名張市議会 > 2020-12-10 >
12月10日-04号

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  1. 名張市議会 2020-12-10
    12月10日-04号


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    最終取得日: 2021-08-15
    令和 2年第396回(12月)定例会         令和2年名張市議会第396回定例会会議録 第4号               令和2年12月10日(木曜日)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                  議事日程 第4号           令和2年12月10日(木曜日) 午前10時開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 一般質問~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  本日の会議に付した事件    議事日程のとおり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  出席議員   荊原 広樹      坂本 直司      木平 秀喜      足立 淑絵   阪本 忠幸      山下  登      柏  元三      富田真由美   常俊 朋子      森岡 秀之      幸松孝太郎      森脇 和徳   細矢 一宏      三原 淳子      吉住美智子      永岡  禎   川合  滋      福田 博行~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  欠席議員   なし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  説明のため出席した者   市長        亀井 利克       副市長       森上 浩伸   教育長       西山 嘉一       監査委員      菅生 治郎   総務部長      我山 博章       総務部理事     田中 浩之   統括監       田中 克広       地域環境部長    宮崎 正秀   市民部長      牧田  優       福祉子ども部長   森嶋 和宏   産業部長      杉本 一徳       都市整備部長    谷本 浩司   上下水道部長    山森  幹       教育次長      手島左千夫   市立病院副院長   飯田 玲子       市立病院事務局長  吉岡 昌行   市立病院経営改革担当監           消防長       中野 博明             中西 優輝   環境衛生担当参事  日置 光昭       監査委員事務局長  石橋  勝   秘書広報室長    内匠 勝也~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  事務局職員出席者   事務局長      黒岩 宏昭       次長        吉岡 恵子   総務係長      川本 千佳       議事係長      岡田 順正~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時0分開議  (議長常俊朋子議長席に着く) ○議長(常俊朋子) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1   会議録署名議員の指名 ○議長(常俊朋子) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において柏 元三議員、富田真由美議員を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2   一般質問 ○議長(常俊朋子) 日程第2、これより昨日に引き続き一般質問を行います。 発言は議長の指名により順次これを許します。 森脇和徳議員。  (議員森脇和徳登壇) ◆議員(森脇和徳) 無会派の森脇和徳です。 さて、1年納めの12月議会であります。来年のえとはうしです。高村光太郎の詩、牛には、牛ハノロノロト歩ク牛ハ野デモデモ道デモ川デモ、自分ノ行キタイトコロヘハマッスグニ行ク、ヒト足、ヒト足、牛ハ自分ノ道ヲ味ハツテ行クとあります。牛の歩みのようにゆっくりでも前に進める年にしたいものです。せっかくの機会ですので、来年、年男ということもあり申し上げました。 平成18年に33歳で議員にしていただいて、現在4期目。42歳で最年少議長も経験させていただきました。 あなたはなぜ議員に出馬したのですか。当選して、その最初の動機に伴うだけの徹底した十分な行動を行っていると言えますか。常に大局観を持って行動していますかと問われたとき、さて、議員諸君は明確に答えられるでしょうか。おまえに務まるのか、一生勉強だぞと諭してくれたのは、後に私の仲人親となった職員さんでした。その言葉どおり、今でも知らないことばかりで日々勉強です。そして、毎日悩み、葛藤の連続であります。ただ、自分でも間の抜けた質問をしていたなと感じるのは1年くらいだったと思います。2年目あたりからは、よく勉強していると会派の先輩方からも評価していただきました。その代わり、1期目、2期目のうちは本当によく勉強もしました。職員さんからあきれられるくらいに、また森脇が来たと言われるくらいに聞き取りに伺ってました。本当に予算書、決算書の読み方から行政のイロハを教わりました。 選ばれし選良だからあえてご無礼と断った上で申し上げるのですが、誰が書いたか分からないようなインターネットの記事とか、まして週刊誌とか、意識高い系のPTAのお母さんのご意見をそのまんま伝えるとか、知り合いから聞いたうわさ話にも満たない市政への不満話やスーパーでの近所の奥さんの立ち話みたいなことばかり、よく議場で披瀝できるなと内心あきれ返っていることもあります。本当にもっとよく勉強してもらわないと困りものだなというふうに私は感じております。勉強と一口に言っても、コツもありますし、第一、基礎体力がなければ話にならないということだけは申し添えておきます。 さて、イントロダクションが長くなってしまいましたが、財政問題についてお伺いいたします。 このたび期限である5年を経過して、都市振興税の3年間の延長議案が出てまいりましたが、改めてなぜ5年で終結することができなかったのかお尋ねいたします。 5年前から終わることが予測できたのに終わることができないというのは、行政の怠慢だと思いますし、折に触れ時に触れ、私自身は注意喚起をしてきたはずですので申し上げておきます。お答えください。 振り返っても、特段この5年で、財政運営に影響を与えるような大きな事案は発生していないように思うのです。むしろ、恒常的に財政が圧迫してきており、独自課税分がないとやっていけないというのが本当のところだと思うのです。ならば、次年度から予定している3億円の行財政改革を独自課税が始まった1年目ないし2年目から行わなければならなかったのは明白であります。中期財政見通しは、確かに消費税率の変更や、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあり予測も立てにくかったかもしれませんが、実は一番の原因は、都市振興税の期限の問題があって、織り込み済みで計算するべきか、そうでないか、両にらみで考えなければいけませんし、発表のタイミングを図るのも難しかったと容易に想像がつくところです。 市長は、財政逼迫の原因について、小・中学校の耐震工事や空調整備、またGIGAスクール構想のための整備需要が一気に起こったことを挙げられておりましたが、全て起債で行われたので、一部償還が始まったとはいえ一般財源に影響はなく、大きな理由にならないのではないでしょうか。ただ、何度も言いますが、都市振興税導入で一気に予算関連部署をはじめ緩みが出たのは事実だったと思います。 私から再度お尋ねするのは、5年でできなかったことが、果たしてあと3年あればできるというのでしょうか。財政部局として、じくじたる思いはないのですか。延長後も、かなり脆弱な運営のように見えますし、眉唾物だなと思ってしまうんです。 もう一つお尋ねするならば、令和3年度予算ですら、仮に都市振興税が延長されたとしても、この税収の落ち込み具合を考えたとき、まともに予算編成できないのではないかと心配していますが、いかがでしょうか。 市が言うところの行政改革で1億円、人件費で1億円、病院経営で1億円の都合3億円の改革効果額ですが、病院の1億円の改革効果額については、どうも実現性に乏しいどころか、逆にもっと経費が増えるのではないのかと予測していくほうが理にかなっているとさえ思うのです。第一、市長は11月26日の定例記者会見の際に、病院の改善策については今は言えないとおっしゃっておられます。議会が始まってもまだ具体的な病院の収支改善効果策は発表できない状態なのか、お伺いいたします。 併せて、市長選挙の公約に掲げられた産婦人科の開設については、11月30日に三重大と協議が行われ、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたら婦人科から始めていきたいとありましたが、もう残り1年半を切った状態では、任期期間中には間に合わないということでよろしいでしょうか。今期限りの退任を表明していることと、6年間かかる財政改善並びに任期中の財政非常事態宣言の解除について、任期中に最も大きな問題である病院事業の収支を合わせるめどをつけ、解除していきたい、その最後の任期のつもりでやっているとおっしゃっておられましたが、報道をそのまま額面どおり受け取ってよいのか、市長のその真意をお聞かせください。 1回目の質問を終わります。 ○議長(常俊朋子) 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 森脇議員のご質問にお答えいたします。 今回は1項目、その中で何点かのお尋ねをいただいたわけでございます。 まず、この中期財政見通しについてですが、先日の全員協議会でお示ししましたように、都市振興税の導入前の中期財政見通しでは、令和元年度末で11億7,200万円の収支不足が生じるとしておりましたが、都市振興税の導入と、この間の行財政改革の取組などによりまして、決算では2億200万円の黒字とすることができました。 一方で、小・中学校空調設備整備事業や中学校大規模改修・改良事業、GIGAスクール構想実現事業伊賀南部クリーンセンターリサイクル施設火災対応経費など、当時の中期財政見通しでは予期していなかった事業に取り組まざるを得なかったことなどから、市債残高の抑制と財政調整基金の積立てにつきましては目標を達成することができませんでした。 平成28年度の都市振興税導入後の5年間で行財政改革をやり切り、都市振興税は当初の予定どおり本年度末で終了すべきであるとのことでございますが、本市では平成14年の財政非常事態宣言の発令以降、様々な改革に取り組んできており、今日まで市民サービスの低下を招くことなく市政を運営できてきたのも、こうした改革の成果であると考えているところでございます。 この間、土地区画整理事業特別会計の廃止や土地開発公社の清算に取り組むとともに、都市振興税導入の5年間につきましては、水道事業会計特定目的基金からの借入金の返済を進めながら、行政サービスの水準を維持した上で名張躍進の土台作りに取り組んでまいりました。 こうしたことができましたのも都市振興税による財源があったからでございまして、市民の皆様にご負担いただいてまいりました都市振興税の効果は非常に大きなものであったと考えてございます。 このような状況下ではございましたが、私は単に行政経費を削減して行政基盤を整えるといった考え方ではなく、本市の将来を描く上で必要な事業を展開しながら、その基本となる財政基盤の強化を図っていくという方針で取り組んでまいりました。 このたびの都市振興税の継続についてでございますが、今後数年間で市立病院伊賀南部クリーンセンターの建設時に発行した市債の償還が進むなど、収支不足の解消にめどがつきますことから、令和3年度から3年間の都市振興税の継続によりましてご理解を何とかいただきたいと考えているところでございます。 なお、収支不足は令和3年度以降5年間続くのに対し、都市振興税の延長期間を3年間としておりますのは、中期財政見通しの中で、都市振興税の延長と人件費の削減をはじめとする3つの取組で令和5年度末の財政調整基金残高を2億2,800万円と見込み、令和6年度に発生する収支不足については財政調整基金の取崩しで対応し、令和7年度以降につきましては行財政改革病院経営改革を継続することで収支不足は解消されると見込んでおることによります。その後も決して余裕を持った財政運営は望めませんが、令和8年度以降、計画的に財政調整基金を積み立てることで安定した財政基盤を確立してまいりたいと、このように考えております。 それから、財政非常事態宣言でございますが、これまでも申し上げてきたとおりでございますが、全国平均を上回るスピードで進行する高齢化による社会保障関係経費の増加、老朽化施設維持更新経費下水道事業の推進や市立病院経営健全化など、財政課題が山積していることから、現時点で解除できる状況ではないと考えております。 したがいまして、都市振興税の3年間の延長をお願いし、財政調整基残高や市債残高、さらには各種財政指標の推移等を総合的に見通しながら判断してまいりたいと、このように考えてございます。 当方からは以上です。 ○議長(常俊朋子) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(飯田玲子) それでは、私のほうからは、市立病院の1億円の収支改善の取組について、先日の幸松議員へのご答弁と重複することもございますけれども、実際の効果額を合わせましてご答弁をさせていただきたいと思います。 これまで実施してきました経営改善の取組では、主に患者数を増やすことで収益の増加を目指してきたわけでございますけれども、今回の中期財政見通しでお示ししています病院経営改革で特に効果が期待されるものとしましては、これまでの取組に加えまして、1つ目は診療単価の高いがん診療の積極的な受入れに伴う外来診療の単価向上、そして2つ目は、ウイズコロナに対応した院内の環境整備と、そして地域包括ケア病棟を活用した入院診療の稼働率向上となります。これら2点を柱といたしました医業収益の増収を掲げておりまして、昨年度からプロパー職員を順次採用してきたことを契機といたしまして、これまでより深く掘り下げた取組を行っているところでございます。 幾つか例を挙げますと、診療情報管理士によります診療情報の分析により経営指標を可視化することでありますとか、地域包括ケア病棟ベッドコントロールに事務職を含めた多職種が介入することで、収支改善と病床稼働率の両立を目指すことでございます。 また、これまで医師主体でありました医療機器の選定や薬の調達に事務局が積極的に関与いたしまして、投資の適正化を図るといったことが挙げられます。 今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大という状況にございますけれども、これまでの手法を改め、これらの経営改善の取組を継続して実施しているところでございます。 その成果といたしましては、経営に特化したプロパー職員を採用した令和元年11月以降、患者1人当たりの診療単価が上昇し、現在も継続している状況でございます。 具体的に申しますと、診療単価については毎月、入院、外来ともに前年度同月を上回っております。また、今年度の平均についても前年度を上回っておりまして、入院につきましては5万1,000円であったものが5万5,000円ということで4,000円のプラス、外来につきましては1万2,000円から1万3,000円ということで約1,000円の増額ということになっております。しかしながら、令和2年度に入りまして、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして全国的に患者数が減少し、医療機関の経営が困難な状況になっております。 そのような中におきましても、直近の令和2年10月の単月での前年同月の比較で見てみますと、延べ外来患者数がマイナス600人、これは1日当たりでマイナス42人という計算になりますが、延べ入院患者数はマイナス200人、1日当たりではマイナス7人というふうに、マイナスであったにもかかわらず外来診療単価はプラス1,000円の増、それから入院診療単価は5,000円の増額となりましたので、診療収入額は約1,000万円のプラスということであったということでございます。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 再度、お尋ねをいたします。お答えいただいてないんでね。 市長選挙の公約に掲げられた産婦人科の開設については、三重大と11月30日に協議が行われて、コロナ禍が落ち着いたら婦人科から始めていきたいとありましたが、もう残り1年半を切った状態では、任期期間中には間に合わないということでよろしいでしょうか。 今期限りの退任を表明していることと、6年間かかる財政改善並びに任期期間中の財政非常事態宣言の解除について、先ほど若干お述べいただきましたけども、任期中に最も大きな問題である病院事業の収支を合わせるめどをつけ、解除していきたい、その最後の任期のつもりでやっているとおっしゃっておられましたけども、報道をそのまま額面どおり受け取ってよいのか、その真意をお聞かせくださいと市長にお尋ねしたんです。 また、年度当初から産婦人科の予算を上げられてますけど、またこれ3月補正で流すんですか。再度お答えいただけますか。 ○議長(常俊朋子) 市長。 ◎市長(亀井利克) これは、かねてから申し上げているとおり、私は最後の任期であると、そういう思いで今、努力をしていると、こういうことでございます。 それで、病院事業については、議員もご案内のとおりでございますが、今検討していることは何かということですけれども、まず新型コロナウイルス感染症の蔓延期への備えです。これは今、県と連携しながらこれを進めているわけでございます。これは、感染症病床の増床も含めて、いつから何床できるのか。これは、そうなってきた場合、自治体病院としてのやっぱり責めを果たしていかなければならないと。こういうことから、それを最優先すべきであると。これは、私も他の自治体を代表してその会議に臨ませていただいているものですから、他の自治体へ県とともにお願いをしていかなければならないと、こんなふうに思っているところでございます。 続いて、これは鳥インフルエンザへの備えと、これについてもやっていかなければならないというふうにも思っているところでございますけれども、これはまた今後の問題としてのことでございます。 一方で、2年後、3年後の病院の姿をお示ししていかなければならないと。これを当然ながら今、同時に検討しているところでございますけども、さきの会見の折にも申し上げたとおり、今もってそのことについて、こうですよ、こうしていくんですよということは申し上げることはできないと、こういうことで申し上げているところでございます。 議員も何らかのお考えがあってのことやと思いますが、私はできる限り市民にご迷惑はかけないと、そしてこれまで協力をいただいてきた医師会にもできる限り迷惑をかけないと。そういう状況の中での改革をしていくというふうなことで、今、検討というか、具体の取組を進めていると、こういうところでございます。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 記者会見でも発表できずして、そしてまた医師会とか関係団体もありましょうから、こうやるんだ、ああやるんだというようなことは言い切れないというふうなお話でもあるのかも分かりませんけれども、改革の目安として、がんに特化したであったり、診療報酬、ベッドコントロールなんていうのは別に今に始まったことではないと思うのですけども、具体的にこの1億円の改善というのはできるのか、できないのかというふうな形と、財政部局にも関連してまいりますけども、市長は是が非でも市立病院というのは残していくんだというふうな形でおっしゃっているのならば、何で不良債務を出すんだと、市長のお考えとは相入れないじゃないかと。病院として絶対に残していくんだ、病院事業を何と心得とるんだというんであれば、財政部局としてもしっかり不良債務なんて出さずに、しっかり予算補填していかなければならないんじゃないのかなと普通は思ってしまうんですよ。言っていることとやっているが相入れないじゃないかと。 それと、もう一つは、市長に再度お尋ねしますけど、任期期間中に非常事態宣言はもう解除できないということですね。非常事態宣言を解除するっておっしゃっておられて選挙に出られたと思いますけど、できないということでよろしいんですね。 2点、お伺いします。 ○議長(常俊朋子) 市長。 ◎市長(亀井利克) 私に対して、その非常事態宣言の解除についてのご質問をいただいたわけでございますが、それはさきにご答弁を申し上げたとおりでございまして、この3年間の延長をお願いし、そして財政調整基金の残高や市債残高、さらには各種の財政指標の推移等を総合的に見通して、そして判断をしてまいると、こういうことでございまして、そのことについては、今どうですよということは言えませんけども、そのときにきちっとした判断をさせてもらうと、こういうことです。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員
