次に、
諸般の報告をいたします。
閉会中
の諸般の事務については、
配付のとおりであります。
また、監査
委員から、
例月出納検査の結果
報告がありましたので、
関係書類を
事務局にて保管しております。
以上でございます。
───────────────────────────────────────
5:
議長(
辻内裕也)
これより、
日程に従い取り進めます。
───────────────────────────────────────
○
会議録署名議員の指名
6:
議長(
辻内裕也)
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第80条
の規定により、渡邉清司
議員及び石田正子
議員を指名いたします。
───────────────────────────────────────
○会期
の決定
7:
議長(
辻内裕也)
次に、
日程第2、会期
の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今期
定例会の会期は、本日から6月29日まで
の22日間にしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
よって、今期
定例会の会期は、本日から6月29日まで
の22日間と決しました。
───────────────────────────────────────
○議案第68号
8:
議長(
辻内裕也)
次に、
日程第3、議案第68号
令和4年度桑名市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
市長から、提案理由
の説明を求めます。
伊藤
市長。
9:
市長(
伊藤徳宇)(登壇)
おはようございます。
本日は、第2回
市議会定例会を招集いたしましたところ、
議員各位には何かと御多用
の中、御参集いただきまして誠にありがとうございます。
定例会の開会に当たり、提出いたしました諸案件
の説明に先立ちまして、現在
の市
の情勢等について申し述べたいと思います。
今年
のゴールデンウイークは、実に3年ぶりに、行動抑制を伴わない新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が全国どこにも出されていない状況下で
の大型連休となりました。報道によりますと、晴天が続いたこともあり、観光地へ
の移動も増加し、各地でにぎわいを取り戻したようでございます。県
の発表によりますと、本市に所在しますナガシマリゾートには、昨年
の43万人を大きく上回る約70万人も
の人出があり、三重県内
の主な観光施設を訪れた人
の数は、感染が拡大する前と比べ8割近くまで戻ったと
報告されております。
一方で、減少傾向にあった新型コロナウイルス感染症患者
の発生数につきましては、連休中
の人
の流れ
の活発化により増加することが懸念をされておりましたが、現在
の市内新規感染者数は徐々に減少している状況にあります。感染を防止し、コロナ収束
の切り札とされているコロナワクチン
の本市における接種状況につきましては、6月5日現在、8万3,236人、およそ65%
の方が3回目
の接種を終えているところでございます。また、先月末からは、対象となる方へ
の4回目接種も開始しており、引き続きワクチン接種に全力で取り組んでまいります。
そして、改めまして、市民
の皆様、事業者
の皆様には、長期にわたり感染拡大防止へ
の御理解と御協力をいただいておりますことに厚く御礼を申し上げます。
このような経済再生へ
の期待感と、それでもなお、感染収束がはっきりと見えない不安とが見え隠れする中で、私自身、どのようにコロナに対峙していくべきである
のか、しっかりと状況を見極め、フェーズに合った対応が必要になってきていると感じているところでございます。この先、コロナによって大きく変化した社会
の中でも、市民
の皆様が安全・安心を享受できる日常を手に入れることができるよう、私が先頭に立って、アフターコロナに向けてかじを切ってまいります。
一方で、新型コロナウイルス
の脅威のみならず、ロシア軍によるウクライナへ
の軍事侵攻により、今このときも多く
の貴い命が失われております。非核平和都市宣言を行っている桑名市
の市長として、一日も早い停戦を念願し、世界
