名張市議会 > 2013-03-11 >
03月11日-06号

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  1. 名張市議会 2013-03-11
    03月11日-06号


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    平成25年第355回( 3月)定例会         平成25年名張市議会第355回定例会会議録 第6号              平成25年3月11日(月曜日)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                 議事日程 第6号          平成25年3月11日(月曜日) 午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第 1号 平成25年度名張市一般会計予算について   議案第 2号 平成25年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について   議案第 3号 平成25年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について   議案第 4号 平成25年度名張市農業集落排水事業特別会計予算について   議案第 5号 平成25年度名張市公共下水道事業特別会計予算について   議案第 6号 平成25年度名張市国民健康保険特別会計予算について   議案第 7号 平成25年度名張市介護保険特別会計予算について   議案第 8号 平成25年度名張市後期高齢者医療特別会計予算について   議案第 9号 平成25年度名張市病院事業会計予算について   議案第10号 平成25年度名張市水道事業会計予算について~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  本日の会議に付した事件   議事日程のとおり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  出席議員   富田真由美      常俊 朋子      森岡 秀之      豊岡千代子   幸松孝太郎      吉田 正己      浦崎 陽介      森脇 和徳   細矢 一宏      三原 淳子      高田 稔嗣      田合  豪   吉住美智子      石井  政      永岡  禎      川合  滋   福田 博行      橋本マサ子      柳生 大輔      山下 松一~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  欠席議員   なし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  説明のため出席した者   市長        亀井 利克       副市長       前田 國男   教育委員長     福田みゆき       教育長       上島 和久   監査委員      黒岩 良信       総務部長      中野 栄蔵   企画財政部長    山口 伴尚       危機管理担当部長  生杉 哲寛   調整監       杉永 光价       地域部長      奥村 和子   市民部長      田畑 和明       生活環境部長    夏秋 佳生   健康福祉部長    西本  実       子ども部長     旭  善宏   産業部長      橋本 裕徳       都市整備部長    前田 芳久   会計管理者     高橋 則男       上下水道部長    道岡 武郎   教育次長      中野 伸宏       市立病院副院長   岩本 信博   市立病院事務局長  竹内 禎高       消防長       宇都宮淳二   環境衛生担当参事  田中  実       監査委員事務局長  増岡 秀一   農業委員会事務局長 朝野 陽助       秘書室長      菅生 治郎~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  事務局職員出席者   事務局長      田中 耕作       次長        米山 暢子   議事法務室長    牧田  優       書記        惠村 和生~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時0分開議  (議長永岡 禎議長席に着く) ○議長(永岡禎) 皆さん、おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(永岡禎) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において三原淳子議員、高田稔嗣議員を指名いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2  議案第 1号 平成25年度名張市一般会計予算について 議案第 2号 平成25年度名張市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について 議案第 3号 平成25年度名張市東山墓園造成事業特別会計予算について 議案第 4号 平成25年度名張市農業集落排水事業特別会計予算について 議案第 5号 平成25年度名張市公共下水道事業特別会計予算について 議案第 6号 平成25年度名張市国民健康保険特別会計予算について 議案第 7号 平成25年度名張市介護保険特別会計予算について 議案第 8号 平成25年度名張市後期高齢者医療特別会計予算について 議案第 9号 平成25年度名張市病院事業会計予算について 議案第10号 平成25年度名張市水道事業会計予算について ○議長(永岡禎) 日程第2、議案第1号から議案第10号の10議案を一括議題とし、これより質疑を行います。 なお、本日の質疑は答弁を含め40分といたします。 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) おはようございます。 それでは、トップバッターにて質問をさせていただきます。 私のほうからは、これまで一般質問等でもいろいろと質問出ておりましたけれども、市長の施政方針の中でやはりまちづくり都市内分権ステップアップということも書かれておりました。そういったことから、このまちづくりに対する予算、平成25年度の当初予算に組まれた事業の内容、多項目にわたってきますんでこれという質問ではないんですけれども、私ども議員20名全てまちづくりそれぞれにかかわってきてる中で、私自身はこの都市内分権をステップアップするためには幾つかのやはりハードルがあるんじゃないんかな、それがこれまでかかわってきた中で、やはりその事業自体にかかわっていただいている地域の方々、もちろん名張市の住民の方々は非常に意識が高い、そういったことがあって今まで頑張っていただいて、ここまで来たと思うんですけども、これからあと一歩、もう一段踏み出すためにはやはり広くもっと住民の方に都市内分権、そして予算のつけ方等の意識啓発、それとあと人権施策、人権に対する意識向上、そういったものが必要不可欠となってくると感じております。 そういった観点から、平成25年度の当初予算にはどのような考え方のもとで事業を考えておられて予算を組まれたのかをまずお聞きします。 ○議長(永岡禎) 地域部長。 ◎地域部長(奥村和子) 地域づくりにつきまして、予算編成のことでお尋ねをいただきましたので、私のほうからお答え申し上げたいと思います。 かねてから市長のほうからもまちづくりはもう第3ステージまで到達したということでご説明をさせていただいております。地域ビジョンができまして、それを具現するための一つの手段といたしましてゆめづくり協働事業という新たな事業を平成25年度からスタートさせたいというふうに考えております。予算的には3,000万円という金額でございますが、15の地域から24の事業が提案、出されております。 その中には、少し行政のみでは少し弱い部分、観光の部分であったり商工、そういった部分あるいは文化、歴史等を継承していくような事業内容も多く提案をされておりますので、名張躍進につながるものと期待をしているところでございます。 ○議長(永岡禎) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) ありがとうございます。 事業の内容等は、非常にこれまでも説明いただきまして、これから必要になってくる事業であるということは私自身も感じてますし、反対するものではないんですけれども、ただやはり実際にまちづくりの会議、それから住民の方から上がってる声がやはり予算を余らすんであればこれは市でやったらいかがなもんかとか、そういった声が上がってくるのも確かですし、そして介護、子育て、それから障害福祉等に直接かかわっていただいてる方はそのこと自体に非常に意識が高いですし、まちづくり全体のことにかかわってる方もそのことについては非常に意識が高いんですけれども、それ以外のことというのはやはり共通認識を持って、全体的にそういう意識向上を図っていく事業というのをやはり事あるたびに機会を多くして、ボトムアップを図っていかなければならないのかなと感じてるんです。 そういったことについて、まちづくりの予算であったり、それから人権啓発の予算であったりというところをどのように組まれたのかをお聞きいたします。 ○議長(永岡禎) 地域部長。 ◎地域部長(奥村和子) 予算につきましては、ゆめづくり地域交付金という基本的な予算がございます。それは、各15の地域がそれぞれ地域課題に取り組んでいただく基本的な予算となっております。 先ほど議員のほうからも、人権施策というふうなお話もございましたが、人権につきましてはもう名張市の総合計画の基本においております施策でございますので、まちづくりの役員さん方を対象にしまして人権にかかわっての研修会、これを毎年のようにしていただいております。 そういうことで、役員さん方も人権に配慮したまちづくりということを基本に置きながら、福祉でありますとか、あるいは子供の健全育成、あるいはきれいな町並みをつくるための環境美化、さまざまな施策展開をしていただいているとそういう状況でございます。 ○議長(永岡禎) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) ありがとうございます。 これまでも人権施策等につきましては、私のほうからも、他の議員からも質問を今議会だけではなく、継続的にやはり質問させていただいております。まちづくり、それから福祉事業を行っていく上でまちづくりの方々から、また住民の方々から出てくる意見を聞かせていただきまして、何かどこかこれは私が悪いのかもしれませんけども、何か的が外れてるな、ちょっとずれてるなと感じることがあって、いろいろと調べさせていただいてどういうふうに理解をしていただいたらいいのかなと、そういうことを考えますと、やはりこんな場で持ち出すことではないんですけども、憲法第11条基本的人権、これの尊重というのがうたわれてます。続く第12条でこの憲法が国民に保障する自由及び権利は国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない、また国民はこれを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う、このように述べられてます。 やはり個人的な考え方、個人主義、個別主義と言ってもいいんですけれども、そういったことが非常に進んでくる中で、それの悪い部分しか今出てきていない、またそれが非常に目立つという環境の中で、やはりもう一度自分たちの人権、それからかかわってくれてる全ての方の人権を考え直す機会というのが非常に重要となってきてると思います。 そんな中で、予算書で言いますと34ページ、35ページですね。この人権施策費が今議会で出されております平成24年度の最終の補正の金額よりは下がってるわけです。そういう中で、今こそ必要である、そしてまた世界人権宣言から65周年を迎える本年、なぜこの予算が減ってるのかな、これは全体的にやはりまちづくり予算とも絡めて、この金額だけじゃないと思うんです。いろいろと考えた中で、政策としてそういうことは盛り込んでおられるとは思うんですけども、そういった啓発というのがこれから非常に大事になってくると考えております。 ですから、事業内容、細かくは聞きませんけども、そういったことをやはり重視した政策に予算取りがなってるのかどうか、この点だけをお聞かせいただきたいと存じます。 ○議長(永岡禎) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(夏秋佳生) 人権のことにかかわって重要性ということでのご意見をいただきながらご質問いただきました。 先ほど、地域部長がご答弁申し上げた中にもありましたとおり、私どもの総合計画の中では人間尊重を原点に、自立と支え合いでつくる福祉の理想郷ということで、まちづくりの基本理念として位置づけております。このことは、市長常々申し上げておりますが、名張市のまちづくりの一丁目一番地ということで人権施策を位置づけております。その中では、全ての施策の中の基本になるというふうに考えてます。 そういった中で、一方で名張市では市民主権、地域主権を基本とする地域みずからの地域づくりを推進しております。そんな中で、この地域づくりは市民一人一人が主役であり、その一人一人が互いに人として尊重し合い、支え合うことが基本となっているものです。言いかえますと、地域づくりにおいては人間尊重を基本として、起点として取り組むもので推進されるということで考えております。したがって、人権尊重の考え方、この推進、定着が地域づくりの成熟にもつながっていくと私どもも考えております。 その中で、予算でございますが、先ほどお話をいただきました1948年に国連総会において宣言されました人権宣言がされましたが、その65周年を迎えるという年でありますが、ご存じいただいておりますとおり平成25年度も名張市にとってはまだまだ財政的には厳しい状況にあります。そんな中で、施策別の枠配分という状況の中で、私ども人権施策の中で何をどう取り組んでいくのが一番いいだろうということの中で、厳しい予算状況の中ではありますが、そういった中で今までどおり引き続き人権施策を推進していくためにどうあるべきかということの中で苦労して、こういった中での予算編成を進めてきたところです。 そして、今後実施に当たっては、いま一度職員が互いに知恵と工夫をしながら、より一層施策が展開できるように取り組んでいきたいと思ってますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(永岡禎) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) ありがとうございます。 名張市として、もちろん今まで福祉政策を進めてくる中で市民に対して意識啓発、また人権尊重の意識の向上等は図っていただいてるのは重々承知をしておりまして、また平成25年度財政的にまだまだ厳しい状況であるということもわかっておりますので、予算的に非常にこれ予算を上げれば必ず上がるというものでもございませんので、やはり各施策の中でこのことを重視していただきまして、より高いステージに向かうためにここのところを重視して施策を行っていただきたいと思います。 私の高校のときの先生は、これは部活の中でおっしゃったことですけども、レベルを上げるにはテーブルクロスをレベルとすると、テーブルを上げるか、もしくは1点を持ってあげる、そうすると回りも引っ張られて上がってくる、そういった2通りの方法しかないんだよと、それをどちらか選んでキャプテンとしてやって考えていかなければいけないよとおっしゃってくれたことがありました。 まちづくりの中で研修等もしていただいたら、もちろん来ていただけるんですけども、常にそのことに意識の高い方が来る傾向にあります。もちろんその方をレベルをより上げることによって周りも上がってくるんですけども、なるべく広くそういったことをふだん余り接していない方等も出やすい方法であったり、そういったことも考えていただきまして施策をしていただくことをお願いして、この質問はこれで終わらせていただきます。 続きまして、教育センター発達支援センター子どもセンターですね、この予算につきましてお尋ねをしたいと存じます。 この2つとも、改選前私がまだ1期であったときにさまざまなやっぱり今の学校現場の問題、そして子供たちが抱える問題を今の学校の体制であったり、人員であったりの中では非常に克服をしていくのは難しいのではないか、また国のほうで文科省が示されている教育現場の課題という部分、この部分を見てもやはり名張市としてもっともっと個別指導というのも重視しながら、教育現場で名張市の子供たちの教育に携わっていっていただきたいという思いで教育センターについての提案、またはそれについての現状の名張市の教育体制等も問わせていただきました。 ご承知のとおり、日本は団体教育については非常に高いレベルで世界的にも認められております。しかしながら、一方でたくさんの秀才は生むけども、1人の天才を生まない教育であると言われてます。名前を上げて申しわけないんですけども、アスペルガーのお子様が例えば非常に1つの分野に対して、教育の仕方によって成長なされて、そしていろいろな賞を持つ、また取っていただく、またそのことが技術の発展等にもつながっているというのがこれが事実でございます。 そういった中から、やはり我々としてはその子の持ってる力を最大限生かせる教育をしていただきたいという思いで、これまで発達支援センターについても、教育センターについてもお願いをしてきたわけですけれども、実際平成25年から立ち上って運用に当たっていただく当たり、これまで私どもが質問をさせていただいた設備であったり、また教育方法であったりがどのように進めていかれるのかをお尋ねしたいと存じます。 ○議長(永岡禎) 教育長。
    ◎教育長(上島和久) この件につきましては、一般質問の中でも福田議員等にもお答えもさせてもらったところでございます。 この2つのセンターを合わせた子どもセンターにつきましては、教育センター、そして子ども発達支援センターそれぞれの役割分担があるわけですけれども、もう一つはその2つのセンターが有機的に一体となって子供たちの支援をしていくと、こういう形の中では子供たちの豊かな学びや育ちを保障し、さまざまな教育課題の解決を図っていくというこういうことが大きな狙いであるかなと思うところでございます。 こちらにつきましては、かなり以前から子ども教育ビジョン等におきましても現状の市が抱えている問題につきまして報告をさせていただき、それに対する対応というような形の中ではビジョンの中で示させてもらったところでございまして、それを実現するために11の施策の11番目に教育センター、そして子どもセンターということが必要かなと思うところでございます。 ここらにつきましては、本当に今回当初の予定よりも早くこれが開設できましたことは大変ありがたいことかなと思うんですけれども、なかなかそれに伴う部分のところにつきましてはまだまだあけてみないとどのぐらいの例えばランニングコストがかかるかとかということもわからないわけでございますし、またどれだけの需要なり活用がされるかというところが未知数のところも大変多いわけですが、4月開設とともにそちらにつきましてもしっかりと状況を見きわめ、また必要に応じて補正等もお願いしていかなきゃならないかなとこのように思ってるところでございます。 ○議長(永岡禎) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) ぜひせっかくできた施設ですので生かしていただきまして、また発達支援センター教育センターが1つになってるということもありまして、私が考えていた障害をお持ちのお子様であったとしても、持っておられないお子様であったとしても、お子様それぞれが持ってる問題について解決できるような教育システムをつくっていただきたいなという思いが、ハード的に一見するとできてるわけですね、もうできたわけです。ですから、この運用に当たりそのあたりを重視していただきまして運用に当たっていただきたいと考えております。 あと、質問の一番初めにさせていただきました文科省で示されてる現状の教育現場の例えば理科系であったり、算数、数学系であったり、それから英語系であったり、このあたりの今学校施設の中でなかなか取り組めないものというものもこの教育センターでやっていただける、またそれを目指していくというようなこれまでのご答弁もあったと思うんです。 それが、設備的に今現在4月から運用に当たるに当たりまして整っておって、それが各小・中学校のバックアップできる施設であるのかどうかをお尋ねいたします。 ○議長(永岡禎) 教育長。 ◎教育長(上島和久) この教育センターの中身につきましては、教育課題の解決のための施設、さらには適応指導教室、またその中には補導センターも一応入るわけでございますが、主たる形の中は2階建ての研修棟の部分で、大会議室は幅広く教職員あるいは保護者、また地域の方々の教育に関するあるいは保育に関する研修等を実施したいと思っておりますけども、1階部分にございますサイエンスルームあるいは物づくり教室、またパソコン教室等につきましては一応形はできておるところでございますけども、まだここの中身の施設設備は今のところ整っておりません。 そこで、特にサイエンスルームにつきましては昨年の4月の理科の学力調査を見ましても、やはり実験観察という部分が大変弱いところであるわけでございまして、こちらをやはり学校は学校現場としてやらなきゃならんわけですけども、全ての学校で同じようにできないところにつきましては教育センターで補完をしていこうとこういうことでございますけども、今のところそちらについてはこれからの整備というふうな形になっておりまして、なるべく早くこれも整備をしていかないと、せっかく教育センターもある部分では目玉的な形の分、また物づくり教室につきましてもやはり市内にはいろんな美術あるいは書道、またいろんな民芸的なものつくっていただけるそういう指導していただく方たくさんおっていただくわけですけども、そういう方たちをお招きしての子供たち、場合によっては親子のそういう教室もやっていきたいなと思ってるところですけども、こちらにつきましてはこれからの整備ということで、若干我々としてはある部分焦ってるところもあるわけですけども、以上のような状況で、なるべく早く整備をしていきたいと考えているところでございます。 ○議長(永岡禎) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) ありがとうございます。 まだ設備がということもご答弁であったかと思うんですけども、この設備の整備に当たっての当初予算での予定というのはないわけですかね。 ○議長(永岡禎) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 今、現在その部屋そのものは整備はしているところでございますけども、それに対するもろもろの準備は133ページにありますように備品購入費は105万円というわずかな金額でございまして、とてもこれでは整備できていかないところでございますが、当面は学校にあるいろんな物もお借りをしながら、使ってない、あるいはまた時期によってはそのときに使わないものもあるかと思いますので、担当の者がそういうものを把握しながら、回していきながら使っていきたいなと思っているところでございます。 ○議長(永岡禎) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) ぜひいろいろな方法を考えていただきまして、整備を早急にしていただきたいなと思ってます。 私が言うことじゃないんでしょうけども、教育長、常日ごろからおっしゃっていただいてるように、やはり勉強する方法、そして興味を持って学習意欲を高めていくということが非常に大事になってきまして、そのための設備であるわけですから、このあたりは整備に向かって早急に整備をしていただいて、子供たちに利用していただけるような、また各学校が利用できるような形を整えていただきたいと思います。 国の予算が3月末、今月末に閣議決定で、5月に国会でとおるというような話も出ておりまして、今現段階では当初予算ではこの整備に当たっての国の予算であったり、そのあたりというのは見えてこない部分でもありますけれども、ぜひ補正予算でも結構ですので、そういったことを有利に使える財源があれば活用していただきまして、一日も早く整備をしていただきたいと存じます。 この件について、予算一番全体を見ておられる市長のほうは、市長、この事業は市長の思いも入っての事業ですので、そのあたりのことの今の市長の思い等をお聞かせいただければと思います。 ○議長(永岡禎) 市長。 ◎市長(亀井利克) 施設の整備は、今年度のうちに整えていくということでございますが、中の備品につきましてはまだまだ不足をいたしているわけでございます。 それで、これからどういう事業をやって、どんな対応をできる施設にするかということもございますし、またどんな予算を使わせていただいて整備するのか、そういう勉強に入っているというところでございまして、民間のファンドも含めましてそういう勉強をさせていただいている、担当のほうでしているとこういうことでございます。 ○議長(永岡禎) 細矢一宏議員。 ◆議員(細矢一宏) ぜひ早急な整備、いろいろと情報を入れて考えていただきまして整備をしていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) 当初予算、余り詳しくも教えてはいただけないと思いますけども、予算書の51ページは地域振興費についてお伺いしたいと思います。 ゆめづくり協働事業交付金3,000万円が先ほど細矢議員のところにもこう出ておったわけですけども、この名張市としては元気な名張つくるためにJAに3年前でしたか、JAが行政支援受けてほのぼの市場を開設されました。 去年8月6日には、とれたて名張交流館が開園して約6カ月と、非常ににぎわしい雰囲気を今も醸しているわけですし、そしてあのにぎわしい環境の中には市民の暮らしを住民自身が支える地域づくりとあわせて生産者、そして就労者が頑張る環境を構築された、その市長に対しては敬意を表したいと思いますが、それの延長線上でゆめづくり協働事業交付金が予算されました。 平成18年ごろだったと思いますけども、ふるさと再生基金とかああいう名前だったと思いますねけども1億円ほどが、もう少し時間的な誤差はあるかもわかりません、1億円ほどがあって、あれが枯渇していって、今新しくこのふるさとゆめづくり協働事業の中で予算3,000万円がつけられたと思います。 どちらにしても生産者が、そして就労者が満足を得るためには種をまかないと物は成長しない、そこは私も理解をしてます。結果が出ない。だけども、その種のまき方として15地域同一に200万円、合わせて3,000万円が交付されたわけですけども、その設定基準ですよね、何に200万円なのか、設定基準、それがどうなっているのか。 そしてまた、そのまく設置基準があったからまいたとしても、じゃあまいたら成長していくその就労環境の評価をどうしますと、就労環境、成長環境をどうしますという評価システム、これがあって200万円の3,000万円がまかれたと思うんですけども、その辺のあってできてると思うんで、簡単で結構ですから教えていただきたい、担当部として。 ○議長(永岡禎) 地域部長。 ◎地域部長(奥村和子) ゆめづくり協働事業交付金についてのお尋ねがございましたので、お答え申し上げたいと思います。 この3,000万円をそれぞれ15地域で200万円にした理由というふうなことでお尋ねいただいたわけですが、これにつきましては平成25年スタートの平成24年度に事業を提案、まとめていただくということで、平成23年度の段階で15の代表者の方々の会議がございました。2カ月に1回定例的に情報交換等している代表者会議という会議がございまして、その中で実はその3年ほど前から1,000万円ずつこの交付金削減をさせていただいたというような経緯がございます。 これは、市の財政状況等を鑑みてのことで、地域のほうにはいろいろご不便をおかけしたわけなんですが、少し平成25年からは予算を戻させていただくというようなお約束の中で3,000万円という金額を設定させていただいて、1年目に当たる平成25年度はモデル事業的な意味合いもございますので、各地域同額でスタートをさせようということを代表者会議のほうで決めていただきました。これが平成23年度の時点でのことでございます。それを受けて平成24年1年かけまして3名の担当監も入らせていただく中でさまざま先ほども申し上げました24の事業が提案されたというふうな経緯でございます。 あと、その評価をどうしていくのかというのもそれも一つの課題になっておりますが、それは平成24年、平成25年モデル的な事業を実施していただく中で何らかの評価も必要かな、自己評価あるいはまた市民の方からどれだけ認知度が上がったか、そういうふうなことも含めて評価というふうな形でまたお示しもさせていただきたいなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) そうしたら、ふるさと再生基金をばらまいてというたら言葉おかしいけども、各地域の思いに託して地域の活性を図ってきた。 だけども、その評価なしに地域づくり代表者会議で枯渇していったからまた戻してくれと、それで1,000万円ずつ減らしてきた時間があった、平成22、23、24年という時間があった、だから今また戻していくんやと。つまり、名張市としては、交付金か補助金かは別にして、評価なしに地域が欲しいと言うたら出すとそんな思いに感じたわけですけども、単純に一言だけ言うてください。そうではないですというのも答えですけども、単純によろしくお願いします。 ○議長(永岡禎) 地域部長。 ◎地域部長(奥村和子) そもそもこのゆめづくり交付金のスタートを少し振り返らせていただきますと、さまざまな地域向けの補助金を開始をさせていただいて、地域で自由に使っていただく交付金にさせていただいたということがスタートでございますので、その部分をご理解いただきたいと思います。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) そうしたら、あわせて地域で自由に使う交付金、地域で自由に設備計画をされる、事業計画を立てられました。 そこで、あわせて尋ねます。 市民活動推進事業、そのページ51ページのところで50万円が出ております。地域が計画した事業計画、そして2階建ての部分としてこういうのがいいから、じゃあ50万円予算の中からあなたの地域に市民活動推進事業としてもう一つ上乗せしてあげましょうかという予算取りを私は感じてしまうんですけども、それに対して合うてるのか、間違うてるのか、この使い方だけ説明ください。 ○議長(永岡禎) 地域部長。 ◎地域部長(奥村和子) お尋ねいただきましたこの市民活動推進費のほうの提案公募型事業補助金につきましては、地域向けの補助ではございません。こちらは、市民活動団体さん向けの補助となっておりまして、この50万円につきましては美し国おこし三重という三重県が進めております伊勢神宮の遷宮に合わせての三重県中の活動団体さんを支援する取り組みがございます。 三重県では、480団体余りの団体がそのパートナーグループとして登録されております。名張市からは11団体、また新たにもう1団体ということを聞いておりますので名張から12団体さんがパートナーグループになってるわけですが、そういう方々の活動を支援するための補助金として計上させていただいております。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) 私、言いたいのは、たまたま事業の多いというたらおかしいですけども、旧とか新とかという町はおかしいけど、町なかのいろんな業者さんがおります。何でもいいですけども、まんじゅう屋さん、お菓子屋さんがゆめづくり協働事業の中の交付金があって、名張のゆめまんじゅう屋さん活性したいねと、だからそれで地域づくりの中で検討してほしいと、そしてある菓子を考えた。そして、いろんな団体、菓子屋さんの団体がそこへ乗ってきたら、完全な二重出しになると思うんですよ。 あとにも、産業部にも尋ねていくわけなんですけども、なぜそんな発想をするのか。地震、耐震検査の補助金項目、家、もう古い家を耐震検査してくださいよ、補助金出しましょう、ゆめづくり地域交付金200万円ずつ地域へあげましょう、ええ物つくってください。そして、いい物だけ、地震の話ですからね、検査した後で直します、また直し賃補助金出しましょう。地震に対しては二重補助金で1個の物を構築できる。地域の夢も、1個の夢を構築するのに二重出しがあっても私はしかるべきだと思うんですけども、それはできないと、部長はおっしゃるんですが、片一方はできて、片一方はできない、イエスかノーか、それだけで結構です。 ○議長(永岡禎) 地域部長。 ◎地域部長(奥村和子) ちょっと議員さんのご質問の趣旨がちょっと難しくてですが、ゆめづくり交付金、住民自治の取り組みが地域15地域それぞれで進んでおります。その組織の中では、地域が選んだ区長さんであったり自治会長さんが必ず入っていただいている組織でございます。 しかも、それぞれ女性が活動していただいてる婦人会組織が入っていただいたり、子供会組織が入っていただいたり、その地域の課題解決のためにさまざまな事業に取り組まれているということで、その営利企業でありますお店の例も出していただきましたが、そういうお店の方とタイアップされて地域振興を図っていただくことは結構なことだとは思っておりますが、この二重というふうなことにはならないのではないかというふうに思っております。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) 話はかみ合いませんから、今度107ページのところへ飛びたいと思います。予算書は107ページ、商工費に飛びますけれど、商工業振興費のところで、名張オリジナル商品開発支援補助金として100万円、それから地場産商品開発・流通促進事業、県費を使いながら714万円、やっぱり名張を元気にするための物づくりに対する補助金やと思うんです。あそこの団体に補助金を出してるからこれはだめ、あれはだめというのは地域部のほうから出てきましたけども、じゃあ産業部としてはあれはだめ、これはだめ、だから2階建てはだめな補助金という中で、この予算の執行はどのように考えているのか、あと教育委員会にちょっと尋ねたいことがございますので、簡単によろしくお願いします。 ○議長(永岡禎) 産業部長。 ◎産業部長(橋本裕徳) 今、2点の事業、質問いただきましたが、名張市オリジナル商品開発事業につきましては、提案公募型の補助事業ということで、市内にあるいろいろな地域資源を利用した商品の開発等に使っていただくという形の補助事業でございます。 もう一方の地場産商品開発・流通促進事業のほうは、緊急雇用対策ということで人件費ということで臨時職員を雇用いたしまして、そうした商品開発であったり流通促進の仕事をやっていただくというものでございます。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) なぜ、こうしつこく聞いたのかといいますと、あと時間もこんな時間ですけれども、予算が全て一般財源から出てるんだったら私は余り声高らかに言いたくないんです。ところが、ゆめづくり協働事業、国庫支出金700万円出てますよね。そうですね。ゆめづくり協働事業交付金は、国庫支出金700万円。今まで出とったふるさと再生基金の延長線上から出てきてるゆめづくり地域交付金については一般財源から出てるんです。それは構いません。あわせて、商工のほうの緊急雇用対策から県支出金714万円出てるんです。 たった700万円なり、714万円なんかで、田合議員の職員の人件費のところで総務部長のほうから平成27年が災害復旧のための超勤があった。あわせて会計検査の準備があって、思うたよりも当初予算よりは膨らんだという中で、地域予算、たかが700万円か知りませんけども、会計検査入ってきたみたいに、私は非常に執行部は厳しい対応、事務対応があるんではないのかとそんな思いを持ったので、だから戻すような言葉になりますけども、事業計画に対する評価システムがあってできてるんですね。できてなかったら、国・県の700万円が入ってくる以上はしっかりと、地域の声じゃないんです、ここにいる皆さん方の思いで言ってるんですよ。しっかりと評価システムをつくって予算執行していかないと、繰越予算つくって次年度持ち越したらえらい目になりますよということだけ、私の経験と体験からもって言うておきたいと思います。 あとあれやこれや尋ねたいことがあるんですねけども、一旦ちょっと飛ばさせてもらいまして、40分までだと思いますので、教育委員会に尋ねたいと思うんですけども、131ページの教育費が教育振興費のうち生徒指導充実推進事業として133万円が計上されております。これは、非常に課題の多い事業だと思います。課題の多い事業だと思いますけども、この133万円を投入する中で期待される効果、この辺はどのような思いを持って予算計上されているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(永岡禎) 教育長。 ◎教育長(上島和久) この生徒指導充実推進事業につきましては、これいわゆる学級満足度調査、Q-U調査の部分で小学校1年生から中学校3年生まで全員が年2回受ける経費でございます。 これにつきましては、既に名張市は平成22年度から悉皆で行っているところですけども、昨今の状況を見ると、県内はもちろんですけど、全国でもこの調査を取り入れる自治体がふえてまいりました。その中で、名張市といたしましてはこの始めた経過のいじめ、不登校が多くなっている、特に不登校の問題がある中でこれを解決するためには何らかの取り組みが必要であるという形の思いで、この調査を大学の先生の指導もございまして行ってきた結果、学級での満足度も年々向上しておりますし、またこれ実施しております小学校の低学年、高学年、中学校とこれも全国とは全く逆の学年が上がるに従って名張市の満足度が上がってきている、そして全国は逆に学年が上がるにつれ下がってるわけですけども、この結果が私は平成19年度から不登校半減の取り組みをしていることに大きく寄与してきたというふうに考えておるところでございまして、これはやはり一定の成果が見られたということもわかってきているところでございます。 さらに、このことをもう少しいろんな面の中で学校満足度を高めることによって、学力も向上できないかなというところにつなげていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) 平成22年から対応されて一定の成果が上がってきているとおっしゃってくれてるしというんやけども、ぜひ効果的な活用をお願いしながら、生徒の学校生活の満足度を高めていただきたいと思います。 続いて、同じく校区再編推進事業510万円が計上されていますが、この校区再編推進事業510万円が計上されている中で、まずは教育委員長にお伺いしたいと思うんです。 平成22年6月28日、第339回の定例会で、名張小規模の特認校の存続を求める請願が議会で可決されました。平成25年度の校区再編予算に提案されているわけなんですけれど、請願に対する議会採択した請願に対する対応、請願提出者に対する、これをどのような形で処理されたのか、教育委員長にお伺いしたいと思います。 ○議長(永岡禎) 教育委員長。 ◎教育委員長(福田みゆき) ご指名をいただきましたので、お答えさせていただきます。 平成22年6月に採択されました小規模特認校制度の存続を求める請願につきましては、教育委員会といたしましても重く受けとめさせていただいておりますが、小規模特認校を特別扱いしないといたしました基本方針に変更はございません。 その後、3年間近く経過する中で学習指導要領の改訂などにより特色を生かすことが難しく、授業を初め子供を取り巻く環境が厳しくなってきております。 このことからも、より行き届いた子供の教育環境を整えていくことが重要であり、そのためには複式学級の解消を図り、規模配置の適正を図っていくことが必要であると考えております。 したがいまして、教育行政の方針と施策でも述べさせていただきましたとおり、基本方針に基づき規模配置の適正により複式学級を編制しております3校につきまして、平成26年4月を目途に統合を進めるべく現在地域、保護者等と協議を進めさせていただいております。協議が調いました折には議会にもご説明を申し上げ、同時に小規模特認校制度の廃止もしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) 今は、教育委員長、名張市教育委員会の思いをおっしゃったわけです。 私が訪ねたのは、請願提出者に対して、そして議会採択者に対してどういう結果でしたという報告がない中で平成24年度予算要求がされてきた。請願採択されました、けども教育委員会としてはこういう方策でいくからという丁寧な説明もない中で、教育委員長がえい、やあと、去年1月の地方紙の中でも自分の思いを発表されておりますけども、初めからえい、やあ、ありきでこの問題を提案され、そして議会が採択した請願、その請願を提出している地域の保護者の思いすら何の誠意もない回答の中で、今はどういう対応をされてましたかとお聞きした中での当局、教育委員会の思いだけをここでしゃべられてる。 私は、どういう対応をされましたかと、してなかったらしてなかったでいいです。だけども、行政の思いだけをばっと言うたから、8万人市民がどうあろうと前へ行きますと、それやったら議会も要らないですやんか。だから、思いに対して反対とかそういうことは言うてないんですよ。請願提出者に対してどういう回答をされたか、回答はこの文書でやりましたと、文書ないですやんか、出さないですやんか。出さない中で、なんで次の予算が出てくるんですかと私は教育委員長に、再度確認します。 ○議長(永岡禎) 教育委員長。 ◎教育委員長(福田みゆき) お答えさせていただきます。 請願につきましては、十分重く私個人としても受けとめさせていただいております。また、各地域におけます説明会につきましても、時間のある限り私も出向かせていただいております。 あと、直接回答がないということでございましたが、3校につきましては今現在協議をまだ進めているところでございますので、それが決まり次第ご報告をさせていただくと考えております。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) 請願ですけど、請願の法的拘束力のないのは重々承知してます。承知してやってるんですよ。 ただし、この請願の取り扱いというのは、要望書よりははるかに重いですよ。今、教育委員長、名張市教育委員会のトップである教育委員長の答弁を聞いてるわけですけども、何かと地域の要望書レベルの対応にしか聞こえて仕方がないんです。 私の思いは、請願に対する思いですよ。私の思いだけで、法律に書いてないんですから。法律に書いてない私の思いが、議会の採択がいわゆる執行権者、これは施設は市長ですけども、運用は教育委員会ですから、執行権者は誠意を持って処理しなあかんということになっております。 必ずしも請願どおりの処置をしなければならないということで、これは法律に書いてあることです。だから、議会が採択しても不採択になってもいいわけです、処理をしなければならないんですから。ただ、慎重という言葉を使いながら検討して、その趣旨に沿いがたいものについては、いわゆる請願どおりにはできない理由を付して請願提出者に回答するのが教育委員会の仕事ではないですか。私は、そう思うんです。 教育委員会の過ごし方が、平成22年6月末のこの議会で採択されたんです。あれから2年たってるんです。私の思いだけです、これ法律に書いてないんですから。でも、大体上位団体は請願に対してはそういう事務処理、請願者に対する事務処理という形で報告はしてるだけですか。事務処理はしないんですか、再度確認します。 ○議長(永岡禎) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 今、高田議員の質問に対しまして委員長がお答えしたところでございますけれども、私ども事務を進めていく者といたしましては、やはり議会の請願は請願として重く受けとめさせてもらってるところでございます。 ただ、いろんな状況が変化していく中でその後の全員協議会でも話をさせていただき、議会のほうからも地域に入ってしっかり話をしてこいという話もいただいたところでございまして、今鋭意その努力をさせてもらってるところでございまして、それがまとまり次第きちっと議会のほうにもご報告を申し上げたいと思ってるところでございますが、今後この件につきましてはやはり特認校の存続そのものにつきましての必要性、あるいはまた内容等につきましては十分これまでの試行から含めて10年以上経過したところでございまして、その分を十分検証させていただくとともに、やはり今現在の利用されている子供、保護者の皆さん方の思いも十分聞かせていただき、さらには子供たちの必要な教育環境の整備ということにつきましてはどういう形が必要かなというところを地域の皆さん方、そして保護者の皆さん方と膝を割って話し合いを鋭意進めているところでございまして、まとまりつつあるところもあれば、まだ合意を見ておらないところもあるわけでございまして、まとまり次第議会のほうに報告をさせてもらうということでございます。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) いや、私の思いは請願が出て処理されたんですね、議会として。教育委員会としては文書に対して文書で回答する、これが事務的な流れだと思います。 今、行政としてのほうは地域との会合を重ねてますというそこはわかるんですけれども、こういう結果によってだから前へ進むと、書いた物は何も今出てない中で思いだけで協議してまとまってしもうたら、紙に書いて特認校も廃止しますとじゃあないと思うんですよね。 だから、私は地域の行政に上がる、一般行政に上がる要望書と同じレベルで請願書を処理されようとしているんじゃないかな、要望書と今、請願書とは違うわけですけども、聞き役、受けとめとくだけ、処理をとめとくだけ、置いとくだけ、そして思いとしては特認校、あれから10年、検証した結果どうのこうのという議論の中で閉鎖していくんやと、断られとんですわ。 私の言うてるのは、請願書に対して文書で来てるんやから文書によって行政はちゃんと処理されたんですねと、やっぱりできてない、私はだから再度言うておきます。 文書で請願を受けられたものに対しては、文書によって請願提出者に回答するべきです。あわせて対応していくべきやと思います。もう、それ以上は言いません。言いませんけども、しっかりと事務処理はしていただかないと、言いっ放し、言われっ放しで終わってしまって、請願の意味も何もないんですよ。 名張市役所で教育委員会に対する請願書上げても、いや、もうこう言うたら前向いていきます。ほかの一般行政にもいろんな請願書上がってくると思いますけども、聞きおいといて、いやこのように行きます、ちょっと立場しっかり考えたほうがいいと思うんですよね。 基本的に議員の声届かないですやん。議会の声届かないですやん。放しですから、それはないと思います。何の回答も要りません。これは、ただの思いだけですから。 だけども、市長、さらに尋ねたいのは市長としては行政府に対する請願もあるでしょう。また、今独立機関の教育委員会に対するこういう請願もあるでしょう。市長として、名張市は請願に対する対応をどういうぐあいにされているのか、ほかの部署も含めて、ちょっとその辺だけ予告してなかったですけど、お聞きしたいと思います。 ○議長(永岡禎) 市長。 ◎市長(亀井利克) 私も、議会人出身でございますから、その重さは当然ながら理解をしているわけです。要望、陳情、請願とこの順番に重くなっていくわけでございます。 よって、それがゆえにきっちりしたそういう検証した結果のお答えは何らかの形でお伝えをしなければならない。これまでにも、私も大きなかなり以前からの宿題になっておりますが、野球場の照明もこれも請願でいただいてあるわけでございます。 これにつきましても、これが一番私の知る限りでは期間が長いわけでございますけれども、何らかの形でいつかの時点ではこれをかなえさせていただかなければならないわけでございますけれども、現時点では非常に難しいというわけでもあるわけでございます。 それで、この特認校のことにつきまして、私は教育委員会にも申し上げてあるし、また教育長のほうもこれは議会答弁でも申し上げておりますけれども、その教育センターの中で特認校としてのどういう部分を持たせていただけるのかとこういうことでございまして、今の特認校の中で全ての部分が補っていけるのか、いけないのか、そういうことも含めまして今教育委員会のほうでこの検討をしているとこういうことでございまして、それが整った時点で議会人の方に何らかの形で報告はさせていただくんだろうとこういうふうには思っております。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) 今、市長のほうからも請願の話が出てきたわけですやけど、野球場の照明の話も文書回答はされてない、時間がかかる予算的なこともあってという中で、名張市としては請願に対しても聞きおく程度、程度という言い方は非常におかしいんですけども、重く受けとめられる、時間を要すると言いながらも、提出者に対して文書回答がされずに来た経緯があるんじゃないかな。 やっぱり一歩前へ進んで、いろんな要望書から請願まで階段があるわけですけども、どの部分については事務処理をすると、文書処理をする。 今、そんな中で特認校の話と教育センターの話も協議されているという話が出てきたわけですけれども、それがそっち向いていくのか、協議の結果どういうぐあいに答えが出てくるのか、それはわかりませんけれど、やはり請願に対してきっちりと処理をしていただきたいとそう思います。 きっちり処理がされるであろうそれを仮定しながら、役務費83万円が計上されています。この役務費、どういう予算なんですか、教えていただきたいと思います。 ○議長(永岡禎) 教育次長。 ◎教育次長(中野伸宏) 今回、校区再編事業につきまして、合計510万円上げてる中でその役務費の内容でございますねけども、これは郵便料あるいは運搬費、手数料等の費用でございます。 郵便につきましては、この対象となる学校等が閉校式を行う場合であればそのような案内をするような郵便料を予定しているわけでございます。 それから、運搬につきましては、統合になれば引っ越し等の予算が要りますので、それの運搬費でございます。 それから、手数料につきましては、廃校といいますか、学校がなくなった場合についていろんな不要物もございますので、それらを廃棄するような手数料等を想定した予算となっているところでございます。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) 郵便とか、運搬とかというようなことが出てきたわけですけれども、文書通信費とかいろいろな名前あるんやと思いますけどね、やはりちっちゃい学校ですから、元の量も知れてますやんか。