桑名市議会 2020-09-15
令和2年決算特別委員会都市経済分科会 本文 開催日:2020-09-15
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表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 分科会長(愛敬重之) 選択 2 : 分科会長(愛敬重之) 選択 3 : 分科会長(愛敬重之) 選択 4 : 分科会長(愛敬重之) 選択 5 :
都市整備部長(西尾英哲) 選択 6 :
都市管理課長(尾宮正浩) 選択 7 : 分科会長(愛敬重之) 選択 8 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 9 :
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広) 選択 10 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 11 : 分科会長(愛敬重之) 選択 12 :
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広) 選択 13 : 分科会長(愛敬重之) 選択 14 :
分科会委員(石田正子) 選択 15 : 分科会長(愛敬重之) 選択 16 :
分科会委員(石田正子) 選択 17 :
駅周辺整備課主幹(
駅周辺整備担当)(伊藤彰浩) 選択 18 :
分科会委員(石田正子) 選択 19 :
駅周辺整備課長(中西伸也) 選択 20 :
分科会委員(石田正子) 選択 21 :
都市整備部長(西尾英哲) 選択 22 : 分科会長(愛敬重之) 選択 23 :
分科会委員(水谷憲治) 選択 24 :
駅周辺整備課長(中西伸也) 選択 25 : 分科会長(愛敬重之) 選択 26 :
分科会委員(市野善隆) 選択 27 : 分科会長(愛敬重之) 選択 28 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 29 : 分科会長(愛敬重之) 選択 30 :
分科会委員(水谷憲治) 選択 31 :
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広) 選択 32 : 分科会長(愛敬重之) 選択 33 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 34 :
駅周辺整備課長(中西伸也) 選択 35 :
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広) 選択 36 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 37 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 38 : 分科会長(愛敬重之) 選択 39 :
分科会委員(市野善隆) 選択 40 : 分科会長(愛敬重之) 選択 41 :
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広) 選択 42 :
都市管理課長(尾宮正浩) 選択 43 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 44 : 分科会長(愛敬重之) 選択 45 :
分科会委員(石田正子) 選択 46 :
都市管理課長(尾宮正浩) 選択 47 : 分科会長(愛敬重之) 選択 48 :
分科会委員(市野善隆) 選択 49 : 桑名駅西整備事務所長(栗原繁憲) 選択 50 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 51 : 分科会長(愛敬重之) 選択 52 :
分科会委員(石田正子) 選択 53 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 54 : 分科会長(愛敬重之) 選択 55 :
分科会委員(森下幸泰) 選択 56 : 都市整備課長(高柳貴久蔵) 選択 57 : 分科会長(愛敬重之) 選択 58 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 59 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 60 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 61 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 62 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 63 :
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広) 選択 64 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 65 : 桑名駅西整備事務所長(栗原繁憲) 選択 66 : 分科会長(愛敬重之) 選択 67 :
分科会委員(石田正子) 選択 68 : 都市整備課長(高柳貴久蔵) 選択 69 : 分科会長(愛敬重之) 選択 70 :
分科会委員(石田正子) 選択 71 : 分科会長(愛敬重之) 選択 72 :
分科会委員(市野善隆) 選択 73 : 分科会長(愛敬重之) 選択 74 :
分科会委員(市野善隆) 選択 75 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 76 : 分科会長(愛敬重之) 選択 77 : 副分科会長(太田 誠) 選択 78 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 79 : 副分科会長(太田 誠) 選択 80 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 81 : 分科会長(愛敬重之) 選択 82 :
分科会委員(渡邉清司) 選択 83 :
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広) 選択 84 :
分科会委員(渡邉清司) 選択 85 : 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治) 選択 86 :
分科会委員(渡邉清司) 選択 87 :
都市管理課長(尾宮正浩) 選択 88 :
分科会委員(渡邉清司) 選択 89 :
都市管理課長(尾宮正浩) 選択 90 :
分科会委員(渡邉清司) 選択 91 : 分科会長(愛敬重之) 選択 92 :
都市管理課長(尾宮正浩) 選択 93 : 分科会長(愛敬重之) 選択 94 :
分科会委員(市野善隆) 選択 95 : 都市整備課長(高柳貴久蔵) 選択 96 : 分科会長(愛敬重之) 選択 97 :
分科会委員(石田正子) 選択 98 : 分科会長(愛敬重之) 選択 99 :
都市管理課長(尾宮正浩) 選択 100 : 分科会長(愛敬重之) 選択 101 : 分科会長(愛敬重之) 選択 102 : 分科会長(愛敬重之) 選択 103 : 産業振興部長(高橋 潔) 選択 104 : 商工課長(谷口 伸) 選択 105 : 分科会長(愛敬重之) 選択 106 : 分科会委員(森下幸泰) 選択 107 : 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄) 選択 108 : 分科会長(愛敬重之) 選択 109 : 分科会委員(水谷憲治) 選択 110 : 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄) 選択 111 : 分科会長(愛敬重之) 選択 112 : 副分科会長(太田 誠) 選択 113 : 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄) 選択 114 : 副分科会長(太田 誠) 選択 115 : 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄) 選択 116 : 分科会長(愛敬重之) 選択 117 : 分科会委員(市野善隆) 選択 118 : 農林水産課主幹(農業基盤整備担当)(伊藤康洋) 選択 119 : 分科会長(愛敬重之) 選択 120 : 分科会委員(伊藤惠一) 選択 121 : 商工課長(谷口 伸) 選択 122 : 分科会委員(伊藤惠一) 選択 123 : 商工課長(谷口 伸) 選択 124 : 分科会委員(伊藤惠一) 選択 125 : 商工課長(谷口 伸) 選択 126 : 分科会長(愛敬重之) 選択 127 : 分科会委員(水谷憲治) 選択 128 : 分科会長(愛敬重之) 選択 129 : 農林水産課獣害対策室長(多湖茂人) 選択 130 : 農林水産課長(筧 直樹) 選択 131 : 分科会長(愛敬重之) 選択 132 : 分科会委員(森下幸泰) 選択 133 : 農林水産課獣害対策室長(多湖茂人) 選択 134 : 分科会長(愛敬重之) 選択 135 : 分科会委員(石田正子) 選択 136 : 農林水産課長(筧 直樹) 選択 137 : 分科会長(愛敬重之) 選択 138 : 分科会委員(市野善隆) 選択 139 : 分科会長(愛敬重之) 選択 140 : 農林水産課獣害対策室長(多湖茂人) 選択 141 : 分科会委員(市野善隆) 選択 142 : 農林水産課獣害対策室長(多湖茂人) 選択 143 : 農林水産課長(筧 直樹) 選択 144 : 農林水産課主幹(農業基盤整備担当)(伊藤康洋) 選択 145 : 分科会長(愛敬重之) 選択 146 : 分科会委員(石田正子) 選択 147 : 農林水産課長(筧 直樹) 選択 148 : 分科会委員(石田正子) 選択 149 : 分科会長(愛敬重之) 選択 150 : 分科会委員(渡邉清司) 選択 151 : 分科会長(愛敬重之) 選択 152 : 農林水産課長(筧 直樹) 選択 153 : 分科会委員(渡邉清司) 選択 154 : 分科会長(愛敬重之) 選択 155 : 副分科会長(太田 誠) 選択 156 : 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄) 選択 157 : 分科会長(愛敬重之) 選択 158 :
分科会委員(市野善隆) 選択 159 : 農林水産課長(筧 直樹) 選択 160 : 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄) 選択 161 : 分科会長(愛敬重之) 選択 162 :
分科会委員(森下幸泰) 選択 163 : 分科会長(愛敬重之) 選択 164 :
分科会委員(石田正子) 選択 165 : 分科会長(愛敬重之) 選択 166 : 商工課長(谷口 伸) 選択 167 : 分科会長(愛敬重之) 選択 168 :
分科会委員(石田正子) 選択 169 : 分科会長(愛敬重之) 選択 170 : 分科会長(愛敬重之) 選択 171 : 分科会長(愛敬重之) 選択 172 : 上下水道部長(伊藤恒之) 選択 173 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 174 : 分科会長(愛敬重之) 選択 175 :
分科会委員(市野善隆) 選択 176 : 営業課長(三輪恭裕) 選択 177 :
分科会委員(市野善隆) 選択 178 : 分科会長(愛敬重之) 選択 179 : 営業課長(三輪恭裕) 選択 180 : 分科会長(愛敬重之) 選択 181 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 182 : 分科会長(愛敬重之) 選択 183 :
分科会委員(市野善隆) 選択 184 : 下水道課長(出口敏幸) 選択 185 : 分科会長(愛敬重之) 選択 186 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 187 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 188 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 189 : 分科会長(愛敬重之) 選択 190 :
分科会委員(石田正子) 選択 191 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 192 : 分科会長(愛敬重之) 選択 193 :
分科会委員(石田正子) 選択 194 : 分科会長(愛敬重之) 選択 195 :
分科会委員(石田正子) 選択 196 : 分科会長(愛敬重之) 選択 197 :
分科会委員(石田正子) 選択 198 : 分科会長(愛敬重之) 選択 199 :
分科会委員(石田正子) 選択 200 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 201 :
分科会委員(水谷憲治) 選択 202 :
分科会委員(森下幸泰) 選択 203 :
分科会委員(市野善隆) 選択 204 :
分科会委員(渡邉清司) 選択 205 : 副分科会長(太田 誠) 選択 206 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 207 : 分科会長(愛敬重之) 選択 208 : 分科会長(愛敬重之) 選択 209 : 上下水道部長(伊藤恒之) 選択 210 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 211 : 分科会長(愛敬重之) 選択 212 :
分科会委員(市野善隆) 選択 213 : 水道課長兼水道技術管理者(加藤文人) 選択 214 :
分科会委員(市野善隆) 選択 215 : 水道課長兼水道技術管理者(加藤文人) 選択 216 :
分科会委員(市野善隆) 選択 217 : 水道課長兼水道技術管理者(加藤文人) 選択 218 :
分科会委員(市野善隆) 選択 219 : 上下水道部長(伊藤恒之) 選択 220 : 分科会長(愛敬重之) 選択 221 :
分科会委員(森下幸泰) 選択 222 : 上下水道部長(伊藤恒之) 選択 223 : 分科会長(愛敬重之) 選択 224 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 225 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 226 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 227 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 228 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 229 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 230 : 分科会長(愛敬重之) 選択 231 :
分科会委員(渡邉清司) 選択 232 :
分科会委員(市野善隆) 選択 233 :
分科会委員(森下幸泰) 選択 234 :
分科会委員(水谷憲治) 選択 235 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 236 :
分科会委員(石田正子) 選択 237 : 副分科会長(太田 誠) 選択 238 : 分科会長(愛敬重之) 選択 239 : 分科会長(愛敬重之) 選択 240 : 上下水道部長(伊藤恒之) 選択 241 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 242 : 分科会長(愛敬重之) 選択 243 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 244 : 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木) 選択 245 : 分科会長(愛敬重之) 選択 246 :
分科会委員(市野善隆) 選択 247 : 分科会長(愛敬重之) 選択 248 : 下水道課長(出口敏幸) 選択 249 : 分科会長(愛敬重之) 選択 250 :
分科会委員(市野善隆) 選択 251 : 分科会長(愛敬重之) 選択 252 :
分科会委員(石田正子) 選択 253 : 分科会長(愛敬重之) 選択 254 : 下水道課長(出口敏幸) 選択 255 :
分科会委員(石田正子) 選択 256 : 下水道課長(出口敏幸) 選択 257 : 分科会長(愛敬重之) 選択 258 :
分科会委員(石田正子) 選択 259 : 分科会長(愛敬重之) 選択 260 :
分科会委員(石田正子) 選択 261 : 分科会長(愛敬重之) 選択 262 :
分科会委員(石田正子) 選択 263 : 分科会長(愛敬重之) 選択 264 :
分科会委員(石田正子) 選択 265 :
分科会委員(伊藤惠一) 選択 266 :
分科会委員(水谷憲治) 選択 267 :
分科会委員(森下幸泰) 選択 268 :
分科会委員(市野善隆) 選択 269 :
分科会委員(渡邉清司) 選択 270 : 副分科会長(太田 誠) 選択 271 : 分科会長(愛敬重之) 選択 272 : 分科会長(愛敬重之) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 午前9時58分 開会
○開会宣言
分科会長(愛敬重之)
出席委員が定足数に達しておりますので、ただいまから決算特別委員会・都市経済分科会を開会いたします。
私が本分科会の会長を務めることになりましたので、よろしくお願いいたします。
───────────────────────────────────────
○分科会記録の署名
分科会委員
2: 分科会長(愛敬重之)
本分科会記録の署名は、正・副分科会長が行いますので、御了承願います。
───────────────────────────────────────
○審査案件の宣言及び審査順序
3: 分科会長(愛敬重之)
ただいまから本分科会における案件の審査を行います。
本分科会の審査案件は、議案第88号 令和元年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定についてのうち、一般会計決算所管部門、市営駐車場事業特別会計決算及び農業集落排水事業特別会計決算外2議案であります。
審査の流れですが、まず都市整備部の所管部門の審査、次に産業振興部、最後に上下水道部の順に進めてまいります。
なお、議案第88号につきましては、それぞれの所管部門が含まれておりますので、意見表明及び意見集約は上下水道部所管部門の質疑終了後に行います。
また、意見集約の際に集約が難しい場合は挙手にて賛否を確認させていただきますので、あらかじめ御了承願います。
それでは、お手元に配付の日程(案)のとおり進めます。
委員並びに当局の皆様にお願いします。発言する際は必ずマイクボタンを押し、挙手をしてから、自己の氏名、当局においては職名を告げて発言してください。
───────────────────────────────────────
○議案第88号
4: 分科会長(愛敬重之)
これより都市整備部所管部門の審査を行います。
それでは、議案第88号 令和元年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について、所管部門を議題といたします。
初めに、議案第88号の一般会計決算のうち、都市整備部所管部門について当局より説明を求めます。
5:
都市整備部長(西尾英哲)
おはようございます。
都市整備部長の西尾でございます。
それでは、議案第88号 令和元年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定についてのうち、都市整備部所管部分について御説明させていただきます。
私からは、令和元年度決算成果報告書のうち、桑名駅自由通路整備事業費及び橋梁長寿命化対策事業費について御説明させていただきます。着座にて失礼します。
初めに、お手元の決算成果報告書の80ページをお願いいたします。
事業名称は、中事業、桑名駅自由通路整備事業費でございます。
予算区分は記載のとおりでございます。
事業目的は、桑名駅自由通路及び橋上駅舎の整備により、地域住民の安全性、利便性の向上及び都市基盤や交通結節点としての機能強化を図るものでございます。
事業内容は、鉄道事業者への委託による自由通路及び橋上駅舎などの整備工事、鉄道関連事業者への補償に係る建築建物等の調査積算業務を行いました。
事業成果といたしまして、桑名駅自由通路及び橋上駅舎化整備工事の躯体及び屋根工事が完了いたしました。
決算額は事業費が20億3,910万1,000円で、財源は国庫支出金が6億8,953万4,000円、地方債11億3,120万円、一般財源2億1,836万7,000円でございます。また、決算額のうち、平成30年度からの繰越分は10億7,657万4,000円でございます。
最後に、今後の方向性についてでございますが、今年度内装及び設備工事を行った後8月30日に供用を開始いたしました。今後は既存駅舎の撤去を進め、令和3年度の事業完了を予定しております。
続きまして、少し戻っていただいて決算成果報告書の73ページをお願いいたします。
事業名称は、中事業、橋梁長寿命化対策事業費でございます。
予算区分は記載のとおりでございます。
事業目的といたしましては、従来の橋梁の維持管理は主に致命的な損傷や機能不全に陥った段階で大規模な修繕や架け替え等により事後的な補修を行ってきました。これらの橋梁は全国的に高度成長期に整備された物件が多く存在しており、今後老朽化していく物件が急速に増加し、事後的な補修では多くの維持管理費を要することになります。そこで、従来の事後的補修から致命的な損傷が顕在化する前に、計画的な補修及び耐震補強を行うことで長寿命化を図ることを目的としております。
事業内容でございますが、点検対象の市内615の橋梁について、平成26年度から法定点検の周期5年間で一通り点検が終了しましたことから、この点検結果を基に優先順位など修繕計画を作成し、修繕を行う物件の設計、積算並びに修繕工事を4橋実施するとともに、113の橋梁について2周期目の点検を行ったところでございます。
事業成果といたしましては、法定点検により劣化等の判定を行い、優先順位等による計画的な修繕を行うことができ、今後のコスト縮減及び安全・安心な道路交通の確保に取り組むことができました。
決算額は1億2,296万4,000円で、財源の内訳として国庫支出金6,719万8,000円、地方債4,390万円、一般財源1,186万6,000円でございます。なお、決算額のうち、平成30年度からの繰越分は5,557万1,000円でございます。
最後に今後の方向性でございますが、周期ごとに修繕計画を見直すことで計画的な修繕を行うなど、事業費の平準化並びにコスト縮減を図りつつ、安全かつ円滑な通行の確保に努めてまいります。
私からは以上でございます。続きまして、一般会計決算につきましては
都市管理課長より御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
6:
都市管理課長(尾宮正浩)
都市管理課の尾宮でございます。
それでは、私からは令和元年度一般会計歳入歳出決算のうち、都市整備部所管の歳出に関する事項につきまして一括して御説明させていただきます。
それでは、決算書の124ページ、125ページをお願いいたします。
まず、款2.総務費、項1.総務管理費、目6.財産管理費につきまして御説明いたします。
125ページの備考欄の中で、基金積立金のうち、さらに1ページをめくっていただきまして、127ページを御覧ください。
127ページの備考欄の上から5行目、公共施設整備基金につきましては、公共施設の今後の整備等に要する経費を基金に積み立てたものでございます。1億852万4,171円のうち、都市整備部の所管分は4,718万1,000円となっておりまして、これは今後の市営住宅等の公共施設の改修や除却等に要する経費などに充てるため積み立てたものでございます。なお、財源は公営住宅使用料、自転車駐車場使用料、公園緑地占用料、ネーミングライツによる公民連携提案収入などでございます。
続きまして、少し飛びますが、180ページ、181ページをお願いいたします。
款8.土木費、項1.土木管理費、目1.土木総務費につきまして御説明いたします。
181ページ備考欄中、
地籍調査事業費は、多度町御衣野地区での現地調査、測量業務委託料などでございます。
境界確定事業費は、境界確認管理システムの更新業務委託料や境界確認業務に必要な事務用消耗品費などでございます。
狭隘道路整備等促進事業費は、幅員4メートル未満の道路等を対象に寄附行為を行う場合の分筆測量、道路整備、報償金の助成などを行ったものでございます。
行政情報化事業費の公共工事設計積算システム事業費は、土木、上下水道、農林、都市計画等の設計業務においてデータ及び図面を共有化し、設計業務の効率化、簡素化を図ったものでございます。
建築指導費のうち、建築審査会運営費は、建築審査会の開催に要しました委員報酬及び旅費などの経費でございます。
