亀山市議会 > 2008-09-16 >
平成20年教育民生委員会( 9月16日)

ツイート シェア
  1. 亀山市議会 2008-09-16
    平成20年教育民生委員会( 9月16日)


    取得元: 亀山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-12
    平成20年教育民生委員会( 9月16日)              教育民生委員会会議録   1 開催日時 平成20年9月16日(火) 午前10時00分~午後4時45分 2 開催場所 第1委員会室 3 出席者  委員長   片 岡 武 男        副委員長  森   美和子        委員    福 沢 美由紀  鈴 木 達 夫  竹 井 道 男              水 野 雪 男        議長    大 井 捷 夫        副議長   池 田 依 子 4 欠席委員 なし 5 理事者  市長      田 中 亮 太  副市長      小 坂 勝 宏        保健福祉部長  広 森   繁  環境森林部長   国 分   純        医療センター事務局長       地域福祉室長   岩 﨑 吉 孝                伊 藤 誠 一        子ども総合支援室長        高齢・障害支援室長                志 村 浩 二           田 中 一 正        健康推進室長  松 尾 みち子  環境保全対策室長 浦 野 光 雄        斎場建設室長  峯     武  廃棄物対策室長  草 川 博 昭        環境森林保全室長         教育委員会委員長 長 田 隆 尚
                   西 口 昌 利        教育長     伊 東 靖 男  教育次長     水 野 義 弘        教育総務室長  広 森 洋 子  学校教育室長   井 上 恭 司        生涯学習室長  服 部   裕  スポーツ振興室長 谷 口 邦 則        まちなみ・文化財室長       図書館長     安 藤 利 幸                嶋 村 明 彦        歴史博物館長  亀 山   隆 6 事務局  西 川 省 三 臼 井 尚 美  松 村   大  渡 辺 靖 文        原   千 里 7 傍聴者  (一般)    伊 東 憲 吾        (議員)    岡 本 公 秀  伊 藤 彦太郎  前 田 耕 一                中 村 嘉 孝  宮 崎 勝 郎  宮 村 和 典                服 部 孝 規  小 坂 直 親  松 上   孝                櫻 井 清 蔵  葛 西   豊 8 案件  ① 付託議案審査           議案第63号 平成20年度亀山市一般会計補正予算(第2号)に                  ついての内                  第1条 第2項「第1表 歳入歳出予算補正」中                  歳出 第3款 民生費                       第1項 社会福祉費                        第1目 社会福祉総務費                         第13節 委託料                                    を除く                     第4款 衛生費                      第2項 清掃費                     第10款 教育費           議案第69号 工事請負契約の締結について 9 経過  次のとおり               午前10時00分  開 会 ○片岡武男委員長  皆さん、おはようございます。早朝よりご苦労さんでございます。  また雨が降って台風が来そうな変な時期になるのか、また雨もようけ降って川の水もふえていますけれども、これ以上降って堤防が切れるというようなことがないように祈っておるものでございます。  そんな中できょうの委員会を開催させていただきますけれども、何かきょうの委員会には、16、病院のことを入れると17ほど提出資料もございますので、その辺の議事進行についてはまた相談させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それと最後に、私、一年間、これは最後に言うんじゃなくて、皆さんにご「協力していただきましてありがとうございました」と言って終われるように、よろしくお願いいたします。  市長さんがお見えになりますので、市長さんに一言。 ○田中市長  どうも、皆さん、おはようございます。  最近の天候の動きを見ていますと、どうも台風の動きが気になって仕方がないところでございます。私も、大型台風がこの辺に来たとき、最近では年々冷や冷やする時期が多うございますけれども、雨量等を見ておりますと、この亀山、昭和49年に大災害で河川全部を改修したところですけれども、その当時に時間雨量70ミリというのが、これは正式なものじゃないですけどあったところでございますが、そんなものを突き抜けていきますと、また、皆様方と同じの苦情が来るんじゃないかということで、私どもこれから冷や冷やしながら、こんな場合には市民の方々の安全・安心というものをそのときには集中してまいりたいと、そんな考えを持っておりますので、よろしくお願い申し上げる次第でございます。  特にこれからの河川につきましては、今、国の方では国管理から県管理にもう目の前に、鈴鹿川はそういうふうな対象になりそうでございます。県の関係にもしなれば、財源問題が響いてこれが進みが悪くなるのではなかろうかと、こういうふうに考えているところでございますが、そういうこともございます。  それと、今回は一般会計の補正予算並びに提出議案もたくさんありますし、また説明書も、先ほど委員長さんからご説明もありましたけれども、大変いろいろたくさんの問題がありますけれども、私どもにも議員の皆さん方からこの点を十分、ご意見をいただいたり、またご指摘をいただいて、そしてこれがそのねらいどおり動いていけるように、ぜひともまた私どもは取り組んで進めたいと思いますので、どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございます。 ○片岡武男委員長  どうもありがとうございます。  市長さんは公務がございますので退席されますので、よろしくお願いします。  審査に入ります前にお願いいたします。  発言につきましては、挙手の上、委員長に発言許可を求め、委員長の指名の後、マイクスイッチを入力して発言していただくようお願いいたします。  部長におかれましては、部長直接ではなくて、担当室長が説明されるときは部長に振るんじゃなくて、担当室長が直接手を挙げて説明していただいて結構ですので、そのようにお願いしたいと思います。  水野次長。 ○水野教育次長  議案審議に入ります前に、8月1日付によりまして、歴史博物館長の人事異動がございましたので紹介させていただきます。 ○亀山歴史博物館長  歴史博物館長を拝命いたしました亀山でございます。多くの方々に親しまれる博物館、それから市史編さん事業の完成を目指して頑張ってまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 ○片岡武男委員長  この人事案件については事前に私も報告だけは受けましたので、皆さん、ご了承をお願いしたいと思います。  それでは直ちに9日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査を行います。  それでは理事者側に議案の説明を求めますが、付託議案の順、教育民生委員会の所管としては、補正予算(第2号)で、第3款民生費、第4款衛生費、第10款教育費と行って、その後、議案第69号の工事請負契約の順に説明をお願いいたします。よろしくお願いします。  広森部長。 ○広森保健福祉部長  それでは、議案第63号平成20年度亀山市一般会計補正予算(第2号)についてのうち、第1条第2項「第1表 歳入歳出予算補正」中、保健福祉部所管分についてご説明を申し上げます。  補正予算書の20、21ページをお開きいただきたいと存じます。  初めに、第3款民生費、第1項社会福祉費、第1目社会福祉総務費、説明欄をごらんいただきたいと思います。一般事業、燃料費の10万円につきましては、ガソリン料金の高騰によります公用車の燃料費でございます。また、その下の修繕料19万円につきましては、木崎地区の遊園地の遊具の点検によります安全対策の修繕費用を計上させていただいております。  次に、第2目障害者福祉費、説明欄の小規模作業所支援事業183万3,000円でございます。これにつきましては、本町にございます夢想工房への運営費の補助金でございまして、当初、通所者を9名で見込み予算計上をいたしておりましたが、2名増加いたしまして11名となったことから、補助基準額が増額となったことにより増額補正をいたしております。  次に、第3目老人福祉費、説明欄の地域包括支援事業100万円につきましては、鈴鹿亀山地区広域連合から委託を受けまして、介護予防に係る普及啓発事業を実施しようとするものでございます。その内容につきましてはパンフレットの購入費だとかコミュニティー等で実施いたします検診事業の委託料などでございます。  次に、第4目総合保健福祉センター管理費、説明欄の施設管理費490万円でございますけれども、こちら亀山温泉・白鳥の湯のボイラーに使用しておりますA重油の購入単価の高騰等による補正でございます。  次にめくっていただきまして、22、23ページをお開きいただきたいと存じます。  第2項児童福祉費、第1目児童福祉総務費、説明欄の学童保育所費68万7,000円につきましては、民間学童保育所のルンビニ児童館におきまして新たに1名の障害児を受け入れしていただいたことから、運営費の補助金を増額するものでございます。  最後に、第4目児童センター費、施設管理費25万円につきましては、児童センター事務所の空調機が故障いたしましたので取りかえ修繕を行おうとするものでございます。  以上、よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  それでは、平成20年度亀山市一般会計補正予算のうち、環境森林部所管分についてご説明申し上げます。  補正予算書の22、23ページをお開きください。  第4款衛生費、第2項清掃費、第2目塵芥処理費、事業名、溶融施設処理管理費、説明欄、施設管理費の燃料費1,000万円の増額は、原油価格の高騰により溶融施設の運転に要する灯油に不足が生じるため、補正をいたすものでございます。  次のページをお開きください。  第3目し尿処理費、事業名、関衛生センター費、説明欄、施設管理費の燃料費300万円の増額も、先ほどと同じく、原油価格の高騰により汚泥乾燥用に要するA重油に不足が生じるために補正をいたすものでございます。  以上でございますので、ご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○片岡武男委員長  水野次長。 ○水野教育次長  それでは、一般会計補正予算(第2号)のうち、教育委員会所管分についてご説明申し上げます。  30、31ページをお開き願います。  第10款教育費、第2項小学校費、第1目学校管理費、説明欄の一般管理費、燃料費10万円でございますが、燃料価格高騰による増額でございます。なお、この後も燃料費の補正がありますが、同様の理由によるものでございます。  33ページ、説明欄上段の個の学び支援事業の普通旅費25万円でございますが、介助員の修学旅行等付き添い旅費不足によるものでございます。  第2目教育振興費の報償費140万円は、外国人児童巡回相談員の謝金でございます。日本語指導が必要な外国人児童の適応指導等の充実を図るもので、平成17年度から国の受託事業として実施しておりましたが、本年度は認められなかったため、市で引き続き実施するものでございます。  次に、第3項中学校費、第1目学校管理費の説明欄、施設整備費の工事請負費1,800万円は、来年度に障害を持った生徒が入学するため、設備面において受け入れ対応をするための工事を行うもので、階段、廊下等の手すり設置及び教室改修工事でございます。個の学び支援事業、普通旅費9万円は、介助員の修学旅行等付き添い旅費不足によるものでございます。  次に34、35ページ、第5項社会教育費、第2目文化財保護費、説明欄上段の文化財保護事業費補助金23万9,000円でございますが、正調鈴鹿馬子唄保存会の装束更新に対する補助金12万7,000円及び中町四番町の山車修理・ちょうちん更新に対する補助金11万2,000円でございます。無形文化財記録作成事業の報償費24万円及び食糧費1万6,000円は、地元ヒアリング等に係る現地指導の実施回数増加に伴い増額するものでございます。資料作成等委託料30万6,000円の減額は、入札差金でございます。  第9目町並み保存費、旅費15万円は、歴史まちづくり法における歴史的環境形成総合支援事業の認定に向けて関係省庁と協議するための旅費でございます。  次に36、37ページ、第7項青少年対策費、説明欄、青少年健全育成費128万円は、本年度青少年育成市民会議総会において亀山市の大人の行動指針となる子供像が「亀山っ子」市民宣言として承認されました。そこで、広く市民に周知し、市民総ぐるみで、時期を逃さず市民宣言の取り組みを推進すべく、市内公共施設、各自治会等へパネル、額入りで宣言文を配付するものでございます。耐震調査委託料200万円は、鈴鹿峠自然の家耐震診断結果に基づき、耐震補強計画を策定するものでございます。  以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○片岡武男委員長  次、議案第69号の工事請負契約の締結について。  水野次長。 ○水野教育次長  続きまして議案第69号工事請負契約の締結についてでございますが、西野公園体育館耐震補強及び大規模改修(建築その他工事)について、指名競争入札により、堀田建設株式会社 代表取締役 堀田 征と、2億9,820万円で契約を締結しようとするものでございます。  西野公園体育館につきましては、平成17年に実施した耐震診断で要補強診断が下され、また竣工から34年が経過し、老朽化が進んでいます。また、本施設については避難所にも指定されていることから、安全性や市民が楽しめるよう耐震補強と改修工事を行うものでございます。去る6月26日に総務財政部契約調達室において参加意思確認型指名競争入札が実施され、指名した12社が入札参加した結果、堀田建設株式会社が落札し、7月3日に仮契約書を取り交わしたところでございます。  なお、参考までに、電気工事につきましては5,691万円で、株式会社三扇電気、管理業務委託については津市の株式会社中部都市建築設計事務所と契約いたしております。  なお、工事の内容につきましては本日資料として提出いたしておりますので、あわせてスポーツ振興室長の方から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○片岡武男委員長  谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  それでは、西野公園の体育館耐震補強及び大規模改修の建築その他工事についての主な工事内容についてご説明をさせていただきます。  まず、耐震補強工事につきましては、鉄骨壁ブレースによる補強工事4ヵ所と天井部分への水平ブレースによる補強工事を行います。  外部改修工事といたしましては、モルタルの浮き、ひび割れ、鉄筋爆裂等の補修、また、現在ガラス面であるところを、自然光の遮断と耐震に優れていることからアルミパネルに改修をいたします。  また防水工事といたしまして、屋上防水として塩化ビニールシートの張りかえを全面的に行います。  アリーナ内の改修工事といたしましては、床板の張りかえ、システム吸音天井の取りかえ、観覧席の手すり等の塗りかえを行います。  アリーナ外の改修工事につきましては、玄関ロビーを広くするため、現在の女子便所を事務室に改修し、現在の湯沸かし室、医務室を女子便所に改修いたします。また、男女の更衣室・シャワー室・会議室等につきまして、床、壁、天井の改修を行います。なお、シャワーの温水、会議室の空調設備につきましては、現在ボイラー式となっておりましたが、それぞれの使用につきまして個々に対応できるものとなっております。  以上が主な建築その他工事の工事内容となっております。 ○片岡武男委員長  以上で説明を終わりました。これより付託議案に対する質疑に入ります。  質疑は一括して行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  順次発言を許します。どうぞ。  水野委員。 ○水野雪男委員  補正予算(第2号)の33ページ、施設整備費1,800万円ということでございます。今、提案説明によりますと、来年度の障害児入学に備えて手すり等の整備をするということでしたが、これは亀中ですね。それと、今までに障害児はなかったのか初めてなのか、その辺を含めてお願いします。 ○片岡武男委員長  水野次長。 ○水野教育次長  失礼しました。学校は亀山中学校でございます。
     亀山中学校につきましては以前にも障害を持った生徒がおったということですけれども、そのときにも一部工事をやっておったんですが、今回の障害の程度に合わせてこういう工事が必要になったということでございます。 ○片岡武男委員長  広森室長。 ○広森教育総務室長  亀中につきましては、以前、身体障害をお持ちの方がお見えになって手すりを一部つけておりますが、今回来年度入学される方につきましては、当初、特別支援学校に行こうかということで迷っていらしたんですけれども、本人さんの能力も非常に上がっておみえになりまして、亀中の方に来ていただいて実際に歩いてもいただいたんですけれども、少しこちらの方で整備をすれば地元の学校に通っていただけるということが可能ということがわかりましたので、ぜひ整備をしたいということで、内容としましては大きく二つございまして、まず、身体障害者用の特別支援教室が必要となりますので、現在、第4棟の1階に美術室がございます。そちらの美術室の一部を障害児用の特別支援教室にするのと、少人数教室が今不足しておりますので、残りの部分を少人数教室に改造するというのが大きな一つの項目です。それともう1点は通路の整備ということで、中学校は特別教室がございますので、どうしても移動する必要がございます。ですので、3棟、それと2棟の特別教室のすべて移動が必要ですので、階段とか通路とか手すりが必要になってくるということと、もう一つはトイレの方なんですけれども、トイレがどうしても使えないと非常に難しいんですが、手すりをつければ何とか対応ができるということでしたので、トイレの手すり、廊下の手すり、それとアプローチの、通路の部分にグレーチングがございまして、グレーチングの大きさが少し大きな格子なんですけれども、それですとつま先が入って転倒してしまいますので、そのグレーチングを細かいグレーチングにしてあげるとかいうことに対応すれば、十分、本人の意欲も非常にございまして、通っていただくことが可能ということですので、以前に行いました手すりももちろん生かしながら、もう少しその子に合わせて手すりの方をふやしていくというようなことで進めております。以上です。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  障害児というのは、以前は見えたけど今はいないと。今回初めて1名ですか、入られると。回答願います、どういう状況なのか。 ○片岡武男委員長  広森室長。 ○広森教育総務室長  今、障害の方は、身体障害とか知的障害とか情緒障害がございますけれども、身体障害の方については今は亀中はいらっしゃいませんので、来年度、その身体障害用の特別支援教室を新設するという形で考えております。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  今の障害をちょっと確認させてもらおうと思ったんですけど、全般的な話で以前も聞いたことがあるんですけど、どこの学校でも入ってくる可能性があるんであれば、最低ベースぐらいは、ある程度のベースはやっておいたらどうだという話をさせてもらって、いつでしたか忘れましたけど、そして、それはそのたんびたんびでいいんだと、きょうみたいな話ですよね。片一方では交通バリアフリー対策、実際この委員会と関係ないんですけど、ユニバーサルという、そんな名前のもとに片一方では事業を進めようとすると。大きな金でこれは投資するんですけど、多分ね。そうすると、その学校改築問題も絡むし、トイレの改修もやっていますね、相当大きな金をかけて。そうすると、何でそういうところにそういうタイミングで入れないのかなという思いがあるんですよね。例えばトイレ改修でも、ありますよね、多目的用のトイレというのがあるわけですけど、子供が使うから関係ないということではなくて、やっぱりバリアフリーという問題は、もっと前の話をすると投票所の関係で聞いたことがあって、そのときは学校はバリアフリーは関係ないという当時の答弁もあったんです、委員会でね。ますますこれは、学校というのは公共的な場所になって、特に避難所関係もいろいろあるし、対、市との、行政との要求になりますけど、ぼちぼちと必要なところはやっぱり改修していかないと、そのたんびたんびにお金をつぎ込むのはいいけれども、いなきゃやめる、いたらやるんじゃなくて、ある程度のレベルをつくっておいたらどうかなという気がするんですよね。段差解消であったり、通路の問題であったり、特に亀中は今度改修していくんでね。そうしたらそこに少しお金を盛ってでも、将来に向かって乗せ込んでいくというか、そんな発想はないのかどうか。以前の質問では全く関心ないというか、当事者が生まれればやりますという発想だけなんで、それよりも、だれでも、いつでも使うような状況にこれがなってきたときに、市民の避難所も含めて、もうちょっとバリアフリーというのか、ユニバーサルというのか、もう少し教育委員会が一歩前に進んでもいいんじゃないかなという気はしているんですけど、その辺の見解があるのか教えてください。 ○片岡武男委員長  広森室長。 ○広森教育総務室長  学校施設のバリアフリーについては、当然やっていかなければならないという認識をしております。今回、例えばトイレ改修に関しても、当然、今既存のトイレの中で改修しなければならないという制約がございますけれども、広くとれるところについては、完全な障害者用のトイレというのは難しいところもあるかわからないんですけれども、少し大き目のトイレをつくって対応できるような形でも考えておりますし、大きなところについては障害者用のトイレというのを完全につけるところもございます。なるだけそこの、増築ということはなかなか難しいんですけれども、既存のトイレの中で、学校とも協議しながら、障害者の対応についても十分検討させていただいて設置の方はさせていただいております。  それと、段差の解消であるとか当然バリアフリー化はやっていかなければならないというふうに思っておりますが、ただ、先行してやっていくべきところかもわからないんですけれども、例えばエレベーターにつきましても、亀中の既存の校舎につきましてはエレベーターはもう設置できないんですね。それは、そのときの建築基準法に基づいて改修が可能かどうかということもございますし、どうしても、新しい第1棟は当然エレベーターを設置いたしますが、現状の2棟、3棟、4棟につきましてはエレベーター設置ができませんので、エレベーターが設置できないという中でできる範囲での対応しかできないので、少し歩くことができるというふうな生徒しか受け入れは非常に難しいのかなと。階段式昇降機というようなこともあるんですけれども、それですと、中学校の場合は特に移動が多いものですから、ちょっと厳しいなという思いがあります。バリアフリー化については当然考えていかなければならないと思いますし、今回も、例えば手すりにするかスロープにするかということもいろいろ議論して、スロープにした場合は他の生徒がつまずいてかえって危険なので手すりにしようとかいうようなことがございまして、全体的なバリアフリー化ということは当然考えていかなければなりませんけれども、やはり個々の障害に対応して少し考えていくということも必要ではないかなというふうに思っております。以上です。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  特別なケースのことを言っておりませんので、全体的なベースとして、せっかくやるんであれば、一つずつ基準をつくって、ある程度やっておく。それに今回みたいな予算を乗せ込んでいく。それは障害の程度に応じて全然変わってくるんで。ただ、そろそろバリアフリー化は、結構改築もいろいろやっているし耐震もやってきているし、お金の乗せ方というふうに、10年ぐらい前に確認したときには学校はバリアフリーは関係ないと確かに答弁がありましてそれは覚えています。それから何年か前にこの話を同じようにしたときに個々の事例でいいんだとおっしゃった。ただ、トイレの改修なんかも始まってくるし、手すりなんかはあっても邪魔にはならないんで、いろいろまたお願いしたい。  それからもう1点、歴史まちづくり法の取り組みがありました。たしかこれは産建も絡みながらというふうにちょっと聞いているんですけど、もう少し具体的に取り組みの内容を確認させてほしいんですが。 ○片岡武男委員長  嶋村室長。 ○嶋村まちなみ・文化財室長  資料の16ということで、概要についてのパンフレットなどを配付させていただいておりますので、よろしければそちらの方をごらんいただきながらということで説明をさせていただきたいと思います。  この歴史まちづくり法という法律につきましては、本年の5月に新たに制定をされました法律でございます。この法律が制定されました趣旨といいますのは、それまで歴史的な町並みなどの保存については、一つには古都保存法という法律がございまして、これは国土交通省の所管でございますけれども古都保存法。また、個別の文化財につきましては文化財保護法。それから、景観法ですとか都市計画法の中でも地域の整備というふうな意味でいいますとかかわりを持ってきていたわけでありますけれども、古都保存法につきましては、京都ですとか奈良ですとか鎌倉といったいわゆる古都と言われているような地区の、それも自然的な環境というものを主に対象とした制度でございました。また、文化財保護法につきましては、個別の文化財の保護ということが主眼でございまして、その周辺の整備というところまではなかなか意識というものがいっていないという限界がございました。また、景観法や都市計画法もどちらかというと規制的なものを定める法律でございまして、まちづくりの総合支援的な、地域の取り組みというものを支援するという枠組みがなかなかなかったと。そういうふうなこれまでの法律の限界というものを補うような形で制定されたものでございまして、正式名称としましては「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」というふうな名前がついております。この法律はこれまでの法律を補う形でということでございますので、国土交通省と文部科学省、農林水産省の3省が共管する形をとっておりまして、法律の中身の方も、各市町村においてまちづくり部局と文化財保護にかかわる部局が相互に連携を図りながら、地域の歴史的な風致というものを維持並びに向上させていこうと、そういう取り組みに対しての支援措置を制度的に担保したものでございます。  具体的には、その中で特に歴史的環境形成総合支援事業というものが、私どもの考えております東海道歴史文化回廊の考え方ですとか、そういったものと非常に関係を密にするものでございまして、どういうふうな制度かといいますと、市町村の中に歴史的に風致がよく残っている地区を重点区域として定めまして、その中を景観にかかわる歴史的な風致を維持・向上させるためのさまざまな事業を集中的に一体的に行っていくというふうな事業でございます。その重点区域を設定する上では、中心部分に、重点区域の中心に国の重要文化財に指定されている建造物、あるいは重要伝統的建造物群保存地区に選定されている地区、あるいは無形文化財などの保存のために使われている建造物等というものが過去にあるということが要件となっておりまして、亀山市の場合には関宿の町並み保存地区を核として重点区域を設定することによって、地区の歴史的風致が維持できるようなさまざまな事業に取り組んでいけるということになります。亀山市では特に大きな課題といたしまして、東海道を一体的に整備を図っていきたいというふうな考え方を以前より持っておりましたので、関宿の重伝建築を一つの核といたしまして、亀山宿、坂下宿、そしてその間の街道部分というものも含めた非常に長い重点区域の設定をすることによって、亀山城の整備なども含めながら、地域の歴史的風致の維持及び向上が図れるんではないかというふうな考え方をしておるところでございます。  この事業を進めるためには、歴史的風致維持向上計画というものをつくりまして、国土交通大臣などによります認定を受ける必要がございますので、この歴史的風致維持向上計画の認定を受けますために、今後、歴史的風致維持向上計画の策定というものに取り組んでいく予定をいたしております。この第1回目の認定が、この法律の施行が11月1日に予定されておりますので、それ以降という形になりますので、平成20年度中の認定をいただく上で、できましたら計画を早期に策定をいたしまして、年明けぐらいには認定を受けて、早いものでありましたら平成20年度に予定をしております事業の中でも、対応できるものについては何とか事業の一部として認めていただきたいなというふうな考え方を持っているところでございます。  制度の概要といたしましては以上でございます。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  今から計画をつくられるということでいいんですか。