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  1. 桑名市議会 2023-01-01
    令和5年1月臨時会(第1号) 本文


    取得元: 桑名市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2023-01-20: 令和5年1月臨時会(第1号) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 90 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  議長南澤幸美選択 2 :  議長南澤幸美選択 3 :  議長南澤幸美選択 4 :  議長南澤幸美選択 5 :  議長南澤幸美選択 6 :  議長南澤幸美選択 7 :  市長(伊藤徳宇選択 8 :  議長南澤幸美選択 9 :  1番(市野修平選択 10 :  議長南澤幸美選択 11 :  保健福祉部子ども未来局長畑中伸也選択 12 :  議長南澤幸美選択 13 :  1番(市野修平選択 14 :  議長南澤幸美選択 15 :  教育長加藤眞毅選択 16 :  議長南澤幸美選択 17 :  1番(市野修平選択 18 :  議長南澤幸美選択 19 :  教育長加藤眞毅選択 20 :  議長南澤幸美選択 21 :  1番(市野修平選択 22 :  議長南澤幸美選択 23 :  24番(伊藤惠一) 選択 24 :  議長南澤幸美選択 25 :  教育長加藤眞毅選択 26 :  議長南澤幸美選択 27 :  24番(伊藤惠一) 選択 28 :  議長南澤幸美選択 29 :  教育長加藤眞毅選択 30 :  議長南澤幸美選択 31 :  24番(伊藤惠一) 選択 32 :  議長南澤幸美選択 33 :  教育長加藤眞毅選択 34 :  議長南澤幸美選択 35 :  24番(伊藤惠一) 選択 36 :  議長南澤幸美選択 37 :  教育長加藤眞毅選択 38 :  議長南澤幸美選択 39 :  24番(伊藤惠一) 選択 40 :  議長南澤幸美選択 41 :  教育長加藤眞毅選択 42 :  議長南澤幸美選択 43 :  24番(伊藤惠一) 選択 44 :  議長南澤幸美選択 45 :  教育長加藤眞毅選択 46 :  議長南澤幸美選択 47 :  24番(伊藤惠一) 選択 48 :  議長南澤幸美選択 49 :  教育長加藤眞毅選択 50 :  議長南澤幸美選択 51 :  24番(伊藤惠一) 選択 52 :  議長南澤幸美選択 53 :  教育長加藤眞毅選択 54 :  議長南澤幸美選択 55 :  24番(伊藤惠一) 選択 56 :  議長南澤幸美選択 57 :  教育長加藤眞毅選択 58 :  議長南澤幸美選択 59 :  24番(伊藤惠一) 選択 60 :  議長南澤幸美選択 61 :  教育長加藤眞毅選択 62 :  議長南澤幸美選択 63 :  24番(伊藤惠一) 選択 64 :  議長南澤幸美選択 65 :  26番(伊藤研司) 選択 66 :  議長南澤幸美選択 67 :  教育長加藤眞毅選択 68 :  議長南澤幸美選択 69 :  26番(伊藤研司) 選択 70 :  議長南澤幸美選択 71 :  12番(多屋真美) 選択 72 :  議長南澤幸美選択 73 :  教育長加藤眞毅選択 74 :  議長南澤幸美選択 75 :  12番(多屋真美) 選択 76 :  議長南澤幸美選択 77 :  教育長加藤眞毅選択 78 :  議長南澤幸美選択 79 :  12番(多屋真美) 選択 80 :  議長南澤幸美選択 81 :  12番(多屋真美) 選択 82 :  議長南澤幸美選択 83 :  26番(伊藤研司) 選択 84 :  議長南澤幸美選択 85 :  24番(伊藤惠一) 選択 86 :  議長南澤幸美選択 87 :  議長南澤幸美選択 88 :  市長(伊藤徳宇選択 89 :  議長南澤幸美選択 90 :  議長南澤幸美) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午前10時00分 開会  ○開会の宣告 議長南澤幸美)  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから令和5年1月臨時会を開会いたします。    ───────────────────────────────────────  ○開議の宣告 2: 議長南澤幸美)  これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程、議事説明員及び令和5年中の議事説明員は、配付のとおりでありますので、御了承願います。    ─────────────────────────────────────── 3: 議長南澤幸美)  これより、日程に従い取り進めます。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 4: 議長南澤幸美)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、冨田 薫議員及び畑 紀子議員を指名いたします。    ───────────────────────────────────────  ○会期の決定 5: 議長南澤幸美
     次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本臨時会の会期は本日1日間としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、本臨時会の会期は本日1日間と決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議案第1号及び議案第2号 6: 議長南澤幸美)  次に、日程第3、議案第1号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第12号)及び議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)の2議案を一括議題といたします。  市長から、提案理由の説明を求めます。  市長。 7: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  おはようございます。  本日は、市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には、何かと御多用の中、御参集をいただきまして、誠にありがとうございます。  臨時会開会に当たり、提出いたしました議案の説明に先立ちまして、年頭の所感を申し述べたいと思います。  昨年は、混迷を深める国際情勢や急激な円安、エネルギーや食品価格の高騰など、激動の一年となりました。とりわけ、我々を取り巻く社会環境が大きく変化する中で、本市の人口も14万人を切る事態となり、厳しい局面を迎えております。  本年は、昨年発表した「桑名市人口減少対策パッケージ“14万”リバウンドプラン」の三つのフェーズ、流入促進、定着環境整備、流出抑制を確実に実行し、待ったなしの人口問題に本気で取り組む年にしたいと考えております。  現在、来年度予算編成において、人口減少対策の各事業の準備を進めておりますが、とりわけ、「こどもを3人育てられるまち」をビジョンとして掲げてきた私といたしましては、子供を安心して育てられる環境のさらなる充実化を図ってまいりたいと考えております。  既に子育て施策の拡充として、子ども医療費、児童手当、保育料の多子世帯軽減について、所得制限を撤廃する準備を進めておりますが、令和5年度当初予算では、さらなる施策の拡充をお示ししたいと考えております。  一つは、桑名市版子ども応援手当として、高校生相当、16歳から18歳の子供に月5,000円の手当を支給いたします。これは現在、国の制度で15歳まで支給されている児童手当を市独自の施策として18歳まで拡大するものでございます。  もう一つは、子ども医療費を窓口負担なしで対象年齢を18歳まで拡大いたします。もちろん所得制限は設けることなく、全ての世帯を対象にいたします。  私といたしましては、18歳までの全ての子供に対して途切れのない支援を講じることで、中部エリアで子供を育てるなら桑名が一番と呼ばれるようなまちを目指してまいりたいと考えております。  そして、まちづくりの基盤となる総合計画につきましても、着実に推進してまいります。  誰一人取り残さない持続可能なまちを目指し、3本の柱である市民の皆様の命を守るための防災力の強化、時代に対応したサービスを市民の皆様へ提供するためのスマート自治体への転換、持続可能なまちを創造していくための安定した財政基盤の確立を重点項目として、引き続きしっかりと取り組んでまいります。  あわせて、市民の皆様が必要とされる日常生活に欠かすことのできない行政サービスを継続して安定的に提供することが重要であります。  社会の変化、市民ニーズの変化が激しい時代ではありますが、課題解決を図りながら、市一丸となって住民の福祉の増進に努めてまいります。  私が市長就任以来、一つ一つ積み重ねてきた成果を生かし、さらに大きく飛躍して希望の持てる明るい年になるよう、全力で取り組んでまいりますので、議員の皆様には引き続き、御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  それでは、ただいま上程となりました議案第1号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第12号)につきまして御説明申し上げます。  今回の補正予算は、国の第2次補正予算の成立に伴い、国において新たに出産・子育て応援交付金が創設され、このほど、この交付金による事業内容が国から示されてまいりましたので、速やかに準備に取りかかり、これを進めるべく衛生費の増額をお願いするものでございます。  この事業は、全ての出産、子育て世帯が安心して出産、子育てができるよう、妊娠初期から出産、子育てに至るまで、時期に応じた様々な相談に身近に寄り添って応じ、必要な支援へとつなげる伴走型相談支援と、各種子育て支援サービス等の利用や出産、育児用品の購入など、経済面に対する負担を軽くするための経済的支援、この二つの取組を一体的に実施するための事業となっております。  