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03月06日-02号

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  1. 名張市議会 2020-03-06
    03月06日-02号


    取得元: 名張市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-15
    令和 2年第390回( 3月)定例会         令和2年名張市議会第390回定例会会議録 第2号              令和2年3月6日(金曜日)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                 議事日程 第2号           令和2年3月6日(金曜日) 午前10時開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 一般質問~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  本日の会議に付した事件    議事日程のとおり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  出席議員   荊原 広樹      坂本 直司      木平 秀喜      足立 淑絵   阪本 忠幸      山下  登      柏  元三      富田真由美   常俊 朋子      森岡 秀之      幸松孝太郎      森脇 和徳   細矢 一宏      三原 淳子      吉住美智子      永岡  禎   川合  滋      福田 博行~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  欠席議員   なし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  説明のため出席した者   市長        亀井 利克       副市長       前田 國男   教育長       上島 和久       監査委員      菅生 治郎   総務部長      我山 博章       統括監       手島左千夫   地域環境部長    田中 明子       市民部長      牧田  優   福祉子ども部長   森嶋 和宏       産業部長      杉本 一徳   都市整備部長    谷本 浩司       上下水道部長    山森  幹   教育次長      高嶋 正広       市立病院副院長   今井  寛   市立病院事務局長  飯田 玲子       消防長       関岡 廣行   環境衛生担当参事  日置 光昭       監査委員事務局長  石橋  勝   秘書広報室長    内匠 勝也~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  事務局職員出席者   事務局長      黒岩 宏昭       次長        及川 修子   総務係長      川本 千佳       議事係長      岡田 順正~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時0分開議  (議長富田真由美議長席に着く) ○議長(富田真由美) 皆様おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(富田真由美) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、森岡秀之議員、幸松孝太郎議員を指名いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2  一般質問 ○議長(富田真由美) 日程第2、これより一般質問を行います。 発言は議長の指名により順次これを許します。 なお、質問は答弁を含め90分といたします。 福田博行議員。  (議員福田博行登壇) ◆議員(福田博行) 皆さんおはようございます。令和2年3月議会一般質問のトップバッターを仰せつかりました清風クラブの福田博行です。 まず、質問に入ります前に、本年3月末をもちまして田中地域環境部長、今井市立病院副院長、関岡消防長、高嶋教育次長を初め24名の方々がご退職されると伺っております。今回、ご退職を迎えられる職員の皆さん方に議会を代表いたしまして一言御礼を申し上げたいと存じます。 皆さん方は在職期間の長短はございますが、これまで名張市職員としてそれぞれの部署で日々職務にご精励され、当市の発展に大きく寄与されてこられました。この皆々様方のご苦労とご尽力に対し心から敬意をあらわしますとともに感謝とお礼を申し上げる次第でございます。皆さん方におかれましてはご退職なされましても引き続き名張市に、また私ども議員に対しましても心強いご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 また、今後におかれましてもお体を十分ご自愛いただき、これからの新しい人生を健やかにお幸せにお過ごしいただきますとともに、それぞれの市の一市民としてさまざまなお立場でご活躍いただきますよう心からご祈念申し上げまして、まことに簡単措辞でございますがお礼の言葉にかえさせていただきたいと存じます。本当にありがとうございました。 続きまして、市長を初め財政当局にお礼を申し上げます。私は名張市議会でいろんな提案をさせていただいてきました。その中でタブレットによるペーパーレス議会、ビジュアルを活用した議会、議会のインターネット配信などを提案したときに議場マイクの不調などを鑑み、ぜひともモニターの設置を含む議会の改修をお願いをいたしました。インターネット配信はご理解をいただき早速に実現していただきましたし、タブレットペーパーレス議会も執行部には予算をつけていただき実現することができました。ビジュアルの活用はとりあえずプロジェクター設置ということで昨年12月議会までは実現することができましたが、しかしあくまでも急場をしのぐ措置であったとの思いでした。今回、まさに大改修により見ていただいたとおり議員にとっても傍聴される皆様方にとってもすばらしい議会になったと心が震えるほどうれしく感じております。市長、関係された職員の皆さんに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。その新議場での初めての一般質問を仰せつかりました。緊張いたしております。 質問に入ります前にご紹介したい本があります。地方議会の今がわかるすばらしい本であります。それは近畿大学法学部教授 陽さんの本です。モニターの写真にあるように「日本の地方議会」という本であります。先生には私が議長をさせていただいたときに議会改革検討委員会学識経験者委員にお願いをし、ご就任いただきました。実はこの委員会を立ち上げるときに議長方針として議員だけではだめだ、手前みそとの批判は避けられない、市民の方にも入っていただきたいし、地方議会に学識のある先生にも入っていただくと言いました。そして、事務局にはなるべく若い先生を選んでいただけるよう要望いたしました。4名ぐらいの先生を選んで見せていただきましたが、ぴかっとひらめいて一番若い先生、当時は近畿大学の法学部准教授の先生でしたが、すぐさま大阪までお会いするために飛んでいったことを思い出します。 先生はこの本の後書きの中で次のように書いていただいております。少し読ませていただきます。本書を書き上げるにはこれまでご一緒してきた方々の協力が不可欠であった。若輩者の筆者に最初にお声かけをいただき地方議会の現場で勉強する機会を与えてくださったのは三重県名張市議会の先生方や事務局職員の方々である。そのまま読みます、当時議長でいらした福田博行先生、議会改革検討委員会委員長の細矢一宏先生、そして議長の命を受け筆者を見つけ出された議事法務室長(当時、現市民部長の)の牧田 優さんを初め歴代の議員の先生方や職員の方々は今から7年以上も前から筆者を議長室に幾度となく招き入れ、ざっくばらんにお話をくださった。このときの経験が筆者の地方議会に対する考えや感触を養い、本書の執筆につながった。この場をかりて心から感謝をお伝えしたい。このように書いていただきました。 昨年11月に先生と食事をする機会を得ました。本年後半にはアメリカの大学に行かれるとのことであります。先生にはそれまでに議会改革特別委員会に来ていただいてご指導いただきたいということをお願いをし、ご了承いただいているところであります。 陽先生に感謝を申し上げ、今後のご活躍をお祈りしてご紹介をさせていただきました。 私は一般質問をさせていただくときに心がけていることがあります。それは、なるべく提案型の質問を必ず1つは入れていこうと思っていることと、それにあわせてプラス思考でいこうということです。前回の一般質問のときにも映し出したかもしれませんが、モニターを見ていただきたいと思います。私、これ好きなんです、この言葉。誰でも口からマイナスなこともプラスなことも吐く。だから、吐くという字は口とプラスとマイナスでできている。マイナスのことを言わなくなるとマイナスが消えてかなうという字になる。このように私のプラス思考の一般質問が施策として一部でもよいのでマイナスがなくなりかなうことを祈りまして、いつものとおりかなり前置きが長くなりましたが通告に従い質問をいたします。 通告1つ目の映画を活用したまちづくりについてであります。ある方から三重県の観光大使でもある瀬木直貴監督をご紹介いただき、私以外の数名の議員も交流が始まりました。瀬木監督は地域に根差した映画をその地域の物語をほぼオールロケで撮影される監督です。瀬木監督にはこれまで都合3回名張市を訪れていただいております。最初のときは市長を表敬訪問させていただいた後、市役所でお話をしていただきました。その後、神社、酒蔵など名張市内の重立ったところをご案内させていただきました。2回目は懇談会ということで、ゆっくりと食事をしながら監督と膝を交えて市内各界を代表する皆様方と交流をしていただきました。3回目はモニターの写真のとおり「瀬木直貴監督に聞く、映画を通して地域に宝物を届ける」と題した講演会を行っていただき、その後、親しく懇談をいたしました。毎日新聞にも記事として掲載いただきました。この3回目が実現できたのは、2回目のときに懇談いただき監督のお人柄にほれた方々がぜひとも瀬木監督の手で名張市内ロケ、名張市に関連したストーリーで映画を撮影いただきたいとの思いがあったからであります。名張まちじゅう元気実行委員会を立ち上げ、名前を控えますが、本日傍聴にもお越しいただいてる方を会長に選出し、講演会を実施したところです。私は瀬木監督の映画を6本見させていただきました。実を言いますと瀬木監督の映画は先ほども述べましたが地方に根差し、その地域でオールロケをされている作品がほとんど、ほぼ全てです。私の好きな宇宙船が飛んだり、鉄砲の撃ち合いがあったり、ちょっとエッチな場面があったりはいたしません。しかしながら、見ていくと徐々に引き込まれ、最後には自分のハートが温かくなってくることを感じる作品ばかりでした。まさに監督のお人柄のような映画でした。そのお人柄が名張まちじゅう元気実行委員会を発足させたと言っても過言ではありません。しつこいようですが、それらの作品はその地域でオールロケされ、その地域の物語ばかりでありました。市長も監督に3回お会いいただいております。 そこで、市長に所見をお伺いいたします。実行委員会の夢がかない、瀬木監督に名張市で映画を撮影いただけるとなったとき、行政の協力が不可欠だと考えます。名張市の文化、歴史を撮る映画ですので、あったらうれしいんですけれども、それは金銭面ではなく撮影が順調に運ぶための協力となると思いますが、どのようにお考えなのか教えていただきたいと思います。 2番目の通告、ごみ分別方式の一部見直しについてに移ります。 昨年の12月20日の全員協議会で資源ごみ分別方式の一部見直しについて説明を受けました。内容は資源ごみとして分類収集している容器包装プラスチック及び白色トレーを燃やすごみとしますということ、そして週1回の容リプラ及び月1回の白色トレー資源収集を取りやめ、週2回の燃やすごみにまぜて有料ごみ袋での排出、収集としますというのが主な内容でありました。また、モデル地区での試行の後、令和2年4月から本格実施をするとの説明もありました。次の日に新聞にこの内容が掲載されました。市民の皆さんの反響は少しばかり大きかったのかなあと感じております。その証拠に、福田さん、福田君、ごみの分別についてちょっと言いたいことあるさかい一遍会うてくれへんかとの電話を4名の方からいただきました。ほかにもメールもいただいておりました。それぞれに喫茶店で2名の方、我が家で1名の方、議会応接室で1名の方にお会いさせていただいたところです。電話での感じは、今回の見直しに苦言がある方であろうと感じました。全員にお会いさせていただいて、すぐさまこのように言わせていただきました。今回の容器包装プラスチック及び白色トレーを燃やすごみにすることは私はいたし方がないと考えておりますと。すると、各皆様は、えっと少しばかり怖い顔をされました。そして、自分の思いを私にしゃべっていただきました。皆さん方の思いは理解できるものばかりでありましたが、私は全員協議会でいただいた資料のコピーを見ていただきながら次のような説明をさせていただいたところです。実は皆さんに分別いただいているプラは工場で容器包装プラスチックとして再商品化するために分別してるけども、再商品化できるのは約30%、70%は燃やすごみとしております、現在と言わせていただいたところ、ここで皆さん驚かれました。続けて、そのために組合経費として年間1,700万円使っている。そして、国の方針が変わり、焼却処分も認めることとなった。これはプラスチックによる環境汚染が問題となってきているからだと思います。このように言わせていただいて、また容リ協会からの拠出金、分担金、配分金が多いときには700万円あったものが一昨年では何と4,000円となってしまった。ちょっと不適切な説明かもわかりませんけど、1,700万円使って4,000円ですわと言わせていただきました。また、今回の変更により収集経費も1,300万円削減でき、先ほどの1,700万円と合わせて約3,000万円の削減になる。財政厳しい名張市の議員として私は反対しませんと言わせていただきました。そして、長い方で他の議会や行政のよもやま話も含めて2時間ぐらいお話をさせていただいたところであります。 ここで言わせていただきたいのは、ここが肝心なところやと私は思うんですけども、お話をさせていただいた4名のご家庭はきちっときれいに分別をされてこられた家庭と感じたところです。それだけにきちっとやってこられただけに今回の変更にびっくりされたのかなと感じました。最後にはご理解をいただいたところと思いましたが、要望もお聞きをいたしたところです。いろいろあったわけですけれども、集約すると、こういうことかなあと思います。3,000万円も経費が浮くのであれば、全部と言わへんけど一部でもごみ袋を値下げしていただきたいわ。市民に還元してくれたらうれしいわ。福田君、ちょっと議員として頑張りやということでありました。私は来年度からすぐ無理かもしれませんけど、1から2年運用して経費削減が確定したら物言いますわと言わせていただいたところです。 そこで、お聞きをいたします。ケンコー!マイレージでの話も前回の全員協議会で出ましたが、やはり全ての市民の皆さんに納得いただけるのは有料ごみ袋の値下げだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 続きまして3番目、ふるさと納税についてであります。 1月15日の読売新聞に「名張市ふるさと納税1.6億円、今年度見直し窓口サイト増など奏功」などと題した記事が掲載されました。同趣旨の記事が毎日新聞などにも掲載されました。私はふるさと納税事務の委託を請け負っている松阪電子計算センターの職員とお話をする機会があり、それはたしか商工会議所の新年祝賀会であったのかなあと思うわけですけれども、その方は、福田さん、ひょっとしたらふるさと納税額2億円近くになるかもしれませんよと言ってくれました。私は昨年の3月議会でふるさと納税について質問しておりますが、そのときに松阪電子計算センターさんの滝之原に伺っていろいろとお話をお聞きいたしましたので、そのことを教えていただいたのかなあと思いました。それから10日後に先ほど紹介したこの新聞記事です。今回も質問するに当たり滝之原の松阪電子計算センターさんにお伺いして事務内容についていろいろとお話をさせていただいてきました。このときの勉強した中身については2回目で言わせていただこうかなと思っております。今議会初日に補正予算の専決処分を議決したところですが、これだけの寄附額がふえているのはうれしい限りです。民間に事務委託を懸念する議員の発言も聞かせていただいているところですが、民間に事務委託を一部した効果があり、うれしく感じております。友人の名張市精肉店の社長はある会合におくれてこられました。済んません、おくれて。大忙しや、ふるさと納税で。今まで返礼品のお肉切ってたんや。それでおくれたんや。バックオーダーもたくさんあり、うれしい悲鳴ですと。このように市内の経済にも大きく貢献していると感じております。 また、先日、ある企業の社長で、この方もかなり親しくさせていただいている方ですが、ふるさと納税についてお話をいたしました。彼いわく、私、伊賀市にふるさと納税して伊賀肉もらってるんや。名張市民やから名張市に寄附できへんからなあとおっしゃいました。私、すかさず、一名張市議会議員として言うけどな、それあかんわ。名張市民でも名張市にふるさと納税できるで。返礼品もらえへんだけや。お肉はふるさと納税でもらわんと名張市内で買って食べてもらわなあかんわ。伊賀市を含め他の市にふるさと納税するということは、社長、あんたが名張市に納める市民税の一部を伊賀市や他の市に納めてることになるんやで。一議員としてお願いやけん、ふるさと納税よその市にせんといてやと言わせていただきました。これはかなり親しくさせていただいているから言えたことかもしれません。そうなんです。名張市外の市民の皆さんからのふるさと納税で名張市財政及び名張市の経済が活性するわけですが、名張市民の方が他市にふるさと納税すると名張市にとって痛手となるわけであります。また、1年前にも言わせていただきましたが、さらに納税額をふやすには返礼品を考えなければなりません。物品だけでなくサービス提供の返礼も提案してまいりました。物品でもいろいろ考えますと、まだ市内にはまないた製造企業や建築関係の補修剤をつくっている企業や車関係のレコーダーをつくっている企業があります。 質問です。1年前と重なる質問もあるかもしれませんが、お答えください。本年度、名張市にいただいたふるさと納税額について1月末または2月末までで結構ですのでお教えください。本年度の見込みもお願いいたします。また、来年度の当初予算を見ればわかるわけですけれども、あえてお聞きをいたしますが、来年度のふるさと納税、収入見込み額についてもお知らせください。 また、返礼品についてもお尋ねいたします。サービス型をふやしてください、昨年質問しましたが、郵便局の見守りサービス等を考えているとの答弁がありました。近年、新たな返礼品の追加がありましたらお教えいただきたいと思います。先ほどかなり親しい友人に言わせていただいたことなんですけれども、よその市にせんといて、大増額のふるさと納税収入はうれしいわけですけれども、制度によって反対に市税が減るわけです。この減税分についてもお知らせください。 最後に、成人式についてであります。 昨年の12月10日の毎日新聞の記事に次のように掲載されていました。伊賀市の岡本市長は9日、民法改正で成年年齢が2022年4月以降18歳に引き下げることに伴い、引き下げ後は18歳を成人式の対象とする方針で進めたいと考えていますと表明した。市議会の一般質問で市議の質問に答えたとありました。