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03月10日-05号

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  1. 名張市議会 2021-03-10
    03月10日-05号


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    最終取得日: 2021-08-15
    令和 3年第397回( 3月)定例会         令和3年名張市議会第397回定例会会議録 第5号              令和3年3月10日(水曜日)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                 議事日程 第5号           令和3年3月10日(水曜日) 午前10時開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 議案第19号 令和2年度名張一般会計補正予算(第9号)について    議案第20号 令和2年度名張住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について    議案第21号 令和2年度名張東山墓園造成事業特別会計補正予算(第2号)について    議案第22号 令和2年度名張国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について    議案第23号 令和2年度名張市介護保険特別会計補正予算(第3号)について    議案第24号 令和2年度名張後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について    議案第25号 令和2年度名張国津財産特別会計補正予算(第1号)について    議案第26号 令和2年度名張病院事業会計補正予算(第3号)について    議案第27号 令和2年度名張水道事業会計補正予算(第1号)について    議案第28号 令和2年度名張下水道事業会計補正予算(第1号)について~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  本日の会議に付した事件    議事日程のとおり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  出席議員   荊原 広樹      坂本 直司      木平 秀喜      足立 淑絵   阪本 忠幸      山下  登      柏  元三      富田真由美   常俊 朋子      森岡 秀之      幸松孝太郎      細矢 一宏   三原 淳子      吉住美智子      永岡  禎      川合  滋   福田 博行~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  欠席議員   森脇 和徳~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  説明のため出席した者   市長        亀井 利克       副市長       森上 浩伸   教育長       西山 嘉一       監査委員      菅生 治郎   総務部長      我山 博章       総務部理事     田中 浩之   統括監       田中 克広       地域環境部長    宮崎 正秀   市民部長      牧田  優       福祉子ども部長   森嶋 和宏   産業部長      杉本 一徳       都市整備部長    谷本 浩司   上下水道部長    山森  幹       教育次長      手島左千夫   市立病院副院長   飯田 玲子       市立病院事務局長  吉岡 昌行   市立病院経営改革担当監           消防長       中野 博明             中西 優輝   環境衛生担当参事  日置 光昭       監査委員事務局長  石橋  勝   秘書広報室長    内匠 勝也~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  事務局職員出席者   事務局長      黒岩 宏昭       次長        吉岡 恵子   総務係長      川本 千佳       書記        川北 昌治~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時00分開議  (議長俊朋子議長席に着く) ○議長(常俊朋子) おはようございます。 森脇和徳議員から欠席の届出がありましたので、ご報告いたします。 ただいまから本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1   会議録署名議員の指名 ○議長(常俊朋子) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において阪本忠幸議員山下 登議員を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2   議案第19号 令和2年度名張一般会計補正予算(第9号)について  議案第20号 令和2年度名張住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について  議案第21号 令和2年度名張東山墓園造成事業特別会計補正予算(第2号)について  議案第22号 令和2年度名張国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について  議案第23号 令和2年度名張市介護保険特別会計補正予算(第3号)について  議案第24号 令和2年度名張後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について  議案第25号 令和2年度名張国津財産特別会計補正予算(第1号)について  議案第26号 令和2年度名張病院事業会計補正予算(第3号)について  議案第27号 令和2年度名張水道事業会計補正予算(第1号)について  議案第28号 令和2年度名張下水道事業会計補正予算(第1号)について ○議長(常俊朋子) 日程第2、議案第19号から議案第28号までの10議案一括議題とし、これより質疑を行います。 なお、本日の質疑は答弁を含め40分といたします。 山下 登議員。 ◆議員山下登) おはようございます。 一般質問に続いて、関連してお尋ねしたいと思います。 なかなか一般質問のときにはお聞きしたいことがうまく表現できずに、終わってから悩んでおるんですけども、また昨日の夜も今日の補正の関係でいろいろ資料を見てたんですけども、調べ物というのは通常家パソコンを開きながら意味の内容とかを調べていくんですけれども、不幸にも家のWi-Fiのつながりが悪くて、なかなかパソコンが使用できなくて時間が長引いたんですけども、そのパソコンが立ち上がるまでに自分なりにあれやこれや考えたんですけども、以前議会でもお話ししたかなと思うんですけれども、青臭い話ですけども、シマウマはどうしてあんなにきれいな縦じまのラインが入ってるんだろう。白い馬であったのか、黒い馬であったのか、きれいに縦じまで白と黒のシマウマ。牛を見てみると、ホルスタインというたら乳牛です、これもああいった形で白と黒の。馬と牛でも縦じまとかああいったしま模様とかになって不思議だなというふうに考えながら、パソコンの立ち上がるのを待ってました。 