そこで、まず、伴走型相談支援では、妊娠届出時、妊娠8か月前後、そして、出生届出時に、保健師等による出産、育児に関する面談やアンケートを行い、必要に応じてサービスの紹介や適切な支援等につなげるなど、妊娠初期から出産、子育てに至るまで、切れ目のない身近に寄り添った支援を実施していくものとなっております。  次に、経済的支援では、まず、妊娠届出時に現金5万円を、次に、出生届出時に同じく現金5万円をそれぞれ申請手続を行っていただき、出産や子育てへの支援として支給をさせていただき、妊娠届出時と出生届出時、この2回の支給を合わせますと合計で10万円の支給をさせていただくこととなります。さきに申し上げた伴走型相談支援の実効性をより高めるためにも、この経済的支援を一体のものとして行っていくものでございます。  そのため、今回の補正予算では、経済的支援に係る給付金や事務費のほか、伴走型相談支援を実施するために必要となる費用を計上いたしております。  また、歳入につきましては、地方交付税、国庫支出金、県支出金で、今回、補正計上した歳出事業費に応じて、所要の額を計上いたしております。  なお、本事業につきましては、年度をまたいでの事業実施となりますことから、繰越明許費の設定も併せて行っております。  最後に、今後のスケジュールでございますが、本日の臨時会において、この補正予算をお認めいただきましたら、速やかに準備等に取りかかり、今年度内には支給が開始できるよう努めてまいります。  次に、議案第2号 工事請負契約の締結につきましては、多度地区小中一貫校整備事業に係る工事請負契約を締結することについて、桑名市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  以上、上程の各議案につきまして、大要を御説明申し上げました。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 8: 議長南澤幸美)  以上をもって、提案理由の説明は終了しました。  これより、上程議案に対する質疑に入りますが、発言を許可する前に議長として一言申し上げます。  本会議での議案質疑に当たっては、自己の意見のほか、当局への要望及び議案審査に直接関係のない発言を厳に慎んでいただくとともに、個人、団体名を問わず実名を挙げての発言は自重いただきますようお願いします。また、持ち時間内で通告した全ての項目が終わるよう、質問の趣旨を明確にし、通告書に沿った発言をお願いするとともに、再質問は当初の質問に対し、当局答弁を受けてもなお疑義が残る場合等に限られておりますので、十分御留意願います。  理事者におかれましても的確、簡明な答弁に努められるようお願いするとともに、再質問に対する答弁は議長の許可を得た上で、自席で起立し、行ってください。  なお、議員の質問に対し反問を行う場合は、その意思を明確に表示し、議長の許可を得た上で行っていただくよう併せてお願いします。  それでは、通告がありますので、発言を許可いたします。  1番 市野修平議員。 9: 1番(市野修平)(登壇)  皆様、おはようございます。会派「結」の市野修平です。  議長のお許しをいただきましたので、一問一答方式にて、会派を代表して議案質疑させていただきます。  大項目1、議案第1号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第12号)、(1)(款)4衛生費 (項)1保健衛生費 (目)6 保健センター費 出産・子育て応援交付金事業費、1)給付の方法について、2)事業の周知方法はについて質問します。  岸田総理は、1月4日、伊勢神宮参拝後の年頭記者会見にて、異次元の少子化対策に挑戦すると表明しました。具体的な方針として、児童手当など経済的支援の強化、病児保育や学童保育など子育て支援サービスの拡充、働き方改革の推進や制度の充実を示し、こども家庭庁の担当大臣に指示しました。  また、同日、東京都の小池百合子都知事は、018サポートとして、18歳以下の子供に月額5,000円の現金給付を発表、そして、同月12日、ゼロ歳から2歳の第2子の保育料無償化を明らかにしました。福岡市も同月18日、ゼロ歳から2歳の第2子以降の保育料無償化の方針を固めたとの報道がありました。  さきの議会で、一般質問でも紹介しました兵庫県明石市の五つの無料化による人口増、出生率増を成功事例とし、中央政府や地方政府において少子化に対する大胆な施策が検討され始めています。  本市においても、昨年の8月、市長から14万リバウンドプランが発表され、令和5年度実施に向けて、児童手当や子ども医療費の所得制限の撤廃、第2子、第3子の保育料の低減の準備を進めていただいているところです。  また、先ほど市長の提案説明において、追加で来年度に向けた子育て支援策の拡充の発表がありました。  本事業は、国の交付金を主な財源として、子育て世代、とりわけ妊産婦に焦点を当て、経済的な負担、心理的な負担の軽減を図るものです。具体的には、妊娠届、出生届の提出、面談を要件にし、妊娠時に5万円、出産時に5万円の現金給付となっています。加えて、出産前の妊娠8か月目に希望者と面談の機会を設け、安心して出産を迎えられるように、不安解消を図ろうとしています。  国の指針では、経済的支援の実施方法は電子クーポンの活用と例示されていますけれども、本市においては現金給付しています。また、一括の現金給付ではなく、10万円を妊娠時と出産時に5万円ずつ分割して支給することになっています。  そこで、クーポンではなく現金給付とすること、そして、妊娠時と出産時に給付を分割すること、それぞれの理由、狙いをお示しください。  また、本事業の対象者は、令和4年4月1日以降に妊娠、出産された方となっています。所得制限はありません。本事業は、出産前から妊婦と行政がつながることが肝であります。対象者には具体的にどのように周知していくのか、当局の見解を伺います。 10: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 11: 保健福祉部子ども未来局長畑中伸也)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項1、議案第1号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第12号)、(1)(款)4衛生費 (項)1保健衛生費 (目)6 保健センター費 出産・子育て応援交付金事業費について、2点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)給付の方法についてでございますが、本給付金は、妊娠届時より、妊婦や子育て家庭に寄り添い、出産、育児等の見通しを立てるための面談や継続的な情報発信等を行うことで伴走型相談支援の充実を図るとともに、妊娠届や出生届を行った妊婦等に対し、出産・育児関連用品の購入や出産後の子育て支援サービスなど、利用料の負担軽減を図る経済的支援を一体として実施するものでございます。そうした趣旨から、妊娠時や出産時に必要な用品やサービスに係る費用を早期に支給することができるよう、このたび現金での給付とさせていただいたところでございます。  議員からは、本給付金を妊娠届出時と出生届時の2回に分けて支給する理由についてお尋ねいただいておりますが、本給付金の支給に当たっては、保健師等の面談を起点としており、妊娠時からの悩みや相談に対して、その時々に寄り添うことで途切れのない支援につながるものであり、そうしたことから、このたびの給付金につきましては、妊娠時、出産時の2回に分けて給付させていただくものでございます。  次に、2)事業の周知方法はについてでございますが、本給付金は、令和4年4月1日以降に出産された方々を対象に遡って支給させていただきますことから、このたびの補正予算をお認めいただけましたら、今月下旬から順次、対象の方々に申請方法などを個別に通知させていただくとともに、ホームページや広報などでも、併せて周知を図ってまいりたいと考えております。  また、このたびの伴走型相談支援では、新たに妊娠8か月時の面談を希望される方々に対して実施してまいりますが、そうした面談は出産を控えた中での大切な機会と捉えておりますので、給付金の申請同様、妊娠6か月頃に個別に案内を送付し、分かりやすい丁寧な周知に努めてまいりたいと考えております。  なお、周知を行うに当たっては、今回、市では、より面談を受けていただきやすくするために、オンラインでの面談をはじめ、地域の子育て応援センターや福祉なんでも相談センターでの面談も実施いたしますことから、そうした旨も併せてお知らせしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 12: 議長南澤幸美)  市野議員。 13: 1番(市野修平)  ありがとうございました。  個別に通知、恐らく郵送、広報やホームページで御案内ということでした。ごく僅かですけれども、何らかの理由で妊娠届を提出されない方や、また2人目以降等は、安心してしまって提出が遅い方もおみえになられます。案内文には、ぜひ早期に妊娠届を提出していただくことや、また、希望者になっていますけれども、8か月の面談、しっかりと受けていただくようなことを盛り込んでいただきたいというふうに思います。  また、この事業で行政が特につながりたいというふうにする方は、広報やホームページ、御覧になられていない可能性もあります。この事業、今後も継続されることが濃厚でありますので、例えば産婦人科で、妊娠検査に行った際に御案内いただくなど、関係機関との連携も進めていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。  大項目2、議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)、(1)調整池の設置予定はについて。  事業評価委員会によるプロポーザルの事業者選定が終了し、前田建設工業を代表企業とする特定JVに決まりました。そして、1月11日の市議会全員協議会にて、私たちは概要の説明を受けました。本事業の事業用地は、用地取得部分の4ヘクタール、多度中小学校部分の1.9ヘクタール、これを合わせた計5.9ヘクタール、そして、傾斜の傾斜地となっています。  