中身はまだ決まっていないということ。 ○片岡武男委員長  嶋村室長。 ○嶋村まちなみ・文化財室長  既に総合計画の中でも関連する事業などをたくさん取り組みを始めているところでございますし、20年度主要事業の実施計画の中にも具体的な事業というものが入っております。そういうことでございますので、一つにはそうした、既に主要事業として取り組んでおります事業を、この歴史的風致維持向上計画の中に位置づけることによって、具体的に、これまで単費と考えておりましたものの一部を補助事業としてできるような態勢をつくるということが一つの考え方でございますし、あわせて、将来的に地区の歴史的風致をより向上させていく上で必要な事業などについては、今後の計画という形で新たに盛り込みをしていくというふうなことの二本立てで考えていきたいと思っておりますので、全く新たにつくるという部分だけではなく、既存のものも含めてというふうな考え方をしております。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  もう一つ教えてほしい。要は財政的な支援としての魅力ということでよろしいんですか。それとか三つの省庁でしたか、農林、国交、文化庁、三つ重ねることによってより広範な事業、要は、今までだと教育委員会だけでやっていたものが三つ重ねることによってもうちょっと厚みのあるというか、幅の広い取り組みが三者連携でやれるという、どっち、両方なのか、財政的な支援がさらに強くなってもっといろいろな動きがとれるのか、ちょっとそこら辺をもう少し教えてください。 ○片岡武男委員長  嶋村室長。 ○嶋村まちなみ・文化財室長  一番の利点は、やはり地区を定めて、そこの中で一体的重点的にその整備を進めていくということでございます。事業期間としては10年ぐらいを想定するものでございますので、その期間の間に一定の整備というものを、市町村として一体となって取り組んでいくという意味でいいますと、まちづくり部局、文化財保護部局というふうなものが一体となっていくというふうな利点がまず一つ大きなものだというふうに考えております。その上で、なおかつ財政的には補助が得られるということがございます。  もう一つは、この事業の補助の項目といいますのは、個々の文化財の保存でありますこと、それがまず一つ。もう一つは、その周辺を整備するためのさまざまな施設の整備ということができますこと。それからもう一つは、地域のソフト的な事業、地域の方が取り組んでくださるような事業というものにも対応していける部分がございますので、その3点の部分で、本当に地域を一体的にというふうな取り組みができるという意味での利点も大きいんではないかなというふうに考えております。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  具体的にまた動き出したらちょっと教えてほしいというふうに思います。私もこれはちょっと聞いてきて、始まるよということを聞いて、内容は全然知らないんですけど、こういうのがあるというのをちょっとあるところで聞いて少し関心を持っていたんですけど、少し動き出したということで、具体的な内容と流れがわからないんでちょっとアバウトというか、概要はぼやっとわかるんですけど、もう少しまた動き出したら少し説明の方をお願いしたいと。以上で結構です。 ○片岡武男委員長  今の竹井さんの質問に対して、この補正予算の関連で質問されましたんで、関連、何かこのことに関して質問があれば、この際受けておきたいと思います。なかったら、次の質問があれば移っていただいて結構です。  水野委員。 ○水野雪男委員  議案第69号の工事請負契約の問題でございますが、きょう出された資料の中で、資料の説明もいただきました。それでいろいろ外部改修、耐震、あるいはアリーナ関係というふうに分かれておりますが、少なくとも大規模改修ですから、使う方にとって使いやすいということが原則だと思うんです。そこで、便所をかえるとか事務所をつくるとか、そういうところはよろしいんですが、ちょっと教えてもらいたんですけれども、外側のガラスの問題で、直射日光が入って体育館として使いづらいというようなものが一つの要点であったと思うんですが、この中で既設アルミカーテンウオールとかその辺じゃないかと思いますけれども、その辺ちょっとご説明いただけませんか。 ○片岡武男委員長  谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  委員さんがおっしゃられるとおり、このアルミパネルを、現在、ガラス面で覆われておりますけれども、そこらあたりをアルミのパネルに張りかえるということでございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  よくわからないんですが、アルミにかえると直射日光が入らないんですか。 ○谷口スポーツ振興室長  はい、遮断をするようなものでと聞いておりますけれども。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  その場合に、この光が入ってくるという、明るさという面ではどうなんですか。 ○片岡武男委員長  谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  アルミパネルを張るということで、現在はかなり日差しが差しているところでございますけれども、それによりまして遮断できるということになりましたので、電気工事の方でさらに現在の基準に合った照明器具も改修することになっております。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  ということは、窓をふさいでしまうということですか。光が入らなくするという、そういうことですか。片側か、南というのか西というのか。 ○谷口スポーツ振興室長  はい、全面、今ガラス張りになっておりますので。 ○水野雪男委員  もうちょっとその辺を具体的に。 ○片岡武男委員長  谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  現在、全面ガラス張りになっておりますので、それをすべてアルミパネルに張りかえてしまうということでございますので、自然光につきましては全面的に遮断をさせていただきます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  すると、ガラスは全部アルミにかえて、光は全然入らないという状態なんですか。確認をしておきますが。 ○片岡武男委員長  谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  現在、2階の入り口になっている部分がガラスになっていると思うんですけれども、そこは現在のままガラスとなっております。2階部分のロビーのあたりですけれども、あそこはそのままの現在のガラス張りということでございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  2階はガラスそのまま。 ○片岡武男委員長  谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  はい、ロビーの、ちょっと出ているんですけれど。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  1階は全部アルミで光を遮断するという意味ですか。 ○片岡武男委員長  谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  2階の入り口がちょっと出窓のような形になっておりまして、それはガラスで覆われているんですけれども、そこはそのままで、アリーナに光が差す2階部分、あそこをアルミパネルに張りかえるということでございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  それで光の直射日光を避けられると、いわゆる中で使っている場合に、そういうことで対応されるんですね。 ○片岡武男委員長  谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  はい、そのとおりでございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  きょうの説明で12社がこれに応じられたということで、2億9,820万、かなり大きな金で7月3日に仮契約をしたということですが、ここで言っていいかどうかわかりませんが、予定価格との関係、落札率はどのぐらいなんですか。 ○片岡武男委員長  水野次長。 ○水野教育次長  予定価格につきましては税込みで3億2,035万5,000円でございます。率は予定価格に対して93.08でございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  この価格は、いわゆる2億9,820万は、管理委託料は入っているんですか。別ですか。 ○片岡武男委員長  水野次長。 ○水野教育次長  管理委託につきましては別でございます。別で567万円でございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  当初の20年度予算を見ますと、合わせて4億3,850万組まれております。工事請負費、管理委託料、合わせて。既に設計委託は19年度で済んでおりますので、すると予算残が1億4,000万、結構大きな金が残るということになりますが、きょうお話があったように電気工事、三扇に5,690万で契約したというような話があって、それですと、まだ9,000万ぐらいの金が残ってくるんだけれども、これの予定はどういうふうになっていますか。 ○片岡武男委員長  水野次長。 ○水野教育次長  現時点ではその部分は不用額という形でございます。入札差金で今残っておりまして、それをどう使うかということはまだ現時点では考えておりません。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  9,000万が入札差金ですか。4億3,000万で9,000万、大体4分の1ぐらいの入札差金が出てくると、そういう予算の設定ですか。 ○片岡武男委員長  水野次長。 ○水野教育次長  予算の見積もりの時点、その時点では詳細な設計までできておりませんでしたので、あくまで概算で、平米幾ら耐震がかかるとか、そういった部分で大まかなくくりで予算はある程度計上しておりました。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  ありがとうございました。  関連で一つだけ確認したいんですが、本会議で駐車場の問題、今回新しくつくる7,000平米でしたか。これはいわゆる公園としてつくるから建設部でつくると。あとの管理というのは体育館関係で管理するのか、どうなるんですか。公園管理なのか、あるいはまた体育施設管理なのか。 ○片岡武男委員長  水野次長。 ○水野教育次長  公園として管理していただきます。 ○片岡武男委員長  ほかに議案の中で、なければ。                 (発言する者なし) ○片岡武男委員長  ないようですので、質疑を終結し、討論に入ります。  討論はございませんか。                 (「なし」の声あり) ○片岡武男委員長  ないようですので、討論を終結し、付託議案を採決いたします。  当委員会に付託のありました議案について、原案のとおり可決することに異議はございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○片岡武男委員長  異議なしと認めます。  議案第63号平成20年度亀山市一般会計補正予算(第2号)についてのうち当委員会所管分、議案第69号工事請負契約の締結については、原案のとおり可決することに決しました。  お諮りします。  ただいま審査を終えました議案の審査についての委員長報告の作成は、委員長に一任願いたいと思いますが、よろしいですか。                (「異議なし」の声あり)
    片岡武男委員長  ないようですので、委員長に一任いただいたものといたします。  次に請願の審査を行います。  まず、請願について事務局長に要点の説明をいたさせますので、よろしくお願いします。 ○西川議会事務局長  それでは、請願第6号「保育制度改革」の見直しを求める意見書の提出を求める請願についてご説明申し上げます。  提出者につきましては、津市桜橋2丁目131、三重県社会福祉会館内三重県保育協議会 会長 森本敏子さん、ほか3団体でございます。  請願の趣旨ですが、これらについては朗読させていただきますと、私ども保育所では、子供たちの保育はもとより、核家族化の中で生じる育児不安や育児放棄、さらには児童虐待に対応するため、それぞれの家庭の状況に応じたきめ細かい子育て支援を実践しており、法的な福祉施設として地域の中で大切な役割を果たしております。そんな中、政府の地方分権改革推進委員会や規制改革会議などにおいては、保育をサービス産業とみなし、市場原理に基づく直接契約、直接補助方式の導入や保育所への入所要件の拡大などの改革論議が行われています。また、子供たちの保育の質を守るために、国が定めた保育内容、設備、職員配置などについての最低基準を引き下げ、地方において自由に決定できるようにすべきであるとの勧告も出されています。  こうした議論では、選択者の意向のみが強く反映され、過度の競争を強め、子供の福祉が軽視されたり、少子化が進行し、財政事情が厳しい過疎地などの地方への配慮を欠くおそれがあり、地域の保育機能を崩壊させる懸念があります。保育は単なる託児ではなく、子供に良好な育成環境を保障し、次代の担い手を育成する公的性格を持つものであります。  よって、議会におかれましては、保育制度の議論は、子供の立場に立ち、地方の実情をしっかりと踏まえて行うべきであるとの観点から、以下の事項について政府に対して意見書を提出いただきますよう請願いたします。  記、一つ、少子化社会にあって、次代を担う子供の育成については、これまでに増して、国と地方がともに責任を持って推進すべきであること。  一つ、保育所への入所要件の拡大は、保育に欠ける児童の福祉の後退を招かない措置を講じるとともに、国及び地方の必要な財源確保を前提として行うこと。  一つ、保育所には、市場原理に基づく直接契約、直接補助の導入は子供の福祉の低下を招くものであり、導入すべきではないこと。  一つ、保育所の最低基準を見直し標準基準とすることや、運営費の一般財源化は地域格差を生み、福祉の後退につながるものであるため容認できないこと。  一つ、認定こども園の推進によって、安易な保育園、保育所の一元化を行わないこと。  意見書提出先、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、衆議院議長、参議院議長。  以上が内容でございまして、紹介議員といたしましては、宮崎勝郎議員、中村嘉孝議員、前田耕一議員でございます。以上で終わらせていただきます。 ○片岡武男委員長  請願第6号「保育制度改革」の見直しを求める意見書の提出を求める請願について、何か意見はございませんか。  竹井委員。 ○竹井道男委員  今、分権改革の中の答申があって、拙速だ、変更はやるべきではないというふうな趣旨というふうに思うんです。ただ、私の意見としては若干違うかなというところもあるんですけど、入所要件の拡大なんかはいろいろ考えていくものではないかなというふうな面も持っておりますが、ただ、勧告を受けての協会の思いですので、そういう意味からいくと、拙速なそういう改善については十分に意見を聞いてやるようにと、そういう趣旨を踏まえれば採択についても賛成をさせていただきます。ただ、個々に議論し始めると、認定こども園も私はやるべきではないかとか質問もしておりますので、いろんなさまざまな保育ニーズに関してさまざまな方法が今後生まれてくるというのは、これはもう避けられないし、親の勤務態様も変わってきていますよね。保育園の場合はどうしても両方働いていなければならないと。じゃあパートとかアルバイトの人なんかは預けられないという、やっぱりそういうものも片一方ではあるんで、じゃあこれが全面的に賛成かとなると少し、100%そうですよというところはないんですけど、拙速な変更についてはゆっくり意見を聞いてやってほしいと、そういう趣旨がここに最後に、そういう趣旨ですので、地方の実情を踏まえて行うべきではないかという点で賛成はさせてもらいます。ここの後ろの五つの議論を始めるとちょっと、若干思いの違うところも出てまいりますので、ここはちょっと外して、こちら側の、十分意見を聞いてやってほしいというところでは賛成をさせていただきます。 ○片岡武男委員長  ほかに。                 (発言する者なし) ○片岡武男委員長  ほかになければ、請願第6号について採決をいたします。  本請願について採択することに異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○片岡武男委員長  ありがとうございます。したがって、請願第6号「保育制度改革」の見直しを求める意見書の提出を求める請願は採択されました。  続きまして請願第7号、学校安全法について、事務局長により朗読していただきます。 ○西川議会事務局長  それでは、請願第7号「『学校安全法』(仮称)の制定をはじめとする総合的な学校の安全対策」を求める請願書。  提出、平成20年8月22日、亀山市議会議長 大井捷夫様。紹介議員、小坂直親、岡本公秀、伊藤彦太郎、櫻井清蔵。提出者、亀山市能褒野町77-22、亀山市PTA連合会 会長 宮崎好二、亀山市本町1丁目9-9、亀山市小・中学校校長会 会長 渡瀬哲夫、亀山市和田町1488-115、三重県教職員組合亀山支部 支部長 高嶋浩史。  請願の趣旨、子供たちが安心して学校に通い、安全が保たれた中で学校教育が行われるよう、学校安全法(仮称)の制定を初めとした総合的な学校安全対策を求める決議をいただき、国の関係機関に意見書を提出いただくようお願い申し上げます。  請願の理由、近年、学校への不審者の侵入による殺傷事件、震災や大雨などによる自然災害、O-157やノロウイルスを初めとした健康被害、通学路での通り魔事件など、学校内外で子供たちが被害者となるさまざまな事件や事故が発生しております。全国各地で地震災害が頻発しており、中国四川省の大地震や岩手・宮城内陸地震は記憶に新しいところです。多くの学校が避難所であることも踏まえて、各自治体においては、小・中学校、幼稚園等の耐震補強対策が早急に図られなくてはなりません。子供たちはもちろんのこと、地域住民にとって学校施設が安心・安全な場であることが急務です。学校の安心・安全が脅かされる事態は子供の成長や学びにとって重大な支障となりつつあります。子供や教職員、保護者や地域の人々が安心して諸活動を営めるように学校の整備を整えていくことが求められます。そのためには、国や行政の役割、責任、財政上の措置、学校・家庭・地域・関係機関等のそれぞれの役割、学校の安全最低基準等、基本的な措置を明記した学校安全法(仮称)を制定することが必要です。そして被害を未然に防止したり、実際に起こった場合には被害拡大の防止、被害者の精神的なケアを行ったりなど、学校内外が協働して総合的な学校の安全対策やそのための条件整備が進められていかなければなりません。  以上を踏まえて、国に対して学校安全法(仮称)の制定を初めとする総合的な学校の安全対策を強く切望するものです。  以上でございます。 ○片岡武男委員長  請願第7号について意見はございませんか。                 (「なし」の声あり) ○片岡武男委員長  ないようですので、請願第7号について採決いたします。  本請願について採択とすることで異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○片岡武男委員長  ありがとうございます。  次、請願第8号について局長に朗読してもらいます。 ○西川議会事務局長  それでは、請願第8号「30人学級を柱にした義務教育諸学校および高等学校次期定数改善計画の策定、教育予算拡充」を求める請願書。  提出、平成20年8月22日、亀山市議会議長 大井捷夫様。紹介議員、小坂直親、岡本公秀、伊藤彦太郎、櫻井清蔵。提出者、亀山市能褒野町77-22、亀山市PTA連合会 会長 宮崎好二、亀山市本町1丁目9-9、亀山市小・中学校校長会 会長 渡瀬哲夫、亀山市和田町1488-115、三重県教職員組合亀山支部 支部長 高嶋浩史。  請願の趣旨、30人学級を柱にした義務教育諸学校及び高等学校次期定数改善計画の策定、教育予算の増額を行うように決議いただき、国の関係機関に意見書を提出いただくようお願い申し上げます。  請願の理由、三重県では、現在、小学校1・2年生の30人学級、中学校1年生の35人学級が実施されています。貴議会のご理解とご協力に厚くお礼申し上げます。少人数学級が実施されている学校では、子供たちが落ちついて学校生活に取り組めるようになった、一人一人にきめ細かな指導ができるようになった、子供が意欲的に取り組んでいるといった保護者、教職員からの声が多くあります。  2006年に成立した行政改革推進法では、自然減を上回る教職員の純減、子供の数の減少を反映した削減とされており、また日本の教育予算は、GDP総額のうち、教育機関への支出がOECD加盟国の平均5.1%に対して、最低レベル3.5%のままです。教育振興基本計画の策定に当たっては、文科省はGDPに占める教育予算の割合を3.5%から5%へふやす2万5,000人程度の教職員定数の改善などの原案を提示しましたが、財務省、総務省などの圧力のもと、具体的な財政的保障や数値目標が盛り込まれず、7月1日に閣議決定されました教職員定数の改善や教育予算の増額は引き続き厳しい状況にあります。山積みする教育課題の解決を図り、未来を担う子供たち一人一人を大切にした教育を進めるためには、学級編制基準の引き下げや教育条件整備のための教育予算の増額が必要です。国は、30人学級を柱にした義務教育諸学校及び高等学校次期定数改善計画を早急に策定し、実施することが重要です。  以上の理由から、30人学級を柱にした義務教育諸学校及び高等学校次期定数改善計画の策定、教育予算拡充を強く願うものです。  以上でございます。 ○片岡武男委員長  請願第8号について、何か意見はございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○片岡武男委員長  異議なしと認めます。したがって、請願第8号「30人学級を柱にした義務教育諸学校および高等学校次期定数改善計画の策定、教育予算拡充」を求める請願を採択することに決しました。  続いて請願第9号、よろしくお願いします。 ○西川議会事務局長  では、請願第9号を朗読させていただきます。  「義務教育費国庫負担制度の存続と、負担率2分の1への復元」を求める請願書。  提出、平成20年8月22日、亀山市議会議長 大井捷夫様。紹介議員、小坂直親、岡本公秀、伊藤彦太郎、櫻井清蔵。提出者、亀山市能褒野町77-22、亀山市PTA連合会 会長 宮崎好二、亀山市本町1丁目9-9、亀山市小・中学校校長会 会長 渡瀬哲夫、亀山市和田町1488-115、三重県教職員組合亀山支部 支部長 高嶋浩史。  請願の趣旨、義務教育費国庫負担制度が存続され、国庫負担率が2分の1へ復元されるように決議いただき、国の関係機関に意見書を提出いただくようお願い申し上げます。  請願の理由、義務教育費国庫負担制度につきましては、昨年度も貴議会より国及び関係機関に意見書を提出していただいたおかげをもちまして、同制度が存続されました。貴議会のご理解とご協力に対しまして、厚くお礼申し上げます。  政府の三位一体改革の中、2006年3月、「国の補助金等の整理及び合理化に伴う義務教育費国庫負担法等の一部を改正する等の法律」が成立し、制度は存続されたものの、負担率は2分の1から3分の1に引き下げられました。「骨太方針2008」では、地方分権改革推進委員会の第1次勧告に基づき、国・地方財政状況を踏まえつつ、国庫補助負担金、地方交付税、税源移譲を含めた税源配分の見直しの一体的な改革に向け、地方債を含め検討を行い、順次勧告するとしています。また、地方分権改革推進計画を策定し、「新分権一括法案」を2009年度内にできるだけ速やかに国会に提出することも明記しています。このような地方分権改革推進の中、義務教育費国庫負担制度について議論の対象となることは必至であり、同制度の存続は予断を許さない状況です。  義務教育費国庫負担制度は、義務教育の機会均等と、その水準の維持・向上及び地方財政安定のため、国が必要な財源を保障するとの趣旨で確立されたものであり、これまで学校教育に大きな役割を果たしてきたところです。その時々の国や地方の財政状況に影響されることのない確固とした義務教育費国庫負担制度によって、未来を担う子供たちに豊かな教育を保障することは、社会の基盤づくりにとって極めて重要なことです。  以上のような理由から、義務教育費国庫負担制度の存続及び負担率2分の1への復元を強く切望するものです。  以上でございます。 ○片岡武男委員長  説明が終わりました。  請願第9号に対する意見はございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○片岡武男委員長  異議なしと認めます。したがって、請願第9号「義務教育費国庫負担制度の存続と、負担率2分の1への復元」を求める請願について採択することに決しました。  10分間、休憩いたします。               午前11時12分  休 憩               午前11時23分  再 開 ○片岡武男委員長  休憩前に続き、委員会を再開いたします。  先ほど水野委員の質問のありました西野公園体育館の図面があるそうなんで、またコピーしていただいて、後からいただけるようにしましたので、よろしくお願いします。  次に、提出資料について説明を求めます。  その中で、一番初めに医療センター方向性検討委員会報告書を簡単に説明をお願いいたします。それから順次、資料1と資料16を省いて、担当室長なら担当室長で結構ですので、手を挙げて説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  伊藤事務局長。 ○伊藤医療センター事務局長  委員会資料としては本日提出しておりませんが、先日の特別委員会の方で出させてもらった資料に基づいての説明でよろしいですか。 ○片岡武男委員長  はい。 ○伊藤医療センター事務局長  それでは、まず亀山市立医療センター方向性検討委員会報告書についてご説明させていただきます。  概要としまして、ページを飛ばせていただきながらご説明させていただきますが、まず2ページでございますが、取り巻く環境としまして、本年3月より、医師会などの協力により時間外応急診療をスタートさせたということと、さらには、総務省から、現在、公立病院改革ガイドラインが示され、年度内に改革プランなどを策定しなければならないという状況がございます。  ページをめくっていただきまして4ページでございますが、医療センターの現状としましては、議員ご存じのとおり、まず入院・外来患者の推移としまして、医師数不足に伴い大幅に外来患者が減少しておるということと、救急患者につきましても、同じく医師数の減少に伴って受け入れ制限をしている関係から激減しております。  現在の職員数の推移でございますが、特に医師でございます。ピーク時、平成12、13、14年度には12人おった医師が、平成20年度現在におきましては6名、内訳としまして内科医師2名、外科医師3名、整形外科医師1名の合計6名で現在対応させていただいているという現状でございます。  さらにめくっていただきまして5ページでございますが、従前から議会等でご報告させていただいております、12行目でございますが他会計補助金、これはいわゆる赤字補てん分になろうかと思うんですが、平成15年あたりから2,900万、あるいは18年度で7,200万ということで推移しておりましたんですが、19年度につきましては、先ほど申し上げました理由から決算額で2億5,800万と大きくふえております。その5ページの下に書かせてもらっておりますが、平成20年度当初予算の試算で納税者1人当たり概算1万6,000円、納税者1人当たり、あるいは人口にすると1人当たり9,000円ぐらいの負担をいただかんならんことになっております。  さらにめくっていただきまして、これは資料としまして、検討された内容ということなんですが、後ろから3枚目ですか、資料5というのをつけさせてもらっているんですが、フロー図でございます。「医療センターと関係機関との関わり方」というので図で示させてもらってあります。これが、市立医療センターを真ん中に書かさせてもらってありますが、医療センターですべて完結ということじゃなしに、他の医療機関との連携によって地域医療を担うんだということ、こういうものをベースに検討委員会でご議論いただいております。  それで、この結論としまして、9ページ、10ページに「今後の在り方について」ということで、方向性検討委員会の報告の提案としまして、連携の広域展開、あるいは医療センターの機能ということで、特に医療センターの機能につきましては、①施設機能を効率的に活用した時間内診療と大学・医師会との協働による時間外診療の充実を図る。②不可欠の透析医療を維持する。3点目として、入院医療については現在の状況に対応して、下記のようにエンジニアリングするとしまして、病床の変更ということがポイントになっております。この中で、A案、一般病床を6割程度まで縮小するという提案でございます。その中では、その6割に縮小した中で亜急性期病床も持つという考え方でございます。B案につきましては、病床数を8割程度まで縮小し、一般病床と近隣の特定機能病院や急性期病院との連携病院として、回復期、亜急性期または療養期の患者を受け入れるケアミックス型としてサービスを展開するとしております。  行政との連携としましては、在宅サービス及び緩和ケアを補完する。  