建築指導事務費は、特定行政庁等建築指導及び審査などに要した費用でございます。
県施行事業負担金の急傾斜地崩壊対策事業は、県が施行している上野地区での急傾斜地崩壊対策事業に係る市負担金でございます。
空家等対策推進事業費は、空家等対策協議会の運営及びデータベースの維持管理などに要した費用でございます。
耐震改修促進事業費のうち、木造住宅耐震事業費は、旧耐震基準の木造住宅の耐震化を促進するための木造耐震診断業務委託及び木造耐震補強等事業等に要する費用の補助金でございます。
避難路沿道建築物耐震支援事業費は、建築物の耐震改修の促進に関する法律で、補助の実施が義務づけられた建築物の耐震診断に要する費用の補助金でございます。
一般事務費は、公用車の借上料や燃料費、旅費、消耗品費等でございます。
次に、項2.道路橋梁費でございますが、1ページめくっていただきまして、182、183ページをお願いいたします。
まず、目1.道路橋梁総務費につきまして御説明いたします。
183ページ備考欄中、道路台帳整備費は、市道の認定、廃止、区域変更に伴います道路台帳の補正等に要した費用でございます。
賠償金は、道路瑕疵による自動車事故等に対して賠償を行ったものでございます。
なお、土木総務費からの流用につきましては、共済費の改定によるものでございます。
次に、目2.道路維持費につきまして御説明いたします。
同じく183ページ備考欄中、道路施設管理費は、樹木剪定や除草の維持管理業務委託料や光熱水費などでございます。
道路施設維持補修費は、道路維持に係る修繕工事や業務委託などに要した費用でございます。
スマート自治体推進事業費のICT道路調査事業費は、スマートフォンを活用した路面の状況調査に要した費用でございます。
市民満足度向上事業費のうち、道路施設維持補修費は、各自治会への聞き取り調査に基づく道路維持に係る業務委託に要した費用でございます。
道路施設管理費は、樹木剪定、除草の業務委託料に要する費用でございます。
道路施設維持補修費(明許繰越分)の道路施設維持補修費は、市内各所の道路維持補修工事に要した費用でございます。
道路施設管理費(明許繰越分)の道路施設管理費は、交通安全施設での支障樹木の伐採に要する費用でございます。
不用額のうち繰越明許分は、道路施設維持補修費及び道路施設管理費の執行残でございます。
次に、目3.道路新設改良費につきまして御説明いたします。
同じく183ページ、備考欄中、道路新設改良事業費のうち、市道改良事業費は、市道深谷柚井線の工事並びに東汰上6号線の調査設計に要した費用でございます。
道路ストック対策事業費は、通過交通の変化が著しく、舗装損傷が著しい市道上之輪嘉例川線の舗装改良工事並びに道路橋梁のPCB含有調査に要した費用でございます。
森忠地区道路改良事業費は、浸水常襲地域でございます森忠において雨水対策に要した費用でございます。
道路老朽化対策事業費(公共施設等適正管理推進事業費)は、坂井多度線ほか3路線の舗装修繕に要した費用でございます。
安全対策事業費は、高塚町内における歩道設置に要した費用でございます。
道路網整備事業費は、都市計画道路北部東員線の基本設計に要した費用でございます。
道路新設改良事業費(明許繰越分)の森忠地区道路改良事業費は、さきに御説明させていただきましたとおり森忠地区における雨水対策に要した費用でございます。
次に、目4.橋梁維持費につきまして御説明いたします。
1ページめくっていただきまして、184、185ページをお願いいたします。
185ページの備考欄中、橋梁管理費は、玉重橋の点検整備や維持管理に要した費用でございます。
橋梁維持補修費の橋梁長寿命化対策事業費及び次の明許繰越分につきましては、先ほど部長から御説明させていただきましたとおりでございます。
次に、目5.交通安全対策費につきまして御説明いたします。
185ページ、備考欄中、交通安全対策事業費の交通安全施設設置費は、交通事故危険箇所について、路側線やガードレール、カーブミラーなど交通安全施設の整備を行ったものでございます。
通学路等緊急安全対策事業費の交通安全施設設置費は、通学路等安全施設の新設及び修繕工事に要した費用でございます。
市民満足度向上事業費の交通安全施設設置費は、各自治会への聞き取り調査に基づく交通安全施設の修繕に要する費用でございます。
続きまして、項3.河川費、目1.河川総務費につきまして御説明いたします。
同じく185ページ中の備考欄、河川維持補修費は、河川を維持するために必要な修繕や工事などに要した費用でございます。
一般事務費は、多度川リフレッシュ業務、蟠龍櫓管理などの委託料や光熱水費などでございます。
市民満足度向上事業費の河川維持補修費は、各自治会への聞き取り調査に基づく河川施設の修繕に要した費用でございます。
次に、目2.河川管理費について御説明いたします。
同じく185ページ備考欄中、水門管理費は、国土交通省から委託を受けた水門及び市管理水門の操作、管理業務などに要した費用でございます。
水門管理費(明許繰越分)の水門管理費は大島水門の修繕に要した費用で、不用額のうち繰越明許分はこの修繕工事の執行残でございます。
次に、目3.河川新設改良費について御説明いたします。
1ページめくっていただいて、186、187ページをお願いいたします。
187ページ備考欄中、河川改良事業費は、奥赤沢川河川改良工事に要した費用でございます。
河川改良事業費(明許繰越分)の河川改良事業費は、揖斐川右岸における観光駐車場整備に要した費用で、不用額のうち繰越明許分はその執行残でございます。
続きまして、項4.都市計画費、目1.都市計画総務費について御説明いたします。
同じく187ページ備考欄中、都市計画審議会運営費は、都市計画審議会委員の報酬及び旅費などの開催運営費でございます。
屋外広告物簡易除却事業費は、市内の違反広告物の簡易除却等に要した費用でございます。
都市計画推進事業費の都市マスタープラン改定事業費は、策定から10年を経過いたしました都市マスタープランについて、都市づくりの各種法令や関連計画との整合性を図るため、改定を行うために要した費用でございます。
桑名駅周辺施設管理費は、桑名駅東口周辺施設の維持管理や修繕に要した費用でございます。
開発指導費の開発指導事務費は、開発行為の指導及び審査などに要した費用でございます。
一般事務費は、旅費、消耗品費、公用車の借上料や燃料費などでございます。
次に、目2.街路事業費について御説明いたします。
同じく187ページの備考欄中、街路整備事業費の桑部播磨線は、県が実施した用地買収及び調査設計に要した事業費に係る市負担金でございます。
次に、目3.公園費について御説明いたします。
1ページめくっていただいて、188、189ページをお願いいたします。
189ページの備考欄中、公園施設管理費のうち、一般管理費は、公園清掃や除草、樹木剪定等の維持管理や光熱水費など、公園の管理に要した費用でございます。
急傾斜地崩壊対策事業は、上野地区急傾斜地にございます走井山公園ののり面対策工事に要した費用でございます。
施設管理運営費の公園施設管理運営費は、九華公園はじめ8公園の施設管理に要した費用でございます。
公園施設維持補修費は、公園の遊具修繕など維持管理に要した費用でございます。
公園整備事業費のうち、三つ目の播磨2号緑地里山整備事業費は、自然と触れ合う場として里山の整備に要した費用でございます。
一般事務費は、旅費、消耗品費、複合プリンター使用料などでございます。
市民満足度向上事業費の公園施設維持補修費は、各自治会への聞き取り調査に基づく公園施設の補修に要した費用でございます。
公園施設維持補修費(明許繰越分)の公園施設維持補修費は、藤が丘デザイン公園モニュメントの撤去に係る費用で、不用額のうち繰越明許分はその執行残でございます。
次に、目4.土地区画整理事業費について御説明いたします。
同じく189ページの備考欄中、ブランド推進事業費のうち、桑名駅周辺施設整備事業費は、桑名駅周辺複合施設等整備事業の民間提案募集に係るプロポーザル実施に要した費用でございます。
桑名駅自由通路整備事業費及び次ページになりますが、191ページの継続費逓次繰越分につきましては、先ほど部長から御説明させていただきましたとおりでございます。
もう一度189ページの備考欄に戻りますが、施設管理運営費の桑名駅北駐輪場施設管理運営費は、桑名駅北駐輪場の運営委託に要した費用でございます。
桑名駅西土地区画整理事業費のうち、まちづくり推進費は、土地区画整理審議会の運営に要した費用でございます。
桑名駅西整備事務所管理運営費は、事務所の建物借上料や維持管理、消耗品費などに要した費用でございます。
1ページめくっていただきまして、190ページ、191ページをお願いいたします。
191ページの備考欄中、用地管理費は、先行取得用地等、市の管理地における除草など、維持管理に要した費用でございます。
土地区画整理事業費は、主に桑名駅西口周辺の建物移転補償や道路整備及び上下水道などの工事に要した費用でございます。
一般事務費は、旅費、消耗品費、複合プリンター使用料などでございます。
一つ飛ばしまして、桑名駅西土地区画整理事業費(明許繰越分)の土地区画整理事業費は、地権者との建物等調査日程の調整や補償契約合意までに不測の時間を要したことなどによる明許繰越でございます。
続きまして、項5.住宅費、目1.住宅管理費について御説明いたします。
同じく191ページ備考欄中、市営住宅管理運営費は、市営住宅の施設維持管理や入退去手続など、入居者管理に要した費用でございます。
市営住宅維持補修費は、公営住宅の維持補修や退去修繕に要した費用でございます。
改良住宅維持補修費は、改良住宅の維持補修や退去修繕に要した費用でございます。
市営住宅整備費は、長寿命化計画に基づき実施した市営西森忠住宅3号棟の屋上防水改修に要した費用でございます。
公共施設等解体撤去事業費の市営住宅解体撤去事業費は、市営羽田町住宅3棟12戸の解体撤去に要した費用でございます。
公共施設等解体撤去事業費(明許繰越分)の市営住宅解体撤去事業費は、市営深谷住宅1戸の解体撤去に要した費用で、不用額のうち繰越明許分はその執行残でございます。
続きまして、少し飛びますが、198ページ、199ページをお願いいたします。
一番下段になりますけれども、款9.消防費、項1.消防費の目7.水防費について御説明をさせていただきます。
さらに1ページめくっていただきまして、200ページ、201ページをお願いします。
201ページの備考欄中、水防訓練経費は、水防訓練の会場設営に係る業務委託料や原材料費等の費用でございます。
一般事務費は、水防功労者表彰式への出席に係る旅費や水防倉庫の土地賃借料などでございます。
また少し飛びますけれども、222ページ、223ページをお願いいたします。
真ん中より少し下になりますけれども、款14.災害復旧費、項1.公共土木施設災害復旧費、目1.河川施設災害復旧費について御説明いたします。
223ページの備考欄中、河川施設は昨年の7月豪雨にて被災した長島町地内上松白川並びに9月豪雨にて被災した多度町地内力尾川等の河川復旧工事に要した費用でございます。
次に、目2.道路橋梁施設災害復旧費について御説明いたします。
同じく223ページ、一番下になりますが、備考欄中、道路施設は、昨年の9月豪雨にて被災いたしました市道深谷柚井線をはじめとする道路施設の復旧に要した費用でございます。
以上、令和元年度桑名市一般会計歳入歳出決算書のうち、都市整備部が所管いたします事項について御説明をさせていただきました。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
7: 分科会長(愛敬重之)
ありがとうございました。
以上で説明が終わりましたので、これより本議案に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
8:
分科会委員(伊藤惠一)
伊藤惠一です。簡単に2点ほどお願いいたします。
まず、183ページですけど、183ページの真ん中より気持ち上のスマート自治体のICT道路調査事業費ですけれども、以前お聞きしたときに実際にはまだ運用を開始していないということだったと思うんですが、もう調査されて実際に運用されて維持管理に活用されていらっしゃるのか。その辺りちょっと概要をお願いいたします。簡単で結構です。
それから、ちょっとどこにあるのか分からないんですけれども、185ページぐらいか、ちょっと管轄が違うかもしれませんが、多分そうだと思うんですけど、九華公園の入り口辺りにガス灯があるんですけれども、修理していただいたりして、ついていなかったんですけど、2基あるので、古くて対応できるところが、神奈川かな、そこら辺にあるということで、なかなか大変ということで、一つはうまくついているんですが、もう一つはちょっとついていないんですが、ここら辺の見通しだけ教えていただきますか。ちょっと難しいのか、もう古くて。何とかまた直りそうなのか。見通しだけ、簡単で結構ですので、お願いいたします。
9:
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広)
アセットマネジメント課の加藤でございます。
ICTの現状の報告をさせていただきますと、昨年の12月頃に契約しましてこれで約8か月たちます。出動回数は504回を重ねておりまして、調査走行距離としましては2万8,241キロ、評価路線としましては全体調査延長が1,122キロメートルございまして、そのうち約900キロの調査を終えておりまして、全体の80%は調査を完了しておることになっております。
2点目の九華公園の橋の欄干についておるガス灯なんですけれども、度々故障しまして修理を重ねているところではございますが、また業者等々と打合せをしながら修繕に向けていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
10:
分科会委員(伊藤惠一)
ありがとうございます。ガス灯はできる範囲で果たして戻るのか。一遍ついたような気がしましたので、よろしくお願いします。これは答弁は結構です。
それから、先ほどの路面の調査ですけれども、調査は終わっておるということでございますが、それは実際に対応して修理なり修繕なりしておっていただくような状況はどうでしょうか。
11: 分科会長(愛敬重之)
答弁を求めます。
12:
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広)
アセットマネジメント課の加藤と申します。
今3年をかけて現状の調査をして、その後修繕計画等々に反映をして、修理の劣化度などを判断して、緊急性など順位を決めていきたいと考えております。今、修繕しているのは、穴ぼことか、レミファルトで済むところとかパッチで済むところをやっているのが今の現状でございます。
13: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
14:
分科会委員(石田正子)
石田です。よろしくお願いします。
先日供用開始になった自由通路ですけれども、この自由通路の……。
15: 分科会長(愛敬重之)
何ページでしょうか。
16:
分科会委員(石田正子)
ごめんなさい。自由通路は189ページ、駅周辺にもちょっと関係するかなと思うんですけど、このほど供用開始になったんですけれど、その設計の段階で何を考慮してつくられたのかなというか、今バリアフリー化が言われたり、ハートフルな施設をというようなことを言われていると思うんですけど、その辺で設計で留意されたところを聞かせてもらいたいなと思うんですけど。
何でこれを言うかというと、先日車椅子を利用されている方と駅を点検というか、ちょっと新しくなってどうなったかなと思って見させてもらったんですけど、点字ブロックが途切れているところがあったりとか、それからお手洗いですけど、鏡の位置が車椅子だと高過ぎて使いにくいというか、そういうのがばくっと見た段階であったんですけど、例えばそういう施設をつくるときに、利用をうまくしていくためにいろんな状況というか、立場の人の声を聞いてしていくべきじゃないかなと思うんやけれども。
これなら大丈夫ねという場所も確かにそれは確認しました。だけど、やっぱりこれだけでは鏡が使えないというか、そんなところとか、駅の自動機が届きにくいとか、そういうことに問題があったので、それってできたばっかりで注文をつけるのはちょっと心苦しいところもあるんですけど、改善というか、もう一回チェックというか、できますか。その辺は何を考慮して設計、今現在に至ったのかが聞きたいなと思うんですけど、お願いします。
17:
駅周辺整備課主幹(
駅周辺整備担当)(伊藤彰浩)
駅周辺整備課の伊藤でございます。
設計に当たりましては、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律というのがございまして、また、三重県ユニバーサルデザインのまちづくり推進条例に基づいて設計はしております。具体的にバリアフリーの対応というのが、まず点字等の設置はもう当然でございますし、エレベーターにつきましては自由通路内と各鉄道事業者のエレベーターを設置しております。
バリアフリーのユニバーサルデザインの推進条例とかで基準を持っておるのが、例えば手すりの2段設置とか、また、手すりの端部に点字をするとか、階段の踊り場については3メーターごとに1か所ということで踊りの幅も決まっているということで、ユニバーサル条例と法律に基づいて一応自由通路につきましては整備しておるということでございますので、御理解をよろしくお願いいたします。
18:
分科会委員(石田正子)
御理解と言われたんですけど、実際に障がいの方が使われてやっぱり不備をもういきなり感じてしまった状況があるんですよね。なので、やっぱりそれはまた障害者団体の方たちからの注文がつくかもしれないんですけど、改善が図れる状況なのか。その辺ってちょっと見直しができるか。
なぜ供用開始前にそういう、さっきも高齢者の方や障がい者の方たちの使い勝手がどうかというようなことも含めて考慮してと言われたけど、実際供用開始になって見に行ったらちょっと使いにくいよねというようなことがいきなりあったので、そういう意味ではそういう団体とかに少し声をかけて供用開始の前にちょっと見てもらうとか、御意見をいただくとか、そういうことができないのかなというか。
前市民会館をリニューアルしたときに、点字の字体が逆になっていたりとかして、それは健常者では点字の上下が合っておるのかどうかってなかなか分かりづらいんですけど、実際に点字を使用する方が見たら、点字の掲示に貼ってある分が逆転しておったというようなことがあったりして、だからやっぱりその辺は力を借りたほうがいいと思うんですけど、できてしまってからなかなか直してと言うほうも言いづらい話なので、その辺もうちょっとこう何か検討の余地はないのか。
今の現状はこんなふうなことになっていることからすると、ちょっと所見を伺いたいと思うんですけど、せっかく作って明るくなったし、よかったという評価も、そういう評価も出ているわけですけど、やっぱり実際に行ったらちょっとやりにくいなというか、そんな感じも表に出ているので、ちょっとお考えを聞きたいと思います。
19:
駅周辺整備課長(中西伸也)
駅周辺整備課の中西でございます。
石田委員のほうからは、例えば点字ブロックが途切れているところがあるよというような御指摘もいただいたところですが、供用開始後になってしまうんですが、障がい者、例えば視覚障がいをお持ちの協会の方々にも一応点字ブロックも含めて自由通路、それから鉄道事業者にも御協力をいただいて、それぞれ供用開始後にはなりましたが、駅構内を御案内をさせていただいていろいろ御意見も頂戴したところなんですが、その中では点字ブロック等については特に御指摘等々がちょっといただけなかったような状況でございます。
また、トイレのほうとか券売機の高さ云々というお話でございますけれども、自由通路から外れて駅の部分にもなりますので、鉄道事業者のほうにもこういった御意見が出ておるというようなところでちょっと情報を共有させていただいて、可能な限りの対応ができるというようなことであればそのような対応を求めたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
20:
分科会委員(石田正子)
今後ちょっと改善できるところがあれば、どこのエレベーター、エスカレーターもエスカレーターの上り口、それから下り口で点字ブロックが止まっているんです。だから、点字ブロックが階段のほうにはずっと動線が描かれているところがあるんですけど、そことはエスカレーターのところは、もうエスカレーターの上り下りするところしかついてなくて、それは近鉄もJRも養老鉄道もみんな同じ構図になっていて、全然これではエレベーターの利用はできないねというか、そんな感じだったんです。
なので、ちょっと指摘もさせていただいて、また写真を撮ってきたので見ていただいて、もし改善できる余地があればぜひ御考慮いただきたいなと思うので、よろしくお願いしたいと思います。
21:
都市整備部長(西尾英哲)
ただいま石田委員から御指摘がありました部分は手前で止める基準になっておりまして、そこから先というと誤誘導とかそういったことが発生しかねない部分があります。ですので、先ほど駅周辺整備部の主幹が申しましたとおり、国の基準、三重県の条例の基準に従って段の手前で止める、あるいはのぼり代で止める、そういう基準に従って対応しておりますので、その部分についてはちょっと御理解いただきたいなと思います。
22: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
23:
分科会委員(水谷憲治)
水谷でございます。
石田委員の部分にちょっと相関連している部分もあるんですが、養老鉄道のトイレは構内に近鉄とJRそれぞれ一つですが、養老鉄道を御利用いただいている方がちょっと不便だというお声を伺いました。その辺りはちょっと考慮していただきたいなと思う部分あるんですが、市としてはどのようにお考えになっているのか。お願いします。
24:
駅周辺整備課長(中西伸也)
駅周辺整備課、中西でございます。
今、水谷委員のほうからは、養老鉄道のトイレが使いにくいよというようなお話が出ていると、お声を聞いているというような御指摘があったかと思いますけれども、養老鉄道のトイレに関しては1件そのようなお声も届いているところでございますので、今後トイレの設置等々について鉄道事業者と担当所管とちょっと協議しながら、今後どういった対応になるのかというところは協議をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
25: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
26:
分科会委員(市野善隆)
市野です。
ちょっとありますので、4回ぐらいに分けて言わせてもらいますので。
まず、決算全体というか、土木費全体のことでちょっと聞きたいんですが、当初予算編成の際に、国道1号の事業促進のために極めて異例な国土交通省に500万円から600万円の予算を出すんだと。反対はしないけれども、賛成もしていないし、意味もよく分かりますので、反対もしないということだったんですが、今回はこの決算書の中にその500万円から600万円の部分は入っているんでしょうか。
思えば3月の補正予算のときで仮に削ったのであれば、それを削るといった説明も聞いていないような気がするんですが、これはどうでしょうか。いいですね。
それから、もう一つ、成果報告書の61ページですが、
地籍調査関連で聞きたいんですが、これは例えば災害があった後の復旧というのは国の基準に従ってきちっとできますので、大変結構な事業かと思います。ここに書いてあるのは御衣野地区だけなんですが、福岡町も私はあったように記憶をしておるんですけれども、どうなっているんでしょうか。そこもちょっと聞きたいと思います。
仮にこの二つの地区がどういった経緯で事業着手がされたのかということを説明してください。お願いします。
27: 分科会長(愛敬重之)
答弁を求めます。
28: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
土木課の佐藤でございます。
まず、1点目の国道1号の東部拡幅に伴います負担金につきましては、185ページ、項、河川費のうちの河川総務費、こちらの19番の負担金、補助及び交付金でございます。これにつきましては3月補正の時点で使う協議が間に合いませんでしたので、結果的にこの負担金については使用しなかったということで不用額として今回上がってございます。金額にして600万円ということで上げさせていただいております。
また、
地籍調査の実施区域につきましては前年度につきましては御衣野地区のみと。ただ、福岡町については前々年度から継続しておりますが、前年度については補助金の関係上、御衣野地区のみということで、今年度については引き続き福岡町は実施しておるところでございます。
なお、この地区選定につきましては、目的としましては適正な課税並びに公共事業の推進を図る上、また、災害に対しての速やかな復旧ということになっておりますが、地区によってこの事業に御理解をいただいた箇所について、現在この御衣野、福岡というふうで実施させていただいております。
今後やはり津波、土砂等、それ以外についても、市街地を中心とした形で地区については選定していきたい。これについてはやはり地元の合意形成を基にということで考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
29: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
30:
分科会委員(水谷憲治)
