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令和4年第3回定例会(第6号) 本文 開催日:2022-09-29
令和4年第3回定例会(第6号) 名簿 開催日:2022-09-29

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  1. 桑名市議会 2022-09-29
    令和4年第3回定例会(第6号) 本文 開催日:2022-09-29


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2022-09-29: 令和4年第3回定例会(第6号) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 40 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  議長辻内裕也選択 2 :  議長辻内裕也選択 3 :  議長辻内裕也選択 4 :  総務安全委員長市野善隆選択 5 :  議長辻内裕也選択 6 :  教育福祉委員長(冨田 薫) 選択 7 :  議長辻内裕也選択 8 :  都市経済委員長(近藤 浩) 選択 9 :  議長辻内裕也選択 10 :  決算特別委員長愛敬重之選択 11 :  議長辻内裕也選択 12 :  23番(石田正子選択 13 :  議長辻内裕也選択 14 :  総務安全委員長市野善隆選択 15 :  議長辻内裕也選択 16 :  23番(石田正子選択 17 :  議長辻内裕也選択 18 :  6番(多屋真美選択 19 :  議長辻内裕也選択 20 :  24番(南澤幸美選択 21 :  議長辻内裕也選択 22 :  21番(伊藤惠一) 選択 23 :  議長辻内裕也選択 24 :  19番(市野善隆選択 25 :  議長辻内裕也選択 26 :  26番(伊藤研司) 選択 27 :  議長辻内裕也選択 28 :  議長辻内裕也選択 29 :  議長辻内裕也選択 30 :  市長(伊藤徳宇) 選択 31 :  議長辻内裕也選択 32 :  議長辻内裕也選択 33 :  市長(伊藤徳宇) 選択 34 :  議長辻内裕也選択 35 :  議長辻内裕也選択 36 :  17番(松田正美) 選択 37 :  議長辻内裕也選択 38 :  議長辻内裕也選択 39 :  市長(伊藤徳宇) 選択 40 :  議長辻内裕也) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午後1時00分 開議  ○開議の宣告 議長辻内裕也)  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程及び議事説明員は、配付のとおりでありますので、御了承願います。  これより、日程に従い取り進めます。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 2: 議長辻内裕也)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、水谷真幸議員及び水谷憲治議員を指名いたします。    ───────────────────────────────────────  ○議案第71号ないし議案第85号、請願第4号 3: 議長辻内裕也)  日程第2、議案第71号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第6号)ないし議案第85号 地方独立行政法人桑名市総合医療センター第3期中期計画の一部変更の認可をすることについての15議案及び日程第3、継続審査となっていました請願第4号 インボイス制度(適格請求書等保存方式)の中止・延期を求める請願書の請願1件を一括議題といたします。  これより、各常任委員会委員長及び決算特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。  それでは、まず、総務安全委員会委員長の報告を求めます。  19番 市野善隆議員。 4: 総務安全委員長市野善隆)(登壇)  ただいま議題となりました日程のうち、総務安全委員会に付託されました関係議案等について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
     まず、6月定例会より継続審査となっている、請願第4号 インボイス制度(適格請求書等保存方式)の中止・延期を求める請願書については、閉会中の7月13日に委員会を開催し、参考人から詳細説明を受け、その上で、今回、改めて審査を行いました。  審査の中では、中小事業者への負担が大きいことから賛成という意見のほか、課税の公平性の観点から反対、本制度の開始に向け、既に商工会議所等、各種機関でセミナーが開催されているなど、様々な対策が取られていることから反対との意見がありました。  次に、議案第71号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第6号)所管部門では、総務費のうち、戸籍住民基本台帳費中、個人番号カード交付事業費について、今回、補正予算をつけてまでマイナンバーカードの取得を促進する目的は何かとの質問があり、行政手続を活用するには、一定程度まで普及率を高める必要があり、その上で、次の展開を考えていきたいとの説明がありました。  原案に対する討論として、マイナンバーカードの普及促進のための事業費である、行政情報化事業費及び個人番号カード交付事業費が計上されていることから反対との討論がありました。  また、今回の補正予算には、各費目でガス料金の高騰に対応するための予算が計上されているが、市として予算を抑えるためにどのような取組をしているのかとの質問があり、桑名市省エネオフィスプランに基づき適正な温度管理調整を行うとともに、不要な時間に電源を落とすなど、節約に努めているとの説明がありました。  さらに、委員からは、市民に周知しているよりも低い温度設定にしていることについて、どのように考えているのかとの質問があり、コロナ禍の中、換気により実際の温度が上がることから、健康を害さない程度の温度設定を行っている。御指摘のとおり、市民への周知の在り方については、改めて検討していきたいとの説明がありました。  次に、議案第77号 桑名市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、今回の改正により、様々な制限が緩和されることになるが、男性の育児休業取得率と取得を促すために、どのような対策を考えているのかとの質問があり、令和3年度は11.5%が取得している。引き続き、制度の周知に取り組むとともに、育児休業を取得しやすい職場環境づくりに努めていきたいとの説明がありました。  そのほか、議案第76号、議案第82号及び議案第83号に対しては、特段の異議、意見はありませんでした。  以上の経過により、審査の結果、委員会審査報告書のとおり、当委員会に付託されました5議案については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しましたほか、請願第4号については、不採択すべきものと決しました。  最後に、当委員会の所管事務調査については、閉会中も引き続き、調査研究を要するものと決した次第であります。  これをもちまして、総務安全委員会の審査報告といたします。 5: 議長辻内裕也)  次に、教育福祉委員会委員長の報告を求めます。  12番 冨田 薫議員。 6: 教育福祉委員長(冨田 薫)(登壇)  ただいま議題となりました日程のうち、教育福祉委員会に付託されました関係議案について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  まず、議案第71号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第6号)所管部門では、民生費のうち、児童福祉総務費中、放課後児童対策事業費について、今回、ICT化に関わる補正予算が計上されているが、これにより各学童保育所における通信環境の平準化が図れるのかとの質問があり、今回の補正予算はそういった環境を整えるための費用を補助するものであり、学童保育所間で差が生じないよう対応していきたいとの説明がありました。  次に、教育費のうち、小中一貫校費中、多度地区小中一貫校整備事業費について、今回の補正予算の内容を問う質問があり、物価が急激に上昇する中で、材料費等が高騰しており、本事業に関わる事業費についても、市が想定する基準価格に対し、公募による事業者からの提案価格が上回ることが想定されることから、この基準価格と提案価格との金額差の妥当性を判断するためのアドバイザリー契約に係る費用を今回補正予算として計上したとの説明がありました。  なお、原案に対する討論として、多度地区小中一貫校整備事業について、事業費が不鮮明であるとともに、学校本来の姿を失うことにつながる可能性がある事業であることから反対との討論がありました。  次に、議案第85号 地方独立行政法人桑名市総合医療センター第3期中期計画の一部変更の認可をすることについてに対し、紹介状のない患者の選定療養費を値上げする根本的な理由を問う質問があり、紹介状のない患者の選定療養費を値上げすることで、高機能の病院における軽症患者の受診を抑制し、専門外来としての本来の機能を維持すること等を目的に、国が外来医療の機能分化を推進しているためであるとの説明がありました。  