あるいは、その次の「経営について」でございますが、先ほど申し上げました以上の提案に対しまして、機能の展開が難しくなり、改善策が限界と認められた場合には、根本的な経営形態の見直しも含めて再度具体的な協議を行うとしております。  さらに、亀山市への提言としまして5点ございます。これは、医師会との連携が必要である、あるいは市民の理解も不可欠である。2点目としまして、これも受け手との双方向的なパートナーシップが求められるということから、医療におけるコミュニケーションの仕組みを市政の中で設けていただきたいと。3点目としまして、医療センターの存在意義を深めるには、勤務する職員にとって魅力的な職場であるべきであるということで、ワーク・ライフ・バランスを考えた職場づくりに努めなさいということ。4点目に、物理的に地理的にも保健・福祉・介護との連携がとりやすい場所にあるんであるから、それを有効に生かすべきであると。5点目につきましては、これから報告しますが、方向性等診断業務報告書、これとあわせて判断されたいということでまとめられております。  続きまして、今申し上げました亀山市立医療センターの方向性等診断業務報告書についてもご説明させていただきます。  お手元にお持ちの資料の報告書の、これも概要でご説明させていただきます。  1ページ目に、まず外部環境、医療機関とかありますが、この医療機関につきましては、市内には一般病床を持つのは当センターだけでありますこと。それから鈴鹿回生が近隣に移転してきて、15分ぐらいで車で行けるんじゃないかと。それから鈴鹿中央総合病院でも30分以内の距離にあり、市民にとって受診の利便性は高いという状況がございます。  めくっていただきまして、6ページでございます。6ページ、組織体制の中でいろいろ言われておりますんですが、特に一番下の行のところに、当センターの強みとして以下の点が上げられるということで、医療センターの強みとしましては、透析が安定した実績を上げていること、需要がまだあること。糖尿病療養指導士5名、透析技術認定士8名を確保していること。約5万人の人口があること。診療部門以外の職員数が安定しているというふうな状況がございます。これにつきまして、先ほど申し上げました検討案、方向性のA案、B案について検証しております。  さらにこの方向性診断業務の中で、中段にある表を見ていただきますと、A案、B案、C案とございます。C案については、病床数が最も少なく効率的な面を考えた案として新たにC案として検証しております。A案-1、A案-2の違いでございますが、A案、B案、それぞれ1と2を設けてやっておりますが、A案については医師数8名として換算しております。現在、医師数は常勤6名ですが、それ以外の派遣の医師なんかを常勤換算しますと9名でございますが8名で換算しておるのと、2につきましては実態に近い現実的な数字として6名で試算したものでございます。A案、B案、C案ということで試算しております。看護基準につきましては現行の10対1で算定しております。  めくっていただきまして、試算の①のところにもございますが、現在と同じ運営体質では、どのような形態にしてもかなりの損失が計上される。病床を削減する限り固定資産の収益性は落ちるが、医師数による制限があり、100床を稼働させることもできない。収益に関しては、許される範囲の最大限で患者対応することが基本となるとしております。  この試算表でございますが、A案-1・2、B案-1・2、C案としまして、表の一番下の医業損益のところを見ていただきますと、それぞれの案にしましても約2億、A案-1で1億9,900万、A案-2で3億4,000万、それぞれ約2億近い、あるいは3億数千万の医業損益が出るという試算でございます。  これに基づく考察をしておりますんですが、右のページへ行きまして、考察①の最後の方でございますが、現在の医師数で100床を運用することは無理であり、医師の増員も困難とされる。したがって、建物の費用に見合う収益の確保は難しく、これによって発生する損失は管理不可能であるというふうな考察をしています。  そのまとめとしまして、9ページの一番下、③でございますが、1次救急医療、在宅医療、予防医療等につきまして、あるいはリハビリテーション対応も不可欠でありますが、入院需要のうち全身麻酔を必要とする手術等の2次以上の救急医療に関しては、さらに大きな総合病院と連携する必要があるとしております。  めくっていただきまして、10ページでございますが、この中でいろいろ考察しておりますが、④としまして、当センターによる機能構成としては次のようなことが考えられるとしまして、1病棟1ユニットの管理で10対1の入院基本。さらには、訪問看護ステーションなどを併設する。それから人工透析及びリハビリテーションを維持、充実させる。基本は1次救急への対応とし、2次以上については連携により対応すると。夜間の救急対応は維持する。地域連携室を整備して、自治会、住民等の連携機能の中核に位置づけるとしております。  ⑤としまして、実際に今後の取り組みとして常勤換算医師数の限度枠まで患者を受け入れる方針に変えられるか。管理不可能である固定費について医業損益の対象外とみなすことができるか。医師を含め給与削減の方向で見直せれるか。業務量に合わせて職員数を見直せれるか。経費、材料費を削減できるか。事務部門を専門化できるかというふうなことでございます。  11ページの右の上に、これらを考慮した試算をしております。これにつきましては、給与の引き下げ、あるいは経費については3,000万、材料費は3%下げて努力した結果としまして、それぞれの案を試算しております。それにつきましても医業損益は約1億から2億5,000万の医業損益が出るという試算になっております。  最後のまとめとしまして、11ページ、「今後について」ということで、1)としまして、先ほど申し上げましたように一般病床を持つ病院が必要であると。市内には当センターだけであると。現在の職員を維持できるとの前提で――現在の職員を維持できるというのは、これは医師のことを言っておりますが――検討を行ってきたが、機能再編にあわせて運営体質の改善を行うことで、財務的に維持可能な範囲に届くことも確認できた。しかし、常勤医師数6人は救急と入院機能を維持する限界と考えられ、仮に今より医師が減少した場合、検討した内容の実現は基本的に難しいと思われる。また、運営体質の見直しを行わなければ、財務面から困難に陥ると考えられ、その場合、経営主体も含めた見直しが避けられないとしております。  2)としまして、一般病床による入院機能の維持が困難な場合、建物の有効利用を優先させると、介護老人保健施設への転換などが考えられますが、これにつきましては、最後の行に行きますが、いずれにしても自治体立病院としての運営形態には該当せず、経営主体も含めた検討になると考えられるとしております。  めくっていただきまして、12ページでございます。  4)としまして、自治体立病院の経営課題は、経営環境が大きく変わる状況に相応して臨機応変に経営改善のできがたいことにあるとしておりまして、現状維持を基本とした改善になることが多いと。今回のヒアリングでわかったことは、病院職員への問いかけが不十分であると。職員の働きによって実際にはこういうものが具現化されるものであり、方向性に対する共通理解が不可欠であるとしています。  5)としまして、地域住民の健康寿命を考えることが大きな視点であり、関係機関のネットワーク化は不可欠である。その中心的な役割を担うのが自治体立病院と考える。当センターは隣接して保健・介護・福祉の施設があり、この点で大変有利な環境にある。運営体質を改善し、その責務を遂行されることを願うものであるというふうにまとめられております。  以上でございます。
    片岡武男委員長  ありがとうございます。  この医療センターの問題については、公営企業特別委員会の方で先に審議させていただきました。その中で、これは所管事項であるということで、きょうの委員会に簡単でいいで報告してくださいということでした。それで、後でまた質問を受けますけれども、院長が見えませんので、事務局長のわかる範囲内での質問であればまたお受けしますんで、その辺、よろしくお願いしたいと思います。  次、提出資料の2。  岩﨑室長。 ○岩﨑地域福祉室長  それでは、子育ち応援プランの進捗状況についてご報告を申し上げます。  子育ち応援プランにつきましては、平成17年の3月に策定をいたしまして、関係部局等で子育て支援策を実施いたしているところでございます。平成21年度までは前期計画、26年度までを後期計画といたしております。  子育て支援サービス実施のため、次のとおり数値目標を設定いたしておりますので、ご報告を申し上げたいと思います。  まず1番といたしまして、前期計画で実施する事業。  まず1、通常保育事業でございますが、目標数値、これは平成21年度まででございますが、設置箇所が13ヵ所の定員が925人でございます。平成19年度の実績といたしましては、13ヵ所、925人でございます。公立9園、私立4園でございます。評価・課題等でございますが、設置箇所及び定員につきましては目標値に達しをいたしました。これは平成18年4月にルンビニ園が新しく開設されたことにより20名の増を見て、925人の定員を得ることができました。この後につきましては、未就園児を含めます一時保育、ファミリーサポートセンター、子育て支援センターなどの利用を促進いたしたいと思います。  次に二つ目といたしまして延長保育でございます。設置箇所5ヵ所、定員が25人でございますが、実績といたしまして4ヵ所、21人となっております。延べで1,039人の子供さんを預かっています。実施園といたしましては、亀山愛児園、ルンビニ園の私立、和田、関保育園の公立2ヵ所でございまして、公立、私立が2ヵ所ずつ実施をいたしているところでございます。利用者が少し少ない感もいたします。今後とも利用促進のため周知に努めたいと存じます。  次に3番目でございますが、一時保育事業でございます。設置箇所3ヵ所の目標、定員15人の目標でございますが、実績といたしまして1ヵ所でございます。ルンビニ園でございますが、定員が39人と。定員というのは実の利用者数ということでご理解をいただきたいと思います。平成20年度で2ヵ所目、これは亀山愛児園がことし一時保育をしていただくことになりました。それで目標値に近づいてきているところでございます。今後、利用者の利用を見きわめて、さらに取り組みをさせていただきたいと思います。  四つ目といたしまして、放課後児童健全育成事業でございます。目標値といたしまして、設置箇所6ヵ所、定員が210人ということになっています。実績で5ヵ所、200人でございます。井田川、東、関、それからルンビニ児童館、川崎と、各小学校区に設置がされてまいりました。目標値に近づいているところでございますが、現在、数ヵ所で新たな設立の機運がございます。今後とも地域の方々とともに協議をしながら整備を進めてまいりたいと思います。  次に、地域子育て支援センター事業でございます。目標値が3ヵ所でございます。実績で3ヵ所となりました。亀山、関、これは公立でございますが、ルンビニ園、これは「のんの」といいます私立の方で、3ヵ所できてまいりました。さらに評価の部分でございますが、平成20年度でさらに1ヵ所設置されることになりまして、4ヵ所、現時点でなったということでございまして、目標値を上回ってまいりました。未就園児を持つ保護者の育児相談、指導、子育て支援サークルなどへの支援実施により好評を得ているところでございます。  続きまして裏面を見ていただきたいと思いますが、次に前期計画で検討する事業でございます。2事業ございまして、休日保育事業でございますが、目標値でございます。これは今後5年間で検討ということになっていまして、現在、実績はございません。平成21年度までに検討いたしますということでございます。  7番目、ファミリーサポートセンター事業でございます。目標値が今後5年間で検討ということになっておりましたが、実績といたしまして、平成18年4月に設立をいたしました。平成19年度末で援助・協力会員が208人及び託児児童数が1,058人となり、センター事業が市民に理解され、多くの賛同を得ています。今後とも会員増加に努めるとともに、事業の周知に努めてまいりたいと存じます。  3でございますが、後期計画で検討する事業でございます。これにつきましては後期計画で26年度までに計画をするということになっておるところでございますが、8番目の夜間保育事業、9の特定保育事業、10の病後児保育事業(派遣型)、11の病後児保育事業、これは施設型でございますが、12のショートステイ事業、この部分につきましては後期計画の中で検討させていただきたいというふうに思います。  最後の14番目の項でございますが、つどいの広場事業でございます。これは、当初、後期計画で検討するということになっておりましたが、亀山、関の公立でございますが、この子育て支援センターの中でやっております。市内8ヵ所で現在出前保育等でやっているところでございまして、実施回数が57回、参加者が、子供で447人、保護者379人、ボランティア141人の方にお越しをいただいていると。評価・課題でございますが、子育て支援センター事業が軌道に乗り、計画を前倒しして、平成17年度から実施をいたしております。出前保育として、各地区のコミュニティセンター、公民館等をお借りして、乳幼児を持つ親と子供が気軽に集い、交流や育児相談ができる場として好評を得ているところでございます。今後ともボランティアの方々の協力を得て広げてまいりたいというふうに思っている次第でございます。  以上が子育ち応援プランの特定4事業の目標事業量として定められているところについてご報告を申し上げました。 ○片岡武男委員長  ありがとうございます。  田中室長、これだけずうっとあると、要点だけというのか、何かうまく説明してもらわんと、これ時間が幾らあっても足らんと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○田中高齢・障害支援室長  それでは、高齢・障害支援室が所管しております高齢者保健福祉計画、障害者福祉計画、障害福祉計画の進捗状況についてご報告申し上げます。  まず、高齢者保健福祉計画でございますが、この計画につきましては、計画期間が平成18年から20年度の3ヵ年といたしております。介護保険事業計画と一体的に平成18年3月に策定したところでございます。  資料3ページから7ページにかけましてでございますが、この計画の基本目標を三つ掲げておりますその一つ目でございます、「高齢者の尊厳が守られ、包括的な支援が受けられるまちづくり」について記載しております。主なこの中の実績でございますが、亀山地域包括支援センターを「あいあい」内に設置しまして、3職種の専門員を配置し高齢者の相談体制を整備したところでございまして、この包括支援センターを核として、市内3ヵ所にブランチを置きまして、身近なところでの相談に応じられるよう、地域の関係機関との連携を図りながら支援体制を確立したところでございます。また、介護予防事業につきましては、介護予防教室への参加、要支援者への予防プランの作成、特定高齢者に対する運動器の機能向上や口腔機能向上事業といった教室を開催しまして、介護予防事業に努めたところでございます。この中で課題としましては、特定高齢者の介護予防についての意識がまだまだ低いというところもございまして、医師会の協力も得ながら、介護予防教室につなげることが今後重要かと思っております。  次に7ページから10ページにかけては、二つ目の基本目標でございます「高齢者が健康でいきいきと活躍できるまちづくり」について記載しております。主な実績としましては、市民の健康づくり意識の啓発、各種検診、予防接種を実施しまして健康管理に努めているとともに、高齢者の学習機会の場やスポーツ大会の開催等を図ってまいりました。今後、高齢者が地域において元気で暮らしていけるよう、市民の自主的な健康管理意識をさらに高め、生きがいづくりへの活動への参加機会の場づくり、こういったものを進めていくことが大切かと思っております。  次に11ページから13ページにかけましては、三つ目の基本目標でございます「市民ぐるみで高齢者の安心を支えるまちづくり」を記載しております。主な実績でございますが、社会福祉協議会で進めております福祉委員を各地区コミュニティーに設置し、民生・児童委員との連携による地域の見守り活動等地域福祉活動を推進してきたところでございます。また、民生委員による高齢者の実態調査を行いまして、ひとり暮らし高齢者への訪問による安否確認、見守り支援、そういった体制ができつつあり、こうした連携を密にしつつ、地域福祉力を高めていくことが今後重要であると考えております。  続きまして防災対策につきましては、家具転倒防止、火災警報器の設置、防災マップの作成・配布等、災害時の安全確保に努めてまいりました。また、高齢者の移動手段の確保につきましては、地域生活交通の再編を進めるとともに、高齢者や障害者のタクシー料金助成事業、福祉移送サービス、こういった高齢者の移動手段の確保に努めたところでございますが、さらなるこういった移動手段については検証に努めてまいりたいと思っております。  その他事業の成果につきましては、配付させていただいた事業実績一覧をごらんいただきたいと思います。  続きまして、障害者福祉計画と障害福祉計画について報告をさせていただきます。  障害者福祉計画につきましては、障害者基本法に基づき、計画期間を平成18年から平成28年までの11年間で障害者の施策全般の基本的な指針を策定したものでございます。この中で基本理念として、「生き生きとともに生き、ともに喜びを分かち合う、優しさあふれる亀山」を掲げまして、実施目標を立て、それぞれの障害者施策を推進しているところでございます。  平成19年度の主な実績でございますが、車の駐車区画についての理解を深めるためのキャンペーン、ボランティアの育成、各種検診による障害の早期発見、子供相談窓口の一元化と相談体制の充実、こういったものを図り、個々の状態に応じた支援を行ってきたところでございます。  また、16ページにも記載しました就労問題につきましては、小規模作業所に対する支援や情報の提供等行ってきましたが、一般就労への支援についてはなかなか難しいところですので、市内の企業への呼びかけや相談支援体制づくりを行い、一般企業への就業促進や障害福祉サービスの提供による地域での充実した生活が送れるよう支援していくことが大切であると思っております。  次に障害福祉計画でございますが、本計画につきましては障害者自立支援法に基づき策定した計画でございまして、障害福祉サービス等の見込み量や方策を定め、計画期間を平成18年から20年度までの3ヵ年としております。障害者自立支援法施行後いろいろと見直しがされてきた中で、その都度対応しながら進めてきたところでございますが、障害者自立支援法に基づく施設や事業所への移行がなかなか進まない状況であったため、移行するであろう見込みの目標数値を下回る実績という形になっているところでございます。  また、市の事業として位置づけされております18ページの地域支援事業につきましては、平成19年4月から「あいあい」に設置しました総合相談支援センターの相談人数が、計画時の窓口相談件数を参考に見込んでいたところでございますが、多くの方に利用していただき目標数値を大きく上回っているところでございます。  その他の事業につきましては、本人の状態、家族の支援の都合、そういったものもいろいろ変わってまいりまして、利用見込みが非常に難しいというところでございます。今後、障害者の相談業務において就労部門を強化し、障害者の就労支援に取り組むとともに、障害程度に応じた支援に取り組んでいくことが重要であるというふうに思っております。  最後でございますが、高齢者福祉計画及び障害福祉計画、この二つの計画につきましては、平成21年度からの3年間の計画を策定すべく現在進めているところでございますが、こうした実績や課題を踏まえた上で計画を策定してまいりたいと存じます。以上でございます。 ○片岡武男委員長  次に資料3、広森部長。 ○広森保健福祉部長  それでは資料3でございます。NHKからの取材についてということで、一枚物の資料でございます。  NHKの方より取材依頼がありましたのでお知らせをさせていただくものでございます。番組名につきましては「ナビゲーション」ということで、「発達障害児をどう支えるか」ということで、東海北陸7県で放送される予定でございます。放送日時につきましては、予定でございますが9月26日(金曜日)の19時30分から25分間ということでございます。そのうち5分程度になるかと思いますけれども、先進事例の紹介ということで私どもの子ども総合支援室の取り組みが放送されることになっております。お時間がございましたらぜひごらんをいただきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○片岡武男委員長  次、資料4、浦野室長。 ○浦野環境保全対策室長  それでは資料4、亀山市環境基本計画実施計画達成状況報告をさせていただきます。  平成19年度の実績でございます。総事業235事業に取り組みましたところ、その結果でございます。実施済み事業が196事業で、実施率は83%となっております。未実施につきましては39事業ございまして、19年度以降で検討するものが31件であり、残りの8件につきましては本年度実施するよう促すか、また計画の見直し等を整理してまいりたいと存じます。  あと、資料は提出してございませんけれども、6月定例会本委員会で要望がございました里山公園「みちくさ」の開園時間の延長につきまして、夏休み期間の7月19日から8月31日までの間、午後7時まで延長をいたしたところでございます。その間の総利用者数は2,336名の方が利用いただきまして、そのうち7時までお見えになった方が185人の方がご利用いただきましたので報告させていただきます。以上でございます。 ○片岡武男委員長  その次、資料5、草川室長。 ○草川廃棄物対策室長  それでは資料5、平成19年・20年度廃棄物処理状況につきまして簡単にご説明申し上げます。  まず本年8月までのごみ搬入実績についてでございますが、収集分と直接持ち込み分、合計で8,833.07トンとなり、昨年の同時期と比較いたしますと約344トン減少となっております。掘り起こしにつきましては、8月までの溶融処理分といたしまして745.88トンで、昨年と比較いたしますと約155トン増となっておりまして、これまで順調に処理しております。  続きまして、裏面の平成20年度電力及び資源処理状況でございますが、溶融処理量が8月までの実績で9,095.87トンとなっております。発電電力量につきましては178万2,080キロワットアワー、逆送電力量は1万9,950キロワットアワーと順調に発電も行っております。資源関係につきましては18品目、8月までの資源化の実績でございます。  また、資料にはございませんが、今月から実施しておりますレジ袋の有料化の状況でございますが、各店舗におけるレジ袋の辞退率は、市内10店舗中8店舗からの回答で、9月1日現在、平均で約80%とお聞きしております。なお、今後も定期的な報告を受け、確認していく予定でございます。  続きまして資料6、亀山市循環型社会形成推進地域計画につきましてご説明申し上げます。  この計画は、総合環境センター内の旧焼却施設の解体及び跡地利用につきまして、環境省が設けております循環型社会形成推進交付金の交付を受けるため、その交付対象事業に関する計画を策定し、本年6月30日に県を通じて、国、環境省へ提出したものでございまして、8月8日にご承認をいただいております。この計画は、平成20年度から平成24年度までの5年間につきましての計画となっておりまして、2ページ目には一般廃棄物の処理の状況、3ページ目には一般廃棄物処理基本計画に基づく平成25年度における目標値を記載いたしております。なお、この目標年度につきましては、計画期間終了の翌年度で判断することとなっております。  また、4ページ目から6ページ目は、施策の内容といたしまして、発生の抑制、再使用を推進するための施策8項目、処理体制の現状と今後につきまして4項目と、一般廃棄物の分別区分と処理量の比較が表3でございます。  次に7ページ目でございますが、解体後の跡地利用といたしまして1,000平米規模の資源物ストックヤードを整備するもので、現在、点在している資源物の保管を一括管理し、作業の効率化及び資源化の推進を図っていくものでございます。  最後に8ページ目でございますが、計画のフォローアップとして、毎年、計画の進捗状況を把握し、その結果を公表いたします。また、事後評価といたしまして、計画期間終了後、処理状況を把握し、事後評価を行い、今後の施策へ反映していくものでございます。  以上が亀山市循環型社会形成推進地域計画の内容でございまして、あとは添付資料でございますので、またごらんいただきたいと存じます。以上でございます。 ○片岡武男委員長  次、資料7、峯室長。 ○峯斎場建設室長  それでは、斎場建設工事の進捗状況についてご説明いたします。  まず、資料1をごらんください。これは毎月報告していますスケジュールでございますが、取りつけ道路整備ほか案内標識設置工事につきまして、先月22日に入札を行い、29日に有限会社本城建設と契約を締結いたしました。これによりまして、斎場建設事業におけます工事の発注はすべて完了したものでございます。  発注済み工事の進捗状況ですが、現況報告及び一般質問での答弁でご報告いたしましたとおり、全体工程におくれが生じてまいりました。そこで、今回のスケジュール表には当初計画変更後のスケジュールを入れてお示しいたしました。  スケジュールの変更の理由といたしましては、ご答弁申し上げましたとおり、建屋部分の地盤がかたかったことによりまして掘削作業がおくれたこと。また、橋梁工事部分の土質が軟弱であり、地盤改良に時間を要したこと。さらには、特に建屋建築部分につきまして3棟同時の建ち上げを予定しておりましたが、現場の錯綜や資材置き場不足の理由から、待合棟部分を資材置き場としたことにより、待合棟の建ち上げが当初スケジュールよりおくれたことなどが上げられます。  この建築・土木工事のおくれに伴いまして、それ以外の工事もスケジュールの変更が必要となり、火葬炉設備工事以外の工事の工期につきましては平成21年3月10日まで、火葬炉設備工事の工期につきましては平成21年3月31日まで延長することを考えております。このことによって供用開始時期も変更する必要が生じてまいりましたが、年度内には必ず供用開始するよう進めてまいりますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。  各工事の進捗状況でございますが、建築工事につきましては、現在、火葬棟においては3階周りの壁、屋根のコンクリート打設に向けまして、配筋型枠工事を行っているところでございます。  また、式場棟及び待合棟につきましては、躯体の打設が完了しましたため、養生後、順次、内部の仕上げ工事に着手していくこととしております。  電気ほか設備工事につきましては、建築工事に合わせて躯体への配管の設置を行っております。  土木工事につきましては、引き続き椋川の両岸で橋台の設置を行っております。  その他、発注済みの工事につきましても、建築工事の進捗に合わせて進めているところでございます。  続きまして資料2をごらんください。各工事の出来高ですが、先ほども説明しましたとおり、5番の建築・土木工事におくれが生じ、計画に対し実績が下回っております。このことによりまして、4番の火葬炉設備工事、6番電気ほか設備工事についてもそれぞれ計画より実績が下回っております。これは、躯体工事のおくれに伴いまして製作時期に変更が生じてきているものでございます。また、7番の橋梁上部工事につきましては、けたの工場製作を予定より早く進捗させているため、計画以上の出来高を上げているものであります。その他、8番の場内整備工事、9番駐車場棟電気設備工事、10番の取りつけ道路整備ほか案内標識設置工事につきましては準備工の段階でございます。  続きまして資料3をごらんください。これは毎月提出しております現地の今月の8日に撮影した定点写真でございます。工事の進捗につきましては先ほどにご説明したとおりでございます。  続きまして資料4をごらんください。先週の12日でございますが、亀山市斎場建設検討委員会から市長へ提出された検討結果報告書の抜粋でございます。  今回の委員会では、先月までの教育民生委員会協議会でもご報告申し上げてきたとおり、運営やサービス面について3回にわたって検討を行っていただきました。検討いただいた主な内容は3番の検討結果に記載されたとおりでございまして、例えば式場内の仕切りということで、プライバシーの保護や多様な葬儀形態に対応できるようにするため式場と式場ロビーの間にアコーディオンカーテン等の可動式の間仕切りを設けることや、予約状況確認システムということで、現在、斎場の予約の空き状況は市役所窓口でしか確認できませんが、新斎場では市のホームページを見ていただければ、市役所の窓口へ行かなくても空き状況を確認できるようにすることなど、多くの提言をいただきました。今後は、これらのご意見を極力運営面に生かしていくよう進めていく予定としております。  また、指定管理者制度の導入につきましては、先月の協議会時に、今月の3日に庁内の行政改革統括管理委員会で方向性を決定する旨ご報告いたしましたが、内部調整、また検討に時間を要したため、来月の委員会で方向性を決定することとなりましたので、決定し次第報告させていただくこととしたいと思います。  以上でございます。 ○片岡武男委員長  昼食のため午後1時まで休憩いたします。                午後0時10分  休 憩                午後1時00分  再 開 ○片岡武男委員長  休憩前に引き続き提出資料の説明を求めます。  資料8の亀山中学校から、広森室長。 ○広森教育総務室長  それでは資料8、亀山中学校校舎改築工事設計業務関係ということで、資料の方を4点、委託の経過と、プロポーザル実施要領、プロポーザルの審査講評、プロポーザルの技術提案書の方を提出させていただいておりますので、簡単に説明をさせていただきます。  