亀山市議会 > 2016-12-08 >
平成28年12月定例会(第4日12月 8日)

ツイート シェア
  1. 亀山市議会 2016-12-08
    平成28年12月定例会(第4日12月 8日)


    取得元: 亀山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-12
    平成28年12月定例会(第4日12月 8日)    平成28年12月8日(木)午前10時 開議 第  1 市政に関する一般質問    ───────────────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり    ───────────────────────────────────── 〇出席議員(18名)    1番  今 岡 翔 平 君     2番  西 川 憲 行 君    3番  髙 島   真 君     4番  新   秀 隆 君    5番  尾 崎 邦 洋 君     6番  中 﨑 孝 彦 君    7番  豊 田 恵 理 君     8番  福 沢 美由紀 君    9番  森   美和子 君    10番  鈴 木 達 夫 君   11番  岡 本 公 秀 君    12番  宮 崎 勝 郎 君   13番  前 田 耕 一 君    14番  中 村 嘉 孝 君   15番  前 田   稔 君    16番  服 部 孝 規 君   17番  小 坂 直 親 君    18番  櫻 井 清 蔵 君    ───────────────────────────────────── 〇欠席議員(なし)    ─────────────────────────────────────
    〇会議に出席した説明員職氏名  市長              櫻 井 義 之 君  副市長             広 森   繁 君  企画総務部長          山 本 伸 治 君  財務部長            上 田 寿 男 君  市民文化部長          坂 口 一 郎 君  健康福祉部長          佐久間 利 夫 君  環境産業部長          西 口 昌 利 君  建設部長            松 本 昭 一 君  危機管理局長          井 分 信 次 君  文化振興局長          嶋 村 明 彦 君  関支所長            久 野 友 彦 君  子ども総合センター長      伊 藤 早 苗 君  上下水道局長          草 川 博 昭 君  市民文化部参事         深 水 隆 司 君  健康福祉部参事         水 谷 和 久 君  会計管理者           西 口 美由紀 君  消防長             中 根 英 二 君  消防次長            服 部 和 也 君  消防署参事           平 松 敏 幸 君  地域医療統括官         伊 藤 誠 一 君  医療センター事務局長      落 合   浩 君  地域医療部長          古 田 秀 樹 君  教育長             服 部   裕 君  教育次長            大 澤 哲 也 君  監査委員            渡 部   満 君  監査委員事務局長        宮 﨑 吉 男 君  選挙管理委員会事務局長     松 村   大 君    ───────────────────────────────────── 〇事務局職員  事務局長  松 井 元 郎   議事調査室長   渡 邉 靖 文  書記    村 主 健太郎   書記       大 田 より子  書記    新 山 さおり    ───────────────────────────────────── 〇会議の次第                (午前10時00分 開議) ○議長(中村嘉孝君)  おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事につきましては、お手元に配付の議事日程第4号により取り進めます。  これより日程第1、市政に関する一般質問を行います。  通告に従い、順次発言を許します。  15番 前田 稔議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  おはようございます。  創政クラブの前田 稔でございます。  通告に従い質問をさせていただきます。  合併してから10年を過ぎて、第1次総合計画がスタートして今年度が最終の年度ということで、そしてまた29年度から第2次総合計画がスタートするということで、幾つかの質問をさせていただきたいと思います。  大きく1つは、第1次亀山市総合計画後期基本計画第2次実施計画についての進捗状況ということと、平成29年度第2次総合計画の今回行政経営方針人事行政方針とか、それから予算編成の方針について出されましたので、そういうことについてと、3つ目が、リニアについて、大きく3点を質問していきたいというふうに思っています。  それではまず、この第1次亀山市総合計画後期基本計画第2次実施計画についてですけれども、幾つかの事業シートがありますけれども、大綱別に主要事業の現在の実施状況を確認したいと思いますので、答弁を願います。 ○議長(中村嘉孝君)  15番 前田 稔議員の質問に対する答弁を求めます。  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  おはようございます。  それでは、第2次実施計画の主な事業の実施状況につきまして、大綱別ということでございますもので、少しお時間をいただきながら、ご報告をさせていただきたいと思います。  まず、1つ目の快適な都市空間の創造では、市民の安心・安全の確保や防災機能の向上を図るため、橋梁長寿命化修繕事業による神辺大橋などの補修工事や橋梁耐震化補強事業による光於堂橋などの耐震工事を計画的に実施、これは終了いたしたところでございます。また、市民生活の基幹となる道路ネットワークの構築を図るため、野村布気線、和賀白川線の都市計画道路整備事業についても着実に事業を進めているところではございますが、これは28年度中には完成はいたしておりません。  次に、2つ目の市民参画協働地域づくりの推進につきましては、地区コミュニティセンター充実事業により、関南部地区コミュニティセンター新築工事を完了いたし、地域の活動拠点を整備することができたと考えております。一方、地域コミュニティのしくみづくり支援事業につきましては、地域まちづくり協議会を市内全地区で設立していただきましたので、地域特性を生かした活動が展開できるよう、今後は地域予算制度の円滑な実施に向け、引き続き支援をしてまいりたいというふうに考えております。  続きまして、3つ目の健康で自然の恵み豊かな環境の創造につきましては、がん検診推進事業予防接種費用助成事業を継続して実施してきており、早期発見や重症化予防の視点から、市民の健康づくりに努めてきたところでございます。また、亀山市衛生公苑のし尿処理施設長寿命化事業につきましては、本年度内に基幹内整備の改良工事が完了する予定でございまして、関衛生センターし尿処理施設との統合により、運営の効率化を図ってまいりたいと考えております。  そして、4つ目の生きがいを持てる福祉の展開につきましては、福祉医療費助成事業によって、県制度の医療費助成に加え、市単独事業として障がいの程度や所得制限の緩和、中学生の医療費助成を行い、医療に係る負担の軽減を継続してまいりました。また、西野公園運動施設改修事業につきましては、平成28年度に空調設備整備工事の設計業務を行っておりまして、今後開催される国民体育大会の準備も視野に入れて、計画的な施設整備を今後行ってまいりたいというふうに考えております。  続いて、5つ目の次世代を担う人づくりと歴史・文化の振興につきましては、子供たちの教育環境づくりの推進として、中部中学校クラブハウス建築事業により、新たなクラブハウスを整備することで生徒の学校における生活環境の向上を図ったところでございます。また、川崎小学校改築事業につきましては第1期工事を進めているところでございまして、引き続き計画的な工事を実施してまいりたいと考えております。  一方、歴史的風致を生かしたまちづくりでは、亀山城周辺保存整備において、京口門周辺歴史的風致形成建造物である旧佐野家住宅の改修を完了いたし、魅力的な地域づくりを行ったところでございます。そのほか、関の山会館整備事業につきましては、本年度用地購入を行ったところでございまして、平成30年度の開館に向けて計画的な整備を進めております。  最後に、6つ目の行政経営につきましては、社会保障・税番号制度システム導入事業及び個人番号カード交付事業により、社会保障・税番号システムの改修とセキュリティーの強化を図るとともに、スムーズに個人番号カードの交付ができる環境を整えたところでございます。以上でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  第2次実施計画の主要事業を説明いただきまして、おおむねまあまあ言葉ではできたというような感じかなあというふうに思うんですけれども、幾つか積み残している事業もあると思います。例えば亀山駅の周辺整備、駅前整備とか、あと関宿の山車会館であるとか、それからまちづくり協議会地域予算制度でしたか、そういったこともあると思うんですけれども、これは今度の第2次総合計画につなげていくんだろうと思いますけれども、どのような形でつないでいくのか、その考え方を示してください。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  来年度からスタートする第2次亀山市総合計画前期基本計画第1次実施計画の考え方でございますが、現在の実施計画期間内に完了していない事業の中で既に事業着手をしているものとして、今、議員からもございましたが、例えば亀山駅周辺整備事業地域コミュニティのしくみづくり支援事業、これは主に地域予算制度となると思いますが、あと地域包括支援事業川崎小学校改築事業、これもご指摘のありました関の山会館整備事業、こういう事業などのほかに、定住促進につながる事業など、引き続き着実に進めていく必要があるものについて実施計画に位置づけてまいりたい、そのように考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  幾つか説明を受けたんですけれども、特にこの中で亀山駅周辺整備事業ですね。きのう、豊田議員からの質問やら、服部議員からも質問がありましたけれども、これに関しての。当初、事業シートで、きのうも予算規模についての質問があったかと思うんですけれども、第2次実施計画の中で当初出された事業シートには、たしか80億か70億ぐらいの予算規模が示されておったと思うんですね。ところが、今現在、市のホームページからこれを出してもですね、29年度以降の総額の事業が抜けているんですね。なぜこれが抜けたのか、ちょっとわかりませんけれども、当初たしか70億か80億ぐらいの総額予算が出ておったと思うんですけど、きのう、その答弁ができていませんよね。できないとか言われましたよね。これおかしいかなあと思うんですけど、どうしてこれ予算規模、一回出しておるのに答弁できないのか、その辺をちょっと。答弁できるんやったら答弁してもらいたいですね。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  おはようございます。  議員ご指摘のように、確かにシートには以前に金額を記載させていただいているのは事実でございます。シートに記載いたしましたことといたしましては、主要事業として登録していく上で全体事業費の記載が必要だということで、その時点で想定した概算の金額として記載したものでございます。昨日も、現時点でお答えできるものはございませんということでご返事をさせていただいたんですが、詳細が詰まっていない段階ということで、かなりの概算額ということもございまして、金額の全体額ということはちょっと控えさせていただいたところでございます。  特に今検討しております中で、駅前再開発施設の中に公共公益施設の導入について、当然現在検討しているところでございますが、どういった施設を導入するかということにつきましては、現時点でまだ決まっておりませんので、導入する施設によりまして、規模が異なってくれば事業費にも大きく影響してくるということがございまして、現段階で申し上げる段階ではないということでご答弁をさせていただきましたので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  でも、当初そういう形で事業規模80億か70億という形で数字を出されているので、何か根拠があるんだというふうに思います。  これは、私の場合は一つの根拠としてちょっと聞きたいんですけれども、これはかなり、きのうも市長は第2次総合計画の目玉になるということをおっしゃられました。それはもう間違いないです、きのう答弁されましたので、そういうふうに言っておられます。だから、これは第2次総合計画の目玉になってくるんだろうというふうに私も認識をしています。これだけの事業をやるに当たって、財源は一般財源だけでは絶対できないというふうに思う。ある程度これは補助金の目策があってのことだと思うんですけれども、この補助金をこれに充てるのに当たって、どのぐらいの補助があるのかということを想定しておられるのか、お聞きします。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  駅前再開発に係る事業でございますが、大きくは3つに分けられると思いますが、いずれも社会資本整備総合交付金を受けていきたいというふうに考えてございます。再開発事業並びに優良建築物の整備に係る費用につきましては、市が負担する分のおよそ2分の1、それから街路整備事業に当たりましては、これまでの道路事業と同様に国55%、市45%の負担ということで交付金の補助を受けていきたいというふうに考えてございます。ただ、全てのものが交付金の対象になるかというところは、これからまだ詰めていく段階ですので、その時点でまた決まってくるかと存じます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  交付金を受けられるということですけれども、概算でいうと、最終的に何分の1ぐらいになるわけですか、総額で。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  全体ということでございますが、現在、詳細を詰めている段階でございまして、交付金の対象にならない事業も含まれてくるかと思いますので、現段階でどれぐらいになるかということは申し上げられませんので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。
    ○15番(前田 稔君)(登壇)  今までの交付金というか、補助金を当てにして、確実に入ってくるという保証はあるんですかね。今までそういうことで失敗したことはなかったですか。これだけちょっと確認したい。今まで補助金を当てにして、もらえなかったことがあったかないか、それだけ確認をさせてください。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  補助金につきましては、例えば今年度につきましても、実際に申請した額のおよそ半分程度しか補助金がついてこなかったということで、そういう分については、補助金に見合う事業に事業規模を縮小させていただいているという状況でございます。過去、これまでにさかのぼってというところにつきましては、資料が手元にございませんので、ちょっとお答えはできませんが、基本的には補助金の対象になるものにつきましては、交付された補助金に見合う事業に事業費を見直しながらということで考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  思っていたより半分ぐらいしかもらえなかったこともあるということで確認をさせていただきました。だから、補助金を当てにしても、100%入ってくるかどうかというのはわからないということなんですね。  それからもう一つ、地域コミュニティのしくみづくり支援事業地域予算制度ということを言われましたんですが、これ、地域予算制度だけがちょっと言葉が先に走って、いろんなコミュニティで、市長も挨拶でこういう言葉を使われているんですけれども、地域予算制度というのはどういうものか、ちょっとわからないので、今の時点で答えられるのかどうかわかりませんけれども、答えられる範囲で地域予算制度の中身について教えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  深水市民文化部参事。 ○市民文化部参事(深水隆司君)(登壇)  おはようございます。  地域予算制度ということで、所管しております私のほうからご答弁申し上げたいと思います。  地域予算制度は、地域へ交付されている補助金等を一括化するなどして、地域にとって自由度が高く使い勝手のよい交付金制度を創設し、それぞれの地域まちづくり協議会の自立した活動が促進されるように、平成29年度の開始を目指して現在制度設計を進めているところでございます。  制度のイメージということでございますが、平成29年度は制度開始の初年度でございますので、まずは現在、地域まちづくり協議会に交付されている補助金として、地区コミュニティ活動費補助金地域活性化支援事業補助金健康づくり事業補助金がございますが、これらを一括し、均等割、人口割などの算定方法に基づきまして、地域に配分する仕組みを検討しているところでございます。この交付金の特徴としましては、地域まちづくり協議会の判断と責任のもとに交付金の使途を決定できるところにあると考えているところでございまして、さらに今後、地域まちづくり協議会との協議も行いながら、他の補助金の一括化等についても検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  ということは、今までいろんなコミュニティへ出ておった補助金を一括で渡して、その補助金をまちづくり協議会の中で好きなようにというか、考えながら、目的は違っても構わないので、使ってもいいよというふうな柔軟な補助金になるということですか。確認です。 ○議長(中村嘉孝君)  深水参事。 ○市民文化部参事(深水隆司君)(登壇)  議員おっしゃいますように、地域の課題に向けて、それぞれ地域課題は地域ごとに特性が違いますので、それぞれ地域の中で決めていただいて課題解決に向けて取り組んでいただく、支援するための補助金でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  もう一点だけ聞いておきますけれども、今よりもふえるのかふえないのか、その点だけ1点聞かせてください。 ○議長(中村嘉孝君)  深水参事。 ○市民文化部参事(深水隆司君)(登壇)  今、交付されている補助金よりふえるかふえないのかということでございますが、交付金の額の詳細につきましては現在調整中でございますが、地域まちづくり協議会におきましては、幅広く地域課題の解決に向けた活動に取り組んでいただくことになりますことから、より充実した支援となるよう検討を進めているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  充実した支援ということは、答弁から聞くと、若干はふえるかなあという認識をさせてもらいますけれども、はっきり申されなかったので、余り期待はできないかなあと思います。  これをやっていますと次に行けませんので、それでは、2番目の平成29年度の行財政運営方針と予算編成についてということで、今回、行財政の経営方針とか人事行政方針、それから予算編成方針を出されました。その中で聞いていきたいんですけれども、今までの例年とは違った内容について特にお答えをいただきたいなあと思うんですけれども、まず行政経営方針の中で、今回、平成29年度人事行政方針というのが示されましたので、まずこの内容についてお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  行政経営の重点方針や予算編成方針と同時に発出をしております人事行政方針は、その年度に、どのような点に重点を置いて人事行政を進めていくかについて明らかにするものでございます。特に昨年と異なる点でございますが、平成19年度におきましては、第2次総合計画が始動することから、本計画に掲げる各施策の着実な推進に向け、組織・機構の見直しを掲げているところでございます。  現在の組織は、迅速な意思決定を狙いとして、合併後の平成18年にこれまでの課・係制から、現在の部・室制を導入いたしたところでございます。それ以来10年が経過し、新たに始動する第2次総合計画や、まち・ひと・しごと総合戦略に位置づけられた施策を推進するため、最適な組織に編成することが必要であり、現在の部・室制の課題を十分に検証した上で、平成30年4月の組織・機構の再編に向け、進めてまいりたいというふうに考えております。  また、人づくりの面からは、職員全体で取り組むオール亀山市を念頭に、業務遂行をチームとして捉え、地方創生に真正面から取り組む職員を育成することが大切であると考え、特にチーム力の向上を図るため、中間管理職の人材育成を重点的に取り組むことといたしたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  平成18年4月に部・室制に変更したということなんですね。今度、30年に機構改革で変えていくと。人づくりとか、組織づくりを念頭に置いていくということで、もうちょっと具体的に中間管理職というのはどういうことなのか。今までの部・室制からどのように変わっていくのか、もう少し具体的に答えてください。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  これまでの課・係制のときには係長の職というのがございまして、係長の職は、通常ですと37歳とか、38歳ぐらいで係長職を拝命したおったところでございますが、今回平成18年に部・室制を導入することによりまして、フラットな組織になった関係で、室長以下につきまして全て室員というような組織に変わったところでございまして、課・係制の場合ですと、そうした30代後半から一つの係を掌握するという意味では、やはりマネジメント力がそこで培われてきたというふうに考えておりますが、現在の室長ということになりますと、早くて四十六、七歳ということで、10年ほどの開きがございますもので、こういったところのマネジメントがやはり少しおくれているというような課題があるというふうに認識をしておりまして、そういったことの改善を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  若手の育成というふうに考えたらよろしいですかね。それで、そのスキルを高めていくと。研修とか、そんなのも今までよりもふやして、庁内での勉強会もしていくというような、横の連携もつないでいくというような、絵に描いたような、それはすばらしいかわかりませんけれども、部・室制にかえたときもそういう話があって部・室制になったので、本当に着実に思ったようにできていくのかどうか、それは皆さんの行政の市長初め職員の今後の努力だと思うので、30年に機構改革があるということだけ確認をしておきたいと思います。  それでは、次に平成29年度の予算編成方針について、28年度と大きく変わったところは何か、答弁をお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  上田財務部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  おはようございます。  それでは、平成28年度と29年度の予算編成方針が大きく変わったところをご説明させていただきたいというふうに思います。  まず、行政経営方針と同様に平成29年度が第2次総合計画のスタートの年であるという点でございます。そのことから、予算編成方針では、新たな計画に基づく新規事業に対し、施策・事業の重点化や各部門の連携を強化して取り組むことといたしております。また、そのほかにも市税や地方交付税減少が見込まれる中、加えて、県においては財源不足から政策的経費の要求額を一般財源ベースで前年度比55%以内としており、歳入における県支出金において、特段の注視が必要であると考えておるところでもございます。また、このような厳しい財政状況の中ではございますが、引き続き第2次行財政改革大綱に掲げる20の取り組み項目を強力かつ着実に実践し、持続可能な健全な財政運営を行ってまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  国の施策に合わせてというか、予算編成を見据えた中での亀山市の予算編成になっていくということなんですけれども、次も絡んできますので、29年度の予算編成についての考え方、これをまずお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  昨今の経済状況でございますが、内閣府の11月の月例経済報告では、景気はこのところ弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いているとまとめられております。本市におきましては、平成29年度は普通交付税の合併算定がえによる増額分について、その5割が減額になる見込みでございます。このような中での平成29年度の予算編成の考え方でございますが、行政経営の重点方針を踏まえ、第2次総合計画の初年度として施策事業の重点化、各部門の連携を強化して取り組むこととし、あわせて第2次行財政改革大綱に掲げる20の取り組み項目を強力かつ着実に実践することといたしております。また、持続可能な行財政運営の確立を図るため、事業の選択と集中により、行政経営資源を再配分するとともに、歳入に見合った歳出という財政運営の基本に立ち、歳入の確保と歳出の削減を徹底して行うことといたしております。  つきましては、今後予想されます一層厳しい財政局面に備え、職員一人一人の行動と各部局の英知を結集し、予算編成作業を進めているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  これは提示された内容をそのまま読んでおるんじゃないかと思うんですけれども、ちょっとここで聞きたいんですけど、29年度の予算編成ですけれども、交付税と、それから歳入の部分、税収がどのぐらい、歳入がどれぐらいになるのか。税収と、それから交付税でどれぐらいかということをお聞かせ願います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  29年度がどうなるかという話でございますが、今、国のほうで税制改正等も議論をされておりますので、その分を入れずに、現時点で財政当局が予想しておる範囲でお答えさせていただきますと、市税については、約8,780万円ほどの減少になるだろうと。普通交付税については、7,100万円ほどの減少になるだろうと。合わせて1億5,880万円ほどの、来年度は今年度より減少になるだろうというふうに予測をいたしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  市税で8,780万円の減、それから交付税で7,100万円減ということで1億5,000万ですね。これが減するということは、歳出も厳しくなってくるので、その穴埋めもせんならんだろうし、かなり厳しいかなあとは思うんですけれども、その予算編成の手法及び削減の考え方についてお聞きしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  歳入の確保と歳出の削減につきましては、先ほども申しましたとおり、第2次行財政改革大綱の前期実施計画に掲げる取り組みを引き続き実施してまいります。具体的には、歳入の確保において、市税等の収納率の向上や受益者負担の適正化、また新たな財源の確保として、新規の広告収入や不用となった財産の売却などに取り組みます。  また、支出の削減においては、補助金の適正化による削減や事業の再編と事務事業の見直しなどによる削減に取り組みます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  それをして補えるのかどうか、どれぐらい補えるのか、軽減できるのか、それはわかりますか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず、各企業の法人市民税等の調査を現在かけております。歳入についても、再度確認をしていくような調査をかけておりますし、今、標準予算は財務部のほうで、政策予算は企画政策部のほうで現在調整を行っておるところでございます。そんなところで、どれぐらいの予算になるかは現在申し上げられませんが、なるべくこの削減幅と、来年度は新たなスタートの年でもございますので、そこら辺を鑑みて来年度予算の策定を行っていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。
