○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 次に、
産業建設委員長の報告を求めます。
産業建設委員長。 (
議員足立淑絵登壇)
◆
産業建設委員長(
足立淑絵)
産業建設委員会に審査を付託されました議案第87号及び議案第90号から議案第92号までの4議案について、審査の経過並びにその結果をご報告申し上げます。 まず、議案第87号、
名張市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本議案は、
単身高齢者の増加などにより、
市営住宅などへの入居に際し
連帯保証人の確保が一層困難になることが懸念されることに鑑み、
連帯保証人に関する要件を緩和するほか、
公営住宅法の一部改正などに伴い、認知症等であるものの
収入申告義務の緩和などの規定を整備するため、所要の改正を行おうとするものであります。 委員会におきましては、市長が家賃を定めることができる場合の基準について質疑があり、執行部からは、
公営住宅法の中に家賃の算定基準があり、
固定資産税の
評価額等を基に算出するとの答弁がありました。 また、
連帯保証人が立てられなかった場合について質疑があり、執行部からは、これまで相談が1件あった。そのような場合、まずは本人と協議を行い、聞き取りによって具体的な状況を把握し、福祉部局とも連携を取りながらできるだけ個々の事情に応じた柔軟な対応を考えているとの答弁がありました。 さらに、
市営住宅における高齢者の入居状況について質疑があり、執行部からは、現在176世帯の入居のうち、65歳以上の世帯が108世帯、60歳以上では128世帯になるとの答弁がありました。 また、
市営住宅の高層階に住む高齢者が低層階に移動することについて質疑があり、執行部からは、低層階の部屋が空いたときは改装修理は行わないが、従来と同じ条件で1回限りの移動は認めている。現在、
長寿命化計画により大規模な改修を順次行っているが、今後は高齢者のことも考慮しながら利便性の向上を含めた改修を考えていきたいとの答弁がありました。 さらに、
市営住宅の申込み資格のうち、住宅に困窮していることが明らかなことについて、具体的にどういうことなのか、困窮に対する市の考え方などをホームページに掲載してほしいとの意見がありました。 また、市長がやむを得ない事情があると認めるときには、一定の基準を設けてそれに従って決めていく必要があるが、その際には
独り親家庭や難病を主とした
特定疾患患者など、税の減額対象になっていなくても生活に困窮している人もいるので、名張市の置かれた状況をしっかり把握した中での運用に努めてほしいとの意見がありました。 執行部からは、身寄りのない
単身高齢者や外部と連絡が取れない
DV被害者、犯罪を犯した者などを想定しているが、現在の様々なニーズに沿った状況を具体的に聞き、関係部局と連携しながら、柔軟な対応をしていきたいとの答弁がありました。 その後、採決した結果、本案は挙手全員により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第90号、
市道路線の認定について並びに議案第91号及び議案第92
号市道路線の変更についてでございます。議案第90号は、宅地開発に伴い移管を受けた路線を市道として認定するものであります。また、議案第91号は、
国土交通省が実施する
名張川改修事業に伴い路線認定を整理するため、議案第92号は三重県の
道路改良事業に伴い県道の一部及び新県道への進入
道路を市道として移管を受けるため
市道路線を変更するものであります。 委員会におきましては、特に質疑、意見などはなく、採決した結果、本案は
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、ご報告を申し上げます。
○議長(常俊朋子)
産業建設委員長の報告が終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。 (「
議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) 質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 柏 元三議員。 (議員柏 元三登壇)
◆議員(柏元三) 自由クラブの柏 元三でございます。 議案第85号、名張市
市税条例の一部を改正する条例の制定について反対の討論をさせていただきます。 まず、一番こんなことをしていいのか、私たちはこんなことに加担していいのか、それは市民への説明が全くないということであります。
固定資産税を21%増税する、この増税のお金を払うのは誰なのか、市民ではないですか。その市民の人たちに気づかれないうちに、電光石火のようにしてこの法案は決まろうとしているわけであります。とんでもないことではないですか。私たちがもしこれを可決したならば、私たちは市民の信頼を得られるでしょうか。まかり間違えば議員生命に関わることになるかもしれません。 このようなことを、恐らく市長の作戦だと思います、うまうまと乗せられて、そして私は政策調査部会の一員としてこの審議にも関わってきました。9月に政策調査部会が発足して、それからずっとこの
都市振興税を議論してまいりました。最初から焦げ臭いな、きな臭いなと思っておりました。ひょっとしたら一部の議員が市長からこの議案を通すことを頼まれてるんじゃないだろうか、そのような疑いを持っておりました。 そして、市民への説明はなぜしないのか、そのようなことに対しては、予算も決算も条例も私たちが議場で代表として決めていると、だからこれも議会で決めればいいという類いの回答がありました。そして、もう一人の長老議員、我々が決めてそれが駄目だったら市民の皆さんは次の選挙で落とせばいいと、恐ろしいことではないですか。私たちは議員として、全権委任を受けているわけではないんですよ。 そうしたらまた、この全員協議会において市長が言葉尻を合わせたような発言をなさいました。それは何か。市民の代表として選ばれた市長と議員が議場において議論をすることによって名張市の方針を決めていく、これが二元代表制民主主義だということをおっしゃいました。このお言葉、間違ってはいないんですよ。でも、当たってるとしたら8%だけ当たってます。合格点には達しません。なぜか。この氷山の見えてる部分だけを捉えれば、市長も議員も市民の代表ですよ。