    ◆議員(森脇和徳) きちっとした判断といっても、もうあと1年なんで、どういう判断なのかなと私は思うんですけど、多分無理やろうなと。だって、増税延長して、増税をお願いしている中で財政非常事態宣言を解除するというのは物理的に無理なんじゃないのかなと思ってしまうんですよね。 それと、市長にまた再度お尋ねしますけども、予期せぬ資金需要が必要になったと、耐震と空調とGIGAスクール構想というふうな形で、これで財政が逼迫したというふうにおっしゃってますけど、耐震なんていうのはある一部、起債償還も始まってますけど、あとは起債対応なんで、別に一般財源、予算編成的に苦しくなるということも、私はないんじゃないのかなと、それは理由に当たらないんじゃないのかなと思うんですけど、なぜ市長はその3つの理由を挙げて、財政が逼迫して、また今回お願いしなきゃならんことになったというのは、これはどういうことなんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 今おっしゃっていただきましたように、代表的なハード事業につきましては、基本的には起債対応ということで、その時点での一般財源は要らないということではございますけども、ただ特に、桔梗が丘中学校の大規模改修なんかですと、非適債の事業もございます。それが約4,000万円程度。この分については一般財源で措置をしなければならないということで、他の財政的に影響がないというものではなかったのかなというふうに思っております。 ただ、これまで予期していなかった事業に取り組んで、なおかつ一定の行政サービスを維持できてきたといいますのは、前回の平成26年に作成した中期財政見通しに見込んでいなかった事業についても、手法は様々、先ほどもありましたように、補助事業であったり、あるいは有利な環境省の事業であったり、そういったものを探しながら取り組んできた。一般財源については特段影響がないわけではありますけども、こうした市民生活に直接影響があるものについては、その時点で必要に応じて取り組んできて、それで行政運営を行ってきたということで、一般財源が不足した理由としてこの事業を挙げているということではなくて、こういった様々な事業にも取り組んできたということでご説明申し上げているものということでございますのと、あとは建設事業であっても非適債の部分がありますので、全く影響がないということはありませんので、そのあたりについては若干ご説明をさせていただいておきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 前段の部分と後半の部分との答弁と、なかなかどうなのかな。前段で部長は、直接影響はないと言いながらも関係なくもないと。どう受け止めればいいのかなと思うんですけども、普通、別に起債事業で、影響ないとは言えませんけども、市長が記者会見で言うほどの一般財源に影響した原因として耐震工事と空調設備とGIGAスクールがあったがゆえに財政が逼迫したというのは、これは言い過ぎだと思いますよ。違うんじゃないか。それは全部、そんな一般財源に影響してませんもんと私は思います。 それと、躍進の土台作りに貢献できたとおっしゃってますけども、躍進の土台作りできてないじゃないですか。躍進の土台作りできてんやったら5年で終わってるけど、躍進の土台作りができてないから延長するんじゃないのかということ。これ、お答えいただいてないので、どう考えておられるんですか。 ○議長(常俊朋子) 市長。 ◎市長(亀井利克) まさに、これは私が市長にならせていただいてから、総合計画というものを公表させていただいたと。その中で中心に掲げさせていただきましたのが、地域共生社会ということでございまして、老いも若きも男性も女性も、障害、難病あるなしに関わらず、全ての市民の皆さんの社会参加がかなうような、そんな互助共生社会をこれから作っていくんだと、こういうことです。これは、何ゆえにこの共生社会というものを申し上げたかといいますと、日本の社会保障制度は2025年から2040年のこの山というのは越え難きものがあるわけです。ですので、そういうみんなで助け合っていくような、そんな社会を作っていかなければ非常に困難だろうなということです。ですから、これは国のほうもこの部分に非常に着目されまして、2014年に地域医療介護総合確保推進法という法律をスタートさせたわけでございます。そして、この法律の最もの狙いは何かと、これは医療と介護の連携、そしてこの医療と介護の分野に市民参加、住民参加を願うと、こういうことです。それで、そのツールは何ですかと。これは地域包括ケアシステムになるわけでございます。 一方において、その2年後に、地域共生社会実現本部というものを政府が立ち上げられた。そして、そこの本部長に厚生労働大臣が歴代ずっと就かれると、こういうことになったわけで、それで今年の5月に地域共生社会実現法という法律を成立させて、6月12日にこれをスタートさせたと、こういうふうなことでございまして、それのお手本はどこかというたら、これは国も申しているとおり名張ですよということになっているわけでございます。 ですから、こういうふうなまちができてきたと。私は、昨日の永岡議員のご指摘にもございましたけども、市長が頑張っているわけでないですよと、職員も頑張っているわけではないですよと、市民の皆さんの、そのご努力によってこんなまちがかなってきたと、こういうことでございまして、きっかけ的なものというか、イニシアチブを働かせるような、そんな制度は作りましたけども、こんなまちがかなってきたというのは、まさに市民の皆さんのご努力によるところであると、このように思ってまして、これは感謝を申し上げているわけでございますし、また大いに誇りとさせていただいておるところでございますし、この取組というのは、世界というか、そこも注目をされているわけでございまして、WHOの今年の夏の高齢化社会に向けたアクションプログラムの中に名張の取組が紹介されていると、こういうことでございまして、この市民力というか、そんな力に対しまして、非常に私どもとしては感謝を申し上げているところでございます。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 市長も躍進の土台と、そしてまた名張の動き、私も視察もさせていただいて、関係団体で視察もお受けいただいて、ありがたかったなと思うし、全国的にも有名なまちでございますから、市長のお取組というのは理解させていただいてますけども、福祉と経済の両立というところがやっぱり難しいのかなというふうに、私は行き着くところ思ってしまうところもあるのです。しかし、それは市長がおやりいただいている施策ですから、必ずしもそうではないというふうに市長はおっしゃられるかも分かりません。それが1点でございます。 財政部局として、5年で終われなかったということに対してじくじたる思いはないのかとお伝えしたら、部長も理事も言うことありませんって言うけど、ちゃんと質問を聞いてるのかという話ですよ。何も答弁ないじゃないか。令和3年度予算を組めるのか、組めないのかということも聞いてるけど、お答えいただいてないじゃないか。何も答弁ないことはないじゃないか。ちゃんとお答えいただきたい。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 申し訳ございませんでした。ご質問にお答えを申し上げたいと思います。 まず、5年で終われなかったことについて、財政部局としてじくじたる思いがないのかということでございます。 ご存じのとおり、私、今この職で4年います。ということは、この都市振興税を導入させていただいて以降、この4年間、このところで担当させていただいているところでございます。 その中で、昨日、一昨日もございましたけども、そもそも都市振興税導入をさせていただいた平成26年の見通しの中で、なかなかこれが5年間で終わる見通しが立てられなかったということも事実でございますけども、ただ5年という形で一旦条例改正をして、それをまた5年後には見直すとは言いながら、そのことをきちんと説明せずに、きちんと説明せずにというか、説明はしたんでしょうけども、より強く強調しながら、そういった状況であるということを説明せずに今日まで至ったということについて、まずそこが一番、私どもとしては反省すべきところということで、さきの三原議員さんからのところでもお答えをさせていただいたところでございます。 これまで私どもとしましては、この5年間の改革だけではなくて、先ほど市長もございましたように、平成15年からずっと改革を進めてきました。私どもの財政の厳しいところというのは、義務的経費の支出が大きい、その中で扶助費、公債費、人件費というのが主なものを占めます。公債費は、計画どおりに返していく、これは将来的にそれを減らすこととして、起債残高を減らしていくんだと、新たな起債は抑えていくんだということで取り組んでまいりました。一時期、これは先ほどもありましたように、予期せぬところというのはありましたけれども、それがあったとしても、ほかのものを抑えることで、できる限り起債の新たな発行というのは抑えてきたところでございます。一方で、扶助費につきましては、これはやはり我々市役所が、先ほど経済と福祉というふうにおっしゃっていただきましたけども、我々は世の中の方ができるだけ富を得ていただいて、それを再分配するということで行うのが、そもそも市役所の仕事だと思ってますので、そういう意味では、扶助費というのは、やはり役所としてこれは支出をしていかなければならないものというふうに認識をしております。一方で、人件費につきましては、この間、これも昨日、市長がご答弁申し上げましたように、職員としては200人減らして、その中で何とか行政サービスを保つということで、今、これから先のことも含めまして、この効果というのは大きな効果であるというふうに思っております。ただ、これを5年間で収支が取れるようにまではできなかったということについては、おっしゃるとおりでございます。 令和3年度の予算編成でございますけども、令和3年度、今回お示しをさせていただいてますように、まだこれから職員団体と協議を進めなければなりませんけども、今行っている人件費の削減だけでは令和3年度を乗り切るのが難しい中では、あと1億円、何とか職員給与の中で見いだしていきたいというふうに思っております。 それと、事務事業の見直し、これは各年度、行政評価委員会であったり、あるいは各部局でどういった事業の見直しができるのかということを検討してきておりまして、その分として4,000万円程度を見込んでおります。あとは、事務管理経費であったり、これも先日申し上げましたけども、今、四百数十名雇用しております会計年度任用職員の中で163名が事務補助的な会計年度任用職員でございます。職員が減っている中で会計年度任用職員をさらに減らすというのは厳しいことではありますけども、このあたりで何とか1億円ということで今見込んでいるところでございます。 病院につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますので、そういったことを組み合わせることで、令和3年度以降の予算編成、少なくとも令和5年度まで、厳しい中ではありますけども、予算というのを策定していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 手法については、私もいろんなほかの議員さんからも、また全員協議会でも説明いただいているので分かってるんですけど、ただ令和3年度の予算、仮に都市振興税が可決されて組み込まれたとしても、相当な法人市民税の落ち込みであったり、あるいは私が知っている会社でもそうですけど、売上げが50%減少しているので、来年、議員さん、固定資産税払わんでええねわというふうな形、そういった形とかを踏まえて考えていくと、令和3年度の予算編成って相当厳しくなってくるんじゃないんですか。ちゃんと編成できますかということも含めて見込みで、私、そういうことも総合的に鑑みてお尋ねしたんですけども、再度お答えいただけますか。 ○議長(常俊朋子) 総務部理事。 ◎総務部理事(田中浩之) 議員がご懸念いただいているとおり、令和3年度の予算編成については大変厳しゅうございます。 ただし、私どもといたしましては、歳入の範囲内で事業構成を考えまして、再度予算編成の中で査定を含めて検討していく、その中で歳入の範囲内で予算を組ませていただく、これに尽きるというふうに私どもは考えてございます。 おっしゃられますように、法人市民税の影響、また固定資産税についても多くの方がもしかすると猶予、減免の対象となる方もいらっしゃるかもしれません。それにつきましても、一定の国の財源補填等もしっかりと捉えながら予算編成に当たってまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 相当下がってくるだろうな。法人市民税もがた落ち、また50%売上げが下がっているところは減免申請もしていくというようなこともおっしゃっている社長さんもお見えでございましたので、私はちょっと心配しているんですけれども。 それと、病院なんですけど、市長にもこれは再度お尋ね、市長がお答えいただくのかどうか分かりませんけども、財政部局かどうか分かりませんけど、市長は病院を残していくんだと、病院は存続していくんだ、是が非でもというふうにおっしゃっていて、その反面、不良債務を出している。相入れないじゃないですかと、病院事業を何と心得とるんやと、市民の安心・安全のとりでである市立病院を守り切れてないじゃないかというふうに私は思うんですけども、財政部局としてどう考えてるのかなと、このことについて。 もう一つ、病院にもお尋ねいたしますけども、病院は成績を見る限り、この3月31日の予定キャッシュフローを見る限り惨たんたる成績でありますし、3月補正も、これまた幾ばくかの補正を頼まれるんじゃないのかなと思ったりもしてるんですけども、キャッシュフローを見ると悪いですよね。先ほど副院長、回復してきていると、誤差の範囲内に等しいなと私は聞きながら思ってたんだけど、一つ一つ細かなところを見れば改善しているかも分からんけど、全体では焼け石に水やなと。砂漠に水とは言いませんけど、そういうふうに私は受け止めておるんですよ。病院、成績は悪いですけどと、市長のこの意気込みと、空回りしているというか、残すと言いながら不良債務出すわ、病院改革をやるというのは今は言えないわ、病院の成績表を見れば芳しくないわと、これをどう理解しやええのかねと、議員として。お尋ねいたします。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 令和元年度に病院会計で資金不足を生じさせてしまったことについての、まずお答えをさせていただきたいと思います。 ご承知の資金不足が令和元年度で発生したことについては、先ほどおっしゃっていただいたとおりでございます。 私どもとして病院事業をどう捉えているのかということでございますけども、これは財政部局だけでなく、恐らく市民の皆さん方も、市が提供する市民サービスの中で、医療、市立病院が担っている部分というのは非常に大きいものだと思います。これは道路であったりほかのものというのは、比較的その効果が分かりにくいですけども、病院は直接病気を治す、命を救うということですので、市民サービスの最も重要な部分であるというふうに認識をしております。 その中で、昨年度、全体として、その前の年度に比べまして病床の稼働率とかがずっと悪かったわけなんですけども、ただ12月、11月ぐらいから回復をして、特に2月、3月につきましては、毎年インフルエンザ等の流行であったりということで、このあたりというのは病院の来院者数も増えて、収益的には上がってくる時期でございました。ただ、この時期に、これもご承知のように新型コロナウイルス感染症ということで、実際に一部を除いて、この名張地域でそれが発生してたわけではないですけども、ただ病院への通院控えという傾向がもうその時期からございました。それと、当然そういったこともあってインフルエンザ等の罹患も少なかったということもあって、ここの見込み違いをしたというのが1点でございます。 それと、もう一方で、私どもの財政として、国民健康保険特別会計とのやり取りであったり、なかなか最終段階において病院にお金を回すことができなかったというのが実態でございます。ですので、予想していただけの収益を病院のほうで上げられなかったということと、私ども一般会計のほうで、なかなかそういったところに対応できるだけの力がなかったということで、やむを得ずこうなってしまったということでございます。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) 先ほど、議員のほうから、経営の改善について芳しくないというところをご指摘いただきました。 そちらについてなんですけれども、病院経営の基本的なところといいますのは、診療単価と患者数、これで決まります。民間の医療機関については、それぞれこの課題をクリアするために施設基準を取得したり、DPCの特性を最大限に生かしたベッドコントロール、これらを日々実施しておるわけでございます。 議員が先ほどおっしゃられたように、これまでも取り組んできてるじゃないかというところがあったと思いますけども、そのとおりでございます。私どものように、医療機関の現場で実際に医師をはじめとするメディカルスタッフとともに職務に当たってきた者から見ますと、これまで病院経営を担ってきていただいた方々、一生懸命やってきていただいたと思うんですけれども、100%ではなかった、そのように判断しております。 