それと同じように考えていくと、市長は平成14年から大変ご苦労されてるんだろうと思いますけれども、当初出馬されたときは、市民主権まちづくりですとか、財政再建というのをキーワードでおっしゃられて、それ以降はそのことはもう忘れられてるのかなと思ったりもするんですけれども、なかなか私にはそこら回しはちょっとできてないのかなと思ったりしますし。 ある意味、また私の質問なんかでも、答弁では市長は、歳入に見合う歳出とするために歳出の削減、抑制を行ってきたと。どのような資料を見たらいいのかなと探すんですけども、全く見当たらなくて、理解できる議員皆さん方は理解できるんでしょうけれども、私のようにサラリーマンからこういった世界に入ってくると、なかなか読み取れないなというふうに思いました。 そして、今回お尋ねしたいなと思っているのは、なかなか担当部局では大変財政にご苦労されてるのかなと思いながらも、大変なんだなと思ったりするんですけども、昨年の補正でもあったんですけども、昨年の補正でも調整債というのが上がってるんです。調整債というと、昨年では5,700万円くらいですか。今般、この資料でいうと4,340万円という調整債が上がっている。こういったものというのは、当然何らかの事情、理由があって市債として上げていくんですけども、この根拠というか、これを使わなきゃならんというのは、当然理由があって使えるわけですから。 例えば、順番に行くとこの調整債です。これは私のような素人とか一般市民皆さん方が見たときに一体何じゃろなということがありますので、ちょっとこの点を説明いただけますでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事田中浩之) 調整債のことについてご質問いただきました。 調整債は、従来でしたら普通交付税の不交付団体、恵まれたところですけれども、そちらに認められておった制度でございますが、近年、特に法人に係ります税制改正がございました。法人税につきましては、都市部等に偏在するという要素がございましたもので、その偏在是正を行うための税制改正が行われまして、私どもで申し上げますと、法人税法人税割の率が下がったということはご承知いただいていると存じます。それによって減収が発生しております。そうしますと、地方税収が減になるということになりますので、それを補填する制度といたしまして法人事業税交付金であります、これは県から交付されますが、こういったものが交付されることとなりました。 また、それと併せまして消費税増収分につきましても一定額地方に配分されることとなりました。ただし、これらではなかなか法人税割減収分を補うことができませんので、その補いきれない部分についてこの調整債というものを発行することができるという制度でございます。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員山下登) ありがとうございます。 法人税割も、過日の一般質問でも、令和元年が5億5,000万円です。令和2年は5億8,000万円となってるので、これでいくと数字が上振れするんです。令和元年のときの法人税割は5億5,000万円ですけども、令和2年度の、これは決算まだ終えてませんから、ただこれは上振れしてるんです。こんなことがあって、こんなことってあるのかなと。先ほど若干説明いただきましたので、これだけじゃないよということは分かりました。 次に、ここで調整債の次にあるのが減収補填債です。これが大きく3億500万円ぐらい。減収補填債、これは言葉のとおりだと思うんですけれども、改めてこの減収補填債を説明いただけますでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事田中浩之) 減収補填債、今、山下議員おっしゃいましたように、文字どおりそのとおりでございまして、基本的にはこれは交付税というものの増減に関わってまいります。 普通交付税の算定の際には、私どものような地方自治体が標準的なサービスを行うに当たって必要とされる経費、これが基準財政需要額と申しますが、その一方でその財源といたします地方税と、私どもの自治体で通常これぐらいの収入があるだろうと見込まれるものが基準財政収入額でございます。普通交付税の算定につきましては、基準財政需要額から基準財政収入額を引いて、その差額について補填するというふうな制度がございます。 ただし、これにつきましては、国におきましても基準財政収入額を算定する際に、これはあくまで推計として出されるものでございまして、正しい状況を反映したものとは限りません。つきましては、基準財政収入額を算定する際に資料としたものと、実際に今年度見込まれる税収額とを比べまして差が発生いたします。その差額について地方債の発行が認められたものでございます。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員山下登) ありがとうございます。 ここでも、分かりやすくいうと税収令和元年令和2年の予想数値ではそんなに変わってないんです。しかし、財政を預かる部長のほうではそうなんだろうというふうに思います。 次に、これも説明いただきたいのが、最後にある猶予特例債です。これは6,600万円なんですけども、この猶予特例債についても同じようにご説明をいただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事田中浩之) これにつきましては、まさしく今般の新型コロナウイルス感染症の関係で、税収等をはじめといたします様々な市民の皆様、国民の皆様の負担を軽減するために、今年度に限り税の徴収を猶予いたしましょうと。そういたしますと、地方自治体といたしましては当然財源に穴が開いてまいりますので、その分について地方債を発行することで穴埋めをしなさいと、そういうふうな国から示された制度でございます。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員山下登) この市債のところで調整債と、減収補填債と、猶予特例債お尋ねをして、理事のほうから分かりやすく説明をいただきました。ありがとうございます。 ここで、例えば減収補填債をとって見た場合、これは交付税の措置はどうなってますか。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事
    総務部理事田中浩之) 先ほどもご説明申し上げましたように、あくまでこれは基準財政収入額に係ります補填といいますか、国が考えていたものと実収入額との差でございます。基本的に基準財政収入額といたしましては、市税等につきましては75%が算定とされますので、この減収補填債につきましても、その償還いたしますときに元利償還金の75%が地方交付税として基準財政需要額に算入されることとなります。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員山下登) 75%は地方交付税措置されるんですね。そうすると、25%は当然何らかのことを考えていかなきゃならないというふうに、素人の私は思うんです。 そうすると、今言った調整債であれ、猶予特例債令和2年度から始まった、このコロナに関連して借金してもええよと。この減収補填債の場合は交付税措置先ほど理事がおっしゃったように75%です。がしかし、調整債とか猶予特例債は、これは措置なしなんです。要は、借金した分をそのまま何らかの形でやらなきゃならんというふうに解釈してるんですけども、これは間違いでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事田中浩之) 調整債につきましては、議員おっしゃったように、今後の資金の手だてが必要となってまいりますが、一方で猶予特例債につきましては基本的に1年間の猶予がなされたものでございます。