桑名市議会 2020-07-01
令和2年第2回定例会(第6号) 本文 開催日:2020-07-01
これより上程議案に関し、各常任委員長の報告を求めます。
まず、
総務安全委員長の報告を求めます。
18番
倉田明子議員。
6:
総務安全委員長(
倉田明子)(登壇)
ただいま議題となりました日程のうち、総務安全委員会に付託されました関係議案について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
まず、議案第56号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第5号)所管部門については、歳出において、総務費のうち一般管理費中、新型コロナウイルス感染症対策事業費について、通いの場等の活動に取り組む住民主体の団体からも物資不足の声を聞くが、配布先についてはどのように考えているのかとの質問があり、通いの場等の活動も大切であると考えるため、今後、保健福祉部と協議、検討させていただくが、まずは不足の声の多い医療機関、福祉施設、小・中学校等から配布をさせていただきたいとの説明がありました。
続いて、民生費のうち安全対策費中、高齢運転者安全運転支援装置設置補助金について、市内70歳以上の免許保有者は約1万5,000人と聞いたが、278台分の予算計上で不足しないのかとの質問があり、既に制度が導入されている四日市市における設置数が約180台と聞いており、それを勘案するとおおむね対応できると考えているとの説明がありました。
次に、災害対策費中、一般事務費について、具体的に、タブレットはどのように利用できるのかとの質問があり、映像を通して河川水位や被害状況等の情報共有が図れることで、より適切に指示、行動できるようになるほか、感染症対策下でのオンライン会議にも利用できると考えているとの説明がありました。
次に、議案第59号 桑名市市税条例の一部改正については、新型コロナウイルス感染症等の影響により中止された行事、イベントに係る寄附金税額の控除の特例の申請方法を問う質問があり、払戻請求権放棄証明書及び指定行事証明書を証明書類として添付した上で、確定申告をしていただくとの説明がありました。
次に、議案第60号 桑名市都市計画税条例の一部改正については、新型コロナウイルス感染症等に係る軽減措置適用の条件を問う質問があり、令和2年2月から10月までの間における任意の連続する3か月間の事業収入が30%以上減少していることとの説明がありました。
次に、議案第66号 桑名市防災拠点施設条例の制定については、避難施設としての利用についてはどのように考えているのかとの質問があり、災害発生時には、車両の出入りの増加や、多くの物資やボランティアの受入れを想定しているため、安全管理やスペースの確保が難しく、応急対策活動の実施にも支障を来すと考えるため、避難施設としての利用については考えていないとの説明がありました。
そのほか、議案第61号、議案第68号に対しては、特段の意見はありませんでした。
以上の経過により、審査の結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、当委員会に付託されました6議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、当委員会の所管事務調査については、閉会中も引き続き調査研究を要するものと決した次第であります。
これをもちまして、総務安全委員会の審査報告といたします。
7:
議長(
伊藤真人)
次に、
教育福祉委員長の報告を求めます。
14番
辻内裕也議員。
8:
教育福祉委員長(
辻内裕也)(登壇)
それでは、ただいま議題となりました日程のうち、教育福祉委員会に付託されました関係議案について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
まず、議案第56号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第5号)所管部門については、民生費のうち児童福祉総務費中、児童福祉給付事業費増について、その理由を問う質問があり、当局から、3月からの学校一時休業により、児童発達支援事業所の利用者60名程度の増加を想定し、予算計上したとの説明がありました。
次に、衛生費のうち保健衛生費中、指定管理者制度導入経費について、補正時期を問う質問があり、当局から、地域の方等との協議を行い、運営方法等について方向性が整ったことから、今回の予算計上となったとの説明がありました。
次に、教育費のうち教育振興費中、インターネット対策推進事業費について、実行委員の人数と事業スケジュールを問う質問があり、当局から、実行委員会の委員の人数は18名であり、スケジュールについては、ワークショップを中学校ブロックごとに2回ずつ、フォーラムを4回予定しているとの説明がありました。