また、私がこの名張市立病院に採用される以前にも、診療情報管理士を採用してはおるんですけれども、この貴重な人材の活用方法にも問題があったというふうに考えております。 このように、名張市立病院の経営改善を図るに当たり、まず取りかかるべき課題といたしましては、基本的なところから着手する必要がある。この基本的なところを構築せずして、応用的な部分に着手してしまっては安定した経営は成立しない、このように考えております。 私は、よくこういったお話をさせていただくときに建物に例えるわけなんですけれども、基礎が適当に建てられた建物は簡単に崩れてしまいます。経営は全くそれと同じであり、基礎が非常に大切であると、このように考えているわけでございます。 しかしながら、現在コロナ禍にございまして、一定の医療機関離れにより患者数が伸び悩んでいる状況でございますが、現在の効果といたしましては、先ほど副院長のほうからご答弁させていただいたように、診療単価の上昇を図らせていただいたというところでございます。昨年度との比較におきましては、外来診療単価については約1,000円のプラス、入院診療単価については約4,000円のプラスと、このような効果となっております。令和2年度より一般急性期病棟に加え、地域包括ケア病棟41床を導入いたしましたので、それぞれの診療単価といたしましては、一般急性期病棟は約9,000円のプラス、また地域包括ケア病棟においては、診療単価としましては、三重県下、全国的にもそうなんですけども、平均3万2,000円から3万5,000円台となっております。これをはじいてでも、よう頑張ってるなというふうに言われるところでございますが、当院は約3万9,000円、こういった診療単価を計上しておるところでございます。この診療単価をはじくに当たりましても、いろんなベッドコントロールだったり、収容患者の分析であったりというような細かな作業が必要なわけなんですけれども、それらを貴重な人材を活用した中で行っていく。専門職種ばかりが従事している職場でございますので、そういった横のつながりを重要視しながら、みんなでワンチームとなってやっていく、これらによってこういった診療単価をはじくことができる。これは、これまではできなかったところというところになってくるかと思います。これらは本当に、先ほども申しましたように、DPCの特徴を最大限に、また地域包括ケア病棟の特性を最大限に活用したベッドコントロールによるものでございます。 これらの取組につきましては、私一人で行ったものではなく、市立病院医療従事者の理解と協力の結果であると、このように考えておるところでございます。 これまでの取組課題としては変わらないというふうに考えておりますけれども、手法が、先ほどご説明させていただいたような形で全く異なっております。コロナ禍にあり患者数については伸び悩んでおるところでございますけれども、診療単価としては結果が出ているというところをご報告という形になろうかと思います。 また、現在取り組んでおりますところは基本的なところでございまして、これをクリアした後に、民間で行っている手法を段階を経て取り入れていくと、このようなことを実践していきたいというふうに考えております。また、市民にとってよりよい医療提供サービスについては、スピード感を持って積極的に、また名賀医師会等のご理解をいただきながら、この名張市の地域医療の充実化を図ってまいりたいと、このように考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 担当監から今お話もいただいて、結果は出てるんだと、そしてまた若干精神論的な部分も必要になってくるんだろうから、経営というのはワンチームで行っていくんだというふうな話で。じゃあ、コロナ禍というところにありながらも頑張っているとは言いながらも、ただ申し訳ないけれども、議会の立場として、一生懸命やっているから応援してくださいよというメッセージというのはなくて、結果として、じゃあ3月補正でまた足りませんとかというふうな補正を申し込まれても、じゃあ結果が出てないじゃないかという話にもならなくもないのではないのかなと。例年、そういうふうな形で補正をお願いされるんで、今年はそういう見込みはないということで、幾分少ないとか、あるいはまた例年以上に補正要求も少なくなるだろうぐらいの見込みというのは立っているのかどうかということをお伺いします。 ○議長(常俊朋子) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(飯田玲子) 3月補正でまた例年のように追加で繰入金を要求するようなことがないのかどうかということでございますが、今、当初予算で10億円の繰入金ということで予算のほうを決定しております。コロナ禍でありますけれども、国の様々な支援がございます。それを最大限活用いたしまして、まだあと4か月あるわけでございますので、今のところ不透明なところもございますけれども、できる限り追加での繰入金の要求をする必要がないように、今頑張っているところでございます。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 毎年そうやっておっしゃってるんですけどね。毎年おっしゃって、3月補正。 じゃあ、財政部にお伺いいたしますけども、予想以上にまた繰出金、お願いしますと、繰り入れてくださいというような形で来たときに、要求額を全て出してあげられるだけのまた約束、担保できますか。不良債務を出さないということ、約束できますか。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 今の時点で不良債務を出さないという約束ができるかということでございますけども、額がどの程度発生するのか、しないのかということでございます。ですので、例えばそれが4億円、5億円というお金になりますと、それは厳しいというふうに、今、現段階では思っております。ただ、今、まだ今年の分ですらなかなか決算を見通せないところもあるところはございますので、そのあたり、最終的に、当然、最後に病院から要求をいただくということではなくて、それまでに情報交換等もさせていただきながら、どのように財政的な措置をしていくのかということを相談していくということになろうかと思います。今、約束できるかということについては、できますとも、できませんとも、今のところお約束ということにはならないと思います。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) できる、できないではなく、やるか、やらんかでしょうな。今回の改革も総体的に含めて、そういうことなんだろと思います。これは精神論かも分からない。できる、できないではなく、やるか、やらんかということで、リーダーの考え方次第やと私は思いますけどね。お互い、病院部局も財政部局も、本当に頼りない答弁だなと、意気込みが感じられんなというふうに思ってしまうんですけどもね。 それと、市長はよく、市立病院、また2次救急ですよね。市立病院自治体病院の責めというのは、2次救急を完結させていくことだというふうな形でおっしゃっておられますけども、最近パーセンテージ悪いなと思うんですよね。上野、岡波、名張、救急輪番やってますけども、私が知ってる範囲では、やっぱり5対5、つまり名張が5、上野、岡波で5、そして小児24時間受け付けてるから、実質7割名張が持ってたと思うんですけども、最近、この救急輪番のパーセンテージを見せていただいてますけども、38%、37%ぐらいでずっと推移している。いやこれ、落ち込んでるじゃないかと、2次救急、完結してないじゃないかというふうに私は受け止めてるんですけども、これはどういうことなんでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) 救急輪番日の取得率についてのご指摘でございました。 以前は、水曜日の輪番を岡波総合病院と名張市立病院がそれぞれ救急を担当する、いわゆる小輪番体制で行ってまいりました。令和元年8月以降、岡波総合病院が水曜日を単独で行えるようになったというところに伴いまして、当院の輪番日の割合が約5割から約4割に減少いたしまして、令和2年度の当院の輪番日の割合は38.4%になってございます。 次に、この経緯についてご説明のほうをさせていただきますと、救急事業は平成9年の開院当初から平成20年3月までの間、名張市立病院が単独で24時間365日の2次救急体制で行っておりましたが、平成16年から医師研修制度の見直しにより、大学から派遣されていた医師が引き揚げられまして、医師の過重労働による疲弊から医師数の減少を招く結果となってしまいました。医師の負担増加につながってしまったというところでございます。 このため、中勢・伊賀医療圏の中の伊賀区域内で、新たに三重県による4疾病5事業、こちら現在の5疾病5事業となります、の中で、2次救急医療体制をコーディネートいただくこととなりまして、平成20年4月から伊賀区域の岡波総合病院、上野総合市民病院、名張市立病院、この3つの医療機関による輪番体制を開始することとなったと、このような経緯でございます。 輪番体制がスタートした当初は、3つの医療機関における医師の充足率は依然として低い状態とあったため、医療機関同士で負担軽減を考慮することといたしまして、特に民間の岡波総合病院が救急を担当する日には、2つの公立病院のどちらかが救急輪番を担当することでスタートしたというところでございます。 その後、医師の充足状況に応じまして、徐々に独立した輪番日を選定できるようになりまして、令和元年8月から現在の輪番体制となっておるというところでございます。 なお、本輪番制度につきましては、三重県における5疾病5事業の一つである救急事業でございまして、伊賀区域に居住する住民の生活の安全と安心につながるものでございます。そのため、それぞれの医療機関がそれぞれの医療資源を有効に活用できるよう連携し、実施していくことが重要でございまして、伊賀区域という単位で検討するべきであると、このように考えてございます。 したがいまして、伊賀区域においては3つの医療機関がそれぞれの実情を踏まえ、その役割をフルに発揮できる救急輪番体制を構築し、質の高い救急医療体制を安定的に提供することが伊賀区域全体の住民の生活の安全と安心につながるものと、このように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 特段、名張市立病院がドクターが減ってきて、その分負荷がかかっているということではなく、また伊賀地域全体で話合いの下に行われている、それが38%台だという形であれば、今、担当監からのお話を聞いていると、そう理解しておきたいというふうに思いますけども、いっとき50%持ってたよな、小児入れて7割ぐらいまで、救急といったら名張やなと、そして2次救急というのは最大の責めやというような形で市長もおっしゃってたしなというふうな。そこから比べたら相当落ち込んでるなというふうに見えたもんですから、ちょっとお伺いもさせていただきました。 今回、ほぼほぼほとんどの議員さんが、ホットイシューというか、都市振興税について、この後の議員さんらのお尋ねになると思いますけども、新聞報道でまずはお知りになって、そしてまた12月議会でというような形、グラデーションというか、今回は濃淡があるなというふうに私は思ってまして、お電話が1件とお尋ねいただいたのが1件ぐらいで、私が商工会議所の誰々とは言わんでおきましょう、商工会議所の重鎮にお尋ねもしたり、あるいはまた不動産関係の組合の理事さん、またトップに近い方にもお尋ねもさせていただきました。どうお考えかと。前回のときは相当、猛抗議もありましたから。しかし今回、実は、私の取材不足かも分かりませんけれども、あまり、森脇君、これはもうとんでもない話やでと、我慢ならんのやと、承知ならんというふうな形で、現実問題として議会にも陳情書なり要望書なりは上がってきてないようにも思いますし、こういうことを考えれば、かなり濃淡があるのかなというふうにも思っております。 市長自身は今回、議員に対して、やっぱり市民の代表なんだからしっかり議員さんが判断していくべきだと、そのとおりだというふうに思いますし、しかし市長は、対話の放棄とは言いませんけども、市民に対しての説明いうのは、十分事足りているとお思いか、あるいはまた市長が日々、市長という公務をこなす中で、どのように今回の議案というのを市民ないし関係団体なり、アンテナの高いところでお問合せなりお考えなりというのを説明されているのかということをちょっとお尋ねさせていただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 市長。 ◎市長(亀井利克) これは当然ながら、前回同様、一定議会で方向性を出していただいた時点において、このコロナ禍でございますから、工夫をしながら説明責任を果たしていかなければならないと、このように思っています。 ○議長(常俊朋子) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) じゃあ、あまりまだ市長は、取材というか、いろいろ関係団体ともお話もなさってないしということなのかなと。コロナ禍だといって説明って、大相撲だってプロ野球だって、何千人という観客を入れてやっているわけですから、そんなもん何ぼでも説明できますから、理由にならんというふうに私は思いますけども。あんまりこのハレーションが、私は思った以上になかったなというふうに思うんです。そして、商工会議所さんなり不動産関係の方々なり、私の取材不足で、森脇は何言うてんねんというふうな形でお叱りがあれば、これはもう申し訳ないんですけども、あまりないなというふうに思っております。 しかし、何度も申し上げますけども、市民の感覚としては、ファイナルアンサーを覆されたというふうな感じに受け止めてる方も多いでしょうから、これはしっかり審議をしていかなければならん。しかし、オルタナティブ、つまり、当然それに取って代わるもの、これを議員として提案できなければ、今回の議決というのは、議決するほうも無責任になると思う、私は。ただ単に反対やという形の議員提出議案第9号みたいな形では、なかなかそれは駄目なんじゃないのかなと、アンフェアなんじゃないのかなと。せんだって議員提出議案のご説明して、私もご質問させていただきましたけども、今は言えないって、いつ言うねんという話で、議員提出議案で提案理由の説明もできないというのであれば、また委員会でご説明いただくのかなというふうに私は思いますし、またビラも何か作ったのを拝見しましたけども、何かちょっとよく分からんビラで、何の話やというふうに私は思いましたけども。 しかし、ファットイズアベストウエイ、何が最善やということを、やっぱり議員一人一人が考えなければならんだろうし、そして向こう3年間、5年で終わると言っていたところではありますけども、向こう3年間、それに取って代わるものも提案できないというのであれば、やっぱり8億円って大きいですよ。1億円、1億円、1億円、3億円しか軽減、どんだけ頑張って絞り出しても3億円しか出ない。残り8億円をどうすんねやといったときに、やっぱり市民にお願いしていくよりないのかなと思います。 議員さんのお名前を出して恐縮でございますけども、足立議員さんから、それに取って代わるお話もございました。住民税に賦課してはどうか。対案としてどうかというのは私は存じませんけども、一つの案としてお出しになられたというのは立派なことだと思います。しかし、やっぱりその案でいくと、私が評価するのも何ですけども、4億円の年もあれば6億円の年もあり、あるいはまた10億円の年も出てきちゃうと、やっぱり凸凹があってはそれは適当ではないんだろうなというふうに私も昨日、ご議論を聞かせていただきながら思ったりもしておりました。 そういった意味では、やはり税の理論として垂直であり水平でありというふうな議論を考えていくと、やはり固定資産税に賦課してくというのは、それしかないのかなというふうに私も思っております。総務企画委員会でも議論はなされていくんだろうというふうにも思っておりますけども、私自身しっかり考えて、そしてまた採決まであと数日あるわけですから、私もいろいろとほかの方々にも、もう少しお声も頂戴しながら、しっかり結論を出していきたいなというふうに思っております。 しかし、今日一般質問をさせていただきましたけども、市長から病院の部分の1億円については、もう少しやっぱり不透明な部分もあったりだとか、そしてまた記者会見の部分から進展していないとかという部分があったのはどうなのかなというふうにも思っております。3月議会で、また病院が頑張ってくれて、そしてまた結果を残していただいて、そして名張の本当の意味での躍進につながることをご期待申し上げて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(常俊朋子) 森岡秀之議員の一般質問は、午前11時30分からとし、暫時休憩いたします。(休憩午前11時11分) ○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午前11時30分) 森岡秀之議員。  (議員森岡秀之登壇) ◆議員(森岡秀之) 第396回定例会、12月10日、一般質問3日目、2番目に質問をいたします清風クラブの森岡でございます。 9月議会に引き続き、連続で質問をさせていただきます。重複している質問もあろうかと思いますが、執行部におかれましては、最後までよろしくお願いをいたします。 先月末に青蓮寺湖駅伝の実行委員会で、本年度は中止を決定したところでございます。コロナ禍の中では仕方がない決断をせざるを得なかったわけですが、例年90チーム以上の参加をしていただいております。非常に残念な報告をすることになりました。 先月末の土曜日、午前中には知事と市長の1対1対談があり、知事から、市立病院は感染症専門の医師と看護師がおり空調も確保しているとの話があり、ちょっと安心をしたところでございました。また、午後からは教育フォーラムinなばり2020として、GIGAスクール構想について、県立青峰高校のICT教育担当の方の実践報告があり、実のある1日を過ごさせていただきました。 それでは、通告によりまして、一般質問をさせていただきます。 まず、大きな1番目として、人・農地プランの実質化について質問をいたします。 これからの日本の農業は、農地の集積・集約化と効率的なスマート農業を進めていかなければならないと言われていますが、一方で市長が様々な機会にお話をされておる、地域の協働活動、いわゆる出合い作業ができなくなれば、農業に不可欠な公共的施設である水路や農道などの維持管理ができなくなることは間違いないと思うところでございます。出合い作業は手作業中心で、多くの人数でまとまった作業量をこなしております。少数の大規模専業農家だけでの作業は不可能で、どうしても家族農業中心の兼業農家の力も必要となります。多くの農村がこのような集積・集約化しながらも人手を確保していくという矛盾した課題を抱えているのが現実でございます。それでも、地域の農業を守っていかなければならないという思いを市と農家が意識を共有した上で、これまで人・農地プランを整備してきたと理解はしておりますが、今、国はこのプランは地域の話合いに基づいていないのではないかと、プランを実質化するように呼びかけているところであります。 まず、初めの質問として、人・農地プランとはどういったものなのか、また今なぜプランの実質化が言われているのか、併せて名張市の取組状況についてお答え願います。 続きまして、大きな2番目に入ります。 中期財政見通しについてという大きなテーマになっておりますが、11月19日、全員協議会におきまして、令和8年度までの推計した表が載せられておりました。