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令和元年第4回定例会(第5号) 本文 開催日:2019-12-12
令和元年第4回定例会(第5号) 名簿 開催日:2019-12-12

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  1. 桑名市議会 2019-12-12
    令和元年第4回定例会(第5号) 本文 開催日:2019-12-12


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2019-12-12: 令和元年第4回定例会(第5号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 224 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  副議長(冨田 薫) 選択 2 :  副議長(冨田 薫) 選択 3 :  副議長(冨田 薫) 選択 4 :  11番(諏訪輝富選択 5 :  副議長(冨田 薫) 選択 6 :  市長(伊藤徳宇選択 7 :  副議長(冨田 薫) 選択 8 :  理事(防災・危機管理担当)(久保康司選択 9 :  副議長(冨田 薫) 選択 10 :  上下水道部長(伊藤恒之) 選択 11 :  副議長(冨田 薫) 選択 12 :  11番(諏訪輝富選択 13 :  副議長(冨田 薫) 選択 14 :  理事(防災・危機管理担当)(久保康司選択 15 :  副議長(冨田 薫) 選択 16 :  11番(諏訪輝富選択 17 :  副議長(冨田 薫) 選択 18 :  理事(防災・危機管理担当)(久保康司選択 19 :  副議長(冨田 薫) 選択 20 :  市民環境部長(伊藤 豊) 選択 21 :  副議長(冨田 薫) 選択 22 :  11番(諏訪輝富選択 23 :  副議長(冨田 薫) 選択 24 :  総務部長(松岡孝幸) 選択 25 :  副議長(冨田 薫) 選択 26 :  11番(諏訪輝富選択 27 :  副議長(冨田 薫) 選択 28 :  総務部長(松岡孝幸) 選択 29 :  副議長(冨田 薫) 選択 30 :  11番(諏訪輝富) 選択 31 :  副議長(冨田 薫) 選択 32 :  18番(倉田明子) 選択 33 :  副議長(冨田 薫) 選択 34 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 35 :  副議長(冨田 薫) 選択 36 :  18番(倉田明子) 選択 37 :  副議長(冨田 薫) 選択 38 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 39 :  副議長(冨田 薫) 選択 40 :  18番(倉田明子) 選択 41 :  副議長(冨田 薫) 選択 42 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 43 :  副議長(冨田 薫) 選択 44 :  18番(倉田明子) 選択 45 :  副議長(冨田 薫) 選択 46 :  副市長(平野勝弘) 選択 47 :  副議長(冨田 薫) 選択 48 :  18番(倉田明子) 選択 49 :  副議長(冨田 薫) 選択 50 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 51 :  副議長(冨田 薫) 選択 52 :  18番(倉田明子) 選択 53 :  副議長(冨田 薫) 選択 54 :  総務部長(松岡孝幸) 選択 55 :  副議長(冨田 薫) 選択 56 :  18番(倉田明子) 選択 57 :  副議長(冨田 薫) 選択 58 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 59 :  副議長(冨田 薫) 選択 60 :  18番(倉田明子) 選択 61 :  副議長(冨田 薫) 選択 62 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 63 :  副議長(冨田 薫) 選択 64 :  18番(倉田明子) 選択 65 :  副議長(冨田 薫) 選択 66 :  教育長(近藤久郎) 選択 67 :  副議長(冨田 薫) 選択 68 :  26番(伊藤研司) 選択 69 :  副議長(冨田 薫) 選択 70 :  教育長(近藤久郎) 選択 71 :  副議長(冨田 薫) 選択 72 :  26番(伊藤研司) 選択 73 :  副議長(冨田 薫) 選択 74 :  教育長(近藤久郎) 選択 75 :  副議長(冨田 薫) 選択 76 :  18番(倉田明子) 選択 77 :  副議長(冨田 薫) 選択 78 :  統括監兼市長公室長(加藤眞毅) 選択 79 :  副議長(冨田 薫) 選択 80 :  18番(倉田明子) 選択 81 :  副議長(冨田 薫) 選択 82 :  統括監兼市長公室長(加藤眞毅) 選択 83 :  副議長(冨田 薫) 選択 84 :  18番(倉田明子) 選択 85 :  副議長(冨田 薫) 選択 86 :  統括監兼市長公室長(加藤眞毅) 選択 87 :  副議長(冨田 薫) 選択 88 :  18番(倉田明子) 選択 89 :  副議長(冨田 薫) 選択 90 :  市民環境部長(伊藤 豊) 選択 91 :  副議長(冨田 薫) 選択 92 :  18番(倉田明子) 選択 93 :  副議長(冨田 薫) 選択 94 :  市民環境部長(伊藤 豊) 選択 95 :  副議長(冨田 薫) 選択 96 :  18番(倉田明子) 選択 97 :  副議長(冨田 薫) 選択 98 :  議長(伊藤真人) 選択 99 :  4番(仮屋武人) 選択 100 :  議長(伊藤真人) 選択 101 :  総務部長(松岡孝幸) 選択 102 :  議長(伊藤真人) 選択 103 :  4番(仮屋武人) 選択 104 :  議長(伊藤真人) 選択 105 :  都市整備部長(西尾英哲) 選択 106 :  議長(伊藤真人) 選択 107 :  4番(仮屋武人) 選択 108 :  議長(伊藤真人) 選択 109 :  都市整備部長(西尾英哲) 選択 110 :  議長(伊藤真人) 選択 111 :  4番(仮屋武人) 選択 112 :  議長(伊藤真人) 選択 113 :  都市整備部長(西尾英哲) 選択 114 :  議長(伊藤真人) 選択 115 :  4番(仮屋武人) 選択 116 :  議長(伊藤真人) 選択 117 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 118 :  議長(伊藤真人) 選択 119 :  4番(仮屋武人) 選択 120 :  議長(伊藤真人) 選択 121 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 122 :  議長(伊藤真人) 選択 123 :  4番(仮屋武人) 選択 124 :  議長(伊藤真人) 選択 125 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 126 :  議長(伊藤真人) 選択 127 :  4番(仮屋武人) 選択 128 :  議長(伊藤真人) 選択 129 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 130 :  議長(伊藤真人) 選択 131 :  4番(仮屋武人) 選択 132 :  議長(伊藤真人) 選択 133 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 134 :  議長(伊藤真人) 選択 135 :  4番(仮屋武人) 選択 136 :  議長(伊藤真人) 選択 137 :  上下水道部長(伊藤恒之) 選択 138 :  議長(伊藤真人) 選択 139 :  4番(仮屋武人) 選択 140 :  議長(伊藤真人) 選択 141 :  上下水道部長(伊藤恒之) 選択 142 :  議長(伊藤真人) 選択 143 :  4番(仮屋武人) 選択 144 :  議長(伊藤真人) 選択 145 :  都市整備部長(西尾英哲) 選択 146 :  議長(伊藤真人) 選択 147 :  4番(仮屋武人) 選択 148 :  議長(伊藤真人) 選択 149 :  都市整備部長(西尾英哲) 選択 150 :  議長(伊藤真人) 選択 