の恒久平和を切望してやみません。
そして、私たち
の暮らしを脅かす身近な問題
の最たるものが、不安定な国際情勢を原因とする原油高や物価高騰
の拡大であります。国におきましては、既に、原油価格や物価高騰に対応し、コロナ禍から
の経済社会活動
の回復を確かなものとする総合緊急対策が策定されておりますが、内閣府が5月に公表した月例経済
報告におきましても、経済社会活動
の正常化が進む中で、中国における感染再拡大
の影響やウクライナ情勢
の長期化など
の懸念が示されているところでございます。
本市におきましては、これら
の国・県等
の関係機関から
の情報に注視し、原油価格や物価高騰につきましては、市民生活及び事業活動へ
の影響を見極めながら必要に応じた迅速な対応を進めてまいります。
また、新型コロナウイルス感染症
の影響が長期化する中で、市内経済対策につきましても、引き続き、市内経済団体と
の連携を図り、次へとつながる支援策を講じることで、しっかりと前を向き、アフターコロナへ
の一歩を進めてまいります。
さて、総合計画後期基本計画も3年目を迎え、昨年度、この総合計画
の施策
の進行
管理を含む調査として、3年ぶりとなる市民満足度調査を実施いたしました。調査
の結果につきましては、ほぼ全て
の施策について、前回、平成30年度
の調査と比較して満足度
の上昇が見られました。
特に、これまで重点プロジェクトとして注力し、取組を進めてまいりました全員参加型
の市政、そして、駅を中心とした、にぎわい
のあるまちづくりに関しまして、中心市街地、市民と行政
のパートナーシップ
の各施策分野において大きく満足度が上昇する結果となりました。
これは、私が、自治会・団体
の皆様
のもとにお伺いした際に、生
のお声として現地で起きている課題等をお聞かせいただき、施策に反映させることができたことも要因
の一つであります。これまで共にまちづくりを進めてきた関係者
の皆様に心から感謝を申し上げます。
そして、新型コロナウイルス感染症という未曽有
の脅威が出現し、社会全体を大きく揺るがすような事態になろうとも、コロナにも屈すること
のない持続可能なまちづくりを目指した総合計画を着実に進めてきた成果であると捉えております。同時に、私といたしましては、我々が進めてきたまちづくり
の方向性と市民
の皆様
の思いは同じところにあったと、間違っていなかったとうれしく感じているところでございます。
一方で、調査結果では、施策
の重要度につきましても、前回と比較し、全体的に上昇傾向となりました。これは、新型コロナウイルス感染症へ
の対応など、行政に対する市民
の皆様
の関心が強くなっていることも、その要因
の一つであると考えております。
市民
の皆様
の思いに応えるべく、引き続き、気を引き締め、目指す姿
の実現に向けて、しっかりと各施策を推進してまいります。
その中でも、総合計画
のさらなる推進
のため
の柱と位置づけた、防災力
の強化、スマート自治体へ
の転換、確固たる財政基盤
の確立、この3本柱を筆頭に、駅周辺整備、小・中一貫校整備をはじめとした重点プロジェクト
の継続的な推進を本市における環境と経済
の好循環を図る脱炭素(カーボンニュートラル)に向けた取組も併せて進めてまいります。
加えて、後期基本計画において三つ
のミッションと位置づけた、公共交通、道路、防犯・交通安全
の分野につきましては、調査結果において満足度
の上昇は見られましたが、引き続き、市民
の皆様
の生活に密着した課題として丁寧な取組を継続してまいります。
しかしながら、満足度調査
の結果に安堵し、喜んでばかりはいられません。現在、最も大きな課題として表面化してまいりました
のが人口減少問題であります。総合計画では、人口
の将来推計を行っておりますが、とりわけコロナウイルス感染症が流行したこの2年間で約2,000人も
の人口が減少し、本年2月以降、14万人を切る状況となりました。
いよいよ、本市においてもこの人口減少問題にしっかりと向き合っていかなければならないフェーズに突入したと受け止めており、今後、本市
の現状を踏まえた要因分析を基に人口減少対策パッケージを取りまとめ、迅速な対応を図ってまいりたいと考えております。人口減少対策パッケージでは、自然増減、社会増減等
の人口動向を適切に捉えてしっかりと分析するとともに、将来を担う若い世代
の声を聞くなどして実効性