また、前ページには、今回の質問事項であります市道赤坂夏秋橋線の近鉄高架下経費を見込みますという文言が記載されておりました。 何回も質問させていただいておりますが、改めて工事区間ごとに確認をさせていただきます。 名張駅桔梗が丘線から近鉄ガードまで、近鉄ガード下の件、近鉄ガード下から東町桔梗が丘線まで、それと東町桔梗が丘線から上野名張線までと分割して、それぞれにお答え願います。また、最終的には暫定供用はいつ頃になるのか、お答え願います。また、それに関してだけではないと思いますが、投資的経費欄に、令和5年度に5億円、令和6年度には十数億円が見込まれておりますが、それについても説明をお願いいたします。 それでは、大きな3番目の質問に入ります。 令和3年度開催予定の三重とこわか国体・三重とこわか大会について、正式競技3種目と公開競技、デモンストレーションスポーツと分けて質問を分けて質問をいたします。 弓道競技及びホッケー競技のリハーサル大会の開催が新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため中止になったところでございますが、令和3年度には正式競技のホッケーがメイハンフィールドとはなの里スタジアムで開催予定。軟式野球については、メイハンスタジアムにて開催予定。弓道におかれては、中央公園の特設会場で近的も遠的も開催予定と伺っておりますが、どのような状況ですか。お伺いをいたします。併せて、公開競技の綱引き及びデモンストレーションスポーツのターゲットバードゴルフに関しても、同様に準備の状況をお聞かせください。 最後に、名張市での三重とこわか国体開催に当たっては、市民の多くの参加が必要と考えております。しかしながら、市民の中には、来年名張市で開催される種目についてあまりご存じでない方も多数おいでかと考えますが、市民への啓発に関して、具体的な取組内容をお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(常俊朋子) 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 森岡議員のご質問にお答えいたします。 今回は3項目についてのご質問をいただきました。 1項目めが人・農地プランの実質化についてのお尋ねでございます。 このことについて、規模拡大、あるいはまたスマート農業の普及振興、産業として成り立つ農業の確立と、こういうふうな大きな目標を持ってやられるわけでございますけれども、私はかねてから申し上げているとおり、森岡議員のほうからもご紹介のとおりでございますけれども、この小規模家族農業を守れなければ農村を守ることができないわけです。農村が守れなければ、管理されている農地を、これも守ることは難しいと。よって、大規模農業というのは立ち行かなくなるぞと、こういうことです。この中で、国連の家族農業の10年が始まったわけでございますけれども、そんな中、国も理解を示されてきたところでございまして、予算化も徐々にではございますけれども、してきていただいていると、こういうところでございますけれども、有効に活用させていただいて、農村を守る、その取組をこれからも抜かりなくさせていただきたいと、このように思ってます。 それから、里地区さんは、これはかなりの出合いの回数を多くやっていただいてまして、本当に感謝の限りでございます。年間6回以上やっていただいているの違うかなと、こんなふうに思わせていただいてまして、そのことについては感謝を申し上げたいと存じます。 本件につきましては、担当部長のほうからご答弁を申し上げたいと存じます。 それから、中期財政見通しについてのお尋ねです。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律によって、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4つの指標のうち、いずれか一つでも早期健全化基準に達すると、財政健全化団体となり、早期健全化計画の策定が義務づけられます。 このたび作成した中期財政見通しでは、令和5年度の累積収支不足額が29億4,700万円となり、令和5年度の標準財政規模約161億円に実質赤字比率の12.7%を乗じた21億円を上回り、財政健全化団体となることを見込んでいるところでございます。 財政健全化団体になりますと、早期健全化計画の策定を通じて、福祉、教育などのサービスや道路や河川の改修、学校の整備などの必要なインフラ整備の見直しが生じるほか、各種使用料、手数料の値上げを余儀なくされるなど、市民サービスに大きな影響が生じるものと予想いたしているところでございます。 そんな中で、道路整備についてのご質問をいただきました。 まず、そのスケジュール感について申し上げます。中期財政見通し策定以降の事業精査において、難航する誘致問題や国交付金配当の制約等によりまして、事業進捗が図られず整備スケジュールは遅れておりますが、現時点でのスケジュールについてご説明申し上げます。 まず、市道東町桔梗が丘線、これは旧伊賀線敷のことですが、県道上野名張線までの区間につきましては、本年度、市道東町桔梗が丘線から未収得地までの区間改良工事に着手しておりまして、令和3年度も継続して同区間を整備、令和4年度に収用により取得する予定区間の整備を行いまして、令和5年度、市道東町桔梗が丘線から県道上野名張線区間の舗装工事を行い、年度末に暫定供用が図れるよう整備を進めてまいります。引き続き、令和6年度からは本格供用に向けた整備に着手し、まず市道名張駅桔梗が丘線から近鉄線高架区間、近鉄線高架から市道東町桔梗が丘線区間、市道東町桔梗が丘線から県道上野名張線区間と順次整備していきますが、この間に、近鉄線高架改良工事について、再度、近畿日本鉄道と工法の検討を行い、詳細設計の後、高架工事に着手するということにいたしているところでございます。 3項目めが三重とこわか国体・三重とこわか大会についてのお尋ねです。 教育委員会のほうがご答弁申し上げますけれども、このリハーサル大会が全て中止になりました。いきなり本番ということになるわけでございますので、より緊張感を持ってやらなければならないと。昨日もその確認をさせていただきましたが、この分野に造詣の深い議員の一層のご指導、ご支援、ご協力をお願い申し上げたいと存じます。 私からは以上です。 ○議長(常俊朋子) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 私からは、農業に関するご質問で、人・農地プランの実質化についてお答えをさせていただきます。 令和3年度の国の農林水産関係の予算の概要が発表されましたが、コロナ禍に対応しながらスマート農業や輸出力を強化するなどの本市の農地では実現困難な大規模農業が前提の対策が多い中で、家族農業の支援ですとか、経営継承の推進に対する予算、こちらについても確保されようとしています。 本市におきましては、農業マスタープランの中でも、家族農業を核とする小さい農業を目指してきたところでもあり、今後のこれらの予算枠の拡大に期待するとともに、その必要性を国や県にアピールしていかなければならないと考えているところでもございます。 農業用施設の持つ公益的機能は、災害の未然防止や被害の軽減に寄与するなど、国土の保全の観点からも大変重要なものですけれども、農山村地域の担い手不足により、今後十分な管理が行われないおそれがあります。本市では、地域の協働作業を支援する多面的機能支払交付金事業や農業水路等長寿命化、防災・減災事業など、国、県の制度を活用し、取り組んでいますけれども、これらの事業につきましては、大前提として地域の合意形成がなければ進めることができないという内容です。中山間地域ですとか、圃場整備がされてない地域、それから市街地に隣接する地域など、地域ごとの課題というのは様々でして、今後、早期に地域の実情に合わせた農地利用と担い手等に関する合意形成というのが求められてきたわけです。 まずは、集落において、これから先の担い手を誰にするかを話し合っていただいて、適当な人がいない場合、こういったケースも出てきておりますが、隣接の地域とも話合いをしていただきながら広域化を図っていくということも必要になってくるわけです。 そのような話合いの結果をまとめたのが人・農地プランということになるわけですけれども、人・農地プランとは、平成24年に農林水産省の呼びかけで始まった取組ですが、農業者が話合いをしながら地域の将来像、農地を任せられる農家をはっきりとさせていって、その結果をプランとして市が公表するという形のものです。農地を任せられる農家を中心経営体と言うわけですけれども、その選定には地域の裁量が認められておりまして、このプランに記載された中心経営体には、農機具購入時の補助金が受けられるなどのメリットもございます。 これまでプランを作成している地域は、地域として判断をされて取り組まれた名張市土地改良区の北部工区、それから薦生、黒田の3地域がございます。これら以外の地域については、名張市全域を1地域としてプランを作成することで、先ほど言わせていただきました認定農業者などの専業農家がメリットを確保できるようにということで方策を講じてきたというところです。 次に、実質化というお話です。 なぜ実質化が必要なのかについてですが、国は、現状の人・農地プランではスマート農業を行うための農地の集積・集約化が間に合わないという危機感から、話合いを再活性化するということで、全国的にアンケート調査の実施と地域の徹底した話合いの実績を実質化の判断基準として、プラン策定の最低条件に加えました。 本市の場合は、既に各地域づくり組織、区、自治会、土地改良区、各地区水田農業推進協議会、農家実行組合など、地域ごとの話合いの場というのはこれまでも十分あったわけです。市全域ではなく、地域ごとにプランを作成しないと、この実質化が認められないということが国の制度の中で明確化されたわけです。そのことに対応しまして、アンケート調査につきましては、市と伊賀ふるさと農業組合が事務局を担って、地域農業者関係団体で構成しております名張市農業再生協議会、こちらにおきまして市内全地域の調査というのは終えております。これを活用しながら、各地域のプランの内容を決定するための話合いを持つことで、地域ごとの実質化されたプランが完成できるというところまで来ております。 具体的な実質化の取組状況についてですけれども、北部工区地域では、区、自治会単位での話合いを進めておりまして、基礎的コミュニティー7団体中5団体、それから別に黒田地区での話合いを行いまして、そちらにつきましては、ほぼ原案は出来上がっている段階です。年度内に市として公表ができるということになっています。その他の地域におきましても、素案の策定を進めている地域、それから説明会を実施している地域が11地域ございます。プランの作成につきましては、農業委員、農地利用最適化推進委員が中心的な役割を果たしていただく必要もありますので、農業委員会のほうともきっちりと連携をさせていただきながら、プランの必要性を認識していただけるよう、全ての地域で人・農地プランが策定できるように活動を強化していかなければならないということです。こういった状況になっております。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 私のほうからは、令和3年度開催を予定させていただいております三重とこわか国体・三重とこわか大会についてということで、その正式競技であったり公開競技の開催のこれまでの準備状況等についてご質問いただきましたので、お答えをさせていただきたいと思います。 来年度開催の三重とこわか国体・三重とこわか大会におきまして、先ほどご質問の中にも触れていただきましたように、本市では正式競技として軟式野球、弓道、ホッケー、公開競技では綱引きが、デモンストレーションスポーツではターゲットバードゴルフが開催をされるということになっております。 施設の準備状況等につきましては、昨日の永岡議員のご質問にもお答えをさせていただきましたので、重複を避けまして、ただご質問の中にもありましたように、コロナ禍ということの中で、来年度の開催が懸念をされるというような時期もありまして、私ども、十分にこういった大会の概要、日程であったり、そういった施設について、まだまだ市民の皆様方に周知、ご案内をさせていただけてない部分があるかと思いますので、この機会にそういったことも含めて、ご説明をさせていただきたいと思います。 まず、軟式野球競技ですけれども、令和3年9月26日の日曜日に、本年度改修工事を進めております名張市民野球場メイハンスタジアムにて、成年男子の2試合を開催する予定としております。 弓道競技は、9月26日日曜日から9月29日水曜日にかけての4日間、名張中央公園駐車場に特設をいたします近的及び遠的弓道場を設けさせていただきます。成年の男女の各24チームと少年の男女各19チームで競技を行う予定としております。 ホッケー競技につきましては、9月30日木曜日から10月4日月曜日までの5日間、成年の男女及び少年の男女の各10チームで競技を行う予定としておりまして、競技会場としましては、昨日もご説明させていただきました、昨年度新設いたしました名張市民ホッケー場はなの里スタジアムと、平成28年度に改修工事を行っております名張市民陸上競技場メイハンフィールドにて開催する予定といたしております。 公開競技の綱引き競技につきましては、8月28日土曜日と29日日曜日の2日間、名張市総合体育館マツヤマSSKアリーナにて、またデモンストレーションスポーツのターゲットバードゴルフは、6月6日の日曜日に、名張市ターゲットバードゴルフ場等で開催する予定といたしております。 正式競技の3競技、中でも先ほども市長がご答弁申し上げましたとおり、ホッケーであったり、また弓道については、リハーサル大会が残念ながら開催をさせていただけませんでした。これらについては、競技団体ともしっかり協議を進めさせていただいてます。3競技ともですけれども、競技会場の整備とともに、運営等について毎月定期的な打合せの場を持たせていただきまして、スケジュール感のある進行管理とともに、開催に必要な準備を進めさせていただいているところであります。当然、公開競技等の2競技につきましても、これは競技団体の指導のもと、私どもは協力をさせていただきながら、開催に向けて準備を進めさせていただいておりまして、抜かりない対応をさせていただきたいと、このように考えております。 さらに、この市民への周知についてもお尋ねをいただきました。今後におきましても、広報であったり、またホームページ等を十分活用させていただきながら、本市で開催される競技をさらに知っていただくとともに、市民全員が応援団となっていただいて、全てのお越しいただく方々を温かく歓迎、応援していただけるよう取り組んでまいりますので、ぜひとも市民の皆様のご協力を頂戴したいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 森岡秀之議員。 ◆議員(森岡秀之) それぞれにご答弁をいただきました。 半分理解はできたのかなと思う中で、再度質問をさせていただきますが、各地域で人・農地プランを作成しなさいということですが、ほとんどの地域では行政のお世話になり、言われるまでもなく後継者不足が深刻で、人が集まれば、あんたのところどうすんの、どんねん考えてんのと、後継者問題が論じられております。子供が手伝ってくれてるのまだよかったな。我々の年代でそういう話が出るということは、今までご苦労をされてきました先輩諸氏には大変な問題になると、財産移譲をしなきゃならないということがメインでございますので、もうけようかという時代じゃなくて、お米で生活できないというのが実態ですから、本当に農地を守ってる。田んぼの中だけ田植してもらって稲刈りしてくれたらそれでいいわというものではございません。先ほども言いましたように、農道から水路から、全て手作業での人手作業が中心でございますので、だんだん出席率も悪くなっております。会議をしても委任状がいっぱいというのが現状。たまたま水利組合の関係、2つの団体のところでトップをさせていただいておりますので、会議の案内をしたり、出合い作業の案内を出したり、それぞれの地域で一生懸命やってはおるんですけども、参加率は年々下がるばかり、委任状があれば総会や理事会が成立をしますので、可決はしていって、粛々と進めてるというのが実態ではございますが、先ほど市長のほうから蔵持の、私ちょうど県道上野名張線のところの水利組合長という立場で、もう8年、組合長もさせていただき、その前に会計では25年会計をしてましたので、そのまま引き継いで会長を受けたわけなんですけれども、ええなあ、あんなええところは平地でというものの、平成10年頃に市の単独事業で大変なお世話になり、集約的土地といいますか、耕地整理をしていただき現状になったわけなんですけども、そのときにも、今からもう30年を超える前なんです、私がまだ30そこそこでしたから、地域の年配の人に頼むさけ、市にお願いをして耕地整理をしてくれ、そうしないと俺は恨むと、先輩を。13枚あった農地が3枚になりました。減歩もありましたが、それが今ある姿であのようになったというのが、まだ平成10年の頃の話なんですね。その前にあったのが、もう一つ責任を任されてます原野前水利組合といいまして、皆さん昔は三ツ池だとか、いろんなことでご存じのあの池の水系で、マックスバリュがあったりトヨタウンが来たりとで開発の進んでいる地域の水利組合でございます。農地がだんだん減り、今もっての農地は旧伊賀線敷の両サイドと165号線から旧伊賀線敷といいますか、東町桔梗が丘線のところの一部が農地になっているというような状況ですが、耕作者は里の人が多くて、所有者は原出地域の地番の人が少ないというのが実態の中で、皆さんからどうしていってたらええのというような相談も受けますが、まさに開発が進んでいる地域でも、市の力を借りなければ何ともならない状況になっているのが実態でございます。 産業部におかれましては大変なことだと思うんですけども、昨年12月にも農政力を問うというテーマで農業のマスタープランについて質問もさせていただき、経営農地が45%の耕地で減少してますよ、また前回のときには、森林環境譲与税、みえ森と緑の県民税市町交付金の活用についてどのように考えですかということで2件を質問させていただきました。 今、わざわざプランを作成しなければならないかという声も多いと質問しようと思ってたんです。そうしたら、北部であり、薦生であり、黒田地区でありということが既にもうされてきたと、進んでいるよと。あとの地域に関してはどのようにお考えですか。 ○議長(常俊朋子) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 今、議員さんのほうから実情のほうのお話もいただきました。全市的なアンケート結果は、もうどこでも後継者不足です。もう跡継ぎがいないということになってます。 そんな中で、それを誰に引き継いでいくかということにつきましては、まず家族の中で引き継げるのが一番いいわけですけれども、そうじゃない場合は、もう大きな機械を持っていただいている中心経営体の方にということです。それも、もう村の中ではままならないということがあります。それで、その中心経営体の人につきましても、もうレベルとしましては1町、2町、1ヘクタール、2ヘクタールの耕作面積では採算が取れない、10町、20町、場合によっては100町、100ヘクタールですね、それぐらいの規模の耕作を考えていかないといけないということになります。 そんな中で、これで農業経営を維持していこうと思いますと、やはり有利な国の助成金、補助金を活用していくということが必要になってきます。そんなときに、この地域がきっちりとその中心経営体の方を支援していただく。