ちょっと一度確認させていただきたいんですが、先ほど伊藤委員からICT道路調査事業費で加藤課長が、ちょうど調査報告書で言うと66ページにあるんですけど、成果報告書だ。失礼しました。先ほどたしか出動回数が504回、あと走行距離か2万キロぐらいでしたっけ。そんなことをおっしゃったんですか、こっちに書いてあるのは区切られた日程の誤差があるからですよね。お願いします。
31:
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広)
先ほど報告させていただいたのは、7月16日現在の出動回数を言わせていただきました。近々の状況で言わさせてもらいました。すみません。
32: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
33:
分科会委員(伊藤惠一)
再度2点ほどお願いいたします。
189ページの桑名駅自由通路の関連ですけど、石田委員が言われてダブっちゃったかもしれませんけれども、認定ということですのでお聞きするんですが、バスのほうから上がるところが混雑したりとか、何か報道なりなんなりで聞いたことがあるんですけど、そこら辺の問題点というか、あれば、現時点ということになってくるんですけれども、当然認定に関連するのでお聞きするんですけれども、あればお願いいたします。
それから、戻りますが、127ページの一番ほとんど上の公共施設の整備基金でしたかね。ちょっと場所が違ったらごめんなさい。ネーミングライツのことをどこかで言われたんですけれども、ここは支出ですけど、ネーミングライツの担当部署で収入のほうは幾らになっていますか。お願いいたします。
34:
駅周辺整備課長(中西伸也)
駅周辺整備課の中西でございます。
今、伊藤惠一委員のほうからは、バス側の階段、駅東口の南側の階段のことかなというふうに思いますけど、バス側の階段で混雑があるというところで、現状供用開始して以降7時半ぐらいから8時過ぎぐらいまでの間、ちょうど近鉄、JR、養老線も鉄道のほうからの桑名へ降りてこられる方と、それからちょうど北勢線、またバスの方々が自由通路に上がっていくところで、ちょうど通勤、通学の時間帯で若干の混み具合が見られるというふうに認識しておるところです。
現在そういう状況があるということは認識をしておりますので、スムーズに流れるような方策等についてはちょっと検討していきたいなというふうに思っておるところでございます。以上です。
35:
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広)
アセットマネジメント課の加藤でございます。
ネーミングライツの収入の内訳といたしましては、道路橋梁収入なんですけれども、歩道橋、これはエイベックスとダイワハウス工業からおのおの20万円ずつの40万円、都市計画費収入としまして播磨中央公園、吉之丸のネーミングライツでエイベックスから50万円、柿安から30万円となっております。以上でございます。
36:
分科会委員(伊藤惠一)
ありがとうございます。
自由通路のことはもうちょっと、また改めてお聞きします。ここでは聞きません。
それから、ネーミングなんですけれども、市長も稼ぐというふうにおっしゃってみえるんですけど、ちょっと意味が分からないんですけれども、先ほど金額を教えていただいたんですけど、原価って幾らになりますか。
37: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
土木課の佐藤でございます。
こちらのネーミングライツにつきましては企業の御提案で、この施設に対して幾らという御提案がございます。結果、原価単価というのはなかなかない状況かと思います。
38: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
39:
分科会委員(市野善隆)
関連してですが、ネーミングライツで入ったやつを積み立てると言ったんですが、例えば土木課所管の何かでネーミングライツはちょっと私記憶にないんですが、あるんでしょうか。普通所管の財産のほうへ積立てをするというふうになるんですが、何かありますか。まずこれが1点。
それから、もう1点ですが、成果報告書の市営住宅なんですが、現実的にこれからつくるということは無理ですから、改修するなり、いわゆる最終的には古くなれば解体撤去ですが、今回の羽田の第2市営住宅とか深谷住宅を解体したんですが、一番古いのは今どのぐらいで、何棟ぐらい現在あるんでしょうか。今現在管理しているのは。これちょっと教えてください。
それから、もう一ついいですか。106ページ、決算成果報告書の、確認ですが、先般の9月10日とか11日、またその後も大雨警報ですね、御苦労さまでございました。いろんなことがあろうかと思いますが、やっていただきたいんですが、これで基本的に去年のやつは全部、今日の段階で完了しているんですか。災害に関して、土木課所管で。これは確認したいと思います。お願いします。
40: 分科会長(愛敬重之)
説明を求めます。
41:
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広)
アセットマネジメント課の加藤ですが、アセットに入ってきております公園とか土木の半分を基金に積み立てておると聞いております。
42:
都市管理課長(尾宮正浩)
都市管理課の尾宮でございます。
市営住宅の解体撤去費について御質問をいただいておったと思うんですが、今一番古い住宅ということですけれども、築年数といいますか、年度で言いますと一番古いのは今深谷住宅、これは昭和36年に建設された建物でして現在まだ10戸残っております。ただ入居されておるのは実質半分ぐらいになっております。
それから次に古いのが今回解体しております羽田、羽田が第1から第4までありますので、大体昭和40年から43、4年に順次建築しておりまして、昨年度解体しました羽田第2の3棟につきましては昭和41年に建設されておおむね50年弱経過しておるという状況でございます。以上でございます。
43: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
土木課の佐藤でございます。
昨年度の災害復旧工事に関しまして現時点で河川、道路共に完了しております。以上でございます。
44: 分科会長(愛敬重之)
市野委員、いいですか。
ほかに質疑はありませんか。
45:
分科会委員(石田正子)
石田です。
私も市営住宅についての解体のところで少し聞きたかったんですけど、さっきお答えもありましたが、結局入居されている人数というか、市営住宅として受け入れる部分はこうやって建物がなくなったということは入居されている方の相対総数は減っていると思うんですけど、これ以上建てるつもりはないかのように言われていますけど、公営住宅の提供としての考え方をちょっと聞きたいことと、それから、今現在の市営住宅、改良住宅の収納状況というか、今現在どうなっているか。家賃の関係で説明いただければと思います。
46:
都市管理課長(尾宮正浩)
都市管理課の尾宮でございます。
2点質問いただいたかと思いますが、まず1点目、入居状況でございますけれども、市営住宅につきましては長寿命化計画の中で今後どうしていくかということは計画はしておるんですけれども、その中で先ほどの羽田を含めまして耐用年数が過ぎて老朽化が進んでいる住宅については用途廃止という設定をしておる住宅になっております。こちらにつきましては今現在入居制限ということで、新たに入居ということをしておりませんので、入居者の方がいなくなられた段階で少しずつ撤去していくということを進めております。
入居率で言いますと現在市営住宅自体が用途廃止のところ以外除きますと85%ぐらいになっておりますので、現状でもまだ募集できる戸数は残っておりますので、直ちに住む場所がなくなる、入居するものがなくなるということではないんですけれども、ただ入居募集する際には当然修繕が必要になってきまして、一遍に全ての空き物件を修繕しているだけの予算が今ございませんので、入居時にその分だけ修繕をして入居募集を行っているという状況でございます。
それから、収納率のほうの御質問をいただきましたけれども、平成31年度、令和元年度につきましては、現年度分につきましては収納率は約96%ぐらいにはなっておるという状況でございます。以上でございます。
47: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
48:
分科会委員(市野善隆)
成果報告書の81ページの土地区画整理事業についてお尋ねをいたします。
移転補償契約戸数が43.6%であったり、事業費の累計としておよそ49.8億円使ったということでなっています。それに対して整備道路延長がまだ21.8%、仮換地の使用収益開始面積が、すみません。これは平成29年度決算になっていますけど、10.3%、結構それが元年度には、特に事業費の累計が58.8%、あるいは移転補償契約戸数が2年間のうちに12%上がって55.8%というふうになっています。この桑高前の県道を上がっていくと左側に結構住宅も建ってきましたので、進んでいるなという実感は今まで以上に影響を受けるんですが、今の現状として、もう少し具体的に総括するとどんなふうになるんだろうかということをちょっと説明していただけませんか。決算として。
それから、事業期間が近づいていきますけれども、今後どんなふうにこの計画期間というのはなっていくんでしょうか。できたらその辺りも説明をください。お願いします。
それから、もう一つ、土木絡みのことで聞きたいと思います。この決算成果報告書を見て改めて私がちょっと感じたことは、市の単独事業費、例えば成果報告書67ページの市道改良事業費、これは市の単独事業だと思いますし、あるいは69ページの森忠地区の道路改良事業、もう一つは70ページの道路老朽化対策事業費と、これの市単独事業で関連する主たる財源が起債、地方債に頼っているわけですよね。
やむを得ん部分もこれもあると思うんですが、かといって逆に言うと財政調整基金は残るけれども、起債はある意味増えるという、平準化を図ると、歳出を。プラスとマイナスの要素があるんですが、この決算とかいわゆる予算をつくる段階で財政当局とどのような話をされるんでしょうか。
例えば県単の県の事業でやる桑部播磨線とか、そういうやつに関しては起債に頼るところはやむを得んと思うんですが、どんなふうになっているんでしょうか。この点はお願いします。
49: 桑名駅西整備事務所長(栗原繁憲)
桑名駅西整備事務所、栗原です。よろしくお願いします。
まず、1点目の駅西の区画整理の整備状況等につきましては、駅周辺のアクセス道路を中心に整備を進めているところでございます。議員御指摘の進捗状況につきましては、仮換地の使用収益の開始が10%程度で事業費は58.8%、移転補償は55.8%というところなんですけれども、使用収益の開始というのは換地が全て完成して引き渡すというところでございますけれども、事業の進捗を考えまして事前使用等を使いまして、地権者からの申出というところでライフラインとか、一部換地が整理できていなくても、事前に使用していただいて移動していただいておるというところで移転戸数が増えておるというような状況でございます。
あと今後の期間につきましては、現在の事業計画が令和6年度までということになっております。今後一応10年間を延ばす予定で考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。
50: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
土木課の佐藤でございます。
市野委員御指摘の市単独事業に対する起債の充て方でございますが、やはり限られた一般財源の中でいかに有利な起債を適用するかということで財政当局とは協議しております。
そういう中で、おのおの優位な起債につきましては、それぞれこの事業に対する充当率に対して元利償還金に対する交付税措置が、仮に今まで一番条件がいいものといいますとやはり合併特例債。これを頭にそれぞれ事業の趣旨に合った起債を充てるということで、主に私どもが着眼しておる部分については後年の交付税措置のパーセンテージを軸にして起債を充てに行っております。以上でございます。
51: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
52:
分科会委員(石田正子)
石田です。
先ほどの質問と答弁のやり取りでちょっと気になったので質問させてもらいたいんですけど、災害のところで一定は改修はできた、終了したみたいな返事が出たと思うんですけど、でも、実際この数字、9月入ってからの大雨でやっぱり同じところが冠水しているので、直ったとは言えないというふうに思うんですけど、本当に狭い道路なのに波打つほど水がたまっていた現状があるし。
それと、これは県道になってしまうんかな。多度嘉例川線、あそこって県道になる。あそこも水がたまっていて、かなり距離があって水がたまっていて、道路が側溝にはまり込んでしまっていて脱輪状態だったので、結構あそこは雨が降るたびに側溝に車が落ちているというのも近所から聞いたらそんなふうだったので、せめて蓋をするか改修のめどってないのか。災害に対して最大の食い止める手段を取るとすると何も措置されていないように見えてしまうところが、失礼ながら思うんですけど、その辺についてちょっと見解を聞かせてください。
53: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
先ほど市野委員に御答弁申しましたところは、主に前年度の9月7日、8日辺りの豪雨に関して、災害、土砂とか道路施設が損傷する部分での復旧は完了したと。災害事業としての事業は完了したということで御説明させていただいております。
そこで、石田委員のおっしゃられる日常での常習的な冠水とか、これについては災害復旧と申しますよりもそれに対する改良、対応という部分と考えております。そこで、石田委員言われますように、特に蓮花寺地区についてはやはり豪雨等が事前にあった場合に私ども職員が巡視に回り、その対応等、軽減する形で巡視しておるのが今の状況です。ただ、それで全て網羅しているとは限りませんもんで、今後やはり注視するとともに何らかの方法についても検討してまいりたいと思っております。
また、県道の四日市多度線かと思うんですが、こちらにつきましては嘉例川地区、浸水と道路冠水ということは私どもも県道四日市多度線の県のほうが改良工事ということで、今、地元に入りつつ測量等を実施しております。そういう中で、道路の排水についてはやはり道路管理者としての排水責務というのがあるんですが、周辺の雨水対応ということであれば私ども地方公共団体、市のほうでの対応ということで今のところ協議を進めておりまして、これについては拡幅等の事業を進める中で何らかの対応をしていきたいというふうで今考えております。以上でございます。
54: 分科会長(愛敬重之)
質疑はありませんか。
55:
分科会委員(森下幸泰)
成果報告書の64ページなんですけれども、木造住宅の耐震事業で、これを見ていると年々診断されている件数が減ってきていると思うんですけれども、やっぱりまだ必要な建物っていっぱい残っていると思うんですね。市のほうでいろいろ情報を持っていると思うので、こちらからアプローチするなりしてやっぱりきちっと診断していただく件数を増やしていかないかんかなとは思うんですけど、そういったアプローチというのはどうなっていますかね。
56: 都市整備課長(高柳貴久蔵)
都市整備課、高柳でございます。よろしくお願いします。
先ほど森下委員より木造耐震の御質問をいただいたかと思うんですけれども、所有者へのアプローチにつきましては今年度も耐震診断を受診していただいて、耐震補強をしていない所有者等につきましては郵送等書類等でそういった案内をさせていただいたりとか、今年度はちょっとコロナウイルスの関係もございますが、空き家の相談会など、所有者の意識向上に努めていただけるような施策の案内というのを進めてまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。
57: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
58:
分科会委員(伊藤惠一)
再度二つほどお願いします。
先ほどのネーミングライツの関係なんですけれども、一番分かりやすい例は看板とか道路標識と思うんですが、そこは市が負担してみえますか。それとも30万円とか40万円、50万円以外に民間が負担していらっしゃるのかということですね。
それから、料金だけじゃなくてプラスアルファの部分でいただいているようなネーミングがあったと思うんですが、担当部分に関してはいかがでしたでしょうか。まず一つ目ですけど。
59: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
このネーミングライツにつきましては公共施設にお名前をつけていただいて、それに対する対価をいただくという内容になっております。そこで、伊藤委員が御指摘された看板標識と申しますと、例えば看板であれば屋外広告物の料金を徴収するということかとは思うんですが。
60:
分科会委員(伊藤惠一)
つくる費用、道路標識の改良とか。
61: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
これについては提案者のほうでつくっていただいて付け替えていただいておるのが現状と思います。以上です。
62:
分科会委員(伊藤惠一)
あとお金以外にやってもらっておる部分は。維持管理とか。
63:
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広)
播磨中央公園なんですけれども、企業によりまして清掃活動とか、そういうようなボランティア活動をしてみえます。
64:
分科会委員(伊藤惠一)
もう1点だけお願いします。ちょっと駅西の関連になるのか、一般的な土木か都市計画か、下水ともちょっと関係するかもしれませんけど、桑名市でも大雨が降ったり、集中豪雨ですか。短時間の雨が降るといろいろ冠水したりするところはたくさんあるんですけど、中には50年以上前からということで対応していただいておるところもあったりするんですけれども。
例えばどの予算にということはちょっと分からないんですけど、駅西土地区画の近くか小野山かという言い方でいいかと思うんですけど、養泉寺の北側というか、西側というか、あそこはやっぱり多分半世紀以上つくところで、土のうを運んでいただいたりとかいろいろ対応しておっていただいていると思うんです。駅西の下水とかそういうのは雨水管理とか調整、調整というか進んでいくとというような話もあるんですけれども、そこら辺の対応というか、見通しというか、どんなような状況になっていますか。
65: 桑名駅西整備事務所長(栗原繁憲)
桑名駅西整備事務所、栗原です。
小野山の浸水される養泉寺の北側というか、西側というか、その辺になると思うんですけれども、そちらにつきましては区画整理の区域内には入っておりませんけれども、下流の幹線が区画整理の区域内に入っておるというところでございます。
その中で下水道のほうで西桑名幹線といいまして、陣内ポンプ場からずっと福島を通って東方のほうを通りまして桑信の手前まで今整備ができています。それ以降につきまして推進で桑名中央線のところまで押すというような計画があるというふうに聞いておりますので、そのような状況で道路の整備を待たずに、まず推進で雨水幹線を通してくると養泉寺のほうの浸水も解消されてくるのではないかというふうに思われますので、よろしくお願いしたいと思います。
66: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
67:
分科会委員(石田正子)
これはここが該当するのかちょっと分からない部分もあるので教えてほしいんですけど、187ページのところにあります開発指導費とか都市マスタープラン改定事業費というか、都市計画に関するところとか、それから建築の開発、建築じゃなくて開発指導に関するところで、どこまで開発行為をする事業者に対して指導が入るのかどうかというのを教えてほしいんですけど、ここが該当するのかどうか、ちょっとほかには見当たらないので、例えばでここをちょっと拾ったんですけど、開発によっていろいろ土地の構図が変わってきますよね。
今まで雨水もちゃんとそこに含まれているようなところが開発行為によって土砂がなくなってきたりとか、今現在工事中で工事中の土砂が流れ込んでいるというので、今回もその土砂が流れ込んだ被害ってやっぱり出ていたと思うんですけど、開発行為によって住民が迷惑を被るというか、そういう場合、開発事業者の責任がどこまで問えるのか、ちょっとその辺を教えてほしいんですけど。
雨が降った翌日、結構住民が難儀してみえたんで、流れた土砂というか、それが私も近辺では何か所かそういうことがあって、それが川に流れ込んでいったりとか、そういうことも現実知っているので、そういう開発の許可というか、した限りは工事中のそういう土砂流出というか、そういうところについても忠告するというのはできないんですかね。そこをちょっと教えてください。
68: 都市整備課長(高柳貴久蔵)
都市整備課、高柳です。
先ほど石田委員の開発区域の工事中の土砂の流出とか、そういったことに対して指導ができないかという御質問であったかと思いますけれども、そちらのほうにつきましては開発の許可を都市整備課のほうで行っておりますので、当然工事中のそういう土砂流出等につきましては私どものほうで確認等をさせていただいて、事前に未然に防ぐような指導であったりとか、実際先ほどありましたように大雨で土砂が流出して周りの方に御迷惑をかけておるということであれば、当然業者のほうに指導というか、説明をさせていただいて業者のほうで対応していただいているところでございます。以上でございます。
69: 分科会長(愛敬重之)
ほかに。
70:
分科会委員(石田正子)
現にこの間でも、これは決算やで前年度の話やけど、そういう開発が進んできた結果、今年の大雨でも土砂流出があるし、増えています。箇所としては。だから、その辺はやっぱり厳重に指導していただきたいと思うんですけど、翌朝関わる地域の方たちが朝から現場に出て後始末というか、そういうのに関わってみえる姿がありましたので、そういう被害というか、被る場合、許可を出した側としてもきちっと指導して対応を求めていただきたいと思いますので、そこのところはよろしくお願いしたいと思います。
71: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
72:
分科会委員(市野善隆)
市野です。
この前の9月10日、11日の豪雨の日、調査を見させてもらいました。それで、ちょっと聞きたいんですが、この道路維持費関連で一番びっくりしたのは雨水のマンホールが跳ね上げたといって、これは下水道課の所管になるかもしれないんですが、土木課所管ってたしか欄外に書いてあったんですが、この道路維持補修とか維持管理の関係で、何かマンホールを例えば離脱というか、跳ね上げ防止みたいになっておるような改修をされたんでしょうか。そういった件があれば教えてください。なければないで結構ですので。
73: 分科会長(愛敬重之)
市野委員、決算では何ページぐらいを大体。
74:
分科会委員(市野善隆)
決算として、失礼いたしました。182、183ページの道路維持費絡みで例えばマンホールの改良をしたとか何かあるんでしょうか。たしか土木課所管として2か所マンホールの跳ね上げがあったという記録が残っておったような気がするんですが、今日も朝見てきました。間違いないんですが、雨水管の。
75: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
土木課として、道路管理者として、マンホールというのはあくまで占用物と考えておりますので、土木課で改良したというのは恐らく私以前もないと思います。
76: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
77: 副分科会長(太田 誠)
それでは、私のほうから2点質問させていただきます。
181ページの
地籍調査、先ほどるる説明がございましたが、どうもこれを毎年度見ていますと234万円ほどの県の補助金があるというふうなことで動いておるんですが、あとどのくらいかかってこれを完成していただけるのかな。終わるまでにどのくらいかかるのかということを1点お尋ねいたしたいと思います。
それと、もう1点は185ページの一番下のところの水門の管理費の明許繰越分で、これは多分長島の大島水門というふうに聞いたんですが、この繰越しの理由と保守内容について教えていただきたいと思います。以上です。
78: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
まず、
地籍調査の関係でございますが、現状三重県ないし桑名市の進捗率というのはかなり低い状態でございます。そういう中で、この作業については順序立て、現況を図った上で地元の方を立会いするとか、各段階、ブロックで、この一つ福岡町においても各ブロック、地区全体でやるわけではなくてブロック割りで実施しておるのが現実でございます。
そういった中でこの2地区にかなり時間を要しておるところなんですが、やはりこの補助金、事業費等を見た中で、私といたしましては市域全体が完了するところはちょっと推測しかねる部分がございます。そういった回答で御理解いただきたいと思います。
もう1点の水門管理費の繰越しについてでございますが、これについては水門を閉じたときに若干水が漏れる部分がございました。そういった関係で水門と固定物との間のパッキンを交換する内容でございます。ただ、この工事会社に関して部品等の調達が間に合いませんでした。その辺からの繰越しをさせていただいたところでございます。以上でございます。