のある施策をまとめてまいります。
また、国において掲げられているデジタル田園都市国家構想、スマートシティーといった考え方も踏まえた時流に乗った施策も加えることで、総合計画をより一層推進する力に変えて、人口減少にも打ちかち、未来に向けて持続可能なまちであり続けるため
の取組を進めてまいりたいと考えております。
人口減少、少子高齢化をはじめとする様々な行政
の諸課題、新型コロナを発端として加速度を増した時代
の変化へ
の対応には、いわゆる人・物・金と情報といった行政が持つ経営資源だけでは解決することが困難な状況になってきております。
私は、これまでにも、民間が持つアイデアやノウハウを活用する公民連携
の取組を推進し、新たな発想や技術革新を積極的にまちづくりに取り入れる姿勢を示してまいりました。これからは、民間という枠組みだけではなく、知
の集積する大学などとも連携し、多様な関係者が共にアイデアを出し合い、課題解決に挑戦していく取組が時代にマッチしたまちづくり
の形であると考えております。
この新しいまちづくり
の発想が、3月に発表いたしました桑名オープンフィールド構想であります。第1弾となる取組として、本市と三重大学、桑名市総合医療センターとともに、新しい未来
の共創に関する協定を締結したところでございます。
今後、桑名
のまちというリアルな場所において、様々な分野
の方々と
の連携により、時代
の変化に対応した新たな価値を創出することで、ウェルビーイング、すなわち、市民
の皆様
のそれぞれ
の思いにマッチした持続的な幸せを実現することができるまちづくりを私は進めてまいりたいと考えております。
また、総合計画が目指す将来像を実現していく上で、特に重点的に実施すべき施策として位置づけた重点プロジェクトにつきましては、一つ一つその実現を果たしてまいりました。この先も、これら
のプロジェクト
の推進を図っていくためには、これまで以上に庁内各部局間
の連携が必要であると
の考えから、本年4月
の人事異動に併せて組織
の改編を行ったところでございます。
一つは、政策立案に係る庁内関係部局間調整
の円滑化と意思決定
のスピード化を図るために、政策部門を私
の直属
の組織として再編し、政策を総括的に調整する責任者を配置いたしました。そして、もう一つは、現在進めている重点施策・プロジェクト
の実現に向けて、関係部局がよりスムーズに、かつ綿密に連携、協力できる体制構築
のため、スマートインター及び消防高台移転等、重要なプロジェクト事業
の責任者を配置いたしました。また、さき
の定例会におきまして御指摘をいただいた待ったなし
の教育環境整備につきましては、教育環境再構築プロジェクトを教育
委員会内に設置し、既に検討をスタートさせているところでございます。
このような庁内
の縦横
の連携機能とプロジェクト
の推進体制を一層強化した新たな体制において、引き続き、私が指揮を執り、職員と一丸となってスピード感を持った政策決定、プロジェクト推進を図ってまいる所存であります。
前例
のない新たな分野、新しい手法によるまちづくりは、そうたやすく実現できるものではありませんが、変革が当たり前
の時代である今、私が先頭に立って、新たな道を切り開いていく気概を示してまいりたいと考えております。そして、市民
の皆様、事業者
の皆様、本市に関わるあらゆる方々と共に、コロナという厳しい難局を乗り越え、その先を見据えた持続可能なまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、
議員各位におかれましては、より一層
のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
それでは、ただいま上程となりました議案第68号
令和4年度桑名市一般会計補正予算(第4号)につきまして、御
説明申し上げます。
今回
の一般会計補正予算(第4号)は、政府において予備費
の活用が閣議決定され、子育て世帯を支援する給付金について、このたび、その内容が国から示されてまいりましたので、速やかに、これに対応すべく民生費
の増額をお願いするものでございます。
新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、食費等
の物価高騰等に直面する低所得
の子育て世帯に対し、その実情を踏まえた生活
