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平成23年 6月定例会(第5日 6月14日)

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  1. 鈴鹿市議会 2011-06-14
    平成23年 6月定例会(第5日 6月14日)


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    平成23年 6月定例会(第5日 6月14日)            鈴鹿市議会定例会会議録(第5日)  平成23年6月14日鈴鹿市議会議場において鈴鹿市議会定例会を開く。   1出席議員      1 番   森   雅 之      2 番   今 井 俊 郎      3 番   泊 り 育 美      4 番   大 杉 吉 包      5 番   森   しず子      6 番   池 上 茂 樹      7 番   藤 浪 清 司      8 番   宮 本 正 一      9 番   山 口 善 之     10 番   薮 田 啓 介     11 番   森 田 英 治     12 番   板 倉   操     13 番   太 田 龍 三     14 番   大 窪   博     15 番   宮 木   健     16 番   伊 藤 健 司     17 番   森   喜代造     18 番   矢 野 仁 志     19 番   青 木 啓 文     20 番   野 間 芳 実     21 番   後 藤 光 雄     22 番   原 田 勝 二     23 番   鈴 木   純     24 番   南 条 雄 士     25 番   中 西 大 輔     26 番   大 西 克 美     27 番   市 川 哲 夫     28 番   水 谷   進     29 番   中 村   浩     30 番   竹 口 眞 睦     31 番   石 田 秀 三     32 番   森 川 ヤスエ
    1欠席議員     な  し 1説明のため出席した者(午前)     市長              末 松 則 子     副市長             松 原 俊 夫     水道事業管理者         宮 﨑   守     教育長             水 井 健 次     消防長             中 西 由 委     会計管理者           松 村   亮     企画財務部長          長谷川 正 人     総務部長            鈴 木 良 一     生活安全部長          寺 田 重 和     文化振興部長          幸 田 至 章     環境部長            伊 藤 宗 宏     保健福祉部長          森   光 男     産業振興部長          林   治 門     土木部長            長 田 孝 雄     都市整備部長          草 川 喜 雄     産業振興部次長         酒 井 秀 郎     教育次長            市 川 春 美     消防本部次長          澤 井 正 明     産業振興部参事         松 下 裕 一     都市整備部参事         西 田 謙 司     教育委員会参事         澁 谷   実     総務部参事           古 川   滋 1説明のため出席した者(午後)     市長              末 松 則 子     副市長             松 原 俊 夫     水道事業管理者         宮 﨑   守     教育長             水 井 健 次     消防長             中 西 由 委     会計管理者           松 村   亮     企画財務部長          長谷川 正 人     総務部長            鈴 木 良 一     生活安全部長          寺 田 重 和     文化振興部長          幸 田 至 章     環境部長            伊 藤 宗 宏     保健福祉部長          森   光 男     産業振興部長          林   治 門     土木部長            長 田 孝 雄     都市整備部長          草 川 喜 雄     産業振興部次長         酒 井 秀 郎     教育次長            市 川 春 美     消防本部次長          澤 井 正 明     教育委員会参事         澁 谷   実     総務部参事           古 川   滋 1職務のため出席した事務局職員     事務局長  西 山 哲 也       議事課長  玉 田 直 哉     書  記  赤 塚 久美子       書  記  本 郷   恭           ―――――――――――――――――――――――― 1会議の事件  日程第 1          一般質問          ――――――――――――――――――――――――             午 前 10 時 00 分 開 議 ○議長(青木啓文君) 皆さん,おはようございます。  きょうは,本会議5日目でございます。  よろしくお願いをいたします。  ただいまの出席議員は32名で定足数に達しておりますので,議会は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程及び出席説明員の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりでございますので,御了承をお願いいたします。          ―――――――――――――――――――――――― ○議長(青木啓文君) これより,日程に従い,議事に入ります。  13日に引き続き,一般質問を行います。  中西大輔議員から,通告順序に従い,順次,質問を許します。  中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) 議席番号25,すずか倶楽部,中西大輔です。  新しい,きのう議会になりまして,緊張感ある中なんですけれども,新体制の議会と新市長と,これからどのような形で,いわゆる二元代表制が進んでいくのかというところですね。非常に期待するところですし,議会の求められるものも非常に大きくなってくる。  市長は,今回,代表質問,また,これまでの一般質問の中でも,議会先進県としての三重県ということを挙げられておりましたが,やはり地方議会の中でも,三重県議会が先進的であることは否定しませんが,地方議会における,やはり基礎自治体としての,この市・町と県議会というのは,やはり位置づけが違うものではないかと,私は考えます。  また,二元代表というのは,手をとり合ってということではなくて,機関競争の上で進んでいく,首長と議会が,それぞれ政策であったり,チェック機能であったりとかを議論の上で働かせていくことが重要であると考えております。  それと,いろいろ答弁の中で出ている中で,危機管理ということが出てて,非常に感慨深かったんですけれども,実は2年前の6月議会で,私,危機管理について,一般質問させていただいております。その際に,単純に災害だけではなくて,ほかの,いろいろな経済的なリスクであるとか,そのあたりも含めた形での危機管理室の設置ということを訴えまして,松原副市長が答弁いただいたことを思い出しまして,非常に感慨深いなというふうなところです。  それでは,今回は,3点について,質問させていただきます。  まず,1点目に,駅の多機能化について,2点目は,街区整備地周辺環境について,三つ目に,市庁舎分煙の徹底についてという3項目で,質問のほうを行わせていただきます。  まず,駅の多機能化ということについてなんですけれども,駅の多機能化,駅というのは,単に乗りおりをする場所ではなくて,やはり私たちの市民生活とのかかわりから,また,公共交通の活用,これからの鈴鹿市の活用を考えても,どのように鉄道駅を活用していくかということは,避けて通れない現実ではないかと考えます。やはり重要な視点の一つではないかと考えます。  その際,駅を単純に,先ほども申しましたが,乗りおりだけの存在とせず,周辺地域の条件なども加味しながら,いろいろな機能を持つようにしていくということは,鉄道駅というのは,基本的に鉄道事業者の管理地でありますよというふうな考え方もあるでしょうが,自治体にとって,その町に住む住民だけでなく,観光で訪れる方々にとっても非常に重要な課題であり,自治体は積極的にかかわっていくべきところではないかと考えます。  そこで,鈴鹿市には,JR,伊勢鉄道,近鉄と3線鉄道が通っておりますが,今回は,その中でも近鉄線に着目して,質問のほうを進めさせていただきます。  その近鉄線,いろいろ駅ありますが,やはり機能を複数持たせることが望ましいと考えられるのは,やはり特急停車駅であるところの白子駅,もう一つは,この市庁舎のある神戸,また,商業の中心と言われる,牧田のほうに入っていく鈴鹿線の乗りかえ駅になる伊勢若松駅ではないかと考えます。  白子駅につきましては,現在,駅前広場再開発事業が入っておりまして,その点については,いろいろまた,検討するところもあると思います。どのように事業が展開されていくのかどうかというのは,やはり観光面にとっても,非常に重要なところではないかと考えます。  さて,この二つの駅なんですけれども,その乗りかえの駅だけではなくて,多機能化ということを考えたときに,やはり重要である視点というのが出てくると思います。これは,今回,さきの東日本大震災の津波災害に関連して,避難ビルであるとか,いろいろな視点ということが,多々質問の中にも出てきておりますが,そのことというふうな視点というのは,入れていくべきであろうと思います。  津波だけではなくて,この白子駅,伊勢若松駅というのは,当然,海岸に近いですから,台風時の高潮であるとか,その点についても視点,十分に入れていく必要があると,私考えます。つまり,海岸線での高台的な存在,避難地として考えていくことが重要ではないかと考えます。  また,もう一つ重要なことは,当然,その駅というふうなところ,白子駅が観光の拠点である,また,日常の乗降者数も多いところであるという点。伊勢若松駅につきましても,日常の乗りかえ駅として,非常に大きなウエートを占めている。また,周辺には観光素材があるということからしますと,そのような場所での観光客や,また,観光客だけではなくて,鈴鹿市に住む方々,また,周辺地域の方々に対しての情報発信の拠点としての位置づけということも,非常に大事になってくる,そのように考えます。  それらを踏まえながら,今回の質問では,論点をあえて伊勢若松駅に絞らせていただきます。  というのも,資料1,映していただけますでしょうか。               〔資料1をスクリーンに示す〕  さきの3月議会で,私,鈴鹿市における地域公共交通の結節拠点として,近鉄伊勢若松駅を取り上げましてバリアフリー化,おくれているバリアフリー化を提言させていただきました。その際に,国土交通省補助メニューを活用できることを含めて質問させていただきました。そのとき,それに対する産業振興部長の答弁としては,本市の公共交通網整備に際して,非常に重要な課題と認識というふうにもおっしゃってます。ですから,その後,どのような働きかけをされているのかということが非常に気になるところでもあります。  また,しかしながら,一方で,公的な支援を得るための特定旅客施設に該当しないとの発言もありましたが,このときの質問では,ちょっとうまくかみ合わなかった部分もありますが,国土交通省のほうで,この特定旅客施設としての1日の乗降者数に特に縛られることなく検討できますというふうなことも聞いてたわけで,その際にも,3月の質問の際にも伝えさせていただいているところです。  そのようなことも,それらを踏まえながら,いろいろまた,考えてますと,このバリアフリー化ということについて,だけでは,鈴鹿市というのは,この伊勢若松駅の改修ということについて,余り積極的ではないようなので,さきに述べましたように,地域住民の方々の関心も高い,海岸線の水害に対する避難所としての機能を追加して,伊勢若松駅の取り組み,バリアフリー化の取り組みと,避難所としての取り組みをあわせてしていただいてはどうかと提案させていただきたいと思います。  私の案としては,このバリアフリー化の改修の際に,円柱状の鉄筋コンクリートの駅の橋脚というんですか,あれをつくって,その上を,平面を広めにつくる。ですから,平面をつくることで,まず,避難所としての位置づけもできますが,再開発ビルというふうな大仰なところまでは必要はないと思いますので,数百人規模でも,その上に地域の住民の方々が避難できるというふうな形で,避難所としての機能を持たせる。そういうふうな,そのようなことを考えますが,そのような形での再整備について,現在の鈴鹿市の見解をお聞かせください。                〔資料1の提示を終了〕 ○議長(青木啓文君) 市長。                〔市長 末松則子君登壇〕 ○市長(末松則子君) それでは,中西議員の御質問に,答弁申し上げます。  伊勢若松駅の多機能化についてでございますが,近鉄伊勢若松駅は,近鉄名古屋線と鈴鹿線が結節する駅であり,駅の乗降者のほかに,乗りかえによる利用者が非常に多く,本市にとっては,神戸,平田といった中心的市街地と白子駅を初めとする名古屋線沿線地域との交流を促進する機能を有した重要な駅であると私も認識をしております。  現在,当駅は,連絡通路により,上下線のホームを行き来する構造となっておりますが,エレベーターやエスカレーターの設置等によるバリアフリー化がされていないため,高齢者を初め,利用者にとりましては,移動がしづらくなっており,利便性の向上が望まれているところでございます。  したがいまして,駅のバリアフリー化に関しましては,今後も施設の管理者であります近畿日本鉄道に働きかけを積極的にしてまいりたいと考えております。  また,伊勢若松駅の多機能化,特に駅を避難所として活用することにつきましては,地域防災計画との整合性を図る必要がございますので,現状では,困難であると考えております。  詳細につきましては,産業振興部長が答弁をいたしますので,よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(青木啓文君) 産業振興部長。              〔産業振興部長 林 治門君登壇〕 ○産業振興部長(林 治門君) おはようございます。
     それでは,私からは,中西議員から御質問の伊勢若松駅のバリアフリー化にあわせまして,津波対策としての避難所機能を持たせた整備をしてはどうかということにつきまして,答弁を申し上げます。  本市の地域防災計画におきましては,若松地区においては,耐震性や標高などの立地条件を考慮いたしまして,津波発生時の緊急避難所としては,若松小学校の校舎や若松公民館を指定をしております。  また,現時点での三重県によります津波浸水予測では,地震が発生後,本市に津波が到達するまで,約2時間40分程度の時間的な余裕もございますことから,地域住民には,海岸から遠く離れた高台などへの避難をお願いしているところでございます。  こうしたことから,伊勢若松駅を津波からの避難施設として位置づけて整備する必要性につきましては,それほど高くはないのではないかなというふうに考えております。  また,駅の多機能化の前提となります伊勢若松駅のバリアフリー化につきましては,まず,鉄道事業者との協議に基づく合意形成が必要でございます。  そうしたことから,3月議会におきましても,近畿日本鉄道と協議する旨を御答弁申し上げたところでございますが,相手方となります,近鉄事業者の実務担当者のレベルの見解では,伊勢若松駅のバリアフリー化の必要性は認識されてはいるものの,事業化する駅の優先順位の点などから,早急な整備は,今,考えられないとのことでございました。  とは申しましても,本市における伊勢若松駅の重要性をかんがみまして,同駅のバリアフリー化に関しましては,今後も,引き続き近畿日本鉄道に働きかけを行ってまいりたいというふうに考えておりますので御理解賜りますよう,お願いを申し上げます。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) 今,答弁いただいて,どちらも基本的には,この町がどうするのかというのが,見えないというのが,前回の質問のときからも,非常に気になっているところなんですけれども,先ほど市長がおっしゃられたように,地域防災計画の見直しということが必要なことは,そのことは,もう織り込み済みで,今回も質問させていただいております。  実際に,この駅ですね,災害に向けて再開発であるとか,取り組むということについて,いろいろ補助金がないかということをちょっと調べてみました。そうすると,国土交通省の中の都市地域防災対策推進室というところがありまして,これ,都市地域整備局の中にあるんですけれども,そこの中の都市防災対策事業というふうな事業がありまして,その中,都市防災総合推進事業というメニューの中に,地区公共施設整備というメニューがありまして,そこの中に活用できるのではないかと思われる補助金のメニューがありました。  そのことも,一応,いろいろ聞いたんですけれども,前提となってくるのが,その地域における地域防災計画の中で,災害時の拠点施設,避難時の拠点施設として位置づけられていることが,まず必要な要件ですと。有事の際は,自治体が運営するというふうなことが必要であるということ。また,10年以上使われるということ。もう一つ,それが民間の事業者の場所であるとすれば,災害時の協定を結んでいることが必要ですというふうなことがありました。  そのようなことを考えると,この鈴鹿市として,市長,よく若松のほうに見えていただいてますので,状況のほうは,おわかりいただけると思うのですが,祢宜垣内地区であるとか緑ヶ丘地区,特に海岸線,港のところですね。あのあたりは土地が低く,鈴鹿市の浸水予想マップの中でも,浸水予想地域に入ってるわけですよね。  その点を考えると,やはり,また,若松の海岸線地域は,高齢化が進んでいる地域でもありますから,その点も踏まえて,高台がない。移動手段についても,困難であるということですから,この地域防災計画の見直しの際には,ぜひとも,そのあたりも踏まえて,検討していただきたいと思いますが,その点,考慮していただけるかどうか,お聞かせください。 ○議長(青木啓文君) 生活安全部長。 ○生活安全部長(寺田重和君) 今,議員がおっしゃられた内容につきましては,検討の中に加えさせていただきたいと思います。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) それであれば,ぜひともよろしくお願いいたします。  そのように整備していくと,いろいろな課題というのが出てくるんですけれども,災害時,私,津波は確かにリスクとして,非常に大きな課題ではあると思いますが,今も災害時の想定の中で,2時間ぐらいあるから大丈夫ですよということが出てくるんですけれども,やはりもう少し庁内の中で,意識のほうの統一もしていただいたほうがいいのかなと。幾ら時間があっても,それで車を使って,途中で事故が起これば,その道が使えなくなる。使えなくなれば,当然そのような避難の想定もなくなってしまうということですね。  高台に逃げていただくというふうにおっしゃられたんですけど,どの高台か,若松であれば岸岡山なのか,若松も,どちらのほうに逃げていいのかというふうなことも踏まえて答弁していただかなければ,地域の住民に対して,ちょっと無責任な答弁になってしまうと思いますので,その点について,やはり考えていただきたいなと思います。  今,バリアフリーと,この災害時の拠点という,この二つのところから話をしても,やはりちょっと煮え切らないというふうなことですね。  もう一つ,機能のほうを追加するということで,今度は,やはり観光拠点,情報発信の拠点としての視点というのを入れていただいて,考えていただきたいなと思います。  若松地区というのは,大黒屋光太夫を軸とした歴史観光資源がございます。大黒屋光太夫の顕彰会もありますし,記念館もあります。そのようなものがありますし,また,海産物の水揚げ,また,鈴鹿の中で唯一の造り酒屋となった酒蔵の存在,また,それらを活用したウオーキングのイベントというのは,民間の事業者のほうでも企画されているなど,鈴鹿の観光においても,白子駅とは,また違った意味で一定の位置づけを持っていると考えるべきではないかと思います。  ですから,やる,やらないというふうなところでいうと,やらないという方向で出ましたが,先ほどのように整備した駅舎に対して,このような観光産業,観光資源の情報提供であるとか,また,乗りかえ駅ということであれば,当然,そこで学生も含めて,市民の移動があるということですから,市民情報の提供であるとか,特産品・物産品の販売なども含めた情報発信機能を追加した上で,そのような駅舎の改修ですか,を考えるべきだと思いますが,その視点について,市の見解のほうをお聞かせください。 ○議長(青木啓文君) 産業振興部長。 ○産業振興部長(林 治門君) それでは,2点目となります,伊勢若松駅の観光拠点整備に関します御質問に,御答弁申し上げます。  