79: 副分科会長(太田 誠)
ありがとうございました。先ほどの例えば
地籍調査、その2地区に限って、もしくは御衣野地区に限ってどのくらいかかるのか、終了見込みというふうに考えてみえるか。その辺はどうなんでしょうか。
80: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
御衣野地区に関してはおおむね5年以内には完了したいと思います。こういった関係で今進捗しておるこの2地区を確実に完了した上で、さらなる事業費の増ということで県とも調整しておりますので、よろしくお願いいたします。
81: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
82:
分科会委員(渡邉清司)
渡邉です。2、3聞かせてください。
185ページの通学路の関係、これは自治会ともいろいろ要望があったと思うんですが、私もいろいろ要望を受けておるわけですね。横断歩道のあれが消えておるとか、止まれとかというああいう表示が消えておるというのがよく聞こえてくるんですが、その辺のところは議会でも結構みんな一般質問されてみえるんですが、大体おおむね何%ぐらい、かなり前からやっていただいておると思うんですが、今どのぐらい、何%ぐらい完了しておるんでしょうか。
83:
アセットマネジメント課長兼九華公園長兼
播磨中央公園長(加藤和広)
アセットマネジメント課の加藤です。
議員御指摘の横断歩道とか停止線は公安委員会の施行、規制標識ですので、公安委員会がどれぐらい描かれているかというのは分かりませんけれども、今年度たくさん予算をつけたというのは報道でも出ております。
ちなみに、アセットマネジメント課では、昨年度交通安全対策としまして62キロぐらいの白線は描いてございます。外側線ですけれども、よろしいでしょうか。
84:
分科会委員(渡邉清司)
公安委員会の関係ならね。またお願いしますね。
それから、189ページ、上野公園の急傾斜地ってかなりやってみえるんやけど、これはもう先は見えておるのやろうか。お願いします。
85: 都市整備部次長(技術担当)兼土木課長兼伊勢湾台風記念館長(佐藤良治)
土木課の佐藤でございます。
私どもが実施しております走井山の急傾斜地崩壊対策事業については前年度で完了いたしました。以上でございます。
86:
分科会委員(渡邉清司)
それから、同じ189ページの駐輪場の件なんですが、これは結構2,700万円ばかり出しているんですが、何台ぐらい今止めて幾らぐらい収入があってというのを教えてもらえますか。それと一般の仕分も教えてね。
87:
都市管理課長(尾宮正浩)
駅北駐輪場ですけれども、昨年度がいわゆる150円払っていただいて一時使用しているのが年間で延べ約6万5,000台です。それから、定期利用していただいておる方が延べ4,500台という形になっておりまして、昨年度の収入としましては3,200万円ぐらいの収入がございました。以上でございます。
88:
分科会委員(渡邉清司)
ありがとうございました。これって一般と学生の分けはできるんですか。
89:
都市管理課長(尾宮正浩)
都市管理課の尾宮でございます。
一時利用は同じ金額ですけれども、定期利用につきましては学生の定期利用は若干お値段が安い設定になっております。以上でございます。
90:
分科会委員(渡邉清司)
台数って分かる。学生が大体何台ぐらい止めておるかというのは。それから、一般は。分からなまた後で教えてもらえればいいんですが、何が言いたいかというとせめて高校生ぐらいはもう安くしてやって、定期ぐらいのやつは。もっと言えば、もうかっておるんだったらゼロにしてやってくれんかなというような思いがしていますので、ちょっと聞いただけのことです。一遍またそういうのも研究していただければありがたいなと思いますので、もう要望としておきますので、結構です。ありがとう。
91: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、以上で質疑を終結します。
次に、議案第88号、市営駐車場事業特別会計決算について当局より説明を求めます。
92:
都市管理課長(尾宮正浩)
都市管理課の尾宮でございます。
それでは、令和元年度市営駐車場事業特別会計歳入歳出決算につきまして御説明させていただきます。
なお、本特別会計につきましては市営末広駐車場に係るものでございますが、御存じのとおり市営末広駐車場は昨年4月1日付で民間譲渡しておりますことから、令和元年度は清算業務を行っておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、決算書の256、257ページをお願いいたします。256、257ページでございます。
最初に、歳入について御説明させていただきます。
款1.諸収入、項1.雑入、目1.雑入でございますが、備考欄中、預金利子は本特別会計の預金利子でございます。
次に、款2.繰越金、項1.繰越金、目1.繰越金でございますが、備考欄中、前年度繰越金は令和元年度の事業に必要な経費を前年度の売払収入から繰越ししたものでございます。
次に、款3.事業収入、項1.事業収入、目1.駐車場使用料でございますが、備考欄中、一般駐車場使用料は総合医療センターの駐車場使用料が翌月払いというふうになっておりますので、昨年3月分の使用料が1か月遅れて入金されたものでございます。
以上で歳入合計は1億7,404万3,891円となっております。
1ページめくっていただいて、258、259ページをお願いいたします。
歳出について御説明いたします。
款1.事業費、項1.事業費、目1.管理費でございますが、備考欄中、一般管理費の一般管理事務費は、駐車場収入及び建屋売却に係る平成30年度分の消費税と、駐車場を民間譲渡する前に購入された回数券を昨年の7月末まで御用意いただけるようにしたことに伴う補償金でございます。
それから、一般会計繰出金の一般会計は、市営駐車場事業特別会計の繰越金等の歳入を公共施設整備基金等の財源とするため繰り出したものでございます。
なお、予備費からの充用につきましては、先ほど御説明いたしました回数券の補償金によるものでございます。
次に、款2.公債費、項1.公債費、目1.元金でございますが、備考欄中、地方債元金償還金は建屋の改築事業に係る起債の元金の償還金で、令和5年度までの残金を一括償還したものでございます。
次に、目2.利子でございますが、備考欄中、地方債利子は、建屋を改築した際に借り入れた地方債の利子を一括償還したものでございます。
次に、款3.諸支出金、項1.償還金及び還付加算金、目1.償還金でございますが、備考欄中、国庫支出金等返還金は、駐車場の財産処分に伴って建屋の改築事業に係る国費の一部を返還したものでございます。
次に、款4.予備費、項1.予備費、目1.予備費でございますが、先ほど御説明させていただきましたとおり管理費への充用を行っております。
以上で歳出合計は1億7,403万7,166円でございます。
最後に、260ページをお願いいたします。
市営駐車場事業特別会計の実質収支について御説明いたします。
歳入総額1億7,404万3,891円、歳出総額1億7,403万7,166円、歳入歳出差引額及び実質収支額は6,725円でございます。
なお、この6,725円につきましては一般会計への振替を行っており、清算業務完了に伴いまして市営駐車場事業特別会計は令和元年度決算をもって廃止となります。
以上、令和元年度市営駐車場事業特別会計決算について御説明させていただきました。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
93: 分科会長(愛敬重之)
以上で説明が終わりましたので、これより本議案に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
94:
分科会委員(市野善隆)
市野です。
決算全体として聞きたいんですが、この会計がなくなって民間売却されたということで、当初も聞いておるんですが、新事業者において事業継続、都市機能として必要だということで一定の期間、永久とは言いませんけど、半永久的に事業継続をしていただけるものとしてこの決算は終了するのでしょうか。それだけ確認したいと思います。
95: 都市整備課長(高柳貴久蔵)
都市整備課、高柳です。
先ほどの市野委員の御質問ですけれども、こちらのほうの駐車場を都市施設としましては2年間継続で使っていただくという契約になっておりまして、今後につきましては民間の考えによって用途については変わっていきますけれども、都市施設のほうの縛りにつきましては今年度の都市計画審議会のほうで外させていただく予定になりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
96: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
97:
分科会委員(石田正子)
この会計ですけれども、要は利息をまとめて払って清算をしたという形でさっき報告いただいたと思うんですけど、いまだ年数が残っていればそれは分散して利息を払っていく話だったと思うんですけど、それを一括償還したというところでいくと、そういう意味では費用がその分大きくなるわけですけど、それをしてでも売却をし、そして会計を終了させていくところでのメリット感というのはあったという判断ですか。
98: 分科会長(愛敬重之)
答弁を求めます。
99:
都市管理課長(尾宮正浩)
都市管理課の尾宮でございます。
市営駐車場の廃止につきましては、なぜ廃止するかというのは以前の議会とか委員会でも多分御説明させていただいておるのではないかと思うんですけれども、実態といたしまして末広駐車場は最終的に定期利用が非常に多くなっておりまして、末広の位置での都市計画駐車場としての利用がどうかということを考えさせていただいた上での廃止になったかというふうに思っております。その上で昨年度民間譲渡させていただいておりますし、また民間譲渡する際にその入札額、応札額の中に例えば今回の償還金ですとか国庫支出金といった部分も見込んで応札しておるという状況ですので、それらの全ての清算業務が滞りなく終わったのかなというふうに考えております。以上でございます。
100: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、以上で質疑を終結します。
以上で都市整備部の所管部門における説明と質疑が終了いたしました。本議案につきましては、初めに御案内したとおり、後ほどの上下水道部所管部門の質疑終了後に意見表明、意見集約を行いますので、よろしくお願いいたします。
ここで暫時休憩をいたします。
午前11時40分 休憩
午後1時00分 再開
101: 分科会長(愛敬重之)
休憩前に引き続き決算特別委員会・都市経済分科会を再開いたします。
当局の皆様にお願いします。発言する際は必ずマイクボタンを押し、挙手をしてから、自己の職名、氏名を告げて発言してください。
───────────────────────────────────────
○議案第88号
102: 分科会長(愛敬重之)
これより産業振興部所管部門の審査を行います。
それでは、議案第88号 令和元年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について、所管部門を議題といたします。
議案第88号の一般会計決算のうち、産業振興部所管部門について当局より説明を求めます。
103: 産業振興部長(高橋 潔)
産業振興部長、高橋でございます。
ただいま議題となりました議案第88号 令和元年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定についてのうち、産業振興部所管部門につきまして御説明申し上げます。ここから着座にて失礼いたします。
私からは、決算成果報告書の中から款、商工費、目、商工業振興費の国際観光まちづくり事業並びに款、災害復旧費、目、農林水産業施設災害復旧費の農業用施設の2事業を御説明させていただきます。
それでは、令和元年度決算成果報告書を御用意いただけますでしょうか。
まず、60ページになりますが、国際観光まちづくり事業費について御説明申し上げます。60ページになります。よろしいでしょうか。
この事業は、ポストジュニア・サミット事業として、海外からの滞在型産業観光を推進することにより市内での滞在と消費を促し、地域の活性化を図ることを目的に実施いたしております。
主な事業内容としましては、産業観光ツアーを運営する母体として、産官学で設立をした桑名市産業観光まちづくり協議会において、海外のエージェントを市に招き、産業観光プログラムの体験ツアーの実施や産業観光としてのコンテンツの掘り起こしと磨き上げを視察先企業に対し行っております。また、ツアー全体の企画、コーディネートやホームページの管理を行っております。
そのほか、昨年度は協議会への参画企業1社を新たに認定し、現在協議会参画企業は14社となっております。これらに要した事業費は記載のとおり308万9,000円でございます。
昨年度の事業成果としましては、ツアー数31件、参加者数733人、市内での消費額約420万円で、協議会としても78万2,000円の利益を得ております。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響等から2月以降のツアーがなくなったこともあって、残念ながら消費額が前年度対比4割程度の落ち込みとなっております。
次に、107ページをお願いいたします。一番最後のページになります。107ページ、一番最後のページになります。裏表紙を1枚めくっていただいたところのページです。
農林水産業施設災害復旧費の農業用施設でございます。この事業は令和元年9月4日から9月5日にかけての豪雨により被災した農道、用排水路等の農業用施設を復旧し、農業基盤の機能を回復する事業でございます。
令和元年度に実施いたしました農業用施設における応急仮工事、災害復旧工事事業費における決算額はお示しのとおり6,149万2,000円でございます。
工事内訳といたしましては、用排水路に関する工事40件、2,836万4,890円、農道に関する工事17件、931万9,400円、ため池に関する工事3件、803万1,400円となっております。これらを地域で区分しますと、多度地域39件、2,918万5,190円、桑名地域20件、1,613万4,500円、長島地域1件、39万6,000円でございます。
このほかに災害復旧支援業務委託等の計画調査委託料として2件、1,477万9,600円、地元農家組合、自治会などの御協力の下、実施していただきました災害復旧を補助するための材料支給12件、99万6,486円でございます。
事業費の財源内訳につきましては、記載のとおり農林水産業施設災害復旧費等の国庫補助金898万3,000円、農林水産業施設災害復旧債340万円、一般財源4,910万9,000円でございます。なお、予算現額と決算額との差額につきましては、3月議会にて御承認いただきましたとおり次年度に明許繰越とさせていただいております。
私からは以上でございますが、続きまして歳入歳出決算書のうち産業振興部の所管いたします事項につきまして、商工課長より一括して御説明申し上げます。なお、御質問に対しましては各担当所管より御答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。
104: 商工課長(谷口 伸)
商工課の谷口でございます。
産業振興部の所管事項について、私から一括して御説明いたします。
令和元年度桑名市一般会計・特別会計歳入歳出決算書を御用意ください。
説明の方法でございますが、歳入歳出決算事項別明細書の118ページから始まります歳出のページ、目ごとに右側のページの備考欄に沿って主なものについて御説明申し上げます。
決算額につきましては記載額のとおりでございますので、読み上げを割愛させていただきます。
また、財源につきましては一般財源を省略させていただき、主な財源について御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、決算書の126、127ページをお願いいたします。126、127ページでございます。
科目につきましては前のページに記載がありまして、款2.総務費、項1.総務管理費、目6.財産管理費でございます。
備考欄、基金積立金のうち、上から4行目になります産業振興基金は、多度工業団地内の土地貸付料などを基金に積み立てたものでございます。
同じくその二つ下にございます観光振興基金は、入湯税の一部などを基金に積み立てたものでございます。
同じく備考欄下から2番目にありますにぎわい創出基金は、サンファーレ北館土地貸付収入の一部を積み立てたものでございます。
次の森林環境譲与税基金は、森林整備及びその促進等のため譲与されております森林環境譲与税を全額基金に積み立てたものでございます。
それでは、少しページを進めていただきまして、170、171ページをお願いします。170、171ページでございます。
下のほうになりますけれども、款5.労働費、項1.労働諸費、目1.労働諸費、備考欄の雇用安定事業費のうち、勤労者持家促進対策預託金は利息を引き上げるための預託金でございます。財源につきましては、勤労者持家促進資金預託金元利収入となっております。
全く申し訳ございません。完全にミスでございます。勤労者持家促進対策預託金は利息を引き下げるためです。申し訳ございません。引き上げてしまうと何が起こるか分かりませんけど、引き下げるためでございます。反省しつつ次へ進みます。
勤労者教育資金対策預託金につきましては、教育資金等のローン利息を引き下げるための預託金でございます。財源につきましては、勤労者教育資金預託金元利収入でございます。
次に、勤労者団体補助金は、桑員地区労働者福祉協議会への活動助成でございます。
続きまして、1ページ進めていただき、172、173ページをお願いいたします。
款6.農林水産業費、項1.農林水産業費、目1.農業委員会費、備考欄、農業委員会経費のうち、運営費は農業委員会の運営費でございます。
次に、活動費は、農業委員会委員の資質向上を図るための活動費でございます。
次に、行政情報化事業費の農地情報システム事業費につきましては、システムの使用料と保守管理などの費用でございます。
続いて、目2.農林水産業総務費、備考欄、農業関係費のうち、経営所得安定対策事業費は米の需給調整を効果的に進め、水田の有効活用を促進するため転作の現地確認の経費、また、地域再生協議会への補助金等でございます。財源につきましては、経営所得安定対策事業費補助金でございます。
次に、農家組合活動費は、生産調整の推進や農地の管理保全に対する農家組合長への報償金等の活動費でございます。
次に、農地中間管理事業費は、農地中間管理機構が農地を借り受け、農業経営の効率化や規模拡大を進める担い手農家等に貸し付ける制度における支援金と事務経費でございます。財源につきましては、農地利用集積交付金と農地中間管理事業等推進事業委託金でございます。
次に、林業関係費、林業団体負担金につきましては、加入しております林業団体への負担金でございます。
次に、水産業関係費、水産業団体負担金につきましては、加入しております水産業団体への負担金でございます。
次に、行政情報化事業費、水田転作システム事業費につきましては、システムの使用料と保守管理の費用でございます。
次に、一般事務費につきましては、農政業務に要した事務経費でございます。財源につきましては、多面的機能支払推進交付金でございます。
農地総務費への流用につきましては、共済費改定のための流用と所管する人事課より報告を受けております。
続いて、目3.農林水産業振興費、備考欄、ブランド推進事業費のうち、農業まつり助成事業費につきましては、農協が行っていただいております桑名市民農業まつりへの助成金でございます。
次に、漁業まつり助成事業費につきましては、漁協が行っていただいております漁業まつりへの助成金でございます。
農業振興費のうち、農業経営近代化促進事業費につきましては、農業機器の購入等を目的に農業経営近代化資金を借り入れた認定農業者に対し利子補給したものでございます。
また一つページを進めていただいて、174、175ページをお願いいたします。
有害鳥獣対策事業費は、有害鳥獣捕獲の委託や侵入防止柵の購入、猿の追い払いに使用する花火等に要した経費でございます。財源につきましては、鳥獣害対策事業補助金、ふるさと応援基金繰入金、雇用保険料本人徴収金でございます。
次に、アイリスパークみぞの管理運営費につきましては、ふれあい広場、ふれあい公園の維持管理の経費でございます。
次に、農業団体振興事業費につきましては、各農業団体が行う事業及び活動に対する補助金でございます。
次に、新規就農者総合支援事業費につきましては、新規就農者に対しての支援補助金でございます。財源につきましては、全額新規就農者総合支援事業費補助金でございます。
次に、経営体育成支援事業費につきましては、農業用ハウスの補強のため防風ネットを設置されたことへの支援補助金でございます。財源につきましては、全額経営体育成支援事業費補助金でございます。
次に、竹資源循環創出推進事業費につきましては、竹林整理、竹林を資源とする持続可能な事業創出を図る費用でございます。財源につきましては、全額みえ森と緑の県民税市町交付金でございます。
次に、水産業振興費のうち、水産物資源対策事業費につきましては、漁業組合が取り組まれている魚介類放流やハマグリ、ノリの人工採苗事業に対する助成金でございます。
次に、漁業経営近代化促進事業費につきましては、漁業者の資本装備の高度化、近代化に必要な資本融資に対し利子補給したものでございます。
次に、漁業後継者育成事業費につきましては、青年漁業者の資本装備の高度化、近代化に必要な資本融資に対し利子補給したものでございます。
次に、水産多目的機能発揮対策事業負担金について、訂正いたします。次に、水産多面的機能発揮対策事業負担金につきましては、漁村の多面的機能の発揮に資する活動に対する補助金でございます。
次に、漁港管理費、漁港管理事業費につきましては、伊曽島漁港の維持管理に要した費用でございます。
次に、漁業交流センター費、施設管理運営代行費につきましては、桑名市漁業交流センター、はまぐりプラザの管理運営を指定管理者によって実施するための施設管理運営代行費でございます。財源につきましては私用光熱水費でございます。
次に、一般事務費につきましては臨時的任用職員の賃金でございます。
続きまして、目4.農地総務費、備考欄、農業用施設管理費のうち、揚、排水機場施設につきましては揚、排水機場施設の維持管理の経費でございます。財源につきましては、国からの排水機場操作業務委託金、県からの排水機場操作業務委託金、土地改良区業務受託収入でございます。
次に、水路につきましては、農業用施設の維持管理に要した費用でございます。財源につきましては、農業用施設維持管理基金繰入金でございます。
次に、ため池につきましては、ため池の維持管理に要した費用でございます。
次に、農道につきましては、農道賠償責任保険料に要した費用でございます。
次に、県土地改良事業団体連合会等負担金につきましては、土地改良事業の適切かつ効率的な運営を確保するための県土地改良事業団体連合会への負担金でございます。
次に、土地改良区水路等維持管理費補助金につきましては、土地改良区の水路等の維持管理費に対する補助金でございます。
次に、材料支給費につきましては、農家組合で行っていただいている農業用施設の補修に係る原材料費でございます。
次に、市単事業のうち、土地改良事業費につきましては、国、県補助事業に該当しない地域において地元要望等により必要優先順位をつけ、市単事業として用排水路改修及び農道補修等の整備を行ったものでございます。
次に、農業用施設維持補修費につきましては、市単事業として用排水路及び農道等の維持補修を行ったものでございます。
次に、県営事業負担金のうち、湛水防除事業につきましては、大島排水機場の工事に係る事業負担金でございます。財源につきましては災害関連事業債でございます。
次に、ため池等整備事業につきましては、蛎塚大溜池の整備に係る事業負担金でございます。財源につきましては災害関連事業債でございます。
次に、土地改良施設維持管理適正化事業費につきましては、排水機場等において整備、補修工事などを行ったものでございます。財源につきましては土地改良施設維持管理適正化事業交付金でございます。
次に、多面的機能支払交付金事業費につきましては、農用地を適切に管理することを目的に、地元組織が行う農業用施設の維持管理活動や農村環境保全活動に対しての推進交付金でございます。財源につきましては、多面的機能支払交付金、多面的機能支払推進交付金でございます。
それでは、また1ページ進めていただいて、176、177ページをお願いいたします。
上から用水施設管理費負担金につきましては、農業用水関係団体への負担金でございます。財源につきましては土地改良区業務受託収入でございます。
次に、土地改良区水路等維持管理費負担金につきましては、土地改良区が施行する農業用施設の整備補修への負担金でございます。財源につきましては、土地改良施設の整備及び維持管理基金繰入金でございます。
次に、特別会計繰出金につきましては、農業集落排水事業特別会計への繰出金でございます。
次に、市単事業(明許繰越分)土地改良事業費につきましては八壺谷林道の復旧工事を行ったものでございます。
次に、県営事業負担金(明許繰越分)のうち、湛水防除事業につきましては排水機場の改修工事を行ったものでございます。財源につきましては全額災害関連事業債でございます。
次に、ため池等整備事業につきましては蛎塚大溜池の整備に係る事業負担金でございます。財源につきましては全額災害関連事業債でございます。
