まず、
消防団員等公務災害補償条例の第22条についてご
説明をさせていただきます。
第22条は、先ほど少しご
答弁をさせていただきましたが、
特殊公務災害ということについての
規定でございます。
特殊公務災害とは、生命または身体に対する高度の危険が予測される
状況のもとにおいて、火災の鎮圧、または暴風、豪雨、
洪水等の異常な事態の
発生における人命の救助、その他の被害の防御に従事中に受けた
公務上の
災害のことであり、その場合においては
傷病補償年金、
障害補償年金、または
遺族補償年金について、
当該年金の額に最大100分の50を加算した額とする特例がございます。この
特例部分が減額され
不利益とならないよう、新たに
調整率を
規定するものでございます。
○
議長(
前田 稔君)
宮崎議員。
○12番(
宮崎勝郎君)(
登壇)
そのような中身は聞かせもらってわかりましたが、そうなると、やはり
災害に対する
指揮命令系統というのは非常に大事ではないのかなというふうに、
一般質問になっていくかもわかりませんけれども、そういう考えも持つものと私は思っておりますし、また
消防団員等の
賞じゅつ金条例とのかかわりは
関係ないのかどうか確認したいと思います。
○
議長(
前田 稔君)
服部次長。
○
消防次長(
服部和也君)(
登壇)
指揮命令系統の重要さについての
お尋ねでございます。
ご承知のように、
東日本大震災を受けまして、特に危険な
状況下の中での下命をすることについて、私どもが知り得ている
状況の中でも、
特殊公務災害の対象になられた方の議論が今まさに行われておると聞いておるところであります。よって、危険な
状況下での
災害に対応する場合の
指揮命令系統のあり方、またその内容について、しっかりと
状況を精査した中で、団員の方々に下命をするということの重要性を改めて認識をしておるところでございます。
また、賞じゅつ金については、今回の
改正は、先ほど申しましたように
政令の
改正に伴います
改正ということで、ご理解を賜りたいと思います。
○
議長(
前田 稔君)
宮崎議員。
○12番(
宮崎勝郎君)(
登壇)
いずれにしましても、その
部分については、先ほども
答弁いただきましたが、指揮者の判断というのは非常に大事かと思いますので、今後さらなる検証をお願いしたいなというふうに思って、終わらせていただきます。ありがとうございました。
○
議長(
前田 稔君)
12番
宮崎勝郎議員の
質疑は終わりました。
次に、16番 服部孝規
議員。
○16番(服部孝規君)(
登壇)
それでは、通告に従い
質疑をいたします。
私も同じく、
議案第78号の
質疑をさせていただきます。
ただし、もう2人の方がかなり私が聞きたかったことを聞いてみえますので、ダブらない範囲でやらせていただきたいと思います。
まず、1番目にお聞きしたいのは、この今回の
条例改正のもとになった
共済年金と
厚生年金の一元化という問題の中身をちょっと
説明いただきたいと思います。
○
議長(
前田 稔君)
16番 服部孝規
議員の
質疑に対する
答弁を求めます。
山本企画総務部長。
○
企画総務部長(
山本伸治君)(
登壇)
まず、今回の一元化法の中身ということでございますが、これにつきましては、
平成24年8月に成立しました
被用者年金制度の一元化を図るための
厚生年金保険法等の一部を
改正する
法律につきまして、その一部が
平成27年10月1日に
施行され、ここで
共済年金制度と
厚生年金制度が統一されることとなりました。
中身ということでございますが、特にこの
法律によりまして、
国家公務員共済と
地方公務員共済と私立
学校共済、それと
厚生年金が全て統一になり、全てが保険料が、少し段階を経てですけれども、保険料が同じになって、支給も同じになるということが大きな中身でございます。
○
議長(
前田 稔君)
服部議員。
○16番(服部孝規君)(
登壇)
端的に言うと、
厚生年金に、いわゆる共済、
国家公務員、
地方公務員、それから私立の学校の人たちのを引き下げようと。だから、負担はふやそうと、掛金はふやそうと、給付は減らそうと、こういう形で
厚生年金に合わせるという内容だろうというふうに思います。
これは、今回の
議案の主題ではありませんのであれですけれども、私は
年金の被用者
年金の一番の問題というのは、やっぱり低
年金の方が見える問題、それから
年金をもらえない無
年金の方がまだまだ見えるという、この問題が最大の問題だと思いますので、まずやっぱりここにメスを入れないとあかんのではないのかなと思います。
だから、特に国民
年金とか、それから
厚生年金でも低い
部分の方が見えますので、そこの底上げがまず、やっぱり
年金、被用者
年金を改革するのであれば、まずここをやるのが私は最優先の課題だというふうに思います。そのことだけ
指摘をしておきたいと思います。
それから、
2つ目の
遡及適用の問題ですけれども、先ほど
答弁で
遡及適用するというふうに言われましたし、それから現時点で該当する人はいないということでしたので、これについては省きたいと思います。
ただ、やっぱり今回、9月