そうしたら、人件費でできないんですか。 役務費というのは、第三者に対する発注業務ですやんか。だから、やはり小さい学校でも学校の教師は往々にして、地域住民は横向いとってください、教育委員会が学校閉鎖しますから、ちゃんと業者雇うて持って行かせますわと、そんな思いを短絡的な表現で大変悪いんですけども、してしまうんですけども、人件費処理と違うんかなと私は思うんですけども、私の認識間違いでしょうか、再度お聞きします。 ○議長(永岡禎) 教育次長。 ◎教育次長(中野伸宏) この今回のことについては、3校一遍にということですので、なかなか教育委員会だけの職員でも限界がありますので、この辺のところについては予算について計上させていただいたところでございます。 ○議長(永岡禎) 高田稔嗣議員。 ◆議員(高田稔嗣) かみ合わない話をやっとってもいたし方ないんですねけども、校区再編、非常にあんな坂、こんな坂の思いがあると思います。言うてる私も、小学校母校錦生村も、村から昭和27年、昭和28年、町村合併の最終調印がその中で箕曲村が出たり入ったりしてるんで、最終的な年月日は私にはちょっと理解できないんですねけども、昭和27年に合併したあの村から学校が消えるのは国津村と錦生村が今その憂き目にあるように聞かされています。 地域の地域づくりの皆さん方が非常に頑張ってどういう答えを出してくれるのか、行政の思いのとおりにいくのか、逆に反旗を翻すのか、地域の皆さんの思いですけども、執行部として提案された以上、存亡、学校がなくなるというのは存亡の危機やというふうに思ってる。これから20年、30年、30年前に永岡市政のときに小学校が構築されました。それから30年たったら、今度は廃校になる。まだ、錦生村では700戸の人口があるんですけど、じゃあこれから30年たったときに錦生村は700戸が何戸になってるんだろうとそんな思いをしたとき、これは高田個人の思いです。 学校なくなったら、30年たったら錦生村の700戸がええところ500戸かな、200戸はなくなってるだろうな、いや、もっと速いスピードでなくなるかもわかりませんけど、だけどもそこに人が暮らす以上はハード的なことを含めた全ての支援は行政側にもあると思います。学校があれば、総論として少子の流れは厳しいかもわからないけれども、もう少し長い時間集落が存続するんじゃないんかな、そんな思いを持ちながら教育委員会のこの請願に対する思いと、閉校に対する答えをいただきました。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) 平成25年度当初予算にかかわりまして質問をさせていただきます。 この当初予算につきましては、238億4,700万円ということで、前年度比22億円の減額であるというふうに思います。国政がまだまだ不安定な中で、交付税などが予測不能な中での予算組みであろうかと思います。 そんなことを思いながら、きょうは3月11日です。一昨年のきょうは、本当に未曽有の出来事がありまして、世界中に大きな傷跡を残して、忘れてはならない、また忘れられないそんな出来事があったかというふうに思いますが、こういったことも重く受けとめながら、寄り添いながら解消の方向に向けていかなければならないというふうなことを思いながら、この当初予算にかかわりまして質問させていただきたいというふうに思います。 新政権になりまして、緊急の経済対策が打たれたかというふうに思いますけども、まだまだ国政の状況がきちっとした形になってないというふうなこともありますけれども、この経済対策、緊急的な扱いというふうなことで、この名張市の当初予算の中にどういったものが反映されているかというふうなことについて、まずお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 経済対策ということでございますけれども、基本的に議員ご承知のとおりでございますけれども、平成25年度の予定事業を前倒しで行っていくというふうなことでございまして、15カ月予算というふうな考え方のもとに、基本的には平成24年度の補正予算で措置されたというふうなことでございます。 その内容でございますけども、大きく言いましてでございますけども、国の緊急経済対策に伴います事業費の追加といたしまして約4億円程度、さらにこの緊急経済対策ではございませんけれども、前政権の予備費を活用した、これも景気対策というふうなことでございますけれども、あるいは緊急防災減災事業等々でございますけれども、これが5億2,800万円程度というふうなことでございまして、あわせて9億2,500万円というふうなことで、一般会計で措置しているというふうなことでございます。 それから、平成25年度につきましては、そういう15カ月予算というふうなことでございますので、大型のそういう予算措置につきましては行っておりませんけれども、これも議員ご承知のとおりでございますけれども、国から元気交付金というふうなことで、この景気対策に要する地方負担分の約8割でございます。この配分額につきましては実際によって異なってまいりますけれども、その8割相当額につきまして臨時元気交付金という形で交付される予定でございますので、これにつきましては今後計画をどのような形の事業を展開して行っていくのかというふうなことを事業計画を立てさせていただきまして、6月議会に補正予算といたしましてご提案をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) 地域がいかに元気になっていただくかということが今本当に求められているかというふうに思います。 そういう意味では、私どもかねがね申しているわけですけれども、今本当に困っていらっしゃるのは中小企業の皆さんが仕事がなくて困っている、それを受けて就職したくても働く場所がないというところに波及していってるかというふうにも思うわけですけれども、前々から私ども提起してるわけですが、住宅のリフォーム制度をぜひこの元気交付金の中に位置づけていただきたいなというふうに思うわけですけれども、それはこちらの話になるのかというふうにも思いますが、この間、数年にわたって各地域でいろいろこの住宅リフォームについて実施されてきております。 本当に、持ち出しはそんなに多くないんですけれども、10倍以上のこれは事業の額として金額として10倍以上の地域での経済効果を果たしているというふうなことを各地の取り組みの中で聞かせていただいております。 地域の本当に中小業者の皆さんの仕事をふやすという点で、地域の業者の皆さんに請け負っていただくということになるというふうに思いますけれども、ぜひともリフォーム制度を導入していただきたいというふうに思います。 この間、県の事業を受けて耐震のほうに力を入れていただいて、幾つかの補強工事もしていただいているかというふうにも思いますけれども、なかなかそういう点では十分な市民の皆さんの建物に対する保証ができかねているのではないかというふうにも思いますけれども、この間の実績等を教えていただいたらいいかなというふうにも思いますし、また県の事業として新しく組まれているわけですけれども、それらを見据えつつ、やっぱりその本当にごくごく一部の整備ではなくって、もっと幅広い皆さんに使いやすい制度をぜひ確立していただきたいなというふうに思っているわけなんですが、その辺のことについてご所見をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(永岡禎) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(前田芳久) リフォーム制度についてお尋ねいただきました。 まず、市のほうで市民対象に行っております受診、その他の実績を申し上げますと、平成24年度ですけれども、耐震診断につきましては比較的多く応募いただいたのが49件ございまして、受診いただいたのが47件ということでございます。 それと、それに伴いましていよいよ今度は診断結果に基づきまして補強設計というふうになるんですけども、設計になりますと応募いただいたのが14件でありながら、最終設計いただいたのが8件ということでございます。 それで、それに基づきまして補強工事まで実施していただいたのが6件でございます。 というように、申請の受診診断をいただいた方が工事を行っていただくのが申し上げましたように6件ということで、非常に8分の1とかといった部分で非常にいよいよ工事という段階では比較的高額な費用を要するということでなかなか取り組めないというのが状況かとこの数字を見ると思います。 それとあわせまして、県のほうでもこの補強工事に対しまして平成24年度、平成25年度ということで上積みを検討いただいておりまして、30万円が60万円ということだったんですけども、県もこういった県民の皆様方の診断に対する補強工事の実施が非常に少ないということで、この制度も上乗せいただいた30万円の部分につきましても平成25年をもって終わるということで、そのような状況でございます。 それと、リフォーム制度でございますけども、さきにお尋ねいただいた際にも答弁申し上げましたですけども、今申し上げましたような取り組みの実数でございまして、なかなかリフォーム制度を上乗せさせていただくことによって果たしましてこの耐震に対する知識も含めましてですけれども、改めていただけるかということについてもまだまだなかなかちょっと疑問な部分もございまして、現段階では市として実施するにはなかなかまだ判断に厳しい部分でございますので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) 実績は6件、工事に至ったまでが6件というふうなことです。 新年度でも、当初の予算でも結果的には工事に至るまでというのは6戸の予算組みがされているかというふうに思いますけれども、これはこれで引き続き行っていただきながら、地域の業者さんに元気になってもらうということで、ぜひこれはこれでやっていただきながら、別途もっと緩やかな形で、もっと軽い工事を市民の皆さん、業者の皆さんに多くやっていただくというふうな方向でのリフォーム助成制度というのを設けていただきたいというふうに思うわけですけれども、ぜひやはり国のほうでこうした元気交付金に光を当てていきたいというふうなことであれば、ぜひ市内の業者さんにも光を当てる意味でこういった制度を設けていただきたいと、ご検討いただきたいというふうに思うわけですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 私のほうへのご質問ということで、お答えをさせていただきます。 議員ご指摘のとおり、元気交付金というのは経済対策あるいは地域が元気になるようにというふうな趣旨でございます。 そういう趣旨を踏まえまして、貴重なご提案をいただきましたので、そのご提案も踏まえましてこの趣旨に沿うような形で有効に活用できるように関係部局ともご相談をさせていただきながら、計画立案を図っていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(永岡禎) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(前田芳久) 耐震と離してリフォーム制度だけというお話だったかと思うんですけれども、なかなかそのリフォームそのもの、よその他市でやられているような20万円、30万円とかといった状態の工事というのは非常に、さきに申し上げましたように耐震とセットで行うことで非常に事業量も増すということで、リフォームそのものの対応も可能かと思うんですけども、単独だけでリフォームのためによその利用を見るように20万円、30万円という範囲でしたら、比較的本来の目的を達成できる程度まで工事そのものができるかどうかも疑問というふうに思いますし、リフォームすると結構なかさにもなってまいりますので、もちろん全てとは言いませんけれども、一定のやっぱり規模でないと所期の目的ということは達成にはちょっとほど遠いものがあるのかなというふうに思います。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) 企画財政部長も鋭意努力をしてくださるというふうなことでもありますので、確かに今の時点で耐震ということに力を入れることは大切なことですけれども、県がもっともっとこういうところに重きを置いて、もっと予算をふやしていただいたらそれはそれでやっていただきながら、市単独として市内の事業者の皆さんを元気づけるというふうなことの観点で、ぜひ今後の課題にしていただきたい、検討課題にしていただきたいということをお願いして、この質問に対しては終わりにしたいと思います。 続きまして、人権施策についてお尋ねをしたいというふうに思います。 この人権施策の中に、この間同和対策費として別の扱いをされておりましたものがこの人権施策の中に包含されてきているかなというふうにも思うわけです。 主に、私は同和関連についてお聞きをするわけなんですけれども、この間同和奨学金を一般の奨学金に移行していただきました。私どもも、従来からこのことは提案してきているわけですけれども、その順序としましては奨学金制度、一般の奨学金制度を拡大していただきながら、今そのほうに移行していただいたと、この流れが私は今までずっと私たちが言い続けてきた、苦しいところがあるんだったら一般の人たちとあわせて一緒に引き上げて、同時に行うことが大切じゃないか、それが本当に差別をなくす根本的な考え方に至るのではないかということで、私はこの扱いというのは本当によかったなというふうに思っております。 ですので、ここまで練り上げていただいた教育委員会の努力と、まだこれ以外に同和関連で入学支度金とかそういった補助金とかがいろいろあるわけですけれども、この当初予算を見渡しますと、それぞれ大分減額されております、それぞれのところが、これはどちらに聞いたらいいのかわからないんですけれども、例えば人権センター費とかそれから隣保館とか、それから老人福祉センターなどなどの予算は半分前後に減ってるかなというふうに思うわけですが、隣保館管理費などは前年比15.5%ぐらいに減っているかというふうに思います。 これだけ減っているということは、市長が今後これを整理していかれるというふうなことで施政方針の中で述べられておりましたので、その辺が生きているのかなというふうにも思いますけれども、じゃあ今後どのように整理をしていくのかなというところがまだまだ見えないわけです。 私は、ぜひこの奨学金を一般に移行したというこの経過に習いながら方向性を見出していただきたいというふうに思います。まずは、その奨学金を一般に移行していただいた今までの取り組み状況、どのように取り組んでこられたかというふうなことをお聞きしときたいと思います。 ○議長(永岡禎) 教育次長。 ◎教育次長(中野伸宏) 今、議員ご指摘の同和奨学金につきましては、これまで地域改善対策特別措置法の後もこの制度を継続してたわけですけども、昨今の経済状況によりますと社会全体がやはり困窮している中で、このことだけを特別にということにはなかなか難しい、それから国の施策として高校の授業の無償化、あるいは先ほど議員ご指摘いただいた名張市の奨学金の拡大等々をこの中で地域の方々と協議を重ねてきて、昨年の秋にこのことの廃止について一定のご理解をいただいたという経緯でございます。 それから、ほかの補助金もないのかという点もありましたけども、これについてはこの同和奨学金については条例制定ということで、今回の議会で廃止条例をお願いしてるわけですけれども、学校関係としましては入学支度金、それから中学校の通学補助金、こういうものもございましてんけども、これも同時に廃止させていただくということになっておるところでございます。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) 今、ご答弁がありましたように、やはり社会全体が本当に困窮しているというのは、私たちが実態としてしっかり受けとめている内容でもありますし、本当にこのようなときにやはり施策を引き上げて、みんな一緒に同時に恩恵をこうむろうよというのが私は本当に差別をなくす根本的なことだというふうにも思いますし、このように今まで難しい、難しいと言われてたものを解決してくださったという点では、今までのご苦労に対して感謝をしたいというふうに思っております。 こういった扱いは、子育て支援室のほうもあろうかというふうに思いますけれども、この件についてはどうだったでしょうか、お聞きをしときます。 ○議長(永岡禎) 子ども部長。 ◎子ども部長(旭善宏) 同和対策の関連の補助金につきましても、次長が申し上げましたように、一緒に支部と協議を進めてまいりました。平成20年度に名張市の補助金交付基準が定められたところでございまして、終期設定を平成23年と定めさせていただいて、交渉に努めてまいったところです。 我々の子ども部の関連するところにつきましては、保育所の入所用具補助金、これにつきましては平成24年度で廃止ということで一定の協議が調ったところでございます。ただ、保育料の一部助成補助金につきましては、今入所していただいている補助金、保護者の方の要望も強うございまして、同和奨学金が2年間の経過措置をされたということを参考にしながら、保育料の一部助成補助金につきましても即廃止じゃなくて、段階的に減額するというこんな協議が調いまして、平成24年度までは100分の24の補助金を支給したところでございますが、平成25年度につきましては100分の16、平成26年度は100分の8、平成27年度から廃止というこんな協議が調いました。 これにつきましても、支部の強い要望で保護者に十分説明するようにということで、2月の先月の22日に保護者の説明をさせていただいて理解を賜ったところでございます。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) 大変な中、難しいことをクリアしていただきまして、本当にご苦労さまでしたと言いたいと思います。 それで、それ以外のことについてまだまだ建物とか、教育集会所、隣保館、老健センターですかね、いろいろな施設の運営というところが残っておりますが、先ほども申し上げたように大分その辺については減額をしていただいております。 そういう中で、じゃあ市長がおっしゃっておりました同和事業の現状と今後の取り組みの方針に基づいて地域が主体となって行えるように進めていきたいというふうなことでおっしゃられたかというふうにも思いますけれども、まだこうして施設等が残され、管理運営が残されている中で、今後どのような基本方針の中で進めていこうとされているのかについてお聞きをしときたいと思います。 ○議長(永岡禎) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(夏秋佳生) 隣保館等にかかわって運営にかかわってのご質問をいただきました。 先ほどご紹介いただきましたとおり、施政方針の中でも各地域において主体的に取り組んでいただけるよう努めてまいりたいと考えているところでありますが、そんな中で一方で地区住民の福祉の向上と部落差別を初めあらゆる差別、人権問題の解決の拠点施設として隣保館が担っております使命、役割を十分に踏まえながら取り組んでいく必要があるというふうに考えてます。 そんな中で、その上でより効果的、効率的な運営、管理運営が行えるよう、またその役割が果たせるように担い手の育成も考慮しつつ取り組んでいく必要があるというふうに考えております。そんな中では、関係地区及び団体と十分に協議を重ねながら十分に理解を得ながら取り組んでいかなければならないというふうに考えております。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) 長年の経過がありますもんで、一挙にというのはなかなか難しいというふうにも思いますけれども、私が本当に習っていただきたいのは奨学金のことだというふうに思います。ですから、地域での取り組みの状況というのはいろいろあるかというふうにも思いますし、その辺とも十分接点を持ちながら解決していかなければいけないんだろうと思いますが、今地域地域でもいろいろな分野にわたって、それこそ地域づくりの皆さんが頑張ってくださっているわけですよね。 その15の地域に包含していくのか、それともそこはそこで別の扱いをするのか、その辺についてはどのようにお考えになってるんでしょうか。 ○議長(永岡禎) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(夏秋佳生) 先ほど申し上げましたとおり、役割というか担っていかなければならない使命というのもありますので、そこの辺は十分に踏まえながら、どの方向が一番いいのか、地域づくり組織もありますが、各地域にありますが、各地域の地域づくり組織だけにこだわるということではなくて、地域のその本来担っていくべき機能を果たすためにどちらが一番いいのかを含めて、今後また協議していく必要があるのかなというふうに思ってます。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) ぜひ私どもは、こう差別という言葉がなくなるようなことを願っているわけなんです。そのためには何が基本かといったら、みんなやっぱり全体市民、オール同じ立場で、同じ条件で一緒にそれこそ地域づくりなりに頑張っていただけるというふうなことが大切かなというふうに思うわけです。 まだまだ国のほうは法律をやめまして、この制度はいろいろやめてはいるんですが、県のほうでまだこうして予算組みはしているわけですけれども、こうした国・県の支出金と一般財源との割り振りを見ましても、ほとんどが一般財源の支出になっているわけなんですね。85.6%が一般財源の支出で、残された14.4%ぐらいが国・県の支出金になっているかというふうにも思いますので、大方が一般財源の取り組みになっております。ですので、ここ一番、やっぱりほかの地域と同じような形で全体を取り組んでいくような形にぜひ持っていって、もうどこどこの地域とかそんな地域分けをせずに、みんな同じ地域の中で同じサービスを受けながら、同じサービスレベルでいろいろな恩恵をこうむっていくような形にしないと、これはなかなかそういう見方というのがなくならないのではないかというふうにも思いますし、ぜひそんな観点で今後議論をしていっていただきたいというふうにも思いますけれども、こうして市長が施政方針で述べられているということもありますので、市長の思いとしてはどのように今後進めていこうと思っておられるのかについて、ご所見をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(永岡禎) 市長。 ◎市長(亀井利克) 隣保館等のこの運営につきましては、もう3年以上も前からかなり詰めた話をさせていただいてきたわけでございますけれども、まだ民間というか、委託はかなってないという状況であるわけでございます。これは、これからもやはり地域の皆様方の自主的な活動をきっちりサポートしていくとそういうふうなスタンスで臨むべく、私どももこれから努力をいたしていきたいというふうに思ってございます。 教育の面につきましては、地域だからとかということではなくして、やっぱりその所得の問題もありますし、そういう方々に対しても機会の平等だけはきっちり保てるように、保証できるように、これは是が非でもやっていくとこういうことにいたしているところでございまして、名張の中学生は全員高校へ進めるようなそんなまず努力をしていかなければならないというふうにも思わせていただいているところでございます。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。
