名張市議会 > 2021-03-11 >
03月11日-06号

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  1. 名張市議会 2021-03-11
    03月11日-06号


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    令和 3年第397回( 3月)定例会         令和3年名張市議会第397回定例会会議録 第6号              令和3年3月11日(木曜日)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                 議事日程 第6号           令和3年3月11日(木曜日) 午前10時開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 議案第 1号 令和3年度名張市一般会計予算について    議案第 2号 令和3年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について    議案第 3号 令和3年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について    議案第 4号 令和3年度名張市国民健康保険特別会計予算について    議案第 5号 令和3年度名張市介護保険特別会計予算について    議案第 6号 令和3年度名張市後期高齢者医療特別会計予算について    議案第 7号 令和3年度名張市国津財産区特別会計予算について    議案第 8号 令和3年度名張市病院事業会計予算について    議案第 9号 令和3年度名張市水道事業会計予算について    議案第10号 令和3年度名張市下水道事業会計予算について~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  本日の会議に付した事件    議事日程のとおり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  出席議員   荊原 広樹      坂本 直司      木平 秀喜      足立 淑絵   阪本 忠幸      山下  登      柏  元三      富田真由美   常俊 朋子      森岡 秀之      幸松孝太郎      細矢 一宏   三原 淳子      吉住美智子      永岡  禎      川合  滋   福田 博行~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  欠席議員   森脇 和徳~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  説明のため出席した者   市長        亀井 利克       副市長       森上 浩伸   教育長       西山 嘉一       監査委員      菅生 治郎   総務部長      我山 博章       総務部理事     田中 浩之   統括監       田中 克広       地域環境部長    宮崎 正秀   市民部長      牧田  優       福祉子ども部長   森嶋 和宏   産業部長      杉本 一徳       都市整備部長    谷本 浩司   上下水道部長    山森  幹       教育次長      手島左千夫   市立病院副院長   飯田 玲子       市立病院事務局長  吉岡 昌行   市立病院経営改革担当監           消防長       中野 博明             中西 優輝   環境衛生担当参事  日置 光昭       監査委員事務局長  石橋  勝   秘書広報室長    内匠 勝也~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  事務局職員出席者   事務局長      黒岩 宏昭       次長        吉岡 恵子   総務係長      川本 千佳       議事係長      岡田 順正~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時0分開議  (議長常俊朋子議長席に着く) ○議長(常俊朋子) おはようございます。 森脇和徳議員から欠席の届出がありましたのでご報告いたします。 ただいまから本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1   会議録署名議員の指名 ○議長(常俊朋子) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において柏 元三議員、富田真由美議員を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2   議案第 1号 令和3年度名張市一般会計予算について  議案第 2号 令和3年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について  議案第 3号 令和3年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について  議案第 4号 令和3年度名張市国民健康保険特別会計予算について  議案第 5号 令和3年度名張市介護保険特別会計予算について  議案第 6号 令和3年度名張市後期高齢者医療特別会計予算について  議案第 7号 令和3年度名張市国津財産区特別会計予算について  議案第 8号 令和3年度名張市病院事業会計予算について  議案第 9号 令和3年度名張市水道事業会計予算について  議案第10号 令和3年度名張市下水道事業会計予算について ○議長(常俊朋子) 日程第2、議案第1号から議案第10号までの10議案を一括議題とし、これより質疑を行います。 なお、本日の質疑は、答弁を含め40分といたします。 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 皆さんおはようございます。 今日は10年前、東北大震災が起きた日でありまして、10年を迎えるということでテレビではその報道がなされております。私も昨日の夜に被災地の方からメールをいただきまして、これからもご支援よろしくお願いしますというのをいただきました。それで、その方がおっしゃるのは、今は被災地と呼ばれていますけども、これからは復興地と呼ばれるように頑張ってきたいというふうな言葉をいただきました。 私も今は新型コロナウイルス感染症の関係で宮城県のほうには行けないのですけど、またこれが収まりましたら皆さんの中で復興地を一度視察して、また何か力になれることがあればなという思いで今日この質問の場に立たせていただきました。一言、話をさせていただきました。 では、質問に入らせていただきます。 まず、31ページの財産管理のところの質問をさせていただきたいと思います。 今現在、財産管理で2,668万8,000円の予算が出ております。この積算の根拠と内訳を聞かさせていただきたいと思います。現在、名張市の所有している車は何台あって、それをどのようにされているのかをちょっとお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) まず、私どもが管理をしております公用車の台数でございますけども、全体で90台ございます。そのうち、私どもが購入している車が28台、リース車が61台で、これは購入しておりますけども原動機付自転車が1台ということでございます。 自動車管理費の予算2,668万8,000円の内訳でございますけども、燃料費で750万円、車検、法定点検、一般修理費等の修繕費で350万円、あと保険料で188万円、マイクロバスにつきましては運行を委託をしておりますのでその委託料が100万円、あと公用車のリース料、あるいは出張等のときにタクシーを使う場合というのがございますのでその借り上げ料、あるいは有料道路の通行料ということで、自動車借り上げ料ということで1,240万円を計上させていただいておりまして、その合計額としまして先ほど申し上げました2,668万8,000円となっております。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) ここでリース車が61台あるということ、そしてまた市の所有車が28台ということで、今現在リース車に移行されてるように見えるんですけど、今後この市の所有車はリースの方向に向かわれるのでしょうか。どうされる予定でしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) はい、私どもの車両の中には一部特殊な車両もございます。それはパッカー車を1台所有してるということがありますので、そういった部分については引き続き所有ということになりますけども、あとの分につきましては、今所有している車が耐用年数を迎えて買い換えなければならないという時期が来たときには、リース車に切り替えていこうというふうにしております。 ここは費用の平準化を図りたいということもございまして、リース契約で運用したいというふうに考えております。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) リース車と契約をしていくということはやはりリースのほうが有利、お得なのかなというふうに思うんですけども、その中で、今後なんですけれども、リースのほうに向かう中での、今後資料をいただきたいんですけど、リース車1台当たりのリース料なども考えた中で、今後残りの28台を、もしですよ、もし一括でリースを組んでしまえばどのような費用対効果が出るのか、あるいはこのままずっと所有のままでいくならばそっちのほうがまだ費用が抑えられるのか、その辺の積算の部分を私ちょっと教えていただきたいなと思います。いかがでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 先ほど申し上げました28台のうちでございますけども、マイクロバスが1台、それと特殊用途車両というのが5台ございまして、今後切り替えていこうというのが22台ということになります。 それを今の計画では、先ほど申し上げましたように耐用年数が来た時点で切り替えていこうということで考えてるわけでございますけども、今時点で例えば一気にそれをリースに切り替えるということをもし選択しますと、維持管理費の中で基本的には1年間でリースが470万円程度かかるというふうに見込んでおりますのに対しまして、今現在の車両を使っていくということでありますと年間約300万円ということですので、既に所有している車につきましては、それが使えなくなるまで使うというのが経済的というふうに考えております。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 最後の質問になるんですけど、もしリースに全部替えて安くなるような方法があるかもしれないと思いますし、これは今回そうやっていくということなので内訳を聞かさせていただきました。また今後、もし提案できることがあればお聞きいただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。 続きまして、68ページ、旧細川邸、やなせ宿維持管理費のところ、私またこれ過去2回目の質問になって申し訳ないんですけど、またここの維持管理費が607万8,000円という費用が計上されております。この委託料の内訳、また同じく積算の根拠、この辺をちょっとお聞かせ願いたいなあと思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(常俊朋子) 都市整備部長
    都市整備部長(谷本浩司) やなせ宿に係ります委託料の内訳についてお問合せをいただきました。 予算に上げております施設管理業務委託料558万4,000円には、まちなか運営協議会に委託させていただいてます施設運営のほかに施設の警備や消毒などの施設維持に必要な委託業務が含まれてございます。 ご質問いただきました施設運営の委託料につきましては、開館当初は平成20年ですが約119万円でございましたが、令和3年度の当初予算で約541万円という形になってございます。 これは開館当時の平成20年度につきましては、貸し館等施設の受付や清掃、それから日常点検業務施設維持管理のみを委託させていただいてございましたが、翌年の平成21年度以降につきましては、それらに加えまして、名張地区既成市街地の地域資源の積極的な情報発信、地域資源を結び、散策の快適性及び回遊性を高める活動、地域住民の来訪者の交流や集客の向上を図る事業、地域物産の振興など、当該市街地の再生に資することを目的とした企画、運営、事業展開の実施を業務に盛り込んだことによりまして平成21年度は511万円となって、その後、年度によって多少増減がございますが同じような内容で委託契約をさせていただきまして、令和3年度につきましては541万円となってございます。 主な内容でございますけども、これら先ほど説明させていただきました事業に係る部分ということで、主には人件費でございます。賃金、諸手当、保険料等の共済費が大半でございまして、その他として事務費や印刷製本費などを計上させていただいてるということでございます。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) やなせ宿が30年間の地代契約ということを聞いておるんですけど、このやなせ宿が本当は当初自立してやっていくというふうな話だったと思うんですけど、今現在まちなか運営委員会に委託されて運営してくれてるということです。 いろんな行事とかいろんなイベントをされてるのはホームページを見れば分かるんですけど、その中で本当にあくまでやなせ宿は名張市の持ち物ですよね。運営していくのに全体から公募して館長さんが選ぶとかそういったことをされてるのか否かなんですけど、ちょっといろんな方に聞くと、本当に委託業務されてるのが偏ってないのかというふうなことも聞くんですね。 それはそれでいいんですけど、今後費用をかけてずっとやっていく、あるいは自立、要は収益上げてくれてますよね、ある程度の。そういったことも、監査してくれると思うんですけど、委託料もかけてますけども収益を上げていただいてるんで、その分を相殺していくというようなバランスで、少しでも委託料を下げていくような工夫とか、あるいはワンデイシェフなんかももともとのやなせの目的の中で、若者のお店を将来持ちたい、そして育成するというふうな目的でされてたと思うんですけど、その目的が今現在も継続してされてるのかどうかを市のほうでちゃんと見ているのかなというところもありましてね。この辺を本当に今後も、今できてるならばそれでいいんですけど、もしそれがちゃんと目的どおりなってなければ、今後このやなせ宿をずっと、600万円近いお金をあと残り14年間ぐらいしてくと、やはり多額な税金が投入されるわけで、この辺の部分をちょっと考えていただけたらなと私は思いまして今質問させてもらってるんですけど、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 今現在の形態といたしましては、これら旧市街地の情報発信であったりというところで、私どものほうとしては、その設置目的に応じた対応をしていただいているという認識でございます。 その中で、いつまで委託をしていくんやという話の中につきましては、1つは指定管理という手法もあるんかなと思わしてもうたりするんですけど、その場合でしたらある程度の収益が見込まれるような事業を展開していただく必要があろうかと思います。 今指定管理について検討をさせていただいているわけではございませんが、そうしたら今後どうなっていくんやという展開の中では、もうこれもご存じいただいているかとは思いますけども、今名張川の改修事業によりまして創出されます河川空間を利活用をした中で、散策したくなるまちづくりをテーマに、もちろん地域文化、歴史資源、豊かな自然を生かした遊歩道等の整備計画がございます。 この中で、やなせ宿も一つの歴史資源でもありますし、イベントの拠点という位置づけの中で、今現在名張かわまちづくり協議会実行部会の中で関係団体等とも意見交換をしていただいて、やなせ宿周辺も含めてですけども、今後の利活用について協議をしていただいているところでございます。 そういった中で、河川整備ができて河川空間、親水空間ができた中で、人を寄せることが可能となってきたときにどういった事業の発展が図れるのかということを今練っていただいてますけども、そういった中でまた委託の在り方も考えていく機会ができるんじゃないかなというふうに、今時点は思わせていただいているところでございます。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) では、今後費用対効果も含めるというところで、また進めていくということで認識させてもらってよろしいでしょうか。 では、続いて質問に入ります。 64ページ、観光資源開発事業。あと質問が3つございます。時間的にちょっと行けるかどうか分かんないんで、申し訳ありません。観光資源開発事業1,100万円ということで、国庫支出金が550万円、一般財源で550万円が支出されております。 その内容を見ますと、忍者ツーリズム委託料、それから竹灯りコンテンツ造成事業に600万円というふうな部分があります。 この中での積算の根拠、また同じように教えていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(常俊朋子) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) この観光資源開発事業のうちの、まず忍者ツーリズム推進委託料についてですけれども、この委託料につきましては、地方創生推進交付金を活用しまして、赤目渓谷の自然と修験道、それから忍者、その精神をテーマに新たな商品企画開発プロモーションをする取組ということになります。 