健師あるいは看護師、主任ケアマネが必要だということなんですね。  その人数についてはどのように配置されているか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  佐久間部長。 ○健康福祉部長佐久間利夫君)(登壇)  3職種の人数でございます。まず保健師のほうでございますが、センター長である保健師が1名と、そして兼務の保健師もございますが、そしてあと主任介護支援専門員が1名、そして社会福祉士が1名おります。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  鈴鹿亀山地区の広域連合で確認をさせていただきましたら、鈴鹿市は各事業所に委託しておられるということで、それぞれのこの人数は高齢者の方が何人おられるかということで何人と決まっているらしいんですけれども、これらの1人当たり600万円の人件費予算が出されているということなんですね。鈴鹿市の事業所さんでは、これらの職員さんはそこの事業所の正規雇用でされている。ただ、亀山市はこの予算だけでは正規雇用というわけにはいかないので、非正規でされているということなんですけれども、それで正しいですか。 ○議長(中村嘉孝君)  佐久間部長。 ○健康福祉部長佐久間利夫君)(登壇)  先ほどおっしゃいましたとおり600万ということで算定されておりまして、正規職員と非正規とあわせて配置しております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  これから本当にかなめとなっていく包括支援センターだと思うんですけれども、これらの職員を正規にしていかなくちゃいけないというご認識があるかどうかをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  佐久間部長。 ○健康福祉部長佐久間利夫君)(登壇)  安定的な職員配置を考えますと、正規職員の配置してあるほうがベターであるとは存じておりますが、現在任用をしております非正規職員は、皆、自分の役割を認識いたしまして、誠意を持ってお客様に対応しておりますところから、センターとして正規職員と何ら遜色のない業務が遂行できていると認識しております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  私は遜色がないとは思いませんね。  地域包括支援センターは高齢者だけじゃなくて、全ての市民の健康、福祉のために働いていただくセンターだと思います。それぞれがそれぞれの役割を持って働いていただいていますけれども、特に高齢者の場合ですと、長いこといていただく方の蓄積された知恵や情報というのは非常に貴重、有用なものであると思うんです。何ぼ記録で残っていても、なかなか難しいと思います。これから本当に医療も介護も大きく変わっていって、それが亀山の大きい特徴になっていく、「緑の健都」と言っている中で、ここに力を注がなくてどうするんでしょうかと私は思うんですけれども、市長、この点についてはどうお考えですか。ここの専門の職員さんについてきちっと、少しずつでもいいですよ、広域連合からいただく予算に足してでも正規雇用していく、そういうお考えはないですか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  おはようございます。  福沢議員のご質問にお答えをいたします。  地域包括ケア支援センターが今日まで果たしている役割、それから今後のケアシステムを機能させる上でも大変重要な、まさに拠点でありますので、その充実発展というのは当然考えていくべきことであろうというふうに思います。  正規か非正規か、専門職性がどうか、当然マンパワー、それから政策、予算と、この3つの要素の中で一番最適な状況を考えていきたいというふうに考えておるところでありますが、趣旨としては充実発展ができるような状況を目指していくということになろうかというふうに思っております。  現在、本当にそれぞれその役割を十分発揮をいただいておるところでありますが、その力が最大限発揮できるような環境を整えていくということは中・長期的に必要であろうと考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  大事さはわかっていただいていますし、もちろん主体的によくしていこうと思っておられるとは思うんですけれども、ぜひともここは、これからどんどん忙しくなっていくと思うんです。同じ人を雇用し続けるなら、やっぱり正規ということを考えていかなくちゃいけないと思います。  この社会福祉士と主任ケアマネと保健師という仕事がどのように絡んでいくかということですけれども、特に社会福祉士さんの安定雇用がどこの施設でも難しいと聞いています。社会福祉士さんという資格を持った方が、どんな資格でどんな仕事をしていただいて、亀山市の安定雇用としてはどうなのかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  佐久間部長。 ○健康福祉部長佐久間利夫君)(登壇)  社会福祉士につきましては、いわば福祉の部門の業務をトータルで見られるような仕事をするものだと認識しております。今後はいろんな課題を抱える方がふえる状況でございまして、ますます社会福祉士という職種が必要になるものと感じております。  亀山の状況を申しますと、現在の地域包括支援センターには非常勤の職員が1名おりまして、地域福祉室のほうにも1名非常勤の職員がございます。正規職員の中では、その資格を持った職員が3人ぐらいいるかと感じております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  赤ちゃんから高齢者まで、市民みんなのいろんな福祉についてトータルで見て、一体この方の相談はどこにふさわしいかということをきちっと見ていって、必ずいいところにつないでいくというお仕事なんですね。そういうことをされる人は非常勤でいいんでしょうか。非常に引く手あまただし、この資格を取るのもとっても大変だそうですね。1年2年で取れるような資格ではなくて、本当に大変な資格だそうです。  こういうトータルでコーディネートし、またそれを全部わかっている方が手取りわずか20万かどうかわかりませんけれども、そういうお仕事をさせていて、亀山市のためにいい仕事がしていただけるのかどうか私は疑問に思います。  今ちょっとお聞きしたら、この資格は既にお持ちの職員さんもいらっしゃる、その方々はどこにいらっしゃるんですか。地域包括支援センターではないところにいらっしゃるということですね。そうでしたら、ここにきちんと配置するという方法もあると思うんですけれども、そちらについての人事、どなたでもいいんですけど、考えはどうですか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  確かに一般職として採用させていただきましたが、今議員申されるようなさまざまな資格をお持ちで任用をしておる職員というはたくさんございまして、そういった方につきましては、確かに専門性を生かしてそういったところに働いていただくというのも一つでありますし、また一般職での任用ですので、違った部署への配置というのもあろうかと思いますが、せっかくそういう資格を持ってみえますもので、専門性を生かして配置させていただくということも十分考えていきたいというふうに考えておりますし、今もそういうところは、一つ人事配置においては大事な部分として配置も行っておりますが、なかなか全員そういうわけにはいきませんもので、今後もそのような考え方で進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  専門性を適材適所といいますけれども、そこで生かしていただくことは、市民にとっても宝ですよ。図書館の司書についてもそうですね、司書資格を持っておられる方が、きちっと正規で私は図書館にいていただきたいなあということもすごく思うんですけれども、ぜひとも、特にこれから何としても力を入れていきたいこの部署にきちっと正規で仕事をしていただく、続けてきちっと亀山市の市民を見ていただく、そういう目を持った方をぜひとも配置していただきたいということを思います。  この点について市長のお考えも1点お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  先ほど申し上げたように、今後においても大変重要な役割を担う拠点でありますので、そのマンパワーや体制充実に向けた考え方ということでは、中・長期的に取り組んでいく必要があろうかというふうに思います。  総じて、ご案内のように福祉分野にかかわる多くの民間も含めて、皆さんの処遇改善であるとか、そういう環境整備が、社会的な国全体としての大きな課題の一つでもあろうかと思いますので、そういう問題につきましてもしっかり提言、要望もしていく必要があろうかというふうにも考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  本当に名実ともに「緑の健都 かめやま」ということになりますように、私も応援していきたいと思いますので、ぜひとも善処していただきたいと思います。  一方、私はちょっと心配しておりますが、地域福祉室の事務分掌が非常に多くなったなあと思うんですね。この事務分掌について実際たくさんのものが入っているわけですけれども、これについてよかったこと、悪かったことあると思うんですけれども、実際の現場に見える部長さんにどういう状況か、要するに配置がどうなったのか、この評価についてお伺いしたいと思います。地域福祉室の事務分掌について。 ○議長(中村嘉孝君)  佐久間部長。 ○健康福祉部長佐久間利夫君)(登壇)  地域福祉室につきましては、先ほど議員おっしゃいましたとおり、昨年までの旧の地域福祉室に加えまして、旧の高齢障がい支援室のほうから障がいの関係の業務が加わりまして、そして子ども家庭室のほうからも児童扶養手当とか母子父子家庭の事務が加わったものでございます。また、それに臨時福祉給付金もやっておりますことで、大変業務は大きくなっております。  組織改編してよくなった点でございますが、先ほども少し申し上げましたが、1つの部署で解決できない複雑多様な課題を抱えられている方がふえておりますので、例えば障がいを持たれていて生活に困窮していたり、ひとり親家庭であったりした場合に、室内の担当者間で包括的な相談体制がとれるようになったことはいい点であろうかなとも考えております。  課題でございますが、企画総務部長のほうからも申し上げたとおりでございますが、室の業務範囲と人数がふえましたことから、それを束ねる室長には非常に幅広い知識と相当なマネジメント力が求められると思いますので、その辺がなかなか難しいなあと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  室が一緒になったことによって連携がしやすくなった、一体で問題解決しやすいというのは一つの言い方だろうと思うんですけれども、室が一緒じゃなくても十分連携できる力は持っていただきたいなというのは、私は1点思います。  非常に多い事務分掌の中で、1点気になっていますのが、時間もないので1点だけにしますけれども、以前、私、生活保護の職員体制についてお聞きしたときに、非常に煩雑で大変なお仕事、ケースワーカーさんがおられますけれども、専任でやっておられる職員がいらっしゃらない。これが県下でも鳥羽と亀山市だけですというご答弁だったと思います。ほかの仕事と兼務していたり、専任でなかったりという問題点があったわけですけれども、それはもう今解決しているのかどうかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  水谷健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(水谷和久君)(登壇)  現在、生活保護のケースワーカーにつきましては、正規職員2名と非常勤の行政専門員1人、3名でケースワークの業務をしておるところでございます。  業務内容、正規職員につきましては生活保護のケースワーク以外に生活困窮者の業務と、それから行旅人とか行旅病人に関すること、それから災害とか戦没者の関係の援護金等の兼務をしておるところでございますけれども、5万人都市の規模ということで、生活保護のワーカーにつきましては、保護世帯80人につき1人のワーカーということですので、今のところ1月1日現在175世帯ということです。したがいまして、3人で十分ワーカーとしては数は足りております。5万人規模の都市でありますので、これらを含めて兼務業務はしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  相変わらず兼務をしながらやっておられるということ、専任であるかどうかというところについてはどうだったですか。 ○議長(中村嘉孝君)  水谷参事。 ○健康福祉部参事(水谷和久君)(登壇)  ケースワーカーの資格でございますけれども、社会福祉士主事の資格が必ず必要でございます。  ケースワーカー3名のうち正規職員1名につきましては、既に通信の社会福祉主事の資格を持っております。また、もう一人の正規の職員につきましては、今年度末で資格を取得予定でございます。また、所長につきましては、全国の社会福祉事務所長の研修の受講をしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  時間もありませんので、次の質問に移りたいと思います。  JR亀山駅への交通系ICカードの導入について。
     私は使ったことがないんですけれども、TOICAとかSuicaとか、そういうICカードがあります。亀山へいらっしゃる皆さん、結構そういうものを使っていらっしゃったんだけれども、駅におり立ったらその機械がないので、それを解除したり、やり直したりするのが大変に煩雑で、時間もかかって困るんだけど、亀山駅も人が少なくてとても大変だとたくさんの方から苦情をいただきます。  これについて、亀山駅ににぎわいをとか再開発をということであれば、この機械ぐらい一つ導入するという考えがないのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口環境産業部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  まず亀山駅を中心としてICカードの利用可能エリアの話でございますが、関西線では現在、亀山駅より東側は名古屋方面から四日市駅まで、西側は大阪方面から加茂駅までしか利用できません。紀勢本線につきましては全線で利用できない状況となっております。  このような中で、市といたしましては、市民や本市を訪れる国内外の観光客の利便性向上のためにも、市内にある5駅においてICカードが利用可能となるよう毎年実施いたしております県下JR沿線自治体で組織する三重県鉄道網整備促進期成同盟会はもとより、リニア中央新幹線・JR複線電化推進亀山市民会議でも継続的に要望をいたしておるところでございますが、現在のところ実現には至っていないところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  以前から毎年毎年要望はしているのだということでした。要望しているのにどうして変わっていかないのかというところを何か基準があるのかとか、どういうことなのかということをお聞きしたいのが一つ、またエレベーターなんかも要望するだけじゃなくて、亀山市も腰を上げて、お金も入れて、エレベーターがついたということもありましたので、自治体の負担も含めて大きく進めていく考えというのはあるのかどうか、済みません、時間がないので2点あわせてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  まず、ICカードの導入につきましては、JRICカード利用エリアの拡大をJR側の計画に上がることが必要でございますが、要望の際にJRからは、ICカード利用エリアの拡大には自動改札機、端末機器の設置、メンテナンス費用、システム改修費等多額の投資及び維持管理費が必要であり、現時点では関西本線はICカード利用エリアを拡大する計画にも、その候補にも上がっていないというふうな回答をいただいておるところでございます。  今、議員おっしゃいましたように、市が負担してでもという考えのことでございますが、これもJRに確認をいたしましたが、市が費用負担を行う行わないにかかわらず、まずICカード利用エリアの拡大をする計画に上がることが必要であると。ただ、それについては、計画に上がるためには、例えば乗降客の数であるとか、そういう基準はないということでございますが、ICカードの導入のためのJR側のシステム改修には、複数駅とかある程度の線区をまとめて行いたいというJR側の意向もございますことから、市内駅単独でのICカード導入は難しいものというふうに思われます。  こうした回答ではございますけれども、今後も県やJR沿線市町と連携を図りながら、ICカード利用エリアの拡大をJR側の計画に上がるように、意見交換や要望活動を継続していっていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  福沢議員。 ○7番(福沢美由紀君)(登壇)  無人駅でもついているところがありますよね。基準はないというのが非常に理解しがたいんです。聞いて聞いて、要望して要望してするしかないのか、あるいは本当のところの基準があって何かしら努力することが可能なのか、ぜひともこれは決まった日に要望に行くだけじゃない、何かプラスアルファの動きというのが必要なんじゃないかなあ。これはJRだけに言っていてもだめなんだったら国を挙げてとか、いろいろリニアですとかお金のかかることをなさろうとしていますので、でも私たち生活にとっては複線電化であるとか、こういう機械であるとか、目の悪い方が線路の中に落ちないようにする柵であるとか、そういうことに力を入れてほしいということは、やはり公共の交通なんで、市民を挙げて、国民を挙げて言っていかなくちゃいけないことだと思うんです。うちの駅だけではあかんということなんで、よその駅も、よその市も町も含めて大きい運動にしていったらどうかと思うんですけれども、市長のお考えを最後にお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  同様の感を持たせていただいておりますので、引き続いて努力をいたしてまいりたいと思います。  また、JR当局はもちろんでありますが、おっしゃるように国、国会議員の先生方にもお願いをしながら今その動きを強めておりますが、ちょうど昨年の衆議院国土交通委員会におきましては、亀山駅周辺ICカードの利用につきまして、三重県選出国会議員さんがその場で当局に対して提言をいただいたということでございまして、そういう動きをさらに力強く広げていく必要があろうかと思いますので、どうぞまた今後ともご協力のほどお願いをいたしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  7番 福沢美由紀議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午前10時54分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午前11時05分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、1番 今岡翔平議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  勇政の今岡です。  