私自身も事業用地周辺には度々足を運んでおりますけれども、北側には多度川があり、東側、南側には住宅や事業所、駅があり、そして、西側にはゆい保育園があります。用地の取得部分は、多くは畑や野原であり、大規模開発があることが想定されます。  全員協議会で御提出をいただきました資料のイメージパースや鳥瞰図、平面図では、雨水を一時的にためる調整池が見当たりませんでした。昨今、想定以上のゲリラ豪雨、集中豪雨も発生しており、道路や畑などの冠水、住宅浸水のリスクが飛躍的に高まっています。  そこで、保水機能の維持のため、今回の工事では調整池を設置されるという認識でよろしいでしょうか。また、設置の場合、どの程度の大きさで、どこに設置する予定でしょうか。当局の見解を伺います。 14: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 15: 教育長加藤眞毅)(登壇)  おはようございます。  市野修平議員の議案質疑、大項目2、議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)、(1)調整池の設置予定はについて御答弁申し上げます。  事業者からの提案では、現多度中小学校の敷地と新たに取得いたしました用地の結節点部の地下に、容量約4,000立方メートルの恒常性の樹脂製タンクを埋設する形で調整池を設置するとされております。この方式によりますと、調整池上部の有効利用や工期の短縮等を図れるということでございます。  よろしく御理解賜りますようお願いいたします。                   (1番議員挙手) 16: 議長南澤幸美)  市野議員。 17: 1番(市野修平)  ありがとうございました。  調整池が設置されるということで安心いたしました。学校は高台にありまして、そして、地下式の調整池ということで、やっぱり目には見えにくい。周辺住民の方、事業者の方、子供たちの安心・安全に関わることでありますので、関係者にもよく周知していただければと思います。  次の質問に移ります。  (2)掘削土量及び残土の処理方法はについて。  先ほど申し上げたとおり、事業用地は傾斜地のため、造成の際、切土し、大量の土砂が発生し、搬出されることが想定されます。
     令和3年7月、静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流災害が記憶に新しいですけれども、土地の所有者が条例に基づく届出以上の高さで盛土し、不適切に残置放置された結果、27名もの貴い命が失われる惨事となりました。それに当たっては行政の対応も課題になりました。  本事業のプロポーザルは、設計施工一括方式、デザインビルドのため、事業者が任意の場所に残土を処分する自由処分となっています。  そこで、今回の工事で発生する土砂はどの程度でしょうか。また、残土はどこに搬出されるのでしょうか。残土の行方をどのように把握、管理する予定でしょうか。当局の見解を伺います。 18: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 19: 教育長加藤眞毅)(登壇)  市野修平議員の議案質疑、大項目2、議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)、(2)掘削土量及び残土の処理方法はについて御答弁申し上げます。  事業者からの提案では、事業用地西側の新たに用地取得いたしました土地の造成では、約7万5,000立方メートル、現多度中小学校部分では約5,000立方メートルの掘削を予定しております。その掘削土は、グラウンド等の平たん部分の造成に使用するなど、場外への搬出量を可能な限り抑制しております。最終的な残土の搬出量は約5,000立方メートルとされております。  次に、残土の搬出先につきましては、現時点では決まっておりません。本契約後、事業者において残土搬出先を選定いたします。なお、残土搬出の管理につきましては、残土搬出計画書に基づき実施を行ってまいります。  事業者だけではなく、発注者でもある市も、工事日報や写真等による確認、残土搬出先の実地確認など、残土が確実に処理されるように監督をしてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 20: 議長南澤幸美)  市野議員。 21: 1番(市野修平)  ありがとうございました。  合算しますと、発生する土砂は1万2,500立米、搬出する土砂は5,000立米、おおよそ学校のプール12個分ぐらい、大量の土砂になります。熱海市の事件の検証委員会の報告によると、現地確認も含めた行政の積極的な関与の欠如、是正措置命令を見送ったためというふうに結論づけられています。  土砂の搬出計画と工事後の実地確認という答弁がありましたけれども、適切な管理、把握、お願いできればと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 22: 議長南澤幸美)  次に、通告により24番 伊藤惠一議員。 23: 24番(伊藤惠一)(登壇)  皆様、改めまして、おはようございます。  議案第2号(多度地区小中一貫校整備事業)の請負契約の締結について。  1、選定委員公開の理由、2、制度的な選定委員への働きかけ防止策とその効力の度合は、3、評価点項目は適正か、4、公募型プロポーザル方式(ズイ意契約)の欠点は、5、相手方グループ各企業と市長の関係は、6、B、C、D各グループが落選した理由は、7、AグループよりB、C、D案が優れている点は、8、基本計画か基本設計等図面も何もない未確定状態で議会の審査になぜかけるのか、以上、質問いたします。 24: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 25: 教育長加藤眞毅)(登壇)  伊藤惠一議員の議案質疑、大項目1、議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)、(1)募集要項で選定委員を公開した理由は、(2)制度的な選定委員への働きかけ防止策とその効力の度合は、(3)評価点項目は適正か、(4)公募型プロポーザル方式(ズイ意契約)の欠点は、(5)相手方グループ各企業と市長の関係は、(6)B、C、D各グループが落選した理由は、(7)AグループよりB、C、D案が優れている点は、(8)基本計画等図面も何も未確定で議会の審査になぜかけるのかについて、順次御答弁申し上げます。  まず、(1)募集要項で選定委員を公開した理由はについてでございます。  優先交渉権者の選定においては、選定過程における透明性を確保するため、選定委員を公開いたしております。なお、国、内閣府が示すPFI事業導入時の審査委員会の運営における質疑応答の中でも、審査委員会員を事前に公表するものとしております。  次に、(2)制度的な選定委員への働きかけ防止策とその効力の度合はでございます。  優先交渉権者の選定に当たっては、公正性の確保は極めて重要であります。そのため、今回の選定に当たりましても、事業者の選定委員への働きかけに関しては厳正に対応することとなっております。  具体的には、選定委員に対して、事業者が自己に有利となるよう働きかけを行った場合は、委員から通報をいただくように依頼し、募集要項に、優先交渉権者の選定に関して自己が有利になるように働きかけを行った場合、当該事業者を失格とすると明記し、働きかけを防止いたしております。  失格という厳しい対応により、強い効力を発揮すると考えております。  次に、(3)評価点項目は適正かについてでございます。  評価項目につきましては、学校建設に対する市の考え方や、傾斜地である予定地の特性、少子化への対応等について、庁内関係部署と会議を開催し、調整、協議を行い、その後、プロポーザル業務支援業者への確認を経て、事業者選定委員会で決定しております。したがいまして、評価項目は、学校建設に関して必要かつ重要な箇所について網羅しており、適正であると考えております。  次に、(4)公募型プロポーザル方式(ズイ意契約)の欠点はでございます。  本事業で実施いたしました公募型プロポーザル方式は、事業者が、本事業用地の造成設計、建設及び本施設の建築設計、建設、本施設開校後における解体撤去等を一括して行う設計施工一括発注方式です。  従来、公募型プロポーザル方式は、設計をする上で最も適した事業者を選ぶ方式でございます。技術力や経験、プロジェクトに臨む体制などを含めたプロポーザルの提出を求め、公正に評価して、事業者を選びます。また、プロポーザル方式は、客観的な評価基準を基に公正な審査が行われ、選定プロセスも透明性が確保されております。  時代が要請する公正性、透明性、客観性を持つ事業者選定が可能な方式であり、適正な執行において、特段な欠点はないと考えております。  次に、(5)相手方グループ各企業と市長の関係はでございます。  相手方グループ各企業と市長の関係はございません。  次に、(6)B、C、D各グループが落選した理由は、(7)AグループよりB、C、D案が優れている点はにつきましては、相関連いたしますので、一括して御答弁申し上げます。  さきの全員協議会でも御報告いたしましたとおり、選定委員会の評価による各グループの提案は、いずれも各自のコンセプトを基に、独自のノウハウや発想を随所に生かし、ハード、ソフト両面ですばらしいものでありました。  その中でも、Aグループの提案は、傾斜地である計画地の特性を踏まえた建物配置や諸室の共有化及び集約化を図ったものでありました。価格点200点、性能点800点の1,000点満点にて評価する方法にて、Aグループが最高点を獲得いたしましたことから、優先交渉権者に選定されました。この後、市において内容を確認し、仮契約を締結しております。  次に、(8)基本計画等図面も何も未確定で議会の審査になぜかけるのかでございます。  基本構想、基本計画は令和3年2月に策定をいたしております。その基本構想、基本計画を的確に具現化するため、要求水準を取りまとめた公募資料を作成し、今回プロポーザルにおいて、事業者を公募、選定し、仮契約をいたしております。  また、今回、仮契約書の契約額が1億5,000万円以上でございますことから、桑名市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条に基づき、議会承認を求めるものでございます。  