これまでの取組から、名張の忍者というのが江戸時代ではなくて平安時代から鎌倉、室町、戦国時代と忍者のルーツとしての価値が非常に高いことが分かってきているということで、この事業、最終年度になります令和3年度につきましては、NPO法人赤目四十八滝渓谷保勝会ですとか錦生自治協議会などとの協働の形ですけれども、取組をしていくということで委託料を積み上げてるということです。 特に、令和3年度、百地三太夫ゆかりの龍口城の整備とウオークイベントを実施するなど、令和3年度以後につながるコンテンツの造成ができるようにということで積算をしたところです。 竹灯りコンテンツ造成事業等委託料です。 こちらも地方創生推進交付金を活用するものですけれども、こちらは最終目標というのをSDGsの推進に置いております。単なる観光振興ではなくて、環境保全、地域づくり世代間交流など多方面に波及し、持続、発展することを常に念頭に置いての取組であります。こちらについてまずご理解をいただきたいと思います。 例えば、令和2年度ですけれども、このワークショップ、140人の一般市民の方の参加をいただきました。令和3年度も引き続きの竹灯りづくりワークショップ、それからライトアップイベントプロモーションなどSDGsプロジェクトに対する関心を高めたり、地域、学校、企業など多様な主体との連携ができるようにということで経費を積み上げているところです。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 私はここで質問をさせてもらったのは、前回も同じように竹灯りのところで質問させてもらいました。昨年も600万円の予算が計上されてまして、そのときはどれほどの竹を赤目にやるんですかと言うたら、1,000本からできれば2,000本ぐらいというふうなことをいただいたんですけど、この600万円というお金ですよね、本当にすごいお金やと思うんです。 この前も竹林の整備をするとおっしゃってましたけども、どれぐらいの範囲の竹林を600万円のお金、全部じゃないですけど、を整備しようと思ってこの予算を立ててはんのかなと、そこら辺もちょっとお聞かせください。 ○議長(常俊朋子) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) このお金を基にして、まずそれぞれの地域ですとか、いろんな方が竹林の整備というのが必要だし、そこの竹が有効に使えるなあというのを理解していただいて、それを自主的にやっていこうということで取り組んでいただくということで、最終的な波及というのは全市的に竹林をきれいにしていくというのを考えてやっております。 ですから、実際には整備に係る経費に直接的にこの委託料が入っているわけではないということでご理解いただけたらと思います。必要最小限の必要経費、例えば道具ですね、チップにしたりする機械なんかもありますけれども、そんな共有の機械を買ったり、そんな使い方をして積み上げてますので、竹林整備の費用に直接この何百万円というのがいくという話ではないということです。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) そうしますと市内全域ということで、これは竹灯りライトアップも市内全域にやるんでしょうか。ではないですよね。市内全域にある竹林を整備していくという認識でよろしいでしょうか。 そうしますと、市内全域にある竹林っておっしゃいますけども、これかなりの広範囲になるし、やろうということで、これはこの予算じゃないという。 チップにするための機械を買うと、これは毎年その600万円というのは、これから令和何年ですかね、やっていくと、それはずっとこの予算でこのイベントをし続けていくということで、要はこの費用対効果ですよね。この竹林の竹灯りライトアップとかSDGs、これよく分かります。大切なことは分かるんですけど、この費用に見合った効果、これはどうやって検証したらいいんでしょうか。毎年600万円予算上げてますけど、去年はこういうのんで600万円に対する効果があったという検証の仕方はどういうふうに見てられるんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) まず、この委託料については今年度が最終です。ですから、来年度以降はもう0円になるという事業です。 それからまず、先ほどもお話しさせてもらいましたように、目標は経済効果のその先というのを見据えてますので、直接的な経済効果だけを例に挙げますと、例えば令和2年10月から令和3年1月までの夜間の赤目四十八滝の入山者数ですけれども、前年は2,026人でした。今年度は1万4,963人ということで、7倍超入ってます。入山料に換算して約800万円ということになります。既にこの何か月間でそういった経済効果が現れてます。当然周辺の飲食、宿泊等への波及効果もございましたので、実際に経済効果としては回収できていってるだろうと思わせてもらってます。 さきの忍者ツーリズムの取組とも相乗効果を発揮していることから、経済効果にとどまらない相当の波及効果を生み出しているものと考えております。 訂正です。竹灯りについては令和4年度までです。それから、忍者ツーリズムのほうが令和3年度までということになります。失礼しました。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 今聞かさせていただきました。令和4年まで続けるということで、私は一番、今聞かせていただいたら費用対効果は出ているという認識でよろしいんですよね。 本当に600万円というお金、ちょっと近くのところでは竹灯りといえば、本当に地域の方がボランティアで無償で作られて村に飾っているところもあるんです。だから、600万円というお金をかけて竹灯りをしないといけないのかなと、もう少しその辺も考えれるのかなということでちょっと質問させていただきました。 この分は以上でさせていただきます。 次、63ページ、商工会議所業務補助金というのがございます。 この業務補助金398万9,000円、このまた積算の根拠と、それからどのようなことをされてんのかということお聞かせ願えたらと思います。 ○議長(常俊朋子) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 商工会議所のほうで、中小企業相談所業務というのを行っていただいてます。これは商工会議所の業務なんですけれども、これに対しての補助金ということになります。 内容につきましては、市内の中小企業の支援、育成ということになりますけれども、この経営相談ですとか創業のアドバイスなんかにつきましては、長年の経験と専門的なスキルが必要不可欠ということになります。 市においても同じようにこういった相談を受けさせていただかないといけないわけですけれども、より専門的なアドバイスが求められますので、そういった部分でいきますと、商工会議所のほうでその専門性というのを十分確保していただくということは非常に重要になってきます。 会議所のほうで今現在企業の経営等の指導、支援スタッフで4名の方、経営指導員さんがいてくれます。それから、3名の経営支援員がいてくれます。1名の記帳指導員がおられます。そういった人の確保とそれから養成、それのために必要な経費の一部を補助させていただいてるということになります。 それから、会員外の方というケースもあります。この方の相談も受けていただくという条件の中で補助をさせていただいてるということです。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 私が思ったのは、商工会議所自体がやる仕事をなぜ名張市が税金を入れて補助しないといけないのかなということにちょっと疑問を持ったので質問させていただいたのと、それから確かに中小企業のいろんな相談というのは本当に大事なことなんですけど、経営指導なんかもそうですけど、私でもそうなんですけども、じゃあ今までにどれぐらいの方が相談を受けて、どのような、またこれも同じような効果をもたらしてるのかというデータがありましたらお聞かせください。 ○議長(常俊朋子) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 例えば今年度ですけれども、本年度の2月の末の時点で指導に当たった件数2,000件、それから補助金なんかの支援ございますけれども、こちらについては約300件従事していただいてるということです。 この間につきましては今年はコロナ禍ということでありますけれども、市のほうでも受けさせていただいておりますけれども、最終的にはやはり商工会議所のほうできっちりとした手続していただくということで、していただいてるということです。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜。 ◆議員(木平秀喜) コロナ禍ということでいろんな部分で皆さん相談が多いと思います。また今後もまたいろんな補正が国でも組まれてますので、またそういったところでの相談が多くなるんだろうなというふうに思いますので、ここで聞かさせていただいて、また重要なものかなというふうに判断させていただきました。 あと最後に、婦人科のところで質問させていただきたいと思います。 3,500万円の予算がついております。婦人科に対して、どのような婦人科外来をされるのかということで内訳、積算をちょっとお聞きできたらと思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(常俊朋子) 市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(吉岡昌行) ご質問にお答えを申し上げます。 本年度予算に3,459万8,000円計上させていただいてございます。この中で、婦人科に伴う建設費としまして2,000万円を見込んでございます。 この婦人科といわれる診療科につきましては、疾患の特性から患者のプライバシーに配慮した診察室であるとか内診室、それから待合所なんかも整備する必要がございますので、今現在の診察スペースと別に建設をする必要がございます。院内の中でやろうというふうに考えているところでございます。 ただ、どういうふうな形でどういうふうにという詳細部分につきましては一定の部分見込ましていただいた上での予算計上をさせていただいてございますが、内容につきましては、今後三重大学の派遣いただける医師、教授の先生方と相談をしながら詳細部分の内容については決めさせていただきたいということでございますが、大体そこの整備に係ってくる金額というのをはじかせていただいて2,000万円計上させていただいてるというところでございます。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 市長の公約でもあろうと思います婦人科を作るということで、まず婦人科を希望する市民の方はどれほどおられて、先ほどもおっしゃってくれましたけど、特別な医療をできるような婦人科、要は市内にある病院とまた違う婦人科を作ろうとされているのか、またさっきに戻りますけど、どれぐらいの数の市民の方の婦人科が欲しいという声を聞いた中で建設に入ろうとされているのか、その辺の根拠をちょっと聞かせていただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) 婦人科開設の目的と必要性というところかなというふうに考えておりますので、その辺についてお答えのほうさせていただきたいと思います。 まず、婦人科開設の目的としましては、これまでも産科も含めて開設の検討を行ってまいったわけでございますけども、その理由といたしましては、名張市内の婦人科を標榜する医療機関が2病院でございまして、そのうち出産を行える施設は1病院であるという現状から、先日の一般質問でもご要望としていただきました里帰り出産が困難であるという声が上がっているということ、さらにかねてから三重大学附属病院から、伊賀地域から婦人科疾患の流出があり負担になっているという声が上がっていたというところを受けてというところがございます。 医師の確保につきましては、三重大学医学部婦人科の教授と協議をしてるところではございますけれども、婦人科領域におきましては医師数が3名以上必要となりますことから、現時点では困難な状況であるというふうに考えておるところでございます。ですので、少数の医師数で対応可能な婦人科からの開設を目指しているというところでございます。 なお、婦人科領域におきましては地域開業医の先生方と協力体制のもと進めてまいりたいと、このように考えておるところでございまして、その必要性につきましては国民健康保険及び後期高齢者医療のレセプトデータの分析を行ったところ、名張市におきましては、婦人科疾患を患われている患者様が一定数おられたいうところでございます。 ただし、市内で診療を完結できないためか、市外の医療機関への流出も一定数見受けられたというところでございます。つまり、一定の需要が見込めるというふうに解釈をしておるというところでございます。 詳細の数字につきましてはちょっと今持ち合わせがございませんので、この辺りで失礼させていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 最後の質問になりますけれども、開設されて運営されるのに、今でも市立病院は本当に赤字というか困難な経営をされている中で、新たに婦人科を開設することによって、予算、要は経営ですよね、経営計画、黒字化できるような計画の基がもう作られてるんでしょうか。その辺の部分いかがでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) 先ほどのご答弁でも申し上げさせていただいたとおり、婦人科疾患で医療機関を受診されてる患者様が一定数おられます。需要が見込めると考えておりますので、そのあたりで考えておるというところではございますけれども、診療単価に関しましてなんですけども、一般財団法人全国公私病院連盟の分析報告の中で外来の診療単価が1万4,365円、入院診療単価が6万6,906円というふうにされております。これらの数字を基に、収支の試算を行ってございます。 その結果、地域の需要を基に想定される患者数から試算した限界利益は約2,000万円でございまして、一方で医師1人が受け持つことができる最大限を基に試算いたしますと約1億2,500万円となるというところでございます。そのため、これらの利益の範囲内で医師の確保と医療機器の調達を行うことができれば診療科の収支は黒字になると、このように考えておるところでございます。 現在コロナ禍で厳しい状況にあることからこそ、医療機関の診療体制の見直しや診療科目の充実といったことを検討いたしまして、積極的に導入していくことが最終的に経営改善につながると、このように考えておりまして、その方向で進めておるところでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 質問はこの程度で終わらせていただきます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 私からも、震災から今日で10年ということで、改めまして、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方に対して心からお見舞いを申し上げます。 私も震災後5月に女川町のほうへボランティアに行かせていただきまして、いろいろそういった方々とちょっと今でもしてるんですけれども、本当に大変な状況でございますけれども、みんなで一緒に頑張っていってほしいなというふうに思ってます。 今日は一般質問をする予定でございました3つの項目につきまして、改めて今日ちょっと質問をさせていただこうということで、1つは国体関係、2つ目は生活困窮者、それから3番目は外国人支援ということで、このコロナ禍におきまして影響を受けてる事業の状況についてご質問をさせていただきたいなというふうに思ってます。 まず最初に、教育委員会関係の生涯スポーツであります国体につきまして質問させていただきます。 今年度三重国体運営実施事業が約4億円ということで、一般質問でもいろいろお話を聞いたところですけど、現在三重県をはじめとして4市ですけども、毎日のようにツイッターでこの国体情報が私の携帯のほうに入ってきてます。 しかるに、名張市のほうはホームページを見ても、それからそういったSNSを見ても一つもないというような状況であるんですけれども、そういった広報の基本計画とかそれから市民運動基本計画、これはこの間ボランティアの件で話しましたのでもういいんですけど、あとは歓迎、おもてなし基本計画、それから競技運営基本計画、宿泊基本計画、輸送交通基本計画、医事衛生基本計画、警備消防防災基本計画、施設整備基本計画、こういったものを含めて総合計画がなされると思っておりますけれども、ほかの市ではちょっともう出てるんです。名張市ではまだ全然出てないというようなこともあって、そんな計画を、広報も含めて、どういう計画でこれからやっていくつもりなのかというのをちょっと聞きたいなと思ってますけど、ついでにもうあまり時間もございませんので、あと歓迎装飾についてもちょっと一緒にお聞きしたいと思います。 これは百合が丘でもホッケー場があるということもありまして、地元の方も含めて、いろんな選手とか一般の方が百合が丘に来ると、どんな道筋でどうしたらええんやろかなというと、アプリなんかで検索でばっと行けると、こういうのが必要やなという声もちょっと聞いてました。 ですから、これは百合が丘だけでなくって、軟式野球場も含めて、ここで5つの競技があるわけですけど、そういったところが他県からも来やすいような、そういったアプリも含めた、そういった歓迎のことも必要やし、案内看板をどこでつけるんかなあというようなことも、もう早くも皆さん、こうやって話をしてます。ですから、どういう状況を考えてんのか。 それから、宿泊ですね。