151 :  4番(仮屋武人) 選択 152 :  議長(伊藤真人) 選択 153 :  都市整備部長(西尾英哲) 選択 154 :  議長(伊藤真人) 選択 155 :  4番(仮屋武人) 選択 156 :  議長(伊藤真人) 選択 157 :  都市整備部長(西尾英哲) 選択 158 :  議長(伊藤真人) 選択 159 :  4番(仮屋武人) 選択 160 :  議長(伊藤真人) 選択 161 :  19番(市野善隆) 選択 162 :  議長(伊藤真人) 選択 163 :  教育部長(後藤政志) 選択 164 :  議長(伊藤真人) 選択 165 :  19番(市野善隆) 選択 166 :  議長(伊藤真人) 選択 167 :  教育部長(後藤政志) 選択 168 :  議長(伊藤真人) 選択 169 :  19番(市野善隆) 選択 170 :  議長(伊藤真人) 選択 171 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 172 :  議長(伊藤真人) 選択 173 :  19番(市野善隆) 選択 174 :  議長(伊藤真人) 選択 175 :  教育長(近藤久郎) 選択 176 :  議長(伊藤真人) 選択 177 :  19番(市野善隆) 選択 178 :  議長(伊藤真人) 選択 179 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 180 :  議長(伊藤真人) 選択 181 :  19番(市野善隆) 選択 182 :  議長(伊藤真人) 選択 183 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 184 :  議長(伊藤真人) 選択 185 :  19番(市野善隆) 選択 186 :  議長(伊藤真人) 選択 187 :  市民環境部地域コミュニティ局長(堀田嘉一) 選択 188 :  議長(伊藤真人) 選択 189 :  19番(市野善隆) 選択 190 :  議長(伊藤真人) 選択 191 :  市民環境部地域コミュニティ局長(堀田嘉一) 選択 192 :  議長(伊藤真人) 選択 193 :  19番(市野善隆) 選択 194 :  議長(伊藤真人) 選択 195 :  理事(防災・危機管理担当)(久保康司選択 196 :  議長(伊藤真人) 選択 197 :  19番(市野善隆) 選択 198 :  議長(伊藤真人) 選択 199 :  理事(防災・危機管理担当)(久保康司) 選択 200 :  議長(伊藤真人) 選択 201 :  19番(市野善隆) 選択 202 :  議長(伊藤真人) 選択 203 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 204 :  議長(伊藤真人) 選択 205 :  19番(市野善隆) 選択 206 :  議長(伊藤真人) 選択 207 :  都市整備部長(西尾英哲) 選択 208 :  議長(伊藤真人) 選択 209 :  19番(市野善隆) 選択 210 :  議長(伊藤真人) 選択 211 :  統括監兼市長公室長(加藤眞毅) 選択 212 :  議長(伊藤真人) 選択 213 :  19番(市野善隆) 選択 214 :  議長(伊藤真人) 選択 215 :  19番(市野善隆) 選択 216 :  議長(伊藤真人) 選択 217 :  統括監兼市長公室長(加藤眞毅) 選択 218 :  議長(伊藤真人) 選択 219 :  19番(市野善隆) 選択 220 :  議長(伊藤真人) 選択 221 :  議長(伊藤真人) 選択 222 :  市長(伊藤徳宇選択 223 :  議長(伊藤真人) 選択 224 :  議長(伊藤真人) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午前10時00分 開議  ○開議の宣告 副議長(冨田 薫)  開議に先立ち、お断りいたします。  午前の議事につきましては、議長の職務を副議長の私が取り進めたいと思いますから、よろしく御協力のほどお願い申し上げます。  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程及び議事説明員はお手元に配付のとおりでございますので、御了承願います。  これより日程に従い取り進めます。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 2: 副議長(冨田 薫)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、満仲正次議員及び辻内裕也議員を指名いたします。    ───────────────────────────────────────  ○一般質問 3: 副議長(冨田 薫)  次に、日程第2、一般質問を昨日に引き続き行います。  それでは、通告がありますので、発言を許します。  11番 諏訪輝富議員。 4: 11番(諏訪輝富)(登壇)
     皆さん、おはようございます。桑風クラブ、諏訪輝富でございます。  議長のお許しをいただきましたので、一問一答にて一般質問をさせていただきます。  大項目1、防災について、中項目(1)本年9月の集中豪雨について。  まず、桑名市からの情報発信時間に沿って私の記録から順次申し上げます。  9月4日21時27分、大雨警報発令、桑名市災害対策本部設置。22時39分、洪水警報発令。23時22分、土砂災害警戒情報第1報。対象地域、桑名市、東員町。  9月5日午前1時2分、記録的短時間大雨情報第1報。0時50分までの1時間で四日市市山城121ミリ。2時12分、避難所開設。2時18分、避難指示、緊急、警戒レベル4、対象地域、多度東、多度北。多度川、肱江川の水位上昇。2時23分、避難勧告、警戒レベル4、員弁川水位上昇。3時2分、避難指示、緊急、警戒レベル4、対象地区、多度町全域。6時57分、洪水警報解除、対象地区、多度町全域。7時10分、土砂災害警戒情報解除。避難指示解除。対象地区、多度町全域。桑名市災害対策本部解散。  9月6日午前1時10分、記録的短時間大雨情報第1報。午前1時までの1時間でいなべ市120ミリ以上。菰野町付近120ミリ。午前7時42分、大雨警報解除。対象地区、桑名市。7時52分、桑名市災害対策本部解散。  幸い人的被害はありませんでしたが、このような状況により市内各所において災害が発生いたしました。災害状況は防災・危機管理課においてまとめていただいておりますので、皆様御承知いただいていると思います。  そこで、今回の集中豪雨に関しまして、防災の観点から数点質問をさせていただきます。  1)、災害発生箇所の復旧状況及び復旧めどについて。  今回何社の御協力を得てこの災害の復旧に取り組んでいらっしゃるのか。その辺のところを御答弁願います。  2)、今回の集中豪雨による災害発生箇所から得られる巡視ほかの教訓等、今後の防災・減災に生かしていけるものはございましたでしょうか。そのあたりのところの見解を求めます。  3)、今回の災害発生箇所は作成済みのハザードマップに照らし合わせ検証等実施されたと思いますが、見直し等の検討状況について御答弁を願います。例えばですけれども、想定外の場所で災害が発生していたとか、そういうふうな関係ですね。  4)、今回の集中豪雨による甚大な災害発生には至らなかったけれども、今後甚大な災害発生につながりかねない災害発生予測箇所に対する把握状況及び今後の対策、ここのところについてもちょっとお伺いしたいと思います。  市内海抜ゼロメートル地帯及び長島地区の命綱であります排水機設備並びに周辺の環境について、ちょっと数点自分としては非常に重要な部分というふうに認識しておりますので、この点もちょっと発表させていただきたいと思います。  まず、1に排水機設備機器、こちらのほうは定期的にオーバーホールによって部品の点検、交換、整備を行う必要があると思うんですけれども、市が管理していらっしゃいます排水機設備、こちらのほうのそれぞれの直近のオーバーホールの実施時期、それとオーバーホールを実施する間隔、年数、何年ごとにというふうな形でルール化されていると思うんですけれども、そちらのほうをお伺いいたします。  それと、排水機の設備に隣接している装置で排水時の障害となる浮遊物を回収するじんかい回収装置の点検状況、こちらのほうもお伺いしたいと思います。  それと、排水機場周辺の河川のしゅんせつ状況、大雨が想定される場合、事前排水を実施して水位調整を行うわけですけれども、周辺の川底が低い場合、水位調整に影響があるんじゃないかと思われます。  