まず,伊勢若松駅周辺の観光資源についてでございますが,若松漁港で水揚げをされますアナゴの料理ですとか,本市唯一の酒蔵,また,地元伊勢若松出身で歴史上の人物でもあります大黒屋光太夫といった,その資料館,大黒屋光太夫記念館などがございます。  中でも,大黒屋光太夫につきましては,伊勢若松駅前大黒屋光太夫顕彰会により,ブロンズ像が建立をされておりますし,本市でも,大黒屋光太夫記念館とあわせまして,周辺の供養碑や菩提寺などを紹介し,観光PRに努めているところでございます。  また,毎年1月には,近畿日本鉄道主催によりますウオーキングとして,伊勢若松駅を起点に,酒蔵と光太夫記念館などをめぐるイベントも行われております。  こうした情報につきましては,現在,本市を初め,鈴鹿市観光協会,鈴鹿商工会議所,あるいは三重県や三重県観光連盟など,関係機関・団体のホームページや機関誌などを活用して発信をしておりますし,メディアを通した情報発信にも努めているところでございます。  一方,情報発信の拠点施設についてでございますが,現在,本市におきましては,鉄道駅における観光情報の発信拠点は特にございませんが,駅周辺ということで申しますと,本市の玄関口であります,白子駅前に所在をします鈴鹿市観光協会が現時点では,その役割を果たしているものと考えております。  観光協会では,本市の観光案内所として,先ほど申しましたが,光太夫など伊勢若松に関連した情報も含め,本市の観光情報の発信や特産品などの展示,販売を行っているところでございます。  したがいまして,今後も,観光協会と連携を図りながら,伊勢若松地域の情報を含め,本市観光情報の発信力を強化をしてまいりたいというふうに考えておりますので御理解賜りますよう,お願いを申し上げます。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) 今の答弁を聞いていても,基本的には自分たちがやるレベルでしか考えてない。本来はお客様,そちらのほうの視点から考えないと,考えるべきですよね。今であれば,ウオーキングで,伊勢若松駅で乗るとしても,何かお土産ものを買おうとしても何もない。情報をやっぱり拾っていこうと思っても,何もない。そのようなことに対して,やはりもう少し意識を持っていかないと,観光産業なんて,そんなに伸びないと私は考えます。  ともかく,今回の一般質問での,この多機能化というのは,本当に一部なんですけれども,この質問の答弁を聞く中で,やはり縦割りですね。行政の縦割りというのが出てくる。一つのところに対して複数の機能,複数の可能性というふうなことを検討したときに,どうしても縦割りになってくるというところが壁になってくると思うんですけれども,その点について,今後,市長としては,この横をつなぐということが,たしか施政方針の中でも,おっしゃられていたと思うんですけれども,そのあたり,どのように取り組まれるのか,お聞かせください。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 議員御指摘のとおり,縦割り行政というものが非常に問題になってこようかと思いますが,これから横の連携というものをしっかりと検討というか,横の連携に努めてまいりたいというふうに思っておりますし,先ほどの駅の多機能化ということに関しましても,そういうような中で,これから,あらゆる視点で検討させていただきたいと思いますので,よろしく御理解いただきますようにお願いを申し上げます。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) 今の答弁の形で,ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  この一つ目のところで,ちょっと感想みたいな形になってしまうんですけども,伊藤議員の質問にあったように,なぜ,庁内で,職員のいろいろな発想が出てこないのか,議会に対する答弁も,基本的には,やらないというふうな方向でやっている限りは,やるというような発想での,なかなか転換ができないのではないかなというふうに考えますので,その点についても,発想の転換ですね,行っていただけたらなと考えます。  それでは,2点目の質問のほうに移ります。  2点目ですね,街区整備事業地周辺環境についてということなんですけれども,言葉の都合でかなり短くはしてあるんですけれども,ここで取り上げていますのは,いわゆるNTT西日本研修センタ跡地土地利用転換計画,もうこれは終わりまして,防災公園街区整備事業地ということになるんですけれども,その防災公園街区整備事業の用地南側について,特にその周辺環境との関係はどのように,今,市として考えているのかお聞きしたいと思います。  特にお聞きする内容というのは,子供の安全ということと,非常に密接にかかわってくる領域になってきますので,その点についても配慮しながら,答弁のほうはよろしくお願いしたいと思います。  まず,状況整理したいと思いますが,資料2,映していただけますでしょうか。               〔資料2をスクリーンに示す〕  現時点の土地利用の方針ですね。  こちらのほう,NTTのほうから提示されている図になりますが,まず,該当の用地の北側というのは,もうこれは,でき上がっている部分というのは,一つは,鈴鹿医療科学大学薬学部の用地の部分というのは,完成しておるところです。  また,野球場周辺の防災公園整備事業についても,現在取り組まれているところだと考えます。  また,この用地について,この重要になってくるのは,一つは,用地,真ん中になるんですけれども,鈴鹿高専の前から国道23号線に向けて西から東,東西に道路が抜くことになっているということが一つあります。  整理していきますと,その道路を挟んで,さらに南側のところは,大学事業地と隣接する北東部については,新産業展開や医療健康福祉ゾーンと言われる展開に,旭が丘小学校と隣接する南西部については,特定目的住宅ゾーンと健康維持増進住宅ゾーンというふうに計画されております。  現在は,この図と,また違った形で検討を進められているかもしれませんが,現時点では,この図のとおりということで質問のほう,進めさせていただきます。  これをまた,若干引いた図とあわせて考えてみたいと思います。  資料3,映写してください。                〔資料2の提示を終了〕               〔資料3をスクリーンに示す〕  資料3,若干ちょっと,若干,該当地との関係,ちょっとわかりにくくなってしまう部分がありますが,これを旭が丘小学校を中心として見たときに,街区整備事業地は,旭が丘小学校に対して北側となり,南側は,住宅地として,今,開発,終わっております。また,西側についても,住宅地として開発されて,過去と比較しても,相当数の人口数となっていることは,御存じのところだと思います。  また,少し離れますが,用地,南東側には,白江土地区画整理事業が行われており,今後,この地域での人口増も想定されるところであるということですね。  そのような認識の上に,市の行政それぞれの方々もいらっしゃると考えます。  今回は,この図に沿った形で,これらの地域について,2点,質問させていただきます。  再度,資料3,映写してくださいというか,そのまま映っているので,このままで結構です。  このように開発される事業地周辺について,一つは,国道23号線について,重要な観点があります。  一つは,白江土地区画整理事業地の北側の部分ですね。現在,道路の拡幅工事が行われております。図の中では赤で示される部分です。  もう一つは,先ほど資料2のほうで指摘しましたが,防災公園街区整備事業の中で,鈴鹿高専の前から23号線に抜けるという道ができました。緑で,図の中で示させていただいております。  つまり,この2本の道路ができるということは,旭が丘地区の中から,東西に対して交通需要が増加するということが非常に考えられる部分になってくると。また,このような道路ができることで,旭が丘小学校から鈴鹿高専の前を抜けて,玉垣方面に抜けていく,この北向き,南北に走る道についても,当然,交通需要がふえてくるということが予想されるというふうに思います。  交通需要が増大するということは,当然,交通事故のリスクも増大するわけで,このような状況に関して,私も,市民の方から声をいただきました。  現在も,この旭が丘小学校周辺地域では,通勤時間帯や夕方など,住宅地を抜ける車であるとか,その通行量がふえたことで事故が起きないか,心配されているということです。  また,その方は,今後,街区整備事業地,こちらのほうの開発が進めば,また,交通需要も発生するであろうから,より交通の危険が増すのではないかと危惧されております。  そのような市民の方々の不安に対して,現時点で市は,どのような考えを持っているのか,お聞かせください。                〔資料2の提示を終了〕 ○議長(青木啓文君) 市長。                〔市長 末松則子君登壇〕 ○市長(末松則子君) それでは,2番目の御質問の街区整備地周辺環境について,御答弁申し上げます。  NTT西日本鈴鹿研修センタ跡地につきましては,独立行政法人都市再生機構が防災公園街区整備事業を活用し,現在,整備を進めているところでございまして,北側は,防災公園として,南側は,市街地整備を区画整理の手法で整備を行います。  周辺には旭が丘小学校を初め,旭が丘幼稚園,鈴鹿工業高等専門学校,鈴鹿医療科学大学薬学部などの教育施設が多くありますことから,事業実施に当たりましては,周辺環境を十分に考慮した整備が必要であると考えております。  なお,詳細につきましては,都市整備部長が答弁いたしますので,よろしくお願いをします。 ○議長(青木啓文君) 都市整備部長。              〔都市整備部長 草川喜雄君登壇〕 ○都市整備部長(草川喜雄君) それでは,中西議員御質問の街区整備地周辺環境についての1点目でございます,交通の安全確保につきまして,御答弁を申し上げます。  NTT西日本から委託を受けたUR都市機構が区画整理の手法により施行をしております市街地整備区域につきまして,現在,基本計画を策定中でございますが,この整備に伴いまして発生が予想される交通量が,周辺の既存の道路に及ぼす影響などにつきましては,今後,進めてまいります設計協議におきまして,UR都市機構と市などの関係部署で検討してまいりたいと考えております。  なお,計画案ができ上がりましたら,周辺自治会に対しまして御説明に伺うよう指導しておりますので,御理解をいただきますよう,お願いをいたします。  また,今後の設計協議におきまして,議員御指摘であります,緑色の道路の部分,国道23号から鈴鹿工業高等専門学校前につながる幹線道路が計画される場合も同様に,交通量の増加が予想されますことから,周辺の既存道路などに及ぼす影響につきまして,UR都市機構と市などの関係部署で行われます,同じく設計協議におきまして検討してまいりたいと考えております。  続きまして,議員御指摘であります,赤色の道路部分でございますが,白江土地区画整備事業地内の幹線道路網の整備に伴う周辺道路の交通量増加に対する対応でございますが,この道路整備によりまして,既成市街地であります旭が丘周辺地域から,幹線道路であります国道23号へのアクセスが容易となり,緊急車両などの市街地への進入が向上される一方,議員御指摘のとおり,周辺道路の交通量の増加によります,生活環境への影響が懸念をされます。  今後,周辺環境の状況を見きわめながら,地元との協議,あるいは警察や公安委員会の意見,助言をいただきながら対応してまいりたいと思いますので御理解をいただきますよう,お願いを申し上げます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) 今の答弁で大体わかりました。  ただ,やはりもう予測されることについて,利便性の向上という視点だけではなくて,当然,適切な交通需要の抑制,それの方法,方策というのは,多々あると思いますが,その点も含めた形で,計画書が出てくる前に,URのほうとも協議していただく,このようなことも行っていただきたいと思いますが,そのような交通需要を抑制するという観点で話のほうができるかどうか,それをお聞かせください。 ○議長(青木啓文君) 都市整備部長。 ○都市整備部長(草川喜雄君) 現在,UR都市機構が進めております,その区画整理事業地内につきましては,やはり行政と,あるいは関係部署と協議をできるところでございます。  しかし,周辺から,その交通量を抑制するとか,その辺は,現段階では非常に難しいと考えております。  したがいまして,新しい道路ができると,当然,その道路に,開通当時は,かなり集中する,が予想されます。  しかし,やはり集中する道からは,それぞれ違う道へ逃れていかれる交通量もありますので,そういったところで,開通後の状況を見ながら,どういった形で安全対策をとるか検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕
    ○25番(中西大輔君) ありがとうございます。  次の,ちょっと観点に移る前に,一つ確認したいことがあるんですけれども,末松市長は,市長就任後,この街区整備事業の事業地,視察されたのか,状況を御自分の目で確認されたのかということをお聞きしたいと思います。当然,県議会議員としての経歴もございますから,その時点でも,中に入って状況をごらんになられたことがあるのかどうか,ちょっとお聞かせください。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 議員の時代には,中を視察させていただいた経緯はございますけれども,市長就任以後は,まだでございます。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) ありがとうございます。  というのは,次の観点というのは,さきの議会のときに,議会ですね。前期の議会のときにも,何度か話題というか,論点として挙げさせていただいておりますが,旭が丘小学校と隣接している事業地について,以前から地域の住民の方の声の中にも,学校の運動場が狭い,また,これから先のことも考えて,何とか学校隣接の場所として活用できないかという声があったりします。  ですから,図の資料の2を映していただけますでしょうか。               〔資料2をスクリーンに示す〕  資料2を見ていただくと,旭が丘小学校と隣接して,ちょうど特定目的住宅ゾーンになるんですかね。ここのところで,若干へこみのような形ができていると思います。  この箇所について,やはり私としては,市として,この防災公園街区整備事業,今,土地区画の手法を持って行われておるということですが,このへこんでいる部分について,やはり事業者と協議した上で,公園として活用することを提案していただいてはどうかというふうに考えるところです。  一つの理由は,街区整備事業を行うに当たって,計画に沿って住宅ゾーンとして整備するのであれば,やはり小学校の運動場と住宅地が隣接するというのは,好ましくない。やはり住んでいる人にとっても,子供たちの活動,また,砂ぼこりとか出たりするということで,やはりきちきちに沿ってしまうのではどうかという観点が一つあるんですね。  それであれば,そのような住宅に住まわれる方々が,公園を介して,学校の子供たちと交流できる可能性がある。そのほうが,今,計画の中に出ている使用目的,ゾーニングの目的とも合致するのではないかと考えます。  また,もう一つの観点としては,白江土地区画整理事業地の,これからの今後の展開を考えたときに,やはり人口増が考えられる。現在も,アパートというか,住宅が張りついてきております。当然,今ですね,そのまま住宅がふえていけば,子供たちがふえてくる。旭が丘小学校のキャパシティが足らなくなってくるのではないか。そうなってきたときに,やはり増加する児童に対して,どのように対応していくかということが必要になってきます。  そのための用地としても,プレハブなどで対応するというふうなことが話の中にありますが,そのようにするためにも,用地が隣接したところになければ不都合が多々出てくる。  そのような観点からも含めて,公園として利用して,今後,その用地の利用について拡張性を持たせるということが必要ではないかと考えますが,その点について,どのように見解をお持ちなのか,お聞かせください。                 〔資料の提示を終了〕 ○議長(青木啓文君) 都市整備部長。 ○都市整備部長(草川喜雄君) それでは,中西議員の2点目でございます,小学校隣接地の利用につきまして,答弁を申し上げます。  旭が丘小学校の運動場北側に隣接いたしますNTT西日本鈴鹿研修センタ跡地につきましては,土地の所有者でありますNTT西日本がUR都市機構に業務委託を行い,区画整理の手法を用いまして,市街地整備を行っておりますが,現在のところ,計画の策定中でございますが,平成20年4月の市議会各派代表者会議におきまして,配付をさせていただきましたNTT西日本の土地利用計画案では,健康維持増進住宅ゾーンとして計画をされております。  整備区域内に公園などを配置するに当たりまして,地元からNTT西日本に対しまして,旭が丘小学校の隣接地に公園などの設置を求める旨の要望書の提出があったと聞いております。  市民の憩いの場としての公園や,学校敷地との緩衝地帯として計画していくなど,NTT西日本及びUR都市機構に対しまして,市からも,引き続き要望をしてまいりたいと存じますので,御理解をいただくようにお願いをいたします。  それと,最後に,公園として利用している部分に,プレハブ対応することが可能かということでございますけども,区画整理,あるいは開発で整備されました公園は,当然,市へ帰属をされます。市が都市公園として管理をしていくものでございます。  したがいまして,都市公園区域に,たとえ隣接地が教育委員会の学校であったとしても,そこを学校敷地としてお貸しするということは,都市公園法上,非常に難しいかなと,現在のところ,そう考えております。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) 追加の答弁もありがとうございます。  その点については,今後,いろいろな可能性も含めて,検討していかなければいけない部分ですので,それは,もう教育委員会も含めて,十分に議論していただきたいと思います。  確認なんですけれども,今,部長の言葉として,NTT及びUR都市機構に対して要望のほう,積極的に行っていくというふうにお答えいただきましたが,市長としても,そのような形で積極的に行っていただけるのかどうか,お答えください。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 先ほど都市整備部長が答弁いたしましたように,地元自治会からNTT西日本に対しまして,旭が丘小学校の隣接地に公園等の設置の要望が出ているということは聞いております。  今も,都市整備部長答弁いたしましたように,市からも,NTT西日本やUR都市機構に対しまして,公園等の配置に関し,地元要望を検討いただきますように,引き続き要望してまいりたいと考えております。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) 事,子供たちの教育環境にかかわることですから,ぜひ,積極的によろしくお願いしたいと思います。  それでは,三つ目の質問のほうに移らせていただきます。  市庁舎における分煙の徹底ということなんですけれども,私自身たばこ吸いませんので,このような質問が出てくるわけなんですけれども,前市長,川岸市長,非常に喫煙,積極的にされておりました。市長室の裏側に喫煙室があるという話も,よく聞くところです。その点,末松市長は,いかがなのかなと。やにのにおいがしみついた部屋があるのではないかなと思うんですけども,そのあたりは,どのようになるのかなというふうに考えることですが,それは,また別の機会で,ちょっと答えいただきたいなと思いますが。  現在,学校を初めとして,地区市民センターなどでも,基本的に施設内,禁煙となってますね。学校の先生方も,喫煙される方は,学校の敷地から外に出て,たばこを吸われている。地区市民センターも,中には喫煙場所がなくて,基本的に外に喫煙場所が置かれている。  そのような状況になっているんですが,鈴鹿市庁舎内には,市民の方が利用できない場所に喫煙場所があったりするなど,分煙状態をつくられてると言いながら,ちょっと中途半端ではないかなというふうに考えるんですね。  私,禁煙というか,たばこを吸いませんが,たばこを吸われる方の,その権利というか,その点についても,全く否定はしません。  しかし,やはりがんの抑制であるとか,受動喫煙防止,さきに配布された健康計画,こちら概要版ですね。概要版の中でも,たばこと,わざわざ,たばこと,このように1ページ使って,たばこの害が,るる書かれているわけですね。年代別に書かれてます。ゼロ歳から5歳のときのたばこについて,6歳から12歳,13歳から19歳,20歳から39歳,40歳から64歳,65歳から74歳,75歳以上と,非常に懇切丁寧に書かれております。ちなみに,私,41歳ですので,個人としては,たばこを吸わない人は,たばこの影響を受けないようにしよう。受けたくありません,私も正直。たばこを吸う人は,吸わない人に影響を与えないようにしましょう。家庭では,たばこの害のない環境をつくろう。禁煙をサポートしようというふうなことが,ここには書かれております。  