次に、不用額のうち繰越明許分につきましては八壺谷林道の復旧工事の事業精査によるものでございます。
次に、農林水産業総務費からの流用につきましては、先ほど御説明させていただきましたとおり共済費改定のための流用と所管する人事課より報告を受けております。
次に、目5.輪中の郷費、備考欄、施設管理運営費につきましては、輪中の郷施設の運営及び維持管理に係る経費でございます。財源につきましては、輪中の郷使用料、輪中の郷物品売払収入、輪中の郷販売手数料と雇用保険料本人徴収金でございます。
次に、各種体験事業費につきましては体験農園の管理経費でございます。
続きまして、款7.商工費に移ります。款7.商工費、項1.商工費、目1.商工総務費でございます。備考欄の一般事務費は、事務用消耗品等の一般事務に要した経費でございます。
1ページをお進めください。178、179ページをお願いいたします。
目2.商工業振興費、備考欄のブランド推進事業費のうち、物産振興事業費は、桑名市の物産品を紹介し、物産振興を図るための委託事業費などでございます。
次に、サンダル履物見本市開催事業費につきましては、桑名サンダル履物協同組合が神戸市で開催される見本市に出展等を行う際に要する経費への補助金でございます。
次に、商工業振興事業費のうち、鉄工技術振興費につきましては、桑名鉄工協同組合に対する補助金でございます。
次に、中心市街地活性化対策事業費につきましては、中心市街地の活性化事業に対する補助金でございます。
次に、企業等誘致奨励金は、市内に一定条件を満たす工場建設など、新たな投資をした企業に対する奨励金でございます。
次に、創業支援補助金につきましては、創業塾、創業相談などを実施します桑名商工会議所への補助金でございます。財源は、産業振興基金からの繰入金でございます。
次に、国際観光まちづくり事業費は、先ほど部長からも御説明いたしましたが、滞在型産業観光ツアーの誘致と桑名市産業観光まちづくり協議会の運営に要した経費でございます。財源には、国際化推進基金繰入金を充当しております。
次に、中小事業者支援事業費は、桑名商工会議所内に開設するビジネスサポートセンターの設置、運営管理に対する委託料でございます。
次に、商工団体育成事業費のうち、商工会議所等補助金は、桑名商工会議所と桑名三川商工会への事業補助金でございます。
次に、商店街連合会等補助金は、桑名市商店連合会への事業補助金でございます。
次に、各業界青年部補助金は、桑名鉄工協同組合青年部への事業補助金でございます。
次に、商店街活性化助成事業費は、イベント助成事業費でございます。
次に、雇用対策事業費の中小企業労働対策助成事業費は、勤労者福祉の向上に資するため桑員労働対策協議会への補助金でございます。
次に、地場産業振興費の鋳物生産技術向上事業費は、地場産業である鋳物の振興を図るための補助金で、鋳物生産技術協議会事業に対する補助金でございます。
次に、消費生活事業費の消費生活啓発事業費につきましては、消費者トラブルの未然防止を図るとともに、解決に向けた助言、あっせんをするための事業に要する諸経費でございます。財源につきましては、三重県消費者行政活性化基金事業費補助金を充当しております。
次に、発明工夫展等事業費は、発明クラブ事業等に要する諸経費でございます。
次に、中小企業関係資金利子補給等の小規模事業資金保証料補給金は、運営資金、設備資金の融資に係る保証料補給金でございます。
次に、加入団体負担金につきましては、三重県産業支援センターや三重県職業能力開発協会などへの会費等でございます。
次に、企業誘致環境整備費につきましては、多度第2工業団地内の市管理地におきまして通行に支障となる竹木の伐採を委託したものでございます。
次に、目3.観光費、備考欄、ブランド推進事業費のうち、観光振興事業費は、主に桑名市観光協会の管理運営と、事業委託に要した経費や、三重県観光連盟や西美濃・北伊勢観光サミット等、各種加入団体への会費が主なものでございます。
次に、MICE等誘致促進事業費は、MICEを誘致するための活動費でございます。
次に、水辺のやすらぎパーク管理運営費は、施設の運営及び維持管理経費でございます。財源には、やすらぎパーク使用料及び敷地占用料を充当しております。
次に、物産観光案内所管理運営費は、物産観光案内所の管理運営に要した費用で、桑名市観光協会への委託料でございます。
次に、施設管理運営費は、観光客の方に観光案内等を行う住吉浦休憩施設の管理運営費で、社会福祉法人桑名市社会福祉協議会への委託料でございます。財源には、敷地占用料を充当しております。
また1ページ進めていただきまして、180、181ページをお願いいたします。
多度山上公園等管理運営費は、山上公園の芝刈り、除草や樹木の剪定等の管理運営費でございます。
次に、観光施設維持補修費は、市内6か所のWi-Fi設備の管理運営費及び街路灯の電気代が主なものでございます。
次に、多度峡天然プール設置等事業費は、夏場に多度川で開設しております天然プールの設置等に係る経費が主なものでございます。財源には、多度峡天然プール駐車料金等収入を充当しております。
次に、一般事務費は、観光振興に係る事務費でございます。
それでは、また少しページをお進めください。224、225ページをお願いいたします。224、225ページでございます。
款14.災害復旧費、項2.農林水産業施設災害復旧費、目1.農林水産業施設災害復旧費、備考欄、農業用施設は、先ほど部長からも御説明いたしましたとおり、令和元年9月の豪雨により被災した農道、用排水路等の農業用施設の災害復旧を行ったものでございます。財源につきましては、災害復旧農林水産事業費国庫補助金、補助災害復旧事業債と一般単独災害復旧事業債でございます。
次に、農地につきましては、同じく令和元年9月の豪雨により被災した農地の災害復旧を行ったものでございます。財源につきましては、災害復旧農林水産事業費国庫補助金と一般単独災害復旧事業債でございます。
次に、林業施設につきましても、先ほどと同様、令和元年9月の豪雨により被災した林道の災害復旧を行ったものでございます。財源につきましては一般単独災害復旧事業費でございます。
以上、令和元年度一般会計歳入歳出決算のうち、産業振興部の所管事項において概要を説明いたしました。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
105: 分科会長(愛敬重之)
ありがとうございました。
以上で説明が終わりましたので、これより本議案に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
106:
分科会委員(森下幸泰)
成果報告書の60ページの国際観光まちづくり事業費なんですけれども、この内容の中で人材の確保に関してというのはどういう取組をしてどういう成果があったんですかね。これは最大の課題ということで、企業側としては一番求めているのが人材の確保というふうにされているんですけれども、そこの取組とかその成果というのがちょっとここからでは見えないので、お願いします。
あと消費額が4割減ったということなんですけれども、この真の原因というのはどういうふうに捉えていますかね。というのは新型コロナの影響でというふうにされていますけれども、これはあくまでも2月、3月、2か月で本当に4割あったのかというとそれはないだろうなと思うんですけど、その辺りを教えてください。
107: 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄)
観光課の黒田です。
まず、1点目の人材確保についての事業でございますが、こちらにつきましては産業観光まちづくり協議会で御承認を頂戴しております人材確保の事業ということで、今年度スマートフォン向けのアプリを制作する予定を市内の高校と、それから事業者と一緒に打合せをする予定をしておりました。
しかしながら、2月頃になりまして高校のほうから期限内に制作が間に合わないということから、実施ができない状態となってきました。ということで、今年度不用額ということで上げさせていただいておるところなんですが、残念ながら実施に至るところができなかったというところでございます。
それから、もう1点目の頂戴しておりました消費額が420万円になって4割減の理由でございますが、特にこの1月、2月、3月にかけては産業観光のツアーというのは実は非常に多くございまして、例年でいくとここの1月、2月、3月というのは確かに伸びるというところではございます。
しかしながら、議員御指摘のとおり、ここで全部その4割が落ちたかと言いますとやはりそれだけではないということにもなります。実際にはインバウンドの方ですので、2月、3月については当然なかったんですが、併せてやはり市内の企業の中で受入れ環境がなかなか整わなかったというようなところもありまして、その辺りが少し全体としても伸びなかったというようなところになっております。以上でございます。
108: 分科会長(愛敬重之)
よろしいですか。
ほかに質疑はありませんか。
109:
分科会委員(水谷憲治)
森下委員の御質問にちょっと関連してですけど、733人で消費額が420万円、これはどんな消費やったのかなというのと、あとこの協議会としての78万2,000円の純利益、これはどのように算出されたものなんでしょうか。お願いします。
110: 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄)
観光課の黒田です。
まず、どんな消費額、消費額の内訳ということですが、主なものは物販ですね。桑名に来ていただいて物販していただく、あるいは食事をしていただく、あるいは宿泊も若干ございましたので、そういった費用でございます。
それから、もう1点目の純利益につきましては、産業観光のツアー自体を有料化でやっておりますので、その有料化で頂いたお金、それから視察をいただいた企業のほうにもそのお金の一部をお支払いしていますので、その残ったお金というのが純利益ということになっています。以上でございます。
111: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
112: 副分科会長(太田 誠)
同じく国際観光まちづくり事業費、ちょっといろいろもやもやとしたものがございまして、実際にこの決算額は308万9,000円支出されておるんですが、主なものというのは何なんでしょうか。教えてください。
113: 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄)
この主なものということですが、304万9,200円が委託料でございます。これが先ほど部長からも決算成果のほうで御説明させていただきました内容の事業を事務局的機能として委託しているというところでございます。以上でございます。
114: 副分科会長(太田 誠)
それは協議会に対する委託料なんでしょうか。
115: 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄)
観光課の黒田です。
先ほどの委託料につきましては、この産業観光の中心的役割を担っていただいている民間事業者のほうに委託を直接している金額でございます。以上でございます。
116: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
117:
分科会委員(市野善隆)
市野です。
ちょっと3回ぐらいに分けて聞きたいんですが、先ほどの都市整備部でも聞いたんですが、成果報告書の107ページの災害復旧なんですが、前にも聞いたと思うんですが、前議会でも。基本的に全部終わっているんでしょうか。災害復旧費の農林水産関係、これを聞きたいというふうに思います。
災害関連で成果報告書の57ページ、ため池関係があったり、ほかにも決算があろうと思うんですが、決算書のほうにも、これは西日本豪雨の前後ぐらいからため池ため池って全国的になったんですが、これで大体どのぐらいまで達成しておるんでしょうか。おおよそため池が40個ぐらいあると言って、あるいは場合によっては用途廃止をしていると。実際使っていないため池もあったりするんですが、土地が地元であったり、市であったり、個人であったりとか、いろんなパターンがあるかと思うんですが、どんなふうな形で決算を迎えているのか。これを含めてお願いしたいと思います。まずこの2点をお願いします。
118: 農林水産課主幹(農業基盤整備担当)(伊藤康洋)
農林水産課の主幹、伊藤でございます。よろしくお願いします。
まず、災害の全体的な達成という点におきましては農業施設において完了しております。全体的で言えば林道1か所のみが今現在施行中という状況でございます。
それと、2点目のため池整備についてでございますが、57ページに上げさせていただいておるため池については先ほども御説明のところに出たかと思いますが、蛎塚大溜に対する負担金というところで上げさせていただいておるわけでございますが、先ほどの中での約40か所ぐらいの全体的な今後のというようなお話かとは思いますが、今現在40か所ほどため池がございます。
今現状としては35か所の防災重点ため池というものが指定されておるわけですが、以前からため池に対しては改修に基づく調査等については進めさせていただいておるところではございますが、近年法律等の改正等もございまして、今後の進め方等については今の段階で県ともやり取りもしながら、方向性について確認をさせてもらいつつ、今後事業のほうを進めていきたいという今の現状でございます。以上でございます。
119: 分科会長(愛敬重之)
市野委員、いいですか。
ほかにありませんか。
120:
分科会委員(伊藤惠一)
1点だけ簡単にお願いします。179ページの真ん中辺りですけれども、商工団体等への補助金に関連して、親会には補助金を出しておるところもあったりするんですか。青年部というとこれは鉄工だけ出ているんですが、もちろん金額もいろいろ減ってきているんですけれども、以前はもっといろんな団体の青年部というか、それに類する団体に補助金が結構たくさん出ていたと思うんですが、これはどこかに入っているのか。それとももう団体がなくなっていったりとか、活動をしていなくなったりとか、申請してこないのか、申請したけど却下したとか、一方的にこちらが切っているとか、そこら辺をちょっと説明していただけますか。
121: 商工課長(谷口 伸)
商工課、谷口です。
確実に今お問合せいただいた中で商連青年部については団体への事業費というものじゃなくて、事業に対する補助金という形で、毎年されていますけれども、楽市の部分が入っています。それ以外につきましては、やはりたくさんの補助金の見直し等がある中で、現在はそういった予算を取っていないという状況でございます。
122:
分科会委員(伊藤惠一)
初めから予算を取っていないということなんですか。予算とかそういう制度はあるけれども、協議していないとか、申請がないとか、そういうことですか。ちょっと説明してください。
123: 商工課長(谷口 伸)
その当時いつぐらいまであっていつからなくなったかというデータまで持ち合わせていないんですけれども、各商工業団体とは日頃から連絡の取り合いをさせてもらっているんですけれども、ここ特に去年から私この職につかせていただいていますけれども、去年からはそういった補助金を求められるというような交渉はございません。
ただ、積極的に不要だというような御意見もいただいておりませんので、何かしらの経緯があって縮小されていったということは推測されますけれども、申し訳ございません。私が知る限りではそのぐらいになります。
124:
分科会委員(伊藤惠一)
ありがとうございます。またいろんな要望とかいろんなお話、協議はしていく可能性はあるということでよろしいですかね。
125: 商工課長(谷口 伸)
商工課、谷口です。
全て将来的なものについて確定しているというか、決まっていることはございませんので、これから先時代の変化に合わせていろんな協議を進めていきたいと考えております。
126: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
127:
分科会委員(水谷憲治)
度々すみません。勉強不足で申し訳ございません。ちょっと確認を2件させてください。
本当に勉強不足でお恥ずかしいんですけど、これは決算書の173ページなんですけど、農業委員会経費、運営費で800万円ばかりということですけど、今桑名市内に農業委員会というのは幾つぐらいあるんでしょうか。何人ですか。
それでも地区地区にもあると思うんですが、あと前にこれは伺ったことがあるんですが、新規就農者総合支援事業費、これは何件、何人というんでしょうか、新規で何件あったんでしょうか。すみません。これは前にも伺ったんですが、ちょっと失念いたしまして再度確認でございます。お願いします。
128: 分科会長(愛敬重之)
求めます。
129: 農林水産課獣害対策室長(多湖茂人)
獣害対策室兼農業委員会事務局長の多湖でございます。
農業委員の構成でよろしいでしょうか。農業委員が14名、農地利用最適化推進員が23名、協力員が64名という構成となっております。以上でございます。
130: 農林水産課長(筧 直樹)
新規就農者の人数なんですけど、5名となっております。
131: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
132:
分科会委員(森下幸泰)
また成果報告書のほうの53ページの有害鳥獣対策なんですけれども、実際にこの桑名市内での農業被害額というのは幾らぐらいで、直近どういう推移になっているか教えてください。この事業費自体は昨年から見るとちょっと減額になっているのかなと思うんですけど、被害額自体は減っているのかどうかというところも教えてください。
133: 農林水産課獣害対策室長(多湖茂人)
獣害対策室、多湖でございます。
直近3年分の被害の数字でございますが、平成29年度被害面積が1,823アール、被害量が4万4,983キロ、被害金額が1,342万5,000円。平成30年度が被害面積2,442アール、被害量が4万9,702キロ、被害金額が1,313万8,000円。令和元年度が被害面積2,614アール、被害量4万3,606キログラム、被害金額が1,214万9,000円というふうな推移となっております。以上でございます。
134: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
135:
分科会委員(石田正子)
石田です。
ページは172、173ページですけど、農林水産業総務費の中に農業関係とか林業とか水産業のことについて予算を立てられているんですけれども、一つは経営所得安定対策事業費というのをちょっと聞きたいと思うんですけど、なかなか農業経営で生計を立ててくというのはすごく難しいというか、この間トマトを作っている人の話を聞いたら、まだ子供が小さいんやけれども、年収が100万円程度しかないとか言って、やっぱりかなり生活事情は厳しいというようなことを伺ったんですけど。
本当に農業で生計を立てていけるだけの収入を確保することが十分できるというのはかなり難しい話なのかなというか、やっぱり農業そのものも前価格保障するとか、いろんなことも施策として出されていたと思うんですけど、今いろんな形で生産というか、農地そのものも減ってきている中で、農業経営をどういうふうに向上させていくんかなというか、その辺で今の現状と何か対策を講じることを考えていらっしゃるのか。その辺をちょっと教えていただければと思うんですけど。今回この決算でどうやったかというか。
136: 農林水産課長(筧 直樹)
農林水産課、筧です。
まず、お尋ねの経営所得安定対策事業費につきましては生産調整の集計事務に要する費用でございます。それはそうですけど、今後の農業をどう考えていくかというところではありますが、やはり集積集約、そういった大規模農家にそういうふうな形でまとめ上げていくといった中でビジネスをしていただくというふうなところと考えております。
137: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
138:
分科会委員(市野善隆)
市野です。
成果報告書の53ページの獣害対策で一応確認がしたいんですが、この決算額の中に以前1年ほど前に指摘したんですが、いわゆる免許の取得費用とか、更新費用とか、そういった取得の際の、何と言いますか、受講料であるとか、手数料であるとか、ドクターの診断書であるとか、こういったものはこの中に入っておらずに、職員研修で人事課サイドに行ったんですけど、これが確認したいということです。まずこれが一つです。
それから、54ページの竹資源なんですが、先般委員会の事業評価で見させていただいたんですが、あれで見たチッパーがこのチッパーと備品購入のチッパーでしょうか。竹のチップでしょうか。たしか以前も桑竹会の端にももう1台か2台ぐらいあった気がするんですが、それは会の所有のものなのか。あるいは過去において桑名市が渡したものなのか。ちょっとその辺のことを説明してください。
もう一つ、56ページの湛水防除事業なんですけれども、これは大島なんですが、これはもう令和3年度に間違いなく周りの造成も終わると考えていいんでしょうか。今後の方向性が書いてあるんですが、そのようでよろしいか確認だけしたいと思います。お願いします。
139: 分科会長(愛敬重之)
当局の説明を求めます。
140: 農林水産課獣害対策室長(多湖茂人)
獣害対策室、多湖でございます。
まず、一つ目の免許取得と更新に係る費用についてですが、全て人事課のほうで出ております。以上でございます。
141:
分科会委員(市野善隆)
あと何人いますか。職員の免許取得者は。
142: 農林水産課獣害対策室長(多湖茂人)
農林水産課内で免許を持っておる職員は3名おります。以上でございます。
143: 農林水産課長(筧 直樹)
農林水産課、筧です。
竹資源循環創出推進事業で購入させていただきましたチッパー1台は、市野委員おっしゃるとおり桑名工業高校で見ていただいたチッパーでございます。あと過去に桑名市役所のほうがチッパーを支援、補助させていただいたのはありますが、それはJAが今使われております。
144: 農林水産課主幹(農業基盤整備担当)(伊藤康洋)
農林水産課主幹の伊藤です。
湛水防除については大島排水機場対象となっております。一応今の事業計画としては、今新しい機場は運行しておる状況でございますが、先ほど言われた場内整備等は今のところの予定でいけば令和3年で完了を目指しておると県のほうから報告を聞いております。以上でございます。
145: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
146:
分科会委員(石田正子)
石田です。
ページは175ページ、はまぐりプラザですが、管理運営が指定管理という形で出されておりますが、指定管理者制度についてはかなりの施設が指定管理の制度を導入してやっていた時期があったんですけれども、先般指定管理者制度を解いていったというか、そんな状況の中で唯一残っている施設になるのかなと思うんですけど、前回もこれを問題提起したときに管理運営に当たっているところが一般的な事業所とはちょっと違うんだろうと。それからいくと指定管理者制度の管理運営を担っていく立場としては少し様子が違うんじゃないかと。
そういう意味では、事業所とは違うやり方で地元の自治会とか地域の方が携わっているとすると、指定管理者制度という表現では現状は合わなくなっているんじゃないかと言って指摘をさせてもらった覚えがあるんですけれども、あまり変わっていない、そのままという感じもするんですけど。
そういう意味では、どこが管理運営していくかという点では、指定管理者制度をその制度のとおり導入をやめて今後どうするのかというのも、施設のありようとしては管理運営を進めることについてどうするかというのは課題としてあると思うんですけれども、そこの大半の施設が導入していた指定管理者制度の担い手と受け入れる側がやっぱりちょっと違うと思うので、そういう地域の方たちが主導権というか、地域活動を進めていく上でいけば指定管理者制度と称する言い方でいいのかなというのはちょっと疑問を感じるんですけど、何かその後御検討のことがあったのかどうかお聞きします。
147: 農林水産課長(筧 直樹)
農林水産課、筧です。
前回のお答えと少し一緒になるかも分かりませんが、やはりこの建物については水産業振興というふうな目的もありますので、やはり地元を中心とした皆様の御活躍により建物を運営いただきたいと、そういうふうに考えております。そういった指定管理という名前は委員には少し違和感があるかも分かりませんが、仕組みはそういった指定管理の仕組みでもって今後も地域の皆様にお願いしていきたいというふうに考えております。
148:
分科会委員(石田正子)
進め方としてはそう大差のない話かもしれないんですけど、やっぱり地域活動を進めていく上での地元の取組を担っていくのと、例えばほかの施設だと公園管理であったりとか指定管理に入ったりしていた時期がありましたけど、そういう管理の運営の内容とは全く違うと思うので、同じような指定管理者制度ではないんじゃないかなと思うと、その対応の仕方、地域活動を支えていくということを重視するのであれば、やっぱりちょっと対応は検討の余地ありじゃないかなというふうに思っているんですけど、またその辺は地域活動を支えていくという意味での行政として、市の支援策として打ち立てていくべきではないかなと思うんですけど、その辺はまた御検討ください。
149: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
150:
分科会委員(渡邉清司)