また、本年1月14日の伊勢新聞にはこのように掲載されていました。成人式は18歳か20歳か。令和4年度から成人年齢が18歳に引き下げられるのに伴い三重県内の自治体が選択を迫られている。8市町では従来同様に20歳で開くことを決め、伊賀市だけが18歳での実施を選択した。4は本市の取材に今後公表すると回答し、残り16市町は検討中としている。 今、読ませていただいたこの記事の中で残りの16市町は検討中としているとありますが、名張市もその16市町に入っていると思います。現時点でのお答えを、お考えをお聞かせください。私は18歳で成人式を挙行する1回目の会場問題や18歳は受験で大変な時期でもあるので、現状の継続がよいと考えておりますが、どうでしょうか。 これで一般質問1回目を終わります。 ○議長(富田真由美) 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 今期定例会、先陣を切って質問いただいた福田議員のほうから冒頭、ことし3月末をもちまして退職する職員にねぎらいのお言葉をいただいたわけでございます。当方からも職員を代表してお礼を申し上げる次第でございます。4月からそれぞれの職員はまた新たなる道を歩むことになるわけでございますので、議員諸公にございましては引き続きのご指導を賜りますように何とぞよろしくお願いを申し上げる次第でございます。 4項目についての議員のほうからご質問をいただいたわけでございます。 1項目めが映画を活用したまちづくりについてということでございます。瀬木監督につきましては、ご案内のとおりシナリオありきではなく、地域の暮らしや文化に根差し、感じた精神文化をもとにストーリーを起こすスタイルで映画を制作される監督でございます。また、四日市市出身ということからみえの国観光大使として三重県全体の観光振興にもご尽力をいただいてる方でもございます。もし瀬木監督が名張市を舞台に映画を制作されることとなった場合はというご質問でございますが、瀬木監督も映画づくりとまちづくりのプロセスは似ているともおっしゃっておりましたが、私どもとして期待しておりますのは、まず映画の制作を通じて市民の皆さんがその制作にかかわることで名張の魅力を再認識し、地域に誇りと愛着を持っていただけるということがございます。また、映画というツールを通じて名張の魅力を等身大に全国に発信できることで本市の知名度の向上はもちろんのこと、映画を通じて本市への新しい人の流れが生まれたり、映画で取り上げた本市の特産品などを購入される方がふえるといった経済への波及などが期待できるものではと考えてございます。名張市まちじゅう元気実行委員会の皆さんもこのような思いや期待をお持ちであるとお察しいたしますし、こうした取り組みを福田議員を初め市民の方々で組織を立ち上げられ、映画誘致に向けた風土醸成にご尽力をいただいてることに対しまして行政として感謝を申し上げる次第でございます。 今回お話が今後現実味を帯びてきた場合につきましては、行政といたしましても最大限の支援、協力をさせていただきたいと考えているところでございます。何よりも市民の皆さんがこの太古からの生存する生物を現在まで守り抜いてきたとか、あるいは現在では世界が注目する地域共生社会の取り組みなど市民の皆さんが映画づくりを通じてこの名張に自信と誇りを持っていただける機会になればなと、こんなふうにも思ってる次第でございます。 資源ごみの分別方式の一部見直しについてのご質問でございますが、部長のほうからご答弁を申し上げます。 ふるさと納税についてのご質問もいただきました。統括監のほうからご答弁申し上げますが、私も今年度何とか2億円を達成できればなあと、こんなふうに願ってるものでございまして、いずれにしても松阪電子計算センターさん初め返礼品にご協力をいただいてる市内の事業者の皆さんに感謝を申し上げるものでございます。 最後、4項目めの成人式についてですが、これかねてから私はもうそこかしこでも申し上げてるんですけれども、民法の改正により令和4年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられます。このことにより、以降の成人式の対象年齢をどうするかということでございますが、本市においては今回の民法改正においてもお酒やたばこに関する年齢制限については20歳のまま維持されていることなど18歳で全ての権利が現在の成人と同等に認められるわけではなく20歳は引き続き重要な節目であること、また18歳の多くが高校3年生で受験勉強や就職活動など将来の進路にかかわる大切な時期であり、この時期に式典を開催することについては教育的な配慮が必要になること、さらに18歳で実施した場合、令和4年度は18歳から20歳までの3歳分の方が対象となり、会場の確保や運営が非常に困難になってしまう等の理由により、従来どおり20歳を対象とし、名称は「20歳の集い」として実施をいたしたいと、このように考えてる次第でございます。 当方からは以上です。 ○議長(富田真由美) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) それでは、ただいま福田議員のほうから資源ごみ分別方式の一部見直しについてということでご質問をいただきました。今、福田議員さんがご紹介いただいたお話の中で市民の方がきちんと分別をして出しておられる方からのご意見をおっしゃっていただいておりました、そのお話を聞かせていただきまして、名張市民の皆様方の環境に対する理解や、それからそれに伴う行動について本当に多くのご協力やご理解をいただいてるということを改めて認識をさせていただきました。ありがとうございました。つきましては、その中でもこのたびの資源ごみ分別方式の一部見直しによって得られる収集経費の削減効果でごみ袋の値下げは行わないのかという切実なご意見を、ご質問をいただきました。このたびの変更による収集経費削減効果の内訳につきましては、議員のほうからもご紹介がありましたが、人件費、車両費、燃料費等で約1,700万円、ごみ収集委託料で約1,300万円、合計約3,000万円でございます。ごみ処理に係る費用の負担につきましては税で賄うか受益者負担を求めるかのいずれかの方法がございますが、現在総額で年間15億円から16億円を要しているところでございます。本市においては家庭ごみの有料化を平成20年度に導入させていただいて市民の皆様のご理解とご協力によりごみの減量化が図られました。そこで、導入当初からの方針に沿って平成25年度に2割のごみ処理手数料の引き下げを行ったところでございます。つきましては、このたびの資源ごみ分別方式の一部見直しにあっても今後の実施状況、減量化等を見た上で判断してまいりたいと考えております。 ○議長(富田真由美) 統括監。 ◎統括監(手島左千夫) ふるさと納税につきまして、今日までの寄附の状況でありますとか今後の見込みの状況、返礼品等のお尋ねをいただきました。本年度のふるさと納税による収入額につきましては、本年2月末時点での寄附の申し込み額ベースですけれども1億9,408万円となっております。また、本年度の年間収入見込み額でございますけれども、先日から補正予算の専決処分をお認めをいただきまして、その予算書にも計上してますように2億円を見込んでございます。令和2年度のふるさと納税の寄附額につきましては、現在ご審議をいただきます当初予算の中で1億8,000万円を計上させていただいております。 次に、サービス提供型の返礼品についてご意見等も交えてお尋ねをいただきました。昨年の3月議会の際にもお話をさせていただいた郵便局の見守りサービスに加え7月より桔梗が丘ゴルフコースのプレー券を追加をいたしております。それまでからの宿泊券も含め、実際に名張市に足を運んでいただき、名張のよさを感じてもらい、名張のファンとなっていただけるような返礼品を今後ともふやしてまいりたいと考えております。 次に、本市の市民が他市町村へふるさと納税をされたことによる住民税の税額控除でございますけれども、ここ数年の推移を申しますと、平成28年は3,910万円、平成29年には5,205万円、平成30年は7,092万円と年々ふるさと納税を他市町村のほうへされる市民の方がふえております。後年には一定の交付税措置があるとはいうものの、当市への税収の影響というものは大きくなってございます。 以上です。 ○議長(富田真由美) 福田博行議員。 ◆議員(福田博行) それぞれにお答えをいただきました。 第1回目の映画なんですけども、市長には実現性が帯びれば、名張の魅力発信、経済的効果などを含めて前向きにご答弁いただいたのかなあというふうに思っております。これで終わらなしゃあないなあ、このことはと思うんですけども、名張市のまちじゅう元気実行委員会ね、私の情熱も含めて本当に名張で映画が撮影できたらええなあと思うし、ぜひとも撮影したいという思いの皆さん方が集まって名張を発信したい、名張を活性化したい、この皆さん方が集まって、会議とまではいきませんけれども日々懇談をさせていただいて、瀬木監督とも連絡をとり合いをしているところであります。これ、映画が現実に実現味が帯びてきますと、今まで以上にいろんな課題が浮き上がってくるというふうに思います。私は一番の課題は制作費であろうというふうに思ってます。監督とは懇談会の2次会も含めていろいろお話を私させていただいているわけでありますけれども、監督はこのように制作費について言われました。監督のお話は、映画は収益を上げなければなりません、いろんな方がかかわるわけでありますから。制作費用は私の今までの関連で大手広告会社にお願いをし何とかなるかもしれませんけれども、地域密着映画ですので、大きな収益を生むことはできません。広告宣伝費等を地域の皆さんにご協力いただくとありがたいというふうにおっしゃっていただきました。私、大阪まで見に行ったんですけど、昨年公開された福岡県大牟田市の小さな動物園を題材にした「いのちスケッチ」は、とりわけ九州では大ヒット作品となり、ロングランをしております。今でも大牟田の映画館で上映をされているところであります。この映画ではファンドを活用し、広告宣伝費を集めていました。まちじゅう元気実行委員会でもこのファンドの立ち上げも研究していこうと思っておりますけれども、映画のためのファンドの立ち上げ、市当局にもご協力いただいていろいろアドバイスいただきたいと思っておりますけれども、この件については、もう質問ではなしにお願いといたしまして終わらせていただきたいと思います。名張の市長が取り組んでこられた共生社会であるとか福祉の理想郷であるとかがこの映画の中で表現されて名張市により多くの、さらに多くの流入人口がふえたらいいなあという思いの中で今後も仲間と一緒に活動していきたいなあというふうに思ってます。 資源ごみであります。まず、部長から感謝の言葉を市民に対して述べられました。これ、ほんま一議員としてうれしかったです、うれしかったです。ありがとうございます。いろいろ15億円、16億円要している、収集のんも20%引き下げた等々、お話の中で今後に判断ということでの答弁であったというふうに思います。私ね、実を言いますと、かすかな望みの中でごみ袋引き下げますわと答弁もろうたらうれしいなあと思って、私ね、こんなん準備しとったんです、こんなんを。ぺこり、ひやわん。ほいで、あっぱれ、ひろゆき。あれ、うれし。この絵は残しときます。引き下げられたときに、もう一度一般質問とか質問する機会があれば出したいと思います。出せるように部長お願いしときます。 この件についてもう一つ質問があるわけですけれども、12月20日及び2月18日の全員協議会で地域または市民への説明会についていろいろご説明をいただきました。本日までどのように進んでいるのかお知らせください。また、新型コロナウイルスの影響もこれ説明会あるのかなあというふうにも考えておりますので、このことにも触れてご説明をいただきたいと思います。 ○議長(富田真由美) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) 市民の皆様への説明をどのように行っているかということについてご答弁を申し上げさせていただきます。 昨年12月に開催されました全員協議会で資源ごみ分別方式の一部見直しについてご説明をさせていただいた後、地域づくり代表者会議を初めとして各地域の役員会、区長会、地域住民の皆様を対象に17回の説明会を行ってまいりました。2月末ごろからは新型コロナウイルスへの感染予防に十分配慮し、感染防止対策を徹底した上で説明会を実施させていただいております。今後も説明会の実施予定がありますことから、感染予防対策を徹底してまいりたいと考えております。これらの説明会でお寄せいただいたご意見といたしましては、1つにはごみ処理手数料である指定ごみ袋の価格の引き下げについてでございます。また、ごみステーションの容量オーバーやカラス等によるごみの散乱、収集回数の現状維持、住民への周知期間が短い等でございます。これらのご意見に対しまして現在2地区をモデル地域として試行している状況や市としての対応策をご説明申し上げ、ご理解をいただいているところでございます。少し長くなりますが、説明した内容をもう一度お話をさせていただきます。 モデル地域の概要は、川西・梅が丘地域とさつき台を除く薦原地域の2地域で、世帯数はおおよそ3,000世帯でございまして、市内全世帯数の約10分の1の規模となります。ごみステーションの箇所数は184カ所でございます。試行実施の内容は、2月と3月の2カ月間において容器包装プラスチックを燃やすごみと一緒に排出し、容器包装プラスチックの回収を取りやめるというものでございます。モデル地域の全ごみステーションの排出状況について、1月中に事前調査を実施し試行後の状況と比較してみますと、現在は試行期間の中間ではございますが、ごみステーションの容量がオーバーしていたところは収集日によって変動はありましたが、最も多かったのは三連休明けの2月25日に23カ所のステーションでございました。また、容器包装プラスチックとして従来の排出方法で排出されていた状況は収集を中止した初回の2月4日は48ステーションで98袋ございましたが、日を追うごとに減少し、2月27日には12ステーションで23袋となっております。ごみを出しに来られた住民の方に直接お話をお伺いしたところ、最初はごみがふえて大変だなと思っていたが、思ったほどもごみの量はふえなかった。分別の手間がなくなって楽になったが、逆に出すごみの量を減らす工夫をしているなどの感想を聞かせていただいています。本市としての対応につきましては、容量がオーバーするとご心配なステーションにつきましては黄色のごみネットを配布させていただいております。また、4月からの本格実施後におきましては約2カ月程度を目安としてサポート体制を組んで対応させていただきます。さらには3月1日から名張ケンコー!マイレージポイントと指定ごみ袋の交換を開始させていただきました。資源ごみ分別方式の見直しに伴い、ごみの出し方やさらなるごみの減量化に向けて市民の皆様と一緒に考え、そして啓発を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(富田真由美) 福田博行議員。 ◆議員(福田博行) 答弁聞かせていただいて、この後モデル地区の状況を聞こうと思うたんですが、答えていただきました。私は議員ですから、執行部の言葉にちょっとぐらいは疑義を感じながら聞かなあかんと思うんですけど、丸々信用してしもうたらあかんと思うんですけども、今のご答弁聞いてて、このモデル地区、ほんまうまいこといってんのかなあと、市民の皆さんのお言葉も本当のことかなというふうに思います。先ほど4名の方とじっくり1時間半から2時間かけてお話しさせていただいた以外にもメールいただいたり立ち話でこのごみの収集変更についていろいろお伺いしてるわけです。地域の会合行ったり、それから私が入らせてもろうてるライオンズクラブとか、いろんな会議所とかに行ったりしても、いろいろ聞かせていただいてます。先ほど部長が市民の皆さんにお礼を言っていただいた。市民の皆さんは大体いたし方ないのかなあと。ただ、不安がちょっとそういう意味で残ってんのかなあというふうに思ってるんですけど、モデル地区、うまいこといってそうなんで、これをきちっと発信していただいて、モデル地区でない地域の皆さんにもこういうことなんやというか、それほど大変ではないんですよみたいな発信の仕方をきちっとしていただきたいなというふうに思います。私も議員としてこの施策についてはいたし方ない、賛成とは違いますよ、大賛成ではないんですけど、いたし方ないと思っておりますので、議員としての責務をそういう意味では果たしていきたいなあというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。この件については、これで終わらせていただきたいというふうに思います。 続いて、ふるさと納税。 まず、このあれなんですけども、この写真の資料は松阪電子計算センターさんにお伺いするから今の委託状況とかいろいろ聞かせてくださいというふうに言わせていただいたら、向こうのふるさと納税担当の職員の方お待ちいただいてこの資料をいただいたわけであります。ちょっとちっちゃいんで見にくいかもわかりませんけれども、この資料を見ながら説明を受けました。名張市からどういう形で委託をしてるのかなあ、委託の契約内容も前回も聞いたんですけど、今回も改めて聞かせていただいて説明を受けてきたわけなんですけど、私は名張市の担当される職員とこの松阪電子計算センターさんとの連携協力がうまいこといってるなあというふうに思うたんです。この赤いところで囲んだんですけども、ポータルサイト主催の東京での名張市ふるさと納税宣伝イベントに同ポータルサイトにて特集記事「間違いない返礼品」に掲載された多くの申し込みいただいたと、これ赤丸で書いてあるところ、したんですけども、これ松阪電子計算センターさんが行かれたときに名張市の職員の方にもどうですか、一緒に行きませんかと言っていただいたんですね。行っていただいた。誰行っていただいたか知りませんけども行っていただいたということです。こういうことが私は民間に委託するのあかんわと言うた議員いるんやけど、こういうことが官民協力なんですよ。これ、うまいこといったから2億円なんです。だから、ぜひともこの協力関係は委託契約何年かわかりませんけども続いてる間は、松阪電子計算センターさんにもお願いしてきました。人の連携は密にしてほしい。市のほうにもここでお願いをいたしたいなあというふうに思ってます。1回目で言わせていただいた精肉店の社長、友人なんですけど、このお肉屋さんはふるさとチョイスの中の「間違いないチョイス」にこの伊賀牛が紹介されたと、ほんで大忙しになったんやわと。バックオーダー、2月12日の話ですけども300件以上あります。今、700ぐらいあるみたいです。700ぐらいあるみたいなんですけど大忙しと言っていただいてました。その方は何で紹介されたかわからへんわ。ふるさとチョイスって何で紹介されたかわからへんわ。せやけど、紹介してくれた人も全然知らんし、せやけどうれしい話やなあと言うたんです。これなんですね、この赤丸で囲んだところ、官民の協力がうまいこといったからこのように納税額ふえたというふうに私は自分なりには評価してるし、理解をしているところであります。これは本当に行政と民間のコラボの成果であろうというふうに思います。結果として去年たしかユニチャームの商品違うたかなあと思うんですけど、伊賀牛が1位になったのかなあというふうに思って、ユニチャーム、去年1位やったかなというのはうろ覚えですんで、間違うたら申しわけないんですけど、伊賀牛が1位になったのかなあというふうに思ってます。2月末で1億9,408万円、こんなん2億円行きますわな、2億円どっと超すかもわからない。12月とかが多いんで、3月、1カ月で2億円か、もうそこそこ見込み2億円あるというのはうれしい話かなあというふうに思ってます。ゴルフのプレー券とか、それから宿泊券とか足していただいたということで、本当に名張に来ていただけるような物品だけではなくてまだまだ考えてほしいなあというふうに思ってます。 この黒で囲んだところなんですけど、これも松阪電子計算センターさんが考えてくれたというか、私に説明するためにつくってくれたと思うんですけど、これ見てうれしく思いました。