それができませんと補助金も受けられないということがありますので、とにかく今のところはよく話合いをしていただいて、その話合いの結果が中心経営体の方を助けていくことになる、支援していくことになるということをよく理解していただくということが重要だと思ってます。 そのために、私ども産業部だけの職員でこれをお話しさせていただくというのは無理なところもあります。そんなことで農業委員、農地利用最適化推進委員がそれぞれの地域に密着していただいて、この話を進めていっていただくということで、市と農業委員会と相談をさせていただきながら、研修もしながら、取組を続けていきたいというふうに考えています。 ○議長(常俊朋子) 森岡秀之議員の一般質問は休憩後とし、暫時休憩いたします。 再開は、午後1時からといたします。(休憩午後0時04分) ○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後1時0分) 森岡秀之議員。 ◆議員(森岡秀之) お昼を頂きましたら午前中の答弁をすかっと忘れてしまっているところもあろうかと思いますけど、産業部長に再度の質問になるか分かりませんけども、人・農地プランの実質化を市として進める上での課題や問題点があれば、ご教示をいただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 副市長。 ◎副市長(森上浩伸) 人・農地プランって非常に難しい問題でして、一つはこれがなぜできてきたかというと、土地の貸し借りが非常に難しくなってきた。個人の土地を借りる、貸す側としては農地を取られるという意識が非常に日本の場合は高いものですから。そんな関係で、この人・農地プランということで、まずはアンケートを取って、さらにその中で話し合って、これは農家というか農業者の意識改革からやっぱり始まってるわけですね。そんな中で、この人・農地プランというところが出てきて、しっかり話し合って、将来にわたって10年後、20年後、30年後の農業をどうやって守っていくかというところを、しっかり意識をつけて話し合っていこうというふうなのが基本になってます。 ただ、これは大規模な農業地域ではもう直面している問題ですので、かなり進んでいるところは進んでるんですけども、この名張のような、言ってみれば割と小規模の農業をしているところについては、まだやっぱり土地の貸し借りなりというところは、総論は賛成でも各論に入るとやっぱり農地を取られてしまうという意識が非常に強いということになります。 名張に合った方法だったら何があるかというところなんですけど、一つは担い手を探すに当たっては、それぞれの地域でまず元気な人にその農地を営農していただく、それが近隣の人には一番安心になるということ。これが難しくなりますと、少し規模を拡大して、隣の集落であるとか、近隣の集落ですね、そういったよく知っている方にお願いする。それも難しくなってくるということが多分発生すると思います。そんな中では、一つは今よく言われている大規模に経営している担い手に貸し付けるとよく農林水産省のほうとかでも言ってるんですけど、これも非常にいろんな者がいますので、例えば営農はするけども草刈りしない。だから、そういうところに貸す場合についての条件として、例えば先ほど言われたように出合いに必ず出てくれるとか、草刈りを完全に条件にしてしまうとか、やっぱりそういうことが必要ですし、もう一つ私のほうで思ってるのは、名張は割と地域の協議会がしっかりした組織がありますので、そういった協議会を使って広域化をするというのが重要かなというふうに思ってます。 なぜ協議会かというと、今、国のほうでは、そういう地域協議会を活用した補助制度というのを順次整備してきてます。それは何かというと、直接協議会が補助金とかの交付を受けたりというところもありまして、ただ、今の制度で名張市で難しいのは、協議会の中の構成員に市役所の職員が入っていないということですね。しっかりした構成員の中に市役所の職員が入ってれば、そこには補助できますよという体制はほぼできつつあります。こういったところも私のほうで、農林水産省本省のほうにもいろいろ働きかけてまして、今のこの地域協議会の中で交付できる体制をお願いしたいというふうなことをお願いしているところです。 なぜこういうところにお願いするかというと、そこに交付がされれば、その地域、地域で、例えば草刈り、土砂上げ、水路の掃除、その目的に合った整備というか、ことができるということ。もう一つは、現在の国土強靱化、防災・減災事業の中で、来年度以降に農業用水路でありますとか、ため池でありますとか、そういったところのしゅんせつというところもメニューに含まれました。そういうところも今後は活用できるところですね。これは、もちろん市役所でもできるんですけど、市役所でやると、例えば草刈りに限定したり、土砂上げに限定したりというところの要望に対して、全て応えようとするとやっぱり難しいので、地域に振り分けた形で、地域に見合った作業というか事業を行えるというメリットがあると思います。 ですので、名張版人・農地プランといいますか、これをやはりしっかりくくっていって、その地域に見合った作業でありますとか、必要な事業を進めていただくということを今後進めていきたいというふうに思ってございます。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 森岡秀之議員。 ◆議員(森岡秀之) ありがとうございます。副市長からご答弁をいただけると思ってませんでしたので、産業部長には失礼をいたしました。 名張に合った人・農地プランをという中で、昔の農業委員さんは各地区で必ず1人はおいでくれましたが、今は8名でしたかね。その人数ですので、補助員を入れて15名を維持していただいてますけども、昔でいう蔵持村、蔵持としても、165号線の近隣で作っている農業関係者、また旧伊賀線敷関係のところで作っている方、また県道の東町桔梗が丘線のラインのところで作っている方、これはまた反対に名張川を越えた梅が丘の奥のほうで作っている方も同じ蔵持といえば、そのように分割されるかなとは思うんですけども、農業形態であったり地域性がありますもので、蔵持地区一つといえども4つになるのかなと思ったりもしますし。今、午前中に部長のほうから、黒田地区という一つの地域指定が出てきましたけど、赤目のほうも極端なことを言えば、耕地整理されているところと、されてないところというのは、完全に分かれてしまっているところでありますので、錦生地域でも一緒だと思うんです。されているところと、されてないところ。市長のほうからも、もう1町分ぐらいの面積にしないとという中では、それはできるにこしたことはないし、そうすると誰かが、どんな形であれ守ってくれるのかなと思います。 ただ、個人的なことを言って何なんですけども、せんだっても今年4日間使ったコンバインを4年に1度、車の車検と同じでメンテに出しまして、返ってきたら十数万円。4日です、使ったのは。買うのに300万円をかけて云々ということの中で、1年に4日なんですね。田植機においては、私のところでも2日なんです。それが200万円なら200万円の田植機なんですよね。一個人で持ってると、2日しか使わない農機にそんだけの投資をして、10年、例えばもったとしても大変な経費、皆さんそれを、農業をしている方はみんなその中でやりくりをしていただいているとは思ってます。ただ、農機具は貸し借りしたらええやんという方もおりますけど、使う日が一緒でございますので、天気見合いの仕事をしますので、使う日には20台、30台のコンバインが動いてて、雨降るときには使えませんので休みになってるという中で、利用日はほとんど一緒の日しかできないという中で、なかなか仲間内ではできないのも実態でございますので、本当に大変だなというので、どうして子供に渡すのか、これは考えないかんということで、今65歳でございますので、何ぼできてもあと10年だなと。さあ、どうしようという話が、必ず1軒の家でも。今まで自分のところで何もかもやってた人が、全部農協さんのパントリーのお世話になったり、つないでるといいますか、中継ぎ状態してますけども後継者がいませんとか。だんだんそういう家庭が増えるばかりだと思うんです。 副市長のおっしゃられるように、本当に地域に合ったそういう団体が1か所でもきっちりとしたところができてきて、ああ、これを参考にしてうちの地域も教えていただいて、またいろんな地域の方々の事情に合った協議団体が相互に意見交換ができて、ハウツー、やり方をご教授いただければ、これは名張の農地もそうでもないなと。 先週もたまたまある方に呼ばれて、新田地域に行って、農業を辞めてんけどなって、家の裏をずっと水路まで区画割りされてますので、そういう農地、面積はそう広くないんですけども、もう人に頼んでやってもうてんねん。実際にあれだけの新田地域の一軒家の家の裏は、みんな個人の田んぼになってございます、水路までは。だから、そういうところでもそうやってなってきてるということは、どこの地域でもみんな悩んでるのも事実やし、実際にやっている人はもう高齢化をしていると。もうゆっくりしてもうてたらいいなと。私は最後には、答えがすぐに出てこない案件やから、地道に進めてくれというのを言うて、この質問を終わろうと思って書いてはあったんですけども、これはゆっくりしてもうてられへんなと。この3年、5年の中で必ず決着をつけていく施策を講じてもらわないと、名張の農地といいますか、やっぱり800ヘクタールの農地を維持できなくなる。名張市民、8万人弱の人口、名張市の人以外の人に作ってもうて食べれるかと言うたら、食べれないとみんな言うんです。口が肥えてるという言葉がありますけども、ある施設、お米はずっと500袋ぐらいを出している方がいるんですけども、名張の人の入っている施設は口が肥えてるので米の質を落とすと米まずいと、すぐに言われる言葉は米まずい。悪い米を出しているつもりはないけども、そうやって言われるんで、それだけは、田舎の人が入っている施設ほど気を遣うと。そんなことまで、それなりわいにしている人が言われてましたので、ああ、やっぱり名張の米はおいしいというのは分かってるんですけども、これを維持するためには、市としての施策も十分にしていただいて、少しでも維持できるように、これからもご指導お願いをしたいなということで、1番目の項については再質問を終わります。 2番目の点は、市長のほうから、工区的な説明もいただきまして、ありがとうございます。聞いていただく方も、どこからどこまでがいつで、供用も分かっていただけたのかなと。計画よりも少し遅れてますという話もしていただきました。 ただ、今私も先週から、旧伊賀線敷、正式名称は東町桔梗が丘線ですか、あそこから県道にかけてのラインで工事をしていただいているのは通るたびに見るわけなんですけども、あそこの交差点が非常に危険で、最近でも2件事故があり、一つはもう廃車になるような大きな事故も先月にあったところでございます。 というのは、通り抜けする通学路でもあります。毎回言わせてもらってますが、やはり多いのと、止まれを見逃す人が多いのかなというようなことで、ノーブレーキで当たったような状況の事故でしたので、その人は辛うじて近所の人のところへ助けてもらいに入ったということで、命に別状なく、元気に今も新しい車に変えたというて乗られてますけども、やはり少しでも供用が早くなれば、そういう案件も少なくなる。止まれの表示であり、一旦停止でありというのは、あの細い道でこそ余計に必要な場所でございますので、ほかにもたくさんあろうかと思いますけども、都市整備部におかれましては再度確認をしていただいて、ラインの強化であったり、右折ラインで強化であったりというのは、名張市中たくさんあると思いますが、皆さんの意見も出てると思いますけども、しっかり1つずつ費用のかからない方法でやっていただけたらいいのかなと、このようにも思いますので、また目を光らせていただいて、再度また職員であれ意見をいただいて、少しでも安全で安心な道を作るという意味で、道路事情の改善に向けた施策を一つでも出していっていただければ幸いなのかなと、このように思いますし、赤坂夏秋橋線が一年でも早く開通をして、暫定供用まででも構わないです、一年でも早くしていただけるように努力もしていただいて、前向きに進めていっていただきたいなと、このようにも思いますので、ひとつよろしくお願いをいたします。これはもう9月議会でも聞かせていただいて、何回聞くんやと言われるか分かりませんけども、気になってしょうがない。家の前の道路でございますので、すぐ聞いてしまうところがございます。 3番目の質問の再質問になりますが、昨日、永岡議員から、野球場に穴を空けるなよと、何とか対策はないのかとか、いろんな改修工事も含めての話が出ました。 その中で、国体の件について質問したところ、次長のほうから、日程に基づいて説明もいただきました。その中で、このコロナ禍のときでございますので、様々な取組もしていただいているのがよく分かりますが、現状、運営方法等の簡素化について、どのような内容でお考えなのか、お話しできる範疇で構いませんので話していただければ幸いでございます。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) この新型コロナウイルス感染症に関わって、今、現時点でこの国体の開催準備状況はどうかというようなご質問であります。 私どもはまさに、この新型コロナウイルス感染症が出現するまではですけれども、本当に全国から本市へお越しいただく選手の方々、またその関係者が安全に、また安心に日頃の練習の成果を発揮していただけるように、市職員、また関係競技団体はもちろんですけれども、本当に全市民の方々とともにこの大会を盛り上げてというようなことで準備を進めさせていただいておったところです。しかしながら、このコロナ禍の状況にあっては、まずは開催されます国体が安全・安心に開催できるようにしなければならないと考えております。大会全般にわたって、やはりこの感染症の拡大防止対策ということを踏まえた見直しを、今ご指摘いただいたように検討しているところでございます。 一例ですけれども、先月ですけれども、岡山県の赤磐市で開催をされました2020年度全日本社会人ホッケー選手権大会、これは全国大会ですけれども、こういった大会運営も実際に現地でもって研修をさせていただきました。感染症対策としてはですけれども、各会場において感染症の対策物品はもちろんですけれども、その配備であったり運営面の工夫もじかに現地で見させていただき、さらに会場内での密集を避けるため、そういったレイアウトの見直しも当然、今行っております。これについては、やはりそれぞれの競技団体が設けておりますガイドラインであったり、三重県の担当部局ともしっかり今打合せをさせていただきながら、その見直しを図っているところであります。 いずれにいたしましても、この感染症の拡大防止のため、競技団体とはしっかりと連携をしながら、大会のやはり簡素化であったり効率化、そういったことは図る必要がありますので、しっかりと過去の大会の慣例や慣習にとらわれることなく、大会運営を安全に、万全にさせていただけるように、今目指させていただいているところです。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 森岡秀之議員。 ◆議員(森岡秀之) 今、教育委員会のほうで実際に岡山のほうへ行って、現地も見たと、見てきてると、これはいいことだと思いますし、リハーサルができなかったというのは大変なプレッシャーにもなってるのは事実かとは思います。 昨日も永岡議員の説明にもあったようなんですけども、例えば軟式野球は9月26日、1日で2試合をやる予定だと。国体なのになぜ2試合なのかなという疑問も残り、その大会の日程が分からないものですからお聞かせ願えたらと思いますけども、軟式野球協会とは、どのようなところまで詰めていられるのか、今現在、言えるところがありましたら聞かせていただきたいと思います。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 今、具体的にこの正式競技であります軟式野球の大会の運営についてお尋ねをいただきました。 この大会の日程等につきましては、総合的に、これは私どもだけではなくて、競技団体であったり、また実際に開催をされる三重県の中で決められていますので、このことについて私どものほうから言及をすることは差し控えたいんですけれども、具体的にこの9月26日日曜日、先ほどご説明させていただいた大会の日には、私どもで1回戦の2試合を行います。その後、その勝者については翌日、伊賀市において2回戦を実施していくと、こういうことは伺っております。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 森岡秀之議員。 ◆議員(森岡秀之) ありがとうございます。 一つ疑問が解けました。なぜ2試合だったのかな。昔でしたら、1つの会場で何試合もやり、何日もかけてというような競技方法しか頭の中にはなかったですので、1回戦2試合を名張でやり、翌日、伊賀市のほうでということの答弁でございました。ありがとうございます。 見たことがない弓道の遠的や近的の特設会場になろうかとは思いますが、その辺のところについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 教育次長。 ◎教育次長(手島左千夫) 弓道の大会の運営についてもお尋ねをいただきました。 こちらも、先ほどもご答弁させていただきましたけれども、9月26日日曜日から9月29日の水曜日、4日間に分けてですけれども、名張中央公園の駐車場のところに特設会場を設けまして、近的の弓道場及び遠的の弓道場を設置いたします。こちらにおいて、成年男女また少年男女のそれぞれが競技を実施していただきます。予選は、近的は的中数、遠的は得点でベスト8を決定していただく。その後、準決勝以降は、ラウンド終了前に順位決定戦をしていただきながら、これは名張市で実施をしていただくというふうに予定をさせていただいております。 ○議長(常俊朋子) 森岡秀之議員。 ◆議員(森岡秀之) だんだんと来年度の様子が分かってきて、ちょっと安心したところもございます。 私、たまたま今、市のスポーツ推進員という役もさせていただいている中で、来年の3月で任期、今、25名おるんですけども、地域から推薦を受けてしていただいている方15名と、それから残り10名については各種団体であったり、それぞれの立場に応じて選ばれている中で、来年の3月で辞められる方も、もう既に数名は出てるわけなんですけども、国体までは何とか助けてやりたい、だから継続して続けさせてもらうという意見をお持ちのスポーツ推進員もおありでございますので、25名しかおりませんけども、スポーツ推進員も使っていただいて、名張の大会が成功裏に終われるように、市としても最大限の努力をして、リハーサル大会なんかなかっても完璧だと、自信を持って開会できるような、その段取りもしていただきたいなとお願いをしまして、12月の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員の一般質問は午後2時からとし、暫時休憩をいたします。(休憩午後1時26分) ○議長(常俊朋子) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後2時06分) 木平秀喜議員。  (議員木平秀喜登壇) ◆議員(木平秀喜) 第396回定例会3日目、最終を務めさせていただきます自由クラブ木平秀喜、よろしくお願いいたします。 一番最後ということで、皆様お疲れだと思いますが、80分間、よろしくお願いいたします。 今回、皆さんがいつもおっしゃっていますように、新型コロナウイルス感染症が全世界で蔓延しており、昨日の新型コロナウイルス感染症の新記録というんですか、発生者の数が2,686人という猛威を振るっているニュースが聞かれました。