議会で出せなかったのかということについては、やっぱり国会が安保法制で随分延長された
影響を受けて、本来でしたらスムーズに国会がいっておれば9月
議会にもうちゃんと間に合うように、
政令もちゃんと調ったんだろうと思うんですけれども、これができなかったという事情があるんだろうというふうに思います。
もう1つ、ついでに言うと、臨時国会を開けということを言っていますけれども、どうも開きそうにないと。こうなってくると、今度は人事院勧告が出されておりながら、いつもだと12月の
議会で人事院勧告について
改正ができるんですけれども、ところがこれもできなくなるという。これが通常国会になってからと。これも
遡及適用といえば
遡及適用になるんですけれども、やっぱりこの辺の問題というのは、国に本当に随分
影響を受けておるなというね。地方分権と言いながら、そういう
影響を受けているなということをこの問題で私は感じます。
3番目の問題です。
よくわからないのは、新旧対照表とかいろいろ見てみましたけど、いろんな数字が並んでいるんですよ。0.86とか、0.七幾つとか、それが左右比べてもなかなかわかりづらい。この数字が一体どういうことなのかというのが非常に理解しづらいんです。
3番目にお聞きしたいのは、
改正前と
改正後でどんな
影響が出るのかということなんですけれども、具体的にいうと、いわゆる
改正によって、現行のままで済むのか、それとも金額が増額になるのか減額になるのかという、このあたりのところをやっぱり具体的に
説明をいただかないと、この表だけではわかりにくいということで、
答弁を求めたいと思います。
○
議長(
前田 稔君)
山本部長。
○
企画総務部長(
山本伸治君)(
登壇)
今回、一元化法によりまして、
年金が減額になるとか
保険料率が引き上げになるというのは、これは大もとの
法律によって行われることで、これは
豊田議員にご
答弁させていただいたとおりでございますが、今回、
服部議員からは、
条例の
改正が行われたときにどんな
影響が出るのか、そのご
答弁をさせていただきたいと思います。
今回の
被用者年金制度の一元化を図るための
厚生年金保険法の一部を
改正する
法律の
施行に基づき、今回、第1条から第4条までの
改正を上げさせていただいております。
まず、第1条の
亀山市議会の
議員その他
非常勤の
職員の
公務災害補償等に関する
条例、第3条の
亀山市職員の再任用に関する
条例、第4条の
亀山市
職員退職手当支給条例、これにつきましては、
引用法律名の
改正と、今ちょっと
服部議員からご
指摘を受けました新旧対照表の中で、
法律の
記載順を
施行令と同様にするために合わせていただきましたもので、かなり順番がずれておったりしたり、あと、新しい
改正の中には一元化法という新しい
法律も入ってまいりましたもので、かなりその辺のボリュームが膨らんでおりますが、現実的には率の変更というのは、1条、3条、4条ではございませんもので、特に大きな
影響が生じるということは考えていないところでございます。
○
議長(
前田 稔君)
服部消防次長。
○
消防次長(
服部和也君)(
登壇)
私のほうからは、第2条
関係の内容についてご
答弁を申し上げます。
第2条の
改正内容につきましては、一元化法に対応した調整であり、基本的には
改正前と
改正後で、
年金の
損害補償算出に係る
調整率に変更はございません。
ただし、先ほども少し
宮崎議員にもご
答弁をさせていただきましたが、
特殊公務災害につきましては、新たな
調整率を
規定して
不利益とならないようにするものでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
○
議長(
前田 稔君)
服部議員。
○16番(服部孝規君)(
登壇)
じゃあ、
改正前と
改正後で、特に大きな損害であるとかというようなことも生じないということを確認した上で、
質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○
議長(
前田 稔君)
16番 服部孝規
議員の
質疑は終わりました。
以上で、予定しておりました通告による
質疑は終了し、
議案第78号及び
議案第79号に対する
質疑を終結します。
続いて、ただいま議題となっております
議案第78号及び
議案第79号の2件については、お手元に配付してあります付託
議案一覧表のとおり、それぞれ所管する常任委員会にその審査を付託します。
付 託 議 案 一 覧 表
総務委員会
議案第78号
亀山市議会の
議員その他
非常勤の
職員の
公務災害補償等に関する
条例等の一部
改正について
予算決算委員会
議案第79号
平成27年度
亀山市
一般会計補正予算(第3号)について
○
議長(
前田 稔君)
次にお諮りします。
本日の
会議はこの程度にとどめたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
議長(
前田 稔君)
ご異議なしと認めます。
そのように決定しました。
あす13日は午前10時から
会議を開き、付託
議案の審議を行います。
本日はこれにて散会します。
(午前10時43分 散会)...