なお、原案に対する討論として、市民へ適切な医療サービスを提供していくべきであるにもかかわらず、市民が負担する費用が高額になり過ぎることから反対との討論がありました。  以上の経過により、審査の結果、委員会審査報告書のとおり、当委員会に付託されました2議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、当委員会の所管事務調査について、閉会中も引き続き、調査研究を要するものと決した次第であります。  これをもちまして、教育福祉委員会の審査報告といたします。 7: 議長辻内裕也)  次に、都市経済委員会委員長の報告を求めます。  8番 近藤 浩議員。 8: 都市経済委員長(近藤 浩)(登壇)  それでは、ただいま議題となりました日程のうち、都市経済委員会に付託されました関係議案について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  まず、議案第71号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第6号)所管部門では、農林水産業費のうち、農林水産業振興費中、国産小麦産地生産性向上事業費について、事業の目的を問う質問があり、昨今の国際情勢を受け、外国産の原料から国産の原料に見直す機運が高まっていることから、小麦の生産性向上に必要な営農技術や機械の導入を支援することにより、生産体制を強化し、安定的な供給体制の構築を図ろうとするものであるとの説明がありました。  次に、議案第72号 令和4年度桑名市水道事業会計補正予算(第3号)、議案第78号 桑名市委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第80号 桑名市水道管路更新事業者選定委員会条例の制定について及び議案第81号 桑名市上野浄水更新整備事業者選定委員会条例の制定については、プロポーザル方式により、事業者を選定する理由を問う質問があり、民間の活力を活用し、効率的かつ経済的に事業を推進するため、プロポーザル方式を採用したとの説明がありました。  さらに、委員からは、プロポーザルによる職員力低下の懸念を問う質問があり、水道管の施工等、職員が行う業務も残しつつ、技術の継承は続けていくとの説明がありました。  原案に対する討論として、プロポーザル方式により、事業者を選定することに反対との答弁がありました。  次に、議案第84号 市道の認定については、認定される道路について、もともと企業が所有していた土地であったものを、市が所有する土地と交換したと聞いているが、市道としなければならない理由は何かとの質問があり、認定する道路北側の個人地に接道要件がなく、市民の権利等々を保持するためには、公道であるほうが利便性の向上につながると考えているためであるとの説明がありました。  原案に対する討論としては、土地について、交換の経緯が不透明なため、反対との討論がありました。  そのほか、議案第79号に対しては、特段の異議、意見はありませんでした。  以上の経過により、当委員会に付託されました7議案については、審査の結果、委員会審査報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、当委員会の所管事務調査については、閉会中も引き続き、調査研究を要するものと決した次第であります。  これをもちまして、都市経済委員会の審査報告といたします。以上です。 9: 議長辻内裕也)  最後に、決算特別委員会委員長の報告を求めます。  16番 愛敬重之議員。 10: 決算特別委員長愛敬重之)(登壇)  それでは、決算特別委員会に付託されました関係議案について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、議長及び議会選出の監査委員を除く24名の委員で構成し、三つの分科会を設置の上、各分科会において、9月12日及び13日の2日間の日程で詳細な審査を行い、その後、全体会を26日に開催しました。  全体会では、各分科会長から、それぞれの分科会における審査内容の報告を受け、決算議案3件に対する討論を経て、採決を行いました。  全体会における討論では、まず、議案第73号 令和3年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する反対討論として、一般会計については、証明書コンビニ交付サービス事業費、個人番号カード交付事業費について、個人情報管理に問題があること、スマート自治体推進事業費、行政情報化事業費及びデジタルトランスフォーメーション推進事業費について、情報管理に危険性があり、自治体職員及び行政サービスの削減につながること、PFIや指定管理者制度により、民営化や業務委託が進められ、市民の負担増や市民サービスの低下になっていること、財政管理事務費により公共施設マネジメントが進められていること、同和関係事業費が含まれていること、自衛官募集事務費や総務事務費に北勢防衛協会の分担金が含まれていること、消防庁舎等再編整備推進事業、小中一貫教育推進事業、多世代共生型施設整備事業には同意できないこと、医療センターへの貸付経費が盛り込まれていること、桑名駅西土地区画整理事業に多額の費用を長期間投入していること、企業等誘致奨励金は企業優遇であることなどから反対、また、国民健康保険事業特別会計については、加入者負担軽減のために基金が活用されていないこと、税額の引上げ等により負担増になっていること、住宅新築資金等貸付事業特別会計については、事業が終了しているにもかかわらず、回収計画が明確でないこと、農業集落排水事業特別会計については、受益者負担を強いながら、一般会計からの繰入れを続けていること、介護保険事業特別会計については、総合事業の実施の下、要支援者に対するサービスが低下していること、後期高齢者医療事業特別会計については、年齢で区分する医療保険制度であり、高齢者負担が大きくなっていること、地方独立行政法人桑名市総合医療センター施設整備等貸付事業特別会計については、市が債務を肩代わりして貸付事業を行っているとともに、多額の経費が会計に計上されていることから反対との討論がありました。  一方、賛成討論として、令和3年度において、新型コロナウイルス感染症対策として、県や医師会等と連携し、ワクチン接種体制の整備や自宅療養者への在宅支援など、市民の命と生活を守る支援策をいち早く実行に移されたこと、防災面においても、新たに指定された被害想定地域を含めたハザードマップを作成、配布するなど、市民の命を守る政策に取り組まれたことに賛意を示すとともに、市税収入が減少する状況の中で経常収支比率が改善されたことは、市長就任以来、状況に応じた各種行政サービスの提供に取り組みながら、適切な財政経営が行われた結果であり、市の財政状況が健全化されていることを評価し賛成、また、他の委員から、住宅新築資金等貸付事業特別会計については、事業の成り立ち、経緯等を踏まえて賛成、との討論がありました。  次に、議案第74号 令和3年度桑名市水道事業会計利益の処分及び決算の認定については、高い長良川水系の水を購入していること、検針・集金業務などの業務委託が行われていることから反対、との討論がありました。  次に、議案第75号 令和3年度桑名市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定については、受益者負担であること、下水道未整備地域が多く残されていることから反対、との討論がありました。  以上の経過により、本特別委員会に付託された3議案については、決算特別委員会審査報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決及び認定すべきものと決しました。  なお、全体会の最後に、市長から、令和3年度決算は、10年にも及ぶ行財政改革の積み重ねにより、市の財政は劇的に改善し、目前に迫る新たな課題に対して機動的な対応が可能になった。持続可能な財政に向けて新たなフェーズへと入り、今まさに、最優先に取り組まなければならないのが人口減少への対応であり、緊急的な一手として14万リバウンドプランを推し進め、雇用やにぎわいとともに、さらなる地域の活性化を生み出し、桑名に住み続けたい、住んでよかったと思っていただけるまちづくりを進めることが、持続可能なまちづくりにつながるものと考えている。健全な財政経営と人口規模の維持、拡大の下、持続可能なまちをこれまでどおり目指していくので、引き続き、御支援、御指導をお願いしたいとの発言がありましたので、併せて御報告申し上げます。  これをもちまして、決算特別委員会の審査報告といたします。 11: 議長辻内裕也)  以上で各委員長からの報告は終了しました。  これより、委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (23番議員挙手)  23番 石田正子議員。 12: 23番(石田正子)(登壇)  皆さん、こんにちは。  ただいま総務安全委員会の委員長から報告がありましたけれど、その報告に対して質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  請願第4号インボイス中止・延期を求める請願が上がっておりますが、この請願は6月議会にも上がっておりまして、今議会にも委員会での審議があったと思います。