宿泊についても、1万人ぐらいは予約と聞いてるんですが、具体的にどのぐらいの人数を予定して、じゃあどこに宿泊を、ホテルも含めてやっていくつもりなのか、そんなところもちょっとお聞きしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) この三重国体の運営に関わって各種ご質問いただきましたので、私のほうからお答えを申し上げたいと思います。 まず、国体に向けての準備状況ということでお尋ねをいただきました。 これは、一般質問初日の福田議員なり、また細矢議員にもお答えをさせていただきましたけれども、いずれにいたしましても、各競技の関係団体と現在も定期的な打合わせを行いながら、1つは先催県、先に開催をしていただきました自治体の状況なりも十分把握させていただいた上でですけれども、このコロナ禍の中で感染症の対策というものも十分図りながら、まず我々慎重に行わないといけないのは、この感染症対策をしっかりと取って、過去の慣例であったり慣習にとらわれない、本当にそういった大会にしていくべく、今もって検証をさせていただいているところです。 さらに、この当初予算に大きな予算、総額で4億26万9,000円というものを計上させていただいてご審議をいただいてるわけですけれども、これがお認めをいただきましたら、早速4月から具体的に大会の設営の運営のための配置であったり、またその担当者の配置だったり、専門業者の選定を行いまして、その業者とともにしっかりと計画をさせていただきたい。 確かに、今ご質問の中にもありましたように、他市の状況と比べると名張市はまだまだ情報発信が遅れてるじゃないかというご意見もいただきました。それは十分認識をしながら、今後しっかりと計画を立案をさせていただいて、それを市民の皆様、また応援していただく方々に十分発信できるように準備を進めさせていただきたいと思います。 なお、その情報発信のことでもお尋ねをいただきましたので、今日まで実はホームページであったり、またケーブルテレビやラジオを活用させていただきまして、市民の皆様にこの開催競技をしていただくための開催の日時であったり、また開催の競技の紹介であったり、本市出身等の国体候補選手の紹介などをさせていただいております。さらにこういったものも十分にそれらのメディアを活用させていただきまして進めさせていただきたいと思います。 さらに、ただ1点、重複しますけども、このコロナ禍の影響でやはり過去の大会に比べてどうしても応援いただく方々、観客の動員数の制限がかかってしまうという可能性も私ども排除できませんので、これも県であったり、また競技団体と連携を図りながら、試合の状況をユーチューブなどを活用して皆様にご覧いただけるような取組を実は今進めておりますので、またはっきり決まりましたらご説明なりご案内をさせていただきたいと思います。 さらに、歓迎装飾であったり、交通誘導設置のことについてもご質問をいただきました。 ご質問にもありましたように、本市を訪れる選手であったり、監督をはじめ、大会関係者、さらには応援される方々ということで、そういった方々に対してこの名張市の輸送計画に基づいて、来場者の方が迷わないようにということで、少なくとも今現在国道165号であったり国道368号、また近鉄名張駅から会場までの要所要所に誘導サインを設置をさせていただきまして、的確に誘導を図るよう考えておりますし、またアプリ等のご提案もいただきました。そういったものも含めて、今後検討してまいりたいと思います。 最後ですけれども、選手だったり、関係者の宿泊についてもお尋ねをいただきました。 この国体を開催するに当たりましては、本当に数多くの選手であったり監督者または大会関係者が本市に訪れて宿泊をしていただくことになります。今現在、これも県と連携をして、仮ではありますけれども宿泊計画を策定をさせていただいてます。現在、大会期間中、最も多い宿泊の想定数としては1,200名を想定をしております、これは、名張市内の宿泊施設の提供数、これはいろいろ各宿泊施設にもお問合せをさせていただきながら見込んでおりますと約600人が市内で宿泊ができないということが今もって見込まれております。これについては、県とも調整をさせていただいて、当然この三重県内では各市町も大会の開催をしていただきますので、県にも確認をさせていただいてるんですけど、当然県内ではもう宿泊施設が見込めないだろうということの中では、お隣の奈良県であったり、そういったところを中心に、今不足するであろうという600人、最大600人を想定してますけども、そういった方々が十分宿泊していただけるように三重県を中心に調整をさせていただいているところでございます。 いずれにいたしましても、選手、監督をはじめ、この大会関係者についてはそういった状況、はっきりめどが立ちました時点で、現状どうであるかということも含めて皆さんに発信をさせていただいて、皆さんが安心してこの大会で参加していただけるように十分配慮させていただきたいと思ってます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) そういった計画書が今までホームページを見ても出てないのでどうかなあというふうに思うとったんですけど、今ご回答いただきましたような形で考えていただいているということがよく分かりましたし、この採決が終わったら4月にはそういった会議をして、いろんな基本計画をきちっと決めて、その上で、いろいろ市民の皆さんとか、我々議会も含めてですけど、いろんな情報をしっかりと共有できるような、こういうような安全対策をしっかりしながらやっていってくれるということをお聞きしましたので安心しました。引き続き、よろしくお願いしたいなあというふうに思ってます。 宿泊に関してはそういうことで分かりましたから、その辺の手続もこれから順次やっていってくれるのかなあというふうに思ってますので、この国体の準備に関しては4月にならんとはっきりちょっと答えも出ないと思いますので、それからしたいなというふうに思ってます。 それから最後ですけど、前回の12月の質問でもちょっとさせてもらったんですけど、百合が丘のホッケー場の着替え室ですね。これは回答でも倉庫のほうで着替えしてほしいというふうな形でお聞きしとったんですけど、高校生の女子に聞きますと、あの倉庫ではやっぱり着替えができないというようなお声を聞いてまして、何とか、これ感染症にもつながることですから、もう第3次の補正予算にでも、まあ僅かなお金ですから、ちょっとこうできんのかいなというふうに思ってますから、ぜひ高校生のそういった声もしっかり聞きながら、安全にやろうと言ってるわけですから、安全対策をしっかり万全でやるという意味合いで、こういった声も大事にして、皆さんのちょっと頭を働かせていただいて、そんなにお金をかけることでないわけですので、再度質問をしたいなあと思って聞いとんです。いかがでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 百合が丘にございますホッケー場の更衣室のことにつきましては、先ほどご質問にもありましたように、12月の一般質問でもご質問いただきました。その時点での考え方をご答弁申し上げたところです。それ以降も当然ホッケー協会の関係者の方々、また青峰高校のホッケー部の顧問の先生方ともいろいろお話をさせていただいてます。 私どもは、その当時も今も変わらないんですけれども、実は市のこの財政の厳しい中にあって、僅かでもというご発言もありましたけれども、独立した更衣室となりますと、やっぱり一定金額を見込まざるを得ません。 可能であればということでですけれども、周辺にある公共施設等で何とか代用できないかということでいろいろご提案も申し上げながら、また建てさせていただいた倉庫の一角を更衣ができるようなスペースに加工しましてそういった場所を設けたりだとか、そこは実はホッケー場を出て、そこへ行くまでのルートの中で、やっぱり距離があったりだとか、一部土の部分があったりしてなかなか行きづらいということもいただきましたので、少し離れますけれども教育センターの建物がございますので、その1階部分の会議室が本当に会議にしか今利用されてないということからすると、逆に更衣室として代用することも可能であろうということで、そういったご提案も申し上げたわけですけれども、やはり一定距離があるので、更衣室として使うには使いづらいというようなお話もいただいてます。 まさに利用される方々にすれば、これも実際に要望もいただいてるわけですけども、ホッケー場内か、もしくはそのホッケー場に隣接したところに何とか更衣室をということのお声をいただいてるんですけれども、実は先ほどの話にも関わってくるんですけれども、国体の会場としてあのホッケー場を活用させて、当然利用するためにですけれども、そのレイアウトをまさにこれから、大会の運営であったり、また感染症の対策であったり、そういったもののレイアウトをこれから策定するに当たって、今もってここの場所に例えば更衣室を設けるとかということはちょっと非常に難しい。さらに、大会開催中、大会終了まではいろんなことでできるだけスペースを活用しながら密を避けて、さらに言うと動線も一緒にならないようにというようなことも考えますと、なかなか現状の中で、あの近接した場所に更衣室を設けるというのは非常に難しいなあというふうに受け止めています。 いずれにいたしましても、今後も関係者の方々としっかり私どももお話をさせていただきながら、一日も早くこの解決に向けて努力をさせていただきたいと思ってます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 教育センターのほうのことも考えていただいてしとるんだなということはお聞きしました。 そういう中で、やっぱり何か簡易の組立てができるような、ちょっとそういうようなこともやっぱりぜひ検討していただいて、まだ時間がございますんで、ぜひ解決のほうに向かってやっていただきたいなあというふうに思ってますので、引き続きよろしくお願いしたいなあと思います。 それから2つ目は、生活困窮者の自立支援事業についてお聞きしたいと思います。 これは一般質問のほうでも出てますので重複は避けたいというふうに思うんですけれども、この今のコロナ禍におきまして生活困窮者にどう支援していくかということはしっかりとお聞きしたわけですけれども、そういう中で2021年、このままやっていけるんかどうかという事業の中で約4,400万円の事業がこの生活困窮者の自立支援事業としてなっておるわけですけれども、主に社会福祉協議会のなばり暮らしあんしんセンターで一応やっていただいておるわけですけども、前回2月6日でしたか、生活相談会をして、一応8人の方が来られたというふうに聞いています。 そういった8人の方の状況でありますとか、このコロナ禍の1年間、相談件数なんかはこの前金額が出たんですけど、福祉子ども部長として、この生活困窮者、この1年、しっかりやっていただいておるということはもう重々分かってるわけなんで、相談以外を含めて、今4人だったと思うんですけど、その辺のことも含めて、次年度に現状でやっていけるんかどうかとか、この1年の状況を含めてお答えいただきたいなあというふうに思います。 ○議長(常俊朋子) 福祉こども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 私のほうから、この生活困窮者の方に対する市としての支援という形でお答えをさせていただきたいと思ってございます。 また、この具体の事業に取り組んでいただいております社会福祉協議会が取り組んでいる暮らしあんしんサポートセンターのことも例にお出しをいただいてございます。 平成24年4月に社会福祉協議会におきまして、福祉資金の貸付けであったり、また日常生活の自立支援事業、こういった事業を統合して立ち上げ、開設をいたしました。翌平成25年からは名張市がこの生活困窮者に促進していくというモデル事業に手を挙げまして、就労支援であったり、また家計相談支援、こういった新たな5つの事業もこの社会福祉協議会のほうに委託をさせていただいて、一体的に、また包括的にそちらのほうで生活、また金銭、健康、こういった課題を抱えている方の相談の受付をさせていただいて、その方と課題を整理した上で、自立に向けた支援計画というのを作成して支援を行っている現状でございます。 今年度はコロナ禍にございまして、さきの一般質問のときにもご答弁申し上げましたように、緊急小口資金であったり、特例総合支援資金であったり、こういった件数は増加もしてございます。 さらには、市が最終的に決定をさせていただいております住居確保給付金につきましても増えている状況でございます。 昨年新型コロナウイルス感染症が拡大しました4月、5月、このあたりにつきましては特にこの緊急小口資金であったり特例総合支援資金も1か月当たり40件から50件という数字でございましたけれども、その後一旦落ち着いた時点ではそういった件数も減少してまいりました。 ただ、年末から1月、2月にかけてさらに拡大がした時点では、こういった緊急小口資金の貸付件数、相談件数も増えてきているところでございます。 そんな中、国ではこの緊急小口資金であったり、特例総合支援資金の貸付けをこれまで受けていた方についても再度、これは3月31日までの申請期間ですけれども、貸付けが行えるという制度ができてまいりましたので、そういった相談にも対応していきたいというふうに考えているところです。 引き続き、この生活困窮者の方の支援につきましては、今年度取り組みましたアウトリーチ型、こちらのほうからも支援を届ける、また寄り添い型、こういった伴走の支援を市とまた社会福祉協議会、関係機関、団体ともに連携してこれからも取り組んでまいりたいということでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) ありがとうございます。 この生活困窮者を今ちょっとテーマにしたかったのは、このコロナ禍で生活困窮者がどのぐらい増えてるんかなあという形で、資料をいただいたところは、令和元年から令和2年を比べてやはり8月ぐらいからずっと新規の相談受付件数が増えてるんですよね。 ですから、そういった中で、この12月まででしたけれども、令和元年で71件、令和2年が146件という形、累計で、こういった倍増してるという状況の中で、今後これは新規相談受付ですから、だんだんこんだけ増えてきてるという状況の中で、コロナ禍はこれから1年、2年、ずっと続いていくように感じますので、引き続きこういった対策をやっぱりやっていかないと本当に生活に困っている方のセーフティーネットでございますんで、ぜひ社会福祉協議会を中心にやっていただいておるわけですけども、市の生活支援のほうのバックアップもいただきながらやっていってほしいなとも思ってますし、先ほど2月6日の生活相談会の8名の中で、見てましたらあんしんセンターだけじゃなくって名張市の営繕住宅室、これは住宅のことでもしっかりとフォローしていこうということと、それで三重県の住宅政策課の方も来てくれたということで、やはりこういった生活困窮者の方が、先ほど部長も住居確保給付金のことも出てましたけども、やはりお住まい、賃料も含めて、やっぱりちょっと支援をしていかないかんということがございますんで、しっかりとこれからも2021年度、引き続きずっと今の相談者の方を含めて相談支援をやっていただきたいなあと思ってますので、もっと本当は聞く内容はいっぱいあるんですけどこのぐらいにとどめておきまして、生活困窮者の件は一応終わらせていただきたいなあというふうに思います。 最後に、外国人支援について質疑をさせていただきます。 これは去年の4月に名張市の多文化共生センターができて、まだ1年たってませんけれども、そういった4月から外国人の方がこのコロナ禍で非常にお困りだなあというふうに思っておるんですけど、現状の多文化共生センター、いろいろ事業が6つありますけども、相談も含めて、いろんな状況の中で、9か月たったんかなと、その辺をちょっとお聞きしたいなと思います。 ○議長(常俊朋子) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(宮崎正秀) 市内在住の方の外国人支援の中で、本年度から本格的にNavarie内で運用をさせていただいてます多文化共生センター、大きくは6つの事業を掲げています。 まず1つ目、国際交流、相互理解の支援につきましては、名張街道市での国際屋台村と防災ワークショップにつきましては、残念ながらコロナ禍の影響によりイベントを中止をさせていただくこととなりました。 また、通訳、翻訳サポーター養成講座については2回開催をいたしました。また、多文化共生の理解のためセンター職員が名張市災害ボランティアセンターの運営委員として参画をしたり、市の職員研修や講演会などの中でも講演を行っていただいております。 2つ目、相談体制については労災や在留資格、各種申請手続、緊急小口資金など、様々な内容について三重県が設置しております、みえ外国人相談サポートセンター、MieCoと言いますけれども、そちらとも連携した中で対応を図っております。 続いて3つ目、通訳、翻訳サポートについては、市のごみ収集日程表の多言語翻訳、学校からの保護者への連絡文や地域のお知らせなどの翻訳、学校での保護者面談や各種相談でのタブレット端末による通訳などに対応しております。 4つ目、日本語教室と、5つ目、子供学習支援教室については、ボランティア団体名張ゆうあい日本語の会と連携を図りつつ、感染症対策を図った上で実施し、2月末現在、日本語教室が8クラス、延べ回数231回開催をし、延べ469人の方に受講をいただいております。子供学習教室は、夏休み中の8月に3回開催いたしました。 最後に、情報提供については、市ホームページのトップのところにバナーを設けさせていただいて、多文化共生センターへリンクをすることとなっています。また、センターのホームページの中ではSNS等を活用してやさしい日本語、多言語による情報等をはじめ、暮らしに役立つ情報、災害や新型コロナウイルス感染症に関する情報などを発信させていただいてます。 また、センター紹介のリーフレットや日本語を含めた11言語で書かれた名刺サイズのカードなどを作成して関係機関の窓口等にも配架していただいている状況です。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) これは多文化地域共生社会推進事業ということで約410万円の事業をやっていただいておるわけですけれども、今大きく6つの事業でいろいろ聞かせていただきました。 