同じく、学校管理費中、空調設備整備事業費について、エアコンの設置スケジュールについて問う質問があり、当局から、城南小学校と市内小学校特別支援教室への設置工事であり、11月末に完了予定であるとの説明がありました。
原案に対する討論として、市が運営すべきであることから、指定管理者制度については反対との討論がありました。
次に、議案第57号 令和2年度桑名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、補正予算の積算根拠を問う質問があり、当局から、療養等で1か月程度休んだ場合を想定し、傷病手当金の支給は25人程度に対し、1人1か月13万円程度として計上したとの説明がありました。
次に、議案第64号に対する討論として、国民健康保険被保険者、従業員に傷病手当が支給されるようになったということで、賛成との討論がありました。
そのほか、議案第62号、第63号及び第65号に対しては、特段の意見はありませんでした。
以上の経過により、審査の結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、当委員会に付託されました6議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、当委員会の所管事務調査については、閉会中も引き続き調査研究を要するものと決した次第であります。
これをもちまして、教育福祉委員会の審査報告といたします。
9:
議長(
伊藤真人)
最後に、
都市経済委員長の報告を求めます。
16番
愛敬重之議員。
10:
都市経済委員長(
愛敬重之)(登壇)
ただいま議題となりました日程のうち、都市経済委員会に付託されました関係議案について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
まず、議案第56号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第5号)については、商工費のうち観光費中、観光振興事業費減について内容を問う質問があり、多度祭りの観光客等の対応のために、医師1名、看護師2名、救急車の運転手1名を配置するための費用の減額であるとの説明がありました。
続いて、土木費のうち、各市民満足度向上事業費について、施工場所について問う質問があり、通常の修繕工事と同じく、市民からの通報や要望を基に現地の状況を確認して、緊急を要すると判断した場合、対応している。市民満足向上事業費ということだけを取り上げて、場所や地区名が独り歩きをすることは本意ではないと考えているため、公表は差し控えたいとの説明がありました。
これに対して、他の委員より、市民に誤解を与えないためにも、優先順位を決めてやっていくべきである。公表と説明をしていく考えはあるのかとの質問があり、実施する地区や金額等により自治会の混乱を招くおそれがあるため、今のところ公表しない方針であるとの説明がありました。
同じく、道路維持費中、地域力アップ支援事業費について、管理エリアと担い手について問う質問があり、エリアは藤が丘デザイン公園を除く路線の寄せ植え約1,250平方メートルと高木499本を管理し、担い手は藤が丘まちづくり協議会設立準備委員会のメンバー8名と、その組織内にある老人クラブ等の団体であるとの説明がありました。
原案に対する討論として、指定管理者制度に導入当初から反対しているため、選定委員会に関することについても反対。市民満足度向上事業費について、具体的な実施場所等を公表せず、委員会として十分な審査をすることができないということを指摘して、反対との討論。また、賛成としながらも、地域力アップ支援事業費については後々問題が発生しないように、きめ細やかな打合せをしていただきたい。また、市民満足度向上事業費については実施する場所等を示し、説明責任を果たすべきであり、今後はよく考えていただきたいとの意見がありました。
次に、議案第58号 令和2年度桑名市水道事業会計補正予算(第1号)については、基本料金無料化の対象について問う質問があり、一般家庭と事業所合わせて約5万7,500戸であるとの説明がありました。
また、他の委員より、無料化された場合の基本料金を問う質問があり、口径ごとに基本料金は設定されており、一般家庭はで13ミリと20ミリの基本料金、税込み1,980円部分となり、4か月分として税込み3,960円が無料となるとの説明がありました。
また、他の委員より、新型コロナウイルス感染症の影響のため、自宅で過ごす時間も多くなり、使用水量が増えているようだが把握しているのか。また、一般会計からの繰入金額の見込みは考慮しているのかとの質問があり、使用水量については把握はしていないが、一般会計からの繰入金額については、無料となる約5万7,500戸それぞれの基本料金より算出しているとの説明がありました。
次に、議案第67号 桑名都市計画下水道事業受益者負担金条例の一部改正については、過去の実績から勘案して、どのぐらいの負担軽減になるのかとの質問があり、直近3か年において、督促手数料発送件数が平成29年度は64件で3,200円、平成30年度は89件で4,450円、平成31年度は148件で7,400円であるとの説明がありました。