通告に従い一般質問をさせていただきます。  まず1項目めは、市長の議会対応についてということで上げさせていただきました。  1月の市長選挙で市民の負託を得て櫻井市長が当選をされたわけなんですけれども、今議会は各会派の代表質問なんかがあったりして、櫻井市政のスタートに当たって市長の思いであるとか政治スタンス、あるいは政策ですとか予算に込められた意図をただすものが多いように感じられます。  私もこの市政のスタートに当たりまして、市長と我々議会の改めての心合わせの意味も込めまして、最初の質問を展開したいと思います。合わせていただいているつもりがもしかしたらないかもしれないんですが、1つ目の質問に入っていきたいと思います。  市長の議会との関係における考え方について、その関係を踏まえてどう市政を行っていくのか、まずはお考えをお聞かせください。 ○議長(中村嘉孝君)  1番 今岡翔平議員の質問に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今岡議員のご質問にお答えをさせていただきます。  議会は、市民を代表する議事機関であることはもとより、議事立法の定立や予算の議決などの地方公共団体の意思決定機能を初め、執行機関を監視及び評価する機能、多様な民意の反映・集約をする機能、政策形成機能などを有する機関であると基本的に認識をいたしておるところであります。  そこで、議会と市長との関係についての基本的な思いはということでありますが、議決機関であります合議制の議会と独任制の執行機関である市長とは、国の議院内閣制の仕組みとは異なって、市民から直接選挙で選ばれる二元代表制のもとに、ともに市民の負託に応える責務を負っているというふうに考えております。  そうした中で、議会と執行機関である市長とは、それぞれの権能と特性に基づいて適度な緊張と協力関係を保ちながら、真の地方自治の実現と市民全体の福祉の向上を目指す関係にあるというふうに考えるものでございます。  今後におきましても、引き続いて亀山市まちづくり基本条例や亀山市市議会の基本条例の趣旨に沿って、相互にその権能を尊重し合い、よりよいまちづくりにする関係形成に努めてまいりたいと考えておるものでございます。今後ともよろしくお願いをいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  市長からまるで社会科の教科書のような詳しい議会ですとか執行部との関係と、あと議会の意見を尊重していただくというようなご答弁をいただきました。  もう一つ端的に質問したいんですけれども、今回3期目のスタートという形になるんですが、さっき述べていただいたお考えというのは、1期目、2期目と何ら変わらないものであるんでしょうか。それとも、3期目になって新しくそういう考え方になりましたよというものか、どちらに当たるんでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  私は、市長就任をさせていただく前に18年間の議員生活を送らせていただきました。その意味から、地方分権の時代、それから二元代表制の考え方、開かれた市政、そういう中で、やはりその関係というのは、就任当初からみずからの経験、思いも含めて持ってまいったものでございますので、3期目で新たにということではございません。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  市長が就任当初、1期目、2期目、3期目を通して議会を尊重していくんだと、両輪でいくんだというような考え方が確認できました。  2つ目の質問に入っていきたいんですが、経験の浅い議員の質問に対する市長答弁についてというような質問を上げさせていただきました。  私、議員になってから議会で質問をさせていただいているんですけれども、映像を見ていただいている方も結構いらっしゃいまして、やりとりを聞いていただいているんですけれども、その見られている方々から、ちょっと市長が答えていただいている内容について、これはどういう意味なんだろうということがありました。  それは、例えば私が質問をした平成27年12月の定例会の議案質疑のときに、医療センターの議案に関するやりとりをさせていただいたときに、例えば議員ご就任以前でございますので、七、八年前の地域医療の現状の実感はないかもわかりませんけれどもというような前置きがあったりですとか、私なんかは今議員になって3年目なんですけれども、それより前に交わされていた議論というのはご存じないというような趣旨のことをよく言われていることがあると、それはどういうことなんだろうと。意図とか意味によっては、結構怖い内容になってくるんかなと思うんですが、まずはこの答弁の意味についてお伺いをいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今、27年のご質問についてお触れをいただきました。  確かに一、二回そう申し上げたような記憶がございますが、基本的にこの開かれた議場におきまして、議員からのご質問にお答えさせていただく際には、論点や争点を明確にして説明責任を十分に果たしたいというふうに考えておるところでございます。こうしたことから、議会並びに市民の方々を含めた中で、わかりやすさの向上を図るために、その事案の背景とか、あるいは過去から今日に至ります公の経過、経緯等を明らかにすることについては有用であろうかというふうに考えておりまして、より深い審議を行っていただく上では、そうした時間軸も有用であり、ご理解いただく必要もあろうかという場合に少し時間軸の経過を申し上げるケースがあるのは確かでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  質問している立場の方が知らない時期であるという時間軸も含めて答弁をすることが、議論を深めることになるんじゃないかという思いやりといいますか、配慮でもってご答弁をいただいていたということがわかりました。  もう一つご質問なんですが、私たちも改めてまた選挙があるんですけれども、当然選挙があれば新しく議会に入ってくる方がいるんであろうと思いますし、あるいは私たちって、ここで議論をしてくださいよということで市民の方々から負託をされているんですけれども、一般の市民の方って、審議会とかいろんな会議に呼ばれることがあるんですけれども、もちろん何かの議論をご存じないということに関して、我々よりも一般の市民の方のほうが該当することが多いと思うんですけれども、そういう一般の方であるとか新しく市政に興味を持つ人が議論に加わることを全く歓迎していない表現ではないということだと思うんですが、そのあたりちょっと確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  そういうことでありまして、やはり開かれた市政を進めていく、まさに地方分権の時代にそこは基本原則であろうかというふうに思います。  また、多様な市民生活や多様な市民の思い、大きな声もサイレントマジョリティーも含めて、たくさんの多様な声があろうかと思いますが、それを含めて、そして18人の議員の皆さん方のこれまた多様なお立場や多様な政策を聞かせていただく中で、この議会が開かれた市政の象徴として機能していくということは、大変重要であろうかというふうに思っておるところでございます。  新しい議員の皆様が、また新しい観点で、新しい視点で意見、あるいは政策を提言いただいたり、それは大変重要なことであろうかと思いますので、そういったようなご質問に対しまして、これからもわかりやすく的確なご答弁を申し上げていきたいと、これは私だけではなくて、行政としてそのようなことは大事であろうというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  もしかすると、何をそんな当たり前のことをというような質問になったかと思いますが、このご答弁を踏まえて、今後の日程でありますとか、これから執行部と議会のほうで議論を進めていけたらなというふうに思います。  それでは、次の項目に移りたいと思います。  ふるさと納税についてというところでありますが、まず亀山市の現在の状況について、ふるさと納税制度の現状ですね、額であるとか、あるいは何が返礼品になっているのか、そのあたりについて概要をお伺いいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  本市におけるふるさと納税につきましては、6つの基金がございまして、リニア中央新幹線亀山駅整備基金、ボランティア基金、ふるさと水と土保全基金、関宿にぎわいづくり基金、市民まちづくり基金、地域福祉基金、これに対して随時募集を行っておりまして、平成27年度におきましては、16件で約62万4,000円、今年度におきましては、同じく16件で65万6,000円、現在のところご寄附をいただいているところでございます。  また、ご寄附をいただいた方につきましては、市長からお礼状や市広報紙やパンフレットなどの市政に関する情報を提供を行うとともに、1万円以上のご寄附をいただいた方につきましては、これまで亀山みそ焼きうどん、カメヤマローソク、関の戸など、また今年度におきましては、亀山茶の詰め合わせ約2,000円相当でございますが、こうした返礼品としてあわせてお送りをしているものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  あるとき新聞の記事を見まして、特に三重県下の各市のふるさと納税の状況について書かれた記事であったんですけれども、亀山市については、ふるさと納税という部分に関しては、マイナス表記があるというところを記憶しているんですけれども、これはどういった解釈をすればいいのかということと、その数字自体に対してどう市のほうは評価されているのかについてお伺いをいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。
    企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  私も新聞記事で見せていただきましたが、特に三重県の北勢地域は非常にマイナス地域が多いと、このマイナスはどういう意味かというと、本市へふるさと納税をしていただく方と、亀山市に住んでみえる方が他市へ寄附をして、住民税の控除を受ける、その差し引きが赤字になるという状態でございまして、ここ数年そのような状態が続いておるところでございます。  また、このような現状をどのように認識しておるかということでございますが、ふるさと納税につきましては、ふるさとを応援するといった制度本来の趣旨や財源確保といった面もございまして、そういった面からは余り望ましい状況ではないとそのように考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  新聞の記事でマイナス表記であるということなんで、もちろん市民の方々も見ていることだと思うんですけれども、例えばこのマイナス、非常に不安ですよね。もうちょっと何とかしたほうがいいんじゃないというような市民の声というのは、いただいているんでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  ふるさと納税としましては、企画総務部のほうで所管しておりまして、公の場でございますとか、例えば私個人の場で、現時点におきましてはそういった不安の声というのはいただいていないのが現状でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  それでは、大きい項目2つ目なんですけれども、昨今ふるさと納税自体は報道でよく取り上げられているんですけれども、私もこういうところが問題あるなというところは感じているんですが、市役所のほうで、この制度はこういうところが問題やなというふうに感じられている部分をお伺いをいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  ふるさと納税制度につきましては、制度開始以降、返礼品をめぐる自治体間競争が過熱をし続けておりまして、平成28年4月に総務省から自治体に対しまして、商品券など金銭類似性の高い返礼品を自粛するよう要請が行われるとともに、先月は総務大臣から自治体が送る返礼品に不適切な例が見られるという是正策を検討する考えを表明されたところでございます。  このような財源確保を目的とした返礼品競争の激化でありますとかインターネット販売化など、制度本来の趣旨が失われているようなことにつきましては、課題・問題点であろうと認識をしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  それでは、市長にお伺いをしたいんですけれども、この間当選されたときにつくられていた亀山クオリティ、88の新定番、マニフェストのほうに、新ふるさと納税制度をやりますよというような内容が書かれてまして、その新ふるさと納税制度というのはどういったものをイメージされているのかということと、もう一つ、今の亀山市の返礼品に対する市長の所感ですね、例えば市としては立派なものであるんだとか、正直他市には余り及ぶものではないけれども、努力して出しているとか、いろいろそういう評価があるんですが、その2点についてお伺いをいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  まず1点目の先般の政策集の中で、新ふるさと納税制度はどういうものかということですが、今お話のありました現在の過熱する返礼品競争に乗り込むような制度を考えておるものではございませんでして、これまで同様にふるさと納税の制度趣旨を尊重しながら、亀山らしさのあるオンリーワンのお礼の気持ちをあらわせるような返礼のあり方を検討していきたいというふうな思いを持たせていただいておるものでございます。  例えば、具体的なあり方として、市内の事業所とコラボレーション等々を行って、ふるさと納税でしか存在しないような唯一無二の返礼品をお送りするなど、新年度において検討を行って、できるだけ早い段階でお示しをさせていただきたいというふうに考えておるところであります。  2点目でありますけれども、基本的にはやはり今の過熱するこういう状態というのは、決してよろしくないというふうに基本的に思わせていただいておりますが、この制度自体の趣旨に沿うような範囲の中での亀山らしい返礼ということは、ご寄附をいただいた方へのその気持ちをあらわす意味でも、これは必要性はあるのだろうというふうに考えておるところでございます。  今日までも亀山茶とか特産品のろうそくとか、そういうものを手紙を添えてお送りをいたしてまいりましたけれども、そういう意味での必要性はあるというふうには考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  市長からもご答弁いただきましたが、過熱する昨今の競争に乗るものではなくて、亀山らしい返礼品を、唯一無二というような表現もされてましたけれども、そういったものを考えていくんだということでした。  先ほど問題点、山本部長からもおっしゃっていただいたんですけれども、私も大きい問題は、例えば世田谷区が税控除を通じた減収が16億円ということで、保育園6つ分の減収があったりですとか、主に都心部のこれだけ税収が確保できるであろうというものをとってきてしまうというところが、ふるさと納税制度の問題点であると。  私の所感としては、この競争に乗っかっていくんだと、参入していくんだというにしては時期としては遅いんじゃないかなと。だから、亀山市としては正直出おくれているんじゃないかなと。  もう一つは、対等に勝負をしていく、競争していくに当たっては、もっと返礼品の質を上げるであるとか、立派な冊子をつくったりであるとか、イニシャルコスト、今からふるさと納税に力を入れていきますよの前に、準備段階でかなりコストであるとか人員がとられてしまうんじゃないかなというふうに考えます。  市長がこれまでの質疑・質問を通して、ふるさと納税に力を入れるというようなご答弁も余り聞かれないと。正直、企業誘致であるとかそういった市内事業者の振興を通じて、あるいは若者の定住を通じて税収をふやしていくんだというようなところなので、余り優先順位としては高くないんじゃないかなと。  3番目なんですけれども、きっぱりと返礼品をやめるなどの政治判断はできるのかというところなんですが、最近だと、埼玉県の所沢市であるとか、もともとそういうことをやっていないのが、京都の長岡京市なんかが一切返礼品を用意しないというふうに決めているらしいんですけれども、先ほどの1万円以上下さった方にみそ焼きうどん、亀山茶、カメヤマローソク、そういうものを、あるいは市長も手紙をいただいているんで手紙を書く時間がとられますし、これから市内の業者を回って返礼品をつくっていくんだ、唯一無二のものを探していくんだという時間も手間もコストもかかってくるんじゃないかなと思います。  選択と集中、市長がいつもおっしゃられているんですけれども、亀山市もきっぱりと返礼品をやめて、単純に本来のふるさと納税制度の意図に乗っかった、亀山市がふるさとなんだから、見返りなしに納税したいというような方々に絞り込むという選択と集中はできないんでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  多分今、このふるさと納税制度で亀山にご寄附をいただく皆様のほとんどは、返礼品を目的とされておられるというよりも、まさに制度の趣旨で、ふるさとであったり、このまちを応援したいという思いでご寄附をいただいている方が非常に多いというふうに感じさせていただいております。それはとっても貴重な思い、それにお応えをする必要はあろうかということで、先ほど申し上げたように、その必要性を感じておるところであります。  したがいまして、今少しご紹介いただいたような、きぱっともうそこで線を引いたらいかがかということでありますが、先ほど申し上げたような理由も含め、全く手をつけないということではなくて、今後は本市らしい制度として、その制度の趣旨に沿う形で、またそういう純粋なお気持ちにお応えをしていく形で、制度として運用をしていきたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  よく選択と集中というふうに市長は特におっしゃられますし、さっきも福沢議員のほうから人員は本当に大丈夫なのかと、これからやってくる大きな事業に対して。