しかし、市長は白紙委任されてる、全権委任されてると考えても、それはどなたも認めると思います。しかし、我々議員は市民のそばにいて、市民と一緒に歩んで、そして市民の意見の代表でなければいけないわけですよ。この部分が抜け落ちているわけです。一番肝腎なことなんです。だからこそ、重要な議案は議会で議決することになってるわけですよ。 私たちが白紙委任されてる、おごった考えじゃないでしょうか。市長と同格ではありませんよ。私たちは雑居ビルに住んでるんですよ。市長は自社ビルの広い部屋に住んでるんですよ。同格と言えますか。私たちは市民の代表として、市民が反対と言えば反対、市民が賛成と言えば賛成、それが私たちの取るべき態度ではないでしょうか。市民が白と言えば私たちも白でなければいけないわけですよ。しかし、私は赤がいいと、議員が赤だと言ったら市民も赤と言いなさいと、議会で決めたんだ、私が決めたんだと、冗談じゃないですよ。私たちはそんな権利など一つも任されておりません。二元代表制民主主義というのは、市長は一人、私たち議員が18人、それぞれの議員がそれぞれの市民を代表し、多様な意見を議場で戦わせて、そして名張の方針を決めていく、これが私たちの権利であり立場だということをまず忘れないでいただきたい。 皆さん相談しましたか。選挙のときに、毎日新聞の記事ですこれ、分かりにくいんで大きく整理してみました、11人の議員が反対しているんですよ。廃止しますと表明して選挙を戦ってきているんですよ。私は一人だけ延長としました。大変な目に遭いました。選挙の3日ほど前、2日、3日前、柏危ないぞと、あれは落ちるぞとうわさが飛び交ったそうです。私を応援してくれる人たち、大変、じゃんじゃん叱咤されましたよ、怒られました。これから寝ずに働けと、落ちるぞと。それぐらい市民の方々は賛成、延長ということに拒絶反応を示したわけです。その1年後、私は皆さんに説明に回って、廃止すべきだと、大変な間違いをしたということをおわびしました。ですから、市民の声、絶対に聞くべきではないですか。 そして、この増税案の間違ってる2番目は、名張市は本来自治体のあるべき姿を逸脱してる、道を踏み外しているということです。 自治体の歳入というのは税収であり、手数料であり、費用料である、分担金である、このような市民のご負担に国や県の補助があって、そして足りない分が地方交付税で支給される。これが歳入です、もう決まってるんですよ。この枠内で歳出をやりくりして、そのまちに合った政策を、事務事業をつくり上げていくのが自治体の本来あるべき原理原則ですよ。それを名張市は踏み外して、先に歳出を決める。あれもやりたいこれもやりたいと歳出を決めますよ。後で銭勘定した。足りなくなるの当たり前じゃないですか。じゃあどうするか。借金で補っていく。その借金ができなくなったら、市民の皆さんお願いしますと増税する。これは名張市の失政ではないですか。あとでまたこれも触れますけれども、まず一番間違ってるのは何かというと、歳出を先に決めるということなんですよ。歳入は決まってるわけです。その決まってる歳入に合わせて金を分配する、
市民サービスを一生懸命考える、効率よく使う、これが自治体の役割ではないですか。原理原則ですよ。そこを、歳出を先に決めて歳入は後回しに、足りなくなったら借金する、こんなことを続ける限り絶対に財政は悪化の一途をたどりますよ。 今、名張市政、207億円の借金があると言いました。そして、この増税するということは、金がない痛みを、今まで痛み止めを飲んでいた、効かなくなった、とうとう増税というモルヒネを打ってしまった5年前に。麻薬ですよ。麻薬は一度使うとやめるのが大変ですよ。だから、やめれなくなって、また3年間延長してください、3年後にやめれますか。こんな、先に歳出を決めて歳入をする、足りなきゃ借金する、この名張市の、近年予算も増えてますけど借金も増えてますよ。このようなことをして本当にやっていけるのか。財政改革とは逆の方向へ行ってるわけですよ。もし、財政改革したいならば、入りと出をバランスさせることにまず戻るべきなんです。今の借金体質を我々が認めている限りは、絶対に財政改革はできません。不可能ですよ。できるわけがない。 そして今回、金が11億円足りないという、来年度の予算。何を言ってるんですか。去年の12月に市長がこのような発言をしていますよ。これから借金を減らしていきますと。4年間で借りる金が57億円、返す金は74億9,100万円、差引き17億9,000万円返しますよって、その同じ言葉の続きで、毎年返す金はこれだけですよということを言っている、4年間で19億9,000万円ですよ。言ってること自体がいいかげんじゃないですか。片一方では17億9,000万円、片一方では19億9,000万円、これは私も何回も計算したんですけどね、計算合ってるんですよ、でも、帳尻が合ってないわけです。このような、去年の12月ですよ、目算があって出してる発言じゃないですか。その発言を私たちが真に受けて11億円いきなり足りない。 そして、長期
財政見通し、名張
市立病院の令和3年、令和4年、令和5年、14億円の
繰り出しが必要ですときてる。何言うとるんですか。地域包括ケア病棟で、間違いなく3億円、4億円の収益は増えるはずですよ。今まで13億円、14億円出していた繰出金、これが10億円になる、まあまあ妥当な数字じゃないかなと思います。これをまた、令和3年から14億円、もうそれならば、経営がもっと悪化することですから、それならばもう私たちは
市立病院を経営する能力がない、もうギブアップすべきですよ。それほどひどい計算をしてるわけです。ただ、これは間違った数字、でたらめな数字をでっち上げて、金が足りないという口実にして市民の皆さんに税金を求める、こんなとんでもないことではないですか。 市民の皆さん、よく私は聞いていただきたいと思ってる。この前の地域代表の話で、このままいったら2023年、早期健全化団体になりますよ。よくも恥ずかしげもなく自分たちのミスを、私たちは失政をしてきました、間違った財政運営をしてきました、その行き着く先は早期健全化団体ですよということを言ってるじゃないですか、恥ずかしいじゃないですか。こんなことは、市民の皆様に堂々と言えるもんじゃないですよ。早期健全化団体に陥るということは、1年や2年でできることではないんですよ。十何年間も間違った財政運営をして、たどり着く先が財政健全化法にはまってしまうわけです。 夕張市になるという方がおられました。今の名張市の議会と執行部の関係、夕張市と同じ状態になってるんですよ。夕張市があそこまでたどり着いた一番の原因は何だと言われてます。チェック機能が働かなかった。私たちが今までの財政赤字、改革どころか増やす方に進めている、これは議員の私たちの責任なんですよ。それをぜひ反省して、この法案は毒にしかなりません、財政改革をバックギアへ入れる増税になります、間違いありません。 ぜひ皆様方、そのことを理解してこの増税案に反対してください。名張市を助けると……。