また,もう一つ書かれているのは,下のところに,サードハンドスモークということで,たばこの煙成分が部屋や衣類などのものにしみ込み,煙が消失した後も有害な化学物質を放出し,それによって,健康被害を受けることです,いうふうに書かれていまして,特に幼い子供がいる家庭や,公共の場では,完全禁煙が必要と言えますと。ここまで健康計画の本に書かれているわけですね。  その上で考えると,市庁舎の中で,喫煙は,かなり緩やかな状況とも,緩やかな分煙ではないかと。考えることは自己矛盾を起こしているんではないかと考えるんですね。  先ほど申しましたように,喫煙する方も,喫煙したいということも,わからないでもありませんので,その点を考慮しながら,この完全分煙,分煙の徹底ということで,喫煙場所を1階と15階に限定するということを提言したいと思うんですね。1階というのも,現在は庁舎内,自動販売機横のところに喫煙スペースとしてあるんですけれども,そこ,そのままでいいと思いません。1階であれば,逆に外に出ていただいても,ほかの公共施設,学校であるとか,地区市民センターもそうですが,敷地外,出ていただいて,ちょうど南側入り口,自動ドアのすぐ横に,ちょっと少しへこんだスペースがありますので,そこのところを喫煙場所にしていただけたらなと。  じゃ,あいた,その1階の喫煙スペースをどうしたらいいかなというふうに考えたときに,市長が,昨日ちょっといろいろ問題がありましたが,15階を地産地消レストランということで,いろいろありましたが,1階のそのスペースを,例えば地域産品を売るアンテナショップ,野菜売っててもいいじゃないですか。そういうふうな形にしたほうが,殺風景なロビーももう少し,また,見た目も変わるのではないかと思います。  15階については,これについても,是非の議論はあるところだとは思いますが,そのほかの階に,一切,喫煙場所を設置しないかわりに,今あるスペースをそのまま利用できるようにしておけばいいと考えるところですけれども,この点について,部長ではなくて,市長として,まず,どのようにお考えなのか,お聞かせください。 ○議長(青木啓文君) 総務部長。               〔総務部長 鈴木良一君登壇〕 ○総務部長(鈴木良一君) 私からは,市庁舎の分煙の徹底ということにつきまして,御質問いただきましたので,所管をする部長として,答弁をさせていただきたいと,こういうふうに思います。  本庁舎での喫煙につきましては,健康増進法の第25条で,多数の者が利用する施設を管理をする者につきましては,受動喫煙を防止する措置を講じるよう努めなければならないという,こういった規定に基づきまして,喫煙室を設けて,分煙の徹底を図るというふうなことで,今まで対策を講じてきたところでございます。  ただいま議員からは,本庁舎の喫煙場所を1階の屋外と,それから15階のみにすべきではないかというふうな御意見をいただいたわけでございますが,従来から,職員の勤務時間中の喫煙につきましては,市民の方が利用をいたします1階であるとか,15階の喫煙室の利用につきましては避けて,他の階の喫煙室を利用するとともに,利用に当たっては,短時間で,かつ少人数での利用を心がけるよう,指導してまいったところでございます。  職員が勤務時間中に職場を離れて喫煙をする行為につきましては,職務専念義務が免除された行為ではございませんけれども,一方で,節度を保った喫煙の嗜好や,あるいは習慣,そういったものは長年にわたって社会的に許容をされてきたという,そういった背景もございまして,公務,民間を問わずに,勤務時間中の喫煙につきましても,社会通念上は,相当と認められる頻度であるとか,あるいは時間内であって,かつ職務遂行を具体的に阻害しない限りは,直ちに職務専念義務を問われることはないという取り扱いがなされてきたところでございます。  職員につきましては,遵守をすべき服務規律もございます。今後につきましても,節度ある喫煙行動をとるよう,機会あるごとに注意喚起を促すことで,分煙の徹底というふうなことにつきまして努めてまいりたいと,このように考えておりますので,よろしく御理解をいただきますようにお願いを申し上げます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) それで,市長は,どのようにお考えなのか,お聞かせください。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 御答弁申し上げます。  まず,私自身は,たばこは吸いません。喫煙はいたしませんということの中で,考え方について,答弁させていただきたいと思いますが。  先ほど中西議員御指摘のとおり,健康増進法の考え方につきましては,必要な措置を講ずるように努めなければならないということでございます。しっかりと,そういうふうなことに講ずるべき措置をとってまいりたいというふうに思いますし,今のところ,現在のところでは,分煙の徹底に努めておりますけれども,これから検討もしてまいりたいというふうに考えておりますので,そのように御理解を賜りたいというふうに思います。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) 部長の答弁で,たばこを吸いたい方もいると。職員もいると。ただ,市民の目につくのはいかがなものかということで,違うところで吸っているということなんですけれども,本当に必要であれば,別に市民の方の前で吸っていても誤解はないのではないかと。その点についても,理解していただけるのでないかと考えるところなんですね。  先ほども言いましたように,先ほどの健康計画の本でも,サードハンドスモークということで,服にしみついたにおいや化学物質が影響するということがあります。私,たばこ吸いませんので,特にそのようなにおいがあったときに,のどとか,調子悪いときは,特にせき込んだりとか,そういうふうな場面もあります。そのようなことを庁内ですね,庁内の場合は,職員さんごとの間隔も広いので,余りそのようなこと,ないかもしれませんが,もしかすると,言葉に出さない職員の方も多いかもしれません。  ですから,分煙について,やたらめったら,やたら部屋をふやしてやるのではなく,とにかく限定をして,喫煙するならする,していただいたら結構ですので,その場所をとにかく減らして,できれば分煙ではなくて,禁煙状態にしていただきたい。  今,公的施設,禁煙になっているところは,政令指定都市も含めて,かなりふえていると思います。  ただ,抵抗勢力になっているのがどこかというのは,いろいろ資料見ても,やはり議会というのは一つ,喫煙者が多いので,一つ抵抗になっているというのはわかるんですけれども,やはりそこを超えていかなければ,がんの抑制,いろいろなことですね,子宮頸がんであるとか,いろいろながんのことを抑制と言いながら,片方で,がんの発生原因となるものが,まかり通っているというのは,やはりこれもおかしなことですので,せめて,やはり庁内の中,決まった場所,節度を持った場所で喫煙場所を制限していただくことに取り組んでいただきたいと思いますが,改めてその点について,取り組んでいかれるのか,すぐに取り組んでいただかなくても,検討のほうを十分されるのか,その点,お聞かせください。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 中西議員御指摘のとおりでございますので,厚生労働省よりも公共施設につきましては,原則として,全面禁煙すべきであるという通知が出されております。  今の中で言いますと,議会さんも御協力をいただけるということでございますので,分煙に関しまして,しっかりと考えていきたいというふうに思いますし,徹底という方針で御理解をいただいているというふうに思っておりますので,そのような中で,場所に関しましても,前向きに検討させていただきたいというふうに思っているところでございますので,よろしく御理解いただきますようにお願いをいたします。 ○議長(青木啓文君) 中西大輔議員,簡潔にお願いします。               〔25番 中西大輔君登壇〕 ○25番(中西大輔君) 今のようにおっしゃっていただきましたので,即座に上意下達という形でしていただかなくても結構ですので,十分な議論を庁内でもしていただいた上で,取り組んでいただくことを望みます。  以上で,私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(青木啓文君) これにて,中西大輔議員の質問を終了いたします。  この際,暫時休憩いたします。  再開は11時10分といたします。             午 前 10 時 58 分 休 憩          ――――――――――――――――――――――――             午 前 11 時 10 分 再 開 ○議長(青木啓文君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。  日程により議事を継続いたします。  太田龍三議員。               〔13番 太田龍三君登壇〕 ○13番(太田龍三君) おはようございます。  議席番号13番,市民クラブの太田龍三でございます。  初めての一般質問ですので,どうぞよろしくお願い申し上げます。  3月11日,東日本東北地方では,未曾有の大震災に見舞われました。津波などにより,多くの方々がお亡くなりになり,行方不明の方々も多数おられます。まことをもって,哀痛のきわみに存じます。心よりお見舞い申し上げます。  また,数多くの方々が被災され,さらに原発放射線被害をもたらす複合災害によって,多くの方々が避難を余儀なくされ,心よりお見舞い申し上げますとともに,一日も早い復興・復旧をお祈り申し上げる次第です。  それでは,通告に従いまして,大きく2点ほど,1点目は,道徳教育について,2点目は,不登校対策について,質問をいたしますので,明快なる答弁をお願いいたします。  それではまず,1点目,道徳教育についてでございます。  道徳教育の大切さについてですが,以前の議会議事録を調べましたところ,教育長は,次のように答弁されておりました。  小学校においては,自他の生命の尊重,人間として,してはならないことはしない。集団や社会の決まりを守ることを重点とし,また,中学校におきましては,法や決まりの意義の理解,社会の形成への主体的な参画,人間としての生き方について,考えを深めることが重大であると。また,地域の行事や,祭りや,いろんな活動にできるだけ参加するように声かけを学校からしていくと答弁されておりました。私も全く同感であり,大切なことだと考えております。  このような教育長の思いを根底にいたしまして,まず,道徳教育の現況について,指導計画,指導内容について,また,文部科学省の道徳教育実践事業の委託を受けた道徳教育の実践研究について,お伺いいたします。 ○議長(青木啓文君) 教育長。               〔教育長 水井健次君登壇〕 ○教育長(水井健次君) それでは,太田議員の1番目の道徳教育についての1点目,現況について,御答弁申し上げます。
     まず,指導計画・指導内容はどうなっているのかについてでございますが,平成20年8月に改訂されました学習指導要領の教育内容に関する主な改善事項7項目のうちの一つとして,道徳教育の充実が示されております。  そこでは,道徳教育は,道徳の時間をかなめとして,学校教育活動全体を通じて行うこと,指導の重点を明確化すること,道徳教育推進教師を中心に,全教職員が協力して道徳教育を展開すること,児童・生徒が感動を覚える魅力的な教材を活用すること,体験活動を重視し,保護者や地域の人々の積極的な参加や協力を得て推進すること,こういったことが一層求められております。  以上の改善事項を踏まえまして,本市における各学校におきましては,道徳教育推進教師を中心に,全教師が協力して,学校における道徳教育の全体計画,各学年の年間指導計画を作成し,道徳の授業を初めとして各教科,特別活動及び総合的な学習の時間など,学校教育活動全体を通して,道徳教育を展開しているところでございます。  具体的には,年間35時間の道徳の時間を中心として,児童・生徒の実態に合った教材や副読本を活用したり,他の教科と関連づけて考えさせたり,学んだことを実感として感じ取らせる,そういった体験活動を行ったりと,児童・生徒の発達段階に応じて,創意工夫しながら取り組んでいるところでございます。  続きまして,文部科学省の道徳教育実践研究事業の委託を受けた道徳教育の実践研究はどういったものなのかという御質問に,答弁申し上げます。  本市におきましては,文部科学省の道徳教育実践研究事業の研究推進校として,平成20年・21年度は,中学校で1校,平成21年・22年度は,小学校で1校を指定し,実践研究を進めてまいりました。  中学校における研究は,道徳の学習で培った道徳心を清掃活動,部活動など,他の学校教育活動における行動力につなげていく,そういった実践研究であり,また,小学校における研究は,道徳の時間をかなめとして,国語科を中心とした言葉を大切にする教育活動と結びつけた実践研究でございます。  さらに,本年度は,文部科学省の道徳教育総合支援事業の委託を受け,小学校1校を研究推進校に指定し,道徳の時間をかなめとして,地域の人との交流や自然との触れ合いといった体験活動を生かした道徳教育を推進していく予定でございます。  教育委員会といたしましては,こういったことで,今後とも,学習指導要領の趣旨を踏まえ,学校,家庭,地域が一体となり,道徳性を養うよう,指導してまいりたいと,このように考えておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げ,答弁とさせていただきます。 ○議長(青木啓文君) 太田龍三議員。               〔13番 太田龍三君登壇〕 ○13番(太田龍三君) 大変よくわかりました。  道徳教育は,小さいころから学ばせていくことが大事と私も考えております。礼儀,おじぎ,あいさつ,作法やマナー,しつけ,学校教育だけでは到底学ぶことはできません。家庭教育も当然必要であります。  人間道徳力,人間精神力の教育の必要性は,多くの国々でも必要と見直され,力を注いでおります。私は,日本古来の特有の,そして地域地元特有の脈々と受け継がれてきた先人の知恵,工夫を今こそ活用すべきときであり,現代の物質的に恵まれた時代,最も重視されるものと考えております。  そこで,いま一度,今後の道徳教育の取り組みについて,答弁をお願いいたします。 ○議長(青木啓文君) 教育長。 ○教育長(水井健次君) 今後の道徳教育の取り組みについてということですが,重点的なところを,どういったところに力を入れていくかということでお答えしたいと思います。  まず,平成20年に,中央教育審議会で答申が出ております。その中では,道徳教育の充実については,一つは,基本的な生活習慣や,もう一つは,子供ながらに,規範意識,最低限の規範意識を育てること。それから,もう一つは,自分への信頼感や思いやりなど,そういった道徳性を養って,法やルールの意義や遵守,こういったことについて理解する。そして,主体的に判断して,適切に行動できる,そういった人間を育てるということで4点,重点挙げております。  一つは,発達段階,子供の発達段階に応じた指導内容を重点化しよう。二つ目は,教材用を充実させなさい。三つ目は,体験活動を充実せよと。四つ目は,今まさに太田議員が申されました,家庭や地域と連携をとっていくこと。それぞれ役割をお互いに意識し,分担し合いながら,そういった家庭や地域との連携が大事であると。  こういったふうになっておるんですが,まず,その中の1番目の発達段階に応じた指導内容の重点化としては,小学校では,まず,これも,さきに私がこういったことを答弁したということを先ほど御紹介いただきましたが,小学校では自他の自分や他人の生命を尊重すること,そして,善悪を判断して,子供なりに人間として,してはならないことはしない。そしてまた,もう一つは,自分だけで生きているわけでないですから,周りの人と一緒に,ならば,法や決まりといったことの意義を理解すること。  それから,中学校でも,やはり基本は自他の生命の尊重,それから,小学校と同じように,法や決まりの意義の理解,これに加えて,特に中学校は,社会の形成への主体的な参画,そして,人間としての生き方についての考えを深めることが重点事項として挙げられております。  このことについては,これからどうするかとなれば,やはりこれまでもやってきましたように,日常の道徳の時間,ここで,ここが一つのかなめですから,ここできちっと教えていくことと。  もう一つは,あらゆる学校教育活動の中で,しっかりと連携とって,指導していっていただくように学校にお願いしていきたいと,こう思っております。  それから,2番目の教材の充実という点も,これも重要なことでして,この点につきましては,道徳の副読本,これを使っております。これだけでは十分ではありませんので,文部科学省が作成いたしました心のノート,これも使っていきたい。  それから,3点目には,三重県教育委員会が作成しました人権学習教材「わたしかがやく」,これも使っていきたい。  それから,4点目には,私ども鈴鹿市教育委員会事務局が作成,発行いたしております鈴鹿市人権作文集,こういった多様な教材を十分活用するよう,指導してまいりたいと考えております。  それから,3点目,これも大事なんですが,体験活動の充実ということ,これも非常に大切なことになっておりますが,このことについては,その道一筋で生きてこられた方々に,学校にお出ましいただいて,そして,子供たちに直接語りかけていただくと。いわゆる出前講座ですね。すずか夢工房という事業を進めてまいりましたが,今後も,この事業を大事にして,子供たちに夢と希望を与えていくと。その中で,子供たちは,子供なりに学ぶことの意義,働くことの大切さ,生きることの大切さ,そして,何よりも,人間一人では生きていけない,お互いに支え合うことが大事だと,こういったことを指導してまいりたいと考えております。  また,中学校では,1年生を対象に,平素とは異なる生活環境の中で,教師と子供及び子供相互の心の交流を図って信頼関係を深める集団宿泊学習というのをやっております。フレンドシップ13と言っておりますが,こういった事業,それからまた,キャリア教育の一環として,中学校2年生,3年生を対象に行っておりますが,職場体験学習チャレンジ14といった事業を実施しております。こういった,これらの事業と道徳の授業との連携を十分図っていきたいと。  特にこのチャレンジ14という事業は,もともと国の事業でありました。そして,それがどんどん年月たってきたわけですけども,これまでは3日間やっておったんですが,これではやっぱり十分でないということで,今年度から4日間に拡大いたしました。さらに,学校だけ,教育委員会だけということでは十分いけませんので,市内のロータリークラブの皆さん方に助けていただいて,おじさん先生というのも実施しております。  こういった事業を通して,心の教育に努めてまいりたいと思っております。  さらに,もう一つ,家庭や地域との役割分担,こういった点につきましては,やはり基本的な生活習慣,そういったものは,できるだけ早いうちに,そして,家庭で,これはやっていただくことが大事,家庭で身につけることが大事ということで,これは学校の道徳教育と関連して,早寝早起き朝ごはん運動とか,あるいは家庭における家庭学習の習慣,お手伝いの習慣,いわゆる家族としての自分の役割といったものを体験的に家庭と連携して育てていきたいと。  それから,もう一つは,やっぱり何よりも大事なことは,家族への感謝の気持ち,親や兄弟,そういった周りの人への感謝の気持ちも,家庭との連携の中で育てていきたいと。そして,子供たちには,自分たちは,やっぱり地域の中で生かされているということで,機会があれば,地域に出かけて,地域行事に参画して,そして地域の方々からいろいろ学んでいってほしいと思っております。  とりわけ,登下校中には毎朝多くの方々に道路に立っていただいて,見守っていただいてます。これは,やり過ぎでないか,子供は余り過保護にしてないかという言葉があります,受けるときもありますが,私はこれはありがたい。大事にしていきたい。そして何よりも子供たちに,そういう周りの人々に感謝する。そういう気持ちを実践的に日常生活の中で受けとめていっていただけたらなと思っております。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 太田龍三議員。               〔13番 太田龍三君登壇〕 ○13番(太田龍三君) 大変よくわかりました。  何度も申しますが,道徳教育は小さいころから学ばせていくことが大事と,私も同感です。また,これも何度も申しますが,礼儀,おじぎ,あいさつ,作法,マナー,しつけは,学校教育だけでは学べない。家庭での教育も大変必要であります。  さすれば,社会人として,生活をしていく上では,とても大事なことであることは間違いありません。社会見学とは別にすずか夢工房とか,職場体験などの学校教育の校外教育にも,どんどん力を入れて,指導の充実をさらに図っていただき,地域に根づいた伝統,文化,しきたり,礼節作法なども学ばせていきたいと考えます。  今年度から,市内すべての学校で,コミュニティスクールを実施すると伺っておりますが,これを最大限に有効活用していただき,趣旨,目的の成果が十二分に発揮できるように,道徳教育をしっかりと推進していただくことを提言しておきます。  続きまして,2点目,不登校対策について,お伺いします。  