議会の全ての議員が、人員であるマンパワー、コスト、そういったものをしっかり絞っていかないといけないじゃないかというようなことをおっしゃられていると思うんですけれども、ふるさと納税に関しても、税収増の部分で選択と集中できっぱりとやめてはどうかということを提案させていただきましたが、少し見解、意見の相違があるようで、残念ではあるんですけれども、引き続き私たちのほうからも、やっぱりやってください、力を入れてください、お金をつけてくださいというのはもちろん言いやすいし簡単なほうだと思うんですけれども、やっぱり絞れるところは絞っていく、全くやらないところはやらないというように選択してもらうことが非常に重要なんじゃないかなと。それを私たちも提案していく義務があると思いますので、ふるさと納税についても返礼品をやめませんかと、また提案するかもしれませんが、引き続きよろしくお願いいたします。  では、3つ目の項目で亀山市の手話対応についてというテーマに入っていきたいと思います。  3月3日は、ひな祭りでもあるんですけれども、3と3で「耳の日」と読むらしくて、その耳の日にちなんで、3月5日に松阪市のハートフルみくもというところで手話フェスティバルというものが開かれていたので行ってきました。そこで、副知事ですとか松阪市長がお話の全編を通して手話で挨拶をされていて驚いたんですけれども、亀山市のほうで、こういった手話対応についての現状はどうかということで質問をしていきたいと思います。  まず前提といたしまして、市長、連日質問に答えていただいてへとへとだと思うんですが、もう一点、市長はこういった耳の不自由な方々の亀山市内における受容とか対応ですね、このあたりどのように考えられているかについてお答えをお願いいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  聴覚障がい者に対する市長の感じ方はということでございましたが、ちょうど去年の4月に障害者差別解消法が施行されまして、本市におきましても障がいの有無によって分け隔てることなく、人格と個性を互いに尊重し合えるまちづくりを進めていきたいというふうに考えて展開をしておるところでございます。  聴覚に障がいのある方々が地域で自立した生活を送ることができますよう、社会参加や自立に向けた支援が必要であるというふうに認識いたしておりまして、特に意思疎通を円滑に行えるように、手話通訳でありますとか要約筆記の派遣や配置を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。  現在、市の窓口での手続等々でスムーズに行えますように、去年の4月から毎週木曜日、あいあいの窓口では手話通訳者を配置させていただいておるところでございます。  また、両耳が全聾状態の方が対象となります身体障がい者の手帳2級の障がいをお持ちの方々が、亀山市内に現在約50名お見えでございます。いずれにいたしましても、今後も例えば行政でありますと、そういう窓口での対応のコミュニケーションがスムーズにとれますよう、しっかり対応していく必要があろうというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  市長からご答弁をいただきました。要約筆記であるとか手話の充実を進めていきたいんだというような趣旨で、しっかりと対応していただけるんだろうなというように私は受けとめたんですが、2点目、県であるとか他市の状況を踏まえた今後の展開について、先ほど市長から亀山市の現状についてもおっしゃっていただいたんですけれども、県のほうでは28年6月30日に手話言語条例というものが成立していまして、ことしの4月1日から施行ということになって、他市では伊勢と松阪のほうで同じような条例があると思うんですが、内容としては、先ほど市長が答弁でおっしゃっていただいたような中で、手話を言語として市としてきちんと充実を図っていくんだ、対応していくんだというような内容の条例なんですが、この手話言語条例についてなど亀山市の今後の展開はいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  佐久間健康福祉部長。 ○健康福祉部長佐久間利夫君)(登壇)  まず、亀山市の、先ほど市長のほうからあいあいのほうで手話通訳者を配置しておるという話もありましたですが、それ以外にも手話通訳の利用を求めた場合には、三重県聴覚障害者協会と契約を結びまして、手話通訳者とか要約筆記者を派遣してもらっているような状況でございます。  あと条例のほうでございますが、条例の制定につきましては今後の課題とは考えますが、まずは障がい者の方とか、それにかかわる団体とか事業者から成ります自立支援協議会という場があるわけなんですが、そういうところで関係者の方からのお声も伺ってまいりたいと考えております。  昨年4月に障害者差別解消法が施行されまして、自治体にも障がいを持つ方に対しまして合理的配慮が求められるようになっておりますので、聴覚障がいのある方もともに安心して暮らせるように、手話を含めたコミュニケーション手段の充実に今後も努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  佐久間部長からも改めて、現状ですとか今後の展開について伺うことができました。  県と松阪のほうは議員提案の条例になるということも聞いておりますので、まずは当局に質問を通して情報交換させていただきながら、場合によってはもちろんこちらの権能としてご提案させていただくということもあるんだろうなというふうに感じました。  それでは、最後のテーマに移っていきたいと思います。  亀山市のキャラクターについてであります。  まず亀山市のキャラクターというところなんですが、例えば四日市市であるとこにゅうどうくん、津市であるとシロモチくんであるとかそういった市の公認キャラクター、あるいは非公認でもすごく有名になっている場合があるんですけれども、まずは1項目めといたしまして、亀山市のキャラクターというのは一体何になるのか、お伺いをいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  本市のキャラクターといたしましては、亀山の自然保護イメージキャラクターのシーゼン。これは平成16年に制定をしたものでございますが、あとかめやま文化年イメージキャラクターのカメのぶんちゃん、これは平成24年度に制定をしたものでございます。それと、亀山市のキャラクターではございませんが、市民団体が所有しておりますかめみちゃん、これが平成21年度、亀山みそ焼きうどん本舗さんが亀山みそ焼きうどんのPRキャラクターとして活用されたと、このようなものがあると考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  私も調べていたとおりですね。シーゼン、これは非常にリアルな亀のキャラクターなんですが、シーゼンと、あと文化年のときに出てくるぶんちゃんとみそ焼きうどん本舗のかめみちゃんがいると。2点目なんですが、キャラクターを使った市のPRであるとか広報の工夫についてどう考えているんだという項目なんですが、まずはこういったキャラクターを使うことによるPRのメリットというのは、どういったものがあるんだというふうにお考えでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  キャラクターを使うメリットでございますが、例えばキャラクターが行政情報番組のようなものに出演をしていただいておりますが、例えばごみの出し方であります。これはシーゼンでございますが、里山公園を紹介する番組で職員とキャラクターが出演して、かけ合いをしながら番組を構成し、市民にわかりやすくメッセージを届けるという手法がございます。  また、行政からメッセージが届きにくいとされている子供さんでありますとか高齢者の方にも、キャラクターを通じて簡潔によいメッセージが伝わっているものと考えており、こうしたことがメリットではないかと認識をしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  特に、ぶんちゃんとシーゼンは亀山市のキャラクターなんですけれども、先ほどからご答弁いただいているようにシーゼンは環境保全関係、ぶんちゃんは文化振興局の文化年関連のことで登場すると、つまり使用の範囲が非常に限られているんじゃないかなという私の認識と執行部の認識が合っているのかということと、こにゅうどうくんとかシロモチくんのような市の公式キャラクターというと、何になってくるんでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  確かに議員申されますように、シーゼンについては自然保護イメージキャラクターということで、自然保護とか環境面に特化したキャラクターということで、ぶんちゃんについても同じくかめやま文化年イメージキャラクターということで、それぞれ環境でありますとか文化に特化した形での活用をさせていただいておりまして、市全般として活用するイメージキャラクターというものについては、亀山市としては現在持ち合わせていないというところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)
     今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  それでは、先ほど上げていただいたぶんちゃん、シーゼン、かめみちゃんについて執行部のほうで考えられている、それぞれの知名度とか市民への浸透ぐあいというのは、どう評価されていますでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  この3つのキャラクターをアンケートをとって確認したわけではございませんが、3体同じように市民に親しまれているとは思いますが、みそ焼き本舗のかめみちゃんにつきましては、B-1グランプリで優勝したときにも活躍をしていただきまして、そういった意味合いからすれば、かめみちゃんが一番認知度が高いのではないかと、私はそのように考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  次々お伺いをしたんですけれども、こうしたキャラクターを使っていくことで、特に私と同世代であるとか、もっと若い子供たちであるとか、もっと若い世代ですね、あるいは私よりも少し上の世代でも、市政情報であるとか市の情報に対してちょっとなかなかアクセスしづらいな、興味が持てないなというような人たちも正直いると思うんですね。  以前私、櫻井議員から狭隘道路の話が載っているということで、津市の広報を見せていただいたんですが、そのときは、津市は市のほうから狭隘道路対策に対してお金を出していくんだということで、その資料として見せてもらったんですけれども、その狭隘道路のどんなふうに対応していくんだろうというところに、シロモチくんが立って写真に写ってるんですね、ただ例えば市役所の方が立っているよりもキャラクターが立っているほうが、これは何だということで目にとまったりですとか興味を引いたりするんではないかなということで、うまくこうしたキャラクターを使っていくことで、市の情報をしっかり市民に伝えるきっかけになるんじゃないかなというふうに私も考えます。  先ほど、部長にもおっしゃっていただきましたが、ぶんちゃん、シーゼン、かめみちゃんの中で知名度はどうかということで聞かせていただいたんですけれども、私もかめみちゃんが一番知名度があるんじゃないかなというふうに考えています。これは市民団体の持っているものなんですけれども、市民団体のほうからは、かめみちゃんを使ってもらう分には一向に構わないと、市の活動の役に立ててもらって構わないというようなことを聞いています。  だから、そういった厚意を、私、協働協働とふだんから結構言っているんですけれども、市民が持っている資源を使ってもいいよということに関して、しっかり情報をつかんでいるんでお伝えをしていくんですけれども、こうしたかめみちゃんを例えば公式キャラクターとしてもっと使っていくんだということについて、問題というのはあるんでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  私、先般も関宿で民間が持っているリニアのキャラクターを奈良県が活用しておるという実績もございまして、実は奈良県が持っておるものよりもそのリニアのほうが有名になっているということもございまして、今議員からご指摘もありましたかめみちゃんの使用を市民団体がお許しをいただけるというのは、非常にありがたいことではあると思います。  ただその中で、亀山みそ焼きうどん本舗さんが、これは商標登録をされているということで伺っておりますもので、まずは使用に関する協議が必要になってくるというふうに考えておりますが、先ほど議員もおっしゃられたように、亀山市としてもやはり市民との協働というものにつきましては、本市の目指すべき姿でもございますもので、こうした活用については前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  今岡議員。 ○1番(今岡翔平君)(登壇)  キャラクター云々の話をさせていただいたんですけれども、いかに市民に対してわかりやすい市政情報を提供していくか、市政に参画させていくかというところについて、私一貫して質問をさせていただいているんですけれども、その切り口の1つとして質問をさせていただいたということと、もう一つは協働のあり方ということで、しっかり市民が持っている資源を把握していただいた上で、市に宣伝をしていただくことは、その市民団体にとってもメリットでありますので、双方のメリットをしっかりと生かした上で、前向きな協働を進めていくのはいかがでしょうかというような提案のつもりで質問をさせていただきました。  以上で、私の上げさせていただいたテーマは全て質問させていただきましたので、少し早くはなるんですけれども、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  1番 今岡翔平議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、午後1時まで休憩します。                (午前11時50分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 1時00分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、3番 髙島 真議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  緑風会の髙島でございます。  ご当選おめでとうございます。  市長が選挙に当選されて、いろいろなことをまた公約として出されたということもありましたので、いろいろちょっと聞いていきたいと思います。  まず、庁舎建設時期についてということでお伺いをさせていただきます。  この庁舎建設について、基本的に僕は建てやんでもいいやんか、もっと建てよというんじゃなくて、外から見た感じでいいますと、市長がずうっと市庁舎は凍結だ、凍結だと言われてきて、どの辺で発言が変わってきたのかなあということで、いろんな議員さんの答弁等を議事録を見てまいりました。  熊本地震が最初だったのかなあ、引き金になったのかなあという感じはしますけれども、熊本地震では、市庁舎が倒壊したのは基本的に耐震補強工事をしていなかったところなんですよね。それであれだったんですけれども、去年の3月定例議会ではそんな考えは毛頭ないと言われておりまして、6月には防災拠点としての機能等を検証する必要は感じるという点にとどまって、去年の9月議会の尾崎議員のときに答弁として、耐震補強をしていないという庁舎の判断はもう論外だと思えますけれども、総合的に整理をして判断していかなければならないというところになっておりますけれども、8年前、市長が選挙に出られたときは、庁舎を建てるのか建てないのかということがある程度争点になったと思います。そのときに、凍結だということをされてきました。それと、この前選挙のときに、相手候補の方が建てるんだと言うたら、それに応じて建てるんだと言い出したのかなあと、違うといえば違うんですけれども、僕はそういうふうに捉えております。  そこで1点市長に聞きたいんですけれども、庁舎を建てる検討をするのであって、建てないという選択肢もそこの中でまた出てくる可能性があるのか。これから検討をされた上で、建てないという選択肢も出てくるのかというのを聞きたいんですけれども、まず一点。 ○議長(中村嘉孝君)  3番 髙島 真議員の質問に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  髙島議員のご質問にお答えをいたします。  庁舎自体が一部最初の建築から59年という年月もたっておるところでございます。そういう意味では、従来の凍結の方針を解除して、さまざまな、熊本のケースもそうでありますが、現庁舎としての構造的な課題も、やっぱり機能面でありますとか駐車場のスペースでありますとか、こういうことを考えますときに、それは新庁舎の建設という前提のもとに検討を始めさせていただくということでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  そうしたら、建てないという選択肢は、もうここでなくなったわけです。  そうしたら、市長が建てないんだと頑張って、合併特例債も使わないで、使えと言われる意見の中で、それも使わんとやっていくんだと、それをずうっと凍結してきたわけです。  そこの中でかかった費用というのが、耐震補強にかかわる費用ということで平成18年度から19年度8,727万8,100円、設計委託料732万9,000円、監理委託料が357万、合計9,817万7,100円と、それと修繕、地下タンク貯蔵埋設費856万9,470円、庁舎屋上修繕費1,487万2,200円、25年度、空調機熱源機更新工事2,310万、言えばずらずらっと長いんですけれども、合計で、まず1億462万6,960円足すことの約9,800万、約2億という金をそこで市長の判断のもとで使うたわけですよね。この庁舎を維持するために使うたわけなんです。  2億というのは、市長の判断で建てないとなったから2億使わざるを得なかったということで、間違いないということですか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  正確な数字は、また財務部長のほうからお答えをさせていただきますが、今2億とおっしゃられましたけれども、私の就任が21年の2月でございますので、今おっしゃられた耐震補強に係る費用も、今その中に入っておると思いますが、この実施が18年、19年の就任前に、前市長の折に耐震補強をやっていただいたと、その数字が今入っておりましたので、そこは少し。  その後につきましては、今おっしゃられました修繕工事等につきまして、約1億円前後の維持管理、修繕等々で費用をかけてきたというのは事実でございます。  詳細の数字につきまして、部長のほうからお答えさせていただきます。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  詳細の数字は、済みません、僕持っておるんですよ。1億462万6,960円というところなんですけれども、それを5年平均で2,092万5,392円、平均で約2,000万を使うてきたと。  