それともう一つ、排水機場につながる河川、雨水排水をする住宅地に張りめぐらされた排水路、こちらのほうの点検、しゅんせつ等の管理ルールについてお伺いしたいと思います。  排水路につながる側溝については地元自治会等で定期的に清掃活動がなされている地域が多いと思うんですけれども、排水路の泥上げ等、自治会対応が難しいところが結構あると思われます。こちらのほうの排水路の泥上げができず、大雨とか豪雨のときに冠水につながる大きな原因となりかねません。その辺のところの排水路の管理ルール、こちらについてお伺いしたいと思います。  それと、5)、今回夜間、それから深夜の警報発令、避難情報発令等の住民への伝達周知方法、こちらのほうはどのように行われたのかお伺いしたいと思います。  先ほども申し上げましたように、今回の集中豪雨が深夜から未明に発生しておりまして、避難指示を含む生命にかかわる情報、これが深夜から未明に発信されております。今回桑名市で整備されましたデジタル防災行政無線、こちらの放送は実施されたのでしょうか。伝達周知方法について答弁を求めたいと思います。  それと、6番目になりますけれども、夜間、深夜パトロールについて。  今回の集中豪雨による災害発生箇所を夜間パトロールで発見された箇所があるというふうに伺っております。こちらのほうの夜間、深夜のパトロールの実施体制について、パトロール車両の編成だとかパトロールの人員構成、それと危機管理体制等につきましてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 5: 副議長(冨田 薫)  当局の答弁を求めます。  市長。 6: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  おはようございます。  私からは、諏訪議員の一般質問、防災について、本年9月の集中豪雨について、災害の復旧状況を御答弁申し上げるとともに、その後の台風被害の所感などをお伝えさせていただき、詳細は担当理事のほうから答弁を申し上げたいと思います。  9月4日の夕刻から5日の早朝にかけて北勢地方を襲った集中豪雨でございますけれども、大変残念なことにいなべ市ではお一人が犠牲となり、また、東員町では三孤子川が氾濫をし、県内では初となる警戒レベル5、災害発生情報が発令されるという事態となりました。  桑名市におきましては、幸いにして人的被害はなかったものの、各地で浸水や崩落など深刻な被害が多数発生し、私も5日の朝に被災現場を訪れまして、その状況を目の当たりにして改めて自然災害の恐ろしさを痛感した次第であります。  被害状況につきましては、現段階までに農地、林道を含む農業関連施設及び市道、河川の土木関連施設においてそれぞれ40カ所以上の被害を確認しております。このうち農業関連施設の10カ所、そして土木関連施設の5カ所につきましては、国の災害補助を受けるための査定が完了しまして、現在災害復旧工事の発注準備を進め、早期復旧を目指して取り組んでいるところでございます。  そのほか、小規模などの理由により国の災害補助に該当しない被災箇所につきましても年度内の完成を目指して鋭意取り組んでまいります。  また、その後襲来しました台風15号、19号ですけれども、長野県、神奈川県、千葉県、福島県など、甲信越地方から東北地方にかけて甚大な被害をもたらしました。現在本市からも職員が1名友好都市であります福島県白河市において、災害復旧に向けた支援に鋭意取り組んでおります。  また、内閣府に防災担当として派遣をしている職員1名も、発災直後から千葉県鋸南町等で情報収集に当たるなど災害対応に従事しております。  本市を初め県内には大きな被害はありませんでしたが、これらの台風に対する各地の災害対応などは本市においても教訓とすべきことがたくさんあるものと考えております。現在国も検証に取り組んでおりますが、これらの検証結果や、また派遣職員が現地で得てくるさまざまな情報を糧に、本市の災害対策レベルをもう一段高めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 7: 副議長(冨田 薫)  防災・危機管理担当理事。 8: 理事(防災・危機管理担当)(久保康司)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項1、防災について、(1)本年9月の集中豪雨について、5点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)、災害復旧についてでございますが、災害発生箇所の復旧状況及び復旧目標につきましては、先ほど市長から御答弁させていただきましたので、私からは災害協定につきまして御答弁をさせていただきます。  災害復旧に関するものといたしましては、一般社団法人三重県建設業協会桑員支部と公共施設の被災状況や緊急輸送道路の被災状況の調査、土砂崩れや倒木などの交通障害物の除去、仮復旧工事の実施などにつきまして協定を締結させていただいております。  しかしながら、この協定はあくまでも緊急的に対応が必要な場合に協力を得る内容となっており、例えば今回の集中豪雨の際に発生しました市関連施設の被災箇所に対する復旧工事につきましては必要な予算を確保しつつ、通常の契約手続にて受注した業者による復旧工事となってまいります。  次に、2)被災から得られた教訓についてでございますが、今回の集中豪雨は気象庁も想定外というような雨の降り方であり、河川水位につきましても短時間に急激に上昇したという状況でございました。  市といたしましても、今後もこのような状況が起こり得ることを想定し、河川水位をより適切に把握するとともに、気象情報の分析能力を上げていく必要があると考えております。また、引き続き国・県に危機管理型水位計などの監視観測設備の設置要望を行っていくとともに、それらのデータや気象情報のより的確な把握、分析に努めてまいりたいと考えております。  次に、3)ハザードマップの検証等についてでございますが、今回の集中豪雨の際は河川の氾濫はなかったため、ハザードマップの検証にまで至りませんでした。ハザードマップは国や県が想定を行い、作成しているものであるため、現状被害の状況によって見直しを行うことはありません。  しかしながら、災害が発生するおそれのある箇所、例えば内水氾濫による浸水が発生しやすい地域や冠水するおそれのあるアンダーパスなどにつきましてはその都度パトロールなどを実施して対応しているところでございます。  次に、5)夜間・深夜の警報・避難情報等の周知方法についてでございますが、市ではホームページを初め同報系防災行政無線、メールなど、さまざまな伝達手段を利用して情報発信を行っております。9月の集中豪雨の際もホームページ、同報系防災行政無線、災害時緊急メール、エリアメール、緊急速報メール、ツイッター、Lアラートを利用して情報発信を行いました。  深夜の情報発信となったこともあり、内容につきましては避難することが危険な場合は2階などの高所へ垂直避難してくださいなどの文言をつけ加え、同報系防災行政無線の放送も避難情報対象地域に限定して行ったところでございます。今後も必要な情報が必要なときに受け取っていただけるよう、情報発信力の向上に努めてまいりたいと考えております。  次に、6)夜間・深夜のパトロール体制についてでございますが、台風の接近時など、風水害のおそれのある場合、市では復旧部であります土木班が危険箇所などの警戒活動のためパトロールを行います。9月の集中豪雨の際も、最大3班、車両4台、1台につき2名以上でパトロールを行いました。  パトロールでは、市内の浸水が発生しやすい地域の警戒のほか、アンダーパスの冠水状況の把握や通行制限の対応、被害状況の調査などを行っておりますが、台風の最接近時など気象状況を見ながら、危険な状況の場合は出動を控えるなどの体制をとっているところでございます。  今後も職員の安全を優先に、正確な被害情報の収集に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 9: 副議長(冨田 薫)  上下水道部長。 10: 上下水道部長(伊藤恒之)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項1、防災について、(1)本年9月の集中豪雨について、4)災害発生箇所の予測と対策について(排水機場設備、排水路など)について御答弁申し上げます。  議員御承知のように、市内の海抜ゼロメーター地帯は自然排水ができず、排水施設による強制排水に頼らなければならない地域でございます。  排水施設についてでございますが、市内には国や県の施設も合わせまして雨水ポンプ場及び排水機場は36機場ございます。