の支援を行うため、特別給付金を早期に支給してまいります。そのため、これに必要となる給付金
のほか、
事務費や職員
の時間外勤務手当に係る費用を計上するものでございます。
なお、歳入につきましては国庫支出金で、今回
の特別給付金に係る費用は国が全額を負担いたします。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
10:
議長(
辻内裕也)
以上をもって、提案理由
の説明は終了いたしました。
これより、上程議案に対する議案質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、これをもって議案質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第68号は、議会運営
委員会において御了承を得ておりますので、
会議規則第37条第3項
の規定により、
委員会
の付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第68号は
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより、討論に入ります。
討論は、賛成または反対
の立場を明確に表明していただくよう特にお願いいたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議案第68号
令和4年度桑名市一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第68号は原案
のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第68号は原案
のとおり可決することに決しました。
───────────────────────────────────────
○議案第51号ないし議案第67号、
報告第7号ないし
報告第22号
11:
議長(
辻内裕也)
次に、
日程第4、議案第51号 専決処分
の報告及び承認を求めるについて(
令和3年度桑名市一般会計補正予算(第18号))ないし議案第67号 市道
の認定及び
変更について
の17議案及び
日程第5、
報告第7号
令和3年度桑名市一般会計繰越明許費繰越計算書ないし
報告第22号 議決事件に該当しない契約
の変更について(上野浄水場桑名地区監視操作盤更新工事)
の16件を一括議題といたします。
市長から、提案理由
の説明及び
報告を求めます。
伊藤
市長。
12:
市長(
伊藤徳宇)(登壇)
それでは、子育て世帯生活支援特別給付金に係る補正予算以外
の今
定例会に提案いたしました諸議案17件及び
報告16件について、その概要を順次御
説明いたします。
議案第51号ないし議案第54号、専決処分
の報告及び承認を求めるについては、いずれも地方自治法第179条第1項
の規定により専決処分したものでございます。
まず、議案第51号
令和3年度桑名市一般会計補正予算(第18号)でございますが、歳入から申し上げますと、地方交付税をはじめとして、毎年、年度末
の3月に交付される株式等譲渡所得割交付金、地方消費税交付金など、各種交付金
の項目に関して整理をいたしました。
このうち、地方特例交付金では、新型コロナウイルス感染症
の影響で、事業収入が減少する中小企業等に対する固定資産税及び都市計画税
の軽減措置による減収分
の補填として交付される新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金を、交付額
の決定に伴い、計上いたしております。
このほか、市債につきましては、事業
の完了などに伴い、適債事業費を精査するなど、起債額
の減額をいたしております。
一方、歳出では、寄附金を財源といたしまして、ふるさと応援基金へ
の積立金を計上いたしましたほか、今回
の歳入
の増加に伴い、財政調整基金から
の繰入れを全額戻し入れても、なお、歳入が超過いたしますことから、超過分を財政調整基金に積み立て、歳入歳出
の均衡を図る専決処分を行ったものでございます。
次に、議案第52号 桑名市市税条例
の一部を改正する条例
の制定につきましては、地方税法
の改正に伴い、4月1日から施行が必要となるものについて専決処分したものでございます。
