名張市議会 > 2020-03-09 >
03月09日-03号

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  1. 名張市議会 2020-03-09
    03月09日-03号


    取得元: 名張市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-15
    令和 2年第390回( 3月)定例会         令和2年名張市議会第390回定例会会議録 第3号              令和2年3月9日(月曜日)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                 議事日程 第3号           令和2年3月9日(月曜日) 午前10時開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 一般質問~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  本日の会議に付した事件    議事日程のとおり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  出席議員   荊原 広樹      坂本 直司      木平 秀喜      足立 淑絵   阪本 忠幸      山下  登      柏  元三      富田真由美   常俊 朋子      森岡 秀之      幸松孝太郎      森脇 和徳   細矢 一宏      三原 淳子      吉住美智子      永岡  禎   川合  滋      福田 博行~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  欠席議員   なし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  説明のため出席した者   市長        亀井 利克       副市長       前田 國男   教育長       上島 和久       監査委員      菅生 治郎   総務部長      我山 博章       統括監       手島左千夫   地域環境部長    田中 明子       市民部長      牧田  優   福祉子ども部長   森嶋 和宏       産業部長      杉本 一徳   都市整備部長    谷本 浩司       上下水道部長    山森  幹   教育次長      高嶋 正広       市立病院副院長   今井  寛   市立病院事務局長  飯田 玲子       消防長       関岡 廣行   環境衛生担当参事  日置 光昭       監査委員事務局長  石橋  勝   秘書広報室長    内匠 勝也~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  事務局職員出席者   事務局長      黒岩 宏昭       次長        及川 修子   議事係長      岡田 順正       書記        川北 昌治~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時0分開議  (議長富田真由美議長席に着く) ○議長(富田真由美) 皆様、おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(富田真由美) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、森脇和徳議員細矢一宏議員を指名いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2  一般質問 ○議長(富田真由美) 日程第2、3月6日に引き続き一般質問を行います。 発言は議長の指名により順次これを許します。 幸松孝太郎議員。  (議員幸松孝太郎登壇) ◆議員(幸松孝太郎) 皆さん、おはようございます。 一般質問2日目、最初に会派心風会の幸松孝太郎が質問させていただきます。 心風会では、名張市の重要課題や地域課題を調査研究する目的で、三重県を初め各地に行政視察をしております。 今回のテーマは、そこで要望や学んだことを提案として大きく4項目通告しておりますので、執行部におかれましては、ご答弁よろしくお願いを申し上げます。 大きな1項目めのテーマは、市立病院の経営改革についてでございます。 2020年度の病院事業の運営としまして、特に地域包括ケア病棟の開設は、病床稼働率が90%に達すれば年間1億7,000万円の増収効果が見込める事業が4月からスタートいたします。また、産科の前提になります婦人科も2020年度中には開設の運びとなる大改革が始まります。このような市立病院の経営改革を実現して、そして医療の標準化及び質の向上を図るためには、ぜひとも必要な5項目についての視点から質問をさせていただきます。 1つ目の質問は、第2次名張市立病院改革プランの推進についてでございます。 去る1月20日に今年度で最初の市立病院改革プラン委員会が開催され、平成30年度の目標値に対する実績数値が報告されました。この委員会で審議された問題点や課題をどのように活用してるのか、またもっと早く委員会に報告して対策が打てるようにできないのか、お聞きしたいと思います。 次に、第2の質問、DPC包括支払い制度についてでございます。 医療機能に見合った診療報酬の確保は、全職員が危機意識を持ち、診療報酬制度やDPC、PDPSの仕組みと内容を十分に理解し、実践することで年間数千万円の増収が期待できます。 そこでお聞きしたいと思いますけれども、当病院では平成26年からスタートしておりますけれども、診療報酬制度や成果についてどのような具体的な成果があるのか、お示しをいただきたいと思います。 第3は、医師と医療従事者確保の継続についてでございます。 当市が独自に取り組みを実施してるということで、どのような成果が出ているのか、また定着率へ結びついているのか、お聞きしたいと思います。 第4は、病院事業を運営するにおきまして一番重要なことは、医師や看護師、薬剤師、技師などの意識改革を図らなければ経営改革は実現できません。当病院では、メディカル・コードの導入によりましてコスト分析ができておるわけですけれども、病院経営を総合的にサポートして経営改善まで導くことができるはずでございます。 その点で、職員、医師、看護師、薬剤師、技師への意識改革をどのように進めているのか、お聞きしたいと思います。 第5の質問は、患者サービスの向上についてでございます。 市立病院では、外来、入院患者の声や意見書の意見から具体的にいろいろ取り組んでおられることと思いますけれども、その事例と当病院が実施しています成果などにつきましてご紹介をいただきたいと思います。 以上、5項目についてのご回答から、再質問はそれぞれに提案や要望をいたしたいと思います。 次に、大きな2項目めのテーマでございます。 教育施策でございます。 第1の質問は、名張の教育、これまでの成果と今後の考え方でございます。 教育長は、4期15年という長い間、教育行政の采配を振るってきました。ここで、一度振り返って教育施策の15年を総括して成果や課題、将来像などについてお聞きしたいと思います。 第2の質問は、生涯学習としての地域文化財総合活用推進事業と図書館の運営についてでございます。 最初は、地域文化財総合活用推進事業でございますが、三重県でもトップクラスの規模を誇る名張美旗古墳群につきまして、今回日本遺産の申請を提案したかったんですけれども、2020年をもちましてこの制度が終了いたします。文化庁の施策では、この日本遺産認定にかわり、地域文化財総合活用推進事業を推進しております。この事業では、世界文化遺産ユネスコ無形文化遺産地域文化遺産などの認定ができる補助金の対象の事業がございます。 そこで、お聞きしたいと思うんですけれども、この事業を申請するためには、名張市文化財保存活用地域計画を作成しなければなりません。ぜひ令和3年度を目標に文化庁へ応募できるように要望したいと思いますけれども、考え方をお聞きしたいと思います。 次に、図書館の運営についてでございます。 1点目は、施政方針の中で図書館運営について利用者ニーズを的確に把握しながら多様なニーズに応えられるよう、生涯学習の拠点としての機能向上に努めるとあります。 具体的な内容についてお聞きしたいと思います。 2点目に、昨年6月社会教育関連法が改正されました。これまでは、社会教育法による教育委員会が所管されてきた図書館の役割が転換されてきております。地域づくりの拠点としての図書館としての役割が見直されてきてるわけでございます。 名張市としまして、今後図書館の運営をどのように考えていくのか、お伺いしたいと思います。 第3の質問は、学校施設、トイレの整備についてでございます。 開会日の教育行政の方針と施策では、学校施設の整備等としてトイレの洋式化整備を市長部局と連携を密にして検討を進めていくとございます。 2015年に民間の学校のトイレ研究会による全国自治体アンケート調査によりますと、現場の職員さんの要望からアンケートした結果ですけれども、トイレの改善が65%、パソコンが42%、空調が32%と改善の要望が非常に高いのがトイレの洋式化でございます。 この要望を受けて、そこで質問したいと思いますけれども、現場の声を実現していくためには、トイレの整備計画を作成する必要がございます。この計画には、現在の学校の老朽化の問題や整備率が低い学校、そして低学年なんかの必要性に応じた優先順位を示し、多額の費用がかかることから、可能な限り有利な財源を活用してトイレの改修整備計画を要望したいと思います。考え方をお聞かせいただきたいと思います。 次に、第4の質問でございます。 生涯スポーツとしての名張市民ホッケー場の設備と市民テニスコート整備計画についてでございます。 最初は、ホッケー場の設備でございますが、百合が丘のコミュニティー広場に設置されましたホッケー場は、昨年8月に完成したわけですけれども、昨年10月から12月までの利用は約3,700名の方が利用されて、関係者が非常に喜んでいるということを聞き及んでおります。しかし、このホッケー場を利用されてる皆さんや地域づくり協議会から要望されるのは、まず夜間照明設備でございます。次に、現在練習に励んでいる県のホッケー協会、三重クラブや名張青峰高校ジュニアスクールから要望されておりますのは、倉庫や水洗い場、更衣室、シャワー室などの要望をお聞きしておりますけれども、お聞きでございましょうか。 今後、どのような設備の増設を計画しているのか、お伺いしたいと思います。 次に、テニスコートの整備計画でございます。 昨年12月から夏見のテニスコート、G、H、Iの利用が当面の間中止となっております。再開時期は未定と案内されております。この整備につきまして、議会答弁では国体終了後、テニスコートの計画に基づいて年次的、計画的に国、県等の財源を有効に活用しながら整備改修に取りかかっていきたいと回答しております。しかしながら、現在この3面が利用できない状況になっておるわけですけれども、ソフトテニス協会などでは大会等に使用するコートにも苦慮していると聞き及んでおります。早急な、段階的な整備をするのか、一度に改修するのか、2021年度に整備するのであれば、2020年度中には名張市民テニスコートの整備計画を作成しなければなりませんが、この辺の考え方、計画をお聞きしたいと思います。 次に、大きな3項目めのテーマで、放課後対策でございます。 第1の質問は、放課後児童クラブについてでございます。 今回、新型コロナウイルス感染拡大の対応のために、学童保育の支援者の皆様には大変なご負担をおかけすることになりました。この場をおかりしまして、感謝を申し上げたいと思います。 それでは、質問の第1点目でございますけれども、利用ニーズが高まっているこの施設の拡充整備でございますが、平成30年度9月に、私のほうからの一般質問と私からの質問の答弁では、児童クラブの施設については、名張、蔵持小学校区は増設を検討すると。桔梗が丘、百合が丘、薦原、比奈知の小学校区は施設整備が必要となる時期、規模等を見きわめながら受け皿の整備を図っていきたいと回答しております。 その後、1年半経過したわけですけれども、その後の進捗状況と、地元から特に私どものほうに必要性を要望されておりますのは、桔梗が丘東でありますとか百合が丘小学校でございます、今後の整備計画についてお聞きしたいと思います。 同じく要望の中で、支援員の処遇、待遇と支援員不足がございます。 支援員の方の労働条件の差異をなくしていくために処遇、待遇が改善できたのか、また支援員の増員ができたのか、その後の経緯と今後の計画をお聞きしたいと思います。 第2の質問は、放課後子ども教室でございます。 今年度、教育行政の方針と施策では、引き続き未実施地域での事業着手を積極的に支援することで子供の居場所づくりとして学習やスポーツ、文化活動、地域住民との交流を推進するとございます。 そこで、最初にお聞きしたいのは、この放課後子ども教室のこれまでの取り組みと課題について。 2つ目は総合教育では、2022年度までに9カ所を設備するとなっております。今後、どのようにふやしていくのか。 3つ目に、この子ども教室ができてない9地域の積極的な関与による計画づくりが必要なわけでございますが、コミュニティ・スクールと並行して進めていくことで、学校支援地域本部事業との連携も必要であると考えますけれども、そのような考え方の中にどのように進めていくのか、お聞きしたいと思います。 次に、大きな第4項目めのテーマは、地域課題、道路、川、橋、公園に対する対応についてでございます。 昨年の錦生自治協議会と中央ゆめづくり協議会の議会報告会におきまして要望された内容について進捗状況をお聞きするものでございます。 第1の質問は、錦生地域道路の1点目でございますけれども、名阪国道へのアクセス道路整備についてでございます。 地域としましては、長年にわたる要望でございますけれども、昨年地域でいろいろ検討した結果、新たに道路を建設するということではなくて、現在ある市道鹿高1号線の鹿高神社を始点として終点は宇陀市深野区の約2キロの区間に絞って安全確保や利便性の向上に向けた道路整備をお願いしたいという要望についてでございますけれども、市の対応をお聞きしたいと思います。 2点目は、谷出地区の砂防堰堤事業に係る工事用の道路の残置きでございます。現在進めている坂ノ下第2砂防堰堤事業であります大谷池から下った里道拡幅及び市道坂ノ下12号線拡幅工事と同3号線拡幅、そして県道都祁名張線拡幅工事の建設仮道道路は、工事完了後、撤去されると聞いております。今後の山林管理等も考えた場合、地域にとっては貴重な道路になりますことから、残置きするようにお願いしたいという要望について、交渉の結果をお聞きしたいと思います。 第2の質問は、同地区の宇陀川についてでございます。 河川改修、名張かわまちづくり計画におきまして、黒田大橋の上下流域河道掘削により河積が確保され、安全性が高まったことは喜ばしいことであると地域の方も言っております。宇陀川の県境から錦滝橋の間は、土砂堆積や樹木繁茂により著しく流下を阻害し、水位上昇を招き、非常に不安を感じておられるそうです。木津川上流河川事務所へ河道掘削や樹木伐採等の対処などを地域要望として取り組んでもらうことについての交渉結果をお聞きしたいと思います。 第3の質問は、同宇陀川の橋、石梁についてでございます。 台風等の大雨によります室生ダムの放流等の増水により、この橋の流出や損傷について非常に危険を感じておるわけでございます。 さらに、裏山からの土砂崩落の有事の場合には、さらに宇陀川の右岸のほうから赤目方面に避難せざるを得ないと、市民センターが使えないということを懸念して、そのときには大半が坂ノ下橋を利用することになりますが、現状では橋の幅が狭く、危険な状況であるため、橋及び前後の市道の拡幅をお願いしたい。 また、他の橋の安全性や検証、危険な橋についての市の対応をお聞きしたいということでございます。 以上の1から3までの質問につきまして、道路、宇陀川、橋の市の対応につきまして、何とか4月には市民説明会を開催して、この木津川上流河川事務所などの専門家も同行していただいて、地域の方に十分丁寧な説明をしていただきまして、納得していただく、理解をしていただくようにお願いしたわけですけれども、考え方をお伺いしたいと思います。 第4の質問は、中央ゆめづくり地域の公園でございます。 鴻之台3号公園の駐車場整備についてでございます。 いつも幼児連れの親子等の利用者が多くて、特に休みのときには市全域の市民が利用しており、駐車場スペース、今10台余りしかないんですけれども、路上駐車が常態しているというような状況の中で、何とか解消するために駐車場の増設設備をお願いしたいという要望につきまして、市の対応をお聞きしたいと思います。 以上、最初の質問を終わります。 ○議長(富田真由美) 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 幸松孝太郎議員のご質問にお答えいたします。 大きく4項目についてのご質問をいただいたわけでございますが、その1項目めが市立病院の経営改革についてのお尋ねでございます。 ご承知のとおり、病院事業につきましては、これまでさまざまな観点から経営努力を行ってきておりますが、平成22年度以降では収益的収支の3条と資本的収支の4条分を合わせて、一般会計から13億円から14億円の繰り出しが毎年続いております。 そうした中で、平成21年3月に最初の名張市立病院改革プランを策定し、続いて平成28年11月に第2次名張市立病院改革プランを策定し、これに基づいて市立病院の経営改革に継続的に取り組んできたところでございます。 このプランを策定していただいた市立病院改革検討委員会の本年度の開催は、令和2年1月20日でございました。委員会は、学識経験者、市民代表等で構成され、その委員の方々に改革プランの進捗状況のほか、目標値の達成状況等についてご説明を申し上げ、計画内容と実績について専門的な見地から点検、評価をお願いし、ご意見、ご指摘をいただいてきたところでございます。 改革プランでは、経営の効率化に向けた2つの基本目標であります、病床利用率が85%と医業収支比率が100%を目標として目指しておりますけれども、平成30年度実績は病床利用率は78.5%、医業収支比率は84.8%となり、目標を下回った結果となりましたが、以前からの検討課題として、また新しい取り組みとして、病床利用率、医業収支比率の改善が期待できる地域包括ケア病棟の開設について、令和2年度より取り組むこととしてご説明を申し上げてきたところでございます。 新たな取り組みである地域包括ケア病棟の運営を軌道に乗せ、医療の質の向上、効率的な病床管理の徹底のほか、改革プランに掲げた取り組み項目を着実に推進することで経営を立て直してまいりたいと考えているところでございます。 次に、病院職員、医師、看護師、薬剤師等の意識改革を図る取り組みでございますが、毎月開く経営会議に病院設置者として私も出席し、現在の厳しい経営状況の改善について、職種の垣根を越えて病院のスタッフ全員が一丸となるよう、その都度指示を出しているところでございます。また、各診療科目の責任者、看護師、コメディカルの代表者とも個別に面談を行い、増収となる取り組みなどについて膝を突き合わせて話し合いを行ってまいりました。さらに、4月からは毎月開催される医局会に出席し、若い医師の考えや思いを聞き、経営に生かすよう考えているところでございます。 現在は、病院の設置者である私や病院長の指揮のもとで、プロパー職員を中心として経営会議等で医療従事者を含む病院職員に対し、経営の現状の把握と今後の病院経営改善に対する意識改革を進めているところで、各診療科の医師との経営改善に向けた目標設定と戦略課題の抽出と対応などを行っているところでございます。 なおでございますけれども、私はプロパーの事務職員をこれから増員を図ってまいりたいと、このように考えているところでございます。 病院に関する残余の答弁につきましては、事務局長より申し上げたいと存じます。 それから、2項目めが教育施策についてで、4点についてのお尋ねをいただいたわけでございますけれども、これは教育委員会のほうでご答弁を申し上げたいと存じます。 3項目めが放課後対策でございます。 これも福祉子ども部長、それから教育委員会のほうでご答弁申し上げます。 地域課題について、4点についてのお尋ねですが、道路、河川、橋梁、公園についてのお尋ねです、それと現在の進捗状況について。 これは、都市整備部長のほうからご答弁を申し上げたいと存じます。 当方からは以上であります。 ○議長(富田真由美) 市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(飯田玲子) それでは、私のほうから改革検討委員会で審議された問題点や課題をどのように活用しているのかというお尋ねに対してお答えさせていただきます。 先ほどの市長の答弁の中にもございましたように、改革プランの取り組みの3年目の結果といたしましては、目標と大きくかけ離れた結果となっておりました。そのため、委員の皆様からは最終年度の令和2年度で目標値の達成が可能なのかというご心配であったりとか、目標との乖離要因は目標設定自体が高いことにあるといった情報を市民に正しく説明する必要があるのではないかなどといったご意見をいただきました。 病院事業では、委員会でいただいたご意見、ご指摘等を基本的には次年度の予算編成の参考にさせていただく考えとしておりますが、今回の委員会におきましては、目標値の達成度が低かったことへのご心配が多かったものと認識しているところでございます。 その改善に向けたプランの最終年度であります令和2年度の取り組みといたしましてご説明させていただきましたのが地域包括ケア病棟の開設でございました。 これは、従前からの検討課題としてきた取り組みでございまして、また病床利用率、医業収支比率の改善が期待できる取り組みとして令和2年度当初予算にその効果額を見込んだところでございます。 そのほかのご意見といたしましては、病床利用率の向上が収支改善のポイントとしている点について、平成29年度は目標値を超える病床利用率を達成したものの収支改善につながらなかった経過もありましたことから、病床利用率の向上が収支改善に必ずしもつながるわけではないというご意見でありましたり、さらには市本体からの財政的な支援も限界に来ているこの状況が継続するなら、病院存続の可否について議論が必要ではないかといった厳しいご意見もいただきました。 