内訳といたしましては、雨水ポンプ場は桑名地区には10機場、多度地区には1機場の合計11機場でございます。排水機場は、桑名地区には4機場、長島地区には14機場、多度地区には7機場の合計25機場でございます。  排水設備の整備、オーバーホールや更新につきましては、雨水ポンプ場は平成23年度から下水道長寿命化計画に基づきまして整備または更新を進めております。  直近の雨水ポンプの整備としましては、今年度下深谷第2ポンプ場の3号ポンプのオーバーホールを行っており、ポンプのオーバーホールの実施時期といたしましては運転時間などの状態を監視しながら、おおむね15年を目安に行っております。今年度の事業といたしまして、城之堀ポンプ場の自家発電設備の改築及び除じん機等の改築も実施しております。  また、排水機場につきましては、排水機本体の直近のオーバーホールは今年度城南排水機場のポンプを施行しております。実施時期につきましては、海水の影響を受ける機場におきましては10年を、それ以外の機場では15年を目安に実施しております。  次に、雨水ポンプ場施設の維持管理につきましては、除じん機設備などの点検を週1度行い、浮遊物の回収や点検報告に基づき随時修繕を行っているところでございます。また、週1度ポンプ発電機の試運転を行っております。  また、排水機場ですが、機場の排水機本体につきましては月1度程度の点検と運転を実施し、除じん機等は雨水ポンプ場同様に点検を実施しており、随時修繕を行っております。  遊水池等に堆積した土砂のしゅんせつにつきましては月1度程度の状況の確認を行い、必要に応じてしゅんせつを実施しております。  次に、排水路の点検、しゅんせつ等の管理ルールについてですが、主に農業に利用されております用排水路につきましては地域性によって違いはありますが、水路の泥上げ、草刈り等の維持管理を農家組合、農地保全団体等を中心に御尽力いただいている状況でございます。  また、道路側溝や河川につきましては土木施設としてアセットマネジメント課が修繕など維持管理を行っておりますが、側溝に堆積した土砂などは自治会で撤去をお願いしており、その後市で土砂回収を行っているのが現状でございます。  堆積土砂の状況などで地元対応が困難な場合におきましては、しゅんせつ等の要望をいただき、対応してまいりたいと考えております。  また、農業施設、土木施設等要望提出先が不明なときは、アセットマネジメント課を窓口として提出していただきたいと考えております。  今後も庁内関係部局と連携をとり、施設の適正な維持管理を図り、浸水被害を未然に防止するよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 11: 副議長(冨田 薫)  諏訪輝富議員。 12: 11番(諏訪輝富)  御答弁ありがとうございました。5)の夜間、深夜の警報発令、この関係でちょっと再質問を2点ほどお願いしたいと思います。  今回の情報発信に対しまして夜間未明の発信というふうな形だったわけですけれども、今回の情報発信に対して、市民の皆様に当局としてはどの程度周知できたと想定していらっしゃいますでしょうか。それがまず第1点。  それと、現在長島地区で使用期間延長中の戸別屋内受信装置、こちらのほうの装置は今後同程度のものの使用検討等をもししていらっしゃるようであれば、そのあたり答弁のほうをお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 13: 副議長(冨田 薫)  当局側の答弁を求めます。  防災・危機管理担当理事。 14: 理事(防災・危機管理担当)(久保康司)  諏訪議員の再質問に御答弁申し上げます。  実際に同報系防災行政無線の放送をどれだけの方が聞かれたかというのは把握が非常に難しいと思っております。今回深夜の大雨の中、そこの中で放送されたものでございますので、この同報系の防災行政無線に限って言えば、御自宅、遮音性の高いおうちにお住まいの方などには非常に情報が届きにくかったのではないかなと思われます。  しかしながら、そのほかにエリアメール、それから緊急速報メール、あと災害時の緊急メールというものを市のほうでやっておるんですが、8月末時点でその登録者数は約6,700人の方がお見えで、その方々にも情報発信をさせていただいております。  あとホームページにつきましては、閲覧数が大幅にふえているというのも確認をしております。ちなみに、前日の9月4日のまだ災害が起こる前の0時から1時、2時、3時ぐらいのレビュー数を見ますと108件とか161件、155件となっています。ところが、9月4日、22時、23時、9月5日の0時、1時となってきますと22時が3,666、23時が6,889、9月5日の0時が4,481、1時が6,271、2時になりますと9,308と相当の方が見ていただいておるのかなというふうに思います。  ただ、同じ方が複数のいろんなツールを使って情報を受け取っているということも想定されますので、実際にどれだけの方に情報が伝わったのかというのはつかみ切れてはおりません。今後もさまざまなツールを使って情報を発信してまいりたいと思っております。  もう1点目の戸別受信機の今後のというところでございますが、さきの議員にも御答弁申し上げましたが、現在戸別受信機につきましてはアナログ方式の受信機をお使いいただいております。これが電波法の関係法令の改正によりまして令和4年11月に御使用できなくなりますので、私どもとしては国の補助金などの情報を注視しつつ、代替手段の検討を進めているという状況でございますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 15: 副議長(冨田 薫)  諏訪輝富議員。 16: 11番(諏訪輝富)  御答弁ありがとうございました。どれをとりましても市民の皆さんの生命にかかわるような情報発信というふうな形になりますので、今後もいろんなチャンネルを通じて情報発信していただいて、情報を受け取れなかったというふうな方が少なくなるように、またぜひ御尽力いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に移ります。中項目(2)台風災害について、小項目1)、市内のゴルフ練習場等の鉄塔倒壊防止対策の現状と課題についてお伺いいたします。  今回台風の関係で千葉県のほうでは台風の強風に起因いたしました送電線鉄塔の倒壊、それからゴルフ練習場の鉄塔の倒壊で甚大な被害が発生いたしました。市内のゴルフ練習場は電話帳によると6カ所ぐらいあるようなんですけれども、過去の台風のときにゴルフ練習場のネットの上げ下げだとかそういうような対応、ルール等、具体的に協議をされたことがあるのかないのか、そのあたりをお聞かせいただければと思います。  それと、小項目の2番になりますけれども、被災地支援につきまして、今、申し上げましたけれども、関東・東北地方では台風10号、19号、浸水の地域で災害廃棄物の仮置き場が不足し、市内、県内の廃棄物処理の長期化が大きな問題となっております。桑名市のほうからも、先ほどお話がありましたけれども、災害の後処理の支援のために姉妹都市である福島県の白河市、こちらのほうに職員の方が派遣されております。  また、今回桑名市の広域清掃施設のごみ処理場が完成しまして現在試運転が実施されておりますけれども、台風で大きな被害を受けられた災害発生都市のほうから災害廃棄物の受け入れ、焼却、こういうような支援等は検討されているのか。その辺のところを御答弁いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 17: 副議長(冨田 薫)  当局の答弁を求めます。