内容といたしましては、固定資産税台帳
の記載事項
の見直し、負担調整措置
の見直しなど、所要
の改正を行ったものでございます。
次に、議案第53号 桑名市都市計画税条例
の一部を改正する条例
の制定につきましては、地方税法
の改正に伴い、4月1日から施行が必要となるものについて専決処分したものでございます。
内容といたしましては、固定資産税同様、負担調整措置
の見直しなど、所要
の改正を行ったものでございます。
次に、議案第54号 桑名市国民健康保険税条例
の一部を改正する条例
の制定につきましては、市税条例と同様に、地方税法
の一部が改正され、4月1日から施行されることになったため専決処分を行ったものです。
内容といたしましては、国民健康保険税
の課税限度額
の引上げなど、所要
の改正を行ったものであります。
次に、議案第55号
令和4年度桑名市一般会計補正予算(第3号)について、歳出から主なものを御
説明申し上げます。
まず、総務費では、緊急時
の災害情報をはじめ、イベントや防犯情報などを配信している携帯メールについて、その機能を強化していくため
の費用を計上いたしました。多言語による配信が可能となるほか、災害時
の警戒レベルに応じたメール
の色づけや画像
の添付など、メール機能
の強化を行うことで市民
の安全・安心
の確保を図っていくものでございます。
このほか、三重大学と
の連携協定に基づき、ふるさと納税推進準備
委員会を立ち上げ、本市
の魅力向上に向け、ふるさと納税に関するプロジェクトを進めてまいりますことから、当該
委員会に対する負担金を計上いたしましたほか、一般財団法人自治総合センターによるコミュニティ事業助成金を活用しまして、職人町自治会、今中町自治会、鍛冶町自治会及び北島自治会が行うコミュニティー活動に必要な備品等
の整備や、太夫自治会及び西鍋屋町自治会が行うコミュニティセンター
の建設事業に対する補助金を計上いたしました。
また、スマホ
の電子決済アプリを利用して地方税
の納税が可能となるよう、国において
令和5年度から導入が進められている納付書へ
のQRコード
の表示に対応すべく、必要となるシステム改修費用を計上いたしましたほか、マイナンバーカード
のさらなる普及促進と市民
の利便性向上を図るため、市役所本庁舎
の1階にある交付窓口と地下にある申請窓口を地下へ一本化するため
の改修費用を計上いたしました。
次に、民生費では、コロナ禍で
のマスク着用が続く中、表情や口元が見えないことで子供たち
のコミュニケーション力
の低下など
の影響を踏まえ、保育士に口元が見える透明
のマスクを導入し、子供たち
の発達やコミュニケーション力
の向上を図ってまいります。
このほか、保育士が子供たち
の使用したおもちゃ等
の消毒作業に多く
の時間を割いている現状を踏まえ、その負担軽減を図り、本来取り組むべき保育に集中できるよう、おもちゃ等を中に入れて短時間で除菌が可能な除菌用ボックスを購入するため
の費用を計上いたしました。
このように、顔
の見えるマスクや除菌ボックス
の導入など、アフターコロナを見据えながら、これから
の保育環境に必要とされる、きめ細やかな支援を一つ一つ講じてまいりたいと考えております。
次に、衛生費では、新型コロナウイルス感染症
のため自宅療養を余儀なくされた方々に対し、医療と生活
の両面で
の支援を行うため、自宅療養者等に対し訪問看護を行う訪問看護事業者等に交付いたします補助金と、自宅療養者とその同居家族へ
の食料品や日用品など
の生活支援物資を提供するため
の費用を計上いたしました。さき
の3月
定例会でお認めいただきました当初予算では、4月から6月まで
の、当面3か月分
の必要とされる予算を計上いたしておりましたが、今回、新型コロナウイルス感染症
の収束が見込めないことから、改めて7月以降必要となる9か月分
の予算を追加計上するものでございます。
このほか、子宮頸がん予防
のため
の予防接種を接種対象年齢内に接種できなかった方々に対して公平な接種機会を確保するため、従来
の定期接種における対象年齢を超えた接種、いわゆるキャッチアップ接種を実施してまいりますことから、これに要する費用を計上いたしました。
また、風疹に対する抗体
の保有率
の低い世代
の男性を対象とした抗体検査、予防接種
の実施期間が
令和6年度末まで延長されたことに伴い、未受診者や未接種者に対するクーポン券