以上の経過により、当委員会に付託されました3議案については、審査の結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、当委員会の所管事務調査については、閉会中も引き続き調査研究を要するものと決した次第であります。
これをもちまして、都市経済委員会の審査報告といたします。
11:
議長(
伊藤真人)
以上で各常任委員長の報告は終了いたしました。
これより各常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論は、賛成または反対の立場を明確に表明していただくよう特にお願いいたします。
討論の通告がありますので、
発言を許します。
23番
石田正子議員。
12: 23番(
石田正子)(登壇)
皆さん、こんにちは。日本共産党の
石田正子でございます。
2020年6月議会におきましての反対討論を行います。
上程されました13議案中、2議案について討論させていただきます。
今議会で提案されたことは、コロナ禍の中でいかに市民の命と暮らし、なりわいを守るかが問われ、その対応、施策が講じられる内容を含めたものであったかと思います。
しかしながら、次の内容については同意し難しとして、指摘をさせていただきます。
まず、1点目としまして、議案第56号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第5号)については、款2.総務費、指定管理者制度導入経費、まちづくり拠点施設、款4.衛生費、指定管理者制度導入経費、共同浴場、款6.農林水産業費、指定管理者制度導入経費、はまぐりプラザにつきましては、指定管理者制度の事業を導入し、管理運営を行おうとするものであることについては同意できないものとし、当初から異論を唱えておるところでございます。
今回、選定委員会として検討するための経費ということで上程されております。地域自治会など、非営利活動という範疇であるなら、指定管理者制度とはすみ分けをする必要があるのではないかと考えます。
いろいろ指定管理については、見直しもかかっていたり、そして事業そのものが取りやめになったりとか、そういう形で公募の形になったり、いろいろ今、やり方が変わってきているところもありますけれども、そういう民間事業者が参入できるやり方での指定管理者制度のありようと、この地元の方たちの住民活動の中で行われるような、そういう事業とは、指定管理というくくりでいくのには少し問題があるのではないかということを改めて感じ、今回、選定についての委員会を立ち上げるという、そこで協議をするということでありますけれど、その辺については指定管理者制度と見合わせた形で、すみ分けする必要があるのではないかというふうに考えました。
そして、総務費中、個人番号カード交付事業費は、国民に番号制を強いたものであるため、容認できないものといたします。
2点目、議案第68号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第6号)については、証明書自動交付機のリース期間延長とはいいますが、マルチコピー機を導入するものとなっております。証明書自動交付機は終了することになりますが、導入に当たり経費を導入してまいりました自動交付機の利用はさほど普及せず、伸びた数字は見られません。
次に、マイナンバーカードの制度をさらに進めていこうとするようですけれども、マイナンバー制度は2016年に運用が本格化しました。日本国内で住民登録した全員に12桁の番号を割り振り、税や社会保障の分野で、個人情報の確認などで利用するという仕組みです。
しかし、多くの国民はほとんど使う機会はなく、システムのトラブルも相次ぐ中などの制度の在り方そのものに対する懸念の声は絶えません。
安倍政権は、マイナンバーと口座の連結義務づけを制度
創生の当時から狙っていましたが、情報管理や所得監督などへの国民の根強い不安がなかなか取れなかったようです。コロナのどさくさに紛れて、長年できなかった口座への連結の義務化をやろうとするというのは大問題です。国民が求めていないマイナンバー制度には問題があり、同意できません。
以上の点をもって、この2議案に反対するものです。以上でございます。
13:
議長(
伊藤真人)
次に、通告により21番
伊藤惠一議員。
14: 21番(
伊藤惠一)(登壇)
皆様、改めまして、こんにちは。
それでは、通告にのっとり、議案第56号2020年度桑名市一般会計補正予算(第5号)外1議案について、修正されなければ反対ですがという程度のものかどうか、まず、市民満足度向上事業に関し、その施工箇所がどこか説明できないといいます。今後もこのような審査できない予算を上程すること自体、よろしく御審議賜れないのではありませんか。