その点で、よその行政区を例に挙げてはあれですが、既に議会が終わっているところでは、もう全会一致で中止を求める請願が通ったりとかしているわけですが、桑名市議会にはなかなか請願者の思いは達することができていないような現状の結果でこの報告がありました。  その点で、本当に今大変な状況になっている中小零細企業の方たちの思いがこれでどうなのかということを思うと、どの程度、委員会での審議があったのか、2回にわたる委員会、議会の中でどこまで審議されたのか、報告では分かりづらかったので、市民の皆さんにとっても、関心あるテーマだと思いますので、よく分かるような説明をもう一度お願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。以上です。 13: 議長辻内裕也)  ただいまの質疑に対し、総務安全委員会委員長の報告を求めます。  市野委員長。 14: 総務安全委員長市野善隆)(登壇)  質問者の質問の趣旨は、6月議会から9月議会に、この請願第4号インボイス制度の中止・延期を求める請願がどのような経緯があったのか、そして、この9月定例会で委員会においてどのような議論はされたのかと理解をいたしまして、説明をさせていただきます。  まず、6月議会におきましては、紹介議員にこの制度の質問をする中で、各委員がそれぞれもう少し知識を深める必要があるのではないかということと判断いたしまして、継続審査となりました。  その後、閉会中の7月13日に委員会を開催いたしまして、参考人から詳細説明を受けたわけであります。  その後、今回におきましては、まず、紹介議員に対して質疑はありませんかということを問いかけましたが、なしということで、それぞれの各委員の意見を表明する意見開陳を行いました。  まず、課税の公平性の観点から、今回の請願には反対。それから、中小企業相談所あるいは商工会議所、こうしたところでのセミナーも開催されていることから、この請願には反対。もう制度設計がされて動いておりますので反対。ほかには、中小零細、個人事業主、個人経営者等に対して対策を取られつつあるので反対をすると、そういった意見が出てきました。  逆に、今度は賛成をするということで、中小零細企業にとって非常に重荷になる制度である。それから、高齢者の経営するような商店とか商店街では相当重荷になるのではないか。小規模の障がい者支援事業所に関わっている関係からも感じると、これは相当大変になるのではないか。そういったことから賛成をするという意見がありました。  もう一つが、やっぱり中小零細企業が大変窮地に立たされる。また、例として、美術大学に通う学生たちが独立して美術家となる場合、作品を売る場合、これにも制度が適用されることから、若い子の将来の夢を摘むような制度であると、そんな感想を述べられまして、賛成の立場ですが、趣旨だけでも御理解いただき、採択願えればと思いますという発言がありました。  こうした発言がありましたので、今議会におきまして、まず、趣旨採択をすべきかすべきでないかの採決をいたしました。趣旨採択すべきが3、採択すべきでない、反対が5ということで、否決をされたわけです。  その後、本採決を行いまして、不採択とすべきとなった経緯がございます。  以上でよろしいでしょうか。よろしいですか。 15: 議長辻内裕也)  よろしいですか。 16: 23番(石田正子)  ありがとうございました。 17: 議長辻内裕也)  ほかに質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  ないようですので、これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。  これより、討論に入ります。  討論は、賛成または反対の立場を明確に表明していただくよう特にお願いいたします。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  6番 多屋真美議員。 18: 6番(多屋真美)(登壇)  皆さん、こんにちは。日本共産党、多屋真美です。  会派を代表し、2022年第3回定例会に上程されました15議案中9議案に対し、反対討論と、請願第4号に対し、賛成討論をさせていただきます。  議案第71号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第6号)、債務負担行為に上げられています施設管理運営委託料、多度学校給食センター調理業務等委託料に関して、本来、市が直営で行うべき業務の委託に同意できません。戸籍住民基本台帳事務費、行政情報化事業費、個人番号カード交付事業に対し、個人情報管理に問題があること、委員会の中でも、マイナンバーカード交付に対し予算を投入し続けても、普及率がいまだ50%に満たないことや、2万円のマイナポイントに続き、今回から1,000円分を付与してカード普及を行うことなどへの疑問の声が他議員からもありました。個人情報管理と併せて、マイナンバーカード普及は国の施策ではありますが、カードを作る意思がない方がいるにもかかわらず、予算を投入してカード交付事業を推進している点に同意できません。また、小中一貫校事業費に同意できません。  議案第72号 令和4年度桑名市水道事業会計補正予算(第3号)、プロポーザル方式により事業者を選定すること、議案第73号 令和3年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について、総務安全部門においては、行政情報化事業費が証明書のコンビニ交付サービス事業費、個人番号カード交付事業費など、個人情報管理に問題があること、スマート自治体推進事業費、行政情報化事業費、デジタルトランスフォーメーション推進事業費は、全てを否定しませんが、情報管理の危険性があり、また、行政、自治体の在り方を大きく変え、自治体職員の削減、行政サービスの削減につながること、PFI事業費、指定管理者導入経費は、民営化や業務委託が進められ、市民の負担増、サービス低下となっていること、財政管理事務費により、公共施設マネジメントが進められていること、人権政策費は、同和をはじめとするという人権政策、同和関連事業に同意できないこと、自衛官の募集事務費や総務事務費に北勢防衛協会の分担金5万円が含まれていること、消防庁舎等再編整備アドバイザリー業務実施事業費は、この間のアドバイザリー業務が医療センター、桑名駅など、利用者の利便性に応じたものになっていると言えないことから、消防、地区市民センターなどの利用者、地域の方と協議を重ね、声を生かした設計、施工にすべきであること、教育福祉部門においては、小中一貫教育推進事業は、小・中一貫教育に同意できないこと、保護者や地域の方からも、プールや道路など様々な点で疑問の声があり、内容の十分な検討が必要であること、多世代共生施設事業は、本来、行政が責任を持ち、担う業務を民営化したこと、人権保育推進事業費、学校人権教育推進事業費、社会人権教育推進事業費は、同和関係事業費が盛り込まれていること、学校給食の業務委託化、指定管理者制度の導入など、業務運営管理の委託が進められていること、行政からの貸付けありきで医療センターの事業が行われていること、桑名市総合医療センター経費に対し、市内の病院を統廃合し、病床を削減したことは、今の新型コロナウイルス感染症拡大の状況の中で大きな影響を与えていることを指摘します。  都市経済部門においては、桑名駅西土地区画整理事業は、多額の費用を長期間投入していること、企業誘致等関連経費についても、企業等誘致奨励金は企業優遇のため、スマートインターチェンジ推進事業費は企業誘致を目的であること、みえ森と緑の県民税市町交付金基金については、県の森林対策施策の下、予算が確保されるべきです。森林環境譲与税基金など、内容に問題があること、以上の点を指摘します。  他議員からも、経常収支比率など、財政は改善されているが、インフラ投資や施設の維持、補修など、市民生活に役立てる財政運営にするようにとの指摘があり、同意いたします。  続きまして、特別会計につきましては、国民健康保険事業については、基金を活用して加入者の負担軽減がなされていないこと、税額の引上げ負担増、県下統一広域化のため、負担が増えていること、住宅新築資金等貸付事業については、貸付事業は終了しているにもかかわらず、貸付けの回収計画が明らかにされていないこと、回収計画と併せて事業の終結を求めます。  農業集落排水事業については、受益者負担を知りながら、一般会計の繰入れを依然として続けていること、加入者の枠組みの拡大に見通しは乏しく、今後については広域下水道整備との検討を視野に事業の見直しを求めます。  介護保険事業特別会計については、要支援の介護外しが全国に先駆けて行われ、総合事業の実施の下、サービスが低下していること、後期高齢者医療事業については、年齢で区分する医療保険制度は問題であり、高齢者負担が大きくなっていること、桑名市総合医療センター施設整備等貸付事業については、桑名市が肩代わりをして債務を行い貸し付けていること、多額経費が会計に計上されている点を指摘します。