1ページをめくっていただきまして、前回の協議会以降の経過についてでございますが、8月29日に第3回の審査委員会を行いまして、ヒアリングに基づきまして最優秀提案者を特定いたしました。9月5日にはプロポーザルの特定・非特定通知の方を設計者の方に通知をいたしまして、現在、委託契約の手続中でございます。  右のページでございますが、実施要領につきましては関中とほとんど変更ございませんので、説明は省略させていただきたいというふうに思っております。  4枚めくっていただきたいと思います。  プロポーザルの審査講評ということで、まず1.選定経過につきましては記載のとおりでございますが、委員につきましては、三重大学の浅野先生の方のご都合が悪いということで、名古屋大学の方から小松先生にお願いをいたしました。小松先生につきましては、県内のコミュニティスクールという形の中で子供たちと地域の方々とのワークショップを定期的に開催されておられます。  第1回の審査会につきましては6月17日に開催しまして、技術提案者のテーマであるとか評価基準について審議を行いまして、三つのテーマを選定いたしました。  次ページをお開きください。  第2回の審査委員会につきましては8月18日に開催しまして、当初12社を指名いたしまして、6社の方から参加表明をいただきましたが、うち2社の方が辞退されましたので、技術提案書の提出につきましては4者の方からいただいております。書類審査に基づきまして1次審査を行いまして、ヒアリング対象者として3社を選定いたしました。  第3回審査委員会につきましては、8月29日にヒアリング対象者として選定した3社の出席を求め、個別ヒアリングを実施し、評価点の最も高い者を最優秀提案者とし、2位の者を次点者として特定をいたしております。隣のページ、審査講評でございますが、全体講評をかいつまんで説明させていただきます。プロポーザル実施に当たりまして事前に校舎改築検討委員会で議論されました課題及び教育環境のあり方を踏まえまして、計画上配慮すべき重要な事項を三つのテーマとして提示し、技術提案を求めました。  第1のテーマ「亀山中学校の学校像」については、亀山藩の藩校を中心に伝統的に培われてきた教育的土壌を今後の学校環境再整備にどのように継承しようとするかを問うたものでございます。  第2のテーマ「将来を見通した校舎棟の配置、平面計画」につきましては、将来の全体像を見通しながら、今回求める第1段階の改築における校舎計画について技術力を求めたものです。制約条件が非常に厳しいということで選択肢が限られた中ではございますけれども、特徴ある提案がなされたところでございます。  第3のテーマとしましては「地域に調和した景観」ということで、歴史的要素の色濃く残るこの地域における景観上の考え方を求めたものでございますが、一方では、今回は少し過剰なデザイン要素ということが議論になりまして、少し行き過ぎたところもあるんではないかというような形の議論がございました。  次、めくっていただきまして、個別講評ということで、技術提案書という形でつけてございます審査委員会が特定した最優秀提案者№1社ということで、業者名は株式会社山下設計中部支社でございます。次の技術提案書の方を見ていただきながら少し簡単に個別講評の方で説明をさせていただきます。  提案されました校舎は、第1のテーマの中で「情操、気力、知力そして健康」をはぐくむ学校づくりを提案されており、配置としましては、中ほどにございますけれども、南側に管理諸室、北側に図書スペースを配置し、2階を教室に充てております。1階では図書スペース北側の中庭を上足利用可能として、第2棟でございますが、特別教室との関連づけることで既存の第2棟との活動の連続性を確保しております。2階の教室は、配置道路境界から可能な限り離隔距離をとりながら、腰壁つきのバルコニーを設置した上で、南側ワークスペース・北側教室の平面を採用しています。拡幅予定の南側の都市計画道路からの騒音を遮断するということで教室環境の静粛を保とうとする検討姿勢が読み取れます。校舎外観デザインと外周の白壁整備は、隣接する多門櫓、改築済みの亀山西小学校を含む地区全体の景観に配慮した景観であるということで、将来予想される既存校舎、そちらにつきましてはめくっていただいたところに第2のテーマということで「将来を見通した校舎等の配置、平面計画」というのが出ておりますけれども、今回は第1棟だけの改築ということで、その中であっても将来の改築計画ということについても触れてほしいという形のテーマとして設定をしておりますので、考え方を示されております。将来予想される既存校舎、体育館の建てかえ計画も合理的であるということでコメントをいただいております。ただ、最初の外観ですけれども、1階部分の外部仕上げというのは、見ていただきますと石垣になっておるんですけれども、そういったことについては、後ろに亀山城がある中でちょっと過剰なデザインなのではないかというようなことの意見がございまして、外部仕上げのあり方であるとか図書スペースの採光ということで、光庭というのが2階のテラスのところにとってあって、そこから採光をとるような形にはなっておるんですが、全体として採光が十分確保されるのかということは少し議論があったところで、そういった検討が求められるということで、そういったことについては今後の基本設計、実施設計を通じて十分打ち合わせをしながら進めていくということになりました。  ということで、No.1社の方が最優秀提案者ということで審査委員会が特定をいたしております。  参考のために、ヒアリングの方で残ったNo.1社は、一応、これはRC構造になっております。構造はRCなんですけれども、中の部材につきましてはなるだけなら地域の木材を取り入れるという形で提案をされておりますので、そういうものにつきましても今後検討していくということでございます。  ちなみに次点者につきましてもRCで、No.4社につきましては木造という形で提案をされております。  提案に当たっては構造は指定しておりませんので、それぞれの各社が適切な案ということでそれぞれの構造で提案をされております。  亀中につきましては以上でございます。 ○片岡武男委員長  続いて関中学校、広森室長。 ○広森教育総務室長  関中学校の校舎改築工事設計業務関係ということで、3点、資料の方を提出させていただいております。  業務委託経過と、現在のところの平面計画案、それと先日開催しました工事の設計説明会の資料の方をおつけいたしております。  1枚めくっていただきまして、委託業務経過につきましては、前回、8月13日までの経過を報告させていただいておりますので、それ以降の経過を報告させていただきます。  平面計画案の方を見ていただきながら経過の方を説明させていただきます。3枚めくっていただきますと関中学校平面計画案というのがございまして、一番最初のページがプロポーザル案の平面計画案でございます。プロポーザルの提案書自体は詳しくは載っていないんですけれども、これがプロポーザル案時点での平面計画案になっております。  次のページをめくっていただいて、今から経過を説明する中で、協議をしながら進めてきた平面計画案です。「8月28日関中打合せ資料」と書いてあるのが、今からちょっと説明をさせていただきます。
     21日に関中学校にまず送付をいたしまして関中の方でも見ていただきまして、28日に意見交換をしました。プロポーザル案と大きく変更しましたのは、北棟の2階に職員室があったんですけれども、これについては、職員の方も含めまして皆さん、やっぱり南棟の方の正面に持ってきてほしいということで、グラウンドが見えないとかということを含めまして南棟に持ってくるということで、南棟正面に持ってきております。そのため、北棟につきましては普通教室と少人数兼特別支援教室の平家建てにしております。  それと体育館の横の部室は解体予定をしておりましたけれども、平成8年に建てておりますので、かなり新しいので今回残してはどうかという形で提案をしております。  この中で、西側のがけ地に隣接する校舎の配置ということについて、第2体育館から部室周辺というのは水はけがすごく悪くて、いつもぬかるんだ状態であるし、また、がけ地に隣接しているので採光とか安全面でどうかというようなご意見がございました。それと、職員室が各教室に対して均等距離にある方がよいとか、メディアセンターとランチルームを入れかえてほしいとかいうような形で意見交換をし、また紙ベースでもいろいろ、学年会で出された意見のまとめもいただきまして、次回、それをもとにまた修正をしようということで、9月4日に関中に届けて、5日の日に再度打ち合わせをするという形で、その日は終わりました。  それが次です。次のページで「9月5日関中打合せ資料」というのがそれから修正した平面計画案でございます。修正面につきましては、南北軸のがけ地に隣接しておりました普通教室の部分を3学年とも北側に持ってきて、北側採光とするということと、そのほかご意見いただいたものについて調整をいたしました。そこでまた意見交換をさせていただきまして、このがけ側の教室の位置を考えると、全体的に少し東側に寄せたい。そのためにはやはり部室を壊してほしいというようなことがございましたので、それと職員室のトイレが、今、北棟になっておりますので、職員室のトイレも南棟の方に入れてほしいということを含めて、体育館の近くの部室を壊して、少し全体に東へ何とか寄せられないかというようなこととか、それと印刷室の位置であるとか、ちょっと音がするとかいうことも含めてまた協議をしまして、もう一つ、今、生涯学習の関係でパソコン室を地域の方に開放しておりますが、もし可能であれば1階に移して、1階に生徒とか地域の方が利用できる部屋をすべて持ってくることができないかというのもあわせて検討するということで意見がありました。それと、その他の要望ということで、ギャラリースペースが欲しいとか、職員室の近くにミーティングスペースがとれればいいなというような形もありましたので、そういったことももしできるのであれば修正をしてみるということで、その修正案についてまた9月10日をめどに再度送付をいただくという話でなっております。  9月7日については説明会をさせていただいたんですけれども、今現在この案で、9月5日の案で説明会をさせていただいたんですけれども、まだ関中とも協議途中であるという中で説明をさせていただきました。その中で、参加者数の方は、今回は関中、関小、加太小学校のPTAの方に随分いろいろお願いをして、日程調整であるとか、どんな形で人が集まっていただけるかということについてもいろいろご相談差し上げて努力をいただいて、51人の方が参加をいただきました。  主な意見ということで、エアコンのこともすごく気になっていらっしゃいまして、普通教室へのエアコンの整備はどうなのかとか、それと改築工事全体にかかる予算とか工期について教えてほしいとか、それと、第1回のプロポーザル案から大きく変更した、職員室が一番前になったということで、当初のやっぱり案というのは生徒を重視した設計ではないんですかねというようなこともお話をいただいたんですけれども、1階を移動することについても、1階の南棟の部分が少し厚みが出るんですけれども、南棟については空調ができるエリアを固めるというような形のこともさせていただいて、空調なんかも利用しながら、何とか配置が可能というふうに考えて提案をいただいております。そのほか、テニスコートのことであるとか、グラウンドのこととか、事業費についてもいろいろご質問いただきました。また後でごらんいただきたいというふうに思っております。  それで、その前回の打ち合わせの修正事項について、もう1枚めくっていただきまして、これは11日に建築事務所の方から再度修正していただいた事項について修正した案で、まだ関中の方とは打ち合わせをしておりません。次回これに基づいて打ち合わせをするということで、日程調整の段階なんですけれども、前回打ち合わせに基づく変更点としましては、前回は部室棟を解体しようというような形の中で、部室棟を解体しまして、配ぜん室、ギャラリー、相談室を配置するとか、パソコン教室を1階に移動して、全体のメディアセンターと多目的ホールの配置を考えて、パソコン教室を何とか1階に移動してきた案になっております。  今の段階はこのような段階で、次回、関中と打ち合わせをさせていただこうというふうに考えております。  続きまして、前回9月7日に工事設計の説明会をさせていただきました資料の方をおつけしました。第1回の説明会では、いきなりプロポーザル案の説明ということで参加者の方も戸惑われたというふうに思いますので、経過も含めまして、少し資料もご用意して説明をさせていただきました。  ちょっとはしょって説明をさせていただきます。  これらの検討委員会の報告書の中からもピックアップさせていただいたんですけれども、改築に至る経緯であるとか、耐震調査の経緯であるとか、めくっていただきまして、中学校のここの分を、管理諸室はここの部分で、ここの部分を改築するというようなことが、はっきりと十分にまだ理解をしていただいていない部分もございましたので、少し丁寧に説明もさせていただきながらというふうに考えておりました。それから6ページの方で、検討委員会での検討の経過、こういった手順で検討してきたというようなことであるとか、ちょっとはしょって申しわけないんですけれども、その検討委員会の経緯に基づきまして、11ページの中で基本コンセプトとしてまとめて、この基本コンセプトをもとにプロポーザルの提案を受けたということで、15ページ、16ページの方でプロポーザルの選定経過であるとか、審査講評の方もおつけして説明をさせていただいております。  それと、19ページからは関中学校との協議経過について説明をさせていただきまして、21ページの方では、関中学校にはぜひ、この新校舎改築に向けて関中学校として大切にしたいことを皆さんにやっぱりお知らせしてほしいということで、関中学校さんにも無理をお願いしてまとめていただきました。  資料の方はプロポーザルの技術提案書と平面計画案ということで、9月5日の平面計画案なんですけれども、それに基づいて資料の方を説明させていただいたというところでございます。  これが今、関中学校の経過ということで、簡単ですが、以上、報告とさせていただきます。 ○片岡武男委員長  次に資料10、亀山市学校教育ビジョンについて、井上室長。 ○井上学校教育室長  亀山市の学校教育ビジョンにつきましては、平成19年3月に策定をいたしたところであります。「希望に輝く心豊かな亀山の子供たち」、このフレーズを目指す学校像、子供像というふうに定めております。  基本目標といたしましては3点ございまして、1点目が「亀山市の豊かな教育資源を活かした創造的な教育」、2点目が「すべての子どもの学びを支え、心をはぐくむ教育」、3点目が「子どもの未来を拓く教育環境の整備」、この三つの基本目標の実現に向けまして、現在、実践を積み重ねておるところであります。  19年度の事業成果、評価、反省点・課題について何点かご報告をいたします。  その表に従って説明をしてまいりますけれども、「学校づくり」「亀山の文化・歴史・芸術・芸能を活かした教育」「心はずむ体験活動」「学校と地域の連携づくり」、これにつきましては市内すべての小・中学校がリーディング・プロジェクトを設けまして、特色ある学校づくりに取り組んだところであります。その成果につきましては19年度末に報告書としてまとめております。今後でありますけれども、学校の主体性・創意工夫を喚起しながら、地域に根差した魅力ある学校づくりに努めていく、そういうふうに考えております。  二つ目ですが、「環境教育」にかかわってでありますけれども、学校環境デーを中心に各校が、教科学習、他の領域、特別活動もそうでありますが、学校行事等に位置づけ環境教育の推進を図ったところであります。行事的なものにつきましては、例えばクリーン作戦、アルミ缶の回収、草取り、看板づくり等実施したところでありますが、反省点・課題といたしましては、学校にとどまることなく、保護者、地域の方々へも協力を求めながら継続推進をしていく必要があるということ。それから、イベント的なものだけにとどまらないで、環境に対する意識を高揚させ、取り組みを日常的に根づかせていくと、こういったあたりが課題であるというふうに考えております。  次のページでありますが、「子どもの学びを支える教育」「子どもの学ぶ力づくり」でありますが、19年度、教育研究所へ割愛により主幹が配置をされました。このことによって研究所の各事業が格段と充実をしたというふうにとらえております。評価のところにございますが、教育相談の充実や学級満足度調査の実施がなされ、個の特性に応じた指導が一層推進されたというふうにとらえておりますし、教職員のニーズに応じた研修講座も充実をしたところでございます。さらには、昨年度実施をされました全国学力・学習状況調査の結果検証も促進をしたというふうな評価が得られると思います。反省・課題でございますけれども、教職員のニーズの反映及び今日的な課題に対する取り組みの充実ということを考えております。  「心はずむ体験活動」でありますけれども、小・中学校におきまして文化公演を実施いたしました。小学校6校におきましては尺八と歌のコンサート、中学校においてはそれぞれの学校のテーマに応じた文化公演を実施したところであります。新学習指導要領におきましても文化の伝承というあたりが強調されておりますので、今後も中身の充実に努めてまいりたいというふうに考えております。  その次の「心はずむ体験活動」の中の中学校の職場体験でありますけれども、市内3中学校で実施し、事業自体が定着をしております。大変成果を上げているものと踏まえております。ただ、関係各所におきましてはご協力をいただいておるということでありますので、そのあたりにつきましては深く感謝しておるところであります。反省・課題ということでありますが、亀山高校も職場体験、インターンシップ事業を実施しておるわけですが、こことの日程の調整というものが必要となってこようかと思います。受け入れ側にとりまして、中学校が来た、しばらくしたら高校生が来たということになりますと負担が大きいというようなあたりでの日程調整を図っていく必要があるというふうに考えております。  その次の「多文化共生の教育」「すべての子どもの権利を守る教育」「子どもの学びを支える教育」「教育支援体制の充実」ということでありますけれども、いろんな角度から支援をしてきた、指導をしてきたわけでありますが、特に外国籍の児童・生徒への支援としては、本市といたしましては通訳を5名、市単独で配置をいたしております。さらには、この市単の配置に加えて国・県の事業における配置もありまして、支援体制は整ってきたというふうに考えております。ただ、外国人児童・生徒の増加は今後も見込まれますので、安定した支援体制、ニーズに応じた体制を構築していく必要があるというふうに考えております。  次の「子どもの学ぶ力づくり」「情報教育」でありますが、その中の学校図書館支援センター推進事業を市内小学校5校で実施をいたしまして、子供の読書活動の推進と学校図書館の環境整備が進んだところであります。このことによりまして、学校図書館の活性化が図られたというふうに自負をしております。今後でありますけれども、学校情報センターとしての図書館のあり方の追求、あるいは子供の読書活動の推進をいかに図っていくか、具体策を講じていく必要を感じております。  「教育支援体制の充実」ということでありますが、学習生活相談員及び介助員を有効に活用しながら、体制の見直しを図り、個の学びの支援をしてまいるということで、20年度におきましては、介助員、学習生活相談員をひっくるめまして、個の学び支援事業という形で新規に立ち上げたところでございます。このように、既存の支援体制の見直しを図り、より一層子供の特性やニーズに応じた支援体制を再編することができたというふうに考えておりますし、さらに成果を見きわめていく必要があろうというふうにとらえております。  次のページにまいりまして、「子どもの未来の拓く教育環境の整備」「学校施設・環境-みんなが誇れる学校-」というあたりでありますが、ここにつきましては、事業として中身は、更新、あるいは修繕、改修、改築ということになってくるわけでありますけれども、それにつきましては記載をさせていただいたとおりでございます。  最後、「学ぶ意欲のわき出す学校づくり」ということで、市内の中学校3中学校に「e黒板」を導入いたしました。この導入によりまして、授業の活性化、改善が図られつつあるというふうにとらえております。今後、充実拡大を図ってまいりたいと、そんなふうに考えております。以上です。 ○片岡武男委員長  資料11、第10回・第11回学校給食検討委員会議事録について、井上室長。 ○井上学校教育室長  第10回と第11回の学校給食検討委員会の議事録を提出させていただいております。  まず第10回目の検討委員会でございますが、この8月7日に開催をいたしました。主なテーマは小学校給食の実施についてであります。小学校給食につきましての基本方針は3点であります。「栄養のバランスのとれたおいしい給食を提供する」「十分な衛生管理のもと安全・安心な給食を提供する」「望ましい食習慣の基礎を育成するため、全員が同じ給食を食べる」と、こういった基本方針等につきましては既に確認済みの中身でありますので、この第10回におきましては実施方法の検討をいたしました。給食の実施方法といたしましては、自校調理の直営、自校調理の民間委託、給食センター方式の直営、給食センター方式の民間委託、この四つが考えられるわけでありますけれども、本校におきまして実施をされておらないセンター委託方式につきましては、伊賀市の給食センターを視察いたしました。さらに自校委託方式でありますけれども、これにつきましては視察を計画し相手側にお願いをしたところであったわけでありますけれども、うまく調整がつきませんでしたので、聞き取りを四日市市教委の方にさせていただいたというようなことでございます。  次のページからにつきましては、委員会の中における意見交換の内容でございます。主な内容といたしましては、経費の問題であったり、アレルギーへの対応であったり、人員確保、配置の問題であったりというようなことでありました。  ページが付与しておらなくて申しわけないんですが、後ろから5ページ目というんですか、9ページに谷岡委員長の発言がございますので、そこをごらんいただきたいと思います。2行目から、「皆様方の意見を取って「自校直営」という形で認めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。……皆様の了承を得ましたので、それで進めたいと思います」というような発言があって了承されておりますので、小学校給食については自校方式でいくんだということについて方向性が固まったということであります。  その後、幼稚園給食についても取り上げたわけでありますけれども、県下の状況をご紹介、ご報告をさせていただく中で意見交換を行ったところであります。意見交換の中身については、保護者の希望、要望といったあたり、あるいはアレルギー対応といったあたり、あるいはカリキュラムとの関連といったようなあたりが中心でございました。  最後のページでありますけれども、この検討委員会の意見は意見書という形で教育委員会教育長あてに提出をしていただくことになっておりますので、次回、つまり第11回の検討委員会においては意見書の検討をするということで終えたところでございます。  続きまして8月21日開催の第11回の学校給食検討委員会でございますが、この11回目の学校給食検討委員会につきましては、小学校給食、幼稚園給食をどうしていくかということで、教育長あてに提出をされます意見書の中身を検討いたしたところであります。その中では、食育の推進、あるいは調理員の配置、アレルギー対応、さらには避難場所における食の提供、地域交流としての提供というあたりも話題になり、さらには長期的展望も取り上げられたところであります。  最後のページになりますけれども、委員長の発言がございますが、「皆様の趣旨を十分に汲み取った上で、出させていただきたいと思います」という発言がございますが、こういったあたりにつきまして十分くみ取った上で整理をさせてもらってということで、検討委員会での検討を終えたところであります。本日にも意見書が提出をされる運びとなっております。  方針につきましては慎重に審議をしながら、今後、教育委員会で決定をしてまいりたいと、こんなふうに考えております。以上です。 ○片岡武男委員長  次の防犯カメラ、井上室長。 ○井上学校教育室長  防犯カメラ映像通信システムについて簡単にご説明を申し上げます。  この防犯カメラの設置の目的でございますが、市内要所に防犯カメラを設置して、児童・生徒は当然でありますけれども、広く市民の安全確保に役立てるということであります。設置の場所につきましては、市内の四つの無人駅、加太駅、関駅、下庄駅、井田川駅及び人けのない主要道路のインターチェンジということで、久我のインターチェンジを想定しております。  設置の方法でありますが、4ヵ所の無人駅につきましては合計8台、基本的には1ヵ所2台ずつ設置を考えております。  撮影に関しましては1秒間に2こま以上の映像を撮影し、撮影した映像はインターネットの回線を利用して、すべて市役所内に設置するサーバーに転送すると。サーバーにおいては最低1週間はその映像を保存するということで考えております。  今、関係機関との協議を進めておる最中でございます。なるだけ早い設置を目指してまいりたいと考えております。以上です。 ○片岡武男委員長  次に資料13、服部室長。 ○服部生涯学習室長  資料13でございます。文化会館等屋上防水及び外壁改修工事についての工事請負契約の変更に係る資料を提出させていただきました。  工事請負契約につきまして、予定価格が1億5,000万円以上でありましたので、6月議会の議決を経て契約を進め工事を進めておるところでございますが、過去の行政実例、判例により、変更後の金額が契約に係る条例で定める額に満たないときは議決を要しないという実例、判例がございますので、当委員会で報告をさせていただきます。  当初契約額に対しまして166万1,100円を増額する変更契約でございます。変更理由としましては、平成19年度に調査設計委託の段階で、外壁改修に係る調査は低層部だけの調査で、高層部は低層部から予測して改修数量を算出しておりました。そこで現在進行しております工事で詳細調査を行いまして、改修数量の増減が確定したことによるものでございます。外壁高層部の改修数量の増減は、文化会館、中央コミュニティセンター及び事務所等を合算したものでございますが、これにより工期が延長されることはありません。  今後とも管理業務委託業者にすべての現場作業日に現場確認の上、詳細日報を作成させ、週1回の調整会議に施設管理関係者も出席しながら重点監督を行い、順調な工事執行に努めてまいりたいと存じます。以上です。 ○片岡武男委員長  次に資料14の亀山市生涯学習計画について、服部室長。 ○服部生涯学習室長  資料14、亀山市生涯学習計画の平成19年度実績についての資料を提出させていただきました。  亀山市生涯学習計画は、平成18年3月に策定したものでございます。その実践に向けて部・室を横断した当初5年間における120の具体的方策を掲げ、毎年、進捗状況を把握しておるところでございます。  成果としましては、120の具体的方策のうち、平成19年度までに94項目の取り組みを進めることができました。平成19年度における主な実績としましては、市民ニーズに応じた曜日・時間帯での各種講座・教室の開催。例えば毎月第4土曜日の「出会いふれあい熟男・熟女隊」、毎月第2日曜日「サンデーミュージアム」、また土曜日開催の「子どもわいわい体験館」等ございます。他室に及びましては、ケーブルテレビによるテレビ学習講座、ヨガ教室の放映、これはスポーツ振興室です。市民参画協働推進室では、市民活動、情報掲示板の拡充。また、図書館におきましては、市立図書館へのベビーカート整備。健康推進室におかれましては、各コミュニティー等における健康づくり講座の開講。企画経営室におきましては、在住外国人に対する日本語教室の開催などが上げられます。  課題としましては、既に取り組みを始めている内容につきまして、現状満足せず、継続的な改善に努めること。部・室を横断している取り組みが多いことから、必要に応じて協議するなど連携を強化していくこと。具体的方策の中には、関係団体への働きかけを要するものなどハードルの高いものもありますので、継続的に取り組みを進めるとともに、実態を見きわめた見直しも検討していくこと。また、可能なものは、実施回数とか参加者数など数値を明記していくことに努めたいと思っております。  今後とも担当室としましては、適正な進捗状況管理に心がけ、必要に応じて関係部署と連絡をとっていきたいと存じます。以上です。 ○片岡武男委員長  次、一番最後として、資料15のスポーツ振興計画について、谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  スポーツ振興計画につきまして19年度の実績についてご報告させていただきます。  スポーツ振興計画は、19年3月に、平成19年から28年度まで10年間を見据え、「市民一人ひとりの年齢、性別、体力、技術、目的、興味などに応じたスポーツ環境を整備・充実します」を基本目標として進めているところでございます。  昨年度の取り組みといたしまして、一つ目といたしまして総合型スポーツクラブの育成についてでございますけれども、まず取り組みましたことにつきましては、総合スポーツクラブ育成について市民への認知度を高めるため、広報紙での特集ページの掲載やケーブルテレビでの番組放映を通してPRに努めました。また、設立に向けて中心となるスポーツ関係者に対しましては、スポーツクラブの必要性を理解をしていただくために、説明会、また講師を招いての研修会、他市クラブへの視察研修を行ったところでございます。  2番目といたしまして、スポーツ情報の発信について。できるだけ多くの方々に運動することを身近に感じていただけるよう、自宅でも気軽に実践できるヨガ体操のビデオを作成し、ケーブルテレビでの放映、またDVDを作成し、48名の方でございましたけれども貸し出しを行いました。また、学校体育施設開放事業・激励金支給金制度について活用いただけるようホームページに掲載をしております。  