1から4あるんです。イベント、ポータルサイト内での特集など積極的な宣伝活動が必要、効果的な新規返礼品の提案、ほかの自治体にないもの、果物、野菜などの季節限定品でプレミアム感の演出、お米、牛肉等の特産品を知ってもらうためにお得感のある返礼も検討する。こういうことをすることによってふるさと納税がさらにふえるのではないかなあというふうに言っていただいたんですけど、私ね、これ説明聞いててうれしなってったんですわ。こんなして行政とコラボしてへんただの委託やったら、仕事して行政からお金もろうたらええだけ、これかなりのソフト事業委託ですので、こういうことが大事で、松阪電子計算センターさんも何とかしてふやそうと考えてくれてんなあと、これほんまうれしかったんです、私。契約内容も聞かせてもろうてるんですけど、松阪電子計算センターさん、納税額どっとふえたところで委託金ふえない契約になっとんです。これ、名張、ええ契約したなあというふうに思ってるんです。せやのにここまで考えてくれてるというのは本当にうれしく思っております。ほかのところはパーセンテージで委託料を払うとかなってるんですが、全く関係ない契約されてて、名張市にとってはええ契約したしなあというふうに思っております。この1から4についていろいろ説明受けたんですけど、他市の例を調べていただいて成功している事例など多くのことを教えていただきました。それも調べていただいてるんですねえと思ってうれしく思ったんですけど、まさにそのとおりかなあというふうに思いました。とりわけこの2、効果的な新規返礼品の提案、季節限定品、特産品、お得感、これはやらなあかんのやけど難しい面がある。それは生産者のご理解を得ないとよい商品の提供や提案ができない。生産者の皆さんと日ごろのコミュニケーションが大事や、コミュニケーションが大事やというふうに、松阪電子計算センターさん、「隠市」というポータルサイト立ち上げて名張市の特産品販売していただいてますので、コミュニケーションできてると思うんですけども、やはり行政もそういう意味で名張市内業者の生産しているところときちっとコミュニケーションとっていただくと、より魅力的な返礼品ができて、そしてまだまだふるさと納税の収入がふえるというふうに私は思っておりますので、そのことにもよろしくお願いしたいと思います。マツタケの話も出ました。返礼品として難しいかなあと思うんです。メロンの話も出ました。これ、もう売り切れてしもうて回せへん。高級ブドウ雄宝の話も出ました。伊賀米なんやけども名張のオリジナル米、ただの伊賀米じゃなくて名張のオリジナルブランドの話も出ました。寄附額をふやすためにこの肉とか米とかお酒とかのトリプルセット、ダブルセットの話も出ました。そして、ドライブレコーダーの話も出ました。そこで、このことについて担当される統括監に思いをお聞きをいたしたいなあと思います。できましたら、私個人的にはセルスターさんのドライブレコーダーに触れていただいてご答弁いただくとうれしいのかなというふうに思っております。お願いいたします。 ○議長(富田真由美) 統括監。
    ◎統括監(手島左千夫) ふるさと納税にかかわりまして再度のお尋ねをいただきました。お話の中にもありましたように、私ども今年度ですけれども2億円という寄附額を見込みを出させていただきました。これにつきましては、本当に当然返礼品となる商品の生産者の方、また事業者の方、そういった方々を取りまとめいただいておる各団体の方々、それとこの事務委託の事業を進めていただいてる松阪電子計算センターの方々のご協力があっての今日だと私ども考えております。これらの協力関係につきましては、これまで以上にさらに緊密にとらせていただきながら、このふるさと納税というものが名張市のこの経済状況の厳しい中で大きな財源となっております。こういったこともしっかり受けとめながら、今後ともさらに緊密に連携をさせていただきながらこの事業展開を図っていきたいというふうに考えております。 中でもこの高額の寄附をいただけるような取り組みということも私どもも考えておりまして、お話にもありましたように宿泊券とゴルフプレー券のセットであるとか名張の文化や歴史、グルメを組み合わせたような案内であるとか、1日かけて名張の魅力を堪能していただけるような返礼品が必要だというふうに考えております。名張のファンになっていただくということが来年度以降のふるさと納税にもつながることができると考えておりますので、また伊賀牛やら伊賀米、地酒を組み合わせ、名張の魅力を一度に届けることのできる返礼品の検討でありますとか伊賀牛など寄附者の方に多く選んでいただける返礼品を定期便として寄附者の方に送付することも返礼品取扱事業者と協議を今後進めながら検討してまいりたいと考えております。ただ、資料でもお示しをいただいてますけれども、この①番が伊賀牛、②番がユニチャームというふうに順位づけをされてるような資料をおつくりいただいてるんですけれども、実のところは寄附額の点から見ますと、やはりユニチャームさんの商品が圧倒的に多いということはございます。ただ、これもお話にありましたようにふるさとチョイスの中でこの伊賀牛を取り上げていただいたということがありまして、この10月前から非常にお申し込みがふえております。特に年末の中での返礼品として伊賀牛を選んでいただく方が非常に多くなってきているというのも実態としてございます。そういったこともありまして、今年度の予算の見込みのことにかかわるんですけれども、当初は実は1億8,000万円ぐらいを最終的には見込んでおりました。12月議会では3,000万円を増額補正をさせていただき1億1,000万円ということで見込んでおったんですけれども、12月一月だけで8,000万円を超えるような寄附をいただきました。これの多くは伊賀牛であったり、そういった商品であります。そういったことがありまして、ただ例年年明けますと節税対策というような面も当然持ち合わせてることもありまして、寄附の申し出ということが大きく減少してまいります。そういったことも見定めまして私ども予算編成時においては1億8,000万円ぐらいが何とか見込みとして思っておったんですけれども、年明けてからこの新型コロナウイルスの件等もありまして、除菌シートに代表されるような衛生商品も多くお申し込みをいただきまして、1月だけで1,000万円を超えるような寄附の申し込みをいただいております。そういったこともございまして、寄附は本当に少しでも多くしていただけることは本当にありがたいことではありますし、ただそれに当然伴ってその商品、返礼品を買い求める予算も必要になってきますことから、実は大変申しわけなかったんですけれども専決処分ということで急遽お願いをさせていただいた次第です。ということがあって、この令和元年度については2億円を見込んでおりますけれども、そういった社会要因も多く含まれておりますので、令和2年度の当初予算につきましては1億8,000万円ということで一旦見込みをさせていただいてるところでございます。 もう一点、いろいろ返礼品を企画を当然させていただきますし、今後もいろいろ工夫をさせていただくんですけれども、1品が高額となる返礼品、これにつきましては昨年のこのふるさと納税の制度見直しによりまして総務省からも通知をいただきまして、価格の高額なものであったり金銭の類似性の高いものであったり資産性の高いものについてはふるさと納税の趣旨に反するということで明確に言われております。私ども名張市といたしましてはこういった基準も十分踏まえた上でですけれども魅力のある返礼品についてこれからも検討してまいりたいと考えております。 また、お話をいただきましたように昨年度から数をふやしたふるさと納税のポータルサイト内で特集などに取り上げてもらうことは寄附額に大きな影響があると考えております。各ふるさと納税ポータルサイトを通した返礼品のPRについて委託事業者が持つノウハウを十分活用しながら今後とも取り組んでまいります。 さらに、新たな返礼品の開発につきましてもご提案をいただきました。セット返礼品やふるさと納税をお考えの方の目にとまるようポータルサイトへの出し方の工夫であったり、すぐに取りかかれることがないか再確認いたしますとともに、新たな返礼品の開発につきましても委託事業者や返礼品取扱事業者と連携をしながらさまざまな知恵を出し合い、魅力ある返礼品をそろえ、さらなる寄附の拡大を図ってまいりたいと考えております。 あわせて、ドライブレコーダーのお話をいただきました。これにつきましても早くから私ども事業者の方ともお話をさせていただきながら協議をしておったんですけれども、先ほども申し上げましたように昨年6月の制度見直しの中では一旦工業製品であったり高価なものについては対象とできないというような細かいお話をいただきました。そういったこともあって少し見合わせたいということで現在まで時間がかかっております。ただ、10月には三重県のほうで少しそういった規制を緩和をしていただいたということもあり、改めて現在事業者の方と詳しくその方法であったり、そういったことを含めて協議をさせていただいてますので、いましばらくお待ちをいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(富田真由美) 福田博行議員。 ◆議員(福田博行) ご丁寧に答弁をいただきまして、頑張ってもらわなあかんし、頑張っていただきたいというふうに思ってます。泉佐野市とかむちゃくちゃやったところ、総務省からとめられてるんですけど、私、その時期に私の収入からどんだけ泉佐野市に寄附したらどんねんもうかるねやみたいな自分勝手に計算したんです。アマゾンの商品券くれるんですよね、半分。名張市に3,000円しか税金払うこと要らへん。アマゾンの商品券何十万円とくれるんですよ。そんなことしてたらほんまあかんですよね、あかんです。そういうことはできない、なんですけれども、できるだけ高額のふるさと納税していただけるように返礼品についても考えていっていただきたいのかなあというふうに思ってます。交付税措置されんねけど、3,900万円、5,000万円ちょっと、7,000万円ちょっと、これマイナスの部分ですよね。私、友達やから伊賀市とかよそへしたらあかんでって、肉は名張で買うてえやと言うたんですけど、ほかの人に私言えないですよ、そういうこと、親しい人にしか、よそにしたらあかんでと言えへんので、やはりふるさと納税、名張市にようけいただくようなことでマイナスの部分を埋めていって、名張の財政に貢献し、しかも名張市を認知していただく、これ大事やと思いますので、頑張っていただきたいというふうに思います。 成人式、市長のほうから「20歳の集い」はよかったわと思っております。20歳でやると、高校出て、少子化の一番の原因は高校出て大学行ったり就職してよその市に行ってしまう、これが少子化、名張市の人口減の最大の要因かなと勝手に私思うてるんですけども、そういう意味で20歳にすると、よそに行っていただいている、よその市でおられる20歳の若人が成人式のために名張に帰ってきていただいて、より地域愛が生まれるのちゃうかなというふうに思ってまして、ぜひとも市長言っていただいたように続けていっていただきたいという、20歳でやっていただきたいというふうに思ってます。18歳、いろんな人からメールいただいたんです、これ、岡本市長が議会で答弁したことを聞いたときにいろんな人からメールいただいて、20歳ということで考えていると言っていただいてうれしいのかなあというふうに思っております。 そろそろ私の一般質問も終わらせていただきたいと思うんですけども、これ、見てください、私、LINEいただいたんです。かなり名張市でも有名な方からのLINEです。新型コロナウイルス、名張で1号出たらしいなあ。消防署で確認して報告もらいました。調べてご存じでしょうかというふうに、まさにこれ、このメールいただいてから議会事務局にこんなんほんまにあるのかと、あるんかと聞いて調べていただきました。出ておりませんということでほっとしたわけでありますけれども、2月25日に伊賀市の市議会議員さんがちょっと私との関連の打ち合わせで名張市に来ていただいてコメダ珈琲で一緒にコーヒー飲みながらいろんな話させていただいた中でもこれが出たんですよ。名張市から新型コロナウイルス1号の患者が出たと聞いてんねんけどほんまかと聞かれたんです、聞かれたんです。ほんなら、私はそんな話聞いてへんと、余り行政褒めるのもどうかと思うけど、名張市は本当に情報公開が進んだ私はすばらしい市やなあと一議員として思うてんので、もしこんなことがあったら行政はすぐ言うはずやと。そんな話聞いてへん。このLINEいただいた後のその話です。事務局で確認してもらって何ともない。また、2月28日に私飲み屋行ったんですよ、飲み屋へ。私、一番親しくしてる飲み屋に飲食に行きました。そこのマスターも同じような話したんです。名張、出たらしいな。しかも、どこどこやなあ、具体的に。私はこれ風評被害の一つやと思うんです。このような風評被害をなくすには行政が正しい情報を発信すること、しかもできるだけ早く速やかに発信することが大変重要だと思っております。名張市は今までも情報公開かなり進んでおって、私自身としては評価をさせていただいてるんですけども、まさにこういう時期でありますから、こういう情報発信をしていただいて、こういうふうな風評被害が出ないことをお願いをいたしまして私の一般質問を終わらせていただきます。何か意見あれば言っていただいても。 ○議長(富田真由美) 統括監。 ◎統括監(手島左千夫) 済みません、新型コロナウイルス感染症のことでご意見をいただきました。後段おっしゃっていただきましたように市の行政としてですけれども正確な情報を一日も早く発信するということは非常に重要だということは肝に銘じておるところであります。ただ、このコロナウイルスの関係につきましては、これは三重県からもご連絡をいただいてまして、1月30日から三重県保健環境研究所でPCR検査を開始をいたしまして、3月1日までの約1カ月間、県内での新型コロナウイルス感染症の疑似症例です、66例がありました。これに対して検査を実施をされておりました。陽性となっているのは1月30日の、これは3月1日時点ですので、1例のみであったという連絡をいただいております。あわせて、私どももインターネット上の例えばSNSの中で何の根拠もなく名張市内で感染者が出たかのような書き込みがあるのも承知をしております。けれども、先ほどご説明いたしましたように今日現在までそういった報告を名張市として一切受けておらないということをご報告させていただきます。 以上です。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員の一般質問は午前11時30分からとし、暫時休憩をいたします。(休憩午前11時21分) ○議長(富田真由美) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午前11時30分) 川合 滋議員。  (議員川合 滋登壇) ◆議員(川合滋) 福田議員に引き続き一般質問をさせていただきます。市民のために喜んで働く喜働、川合 滋でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 一般質問も実は1年半ぶりでございまして、大変緊張しておりまして、皆様方、最後までおつき合いよろしくお願い申し上げます。 まず第1番目、下水道マスタープランについてをお伺いをいたしたいというふうに思います。 昨年11月、下水道マスタープランの改定版が出されました。この中には既存ストックの有効利用、そして施設の統廃合、集約化、広域化、そして改定の取り組み姿勢として合理的な手法の選択と計画的な整備、今後の人口動向、本市の特性を考慮して改定したと、このように述べられているわけでございます。その中で実は北部処理区につきましては、これはもう中央処理区に合併をしているわけですから、ただ北部処理区の中にもコミュニティープラントの部分をどうしていくのかなという心配があるわけですし、一番大きな心配は南部処理区の問題であるわけです。この南部処理区の今後をどのようにお考えなのかなと、このことをまずお聞かせいただきたいなあというふうに思っているわけです。名張はいろんな住宅地が生まれた中でコミュニティープラントなり、そしてまた行政のほうで農業集落排水、そして公共下水という形の中で下水の普及率については全国でも屈指のところであるわけですけれども、そういった中で100%の公共下水化というのが一日も早く望まれるところであるわけです。全く下水が普及していないところ、この辺が残ってくる中で、そういうところが本当に最後になってしまう、あと10年、20年先に先延ばしされてしまうという心配があるわけでございます。この辺のこの下水道マスタープランのこの改定の中でどのようにお考えなのかをまずお聞きしたいというふうに思っているところでございます。 次に、容リプラの扱いについてでございます。4月からいよいよ容リプラの回収がなくなる、こういう現状の中で、私は今の名張市の、名張市というか伊賀南部のこの容リプラの集まっている状況等、いろんなことを勘案した中で行政当局は断腸の思いで容リプラの回収を断念したのかなあと、こんなふうに考えてるところでございます。しかしながら、市民の皆さん方にはごみの有料化のときに容リプラとして出していただければ、この分については無料で回収できますよ。まぜればごみ、分ければ資源と、この考え方を多くの市民の皆さん方にお訴えをしてきたのが現状ではないでしょうか。そのことを今市民の皆さん方はあのぐらい分けたら資源やないかと言ってきたじゃないかと、こういうご意見を私の耳にもいっぱい入ってくるわけでございます。こういった中で今この容リプラの資源化の現状をどのようにお考えなのかお聞かせをいただきたいというふうに思っているところでございます。 この後、私は私なりに容リプラの資源化の現状について勉強した部分をまた皆さん方にご披露しながら市民の皆さん方に資源というのはなかなか難しいんだということをご理解いただくような質問をしてまいりたいと思いますが、今の現状をどのように把握なされているのかをお知らせをいただきたいというふうに思います。 先ほど来、福田議員からも容リ協会からの配分金の問題が出されました。700万円から昨年は0円にまでなってしまったということですけれども、この容リ協会からの入金状況の配分金の状況、過去10年間やってきたわけですけども、どのような変化があったのかをお知らせをいただきたいというふうに思います。 そしてまた、先ほど来の話の中で確かに容リプラの回収がなくなればその分の回収費用はなくなります。しかし、ごみの量というか、市民から出される量は減ればいいんですが、減ってくれれば本当にありがたいんですが減らない。極端なことを言えば圧縮して圧縮して、そしてプラごみを少しでも小さくすれば確かに減るだろうけれども、しかしながらもともとのごみの量は減っていかないという状況の中で、その分は節約できるとはおっしゃいますが、じゃこれを収集していた業者へのお金はどうなるのか、業者さんはその分収集行かなくては済むけれども、行かなくて済むということはその分収入がなくなるということです。ごみの量は変わらない。運ぶ量は変わらないけれども回数が減ってお金が減る。この辺のことをどのように対応なされるのかをお聞かせをいただきたいというふうに思います。 容リプラのこの後の状況については2度目、3度目の質問でしていきたいというふうに思っています。 次に、地域で見守る子供についてをお尋ねをいたしたいと思います。 今、名張は市民活動保険という形で地域ぐるみでのボランティア活動をしていただきますとボランティアをしていただいた方に保険というのはついてくるわけでございます。そして、現在の子供たち、子供たちは学校に行ってれば学校の中での保険というのは十分考えられるわけですし、またPTA活動としての保険も実は保護者の皆さん方がお支払いをいただいてるところですけれども、しかし子供会という組織が今なくなりつつあります。現実にそれぞれの区というか、昔の区長制度がなくなりましたけれども、地区ごとに子供会というのは今まで結成をされていたというのが現状でございますが、現在ではこの子供会がなかなか親御さんが働かなくてはならないいろんな状況の中で子供会というのはどんどんどんどん消滅しつつあります。