○議長(常俊朋子) 発言時間がなくなりましたので、柏 元三議員よろしくお願いいたします。
◆議員(柏元三) ここいらでやめようということを、ぜひご理解くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(常俊朋子) 時間厳守お願いいたします。
吉住美智子議員。 (議員
吉住美智子登壇)
◆議員(
吉住美智子) ただいま議題となっております議案第85号、名張市
市税条例の一部を改正する条例につきまして、私は賛成の立場から討論をさせていただきます。
都市振興税は、平成28年度以降に7億円から12億円の収支不足が見込まれたことから、これを解消するため導入に至ったものと理解しております。本市では、平成14年に財政非常事態宣言を発令し、
議員報酬の削減をはじめ職員人件費の削減や事務事業の見直しなど、様々な改革に取り組むとともに、多額の借入金があった土地開発公社の清算などを進めてこられました。 また、
都市振興税導入後は、借入金の返済などを進めながら
行政サービス水準を維持し、また予期せぬ事業に取り組みながら名張躍進の土台づくりに取り組まれてきました。これらは
都市振興税導入の大きな成果であったと考えるところでございます。 さて、議案第85号で提案されている令和3年度から令和5年度にわたる今後3年間の
都市振興税について、もしこれを延長しなかった場合、事業への深刻な影響が考えられます。
市民サービスに影響が生じる大きな事業の例といたしまして、
市立病院の
繰り出しや、
道路維持管理業務、公園維持管理業務などがあり、このほかにも
一般財源を充てている事業は多岐にわたっていることから、
市民サービスにつきましても多大な影響が懸念されるところでございます。 また、このたび執行部が作成した
中期財政見通しでは、
都市振興税を延長せずに、従来の
市民サービスを継続した場合、令和5年度の累計収支不足額が29億4,700万円に達し、財政健全化団体になると見込まれております。財政健全化団体になりますと、財政再建を最優先とした市政運営となり、市独自の取組や
市民サービスの抑制が余儀なくされ、
市民生活に不安を及ぼすことになります。 一方、
都市振興税を延長することで令和6年度以降は収支が改善し、令和8年度には収支不足が解消、以降同様の状況が続くと見込まれております。 そこで、苦渋の決断といたしまして、多額の
財源不足が生じる令和3年度から令和5年度までの3年間の
財源不足に対応するため、
都市振興税を延長せざるを得ないと考えているところでございます。 以上、議案第85号、名張市
市税条例の一部を改正する条例につきまして私の考えを申し述べてまいりましたが、執行部にはさらなる行財政改革に取り組み、
都市振興税をもってしても不足する財源について、人件費の削減や病院事業における経営改革効果などにより収支不足を解消するとともに、収支不足が解消する令和8年度以降も引き続き財政基盤の確立に向けて取り組んでいただくことを強く強くお願いして、私の賛成討論とさせていただきます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(常俊朋子)
三原淳子議員。 (
議員三原淳子登壇)
◆議員(
三原淳子) 議案第85号、名張市
市税条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。 この条例は、
超過課税、
固定資産税率1.7にして、これを3年間延長する、このことを定めるものです。 2016年、平成28年度、
固定資産税の
超過課税導入の際、8億円の
財源不足、何に使うのか、この声がありました。執行部としては8億円の
財源不足を補い、財政健全化を図り、都市振興を図っていく、そして
都市振興税と銘打ちました。そして期間を5年間。住民は、8億円何に使うのか、本当に5年間で終わるのか、この疑問の声がありました。市は、元気創造、若者定住、生涯現役重点プロジェクトを進めていく、当面5年間と説明した。そして、5年間で市民から徴収した約42億5,000万円、これは一般施策の財源として使い果たされました。 恒常的
財源不足が見込まれる中、引き続き持続可能な
行政サービスの維持をするために、
固定資産税の
超過課税を延長する。12月3日、12月議会開会日、市長の議案提案の言葉が証明するように、名張市一般施策の
財源不足を補うための財源ということです。重点プロジェクト、掲げられておりますが、これは少子・高齢の自治体、全国どの自治体でも行っている施策であります。 また、5年前の導入のときから、5年間で財政の健全化を果たせる見込み、筋道がなかった、このことも本会議の
総務部長の答弁で明らかになりました。令和2年度でプラスになっていくと示すのが本来だが、それが立っていなかった。5年間で財政健全化が成し遂げられると取れるような説明内容だったら、それは適切ではなかった、謝罪するということです。 これらを踏まえ、
増税延長を前に、市民に説明、謝罪をすべきではないでしょうか。2015年、平成27年11月から12月に行われた15地域での
超過課税可決後の議会報告会、記録を読み返しました。すると、
固定資産税が21%の
超過課税されるが、市民への説明が十分ではない、なぜ増税しなければならない状態になったのか、
超過課税に関する市の説明は説明不足というよりごまかしの説明である。導入前の3回の説明会では不足だったことが市民の声から分かります。議会は何をしているのか。議会に対しても厳しい指摘を受けました。 市長は、議会制民主主義を主張し、議員も市民、市民から選ばれた議員で議決をすればいいと、開会日の議案説明に対する私の質問に対する答弁でした。しかし、議会制民主主義とは住民の声をしっかりと把握し、それをもって議論を尽くし、議決に及ぶものであります。その前段としての市民への情報開示、説明がなければならない。市民から延長に対する異議の声が少ないという意見もありましたが、それはまだ
増税延長を知らない市民が多数だからということではないですか。 財政民主主義、市民が納めた税で