このように、議会に説明しない理由を考えることに注力する時間があるのなら、遅かれ早かれ判明するわけですから、ただ単にその他の施工を希望する自治会、市民等に今後の計画、見通しを示して、納得頂くよう尽力賜ればよいのではありませんか。
次に、議案第68号2020年度桑名市一般会計補正予算(第6号)の、あの南京大虐殺を認めることのできない名古屋市の河村市長でも、大利権、税金無駄遣い、全国民管理、とんでもないと大反対するマイナンバーカード専用マルチコピー機導入予算について、現下のコロナ禍との関連で、その理由を簡潔に申し述べます。
先般、このコロナ禍は予想だにしなかった想定外の事態との
発言がございましたが、桑名市議会は既に4年も前からこの事態を見通し、100年前のスペイン風邪等による人類の苦難の歴史から導き出されたその3密対策、すなわち、1小学校は100人以下、1学級は16人以下との人類の英知たるWHO勧告を紹介、忠告してまいりました。が、政府、文部科学省、桑名市教育委員会等はそれを無視、そして何の準備もせず、憲法第26条の小・中学生の教育を受ける権利さえも踏みにじりました。
我々桑名市議会は、教育のみならず、あらゆる方面で市民を守らねばなりませんが、当該議案によってどれほど市民、公務員が命の危険にさらされることになるのでしょうか。
今廃止されようとしているくわな市民カードによる自動交付機3台での証明書発行枚数は年間約3万枚。仮にこの市民カードとマイナンバーカードの取得者が全く別の場合、3万人が窓口で申請、その後証明書を受け取ると、3万掛ける2回、イコール延べ6万回。市民及び窓口の公務員が密集、密接により感染のリスクが激増し、命の危険にさらされるのであります。マイナンバーカード取得者2万5,000人全てが市民カード6万2,000人の取得者にかぶっても、延べ3万5,000回のリスク増であります。
今、再び、日本・東京だけでなく、アメリカ、中国等、全世界で1日当たりの感染者が過去最多に上り、第2波対策が必要なこの時期に、最大6万回にも及ぶ感染リスクを激増させるとのこの議案、予算、一体何を考えているのでしょうか。
よって、当議案には反対ではなく、市民及び公務員の命を守るため、断固、絶対反対であります。
15:
議長(
伊藤真人)
以上で討論を終結いたします。
ただいま討論がありましたので、議案を分割して採決いたします。
まず、議案第56号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第5号)及び議案第68号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第6号)の2議案を一括して起立により採決いたします。
本件に対する委員長報告は可決であります。
本件は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
確認をいたしますので、しばらくそのままでお待ちください。
ありがとうございました。
起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり可決することに決しました。
次に、議案第57号 令和2年度桑名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)ないし議案第67号 桑名都市計画下水道事業受益者負担金条例の一部改正についての11議案を一括して採決いたします。
本件に対する委員長報告は可決であります。
本件を委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり可決することに決しました。
───────────────────────────────────────
○閉会中の継続調査について
16:
議長(
伊藤真人)
次に、日程第3、閉会中の継続調査についてを議題といたします。
各常任委員長から、所管事務調査について、会議規則第102条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、それぞれ閉会中の継続調査の申出があります。
お諮りいたします。各常任委員長からの申出書のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、各常任委員長からの申出書のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
───────────────────────────────────────
○議案第69号
17:
議長(
伊藤真人)
次に、日程第4、議案第69号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
市長。
18: 市長(
伊藤徳宇)(登壇)
それでは、ただいま上程となりました議案第69号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第7号)につきまして御説明申し上げます。
今回の一般会計補正予算(第7号)は、新型コロナウイルス感染症対策関連といたしまして、民生費及び商工費の増額をお願いするものでございます。