この子供会の今名張市内でどれほどの子供会活動がされてるのか、このことをお知らせいただきたいと思いますし、また子供のことを子供会がするんじゃなくて最近では地域づくり組織なり、そして地域の皆さん方が折に触れ子供を集めて子供たちにいろんなことをしていただいてるのが本当に地域で子供を見守っていただいてる、こんな現状にあるわけです。そういった中でこの子供たち、受益者の子供たちが本当に安心して皆さん方にいろんなことを提供してもらうことで喜んで、そして地域で育ててもらってるんだということを実感するためにはそういった活動の中での保険というか補償というのがぜひ必要かなあというふうに思うところでございます。今、子供会の活動保険についてはかなり見直しが進められて、そして地域組織がこの子供会として名乗っていくということも加入も可能になっている、こんな現状があるわけでございます。そういうことからすれば、ぜひとも子供を皆さんで育てると、こういう意味からも、この保険加入というものをぜひともお進めをいただきたいなあというふうに思っております。そのような子供たちの現状についてお伝えをいただきたいというふうに思います。 次に、戦没者の慰霊についてでございます。 昨年でございますけれども、某県会議員は英霊なんていうのはいない、こんなことをおっしゃいました。残念なことに三重県の県会議員さんでございます。本当に情けない、何で政治家、しかも県会議員さんがこんなことを考えるのかなあというふうに思っているところでございます。英霊とは過去の戦争で戦火に散った犠牲になられた皆さん方をまつっていく、それが英霊なわけです。この英霊について市長はどのようなお考えをお持ちなのか。よもや県会議員と同じような考え方をお持ちではないと思いますし、また市長におかれましても実は遺族会の会員でもあるわけでございますからあれなんですけれども、やはりこの際、きちっと英霊についてこういうふうなことだということをお伝えをいただきたいなあというふうに思うところでございます。 そしてまた、この戦没者の追悼、名張市では、もう脈々と毎年戦没者追悼式を開いていただいております。そして、名張市だけではなくそれぞれの地域づくりというとちょっと語弊がありますが、旧の町村部の中では年1回追悼式をやっていただいてます。しかし、残念なことに今から二十数年前、戦後50年を迎えたときに仏では50年たったらもうまつらんでいいねやと、こんなお考えで戦没者追悼式をやめてしまった地区もあるわけです。それを今さらその地域の皆さん方にもう一遍やってくれとは言いません、きちっとそこはそこで遺族会主催で追悼式もやられてるわけですから。しかしながら、この戦没者の追悼、これは太平洋戦争だけではありません。戊申戦争から始まって全ての戦没者についての追悼であるわけですから、これからも脈々と続けていかなければならない、この戦没者の追悼について今後名張市についてはどのようなお考えでいるのか、そしてまたこのことをどのようにお伝えしていくのかをお聞きいたしたいというふうに思います。 その中で少し悲しいことがありました。名張市は1,190柱の戦没者があるわけですけれども、この1,190柱の戦没者の遺族というか家族というか、そのあたりの管理がきちっとなされているのかなあという心配があるわけでございます。昨年、一昨年あたりから少しごちゃごちゃということがあったわけでございまして、そしてそれに遺族会の方がかかわって、また遺族会に質問もどうなってるか教えてくれというふうなことも当局からあったわけですけれども、遺族会は1,190柱のうち、今の会員は663名であるわけです。約半分しか遺族会にご加入いただいていない。残りの半分は遺族会にご加入いただいてないんだけれども、でも戦没者の遺族であることには間違いがないわけです。旧の名張市から出征した人は一人もおりません。名張市は昭和29年に誕生したわけですから、今の名張市を構成する旧の町村から出征した人、この方たちの1,190柱の名簿管理についてはきちっとやっていただかなきゃなりませんし、また遺族会としてはかかわることができないことだというふうに思ってますし、今どこへどう行かれたのか、またよその地区からどうして帰ってこられたのかということについても個人情報の関係であって遺族会では全く手出しができないという状況にあるわけでございますので、この遺族名簿の管理についてもきちっと今後やっていっていただかねばならないというふうに思っているところでございます。 そして、もう一つは忠魂碑でございます。この各地区にある忠魂碑、これをどのような位置づけで名張市は思っておられるのか。 以上、このことについてお尋ねをいたしたいというふうに思います。 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(富田真由美) 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 川合議員のご質問にお答えをいたしたいと存じます。大きく4項目についてのご質問をいただいたわけでございますが、1項目めが下水道マスタープランについてのお尋ねでございます。これは担当部長のほうからご答弁を申し上げたいと、このように思ってございます。 それから、2項目めが容リプラの扱いについてということでございます。これは環境衛生担当参事のほうがご答弁申し上げますが、この容リプラの扱いについてはまさに苦渋の選択であったわけでございまして、我々はこれまでごみゼロ社会を目指しての取り組みのこれはもう一丁目一番地でもあると、そういう思いを持ってやってきたわけでございますが、我が国の状況、社会状況がそのような非常に厳しい環境になってきたがゆえに、これはいたし方ないと思っておりますが、今後将来技術的にもどんどんどんどん発展していってそういうまた社会がかなってきたらなあと、こんなふうにも思っている次第でございます。 3項目めが地域が見守る子供についてということでございました。子ども会連合会の会長をしていただいております川合議員さんで、会長違いましたか、深くかかわっていただいてる川合議員さんでもございますんで、このことについて非常に関心をお持ちであるわけでございますけれども、本市では市民の皆さんが安心してボランティア活動や地域活動を行えるように万一の事故に備えまして名張市公益活動補償制度を設け、公益活動中に発生した不測の事故において公益的な活動に携わった方が第三者に損害を与え法律上の責任を負うことになった場合やけがや死亡された場合に補償金をお支払いするものでございます。補償の対象となる条件は公益的な活動で継続的、計画的に行われ無報酬であることなどで、対象となる方は公益的な活動を実践している方や指導的な立場の方などであり、特に年齢制限は設けておりません。しかしながら、見学者や来場者、応援者などは補償の対象とはなりません。ちなみに平成30年度の実績につきましては、保険料が90万1,730円、補償件数が9件ございまして、補償額合計が104万8,115円でございます。地域づくり組織や区自治会などにおける子供を対象とした活動につきましては活動内容に応じて保険に加入をいただいておるとお聞きをいたしてございます。例えば地域フェスタや市民センター祭り、子供対象のキャンプ事業などについて入場者や参加者、ボランティア、飲食ブースなどそれぞれ個別に検討され保険に加入をされているとのことでございます。また、ご紹介をいただきました公益社団法人全国子ども会連合会の全国子ども会安全共済につきましては、子供会活動を安心して行うために加入する制度で、事前に申し込んだ会員が子供会活動中に負ったけがや病気に対して共済金が支払われるものでございます。本市における令和元年度の加入状況につきましては、小学校の児童が4,055名のうち639名が市子ども会連合会を通じて加入しております。いずれにいたしましても地域づくり組織の活動を初めとする地域での活動に安心して取り組むことができる環境を整えることは大切なことであると考えており、公益活動補償制度もその一つとして設けているものでもございます。また、各地域づくり組織ではゆめづくり地域交付金を活用されまして地域活動における保険加入等をされていると、このように伺っているところでございます。 4項目めが戦没者の慰霊について3点についてのお尋ねをいただきました。さきの大戦から70年余りが過ぎ、戦争を経験してない世代が大多数を占めるようになり、ともすればその記憶も薄れがちな今日、私たちが当たり前のように享受している現在の平和とふるさとの発展は祖国の将来を案じ、その安泰を願いつつも散華せられた戦没者の皆様方のとうとい犠牲の上に築かれたものであることや、また戦没者としてそのご遺族の皆様方お一人お一人に悲惨な戦争の記憶と癒やされることのない深い悲しみがあることを決して忘れてはならないと、このように思ってます。その思いを深く心に刻み、あの悲しみを二度と繰り返さないことを誓い、戦争の悲惨さと平和のとうとさを次の世代に語り継いでいくことは今を生きる私たちに課せられた使命であり、戦没者の方々に報いる唯一の道であると信じており、戦没者のみたまを英霊としてお慰めすることは当然のことだと考えております。また、戦没者追悼式につきましても市制施行以来、毎年継続して挙行させていただいており、英霊のみたまを慰霊し、同じ過ちを二度と繰り返さないことを再確認するために今後も継続して実施してまいりたいと、このように考えてます。 次に、遺族名簿の管理についてでございますが、本市が所管する遺族名簿は、さきに申し上げました戦没者追悼式の案内を遺族の皆様にお送りすることを目的に作成しておりまして、そのため毎年遺族会の会員の方に関する情報は遺族会のご協力をいただいて、遺族会の会員以外の方につきましては市において送付先住所の確認や提出の有無に係る確認作業等の精査を行っております。今後も遺族会の協力のもと、適切に管理してまいります。 続きまして、忠魂碑の維持管理についてでございますが、平成30年10月に国の慰霊碑に関する状況調査が行われた際に市制施行以前の旧町村が建立した数基の碑も含めた市内46基の碑について碑の名称や建立者、管理者などを調査しましたが、旧町村から市への継承、移転、移管等は確認できず、市が所管する忠魂碑はないものと認識してございます。現在老朽化した忠魂碑も維持管理につきましてはそのほとんどが遺族会やご遺族、区、神社、寺等、地域の皆様により維持管理していただいており、今後もこうした地域の皆様による維持管理をお願いさせていただくとともに老朽化した忠魂碑の維持管理等につきましては日ごろより管理いただいております遺族会や地域の皆様のご意見もお伺いしながら民間建立慰霊碑の老朽化対策や移設等に関する国の補助金制度の活用や市における制度等につきましても検討してまいりたいと、このように思ってます。いずれにしても忠魂碑であった慰霊碑はその地域の方々にございましては二度と戦争を起こしてはならない、過ちを犯してはならないという決意をあらわされたそのものでもあるというふうに思ってまして、我々はそのお気持ちを真摯に受けとめ、後世に伝え、残していくその役割をも担っていくべきだと、このようにも考えているところでもございます。 当方からは以上です。 ○議長(富田真由美) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山森幹) それでは、1つ目の下水道マスタープランに係る北部処理区のコミプラと南部処理区の今後の取り組みについてとご質問いただきましたので、ご回答申し上げます。 本市が進めてまいりました公共下水道の取り組みにつきましては、これまで中央処理区におきまして整備をしてきたところでございます。既成市街地の名張地区では大部分が整備を完了してまいりました。このことから来年度以降は新たに中央処理区第3期事業として旧北部処理区の地域に向けて事業拡大を図っていくこととしてございます。整備対象となる北部地域の約90%は大型合併処理浄化槽により汚水処理の整備が行われた地域であり、供用から約40年以上経過するものも多く、経年による施設の老朽化、住民による維持管理体制の継続などこのことが危惧されており、早期の公共下水道化が求められております。そうした中、北部地域を受け入れるために中央浄化センターの増設事業に取りかかり、令和7年度までの事業計画に沿って公共下水道化を目指してまいります。 また、今後の取り組みといたしまして北部地域全体の公共下水道化につきましては一定の期間こういったことも要することが考えられるため、各住宅地に設置されておられる大型合併浄化槽、この現状調査を行い、下水道処理施設の改築更新の可能性など確認させていただき、公共下水道接続までの公共管理を含めた検討をこれに並行して進めてまいりたいと考えてございます。 また、もう一点の南部処理区の取り組みについてでございます。今回、見直しを行いました下水道マスタープランに基づいて市で管理している4つの住宅地汚水処理施設におきましては、日常管理を行いつつ、来年度から国の交付金を活用してストックマネジメント計画を策定し機器更新等の整備を行ってまいります。 また、今後この策定作業を進めてまいることとなります下水道全体計画の中で南部処理区域内の既存住宅地の汚水処理施設や農業集落排水処理施設との統廃合について検証を行うとともに下水道が未整備となってございます瀬古口や夏見の一部地域における合理的な整備手法と早期実現に向けた検討を行ってまいりたいと、かように考えてございます。 以上でございます。 ○議長(富田真由美) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) 私のほうからは容器包装プラスチックの関係で資源化の状況というご質問についてご答弁申し上げます。 現在、資源として回収いたしました容器包装プラスチックは伊賀南部環境衛生組合で手選別、こん包を行った後に公益財団法人日本容器包装リサイクル協会を通じまして再商品化事業者によりリサイクルされているところでございます。現状はというお問い合わせでございました。今現在、名張市では容器包装プラスチックの収集規模といたしましては約1,000トンでございまして、その中で約30%を先ほど紹介させていただきました再商品化事業者に引き取りをしていただいてるところでございまして、残りの約700トン規模が焼却処理をしているというところが現状でございます。 続きまして、再商品化合理化拠出金のお問い合わせでございました。日本容器包装リサイクル協会では食品製造業者などから再商品化に必要な費用の拠出を受けます。そして、再商品化を行う事業者を入札により決定し、再商品化事業を委託し、事業者は自治体から引き渡された容器包装プラスチックの再商品化を行うことにより協会から委託料の支払いを受けます。このときに再商品化に要した費用と製造業者などからの拠出金の差額の半分が配分金となり、協会からそれぞれの自治体に品質基準と低減額の貢献度に応じて配分されることになります。今まで伊賀南部環境衛生組合へ配分された金額といたしましては、平成21年度は約690万円ございまして、平成23年度には約830万円の配分金がございましたが、その後、平成24年度から減少し始め、平成30年度においては4,000円となり、今後につきましては、その配分金の見通しが立っていない状況となっておるところでございます。 続きまして、収集運搬のことについてのご質問がございました。令和2年4月からの名張市での容器包装プラスチックの燃やすごみへの変更に伴い、これまで生ごみなどの燃やすごみと容器包装プラスチックを混合し燃やすごみとして出していただくことになります。市民の皆様におきましては、これまでと同様に生ごみの水切りの徹底やごみの減少化へのご協力をお願いするところでございます。 さて、今回の容器包装プラスチックの分別方法の変更に伴い、現在燃やすごみの収集については、その全てを民間収集業者に委託しているところでございますが、4月1日以降につきましては容器包装プラスチックの分がふえるということになります。現在、組合では収集の委託業者と連絡を密にとりながらごみステーションの位置の再確認であったり収集のための時間、そして必要な車両台数などについて検討を行っているところでございます。 また、令和2年2月から川西・梅が丘地域、さつき台を除く薦原地域をモデル地区とした試行収集を行っておるところでございますが、委託収集業者の協力のもと、ごみの増加にも対応できる対応について検証を行っているところでございます。組合といたしましては今回の試行の状況なども踏まえながら令和2年度以降の収集業務の体制について決めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員の一般質問は休憩後とし、暫時休憩をいたします。(休憩午後0時2分) ○議長(富田真由美) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後1時0分) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) それでは、2回目以降の質問をさせていただきたいと思います。 下水道マスタープランについてでございますが、まずは旧の北部処理区ですけども、うぐいす台汚水処理場、それから藤が丘団地汚水処理場並びに美旗が丘汚水処理場、ニシザワ名張美旗駅前団地汚水処理場、これそれぞれのこの4つのコミュニティープラントでございますけれども、民間というか自治会で管理をしてるというふうなものでございます。ここの皆さん方、現実に南部処理区のつつじが丘であり百合が丘が公共移管されたと、本管が来るまでに公共移管されたということを皆さん方もしっかり情報でお持ちでございまして、私たちのところも本管が来るまでに公共移管ができないのかなということを常々望んでおられるところでございます。そのことは執行部当局も十分ご承知のことと思われますけれども、本管が来るまでに何とかという部分についてはいかがお考えでございますか。 ○議長(富田真由美) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山森幹) 先ほど1回目のご答弁でも申し上げましたように、これら北部地域のコミプラにつきましては、この事業計画を進めていくと並行してこれら住宅地の合併浄化槽、この管理体系であったりとか、またそれぞれの管理組合の実態、管理していただいてるような状況等も含めまして現状の調査を行わせていただいて、それぞれ住民の方々と協議をさせていただきながらご相談させていただくようなことにはなるのかなと、かように思ってございます。ついては議員おっしゃられましたように過年度よりこれら住民が担ってございます管理組合の皆様が私ども上下水道部のほうにお越しになったり、また我々のほうが出向いて今の現状並びに将来に向けての計画をご説明させていただいて今まで来ておるところですけども、いざ布設の現状調査といったところが深く入り込んだところまではできてませんので、このあたりについては今後進めてまいりたいなあと、かように考えてございます。 以上でございます。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) ありがとうございます。住民の皆さん方の念願であるわけでございますんで、十分調査をしていただいて前向きに進めていただければというふうに思います。 次に、南部処理区の問題ですけれども、つつじが丘汚水処理場、学園山手コミュニティープラント、百合が丘ニュータウン汚水処理場、南百合が丘住宅地汚水処理場、この4つについては、もう現在本管が来るまでに公共移管をしていただいてるところでございます。あと赤目ハイツ汚水処理場とすみれが丘の汚水処理場がコミュニティープラントとして残っているところでございますが、これも含めて現状のこの汚水処理場並びにコミュニティープラントを本管に接続せずにそれぞれリニューアルなり、もしくは大改修をしながら使っていくというふうにすれば、南部処理場つくるとしても流入量が極端に少なくできるのではないかというふうに思うところでございます。