議決をいただきました後は、令和8年4月の新校舎での開校に向け、全力で取り組んでまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (24番議員挙手) 26: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 27: 24番(伊藤惠一)  簡明に御答弁、それぞれありがとうございました。  多少は、ひょっとしたら前後するかもしれませんが、よろしくお願いいたします。  まず、(1)の選定委員公開の理由を御答弁いただきました。しかし、これ、逆に考えますと、委員への働きかけをしやすくするために公開しているのかというような指摘もなされておりますが、その辺りの点に関してはいかがお考えですか。 28: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 29: 教育長加藤眞毅)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁申し上げます。  先ほども御答弁申し上げましたとおり、今回働きかけを行えないような措置を講じておりますことから、公開することで、むしろ働きかけはないものというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (24番議員挙手) 30: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 31: 24番(伊藤惠一)  ありがとうございます。  続きまして、(2)制度的な選定委員への働きかけ防止策とその効力の度合はということで、委員から通報を受けるというような制度を設けておられるという御答弁であったと思います。委員から通報があればよろしいんですけれども、通報できないような場合もひょっとしたらあるかもしれませんが、市のほうから各委員のほうへ働きかけがあったかどうか、調査、委員への聞き取り等はなされましたでしょうか。 32: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 33: 教育長加藤眞毅)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁申し上げます。  いずれにいたしましても、選定委員会の中で、それぞれの委員が集まって話合いをしながら選定していくということですので、その中で、当然、事務局も入っておって、そのようなことがもしあれば、今回はなかったということなんですけれども、その場で確認をいたしておりますので、よろしくお願いいたします。                   (24番議員挙手) 34: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 35: 24番(伊藤惠一)  もう1点お聞きしたいんですが、働きかけ以外に、例えば、いろいろそういう学問的な役職に就いておられる方もおられるかなと思うんですけれども、研究費とか寄附とか、また学部とか、委員関連の団体とか、それから、家族、親族、そのようなところへの働きかけもある場合もなきにしもあらずと思うんですが、そういうところは調査されましたか。 36: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 37: 教育長加藤眞毅)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁申し上げます。  当然ないものと確信はしておりますけれども、もしそのようなことがあれば、当然、今後においても失格という措置を講ずることもございますので、現時点でそのようなことはないと確信しております。以上です。                   (24番議員挙手) 38: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 39: 24番(伊藤惠一)  ありがとうございました。途中でも、これからもあれば失格にしていただけるという御答弁であったと思っております。  それから、(3)でございますが、評価点項目は適正かということで、適正というお答えをいただいたと思っております。  しかしながら、例えば、一例、評価項目一つ挙げるんですけど、たくさんはあるんですけれども、一つ挙げるんですが、この中に、近隣住民への影響抑制策等、抑制策というふうな項目あるんですね。しかしながら、例えば、一般競争入札であれば、落札とは何の関係もない項目も評価の対象とされているわけですが、全く不適切ではないんでしょうか。 40: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 41: 教育長加藤眞毅)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁申し上げます。  評価項目につきましては、いろいろと細かなものから大きなものまであるわけなんですけれども、全てについて、事前に庁内でもいろいろ話合いを行いまして、関係所管と。その上で、それが適正かどうか、事業支援を受けておりますので、そこの業者にも一応、法的に問題がないか等々を確認した上で、最終的に選定委員会で決定していただいているものですので、その辺りの不適切かどうかというところはないものと思っております。以上です。
                      (24番議員挙手) 42: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 43: 24番(伊藤惠一)  それがプロポーザルという方式であるわけですよね。  (4)に移るんですけれども、公募型プロポーザル方式(ズイ意契約)の欠点はということでお尋ねしたんですが、適正であると、不適正な部分は何もないというようなお答えであったという、すばらしいのかちょっと分かりませんけれども、御答弁いただきました。  それで、2点ほど簡単に再質問させていただきたいんですけれども、プロポーザルという、いわゆる民間への丸投げによって、本来、市職員が全て、プロポーザル以外では事業を推進していかれるわけですけれども、主体的になって。であれば、丸投げによって市職員の能力の蓄積とか向上が図られないということになってくるわけですが、これは欠点ではないんでしょうか。 44: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 45: 教育長加藤眞毅)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁申し上げます。  丸投げではございませんで、当然、評価していく上での要求水準というものは、市内部でいろいろ何年かかけて、意見を出し合いながら、こうしたほうがいいんじゃないか、ああしたほうがいいんじゃないかという中で定めてきておりますので、その辺りで職員の能力の向上というあたりにはつながっていると思いますし、今後、施工していくに当たりましては市の職員も、当然、技術系の職員になるかと思うんですが、一緒になって、指揮というか、監督をしてまいりますので、その辺は特段問題はないと考えております。以上です。                   (24番議員挙手) 46: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 47: 24番(伊藤惠一)  ありがとうございます。  特段問題ないというお答えだったんですけれども、2点目になっていくんですけれども、今のお答えを受けて。これ、1,000点ですよね。点数はプロポーザルで、得点といいますか、評価の総得点というのは1,000点ですけれども、Aグループですか、約761点ということですね。優、良、可、不可でいけば、不可が50点とすれば、50点で落第とすれば、76点ですか。ですから、優、良、可の良に当たるんだと思いますけれども、どうしてこれが最良の計画と言えるんでしょうかね。  市職員が自ら従来の方式で、プロポーザル以外の方式で事業を実施していけば、良のところを優に変えるというような方策を取れば、限りなく1,000点に近づいていくんだろうなと思うんですけれども、そういうことで、職員も関わったと先ほどお答えがあったんですけれども、全く、これはプロポーザル方式の欠点じゃないかと思うんですけれども、761点は最良の計画と言えるんでしょうか。 48: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 49: 教育長加藤眞毅)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁申し上げます。  点数はともかくとは言いませんが、別にいたしまして、やはり審査員の中には5名見えまして、3名が外部審査員、2名が市の職員というふうになっております。その中で、市の職員も入っての審査ということですので、当然、能力といいますか、そのような部分でも蓄積というのはされていると思いますし、その中で、どこが一番優秀かというのを審査委員会の中で選んでいただいていますので、その点数がたまたま、たまたまというのはちょっとあれなんですが、その点数が高かったのがAグループというような形の中で、それが最優秀交渉権者になったというようなことですので、よろしくお願いいたします。                   (24番議員挙手) 50: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 51: 24番(伊藤惠一)  ありがとうございます。  点数は別にして、別にしてもらっちゃ困るんですけれども、本当にプロポーザルは一発勝負といいますかね。約761点ですか、これから上へ上げれないんですよね。市が直接やれば何遍でも、PFIでもそうですけれども、何遍でも常に、いろいろこの選定委員の皆さんでもいいんですけれど、聞いて、1,000点に近づくようにできるわけですね。これは欠点であろうと思っておりますけれども、そうじゃないというお答えであったのかなと思っております。これは答弁いいです。  