つきましては、国の制度設計といたしましては次年度、令和3年度には猶予した分が収入として見込まれるであろうと。その分をもって返済しなさいよというふうな制度でございますので、同額が収入として上がってくるものと私どもは算定してございます。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員山下登) 見方を変えて、それぞれの期間、レートはどうなってますか。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事田中浩之) これにつきましては、翌年度に全額償還するということになります。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員山下登) 全部翌年度の償還ですか。それと、レートはどうなってます。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事田中浩之) レートにつきましては、今後借り入れる際の交渉等によりますので一概には申し上げることができません。 ただ、今ちょっと私、議員のご発言の中で一部認識誤りがあったかもしれませんが、全部とおっしゃるのは減収補填債等も全て含めてということでよろしかったですか。 猶予特例債に限って申し上げますと、次年度に償還ということになります。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員山下登) これ、やっぱり自分なんかが心配するのは、先ほど質問の入り口で話ししましたけど、財政再建というのが市長ご就任のときにおっしゃった一つのキーワードなんです。それに加えて、それぞれの議会の答弁でも市長がおっしゃるのは歳出削減です。歳出の削減、歳入に見合う、入ってくる税収でもって使い方をやっていくんだと。でないと、こんなものバランスが合わないんです。しかし、いい宝物を見つけたと。そうすると、やらなきゃならない事業があるので、それをやらんがために借金をする。借金をするんだけども、返済をするめどが立つのかどうかというのが私なんかは心配なんです。 私も前職で、クレジット、サラ金問題が発生したときに、クレサラ問題です、いろんな方のお話を聞いてきました。まさに、その状態なんです。ある方が5,000円、1万円融資を受けられないか。何すんねや。ある自治体に行くと、クレジット、サラ金のビルがあるんで、片道の電車賃さえあったらええと。そこへ行くと1階、2階、3階、4階っていろんなノンバンク系金融機関で借りれると。まさに、そんな状態かなというのが重なったんです。大丈夫かな。 しかし、例えばこれを使わなかったら、担当部局として、もしこれを使わなかったら、どのようなサービスとか、どのような事業に影響してくるのか説明いただけますでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 先ほどからご説明申し上げてます、私どもは当然入ってくる収入に見合った歳出ということで、これまでも予算を組んできているところです。 私どもの歳入、入ってくるお金というのは、税収が全てではございません。ナショナルミニマムと言いますか、そういうものを担保するために国は交付税という制度を作っているわけでございまして、このたび議員のほうからは市税収が変わらないのに借りるのかと取れるようなご発言をいただきましたけども、今回の補正の中で市税収入減額見込みをしてるわけです。国も、それに対して交付税を算定するときの見込みよりも地方税収は減る、については追加的な措置として減収補填債というもので手当てをするということを認めたわけでございますので、これは私どもからしますと、地方交付税そのものという思いであります。ですので、これはそういったことで担保されるもの。それと、猶予特例債につきましては、これは制度上、今年度猶予したものは来年度いただくということが前提になります。ですので、現実的にどうなのかということでの議論が出てくるかと思いますけども、制度として、こういった制度の中で運用しているということですので、必要な財源についてはこういう形で確保させていただいたということでございます。 この税収がなければ、この市債がなければどういったサービスが影響があるのかということでございますけども、これは前々から申し上げてます一般財源を用いた様々なサービスということで、具体にこの3億500万円であったり6,600万円であったり、これがなければどういうふうなサービスということは今ここで申し上げるべきものではないのかも分かりませんけども、私どもが市の財源を使って行っているサービスが当然影響を受けるということになります。収入に穴が開きますので、歳出ができないということになりますので、そういったことでございます。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員山下登) ありがとうございます。 多分、私が逆の立場でも同じように考えると思います。 ただ、ここで今後気をつけなきゃならんのは、私は以前から臨財債のことをテーマにするんですけども、市長からは国からの措置があるからという説明もいただいてるんですけども、ただ根拠となる規程、根拠法とは言わないけど根拠となる規程を全部見ていくと、臨財債であれ、この調整債減収補填債猶予特例債等々、地方債を起こすことができると書いてあるんです。使わなきゃならんとは書いてないんです。できると。だから使うんです。しかし、これはやっぱりずっと狭めていかないことには、財政バランス、規律が成り立たないと思います。 私が思いますのは、これはほかの自治体ですけども、これは市長にお願いとは言いませんけども、ほかの自治体では国へ要望書を出してるんです。国へ要望書、どんなことかと言いますと、地方財政法第5条といいますか、面倒な条文があるんですけども、やはり地方交付税の措置をしてくれと。何とか国で見てくれということです。これは借金できるよという法律なんですけども、いずれにしても交付税措置がなかったり、こういったことが、例えば先ほど減収補填債でも、75%措置があっても、足らず前はできないとかあるわけですので、やはりほかの自治体と連携しながらでも、やっぱり国が借金をしてでも自治体に真水というものも含めてお金を落とすようにするように、並行して出すべきかなと思ったりします。 こういった私の考えというのは、おかしいんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 市長。 ◎市長亀井利克) これは再三申し上げているとおり、全国市長会として、毎回これをやらせていただいているんです。何でこういう不足が生じてきたかというのは私は申し上げませんが、いろいろ合併した自治体に対する優遇措置の関係が深く関わってますから。それで、今、国がないので借金しといてやと。しかし、それは保証しますよと言うてるわけです。しかし、こういう状態は異常な状態やで、早くきっちりしたそういう交付税措置をできるような状態にしてくれと、それは何回も私は申し上げてるところです、それは。 国も、できる限りこれを減らしていこうという努力はしてますけれども、いろんなこういうコロナ禍とか、こういうふうな災害とか、そういうことが起こってきたらなかなか難しいと、こういうことですが、国が保証するわけですからいいやないかというわけではないと、こういうことです。 ○議長(常俊朋子) 山下 登議員。 ◆議員山下登) 国の言葉というか、国の言質、いろんなコメントやアナウンスされるんですけども、ちゃんと受け止めてる方というのは少ないんです、ほんまかいなと。 