     防災・危機管理担当理事。 18: 理事(防災・危機管理担当)(久保康司)(登壇)  所管いたします事項1、防災について、(2)台風災害について、1)鉄塔等倒壊防止対策の現状と課題について御答弁申し上げます。  ゴルフ練習場などで用いられている一定規模の鉄塔などにつきましては、建築基準法で構造安全性の観点で基準が定められており、所有者などはその維持管理に努めることとされております。この基準に基づいて所有者は適切に維持管理する必要があり、市といたしましては協議したことがないのが現状でございます。  そのような中、今回の台風の被害を踏まえ、国におきましても令和元年台風15号における鉄塔及び電柱の損壊事故調査検討ワーキンググループを立ち上げ、検討を進めているところであります。本市といたしましても国の動向などを注視するとともに、今回の被害の状況を踏まえ、暴風などに備えて、所有者には改めてその安全性等について認識していただきたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 19: 副議長(冨田 薫)  市民環境部長。 20: 市民環境部長(伊藤 豊)(登壇)  所管いたします事項1、防災について、(2)台風災害について、2)被災地支援について御答弁申し上げます。  桑名広域清掃事業組合の新施設である可燃ごみ焼却施設は本年9月2日に火入れ式を行い、9月16日より可燃ごみの受け入れ、試運転を開始しており、令和2年1月1日から施設本稼働いたします。  施設区分についてでございますが、平常時の処理日量163トン、災害廃棄物の一部処理日量11トンと設計し、合計処理日量174トンとしております。現在試運転期間ということもあり、災害廃棄物を受け入れる状況にはございませんが、可燃ごみ焼却施設が計画どおり稼働した際には能力の範囲内において処理が可能であります。  関東・東北地方を襲った台風15号、19号に伴う災害廃棄物の三重県からの受け入れ要請はございませんが、今後の三重県を通した災害廃棄物の受け入れ要請につきましては構成団体及び桑名広域清掃事業組合と協議を前向きに進めてまいります。  被災されました方々が一日も早く復興されるためには災害廃棄物の早期撤去が重要と考え、できる限り支援や協力を行いたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 21: 副議長(冨田 薫)  諏訪輝富議員。 22: 11番(諏訪輝富)  御答弁ありがとうございました。  続きまして、次に移りたいと思います。大項目2、市債について、中項目(1)起債条件について、小項目1)利率について。  起債条件の利率についての項目に利率見直し方式による借り入れとあります。利率見直しルールについてお伺いしたいと思います。  現在非常に低金利の水準というふうな形になっておりますが、決算書等を見ますと結構高い金利のものがございますので、その辺のところについてお伺いしたいと思います。  小項目2)償還方法について。  起債条件の償還方法についての項目に政府資金、地方公共団体金融機関資金について、市財政の都合により据置期間及び償還期限を短縮し、繰上償還または低利に借りかえすることができるとあります。繰上償還または低利への借りかえルールについてお伺いいたします。よろしくお願いします。 23: 副議長(冨田 薫)  当局側の答弁を求めます。  総務部長。 24: 総務部長(松岡孝幸)(登壇)  おはようございます。  諏訪議員の一般質問の2、市債について、(1)起債条件について、2点御質問を頂戴しておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)利率についてでございますが、議員御案内のとおり、地方債を金融機関から借り入れる際には年数を定め、利率見直しを行う旨の特約を定める場合がございます。金融機関から見れば、長期の融資を行うことによる金利変動リスクを回避することにつながり、市としては利率見直し時までの金利を低く抑えられるというメリットがございます。  この場合、利率見直し時におきまして、借入時と比較して市場金利が低下した場合、見直しにより利率は低下いたしますが、逆に市場金利が上昇した場合、利率が上昇する場合がある点については留意をする必要がございます。  利率見直しのルールでございますが、借り入れ当時に金融機関が見込んでいた利益を推測し、その利益を担保しながら、現状の市場金利の変化に合わせ利率を見直す方法、いわゆるスプレッド分析を用いた方法で利率を提示し、これをもとに金融機関の担当者と交渉し、金利を見直すこととしております。  なお、昨今の金融情勢を踏まえますと、日銀のマイナス金利政策等の影響もあり、市場金利が極めて低くなっておりますことから、今後の金利上昇リスクに備え、利率見直し方式に比べ固定金利方式での借り入れが優位であると考えております。  いずれにいたしましても、金融情勢を注視しつつ、それぞれの借入方法をうまく使い分けながら柔軟に対応する必要があると考えております。  次に、2)償還方法についてでございますが、まず繰上償還に関しましては、政府資金及び地方公共団体金融機構資金においては、繰上償還に必要な補償金の支払いが繰上償還と同時に確実に行われる見込みがあると認められたときに限り繰上償還をすることができることとなっております。  このように繰上償還における注意事項としましては、元金の支払いとは別に補償金の支払いがございます。補償金とは繰上償還により金融機関に発生する損失を補うために発生するものでございます。  最近の繰上償還の事例としましては、令和元年12月2日に、これは民間資金ではございますが、末広駐車場に関して繰上償還を行った結果、利息に比べ補償金が低く抑えられまして一定の成果を得ることができております。その一方で、借りかえに関しましては地方財政法第5条第1項第3号により認められているところでございます。  議員が御指摘のとおり、昨今の金利情勢を踏まえますと低利に借りかえられる可能性は十分にございますが、補償金等を総合的に考慮しつつ、借りかえのシミュレーションを行った結果、必ずしも支払い額の減少につながるとは言えない状況となっております。そのことから市では積極的に借りかえを行っていない状況であり、慎重に選択することが必要となっております。  いずれにいたしましても、低利に借りかえることや繰上償還については将来の財政負担を軽減できるよう金融情勢を注視しながら、長期的な視点を持って償還方法について検討し、業務を進めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 25: 副議長(冨田 薫)  諏訪輝富議員。 26: 11番(諏訪輝富)  御答弁ありがとうございました。再質問という形で2点お伺いいたします。  利率見直し、それから低利借りかえルールに基づいて、過去5年間の実績についてお伺いしたいと思います。  それと、特別会計の桑名市上下水道事業の市債借り入れについても、同様のルールであれば答弁をお願いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。 27: 副議長(冨田 薫)  総務部長。 28: 総務部長(松岡孝幸)  諏訪議員の再質問にお答えいたします。  利率見直し、低利借りかえで過去5年間ということでございますけれども、まず初めの利率見直しの実績ということですけれども、平成27年度から5年間というところで一般会計、特別会計、それと上下水道の企業会計、これを合わせますと合計で28件の見直しを行っております。平均いたしますと84%程度、利率の低下というものを実現しております。  また、低利借りかえにつきましては、先ほども申し上げましたとおり借りかえの際に補償金というものが必要になってまいります。本来支払う利息額とこの補償金の額がほとんど現在乖離していないというような状況で、公債費の負担を平準化していくという観点からも実施には至っていないという状況となっております。  今後補償金等の条件を精査していく中で、借りかえの実施をして得られる利益が大きいというような判断をできる場合は実施について検討していきたいと考えております。また、上下水道部でも同様のルールで行っておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。                   (11番議員挙手) 29: 副議長(冨田 薫)  諏訪輝富議員。 30: 11番(諏訪輝富)  御答弁ありがとうございました。利率の見直し、低利に借りかえができれば新たな財源に等しく、上下水道であれば料金値上げを市民の皆さんにお願いする必要がなくなる可能性もございます。財政上もメリットがあることですので、認められたルールを積極的に十分活用していただければと思います。ひとつよろしく御尽力ください。  以上をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 31: 副議長(冨田 薫)  次に、通告により18番 倉田明子議員。 32: 18番(倉田明子)(登壇)  会派絆の倉田明子でございます。  議長のお許しをいただきましたので、ただいまから一問一答で一般質問をさせていただきます。  新興住宅地と言われた大山田団地もおおよそ40年の月日が流れ、子育て真っ最中の若い世代ばかりだった私の家の周りも気づけば地域から子どもたちの遊び回る声は少なくなり、近ごろは高齢者のみの世帯がふえてまいりました。  久しぶりに御近所さんと話をしたら、あれと違和感を覚えたというお話、迷惑行為を繰り返す人が実は認知症だったというお話などが最近多く届くようになりました。