まさに第3波が来ているのかなというふうに思っております。 本市も例外ではなく、予防に一生懸命力を注いでくださっている市長をはじめ行政の皆様、また医療関係の皆様、介護関係の皆様、そして市民の皆様のご理解と努力に深く感謝したいと思っております。 また、12月に入りますと、インフルエンザの流行も懸念され、ますます外出を自粛しなければいけないということで、中高年はもとより高齢者の外出の機会が奪われ、自宅での生活を強いられることが多くなるのかと思っております。そこで、健康面を害することにならないよう手だてをしなければならないと思っております。 その一つとして本市が取り組んでいる名張ケンコー!マイレージの目的と効果、実績、今後の対策について質問させていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。 健康といいましても、3つあると思います。1つは心の健康。これはコミュニケーションを取るということで心の健康があると思います。2つ目には体の健康。これはいろいろな行事へ参加したり、スポーツをしたり、いろんなことで健康を作るということであります。3つ目には脳の健康。これはフレイル予防であったり、あるいは本を読んだり、図書館へ行って、いろんな勉強会に行ったりしながら健康を作るという、この3つがあろうかと思います。 このそれぞれに対して、名張市がケンコー!マイレージを通じてどのような対策をされてるのかお聞きしたいと思います。 今、私がいろんな方に、ケンコー!マイレージについてお聞きするのですが、ほとんどの方が知らないと、利用していないということがほとんどであります。あまりにもケンコー!マイレージに対する認知度が低いのではないかなと思っております。もう少し、ケンコー!マイレージの取組をしていただいて、健康な方を一人でも多く作っていただけたらと思っております。 と申しますのも、市長がいつも言われますように、2025年問題があります。あと5年後ですが、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に達する、そのために名張市の人口構成の予測として、人口の2.8人に1人が65歳以上、5.0人に1人が75歳以上で、高齢者と生産年齢人口の比率が1対1.5となる。これは大変なことであり、また子育てや出産の中心となる若い女性に着目すると、20歳から39歳の人口は約5,800人で、総人口に占める割合は7.8%となります。5年前の同世代の女性数に比べると15.3%の減少、また2015年からは28.6%の減少となる見込みであります。 市長がおっしゃる介護士の不足、これがもし高齢者が増えたときに、私たちの本当に介護の世界はどうなっていくのだろうか、介護の崩壊が起こるのではないかなと危惧しております。 名張には、3つの重点プロジェクトがあります。元気創造プロジェクト、若者定住促進プロジェクト、生涯現役プロジェクトがあります。その中で、生涯現役プロジェクトの中のこのマイレージの取組をより活発化して、皆様に周知していただく必要があるのではないかなと私は考えています。どうかその辺の取組をお教え願いたいと思います。 次に、財政運営についてお聞きしたいと思います。2番目の項目ですね。 平成27年9月議会において、超過課税である都市振興税が議決されました。平成28年からの5年間、令和3年3月までという時限立法でありました。本当ならば令和3年3月で終わるはずの都市振興税が、今般の全員協議会において、3年延長の市税条例改正の議案が提出され、今12月3日から始まりました本議会、そして12月21日の採決に持ち込まれる急な議案となりました。この議案に対して、市民に対しては十分な説明はできているのか、説明をしないのか、その理由を教えていただきたいと思います。 市民で増税延長を知っている方は少ないのではないかなというふうに思っております。市民に対して増税を課し、市民の家計簿は苦しくなるばかりです。名張市の家計簿は市民に分かりやすく説明するために作成したものでありますが、市民の家計簿と名張市の家計簿、どのように判断されてあの表を作られたのでしょうか。よろしくお願いいたします。 市民に対しては、5年間の辛抱です、5年で財政の健全化を図り、名張市躍進の土台作りを行いますとありますが、先ほど森脇議員からも質問がありましたけど、土台作りの具体的なものは何でしょうか。具体的に何ができたのか、もう一度お答え願いたいと思います。 私は今回の超過課税の増税延長に対し、一旦条例を廃止していただきたい。固定資産税の標準税率による組立てをお願いしたい。これは無理なことでしょうか、いかがでしょうか。 固定資産税の税率1.4%に0.3%を上乗せするということは、100万円の納税に対して21万円の増税になります。10万円なら2万1,000円です。4期に分けて納付ですから、1期分が税額となります。こんなことを、市民の皆様は知っているのでしょうか。 コロナ禍において、たくさんの企業の経営破綻が起こり、従業員のリストラ、雇い止め、さらに給料カット、冬のボーナスゼロ、市民の皆様の家計簿はますます苦しくなり、事業所においても経営に対し暗い影が忍び寄っています。この名張に50年前から、あるいは40年前から移住され、定年後、安定した生活を営もうとした矢先の増税、また東京よりUターンして名張に移り住み、土地を購入し、家を建て、子育てをしようとする若者に対しては、希望をそぐ税金だと思います。こんなことで元気創造、若者定住、生涯現役が達成できるとは到底思えません。 今回、私たちが議員提案を行いました。まさに増税を止めてほしい、何とか予算の中で、市税の中で予算を組んでほしいということを提案させていただきました。そのときに、代替案を出してくれというふうな意見が出ました。これは、一般的な企業ではあることなんですけれども、議会におきましては予算を私たちは組む権利はございません。地方自治法第112条と第149条にこのようにあります。第112条、普通地方公共団体の議会の議員は、議会の議決すべき事件につき議会に議案を提出することができる。但し、予算については、この限りではないと。第149条、普通地方公共団体の長は、概ね左に掲げる事務を担任する。1、普通地方公共団体の議会の議決を経べき事件につき、その議案を提出すること。2、予算を調製し、及びこれを執行すること。予算の執行権は市長であります。私たちは、出された予算が、ちょっと待ってくれと、ちょっと待った、もう一回考え直してくれと言って審議するのが私たちの仕事であります。予算を組めとか、もしそんなことが私たちができるのであれば、提案していいのでしょうか。提案してやってもらえるのでしょうか。そんなことはあり得ないと思います。あくまでも議会は、私たちの仕事は、審議するのが仕事であります。このことを先にお伝えしたいと思っております。 次に、財政運営についてであります。 財政運営の中の1番目、私が議員にならせてもらったときに、議員報酬の削減を言わせていただきました。その後もいろいろな議員さんが議員報酬の削減を訴えておりましたが、市長からは、議員報酬は議員で決めろというふうに言われております。私は、自分の給料、報酬を自分で決めるのはいかがなものかなと。特に、このコロナ禍で世間一般の皆様の報酬、給料に対して、私たちは本当にこれでいいのかなというふうに思っております。そのために、特別職報酬等審議会を市長の諮問機関である方に集まっていただいて開いていただけないものかなというふうに提案したいと思っています。 平成19年に報酬等審議会が開かれております。平成15年1月、特別職、管理職の給与削減を開始、これをしております。平成15年から平成25年末まで、市長、特別職の給与減が10%されております。市長あるいは副市長、教育長の報酬、給料がカットされ、そしてボーナスも30%カットされてます。二元代表であり、あるいは車でいえば2人は両輪であると言われている方が先輩におられました。両輪であるならば、私たち議員がこのままでいいんでしょうか。市長が隣の伊賀市よりも物すごい低いお給料、歳費、そしてボーナスで我慢していただいています。副市長も同じです、教育長も同じです。これが本当に私たちがこのままでいいのか、どうか市長の下で報酬等審議会を開いていただきたい。それもオープンな状態で、誰がいつどこでどのように行われたかを必ずやっていただきたいなと私は思っておりますので、これをひとつ提案したいと思っております。 そして次に、入湯税であります。 これも私が以前、一般質問でさせていただきました。名張市内には温浴施設が4施設あります。以前、入湯税を徴収していましたが、名張の湯の施設の誘致のときより入湯税は廃止されました。年間30万人を超える利用者があり、150円の入湯税を徴収すれば、ほぼほぼですが4,500万円の税収となります。他の温泉施設からの税収が約500万円近く予想され、合計5,000万円ほどになろうかと思います。 なぜかといいますと、以前にも言いましたけれども、入湯税の使用目的は、環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設及び消防施設その他消防活動に必要な施設の整備並びに観光の振興及び観光施設の整備に要する費用に充てられると、このことを目的とし入湯客に課する税金であると。間接税であり、地方税法第701条の29で定められ、1957年から目的税とされております。観光協会や消防署など、復活を望んでいるのではないでしょうか。観光業に力を入れることができるのではないかと思います。この辺をもう一度検証していただきたいと思いますので、答弁をよろしくお願いいたします。 次に、東奈良名張ツーリズム・マーケティングの今であります。 以前、DMOという形で稼げる観光ということが起こりました。5年たった今、どのように活動されているのか、これを聞きたいと思っております。 1年間で約3,000万円ほどですかね、いただいておりまして、これを利用してどのように効果が現れたのか、また今回、東京オリンピック、あるいは三重とこわか国体・とこわか大会が開かれます。これに対して、観光客、あるいはいろんな人がこれに対してどのようにインバウンドされるのか、このこともお聞きしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、ふるさと納税についてであります。 これも以前から言われてまして、ふるさと納税が始まった頃、名張市のふるさと納税に協力していた市民にこれまで感謝状を贈っていたということですが、2014年7月から、名張市の特産品を返礼したところ納税者が増えたことにより、山下議員の質問で明らかになったことから、5か月で670万円のふるさと納税があったと新聞に書いてありました。今では2億円に近いふるさと納税額と聞いておりますが、本年度はどのようなものになっているのかお聞きしたいと思っております。 職員の駐車場ということであります。 これも私の提案ですけれども、名張市で車を利用している方、これは以前にお聞きしましたけれども、これも前に質問されて却下されたんですけれども、職員さんの給料、私たちも含めた職員の駐車場代をいただいたらどうかなというふうに思っております。特には、市のここにいてくれてます市庁舎の方が限定になろうかなと思っておりますけれども、皆さんで、もうみんなちょっと協力してくれということで言っていただければ、それなりの改善ができるのではないかと思いまして、ちょっと聞かさせていただきたいと思っております。 あとは、基金の積立てであります。 ちょっと早口で申し訳ありません。 財政調整基金、これは何度も聞いております。令和4年に市長が6億円をためるぞとおっしゃって、やはり中・長期計画ではちょっと無理かなというふうになっております。これ、やはり目標というのは達成するために、やることをしっかりとしないといけないんだ、できるかできないかじゃなくてということをおっしゃってましたけれども、やるかやらないかだと思います。工夫すればできるのではないかなと私は思っております。どうかこの点についてのご答弁をいただければと思っております。 以上、第1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(常俊朋子) 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 木平議員のご質問にお答えいたします。 3項目についてのご質問をいただきました。 1項目めにつきましては、コロナ禍における健康づくりについて問うということで、ケンコー!マイレージについてのお尋ねがございました。 担当部長のほうからご答弁申し上げます。 2項目めが財政運営について問うということでございまして、平成28年度に導入させていただきました都市振興税は、平成26年に作成した中期財政見通しにおいて、平成28年度以降、複数年にわたり、年間7億円から12億円の財源不足が見込まれますことから、納税者の皆様にご負担をお願いするに至ったものでございます。また、その導入に当たりましては、商工会議所をはじめとする関係団体へ説明を行うとともに、市民説明会を実施して、ご理解をお願いいたしました。 このたびの都市振興税の継続につきまして、議員と市長とで決定するに疑問があるとのことでございますが、まずは市民の代表である市議会に対して、同じく市民に選ばれた市長がご説明申し上げ、ご理解をいただいた後、コロナ禍でございますことから、工夫しながら市民の皆さんのご理解が得られるよう努力してまいりたいと、このように考えております。 木平議員からは、今回の超過課税の継続を中止し、今後精いっぱい努力して、どうしても捻出できなくなったときに市民に負担をお願いするべきであると、こういうご所見もあるわけでございますけれども、本市では厳しい財政状況に対応するため、平成15年度から様々な行政改革に取り組み、都市振興税の導入を含め、平成30年度までの累計で170億円余りの効果を上げてまいりました。また、この5年間で土地開発公社解散に伴う市債や、市立病院建設時の市債等の償還を行いながら、収支では2億200万円の黒字とするなど、市民の皆様にご負担をいただきながら、行政としても行財政改革に努めてまいりました。 一方、この間、小・中学校空調設備整備事業や中学校の大規模改良事業など、予定していなかった事業に取り組む必要が生じましたことから、市債残高の抑制や財政調整基金の積立てについて目標を達成することができませんでした。 つきましては、あと3年間、都市振興税の継続をお願いさせていただくことで収支の均衡を図り、持続可能な財政基盤の確立につなげてまいりたいと考えております。 都市振興税8億円の根拠についてのお尋ねでございますが、今回お示しした中期財政見通しでは、令和3年度以降5年間、収支不足の発生が見込まれており、特に令和3年度から3年間は最大11億円の収支不足が生じる厳しい状況でございます。この間、行財政改革の取組や人件費の削減、病院事業の経営改革により3億円の効果を生み出した上で、さらに不足する8億円について、都市振興税を継続させていただくことで収支不足の解消を図ってまいりたいと考えているところでございます。 また、広報なばりに掲載いたしましたなばりさんちの家計簿についてもご意見をいただきましたが、この掲載記事は、令和元年度一般会計決算の状況を給与20万円のご家庭を想定し、換算して表したものでございます。したがいまして、医療費、扶助費やローン返済、公債費が大きな負担となり、本市の財政を圧迫している大きな要因であることを市民の皆様に分かりやすくお伝えしたものでございます。 市といたしましては、こうしたことを踏まえまして、健康づくり事業の推進により医療費の縮減を目指し、必要不可欠な事業の選択と有利な起債や財源の活用による市債残高の抑制に努めることで、引き続き財政構造の改善に取り組んでまいりたいと考えております。 名張躍進の成果というのは、これは先ほど森脇議員の折にもお話し申し上げましたけれども、地域共生社会が熟度を増してきておると、こういうことであるのかなというふうに思ってます。 それから、議会の議決権について述べられたわけですけれども、二元代表制の中で代案をもって議論することがより深掘りした議論がかなうわけでございます。場合によっては、予算の組替えもかなえることもできるのではないかと、このようにございますし、過去にもそういう事例があるわけでございます。 3項目めが財源確保について、数点お尋ねがございました。 担当部長のほうからご答弁を申し上げます。 当方からは以上です。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 私のほうから、1つ目の項目、大きくコロナ禍における健康づくりについて問うと題して、名張ケンコー!マイレージの目的、効果、実績、今後の取組はということでのご質問をいただきました。 この名張ケンコー!マイレージの取組は、目的といたしまして、1つには市民の皆様の健康意識を高め、健康づくりの習慣化に向けた支援をすることで、生活習慣病やフレイル、認知症などを予防し、健康寿命の延伸を図ること、そして2つに、健康無関心層にも働きかけることを目的に、市や地域づくりが取り組む行事やイベント、これにポイント、マイレージを付与、還元する事業として、平成28年10月から6か月間の試行期間を経て、平成29年7月から本格運用を開始いたしました。平成30年度からは、イベント等の参加や特定健診の受診をポイントに加えまして、市民の皆さん自らが食習慣や運動習慣などに関して、自らチャレンジ項目を設定して毎日記録をつけていただく、まちじゅう元気チャレンジノート、これを活用することでポイントを付与させていただく仕組みというのも新たに付け加えさせていただきました。 こうしたマイレージの取組でございますけれども、当初、市の行事に加えまして、地域づくり組織や団体等のマイレージ対象のイベント数につきましては一定、数について制限をさせていただいて、5つまでということで開始をさせていただきました。その後、平成30年度からは、より多くの参加の機会であったり、外出の機会を設けていくということで、登録上限をなくしまして、昨年度は、地域住民限定のものも含めまして約280のイベント等が全15地域で展開をされたところでございます。 この付与されたポイントにつきましては、5ポイントごとに随時、とれたて名張交流館であったり、またナッキー号の乗車券、市内の入浴施設での入浴補助券や市の指定ごみ袋など500円分の商品と引き換えることができます。昨年度のポイント還元に係る決算額といたしましては、特定健診の受診ポイント還元分を合わせて約260万円というふうになってございます。 議員からも紹介ありました、このコロナ禍の中で、外出自粛や様々なイベントが中止、人数制限ということを余儀なくされております。そのために本年度の対象となる事業やイベント等につきましては、今年度、まだ年度の途中ですけれども、130程度と昨年度に比べまして半減している状況にございます。 私どもはそうした中で懸念される高齢者の方の介護予防、フレイル予防、こういった対策につきましては、高齢者の方が自宅でできる運動の周知等、こういったことにも努めさせていただいているところでございます。 また、先ほどちょっと紹介させていただきました、自らが日常の生活の中で健康づくりに取り組める、今後の取組ということでございますけれども、まちじゅう元気チャレンジノート、これはそういったイベント、行事に参加しなくても、自らそれぞれの目標、チャレンジ項目を設定することによってポイントを付与していくという制度ですけれども、名張市のオリジナル版として、これをスタートさせていただいております。3か月間という少し期間は長いですけれども、その間、健康的な行動を実践していくことでポイントを付与させていただこうというふうに考えております。 