それから、5番目、(5)ですけれども、相手方グループ各企業と市長との関係はということで、はっきり聞きませんでしたけど、なかったということだったと思うんですけれども、ちょっと一つ、二つ、聞きたいんですけれども、これ、業者が選定委員に働きかけたら失格とあるわけですけれども、そういう項目は、市長に働きかけたら失格、市長失格かどうか分かりませんけれども、働きかけたら失格かもしれませんけれども、有利なるように。そういうことは何も書いていないんですけど、市長には働きかけても問題はないと書いてあると解釈できるんですが、そういうことですか。 52: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 53: 教育長加藤眞毅)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁申し上げます。  審査は、審査委員において行われますので、市長に、当然働きかけを行ったとしてもですよ、それは関係ないということになりますので、審査は公正に行われて、もちろん働きかけはないというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (24番議員挙手) 54: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 55: 24番(伊藤惠一)  ないということで、働きかけしても関係ないというような御答弁だったんですけれども、それは市長に確認されたんですか。やったとしたら誰が聞き取りされたんですか。 56: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 57: 教育長加藤眞毅)  再質問に御答弁申し上げます。  当然、私のほうからも確認をいたしておりますので、よろしくお願いいたします。                   (24番議員挙手) 58: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 59: 24番(伊藤惠一)  ありがとうございます。  最後に、(8)なんですが、基本設計もない、それから図面もない、これ小・中一貫校でございますが、どんな学校が出来上がってくるか、言わば神のみぞ知るというか、神頼みという議案でありますが、それでいいんですか。 60: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 61: 教育長加藤眞毅)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁申し上げます。  神頼みではございませんで、要は、今回、提案書をいただいております。当然その提案書は、一部、今回全協の中で、図面であったり、鳥瞰図であったり、お見せしておりますけれども、これが大本になって、当然この中に、もともとその募集要項にあります要求水準が、これが満たされているということで選定されておりますが、要求水準、提案書類、この2点から、今後、事業者において、これを基に設計が組まれてまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。                   (24番議員挙手) 62: 議長南澤幸美)  伊藤惠一議員。 63: 24番(伊藤惠一)  私が申し上げたのは、設計ですよね。基本設計、実施設計もないということを申し上げたんです。 64: 議長南澤幸美)  終わりですか。          (「はい。ありがとうございます」と24番議員の声あり)  次に、通告により26番 伊藤研司議員。 65: 26番(伊藤研司)(登壇)  26番、伊藤研司でございます。無会派の伊藤研司です。一問一答で発言させていただきます。  議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)、(1)校舎建築の際に使用される部材について、1)木材が使用される予定の場所及び木材が使用される割合はどれだけか?ということで、まず、備品のほうからちょっと説明させていただきます。  これは、実は木で作った腰かけなんです。今から20、30年近く前に、私が静岡県の、いわゆる集会があったとき、木材組合が静岡県産の木を使ってやろうと、腰かけなんです。これ、どういうことかというと、ここを動かすことによって、これが高くしたり、低くしたりできるということで、実は私、机も買ってきたんですが、机がどこか行っちゃいまして、ないんです。腰かけだけは私の事務所にありますので、ちょっと持ってきてみました。  これ、まず備品にも木を使っていただきたいということで、これ、どうしてかというと、三つ理由があって、1番、小学生児童が中学年になると、非常に身長差が大きくなっちゃいます、かなりの身長差。そして、2番では、私のように足が短くて胴が長い人間には字を書くときに、今、一斉の腰かけと一斉の机でやっていますね。あれ、字を書くときに、私は普通の腰かけに座ってやるとこういうふうに猫背になっちゃうんですね。小学生のときに、私自身が、それで丸字しか書けなくなっちゃいまして、大変苦労したことを覚えています。それで、静岡県で、環境議員が集まって、集会のときにこういうのが展示されましたので、ぜひこういうのを使っていただきたいなと思って見せました。  もう一つは、3番目にすると、これは小学1年生のときに、いわゆる、例えば伊藤研司なら伊藤研司のものとなるわけですね。そうすると、6年間、個人が管理するわけです。そうすると、非常に大切に管理されるということで、公共物を非常に大事にすると。  私、時々、商売もやっていました、30年前は。学校回りの商売もやっていましたから、学校に行くと、非常に乱雑に掃除する場合があるんですよ。でも、この腰かけになると、自分のものですから、机も自分のもの、腰かけも自分のものですから、大切に扱って掃除をするという、そういう利点も表れてくると思って、ちょっと説明させていただきました。  まず、いつものように、私パネルで、材木を使うということは、非常に火災の心配をされるという人がいます。これは、国交省において、建築基準法の改正を念頭に平成23年から25年にかけて、実際にこういう3階建ての建築物を燃やして、火災の広がり方を、そのしたわけですね。今は、非常に集成材なんかを使って、非常に燃えづらい建築がされています。  これを踏まえて、木造3階建ての校舎では、主に避難のための通路の設置や避難完了まで倒壊しない構造、そのほか火災拡大を抑制するための天井の不燃化、バルコニーの設置までの防火措置のいずれかを措置することで規定オーケーということになったという、そういうふうなことも示されております。  これは、実は私は、自分の家も木造、全て材木を使っています。私の家に来ていただいた方は、中に入ると全部木です。南側は全てガラスで、ほかは全部木です。天井も木で、天井というのはなくて、全部木でやっています。  木はやはり、ここにも書いてあるように、愛知教育大学の名誉教授の先生の示している図なんですが、まず、インフルエンザにかかりづらいということが書いてあります。ここにもですね、構造、PC、いわゆる鉄筋の校舎で、これはインフルエンザにかかりやすいと。しかし、緑と青の部分は校舎全体をするだけではなくて、内装にも木材を使った場合には非常にインフルエンザにかかりづらいという報告書です。これは、国のほうでも、文科省でも出しています。  それと、鉄筋コンクリート校舎は木造校舎より集中力が低いということで、これもきちんと、住友林業なり、公益財団法人日本住宅・木材技術センター出典で出されております。いわゆる鉄筋コンクリートと木造校舎の集中力の低下の違い、鉄筋コンクリート造りは木造校舎より集中力が低いと。木造校舎は眠気やだるさを感じにくいということで、こういうふうにグラフも出ています。  これは先ほど言いましたインフルエンザによる学級閉鎖の数です。これは公益財団法人日本住宅・木材技術センター出典ということで出されております。インターネットで出ています。  以上の観点をパネルで示させていただいたんですが、先ほど言いました愛知教育大学の名誉教授の橘田名誉教授には、こういうふうに出されております。我が国の森林・林業及び木材利用の概観についてという項目で、木材利用の教育環境形成効果という中で、1番目に、木材の床よりコンクリートの床で過ごした場合のほうが、足元の冷えによる眠気とだるさ、注意集中の困難さを訴える場合が多いと。木の場合でも、私の家の場合でも、上のほうが26度ぐらいとすると、下のほうはやっぱり23度ぐらいになっているというのはあります。  2番目として、木造校舎は鉄筋コンクリート造りの校舎に比べ、意欲や集中力の低下を感じる子供、情緒不安の子供の割合が少ないということです。これは、どうして私、この項目も言わさせていただいたかというと、私、ずっと三十数年前から、障害児童や障害者の施設づくりやいろんなことへ関わっていまして、やはり情緒障害の子供が非常に多いと。やっぱり鉄筋造りより、内装も鉄筋より、やっぱり木造のほうが非常に心安らかになると。  これは私の連れ合いが、以前、看護師を辞めてから、退職してから母子寮に勤めていまして、そのときに、避難場所として私の家に数組の方が避難したことがあるんですが、やはりそのときの子供たちのあれを見ると、母親の方も言っていたんですが、やはり木っていいねと、子供が安心して育てられるねということを言ってみえました。そういうことから、私、2番目に、この名誉教授の先生が、鉄筋造りより、やっぱり情緒不安の子供の割合が少ないということを言われていましたので、あえて紹介させていただきました。  そして3番目に、木造校舎または内装をいわゆる木質化した場合、鉄筋コンクリート造り校舎に比べ、冬季のインフルエンザによる学級閉鎖率が低く、インフルエンザの蔓延が抑制される傾向があると。先ほど説明したとおりであります。  そして、公共建築物の整備コストについてはこのように言われています。国と地方自治体の建設した木造校舎について、建設コストが、鉄筋コンクリート造りで建設したと想定した場合の標準的な建設コストを下回っている例もあると言われています、書いてあります。また、2番目に、同じ施設を木造と非木造で設計して建設費用を比較したところ、木造のほうが安い事例と高い事例がそれぞれあったが、双方の建設費用の間に目立った大きな差は見えなかったということも報告されております。  そして、学校の校舎に言えば、公共建築物の整備コストについて、学校の校舎及び屋内体育館の場合、建設コストの平均単価を比較すると、構造(木造、鉄筋コンクリート造り(PC造り)、混合構造など)によらず同程度という報告も、愛知教育大学の先生がそうやって言っておられます。  