よく新聞で、今の政治の流れを見て、今だけ金だけ自分だけと、本当に今やってることが各自治体末端自治体といいますか、各自治体とか、国民のためになってるのかどうかなと、ごく一部のところだけで回ってるんじゃないのかなという思いがあって、あまり国の言うてることは信用できないんです。そうすると、我々この地方の議会も含めてですけども、やはり出ていく部分を狭めてでも、やっぱり借金をしない体質に持っていくためにもっともっと知恵を出さなきゃならんのかなというふうに思ってます。 最後の一つのコメントで、去年ぐらいからGo To イートやGo To トラベルあって、いろんな批判がありましたけども、今のキーワードとすればGo To ローカルガバメントというか、お金は地方に流してくれという思いがあります。 担当部局のほう、大変なご苦労は分かりますので、定期的に私たちにも漏れなく情報を流していただいて、安心してくれということがあれば、私も市民のほうにお伝えしますので、よろしくお願いしたいなと。 ただ、こういった非常に難解な借金のことが出てくると、やはり説明をしなきゃならんということでお尋ねをしました。このお聞きしたことは、私の議会報告会とか仲間への報告にもなりますので、足らないところはまた指摘をしていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員三原淳子) 補正予算について質問します。 まず、4ページのところの市債です。4億7,990万円が増額補正になっています。この内容についてお聞かせください。 それから、7ページ、繰越明許のところです。ここで伊賀南部環境衛生組合分担金、5億8,785万8,000円、これが繰越しということでありますが、どういう事情があって繰越しになるのか、お聞かせください。 そして、関連になると思うんですけれども、8ページ、地方債のところです。清掃施設整備事業費、この補正が出ております。この内容について、それぞれお聞かせください。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事田中浩之) まず地方債が増えたというか、補正に係りました要因、主なものとしてご説明申し上げます。 まず、増要因といたしましては、退職見込み者が増えましたことから退職手当債5,160万円を増額させていただいてございます。また、先ほど議員からもご指摘のございました清掃施設の整備事業費、これにつきまして、なぜ必要になったかというのは後ほどご説明申し上げますが、これにつきましても9,210万円の増額となってございます。それと含めまして、国あるいは県の予算措置に伴いまして、本来であれば令和3年度以降に使用するものであったものが、令和2年度に前倒しをして実施するほうが私どもにとって財源的に有利なものが幾つかございました。農業基盤整備事業費、あるいは道路橋梁事業費、合わせまして4,300万円程度の増額をさせていただいてございます。 一方で、事業費精査等が3月補正の主な内容となってまいりますので、事業費精査に伴いまして幾つかの市債について減額をさせていただいてございます。主なものといたしましては、市民センターの整備事業費といたしまして2,540万円の減、また小学校施設整備事業費といたしまして1,560万円の減、また社会教育施設の整備事業費といたしまして1,390万円。これらを主な要因といたしまして今回の補正を組ませていただきました。 失礼しました。ちょっと増で漏れた要因がございます。増で漏れた要因といたしましては、先ほど山下議員のご質問にもございました調整債、また減収補填債猶予特例債、こういったものについても4億円程度の補正を組ませていただいてございます。これらを合わせまして、今回の補正として計上させていただいたものでございます。 続きまして、7ページの繰越明許費で、伊賀南部環境衛生組合分担金につきまして繰越明許をお願いしてございます。これにつきましては、さきに発生しました伊賀南部クリーンセンターのリサイクル施設におきます火災復旧工事につきまして、次年度以降に事業が流れますことから、私どもでも分担金として繰越しをお願いするものでございます。 また、8ページの地方債補正におきまして、清掃施設整備事業費として増額をお願いしてございます。これにつきましては、当初、伊賀南部環境衛生組合のクリーンセンター、この火災復旧に伴います経費につきまして保険金を見ておったわけですけれども、その保険金の査定が一定なされました結果、1億円程度の保険金の査定額が減となりました。それにつきましては、名張市と伊賀市双方の市で分担する必要がございますので、その経費について今回補正を計上させていただき、その財源として地方債を発行させていただくものでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員三原淳子) まず、それぞれの事業の精査などでマイナス補正はあったけれども、退職手当などがありプラスの市債増額補正ということでありました。 このコロナ禍の中で、行事が行えなかったということもあると思います。そして、各部署でマイナスが出てるとは思うんですけれども、今回はそれよりも借金するほうが多くなったということでありますけれども、市債については。全体の事業費の精査というのもあると思うんです。それは、決算のときで最終にはなると思うんですけれども、令和2年度でコロナ禍によって事業をやめた、中止した、または縮小したことによって財源が少し浮いてくるのか、削減できるのか、その見込みはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) おっしゃっていただくように、今回、コロナウイルス感染症の感染拡大によりまして、様々な事業が縮小をされてきました。最も大きなものとしましては、三重国体の関係でリハーサル大会を予定をしておったわけですけども、これの見込額としまして約7,700万円ですけども、こういった経費が不執行ということになっております。そういったことを全て合わせますと、約9,800万円。これは主なものを申し上げますと、先ほど申し上げた国体のリハーサル大会、あるいは夏祭りの事業費の補助金、あるいは小学校管理費でプールの中止によるものであったり、あるいはスポーツイベント等々でございます。 見直しによって、この3月補正で全てを措置をするということではなくて、今までからそのタイミングによって減額補正をさせていただいてたんですけども、これまでの総額としては9,800万円程度の減額ということになっております。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員三原淳子) そういった財源も、決算までにまだ出てくるかとも思います。そして、事業の精査、ぜひとも行っていただきたいと思います。 そして、伊賀南部環境衛生組合のほうなんですけども、この繰越しを令和3年度にしたということで、これは火災の修繕費ということであります。もう少し詳しく聞きたいんですけれども、この8ページの清掃施設整備事業債も、この火災の修繕費のための起債であるんだと思うんですけども、この繰越しの金額とこの清掃事業債の差額があるわけで、これは火災の分プラス清掃施設の整備費というのがあるということでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事田中浩之) 地方債のほうで清掃施設整備事業債として計上させていただいているものには、通常の修繕等に伴います地方債も含まれてございます。その部分で若干の差が生じてまいります。 