3番目といたしまして、子供を取り巻くスポーツ環境に充実についてでございますけれども、子供へのスポーツ推進として、少年団活動の支援のほか、スポーツ実施機会を提供するため複数種目でのスポーツ教室の開設、また保護者の方々にもご参加いただき、子供の体力や生活習慣の重要性についてご理解いただくため、「いきいき親子健康教室」と称しまして開催をいたしました。  4番目といたしまして、スポーツシステム整備について。東野公園運動広場の整備、東野公園体育館のカーテンの取りつけ、観音山テニスコート夜間照明設備の設置等を行いました。  5番目といたしまして、スポーツ実施機会の提供及びスポーツ関係団体への支援といたしまして、小学生から高齢者の方までそれぞれの年代の方が参加できるようなスポーツ教室、スポーツ大会を開催し、またスポーツ関係団体のスポーツ事業の開催についても事務局として支援を行いました。また、競技力の向上を図るため、みえスポーツフェスティバルへの選手派遣、また上位大会への出場者につきましては激励金の支給を行い、その活動を支援いたしました。  昨年1年間を通じました評価・課題についてでございますけれども、まず総合型スポーツクラブの設立に向けた取り組みにつきましては、クラブの認知度とクラブについて機運を高めるため、この2点について取り組みを行い、広報紙での特集ページの掲載やケーブルテレビの放映でPRしたことによってかなり向上はしたと感じておるところでございます。また、研修会や先進地クラブの視察により総合型クラブの意義を伝えることができたものと思っております。  スポーツ情報の発信といたしましては、昨年度作成いたしましたヨガのDVDの貸し出し、またケーブルテレビの放映について本年度も行ってまいりたいと思っておるところでございます。  スポーツ実践機会を提供するための現在行っているスポーツ教室につきましては、ほぼ定員の参加をいただいているところでございますけれども、新たに運動を始める人をふやすことがこれからの課題となってくると考えておりまして、そのために新たな種目を取り入れていく必要があると考えているところでございます。また、子供へのスポーツ機会提供等につきましては、今後も保護者をあわせて随時取り組んでいきたいと考えておるところでございます。  以上が19年度に取り組みました現状でございます。 ○片岡武男委員長  説明が終わりました。  質問を受ける前に、まず10分間休憩します。                午後1時48分  休 憩                午後2時00分  再 開 ○片岡武男委員長  休憩前に引き続きまして委員会を再開いたします。  先ほどの提出資料について、資料の1と資料の16は一応終わったということで、追加があればまた一般質問の中でも結構です。それと医療センターのことについて質問がある方は質問してください。この資料の中というのは、主要成果報告書にかわるような資料もようけ出ていますけれども、このネタを決算委員会で使っていただいて質問される方はそれでも結構ですし、きょう確認される方は確認していただきたいと思います。どうぞ。  すみません。だれかが一つのことについて質問されましたら、それについて集中的にやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  水野委員。 ○水野雪男委員  医療センターの方向性検討委員会の報告を二ついただきまして、既にこれは特別委員会で扱われていますので、細かいことはどうかと思いますが、ちょっと基本的なことをお尋ねしておきたいと思います。  今回出されました方向性検討委員会が、いわゆる病院管理研究協会というものに再度チェックをお願いされておりますが、こういったものはどういうことかなと。いわゆる方向性の診断業務を委託して報告をしてもらったということですが、市の方向性検討委員会、それとこの病院管理研究協会、二つのものがあって、その中身を見ておると、むしろ病院管理研究協会の方が詳しいような報告書になっている。この二つの関係がどうなのか。先にその方向性検討委員会でこういうものでどうだろうというもので出されたのか、それとも並行的にその診断業務をお願いして、突き合わせて最終的に市の方向性検討委員会をつくったのかどうか、どうもその辺の理解がしにくいんです。私は、方向性検討委員会が市で委嘱されたわけですから、やはり主体的にはこの方向性検討委員会そのものがその方向性を検討するというのが筋じゃないかというふうに思いますけれども、その辺はどうなんでしょうか。 ○片岡武男委員長  伊藤局長。 ○伊藤医療センター事務局長  議員おっしゃられるように、方向性検討委員会におきまして方向性がある程度出てきたと。その段階で当然経営的なシミュレーションもする必要があるというのは方向性検討委員会の中で再三議論されました。その裏打ちとして、方向性検討委員会の中で経営診断もするべきじゃないかと。ですから概算シミュレーションは方向性検討委員会の中でもやりましたんですが、やはりそこらの裏打ちをする必要があるということで、方向性検討委員会での意見として経営診断をすると。要するに方向がほぼ決まってきた中でそれの検証をするという意味で診断を求めたと。あわせて、それを総合的に判断されたいということで検討委員会はまとめております。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  この市の方向性検討委員会の中には、専門的立場で評価を受けるよう医療センターに依頼したというのがあるんですよね。院長が入ってやっぱり方向性検討委員会で論議されておって、こういう方向性を出しましたと。妥当性があるから医療センターでもう一回評価してくれんかというようなことはやったから書かれたんだと思うけれども、だから方向性検討委員会と医療センターと、さっき言いました診断業務、この三つの関係がどうも私はわかりにくいですけどね。 ○片岡武男委員長  伊藤局長。 ○伊藤医療センター事務局長  おっしゃられるように、方向性検討委員会から発注することができませんので、医療センターから発注者として市の方でそれもやりなさいよと。通常であれば方向性検討委員会から業務診断もやればいいんですが、そういうわけにはいきませんので、市の方もやりなさいよと指示をいただいて、市というのは医療センターですが、医療センターにおいて発注したと。あわせて、報告書と総合的に判断されたいというのが検討委員会の意見でございました。  もう1点、先ほどおっしゃられた非常にシミュレーションの方が詳細じゃないかというご意見なんですが、それは、方向性である程度方向が出たもの、それに対する検証を行っている関係から結果的に詳細に検討がされたということで、そんなようなことでございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  もとへ戻りますけれども、この方向性検討委員会は、市長がこういうことを検討してほしいという諮問をされて始めたものだと思うんです。市長の諮問というのがわかっておりましたら、どういう諮問だったんですか。 ○伊藤医療センター事務局長  ちょっと調べますので時間をいただきます。すみません。当初の資料を調べます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  続けてやりますけれども、この関係、今から質問するものも市長諮問と関係するんですけれども、地域医療という観点からどんな論議がされたんだろうと思うんです。いろんな面で、市外の大きい病院との連携とかその辺は文章として入っておりますけれども、やっぱり物の発想というのは、この検討委員会の発想というのは、いわゆる地域医療をどうするか。その中で市民病院としての医療センターをどうするかということだったと思うんです。私はそう思っているんですけどね。だから、市長の諮問というのは、ただ公立病院ありきという考え方なのか、それとも広い範囲で地域医療というものをどう考えて、その中で市が、いわゆる公立病院としてのあり方というものがどうなのかということだと私は思っておりましたけど、その辺は市長の諮問事項等含めて答えていただきたいと思います。 ○片岡武男委員長  伊藤局長。 ○伊藤医療センター事務局長  今回の諮問につきましては、医療センターのあり方について総合的に調査・検討し、その役割、機能、形態について今後の方向性を探るという観点から、大きな意味では地域医療に関係はいたしますが、具体的な内容につきましては、医療センターのあり方について総合的に調査・検討というふうなことでございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  ということは、公立病院ありきという考え方だね。そういうことですね。 ○片岡武男委員長  伊藤局長。 ○伊藤医療センター事務局長  公立病院ありきというふうな結論ではなしに、公立病院としてあるかどうかについても含めて検討すると。ありきという前提では検討しておりません。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  ちょっとわかりにくいけど。 ○片岡武男委員長  副市長。 ○小坂副市長  先ほどのことにつきまして、確かに公立病院のあり方は、あるいは医療センターとしての存在意義はということもたくさん議論も出まして、それは全くフリーハンドで白地のキャンバスに絵をかくというよりも、これだけ内科医を中心として医師不足になってきたと、その中でどうしたらいいだろうと。最低限これぐらいのことはしてほしいわなとか、そういうことを市民側からの意見もいただきながら、あるいは、設立当初はいわば民間の病院と並列する形で、お客さん、いらっしゃい、さあ、2次救急もやりましょうという形でスタートしておったけれども、こういう時代になって、どこまで公立病院は、あるいはこの医療センターは役割を発揮したらいいんだろうねと。当時とはまた変わって高齢化も進んでおるけれどもどうしたらいいだろうねというふうなことも踏まえて話をしましたので、全く白地に、さあ、公立病院はいかにあるべきかということを自由にかいたものではないということだけはご理解をいただきたい。あくまでもこの医師不足も十分踏まえた上で、最低限何をしたらいいだろうということを検討してもらったということですし、それから管理研究協会の経営上のチェックにつきましても、伊藤事務局長がお答えしたとおりでございますが、やはりさて、こうあってほしいといって方向性は出しても、実際、経営はそういったもので成り立つんだろうかとか、こんなにようけ赤字が出ておるけれども、本当にこれを市は将来も担いでいけるのというような議論も出たということも事実で、だからそういう経営的なこともチェックをしてもらおうじゃないかということで管理研究協会にも出張ってもらったと、こういう背景がありますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○片岡武男委員長  水野委員。
    ○水野雪男委員  この報告書を見ておりますと、例えば6割に減らすとか8割にするとかいうことで、いわゆる医療センターの採算性の問題が重点になっているような感じがするんです。それで、そういう観点、いわゆる採算性からの観点の考え方が多いのではないかというふうに思いますけれども、この採算性だって、今、医師が6人しかいませんと本会議でも市長が言われておったように、この医師が1人でも減ったら変わってくると。それは当たり前のことなんです。今の医師不足というのは、私は10年ぐらいだめだと思います、10年ぐらいね。その間この6人の医師というのは確保できるかどうか。あるいはふえるかもしれません。きょうは派遣があるから8人と言われましたけれども、そういう状態というのが続くだろうかという場合に、極めて短期的に見た病院経営というような見方しかできないんではないか。そういう意味では、このあり方検討というのはもっと長いスパンで、10年ぐらい見て、本当に大丈夫だろうかというようなことを検証してもらいたかったと私は思っているんですけれども、それについてのご論議はなかったんですか。 ○片岡武男委員長  伊藤局長。 ○伊藤医療センター事務局長  当初、そういう議論、もちろん長期的な観点からの議論もございましたが、まず現有資源、人的資源も含めて、できることを議論せんと、結局、中・長期的なものばかり追っても、現在今何ができるかということを議論せんとだめじゃないかということになりまして、最終的には現有資源、資材、そこら辺の活力で、おっしゃられるように数年をやり越そうじゃないかという方向で結論が出されたように思います。 ○片岡武男委員長  小坂副市長。 ○小坂副市長  その辺のところは非常に微妙なところでして、いろんな、誤解じゃないけれども、それぞれの受けとめ方が変わりますので、ちょっともう少し正確に言いたいと思います。  それは、今ご質問の中では採算性を中心に見たんじゃないかというご質問もありましたけれども、現に今医師をこれ以上ふえるということは、現実あり得ないことで、減るかもしれないというおそれの方が90%以上、もう100に近いぐらい、今いわばそういう状況に迫られているという現状からして、医療センターはかつて、ずうっと18年やってきたけれども、今までどおり医療センターにどんなことを期待したらいいのかと。実際、医者がおらんならできんやないかと。100床といったって6人ではもう無理なんだと、物理的に。物理的に無理なことをやれといったって、しようがないやないかと。しかし、市民は医療センターにこういうことを望んでいる。そこのところで議論があったということでございます。確かに見方によっては何年か先にはいろんな、医師の研修医制度、ないしは医師の増員、さまざまな国でも動きは聞こえてくるけれども、それがこの地域のこの亀山市に実効的にそれを実感するようなものにはいつになるのかという保障は一つもないと。さりとて、今、医師が不足の中で引き揚げとか、そんな声がいっぱいいろいろと聞こえてくる中で、今のいらっしゃる6人の方で何ができるかと。幸い、ちょっと報告もしましたとおり、ほかの看護師、あるいはパラメディカルも含めて何とかおかげで確保できておると。その人たちも意欲があるというふうな中で、現状、やるべきことはともかくやろうじゃないかと。そして、やはりこれはいろんな変動要素が多いもんですから、何か決めつけて何か考えるといったって、やっぱり変動要素が多過ぎるから答えが出ないと、正直な話。それは、もし1人減ったらどうする、2人減ったらどないや、3人減ったらどないするのやと。そんなことを今考えておったら一歩も前へ動けないじゃないかと。だから、ともかく、今ある資源で何ができるか、それでともかく経営上のことも頭に置きながら、それから物理的な可能性も考えながら、今やれることは何だということをつかもうと、これから出そうと、早く出さないかんということで今もがいている最中でございますので、あまり条件があって、べきであるという議論をしても、正直な話、だれも答えが出せないというところにあるということだけはご理解をいただきたいと、そう思っています。非常に今もがいている最中でございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  この前の特別委員会を傍聴させていただいたときに、院長さんの話では、100ベッドは確保したいんだと。たとえ60であろうと80であろうと減っても、ベッド数は確保したいというお話がございました。ということは、やっぱりベッド数、北勢地域のベッド数の制限とかその辺があると思うんで、僕はそう感じたんですけれども、そういうようなニュアンスからいくと、やっぱり将来とも市民病院としての医療センターは残さないかんと、僕はそれについては賛成なんです。だれがやろうと、だれがやろうと病院というのは必要なんだと。公立であろうと、個人であろうと、統合であろうと、何であっても病院というのは必要だと私は思っているんですけれども、そこら辺の院長さんの言葉と、60とか80という答申と、ちょっとばかりニュアンスが違うなというふうに思ったんですが、副市長はそこに出てみえるんで、内容を教えてください。 ○片岡武男委員長  小坂副市長。 ○小坂副市長  院長がお話ししました100というのは、率直に言って、このベッド数を削除し標榜を少なくしてしまいますと、これは絶対復帰が不可能という見方があります。そうでなくてもこの医療センターが設立するときは、市長からもちょっと答弁なんかもありまして、市民の方やいろんな議論で200床を望まれたけれども、その100床すらも非常に困難で、当時の市長が県会議員時代に頑張って無理無理100床を認めてもらったんだと、こういう歴史的な事実があるわけでございまして、院長としては100床を、例えば60とか50とか標榜を変えてしまうと、この先、医師の供給状況が緩んでもっと自由になってきたときに、もう二度と再び100床という権利が確保できないんじゃないかという心配を院長がしてみえるから、多分、院長の意図は100床という標榜と看板はそのままにしておいて、そして実態として、今おる医者でやれる範囲内の一般病床も運用するような運営の仕方を意識してござるんじゃないかというのが私の理解でございます。そういう意味、おわかりいただけますでしょうか。100の標榜はそのままにしておいて、実態の中でできることは動かしたいということです。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  ベッド数を基準にして看護師さんの人数とか、あるいは職員さんもあるかもしれない、医師は別として。そういうことになってきておるように僕は思うんだけど、そういうことですね。そうなってくると、採算性という意味と、100ベッド確保と言っておることと、60と80というのは違うんですよね。違うと思うんです。だから、採算性で2億ですとか1億ですとかと言ったって、ベッド数は100確保しておいて、職員数は減らしますわ、看護師減らしますわって、そういう一つの基準が弾力的に運用できるんだったら別だけれども、そうじゃなかったらできないと僕は思うんで、そこら辺ちょっと、院長さんが見えないので中身はわかりませんけど、僕はそんな感じをしています。 ○片岡武男委員長  小坂副市長。 ○小坂副市長  まさにそこが私どもも一つ気にはなっておる。院長の将来のネタだけは消してしまわないで100床をある程度確保しておきたいという気持ちもわかりますけれども、実際、ルールとしてそういうことが許されるのかどうか。我々は看護師さんの数をカウントする際は病棟単位で大体、私生活と公の仕事のバランスをとれるような勤務体制を考えて単位単位でとっていくわけです。これは外来もあります、これはまた別ですけれども、入院、特に病棟単位は。ですので、そこら辺のワーク・ライフバランスでしたか、そういうものを考えながらしていきますと、100で置いたときは、これは実際患者さんが、そんなにお医者さんが少なくて無理できないのに、そんな100人のベッドを運用することは実際不可能でございます。一方、60か70か、少なくとも減らした段階ですれば、現状の看護体制や、あるいは薬剤師さんも検査技師さんもレントゲンさんも働く場というのはあって、確保できると。若干のでこへごの調整は別にしてもですね。それが1点と、それから院長さんの気持ちとしては、多分あまり縮小ということを公にしますと、非常に職員のモチベーションが下がらせんだろうかというある心理的な心配もお持ちでいらっしゃるのかもしれません。今の段階でかもしれないということと推察しております。ですので、少しその辺、もっと早急にそこのところをちょっと詰めてきちっと意識合わせをしないとあかんところは実は浮き彫りになっているというのが率直な現状でございます。ですので、院長さんの申される将来もにらんでよりよいために一定の確保できる権利は残しながら、かつ職員のモチベーションも下げないで何とか飛行できないかという気持ちと、それと、やっぱりもう少し現実的に考えた方がいいんじゃなかろうかという考え方と、そんなものがちょっと調整が必要となっておるというところでございます。少し時間をいただきたいと思います。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  総務省の通知で、20年度内に公立病院の改革プランをつくりなさいと。それは、病院の果たすべき役割、あるいはまた一般会計からの助成補助についての考え方というものが中心でそれはつくらないかんということでなっておるわけですね。それに基づいて3年間にできるとか5年間にできるとかいうことがプランの中に入っているということになっていまして、ある程度さっきの方向性検討委員会の結果、市長はどうも本会議でそうですわというようなことを、僕はあんまり感じなかったんですけれども、市長の考え方、管理者としての考え方もあるでしょうし、そういうことで、年度内ですから3月までにつくらないかんということになっていますけれども、それはそういう検討してやっていかれるんですね、つくれという総務省からの。 ○片岡武男委員長  伊藤局長。 ○伊藤医療センター事務局長  おっしゃられるとおり、改革プランというのを年度内につくる必要がございます。ですから方向性の方向が出ましたので、これを受けて、それを参考として市として具体的な方策を決定すると。それと改革プランとの整合性ですね。おっしゃられるように70%稼働とか公的負担のあり方とか、いろんなことを整理する必要がございます。その中で、今、副市長が申し上げましたような100床を維持しながら実質運用が可能かどうかもあわせて検討してまいりたいと思っております。 ○小坂副市長  維持しなきゃじゃなくて、標榜しながらですね。そういう言葉にちょっと、こんがらがってくるから。 ○伊藤医療センター事務局長  はい、副市長の言うとおりでございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  もう最後になりますが、私は地域医療というものの中に公立病院があるという考え方を持っておりまして、いずれにしても中央病院とか回生さんにはお世話にならないかんという関係にあるわけです。したがって、もうちょっと広い範囲で、ただベッド数を6割に減らす、8割にしますわということじゃなくて、亀山市民を守るための医療は何か、そのために今の公立病院のあり方、現実等踏まえた格好での市民の医療というものをどう考えていくんだというものをやっぱり考えるべきだと僕は思っています。そういう意味では、ただ医療センターだけじゃなくて、近隣の病院とか、医師会の関係はあったみたいですけれども、近隣の特に大病院ね。鈴鹿中央病院とか、あるいは回生病院との間において、四日市の医療センターも入ってもいい。そういうところにおいてこの亀山市の市民の健康を守るための医療をどうするのかというようなことで考えますと、もうちょっと広い意味での検討というものがなされるべきじゃないかということと、そういう広い意味の検討をしようと思いますと、やっぱり私は県の県政だと思うんですわ。そういう中で全体調整というものをやってもらわないと、非常にやりにくい。ただ亀山市が民間であっても、回生さん、あるいは中央病院に、鈴鹿市は公立がありませんので、四日市の市民病院とかいうような関係からいくと、この北勢地区、あるいは亀山地区の市民の健康を守るために医療のあるべき姿というものを大きくとらえて、その中で医療センターが果たすべき役割というものを方向づけていく。長いスパンでございます。私は10年ぐらいかかるだろうと言いましたけれども、専門研修制度とか、あるいは医学部の定員をふやすとかいうことを言っていますけれども、即これが実効あるものには私はならんと思うんで、医師が6名、5名になったら大変だというような答申も、それも一つの解析、方向シミュレーションかもしれませんけれども、やっぱりもうちょっと広い範囲で、もうちょっと長い目で見ていくというような感じをしておりますが、そこで聞きたいのは、県はどう言っておるんですか、県の医療という考え方は。これは県が動かんかったら市がつついたらいいと私は思っているんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ○片岡武男委員長  伊藤局長。 ○伊藤医療センター事務局長  おっしゃられるように、2次救急の地域医療は、そこらは県計画で決められるべきものと考えておりますが、県自体も、先般、公立4病院の方向性が出たように非常に厳しい報告でありますし、それが具現化されるかどうか、そんな状況の中で、先般、保健所の所長からも連絡がございましたが、県計画についても現在検討中だと。ということは、具体的なものがまだ出ていないと。そういう状況を踏まえて検討していく段階にあるというふうに私は聞いております。 ○片岡武男委員長  これに関連してあれば。  小坂副市長。 ○小坂副市長  この方向性検討委員会にも県のその医療の、いわばつかさどる部門の室長さんもこのメンバーに入っていただいておりますけれども、どちらかといえば、もう少し高齢者にもっと力を入れたようなスタンスとかいろんなものが委員会でもたくさん意見も出ましたし、高齢化が進むこの流れの中で、どちらかというと老健風に似た機能を持ってはどうかとかいろいろ議論が出ましたけれども、やはり国の動向とかいろんなことを踏まえていくと、そういった方向へ医療センター自身がそういう役割に傾いていくというのは、あるべきことではないということで強い激論があったことも事実でございます。ですので、この医療センターが創立された当時の原点にもう一度皆さんのお気持ちに戻って見るとすると、最低限、何か頼れる医療の基地のようなものがあって、そして鈴鹿とか津とかそういう2次、3次の対応ができる病院との連携を強めて、それから足元の医師会の方々とも連携を強めて、福祉施設とも連携をしていくという役割が、設立した当時はほかの民間病院と相並び立つ医療センターとして頑張ってきてもらったけれども、今は特に医師不足の中で、それを叫んでも実現ができないと、その現実に立って、少し今までの歴史を振り返って医療センターは今どこにおるんやということを、この広い地域の中でどこら辺にポジションを占めておるんだということをもっと認識しないとあかんやないかという議論もかなり激しくありまして、その報告書の後ろに漫画が一つつけてありますけど、まさにその認識のもとで再度考え直さなあかんやろうと、方法を考えなあかんやないかということに来ておるので、採算が悪いとか赤字が大きいとかどうとかというばかりで物事を考えているわけでは決してございません。ただ、せんだって、特別委員会で講師先生を呼んでお話を聞かれました。そのときに、地域医療に果たす公的な医療機関の役割というのは、いわばそろばんだけでは見えないところもありますよと、こういうお話だったと思います。そういった面から、いかに亀山市がその役割を果たしていける、しかしやはり毎年5億からの持ち出しというのは本当にそれがいいのかどうか、それもやはり、今度は税金を払う人のお立場からも検証していかないかんということで、この委員会できょう何もかもすべてをまとめてご報告できればよろしいですが、本当に力不足ですけれども、しばらくちょっとお時間をかしてください。いろんな広い方面で調整をとるところはとりたいと思いますが、どこもしかし、鈴鹿の中央病院といえ、回生病院といえ、もう医師不足であっぷあっぷしているというのは、それなりに大きい病院でもあっぷあっぷしているということも実際事実でございますので、非常に難しい今後数年間になるのではなかろうかと思っています。ですので、10年後の姿をかけと言われても、今かけません。それだけ申し上げます。ただ、その存在意義を尊重するためになりふり構わず多少の犠牲は覚悟しようじゃないかと。世論が統一できれば、それなりにあるでしょうし、いや、もうそんなのはやっぱり何も公がせんでも最低限の医療があればいいじゃないかといえば、開設者をかえてでも何とか市民のためにするという大きな選択肢も理屈の上ではあるんじゃなかろうかと。市長はそのどちらもあるというところも踏まえておかんとあかんのじゃないかなという気持ちを持っての答弁だったので、そこのところは少しご不満に思われた方もあるかもしれませんが、非常に難しいところだと思っています。以上です。 ○片岡武男委員長  病院のことについて、違う角度で何か質問のある方はお受けしたいと思います。それでなければ次に移ります。  竹井委員。 ○竹井道男委員  病院の関係は随分、2年ぐらい前から質問をさせていただいていて、要はお金の関係をずうっと追っかけさせてもらっていました。それから、内部留保もあるんで、もうちょっと投資しながらお客様の利便性を図ったらどうだというのが二、三年前からずうっとやって、そこに医師不足という大きな課題が入ってきたと思うんです。  この表を見てもよくわかりますけど、要は稼働率ががんと当然落ちますね。内科医がいないというのが大きなテーマですから、これを解決する方法はたった一つなんですよね。医者がふえればこんな議論は何もする必要がない。そのことは全国的にどこにも解決するすべがなくて、研修医制度がもうちょっと二、三年続くという当時の真次院長の話だったし、今、ふやそうとしても、これは市長答弁ですけど7年か8年かかるだろうと。要は、僕は若干水野委員とは違うんですけれども、本当に近視眼的に今考えておかないと、それが長期的にどうあれ、やっぱり4億から5億のお金をことしはつぎ込んでいる。去年が2億8,000でしたか、ちょっと減りまして2億6,000だったか。それにしても大体平均1億あるなし、調子いいときは全く投入ゼロというときもありましたけれども、お医者さんさえいれば1億かからない補助金でやっていけると。それでお医者さんがいなくなった瞬間に、ことしだと4億2,000万ぐらいでしたかね、補助金。これを3年続けると12億。学校1校建つぐらいのお金が投入してしまうと。何が言いたいかというと、内科の新規患者は診ません、若干診ていますけど、基本的には診られない。それから救急も診れない。これも消防で聞きましたけど、大体7割が回生と中央病院に運んでいるんですね。直接運ぶ。以前質問すると、いや、一回医療センターに入れてから転送するんだと。昔いろいろあって聞いたら、いやいや、一回全部入れるんですよと、心臓であれ何であれ。そこで先生が判断をして、ドクターからドクターにやって運ぶんだ、それが今は直接的に7割以上運んでいる。