行政サービスが行われるもので、税金は市民の財産であります。使い道は市民が決めるものです。これは国税についても同じです。憲法第7条、第83条から91条、地方財政法、
地方自治法で定められている財政民主主義、3つの基本があります。1、租税法律主義、2、予算決算制度、3、住民参加システムです。租税法律主義は、課税は市有財産を侵害するもので財産権と矛盾するので、両者を調整するために法律または条例で決めないと税金は徴収できない。市長はこの部分を短期間の提案採決で突破しようとしてる。住民負担を市独自で増やすのですから、当然住民説明、納得のいく情報提供、そして合意、この財政民主主義の根幹が欠けているんです。説明すれば、市民が知れば都合が悪いことがあるんでしょうか。 市長は、財政の健全化は土地区画整理事業の清算、土地開発公社の解散など80億円を処理してきている、次の為政者の負担にならないように処理してきた、それがもう終わる、こんな答弁もありました。過去の施策の借金80億円を、今の市民の負担で払い続けているんです。そして、市民の財産である土地開発公社の土地をどう処理したのか、明確に市民に説明すべきです。 人口減少に対応したまちづくり、これは災害に強い安心・安全なまちづくり、基礎的
サービスをしっかりと基盤を作る、土地、施設利用の見直し、
インフラ整備の在り方、国、県に求めることもあるでしょう。それらの財源確保は、名張市の未来に向けて、都市と農村の共存、地域内の経済の循環、地域に根差したエネルギー政策など、名張市の資源を生かした産業で仕事や雇用を作り、地に足をつけた、暮らしを守る政策づくりが求められます。 それには、地域コミュニティーを大切に、住民参加の話合いを重ねて合意形成を進めていく、このことが最も重要です。市長の独断の政治判断ではなく、住民からのボトムアップ型政策、これを策定し進めていくことです。その基本に、行政が誰一人取り残さない、基本的人権を根幹に据えて、市政の透明化を図り、市財政の情報も分かりやすく提示し、住民とともに歩むことです。公務労働者の役割は極めて重要であり、そんな仕事を私たちはしていかなければなりません。 あれかこれか事業の選択が必要と言いながら、実際はモデル事業など国が進める施策にあれもこれも手を出し過ぎた結果が今ではないでしょうか。そして、
財源不足に対して、お金を生み出す政策を考えずに、
市民負担で賄う市政では名張躍進とは逆行になります。名張市の未来を住民とともに作っていく、このことを求めて、
固定資産税の
超過課税の延長には反対といたします。議員の皆さんの賛同をどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(常俊朋子) 以上をもって討論を終結いたします。 これよりまず議案第85号について採決いたします。
総務企画委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(常俊朋子) 起立多数であります。よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。 続いて、議案第86号から議案第92号までの7議案について一括採決いたします。
総務企画委員長、
教育民生委員長、
産業建設委員長の報告はいずれも可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第86号から議案第92号までの7議案はいずれも原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案第93号 令和2年度名張市
一般会計補正予算(第6号)について 議案第94号 令和2年度名張市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について 議案第95号 令和2年度名張市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について 議案第96号 令和2年度名張市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について 議案第97号 令和2年度名張市
病院事業会計補正予算(第2号)について
○議長(常俊朋子) 日程第4、議案第93号から議案第97号までの5議案を一括議題とし、去る12月11日に引き続き、これより質疑を行います。 (「
議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第93号から議案第97号までの5議案については、
会議規則第37第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第93号から議案第97号までの5議案については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより議案第93号から議案第97号までの5議案について一括採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第93号から議案第97号までの5議案はいずれも原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第5 議案第98号 令和2年度名張市
一般会計補正予算(第7号)について
○議長(常俊朋子) 日程第5、議案第98号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 (市長亀井利克登壇)
◎市長(亀井利克) ただいま上程されました議案第98号、令和2年度名張市
一般会計補正予算(第7号)につきまして、その概要を申し上げご審議を賜りたいと存じます。 今回お願いいたします補正予算は、12月8日に閣議決定されました、独り親世帯に対するひとり親世帯臨時特別給付金の基本給付分の再支給を行うための経費を計上するものでございます。 それでは、歳出からご説明を申し上げます。 民生費の、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業におきまして、