それと、今回、清掃施設整備事業費として分担金を増額要求させていただいてございますのが9,210万円でございまして、その分につきましては全額今回の地方債のほうには補正として9,200万円で計上させていただいてございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員三原淳子) この分担金として、5億8,700万円余なんですが、これはもともとは伊賀南部環境衛生組合で起債をするものを、そうでなくて市のほうで起債をして、そして分担金として伊賀南部環境衛生組合に入れていくというふうに聞いているんですけれども、そういうふうにした理由というのは、名張市本体のほうで起債を組んだということを聞いてますけれども、それはどういう理由でそうしたのか教えていただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事田中浩之) 当初の計画といたしましては、火災保険に伴います保険金と、あとは伊賀南部環境衛生組合において起債を起こす、これによって財源を手当てしようということでございました。そういった形で一旦市債の同意を得てございます。 一方で、このたび分担金が発生したことは、基本的に保険金の額が当初見込んでいたよりも査定で減額された。その分について、今回、伊賀市及び名張市で分担金として予算を見なければいけなくなった。つきましては、それぞれの分担金に係ります財源でございますので、それぞれの市において市債を発行すると、そういうふうな手順を踏ませていただいたものでございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員三原淳子) 本来なら保険金で修繕をするというのがよかったと思うんですけれども、なぜそれが保険金で手当てをされなかったのか、減額となったのか。 そして、その伊賀南部環境衛生組合で起債を組まずに、名張市、伊賀市それぞれで手当てを、名張市の場合は起債を組んだんですけども、それをしたのはなぜか。有利な起債を利用するということがあったと思うんですけど、その事情もお聞かせください。 ○議長(常俊朋子) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) 私のほうからは、なぜ保険で十分賄えなかったのかという部分において答弁をさせていただきたいと思います。 まず、我々、今回は組合が加入しております全国市有物件災害共済会におきまして保険をお願いをしてきたわけでございますが、その考え方におきまして組合と共済会について一部異なった見解がございました。 主な見解の中には、建築物の中に設備に係る部分があるのではないかという考え方を共済会のほうで示されまして、これにつきましては、設備になりますと動産という扱いになりまして、減価償却が発生いたします。その部分につきまして、我々が見込んでいたよりも保険の共済金の提示額が低かったというところでございます。 それに伴いまして、今回の増額分、先ほど理事からもご答弁ありましたとおり9,200万円余につきまして今回お願いするものでございます。 私のほうからは以上です。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員三原淳子) この大規模な修繕によりまして施設が一旦新しくなるということであるので、今までもう経年劣化してそれぞれ修繕費というのも必然的にあったものが、少し金額が大きくなって一旦新しくなると。そうすると、この経年劣化による修繕費というのは抑えていけるのか。名張市一般会計から出す分担金を、今回、修繕費として一旦伊賀南部環境衛生組合のほうには出しますけれども、それを抑えていけるのか、見込みはどうでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) これにつきましては、本当に議員ご所見のとおり、災害となって、そしてこのような形で施設が一旦更新されたような形になりますので、今後の維持管理につきましては、新しい施設に基づいてしっかり対応させていただいて、少しでも経済的になるように努力していきたい。また、そのような形での計画を作っていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(常俊朋子) 三原淳子議員。 ◆議員三原淳子) クリーンセンターでの火災が続いている状況があります、違うプラントのところではありますけれども。日常的な維持管理の在り方、そしてメンテというのもしっかり行っていただいて、もう絶対的に安全に、そして経費もしっかりと抑えていけるようにしていただきたいと思います。このことを求めて質問を終わります。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) ちょっと大事だと思うので、病院のほうから先に入らせていただきます。 病院は、この補正で外来患者、入院患者を減らしてますけど、去年の9月にも減らしてるんです。そうしますと、当初の人数から相当減ってるわけです。そして、もちろん患者が減るから医業収益も減ってくるわけです。それで、名張市が減ってる医業収益、ざっと補正2回を足しますと9億円ぐらいになってしまうんです。9億600万円ぐらいですか。これ、どうして調達します。 ○議長(常俊朋子) 市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(吉岡昌行) お答えを申し上げます。 まず、補正予算におきまして、一般急性期の入院患者数3,883人、地域包括ケア病棟の患者数1,174名ということで、かなり減らさせていただいてございます。一般急性期におきまして、当初予算と比較しますと1万447人、地域包括ケアでいきますと2,393人ということになります。議員さんご所見のとおり、この2つの差益というものを計算しますと約9億円の減収ということになるわけでございます。 今回のコロナの関係で、非常に入院、外来ともに患者数が減少してございます。これにつきましては、国のほうから様々な手だてがございまして、一定の補助金というのを頂戴することができるということになってございまして、今回の補正におきましても、それの補助分ということで計上をさせていただいているところでございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) これ、患者数の減少というのは20%近いんじゃないでしょうか。患者が減ってるというのは、全てコロナが原因ですか。ほかには原因ないですか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) 先ほどのご質問の患者数の減少の要因というところでございますけれども、入院患者数の減少の要因につきましては、今年度は特に様々な要因が重なった結果ではないかというふうに認識してございます。 今後、詳細な分析を行っていく必要性はございますけれども、現時点で考えられる要因としまして、大きく分けて2点ございます。 まず1点目は、患者様の側の変化でございます。全国的な傾向といたしまして、医療機関の受診患者数が減少しておりまして、特に小児科につきましては大幅に減少しているというところにつきましては、厚生労働省の審議会等でも示されておる分析結果からも明らかでございますので、手洗い、うがい、手指消毒、マスクの着用などの、市中の感染対策によりまして一般的な感染症にかかりにくくなったこと、また以前から申し上げておりますように、なるべく医療機関への受診を避けたいという医療機関離れといった考え方が広がったという影響、こちらがあると考えられます。 2点目につきましては、コロナ禍における対応するための医療機関側の変化というところでございます。国内の感染者が増加してくるにつれまして、院内感染対策や診療報酬上における特定的な措置への対応、こういったものなどの業務が増大するということが一方でありまして、全国の医療機関は対応に追われた一年であったと、このように感じているところでございます。 