それは市長の判断で、僕が聞きたいのは、市長の判断で1億円を維持するために使うたわけですよね。凍結するがために、補修とかあんなので耐え忍んだということだと思うんですけれども、判断ミスとは言いませんよ、僕は。判断ミスとは言わないんですけれども、これだけのお金を使うてきたら新しい庁舎に足してもよかって、早く判断すれば、これだけの1億円からのお金は使わなくて済んだのじゃないかなあとは思うんです。今思えばの話なんですよ、これは。いつかは建てかえやなあかんでといえばそれまでなんですけれども。  ちょっと僕の言うておる意味がわからんのですよね。わからんと思うんですよ。  市長、自分の考え一つで1億円を無駄遣い、無駄遣いと言うたらあかんのですけど、1億円を使うたというのはようわかっていますか。それをまず聞かないと。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  よく理解をさせていただいておりますし、私の責任においてそのように判断をさせていただいたものであります。  当然、これだけのずうたいを持った本庁舎でありますので、一定の修繕や維持管理費は必要であろうかと思いますが、それにも増しても、先ほど申し上げましたように、少し老朽、一部59年たっておるところもありますので、そういう費用もかかったものというふうに認識をいたしております。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  年数がたっておるということはようわかって凍結をしたんですから、そのことを踏まえて聞きたいんですけれども、そうしたら、今からまた年平均2,000万というお金を何年後かわからないままにかけていくのかなあという心配も、僕はあります。  それで、今から検討を立ち上げてやっていくという中において、いつするのやろうとかお金は幾らかかるやんとか、いろいろ考えるときもあると、期間は必要だと思いますけれども、後ろを切って何年度には建てて引っ越すんだということを、時期を明確にしないと、私はずるずるとまた年2,000万ぐらいのお金は要ってくるんじゃないかと。もうここまで来て、建てかえないという余地がないんだったら、早急にやらないといけない。  また年2,000万もかけていくというのは、僕はもう非常にもったいないと思いますもんで、その分を新庁舎にかけていけばいい話であって、市長にお伺いしたいのは、建設時期について一体、市長として腹をくくって、市長の任期は4年ですけれども、それ以上延びるというのはまあまああれなんですけど、いつまでに建てるんだということを一度明確にしていただきたいなあと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  新庁舎の建設の時期につきましては、昨日、一昨日も含めてご質問もいただきましたが、新年度において、まずは現状の庁舎の課題、問題点の洗い出しをさせていただいて、平成30年度に新庁舎建設基本構想、31年度に新庁舎建設基本計画を市民の皆さん、議会、各種団体等々のご意見もいただいて、策定をしていく予定でございます。  そういう検討の過程の中で、今の新庁舎の規模、機能、場所、費用、そして他の事業との関係もありますので、建設年度をいつにするのかということについて検討、確定をいたしてまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  いつするというのを確定する会議をこれからいろいろしていくということなんですけれども、そうしたら、今市長が当選されて、市長の任期中に着工はできるのかどうなのかというのをお答えしていただけますかね。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  検討を進めてまいりますけれども、さまざまなプロセスを考えると、この4年間での着工というのは非常に難しいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  そうしたら、この時期についてという質問は水の泡になったということだね。僕はこの時期について聞きたかった、いつ着工するか、いつ完成するかというのを聞こうかなあと思うておったんです。だけど、それが4年間では無理だと言われればそれ以上、着工に4年ではできない、この任期ではできないということは、まだかかってくるのかなあというふうで、もうそう聞いておきます。  じゃあ、ちょっと飛ばさせていただきまして、リニア中央新幹線の基金の積み立てについてということを聞きたいと思います。  今現在、16億円ぐらいのお金を積んでおります。年間約5,000万というお金を積んでおりますが、この積み立て目標額について、きのう服部議員への答弁でちらっと聞いたんですけれども、35億円ぐらいかかりますよという話であります。この目標額は20億ですよね、今、市としては20億。それでも最低15億は足らんという換算なんですけれども、本当に35億円なのか、服部議員に言われたで安う見積もったのかなあという面もあるんですよ、僕。  それで、聞きたいのは、本当に35億円で済まんでしょうということを聞きたいんですけど、もっともっとかかると思うんですけれども、そういうのは本当は幾らなんですか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。
    企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  昨日私がお答えさせていただきましたのは、現在開業が決定をしております東京―名古屋間でリニア駅を誘致する中で、駅周辺の整備費が決定をしておるところはどこかというご質問に対しまして、岐阜県のリニア駅については中津川市域において、駅周辺整備につきましては駅前駐車場、親水公園、在来線の連絡通路など、合わせて35億7,000万円を試算されておるというご答弁をさせていただきました。  ただ、この試算には駅舎とアクセス道路というものが含まれておりません。駅位置によりましてアクセス道路はかなり金額が加算されますもので、当然さらなる上積みは必要になってくるものと、そのように認識をしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  さらなる上積みと言われましたけれども、率直に幾らぐらい上積んでいかなあかんのかというのを聞きたいんですけれども。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  この35億7,000万円の設定が岐阜県リニア駅でございますもので、例えばその35億円を前提として考えさせていただくと、やはり駅舎につきましてはJR東海が負担していただくということでございますもので、アクセス道路が加算されるということと、恐らく新駅になろうかということですもので、例えば新駅の位置によりましていろんな駅周辺の整備をするような整備事業等を含みますと、これはかなりの金額が張ってきますし、アクセス道路のみでありましても私ども20億円という設定をしておりますが、当然倍以上かかってくるのではないかと、そのように私自身は考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  あれなんですけれども、確かに20億円では足らんというのはもう目に見えておるわけなんですね。それで35億かと、35億でも足らんやろうという腹づもりはあるということなんです。  それでリニア駅、リニア中央新幹線というのは夢で、ああリニアが来たらええなあと言うておるのが、もう近い将来には駅も決まり、していくということなんです。  それに向けて亀山市はリニアを誘致するということなんですけれども、市長に一つお伺いしたいんですけれども、市長はよくこのごろ不退転の決意でと言われるんですけれども、不退転の決意でリニアの駅を持ってくるという決意はあるわけなんですか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然そのように、そういう決意でこの仕事をさせていただいております。  ちょうど亀山市が行ってまいりました誘致の活動も、四半世紀を超える長い歴史を刻んでまいりました。私自身もそれと同様の歩みを進めてまいりましたが、まさに夢から現実へというステージが上がってまいります中で、大変重要な局面を迎えておると考えておりまして、ぜひこれはオール亀山市で力を合わせて、この実現に向けてさらに努力をいたしてまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  不退転の決意でやろうということ。  いろんなご意見もございますので、それを聞きながらやっていかれるものとは思いますけれども、それにしても、5,000万積んでいって20億になるというのは、あと結構かかると思うんですよ。だけど、それでまだ足りやんというたら、その時点ではまた、うわあえらいことやなあということになると思うんです。  せめてそれを1億でも2億でも上積みして、今はえらいけれども貯金をしていくと。それで、そのときのために発揮するという考えはあるのかないのか。今そのままで、現状では5,000万やったら5,000万積んでおけばええなあと思うのか、そのときに備えて、いざ鎌倉に備えてそれを積んでいくという考えはあるのかどうなのか、聞きたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  リニア効果を最大限生かそうと思いますと、今、積立額20億円を目標に積み上げてまいりました基金でありますけれども、おっしゃるように不足するんではないかというふうにも考えるところでありますし、駅の設置場所によっても大きくそれは変わってくるんだろうというふうに現時点で考えております。  そうしたことから、今後、最短で7年後となります環境影響評価の開始の際に駅の概略位置が公表されることを見据えた上で、リニア中央新幹線、品川―名古屋間の停車駅の先進自治体の取り組みやリニア効果を最大限に生かすまちづくりの多面的な研究を行って、おっしゃる基金の必要額も改めて検討させていただいて、これに備えてまいりたいというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  改めて考えると、それを聞けばあれなんですけれども、リニアの駅をこっちへ誘致するんだという不退転の決意があるならばもっと積んでいかないと、そのときまたその時代の人が大変な思いをしますので、今現に積んでいく必要があるんじゃないかと、市長のその言葉を聞いたので、次の質問に行かせていただきたいと思います。  プレミアムフライデーについて、これは今現在ちまたでいろいろな話題を呼んでいる施策でございまして、これは経産省、国の旗振りのもと、やっていこうということでなっております。  この間、亀山市はどうなのと聞いたところ、亀山市は全然ですよという話を聞きました。  亀山市ってある程度のサービス業は入っていますので、市民サービスの面において全員そんな3時に終わるなんていうことはできやんと思いますけれども、ある程度のことを商工会議所と連携しながらやっていこうという知恵を出し合ったのか、出さなかったのか。そのまま言うておるだけで、まあええわと言ったのか、その辺のところをちょっと聞かせてください。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  プレミアムフライデーに対する取り組みでございますが、本市は2月14日付で三重県からの事務連絡によりましてプレミアムフライデーに合わせた年次有給休暇の取得促進についてという通知を受けたところでございまして、実施日が、第1回目が2月28日ということでございましたので、準備期間が短かったこともあり、庁内で十分な議論の場を持てることができませんでした。  ですもので、今の時点ではプレミアムフライデーに対する取り組みについては議論させていただいていないところでございますが、議員おっしゃるように、これにつきましては商工会議所の消費喚起という考え方と、そういうところときちっと連携をして進めていかなくては、官公庁だけが休みをとっておっても何もなりませんもので、毎月月末をプレミアムフライデーという形で3時退庁というような形で進めるというふうな国の考え方でございますもので、しっかりとそういう商工団体と話し合いを持ちながら、実施をするかどうかについても積極的に検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  通達が遅かったというのがありますけれども、僕は、一般の職員の人はこのプレミアムフライデーというのを首を長くして待っておると思います。僕だったら待ちます、ずうっと。早いところ早期実現に向けて話し合いのほう、ここだけやっておっても本当にこの亀山市というのはしようがないので、商工会議所たちを交えて一大イベントと、消費喚起の意味を込めてやってもらいたいと思います。  次に行きたいと思います。  次は地域予算制度についてお聞きをしたいと思います。  地域予算制度についてはいろんな方が質問をされましたので、ある程度の理解はしてきました。そこの中で、ある程度の理解はしたんですけれども、ある程度の疑問も出てまいりました。  そこで一つお聞きしたいのですが、地域予算制度については、そもそもこの制度は地域によってどのようなメリットがあるのか。嫌らしい言い方ですが、誰が得するのやろうなあという考えに私はなってきまして、これは市が得するものなのか、地域が得をするというか、それを利用して力を発揮できるものというのは一体何なのかと、そこだけちょっと理解できませんので、教えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  深水市民文化部参事。 ○市民文化部参事(深水隆司君)(登壇)  地域予算制度はどこにメリットがあって、誰が得をするのかというご質問でございますが、地域まちづくり交付金は、地域まちづくり協議会の判断と責任のもとにその使い道が決定できるものでございます。地域まちづくり協議会はみずからの地域の特性と課題を考え、計画を立てた上で地域の思いに沿って柔軟に交付金を活用いただきますことから、地域にとってメリットがあると考えておるところでございます。  また、将来的には、地域まちづくり協議会の活動が活性化することで亀山市全体のまちづくりが活性化し、市民力、地域力が輝くまちづくりにつながると考えられますので、市にもメリットがあるものと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  メリットがあるのかなあとは思いますけれども、そうしたら次に、補助金から交付金と変更となる中で、金額の変更があると思います。  幾らになるのかと、新しい制度になって各地域に渡るお金はふえるのか聞きたいのと、同時に、その交付金の配分について均等割50%人口割50%にしているが、その理由をちょっと聞きたいんですけれども、お願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  深水参事。 ○市民文化部参事(深水隆司君)(登壇)  これまで交付しておりました地区コミュニティ活動費補助金と健康づくり事業補助金を合わせた1,700万円に上乗せ支援分500万円を加えまして総額2,200万円の交付金とし、均等割50%人口割50%の割合に基づき、地域まちづくり協議会ごとに配分する計画でございます。したがいまして、各地域まちづくり協議会の交付額は協議会ごとに若干の差はありますものの、これまでの交付額よりもふえております。  均等割50%、人口割50%の基準ではございますが、そうしたことは人口の少ない地域へ配慮し、交付金をバランスよく配分するため設定しております。人口の少ない地域であっても活動の規模の違いはありますが、最低限、均等割で50万円の交付金額を確保されることとなっております。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  こうやって言ってもらえると、ああそうなのという感じでわかるんですけれども、そうしたら、これにするに当たり、いろんなまちづくり協議会とかあんなんでは理解してもろうておるのかな。いきなりこれでいきますよじゃなくて、ちゃんと理解をしていただいているのかなあと思いまして、その辺の説明は全て終わっているわけなんでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  深水参事。 ○市民文化部参事(深水隆司君)(登壇)  本制度の創設に当たりましては、地域まちづくり協議会連絡会議や自治会連合会にもご意見をいただきながら、地域予算制度を検討してまいったところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  大体言われることは僕でもわかったで、みんなわかると思うんですけれども、そこの中で、他にこれでやりなさいよというのはあるんですけれども、ほかにいろいろこういう制度があったりとか、そういうのはあるわけなんでしょうかね。 ○議長(中村嘉孝君)  深水参事。 ○市民文化部参事(深水隆司君)(登壇)  地域予算制度を平成29年度からスタートするに当たり、そういう制度を地域にとって円滑に進めていくために、地域担当職員による支援だけでなく、地域の担い手を対象とした研修の実施や、地域まちづくり計画の策定推進のための専門家、アドバイザー派遣などを行うなど、総合的な支援を展開してまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  わかりましたと言えばわかりましたんですけれども、まちづくり協議会もありの、この亀山市には自治会もありますので、その辺の取り合いをうまいことやっていってもらわないといけませんので、よろしくお願いいたします。  最後の質問なんですけれども、市長のマニフェストの中から1点、時間がないんですけれども、聞かせてくださいね、これだけ。  公園等に防犯カメラをつけると、その1点なんですけれども、「等」というのは何なんですか。ほか、いろいろと可能性は、通学路にしても公共施設の防犯カメラも、市長に聞くんですよ、「等」ということはそれも検討していくということなのかと、それと、そこの中にはことしの予算が全然入っていないんですけれども、それが間に合わなかったのか、来年度からつけていくのか、それを聞かせてください。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  防犯カメラの有効性は、議員もご指摘をいただいておりますが、そのように思わせていただいております。特に犯罪発生の危険性の高い箇所へは防犯カメラの設置が必要であるというふうに考えておりますことから、政策集でも特に都市公園等、かなりの方が夜間も使われるということもあったり、こういうところへの防犯カメラの設置拡大を図っていきたいというふうに考えておるところであります。  新年度に予算が盛り込まれておらへんけれどということでありますが、どのようにどういう形でどの時期整備するかを、新年度検討をして対処してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  髙島議員。 ○3番(髙島 真君)(登壇)  「等」とありますので、確かに危険なところ、公園もそうだと思いますよ。それもそうだし、不法投棄のところは今つけてもろうておるところもあると思いますので、その辺をいろいろ考えていただいて、通学路も危ないところは多々あると思いますので、その辺は教育委員会のほうから、ここが危ないんだけどと言うてもろうて、何とかつけられるように予算も組んでいただいて、来年にはやっていっていただきたいなあと思います。  これで質問を終わります。