新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい生活実態にある子育てと仕事を一人で担う独り親世帯に対し、子育て負担の増加や収入の減少に対する継続支援といたしまして、臨時特別給付金を再給付するための経費を計上し、児童福祉総務費で2,762万8,000円を追加しております。 続きまして、歳入につきましてご説明申し上げます。 国庫支出金で、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業の財源として、事業費及び事務費に対する補助金を計上しております。 以上が今回お願いいたします補正予算の概要であり、2,762万8,000円を増額し、本年度の予算総額を385億4,811万6,000円といたしてございます。 何とぞよろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げ、提案理由のご説明といたします。
○議長(常俊朋子) これより質疑を行います。 (「
議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第98号については、
会議規則第37第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第98号については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより議案第98号について採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第98号は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第6
議員提出議案第10号 不妊治療への
公的医療保険の適用拡大と助成制度の拡充を求める意見書の提出について
○議長(常俊朋子) 日程第6、
議員提出議案第10号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。
富田真由美議員。 (議員
富田真由美登壇)
◆議員(
富田真由美) ただいま上程されました
議員提出議案第10号、不妊治療への
公的医療保険の適用拡大と助成制度の拡充を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。 日本産科婦人科学会によると、2018年に不妊治療の一つである体外受精で生まれた子供は5万6,979人となり、前年に続いて過去最高となりました。これは、実に16人に1人が体外受精で生まれたことになります。また、晩婚化に伴い不妊に悩む人々が増えていることから、体外受精の総治療件数も45万4,893件と過去最高となりましたが、不妊治療への
公的医療保険の適用は不妊の原因調査など一部に限られており、体外受精や顕微授精には
公的医療保険が適用されておりません。 国は、2004年度から、不妊に悩む方への特定治療
支援事業を実施し、体外受精や顕微授精に係る費用の一部を助成していますが、これの治療は1回当たり数十万円の費用がかかり、何度も繰り返すことが多いため、不妊治療を行う人々にとっては過重な経済負担になっています。 厚生労働省は、不妊治療の実施件数や費用などの実態調査を10月から始めていますが、
公的医療保険の適用拡大及び所得制限の撤廃も含めた助成制度の拡充は喫緊の課題です。
公的医療保険の適用拡大及び助成制度の拡充を求めるに当たり、治療を受ける人の選択肢を狭めない十分な配慮、経済的負担の軽減、相談体制の拡充等の環境整備を特に要望するものであります。 以上、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(常俊朋子) これより質疑を行います。 (「
議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第10号については、
会議規則第37第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第10号については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより
議員提出議案第10号について採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第10号は原案のとおり可決されました。 本会議中ではございますが、換気のために暫時休憩いたします。(休憩午前11時9分)
○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午前11時25分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第7 議案第99号
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて
○議長(常俊朋子) 日程第7、議案第99号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 (市長亀井利克登壇)
◎市長(亀井利克) ただいま上程されました議案第99号、
農業委員会委員の任命につき同意を求めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 本議案は、
農業委員会委員である山村英良氏が、一身上の都合により本年10月9日付で退任いたしましたことから、後任として吉元敏氏を選任することにつき、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 吉元氏は、推薦及び公募の委員候補者の中から、選考委員会において公正に選考し、農業委員として適任者であると確信し、委員をお願いするものでございます。 何とぞよろしくご同意を賜りますようお願い申し上げ、提案理由のご説明といたします。
○議長(常俊朋子) これより質疑を行います。 (「
議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第99号については、
会議規則第37第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第99号については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。……討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより議案第99号について採決いたします。 本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、議案第99号は原案のとおり同意することに決しました。