そのような中、医療従事者への負担も多大なものとなりまして、昨年度までのように患者獲得への取組であったりとか、業務の効率化に関する取組に力を注いでいくというところが非常に困難な状況でございました。 なお、新型コロナウイルス感染症に対する病床確保の取組につきましては、令和2年8月から三重県内におきましても新規感染者数が急増いたしまして、各所でクラスターが発生したことから、医療機関といたしましては、クラスターを発生させない体制の構築をしながら、陽性患者の受入れ体制を蔓延期の体制に移行をいたしまして、現在三重県下におきましては即時受入れ可能な病床数が392床確保しておるというところでございます。 これらの受入れ医療機関として指定を受けている医療機関に関しましては、病院の風評被害であったり、問合せ等が集中することによる業務への影響を考慮いたしていまして、三重県の方針により原則非公表ということとされておりますので、そのあたりについてはご理解いただければというふうに思ってございます。 また、患者数の減少にはコロナ禍以外の原因というのも考えられます。当院に入院される患者様につきましては、3月8日の福田議員一般質問の際にも答弁させていただきましたように、救急収容依存型、こういった形になっておりまして、救急外来から入院されるケースが多数を占めておりまして、地域医療機関からの紹介を含む一般外来、他の医療機関からの転院の受入れ、治療の一環で計画的に入院するケース、こういったものが極端に少ないという傾向がございます。そのため、多種多様な疾患の経験を積むことができない、こういったこととなっておりまして、若手の医師の数が減少いたしまして診療の幅を縮小せざるを得ず、結果的に入院患者の減少に直結していると、こういった課題が体制としてございます。 昨年度は、これらの要因により、病院改革プランにおけます病床稼働率の目標を達成することができなかったというところでございまして、今年度も同様であるというところであります。積極的な経営改善が難しい状況が続いているというところにあるかなというふうに考えております。 したがいまして、コロナ禍の影響と慢性的な経営上の課題、この2点が重なったことから今年度の入院患者数の減少につながっていると、このように考えておるところでございます。 しかしながら、このような状況下におきましても、できる事柄もございまして、効果的かつ効率的なベッドコントロールを行ったことによりまして、診療単価を上げることができた。これは一つの効果としまして、収入額としてはある程度カバーできたというふうに、このように考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 入院患者、外来患者が減るということは、コロナの影響というのはそれは多少あると思います。でも、コロナが流行したと、でも病気になる人が減ったのかと。コロナが流行して病気になる人が減るんだったら、コロナってのはいい疫病やなと思ってしまいます。 少なくとも入院しなければならない患者が減るということは、普通では考えられにくい。名張市立病院は激減してるわけです。じゃあ、この伊賀圏内の例を挙げれば上野総合市民病院、岡波病院、入院患者はどうなってるかご存じでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) 伊賀区域におけます3病院の比較でございますけども、毎月のように情報交換のほうをしておりまして、当院はやはり議員おっしゃられるように非常に大きな影響を受けておりますけれども、残る2病院につきましても影響のほうは大きく受けておるというところで、患者数としては減少傾向にあるというところでございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) その減少傾向というのは、二、三%減っても減少傾向です。10%減っても減少です。同じ減少傾向です。 私は、去年の11月に名張市立病院から入院を断られまして、上野総合市民病院に入院させていただきました。そのときに、同じ病棟、90メーターある廊下を毎日足をなまらせんために歩いてました。そしたら、その階の全病室の前を通るわけです。病室の前には名札がついてます。名札のついてるところは入院患者がいます。そのときに、何と多いんだろうなと思ったんです。多いときには、50床ある病棟で数床しか空いてない日もありました。20も空いてる日というのはなかったです。 そして、最近、先ほど名張市の診療所さんから入院の紹介が減ってるというのはそれは病院側に理由があるんですか。診療所側に理由があるんですか、どちらでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) 当院はご存じのように地域医療支援病院という位置づけでございまして、地域開業医の先生方からご紹介いただく患者さんを積極的に診察をさせていただくといった使命を持った医療機関でございまして、各地域医療機関からご紹介いただく患者さんの診療を行っていかないといけないわけなんですけれども、そういった中でも医師法で定められております医師の応召義務、こういったものがございまして、正当な事由がなければ診療を拒んではならないと記載のほうがされております。 つまりは、正当な事由がなければ必ず診療しなさいよというようなところではあるんですけれども、ただ、当院の医師数が非常に減少しているところもございまして、検査や手術等で収容ができないであったりとか診察ができないといった正当な事情がございました場合には、地域の開業医の先生方には非常に申し訳ない話になるんですし、患者さんにも申し訳ない話になるんですけれども、他医療機関へ収容をいただいたり診察を依頼していただいたりというようなところもございます。 これは当院の、先ほどもご答弁させていただいたような救急依存型でありまして、予定入院と呼ばれる通常外来等々から診察を入院につなげるというようなところが非常に薄いといった課題の点、こちらによって生じているものやというふうに考えてございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 病院のお医者さんの数。じゃあ、前年度に比べて、前年度が平均何人で、今年度は平均何人ですか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(吉岡昌行) 失礼いたします。 前年度の平均医師数、検診を除いた数が33.17人。本年度につきましては31.33人となってございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 大体平均2名減ってるわけですね。2名減るということがそんなに響くものなんでしょうか。 名張市立病院は、実際には名張市に私たちの税金も投入して維持してもらってるわけです。この33が31になったことによって、市民の受入れができないぐらいの重大な問題であれば、この2名というのは非常に大きな問題なんです。じゃあ、その2名が本当に大きい問題であれば、どういうふうにして2名の方に来ていただく努力をされてますか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) 議員おっしゃられるように、2名がどれぐらいの影響が出るのかというところでございますけども、医療安全上、医師1人当たり取扱いをさせていただく患者数といたしましては、上限が大体10名というふうに考えられてございます、医療業界におきましては。ということで、2名減るということは取扱い患者数が20名ぐらいの影響が出るというふうに考えていただければと、このように考えておるところではございます。 