まず初めに,鈴鹿市の現在の状況について,お伺いしますが,特に不登校児童・生徒数について,直近の現況を全国平均,三重県平均と照らし合わせながら,どれくらいの割合になっているのか,詳しく答弁をお願いいたします。 ○議長(青木啓文君) 教育長。               〔教育長 水井健次君登壇〕 ○教育長(水井健次君) それでは,2番目の不登校対策についての1点目,現況について,御答弁申し上げます。  不登校につきましては,文部科学省の定義によりますと,何らかの心理的,情緒的,身体的,あるいは社会的要因,背景によって登校しない,あるいは,したくともできない状況にあるため,年間30日以上欠席した者のうち,病気や経済的な理由によるものを除いたものとなっております。  これに基づいて,文部科学省が毎年度末に児童・生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の中で,不登校児童・生徒数の調査を実施しております。  平成21年度,全国におきましては,小学生では2万2,327人で312.5人に1人で,中学生では10万105人で,36.1人に1人です。  三重県におきましては,小学生では357人で294.1人に対して1人,中学生では1,437人で,35.6人に1人です。  こういうふうになっております。  本市におきましては,小学生では51人で256.4人に対して1人,中学生では167人で33.9人に1人となっております。  不登校生徒数の現況については,以上でございます。  よろしく御理解いただきますよう,お願い申し上げまして,答弁といたします。 ○議長(青木啓文君) 太田龍三議員。               〔13番 太田龍三君登壇〕 ○13番(太田龍三君) 全国においても,鈴鹿市においても,割合は悪い意味での横ばい状態であり,依然として重大かつ深刻な状況であることは間違いありません。  全国的に見ても,学年を重ねるごとに,いわゆる高学年になればなるほど,不登校児童・生徒の数が増し,とりわけ中学生になると,その数が急に増加している状況に驚いております。  また,バブル崩壊後の平成3年では,全国で約6万人の不登校児童・生徒数でしたが,いまだ不況が続く現在では,約12万人と変な風潮ではありますが,日本経済の悪化と密接に起因しております。  しかしながら,私は,どのような社会状況,情勢,不況社会であっても,強い心を育てる学校教育が大切であり,重要,重大かつ必要であると考えます。  そこで,中学校で増加する不登校生徒は,どのような要因があると教育委員会はとらえておられるのか,答弁願います。 ○議長(青木啓文君) 教育長。 ○教育長(水井健次君) 中学校で不登校がふえる原因といいますか,背景は何かというと,大変,私は,これは難しい。いまだに正直,わからない部分もあります。  ただ,いろんなところで,こういったことも原因じゃないかなと言われていること,それから今現在,私も,あ,そうだなという点について,幾つか報告したいと思います。  まず,一つは,中学校で不登校がふえるという状況は,これは,今,太田議員のほうからもお話ありましたが,全国的な傾向です。これは,中1ギャップというふうな呼称もついているということなんですが,この中1ギャップは,学校,家庭,本人の,そういったいろんな要因が絡み合って,小学校から中学校への進学する中で起こってきているのかなと思うんですが,主な要因の一つとして,今,考えているのは,小学校と中学校における体制の違いといいますか,子供たちにとっては,それは文化の違いになるかわかりません。小学校では,学級担任の先生に,すべて教えていただいてる。非常にファミリー的な環境の中で勉強します。中学校へ行くと,教科担任制になって,教科ごとに先生がかわっていかれる。そんな中で,なかなかその違いにうまくついていけない。私たちは,その違いをうまく,のり代を,小と中ののり代を,なかなか合わせないでいるのかなと。私の自省,自分自身の反省ですが,先生方は一生懸命やっていただいている中で,そういったことがあると。  もう一つは,本人に起因する部分も,これはあると思うんです。本人に関する主な要因としては,やはり心身ともに,小学校から中学校へ行くときは,非常に著しく成長すると。そういった時期であるということ。非常に気持ちが不安定になる。思春期の中にいるということですね。そんな中で子供たちは,自分自身にやっぱり戸惑う。自分の成長に自分がついていけないというようなことも,あるかもわかりません。  そして,一方では,社会的スキルを身につけることが十分でない。いわゆるコミュニケーション能力に欠けるとか,そういったことで,今いろんなところでコミュニケーション能力の開発とか,指導とかいったことが言われておりますけども,そういった子供自身の問題。  とりわけ,中学校になりますと,先ほど文化の違いと言いましたけど,部活動とか,今までになかった,ある意味で縦,横だけでなくって,縦社会の中に子供たちは入っていかなければならない。こういったこともあって,生活のリズムが変わるとか,いろんなところが,子供たち自身の中でも起こっているということ。  それから,3点目は,私はやっぱり家庭に起因する部分も当然あると思います。昔は大家族の中で私たちは育ちました,大きな家族の中で。今,核家族になっています。そして,先ほど議員もお話ありましたけども,非常に経済状況が悪化している。また,親御さんの就労環境も変わってきている。いい意味でも,悪い意味でも,つらい意味でも,あるいは積極的な意味でも,いずれにしても,親御さんの環境が少し変わってきている。特に経済環境が悪くなってくると,きょう生きるのが精いっぱい。きょうの生活で精いっぱいということで,なかなか子供と向き合う時間がとれない。あるいは,子供にかまってやろうと思ってもやれない。総じて,総じてですよ,家庭の教育力の低下ということを言う人もいます。  どれが原因ということは,なかなかまとめますと,これだということはなかなか言えないんですが,今申しましたような3点の点から,いつも,この問題,この課題をしっかりとらえて対応してまいりたいと思っております。 ○議長(青木啓文君) 太田龍三議員。               〔13番 太田龍三君登壇〕 ○13番(太田龍三君) 不登校となったきっかけが余りにも複雑,多様多種で,学校現場では先生方の苦労が手にとるようにわかります。  そこで,鈴鹿市は,全国平均,三重県平均より不登校児童・生徒数の割合が多いと。また,過去に250人をピークとし,ここ数年,なかなか200人を大きく下回らない。そのもどかしさから,何とか不登校児童・生徒を減らしたい,なくしたいとの思いの観点から,今後の不登校に対する具体的な対策について,お伺いします。  現在まで取り組んできた内容は,どのようなものなのか,その取り組みについてお聞かせください。 ○議長(青木啓文君) 教育長。 ○教育長(水井健次君) それでは,現在まで取り組んできた内容,あるいはそれに絡んで,これからどうするのかといったようなことを御答弁申し上げたいと思います。  不登校の子供たちへの対応につきましては,不登校となっている子供の学習支援のために,適応指導教室として,この市役所の西館にけやき教室,それから,高塚町にさつき教室,2カ所開設しております。そして,そこで学校復帰に向けたプログラムに基づいて,指導と支援に当たっております。  適応指導教室では,日常の学習や自主活動といった教育活動のほかに,時には宿泊を含めた体験活動を年に10回ほど実施するとともに,保護者の方同士がつながることも大事かなということで,保護者同士のネットワークをつくって,不登校に関する保護者の方の不安を軽くする。そういった意味で,子育てトークというのを年間に8回ほど開催しております。  また,さまざまな悩みや不安を抱える子供や保護者への相談を実施するために,教育相談員を配置しております。  教育研究所には臨床心理士2名配置しております。あわせて,各学校にはスクールカウンセラーを配置しておりますが,小学校に8校,中学校はすべての学校10校に配置しております。  それから,心のサポーターやハートフル相談員をカウンセラーのいない学校,小学校29校に配置しているところでございます。  そのほか,不登校対策に活用できる不登校対策シートや,早期発見・早期対応マニュアルを作成して,各学校で活用するように指導しております。  次に,学校におきましては,不登校となっている児童・生徒や,その保護者に対して教育相談担当の教員を中心に,学校全体で教育相談に当たり,未然防止に努めるとともに,不登校児童・生徒の学校復帰に向けた支援を行っております。  さらに,子供たちが不登校にならないように,平素の授業の充実,これが一番大事ですので,平素の授業の充実を図るとともに,登校を渋る子供,あるいは少し欠席の様子が顕著といいますか,そういったところにやっぱり着目して,早期発見・早期対応に努めております。  とりわけ,連続2日欠席,月3日欠席といったことをキーワードにして,こういったところに着目して,欠席する児童・生徒に対して,できるだけ迅速に家庭訪問を実施して,保護者の方と連携を密にしながら,未然防止と,現実の対応に努めているところでございますので御理解賜りますよう,よろしくお願いいたします。 ○議長(青木啓文君) 太田龍三議員。               〔13番 太田龍三君登壇〕 ○13番(太田龍三君) 幅広い取り組みを展開されていることがよくわかりましたが,それでも不登校はなかなか減少しておりません。また,このような取り組みがなかったとしたならば,どれだけの不登校児童・生徒になったかと思うと,身の毛のよだつ次第です。  このことを実現するためには,家庭と学校をつなぐ,必要なモチベーションを持ったスクールカウンセラー等々の専門的な人材をもっともっと確保し,適正に配置することが必要だと思いますが,今後について,どうするのか,お伺いします。 ○議長(青木啓文君) 教育長。 ○教育長(水井健次君) 今後について,どうするかということなんですが,先ほど御答弁した以外では,やはり不登校といっても,なかなか一つの原因でなっているわけではないと。非常に学校に起因するような問題,あるいは家庭にかかわる部分とか,本人自身の心の問題とか,いろいろあるわけですが,いずれにしても,こういったことは学校と家庭と複雑に絡み合う中で起こってくる場合が多いので,やはりこれは,これからどうするかとなれば,幾つか,先ほども申し上げてあるわけですけども,特にこれからは,この問題を学校だけの問題にするんでなくて,やはり学校で起こっていることですけども,この問題については,医療機関とか,あるいは福祉機関とか,そういったところとの連携が大事かなと思っております。  特に家庭の中に入っていこうとすると,スクールカウンセラーは,どちらかというと,そこにいて,そしていろいろ相談に乗ってもらうんですが,もう少し積極的に家庭に入っていける,そういったことも大事なので,学校の先生方や,学校で何かするのはスクールカウンセラー,もう一歩突っ込んでいけば,スクールカウンセラーもできるかわかりませんが,私はソーシャルワーカー,スクールソーシャルワーカーをやはりこれから考えていくことが大事かなと。  ただ,ソーシャルワーカーを入れたら,それでいいかということでなくて,そうじゃなくて,学校と家庭と連携とって,そしてスクールカウンセラーの方にも専門的な御意見いただいて,そしてやっぱりここぞというときに,ソーシャルワーカーの方に家庭にも入っていただいて,お母さん大丈夫です,もう少しゆっくりいきましょう,いつか必ずトンネルはくぐれますから,そういったことを支援していく,助言していく,そういった私はスクールソーシャルワーカーの活用というのも大事かなと。この点については,私どもは,非常に今,弱い点ですので,これから少し時間をかけて,国や県にも,こういったスクールカウンセラー,特にスクールソーシャルワーカーの増員を強く働きかけていきたいと,こんなふうに思っておりますので,ぜひ,末永い御理解と御支援をお願いしたいと思います。 ○議長(青木啓文君) 太田龍三議員。               〔13番 太田龍三君登壇〕 ○13番(太田龍三君) ありがとうございました。  約200人以上の不登校児童・生徒一人一人に見合った対処,措置をお願いするとともに,上辺の原因だけではなく,真相原因を追求できるよう,今後,より一層取り組んでいただきたいと思います。  不登校児童・生徒の要因は,複雑多岐にわたっております。それゆえ,一人一人に応じたきめ細かな対応が可能な,先ほども教育長おっしゃいましたが,スクールソーシャルワーカー,スクールカウンセリング等々の人的支援が大切だと思いますので,今後も国や県に,要望もあわせて,しっかりとした体制づくりに努めていただきたいと思います。  不登校児童・生徒については,せかさず,焦らずに立ち向かう粘り強い心構えが必要であると考えます。だれもが学校に行きたいと思える魅力ある指導者たる先生を初め,学校環境,学校風土づくりを進めるとともに,すべての児童・生徒に対し,激化する国際社会に負けないためにも,義務教育課程での基礎学力,基礎学習の必要性,重要性を子供たちに粘り強く理解してもらえるよう,末松市長初め,執行部の皆さん,教職員一丸となって能動的に,是が非でも取り組んでいただきますよう,お願いを申し上げ,質問を終わります。  御清聴ありがとうございました。
    ○議長(青木啓文君) これにて,太田龍三議員の質問を終了いたします。  この際,暫時休憩をいたします。  再開は13時といたします。             午 前 11 時 47 分 休 憩          ――――――――――――――――――――――――             午 後  1 時 00 分 再 開 ○議長(青木啓文君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。  日程により議事を継続いたします。  原田勝二議員。               〔22番 原田勝二君登壇〕 ○22番(原田勝二君) 議席番号22番,すずか倶楽部の原田勝二でございます。  市の庁舎から伊勢若松方面を眺めますとき,ふと連日報道される東日本大震災の被災現場が頭をよぎります。  まずもって,3月11日発生の東日本大震災にて犠牲となられた人々のみたまに哀悼のまことをささげます。あわせてですが,被災者の皆様が一日も早く健やかに生活ができることを望むところでございます。  海岸近くに住む私は,本定例会で地震や津波に対する防災,減災についての各議員の皆様の代表質問や一般質問に対する当市の答弁に対し,少し不安を感じながらお聞きいたしておりました。  大震災の復興に当たっては,戦後復興の言葉になぞらえ,災後,つまり天の災いの後をどのように復興していくのか,災後復興と表現する方もおみえになります。まさに,未曾有の被災状況だということです。  末松市長も,17日の夜からですか,18・19日と被災現場に行かれるとのことですが,先日来,派遣されております,市の職員の激励や市民ボランティアの皆様方と交流を深めていただき,その現場を,生の現場ですね,それを感じていただいて,帰られましたら,鈴鹿市の防災施策に万全を期していただくよう願うところでございます。  それでは,通告に従いまして,市政運営の見える化について,一つ,鈴鹿市職員懲戒基準の公開についてを質問いたします。  この件につきましては,介護タクシーに関する事件やひき逃げ事件など,職員の不祥事が続き,鈴鹿市職員の風土が取りざたされることが多かったことから,昨年12月にて一般質問をいたしました。  前川岸市長の答弁は,公開について,前向きに検討するが,いつからとは答えられませんでした。  私が,そのとき公開を求めた理由として,民間の優良企業は,コンプライアンスの必要性を守りではなく,攻めのツールとしていること。つまり持続可能な優良企業は,コンプライアンスを見える化して,社員の精神力を鍛え,常によりよい風土を熟成していること。  次に,市の職員として,就職を希望される方が,あらかじめ鈴鹿市職員懲戒基準を知ることによって,受験する段階で,その覚悟ができるということ。  また,今や多くの市でも公開されていることなどを説明しました。  しかし,答弁は,さきに述べたとおりでした。  ここで,改選後,初めての議会でもございますので,当日の私の質問内容と総務部長の答弁について,もう少し詳しく,鈴鹿市議会定例会会議録を参考に,私の質問内容を4点ほど,総務部長の答弁内容を2点ほど述べたいと思います。  昨年の12月7日は,前市長が,その前日に3期不出馬の決断をされた,その翌日の質問でございましたこと,つけ加えておきたいと思います。  私の質問の項目ではございますが,ひき逃げ事件がございましたので,人身事故ということで,その方にはお気の毒であった。そして,鈴鹿市職員懲戒審査委員会のメンバーとはどういう方か,重ねて,このたび事件を起こした職員の職場は,鈴鹿市コンプライアンス推進本部の事務局を報告であったこともあり,直接,そういったものに携わっていなくても,このような環境の中で勤務していた本人は,十分にコンプライアンスの大切さを熟知していたと思われるだけに,このたびの事件は,本人はもちろんのことと思いますが,優秀な職員を失うとなれば,鈴鹿市としても大変残念なことであるなというふうなこと。  それから,他市の例を幾つかお話をいたしました。その一つでございますが,池田市のホームページの例を懲戒処分基準の公開ということで取り上げてお話をしました。少し長くなりますが,本市,つまり池田市の職員の不祥事を未然に防止するため,地方公務員法や市職員服務規程などに違反した場合行う懲戒処分などについて,明文化した基準として,平成18年1月4日付で,池田市懲戒処分基準などを策定いたしております。  また,社会問題となっている飲酒運転や入札談合に関して処分を厳罰化するよう,平成20年4月11日付で改正を行っております。  このインターネット上のものを印刷いたしますと,14ページにわたって書かれておりました。その懲戒処分等基準の中身は,平成20年4月11日,池田市と書かれておりまして,その目次は,総則の部から始まり,懲戒処分基準の部,大きくこのようになっておりまして,懲戒処分基準の部は,1,一般服務の関係。  一般服務関係では,セクシャルハラスメント,秘密漏えい,違法な職員の団体行為。2番目に,公金官物取り扱い関係,横領,窃盗の「窃」に「取る」と書くんですね。窃取というんですかね。詐欺,紛失,盗難,失火。3番目に,公務外非行関係,放火,殺人,傷害,暴行,器物損壊,横領,窃盗,詐欺,恐喝。4番目に,飲酒運転,交通事故,交通法規違反関係,飲酒運転,飲酒運転以外での交通事故,人身事故を伴うもの,飲酒運転以外の交通違反。5番目に監督責任関係と。こういった形で詳細に公開し,いつでも,どこでも,だれでも見れるようになっております。  こういった私の質問に対して,総務部長は,懲戒審査委員会のメンバーは,両副市長を初め,私,つまり総務部長と土木部長,水道局の次長,教育次長,消防次長と,こういうふうなことでお答えになられました。  また,本市におけます交通事故等に対します懲戒処分の基準につきましては,庁内LANに掲載をさせていただいて,職員間で情報共有をしているところでございますが,外部には公表いたしておりません,このように回答をされております。  それから,さらに総務部長の答弁ですが,当然,職員によります交通事故などに対する懲戒処分の基準というふうなことで,いろんな職員の処分の基準というふうなことに関しましては,当然,法律あるいは規定に従った形で,鈴鹿市独自で,こういうふうにしておりますというふうなことに関しましての決めというふうな部分に関しては,特に法律を超えた形で基準を定めておりますのは交通事故だけでございますけれども,そういった部分も含めまして,今後,先ほど池田市の例というふうなことでの御紹介もいただいたわけでございますけれども,私どもは14ページにわたるような,そういったような職員もすべての事犯,事例に対応するような基準というふうな形で定めておるわけではございませんので,そういった部分も含めまして,検討のほう,してまいりたいというふうに思っております,こういった答弁内容でございました。  鈴鹿市は,市のホームページに,「人事行政の運営などの状況について」と題して,その状況を公表しております。  その文面は,私が取り上げた文面ですが,平成22年度鈴鹿市では,市職員の給与や定員管理,競争試験などの情報をお知らせし,人事行政運営における公平性や透明性を確保するため,地方公務員法(昭和25年法律第261号)第58条の2及び鈴鹿市人事行政の運営などの状況の公表に関する条例に基づき,鈴鹿市の人事行政の状況について公表しております,このように書かれております。  その内容として,1,任免及び職員数に関する状況,2,給与の状況,3,勤務時間,その他の勤務条件の状況,4,分限及び懲戒処分の状況,5,服務の状況,6,職員の研修,7,福祉及び利益の保護状況,8,公平委員会の業務の状況が記されています。  以上のように,鈴鹿市は,その人事行政を公表しています。また,職員の懲戒の手続及び効果に関する条例(平成11年12月27日条例第25号)や,鈴鹿市職員倫理規定を平成11年1月に制定し,不幸にも,あってはならない職員の不祥事防止に努められていますが,いま一歩,先ほどから述べております,職員懲戒処分基準は公表されておりません。  そこで,末松新市長に,改めまして,鈴鹿市職員懲戒処分基準の公開について,どのようにお考えかをお尋ねいたします。 ○議長(青木啓文君) 総務部長。 ○総務部長(鈴木良一君) それでは,私のほうから,原田議員の御質問に,答弁のほう申し上げます。  