一つだけ聞かせてください。輪中の郷なんですけど、177ページですね。各種体験というのがあるんですが、ちょっと聞いたところ、ここではノリをすいたり、味噌を作っておったということも聞いて、なくなったといろいろな方がおっしゃってみえたけど、これって物すごい施設やと思うんやわね。何回か行って大根を刈ったこともあったし、そういうのをやめていった理由というのは、もうこれで復活はしないんですかね。ここはもともと学校の見学にも使っておったと思うんやけど、ちょっとその辺のところだけ。
151: 分科会長(愛敬重之)
当局の説明を求めます。
152: 農林水産課長(筧 直樹)
農林水産課、筧です。
委員おっしゃるとおり、ノリすき体験や農産物の収穫体験につきましては現在休止している状況でございます。そういったところ一つ一つを捉えれば有意義な事業ではございますが、市全体で少し考えてみますとやはり見直しというのは必要であるというふうに考えております。
今後につきましては、市だけでなく民間との連携等によってそういった皆さんが喜んでいただけるような事業を復活できるのも一つかなというふうなところで現在様々勉強中でございます。
153:
分科会委員(渡邉清司)
分かりました。あれだけの施設をこれから子供たちもこんなことがあったね、それからビデオかなんかでやってみえるとか、伊勢湾台風もあらへなんだ、あそこ。あんなこともやはりこれからその子らに残していくことも必要やなと。あの施設は物すごくいい施設やと思うんですが、長島の温泉の近くの伊勢湾台風よりははるかにいいと思うんやけど、あんなことであんないいものを利用しない手はないと思う。
今おっしゃってみえるように民間の人たちに手上げ方式ぐらいで、例えば農家をリタイアされた方、そんな人がお見えになるか知りませんが、そんな方の趣味の域になっていくぐらいのところから始めればと思っておりますので、ぜひこれは復活をしてやってください。よろしくお願いします。これは要望しておきます。ありがとうございました。
154: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
155: 副分科会長(太田 誠)
太田です。
私のほうからは、179ページのMICE等誘致推進事業費についてお尋ねをいたしたいと思います。昨年の資料をちょっと見ておりましたらここに対する支出が85万円余というようなことで、かなり支出をされておってだんだん盛んになってきたかなというような感じがいたしたんですけれども、今回6万円余で終わっているということはPRをどのようにされたのか。また、それに対して減少する要因、これについて観光課長はどのようにお考えなのかお尋ねをいたします。
156: 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄)
観光課の黒田です。
一昨年85万円程度の決算額に終わったというのは国際会議を2件誘致することができまして、そのことに伴います補助金として支出したのが大部分の支出です。昨年度については実際に誘致しているものがないということで、補助金の支出がなかったということでこの金額の減少になっています。
現在ですが、幾つか三重県と一緒に連携をしながら誘致活動に努めておるというところです。実際に今回の6万1,000円の決算額についても、旅費等で誘致活動をしているというような状況でございます。以上でございます。
157: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
158:
分科会委員(市野善隆)
渡邉委員に関連して輪中の郷で聞きたいんですが、物すごく小学生には人気があると。4年生の低い土地の人々の暮らしということで輪中地域ということにすごく人気があるという施設です。177ページです。かといって博物館より高度な、何といいますか、レベルの高い作品を展示するわけでもないし、かといえばいろんな作品の中にはすごく高いものもありますが、少子化の中にあっても学校数が減ったりしたり、ほとんど横ばいだと思うんですけれども、子供が1クラスになって今博物館よりは入館者が多いわけですが、今どのぐらい来ているんでしょうか。この令和元年度決算で。ちょっと何校か何人か、どっちでも結構ですから教えてください。
土日は収穫体験がなくなったことによって少ないです。行けば10人、20人おるところを見たこともありますし、いろんな収穫体験で。そこは残念かと思うんですが、まずこの人数を教えてください。
関連して179ページの観光費関連で、ここにもいろんなことがあるんですが、例えば住吉浦の休憩施設の利用者数というのはカウントしておるんでしょうか。ちょっと今ぱっと思いついたんですが、あまりここの件数を聞いたことないし、かといってあそこには大変人が、車が、土日は来ていまして六華苑へ行かれる方があると思うんですが、立ち寄った件数なんかは把握しているんでしょうか。もし立ち寄らなくても必要な施設ということは認識をしております。
それから、水辺のやすらぎパークですが、今年はコロナ禍で駄目だったんですが、令和元年度としてはあの2週間であれほど人が来る施設というのは桑名市でもすごく珍しいわけですよね。あの2週間の牡丹の時期のために1年があると。ほかの日が。物すごく価値がある施設ですが、どのぐらい人が来たのかというのもちょっと教えてください。利用者があったのか。あるいは貸し館が何件あったのかというのがもし分かれば教えてください。
159: 農林水産課長(筧 直樹)
農林水産課、筧です。
私からは輪中の郷の入館者数を言わさせていただきます。令和元年度の入館者数は1万2,000人ほどでございます。
160: 観光課長兼住吉浦休憩施設長兼長島水辺のやすらぎパーク施設長(黒田法雄)
まず、1点目の住吉浦休憩施設の利用者ですが、年間大体去年ベースで1万1,520人でございます。ただ、駐車場は六華苑の駐車場になりますので、この住吉浦休憩施設に立ち寄られた方ということになりますと1万1,000人ぐらいということでございます。
それから、もう1点目の水辺のやすらぎパークのぼたんまつりの数字ですが、ちょっとすみません。手持ちのほうに詳細な数字がありませんので、再度確認して委員のほうにお知らせさせていただきたいと思いますので、お願いします。以上でございます。
161: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
162:
分科会委員(森下幸泰)
これは所管にということではないんですけれども、先ほどからいろんな事業に対して内容を問うような質問があるんですけれども、分科会長、今、議会のほうでタブレットの導入の検討をしていますよね。恐らく当局のほうは全部の事業について事業評価ってされていると思うんです。タブレットが導入されれば、そういったものを別に印刷しなくてデータで提供いただければ、全事業について評価の内容を見れるようになると思いますので、そういったことというのは議会として、委員会として、そういった提案をできるといいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
163: 分科会長(愛敬重之)
先ほどの森下委員の件なんですけれども、これからタブレットを導入というところもありまして、これから都市経済委員会としてもそういうことを考えていかなければならないなというふうに思いますので、委員長会議等で決めていきたいなというふうには思っております。以上です。
164:
分科会委員(石田正子)
179ページのところですけど、いろんな中小業者とか、ある程度企業の大きいところも補助金が出されています。その中で企業誘致の奨励金も含まれておりますが、企業誘致の関連するところでいくと企業誘致環境整備費という企業誘致に関する費目が幾つか出ていると思うんですけど、その辺の企業誘致関連の予算のありようについてお伺いしたいのと、それに併せてここにいろいろ中小業者の団体のことも書かれていますので、地元の中小業者の方たちへの支援というか、その立場をどんなふうにしてこの補助金なり支援金として活用する方向にあったのか。どんなふうに活用されたのかについてお尋ねしたいと思います。
165: 分科会長(愛敬重之)
当局の説明を求めます。
166: 商工課長(谷口 伸)
商工課、谷口です。
まず、1点目の企業誘致に関して、予算科目でいうと奨励金と環境整備費という形で決算を上げさせていただいております。
企業誘致奨励金につきましては、先ほど説明もさせていただきましたとおり一定の投資をしていただいた企業に対して、1年目であれば固定資産税の100分の100を奨励金としてお返しするような、1年目10分の10、2年目が10分の5というような形で奨励金をお渡しするというようなことで、今年も、令和元年度につきましても3社に対しての奨励金を交付しております。
もう1点の環境整備費につきましては、市の土地が工業団地内にありますので、その工業団地内にある市の管理する土地の樹木の管理を委託費として発注させていただいたものでございます。
そして、中小事業者に対してどのような形で支援を続けているのかということであったと思いますけれども、当然私どもの一番大きな課題でもありますし、様々な形で中小事業者の方に対してはいろんな形で支援を届けてまいりたいと考えております。
具体的なところで申し上げますと、中小事業者支援事業費というものが中段にありますけれども、商工業振興事業費の中で中小事業者支援事業費221万6,500円という決算を上げさせていただいておりますけれども、これは商工会議所の中にビジネスサポートセンターというものを設置しております。こちらには指導員がおりまして、様々な営業の収益を上げるための相談であったり、事業承継であったり、あと新しい販売促進の方法であったりというのを無料で相談していただけるような場をつくらせていただいております。こういったものを活用しながら、いろんなお問合せは電話でもいただきますけれども、こういったところを紹介させていただいております。以上です。
167: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
168:
分科会委員(石田正子)
今お尋ねしたことに関してですけど、やっぱり中小業者がいかに元気であるかということが地域の活性化というか、地域力を示すことになると思うんですけど、一定体力のあるところの企業が入ってきて、それに対しての奨励金を出すというのもそれは一つの取組だとは思うんですけど。
何よりも数多くある中小業者、零細と言われる事業者も含めて、今回いろいろ大変な状況の中で頑張ってもらっていると思うんですけど、そういう意味ではやっぱりしっかり支えていく段取りというか、その支援策が求められていると思うし、地域を元気にする何よりの元手だと思うので、そこはまた中小業者を支えるようないろんな法整備というか、段取りを整えていくことをしっかりやってほしいなと思いますので、よろしくお願いします。以上です。
169: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、以上で質疑を終結します。
以上で産業振興部の所管部門における説明と質疑は終了しました。本議案につきましては、初めに御案内したとおり、後ほどの上下水道部所管部門の質疑終了後に意見表明、意見集約を行いますので、よろしくお願いします。
どうもお疲れさまでした。当局が入れ替わりますので、暫時休憩をいたします。
午後2時12分 休憩
午後2時24分 再開
170: 分科会長(愛敬重之)
休憩前に引き続き決算特別委員会・都市経済分科会を再開いたします。
当局の皆様にお願いします。発言する際は必ずマイクボタンを押し、挙手をしてから、自己の職名、氏名を告げて発言してください。
───────────────────────────────────────
○議案第88号
171: 分科会長(愛敬重之)
これより上下水道部所管部門の審査を行います。
初めに、議案第88号 令和元年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定について、所管部門を議題といたします。
まず、議案第88号の一般会計決算のうち、上下水道部所管部門について、当局より説明を求めます。
172: 上下水道部長(伊藤恒之)
皆様、こんにちは。上下水道部長の伊藤でございます。
上下水道部所管部門の各議案につきまして、よろしくお願いいたします。
まず、議案第88号につきまして、企画総務課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
173: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
企画総務課の森でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、議案第88号 令和元年度桑名市一般会計並びに各特別会計歳入歳出決算の認定のうち、上下水道部が所管いたします事項につきまして御説明を申し上げます。
令和元年度桑名市一般会計特別会計歳入歳出決算書の令和元年度一般会計歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書の歳入の部、74ページを御覧ください。
74ページでございますが、款15.国庫支出金、続きまして、76ページを御覧いただき、項2.国庫補助金、次に、78、79ページを御覧いただき、目2.衛生費国庫補助金1,309万3,000円の備考欄を御覧ください。
3行目でございますが、循環型社会形成推進交付金320万8,000円は、合併処理浄化槽への転換に係る国庫補助金でございます。
続きまして、82ページを御覧ください。
82ページ、款16.県支出金、次に、84ページを御覧いただき、項2.県補助金、続きまして、86、87ページでございますが、目3.衛生費県補助金611万5,000円の備考欄を御覧ください。
2行目でございますが、合併処理浄化槽設置整備事業費補助金320万8,000円は、合併処理浄化槽への転換に係る県補助金でございます。
次に、歳出の部でございます。164ページを御覧ください。
164ページ、款4.衛生費、項1.保健衛生費でございますが、166、167ページを御覧いただき、目3.環境衛生費の備考欄、下から4行目、合併処理浄化槽設置整備事業補助金983万980円は、既設の単独浄化槽及びくみ取便槽から合併処理浄化槽への転換に係る補助金で、国、県の補助事業となっております。なお、令和元年度の実績は24基ございました。
続きまして、170ページを御覧ください。
170ページ、款6.農林水産業費でございますが、続きまして、172ページを御覧いただき、項1.農林水産業費、引き続きまして、174ページを御覧いただき、目4.農地総務費、引き続きまして、177ページの備考欄でございますが、7行目、特別会計繰出金1億377万733円は、農業集落排水事業特別会計への繰出金でございます。
以上、一般会計のうち、上下水道部の所管いたします事項でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
174: 分科会長(愛敬重之)
ありがとうございます。
以上で説明が終わりましたので、これより本議案に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
175:
分科会委員(市野善隆)
市野ですけど、79ページと87ページの、いわゆる合併浄化槽に関するものなんですが、今まで私も気がつかなかったんですが、320万8,000円、これが国関係、県関係としても同じ320万8,000円、これは補助率が例えば3分の1ずつとかになってそういう結果になっておるんですか。それか、国と県で2分の1ずつですか、どうなっていますか。
176: 営業課長(三輪恭裕)
営業課、三輪でございます。
委員が言われるとおり、3分の1でございまして、国が3分の1、県が3分の1、自治体のほうで3分の1ということになります。以上です。
177:
分科会委員(市野善隆)
関連して、記憶が明確にないので、下水道の共有というか、計画区域内でまだ至っていないところに対する合併浄化槽に補助するのか、まだ下水道の、いわゆるエリア外ですよね。計画区域外のところに対して補助をするのか、制度設計のことをちょっと教えてください。
178: 分科会長(愛敬重之)
当局から説明を求めます。
179: 営業課長(三輪恭裕)
営業課、三輪でございます。
区域外でのことになります。
180: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、以上で質疑を終結します。
次に、議案第88号 農業集落排水事業特別会計決算について、当局より説明を求めます。
181: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
引き続きまして、企画総務課の森でございます。よろしくお願いいたします。
続きまして、議案第88号のうち、令和元年度農業集落排水事業特別会計について御説明申し上げます。
それでは、令和元年度農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書の262、263ページを御覧ください。
歳入の部、款1.分担金及び負担金、項1.分担金、目1.農業集落排水事業費分担金18万540円は、汚水ますの設置に係る分担金で、令和元年度は2件ございました。
款2.使用料及び手数料、項1.使用料、目1.農業集落排水施設使用料4,220万7,564円は、農業集落排水施設使用料654件分でございます。
款3.繰入金、項1.繰入金、目1.一般会計繰入金1億377万733円は、一般会計からの繰入金でございます。
款4.諸収入、項1.雑入、目1.雑入、預金利子6,470円は、歳計現金に係る預金利子でございます。
264、265ページを御覧ください。
歳出の部でございます。
款1.事業費、項1.業務費、目1.管理費は、備考欄を御覧ください。施設維持管理費5,245万6,806円は、汚水処理場及び管路の施設維持管理費でございます。
次の基金積立金2,119円は、農業集落排水整備支援事業基金への積立金、その下の一般管理事務費664万5,141円の主なものは、消費税でございます。
款は同じく、項2.建設改良費、目1.建設改良費82万2,960円は、備考欄のとおり、施設整備費で、多度地域における公共汚水ます及び取付け管設置工事に係る工事請負費でございます。
続きまして、款2.公債費、項1.公債費、目1.元金7,191万4,636円及び目2.利子1,432万3,645円は、施設建設に係る地方債の元利償還金でございます。
款3.項1.目1の予備費の支出はございませんでした。
続きまして、268ページを御覧ください。
実質収支に関する調書でございます。
歳入総額、歳出総額ともに1億4,616万5,307円で、歳入歳出差引額及び実質収支額はともにございませんでした。
以上、農業集落排水事業特別会計の御説明でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
182: 分科会長(愛敬重之)
以上で説明が終わりましたので、これより本議案に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
183:
分科会委員(市野善隆)
市野です。
確認ですが、262ページ、263ページの農業集落排水事業受益者分担金で2件あって、18万540円の歳入がありました。つまり2件の人が公共汚水ますを設置したということです。とすれば、歳出側の建設改良費の工事請負費の82万2,960万円は、これに対応した2件の公共汚水ますの工事と理解してよろしいでしょうか。
もう1点、農業集落排水ですから、住宅が立ち並んでいるところでないというところは理解をするわけです。ということは、逆に言うと、下水が入ってこないから単独でできないと、単独会計で。ということになります。将来的に維持管理を考えると、公共下水道に接続するということで、委託費等が3,700万円とかあるんですが、これの計画立案に使うようなお金は、令和元年度決算では、公共下水道に接続するということに関してはやっているんでしょうか、やっていないんでしょうか、委託として。
この2点お願いします。
184: 下水道課長(出口敏幸)
下水道課の出口でございます。
ただいまの御質問の、まず1点目でございますけれども、汚水ますの設置費用で82万2,960円が、2件の新規加入者の公共ますの設置費用になります。
2点目の農業集落排水の公共下水道の接続への検討の委託料が、公共下水道のほうの費用に計上されておるかということですけれども、昨年度、多度北地区の農業集落排水につきまして、公共下水道へ切り替えるための管路整備の設計業務、これ、委託料で支出しておるところでございます。以上でございます。
185: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑ありませんか。
186:
分科会委員(伊藤惠一)
263ページの一般会計繰入金ですけど、基本中の基本のことをお聞きしたいんですが、計算はどういうふうにしたんかというか、基準があるとか、法的なものがあるとか、ちょっと簡単に教えていただけますか。どうしてこういう数字になってきたのかということ、お願いします。
187: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
農業集落排水事業全体の経費を割り出しまして、そこから利用される方の使用料を差引きした額の残りを一般会計から繰り入れている形になります。以上でございます。
188:
分科会委員(伊藤惠一)
ありがとうございます、シンプルに。入ってくるのが少なくなればなるほど上がったりとか下がったりとか、単純にそういうことでよろしいですか。
189: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
190:
分科会委員(石田正子)
265ページですけれども、基金と、それから、同じページの償還金のことが出ていたので、そこも中身を少し聞かせてください。基金はどれだけためていくというか、今ある数字でいくと、今後もプラスできていく見通しがあるのか。それから、償還金については、いつまで返す話なのか、返すのが数年近くに迫っているのか、まだまだ続くのか、そこだけちょっと確認をしたいと思います。
191: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
まず、基金のほうでございますが、この決算書の334、335ページに、桑名市農業集落排水整備支援事業基金ということで330万2,000円という額を上げさせていただいております。この330万2,000円の利息につきまして、年度ごとに積み立てていっている状況でございます。起債につきましては、現在、起債の残高が5億4,711万円ほどございます。年度ごとに起債を借りておりますので、現在のところ一番最終の支払いは令和25年度まで続くということになっております。以上でございます。
192: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、以上で質疑を終結します。
以上で議案第88号における本分科会の所管部門について、説明と質疑が全て終了しました。
ここで、意見表明及び意見集約のため、産業振興部長と
都市整備部長に入室していただきます。
(産業振興部長、
都市整備部長入室)
これよりそれぞれの所管部門を含め議案第88号に対して賛成または反対の意見表明を行っていただきます。
それでは、石田委員より賛成または反対の意見表明等を行ってください。よろしくお願いします。
193:
分科会委員(石田正子)
同意するかしないかだけでいいんですか。理由とか。
194: 分科会長(愛敬重之)
意見の場合、そうですね。言ってください。
195:
分科会委員(石田正子)
石田です。
議案第88号につきましては、一般会計のほうでは、商工費の企業等誘致奨励金についてと、それから、土木費のスマート自治体推進事業費と桑名駅西土地区画整理事業費については同意できないという形で、この費目を上げさせていただきます。
それと、特別会計につきましては、農業集落排水事業特別会計については、使用料に消費税を盛り込んでいること、それと、市営駐車場事業特別会計については、駐車場を売り払って清算に入っているということですけれども、財産を失ったという点では問題があると考えています。
それと、水道事業、水道事業はええんやった。会計も言うんやね。89号。
196: 分科会長(愛敬重之)
いや、違いますよ。88号です。
197:
分科会委員(石田正子)
それはいいんやね。この特別会計まででよかったですか。
198: 分科会長(愛敬重之)
ここで、88号までです。
199:
分科会委員(石田正子)
農集は言いました。消費税入ってるということと、市営駐車場会計、これも財産を失ったということで同意できません。以上です。
200:
分科会委員(伊藤惠一)
認定、不認定ということは、去年の3月定例会の予算のときに反対討論しておりますので、参照していただければいいと思うんですけど、ただ、いつも言っているんですけど、都市整備部には、ほとんど何ですか、鉄道関連、今後も自前でできる部分もあるということで、非常に期待はしております。土木なんかでもいろいろ大変仕事をしておっていただくところなんかは評価はさせていただいております。
ただ、駅自由通路の関係を見てみると、100億円近い予算で、ほとんどが市の予算ということなんですが、100億円でこの程度かとちょっとがっかりはしておるようなわけですし、それから、桑名駅の周辺の予算もありましたけれども、やっぱり民間が、これはプロポーザルとか言ってみましたけど、民間にやらせると、これもこの程度かというようなことで、やっぱりペデストリアンデッキの回遊性とか、それから、駅へ降りていく安全性とか、結局民間ですから、自分のところのことしか考えていなくて、やっぱり市全体というか、駅前エリアのことは考えないので、これなら市が直接やっていただいたほうが、もっと期待のできる設計図というか、予算もほとんど市が払うわけですから、のほうがよかったなというふうな非常に残念な思いはあって、これから、市のほうやっていただくことを期待いたしております。そのぐらいにしております。また改めて。