そうするともう亀山の医療センターが中核とか何や言いながらも、基本的に内科はほとんど、もう1年半ですからね、ほとんど開業医へ流れるか、もっと別の病院へ行く。救急なんか全部よそへ出しておるんです。そんな中で地域の医療機関というふうな議論をしても、私はつぶせという意味じゃなくて、真剣にやっぱり考えておかないと、じゃあ3年間に4億5億つぎ込んだらいいやないかと。医者が戻ればいいですよね。私はだから、従来どおりの経営をしていて3億足りないというんだったら大賛成ですよ。だって医療をしているわけですからね。診てももらえない、運んでももらえないところに3億4億の金をつぎ込んで、それが地域の医療機関だということ自体、もうちょっとこれは、これは私の、議会の意見じゃなくて個人的な、何年も病院の経営を提言してきた者にとってみると、これは本当に腹くくって早く医療センターのありようというものを決めていかないと、たまたまこれはシャープさんの効果ですよね。もし交付団体で借金にあえいでいたら、4億の金がどこから出そうかと。起債でもして埋めようかという話になるんですよね。やっぱり30億、40億という大きな税金が入ってくるから我々はのんびり議論していますけど、これは多分、シャープさんが来なくてこの議論だったら、もう大変ですよね、これね。お金がないんですから。厚生でもくれないしね、こんなお金は。そうすると3億起債しようかと、そんな話になってきて、だからやっぱり我々自身ももう一遍、提言書が6割にせえというのは民間的には当たり前ですわね。何でかというと、報告書の医師と看護師と技術職と事務職を見ると、医師以外は減っていないんですよね、水野委員がおっしゃるように。100床をキープするにはこれだけの人が要るんですね。稼働は四十二、三まで落ち込んでいるわけだから、本来、普通の病院でしたら、ベッドのないところだったらもうこれは、ちょっとすみませんけど、いっとき、首にはできないにしても、やっぱり100というおもしがある以上、これはカットできない。これは決算に聞かせてもらおうと思う、どれぐらいお金が要るのか。ですから、何もサービスの提供のないところにお金をどれだけつぎ込むんだというぐらいの発想を持ってこの数年の中の乗り切りを考えていかないと、やっぱり相当、これは市民の命を守るお金じゃなくて、申しわけないけど、100床をキープするためのお金ですよね、ある意味ではね。市民の命を守っていない、内科系はね。7割は搬送しているんだから。そこはもう一遍きっちり受けとめながら、やっぱり僕は報告書の提言というのはある意味当たっているんじゃないかなと思うんです。ただ、透析とか、やっぱり1次救急、最初に救急車が入る場所としての安心感というものはやっぱり確保してもらわないと、今の夜間診療だって診ないんですからね、先生は。一切診ない、内科系はね。医師会の有志の方からすれば診ないわけですので、基本的には。やっぱりそこのところは、救急車を運用する側でも、やっぱり診てからドクターがドクターで大きいところへ連絡してほしいというのが随分ありましたもの。その辺も含めて、やっぱり特化するところは特化して、今切るところは切るぐらいの発想を持っていないと、4億5億の金をずうっと投入していって、それこそ3年たったら、本当に学校1校建つぐらいのお金を。それとか実質赤字比率なんて関係ないですもんね、ここは。これがもし赤字で計上していたら、もう既に十何億赤字ですよ、累積が。多分これ20億近いですよ、累積赤字が。全部補助金で消しているからわからない、私たちは。この問題も含めて、やっぱり長期的な視点よりも、まずこの税金投入と市民の安全というところをきちっと考えて、特化すべきものは特化して、それに適切なお金を投入するというのが一番市民に理解を得られるのではないかというふうに私は思っています。これはもう多分12月のこの議論は、市長さんは12月ぐらいまでには方向性を出すとおっしゃって、議会も多分二分しながら、賛否分かれるような議論に私はなると思うんですけど、この報告書を見る限りでは、やっぱりこれは経営的には、切るところは切って、残すところは残して、あとは地域との関係づくりですよね、一番重要な。もともと検査体制は、亀山の開業医から検査を受けて、そこで2次医療というのが当初の開所目的でしょう。それが1次医療が下がってきていて、もともと1次じゃなかったはずだから、それを地域の方が来られるので1次でオープンしちゃった。だからもうけるようになってきた。当初の目的は2次医療だったはずですから、そこのところをもう一遍地域の医師会あたりを含めて、そこのところで機能を確保していく。要はお客様を受け取るという形で私は考えてもいいのではないかなと、そんなふうに感想を持っています。これは今の議論ではなくて、多分12月、市長さんが方向性を出されて、そのときにはやっぱり議会の中のいろんな議論になってくると。ですから、この数字を見ても、当面4億5億の赤字をどうするんだという議論がここにはどこにも書いていないけれども、私は絶対そこは今後浮き彫りになってくるのではないか。要するにサービスと投資の関係ですね。私はバランスがとれていないというふうに思っていますので、これはコメントを求めても返ってくるものではないんですけど、一つの意見として申し述べさせてほしいというふうに思います。 ○片岡武男委員長  小坂副市長。 ○小坂副市長  ありがとうございます。  この研究所の方のレポートにあるとおり、このままでは管理不能と、この言葉は非常に、めちゃくちゃ、重たいというどころじゃない、ともかくとんでもないことだということを、そういう言葉であらわしておるんじゃないかと、そういうふうに受けとめています。 ○片岡武男委員長  鈴木委員。 ○鈴木達夫委員  ちょっと意見だけ言わせてください。  私もこの答申を見させていただいて、今、竹井委員がおっしゃるように、やはりこれからの医療センターは、老健、あるいは特養型にある程度特化するのかなと。あるいは在宅サービス、在宅介護とか、あるいは在宅看護とか、そちらに視点をやっていく施設にひょっとしたらなるのかなという雰囲気を私は持ちました。  私は、ここの報告書の書き込みにもありますように、亀山市民でも、今、要介護3以上の方が140人、150人もまだ待機されている状態とか、あるいは鈴鹿と亀山の広域連合で介護事業に係る事業が110億を超えているわけですね。今、副市長さんがおっしゃる中では、委員の中ではあんまり安易に、そういう、一般の病院機能をなくして老健とかそういうのに走るのはいかがなものかというご意見もあったということなんですけれども、私は今の時代、これだけの需要があるものを、仮にそういう形で特化しても、地域の方、あるいは市民の方々は立派な病院として認めていただけるような気がします。その意味では、例えば救急の場合、2次、3次も含めて、隣の鈴鹿市さんにお世話になりながらも、亀山市はそういう部分を担うんだということでしっかり位置づけをして、ほかの市からも受け入れられるような病院をつくっても、私は個人的にはこれは立派な病院機能と。いわゆる地域医療の中できっちり中核をなす施設であるというような感想を持ちました。以上です。 ○片岡武男委員長  小坂副市長。 ○小坂副市長  訪問介護のような機能がもっと、特に鈴亀では少し少ないなとか、いろんな話も出ました。しかし、そういう老健センター風にいくということは、国家的な方針とかいろんなことを、少なくとも今の国家的な方針からいくと、公立病院としては、やっぱりこれはある部分、民の力も使っていくべきなんで、そこにあんまり傾斜していくということは、実態として入院患者は高齢者の人が多いんです。でも、そうだという標榜の方向へ行くということについては、強い別の逆風なり、それを許さないという流れもあるということだけは委員会として議論がされたということをご報告しておりますので、こうあるべきだという議論はまた別途の場でお願いをいたしたいと、そういうふうに思います。 ○片岡武男委員長  ほかになければ、ほかの問題に移っていただいて結構です。  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  資料2の保健福祉部の成果報告書について、2点、保育所のことについてと介護予防事業についてお伺いします。  保育所の延長保育について、5ヵ所、目標値にして4ヵ所ということなんですけれども、延長保育というのは夜の7時半までですよね。通常保育は6時半までですね。1時間しか違わないなという感じがするんですけれども、その1時間違うだけでも全園に延長保育をすることができないのかな。これを、伸びていない状況にある、どこに延長をお願いしたい方がいるか、延長保育のところだけに仕事が遅い方が見えるわけではないので、これは将来的には広げていくという反省や改善点ということは、そういう検討はなかったのかなという点を1点と、休日保育というのは、これは土曜日のことも休日に入っているんですか。休日は平常保育ですかね。土曜日が昼までしか見てもらえないというようなことをよくお母さん方から聞くんですけれども、ここら辺もやっぱり、土曜日半ドンという意識はもうないで、もしまだそのままであるんならば、そこら辺も広げていただくようなところがないのかなと思ったことと、介護予防の、この前一般質問でも森さんが言われていましたけれども、特定高齢者の介護予防の参加者が少ない。広域連合でもその問題は出ていて、どうしてだろうかという議論もあったんですけれども、聞くと、特定高齢者という介護のぎりぎりのところの方については少ないんだけれども、そうじゃない、お元気な、どなたでもどうぞという講座に対してはたくさんの参加があるという、そういう報告だったんですね、広域では。そうすると、やっぱりその介護ぎりぎりの方に限定される、そこに行けない問題点というか、そういうのがあるのではないかなということも考えられるし、その特定高齢者の方のニーズに合った講座なのかなと。これは国が決めているので勝手なことを主要なところでできませんけれども、そこにつなげていくようなメニューの工夫みたいなところもあわせて検討いただくということはどうかなと思って質問させてもらいましたけど。 ○片岡武男委員長  福沢委員、答弁に困るんで、一つずつやってくれる、これから。 ○福沢美由紀委員  すみません。 ○片岡武男委員長  岩﨑室長。 ○岩﨑地域福祉室長  まず延長保育でございます。実態として4ヵ所現在ございまして、21人のお子さんが通園をされているという報告をさせていただいたところなんです。平成19年度の実績といたしまして、和田保育園、関保育園で1名ずつの30日と36日の利用でございました。さらに民間の保育所でございますとルンビニ園と亀山愛児園でございますが、ここでも1人から2名、多くて3名というふうな1日の利用ということでございまして、非常に、先ほど先生がおっしゃいましたけれども、利用される方、声はあるわけですけれども、全園に延長保育をするまでの需要が今のところ少しないんではないかと。もう一つは職員の関係もございますけれども、いずれにしても、延長保育につきましては拠点園を決めながら運営をさせていただきたいなというふうに現在思っているところでございます。  また、休日保育の件でございます。これにつきましては、現在、亀山市では対応させていただいておりませんけれども、土曜日につきましては、条例で開所時間ということで土曜日は昼までということになっておりまして、土曜日は半日しかやっていません。これにつきましても、休日保育という中で、保育事業の検討の中で一遍議論をさせていただきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ○片岡武男委員長  田中室長。 ○田中高齢・障害支援室長  特定高齢者の関係でご質問いただきましたけれども、この特定高齢者というのが介護予防事業に、この事業につきましては広域連合の方から委託を受けて実施しておるところでございます。限定といいますのは、この介護予防をしないと将来要支援、あるいは要介護の状態になるようなおそれのある方、そういう方を特定高齢者というふうな位置づけをしておりますけれども、そういった方に少しでもそういう状態にならないようにというふうな形の中で介護予防を進めていこうということが介護保険事業の中の一つとして位置づけされておるということでございまして、委員さんもご存じだと思いますが、25項目の生活機能評価のチェックを行いまして、それでその項目に該当する方を医師によって選定していただくというふうな形になっております。その医師に選定していただいた方、そういう方に対して介護予防事業につなげていくというふうな形で事業を実施しておるところなんですけれども、なかなか、委員さんもおっしゃってみえたように教室に参加していただくのが少ないというふうなこともございまして、なかなか本人さんにとっては、今現在健康なのに、何で介護予防事業をせんならんのかなというふうな本人さんの意識もございましょうし、なかなか教室につなげるのが難しい。個人あてに通知も出させていただき、それで電話もさせていただいて、教室への呼びかけ、そういうようなものを行っておりますけれども、難しいというふうなところでございます。これはあくまでも広域の方の事業としての委託事業という形の中で実施をしております。  それと、このメニューですが、今現在、生活機能評価で特定高齢者という形で選定された方、そういった方に口腔機能、運動機能、それからもう一つ栄養、この三つの教室というふうな形で決まっております。そのそれぞれの生活機能に合った形の中でそれぞれお医者さんが判断して、おたくは運動機能が少し低下だから運動機能のそういう教室に行きなさいよとか、そういうふうな形で選定をしていただくというふうな形になっておりますので、今のところメニューの検討というのは、これからまたどういう形で変わってくるかわかりませんけれども、介護予防につなげるようなそういうふうなメニューがふえる可能性はあるかもわかりませんけれども、今のところはこの三つの教室というふうな形でございます。 ○片岡武男委員長  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  介護予防に関しては、そうやって特定高齢者の利用が少ないにもかかわらず、広域連合ではまた予算を前年度よりふやして、やっぱり必要性はあるということを言われていましたので、それで今までと一緒のような取り組みをしていましても、また不用がふえるということになっては困りますし、要するにそれが皆さんの健康維持にならないということになってきますので、その口腔機能が落ちますと一体どういうことを心配しているからこういうことをやっているんだということがおわかりになっていないという結果が参加していただけない、例えばそういうことなんであるならば、この必要性を理解してもらっていない、自分とのニーズに合致していないと思っていらっしゃるということでしたら、その必要性が理解されるような何か一つ策を打たないことには、ありますよということだけを周知していても、なかなかふえないのではないかと思うんですね。今、特定高齢者に限らない講座だとたくさんいらっしゃるということが、亀山市もそうなのかどうなのか私はわかりませんけれども、もしそうであるならば、将来に向けてそういう中で、結局この三つの、高齢を乗り切るためにとても大事なポイントだということでこの三つが選ばれていると思うんですけれども、これについて本当に理解していただけるような教育が自然に皆さんに浸透するようなことというのは考えていただかなくちゃいけないなと思いました。今後検討の中でそれも含めて、大きく決まっているメニューを変えなさいとかそういうことじゃなくて、これが理解されるようなためにはやっぱり一工夫が要るんではないかなということを思います。せっかく予算がたくさんもらえていますので、ぜひたくさんの方に使っていただけるような何か工夫が要るかなと思いました。 ○片岡武男委員長  田中室長。 ○田中高齢・障害支援室長  確かに、そういう理解をしていただくというのが大切なことだというふうに思っております。それで、これはなかなか私どもも説明しても理解も難しいというふうなこともあって、医師会の先生にもことし特にお願いした中で、こういう事業にぜひとも参加してくださいよというふうな形で検診時に、選定された方についてはひとつ先生の方から声かけをしていただきたいというふうな形で医師会の方にもお願いをしているところでございます。  それと、介護予防事業で今回補正を上げさせていただきましたが、地域に出向いた中でそういった予防事業についてもう少し啓発をしていきたいというふうな形の中で、地域に出向いていきたいなと。すべての地域を回るわけにもいきませんので、ある程度特定された区域になるかもわかりませんけれども、そういう地域の方へ出向いた中で、予防事業の大切さというものを知っていただくために、いろいろ講座なり、そういうようなものでしていきたいというふうな形で思っております。 ○片岡武男委員長  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  ありがとうございます。  それで保育園のことですけれども、想定内のご答弁ですけれども、例えば延長保育でしたら、私は旧亀山市だと和田保育園かなと思っているんですけれども、和田保育園の近くの人、あるいは和田保育園に通う人だけがそのサービスを受けられるということですよね。よその保育園に行っている人が延長のときだけそこへ行くとか、それでも連れていく人もおりませんわね。この1名しかいない、2名しかいないというのは、そこに見える延長保育をやっている保育園だから1名、2名ですので、全体としてはどうか、まだそれは傾向は把握しておいででないんじゃないかなと思うので、広げていくということをどこかで視野に入れて、ニーズがあるかどうかの調査もしていただいて考えていただきたいなと思います。 ○片岡武男委員長  要望ですので、よろしく。  ほかに。                 (発言する者なし) ○片岡武男委員長  なければ10分間します。                午後2時59分  休 憩                午後3時10分  再 開 ○片岡武男委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  提出資料について、何か確認とか意見があればお伺いしてください。                 (発言する者あり) ○片岡武男委員長  8番目以降について今から質問していただきまして、その後、教育委員会に対する一般質問も入りたいと思いますので、そのようによろしくお願いします。  8番目以降について、委員の方、質問があれば。  竹井委員。 ○竹井道男委員  亀中の関係で、前回の協議会のときもちょっといろいろ言わせてもらって、関中と亀中の違いですよね。コンセプトの違いということを言っているんですけど、教育長の説明でも関中はエコスクールということで木造になってきたと。でも、あとのコンセプトは多分、文科省が言うフリースペースでしたか、柔軟な教室づくりということでも似たような構造になっているんですけど、私が執拗にこだわっているのは、木造というところに特化するような建築の仕方と、亀中はそんなところは一切触れずに、何かお城との雰囲気というふうになってしまうと。昔の明倫舎でしたね、基本コンセプトの中に重要な学校像として亀山藩校を置くと。そうすると、同じ亀山市なのに、同じような伝建地区であったり、城址というか亀山城の中心的なところにある中学校なのに、なぜ木造と、これは№4の会社は木造を引っ張ってきたけど、これは特定されていないんですね、木造にしなさいとは書いていないから、RCと木材とが混在しているんですけど、何か、私は木造にしてくれという意味じゃなくて、何で関中だけは木造でこだわり、亀中は自由に考えてとおっしゃった。関だって別に自由に考えた中に木造があってもよかったのではないか。要するに、学校の建物にそうこだわる時期なのかなと。学校がその地域のシンボルであったり、まちのシンボルということよりも、学校の中で学ぶ子供を軸に考えれば、そう外観にこだわるものでもなくて、そういう雰囲気とかセンスがあればいい話で、中のしつらえの方がもっと、特に中はいろいろ配慮されて、生活しやすいというか、教育しやすい環境づくりに中はなっていると。なぜそこに外観とか構造までこだわったもので、悪いけれどもエコという言葉まで使って関は木造。亀山はエコがなくなっちゃったんですね。エコスクールじゃないんです。そのスクールの説明はどこもないんですけど、なぜこの直近で二つ学校を建てかえるのに、それだけコンセプトが変わってくるのか。それが不思議でしようがないんです。同じ亀山の中学校をつくるのに、なぜそこまで大きくコンセプトが変わってくるのか。学びやすい環境であればいいわけだから、これも地域に調和した景観というのが一項入っています。そういうところを含めて、もう一度見解をお聞きしたいと。そうしないと、同時に建ち上がって同時に完成をするわけなんで、木造にこだわる市民はそう多くないと思うんですけど、景観だけ見れば似たようなものになるわけだから、ただちょっと異質かなというか、黙っていて結果木造であればよかったのが、あえて木造と指定した。こっちはあえて指定していない。少ししつこいけど、これはこの前の協議会でもちょっと確認させてもらいました。もう一度、きちっとした案が出てまいりましたので、なぜそれだけコンセプトが違うのか教えてほしいと思います。 ○片岡武男委員長  端的に答弁願います。  広森室長。 ○広森教育総務室長  関中のときの基本コンセプトという中で、検討委員会の議論の中では既に報告書の方をお示しさせていただいておりますけれども、木のぬくもりを感じることができるというような形の基本コンセプトとして、これは検討委員会の中での議論でそういった形で出てきたわけです。ですので、あくまでも構造自体は指定は当然しておりませんけれども、木材を積極的に活用して、木の香る快適な学習環境を整備するという中の基本コンセプトが出てきたわけなんですけれども、亀中につきましては、まず第1棟のみの改築ということでございますので、当然、仕様書の中というか、これからの学校建築の中で木を使うということについては、それはずうっと含めて、西小もそうですけれども、今後も含めて木を使っていくということについては変わりはないというふうに思っております。ただ、亀中の場合には第1棟だけの改築ですし、既存の校舎、2棟、3棟、4棟含めて、木造ですと当然2階までしか無理かなというふうに思います。関のときも、一応コンセプトの中で2階から3階の低層ということでございましたので、指定としては木造という指定はしてございません。3階ですと絶対それは無理だろうというふうな思いがありましたので、あくまでも既存の中、敷地の中で考えていただく中で、木造は2階であれば何とか可能だと思いますけど、3階になればちょっと難しいのかなというような思いをしておりました。これは基本コンセプトの中で木のぬくもりを感じる校舎がいいよねというふうに出てきたわけなんですけれども、亀中はそれまでの基本コンセプトが出ている議論の中で、本当に今、教室がまず足らないと。教室が足らないので、教室の足らない分をどうしても補完することが必要ですので、建築面積としては2,300ということで、どうしても必要な分だけしか確保ができないんですけれども、その中で、本当に少ない敷地の中で足らない分の教室を何とか確保するというような形の議論が大半を占めておりまして、もちろん全体的な流れというのは、やっぱり木材を使うということについては、特に県産材の活用なんていうのは当然仕様書の中にも入れていくべきものですのでなってはおるんですけれども、亀中の場合には少ない敷地の中でどうしても必要な教室と、もう一つ、図書室を何としても、一つの希望みたいなもので、ほかに何もあそこの敷地の中で入れていくものというのはなかなかなくて、図書室だけ何とか入れていったらいいなあというような中で考えておりましたし、将来の改築計画の中で、もし1棟が、そういった議論もなかったんですけど、1棟が木造で、じゃあ次の2棟、3棟はどうなるかねという、その連続性というような形の中では非常に、そういった議論も起こらなかったというところが現実でございます。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  あんまり長くしゃべるなという雰囲気なんで。  関中のこの報告書には、木材を積極的に活用し、木の香る快適な学習環境を整備すると。今おっしゃったように。で、亀中には何も書いていない。ですから私が言うのは、同じ時期に二つつくるんであれば、同じことを書いておいてもいいもいいんじゃないかと。だって、木の持つ効果によって子供たちの教育環境がよくなるということであれば、特段、木造を指定していないというんであれば、同じことが何でないんだと。じゃあ亀中に学ぶ子と関中に学ぶ子で、コンセプトをつくる委員会で違う見解を出せば、そこはやっぱりおのずと教育委員会側はきちっと整理して、それを共通する課題や共通する目的を入れるべきではないのかという意見なんです。だからそれぞれにそれぞれの学校をつくっているという思いかもしれませんけど、亀山の学校をつくっているんですよね。亀中と関中をつくったわけじゃない。三つしかない中学校の二つが改築になると。何かそこのところのコンセプトは丁寧にきちっとして、たまたま結果木造になった、たまたまRCだけれども中は木の香るものに、だからそこは一歩置いておいてもいいんじゃないですかと。木の香るものというのがもし教育環境に十分な効果があるのであれば、ここも西小もそうなっていると思いますけど、これからの中学校をつくる上で、木のぬくもりや木の持つ効果というものがすごく環境にいいんだということであれば、なぜそこは共通したコンセプトや普遍的なテーマにならないんだと。何で抜いちゃうんですかということなんです。だからそれが直近してつくる学校の問題ですので、やっぱり両方を見ると、何か、最初に木造ありきみたいに見えたり、例えば木材に関する委員というのもおるんですよね、関中に。亀中は何でその方がこっちに入っていないんだと。関の問題じゃないですよね。亀山市の学校をつくる話だから。そこのところを、やっぱり直近の委員会を構成するに当たっても、木材のぬくもりが要るのであれば、同じ委員をもう一個に入れればいい話で、それに関する専門家としてね。そこが何か、恣意的と言うとしかられるかもしれないけれども、どうもそういうふうに見えてしまうんで、やっぱりそこはもうちょっと丁寧に計画条件に具備すべきでなかったのかということを言いたいだけなんです。そうしないと変なずれが出てくる。関はほとんどあれで終わりだとおっしゃるけれども、見るとそう思いませんよね。だって、亀中は次も次も将来建てかえていくわけだから。やっぱり一番重要な基本となる建物ですからね、そこは。そこをきちっと押さえる。外観に奇をてらう必要はないと。中で生きる子供たちの環境づくりだというふうに私は思いましたので、ちょっとこの質問をさせてもらいました。やっぱりちょっと今でもそこは不満なところです。なぜ、木の香る快適な学習環境を整備するというふうに亀中にないんだろうかと。要らないということですよね、書いていないんだから。それなのに、聞くと、いやいや、中でちゃんとやっているよとおっしゃったのは、私はおかしいと思う。それはやっぱり教育委員会がもうちょっと丁寧にそこは、最低具備する要件としては、学校の中に、これが要件なんだというふうに私はされるべきではなかったのか、そういう考え方を持っておるんですが、その辺はどうですか。 ○片岡武男委員長  伊東教育長。 ○伊東教育長  校舎改築に当たりましては、亀山市の学校教育ビジョン、三つ目の目標の3番目に、多くの人が利用しやすい学校施設の整備、安全で安心できる学校施設づくり、学ぶ意欲がわき出る学校づくり、充実した環境づくりと、この基本コンセプトで関中学校も亀山中学校も改築いたしておりまして、たまたま検討委員会の中で関中学校の場合は木のぬくもりを感じる校舎を、できたら関の町並みに合った環境で、そして快適な校舎づくりを考えてほしいという意見が多くございました。亀山中学校につきましては、先ほど広森室長が申し上げましたように、狭隘な敷地の中で改築をするわけでございますので、あまりこうしてほしいというのは、図書館をぜひ第1棟に施設として整備して子供の読書活動を活発にさせたいというご意見と、学びというふうな観点でのご意見が多かったようでございます。ただ、今は校舎改築に当たりましては、小学校、中学校を問わず全国的にも環境に配慮したということがキーワードになっておりますので、亀山中学校の場合も木をふんだんに使った環境に配慮した校舎改築を進めていきたいと考えております。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  いろいろ意見の違いがあるんでこれ以上言う気はありませんけど、ただ、本当に言いたいのは、直近でつくる学校で亀山の市内の三つあるうちの二つになると。そこでそういう木のぬくもりということが非常に教育環境に重要ということであれば、それは委員が言わなくても、やっぱり私はプロポーザルの中の重要なテーマとして両方に明記すべきではなかったのか。そうしないと、その違いは何なのと聞かれたときに、私たちも、いやいや、検討委員会さんが勝手に検討されたんでしょうと言うわけにはならんじゃないですか。お金をみんなが出している税金からつくるわけだから、やっぱりみんなが、そうやな、そうやねと思うようなきちっとしたものをつくっていかないと、じゃあ中部中をつくるときには違うコンセプトでつくりますかということになりますよね。あそこは歴史的に何もないわけだから、何をじゃあやると言われても非常に難しいですね。そういうところほど例えば木のぬくもりでやろうかなんて話はよくわかるんですけど、やっぱりそういう今後の学校をいろいろ改築するにしても、一つずつよくなっていく、そのためのベースづくりのことを執拗に言っておりますので、これはこれでもうでき上がっていくわけですからこれ以上言いませんけど、後々、市民の中から声が出たときに、その辺の説明も含めて、我々も答えなきゃいけませんので、そういう意味で言わせてもらったんです。もうこれで終わります。 ○片岡武男委員長  伊東教育長。 ○伊東教育長  竹井委員さんのご提案といいますかご意見はよくわかりましたので、今後の校舎改築に生かしていきたいと考えております。 ○片岡武男委員長  ほかに。亀中、関中がなければ、ほかのことでも結構です。  森委員。 ○森美和子副委員長  今、教育長が図書館のことをおっしゃったんですけど、亀中に関しては図書館を真ん中に持ってきた中で図面が起こされていますけど、関中の図書館というのはどういうふうになっているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○片岡武男委員長  広森室長。 ○広森教育総務室長  今、資料の中の平面計画案を多分見ていただいているのかなと思います。一番新しいのが、「次回関中打合せ資料」と書いてある中の平面計画案、ページ数が書いてございませんので申しわけないんですが、1階ということで、その中でメディアセンターという部分がございますが、そちらが図書室になります。今、このメディアセンターのはたに多目的ホール、多目的ホールはこの中でも報告させていただいておりますけれども、お昼の昼食のランチルームとして使うだけでは非常にもったいないというか、より有効な活用をしていただきたいということで、図書館に隣接して、例えば調べ学習とかいうのもできますし、そちらの方で本を読んだりすることもできますし、それとここの今話し合っているのは、普通、ランチルームですと固定式の机・いすになるんですけれども、可動式の机・いすにして、すべてをどけてこちらの方で、例えばコンサートをしたりとか、地域の方に使っていただいたりしたらどうかというような話もさせていただいておりますので、図書館と、それとパソコン室も下に持ってくることによって、より有効になるんではないかなという話を今はさせていただいております。ただ、これはまだ次回の打ち合わせ資料ですので、どんな意見が出るかはちょっとわからないんですけれど。 ○片岡武男委員長  ほかに。教育委員会の関係、もうよろしいですか。  なければ教育委員会関係の一般質問にまず先に入ります。教育委員会関係で一般質問があればお受けいたします。  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  図書館についてお伺いしたいんですけれども、最近、図書館について署名や要望があったということを聞いたんですけれども、具体的にどのような要望が市民から上がっていたのか聞かせてください。 ○片岡武男委員長  安藤図書館長。 ○安藤図書館長  嘆願書と要望書と出てきました。  嘆願書につきましては4点ほどありまして、まず一つ目が、子供優先時間の設定をしてください。それから二つ目が、児童室の入り口を扉やゲートで仕切り、防音をできる環境にしてください。それから3点目が児童室でのプレールームの必要性ということと、4点目が図書館の改築・移転の際は防音可能な児童室・託児所を設置する等、親子に優しい図書館になることを望みますと。これが嘆願書です。  要望書につきましては11点ほどありまして、一つは、図書館の職員に司書は何名見えますか。また、館長は有資格者ですか。二つ目が、館長は今回の件に対して何か問題点を出し解決への目標を上げ実行されたことはありますか。館長のとられた態度にはご自分でどのような評価をしていますか。3点目ですが、「私にも立場がある」と言われましたが、大人の利用者からの苦情が多いことに対し、子供をしかる以外に何か対策を考えられましたか。4点目ですが、市民の声はろくに検討されず、数人の職員で話し合い、没にされているのですか。5点目が、ベビーカーが2台設置されましたが、その他のサービスについて教えてください。6点目ですが、図書館バスの廃止はどうしてされたのですか。廃止後の子供向けのサービスの向上には何がなされましたか。今後、図書館バスの運行予定はないのでしょうか。7点目ですが、企画室を有効利用できませんか。催し物がない場合はどのように利用されているのか教えてください。8点目、事前に買いたい本を選んでおき、用紙に記入して、職員に探してもらうことは可能でしょうか。9点目ですが、関の図書館が閉館になるという話を署名していただいた方から聞きましたが本当ですか。もしそうなら、亀山図書館の利用者もふえ、苦情も多くなりそうですが、何か対策はあるのでしょうか。10番目ですが、週に一度でも児童室に保育士を呼べないでしょうか。11点目ですが、本が探しにくいという声がありますが、他の図書館とは区別が違うのですか。  以上、この嘆願書が4点の質問と、それから要望書の11点が提出されました。以上です。