私もこの多文化共生センターに行ってお話を聞いておるわけですけども、今頃行ったらこういう形でくれるんですね、パンフレットを。カラーじゃないんですよ、モノクロなんですよ、もう予算がなくてできないというわけですよ。 だから、その410万円の中で、大半が人件費という形にはなろうかと思うんですけど、その内訳の中で、やはりちょっとこういう状況だと情報周知と言ってもなかなか難しいなあというふうに思ってますし、外国人の方がホームページにさっといけるような形とか、先ほどもツイッターを含めたSNS、ユーチューブを含めて、もっと外国人の方の登録を増やしてそういった交流を深めていかないとあかんのではないかなあというように思ってます。 今コロナ禍だからこそ中止というんではなくって、そういうネットワークを作ってやっていかないかんところに、やはりこの情報というところが非常に大事だと思いますので、その辺に関してこれからやっていただきたいなあと思うんですけど、その辺いかがですか。 ○議長(常俊朋子) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(宮崎正秀) 本年度多文化共生センターについては本格稼働させていただいたところです。そういった中では、まだまだ周知をしていくことというのが大切と思っています。外国人の方、SNS等はお送りをしていただいておりますので、当然市のホームページの中で分かりやすくバナーを設置していること、それから多文化共生センターのページの中ではフェイスブックであったり、公式のLINEのところであったりというところにもすぐリンクを張って見ていただけるような形の啓発等については行っております。 それから、財源として、現在3年間の事業の中で来年度が最終の年度となります。そういった中では、来年度にも向けて多文化共生センターの在り方について指針的なものなども取りまとめた中で、新たな財源の確保を目指して取り組んでまいりたいと考えています。 来年度も引き続きコロナ禍が見込まれます。そういった中では、各種相談の対応であったり、生活に困られた方の対応であったり、福祉部局とも連携をした中で運営を図ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) ありがとうございます。次年度に向かってそういった形で、この外国人支援、しっかりとやっていかなければならないなあと、こういった形が名張市の人口の増加にもつながっておるし、一緒になって地域共生社会を作っていくということですんで、ぜひこの名張の共生というのはいつも市長がもうこれは日本だけでなくて世界にアピールしているところでございますんで、外国人の1,000人ちょっとという少ない人数かも分かりませんけど、ここはしっかりと教育委員会のほうも事業に入れて、今しっかりやっていただいてますし、それから危機管理のほうに関しましても外国人と一緒にこういった災害が起こったときの避難所の運営とか、今も一応本年度以降、考えていただいておると聞いてますから、名張市においてのこういった外国人支援、本当にしっかりとこれからやっていってほしいなということで、質問を終わらせていただきます。 ○議長(常俊朋子) ここで換気のため暫時休憩いたします。(休憩午前11時5分) ○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午前11時15分) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) 例年3・11といいますか、この日が来るとニュースでいろんな報道がされるんですけども、今日も出がけといいますか、朝から家内とちょっと話をしてたんですけども、ちょうど10年前に何を自分がしていたかなあということなんですけども、スキーに家内と行ってまして、ニュースも含めてなんですけど、知ったんですね。本当にうそというような状況だったんですけども、また一つの節目、10年ということになりました。 私の好きな作家で玄侑宗久さんとおっしゃる方、お坊さんなんですけども、この方の作品もよく読むんですけども、ラジオで玄侑宗久さんが、この方は福島県の三春町のお寺のお坊さんなんですけども、仕事柄毎月数回はお葬式に行かれる。当然仮設住宅なんかも含めてなんですけども、お亡くなりになる方の最期ですね、お経を上げられるということでした。 大変つらいというか、1人で亡くなるというか、家族をなくされた方、そして仮設で一人住まいの方、いろんな状況を見ながら、こんな日本でこんな状況がまだ続いてるんだなあということを痛感するのと、そしてテレビの報道ではインタビューで何が今必要かというと、やっぱりお金が欲しいということなんですね。全くお金がない状態で大変な生活を強いられる、本当にこれが日本かなということを思いながら、豊かさの中で災害に遭うとこんなことになっていくんだなあということです。 他方、昨日のBSのニュースなんか見てまして、あるボランティアの方が東京でインタビューをされてました。この日3月で、当然失業者が多いとかいろんな様々な問題があるんですけども、マスコミの方が炊き出しがなかなかできないので決まった日にお弁当をもらいに来る方なんかにインタビューをされてたんですね。そうすると、先月の給与いかがでしたか、10万円切ってますということです。東京で10万円を切る賃金で生活するのは想像すれば大体もう皆さん方分かると思いますけども、本当にそんなんで生活できるかなと。そして、あなた今手元に資金幾らありますかと言うと、1,000円ですと。皆さん方、今財布の中に1,000円以上お持ちだと私は思いますけども、東京で路上生活とか含めて、そんな方が数多く見えるという、これが日本の現実なんですね。 そういった面からすれば、やはり弱者に行き届いたアナウンスとか、いろんな給付とかするのがやっぱり公であろうと私は常に思います。 そこで、私は昨年から増税の町名張市の超過課税について、もうええやないかという声は聞きません、もっと言うてくれということです。とりわけ賢明な議員の方多く見えますけども、昨年11月にいただいた全員協議会の資料ですね、あの資料を見て本当にこの数字正しいのかなというのが私の問題意識なんです。 この令和3年度の当初予算ですね、歳入歳出の数字を見ていただいて、これでやっていく。そして令和6年には何とかなるんだということをお聞きしながら3年間の超過課税ということでありました。私は性格といいますか、疑ってかかりますんで、これを見させていただきました。 そこで確認をしたいんですけども、令和3年度の当初予算の歳入歳出の款別の内訳があります。そこに上がってます歳入の金額、この歳入の金額と、我々議員にお示しいただいた令和2年度の歳入の金額以降、令和3年度の歳入、市債の額ですね、この整合性について、まずお聞きします。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) これは申し訳なかったんですけども、担当部署にはお伝えしませんでしたけども、ここで説明すれば、令和2年度の歳入、市債ですね、市債が20億4,700万円。しかし、令和2年度の数字と比較すると歳入の金額が3億円弱合わないんです。ですから、この数字がおかしいと思うか、合ってるかどうかというのは分からないんですけども、これが重要なポイントなんですね。この令和2年度の数字が変わってくると、令和5年度までのこのお示しいただいた数字が全く整合性がないということになってきます。ちょっと説明いただけますでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員に申し上げます。 質問内容と少し違っているように思いますが、質問内容に変わりございませんか。 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 少し今何を尋ねていただいてるのかというのがちょっと分かりにくい状況ですので、今おっしゃっていただいてるのは、今私ども中期財政見通しの資料については持ってますので、そこの何ページのどこと今の当初予算のどことの相違についておっしゃっていただいているのかというのをお示しいただけませんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) 令和3年度当初予算の歳入款別主な増減内訳、当初予算額比較、3ページ、4ページです。3ページ、4ページで公債費のほうはほぼイコールですね。しかし、市債のほうは差異がありますんで、この3ページの説明で結構です。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) 今のご質問というのは、市債の額が中期財政見通しよりも令和3年度当初予算でお願いしてる額が大きい、その差の説明ということで考えさせていただきます。 実は、私どもも決して市債を増やしたいわけではございません。その中で、国の地方財政対策におきまして、当然地方税は減収になるだろうと見込んでおります。その一方で、地方の一般財源総額は0.4%増になると国のほうでは見込んでおります。 それでは、その内訳を見てみますと、国も地方税については減収を見込んでおりますが、その一方で、国は交付税なりでその財源を補填しようというふうな考えを持っておりまして、特に令和3年度特徴的な部分といたしまして、これよく話題に上りますけれども、臨時財政対策債、国においても交付税財源が不足いたしますことから、地方と国で財源を折半して何とか対応していこうということで臨時財政対策債を74.5%増額してきてございます。私どももそれにのっとって、令和2年度の決算見込額に対して74.5%の増額を計上させていただいた結果、中期財政見通しよりも増額となったということでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) この問題についてはあまり時間取りたくないんですけども、これは多分私の問題意識だけというのは、要は議会に説明いただいたのは令和3年度以降の市債の数字ですね。例えば、令和3年度は市債は10億5,800万円ですと。がしかし、令和3年度の市債の額が24億5,400万円、倍の開きがあるんですね。 そうすると、ここでお示しいただいている形式収支、累積収支が全く変わってくるということです。 今日は論じませんので、また後でお聞きしますので、これはこれで終えたいと。あと私本題に入っていきたいと思います。 障害者の自立支援についてちょっとお尋ねをしたいと思います。 昨年に比して8,700万円ほど増なんですね。およそ国、県で14億円、市で5億円、およそ19億円の自立支援なんですけども、この19億円についての現況の説明をちょっといただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) この障害者自立支援に関係いたしまして、当初予算の計上をさせていただきました19億1,784万6,000円の内容を説明させていただきたいというふうに思っております。 この障害者自立支援費につきましては、自立支援総務費の事務的な経費を除きまして、大きくは介護給付費と訓練給付費、そして医療費が主な事業内訳となってございます。 事業費の大半を占めます介護給付費、また訓練給付費につきましては扶助費でございまして、障害をお持ちの方が利用されます福祉サービスの提供に係る経費でございます。障害者の方の利用実績に応じて費用を事業者の方にお支払いするという制度の内容でございます。 具体の事業内容を申し上げますと、介護給付費におきましては生活介護事業がございますが、障害者の方が施設に通所し、入浴や排せつ、また食事等の介護を受けるサービスがございます。参考に、令和3年2月までの1年間の実績を1か月に平均いたしますと235人の方が利用されているという状況でございます。 次に、訓練給付費では就労継続支援事業といたしまして、この事業には事業者と雇用契約を結ぶA型、また訓練となりますB型の作業所がございます。一般就労に就けない方がA型、またB型の作業所での作業に就いていただいて、就労に必要な知識や能力の向上を図っていくといった内容でございます。そして、作業内容に応じて工賃を支給いただいているという内容でございます。 これらの実績につきましては、昨年のサービスの質、課題について障害者総合支援法に基づく設置すべき自立支援協議会に当たる名張市地域共生デザイン会議というのがございまして、そちらのほうでそれぞれの事業実績であったり、また課題、これからの施策について協議を進め、障害者の方のサービスの支援に努めているところでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) ありがとうございます。 非常に重要な取組ですので、よく聞くのが、やはり自立できる方へもっとお助けすることがないかなということを思います。 そういった意味では、自立できる方への支援策ですね。一番ご心配にされているのは、やはり親亡き後というか、今親御さんがお見えになって何とか自立できる方を家族で見てる場合と、当然年を重ねてというか、よわいを重ねて、当然人間生き物ですので順番に亡くなっていくと、保護する親が亡くなった場合に、その方が本当に自立できる方はいけるところまで何とかできないかなというときに、この予算、増えていくのはいいんですけども、人口減少、税収が減っていく、いろんなところでお金がかかっていく中で、どうしていったらいいのかな。当然地域で支えなきゃなりませんので、先ほどの財源確保の問題もありますけども、こういったことをやはりシステム化できないかというか、何とか全員でワッショイワッショイと支えていくようなことができないものかなと。 先ほど部長のほうからA型、B型の作業所のお言葉ありましたけれども、名張独自というか、いろんな市長のお知恵もありますけども、アグリの問題とかいろいろありますけども、もっと何かできないかなと思うんですけども、これ以外に市独自でお考えになってることがあればお示しいただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 障害者の方の中には、今ご紹介ありましたように就労に就きたい、自ら働くことによって賃金を得たい、こういった障害者の考えをお持ちいただいている方もたくさんお見えいただいてます。そういった方につきましては、名張市ではこの障害者人材センターに2名の専門の職員を配置をさせていただいて、就労支援に当たらせていただいております。 主に1人はそういった事業所等の新たな開発であったり、その企業とのマッチングをさせていただく。もう一人につきましては、今これも議員のほうからご紹介いただきましたアグリ、農福連携の中で農業を活用した就労支援、これを現在美旗地区にあります農業地において、これも実践をさせていただいてございます。 そうしたことで、障害者の方の希望に添うような就労支援、これに引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) ありがとうございます。 私もこの議員の中でもそうなんですけども、職業柄いろんな名刺ですとか、いろんな自分のパンフ類とか印刷物の作成とか、私は伊賀市のあるところにお願いしてるんですね。その方、名張の方なんです。そういった意味からすれば、名張でそういったことが充実できれば、通勤といいますか、ボランティアの方が送迎されてますけども、自分の家の近くでそういった仕事ができれば、多くの議員もお見えになりますし、多くの方が名張で、名張の仲間といいますか、市民同士で連携できないものかなと。 ましてや、空き部屋というと変な言い方ですけども、空き家とかいろんなところを工夫しながらうまく組合わせができたら、名張は本当に人に優しいまちづくりに一歩も二歩も前進していくんであろうと思います。 そこで1点確認なんですけども、ここで今般、地域移行のための安心生活支援事業として322万円ほど計上されています。これが様々な支援を切れ目なく提供できる仕組みを整備しとありますけれども、この地域のための安心生活支援事業なるものですね、これはどういった内容のものなんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 今年度予算のほうにも計上させていただいております地域生活支援事業でございます。 この地域生活支援事業につきましては、国のほうにおきまして障害者の方たちが地域で生活していく上での課題整理というのが一定行われました。 そうした中で、相談体制の強化であったり、緊急時の対応としての施設の確保であったり、また総合的にその方への支援計画を策定するプラン作成であったり、こういったことを総合的に連携して、これまで以上に取り組んでいく、この連携を事業者、また関係機関が連携して取り組んでいくということで、私どもも1名のコーディネーターを置きまして取り組んでいくこととしてございます。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) 次に、ちょっとお尋ねしたいのが、高齢者のフレイルの予防ですね。これ厚生労働省の取組の一部でもあるんですけども、今回の予算の中でも通いの場ですね、一体的に実施するのはどうかということがあるんですけども、このフレイルの取組の内容ですね。実際のところ、サロンといっても今3密の問題があったりいろいろするんですけども、そこらも含めて、これちょっと今お考えになっているこの予算の使い道もそうなんですけども、ご説明いただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) フレイル予防についてご質問でございます。 フレイル予防につきましては、高齢化の進展に伴いまして、高齢者の方の筋肉低下であったり、また心身の低下、こういったことを防いでいくということで、健康寿命の延伸にもつなげる事業の一つとして取組をさせていただいてございます。 特にフレイル予防につきましては、地域の高齢者サロンであったり、また各15の地域の市民センターにおきましての教室であったり、講座ということで、広く周知もさせていただき、また多くの方に参加もいただいてございました。 