まず、民生費では、国の第2次補正予算の成立を受け、児童扶養手当を受給している独り親世帯等に対しまして、新型コロナウイルス感染症の影響による子育て負担の増加や収入の減少に対する支援として、臨時特別給付金を支給するための費用を計上いたしました。
次に、商工費では、新型コロナウイルス感染症拡大阻止対策といたしまして、三重県が行いました緊急事態措置による休業要請などに全面的に御協力頂きました市内の中小企業や個人事業主を含む小規模事業者に対しまして、三重県新型コロナウイルス感染症拡大阻止協力金を県と市が協調して交付するため、これに要する本市負担金を計上いたしました。
また、歳入につきましては、国庫支出金及び新型コロナウイルス感染症緊急対策基金繰入金でございます。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
19:
議長(
伊藤真人)
以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。
これより上程議案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(23番議員挙手)
23番
石田正子議員。
20: 23番(
石田正子)(登壇)
質疑します。日本共産党の
石田正子でございます。
ただいま追加議案として上程されました議案第69号について質疑を行います。
令和2年度桑名市一般会計補正予算(第7号)、歳出、款3.民生費、項2.児童福祉費、目2.児童措置費、ひとり親世帯臨時特別給付金8,795万8,000円についてお尋ねをします。
今回、コロナ禍において影響が及んでいるから、家計支援として給付されることになったと承知するところでございます。1世帯5万円、第2子以降は3万円ということですが、児童扶養手当の支給口座に振り込まれるとのこと。第1子と第2子で支給額が異なるのはなぜか、お尋ねいたします。
2点目に、款7.商工費、項1.商工費、目2.商工業振興費について、新型コロナウイルス感染症対策事業費1億8,082万4,000円についてお尋ねをいたします。
県の主導で進めているようにうかがえるのですが、県の事業ではないのでしょうか。県と市との間において、協定書等の取り交わしなどはないのか、お尋ねをします。
まず最初に申し上げますのは、厳しい経営状況が続く中で、この三重県新型コロナウイルス感染症拡大阻止協力金が多くの小規模事業者に役立つことについては認めているところです。それでありましても、あえてこの議案に対して、質疑をさせていただく必要を感じた次第です。
その理由としまして、4月に三重県がこの制度を発表したことからも、県主導で進めている県事業だと思いました。この時期に協力金は、県と市町の協力事業として支払われると認識しておりませんでした。なぜなら、桑名市議会はその支出予算について、議案の上程を受けなかったからです。説明の時期も6月に入ってからでありました。
また、県と市町が協定書を締結して、その協力金を協調することになっているようですが、議会が認めていない協力金予算について、協定書を締結できるのでしょうか。締結していないのであれば、いつ締結するのでしょうか。
初めに申し上げましたとおり、協力金制度が多くの事業者に役立つことは理解するものです。ただし、どんなに救済することが緊急であっても、市の懐を先取りして、見切り発車的に事業展開されたことについては、一言、苦言を呈するものであります。
桑名市議会は、桑名市民によって選ばれた市議会議員によって運営され、ほとんどの予算は、市議会が決定するものであります。県といえども、市の限られた貴重な財源を活用するためには、市議会の存在を尊重すべきであることではないかということを申し上げたいと思います。以上、質疑とさせていただきます。
21:
議長(
伊藤真人)
ただいまの
石田正子議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。
子ども未来局長。
22: 保健福祉部子ども未来局長(畑中伸也)(登壇)
所管いたします事項1、議案第69号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第7号)、(1)款3民生費 項2児童福祉費 目2児童措置費 ひとり親世帯臨時特別給付金、1)世帯と第2子以降の給付額について御答弁申し上げます。
まず、ひとり親世帯臨時特別給付金は、新型コロナウイルス感染症の影響により、独り親家庭の負担軽減を目的として、児童扶養手当受給世帯等に対して給付されるものでございます。
基本給付といたしましては、1世帯当たり5万円を給付し、2人以上の子供がいる世帯には、子供1人につき3万円を加算して給付するものでございます。
また、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、家計が急変し、収入が大きく減少した世帯につきましては、基本給付に加えて、さらに1世帯当たり5万円を給付するものでございます。