片や、子どもが少なくなり、就学前の子どもたちの保護者の方たちは、地域でのつながりがなかなか得られずにSNSなどに頼らざるを得ないという話もお聞きいたします。  地域の状況は大きく変わっているのに対し、対策はおくれているように感じます。今回は地域で暮らす中で思うこと、いただいた御意見から大きく4点質問をさせていただきます。  大項目1、地域福祉について、(1)認知症施策について2点お伺いいたします。  毎年敬老の日に統計局から高齢者人口が発表されます。ことし2019年は65歳以上が前年度より32万人増加して3,588万人と発表されました。前年度から0.3%上昇し、過去最高となりました。100歳以上の高齢者も前年度より1,489人増加し、7万人を超えました。  元気に人生を満喫してみえるお年寄りはたくさんいらっしゃいますが、年をとるということは脳も老化するということで、高齢者の年齢段階別認知症出現率を見ると高齢になればなるほど認知症である方の割合は増加しており、80歳を超えると5人に1人、90歳を超えると2人に1人が認知症になるというデータが出ております。  認知症対策においては新オレンジプラン等を策定されておりますが、年々増加していくであろう認知症への対策に対し、さらに充実させなければならない点、修正が求められる点、また、取り組みができていない点と見直しも含め検討が必要と考えます。  そこで、1)認知症施策の推進についての考えをお聞きいたします。  また、認知症の方や御家族が自分たちの住む地域で安心して暮らしていくためには地域の見守りが求められますが、見守りと啓発についての取り組みをお伺いいたします。よろしく御答弁をお願いいたします。 33: 副議長(冨田 薫)  当局側の答弁を求めます。  保健福祉部長。 34: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項1、地域福祉について、(1)認知症施策について、2点御質問をいただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  1)認知症施策の推進についてでございますが、議員御案内のとおり、現在認知症施策につきましては平成29年7月改定の新オレンジプランの七つの柱をもとに、市では第7期介護保険事業計画を策定し、推進しております。  計画では、認知症の人や家族の視点を重視した認知症にやさしいまちづくりと認知症の様態に応じた医療・介護の提供の2点を大きな方針としております。認知症にやさしいまちづくりを目指す具体的な施策として、認知症の人も家族も地域の方も気軽に立ち寄れるオレンジカフェを今年度は市内23カ所で開催しております。  また、認知症への理解を深めていただくための認知症サポーター養成講座は小学生から一般企業の方まで広く開催し、これまでに1万6,000人以上の方が受講されることによって認知症にやさしいまちづくりに寄与していただいております。  そして、認知症高齢者の方の心配事として、徘回が起きた場合も協力機関に捜索をお願いする徘回SOSネットワークや発見されやすいステッカーを配布するなども行っています。また、現在は防災無線も活用し、徘回時の捜索を呼びかけることも警察と連携し行っております。  そして、認知症高齢者への声のかけ方や接し方を学んでいただく認知症みんなが安心声かけ訓練も今年度は6地区で開催されており、今後も3地区において実施が予定されております。これらの認知症にやさしいまちづくりを重点的に取り組むために、認知症地域支援推進員を市内5カ所の各地域包括支援センターに配置して施策を推進しております。  次に、もう一つの大きな方針である認知症の様態に応じた医療・介護の提供についての具体的な施策としましては、認知症が疑われる方を早期に適切に医療機関や介護サービスに結びつけるために、認知症初期集中支援チームを各地域包括支援センターに配置し、医師の助言を受けながら認知症の方や家族への適切な支援を行っております。  また、新しい取り組みとして、地域包括支援センターと小規模多機能型居宅介護施設の協働により、若年性認知症の方や家族の方が交流できる場や若年性認知症の御本人のための居場所づくりが進められつつあります。  このように認知症施策につきましては、さまざまな事業を介して市民の皆様、関係者の皆様に周知啓発を進めておりますが、さらに認知症に対する理解が進むよう努めてまいります。  次に、2)見守りと啓発についてでございますが、議員御案内のとおり、認知症について御理解をいただくため、地域における周知啓発は大変重要であると考えており、市といたしましても毎年認知症市民公開講座を開催し、周知啓発ブースも同時に設け、認知症施策の紹介を行っております。  また、地域において見守り活動をしていただく中で、認知症の疑いなどで心配な高齢者の方を発見された場合は、地域包括支援センターにお知らせをいただければと思います。  さきにも御紹介いたしました地域包括支援センターには認知症初期集中支援チームが設置されており、医療、福祉の観点を持ちながら医師の助言を受け、必要なケアに迅速につなぐことを御支援しております。  今後は新たに認知症基本法案のもとに位置づけられることになる認知症大綱が本年6月にとりまとめられており、その基本的な考え方として、共生と予防を車の両輪として施策を推進するとされております。  共生と予防の考え方を基本に、現在も取り組んでいる施策や事業をさらに深め、推進し、認知症は誰もがなり得るものとして、誰もが自分らしく暮らし続けられる社会を目指してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 35: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 36: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきます。  認知症のサポーター養成講座は小学生も参加していただいているということなんですけれども、子どもというのは地域力を上げるのにとても大切な存在だと思うんですけれども、これからは学校教育のほうでも認知症の理解を深める取り組みも必要となっているんですけれども、そのようなことに関する考え方はいかがでしょうか。 37: 副議長(冨田 薫)  当局側の答弁を求めます。
     保健福祉部長。 38: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  学校での取り組みということでございますけれども、毎年度小・中学校合わせて20校ほどの学校でこの認知症サポーター養成講座というのを開催させていただいております。特に今年度は明正中学校におきましては、地域でやっている声かけ訓練にもその後参加していただいていたということもお聞きしておりますので、今後も学校での取り組みや養成講座を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 39: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 40: 18番(倉田明子)  明正中のような取り組みが市内全部に広がるように期待しておりますし、また声かけもよろしくお願いしたいと思います。  もう1点、地域の見守りの中でもやっぱり企業の御協力もいただければいいのかなと思っているんですけれども、先ほどお聞きしていましたらサポーター養成講座のほうにも何か参加していただいているということなんですけれども、企業の方とかは見守りネットワーク、SOS見守りネットワークのほうにも参加いただけているんでしょうか。 41: 副議長(冨田 薫)  保健福祉部長。 42: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  企業におきましても認知症サポーター養成講座というのは実施しておりますけれども、そのほかに、議員おっしゃっていただきましたように、徘回SOSネットワークにも主に外回りされる機会の多い事業所を中心として、現在159の事業所に御協力をいただいておる状況でございますので、よろしくお願いいたします。                   (18番議員挙手) 43: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 44: 18番(倉田明子)  これからもよろしくお願いいたします。大変望ましいことだと思いますので、これからも企業のほうにも広がるような取り組みをお願いしたいと思います。  