それを現実、実際の事業団というか、いわゆる事業者がこのように言っています。平成29年11月13日に広島会場で、株式会社現代計画研究所で講演が、いわゆる加来氏というんですか、これ、加えるに来るという、その方が講演されたので、なぜ木造かというので、いいかということを言っておられますが、CO2を削減し、地球温暖化等の環境保全、今のこれ、SDGsの考えだと思うんですが、それにもいいと。2番目に、日本の森林の保全整備、3番目に人に優しい心理情緒、健康への効果、4番目に室内の体温熱環境の向上と、5番目に……。  これ、4番目に、体温熱環境の向上ということ、私の家は先ほど言いましたように、全部木ですから、真冬のときでも15度以下になったことがないんですよ。だから、そういう意味からして、特に私のような年寄り、70以上年を取った年寄りは、いわゆる血管の収縮が弱くなって、収縮が悪くなって、脳血栓とか脳溢血とか、そういう病気に、室内でのそういう気温差がちょっとあるといかんということなんですが、私の家では朝起きたときでも、最低、どれだけ真冬で寒いときでも15度なんですね。だから、15度以下になったことがないんです。日中は、今でもそうなんですが、日が照っていると、ストーブをつけなくても、大体23度か4度あるんですよ。ですから、そういう面でも非常にいいということです。年寄りの健康にも、木材というのは非常にいいんじゃないかなということです。  5番目として、木材関連産業など地場産業の活性化と言われています。  それで、これは次は、文部科学省のホームページに出ておりますが、木造校舎とコンクリート校舎の比較として、1番目に鉄筋コンクリート造りのほうは、授業中、子供が眠気やだるさを覚え、注意集中困難な傾向が多く見られると、先ほど言ったグラフでも示させていただきましたが、やはり鉄筋コンクリートのほうは、そういう情緒に非常に不安定、実は私、学生中退してから──中退させられたんですが──新宿でフーテンをやっていたことがありまして、そのときに、新宿の地下通路があって、そこで寝泊まりしていたこともあって、それから山谷にも住んでいたことがありまして、そういう生活をしていると、やっぱり鉄筋の中で囲まれていると、日本人って、いや、そのときから私、実は思ったんですが、精神的に物すごく不安になってくるという覚えがありました。ですから、私は、この文科省のこのホームページを見てから、本当にそういうふうに、私自身も過去のことを思い出しました。  それと、2番目には、木造校舎のほうが冬季のインフルエンザによる学級閉鎖率が低く、インフルエンザの蔓延が抑制される傾向にあるということも先ほど言いました。  そして、林業白書が平成10年度には、全国の小学校を対象に行った調査で、ストレス性の疲労感を訴えた子供の割合は、鉄筋コンクリート造りより木材校舎のほうが少ないといった内容の記述があるということも、林業白書の平成10年度版に記載されております。  ですから、大体、木造校舎は子供の集中力に役に立つし、インフルエンザにかかる率が低いということも言われています。それと、先ほど言いました住友林業の木造校舎とインフルエンザによる関係、木造校舎はインフルエンザによる学級閉鎖率が少ないという事実、木造校舎は鉄筋コンクリートの校舎に比べ、インフルエンザによる学級閉鎖の割合が約3分の1という調査もあると。この理由は、先ほども言いましたようにインフルエンザウイルスは、気温が低く、空気が乾燥している環境で長時間生存するために、木の調湿効果が空気の乾燥を防ぎ、木造校舎へのインフルエンザ蔓延を防ぐということが考えられますと。  もともと、私の考えじゃなくて、日本人というのは木と紙の文化なんですね。ですから、浮世絵のような、いわゆる平面画法、色による、こういう遠近を出していくという画法をやって、それがヨーロッパは石の文化ですから、遠近法が確立しているんですね。ゴッホなんかも浮世絵を参考にして、「種をまく人」なんかの絵を描いたという報告もきちんと学術的にあります。  ですから、私は、日本人は古来から、木の文化と紙の文化に育ってきたので、鉄筋の中で育つよりも、日本人にはやっぱり木が向いているんじゃないかな。やっぱり日本は、木と紙の文化を重要視してきた1000年以上の歴史があるということを私は申し上げて、私の発言とさせていただきます。どうもありがとうございました。質問とさせていただきます。答弁、よろしくお願いいたします。 66: 議長南澤幸美
     当局の答弁を求めます。  教育長。 67: 教育長加藤眞毅)(登壇)  伊藤研司議員の議案質疑、大項目1、議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)、(1)校舎建築の際に使用される部材について、1)木材が使用される予定の場所及び木材が使用される割合はどれだけか?について御答弁を申し上げます。  既に御承知のとおり、本事業は設計施工一括方式、いわゆるデザインビルド方式を採用しております。この方式では、市の公募資料に示された学校建設に対する考え方に基づき、事業者が学校建設に関する提案を行います。  議員お尋ねの校舎建築の際の木材の使用について、公募資料では、温かみと潤いのある学習生活環境を確保する観点から、必要な箇所への効果的な木質化に努めること、木質化を図る箇所は事業者の提案とする、市内産材の活性促進の観点から、内装材等において積極的に竹の集成材等を使用することと記載いたしております。  また、文部科学省も、木材は柔らかで温かみのある感触、高い吸湿性などの優れた性質を持っており、この性質を活用した木造校舎や内装に木材を使用した教室等は、豊かな教育環境づくりを行う上で大きな効果が期待できますとしております。  これに対し、事業者からは、教室やワークスペースなどの共用部やメディアセンター──いわゆる図書館ですが──などの内外装に木材を使用、共用スペースに市内産材の竹スクリーンを設置といった提案がなされております。本契約を締結後、提案に基づいて協議を進め、設計を実施していくこととなります。したがいまして、現時点では具体的に木材を使用する箇所やその使用量をお示しすることはまだできません。  いずれにいたしましても、今後、木材の使用について、市が示しております要求水準及び事業者の提案を基に、設計業務の中でコストと効果のバランスを図りながら、具体的な使用箇所や使用量を検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (26番議員挙手) 68: 議長南澤幸美)  伊藤研司議員。 69: 26番(伊藤研司)  伊藤研司です。  実は、なぜ私、多度の小・中一貫校、賛成で、賛成の意味を含めて、実は15年前にも、15年前だと思うんですけど、新聞にも私、出たんですね。小・中一貫していかないと駄目だと、もう、人口統計を見ておるとそうなんですよね、児童の数とか生徒数を見ていると。  ですから、いずれは旧桑名、いわゆる桑名地区にもしていかなきゃ駄目だというのも、桑名の建築物が、学校の建築物がほとんど50年以上になっているわけですね。もうどうしようもない状態なんですよね。子供にとっても危険。部分的に鉄筋というのは、あれはできないわけですよ、修理とかなんかが大変難しい。  ですから、やはり私は、旧桑名の人たち、いずれ旧桑名も小・中一貫をやっていかなきゃいけない。そういう意味からして、多度に本当にいいもの、桑名市民も本当に造ってよかったという建物をぜひ造っていただきたい。そうすることが、旧桑名にとっても、小・中一貫校のあれを保護者の人々、いわゆる住民の人々に非常に説明しやすくなるんだということを底辺にして、私は質問させていただきました。ありがとうございました。 70: 議長南澤幸美)  次に、通告により12番 多屋真美議員。 71: 12番(多屋真美)(登壇)  皆さん、こんにちは。日本共産党、多屋真美です。  通告に従いまして、併用にて、議案第2号に対し、議案質疑をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  大項目1、議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)、中項目1、事業者の選定について、1)事業者決定にあたり、選定理由の説明は?  今回の小・中一貫校建設の事業者決定について、全員協議会で決定となった事業者の評価の簡単な文章、鳥瞰図という簡単な図が示されただけで、市議会の中で十分な説明がされたとは言えません。最終的な点数だけでなく、配点の内容や決定に至る経緯などの説明や、討議の場が必要ではないでしょうか。このことに対してのお考えをお聞きします。  中項目2、選定された事業者の事業提案には、保護者・地域・教員とのこれまでの協議内容は反映されているのか?  多度中小学校での小学校の統廃合に対する反対の声や、プールや給食センターが新しい学校の中に必要であるとの意見、また、そのほかに様々な意見がこの間の準備委員会の中で出されていますが、どの程度生かされたとお考えでしょうか。今回の事業者提案に対し、様々な意見が出されていると思いますが、意見が反映された事業になっていくのでしょうか。  以上2点について、御答弁よろしくお願いいたします。 72: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 73: 教育長加藤眞毅)(登壇)  多屋真美議員の議案質疑、大項目1、議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)、(1)事業者の選定について、1)事業者決定にあたり、選定理由の説明は?、(2)選定された事業者の事業提案には、保護者・地域・教員とのこれまでの協議内容は反映されているのか?について、2点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、(1)事業者の選定について、1)事業者決定にあたり、選定理由の説明は?でございます。  多度地区小中一貫校整備事業につきましては、事業者選定に当たり、公募型プロポーザル方式を採用いたしております。  事業者の選定に当たっては、令和3年第1回定例会で御審議をいただきました桑名市小中一貫校整備事業者選定委員会条例に基づき、学識経験者及び市職員から構成される事業者選定委員会を設置し、専門的な見地から詳細に検討の上、総合的に事業者を選定いたしております。  