     議案第74号 令和3年度桑名市水道事業会計利益の処分及び決算の認定については、使っていない高い長良川水系の水を購入していること、検針・集金業務など、業務委託が行われていること、議案第75号 令和3年度桑名市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定については、受益者負担、下水道整備事業はまだ未整備地域が数多く残されていること、議案第78号 桑名市委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第80号 桑名市水道管路更新事業者選定委員会条例の制定について、議案第81号 桑名市上野浄水更新整備事業者選定委員会条例の制定についての3議案については、プロポーザル方式の選定であること、議案第85号 地方独立行政法人桑名市総合医療センター第3期中期計画の一部変更の認可をすることについては、市民負担を増やすこと、以上の9議案について問題点を指摘させていただき、同意できないものといたします。  続きまして、請願第4号 インボイス制度(適格請求書等保存方式)の中止・延期を求める請願書に対し、賛成の立場で討論をいたします。  消費税のインボイス制度が導入されれば、中小零細企業やフリーランスなどの個人事業者にとって、インボイスの登録、発行、保存等、システムの変更や新たな事務など多大な負担が生じ、売上げ1,000万円以下の小規模事業者や個人事業主に新たな税負担がのしかかります。新型コロナ感染の長期化や物価高騰で苦境に立つ中小零細事業者に追い打ちをかけ、廃業に追い込む制度であるインボイス制度の中止・延期を求める請願書に対し、賛成をいたします。  皆様の御審議をいただき、御賛同を賜りますよう心よりお願い申し上げます。  以上、9議案への反対討論、1件の請願への賛成討論をさせていただきました。ありがとうございました。 19: 議長辻内裕也)  次に、24番 南澤幸美議員。 20: 24番(南澤幸美)(登壇)  皆さん、こんにちは。会派「絆」の南澤幸美です。議長の許可をいただきましたので、会派を代表し、ただいまから議案第71号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第6号)及び議案第73号 令和3年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論を行います。  今年の夏は外出をちゅうちょするほどの猛烈な暑さが続きましたが、桑名の夏の風物詩、桑名水郷花火大会と桑名石取祭が3年ぶりに開催されました。待ち望んだ関係者や市民の思いが込められた両イベントは、皆さんに元気を与える夏の思い出として記憶に刻まれたものと思います。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症第7波の感染者数が減少傾向であるものの、新たな変異株が見つかるなど、引き続き、以前の生活に戻る見通しは立っておりません。  また、長期化の様相を呈しているロシアのウクライナ侵攻はエネルギー資源の高騰を招き、世界の経済、産業にとどまらず、身近な生活必需品の値上げなど、日常生活にも影響が及んでおります。  このような状況の中、桑名市では感染症拡大防止対策、経済対策、生活支援において、市民の皆さんの生活を守る施策が最優先で取り組まれておりますことを感謝いたします。  それでは、議案第71号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第6号)に対し、討論をいたします。  桑名市の人口減少に早期に歯止めをかける「桑名市人口減少対策パッケージ“14万”リバウンドプラン」に係る予算に関しましては、働く世代の流入促進、子ども医療費や児童手当の所得制限の撤廃など子育てしやすい環境整備の取組は、再び桑名市の人口を増加に転じさせ、魅力ある、そして市民の皆さんが暮らしやすいまちづくりに必要な予算と考えます。  また、議会からの緊急要望にもありました子供たちが安心して通学できる道路環境など、交通安全対策につきましても早急に対応されたことを評価いたします。  続きまして、議案第73号 令和3年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について討論いたします。  思い起こせば、令和3年度は、当初から新型コロナウイルス感染症対策として県北勢地域にまん延防止等重点措置が、夏には東海3県に緊急事態宣言が適用され、イベントや学校行事の中止や行動の移動制限がかかるなど、市民の皆さんにおかれましては、不便な生活を余儀なくされることになりました。  そのような状況の中で、桑名市は県医師会等と連携し、ワクチン接種体制の整備、医療現場の支援、自宅療養者への在宅支援、子育て世代や非課税世帯への臨時特別給付金給付事業をいち早く実行に移されました。  さらに、防災面に関しましても、新たに指定された被害想定地域を含めたハザードマップを作成し、全戸に配布された取組は、住民の防災意識の醸成や地域防災力の向上につながるものと評価いたします。  また、市長が就任以来取り組まれております財政健全化では、財政指標であります経常収支比率が85.5%、前年比から4.2ポイントと大きく改善されました。財政調整基金も前年度末から12億4,255万円余の増加し、55億8,727万円余となりました。これは、市長が状況に応じた各種行政サービスの提供に取り組みながら、適切な財政経営が行われた結果であり、市の財政状況が健全化されておりますことを評価します。  また、総合計画に対する令和3年度市民満足度調査では、全体的に施策の満足度と重要度が上昇する結果となりました。市長には、桑名市がより魅力ある、みんなが快適に暮らせるまちとなるように、施策を推進いただくことをお願いします。  最後に、本定例会冒頭に市代表監査より、今後、多度地区小中一貫校建設事業や消防署高台移転事業など、大規模なプロジェクトが予定されていることからも、引き続き財政の健全化に取り組まれることを期待すると報告がありました。  さらに、先行き不透明な社会情勢が続くことが想定されることから、新型コロナウイルス感染症対策と市民生活の支援や経済対策、医療体制の確保など、予算を適正に執行し、最少の経費で最大の効果を上げることが要望されました。  これらのことを真摯に受け止めていただくことを期待しまして、議案第71号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第6号)及び議案第73号 令和3年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について賛意を示させていただきまして、私の賛成討論といたします。何とぞ議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願いします。以上です。 21: 議長辻内裕也)  次に、21番 伊藤惠一議員。 22: 21番(伊藤惠一)(登壇)  皆様、改めまして、こんにちは。  顧糞と書いてこくそとも読みますが、おとつい、27日は世界中でどれほどのファシストが、石橋湛山が言うように、「死もまた社会奉仕」をしたのでありましょうか。  それでは、上程──本当は11議案ですが──10議案に対し、修正等がなされねば同意できない、あるいは不認定の理由を申し述べます。  なお、議案名は省略する場合がございます。  まず、議案第71号2022年度一般会計補正予算(第6号)中の大河ドラマ関連予算に関し、NHKが昨年末、東京オリンピック反対デモは金銭で動員されているとの虚偽情報を流していた(東京新聞)問題は、字幕捏造(週刊文春)、極めて悪質、デモ参加者への侮辱や中傷、事実を正反対にねじ曲げる恣意性が感じられる(東京新聞)等、また、1948年2月4日の参議院本会議で、眞理は我らを自由にする。これがこの國立國会図書館法案の全体を貫いておる根本精神であります。今日の我が國民の悲惨の現状は、従來の政治が眞理に基かないで虚偽に基いていたからであります。(毎日新聞)と述べられていたように、NHKは再び我々を侵略戦争に駆り立てたいのか。このような犯罪組織(くつざわ亮治氏)と言われても仕方のない放送局に対してこびを売り、尻尾を振るかのごとくの大河ドラマ誘致及びPR活動予算は全く言語道断であります。  次に、マイナンバーカードは政府の暴力、恐喝とヤフーニュースが伝えていますが、デジタル田園都市国家構想交付金1,200億円を人質に、いよいよ政府が自治体を奴隷のごとく扱おうとする露骨な意図が透けて見えるではありませんか。女はスカートをはいたら何々をやると同じ差別的な考え方で、このマイナンバーこそ特殊詐欺撲滅対象とすべきであります。  続いて、多度小・中一貫教育校関連予算のアドバイザリー業務費用は全く無駄で不要であります。  これは議案第72号、第78号、第80号並びに第81号のプロポーザルも同じで、民間企業の論理、都合で動くもので、公共のイロハの分からないお方の提案で、事実、桑名駅東、旧図書館事業も放置、ごみ焼却施設もプラスチックさえ燃やせない低レベルの施設ではありませんか。その結果、公務員の能力、力量の蓄積を奪い、結局、無駄な税負担を市民に負わせるのであります。これらはPFIと同じで、市役所、あるいは市民会館の耐震事業ほかには、こんな無駄な業務はなかったではありませんか。  議案第73号2021年度決算の認定については、まず、桑名駅のバラックの仮駅舎を少々毛の生えた程度きれいにするのに、市負担分として約70億円使ったといいます。もしその予算を鉄道高架化800億円に使えば、県事業による市負担22.5%、180億円引く70億円、イコール110億円。50年かかるとして、年間2.2億円で完成ができるのであります。全くつまらない駅自由通路の予算執行であります。  次に、コロナワクチン予算に関し、オミクロン株がBA.5まで変異しているのに、BA.1の古いレシピでワクチンを作ったといいます。全く笑止千万、賞味期限切れ不良在庫処分であります。  続いて、自衛隊関連予算に関し、岸田政権の本来の仕事は、軍事費をゼロにすることであります。