今回の臨時給付金が独り親家庭に対して速やかに給付できるよう、今後、準備を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
23:
議長(
伊藤真人)
産業振興部長。
24: 産業振興部長(高橋 潔)(登壇)
石田正子議員の議案質疑1、議案第69号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第7号)、(2)款7商工費 項1商工費 目2商工業振興費 新型コロナウイルス感染症対策事業費について、1)県事業ではないのかと、2)協定書についての2点、御質問を頂いておりますが、相関連いたしますので、一括して御答弁申し上げます。
議員御承知のとおり、三重県新型コロナウイルス感染症拡大阻止協力金事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大阻止のため、三重県が行いました緊急事態措置による休業要請、休業依頼に全面協力した、中小企業や個人事業主を含めた小規模事業者に対する協力金制度でございます。制度設計や事務手続は県が行い、協力金は県と市町が協調して、折半にて交付する事業となっております。
したがいまして、今回計上いたしました予算は、桑名市内の事業者等に交付されます協力金の本市負担金でございます。また、支出負担の根拠といたしまして、本議案を議会で御承認頂きましたら、市と県との間で協力金について協定書を締結する予定でございます。
議員からは、協定書締結前に市の財源を前提にするような県の制度設計について、順番が逆ではないか、命を守るための緊急措置であったことを差し引いても、予算決定機関である市議会を尊重して、丁寧な対応が必要ではないのかとの御意見を頂戴いたしました。
その御意見につきましては県へお伝えいたしますとともに、市としては今後も起こり得る突発的な緊急事態に県としっかりと情報共有を行い、協力しながら対応してまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
25:
議長(
伊藤真人)
石田議員、再質疑はありますか。
(23番議員挙手)
石田議員。
26: 23番(
石田正子)(登壇)
御答弁ありがとうございました。
独り親世帯に対する給付金について、再質問をさせていただきたいと思います。
私は最初に、1世帯5万円、第2子以降は3万円ということで、子供が第1子と第2子では金額が異なりますよね、なぜですかということをちょっと問うたわけです。
今後においても、この支援は継続されていくことになるのか。今回の措置でいけば、1回こっきりということになるのでしょうか。
ここで言われています基本給付は申請が不要とありますが、追加給付は申請を要するとあります。漏れのないように、周知の徹底はどのようにされるのでしょうか。
また、公的年金受給者の方で児童扶養手当が停止、減額になっている方にもきちんと全額支給されるのかどうか、聞きたいと思います。
ここに紹介したいんですが、独り親家庭の方で障害年金を受給している方が児童扶養手当できちんと満額受けられない方があります。公的年金を受給しているということで、減額されているというか、満額受給されていない現実がありますので、今回の臨時交付金としての給付であるということであれば、そういう方にもきちんと満額給付されることになるのか、確認させていただきたいと思います。
その点、いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
27:
議長(
伊藤真人)
ただいまの再質疑に対する答弁を求めます。
子ども未来局長。
28: 保健福祉部子ども未来局長(畑中伸也)(登壇)
石田議員の再質問にお答えいたします。
まず、今後の支援の継続についてでございますが、ひとり親世帯臨時特別給付金は、現在のところ、今回限りとなっており、独り親家庭に対しましては、引き続き児童扶養手当の制度に沿って、手当の給付に努めてまいりたいと考えております。
また、周知につきましては、公的年金受給者等で児童扶養手当を受給していない方につきましては、8月の現況届の案内に併せて、該当する方に対して個別通知を送付するとともに、ホームページにおいても広く周知を図ってまいりたいと考えております。
なお、公的年金受給者等につきましても、公的年金の受給額に関係なく、全額給付されるものでありますので、よろしくお願いいたします。
29:
議長(
伊藤真人)
石田議員、再々質疑はありますか。よろしいですか。
(「以上でございます」と23番議員の声あり)
ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第69号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第69号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(21番議員挙手)