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△日程第8 閉会中の継続調査について
○議長(常俊朋子) 日程第8、閉会中の継続調査についてを議題といたします。
総務企画委員長から、
会議規則第110条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。 委員長からの申出のとおり、閉会中も継続調査といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、申出書のとおり閉会中の継続調査とすることに決しました。 続いて、
教育民生委員長から、
会議規則第110条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。 委員長からの申出のとおり、閉会中も継続調査といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、申出書のとおり閉会中の継続調査とすることに決しました。 続いて、
産業建設委員長から、
会議規則第110条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。 委員長からの申出のとおり、閉会中も継続調査といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、申出書のとおり閉会中の継続調査とすることに決しました。 (「議長」と呼ぶ者あり) 福田博行議員。
◆議員(福田博行)
議員報酬を削減するため、条例を改正する提案をいたしたいので、暫時休憩をお願いいたします。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員から暫時休憩を求める動議が提出されました。 (「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ただいま所定の賛成者がおられます。よって、動議は成立いたしました。 暫時休憩することの動議を議題として採決いたします。 本動議のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。 暫時休憩いたします。(休憩午前11時28分)
○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午前11時50分)
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○議長(常俊朋子) お諮りいたします。 この際、
議員提出議案第11号を日程に追加し、議題とすることにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(常俊朋子) ご異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第11号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
△日程追加
議員提出議案第11号
名張市議会議員の
議員報酬の特例に関する条例の制定について
○議長(常俊朋子)
議員提出議案第11号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 福田博行議員。 (議員福田博行登壇)
◆議員(福田博行) ただいま議題となりました
議員提出議案第11号、
名張市議会議員の
議員報酬の特例に関する条例の制定について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。 本議案は、令和2年度末を期限としていた
独自課税としての
都市振興税を令和5年度まで継続しなければならない当市の厳しい
財政状況を考慮し、歳出の削減を図るため自ら
議員報酬を削減しようとするものであり、内容といたしましては、
議員報酬月額を令和3年4月から令和6年3月までの間5%、金額にして議長3万円、副議長2万6,000円、議員2万3,000円をそれぞれ削減するものであります。 以上、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(常俊朋子) これより質疑を行います。
三原淳子議員。
◆議員(
三原淳子) これ、動議で突然に出たんですけど、これまでも
議員報酬の削減については議員間で討議をして、どのくらいの削減をするのかということを話し合い、またその期間についても今の自分たちの任期中にするというようなことで、合議で決めてきました。 今回、この
固定資産税の増税が今日決まって、それで動議ってことなんですけどね、
固定資産税の増税の提案はもう以前から出ていましたし、それを賛否がどうであれ、今の名張市の
財政状況を踏まえたら議員の報酬削減というのを検討すべき。それはこの動議というんじゃなくて議員間で十分議論して、改めて決めるのに、本当に5%でいいのかということもちゃんと話し合って決めていくものだと思うんです、期間についても。今までは話し合って自分たちの任期中にしようということで今までやってたんだけど、今回の提案は任期を超えての、次の新しい議員にもかかってくる。 そういうことも踏まえて、今日突然の動議が出たけど、なぜ事前に議員間討議、合議を持って、議員でもってこの議員削減を決めていくという方法をなぜ取らなかったのか、それをお聞きしたい。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員。
◆議員(福田博行) 議員間討議という話が出たんですけども、これ三原議員に申し上げますけど、
都市振興税は先ほど延長の条例改正が可決されました。それまで、議会の議決権って重いですよね、否決か可決か、その結果が出ない限りは、その可決を前提に
議員報酬削減議論できますか。反対されてたでしょ。 以上が答弁です。
○議長(常俊朋子) 三原議員にお伺いいたします。質疑は多数に及びますか。
◆議員(
三原淳子) はい。
○議長(常俊朋子)
三原淳子議員。
◆議員(
三原淳子)
都市振興税の結果がどうであれ、今の名張市の