このコロナ禍におきまして、一定そういった活動が制限があったわけでございますけれども、周知については自宅でフレイル予防にも取り組んでいただけるということから、今年度、毎年実施をさせていただいております民生委員児童委員協議会のほうが独り暮らしの高齢者の方、また高齢者のみ世帯の方へのアンケートであったり、ふだんから見守りが必要な方へのアンケートというのを実施をさせていただいてございます。 そうした際に、フレイル予防の重要性、これをパンフレットと一緒にお持ちいただいて説明もさせていただいたところでございますし、フレイル予防に関わって健康づくりという観点からこの3月にまちじゅう元気リーダーの方を対象にオンライン体操講座というのを1つ試みとして開催をさせていただこうということに努めてまして、引き続きフレイル予防であったり健康づくりであったり、市民の健康増進に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) ぜひとも積極的にお願いしたいなあと。 厚生労働省の資料を見てましたら、日本中でこのフレイル予防に関してどんな取組をしてるんだというのを見てましたら、やっぱり先ほどおっしゃったように、大概やっておる体操が51%ぐらいやっぱりあるんですね。そして、会食が4%あったり、お茶が20%、認知症予防で4%、どんな内容かちょっとあれですけど、あと趣味で17%とか、ずっと同じようなのがあります。 いつでしたかNHKのニュースで神奈川のある市の取組が載ってました。こんな名張市と同じように、名張市は住宅地政策で伸びてきましたけども、大半私もそうですけども、大阪行ったり、津に行ったりという、通勤なんですね。退職後、どうしても運動不足になりますので、その神奈川の取組は、地下鉄に乗って1駅、2駅行って、男なら通勤なら朝起きてネクタイ締めて行ってきますという、今までのリズムを崩さずに行く、どこへ行くかというと、その1駅、2駅向こうの喫茶でカラオケする、そしてまた帰ってくる、仲間ができると。いろんな取組されてるので面白いなあと見てました。 あるところを見てましたら、天然温泉とか、カフェ、名張もカフェ結構多くありますけどもカフェとか、あるいはお寺でマージャンってやってましたね。どこの地域でもお寺ありますんで、お寺借りてそこでマージャン大会やってるとか、あるいは名張は今ある車メーカーの何とかタウンってできましたけども、ああいったカーショップの商談スペースを使いながら集まってきて体操をしてると、結構体操が多いんです。 ですから、私が思いましたのは、この七百数十万円の予算、これ15地域に分けるとほぼ50万円ぐらいになっていくんですけども、この50万円を大体分けていくと、その地域で大体月4万円ぐらいになっていくんですね。そういったお金でその地域で何かそういったことができないかなと思ったりしてましたので、もっともっとこういったことは積極的に取り組んでいただきたいということをお願いしておいて、これにつながるのは、まちの保健室だと私は思ってます。まちの保健室を本当に有効に、もっともっと有効に機能すれば、こういったフレイルの問題も含めてですけどもやっていける。 がしかし、まちの保健室はやっぱり業務が多過ぎる、多過ぎるといったらいいんですか、多いんですね。がしかし、まちの保健室に関わる体制がやっぱり弱いと思います。現在、平均的に2名ぐらいの体制であるわけですけども、そこらがやっぱりもう少し人員増というか、何かこう働き方を含めて、あるいは退職者も含めて、何かこう工夫できないかというふうに私は思ってますし、そしてアナウンスですね、私のように退職した人間というと割と知らないんですね、こういったものがあると言いながらも知らない。地域でいる方はいいんですけども、大体何十年も通勤で外へ出てるとまちの保健室というものがあることすら知らないと。 私、今回ありがたかったのは、私の身内ですけども軽い認知がありまして、今あるところで入所してるんですけども、そのときもその家族の方がどこへ相談に行ったらええんやと、僕は市役所にまず聞いたらということと、まちの保健室というても、その聞きたい人間はどこへ行ったらいいか分からないんですよね。そうすると、市役所といっても土日閉まってますんで、何とも仕方がない。そういった意味で言うたら、まちの保健室が土日も含めて機能すれば、あるいは9時から5時の内容が、あるいはシフト勤務とかいろんな工夫することによってもっともっといいものになっていかないのかなと私思うんですけども、こういったところの検討というのはどうなんでしょうか、まちの保健室の体制強化という面では。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) ご紹介いただきましたように、まちの保健室の職員は多種多様な業務を行ってございます。介護関係の業務から健康づくり、また子供のチャイルドパートナーとしての支援、幅広うございます。 そんな中で、体制強化、私どもの人材育成、スキルアップをしていく、こういったことには日頃より取り組んでいるところでございまして、各種研修を実施もさせていただいてございます。 そんな中で、体制をさらに強化、人員も含めてというご質問でございますけれども、今現在もまちの保健室の職員は土曜日曜におきましても地域がそれぞれで開催していただきます講演会であったり、健康教室、地域での集団健診、そしてまた市民センター祭りや敬老会などのイベント行事、こういったところにも出させていただいておりますし、さらにはこの土日開催のサロンというのもございまして、その運営にも携わらせていただいてございます。 限られた人数の中でこういった業務をこなしているわけですけれども、引き続き体制強化の必要性も検討しているところでございますので、人員体制、また職員のスキルアップ、これには今後も努めていきたいというふうに考えているところでございます。 それと、まちの保健室のことをまだまだ知らない人がいるんではないかと、これはやはり私どもも広く周知はさせていっていただきたいと思っておりますし、特に直近では昨年の6月に広報で特集を組ませていただいて、特にコロナ禍でしたので、心から心へつなぐサービスをと題しまして、まちの保健室として行っている業務、また市民の方へは孤独を感じる、頼れる人がいない、そんなときの身近な相談相手、まちの保健室という大きなタイトル、見出しで周知をさせていただいておりまして、引き続き市民の皆さんにはこういったことで啓発もさせていただきたいなというふうに思っているところでございます。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員(山下登) 先ほどちょっと私が触れましたように、私のようにサラリーマン、会社員を退職した人とかあまり分からないので、まちの保健室の目印ですね、マークとか、やっぱりそのここにこんなんあるよというのをすれば、あれなんやろと、実はあれはこれこれしかじかまちの保健室でこんなんですよというのがもっともっとアピールできないかなと思って、ああそういったことを検討できないものかなというふうに思いました。 過日、市長の施政方針にもありましたけど、名張は19の事業所でリンクワーカーの関係もそうですけども、見守りですね、されてると。もっともっと事業所拡大というよりも、思いますのは、よく散歩すると八百屋さんがあったり、あるいは商店があったり、ガソリンスタンドがあったり、いろんなお店があるんですね。ですから、どんどんそういった意味からすれば、もっともっと見守りをやってますよと、私実は市長が19事業所とおっしゃいましたけども、私ちょっと勉強不足でどこの事業所がどうかって、私全て分からないんですけども、もっともっと広げてみんなで見守りするまちづくりというのをやっていければなあと思ってます。 今日も私、市役所へ来るときに、この鴻之台のこの辺の近くなんですけども、私の住んでる住宅地の年配の方が散歩がてら歩いて見えました。結構な距離なんですけども。 しかし、そういった高齢者の方にもし何かあったら、これ誰だろうと。しかし、近くで酒屋さんとか、いろんな店がありますんで、ああおじさんおはようとか、そんな昔のいうたら在所の付き合いができるようなものになってくると、もし万が一何かあったときでも、ああこれどこどこの人やろとか分かってくるので、見守りの体制強化というか、このリンクワーカーも含めてなんですけども、ぜひともこれ私の希望としてお願いをしたいなと思います。 どういったことかというと、私の一般質問でも2回ほど話をさせていただいたのが、終活、エンディングの関係なんです。2つの市に行っていろいろ話をして聞いてきたりするんですけども、独り住まいの方が早朝散歩なりいろいろされて何かあったと、すると全くどこの誰か分からない不明のままになったりするんですよね。 ですから、そういったときのことをどうするかということと、あるいは自宅でなったときに事件性の問題があったりしますんで、警察が介入する。 ですから、できるだけ今私はまちの保健室の充実ということが必要なのは、独り住まいの方のところは定期的にお邪魔してるとは思いますけども、連絡を取り合う、そんなことをもっとやろうと思ったら、やっぱり今の体制では私は弱いと思います。担当者の方に話をしたかどうかあれなんですけども、実は皆さん方、芸能人、女優で大原麗子という美人女優ですね、私の年齢になるとみんな分かると思うんですけども、大原麗子という女優がいました。あの方は62歳で亡くなったんですよね。すると、弟さんがあまりにもちょっと連絡がなくて、おかしいので家へ行くと亡くなってたと。そうすると、大原麗子が手を伸ばしてる先には携帯電話があったと、15センチというんですね。 ですから、本当に独り住まいならその地域の誰かがぴんぽん、元気という感じで、常にそうやっていけばいいのとか、あるいは乳酸飲料の配達とか、あるいは食料品の配達とか、常にそんなことが独り住まいの方とかできていればいろんな様々な問題が解決できる。 大原麗子が女優なら、男性で言うなら平幹二朗という役者がおりましたね。あの方82歳で亡くなったんです。あの方は風呂で亡くなったんですね。大原麗子は電話の近くで亡くなった。平幹二朗は風呂で亡くなったんです。ダンディーな方ですし、いい役者でしたけども、息子さんがご近所で住まいされてまして、最近見かけへんしどうしたんかなと思って行くと、鍵開けて入ると風呂で死んどったと。 だから、本当に様々なんですよね、独り住まいの死に方とか、あるいは歩きながら倒れたとか。そういった意味では、本当に見守りの問題とか独り住まいとかというのを含めて、この終活の関係ですね、やっぱりエンディングの対応もできたら、このまちの保健室である程度対応できたらなと。 これをなぜ公にお願いするかというと、やはり機微に関わることというのはなかなか幾ら親しいといっても、ご近所の方に話できないんですよね。自分の子供がどこどこへ行ってるとかどうかとか、どんな資産があるとかないとかですね。 しかし、公が中に入って、もし自分が死んだらこういうような葬式上げてほしいんだとか、子供はもう海外行っていないとか、連絡つかないとか様々なケースあると思います。 しかし、なるべく警察の介入とか事件性がないようにしていこうと思ったら、常日頃からやはりまちの保健室なんかが中心に地域の実情を知りながら独り住まいの方をしっかり見ながらやっていったら、本当に市長が理想とする福祉の理想郷の一部になるんじゃないかなと私は思っております。そういったまちの保健室に対する期待がありますので、今の人員の増加の問題とか、今の日常の体制ですね。 一昨日、私の家内もまちの保健室へ行っていろんなお手伝いをさせてもらってるんですけども、ボランティアでやるのと、やっぱり公が中に入って、その機微に関わることまでチェックできるというのはやっぱり市役所だと私は思いますので、ぜひぜひ今後このまちの保健室の充実に向かってはお願いをしたいなと思います。 一般質問でも静岡県の裾野市のトヨタとNTTがやっているウーブンシティの話をちょっと触れましたけど、まさに名張市はそういった意味では地域に根差したいろんな隣近所や商店だ、いろんなお店とのつながりを持ちながら見守りを進めていくというまちづくりに進んでいっていただければ、住宅地で伸びてきた名張市の姿がほかに続く参考事例になっていくと私は思いますので、ぜひとも担当部署におかれましては、まちの保健室の充実と予算獲得というか、工夫しながらお金を充てていただきたい。名張は住宅地でもって発展してきた、そうすると子供が離れて遠方に行く、家でいるのは2人、1人、ゼロとなっていくわけですので、ぜひぜひその点のご配慮をお願いしたいと思います。 そんなところで私の質疑を終えたいんですけども、何かこのまちの保健室に対して再度部長のほうから何かお考えがあったらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) これまでもまちの保健室の役割、地域の方の見守り、寄り添い、こういったことに重点を置いてまいりました。 今ご提案をいただきましたまちの保健室が金銭管理なり財産管理、ここまでは非常に難しい、市としてそこまでは立ち入れない部分もございますけれども、引き続きこの地域共生社会を目指していく、この名張市においてまちの保健室の充実というのは今後も図っていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 2011年3月11日、あの日を決して私たちは忘れません。災害が起こってすぐに名張市も塩竈市に市長をはじめ職員の皆さんが応援に駆けつけ、被災された住宅の状況の調査、それからインフラ整備などにもう3月からずっと暑い夏まで現地に入って応援支援に行ったことを覚えています。 町の復興というのは少しずつ進んではいますけれども、今言われているのが、災害が激しかったところで一旦離れた人たちがばらばらになって、そしてコミュニティーの再生ができなくて、町の復興は前に進んできたけれども人の復興がまだかなっていないということが今言われています。 この10年間、本当に被災された方、とても厳しい日々だったと思います。そういったことにも心を寄せながら、引き続き人の復興がかなうまで、みんなで力を寄せて、心を寄せていきたいと思います。 そしてまた、原発の後処理というのができておらず、故郷に入れない浪江町の皆さんということもあります。どこに住んでも安心して暮らせるエネルギー政策、このことについても改めて考えていかなければならないというふうに思います。 それでは、当初予算の質問に入ります。 当初予算でありますが、コロナ禍の影響もあって市税は例年から6億5,000万円減額の見込みであります。そして、95億円になってます。 その一方で、予算書の12ページ、法人事業税交付金、そして地方消費税交付金は増となっています。これら法人事業税交付金を前年より大きく見込んでいるのはどういう理由があるのかお答えいただきたいと思います。 そして、地方消費税交付金についても多く見込んでる。これは2020年からの増税というのもありましたけれども、昨年よりも、昨年はもう10%になっていましたが、それよりもまた令和3年度、多く見込んでいる。その見込みの根拠は何なのか教えていただきたいと思います。 そして、令和2年度の補正で3億円の減収補填債を使いました。この減収補填債には、それと同時に精算措置、普通交付税の精算措置、法人事業税の精算措置というのがあります。いわゆる収入が、税が得られなかった分の減収補填債を借りた分、同時に精算というものもあります。これをどのくらい見込んでいるのか。それが令和3年度に補正で入ってくるのか、そのあたりのことも教えていただきたいと思います。 あと94ページです。 令和2年度で猶予特例債6,600万円使ってます。これを使うと令和3年度でこれを納めなければならないといいますか、入らなかった分を借りた、これを令和3年度に徴収して、それを借りた分を回収ということでありますけれども、令和2年度、名張市で納税猶予を申請されて、その件数と額ですね、そしてこの猶予特例債6,600万円だったと思うんですけれども、その市税の状況をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) 幾つかの点についてご質問頂戴しました。 まず、令和3年度におきます法人事業税交付金増収の見込みの根拠でございますが、これにつきましては、県から令和2年度の当初予算比31.1%の増というふうな通知がございまして、私どもはそれに見合った金額で計上させていただいてございます。 それと、地方消費税交付金の増収についてもご質問頂戴しました。地方消費税交付金につきましては、これにつきましても景気が悪い中、なぜ増収となるかということでございますが、ご存じのように、消費税率等の改正が行われました。これにつきまして、改正されてすぐ入ってくると思うのが常ではございますが、それぞれの企業の決算期でございますとか、国から県を通じて私ども市に入ってくる時期、これにタイムラグがございまして、基本的に通年で消費税率改正の影響が出てまいりますのが令和3年度からということで、その分について増収を見込ませていただいてございます。 それと、猶予特例債のお話がございましたが、その猶予特例債にも関係いたしますが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、県におきましても地方消費税交付金につきましても、猶予がなされた部分が3,300万円となる見込みであるというふうな通知を受けてございます。 そういった部分を合算いたしまして、今回の令和3年度の地方消費税交付金として計上させていただいたものでございます。 減収補填債、令和2年度の3月補正予算で計上させていただき、お認めいただきました。これにつきましては、議員ご所見のように、精算制度というのもございますけれども、私どもとしましては、当該年度の歳入として市債を借り入れ、今年度の償還時において75%の交付税措置を受ける、そちらの方法を取らせていただきましたので、これに伴います精算分というものは、私どもは発生いたしません。 私からは以上です。
    ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員の残余の質疑は休憩後とし、暫時休憩いたします。(休憩午後0時1分) ○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後1時0分) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) 失礼いたします。 午前中の三原議員の質問に対する答弁漏れがございましたもので、追加でご説明申し上げたいと思います。 猶予特例債6,600万円の根拠でございますが、これにつきましては市が頂きます市税、それと県が徴収されて私どもに交付金あるいは剰余金として交付されるもの、この2つの種類がございます。 まず、市税といたしましては、個人市民税、法人市民税、固定資産税合わせまして3,100万円の猶予額を予算で見込んでございます。 続きまして、県のほうで猶予がなされるものといたしまして、地方消費税交付金、また地方揮発油譲与税、それに法人事業税交付金を合わせまして3,500万円、合わせて6,600万円の猶予特例債を予算に計上させていただいたものでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 市民部長。 ◎市民部長(牧田優) 今予算面からちょっと説明をさせていただきましたが、私のほうからは現在の実績を報告させていただきます。 この徴収猶予につきましては、個人の住民税、そして法人市民税、固定資産税、3種目、3つの税目について徴収猶予をさせていただいております。令和3年1月末現在におきまして、その件数は合計で159件となっております。そして、金額でございますが、先ほど財政担当のほうから説明させていただいたように、個人住民税についてはちょっと県民税も入っておりまして、その額も含めて徴収猶予額を算定しておりますので、ちょっとそのあたりはご了承いただきたいと思うんですけども、これが令和3年1月末現在で5,444万9,000円という状況でございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) まず、法人事業税交付金についてです。 県のほうが3.1%増で考えているということでありましたけれども、国の財政状況を見ましたら2009年度のリーマン・ショックの後のときよりも約3.5兆円の減、経済状況ということなんですね、この法人事業税交付金に関しては。そして、道府県税のうち、法人税割は67.4%減というふうに国のほうでは出ているわけで、こういう状況にもかかわらず、県のほうが31%も増やしてきたということでありますけれども、ちょっとこれは動くこともあるのかなあというふうには思います。または、三重県のこの法人の減収がそんなに大きくないということもあるかもしれませんけれども、ここは少し注意が要るなあというふうにも感じました。 それから、地方消費税に関してでも、コロナ禍によって経済が低迷してますから、これまでも消費税の未納というのがあったのに加えて、納税猶予特例というのを全国的にも使っていて、それが7,500億円になってるという国の集計が出てます。 そういったことも踏まえましたら、先ほどの答弁では、10%になってからのその影響が後から出てきて、今増えているということではありますけれども、この先消費税の動向というのも注意が要るなあというふうには思いました。 いずれにせよ、令和3年度として名張市としては県のこの数字に照らしてこれだけの交付金が入るというふうに見積もっているということであります。それに関しては、そんなに減るという心配はないということでよろしいでしょうか、確認したいと思います。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) 議員からご指摘いただいておりますように、これにつきましては今後の景気動向等に大きく左右されるものと考えてございます。 ですので、私ども慎重にその点について注視していくとともに、またもしこれがもともとの見込みどおりに収入がなされない場合につきましては、何らかの財源補填等についても国、県にも訴えかけていきたいと考えてございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) コロナ禍によるこの減収ですから、これはもう地方自治体独自では本当に予算繰りが大変厳しいことになるので、国にもしっかりと国民の暮らしを守るということで、私の立場からも党の立場からも求めてまいります。 そして、この減収補填債なんですけどね、3億円を借りて75%の措置を利用するということであります。国のこの制度を見ましたら、それと同時に精算制度も利用できるということです。基準財政収入額があって、それに満たない分を減収補填債で措置して、それでもまだ基準財政収入額に満たない場合はこの精算措置も使えると、同時に使えると、法人税に関してね、ということでありますから、ここのところもしっかり注視をして、しっかりその制度があるものは利用する、取っていく、そういったことをしていただきたいと思います。 それから納税猶予制度なんですけれども、今市税、県税合わせて6,600万円ということでありました。これは令和2年度のほうで納められなかった分を今借りてるわけですけれども、この借りたのを来年度返さないといけないと、そうすると納税される側としたら、納税者は令和2年度と令和3年度と両方納めないといけないわけであって、このコロナ禍はまだ続いており、景気の回復もまだできてない中で、これもまた厳しいんじゃないかなと思うんですね。 そして、本来は令和2年度の分を令和3年度に納めてもらう、そしてその借りた分を返すということですけれども、これがまた納められない場合はどのようにこの財源を措置するのか、この点についてお聞かせください。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) 確かに令和2年度に税が納められなかった方が令和3年度になって急に回復してお納めいただけるか、それについては大きな疑問点があるというのは私どもも思ってございます。 ただし、この徴収猶予債というもの自体がそのような制度でございますので、私どもとしましては、その制度にのっとった予算計上をさせていただいてございます。 また、これにつきまして予定したとおりの収入が見込めない場合につきましては、他の財源も模索しなければいけないと考えてございまして、税の収納状況等にも常に注視してまいりたいと思ってございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) この点についても、国が地方自治体の税収減に対してしっかりと措置をするということが必要だと本当に痛感します。 地方自治体で借金して、そして何とかやり過ごすということは、もうこれはかなわないので、国のほうにしっかりとその地方への基準財政需要額に見合う交付税の措置というのを求めていかなければならないと思います。地方自治体のほうでもその現状をしっかりと伝えて、国へと求めていくということも同時にしていくことを求めます。よろしくお願いいたします。 そして、名張市の当初予算の内容を見ましたら、今までも国からコロナ禍に対する臨時交付金というのがありましたが、他の自治体では直接市内の事業者への支援や、また生活者、市民への直接の支援というのを市で独自でということも取り組まれてるんですね。例えば、経営が困難になった、国の制度に乗らない、また県の制度に乗らない事業者への補助とか、または水道料金の減免、学校給食費の無償化というようなことをしてるんですね。 この次の第3次の臨時交付金の使い方について、まだ公表、また提示されておりませんけれども、本当に今の状況、先ほど聞いた状況からしても、徴収猶予を使っている方が159件もあるということであります。 そういったことも踏まえて、コロナ禍での市民への直接の暮らしの応援、これは国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を使ってやっていく、そういった考えはあるのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 私どもといたしまして、今回の新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、様々なところに大きな影響が出てる。その中でも、前回といいますか、リーマン・ショックのときと違って、今回の場合業種としてはある程度絞られてきているのかなというふうに認識をしているところでございます。 そういった中で、1つは現に生活ということからしますと子育て支援ということで前回も一定措置をさせていただきましたのと、もう一つ、事業者への支援ということでは、おっしゃるように、事業者に対して直接経済的な支援を行うというのも1つございますけども、そこでは私どもの用意ができたお金でしか支援ができないということになります。 そういったことからしますと、今回のコロナ禍のことではありますけども、全ての方がそのことによって経済的に困っているという状況ではない中では、私どもが一定の補助を出すということで、それで影響を受けることが少なかった方々にも支出をしていただくということで、併せてその業種について今落ち込んでいる消費を喚起していこうということで取り組んでおりますので、今後また3次の補正分についてどのように考えるのかというのはまたお示しをさせていただきますけども、私どもとしては、直接そこへ現金といいますか、そういった支援だけではなくって、多くの皆様方と一緒にそこの業種に対して支援をしていくというふうな形での事業の組立てを考えているところでございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 市内の住民の皆さんで今一番どこが困っているか、何を支援すれば皆さんが本当に広く公平に助かるのか、支援を受けられたという実感が持てるのか、そういったことも踏まえてしっかりと対策、施策を考えていかなければならないと思います。 それからこの名張市としては今までずっと行政改革推進債というものを借りてきました。これがなければ、一般施策をするにしても一般財源が足りないもんですから行政改革推進債を借りるというようなことがこの間ずっと行われております。 この令和3年度に当たって、この行政改革推進債を利用するのか。できるだけこれは利用しないほうがいいということをこれまでも言ってきました。利率が高いですし、交付税算定もないものですから、できるだけこういう借金はしないほうがいいということは以前から言っております。 令和3年度はどう考えるのか。仮にこれを利用するとするのであれば、何を国、県、総務省に申請するのか、何かの行革をしなければこれは借りれませんからね。そういう令和3年度の考え方をお答えいただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) 行政改革推進債、もちろん私どもといたしましては市債の抑制を図るという意味から投資事業につきまして大幅な縮減を図ってまいっております。特に、令和3年度におきましては大幅な縮減を図っておりまして、令和3年度においては市債残高を抑制できる、縮小できるものと見込んでおります。 その中で、行政改革推進債も一部活用させていただきたい。令和3年度におきましては8,400万円の借入れを見込んでございます。そこで議員がご指摘いただいております、それでは一体どういったものを算出根拠としてこれを借り入れるのかということでございますが、行政改革の取組につきまして、行政改革推進債を借りる際の根拠といたしましては、その効果の継続する期間というものが1年から5年というふうに1年刻みで定められてございます。ですので、私ども現在考えておりますのは、令和2年度までに蓄積した行政改革の効果で令和3年度にもまだその効果が残っているもの、それを活用してこの8,400万円を借入れたいと思ってございまして、具体的な例を申し上げますと、法人市民税につきまして、もともと1.2%の超過課税でございました。これを申し訳ないんですけれども2.4%の制限税率を適用させていただきました。これによって得られましたもの、また小さいですけども、例えばホッケー場の施設の命名権の収入でありますとか、またゆめづくり協働事業交付金につきまして1,500万円であったものを1,000万円に見直した時期がございます。これにつきましては、5年間効果が継続できるものということで、2,000万円の効果額が残っておられます。また容プラの収集に関わりますごみの収集委託の見直しということで、これにつきましても1億5,000万円程度効果を見込んでございまして、現在の令和2年度から令和3年度へ繰り越したこの行政改革推進債の枠が今後令和3年度から令和6年度、この4年間で使えるものが3億9,900万円となってございます。その中の一部、8,400万円を活用いたしまして、令和3年度の行政改革推進債の借入れを行いたいと思ってございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) この行政改革推進債、平成28年からは固定資産税の増税分年間8億円というのが根拠になってました。それらのものも令和2年までありましたからね。その分も合わせて様々な行革もプラスして、またこれを利用するということではありますけれども、本当にこれを何か市民負担があって行財政改革、収入がある、またはお金が浮く、それを根拠にまた借金をするということだったら、この負担の連鎖というのがずっとつながっていくわけですね。令和3年度は8,400万円を利用するということですけれども、これはどういう事業に利用するのでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) この行政改革推進債というものは、その起債単独で借り入れるということはございません。各種事業におきまして起債の充当率というのが設定されてございます。その中には100%というものもあれば75%でありますとか90%、こういった幾つかの種類がございまして、100%であれば本来の起債だけを借り入れすればいいわけですけれども、75%でありますとか90%といった100%に満たない充当率の事業につきましては、その残差、例えば75%でしたら残りの25%、90%であれば残りの10%、こういった部分に行政改革推進債を充当させていただいてございますので、私どもが実施いたします資産形成に伴う事業につきまして、それぞれの事業の中で、先ほど申し上げました市債を充当してなおかつ一般財源を伴うような事業について利用させていただいているという状況でございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) その名目を聞きたかったわけですけれども、すぐに出なければ後からでもいいので教えていただきたいと思います。 今年度市債といったら伊賀南部クリーンセンターの整備に市債を組んでますよね。そういった部分の市負担分に使うのか、またどういった市債の市負担分が当たるのかというのをお聞きしたかったんですけれども、すぐ出ますか、出るんだったらお答えください。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) 先ほど申し上げましたように、非常に多岐にわたりますので、幾つかの例をお示ししたいと存じます。 今議員からご所見いただきました伊賀南部クリーンセンターの施設改修、これにつきましては3,060万円を充当してございます。これが多分最大であると私は思っております。そのほかにつきましては、道路施設の改修事業で、90%までは起債が充当できますので、残りの10%程度を充当させていただいてあったり、あとは本当にありとあらゆる事業の中に市債が充当残の少ない額のところに入っていっておりますので、あともし具体的に例を挙げるとすれば、公営住宅の整備事業に170万円でありますとか、本当に様々な、もし全ての事業についてということであれば、また後ほど資料をお示ししたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 本来であれば一般財源で措置する部分がこの行政改革推進債を利用しなければならないという状況が分かります。 先ほどのこのコロナ禍での市民への暮らしの応援にしても、名張市が行う施策の一般財源から本当は措置する分にしても、その財源がなかなか用意できないというのが現状であります。だからこそ、この財政の健全化、これが必要だということを改めて実感しております。 そして、もう一つ別のことになりますけれども、民生費のところに地方債3,280万円あります。ページでは一般会計予算書94ページです。 これは老人保健施設を廃止にして、その老健の起債の残を民生費のほうに入れたというふうに見ました。この老健の起債残高と合わせて、この民生費の地方債が3,280万円なのか、その民生費の地方債の詳細、内容についてお聞かせください。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) 予算書の94ページは、現在高と償還等の予定ですが、この中でもし、大変恐縮です、私確認取っておりませんが、分類するとすれば、失礼いたしました、94ページ説明欄にございます民生費の部分に入ってございます。これにつきましては、令和2年度末の残金といたしましては4,054万6,000円が残金として入ってございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) この老健を廃止にしたときに、まだその建設時の起債の残があったと、廃止になったもんですから、もう資産も起債の残額も一般会計に移ったというふうに認識してます。この民生費のこの令和3年度の起債見込額3,280万円の中にこの老健の残りの分が入ったのかということを今お聞きしまして、違うんであったら、もう一度お願いします。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) こちらで令和3年のうちの増減見込額としてお示ししてございますのは、これは借入れの見込みでございまして、言ってしまいますと、他の会計から移ってきたものにつきましては、令和2年度末現在高見込みに含ませていただいた上で今後償還してまいります額を引いて、令和3年度末の現在高見込額ということでお示ししてございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) いずれにしても、この老健廃止によってその起債の残などがここに備考に書いてありますように民生費に入ってきたと、もう形がなく何も使われてない、廃止されてて、その負債の部分だけが民生費に入ってしまうと。