いずれにしましても、令和2年度はプラン最終年度の締めくくりとなりますことから、新たな取り組みであります地域包括ケア病棟の運営を軌道に乗せることはもちろんのこと、医療の質の向上、効率的な病床管理の徹底のほか、掲げた取り組み項目を懸命に推進することで、企業会計としてできる限り一般会計に頼らない経営基盤の整備に努めてまいりたいと考えているところでございます。 次に、DPC方式に変更したことによる成果についてでございます。 当院の収益向上に向けた取り組みといたしましては、基本的には病院改革プランに沿って推進をしております。 内容といたしまして、医療の質及び収益の向上に効果的な施設基準の取得、DPC係数を意識した取り組みとしまして、毎週看護部を中心とした退院患者の調整会議を開催し、DPC方式で定められた入院期間を意識した退院調整を行い、DPC係数を高めることで収益向上に結びつけ、また看護師、栄養士、薬剤師、事務職の医療スタッフが協力し、医学管理料、指導料の算定率の向上に向けた取り組みなどを継続的に推進しております。 具体的には、平成30年度に新規に取得した施設基準といたしましては、看護補助を任用して夜間に重点的に配置する体制を評価いたします、夜間の100対1看護補助体制加算でありますとか、感染防止対策の一環として行う抗菌薬の適正な使用の推進を評価します抗菌薬適正使用支援加算などでございまして、平成30年度は約2,800万円の収益の効果があり、令和元年度には約4,000万円の増収を見込んでいるところでございます。 また、DPC関連といたしまして、在院日数の短縮や救急医療への貢献度などが評価されますDPC機能評価係数Ⅱの向上を図り、平成30年度実績で約3,270万円の増収となりました。 算定率の向上では、当院も経営支援システム、メディカル・コードでございますけれども、これを活用しておりまして、職員の意識向上、モチベーションアップにつながるよう努めているところでございます。 主な医学管理料、指導料といたしましては、薬剤管理指導料、救急医療管理加算、入退院支援加算、介護支援連携指導料などで、それらの件数増加により、令和元年度は1,300万円の増収を見込んでおります。 また、DPC対象病院となりました平成26年度以降で申しますと、新たに取得した施設基準で効果額が大きいものといたしましては、平成27年度取得の感染防止対策加算1では令和元年度の増収見込みで約1,650万円となり、平成28年度取得分では認知症ケア加算1で約320万円、また小児入院医療管理加算4では約1,300万円といった増収が令和元年度の収益に反映されるものと見込んでおります。 こうした成果がございました一方で、平成30年度、そして令和元年度の収支としましては、入院及び外来の患者数の減少による影響をカバーすることができず、全体といたしまして大きな減収となったことから、特に平成30年度は改革プランの目標値の達成、前年度からの収支改善が図られなかったということでございます。 続きまして、医師、看護師の確保についてでございます。 医師につきましては、三重大学を初めといたします関係大学に医師派遣をお願いしております。このほか、寄附講座の設置によります教員医師の派遣や地域医療教育研修センターの活用によります研修医の派遣により、一定数の医師の確保ができております。 また、医師の事務作業をサポートいたしますドクターズクラークを採用いたしまして、医師の事務作業負担の軽減や電子カルテを更新するなど、医師の働く環境の改善に最大の努力をいたしておるところでございます。 年度別の医師数、これはいずれも4月1日現在でございますが、これは平成28年度は39人、平成29年度42人、平成30年度40人、令和3年度38人となっておりまして、若干の増減はございますけれども、一定の医師数を確保しておるところでございます。 また、年度別のドクターズクラークの人数でございますけれども、平成28年度は2人でございましたが、平成29年度が3人、平成30年度が4人、令和元年度は5人というふうに着実に増員をしておりまして、医師の事務負担の軽減を図っているところでございます。 次に、看護師の確保でございますけれども、名張市立看護専門学校より毎年10人前後の看護師を採用しておりまして、7対1の看護師配置基準をクリアして、よりよい看護の提供をかなえているところでございます。 また、看護助手の採用も年間を通して適宜行っておりまして、看護師の負担軽減を図るとともに、収益増につながるDPCの看護補助体制加算も維持できておるところでございます。 年度別の看護師数でございますが、平成28年度は186人、平成29年度が187人、平成30年度185人、令和元年度が180人で、看護助手は平成28年度が16人、平成29年度が16人、平成30年度が19人、令和元年度が20人となっております。 次に、医師、看護師、薬剤師等の意識改革の取り組みでございます。 先ほど市長がお答えをさせていただきましたが、そのほか具体的なところでは、講師を招きましたDPC研修会を年間に数回実施いたしまして、基礎的な理解を深めるとともに、当院の実際の経営データを検証することによりまして、問題点の洗い出しと直ちに取り組むべき提案を受けて、それを実践してきました。 DPCの精度を高めるために、診療情報管理士は医師のコーディング、これは傷病と診療行為を組み合わせる行為のことを言いますが、このコーディングをチェックいたしまして、適正なコーディングを提案しております。 また、看護師はDPCの入院期間を意識したベッドコントロールをするなど、スタッフが協力して収益の向上を目指しております。 薬剤師等のメディカルスタッフにおきましても、診療報酬制度の理解を深め、栄養指導や薬剤指導、退院時のリハビリ指導、疾患別リハビリ、入退院支援加算など、それぞれの専門分野を生かした医療サービスを提供することで、患者満足度の向上を図りつつ、収益を確保していく取り組みをあわせて行うことで効果を上げてきたところでございます。 また、後発医薬品の割合は、現在90%台という高い数値を達成しておりますが、これに満足することなく、後発医薬品への変更の推進も引き続き行ってまいります。 最後に、患者サービスの向上についての取り組みのお尋ねをいただきました。 当院におきましては、意見箱や患者様のご意見から取り入れた事例としてでございますが、まず診療終了から支払いまでの待ち時間が長いというご意見を多くいただいておりまして、計算担当職員の増員や会計フローや患者動線の見直しを行いまして、待ち時間の短縮を行いました。 また、障害のある患者様から診察窓口への案内について、障害あることの目印をつけていたにもかかわらず、適切な対応ができなかったことへのご意見をいただきましたことから、安心して受診いただけるような手順を整備いたしました。 備品や設備に係るご意見につきましては、傘袋の設置であったり、付き添いベッドの設置、小児コーナーの絵本を新しいものへの入れかえでありましたり、暖房つき便座の増設などを行っております。 そのほか、医療や接遇に関するご意見も多数寄せられておりますが、貴重なご意見としてそれぞれの部署で共有し、トラブルの再発防止や接遇マナーの改善、向上に向けた指導、教育を徹底するようにいたしております。 これらの取り組みにより、最近ではお礼の言葉をいただくことも多くなり、厳しい現場で働く職員のモチベーションを高める好材料となっております。 訂正をさせていただきます。 先ほど医師数につきまして、令和3年が38人と申しましたが、令和元年が38人の誤りでございました。おわびして訂正をさせていただきます。失礼します。 ○議長(富田真由美) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 幸松議員のほうからは、私どものほうに大きく2点の点がございました。少し時間がかかるとは思いますが、よろしくお願いしたいと思います。 まず、教育施策について、4項目についての質問をいただきましたが、名張の教育、これまでの成果と今後の考え方ということでお答えをしたいと思います。 多くの皆様のご理解とご支援によりまして、教育環境の整備と教育内容の充実が着実に進んでまいりました。名張の教育が限りなく前進していると実感をしているところでございます。 未来を担う子供たちを健やかに育むために、本市が目指す教育の指針となります名張市子ども教育ビジョンを策定し、そこに盛り込まれましたさまざまな教育施策を推進してまいりました。 その中で、大きな成果の一つに名張市教育センターの開設が上げられます。 センター開設によりまして、子供の育ち、学びへの支援、教育に関する調査研究、教職員の資質や指導力向上のための研修、学校と地域の連携への支援等が充実してきたと感じておるところでございます。また、名張市子ども発達支援センターと一体の施設とすることで、教育と福祉の強い連携が実現しました。 2つ目は、少子化に伴います児童・生徒数減少に対応し、教育の機会均等、教育水準の確保、教育の質の向上を実現するため、学校の規模、配置の適正化に取り組んだことでございます。 保護者や地域の皆様の大変なご理解とご協力を得る中で、複式学級を含む過小規模校でありました4校を統合でき、現在は子供たちは元気に登校をしておる状況です。 3つ目は、子供たちの学びと育ちの縦の接続を重視した施策であります小中一貫教育に取り組み、モデル校による実施が一定の成果を得る中で、来年度からの本格実施への準備を進めることができたことであります。 モデル校におきましては、中学校への進学の不安の解消や学力向上、教職員の協力体制の強化など多くの成果があらわれております。 4つ目は、学校、家庭、地域、関係機関の横の連携を目指した施策でありますコミュニティ・スクールについて、保護者や地域の皆様の協力を得る中で、導入、推進への取り組みを進めてこられたことであります。 来年度から全ての小・中学校がコミュニティ・スクールとなります。その中で、地域、保護者と学校との連携、協働意識が高まり、学校支援の充実、子供の地域づくりへの参画、教職員の負担軽減等の成果が徐々にあらわれてきております。 5つ目は、学力、体力向上への取り組み及び豊かな人間関係づくり、不登校児童・生徒数減少に向けての取り組みが数値による成果としてあらわれてきていることであります。 以上のように、これまで多くの市民の皆様の理解と協力を得ながら進めてまいりましたさまざまな取り組みは、ある一定の成果を得られるまでになってきたのではないかと思います。しかしながら、よいことばかりではなく、負の部分も幾つかありました。 これからの人生100年時代に向け、子供から若者、大人、高齢者まで人が集い、学び合い、その学習の成果が地域づくりへとつながる生涯学習の必要性がますます高まっていくものと認識しています。誰もが健康で生涯学び続けることを目指して、市民のネットワーク拠点となる生涯学習センター機能の構築が必要であると考えております。そして、地域とともにある学校づくり、コミュニティ・スクールのもう一つの視点、学校を核とした地域づくり、スクール・コミュニティの体制をしっかりと構築し、ふるさとを知り、ふるさとに誇りと愛着を持ち、ふるさと名張を持続発展させようとしていく子供たちを育て、学校が地域の市民の皆様の生きがいの源、あるいは拠点となるような仕組みをぜひつくっていくべきではないかと考えております。 続きまして、地域文化財総合活用推進事業につきましてでございます。 過疎化、少子・高齢化など社会情勢の変化によりまして、文化財を取り巻く環境が変化し、文化財の滅失や散失等の防止が緊急の課題となっております。また、未指定を含めました文化財をまちづくりに生かしつつ、地域社会総がかりでその継承に取り組むことが必要となっております。 そのため、国は文化財保護法の改正に取り組み、平成31年4月1日に施行しました。今回の改正では、地方公共団体が地域における文化財の計画的な保存、活用を推進するための制度が盛り込まれ、都道府県の教育委員会は文化財の保護、活用に関する総合的な施策の大綱が策定できること、市町村の教育委員会は域内におきます文化財の保存活用に関する総合的な計画であります文化財保存活用地域計画を都道府県の大綱を勘案し、作成できるとしておるところでございます。 文化財保存活用地域計画は、大綱を勘案しつつ、市町村において取り組んでいく目標や取り組みの具体的な内容を記載しました当該市町村における文化財の保存、活用に関する基本的なアクションプランとなります。同時に、文化財保存活用地域計画は地域に所在しています未指定文化財を含めた多様な文化財を総合的に調査、把握した上で、まちづくりや観光など他の分野とも連携し、総合的に文化財の保存、活用を進めていくための取り組みでもございます。 作成に当たりましては、文化財の専門家や所有者、民間関係団体、行政職員等の意見を聞くとともに、関係部局と情報共有を図るなどの連携が必要となってまいります。 そこで、令和2年度中に策定される予定の三重県文化財保存活用大綱を勘案し、策定していくことが必要であります。今後、文化財保存活用地域計画作成に当たっての課題を整理してまいりたいと考えております。 続きまして、図書館の運営についてでございます。 図書館の利用につきましては、従来館所蔵の書籍の閲覧、貸し出しにより、教養、調査、活用等を行うことを目的に来館いただく方が主流でした。しかし、近年は高齢者の方を中心に調査研究のためだけでなく、学校、家庭等以外の居場所、いわゆるサードプレイスとして、新聞や雑誌、DVD等を閲覧され過ごされる方がふえてきております。また、図書館の図書資料ではなく、持参した資料で学習を行う利用についても、従来は学生が中心でございましたが、近年は社会人の学び直しの広場、リカレント教育の場として成人の方が活用いただくこともふえてきてまいりました。 こうしたニーズを踏まえまして、本年度、新聞、雑誌等を閲覧するスペースや自主学習するためのスペースを新たに設置して、多くの方にご活用いただいているところでございます。 さらに、昨年6月には視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律、いわゆる読書バリアフリー法が施行されまして、障害により読書が困難な人々の読書環境の整備、さらに増加する外国人住民の方々に向けた図書資料の充実など、新たな取り組みも求められております。こうした国の動向も見きわめながら、引き続き利用者の声を積極的に聴取し、多様なニーズに応えることで、生涯学習の拠点としての機能向上に努めてまいりたいと考えております。 次に、社会教育関連法制の改正に伴います今後の図書館のあり方についてご質問をいただきました。 本改正の効果として、観光・地域振興分野を担う首長部局で一体的に所管することで、社会教育のさらなる振興はもとより、文化、観光振興や地域コミュニティーの持続的発展等に資すると述べられており、従来の図書資料を活用した学習施設としての機能に加え、自治体、地域、学校、市民活動団体等のさまざまな組織と連携することによりまして、年齢を問わず、幅広い世代の交流拠点としての機能も求められているところでございます。 具体例としましては、多くの市民にとっては図書館が最も身近な行政機関であることから、図書館から本市の行政情報を発信する、あるいは学校、地域、市民活動団体等、さまざまな主体と連携し、日ごろの活動成果を発表する場の提供や所蔵資料の活用について支援を行う等が考えられます。 いずれにいたしましても、そうした関係者からの声がけを待つのではなく、図書館のほうから積極的に働きかけていくことで、生涯学習拠点としての機能を加え、地域活性化やまちづくりの拠点としての機能を果たすことが必要であると考えているところでございます。 続きまして、トイレの整備計画でございます。 小・中学校におきますトイレの洋式化についてでございますが、文部科学省が平成28年11月10日に公表いたしました公立小・中学校施設のトイレの状況調査の結果において、全国平均の洋式化率は43.3%となっております。本市におきます洋式化率は、現在52.5%と当時の全国平均を上回る状況になっておりますが、決して十分とは言えず、学校施設は児童・生徒のみならず、避難所やコミュニティ・スクールの推進における地域関係者等、学校内外の多くの人が利用することにも配慮していく必要があり、洋式化の推進は避けて通れないものと考えております。 しかしながら、学校の施設整備につきましては、児童・生徒の安心・安全な学校環境整備を考慮し、昨年度より2年間で空調設備の整備を最優先して進めてまいりました。 空調設備の整備におきます昨年度は、文部科学省の学校施設環境改善交付金を活用しまして、5校を整備いたしました。本年度は、文部科学省のこの交付金を活用して1校の空調整備と、環境省の地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業の補助金を活用しました13校の空調設備の整備と、あわせましてLED照明設備等の整備を行いまして、本年2月末で全ての学校施設への空調設備等の整備を完了することができました。 続きまして、引き続いて来年度は13校におきます太陽光パネル設備の整備と蓄電池設備の整備を行います。これは、環境省の補助金を活用した空調設備の整備を進めるための要件であります防災と低炭素化を同時に実現するために必要な設備でありますが、これにより今年度整備いたしました13校の空調設備と合わせて、学校の低炭素化はもとより、避難所として活用する学校の施設のさらなる防災機能強化を図ることができます。 また、このほかにも昨年末に政府が示しましたGIGAスクール構想の実現に向けた学校ICT環境整備におきまして、全ての学校の高速無線LAN整備、児童・生徒への1人1台端末の整備による端末整備計画の初年度分の導入を行うこととしており、昨年度より90%以上の自治体が整備を予定していることもございまして、他の自治体からおくれることのないよう、本市の子供たちのICT学習環境の整備を進めてまいりたいと考えておるところでございます。 さらには、学校給食の導入につきましても、できる限り早期に事業着手できるように進めていく必要がございます。 このような状況ではございますが、トイレの洋式化については、本市の学校施設において重要な課題と認識しており、今後策定いたします学校施設の長寿命化計画にトイレの環境整備も盛り込み、その計画に基づき、できる限り早期に整備を進めたいと考えているところでございます。 計画策定に当たりましては、学校や関係者の皆様方の意見も十分聞きながら進めていきたいと考えているところでございます。 4つ目に、名張市民ホッケー場の整備についてでございますが、令和元年10月に一般利用を開始いたしました名張市民ホッケー場について議員のほうからお尋ねいただきましたが、現在三重県ホッケー協会や名張青峰高等学校ホッケー部を初め、地域のグラウンドゴルフなど多くの方々にご利用いただいており、利用団体からは公式戦に使用できる常設型の夜間照明設備の設置も要望いただいておるところでございます。 今後の整備につきましては、令和2年度には市民ホッケー場の備品等を格納するための倉庫を設置する計画であり、あわせまして地域や関係団体と協議の上、常設型の夜間照明設備を含めた整備を検討し、国、県、財団や民間ファンド等を活用した整備を行っていかなければならないと考えております。 一方、昨年10月には県立名張桔梗丘高校同窓会様より移動式の照明設備を3基。また本年1月には株式会社平安コーポレーション様より同じく移動式照明設備2基を寄贈いただき、夜間の活動に活用させていただいております。 今後もより多くの方々にホッケーを楽しんでいただけるよう取り組みを進めていきたいと考えているところでございます。 市民テニスコートの整備計画でございます。 市民テニスコートのうちG、H、Iの3面のコートはコート舗装面の損傷があり、利用者の安全を最優先と考える中で、本年2月から利用を中止させていただいておりますが、少しでも早い利用再開に向け、予算の確保も含め、取り組んでいるところでございます。 現在のところ、これらのコートも含めた市民テニスコートの全体の整備改修につきましては、三重とこわか国体の終了後、令和3年度以降に取り組んでいくこととしています。ただし、利用ニーズの高いオムニコートでありますG、H、Iコートにつきましては、令和2年度中に利用再開できるよう、応急的な修繕に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 もう一点、放課後対策のことでございまして、放課後子ども教室についてお答えをしたいと思います。 放課後子ども教室は、放課後や週末などに小学校内外の施設を活用して子供たちの安全・安心な活動拠点、居場所を設けまして、地域の方々の参画を得て、子供たちとともに勉強やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動等の取り組みを実施することにより、子供たちが地域社会の中で心豊かで健やかに育まれる環境づくりを推進するものでございます。 市内では、これまで6地域8小学校区で実施しておりますが、スムーズに実施地域がふえていかない要因といたしまして、運営の中心となりますコーディネーターやサポーターなどの担い手の確保が非常に厳しい状況が上げられております。未実施地域へは、事業の説明や立ち上げに向けた働きかけを行っておりますが、来年度、教室の立ち上げに向けての協議を進めていく地域もございます。また、放課後子ども教室実施地域によります情報交換会を行うとともに、未実施地区との交流会等を開催することも支援策の一つと考えております。 国においては、コミュニティ・スクールと放課後子ども教室を含む地域学校共同活動を一体的に推進していくことを今後目指しており、市としましても今後の国の動向に合わせて、改めてその体制づくりを進めていく必要がございます。コミュニティ・スクールを含む関係する方々の力を結集して、放課後子ども教室等の地域学校共同活動を充実させていくことが急務であると考えているところでございます。 以上です。 ○議長(富田真由美) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 私のほうから児童の放課後対策としての放課後児童クラブについて、施設整備の進捗状況と支援員等の処遇改善及び増員についてご質問いただきましたので、ご答弁申し上げます。 議員のほうから、まずご質問いただく際に、このたびの新型ウイルスの感染症予防に関連しました小学校の臨時休業に伴います放課後児童クラブの対応、運営について触れていただきました。休校となりました3月2日から市内14小学校区のクラブにおきましては、午後1時からの開所、緊急な市からの要請にもかかわりませず、全てでしていただきました。そんな中で、保護者のニーズ等も勘案していただきまして、本日9日からは9つの小学校区のクラブにおいて午前中からの開所をいただいているところでございます。 それでは、ご質問いただきました、まず施設整備についてでございます。 