そうすると、私は以前はもうそういうふうな形をとりながら南部処理場はつくらなくていいよと、もうつくらない方向に持っていってくれという意見を申し上げていたところでございますけれども、しかしこれをつくらなければ全くコミュニティープラントも何もない夏見・瀬古口地域並びに農集なりコミプラのないところの皆さん方については困るわけでございます。されとて名張川を渡して中央処理場に持っていくということも不可能な状態の中で、この小さな処理場並びにコミプラを公共になりながらでも動かすことによって南部の処理場は小さなもので済む、つくるとしても小さなもので済む、もしくは現在の農集に接続すれば南部処理場はつくらなくて済むという方向が出るのかなあと思ってるんですけれども、そのあたりのお考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(富田真由美) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山森幹) このことにおきましても、先ほどご答弁させていただきましたように、この後マスタープラン策定以降、次に進めてまいりますのが下水道の全体計画といったものがございます。その中の策定作業においてこの南部処理区内の既存の住宅地汚水処理施設であったりとか、また既存の農業集落排水施設、このあたりの状態を詳しく調べて、合理的な手法による統廃合であったりとかといったあたりについても深く比較検討をして進めたいなと、かように考えてございます。一定、南部処理区におきましては、今整備をしてございます中央処理区です。中央処理区から旧北部処理区へ事業のほうを進めてまいりますが、その後に処理場を、候補地を検討し進めていくと、こうなってございますが、それまでの暫定の間といったところにはなりますけども、先ほども申しましたように4つの公共管理しているこの処理場については、今、国の位置づけの中で下水道と、こういったことをことしからさせていただきましたので、ようやくながらですけども維持管理計画を立て機器の更新に入ってまいりたいと、かように考えてございます。それをもちまして一定南部処理区に本格的な事業展開が進むまでの間なんですけども、それまでにはこの南部処理区の繰り返しになりますけども処理場並びに既存の施設のあり方について少し検討を進めたいなと、かように思ってございます。 以上でございます。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) 何につけても南部処理区についてはどうなるにしろ、全て一番後ということになるわけですんで、全く処理のできていない夏見・瀬古口の皆さん方は一日も早い公共下水というか汚水処理というのを望んでるわけでございますんで、今後ともよろしくお願いを申し上げておきたいと思います。 次に、容リプラの扱いでございます。確かに有料化のときに、とにかくまぜればごみ、分ければ資源ということを市民の皆さん方に十分ご理解をいただきながら来たわけでございますけれども、抜本的に変えざるを得ないということは全く国の方策もあり、またいろんな社会現象の中でいたし方のないことだというふうに思っているところでございます。 この容リプラについては3つの処理方法というか資源化の方法があったわけでございます。1つは材料リサイクル、材料としてもう一度プラスチック製品に戻していく、もう一つはケミカルリサイクルという形でコークス炉や高炉の還元剤として使っています。もう一つは固形燃料化、燃料としてつくり直すという3つのものがあったわけでございます。とりわけ伊賀南部の容リプラについては、最初のころは多分ケミカルという形の中で業者が落としてケミカルリサイクルとして使われていたかなあというふうに思っているところでございますし、昨今では材料リサイクルという形でパレットの生産に回っているのかなあと、こういうふうに認識をいたしてるところでございます。 その中でちょっと皆さん方に見ていただきたいのは、今からお示しする写真でございます。これは実は全て容リのものを集めて、そして固めたものでございます。これ、ベンチにつくってます。これ、ちょっと周辺見るとどこに置いてあるのかなあとわかる人はわかるというふうに思います。名張市内のあるところにあります。それから、これも実は中央公園にあずまやとしてつくられてます。これも実はこの材料は材料リサイクルでつくられたものでございます。これはベンチです。全てこれつくられてます。ナッキー号のある停留所のある待ち合いに置かれているものです。これは実は車どめでございまして、市役所の駐車場に車どめとしてつくられております。いずれもどちらもそうなんです。こういった形で使われたりとか、こういった塀として使われたりとか、これは車どめを出荷前の製品です。これも材料の出荷前でございます。このように実は材料リサイクルといたしましてはパレットに使われたりとか、そして擬木としてつくられてきたわけです。もう一つはケミカル、これはもう高炉還元剤としてそのままの形で送られて使われてきました。そして、燃料化という部分からすれば、これですが、これ横はたばこです、たばこ勧めてるんじゃありません。横にたばこの大きさぐらいのちょっと小さ目、これRPFといいます。容リプラと紙を固めて燃料化にしたものでございます。伊賀市さんは実はRDFなんです。RDFというのは生ごみと一緒にしてました。しかし、これはもう製造中止になってますし、県でも発電所がとまってますからないですけども、これはRPF、紙とプラスチックのみでつくられたもので、爆発の危険性も発火の危険性も何もありません。こういうふうなものでございます。これが製造しているところの写真でございます。このように材料リサイクルとして資源化するにはいろんなやり方があるわけですけれども、これ全て業者任せであるわけです。そして、この業者の皆さん方は容リ協会からここのところからこんな容リ物が出ますよということが提示されます。そのときに入札参加をしながら落としていくわけでございますけれども、そのときにかっちり業者さんは見に来て、ここのプラごみはうちで使えるなあと、いや、ここのはちょっと汚れてるから使いづらいなあ、もう一つは、あっ、ここのは使えるけれども、うちの欲しい量に足らないわ、いやいや、うちの欲しい量よりも多過ぎるわということを全ての業者さんは見て入札参加をしていくわけです。そして、それぞれつくっていくわけですけれども、これが今現実としできたものの売れ先、ケミカルは別として材料リサイクルにしても燃料化のRPFにしてもつくった後の売れ先についてはなかなか出てこない。市民の皆さん方一つにしてもほかのものにしても、例えば同じようなベンチがあったとしても、いやいやいや、これごみでつくったベンチやろ、こんなん要らんわとか、いろんな部分があって、なかなか売れない。売れないということはなかなかつくっても売れないからつくるのを控えていこうかとか、いろんな負のスパイラルがあるわけです。そういった現状の中で先ほどもお示しいただいたように容リ協会からの配分金が一番多いときで830万円あったと。昨年は、もう0やと、こんなふうになってきてるのが現実なわけでございます。こういう現実を見たときに、そして7割を今もう燃やさざるを得ないという現実を見たときに、私はやはり今回苦渋の選択として容リプラの回収をやめたということはいたし方のないことなのかなあというふうに思っております。しかしながら、このままでいいのかというと、このままでいいわけじゃありません。今後、いろんな中でこの材料リサイクルでできたものであったり、燃料化でできたRPFであったり、これが多くの市民、国民が買い求める必要が出てくるとなると、業者は需要と供給の関係ですから、需要が伸びれば必ずつくります。そうすると、集め出します。再度私はこの容リプラの回収が再開する、こんな日が来ることを望んでやまないところでございますけれども、そういった私の考え方に対してどう思われますでしょうか。 ○議長(富田真由美) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) ご質問の中で日本国内において我々も今現状といたしましてはこの廃プラスチックが需要と供給の関係の中でダブついているものということは認識しているところでございます。そして、今現在10年間市民の方にご協力いただきまして続けてきたこの施策でありますけれども、このような状況の中で名張市の施策として大きな転換を図ったというところでございます。今後につきましては、直ちに今のこの容リプラの可燃への移行をまた改めるとかという考え方はないわけですが、長期のスパンにおいてこの今の廃プラスチックの状況が日本国内での状況、そして世界での状況が大きく変わった中においては遠い将来そういうこともあるんではないでしょうかということを私自身は今考えているところでございます。 以上です。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) 私も本当に希望的観測として申し上げたわけで、それがなかなか実現しないのが現実ですけれども、しかしながらそういったことをぜひ市民の皆さん方に私は理解していただきたいなあというふうに思って今回このことを取り上げたところです。資源化、資源化と言いながら何でやって、こんな声を聞くわけです。しかしながら、こういった現実があるからこそ苦渋の選択としてやめざるを得なかったんですよということを私はぜひとも多くの市民の皆さん方にご理解をいただきたいなあというふうに思ってるところでございます。 そんな中でもう一つ市民の皆さん方が言ってるのは説明不足やという声がよく聞かれるわけです。そしてまた、この説明不足を補うために皆さん方説明に回られようとご努力いただいてるところですけれども、新型コロナウイルスの関係でなかなかそれもままならないという状況の中で、4月をおくらせと本当は言いたいんですが、現実に先般の広報でも4月以降のごみの収集の予定表が発表された関係上、もうおくらすことはできないと思います。しかしながら、説明会にかわる何らかの方法で市民の皆さん方にこのことをご理解いただく方策をとらなければならないと思っておりますが、どのようにお考えでございましょうか。 ○議長(富田真由美) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) ただいまご指摘いただきましたように、私どものほうといたしましても住民の皆様に十分な説明をさせていただきたいところではございます。その中でまだ数カ所説明会の予定もございますけれども、これに関しましては感染対策について十分に配慮した上で実施をさせていただきます。しかしながら、限られた回数でございますので、住民の皆様方全部にご説明させていただくことは困難であります。そのために2月の後半号におきましてはこの容器包装プラスチックを燃やすごみとするに至った理由、今議員さんがおっしゃっていただいたようにこのリサイクルシステムがうまく回っていないというような現状をご説明させていただいた内容で2月の後半号で特集を組ませていただきました。そしてまた、この3月の前半号でございますが、多分きょう、あすあたりから皆様のおうちに配布されると思うんですけれども、この3月の広報なばりにおきまして収集カレンダーと一緒にチラシを配らせていただきましてわかりやすい形で容器包装プラスチックをなぜ燃やすごみにしたかというその背景と、それから具体的にこのような形でお出しくださいという形のチラシをつくらせていただきまして、ただいま皆様方のおうちに届くように各戸配布をさせていただいてるところでございます。 また、それ以外の方法といたしまして、この名張市ごみ処理のアプリでございます「さんあ~る」のほうにも記載をさせていただいて、そのことをしておりますのと、それから市内のスーパーでありますとか皆様方の目につきやすいところにポスター掲示等もさせていただいているところで、少しでも皆様方に情報が伝わっていくようにただいま努めさせていただいてるところでございます。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) 今般、配られた市報も見させていただくことができました。そんな中で市民の皆さん方はお金の負担ということをおっしゃる方がおられます。しかしながら、今まで容リプラというのは週1回でしたよね。この週1回に45リッター袋で毎週いっぱいいっぱい出してたという人はまずおられないだろうなあというふうに私は思ってます。これ、しかしいっぱいいっぱい出して月4回出してたとしても、このお金というのは45リッター、1枚54円ですよね、108円、4回出したとしても216円ですけれども、これをきちっと先般テレビでもちょっとやってましたけれども、このプラごみを今までは洗ったりとか分けてもらってましたけれども、はさみとかでちょんぎって細かくしたらプラごみというのは本当に少ないかさになってしまう、こんなことをテレビでやってるのも見ました。ということは、現実にちょっと皆さんにご努力いただけば、まあ最悪月45リッター1つ分ぐらいなのかなあと思います。そうすると、その皆さん方のかかる負担というのは45リッター袋1つとして54円であるわけです。そして、今般ケンコー!マイレージでこのごみ袋を購入することができるというふうなことを出していただくことができました。そうすると、全く財政負担がかかるどころか負担はひょっとしたら軽くなるのかなあと。だって、ごみ袋をケンコー!マイレージのポイントでかえることができるわけですから、このケンコー!マイレージでかえたごみ袋をプラごみしか入れることができないという制度ではありませんから、今までよりもひょっとしたら皆さん方の財政負担というのは、お金の負担というのは軽くなるのかなあと、こんなふうに私は思うんですが、いかが思われますか。 ○議長(富田真由美) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) ただいまおっしゃっていただきましたように、ケンコー!マイレージというものもお示しをさせていただき、そしてこの3月1日から、実際には3月2日の月曜日からなんですけれども、この4日までの間に既に交換に見えた方もいらっしゃいます。やはりそれを見せていただきましても市民の皆様方がこのごみ袋の値段に関して関心が高いというところについてはうかがわせていただいてるところでございます。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) とにかく市民の皆さん方、しっかり認識をしていただいてないがための反対論なのかなあと思えて仕方がありません。実際に試行でやっていただいたら、ああ、楽になったわという声もあったというふうに聞かせていただきました。やはり多くの市民の皆さん方に理解していただくには時間はかかるだろうけれども、しかしながら理解をしていただく努力を引き続いてしていただかなければならないのかなあと、そうすることによって多くの市民の皆さん方は前より楽になった、よかった、ごみ袋代もケンコー!マイレージでもらったら前よりも負担が軽くなったよと、こんなお答えがいただけるに違いないと私は思っておりますので、何とぞよろしくお願いをいたしたいというふうに思います。 それともう一つは、確かに容リプラの収集をやめるということは、伊賀南部の奥鹿野での分別とか手選別が要らなくなります。この分はかなり財政的には助かるだろうと、これも十分わかります。それから、収集の回数が週1回分減るよ、この収集料金が減るよって、これも理解できます。このことなんです、私が先ほども申し上げたのは。減るんですけれども、これを集めている収集運搬業者というか、これ委託業者ですけれども、委託業者さんは1回行くことがなくなるからその分は委託料が減るわけです。しかしながら、ふだんの可燃ごみの収集のときの量がふえるわけですよ。そうすると、委託業者にとってはマイナスになるわけです。この対策をぜひとっていただきたいと思うんですが、いかがでございましょうか。 ○議長(富田真由美) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) 収集の業者委託に関するご質問をいただきました。今現在、伊賀南部環境衛生組合といたしましては収集をしていただいてる業者の方々と十分協議をして、先ほどの答弁でもございましたとおり、その時間であったりとか、必要な車両の数であったりとか、十分協議をして精査をして、そしてまた今回の試行に伴いますごみ量の増加率であったり、そのようなこともお互いに意見を交えながら来年度体制づくりについて十分お互いに納得した中で決めていきたいというふうなことも考えておるところでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) 本当に収集の業者さん、夏場、本当に職員が次から次へやめていく本当に苛酷な中で委託を受けて収集業務をやっていただいてるわけでございますんで、十分収集業者の皆さん方の意見を酌み上げていただいて、お互いが納得できるような形を、収集業者だけを泣かすということのないようにご尽力いただけますことをお願いを申し上げておきたいというふうに思います。 次に、地域で見守る子供についてでございますけれども、現実に先ほど市長が私、県の子ども会連合会の会長だとおっしゃいましたけれども、もう県の子ども会連合会の会長はとうに引退をしておりますし、名張市子ども会連合会の会長も引退をしております。引退をしたからこそ発言できるのかなあと思って発言をさせていただいておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。 現実に私、子供会にかかわってきて、子供会の結成状況というのは本当に大変なものがあります。そして、私はそのときに学校区単位で子供会結成したらどうって保護者の皆さん方にも持っていった話もありますし、そしてまたそうじゃなくてお隣同士くっついて一つにしたらどうというふうなことも実は申し上げてきたんですけれども、やはり親御さんにしてみれば子供会の役員を引き受けることがなかなか困難というところから次から次へと子供会が消滅をしてきてるというのが今の現実であるわけです。しかし、このことを実は今名張は地域づくり組織がしっかりしてますし、こういうしっかりした地域づくり組織を市長がつくり上げてくれた。その中で地域づくり組織の皆さん方が、地域づくりの皆さん方が、じゃ我々が子供の面倒を見ようじゃないかということで、夏休みに入れば夏休みに入ったで子供たちを集めてイベントをしていただける、そしてまた冬には冬でクリスマス会をしたりとか、そしてまた地域のボランティア団体がキャンプをやってくれるとか、いろんなことを今皆さん方にやっていただいてるのが現実なわけでございます。そういった中で、先ほど来あったように市民活動保険というのはその中でその指導していただく皆さん方には保険はきくんだけれども受益者の子供には全く保険はきかないよということもあるわけです。 もう一つは、今ちょっとこの学校が一斉休業になってる中で学童保育という問題が表面化していますけれども、その中身に触れるつもりは毛頭ありません。しかしながら、学童保育についても、これどこで保険がきいてるんでしょうか。これは、ちょっと学童保育の子供たちの保険の状況についてお知らせください。 ○議長(富田真由美) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 放課後児童クラブの子供たちの保険につきましては、各クラブでそれぞれ加入をいただいておりまして、子供のスポーツ保険等、それについてもさまざまな形でご加入をいただいているという状況でございます。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) そういう状況だろうというふうに思いますけれども、学童保育自体も子供会としての転換が可能なわけです。そして、指導者の皆さん、そして学童保育を受ける子供たちも1人200円の保険を掛けることが可能なわけでございます。ぜひとも学童保育の皆さん方にもこういったことがあるよということをお知らせをいただければ幸いと思います。そのことよりも名張の子供4,000人、そして200円なんです。そうすると80万円、この80万円の予算、市から何とか捻出できませんか。