昨年6月の全員協議会で、プロポーザルの要点について議員の皆様に説明を行い、さきの全員協議会において、事業者選定委員会の検討結果の骨子を説明させていただいておるところでございます。なお、事業者選定委員会からの詳細な審査講評につきましては、1月中に公表を予定していると伺っております。  次に、(2)選定された事業者の事業提案には、保護者・地域・教員とのこれまでの協議内容は反映されているのか?でございます。  この事業におきまして、小・中一貫校の基本構想、基本計画を的確に具現化するため、要求水準等を取りまとめた公募資料を作成し、公募型プロポーザル方式において事業者を公募、選定、仮契約をいたしております。  公募資料は、開校準備委員会をはじめ、地域住民を対象としたワークショップや、教職員対象のアンケート、子供たちからの提案等による学校建設に対する御意見等をお聞きし、市において取りまとめ、選定委員会で決定をいただいているものでございます。  議決をいただいた後、設計業務を開始いたしますが、今後も進捗状況等についてお示しをしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  いずれにいたしましても、令和8年4月の新校舎での開校に向け、多度の子供たちのよりよい教育に資することができる小・中一貫校の整備を進めてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (12番議員挙手) 74: 議長南澤幸美)  多屋真美議員。 75: 12番(多屋真美)  再質問をさせていただきます。  まず、(1)事業者の選定について、桑名市小中一貫校整備事業者選定委員会条例に基づき、学識経験者及び市職員から構成される事業者選定委員会を設置し、専門的な見地から詳細に検討の上、総合的に事業者を選定したと言われました。  この専門的な見地は、設計施工上の専門家であっても、教育的視点は入っているのでしょうか。さきの全員協議会で、事業者選定委員会の検討結果の骨子を説明したと言われましたが、本当に点数の結果と簡単な評価、そして、簡単な図が示されただけです。これで、子供たちがどんな環境の中で学校生活を行い、どんな学校教育となるのか、分かるものになっていません。  さきの伊藤惠一議員の質問とも重なりますが、詳細な審査講評が1月中に公表予定ということで、議決後にそういったものが出されることも含め、議員、また議会に対し、詳細な資料も説明も討議の場も不足していることについて、どのようにお考えでしょうか。  また、(2)について、この小・中一貫校整備計画は、小・中一貫校の基本構想、基本計画に基づいて進められていると言われました。  しかし、そもそも多度地区小・中一貫校整備計画は、子供の数が少ないから小学校を統廃合しよう、さらに中学校とも統合しようとか、また、プールや給食センターをつくらないことなど、どれも保護者や教員、地域から出たものではありません。これまで進めてきたものは、保護者、地域、教員と一体のものになっているとは言えません。  今後も進捗状況などについて示していくとありましたが、示すだけでなく、保護者、地域、教員からの意見を聞きながら進めていくというお考えはありますでしょうか。  以上について、御答弁をお願いいたします。 76: 議長南澤幸美)  当局の答弁を求めます。  教育長。 77: 教育長加藤眞毅)  多屋真美議員の再質問に御答弁申し上げます。  まず、教育的観点はということでございますが、当然その審査委員の中には、三重大学の教育学部の特任教授であられる本市の教育委員が入っておりますので、その辺りはしっかりと審査の中に生かされているというふうに伺っております。  なお、審査講評の詳細のものについてですが、先ほど、さきの議員にも御答弁申し上げましたとおり、1月中の公開のほうを予定しておりますので、そちらのほうを見ていただきたいというふうに思っております。  ただ、契約自体は仮契約を結んでおりますので、今後、速やかに、御議決をいただきましたら本体事業に取りかかってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それと、もう1点のほうのいろいろな御意見、生かされているのかという件でございますが、この事業、足かけ7年、最初の説明会から数えるとおおむね7年程度をかけて、地元の説明会であったり、ワークショップを行ったり、先ほども御答弁申し上げましたように、アンケートをしたりという中で、いろいろと御意見を伺ってきております。その伺ったものを取りまとめて、市のほうで判断したものを再度、事業者選定委員会のほうにかけまして、そちらのほうで要求水準というふうでまとめて、今回の決定というふうになっておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。                   (12番議員挙手) 78: 議長南澤幸美)  多屋真美議員。 79: 12番(多屋真美)  ありがとうございました。  いずれにしても説明や議論不足、合意形成の不足と思っていますが、意見については後ほどの討論で発言させていただきます。ありがとうございました。 80: 議長南澤幸美)  これをもって、議案質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号及び議案第2号の2議案は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、議案第1号及び議案第2号の2議案は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  なお、討論をされる場合は、賛成または反対の立場を明確に表明した上で行っていただくよう特にお願いいたします。  討論はありませんか。                   (発言する者あり)  ちょっと待ってください。研司議員、待って。指名しておらへんで。ちょっと指名してからでなけなあかへん。  一番最初に、12番 多屋真美議員。 81: 12番(多屋真美)(登壇)  日本共産党の多屋真美です。  議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)に対し、反対の立場で討論をいたします。  学校教育を壊し、地域を壊すことにつながる小・中一貫校の建設には、これまでも反対しておりますが、今回の多度地区小中一貫校整備事業の工事請負契約についても、以下の点を指摘して反対いたします。  今回の事業者決定について、市議会に対し説明不足であること、市の学校教育を大きく変えようという市として初めての小・中一貫校建設について、事業者選定委員会や開校準備委員会で決められた内容について、市議会への説明が説明不足であることを指摘します。  詳しい評価内容が1月末に出されるということですが、なぜそういった資料が出る前に議会承認であるのか、議決であるのか、委員会や市議会に対し、十分な説明責任を果たし、議論を重ねるべきです。  また、保護者、地域の方との討議の場である開校準備委員会の中でも十分な議論がされていません。今後、具体的な設計が出ることにより、ますます様々な意見が出されることになると思います。事業者からの提案に対し、保護者、地域、教員の方がどう受け止め、協議が進むのか、決して順調ではないと予想します。子供たちや地域に大きく関係する学校建設を一方的に進めては、子供たちや地域のための学校にはなりません。保護者、地域、教員の方と一体になって進めるべきです。  市の学校教育を大きく変え、地域をも変えようとしている市として初めての小・中一貫校建設について、市議会も一体となるべきであり、今後、子供たちをどのような学校教育の中で、どんな子供たちを育てるのか、また、地域をどうしていくのかという大きな岐路に立つ問題に対し、保護者、地域、教員の方や、そして、市議会、全てにおいて説明不足、議論不足であること、保護者、地域、教員の方、市議会とが一体となっていないまま学校建設を進めるべきではないことを反対理由として、反対討論といたします。 82: 議長南澤幸美)  ほかに討論はありませんか。                   (26番議員挙手)  26番 伊藤研司議員。 83: 26番(伊藤研司)(登壇)  無会派の伊藤研司です。  議案第2号 工事請負契約の締結について(多度地区小中一貫校整備事業)について、賛成の立場で討論させていただきます。  今日は傍聴の方もたくさん来られているようで、ありがとうございます。  まず、私自身が今まで、いなべ市の藤原地区も小・中一貫をされました。高山市のほうでも小・中一貫校をされました。全国でかなりの小・中一貫校があって、私自身がそこで感じたこと、行って感じたことを述べさせていただきます。  まず、反対をされる方が一番大きな理由、桑名の場合でもプールの問題があります。実は、私は団塊の世代で育った人間なんですが、当時の私の世代のプールの授業というのは、完全にぴしゃぴしゃやっている遊びでした。しかし、今のプールの授業はどういうものかというと、本当の授業なんですね。災害のときに服を着たまま、どうやってやったら浮かんでいるかとか、そういう授業をやっていかないと駄目なんです。  しかも、私の大好きな中学校の先生が見えたんですが、その先生が体育の先生だったんですが、その先生のプールのときに、実は飛び込みをして亡くなった生徒さんがいます。今だったら本当に大騒ぎです。  やはりプールというのは非常に危険なんです。しかも、今の若い先生方がそこまでできるか、教育環境、授業実践もやっていかなきゃいけない、例えば、また運動会のこともある。そして、プールの授業でもそういうことをやっていかなきゃいけない。そこまで学校の先生というのはオールマイティー、全てのことができるという人じゃないんですね。やっぱり私は授業実践をやっていただきたい。