鈴鹿市職員懲戒基準の公開についてということでございますが,本市の懲戒処分の指針につきましては,任命権者の行う懲戒処分がより一層,厳正に行われるために,処分量定を決定するに当たりましての参考にするための指針として,国が定めたものに準じた形で作成をいたしております。  この指針の中では,標準例として,懲戒処分の対象となり得る代表的な事例と,その標準的な処分量定が掲げられております。  また,交通事故等につきましては,先ほど議員のほうからも御紹介をいただき,昨年12月の定例会のほうでも御答弁申し上げておりますが,懲戒処分のその基準につきましては,平成18年に,職員によります飲酒運転撲滅を,そういったことを目的に,特に飲酒運転等に関する懲戒処分の基準を改正をいたしまして,厳罰化を図ったところでございます。  この懲戒処分の基準につきましては,庁内LANを利用して公表することによりまして,職員間では情報共有のほう,図ってまいりました。  また,新規の採用職員を対象とした研修の中でも,資料として配付をさせていただいて,周知徹底を図ってまいったところでございます。  これは,職員に周知をすることによりまして,先ほど議員からも御紹介いただいたとおりでございますけれども,職員の非違行為のほうを未然に防止をするとともに,透明で公正な処分を行おうとするためのものでございます。  近年,私ども公務員に対する市民の方々の関心や,あるいは期待というふうなものは大変高うございます。  今後は,職員に対する抑止効果をさらに高め,職員がみずからの襟を正し,市民全体の奉仕者として,一層の自覚と努力を重ね,市民の皆様の御期待にこたえていかなければならないものと,このように思っております。その一助となるように基準の公表に向けまして,取り組んでまいりたいと,このように考えておりますので,どうぞ御理解をいただきますようにお願いを申し上げます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 原田勝二議員。               〔22番 原田勝二君登壇〕 ○22番(原田勝二君) 前向きな答弁は,昨年の12月にもいただきました。  また,このたびは新市長になられたということで,新市長のほうから一言だけ,先ほど総務部長の答弁はありましたが,みずからのお考えを一言で結構ですので,いただければと思います。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 御答弁申し上げます。  職員がみずからの襟を正し,市民全体の奉仕者といたしまして,一層の自覚と努力を重ね,市民の期待にこたえられる一助になるように,基準の公表に向けて取り組んでまいりたいと思っておりますので,よろしく御理解いただきますようにお願いをいたします。 ○議長(青木啓文君) 原田勝二議員。               〔22番 原田勝二君登壇〕 ○22番(原田勝二君) 新末松市長も,非常に前向きに回答いただきました。ありがとうございます。  古来,釈迦に説法でございますけど,孟子の言葉に,「恒産なくして恒心なし」という言葉があると聞いております。これをかみ砕いてお話しさせていただきますと,ある程度の安定した収入がないと,心も動揺しがちで,安定した状態を保つことはできないものです。清貧に甘んずることは,心構えとしては立派ですが,私のような一般の人間については,大変難しいことです,ということがあるところでお聞きしたことがあります。  そこで,鈴鹿市の職員の給与状況について,今,どうなっているのかなということで,先ほど述べました,平成22年度の人事行政の運営などの状況についての2,給与の状況の項から,その記述内容から,次のようなことが書かれておりましたので,読み上げたいと思います。  鈴鹿市,平均1人当たりの給与費でございます。652万7,000円。  類似団体平均1人当たり給与費でございます。628万9,000円。  職員の,これは平均年齢で平均給与月額が書かれておりまして,これは平均年齢が若干違いますので,比較にはならないかとも思いますが,書いてあるところを読まさせていただきますと,職員の平均年齢が43.6歳で,平均給与月額が41万6,009円,これは21年度ですね。22年度ということですから,21年度のことです。  それから類似団体は,平均,職員の平均年齢が43.3歳で,平均給与月額が37万4,590円と書かれておりました。  この額につきまして,高いのか,安いのか,これは,それぞれのお考えによって変わると思いますが,ただ,今一般の私企業等々の,いわゆるこの年齢の月収から比べたときに,私は,この「恒産なくして恒心なし」という言葉の中身をよく考えたときに,鈴鹿市の職員は恒産あり,恒心もありと推察できるところでございます。  先ほど前向きな御答弁を賜りましたが,具体的には,では,いつから,どんな方法で公開をするのか,それをお尋ねいたします。 ○議長(青木啓文君) 総務部長。 ○総務部長(鈴木良一君) 再度お尋ねをいただきましたので,私のほうから答弁申し上げます。  いつごろ目標に公表するのかというふうなお尋ね,それからどういったものを媒体にしながら公表するのかといったお尋ねでございますけれども,先ほどの議員の御提案の中でも,本年度,本市の職員採用試験を受験をされる方が見られることができるというふうな,ようにというふうな御意見もございました。そういった意味でも,今年度の採用計画,来年4月から鈴鹿市の職員として採用する人間の採用計画でございますけれども,まだ未定でございますが,例年,8月の初旬には募集要項等,そういったものをホームページなどで公表のほうをいたしております。  そういったことから,この時期を目標に公表に向けての事務手続をホームページなどの媒体,そういったものを活用しながら公表してまいりたいというふうな考え方で思っております。  そういったことで御理解をいただきますようにお願いを申し上げたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 原田勝二議員。               〔22番 原田勝二君登壇〕 ○22番(原田勝二君) ありがとうございました。  職員の採用時期等々いろんなものを考えて,8月初旬ですか,そのころからホームページなどで公開したいということでございます。  ホームページというのは,もちろん職員の採用試験などを受けようかなという人の,人のといいますか,その方々においては,当然,そのホームページで読み取り,見て,それは理解できると思いますが,私が,これは市長の市政運営の三つございましたけど,二つの中に,市民ということ,情報の共有ということ,その要請にこたえたいということも書かれておりましたけども,やはり私たちは,市の広報を毎月いただいておりまして,その広報を読まれる方というのは,多分たくさんみえるんじゃないかと。鈴鹿市の,いわゆるこういった,本来であれば,余り外に出してどうこうというものではないものを,その市の広報にも載せて,そして,実は鈴鹿市の職員になるということは,こういうことを覚悟してなっていただくんですよ。これはやはり,その受験される本人のみならず,家族も含めて,応援者も含めて,そういうことを知らしめてあげればなと思いますが,市の広報についての,そういった公開といいますかね,特集という形になるのかと思いますけど,1回こっきりになるかもわかりませんけど,鈴鹿市は,新体制になって少し変わったねと,新しい議員の方も10名誕生されまして,いろんな意味で変わりましたねということを知らすためにも,そういうふうにも考えますけども,これは私の私案ですが,総務部長,そういう点,いかがでございましょうか。 ○議長(青木啓文君) 総務部長。 ○総務部長(鈴木良一君) 広報の活用につきましては,当然,紙面,あるいは広報の記載の内容の協議,そういったものも必要になってまいりますので,すぐこの場で広報も活用しますよというふうな御返事はなかなかできませんけれども,そういったものも当然検討させてもらいたいと,このように思っておりますので,よろしく御理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 原田勝二議員。               〔22番 原田勝二君登壇〕 ○22番(原田勝二君) ぜひ,そういう広報媒体使って,ひとつ紙も使って結構かと思いますから,ひとつよろしく,市長,お願いいたします。  本日,こういったことを質問させていただきまして,人間というのは性善説と性悪説とありますけども,こういうことが起きることを望んで,不祥事が起きることを望んで質問しているわけではございませんので,どうか御理解を願いながら,そして,ただ,こういったことを決断,きょうしていただいたということにつきましては,私はよかったなというふうに思います。  私も,まだまだ人生,そんなにいってはおりませんけど,私の人生の経験の中で,私が二十歳から33歳まで特殊な世界でおりましたので,そういったことも思い起こしますと,なぜ,この人が,このようなトラブルに巻き込まれるのかと,不思議に感じることがございました。事前に知っておれば,もっとアドバイスもできたかなと,悔しい思いもいたしたこともございます。  私のような年齢になりますと,こういった表現使いますけど,転ばぬ先のつえといいますか,鈴鹿市民と鈴鹿市の職員の皆さんが情報を共有することによって,必ずやよい結果が生まれ,かつてこれは風土ですと言われた,そういったことから,これが改善されて,必ずやよい結果につながっていく,本当に小さなことかと思いますけども,やはりこういった小さなことを一つ一つ情報開示しながら,一歩一歩進んでいただければなと思います。  これで,私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(青木啓文君) これにて,原田勝二議員の質問を終了いたします。  この際,暫時休憩いたします。  再開は13時40分といたします。             午 後  1 時 28 分 休 憩          ――――――――――――――――――――――――             午 後  1 時 40 分 再 開 ○議長(青木啓文君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。  日程により議事を継続いたします。  大西克美議員。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) 議席番号26番,市民クラブの大西克美です。
     東日本大震災より早くも3カ月の月日が流れましたが,避難生活をされている方々にとっては,長くて不便な3カ月間であることと拝察し,いまだ復興の兆しが見えず,政府対応のおくれにいら立ち感が生じ,現地のため息が日増しに大きくなって聞こえてきます。  私ごとで恐縮ですが,私の兄夫婦も家族が仙台で大きな被災に遭い,私自身,春より心を痛めておりますが,私同様に,同僚議員,執行部職員,さらには鈴鹿市民の多くの御親族の方々も,予期せぬ被災に遭われていることと存じますが,被災地で必死に前向きに立ち向かう姿を報道で見るたびに,頑張らねばという気持ちが心の奥底からわき出てきます。  現地で被災に遭われた多くの方々と市民の御親族の皆様方すべての方々に,心より御冥福とお見舞いを申し上げますとともに,一日も早く復興されることを心よりお祈り申し上げます。  この予期せぬ大震災を心してとらえ,あらゆる防災計画が見直され,鈴鹿市民の安心・安全に努めねばならないと責務の大きさを再認識しております。  また,原子力発電の恐ろしさを目の当たりにし,いま一度,自然エネルギーや再生エネルギーの重要性をかんがみ,利用促進に力を注ぐべきであろうと感じております。  そのような観点から,1点目は,太陽エネルギーを利用する住宅用太陽光発電の促進について,さらには,鈴鹿市の市政運営全般に邁進され,市長のもと,手腕を振るわれる重要ポストであるかなめの観点から,2点目は,副市長の2人制について,通告に従い,それぞれ質問をさせていただきますので,よろしくお願いを申し上げます。  まず,1点目の住宅用太陽光発電光についてですが,地球温暖化防止に最も貢献できる対応と確信をしております。太陽エネルギーを活用する太陽光発電ですが,東日本の大震災及び原子力発電等の想定外事情,自然災害の恐ろしさを素直に受けとめ,自然エネルギーの価値観,安心感を再認識し,鈴鹿市においても,市民の安心・安全を根底に将来的に継続して取り組むべき太陽光を活用した発電について,今回は住宅用と限定をさせていただきますが,質問をいたします。  まず,鈴鹿市の取り組み現況をお伺いいたします。 ○議長(青木啓文君) 環境部長。               〔環境部長 伊藤宗宏君登壇〕 ○環境部長(伊藤宗宏君) それでは,大西議員の御質問,住宅用太陽光発電の補助の現況につきまして,御答弁申し上げます。  御存じのように,石油,石炭,天然ガスといった化石燃料の消費により発生します二酸化炭素などの温室効果ガスにより引き起こされる地球温暖化の問題は,日常生活にも影響を及ぼす深刻な問題となってきております。  こうした地球温暖化問題を解決する対策の一つとして,自然界から取り出すことができ,一度利用しても,再び生成することのできる,いわゆる再生可能エネルギーの積極的な活用が進められているところでございます。  また,福島の第一原子力発電所の事故により,国では従来のエネルギー政策の見直しが図られることとなり,当地域におきましても,浜岡原子力発電所の運転停止によりまして,電力不足が懸念されております。  そうした中から,電力確保や節電への取り組みが緊急の課題となってきております。  こうした中,再生可能エネルギーの中でも,広く普及が可能なエネルギーとしまして,太陽光発電の,より一層の導入促進が求められているところでございます。  本市におきましては,住宅用太陽光発電の設置に対しての支援は,平成13年度から開始し,平成22年度まで441件の補助を実施しております。  平成22年度の市の補助金額は1件につき2万円でございます。補助実績は61件。平成23年度につきましても,同じく同額の2万円で,60件の補助を予定いたしております。  なお,補助金の申請件数が多い場合は,抽せんによって補助を交付いたしております。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 大西克美議員。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) 補助金額が2万円で60件で,抽せんをしてるというような答弁でございました。  普及率が悪く,まだまだの状態です。なぜ普及率が悪いのか,私なりに調査をした結果ですが,一般家庭での太陽光発電は,平均3.5キロワット強で標準設置金額が1キロワット当たり約70万円で,約250万円の設置費が総額でかかるそうです。将来的にも自然エネルギーの必要性や重要性は理解しているが,今の社会情勢等をかんがみ,即,導入を懸念する状況と判断しております。設置コストの割高感が普及を抑制している最大要因であります。  しかし,自然エネルギーの推進は,奨励していかねはけならないと思ってみえるそうでございます。  私は,新成長戦略の一環として,活力のある鈴鹿,雇用のある鈴鹿,新しい元気ある鈴鹿を目指す一環として,また,新しい鈴鹿市を見詰めて,太陽光発電等の先進環境市を目指すべきではないかと考えております。  行政も力を注ぎ,積極的な対応をとるべきと思っております。今後,国挙げての環境政策として,強く奨励されることは疑う余地もありません。  全国的に普及が生じれば,当然ながら,企業努力により設置コストも安価になります。設置導入がしやすくなるものと思われますが,それまでの推進対策を考えねばならないと思います。  そこで,行政支援として補助金制度があります。先ほども御答弁いただきましたが,鈴鹿市は1件で2万円。これまでの設置補助金額と申請件数を尋ねなかったわけでございますが,60件との答弁でございました。  そこで,他市の状況はどうなのか,さらには,国・県・市の補助金状況をそれぞれ伺いますが,結論的に一般家庭が太陽光発電を設置すれば,国・県・市の現在の補助金は合計で幾らなのかを伺います。 ○議長(青木啓文君) 環境部長。 ○環境部長(伊藤宗宏君) それでは,国・県・市の,これまでの補助金額と件数,設置者への補助金の総額,他市の状況につきまして,御答弁申し上げます。  補助が始まった平成13年度の補助金額は,太陽光発電設備の設置1件につきまして,国から太陽光発電の容量,1キロワット当たり12万円,県と市が1キロワット当たり,それぞれ4万円で,補助件数は25件でございました。  平成14年度は,国が1キロワット当たり10万円,県・市が1キロワット当たり,それぞれ4万円で,補助件数は19件。  平成15年度は,国が1キロワット当たり9万円,県・市が1キロワット当たり,それぞれ4万円で,補助件数は28件でございました。  また,平成16年度は,国が1キロワット当たり4万5,000円,県・市が1キロワット当たり,それぞれ2万円で,補助件数は33件。  平成17年度は,国が1キロワット当たり2万円,県・市が1キロワット当たり,それぞれ2万円で,補助件数は35件でございました。  平成13年度から平成17年度までの本市の住宅用太陽光発電への補助件数は,おおむね増加傾向でございました。  国では,この補助制度によりまして,太陽光発電設備が一通り普及したものとみなして,平成18年度には,一たん補助を打ち切っております。  このため,平成18年度から平成20年度までの3年間については,国の補助制度はなく,県と市で太陽光発電の設置補助を行っておりました。  平成18年度につきましては,設置1件につき,補助金額が県8万円,市6万円の14万円でございます。補助件数は50件でございました。  平成19年度と平成20年度の補助金額は県6万円,市が4万円の10万円でございます。補助件数は,平成19年度が103件,平成20年度は87件でございました。国の補助制度は,先ほど申しましたように,平成18年度から20年度までは休止の方向でございましたが,地球温暖化対策の一環として,太陽光発電を普及拡大させるため,平成21年1月に,この制度を復活いたしました。  設置1件当たりの補助金額は,この月を含め,平成21年度,22年度は,1キロワット当たり7万円となり,平成23年度の補助金額は,1キロワット当たり4万8,000円となっております。  本市におきましては,平成13年度から平成20年度まで太陽光発電の設置補助を継続して実施してまいりましたが,平成21年度につきましては,国の補助制度が復活したこと,また,これまで合同で実施してきた三重県が,この制度を打ち切ったこともあって,市も補助を中止いたしました。  しかしながら,環境に関する意識が高まる中,国の補助だけに限らず,市に対しても太陽光発電の設置補助の実施を望む声も多く,平成22年度には,この補助を再開し,平成23年度も,昨年同様の2万円で実施しているところでございます。  22年度は,申請件数としては246件,補助件数は61件でございます。  また,平成23年度の補助予定は60件でございます。  次に,太陽光発電の設置費用でございますが,新エネルギー財団の調べによりますと,平成21年度の住宅用太陽光発電の平均容量は3.59キロワット,平均価格は工事費込みで1キロワット当たり,新築,改築の平均で69万6,000円というふうになっております。これに3.59ワットを掛けますと,議員御指摘のとおり,約250万円となります。  ただ,平成22年度になりますと,国の補助上限が1キロワット当たり70万円から65万円に改定されたことから,1キロワット当たりの単価が5万円程度下がっていると推測されます。  また,新築住宅に限れば,設置費は2割程度安くなるとの数字が他県の集計からも出てきております。  次に,平成20年度以降の設置者に対する補助金の総額でございますが,平成20年の4月から12月までは国の補助はなく,県と市合わせて10万円,国の補助が復活した21年1月から3月は,国が1キロワット当たり7万円,県と市の合計10万円で,平均的な太陽光発電3.59キロワットを設置した場合には,補助金額は国・県・市合わせますと,35万1,300円が補助されたことになります。  平成21年度につきましては,国のみの補助で,1キロワット当たり7万円でございますので,3.59キロワットで25万1,300円でございます。  平成22年度につきましては,国の補助が1キロワット当たり7万円,市の補助の2万円で,補助金額は27万1,300円でございます。  平成23年度は,国の補助金が1キロワット当たり4万8,000円で,市は1件当たり2万円,補助金額は17万2,320円(後に「19万2,320円」と訂正あり)となる予定でございます。  次に,他市の住宅用太陽光発電に対する補助の状況でございますが,平成23年度で見た場合,県内14市のうち,補助実施は7市でございます。残りの7市は未実施でございます。  1件当たりの補助金額は,津市で3キロワット未満の場合,3万円,3キロワット以上6キロワット未満の場合6万円,6キロワット以上10キロワット未満の場合10万円,四日市市と桑名市が3万円,伊勢市と鳥羽市が6万円,亀山市が1キロワットにつき3万円で,上限を10万円としております。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 大西克美議員。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) 設置費の総額250万円は変わりませんということですね。  行政の調べでは,3.59キロワット,私が3.5強と申しました。  