    ○15番(前田 稔君)(登壇)  それでは、中期財政見通しとの整合性ということで、まず平成29年度の予算の編成状況は大体聞きましたので、その中期財政見通しとずれる部分についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  平成27年2月に策定をいたしました中期財政見通しでは、市税における法人市民税の税率改正や土地の下落傾向等から、平成29年度当初予算で11億5,000万円の財源不足を見込み、その額について財政調整基金から繰り入れを見込んでいるところでございます。なお、平成29年度一般会計の予算総額及び財源について現時点では把握し切れていない状況であり、財政調整基金の繰入額については調整できていない状況ではございます。  次に、財政調整基金の残高見込みについては、中期財政見通しにおける28年度末残高は34億9,400万円といたしております。一方、12月補正後における28年度末の財政調整基金残高の見込みは37億9,900万円であり、中期財政見通しとは約3億円の増と予想をいたしているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  この27年度につくられた中期財政見通しでは、31年度までの5年間で55億円の財源不足になるというふうなことが書かれておりました。でも、それは第1次総合計画のときに、市長ともいろいろ議論したときも、80億財源が必要やという議論があって、そこで議論して、結局その80億というのは、何か言う割にはそんなこともなく、何とか乗り切られたと。だから今回も3億、毎年の残高ですね、不用額。これが結構な額が、大体四、五%ぐらいはあるのかなと思いますけれども、そういうのが残ってくるので、そこら辺を加味して中期財政見通しがつくられておるのかどうか、確認をしたいと思いますけれども。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  中期財政見通しでは、毎年不用額が出るという見込みで策定しておりますので、今後も不用額は計上をして中期財政見通しを立てていきたいというふうに思っています。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  今のところ、中期財政見通しでは、財政調整基金は上振れになっておるということで確認をさせていただきました。  そしてもう一つ、今度第2次総合計画が始まります。これ27年から31年までの中期財政見通しでありましたけれども、中期財政見通しを新たに29年度からつくり直すという考えはあるのかないのか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  本市の中期財政見通しにつきましては、平成27年2月時点の地方税財政制度等に基づき、行政水準を維持した場合の将来にわたる財政収支を試算したものでございます。策定から約2年が経過し、社会経済情勢や税財政制度等の変化等により乖離が生じているところでございますので、第2次総合計画の実施計画の策定に合わせ、平成28年度中の見直しを予定いたしておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  第2次総合計画に向けての見直しとするということを確認させていただきました。  それでは、行財政改革についてお聞きをしたいと思います。  平成27年度の主な実績について、まずこれを聞かせてください。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  行財政改革につきましては、平成27年8月に第2次行財政改革大綱を、同年10月に行財政改革大綱前期実施計画を策定し、開かれた市政の推進と持続可能な行財政運営の確立に向け、平成29年度までの3年間に116項目の具体的な取り組み内容を定め、取り組み責任者の管轄のもと、着実な推進を図ってきておるところでございます。  平成27年度の主な実績としまして、まず本実施計画に掲げる市税や国民健康保険税などの9つの税や使用料等の現年分の収納率の向上について、前年度よりも収納率を向上させた結果、約2,700万円の収入増となったと考えております。  また、受益者負担の適正化の観点から、市民や議会の各位にもご理解いただいて、住民票や印鑑登録証明書、納税証明書など15種類の手数料の見直しを行い、この増で約640万円の増収を見込んだところでございます。さらに人件費の削減においては、勤務時間弾力化制度の活用による朝型勤務の実践や22時以降の時間外勤務の原則禁止、また20時以降の時間外勤務は理由書を提出するなど、時間外勤務の管理を徹底したことにより、平成27年度は約8,200時間の時間外勤務の削減につながったところでございます。また、歳入確保や事業の見直しを図る検討を行い、今年度は脳ドックにおいては対象人数を拡大するようなこともやってきたところでございます。  平成27年度から29年度までの3カ年で取り組みを行います前期実施計画の平成27年度の進捗状況は、延べ116の取り組み項目のうち、完了済み、完了に向け順調に進んでいる取り組み項目が61事業で、約半分程度進捗が進んでいるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  いろんな取り組みをしていただいて人件費の削減もしていると、残業時間とか、そんなのも減らして効果は出ておるということで、最初に2,700万と640万ですか、これで3,000万からそれ以上の実績をつくったということですけど、平成28年度の取り組み状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  今年度の主な取り組みにつきましては、前期実施計画の初年度であります平成27年度の進捗状況を踏まえ、今後取り組みに対する支援を行うこととしており、本年5月に財政行革室が全取り組みに対し、取り組み責任者との直接的ヒアリングを行い、進捗状況と問題点の確認を行ったところでございます。  また、本年10月には、行政改革推進委員会の委員の方が2班に分かれまして、ヒアリングを希望する6つの取り組みについて、委員と取り組み責任者による直接的ヒアリングを行い、進捗を促すためのアドバイス等も行ったところでございます。  そのほか、全庁的な取り組みといたしましては、本部長であります市長を初め、部長級までの市の幹部で構成します行財政改革推進本部会議で、福祉医療費助成事業の制度見直しや窓口業務の民間委託化などの検討などの重要事項について随時検討を行っており、本年度はこれまで2回会議を開催いたしたところでございます。  今後も行財政改革推進本部会議を中心に各部署が一丸となり、諮問機関である行政改革推進委員会の意見も反映させていきながら着実な推進を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  ちょっと時間がなくなってきましたので、合併特例債についてお聞きしたいと思いますけれども、合併特例債の現在の残高はどれぐらいか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  合併特例債の現在の残高でございますが、新たな事業への活用可能額といたしましては、約7億8,000万となる見込みでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  この7億8,000万を第2次総合計画でどのように使っていくのか、考えはあるのか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  今後、どういった事業へ活用を行うかにつきましては、合併特例債の趣旨や市の財政負担等を考慮し、新市まちづくり計画に位置づけた事業の中で、活用期限となります平成31年度までに完了できる事業の財源として有効に活用してまいりたいと考えております。具体的な活用事業につきましては、平成29年度当初予算編成にあわせて策定をいたします第1次実施計画においてお示ししてまいりたいと考えておりますが、現時点の想定といたしましては、第1次実施計画における最大の事業となってまいります亀山駅周辺再開発事業において有効活用ができればという考えを持っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  亀山駅周辺再開発事業に使うという考え方ですけれども、私はまず合併特例債の性質というか、補助金のつかない事業に充てていくのが望ましいというふうに考えていますけど、その考え方は間違いないですか。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  これまでから合併特例債を活用した事業の中には、例えばし尿処理施設長寿命化事業など、補助金がつきにくい事業に対して充ててきた経緯がございまして、議員ご指摘のとおりの考え方で進めているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  そうなると、亀山駅周辺再開発事業はもう補助金がつくということなので、それはどうかなというふうに思いますけどね。  市長とは長い間この財政問題、それから合併特例債のことをいろいろと議論してきました。私は、やっぱりこの合併特例債というのは、庁舎建設に使うことが一番最適やったんやないかなあと。なぜかというと、これは後の祭りですけれども、今となって、きのうも庁舎の建設の問題がありましたけど、やっぱり財源がないわけですね、補助金もない。合併特例債を使えないという、私はそこら辺を政治的な判断ミスじゃないかなあというふうに思うんですけれども、市長は、いつも私と議論をしているときに、後に負担のかかるようなことはしたくないと言われましたけど、今となっては、10年おくれて庁舎建設に踏み切ったとしても、かなりの額がふえてくる。きのうも、50億ぐらいでできたものが80億、90億という試算が示されましたけれども、やっぱりこれはちょっと私は政策判断のミスかなあというふうに思うんですけれども、市長、どのように思いますか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  おはようございます。  前田議員のご質問でございますけれども、随分公の議会の場でも議論を重ねてまいりました。確かに、あの時点で私の就任がリーマンョックのまさに直後でございましたけれども、本市にとりまして、平成14年から始まります産業立地によります右肩上がりのこの流れが、大きく潮目が変わる状況でございました。そういう中で、当時としては、この合併特例債を活用して、当時の合併特例債の期限が平成26年度でございましたので、平成25年、26年で庁舎を亀山市内のどこかへ新たに建設するという計画で動いておったところであります。  一方で、既に21年、22年の中で、本市にとりましては、多分県下でも、全国的にも珍しいと思いますが、関中学校、亀山中学校の中学校2校の同時改築並びに亀山市立東幼稚園、この2校1園の同時改築が計画の中に盛り込まれておったところであります。税収の展望とか、あるいは償還していく、これを考えますときに、優先すべき政策の転換が必要であろうということの中で、当時庁舎を凍結させていただきました。その前段には、和賀白川線の橋梁につきましても合併特例債事業でありましたけれども、立派なつり橋が計画をいただいておりましたが、二十数億のつり橋でございましたけれども、これを約十数億にまで縮減をしたりとか、南部地区の自然の森公園、これも15億の事業でございましたけれども、これを白紙に戻すとか、そういう行財政の大きな改革を、そういう判断をしながら、そしてリーマンショック以降の本市の厳しい中を転換してきたものでございます。  そういう意味で、当時の、今5年合併特例債が延長されましたけれども、この特例債をいかに有効するかという意味では、市政のあの時点で、決してこれは適切な合理性のある判断であったというふうに考えておるものであります。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  当時いろいろ議論しましたね。市長が、それは民意で凍結したということが、民意で市長になられたんですけれども、私はそのときに提案をさせてもらいました。いずれ庁舎は建設しなければならないので、積み立てをしたらどうですかということで、今、それが積み立てられております。10億あります。  1つまたここで提案なんですけれども、今度、市庁舎建設に向けて進んでいくと思うんですけれども、かなり先ですけれども、その合併特例債を使って、今、基金がありますね。まちづくり基金、まだ約10億残っております。これ、全然今まで活用されていないんですね。だったら、これ、ちょっと執行部も勘違いしておったか知らんけれども、償還分はそういう建設目的にも使えると。ソフト事業じゃなくて、そういうものに使えるということはもうわかっていると思うので、何年か先にはこの10億というのは使うことができますよね。そうすると、積み立てた10億、建設基金がありますね、市の庁舎の。それと、あとこの特例債でもらったまちづくり基金を使って20億ありますよね。それから、まだこの先になっていくから、もうちょっと積み立てをすれば何とかなるかなあというふうな、私はそういう試算を持っています。  財務部長にちょっと聞きたいんですけれども、このまちづくり基金、今何か使う予定というのは考えておるんですか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まずこのまちづくり基金の設置目的である市民参画協働及び地域づくりに寄与する活動の支援に要する資金として、現在は活用を図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  これを市庁舎建設に充てるということは可能ですか、可能でないか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。
    ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  市民まちづくり基金につきましては、基金償還分、返した分については庁舎建設に使う用途に使うというのは、目的をそれでいいということになれば、使えるだろうというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○15番(前田 稔君)(登壇)  私はそういうことの原資があるのではないかと、リニア基金もそうですけれども、きょうはできませんでしたけれども、いろんな方策を考えて、私の提案も示させていただきましたので、これで質問を終わりたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  15番 前田 稔議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午前10時53分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午前11時01分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、2番 西川憲行議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  ぽぷらの西川でございます。  本日は一般質問をさせていただきます。  通告に従いまして、まずは亀山市の教育行政について質問をさせていただきます。  その一つは、学校図書館の現状と整備についてを質問させていただきたいと思いますので、現在、学校図書館には豊富な図書冊数・種類というものがしっかりと準備されているのか、その点について確認をさせてください。 ○議長(中村嘉孝君)  2番 西川憲行議員の質問に対する答弁を求めます。  大澤教育次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  おはようございます。  各小・中学校学校図書館の蔵書でございますけれども、文部科学省学校図書館図書標準におきまして、各学校の学級数に応じて整備すべき蔵書の標準冊数が定められております。それに基づきまして整備のほうを進めております。平成27年度末でございますけれども、市内小・中学校14校のうち、13校がこの標準冊数を満たしておりまして、残る1校につきましても、標準冊数は約98%とおおむね備えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  学校図書館については、しっかりとした本があるということでございます。  それで、教育長の教育行政の報告の中では、適切な廃棄・更新というようなことがありましたけれども、更新・廃棄、これはどのような基準で行われているかについてご質問します。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  古くなった蔵書の廃棄につきましては、亀山市学校図書館図書廃棄基準に沿いまして、記述されております内容が古くなったり、資料的な利用価値を失った本、また多数の利用があり、傷んでしまい、修復不可能な本などの廃棄を行っておるところでございます。  また、購入でございますが、毎年各学校へ配当する予算におきまして新しい図書のほうを購入いたしますが、その本の選定につきましては、各学校の図書館担当教諭や学校司書等を中心に検討し、校内で協議をして決定しておるものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  学校図書館については、そういう基準に基づいて適正にされていると。  それで、同じく教育長からの現況報告の説明の中で、学校力、教師力の向上というものがありました。ちょっとわかりづらい言葉なので、教師力とはどのようなもので、どのように向上していくということを教育委員会としては求めているのか、その点についてお伺いします。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  おはようございます。  議員お尋ねの、まず教師力につきましては、深い教材研究によるよくわかる授業ができる授業づくりの力、また子供たちが安心して学校生活を過ごすことができる学級づくり、集団づくりの力、子供のよさを引き出し、伸ばしていく子供理解、子供指導の力、また学校組織の一員としての自覚を持ち、協力的に役割を果たすことができる支え合い、共同する力など、教師として必要な力を指すものでございます。これは、亀山市学力向上推進計画におきましても、児童・生徒を成長させるために必要な教師一人一人の資質、能力、意欲等であると明記してございます。  この教師力をどう高めていくかにつきましては、教職員の指導力向上について取り組みを強化しているところでございますが、市や県で開催される教師の資質や専門的な知識の向上を図る研修会への参加奨励、学校現場でのOJT、職場内研修による指導技術の向上や子供理解のための校内研修の充実など、あらゆる機会、場面を活用して取り組みを進めているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  教師力については理解させていただきました。  その前にある学校力ということですけど、こちらについてお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  学校力につきましては、子供たちをよりよく育てるために、学校が校長を初めとする管理職のリーダーシップのもと、的確に組織として機能する力であり、保護者、家庭、地域の協力やご支援によって生み出される学校の総合的な力でございます。これも亀山市学力向上推進計画におきまして、学校が一体となり組織的な改善を続ける中で生み出される教育力であり、児童・生徒を成長させる組織的な働きであると定義しておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  実践されてきた、教育長は、学校長も経験されて、現場を実践された中で言われることですので、非常に説得力があって、教師力を上げる、学校力を上げていくということについては、それなりの知見と実力があるんだろうと私も思っています。それで、その学校力を上げていくということで、生徒、それから教師が一体となって、よい教育ができるようになっていくんだろうということを確認しました。  私が1点気になったのは、学校力の中では管理という部分もあると思うんですけれども、私は今の全国的な子供のいじめであったり、不登校といったものについて社会問題化となっている中で、教師一人一人が持ってきた子供たちを指導する、あるいは安全に学校に来させるという中で、その情報の共有といったものが、学校力の中では僕は非常に大切なのではないかなあと。子供一人一人に対する先生方が共有した認識を持って生徒指導に当たっていくというのが大事なのかなあと思いますが、その点の所見について教育長はいかがお考えか、お聞かせください。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  学校力の向上につきましては、わかりやすく言いかえると信頼される学校づくりとも言えようかと存じます。信頼が高まった中では、保護者は安心して子供を学校へ通わせ、子供たちは学校へ早く行きたい、学びたい、友達と過ごしたいと考えると捉えております。そんな学校で、教師は情熱と誇りを持って自己研さんに努め、教育活動に打ち込む環境が整うと考えているところでございます。  したがいまして、校長のリーダーシップと申しましても、管理型の校長、管理職を求めているのではなく、子供も教師も校長先生、教頭先生に伝えておかなければとか、対話を重視したマネジメント力、リーダーシップ像、そういったところを奨励しているものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  学校について、しっかりとやっていっていただきたいと思います。  そんな中で、この間、全国学力・学習状況調査についての報告がなされました。全国平均を亀山市は下回ってはいるものの、学力は徐々に年々成果が出てきて向上しているという報告でありました。この報告の中で、私は特に気になったのが読書週間ということなんです。それで、先ほど学校図書館について、そしてそれを指導される先生方、学校の中身についての確認の質問をさせていただきました。  読書の習慣づけということについては、施策の中でいろいろやられているんですよね。教育委員会が主導でやられているのかどうか知りませんけれども、聞いたところでは、ファミリー読書リレーとか、それから朝の読書の時間というような取り組みがされてきて、その取り組みの成果が実際に出ているのかどうかという点ですね。今回の調査の中では、報告書にありましたのは、読書の習慣が身についていない児童が多いということが書かれておりました。この結果を受けて、実際に今までの方針が成果をおさめてきたのかどうか。少人数学級を取り入れて、今の言われた教師力で生徒を指導しながら、楽しい学校づくりをして、図書館の本も十分ある中で、また図書館司書もふやしてやってもらっています。これで課題・問題点があったのかなかったのか。なぜ読書の習慣が身についていない生徒・児童が多くなっているというような報告になったのか、その点について、どの辺に課題・問題点があるのかという点についてお伺いします。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤教育次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  子供の読書力の向上に向けた取り組みにつきましては、現在、市内小・中学校の学校図書館におきまして、学校司書、学校図書館支援員等の配置によりまして、教育活動の支援及び環境整備を進めているところでございます。また、少しご紹介いただきましたけれども、かめやましファミリー読書リレー、また朝の読書タイムですね。そのほか、みえの学力向上県民運動に係りますチェックシートというのがございまして、それを活用した取り組みなど、家庭とともに進める読書活動の推進に取り組んでおるところでございます。これらの実践によりまして、市内の小・中学校全体の図書貸出冊数は、平成26年度には約20万冊でございましたけれども、学校司書の配置を増員いたしました平成27年度には、約27万冊に増加をいたしたところでございます。このように、子供が学校図書館で出会う図書の冊数は着実に増加をしておるところでございます。  次に、読書をしない子が多いのはなぜかということだと思いますけれども、学校図書館や市立図書館に行く回数につきましては、学力調査の結果では、週1回から3回行くと答えた児童・生徒の割合が県・全国平均を上回っております。しかしながら、授業時間以外に全く読書をしないと答えた児童の割合は、県や全国と比較して多くなっておるというところでございます。この理由ということを考えますと、これはやはり教師等からの働きかけによりまして、図書館の本を借りたり読んだりする子供が多いものの、授業時間以外の日常生活の中で自分が読みたい本を選んで手にとり、最後まで読み進めようとする主体的な読書習慣が身についていない子が多いものと考えるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  報告書だけを読むと、子供が本を読まないのかなあというふうな感想を受けましたけれども、今の説明ですと、読んでいる子は読んでいるんだと。ただ日常的な中で本が活用されていないという現状があるということだと思います。私は、やっぱり教育の中では国語力があってこそほかの科目も上がっていくのではないかなあと思うので、この読書について特に聞かせていただきました。  それから、もう一点気になるのは、学校評価アンケートについては27年度の実績を見せていただきました。学校教育ビジョンと比較されて、27年度の実績ですと、学校の授業理解度についてという質問があります。その中では、小学校では88%、中学校では83%の子供たちが理解をしているという報告があります。先ほど、教師力という話を伺いましたけど、その中では、授業を進めるやり方等についての研修も行われ、教師力も実際に上がっていると。学校全体としても、子供たちの環境整備に力を注いでいると。その中で、子供たちはこれだけの理解度があるんだという中で、ただその理解力が学力テストの結果に反映されていないと感じます。そこまで理解が進んでいるのであれば、やっぱり平均点が上がるというのが常識的かなあとは考えるんですけれども、ここにおいては、教える内容そのものに問題があるのか、テストの内容とは違う教育をしているのか、その点について私は矛盾を感じるんですけど、どのように考えてみえるかの見解を教育長から聞きたいなあと思っております。お願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  議員ご指摘のとおり、平成27年度末に市内小・中学校で実施しました学校評価アンケートにおいて、授業理解度は小学校で88%、中学校で83%となっており、この数値は学校の授業がよくわかると肯定的に答えた児童・生徒の割合でございます。8割を超えているということなのに、全国学力学習状況調査の結果が思わしくないというのはなぜかというご指摘かと思いますが、授業理解度は、子供たちが日々の授業、1時間ごとの理解ができたかどうかの意識を問うものであります。それに対して、全国学力・学習状況調査は、前の学年までに学習した全ての範囲から問題が出題されております。過去の学習内容が十分に習得をし切れていないという状況はうかがえるかと存じます。  また、問題が長文を読んで内容を理解したり、自分の考えや理由を文章で記述したりする問題も多く、日常の授業がわかるかどうか以外の活用力も測定されるという違いもございます。テストに合わせた授業を行っているのかどうかと問われますと、テストの点数を上げるための授業を必ずしも行っていないということは言えようかとは思いますが、でもそれでいいとは捉えておりません。  今後につきまして、日々の授業をわかりやすくする努力は続けながらも、学力調査の結果から明確になった課題について、その改善方策を検討し、実践していく必要があると考えております。現在も、学力向上推進計画の見直し作業を進めているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  子供たちの学力については、日々の授業の理解はしているけれども、前年度までの部分についてのテストについては若干弱いということがはっきりしているんだと。それが学力テストにつながるかどうかではなく、やっぱり子供たちにしっかり習ったことを教えていただく復習というものが大事なんだろうなあというふうに感じましたので、また課題・問題点を整理していただいて、今後につなげていただきたいというふうに感じます。  では、次の質問ですけれども、亀山市の将来像についてということでお聞きしたいと思います。  まず、この中で私が非常に気になるのは、コンパクトシティーの考え方についてであります。コンパクトシティーという考え方で、まずその中心部には何を考えてみえるのか。それから、その中心部に必要なものはどのような施設なのかという点についてお伺いします。立地適正化計画によれば、駅を中心に公共交通を考え、その駅を中心ににぎわいゾーンをつくられていますので、多分中心には駅を考えてみえるのかもしれませんけれども、確認として中心には何を持ってくるのか。それから、そこに必要な施設は何なのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  コンパクトシティーの考え方ですが、今後のさらなる人口減少、高齢化社会に対応した持続可能な都市となるよう、都市の再構築を長期的に進めていくものでございます。  概念的に、コンパクトシティーの中心部というものを一言で言いあらわすことは大変難しいのですが、都市構造上、居住や都市機能を誘導し、中心的役割を担うことを目指すということであれば、現在策定中の立地適正化計画の素案に示しております居住誘導区域や都市機能誘導区域が想定されるかというふうに存じます。  どのような施設なのかということでございますが、都市機能の維持・充実という観点からは、例えば交通の結節点であったり、関連する交通施設、また都市のにぎわいや魅力、都市居住といった観点からは、商業施設や文化施設、医療・福祉施設、集合住宅等、幅広い施設が一般的に該当するものと思われます。
    ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  今の答弁で明らかになりました。コンパクトシティーの中心的な部分にどのような施設かと。交通施設であったり、商業施設や文化施設、さまざまなものが必要なんだと。それは、複合されたところを小さくまとめていくという考え方なんだというふうに私は感じましたけれども、多分そういうことなんだろうと。  となると、私、市長に聞きたいんです。亀山市の将来に向けて、どのようにコンパクト化していくのかという問題と、それから今の立地適正化計画では、にぎわいゾーンにおいては3つに区分されています。井田川駅、亀山駅、それから関駅と3つの中心部ができ上がっています。それを、前に質問したときには、それぞれの駅を中心としたコンパクトシティーの複合体が亀山市の考えるコンパクトシティーだというふうに聞かせていただきました。そうなると、井田川駅前あるいは関駅のほうに文化施設、商業施設、それらを持ってくることによってコンパクトにまとめていく考え方なのか、あるいは現在中心部にあるところへ全体的な、先ほど部長が言われました居住空間、都市機能を持ってくるのか、その辺の考え方についてお聞かせください。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  都市づくりの今後の基本的な考え方というご趣旨でございますが、本市は190平方キロという面積を持っております。そこに5万人という人口でございますが、まずはやはり既存の中心市街地、そして周辺に連なりますそれぞれの集落、あるいはコミュニティ、こういうものをうまくつなげていくという考え方が全体的には必要であろうというふうに思います。そういう意味で、今ご指摘の都市の中心的な機能の拠点性を高めていくということが、やはりこういう時代、極めて重要であろうというふうに思っております。こういう時代と申し上げますのは、人口減少社会であったり、少子・高齢社会という大きな構造変化の中にある、こういう時代にあって、やはり都市全体をより集約化していったり、より周辺のコミュニティとうまくつなげていったり、こういう都市政策が必要になってくるんだろうというふうに基本的に考えておりまして、その意味で、現在の中心市街地の拠点性を一層高めるという視点は、大変重要な政策課題の一つであるというふうに考えておるものであります。  同時に、今、副次的な中心市街地が関宿周辺、関駅周辺、それから井田川の新興住宅の周辺、この辺を副次的中心市街地といたしておるところでありますけれども、先ほど申し上げた中心市街地としての全体としての拠点性を高めるということと、さらにその外枠にありますコミュニティとうまくつなげていくという考え方が基本的に大変重要であろうというふうに考えておるものであります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  その拠点拠点をつなげる周辺のコミュニティをつなげていくという考え方だというのは当然理解しているんです。ただ、その中でそれをどうやっていくかという具体的な部分について、市長の考え方をお聞きしたいと思っていたんですけれども、お答えはいただけなかったと理解します。  その次の公共交通の考え方について、先ほど言われましたように、都市機能を充実させていくために、周辺部あるいはその中心的市街地と副次的市街地と言われましたけれども、そこらをつないでいくためには、やはり公共交通というものが必要になってくるんだろうと。公共交通としては何を考えてみえるのか、中心となる公共交通は何なのかという点についてご質問します。 ○議長(中村嘉孝君)  西口環境産業部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  まず、本市の公共交通につきましては、JR関西線及び紀勢線の鉄道がございます。それから、三重交通の営業路線バス、それから廃止代替路線バス、それから市が委託しておりますコミュニティ系の合わせて10路線のバスがございます。その他、事前予約制送迎サービスとか、民間の営業タクシーもあるわけでございますが、中心となる公共交通機関といたしましては、このうち点在する市内集落を結ぶとともに他市とをつなぐ鉄道、それから三重交通の営業路線バス、廃止代替路線バス、町なか循環のさわやか号の5路線というふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  今の答弁で鉄道がまずは中心、それからバスの5路線であるというふうに言われております。ちょっと私はバスの路線図を見ましたところ、駅を中心にピストン運行されているんですよね、放射線状にといいますか、環状的にぐるっと回るバス路線というのは数が少ないのではないかなあというふうに感じています。先ほどの考え方でいうと、まずコンパクトシティーをつくっていくという考え方では、中心市街地のほうに向けて、周辺部からのアクセスをつないでいく、そして、それとは別に副次的な部分と主的な部分を今度は横軸でつないでいくということが大切なのかなあというふうに考えています。  当然そうなると、鉄道の駅、それからバスとの乗り合わせをあわせてコンパクトシティーのまちづくりということになってくんではないかなあというふうに思うんですけれども、そうなると、これは市のほうからいただきました立地適正化計画の素案でございます。そこの55ページは、公共交通ネットワークの将来イメージというものが書かれております。そうすると、ここには鉄道駅周辺に居住誘導区域を指定し、鉄道を基幹的公共交通軸と位置づけ、公共交通移動の主軸とするとはっきりと明記されております。この上で考えますと、やっぱり鉄道を主体に亀山市は将来像を考えているのかなあというふうに私は読み取ったわけですが、先ほどの市長のご答弁には、そういうような考え方は示されておりませんでした。  もう一度、市長にお聞きしたいのですが、前段のコンパクトシティーのまちづくりの考え方に合わせて、鉄道を中心とした公共交通をどのように考えてみえるのか。今のバスのあり方でいいのか、あるいは、私が先ほど言いましたように、放射線状に市外に向けて出ているバスだけではなくて、やっぱり環状線というか、ぐるっと回ってくるようなバスとかも考えてみえるのか、その点、また今のバス運行のあり方が最適なのかどうか、市長の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  確かに本市の構造上、中心市街地、とりわけ今の亀山駅と各集落を結ぶバスのネットワークという意味では、現在の公共交通のネットワークがその役割を果たしてくれてはおるところでございますが、かつてはそうじゃなかったわけでありますよね。基幹的な民間バス事業者が運行していた時代があったわけでありますが、それがかなわず、今はこういう状態を構築してきたところであります。あわせて、今の本市には5つのJRの駅を保有しておるところでございますけれども、この駅と、あるいは各中心部と周辺との集落をいかに結ぶのかとか、こういう視点を持って公共交通の再編計画が動いてきておるところであります。  このままでいいのかということでありますが、ご案内のように、本年度、現在の計画が終了いたします。さらに、次の本市の公共交通の再編計画を策定してまいるところでございます。その折には、当然今ご指摘のような、例えば駅といかにつなげていくのか、あるいはより効果的な方策をどう組み込めることができるのか、こういう視点の議論は当然必要であろうというふうに思いますし、当然財源との絡みとか限界がございますので、従来のそういう手法以外のバス運行の手法につきましても当然検討しながら、そして今後の計画の中へ組み込んでいくという考え方がどうしても必要になってくるのではないかというふうに考えておるところであります。  いずれにいたしましても、本年度をもちまして、現在の公共交通の再編計画が終了いたしまして、これらの課題や将来展望を含めて、次の計画の策定をしっかりしていく必要があろうというふうに現時点で考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  計画を策定していくのが大切だという考え方ではなくですね、市長はどのように考えているかという点をお伺いしたいので、もう少しちょっと質問の内容を変えて、市長の考え方を聞きたいと思います。  コンパクトシティーにおいては、先ほど言いましたように、中心部に居住区域を誘導していくというふうに書かれております。ということは、これから市の周辺部においては、そういう居住区域を、今はミニ開発とかが盛んに行われていますけれども、抑制していく考えがあって、逆に中心部にはどんどん住宅を建てましょうとか、空き家を利用しましょうとかいう政策を行っていく考えなのか。それから、それによって公共交通は当然拡散すれば公共交通機関も広がりを見せるわけですから、そういう抑制によって公共交通の再編というのを考えてみえるのか、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  この中心部の空洞化ということ自体が、この20年、30年の間に進んでまいりました。そういう意味では、やっぱり都市の機能を高めていくという意味では、中心的な市街地への町なか居住をしっかり進めていくという考え方が、これは従来からの本市の方針でございますけれども、そういう考え方を持って都市政策を動かしてきておるところでありますけれども、さらにそこは立地適正化の計画等も含めまして、強化していく必要があろうというふうに思っております。  そういうことを含めて、その居住誘導の区域外と、周辺にありますその集落、コミュニティといかに効果的にネットワークしていくのかということにつきましては、既存のそういうバス運行の手法があり、あるいは鉄路があり、さらにそれだけでは限界がありますところは、さまざまな議論を地域レベルでも検討いただいておりますが、そういう新たな運行主体、地域を主体としますような、そういう何か方策が必要ではないのかなということも含めて、この都市の力、都市力を上げていく必要があろうというふうに考えておるものであります。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  必要があるんだろうなあということは皆さんがわかってみえて、それのための計画もつくっていくんだということは確認できましたけれども、市長はどういうまちづくりをしていくかという思いについて、もう少し僕ははっきりと言っていただきたいなあと思っています。立地適正化計画の素案には、はっきりと計画性のない無秩序な市街地拡散の抑制が必要であると書かれています。ということは、やっぱりそういうふうな方向性でこれからやっていくんだということは、もう市の中では決定済みなんじゃないのかなあと思います。ただここの答弁においては、市長はそこをはっきりと言われないという点が非常に残念であります。  次の市庁舎の建設と図書館のあり方を含む公共施設のあり方についてという点なんですけれども、今後は建てかえを検討していくということは、市長は全協の場で言われましたので、ここの質問も、ちょっと時間の関係上、大きく割愛させていただいて、いろいろ図書館についても、昨日、福沢議員のほうが細かに聞いていただきましたので、私は、今後の公共施設の建てかえのあり方ということで、公共施設に関する総合管理計画中間案というものが前回示されておりますので、そこから、例えば図書館は、きのうの質問の中でも36年が経過していると。ただ、3年前にリニューアルしたところなんですよね。なのに、今、移設を含む検討というふうに言われています。問題点が、施設の中が古くなっているとか、本の蔵書の関係やとか、書架の関係やというふうにきのう言われましたけれども、何を優先していくのかということですよね。そういうことで言えば、保育園とか、古くなっていて、本当に必要だと言われているものはいっぱい今までもあるわけですよね。いろんな議員さんも質問されました。その中で、なぜ図書館なのかなあというのが一つあるんですけれども、これだけを聞くと、またいろいろな言いわけを言われるだけなのかもしれないので、受益者負担の適正化をされたときには、それに関する基準というのが4つの方向性がありましたよね。公共施設も、そのようなどれを優先していくんだというような基準を明確にするための基準といいますか、第一優先に老朽化あるいは耐震がなっていないとか、そういうようなのを優先していくのかとかいうような基準があるのかないのか、その点についてだけご質問します。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  現在のところ、そのような基準というのは持ち合わせていないところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  先ほど言いましたように、亀山市公共施設等総合管理計画の中間案におきましては、行政サービスとして必要な水準や機能、市民の利便性の向上、最適な配置など、さまざまな視点から総合的に進めていく必要がありますと書かれています。市長が目指してみえるのは、行政の見える化、そのことをよく言われます。この文章を読んだだけでは、どの公共施設を早く直すんだ、どの公共施設が大切なんだということが一切わかりません。さまざまな視点からと言われています。この「さまざまな視点から」を整理していただいて、やっぱり市民全体が見ていただいて、均等に見て、公正にどの公共施設を早く直さなければいけない、この公共施設は統廃合をしていかなきゃいけないというようなことがわかるような基準となるものを一つつくっていただいてはいかがかなあという提案なんですけれども、まずはそこから始めていただいて、そして公正・平等に公共施設を見直していただいて、その中で限りある財源の中から有効に使っていただいてやっていただきたいと思うんですけれども、財務部長、その辺の考えはいかがでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  議員おっしゃるように、公共施設の今後のあり方ということが必要であろうというふうな認識を持っているところでございまして、現在、私の部で担当してやっています仕事の中で、公共施設等の総合管理計画の策定をやっています。今の財政状況で考えますと、今ある公共施設、特に道路とか、橋梁とか、建物も含めますと、今後60年間で更新を考えると、到底今のものを再度立て直すことは不可能でございます。そのことで、まずどれぐらいの削減が要るんだということで、現在25%程度の削減をしないとやっていけないんだろうという方向性を出しました。その中で、そうしたら削減をどのようにやっていくんだということが必要になってくることですので、現在、この基本方針とか、施設類型別の基本方針の策定を、現在取りまとめを行っておりまして、また皆さん方に明らかにしていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  その今やってみえることは十分わかりました。ただ私は、せっかく受益者負担の見直しにはああいう基準をつくられて、誰もがわかる公平性だとか、そういうのがわかるようなのがあるので、公共施設についてもああいうのをつくられて、見える公共施設のあり方というものを検討していただきたいなあという意見でございますので、またできれば検討していただきたいと思います。  そういう中で、今も言われましたように、財政の問題というのは非常に大きくなってきます。行財政改革というのが次に私はあるんですけれども、その中で市長のマニフェストレポートを見せていただくと、ここは本部設置と大綱策定ということで、マニフェストの成績は5段階評価の5を持ってきておりますけれども、先ほどからもいろんな言葉が飛び交う中で、役所言葉というのが結構出ています。行財政改革の大綱の中の116の施策の中には役所言葉の見直しというものもありますので、そういうことも一つ一つ点検しながらやっていただきたいなあとは思うんですけれども、ここで聞きたいのは、本来はまずこの成果ですね、行財政改革の。これ、先ほども言いましたように、マニフェストでは5段階評価の5です。ただ、本部設置と大綱の策定をしたというだけですけれども、実際に行財政改革による成果というものがどんなのがあったのかというのを聞きたい。  その中で、この中で一番大きな話題となったのは、一室一事務改善と呼ばれる改革ではないのかなあと思っていますけれども、この改革でどのような効果があったのか、数字で示していただきたいなあと思うんですけど、一番効果があった改善案、それから効果がなかった改善計画というのはどんなのがあるのか教えてください。財務部長、簡潔にお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず一番効果のあったのは経常経費の削減でございます。ほかには公債費の削減とか、補助金の適正化等をやってきたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  財務部長が今答弁を言われたように、経常経費の削減ということですね。こちらは、これも市長のマニフェストレポートからの抜粋ですけれども、経常経費の削減ということで、効果額7億2,300万円と出ております。非常に大きな効果なんだろうなあというふうに思います。その2つ前のところですね、事務事業点検制度「ザ・点検~亀山モデル~」の実施ということで、効果額1,200万円と書かれていますけれども、こちらのほうは事務事業の点検制度で事務事業を見直しましたと書かれているんですよね。でも、僕、経常経費の削減と事務事業の削減ということで、これ一緒じゃないのかなあというふうに考えたんですけど、やったということを書かれるのはいいんですけど、やっぱりこの辺も明快に何をやったからこういうふうになったのかなあというのが出していただければありがたいのかなあというふうに感じております。  行財政改革については、今後もいろいろ聞いていきたいことはいっぱいあるんですけれども、ちょっと時間の都合もありまして、行財政改革、どんどん進めていただくのは結構なんですけれども、ただ一室一事務改善をやることによって現場に支障を来している部分もあるんじゃないのかなあというふうに私は感じております。一室一事務改善、せっかくやられたので、その効果があった事務改善については、1室がやるだけではなくて、その1室がやった効果を全庁的に波及させるというような取り組みが私は見受けられないと思うんですけれども、せっかくやられたどこどこの何々室というのがこういう削減案を出して、こういうことをやったことによって人件費の削減につながった、今言われたように経常経費の削減につながったよというのであれば、じゃあ、他の室がなぜそれをしないのかというところに疑問があるんですけど、その点についてどのようにお考えなのでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず一室一事務改善の取り組みについては、市の掲示板等に掲載をして、職員の皆さんに読んでいただけるようにしておるんですけれども、そんなお声をいただくということは我々がまだ足らない部分があるんだろうというふうに思いますので、一室一事務改善を広く庁内へ広げてくような再度違う方法も考えたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  違いますよ、一室一事務改善、一室一室がやっていくのは当然いいんですよ。いろんなことをやってみえるのは僕らも確認していますよ。ただ、その中で非常に効果が高いから、これは例えば今言われた財政行革室だけがやるべきものではなくて、財政行革室が考えたアイデアが教育委員会のどこどこの室でも使えるとか、建築のほうでも使えるんじゃないのということで財政行革室が推奨して、この事務改善についてはこの室もこの室もやりなさいよという指示を出したのか出さないのか、なぜ出さないのかということです。その点についてお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  指示は出しておるところでございます。特に実績でも上げさせていただいた変形労働時間勤務の活用とか、または小規模修繕工事を一つにまとめる取り組みとか、またはささいなことですけど、コピーの使用料の削減とか、保存ファイルの再利用なども各部門に行っていただけるような指示はきちんと行っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  金額的な部分だけではなくて、もっと行財政なので、財政だけではなくて、業務量の改善とか、そういうこともしっかりとPRしていただければ、より効果があったということが、市民の皆さんを含め我々にもわかるのではないかなあと思いますので、またやっていく上でよろしくお願いしたいと思います。  次に、医療センターの院外処方についてという質問なんですけれども、これ、医療センターの敷地というものが市の財産だと思うんですけれども、この財産において、院外処方の場所を、薬局を開設して貸し出すということなんですよね。ということについて、法律的な部分についてちょっと私もわからないんですけれども、市の財産を貸し与えて、その収益については医療センターのほうに入ってくるというふうになっていると思うんですけれども、この法律的な部分で市の財産を貸し出すという点についていかがなのか、説明をお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  落合医療センター事務局長。 ○医療センター事務局長(落合 浩君)(登壇)  医療センターの敷地は、地方公営企業の用に供する行政財産であります。その行政財産ですけれども、地方公営企業法施行令第26条の5の規定によりまして、地方自治法第238条の4第2項の規定に基づいて貸し付けることができることになっております。でありますから、今回の貸し付けは地方自治法の規定によります行政財産の貸し付けという位置づけでございます。  収入につきましては、医療センターの財産でございますので、医療センターのほうに帰属するものと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  西川議員。 ○2番(西川憲行君)(登壇)  法律的には問題がないということが確認できました。これは、教育民生委員会の資料から見せていただいたものなんですけれども、ここで気になるのは、前回質疑のときにも私言いましたけど、医療センターの問題は市民の皆さんの利便性や安心であると私も思います。現在の院内処方から院外処方に変わることによるメリットとデメリットですね。こちらのほうは、当然医療センター側のメリットもあるだろうし、市民のメリットもあると思うんですけれども、このメリットとデメリットについてはどのように考えてみえるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)