     小・中一貫で、やって、そこでも反対しておけばよかったという人も、確かに私は聞き取りをしておられました。その人たちはどういうことかというと、私が聞いたところでは、一番大きいのが、廃校になった学校の跡地の活用について、地域でなかなか議論されていなかった。それと、やっぱり廃校になった後の活用がされていない。これは、桑名市とお隣のいなべ市の藤原地区でもそうなんです。  私は、三十数年前には本のセールスをしていましたから、本のセールスというか、ほるぷというところに勤めて、いわゆる完全歩合給のセールスマンでしたから、学校回りをよくやっていまして、もちろん地域の方々にも回っていました。本、どうですかということで、セールスをやっていましたから分かるんですが、そのときには、小・中一貫の問題が起こったときには、やはり最初は皆さん反対でした。  しかし、学校の先生で、非常に熱心な先生がいて、その人、今、亡くなっちゃったんですが、その先生は賛成で動いていました。しかし、その先生が亡くなられ、実は小・中一貫になってから亡くなられたんですね。藤原中学校の体育館の奥のほうに跡地活用の事務所があったんですが、その先生が亡くなられました。  今は跡地活用をやっているのは中里小学校というところで、総務省からの人が、補助金をもらって、4人か5人、人が来て、学校の給食室を改造して喫茶店なんかをやっていると。私は本会議でもパネルで紹介させていただきましたが、実は、今でも時々、合併しなきゃ、いわゆる統廃合しなきゃよかったという意見が確かにあります。私も、地域の人、聞きます。  特に藤原地区の、西藤原小学校の地区の人にも会って聞きます。そこはやっぱり全く活用されていないんですね。全くと言っちゃ悪いんですけれども、週に1回ぐらいしか開かなくて、いわゆる北側のほうが、校舎に緑の藻が生えているというか、あれが生えているというか、そんな状態になっちゃっているんですね。それくらい活用しない。私がセールスへ行っていた頃は、本当にある程度のにぎやかな学校だったんですが、活用されていないから、ほとんど、変な言い方すると、お猿さんぐらいしかいないという状態になっています。  ですから、立田小学校でもそうなんですね。岐阜県と一番近いところでもそうなんです。  ですから、学校の跡地活用をするということは、地域の方々が中心になって、行政の人間と一緒になって、そこの地域づくり、これこそ本当の地域主権なんです。地域の民主主義づくりなんですね。これぞ本当の地域民主主義の土台と私は思っています。これを廃校に、学校の跡地活用をやっぱり並行して進めていくということが、私は本会議でも大事だということで、何回も発言させていただいております。  しかも、この前、余計なことか分かりませんが、テレビで、NHKで特集をやっていました、教師が置かれている状態を。そこには、教師は今は本当に成り手が少ないと、ブラック企業だと言われているということ。それと、今は倍率が3倍を超したら、ほとんど全員の方が先生になれちゃう。今は全国平均が2.86倍だそうです。東京は2.23倍の倍率で、本当に先生の成り手がないと。  これはどうしてかというと、ヨーロッパの先進諸国の先生の時間数と教師の拘束される時間数の1.6倍から1.8倍もあるんですね、日本の先生方は。そこのグラフに出ていました。そこの、どうしてかというと、事務処理に非常に時間を食っちゃうんだということで、放送をされていました。  実は私、本のセールスをやっていたときに、国立教育研究所の板倉聖宣という先生が統計学と仮説実験授業というのをやってみえて、私も名古屋市に通っていました。そこには、学校の先生方、愛知県とか名古屋市とか、三重県の先生も来られていましたが、私もその中の1人として参加させていただいたんですが、そこには、やっぱり教師は授業実践だけに専念していただきたいということを、実は三十数年前にも板倉聖宣という先生が、国立教育研究所の先生です、その方が訴えていました。私もそうだなと、今改めて、この教師不足、教師がなかなか成り手がない、それはヨーロッパに比べて本当に、特に中学校の先生は部活もしないかん、何からせないかん、これ、なかなか無理なんです。  ですから、私は、学校を小・中一貫することによって、学校では授業実践を主にする、地域では、私は益世、明正出身なんですが、例えば、益世小学校の跡地では、そこでは地域の方々が児童と共に、いわゆる生き方なんかを教えたりとか、桑名ではいろんな人が、能力ある人がいます。その人たちに来ていただいて地域の文化を育てていくこととか、そういうことを私はしていく時代にもう入っているんじゃないかなと。  そして、跡地活用には、やっぱり今、少子高齢化の時代、うちの奥さんも私、がんで亡くして1年がたつんですが、そのときに思ったのは、やっぱり外国の人たちに、そういう跡地活用のところに来ていただいて、日本文化を学んでいただいて、介護の実践ができる、そういう場所をつくっていただきたいということを本会議でも何度も訴えているんですが、私は、そういうふうにしていかないと、これから日本というのは、世界で今、余計なことか分かりませんが、世界の各国が日本に期待している番号、何番かというと36番だそうです。実は1980年代には世界で1番か2番だったんですが、今は36番目まで、世界からそういうふうになっちゃっているという時代、これ、やっぱり、外国の人をもっともっと取り入れて、やはり日本人、日本文化を世界に広めていくということが大事だと思って、賛成討論とさせていただきました。以上です。長いことすみません。 84: 議長南澤幸美)  ほかに討論はありませんか。                   (24番議員挙手)  24番 伊藤惠一議員。 85: 24番(伊藤惠一)(登壇)  議案第2号(多度地区小中一貫校整備事業)について、どなたがつくった詩、すなわちポエムか存じ上げませんが、その詩を朗読して反対の討論に代えさせていただきます。  ハア。入札ねえ、図面もねえ、落札率相当99.7%は何者だ。調査もねえ、聞き取りねえ、おまわり毎日ぐーるぐる。プールもねえ、卒業式もねえ、バスは1日1度来る。校庭ねえ、二つねえ、昼休みといえども遊べねえ。おら、こんな学校嫌だ。おら、こんな学校嫌だ。名古屋へ出るだ、四日市へ出だなら人口減って、14万切っちまっただ。  ハア。自主性ねえ、自立心ねえ、最上級生の自覚は何者だ。あるわけねえ、おらの学校には6年生がねえ。国費もねえ、県費もねえ、補助は17%しかもらってねえ。あるわけねえ、削った予算は軍事費へ。友情ねえ、学級担任ねえ、一体小・中一貫は何者だ。複式は最高というけれど、生まれてこの方、見たことねえ。あるわけねえ、プロポーザルは金もうけ。おらこんな学校嫌だ、おらはこんな学校やだ。名古屋へ出るだ、四日市へ出だなら、複式に入って最高の教育受けるだ。  ハア。ノウハウねえ、アイデアねえ、評価はたったの761点。過労死ねえ、サービス残業ねえ、それは夢のまたまた夢。あるわけねえ、先生減らすのが目的だ。おらこんな学校嫌だ、おらこんな学校嫌だ。名古屋へ出るだ、四日市へ出だなら、銭っ子はためて理想の学校つくるだ。ハア。 86: 議長南澤幸美)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  ないようですので、これをもって、討論を終結いたします。  これより、採決に入ります。  まず、議案第1号について、起立により採決いたします。  お諮りいたします。議案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  確認いたしますので、しばらくお待ちください。  ありがとうございました。起立全員であります。  よって、議案第1号は、原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第2号について、起立により採決いたします。  お諮りいたします。議案第2号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  確認いたしますので、しばらくお待ちください。  ありがとうございました。起立多数であります。  よって、議案第2号は、原案のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○報告第1号及び報告第2号 87: 議長南澤幸美)  次に、日程第4、報告第1号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償額の決定)及び報告第2号 専決処分の報告について(市営住宅の管理上必要な訴えの提起)の報告2件を一括議題といたします。  市長から、報告を求めます。  市長。 88: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  それでは、ただいま上程となりました報告2件につきまして御説明申し上げます。  報告第1号及び報告第2号の専決処分の報告につきましては、議決により委任を受け、市長が専決処分することができる事項として指定されているものについて専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により、それぞれ報告するものでございます。  まず、報告第1号につきましては、和解及び損害賠償額の決定に関し専決処分したものでございます。  次に、報告第2号につきましては、市営住宅の管理上必要な訴えの提起に関し専決処分したものでございます。  よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 89: 議長南澤幸美)  以上のとおりでありますので、御了承願います。  お諮りいたします。本臨時会において議決されました議案中、条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任いただきたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○閉会の宣告 90: 議長南澤幸美)  以上をもって、本臨時会の日程は全て終了しました。  会議を閉じます。  これをもって、令和5年1月臨時会を閉会いたします。  なお、午後1時から正副委員長会議を開催いたしますので、関係議員は議長応接室に御参集願います。                                     午前11時47分 閉会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        議     長       南 澤 幸 美        署 名 議 員       冨 田   薫        署 名 議 員       畑   紀 子 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...