ただ、その2名減ることで、どれだけの市民への影響がというところでございますけども、やはり医師の働き方改革というところも相まりまして、なかなか医師に強く市民の命を守る安心・安全な生活を担保するというようなところを言えてなかったというところもあろうかと思います。 しかしながら、私がこちらのほうに来させていただいてから、医師のほうにもそういったことを申しておるわけなんですけども、そのあたりは以前から議場でも課題になっております意識改革というような部分になるのかなというふうに考えてございます。この意識改革というものにつきましては、市立病院が建設されてからもう二十数年という歴史がございまして、そこでの改革につきましては、私が一人で来て一年目からすぐに効果が出るのかといいますと、なかなかそういったわけにもいかないわけでございまして、これからも継続的に医療者側のほうには強くそのあたりを申していって意識改革をしてまいりたいと、このように考えておるところでございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) お医者さんの数が制限されると、お医者さんの数によって患者が制限される。私は、名張市立病院は普通の公立病院でも平均以上の医師数だと思っております。また、これは調べて後ほど議論させていただきます。 ただ、言えることは、名張市のお医者さんが多い少ないというイコールではありませんけど、名張市の医業収入に占める人件費率、これはべらぼうに高いんです。恐らく60の後半、70%弱のところにあるんじゃないでしょうか。普通の正常な病院としては50%と言われてるわけです。そこで医者が足りないと、患者が受け入れられないなんて言われたら、一体どういう経営してるんだと。それは、私は一市民として非常に憤慨してしまいます。 実は、先日私の友人がちょっと脱腸の手術をすることになったと。どこでするんだと。上野です。なんでか。分からんって。かかりつけのお医者さんが上野を紹介したと。うちは、自分は車をもう手放しちゃった。奥さんが運転するけど、高齢だから上野まではよう行かんと。難儀やなという話をしておりました。 結局、私は、今病院に、何かやっぱり皆さんが取り組まなきゃいかんような問題があるんじゃないだろうかと。こんなに、もうぼろぼろになるぐらいまで患者が減っているわけです。想像がつかんぐらいの減少です。これをコロナだけで解決できる問題ではないと思います。外来患者も少しは減ってると思う。手術したいけど、今急に、すぐでもなくても、もうちょっとコロナが落ち着いてからやろうという人もいるでしょう。でも、こんな10%も20%も減るということは普通は考えにくいと。ですから、今、入院患者数で見ても、医業収益でも、もしこれに地域包括ケア病棟がなかったらどうなるのかと。目も当てられないぐらいの状態になってしまうんじゃないだろうか、入院患者も医業収益も。ですから、これを逆算して推測してみますと、2年前に遡っても、一般病棟の患者さんは激減しております。 それで、コロナ病棟に充てる病棟を確保しておかなければいけない。それは分かります、公立病院として。その病棟を空けておいても空いてる病棟が多いんじゃないだろうかという話なんです。例えば、コロナ病棟で病棟を確保しなけりゃいかん、部屋が空いてません、ベッドがないですと、これなら仕方ないです。 このような病院、私は今もう真っ暗闇じゃないかなと思ってます。しかし、夜明けの前が一番暗いと言われるわけです。その夜明けを待つ暗さなのか、まだまだ続く闇なのか、これは皆さん次第ではないかなと思うんです。 ただ、一つだけ、責任をほかに転嫁している限りは、正しい物は見えないです。あれがこうだから駄目だった、あれがこうだから駄目だった、もう議場でいつも聞く言葉ですけど、自分たちが何が足りないか、自分たちに何ができるか、我が身において物を考えないと絶対にできないです。もうコロナということが出てくるのは分かってるんです。でも、コロナでもコロナによる影響を最小限に防ぐためにどうしたらいいか。 私は、今、名張市立病院の患者さんが減ってる一番の理由は、名張市立病院の信頼が失われてしまってるんじゃないだろうかと、それを一番危惧してるわけです。そして、3年前に聞いとった市民の声と、最近聞く市民の声が違うんです。あるいは五、六年前はもっとよかったです、聞く声が。それは時代の流れというのも一つの理由かもしれないです。しかし、本当に皆さんがここでの答弁で、ぱっと自分たちがこういうことをしなけりゃいかんというのが、頑張ってるなというのが出てくると、また違う考えも出てくるんですけど。 実際に、私は幾つか質問をしたりいろいろなことをしてます。私が断られた理由も聞いてます。分からないというのが一番の問題じゃないかなと。というのは、その仕組みの問題です。どのようなシステムになっているのか。 ですから、この病院のことは、予算のときもまたほかの件で触れさせていただきますけど、何年前からですか、市長名張市財政の一番のがんは病院だと、病院の経営が全てだとおっしゃっていながら悪くなる一方じゃないですか、どんどん。ですから、これに関して市長は今どういう思いでおられるか、ご意見を聞かせてください。 ○議長(常俊朋子) 市長。 ◎市長亀井利克) 非常に患者さんが減ってると、激減していると、これは名張だけです。上野市民はそんなに減ってないです。岡波さんもそう減ってないんです。これは、非常に私どもとしても危惧をいたしておりますけれども、これは感じられてると思いますが、院長が変わった。その前と後とは変わってます。 ですから、その辺もありますので、今頃働き方改革なんて言ってもらっては困るということは私は言うてるんです。これは国家の危機ですから、100年に一度あるかなしやの、そんな危機ですから、こんなときに自治体病院は120%、130%の力を発揮していただかんと、これは困るわけです。私が会議の場へ行ってそれを言うたら、理解はする。それじゃあ、その後にそれが動くかというと、あんまり期待ほどでもない。徐々にはそういう意識はできてはきてるんですけれども。そういう状況ですから、診療所から頼られる病院ではなくなってきていると、こういうことも言えるというふうに思います。 それで、ドクターの数が2人少なくなった。こんなにレギュラーがこれほど多い病院もまたないんです。ほかはいろんなやりくりしながらやってます。ですから、それは非常に危険なことでもあるんです、アルバイトでやりくりするのは危険なんですけども、やっぱりそれは安定したレギュラーを確保しなければなりませんが、その確保しただけの収益、患者さんの受け入れ、それができてこなければならない、こんなふうに思ってございまして。 いずれにいたしましても、これも最終最高の責任者は開設者である私にあるわけですから、そして現場の責任者は院長ですけども、責任者のその辺の考えというか、その辺もきちっと正していかなければならないと、こんなふうに思っているところでございます。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 今、たまたま院長のお話が出ました。私は、一昨年の12月に、今の院長に手術をしてもらいました。心臓の心房細動という病気のカテーテルアブレーションという手術です。この手術に関しては三重県ナンバーワンのお医者さんだから名張市立病院に行けと、自信を持って送り出されました。確かに優秀なドクターだと思います。 私、市長にこういうことができないかということをお願いしたいのは、今の院長さん、三重県ナンバーワンのアブレーションのドクター、この方を名張市立病院で日本一のドクターにしていただけないかと。名張市立病院に名医を呼べ、名医を呼べとみんな言います。日本全国から患者が来るような名医を呼べと。