    ◆議員(橋本マサ子) 最近の様子を見ますと、その地域であるか地域でないかにかかわらず、しんどいところはしんどいと思うんですよ。高校に行けない方もいらっしゃるというふうにも思いますので、それを今もってそういう扱いをするのでなくて、やはり全市的に困ってる人に対して教育の機会均等というふうな形の考え方をしていかないと、私は今の時点でそんなことを言うのはおかしいというふうに思います。 ですので、もっともっと市民全体を見渡して、こういう制度をしっかりと市民全体が共有できるような形に進めていかなければいけないというふうにも思いますけれども、教育にかかわっていらっしゃる教育長はどうでしょうか。 ○議長(永岡禎) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 今、市長も述べたとおりでございますが、教育につきましては常に私は言わせてもらってますように、やはりどの子もどの地域においても皆同じ者であるわけですから、公平公正、平等に全て行われるべきであろうと、また最低水準のことはきちっと保障されていかなければならないと考えているところでございます。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) 双方のお答えはそのとおりだというふうに思います。 ただ、具体的にどうするかということが今この時点で求められているというふうに思うんですよね。 本当に、この問題を解消していく根本には何かということ、みんな同じ子供たちを一緒に同じ立場で支援していくというふうなことが私は大切だというふうにも思いますし、今この経済状況の中で本当にもうどこのおうちも大変なんです、経済的に。就職しようと思ってもできないところもある中で、高校にも行けない子供さんはその地域に限らず、市内全体にあるというふうにも思いますので、そこはやっぱり全市的に考えていかないといけない、今その時期だと、せっかく奨学金でそういうふうな本当に私たちが求めてきた、それがやはり一番解決の早い近道だというふうにも思いますので、ぜひその点も含めて、まだこうして当初予算には網羅されておりますけれども、ぜひともこの今市長がおっしゃいました地域にまだ委託が完全なものになってないというふうなことで委託をされていくのであれば、私はほかの15の地域づくりと同じような形で、中身については同じような形で委託をしていっていただきたいな。 何かここだけ別の扱いをするというのではなくって、どういう形になるのかわからない、十分に地域の皆さんとも話し合いが必要かというふうにも思いますけれども、やはり同じ中身でそういった形の委託をしていただくということは全体を差別なく市民の皆さんの共有、サービスを共有できるものになるというふうにも思いますので、ぜひそういうことでお願いしたいということで、今年度のこの当初予算の中での話になりますけれども、お願いしたいというふうにも思っておりますので、このことについてはお願いということにとどめておきますので、ぜひ次年度ではもうすぱっとこのことを一般の施策に全て戻していけるような形にぜひしていただけるようにしていただきたいと思います。 もう一つお聞きしときたいというふうに思うわけですが、実は県のほうで今議論されている中身なんですけれども、これは当初予算には関係ないというふうにも思いますが、いずれ関係されてくるというふうに思います。 その動きをちょっとお聞かせいただきたいんですけれども、みえ森と緑の県民税というのが新しく来年度から多分課税されてくるのではないかなというふうにも思っております。このことについては、余り私たちは具体的な中身を聞かされていないまま県のほうで進めているようでありますけれども、この辺の動きについて、今どのようになっているのか、私たち一般市民、名張の市民のほうにもいつごろこれが影響されるように進められているのか、進められていないのか、その辺の動きについてお聞きをしときたいと思います。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) 実は、この県民税につきましては、2月27日の日に三重県のほうの定例の議会のほうにこの議案が上程されたということで、連絡が入っております。内容といたしましては、みえ森と緑の県民税条例案とそれからみえ森と緑の県民税基金条例の2本ということでございます。 施行につきましては、平成26年4月1日ということになっておりまして、ちょっとその賦課内容等についての説明も申し上げておきますと、課税方式につきましては県民税の均等割に上乗せをして課税をするということで、超過課税方式をとるということでございまして、税率といたしましては個人市民税、県民税につきましては1,000円、それから法人につきましては現行の均等割額の10%相当額、それから税収の規模というのは県のほうで試算しておりますが、平成26年度の初年度は約8億1,000万円程度、平成27年度では10億6,000万円程度、それから徴収方法につきましては個人市県民税のほうに個人分については上乗せをさせていただいて、市のほうで担当をさせていただくという形でございますけども、法人については法人県民税の均等割に上乗せをするということで、県のほうに申告納付をするという形になっております。 それから、使途の明確ということでございまして、これは当然森林づくりに関連したところに使われるということでございますので、この部分について先ほど言いましたとおり基金を創設するということと、あと評価システム、第三者による評価委員会を設置いたしまして年度年度のその評価をしてまいりたい、それから見直し期間については、導入後5年を目途として見直すと、そのような内容になっております。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) このようなことで、いずれ名張市のほうにもおりてくるんだろうなというふうにも思うわけですけども、県のほうでは8億1,000万円余が増収になるというふうなことで、大変大きな金額になるわけですが、そもそもこの森林についてなぜこうして増税をしなきゃいけないような状況になったかというふうなことについては、私たちは全然説明も何も聞いてないわけなんですけれども、もともとが木材の輸入するときの関税を撤廃したことということが大きく影響して、今森林が乱れてしまって、木材の輸入が大きくこの日本の中で使われるようになったということが荒廃をもたらした原因だろうなというふうにも思うわけですけれども、林業の従事者の方も名張の中では非常に大変な状況を担っていただいてるというふうにも思いますし、きちんと保全されているお宅というのはごくごくわずかになってきているというふうにも思っております。 三重県の中でも、この30年間を見ますと7分の1にこの林業の従事者が減っているというふうなことでもありますし、この林業関係の予算というのも1997年には県全体ですけど160億円あったものが、2012年には約半分になってしまってる、80億円になってしまってるというふうなことで、この間年数があるわけですけれども、何十年も林業施策に対してきちっとした手当てをしてなかったというのが大きな原因であろうというふうにも思います。 そういう中身のことに対して、私たちがこうして増税を承って、そして本当にこれが改善できるのか、今もって何をこのことを言うのかといって、非常に怒りを感じるわけですけれども、このことについてこれを進めることによってどのような林業の整備ができるのかについて、その辺のご説明は聞いておられますでしょうか。 ○議長(永岡禎) 産業部長。 ◎産業部長(橋本裕徳) この税につきましては、三重県におきましても相当早くから検討もされていたということですが、しばらく時間がたってまいりました。 昨年9月にこの税を導入するような方針が県のほうから出されたというふうなことでございます。その現在のこの税、各県単位での幾つかの形で実施をされておりますけれども、今回三重県が出して、私どもも説明を受けておりますのが5つの目的を持ってこの交付金を活用していく。その5つは、1つには土砂や流木を出さない森林づくり、2つ目には暮らしに身近な森林づくり、3つ目には森を育む人づくり、4つ目には木の香る空間づくり、5つ目には地域の身近な水や緑の環境づくり、こういったことに使うんだとこういうような説明を受けてまして、この中に今ご質問の中にありました林業についての振興であったり、整備であったり、あるいはその当該の森林の整備であったりといったことにつながる事業も組み込まれていく、あるいはその事業を通して市の地域の森林の整備も図っていけるというようなことについては市としても期待を持って、今審議を見守っているという状況でございます。 ○議長(永岡禎) 橋本マサ子議員。 ◆議員(橋本マサ子) いずれにしましても、ちょっと今聞こえにくかったんでまた後で資料いただきたいなと思うんですけれども、いずれにしましてもこの林業に対してどうこれから健全なものにしていくかというのは、大変な作業だというふうにも思いますし、この間の政府なりの林業に対するやり方が少し手ぬるかったのではないかなというふうにも思いますので、その件だけ申し上げて終わりにいたします。 ○議長(永岡禎) 暫時休憩をいたします。(休憩午前11時43分) ○議長(永岡禎) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後1時0分) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) 当初予算に絡みまして数点質問をさせていただきます。 まず、予算に入る前に予算全体のことを企画財政部長にお伺いをいたしますけども、これまで議会内でも何度か質疑をさせていただきましたけども、予算を組むに当たってしっかりと市長が日ごろ言われておるファンドの活用、補助金の活用等をしっかりと進めるようにということで、市長も日ごろから口酸っぱく言っておるとこれまでも発言されております。また、議場内でも議会でもそういう議論もさせていただいたことがございますけども、今回この当初予算を組むに当たって企画財政部に各所管から予算が上がってくるときに、しっかりとその辺のチェック体制、以前も言いましたしっかりとファンドのチェック体制を構築してくださいと、見落としがないかどうか、各所管だけじゃなくて各いろんな所管にわたって情報を共有していただいて、しっかりと市の財源だけじゃなくて国のファンドの予算も引っ張ってくる努力をしてくださいとお願いいたしましたけども、あれから1年余りたちますけども、今回のこの当初予算策定に当たってどういうシステム改善というか、漏れを防ぐ、使える補助金があるのに漏れを防ぐ努力をされたのか、何か改善策があるのか、まずお伺いいたします。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) ご指摘のとおり最少の経費といいますか、当然その原資も広く言えば国民の負担ということでございますけども、名張市という立場に立てば最少の経費で最大の効果を上げていくというふうなことで、特定財源を確保していく、そのための取り組みというのは非常に重要だというふうに思っております。 具体的に申し上げますと、現実的にそれぞれ財政の担当の者がおるわけでございますけれども、非常に広範多岐にわたるそういう事務を担当がそれぞれ所管から上がってきた予算の原案について査定するとかというふうな作業がございました。 その中で、こういった一般財源があるのではないかというふうなことがあれば、その際に指摘をさせていただいたり、あるいは電話させていただいたりというふうなことがございますけれども、全てのファンドも含めた財源を例えば企画財政部で把握できるかといえば、それはほとんど不可能なことでございますので、気づいた部分でいろいろ提案をさせていただいたり、あるいは予算編成に当たって特定の特定財源の確保に努めていただくようにというふうなことでお願いをしているというふうな実情にございます。 今回、平成25年度の予算編成に当たりましては、一つだけ変わったことがございます。それはどういうことかと言いますと、施策別の枠配分、以前から申し上げてますけども枠配分方式をとらさせていただきました。歳出につきましては、当然その中でおさめていただくというふうなことで各部局にお願いしてるんですけども、特定財源を一般財源の枠ですので、特定財源を新たに確保した場合につきましては事業がたくさんできるとこういうことですので、各部局におきましても特定財源を確保するというふうなことにつきまして一定のインセンティブがあったのかなというふうなことも思わせていただいているとそういう状況でございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) わかりました。 総務部長に聞くわけですけども、この予算書編成に当たって、今企画財政部長が言われましたように各所管にということでしたけども、各所管で徹底的なそのやはり知識をしっかりつけて、担当と複数にわたってやっぱりチェック機能、全てにおいて何事もチェック機能が必要になってくると思うんですけども、そういう各所管に対しての取り組み、今言われましたけども、総務部長としてはどうお考えなのかというのと、以前例えばインターネットを活用した補助金の検索サイトのほうもご紹介させていただきましたけども、自治体職員向けの補助金の検索サイト、これまた複数あります。民間がやってるところと、名張市はどのような活用、しっかりと担当から出てきたときにパソコンでインターネット通してそういうチェックをしているのか、どのような総務部としての人事配置をやられているのか、お伺いいたします。 ○議長(永岡禎) 総務部長。 ◎総務部長(中野栄蔵) 今、ご指摘の件でございますけれども、特にこの職員の適材適所の配置という形につきましては、常日ごろ私どもについては十分その点について配慮させていただきたいということの中で、特に職員おのおのが今おっしゃっていただいたような特定財源の確保、これを目指して常に職員一人一人がそれぞれ多方面のアンテナを立てて、こういった事業に当たっていく、あるいは業務に当たっていく、これが職員として必須条件でございますもので、その辺のところについて研修等を通じまして常日ごろ職員の資質向上に努めているというそういった状況でございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) ありがとうございます。 しっかりと予算編成に当たって、今回の予算もそうですけども、特定財源をしっかり確保できる取り組み、市長が日ごろから本当に言ってます。しかしながら、なかなか人間ですから見落としもありますけども、それを防げるシステムですよね、体制づくりをしっかりとまた今後構築していただいて予算づくりをしていただきたいと思いますけども、本題であります予算に絡んで質疑を順次してまいりたいと思います。 まず1点目には、産業部の政策でリバーナホール、107ページの備品購入費が出ておりますけども、この備品購入費は今回どのような活用をされるおつもりなのか、お伺いいたします。 ○議長(永岡禎) 産業部長。 ◎産業部長(橋本裕徳) 平成25年度につきましては、パネルを絵画展とかいろいろ使っていただくのにパネルを用意してございますねけども、そのパネルの支柱を購入をさせていただいて、若干傷んでるものもございますので、そういう考えでございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) パネルということで、せんだってからも多分産業部長や市長もサッカー協会さんがやられておる展示会等も行かれてくれてると思うんですけども、その際に少しお聞きしたことがあるんですけども、今パネル購入されると言われました。 確かに、パネルをつけていただくことは非常にいいんですけども、結構お年を召した方たくさんおられるということで、絵画等をつっておるのに大変高い位置であるんで非常に大変だということでありました。できることならば、今のパネルじゃなくて、壁にレール等を通したそういうつける方策を考えてほしいということでしたけども、産業部長、そういうお声は産業部のほうには届いておるんでしょうか。 ○議長(永岡禎) 産業部長。 ◎産業部長(橋本裕徳) 現在、利用されている多くの方が文化活動を通したようなそういう発表の場であり、パネルを使うというふうな機会も多い内容でございます。そういった方々からは断片的ではございますが、そういった施設があればなというようなことは聞かせていただいたことはございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) リバーナホールのパネル、何十枚も置いておられたりしますけども、実際その日本画の場合は縦線が入っていて、非常に展示するときに好ましくないということで、できたら壁にレールをつけていただいて、ワイヤーをしっかり通していただきたいということですけども、またそのような対応をしっかり当たっていただきたいと思います。 そしてまた、リバーナホールなんですけども、第三セクターとしてこれまでやってこられました。それは理解をいたしますけども、多目的ホールとして活用していただいたり、会議等にも利用されるんで、決して芸術や文化だけのための施設ではありません。私自身も、これまで視察等で行かせていただいたときに、視察先のほうで美術館や博物館等では連れていっていただいたことがありますけども、他の自治体では財政豊かなのか、そういう博物館や美術館がたくさんございます。 確かに、名張市の今の財政は人口規模で博物館、美術館をつくれというのはなかなか難しいと思います。視察先でも結構見させていただいて、非常に小さい美術館ですとか、いろいろありました。名張市で今後そういうような美術館、美術館とは言いませんけども、そういう市民活動の展示の場というスペース、産業部長にこれは聞くのはどうかなと思うんですけど、これは教育委員会の所管になってきます、文化振興というのは。 現状でもそういうようなリバーナホールを活用している団体、写真の展示展とかも結構ありますけども、どのように考えているのかなと。今、リバーナホールがゲームセンター、ゲームコーナーありますよね、ゲームコーナーの前にあるんですよ、その展示場が、あれが僕は余り好ましくないと思うんですよね。 僕自身は、余り美術とかそういうのに造詣がないわけですけども、視察等で連れていっていただいた際に、当時藤島議員ですかね、文化というのは非常に大切やからよく見ておきなさいということも言われた経験がありますけども、これは教育委員会に聞いとかなあかんのですけども、まず教育委員会、美術、絵画、いろんな部分あると思うんですけども、そういうのはどういうスペースで、音ががやがやがやがやしたところで見るもんなんでしょうか、本来、いかがですか。 ○議長(永岡禎) 教育次長。 ◎教育次長(中野伸宏) 文化芸術を鑑賞する場合でしたら、それぞれいろんな分野で環境が違うと思いますけれども、やはりそういう専門的な清閑な場所でするのが一般的にはいいんであろうかと思いますけども、現在名張市ではそのような設備が整ってないというのが現状でございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) ありがとうございます。 一般論として、普通は静かなところで、ライトもある程度調整がされているようなところが、壁紙一つにしてもそういうところが好ましいのかなと思っております。なかなかこういう全ての団体に対しての対応というのは難しいわけでありますけども、静かなところであったら公民館、いきいき、そういうところでやればいいんでしょうけども、やはり人が来てもらいやすいところで、買い物のついでに見てもらうというので、リバーナホールというのは各団体が利用されるのかなと思います。 産業部長、いかがなんでしょうか、その第三セクターの中でゲームコーナーの移動するか、その部屋の場所の移動をするか、そういうことの検討はできないのかなと。それか、もしくは私、きのう、おとつい、近鉄百貨店に電話入れさせていただいて、近畿日本鉄道のほう、ちょっと連絡がとれなかったんですけども、また電話いただける段取りになってるんですけども、近鉄も今非常に変わってきましたよね、中身的にも、近鉄プラザですけどね、B館の使うてないところがありますよね。 そこを地域コミュニティーのそういう展示場とかにできないのかなと、いろんな国の制度等を活用したりして、各種団体もいろいろと時期、芸術の秋の際にはいろんな団体が展示場使いたい場合あると思うんですよ。あのB館等を利用して、これはやっぱり民間のことですから、勝手に議会で申し上げることなかなか難しいんですけども、近鉄さんも今あそこあきにしてますよね、あいてます。 だから、あきのそういう国の補助金等を活用して地域と民間と行政がかかわるそういう展示場、展示場だけとは言わないですけども、そういう活用というのは、リバーナホールはあくまでも会議室になってますよね。会議室にも利用できるようなつくりになってますから、だから美術館とはいかないですけども、そういうような取り組みというのは産業部長、不可能ですか。いかがお考えでしょうか。 ○議長(永岡禎) 産業部長。 ◎産業部長(橋本裕徳) 今、ご質問の中で提案のあった民間の施設について、そのような施設に使えるかどうかとかといったことでちょっと検討はしてないんですが、現在のリバーナホールにつきましては平成8年から20年間の契約でコミュニティーのための文化活動や交流のためのスペースということで設けてます。当時の周辺の店舗の様子と現在とは少し異なってきてるなということがありますけれども、結果的に施設そのものもそういうことを通して、人がたくさん集まる場所でそういう場所を設けていくという計画にのっとったものですので、ご提案の部分についてはちょっと私のほうから今すぐという回答はできないかなというふうに思います。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) 近鉄の件に関しては、まだその話はありませんから軽々に言えないとは思いますけども、1つの提案としてあのあいてる店舗を行政としてまたそういう利用価値をともに考えていくというのはやはりまちづくりでは必要な部分かなと私自身は思っております。 名張市から提案を持っていくのもしかり、民間から持っていくのもしかり、また地域から使わせていただきたいから近鉄のほうにお願いしていただけないですかというのもしかりですから、そういうのはまた一つの方策として考えていただきたい。 今、ありましたけども、教育次長のほうからありました。やはり一般論としては静かなところで芸術は楽しむものだと、その中身によっていろいろ異なりますけども、特に絵画等は鑑賞する際にはそういうところで見るのが好ましいと思うんですけども、リバーナのホール、産業部長いかがですか。行かれたことあると思いますけども、現状ゲームの音ががんがんがんがん鳴っております。なかなかゲームを静かにしてくれと言うわけにもいかないと思いますので、できたらリバーナホール内で移動ができたらいいと思うんですけども、何か方策ないですか。 ○議長(永岡禎) 産業部長。 ◎産業部長(橋本裕徳) あそこの利用が今年間を通して4割程度の稼働率といいますか、利用率になっております。 このもともとの出発が特定商業集積というふうな形での出発になって、設備の出発になっております、全体の施設も含めてですが、そうしたことからすると、私のほうからするともう少しもっとたくさんの利用率といいますか、そういったことも上げていきたいなということが一つです。 場所は、今位置を変えるということについては、先ほども申しましたように、契約に基づいて賃借しておりますので、そのあたりのところ、今一方的にこうだということはございませんが、今先ほどご紹介のありましたように展示をしたりとか、文化絵画の展示をしたりというふうなことにすると、少し音が入ったりというふうなことは現在はあるのかなということは思います。 ただ、若い方がたくさん訪れるような今ものになってますので、そのあたりがどうなのかなというふうに思います。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) 非常に部長の立場でなかなか難しいと思います。 この施設の利用というのは、団体がどうやこうやとかでなくて、部長の言われるように市と第三セクターがどう契約をして利用していただける施設環境整備をすることで利便性がある、それはやはり三セクの役割なのかなと思ってます。 団体さんが利用するために努力するんじゃなくて、これは三セク、すなわち市も絡んでるわけですから、市がどういうふうに契約して、使いやすい利便性のいいところをつくるのは市の責務だと思っておりますので、その辺はしっかりと声を聞いていただいて、本当に芸術文化というものを鑑賞する施設というのにふさわしいかどうかということを一度検討していただきたい。 教育委員会にもう一度再度お伺いいたしますけども、文化振興基金だとか、僕もきょう朝、毎回朝なんですけれども、文化庁だとか数点連絡とらせていただいて、予算を聞かせていただいたわけなんですよ。例えばこういう文化に対しての補助金等がないんですかと、基本的に文科省のほうでは施設に対してはないということでありましたけども、例えば宝くじであったり、日本財団であったり、そういうところの補助金等を活用して、ハード事業等もできる補助金等があると思うんですよね。先ほど言うたレールをつけたり、スポットライトをつけてそういうふうに絵画を楽しむような環境づくりをするのには、教育委員会、この所管は教育委員会になってくると思うんですよ、文化関係は。そういうのにどういうふうにお考えなのか。 また、ソフト事業をする際に、これ三重県もやってると聞きましたけども、文化振興基金のほうも各種団体に直接自治体が絡まへん場合、直接アマチュアとかプロとかという分け方があるんですけども、アマチュアの際には団体から申し入れがあれば2分の1の補助金を出しましょうというやつがありますけども、20万円以上という決まりがありますけども、これはソフト事業です。例えば、講師や会場使用料やさまざまな経費の部分、赤字になった分を補填しましょうというこういう取り組みがあるんですけども、教育委員会としてそういう取り組みを各種団体等にはお伝えになっておるのかなという質問を1点させていただきます。 そして、もう一点ですけども、これは全体の所管にかかわってくるんですが、そういう各種団体、地域の活動、地域活動が直接補助金を県を通して国へ申し込んだり、また各種ファンドに申し込んだり、財団に申し込んだり、そういうところの情報提供というのは他の自治体では市のホームページに例えば文化ならば文化の補助金をばっと載せていただいて、もうその団体さんが閲覧をして申し込めるような案内等もしておる自治体もあるんですけども、そのようなことがこの名張市でもできないのかなと、結局その情報を知らずにやって、せっかく申請すればいただけるような事業をもらえないということもありますので、そうすれば市の財源的にも一般財源の持ち出しも少なくなりますので、そういう情報提供、各種協会からおりてくる情報もありますけども、協会に名張市の団体が加盟していない団体が特に多いと聞いておりますので、そのような対策をどのようにお考えなのか、教育委員会とまたその所管があればお答えいただきたいと思います。 ○議長(永岡禎) 教育次長。 ◎教育次長(中野伸宏) まず、ハードの部分でございますねけども、ハードの部分につきましてはやはり大規模な改修あるいは新設、そういうものについてはきちっとしたそういう社会教育施設の整備補助金とかそういうメニューはございます。 それから、さっきおっしゃっていただきました個々の小修繕であったり、備品であったりするものについてはなかなか補助金がつきにくいというのが現状です。ただ、今は公民館等につきましては地域部の所管になっておりますけども、昨年度までは教育委員会ということで、宝くじのコミュニティー事業なんかはいわゆるそのコミュニティー単位ですね、補助を出しているというような実績もありますので、そのような補助についてはできる限りこれからも検討していきたいと思っております。 