それから,設置費用が1キロワット70万円と申しましたが,行政では69万6,000円というところ,いずれにいたしても,総額250万円かかるということは,間違いないところでございます。  それで,250万円の設置費に対し,現在は17万2,320円(後に「19万2,320円」と訂正あり)の補助があるとのことです。内訳は,国が1キロワットに対して4万8,000円,ですから,発電量は行政の調べた3.59キロワットで換算すると15万2,320円で,県の補助はなく,市が1件につき2万円で,トータル17万2,320円(後に「19万2,320円」と訂正あり)とのことですね。  それにしても,他市の状況を述べていただきましたが,鈴鹿市の補助金額が非常に少ないです。最低ラインですね。まして,補助金の見込み予算より,申請件数が4倍にもあって,予算が足りないので補助金を出す御家庭を抽せんで行っているという状況はよくないです。とても,将来を見詰めた必要対応とは思えないですし,もう一度,他市のところを紹介させていただきますと,津市が3キロワット未満が3万円,3キロワット以上から6キロワット未満が6万円,6キロワット以上が10万円,6キロワット以上10キロワット未満が10万円ということです。3.5キロワットですから,津市の補助金は6万円ということです。  四日市市が3万円,伊勢市が6万円,桑名市が3万円,亀山市は3万円,キロワットにつき3万円ということは,3.59キロワット掛けると10万円以上になる。上限が10万円ですけども,それから鳥羽市が6万円,鈴鹿市だけなんですよね,2万円というのは。天下の鈴鹿市が一番下。三重県内で一番先行していかねばならない鈴鹿市が一番下なんですよ。最高が10万円,一番下が2万円,それの一番下,とてもおかしいと思いますね。県下3番目の人口都市を抱えて,しっかり行政の皆さんも対応していただいていると思っておりますけども,このような補助金額では普及はしません。もっとこれは真剣に考えねばならないと私は思いますね。せめて,鈴鹿市も他市並みに補助金の値上げをして,抽せんではなく,補正を組んでください。伊勢市なんか,300件の補正予算組んでますよ,100件であったのが。桑名市だって,100件の予定が200件の補正予算。これは,市民に平等の観点の補助金ということですから,平等に行き渡るように対応していただきたい。抽せんというのは,私は,おかしくて納得がいきません。  市長は,末松市長は,この状況を,また,さらには抽せんということに関して,平等の観点から逸脱していると思いますけども,今後どのように改正されていくおつもりなのか,伺います。 ○議長(青木啓文君) 環境部長。 ○環境部長(伊藤宗宏君) 他市の数字を挙げられまして,大変厳しい御指摘をいただきました。  本市におきます住宅用太陽光発電の設置補助につきましては,国の補助を基本として,県と市で太陽光発電の普及を一層支援,強化すべく補助してまいりました。  平成22年度,23年度とも,補助金額,件数とも,厳しい財政状況の中で事業を推進しているところでございます。  ただ,福島第一原子力発電所の事故によって,国ではエネルギー政策の見直しをして,自然エネルギーの利用拡大する方向を示しております。太陽光発電設備の設置につきましても,さらに普及,促進されることが予想されます。  また,浜岡原子力発電所の運転停止によりまして,市民の省エネ対策や環境に対する意識も高まってきております。  そうした中で,省エネ機器や太陽光発電設備等の導入が進むことも考えられます。  こうした今日の状況を踏まえまして,住宅用太陽光発電設備の設置補助に関しましては,国や県に補助の拡大,充実をまず要望してまいりたいと思います。  また,本市の補助につきましては,国のエネルギー政策を注視し,次期行財政経営計画策定の中で検討してまいりたいと考えておりますので,御理解くださいますよう,よろしくお願い申し上げます。 ○議長(青木啓文君) 大西克美議員。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) 市長,お考えを一言,よろしくお願いいたします。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 環境部長が答弁をさせていただきましたとおり,本市の補助につきましては,国や県の施策を注視をしながら,次期財政経営計画策定の中で検討をしてまいりますので,よろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(青木啓文君) 大西克美議員。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) ぜひ,鈴鹿市は最低ですから,2万円,上は10万円,よく考えていただきたいと思いますね。この自然エネルギーの普及,推進を行っていく気持ちがあればね。  それと,市民平等に考えて補助金を出してください。抽せんは,だめです。  皆さん,納税して補助金をいただける制度があるんですけども,平等に行き渡るようにしていただきたいと私は思います。  さきにも申しましたが,この自然エネルギー活用問題は,特に太陽光発電が今後,注目視され,住宅公共等での活用は言うまでもありませんし,他分野での利用活用されることも必須であり,今後の成長戦略の一環として雇用を含む経済成長産業になることは間違いないと考えております。  そこで,鈴鹿市もこのような状況をよくよくかんがみて,環境政策の将来構想を考えて取り組んでいってほしいものでございます。  そこで最後になりますが,この太陽光発電の推進をしていくためにも,啓発が重要でありますので,今後の啓発について,簡単にお伺いいたします。 ○議長(青木啓文君) 環境部長。 ○環境部長(伊藤宗宏君) それでは,今後の啓発について,御答弁申し上げます。  太陽光発電についての啓発は,これまでも広報を通じまして,広く啓発を行ってまいりました。  今後につきましても,環境イベントの中で,パネル展示等によって地球温暖化防止対策の一つとして紹介させていただきたいというふうに考えております。  太陽光発電を含めた自然エネルギーの紹介等については,積極的に啓発してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(青木啓文君) 大西克美議員。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) ぜひね,必要性の啓発をお願いいたします。  成功しているドイツ等を調べてみますと,売電価格も高く,全量固定価格での買い取り制度,いわゆる一般家庭の太陽光発電により得られた電力を電力会社がすべて買い取る制度であります。  普及の要因とされる第1のものでございます。日本でも,今回の原子力発電への危険的な抵抗感により,今後,必ず自然エネルギーの必要性,特に太陽光発電が中心的役割を果たすものと考えられます。国・県の動向や市独自の調査研究に力を注いでください。  また,普及促進の一環として,住宅用太陽光発電を設置の場合には,私の考えでは推進貢献に対しての優遇措置,いわゆる環境奨励等の名目での減税対応を考えていただくことも必要ではないかというふうに思いますので,この点を提言させていただきますが,補助金の値上げは,早急にお願いをして,この質問は終わります。  次に,2点目の副市長の2人制についてでございます。
     前市長の,川岸市長のときから条例にて,また,議会の議決により2人制が引き続き取り入れられていることは,だれもが理解できることと承知しております。  私は,副市長の役割は大変重要であり,市長の代行もあるときは,なされますし,縁の下の力持ち,いわゆる女房役と言われるように,鈴鹿市政にとっても,市民にとっても,大変関心のあるナンバーツーのポストでもあります。  当然ながら,市長の選任される方ですから,次の副市長のことは心配はしておりませんが,安心はしておりますが,今回の質問は,人事的な質問ではなくて,2人体制についてのことでございますので,冒頭にお断りしておきます。  情報は,市民と共有の観点から,確認の意味も込めて質問をいたします。  まず,2人制のメリットをお伺いいたします。 ○議長(青木啓文君) 総務部長。               〔総務部長 鈴木良一君登壇〕 ○総務部長(鈴木良一君) それでは,私から,副市長の2人制につきまして,そのメリットはとの御質問に,答弁を申し上げます。  本市の副市長2人制につきましては,平成19年に地方自治法のほうが改正をされまして,収入役が,もう本来の業務である会計事務等は直接関係のない事務を担当いたしまして,実質的には形を変えた長の補佐役,つまり,第2助役化しているというふうな実態もございまして,特別職である収入役が廃止をされることとなったことと,新たに地方公共団体がみずからの判断で適切なトップマネジメント体制を構築できるよう,助役にかわり副市長が置かれたことを受けまして,平成19年の7月から,副市長2人制を導入をいたしております。  従前の市長,助役,収入役の3人体制から,市長,副市長2名の3人体制になったわけでございます。  御質問の副市長2人制のメリットといたしましては,2人の副市長で事務分担をしていただくことによりまして,よりきめ細やかな事務の監督ができるということ,また,事務分担をすることによりまして,それぞれ担当していただく分野での専決,そういったこともできますことから,スムーズかつ,迅速な行政運営が図られるというふうなことが考えられるわけでございます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 大西克美議員。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) メリットは,よりきめ細やかな事務監督,迅速な行政運営ということです。迅速ですから,素早い行政対応ということでございますので,素早い対応をお願いしておきます。  次に,検証の立場の観点から,費用対効果について,お伺いいたしたいと思います。  御承知のように,副市長の年収はお一人,1,365万9,840円で,お二人で2,731万9,680円になります。  そこで,実質的な成果をお伺いいたします。 ○議長(青木啓文君) 総務部長。 ○総務部長(鈴木良一君) 再度のお尋ねに,御答弁を申し上げます。  副市長2人制についての実質的な成果というふうなことでございますが,地方公共団体におきましては,地域主権のもと,さまざまな課題をみずから解決することによりまして,住民サービスをより効率的に提供することが現在求められております。  副市長は,市長を補佐するだけではなく,政策決定につきましても,重要な役割を担っておりまして,副市長2人制につきましては,政策決定判断のさらなる高度化,専門化,迅速化が期待できるものと考えております。  こういった状況の中で,松原副市長,それから,角南副市長につきましても,十分に川岸市長のほう,補佐をしていただいて,成果を上げていただいたものと,このように理解をいたしておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 大西克美議員。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) 当然ながら,十分な成果が得られているということでございます。  先ほども答弁のほうでございましたが,制度を少し振り返りますが,平成19年度に地方自治法の改正により,同年3月31日で廃止された助役,収入役制度から現在の副市長制度に移行いたしました。これまでの市長の補佐や事務の監督,市長の職務代理に加えて,政策や企画をつかさどること,市長の権限の一部を市長から委任を受けて,事務を執行できること,することができるようになりました。  さらに,振り返ってまいりますと,鈴鹿市においては,平成15年度に設置された行政戦略会議よりの提言を受けて,分権的予算配分である部局による枠配分方式を取り入れての庁内分権の継続により,予算の枠配分方式と部長決裁により,部長の責任と権限により,政策形成能力を高め,より効果的な事業展開が図られるようになりました。それ以来,議会での部長答弁がふえたものと理解をしております。  このような経過により,現在の副市長は,お二人が,それぞれに,より効果性を求め,担当所管を区分けして事務の総括指導に邁進をされておりますが,私は以前より,市役所内部に精通していた方が多かったのではと判断をしております。  内部精通していることは,職員おのおのの特性がわかる利点があり,また,職員サイドからも気心がわかっている先輩等であり,仕事面での効率性が迅速に図られていたものと判断しておりますし,部長人事なども速やかに行えたものと思われ,2人制の特性が十二分に発揮されていたものと考えております。  鈴鹿市役所約1,500名の職員をいかにやる気を出させ,いかに協力体制を維持することが,よりよい行政運営ができる基本でありますので,内部精通者の副市長が,いかに大切であるかがおわかりしていただけるのではないかなと,必然的な体制ではないかなと思っております。  歴代の助役,収入役を調べてみましたら,ほとんどの関係の方々が,役所OBの方々が多かったようにもおみえになりました。  当然ながら,副市長の2人制は,さきにも述べましたが,条例で定められており,勝手に1人がよいからと1人にするわけにもいきませんし,議会の議決承認も必要であることは言うまでもありません。財政の許す限り,かつ効果が十分得られる市政運営であれば,私は2人制でよいとも考えておりますが,1人は,内部精通の方が理想ではないかなというふうに私個人は思っております。  そこで,1点,気になることがありますので,最後にお尋ねをいたします。  副市長の任期は4年間で6月末日になります。2人制の予定が,なぜか現在は1人体制であります。本年度は選挙改選により,多々不条件も重なっているものと拝察いたしましたが,4月から6月末日までの,任期までのこの3カ月間の空白体制が市民生活に影響していなかったのか,また,危機管理上,大丈夫であったのか,今後の対策も含めてお伺いをいたします。  簡潔に御答弁ください。 ○議長(青木啓文君) 総務部長。 ○総務部長(鈴木良一君) 再度,お尋ねをいただきましたので,私のほうから御答弁を申し上げますが,氏名のほうにつきましては,先ほどおふれになっていただきませんでしたが,角南副市長のことだというふうに思って,答弁のほうさせていただきます。  角南副市長が任期満了前に退任をして,4月以降,空白期間があったわけでございますが,当然,危機管理上,大丈夫だったのか,また,今後の対応についてはというふうなことでお尋ねをいただきました。  角南副市長につきましては,国土交通省からの出向というふうなことで,当然,異動先との関係もございまして,本市といたしましては,本当に不本意ではございましたが,結果的には3カ月の任期を残しての退任というふうなことになってしまいました。  鈴鹿市副市長事務分担規則の中では,どちらかの副市長に事故あるとき,あるいは欠けたときは,もう一人の副市長に事務を担任させることができる旨が,このように規定をされております。  決して,1人で十分ということではなく,緊急避難的な措置といたしまして,今回の場合,この条文を適用いたしまして,もう一方の松原副市長のほうに事務を担任をしていただいているところでございます。  今後,このようなことがあるかどうかといったことにつきましては,現在のところ不明ではございますし,そのときの状況によりまして,ケース・バイ・ケースで判断をすることとなるというふうに思っております。  今後,2人制を継続した場合,どちらかの副市長に事故あるとき,または,欠けた場合の対応といたしましては,新たな副市長を選任をして,議決をいただく,あるいは,この条文をもって他の副市長に事務を担任していただくなどの方法が考えられるところでございます。こういった条文もございますので,そういったものをケース・バイ・ケースで活用してまいりたいと,このように考えておりますので,よろしく御理解をいただきたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 大西克美議員。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) 副市長事務分担規則で,もう1人の副市長は,事務担当を兼務できる規定がある。鈴鹿市は,不本意だが,仕方がなかったというところがありました。  私は,3カ月間の空白事態は大きなものと考えております。2人体制をとっている以上,任期満了まで2人体制でいっていただきたい。個人の都合は二の次と考え,市民に対しての市政運営を第一に考えていただきたく,条例で定める重要事項でありますが,この点をよくよく御理解願いたいと思います。  不本意なことや想定外の出来事が,これからも起こり得るかもわかりません。ケースをかんがみ,危機管理上,緊急避難的な措置ではなくて,平素から迅速な対応ができるように提言をさせていただきます。  末松新市長,2人制の市政運営をどのように考えておられるのか,最後にお伺いいたします。簡単に御答弁ください。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 私といたしましても,今までどおり副市長2人制を継続してまいりたいと考えております。  多種多様な行財政,行政需要や規定課題に迅速かつ的確に対応するためにも,2人で事務を分担していただき,より細やかな事務の監督をお願いをしたいと考えております。  また,政策面でも,いろいろと御意見をいただき,本市の行政運営に邁進をしてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いをいたします。  以上です。 ○議長(青木啓文君) 大西克美議員,簡潔にお願いします。               〔26番 大西克美君登壇〕 ○26番(大西克美君) 迅速な対応でお願いしておきますし,危機管理上も気をつけていただきたいと思います。  今月の末には人事案件で,副市長が新しく誕生される予定でございます。末松新市長ともどもに,今後の御活躍,期待をさせていただき,質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(青木啓文君) これにて,大西克美議員の質問を終了いたします。  この際,暫時休憩いたします。  再開は14時35分といたします。             午 後  2 時 24 分 休 憩          ――――――――――――――――――――――――             午 後  2 時 35 分 再 開 ○議長(青木啓文君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。  先ほどの大西議員の一般質問に対し,執行部より訂正の発言がございますので,執行部,お願いいたします。  環境部長。 ○環境部長(伊藤宗宏君) ただいまの答弁で太陽光発電に係る補助金についての発言中,平成23年度の国と市の補助金総額の合計額を「19万2,320円」と申し上げるところ,「17万2,320円」と申しましたので,訂正の上,おわびを申し上げます。  申しわけございませんでした。 ○議長(青木啓文君) 日程により議事を継続いたします。  南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 皆さん,こんにちは。  議席24番,すずか倶楽部の南条雄士です。  ここ数日の代表質問や一般質問に対する答弁を聞いていると,末松氏の選挙公約には―――――――――――――――――――――――――――だったことがよくわかりました。  そして,今議会で発表された施政方針についても,――――――中学校完全給食を優先させるというように,――――――――――――――――ということが,よくわかりました。  しかしながら,夢とパフォーマンスでいっぱいの新しい市長の思考回路は,全く理解ができませんので,一つは,選挙結果について,もう一つは,政治姿勢について,市長をただします。  まず,1点目の選挙結果についてですが,先日の市長選挙における末松候補の得票は3万4,889票でありました。これに対して,他の2候補の合計得票数は5万2,144票であります。  この結果から言えることは,市長選の投票者のうち約6割は,末松候補を市長として選んでいないということ,つまりは,末松候補よりも,他候補のほうが市長に適していると感じた人,もしくは末松候補の政策は間違っていると感じた人が,投票者の6割もいたということになります。  もう一つ視点を変えると,当日の有権者数からすると,得票率はたったの22%しかないので,約8割の有権者が末松候補に,何も求めていなかったという見方もできると思います。  しかしかしながら,当選直後から―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――施策方針を発表いたしました。  施政方針の内容については,後で追及するので,ここでは詳しくふれませんが,本来なら市民の支持を得ていないという選挙の反省を踏まえて,何をやりたいかではなくて,何をやらないか,つまりばらまく前に,まず,いかにその財源を確保するかということを自分の身を削ってでも考えるべきだと思いますが,そのような反省や自覚がうかがえないのはなぜでしょうか,不思議で仕方がないので,この点について,まずは答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。                〔市長 末松則子君登壇〕 ○市長(末松則子君) それでは,南条議員の御質問に,答弁申し上げます。  選挙結果をどうとらえるかについてでございますが,さきの市長選挙におきまして,多くの市民の皆様の御支持により,市長という大任を与えられました。重い重責を痛感いたしております。  選挙結果につきましては,公職選挙法に基づき適正に執行されました選挙におきまして当選をいたしましたので,これからは市民の皆様方の御期待にこたえていかなければならないと考えております。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 全く答えになっておりませんが,これはね,ジャブですので,次の質問に移ります。  2点目の政治姿勢についての質問に移ります。  世襲の政治家である末松氏は,先代から一貫して,自民党員として政治活動をしてきたはずだと認識をしております。  自身のホームページのプロフィールにおいても,自民党という言葉を5回も使って自分のことを紹介しております。  しかしながら,さきの三重県知事選挙において,民主党推薦の候補のみを応援したという事実が判明をいたしました。  百歩譲って,民主党の候補も,自民党の候補も,共産党もいましたけども,顔を売るためにすべての候補を応援するならわかりますが,自民党の肩書を使いながら,そして,市長選出馬に当たっては市民党という言葉を使って,わざわざ政党色を消しておきながら,実は民主党推薦の候補のみを応援したという事実は,全く理解をすることができません。連合の票が欲しかったのか,負けた場合のポストを用意してもらったのか,市民には全くわかりませんが,あなたの行動は,何十年と世襲で世話になってきた組織への―――――であり,今まで2代にわたって投票してきた人や,いまだに末松氏が自民党だと思い込んで投票してしまった人に対する―――――であります。  自民党と民主党は,明らかに基本理念が違いますし,政治家としての確固とした思想・信条を持っていれば,決してそのような―――――行動はとれないはずであります。