そして、市からその80万円を地域づくりごと、もしくは小学校単位ごとでも結構ですけども、その人数で配分してやっていただくと、それをもって子供会の安全補償に入ることが可能なんですけれども、いかがでございましょうか。 ○議長(富田真由美) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) 未来を担う子供たちが安全に、そして地域に愛着を持って育っていただくための環境づくりというのはすごく大切なものだというふうに認識はしております。ただ、子供会という組織をつくって、そしてその組織という形の中でおっしゃっていただいた保険に加入という形になってきますので、このあたりにつきましてはそれぞれの地域の中でのお考えもあることですし、そういったあたりにつきましては今後の検討課題というふうにはさせていただきたいと思います。ただ、子供たちを地域の中で見守って育てていこうということにつきましては、これは地域づくり組織も、また区自治会の皆様方も共通した認識であるということはご報告申し上げたいと思っております。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) 子供会組織をつくれと言ってるんではないわけです。それぞれの地域づくり組織ごとに入っていただくと、そのことが子供会として認められるということでございますんで、ぜひとも今福祉子ども部長には学童保育ごとに入ってくれということを頼んでくれというのはお願いをいたしました。今度は地域環境部長にはそれぞれの地域づくり組織の皆さん方にその地域づくりごとで何とか予算工面して入ったってよということを言っていただきたいなあと、それが渋るようであったら何とか市で予算を将来考えたってというお願いでございますんで、ぜひともそのことを理解いただきたいと思います。子供会組織をつくれというんじゃありません。今、子供会として換算できるというか、どこどこを地域づくり委員会イコールそこで掛けていただければそれが子供会だというふうな捉え方をしてもらえるという保険制度になってるわけでございますんで、ご理解をいただきたいというふうに思います。再度どうですか。 ○議長(富田真由美) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) 組織化という言い方、ちょっとしてしまったかもしれませんけれども、地域づくり組織単位でそのようなことが加入できることが可能ということも、また地域づくり組織のほうにも情報提供させていただきながら今後の検討ということにさせていただきたいと思います。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) ありがとうございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 最後に、戦没者の慰霊についてでございます。市長が英霊については全く私どもと同じ考えでいただいている、本当にありがたいことでございます。本当に不見識な発言をした県会議員にはいまだに私は怒りがおさまらないわけでございまして、本当にそれぞれ戦死なさった方は望んで戦死したわけでも何でもないわけです。全て犠牲者なわけでございますから、未来永劫、英霊というのはまつっていかなければならないというふうに思っているところでございます。また、戦没者追悼式につきましても、今後引き続いて名張市のほうでもずっと追悼式を挙行していただけるというお答えをいただいて本当にほっとしているところでございます。 また、遺族名簿の管理でございますけれども、これ本当に重ねて申し上げますけれども、遺族会は663名しかいない会員の分については遺族会できちっと後追いはできますけれども、遺族会の会員でない方については転出されてもわからない、こんな状況があるわけでございますんで、市のほうできちっと管理を続けていただきたいなあというふうに思っているところでございます。本当に戦死なさってない方が戦死者扱いでそういう案内が来たということもあったわけでございますんで、今回このことを取り上げさせていただいたところでございます。これからもどうぞ引き続いてこの戦没者のことについては忘れなきよう、引き続いてのことをお願いを申し上げたいと思います。 最後に、忠魂碑ですけれども、先ほどお話があったように、名張では忠魂碑と名のつくものが、本当に先ほどご答弁であったように、このようにたくさんあるわけです。この中で建立者が遺族会であったり地域であったりというのは、これはもうこれから先それぞれ地域であり、そして遺族会でありが考えていったらいいことでござございますけれども、私の申し上げたいのは、この建立者は旧の町村が建立した忠魂碑でございます。先ほど市長のほうからもこれ市のものではないというふうなご答弁もあったわけですけれども、じゃ誰のものかということなんです。遺族会のものでもありません。地域のものでもありません。全く宙ぶらりんの状況であるわけです。私はこれを今さら市の所有物件にしてくれと言ってるんではないんです。現実に今あるこの忠魂碑、ある地区の忠魂碑はこれお寺の境内にあります。これは神社の境内にあります。これは民間の人の土地にあります。これも多分民地だろうというふうに思います。それぞれ自分の土地を寄附してうちでつくっていいよってつくったところもあれば、戦後すぐに小学校のグラウンドに置いてあったらだめだからと言われて、じゃうちのお寺へ持って帰ろうかと持って帰ったところもあるやに伺ってます。これ、今お示しした4つ、これ実はそれぞれ地域のものであります。旧の名張であり、滝川村であり、錦生村であり、箕曲村の忠魂碑であるわけでございます。これを市の持ち物にせよというわけでもありませんし、しかしながら形あるものはいずれ朽ちてくるわけです。今後傷んできたときにどうするかというのが私の今回の質問の趣旨でございます。現実にまた例えばそこが邪魔になるから移転せざるを得ないということもあり得るかもしれません。このときに誰が主体となってこの移転もしくは修繕をするのかと、ここなんです、ここなんです。地域も遺族会も全く知らないとは言いません。そして、国からも補助金がおりることも事実です。そのときに私は何を申し上げたいかというと、今の名張市を構成している旧の町村がつくったこの忠魂碑については市が主体となって動いていただいて、そして地域も遺族会も協力をして改修をしていく、こんなことはできないのかなあと。今の宙ぶらりんのままではいかんともしがたい、こんなふうに思っておりますけれども、この辺のご見解をお聞きいたしたいというふうに思います。 ○議長(富田真由美) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) 市制施行以前、旧の町村が建立されました慰霊碑等の今後、これからの取り扱いについてでございますけれども、議員のほうからこの所有者は一体どこなんだ、ただ旧の町村であるから名張市に改めてそれを所管すべきということではないというのを前提にお話をいただいた中で、現在この旧町村の時代に建立した慰霊碑ではありますけれども、遺族会の皆さんであったりご遺族の皆さん、その地域の皆さんが管理をしていただいてる現状にございます。ですので、この慰霊碑を朽ちてきたり移設が必要になったりといった際には、もちろんこれまで管理をしてきていただいた皆さんとともに私のほうもかかわらせていただくような形でご相談させていただくと、そして先ほど市長の答弁のほうにもありましたが、国の一定補助金という活用していくという方法、また市の中での制度の検討、こういったことで今後考えさせていただきたいなというふうに思っております。 ○議長(富田真由美) 川合 滋議員。 ◆議員(川合滋) ありがとうございます。前向きになご答弁をいただきました。忠魂碑、本当に遺族会の皆さん方に言わせれば、俺ら管理してるけど、俺らのもんちゃうねんぞと、こんな声がよく聞かれるわけです。そしてまた、管理については遺族会が管理してたり、また地域づくりの皆さん方が、もしくはその建立の地域の皆さん方が清掃や管理をしていただいてる、それを市に取ってかわれと言ってるわけじゃありません。もしも今後何かあったときに今ご答弁いただいたように市がかかわって、そして最善の方法を考えていく、国や市からの助成をいただきながら直していく、こんな方向性を見出せたというふうに思っております。本当にいいご答弁をいただいてありがとうございました。 以上で一般質問終わります。 ○議長(富田真由美) 阪本忠幸議員の一般質問は午後2時からとし、暫時休憩をいたします。(休憩午後1時45分)  (議長富田真由美退席 副議長坂本直司  議長席に着く) ○副議長(坂本直司) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後2時0分) 阪本忠幸議員。  (議員阪本忠幸登壇) ◆議員(阪本忠幸) 皆様こんにちは。公明党の阪本忠幸です。よろしくお願いいたします。 さて、世界的に大流行してます新型コロナウイルスですが、一部報道によりますと中国では感染のピークは過ぎたとも言われていますが、日本ではまだまだ衰える気配も見えません。感染して不幸にも命を落とされた方や感染された方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。国としても感染拡大防止のために小・中学校、高校の休校や各種行事、イベントの中止等、さまざまな方針を打ち出しております。また、景気低迷による倒産防止や雇用下支えのために厚生労働省から雇用調整助成金であったり日本政策金融公庫からは経営を安定させるために必要な運転資金の貸出制度等、さまざまな政策を打ち出してくれています。この新型コロナウイルスの感染を大きな国難と捉え、全員で団結してこの難局を乗り越えていきたいと思います。 それでは、通告に従い質問に入らせていただきます。 質問全般にわたってですが、私の記憶違いや勘違いがありましたら、その都度指摘していただいて結構ですので、よろしくお願いします。 まず、1番のごみ収集方法の変更についてでございます。今議会の一般質問3人目なんですが、この案件の質問も3人目でございまして、質問率100%ですので、重複してるところございましたら、自分でも質問事項をなるべく削減するつもりですけども、削除するつもりですけども、重複してましたら答弁はしていただかなくても結構ですのでお願いいたします。 令和元年12月20日の全員協議会で初めて報告を受けました。令和2年4月より市内全域で容器包装プラスチック及び白色トレーの回収を取りやめ、週2回の燃やすごみのみとするとの報告を受けました。また、2月から試行する川西・梅が丘地域には1月11日に、またさつき台を除く薦原地域には1月17日に詳細を説明したと聞き及んでおります。私の住んでます川西・梅が丘地域を例にとりますと、1月11日に会長が市からその話を聞いてきて15の自治会長を集めて説明をし、それぞれの自治会で自治会の役員、班長さんを集め説明をし、納得をしてもらった上で班の回覧で全住民約2,500世帯の皆さんに周知徹底し、なおかつ理解していただいて、2月1日からの実施の流れとなりました。12月20日に初めて聞いて4月1日開始でも緊急性のある事項でもないのに随分と拙速だなと思いましたが、モデル地域であるさつき台を除く薦原地域と川西・梅が丘地域については会長が話を聞いてから約2週間の猶予しかない、このことについての執行部の見解をお聞かせください。 次に、2番のフッ化物洗口について質問します。 令和2年度の2学期から実施するフッ化物洗口ですが、過日の全員協議会の折に市内で反対の署名運動を展開している団体がありますが、署名した方はもちろん、署名運動を推進している方々の中にもよく内容を理解されていない方もいらっしゃるので、PTAや保護者の方はもちろん、その他一般市民の方々へのきめ細やかな説明をお願いしましたが、その後いかがでしょうか。ちなみに私の所属してます議会の教育民生委員会の委員の皆さんには行政視察の休憩時間に私の知ってる範囲で説明をさせていただきましたので、それ以上の質問事項は個別に教育委員会へ資料を請求に行ったり説明を受けたりしてると思います。 次に、3番の体育施設等の指定管理者変更について質問いたします。 いよいよ来月より指定管理者が東大阪スタジアムさんからマツヤマSSKグループさんに変更になります。この体育施設等の管理は本市の高齢者の方々の再就職先として高収入は望めないまでも体力の続く限り生涯現役であり続けたい方々への受け皿として大きな役割を果たしてもらっています。近々マツヤマSSKグループさんと引き続き勤務希望の方々との面談もあると聞いていますが、何といってもマツヤマSSKグループさんは本市での指定管理は初めてだと思いますので、教育委員会におかれましては間に入っていただき、スムーズにな引き継ぎ移行ができるように働きかけをお願いいたします。 最後に、新型コロナウイルスに対する市の対応をお伺いいたします。 冒頭で少し述べましたが、感染防止のために国も県も感染拡大防止のためにかなり思い切った施策を打ち出しています。議会開会日にも市長から学童保育も今は午後だけだが午前中もできないか今検討中であるとのお話もありました。それ以外にもこれから実施しようとしてる施策をお教えください。例えば休校中の小・中高生が集まって勉強する場合は何人ぐらいまでが望ましいとか、公園等の屋外は大丈夫だとか、いいこと、望ましくないこと、そういった指針を示していただけるとありがたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○副議長(坂本直司) 市長。  (市長亀井利克登壇) ◎市長(亀井利克) 阪本忠幸議員のご質問にお答えをいたします。 大きく4項目についてのご質問をいただいたわけでございますが、1項目めがごみ収集方法の変更についてでございますが、本件につきましては担当部長がご答弁を申し上げたいと、このように思ってございますし、また環境衛生担当参事のほうからもご答弁をさせていただきたいと思ってございます。 それと、フッ化物洗口についてのお尋ねをいただきました。これは教育委員会のほうでご答弁を申し上げたいと存じます。 それから、体育施設等の指定管理者の変更についてのお尋ねですが、これも教育委員会のほうでご答弁を申し上げたいと存じます。 新型コロナウイルスに対する市の対応についてでございます。これは国や県を通じて感染拡大を防ぐための方策や対応、罹患者への発生状況等、感染拡大に係る対応に遺漏がないように会議や通知にて情報共有をさせていただきながら市といたしましての対策を講じているところでございます。具体的には新型コロナウイルスの感染拡大の兆候が出始めた1月末には臨時庁議を開催し、市ホームページに市長からのメッセージを掲載するとともに市庁舎内の各フロア等へのアルコール消毒液の設置や手洗いの啓発ポスターの掲示等、市関係施設での感染予防対策を実施いたしました。その後、2月25日に庁議を開催し、国の新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の発表を受け、感染予防対策の徹底について取り組むことや今後開催予定のイベントの開催の基本的な考え方について検討いたしたところでございます。市民向けの感染予防対策の周知啓発といたしましては市のホームページ等によります感染拡大を防ぐための注意ポイントや罹患のおそれがある方の相談窓口の案内等を外国人に向けて18カ国語に翻訳されたものを含め掲載し、また感染防止のため原則不特定多数の方が集まるイベントの中止、市内各施設の臨時休館の案内や事業者への影響を緩和するための国の支援策の案内等を周知しているところでございます。 また、当方も全国市長会を代表してこの新型インフルエンザ等対策有識者会議の政府委員もさせていただいておりますので、自治体の意見をその都度述べさせていただくと、こういうことにいたしてございますし、三重県新型コロナウイルス感染症対策協議会も県の市長会、町村会を代表して委員として参加をいたしてございまして、基礎自治体との情報の共有であったり、あるいは連携体制等について提案をさせていただいたところでございます。本市においても多大な影響が出ておりますが、市民の皆様にもご協力いただきながら感染予防に努めてまいりたいと思っております。 その影響の一つとして、県内の他の市町では文部科学省及び三重県教育委員会からの通知によりまして小・中学校の休業期間を3月下旬の春休みまでと設定しているところが多くありますが、本市におきましては2月27日時点で感染拡大の山場の期間と言われていた2週間を臨時休業期間とし、この間に市全体で万全の予防対策を行うことといたしました。臨時休業期間中は基本的に自宅で過ごし、不要不急の外出を避け、感染症予防に努めるよう子供たちに指導しておりますが、各学校においては教職員が家庭訪問や電話連絡をするなどにより子供たちの健康状態と家庭での過ごし方について状況把握や注意喚起を行ってございます。また、患者クラスターによる感染防止の観点から学校で一斉に複数の児童・生徒を受け入れる等の対応は行っておりませんが、不安になった子供へのかかわり等、保護者としっかり連携して個別的な対応を行うことにより子供たちが安全に過ごせるように配慮いたしてございます。 臨時休業期間中の子供たちの外出等に係る指針というご指摘につきましては、放課後児童クラブを利用する子供や家庭の事情により自宅以外の場所で安静に過ごす子供などさまざまなケースが考えられるため、外出等に係る一律の基準は定めておりませんが、保護者や子供たちには今回の臨時休業は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための措置であるという趣旨の理解を図り、適切な対応を求めているところでございます。今後もその周知徹底に努めてまいります。 なお、臨時休業期間は3月15日までといたしてございますが、延長の有無等についての判断を本日中に行いまして各学校へ通知する予定といたしているところでございます。 もう一つでございますが、これは放課後児童クラブの対応です。放課後児童クラブにつきましては、共働き家庭など留守家庭の小学校に就学している子供を対象としており、特に小学校低学年の子供は留守番をすることが困難な場合があると考えられ、感染の予防に留意した上で開所時間を1時間早めて午後1時からの開所といたしております。しかしながら、一部保護者より午前中からの開所要望をいただく中で、保護者のニーズ等も踏まえ、必要な人員の確保ができる放課後児童クラブにおいては午前中から開所していただくことといたしてございます。開所に当たっての人員の確保につきましては、保育所勤務の臨時職員や学校に配属されております自立支援員などに協力を要請することといたしており、昨日3月5日からでは3つの小学校区の放課後児童クラブにおいて午前中から開所していただいております。現在、保護者の理解もあり1クラブ当たりの利用児童者数は平均で10人程度ですが、人数がふえた場合は感染症防止のため学校の教室の利用について協力を得ることといたしております。 当方からは以上です。 ○副議長(坂本直司) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) ただいま阪本議員のほうからこの4月からのごみ収集方法の変更についてモデル地域への説明が遅かったのではないか、どういう見解だということでお尋ねをいただきました。このモデル地域の実施に当たりましては、私どもがこの4月からの本格を実施するに当たって心配しておりますごみの量がふえることによってごみステーションの状況がどうなるのか、またそれらのことによって収集ルートのことでありましたり、収集するためのパッカー車の配置のことでありましたり、このモデル試行というのは欠かせないものだと、そういう認識を持っておりました。ですもので、12月16日の地域づくり代表者会議での事前のご説明、そして12月20日の全員協議会でのご説明、そして1月になりましてからの先ほど議員がご指摘いただいたように川西・梅が丘地域での定例役員会での説明、その後の薦原地域での説明というふうにかなりタイトな期間ではありました。