財政状況、また市民の所得などを勘案して、今の私たち議員の報酬がこれでいいのかという議論はすべきですよ。それは可決、賛否に関わらずすべきものです。 そして、この5%で本当にいいのか、ずっとこれまでも審議会にかけてほしいというような要望が議員からも挙がっていますよ。この5%じゃなくもっと削減すべきだという議員の中での声もあるわけで、そういうのも踏まえて、結果がどうであれちゃんと議論して、そして議員合議で決めていく、これが筋だということで申し上げました。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員。
◆議員(福田博行) 私の記憶間違いでなければ、
都市振興税が導入されたときに、たしかそのときも私が提案させていただいたと思うんですけども、三原議員も5%削減賛成されましたよね、たしか、私の記憶違いでなければ。そういう意味で、一旦、時の全議員が全会一致やったと思うんです。全会一致、
都市振興税が導入されて、5%削減されました。 だから、今回延長されましたので、それ以上の削減、それ以下の削減については議会で議論すべき、議会運営委員会に無会派として提案していただいたら、委員長が取り上げていただいて議論に入るわけですけども、1回の提案もなしにそのような質疑をされても私は困るのかなというふうに思います。 5%については、時の全議員が全会一致で可決されてるわけですから、それを踏まえて私は延長という条例改正を出しました。 以上です。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員、複数ご質問あるみたいですので、椅子を用意させていただきますので、こちらでお待ちください。
三原淳子議員。
◆議員(
三原淳子) 前回5%削減には賛成しましたよ、私もね。今回も
議員報酬の削減には反対はしませんよ。だけど、5年前と今とでは状況が違う。名張市の
財政状況も市民の状況も違うじゃないですか。それを踏まえて、本当に5%でいいのかという議論が要るということなんです。 今動議で急に決めてしまうんじゃなくって、もっと議員間討議して合議でもって、その削減額も期間も決めていくのが筋じゃなかったかということを申し上げました。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員。
◆議員(福田博行) 何回も同じ答弁になると思うんですけども、先ほど答弁させていただいた以上の答弁はできないと思うんですけども。 三原議員は当然何期もされた議員ですよね。
議員報酬については提案権が議会に対してあるわけです。今、私が動議を出して条例を提案した時点で議論されてないか、いつでも議論できるわけです、議員が提案すれば。その権利を放棄して、私がこの条例改正を提案したこと自体を批判、に私は聞こえるんですけども、はおかしいのではないか。これ、反問権使わせてもろうてますけども。そういうことでご理解をいただきたいと思います。
○議長(常俊朋子)
三原淳子議員。
◆議員(
三原淳子) 引き続き、この
議員報酬の削減の割合については議論を深めていく、できれば提案もしながら議員間で討議をすることも継続していく、このことは私も同じ思いです。今回は、動議で削減案が、今までどおり、前にみんなが同意した額ということですけれども、引き続きこの%がこのままでいいのか、削減の%がこのままでいいのかというのを継続して議論していく、検討していく、このことを私も一致します。 以上です。
○議長(常俊朋子) ほかに質疑は。 柏 元三議員。
◆議員(柏元三) そもそも、
議員報酬というのは議員の人たちの権利ですよ。それが規定されているわけです。それを多数決で決めるんであれば、やっぱり言論の府として、議員間討議をして、そして皆さんの意見を聞く。最低限この程度のことは手続として踏むべきだと思うんです。 そして、今この
固定資産税の増税案は決まりましたと。それまでは分からなかったというのも、これは詭弁だと私は思ってます。それでしたら、これから議論をして、そして1月頃に臨時議会を開いて、それで決めるということは考えられないんでしょうか。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員。
◆議員(福田博行) 私の中では、一切そういうことは考えておりませんでした。 議論をして、柏議員言われましたですけど、今議論してるじゃないですか。本会議が全てって言われた議員が、今議論してるじゃないですか。時間は制限ありますけども、そういうことですよ。
○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。
◆議員(柏元三) それでは、これから議論を始めてよろしいですか。これから応じていただけますか、これから議論をやりますよ。よろしいですか。
○議長(常俊朋子) 質疑をお願いしておりますので、福田博行議員のご意見に異議がありましたらおっしゃってください。 柏 元三議員。
◆議員(柏元三) 今、議論をおっしゃってるわけですよ。議論と質疑ってのは、全然違うものですよ。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員。
◆議員(福田博行) 議論と質疑は全然違う、一部違うと思います。ただ、本会議で議会の規則がございますので、この持ち時間の15分の中で十分と言えるかどうか、私には柏議員の気持ちは分かりませんけれども、質疑と議論、一部議論もできるわけであります。 ただ、議論となると広範囲になるんですけど、今回は
議員提出議案として出されている議案に対しての議論になりますので、質疑に近いのかなという形になるのかなと、私なりには考えております。
○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。
◆議員(柏元三) この増税案がね、今市民の方々が
コロナ禍でしんどい思いをして、将来に不安を抱えていることを、我々一銭の給料も減らない公務員と一銭の報酬も減らない議員が決めていい、その罪の意識があって、5%前回は決めたと思うんですけど、この5%も、月額の報酬だけ。報酬の5%カットと言うのであれば、賞与も含めてのことで、皆さんそう思ってますし、私もそれが当然だと思います。 なぜ、月額の金額だけになるのか。報酬というのは年間報酬で、もう決まっているわけですよ。それが一部5%というのは、どういう考えでしょうか。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員。