     落合事務局長。 ○医療センター事務局長(落合 浩君)(登壇)  医療センター側からのメリット・デメリットについて申し上げます。  医療センターといたしましては、一つ、薬剤師が病棟での薬剤業務に専念できるようになることから、きめ細やかな服薬指導により、入院患者サービスの向上につながること、もう一つは、処方頻度の低い薬剤の在庫がなくなるということ、もう一つ、薬の袋などの消耗品が減少することなどのメリットがありまして、逆にデメリットといたしましては、薬価差益、これは薬価基準による公定価格と医療センターが実際に購入する価格との差額でありますけれども、院外処方に移行することによって、その差益が小さくなること、また調剤に係る診療報酬が少なくなることがあります。  このようにメリット・デメリットありますけれども、トータルとして考えますと、病院経営面からの収益の減収は否めませんが、入院患者さんへの質の高い医療の提供ができることから、地域医療の推進に寄与するものと考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  古田地域医療部長。 ○地域医療部長(古田秀樹君)(登壇)  今回、教育民生委員会の資料といたしまして、保険調剤薬局整備事業についてを提出させていただきました。健康福祉部の名前で提出をさせていただきましたが、実際の事務は地域医療部でとっておりますので、私のほうから少し答弁をさせていただきます。  市民の立場からのメリット・デメリットということと、市全体から見たメリットということでご答弁させていただきます。  まず、市民の立場としてのメリットといたしましては、多彩な後発医薬品――ジェネリック医薬品でございますが――を自分の希望で選択でき、これにより医療費の負担の軽減につながります。また、どこの薬局でも調剤が可能となりまして、かかりつけ薬局を利用することによりまして、重複した投薬の防止につながります。また、そのかかりつけ薬局を利用することによりまして、患者さん個人の状態に応じた薬の十分な説明、服薬指導が受けられるようになるというふうに考えております。  逆にデメリットといたしましては、後発医薬品を選択しない方にとっては費用負担が増加をいたします。また、院内で薬を受け取ることができなくなりまして、別の場所に薬をとりに行くという手間も必要となります。  市全体から見たメリット・デメリットでございます。医療センターに受診される方の多くが国民健康保険や後期高齢者保険の加入者でございます。医療センターが院外処方に移行した場合、他の病院の例を参考にいたしますと、後発医薬品使用率が45%程度になることが予想されます。これによりまして、市全体の医療費の抑制につながるものというふうに考えております。また、今回の公募条件であります24時間365日対応の薬局が開設されることによりまして、在宅への薬剤の配達あるいは在宅での服薬指導というものが可能になりまして、ますます在宅医療が推進され、地域包括ケアシステムの実現に向けた一翼を担うことになるというふうに考えております。  市全体で見たデメリットにつきましては、特にないものというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  2番 西川議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、午後1時まで休憩します。                (午前11時54分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 1時00分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、12番 宮崎勝郎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  緑風会の宮崎でございます。  このたび一般質問の機会を得ましたので、質問をさせていただきます。  国においても、一億総活躍社会とか、地方創生については、非常に強く取り組んできているものと思います。その中での、今回この12月議会で、亀山市議会定例会の現況報告と教育行政現況報告について質問させていただきます。中身については通告してございますが、一部関連して波及していく部分もあるかと思いますが、お願いします。  それでは、1番目の第2次亀山市総合計画の策定の経過と今後の推進についてということで上げてございます。第1次亀山市総合計画がもう終わろうとしている中で、次の第2次という計画を現在されております。その計画をされる中での経過を聞くわけですが、まず最初に、市長のそれに対しての指示、思いを伝えてあるのか、確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  12番 宮崎勝郎議員の質問に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  宮崎議員のご質問にお答えをさせていただきます。  現在策定を進めております第2次亀山市総合計画の策定の過程での市長の指示はいかがかということでございますが、これは本当に本市の今後の29年度以降、長期的な市の施策の方向性を示すものでございまして、極めて根幹となる計画であります。  したがいまして、この計画の策定に当たりましては、関係部局の英知を結集して、この作業を今日まで進めてまいったところでありますし、議会並びに多くの市民の皆様、あるいは声なき声も含めて、これをしっかり拾い上げて、そしてその計画の中へしっかり盛り込むよう指示をしながら、今日まで中期戦略会議を通じまして、この策定に全庁を挙げて取り組んでまいったところであります。  なお、総合計画審議会、各関係の委員の皆様の英知も結集いただいて審議をいただいてきておるところでございますが、いずれにいたしましても、オール亀山市としての今後の大きな展望をしっかり持ってこの計画をつくる必要があるということで、その英知の結集を求めてまいったところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  市長の思いを聞かせていただきました。  今般のこの第2次総合計画は、今までの場合は、自治法上の義務づけがあったと思いますが、今回は外れておるという中での、今、市長の思いを聞かせていただきました。  この計画が今どのように進んでおるのか、詳しくお聞かせ願いたい。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  策定に係る経過についてご説明を申し上げます。  現在策定を進めております第2次総合計画につきましては、今、議員ご指摘がございました、地方自治法の一部改正によりまして策定根拠を失って以降、平成27年6月に定めました亀山市総合計画条例に基づき、市の意思により策定する初めての総合計画となるところでございます。  総合計画の策定に当たりましては、市長を初め、部局長級で構成する中期戦略会議を中心として、基本構想検討プロジェクトチームによる基本構想の検討や、分野別政策検討部会による基本計画の検討など、全庁的な体制による検討を進めてきたところでございます。  また、その検討過程におきましては、市民の意向を計画に反映させるため、市民アンケート調査やフォーラムを実施し、幅広い意見をお聞きしたところでもございます。  一方で、総合計画策定に係る調査審議を行うための機関として、昨年10月に有識者、公共団体の代表者、公募委員から構成する亀山市総合計画審議会を設置いたしまして、計9回の調査をいただいたところでございます。  こうした中、本年10月31日に審議会へ基本構想及び前期基本計画案の諮問を行い、集中審議を経て、昨日でございますが、諮問案に対する答申をいただいたところでございます。これが現在の経過でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  経過は事細かく説明を聞かせていただきました。  やはり市民の声、また有識者の声、いろいろな方の声も聞き、計画を立てられたと思っております。議会にもその都度示された部分もございます。  そういう中で、結局、最終的にはいつごろにでき上がるのか。いわゆる答申を受けて、今から市民にお尋ねしなければならんし、我々も検討をしなければならん部分もございます。最終的には来月になるか、再来月になるか、予定でいきますと来月というふうに書いてございますけれども、それでいいのかどうかということで確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  今後の予定でございますが、まず今議会が終了した後の20日から22日にかけまして、各予算決算委員会の分科会にまずこの基本構想と基本計画案を報告させていただきました後に、今、議員からもございましたパブリックコメントを通じまして、市民からのご意見を踏まえ、最終的には平成29年3月定例会におきまして、基本構想案と前期基本計画案を市議会へご提案いたしたいと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  計画は事細かに聞かせていただきました。  その中でちょっと一部、午前中の前田 稔議員の中での地域予算の件で、これも2次にもつなげていくのかどうか、それだけ確認したいです。 ○議長(中村嘉孝君)  坂口部長。 ○市民文化部長(坂口一郎君)(登壇)  地域予算につきましては、第2次計画の中で位置づけていくところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  大体私の質問も終えました。  それでは、次の項に移りたいと思います。  まちづくり観光の推進についてということで、街道観光の推進についてお尋ねしたいと思いますが、先般、商工会議所との連携というのか、そういう中での街道観光、いわゆる東海道、大和街道、それから巡見街道でしたか、それの街道観光というので取り組んでおられるということも報告を受けましたが、その中でこれはどのようなものか、お尋ねしたいなと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  久野関支所長。 ○関支所長(久野友彦君)(登壇)  亀山市は、我が国の東西を結ぶ地域にあり、伊勢への分岐点であることから、交通の要衝として発展してまいり、いつの時代にあっても道が一つのキーポイントであると考えております。観光につきましても、街道に沿って町並み保存を進め、宿場町の姿を今に残す歴史遺産として年々評価が高まり、訪問客も増加傾向にあることから、旧東海道の関宿を中心に観光の施策を展開しております。  このたび、亀山商工会議所が商工業の振興策の一つとして、歴史的資産や地域資源などを観光産業に結びつける戦略として、旧東海道や大和街道、伊勢別街道、巡見街道など一連の街道を総称して、「伊勢ノ国 亀山まほろば街道」と銘打って、観光を通じて商工業の振興を図る事業に着手されました。  このことから、亀山商工会議所とも連携いたしまして、東海道を初めとする歴史文化遺産を活用した観光促進を図り、観光に関連する商工業者の育成を図り、地域が潤う観光の施策を展開してまいりたいことから、街道の持つ魅力を積極的に発信する観光PRを展開してまいりたいと存じております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  商工会議所として地域が潤うということで、まほろば街道ということになっておるんですが、今の中での、交通の要衝として、東海道は東西ですね、巡見街道は南北やと私思いますが、そういう絡みはいかがですかな。 ○議長(中村嘉孝君)  久野関支所長。 ○関支所長(久野友彦君)(登壇)  街道とは、地域と地域、あるいはまちとまちを結ぶ道路をあらわす言葉でありますことから、巡見街道も観光につながると思っております。  観光につながる資源は少ないというお話もあるかと思いますが、巡見街道には、ヤマトタケル伝説に由来する御陵や、峯城を初めとした城跡、寺社など歴史文化遺産が多いことから、観光資源はあるものと考えてはおります。  しかしながら、例えば巡見街道を一つ例にとりますと、今、議員おっしゃいましたように、旧東海道の関宿を中心としたような従来の観光の形態は難しいのかな、今ではまだと思っております。ですので、地域活動団体や関係機関と連携を深めながら、体験型、あるいは交流型の要素を取り入れたまちめぐりやウオーキングツアーのような形態の観光策を検討してまいりたいなと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  巡見街道は聞かせていただきましたが、大和街道はどういうことですか。 ○議長(中村嘉孝君)  久野関支所長。 ○関支所長(久野友彦君)(登壇)  大和街道につきましても、東海道から分岐して、いわゆる加太を越えて伊賀へ越える道でございますが、ここにつきましても、観光資源はあるものと思っております。特に、鉄道のまちとして栄えました亀山市において、加太につきましても鉄道遺産がたくさんあることからも、それらを中心に、いわゆるまちめぐりやウオーキングツアーなどで観光を振興していければなと思っておる次第でございます。
    ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  それぞれ3つの街道についてのご説明をいただきました。  私が思いまするに、まだほかにもこのような道があるんじゃないかというふうに思っております。特に金王道、これも平安時代の道だと思うんですが、それから安楽越えの道はどのように取り扱っていくかと。歴史遺産もございます。そういう中で、まず金王道についての歴史的遺産のご説明をお願いしたいなというふうに思います。 ○議長(中村嘉孝君)  嶋村文化振興局長。 ○文化振興局長(嶋村明彦君)(登壇)  金王道に関係をいたします歴史遺産というふうなご質問でございます。  金王道そのものは、鈴鹿市の岸岡から当市関町古厩にかけての丘陵上をずうっと通っております道でございます。その中でも、特に昼生地域については、その街道の中核部分として非常に古い趣が残っている道だというふうに認識をしております。そういう性格で申しますと、特に亀山市の南部に当たる地域の歴史資産をつなぎとめる役割を持つものだというふうに考えております。  例えば、南部のほうでございます歴史文化資産を上げますと、例えば下庄の弘法寺にございます木造薬師如来立像でありますとか、あるいは三寺では獅子舞が行われておりますし、指定の文化財ではございませんが、中庄でもかんこ踊りなどがされている。  また、自然のものでいいますと、於々奈気神社の大クスでありますとか、こういったものをつなぐ。また、観音山のようなものも非常に価値の高いものではないかというふうに思っているものでございます。こうしたものをつなぎとめるという意味での金王道というのは、非常に意味があるものだと思います。  また、金王道につきましては、地域の昼生地区まちづくり協議会の皆さんを中心に、金王道ウオーキングなどの開催をしていただくことを契機として、道周辺の看板の設置でありますとか、草刈り活動など文化財の愛護活動にも積極的に取り組んでいただいているということで、私どもといたしましては、こうした地域資産を使う活動の一つのモデルになるような地区ではないかというふうにも考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  金王道については、よくわかりました。きょうの中日新聞の朝刊にも出ておりましたが、昼生のまちづくり協議会を中心に、いろいろボランティア的に活動をしていただいていると。ありがたく思っております。  それから、安楽越えについては、先般、4回目となるここの報告の中では、鈴鹿山麓無限会議というのが先月25日に開催されたということを聞いておりますが、そこで共通の資源である鈴鹿山麓を通じてという政策連携についての議論を交わしていくというところでありますが、私思いますと、先ほど申しましたように、安楽越えを街道の扱いとして、そういう観光に使えないかというふうに、発展させられないかというのを一つお尋ねしたいなと思っております。 ○議長(中村嘉孝君)  久野関支所長。 ○関支所長(久野友彦君)(登壇)  鈴鹿山麓無限会議につきましては、滋賀県、三重県内の8つの市町で構成させていただいておって、地域活性化に向けた情報交換をしていただいているところでございまして、2013年に発足していただいて、今、議員おっしゃったように、4回目がこの10月25日に行われたところでございます。  これにつきましては、山麓を中心にいろいろなまちのつながりをもって活性化をしようとするものでございますもので、長い目で見た鈴鹿山麓を軸にした周遊観光プランを検討してはどうかというような議論も中には出ておるというのはお聞きしております。  ただ、いわゆる今の安楽越えは、今の時点では林道、昔は安楽道というた中で、今は林道安楽越えとなっておるんですが、そこの整備にはもう少し時間はかかるのかなと思っておる次第でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いずれにしましても、私ご提言申し上げておきますので、今後研究していただいて、このまほろば街道観光の一翼を担っていかないかなというふうに思って、ちょっとお話しさせていただいたわけでございます。今後よろしくお願いしたいなと思っております。  それでは次に、移住交流促進事業についてというのがございます。  これは、東海道関宿をフィールドに移住交流促進事業がなされたとのことですが、どのようなものだったのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  現況報告で述べさせていただきました取り組みにつきましては、先月11月5日、6日に東海道関宿をフィールドとしました移住体験ツアーを開催いたしたところでございます。これは本市に1泊のツアーで企画しまして、3名の方がご参加をいただいたところでございます。  ここでは、地域の関係団体やボランティア、先輩移住者のご協力を得て、関宿における暮らしを紹介いただいたほか、加太地区などの周辺地区や、保育施設や学校施設、商業施設など、生活や子育てに関連する施設を中心にご案内をさせていただいたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  3名の方が来られたということで、今まで移住されてきておる方のお話を聞いたりということでございますが、今回この移住交流促進事業と、一つの事業と銘打って、この関宿のみの事業を起こしたのかということを私はちょっと疑問に思うんですが、移住については、もっと大々的に取り組まれて、大きく考えたらいかがかなというふうに思っております。特に、テレビなんかを見ておりますと、中山間地でも、例えば耕作放棄地とか空き家とか、そういうところを借りられる方もいますが、買われる方もいまして、移住があちこちで出ておるということもテレビ等で私も拝見させていただいております。ええことやなというふうにも思っておりますし、また今、空き家対策について空き家条例もつくりまして、中山間地だけじゃなしに、どの地域においてもそういうのを移住者に対して提供できるような促進ができないかというふうに思っております。  今回、現況報告の中では関宿の中での移住交流ということでございますが、もっと広く考えて取り組んでいけないかというふうに思っております。そこら辺の考えをお聞かせ願いたい。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  失礼いたしました。私、11月5日や6日の取り組みのことだけ申し上げましたが、実際には、これまで具体的な取り組みといたしましては、総合的な相談窓口の設置でありますとか、定住支援員の配置、移住関係資料の作成でありますとか、移住相談にワンストップで対応できる環境を整えるとともに、大阪、東京で開催されました全国フェアや、県主催によります東京で開催されました「ええとこやんか三重移住相談会」に参加するなど、都市部での情報発信も行ってきたところでございます。  また、今、議員からご提案がございました件でございますが、今回の移住体験ツアーにつきましては、例えば本市の大きな特徴であります関宿における宿場町の暮らしをテーマとして開催をさせていただいたところではございますが、議員ご提案のとおり、住民のニーズに対応できるよう、例えば就農体験などの要素も含めながら、より本市の魅力に触れていただけるような移住体験ツアーについても企画をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  先ほど議員のほうから空き家等の活用という点もお話がございましたので、私のほうからご答弁させていただきます。  現在策定中の空家等対策計画におきましても、具体的な施策として、空き家の利活用というものにつきまして計画をしてございます。空き家情報バンク制度や移住定住促進についても、そういった内容を含んだ計画の策定をしているところでございます。  現時点で、空き家情報バンク制度は既に先行して実施しているところでございますが、その活用状況につきましては、まだ数は多くはございませんが、17件の登録に対して8件の成約が実現しておりますが、そのうち4件につきましては市外からの移住者でございます。内訳につきましては、市外3件と県外からの移住1件というような状況でございます。  引き続き、移住交流促進事業と連携を図りながら取り組みを進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  総合的なことは企画総務部長に聞かせていただきましたが、中山間地の例があったらお聞かせ願いたいなと。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  中山間地域でのお尋ねですので、私のほうから答弁させていただきます。  中山間地域における移住促進につきましては、農業施策の中で中山間地域における交流活動や活性化のための活動に対して支援を行っております。これは中山間地域が活性化して、魅力ある地域になることによりまして、移住が図られることも考えられるということからでございます。  具体的には、昨日の中﨑議員の一般質問だったと思いますが、市長が加太地域で、先日、三重大学生との交流が図られたという事例を紹介されましたけれども、まさにそれが具体的な例に当たるのかなというふうに思います。  それとまた、中山間地域の空き家の活用ということですが、移住を促進するために空き家を取得する場合、その空き家に附属する農地も容易に取得できるよう、農地取得の下限面積を原則30アールから1アールに緩和しているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  いろいろ聞かせていただきました。これから亀山の人口減にならないような施策の一つにもなろうかと思いますので、今後もっとどんどん進めていただきたいなと、かように思っておる次第でございます。よろしくお願いしたいと思います。  それから、次に4番目ですが、上水道の整備についてでございます。  安楽川能褒野橋河底推進工事負担金の債務負担行為限度額の変更についてでございます。  これについては、9月議会に提案された債務負担行為2億5,000万であったのが、今回の債務負担行為の変更については9,752万4,000円というふうに変更がなされておったのですが、なぜですか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  草川上下水道局長。 ○上下水道局長(草川博昭君)(登壇)  安楽川能褒野橋河底推進工事負担金の債務負担行為限度額の減額補正についてでございますが、9月議会時点では、ガス事業者から概略設計において概算費用を算出し、全体工事費5億円、市工事負担金2億5,000万円ということで補正いたしております。その後、ガス事業者が工事実施設計を行い、入札を行った結果、全体工事費が3億5,000万円となり、さらに請負業者とのコスト削減提案、工法等仕様変更により、結果として、11月1日に締結しております協定書に基づく工事価格1億7,200万円となり、市の工事負担金が事務費を含め9,752万4,000円となったものでございます。  主な工法変更の内容につきまして確認したところ、まず発進・到達立坑について、鉄骨構造、躯体費用の削減や、到達立坑において鋼矢板による立坑からケーシング、いわゆる鋼管に変更したことにより9,600万円の削減。また、仕様変更に伴う作業能率及び管理費等の見直しにより5,900万円削減されたことによるものとお聞きしております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  結構な話でございます。いわゆる1億5,000万強ここで浮かせていただいたということで、非常に私は評価いたしたいと思います。特に、当然、当初の設計は概算設計だったと思いますが、実施設計になるとこれほど違うんかなと驚いている部分もございます。  しかし、安くなったでいいわというんじゃなしに、工事の内容が自分らが思っておるものになっておるのか、再度確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  草川局長。 ○上下水道局長(草川博昭君)(登壇)  今回、協定書に基づく工事価格によりましても、当初のいろいろ工法の変更等に伴うことでございまして、結果といたしましては、当初の施工どおり、来年6月までが完了期間となっておりますが、その予定で進めていくというふうなことでございますので、市といたしましても、今後の工事の進捗状況を十分把握してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  よろしくお願いしたいと思います。  それでは続きまして、今度は教育行政現況報告の中からお尋ねしたいと思います。  きょう午前中にも、西川議員が学力テストの問題、また昨日、図書館の問題については福沢議員が質問されておりました。そういう中で、私は私なりに質問をさせていただきます。  全国学力テスト、学習状況調査について報告がございます。その結果が、去年と比較すると、全国平均と差が少なくなったということでございますが、三重県においても、やはり平均値以下であると。そういうような中で、特に学力テストで優秀なところなんかは、秋田とか島根とか石川とか、そういうような地域だったと思うんですが、三重県の取り組みも今後上げていきたいという意向でございます。亀山市についてはどのようにしていくのか、まず状況の結果をお聞かせ願いたいなと思っております。教育長、よろしくお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  状況の結果ということですので、一定の部分で年度を積み上げて改善が見られるものの、特にB問題、活用問題において課題が大きく残っておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  調査の結果はお聞かせ願えました。  教育長として新しく選任されましたので、過去からの経過は、現職の校長さんだったと思います。今現在、教育長になられて、今後これに対応する考えはどう考えていくか、教育長の抱負及びこれからの取り組みをお聞かせ願いたいなと。
    ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  私、9月の就任時に重要課題であると伝えまして、スピーディーに亀山市学力向上推進計画について、内容、取り組み期間を含めて軌道修正を行う旨の説明をさせていただいたところであります。  したがいまして、スタートは11月からになっておりますが、既に3回の学力向上推進に係る検討会議を実施しておるところでございます。  どのようにということでございますが、校長会におきましては、多くのことが現状維持は後退であると受けとめてほしいという旨を発信しております。また、就任以降、いろいろ担当室と詰めて、分析もしてまいりましたが、亀山市は教職員の年齢構成に大きな特徴がありまして、極端に20代が多く、50代が少ないということも判明してまいりました。  したがいまして、そういった亀山市の特性も踏まえまして、若者の個性は尊重しつつ、指導の統一性を図るという旨も大切にしていきたいと。最低これだけは押さえた授業、これだけは押さえた指導というところをどうポイント化していくか、そういったところを今検討しているところでございます。また、補充学習、土曜授業、教職員の過重労働と連動して検討を進めておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  教育長の報告なり、取り組みを聞かせていただきました。  私は、これからまた皆さん一致団結していただいて、亀山については教育にもやはり熱心だと私は思っておったんですが、事これについてはちょっと低いなという感じはしておったんですが、教育長の今のお話を聞かせていただいて、多少安心したわけでございます。  三重県で何位か、そんなのはわかりませんけれども、亀山ここにありの教育をやっていただいて、それはやはり市長もそれなりのあれは惜しまないだろうというふうに思っておりますので、教育長は思い残すことなく頑張ってください。よろしくお願いしたいなと思っております。  それでは、最後になりました。亀山市立図書館の今後の方向性についてでございます。  私、図書館といいますと、小学校の時分に、ここの西小学校のところに洋館建てで、前には二宮尊徳さんがまきを背負って本を読んでみえる、そういう銅像は今もございますかね。そういうようなのがイメージにありまして、私らの子供のころには、図書室もあったという記憶はあるんですけど、図書館も行って、借りたり読んだりもしておったわけでございます。これはきのうの話ですと昭和13年に建てられたということで、今現在地へ移転しておるということで、蔵書とか、利用者とか、いろんな中身はきのう福沢議員の中で聞かせていただいた。利用者が今現在、年間通じて10万人というふうに聞いておりますが、蔵書についても16万冊あるということでございます。  特に、図書館の今後の方向性についてですが、現況報告によりますと、移転のことが出ておりました。そこらを最終的にお尋ねしたいと思うんですが、図書館は若山町にある図書館ですが、私も議員にならせていただいて、学校図書について非常に興味を持ちまして、いろいろお尋ねしたり、提案もしたりしておったんですが、当時なかなか予算的にも難しかったというふうに記憶しております。  そういう中で、今の現況はどうなのか。学校図書との連携はやっておるのかどうか、ちょっと確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  大澤教育次長。 ○教育次長(大澤哲也君)(登壇)  学校図書館と市立図書館との連携でございますけれども、先月から、市内中学校間での相互貸借を始めております。来年度からそこに図書館を含めまして、中学校の生徒から学校図書館に要望があった市立図書館の本を配送する取り組みができるような準備を現在しておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  それでは、この現況報告であらわされております図書館の移転についてのことでお尋ねしたいと思います。  これはどのような場でこのようなことが決定してきたのか、発案されたのかということをお尋ねしたいと思います。  私も議員になって、会派の視察なり、委員会の視察なりで、先進地の図書行政は多々何カ所も見せていただいてきて、いろいろな場で提案はしてきておったわけでございますが、今回のこの移転については、どのような考えで移転の文言が出ておるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  服部教育長。 ○教育長(服部 裕君)(登壇)  まず、図書館の今後の方向性を教育民生委員会において提出しておりますが、今後の方向性につきましては、10月に開催されました総合教育会議において、市長にも提出いたしたところでございます。  教育委員会としましては、現状の図書館では、これからの社会に求められる図書館の具現化は困難と考えている。そこで、今後の方向性を検討したということです。そのときに、その方向性を求める、目指す図書館像を実現させるためには、現在地で困難な場合、現在地の整備にこだわるものではないと。移転も考え得るといった広い視野で申し上げておる次第でございます。  なお、教育委員会としまして、移転についての具体的な検討は一切行ってございません。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  経過は聞かせていただきました。  これは、市の行政のほうの現況報告の中でもうたわれております。総合教育会議の中での議論やったと思うんですが、執行機関として責任を果たしながら連携し、図書館の移転を含めた検討を行ってまいりますということでございます。ここへ報告することは、大体の思惑があると思います。聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  この亀山市立図書館に関しては、先ほど教育長からもご紹介ありましたが、去る10月14日の本年度の第2回目の総合教育会議におきまして、教育委員会においていろいろ取りまとめてまいりました亀山市立図書館の今後の方向性につきまして、教育長のほうから説明をいただいたところであります。  その一方で、市といたしましても、本年度の施政方針でも明らかにさせていただいたところでありますが、中心市街地再生の核となりますJR亀山駅周辺整備事業におきまして、にぎわいの創出に向けた図書館を中心とした公共的機能の移転の検討を行っているところでございますけれども、現時点におきましては、それは決定をいたしていないものでございます。  いずれにいたしましても、図書館もその公共的機能導入の一つの機能というふうに思っておるところでありますけれども、今後におきましても、しっかり検討しながら、またこれは教育委員会当局との協議や相互の理解も大変重要だと思いますので、そういう検討を積み上げていく必要があろうというふうに考えておるものであります。 ○議長(中村嘉孝君)  宮崎議員。 ○12番(宮崎勝郎君)(登壇)  図書館については、先ほども私が過去にいろいろ提案してきたということを、まさに私もそのとおりだと思う。例えば、一、二の例をしますと、私、青森、また川崎市も行きまして、駅前の整備の中にそれが取り組まれて、やはり人が集まるところが一番利用者がいいんやないかというふうにその担当者は言われてみえました。当然、人口が違うので利用数は違いますけれども、やはり学生さんを初め主婦の方、また子供さん、やはり交通機関のあるところ、また買い物ついでに寄るところというようなふうで話を聞きました。その後、去年でしたか、東京都千代田区の日比谷図書館へも邪魔した。静かな閑静なところでございます。しかし、あそこは当然、人口が多うございます。利用者の数はすごいものでございます。中身については、やはり当然、図書の書架とかいろいろな部分ございますし、勉強室もございますし、また最近の中でネットができる場所がございます。都会であっても、最近は空調とかいろいろな関係で中は静かでございます。また、いろいろな方が見えるのに喫茶店があったりというふうに、親しみやすい図書館を私見せていただいて、以前も提案をしておりますが、今後十分検討していただいて、市民がよりよい、使いやすい図書館にしていただきたいなというふうに提言して、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  12番 宮崎勝郎議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 1時51分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 2時00分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、18番 櫻井清蔵議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  それでは、一般質問をさせていただきます。  きょうは新庁舎建設について、林業センターについて、学童保育所について。時間がありましたら、亀山市立図書館の今後の方向についてを一般質問したいと思います。  まず最初に、ちょっと順番が変わりますけれども、学童保育所についてですけれども、市長が昼生地区のキラリまちづくりトークで、終了後、昼生小学校区の学童保育所での発言についてちょっと確認したいもんで、福沢君のフェイスブックというんですか、そこで市長がこういうような発言をされたのか確認したいんですけれども、その前に、私も総務委員会に所属させていただいておるんですけれども、前回は教育民生委員会で所管事務調査を行わせていただきました。その一員として参加させてもらって、1年間服部委員長のもと、再度、学童保育について研究しました。  その提言書の3項目めの中に、提言書の中に4項目あったんですけれども、3項目めの中に、市内各学童保育所間の施設整備の格差解消に努めること。特に、昼生小学校区の施設は早急に公設による移転、改築を図ることということで、私も昼生小学校を特出しするのは余り好ましくないんじゃないかという意見を出させてもうたけれども、委員会で、昼生小学校はやはり環境的に問題があるということで、特出しすべきやということで、昼生小学校を提言書の中に明記をされました。  そこで、先ほど市長がキラリまちづくりトークで言った、確認ですよ。キラリまちづくりトークへ行ったと。そこの参加者から、たとえ30秒でもいいから、昼生学童の現状を一遍見てもらえんやろうかということを言って、市長さんが率先していただいたと思うんですけれども、そこでこういうようなことを言われたと、こういうことを市長が述べたと。市長は、うちより快適そうじゃないですか、ここで住みたいわと。こういうような趣旨の言葉を言われたと。これは事実ですか、事実じゃないですか、一遍確認したいです、市長。 ○議長(中村嘉孝君)  18番 櫻井清蔵議員の質問に対する答弁を求めます。  市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  櫻井議員のご質問にお答えをいたします。  ちょうど私が遊友クラブの訪問の際の様子をご紹介がありましたけれども、あるブログが紹介をした件のことというふうに存じますけれども、その趣旨は、施設内が非常に整然と整頓されまして、管理が行き届いた感がございました。それは本当に日ごろの、指導員を初め皆さんのご尽力のたまものという感じを受けましたので、敬意を込めて、仕事場より非常に居心地がよさそうだと、こういう趣旨の発言をいたしたものであります。  なお、このブログの掲載の二、三日後であったかと思いますけれども、当時の教育民生委員会の正・副委員長さんのほうにその趣旨をお話しさせていただいたところであります。それ以上でもそれ以下でもないところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  私の書斎よりもきれいやと。基本的に、学童をこういうふうにお世話していただいておる方は、少しでも子供たちに放課後快適に過ごしてほしいという意味で、きちっと整理整頓をしておるんですけれども、私が拝見すると、外壁はぼろぼろ、漏電のおそれもある、教育民生委員会でも、特にこの昼生の学童は劣悪であるということでやった中で、冗談でもこのようなことは言うべきものではないと私は思う。敬意を表してというけど、それを聞かれた方の気持ちはいかに、私もこれを見せてもろうたときに、何と世の中の流れ、人の心を酌み取れやん市長やなと思いました。昼生小学校の学童は、亀山市の学童保育の中で第1番目やと思うておるんですよ。地元の議員さんら、また地元の自治会の父兄の皆さん方がいろんな思いを持って、やっぱり放課後の子供たちを安心なところで何とかしたいという思いで、亀山市の発祥の地だと思ってます。そのためには、市長の認識として、私ら教育民生委員会の特出しした提言書をしっかり捉まえておれば、こういうような発言はなかったと思うんですけれども。もう一度聞かせていただきたい。そうすると、あなたの書斎は、この学童よりも悪いんですか。わしにも一遍見せておくんなはれ。そういうような感覚で市政全般を見られるんですかな、市長。やっぱりこれは、できたらこの場で、まことに不謹慎な言葉であったと、一言ぐらいあってもしかるべきかと思いますけれども、そういうような気持ちはありませんかな。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  まず先ほどの答弁、ブログではなくて、フェイスブックでございましたので、訂正させていただきたいと思います。  確かに私自身、ご指摘のように、昼生の学童につきましては、当日その場所におられたのは運営委員会の服部委員長並びに地元の議員さん、そして地元の地域の役員さんお2人でございます。それも限られた、ブログからはそこはなかなか伝わらないかと思いますけれども、その前後、それから全ての積み上げております信頼関係とか、まさに昼生学童をどうしていくのかという協議をずっとさせていただいたり、そういう積み上げの中での発言でございまして、大変誤解を与えるところでフェイスブックを通じて伝わったとすれば、これは大変遺憾でございますけれども、そういう意味で、今前段でおっしゃられた昼生学童をどうするかということにつきましては、当然、地元の運営委員の皆さんと現在もずっと積み上げてきておる途上にあるということは、ぜひご理解をいただきたいというふうに思いますし、そういう中での当日の発言でもあったということであります。  地元のご意向も含めて、久方ぶりでありましたが、遊友クラブを拝見させていただいて、トイレの状況とか、後ろの線路との距離の非常に危険な状態でありますとか、そういうものも当日しっかり把握をさせていただいて、次の協議へつなげようという、お互いにここは共通の認識で当日別れたところでありますけれども、大変ご迷惑を、お騒がせをしております部分については、大変遺憾でございますし、申しわけないと思っておりますけれども、そういう趣旨であったということは、ぜひご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうすると、市長の言われるのは、私の真意を理解してもらえんのは、まことに遺憾であったと。失礼だとは思っておらんというように解釈させてもろうてよろしいかな。  平成24年に教育民生の所管委員会で、この学童のことをやっておるんですよ、何とかしてくれと。公設公営を基本に考えてくれとか、平成24年にやって、なおかつ平成27年度も教育民生で再度協議したことですよ。そうすると、あなたは24年から27年の間、何もしていなかったわけです。それで、再度委員会はやったんですよ。それをそういうような言葉を言うて、私の真意が伝わらんで遺憾に思うと。謝ることはできやんというのは、24年から何をやっておったんですか。隣に大きな旧昼生小学校の跡地がありますやんか。よそでは、川崎小学校では放課後児童クラブ80人をつくった。井田川には第2もつくった。川崎にもつくった。西小学校には第2もつくった。いろいろやっていますやんか。なのに昼生は、隣に大きな空き地があるのに、それにも手をつけんと。そうすると、平成24年から何もあなたのチャンネルは変わっておらんと。で、こういうようなことを簡単に軽々に言うてくると。市長はもっと目を見開いてですな、市政を運営してみえておったんやなと、この8年間何やったんと私は不信に思います。これ以上言うてもせんないことですから、次に移ります。  次に、林業総合センターについてちょっとお聞かせ願いたい。  基本的に、これは今、火災発生業者と訴訟問題になっておるということです。平成26年2月にこの火災が発生して、いろんな交渉があったんですけれども、なぜこの19カ月、平成27年4月20日の産業建設委員会以降、議会に報告がなかったのか。ちょろちょろ現況報告では書いてあります、ここに。  この中で一番私が懸念しておるのは、この林業総合センターの火災に伴って、早期復旧を促すために議会もいろいろやっていただきました。平成26年6月の補正で補正が出ました。補正は、林業総合センターの火災復旧に係る工事請負費などを計上いたし、その財源として、歳入、諸収入において弁償金を計上しておりますというのがこれですよ。このときの計上額は7,130万、設計監理等委託料187万2,000円、工事請負費6,942万8,000円、これが計上されています。  内訳は7,130万円、これはあくまでも、その次に農林水産業費雑入で弁償金7,130万というふうに出ています。だから、基本的に市費は投入しないと。復旧はするけれども、市費は投入しないで、全て弁償金でこの復旧を行うということですけれども、今はいろんな経過を聞いておる時間がないもんで、かいつまんで言うと、26年2月18日に先方の副社長と交渉をやり、この交渉によって、最終的に6月13日には、復旧工事に係る設計委託料324万が振り込まれております。それから入札になって、工事を発注して、その改修がなされておるんですけれども、ところがその費用に対して、先方からその請求額に対して、ちょっと待ってくれということをやって、簡易裁判所のほうで支払い督促等のことをやったと。向こうから異議申し立てがあって、今裁判を継続中ですけれども、それまでの経緯で、これも確認ですけれども、平成27年4月20日の全員協議会会議録、私持っていますんやけれども、ここでいろいろ質問させてもらいました。ほかの方もいろいろ質問をされておるんですけれども、これも事実確認させてもらいたいんですけれども、私は聞きました、どうするんやと。7,055万4,443円ですな。そのときに市長は、私に対してこういうふうに答えています。当初、火災が発生した翌日でございましたが、先方社長にも私自身直接お会いして、誠意を持って対応するようにと。また、それに対しては、会社として保険で補えない部分は自腹を切ってでも対応させていただくという話でスタートしたところでございますと。さまざまな事情があって訴訟問題になったと。さまざまな事情というのは、相手側が弁護士に相談して、損害賠償保険の弁護士は、あるいはいろいろ考えてもろうて、その中に加わって、きょうこういうような経緯になっていますというのは、この4月20日の全協でのくだりです。これは事実ですな、市長。この発言は。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  議事録のとおりでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  その中で、私もいろんな話を聞かせてもらいました。それが全て回収できなかったときの責任は、市長、あなたがとる、そういう気持ちがないのか、それを聞きたいという質問をさせてもろうた。  そこで市長は、当然、私自身は、議員はどういう思いでおっしゃられたかわかりませんが、市民のために損失をこうむったならということで、私どもはここに至る経過の中で、弁護士ともしっかり相談させていただきながら進めてきたところであります。その上で、今後、当然私は責任をとらせていただきますが、おっしゃっておられる意味合いの中で、ぜひともこういう考え方の違いの中で、やはり私どもとして問題が、その手続の過程に存在しておる認識はしておりません。解釈の違いがあると思いますが、しかし、今、議員がおっしゃっているように、市民の損失になってはいけない、亀山市として損失になってはいけないという思いで積み上げてきてます。というのは、もし回収できなかった場合には、今後私が責任をとらせていただきますという発言があるんですけれども、これは間違いございませんな。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。
    ○市長(櫻井義之君)(登壇)  議事録のとおりでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうすると、任期を間近に控えて、この12月定例会がきょう一般質問が終わって、各常任委員会が終わって、12月19日に閉会します。そうやけど、今この訴訟問題で、亀山市が発注するに当たっては、その林業総合センターは国の補助を受けたものだから、公的な公共施設であると。公共施設であるために、その火災原因者が修復することはならんと。やはり市が発注して修復をやるというのが決まりであるということでやったと。それならそういうふうなそごがあるんですけれども、ざっと計算して、二千何百万の相手方とのそごがあるんですけれども、任期間近になって、あなたはこういうふうに、27年4月20日に、当然そういうようなことができなかった場合には責任をとりますと、私が。どういうような責任をとるように考えてこういうような発言をされたのか、おっしゃってください。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当時、全て回収ができなかったときは、市長、あなたが責任をとれと、議員おっしゃられました。それにつきましては、公の施設管理をする立場として、私どもはその責任においてしっかり対応させていただくということを申し上げてまいったところであります。  また、これもご案内のように、平成27年の4月に今回の損害賠償金の請求の津地裁への提訴以来今日まで、7回の書面による弁論を行ってきておるところでございますが、これは双方の言い分にギャップがあるという状況でございまして、そういう中で、これが今日、裁判自体が長引いておるということで、時間がかかっておるということはご理解いただいておるとおりでございます。  いずれにいたしましても、本市としては、私どもの主張、立場、この正当性に基づきまして、それをしっかりとそれらの裁判を通じて申し上げていくというのが、まさに公の責務であるというふうに感じております。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  公の責務というのは、これは大事なことですよ。今、議員のおっしゃっていただいたように、市民の損失になってはいけない、亀山市として損失となってはいけないという思いを積み上げた中で、当然私が責任をとらせていただきますという発言を聞かせてもうた。市長自身で責任をとるということですよ。  交渉段階でいろんな事案がありましたでしょう。この時系列は皆に配ったらいいんですけれども、これを配ると漏れるとあかんという話で、配りませんけど。今聞いてみえる皆さん方に配らせてもらってもいいんですけれども。市民に、亀山市に損失を与えんように、私が責任をとるというのは、誰ですのや。市長以外におりまへんがな、あなた以外。違いますの。いかがですか、僕の解釈違いますかな。  というのは、先ほども言うたように、4月20日のあれで、先方の社長は、会社として保険で補えん分は自腹を切ってでも対応させていくという話でスタートしたと、このようにあるんですよ。保険で足らん分は自分らの金でやるということで話が進んでおると。だから、この6月の補正が出てきたわけでしょう。違いますか。だけど、亀山市が、この裁判の言い分では、入札結果がですな、ここに誓約書もあります。26年5月12日の株式会社日本空調三重、代表、八木さんというのかな、この方の誓約書が。これもとった中で、保険で賄えん分は自社の自費でもって行うということで、この補正が出てきたことは間違いないですな。もう一遍、間違いないですな、市長。間違いないか、あるかどうか。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  そういう一連の流れの中で、現在私どもは損害賠償請求を行っておるということでございまして、今おっしゃられた、ここに至ります、あるいは当時のこの事案の発生から、これらのいろいろ場面があったかというふうに思っておりますけれども、私どもとしては、先方がおっしゃられるような、私どもの手続の過程においてどうこうということではなくて、私どもとしてはこれはしっかり積み上げてきた中での立場でございますので、その正当性につきまして、また議会の手続も踏まえまして、今日を迎えておるというふうに思っておるところであります。  いずれにいたしましても、少し長引いておるということにつきましては事実でございますが、その点はご了解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  議会の手続とかいうか、あなたは180条で専決問題で、産業建設委員会の議事録を見せてもろうたら、専決やっていますやんか。議会の承認も得やんと、7,000万の。その委員会で、140万円以下やったら専決でいいけれども、7,000万としては高いやないかという議論も、産業建設委員会の議事録見せてもろうたらやっていますよ。なぜこの1年9カ月放っておいたんですか、これ。あなたの任期は2月5日までですよ。  マニフェストレポートであれもした、これもしたて、もうバラ色の市政だったというようなことを言うていますけれども、こういうような肝心なことを棚上げしておいて任期満了を迎えるのに、やっぱり市民の皆さん方に申しわけないという気持ちは市長は持ってみえませんかな。こういうような問題は早期解決、お互いに。こうやって市民には迷惑やと。だけど、加太地区で林業センター利用者は、早期改修してもろうたで、早うしてもろうたでよかったと喜んでみえますのや。その中で、やっぱり金銭的なものの後片づけはきちっとするのがあなたの責務と違うんですか。それをちょろちょろ議会で報告するだけではもってのほかやと思うけれども、そのような責任感は感じてみえるんかな。私は今の答弁を聞いておると、この問題は、仮に再任されたとしても、落としどころはどこにするつもりですかな。私の責任をもって、亀山市にも市民にも迷惑をかけんようにするというのは、それなら落としどころはどこですかな、市長。どのようなところを落としどころとしてみえるんかな、これ。何らかの形でこの7,000万が回収されんでも、7,000万に相当するお金を回収する責任は市長にあるんと違うんですか。担当部長ではないですよ。市長の責任をもってこれを回収するという責任をあなたは自覚してみえるのか、ないのか、もう一遍尋ねたい。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当然のことでありますけれども、この火災被害による損害賠償金の全額回収を求めていくと。これは市長において、その責任において、今そういう取り組みを進めておるところであります。それは、先ほど申し上げましたように、平成27年4月以降、7回の書面による弁論を行ってきておるところでありますけれども、相手方の弁論内容につきましては、非常に請求額の根拠とか、復旧工事の設計書の中身とか、こういうことにつきましても、非常に細部にわたる、技術的なことも含めて出ておるところでありまして、当然損害額を抑えたいというご意向もあろうかと思いますが、そういう意味で、弁論の争点につきましてもその主張がかなりかみ合っておりませんので、時間がかかっておるということでありますが、私どもとしては、全額回収に向けて努力をしておるということで、顧問弁護士とも相談をしながら今日まで積み上げてきておるということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  この責任をとるために、首長が職員のいろんな不祥事の中で、この裁判が済むまでの間、例えば自分らは減額してでも、7,000万、これは確かに林業センターは直ったと。向こうから1年前に7,000万のお金が来ておったら、いろんな施策ができたんですよ、7,000万のお金で。そうでしょう。家でも2軒から3軒建つんですよ、7,000万あれば。それを棚上げにしておいて、相手がどうのこうのという問題では私はないと思う。あなたの政治姿勢やと思う。ややこしいことは棚上げして、次に送っていくと。物事を後回し後回しにして、ええことばっかり言うて過ごしていくというのは、あなたの一番悪いところや。まだ私もあと2年ばかりおらせてもらいます、生きておればね。これはきっちり詰めていきたいと思います。  今のあなたの答弁には、私は不満や。あなた自身の市長としての責任感がない。復旧するに当たっての争議の手当は、せなおかしいやろ。ただ、そのときになぜきちっと話を詰めておかんかったと。関ロッジのときもそうですよ。5年間の指定管理をやって、相手が逃げていったと。それもあなたの責任やんかな。それも棚上げしておる。たまたま今回、1人そういうような方が見えたもんで、何とか再開できるけれども、できるめどがついたみたいやけれども、それも定かやないと。やっぱりそこら辺をきちっと踏まえていただきたい。こればっかりやっておったら、もう時間がないもんで、次に行きますけれども、私は市民の代表者として、執行者としての能力が薄い、非常に。  最後に、庁舎問題に行きますわ。  先般、9月に尾崎議員がいろいろ庁舎問題についてやりました。きのうも豊田議員ほかいろんな方が言われました。この庁舎問題で、合併特例債を活用をして、何で凍結するのやて、あなたが就任当時、選挙戦で庁舎凍結ということをやったと。よう忘れんけど、文化会館で手を挙げた。凍結の人手を挙げてくださいと。こうやって挙げた。建設の人手を挙げてくださいと。手を挙げた、こうやって。ちょっと凍結が多いですなと。こんなもんあれは選挙の争点やなかったんですよ。市民の方は、あなたが言うマニフェストか知らんけどさな、それをもって市民の人らはこの方に市の首長となっていただくという選択をされたと思う。それで、いみじくもあなたがなられたと。庁舎建設があのときの市長選挙の争点ではなかったんですよ。それを誤解してもろうたら困る。だけど、あなたが市長になられたと。そのときに、なぜ凍結をするんやと言うたときに、これも確認ですわ、あなたが言わはった、合併特例債はあくまでも借金であると。借金であるために、次世代の方に借金を残してはあかんから、私は凍結したと。いみじくも、亀山市の現庁舎は耐震工事を8,000万かけてやったと、だからええのやと。しばらくはええのやというようなことを言われましたが、それは事実ですかな。確認。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  合併特例債は起債、借金であるという認識をお示しさせていただきました。同時に、当時のあの局面で、いわゆる平成26年度までに庁舎建設をするべきか、あるいはそれをすることによって、他の優先すべき施策が後ろへ行ってしまうということではだめだという認識のもとに、リーマンショックの直後でございましたので、経済的な潮目が変わる中で、政策の優先度を変えるべきであるという判断で申し上げたものであります。また、そういう政策判断をさせていただいたものでございます。これは従来からも申し上げてきたことであります。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  優先施策て一体何やったんですか。あなたが今まで8年間やったのは、第1次総合計画、前田中市長が新市まちづくり計画の中で組んできた事業をただ踏襲しただけですやんかな。斎場建設、関中学校、和賀白川線、野村布気線、こういうものを踏襲しただけ。そこに北東分署。前は山車会館に使いますとか、きょうはまた出てきた、残は何するんやといったら、山本部長が亀山駅前周辺に使いますんやて。あなたの優先順位は、そうすると庁舎ですかな。