しかしながら、これらのことについて先ほど申し上げたように、このモデル試行をしない上で本格実施ということは私どもも考えられませんでしたので、ぜひここは皆様方にご協力をいただきたいということでお願いをさせていただきました。川西・梅が丘地域の定例役員会にお邪魔をさせていただきましたときには、今議員が指摘されてましたように、どうしてこの川西・梅が丘地域なんでだとか、それからこのタイトな時間の中で住民への周知は困難であるとか、さまざまなご意見をいただきました。そのような状況の中で市のほうといたしましても各戸配布のチラシを配布させていただいたり、またモデル試行に伴う経済的な負担をカバーするということで指定ごみ袋のほうを1ロール配布させていただくなり、これらのことについても全て班長さん等にお世話をおかけいたしました。2月を迎えまして試行させていただいたところ、先ほど議員のほうからご紹介いただいたように地域の中で本当に丁寧に住民の方々にご説明していただいていたおかげで心配したほどのトラブルもなく、また住民の皆様方にお声を聞かせていただくと、比較的肯定的な、ごみの量がそんなに思ったほどふえてないよとか、ごみを減らすための工夫というのをやっぱりしていかなあかんよねというような肯定的なご意見をいただくことができました。 準備期間の足りなさについては申しわけございませんでしたけれども、この容器包装プラスチックを燃やすごみに入れなければならないというところについての趣旨のご理解いただいた上でご協力をいただいているものだと思い、ここで改めてもう一度感謝のほうを申し上げます。ありがとうございます。 ○副議長(坂本直司) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 阪本忠幸議員のほうからはフッ化物洗口の実施についてと体育施設等の指定管理者の変更についてという2点についてご質問いただきましたので、私のほうからお答えをしたいと思います。 まず、2番目のフッ化物洗口の実施に当たってのPTAあるいは市民への説明についてのご質問をいただきました。現在本市が進めようとしておりますフッ化物洗口でございますが、令和2年度は保育所や幼稚園などの未就学児施設の年長児及び小学校1年生を対象に実施をし、以後小学校におきましては毎年1学年ずつふやしていくこととしております。PTAの関係者につきましては1月27日に名張市PTA連合会の理事会の席上、担当の者がご説明をさせていただいたところでございます。広く市民を対象にした説明会は現在は行っておりませんが、今後広報紙等を通じて安全性や有効性について周知していただくようにしていきたいと考えておるところでございます。 なお、特に実施予定対象の保護者の皆様方につきましては、この説明会をなるべく早い時期に丁寧に実施をしてまいりたいと考えているところでございます。 次に、名張市体育施設等指定管理者の変更に関連しまして現在の従業員の継続採用等々に関するご質問をいただきましたので、お答えをしたいと思います。 令和2年4月からは現在指定管理を委託しております株式会社東大阪スタジアムからマツヤマSSKグループに交代をいたします。指定管理施設の管理者が変わる際におきましては、施設の管理運営の継続、安定性を確保する必要があるため、その施設の整備や運営にこれまで携わってきた職員が交代後も引き続き担っていくことが考えられ、一般的にも指定管理者が変わる際には従前の職員の何名かはこの新しい指定管理者に引き続き雇用されることがあるというふうに聞いているところでございます。当然のことながら市の担当のほうからもこの時期に丁寧に打ち合わせあるいは指導を行って、引き続きスムーズに管理運営していただきますように最大の支援もしていきたいと考えているところでございます。 また、職員の採用配置につきましては、指定管理者となる事業者に対応していただくべきことではございますが、4月以降、指定管理者が交代しても、施設の利用に混乱を招くことなく市民の皆様に安心して安全に利用していただけますよう新しい指定管理者としっかりと連携して取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) それぞれにご答弁ありがとうございます。 順番に再質問をさせていただきたいと思います。 まず、1番目のごみの収集方法の変更についてでございますが、今部長からも答弁いただきまして、もちろん試行の重要性もわかってますし、これをなくせと、そんな話ではなくて、余りにも急過ぎた、わずか2週間で2,500世帯に周知徹底して理解していただくというのには非常に無理があったということをお話し申し上げてるんであって、このこと自体がそんなに急を要する話ではなかったんではないかと、もともとが、なぜそんな急に話になったのかも難しいんですが、今のお話から、とりあえずモデル地域として試行していただいてる地域も一定の理解をしていただいてさせていただいてるということで、その点については結構でございます。私も指定地域に住んでますので、実際この2月から始まりまして、先日の全員協議会の席でも各議員さんからこうなるんじゃないか、ごみがふえるんじゃないか、あふれるんじゃないか、いろんな質問が出てました。私も試行が始まる前は地域で同じようなことを考えて皆さんとそういう話し合いをしてきました。実際始まってみましたら、ほとんどの家庭でふえても今までの1.5倍、家庭によってごみの量違いますけども、可燃ごみが20リッターのごみ袋を使ってるうちでしたら30リッターにすれば十分、ただ小さい5リッター使ってるうちが10リッターで入るかどうか、ちょっと容リプラのごみがかさばりますんで、幾ら切ったり押さえつけても小さいほうはちょっと微妙ですけど、最高でも2倍かな、1.5倍ぐらいで大体おさまってると思います。住民の皆さんの意見もそうです。先ほどからのいろいろ話題出てましたけども、そこで1.5倍にふえると何が問題になるかといいますと、この高い名張市のごみ袋の値段ですよね、これはそれぞれの伊賀と名張のホームページから抜粋して比べてみました。それぞれ10枚当たりの金額です。先ほどの質問された議員さんも45リットルで54円と言ってましたが、10枚入りだと540円、当然10倍ですんで、こういう値段になってます。例えば10リットル今まで使ってたご家庭が20リットルが週2回必要になるとすると、120円が週2回ふえる、それが一月が4.5週あるとすると4.5倍、それの12カ月分、それだけの家計からの支出増になります。私は10リットルか20リットルと言いながら、計算してきたのは20リットルから1.5倍の30リットルで計算しましたら、週2回で280円ふえて、月4.5回として1,260円ふえる、が年間12カ月で1万5,120円、これだけ家計からの持ち出しがふえる。これを何とかしていただきたい。先ほどの1人目の議員さんも2人目の議員さんも同じようなことを言われてましたけども、特に私たちは奥鹿野のクリーンセンターを利用してますよね。あそこには名張市と伊賀市の青山地区の方々のごみが排出されてます。同一労働同一賃金ではないですけども、そういう原則からいきますと、同じようなごみを同じ処理場に持ち込んで、持ち込むための経費が倍とは言いませんけど、これだけ違ってくる、これは非常に不公平だと思われます。この辺を今回のこの見直しに絡めてぜひとも伊賀市と同等レベルにしていただきたいという要望をしたいと思いますが、それでケンコー!マイレージでごみ袋もできるようになった、随分すごいことしていただいたみたいに聞いてますけども、住民の皆さんはケンコー!マイレージでごみ袋がもらえるというのはそんなに大きなこととは捉えておりません。ぜひともここでごみ袋をごみの収集が今まで3回だったのを2回に減らした、そのかわりにごみ袋をこんだけにしましたよと言っていただけたら非常なインパクトがあると思いますので、ご答弁をお願いいたします。 ○副議長(坂本直司) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) 指定ごみ袋の値段のことでございますけれども、これにつきましては今この容器包装プラスチックのほうを混燃するというふうに方式を切りかえたところでございます。ごみ袋の値段を今後どのように推移させていくかということについては、これについては一定の減量効果でありましたりとか、それから今後の実施状況等を見せていただく中で判断のほうをさせていただきたいというふうに考えております。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ごみの減量は今回のこの方式を変えるというときにも減量は果たされた、一定量のごみの減量は図られた、そういうふうな正式なご回答も書面でも見させていただいております。今回は容プラと可燃ごみが一緒になるだけですので、基本的にはごみの総量は今と同じごみで出されたら総量的には変わりません。これをやることによってごみの減量が図られたら下げましょうなんていうのは私は詭弁だと思います。 それと、ちょっと待ってくださいね、まだあるんです。これはウィキペディアで掲載してます各市町村のごみ袋の値段なんです。これは45リットルの1枚当たりの値段が書かれております。名張市の場合は1枚当たり換算すると54円なんで、ここらの二十二、三番目ぐらいに全国でランクされるのかなと。ただ、これはウィキペディアであって、全部で93市しか比較してないんで、一応参考までにという程度で見ていただければ結構でございます。お願いします。 ○副議長(坂本直司) 地域環境部長。 ◎地域環境部長(田中明子) 混燃するだけだから右から左に移るだけで量としては変わらないのではないかというご指摘をいただきました。しかし、私どもが今申し上げてるのは、この廃プラスチックの問題も環境に対する影響というところを考えまして、廃プラスチックそのものも減量化していかなければならないというふうに考えております。国のほうといたしましても、1つには本年7月からのレジ袋の有料化、そういうようなワンウェイプラスチック、使い捨て用のプラスチックという、そのものについても減らしていこうという取り組みを今後していかなければならないというふうに考えておりますので、もうこれまでの3Rから4Rにし、もう要らないものは持ち込まない、ごみとなるようなものは持ち込まないという、そこの意識についても今後啓発を重ねていきたいと考えております。 そしてもう一つ、ごみの全国ランキングでいきますと、ただいまのお話では23位か24位ぐらいということでございますけれども、そもそもごみ袋を有料化するときについては高目の値段設定をしたのは、自分たちが負担する受益者負担の部分についてインセンティブが働くことによってごみの減量化に向いていかないかというところで導入をさせていただきました。その方針に基づいてこの平成25年度に一定の削減効果が出たということで2割の削減をさせていただきました。今後のところについては、詭弁ではないかとおっしゃられましたけれども、しかしこのワンウェイプラスチック、プラスチック製品そのもののあり方、そういったものをいかにまずもらわない、受け取らないというところの4Rの一つを追加することによって家から出るごみを削減していきたいと、そのように考えておりますので、いましばらくそれらの効果が出るところの判断をする期間というのはいただきたいというふうに考えております。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。そうですよね、ごみを減量化を図るためにこの値段に設定してる、それはもう重々承知しております。このタイミングでごみの減量化が図られた、ではイコール値下げしてもいいんではないか。あと今おっしゃられた3R、4Rのことがごみ袋の値段と直結した理由とは考えにくいんですけども、いいです。 それと、別件ですけども、これをやることによって週2回回収が週1回に減るとか、あとクリーンセンターの事務経費とかで年間3,000万円の経費削減が図られると聞いておりますが、それは間違いございませんでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) 先ほどからもご紹介をさせていただいておりますとおり、削減効果といたしましては人件費、車両整備、燃料費で1,700万円、そして今回のことによりまして収集委託料などのことで1,300万円の合計3,000万円を見込んでいるところでございます。 以上です。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。今回、4月から容リプラを廃止して燃やすごみでというのは名張市だけですよね。クリーンセンターへ持ち込むごみの約9割だと思うんですけども、名張市側がそうなったから3,000万円の削減ができますよ。残りの1割の青山地域についてはそのまま現状維持で残すということですよね。 ○副議長(坂本直司) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) 伊賀市との分別方法につきましてのご質問をいただきました。ご質問のとおり、伊賀南部クリーンセンターでは容器包装プラスチックの処理につきましては今現在伊賀市の青山地域、そして名張を同じ処理をしているところでございますが、青山地域は伊賀市でございますので、伊賀市の施策によりこのような容器包装プラスチックの処理についても決定されるところでございます。現在、伊賀市において容器包装プラスチックも含めた分別方法の変更について検討を行っているところであるというふうに聞いておるところでございます。 また、手選別の職員につきましては、今回の分別方法の変更を受けて大幅な人員削減を行う予定でございます。引き続きまして、ペットボトルの選別業務なども、これは名張もペットボトルの資源回収は引き続き行うわけですので、必要ですので、このようなこともございますので、伊賀南部環境衛生組合といたしましては業務の効率化、適正処理につきまして今後も行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。わずか1割のごみ量のためにそのラインを残す、手選別の人員も残す、もちろんペットボトルのリサイクルの業務の人たちは別ですけども、それが果たして合理的と言えますでしょうか。当然伊賀市なんで、名張市は伊賀市のことについてとやかく言えるはずもないんですが、ただ環境衛生担当参事は伊賀市のそこの部分も一緒の参事だと思いますから、事務局長ですかね、環境衛生組合の、ですからその点では言えると思います。 それと、あと先日の伊賀南部環境衛生組合議会の席上で伊賀市の市長が将来のごみの広域化について名張市の決断だけだというふうに残して帰られましたよね。だったら、ちょっと内容は違いますけども、今回名張市はこのように決断したんだから伊賀市もこういうふうに青山地区については決断してくださいと言っても言い過ぎではないと思うんですが、そういうことを言ったことありますか。 ○副議長(坂本直司) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) 当然、伊賀南部環境衛生組合、ご質問の中での内容にありますとおり、伊賀市の青山地域と、そして名張のごみ処理の施策を担っているわけでございますので、連絡につきましては定期的に密に行っているところでございます。その中で先ほどの答弁にもありましたとおり、容器包装プラスチックを名張市が本格的に行うに当たりまして伊賀市の方、政策担当者とも密に連絡をとり、その中においてそのような分別方法、伊賀市においても分別方法の変更について検討を行っているところであるというふうなことも聞き及んでおるところでございますし、また今回容器包装プラスチックだけではなくて小型家電の資源収集も同時に行うわけでございますが、これにつきましては伊賀市の青山地域につきましても同時に4月1日から名張市と同様に行うというところでございます。 以上です。 ○副議長(坂本直司) 副市長。 ◎副市長(前田國男) 少し戻らせていただいて恐縮なんですけれども、今回の容器包装プラスチックを有料である可燃ごみに変えて排出を願いたいと、これの変更につきまして量的には約1.5倍になるのではないか、そちらについては私どももおおよそ1.3倍から1.5倍ぐらいふえるのかなと、このように見させていただいております。これについては試行の結果の状況でもございます。そんな中で今現在平均的に名張市全域、平均をさせていただきますと20リットル袋か30リットル袋、ここで値段示していただいておりますけども、1カ月当たりに戻しますと220円から360円というような格好で、これのごみの量が1.5倍ふえますと、今、月二、三百円とご負担いただいてる1.5倍となりましたら300円から350円ぐらいというような形に、1カ月で、そういうような状況ですので、それ12カ月をさせていただいても1万2,000とかという金額は出てまいりませんので、1,000円少しアップというような形ではありますけれども、地域環境部長申しておりますとおり、それぞれこれの実施に当たりましては、さらなる生ごみの水分切っていただくだとか減量を頑張っていただくとともに容器包装プラスチックの排出方法もご検討賜りまして減量化をさせていただくと経済的負担についても余り大きくはないのかなと、このように思わせていただいておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) 副市長、ありがとうございました。計算間違いをしておりました。この10枚単位で計算しておりました。これの10分の1ですから、千二、三百円年間で負担増になるということですね。ありがとうございました。 伊賀市さんも今検討していただいてるということで、実は今、示してるごみ袋なんですけども、伊賀市(青山地区)と書いてるんですけども、それ以外の青山以外の伊賀市さんのごみ袋は20リットル以上、20、30、45リットルしかホームページには書いてなくて、恐らくないんだと思うんです。青山地区だけ名張と合わせたのか10リットルと5リットルがある。これは伊賀市に住んでる方に聞いても45リッターは幾らだよ、30リットルは幾らだよ、20リットルは幾らだよで終わってしまうんで、恐らくないのかなと思うんですけども、それだけ青山地区も伊賀市も分けて考えていただいてるんだとしたら、ごみの排出方法も早期に同じようにしていただきたいと思います。もし青山地区も名張市と同じようになった場合というのは、当然削減額も今3,000万円の見込みですけども4,000万円であったりとか、そういうことになるという解釈でよろしいでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 環境衛生担当参事。 ◎環境衛生担当参事(日置光昭) 今、ご質問にあります青山の区域が容リプラを名張と同じような状況になった場合のご質問でありましたけれども、これにつきましては、申しわけございません、試算をしている現状ではございませんが、先ほどから答弁させていただきましたとおり、人員につきまして、一番大きなところは人件費なんだろうというふうに我々も思ってるところ、考えてるところであるわけなんですが、この人件費につきましては容リプラを今していただいてる方を大幅に今人員削減をしているわけなんですが、答弁でも繰り返しの答弁になりますが、ペットボトルをしていただいてる方とは同一というか同一労働をしていただいてるところでございまして、日を変えて、曜日を変えてペットボトルの日、容リプラの日というふうにやらせていただいてますので、今の現状以上に削減するというのは、もうほぼ不可能でございまして、少しでも削減効果が全くないということは当然ございませんが、大幅な削減ということは少し考えにくいのかもわかりません。申しわけございません、試算をしているわけではございません。 以上です。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございました。この議題についてはこの程度でいいんですけども、人員削減をしてくださいと言ってる意味ではなくて、容リプラの選別に当たっている人員がほかのことができる、ペットボトルもそうだし、それでも余ればほかのこともできるから、もっと有効活用ができるんじゃないかと、そういう意味の削減という意味でお願いしてますので、よろしくお願いします。 