201:
分科会委員(水谷憲治)
水谷でございます。
限られた予算の中で精いっぱいやっていただいていると思います。ありがとうございます。以上です。
202:
分科会委員(森下幸泰)
私も質問させていただいた中で、適正に、本当に苦労されながら執行されているんだと思いますので、賛成いたします。
203:
分科会委員(市野善隆)
基本的に賛成します。まず、都市整備部所管に関しては、桑名駅の自由通路駅橋上化は数十年の経緯を経て今のような形になったと。その中でいろんな御苦労があったと思いますが、残念なのは、JR、近鉄からもうちょっと機能強化分以外でも負担金が取れんかったかなと思ったりもするんですが、それはそれとして、そういった事業ができたこと、創意工夫で浸水対策、都市整備部においても取り組まれておることについては賛成をいたします。
ただし、今後、事業推進に当たっては、今までに説明して事業着手に至っていないところとか、あるいは新たに発生しているところ、住民から要望が来て直すのではなくて、こちらから積極的に直しましょうかと、ここはしなきゃいけないということを私は把握する必要があるんじゃないかなというふうに思います。
それから、産業振興部関係に関しては、今年、事業評価したんですが、竹資源の活用ということですが、なかなか特効薬がない中でも、あえて桑名工業高校と連携されたりするのは大変よかったんじゃないかと思いますし、獣害対策に関しても、これも特効薬がないんですが、何といいますか、特効薬がない中でも真摯に取り組まれているんでないかというふうに思います。
各個には現場も見させていただきましたので、猿の捕まえた後の現場を。そんなことにも職員が真摯に取り組んでおるということで評価をしたいというふうに思います。
それと、農業集落排水に関しては、将来的に公共下水道へ接続するという方針の下に決算がされているということで理解して、賛成いたします。以上です。
204:
分科会委員(渡邉清司)
賛成の立場で、賛成の討論をします。
まず、今も出ましたように、限られた予算の中でようやっているなという思いと、あと、一つお願いをするわけでございますが、桑名市の強み、弱みをしっかりと見届けていただいて、強いところを伸ばしていくのか、弱いところを底上げしていくのかというのをしっかりとやっていただきたい。
それから、決算額を見させていただくと、不用額が少ないとはいえ、減ったとはいえ、やっぱりようけ残っていると思います。そこらももう少し精査してもらって、不用額がなるべく小さくなっていくように、皆さんの御努力をお願いいたします。以上です。
205: 副分科会長(太田 誠)
太田でございます。
産業振興部、そしてまた都市整備部、さらには上下水道部、いずれもただいま決算に対する説明をお受けしましたけれども、いずれも適正であったということで、賛成をいたします。以上です。
206:
分科会委員(伊藤惠一)
先ほど自由通路100億円程度で、このレベルかというように言ったんですけれども、これは今の世代が設計したわけじゃありませんので、今の世代の責任でないということは言うとかなと思って、これから背負っていく世代に関しては、非常に期待はいたしております。以上です。
207: 分科会長(愛敬重之)
ありがとうございました。
以上で全委員の意見表明が終了しました。
本分科会の意見集約の結果として、賛成意見が多数であったことを全体会へ報告させていただきます。
ここで産業振興部長と
都市整備部長に退室していただきます。ありがとうございました。
(産業振興部長、
都市整備部長退室)
───────────────────────────────────────
○議案第89号
208: 分科会長(愛敬重之)
次に、議案第89号 令和元年度桑名市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、議題といたします。
当局より説明を求めます。
209: 上下水道部長(伊藤恒之)
上下水道部長の伊藤でございます。
議案第89号 令和元年度桑名市水道事業会計利益の処分及び決算の認定につきまして、お手元にお配りしております資料1、A4縦の右上に資料1と書いてあるペーパーです。
令和元年度決算の概要に基づきまして私から御説明の後、詳細につきまして、企画総務課長から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、資料1の1、総括でございますが、令和元年度の水道事業につきましては、安全な水を安定的に供給するための管網整備及び施設整備に努めたところでございます。
また、近年、豪雨等の自然災害が頻発していることを踏まえまして、停電に備えた非常用電源装置の更新に向けた事業を前倒しして着手するなど、国土強靱化のための緊急対策の取組を進めております。
2、業務量でございますが、給水戸数は6万4,272戸で、前年度末より447戸、0.7%の増加となりましたが、給水人口は14万1,681人で、前年度末より573人、0.4%減少しております。有収水量は1,680万4,005立方メートルで、前年度末より23万7,510立方メートルの減少となり、有収率は84.79%で、0.3%向上しております。
3、収益的収支、税抜きでございますが、(1)水道事業収益は、節水機器の普及や節水意識の浸透により水需要が減少したことに伴い、前年度と比較して給水収益が3,507万円余、1.5%減少しております。また、退職手当負担金が皆減したことにより、他会計負担金が2,395万円余、89%減少しております。全体としましては、前年度と比較しまして7,204万円余、2.6%減少しております。
(2)水道事業費用は、人件費、委託料等が減少したことにより、前年度と比較して4,243万円余、1.7%減少しております。
(3)この結果、当年度は3億1,609万円余の純利益となっております。
4、資本的収支、これは税込みでございますが、(1)収入は、企業債が昨年度より2億8,060万円減少しておりますので、負担金及び加入金等で1億7,611万円余増加はあるものの、前年度と比較しまして9%減の10億6,355万円余となっております。
(2)支出は、建設改良費が2億5,980万円余減少しておりますので、前年度と比較しまして、14%減の16億3,767万円余となっております。
5の企業債残高でございますが、56億5,308万円余となっております。
水道事業決算の概要につきましては、以上でございます。
続きまして、詳細につきまして、企画総務課長より御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
210: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
企画総務課の森でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、議案第89号 令和元年度桑名市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について御説明申し上げますので、令和元年度桑名市水道事業会計決算書の1ページ、2ページを御覧ください。
それでは、1、令和元年度桑名市水道事業決算報告書でございますが、消費税を含んだ金額となっております。
1、収益的収入及び支出の収入の部、上の表の決算額の欄でございますが、第1款水道事業収益29億915万7,186円、第1項営業収益25億4,029万864円の主なものは、水道料金25億2,333万円余で、営業収益の約99%を占めております。
第2項営業外収益3億6,843万3,687円の主なものは、長期前受金戻入3億238万円余でございます。
第3項特別利益43万2,635円は、消費税の還付に伴う還付加算金などでございます。
次に、支出の部、下の表の決算額の欄でございますが、第1款水道事業費用24億9,748万9,110円、第1項営業費用24億1,453万6,521円の主なものは、減価償却費8億6,347万円余のほか、受水費4億9,362万円余や委託料3億7,651万円余などでございます。
第2項営業外費用8,194万6,666円は、企業債利息などでございます。
第3項特別損失100万5,923円の主なものは、漏水による水道料金の減免や生活保護による減免などの過年度損益修正損でございます。
次に、3ページ、4ページを御覧ください。
2、資本的収入及び支出の収入の部、上の表の決算額の欄でございますが、第1款資本的収入10億6,355万6,264円、第1項企業債8億130万円は、建設改良のための起債でございます。
第2項負担金8,565万2,004円の内訳は、駅西土地区画整理事業に伴う配水管布設替工事負担金などとして5,892万円余、消火栓設置に伴う他会計負担金として2,672万円余などでございます。
第3項加入金7,660万4,260円は、給水装置の新規分596件、口径変更分47件の加入金でございます。
第4項投資回収金1億円は、下水道事業会計からの貸付金の返還でございます。
次に、支出の部、下の表の決算額の欄でございますが、第1款資本的支出16億3,767万1,605円、第1項建設改良費12億1,956万5,018円の主なものは、多度北部送水場ほか電気設備更新工事、大山田一丁目配水管布設替工事など、翌年度繰越額4億4,042万5,500円の主なものは、豪雨災害により緊急性が高まったことから、次年度に予定しておりました多度1、2号井自家用発電機設置整備更新工事や非常用発電機を前倒しで行ったほか、建設改良工事を繰り越しております。
第2項企業債償還金3億1,810万6,587円は、起債の償還金、第3項投資1億円は、下水道事業会計への貸付金でございます。
なお、資本的収入額が資本的支出額に不足する額5億7,411万5,341円は、欄外に記載のとおり補填しております。
次に、5ページ、6ページを御覧ください。
2、令和元年度桑名市水道事業損益計算書でございますが、この損益計算書及び後ほど御説明いたします10ページ、11ページの貸借対照表は、税抜き金額となっております。
それでは、5ページを御覧ください。
1、営業収益と、2、営業費用の差引きである営業収支は3,648万5,968円の営業利益となっております。この営業収支に、3、営業外収益と、6ページの4、営業外費用を含めた経常収支は3億1,660万6,182円の経常利益となっております。
さらに、5、特別利益と6、特別損失を含めた事業収支では3億1,609万4,022円の純利益となり、その他未処分利益剰余金変動額2億9,030万2,724円を含めた6億639万6,746円が当年度未処分利益剰余金でございます。
次に、7ページ、8ページを御覧ください。
3、令和元年度桑名市水道事業剰余金計算書でございます。資本金は前年度末から変動はなく、当年度末残高83億4,638万7,285円となっております。
資本剰余金の受贈財産評価額と工事負担金の合計4億3,842万9,575円は、土地などが非償却財産であり、当該資産を処分、または滅失のときまで残存いたします。
利益剰余金は、損益計算書で御説明いたしましたとおり、純利益3億1,609万4,022円が発生したことから11億1,139万6,746円となっております。
次に、9ページを御覧ください。
4、令和元年度桑名市水道事業剰余金処分計算書(案)でございます。
令和元年度の未処分利益剰余金は、減債積立金2億9,030万2,724円を取崩しましたことから、議会の議決による処分として資本金への組入れを行い、当年度純利益3億1,609万4,022円を欄外注釈のとおり、地方公営企業法第32条の規定に基づく、桑名市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例第6条の規定により、減債積立金に積み立てるものといたします。
次に、10ページを御覧ください。
5、令和元年度桑名市水道事業貸借対照表でございますが、資産の部、1、固定資産、(1)有形固定資産、(2)無形固定資産、(3)投資を合わせた固定資産合計は197億5,570万3,271円となっております。
次に、流動資産の(1)現金預金、(2)未収金、(3)貯蔵品、(4)短期貸付金、(5)前払金を合わせた流動資産合計は30億7,742万8,337円で、このうち(2)未収金3億8,310万9,832円の主なものは、給水収益2億8,490万円余でございます。
その下の貸倒引当金1,281万1,558円は、水道料金未収金の将来の貸倒れに備えて計上しており、差引き未収金合計は3億7,029万8,274円となっております。
以上、資産合計は228億3,313万1,608円で、昨年度と比較し6億7,887万円余の増加となっております。
次に、11ページを御覧ください。
負債の部、3、固定負債の(1)企業債、(2)引当金を合わせた固定負債合計は55億2,721万4,492円となっております。
4、流動負債の(1)企業債、(2)未払金、(3)未払費用、(4)預り金、(5)引当金を合わせた流動負債合計は12億6,874万3,058円となっております。
5、繰延収益の(1)長期前受金、(2)収益化累計額を合わせた繰延収益合計は61億4,096万452円となっております。
以上、負債合計は129億3,691万8,002円で、昨年度と比較し3億6,278万円余の増加となっております。
次の資本の部、6、資本金、(1)資本金のア、固有資本金、イ、出資金、ウ、組入資本金を合わせた資本金合計は、昨年度と同額の83億4,638万7,285円で、7、剰余金の(1)資本剰余金、(2)利益剰余金を合わせた剰余金合計は15億4,982万6,321円で、資本合計は98億9,621万3,606円となっており、負債合計と資本合計を合わせた負債資本合計は228億3,313万1,608円でございます。
次に、12、13ページは、会計処理に係る注記表、14ページ以降は、決算の附属書類でございますが、このうち21ページを御覧ください。
3、業務、(1)業務量、(ク)有収水量は、水需要の減少により23万7,510立方メートル減少の1,680万4,005立方メートル、(ケ)有収率は0.3%増の84.79%でございました。
以上、令和元年度水道事業会計決算の説明でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
211: 分科会長(愛敬重之)
以上で説明が終わりましたので、これより本議案に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
212:
分科会委員(市野善隆)
水道で管路更新が結構やっていただくことになりましたので、これは感謝をしたいというふうに思います。
有収率ですが、私、毎回聞くんですが、一時期管路更新しなかったとき、多度、桑名は全国並み、長島はよかって、長島も90はというようになったんですが、この令和元年度0.3%向上した発注4.79の地区別を教えてください。
213: 水道課長兼水道技術管理者(加藤文人)
水道課、加藤でございます。
令和元年度の有収率でございますが、全体としましては、先ほどの84.79%ですが、地区別で説明させていただきますと、小数点以下が1桁で申し訳ないんですけれど、桑名地区が83.4%、多度地区が83.5%、長島地区は95.9%という内訳になってございます。以上です。
214:
分科会委員(市野善隆)
ありがとうございました。
もう一つ、ちょっと教えてください。
本会議場でも、これまでのことでいろんな質問があったんですが、停電時の対応ということで、かなり厳しいことにあるんですが、18ページとか19ページ辺りで、何といいますか、あとは工事のこと関連で、特に多度地域が簡易水道の流れの中で整備をしていますので、ある意味脆弱なところがあろうかというふうに思います。例えば、一つの古野なら古野とか美鹿とか、エリアごとで地域の管がつないでいなかったりとかあるんですが、災害時に備えたり、停電時に備えたり、特にこういう面で工事発注に際して何か工夫をしたということがあれば教えてください。
215: 水道課長兼水道技術管理者(加藤文人)
災害時に工夫ということなんですが、先ほど委員がおっしゃられたとおり、停電に備えた発電機のほうの更新を、多度地区の施設が結構老朽化しているということで、中心に行っております。そのほか、委員おっしゃられました、先ほど簡易水道ということなんですけれど、美鹿地区であったりとか、この地区が旧簡易水道を受け継いだ地域になっております。こちらの地域につきましては、もともとの給水が独立した給水になっておりますので、それぞれの浄水場からの給水のみの接続でございます。現状としましては、隣接のところと接続はございませんので、単独の給排水区域になっております。そちらの停電対策ということなんですけれど、山間部の浄水場から普通に自然流下の排水方式を取っておりますので、動力設備は特に大きなものがございませんので、普通の100ボルトの電源による計装設備で監視をしているということでございますので、普通の小型の発電機を設置しまして、それらの電力を賄い、上の浄水場の監視室のほうで集中的に監視しているような対策を取っております。そのような対応で簡易水道地域につきましては対応しております。以上でございます。
216:
分科会委員(市野善隆)
二つ聞きたいんですが、18ページの工事の一覧表でちょっと気がついたんですが、桑名市と合併をしてから、ポリ管の採用が、要するに地震時に伸びるということで、ある程度。耐震化されたけど、ポリ管の、いわゆるHPPEというやつが増えたんですが、今初めて気がついたんですけれども、DCIPというのはダクタイル鋳鉄管で、HPPEというのはポリ管なんですが、例えば下から4行目のやつは、φ100でもダクタイル鋳鉄管を使ったりしていますし、かといって、150でもダクタイル鋳鉄管、ところが一番下に行ったりすると、150でもHPPEですからポリ管だと思うんですけど、何か区分けはしていますか、整備に当たって。
217: 水道課長兼水道技術管理者(加藤文人)
水道課長、加藤でございます。
排水管の採用管種のほうなんですけれど、基本的に先ほど委員がおっしゃられたように、150ミリ以下につきましては、配水ポリエチレン管を採用しております。200ミリ以上につきましては、耐震型のダクタイル鋳鉄管を採用しております。それで、どうしても既設管との接続がございますので、それぞれに合わせした管種で接続しているところがございますので、先ほどの小口径100ミリであったり150ミリの口径でも、既設管接続のところにつきましては、それに合わせた管種を採用しております。基本は200ミリ以上が鋳鉄管、150ミリ以下が配水ポリエチレン管という採用として施工しております。以上です。
218:
分科会委員(市野善隆)
もう一つ教えください。
これも今気がついたんですが、17ページの職員に関する事項で、平成30年度末の職員数と令和元年度末の職員数で、これだけの工事をしたのに技術職員が4名減というのは相当手痛いと思うんですが、部長、いかがですか。結構、水道って微妙なところがありますよね、工事のときって。管の洗浄であったりとか、それにうまくいかなかったら、一般住宅の給湯器なんかに影響を及ぼしたりとか。技術職員が、僕は減っておるというのはかなり厳しいかと思うんですが、どんな工夫とか、どんなふうにお思いなのか、この決算を見て、4人減というのは。どうなんでしょうか。
219: 上下水道部長(伊藤恒之)
17ページの職員に関する事項なんですけれども、数字では4人減という中で、委員言われますように4人、技術職員がいないとなると、非常に苦しいのは現実です。
令和2年度については、1人増えたというか、4人減ったところを1人は補充してもらったんですけれども、今後、職員の数も全体の数も退職者が増えて減っていく中で、上下水道部門もほかの建設部門の部もどこも減っておる中で、やはり工事の発注方法、発注の仕方とか、その中で技術力を養成していくような形を考えていくべきかなと思っています。
今、実は水道の工事の発注については、その辺を見据えた発注方法について今研究しておりますので、何とかこの人数が少ない中をカバーできるような発注方法を研究していますので、よろしくお願いしたいと思います。
220: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑ありませんか。
221:
分科会委員(森下幸泰)
全体のことというか、あれなんですけど、先ほど市野委員からも管路の更新の話がありましたが、確かに今の管路の経年化率というのが3割ちょっと超えているぐらいですよね。布設された時期によっては、これから経年化率の上がり方というのが早くなっていくんじゃないかなというような心配もなくはないんですけど、その中で、今、大体1%ぐらい、毎年更新していっている中で、今後の更新のスピードというか、その辺の方針というのはどういうふうに考えてみえますか。
222: 上下水道部長(伊藤恒之)
先ほども申し上げましたけれども、やはり年間5キロないし10キロ程度ということで、なかなか耐震化とか更新が進まない中で、先ほど申し上げましたように、どうすれば少人数で、できる限りの更新延長を伸ばせるかというとこら辺を今は研究しておりますので、結果が出ましたらまたお知らせさせていただきますので、頑張ってやっていきますので、よろしくお願いします。
223: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑ありませんか。
224:
分科会委員(伊藤惠一)
1点、簡単にお願いして、先ほども答弁していただいたんですけれども、再度お願いします。
基金積立金とか現金とか、年度末に現金ベースで幾らぐらいあるか、お願いします。
225: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
10ページの貸借対照表を御覧いただきますと、現金預金ということで25億5,000万円ほどあることにはなっております。以上でございます。
226:
分科会委員(伊藤惠一)
積立金とか現金全部で、積立金も含めて現金と。
227: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
含めてでございます。
228:
分科会委員(伊藤惠一)
25億5,000万円ですか。
229: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
25億5,000万円ほど。
230: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、以上で質疑を終結します。
次に、本件に対して賛成または反対の意見表明を行っていただきます。
それでは、今度は渡邉委員から、よろしくお願いします。
231:
分科会委員(渡邉清司)
賛成いたします。
232:
分科会委員(市野善隆)
基本的に賛成します。賛成理由としては、料金改定も過去にも最近ありましたので、そのこともあって、水道の管路の耐震化も進んでおりますし、職員が減じる中にあって、職員の育成にも推進をされておるということを評価して、賛成をいたします。
233:
分科会委員(森下幸泰)
賛成いたします。先ほども言ったように、管路の更新とか災害のときとか、やっぱり水って一番命を支える大事なものになりますので、しっかりお願いします。
234:
分科会委員(水谷憲治)
水谷でございます。賛成でお願いします。限られた予算、人数の中で、大変御尽力いただいております。ありがとうございます。
235:
分科会委員(伊藤惠一)
種々土木なんかと協力して浸水対策していただいたり、4,000件の管路をガードしていただいたり、それから、おいしい安全な水の供給に努めていただいたり、上げれば切りがないんですけれども、非常に感謝しております。
その中で、後でもほかの方も出てくるかなと思うんですけど、消費税を取っているという理由もあったり、そういう厳しい御意見もあったりするんですけれども、お聞きしたところ、水道料金に対して2億1,000万円ぐらい消費税がかかっているんですよね。1億円も余裕があるんですけれども、下水へ貸したりして、そうすると、3億円ぐらい市民の方に御負担をかけとるんかなと思うんですけれども、というの中で、これは今年度なんですけれども、御存じのように2.7億円ですか、水道の基本料金を無料にして、2億7,000万円のうちの10%というと2,700万円ですから、おおよそ3億円、市民の方に今年度お返ししておるということで、前年度の消費税分はお返しさせていただいておるなというようなことで、今回、そういうような理由で、消費税のことに関してはそういうことですので、認定させていただきたいと思っております。
236:
分科会委員(石田正子)
私は、安定的に水の供給に努めていただいているというので、本当に感謝をしたいと思っています。
ただ、水道料金の会計で負担になっているのは、河口堰の高い水を買わざるを得ないような状況に陥っていることとか、それから、今回、消費税増税があって市民負担は増えています。いろいろコロナ禍の中で市民負担を軽減するような努力もされているんですが、消費税負担を市民にかぶっている部分については、やっぱり同意できないということにさせていただきたいと思います。以上です。
237: 副分科会長(太田 誠)
太田です。
さらなる有収率の向上に向けて、今後とも更新事業を積極的に進めていただきたいと、このように思っています。ということで、賛成をいたします。よろしくお願いいたします。
238: 分科会長(愛敬重之)