しかし、ロシアとウクライナの国際紛争、すなわち対岸の火事に乗じた火事泥棒的に、逆に防衛費を増額しようとしています。いかに政権担当能力がないか明白であります。ヨーロッパでのたばこ、アルコール、ギャンブルと並んで、罪深い銘柄と扱われる(朝日新聞)兵器産業への投資回帰も同様に、資本主義の限界を証明しているのであります。  議案第74号並びに第75号の2021年度上下水道決算の認定については、本来、料金を値下げすべきこのコロナワクチン禍の現状及び先を見通せない経営審議会予算は無駄であります。  議案第84号の市道の認定に関し、この議案が出てきた前提に、NTNと市の土地の等価交換があります。市の土地のほうが安く、810万円引く800万円、イコール約10万円の得、また、NTNから年約10万円の固定資産税が入るといいます。  しかし、市はNTNにそれまでの市の土地を年約40万円で貸していたので、差引き30万円掛ける10年で300万円、100年で3,000万円、市はNTNに得をさせることになり、それがどうして等価交換なのか。このような疑義がある取引に基づいた市道の認定は断じて許されないのではありませんか。  最後に、議案第85号の医療センターの初診加算料値上げに関し、近隣自治体病院より高額にしようとしています。イギリスでさえも医療費は無料であるのに、全く世界の常識とは逆の医療制度の改悪、非常識には断じて賛成できません。  以上、ほかは省略します。 23: 議長辻内裕也)  次に、19番 市野善隆議員。 24: 19番(市野善隆)(登壇)  19番議員、市野善隆です。4期16年の千秋楽になる発言になります。  度々、討論において、自己の責任においてという発言でこれまで申し上げました。自己の責任において発言をさせていただきます。  議案第73号から75号。  まず、議案に関係することで、一つ市政の所見を述べたいと思います。  今年は非常に台風の発生が太平洋上で多い月です。特にこの9月、七つ発生して、今日も18号が発生いたしました。  台風14号、九州地方に上陸し、西日本を通過しました。これは伊勢湾台風並みの925ヘクトパスカル。そして、台風15号、静岡のほう、今、大変なことになっています。これがもし伊勢湾台風と同じような経路で紀伊半島に上陸して、鈴鹿山系、養老山系を北上すれば、恐らく桑名はどうなっていたのか、想像に値するわけです。  先般、その対応に当たった職員のOBの方と、土木畑の方、お会いいたしました。多分、東海豪雨以上の被害が発生していただろうと。職員の皆さんには、そういったことを想定する、そういったことに対応できる、困難に立ち向かう、そんなような強い態勢、精神を持っていただきたいというふうに思います。  それでは、議案第73号 令和3年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について。  一般会計につきましては、新型コロナ感染者への生活支援の対応、あるいはハザードマップ、そして形が見えつつある駅西土地区画整理事業、これらに一定の評価をして、賛成をするものです。  何点か課題が見られるんですが、二つだけは言いたいというふうに思います。  1点目、まちづくり協議会。  この計画が発表されて、もう8年ぐらいになるわけです。全く計画どおりに進んでいません。この点はやっぱり職員の体制、職員の意識、あるいはどうやって官民協働で築き上げるか、そういったことが私は少し抜けているのではないかというふうに思いますし、計画どおり進んでいないことを真摯に反省し、それを進めていただきたい。  それから、先ほども台風14、15号のことを言いましたが、今年の令和3年度決算において、一部、しゅんせつが始まりました。大変結構なことです。鋭意取り組んでいただいて、もっと予算を増やしていただきたいというふうに思います。  それから、各特別会計の歳入歳出決算の中で一つだけを言います。  国保会計です。  国保会計に関しては、令和3年については適正に執行されているという認識をしております。しかし、一方、基金の減少に対応できず、令和4年度、大幅な改定、値上げをしたわけです。もっと情報収集をきっちりとすれば、このような改定に至らなかったのではないかと私は推測をいたします。  続いて、議案第74号令和3年度桑名市水道事業会計決算について。  最近、下水道の布設替えに併せてする布設替え以外で、水道の管路が相当数、布設替えされている工事現場をたくさん見かけます。私はかねてから、この16年間、水道料金については値上げ派でした。改定して、もっと管路を更新すべきだと。  管路を更新しておりますが、今年の有収率、つまり配水から送った水と各水道メーターを足した水、合計のその差なんですが、84.01%、対前年0.2%減となっております。全国平均は約90%です。そうすると、6%の減があるということになります。  企業からの提案を求めて、管路の更新を図るという事業もあります。水道料金の改定も計画されているわけです。しかしながら、もしこれを、水道管路を更新して、水道の費用効率を高めるのであれば、布設替えをした延長、布設替えをして、資産として落とした、資産減耗した、除却をした管の延長、それに断面積を掛けて分析をしていく必要があるのではないかと思います。  そうすることによって、これだけすれば、大体、有収率はこれだけ上がるんだなということが分かるのではないかということだけ申し上げたいというふうに思います。  続いて、議案第75号令和3年度桑名市下水道事業会計決算について。  下水道のコストキャップ型、つまり下水道事業団に対して工事費と工事費の事務費──工事委託費、施工管理をする委託費──を渡してやる下水道コストキャップ型の事業ですが、度々指摘をしてきましたが、ようやく最近、市内企業の受注の機会が増になりました。  行政側は下水道事業団の範囲において入札をするということですが、当初、同じ工事に対して入札不調が1回、2回と何回も続いて、やっとようやく改善がされて、市内企業の受注機会が増えております。  これは大変好ましいことだというふうに思います。今後、続けていただきたいというふうに思います。  もう一つ、一般会計と水道、下水に関わるんですが、度々、入札制度改革を求めてきました。もし台風14、15号が伊勢湾台風と同じコースを通れば、今日、この議会が開催されたかどうかと、私は非常に疑問と思っております。やはり経験者であれば分かることなわけです。  そういった事業体制をしっかりつくっていただきたい。入札制度改革を含めて、市内企業の育成を図っていただきたいというふうに思います。  以上で討論といたします。 25: 議長辻内裕也)  次に、26番 伊藤研司議員。 26: 26番(伊藤研司)(登壇)  無会派の伊藤研司であります。請願第4号 インボイス制度(適格請求書等保存方式)の中止・延期を求める請願書に賛成の立場で、討論、発言いたします。  まず、時間もありますので、私の子供時代の馬道通のことをちょっと述べさせていただきます。市長も近くに住んでみえたことがありますから、ちょっと述べさせていただきますが、実は、私が小学校、中学校の時代というのは、近鉄、JRの線路から上野の突き当たりまでは全て商店でした。それで、クリスマスイブのときなんかには、クリスマスソングが商店街に流れていたんですね。  当時は馬道の商店街と吉津屋の商店街、寺町の商店街が商店街としてあったんですが、今、寺町は用品屋の頑張りで商店らしいところが残っているんですが、馬道と吉津屋は商店街じゃなくなった感じがいたします。しかも、私が子供の頃には、北勢線は今の国道1号を通って、国道1号が遮断機で北勢線が通るときには下りたんですね。それで、今の総合福祉会館の西側のところに京町駅というのがありまして、私もよく京町まで行って、寺町まで行った覚えが何回もあります。  実は、子供時代の馬道通というのは、今では商店街じゃなくなったんですけれども、石取祭と同じように、特に十日観音のときなんかは階段をなかなか上がれない状態。それぐらい人がいたんですね。しかも、走井山の上では盆踊りが三重、四重の輪をやって、その盆踊りに参加すれば、アイスキャンデーをもらえたものですから、私たちはそれで何回も何回もごまかして行ったことがあるんですけど。  そういう時代から、今は大きな商店。商店ができるの、賛成とか反対とかじゃなくて、なぜ私は商店街のことを言うかというと、やっぱり高齢者になって……。私は草刈りとポスティングが趣味みたいなものですから、よく青葉町とか、そちらの山の上の人なんかの高齢者の人が、私がこんないいところに住んで幸せですねと言うと、何を言っているの、あなたと、私は高齢者だから下まで全然歩けないのよ、ここ、商店がないのよと言われるんですね。  ですから、私も昔は馬道に住んでいましたし、今も上野に住んでいますから、近くの商店がないということ、本当に、ある意味、不便なんですね。大きな商店まで行けば何でも買えるんですが、ちょっとしたことで行こうと思うと、本当に不便になっちゃいます。私はやっぱりそういうことからして。  私の小学校、中学校時代には近くに商店があったから、お祭りなんかのときにも、さっきも言ったように、クリスマスの日のときには、クリスマスソングが商店街に鳴ったんですね。それくらいです。上野のほうまで全て商店でした。一軒残らず商店でした。そういうのがあって、それで、今があります。  それで、私は今、なぜこれ、賛成の立場で発言するかといいますと、実は、私、障がい者の支援事業所で会計というか、第三者が入らないと、街商とか、行商とか、そういうのをしていますから、お金と商品の管理が内部でやっていると、やっぱり第三者を通さないと、全く関係ない人間を通さないといけないということで、私が出金伝票、入金伝票を書いて、それで台帳に書く作業をしています。