    片岡武男委員長  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  亀山市の図書館は、確認ですけれども、こういう乳児さん、幼児さん、小さなお子さんも本に触れてほしいというスタンスでやっておられる、そういうお子さんを連れたお母さんもぜひ来てほしいというスタンスでやっておられるということは、そうですかということをまず確認しておきたいと思います。 ○片岡武男委員長  安藤図書館長。 ○安藤図書館長  図書館については、当然、市民の方が利用していただくことになっておりますので、幼児から大人の方々まですべての方が利用していただきたいというふうに考えております。 ○片岡武男委員長  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  ちょっと要望の部分について余りにも具体的細か過ぎて、皆さん共通にわかりにくいところですけど、最初の4点ですか、嘆願書、それについては比較的わかりやすい話だったんですけれども、その嘆願書についてお伺いしますけれども、そこを含めて、小さいお子さんにも本に親しんでいただくためということで、どういうふうにされるかということです。具体的な計画とかありましたら聞かせてください。 ○片岡武男委員長  安藤図書館長。 ○安藤図書館長  まず第1点目の子供優先時間の設定というふうなことでございますけれども、市民の方については生活習慣がさまざまな中で、個々が利用したい時間帯を利用するために開館時間も延長しておるところでございます。その中で子供優先時間を設定すれば、その時間帯は騒いでよいものか、また子供連れの方は設定時間のみしか利用できないと。他の利用者は無視してもよいのかという問題が想定されます。図書館としましては、午後からは職員を配置しまして、子供が他の利用者の迷惑にならないように配慮したいというふうには考えております。  それから二つ目の、児童室の入り口を扉やゲートで仕切り、防音をできる環境にというふうな嘆願書の内容でございますけれども、これについては、図書館の学習室、展示室は個室と。それから閲覧室、児童室及び開架書庫でワンルームというふうなことになっております。当然、児童室の方が騒がしいと閲覧室で調べ物をしている人については、また書架で本を選んでいる人については迷惑をかけるというふうな状態でございます。児童室から出てこないように入り口に扉をつけるとかゲートをつけるかというふうなことも内部で検討したわけでございますけれども、地震等の災害が生じた場合、父兄がそばにいないとパニック状態になるというふうなことで、即避難できない状態のため、ドアはどうかなというふうなことを考えております。それでゲートで一角を仕切り、その空間を設置できるかなというふうに思っておりますけれども、現在そこについては、児童室の場合ですけれども、書架と、机が2脚、いすが6脚あります。これはほとんど小学生の方が本を探したりそこで本を読んだりするスペースでございますけど、かなりこれは防犯カメラで見ておりますと利用がございます。なくすのであれば、スペースをつくるのであれば、それをなくしてスペースを確保するという方法がございます。これについては図書館一存でもいきませんので、図書館運営委員会というのがございますので、その中で一遍検討していきたいというふうに考えております。  それから防音の設置についてでございますけれども、本来、図書館というところは静かにしていただくところということでございますので、防音装置の設置は必要ないというふうに考えております。  それから3点目ですけれども、児童室でのプレールームの必要性ということでございますけれども、先ほども申しましたように、児童室の方は書架と、今言った学習机というか本を読むところしかございませんので、プレールームというのはちょっと、今も言いましたように、つくるべきかどうかは図書館運営委員会の方で検討していただくというふうに思っております。  それから、図書館の改築・移転の際は防音可能な児童室・託児所を設置する等、親子に優しい図書館になることを望みますというふうなことでございますけれども、図書館というところは防音しなければならないほど騒ぐところではないというふうに思っておりますので、今後改築・新設する場合についても防音することは必要はないというふうに思っております。以上でございます。 ○片岡武男委員長  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  図書館と本屋さんの違いというのは、私は、この本が欲しいと思って買いに行くんだったらそれは本屋さんでもいいんですけれども、やっぱりそこに居続けることによっていろんな自分が思っていない本と出会ったり、いろんな人と出会ったりする中で、小さな子が本と親しんでいくというすごく大事な部屋であると思います。  私は亀山市の図書館の児童室は、最初からずうっと靴を脱がなくちゃいけないのは大変なんですけど、児童室に入ってしまいますと靴を脱いでくつろいだスペースで本が読めて、とても落ちついて本が読める空間で、非常に私も子供が小さいときからずうっと行っていて、いやすかったなと思っていますし、ベビーカーが置かれたときに、私も小さいころベビーカーを押して、でもこれ土足で入るのと一緒やなと思って、輪っかをおしりふきのあんなんでふいたりして中に入るのがいいのかどうするのかなと悩んで使っていたので、そこら辺の悩みはわかってくださった人がいたんだなと思って、言ったことが少しずつ改善されていることはすごく評価しています。ただ、一つ一つは市民の方の一つの提案であって、要は、小さなお子さんがここの図書館で本に親しめればいいわけなのであって、そこに向かって何ができるかなという工夫は、そこの4点に別に限らずとも、いろんなことができると思うんです。私もいろんな図書館に行きますけれども、やっぱり三つ以上になると、ちょっと静かにしようねというお約束ができるんですけれども、一つ、二つの子にはちょっとお約束というのはできない年ですよね。そういうときに、やっぱりその一つ、二つの子にふさわしい本をぱっと出していただいたり、パズルが置いてあったり何かしてあったりして、そういうのですっと子供の気を上手に司書さんに引いてもらったりして助けてもらった覚えがあります。そういうことはそんなにお金をかけなくても、小さなお子さんがここで楽しくおってもらえるように配慮しようということで、できることはたくさんあると思うんです。ですから、レイアウトでもそうですし、そういうスタッフのかかわり、やっぱり赤ちゃんをだっこしたままの方だったら少し助けてあげられることがあったり、基本的なことですけどやっぱり児童書専門の司書さんというのが育てていただくということが私はお願いしたいなと思っているんですけれども、プレールームというのはなじまないというあれもありますけれども、全国には、木のおもちゃですとか絵画ですとか、そういうものを貸し出ししている図書館もありますので、いろんなことを考えて、本当にたった一つ、関図書館と亀山図書館、これだけで本当に移動図書館もなければ、あとの分館もないので、ここで小さなお子さんを育てていけるような、本に親しんでいけるような工夫をぜひこの機会にやっていただきたいと思います。 ○片岡武男委員長  安藤図書館長。 ○安藤図書館長  限られた予算ではございますけれども、亀山の市立図書館につきましては児童書は特に充実しておるように思っております。また近隣の図書館の方についても、最近、児童書についてかなり充実してきておるというふうなことで、なければ向こうの方からお借りすることもできます。特にそれ以外の児童の件につきましてですけれども、例えばイベントについても、特に夏休みの期間中については子供中心にしたイベントを企画しまして、以前よりはたくさん来ていただいておるというふうに自負しております。以上です。 ○片岡武男委員長  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  評価はしているんですけれども、そういう何か子供さんたちのためにできることを本当に、お金がかかるからできないという部分もあると思うんですけれども、かからずともできることがたくさんあると思うので、ぜひまたスタッフでお話しになって、一つでも二つでも前へ進めていただきたいなと思います。 ○片岡武男委員長  ほかに。その資料の中でも何でも結構です。一般質問としてでも。  竹井委員。 ○竹井道男委員  今回、教育ビジョンとか、福祉も実績が出ているんですけど、できれば書式をきちっとある程度整えてもらうと助かるなと。特に教育委員会なんか担当室が熱心につくられたせいもあって、それぞれ書式が違うんで、できれば同じような書式でご報告願えると非常にありがたいなと。これはこれからまた毎年出ると思いますので、ぜひお願いをしたい。  それと、教育ビジョンの進捗の中で、私はこれを一般質問で学校と地域の連携づくりということで質問させてもらって、居場所づくりの問題を質問させていただきました。ただ、19年度の進捗状況で一切記載がないということになっているんですが、全く動きがなかったのかどうか、まずこれを教えてほしい。 ○片岡武男委員長  服部室長。 ○服部生涯学習室長  教育委員会の居場所づくりにつきましては、生涯学習計画の19年度実績を掲載させていただいております。1ページの下から二つ目なんですが、放課後子ども教室として川崎地区と関、加太地区、3校区で実施をしていただいているということであります。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  教育ビジョンに大きなテーマで載って生涯学習となっていますけど、教育ビジョンに教育関係の整備の中でこれが載っていて、二つ書いてありますよね。居場所と学童保育との充実を図ると。これはまたそこから抜き出して生涯学習となっているけれども、なければいいんです。19年度はこの居場所づくりだけで終わったのかということで確認させてもらいます。 ○片岡武男委員長  井上室長。 ○井上学校教育室長  学校教育に関しましては、授業として展開をしたというようなことでご報告申し上げることはないわけでありますけれども、日常の教育課程の中で、教育資源との出会いを含めて進めてきておると。人、自然、歴史等々を教育活動の中に取り入れる、あるいは学校から出向くというあたりでの連携づくりには着実に進めてきたところであります。それは進捗状況のところでも申し上げましたが、特色ある学校づくりの報告書、今、私が手元に持っておりませんけれども、そこに記載をしておるところであります。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  実績としては確認させてもらいました。  言いたかったのは、学校の中に地域の方が入ってきたり、勉強の先生をしてもらったり、そういうのはわかっています。私が言いたかったのは一般質問に関連して、学童保育なんかになってくると、地域と学校との関係づくり、地域の方が学校には入ってきていますけど、学校側から地域に対していろんな情報を提供したり、子育て支援の必要性なんかのことを一般質問で聞きましたので、これは中に向いた話ばかりですから、外側に向いて発信はしなかったのかということを確認したかった。19年度はこれを見る限りでは外側には出ておりませんので外側の発信はありませんね。人材の有効活用した学校づくりを推進しただけで、学校側から地域に向かっていろんな発信はしていないということでよろしいですか。 ○片岡武男委員長  井上室長。 ○井上学校教育室長  例えば教育協議会というような組織を14校すべて持っておりますので、そこで、地域で見せる子供の姿、あるいは学校で見せる子供の姿、そういったものを交流しながら、地域の教育課題を共有すると。そして行動につなげていくというあたりについては、常に意識しながら取り組んでおるところでありますし、確かに教育資源を学校が取り入れて活用するということが多うございますけれども、例えば地区行事への参加、あるいは参画といったあたり。例えば中部中学校なんかも、亀山中学校もそうですね、かなり熱心にやっておりますけれども、地域へ出向いての学校の取り組みの発信ということはかなり進んできておるのではないのか。特に中部中学校あたりでは地区の祭りへの参画というあたり、亀山中学校についても地区行事への参画、あるいは関中学校においては吹奏楽部が、坂下ですか、そこへ出向きまして、自分たちの日ごろの成果を発表しながら、皆さんに取り組みを報告しておるというようなことがあるわけです。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  ちょっと私の考えておることと少しずれがあるので、また次の機会にやらせてもらいます。要は学童保育に絡んだ地域への子育て支援ですよね。要するに出向くこともある、それも全部学校が出向くだけの話で、学校側から今の状況はこうなんだということはなかなか、教育協議会ではやっているかもしれませんが、地域との絡みの中で19年はなかったので確認をしておきます。また次の機会にやらせてもらいます。  それから防犯カメラの件でちょっと気になるのが、この防犯カメラ設置というのは、事があったときに見る防犯カメラですよね。後で見る。常時監視は当然されていないはずで、夜中なんかはいないんだから、防犯カメラと言っているけど、要は何か事件があったときにチェックをして、1週間ため込んでありますので、そういう意味合いの防犯カメラということでいいのかな、一つ教えてください。 ○片岡武男委員長  井上室長。 ○井上学校教育室長  一つは抑止力の問題だろうと思います。もう一つは、犯罪が起こったときの特定ということもあろうと思います。これが市役所の中のサーバーに転送されてくるということですが、四六時中それを見ておるというわけにはまいりませんので、今言いました抑止力、あるいは事が起こったときの対応に使われるというふうにとらえております。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  以前に近江八幡に視察に行って、非常に微妙な問題であると。この監視カメラか防犯カメラかということで、個人を特定しちゃいかんというふうな話もありまして、見る人が決まっているんですね。その映像を見ることすらもこの担当の人しかだめなんだと。それで警察から情報提供があったときのみお渡しするような、ですから自由にズームにして、あの人の顔をのぞくとか一切できないというふうに視察のときに言われました。そこはたまたま警察の出向の方がそこのトップをしていまして、詳しく説明はしてもらったんですけど、そういう個人情報保護とか、犯罪があったときの情報提供は警察にするんでしょうけど、いろんな人がそこに映ってくるんで、これを見られる人、パソコンの映像を。その辺がちょっといろいろ、駅のところでもあるし、さまざまなものがそこには映っているというふうに想像すると、近江八幡では何か見る人も全部限定をして、情報についても十分管理しているというふうな話があったんですが、その辺の情報管理のあり方はどういうことになっていますか。 ○片岡武男委員長  井上室長。 ○井上学校教育室長  大変重要なご指摘をいただいたと思っております。やはりプライバシーの問題であり、人権の問題であるというふうにとらえております。したがいまして、庁内におきましては、まだ確定はしておりませんけれども、危機管理室ときっちりと詰めながらということになると思いますし、当然、警察との協議も出てまいると、そんなふうに考えております。 ○片岡武男委員長  小坂副市長。 ○小坂副市長  全庁的に、既に例の石油ピッチのときとかに関連して、野外にカメラをつけて、いわば抑止をし、もしものときはというふうに、似た趣旨のものが既にスタートしていまして、そこに個人のプライバシーとか情報の取り扱いに関しての全庁的な規定を設けてあるはずです。ちょっとその規定の名前を今すぐお答えできないんですけれども、そういったものがあるということは私も見ておりますので、教育委員会もそれに準じて、もしもこれをやることによって足りない部分があれば、さらにそれを補強していただきたいというふうに思います。今、危機管理室と相談してというお話もありましたが、当然連携は必要ですけれども、既にそういうモラル規定は設けてあります。 ○片岡武男委員長  教育委員会は何もありませんか。  だったら次、環境の方へ。  鈴木委員。 ○鈴木達夫委員  斎場の問題は最後に残ると思いますけれども、それ以外に、せっかくあれですので、今回、循環型社会形成推進計画というものが出されて、二、三質問したいと思います。  生ごみの堆肥化とか、あるいは家庭用の処理容器の購入費の補助とか、あるいは草のコンポストの堆肥化とか、それのメタンガス利用とか、スラグを活用してコンクリートの、この文言はもう2年も3年も前からほぼ同じような書き込みであったと。世の中を見ますと、この分野というのは非常に急速に革新的に進んでいると。技術革新が見られる中で、ここ2年の間、この同じような書き込みの中でどんな進捗があるのかないのか。コンポストの堆肥化、あるいは生ごみの堆肥化、あるいはスラグのコンクリート化、この辺でどれぐらいの進捗があったか聞かせてください。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  草のコンポスト、生ごみ、それからスラグ、この三つについては、さほど今までの取り組みと変わった取り組みというのは行っておりません。ただ、草の堆肥化については、もう少し研究もしていくべきだろうということで、能褒野の方の農家組合の方々に実験的に使っていただいたりもしております。また、農政部門と連携をして、家庭菜園でしたっけ、あの辺でも使っていただいたり、いろいろな取り組みをやってございます。ただ、生ごみの堆肥化とスラグについては今までの取り組みとほとんど変わってない状況でございます。ただ、目新しいといいますと、この中では3番のレジ袋の削減とマイバッグ、これについて鈴鹿市と連携して取り組んだというのが一番ことし力を入れた部分でございます。 ○片岡武男委員長  鈴木委員。 ○鈴木達夫委員  意見として、やはり非常に世の中がこういう部分で技術革新が進む中で、当然、この草の堆肥化、生ごみの堆肥化というのは、いずれか行政側が抱える部門ではないというふうに私は思っています。指定管理者、あるいは第三者にこの部分をゆだねる時期が近い将来来ていいと思うし、そういう形で進むと思います。その意味では、公の市の部分が民間のそういう技術のノウハウを積極的に求めていくというような姿勢というものが非常に大切じゃないかなというふうに思いますけれども、私の意見に対してどう思うか、簡単に答えてください。それで終わります。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  全く鈴木委員の言われるとおりだと思います。この辺については、今言われた民間の施設の見学とか、そういったものもどんどん行って勉強もして、そういった活力が取り入れられるというものであれば、そういった検討もしていきたいと思います。 ○片岡武男委員長  ほかに。  竹井委員。 ○竹井道男委員  関連して確認したいんですけど、旧の焼却施設の解体が、今の委員長をしている片岡議員も随分質問があって、私も関連して確認をさせてもらいました。これを見ると、斎場のスタートに合わせて崩せみたいなことをちょっとどこかに書いてあったような気がするんですけど、当時のその議論は、斎場の進捗と旧焼却場の解体は別の計画だったと思うんですね、その流れは。要はこっちはこっちだと、斎場は斎場だという雰囲気だったと思うんです。早くやれ早くやれという意見もあったけれども、お金も高くなると。ただ、それは結果的にこうなっているんですけど、ストックヤードという問題が非常にひっかかっていまして、八輪衛生公苑という、古い話になりますけど、溶融炉をつくるときの八輪衛生公苑整備計画というのが今でも生きていると思うんです。そこの中にリサイクルセンターというものをつくるんだと。それは掘り起こしごみを全部処理した後にリサイクルセンターをつくるよというのが間違いなく、ちょっと資料がないんで、載っているんです。掘り起こしごみも、今で多分6割、7割ぐらいの処理量だから。本当は平成17年ぐらいに終わるはずが、ずるずるずるずる引きずっていて、いまだに終わらないと。終わらない中で、跡地利用だからといってストックヤードをつくってしまうと。非常に疑問があるんですよ。八輪衛生公苑をつくったときの跡地利用の問題と、それから私が入り口の問題を聞いたときに、当時の課長さんは、ごみの搬入口と火葬される方の入り口が一緒ではあかんとおっしゃった。でも、これ、真ん前にできるんですね、ストックヤードが、ある意味ではね。何が違うんだろうかと。ごみ処理施設の横に斎場をつくったわけだから、それは人と物の入り口が一緒では、それはわかります。それは大変不遜というか、それは別につくるべき話だけど、その問題とも絡んでくるんですよ、これ。道路のことを言うとそんなところではあかんと。ごみ処理施設と斎場とは全く別のものだとおっしゃりながら、今度はここにストックヤードをつくって、それも斎場のオープンまでに間に合わすんだという話になって、何か私たちがいろいろ言ってきたものはどこかよそを向いておって、自分らが計画すればどんどんどんどん進んでいってしまうと。あの当時も言ったんですよね。早く壊したらどうだ、いや、だめですよと言いながら、今度はストックヤードをつくる。じゃあ、リサイクルセンターという当時の計画はいつ破棄したんですかと聞きたくなるんですけど、その関連を教えてほしいです。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  掘り起こしごみの場所にリサイクルセンターなどの計画、これは確かにまだ残ってございます。それは、今回上げましたストックヤードの場所とはちょっと別な場所という形になりまして、ちょっと説明をさせていただきますと、今回のストックヤードのところは、本当に斎場と隣り合わせになる、ちょうど斎場のあれで西側の部分の旧炉、旧の焼却施設の部分に、それを壊してストックヤードをつくろうというものでございます。  それと、今までお話をさせていただいておりましたリサイクルセンターなどの計画につきましては、それから少しまだ西の方というか西北の方というか、その辺の掘り起こしの部分を利用してリサイクルセンターとかそういったものをという当時から計画がございました。その計画もかなり古くはなってきておりますので、もう少し掘り起こしの方が進んできたら、またそれも明確に何をすべきか、今何をすべきかという計画も策定もしていかなあかんなとは思っておりますが、内容的にはそういったものでございます。  もう一つ、なぜ今ストックヤードがそこにというようなことでございますが、当然、旧の焼却炉が今度斎場建設しておるところと隣り合わせになっておりますことから、非常によく見える位置にあるというようなことで、何とか斎場の供用開始に間に合わせて、その旧の焼却炉を解体していこうということで取り組んでおるものでございます。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  我々というか私も言ったんで、2人しか言っていませんけど、ずうっと言ってきているんですよね、焼却炉の解体とあの場所の問題。そのときは知らんふりしていて、いや、関係ないんだと。斎場は斎場だ。これは金がかかるし、ダイオキシンの関係で難しいんだとかといって、たまたま亀裂が入って、切る段階でいよいよだめだと。で、慌てて動かれた。言い方は悪いんですけど自分たちが計画すれば何でも正であって、私たちの言うことは何でも否なんですよね。それで何か聞くと理由だけはくっつける。余分な投資じゃないですかと聞いているわけですよ、ストックヤードは。それは補助が来るからとかいろいろあるにしても、だって病院にに4億も金を突っ込めるんだったら、1億5,000万か2億でつくれるわけだから、解体ぐらいは。上から補助がもらわなくても自由につくれるじゃないですか。お金はあるんだから。そういうことを幾ら言ってもだめだだめだとおっしゃったんですよ。環境部がおっしゃったんですからね。で、ごみの隣接はまずいみたいなことを言っておきながら、すぐ隣接してこういうものをつくって、利用者の気持ちを逆なでしていませんかと聞いておるわけですよ。これを全部掘り起こしが終わったら、それはもうやめますわというような今の発言じゃないですか。八輪衛生公苑はいつ変えられましたか、内容を。変わっていないでしょう。持っていますから持ってきますよ、じゃあ12月に。変えておかなくて、それはまたリサイクルセンターとストックは別物かもしれないけれども、あそこを整地した後にどうあの跡地を使うんだという跡地計画ですよね。掘り起こしごみの結末というのは、あの跡地をどう使うんだと。そんな大事なテーマを片一方で残しておきながら、早々に奥にストックヤードをつくったら、レイアウトは決まりですよ、これで。そのとき、しまった、あんなところにつくらなきゃよかったということにならないかということを聞いている。もともとあそこは汚泥の乾燥処理だとか何とかの何とかだとか、幾つでもありましたよね。いつの間にか壊すことになっちゃった。当初は違いましたよ。乾燥汚泥のためのプールにしようとか、何か上り窯のかわりにどうのこうのとか、いろんな案があったんです。それは私案ですよね。結果的には最後は斎場に間に合わせて壊しちゃえと。我々の提言や確認というのは何だったのかなということで今ちょっと興奮したので言わせてもらっていますけど、本当にこれは跡地計画に影響を及ぼさないかということを聞いているんです。そのときつくり直せばいいやって、そんなばかなことはありますか。計画をつくっておいて。さんざん我々に議論させておいて、1年間、特別委員会をつくってまじめに議論した計画を、もう時間がたちましたんで古いもんですわって、そうはいかないと私は思う。変えるんなら徹底して議論をさせてもらいますからね、そのときに。そんなばかにされた計画はないということを言いたいだけ。それならその案を変えておいてから出すべきですよ、こっちへ。