やはり認知症の方はふえてきていると思いますので、御家族の方を支える取り組みとか、あと本人が地域で暮らしていけるような取り組みを、なかなかまだ地域では広がっていないので、広げていこうと思いますし、また啓発のほうもよろしくお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に移りたいと思います。  (2)公共施設の活用について、地域福祉の観点から質問させていただきます。  初めに、1)宅老所等既存施設有効活用についてお伺いいたします。  宅老所は地域住民等との交流を図ることにより高齢者が介護予防したり、健康で活力のある生活を送ることを目的として設置されています。おおむね週に1日、2日程度、それぞれの地区において特色ある活動をされているとお聞きしております。  高齢者の方々がその活動を通して生きがいを持っていただければ有意義な事業であると思いますし、施設だと思いますが、高齢者の方々が使われていない残り5日とか6日あると思いますが、未使用の状態です。  片や、活動の場がなくなっている子育てサークル、またこども食堂などのような団体もあります。近年宅老所に幼を加え、お年寄りも子どもも使える宅幼老所を設置している自治体もあり、本市においてもこのような取り組みを進めることで貴重な限りある資源を有意義に活用できることになるのではないかと考えます。  また、市民の皆さんからの要望の多い小学校の空き教室、旧幼稚園のような空き施設の活用についてもあわせてお伺いいたします。御答弁をよろしくお願いいたします。 45: 副議長(冨田 薫)  当局の答弁を求めます。  平野副市長。 46: 副市長(平野勝弘)(登壇)  おはようございます。  倉田明子議員の一般質問1、地域福祉についての(2)公共施設の活用について、2点御質問を頂戴いたしておりますが、相関連いたしますことからあわせて御答弁を申し上げます。  公共施設の活用につきましては、桑名市公共施設等総合管理計画を踏まえ、個々の施設ごとに有効性を考えながら活用方法を検討しているところでございます。  議員からは、地域福祉の観点からということでございますので、宅老所を初めとした地域の福祉活動における既存施設の活用の現状についてまず申し上げます。  現在高齢者のシルバーサロン事業や子育て支援活動、学童保育所など、さまざまな団体やサークルが公共施設を活用し、地域活動や子どもの居場所づくりを実施しているところでございます。  高齢者の活動では、大山田北や大山田東の小学校敷地内や益世、精義の旧幼稚園舎を活用し、体操や音楽療法などを通して高齢者の交流を図っております。  また、子育てにかかわる活動では、まちづくり拠点施設や多度すこやかセンターや長島福祉健康センターなどを活用し、キッズサロンや地域サロンを行う中で子育て広場や子育てにかかわるさまざまな講座を行い、親子の交流を図っているところでもあります。  さらに就学後の放課後の預かりのニーズが年々増加する中、児童の移動の負担軽減や安全な保育環境を提供するため、市内5カ所の旧幼稚園舎を活用して学童保育所を実施しているところでもあります。  議員御案内の宅幼老所としての活用でございますが、宅幼老所とは小規模な家庭的な雰囲気の中で、高齢者、障がい者、子供などに対して、一人一人の生活や活動に合わせた柔軟なサービスを行うものでありますが、市ではそのような包括的な取り組みを地域共生型の取り組みとして現在旧益世幼稚園舎でスタートさせており、高齢者のサロン活動を週2回と主任児童委員主体で月1回、子育ての広場を同一施設で行っており、クリスマス会などには子供たちと高齢者の方が一緒になって交流を図っているところでございます。  加えて、本年6月には同園舎で学童保育所も新たに開所いたしましたことから、高齢者と子供たちが触れ合う機会もさらにふえ、季節のイベント時などの交流も盛んになっております。一つの施設を起点にした地域共生につながっていると感じておるところでございます。議員からありました施設の空き時間をうまく活用して、同時にそうした有意義な活用を図っているというところでございます。  このように公共施設をさまざまな団体が活用する中で、ことしの9月には益世地区の社会福祉協議会が高齢者の地域活動で得られた収益で益世小学校の子供たちに図書の寄附を行うなど、新たな相乗効果も生まれ、隣接する学校や地域との関係性も向上しているところでございます。こうした交流は世代を超えて多様性を自然に受け入れ、コミュニティーの醸成や共生社会を育む効果も感じ取れるものであると考えております。  今後の空き施設の活用につきましても、公共施設のマネジメントの考えを踏まえつつ、高齢者施設であれば健康で生きがいを持ち、積極的に社会参加できるための環境、また子育て支援においては親子の居場所づくりや相談、交流、情報発信など、さまざまな子育て支援につながるような視点での環境づくりに努めていく必要があると考えております。  特に学童保育所につきましては、放課後の子供の安全な居場所であり、子育て支援のために必要不可欠な施設でもありますことから、市といたしましても学校の施設管理や施設整備と整合性を図りながら、空き教室を含めた有効的な公共施設の活用を検討してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、公共施設の活用につきましては地域福祉の視点をしっかりと取り入れ、地域福祉の向上につながるよう取り組んでまいりたいと考えておりますし、あわせて安全面から施設の耐用年数の経過、また耐震性や安全性の確保を十分考慮しつつ、サービスのあり方を工夫し、一つの施設を多機能複合的に利用するなど、より質の高い有効な施設の活用を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 47: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 48: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございました。益世で宅幼老所のような地域福祉の場ができていることにとてもうれしく思います。  宅老所の点で再質問させていただきたいんですけど、益世でできたということはほかの宅老所も多機能に使えるようになると受けとめさせていただいてよろしいですか。 49: 副議長(冨田 薫)  当局側の答弁を求めます。  保健福祉部長。 50: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  ほかの地域でもということでございますけれども、公共施設マネジメント計画を踏まえまして、子供から高齢者まで分け隔てのない地域共生社会という視点で、地域福祉の向上につながるように今後も取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (18番議員挙手) 51: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 52: 18番(倉田明子)  ぜひ宅老所においても有効的に活用できるようにお願いしたいと思います。  もう1点、空き施設の活用についてなんですけれども、市長のほうは学校内に学童施設を入れたほうが安全のためにもいいという考えだということで、併設幼稚園の空きとか閉園幼稚園は学童になっているんですけれども、では、ほかの併設されていない施設に関しては今後の活用はどう考えていらっしゃるかをお伺いしたいと。公共施設のマネジメントの観点でお答えいただければと思います。 53: 副議長(冨田 薫)  総務部長。 54: 総務部長(松岡孝幸)  倉田議員の再質問にお答えいたします。  公共施設マネジメントの観点ということでお答えいたしますと、公共施設等総合管理計画を市も策定いたしまして、50年で33%ということで総量削減を目標に今後の施設の方向性などの見直しを行っているところです。つまり、50年という長いスパンでありますけれども、確実に施設の総量というのは減っていく、減らしていくというような方向性で動いているところでございます。  議員から御案内いただきました閉園幼稚園でございますが、こういった未利用施設の利活用というところですけれども、地域の皆様や御利用していただいた方のニーズというのはもちろんではございますが、市にとって新たな財政負担が生じない、発生しないというような視点も今後施設のあり方を考えていく上では重要なのかなと思っております。  未利用施設の利活用ですけれども、公民連携でありますとか、複合多機能化でありますとか、売り払いとか、貸し付けとか、いろんな手法がある。その中の一つとして、今回学童保育所としての再活用をしていただいておると考えておるところでございます。  