民生費は今でも右肩上がりなところに、またそういうのも加わって増えるというのは少しどうなのかなというふうに思いましたので、意見を言わせていただきました。 そして、2022年にこの老健の跡地に特別養護老人ホームが移転するというふうに決まっておりますが、この2021年、その用意というのは何も計画というのも聞こえてきません。そのところがどうなっているのか、そしてこの特別養護老人ホームの措置費というのは名張市からも措置しております。改修に当たっては自力でされるのか、この財源どんなふうにされるのか、移転に際して、というのは、移転の計画、どのようになっているんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 旧ゆりの里の跡地に特別養護老人ホームのみさと園の移設のご質問でございます。 この移設に関しましては、国の補助事業として事業者が申請をされ、交付を受けることとなってございます。 具体の工事の時期、事業の開始時期等についてはまだ明確にはなってございませんけれども、令和3年度の県からの補助事業として実施をしていただくということになってございます。通常ですと補助申請、補助交付決定というのが6月、7月あたり、そこからの工事着工を予定されているというふうにお聞きをしてございます。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 分かりました。この老健跡地でもやっぱり緊急の対応のところで一部利用させていただいているということもありますので、その辺のこともしっかりと調整を図っていただいて、大事なことを今緊急的にさせていただいているということもありますので、ぜひともそこのところもしっかりと調整をしていただきたいと思います。 そして、国体が今年予定されております。午前中の質疑でもありました、4億円。県からの補助も入りますけれども、一般会計からは1億6,900万円ということであります。 約1万人の方が名張市にお見えになるということなんですね。選手の方も観客も来られるのを見込んでるということであります。 今世界選手権など国際的な試合にしても、選手にはPCR検査をしっかり受けてもらって、そして安心して対戦をするということで、感染を起こさせないということをしております。 国体についても、ぜひとも選手へのPCR検査というのをしていただけたら安心してその競技に集中できるんではないか。それから、観客、応援に来てくださる、市外、県外、全国から集まってこられると思うんですけれども、その応援の在り方ですね。テニスの試合でも声を出さない努力をするとか、そういったこともされて感染を抑制し、安全にスポーツ大会をして、そしてみんなでスポーツでの喜びというのを分かち合ったということであります。 感染対策ですね、選手へのPCR検査、それから応援の在り方。感染対策、名張市としての考え方、ぜひともお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 三重とこわか大会に向けての名張市での新型コロナウイルス感染症対策についてお尋ねをいただきました。 まずもって、先ほど1万人というご紹介も頂きました。先催県、既に過去にこの国体を開催された自治体の状況から、正式競技で開催を予定いたしましております軟式野球であったり、弓道、ホッケー、これらの競技でおおむねどれぐらいの方がお越しいただくかということも既に想定をさせていただいておったんですけれども、お話にもありましたように新型コロナウイルス感染症によってやはり一定制限を設けられたりということはやむを得ないのかなと。そういう中で、今もって延べ1万人の方がお越しをいただけるのではないかというふうに思っているところでございます。 これらの方々の、また選手や関係者の方々の感染症対策ですけれども、まずは基本的には当然ですけれども手指消毒であったり、検温、そういった基本的なことはまず各会場内で実施、しっかりとさせていただく、そういうようなことも今後の感染状況もしっかり踏まえた中で、国ともまた国体に向けての県の考え方もしっかりとお聞きした中で、そのガイドラインに沿って感染症対策を行っていきたいと考えてます。 お話の中にPCR検査、選手の方々等のPCR検査のお話も頂きましたけれども、これはやはりしっかり三重県が大会に向けてどうあるべきかということをお決めいただくことだというふうに我々考えてます。それらがそういうふうに決まりましたら、また競技団体でもいろいろガイドラインを既にもう出されてますんで、そういったところもいろいろ協議を、また状況を聞かせていただきながら決められたことをしっかり私どももさせていただきたいと考えています。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) すいません。先ほどのゆりの里の跡地の活用の中で1点訂正をさせていただきます。 ゆりの里の跡地を活用して市の公募によって決定されました名張厚生協会さんが移転改築をする施設でございます。 先ほど私特別養護老人ホームというふうに申し上げましたけれども、特別はつきません、養護老人ホームの移転改築でございます。失礼いたしました。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 国、県の動向というのに本当に左右されるわけですね。 しかしながら、地方自治体として住民の暮らしと命を守る。そして、三重国体に当たっても県が主体となっておりますけれども、やはり名張市で開催されるということでありますから、市独自でしっかりと施策を打っていく、それをするためにも財政の健全化が必要だなと改めて思いました。 そして、令和3年度の歳出を見れば、これまでの財政の在り方の延長であって、どうしても財政を立て直すんだというような内容になっておりません。ここのところを改めてもう一つしっかりと肝に据えて、財政を立て直して、必要なときにしっかりと財政措置ができる、そういった名張市政、財政にしていただくことを求めて質問を終わります。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 3月11日になりますと、嫌でも東北大震災のことを思い出されてしまう。私も議員ではありませんでしたから、暇でボランティアのまねごとを少しだけさせていただいたんですけど、社会福祉協議会の募集で名張から1台バスを出していただいた。名阪交通バスさんが運転手を2名つけてバスを無償で提供していただいて、名張市は一銭も応援してもらった覚えがありませんでした。 そのときに名張市からトラックに材料を積んで炊き出しに行った人がいるというのを聞きました。そして、炊き出した後、避難所を回って散髪して回ってると、木平議員のことです。それで彼と縁があってこう一緒に議員になりまして一緒に活動させていただいてるうちに話を聞きましたら、それから7回も行ったと、いい人と一緒にできたなと喜んでおります。 それで、名張市の予算ですけど、他市はどうしてるのか調べてみました。調べるといっても限界がありますので、インターネットが主であります。ほとんどのインターネットで出てる市ですよ。予算を組み替えております。不要不急、コロナ禍においては不要不急は自粛しようと、これが新しい社会構造、新しい生活様式です。そのために不要不急の事業は全部やめましょう、それから新しい事業はやめましょう、さらにやっていても成果が見えない事業はやめましょう、このようにして中止や延期、統合を決めて必死になってやってる。 そして、一番皆さんが共通してるのは、財政調整基金を一生懸命積み増そうとしていることです。この財政調整基金、自治体の貯金ですよね、これが東洋経済だったと思うんですけど、全国自治体のランキング表、2020年9月時点です。金のない自治体、名張市、堂々の全国3位です。銅メダルです。もう金メダルにすぐ手が届くような銅メダル、1億1,000万円となってました。そして、びっくりしたのが金のある町の3位、何と夕張市なんですよ。30億円の財調があると言ってます。人口が8,000人ちょっとですから、金持ち市民の町になっちゃってしまってる。 よく私たちは名張市を変えるなら、一遍ぶっ壊したほうがええと、そのほうが早いとよく言われます。でも、それはできないですよ。壊してしまって建て直すには、私ら生きてるかどうか分からない。だから何としても今は頑張ってやっていかなきゃいけないと、そういうことで、忘れないうちに先にちょっと病院のほうから質問させていただきます。 木平議員の質問に対して婦人科の患者さんが一定数見込まれるというご答弁でしたけど、一定数というのは何人ぐらいを一定数というんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) こちらは木平議員のときにもご答弁させていただいたように、今日現在ちょっと詳しい資料のほうを持ち合わせておりませんので正確な数字等は申し上げることができませんけれども、国保データ、後期高齢者のデータ、そういったレセプトデータを基にはじかせていただいたデータになりますので、名張市における名張市の国保、後期高齢者医療を受給されている方が分母という形になっております。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) それと、三重大学が名張市からの婦人科の患者さんが多いので負担になってると。何人ぐらいで負担に感じてるんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) こちらについても三重大学の教授等のヒアリングの際に教授がおっしゃってみえたことですので、正確な数字等は把握しておりません。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) やはりこの婦人科というのは今までなかったのを作るわけですよ。私は決して婦人科というのは必要ないとは思ってないんです。名張には名張版ネウボラというのがあります。生み育てるに優しいまち。ところが名張版ネウボラは正式なネウボラに比べて前歯と奥歯が抜けてるわけですよ。前歯というのは生み育てるという、おぎゃあと生まれるまでの、ここの部分が名張市では抜けてるわけです。育てるの奥歯のほうは教育です。これがまだまだいらっしゃいよと言える魅力のある町にはなってない。そういう点では婦人科も産婦人科、必要だというのは分かってはおります。 さりながら、何で今だと、もっと後でもいいじゃないかと、金がない金がない、財政再建団体になるかも知らんというぐらい貧乏な名張市、しかもその名張市の金がない一方の原因になってる病院。病院が今婦人科作りますよという資格があると思ってること自体がとんでもないと思ってるんですよ。 というのは、婦人科というのはあまり利益が見込めないというのが通常、我々の考えなんです。これはドル箱の診療科になるというならそれは明るい希望を持ってやれるわけですよ。そして、市民の中にも、私も何人かいろいろ聞かせていただいてるんですけど、婦人科欲しいという人もそんなにいないんですわ。声はありますよ。声があるのは事実ですよ。そういう声があるから作りましょうと、それではあまりにもいいかげんじゃないだろうかと。それでしたら、新しいこれだけの診療科を作るんであれば、せめて市民のアンケートを取るとか、やはり新しい事業をするのに自分たちの思いつきとか一部の声を聞いたからやりましょうとか、安易ではないでしょうか。しかも、金がない。金のないときに何か作ったものというのは、大抵うまくいかないですよ。私は産婦人科を作ってほしい、だからこそ病院を早く健全にしてほしいんです。今名張市立病院に私はそんな資格ないと思ってます。 それから、予算のことはあとで時間があったら触れます。 まず、名張市議会の議会費について質問いたします。 この中に交通費というのがあります。197万6,000円ですか。これは何に使うんでしょうか。28ページです。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 今おっしゃっていただきました旅費ということであります。 私どもとして旅費として積算をしておりますのは、普通旅費、これは全国市議会議長会であったりの旅費だと思います。金額として197万6,000円ということですので、旅費ということだと思います。 あと、議員の方々の行政視察旅費ということで、これが一番大きいんですけども185万円ということになっております。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 公費を使うわけですから、やっぱり市民の皆さんに反映できるものでなきゃいかんですけど、この議員の視察経費、過去20年遡っていいです、何か役に立ったということございますでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) このことにつきましては、私どもが直接それを行っていただいて、どういうふうに活用したのかというのはいろいろあるのかも分かりません。過去20年と申しましても、私が全てそれを分かってるわけではございませんけれども、少なくともこういった議会での議論の場でそちらでそれぞれ例えば今回の一般質問の中でもSIBのことであったりということでご質問を受けてる、そういうことからしますと、先進地を見ていただいて、この場で議論をする、あるいは議員の方から私どもがアドバイスを受けるというふうなことがあるのかなというふうに考えております。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 議論しようと言ってるんじゃなくて、質問したんです。分からなければ分からないでいいんですよ。 それで、監査委員の方にお尋ねします。 視察に関して監査したときに、前監査委員がちゃんと分かって結論が出せるような視察に切り替えてくださいと、注意してくださいという回答を出してますけど、それはご存じでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 監査委員。 ◎監査委員(菅生治郎) ご指名がございましたのでご答弁申し上げたいと思いますが、詳しくは承知しておりません。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) これは全然監査委員からのご指示が伝わっていない現状です。 次の質問に行きます。 補助金、助成金、交付金、こういうのが出てますけど、令和2年度、新型コロナウイルス感染症の関係がありましていろいろな行事、イベントが自粛されました。そして、多分使われなかった金が相当残っているんではないかと思うんです。それは調べていますでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) それぞれの補助金、交付金につきまして、それぞれの所管ということにはなるんでございますけども、昨日新型コロナウイルス感染症でイベント等が中止になって不要になった分ということで三原議員からご質問をいただきまして、その中でも申し上げましたですけども、名張夏祭り補助金、これは240万円計上してた分がございますけども、一部事務費等は必要になったということでございますが、210万円減額を、これは令和2年度予算ですけども、減額をさせていただいてます。当然のことですが、国体の準備事業につきましてもこれは約7,700万円減額をさせていただいている。あるいは、小学校管理費でプールの中止で監視員費用、これが約80万円、中学校も体育大会の中止等によって260万円の減額、スポーツイベント、これはひなち湖マラソンや青蓮寺湖マラソン等ですけれども350万円の減額ということで、令和2年度につきましては、当然その事業がコロナ禍の関係で行えなかった分につきましては、その時々の補正予算、最終的には今回ご提案をさせていただいています3月の補正予算の中で減額をさせていただいております。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) それが全てとお考えですか、今述べられた。それでもう全て終わりですか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 私どもが新型コロナウイルス感染症の影響でピックアップした事業というのが全体で36事業ございまして、この中でそれぞれから回答を得て主なものとしては先ほど申し上げたところでございます。後はもう細かなシンポジウムが中止になって報償費が要らなくなったであったりとか、そういったものはございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) そういう小さいものをおろそかにしてはいけないんですよ。我々は予算というとつい大きいほうからものを見ていってします。でも、小さいことをおろそかにすると大きなものをおろそかにするんです、これが世の常なんです。 ですから、全て、全てですよ、この補助金、助成金、交付金、全てチェックして、そして余ったものは返していただくのか、今年の予算から削るべきじゃないですか。 今ゆめづくり地域交付金1億円以上出してますよね。これはチェックされましたでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(宮崎正秀) 例年地域づくり組織では、防犯や防災、交通安全、環境保全、地域福祉、地域交流など様々な事業を実施していただいているところですけれども、本年度についてはコロナ禍の影響によりまして事業の中止や規模の縮小を余儀なくされているところです。 そういった中においても一方では春の緊急の学校の休校措置の際は素早く午前から放課後児童クラブを開けていただいたり、それからコロナ禍でも必要な有償ボランティアによる高齢者への支え合い活動、配食サービス、ひろば等の子育て支援事業など必要な事業については地域でも検討を重ねながら感染症対策を図り継続して実施をしていただいている状況です。 このように各地域においても本年度はコロナ禍によりまして各地域づくり組織や市民センターの事業運営について見直しを余儀なくされています。 