それを理事長がパソコンに打ち込んで、今度は会計士のところへ持っていって、税理士のところへ持っていってきちんとやって、NPO会計と企業会計に分けて報告するわけなんですね。  実は、私も会計をやっていまして分かるんですが、私も分からなかったのは、銀行にお金を預けると、マイナスになっちゃうんですよね。私は当然、最初はプラスだと思っていたんですが、郵便局とか銀行に売上げを持っていくと、帳面上は出金伝票に書くんですよ。そういうこと、本当にややこしい問題です。  出金伝票、入金伝票から台帳に書くには、小さな1,000万円以下の売上げなんですが、20項目以上の項目に分けないかんのです。原材料から、仕入れとか、そういうことや、管理分担金とか。また、管理分担金というのがややこしいんですね。  そういうことからして、これ以上、やっぱり複雑化するということは、ある程度、年齢がいった人では、なかなか管理できないんじゃないかなと思います。  9月17日の中日新聞に、このように書いてあります。インボイス導入まであと1年ということで、このように書いてあります。  最後のほうだけ読みますと、インボイス制度、8月末の登録件数は100万件に満たず、全国平均は42.4%。しかし、個人企業は9.9%にとどまったとあります。東京商工リサーチの担当者は、制度の開始後に、年間売上高が1,000万円以下で、消費税の納税が免除される免税事業者、いわゆる税が免除される事業者とは取引しないと回答した比率は約1割だったが、半数近くが検討中だった。今後の展開次第では、増える可能性があると話すとあります。  NPOなんかの福祉事業者はどうなるか私は直接今聞いていませんが、先ほど、私、元に戻りますと、近鉄、JRの線路から上野の端まで行くと、まず、今残っているのは肉屋に、それからスーパー。私が、東京から引っ越して、そこのスーパーの前の借家に住んでいたとき、市長が駐車場に使っていたところなんですが、そこの前にうちがあって、そこに借家に住んでいたときには、あるパン屋のあれがこれくらい、台車で4段にして持ってくるんですね。これぐらいを1メーター以上の高さで。今はほとんどありませんね。  だから、そういうふうに商店街が廃れていくということは、私は高齢者が、じゃ、住むのに、本当に適したまちになるのかということで非常に心配です。先ほど言いましたが、障がい者の支援事業所がこういうふうにインボイス制度を取らないとどうなるか私は分かりませんが、ただ、まちから商店が消えていくということは、高齢者にとったら、私ももう高齢者、あと何年かで後期高齢者になる年齢なんですが、本当に大変な、寂しいことであり、不便なことだと思って、私は請願に賛成の立場で発言させていただきました。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 27: 議長辻内裕也)  以上で討論を終結いたします。  これより、採決に入ります。  まず、議案第71号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第6号)ないし議案第75号 令和3年度桑名市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、議案第78号 桑名市委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第80号 桑名市水道管路更新事業者選定委員会条例の制定について、議案第81号 桑名市上野浄水更新整備事業者選定委員会条例の制定について及び議案第85号 地方独立行政法人桑名市総合医療センター第3期中期計画の一部変更の認可をすることについての9議案を一括して起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決、認定であります。  本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)
     確認いたしますので、しばらくそのままでお待ち願います。  ありがとうございました。  起立多数であります。  よって、本件は、委員長報告のとおり可決、認定することに決しました。  次に、議案第84号 市道の認定についてを起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、可決であります。  本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  確認いたしますので、しばらくそのままでお待ち願います。  ありがとうございました。  起立多数であります。  よって、本件は、委員長報告のとおり可決することに決しました。  次に、請願第4号 インボイス制度(適格請求書等保存方式)の中止・延期を求める請願書を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、不採択であります。  よって、本請願に対して採決をいたします。  請願第4号について、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  確認いたしますので、しばらくそのままでお待ち願います。  ありがとうございました。  起立少数であります。  よって、請願第4号は、不採択とすることに決しました。  次に、議案第76号 桑名市議会議員及び桑名市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部改正について、議案第77号 桑名市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、議案第79号 桑名市建築開発関係手数料条例の一部改正について、議案第82号 財産の取得について(30m級先端屈折式はしご付消防自動車)及び議案第83号 財産の取得について(消防ポンプ自動車)の5議案を一括して採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決であります。  本件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、本件は、委員長報告のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○閉会中の継続調査について 28: 議長辻内裕也)  次に、日程第4、閉会中の継続調査についてを議題といたします。  各常任委員会委員長から、会議規則第102条の規定により、閉会中継続調査申出書が提出されております。  お諮りいたします。各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議案第86号 29: 議長辻内裕也)  次に、日程第5、議案第86号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  伊藤市長。 30: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  それでは、ただいま上程となりました議案第86号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第7号)につきまして、御説明申し上げます。  今回の一般会計補正予算(第7号)は、衛生費及び教育費について増額をお願いするものでございます。  まず、衛生費では、新型コロナウイルスの第7波の影響により、これまでにない勢いで感染が急拡大し、これに伴い、自宅療養を余儀なくされた方々も大幅に増加し、その中には、食料品や日用品などの生活物資を自ら調達することが困難で、支援が必要となる方々も急激に増加いたしました。  自宅療養を余儀なくされた方々に対しては、必要に応じ、生活物資を提供するなどの支援が行えるよう、そのための予算を当初予算において計上するとともに、さきの6月定例会においても補正予算を計上し、予算の増額をお認めいただき、年間を通じて必要な予算を確保させていただいたところでございます。  しかしながら、先ほども申し上げたとおり、第7波の影響により、7月以降、感染が急拡大し、とりわけ、8月においては支援の必要な方々が急激に増加し、予想を上回る状況となりました。  そのため、今回の急激な増加と今後の必要分も含め、自宅療養者等への生活物資支援のための費用をさらに増額するものでございます。  次に、教育費では、多度学校給食センターにおいて、ボイラーに水を供給するために必要となる水道水を軟水へと変換する軟水装置が故障し、給食の提供に支障を来すおそれがあるため、緊急修繕を行うべく、これに係る修繕費用を増額するものでございます。  続きまして、歳入について申し上げます。  まず、繰入金につきましては、新型コロナウイルス感染症緊急対策基金から、歳出事業の財源といたしまして必要な額の繰入れを行っております。  次に、繰越金につきましては、この補正予算の収支の均衡を図るため、令和3年度決算を踏まえ、所要の額を計上いたしております。  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 31: 議長辻内裕也)  以上をもって、提案理由の説明は終了しました。  これより、上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認めます。  