施設整備を進めるに当たりまして、平成30年1月に実施をしました放課後児童クラブに関するニーズ調査から定員を超えると見込まれました桔梗が丘、百合が丘、名張、薦原、蔵持及び比奈知小学校区の6つの小学校区の放課後児童クラブについて、学校施設の余裕教室であったり、近隣の公共施設の活用等での対応を検討してまいりました。 そのうち、まず名張小学校区の放課後児童クラブでございますが、本年度、既存のクラブ室、小学校の校庭に2つ棟がございます、その隣に40人規模のクラブ室を新設し、児童の受け入れ環境が整い次第、利用開始とするということで、現在受け入れの準備を進めているところでございます。 また、百合が丘小学校区の放課後児童クラブにつきましては、昨年度、学校施設内の旧用務員室を改修し、保育スペースを確保させていただきましたが、今後もしばらくの間は利用児童数の増加が見込まれますことから、早急に施設整備が必要となっており、学校及び運営委員会と協議をさせていただいているところでございます。 他の4つの小学校区のクラブにつきましては、調査実施後の利用人数や今後のニーズを踏まえまして、施設整備が必要となる時期、規模等を見きわめながら利用希望者の受け皿の整備を図ってまいりたいというふうに考えております。 なお、先ほどの6つの小学校区以外に議員のほうからも要望があるとおっしゃっていただきました桔梗が丘東小学校区の放課後児童クラブでございますけれども、調査の時点では施設整備の必要性を見込んではおりませんでしたけれども、その後、利用者数が増加してきたことから、現在既存のクラブ室に隣接する教室の利用について学校と協議を行っているところでございます。 次に、放課後児童クラブの支援員等の処遇改善、増員ということでございます。 これまで、職員の健康診断や有給休暇に係る経費の補填などの処遇改善に努めてまいりました。本年度におきましても、賃金改善につながります委託料の増額をさせていただいたところですが、引き続き安定した就業が継続できるよう処遇改善に取り組んでまいります。 また、支援員等の職員の増員ということでございます。 各小学校区のクラブにおいて募集をしていただいてるというのが現状でございますけれども、市におきましても、もちろん広報での周知であったり、子育て支援員研修の場において、そういった機会を通して募集も行わせていただいておりまして、本年度は3名の方を市から各クラブに紹介をさせていただき、お勤めいただいているという状況にございます。 以上です。 ○議長(富田真由美) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 私のほうからは、地域の課題の対応ということで、本年度開催されました、特に錦生自治協議会、それから中央ゆめづくり協議会で出されました地域要望につきましての対応であったり、進捗状況についてお尋ねをいただきました。 まず、錦生地域からの要望でございます道路の関係でございますが、錦生地域から名阪国道へのアクセス道路につきましては、これまでも錦生地域、隣接します室生深野地域、それから市議会等でもご要望をいただいてまいりましたけれども、新たな道路整備や既存の道路の抜本的な改良というのは、地形的な制約等もあり、困難な状況でありますということで、対応のほうは進展してこなかったことでございますが、そうしたことから、地域から要望をいただきました市道鹿高1号線の部分改良につきましては、地域の住民の方々の安全確保、利便性の向上に向け、今後関係地区と連携協議をしながら継続的に整備に取り組むことといたしたいと考えてございますが、特に奈良県境のほう、急峻な山に道路がついてるわけでございます。山側の切り土、それから谷側にしますと大きなまた構造物が必要になってくるといったことで、かなりの工事費、それからかなりの用地協力等も必要になってこようかと思いますので、今後地域の方と協議をさせていただきながら、整備できる箇所について進めていきたいと、このように考えております。 なお、従前より実施しております道路除草、それから道路沿線の危険木の伐採等につきましては、継続して対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますよう、お願いいたします。 もう一点、道路関係で砂防堰堤工事で築造されております工事用道路の残置の件でございます。 錦生地域で進められております谷出砂防堰堤工事、令和3年度から工事着手予定の坂ノ下堰堤工事で築造されます工事用道路の残置要望につきましては、今現在事業主体となっております紀伊山系砂防事務所に確認をしておりますが、これらの工事用道路の工事後の残置につきましては、県道及び市道、公の道として認定するのであれば、工事完了後に舗装や側溝、それから路肩部の小型構造物程度の軽微な整備の対応は可能であるということの回答を得ております。その中で、まず県道でございますが、県道都祁名張線の曲線部の拡幅箇所につきましては、三重県で事前調査をしていただいているわけですけども、公図混乱地域で地籍調査等による土地の確定が必要となってきます。工事完了までの期間で土地の整理というのはなかなか困難であろうということで、今の時点での移管につきましては困難ではないかという見解をいただいておりますが、引き続き対応について協議を行ってまいりたいと、このように考えております。 また、市道の部分でございますが、谷出堰堤で関係しますところは、市道坂ノ下3号線、今後坂ノ下で関係してきますのが坂ノ下12号線、この2路線が関連するわけでございますが、この箇所につきましては事前の調査で地権者が特定でき、土地の確定が可能ということが今の時点で見通しを立てておりますことから、今後残置する道路の構造の検討、それから用地取得に向けた事務手続等につきまして、今後地元の方、それから紀伊山系砂防事務所と協議を行ってまいりたいと、このように考えております。 また、質問がございました坂ノ下の大谷池へ通じる道路でございますけども、これにつきましては市道坂ノ下12号線から大谷池の間、この間が里道敷地を拡幅した工事用道路の計画となっております。また、その上になりますが、大谷池から砂防堰堤までの間につきましては、将来的には堰堤管理用道路として残すという計画が示されております。そういうことから、市道坂ノ下12号線から大谷池、それから堰堤のこの間につきましては、今後どういう位置づけでいくかということにつきまして、地元や砂防事務所、市において協議を行っていきたいと、このように考えております。 続きまして、宇陀川の川の関係でございますが、宇陀川におけます土砂堆積、それから樹木の繁茂の著しい箇所の対応についてでございます。 河川管理者であります国土交通省、木津川上流河川事務所に確認をいたしましたところ、毎週1回の河川巡視や洪水期前後の徒歩巡視により現地の監視を行いまして、河川の変状の把握に努めているところであります。 経年による土砂の堆積量の増大、それから樹木の巨木化により明らかに流下能力を阻害し、または越水等により家屋等への洪水被害を及ぼすという状況が判断される場合につきましては、局部的な土砂しゅんせつや樹木伐採等の対処を行い、被害の軽減に取り組むということで回答をいただいてございます。 橋梁でございます。 宇陀川に架橋されております橋梁でございますが、潜水橋を含みまして上流では阿清水橋から下流の黒田大橋間で県管理橋が2橋、市の管理しておりますのが6橋、これは潜水橋1橋を含みますが、計8橋ございます。 該当する橋梁点検についてでございますが、県管理橋につきましては、平成28年、平成29年、市管理橋につきましては平成30年度に橋梁点検を実施しておりまして、点検結果から強度不足等による大規模な修繕、更新を必要とする橋梁はないという結果が出ておりますが、早期の修繕が必要と判断されました3橋について修繕対応することとしており、うち、これは県の管理橋ですが、黒田大橋につきましては、既に下部工の補強を終えております。市の管理しております阿清水橋が修繕対象となっておりますが、これがコンクリート剥離等の補修ということで、工事を令和4年度に、矢川1号橋、これにつきましてもコンクリートの亀裂補修ということで、令和5年度に工事の予定をしております。残る橋梁につきましては、経年劣化による軽微な損傷はあるものの、下部工であります橋台、橋脚、上部工のスラブとも外的要因を含め、構造上問題となる損傷もなく、現時点では安全性に問題はないと評価されており、今後も定期的な点検の継続と点検結果に基づく対処を実施してまいりたいと考えています。 次に、坂ノ下橋の幅員狭小の件でございます。 坂ノ下橋につきましては、橋梁点検におきましては、これも構造上問題となる損傷はないというものの、コンクリート欠損、それから高欄の修繕が判断とされ、平成24年度にその修繕を終え、現在健全度は高い状況にあります。万が一、坂ノ下区を含む周辺地域が大規模な土砂災害に見舞われた場合、錦生地域を縦断します国道165号が土砂閉塞被害等により避難路として機能不全となり、宇陀川右岸への避難を余儀なくされるケースも想定されますことから、避難路の一部として重要な橋梁と認識はしております。しかしながら、橋梁拡幅工事につきましては、長寿命化対策に該当しないことから、市単独の工事となります。現在の市財政状況におきましては、橋梁のかけかえは困難でありますことから、今後継続して実施してまいります橋梁点検結果等によりまして更新時期の判断をしていくことといたします。 これら道路、河川、橋梁につきまして、地元のほうへの説明ということでお問い合わせをいただきました。 これらの地域要望への取り組みにつきましては、地域からの要請に応じまして各施設管理者と調整を行いまして説明会に向けてとり図っていきたいと、このように考えております。 次に、中央ゆめづくり協議会の公園でございます。 鴻之台3号公園につきましては、多目的広場やスポーツ広場、複合遊具等を設置しております子供広場があり、多くの幼児連れの親子らに利用をいただいているところでございます。土曜日、日曜日、祝日には近隣住民のみならず、市全域の市民が利用され、現在10台の駐車スペースを確保しているものの、路上駐車が常態化していますことから、令和2年度に多目的広場の一部を駐車場と整備することとしております。 整備の概要でございますが、面積455平方メートルのスペースに自動車19台分の駐車枠を確保する予定で予算を計上させていただいてございます。 以上でございます。 ○議長(富田真由美) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 丁寧なご答弁をありがとうございました。 残り30分はできるかなと思ったんですけど、30分できないんで、後ろからもう一度行かせていただいて。 議会報告会を去年やりまして、これまでずっと交渉させていただいたという結果を聞かせていただきました。ですから、そういう中で先ほど錦生地域のほうにつきましては、4月に説明会をしてほしいということを申しまして、お金のかかることとか交渉でございますんで、なかなか思うようにいきませんですけど、今までのこの経過はしっかりと、市としての交渉結果を4月中にぜひ、木津川さんの専門家も入れてお願いしたいなということに関してはいかがですかね。 ○議長(富田真由美) 都市整備部長
    都市整備部長(谷本浩司) 開催に向けて調整をさせていただきたいと思います。 ○議長(富田真由美) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) きょうは、傍聴にもいらっしゃってるので、あとはきちっとこれからまた4月ぐらいまでに時間もございますから、するならそれだけのお話もぜひしていただきたいなというふうに思ってますので、道路、宇陀川、それから橋、これはちょっとなかなか難しいところがあるんですけど、ご理解をいただきたいなと思います。公園に関しては、2020年度の予算に入れていただいておるということで、非常にうれしいなというふうに思ってます。このように、議会報告会でこうやって、皆さんの市の交渉がきちっと形にできる、それから説明するということがこれからまた今年度の、今年度というか、2020年度の私の議会報告会にも通ずることでございますんで、ひとつこれからもよろしくお願いしたいなというふうに思ってます。 それから、4つ目の放課後対策でございます。 放課後対策は、いろいろ部長のほうから子供クラブのほうに関しては言っていただきましたので、できてない子ども教室のほうで質問ですけど、ぜひ、先ほどお見せしてます百合小のこどもクラブが子ども教室で毎月こうやって活動してやってるわけです。先ほどお見せしたのは、他市から行政視察に来たときに協議会でつくっておる原稿ですけど、そういった形が他市ばかりにこうするんでなくて、できてない地域がこの数年全然ふえてませんので、ぜひそういった連携も含めて、百合小こどもクラブの事例もして、みんなで、ともかく地域づくり協議会と、そういった関係者、そして皆さんと場づくりしてもらって、ぜひ2020年、1つ、2つふやすという意気込みを聞きたいんですけど、どうですか。 ○議長(富田真由美) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 先ほども答弁させてもらったとおりでございますけれども、今それぞれの地域が大変頑張ってくれておるところでございますけども、まだまだ格差があるかなと思います。課題も先ほど言わせてもらったとおりでありますけども、先進のところが市内にも2カ所ほどございますので、ぜひ、遠いところまで行かなくても地元の中でそういうところのノウハウをしっかりと学んでいただきながらできるような形をしたいなと思ってます。 国も、この2020年度からこの放課後子ども教室の放課後の活動につきまして一体的に進めていこうというふうに言っているところでございまして、このあり方等においては、もう一度抜本的に地域の皆様方、関係の皆様方と話し合いというか、詰めていかなきゃならないなと思ってるところでございますが、またその件につきましては、議員のほうからもいろんなアドバイスをいただければと思っておるところでございます。 ○議長(富田真由美) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) ぜひことし、来年、教室を強化していただきまして、ぜひよろしくお願いしたいなと。 先ほど教育長の今後の課題として、生涯学習。これが一番今名張にとって非常に大事かなというふうに思ってますので、そういった意味合いで今回テーマとしてやらせてもらいましたんで、いろいろようけありまして、もっともっといろいろこうやってお話を聞いてやりたかったんですけど、また次回にその辺に関してはさせてもらわないかんかなというふうに思ってます。 まず一番大事なのは、地域文化財総合活用推進事業。この事業はすることによっていろいろ補助金も国から出ますし、地域計画をつくっていくというのは、検討もしていきたいということをおっしゃっていただきましたんで、そういった意味合いで生涯学習に関しましては、図書館の運営も含めて、ひとつ今後私としては引き続き6月以降も課題としてご質問をしていきたいと思ってますので、よろしくお願いしたいなと思います。 それから、トイレの洋式化につきましては、またあしたも質問も用意してますので、そういったところで、ぜひトイレの洋式化を図っていただきたいなというふうに思ってますので、ひとつよろしくお願いします。 それで、きょう一番大事な市立病院の改革についてお話を最後させていただきます。 これは、四日市病院の産業生活常任委員会の所管事務調査の資料でございます。令和元年8月9日に開催してます。 うちは、今年度の1月20日に報告をいただいておるというような形で委員会がしてる。もっと早く委員会をして、ことし、今からスタートするんであれば、8月というのはことしの8月にして、ほんで令和元年度の実績も、いろいろ決算の数値が公表できなくても、いろいろな内容は委員会で説明できるわけです。ですから、委員会を開いて、そしてそれを改善にもっていけると、下期に。こういったことをぜひことしは実現していけるようにお願いしたいと思うんですけど、それはどうですか。 ○議長(富田真由美) 市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(飯田玲子) 幸松議員のほうからご指摘いただきましたように、本年度は1月20日という大変遅い開催になってしまいました。これは、諸事情がございましたけれども、例年は議員もおっしゃっていただいたように、9月議会のほうで決算の認定をしていただいた後でということでしておりますので、10月、11月ぐらいの開催となっておりましたところですけれども、議員ご紹介いただきましたように、四日市病院のほうでは8月9日に開催しているということでございますので、どういった資料によって開催しておられるのかなど四日市のほうにご教示いただきまして、少しでも早期にできるように検討しまして、スピード感を持って経営改善につなげていくことができるように考えてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(富田真由美) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) ぜひよろしくお願いしたいなと思います。 今回、5つ言うてます。1つ目が今のことです。 2つ目は、DPCのことです。 このDPCに関しては、松阪市民病院の資料がいろいろございまして、名張市立病院もいろいろやっていただいてるということを先ほどお聞きしました。DPCが基本ベースです。これを見てもらったら、名張市立病院はほかと比べて件数が少ないというのは、これは数字で出てるんです、実は。だから、こういったいろんな項目の中でもっともっと頑張っていただいて、DPC委員会をつくるとかといった形とかお医者さんと看護師さんとか医療関係者にこのDPCを徹底的に理解してもらうような形をお願いしたいと思うんですけど、その辺はいかがですか。 ○議長(富田真由美) 市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(飯田玲子) 現在、当院におきましても、医師を含む医療従事者が参加いたします診療報酬委員会でありましたりとか看護部を中心といたしました退院調整会議といったDPCデータを活用した医業収益の増収を図る検討会議を定期的に開催いたしておるところでございまして、DPCのデータをもとにいろんな収益改善に向けての取り組みをいたしておるところでございます。 今後も先進的な取り組みを実施している、ご紹介いただいた病院などを参考にさせていただきまして、収入増加に向けた取り組みをさらに推進してまいりたいと考えております。 ○議長(富田真由美) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) このDPCをやって、なおかつまだ今赤字ですから。何とか松阪みたいに黒字にせないかんです、四日市も黒字です。三重県でこの2つが全国の9番と10番なんです。ここを見習って、市立病院としてはぜひこれからこのDPCを徹底的に勉強していただきたいと思います。 この四日市で、同じく報告の中に入院患者の満足度調査と、それから外来の満足度調査をやってます。先ほど視点を患者に向けるという中で、ぜひこの調査をしていただきたいわけです。いかがですか。 ○議長(富田真由美) 市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(飯田玲子) ありがとうございます。検討させていただきます。 ○議長(富田真由美) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 満足度調査をしていただき、なおかつお医者さんとか看護師さんとか職員さんとか、このアンケートをぜひ実施していただいて、お医者さんの定着化にとりあえず結びつけていただきたいなと思ってますので、3つ目を2つでやらせてもらいましたけど、ここが一番大事なポイントかなというふうに思ってます。 それからもう一つは、先ほど市長のほうから職員さんのスタッフに関しての話がございましたけど、診療情報管理士、それから中西さんって、専門家の方が今いらっしゃってますけど、こういう方が本当に財産です。いろいろ資料をもって、そういう方がお医者さんと一緒に打ち合わせをして、いかにDPCへの収益を上げていくかということ、意識改革をやってるわけです。ですから、意識改革というのは、本人の意識改革もさることながら、副院長、事務局長ほか皆さんが経営会議をやってるわけですけど、全員でこの数字を見ながら意識改革をやっていくということの中にこの診療情報管理士、松阪さんは14人いてるんです。うちは、はっきり言うて少ないです。それから、看護師さんも、認定看護管理者とか、それから認定とかほとんど資格を取ってるんですよ。ですから、研修、セミナーに積極的に行かせていただいて、こういった医療の従事者を本当に意識が変わるようにしていただきたいというのが今回5つの中の一番大きな視点かなと思うんですけど、先ほどいろいろやってますよということなんですけど、もっとさらにやらなければならないということなんで、それに関していかがですか。 ○議長(富田真由美) 市立病院事務局長。 ◎市立病院事務局長(飯田玲子) 令和元年度から診療情報士を1名プロパー採用いたしまして、それとあと大病院で勤務経験のある病院経営にたけた職員の採用をしておりまして、この採用によりまして医療職とのコンセンサスもかなりとれるようになってきまして、病院改革につながっているということを認識しているところでございます。 今後につきましても、医療事務の委託会社へも指導を行えるような診療情報管理士を増員することでありましたり、また病院情報システムの電算管理者などにもプロパーの幅を広げまして、プロパー職員を中心に病院全体の内部統制、また経営改善に関する課題の抽出と実践提案を行うことができるような、さらなるプロパー職員の増員をしていくことを考えております。 ○議長(富田真由美) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 現場のほうとしては、これからケア病棟もできますし、婦人科もこれからということですから、ぜひ皆さんでその辺の、同じようにやっとったらだめなんで、何とか意識改革をお願いして。 最後に、市長にこの大改革をやっていくにおいて、市長として本当に市立病院のそういった職員であるとか医療従事者、医師、そういった意識改革をやらないととだめなんですよ。そういう意味合いで、市長の口から、この2020年、本当にこれからどうやっていくんやというのをお聞きして最後にしたいと思います。 ○議長(富田真由美) 市長。 ◎市長(亀井利克) かねてから申し上げてるとおり、名張市の最大のテーマでもあるわけで、これが最終のテーマでもあると、このようにも思っておりまして、最大限このことについては、私も今年度何回も病院へ足を運んで、そしていろんな面談であったり、あるいはまた会議等でその旨を申し上げているところでございます。 ○議長(富田真由美) 幸松孝太郎議員。持ち時間がございませんのでご注意ください。 ◆議員(幸松孝太郎) 皆さんのお話を聞いて、市立病院の5つの視点でお話をさせていただきました。その間にもお話をさせていただいて、ひとつこれからもよろしくお願いしたいなということで、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(富田真由美) 荊原広樹議員。  (議員荊原広樹登壇) ◆議員(荊原広樹) 第390回定例会2日目、2番目の質問をさせていただきます心風会の荊原広樹と申します。よろしくお願いいたします。 先般よりSDGsの質問ばかりしておりまして、本当に申しわけございません。 ただ、名張市の新たな政策の中身の多くでSDGsの番号を振っていただき、多くの中でこういった意識を高めていくというのは非常に大事なことと思ってます。ぜひとも今後の市政運営においても、さらにこのSDGsを意識した運営というのを広めていただければ、私もうれしく思っております。 先日、兵庫県のある大学の先生と食事をする機会がございまして、その大学の先生が昔、小学校の先生をされてたということがありまして、その先生がそのとき松谷みよ子さんの花いっぱいになあれという本を学校の授業でやった後に、この花いっぱいになあれなんですが、内容としましては学校から風船に種をつけて風船を飛ばすというやつなんですけども、これを拾ったキツネさんが実際に風船を植えて花を育てていくというようなお話なんですが、それを兵庫県の、その先生は姫路の小学校でやってるときに、風船に種と手紙をつけて飛ばしたところ、一番遠くから返ってきたのがこの三重県名張市からの返事が一番遠かったみたいです。これが何ともう30年前の話ということもございまして、30年も昔からこの名張市は何かしら花と縁とゆかりがあるのかなというところもございますので、ぜひとも前回質問させていただきました花のまち宣言、花いっぱい宣言というところも、ぜひともご検討いただけたらなというふうに思っております。 まずは、昨今コロナウイルスの影響もございまして、議場コンサートで法正さんの歌が聞けないことは本当に残念に思います。名張出身で活躍されてる方というのをこうやって議場にお招きして、多くの方に知ってもらって、名張市全体で応援していくというのは、非常に大事なことだというふうに思っております。 また、これもコロナの影響で中止になってしまうかもしれませんが、4月12日に私の幼なじみであります丸山昌治君という、昇侍選手というプロ格闘家の選手が何と大阪で格闘技の試合をします。この方は、余り知られてないんですけれども、少しだけ紹介させてもらいますと、比奈知小学校、名張中学校で、名張中学校のときは野球部の主将を務めまして、チームを県優勝に導きまして、そのまま高校は日本航空高校という山梨県の高校に行ってしまったんですけれども、その後、卒業後、自衛隊に入りまして、自衛隊をやってるときに格闘技の世界に足を踏み入れたところ、なかなかの素質があったということで、プロ格闘家のほうに転身し、今それを専門でやられております。 格闘技好きの方ならご存じかもしれませんが、パンクラスという団体がございまして、パンクラスの初代ライト級チャンピオンがこの昇侍選手でございます。昇侍選手なんですが、決勝戦というか、タイトルマッチで戦った相手がロシア人の選手で、ロシア人の特殊部隊のスペツナズという特殊部隊の出身の選手で日本人8連勝中の選手であって、誰もやりたくないという中で、この名張市出身の昇侍選手が挑んだところ、何と2ラウンドでKO勝ちをおさめて、そのままパンクラスライト級初代チャンピオンということになったんですが、それがかれこれ10年以上前の話でございまして、その後くすぶってたわけではないんですけども、なかなか格闘技の世界というのは運もありまして、勝ったり負けたりの繰り返しということもございまして、なかなかチャンスがなかったんですが、今回4月の大阪大会、これで勝つことができましたら、7月にRIZINという大きい団体があって、これが大みそかにやってる団体なんですけども、4月の大会に勝てば7月の夏のRIZINという大会に出ることができます。そこでも勝つことができたら、大みそか、この名張出身の昇侍選手が出場するかもしれませんので、ちょっとまだ知名度は低いですけれども、もし機会がございましたら、私も発信していきますけれども、応援のほどをよろしくお願いしたいと思います。名張市富貴ヶ丘の人間がスペツナズに勝つなんて考えられないことなんですけど、非常に誇れる同級生でございますので、皆さんで応援していただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 済いません。それでは、ちょっと話がそれてしまいましたが、通告に従いまして、一般質問のほうに入らせていただきたいと思います。 まずは1つ目。とこわか国体・とこわか大会の開催に向けてというところで質問をさせていただきます。 国体、国民体育大会というように言いまして、昭和21年、京都府を中心とした京阪神で開催されまして、都道府県持ち回りで毎年開催される国内最大のスポーツ大会であります。これは、西日本、中日本、東日本の輪番制ということもありまして、ここに書いてある、ことしは鹿児島県で開催されるんですが、これは西日本ですね。来年は、この三重県で開催される、これが中日本。再来年が栃木県で開催される東日本ということで、西、中、東と順番に開催されているものであります。 全国47都道府県ありますもんで、40数年に1度しか回ってこないこの三重国体、しっかりと盛り上げていかないと、これは大チャンスなんで、何とか盛り上げていきたいなというふうに考えております。 名張市におきましては、正式種目がホッケーと軟式野球、弓道の3つが開催されます。公開競技が綱引き、そしてデモンストレーションスポーツがターゲットバードゴルフということで、全部で5つ開催されるわけですが、それぞれの、それぞれのというのはあれですけども、国体に向けての今現在の準備状況というのを聞かせていただきたいと思います。 何度も言いますが、本当に多くの方が来られる大チャンスですので、ぜひともこれを機会に、きっかけにして名張をしっかりと広報できたらと思いますんで、今現在の準備状況を聞かせていただけたらと思いますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 次に、公共交通の見直し等についての質問をさせていただきます。 議員になってよく言われることというと、中学校給食がよう言われるんですけど、その次ぐらいに多いのがバスの問題がよく言われてるかなというふうな印象があります。 名張市というか、日本全国、高齢化の波というのは避けられない状況の中で、高齢化となると車の運転、免許返納される方もいらっしゃいますし、残念なことに高齢ドライバーの方の事故というのも少し目立つようになってまいりました。そういった中で、名張市で生涯住んでいただくというところを考えたときに、生活のための足というのをしっかりと確保しておく必要があるのかなというふうに思っております。 名張は、車がないと生活ができないと言われるぐらいのまちやとも思ってますし、私もそのせいで車ばっかり乗ってしまって、ちょっと運動不足になっとるんですが、でもそれぐらい車がないとどこにも行けないようなまちでもありますので、ぜひとも住まれてる方の足の確保というのをしっかりと頑張っていただきたいと思います。 それを踏まえまして、今ある名張市の公共交通の課題と、あと新たな路線の検討状況、この2点についてご答弁いただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 最後に、フッ化物洗口について質問をさせていただきます。 先日、阪本忠幸議員が13項目質問いただきましたので、恐らくかぶってくることも出てくるとは思いますけれども、済いません、もしかぶってても再度のご答弁をお願いできたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 フッ化物洗口は、急に出てきた話でもある中で、多くの効果もあるという声も聞いているところもあり、反対の方もいるというところで、今のところ、どうしても反対の声が多く聞こえてきているのはなぜかと考えたときに、多くの方がまだフッ化物洗口というものを知らないという現状があると思っております。 ですので、我々議員のほうでも2月18日の全員協議会で初めて聞いたというところもありますので、議員が知らなければ、恐らく一般の方はもっと知らないという状況も考えられますので、1度導入の背景と詳しい話を聞かせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上、1回目の質問を終了させていただきます。ご答弁をお願いいたします。 ○議長(富田真由美) 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 荊原広樹議員のご質問にお答えいたします。 3項目についてのご質問をいただきました。 1項目めが三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催に向けてのその準備状況はどうなってるかと、こういうことでございます。 令和3年に開催されます三重とこわか国体・三重とこわか大会に向けた組織体制等の準備につきましては、昨年5月14日にまず庁内の組織として名張市国体推進本部を設置し、市職員の総力による国体開催への体制を整え、昨年5月31日に三重とこわか国体・三重とこわか大会名張市実行委員会を立ち上げさせていただき、官民協力での体制を構築いただきました。 実行委員会には、総務企画、競技式典、宿泊衛生、輸送交通の専門委員会を置き、各種の計画や要綱の策定をお願いをいたしてまいりました。 競技施設等の必要な整備につきましては、年次的に進めるところでありまして、平成29年4月には市民陸上競技場、メイハンフィールドでございますが、ホッケー競技の開催可能な施設とするために、フィールドの人工芝化の改修工事を行いました。昨年8月には、ホッケー競技の主会場として百合が丘に名張市民ホッケー場を整備いたしました。また、総合体育館、HOS名張アリーナにおきましても、弓道競技の会場となることから、トイレ等の改修を進めており、今年度末に完成する予定となっております。市民野球場、メイハンスタジアムにつきましては、令和2年度の整備に向け、今議会の当初予算案に安全対策のためのフェンス整備や芝生の改良などの改修工事の経費を計上いたしてございます。 また、来年度は国体開催の前年度となり、本市開催競技の5競技のうちホッケー競技と弓道競技のリハーサル大会が開催されることから、各競技団体と協議を重ね、準備を進めさせていただいているところでございます。 2項目めにつきましては、地域公共交通についてのお尋ねでございますが、これは都市整備部長のほうからご答弁申し上げますけども、名張のまちづくりは15地域それぞれが特色あるまちづくりをしていただいてまして、そしてその15地域がクラスター状に結ばれてくると。それによって、名張の魅力を発信できる、そんなまちづくりとなっているわけでございまして、それをつなぐ公共交通というのは非常に重要なものであると、このように思ってございまして、非常に重要視をさせていただいているところでございます。 3項目めがフッ化物洗口の実施についてでございます。 これも何度もご答弁をさせていただいてますが、教育委員会、それから福祉子ども部のほうからご答弁を申し上げます。 当方からは以上であります。 ○議長(富田真由美) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) 私のほうからは、地域公共交通についての既存路線の課題であったり、課題に向けた検討状況ということでご質問をいただきましたので、路線バスであります三重交通さんのバス状況も踏まえてご説明をさせていただきたいと思います。 名張市内におけますバス交通につきましては、三重交通の9路線を初め、市街地循環型コミュニティバス、ナッキー号を幹線とし、支線として国津、錦生、薦原、緑が丘、美旗の地域コミュニティバスの5路線によって、名張駅、桔梗が丘駅といった主要な乗り継ぎ拠点において、他のバス交通や近鉄大阪線等を乗り継ぐことにより、市民が広く移動できるネットワークを形成しています。 それぞれの課題等につきましては、名張市地域公共交通会議等において、評価、分析、協議を行っておりますが、三重交通におきましては、団塊の世代の退職による通勤利用者の減少や少子化による通学利用者の減少のほか、モータリゼーション、これは自家用車の普及でございますが、の進展などさまざまな要因によりバス利用者が減少傾向にあり、また運転手のなり手不足や高齢化といった課題も抱えております。 利用促進への対応策といたしましては、運転免許返納者への運賃割引や三重交通のバス同士の乗り継ぎ割引の実施、車両の現在地をお知らせするバスロケーションシステムを各営業所エリアへ順次導入、拡大するなど利用者の利便性の向上に取り組み、公共交通を担う事業者として路線の維持に努めていただいているところでございます。 市が経営しますナッキー号についてでございますが、平成17年の実証運行開始以来、若干の増減はあるものの利用者は増加傾向にあり、平成31年2月からは名張ケンコー!マイレージのポイントでの乗車も可能としています。最近では、利用者の増加により、満員乗車となっている区間もあり、また運行開始以来使用する車両の老朽化が進んでおりますことから、今後車両の大型化を見据えた車両更新やルート選定が課題となっており、車両更新に関しましては、乗員、乗車定員等、適切な車両選定や更新時期などの検討を進めてまいりたいと考えております。 また、地域コミュニティバスにつきましては利用者が増加している路線もありますが、桔梗が丘駅前の商業施設の一時的な閉店、運行地域の人口減少、また利用者の高齢化により、バス停までの移動が負担になるなどの理由から利用者が減少傾向にある路線もあります。コミュニティバスを運行する地域の運行協議会におかれましては、他のバスとの乗り継ぎがしやすいように運行時刻の調整や商業施設敷地内へバス停を設置するなど、利用者の利便性の向上を図る取り組みやバスを利用したお出かけの企画や近接店舗との連携による利用促進など、それぞれの路線の課題解決に向けて対応をしていただいてるところでございます。 このように、三重交通やナッキー号は幹線として安定的に路線を継続するためにも輸送量の維持に向けた取り組みが必要であり、一方で、支線となります地域コミュニティバスにおきましては、定時定路線にこだわらず、細やかな配慮によるルート変更など、担う役割によって手法や対応策も異なりますが、これらが一体となった効率的かつ効果的な公共ネットワークを形成していくことを目指しております。 以上でございます。 ○議長(富田真由美) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) フッ化物洗口の導入の背景ということでお尋ねいただきました。私のほうからは、小学校での導入ということでお答えをさせていただきたいと思います。 本市におきましては、子供たちの歯の質を強くし、将来にわたって虫歯のリスクを減らすことを目的に、集団でのフッ化物洗口を実施し、本市の健康寿命の延伸と、それから健康格差の縮小につなげていきたいと考えております。 フッ化物洗口による虫歯の有効性と安全性につきましては、国内外の多くの研究により既に実証をされているところでございまして、既に実施している自治体において口腔保健向上のために重要な役割を果たしています。なお、実施に当たりましては一般社団法人伊賀歯科医師会さんのご協力をいただきながら進めていきたいと考えています。 それから、どのように実施するかということでございますけれども、小学校におきましては週1回法ということで、10ミリリットルのフッ化物水溶液を口に含んで1分間うがいをするというものでございます。それから、実施時期につきましては、令和2年の2学期、10月ぐらいからと今考えておりまして、令和3年度には令和2年に行った1年生が2年生になりますので、2年生全員と、次の令和3年に入学する1年生の2学期からという形で、年々実施する児童を1年ずつふやしていくという形で進めていきたいと考えています。 ○議長(富田真由美) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) フッ化物洗口の実施にかかわりまして、私ども保育所のほうで、保育所、保育園のほうでは既に実施をさせていただいております。現在、公立の2施設、それと民間保育所1施設の3施設におきまして、5歳児41名が対象となります、昼食後の歯磨きの後にフッ化物洗口を行っている状況でございます。 以上です。 ○議長(富田真由美) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ご答弁ありがとうございます。 続いて、追加の質問のほうをさせていただきます。 まず、国体のほうからですが、これ質問というよりかは、先日薩摩川内市のほうに視察に行かせてもらいまして、そこでの伺ってきた情報の紹介をさせていただきたいと思います。 薩摩川内市なんですけれども、鹿児島県の空港からバスで2時間弱ぐらいかかるところでございまして、非常に、言い方は悪いですけど、立地はよくないところでございます。もう電車でも行けなくて、本当にバスでしか行けないようなところで。一応電車も通っておるんですけれども、電車で上がろうと思うと、まず宮崎のほうまで出ないといけないというような立地条件でありまして、空港からバスでしか行けないというところだったんですけれども、そこでいただいた資料を少し紹介させていただきます。 ここでも鹿児島大会は75回目を迎え、鹿児島県での開催は昭和47年以来48年ぶり、2回目の開催であるということで、ちょっと拡大しますと、昭和47年にやって以来、令和2年が鹿児島なんですけども。三重県におきましては、この昭和50年以来の開催ということになっておりまして、余談になりますけども、男女総合優勝が天皇杯というのをいただきまして、女性の優勝が皇后杯といわれるんですけども、この昭和50年の三重県大会のときにおきましては、両方とも三重県がとったということもありまして、何とか令和3年のときも三重県が総合優勝できるように頑張ってもらえたらと思います。 そこでいただいた資料をさらに紹介していきますと、この参加人数。岩手大会、愛媛大会、福井大会と順々に書いておりますが、これ延べ人数になりますが、選手、監督、そして大会関係者、観覧者合わせて、毎年60万から72万人ぐらいの人が、これは県単位ですけども、三重県にこれだけの多くの関係者、観覧者が来るというような大会になったようです。 この下、経済波及効果というところで、これはちょっと専門家じゃないんで、どうやって計算してるかわからないんですけれども、平成26年が629億円、平成27年和歌山が810億円、岩手が376億円、愛媛が661億円、福井が615億円ということで、鹿児島大会では619億円の経済効果を予想されているということを言っておりました。このことから想定すると、三重県でも恐らく600億円を超えるぐらいのものになってくるのかなと思うんですが、ちょっとその辺の数字はわからないですけども、かなり大きな経済効果を及ぼすものというふうな位置づけになっております。 次が、これちょっと見にくいんであれですけども、この薩摩川内市なんですけども、薩摩川内市は名張市と一緒のホッケーとバスケットボール、ウエイトリフティング、そして軟式野球と空手道、あとデモンストレーションでバウンドテニスというのを行うまちでございます。こういう国体のキャラクターを使って、こんな種目をやりますというのを薩摩川内市は紹介してるんですけども、ぐりぶーくんというキャラクターで、三重県はとこわか国体にちなんで、とこまるくんというキャラクターが使われております。非常にかわいいキャラクターでございますんで、この辺も参考にというかしていただいて、こういう競技をやりますという紹介用に使ってもらえたらいいかなというふうに思います。 競技者数、ここではホッケーと軟式野球の人数が名張は参考にできるのかなと思うんですけれども、ホッケーだけで選手が520人、監督が40人ということで、ホッケーだけで560人の動員というか、選手、監督が来ます。軟式野球では120人で、監督が8人で128人ということで、この2種目だけでも700人ぐらいの方が来られるということで、非常にこれ準備も大切になってくるのかなというふうにも感じております。 そして、これがまた細かいんですけども、競技別の人員ですが、競技役員、補助員、競技会係員、競技会補助員、ボランティアということで、ホッケーだけで何と1,854人というすごい人数が必要となってます。軟式野球においても274人ということで、もうこれ本当多くの人を巻き込んでいかないと、開催するのが難しいものになってくるのかなと思います。 次行きます。宿泊者に関しても、これも延べですね、ホッケーで行くともう合計4,144というところで、軟式でも370ということで、この辺の数字というのはリアルに出ている数字ですんで、しっかりとこれも意識した上での設営というのが求められてくるのかなというふうに思っております。 これが、各国体の業務推進課の体制の資料になっているんですが、ちょっと見にくくて済いません、ここの国体職員数というところを見てもらったらいいんですけども、大体和歌山大会のときは2名、岩手大会2名、愛媛大会で4名、福井大会で10名。さらに茨城大会では15人というところで書いております。こんだけの人数、どんどんふえてきてるということは、やっぱりそれだけ規模も大きくなってきてるのかなというところも感じるんですけども、これを踏まえた上でこの質問にはなってくるんですけれども、今現在の名張市役所内の体制として、今何人の体制でこの国体に向けての準備をしているのか。そして、今後どれぐらいの人数をふやしてやっていかれる予定なのか。ちょっとまだ言いにくい部分もあると思いますけれども、想定の部分で、大体で結構ですのでご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(富田真由美) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 現在の市役所庁内におきます体制でございますけれども、今年度国体準備室から国体推進室ということで組織を再編させていただきまして、職員も増員いただきまして、現在は6名の体制で準備を進めております。来年度には、リハーサル大会が開催、弓道とそれからホッケー競技で、これ全国大会、大きな大会が開催されますので、それに向けて令和2年度も組織体制をさらに充実を図っていく必要があると考えております。 ○議長(富田真由美) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 6名ということで、鹿児島薩摩川内が最初は四、五名と言ってたかな。そこからはもう一気にふやすというような話をしてたもんで、人数的には今のところは問題ないのかなと思うんですけれども、やはり準備に向けてさらに増員していただいて、多くの人数でかかわっていただけたらというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 あと、ボランティアというところを、ちょっと抜けてたかもしれないですけど、ボランティアなんですけども、薩摩川内のほうに聞きますと、大体600人ぐらいボランティアの数が必要というふうに想定されているそうです。600人のボランティアを集めようと思ったら相当難しいなというふうに思っているんですけれども、2月に行かせてもらったときに話を聞かせてもらうと、まだ2月の段階で300人ぐらいしかボランティアが集めれてないというところになっておりましたので、何とかボランティアの確保を早急にというか、早期からやっていただけたらと思うんですが、この名張で開催するに当たってのボランティアの必要予定人数とか、あと募集方法とか、こういう方法でやるという考えがありましたら、お聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(富田真由美) 荊原広樹議員の一般質問に対する答弁は休憩後とし、暫時休憩をいたします。(休憩午後0時2分)  (副議長坂本直司議長席に着く) ○副議長(坂本直司) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後1時0分) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 午前中、荊原議員から国体のボランティアについてご質問いただきましたので、お答えをさせていただきます。 この国体を成功に導いていくためには、名張市民の皆様の総力を結集して取り組んでいかなければならないと考えております。先催市の状況も踏まえながら、業務内容、募集人員等を検討し、令和3年度の本大会を見据え、来年度には広報やホームページ等を活用しながら、広く市民の方に向けてボランティアの募集をさせていただく予定をしているところでございます。ボランティアの方々の力をかりながら、大会期間中の選手及び観覧者のお迎え、名張市の魅力を十分に感じていただけるような、そうした体制をつくっていきたいと考えております。 それから、ボランティアの目標人数ということですけれども、薩摩川内市等も参考にしながら、本大会が開催期間が9日ということですけれども、大体1日当たり100名程度、9日ですので延べで行きますと900人程度必要になってくるのかなと考えているところでございます。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 もう既に県のほうのホームページを見させてもらうと、募集のほうを開始しているというふうに思うんですけれども、どうしてもこのボランティアを集めるとなったら、そんなもん市の職員でやれさとか、そんなもん議員でやれさとか、そういうような声が上がってくると思うんですけども、しかし、この国体というのは、やっぱり地域を挙げて盛り上がっていかないといけないというところもありますので、できましたら一般の方を多くボランティアというのが必要になってくるかなと思いますんで、しっかりと国体の雰囲気というか、国体の空気感というのを早いうちにつくっていっていただけたらなというふうに思っております。 先ほど聞かせていただいた職員さんの人数をさらにふやしていくというところでの話なんですけれども、今かなり職員さんも減らしておる状況の中で、非常に大変だと思うんですが、実際にその人数の確保等は大丈夫そうでしょうか。ご答弁お願いします。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 令和2年度の事務局の職員の体制ですけれども、これにつきましては、まだ明らかになっておりませんので、ちょっと申し上げることはできません。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 なかなか難しいと思いますけれども、しかし、多くの人数でやっていくことが成功の鍵とも思っておりますので、大変な中やと思いますが、何としても国体推進室の人数というのをしっかりと確保していただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 最後に、施設のほうでちょっと質問させてもらいたいんですけれども、これが鹿児島薩摩川内市にある施設、2つのホッケー場の写真でございます。行かせてもろたら、かなり大きいというか、すごいきれいな設備でございまして、施設としての準備状況はかなり整ってるなというふうに感じました。 ちょっと先ほどの答弁になかったんで、1つ聞いておきたいんですが、ここもしっかりと照明のほうがあるんですけれども、今寄附いただいた照明以外で、県のほうで何か仮設の照明がつくとかつかないとか、そういう予算がおりたとかというようなうわさを聞いたんですけども、その辺って何か聞いてますでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 仮設といいますか、移動式のやつを先ほど幸松議員への回答で5基というふうにさせていただきましたんですけれども、やはり常設型、毎回出し入れするんじゃなくて、常設型のものが望ましいわけですけれども、その設置に向けて、今県ともお願い等もさせていただきながら進めているところでございます。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) 令和2年が鹿児島薩摩川内で、こんな立派なところでやって、名張に来たら照明もあれへんやないかというと、ちょっとそれは格好つかないと思うんで、ぜひとも県のほうにしっかりと依頼していただいて、せめて照明がないホッケー場というのはちょっと考えにくいなと思いますんで、ぜひともつけていただくようにしてもらえたらと思います。 次のページ、これホッケー場の中の紹介なんですけれども、クラブハウスであったりとかシャワー室、ミーティングスペースということで、ホッケー場のすぐそばにこういった施設のほうがあるということで、今百合が丘のほうを見させてもらうと、ちょっとこういった施設は今のところ準備できてないのかなというふうに思います。先ほどのご答弁の中に、用具を置く倉庫はつくるというような話をされてたと思うんですけれども、何かこういったクラブハウス的な、簡単なプレハブでも結構なんですけども、こういったものをつくる予定というのはございますでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) シャワー室につきましては、市民陸上競技場、メイハンフィールドでする場合には、体育館のシャワーを使っていただくということになります。 それから、この百合が丘のホッケー場で大会を行う際には、仮設の施設をつくらせていただくということになります。また、このミーティングルーム等につきましては、できるだけメイハンフィールドですと総合体育館や勤労者福祉会館。百合が丘ですと百合が丘市民センターであったり、子どもセンターであったり、会議室を有効に活用しながら、そういう対応ができない分については、仮設で準備をさせていただきたいと考えているところでございます。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) 今実際、ホッケー、百合が丘でされてる方にお聞きすると、着がえるところがないということで、今現状は市民センターの方のご厚意で、着がえる部屋をお貸しいただいてるというような状況というのを聞いてるんですけれども、これも市民センターの方の協力があってのことという前提になってしまってるので、この薩摩川内に関しましては、当然高校のホッケー部が着がえる用のプレハブ小屋もちゃんと用意してくれてます。部活動で青峰高校さん頑張ってくれてる中で、着がえる場所がないというのも、それもどうなのかなというところも思いますので、一日も早いそういった着がえる場所の確保であったり、クラブハウスもこれお金かかることなんですけれども、しっかりと来ていただいた方が競技しやすいような形というのをつくっていただけたらなというふうに思っております。 あと、今回本当に成功の鍵はボランティアの確保かなというふうに思っております。その中で、広報の仕方、薩摩川内市におきましては市の車を国体用にラッピングカーみたいな感じにしておりまして、もう市を挙げてというか、市が、もうそろそろ国体始まるでというような広報の仕方をしております。グッズに関しても、今とこまるくんのバッジを見せていただいたんですけど、私もバッジを持ってますけれども、そこではのりであったりとか、その他のグッズを用意してたりとかもありますんで、さまざまそうやって盛り上げていっていただけたらというふうに思ってます。 また、とこわかメドレーリレー、ダンスリレーでしたっけ、何か今県のほうでやってくれてますけども、あの動画でも各地のゆるキャラとかがとこわかダンスを踊っていただいたり、県のほうを見させてもらうと、知事と議長と副議長がその中でダンスを踊ってくれてというシーンもありますんで、名張版もやってもらったら、また市長、議長、副議長プラス名張の市民の方々とかというのを参加していただいて、多くの方がこの国体へ参加してるんだというような当事者意識が持てるような雰囲気をつくっていただいて、国体を盛り上げていただけたらと思いますんで、どうぞよろしくお願いいたします。 国体のほうはこれで以上になります。ぜひとも成功させていただきますよう、よろしくお願いいたします。 続きまして、2つ目の公共交通のほうの質問に入らせていただきます。 こちら名張市のコミュニティバスの路線図、これは昨年の政策調査部会の中で使わせていただいた資料なんですけれども、こちら色塗りしてあるところが、いわゆるコミュニティバス等が走っている路線になります。三重交通のバスは、ここには入っていないわけなんですけれども。これを見てると、やはりこの名張市全体を頑張って網羅していこうというところというのはあるんですけども、ただ、やはりどうしても入りにくいところであったりとか、またどうしてもちょっと順番的に、まだバスが通ってない地域というのがどうしても存在してくるかなというふうに思っています。これで見てても、やはりちょっと桔梗が丘で行くと、桔梗が丘西のほうがちょっと弱いのかなとか、ちょっとおりると滝之原もしかりですが、比奈知の方面を見させてもらっても、比奈知も外周というか、もう外の道路しか走っていない状況。そして、私が住む富貴ヶ丘も全然通ってない状況でございます。あと、赤目のほうも行きますと、やはり赤目も課題であります主の真ん中の道路は通るんですが、どうしても横の流れですね、横の流れの道路というのがかなり弱い状況でございまして、星川とかすみれが丘に関しましては、もう団地もあるにもかかわらず、まだちょっとバスが通っていないというような状況が見られるかなというふうに思います。 このさらに横になると、ちょっと見にくくなっちゃうんですけれども、済いません。これは、もうさらに三重交通をプラスした路線図になるんですけれども、これを見て、ちょっと見にくくて申しわけないんですけど、これを見てもやはり、桔梗の西であったり、比奈知、富貴ヶ丘、赤目で言いますと星川、すみれが丘とかといったところは、非常に路線が弱いのかなというふうに感じております。 昨今オンデマンド交通であったりとか、さらにいろいろ福祉バスの協力とかというのもあると思うんですけども、先ほど聞かせていただきましたバス路線の見直しとか、名張市の公共交通会議、こちらのほうで今後どんな路線が検討されるのかというところで質問させてもらったと思うんですけども、改めて聞かせてもらいたいんですが、今言わせてもらった桔梗西、富貴ヶ丘、比奈知、赤目、すみれが丘、星川あたりで、そういった会議で声とかというのは上がっているのかお聞かせください。 ○副議長(坂本直司) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(谷本浩司) コミュニティー交通の中で、地域公共交通会議等々でもどういった議論がされてるかというご質問でございますけども、もう何回もご説明させていただいてますので、よくよくご存じいただいてるかとは思いますけども、本市の地域公共交通の施策につきましては、名張市地域公共交通網形成計画に基づき、取り組みを進めさせていただいておりまして、今後急速に進行します高齢化などを見据え、持続可能な交通体系を構築するには、鉄道、路線バス、コミバス、タクシーなど、それぞれの移動手段の利点または欠点を相互に享受、補完させるためにも、担うべき機能、確保するサービス内容などを整理した上で、これらが一体となった効率的かつ効果的な公共交通ネットワークを形成していくことを目指しております。 一方で、路線バスやコミュニティバスが運行されていない住宅地等のご紹介もいただきました。これらに対します新たなバス路線の設置についてでございますが、名張市地域コミュニティ交通推進方針というのを決めてございまして、この中で路線バスが廃止になりましたところ、例えばこれ交通空白地域とか、交通不便地域、その他地域という3つのブロック分けをしているわけでございますが、その交通推進方針におきまして、基本、駅やバス停から500メートルを基準として、交通不便地を設置しておる。要は、バス停や駅のほうから500メートル離れている部分、この部分について交通不便地域ということで決定をさせていただいてございまして、当時薦原地域、これは南古山やうぐいす台の一部、藤が丘、南西原等でございますし、あと蔵持町の緑が丘地域、あと赤目地域、ご紹介いただきました星川とかすみれが丘地域、これらが交通不便地域として指定をさせていただいた中で、美旗地域、それから緑が丘についてはコミュニティバスのほうを運行していただいてるということでございます。 あと、赤目のすみれが丘、星川等もおっしゃっていただきましたが、こちらのところにつきましては、この交通不便地域の対象地域ではありますが、現在赤目地域でコミュニティバスではなくて、地域の生活支援による高齢者等の移動支援ということで、移動支援を支えていただいてるというような現状でございまして、でき得りましたら、そういった地域支援の中で生活の支援をしていただければと、今のところそういうことを考えてございます。 なお、ほかにもご紹介いただきました、私どもの交通会議のほうにも下比奈知さん初め、箕曲中村さん、南百合が丘さん、それから今おっしゃっていただきました桔梗西であったり、桔梗の住宅地の中ですね、循環じゃなくて中のということで、ナッキー号についてはご要望いただいてるというのが現状でございます。 以上でございます。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 本当さまざまな課題、順番に解決していかないといけないというのは思うんですけども、一日も早いというか、先ほど言われました団塊世代の方々が一気に乗らなくなって、バスの利用量が減ってきたということがありますけども、裏を返せば、その団塊世代の方々が一気にバスを必要とするときが来るかもしれないということも視野に入れていただきまして、そういったところの名張市民の足というのをしっかりと守っていただくようにしていただけたらと思います。 このナッキー号も、私の地元からすると、富貴ヶ丘は全然通ってないんですけども、比奈知地域で行きますと、もうアピタの裏であったりとか、あと蔵持でいきますと、蔵持のヤマダ電機の横とか、ああいったところにとまりますんで、地元からはもう、パチンコ屋の前しかとまらへんやないかとか、そういった声も聞いております。ですから、このナッキー号等もやはり生活に近い形というか、生活に密着した形で、地域の方がお買い物とか病院に行ったりとかで利用できるような形で考えていただいて、もうちょっと運行ルートというのを再度考えていただけたらと思います。 また、三重交通さんにも何とかお願いしていただきながら、また多くの足りてない地域というところをしっかりと補完していただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 こちらも次の資料なんですが、これナッキー号限定ですけど、ナッキー号の聞き取り調査の結果、これは市民の方にやったアンケートなんですが、土日運行の希望であったり、増便であったり、車両の大型化、双方向き運行、ルート変更、停留所の増設、料金維持、遅延解消であったりとか、その他意見も多く出ております。当然、バスが一度通ると、やっぱりどうしても、もう少し利便性を上げていきたいというところの声は出てくると思います。これは本当次のステップやと思いますんで、まず通ってない地域に関しましては、まずこのステップに上がれるように、通った地域に関しては、さらに次のステップを目指していけるように、ぜひともこの公共交通の改善、さらなる進化というのを期待したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 公共交通のほうに関しては以上で終わりたいと思います。ありがとうございます。 最後に、フッ化物洗口の件でご質問させていただきたいと思います。 先日も阪本議員から、かなり13項目にわたる質問がありましたので、ほぼほぼ出尽くした感はあるんですけども、それ以外の部分でご質問、ちょっと私も似たような形で質問させてもらう形になるかもしれませんが、ご答弁のほうよろしくお願いしたいと思います。 まず、一番最初の質問なんですけれども、先ほど背景についてお聞きしましたが、少し周知方法について、ちょっとどういうふうにして周知していくのか、もう一度ご答弁いただけたらと思います。お願いいたします。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 実際にフッ化物洗口をさせていただく対象の保護者の皆様方には、新年度に入ってからですけれども、丁寧に説明をさせていただいてご理解をいただいた上で、同意を得て進めてまいりたいと考えております。また、一般の市民の皆様方には広報紙等を通じまして、このフッ化物洗口の安全性や有効性、効果について周知をしていきたいと思っています。 以上です。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) その説明というか、それは全体の前で説明をするのか、それともプリントを配って説明なのか。その辺はどういうふうにお考えでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 1年生の保護者の集まっていく機会に、こちらから出かけさせていただいて、学校歯科医の先生にも協力をいただいて講師等になっていただくという形で進めていきたいと考えております。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 先ほど保育のほうでは、食後にやられるということやったと思うんですけども、小学校のほうでは、このフッ化物洗口をやる時間帯というのはどのタイミングでお考えでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 全国では、もう本当にさまざま、あるいは学校によってさまざまな日課の中で調整をいただいて、その時間をつくっていただくということになります。朝一番というか朝の会のときにしていただく、といいますのは、フッ化物洗口後30分は飲食をしないということになりますので、できるだけ喉の渇いてない時間ということで、朝の会、あるいは給食後、あるいは授業の終わった後というような、いろんなことが考えられると思いますけれども、それぞれの学校の日課にあわせて、学校で決めていただくということで考えております。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) 一応やり方は各学校に一任というか、各学校ごとに変わってくる可能性はあるという認識でよろしいですか。わかりました。 資料を見てると、歯を磨いた後にフッ化物洗口をやるとより効果的であるというようなことも書いてあったので、今学校では歯磨きはしてないんですけれども、どのタイミングがいいのか、一番効果のある時間帯を検討いただいて、あと実施するのにも負担のない時間帯を考えてやってもらえたらと思います。 あと、済いません、次なんですけども、やり方ですが、口に1分間含んでうがいをした後に、それをコップの中に戻すという認識、これは全学校統一でよろしいですか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 先週に阪本議員さんにもお答えしましたとおり、10ミリリットルの洗口液を一斉に口に含んで、1分間うがいをして、自分のコップの中に吐き出すと。それを先生が後でバケツで回収して回るというような形を考えております。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) コップというのは、自分で用意したマイコップになるのか、それとも紙コップになるのかというところをちょっと聞きたいんですけど。何でこんな質問をするかというと、なかなか自分の飲む用のコップというか、使うコップに、そこに吐き出すというのは、余り自分の人生経験でないもんで、それはどういった考えでおられるのか教えてください。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) これも阪本議員さんにお答えしたところですけれども、確実に効率よくこのフッ化物洗口を実施すると。また、安全に実施するということで、この自分のコップに吐き出すというのが多くの自治体で一般的に行われているということで、洗面所まで行って、それぞれで吐き出すということも考えられますけれども、そうなりますと口に含む時間が長くなって誤飲のもとになるということで考えております。 それから、自分のコップの中に吐き出すということについてどうかということですけれども、この洗口液は飲み物というわけではなくて、あくまでもそういう薬液ということで、保健行為としてしておりますので、行儀が悪いとかそういったことには当たらないのかなと考えております。