の再発送や、抗体検査、予防接種
のために必要となる費用を計上いたしました。
次に、商工費では、アフターコロナに向けて
の市内事業者
の取組を促進するため
の事業を桑名商工
会議所が実施いたしますことから、これを支援するため
の補助金を計上いたしております。
先端設備等
の投資に対する補助と既存
の税制優遇などと
の組合せによって、設備投資を後押しするため
の事業や、持続的な経営に向けた生産性向上や業態転換等に対して補助を行い、付加価値向上や競争力強化を図るため
の事業、さらには、DX(デジタルトランスフォーメーション)に対する取組を促進し、事業者
のDX化を実現するため
の事業、これら三つ
の事業に対して支援を行っていくものでございます。
次に、土木費では、芳ケ崎地内において開発を進めている民間事業者に対し、この開発区域
の区域外に当たる上流域から
の雨水
の排水ルートとして、開発区域内
の排水ルートを利用させていただくことについて協議をさせていただきましたところ、御理解が得られましたことから、今回、上流域を含むことによる開発区域内
の排水設備
の拡充に係る整備費用は市において負担をするため、開発事業者に対する負担金を計上いたしました。
このほか、修徳地区において、歩行者等
の安全確保
のため
のゾーン30プラス
の指定がなされたことを受け、指定区域内において必要となる交通安全施設を整備するため
の費用を計上いたしました。
次に、消防費では、救急隊員が新型コロナウイルス感染症対策として使用する備蓄装備品を補充するため、これに係る購入費用を計上いたしましたほか、新型コロナウイルス感染症患者等を搬送後、救急車内
の除染を行うために使用しているオゾンガス式除染装置が現在1台で、搬送が連続したり、重複したりする場合、1台では除染
の対応ができない状況にあることを踏まえ、2台体制による運用とするため、1台を追加で購入するため
の費用を計上いたしました。
このほか、津波避難誘導デッキ
の整備につきましては、急激な鋼材価格
の上昇を受け、契約条項、いわゆるスライド条項に基づき請負代金を増額するほか、駐車場照明
の変更や備蓄倉庫
の設置など、設計
変更に伴う費用を増額計上いたしております。
次に、教育費では、先ほど民生費
のところで申し上げました保育へ
の対応と同じく、幼稚園並びに小・中学校
の教員に対し、口元が見える透明
のマスクを導入するため
の購入費用を計上いたしましたほか、国
の事業である、学校における医療的ケア実施体制充実事業を受託し、幼稚園1園と小・中学校7校に配置された看護師
の力量を向上すべく、医療的ケア
の研修やガイドライン
の作成など、必要となる費用を計上いたしました。
このほか、児童・生徒数
の減少に伴う市内小・中学校
の小規模校化や学校施設
の老朽化が進行する中、子供たちに、よりよい教育環境を提供するため、今後
の学校施設等
の在り方について市民アンケートを実施するため
の費用を計上いたしましたほか、多度地区小・中一貫校
の建設につきましては、さき
の3月
定例会において継続費
の設定をお認めいただいたところでございますが、事業者選定
の公募に向けて、この継続費において定めております
令和4年度
の年割額を、このほど、歳入歳出予算に計上するものでございます。
また、博物館
の特別展といたしまして、徳川家康と千姫をメインとした展示を開催するため
の費用を計上いたしました。茨城県常総市
の市指定文化財である千姫姿絵や、兵庫県姫路市が当時
の技法を用いて復元した千姫とその夫、本多忠刻
の着物などを公開するとともに、さらには、家康主役
の大河ドラマ
の放映が来年
の1月から始まることもあり、今回
の特別展が大いに注目されるように努めてまいります。
続きまして、歳入
の主なものについて御
説明申し上げます。
まず、分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金並びに市債につきましては、歳出事業に応じて見込まれる額を計上いたしました。
次に、寄附金につきましては、産業振興や施設整備など
のために頂きました寄附金を計上いたしております。
次に、繰入金につきましては、今回
の補正予算
の収支
の均衡を図るため、財政調整基金から
の繰入額を増額いたしましたほか、ふるさと応援基金及び新型コロナウイルス感染症緊急対策基金につきましては、歳出事業