来てくれませんよ。しかし、今、宝が目の前にある。この方をもっと大きな名医にして、日本国中に名前がとどろくような、名張市立病院というのはそういうやり方ができるんじゃないかなと。今、たまたま目の前にあるわけです。 ですから、私は執刀してもらいまして、治療していただきまして、そして現在は普通なら2回かかると言われている手術、私はどうやら1回で済みそうな状態になっております。さすがだなと。ただ、私はお医者さん一人だけ名医では駄目だと思ってるわけです。なぜか。医療設備がいいものでなきゃいかんわけです。医療スタッフがよくないと駄目なんです。私は、市立病院はさんざんな目に遭ったと、そのことに関しては。こんなんでは駄目だなと思いました。それで2回目やるんだったら、日本ナンバーワンと言われる葉山のハートセンターへ行って、あそこの病院の設備、スタッフ、ドクター、そういうのを見てきたいなと思って期待していたら、どうも1回で済みそうだと。 でも、やはり名張市立病院をよくしたいわけです。名張市立病院に以前、循環器内科のカテーテル手術で関西でも有名な先生が来ておられました。その当時、東海地方の二次病院の7番目と言われるぐらい患者数がいたと聞いてます。それが東洋経済か何かのランキングに載っとったと。ということは、名張市立病院にはチャンスがいつもあるわけです。それが花を開いて実になるような努力を我々が怠ったらいけない。そういう日々の努力が大きな結果になるんです。 いずれまた、私、話したいと思ってるのがあります。破れ窓理論というのがあるんですけど、日々の小さな努力が大きな結実をもたらすんだと。だから、小さなこと小さなことってばかにしないで、小さなことからやっていくんだと。それをぜひ、この名張市立病院だけの問題じゃないと思ってます。名張市全職員が常に市立病院のことを考えていただく。市立病院が黒字化して経営が安定したら、皆さんが助かるわけじゃないですか。市民も助かります。ですからぜひ、この市立病院、頑張っていただきたいし、今真っ暗だと思うんですけど、早く明かりを見つけて、そこにたどり着いていただきたいとお願いします。 続いて、教育委員会にお尋ねします。 これは大した質問ではないんですけど、4ページに学校整備事業、これで1億8,159万円が減額されてます、補正で。この内容で一番大きいのが、小学校防災減災低炭素化実現事業1億6,264万円、中学校防災減災低炭素化実現事業2,685万円、これが減額になった理由は何でしょうか。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長手島左千夫) 今、小学校防災減災低炭素化実現事業及び中学校防災減災低炭素化実現事業についてご質問いただきました。 これらは、もう既に皆様ご承知いただいてるかと思うんですけれども、この市内の12小学校及び新しくなりました桔梗が丘中学校の計13小・中学校の太陽光発電の整備事業でございまして、当初予算をお認めいただいた後にもですけれども、非常に限られた期間の中でこれら13小・中学校の太陽光設備を設置をするということ、またその事業予算の規模が非常に大きいということもありまして、市長からも可能な限りいろんな工夫を行いながら、効率化であったり、また節減に努めるということも直接指示もいただいておりまして、実施設計の段階に、この落札されました設計業者の方とも、またこの都市整備の設計を担当する職員にも本当に大きなご協力をいただきまして、現地も幾度となく確認をしながら何とか工夫ができないかということで、いろんな工夫をしていただきました。 具体的にはですけれども、気象計測装置などの計器のそれこそ細部の精査であったり、また太陽光パネルであったり、蓄電池及び配管配線の効率的な配置なども、改めて設計の見直しを行っていただきました。こういったことによりまして、事業費の縮減につながりました。ここにもありますように、12小学校で1億6,264万6,000円、桔梗が丘中学校で2,685万2,000円ということで、計1億8,949万8,000円の減額を今計上させていただいたところでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 拍手喝采したいです。 こういうことを日頃から皆さんやっていただくと、都市振興税に頼らなくてもいい名張市ができるし、財政非常事態宣言を早く抜け出すことができるんではないでしょうか。ぜひ、そういうことを庁内全体に広げていっていただきたい。これが今まで名張市に一番欠けていたものではないかと私は思っております。 それから、その次の社会教育施設、これで1,378万円減額されてます、図書館のつり天井の、これはどういうことでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長手島左千夫) この社会教育施設整備事業に、特にご質問にありました図書館の開架室の天井等ということで、改修事業ですけれども、具体的には図書館の開架室のつり天井及び排煙窓等の改修工事でございます。 これも、先ほどの太陽光発電設備整備事業と同様ですけれども、実施設計段階において、いろいろこれも設計業者とも現地も確認をしていただきながら何か工夫ができないかということで検討をさせていただいたところ、当初は排煙窓を全て新規に整備し直さないとということで私ども考えておったんですけれども、一部その中で施設を活用できるという、またその安全性もしっかりと業者のほうで確認をしていただきまして、それが可能だということが分かりましたので、設計を見直しをさせていただきました。これによって、今回、先ほどご質問にもありましたように1,378万4,000円の減額を計上させていただいたと、こういうことでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。 ◆議員(柏元三) 数年前でしたけど、ある議員の中には予算で認めたんだから執行に口出すなと、けしからんという議員がおりました。それは違うんじゃないだろうかと。予算というのは予算であって、実際にこれを執行する段階に努力すればいろいろなことができると。 それで、昨日も私は言いましたけど、前例主義を打破した一つの例じゃないかなと思ってます。私ははっきり言って、そういうことを期待して質問したわけではないんです。知らなかったです。でも、へえと思って今聞いてました。 ですから、今までこうだったからこのまま。ほとんどが丸投げやってきてるわけです。それを、現場に入って業者と一緒に話をして、もっとこうならんか、ああならんか、そうすることによって職員のスキルが高まっていくわけです。だから、少し前進していただけたかなと、非常にうれしいです。 以上で終わります。 ○議長(常俊朋子) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第19号から議案第28号までの10議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第19号から議案第28号までの10議案については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより議案第19号から議案第28号までの10議案について一括採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第19号から議案第28号までの10議案はいずれも原案のとおり可決されました。 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。     午前11時15分散会~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。 議 長 議 員 議 員...