    ○議長(中村嘉孝君)  3番 髙島 真議員の質問は終わりました。  次に、2番 西川憲行議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  勇政の西川でございます。  本日、一般質問、よろしくお願いいたします。  まず、通告どおりいかせていただきます。  3期目にかける市長の思いについてということで、まずは市長選挙で市長が支持された最大の理由をどのように感じていらっしゃるか、ご答弁をお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  2番 西川憲行議員の質問に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  西川議員のご質問にお答えをさせていただきます。  さきの選挙で支持された最大の理由はということでございますが、それぞれの市民の皆さんの考え方やご判断をいただいたものというふうに思っておりますが、平成21年の就任以来、これまで本市の持続的成長と市民の暮らしの質の向上を目指して、果敢に挑戦をいたしてまいりました。この間の取り組みを通じまして、住みよさでありますとか財政健全性の両立につながってきておるというふうに考えておるものでございます。  課題はさまざまあろうかと思いますけれども、今回の市長選挙において市民からご支持をいただいた理由の一つは、やはりこの8年間のこの取り組みについてご審判をいただいたということではないのかというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  今お伺いしますと、2期8年の実績がまず最大なのかなあと。  そうなると、今回の選挙で争点というものがなかったのかなあというふうに感じたんですけれども、選挙期間中、市長が訴えられて、私に次の市長もさせてくださいという訴えで重点視されたものは何かというのが次の質問なんですけれども、そちらのほうはいかがお考えですか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  過去2回の選挙も含めて、やはり政策を軸にした、そういう選挙戦というのが大変重要だと、選挙には大事だというふうに思って、政策集、マニフェストをご提示させていただいたところであります。  今回も政策公約として、「新生亀山クオリティ」と命名いたしましたが、7分野88の施策項目、そして2つの戦略プロジェクトをこの中に掲げさせていただきました。  特に強い政策的な思いといたしましては、やはり地方創生の時代、持続的成長のためにも、子育て世代がこのまちに定住促進をいただける、これを加速させるという意味で「そして、親となる」定住促進プロジェクトというのを掲げたところであります。2つ目には、都市の求心力、いろいろご議論いただいていますが、中心拠点性の向上のための亀山駅の周辺再開発プロジェクト、この都市再生の2つは特に重点的にお訴えをさせていただいたものでございます。  特にということでございましたので、この2つは特に政策的な思いを込めてお訴えをさせていただいたところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  今、2つをということで上げていただいたのが、子育て定住、亀山駅周辺、今議会でも話題になっている2つであろうかなあと思います。  ちょっと私のブログにコメントをいただいたのが3月7日付であるんですけれども、この方は3月7日の夜11時前にこのコメントを書いていただいたんですけれども、どこの誰かわかりませんに。  3月6日に代表質問を録画して、やっと見終わりましたというところから始まって、私たちにとっては聞いたこともないことばかり。市長を初めとする執行部は完全に暴走モードに入っていないんだろうかというところから書かれておりまして、再開発についてどんな話をするのか聞いてみたい、そんな思いから、選挙戦のさなか、私はあえて現市長の演説を聞きにいったが、このことを争点化することをあえて避けていたかのように感じ取れました。そもそも駅前の再開発に何の意味があるのか、何を期待し、何を求めるのか、そこににぎわいをもたらす必要があるのか疑問ですと。  この方は、市長の演説を聞きに行ったそうです。そのときには争点化することをあえて避けていたように感じたと、ここで書かれています。  それから続けますと、日々の問題を抱える人々や地域にとって、もともと便利な場所を再開発することについて納得してもらえるのでしょうか。3月6日の代表質問の際、中日新聞の記者さんがずうっと写っていましたね。けさの中日新聞は丁寧な記事で、問題提起をしてくれています。これによって、今、亀山ではとんでもないことをしようとしていることが初めて広く市民に公開されたといってもいいのではないでしょうかと、そういうふうに書かれております。  市長がこの本会議が始まってからずっと言われているように、今まで丁寧に積み上げてきた、市民に公開されているということをこの人は全否定されております。  3月議会でこの問題の結論を出すことは、市民の理解を得られないと思います。この一連の経過がよい悪いということ以前に、議会においては、委員会やこの計画に限定した議会の開催など、あらゆる手段、方法を使って情報を公にし、市長、執行部がこそこそと進めていた計画の全容を引きずり出していただきたいと思いますというコメントです。  これについてどうこうは今はないんですけれども、今ちょっと市長が言われた中で、駅前周辺も訴えてきたんだと言われていますし、それから今までも積み上げてきて市民の方々に広く知らしめてきているんだと。服部議員が質問したときも、ここでの議論も、これもまた市民への公開の場なんだということも言われていましたけれども、やっぱり市民の方の感想として、初めて広く市民に公開されたと、これが中日新聞の記事で読んでそういうことになったんだというふうに感じていらっしゃるということは、やっぱりまだまだ市長の思いと市民との意識のずれがあるんではないかなあと。  これはたまたまこの方が思っているだけで、全ての市民とは言いません。ただ、そういう方もおられるということを念頭に置いていただいて、これから市長もぜひ広く、またオープンに、こういう計画の中身について、我々がオープンにしてくれと言っていることを早くオープンにしていただいて、まさに議論の中でこの問題点がどこにあるのかということをしていきたいなあと、そんなふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  市長はそういう今までの経過の中で3期目の市長に選ばれたわけですので、これからも亀山市を引っ張っていくリーダーとして頑張っていただきたいと思っておりますので、ぜひ公の場でオープンな議論をしてやっていきたいと思っております。  では3つ目ですけれども、新庁舎の建設について、先ほど髙島議員も時期はどうなんだというようなことをお聞きになられておりました。その中で、市長はこれから検討を進めていくので、場所や大きさ、それから時期、全てにおいて検討をしていくんだということを言われておりますので、はっきり言ってどこにいつ建つかわからないよと言われているんですけれども、ただ、この前、私が質問したときに、図書館をなぜ駅前に来るんだという話をされました。  そのときに、立地適正化計画に基づく駅前周辺の中央拠点を活性化していくに当たっては、立地適正化計画というものがもとになっていると。それで、立地適正化計画でいうところの中心拠点から離れたところにある施設を立地適正化計画の中に持ってくることによって、コンパクトシティーをしている。で、拠点と拠点を公共交通でつなぐことによって、コンパクト・アンド・ネットワークというものを形成していくんだという説明を受けました。  その立地適正化計画に基づいた計画ということを考えますと、その中心拠点から外れたところに市庁舎を建てるということは、まさにその計画とは相反すると私は思います。ということは、市庁舎は今現在ある位置、もしくはその立地適正化計画に示された中心円の中に建てるということで理解してよろしいのでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  答弁願います。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  新庁舎をどの位置に建てるかも含めて今後の検討課題というふうに当然考えておりますので、そのように現時点での考え方は、規模も、あるいは機能も、あるいはその時期も場所も、やっぱり当然それは検討の中で検討していくということであります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  場所も未定だと、今はっきりおっしゃいました。  今まで私たち、市長が出された総合計画を話している、それから都市マスタープランも議決して、それから立地適正化計画も議会の中で話し合いをしてきて決めてきたものです。その中から落とし出されていく結論というのは、立地適正化計画に沿ってまちづくりをやっていくんだ、都市マスタープランに沿ってやっていくんだということですね。総合計画も、それらの上に成り立つ市の最上位計画なんだという話をされております。  その中で、議論の中で言われたことが、まず図書館は立地適正化計画に沿って、その円の外側にある公共施設だから駅に持ってくることが合理的なんだという説明を受けました。にもかかわらず、今、立地適正化計画に沿って市庁舎の位置は特定されるんじゃないかという質問に対して全くの白紙だということは、立地適正化計画も総合計画も都市マスタープランも全てにおいて何の意味をなすのか、その辺が私はよくわからないんですけれども、そういうふうに、そんなものもう意味がないよということでよろしいんですか。  そうじゃないですよね。やっぱりそれらの計画があって、それぞれの計画、あるいはこれからの方針が決まっていくんだと思うので、やはりその辺はちょっと丁寧にお答えいただけますでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  少し整理をしなくてはならんと思いますが、当然、今の中心的拠点として、今の庁舎はこの地にあるわけであります。また、いわゆるコンパクトシティーを目指していくという意味で、分散させずにある程度集約をしていこうという考え方が現在の考え方である。これは総合計画もそうでありますし、そして立地適正化計画におきましても、当然そのような公共施設の再配置とか誘導という考え方は入っておるところでありますが、現時点でいわゆる新庁舎をそこへ位置づけるという状態にはなっていないということで、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  全く理解できないんですけど、今は庁舎がここにあって、立地適正化計画の枠内にあって、立地適正化計画ができ上がっていますと、これはわかりますよ。次に市庁舎を建てると仮定したときに、建てるとおっしゃいましたよね、髙島議員のときにも間違いなく建てる方向で検討するんだと言われましたので、建てるんでしょう。ここに建てかえるんなら問題ないんですけれども、新たにどこかに建てる検討もされるというお答えでしたので、じゃあどこにとなったときに、コンパクトシティーという考え方をまず第一に、これが今の方針なんだったら、その方針から外れるようなところには建てないですよねと私は確認したんですよ。なのに、白紙、今はわからない、答えられないと。  そうしたら、その立地適正化計画や今言っておる総合計画というのは、何の意味をなすんですかということになると思います。やっぱりそこはそれを前提に考えていく、そういうお答えがあってしかるべきなんじゃないんですか。あるいは、それから市庁舎の位置がやっぱり確定して、それこそがまさに亀山市の中心拠点となるんじゃないんですかということが言いたいんですけど。  あると思うんですけど、いかがですか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然、マスタープランや立地適正化計画のその考え方に基づいて、その位置を決定させていただくということであります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  済みません、ちょっと熱くなってしまいまして。  最初に言われたように全く白紙ではなくて、そういう計画をもとに考えていくということは、やっぱり市庁舎の建設の場所というのは、おのずから亀山市の中心でなければならないんだろうと思うんです。そして、それをまた変えていくというのであれば、それなりにまた計画等も見直していただかなければいけないなあと思っております。これもやっぱり、先ほど髙島議員も言われていましたけど、一刻も早く場所、それから時期というものを明示していただいて、それによって亀山市の都市づくりが一層加速するのかなあと。  今言われたように、駅前にこれから全部で六十数億つぎ込もうというときに、その中心拠点となるはずの亀山市役所がどこへ行くかわからんというような計画では、ちょっと私は疑問に思うかなあというふうに思いますので、改めて確認をさせていただきました。  では、次は組織・機構改革と職員の働き方についてということで通告を出しております。  先ほど、髙島議員がプレミアムフライデーの話をされておりましたが、それとあわせまして、今現在、国においては働き方を変えていこうと、月の残業時間を減らしていこう、有給をとっていこう、休みをふやしていこうということで方向が定められており、国からの指針というか、先ほどは県の指針が2月にあったということを部長も答弁されております。  その中で、亀山市の考え方をまず確認させていただきたいんですが、現時点で残業時間の月平均60時間と言われています。これは可能なのかということ、それから、これは検討対象が正規職員、時間短縮職員、臨時雇い職員など、さまざまな対象の方がいらっしゃると思うんですけど、全ての方に対してそういう方向性で国の指針を受けて、国の指針どおりやっていかれるのかということはいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  まず、働き方改革につきましては、議員おっしゃられたように本年2月にに地方公共団体における多様な人材の活躍と働き方に関する研究会報告書のまとめとして、ガイドラインが示されたところでございまして、また法整備についてもおいおい整備されていくものというふうに考えております。  その中で、現在、年間720時間、月60時間というのが一つの目安ということで、今般は100時間をどう設定するかということも国の中では言われておりますが、私どもといたしましては、厚生労働省が定める時間労働の限度に関する基準ということで、月45時間、年間360時間が一つの目安として取り組みを進めておりまして、監査からもこのような指摘は、360時間を守るような取り組みということでご指摘もいただいておりますもので、720時間というのは当然達成していかなくてはならない目標であると思っておりますし、十分可能でもあるというふうに認識をしております。  それと、2つ目のご質問で、これは正規、あと短時間、再任用、非正規、全てにおいて対象になるのかというご質問でございますが、当然働き方改革ということにつきましては、市役所に働く全ての職員が対象になるということでございますもので、全職員を対象として取り組んでまいりたいと、そのように考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  現時点でも年間360時間という時間を目標として設定していますので、当然いけるんだということでございます。  ただ、私が気になるのは、亀山市役所で有給消化率が非常に悪いというデータがあるということですね。土・日の出勤をすると振りかえ休日があって、その振りかえ休日の消化のために有休消化が思うように進まないという現実があると思うんですね。  他市の状況なんかですと、多分、聞いたところで、そんなに全部は聞いていないんですけれども、有給を振りかえ休日ではなくてお金というんですか、支給ですね、お金に換算して払っているところもあるということで、それによって有給の消化率をふやしていると。  ただ、残業の時間さえ少なくなればいいというものではなくて、あくまでもこれは働き方の問題ですね、市長がよく言われるワーク・ライフ・バランスですよね。  結局、ふだんの日は余り残業せんでも土・日に出勤が多い。土・日のかわりの休みはもらえるけれども、有給が消化できない。結局、全体として休日が少なくなる。これでは働き方がよいとは言えないと私は思うんですけど、その点について市のほうではどのように考えてみえるのか。有給の消化と、それから振りかえ休日についてお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  議員おっしゃられるように、私どもは特定事業主行動計画の中で有給休暇を10日ということを目指しておりますが、昨年度の結果は8.6日ということで、目標が達成されておりません。  これにつきまして、議員からは振りかえを時間外に換算せずに、全て振りかえを100%休日にさせておるからだというようなご指摘もございますが、今議員もおっしゃられたように、これを時間外で換算しますことによって、逆に職員の働く時間が長くなって、ワーク・ライフ・バランスが損なわれるということもございますもので、私どもといたしましては、振りかえはきっちりとっていただいて、なおかつ有給休暇につきましてはやはり10日以上をとれるような形で今後も取り組んでいくという方針で努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)