それから、ソフト事業につきましては、三重県の文化振興基金活用事業とか、こういうものを名張市では平成23年度活用して、子ども伝統祭り等にそういうものを利用して、事業を展開しているというようなこともありますので、議員ご所見のとおりさまざまなそういう補助金をこれからも検討していって事業の拡大に努めていきたいと思っております。 ○議長(永岡禎) 地域部長。 ◎地域部長(奥村和子) 各種団体さんへの支援策ということで、さまざまなファンド等もっと市民の方に啓発をするようにというふうな取り組みについてお尋ねございましたので、私のほうからお答え申し上げます。 名張の駅前に平成21年度開設いたしました市民情報交流センターがございます。そこのセンターには3つの機能が入っておりまして、人権センター男女共同参画センター、それと市民活動支援センターということで、その市民活動支援センターのほうに登録いただいております団体の方が現在50団体ほどございます。 ホームページにもそういった各種ファンド等もご紹介させていただいておりまして、昨年の事例を申し上げますと、NPOさんのほうがその補助メニューに手を挙げていただいて、文化庁か何かの事業だったと思うんですが、かなり高額な金額を取得されて、錦生地域のまちづくりと連携をされて事業展開を図られた文化の振興、歴史の継承等々、獅子舞とか、そんなものも整備されたというふうなこともお聞きしておりますので、また今後もそういったファンドを活用されて、各種団体さんのソフト事業等々進みますよう努めてまいりたいと思います。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) ありがとうございます。 地域部長にもう一点だけ確認のために聞いておきます。全てのファンド、補助金、国、県、強いて言えば米国のほうの補助金等もありますよね、いろいろと日本だけじゃない補助金、全てにその情報が載ってるんですか。今、その駅前行ったときに、それがあるんやったら名張市でもそれ活用できるわけですやんかね。地域団体しか使えない補助金なのか、どの辺の程度の情報がそこで検索して見れるのかなと。 ○議長(永岡禎) 地域部長。 ◎地域部長(奥村和子) 海外まではちょっと今現在では難しいのかなと思っております。 各種いろんな文化財団ですとか、そういったところからのデータをまとめまして、今月はこういう申請時期ですよというふうな形でホームページのほうで紹介している、そういう実態でございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) わかりました。しっかりとやってもらえるということですけども、もう少し団体に加入されていない団体もあると思います、そういう加盟されていない、市民活動をされてても協会へ入ってない団体もあります。 しっかりとホームページ、例えば自治体、名張市のホームページつながってるかどうか僕もまだ勉強してないんですけども、つながってます、つながってるということですから、もう少し僕も勉強しますけども、市民の方ももう少しわかりやすいような補助金を見逃すことのないようなそういう取り組みもまたお願いをします。 ぜひとも美術館や博物館、三重県立博物館が今動き出しておりますけども、そんなような大きいものは必要ありません。名張市に合った名張市らしいそういう展示場の策定というものを考えていただきたい。 1点は先ほど言いました近鉄さんのそういう空き店舗を利用したそういう展示場、地域のコミュニティーの場というのも視察したり、もう一点これも僕の勝手な言い分ですけども、名張駅の旧駅の古い駅舎のほうの2階にすばらしい立派なスペースがあるんですけども、あそこを本当に名張らしい駅前の駅舎にして、そういう展示場にできるような、駅前やったら非常にまた利便性もいいですし、またそういうのもしっかりと近鉄さんとか地域としっかりと計画を立て利活用できるなら利活用していただけるようなお願いをいたしまして、この質問は終わらせていただきます。 もう一点、農業に関して質問をさせていただきます。 農業といいましても、まず給食ですね。教育委員会のほうに135ページに給食用伊賀米負担金が計上されておりますけども、今回市長の施政方針の中にもお米の特Aという言葉が出てきました。平成23年、平成24年度と伊賀米で特Aをとれたということは本当にすばらしいことだなと思っております。 この平成23年から平成24年で特Aがとれているにもかかわらず、庁内議論の中で今回このコシヒカリに対しての補助金をなくそうやと、品種を変えようという話が庁内の協議であったということですけども、その経過、事実確認をさせていただきたいんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(永岡禎) 教育次長。 ◎教育次長(中野伸宏) ご指摘の給食用伊賀米負担金の件でございますけども、今回の予算編成に当たりましては施策別の枠配分方式というのを採用されたわけでございます。それにつきましては、全ての事業を見直そうという中で、この事業についてもどうであろうかということで検討したということは事実でございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) 要は、ミエノヒカリでしたっけ、みえのゆめという品種か何かに変えるということの議論があったということでしたけども、そのメリット、デメリットというか、なぜそのみえのゆめに変えることによってどのような予算上、今回いいという議論になって、結果的にはコシヒカリになりましたけども、どういう趣旨だったんでしょうか。 ○議長(永岡禎) 教育次長。 ◎教育次長(中野伸宏) 給食の大量に供給する物については、三重県の学校給食会というところから供給してるわけでございます。そこの標準米というのは、みえのえみというものでございます。 しかし、名張市としては先ほどおっしゃっていただいたように、この伊賀米コシヒカリというブランドの米ございますので、そういうものをやはり子供のときから食してもらうという観点からこの伊賀米を採用してるわけですけども、ただみえのえみとコシヒカリでは価格の差がございますので、その差の部分についてこの今回計上させてもらってある分を毎年このような形で予算しているということでございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) ありがとうございます。 コシヒカリより安いから財政上の理由から一つの議論になって、結果的には市長も推進している特Aのコシヒカリを使おうという結果で決めていただいたことに対しては感謝をするところでありますけども、平成24年度の予算と今年度の予算、ちょっと減額があると思うんですけども、この減額というのはどういう理由から減額されてるんでしょうか。 ○議長(永岡禎) 教育次長。 ◎教育次長(中野伸宏) みえのえみにつきましては、かなりの値上がりといいますか、単価的に上がっております。それに反しまして、この伊賀米コシヒカリにつきましてはブランドされてますけども、JA伊賀南部さんのご協力により価格を抑えていただいて、その差が少なくなっているという現状でございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) 理解させていただきました。しっかりと地産地消という観点から、また食の教育ということでも議会のほうでも議論されているみたいですので、そういうしっかりとした子供たちにおいしい物を食べて、地産地消という教育につなげていっていただきたいなと思っております。 産業部にお伺いいたしますけども、今の議論でありましたコシヒカリですけども、産業振興という面でも予算書のほうにも出ておりますけども、10ページのほうですね。ブランドということは施政方針にもうたわれておりましたけども、この特Aという平成23年、平成24年度とれたことによっての事業というのは行っていけないのかな。 僕も、いろいろと勉強させてもらったんですけども、やっぱり米というものをもっとPR、生産者だけのためじゃなくて消費拡大につなげなければ意味がないという部分があると思うんですけども、これは昭和61年に農水省、昔の食糧庁がやった事業であるんですけども、おにぎり百選て聞いたこと、部長ありますか。全国でおにぎりを当時の食糧庁から応募していただいて、おにぎりのいろんな百選をつくったわけ、現実は132点あったわけなんですけども、そういう取り組みがいま一度こういうコシヒカリ、お米のブームに乗っかって名張もやっていったらどうなのかなと。 例えば、産業フェスタや桜まつり等でもそういうコシヒカリをもっと大々的にPRして、牛汁と汁物と御飯セットなんですよ、基本ね、そういう取り組みしていただきたいなと思うんですけども、例えばサークルKにしても、コンビニですね、コンビニエンスストアで一定の時期でいいんで、伊賀米コシヒカリというシールの張ったおにぎりなど、期間限定でつくってもらえるように各メーカーのほうに一遍名張市のほうか農協か、三重県通じてアポイントとっていただきたいなと、取り組んでいただきたい。 そして、また地域限定でもいいですから、沖縄なんていったら地域限定のおにぎりってありますし、各地域でもありますので、ぜひともこの伊賀管内でもいいですし、全国に伊賀米広めるために全国展開、期間限定の伊賀米特Aのコシヒカリだというそういう取り組みというのは、産業部長またやっていただきたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(永岡禎) 産業部長。 ◎産業部長(橋本裕徳) この平成23年産、そして平成24年産が連続して特Aになったということで、もう相当な話題になっておりますし、今おっしゃっていただきましたように大都市圏では特に東京への三重県としての三重県産のものをPRしていこうというふうなことが本格的に始まってまいりますので、今おっしゃっていただいたようなことは商業ベースでこれは可能性が高まってきてるんじゃないかなというふうに思いますので、いろんな工夫とかそういったチャンスを生かしながら、おっしゃっていただいたような取り組みをできるだけ費用をできればうまく使わないと言っていいんですか、そういったことも含めまして効果あるような取り組みを見出していきたいな、また接点も持っていきたいなというふうに思っております。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) ぜひとも、この特Aをとれた時期にしっかりといろんな仕掛けを、市長がよく仕掛けをすると言いますよね、仕掛けをしていただいて、何か取り組んでいただきたい。 名張市内で商工会議所とか、女性部の方に動いていただいて、豊岡さんとかでおにぎりコンテストとかを伊賀米の、ほんで各家庭、地域によっておにぎりのつくり方って違います、中身によっても。名張の食材を使ったおにぎりコンテストをしていただいて、農業フェスタのときとか、そういうおにぎりのコンテストで1位、2位つけてもいいんじゃないかなと、そしてまたそういう盛り上がりをしていって、市長が昔から言われておった汁物コンテスト、今は牛汁ですけど、のっぺい汁が合うのか、何が合うのか、そういうのもまた試していっていただけるような取り組み、仕掛けをこの機会にしていかなければならないと思っております。 時間が少ないですので、あれしますけども、そして伊賀米コシヒカリの種子更新補助金が削減されておりますけども、これちょっとお伺いするわけですけども、平成23年、平成24年とってきたスポーツでも何でもそうですけども、継続するのが難しいんですよ。ずっとやっぱり特Aをとっていっていただきたいですよね、名張市の伊賀米として。 なぜ、これ伊賀米コシヒカリ種子更新補助金とかこういう時期に減らすのかなと、特Aの理由はまたあると思いますけども、特Aをとって次Aになって、下がることはやはり継続していくことが難しいんで、やはり農業生産者にも技術の更新のためにもっともっといろんな支援策、ただ単に補助金あげるんじゃなくて、向上のための支援策はするべきだと思うんですけど、なぜ昨年このような削減をされたのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(永岡禎) 産業部長。 ◎産業部長(橋本裕徳) この種子更新の補助金につきましては、相当以前から実施しておりました。伊賀米コシヒカリが区分別上場ということで、三重県の他のコシヒカリと別銘柄ということでいたしましてから約15年たちます。そして、やっと特Aになったと、これはその間のいろんな関係機関の業者の方、生産者あるいは流通の方も含めましての努力の結果と。 実は、平成18年度にもこの補助金を一旦終了しようかというふうな話ございましたが、そのときにはまだ結果として10年目でございましたがまだ出ていないと、次の段階で今回2年連続でとれたというふうな時期に合わせて、これは一旦廃止をして、この種子更新というのは当然のようになってきますと、もうそれが大体行き渡ってきたかなということですので、次の段階に向かいたいなということでそういった形をとらせていただいたということでございます。 ○議長(永岡禎) 浦崎陽介議員。 ◆議員(浦崎陽介) ありがとうございます。 ぜひともしっかりと市長も指針のほうに書いておりますので、もっともっとバックアップをして、この機会ですから市長、書いております、コシヒカリのこと、仕掛け、市長がいつも仕掛けづくりしてくれますけども、さっきおにぎりのこともそうですけども、伊賀米をどう消費していただくか、こういうのもしっかりと各事業所や企業、近鉄さんの特急電車で伊勢行くときにぜひともコシヒカリ使うてほしいというお願いも、これ市長ならできると思いますので、ぜひともまたよろしくお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 当初予算書は32、33ページ、33ページの一番下に書かれておりますその他諸雑入4億1,000万円ということでございますけども、この部分についてお伺いをさせていただきたいと思いますけれども、上下水道部長にお尋ねいたします。 御部署の関連予算というふうに私は伺っております。電話でもせんだってお伺いもさせていただきましたけれども、腑に落ちないんですよ。そもそもなぜ一般会計の諸雑入に4億1,000万円、これ関連予算が入っているのか。2月14日の全員協議会でも趣旨についてご説明もいただいたけれども、このことについては直接お話しはなかったように記憶しておりますけども、ご説明いただけますか。 ○議長(永岡禎) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(道岡武郎) 本予算につきましては、本年2月14日の全員協議会でご説明させていただきました南部処理区住宅団地の汚水処理施設の移管方針により進めているものでございます。 なぜ、また一般会計のほうで予算ということでございますが、この費用につきましてはこの移管をいたします処理施設の将来の撤去費、いわゆる施設の撤去費を見込んでいる金額でございます。この費用に係りますのは将来のことでございますので、一般会計の収入としておるところでございます。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) という説明でございましたけども、であるならば私は思うんですけども、公共下水道事業特別会計に本来入れなければならんと思うんですけども、違いますか。 ○議長(永岡禎) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(道岡武郎) 公共下水道の特別会計で予算をしておる項目がございます。 この住宅団地の汚水処理施設の分担金といたしまして、いわゆる現在の中央処理区の受益者負担相当額に対します負担金でございますが、これは公共管理をしている期間中の施設の更新とかそういう費用に充当させていただく予算でございまして、今回のこの一般会計の予算につきましてはとにかく将来、いわゆるこの公共管理を今考えておりますのは数十年単位の、場合によっては30年ぐらいの期間を予測しておりまして、本当に将来に相当する費用ということでございますので、この一般会計のほうで予算をいたしているところでございます。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 将来必要となる資金を先に使ったということなんだろうな、厳しくいえば予算書見る限りこれがなければ予算編成できなかったんだろうなと容易に推測もつくんですよ。 つまり、一般質問でもお話しさせていただきましたけれども、水道資金の補填財源とは別にまたこれは水道の資金使ったということなのかなと、そう思うんですよ。本来は、基金として積み上げていくべき、積み上げておくべき性質のお金だと思います。 今、ご説明ございましたけども、30年先なのか、いつ必要になるのかわからない資金、ですからただ単に基金としておくのも財政非常事態宣言中の当市の状況では酷だとそういう考え方もありますから、私は使うのは構わんと思いますけども、いきなりこの諸雑入に入れるのは少々荒くたい。 やはり基本的には一度公共下水道事業特別会計に入れて取り崩すという報告とか、あるいは議決の手続というのは省くべきではないとこう私は思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) なぜ一般会計で受けるのかというようなことにつきましては、上下水道部長からお答え申し上げたとおりでございまして、将来に発生するそうした負担につきまして現在いただくというようなことにつきまして、考え方としては議員ご指摘のとおりのように特別会計で受け入れて、それから繰り出すというふうな方法もあると、またそういうことも検討したわけでございますけども、4億1,000万円が二重に計上されていくというふうなことであったり、あるいはかえってわかりにくくなると、単純に一般会計でもとから受けるつもりですので、一般会計のほうに受け入れさせていただいたほうがむしろわかりやすいのではないかというふうなことです。 ただ、このことにつきましては、当然のことながらでございますけども、議会のほうに別途このきちんと説明もさせていただいて、あるいは受け入れる段階でどのような形で受け入れていくのかというふうなことも当然議会のほうでご説明をさせていただくという前提でございますけれども、そのほうがわかりやすいのではないかということでございます。 ただ、恐らく議員のほうもご心配をいただいているんではないかというふうに思いますけれども、その受け方ですね。受け方につきましては、要するに将来の撤去費用相当額でございますけれども、どのように受けていくのかというふうなことにつきましては、技術的にもう少し今後要するに多方面の皆様方との話し合いが必要になってまいりますし、そうした調整が必要ですので、今直ちにこうだというふうなことは言い切れませんけれども、要するに一般会計で、あるいは名張市へいただくそうした方法、手法というものを慎重に考えた上で、問題が生じない形で受け入れさせていただかなければならないとこのように思っているところでございます。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 説明は当然していかなければならない、説明を受けたんかなと思うんですよね。私が当初予算の説明会であったり、あるいは先般からの上下水道部からの全員協議会での説明であったり、聞き漏らしてたのかなと思うんですよね。 慎重に考えていかなければならないというふうな形で部長、今ご答弁いただきましたけども、なおさら慎重に考えていかなければならないデリケートな問題ならば、なおさらでございますけども、その手続というのは省いてはいけないんじゃないのかな、私が申し上げる手続というのは、この2点、お伺いします。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) まず、議会への説明はどうだというふうなことでございますけども、基本的な考え方につきましては具体の内容ということでなしに、基本的なこの受け入れる南部処理区の受け入れに係るさまざまな基本的な考え、方針につきましてはさきの全員協議会でご説明申し上げたわけでございますけれども、それからそれで全てということでなしに、それから具体的にさまざまな関係者との調整協議というのが必要になってまいります。 その調整、協議を経てこういう形で受け入れていきます、あるいは負担といいますか、それに必要な要する経費等につきましてはこうしてくというふうなことが明らかになった段階で、また改めて議会のほうにもそうした説明を申し上げなければならないというふうに思っておりますといいますか、そういう手順になろうかというふうに思います。 それで、そういうことで別にきちんと議会のほうにも説明をさせていただかなければならないというふうなことで申し上げたわけでございます。 それで、もう一点目のなぜ一般会計のほうでそれを受け入れるというふうなことにつきましてですけども、当然慎重に対応していかなければなりませんけれども、さきに申し上げましたように特別会計で受けて、一般会計に繰り出しというふうな方法も考えられるわけですけれども、直接的に一般会計で受け入れたほうがわかりやすいんではないかというふうなことを思っておりまして、技術的にそうした受け入れ方をしていきたいというふうに思っておるわけでございます。 ただ、このことにつきましては、くどいようでございますけども、頭越しにそうするということではなしに、関係の皆様方ときちんと話し合いもさせていただいて、そうした上で一般会計で受け入れられるような形で、受け入れさせていただけるような形でご負担をいただくと、そういう考え方のもとにこの予算を一般会計諸雑入でさせていただくというふうに思っているところでございます。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 苦しいなと思うんですよね。説明すれば説明するほど矛盾になるんですよね、やっぱり。 ですから、デリケートな問題だよと、後に協議も進んできたならば議会にも説明しなければならんというふうな話なんですけれども、既に当初予算書に盛り込まれているわけですよね。今、議会でこの問題が取り沙汰されているわけなんですけれども、本来であれば当初予算の説明会のときであったり、あるいはまた2月14日の全員協議会の報告案件のときにでも方針は当然これはお示しいただきましたよ、私だって日本語読めますから。 だけど、この関連予算について4億1,000万円のその他雑入という形で受けてますと、一般会計で本来受けるというのはこういう考え方のもとに編成しておりますという説明がやっぱりなければならんと思いませんか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 当初予算の説明会等でさまざま予算につきまして説明をさせていただいてます。その辺については反省しなければならないのかもしれませんけれども、基本的にどちらかといいますと歳出、主な事業を中心に歳出の説明を中心にさせていただいているというふうなことが実情でございますので、現実的に歳入につきましてはちょっと説明が荒いといいますか、そういうふうな傾向にあるわけでございまして、そう言われればそうなのかもしれませんけど、特に特段このことにつきましてご説明は申し上げてなかった、当初予算の説明会等で説明していなかったというのは事実でございますので、今後そういう歳入予算につきましてもある程度きちんと説明させていただく必要があるのかなというふうな気はするわけですけども、そういうことでございます。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) ですから、前段に申し上げましたとおりちょっと荒くたいんじゃないんですかと、なんでこんな諸雑入で4億1,000万円もぼんといきなり上がってるんですかと。 部長、歳出の主なものが当初予算で説明する、歳入もしかりなんですよね。例えば、去年の広域の1億円の問題でも、雑入にふっと紛れ込むような形でなっておる。今年度に限っては、この歳入の諸雑入4億1,000万円、これことしの予算のポイントなんだろうなと思うんですけども、これもわかりにくいなというふうに思うんですよね。 つまり、イレギュラーな収入でしょう、これ。であるならば、税収とか、証明書とかの手数料収入の毎年入るような性質のものでもないわけですよね。ならば、金額も大きいし、これ主なものだと思うんですよ。私、ポイントだと思うんですよ、今年度予算の。それを省いて、丁寧な説明というのがもっと必要になると思うんですよね。だって、審議受ける側なんですもん。私ら審議する側ですもん。予算書に書いてあるからわかるでしょう、こういう姿勢でやっぱり審議に臨まれるというのは、私はいかがなものかなと思うんですよ。 だから、予算説明会でも担当からも特にこの諸収入については多分私聞いてないですよ、はっきり申し上げて。だから、私は前段申し上げましたけども、財政非常事態宣言の折だし、そして上下水道部長からもご説明ありましたけども、30年先になるかもわからない、そういった基金を特別会計に置いておくというのは、これは大変酷な話だと。だけれども、一旦特別会計に入れて、そして取り崩すという報告とか、議会承認とか、そういった手続はやっぱり省いてはいかんと思うし、そして部長がおっしゃってくれましたけども、地域住民の合意であったり、あるいはさまざまな交渉も経ていかなければならないという話かと私想像しておきますけども、であるならばデリケートな予算だと思うんですよね。それを今、予算書にぽんと載せた形であるならば、なおさら先に議会に説明しとかんと、私からどんな質問出るかわかりませんよ。そうでしょう。そう思われませんか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) ご指摘の趣旨は私も理解をさせていただいているつもりでございます。 くどいようでございますけれども、基本的な考え方、それからそれに沿って具体の協議をし、あるいは調整をし、一定の方向が出た段階、当然議会のほうにご説明申し上げる必要があるというのは当然のことだというふうに思ってます。 それを前提にしてでございますけれども、今回当初予算のほうに諸雑入というふうな形で上げさせていただいた、そのことについてきちんと議会のほうにご説明をすべきではないかというふうなことについては、当然そういうご指摘のとおりですし、またそういう質問がございまして私のほうからもこういう形でお答えを申し上げてるわけでございますけれども、ただちょっとそこまでナーバスになる必要はないんではないかというふうなこともあるかもしれませんけれども、いわば頭越しに全て方針が決まっていくというふうなことの印象を与えるのはよろしくないというか、誤解を招いてはいけないというふうなことで、その辺の説明なりが十分でない部分があったのかもしれませんけども、今後きちんと関係の皆様方とも協議をさせていただいて、一定の具体の方針等が明らかになった段階でまた議会のほうにもご説明をさせていただきたいなというふうに思っているところでございます。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 繰り返しになるので言わないですけども、本当におかしな説明になってると思うんですよ。苦しいんですよ、理由がないから。住民の意思とか、そういうのはあるんでしょうけども、話し合いで一定の方向性が出たなら議会にお示しもしていかなければならないと言うけども予算書に載ってるわけですから、当初予算説明で省いたのは執行部の責任でしょう。 私は、議員として当然の指摘をしているまでで、これ4億1,000万円その他諸雑入なかったら予算組めてませんね。どうですか。
    ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) たらればでございますので、なかった場合どうするのかというふうなことになりましたら、またさまざまな措置も考えられるというふうなことでございますけれども、基本的に今回の予算、この4億1,000万円も含めてでございますと、今回の予算そのものも238億円という予算額でございました、8%余り昨年度に比べれば、いろいろ減額する要素もあったわけでございますけども、マイナスというふうなことで、非常に厳しい予算編成をしているというふうなことでございますので、非常に厳しい状態であったろうなというふうには思っております。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) そういうことなんだろうなと思います。 何度も私申し上げますけども、目的基金からの借り入れというのも一般会計に取り込んで、そして債権債務の関係というのも解消していくべきだ、そういうふうに私も一般会計でそういう方針で研究されるべきだと私申し上げましたから、だから今回のこの一般会計での措置というのを私はこれはどうしても認められないという立場でもないし、だけど説明というかそういうところは省いたらいけませんよと私は申し上げてるわけです。 そして、今回のこの4億1,000万円というふうなお金をこれ一般会計で措置していくと、これは将来も約束するということで、前提のもとに将来必要となる資金を先に使うということのこの財政施策について、これは一つの考え方もあると私は理解しようとしてるんですよ。でも、いつ必要になるかわからない資金をだから単に30年先になるかもわからないし、それを基金に積み上げていても財政非常事態宣言の当市においてはせつない話だと私思いますからね。余裕あるんやったらいいですけどね、余裕ないですもんね、名張市は。 ですから、そういうことなんだろうと、私昨年も思いましたけども、伊賀広域の1億円の問題もその他収入にたしか含まれてまして、あれも説明が多分当初予算ではなかったと思うんですよね。ことしは、この4億1,000万円について説明がなかったと思うんですよね。議員に資料配ってるんだから、調査権も持ってるだろうし自分で調べなさいよってそういう姿勢にも聞こえなくもない。 ですから、やはりイレギュラーな部分があったり、どうしてもこういう4億1,000万円とかこういう予算のポイントと考えられるようなことはしっかりと執行部から審議を受ける側の立場としてその姿勢で臨んでほしいなと思います。当初予算でこうやって指摘されないように、一般質問でやってもよかったんですよ。 これこのお金に関してなんですけども、これ上下水道部長か企画財政部長かわかりませんけど、私はこの性質のお金に関しては住民の意思というのは介在の余地というのがないのが本当じゃないのかなと私は考えてるんです。いやいやと、今回この市に移管することによって合併浄化槽にしてもらいます、それならば話別になりますけども、そもそも住民に返ってくる性質のお金ではないというのが私思ってるんですよ。これ確認しておきたいんですね。 この種のお金というのは、そもそも預かり金ではない。住民に返還される性質のものでは私はないと思ってるんです。 例えば、私が家を壊して、水道を使わなくなったから名張市に水道加入金返してくださいとこうならないと思うんですよね。売却するときは水道つきで売るわけですからね。しかも、この問題というのは関係地区住民だけのものではなくて、公共下水道に移管するという以上、公共下水道ですから名張市市民全体の考えていかなければならん問題であると思うんですけども、確認ですけど、どうですか。 ○議長(永岡禎) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(道岡武郎) 今回のこの撤去費を求めますのは、この撤去費につきましてもこの中央処理区の現在団地に接続を行っているわけでございますが、この中央処理区におきましても開発業者、また管理組合で撤去をしていただいております。 よって、この公共管理の場合、先ほど申し上げました数十年先で市が撤去することとなりますので、その旨いわゆる施設所有者にご説明をし、ご負担をいただくよう求めていくこととなるわけでございます。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 上下水道部、担当の部長からもお話を聞く限りそういうことなんだろうと理解しますけど、企画財政部長も同じ考え方でよろしいですか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 基本的にはそういうふうなことになるんではないかというふうに思います。 ただ、これは方針によってその扱いというのは変わってこようかなというふうに思います。 例えば、制度的に例えば条例等で負担を求めるというふうな形になればまた別の形になるわけでございますし、特別会計等で受けるというふうなことになろうと思いますけど、基本的に今私どもがこの予算書で考えておる考え方につきましては、今上下水道部長のほうから答弁申し上げたような性質のものであるというふうに考えております。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) 確認しておきますけども、住民の意思が介在する余地のあるお金であるかないかと問うてるんですけども、その考え方はどうですか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 施設管理者のほうに求めていくというふうなことでございますけども、当然さまざまな行政施策を推進していく、事業を推進していく上においては関係の皆様方のご理解を得て推進していくということが必要になるんではないかというふうに思っております。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳議員。 ◆議員(森脇和徳) それは私もそう思いますし、しかし私は確認しておきたいのは住民に返ってくる趣旨のお金ではないんですよ、そこは間違いのないようにねという説明をしっかりしとかんと、まとまる話もまとまらんだろうなというふうに思っておきます。 この4億1,000万円の考え方については、私は理解したというふうに思っておきますけれども、水道資金の補填財源を使わないかわりに将来使うお金を先に使ったとこう理解しておきます。 以上で質問を終わります。 ○議長(永岡禎) 森脇和徳君から指摘のありました予算説明会については、要らないという議員さんからの意見もありましたが、いま一度検討していきたいと思います。 常俊朋子議員。 ◆議員(常俊朋子) 本日質問させていただきますのは、一般質問の中でも尋ねさせていただきました名張市子どもセンターの充実に向けてということで、予算の関係でお聞かせいただきます。 けさほども質問があり、お答えいただいておりましたが、教育研究事業費、それから名張市教育センターの情報収集、資料提供、研修講座等の事業を実施されるために計上されていると思うのですが、この構想を持って魅力ある教育センターにしていくということで、どのような形で進めていくのか。けさ方のお答えでサイエンスルーム物づくり教室ということで少しお答えいただいてたんですけれども、もう一度お聞かせいただきます。 ○議長(永岡禎) 教育長。 ◎教育長(上島和久) これは、名張市教育センターにつきましては、本年度国の補助金も受けながら整備を進めてまいったところでございます。この建物そのものの教育センターにつきましてみていきますと、1階には研修棟のところでございますけれども、こちらのほうにはサイエンスルーム、パソコンルーム、物づくりルーム、多目的ルームという4つの部屋を考えているところでございます。 また、管理棟、宿泊棟の旧のところでございますけれども、そちらのほうにつきましては多目的スペースなり、あるいは教育センターとしての事務室、そして調理室、補導センター等が入る予定です。 2階には、研修棟の2階には大研修室がございます。椅子だけですと150脚程度入るかなというふうに思っておるところでございます。 また、宿泊館2棟の分でございますけども、こちらのほうは図書資料室とそれから適応指導教室のための学習室あるいは作業室、また相談室なり会議室が中、小の会議室を置いているところでございまして、これらを総合的に使いながらさまざまな教育課題の解決、すなわち4つの視点があるわけですけども、その事業推進のために有効に活用していきたいと思っているところでございます。 ○議長(永岡禎) 常俊朋子議員。 ◆議員(常俊朋子) ありがとうございます。 今、工事されておりますけれども、その以前に拝見させていただき、広さも十分ありますし、立派な建物の中でそのような交流の場がたくさん持たせていただくというのは、本当に名張市の中心となる子供を産み、育てるに優しい町ということで充実させていただけたらと思っております。 また、国でも新しい学習指導要領に対応した教育活動を実現するため理科、算数、数学の指導に関する環境整備が必要であるということで、補助金等も事業としてされるわけなんですけれども、この理科実験準備等支援事業、国庫補助事業、理科教育設備整備費等補助金というのが国が2分の1という形で予算がつけられるんですけど、この補助金を申請するということはやっぱり難しいことなんでしょうか。 ○議長(永岡禎) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 現実は、学校のいわゆる理科備品等につきましては、今回も去年、おととしあたりも補助金では大変有利な形ですけども、学校じゃなくてこういうセンター等の施設になりますと、今おっしゃってくれましたように半額市で負担しなきゃならないという形になりますと、なかなかすぐには回らないという形でございまして、今後この整備計画の中でこの補助事業を活用していくのか、また別のいろんなファンドも見ていきながらやっていくのかというところも考えながら、なるべく早く施設としての整備なり備品も整えていかないと、せっかくつくったものが台なしになっては元も子もないわけでございますので、そちらのほうを考えていきたいと思っているところでございます。 ○議長(永岡禎) 常俊朋子議員。 ◆議員(常俊朋子) ありがとうございます。 大変難しい問題を抱えてる中での4月開設ということで、本当に期待と不安がまじり合った中で教育長も大変な事業を進めていかれるんだなと思わせていただきます。 名張市は、財政非常事態宣言をされて、辛抱強くモデル事業、補助金などの新規収入財源を確保しながらきょうまで来られたことと思います。それで、教育の場面での今、子供たちのために何ができるかということをもう一度考えていかなければいけないと思うんですね。それは、教育ビジョンでも取り上げられておられます。 資金がないから、高い教材が買えないからできないというんじゃなくって、やっぱり手づくりで先生方が協力しながら何かをつくっていく、その教材なり何かをつくっていくということをしていくのも一つの方法かと思うんです。 例えば、ホームページのほうに秋田県の総合教育センターで手づくりはね上げ式津波教材というのが載ってたんですけれども、それは安い値段でつくれる衣装ケースを3つ用意して、いろんなものを素材を集めてつくられた、その津波を発生させる道具ということでつくられたんですけれども、そういうもの、備品でも物自体はつくる道具は自分たちでつくるのは無理ですけれども、購入していかなければいけませんけれども、何か実験の道具をつくる、そういう津波の機械だとか、また身近なものでつくっていく、そういうことを研修センターの中でそういう研修をする、話を聞くだけの研修じゃなくって、手や頭を動かす、足でいろんなところに動いてそういう教材等の研究をされている方たちのところへ行って学んできて、また名張市の教育センターで取り組むということをしていただければすばらしいことになるんじゃないかなと思います。 先生方たちだけじゃなく、教育センターでは地域の方も協力していただくということでうたっておりますので、ぜひそういう仲間づくりを大人たちの間でしながら子供たちの教育にかかわっていただけたらなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(永岡禎) 教育長。 ◎教育長(上島和久) 議員おっしゃるとおりでございまして、もちろんそうやっていろいろな物を用意するというのは大事ですけども、ないところからつくり出す、あるいは今あるものを使ってやっていく、そしてそれはもちろん学校の先生方もですけども、一般の市民の中でそういう能力なり、力を持ってる方もおかりしてやっていくということは大変大事なことでございまして、まだこれ公表はしておらないところでございますけれども、いろんな部分の中で今言った形の中でできるものはやっていこうというふうな形で、例えばサイエンスのほうでも今ある家にある廃材等も使ってやれるものはないかというところで、例えば電池をつくっていこうというふうな形のものとか、あるいは電気製品を分解しようというこういうものも一つの教室のテーマとしては計画をしているところでございますし、また一方野外活動も含めてそういう自然のものを外へ出て観察していこうとかということもさまざまできるわけでございまして、全てが全てそういうものがないとできないということでもないわけでございますので、そういうところは今計画を立てさせてもらっておりまして、また十分ではありませんけども、そういう部分に長けた人も非常勤ではありますけども雇い入れながら持っているノウハウをしっかりと使って、また先ほどおっしゃってくれたような地域の方のものをやっていく、さまざまこれ考えたらできることたくさんあると思います。できるところからやっていく、そして最終的にはきちっとした系統づけてやっていくことも大事かなと思っているところでございまして、今来年度当座の週末の土曜日、日曜日等、あるいは長期の休業中に子供たちのそういうサイエンスなり物づくりなり、そういう教室のできるものがないかというところを洗いざらい出して、計画をつくっているところでございます。 我々としましては、とにかくこの教室は一つのコンセプトとしては創造、それから探究、伝承という3つのコンセプトでとりあえずはスタートさせようとこう考えているところでございます。 ○議長(永岡禎) 常俊朋子議員。 ◆議員(常俊朋子) そういう伝統と創造と物づくりにかけた子供たちへの指導をしていかれるということ、本当に質問させていただいてよかったと思います。 また、子供たちも先生がつくった教材だということで、すごく喜びにもつながると思います。 今、いらっしゃる先生方にもそういうノウハウをお持ちの方がたくさんいらっしゃると思いますので、その先生方たちも巻き込んだ形でセンターの活用を望ませていただきますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 私のほうは、当初予算ですので、大きな視点で一応説明をお聞きしたいなと思ってます。 個別の事業に関してはあしたから聞かせていただこうと思ってます。 まず一つは、今回の当初予算をするに当たっては予算の編成方針に基づいて当初予算を組み立ててきたということで、まず当初方針の中で本来5つの基本方針があったということで、1つは通年予算を編成したということと、あと名張躍進プロジェクト地域ビジョンについてはこれ12月議会でもお聞きしましたので、これに関しては削除させていただきまして、具体的に行政評価に基づいて一般財源枠から設定して総合計画、それから後期基本計画を推進したというところからちょっと質問したいんですけども、行政評価ですから去年この施策評価をしていただいた上で、今回の一般財源枠を設定していろいろやってきたということで、去年この行政評価をいろいろAランク、Bランク、Cランクという形で評価をしていただきまして、そして一般財源枠を設定したということなんですけども、一応この一般財源枠を設定するのにどういう手法でまずやったのかなということをまずお聞きしたいわけです。 例えば、平成23年度事業で一般財源でいきますと、約全部トータルで施策合計で28億8,500万円、そして平成24年度の6月補正後の一般財源で25億8,000万円ぐらいの、今回平成25年度の枠配分で23億5,000万円という形の総枠で決めておられるわけですけど、なぜこの平成25年の総枠が23億5,000万円に決まっていくかというふうなところをまずお聞きしたいんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 基本的には、大きな枠組みがございます。歳入、基本的には歳入がどれだけあるのかというふうなことを見込んだ上で歳出をどうしていくのか。歳出の中でも、例えば人件費であったり、もちろんそのカットとかそういうことはございますけども、大きな観点で申し上げますと、義務的な経費につきましてはそれ以上カットしていくのは難しいわけですし、例えば扶助費でしたらそれ以上に上がっていくというふうなそういう義務的などうしても必要なものというものを除きますと、おのずと政策的に政策判断可能なそういう経費というものが出てくるわけでございます。 それをマクロで算定をいたしますと、ご指摘いただきましたように枠配分の総額23億5,000万円というふうな形のものが出てくる。これにつきましては、先ほど言いましたように人件費であったり、扶助費であったり、あるいは補助費であったりというふうなそういったちょっと政策判断の中でカットしていくのが困難なそういったものを除いた額につきましてそのように枠配分の対象としたというふうなことでございます。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) まずは、その一般財源を枠配分するこの23億5,000万円がやっぱりなかなかちょっと我々議員のほうとしては説明を受けてないので、わからないんですよ。 ですから、この評価のA、B、C評価をした上で一般財源に持っていく、なんで金額がその形に決まっていったというふうなことちょっとこれは当初予算の概要もその資料があると非常にわかりやすい、当初予算の計画がわかってくるというような形になってきます。 私としてはこういうように当初予算に、やっぱり先ほど言った詳しい形のものが資料としてはあると、それをしっかり議員としては読んで理解すると、しかしポイントはきちっと説明してもらうということになろうかと思うんですけど、今回非常によかったなと思うのは、この一般会計予算案の姿というのを今回つくっていただきました。 ですから、今回の一般会計に関してどんな形で歳入歳出の減がどの項目であるんやということはわかりましたし、義務的経費も投資的経費もわかるわけです。これ、やっぱりわからなかったのは、代表的な減だけなんですよ。この中で、増がどうだったのかとか、新規の物がどうやったとか、先ほど森脇議員の話も新規ですけども、そういうところをきちっとやっぱりピックアップしていただいて、きちっとこの中に載せてもらうという形が私は一番よかったのではないかなという気がします。 こういう中で、平成24年から平成25年に一般財源を組み立てて、約5億円ちょっと一般財源が不足しているという状況の中で、今回組み立てていただいたわけですけども、その辺でちょっと市長にお伺いしたんですが、こういった歳入歳出の中で緊縮財政で、本当に名張市の今の状況の中で歳入の中から歳出を選んでいくという事業を今回やっていただいたわけですけども、これの市長のほうの考え方の思いというんですか、その辺はいかがだったんでしょうか。 ○議長(永岡禎) 市長。 ◎市長(亀井利克) これは、再々申し上げてますけれども、まさにその平成25年度から入りをはかって出るを制するというそういう予算編成が可能になってきたということでございまして、ゆえに枠配分によってそれぞれの部局が工夫をして、そして予算編成をしていくと、それを集合させて全体の予算としていくとこういう方法はとれるようになったわけです。以前は、それがもうできませんでしたので、もう全体的にそれを査定をしていかなければならなかったとこういうことでございますけれども、それが可能になったということでございます。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) そういった今回の枠配分手法が今回非常に効果を発揮しているんだろうというふうに思ってるわけですけども、そこでちょっと次の質問に移りたいんですが、先ほどのその平成25年度の枠配分で23億5,000万円を全体に振り分けた。その中で、各施策評価がAランク、Bランク、Cランクという形で分けて、そして各部の中の施策の大枠の中でAグループ、それからBグループ、Cグループという形で今回枠配分がされたんですけど、例えばこれBとかC含めて、何ぼの大体削減率を今回要望したんでしょうか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 個別の施策につきましては、それぞれの中身によりまして異なってまいります。要するに、一応その政策的判断が可能という中でもほとんどが義務的な経費で占められているのはそういう施策もあるわけでございますので、そうした個別の話は別にして、トータルで言いますとB評価の施策につきましては前年比の6月補正後の予算から8%減、それからC評価につきましては13%減というふうなことでございます。 ただ、くどいようでございますけど、これトータルな話でございまして、施策の中身によりましては当然一定の配慮すべき事項につきましては配慮したというふうなことでございます。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) トータルでBが8%減、それからCが13%減という形で各部のほうに枠配分という形でいった。 そういう中で、私らが各部に行ってこの当初予算を聞いてみますと、いやあもうちょっと非常に予算もないし、非常にカットされたような状況の中で今度減額になっているんやというような話をお聞きしたわけですけども、そうじゃなくって、例えば施策評価のこのグループの中でそのたしか今8%とか、13%、BとかCの枠に関しては削減されたけれども、その枠の中でいろんな事業の中で自分ところの部でここの事業に関しては大きく伸ばしたい、この事業はやっぱりちょっともう枠はないので減らしたい、こんないろんな工夫を各部のほうでされたというふうに聞いておるんですけど、その辺はいかがなんでしょうかね。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 厳しい財政環境でございますけれども、そのカットだけではどうしようもないわけでございますので、市全体といたしましては重点事業枠、躍進プロジェクト枠とそれから地域ビジョン推進枠というのを設定いたしまして、そうした事業が重点的に取り組むような形を予算編成の中でそういうふうな形をとらさせていただいているというふうなことでございますけども、各施策の中でも各部局の考え方、創意工夫によって自分たちで予算編成していただく。重点的なものにつきましては重点的なそういう予算配分をできる、そういうふうな仕組みをさせていただいたというふうなことでございまして、実は一定事業評価あるいは施策評価、中間段階でございましたんですけども、8月に市長に対しまして各部局との話し合いであるサマーレビューがございました。 そこで、次年度重点的に取り組みたいこと、あるいは少し効率したり、あるいは削減したり、そういう政策につきまして市長と協議する場がございました。それを踏まえて、各部局のほうで施策枠配分に基づいて予算編成に入っていただいたと、その際にも重点的に取り組む事業あるいは特に重点プロジェクトで取り上げてほしい事業枠であるとか、あるいは逆に圧縮したり、大きく削減したりというふうなことにつきましてもきちんと説明していただいた上で、あるいはそういうことを明らかにした上で予算要望をしていただいたというふうなことでございまして、一定各部局の考え方に基づいたそういう予算編成ができてるんではないか、全体的には厳しい中ではございますけども、そのように考えております。