よって、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第86号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、議案第86号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論は、賛成または反対の立場を明確に表明していただくよう特にお願いいたします。  討論ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより、議案第86号 令和4年度桑名市一般会計補正予算(第7号)を採決いたします。  お諮りいたします。議案第86号は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、議案第86号は原案のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議案第87号 32: 議長辻内裕也)  次に、日程第6、議案第87号 人権擁護委員の候補者を推薦するにつき意見を求めるについてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  伊藤市長。 33: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  ただいま上程となりました議案第87号 人権擁護委員の候補者を推薦するにつき意見を求めるについて御説明申し上げます。  本市人権擁護委員として御活躍いただいております石本三恵氏は、本年12月31日をもって任期が満了いたします。石本三恵氏には平成26年1月から人権擁護委員として御尽力いただいているところであり、人格識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解があり、本委員として最適任者でありますので、引き続き推薦いたしたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。 34: 議長辻内裕也)  以上をもって、提案理由の説明は終了しました。  これより、上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認めます。  よって、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第87号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、議案第87号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論は、賛成または反対の立場を表明していただくよう特にお願いをいたします。  討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。
     これより、議案第87号 人権擁護委員の候補者を推薦するにつき意見を求めるについてを採決いたします。  お諮りいたします。議案第87号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、議案第87号は原案のとおり同意することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議員提出議案第3号ないし議員提出議案第6号 35: 議長辻内裕也)  次に、日程第7、議員提出議案第3号 子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める意見書ないし議員提出議案第6号 義務教育費国庫負担制度の充実を求める意見書の4議案を一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  17番 松田正美議員。 36: 17番(松田正美)(登壇)  17番議員の松田正美です。  私からは、議員提出議案第3号ないし第6号、四つの教育に関します意見書について、朗読をもちまして提案理由とさせていただきます。  議員提出議案第3号 子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める意見書。  三重県では、令和2年3月に「第二期 三重県子どもの貧困対策計画」を策定し、子供の現在及び将来が、その生まれ育った環境によって左右されることや貧困によって閉ざされることがないよう、基本理念に沿って子供の貧困対策の推進に向けた取組を進めている。  そうした中、支援が必要な子供たちに対する相談体制の充実化のほか、学校だけでは解決することが困難な事案に対して関係機関と連携した支援を行うなど、こうした取組がこれまで以上に進められていく必要があり、貧困の連鎖を断ち切るための教育に関わる公的な支援、つまりは就学・修学保障制度のさらなる拡充が必要と考えている。  しかしながら、現行の高等学校等就学支援金制度については、標準的な修業年限を超過した場合に就学支援金の対象外となることや、履修単位数によって授業料を定めている場合に支給上限が設定されていることなど、改善すべき点が幾つかある。  また、高校生等の就学に対する給付金制度については、第1子と第2子以降に対する給付額の差の解消が求められるとともに、専攻科生徒への修学支援制度における国庫負担の割合については、国の責任において一層の引上げが求められる。  さらに、大学生等を対象とした高等教育の修学支援新制度については、予算額の充実は見られるものの、個人要件、機関要件の設定などの適用要件の緩和や返還猶予制度のさらなる充実が求められ、2021年度に創設された学生支援緊急給付金については、事業の継続が示されていない状況である。  以上のことから、経済格差を教育格差に結びつけないためにも、全ての子供たちの学ぶ機会を保障すべく、子供の貧困対策の推進と就学・修学保障制度の拡充を強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  桑名市議会。  いずれも、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣宛てであります。  次に、議員提出議案第4号 教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算拡充を求める意見書。  2021年4月、国の学級編制の標準が40年ぶりに改善され、小学校35人学級が段階的に実現することとなったにもかかわらず、2022年度の教職員定数については、基礎定数化に伴う教職員配置の見直し等により、教職員の自然減を上回る定数の措置には至っていない。また、中学校の学級編制の標準や高等学校等の教職員定数の標準の改善についても、現時点においては示されていない。  日本の1クラス当たりの児童・生徒数は、2021年、経済協力開発機構、いわゆるOECDの公表値で小学校27人(OECD加盟国平均が21人)、中学校32人(同23人)と、どちらもOECD加盟国の平均的水準には到底及んでいない状況であり、小学校のみの改善にとどめることは合理的でないと考える。  このような中、桑名市においても、特別支援学級籍の児童・生徒が通常の学級で授業を受ける場合、35人以上となる学級も多く、40人を超える過密な状態で学習活動をせざるを得ない状況があるとともに、保健室に通う児童・生徒や不登校になりがちな児童・生徒も多く、心のケアも含め、一人一人に、よりきめ細かな対応が求められている。  また、特別支援学級においては、障がいの重さや種別が多様化しているにもかかわらず、種別等が混在している学級も多くあり、現在の定数で対応することが非常に難しい状況である。  一方で、感染症の影響による収入減や感染対策に係る保護者の負担増などが続き、教育のICT化に伴う通信費等の新たな保護者負担も生じている。  教職員が心身ともにゆとりを持って子供たちと向き合い、日々の教育活動をつくり出していくことは、子供たち一人一人の豊かな学びの保障につながるものであり、教育予算を拡充し、教育条件整備を進めていくことは、ひいては山積する教育課題の解決へとつながるものと考える。  以上のことから、子供たちが安心・安全に学べるようにするためにも、全ての校種における学級編制と教職員定数の標準を改善すべく、教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算の拡充を強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  以下は同様でございます。  続きまして、議員提出議案第5号 防災対策の充実を求める意見書。  2022年3月25日に文部科学省が策定した「第3次学校安全の推進に関する計画」では、学校施設・設備の安全性確保のための整備として、老朽化対策の推進はもとより、対策の遅れている非構造部材の耐震化の推進とともに、近年、激甚化・頻発化する風水害対策も重要であるとされている。  2021年4月現在、三重県では、公立小・中学校の全体の23.3%に当たる115校の小・中学校が、県の公表する津波浸水想定区域内に立地し、うち105校は避難所に指定されている。  桑名市においても、指定緊急避難場所となる公立小・中学校36校のうち19校において、洪水、高潮、津波の際に浸水のおそれがある上、老朽化により屋内運動等で雨漏りが生じている場合や、多目的トイレがない学校があるなど、避難所として活用するには多くの課題を抱える状況である。  