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) その辺もしっかりと説明したほうがいいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 次、これも安心・安全なものという前提で思っておるというか、説明の中ではそのような感じであったんですが、何か起こらないように、教職員の指導とかそういった研修というところをしっかりするというところで、阪本議員のときにご答弁いただいたんですが、しっかりとというか、具体的にどのような研修とかどのような指導をしていくのか、今の予定がありましたら教えてください。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 薬液についても、ディスペンサーボトルというのにこの顆粒というのか粉末でしたら何リットル入れるというのは決まってますので、そういう面での薄め方とかそんなところで間違うことは恐らくないのかなということもありますし、実際に実施する前には何度か水で練習をするということになりますので、そんな中で先生方も一定練習というのか、なじんでいっていただけるんではないかなと思っております。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 あと、今回実施に当たって保護者へ同意書をお願いして、保護者の同意が得られた方に関してはフッ化物洗口を実施して、同意を得られなかった方に関してはみんなとの差別化がないように水でうがいをするというところなんですけれども、これはどれが水でどれがフッ化物が入ってるやつとか、見分け方とか管理の仕方とかってのはどういうふうにして学校の先生は間違いを防ぐことができるのか、どういう感じでやるのか教えてもらえたらと思います。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 基本的に同じようなボトルで、一方には薬剤を水で溶かしたもの、一方には単なる水ということで、それについてはちゃんと担任の先生が区別できるようにしていきたいと思っております。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) 済いません、これはまぜるのはみんなの前でまぜるとかじゃなくて、コップに入った状態のものが教室に運ばれてくるという、こういう認識でよろしいですか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) シャンプーとかのワンプッシュで一定量が出ると。1回につき5ミリリットルが出ますので、10ミリリットルですので2回プッシュするという、そういうディスペンサー機能つきのボトルを購入させていただいて、学校へ配付させていただきますので、それに対して薬剤を入れて、水を入れて、先生が入れて、すぐ溶けますので、それを教室へ持っていってするというような形でございます。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) 済いません。あと、いろいろ反対されてる方、いろいろ心配されてる方も多いと思います。よく言われるミラノールであったりそういった顆粒が劇薬に該当するのではないかと。でも、実際調べていくと、水で薄めたりとか水溶性になると劇薬指定から外れるというようなこともあるというふうに聞いております。 実際、今、三重県でいうと松阪市と熊野市と南伊勢町ですか、がやられてると思うんですけども、そこら辺からの何か、こういった問題が起きてるよとかこういったのがあるよとかの例がありましたら教えてください。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) これは平成26年の調査ですけれども、全国で127万人の子供たちが実施をしてるという中で、フッ化物洗口については日本でももう40年以上続けられてきまして、平成26年度には全国で127万人という実施の中で、事故が起こったというような報告がないということでございますので、安全性ということではご心配いただかなくてもいいのかなと思っております。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 前例があるということは今の答弁でわからせていただきましたが、リスクは少なからずとも、ないとは思うんですけども、ただフッ化物洗口と歯磨きとどっちが有用なのかというのを考えたときに、今、共働きの中でなかなかお子様の歯磨きを一緒にできてない家庭というのも見られるというような話は聞いております。学校現場の中で、歯磨きができない、ちゃんと見てあげられないからフッ化物洗口というところで虫歯の予防に努めていこうというような話も聞いたことがあるんですが、私個人としては、フッ化物洗口は15歳ぐらいまで、歯磨きに関しては一生というところで、歯磨きをしっかり頑張ったほうがええんじゃないかなと思うところもあるんですけれども、それ以上の効果が恐らくフッ化物洗口にはあるのかなというのは思うんですけども、実際どうでしょう、歯ブラシの使い方とフッ化物洗口、どっちが学校現場において重要だというふうにお考えでしょうか。
    ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 歯磨き指導につきましては、全ての学校ではないですけれども、多くの学校でしていただいているところでございます。 それから、フッ化物洗口につきましては、特に歯磨きをしない状態でフッ化物洗口をしても十分効果があるというものでございます。そうした中で、フッ化物洗口ということを続ける中で、歯の大切さを子供たちに理解をさせると。そのことが学校を卒業しても一生歯を大切にする、お手入れをするというような気持ちを育てるということにもつながっていくのではないかと考えているところでございます。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 歯は本当に大事にしていかないと、一生もんだと思いますんで、ぜひとも一番いい形で進めていただけたらと思います。 同意書のほうの内容について1点だけご確認させてもらいたいんですけども、同意書の中に、やることを同意いたします、何か責任の所在とかの一文とかというのは書くんでしょうか。例えば何か起こっても教職員にはとか市には一切の責任追及をしませんとか、そういった一文は同意書に入るのでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) その同意書は、これから他市の例を参考につくらせていただくということになりますけれども、市の責任を放棄するとか免れる、免責的な、そんなものを入れるのは間違っているかなと思わせていただきます。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 いいものやと思う中で、情報が少ない中で進んでいくと、どうしても不安というのが出てくると思いますんで、いいものだからこそ安心してやっていけるように、さまざま情報というのを出していっていただけたらというふうに思います。 市の責任、学校の責任なのか、そういったところってのもまたいずれ出てくるのかなというふうに思うんですけれども。ただ、仮にトラブルが出たときとかというのんの窓口が学校現場になるのか教育委員会になるのかというところ。というのは、確かに学校の先生は非常に大変というところも聞いておりまして、今でしょで有名な林修先生も、学校の先生は学習指導だけじゃなくて生活指導というところまで入ってきて、非常に回ってない状況も散見されるということもあります。 今は出なかったらいいですけど、トラブルの際の窓口というのはどちらでお考えでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 現在でもこんなフッ化物洗口に限らずいろんなご相談は教育委員会のほうで聞かせていただいておりますので、教育委員会でも直接お話をお受けするということになろうかと思います。 ○副議長(坂本直司) 荊原広樹議員。 ◆議員(荊原広樹) ありがとうございます。 教育委員会でもというか、しっかりと、学校の先生もトップダウンというか上からの中で、いいと思いながらやってる方もいらっしゃいながら、業務と思いながらやられる方もいらっしゃるかもしれませんし、そんな中で負担になって、逆に学習指導というところがおろそかになってもいけない部分もあると思うんで、ぜひともそういったところの負担軽減というか、それでいうたら余り成績につながらないような形になってしまってもよくないと思いますので、ぜひともそういったところのバックアップというのをしていただけたらというふうに思います。 いろいろ聞かせていただきましたが、今これから説明していかなあかんというときに、コロナウイルスとかで人が集まっての説明というのが非常に困難な状況になっておりますので、1つ提案というか、一度、フッ化物洗口とはみたいな動画を何かつくっていただいて、QRコードで学校に配布していただいて、こうやってフッ化物洗口を行いますとか、こういう効果がありますとか、そういったことを知らない方が多過ぎると思うんで、QRコードやったら簡単に、それでカメラで撮ってやり方とかを見れると思いますんで。そういったものを参考にしていただいて、保護者の方が聞いて何それというふうになってると思います。反対署名も1,800ほどあったと聞いてますし、反対されてる理由が不安に思ってるというところもありますんで、不安を取り除くという意味も込めまして、しっかりと説明動画とかを使っていただいてやっていただいたらと思います。 また、ユーチューブを見させてもらうと、宮崎県のほうが何かフッ化物体操みたいなんで、こうやってぶくぶくします、右向いてぶくぶく、左向いてぶくぶくとかそんな感じの楽しい動画もつくっておりますんで。実際のみ込まないようにするためのものやと思うんですけども、実際運用する際にはそういったところも参考にしていただきながら進めていっていただいて、安心・安全を確保してもらってやってもらえたらと思います。 私のほうはこれで以上になりますんで、これで一般質問のほうを終わらせてもらいます。 ○副議長(坂本直司) 木平秀喜議員の一般質問は午後2時からとし、暫時休憩をいたします。(休憩午後1時35分) ○副議長(坂本直司) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後2時0分) 木平秀喜議員。  (議員木平秀喜登壇) ◆議員(木平秀喜) 第390回定例会一般質問、会派自由クラブ木平秀喜、質問をさせていただきます。 初めに、このたび新コロナウイルスCOVID-19により多数の方々が感染し、名張市も3月2日より学校の休校やイベントの中止などが発表されました。休校により、子供さんたちのご両親または先生方など、教育現場の混乱、学校給食の業者さんなどは大変なことだと思います。特に、突然の休校に対しどう対応するかの説明が不足しているという保護者の方もいらっしゃいました。ご両親の職場の方も大変だったと聞いております。 また、医療施設である市民病院も、今後の対応が大変じゃないかなと思っております。老人介護施設での看護師あるいは看護婦さんの確保は現在もしっかりとできているのか、市民の命を守る機関としての機能を頑張ってほしいと思います。 日本中でマスク不足またはトイレットペーパーなどが不足し、この大変な中で、兵庫県小野市は、2月29日に10万枚の備蓄マスクをその市にお住まいの方々、免許証を提示された方を確認した上、災害時の対応をされたと聞いております。 この名張市においても、ひとり暮らしの高齢者に対して1箱のマスクを配られた地域があったと聞いております。非常にうれしく思いました。 まず、やはり市民の皆様も優先順位として医療関係や老人介護施設などには十分なマスクが確保されているのか心配でありますが、市民の皆様も買い占めなどをしないように、できるだけ控えていただき、病気や花粉症で困ってる方への優先をしてあげていただきたいと思っております。 さて、1つ目の質問に入ります。 まず、病院の関係でございます。名張市立病院についての部分で、地域包括ケア病棟。 地域包括ケア病棟が、2020年4月より介護老人保健施設ゆりの里の閉所に伴い、名張市立病院内に病床200床のうちの41床を地域包括ケア病棟に転換されます。急性期から回復期のリハビリを中心とした病床にするという予定ですが、これはとても喜ばしいことと思います。病院の経営の状況も改善され、向上すると考えられますが、どのような特徴を持ち、病気になられて急性期から回復期、そしてまた一日も早く自宅へ戻れることのできるシステムを考えられていると思いますが、その分を聞きたいと思います。 市民の皆様が緊急入院しても安心して回復し、自宅に戻れ、引き続き地域包括ケア病棟に戻れるという、そういった仕組みであろうと思います。どうかその部分もしっかりと市民の皆様にPRしてもらえればと思います。 開設に伴い、リハビリ施設の部屋の拡張やあるいは器具の整備、医師、看護師、介護士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の確保は適切に行われているのでしょうか、現在より何名予定ふやす予定ですか、お聞きしたいと思っております。 続きまして、ACPについてでございます。 ACPというのは、アドバンス・ケア・プランニングのことでございます。これは、将来起き得る病状の変化に備えて、医療従事者が患者と家族とともに、患者の医療上の希望、生命維持治療に対する意向など、意思決定を行うプロセスを示します。 ACPを実施することにより、患者や医療に関する満足度が向上し、家族の心理的負担や不安が改善されることが明らかとなっております。本人の意思により、どこまでの医療を希望するのかを介護に入る前や介護施設に入所時、あるいは在宅介護を受けている間にこのような仕組みをつくっておいてはどうでしょうか、お聞きしたいと思っております。 続きまして、環境について。2番目の項目です。 環境といいますと、近年、異常気象や気候変動により、2019年9月にオーストラリアの森林火災が発生しました。この火災により焼失した面積は1,860万ヘクタール、これは日本の持つ森林面積2,500万ヘクタールのほぼ75%が消失したと言われております。これにより発生した大気汚染は世界最悪と言われ、いずれ日本にも環境の影響があるかもしれません。 また、明後日3月11日は東日本大震災から9年目の年になります。福島第一原発事故による放射性物質の放出で、事故の対応に当たるために防護服を身にまとって復旧作業をされていた姿を思い出します。COVID-19により感染した患者様を救うため処置に当たる医師や看護師が防護服を身につけ治療を行い、その姿を見ると、感染とは目に見えないだけに恐ろしいものだと痛感します。 災いは忘れたころにやってくる。迫りくる東南海地震や、100年に一度が今では1年に一度、毎年となった風水害に対して、常に準備を怠ってはいけないと思っております。 そして、私たちがやはり守るべきことは、環境がすごく大事だと思います。市民の意識調査によりますと、名張市は自然豊かなまちであるという声が聞こえます。一見そのように見えますが、本当にそうでしょうか。山や田畑には現在太陽光発電設備が建設され、住宅地にも建てられています。これが今後の問題となっております。もう既に景観が壊されようとしております。山紫水明と言われながら、本当にこの名張がきれいな環境に置かれ、そして100年先までの子供たちがこのまちでよかったというような環境の名張にできるのでしょうか。 川を見れば、石にへどろのような物が付着しております。また、季節によっては悪臭があります。大雨が降り大水が出れば、大量のごみが名張川に流れ込みます。ほとんどがポイ捨てされたものかもしれません。川の生き物の生態系にも変化はないでしょうか。 昨年12月15日に起工式が行われ、名張かわまちづくり計画が始まり、河川の整備、名張川の引堤の工事がスタートしています。その概要には、散策したくなるまちづくり、名張川と宇陀川の合流地点である自然を生かした水辺と親しめる場所として、親水空間の整備を行いながら、観光の振興、地域活性化の促進を図りますと書いてあります。果たして自然環境を生かした水辺で親しまれる場とした親水空間、この名張川が本当にきれいな川でしょうか。この川の実態を、水質の部分を調べていただいた中で、昨年とどのような変化があったのか、きれいにまだなっているのか、その辺をお聞きしたいと思います。 続きまして、ごみゼロ宣言でございます。 第五次ごみゼロ社会を目指すアクションプログラムが発表されております。今なおごみに関しては、なかなかゼロへ宣言しながらもほとんどごみの量が減ってはおりません。これは本当に大変な問題だと思っております。名張市がごみゼロを目指すならば、本気でことし一年、あるいはこれから先、アクションプランの中でどのような取り組みを真剣に行おうとしているのか、具体的なアクションをお願いしたいと思います。 また、近年、分別のごみに対して市民からのいろいろなご意見をいただいております。よかったという方もいらっしゃいますが、まだまだ反対の意見も多く聞かれます。 一昨日、ある市民センターでの質疑にも行かさせていただきました。その中での意見もたくさんあります。その辺はまた後ほど言わさせていただきたいと思います。 それから最後、伊賀南部クリーンセンターの今後についてでございます。 伊賀南部クリーンセンター、市民の皆様の意見の中にも、ごみ袋がもう少し安くならないのか、これは何度も、最初、福田議員さんもおっしゃってくれました。何とかならないのかと、ちょっとでもならないかというふうな、今回の質問でもおっしゃってくれてました。このならないのをなるように、何とか努力できないのかなというふうに思っております。 また、クリーンセンターでの、今現在、2月1日から2地域でごみの分別の試験的なことをやっていただいていますが、クリーンセンターでの1号機の燃焼の検証です。また、2号機の検証の期間、予定では2月7日から3月8日までの30日間というに聞いておりますが、きょうは3月9日であります。1号炉の燃焼結果はどのような結果が出ているのか、出ていなければ出ていないで、いつ発表していただけるのか、あるいは2号炉の検証期間、1月31日から3月1日までの30日間と聞いておりますが、これは今は予定であって、まだ進められていて結果が出てないんでしょうか、その辺もお聞きしたいと思っております。地域の皆様の不安を払拭するためにも、安心・安全な炉であるということを言っていただきたいなと思っております。 そして、クリーンセンターの今後でありますが、これもまた2024年の地域協定がございまして、ことしの4月にそれをどうするかということをしないといけない。まだこれは言える段階ではないと思うんですけれども、伊賀南部クリーンセンターで昨年火災事故が起こり、今修理にかかろうということで予算が上がりました。大変な修繕費であります。あと4年後に迫った地域協定、まさかそこで終わることはないと思うんですけど、その辺の方向性もお聞きしたいと思っております。 最後に、成人式について。 これも初日に福田議員さんが質問していただきました。私どもも、どうしてもこれを聞いてほしいと、不安に思ってる市民の方々から質問してくれということで、質問させていただきたいと思っております。 まず、成人式についてですけども、2022年4月1日から民法改正により成人式年齢が20歳から18歳に引き下げられる、そのことが実行されれば、その年度は18歳、19歳、20歳の子供が一同に成人式を迎えることとなります。隣の伊賀市は実行すると早々発表していますが、名張市としてはどのように検討されるのかお聞きしたいと思っております。 成人式の発祥というのは、1946年、埼玉県で開催された青年祭だったと言われております。それが全国に広がり、1949年1月15日が成人の日と制定されました。成人の日を1月15日に定めたのは、元服の儀を新年最初の満月に行う風習があり、それに由来しているためだとされます。 奈良時代以降、数えで12歳から16歳の男子が行った元服が成人式に当たる通過儀礼であります。大人の髪形に結い、服装も大人のものへと改め、幼名から新しい名前に切りかえ、冠をつけたりしました。女子の場合は、裳という衣服を身につける儀式で、つまり現在の成人式に振り袖を着る理由は、若々しい女性の礼服であるからです。 成人の日は、大人になったことを自覚し、みずから生き抜く青年を祝い励ます日であります。長い袖には、華やかだけでなく、女性は19歳が厄年に当たることから、袖で厄を払い、幸せを引き寄せてほしいという願いが込められています。日本の文化、伝統を守っていただきたいと考えています。どうかよろしくお願いいたします。 ○副議長(坂本直司) 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 木平秀喜議員のお尋ねにお答えをいたしたいと存じます。 3項目についてのお尋ねをいただいたわけでございますが、前段でコロナウイルス感染症の対応、対策についてのご所見を述べられたわけでございますけれども、我々自治体としても、早く終結に向けまして、これは市民、当然ながら県民、国民を挙げて努力していかなければならないと、こういうことでご協力方をお願いをいたしておるところでもございますし、また我々行政にある者も、できる限りの対応、対策を講じていかなければならないと、こんなふうにも思わせていただいてるところでございます。 1項目めが名張市立病院についてのお尋ねでございますけれども、伊賀地域には、急性期病床は多くあるものの、回復期病床が少ないという状況であります。今後さらなる高齢化が見込まれることから、地域の医療需要に対し回復期病床の不足を補完するという供給面の役割を果たせるものとして、市立病院に41床の地域包括ケア病棟を導入いたします。 地域包括ケア病棟の特色といたしましては、急性期治療を終えた患者様が在宅復帰に向け、リハビリを中心とした治療の方針について、患者様やご家族様の選択により、継続して療養をお受けいただくことができます。また、他の病院で入院中の患者様が市立病院で退院調整を希望される場合や継続したリハビリを望まれる場合についても、医師の判断でこの病床を利用して療養していただけることができます。さらに、地域の訪問看護ステーション、ケアマネジャー、まちの保健室などと定期的に行う情報交換会を通じて連携を強化し、在宅療養中の患者様に係る受け入れも可能となります。 一般病床200床のうち、残りの159床については、これまでどおり一般急性期病棟として運用しますので、急性期医療から回復期医療を経て在宅復帰につなげるという地域包括ケアシステムの一翼を担うものと、そのように考えております。 市立病院は、4月より地域の医療機関とさらなる連携強化を図るとともに、地域に深く根づいた医療機関へと大きく変化をいたします。医療従事者がワンチームとなり、市民の皆様の生活のよりどころとなる病院づくりを目指して地域医療に取り組んでまいりたいと、このように考えております。 