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 今の話の中で、一応その部門の中で取り上げていくことに関しては取り上げていきながらやっていくという形の中にサマーレビューという形、こういうふうな形の手法を今回新しくとったということで、非常にそれはよかったんではないかなという形はするんですけれども、その中でA、B、C、D、こう評価見てみますと、これはC評価なんやけども確かに伸ばしてるなというのもありました。 ただ、この中で見てみまして、基本方針の中に新しい公のさらなる推進って入ってるんですよ。これに関しては何も触れてないんですよ。この新しい公の推進に関しては、どのような考え方になっとるんでしょうか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 多様な主体が協働してパブリックを支えていく、あるいはそうした公共領域を拡大していくということがこれからのまちづくり、あるいは行政運営にとって非常に重要なことであるというふうなことでございまして、一つには事務事業の段階でございますけれども、地域づくりの皆様方あるいは市民団体等と協働していけないかという評価項目、自己評価でございますけども、そういう点検項目を取り入れているということもございますし、あるいは政策的に言えば地域部で所管をいただいているわけでございますけども、地域づくりというふうな観点でいえば本年度につきましては昨年度地域ビジョンを各地区でつくっていただいて、総合計画に位置づけるというふうなそういう取り組みの中で、来年度につきましては地域ビジョン推進枠というふうな形で3,000万円の予算も確保して、そうした新しい公が推進していけるようにというふうなことのそういう一定の配慮といいますか、工夫もさせていただいているというふうな状況でございます。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 新しい公に関しては、地域ビジョンを主体にやってるということでお話あったわけですけれども、これは地域ビジョンだけでなくて施策から行けば地域づくりもあるし、市民公益活動もありますし、コミュニティーの元気づくりもあるということもありますけれども、もっと大きな意味で新しい公の推進を名張市としては総合計画でうたっておるわけですから、その辺のことに関してはもう少しはっきりとうたってみたらよかったんではないかなというふうに思うてますので、せっかく基本方針で書いておるわけなので、その辺のところが全然書いてなかったというふうなことになりますから、それはちょっと一度考えていただいたらどうかなというふうに思わせてもらってます。 それから、次の質問ですけども、実は2月28日に理想郷プランという実施計画が平成25年から平成27年の総合計画という形で私どもに配付されました。これをずっと見てみますと、実は今回の平成25年当初予算に入っているにもかかわらず、今回ゼロになっているというものもあります。それから、新しい事業もたくさんこの中に入ってます。 そういう中で、こう検討していただきたいのは、先ほどの当初予算のこの説明会の資料なんですけれども、そういったこの新しい事業であるとかというところが非常に不足ぎみなんですよ。継続事業が割と多くって、説明するときにできるだけこの中にやっぱり新規事業も入れていただいた上でやっていただいたほうが、私としてはこの当初予算の説明資料としては非常によろしかろうと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) さきに森脇議員からもご指摘をいただきました。 漫然と昨年そうだったからというふうなことも若干反省もしてるわけですけれども、ご意見もあるいはご指摘はもっともなというふうに思いますので、そういう説明会の充実なり、あるいは資料の充実なり、どこまでできるかはわかりませんけども、ご指摘踏まえて改善はさせていただく必要があるというふうに思ってます。 この今おっしゃっていただきましたその実施計画との関係であったり、それが要するに一連のマネジメントサイクルの中でどのような役割を果たしているのかというふうなことも含めてですけども、まだまだ改善の余地もございます。そういうふうに思ってますので、その説明資料等も含めてさらにわかりやすく、かつ余り膨大な形にならないようにシンプルに説明できるような形で改善に努めさせていただきたいなというふうに思っております。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 一応そういう形で前向きに検討していただけるということで、非常に私としてはよろしいかなというふうには思っておりますけれども、次にこういった3年計画の総合計画が今回配付されました。 そういう3年計画を見てみまして感じるところなんですけど、大きく政策は5つあるんですよね、政策は5つ。その政策の例えば1番に、互いに認め、支え合う健康で安心できる暮らしというここに物すごく重点的なことになるんですけど、施策が172もあるんですよ。金額が非常に大きいという形で、あと4つあるんですけども、あと物すごく少ない。ですから、名張市の総合計画というのは、もうこの1番が非常にメーンになってしまっているというふうな状況になるんですね。 そこで、先ほど言いましたように枠配分になるときにやはり市長のマニフェストもしかり、総合計画もしかりですが、その中でやっぱり平成25年度の当初予算はここにやっぱり重点を置いてやるんやという枠配分、本来的には設定した上でやるという形が私はベストじゃないかと思うんですが、それはいかがですか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 全く議員ご指摘のとおりだというふうに思ってございまして、この部分で重点的に取り組むんだというふうなことを明らかにして、それを実現するために例えばこれは必要なものですけれども休止したり、あるいは大きく削減したりというふうなそういうことになってこようかなと、それをきちんと説明させていただくという必要があろうかというふうに思ってございまして、予算編成の段階では各部局から重点的に取り組む事業であったり、あるいは削減抑制したりというふうなことも提出をいただいているわけですけども、そうしたものがもう少しわかりやすい形で内部資料ということだけでなしに、きちんとまたお示しできるような形のことにつきましても検討していかなければならないのかなというふうに思ってます。 ただ、余り膨大な資料ということでなしに、コンパクトにわかりやすい、そういうふうな形のものを今後考えさせていただきたいなというふうに思ってます。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) ぜひとも前向きによろしくお願いしたいなということで、そして平成25年度のその評価を含めて当初予算組むのに、実は監査委員の報告ありますよね。この監査委員の報告がこの評価を含めて当初予算に生かされていっているかというふうなちょっと私としては心配なんですけど、その辺はいかがなんでしょうかね。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 予算だけでなしに、事務事業の執行に当たりまして、推進に当たりまして、当然のことながら監査委員さんのご指摘につきましてはそれを踏まえて改善すべきは改善し、直すべきは直して事業推進に努めているというふうな状況でございます。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) ほかのその自治体もこういった枠配分なんかもやってるところがございます。そういうところで、一応効果的だなとこう思っておるのは、例えばこの枠配分をするときに、今各部署をまたがっていく施策が多くなってきましたよね。 そうなってきたときに、今調整監おられますけど、そういった3人ぐらいの調整監がおられて、名張がこれから本当に力を入れていきたい、平成25年度、例えば平成26年度という形があれば、そういう形がやはり配分のその金額の中で少しでも助言ができる、そんな入れてる自治体もあるんですけども、今名張市としては各部が中心になって動いておるもんですから、先ほど言ったように、自分ところの部が企画財政から来た配分額に応じてその中で自分ところでやってしまってるということがあるので、どうしてももっと本当はふやさないかんのにふやせられてないというふうなところがあるんかと思うんですけども、今回これを見てみますと、特にちょっと減ってるところが2つピックアップさせてもらうんですけど、1つは市民文化、それからもう一つは健康づくり、これは健康づくりの躍進のプロジェクトですから金額も多いんですけども、今回枠配分から査定になるまでに大分減額になってるんですよ。 特に、この2つに関しては、部署のほうにもあるんかもわかりませんけども、なぜこんな形で市民文化だったら1,000万円以上の金が配分額より減ってるというふうな形であるんですけど、その辺はいかがでしょうかね。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 施策につきましても、所管が部局が異なると、1つの施策を構成しているものがたくさんございまして、その調整というのはなかなか難しいわけですし、各市ともいろいろご苦労があるのかなというふうなことです。 今回、この施策別枠配分でやったんですけども、それが非常に難しかったなというのが実感でございまして、何らかの形で今後来年に向けまして改善を図っていかなければならないのかなというふうなことを思わせていただいております。 それから、今お尋ねいただきました健康づくりあるいはその市民文化でございますけども、健康づくりにつきましては枠配分の中におさめていただいてるわけです。このもっと知ってくださいよというふうな施策は、私どもは今回はしておりません、枠配分におさめていただいた分につきまして。ただ、その見積もりが過小であったりというふうなことにつきましてはチェックをさせていただいたというふうなことでございます。 健康づくりにつきましては、生活習慣病重点予防プロジェクト、平成24年度スタートしてるんですけども、いろんな健診であったり、そういったことを中心にやってるんですけども、当初比較的高い目標のもとに新規に取り組むというふうなこともございまして、ある程度予算もきちんとといいますか、高い目標のもとで予算を編成いたしまして、事業をやって、来年度平成25年度予算の編成段階では一定その事業費につきましては実績を踏まえてできる状態に、査定できる状態になってまいりましたので、事業そのものを抑制せえとか、予算を抑制せえというふうなことではなしに、実績を踏まえてその事業をやっていきますと、平成24年度に比較して若干少なくなったというふうなことでございますし、市民文化につきましては青少年センターですね、ADSホール指定管理者に委託して管理をするというふうな基本的な考え方しておったわけでございますけども、直営に戻すというふうなことになりましたら、その人件費分、人件費分につきましては委託料という形でお支払いする必要がございませんので、別に人件費という形で計上してまいりますので、この予算を抑えたということではなしに、そういうことがあって結果として査定額が低くなったとそういう経過でございます。 ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 内容はよくわかりました。 もう一つちょっと質問したいんですけど、この3年計画の中で特にこれから名張市として考えていただきたいのは、一つはその省資源、省エネルギー、これは総合計画に上がっているにもかかわらず金額がずっとゼロなんですよ。金額がゼロやからどうということないんですけど、やはり名張市の考え方としてこの省資源、省エネルギーに関して、総合計画でうたっておりながら何も事業はしてなくって、財源も何もない、これはやっぱりいかがなものかなというような気持ちがあるんです。 これが一度一般質問で質問しましたところ、当時の生活環境部長は積極的にやっていきたいという中で、去年の4月から部署が産業部に移って、省エネと省資源は部が変わってしまったわけですけども、それ以後これに関しての力が全然発揮できてないというふうな状況にあるわけです。 もう一つは、その雇用ですよね。雇用に関してもうたわれてるんですけども、何らかの形がやっぱり生まれてないというような形で、特に総合計画にうたわれておりながら、やっぱり名張市として何も手を打ててないというこのここに名張市として何とか考えていかなければならないのではないかなというふうに思うんですけど、その辺はいかがですか。 ○議長(永岡禎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(山口伴尚) 具体の施策等につきましては、各部局のほうで担当いただいてるわけでございますけども、企画財政部というふうなことで、市長からの指示をいただいてることで申し上げますと、特に省エネルギー、省資源につきましては大きくは着実にやっていかなければならないのですけども、いわゆるそういうスマートシティーというふうな一つの考え方も視野に入れながら、積極的な対応が必要というふうなことで、具体の施策、事業につきまして検討をするように指示いただいてございまして、産業部のみならず、さまざまな部局も含めてでございますけども、一定目に見えるような形で施策展開が、あるいはその仕組みを構築していったりというふうなことを取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。 さらに、雇用につきましては、これはなかなか難しい問題なんですけれども、国との役割分担をどうしていくのかというふうなことでございますけれども、ただ名張市としての自治体としてどうしていくのかというふうなことにつきましては、特に福祉の分野でございますけれども、無料職業紹介所も含めてでございますけれども、自立に向けた就労支援等々、かなり積極的な取り組みはしているのかなというふうに思っておりますし、またそういった福祉分野でいいますと障害者のアグリ雇用等々に新しい分野のそうした施策にも取り組んでいるというふうなことでございますけども、トータルに雇用のあり方をどうしていくのかというふうなことにつきましては、くどいんですけど、ちょっと国との二重行政やっていくわけにまいりませんので、そのあたりにつきましてはもう少し整理もする必要がございますし、課題がさらには明確にした上取り組んでいく必要があろうかなというふうに思っております。 ただ、こんな時代ですので、いわば全員が就職できるというふうな時代ではございませんもんで、非常に大きな行政課題であるというふうなことにつきましては認識をさせていただいているというふうに思っております。 ○議長(永岡禎) 暫時休憩をいたします。(休憩午後2時44分) ○議長(永岡禎) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後2時47分) ○議長(永岡禎) 幸松孝太郎議員。 ◆議員(幸松孝太郎) 一応最終のまとめに入らせていただきたいわけですけども、本年平成25年当初予算、いろんなそういったところの観点から一応私も調べさせていただきましたし、聞き取りもさせていただきました。ですから、今回いろいろな形で名張市がいろいろ予算編成方針に基づいてやってこられたことは非常に評価したいなというふうに思ってます。 そういう中で、各分野の枠配分をして、査定をしていただいたわけですけども、ほぼ数字見てみますと査定額と要求額がほとんど変わらないという状況の中にまとめていただいているわけなので、本年平成25年度をスタートするに当たりまして、ちょっとわからないというところもあったかもわかりませんけど、私としては非常に理解をさせていただいてるなというふうに思ってるわけです。 そういう中で、先ほど市長に歳入歳出の中でちょっとお話をいただいたわけですけども、今の税収の環境のことも含めまして、いろいろそんなに多くは伸びませんし、収入も雑収のほうもほとんど打ってしまっているというふうなことの中で、本当にこの中できっちりとコンパクトにやっていかないかんという中で、この先ほどのこの3年間の総合計画はまさに低空飛行と言いながら、その中でもめり張りをつけてはいただいておるわけですね。 その中で、これから本当にこの平成25年の当初予算に含めていただいて、市長として本当にこれからどないしてやっていくんやというふうな形を聞いて終わりにしたいと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(永岡禎) 市長。 ◎市長(亀井利克) 先日、議員のほうからその雇用面でまだ弱いのではないかとこういうことなんですが、第3次産業の分野ではかなりの雇用は創出してるわけです。名張の湯にいたしましても、200人近い人が雇用されておるわけでございますし、またヤマト運輸もしかりでございます。また、福祉分野もかなりいらっしゃいます。 2次部門というのがちょっと弱いわけでございますが、これから2次産業部門がまだふえていきます。これから増設のある企業もあるわけでございますので、これはふえていくとこういうことでございます。 それから、新エネの関係は、もうしばらくしますとメガソーラーが動き出すということにもなりますけれども、その太陽光発電につきましては各企業が今もうなさってるところもありますし、これから八幡工業団地の中で複数の2つ、3つの企業がかなり大規模なものを計画を予定をいただいているところでもあるわけでございますし、それとこのバイオマスにつきましては、これ全て民間なんですけれども、我々もお手伝いはさせていただいてるんですが、バイオマスにつきましても他の自治体に先駆けて民間さんがやっていただいていると、名張の給食の廃食油を集めていただいてやっているんですけど、まだまだこれは少のうございますので、ただ4月から私どものトラックにも使わせていただこうとこういうことにはしてるんですが、もっともっと我々も営業いたしまして、その廃食油を集めるその手だてを講じていかなければならんなとこういうふうにも思っております。 それから、また来年からですけれども、再来年ぐらいには小水力発電なんかもかなうように頑張りたいとこういうふうにも思っているところでございます。 それから、サマーレビューの話がありましたが、サマーレビューは大体決算が出た時点で前年度決算、それで今の今年度予算の状況、それを見ながら次年度を組んでいくと、それを夏からやっていると、私はその方針をそこで申し上げているとこういうことでございまして、これは当然ながらそういうことはこれからもやっていかなければならないというふうに思います。 それで、この11年間のニューパブリックマネジメントのこの取り組みというのは、まさにこれが運営から経営への転換の11年間でもあったのかなとこんなふうに思わせていただいているところでございます。 それで、1つの自治体の中で団体自治のエリアというのは縮小してきました。その分、住民自治のエリアをどんどん広げていただいているわけでございまして、その中で新しい時代の公、新たなる公共という考え方があるわけでございますけれども、地域団体はかなり進化発展を遂げてきていただいておりますし、またこれから目的団体をよりコラボをしていかなければならないと、そして地域団体とそれから目的団体のコラボもこれからできていくようにコーディネートしていかなければならないとこんなふうに今思わせていただいているところでございます。 そのことが、経済福祉の分野、限界がやってきますから、そしてこの環境福祉といいましょうか、その分野がより強化されてくると、そういう時代になってきますと、どんないかなる社会においても名張市の自治体、一つの自治体としては揺るぎないものをつくり上げていくとこういうことでございますけれども、そういう方向に向かってある一定の成果があらわれてきておるとこういうことでもあるのかなというふうには思っております。 ○議長(永岡禎) 暫時休憩をいたします。(休憩午後2時53分) ○議長(永岡禎) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。(再開午後3時10分) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 国民健康保険特別会計について、まず初めに質問いたします。 平成25年度当初予算、歳入は昨年と比較をして減額となっております。加入者については、この数年間横ばいというふうに見ておりますが、どのような考えでこの予算を組まれたのか。そして、あわせて国保被保険者数とその全人口に対する割合、加入の世帯数と全人口に対する割合をお知らせください。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) まず、予算の編成の考え方でございますけども、被保険者数、歳入につきましては国民健康保険税の算定は前年の所得等をもとに行っておりますが、長引く景気低迷により所得が伸びていないこと等から調定額が減少しており、平成24年度3月補正でも国保税の減額をさせていただいているところで、このような状況から平成25年度当初予算につきましても平成24年度当初予算に比べ870万円の減額の18億1,250万円を計上しておる状況でございます。 一方、歳出につきましては、大部分を占めます保険給付費につきまして、平成23年度決算では52億3,418万円となり、平成22年度に比べ5億7,451万円、12.3%の増加でございました。特に、一般被保険者の高額療養費や退職被保険者等に係る療養給付費、高額療養費の増加が大きくなっております。平成24年度につきましては、この1月末現在で前年度と比べて比較しますと、全体で落ちついておりまして1.4%の増ということで、そのような状況になっております。 ただ、今後高額療養費等の増加等が依然大きいという現状もございますので、今後この部分については特定健診等の関係の健康福祉部との共同の事業でございますけども、生活習慣病予防とそういう部分に医療費の削減の対策を練っていきたいということの予算組みでございます。 それから、国保の被保険者数の推移でございますけども、平成23年度では年平均被保険者数が2万8人となり、平成22年度と比較して60人増となっております。世帯数では、1万1,560人となり、125世帯の増加となっております。 また、この平成25年1月末では被保険者数が1万9,882人、世帯数は1万1,624世帯となっておりまして、名張市でも団塊の世代と言われる方々の割合が高く、60から64歳でのどの階層でも1,500人前後の加入者がいるということで、人口の一番人口の多い世代となっている状況でございます。 ちょっとその率、全市民に対する率についてはちょっと数字を持ち合わせてませんので、そういうことでお願いします。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) お聞きしましたところ、医療費の給付のほうは前年に比べてそんなにふえてはいない傾向と見ている。それから、加入者の所得が減ったために加入人数は横ばいだけれどもこの調定額が変わってきているということであります。 そして、国保は以前は自営業者の方がほとんどだったんですが、今はご答弁いただきましたように退職者の方、いわゆる無職の方ですね、それから非正規雇用、パート、アルバイトというように低所得または無職の方が大半を占めるようになったということで、財政基盤が非常に弱いというところがあります、現在の国保の状況で。 それを踏まえて、調定額が平成25年度はどのくらいになるのか。県下では何番目になるのか。 また、収納率についても少しお伺いします。収納率は何%になったか、そして短期保険証の発行、世帯数と人数、資格証明書の交付世帯数と人数についてお聞かせください。 そして、あわせて子供の保険証というのは、みんなに交付されるようになりましたけれども、その状況について、しっかりと子供たちに保険証が届いているのか、そして医療がしっかりと受けられる体制にあるのかをお伺いします。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) まず、県内の保険税の料の状況でございますけども、名張市の状況につきましては県下29市町のうち平成20年度では5番目の額でございましたけども、平成21年度では9番目、平成22年度では11番目、平成23年度では14番目となっておりまして、平均で9万1,934円となっております。平成23年度一番高い県下の状況では12万7,802円というところがございますし、低いところでは6万3,450円というところがございます。県の平均では9万5,820円とそのような状況になっております。 それから、国保税の滞納者、収納状況でございますけども、平成23年度ではコンビニ収納を始めたことや電話による納付依頼等の取り組みにより、現年度分の収納率は92.16%となり、前年度比の1.04ポイント上昇しております。全体でも76.00となり、1.5ポイント上昇しております。平成24年度につきましては、この1月末現在でございますけども、前年度同期と比べまして若干ではございますけども、0.24ポイント下がっている状況でございまして、ただ滞納分ということの分もございますのは、全体では0.94ポイントの上昇となっている状況でございます。 それから、先ほどの回答の中で市民に対する加入率の率でございますけども、加入率は平成25年1月末現在で被保険者数24.2%の加入率で、世帯数としては35.6%ということになっております。 