このような中、時間的に余裕を持って避難できる高台が周辺になく、津波に対する安全性が確保されない学校については、高台移転や高層化などの対策が求められるとともに、国による津波対策のための不適格改築事業については、補助要件の緩和や補助対象の拡大等、支援制度のさらなる拡充が求められる。  また、コロナ禍における避難所開設に当たっては、国が示したガイドラインに従い、症状のある方や濃厚接触者との施設、スペースの分離等が必要であるが、それぞれの自治体において、資材及び人材を含め、それらを十分に確保するには、国からの財政的支援の充実が不可欠である。  災害や感染症がいつ発生するか分からない中、性やプライバシーに関する課題のほか、外国人、介助・介護が必要な高齢者、障がい者、女性、乳幼児等への配慮等、改善すべき課題は山積している状況であり、政府の責任において、安心して避難者が避難できる体制を整備していくべきである。  以上のことから、子供たちの安心・安全を確保するため、巨大地震等の災害を想定した防災対策のさらなる充実を図るよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  以下は同様でございます。  最後に、議員提出議案第6号 義務教育費国庫負担制度の充実を求める意見書。  義務教育費国庫負担制度は、義務教育の根幹である無償制や教育の機会均等を保障し、教育水準の維持向上を図るため、国が責任を持って必要な財源を措置するとの趣旨で確立された制度である。  また、教育の全国水準と機会均等を確保する義務教育の基盤をつくるためには、教職員の確保、適正配置、資質向上及び教育環境整備等諸条件の水準を保障すべきであり、そのために必要な財源の安定的な確保が不可欠である。  しかしながら、1985年に国庫負担金の対象外となった教材費等は、現在も地方財政措置による一般財源としての措置となっている。義務教育の水準が各自治体の財政力に左右されることなく、安定的に確保されるためには、一般財源ではなく、国庫負担の対象拡大とその増額が極めて重要であると考える。  学校現場では教育のICT化が急速に進められ、多くの自治体で1人1台端末が整備されたものの、ソフトの導入や周辺環境の整備に対する地方財政措置は一部に限られている状況である。より適した学習用教材の活用や周辺機器の充実、システムの更新など、教育環境の水準の維持向上に当たり自治体間格差を生じさせないようにするためにも、地方財政措置ではなく、国庫負担による財源の確保が必要である。  義務教育は、国が責任を果たすとの理念に立ち、教育に地域間格差が生じないよう必要な財源を確保すべきであり、制度の存続はもとより、措置対象の拡充を含めた制度のさらなる充実が求められる。  以上のことから、未来を担う子供たちの豊かな学びを保障するため、義務教育費国庫負担制度の充実を強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  以上でございます。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 37: 議長辻内裕也)  以上をもって、提案理由の説明は終了しました。  これより、上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認めます。  よって、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第3号ないし議員提出議案第6号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第3号ないし議員提出議案第6号は、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  討論は、賛成または反対の立場を明確に表明していただくよう特にお願いをいたします。  討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより、議員提出議案第3号 子どもの貧困対策の推進と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める意見書ないし議員提出議案第6号 義務教育費国庫負担制度の充実を求める意見書の4議案を一括して起立により採決いたします。  お諮りいたします。議員提出議案第3号ないし議員提出議案第6号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  確認いたしますので、しばらくそのままでお待ち願います。  ありがとうございました。  起立多数であります。  よって、議員提出議案第3号ないし議員提出議案第6号は、原案のとおり可決することに決しました。  お諮りいたします。今期定例会において議決されました議案中、条項、字句、数字、そのほかの整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任いただきたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。  よって、条項、字句、数字、そのほかの整理は議長に委任することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○閉会の宣告 38: 議長辻内裕也)  以上をもって、本日の日程は全て終了しました。  会議を閉じます。  市長、この際、御挨拶があればお伺いをいたします。  伊藤市長。 39: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  議長のお許しをいただきましたので、一言、御挨拶を申し上げます。  今定例会におきましては、去る8月31日の開会以来、本日までの30日間にわたり、議員の皆様には、本会議、また、各委員会におきまして、慎重かつ熱心に御審議を賜りました。今定例会に提案いたしました諸議案について、それぞれ原案どおりお認めいただき、厚く御礼申し上げます。  また、先ほどは、追加上程させていただきました補正予算、人事案件につきましても、それぞれ原案どおり御承認、御同意を賜りまして、重ねて御礼を申し上げます。  今議会中にいただきました貴重な御意見、御提言等につきましては真摯に受け止め、さらに適切な市政運営に努めてまいりたいと存じます。議員の皆様のなお一層の御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。  今議会は議員の皆様にとりまして、任期最後の定例会となりました。改めてこの4年間を振り返りますと、2年以上にわたり新型コロナウイルス感染症の流行という未曽有の災禍に対応し、市民の皆様の生命と暮らしを守り抜き、誰一人取り残さないという決意の下、まちづくりを進めてまいりました。  この間、窮迫する市民生活や地域経済にあらゆる面で対応するため、実に8度の臨時会を招集いたしております。その都度、議員の皆様に御理解いただき、必要な対策を必要な時期に速やかに講じ、危機を乗り越えることができましたことに、改めて厚く御礼申し上げます。  また、新型コロナウイルス感染症緊急対策基金の創設に当たり、議員の皆様にも財源確保に御協力をいただきましたおかげで、機動的な財政出動が可能となりましたことに深く感謝申し上げます。  いまだコロナ禍の収束が不透明な中で、エネルギー価格の上昇や物価高騰も重なる厳しい状況でございますが、市民の皆様の不安にしっかりと向き合いながら、日々の暮らしにも目を配り、迅速に対応してまいります。  さて、11月20日には、市議会議員選挙が予定されております。立候補される方々につきましては、どうか市民の皆様の信任を受けられまして、再び本市の発展のために御活躍されますことを切に願うものであります。  また、今期限りで御勇退されます議員の皆様方には、市政の推進にひとかたならぬ御尽力をいただきましたこと、心より感謝を申し上げます。御勇退後もそれぞれのお立場から、在任中と変わることなく、御指導とお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  最後になりましたが、季節は秋分を迎え、夏の蒸し暑さも薄れて、朝晩は涼しくなり、過ごしやすくなってまいりましたものの、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもございます。議員の皆様におかれましては、健康管理に十分御留意をいただき、さらなる御健勝と御活躍を御祈念申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、御挨拶とさせていきます。どうもありがとうございました。 40: 議長辻内裕也
     これをもって、令和4年第3回桑名市議会定例会を閉会いたします。                                     午後2時44分 閉会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        議     長       辻 内 裕 也        署 名 議 員       水 谷 真 幸        署 名 議 員       水 谷 憲 治 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...