◆議員(福田博行) 三原議員と質疑させていただいた答弁と一緒になるんですけども、柏議員もこの5%、月額報酬の5%削減について、そのときに賛成をされてます、全会一致、間違いないです、先ほど。賛成をされてます。そういうことです。それ以上でも以下でもございません。 賞与にまで踏み込むのであれば、これから議員間で議論をしていくべきであって、ここで私が何か言うべきことではございません。
○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。
◆議員(柏元三) 以前5%を決めたとき、私たちはたしか15%の削減を提案していると思います。 ですから、それは5%をいきなり認めたというのではなくて、多数決でその方向に行ったと、で本会議場ではもう削減案は5%しか出てないから、それを決めたことは確かですよ。 しかし、前回いきなり削減案が出た、市民の負担に相応の血を流そうと、ふさわしいとは思いませんよ、全然バランス崩れてる。しかし5%削減すると、態度で示そうということでやりました。 しかし、今年は延長という前回とは全く違う考え方で、この5年間でリハビリができなかった、
問題が解決しなかった、できなかった責任は我々にとっても非常に大きなものなんですよ。だから、前回の増税案と今回の
増税延長、これは我々議員としての責任の重さは相当違うわけですよ。それが前回も5%だった、しかも月額の金額ですよ、だから今年もと、本当にそういうお考えでよろしいんでしょうか。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員。
◆議員(福田博行) もし私が議員提案条例として、ただいま月額報酬の5%カット以外のことをここで提案するのであれば、当然会派の皆さんと、今回も会派の皆さんと相談しましたけど、会派の皆さん、それから友好会派の皆さんと相談して、10%にしないか、5%にしないか、議会運営委員会で諮ってもらいましょうかって言うべきであろうと思います。 ただ、今回は
都市振興税が可決か否決か分からない時点で、足かけ5年前に全会一致で可決された
議員報酬削減の案をそのまま延長しようという案にさせていただきました。それを変えて提案するのであれば、柏議員が言われたとおり、私はその手順を踏んでたと思いますけども、それは
都市振興税の延長が可決された以降のというか、可決されました。取りあえず、今回は私が議員提案しております。そのことにつきましては、これからまだまだ議会が続くわけですから、柏議員の思いとして議員提案として議会に発議していただいたらいいのではないのかなというふうに私は一議員として考えております。 それから、先ほど引っかかった言葉がございました。ちょっと反問権使わせてもらいます。罪の意識。罪の意識で可決したと柏議員が言われました。それは柏議員の思いでありまして、私はそんな思いはありませんので、ご認識をいただきたいというふうに思います。
○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。
◆議員(柏元三) 先ほども言いましたように、税金を払うのは市民の皆さんですよ。その人たちに説明も断りもなく、我々が決めてしまった。決めたわけですよ。本当に罪の意識がないとしたら、私の立場では無責任な議員だと思います。本当に、市民の皆さんに罪の意識もなく痛みを課していく、本当にそう思われたんですか。私は、福田議員のようなベテランの議員がそんなことをなさるとは思わないですよ。
○議長(常俊朋子) 柏 元三議員、言葉にはお気をつけください。 福田博行議員。
◆議員(福田博行) 柏議員の発言は、私に対する個人的な批判めいたといってもいいと思うんですけども、発言であろうというふうに思っておりますし、今回の
議員提出議案11号に対する中身の議論でも何でも、先ほどの質疑はですね、ないのでありますので、答弁は全くありません。
○議長(常俊朋子) 柏 元三議員。
◆議員(柏元三) そういうことであるということは理解しました。 私は、市民の痛みの大きさに対して、私たちが流すべき血の量は、こんな一部分を5%カットするその程度で償えるものとは思ってないし、市民の皆さんにそれだけの負担をお願いする以上は、私は
総務企画委員会で
議員報酬は50%カットすべきだと、市の職員の方々は10%。ただここは言葉足らずでした。市の役職の方々は5%なり10%なりということが私の考えとしてあります。 しかし、これは市民の皆様方に一緒になって考えて、市民の皆様方と一緒に提案したい。そういうふうに思っております。それで、今回は私は反対します。
○議長(常俊朋子) ほかに質疑はございませんか。
木平秀喜議員。
◆議員(木平秀喜) 今回出されました条例、私は賛成なんですけど、その中身をちょっと聞きたいと思ってます、突然のことですし。それから5年前の根拠、私は議員でありませんでしたので、そのときのことは分かりません。ただ、今回出していただいて、私もこの中身の期間がなぜ令和6年までなのか、私たちの議員の期間で終結しないのか、この辺を一つまず聞かせていただきたいと思います。
○議長(常俊朋子) 福田博行議員。
◆議員(福田博行) 木平議員のご質問、本当に私の心に痛み入ります。私は、この提案をさせていただくときにかなり悩みました。早ければ再来年、早ければ4月、少なくとも8月には市議会議員選挙が行われます。そして、この議員のメンバーは新たに選ばれた議会として、メンバーとして同じ人は何人も通られる可能性は高いと思うんですけども、議会としてのメンバーは変わってしまいます。そこまで踏み込んで、次期の議員にまで踏み込んで、この5%削減をやっていいのか、これは私の心の中で自問自答をさせていただきました。 そして、事務局等に相談させていただいて、条例上は
問題がないということで提案させていただいたんですけども、もう一つ理由がありまして、前回は任期までということで決めました。私にとっては6回目の当選を果たさせていただいて、木平議員は1期生の新人議員として当選を果たされました。で、9月から議会が始まるんですけども、報酬はその時点で元に戻ってます。たしか12月議会だったと思うんですけども、私が引き続きの5%カットをまた提案させていただいたと思うんです。ということは、9、10、11、12、4か月、間違ってなかったら4か月、もしもっと後やったら7か月報酬が戻ってしまっていたということがございました。私は、このことを繰り返してはいけないなという自分の心の中での思いがありまして、この条例制定に任期を超えても
問題がないということを確認いたしまして、
都市振興税が課税されている間という条例提案をさせていただいたのであります。 以上です。