私が聞いたからそう言っているだけで、聞かなかったらどうなっていますか。リサイクルセンターを含めた跡地利用計画は出ていないんだから。全体レイアウトも含めてここにこうつくると言ったらいいですよ。何も提案しておかなくて、斎場に間に合わせて壊してやっちゃうって、そんなばかなことはありますか。これでコンクリートですよ、この場所は。もう壊せませんからね。目ざわりだと言われても、そこにいっぱい物を送るんでしょう、資源物や何やら。おごそかな環境と自分たちで言っておきながら、隣接してつくるんですよ、そこへ。市民からクレームが来たらどうしますか、それ。また植栽して目隠しして、また余分な投資ですね。もう一遍きっちりした、境目の問題も含めて説明していただかないと、また余分な投資ですよ、ここ。植栽だとか塀だとか、何かそういう理由を並べ立ててつくりませんか。そういうことを聞きたい。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  私の説明不足のところも今たくさんあったみたいんなんですが、まず一番最後に言われた、植栽とかいうので仕切りということは、斎場とストックヤードの部分ということでよろしいですね。確かに委員がおっしゃられるように、その斎場からごみの施設がよく見えるというような形の中で、その真ん中のところに植栽を、これはもう行うというような形で計画に上げてあります。このストックヤード云々とは別にして、もう初めから上がっているところでございます。  それから、ストックヤードに手を挙げたのは、やはり補助金の関係がありまして、補助金が3分の1もらえるというような形がありましたので、ストックヤードに手を挙げたというところでございます。  そして斎場の関係も、ちょうど今の時期になってきましたので、ストックヤードも、旧炉を壊した方がいいのではないかというような形で、ちょうどそれに間に合わそうという形で取り組んだところでございます。  それともう一つ、私、ちょっと説明不足というか、昔の八輪衛生公苑のリサイクルセンターなどの計画でございますが、それは生きておりますが、今後、それから年がたちましたので、やはりそれの見直しも頭に入れながら、それをもう一回見ていかないかんなという意味で申し上げたわけでございまして、その前の計画が没になっておるとか、そういうわけではございません。失礼しました。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  しつこいようですけど、多分、委員長も聞きたいだろうと思います。  早く壊せというときには壊さなくていいと言ったんですよね。お金がかかるしね。早く壊したらどうだと、ダイオキシンの関係で旧炉を早く壊すべきだというたしか議論だったと思うんですよ。そのときにはあいまいだったと。多分12億とか15億とか、すごくお金がかかるんじゃないかということで二の足を踏まれていた。で、私がたまたまどこかの町が数億でできるんで、入札が下がっていてね。だから早くやったらどうだという話をさせてもらった。そのときでもオーケーとは言われなかった。で、いよいよその煙突が危なくなって、どうしてもこれは早く処分したいということで動き出されたんですよね。でも、一回も斎場のオープンに間に合わせて旧焼却炉を壊すと答弁はされていませんよ。今初めてですよ。何でじゃあ私たちが質問したときにそんな答弁がなかったんですかね。自分たちの都合のいい動きをつくっているだけじゃないですか。それで、八輪衛生公苑の持つ跡地計画というのも全く無視してこれが動くわけだから、何のために一生懸命掘り起こしして、跡地をきちっとつくって、おくれても文句は言っていないじゃないですか。もう終わっているはずですよね。7年で終わると言っていたんだから。それはいろんな事情があっておくれているんで、それは何も言う気はありません。一生懸命やってもらっている。ただ、跡地計画とかきっちりつくった上で、この場所がそういう場所になりますと。リサイクルセンター見直しはもうやりませんとか、そういうものと一緒に出すべきじゃないかと言っているんですよ。これだけを単発にとられるやり方がおかしいと言っているんです。だって溶融炉をオーケーしたのは掘り起こしごみを処分するためでしょう、一つは。忘れているかもしれませんね、担当の人が。大きな前提なんです。掘り起こしごみを全部処理をして有害なものをなくすというのが。新聞記事を見てくださいよ、みんなそうやって書いてありますよ。亀山市はね。だから評価されたんですよ。その跡地も何に使うかと議論されているのに、こんなやられ方をされたんでは、何のために議論したかさっぱりわからないから言っているんです。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  ちょっと今その跡地利用の計画書が手元にないもんで確かではありませんのやけど、その跡地利用の計画書は、多分、その掘り起こしをした場所をどういうふうに使っていこうかという計画であったと思いましたもんで、私ども今回上げておるストックヤードは、その旧炉の解体の部分をストックヤードに、このストックヤードというのも何も物をつくってというような形じゃなしに、もう壊した後、土間コンを打って平らにすると。コンクリートを打つというぐらいのものでありまして、そういうイメージのものだと。そうやで、前の跡地利用の計画書とこれとは場所が少し異なるんかなというイメージを持っておるんですが。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  勘違いされていますよ。あの環境センター全体をどういうふうにレイアウトして、どこに何を置くんだというのを決めるべきではないかと言っているんですよ。だから掘り起こしをしているわけでしょう。でも、あの掘り起こし場所は、例えば今の溶融スラグの置き場所をつくるとか、何か要りますよね、そのうちなくなるんだから全部。そこときちっと整合して、この場所はそういうふうにしますというならいいというんですよ。単純に補助金が3分の1出るもんで、何かせなあかんなって。じゃあ更地でストックにしようかって、そういうあいまいなことでやっていいのかということ。そうしたらもうちょっときちっと斎場との関係の中で、あの場所はもっと丁寧なものに、例えば真ん中をちょっと憩いの場所なんかにするか何かしてでも、うまく囲う、その方がまだ使い勝手としては、緩衝地帯をつくろうかというものに使った方が、もっと市民にとってはいい場所になるけれども、補助金3分の1欲しさに斎場建設に合わせて慌てて壊して、何かつくらないかんから、じゃあストックヤードでもしようかというふうに聞こえてしまうんでぶつぶつ言っているだけ。私たちは早くせいと言ったときは「うん」と言わなかったんですよ。そんなもの後の話だみたいな雰囲気で、ずうっと、議事録見てください、絶対答えていないはずですに、斎場建設と一緒に壊しますとは。だから言っているんです。慌てて壊して、補助金もらって、何かせないかんなあと慌ててこんな計画をつくって、コンクリートを塗ってストックヤードにせんと国から補助金がおりへんぞというふうに聞こえてしまうんで、やっぱり全体のレイアウトも決めて、そしてここはこれにしますというふうなものがあってよかったのではないかということを聞いている。そうしないと八輪衛生公苑の整備計画とこれがまた違うものになりませんかねということを言っているだけで、ちょっと古い話を持ち出して申しわけないけど、跡地利用という大きなテーマが残っているんですよね。そこの一角をこれも担うんだということであればいいという意味です。それが見えてこないですよね。何か斎場建設の時間に合わせて慌てて壊そうかみたいなふうに見えてしまうんでね。一回も答弁されていませんよ、合わせますとは。だからしつこく言っているんですよ。僕らが聞けば関係ないと言っておいて、自分らが思えばすぐ壊すと。議会の話って何なんですかね。ということをちょっとぼやきとして言いたかった。 ○片岡武男委員長  副市長。 ○小坂副市長  いろんな意思形成を行っていく一つのプロセスに欠けるところがあるのではないか、ごもっともなお話であります。たしか私、非常にうろ覚えなんで、間違っておったら許してほしいんですけれども、この循環型地域形成推進計画は、正直言って、例の古い施設を壊すにはこういうプランを出してくださいという国の指導があったことによって、補助金も受けたいということでこういうものをつくったのは事実でありますが、この推進計画づくりにたしか予算が、委託料か何かが盛ってあって、それを予算を落とすというときに、たしか自前で職員がやりますわというふうなことは、委員会だったか協議会だったか、そのお話があったような、残っている記憶ですみません。これはこれからもこの斎場問題だけじゃなしに、あるいは八輪の問題だけじゃなしに、ありとあらゆる行政の意思形成というもののプロセスにかかわる大事なことでございますので、一度、すみません、ちょっと経緯をよく確認をする時間を与えていただいて、そしてもう一度、次の機会にまた整理してお答えさせていただくと、こういうふうにお願いをいたしたいんですが、お許しいただけますでしょうか。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  多分、私もこれ、うろ覚えで、ちょっと確認、多分3月か何かに委員会で聞いたはずですよね。計画をつくっている。予算を組み替えたはずですよ。自分でやるといって予算を組まれたでしょう。理事さんはいらっしゃったもの。出せと言いましたよ。理事さん、ぼそぼそといって、できたら出すとおっしゃった。それが今です。間違いなく3月は聞きましたから、出してくれと。今、精査中で県か国に上げているんで、できたらすぐ出しますと。それが今9月じゃないですか。半年たっていますよ。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  確かに私がお出しさせていただくと答弁させていただきました。それで、今になった時期は、この資料をたしか6月の何日ということで、30日でしたか、うちの方が県を通じて国の方へ上げさせていただいた日です。そして8月8日に承認という行為がおりましたので、今になったということでございます。承認がないとこれが確かなものということでお出しすることができやんもんで、この委員会になったということでございます。ちょっとご説明をさせていただきました。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  これ以上言っても、もうこれはやるわけだから。ただ、言いたかったのは、計画の整合をきっちりやって、変更なら変更をかけて、やっぱりここはこの場所になるんですというふうな、あとは今から白地で考えるけれどもと、そういうものがないと、あの場所全体をコントロールするわけですよね、ここに一個つくるということは。またこれ新たに、これをまたずらすんですわなんてできないでしょう、補助金でもらった以上。市単で全部やれば関係ないけど、補助金ですもん。言われますわね、ストックヤードを補助金でつくって、やめますとできないですよ。だから言っている。市単だったら別にまた動かそうかと。そういう問題が絡んでくるんで、これはコンクリートされた場所ですよ、補助金をもらうでしょう。補助金欲しさにこんなことをやって、後で動かせなくなっちゃう。全体計画のときにここが阻害要因になっても動かせないと。だから執拗に言っているわけです。自分たちの思いでばーっと走っていって、説明がようやく今じゃないですか。3月ですよ、聞いたのは、そのとき。わかっていたんでしょう、何をつくるかは。確定しないと言えないとおっしゃったじゃないですか。そうやっておっしゃるから、言いたかないけどかみたくなるわね。3月に聞いたんだもん。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  そのときに、正直まだストックヤードという形は決まっていなかったんですわ。国、県も交えて協議をする場というか、そういうなので協議しつつ精査をしていったというところですので、まだ正直決まってはなかったです。ですもんで、今になってしまったと。それ以前にいろいろご説明させていただければよかったかもわかりませんが、今になってしまったというところでございます。 ○片岡武男委員長  僕も質問させてもらったときに、委員長がしゃべるのはあまりよくないか知らんけれども、僕が本会議で質問させてもらったのは、総務省に確認したら、進入道路、道路でも3分の1と。あんまり大きな声では言わんけれども、ストックヤードでも3分の1補助しますというのは聞いていましたんで、だけど先ほど副市長が言われましたように、ちょっと精査して、また資料を出してもらうか、そのことだけ説明していただけるように、またよろしくお願いしたいと思います。 ○国分環境森林部長  はい、わかりました。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  斎場建設のおくれている問題ですが、6月議会で9,000万の補正をしたときに、早く計画どおりの工期を守ってほしいというのが議会の委員長報告の附帯意見でございました。そういう意味で発言させていただくんですけれども、本日のスケジュールを見ておりますと、前の本会議でも言われました年度内竣工、供用開始ということでありますが、市民の皆さんには2月供用ということで宣伝もしてきましたし、たしか広報「かめやま」にもそういう書き方をしておると思います。そういう意味で、これは少し、何か12月がすこんと3ヵ月延びた。もちろん補正予算のときにその辺の論議もしておるわけですから、やっぱりもうちょっと早くそれが察知できなかったのかなと。掘ってみたら岩盤がかたかったですわ、あるいは資材置き場がなかったですわというようなことであれば、不確定要因があったかもしれませんけれども、もうちょっと早く知れなかったのか。それともう一つは、3ヵ月工期を延ばすという大幅な延びになるんで、この図からいきますとね。それは少しでも早くして。もちろん試運転期間がいるから12月完成の2月オープンと言われたんですわね。そうしてくると、完成して試運転しておったら、まだ3月末は危ういということになってくるんで、そこら辺の関係はどうなのかということをお尋ねしたいと思います。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  まず、もっと早くわからなかったのかというご質問でございますが、やはり我々としましても、何とか12月までに何とかならんのかならんのかとかいうような形で何度も業者との工程の打ち合わせやそんなのも行っておりまして、そして、とどのつまりもう無理やというところが今になってお示しをさせていただいたというのが現実でございます。  それから、試運転期間の関係でございますが、確かに委員が言われるように、試運転の期間というのがこの表では見えてこないというようなところでございますが、建屋の工事と並行して試運転の期間を持ちまして、2月いっぱいぐらいを試運転の期間というふうな形で考えておるところでございます。  そして、一応この計画では、当初、室長の方からも説明がありましたように、火葬炉設備以外は3月10日を工期というような形で考えておりますが、この10日につきましても、何とか少しでも早くできるように今、管理監督の方もして、そして供用開始もできるだけ早くというような形で取り組んでいく考えはございます。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  理由はわかりますけれども、やっぱり十分試運転をしてテストをやって、万全の態勢、あるいは修正があるかもしれません。小さな修正はすぐ終わりますけれども、大修正がありますとやっぱり時間もかかる。さっき試運転調整は2月中というような話でしたが、やっぱりそういう余裕も持っていかないかんということと、それから、やっぱり僕はいろんなところで、皆さんも同じだと思うけれども、2月から使えますと、供用開始しますと市の広報でも書かれたと思うし、私たちもそういう報告の仕方をしてきた。それが期待された斎場であるだけに、やっぱり3月オープンというのは今回の議会で初めて知ったわけでして、非常に市民に対する影響力が大きいというふうな感じをしております。そういう意味では、どうやってそうしたら市民の皆さんに、ちょっとおくれますよというのを断っていくのかということですが、その辺について市としての対応をどうされますか。 ○片岡武男委員長  国分部長。 ○国分環境森林部長  まだそのおくれますよというところをどういうふうに市民の方にお知らせをするというところまでは考えてございません。 ○片岡武男委員長  小坂副市長。
    ○小坂副市長  皆さんのご期待を裏切ったこと、私自身も補正予算のときにしっかり職員のしりをたたきますという意味合いのお約束をしました。そういった点で、いろいろ事情があったとは申せ、くどくどと申しますと言いわけになりますので、まことに申しわけないと思っております。市民の方に、議員さんというような方にもそのご期待に沿えないということにつきましては、早急にしかるべき広報の周知を行うということを、これはお約束をさせていただきますので、この件に関しましてはおわびをもってお許しをいただきたい。どうぞよろしくお願いします。 ○片岡武男委員長  水野委員。 ○水野雪男委員  副市長からいいお話を聞かせていただきました。この3月というのは絶対守ってもらわんと、2月を3月にして、また延びますわということにはならないと思いますのでね。ひとつ、業者の人のしりもたたいて、やっぱり3月をぜひ守ってもらいたいということをお願いして終わります。ありがとうございました。 ○片岡武男委員長  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  教育長さんがいらっしゃるうちに、言いそびれたことが。  先ほどの図書館の件で、教育長さんとしては、そういう小さなお子さんや小さなお子さんを連れた親御さんたちが本に親しんでいただくための施策を、今回こういう要望が上がったことをきっかけにどんなふうにしようとお考えなのかお聞かせ願いたいと思います。 ○片岡武男委員長  伊東教育長。 ○伊東教育長  子育て真っ最中の、特にお母さん方が多いと思うんですが、そういった方が本に親しむということは、これは当然のことだと思っております。ただ、現在の図書館でどんな施策ができるか検討しているわけですが、例えば本を選ぶ間、小さい子供をお預かりする時間帯ができないかどうか、こういうことも含めて対応していきたいと思っております。  2歳前後の子供さんを連れられて図書館を利用される方につきましては、大変ご心配なことだと思いますので、安心して図書が選べるというふうなこともどういう方法があるのか考えてまいりますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。 ○片岡武男委員長  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  司書さんのお仕事はやっぱりその子その子の成長発達段階に応じてこの本がいいよということがわかる、それを出せるということはすごく大事なお仕事だと思いますので、預かってあげるのもまた一つかと思うんですけれども、ちょっとむずがっていたり小さい子がいたら「こんな本どう」といって一つ読んでみてもらったりとか、そういう、大変お忙しいでしょうけれども、本当に、先ほども言いましたけど、急に何かを設備しなくてもできるということがあると思いますし、ちょっとした子供さん、小さなお子さんが喜ぶようなおもちゃとかパズルとか、何かそういう棚をつくって、そういうものを見られるようにするとかということは可能かなと思いますし、小さい子は、私一つ言いたいのは、広いところにぽつんとおるよりか、こそっとした小さいところに行くことで安心するということがあるんですね。保育園でもやたら大きいのがいいんじゃなくて、やっぱり小さな単位がいいというのは、進んだ図書館なんかではわざわざ小さくして、わざわざ小さな扉にしてお話の部屋として、やっぱり小さな空間にいてほっと子供が落ちつくみたいなこともありますんで、またそれは将来的にですけれども、そういう小さなお子さんが落ちつくような場づくりというのをぜひ前向きに検討していただきたいなというのは思います。 ○片岡武男委員長  伊東教育長。 ○伊東教育長  このことにつきましては、お母さん方にもご協力をいただかんならんことが多々あろうかと思います。一方的に図書館だけでできることではございませんので、そういったことも含めて、今ご提案いただいたことを参考にしながら対応していきたいと考えております。 ○片岡武男委員長  福沢委員。 ○福沢美由紀委員  別件で軽くでいいので、中学校の給食が今どういう進捗状況かを聞かせてください。 ○片岡武男委員長  水野次長。 ○水野教育次長  まず、中部中学校で1月から試行に入ります。その準備として、給食の相手業者、委託業者、そこと今、もうすぐ契約できる状況でございます。  それとあと学校の施設につきましては、配ぜん室の整備、これはもう終わっております。  あと今後、まず生徒、あるいは保護者に対して試食会を計画しております。そういった中で、1月の試行に向けて進めているところでございます。 ○片岡武男委員長  森委員。 ○森美和子副委員長  一般質問で2点させていただきたいと思います。  1点目は、この資料にもありました循環型社会ということに関連しまして、ちょっと小さい話になるんですけど、プリンターなんかに使われている使用済みのカートリッジ、これを今どのようにされているのか、全庁的に。というのは、再生インクカートリッジとして今販売なんかもされているんですね。私は家では自分の使ったインクカートリッジは全部ためて店の方に持っていっていくようにしているんですけど、どうも何か役所の中では捨てているように聞いたので、今の状況というか、そういうことをされているのかされていないのか。 ○片岡武男委員長  副市長。 ○小坂副市長  ちょっと時間を下さい。これはひょっとしたら総務財政部で一括しているか、確かに環境問題ではありますけど、事務機器とかその周辺の業務ですので、ちょっと確認しますから、少し時間を下さい。 ○片岡武男委員長  次。 ○森美和子副委員長  すみません。もう1点は、はしかの追加接種についてちょっとお伺いをしたいと思います。  ことしの4月から13歳と18歳の全員を対象にはしかのワクチンの追加接種が行われておりまして、それが、報道によりますと全国的に低迷しているというような報道がなされていました。亀山市で今どれぐらい接種されているのか、つかんでおられたらお答えを願いたいと思います。 ○片岡武男委員長  松尾室長。 ○松尾健康推進室長  麻疹・風疹のワクチンの件です。麻疹・風疹のワクチンの第3期と第4期の接種率が低いということでございます。平成20年度6月時点での集計になっておりますが、亀山市は第3期が54.8%で、三重県で平均は35.4%でございます。第4期に関しましては高校3年生ですが、これは亀山市は37.5%、三重県平均は28.4%でございます。7月の時点でこちらの個別の通知を出しておりまして、できる限りの方に受けていただくように通知をさせていただいているところでございます。以上です。 ○片岡武男委員長  森委員。 ○森美和子副委員長  ありがとうございます。  本当に、このはしかなんかは昨年すごく10代、20代で流行しまして、大変な問題になったんですけど、この流行抑止には95%の接種率が要るというふうに聞いておりますので、ぜひそれに近づけた行いをしていただきたいと思うんですが、全戸、うちも18歳の子がおりますので、うちにも来て子供に受けさせたんですけど、全戸配付、対象者に対しての配付になっていると思うんですけど、学校の方で、高校は関係ないとしても、中学生ですよね、13歳といったら。学校でもこういうふうなのがありますよとかというような、子供に対してというのはあるんでしょうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○片岡武男委員長  井上室長。 ○井上学校教育室長  中学校1年生のときのMRの3期ですけれども、その接種については、保護者、あるいは生徒に勧奨するというふうになっておりますから、今、お医者さんの方からもその勧奨をもっとやりなさいと、文科省か厚労省が出しておったんですが、それにも記載をされているので、もっと積極的に勧奨しなさいというようなご指摘をいただいておりますので、その方向で動くことになろうと思います。 ○片岡武男委員長  森委員。 ○森美和子副委員長  ありがとうございます。  本当に自分が接種対象者だとわかっていない子供たちがかなりおるというふうに報道でもされておりましたので、ぜひ子供たちにも伝えていただいて、親御さんだけが知るんではなくて、よろしくお願いしたいと思います。 ○片岡武男委員長  松尾室長。 ○松尾健康推進室長  予防接種に関しましては、こちらの健康推進室と学校といろいろと協議いたしまして、学校からも通達していただいておりますし、うちの方も個人通知をしておりますので、かなりの実施率も高くなっております。幼児に関しましては97.9%で、かなり三重県ではトップクラスというふうなことになっておりますので、あとはやはり学校と保護者の方、私たちと一緒になって向上していくというふうなことになると思いますので、三重県の中でも亀山市はトップになっております。落合先生のご指導のもとにかなり引っ張っていただいておりますので、高い数値となっております。よろしくお願いいたします。 ○片岡武男委員長  森委員。 ○森美和子副委員長  ありがとうございます。  三重県に比べて、これは全国的に比べても亀山市は高い接種率だとは思いますけど、これに甘んじることなく、やっぱり95%の接種率が流行の抑止には必要だということが言われていますので、しっかりと取り組みをお願いしたいと思います。以上です。 ○片岡武男委員長  草川室長。 ○草川廃棄物対策室長  先ほどのプリンターの再生カートリッジの件でございますけれども、情報計画統計室の方で確認したところ、購入業者の方へ引き取ってもらって再利用しているというふうことでございます。 ○片岡武男委員長  森委員。 ○森美和子副委員長  これは全庁的ですか。 ○草川廃棄物対策室長  そうです。 ○森美和子副委員長  わかりました。ありがとうございました。 ○片岡武男委員長  竹井委員。 ○竹井道男委員  大変お疲れのところ。  ちょっと1点聞き漏らしがありまして、会派の議員からぜひ聞いてくれということで、アリーナの関係の改装で、一般質問でも質問されておりましたが、ロビー部分の改修とか、今回、シャワー室、トイレの改修もされているんですけど、少し使いやすいような改修になっているのか、現状のまんまのスペースぐらいなのか。特にロビー部分、ちょっと広くなったのかどうか確認してほしいということ。シャワー室の改善も、あまり使い勝手がよくないものだったんで、その辺の改修もどうなっているだろうかということを確認させていただきます。 ○片岡武男委員長  谷口室長。 ○谷口スポーツ振興室長  ロビーの部分ですけれども、現在入ったところに正面に受付がございますけれども、その受付部分を改修いたしまして、そこをロビー部分に加えるということでございます。それに伴いまして、現在の女子トイレの部分の方へ事務室を移すと。入って右側になると思うんですけれども、そこへ移すということになっております。  シャワーにつきましては、広さ等は変わっておりませんけれども、先ほどもお答えしましたとおり、それまではシャワーを沸かすのにボイラー式となっておりまして、全庁的に回さないと湯が出ないということになっておりましたですけれども、今回、改修に伴いまして、プロパンによりましてすぐに湯が出るように改修をするものでございます。以上でございます。 ○片岡武男委員長  浦野室長。 ○浦野環境保全対策室長  本会議でご質問がございました椋川の関係で、椋川の基準値をというお話をいただきましたので、指定をされておりませんので、参考に鈴鹿川と安楽川、中ノ川の基準値を見ていただきたいと思います。                   (資料配付) ○浦野環境保全対策室長  本会議でもご答弁させていただきましたように、椋川につきましては基準値が設けられておりません。というのは、環境基本法第16条で環境基準は政府が基準値を設けるというふうになっております。また、類型ごとによって基準値も異なるわけでございますが、類型指定につきましては三重県知事が指定をするということで、2県にまたがる河川につきましては政府が類型の指定をいたしております。よって、市内における類型指定は、鈴鹿川の上流といたしまして鈴国橋より上流がAA、安楽川もAAでございます。あと鈴鹿川の鈴国橋より下流につきましてはA類型、B類型が中ノ川となっております。  この指定の考え方でございますけれども、三重県の方に確認をいたしましたところ、水道水源があるところ、また主要河川ということで、重要度が高いところが指定しているという考え方でございます。また、指定した年月日、見直し年月日等も記載されておりますとおりでございます。県の考え方といたしましては、見直しをする考えは今のところないということでございました。以上でございます。 ○片岡武男委員長  僕が質問したことやで、本当は僕が思ったのは、やっぱり椋川もこういうような基準が必要じゃないかなと思いましたんで質問させてもらいました。だけど今後また、今、県が考えておらんて言われるけれども、今後はどうしても下水の排水でも基準をつくるというようなことを書かれていますんで、その辺また検討していただくようにお願いだけしておきます。  ほかに何もなければ委員会を終わりたいと思いますが、よろしいですか。                 (「はい」の声あり) ○片岡武男委員長  長時間、休憩もせんと、5時までに終わると思いましたもんで。ありがとうございました。  1年間、どうもご協力ありがとうございました。                午後4時45分  閉 会 亀山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名する。   平成 20 年 9 月 16 日          教育民生委員会委員長   片 岡 武 男...