以上のような特徴を持つ地域包括ケア病棟となりますが、リハビリ部門につきましては、現在のリハビリ従事者数は7名です。次年度については3名の増員を予定しております。引き続き強化を図ってまいります。 看護師については、7対1看護から13対1看護になりますので、地域包括ケア病棟のみの看護職員の配置数としては減少しますが、一般急性期病棟で活躍いただけるよう配置をさせていただきます。 近年、独居高齢者の増加とともに、社会とのつながりが極端に乏しい社会的孤立への注目が高まっています。これは社会的に孤立した人、社会関係が乏しい人ほど早期に死亡する確率が高いことや病気の予後が悪く、日常生活活動や身体機能、認知機能の低下リスクが大きいと言われていることによります。孤立の指標は定まっているわけではございませんが、先行する研究によりますと、会話の頻度、頼れる人の有無、手助けする相手の有無、社会活動への参加状況などが挙げられております。 本市といたしましても、孤立ゼロ社会の実現をテーマに、地域包括ケアシステムの深化発展に向けて、SDGsの一丁目一番地でもございます誰ひとり取り残さない社会を目指して、孤立させないネットワークづくりを目指したいと、このように考えてます。 市立病院における地域包括ケア病棟は、その施策の一つとして、地域の訪問看護ステーション、ケアマネジャー、まちの保健室などと連携を図り、対応していくことといたしてございます。 次に、ACP、アドバンス・ケア・プランニングに関する取り組みでございますが、医師、看護師、メディカルスタッフがチームとなり、患者様とそのご家族に対しましてインフォームド・コンセントを行っておりますが、救急外来では既に意思決定能力が低下した状況で搬送されてくる場合があり、その必要性については実感しているところでございます。 今回の診療報酬改定で、厚生労働省の人生の最終段階における医療ケアの決定プロセスに関するガイドライン等の内容を踏まえまして、適切な意思決定支援に関する指針を定めることという内容が新設されましたことから、このガイドラインに沿って、社会福祉士や在宅復帰支援員が、患者様やご家族、介護支援者とともに十分に時間をかけてゆっくりと在宅復帰に向けたお手伝いをするという寄り添った運用を目指してまいります。 また、本市といたしましては、適切な意思決定に関する支援の手段として、現在、意思決定カードなどの運用を検討しているところでもございます。 この後に終末期医療、ターミナルケア。こういうことになるわけでございますが、これは日本国にとっても大きなテーマでございます。今どこの自治体も国を挙げて健康寿命を延伸させていくという、この取り組みをしてます。これは大きな意味があります。1つは人生100年時代、ですからこの一生涯を健康で活力に満ちた生きがいある生活を送っていただかなければならないということですし、そしてもう一つは、そういう元気な高齢者ができる限り支え手ともなってほしいなと、こういう思いも込められているわけでございます。 ただ、高齢者の方にあっては、いずれかはまた終末期医療というのが必要になってくるわけでございます。これをできるだけ延伸させると、こういうことになるわけでございますけれども、そのときにご本人あるいはご家族あるいは医療職が望んでないような医療をしていかなければならないと、こういうことであってはならないというふうに思うんです。ですから、寝たきりで延命するとこれは医療かと言いたいわけでございまして、そういうことに対するいろんな取り組みをこれからしていきたいなと、こんなふうに思ってるところでございます。 それから、環境について何点かお尋ねいただきましたが、これは地域環境部長なり環境衛生担当参事からご答弁申し上げます。 それと、3項目めが成人式についてお尋ねいただきました。 これは福田議員にもご答弁を申し上げたとおりでございますが、これは教育委員会のほうからご答弁を申し上げますけども、私は、20歳の集いであっていいというふうには思ってるところでございます。私を市長にしていただいてから、成人式はそれまで午前中やったんですが、午後からとさせていただきました。理美容組合さんから大変感謝のお言葉を頂戴いたしたところでございます。 当方からは以上です。 ○副議長(坂本直司) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(今井寛) ただいま木平議員さんのほうから地域包括ケア病棟の導入に当たりましてリハビリの部門で施設を拡充するのか、あるいは機械器具はどうなんだ、あるいはスタッフはということでご質問いただいた部分についてお答えを申し上げます。 名張市立病院の現在のリハビリの従事者につきましては、理学療法士が4名、作業療法士が2名、言語聴覚士1名の合計7名の職員がおります。この3月の末に作業療法士が1名退職をいたしますが、4月に理学療法士1名、作業療法士1名を採用する予定でございます。さらに、ゆりの里の閉所後には理学療法士1名、作業療法士1名がこちらに戻ってまいりますので、このリハビリのスタッフに加わるということになります。 それから、施設の部分でございますけれども、地域包括ケア病棟の導入に伴いまして強化を予定しておりますのは、スタッフの増員という部分でございまして、特にリハビリ室を拡張する、あるいは医師、看護師等の増員については予定としておりません。 したがいまして、人的な部分の、特にリハビリのスタッフのみ増強するというような予定でございます。 以上です。 ○副議長(坂本直司) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) 第2項目めの環境についてということでお尋ねをいただきました。 自然環境保全とそれからごみゼロへの取り組みということで、まず議員さんのほうからは、世界的に見た大きな視野でのオーストラリアの火災の問題でありますとか、東日本大震災による放射能の汚染の問題でありますとか、大きなところからご指摘をいただきました。 その中で、お尋ねをいただきました名張川等の水質について、少しこちらのほうをお答えさせていただきます。 名張川の水質調査につきましては、国土交通省木津川上流河川事務所が基準点として定める家野橋付近で毎月実施しております。また、宇陀川を含む安部田地内の高橋の付近、新夏見橋付近で年4回、大屋戸橋付近で年8回、計4カ所で実施されています。 本市におきましても、花瀬川、滝川、釜石川、シャックリ川、小波田川、青蓮寺川など、市内の中小河川のうち10カ所につきまして、年に一度の水質調査を実施しています。 調査の頻度や調査地点につきましては、水質調査の結果をもとに検討しているところでございますが、現在のところ水質が悪化しているとかそういうな報告は上がっておりません。名張市内で公共下水道、農業集落排水等の整備が伴い、水質のほうは改善をされているということでございます。 それから、2点目のごみゼロアクションプログラム等に基づいて、ごみの減量について具体策としてはどのようなことを考えているかということについてお尋ねをいただきました。 このことにつきましては、これまでは3Rという形でごみの減量化の啓発をさせていただきましたが、このたびの資源ごみの一部収集方法の見直しに伴いまして、4Rという形で取り組みをさせていただくことといたしました。 この4Rと申しますのは、まずごみの発生抑制、リデュース、再使用、リユース、ごみの再生利用、リサイクルのこの3つが3Rというものでございますが、ここに断る、リフューズを加えて4Rと呼んでおります。この断るということは、これは以前からも推奨はさせていただいておりましたが、買い物時のマイバッグの持参、過剰包装を断る、不要なものは買わない、もらわないなど、家にごみとなるものを持ち込まないように啓発していくところでございます。また、マイ水筒という形で飲み物を持参されている方々の姿というのも多く見かけさせていただいております。 このように、ワンウエープラスチック、使い捨て用のプラスチック、こういったものではなくって、それから再利用が可能なものを使うことによっておうちの中にごみをまず持ち込まないこと、そして使えるものは繰り返して使う、そしてごみと出すときには例えば食品残渣物、そういったものの水切りを徹底するなど、ごみを減らすということ自体につきましては、これはこれまでのプラスチックに頼っていた暮らし方を今後どのように考えていくかということを市民の皆様方と一緒に考えながら進めさせていくことが、地道な努力ではございますけれども、やっていかなければならないことかというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(坂本直司) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) 私のほうからは、伊賀南部クリーンセンターの件につきましてご質問をいただきました。 まず、1点目、再性能試験の状況についてご質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。 再性能試験につきましては、1号炉が令和2年2月7日から令和2年3月8日まで、そして2号炉が令和2年1月31日から令和2年3月1日まで実施する予定となっており、そしてそれぞれ予定どおり、1号炉が3月8日正午まで、2号炉が3月1日正午でそれぞれ試験を終えているところではございます。 このような形で試験の期間は終えましたが、この試験によりまして得られたデータにつきまして今後詳細に検証を行い、また先日来からご紹介させていただいてますとおり、近畿大学の教授の先生に検証もいただきながら、この試験のデータにつきまして最終的に性能についての判断を行ってまいりたいというふうに考えております。 また、このように、日報の書きかえの事案が発覚いたしましてから相当な時間がたっておるところでございまして、周辺の方々に対しましては大変なご心配を長くおかけしているというところでございます。改めて深くおわびするとともに、検証につきましてはもうしばらくお時間をいただきまして、そしてスムーズに周辺の皆様、議員の皆様、市民の皆様にお知らせをさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。 そして、2点目、リサイクル施設の火災についてのご質問をいただきました。 リサイクル施設の火災の復旧に関する費用につきましては、約15億円を見込んでいるところでございますが、復旧の方針といたしましては、焼損した施設の全てをもとどおりに復旧するのではなく、再発防止対策及び施設の強靱化なども考慮いたしまして、可能な限り復旧費用を抑制する検討を行ってまいります。 まず、建築設備につきましては、焼損部分や熱の影響などにより構造的に問題のある部分のみ復旧いたします。 次に、機械設備につきましては、不燃ごみ、粗大ごみなどの処理工程の一部を見直しを行いまして、低速破砕機、高速破砕機、第1搬送コンベヤー、磁選機までを従来どおり、ここまでは復旧をいたすわけなんですけれども、これ以降の工程につきましては、各種搬送コンベヤーなどの復旧は行わずに、処理したごみをコンテナなどに一時貯留して、直接焼却施設へトラックなどで搬送するということとしております。 このような工程の一部を見直すことによって費用の削減効果もあるわけなんですが、しかしながら全体的なごみ処理につきましては火災以前と同様なものというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 2022年度、令和4年度の成人式の実施につきましては、先週、一般質問の初日に福田議員のご質問に市長からお答えをさせていただきましたところですが、20歳は引き続き重要な人生の節目であること、それから18歳の時期には受験等への教育的な配慮が必要になること、さらに18歳で実施するとした場合には、令和4年度には18歳から20歳までの3年間をあわせて対象としなければならないということで、会場の確保や式典の運営が大変困難になること、こうした理由から従来どおり20歳を対象とし、名称は20歳の集いとして実施をさせていただくとさせていただいたところでございます。  (副議長坂本直司退席 議長富田真由美  議長席に着く) ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) では、ありがとうございます。 最初の項目からもう一度質問させていただきます。 地域包括ケアということで、従来の目的は在宅に戻してあげるということなんですけれども、この地域包括ケア、緊急で搬送された方にはいろんな年齢層の方がいらっしゃると思うんです。その中で、ケア病棟にこの人を入れるという判断は誰が行い、どのような方を病床に入れようと思ってるのか、お聞きしたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(富田真由美) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(今井寛) ご案内のとおり、名張市立病院は急性期の2次医療を行う病院でございますので、救急の受け入れを日中、それから夜間休日については輪番で行っております。 ここへおいでの患者様は、基本的にまずは急性期の治療をいたします。急性期の治療を終えた方については、その症状、それから後々の治療の内容にもよりますけれども、家へ帰って療養いただく方、あるいは入院して治療を続ける方があります。入院して治療を続けるかどうかということは、ドクターが判断をいたします。 急性期の治療を終えたときに、この4月以降、地域包括ケア病棟ができますので、そちらに転棟いただくかどうかというのは、これはドクター、看護師、それから退院支援を行います地域医療支援室がございますので、そうしたスタッフが総合的に判断しまして、どうするかということを決定いたします。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) それでは、患者さんが地域包括ケア病棟から在宅へ戻られました。そのときに、また在宅に戻ったときには、ケアマネジャーさんを中心として、ホームヘルパーさん、あるいは訪問看護師さん、できれば訪問歯科医さん、訪問診療医さんなどが在宅で必要になろうかと思います。この人たちが見守ってあげるのが地域包括ケアと思っております。 それで、この方がまた病気になられたとき、急性期になられたときに、じゃあ地域包括ケア、名張市立病院に入れるのか、それとも救急になったときに、2次が必要になったときに、この方は、ケア病棟から在宅に戻ったけれども病気になられたとき、そのときにはどのようになるんでしょうか。 ○議長(富田真由美) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(今井寛) まず、救急医療は、先ほど申し上げましたように、日勤帯は受けておりますし、それから夜間休日については、これはご案内のとおり、3輪番、私どもと上野総合市民病院それから岡波病院とで交代しておりますので、救急治療が必要な場合には夜間休日については当番の病院に搬送されることになります。 救急治療が落ちつかれた後にまだ入院が必要だと、だけれど名張へ帰りたいということになりましたら、当然これは病院間で連携しますので、また私どもの病院に戻っていただくことはできます。 200床の病床はこれまでどおりございますので、そのうちの41床を地域包括ケア病棟ということにしますので、救急の治療が必要な場合は一般の救急病床に入っていただきますけれども、それが落ちつかれた後に地域包括ケア病棟のほうへ転棟していただくと、こういうことになります。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) それでは、地域包括ケア病棟を希望された患者さんというのは、往診とかあるいは訪問医療を行ってる場合に、この人はもう一度地域包括ケア病棟に入れたほうがいいという判断というのはされるんでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(富田真由美) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(今井寛) まず、病院でございますので、治療の必要のない方については来ていただくことはできませんけれども、病院で治療をして、落ちつかれたので在宅へ戻られたと、ただまた容体が悪くなって治療が必要だということになれば、これはどなたであっても救急でお受け入れしますので。それから、落ちつかれた後には地域包括ケア病棟へ入っていただく。また、在宅で療養しておられるときに、いや、これはもう一度病院で治療してもらったほうがいいなというときに、そのところから地域包括ケア病棟に受け入れをさせていただくことはできますので、これが地域包括ケア病棟の特徴であります。 院内で救急から地域包括ケア病棟へ転棟していただくということもできますし、在宅にいらっしゃる方を病院の地域包括ケア病棟へ受け入れるということもできます。それはそのときの在宅診療医であったり、あるいはケアマネジャーさんであったり、それから私どもの病院のスタッフ等が相談して、どうするかというのを決めていきます。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) そうですね。多分誤解されてる方というか、いらっしゃると思うんです。要は、救急から回復期に行くのが地域包括ケア病棟だと思ってる方がいらっしゃると思うんです。 そうじゃなくって、地域包括ケア病棟というのは、名張市7万8,000人全体が見守ってあげる、地域を包括するという考えで、その中の在宅で治療していただいてる方ですよね。今、市長さんもおっしゃってくれましたけど、SDGsのように、独居老人であろうが誰ひとり取り残さない治療ができるというのを目標にするとおっしゃってくれてました。ですから、自宅でいらっしゃる方がもう一度地域包括ケア病棟に戻れることが、名張市立病院はそういう方向性で入れるのか、それとも急性期から、そこからリハビリのために移っていくという目的にされてるんじゃないかな。本当の地域包括ケア病棟の意味を市民の方にもわかっていただいて、在宅で介護されている方がもしものときには地域包括ケア病棟に入れるような仕組みを持ってほしいなというふうに思っているんでございます。 そして、今41床ですけど、これって足りるのかなと思ったりするんです、今後、こういうふうな考えをすると。地域包括ケア病棟に入りたいという方を受け入れるんであれば、部屋数が絶対足りないような気がするんですけど、その辺は41床で名張市全体の高齢者を見ることができるのでしょうか、お願いします。 ○議長(富田真由美) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(今井寛) それにつきましては、今後の需要に応じて検討していかねばならないというふうに思っております。今もっては、これは地域包括ケア病棟という仕組みでございますので、一定の病床、固まりを持って機能を持たせるということでございますので、特に病棟を分割したりとかということになってきますと、人員面であったり施設面であったり造作がかかってくるということになりますので。まずは41床、今、病院の病棟でいいますと5階の病棟に当たりますけれども、ここを全て地域包括ケア病棟としてこの4月から運用させていただくと。今後のことについては、その状況を見て、また必要に応じて増床を検討していかねばならないとなりましたら、その時点でどういうふうな方策をするのが経費的にもいいかというようなことを総合的に判断して決めていくことになるんではないかというふうに考えております。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) わかりました。 いろんな方が在宅医療をされてると思います。あるいは施設にもいらっしゃると思います。 その中で、この病床ができると聞いたときに、すごいな、本当に期待できるな、ただ中身をどんなふうにするのかなというふうに思いまして、私も地域包括ケアについてもいろいろと他市のことも調べさせてもらいました。ぜひ、かかりつけのお医者さんがいない病人などもちゃんと入れるとか、地域の方に優しい病院であってほしいなというふうに私は思っております。 部屋もまだ今は計画はないということですけども、リハビリに特化してるならば、そういった施設を利用して、外部から来られる方も受け入れるのかどうか、今後の課題だと思います。部屋がふえないんで、そういった理学療法士の人数も限られてますので、40人の方をいろいろするにも大変だろうなというふうに思っております。 あと、病院にたくさんの方、外来なんかも来られる方をふやすためには健康診断なんかもされてるのかなということでお聞きしたいと思います。お願いします。 ○議長(富田真由美) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(今井寛) 市立病院におけます健康診断でございますけれども、地域の開業医の皆様と機能分担という形をとっておりますので、健康診断におきましても国保の検診などの特定健診は開業医の皆様に行っていただいております。 当院では、MRIなどの高度な医療機器を活用した脳ドックであったり、肝臓、胆のう、膵臓の健診、いわゆる肝胆膵健診といいますけれども、こうした健診。それから乳腺外科の専門医による乳がん検診、これはマンモグラフィーを使いますので、そうした健診は実施しております。 健診といいますと、人間ドックというようなことになってこようかと思うんですけれども、人間ドックにつきましては、三重県市町村職員共済組合、それから公立学校共済三重支部、あと地方職員共済三重県支部と契約を行いまして、そうした共済組合の行う人間ドックにつきましては私どもでも取り扱っておりまして、年間で人数で約140名程度の受け入れを行っていると、そういう状況でございます。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 最後に、皆様の希望なんですけど、脳と心臓の救急の場合はできれば地元の病院に運んでほしいというふうな希望が多々聞かれます。確かに、輪番制があるということで難しいかもしれないんですけど、脳と心臓に限っては一秒を争う。私の知り合いも、他市の病院に運ばれまして、今、植物人間状態になってしまったという事実を数名知っております。できましたら、どうかそのような仕組みが早くできますことを祈りまして、まずこの分は終わりたいと思います。 続きまして、ACPのところなんですけど、今言った関連にもあるんですけど、終末期をどうするか。私も両親を亡くしたときに判断に困りました。父親のときは、どうしますかと聞かれて、どうしていいかわからないんで、胃ろうをしました。そうすると、胃ろうのまま3年半年過ごすことになりました。