21番
伊藤惠一議員。
30: 21番(
伊藤惠一)(登壇)
議案第69号2020年度桑名市一般会計補正予算(第7号)の三重県協力金の支給対象に、かつてヘイトスピーチ等の犯罪行為によって自治体からの支援が停止された朝鮮学校等各種学校が含まれたことは敬意を表しますが、以下2点について、修正されるべき1点も含め、反対の理由を申し述べます。
まず、この協力金の趣旨に異議を申し述べるものではございません。しかし、さきの質疑でもございましたように、桑名市の負担分が桑名市議会の議決を経ず、一方的に決定され、その議案が本日上程されたことが1点目。県単独で全額、あるいは賛同市町とともにお出しになれば結構かと存じます。
次に、支給対象の中に、競輪、競馬、競艇及び商工会議所内の勉強会発足に市長が敬意を表したIR。ギャンブルと言えば聞こえはやや和らぎますが、ゆすり、たかり、堕落、八百長、天下り、癒着、腐敗等、これら犯罪を生む温床になるばくち、賭博の範疇に入るパチンコ店を鈴木英敬三重県知事が含めたことが2点目。職業に貴賤はありませんから、そこで働く労働者のことを申しているのではありません。
そこで、1949年5月27日の第5回国会参議院本会議における討論を一部抜粋して、私の討論に代えさせていただきます。
なお、この討論の中に出てくる「競馬」を「パチンコ」に置き換え、また、「農林省」を「警察庁」に置き換えてお聞き賜ればと存じます。
「第二の反対の理由は」、「最近の5月22日に、日本タイムズがその社説を以て、農林省の畜産局というものが殆どその過半の力を競馬のために割いておる、競馬部というものを持っておる、そうしてこの競馬部に対して、政治的腐敗の根源を國民の税金によって養っておるということを痛撃しておるのでありますが、今後の行政整理においては依然としてその競馬部は存続して、そうして農林省としてやらなければならない、或いは畜産局としてやらなければならない他の面を少しも考慮いたしていない、或いは逆に農地改革をやるべき農地部をなくしてしまう。農業協同組合の世話をしなければならない農業協同組合部というものを削ってしまう。競馬部のような政治的腐敗の原因となるようなものを存置しておいて、國民が希望しておるようなものを削って行く、こういう端的な表現を示しておるのであります」。
31:
議長(
伊藤真人)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これをもって、討論を終結いたします。
これより議案第69号 令和2年度桑名市一般会計補正予算(第7号)を起立により採決いたします。
お諮りいたします。議案第69号は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
ありがとうございました。
起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。
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○議案第70号ないし議案第83号
32:
議長(
伊藤真人)
次に、日程第5、議案第70号 桑名市農業委員会委員の任命につき同意を求めるについてないし議案第83号 桑名市農業委員会委員の任命につき同意を求めるについての14議案を一括議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
市長。
33: 市長(
伊藤徳宇)(登壇)
ただいま上程となりました議案第70号ないし第83号 桑名市農業委員会委員の任命につき同意を求めるにつきまして御説明申し上げます。
農業委員会委員14名の方の任命につきまして、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
初めに、南部時英氏は、福島農家組合の推薦を受けておられます。
次に、堀田弘美氏は、農業者3名の方の推薦を受けておられます。
次に、石原孝幸氏は、西桑部農家組合の推薦を受けておられます。
次に、伊藤清信氏は、額田農家組合の推薦を受けておられます。
次に、金森三雄氏は、和泉農家組合の推薦を受けておられます。
次に、松田常弘氏は、大鳥居農家組合の推薦を受けておられます。
次に、水谷 正氏は、猪飼農家組合の推薦を受けておられます。
次に、加藤正美氏は、小山水利組合の推薦を受けておられます。
次に、伊藤克志氏は、上之郷農家組合の推薦を受けておられます。
次に、伊藤克彦氏は、下坂手農家組合の推薦を受けておられます。
次に、堀 達夫氏は、源部農家組合の推薦を受けておられます。
次に、小川秀樹氏は、西福豊農家組合の推薦を受けておられます。
次に、加藤憲幸氏は、応募された方でございまして、長年農業に従事されておられます。
最後に、高野雅史は、応募された方でございまして、桑名三川商工会理事、三重県行政書士会理事として御活躍されておられます。