庁舎じゃないと。庁舎は、ここに検討委員会の冊子をいただいたんですわ。亀山市新庁舎建設基本構想(素案)。これ、市長も見られたと思うけど、見てないんかな。この素案の中にこういうふうに記述してあるんです。  この基本構想素案は、新市まちづくり計画の第1次総合計画が掲げる市民に親しめる新庁舎の整備に向けて、庁内検討委員会が協議云々と書いてある。それで、平成19年4月に設置し、庁舎建設について、基本理念、機能、規模、建設候補地の条件などを検討課題として研究会を設置して、月1回すると書いてあるんですよ。この結果、市民の安心・安全のよりどころとなり、親しみやすい庁舎の建設に係る基本構想を素案としてやっておる。必要性は、その庁舎が古いと。立地等については、立地条件としては、市庁舎はJRから北0.82キロメートル、高低差が24メートルありと、現庁舎はね。そして、1万平米。そして、建築費用が平米35万何ぼでしたかな、こういうようなことをずうっと書いてあるんですよ、この中に。1万平米、総事業費、駐車台数は、現在は6カ所で250台の駐車場を確保しておるけれども、やはりこれではあかんと。1万平米で物事をその後進めていこやないかというのがこの庁舎建設の基本で、平成22年上旬から23年の後半までに用地取得をやって、26年には庁舎を建てますというのが書いてある。その庁舎の位置の決定とか、そんなことはここに明記していないですけれども、きのうの答弁で、このときに大体試算したら、平米35万、次建てるとしたら45万はかかるやろうという上田部長の答弁でしたけれども、起債もないということですわな。あくまでも基金プラス借金と。その借金すらもですな、これこそ後世に負担が残る借金とは市長思わんのかな。合併特例債の、これは東北の方には本当に申しわけないですけれども、東北で大震災があったもんで、5年間延伸された、特例債の活用期間が。だから、まだ間に合うんですよ。  だけど、一つ言いたいのは、2020年にオリンピックがありますよ。オリンピックを前にしたら、恐らく建築構造材はかなり上がります。それにやっぱり合併特例債で31年の活用を踏まえて、7億6,000万らしいですけれども、そうすると、2020年東京オリンピックがある、これにあわせてこの事業を進めていったら、今その平米45万が60万になる可能性がある。60万となると60億ですよ。それに土地代を入れて、土地代が何ぼかかるかわからん、私は。5億で済めばええなと思っておるけれども、65億かかると。今からぼちぼち5,000万積み立てておっても、基金として十四、五億ですよ。50億近い起債を抱えんならん。それを後世への借金と思いませんかな、市長。あなたの判断。私はあなたが間違えておったと思う、あなたの考え方は。  そういう中で、また3期目に出るらしいけれども、庁舎建設をどういうふうに考えてみえますのかな。ちょっと壁塗ったで、12月28日にこの壁塗りが終わるらしいですな、外壁塗りが。昔、戦国時代に豊臣秀吉という人がおってね、一夜城というのがある。戦の前に城を建てて、いかにもとりでを建てたと。ごまかしたらあかん、選挙のときに、色塗って。これで庁舎はしばらくもちますのやと。塗装するんやったら、あなたが就任したすぐにしたらよかったんや。庁舎を凍結するんやったら。選挙の前に塗装してやな、きれいになりましたやろうと。内線電話を総額4,500万かけて直しましたと。無駄な金をあなたはようけ使うておる。この耐震工事に8,000万、この間、クーラーが壊れた、暖房が壊れた、今度は電話機が悪い、外壁塗装する、2億以上の金を使うておると思うけれども。  やっぱりそういうようなことで、政治をやっていってええのかどうかという判断ね。どう思われますか。一遍聞かせてください。あなた、3期目出るらしいけれども、次、仮に市長になったとしたら、踏襲してやっていくんですかな、ちょぼちょぼ積み立てて。3期12年で終わりやで。あとは野となれ山となれと。3期12年が公約やで、あと1期で終わりと思うておるんや、私は、せめてね。あとは何とかするやろうと。そのうちに大きな地震が来たときに、想定外の地震でしたと言うのかい。だから、防災拠点としての整備ということを言われましたな、前の質問者に対して。そこら辺もう一遍聞かせていただきたいけれども。このお金の段取りは、あなたはどういうふうに考えてみえるのか、一遍お聞かせ願いたい。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  けさも前田議員、またきのうも同様のご質問を頂戴いたしておりますけれども、この庁舎につきましては、当然、当時の凍結という判断は堅持を今日までしてきておるところであります。同時に、庁舎にかかわりますさまざまな課題、これも顕著になってきておるところでありますし、当然、防災の基点、都市政策の基点から、市庁舎の中・長期的なあり方については、当然これを考慮に入れて具現化していく必要があろうというふうに考えておるものであります。  さらに、議会の皆さんからも、現在総合計画を策定しておるところでありますが、その総合計画で中・長期的な計画の中で、庁舎建設についての考え方をさらに明確に踏み出すべきだというご意見も頂戴をして今日に至っておるところであります。総計審での議論も積み上げてきていただいておるところでありますが、いずれにいたしましても、中・長期の視点で市庁舎の整備に向けて、このあり方、具体的な検討をする必要があろうというふうに考えておるものであります。  また、その財源についてのお尋ねでございましたけれども、当然、借り入れを少なくするという視点で今日まで基金を積み上げてきておるところであります。さらに、午前中もお話ありました他の基金の運用、まちづくり基金等々の活用も当然あろうかと思います。  いずれにいたしましても、総合的な施策と財源の確保につきましても、今後の検討の課題であろうというふうに考えておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  あちこちの基金を引っ張ってきて建てましょうという考えやと。  ちょっと聞きたいんですけれども、合併特例債でもう既にその償還が始まっておるお金があるわな。101億あったのが、今6億何ぼやで、既に使うた金が80億近くあるんやけれども、斎場につけ、中学校についても、もう償還が始まっておると。それは7割が地方債に組み入れてくると思うけどな。参考までに、どのぐらい今その地方債に算入されておるのか、ちょっと上田部長、わかっておったら聞かせて。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  まず、今までに合併特例債、通常事業分で65億3,630万、基金分で12億9,060万を借りております。償還額が35億720万7,000円を返還しておるところでございます。  算入額でございますけど、24億3,907万9,000円が算入額になっておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  そうでしょう。だから、8年前、庁舎建設を凍結しておらんと建てておれば、これに今だけでも、27億の国から借金をせんでも、償還分として入ってきておるんですよ、今からあちこちの財源を引っ張り出さんでも。それはあなたの政治の間違えとるとこですやんかな。それを何とか認めて、あなたの政治家としての判断。議会のこの8年間の間に、庁舎建設と言うて、私はたび重ねて質問させてもろうた。ほかの議員さんもやっていた。何とか防災拠点として、新庁舎。というのは、庁舎の公共施設の統廃合を言うていますわな。今、この間も関支所には上下水道局、あいあいには健康福祉部、これを総合庁舎として、横の連携を深めて、市民サービスに努めるのが、本来行政としての役割やないかというようなことを皆さんが言うてきた。あくまでも基金、基金、5,000万ぐらい積んで、しょぼしょぼとやってきたと。それは政治的に判断を間違えておったという考え方はないんかな、市長。今、27億が地方債に算入されているという額が出てきておるわけや。これ26年に建っておったら、庁舎分の25億で合併特例債を使うやつやな。25億のこの償還は、27年から始まっておるわけさ。そうすると、何らかの算入額が入っておったわけ。今の実績で、27億が交付税に入っておるでしょう、地方交付税に。だから、あなたは政治的な判断を間違えたということを一遍ここで言うてくれんかいな。そんなことよう言わんかな、選挙前やで。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  午前中にも申し上げたところでありますが、当時としての亀山市の財政的な潮目が変わっていく局面にありまして、一定の優先すべき政策を優先するという判断については、合理的であったというふうに考えております。  したがいまして、合併特例債を庁舎に入れるのか、それ以外に入れるのかということにつきましては、当初想定しておりませんでした、例えば消防の北東分署、約5億数千万とか、あるいはし尿処理場の統合等々につきましても、やっぱり合併特例債を投入して回してきたものであります。これはその分同じように交付税措置がされるものでありました。どこへ突っ込むのか、どの政策を優先するのかという判断におきましては、私は適切な判断であったというふうに思っておるところであります。  同時に、市民生活の向上ということで課題はありますが、そういうものを医療センターの問題とか、あるいは子ども・子育ての支援策でありますとか、そういう策を向上させるとともに、ある意味、いわゆる借金の抑制をしながらでも、例年の市債残高を抑えてきたということにつきましては、私は一定の合理性があったというふうに考えておるものであります。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井議員。 ○18番(櫻井清蔵君)(登壇)  おかしいですやんか。それなら、環境センターの長寿命化のときに、合併特例債を活用するときは議会がこぞってとめましたやんか。ほかに補助金があるのやから、補助金を活用すれば。鈴木達夫議員がそれを指摘してはったんですよ。それで、特例債の活用をやめましたよ。ちょっと紹介しますよ。  これは総務省の資料ですけれども、合併特例債は、他の地方債と比較して交付税の算入率が70%と高いため、合併特例債を活用できるものについては他の地方債を減らして合併特例債を活用し、財政運営の効率化を図るというものが一般的な考えであるというのが合併特例債の特徴なんですよ。新たにできた消防北東分署にも、合併特例債を使わんでも、補助金で何とかなったはずですよ。消防の購入費用も補助金で出ます。いろんな形で補助金が出るものを、使い勝手のいい合併特例債を皆使うた。これはあなたの市長としての政治判断、あなたのマニフェストの失敗やと思います。その反省をしかとして、次の3期目目指しての市長選挙に出なはれ。終わります。 ○議長(中村嘉孝君)  18番 櫻井清蔵議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 2時53分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 3時02分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、17番 小坂直親議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  一般質問、通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、行政経営の重点方針についてなんですけど、10月31日に説明を受けたんですけど、中身を読んでみても、一体市長は誰に行政経営重点方針を示しておるのか書いていないんです、宛名書きが。亀山市長とは書いてあるんですけど、誰に重点方針を示そうとしておるのか、まずそこからお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  17番 小坂直親議員の質問に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  小坂議員のご質問にお答えをさせていただきます。
     ちょうどこの行政経営の重点方針につきましては、私が市長に就任をさせていただいて最初の予算編成を行いました平成22年度から策定をさせていただいておるものであります。  この内容につきましては、従来ですと予算編成に先立ってということで、財政部門の長であります財務部長名で予算編成方針が出されて、予算編成が動いていくというプロセスでございましたが、それに先立って、新年度の行政経営自体の基本方針を示す必要があるという考え方から、これをまず策定するという考え方で進めてまいりました。  これは、次年度どういった考え方で行政経営を行うのか、マネジメントを行っていくべきかということで、次年度の予算編成に先立って示しておりますものでありますので、まず、これは市職員に対して基本方針を示しているものというふうに認識をいたしておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  最初は、確かに市長が言われた23年のころは、そのようにこういう形で市長から各部各位にということで、通知として経営方針を市長から各部室長に出されておるのが、24年から写真入りで、カラーで出しておるんですけど、なぜそのように変わったということは今説明されたんですけど、誰にと、職員であるんですけど、そうやけど、議会に対してであれば、議会に対してこういう方針だということを示してもらえばいいけど、何ら誰宛てでもなしに、今回のは私たちはそういう今状況になっておるので、持続可能な基本構想を私たちに求めているという文面からすると、私たちは市長を含む市職員が考えておることをまた職員に言うという文面になっておる。全部、何年かずうっと見ても。  なぜ職員に言うのを、私たち亀山市がというんだったら、前には亀山市がと冒頭にあるけど、最近は全部私たちがと書いてある。私たちは今こういう状況に入っておって、それで私たちに求めていると。その辺がどうも曖昧で、市長の言う職員に対して経営方針を出しておるのに、自問自答しておるような中身になっておる。それが非常に不自然であるということを申し上げたいのと、過去に24年からこういう形になっておるんですけど、ここに私、ずうっと24年からとってあるんですけど、中身の重点方針が市役所の改革については、毎年3項目に入っておる。行政改革大綱にも入っておると。ことしはそれがまた全然違う方向で、ほとんど重点方針で示したことは解決したのか、していないのかということもあり、離陸の年だとか、行動の年だとか、創意の年だとか、改善の年、先取の年、ことしは瞬発の年とか言っておるんですけど、前回は、選挙前の25年度は2月に出しておるんですよ。そのときに出した説明書が、この平成25年度の行政経営の重点方針につきましては、市長選挙を考慮したことから、このほど確定させていただいて公表することといたしましたので、議会へ報告させていただきますと。前回の選挙のときは、結局選挙はなかったにしろ、やはり今この時点ではなしに、前回は選挙があった後、重点方針を出しておるんですよ。ことしは早々と10月に出しておる。  これは余りにも、来年市長としてありきの話なのか。前回、4年前は、ちゃんと選挙が終わって2月1日付で重点方針を出して、職員に対しても議会に対しても説明があったんです。今回、10月に選挙があるのはわかっているんですけど、選挙はなしでありきかわからんけど、これはどのような思いで来年の経営方針をあなたが決めて、それを職員に位置づけるという足を踏まれたのか。その辺の考え方が前回と違うということです。前回は謙虚に選挙を見据えて、選挙が終わった後、行政経営方針を出しておるんですけど、早々と10月に出したということについての思いを示していただきたい。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  前回、当時、議員が議長を務めていただいておったと記憶をいたしておりますけれども、例年は、この予算編成の始まります前にお示しをしますので、10月の全協とか、11月の頭のそういう場面でお示しをしておったところであります。  いずれにいたしましても、予算編成に先立って、予算編成の作業はどんどんと10月以降進んでまいりますので、そういう意味で基本的な方針をお示しをして動いていくという、これ自体は変わりはないわけでありますが、前回の4年前も市長選挙の改選後に議会のほうへお示しをさせていただきました。それにつきましては、逆に今度は、なぜ予算編成が進んでいく一番もとのところの経営方針を議会に、本来ならば例年のように出さないのかというご指摘もございました。どちらがベストなのかというのは、さまざま考え方もあろうかと思いますが、したがいまして、今回これまた議会のほうにもご相談をさせていただいた上で、予算編成はスタートしておりますので、この時期にお示しをさせていただいたという経過でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  ようわからんですね。前回は、謙虚に選挙を見据えて、当選後、翌年度25年度の予算編成を組む上での重点の経営方針を出されたんですけど、今回はもうありきな話で、予算編成を組むのは、確かに今回の予算編成方針人事行政方針については、確かに行政経営の重点方針に基づく予算編成、並びに人事行政方針となっておるわけですけど、結局、29年度の政治運営は櫻井市長ありきの話の予算であって、人事行政方針だということになると、前回4年前の謙虚な気持ちはもうなしで、今回はおごりで来ておるというふうにとられてもしようがないと思うんですね。  だから、その辺が余りにも、前回の謙虚な気持ちでの選挙を控えた身分にかかわる行政運営が、今回についてはおごりに来ておるんじゃないかなあという思いもしないではないというふうに思うんですけど。  それと、その辺は議論の違うところだと思うんですけど、こうやって毎年出しておるんですけど、何でこんな職員に重点方針を出すのに、何であなたの写真が要るのよ、これ。あなたの顔を知らんからこうやって入れておるのかね。それも、25年度からは全部一緒、使い回しの写真。我々でも4年に一遍は、選挙のときは写真を撮るんですわ。市長のこれを見ておると、全然5年間成長しておらんのか、年をとっておらんのか知らんけど、使い回しで、もう少しこれも、せっかく市長が重点方針を出されるのであれば、市民に出すわけじゃなしに職員に出すのに、わざわざカラーで写真を撮ってやらんならんことはないと思うし、使い回しは確かに節約で結構やけど、これでは6年前と年をとっておらん、成長しておらんとも見られるかわからんで、そういうことのないように注意してほしいなあと。  そういうことで、確かに本来、選挙が終わってから、やはり重点方針を改めて、けじめの年であろうかと思うんで、謙虚な気持ちで重点方針を出してほしかったなあということを申し上げておきます。  その重点方針についての中で、ことしは瞬発の年という、今まではいろんな、今申し上げました、去年は進取の年、改善の年とかあったんですけど、瞬発の年と書いてあるんですけど、瞬発の年とは一体何をもってこの瞬発の年にことしは思いをはせたのか、それについてちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  その前に、先ほどの写真入りの行政経営の重点方針でありますが、これはご案内のように市の幹部、部局長を含め、各室長も含め、全てその年の使命、目標につきましてみずからが明確にし、その全ての冊子につきましては、これは議会初め市民の皆さんにどういうことを重点に1年頑張るんだということを示しておる、その使命、目標の中での冊子でございまして、そこに、顔はこんなんでございますけれども、それぞれ顔写真を入れて、より明確にみずからの責務を果たそうという思いで作成をしておるものでございます。その点はご理解いただきたいというふうに思います。  それで、今の瞬発の年でございますけれども、この瞬発の年の意味についてのご質問でありますが、ご案内のように平成29年度が第2次亀山市総合計画のスタートの年となります。  この第2次総合計画につきましては、地方自治法の規定に頼らず、本市が初めて市の総合計画条例に基づいて自主的な意思をもって策定する初めての総合計画となってまいります。これらのことから、第2次総合計画のスタートの年となる平成29年度につきましては、市にとって大変重要な年度となりますので、全力でそのスタートを切る必要があると考えますことから、その意気込みを力強く示す意味を込めて瞬発の年と、このようにスローガンとして位置づけたところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  再度また申しますけど、今のその重点方針に写真を入れてということは、これは一般へ公表はホームページでしておるわけではない、職員向けだけなんですよ、これ。一般に公表しておるわけじゃないですよ。前年度は記者会見のときにたまたまこの重点方針を出されたから、公になったという形で、それまでは全部職員向けなんですよ。一般公表しておる中の文章には入っとらんの。これはあくまでも職員に向けての話ですよ。だから、一般に向けてじゃないですよ。だから、職員にそんなわざわざカラーであなたの顔の写真を入れる必要もないし、何もあなたを知らん職員がおるかもわからん。顔も知らん、性格もわからんという人もおるかわからんけど、それはちょっと今言われたこととは違うかなあというふうに思う。  それと、瞬発の年とは、確かに私が広辞苑で引いてみると、瞬間的に衝撃で発火、爆発すると書いてあるんですよ。何を瞬間的に衝撃で発火をして爆発するという、こういうふうに辞書には書いてあるけど、それと全力でスタートするというのと、爆破、破壊してしもうたらもう亀山は残らんのと違うかぐらい、それでは何をもって、言葉にもう少し思いを持ってほしいんですけど、私はどの辞書を引いても、衝撃を受けて発火、爆破するとしか書いていないんですけど、何を爆破されるのか非常に疑問なんやけど、再度今までの、ようけいろんなこと並べてきましたよ。進取の年、改善の年、そういうのを出して並べてきて、本当にそれぞれその思いは、過去24年からこのように5年出されておるんですけど、思いが通じて結果としてよくなったのか。ことしの瞬発の年は、何をもって来年度の予算と人事行政方針の中に瞬発的な予算なり人事行政があるのかないのか。ただ総合計画をつくるというだけであって、その中にそれほど今までと違う、第1次総合計画とは違う爆発するような施策が織り込まれておるのか、一遍それがあればお聞かせ願いたい。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  爆発的な力を発揮するという意味合いも当然あろうかと思いますが、これは何事においてもやっぱりスタートダッシュとか、この瞬発的な力というのは必要でありますので、そういう思いを込めて位置づけをさせていただいたものでございます。  また、毎年約600名近い職員、並びに非常勤も入れますと1,000名を超える体制でありますので、なかなか全員が一定の考え方や方針に基づいて動いていくということは、組織としては大変重要なことであろうかと思いますので、そういう意味で組織の力を、本当に活力を持たすという意味合いから、こういうスローガンを掲げて展開をしてきておるということであります。  さらにこれらを踏まえまして、現在、新年度に向けた予算編成やその作業を進めておる最中でございますので、しっかりとその精神を踏まえた積み上げを現在させていただいておる途上にあるということで、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  そんな話だろうと思うんですけど、言葉をもう少し、語源はどうであろうが、瞬発する年としては今の説明では不十分であって、こんなところへ瞬発の年として位置づけること自体が、私にとっては非常に抵抗があるんやなかろうかと。その割に項目は総合計画スタートダッシュやとか、それならそういう方向でいいんですよ。だから、改めてこの難しい言葉を使って惑わすような言葉は余り使わないほうがいいんじゃないかということを申し上げておきたいと思います。  それでは、その方針の中で、特にリニアの中央新幹線整備が新たなステージに入り、すなわち停車駅を生かしたまちづくりとは、一体どのようなことを考えてみえるのか。それから、若者世代の定住促進と戦略プロモーションとは、一体何を具体的しようとするのか、まずお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本企画総務部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  まず、行政方針の中に掲げておりますリニア市内停車駅を生かしたまちづくりとはということでございますが、これにつきましては、リニア市内停車駅を生かしたまちづくりの具体的な取り組み内容としましては、リニア駅誘致に向けたさらなる市民機運の醸成に向けた取り組みを行ってまいりたいと思います。  そのほか、東京・名古屋間の先進自治体の取り組み内容を参考に、リニア停車駅整備に向けた準備、課題等を整理いたしたいと考えております。  また、市内停車駅整備効果と、その効果を最大限に生かすことができるよう、リニアと既存交通との連携にある拠点性の向上や定住・移住促進、観光施策との連携した地域経済の活性化など、さまざまな角度から市内停車駅を核としたまちづくりの研究を29年度は行ってまいりたいと。それを停車駅の実現につなげてまいりたいという思いで書かせていただいたところでございます。  それと、若者世代の定住促進でございますが、これにつきましては、昨日も少しご答弁させていただきましたが、若い世代に選ばれる都市づくりを進め、これらを市内外に対し効果的に発信することで、持続的に成長し続ける都市の具現化を目指すものとして、行政経営の重点方針の前文に記載をさせていただきまして、具体的には若者世代の定住を促進するために、総合戦略の重点プロジェクトにも設定しております魅力的な子育て支援環境の創出や、若者が豊かな人生を過ごせる環境づくりを進めていくといった視点で書かせていただいたものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  いろいろこの議会でも、そのリニアについての駅前開発とリンクするのかしないのかというのですけど、リニアそのものはどこへ来るだろうということはいろいろ議論されておるけど、どこへ来るかわからん。それをもって効果とか、観光とか、準備を進めるんやといったって、進めようがないと思うんですよ。それが、せっかく重点方針に書いてあっても、重点的に予算は配分されておらんと思う。されておるのかどうかはわかりませんけど、されないだろうと思うんですよ。市民会議ぐらいに出しておる程度で、リニアリニアと口で言っておっても、予算としては何ら反映はされておらん。非常に商工会議所は一生懸命にやってみえるんですけど、これはまだ、ある程度もう少し方向性が決まった段階でなれば、なかなか情報をつかんでまちづくりに結びつけると、JR駅前の周辺の再開発とリニアの駅の繁栄とは、丸っきり私は違うところだろうと、これは昨日の服部議員の意見もあろうかと思うんですけど、これはもう少し慎重かつ情報収集した上で、それとは別に、何が来てもどうなってもいいような駅前開発とリンクすることはないと思うんで、やはりもう少しリニアについては、もっと深く慎重に配慮すべきだろうと。研究するだけでそんな無駄なことを経費をかけてするよりは、もっと慎重な情報収集だけで十分だろうというふうに思う。  それから定住については、長年の亀山市の課題であろうかと思うんですけど、三重県では人口は減少しておるんですけど、あえて言えば鈴鹿、四日市、我が亀山は少なくてもそんなには減少していない。できたら現状維持プラスアルファという現状の中で、国が今度1,000億円の金をかけて、来年度、人口減でない、人口が少しでも維持ないし増加するところについては交付税を上乗せすると、全国で国の予算で1,000億と今聞いておるんですけど、やっぱりこういう制度はいち早く国から出されたら、定住構想、移住もそうなんですけど、やっぱりそこらへ重点的に目を向けて、何とか今の5万人弱ですけど、総合計画に掲げておる5万人というのを維持できる方向にすれば、唯一三重県内では、鈴鹿、四日市、亀山というところは非常にその可能性を持っておる。