の財源といたしまして必要な額
の繰入れを行っております。
次に、諸収入につきましては、一般財団法人自治総合センターから
のコミュニティ事業助成金などについて、所要
の額を計上いたしております。
次に、議案第56号
令和4年度桑名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、一般会計補正予算で申し上げました地方税と同じく、スマホ
の電子決済アプリを利用して国民健康保険税
の納税が可能となるよう、納付書へ
のQRコード
の表示に対応すべく、必要となるシステム改修費用などを計上いたしました。
次に、議案第57号
令和4年度桑名市水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、議案第66号 桑名市水道事業給水条例
の一部改正により水道料金を改定いたしますことから、これに伴う広報に係る諸経費及びシステム改修費用等
の関連予算を計上いたしました。
次に、議案第58号
令和4年度桑名市下水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、企業会計システムクライアント台数
の増加を行うため、水道事業と
の折半で予算計上したものでございます。
次に、議案第59号 桑名市
委員会
の委員等
の報酬及び費用弁償に関する条例
の一部改正につきましては、桑名駅西土地区画整理審議会
委員選挙に係る
選挙管理者及び
選挙立会人
の報酬を定めるものでございます。
次に、議案第60号 桑名市市税条例等
の一部改正につきましては、地方税法
の改正に伴い、住宅借入金等特別税額控除
の延長、見直しなど、所要
の改正を行うものでございます。
次に、議案第61号 桑名市福祉医療費
の助成に関する条例
の一部改正につきましては、子供
の福祉向上を目的として、福祉医療費助成制度における子ども医療費
の受給対象者を中学生まで拡大するため、所要
の改正を行うものでございます。
次に、議案第62号 桑名市津波避難誘導デッキ条例
の制定につきましては、南海トラフ地震等により発生する浸水や津波から市民
の生命及び身体
の安全を守るとともに、可能であれば、津波が到達するまで
の間を利用して安全な場所へ
の避難を誘導することを目的として、桑名市津波避難誘導デッキを設置するため条例を制定するものであります。
次に、議案第63号 桑名市暴力団排除条例
の一部改正につきましては、市内へ
の暴力団
事務所
の進出を未然に防止し、市民
の安全で平穏な生活を、より一層確保することを目的として所要
の改正を行うものでございます。
次に、議案第64号 桑名市プレイルーム条例
の一部改正につきましては、施設
の利用について対象者を拡大するため、所要
の改正を行うものでございます。
次に、議案第65号 桑名市水道事業及び下水道事業
の設置等に関する条例
の一部改正につきましては、桑名市上水道事業
変更認可申請に伴う給水人口及び1日最大給水量
の変更により、所要
の改正を行うものでございます。
次に、議案第66号 桑名市水道事業給水条例
の一部改正につきましては、水道料金
の改定に伴い、所要
の改正を行うものでございます。
次に、議案第67号 市道
の認定及び
変更につきましては、多度地区及び長島地区における新規2路線
の認定及び6路線
の変更を行うものでございます。
以上、上程
の各議案につきまして大要を御
説明申し上げました。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、
報告16件につきまして、御
説明を申し上げます。
まず、
報告第7号
令和3年度桑名市一般会計繰越明許費繰越計算書につきましては、国
の補正予算を受け、本年1月13日
の臨時会で予算計上いたしました住民税非課税世帯等へ
の臨時特別給付金給付事業
のほか、ワクチン
の接種期間が
令和4年度にわたるため、さき
の3月
定例会で繰越明許費を設定いたしました新型コロナウイルスワクチン接種事業など合計29事業を繰り越すものでございます。
次に、
報告第8号
令和3年度桑名市一般会計事故繰越し繰越計算書につきましては、まちづくり拠点施設に設置されているキオスク端末について、昨年11月から発行が開始された新500円硬貨へ