     言われるように、有給10日目標で8.6日、目標に対して86%の達成率というふうに考えられるんですけれども、実際には有給は年20日で最大40日あるわけですよね。40日あるうちの8.6日ということは、半分ではなくて25%ぐらいしかとれていないという感じになると思うんですよね、本来からいえばですよ。  だから、やっぱりその点のとり方も考えていただきたいし、それから選択できるように、休むかお金でもらうかとか選択できるようなとか、いろいろな方法を柔軟に対応していただいたらどうかなあと思います。  それから、労働時間のことでは、年360時間を目標として行動指針をやっているんだと言われましたけれども、サービス残業という言葉があるように、亀山市役所においても結局サービス残業をやっている方もいるんじゃないのかなあと私は感じるんですよね、今の話を聞いていると。  時間のとり方なんですけど、朝来てから帰るまでの時間なのか、机に座っている時間だけを勤務時間と考えるのかという、その辺もあると思うんですよ。すると、結局パソコンを開いてやっている時間は残業に充てるけど、ちょっとそっちで休憩している時間は時間外だよ、あるいは7時から会議があるから7時からの会議は時間外でつけるけど、5時から7時までの間は時間をつけないよと。でも、その間職員はすることがないから仕事をしていましたよと、そういうこともあるんじゃないかと思うんですよね。  その点、企業等においては出入りの時間とかも全部、パソコンの電源をアップした時間、落とした時間というのも全部データ化して、この社員が何時間働いている、何時間無駄な時間を過ごしているというのまで出るような工夫もされていますよね。  先ほどの市庁舎の建てかえのときには、当然そういうセキュリティーの問題も含めて、ただの名札じゃなくてカードになってというのもできるかもしれませんけれども、その辺、出勤時間、それから退社時間とか、勤務時間における残業のカウントの仕方、今のカウントの仕方は多分簿冊だと思いますので、そうするとやっぱりそういうデータとは違って、ごまかすというと変ですけど、書き直しができるわけですよね。その点をどのように考えてみえるか、お願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  まず、一般職の勤務時間におきましては、8時半から17時15分という7時間45分が基本ということになっておりますもので、例えば8時に出勤しても8時15分に出勤しても、やはり勤務時間は8時半ということでございます。また、17時15分を終えて退庁せずに残っている場合でございますが、時間外勤務につきましてはあくまでも所属長が職員に対して命令を行うということになっておりますもので、所属長の命令なしで残っておりましても、それは時間外にはならないというのが原則だと思います。  それと、職員の中には自己研さんという形で残っておるという場合もございますもので、やはり所属長の命令で時間外を行うということを一つ原則としておかないと、これはやはり収拾がつかないというふうに認識をしております。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  残業なのか自己研さんなのかわからないという部分もあるかもしれませんけれども、基本的には所属長の命令なしは時間外にならないということは、自分の意思で、自分の仕事が終わらないからきょうじゅうに終わらせておこうというのは残業にならないと。  まさにこれがサービス残業と言われるところだと思いますので、その点をいかに仕事量を調節するか、あるいは人員のマンパワーをどのように使うかというところが執行部の腕の見せどころではないかなあと私は思っております。  それで、平成30年4月には組織・機構改革をやられるというふうに伺っております。まさに、組織・機構改革をするということは、今の機構・組織に問題点、あるいは課題があって改革されるんだと私は思うんですね。何もなければ今のままやればいいと。だけど、それを4月にわざわざされるということは、そこに今の働き方、あるいは市役所の業務量に対する人的不足というんですか、そういうのがあるじゃないかと思うんですけど、その点のお考えをお聞かせください。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  30年4月の組織・機構改革の最も大きな目的といたしましては、昨年に策定をいたしました総合戦略と本年策定を予定しております総合計画を着実に進める体制にしていくということが、まず上げられるところでございます。  一方で、議員からございましたように、働き方改革の視点ということも大変重要な視点だというふうに思っておりまして、特に長時間労働の是正というのは、これはもう国が求めておるものではなくて、やはり市役所から直していかなくてはならない大きな問題であるというふうに考えております。  その中で、少し午前中もございましたが、やはり大きな課の中で、今は室長がマネジメントをする中で、やはりその辺のマネジメントをする力が、大きな室ほど少し欠けているんじゃないかといった視点もございますもので、マネジメント力を強めていくというような視点でも組織・機構改革に取り組んでまいりたいと思いますし、やはり時間外労働の縮減とワーク・ライフ・バランスの保持といったことも十分念頭に置いて体制を整えてまいりたいと思いますし、体制につきましては、整い次第速やかに議会にもお示しをさせていただきたいと思いますもので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  極めて前向きなご答弁をいただきましてありがとうございます。  やっぱり働く人が気持ちよく働けるという職場をつくってこそだと思います。そして、今言われましたように、室長のマネジメント力を上げていくんだと。まずは執行部のマネジメント力を上げていただいて、全庁的にこれが推進できるようにお願いしたいと、そのための機構改革をしっかりとやっていただきたいということをお願いして、次の質問に移ります。  次は学習指導要領の改訂についてであります。  これは国のほうから改訂がなされて、亀山市のほうにも当然その対応が迫られていると思うんですけど、この改訂によって亀山市はどのような対応をされるのかという点についてです。  その改訂の中身、大まかな点、改正点、それから亀山市に直接関係のありそうな点について、ご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  議員ご指摘のとおり、先月文部科学省より新しい学習指導要領案が公表されました。  幼稚園では平成30年度から、小学校では平成32年度から、中学校では平成33年度から全面実施が始まります。  今回の改訂の主な内容につきましては、基本的な考え方としまして、これまでの何が身についていくかというよりも、何ができるようになるか、どのように学ぶか、何を学ぶか、大きく3点、新しい方向が打ち出されております。  具体的に申しますと、1点目は、子供たちが未来の社会を切り開くための資質・能力を一層確実に育成するとともに、子供たちに求められる資質・能力とは何かを社会と共有し、社会に開かれた教育課程を実現することとしています。社会的、職業的に自立する力等、強く求められているところです。  2点目としましては、学び方としまして、主体的、対話的で深い学びの視点から、学習過程の改善を行うことで知識の理解の質をさらに高め、確かな学力を育成するとしています。  3点目、何を学ぶかということですが、新しい時代に必要となる資質・能力を踏まえた教科・科目等の新設や目標内容の見直しであります。これは平成30年度から先行的に教科化される特別の教科としての道徳、言語能力の確実な育成、外国語教育の充実、プログラミング教育を含む情報活用能力の育成などが示されております。  これら全て亀山市に直接的に影響は及ぶものと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  ありがとうございました。大変な改革が行われるということがわかりました。  やっぱり子供たちが自立していかなければいけない、社会に適応していくための能力を上げていかなければいけないということで、学校のほうも、それから教育委員会のほうもそれに全てに対応していっていただかなければいけないということで、大変かなあと。  今聞いておった中で情報教育というのがありましたけど、亀山市はもうタブレットの導入もされていてというあれがあって、今までもやってみえますけれども、それをもう一つランクアップするのかという点についてはいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  亀山市におきましては、新学習指導要領が新しい時代に必要となる資質・能力の一つとして示してございます情報活用能力の育成のため、平成29年度以降、新年度以降、市内小・中学校へ指導用及び児童・生徒用にタブレット端末を段階的に導入いたします。  また、市内小・中学校へのICT支援員2名の派遣を継続実施することで、今後も学校現場における情報機器の有効活用を支援いたします。  さらに、情報教育研修会を実施して教職員の指導力の向上を図り、情報機器を活用した授業づくりを進めることで、子供たちがさまざまな情報を主体的に捉え、選択し活用する力を育成いたします。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  情報教育については、もう早くから手をつけていくんだということだと思います。  それであと、今、外国語教育と言われましたけど、これは僕、何か新聞で読んだら英語教育みたいに書いてあったんですけど、今教育長は外国語教育と言われましたんで、英語に限ったことではないという理解でいいんでしょうか。  それから、その教育のやり方も、何か学校の先生が英語をしゃべれるとか、外国語がしゃべれるような先生がいないとだめというようなニュースを見たんですけれども、その辺をちょっと教えていただいていいでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  外国語教育と示されておりますが、いわゆる英語科の新設と言えようかと思います。  新学習指導要領が示すところによりますと、小学3年生・4年生で新たに外国語活動が年間35時間ふえます。そして、これまで中学校以上であった英語科の時間が、小学校5年生・6年生におりてきて、年間35時間であった外国語活動が年間70時間の外国語科、英語科となります。したがいまして、小学校においては3年生以上の授業時数が毎週1時限ふえることとなります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  外国語と言いながら、実は英語なんだと。それから小学校3年生・4年生、それから5年生・6年生にはもう英語教育が始まって、実質的には授業時間が週1時間ふえていくんだということでありました。  それともう一点、先ほど教育長は言い忘れたんですけど、僕がニュースで見たのは、担当する先生が英語をしゃべらなきゃいけないよというような、何か負担がふえるようなことを、新聞だったかニュースだったかちょっと忘れましたけど、見たんですけれども、そのニュースが事実なのか、あるいはそれについて亀山市はどういう対応をされるのか、お願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  教える先生のほうでございますが、既に小学校の教員採用試験において英語のスピーキングも含めて試験内容となっております。したがいまして、我々はまだそういう時代ではございませんでしたが、この10年近くは小学校の教師に一定の英語力が課されてございます。ただし、今現在小学校現場にいる教職員にとって、英語を不得手としている先生もいるのは事実でございます。したがいまして、県や市において一昨年度から英語研修が積極的に導入されておりまして、それをまた各学校で管理をするというような研修の充実化を図っているところでございます。  また、あくまでも教える中心は日本の担任の先生を中心とすると。亀山市においても活用しておりますALTは助手でございますので、ALTと日本の先生が力を合わせて指導していくという姿になりますので、負担がふえるかどうかというと、確実に授業時数の増も含めてふえます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  今お聞きしていると英語も、我々のときは文法中心の教科で、英語といっても書き取りというのが主だったようです。英語を担当している先生も英語を話せない先生もいたんですけど、そういう時代とは変わってきて、やっぱりさっきの目標に掲げられた自立であったり、社会への適応とか、そういう質の高い学力というか、確かな学力というもの、使える学力を身につけていこうというのが、そういう英語科新設、そしてまた英語のスピーキング力ということで反映されてきているのかなあというふうに、今質問していて感じました。  その分先生方の負担もふえていくということも、教育長ははっきりとおっしゃられました。  それでは、やっぱりそこで問題になってくるのは、そこで教育委員会、教育長としての対応ですよね。どういうふうにして先生方の負担を減らすと言ったら変ですけれども、先生方が充実した授業ができるように工夫をされていくのか、子供たちに負担がかからないように、今現在おられる先生方は、先ほど教育長も言われたように英語を話せる先生ばかりではないわけですから、その点で、じゃあ今度は逆に、英語の時間がふえたら英語が話せる新卒の若い先生ばかりになるのかとかという話が出てくると思いますので、そこでの教育委員会の対応というものについてどのように考えてみえるのか、お願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  教育委員会の対応でございますが、先ほど申し上げましたように、指導力向上のための研修体制の充実、また各学校のカリキュラム編成の指導助言を進めてまいりたいと思います。  週に1時間ふえるということは、今までもいっぱいいっぱいのところがございます。それをどのように時間の組み立てを工夫するか、1時限の45分、50分という組み方とか週時程の組み方、そういった工夫のモデル案等も教育委員会で提示しながら、何よりも取り組みを焦点化して、指導現場のベクトルをそろえていく、そのようなモデルプランを学校教育室、教育研究室で連携して、学校力の向上のため支援してまいりたいと考えています。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  今のお話を聞いていますと、努力をしていって時間を工夫してモデルプランをつくって、こういうふうにしていくと効率よくできるよという学校力を上げていくという話です。  私が気になったのは、そのふえる分をどこかで減らすという考え方ですよね。例えば体育の時間を減らしましょうとか、文化祭を減らしましょうとかという、そういうことをちょっと危惧しておったんですよ。  確認の意味で、そういうことはなくて、今までやってきたことの上にこれを上積みしてやっていくという考え方でいいのかどうか、お願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  何のための指導要領かと申しますと、国の一定の教育水準維持という意味合いがございまして、一定の法的拘束力もございますので、市単独で体育の1時間、音楽の1時間、図工の1時間を減らしたりということはできないことになっております。したがいまして、全国の小学校3年生以上6年生まで、授業時数が1時限ふえるということでございます。  その時間の生み出し方が、掃除とか休み時間とか、そういった放課後の時間とか、たとえ10分でも時間を1日でつくり出すことによって、週5日50分が生み出せます。そうすると10分掛ける5日の50分が生み出せるので、それを授業時数とカウントすることを可とされておりますので、ワンポイントレッスンのような、毎日英語が10分ずつ帰りの時間前にあるとか、午後の授業の開始時にあるとか、いろいろなことが考えられます。  もちろん働き方、過重労働対策として、学校行事等の精選はこれまでどおり考えなければいけないと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)
     話を聞いていると、今の時代に小学生じゃなくてよかったなあと私は思うんですけれども、先生方も子供たちも負担のかからないところで、でもやっぱり将来に向けて勉強もしていって、身につけていってもらわなきゃいけないものもあるということなので、本当に教育委員会のほうも大変だとは思いますけれども、学校の現場の先生の負担を減らすような方法、それからカリキュラム、先ほど言われましたモデルプランなんかに力を入れていただいて、やっていただきたいなあとお願いして、この質問を終わらせていただいて、ちょっと残り5分となりまして、亀山市子ども・子育て支援事業計画について聞きたいなあと思っております。  こちらのほうは、やっぱり今現在、亀山市は本当に総合計画から総合戦略から、何から何まで子育て支援なんだと、子供を産み育て、定住していただいて、人口減少に何とかして歯どめをかけたいということで、やっぱり子ども・子育て施策というのは亀山市の目玉になって、これが定住化、呼び込み、それからこれからの将来を担っていく本当の大事な計画かなあと。  それで、27年度から始まっていまして31年度までの5カ年計画でやられています。この29年度はちょうど中間地点にかかるので、その中で検証もしながら変えていきますというようなことがここに書かれていましたので、検証の意味で一度質問をして、今の進捗状況なども聞きたいなあと思っておりましたけれども、時間がないので、これは大まかなところはまた6月に回すとして、とりあえず今のところで概要と、それから問題、課題があるのか。どのようなところを検証するというふうになっていますが、したのかしていないのか、その点について簡単にお答えをお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤子ども総合センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  子ども・子育て支援事業計画は、子ども・子育て支援法第61条第1項に基づく市町村子育て支援事業計画であり、全ての子供の良質な生育環境を保障し、子ども・子育て家庭を社会全体で支援することを目的として、子ども・子育て支援関連の制度・財源を一元化して、新しい仕組みを構築し、質の高い学校教育、保育の総合的な提供、保育の量的拡大・確保、地域の子ども・子育て支援の充実を目指すものでございます。  計画の進捗なんですけれども、本市の計画はおおむね順調に進捗していると考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  今言っていただいて、本市の進捗、問題なく進んでいると、検証するところもないよというお言葉で、そうしたら質問はないなあという話になりますけれども、どうなんですかね、今、制度、財源を一元化という話もありました。これは僕、非常に気になっています。  総合戦略や総合計画を見ていましても、保育園・幼稚園の幼保連携の一元化というのは書かれているんですけど、小学校における放課後児童クラブと放課後児童教室の一元化というのは進んでいませんね。これは子ども・子育て支援計画には書かれています。一元化を目標にしてやっていくんだということが書かれていました。それから放課後児童クラブと放課後子ども教室の一体運営についてありました。公共施設の利用など公的関与を行うとともに、必要に応じて民間力を活用します。書かれている文言なんですけど、必要に応じて民間力を活用しますという放課後児童クラブなんですよね。だけど、今民設民営が主体になっていて、それから民間の企業体も放課後児童クラブの運営に入ってきていると。  子供の放課後の居場所を充実させるようにやっていくこの計画です。現状、そういうのを見ますと、実際にこの計画の進捗が進んでいるのかなあというのは一定の疑問を感じるわけですけれども、その点の見解についてはいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  伊藤センター長。 ○子ども総合センター長(伊藤早苗君)(登壇)  今、就学後の児童のサポートのうち放課後児童につきましてでございますが、放課後児童クラブや放課後子ども教室がありまして、放課後児童クラブにつきましては10小学校区に16の放課後児童クラブを整備し、運営について運営委員会や社会福祉法人の皆さんにご尽力いただいて、保護者が就労等により昼間家庭にいない小学生に対し、適切な遊びや生活の場所を提供していただいております。一方、放課後子ども教室におきましては、平成28年度、市内で1,365の教室が実施されております。  放課後児童クラブと放課後子ども教室につきましては、共働き家庭等の小学校の遊びや生活の場を確保するとともに、次代を担う人材を育成する観点から、放課後子ども総合プランに基づいて着実な連携や一体化が求められています。  本市の場合、放課後児童クラブに入所している児童の放課後子ども教室の利用が進んでいるところで、一体的運営を全市的に行うのではなく、地域や小学校区の状況に応じて、地域の人々とのつながりやそれぞれの特性を生かした連携のあり方について、共通の理解を図っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  少し認識は違うんですけれども、ここには公共施設の利用など公的関与を行うとともにというところもあるので、公共施設の利用がどこまで進んでいるのかなあと、これもちょっと検証すべきではないのかなあというふうに思います。  それから病児保育の開設、長時間保育や医療的ケアの必要な児童への対応についての環境を整えるという文もあります。だけれども、病児保育というのが開設されたというのは聞いておりませんし、待機児童の問題も全体的にどうなっているのかという話も、福沢議員のところでもやられておりましたけれども、そういう意味でまだまだ問題点、それから進捗が進んでいない分野もあるのではないかと私は思っております。  またこれについては、もう時間がありませんので、本日はこれで終わらせていただいて、改めて聞かせていただきたいと思いますので、ありがとうございました。終わります。 ○議長(中村嘉孝君)  2番 西川憲行議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 2時23分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 2時33分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、12番 宮崎勝郎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  緑風会の宮崎でございます。  お疲れのところ、もうしばらくおつき合いをお願いしたいと思います。  私も3日ここへ登壇させていただいて、質問させていただくわけでございますが、きょうは一般質問ということで、教育施策と自然環境の整備、歴史環境の整備と3つの項目に分けてお尋ねしたいと思います。  それではまず、教育施策についてでございますが、昨今いろいろ言われておりますコミュニティスクールの推進についてでございます。  コミュニティスクールについては川崎小学校とか指定校、研究校、いろいろございますが、それについてどのように推進していくのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  12番 宮崎勝郎議員の質問に対する答弁を求めます。  大澤教育次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  本市のコミュニティスクール、学校運営協議会の状況につきましては、平成24年度に市内で初めて加太小学校を指定しまして、その後平成26年度に川崎小学校、平成27年度に昼生小学校を指定し、現在この3校が指定校となっております。平成28年度からは白川小学校、野登小学校が平成30年度からの指定を目指しまして、研究指定校として推進委員会を立ち上げていただき、準備を進めているところでございます。さらに、平成29年度からは新たに神辺小学校が平成31年度からの指定を目指して、国に研究指定の申請を行っているところでございます。  今後も、地域が学校運営に参画し、地域と協働しながら学校づくりを進める地域の核となる学校づくりの考え方のもと、5年後にはコミュニティスクール等の実践校が8校以上となることを目指して進めてまいりたいと考えております。  また、学校を核とした地域づくりの考えのもと、コミュニティスクールの推進により地域の活性化や地域、家庭の教育力の向上などが実現できるよう、導入につきましては現在の指定校の取り組みの成果を生かすとともに、取り組みの進んでいる他地域の状況も把握しながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今現在の状況をお聞かせ願いまして、今後の方針も聞かせていただきました。  それでは次に、このコミュニティスクールとまちづくり協議会との関係ということでお尋ねするわけでございますが、先ほどの答弁の中に、学校を核とした地域をつくっていくのだというような答弁であったと思うんですが、これについて、いわゆる現在市が進めておりますまちづくり協議会との関係がうまくいくのかどうか、ちょっと懸念するところもございます。それについての答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  コミュニティスクールの活動によりまして、保護者や地域が一定の権限と責任を持って学校運営に参画して、その願いや考え、要望などを学校運営に反映させるとともに、学校、家庭、地域社会が一体となってよりよい教育の実現のために協働して取り組むことがこの制度の狙いでございます。  現在、地域との連携のために、学校運営協議会の委員としてまちづくり協議会の会長、また役員の方にかかわっていただいておりまして、情報の共有や連携を図っているところでございます。また、まちづくり協議会の会議などにも学校長、また職員が参加するなどをいたしまして、相互に連携を進めているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  深水市民文化部参事。 ○市民文化部参事(深水隆司君)(登壇)  地域まちづくり協議会を所管しております立場から、ご答弁を申し上げます。  先ほどの次長との重複になるかもわかりませんが、各地域まちづくり協議会のうち、加太、川崎、昼生地区においてはコミュニティスクールと連携しながら取り組みを進めていただいております。  それぞれ地域ごとに学校とのかかわり方に多少の差異はございますが、地域まちづくり協議会の代表者が学校運営協議会に加わり、一緒に子供の教育について考え、地域まちづくり協議会の専門部会が学校の授業や課題調査に協力するなど、さまざまな取り組みが協働で行われていると伺っておるところでございます。  一方で、地域まちづくり協議会の会議に学校関係者が出席し、それぞれの活動の情報を共有し、双方が連携しながら地域の子供を一緒になって育てる取り組みが進められていることは、その地域の活性化につながっていくものと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今、両方から聞かせていただきましたが、特にここで学校を核とした地域づくりというのが出てきておりますが、これについて、今現在の指定校の経過の中で何か問題はないのか。問題提起がされないのかどうか、お尋ねしたいと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  現在3校が指定校でございますけれども、それぞれのコミュニティスクールにおきまして順調に進めていただいておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  深水参事。 ○市民文化部参事(深水隆司君)(登壇)  地域まちづくり協議会のほうからは、特にコミュニティスクールとの関係について、どのような課題があるかというところについては、まだ伺っていないところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今まで伺ってきたところは問題がないということを確信いたしました。  それでは、例えば今やっておる地域については、亀山市が誕生するまでの村落、いわゆる野登、川崎、昼生、白川とか神辺とかいろいろ、亀山町もそうなんですけれども、それについて、やはり今やられておるのは周辺の地域でございまして、例えば西小校区を考えてみますと、まち協と学校との数がアンバランスでございます。まち協の数はちょっと幾つかわかりませんが、西小学校を例にとりますと、西小学校、南小学校と2校ございます。それから旧亀山地区全体を考えたら、東小学校もございます。そういうふうな中で、これからどのようにまち協との関係を持って推進していくのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  議員ご指摘のとおり、現在指定、または研究指定している学校におきましては、1学校1コミュニティという関係にあるかと存じます。  今後、例えば南小学校におきましても2つのまち協さんがございます。西小学校は5つほどあったと思います。そこの学校におきましても、コミュニティスクールの推進は働きかけを進めていきたいとは考えております。  まち協の単位は違っても、小学校区としてのつながりは構築できると考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  そういう部分は、今教育長の答弁の中で安心してお任せできるかなあと。これからいろいろ研究されて、さらにその地域、学校が発展することを願って、ここでこれは終えたいと思います。  それでは次に、先ほど西川議員が質問されておりましたんですが、次期小学校の学習指導要領は32年の4月から全面実施になるということを聞いております。  これについて、英語教育の推進ということについてお尋ねしたいと思います。  まず、市の計画についてはどんなものか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  現在、小学校におきましては、5・6年生から週1時限の外国語活動、英語でありますけれども、外国語活動を実施しており、聞くこと、話すことを中心とした英語によるコミュニケーションの活動を行っております。  今回の学習指導要領の改訂によりまして、平成32年度からは3・4年生での外国語活動や5・6年生での外国語科を完全実施する予定となってございます。
     亀山市におきましても、これらの動きに対応するため、教員の外国語指導力の向上や各種教材の準備を進めることが必要と考えております。  そこでまず、新年度、平成29年度は外国語教育に関する教員研修を重点的に開催いたします。さらに、各小学校に在籍する英語教育の中核教員を中心にした校内研修を行うことで、全ての教員の指導力向上を図ってまいります。また、現在もALT、外国語指導助手を各小学校に派遣しておりますが、外国語を担当する日本人の教員とALTとが役割分担やそれぞれの特性能力を生かして効果的に連携するとともに、子どもの外国語への興味、関心を高める授業づくりを実現できるよう、今後も指導力の向上に努めてまいるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  ALTの配置の状況についても、先に答弁いただきましたので省かせていただきますが、英語教育については先ほど西川議員も話しておりましたが、私が中学校のときは選択制でございました。私は選択して3年間は受けましたんですが、なかなかその後、英語というのは身についてこないというのはございまして、非常にアレルギーを持っております。  その中で、これから先に亀山市もこのように進めていくのやという答弁をいただきましたんですが、先般、私もある新聞を見ておりまして、北海道恵庭の幼稚園のことが書いてありました。それを見ておりましたら、次期小学校学習指導要領が全面実施になる平成30年4月を見据えて、もう幼稚園からALTを置いて、平素から、例えば遊ぶとき、給食のときなんかにも同席させてということをやっていると。  亀山市においても、先行でそういうような考えはこれから持っていけないのかというのを私は思いまして、ここで質問させていただいておるわけでございます。そのような考えがありましたら、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  先行実施についてのお尋ねかと存じますが、平成32年度からは完全実施でございまして、このたびの国の方針としまして平成30年度から先行実施を行ってもよいと、そのような、これも初めての方向性が打ち出されておるところでございます。これまでは移行措置ということで、段階的に移っていく措置を義務づけてきたわけでございますが、先行実施してもよいというような方針が打ち出されております。したがいまして、亀山市におきましても平成30年度または31年度から先行実施を行うことについて検討をしておるところでございます。  また、幼稚園につきましては既にALTを派遣しておりますが、幼稚園からの要請を受けての派遣にとどまっております。週何時間、計画的にという段階には至っておりませんが、小学校の先行実施のほうからまずしっかりした検討を行ってまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  答弁の中で、教育長に心強い答弁をいただきましたので、亀山市も先行になるように頑張っていただきたいなあというふうに要望しておきます。  それでは次に、がんに対する教育についてでございます。  現在、中学校等では保健体育、また小学校では体育科ぐらいで、特別の活動において健康についての教育がされていると思いますが、その一環としてがんに対する教育が今後やられるかどうか、現在も一部やっておるのかどうか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  がん教育でございますけれども、亀山市におきましては平成27年度から28年度の2年間、三重県のがんの教育総合推進事業のモデル校といたしまして、平成27年度は亀山東小学校、平成28年度は亀山中学校ががん教育のモデル授業を受けたところでございます。  このモデル授業につきましては、日本人の死亡原因といたしまして最も多いがんについて、がんそのものの理解やがん患者に対する正しい認識を深める教育が不十分であるとの指摘から、子供に対しては健康と命の大切さについて学び、がんについて正しく理解し、適切な態度や行動をとることができるようにすることが目的とされたところでございまして、平成27年度、亀山東小学校の6年生を対象に、医師による講話やがん体験者の話を聞くなどの授業を実施しております。  その授業の実施前と実施後に同じ質問のアンケートを実施しましたところ、早期発見をすればがんは治りやすいと答えた児童の割合が87.1%から98.5%に、また、自分が今できる健康な体づくりに取り組もうと思うと答えた児童の割合が61.4%から82.1%に上がっております。さらに、がんの治療法や治療中の生活について理解も高まりまして、がん検診を受けられる年齢になったら受けようと思うと考える児童がふえてございます。  このようなことから、モデル授業を受けた児童たちはがんに対する正しい知識を身につけ、みずからの健康を適切に管理しようとする気持ちを持つようになったと考えておるところでございます。  今後につきましては、小学校におきまして食事、運動、睡眠の調和のとれた生活習慣、また喫煙や飲酒、薬物乱用などの行為が健康を損なう原因であることなどを含めまして、健康教育の一環としてがん教育を進めていくということでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  亀山市は、私ももっとおくれておるのかなあと思っておったんですが、かなり進んでいる様子でございますが、モデル校をして成果が出たものと今の答弁の中から思っておりますけれども、今後、亀山市全体の教育の現場の中ではどのように推進していくのか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  現在、教育委員会で策定を進めております亀山市学校ビジョンにおきまして、子供たちが生涯にわたって心身の健康をみずから管理し、健康で充実した生活を送るための知識や習慣を身につけられるよう、学校における各教科、特別活動等の学校教育全体で健康教育を推進しますと明記してございます。  子供たちの健康課題の解決に向け、虫歯予防や喫煙、飲酒、薬物使用の防止やアレルギー、感染症対策などの指導とともに、がん教育につきましても健康福祉部や医療機関等の関連機関の協力も得ながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  心強い答弁をいただきました。  それで、この総合計画に出ております「健都かめやま」のためにも、これはさらに推進をしていただきたいなあというふうに私の念願でございます。  これについて、教育委員会と特に健康福祉部、ここらのつながり方はどのように進めていくのか。現在の状況と今後の状況を、考えを聞かせていただきたいなあと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  佐久間健康福祉部長。 ○健康福祉部長佐久間利夫君)(登壇)  先ほど紹介のありました授業を受けた児童・生徒のアンケート結果からも、がんに関する正しい知識の向上や普及啓発のためには、子供のころからがんについて学習しておくことが大切だと私どもも考えているところでございます。  教育委員会と健康福祉部とは、毎年保健衛生懇談会等の場におきまして、がん検診も含めた医師会との協議に連携して臨んでおりますし、成人式におきましても協力してがんに関する啓発パンフレットの配付もしておるところでございます。今後におきましても、がんなどに対する教育の推進に教育委員会と連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  それぞれ連携してがん撲滅に、亀山市の市民の皆さん方が長寿になることも願って、さらに取り組んでいただきたいなあというふうに念願しておきます。  それでは次のタイトルでございます。  自然環境の整備についてでございますが、施政方針で出ておりましたが、自然との共生について、豊かな自然の恵みを保ち、次世代に送る森林、里山、農地など自然資源の保全や自然との触れ合いの機会づくりに取り組んでまいりますという方針でございますが、これについてどのように実現をしていくのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口環境産業部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  自然共生社会の実現につきましては、このたびの第2次総合計画の基本計画に目指すまちのイメージといたしまして、人々の暮らしにおける利便性向上に必要な都市機能と、自然や歴史・文化などの魅力が調和した快適に過ごせるまちを目指しますとあります。