それから、短期証の保険証の発行等についてでございますけども、平成24年度12月末における国民健康保険加入の1万1,669世帯中資格証明書交付世帯は162世帯、前年同期178世帯、3カ月短期証交付世帯は752世帯、昨年同期が754世帯と若干減っている状況でございます。このうち18歳以下の高校生世帯以下の子供のいる世帯は166世帯、これにつきましても前年同期では187世帯となっておりまして、6カ月短期証を交付している高校生世代以下の子供は283人、昨年は360人ということになっております。 国民健康保険税の滞納により資格証明書を交付している世帯には、再三にわたり督促状や催告通知、保険証の更新通知などを行っていますが、連絡をとれず、中には健康で医療にかかる必要がない方やほかの医療保険制度の適用を受けている国民健康保険の資格損失のお忘れの方もおられるようでございますので、国保税が納められない場合にはそのままにせずに、相談に来ていただいたらということで、窓口等でもそういう勧奨を行っている状況でございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 現年においては、収納率がアップしてきておるということで、しかし過年度分はまだまだ収納がされていないというところがあります。 この健康保険に比べて会社負担というものが国保にはないものですから、全て加入者に係ってくるわけで、それがゆえに国庫支出金または自治体の繰り入れというのが法的にあるわけですね。 それが、以前は58%まであった国庫支出金が24%までに下がった、ここから一気に国保税というのがはね上がってきた、被保険者の負担が大変大きくなったという背景があります。これにあわせて資格証明書、短期証明証、保険証ということになっているわけですね。 現年分は市からの働きかけにより分納などもしていただいていると思うんですけれども、収納が上がってきておりますが、滞納件数というのがまだまだ前年までも2,000件近くあったと思うんですが、現在の状況はどうでしょうか。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) 国保税を分納納付等で未納分のある世帯は約2,000世帯となっています。これらの世帯のうち未納が一定以上の期間となっている900世帯前後の方には、資格証明書や3カ月の短期証、先ほど申し上げました短期保険証等を発行しておるという状況でございます。 また、先ほども申し上げましたとおり、このような方については電話相談や窓口に相談に来られたときに課税部署である収納部署との連携を図りながら対応させていただいている状況でございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) なかなかこの国保税というのが大変厳しい状況なんですね。世帯所得が100万円のところで、モデルケースというので出てるんですけれども、それでも65歳以上74歳未満、年金者単身で100万円の所得で11万8,600円というふうな負担、名張市の負担が出てます。 また、家族があったとして、世帯所得が300万円で、40歳の夫婦と子供2人の4人家族では、300万円の所得で45万1,800円という大変大きな負担になって、1割超えをしているわけですね。 ここで、大変納めにくい状況が生まれています。分納など、また働きかけによって努力をしていただいておりますが、この国保税が家計を圧迫しているという状況は否めないわけです。 ここで、そのことについてどんなふうにしてこれから安心できる保険制度につくっていくのかということが課題になるとは思うんですけれども、まず国庫支出金というのがなぜあるのかということ、そこから考えると、やはりこの二十何%というのではやっていけない状況があるというふうに思うわけです。 調べていったら2分の1、健康保険、会社だったら世帯主1人の保険料で家族みんながその保険に入れるんですけれども、国保は均等割というのがあって、家族がふえればふえるほど負担がかかってくる。この名張の今の均等割額は幾らでしょうか。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) 均等割額については、医療費分が2万3,900円、それから後期高齢者支援分が6,100円、介護分が7,700円という形に1人当たりがなっております。 それから、先ほどもお話の中で、所得の低い方について生活が非常に苦しいということの部分がございましたけども、低所得者の方につきましては今までと同じでございますけど、応益割合、均等割と平等割でございますけども、所得に応じて7割、5割、2割の軽減もされているということもございますし、また平成22年度からできております急に首になったといいますか、非自発的な失業者については全体の前年所得を100分の30にするというような対策もとられているところでございますので、窓口では加入に来られたときにはこの辺のところも十分聞かせていただきながら適切な対応をとらなければならないということで、余り役所へ来ていただく機会が少ない方ばかりでございますので、そのときにできるだけ丁寧な内容を説明するというような状態で対応させていただいている状況にございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) そういうふうな努力もしていただいてるんですが、根本的なこの保険税が高いということがありますもんで、減免制度、またそういったのを使ってはいますけど、本当に中間所得層、中間というのは国保の中の中間ですね、については大変厳しい状況があるというふうに思います。 前年の所得より100分の30の減免制度についても、300万円以下の所得があって、そこから100分の30ですから、300万円以上は少しでも収入があったらこれは使えないんですね。今現在失業していても、前年度が300万円以上所得があった場合は国保税は課されるわけです。 こういった状況がありますから、本当に保険証を持って早目に治療を受けて、健康を維持できる、そういった仕組みをつくっていくことが大事だというふうに思います。 それから、分納してもらっている、そして短期証明証を持ってもらっているということなんですけど、ほかの自治体では分納してても突然残額を精算で払ってほしい、払うようにまたは差し押さえというような事案が出てることが耳に入っておりますが、名張市ではそういったことはないのか、確認したいと思います。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) 差し押さえの状況でございますけども、先ほど申し上げましたとおり国民健康保険税の収納につきましても、収納室のほうで対応しておりまして、これは税との状況の合計でございますけども、これ平成24年度まだ実績が出ておりませんので、平成23年度でございますけども、313件の差し押さえをしまして、そのうち国保を含むものについては258件というような状況になってます。 ただ、滞納処分に当たっては、過去の納付状況や現在の収入や生活状況、分納などの履行状況を判断材料といたしまして、税の負担の公平性を図るために滞納税額だけではなく、納税状況や収入、生活状況も総合的に判断した上での差し押さえということを実施しておりますので、この辺のところは先ほど申し上げました丁寧な対応をしてまいりたいとそのように考えているところでございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) ぜひともお願いいたします。 国保は、社会保障であり、誰もが安心して医療が受けられることができるようにと法で定められておりますので、そういったところを踏まえてしっかりと対応をお願いしたいと思います。 そして、資格証明書の発行が今でもあるわけですね。先ほども数字言ってもらいましたけども、資格証明書で162世帯あるわけです。この子供には、保険証、短期保険証いってますけれども、やはりこれ窓口の負担がありますので、現金がないといけないわけですね。保険証があっても、手元にお金がないと病院に行けない、大人については受診抑制などが起きているというふうに私は聞いております。このことについてもどのように対応していくのか。 この間一部負担、申請によって一部負担の減免制度というのをこの名張市でも私ども求めております。津市、桑名、いなべ、四日市、伊勢市でも実施がされております。名張市でも、この制度設置を求めたところ、他市の状況を見ながら考えていく、検討するという答弁をこの間いただいておりますが、今の状況をどのように検討され、今後この実施に向けてどうするのかをお答えください。 ○議長(永岡禎) 市民部長。
    ◎市民部長(田畑和明) 窓口負担の無料の分についての質問というのは、再三いただいているところでございます。 現在、国民健康保険税の窓口での支払い自己負担額につきましては、小学校就学前までは2割、小学校から69歳までは3割、70歳以上が1割となっておりますけども、平成24年9月から乳幼児医療助成制度を対象を小学校6年生までということに拡大されまして、現在は小学校の6年生までのお子様に対する実質的な負担はなくなっております。 医療機関での窓口無料につきましては、受給者の方にとって窓口での負担がなくなるため望ましいことではありますけども、これも何度もお答えをさせていただいてるところでございますけど、我々としては安易な受診につながるということも考えられますし、医療費の増加などの現在国保財政非常に厳しいところもございますので、そういう部分での検討をまださせていただいている状況でございます。 それから、あと一部負担金の減免制度につきましては、さきの議会でも質問いただきまして、私県下の状況も見せていただいてということも回答させていただいたとおりでございます。この部分については、やはり一部負担金の減免制度は現在では実施しておりませんけれども、県内では減免制度の導入している市がやっぱり非常に多いということもわかりましたし、この部分については平成25年度から基本的には生活保護基準よりも若干少し上ぐらいの部分が県下の平均の状況ということも心得ておりますので、その辺のところを見させていただきながら平成25年4月からの要綱制定によります実施ということで現在進めている状況にございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) よろしくお願いをいたします。 そして、ここでも生保基準という言葉が出てきたんですね。一般質問でもしましたが、この生保基準が引き下げられようとしております。今の時点で本当に支援が必要なところに、こういったところにも波及してしまうということで、生活保護の基準の引き下げというのは本当にやめていただければというふうに私は思っています。 それから、子供の受診の際の窓口負担のことなんですけど、この間ずっと言ってますけれども、安易な受診というのは子供に関してはないと言ってもいいと思います。ぐあいが悪くないのに行くはずがないんですね。必要だから行きます。ぐあいが悪くないのに病院に行って、病気もらうようなことはしませんから、ぐあいが悪いから必要だから行くんで、安易な受診というのはないと思ってます。 早くによくなってもらって、子供も元気になって親も安心できる、これが子供の医療費無料の本当の目的だと思いますから、それが果たせるように窓口負担の解消をぜひとも進めていただきたいです。 それから、先ほどから言っておりますこの保険税が大変負担が高いということで、平成23年度決算で黒字でした、国保財政は。そして、基金が積み上がったわけです。この時点で7億円だった基金ですけれども、平成24年度国保会計の決算の見込みは今のところどうなのか、そして基金の状況についてもお伺いします。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) まず、決算の見込みでございますけれども、平成22年度が3億4,917万円の残、それから平成23年度については4億6,468万円の残ということの実質が単年度収支ということでございましたけども、平成24年度の現在の見込みにつきましては収入が少なくなっているということもございますし、医療費の伸びというものもございますので、実質では収支とんとんといいますか、恐らく増減が余りないような状態で進むのではないかというぐあいに考えているところでございます。 それから、基金の状況は、平成23年度末残高で7億6,493万6,000円ということになっておりまして、これにつきましては実は3月補正の中で平成23年度分の繰り越しが4億円何がしあったということの中で、2億8,500万円でしたかね、補正予算を組ませていただいて、その範囲内でやはりはっきり数字の見えるような対応をしたほうがいいということの中で予算計上させていただきまして、決算等の状況を見ながらこの部分については基金をもう少し上げておきたいとそのような状況でございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 以前、伊勢市では平成23年、そしてお隣の伊賀市でも昨年に高い保険税の引き下げをしてるんです。これは、基金を利用してやってるわけです。 そして、少しでも払いやすい保険税にして、そしてしっかりと保険証を持って、ぐあいが悪くなったら医療にかかれる、そして健康を維持していただく、そのことを進めているわけです。 名張市でも、その基金の取り崩しをしても、この人数からしても2,000人ですから、1人1万円しても2億円ということでできるんじゃないかということをこの間私たちは提案してまいりました。保険税をしっかり納めてもらって、そして国保の財政、収納率を上げて、国保会計も運営をしていく、このことを求めております。 この収納率が今年度はよかったということなんですけれども、以前からも収納率の悪化による交付税の減額というペナルティーもあったと思うんですね。こういうことも踏まえると、やはり納めやすい保険税にしていくことがまず最初に必要じゃないかというふうに思うわけです。 財政運営、国保の運営にもプラスになる、被保険者にも安心してもらえるということで、この引き下げというのを検討していただきたいし、検討されたかどうかもお伺いしたいと思います。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) まず、基金の状況でございますけども、平成23年度末では名張市の7億6,400万円何がしの基金の積み立てというのは県下で14市の中で4番目の数字となっておりまして、一番大きいところでは26億6,000万円というところもございます。 それから、国保税をもう少し安くできないかということでございますけども、やはり国保税の1月末の調定額自体が平成23年度同期と比べまして390万円の減少ということになっておりまして、一方医療費については落ちついたということで1.4%の増ということにはなっておるんですけども、実際の支出の金額では5,450万円の増ということになっておりますので、国保税が減少する中でやっぱり医療費についてはもう少し上がっている部分もございますので、現時点ではその辺の動向を見ながら判断をさせていただきたいということで、我々といたしましても何度もこの部分についてもご質問いただいておりますので、常にこの部分については基金と繰越金を合わせた合計の金額の中でどのような判断ができるかということの部分で検討もさせていただいておりますし、現実去年、ことしとそれから来年ですね、特定健診の率を上げるための対策も打っておりますし、やはり医療費の部分がどうなるかというのが一番大きな部分ではないかというように我々としては考えているところでございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) まずは、国庫支出金を少しずつでももとに戻していくこと、これがまずイの一番に国へ求めることであり、そして納めやすい保険税にして滞納を減らして、運営を循環をさせていく、このことを求めたいと思います。 それから、国のこのペナルティーですよね。これも、本当に冷たいものであります。大変厳しいのをわかっているところにこの国のペナルティー、交付金のペナルティーというのがありますから、この廃止というのをあわせて求めていかなければならないというふうに思っております。 そして、法定内繰り入れをしっかりと名張市でも措置して、この保険税を納めやすい金額に持っていく、それからできる限りの減免制度を受けやすいものにしていく、本当に活用できるものにしていく、このことが大事じゃないかなというふうに思います。 この平成25年度予算にしても、予防医療というのは大変力を入れてもらってます。本当に病気になる前に予防医療でもって、住民の皆さんが健康になって医療費がかからない、これが一番だと思いますので、ここのところもしっかりとその実行が本当現実に実のなるものにしていただくようにお願いしたいと思います。 そして、国保について次の後期高齢者医療制度特別会計のところでかかわってくることなんですけれども、広域ということが進められようとしております。今年度の予算の中でも、広域の準備となるものが予算されておりますが、このことについてどのような内容なのか、お尋ねいたします。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) 国保広域についてお答えを申し上げます。 少子・高齢が進展する中で、市町村の国民健康保険税が抱える課題の解消を目指して、今後の医療保険制度について将来の地域保健としての一元的運用を図るために、その運営に対し都道府県単位で広域を一層推進することが必要であることから、平成22年12月に三重県国民健康保険広域等支援方針が策定されております。 この支援方針につきましては、市町の国保の置かれた状況を踏まえつつ収納対策、赤字解消対策などを支援するとともに、それから共同安定事業の拡充、県単位での保険料の平準、保険料の算定方式の統一などを推進することによって国保の広域、それから財政の安定を図ることが目的ということで県が主体ということで、現在もこの検討に入っているところでございます。 平成24年度に検討した内容につきましては、平成26年度の対象医療費を2万円超えたものとしたことや、平成27年度の目標収納率の設定等を行っておりまして、今後も将来的な保険料の統一に向けての応益応能の割合等と、それから資産割の関係の分として議論を進めていくという状況でございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) この国保の広域についてなんですけれども、これまでなぜ国民健康保険が各自治体、市町の運営であったのかというところなんですね。 この各市町の状況を見ましても、この住民の地域性というのがあるわけです。収入もそうですし、その給付、医療給付に関してもそうです、であるからこそ、この国保というのが市町で運営されたというのがあると思うんですね。 これが財政状況がどことも厳しいから広域にする、これで果たして本当に円滑な運営ができるのか、とても疑問に思っております。 この広域になると、それぞれ今でも基金の額も違いますし、繰り入れの状況も違うわけですよね。法定内繰り入れ、法定外繰り入れをしているところもある。そういったものが全部一括になって、市町独自の支援というのが大変難しくなると思うんですが、そこのところはいかがでしょうか。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) 先ほどもお答え申し上げましたとおり、今そのような問題、先ほど申し上げましたとおり名張市の基金は県下で4番目ということを申し上げましたし、その基金の扱いの関係、それから一番肝心の保険税なのか、料なのか、大きな問題ではやっぱり資産割を導入している市もございますし、そこらの部分をきちっとしていかなければならないということがございますので、まだまだこの辺の部分についてはきちっとした整理のための時間が必要になってくるというように考えている状況でございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) やはりこの健康保険、また医療というのは住民の顔が見えてこそそれに対応したものができるというふうに思うんですね。 ですから、広域となれば今の後期高齢者医療制度、または介護保険のように市町でその対応がまたなかなか独自の対応というのができなくなるというふうに思いますので、広域よりもやはり市独自、また自治体単位で住民の顔を見ながら、様子をしっかりと把握しながら住民に合った保険制度をしっかりと構築していく、支援をしていく、そのことを求めたいというふうに思います。 名張市でも、国保については非常に努力をしていただいていることはもう重々承知してます。運営に関しても、健全な運営をしていただいておりますが、しかしまだまだこの国の支援が支出金が減ったということなどもあわせて大変加入者にとっては厳しい保険になっております。 安心して医療が受けられるように、また安心してしっかりと暮らせるように、この国保についてもこれからも改善を求めていきたいというふうに思います。 次に、国保に関連することがありますので、後期高齢者医療保険特別会計について質問します。 この後期高齢者医療制度なんですけれども、2008年に設定されまして、他の国民健康保険、また健康保険と高齢者75歳という区切りで切り離して75歳以上の人口増、また給付の増でダイレクトに医療費がわかるように、はね返るようにした仕組みで負担増を受け入れるのか、それとも医療を我慢するのか、そういったところが選択を迫られるような制度だということで、後期高齢者医療制度が廃止ということが決められております。 しかし、前政権でこれが先送りになったわけですね。その4年後に廃止先送りされたわけですけれども、その4年後に当たるのが来年になると思うんですが、今の状況はどうでしょうか。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) 確かに、前の政権の中では当初平成25年3月末廃止、それが平成26年3月末廃止となって、それ以降その年月については出てこなくなった状況でございますけども、現在国では社会保障制度の改革推進法に基づいての社会保障制度改革国民会議を設置しまして、検討がされております。 昨年11月30日に第1回目の会議が開催されまして、今まででは5回開催されておるというように聞いておりますけれども、廃止に伴う議論はまだされておりません。会議の設置期限の平成25年8月21日までには方向性が出るということで、今後も我々としましては市民に直接生活に影響することでございますので、情報提供に十分注意を払いまして、必要な対応を講じてまいりたいとそのように考えている状況でございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) この後期高齢者医療制度の廃止とともに、国保の広域で一元ということが考えられているというふうに私調べてわかったんですけども、そういったことで先ほども国保が広域になって果たして円滑になるのか、また後期高齢者医療制度を廃止にしてどういった保険制度をつくっていくのか、まだ先が不透明ではありますけれども、この住民の状況を見たら高齢者というのは本当に単身がふえてきてるわけですね。 または、高齢者2人世帯というのがふえてきている。これからも、この単身高齢者というのがふえていくというふうに社会状況からして思うわけです。この間も、この高齢者の医療に関しては一定の医療給付があり、またそのほかに関しては介護の件に関してもそうですけれども、地域での支援や地域での見守りというような傾向になっていっているというふうに思います。 そういった傾向がある中ですけれども、単身者また家族の支援がなかなか受けにくい中で、地域に委ねられて高齢者の医療、介護が地域に委ねられていっている状況があるということで、本当にそれで高齢者の生活、また医療が守れるのかとても心配なところがありますが、このことについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(永岡禎) 市民部長。 ◎市民部長(田畑和明) 後期高齢におけます健康診査の関係ですけども、やはり受診率が低いということがございます。 その中で、やはり私どものことしの平成25年度の予算についても前年並みの予算を組ませていただいておるんですけれども、窓口等での納税等の相談というのはふえてきている現状もございますので、その健康のことも含めながら、また納付のことも含めながら窓口での対応をしてまいりたい、そのように考えているところでございます。 ○議長(永岡禎) 三原淳子議員。 ◆議員(三原淳子) 時間の関係がありまして、後期高齢者医療制度と介護保険について、詳しいことはまた予算特別のところで質問させていただきたいと思います。 きょうの質問は終わります。 ○議長(永岡禎) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第1号から議案第10号までの10議案については、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、この委員会に審査を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(永岡禎) ご異議なしと認めます。よって、議案1号から議案第10号までの10議案については、議員全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、審査を付託することに決しました。 以上をもって本日の議事は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。     午後3時48分散会           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議長は、この会議録をつくり、署名者とともに署名する。 議 長 議 員 議 員...