以上で全委員の意見表明が終了しました。
本分科会の意見集約の結果として、賛成意見が多数であったことを全体会へ報告させていただきます。
───────────────────────────────────────
○議案第90号
239: 分科会長(愛敬重之)
次に、議案第90号 令和元年度桑名市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、議題といたします。
当局より説明を求めます。
240: 上下水道部長(伊藤恒之)
上下水道部長の伊藤でございます。
議案第90号 令和元年度桑名市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定につきまして、先ほどの水道事業と同じく、お手元にお配りしております資料2、令和元年度決算の概要に基づきまして御説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、資料2の1、総括でございますが、令和元年度の下水道事業につきましては、汚水管路の普及拡大及び雨水浸水対策の取組に努めたところでございます。
コストキャップ型下水道につきましては、第1期の協定に基づき、播磨、東方第二、西部第一処理分区ほかについておきまして、未普及地域の解消に向けた取組を進めております。
雨水施設では、大字東方地内で管路施設工事を行いましたほか、昨年度、着手しました城之堀ポンプ場の自家発電機設備改築工事が完成しております。さらに、甚内ポンプ場の場内整備詳細設計を行い、来年度の施行に向け事業を進めております。
2、業務量でございますが、汚水につきましては、北勢沿岸流域下水道及び長島浄化センターにおきまして1,280万3,314立方メートルの汚水を処理しており、前年度より6万6,449立方メートル、0.52%減少しております。また、処理区域内人口は前年度より1,375人増加しており、下水道普及率は77.57%となっております。雨水につきましては、ポンプ場8施設の排水能力の機能維持に努めております。
3、収益的収支、税抜きでございますが、(1)下水道事業収益は、有収水量の減少に伴い、前年度と比較して、下水道使用料が2,236万円余、1.0%減少しております。また、退職手当負担金が皆減したことにより、負担金が2,401万円余、3.2%減少しておりますが、補助金等の活用により営業外収益は増加しており、全体として、前年度と比較しまして221万円余、0.1%未満の減少となっております。
(2)下水道事業費用は、人件費、資産減耗費及び企業債支払利息等が減少した結果、前年度と比較しまして7,851万円余、1.7%減少しております。
(3)この結果、当年度は4億6,416万円余の純利益となっております。
4、資本的収支は税込みでございます。
(1)収入は、企業債が6,960万円減少しておりますが、国庫補助金等が1億563万円余増加したことにより、前年度と比較しまして1%増の28億5,755万円余となっております。
(2)支出は、建設改良費が2億8,112万円余増加しており、企業債償還金も3,411万円余増加しております。さらに、他会計借入金償還金が1億円発生したこともあり、前年度と比較して11%増の42億4,029万円余となっております。
5、企業債残高でございますが、282億1,255万円余となっております。
下水道事業決算の概要につきましては、以上でございます。
引き続き詳細につきまして企画総務課長より御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
241: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
企画総務課の森でございます。
それでは、議案第90号 令和元年度桑名市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について御説明申し上げますので、令和元年度桑名市下水道事業会計決算書の39ページ、40ページを御覧ください。
1、令和元年度桑名市下水道事業決算報告書でございますが、消費税を含んだ金額となっております。
1、収益的収入及び支出の収入の部、上の表の決算額の欄でございますが、第1款下水道事業収益は52億6,513万8,834円、第1項営業収益30億5,164万3,885円の主なものは、下水道使用料23億1,887万円余や他会計負担金7億3,244万円余などで、この負担金の主なものは、雨水処理に係る一般会計からの繰入金でございます。
第2項営業外収益22億1,223万9,005円の主なものは、長期前受金戻入20億8,683万円余や他会計補助金1億1,904万円余などで、この補助金の主なものは、汚水処理に係る一般会計からの繰入金でございます。
第3項特別利益125万5,944円の主なものは、貸倒引当金戻入益でございます。
次に、支出の部、下の表の決算額の欄でございますが、第1款下水道事業費用は47億6,673万5,493円、第1項営業費用41億9,132万3,061円の主なものは、減価償却費28億6,524万円余や流域下水道の維持管理負担金5億9,049万円余などでございます。
第2項営業外費用5億7,380万906円の主なものは、企業債利息5億1,668万円余でございます。
第3項特別損失161万1,526円の主なものは、下水道使用料のうち、漏水による減免や生活保護減免に伴う過年度還付金でございます。
なお、第4項予備費の支出はございませんでした。
41ページ、42ページを御覧ください。
資本的収入及び支出の収入の部、上の表の決算額の欄でございますが、第1款資本的収入28億5,755万7,249円、第1項企業債11億9,600万円は、建設改良等のための起債、第2項他会計借入金1億円は、下水道普及拡大に伴う資金不足を補うための水道事業会計からの借入金でございます。
第3項他会計負担金7,438万6,063円は、雨水処理に係る一般会計からの繰入金、第4項他会計補助金7億7,412万3,631円は、汚水処理に係る一般会計からの繰入金などでございます。
第5項国庫補助金5億7,290万1,575円は、補助事業に係る国庫補助金、第6項負担金1億4,014万5,980円は、受益者負担金及び工事負担金でございます。
次に、支出の部、下の表の決算額の欄でございますが、第1款資本的支出42億4,029万5,178円、第1項建設改良費17億2,668万6,048円、翌年度繰越額4億8,185万円余は、駅西土地区画整理事業に係る他の工事との調整に日数を要したことから繰り越したものでございます。
第2項企業債償還金24億1,360万9,130円は、起債の元金償還金、第3項他会計借入金償還金1億円は、水道事業会計からの借入金の償還でございます。
資本的収入額が資本的支出額に不足する額13億8,273万7,929円は、欄外注釈のとおり補填しております。
次に、43、44ページを御覧ください。
2、令和元年度桑名市下水道事業損益計算書でございますが、この損益計算書及び48、49ページの貸借対照表は、税抜き金額となっております。
43ページを御覧ください。
1、営業収益と2、営業費用の差引きであります営業収支は12億2,386万6,790円の営業損失となっております。営業収支に3、営業外収益と、44ページの4、営業外費用を含めた経常収支は4億6,441万5,470円の経常利益となっております。さらに、5、特別利益、6、特別損失を含めた事業収支では4億6,416万3,411円の純利益となり、その他未処分利益剰余金変動額3億8,786万5,923円と合わせた8億5,202万9,334円が当年度未処分利益剰余金でございます。
次に、45ページ、46ページを御覧ください。
3、令和元年度桑名市下水道事業剰余金計算書中、資本金は、昨年度、減債積立金を1億6,353万5,964円取崩し、資本金へ組入れたため、当年度末残高は41億983万6,672円となっております。
資本剰余金は受贈財産評価額、他会計負担金、工事負担金、その他資本剰余金の合計7億6,754万3,132円で、土地など非償却財産分であることから、当該資産が処分または滅失のときまで残存いたします。
利益剰余金は減債積立金3億8,786万5,923円を取崩し、先ほど損益計算書のところで申し上げましたように、純利益4億6,416万3,411円が発生しておりますことから、利益剰余金合計は8億5,202万9,334円となっております。
次に、47ページを御覧ください。
令和元年度桑名市下水道事業剰余金処分計算書(案)でございます。
令和元年度の未処分利益剰余金は、減債積立金3億8,786万5,923円を取崩しましたことから、議会の議決による処分として資本金への組入れを行い、当年度純利益4億6,416万3,411円を欄外注釈のとおり、地方公営企業法第32条の規定に基づく、桑名市水道事業及び下水道事業の設置に関する条例第6条の規定により、減債積立金に積み立てるものといたします。
次に、48ページを御覧ください。
5、令和元年度桑名市下水道事業貸借対照表でございます。
資産の部、1、固定資産は、(1)有形固定資産、(2)無形固定資産、3、投資を合わせた固定資産合計815億6,656万6,032円となっております。
次に、流動資産の(1)現金預金、(2)未収金、(3)前払金を合わせた流動資産合計は22億3,061万9,851円で、このうち(2)未収金4億182万8,967円の主なものは、下水道使用料3億1,274万円余でございます。その下の下水道使用料未収金の将来の貸倒れに備えて計上した貸倒引当金1,932万932円を差し引いた未収金合計は3億8,250万8,035円となっております。
以上、資産合計は837億9,718万5,883円で、昨年度と比較し10億8,422万円余の減少となっております。
49ページの負債の部、3、固定負債の(1)企業債、(2)他会計借入金、(3)引当金を合わせた固定負債合計は260億2,056万2,299円でございます。
次の4、流動負債の(1)企業債、(2)他会計借入金、(3)未払金、(4)未払費用、(5)預り金、(6)引当金を合わせた流動負債合計は40億6,514万2,661円でございます。
次に、5、繰延収益の(1)長期前受金、(2)収益化累計額を合わせた繰延収益合計は479億8,207万1,785円でございます。
以上、負債合計780億6,777万6,745円で、昨年度と比較し15億4,838万円余の減少となっております。
次に、資本の部でございますが、資本金の(1)資本金、ア、固有資本金、イ、出資金、ウ、組入資本金を合わせた資本金合計は41億983万6,672円。
次の7、剰余金は、(1)資本剰余金、(2)利益剰余金を合わせた剰余金合計額が16億1,957万2,466円で、資本合計は57億2,940万9,138円となっております。
50ページ、51ページは、会計処理に係ります注記表、52ページからは、決算附属書類でございますが、このうち、58ページを御覧ください。
(ア)行政区域内人口は、平成30年度と比較し573人の減となっておりますが、(イ)処理区域内人口は、供用開始区域の拡大により1,375人の増となり、処理区域内人口を行政区域内人口で割った(カ)普及率(人口)は77.57%で、平成30年度と比較し、1.28ポイントの増となっております。
以上、令和元年度下水道事業会計決算の説明でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
242: 分科会長(愛敬重之)
以上で説明が終わりましたので、これより本議案に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
243:
分科会委員(伊藤惠一)
先ほどと一緒で、先ほども説明していただいたので、再度、基金と現金の年度末の合計を教えていただけますか。
244: 上下水道部次長兼企画総務課長(森 浩木)
18億4,000万円余となっております。
245: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑ありませんか。
246:
分科会委員(市野善隆)
一気に3点余り聞きたいというふうに思います。
まず、決算書の64ページ、雨水管渠費絡みに関して聞きたいというふうに思います。
先般の9月10日、11日の豪雨、そんなに長時間じゃなかったんですが、市内でいろんな被害が発生したんですが、一覧表の中に、雨水マンホールの蓋が飛んだとか、いわゆる外れたということがあるんですが、雨水管渠費の中の例えば修繕費なんかで、一般的に下水なんかは、新設する場合は、圧で負けないようにストッパーがついておるようになっておるんですけれども、今、雨水管渠の状態はどういうことかということと、この修繕費で、例えば過去のやつを、マンホールをストッパーつきの何かに替えたとか、そういったことがあったんでしょうか。これが1点。
それと、もう一つ、56ページ、毎回同じことを言うんですが、建設改良工事の1,000万円以上のことがこちらに載っております。上段の3件、3億円とか、工事が2本、それから、1億2,000万円の工事が1本、これは下水道事業でコストキャップというふうに理解をしております。
最近も入札不調が続いておるということで、2年前の12月に、冬の初めのほうに、事業団が市内企業にアンケートも取られたと。今、コストキャップは、工事も含めて、どんなふうな状態になっておるのか、教えてください。
それから、もう一つ、コストキャップとか、いろんな下水道の工事をやるときの市役所の対応のことですが、つまり、この予算全体の執行という感じになるんですが、参加者の方に聞いたら、課長がいたかいないのか、よく分からなかったとか、課長がいなかったようだというのを数件、私のほうに連絡が来ました。当然コストキャップであれば、下水道事業団担当の職員がするし、将来の接続に備えて、公共下水道への営業課の職員も出るんですし、下水道課長も出られるのかと。最低限、管理職が1名以上はそこへ行っておるということがありますし、下水道事業団のことの、これは多分、工区ごとに、例えば一番上の3億3,600万円の工事も、工区ごとに何回かやると思うんですが、どういう体制でこの工事の執行の地元説明会をされるのか、お示しください。
以上、お願いします。
247: 分科会長(愛敬重之)
説明を求めます。
248: 下水道課長(出口敏幸)
下水道課の出口でございます。
ただいまいただきました3点の御質問のうち、まず第1点目、雨水管渠の洪水対策というんですか、こちらの実績についてでございますけど、平成31年度の実績としまして、雨水マンホールの修繕工事を2か所でやっております。マンホールの基数までは出ておらんのですけれども、落とし込みの蓋をロック式の蓋に替えるという工事は、毎年随時やっておるところでございます。
2点目、コストキャップの事業団の発注に対する入札の経緯というんですか、こちらなんですけれども、第1期工事が平成29年度から着手されております。平成29年度に令和元年度までの工期で、3地区の工事を発注されておりますけれども、播磨地区の工事につきましては、2回入札公告が行われまして、1回目不調、2回目で落札をされております。東方地区の工事につきましては、1回の入札公告で落札をされております。七和地区の工事につきましては、3回入札公告を行っておりまして、2回入札が不調になっております。平成30年度に入ってから3回目の入札が行われまして、3回目で落札をされております。
また、令和元年度は、今度は第2期工事に着手されておりまして、東方地区の工事を発注されております。この工事につきましても、1回目の入札で落札されているところでございます。
次に、3点目の、コストキャップ事業における地元説明会の市役所の出席の対応についてでございますけれども、今年度は、まだ説明会を開催しておらんのですけれども、昨年度まで、営業課、下水道課、両者で出席をしております。下水道課につきましては、下水道係の課長補佐で係の者、2名ないし3名で出席しておるところでございます。以上でございます。
249: 分科会長(愛敬重之)
ほかに質疑ありませんか。
250:
分科会委員(市野善隆)
下水道の本管工事のことになるので、課長補佐が出席されるというのは分からないでもないんですが、何がしかのルールをつくって、私は管理職のほうがやったら、相手方に市の意気込みが分かるというか。場合によっては、接続部の普及とか、例えばそれに合わせて道路の改良工事とか、いろんな、これ、直してほしい、あれを直してほしいとかいう話も出てくると思いますので、少なくとも例えば1回ごとに課長、課長補佐とか、何かちょっと工夫を私はされるということだけはここで言っておきたいというふうに思います。以上です。
251: 分科会長(愛敬重之)
ほかに。
252:
分科会委員(石田正子)
石田です。
毎回言っていますけど、下水道の普及をいかに進めていくかというのは、地域の悲願でもあるわけですけれども、なかなか通らない地域は本当に通らないということになっているので、下水道の普及率を上げるということで、10年計画とかを立てられましたよね。それって、今、進捗はどうなっているのか、さっき何らかの説明あったので、その中に含まれているんだと思うんですけど、10年計画で普及率をできるだけ100%に近づけていくような説明があって事業をされていると思うんですけど、もう数年たっていますよね。それで行くと、見通しが持てるのかどうか。最近、汚水処理のこととかあるし、下水の処理というの、本当に被害を抑えていく上でも大事な機能を果たすし、地域環境を整えていく上でも大事なポイントだと思うんですけど、今の現状がどうなっているのか、その計画に即した形で進んでいるのかどうか、そこをもう一度確認をさせていただきたいんですけれども、お願いします。
253: 分科会長(愛敬重之)
説明を求めます。
254: 下水道課長(出口敏幸)
下水道課の出口でございます。
下水道の汚水の未普及対策というんですか、令和8年度末でおおむね90%の普及率を目指していくということで、10年間で約15%ぐらいですか、普及率を上げていこうという計画の中で、今、コストキャップ事業を取り入れた事業の推進を図っておるところでございます。
その中で、大部分はコストキャップというんですか、事業団に委託負う部分が多いのと、市でも工事を進めていくというところでございますけれども、コストキャップ事業のほうは、予算を計画どおり確保しながらやっておるところでございますけれども、ただ、事業団のほうの入札が何回も不調になって遅れたりとか、その辺の諸事情がある中で、若干計画は遅れがちではあるんですけれども、令和8年度末に完了を目指して進めていただいておるところでございます。
市の直営の汚水整備につきましても、今、職員のほうで鋭意予算を上げて、こちらも進捗を図っておるところでございます。令和8年度、90%目標ではあるんですけれども、達成に向けて今後も鋭意取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
255:
分科会委員(石田正子)
あまり地元におって普及されている印象はほとんど皆無状態なので、事業計画が順次どんなふうに進んでいくのか、やっぱり進捗が見える状態というか、期待も大きいと思いますので、やっぱり8年までというんやったら、その土地をどこまで、どの地域が進めるんやというようなことが見通しがつくような形でまた提示をいただきたいと思います。
それと、今、雨水処理とか、いろいろ水の処理の問題も深刻な課題やと思うんですけど、そういう意味では、ポンプ場の機能をどういうふうに高めていくかとか、排水機場というか、そういうところの活用が被害を抑えていくというか、もっと水の動きをよく見ていくということができると思うんですけど、その辺で、ポンプ場の機能を今よりももっとアップできるような検討があるのか、その辺があればちょっと教えてほしいなと思います。今年度の決算というか、予算の中でどこまでこれが進んでいるのか。
256: 下水道課長(出口敏幸)
下水道課の出口でございます。
雨水対策につきまして、雨水のポンプ場と雨水の管路、水路、その辺を管理しておるところでございますけれども、今ポンプ場の関係の事業におきましては、現状のポンプとか機器類の更新というんですか、老朽化してきた機器の更新を進めて、機能の維持というんですか、努めているところで、まだ機能の拡大とか、そういった計画はまだ今のところ取り組んでいない状況です。
雨水管路のほうにつきましては、西桑名雨水幹線という事業に取り組んでおりまして、駅西の区画整理事業地区内に今年度から工事に着手をする予定で、令和4年度まで進めていく予定でございます。以上でございます。
257: 分科会長(愛敬重之)
石田委員、先ほどの質問なんですけれども、ページで言うと56ページの工事の関連でいいんですかね。
258:
分科会委員(石田正子)
工事の関係と言うか、ポンプ場そのものの。
259: 分科会長(愛敬重之)
ポンプ場に関連しての説明みたいな、質疑みたいな感じですかね。
260:
分科会委員(石田正子)
そうですね。
261: 分科会長(愛敬重之)
そうですか、分かりました。
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、以上で質疑を終結します。
次に、本件に対して、説明または反対の意見表明等を行っていただきます。
それでは、石田委員からお願いします。
262:
分科会委員(石田正子)
石田です。
下水道会計のところにいいんですよね。
263: 分科会長(愛敬重之)
はい。
264:
分科会委員(石田正子)
につきましては、なかなか普及が進まない地域を抱えていることと、それから、消費税の増税に関しては、市民負担が消費税増税で負担がかかっていることと、それから、受益者負担を言われましたので、受益者負担がここにも含まれているという点では、住民負担があるということで、その点については同意できないとさせていただきます。
265:
分科会委員(伊藤惠一)
私、先ほど水道のところでちょっと間違ったんですけど、土木と協力してということは、上水やなくて下水のほうです。失礼しました。
こういう御努力をいただいておりますし、普及率の向上に努めていただいていることは非常に感謝いたしておりますが、下水のほうは、先ほど石田委員が言われたんですけど、消費税が大体10%で1.8億円程度、これ、前も申し上げたんですけど、上水から1億円、毎年借りて、10年近く借りているんですけど、一般会計からお借りになられたらということで申し上げたら、検討しますということで非常に期待はしておるんですけれども、取りあえず、この決算に関して1億円はぶらぶらしておるということで、これ、例えば下水の、今回上水の2.7億円ですか、このように原資にして、無料化の原資にしていただけたら非常にありがたいなと思うんですけれども、ぜひそこら辺は期待しつつ、この件がございますので、これは前にも言ったんですけど、不認定ということでございます。期待しながら。
266:
分科会委員(水谷憲治)
水谷です。
とはいえ、御尽力いただいておると思いますので、賛成でお願いします。
267:
分科会委員(森下幸泰)
賛成させていただきます。これからもよろしくお願いします。
268:
分科会委員(市野善隆)
賛成します。下水道普及率も徐々にやれる工事をしておりますこと、そういったこと、それから、雨水のマンホール、これについてもストッパーつきに替える方向性であるということも確認できましたので、賛成いたします。
その中にあって、コストキャップとか、市単独で発注する下水道管路に関しては、市内企業が直接受注できるように、そういったことが、いざとなれば災害のときの強化につながるというふうに思います。資機材もリースとかレンタルなくて、自分のところで買い取って、業者も持っているわけですから、そういったものもなくなっていくということは、いざ災害のときに即時対応ができませんので、市内企業が受注できる体制に関しては、下水道事業団と協力してやっていただきたいというふうに思います。以上です。
269:
分科会委員(渡邉清司)
渡邉です。
賛成でございます。一言申し上げたいのは、せっかく皆さんが管をつないでもらっても、受けるほうがつないでいないところがあるよということを聞きます。ほとんど100%つないでみえるのかな。そんなところもあるらしいですから、皆さんの努力が、それこそ水の泡で消えてしまいますので、その辺も一つ、皆さんがつけてもらえる努力をもう一つ汗をかいていただいてやっていただけるように、一言申し添えまして、賛成させていただきます。よろしくお願いします。
270: 副分科会長(太田 誠)
太田です。
私も賛成でございます。ますます頑張って下水道を整備していただきたいと思います。よろしくお願いします。
271: 分科会長(愛敬重之)
以上で全委員の意見表明が終了しました。
本分科会の意見集約の結果として、賛成意見が多数であったことを全体会へ報告させていただきます。
これで本分科会の審査案件は全て終了しました。
───────────────────────────────────────
○分科会審査報告書及び分科会長報告について
272: 分科会長(愛敬重之)
最後に、本分科会の分科会審査報告書及び分科会長報告につきましては、いかが取り計らせていただきましょうか。
(「正・副分科会長一任」と呼ぶ者あり)
正・副一任との声がありましたので、そのように決定させていただいてよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、正・副分科会長に一任願います。
以上で決算特別委員会・都市経済分科会を閉会いたします。
午後4時07分 閉会
以上、会議の顛末を録しここに署名する。
分 科 会 長 愛 敬 重 之
副分科会長 太 田 誠
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