また、前期基本計画の施策の大綱の快適さを支える生活基盤の向上中、基本施策として、自然との共生において、その方向性といたしまして、1つ目に自然資源の保全、それから2つ目に森林、里山、農地の保全、3つ目に自然と触れ合いの機会の創出、4つ目に多様な生態系の確保となっております。  具体的に申し上げますと、森林の保全につきましては、先日も答弁申し上げましたが、奥地の環境林の間伐等の整備による公益的機能の向上とか、それから29年度からはそれに加えて県民税を利用したさらなる森林対策ということでございます。それから農地の保全の面でございますが、農地の多面的機能の確保を図るために、これまでも行ってまいりましたが、多面的機能支払事業や中山間地域等直接支払事業、あるいは田園計画推進事業を活用いたしまして、農地・水利施設等の保全や農村景観の形成について、農家や営農組織、地域集落等の取り組みを今後も支援してまいりたいというふうに考えております。それから、さらには農村の自然環境の保全や良好な景観形成のために、その多面的機能を維持・発揮することが必要だというふうに考えておりますので、各種事業を活用した農地や道路、水路などの地域資源を保全する農家や地域の活動を継続して、これもさらに支援してまいりたいというふうに考えております。  里山につきましては、例えば里山公園がございますが、その中での里山塾の開校であったり、いろんなイベントの開催をもって、その自然公園の目的でございます市民の皆様が自然に親しみを抱き、将来にわたり自然を守っていく意識の醸成を図るべく、今後もいろんな取り組みをやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  自然共生社会の実現についての答弁でございました。  その中でも、私も今答弁されたことを聞こうかなあというふうに思っておりましたんですが、先に答弁の中に含まれておったので省かせていただきます。  しかし、その中で、いわゆる農業とか農地の問題がございます。みえ森と緑の県民税の税金の交付金が来ておりますが、やはりどれを見ても鈴鹿川の源流をどうのこうのとか書いてございます。  私は、亀山市に来たら全市に向けて、里山の整備も図る、例をとりますと、南部地域は未開発でとめておったんですが、一時大成建設の住宅開発が予定されておったんですが、それもなくなって、もう農地が谷地田については全然手が入っていない。山に入っていけばイバラがひっかかる、木の枝が邪魔になってもう体の身動きがとれないような山になってしまいました。やはり、これから先に市として里山の保全のためにどのように考えていくのか、再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  今、みえ森と緑の県民税のお話もされました。その県民税、県から交付金としていただくわけですが、その中では森林・里山の整備をする市民団体へのいわゆる補助制度もございまして、南部地区におかれても、3年間上限100万というふうに定めておるんですが、その補助金を利用して里山の整備を図っていただいている団体もございます。  また、まち協単位で緑を保全する、あるいは植樹をするというような活動についても毎年補助をさせていただいておりまして、今年度もそのような例がございます。  里山の保全につきましては、獣害対策も含めて、けものが里山を越えて集落まで侵入してきておる現状でございますので、里山の整備というのはそういう獣害対策の面でも非常に大事だというふうに考えておりますので、今後もそのような対策を引き続き、さらにちょっとパワーアップして取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  そういう自然共生社会のほうの今後の対策も聞かせていただきました。  その中で、河川とかため池、特にため池についての調査もされたと思うんですが、その中に我が地区でございますため池があるわけでございますが、どんどの池という池ですが、その下までは河川が来ておりまして、その池については農業用水でもございます。もう30年も前かと思うんですが、天神の西側ぐらいで住宅開発をされまして、業者がそこで放りっぱなしにされた。それの土が流れて池が埋まっておる。全く池の機能は果たしません。  それについて、また現在は雑草が生えて仕方がないところでございまして、市の地域を守るという自然環境の整備の中で、何とか取り組んでいただけないかなあ。考えがあったら、前にも自治会でも相談しただろうと思いますけれども、そういう考えはないのか、それともまたそこまでに、今紹介しました上田川という川が行っております。それをその上流まで延伸ができないのか、上田川の延伸ができないのかというふうに私は思っておりますので、いろいろな場面から一度検討していただきたいなあということで要望を申しておきますが、考えがありましたらお聞かせ願いたい。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  今、議員がおっしゃられました安知本町地内のどんど池につきましては、議員もおっしゃられましたが、土砂が多く堆積し、ため池としての機能がなくなっていることは私ども認識しておりますし、私も現場を見させていただいております。  地元自治会から整備について相談を受けているところでございますが、現在のところ、まだその結論には至っておりません。また、昨年9月の台風16号でこのどんど池についても被災を受けまして、地元自治会と現地立ち会いを行い、修繕に必要な材料支給等の相談をさせていただきましたが、小規模な被災であったことから地元で対応していただいたところでございます。  今後、どんど池について抜本的な整備を行うのか、必要な部分の修繕を行っていくのか、地元関係者と協議をしながら、今後進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  先ほど議員のほうから、上田川がすぐ下まで来ているということで、河川としての整備ができないかというようなご質問がございましたので、私のほうからご答弁させていただきます。  現在の池の管理は、関係者により行っていただいているということは、現地を見させてもらって確認をさせていただいています。  また、池の周りが竹林の繁茂によって維持が困難な状態になっているということも確認をさせていただきました。ただ、現地の状況や登記の地目もため池になっておりますことから、河川を延伸して整備することは現時点では適さないというふうに考えてございますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いろいろ答弁いただきまして、西口部長のほうからは今後の検討をまたするということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは次に、歴史環境の整備でございます。  これは6つ上げてございますので、時間が途中で切れるかわかりませんので、ちょっと順序を変えたいという部分もございます。  それでは、歴史環境の整備の中で、亀山市も特にいろいろ強く取り組んで、今現在に来ておるところでございます。  私、この5番目、皆さんのお手元に行っているところの5番目をまず取り上げたいと思っております。  先般、約一月ぐらい前にテレビを見ておったら、「控えおろう」、水戸黄門でございます、ちょうど見ておったんです。その中で板倉藩というのが出てきます。これは聞いた藩だなあというふうに思っておったら、ちょうど亀山城が出てきまして、皆さんそのテレビは多分仕事中やったで見ないと思っておりますけれども、そのようなことがございました。  いわゆる板倉藩は亀山城ということで、そのときに城があったんだと、私ら子供の時分から見ますと多門櫓が亀山城だと思い切っておりまして、その整備についてもしていただきました。また、二の丸帯曲輪あたりらも整備していただきました。
     その中でも、本城を今後どのように考えておるのか確認したいと。特に名古屋市を考えてみて、名古屋城の問題で市長選挙の話題にもなろうかというような城の価値、亀山城としての価値があるかないかは二の次として、これから先に亀山市の歴史環境を図っていく上にも必要ではないかというふうに私は思っておりますので、そこらはまずお聞かせ願いたいなあと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  嶋村文化振興局長。 ○文化振興局長(嶋村明彦君)(登壇)  議員ご指摘のとおり、城下町亀山というのは市民に広く認知されているところでございます。  市では、城下町亀山を象徴するものとして亀山城の多門櫓の復元整備、あるいは二の丸帯曲輪、それから城下町の部分でいいますと、亀山藩主石川家の家老であった加藤家屋敷の整備など、亀山城跡及びその周辺に残る歴史的資産の整備を、歴史まちづくり法に基づきます亀山市歴史的風致維持向上計画に位置づけを行いながら、継続して整備を進めてきたところでございます。こうした整備の成果として、近年は市内外から多くの方々が亀山城周辺を訪れることとなってきております。  今後というところでございますけれども、なかなか一旦ハード的な部分につきましては、残る部分については整備を行ってきたというところの中で、さらに市民の方々に城下町という部分の意識を深めていただくところが近々の課題かというふうに考えているところでございます。  こういう中で、平成29年度におきましては、かめやま文化年2017におきまして藩主交代の歴史を共有する岡山県高梁市との交流事業を行うほか、歴史博物館においても備中松山藩、こちらのほうが先ほど申された板倉家がいたところになりますけれども、岡山県高梁市でございます。こちらと伊勢亀山藩、こちらは石川家でございますけれども、この2つの藩主交代にかかわります企画展示などを行う予定でございまして、城下町亀山の発信を行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いわゆる最近は宿場町としての関、坂下、亀山がクロースアップされておりますが、私のイメージにはやはり亀山城の城下町というほうのが強うございまして、亀山は、特にこの近辺は、宿場町より城下町のほうが強いというふうにも思っております。聞くところによると、昔の議会で亀山城の復元はどうだというようなことも議論されたというふうに耳にしております。やはりその中で、城下町をこれから守っていくためには何か象徴に、大きな城を建てよとは私は思ってはおりませんけれども、たとえミニチュアでも博物館にでも置いていただければ、昔の面影がどこかに残っておるかなあという。私が亀山城と言うても、全然イメージが湧きません。多門櫓のあの姿こそ亀山城のイメージは湧きませんので、今後そういう取り組みも考えていただけないかなあと。初めて私は水戸黄門で亀山城はこんなんやったんかなあというふうにちょっとイメージしたんですけれども。  もとの、今答弁のございました岡山県高梁市の、やはり殿様の入れかえの中での、私も偶然、消防のときに教育を受けに行ったときに、同じく高梁市の消防署長が教育を受けに来まして、おまえのとことうちは兄弟市やのうと言うて私は笑うてつき合いをさせていただいて、いろいろ行ったり来たりして、向こうの状況も聞かせてもらいました。先般、亀山中学校の卒業式においても高梁市の花が並んでおりました。そのような高梁市との交流は今後も続けていただきたいなあというふうに要望しておきたいと思っております。よろしくお願いしたいと思います。  それでは、関宿の伝統的建造物群修理修景事業についてお聞かせ願いたいと思っております。  今までもずうっと継続的にやられておったんですが、今後もさらに続けていかなければならないと思います。いろいろ大変だと思いますが、今後の推進についての計画をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  嶋村局長。 ○文化振興局長(嶋村明彦君)(登壇)  関宿の伝統的建造物の保存地区内におきます伝統的建造物群修理修景事業でございますけれども、この事業は保存地区内にございます伝統的建造物として特定をしております建造物200棟余りについて修復を行います修理事業と、それからこの特定がされていないそれ以外の建造物、400棟余りございますけれども、これらを対象といたしまして、周辺との調和を図るための修景事業というものを1つにしたものでございまして、昭和60年度から30年以上にわたり、国・県の支援を受けながら継続して事業の実施をしてまいったところでございます。  これまでに、延べで申し上げますと600棟以上の建物に手をつけ、交付を行いました補助金の総額も8億円を超えるというところでございます。しかしながら、街道に面する伝統的建造物の修理修景の完了率を見ますと、平成28年度末でいまだ56%というところでございます。  地区内には、老朽化した伝統的建造物もまだまだ多く存在しておりまして、今後も引き続き地域の方々のご協力をいただきながら、計画的に修理修景事業を実施してまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  今後の維持についても、いろいろ地域の皆さんにもお世話なりながらやっていただかなと思います。  それから次に、この大事な関宿を守っていくためには、防災・火災の面から見てもどのように対策をしているのかというふうにお尋ねしたいと思うんですが、やはりあそこも密集地でございます。先般、糸魚川で300戸余の建物が焼失したという火災がございまして、やはり密集地でございます。その対策を今後どのようにしているのか、現在もそうなんですけれども、消防の訓練等もやられておると思いますので、そこらを現在やっておる状況をお聞かせ願いたいなあと。 ○議長(中村嘉孝君)  平松消防署参事。 ○消防署参事(平松敏幸君)(登壇)  関宿におきましての防火対策についてのご質問でございますので、私のほうからご答弁を申し上げます。  この地域におきます防火対策につきましては、とうとい財産を火災から守るため、平成25年1月1日施行の亀山市関宿伝統的建造物群保存地区の警防計画に基づきまして消防訓練の実施を継続してきており、先月、第6回目となります訓練を木崎地区におきまして実施させていただきました。  また、今回の訓練では、先ほど議員が申されました昨年12月に新潟県糸魚川市で発生しました大火を教訓とし、強風時に建物5棟が延焼中であるとの想定のもと、消防団と合同で消防車両6台を使用したブロック包囲、消火戦術の訓練を実施いたしました。さらに、その訓練とあわせて、地域住民の皆様を対象とした防火講習や避難訓練などを行い、消火器や消火栓などの使用方法を習熟していただき、万が一火災が発生した場合、適切な初期消火が行えるよう指導させていただいたところでございます。  今後におきましても、このような訓練を継続することにより、地域防災力の向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  関宿の貴重な財産を守っていくためにも、今後も計画的に実施してやっていただきたいというふうに思っております。  それでは次でございますが、3番目に書いてございます関の山車会館の整備については、あす伊藤議員が入っておりますので、また省かせていただいて、時間も余りございませんのでよろしくお願いいたします。  それから次に、鈴鹿関跡の調査について、現在の状況をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  嶋村局長。 ○文化振興局長(嶋村明彦君)(登壇)  鈴鹿関は、我が国の古代におきます最も重要な関所の一つでございまして、古代三関に上げられております。  鈴鹿関に関します調査でございますが、平成17年度から20年度に実施した関地域の遺跡詳細分布調査の過程でその一部を確認し、平成18年度から国庫補助を得て調査を継続的に実施しております。その結果につきましては、平成27年度に発掘調査報告書として一旦刊行をさせていただいたところでございます。  今後につきましては、これまでの調査により確認されました遺構、遺物について、専門家による学術的な価値づけを行いました上で、国史跡指定を実現したいというふうに考えております。  なお、鈴鹿関跡の学術的な価値について議論し、あわせて市民の皆様に広く周知を行うため、来る3月18日の土曜日でございますけれども、市文化会館大ホールにおきまして古代三関シンポジウムを開催する予定でございます。ぜひ多くの皆様にご参加をいただければと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  鈴鹿関の跡、いまだにブルーシートがかぶっておるのは確認しております。  いずれにしましても貴重な遺跡でございますので、何とか整備をしていただくように要望しておきたいと思います。  最後になりましたが、金王道の整備についてでございます。  これは昼生地域の皆さん方、また地域の皆さん方、歩こう会の皆さん方が整備をしていただいておる様子を聞いておりますが、先般も入りましたら、ただの山道かなあというような感も私は受けたわけでございます。歴史的にどのようにこれから保存していくのか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  嶋村局長。 ○文化振興局長(嶋村明彦君)(登壇)  金王道につきましては、昼生地区のまちづくり協議会の皆様が年2回のウオーキングでありますとか、独自の案内マップの作成、あるいは古道の草刈り作業や案内看板の整備など、保存及び普及啓発につながる活動を継続していただいておるというところでございまして、そうした活動は本年で10年目を迎えるというところでございます。さらには、昼生小学校児童への出前授業でありますとか遠足での案内など、学校との連携の中で、次代を担う子供たちへの普及啓発活動にも積極的に取り組んでいただいているというふうに認識をいたしております。  金王道を契機といたしました昼生地区のまちづくり協議会の皆様の活動は、地域が主体となって、地域の歴史的資産の保全とともに、その活用により地域の振興を図っているものでございまして、歴史資産を活用した地域づくりのモデルとも言えるものだというふうに考えております。  今後も文化財保護の観点から支援を行うとともに、こうした活動が全市的に広がっていくように発信を行っていきたいというふうに考えております。地域の皆様の活動と私どももともに歩ませていただければというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  12番 宮崎勝郎議員の質問は終わりました。  以上で、本日予定をしておりました通告による議員の質問は終了しました。  次にお諮りします。  質問はまだ終了しておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ、13日にお願いしたいと思います。これにご異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(中村嘉孝君)  ご異議なしと認めます。  そのように決定しました。  週明けの13日は午前10時から会議を開き、引き続き市政に関する一般質問を行います。  本日はこれにて散会します。                (午後 3時25分 散会)...