以上14名の方は、農業に関する識見を有する方であり、いずれも最適任者でありますので、農業委員会委員として任命いたしたいと存じます。よろしく御同意賜りますようお願いいたします。
34:
議長(
伊藤真人)
以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。
これより上程議案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第70号ないし議案第83号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第70号ないし議案第83号は、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより議案第70号 桑名市農業委員会委員の任命につき同意を求めるについてないし議案第83号 桑名市農業委員会委員の任命につき同意を求めるについての14議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。議案第70号ないし議案第83号は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第70号ないし議案第83号は、これに同意することに決しました。
お諮りいたします。今期
定例会において議決されました議案中、条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を
議長に委任頂きたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は
議長に委任することに決しました。
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○閉会の宣告
35:
議長(
伊藤真人)
以上をもって、本
定例会の日程は全部終了いたしました。
会議を閉じます。
市長、この際、御挨拶があればお伺いいたします。
市長。
36: 市長(
伊藤徳宇)(登壇)
議長のお許しを頂きましたので、一言、御挨拶を申し上げます。
今
定例会におきましては、去る6月10日の開会以来、本日までの22日間にわたり、議員の皆様には、本会議、また、各委員会におきまして、慎重かつ熱心に御審議を賜りました。今
定例会に提案いたしました諸議案について、それぞれ原案どおりお認め頂き、厚く御礼申し上げます。
また、先ほどは追加上程させていただきました補正予算案、人事案件につきましても、原案どおり可決、同意を頂きまして、重ねて御礼を申し上げます。
今議会中に頂きました貴重な御意見、御提言等につきましては真摯に受け止め、さらに適切な市政運営に努めてまいりたいと存じます。議員の皆様のなお一層の御理解と御協力を頂きますよう、よろしくお願いを申し上げます。
現在も世界中を震撼させている新型コロナウイルス感染症につきましては、本市においては落ち着きを取り戻しつつあります。これも、市民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力のたまものであり、この場を借りて改めて感謝を申し上げたいと思います。
しかしながら、市民生活や地域経済の影響はまだまだ続いている状況にあります。今回お認め頂きました補正予算に基づく緊急対策第4弾を速やかに実行するとともに、今後も引き続き、気を緩めることなく、必要な対策を機動的に講じてまいります。
さて、夏本番が迫ってまいりました。誠に残念なことでありますが、桑名の夏の一大行事、石取祭の祭車曳回しが新型コロナウイルス感染症の影響により、中止を余儀なくされてしまいました。
こうした気持ちが暗くなるような出来事の多い中、明るい話題として、いよいよ8月末に桑名駅自由通路と橋上駅舎の供用が開始されます。新装となった本市の玄関口と同じく、市政をあずかる私も生まれ変わった気持ちで、5か月余りとなりました残る任期も、全力投球で邁進してまいります。
さて、本
定例会冒頭で、来る11月の桑名市長選挙に出馬する決意を表明させていただきました。市民の皆様の御理解を頂けるのであれば、負託に応え、次世代への責任を果たすために、次の4年間も引き続き先頭に立って、市政を前へ進めていくことをここに改めて市民の皆様にお誓い申し上げるものであります。
最後になりますが、今年の夏は例年以上に猛暑となることが予想されております。議員の皆様には、健康管理には十分御留意を頂き、さらなる御健勝と御活躍を御祈念申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
37:
議長(
伊藤真人)
これをもって、令和2年第2回桑名市議会
定例会を閉会いたします。
午後2時02分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 伊 藤 真 人
署 名 議 員 渡 邉 清 司
署 名 議 員 佐 藤 肇
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