     そこで,なぜ――――のか,あなたには政治家としての信念はないのか,そして,今回の行動は,市民党という言葉を信じて投票した人への―――――でもありますので,今後も平気で市民を―――続けるのかということを市民に対して説明する義務があると思いますので,答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。                〔市長 末松則子君登壇〕 ○市長(末松則子君) 政治姿勢ということについて,述べさせていただきます。  選挙の行動につきましては,ここで御答弁申し上げることはございませんので,公職選挙法につきまして,市民の皆様方に当選をさせていただいたということでございますので,そのことにつきましては,選挙結果は真摯に受けとめ,これから市政の運営を通じて,市民の期待にこたえていきたいと考えております。  また,公職選挙法に基づき適正に執行された選挙で当選をさせていただきました以上,リーダーシップをしっかりと発揮をして,この鈴鹿市のかじ取りをしていかなければならないというふうに思っているところでございますので,御答弁申し上げます。  また,人によってさまざま感じ方はあろうかと思いますので,これは私の政治姿勢ということの中でお話は,また別のところでさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 今の質問は,もう2番にいってるんですよ。1番じゃないですよ。2番の(1)について聞いているわけであります。  そして,あなたの政治思想ですね,思想・信条,これがはっきりしていたら,こんなことは,しないはずだということを聞いているのであって,公職選挙法という言葉は,全く関係がありません。しっかりと答弁をしていただきたい。  もう一度言いますよ。なぜ,平気で―――ことができるのか,政治家として信念はないのか,そして,市民を今後も―――続けるのかということについて,もう一度,答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 御答弁申し上げます。  政治姿勢というものは,私は対話と協働という中でやってまいりました。そのことに関しまして,別に―――とか,―――――とかいうことではございませんので,私の選挙の行動につきましては,もう選挙が終わったことでございますので,この後の行動を見て御判断をいただければというふうに思いますし,市民を―――ということではなく,市民の期待に,これからこたえていくということでございますので,よろしく御理解いただきますように,お願いを申し上げます。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) この後の行動を見てと言いましたけども,今までの行動を見ているわけでね,それに対して質問しているわけで,何にも答えなってないですね。  政治姿勢,何もないから,対話が政治姿勢と言いましたね。要するに思想も,信念も,信条も何もないから,対話しかあなたには政治姿勢がないということだと思いますので,それでは,もう次の質問に移ります。  市長は,施政方針の中で市政運営の一つ目の方針として,対話と協働を掲げておりまして,対話が最も重要で,対話により生まれる理解と信頼が行政のかなめであると言っております。  これが本当かどうか試そうと思いまして,今回の一般質問の聞き取りの際に,施政方針に対話が最も重要と書いてあるので,聞きたいことがあるなら,市長みずからが聞きにきたらどうですかと私は行政職員に伝えて,市長が市民の代表である議員と直接対話をするチャンスをわざわざ与えてあげました。  しかしながら,せっかくチャンスを与えてあげたのに,その最も重要であるはずの対話を市長みずからが拒否をいたしました。まさか,各種団体の訪問を受けたり,あいさつ回りをしたりするのに忙しいなんてことを理由にするわけはないと思いますが。市長がだれよりも多額の報酬を受け取っているのは,政策決定に対して一番大きな責任を負わなければならないからであって,票取りのために,あいさつばかりしている市長に,高額な報酬を受け取る価値はありません。  市長が最も重要と位置づけた対話を拒否したということは,冒頭で述べたとおり,施政方針は,すべてうそですよと言っているようなものですので,なぜ―――――――――――,答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 施政方針でも述べさせていただきました,市民の皆様から見た考え方・感じ方を正確に把握しようと思いまして,対話が最も重要でありますというふうにお話をさせていただきました。  また,対話より生まれる信頼と理解は,行政のかなめであるというふうに思っております。  公共の業務を行っているのは市だけではなく,自治会,PTAを初めとした地域団体やNPO,ボランティア団体や民間企業などがあり,多様な人々と連携をして協力し合うということに関しましては,新しい公共による活動が活発な時代となってまいりましたので,こういった意味も含めまして,対話と協働というものを施政方針の中でうたわせていただきました。  議員がおっしゃっていただいております,質問の通告の聞き取りの件につきましてでございますが,議員の質問趣旨を正確に把握できない可能性がありますので,聞き取りを行っているところでございます。  議員の質問内容を職員が聞き取ることは,私が地方自治法に基づく補助機関である職員に命令をして,させていることでございます。  来客対応といいますのは,対話と協働の対話の一環であり,私自身が直接話を聞く貴重な機会であるというふうに理解をしております。  対話により得た情報は,市政を運営する上での材料になり得ることから,来客対応というものは公務であると考えております。  以上です。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) またね,全然答えてないですね。  あなたは,自分が最も重要と位置づけた対話を拒否したんですよ。そのことを言ってるんですね。拒否したということは,施政方針は,すべてうそですよということですかということを聞いてるんですよ。もう一度,答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 対話を拒否したというふうに御指摘をいただきましたが,対話を拒否はしておりません。質問の通告内容につきましては,議員の質問内容を職員が聞き取ることは,何度も繰り返し申し上げますが,地方自治法に基づく補助機関である職員に命令をして行わせているところでございます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 全く答えになってないですね。職員が聞き取ると。市長も一緒に来ればいいじゃないですか。そのことを聞いてるんですよ。  市民との対話については,次の質問でしっかり言いますので,もう一度ね,あなた,職員に命令してもいいですけど,自分も,対話が一番大事と言ってるんですから,あなたが来ればいいんじゃないですか,答弁求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 何度も申し上げますが,職員が聞きにいくことも対話でございますので,そういった意味も含めまして,対話というふうにお話をさせていただいているところでございます。私ばかりが行くということではなく,議員も,もしよろしかったら,こちらのほうに来ていただければというふうに思います。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。  南条雄士議員に申し上げます。  不穏当な発言はお気をつけいただきますように,お願いします。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 不穏当な発言してません。  日本語がつながらないんで,次の質問にいきましょうかね。  違うんですよ。あなたが来てくれじゃなくて,そちらが聞きたいことがあるんだったら,そちらが来るべきでしょうと。ほかにいろんな公務があるとか言っておきながら,こちらのほうが大事な,本来は公務だと思いますね。それをなぜやらないのかと聞いているんですが,ちょっと日本語がつながらないんで,次の質問に移ります。  もう一つ,対話と協働について,伺います。  議会との関係について,市長は,施政方針で二元代表制という言葉を使っておりまして,二元代表制のもと,本音でぶつかり合い,時には激しく議論することが最も市民の利益につながると述べております。ぜひ,激しい議論に逃げずについてきてもらいたいと思いますが,このように二元代表制が市民の利益につながると言っておきながら,もう一方では,市民と直接話し合って意見交換をすることで,対話と協働を進めると言っております。  二元代表制というのは,代表民主制の一形態であって,選挙によって選ばれた市長と議員という二つの代表によって民主政治を行うことであります。  したがって,代表民主制の一形態である二元代表制を重視するという発言と,選挙に選ばれた代表ではない市民と直接対話による協働を進めるという発言は,相入れないものであり,とても県議を8年もやってきた人の発言とは思えません。  代表との,代表である議員との対話を拒否しておいて,市民と対話すると。まさか,そんなことは言わないと思いますが,そもそも代表民主制,そして二元代表制の意味を理解しているのか,非常に疑わしいので,この点について,答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 市民の意見より議会の意見を重視すべきではないかという御質問に,お答えを申し上げます。  議員の意見も,市民の意見も,ともに民意であると思っております。もちろん市民から選挙で選ばれました議員との対話は,より重視をしておりますし,議員の御意見は,当然のことながら,市民を代表いたしました重く責任のある御意見であると認識をいたしております。  市民の意見を正確に把握しようと思えば,議会の皆さん方との御意見も,この議会によって聞かせていただきながら,政策判断をしていくということも一つでありますし,もちろん直接的に市民の意見を聞かせていただくということも,市民の民意にこたえていくということでございますので,そういった意味の中で,両面から市民の民意を把握をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) もう一度お聞きします。  市民の意見を直接聞くのと,代表である議員の意見と,議員と対話するというのは,相入れないと言ってるんですね。そこで,あなたは代表民主制や二元代表制の意味を理解しているのかという質問でありますので,もう一度,答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 相入れないとは思っておりませんが,議員の御意見は当然のことながら,市民を代表した重く責任のある御意見でもあると認識をいたしておりますので,ただ,私も直接市民の皆さんと接しながら,繰り返しますけれども,生の声を聞き,政策判断をしてまいりたいというふうに考えております。相入れないとは判断をしておりません。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) その点については,解釈の違いもあるかもしれませんので,あえて突っ込みませんが,あなたは,市民と対話しておいて,議員と対話してないということは事実なんですよね。事実ですね。言ってることがかみ合ってないと思いますね。議員とは対話してないのに市民と対話する。でも,二元代表制は重視すると。何を言ってるかわからないですね。一体,そのどっちが大事かというかね,どっちが大事かって,議員の意見は大事だと,議員との対話は大事だと言ったくせに,あなたは行動してないじゃないですか。なぜそういう,何というんですかね,書いてあることは書いてあるけど,実際の行動は伴っていないので,なぜそういう行動をとるのかというのを聞かせてもらいたいと思います。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) この一般質問の機会も対話というふうにとらえておりますので,議員の御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 一般質問が対話なのであれば,聞き取りも対話ですよね。何言っているかわからないですね。ここで対話するならいいですよ,ちゃんとついてきてくださいね。逃げないでね。  市民と対話やってもらうのはいいんですが,税金使わないでくださいね。休みの日に勝手にやってください。  代表民主制を重視すべきで,市民の意見を聞くというよりは,本来は,市長というのは,自分の考えがあって,自分の考えを市民に伝えるというのが,あなたの,市民に伝えるというのが市長の役割ですよね。そこのところをちゃんと理解をしていただきたいと思います。  もう1回言いますよ。市民の言うことを聞くのがあなたの仕事じゃなくて,市民に自分の政策をはっきりと伝えるほうが,本来の仕事ですということを理解されているかを伺います。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 私の仕事は,市民の意見を聞くことも仕事だというふうに認識をいたしておりますし,市民の意見を聞きながら,市民の満足度を向上させていくということが市政運営だというふうに思っております。  議員の,南条議員も市民の皆様から,直接に選挙で選ばれてる議員でございますので,そういうふうなことで理解をさせていただきたいというふうに思いますが,議員の皆様の御意見を聞くことも私の役割でありますけれども,市民の皆様方のことも,御意見を聞くことも私の仕事だというふうに認識をいたしておりますので,何度も申し上げますが,この一般質問の機会をもって対話というふうにも理解もさせていただいておりますし,二元代表制のもと,お互いに市民の市民満足度の向上に向けて議論のぶつかり合いというものは,大いにさせていただければ結構だと思いますけれども,理解の違い,認識の違いということでお話をされましても,非常に答弁をさせていただくのに難しいところがございます。  以上です。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。  南条議員に申し上げます。  発言につきましては,十分に御注意をいただき,不穏当な発言等に至らないように御注意をお願いいたします。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) これ以上,同じ話は堂々めぐりですので,次の質問に移ります。  それでは,一言言っておくと,対話をしていないですよということだけ,最後に言っておきますが。  選択と集中についての質問に移りますが,市長は施政方針において,市政運営の三つ目に健全な財政運営を挙げ,市税収入が大幅に落ち込む一方で,学校などの公共施設が耐用年数を迎えつつあることなどを例に挙げて,より一層の選択と集中を行うと述べております。  ほかにも教育環境の整備として,校舎や屋内運動場の建てかえについて,災害時の基幹的な避難所であることから,厳しい財政状況の中,計画的に進めると述べておりますし,防災,防犯,交通安全や消防救急体制の強化など,必要な施策を早急に展開するとも述べております。  そもそも行政の最低限の役割は,住民の生命・財産を守るということなので,ここまでの情報だけを見れば,市長の言う選択と集中とは,市民の生命・財産を守るという行政の最低限の役割を果たすために限られた財源を使うということに思えなくもありません。  しかしながら,施政方針には一つ重大な欠陥があります。それは,市民の生命・財産を守る施策ではなく,さらに,理由は後で述べますが,教育施策としては最低の効果というよりもマイナスの効果しか持たない中学校の完全給食のみをスピード感を持って取り組むとして,選択と集中の最優先課題にしてしまったことであります。  議会での答弁においても,中学校給食,完全給食だけは期限を決めて取り組むと発言をしておきながら,各議員が提案した災害対策等の市民を守るためのさまざまな施策については,何一つ具体的な期限を述べておりません。  給食の開始時期を次の選挙直前に持ってくるということは,まさにパフォーマンスだと思いますが,市民の命よりもパフォーマンスを優先させるような言動は,とても正気のさたとは思えません。  そこで,単刀直入にお尋ねします。  市民の命は,あなたのパフォーマンスよりも軽いのでしょうか,答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 中学校給食の完全実施につきましては,過去のアンケートでは,中学校給食の実施が保護者の皆様の多い要望であります。  したがいまして,男女共同参画社会の実現や子育て支援の観点から,中学校給食の完全実施は欠かせないものと考えております。  この中学校給食には,生徒の健康管理や食育への啓発も含まれておりまして,可能な限り,早期に実現をしたいというふうに考えております。