今後の取組といったところでは、こういったポイントの交換先の拡大であったり、いろんな関係団体とも協力をしながら進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 財源確保について問うということで、幾つかご質問をいただいております。 そのうち私のほうから、議員報酬の削減、職員駐車場、基金の積立て、この3点についてご回答申し上げたいと思います。 まず、議員報酬の削減についてでございますけれども、議員の皆様におかれましては、本市の財政状況にご配慮いただきまして、現在、議員報酬の削減であったり、あるいは政務活動費の減額ということにご協力いただいておりますことをまず感謝申し上げたいと思います。 さて、特別職報酬等審議会でございますけども、設置条例の第2条に所掌事務というのが規定をされております。そこでは、この審議会は議会議員の議員報酬の額並びに市長、副市長及び教育長の給料の額に関する条例を議会に提出しようとするときに、私どもが提出しようとするときに、あらかじめ報酬の額について意見を聞くものと定めております。議員報酬につきましては、既に先ほども申し上げましたように、平成31年4月から、議員の皆様からのご提案に基づきまして5%の削減をさせていただいているところでありまして、また先ほど申し上げましたように、そもそも特別職報酬等審議会というところにつきましては、議員報酬がどうあるべきかというところを議論するところ、削減を議論するところではございません。ですので、現在のところ、これを開催するということにはなっていないというのが今の状況でございます。 一方で、これも前にご回答申し上げたかも分かりませんけども、市長が一方的に、市民の代表であります議員の皆様の報酬額をこうあるべきというふうに提案をする、諮問するということは、これは適切ではないというふうに考えております。議会といいますのは、当然自律した組織、自らを律するというほうの自律した組織でありますことから、その議会での議論を経て総意と、結果を尊重した上で私どもが特別職報酬等審議会に報酬額を諮問する、そこで意見をいただくというのが本来の姿であるというふうに考えておりますので、もしそういったご提案ということであれば、そこは議会の中で十分で議論をしていただいて、合意形成をしていただくということが肝要なのかなというふうに考えているところでございます。 2つ目の職員駐車場でございます。 市役所の駐車場、特にこの本庁舎の駐車場は、庁舎北側の第1駐車場、それと下ったところの防災センター側の第2駐車場を合わせまして445台分確保しております。そのうち、来庁者駐車場は第1駐車場に168台分ございまして、職員駐車場は第2駐車場を含めまして277台分使用しておりますが、足りない分につきましては中央公園駐車場の一部を利用させていただいております。現在、83台、あちらのほうに回っているという状況でございます。 ご提案をいただきました職員駐車場の使用料の取扱いでございますけれども、県内の状況をご紹介させていただきますと、本庁舎に隣接をして職員駐車場を確保している市が本市を含めて8市ございます。そのうち、何らかの形で職員から使用料を取っているのが4市、これは何らかの形と申しましたのは、一旦その市の共済組合が市から借り上げて、その共済組合が職員に対して貸しているといった都市もございますので、そういったものも含めて4市、それとあと使用料を取っていないのが本市を含めて4市ということになっております。 そういったことから、対応は様々であるということをご説明させていただきたいとまず思います。 本庁舎以外、例えば保育所であったり学校であったり、市民センターであったり、そういったところで職員の駐車場使用料を取っている市も4市ございます。 そこで、本市の庁舎駐車場の状況でございますけども、現在のところ、職員が駐車することによって来庁者の方が駐車できないといったことは通常のときにはないというふうに思っております。例えば、混雑をする場合として、期日前投票であったり、あるいは確定申告のときなんかは、かなり混雑が予想されますので、そういった場合は、先ほど中央公園に行っているのが83台と申し上げましたけれども、ここの台数を増やすことによって、来庁者の方にご迷惑をかけないように、必要な駐車スペースを確保できるように努めているところでございます。 次に、職員駐車場有料化についてですが、この検討に当たりましては、先ほど議員のほうから本庁舎だけでもというお話ではございましたけども、私どもとしましては、保育所や学校など全ての職員を対象に行うべき、そうでないと公平ではないというふうに思います。この中には、当然、学校に勤務する教職員も含めてということでございます。そういったことで検討を行うべきというふうに考えておりまして、当然、労働条件の変更にもなります。そういったことから、職員団体との協議を含めて慎重に取り扱うべきというふうに考えているところでございます。 また、伊賀市なんかですと有料化した一つの理由として、伊賀鉄道の利用促進という目的があったというふうにお聞きをしているんですけども、公共交通の利用促進の観点で申しますと、当然、私ども名張市役所は公共交通の便はございます。定期バスの停留所もあるわけですけども、そういったものを利用して通勤するということになりますと、例えば急に残らなければならない事案が発生したときに、三重交通のバス、見てきましたけども、最終が桔梗が丘駅が午後5時41分だったと思います。ですので、少し残らなければならないというふうな事案が発生したときには、もう公共交通としてはない、歩いて行けば行けやんことはないですけども、そういった状況で、職員の負担というのがかなり重くなる。そういうことからしますと、今の状況で自家用車での通勤というのは合理的な通勤方法だというふうに認識をしております。 一方で、ご提案をいただいているのが財源確保という観点だろうというふうに思うんですけども、もしですが、これは少し論点がずれるのかも分かりませんけども、職員みんなが公共交通を利用して通勤したとしますと、市はその全額を負担しなければなりません。通勤手当として負担しなければならない。そうしますと、現在払っている車の通勤手当に比べてかなり高額な負担ということになります。駐車場を有料化したからといって、職員が公共交通を使うのかというのは別の問題ではありますけども、ただ職員からしますと、もうそんな費用もかかるんであれば、全額見てもらえる公共交通の通勤に変えるという方法をもし選んだとしたら、これは逆に駐車場料金の使用料も取れないわ、一方では通勤手当をかなりたくさん支出しなければならない。私どもの今の規定では6か月定期分、一番割安な通勤方法としての6か月定期分の負担ということで定められておりますので、そういったことからしても、なかなか財源確保の観点という意味で職員駐車場の有料化というのはいかがなものかというふうに考えているところでございます。 ですので、私ども、一つは職員の負担、これは時間的な負担、金銭的な負担、合わせて職員の負担ということと、あとそういった財政面の観点からも慎重に検討すべきというふうに考えているところでございまして、早急に今それを有料化するということは難しいというふうに思っております。 最後に、基金の積立てでございます。 基金の積立てにつきましては、財政調整基金につきましては、当然、災害時等の不測の事態であったり、あるいは行政需要、財政需要というのは毎年常に同じではありません。たくさん要るときもあれば、軽く済むときもある。そういったときの調整用に適切な積立てというのが当然必要になってきます。また、その積立額につきましては、総合計画の2次基本計画で一般的に適正な水準、これは標準財政規模の10%、私どもであれば標準財政規模が約155億円程度ですので、15億円程度が適切な水準というふうになっていますが、すぐにそういったところがなかなか達成できない中で、令和4年度末の目標額を6億円としていたところでございます。 しかしながら、ここのところは目標を達成できない見込みと申しましたのは、令和元年度につきましては、令和元年度だけで申しますと、伊賀クリーンセンターのリサイクル施設の火災対応、これは機械のリースであったり、あるいは一部処理し切れない分を民間の処理施設へ持っていった分等について、私ども、当然負担が発生をしておりますのと、国民健康保険特別会計の収支悪化の繰入れの減額であったりということで、財政調整基金の令和元年度末残高が1億2,300万円ということで、このたびお示しをさせていただきました中期財政見通しの中での令和4年度の財政調整基金の残高につきましては、一旦総合計画の目標である6億円に対して8,000万円と見込んでいるところでございます。 ですので、令和4年度での目標達成というのは、もう今の段階で厳しいというふうに見込んでいるわけでございますけども、今回の中期財政見通しの中で、都市振興税の3年間の延長と、さらなる行政改革によりまして、財政調整基金の残額を令和5年度には2億2,800万円としておりますのと、収支が黒字に転じます令和8年、少し先になりますけども、以降については計画的な積立てというのが可能になってくるというふうに見込んでいるところでございます。 今後3年間、特に厳しい財政運営が見込まれている中ではございますけども、都市振興税導入当初、平成28年度に導入をさせていただいた最初の目標でございました、社会情勢であったり、あるいは国の財政措置に左右されない、将来にわたり安定的な行政サービスを提供できる持続可能な財政運営の基盤を確立するために、引き続き事務事業の見直しであったり、歳出の抑制、あるいは有利な財源の活用、そういったことで計画的に基金積立てに努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 市民部長。 ◎市民部長(牧田優) 私のほうからは、3項目めの財源確保について問うの中で、入湯税につきましてご答弁申し上げます。 平成24年4月1日に実施いたしました入湯税の見直しの目的といたしましては、高齢者人口の増加に伴う市民の健康志向の高まりや心の安らぎを求めての休養と触れ合いの場所として、多くの市民の皆様や観光客に市内の温泉を利用していただくために、入湯料金が1,000円以下の場合は入湯税を非課税とし、入湯料金の引下げを促したものでございます。 議員からは以前にも、入湯税の復活により財源確保に努めるべきとのご所見をいただきましたが、市といたしましては、引き続き現在の制度を継続することで、市民の皆様には少しでも安く温泉をご利用いただきながら健康増進を図っていただき、市外の皆様には本市を訪れるきっかけにしていただくことで、観光やその他の産業の活性化につなげてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 産業部長。 ◎産業部長(杉本一徳) 私のほうからは、財源確保について問うということで、東奈良名張ツーリズム・マーケティングの今ということでご説明申し上げます。 この東奈良名張ツーリズム・マーケティングですけれども、本市と奈良県の宇陀市、曽爾村、御杖村、山添村、東吉野村の2市4村を会員としまして、インバウンドを中心とした広域観光の振興と関係地域の活性化を目的に平成29年3月29日に設立したものです。令和元年度をもって国の交付金を財源とする事業期間が終了しまして、現在は構成する市村の担当職員が中心となり、これは一般の従業員に当たる職員はなしの状態で、民間事業者と連携をしながら取組を継続しているということになります。 直近の新たな取組の一例としましては、圏域内の自然と圏域内に点在する木津川水系のダム郡の景観を楽しみながら、地域の飲食店、土産物店、観光地などを立ち寄りポイントにしたサイクリングコースの設定と、そのコースを活用したガイドつきサイクリングツアーの造成に取り組んでいます。観光庁の推奨する日本版DMOにつきましては、本来自らが稼ぐという組織ではなくて、ですから市の財源とするのが非常に難しいものです。ではなくて、地域の観光消費額を拡大していくためのかじ取り役を担うものとされています。東奈良名張ツーリズム・マーケティングは、圏域の稼ぐ力を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する観光地経営の視点に立った観光地域作りを推進しておりまして、本年4月から5年間を計画期間とする東奈良名張広域観光振興ビジョンにおきまして、令和7年度の当圏域での年間旅行消費額の目標ですが、380億円、1人当たりの消費額1万円を目標値の一つに掲げて、各種事業を展開しています。この380億円というのは、民間事業者に落ちる額ということになります。 今後も国内外への情報発信はもとより、観光商品の造成や旅行代理店への直接セールスなどに努め、圏域での周遊、滞在を通じた観光消費拡大による地域経済活性化を目指した取組を進めることになります。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 統括監。 ◎統括監(田中克広) それでは、私のほうからは、3項目めの財源確保を問うということで、ふるさと納税につきましてお答えのほうをさせていただきたいと思います。 本市では、平成20年度からふるさと納税を始めさせていただいておりまして、議員からも先ほど紹介ありましたように、平成26年度からは返礼品を贈呈し、そして同年からは納税サイトを活用しまして、インターネットによる申込みであったり、クレジット決済を導入させていただき、そして平成30年11月からは、納税サイトの数を増やさせていただいて、寄附をいただく方々の利便性の向上であったり、返礼品等の訴求力の向上に努めてまいりました。 また、忍者修行の体験型の返礼品であったり、特産品、工場製品など、新たな返礼品に取り入れさせていただきまして、本市の魅力を発信しながら、ふるさと納税の寄附額の向上を図ってまいりました。 今年度の状況についてお尋ねをいただきましたが、初日の幸松議員のへのお答えとも重複しますが、コロナ禍の影響によりまして提供できなくなりました商品が一部ございます。そういった影響もございまして、11月末時点での寄附申込額でございますが、前年同月比で現在のところ約70%の申込額となっております。 今後も引き続き、サイトでの企画の活用であったり、新たな返礼品の導入であったりということに努めさせていただきますとともに、本年9月に議会のほうからもご提言をいただいております外部人材を活用したプロジェクトチームの設置であったり、新たな返礼品の開拓であったり、またサポーター制度の導入であったりというような項目につきましても、しっかり取り組んで進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) それぞれにありがとうございました。 私もこの健康に関して非常に注目しないといけないかなというように思っております。と申しますのも、議員の方も毎日歩いている方を私よく拝見するんですね。万歩計を持って、今日は何万歩歩いたって入れている、本当に健康にすごく特化して頑張っておられる議員さんがおられます。やはり、一人一人がそうやって健康に注意することによって、5年後、10年後、20年後、2040年という一つの山があるならば、そこに向かって一人一人が自立した健康づくりをしないことには、本当に大変なときが来るだろうなと。 先日、富田議員もおっしゃってましたけれども、家族ケアを担うヤングケアラーということが言われてましたけれども、やはり私も新聞で、25歳の娘さんが3歳の子供を踏みつけて殺害したという事件が載っておりました。そういうことも起こり得るわけなので、介護のほうでは事件、名張市では26件あるということも先日の質問で聞かさせてもらいましたけど、このような悲惨なことが起こらないように、今後対応してもらえたらいいのかなと思っております。 そして、質問に戻りますけれども、この取組は聞かさせていただいたんですけれども、ケンコー!マイレージのこのポイントカード、これ、実物ですけれども、これ、交換するのは名張市役所ということですけれども、それでよろしかったですかね。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) この今ご提示いただきましたケンコー!マイレージのカード、5ポイントたまっていただきましたら500円相当分と交換させていただくにつきましては、交換の場所、例えば、とれたて名張交流館で使いたいということであれば、もうそちらのとれたて名張交流館のほうでそのカードを出していただく。また、昨年2月から有料のごみ袋にもさせていただきました。それも私ども地域経営室のほうで提示していただくことによって、そのごみ袋のほうに500円相当分、不足する分は足していただくとかということがございます。入浴券につきましても、それぞれ入浴施設において、その500円相当分としてご利用いただける。例えば、入浴料が600円、700円の場合は、100円、200円を追加していただくことになりますけれども、それぞれの使用していただく場所で500円相当券として使っていただけるということでございます。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 利用者がポイントを換えるときに、本当にちょっと不便じゃないかなと、やはりいろんなところで換金できたらなというふうに思っております。 それから、サークル活動があるんですけれども、見させていただきますと何地域かあるということですけど、もっといろんなサークル活動があると思うんです。高齢者の方でいいますとグラウンドゴルフであったりゲートボールであったり、あるいはダンスであったり、いろんなサークル活動があると思うんですけども、そういったことに対してのポイントはつけれないんでしょうか。それとも、つける条件というのは何かあるんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(常俊朋子) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) このポイントは、地域づくり組織の活動をしていただく分についても対象とさせていただいております。毎年度、この地域づくり組織のほうには、その年度の予定している事業等を一覧で上げさせていただいて、その事業がこのケンコー!マイレージの対象になるかどうか、こういった問いについても対応させていただいております。また、地域経営室のほうではQ&Aというのを作らせていただいて、こういった事業は対象となりますよと、こういった事業は少しこの対象からは趣旨がちょっと外れますといったことで、それぞれの地域づくりにご説明を申し上げているところでございます。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) こういった取組は、まちじゅう元気を作るために、ぜひもっともっと活用していただいて、ポイントをつけていただきたいなと思っております。 もう一つ、このまちじゅう元気チャレンジノートというのがあるんですけど、これは3か月間のチャレンジということですけど、私が見させてもらったら非常に複雑で大変だなって思ってます。これ、もう少し、例えば身近な方とダイエットをしましょうと。何%ダイエットすることによって1位、2位をつけて、そして景品をもらうとか、何かグループで、1人じゃなくてグループで取り組める何かチャレンジをされたらどうかなというふうに思うんですけど、何か1人でこつこつとつけてるのも寂しいのかなと。何かみんなで、私らはちょっとグループで、家族、友達で、ダイエットしようよと、何キロ痩せたと。