国がそういう支援をしようと、人口減少に対して1,000億円交付税で特別に出そうというようなことが発表されておるんで、やっぱりそこらを見据えた上で、うちがそこに適用されるか、されんかというところは見きわめた上で、本腰を入れて定住構想、移住構想というのを進めていただきたいと思うんですけど、その辺についての特に思いがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  ただいま議員がご紹介いただきましたのは、先月25日に開催されました国の経済財政諮問会議で、人口減少等特別対策事業費ということで、6,500億円のうちに、今までですと成果枠として現在1,000億円であったところが、1,000億上乗せをいたしまして29年度から3年間かけて段階的にふやしていくということで、これは人口減少対策にとっては非常に大きな施策の一つであろうと認識をしております。  亀山市もこの情報をいち早くつかんでおりまして、今、定住促進につきましては、さまざまな施策を進めておるところではございますが、こういった交付税枠に対応できるような施策についても十分検証して、29年度の予算編成に当たってまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  その辺が、やっぱり国の方針が出てくればいち早くキャッチして、亀山市で対応できるところは、市長が去年言っていた進取の年、先取りすると、言葉だけじゃなしに実行に移していただきたいなというふうに思います。  それから、あとは「ひとづくり」の組織機構の検証ということなんですけれども、これは地方創生のためのひとづくりということで、組織改革をしながらもひとづくりをしていくということの趣旨だろうと思うんですけど、これは人事行政方針とも相まってくるだろうと思うんですけど、地方創生に真っ向に取り組む職員の育成。特にプロジェクトとかチーム編成を図ることによって、中間管理職の人材育成と、先ほども出ておったんですけど、何をどのように地方創生とリンクして、中間管理職の人材育成を図っていこうとされておるのか、どういう方針なのかをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  地方創生に対応する人材育成ということでご質問をいただいておりますが、これまでは、地方創生時代の前までは、職員が仕事を行っていく上では個々に対応していくという事例がほとんどであったと思いますが、この地方創生時代に適応するためには、職員がオール亀山市ということを念頭に、業務遂行をチームとして捉えて職員が進めていくことが非常に大事な視点だろうというふうに思っております。  そして、チームとしてこの業務を進めていく上には、やはりリーダーというものが必要となってまいります。そのリーダーの育成というのが、今回のチーム力向上を図るための中間管理職の人材育成を重点的に取り組むということで、やはりそういうチームの中のリーダーというのが少し弱いのではないかという認識も持っておりますもので、そういった点を重点に人材育成に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  なぜかというと、今年度の市長の行政経営重点方針の3項目の一つに入っておるわけですね、特に。ことし29年度で結果が出てくるだろうと思うんですね。そうしなければ、来年の今ごろに機構改革が出なければ、30年度からしようと思うと29年12月には機構改革をする。それまでに人ができておらないかんわけですよね、要は。ひとづくりができておらんと機構改革はできんわけですよね。機構改革ありきのひとづくりではあかんと思うんですね。だから、本年度、29年度に、ひとづくりのためにどういう予算をつけて何をすべきなんだと。  だから、さきの質問では、機構改革を30年度にスタートすると。それならば物理的に12月には提案されると。機構改革のためのひとづくりやなしに、ひとづくりをしたための機構改革でなければならんと思いますが、その辺についてのお考えを。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  議員のご指摘のとおり、30年4月に組織機構を再編させていただくということになりますと、平成29年12月には通常行政組織条例の改正案を議会に提案させていただくということになってまいります。そうしますと、その時点で組織の枠というか形が出てまいりますもので、それに対応できる職員というのは、ご指摘のとおりそれまでにやはり育成されておらなくてはなりません。  まず、その組織の中でも、やはり、今若者定住でありますとか空き家対策、さまざまな地方創生に対応するような新しい組織というものの検討もなされていくと思いますが、そういったところの部署でしっかり対応できるような職員をこれから29年度、しっかり研修も踏まえて進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  それでは次に、予算編成方針についてお伺いしたいと思います。  まず、この予算編成方針もあくまでも市長の出しておる行政経営の重点方針に基づくと書いてあるんですけど、その辺はちょっと考えるところはあるんですけど、施策の事業の着実な推進をするために財政の健全化による持続的な行政基盤の確保と両立、行政基盤と持続財政の健全化を両立させるんだというふうに書かれておるんですが、なかなか持続可能な行政経営の両立をするということは非常に難しいと思うんですけれども、その中で選択と集中による行政経営資源の再配分をするという、一体この行政経営資源の再配分とは、どういう資源があって、それを今までの配分が何で、それを再度配分するという意味がよくわからないんですけど、行政経営資源の再配分とはいかなることなのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  上田財務部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  一般的に経営資源とは、企業経営において必要とするさまざま要素や能力のことで、一般的に人、物、金を指すと言われております。行政におきましても同様に、人、物、金を行政経営資源として捉えているところでございます。  行政における人とは、職員を初めとする人材であり、物とは、歴史・文化などの地域資源や市が行う行政サービスや事業など、金とは、市税や地方交付税や地方贈与税など、その予算を編成するための財源かというふうな思いを持っておるところでございます。  今回、第2次総合計画のスタートの年に当たり、今までとは違った政策の配分が起こる中で、人材とか、事業とか、そのお金の配分を選択と集中によりそこへ入れていきたいという思いで書かせていただいたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  言わんとするところはわかりますが。聞いてみなきゃわからんような文面を難しく書いてもうても、我々はわからんのですやん。だから、もう少しわかりやすく、一般の人が聞いたらわからないですよ。これは財務部長から職員、室長に出すやつで、職員は賢明だから理解できるかと思うんですけど、その辺はもう少し我々にもわかるように説明してもらいたいというのと、もう一点は、歳入に見合った歳出の財政運営を基本とすると。基本に立ち、歳入の確保と歳出の削減を徹底していくというふうに予算編成方針で書いておきながら、頭では交付税が見込めないとか、29年度当初予算編成においては、歳入において財源不足となる見込みであるというのと、歳入に見合った財政運営を基本とするというのは、矛盾すると思うんですね。  この中で言うということは、予算編成方針で、頭では歳入が足りませんと言っておきながら、基本方針では歳入に見合った歳出という財政を基本とするという。歳入の確保と歳出を徹底した削減をするというのは矛盾すると思うんですけど、この表現について予算編成方針の中でどのように解決する予定かを教えてもらいたい。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)
     まず、歳入に見合った歳出という財政運営の基本でございますが、市税、地方交付税、国・県支出金など、その年度に見込まれる歳入の合計に対し、歳出予算の規模を歳入と同等にするような収支均衡型の財政運営を意味しておりまして、これを大きな基本として掲げているものでございます。  しかし、議員のおっしゃるように、急激にそういうふうな状況に持っていくのはなかなか難しいこともございまして、歳入に見合った歳出構造へと転換を図るため、予算編成方針に掲げながら段階的にそこへシフトをしていきたいというふうな考えでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  前もそうでしたね。背丈に見合った予算だとか、いろんな方法で言われるんやけど、実質は実態と予算編成方針とは合わない。特にことしの予算編成方針で私が不自然に思うことは、総合計画審議会、私も傍聴に行かせてもらってるんですけど、膨大な基本計画があるわけじゃないですか。それは企画総務部長は参加しておるけど、財政の財源を何ら審議もせずに総合計画が審議されておる、事業も列挙されておる、目標年次を定めた数値目標を定めて、総合計画審議会できのう答申を受けたと思うんですけれども、しかし私が聞いておる範囲内では、それの裏づけとなる財源の審議は一切していないですな。5年間でしようと思えば、大体200億と、予算としては5年間で1,000億ですやんか。そのうち人件費が400億から450億かかるんですね。それに義務的経費を含めたら、せいぜい200億ぐらいの事業を、膨大な長期総合計画で実際にできるのかと私は非常に疑問がある。  だから、総合計画審議会で私が聞きに行ったのでも、来年の予算、5年先の予算、中期財政見通しを立てるにしても、全然ちぐはぐな中で今行政が進んでおる。予算と政策がリンクしていない。そのことについて、財務部長は審議会には出ていなかったんですけど、長期総合計画という立派なものができるかどうか知りませんけど、裏づけとなる財源の審議も何らなしに、計画だけがあって今進んでいることについて、財務部長と企画総務部長のほうから考え方をお聞かせ願いたい。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  確かに今、中期財政見通しにつきましては、まだ見直しをされていない状況の中での総合計画の審議になっておるところでございますが、ご指摘をいただいております基本構想、基本計画につきましては、将来都市像などの理念や政策を示すものとして整理をしておりまして、基本計画は将来都市像の具現化に向けた施策等について、戦略プロジェクトを初め各分野の基本施策や、その推進のための施策の方向を整理しております。  そうしたことから、市といたしましては中期財政見通しなどを踏まえて、財政議論を含めた取り組みについては基本計画に基づく実施計画を作成する段階で整理をすべきというふうに考えておりますし、総合計画の審議会の中でも、各委員さんにつきましてはやはり財政議論ということを、健全な財政の中でこの9年間の計画を進めていくということは必要であるという視点は、しっかりご意見としてもいただいておりますもので、その意見も含めて進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  結局、私も傍聴に行っても、財政根拠がないのにあれもこれもという目標数値を定めて事業を出しておるということは非常に不自然であって、無責任だろうと思うし、その審議会の委員についても発言をする人とせん人は極端だし、中身がどこまで審議されておって、成果として上がっておるんですけど、やはり長期総合計画をつくろうと思えば、財源、中期財政見通しを踏まえた上での長期計画というものを立てていかなければならんと。  実施計画には当然、中期財政見通しとの整合を図った上で出てくるだろうと思うんですけど、それによって基本構想が、もとが崩れたんでは意味をなさないので、それの整合は非常に大切だろうというふうに思いますので、今後、3月までにはいろいろあると思うんですけど、その辺の財源の裏づけをもって長期総合計画を審議していきたいなあと思っています。  その次に、受益者負担についてなんですけど、この中で受益者負担については、適正化の観点から積極的に確保するよう取り組むということが財源確保のほうでは書いてあるんですけど、片や細かいところにいったら、受益者負担の適正化に関する基準に基づく検証を行い適正化に努めると。歳入予算ということで書いてあることが若干違うんですけど、受益者負担の適正化に関する基準に基づき検証を行い適正化に努めるというのと、財源確保のほうでは積極的に確保するよう取り組むというのでは、大幅に考え方が違うと思うんですね。  私も受益者負担についてはいろんな問題があろうかと思います。きのうも農業の特にあったんですけど、受益者負担金については20%というんだけど、これすら私は本会議で何度も、それから委員会でも質問しておるんですけど、20%では農業振興は図れないですよ。やっぱりもう少し現状を見て、20%が高かったら10%にするという現状に合った適正化、卓上での適正化じゃなしに、比較検討も必要だと思うんですけど、それでは農業・林業振興は今の段階では図れないですよ。50%を20%にしたと自慢するように言っていますけど、そんな50%だったらほとんど崩壊しますよ。20%でも無理だということで、耕作放棄地、林道の放置、それが今、獣害被害とかいろんなことで耕作放棄につながっておるんですけど、やはりここに書いておる適正化の観点から、財源確保のために受益者負担を一生懸命税外収入として積極的に取るというのと、適正化について検証を行い適正化に努めるという、その意図。食い違っとる意図についてお伺いします。 ○議長(中村嘉孝君)  上田部長。 ○財務部長(上田寿男君)(登壇)  予算編成方針と予算編成要領における受益者負担の適正化に関する記述の相違でございますが、まず予算編成方針においては、財源確保に向けた取り組みとして税外収入についての積極的な確保を指示いたしております。これは、各補助金とかいろんな団体からの交付金とか、そういうのをできるだけ取るような指示をしたところでございます。  また、予算編成要領におきましては、歳入予算について新たな財源の確保に取り組むこととした上で、受益者負担の適正化に努めることを指示しているところでございまして、部分的な表現は少し相違をいたしておりますが、受益者負担について再度検証するとともに、経費の削減に努め、新たな財源の確保をお願いいたしたところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  この受益者負担にはいろいろ同じ使用料、手数料含めて、税外収入として一つの財源であることは確かなんですけど、今まででいう受益者負担という、そのものの中身や性格が違うということなんですよ。今までの農林に対する受益者負担というのは、おのずと性格が違ってきておるし、現状も違ってきておるということと、とてもやないがそれだけの受益者負担は払い切ることができないと。それだけの受益をこうむっていないと。自然なり緑を守るための耕作をやっておるところへ、何の利益もないのに負担金を払えということは不可能だということで、もう少し適正化については、特に農林についての現状が過去と違うことについて、再度十分な検査をしていただきたいというふうに思っております。  時間がないので、人事行政方針についてもあわせて、これも同じように市長の経営重点方針から出ておるんですけど、改めて一括で聞きますけど、国が言っております一億総活躍なんですけど、同一労働同一賃金の実現ということが本年度うたわれて、より具体化してくるかと思うんですけど、このことについて当然であるべきであるし、亀山市においても同じような給食センターとかいろんなものがあろうかと思います、現業職も。  そういった意味で、同一労働同一賃金の実現というのは、国でうたわれて、それぞれ地方へ具現化してくるだろうと思うんですけど、亀山市としてはそれに対してどのように取り組もうとしておるのか。  それから、非常勤の職員が増加しているのを的確に整理をしたいと。これは来年の機構改革と含めてだろうと思うんですけど、それをどのように整理しようとするのか。新たな組織考案については先ほど申し上げましたのでよろしいんですけど、人事評価制度の確立を目指すと。何を目指すのか、きのうは期末・勤勉手当のことについて申し上げたように、期末・勤勉については、人事評価制度の確立ということは大きく作用するだろうと思うんです。それを確立することによって、今一律に払っておる勤勉手当を大きく調整率として掛けられるための人事評価制度の確立をするのか、その辺の考え方をお示し願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  山本部長。 ○企画総務部長(山本伸治君)(登壇)  大きく3点いただきました。  まず、同一労働同一賃金につきましては、ニッポン一億総活躍プランの中で同一労働同一賃金というのが示されまして、国におきましては最低賃金を1,000円まで引き上げるという考え方も出ております。  また、この同一労働同一賃金につきましては、法改正にあわせて、そのための合理的な待遇改善に向けたガイドラインというのが近々示されるということも聞いておりますもので、こうしたものをしっかり見きわめた上で対応させていただきたいというふうに考えております。  それと、非常勤職員の増加に対応するものでございますが、これにつきましても、やはり平成18年に部・室制を導入いたしまして、少し組織が細分化したことによって職員数が対応し切れていない部分もございまして、そうしたことで非常勤職員の増加が行われたという経緯もございます。  また、厚生年金法の改正によりまして、社会保険の適用除外であった短時間労働者に対しても社会保険の適用拡大が行われたということで、非常に非常勤職員を取り巻く環境というのは変わっておりますもので、今回、組織機構を整理する中で、こういった問題も含めて対応してまいりたいというふうに考えておりますし、最低賃金も今795円まで引き上げられておりますもので、そういった対応についても考えてまいりたいというふうに考えております。  それと、3番目でございますが、人事評価制度の中で何を目指していくのかということでございますが、これはやはり平成28年4月の改正地方公務員法が施行されて、この趣旨は、やはり能力に応じた賃金体系というか、給与体系を導入するということが基本となっておりますもので、議員のご指摘のありました勤勉手当について、給与へ反映していくきちっとした手法を確立するということでございますが、これにつきましては、やはり先ほど申し上げました公平性、客観性といったものが担保されて初めて給与への処遇というものがなってくると思いますもので、こういったものが確立次第、対応してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  結局この人事行政方針というのは、今3点ばかり申し上げたんですけど、それは一番最初の市長の重点方針の中の、全てはひとづくりなんですよ。人材育成、ひとづくりがあってこそ同一労働同一賃金もクリアする方向に向かうだろうし、また非常勤職員の対応の中身についても精査できるだろうし、また人事評価もできるということで、あくまでも全てがひとづくり、人材育成にかかった結果、人事行政がうまく進むか進まないかということがおのずと決まってこようかと思うんで、やはりその辺は、爆発させるんではなしに、もうちょっと職員を育てる意味で決断する、市長はよく総合的に判断するとか言うのやけど、判断だけではあかんですね。やっぱり決断してもらいたいので、できれば瞬発的な年じゃなしに決断する年にしていただくぐらいの、曖昧な答弁と曖昧な判断じゃなしに、もう少し私はやり切るような、決断する年にしてほしいなというふうに思います。  そういうことで、一応重点方針はあくまでもですけれども、次に農業施策についてということで質問させてもらうんですけれども、時間が非常にないんですけど、本来、私は所管が産建なんですけど、産建に所属することについては、一般質問はできるだけ本会議で控えて、常任委員会の一般質問のほうで市長の意向を聞きたいというのが私の本来の考え方なんですけど、従前から常任委員会、総務、教民、産建にしても、質疑のときは市長が見えるんですけど、一般質問のあるときには市長は欠席していないと。これではやはり、一般質問は本来市長にするべきことであって、部長からプラス・マイナスの回答はよろしいですけど、物の考え方、一般質問というのは、見解の相違があっても、やはり市長の考え方と我々市民を代表する議員の考え方が一般質問として反映される。しかし、本会議ではできるだけ詳しいことは時間も制限されておるので、やっぱり常任委員会でゆっくり審議して、一般質問で市長の見解を聞くというのが本来であろうと思う。  しかし、市長は常任委員会に一切出席されておらんので、この辺について一遍議長のほうで取り計らいを、議会運営委員会で諮っていただくなりして、議長のほうでお取り計らいを願いたいということで、一般質問はできるだけ常任委員会で市長と一般質問したいというのが本来ではなかろうかと。時間が制限されると、私も今からしようと思うと時間がないわけで、常任委員会等でやっぱり市長は必要に応じて常任委員会に出席していただく方向で、議長にその方向で検討していただきたいということをまず申し上げておきます。  それでは、時間がありませんですけど1点だけ、農業施策についてなんですけど、あわせて農振農用地の扱いについてなんですけど、亀山市には農振地域の中の農振農用地が限られた範囲であるんですけど、圃場整備されたところ、圃場整備されていないところ含めて、大方は圃場整備されたところがあるんですけど、農振農用地の考え方、どのように農振農用地を守り育てていくのか。また、適用除外をする場合については、今回も適用除外をという話もあるんですけど、その適用除外する条件、例えば都市計画事業だとか、公共施設、公共事業等あれば、あわせて適用除外ということもあり得るんですけど、やっぱり民間から開発等に含まれる適用除外もあろうかと思うんですけど、農振農用地の現状と今後の取り扱いについて、まずお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  西口環境産業部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  農業振興地域は、市街地や山林地域等を除いた市内の約7,237ヘクタールを指定しておりまして、そのうち農地は2,338ヘクタールでございます。さらにそのうち1,886ヘクタールを農用地区域に設定しております。その農業振興地域につきましては、農業の生産の場として優良農地の保全確保を図っております。今後につきましても、各種事業の活用によりまして農地が良好な状態で維持管理されるようにしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。  それから次に、適用除外についての考え方でございますが、農用地区域の除外ということで答弁を申し上げたいと思います。  農用地区域の設定、変更につきましては、農業振興地域の整備に関する法律に基づき行うものでございます。その設定方針につきましては、まず10ヘクタール以上の集団的に存在する農地であること。次に、土地改良事業またはこれに準ずる事業の施行に係る区域内にある土地であること。農業振興地域における地域の特性に即した農業振興を図るため、その土地の農業上の利用を確保することが必要である土地ということで、まず農用地区域を設定いたしております。  次に、除外に関することでございますが、農用地等以外の用途に供する目的として農用地区域内の土地を農用地から除外するには、法に掲げる要件がございますので、それを全て満たす必要がございます。その要件を簡単に申し上げますと、1つは、農地以外の土地にすることが必要かつ適当であること。次に、農用地区域以外の土地をもってかえることが困難であること。さらに、農業上の効率的かつ総合的な利用に支障を及ぼさないことなどがございます。市といたしましても、農用地区域の変更につきましては、農業振興地域の整備に関する法律等に基づきまして行うものでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  小坂議員。 ○17番(小坂直親君)(登壇)  もう時間がないんで、これはまた産建のほうで十分やらせていただきます。あくまでも農振農用地の考え方、耕作放棄地の考え方、そこらについて、担当じゃなしに市長としての見解もお聞きしたいと思いますので、あわせて常任委員会のほうでまた改めて、深く広く聞かせていただきますので、よろしくお願いします。終わります。 ○議長(中村嘉孝君)  17番 小坂直親議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩します。                (午後 3時57分 休憩)    ─────────────────────────────────────                (午後 4時06分 再開) ○議長(中村嘉孝君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、13番 前田耕一議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  一般質問の最終バッターになりましたので、先日はちょっとくどかったという話も出ておりますので、簡潔に質問したいと思いますのでよろしくお願いします。  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  きょうは都市公園の現状と管理運営について、通告に従い質問したいと思いますので、よろしくお願いします。  まず最初に、現在市が設置して管理運営をしている公園の状況についてお伺いをしたいと思います。  市内には多くの公園が設置されておりますが、いずれも関係条例に基づいて設置されていると考えますが、設置目的別の公園数と管理運営の現状についてお伺いします。 ○議長(中村嘉孝君)  13番 前田耕一議員の質問に対する答弁を求めます。  松本建設部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  市内の公園でございますが、まず公園とは、主に自然的環境の中で休息、観賞、散歩、遊戯、運動等のレクリエーション等の用に供することを目的とする公共空地と定義されております。具体的には、主として街区内に居住する者を対象とし、0.25ヘクタールを標準とする街区公園。近隣に居住する者を対象とし、2ヘクタールを標準とする近隣公園。主として徒歩圏に居住する者を対象とし、4ヘクタールを標準とする地区公園。市内に居住する者を対象とし、おおむね10ヘクタール以上とする総合公園。主として運動の用に供するおおむね15ヘクタール以上とする運動公園。一つの市町を越え、広域を対象とし、おおむね50ヘクタール以上の広域公園。また、これら以外にも特殊公園と、それぞれ設置目的や規模が定められております。  管理運営は、公的な施設ですので市の直営でございますが、指定管理を行っていたりということで、管理の形態はさまざまな形態となってございます。  それから、現在亀山市にある公園ですが、都市公園は93カ所ございます。そのうち総合公園は、亀山サンシャインパークと亀山公園の2カ所、それから地区公園は西野公園と東野公園の2カ所、それから街区公園等が89カ所となってございます。  また、そのうち県営はサンシャインパーク1カ所で、市の都市公園につきましては92カ所でございます。そのうち83カ所につきまして、指定管理者による管理を行ってございます。それ以外の9カ所につきましては、市で直接管理しているという状況でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  西口部長。 ○環境産業部長(西口昌利君)(登壇)  環境産業部が所管する公園について、申し上げたいと思います。  当部が所管する公園につきましては、里山公園1カ所、森林公園1カ所、農村公園6カ所の計8カ所でございます。  次に、それぞれの設置目的でございますが、里山公園、森林公園につきましては、市の自然公園といたしまして、市民が郷土の豊かな自然に触れ、親しむことにより自然への理解を深め、将来にわたり自然を守っていく意識の醸成を図るとともに、憩いの場、情操教育の場及び体験学習の場を提供することでございます。また、農村公園につきましては、農村地域の住民のレクリエーションの場として活用し、当該農村地域の住民の健康の増進及び親睦交流を図ることでございます。  それぞれの管理運営方法につきましては、まず里山公園は市直営管理、森林公園はシルバー人材センターへの委託管理、農村公園につきましては地元自治会と農村公園管理委託契約を締結した上での地元自治会の管理となっておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  ありがとうございます。  都市公園については非常に詳しく説明していただきまして、私も単純に都市公園と理解して、今までそういう言葉で発言していたんですけれども、都市公園法を見てみますと、先ほど部長のほうから答弁がありましたように、街区公園とか、あるいは近隣公園とか、地区公園とか、総合公園とか、面積とか用途によって名前が違うし、それから公園の広さ、面積の違いということが十分理解できましたけれども、今、運動公園という言葉も出たように思っているんですけれども、亀山に運動公園はないですね。ちょっと確認だけしておきたいんですけれども。  といいますのは、私の認識では、昔、西野公園を西野運動公園という言葉で呼んでいたような感覚があるんですけど、勘違いかもわかりませんけれども、今はもう西野公園という言葉でずうっと説明していたと思いますけれども、その辺のところをちょっと確認したいんですけれども。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  先ほど議員がおっしゃられましたように、公園のほうの規定でまいりますと、運動公園に該当する公園は亀山市にはございません。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。