そうしたことから、10月、議会との懇談会をさせていただいた後に地域づくり代表者会議をさせていただきました。その中において、地域づくり組織の当初の事業計画、予算等について地域で合意形成を図っていただいた上での見直しや適切な予算執行についてそのときにお願いをさせていただきました。 また併せて、令和3年度からも本市の厳しい財政状況が見込まれることから、ゆめづくり地域交付金とともに地域に交付をさせていただいておりますゆめづくり協働事業交付金というものがございます。これについてはさきの一般質問のほうでもございましたが、行政改革の中で1億円削減する事業というところで総務部長のほうもお答えしておりますけれども、令和2年度の予算で1,000万円。こちらの金額について、本当に各地域が各地域課題を捉えて市とも共同して様々な取組を行っていただいている中では、非常に大変申し訳ないことではありますけれども、地域づくりの代表者の皆様に令和3年度からの見直しをお願いをさせていただいて、ご理解をいただいたところです。 また、コロナ禍で各地域ができなかった事業等の予算については、市民センターで使用するサーキュレーターや体温計、消毒液の購入など、感染症対策に係る費用や地域の拠点としての事業としてトイレやエアコンなど感染症対策を図る小規模な改修等を財源を組み替えて実施をしていただいてます。 ゆめづくり協働事業交付金については、各地域が地域課題に応じて自立的、主体的に事業運営をしていただくための使途自由な交付金ではありますけれども、その財源は公金です。本年度は5地域が財政援助団体としての市の定期監査、これは令和元年度対象ですけれども受けております。定期監査の意見等も踏まえさせていただいた中で、令和3年度は地域づくり組織とも協議の上、会計処理要領の見直し等も行って、今後も交付金の適切な予算執行に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) もっともっと端的に答えてほしいんですけどね、もう枝葉が多過ぎる。というのは、誰でも分かることを聞いてるわけです。夏祭りやってました。中止しました。夏祭りの予算幾らぐらいですか。100万円ですと。この金はどこに行くのかという質問なんですよ。 あるところで聞いた話では、これは私たちに使わせてほしいと。なぜか。今まででもやりたかったけど金がなかったんでやれなかったことをやりたいと。何で今ですかって。今でしょというのは林さんだけでいいんですよ。金がないときに、今までやらなかったことをやりますよと、こういう感覚だから金がなくなるんですよ。 皆さん補助金や交付金、助成金、どれだけチェックできてるかですよ、日頃から。それをどういう仕組みでチェックしてる、チェックする仕組みができてるか。本当に出した金が市民のために使われているのか、どういうふうな結果になっているのか。そのために金を出してるわけじゃないですか。出しっ放しで、あとは皆さんお任せしますよと、それはお大臣のやることで、金のないところの自治体のやるべきことじゃないです。この辺のところをまず、補助金、助成金、交付金、指定管理者。 例えば、指定管理者でADSホール、恐らく大赤字じゃないでしょうか。余るどころか、もう向こうは多分悲鳴上げてるんじゃないかと思うんですよ。片方では余ってる、片方では悲鳴上げてる、こういう不公平さをなくすということも、やっぱり取っていってほしいことなんです。これは市民のためですよ。 それから、ちょっとコミュニティ・スクールについてお尋ねします。 コミュニティ・スクールに167万円ありますよね。これは何に使う金でしょうか。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 既に議員の皆様にご説明させていただいてますように、令和2年度ですけれども、市内全小・中学校にコミュニティ・スクールが設置をされました。この基盤となる学校運営協議会、これらの会議であったり、また小中一貫コミュニティ・スクールの推進協議会の委員の方々、またお世話になった方々への報償費であったり、またこれらの学校共同活動研修会、学校支援ボランティア研修会、こういった研修会を通じてさらに学校運営協議会の取組を推進して、学校と家庭、地域の組織的な連携共同体制を確立していくと、そういったためにこの報償費として156万2,000円。またその会議に必要となる消耗品等の費用として需用費に11万5,000円を今予算に計上させていただいてます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) このコミュニティ・スクール、これは恐らく私らの知る限り、文部科学省がやった、打ち出した政策で私は最高の政策じゃないかなと思ってます。昔から子供を育てるのは学校と地域と親だと、これをまさに政策として形にしようとしたのがコミュニティ・スクールなんですよね。 ところが、勢いづいてコミュニティ・スクールというのを掲げてスタートして、それでぽしゃったりしぼんだりしてるところがいっぱいあるわけです。やはり同じものでも上手な人がやるんと下手な人がやるんでは形が違ってくるわけですよ。 それで、今その教育委員会でこういうところのコミュニティ・スクールは一遍勉強したほうがいいなと思う参考になる学校というのはどこかございますか。 ○議長(常俊朋子) 教育長。 ◎教育長(西山嘉一) 失礼します。 名張版コミュニティ・スクールということで、本市におきましては平成28年3月からビジョンの中に位置づけてやっておるところでございまして、特に名張版ということで大きく3点、学校運営への参画、学校支援への充実、また地域貢献の場づくりという3点を大きな柱に位置づけましてやっておるところでございます。 その中で、特に今年につきましては、市内で一番初めにコミュニティ・スクールとなりました南中学校区におきましては、これは設置から4年を迎えるわけでございますけれども、本年度文部科学大臣表彰を受けたというふうなことでございまして、これにつきましては本当に地域づくりの方々の連携共同、そしてその中で、保護者の皆さんの協力も得まして受賞を受けたというようなことで、参考になるのではないかというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) ちゃんと私の質問を聞いてます。私が質問したことと全然違う話じゃないですか。前も一般質問で原稿を用意してきて10分間もとうとうと聞いてもいないことをしゃべられた。こんなんでは全然答えにならないですよ。 私が今質問したのは、名張市がコミュニティ・スクールとして参考にしたい、勉強したいほかの学校というのはありますかという質問ですよ。それに答えてください。 ○議長(常俊朋子) 教育長。 ◎教育長(西山嘉一) 市内におきましては、先ほど言わせていただいたように南中学校区というふうなことでございまして、また市外におきましてはいろんな取組があるわけでございますので、そういったところについてはそれぞれの特徴があるというふうに受け止めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 結局市外についてはご存じないということだと思うんですね、答えれないということは。いっぱいあるんですよ。そういうところを我々がこれから手探りでコミュニティ・スクールを作っていこうとするなら、大変ですよ。それよりもうまくいったところがどういう苦労してどういうようなやり方して、どういうノウハウで作り上げていったのか、先駆者がいるわけだから、それを勉強する、学ぶ、そしてそういうところの人を呼んでみんなで勉強会するとか、そういう費用にぜひ使ってほしいなあと、そうだとしたらこの金額で足りますかというのが私の本心なんですよ。 いろいろなことをお尋ねしたいけど無理だと思うので、コミュニティ・スクールはこれで終わりにします。 次はふるさと納税です。 ふるさと納税、以前令和元年度でしたかね、2億円になりましたと喜んでましたね、皆さん、頑張ったと。私は全然頑張ったと思わなかった、そのときの私の発言を覚えてると思う。泉佐野市や静岡県の小山町のような総務省の言うことを聞かないで金をかき集めたところがいっぱい出たわけです。ところが、駄目ですよと言われて寄附する先をなくしてしまった人たちが1,000億円以上出たわけですよ。その1,000億円、行き場を失った1,000億円がいろいろなところに散らばっておこぼれにもらったのが2億円なんですよ。 だから、自分たちがやった結果じゃないということを思っているならば、もっと今年は2億円以上のが出ると思っていたら予算は1億8,000万円ですよね。 ちなみに、この1億8,000万円になった根拠として何になるかって、目標値が1億8,000万円になるわけですから、令和2年度、もうほとんど3月で締め間近だから分かってると思いますけど、名張市の寄附額は幾らになりますか。 ○議長(常俊朋子) 統括監。 ◎統括監(田中克広) 本年度の寄附額につきましては、先日もお答えさせていただきましたが、前年度比で66%の、2月末時点で1億2,700万円でございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 隣の伊賀市も新聞で公表してますけど幾らでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 統括監。
    ◎統括監(田中克広) 伊賀市の状況につきましてですが、少し時点は古いんでございますが、12月の時点で、たしか新聞で公表されていた時点で2億6,000万円ほど調達しておるということで聞いております。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 12月時点の毎日新聞ですけど、4億円が目の前だと、4億円達成できそうだという記事になってました。令和元年度、名張市は2億円、伊賀市は2億一千数百万円、ちょぼちょぼだったんですよ。片一方は1億3,000万円以下になり、片一方は4億円になる。この差は何だと思いますか。 ○議長(常俊朋子) 統括監。 ◎統括監(田中克広) 寄附の収入額のほうの差がついてる原因ということでご質問いただきました。 寄附額を獲得していくためには、まずサイトというか入り口を増やしていくということが1つと、それと市、町で準備できる返礼品のラインナップ数、商品数を増やしていく、こういったところが非常に重要となっておりまして、また今年度につきましては新型コロナウイルス感染症ということで外出自粛やいろんな状況で利用者の方も増えてるという状況があるところでございます。 こういった中で、歳入を伸ばせていない原因としましては、1つは一部商品で工場のほうで出荷停止になってるものがあるということもございますが、本市のほうでは約40品目程度、伊賀市さんのほうでは150品目程度ですかね、新たに増品、増やされたということで聞いております。そのあたりの差が出ているのかなというところもございますので、引き続き魅力ある商品のほうをできるだけ増やしていけるように努めてまいりたいとは思っております。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 確かに礼品の差が出た、それが結果なんですよ、見えてるの。その結果を生み出した違いを本当は分かってほしかった。努力して結果が、違いが出てくるわけですよ。学校の試験の勉強でも一緒でしょう。一生懸命勉強した人は100点取るかもしらん、勉強しなかったら20点、30点。今おっしゃったのは結果なんです。何でそうなったのか、この点について副市長、今後ふるさと納税の責任者になられると、プロジェクト、どういうふうにお考えでしょう。 ○議長(常俊朋子) 副市長。 ◎副市長(森上浩伸) 先ほど伊賀市のお話もありましたけど、伊賀市では職員が自ら企業を回って返礼品を開拓してきた、これはやっぱり名張市ができてないことであり、やはりそういうふうに市が主導的になってやっていかなければならないというのは、やっぱり重要かなと思ってますので、これはもう実行していこうというふうに思ってます。 それと、幸松議員のご質問のときにもお答えさせていただいたんですけど、名張市は観光協会、物産振興会、とれなばというこの3者を経由してるということですね。これがいいのか悪いのかというのは私個人的には今の数字に表れてるのかなと思ってます。やっぱりそこがしっかり市のことを考えて新しい商品の開発であるとか開拓であるとかというのをやってればいいのかなと。 私、1つすごく気になったのがありまして、ようやくノーベルのあめがふるさと納税に組み込まれたわけです。ああよかったなと思いました。でも、サイトを見てがっかりしました。なぜかというと、同じあめばっかりのパックで返礼品にしてたんですね。やっぱりこれは消費者の方というか、納税される方が期待しているものは、やっぱりいろんなあめを食べてみたいという思いもあるでしょうし、これノーベルからするとPRにならないんですよね。やっぱりそういうところが足りてないので、それは積極的に市役所のほうからアクションを起こしながら、さらに市役所単独でそういう返礼品の開発、開拓をしっかりこれからやっていきたいと思います。 ただ、来年度の予算の1億8,000万円、これ達成できるかどうかというのは非常に頑張らないといけないと思ってますので、そこはしっかり頑張っていきたいというふうに思います。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 本当はここで拍手したいんです。本当に90点ぐらいの答えが出てきましたよ。本当はあと一つあると100点になるんです。その100点というのは、私僣越に申し上げますけどね、市民の知恵を借りるというところを言ってほしいんですわ。公務員というのは失礼ですけど金をもうけるということは仕事じゃないわけですよ。苦手だと思います。民間でもマーケティングのできる人なんていうのはそうたくさんいない。これは努力だけではできない。意欲だけでもできない。センスというのもある。 そして、このマーケティングというのは、恐らく人類の歴史で一番古いような仕事ではないかなあと思うんですよ。その間にいろいろな方程式があるわけです。こうしたらうまくいく、こうしたらまずいとか、この場合はこうしようと、そういうスキルを持った人たちが市民の中にいるわけです。名張市は優秀な市民いっぱいいますよ。その人たちを一緒になって知恵を借りて、1億8,000万円難しくないですよ、やる気になれば。私はもうそんな1億8,000万円少ないと思ってるんです。 ただ、今副市長がおっしゃった、そういう方向で行かれるなら、本当に現状をよく分析しておられる、分かっておられる、簡単なようだけど、聞けば簡単なようだけど、結構それだけの見識で見ていただいているなあと、私は本当にうれしく思っております。 ぜひ一緒になってこの名張市のふるさと納税、1億8,000万円では足りないですよ。やっぱり伊賀市の後を追って4億円ぐらいを目指していただきたいなあと思います。 それから、時間なくなりましたけど、ケンコー!マイレージについて一言苦情を申し上げておきます。答える時間ないと思います。 ケンコー!マイレージ、何のためにやってるかと、名張市の行事に出たらポイントをあげますよと、地域づくりの映画会に出たらポイントをあげますよと、何のためですかと、教育と教養と言うじゃないですかと、家の中に閉じ籠もってるんじゃなくて、今日行くところがある、今日用事がある、とにかく家から出すためにポイントをあげますよと、こんなん1年に一遍や二遍やってポイントをもらって教育、教養にならないですよ。 じゃあ、何でそういうことになってしまってるかというと、名張市が、さっき副市長おっしゃった市の職員が自ら現場に出て、現場の事情を把握して一緒にやらん限り現場は動かないですよ。それを充て職みたいな感じで、地域づくり協議会にお願いしますと。 例えば、今の市民活動で一番多く活動してるのはどこに所属してるか、地域づくりは関与してないですよ。昔から続いてる教育委員会の生涯学習、公民館活動が一番多いですよ。ところがその人たちにはポイントついてないですわね。1週間に何回か活動のために家を出てる、教育、教養をやってもつかない。あるいはウオーキングをやってますよと、私らゴルフ行ったりするんで友達いますけど、皆さんポイントつかない。ケンコー!マイレージ……。 ○議長(常俊朋子) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第1号から議案第10号までの10議案については、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、この委員会に審査を付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第1号から議案第10号までの10議案については、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、審査を付託することに決しました。 この際、お諮りいたします。 予算特別委員会の委員長に総務企画委員長の坂本直司議員を、同副委員長に総務企画副委員長の富田真由美議員を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、予算特別委員長に坂本直司議員を、同副委員長に富田真由美議員を指名いたします。 なお、各常任委員会に関係する予算について整理した所管別予算一覧表をお手元に配付いたしております。質疑に当たっては12日は総務企画委員会所管分を、15日は教育民生委員会所管分を、16日は産業建設委員会所管分の審査を行いますのでご協力をいただきたいと思います。 執行部におかれましては、簡潔明瞭に答弁していただきますようお願いしておきます。 また、3日目の質疑が終了した後、採決に入りますが、そのときには本会議の議事説明員の出席をいただきますようお願いしておきます。 以上をもって本日の議事は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。     午後2時14分散会~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。 議 長 議 員 議 員...