     既に教育委員会には具体的な検討を指示をさせていただいておりますし,代表質問,一般質問でも御答弁をさせていただいたとおりでございます。  以上でございます。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 今の質問は,市民の生命・財産を守るための施策よりも,中学校給食,完全給食の実現をあなたは最優先課題にしているんですよ。中学校の完全給食だけは期限を決めてやると。市民の命を守る施策に関しては,いつかはわからないけど,やりたいと言ってるだけなんですよね。  だから,今,答え言いましたけど,市民の命よりも,あなたのパフォーマンスが大事なのかという質問に,中学校給食のほうが大事と答えましたね。本当にそれでいいのか,もう一度お尋ねいたします。 ○議長(青木啓文君) 教育長。 ○教育長(水井健次君) 市長に聞いてますけど,少し教育委員会とも関係がございますので,私のほうから,命ということでお答えしたいと思います。  まず,学校施設整備についてですが,これについては,耐震化については,一定のめどを立てたということ,それから,今現在残っているものとしては,平田野中学校の移転新築,あるいは栄小学校の屋内運動場及びプールの改修,あるいは河曲小学校の大規模改修,あるいは中学校2校,小学校4校の屋内運動場のつり天井の改修,これらについては,実施計画に従い,関係部局と連携をとって教育委員会として順次,改修を予定しております。  特に申し上げたいのは,中学校給食を実施することにより,こういったものを先送りにするということは,現在考えておりません。  そこで,命となれば,実は子供たちの,この学校給食の広い意味で,子供たちの命にかかわる,私は取り組みだと思っておりますので,少しお時間ちょうだいして,答弁させていただきたいと思います。  まず……。 ○24番(南条雄士君) 議長,その点は後で質問しますので,そのときに答えてもらいたいと思います。 ○教育長(水井健次君) じゃ,また後で答えさせていただきます。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 教育長が答えたということですね,今のはね。  今のは,教育長が答えたのは教育に関することだけですよね。私が聞いてるのは,防災とかね,交通安全とか,救急体制とか,そういうことの,この議会でいろんな議員さんが,早くやるべきじゃないかと。この大震災は,前の,前期ですね。前期のときに,その中学校給食の答申とか出たときには,大震災は,まだ起こってなかったわけですよね。起こってなかったけども,起こってからでも,そんなに優先するべきことなのかということを聞いているわけですよね。人の命よりも,さらに優先するべきことなんですかね。それを答えてくれと言ってるんで,教育に関しては,今,教育長が答えていただきましたんで,それ以外のことについて,市長に答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 施政方針の中でも申し上げさせていただきました,防災・減災対策は急がなければならないというふうに強い思いを持っております。本市は,犯罪のワースト市でもあり,交通事故の多い市でもありますので,このようなことから,日々の市民の皆様が生活に不安を感じないためにも,安全・安心なまちづくりは優先をして行っていかなければならないというふうに考えております。  ですが,それと同時に,中学校給食ということに関しましても,大きく考えれば,これも人の命ということでございますし,このことが人の命を軽く見ているというふうには,私はとらえておりませんので,よろしく御理解いただきますようにお願いを申し上げます。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。  南条議員に申し上げます。  今回の代表質問,一般質問等について,その内容については議論がなされておりますので,踏まえた上で御発言を願いたいと思います。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 答弁があったことに関しては。 ○議長(青木啓文君) 代表質問なり,一般質問でいろんな議論がなされておりますので,その内容については踏まえた上で……。 ○24番(南条雄士君) 踏まえてますよ。 ○議長(青木啓文君) 御質問をいただきます。 ○24番(南条雄士君) わかりました。  じゃ,次の質問に移りますけども,先ほど教育長が中学校給食も命だとかね,市長も命だとか言ってましたけども,命は既にランチサービスでつないでいますね。何で中学校完全給食を集中と選択として,私は選択するべきかないかということを今から,るる述べたいと思います。  市長が中学校完全給食にこだわる理由は,答弁を聞く限り,子育て支援,食育,栄養と,この3点ぐらいかなと思います。  まずは,一つ目の子育て支援に関してですが,そもそも教育施策に保育の観点を持ち出すということ自体がナンセンスで,さらに中学校は最後の義務教育機関ですので,ひとり立ちをさせないといけない中学生を保育するという考え方は,理解ができませんね。  保護者の声という答弁もありましたが,保護者が楽をするために税金を使うというのは,子育て支援ではなくて,子育て放棄への支援であります。  過去何十年にわたって,保護者は中学生に弁当をつくり続けてきたわけであって,現在の保護者だけが大変なわけではありません。  さらには,子供が高校へ行ったら,どうせ弁当つくるわけですから,この中学校の3年間だけ親が努力をすれば済む話であります。そして,このような努力をさせることによって,成長を促すというのが教育であって,親を教育する数少ない手段として弁当制には大きな価値があります。  アンケートという話が出ましたが,アンケートでは6割の親が給食を望んでいるというような結果があるようですが,その6割の親に,中学校給食,完全給食しますが,学力向上・体力向上などのさまざまな教育施策のための予算は,すべて削りますよと,そういうような聞き方はしておりませんし,あなたは3年間,楽できるかもしれませんが,そのための税金を何十年にもわたって支払い続けなければいけませんよと,それでもいいですかと,そういうような聞き方は全くしてないわけですね。そういった聞き方をしたら,保護者も,ふと我に返って,結果は全く違うものが出てくるんじゃないかというふうに私は確信しております。  そして,残りの4割の親は,自分の子供は,自分の料理で責任を持って育てるというすばらしい志を持っているわけですから,給食は子育てに責任を持つ親の心を踏みにじるものであります。  子供の8割は,弁当のほうがいいと言っていることから,子供も手づくりの愛情弁当の温かさを求めており,愛情と感謝という最高の教材は弁当の中にぎっしりと詰まっております。  以上の理由から,子育て支援のための中学校給食と,完全給食という考え方は,教育施策として,決して選択すべき施策ではないと言わせてもらいます。  次に,二つ目の食育についてでありますが,市長は,給食で食育をと言いますが,最高の食育は,子供に弁当をつくらせることであります。  私は,平成21年の3月議会の一般質問で,家族や生徒自身が考えてつくる家庭食である弁当こそが食育の教材としてふさわしい。先進市として認められる日が来るまで,信念を持って継続すべきだという主張をしております。  最近では,竹下先生という方が,10年前に香川で始めた弁当の日という教育イベントが非常に広まってきているようで,鈴鹿市においても,既に創徳中学校で開催したり,PTAの講演で先生を呼んだりと,食育の教材としての弁当の価値を高く評価し,既に弁当制を先進事例として認めているという確固とした事実がございます。  ほかにも,料理をすることが脳の活性化に非常に効果があることは,脳科学的にも証明されておりまして,私もよく料理するんですが,完成形を想像して,材料を買う,刃物を使う,火を使う,なべを振る,味つけをする,盛りつけをするなど,脳と体を総合的に使うことで,集中力が非常に高まることを実感いたします。  子供たちの脳を活性化させ,さらには,たんぱく質,脂質,糖質,ビタミン,ミネラルなどの栄養のバランスを子供たちに考えさせるという食育の効果は,弁当のほうが圧倒的に期待でき,残念ながら,大量生産の与えられた外食である給食には全く期待ができません。  このように,食育面でも弁当が最高の教材であることは明らかで,食育のための中学校給食という考え方は,始める前から,既に時代おくれになっておりまして,決して選択するべき施策ではありません。  そして,三つ目の栄養面ですが,お昼の栄養は,現行どおりのランチサービスで十分とることができますし,子供が朝食をとらないのは家庭の問題であって,その家庭で朝食と弁当をつくらせるということも教育ですので,給食制の導入の理由にはなりません。  さらには,前述の以前の一般質問でも指摘しましたが,添加物を平気で使って,御飯だけではなく,パンも出して,炭水化物ばっかりのメニューを出したりすることもある給食が栄養的にすぐれているとも,私は思いません。  さらに,安全面を追加すると,食中毒や毒物混入などが,全員に影響する危険性も否定をできません。  よって,栄養面や安全面でも,中学校完全給食は選択すべき施策ではありません。  以上,市長は中学校完全給食にこだわる理由は,何の理論的根拠もないものとして,すべて否定をいたします。反論できるものなら,ぜひ反論していただきたいと思います。  最後に,私から追加したいのは,予算の面で,最低20億円は下らないであろうセンターの建設費,毎年数億円かかるであろう運営費や維持管理費,これを今後,数十年規模で考えると,数十年規模ですよ,考えると,100億円単位の負担がのしかかってくると思います。それだけのお金があれば,学力向上や体力向上など,教育に関するすべての施策ができると思うんですね。建てかえが必要な屋内運動場も,すべて建てかえられるでしょうね。今後,必修となる武道の授業をするための武道場も,すべての中学校で建設できることだと思います。これらの施設は,社会体育に使えるだけでなく,災害時の避難所として,市民の命を守ることもできます。  教育関連だけでなくて,今議会でも,さまざまな議員が提案した防災などの市民の命を守るための施策も,すべて実現すると思います。  しかし,これらの必要な施策は,なぜ今までできなかったのか,それは財源がないからですね。  末松氏は,―――――――――――――,市長選で夢を語り,市長になった今,やっと財源がないことを自覚したはずなのに,なぜまだ夢の中にいるんでしょうか。なぜ,まだ中学校完全給食という夢を追い,市民の生命・財産を守るという最低限の役割を果たそうとしないのでしょうか。いいかげんに目を覚ましてもらいたいと思います。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――。  ――――――――――――――――――――――。中学校完全給食は凍結して,市民の生命・財産を守るための施策を第一に――――――――――――――。 ○議長(青木啓文君) 南条議員に申し上げます。 ○24番(南条雄士君) 求めます。 ○議長(青木啓文君) 質問をお願いしたいと思います。 ○24番(南条雄士君) これ,質問ですよ。  答弁を求めます。 ○議長(青木啓文君) 教育長。 ○教育長(水井健次君) 今,随分と何というのか,いろんな面から中学校給食に対する御意見をいただきました。  愛情弁当でいいんじゃないか,あるいはランチサービス事業,今ね,やってるあれで。十分ではないかと。あるいは,子供たちのアンケート結果からも出てるんじゃないかと。いろいろ,るるお聞かせいただきましたが,私ども教育委員会としての立場で,中学校給食がやはり必要であるということを再度御説明させていただきたいと思います。  まず,平成20年の6月に,学校給食法が改正されまして,そして21年の4月から施行されたと。その第1条で,学校給食の意義を,学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資するものであり,かつ児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で,大変重要な役割を果たすものであるとして,学校給食を活用した食育の推進を図ることを規定しております。  このことによりまして,中学校における給食の実施が全国的に推進されまして,平成21年5月時点で,全国の公立中学校9,995校中8,156校が完全給食を実施しており,その実施率は81.6%となっております。  なお,三重県では,公立中学校166校中89校,53.6%と,これは全国に比べて,やや低い実施率でございますことから,三重県は,三重県食育推進基本計画において,平成22年度末で60%以上の実施目標を掲げ,中学校給食の推進に取り組んでおります。  一方,子供たちの実態に目を向けますと,中学生においては,不規則な生活リズムによって朝食を,朝御飯をとらずに学校に出てきたり,あるいは偏食をしたりなどで栄養のバランスが崩れて,生活習慣病になる,あるいは議員も先ほどおっしゃったんですが,集中力が欠けるというようなことも心配されております。  いずれにいたしましても,育ち盛りの中学生にとって,適切な食習慣は,学力・体力・集中力や学習意欲などの基盤になるものでございまして,すべての生徒が学校給食を通じて,正しい食のあり方や食の大切さを学ぶことは,大変重要な教育活動の一環であり,学校給食の果たす役割は大きいものと考えております。  また,家庭にありましては,近年,保護者のライフスタイルの多様化や,あるいは厳しい経済状況のもとで仕事を持つ保護者がふえており,子供と向き合う時間,子供にかかわる時間がなかなか十分持てないという状況もあります。  そんな中で,子供の生活習慣や食習慣の適正化が子育ての課題として,年々重要になってきていることも,これまた現状でございます。  こういった観点から考えますと,中学校における学校給食の実施は,結果として,広い意味で子育て支援の一環ということにも,私はなろうかと考えております。  こういった実情を踏まえて,本市におきましては,今後の鈴鹿市における中学校給食のあり方について,鈴鹿市中学校給食検討委員会において審議を重ねていただいて,平成22年3月に,ランチサービス事業は一定程度,定着しているものの,今後の鈴鹿市の将来を見据えて,センター方式による全員喫食の中学校給食を実施することが望ましいと,こういった答申をいただきましたことから,その後,この趣旨を尊重して,中学校給食の実施に向けて調査,研究等に取り組んでまいりました。  いずれにいたしましても,本市の幼稚園,小学校,中学校のすべての子供たちの学校給食を実施して,実現して,発達段階に応じた系統的な食育の推進を図っていくことは,本市の重要な教育環境づくりの一つであると考えておりますので,御理解いただきたいと思います。  なお,子供の子供自身に弁当をつくらせること,私はこのことは,これまた大事なことだということを承知しておりまして,竹下先生の話も数度聞いたことはございます。子供たちが自立していく,中学生ともなれば,我が身の弁当をやっぱりつくることも,やっぱり大事です。その中で議員がおっしゃるように,食育を進める,こういったこともあわせてやっていきたいと考えておりますので,どうぞ御理解賜りますよう,お願い申し上げまして,御答弁といたします。  よろしくお願いします。 ○議長(青木啓文君) 市長。 ○市長(末松則子君) 教育長にも,今,御答弁いただきましたとおり,本市では平成20年8月4日に,ランチサービスの検証ということで,鈴鹿市中学校給食検討委員会を設置をしていただき,諮問をしていただきました。  平成22年3月の17日には,先ほど教育長が答弁をしましたとおり,センター方式による全員喫食の学校給食を実施をしていくことが望ましいというふうに答申をいただきました。  それに基づきまして,22年6月の定例議会では,当時の川岸市長の答弁の中にも,今後は,子供の健康と健やかな成長を目指して答申の趣旨を尊重しながら,本市の将来を見据えた中学校給食の実施に取り組んでまいりたいというふうに答弁もしていただいております。  また,先ほど私の答弁の中でも答えさせていただきました,アンケートによりまして,中学校給食の実施が,保護者の皆様の大変多い要望である。これは,南条議員も6割の保護者の方が,それを望んでいるというふうにお話をいただきました。  その中で代表質問,一般質問の関連質問でも御答弁をいたしましたけれども,重要な教育環境づくりの一つであるというふうに確信もいたしておりますし,食は生きる源であり,育ち盛りの中学生にとっては,適切な食習慣は,学力や体力,集中力,学習意欲などの基礎となるものであり,すべての生徒が学校給食を通じて,正しい食のあり方や食の大切さ,感謝の気持ちを学ぶということは,大変重要な教育活動であるというふうに思っておりますし,この感謝の気持ちを学ぶということは,武道にも匹敵をするということであるというふうに思います。  学校給食が果たす役割は,大変大きいものと考えておりますし,また,保護者の生活状況は,近年,大分変化をしております。ライフスタイルの多様化や昨今の経済情勢等からは,仕事を持つ家庭が大変ふえております。  このような状況を踏まえて,中学校給食を重要な食育の場と位置づけて,また子育ての場と位置づけて,保護者と家庭との連携を図りながら,その推進に努めていくことが今後の重要な教育施策であると考えておりますし,南条議員の御質問の中には,平成22年6月の定例議会で,中学校給食をやるということは,家庭を崩壊をするというふうに御質問いただいております。極端な考え方だというふうに,私個人的には思いますけれども,ただ,子育ての場と,それから,教育,食育の場ということで,ほとんどの保護者の皆様方が,こういった中でアンケートの結果,あるいは議会の中でも過去何回も議論をしていただいてというふうに思っておりますし,この議場でも何遍となく,この議論があったというふうに過去の議事録にも記録があります。  その議論の結果と公約,私の公約が一緒の方向性を見ているということであるというふうに私は理解をいたしておりますので,その中で,また完全給食についての御理解をいただきたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いを申し上げます。  以上です。 ○議長(青木啓文君) 南条雄士議員。               〔24番 南条雄士君登壇〕 ○24番(南条雄士君) 2人で長々と同じ答弁をされて時間の無駄遣いをされましたが,教育長の言ったことには,私は,先ほどずっとね,いろんな理由を述べて,すべて否定をしているんですよ。それは理由にならないということをずっと伝えてきたのに,それを理由にされると。それは全然答弁にならない,答えてもらってないですね。  学校給食法の話も出てきましたけども,市長は,学校給食法のことを全然言ってなかったんで,あえて質問の中には入れませんでしたが,学校給食法に関しての,食育に関する記述は,例えば小学校でもできます。小学校でもできますね。ランチサービスでもできますね。教育長は,認めておられましたが,弁当は食育に必要なもんですね。この数年で中学校給食は,多分官僚はね,自分の仕事をなくさないために中学校給食とかいう話をいろいろ出してきたんだと思うんですけども,この数年で,やっぱり弁当のほうが大事だというふうな流れになってきたんじゃないですかね。そこを僕は質問しているわけであって,全然答えてもらってないなというふうに思います。  市長が言った中学校給食は家庭を崩壊させるというのは,なぜ私が言ったかといいますと,共産党の議員は,給食は温かくて弁当は冷たいと言ったんですよね。許せないですね。これは……。 ○議長(青木啓文君) 南条議員に申し上げます。残り時間が少なくなっておりますので,質問をお願いしたいと思います。 ○24番(南条雄士君) 質問しますよ。だから,私が言ったわけですね。それをわかって言っているのかどうかわかりませんが,私の質問,そのときの質問は,気合入れて命がけでやっているんですよね。  もう一度,教育長でも市長でもいいんですが,質問を言わせてもらいます。  子育て支援,給食は,中学校完全,そもそもランチでできますからね,中学校完全給食にするというのは,子育て支援には,子育て支援を中学校給食で行うというのはナンセンスというかね,子育て放棄への支援じゃないですかと私は言ってるわけですね。弁当をつくりたい,自分の子供には自分がつくった弁当を与えたい,もしくは自分で子供がつくると,そういった弁当制こそが教育じゃないですかと僕は言ってるんですよ。それなのに,全然答えてないですね。  アンケートも4割以上は,自分の,税金がどんだけかかるという質問は,全くしてないじゃないですか。検討,中学校給食検討委員会でも,どれだけの税金がかかりますよなんて一言も言ってないですね。給食がいいですか,弁当がいいですか,何か給食のほうが楽やで給食やわという人に対して,何も財政的裏づけをとらない質問をしているから,こういう結果が出てくるというのを言ったじゃないですか,さっきね。それに,ちゃんとまずは答えていただきたい。  食育に関しても,今言ったように,給食というのは,大量生産でね,外食みたいなもんですよ。そうじゃなくて,自分でつくる,もしくは家族がつくる,そういった家庭食としての役割が非常に大きいということを言っているわけでありますね。それも全然答えてないですよね。  栄養面もランチでできるじゃないですか。そういう質問をしてるわけであって,予算もないのに,ほかのことをもっとやったほうがいいと思う,学力向上とか,体力向上とかね,今後の生きる力をはぐくむ教育をしてほしいから言ってるわけですね。これに力,お金を注がずに。  ですから,もう一度,ちゃんとね,言いわけじゃなくて,ちゃんとした答弁をいただきたいと思います。
    ○議長(青木啓文君) 教育長。 ○教育長(水井健次君) それぞれこのことについては,考え方があって,私が,例えば自分の子供に,自分がつくった愛情のある弁当を持たせて学校へ行かせる。そして,家庭食の役割というものを果たしていくというのは,これはこれでね,本当に先生,否定しておりません。大事なことだと思っております。  ただ,今,社会全体の中で考えていくと,やはり学校給食法が改正されたこと,このことがやっぱり一つあって,そして,全国の中で81.6%,完全実施をしていると,そういった状況がある。  じゃ,自分は自分でやったらいいじゃないか,ここの自治体は,それはそうですね。  それで,ランチサービスの状況ですけども,私,これ,ずっと何年間かやってまいりました。  しかしながら,喫食率が,なかなかやっぱり上がりません。なかなか10%にも上がらない段階で,これでやっていけるということは,なかなかやっぱり言えない。喫食率が上がらないからね。やっぱり完全給食とは,これでやったとは言えないわけです。  それで実際に,じゃ,このランチサービス方式でどんどん人数を,喫食数をふやしたらいいやないかという考えもあるかわかりませんけども,これ,ふやしてみても,今度はまた,それに結構予算がかかっていくということで,総合的に,これは私が判断したわけでなくて,検討委員会のほうで,長い時間かけていただいて,御審議いただいて,現在,私どもが進めております,中学校給食のセンター方式による完全実施をやるという御答申をいただいて,それに基づいて現在作業を進めているところでございますので,ぜひ御理解賜りたいと思います。 ○24番(南条雄士君) 終わります。 ○議長(青木啓文君) これにて南条雄士議員の質問を終了いたします。  これにて一般質問を終結いたします。          ―――――――――――――――――――――――― ○議長(青木啓文君) 以上で,本日の日程は終了いたしました。  あす15日及び16日は休会といたします。  来る17日は,本会議を開き,提案議案に対する質疑及び各議案の委員会付託を行います。  本日はこれにて散会をいたします。  御苦労さまでございました。             午 後  3 時 34 分 散 会...