それでは、2番目のフッ化物洗口について質問させていただきたいと思います。 住民の皆さん方に対してきめ細やかな説明をお願いしたいと申し上げましたんですけど、その後こういった新型コロナウイルスが蔓延してきまして、大きな集会も持てないし、住民の方々に集まっていただく機会もないと思いますので、より知っていただくために、ちょっと質問事項をまとめましたんで、一問一答で教育委員会に答えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず、よく市民の皆さんが疑問に思われてるところですが、学業の場である学校で集団でこういうフッ化物洗口をするという意味、意義はどういったことでしょうかという質問でお願いいたします。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 学校で集団実施する意義はということでご質問いただきました。虫歯になりやすい時期は永久歯が生えてからの数年間ということで、生え始めてからの予防が大切でございます。この時期にフッ化物洗口を実施することによりまして歯の質を強くすることができます。このことによって一生涯にわたって虫歯の発生リスクを大幅に低減できるという効果がございます。 また、虫歯は生活習慣病の一種または社会的な疾患であるとされておりまして、社会全体としてこの予防を図っていくことが必要でございます。このため効果的な虫歯予防方法ということでこれを継続的に実施できる集団によるフッ化物洗口が推奨をされているところでございます。学校で集団で実施することによって家庭の状況に左右されることなく全ての子供にひとしく虫歯予防の高い効果がもたらされるというように期待しているところでございます。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。そうですよね。家庭でこれをやっといてと言ってもつい忘れちゃったりとかありますから、一斉に今からやるよということでやってもらったほうが、より定期的に実施できると思います。 次に、2番目ですけども、ぶくぶくうがいをした後の水溶液をコップに戻すというのは不衛生ではありませんかという質問が多いんですが、いかがでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) このコップに吐き出すという方法ですが、確実に効率よく吐き出せるということでコップに戻すということで、これは多くの自治体で行われている方法でございます。洗面所で吐き出すとなりますと、口に含む時間が長くなってしまって、かえって誤嚥のもとになるということも考えられます。不衛生かどうかということになりますと、口の中には当然多くの細菌が、それも無数に存在しているということですので、当然吐き出した洗口液の中にも多数の細菌がいるものと思われますので、これを衛生的かどうかというと、衛生的とは言えないところですけれども、自分の口の中にある菌といいますのは常に唾と一緒に飲み込み続けておりますので、何とも言えないのかなあと思っています。個人的な感覚によるところが大きいのかなあと思っておるところでございます。
    ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。大変にきちょうめんなご答弁でありがとうございます。私聞きたかったのは不衛生か衛生的かという質問しましたけども、というよりもコップに戻すということは、例えば家ででもそうですけど、うがいなりぶくぶくなりして飲んでしまうことがある、もちろんこのフッ化物洗口は5杯や10杯飲んでもすぐに中毒になるようなものではないんですけども、それをもう一度コップに戻すということによって先生が残量がちゃんと戻ってるかというのも確認していただけるという期待もしてるんですが、もし減ってるような子がいたら、もう一回練習をさせてからやらせていただくとか、先生の手間はふえますけども、そういうことを期待しててよろしいんでしょうか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 当然始める前には水で練習をしてから始めさせていただきますし、先生がそれをバケツで回収に回りますので、そのときにも残量を確認しながら回収するという形で進めてまいります。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ごめんなさい、今、次の3番目の質問まで一緒に言ってしまいましたね。飲み込んでしまっても害はないということでよろしいですよね。 じゃ、飛ばしまして、4番目のフッ素単体の毒性を強調している方がいらっしゃいますけども、水を薄める前の、これは顆粒でしょうか、フッ素の管理はどのようにされますか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 先ほどの質問ですけれども、誤って飲んでしまった場合どうかということでございますけれども、仮に誤って1回分の洗口液を全て飲み込んでしまっても健康被害が発生することはございません。このことは厚生労働省が示しているフッ化物洗口ガイドラインにもきっちりと明示されているところでございます。 それから、水で薄める前の顆粒ということですけれども、一定量の製剤中のフッ化物の割合がこれは大きいため、フッ化物洗口に使用するフッ化ナトリウム粉末の製剤は劇薬に指定されていますが、実際に使用する処方どおりに水に溶かされた洗口液は劇薬ではなく普通薬という扱いになります。水に薄める前のこの薬剤の保管場所につきましては校長室で保管している自治体の例もありますので、このことを参考にして学校と協議し、しっかりと鍵のついたところで保管管理できるように体制を整えていきたいと考えております。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。そうですよね、それだけもし万が一危険なものだったら、医者なり薬剤師なりそういう資格がないと扱えないとか、そういうことにもなりますから、はい、わかりました。 続きまして、今度1年生から実施するということで、個人差ありますけども、体重の軽い1年生に対して中毒症状が出ることはありませんかという質問も多いんですが、さっき言われた中入ってますけど、もう一回いいですか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 先ほども申し上げましたように洗口液を全量飲み込んでしまっても中毒症状が起こることはございません。小学校では週1回包でフッ化物が900ppmのフッ化物水溶液を使用します。吐き気や頭痛、下痢などの急性中毒により不快な症状が出る最少の摂取量は体重1キログラム当たり2ミリグラム、さらに症状が重く治療や入院が必要となる最少の摂取量は体重1キログラム当たり5ミリグラムとされています。小学校1年生の平均的な体重は約20キログラムですが、仮に体重の軽い15キログラムの子供としたときに不快な症状の出る可能性のあるフッ化物の量は体重15キログラム掛ける2ミリグラムということで30ミリグラムになります。一方で週1回包のフッ化物洗口では10ミリリットルの洗口液を使用しますので、10ミリリットルの中に含まれるフッ化物の量は900ppmということですので、9ミリグラムとなります。不快な症状の出る可能性のあるフッ化物の最少の摂取量が30ミリグラムですので、体重15キログラムの子供の場合、30ミリグラムでございますので、仮に3人分一度に飲んでしまっても、その症状の出る量に達しないということでございます。このようなことから、フッ化物の安全性が高いというか、危険性は少ないということで理解していただけると思います。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) 済みません、13項目ありますので、ちょっと、はしょってお願いします。 次に、虫歯の少ない名張市の小学生にフッ化物洗口を実施して本当の効果は期待できますでしょうかという質問です。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 名張の虫歯の本数を示す12歳のDMFT指数という値は県下でも少ないほうでございます。ただ、この数値につきましては1人の子が多くの虫歯を持つと、有するということによって指数が一気に上がることがございまして、過去に県内でも一番低い数値であった自治体が次の年に下位になるというような、そんなこともございました。必ずしもことしよかったからといって来年もよいということにはなりません。 また、現在虫歯のない児童も今後虫歯になることもございまして、この時期にフッ化物洗口を実施することは先ほども言いましたけれども歯を強くし、一生涯にわたり虫歯発生リスクを大幅に低減する効果がありまして、特に今後のその子供の大人になった子にも豊かな食生活や、そして健康な生活の確保に大きな影響を与えることから、このフッ化物洗口は大いに有効であると考えております。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。将来にわたって安心できるということですよね。わかりました。 次、7番目に、ただでさえ多忙な教職員にフッ化物洗口の実施監督、また残量、ちゃんとぶくぶくうがいして戻ってるかとか、そういう確認もしてもらうこと自体に無理はありませんかという質問でお願いします。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 当然のことながら教職員の負担についても考えていかなければなりません。実施していくためにはどうしていけばいいかを学校現場とも十分調整しながら進めていきたいと考えております。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) そうですよね、議場にいらっしゃる皆さんも公務員ですし、私たちも特別公務員として公務員の使命は住民の奉仕者ですから、忙しいからできないなんて理由は当然はなから認められるものでもないし、細心の注意を払ってぜひともお願いしたいと思います。 次の8番目の、フッ化物洗口に虫歯の予防効果がないという方もいらっしゃいますが、それについてはどのように考えますか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) フッ化物洗口につきましては、厚生労働省を初め日本歯科医師会、日本口腔衛生学会あるいはWHOも含めて国内外の多くの研究から虫歯予防の有効性と安全性を認めておりまして、口腔保健のためのフッ化物の応用は重要な役割を果たしているとして広く推奨をされているところでございます。このことから学校で行うフッ化物洗口は公衆衛生の見地からも社会的に見ても大変有効な方法であると認識しているところでございます。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。そうですよね。 次に、フッ化物洗口の実施に当たって同意されない方への対応はどのようにされますか。 ○副議長(坂本直司) 教育次長。 ◎教育次長(高嶋正広) 保護者に対して丁寧な説明をさせていただいた後、同意を得て実施していきたいと考えておりますけれども、同意をいただけない家庭の児童につきましては、他の自治体でも行っております水道水を使ってほかの児童と同じようにうがいをさせるなどの方法によって特別視されないような配慮を行ってまいりたいと考えております。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) わかりました。ありがとうございます。 あと次に、10番目の質問なんですが、これは先日武道交流館いきいきでの「フッ化物洗口とは」という講演会に参加して私が感じたことなんですけども、その講演内容を聞いてますと、フッ化物洗口を今認めてしまうと、その次には水道水にフッ化物の添加というのが始まってしまうというような、これが3回、4回出てきまして、そういう印象を受けてしまったんですが、そういったような計画予定等はないとは思いますが、いかがですか。 ○副議長(坂本直司) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) この件につきましては私のほうから答弁をさせていただきます。 このフッ化物洗口を水道水にということでございますけれども、水道水のフッ化物添加につきましてはアメリカやオーストラリアなど多くの国や地域で実施をされておりますけれども、現在日本国内で実施をしている市町村はございません。名張市が水道水にフッ化物添加をするということはございませんので、ご理解をいただきたいと思います。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。安心しました。 次の11番の質問に行きたいと思います。「こどもとごはん」主催の講演会、先ほどのなんですけれども、チラシには、講師の秋庭先生のことを神奈川県の歯科開業医と紹介されてましたけども、実際に講演会に参加しましたら、講演会資料には2017年まで開業していたとありました。また、この秋庭先生はホームページを調べても内容が出てこなくて、実際に話していただく方が今までどういう活動をされててどんな先生でというのもよくわからなかったんで、ちょっと言い方が失礼かもしれませんが、先生に対する信頼性がいま一つなんで、本件に関して厚生労働省や歯科医師会の見解というのを改めて聞かせていただきたいと思います。 ○副議長(坂本直司) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) このフッ化物洗口に関しての厚生労働省であったり歯科医師会の見解といったことにつきましてでございますけれども、フッ化物洗口を含むフッ化物応用の重要性につきましては、先ほどもございましたように有効性、安全性により世界的にもWHO、世界保健機関であったり、FDI、これは国際歯科連盟のほか150を超える専門機関により認められているところでございます。我が国におきましても日本歯科医学会、日本口腔衛生学会が支持をし、厚生労働省におきましてはフッ化物洗口ガイドラインを公表し、歯科保健における効果的なフッ化物洗口の普及を図っているというところでございます。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございます。 最後に、フッ化物洗口で虫歯予防の効果があるという検証ができてないというのはよくよく講演会とかでも聞くんですが、市中に出回っている歯磨き剤、ほとんど全てにフッ素添加と記入もされてるし、入ってるはずなんです。これをある市民の方に言いましたら、企業はよく間違えるから、そんなの信用したらだめよという人もいたんですけども、それは企業をなめ過ぎてると思います。もう民間企業がどんだけ開発して、しのぎを削って、企業の存続をかけてフッ素を混入してやるとこれだけ安全性があってこれだけ効果があるという意味で発売されてて、もうほとんどそれで占めてるということは、それイコールある程度の効果は実証できてると、そういうふうにとってもいいと思うんですが、そういうことはどう考えますか。 ○副議長(坂本直司) 福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(森嶋和宏) フッ化物によります虫歯予防の検証と先ほどのフッ化物配合の歯磨き剤の効用といった観点でございますけれども、フッ化物配合の歯磨き剤は家庭や職場でのセルフケアによる虫歯予防の手段として普及をしております。フッ化物の配合の歯磨き剤の市場の占有率、これは90%を超えている状況にございます。また、この歯磨き剤は医薬部外品で、効果として虫歯の発生及び進行の予防という記載をすることが法律、この法律は医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律という法律ですけれども、この記載をすることがこの法律で認めれているというものでございます。 ○副議長(坂本直司) 阪本忠幸議員。 ◆議員(阪本忠幸) ありがとうございました。さまざまなことをお聞きしてお答えをいただきました。私の全く個人的な意見ですけども、今いろいろお聞かせいただき、また厚生労働省も永久歯に生えかわる時期にフッ化物洗口すると、約5割のお子さんに虫歯予防の効果があるというようなことも言われてますし、あと唯一若干残るそういう危険性は、もう教育委員会、学校の先生方、容量、用法、しっかり守っていただいて、万が一間違って飲み込んでしまうような子は繰り返しがないようにしっかり指導していただき、危険性のない上で、あってはならないんですけども、その上でぜひとも5割がもし厚生労働省の検証がもし間違って2割しかないにしても、虫歯はないほうがいいに決まってますので、私たち大人も虫歯になると痛いし、歯医者行くとぎりぎり穴あけられて子供がたまにお子さんいらっしゃると泣きわめいてますよね。永久歯は一回削ったり抜いたりすると、もう復元できませんから、そういうことが防げる可能性があるということで、私個人的にはぜひとも実施していただきたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。 では次に、3番目の体育施設等の指定管理者の変更についてでございますが、先ほどご答弁いただきまして大体わかったんですけども、今働いていただいてる高齢者の方々がちょうど切りかわりの時期なんで、3月いっぱいまでは今の東大阪スタジアムさんで4月からがマツヤマスポーツSSKグループさんになるということで難しいんだと思うんですが、実際働いてる人にしたら今後のことについてマツヤマスポーツSSKグループさんと話し合いができないという不安を持ってらっしゃる方が非常に多かったんですが、間もなく面談も、もうしていただいたかしていただくということですので、安心できて、このまま引き続き勤めていただける方は勤めていただけると思います。60歳以上の高齢者の方で再就職しようと思うとなかなかないのが実情です。実際に賃金はというとそんな高額は当然望んでもいないし、ないと思いますが、それでも体を動かしてずっと現役でいたい、そういう方のためにも、ぜひともこの職場として地元雇用をしていただきたいんで、今後ともよろしくお願いいたします。この件は、先ほど答弁いただきましたんで、結構でございます。 最後に、新型コロナウイルスに対する市の対応をお伺いしました。ありがとうございます。文科省からも恐らくネットニュースでは通達を出したと、もうなってましたけども、各学校にも校舎も利用するようにというような通達を出したようなのも出てますし、もし出てなくても、安倍総理が小・中学校、高校休業と打ち出したときに鈴木知事が学校には先生は授業は休みでも来ているから、何かあったらどんどん電話とか相談してくださいと言ってました。当然名張の小・中学校も先生は来ていただいてるはずですので、できれば学童保育というんでしたっけ、狭いところに集めずに、午前中もやっていただけるようになりそうですけども、よりも空き校舎を使って、今40人入ってる部屋、教室でしたら、例えば10人定員にするとか、密室にしないというのが一番今わかっている感染リスクの少ない方法ですので分けてやる、またグラウンドは使えますから、休憩時間というか飽きたらグラウンドで走り回ってもらってもいいし、屋外では比較的感染しにくいと言われてますんで、また図書館もそういった面では使える、考えてみる余地はあるのかなあと思いますので、まだまだこれからも注意が必要ですんで、そういうことを注意しながら一丸となって市民の健康のためにいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で質問を終わらせていただきます。 ○副議長(坂本直司) 一般質問は3月9日も引き続き行うこととし、本日はこれにて散会いたします。     午後3時8分散会           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。 議 長 副議長 議 員 議 員...