の対応を可能にするため、
令和3年度内で改修を終わらせることとなっておりましたが、世界的な半導体不足
の影響により、今回
の改修に必要となる部品が納期に間に合わないことから、事故繰越を行うものでございます。
次に、
報告第9号
令和3年度桑名市農業集落排水事業特別会計繰越明許費繰越計算書につきましては、国
の補正予算に伴う事業採択を受け、さき
の3月
定例会で繰越明許費を設定いたしました嘉例川地区
の維持
管理適正化計画に係る策定費用を繰り越すものでございます。
次に、
報告第10号
令和3年度桑名市水道事業会計予算繰越計算書につきましては、未普及対策事業分
の配水管布設替工事負担金において関連機関と
の調整に不測
の日数を要したこと、また、配水管布設工事及び配水管布設替え工事において安定供給を図るため管網
の見直し等に不測
の日数を要したことから、それぞれ地方公営企業法第26条第1項
の規定に基づき、翌年度に繰り越して執行するものでございます。
次に、
報告第11号
令和3年度桑名市下水道事業会計予算繰越計算書につきましては、社会資本整備総合交付金事業費、防災・安全社会資本整備交付金事業費及び管渠整備補助関連単独事業費において関係機関と
の調整に不測
の日数を要したことや、管渠整備単独事業費において業務委託
の範囲拡大に伴い作業に不測
の日数を要したことから、それぞれ地方公営企業法第26条第1項
の規定に基づき、翌年度に繰り越して執行するものでございます。
次に、
報告第12号 地方独立行政法人桑名市総合医療センター
の経営状況に関する書類
の提出につきましては、桑名市総合医療センター
の令和4年度
の事業計画を
報告するものでございます。
主な内容といたしましては、地域
の中核病院として、救急医療、がん医療等に重点的に取り組むとともに、地元医師会及び地域医療機関と協力し、地域医療連携を強化すること、また、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用し、地域
の医療水準
の向上を図ることなどが計画されております。
次に、
報告第13号ないし
報告第18号
の専決処分
の報告につきましては、議決により委任を受け、
市長が専決処分することができる事項として指定されているものについて専決処分したもので、地方自治法第180条第2項
の規定により、それぞれ
報告するものでございます。
まず、
報告第13号ないし
報告第16号につきましては、和解及び損害賠償額
の決定に関し専決処分したものでございます。
次に、
報告第17号及び
報告第18号につきましては、金銭債権に係る訴え
の提起に関し専決処分したものでございます。
次に、
報告第19号及び
報告第20号、議決事件に該当しない契約につきましては、雨水ポンプ場遠方監視制御装置改築工事、桑名市公共下水道汚水管渠
の建設工事委託(第二期)に関する協定その5を締結したことから、議決事件に該当しない契約について
の報告に関する条例第2条第1項
の規定により、それぞれ
報告するものでございます。
次に、
報告第21号及び
報告第22号、議決事件に該当しない契約
の変更につきましては、桑名市公共下水道汚水管渠
の建設工事委託(第二期)に関する協定及び上野浄水場桑名地区監視操作盤更新工事について、契約金額を
変更する協定及び契約を締結したことから、議決事件に該当しない契約について
の報告に関する条例第2条第1項
の規定により、それぞれ
報告するものでございます。
よろしく御了承賜りますよう、お願い申し上げます。
13:
議長(
辻内裕也)
以上をもって、提案理由
の説明及び
報告は終了しました。
ただいま議題となっております各議案については、本日は提案理由
の説明にとどめます。
───────────────────────────────────────
○散会
の宣告
14:
議長(
辻内裕也)
以上で本日
の日程は全て終了いたしました。
次回は、来る14日午前10時に
会議を開きます。
本日は、これをもって散会いたします。
午前10時48分 散会
地方自治法第123条第2項
の規定により、ここに署名する。
議 長 辻 内 裕 也
署 名 議 員 渡 邉 清 司
署 名 議 員 石 田 正 子
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