そして、母親の場合は、余命半年の膵臓がんと言われたんですけど、母親と相談した上、もうやめとこうと、薬もやめとこうと、治療もやめようと、手術もやめようと言いましたら、何と5年間、普通に生きることができました。がんの宣告も、その病院の先生が母親と私と同時に教えてくれました。そこで、母親と2人でどうしようということを決めて、5年間元気に介護施設に行ったり来たり、あるいは体が悪くなったときは市立病院でお世話にもなって回復して、また過ごすことができました。どの道が正解なのかなというふうに私も思いました。 胃ろうのまま何年もいるのがいいのか。父親は、死ぬ1週間前に涙を流しました。その涙は何なのかわからないんですけど、死ぬ1週間前ですので、何かを悟ったのか、私に対して感謝の涙なのか、それとも自分の人生がこれで終わりかというのを感じたのかわかりませんけど、これが本当に自分の意思で生きたあかしなのかという涙だったのか私はわかりませんけれども、こういったACPという仕組み、これを行っているところがあります。 これは松戸市にふくろうプロジェクトというのがありまして、こういったところで、できるだけ長く生きることを優先して治療を受けたいのか、あるいは長く生きることより苦痛を減らすための治療や負担のない治療を病院で受けたいのか、住みなれた自宅や施設で過ごしたいのか、そういったことを言ってみればまだ元気なうちにしっかりと地域包括の中で、先生あるいはケアマネさん、家の人がその人の意思をしっかりと酌んで、どのように終活を語るかを決めておくほうがいろいろな部分で判断に困らないし、いろんな問題があると思うんですけど、一つの仕組みとして大事ではないかなというふうに思っております。 あるいは、先日ですけども、委員会で北原リハビリテーションに行かさせてもらいました。そこではリビングウイルという必要性をされておりまして、終末期をどうするか、あるいは遺言状までちゃんとしてあるとか、そういったことまでされてました。 そこまでするかどうかは別として、終末期をどのようにするかということって、多分、消防の救急隊員の方も非常に困ることだと思うんです。本当に蘇生をしていいのか悪いのか、あるいは人によっては心臓、臓器の提供をされてる方もいらっしゃるかもしれないんですね。その方に対しても、どの段階ですべきかということも判断しないといけない。救急隊員が感じる、すごい困る部分というのも松戸市では書いてくれております。 ですので、ドナーなんかも、今後どのようにしていこうかと市立病院では考えてるか、一言お願いいたします。 ○議長(富田真由美) 市立病院副院長。 ◎市立病院副院長(今井寛) 市長の答弁の中でも申し上げました、国がガイドラインを出されたということで、これは全国的にどこの病院でもそういう場面に直面する、またそうしたご家族の方も直面されるということで、このガイドラインに沿いまして、どのような支援をしていくのが適切かという指針をそれぞれ定めていくということになりまして、私どももこれを検討しておりますが、具体的にまだお示しするような段階にはなっておりませんので、ただ、これは現場で、特に救急などの場合は突然搬送されてきて、ご家族もそうしたことをご本人様と話し合ったことは今までないという方は決して少なくありません。家族の方も戸惑われてるというのが現状です。ですので、元気なときにそうしたことを話し合うという、家族の習慣といいますか、そういうものが必要だなということを、これは現在年に4回、三重県の地域医療調整会議という会議が開かれたときに、市内の病院の院長先生がおっしゃられたんですけども、これまで我々は、自分の死、家族の死についてどういう終末期を迎えるかということを勉強してこなかったと。ですんで、これからはいかに死んでいくかということを誰もが考えていくという必要があって、そうしたことをふだんから話し合うことの中で、今おっしゃっていただいたリビングウイルであったりACPであったりということが形になってくるんだろうと思います。 ただ、何も決まっていないとはいうものの、先ほどご紹介いただいたような先進的に取り組まれている病院もございますので、そうしたところの先進事例に学ばせていただいて、私どももそうしたものを形づくっていけたらなというふうに考えております。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 今後大事になってくることだと思いますので、ぜひ早急に検討していただければと思っております。 続きまして、環境についてのほうに移らさせていただきます。 まず、川のことでいろいろ、きれいな川だとおっしゃってくれました。本当にそうかなと。 といいますのも、名張川というのは、まちの中を流れる、蛇行した、観光にとってもすごくいい目玉になるんじゃないかなというふうに私は思ってます。特に今回、親水空間ができるということで、観光客を呼び込もうというふうに思ってられると思うんです。その流れが親水空間からやなせ宿あるいは藤堂家邸までの、またまちなかを巡回してもらうとか、いろんなこの部分に関しての構想は今後考えてくれるだろうし、また藤堂家邸横の旧老人センターにおいてもことしじゅうに結論を出さないといけない。私も、去年の9月のときに一般質問でどうしましょうと、2年間の棚上げということで言われてましたけども、いよいよその時期も迫っておりますので、観光としてするのであれば、この辺もまた考えてもらえたらと思うんですけども。 話を戻しますけど、名張川というのはかつてアユ釣りで有名でした。ところが、今まで他府県、他市からたくさんの釣り人が来てくださいまして、目的を持って川に来られるということは、その川がきれいだから、アユが釣れるから来てくれると思うんです。ところが、近年、なぜか、なぜかですよ、なぜか川の変化によってアユが釣れなくなり、アユがいなくなってしまった。ですので、入漁者も昨年の5分の1に減ってしまった。これは事実です。 釣りに来られた方がおっしゃるのは、アユを釣りに日本中回りはりますから、南は九州から北海道まで、ずっと気候に応じて釣りに行かれるんで、その方が言われたことですけども、日本中探しても、アユ釣りをする川でこんな汚い川はないと言われました。本当にショックでした。これは本当なんですよ。言われてるんです。 だから、じゃあアユ釣りをやめとけと、名張川はきれいやけどアユ釣りに来んでええというならばそれでいいんですけど、観光の一つにするならば川をきれいに。私も真剣に、多分、田中さんもやっていただけると思うんですけど、しないといけないな。自分たちが川で泳いで魚釣りをした名張川を清流にもう一度戻せるような努力を、市民全体で観光の目玉にできるような取り組みをしていきたいなと私は思っております。そのために、ごみ、これが非常に問題じゃないかなと。 3月の当初から簗瀬水路の清掃を今していただいてます。ところが、朝日町の水路の出口あるいは東町の水路の出口にごみが物すごい散乱してるんです。私は、この議会に来る前にもう一度川を見に行きました。これまでに言ってるからごみを集めに来てくれてるかなと思ったら、まだそのままでした。 ということは、国交省の管轄なんで名張市は関係ないよ、国交省がきれいにしなさいよと、国土強靱化で川を掘ってくれてるついでに拾っていけやと言われるのか、あるいは汚れて汚いから、地元の方からの声なんですね、あんなにごみが散乱してんのに何できれいにしてくれへんのやというのが地元の方の声なんで。ぜひ、名張市の担当じゃなければ担当に言っていただいて、ごみをきれいにしないと。これが海洋プラスチックごみとかいろんなことにもつながっていきますので、上流にいる私たちがそういった意識、ごみを捨てないということをしていかないとなかなかきれいにならないんじゃないかなというふうに思うんです。 うれしかったのが、やなせ宿へ行きましたら、名張川の魚がたくさんおりました。ほんまに名張川のをとってきたんかどうかわからないですけど、たくさん水槽に入れてくれてました。カワムツやらムギツクやらタニシやらがいてくれて、きれいになってるんやと。多少きれいになってきてんのやということでちょっとほっとしたんですけど。川行ったときとか川じゅうを見たときにごみが物すご散乱してるんで、今、水路をきれいにしてくれてますけど、大水が出たら、ある地区でいえば、ごみが詰まって川があふれるというようなことも聞いてます。そういうところも市民の意識を高めていただきたいなというふうに思っております。 ごみの問題は非常に難しいんですけど、川を汚す原因というのは生活排水だと思うんです。その生活雑排水ですけど、これもSDGsなんですけど、話は全てそうだと思うんですけど、この時代に環境の負荷をかけないような洗剤であったりシャンプーであったり化粧品であったり雑貨であったり、そういうなんを名張市から提案、こんなふうに変えてください、できればこういうものにしてくださいというような提案もしていただければなというふうに思っています。だから、具体的にどんなふうな取り組みをされてますかということもお聞きしたかったんです。 ごみを減らすということで、ごみと川の水というのは一体化してると思ってまして、去年も私は一般質問させてもらったんですけど、下水道に接続している比率というのは去年から上がってますか、接続率。いかがですか、データはありますか。 ○議長(富田真由美) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山森幹) 下水道の関係の接続の数についてといったご質問がございますので、少しお話をさせていただきたいと思います。 昨年から今年度にかけて名張地区公共下水道の接続数については、令和2年2月現在で65件、約4.3%増といった数字が出ております。 以上でございます。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 旧市内は高齢化も進んでまして、なかなか接続率がふえないと思うんですけど、一軒一軒の方がごみに対する意識を高めていただくような啓発をしていただきたいなというふうに思ってます。 ごみを減らす部分に関しても、前回、山下議員が桜まつりあるいは花火大会でデポジットという取り組みを検討したらどうかという提案をしてくれたと思います。祭りの前に名張市のマークに入ったコップを例えば100円で買ってもらって、そして祭りの中でビールを飲んだり何かしたとき、また帰るときにそのコップを返したら100円が戻ってくる。そういった取り組みをしたらどうかという提案をしてくれましたけど、そういった検討はあれからされましたでしょうか、お願いします。 ○議長(富田真由美) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) デポジット制度のことについて今ご提案をいただきました。 大規模なイベント開催時におけるデポジット制度の導入については、第三次なばり快適環境プランの中でも、これはイベントにかかわりなくですけれども、デポジット制度の導入ということは事業者の役割の中で一旦は検討しようというふうに明記はしております。 その中で、このような大規模なイベント時におきましては、限られた場所での、それから人の流れが流動的であること、そして限られた時間の中というようなさまざまな制約があることから、それを導入するには事業者や来場者の方々の協力というものを求めていかなければならないというふうに考えております。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) ぜひ考えていっていただきたい。というのは、少しでもごみを減らす努力というのは必要だと思っております。 それから、前から、完食!二十面相出没店ということで取り組んでいただいたり、食品ロスの部分、3010というのをしていただいてますけど、あれから加盟店というのはふえていますか。 ○議長(富田真由美) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) 食品ロスの対策といたしましては、事業者の方に対しましてこちらのほうから働きかけをさせていただきまして、ただいま現在のところでは13団体のところで登録をいただいているところでございます。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) まだ13団体ということで、もっと説明しに行ってもらうとか努力してもらいたいなと、もっともっと周知してもらいたいなと思います。 例えば、飲食店をやってますと、食品衛生の講習会があるんです。そのときって飲食店をやってる方が集まってくるんで、そのときにそういったパンフレットとかこういうのがありますということを渡されてもどうかなと私は思ったりします。多分、こんなんをやってますと、ホームページとかをなかなか見ない方もいらっしゃると思うんで、その人たちに知ってもらうためにはそういった講習会にそういった資料を持っていって、ぜひ、食品ロスに取り組んでますのでどうか協力店になってくださいということを言っていただくのもいいんじゃないかなというふうに思っておりますので、お願いいたします。 あと、ごみに関する問題なんですけど、百合が丘とそれから薦原でしていただいてまして、困ったという意見も聞いております。ごみがあふれて近所のトラブルになりそうだとか、思ったよりごみの量が多いだとか、あるいは家族が多いので、30リッターですか、1巻きもらったのかな、では足りないという声も聞きました。やっぱり出る家は出るんですよね。そういう家庭というのは子供さんもたくさんいてはる家庭なんです。じゃあ、受益者負担ということで、じゃあ家族が多くて出費も多いご家族さんにまた出費をやる。これはごみを出したもんが悪いんやという考えじゃなくて、もう少しその辺のことも考えてあげて、ご家族さんの多いところ、あるいは家族1人のところとは全然違うと思うんで、ごみの袋の使う量は、考えていただいてほしいということと、それから意見の中に5円の袋は必要かという声も聞きました。5円、ありますよね。あれって使いますかと、あれをつくる理由はありますかという声も聞いてます。今後それも検討してもらえたらというふうに思っております。 それと、市民の皆様が説明をしてくれと言うたら行きますよというふうに言われてますけど、区長さんに説明だけすればいいんじゃなくて、あるいは地域から来てくれというたら行くんじゃなくて、もっと早くに説明してほしかったという方もいらっしゃいます。今となってはあれですけれども、この2カ月間の試行で、今度全市が4月からスタートしたときに本当に今の時期と夏の時期とまた違うと思うんですね、ごみの量、変わってくると思うんです。そのときに対応するのにネットをかける。このネットというのは、地域づくりからのネットですか、それとも市から全地域に渡すネットでしょうか。 ○議長(富田真由美) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) ただいまこの質問の冒頭のところで議員さんのほうからモデル地域の地域の紹介がございましたが、百合が丘とおっしゃっていただきましたが、百合が丘では実施しておりません。改めて申し上げますと、さつき台地区を除く薦原地域とそれから川西、梅が丘の全域の地域で、この2地域で実施をさせていただいております。 その中で、家族の数が多いから出るごみの量も多いから、ごみ袋の値段が高くなるのはたくさん使うからというようなお話をいただきましたけれども、この指定ごみ袋といいますのは、もともとがごみ手数料という考え方をしておりますので、先ほどから議員さんのほうもおっしゃっていただいておりますごみの減量化、これが今後名張市も取り組んでまいりますし、それから市民の皆様、そして事業者の皆様、それぞれのお立場の中で役割分担やそういうことを進めていく中で、ごみの減量化が図れていったときに改めて判断をさせていただきたいというふうに考えております。 そして、最後の質問のところで、カラスよけの黄色のごみネットの配布のことをおっしゃっていただきましたけれども、このネットにつきましては市のほうから配布をさせていただきます。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 提案なんですけど、ごみがあふれるということも考えられますので、福岡県福岡市が夜間にごみの収集を行ってるという事例があります。 夜に回収するとどういういいことがあるというと、カラスの被害が減る。要は生ごみとプラスチックをまぜてますから、カラスによる被害が完璧になくなると思います。カラスは朝方に活動しますので、夜は動けないんで、多分大丈夫やと。あるいは地域パトロールを兼ねる。夜間に住宅地の収集を行うことで防犯効果が期待できる。夜間に活動する悪い人たちを抑制する効果がある。それから、晩御飯の生ごみを置いておかなくていい。晩御飯で出た生ごみをその日のうちに処理できる。一晩家で寝かせておかなくていい。朝ゆっくりできる。ただでさえ忙しい朝、ごみ出しというリスクが一つ減るだけでもありがたい。これは書いてあるんですよ。あなた、ごみ出しお願いねがなくなり、出勤用の服を汚さなくて済むというふうな効果もあります。ここにいらっしゃる男性群がごみを出してと言われて服を汚したりすることの経験があると思うんですけど、そういうこともなくなるということで、ぜひ夜間に行ってはどうなのかな。 費用の部分もあると思うんですけど、それによって軽減できるもの、あるいは要はごみが散乱して通行の邪魔になったり近所トラブルが起こらないとか、そういったことも軽減できるじゃないかということで、少し提案させていただきたいと思います。 時間が少なくなってきましたので、最後、クリーンセンターについて再度質問させていただきます。 クリーンセンターなんですけど、今調べていただいているということで、データは今後検証していただくということですけど、4月1日から始まるのに、地域の方はそのデータの結果を知らないまま運転していくんでしょうか、それでよろしいんでしょうか。 ○議長(富田真由美) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) 4月1日からの運転の状況でございますが、現在も通常のごみ処理は行っているわけでございますので、通常のごみ処理状態を行いながら再性能試験、期間を定め、させていただいているというところでございます。 そして、先ほどからご答弁申し上げましたとおり、最終の確認は3月8日に終わっておりますが、データをまとめて検証した後に広く周知、結果報告をしてまいりたいというところでございます。 以上です。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) ぜひ安心・安全な炉であっていただけるようにと思います。 あと、火災事故によって修繕費ということで、私も前にも質問させてもらったんですけど、9億5,000万円ですかね、の保険で賄いました。そして、5億8,980万円の起債を起こしました。一般財源からは8万円ということで、保険受入金が9億5,749万円ということなんですけど、私はどうもここが納得できないんです。 なぜまた起債して、修理して、これまた市民の負担になるわけですよね。火災事故の炉に対してはなぜ三機工業さんがしないのかなと、なぜ名張市が受けないといけないのかなと私は不思議に思ってまして、何でもかんでも市民の負担、ごみ袋も市民の負担、火災事故も市民の負担、何でもかんでも市民の負担ばっかりなんですね。どうもこれでは市民の方が納得しないと思うんです。 前も言ってたように、損害賠償の部分がまだ、このことが終わってから交渉に入るとおっしゃってましたので、そのときにはぜひ最低限でもこの起債の部分、5億8,980万円は損害賠償の部分で話をしていただけないのかなと。それによって市民の方の負担を少しでも減らしていただけないのかなというふうに思うんですけど、この辺の交渉はできそうでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(富田真由美) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) リサイクル施設の火災についての費用についてのご質問がございました。 議員からの質問のとおり、復旧に関しましては多額の費用がかかるわけでございます。機械設備につきましては、減価償却の考え方からもその全てを保険で賄うことができない状態であって、また強靱化対策につきましては新たに設備を設置するものでありますことから、これにつきましても保険の対象外となっておるところでございます。これらの保険の対象外となる費用につきましては、先ほども申し上げましたとおり、約5億円を見込んでいるところでございまして、起債の借り入れを予定しているところです。 これらの費用につきましては、焼損した施設の復旧と再発防止対策に要する費用でありますことから、組合といたしましては、しっかりとした復旧を目指していくところであると考えているところでございますが、先ほどからおっしゃられてる委託業者との関係ですが、今後も法的な手段の検討も含めまして、委託業者とは協議については引き続き行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(富田真由美) 木平秀喜議員。 ◆議員(木平秀喜) 本当に残念というか、火災事故が行ったときから残念なんですけど、この15億円をかけて、そして修理が終わったとして、南部協定期限が2024年に来ます、あと4年後に。ここで継続か、また新たな処理施設をするのかということを考えないといけない。また新たな施設って、ここでこんだけ借金して修理をかけてんのに、新たな施設は考えられないと思うんですけど。もしこれを青山さんがもうやめやと言われたら名張市はどうなるんかなと思います。できる限り、私は、協定期限が来ても2034年までは行っていただかないと、この修理したお金はどうなるのかなというふうに思いますので、これは両市長さんが話し合いをすることだと思いますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。 最後ですけど、成人式についてでございます。 今も何度も聞かさせていただいて、20歳でしていただくということで、2022年以降もずっとずっと20歳でやると思っておりますので、ぜひとも、誰のための成人式なのか、誰のためにやるのかということを本当に考えていただければ、20歳でやるのがいいだろうし、またよそへ出てもふるさとへ、名張へ帰ってきてお友達といろんなお話をしたりできることが、もう一度ふるさと名張を思ってくれるためにも20歳の成人式を切にお願いして、一般質問を終わります。 以上です。 ○議長(富田真由美) 一般質問はあすも引き続き行うこととし、本日はこれにて散会いたします。     午後3時21分散会           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。 議 長 副議長 議 員 議 員...