    ○13番(前田耕一君)(登壇)  それでは、都市公園の種類も具体的に説明していただきましたので、そのことについて質問させていただきますけれども、亀山市内には90以上の都市公園があると、非常にたくさんの公園が広範囲にわたっていて、ほかの自治体と比べても遜色ないぐらいの公園数だと。もう要らんなあというような感じもしないでもないんですけれども、そんな中で、総合公園というのが面積的にも一番大きな公園だということは理解できますので、今1番と2番のほうで質問については答弁いただきましたので、3番目の一番大きい総合公園としての位置づけの亀山公園について確認したいと思いますので、よろしくお願いします。  それで、3番目の質問といたしまして、亀山公園は公園全体の面積が13万4,000平米と非常に広く、施設数も幾つもありますが、それらの施設はどんな施設が今あそこに位置づけられて設置されているのか。その施設を全てお示しいただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  亀山公園につきましては、昭和31年に亀山城址を中心とした5.3ヘクタールの整備を初め、現在ますみ公園や芝生広場、それから菖蒲園等、13.2ヘクタールを開設してございます。芝生広場につきましては1.3ヘクタールございまして、平成9年に整備をいたしておるところでございます。以上でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  私が今申し上げたのは、この亀山公園の中である施設、例えば北公園とか、テニスコートとか、この辺は位置づけはどうなっているんですか。あの辺も全部亀山公園の管轄区域だと思っておるんですけれども、全ての施設をお示しいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  ついでに、もう一つ申し上げます。野外ステージも一つの施設として位置づけされていると思うんですけれども、それも含めてどれだけの施設があるかというのをお示しいただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  済みません。細かい全ての施設については、ちょっと今手元に資料がございませんので、確認でき次第、後ほどご答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  今、細かいところまでは確認されていないということですけれども、日常管理は、ここはどこが所管されているんですか。当然所管は建設部じゃないかと思うんですけれども、それであればわからないということは基本的にあり得んと思うんですけれども。もう一度答弁をお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  亀山公園でございますが、公園内には亀山城址を中心としておりまして、城郭建造物としての多門櫓や、また図書館、青少年研修センター、野外ステージ、芝生公園、菖蒲園、ますみ公園、北公園、それからわんぱく広場のローラースライダー等がございます。それから、テニスコートだとかもございます。  管理につきましては建設部で管理をしておりまして、指定管理者に委託をして管理を行っているところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  今の答弁を聞いておりますと、何か曖昧な部分もあって、もう少しきっちりと公園をどういう形で管理運営しているかというのを把握しておいていただきたいと。指定管理をしていただいておるということでございますけれども、指定管理をしている業者さんはどちらになっておりますか。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  指定管理者は、亀山市地域社会振興会でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  地域社会振興会に管理していただいているということがわかりましたけれども、ここは本当に広い範囲の公園です。地域社会振興会は、確かに日常の、例えば草刈りとか、剪定とかについては当然しておると思うんですけれども、いざ何かあったとき、子供さんなんか、小さい子が結構あそこは利用しておりますし、どこへ連絡したらいいかというのが全然わからないですね。問い合わせ先とか、連絡先も全然ないですから。  その辺のことについて、私は非常に疑問を持っておりましたので、今回この亀山公園を中心にして質問の中へ入れさせてもらったわけでございますけれども、非常に広い施設ですから、たくさんの管理部署があると思うんですけれども、言えることは、日ごろの管理運営が必ずしも十分なされていないというように感じざるを得ませんので、それについてはよくご理解いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、個々の施設について幾つか確認したいと思います。  まず、芝生広場について確認したいと思います。広場の芝生管理につきましては、当然、地域社会振興会が管理していると思うんですけれども、管理の内容、どの範囲まで管理されてみえるかということを確認したいと思います。  具体的に申しますと、芝生広場ですから、それが本当にセールスポイントの公園ですから、当然芝生の管理規定等も設けてあると思うんですけれども、その内容について、どうやって管理しているかというのを示しいただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  芝生につきましては、定期的に芝刈り機等で芝刈りをしていただいているという状況でございます。詳細につきましては、ちょっと確認をさせていただきます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  芝刈りは当然のことだと思いますけれども、それ以外にふだん芝の管理といえば、例えば施肥、肥料をやったりとか、あるいは除草、消毒はなかなかできないと思いますけれども、あるいは土の入れかえとか、あるいはエアレーションをして土を和らげるということをして、芝の育成の促進に関与していくとかいうことがあろうかと思うんですけれども、そういうことは全然やられていないんでしょうか。あるいは年に1回か数年に1回かは別として、行うこともあるんでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  公園内の植物管理でございますが、芝生につきましては年に3回の消毒等も行ってございます。また、敷地内の除草につきましては、月1回以上行うということになってございます。そのほか、植栽等に関しては施肥も年1回以上行う、あるいはその他の樹木等の剪定、刈り込み等も年1回以上行うというような管理規定になってございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  今お話を聞いた範囲では、必要最低限の最低ぐらいの管理をやっていただいておるそうですけれども、せっかくの芝生広場ですから、やっぱり十分なふだんの監視というか、ずうっと周りを見ていただいて、管理については目配りをしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  それと、あそこの芝生広場は非常に見ばえはいいんですね。広くて使い勝手がよさそうに見えますけれども、北側のほう3分の1ぐらいは傾斜になっていますから、全体を使って走り回ったり飛び回ったり、あるいはいろんな遊びをするというのは何か不自由があるような施設に感じられてなりません。  当初はそういうような思いの中で公園をつくられたと思いますし、博物館のほうの階段の上から見ると景観はいいですわ。あの芝生の中央部の周辺には全然立ち木もないですので、芝生全面が使えるということは非常にありがたいんですけれども、あの起伏というよりも傾斜については、何か今のままでいいのか、ちょっと見直したほうがいいのかについての思いとか、疑問とかはございませんか。ちょっと確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  亀山公園の芝生広場につきましては、平成9年に整備いたしておりますが、亀山公園自体が亀山城址や自然地形を生かし、起伏ある公園形態となっておりますことから、芝生広場も整備当初からフラット型ではない形状となってございます。いろいろご意見もあるようでございますけれども、現時点で特に改修等の考えはございません。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  景観とかその辺を考えたら、あの形で十分だと思いますけれども、実際に利用することを考えた場合には、やっぱり多少の傾斜や起伏があってもいいかと思いますけれども、見直す必要があるんじゃないかと思いますので、機会があれば、ぜひその辺のところについてもご検討いただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、ますみ児童公園と言ったらいいのか、あそこの標識にはますみ児童園となっていますけれども、いずれにしましてもますみさんという公園ですね。あそこについてお伺いします。  ますみ児童公園は、亀山市の中心に位置する多門櫓の足元に位置しておりますから、本当に亀山市の中心にある公園ということで、これは誰もがご認識があろうかと思います。あそこは日ごろからたくさんの子供さん、小学生なんかが放課後なんか、あるいは学校の帰りかわかりませんけれども、遊んでみえます。それから、小さなお子さんがおじいさん、おばあさんと一緒に足を運んできてくれる、あるいは親子であそこを利用するということがたくさん見受けられます。時には亀山城の周辺、あるいは城址周辺を散策だとかハイキング、あるいは東海道沿線の町歩きの中で利用して、あそこで昔をしのぶというのは余りないと思いますけれども、そういう場所として利用していただいておると思っております。  ますみ公園のある亀山城址一帯は、平成20年12月の歴史まちづくり法の認定以降、年月的にはちょっと間違っているかもしれませんけれども、亀山城周辺保存整備事業によって多門櫓とか旧舘家、あるいは加藤家屋敷跡とか、二の丸帯曲輪等の歴史的な環境の整備が行われてきているというのは私も認識しております。それだけではなしに、昔は余りなかった案内標識も結構細かく立ててもらってありまして、その取りつけによって、ここがどういう意味があるのか、どういう意義があるのかとかよく理解できるようになりました。  平成27年の主要施策の成果報告書には、亀山城周辺における面的な整備を完了、周辺施設、東海道散策者等の見学、休息施設として有効に機能しているとなっております。ということで、周辺保存整備事業については、一応完了の方向で進んでいるということは理解できるんですけれども、私は周辺整備が一番必要な場所的には、この多門櫓のまさしく足元にある、道路を挟んですぐ下にあるますみ児童公園が非常に大切かと思うんですけれども、いまだにSLとか軽飛行機が展示されたままであります。亀山城周辺整備といったら、亀中も西小もほかも含めて、できるだけ亀山城の昔の姿にふさわしい形での周辺整備を進めておる中で、軽飛行機とかSLがあそこに展示してあるんですね。  そこで確認いたしますが、周辺保存整備を手がけてみえました所管部局として、この現状についてご所見がありましたらお示しいただきたいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  嶋村局長。 ○文化振興局長(嶋村明彦君)(登壇)  亀山城周辺の整備事業を担当いたしておりましたので、その点についての答弁をさせていただきます。  確かに亀山城周辺については、多門櫓の整備でありますとか、あと公園の部分についても散策路などを整備することによって周遊性が高まってきたというふうに考えております。私どもは地域の歴史的な資産を活用しながら整備を進めるということの中でいいますと、考えるべきことは2つあるのかなというふうに思っております。一つは、議員がおっしゃられましたように周辺と歴史的なイメージが調和をするようにしていくというふうなことが一つで、全体的に整えていくというところ。もう一つは、それぞれの場所が持っている歴史性のようなものをどのように引き継いでいくかというふうなところでございます。  確かに、ますみ児童公園については現在は児童公園として使われておりますけれども、本来あそこは亀山城の本丸であり、あの部分にはますみ三重櫓というやぐらがあったという、お城の中核であったという歴史的な事象がございますけれども、それに加えまして、ますみ公園自体は亀山市で最初の児童公園であったというふうなことでありますとか、また、SLが置かれたり飛行機が置かれているということの中にも、やはり歴史的な意味合いというものもあるんではないかなというふうに思っております。  近年、周辺の整備が進みましたことから、そういうものとの調和というふうなことに対しての期待というものが高まっている状況であるということは認識はしておりますけれども、これをどのように整備していくのかということについては、まだまだ議論が必要な部分ではないかなと。現在いろんな形で使っていただいている方たちへの配慮も含めて、必要だというふうに考えております。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  局長、うまいことまとめていただきましたけれども、いずれにしましても、決してあそこに置いてある軽飛行機、SLがあの場所にふさわしい、うまく調和がとれた展示物かというと、必ずしもそういうことはないと思います。  私は、過去にもこの件について質問させていただきました。10年ぐらい前です。そのときにも申し上げたんですけど、決して邪魔だとか、要らないということは言っていないんですね。あの場所にふさわしくないんじゃないですかと。ですから、別個の場所へ移転して、そこで展示してもらったらいいんじゃないかなということで質問しておりますけれども、その当時には検討していくという話でございましたけれども、10年前から全然変わっていません。それどころか、SLにつきましてはJRのOBさんが年に一、二回来て、SLの掃除とかをやってくれていますので、そこそこ艶もあるし、立派な姿としてあそこにありますけれども、例えば軽飛行機を見てみますと、ふだんはそう通らないですから気がつかないかもわかりませんけれども、機体そのものはいつペンキがはがれたというぐらい、それこそ無残な姿であそこに展示してございます。  多分あのSLは、修理とか点検とかしたことがあるんでしょうか。それについてどんな管理をしてみえるか、まず確認したいと思います。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  先ほどSLとおっしゃいましたが、セスナについての点検ですか。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  今のは軽飛行機のほう。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  飛行機の件でよろしいですか。  SLにつきましては、先ほど議員がおっしゃられたように国鉄のOBの方が年1回清掃等していただいておりますが、セスナについては特に点検整備等は行っていない状況でございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  点検を行っていただいていないというのは、別に自慢するべきことじゃないと思うんですね。やっぱりあそこへ展示してある以上は、ほったらかして置いてあるだけというのでは意味がないと思うんですよ。周りはフェンスで囲んでありますから当然入れませんけれども、全くそのままと。十年一日変わっていないということですね。やっぱり何らかの対応はしないとだめじゃないかと思います。  SLにつきましては、JRから借りておるわけですね。あそこへ置いておるのは私も理解しておるんですけれども、軽飛行機につきましては、あそこにある案内板を見ますと、日本で最初にアメリカのセスナ社から日本が購入した5機のセスナ機のうちの1機だということで、非常に価値があるというようなことが書いてあるんですけれども、3分の1ぐらい何が書いてあるか読めません。だから、看板も昔のままですわ。だから全く管理をされていないと、置いてあるだけということですね。ご寄附いただいた方もまだご健在ですので、ぞんざいに扱えというわけじゃないんですけれども、やっぱりそれなりの管理はきっちりしていただいて、あそこへ置いておくんであれば、また違った意味があると思うんですけど、今のままでは全く意味がないと思います。  第一番にええのは、あの場所からは移転というのを考えてほしいなと。別にあそこじゃなくても亀山公園でも、あるいは児童公園もありますね。亀山公園の北公園とか、ほかにも移設する場所は十分あるかと思いますので、それを検討いただきたいなと思っております。
     SLにつきましては、今、亀山駅前の再編整備が進んでおりますね。私は過去から、今、地域振興会が市から借りて月決めの駐車場にしている場所へ置くのがいいのと違うかなあというような感じもしていたんですけれども、なかなか私の思いどおりいくはずもないんですけれども、当然亀山市、元国鉄のまちですから、駅周辺へ移転していただいて、そこで展示、紹介していくのがベストじゃないかと思うんですよ。確かに経費的には相当かかると思います。しかし、今のままの場所では、あくまでも亀山城の周辺整備事業としてやってきた中ではふさわしくないということを認識していただければありがたいと思いますが、その辺についてのご所見がありましたら、お示しください。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  先ほど議員がおっしゃられましたように、今ますみ公園に展示してあります機関車、あるいは軽飛行機でございますけれども、児童公園全体の将来的なあり方については段階的に検討していきたいというふうに考えておりますし、それから先ほど議員がおっしゃられましたように、SLにつきましては、駅前整備とあわせて駅前にというような声も耳にしておるところでございます。そういったことも念頭に、今置いてある状態につきまして移転等も含めて今後考えていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  私は今、軽飛行機とSLのことを申し上げましたけれども、あの公園の一角だけじゃないんですね。例えば、軽飛行機の奥に噴水がございますね。あったかなあと言われる方が多いかと思うんですけれども、私もここ15年、20年、30年かな、水吹いとんの見たことがないんですけれども、噴水の場所があるんですね。結構広い場所とっています。どんな意味があるんかなと思います。  それからセスナの南側の手前には、あそこの公園の階段をおりてすぐのところですから、あの公園としては一等地じゃないかと思うんですけれども、失礼な言い方になるかもわかりませんけれども、新名神が開通したときの国土交通大臣が記念植樹をされた杉の木があります。植わっているのが一等地ですわ。この2つがもしなければ、そしてセスナ、SLをどこかへ移転すれば、あのスペースで公園の3分の1ぐらいの面積がふえて、有意義に活用できる場所になるんじゃないかと思っています。  それでどうするかといったら、私の思いは、先ほど申し上げましたように、あの周辺へ遊びに来た方、あるいは見学に来た方なんかも含めて、ゆっくりと休憩とか、あるいは昼食をとれるようなあずまやとか、そういうものができれば本当に有意義に使えるスペースができるんじゃないかなあと思っております。今のままでは全然そういうあずまやを建てるとか、休憩場所としてのスペースはございませんけれども、今申し上げたSL、それから軽飛行機、それから噴水、記念植樹をどちらかへ持っていって対応すれば、有効な活用ができると思うんですけれども、ぜひその辺のところをお考えいただきたいと思います。  今、噴水のことを申し上げましたけれども、あそこの噴水が、本当に水が吹き上げるのかどうか非常に疑問に感じているんですけれども、あれは生かされているんですか。その辺についてちょっと確認したいんですが。でなければ、もう撤去してもいいと思うんですよ。あの噴水の中には、多分地域振興会だと思いますけれども、パンジーもちゃんと植えていただいて、見た目はきれいになっておりますけれども、それだけのもんですわ。どうでしょうか。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  議員ご指摘の噴水でございますが、現在全く機能していない、使っていない状況ですし、現在使えない状態になっているというふうに聞いております。  繰り返しになりますけど、SL、あるいは軽飛行機、それから先ほど新名神の記念植樹で平成20年1月に前の冬柴大臣が記念植樹して植えられた杉の木等ございますことは承知してございますので、そういった今後の整備の段階で、SL、あるいは軽飛行機の移転等も含めて、噴水、植樹についても移植等も含めて考えてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  今後検討して、その段階でということですけれども、これが1年先なのか、3年先なのか、5年先なのか、てんでわからないですね。私が初めて申し上げてから10年たっています。何も変わっていません。SLも軽飛行機も噴水も、5年たっても10年たっても大きくなりませんわ。杉の木は大きくなりますよ。今であったら移設も楽やと思いますけれども、あの杉の木が、例えば10年たって10メートルも15メートルも伸びたら、簡単に移設はできないと思います。そういうことも含めて、対応を早くしなくてはいけないんじゃないかなと思いますけれども、ついでにという意味で杉の木の移設も考えてみえるんであれば、全体的な事業の進捗も杉の木の成長に合わせるように、移設が可能な段階であの辺の整備をぜひ行っていただきたいと思いますけれども、その辺のお考えはどうですか。 ○議長(中村嘉孝君)  松本部長。 ○建設部長(松本昭一君)(登壇)  現時点で具体的に何年先ということは申し上げられませんが、特にSLにつきましては、先ほども議員がおっしゃられましたように、移転するということになれば、恐らく駅前が一番望ましいのかなという考えはございます。そういった意味で駅前の再開発事業とあわせまして、そういったものを考えてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  しばらく先だというような感じがしないでもないんですけれども、いずれにしましても、10年20年たってまでそのままで置いておいてというのでは、余り意味がないと思いますので、せっかくの展示物ですから有効に活用できるように、ぜひ早急な検討をお願いしたいと思います。  最後に、新たな運動公園の設置についてということで、4番目の質問をつけてありますけれども、亀山市にはもう私は公園は要らないと思っております。それから、過去の質問の中で運動施設、たしか400メートルのトラックの必要性云々について市長に質問させていただきましたが、市長はそのときにはトラックは必要ないという答弁をいただいておりますので、あえて今回はそういう意味でここで質問させてもらうんじゃなしに、これは新たな運動公園の設置というよりも、大規模な多目的、目的はなくてもいいですから、広場の設置をぜひお願いしたいし、考えていただきたいと思います。  広場といいますのは別に陸上だけじゃなしに、サッカーも野球もソフトも、屋外での運動が全てできるような大規模な運動広場、スポーツ広場の建設、設置をぜひ進めていただきたいと思いますけれども、ずうっと一昨日からの質問の中で、行政は非常に財政も厳しいということですので、すぐにというのは私、当然期待もしておりませんけれども、必要性は感じてもらえるかどうか。必要性は感じるけれども、今財政的には無理だということであれば、多少我慢せなしようがないと思うんですけれども、必要性もないという答弁いただくんだったら、もう身もふたもないんですけれども、その辺のお考え、これは所管はどこになるんかな。ぜひその辺のことについてご答弁いただきたいと思います。あえて誰とは申しません。心ある人がいい答弁をしていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(中村嘉孝君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  かねてから議員にご提案いただいておるところでありますが、スポーツ施設自体の必要性ということについては、当然そういう認識をいたしておるところであります。しかし、なかなか新たな運動公園等々を考えますときに、大規模公園の整備ということについては非常に現状、短期的には難しい話であろうかと思いますので、これは長期的な考え方の中で整理されるべきものというふうに思っておるところであります。 ○議長(中村嘉孝君)  前田議員。 ○13番(前田耕一君)(登壇)  予想どおりの答弁をいただきましたけれども、私ははっきり申しますけど、公園という言葉は使いませんので。大規模な広場がほしいということでございますので、そこのところは誤解のないようにしていただいて、今後検討していただければありがたいと思います。  質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中村嘉孝君)  13番 前田耕一議員の質問は終わりました。  以上で、予定をしておりました通告による質問は終了しました。  これより一般質問に対する関連質問ですが、通告はありませんので関連質問を終わります。  以上で、日程第1に掲げた市政に関する一般質問を終結します。  次に、お諮りします。  あす9日から18日までの10日間は、各常任委員会における付託議案の審査のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(中村嘉孝君)  ご異議なしと認めます。  あす9日から18日までの10日間は休会することに決定しました。  続いてお諮りします。  本日の会議はこの程度にとどめたいと思います。これにご異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(中村嘉孝君)  ご異議なしと認めます。  休会明けの19日は午後2時から会議を開き、付託議案の審査を行います。  本日はこれにて散会します。                (午後 4時48分 散会)...