何キロ痩せたら名張市から何かもらえるよみたいな、そんなんもいかがなものかなというふうに思って、楽しくチャレンジできる何か仕組みを考えていただけたらいいのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 まだ提案とかもあるんですけれども、とにかくとこわか国体も近いことなんで、とこわかダンスなんかもありますけれども、多分皆さんご存じだと思うんですけど、ダンスをみんなでやりましょうとか、覚えましょうとか。私もダンスできるんですよ、実は。踊ったことあるんですけど、永岡議員はご存じやと思いますけども、下手かどうかは別として、前で踊ったことあるんですけども、やはりそんなんをみんなでやるとか、それをとこわかの開会日にいろんなところからドローンで撮ったりしながら、そこのスクリーンに流すとか、何かそういったことも提案させてもらえたらなと思います。 ちょっと時間がないので次に進めたいと思います。ここはこれで終わります。 続きまして、次の項目ですけれども、超過課税、財政の運営についての質問で、再度させていただきたいと思います。 私たち議員ですけれども、平成30年8月、名張市議会選挙において、立候補者が23人おりました。そのうち、固定資産税の増税の廃止をうたって当選された議員が今回18名中12名がおられました。もうこれで廃止は決定じゃないかなと私は思っていましたけれども、そうじゃないのかなと。今回の議会で、私、最終聞かせていただいてますと、なかなか言ったことと実際は違うのかなと。 また、私たちがこの提案において、代替案を出せということで、私も先ほどから、代案になるのか分かりませんけれども、こういったことで削減することによって少しでもお金が捻出できるんじゃないかなと私は思いまして、質問と提案をさせていただいております。 なぜ私たち、この8億円が足りないというのが先に出てきたのかなと。まだ来年度の予算も見させてもらってませんけれども、まだ見ないうちから足りない。ちょっと何かおかしいなと。 それと、先ほど来から、時間がもう20分しかないのでまとめてしますけれども、8億円プラス3億円、病院から1億円、人件費から1億円、あと1億円という数字が出てまいりました。病院のほうからも、先ほどからいろんな質問の中で答えをいただいておりましたけれども、私が不思議だと思ったのが、地域包括ケア病棟が、市長が前に30床埋まってるよというふうにおっしゃいました。そして、今日の答えで、病院の副院長からでしたかね、3万9,000円、1日、ベッド、いただいてますという話でしたよね。間違いないですよね。そうしますと、3万9,000円掛ける30床掛ける365日となると幾らになるんでしょうかねという話ですね。それだけの収益が上がるという計算にならないんでしょうかね。そこにいろんな経費は要りますけど、でも今まで200床の中の人であったり、いろんなのがあった中の足らなかった部分が埋まってきたわけですから、経費というのはそんなに大きく、電気代とかいろんなの要るかもしれませんけど、そんなに大きく動くものじゃないのかなと。そこに1億円という数字は、ちょっと何かアバウトじゃないかなと私は思っておるんですけど、そこら辺はいかがでしょうか。 ○議長(常俊朋子) 市立病院経営改革担当監。 ◎市立病院経営改革担当監(中西優輝) 稼働率というところになるのかと思うんですけども、この4月から地域包括ケア病棟、許可病床数200床の中の41床、転換させていただきました。これまでの200床、一般急性期病棟における稼働率と地域包括ケア病棟を導入してからの病院全体の稼働率、コロナ禍にありまして、さほど今現在としては変わっておらない、逆にそれ以下というような稼働率となっておる状況でございます。 ですので、単純に前年度の稼働率で乗じますと、議員さんおっしゃられるような形で純益として計上できるようにはなろうかと思うんですが、ただ今年はコロナ禍という状況が違う、そこをやはり勘案して試算していかないといけない、そこが数字として若干下がってしまうという要因になります。 これからどれだけの期間をコロナ禍で過ごさないといけないのかという問題もございますし、そのあたり非常に難しい試算でございますので、そのあたりはちょっと慎重に試算を重ねて、ウイズコロナという形で患者さんがより医療機関にかかっていただけるような仕組みを考えながら、昨年に近い数字に戻していきたい、それがこの市立病院の今後の患者さんを増患していくというところの課題であろうかと、そのように考えております。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) あと、人件費の削減ということで、1億円が提示されておりました。 前回、質問させていただきましたら、2%の削減を行う予定であると、まだこれは決まったわけでないというふうに聞かさせてもらいましたけれども、それはそれで正しいんでしょうか。
    ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 私申し上げましたのは、1億円を今の全職員、これは病院の医療職も含めて、全職員で1億円を負担するとすると2%ということでございます。ですので、配分をどうするのかということについては今後の協議ということになりますけども、私どもとしましては、結論として1億円の削減というのはもう必須であるというふうに考えておりますので、あとの配分についてはこれからの協議事項、それを職責に応じて段階をつけるのか、もう今既に職責のある者については5%、4%の削減をしておりますので難しいところもありますが、それをどう配分するのかというのは、これからのことでございます。 ○議長(常俊朋子) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) ぜひ私は本当に提案というか、お願いというか、もう少し何とかならないものかなというふうにお願いをしております。 それと、続きまして、議員報酬の削減のところですけれども、確かに今部長がおっしゃられたとおりだということで理解してますけれども、本当に私たちの議員報酬が四日市が1位58万9,000円から津55万円、鈴鹿48万5,000円に次いで、名張市は46万円になります。これもそれについて財政調整基金の積立てが本市は本当に少ないということで、このような緊急の状態で私たちの報酬は、世間は本当に名張市の平均的な給与というのは年収300万666円というのをハローワークから示されました。私もこれは調べてまいりました。その中で、私たちが本当に守られた中で報酬をいただき、期末手当をいただいていて本当にいいのかなと。これで皆様が納得するのかなというところに私は疑問を抱いております。このところで私は議員報酬の削減ということはいかがなものか、皆さん、審議していていただきたいということで提案させていただきました。 よく寄附せえ、寄附せえって私はよく言われるんですけども、実は森脇議員が33歳のときに議員になられたとおっしゃってました。私、32歳のときに、ちょうど永岡元市長のときに、私のことなんですけど、美容の全日本選手権で日本チャンピオンになりまして、そして優勝賞金をいただいたんですね。数十万円いただきました。それを名張市に寄附しようということで持ってきたときに、永岡市長さんでした。初めてお会いしました。それが32歳のときです。私、やっぱり名張市のために使ってほしい、その思いと、あの市長さんがおっしゃった、今やらなければいつやるの、俺がやらねば誰がやると、あの言葉、座右の銘は私はずっと心に入れてます。だから大事にしていることです。それなんで、やっぱり今やらないといけないことがあるでしょうと、それを誰がやるんですかと、私たち議員じゃないですかと。今も出された議案に対して、今やるべきことは何でしょうか。それを私は今回訴えて、また永岡議員がいい座右の銘を出していただいたんで、私はふっと昔のことを思い出しました。 それで、ちょっと時間が、あと15分しかなくなってしまったので、続いて聞かさせていただきます。 ぜひ報酬等審議会は前向きに開いていただいて、少しでも財源の力になれればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、入湯税のことですけれども、これは本当に温泉施設所有の旅館業者からも、入湯税は取ってほしいと、でないと旅行のエージェントさんからも営業活動に支障を来すという声を聞いております。国、県からの補助事業がない年度の観光交流室の予算が苦しい中、これはぜひ復活していただけないのかなと私は思っております。 私も、名張の湯はよく利用させていただきます。今、900ポイントたまりかけております。900回以上行ってます。それぐらい私も一生懸命、名張の湯に行かせてもらってるんですけど、やはりいい施設で、もっともっと利用していただいて、そしてできたら入湯税150円、150円じゃなくても50円でもいいです、100円でもいいです。その分を変えていただければ税収として合うのではないかなというふうに思っております。 以前に、福田議員から、固定資産税もたくさん頂いている、800万円もらってるよ、賃料も年間2,400万円もらってるし、上下水道料金も2,000万円もらっている。こんだけ貢献してくれてるんやと。それに入湯税を取ったらあかんのちゃうかというふうなご意見がございました。じゃあ、土地、どんだけで市が貸してるんかなということで私は調べたんです。ほかの鴻之台1番町72のところ、あるいはその建っている施設、希央台5番町19番地の地代の分を調べましたけれども、これは過去のことであってしょうがないんですけど、この施設が来なかって、もし土地の値段を上げたら買えちゃうよというようなことも聞かされましたけれども、大体坪単価、坪ですよ、326円、248円、359円であります。坪単価300円。普通、──さんなんかは今、ぎゅーとらさんに土地を貸してはるけど、こんな値段じゃないんじゃないかと思う。ちょっとこれは、個人情報やって失礼ですけど、これは過ぎたことですけど、もし今後、30年先であろうが、こんな緊急事態なんで、あと100円でも頂くと、年間、この4つの施設で9,392万8,946円、約1億円もらえるんです。現状では5,000万円です。5,035万4,400円です。100円ちょっとお願いして、名張市がこんな緊急事態なんで、100円だけ何とか家賃をいただけませんかという交渉もできるかできないよりも、やってみるのも一つの方法じゃないかなと思って、私は今発言させていただいてます。 それから、ふるさと納税も一つの財源として大事なものじゃないかなと思っております。 以前、泉佐野市が問題になりましたけれども、あのとき、やはり市の職員さんが非常に頑張ってふるさと納税を増やされました。今、伊賀市が、この前も新聞で出ておりましたけど、伊賀市ふるさと納税好調と出ておりましたけれども、この中で、私、なくなった返礼品があるとおっしゃってましたけれども、あるドライブレコーダーの会社が消えてるんですね。幾ら探してもなかったんです。伊賀市さんは、その会社の部分の返礼品で4,653万円を返礼品としてやっていると、680件です。なぜなのかな、名張市がなぜできなくなったのかな。その原因もひとつお聞きしたいのと、それから名張のブランドとして、リカーチャレンジ特区で現在どのようになってるのかなと。もうあと10分しかないんですけど、お聞きしたい。名張で今頑張ってはるどぶろく、リカーチャレンジ特区です。どぶろく吉左衛門があるのはご存じですか。こういったリカーチャレンジ特区というのがあって、もっと活用されている業者さん、あるいは個人があるのかどうか、これも調べていただきたい。これは名張のPRになりますので、ぜひお願いしたいと思っております。 また、ふるさと納税で、以前7,800万円の税金を投入して始まった国津のブドウ酒醸造所がありますけれども、この辺もぜひ産品に入れるように、市、観光協会、商工会議所が力を合わせて前面に押していただくことによって、またふるさと納税が増えていくんじゃないかなと。ぜひ2億円から4億円、伊賀市のように躍進できますように、ぜひお願いしたいなというふうに思っております。 それと、あとENNですけれども、これは今やっているということでしたので、私はもうなくなったのかなと思ってまして、今も動いてくれているということで安心しております。観光客の入り込みもいろいろあって動いてくれているということで、ぜひ名張市のPRにしていただければ、また税収も合うのかなというふうに思います。 あと、駐車場の件ですけれども、ぜひこれは検討していただきたいなといつも言ってるんですけど、いろいろあるでしょうけども、伊賀市さんは2,000円いただいてます。500台止めてますので大体100万円、年間1,200万円の駐車場代を取っているということなので、また名張市も何とか財源確保のためにみんなで力を合わせてやれたらなというふうに思っております。 今、早々にしゃべりましたけれども、あと残ってます財政調整基金のことですけど、これも多分、不可能やって言われるかもしれないんですけど、提案として聞いてください。 財政調整基金、当初予算が組まれて、補正予算が組まれて、そして決算において不用額が生まれます。この不用額が、不用比率が、令和元年度はタブレットのあれで不用になった分で17億6,482万円と大きいんですけども、平成30年度、平成29年度、平成28年度は大体9億円から7億9,000万円、不用比率が3.5から3.3%が出るんですね。これがどうということではなくて、予算を組むときにもう少し、少しだけ調整していただいて、その分を最初に調整基金としての部分に組み込めないのかなと思ったりもしております。難しいかもしれないんですけど、繰越金を2分の1ためるとかというあれはありますけれども、その前に、先に基金として残せないのかなというふうに私は考えておりまして、それが少しでも積み立てていく。私が今提案させていただいた部分で、8億円の中の数億円でも圧縮できて、それで私たちが考えて、頑張って、頑張った中で、こんだけまだできたと、でもこんだけ足りないと、だから市民の皆様すみません、よろしくお願いしますというふうに言うのが筋道じゃないかなというふうに思っております。 ぜひ私たちが提案しました改正議案、附則第27条でございますけれども、これをぜひ認めていただけますように、議員の皆様にもお願いしたいというのと、それから、先ほどの永岡議員さんの座右の銘にありましたように、今やらなければいつやるの、議員がやらねば誰がやると、本当にこの言葉を私は心に決めて今回の一般質問に立たせていただきました。ありがとうございました。 もう時間がないので、ありましたらお願いします。 ○議長(常俊朋子) 答弁は。 統括監。 ◎統括監(田中克広) ふるさと納税について、幾つか返礼品のほう、ご提案をいただきました。 ドライブレコーダーの件につきましては、ちょっと当市のほうはまた調整中でございまして、前のほうにちょっと進んでおりません。また、名張ワイン、こちらのほうにつきましては、国津果実酒醸造所のほうで製造されているワインのことかと思いますが、こちらにつきましては新返礼品として加えさせていただきたいとは考えておるんですが、今、大変な人気商品であるということで、こちらのほうに提供いただける状況にはまだないということでちょっとお話をいただいております。また状況のほうが落ち着いてきましたら、こちらのほうも新たな返礼品として加えるように準備をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(常俊朋子) 総務部長。 ◎総務部長(我山博章) 私から補足的に申しますと、職員駐車場と、あと土地の貸付のことについて、若干お答えをさせていただきたいと思います。 伊賀市の例も出していただきました。伊賀市は実は、支所はお金を取っておりません。というのは、こういったことの整理というのは非常に難しいというふうに思ってます。私は、雇用者が被雇用者に対して通勤のために必要な駐車場を提供するということは、特に問題があるというふうには捉えておりません。ただ、その雇用者であるといいましても、それが公共の財産である、それを個人の職員が使うということについて一定の費用負担を求めるということであれば、それは一つの理由になるんだろうと思います。そうであれば、市が所有する施設全部についてそういった適用をしなければ公平性に欠けるというふうに思ってまして、他市がどういう取扱いをしているのか、どういう根拠をもってしているのかというのは分かってませんが、そこまで照会をかけているわけではございませんけども、少なくとも名張市がやるときには、きちんとそこはしたいというふうに思っておりますのと、それと職員駐車場の使用料を取るというのは、今の段階では職員にとって負担を課すだけのことになってしまいます。一方で職員給与の削減ということも職員にこれから協力をお願いしていく中でございます。その中ですので、きちんとそういった給与面であったりということの措置ができた中で、先ほど申し上げたような公共的な財産について私的に使っているというご批判があるのであれば、それはそれとして整理をしていくべきというふうに思っております。 それと、土地の貸付けでございますけども、先ほど議員おっしゃっていただいたのは、恐らくのり面も含めた全面積で割り戻したところでございまして、それを一方で有効面積という平場面積でいいますと、名張の湯が坪、月ですけども485円。先ほどおっしゃっていただいたのより130円程度高いのかなと。あと、ナフコが建っているところが450円ということでございます。 いずれにしまして、固定資産評価額というものを基にしながら、その商用ですと6%、公共用の土地ですと4%という決めに基づいてやっておりまして、もし見直しということになると、逆に今度は下げる圧力のほうが高くなってくるのかなというふうに思ってます。 ですので、名張の湯ですと平成24年に貸し付けておりますけども、その当時と比べて、今現在の地価が一体どうなるか。私どもからは、当然、下げるという意味での提案はしません。ただ、そういったことの中では、基になっているのがそういうことですので、果たしてそういう協議を始めることが市にとって得なのかどうなのかというのは、少し難しい判断なのかなというふうに思います。 以上です。 ○議長(常俊朋子) 細矢議員。 ◆議員(細矢一宏) 特にちょっと議長にお願いを申し上げます。 一般質問の議事録は公文書となりますので、後刻、質問者に確認をし、勘違いがあれば是正をお願いいたしたいと思います。 答弁で市長も述べられましたけれども、さきの木平議員の予算案について、予算発案権は地方自治法第149号第2号で、首長に付与され、同法第112条の本文、ただし書にて、議員の予算案発議権が削除されておりますので、首長の専属権であることはおっしゃっているとおりであります。また、同法第96条第1項第2号に、議会に予算議決権があることも、これも木平議員がおっしゃったとおりであります。 しかしながら、地方自治法第97条第2項に、予算案について長の発案権を侵さない範囲で議会に議決権を付与しております。増額については歳入に関わる案件ですので、特に明記をされておりますが、減額修正については実行として認められます。 さきの木平議員の質問の中で、私だけが受け止め方が悪かったのであれば、それはそれでいいんですけれども、ただ議員が予算に対して修正動議、これは増額も減額も、この権限は、権利はあるということはしっかりと確認をしていただいて、質問者と議長のほうで話をしていただきたいと思います。お願いします。 ○議長(常俊朋子) 確認して対処したいと思います。 以上をもって一般質問を終結いたします。 本日はこれにて散会いたします。     午後3時22分散会~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。 議 長 議 員 議 員付 記 発言記載中──部分は、議長において配付用会議録から削除した部分である。...