いずれにいたしましても、そういった未利用施設につきましては放置するということではなくて、先ほどお話ししましたけれども、いろんな手法を検討しながら、冒頭にも申し上げました50年で33%という大きな目標がありますので、そういった総量削減も図りながら、効率的、効果的な市民サービスの充実というのにつなげていければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。                   (18番議員挙手) 55: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 56: 18番(倉田明子)  50年ということで、その間に使えるところはぜひ市民のために活用していただきたいと思います。  それでは、大項目2、命を守る施策について、(1)骨髄バンクについて、1)ドナー登録者増強のための取り組みについてお伺いいたします。  骨髄バンクドナー登録に関しましては、著名な芸能人、スポーツ選手などがリアルタイムで御自身の状態をネット配信するなど、みずからの病気を公表することで広く知られているところとなっております。赤十字血液センターや三重県骨髄バンク推進連絡協議会勇気の会の皆さん方の啓発活動の場においても、登録いただく方がふえてきたというお話をお聞きしております。  しかしながら、骨髄移植を必要とする患者と適合するドナーが見つかる確率は兄弟姉妹間でも4分の1、血のつながっていない他人になると数百から数万分の1と極めて低く、一人でも多くの方のドナー登録への協力が必要とされております。  ドナーにはさまざまな御負担をおかけすることから、本人、また事業所に対し補助金を支給する自治体が近年ふえてまいりました。全国市町村においては、四日市市など県内5市を含め600超の市町村が補助金制度を設けております。  そこで、お伺いいたします。桑名市においての骨髄バンクドナーをふやすための現在の取り組み、また今後の方針をお伺いいたします。よろしく御答弁をお願いいたします。 57: 副議長(冨田 薫)  当局側の答弁を求めます。  保健福祉部長。 58: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)(登壇)  所管いたします事項2、命を守る施策について、(1)骨髄バンクについて、1)ドナー登録者増強のための取り組みについて御答弁申し上げます。  現在骨髄バンクに関する普及啓発やドナー登録者の確保については、三重県が三重県赤十字血液センターやボランティア団体等と協働し進めていただいておりますが、近年少子高齢化の影響もあり、満55歳を迎えることによるドナー登録抹消者数が新規の登録者数を上回ることにより、ドナー登録者数が減少していることと、ドナー側の都合がつかないことを理由に提供に至らないケースが多くあるということが課題となっております。  このようなことから、三重県では本年2月に三重県骨髄提供の環境向上委員会を設立し、ドナー登録者の確保と拡大の強化及び提供しやすい環境の整備に向けて検討を進めていただいているところでございます。  また、県内では、四日市市、松阪市、津市、伊勢市、名張市の5市が骨髄提供をされた方とその方が従事している事業主に対し助成を行っている状況ですが、全国的には県が市町村の行う助成制度の半分を補助しているところもございます。  本市では、現在パンフレット等の窓口設置や献血啓発活動時の啓発を行っているところでございますが、骨髄バンク登録者数の確保や啓発は命を守る上で大変重要なことであると認識しておりますので、県や他市町での協力者確保に向けた取り組みを調査研究してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 59: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 60: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございます。補助金が全てではないと思いますけれども、やっぱり補助金制度を設けることで迷ってみえる方の背中を押すことにもなると思いますので、調査研究だけにとどまらず先に進めていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、(2)違法薬物に対する取り組みについてお伺いいたします。  違法薬物に関しては、昨今芸能人や元オリンピック選手などの相次ぐ逮捕、再逮捕、再々逮捕が繰り返し報道され、薬物乱用が犯罪との認識やなかなかやめることができないという認識は定着していると思います。  しかしながら、その反面ネットを使って簡単に入手ができたり、違法薬物に合法薬物をまぜることで、これは違法薬物じゃないんだよというふれ込みで売っていたり、あとカプセルを、この間逮捕された著名な芸能人のお部屋を調べてみたら、普通の風邪薬で使われているカプセルにMDMAが入っていたようで、今後また取り締まり、撲滅がますます難しくなっていると聞いております。  先日は桑名市民が覚せい剤取締法違法の疑いで現行犯逮捕されたという報道もあって、特別なことではなくて身近に存在する犯罪だということも知ることとなりました。
     市としてできることは限りがあるとは思いますが、ただ手をこまねいて待っているだけではいけないと思います。違法薬物に対する取り組みの現状と啓発についてお伺いいたします。 61: 副議長(冨田 薫)  当局側の答弁を求めます。  保健福祉部長。 62: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)(登壇)  所管いたします事項2、命を守る施策について、(2)違法薬物に対する取り組みについて、1)現状と啓発について御答弁申し上げます。  違法薬物に関しましては現在県が関係団体と連携し、三重県「ダメ。ゼッタイ。」普及運動や三重県麻薬・覚醒剤乱用防止運動などの啓発を中心とした薬物乱用防止運動を行ったり、保健所や県に薬物乱用に関する相談を受け付ける薬物乱用防止窓口を設置し、薬物乱用防止に向けた取り組みを行っているところでございます。  近年違法薬物を合法なものとして、インターネットなどを通して販売している例もありますことから、市といたしましても薬物の危険性とあわせて薬物に対する正しい知識についても啓発を進めることが重要であると認識しております。  今後も県の運動と連携しながら、市民に向けての啓発をポスターの掲示、チラシの配布、ホームページ掲載等で行ってまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 63: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 64: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございます。子どもたちもやっぱりテレビやネットなどで薬物が犯罪になることとか、危険だということは承知しているみたいなんですけれども、でも、芸能人とか、そういうちょっと自分たちとは違うところの方たちがつかまっていることが報道されていることで、どこかやっぱり他人事として捉えているところもあるようにお聞きしております。  あとこれは厚生労働省の研究班の実態調査で報告された件なんですけれども、精神科で治療を受けた10代が2014年の段階ではまだ一人もいなかったそうなんですけれども、それから5年たってことし9月の報道によると10代患者が急増していて、とても危険な状態になっているという報告がございました。  あと市販の風邪薬でも乱用するとそれが薬物依存になるんですけれども、現在かかっている子どもたちの約4割が風邪薬の乱用ということで、本当に人ごとではないのかなと思っているところです。  あと女性なんかでアロマといってネットで意外と簡単に買えたりとかっていう怖い段階になっているので、家庭はもちろんですけれども、ぜひ学校の場、できるだけ早く子どもたちに伝える必要があると思うんですけれども、ちょっとこれは所管をまたぐことになるとは思うんですけれども、学校のほうではどのように取り組んでいただけるかということを再質問としてお答えしていただいてよろしいでしょうか。 65: 副議長(冨田 薫)  当局側の答弁を求めます。  教育長。 66: 教育長(近藤久郎)  倉田議員の再質問にお答えをいたします。  薬物乱用の害ということで、今小学校5、6年生、それから中学3年生の保健の授業で学習するということになっております。これも当然やっているわけでございますけれども、桑名市の場合はそれに加えまして教科の学習だけではなくて、市内全ての小・中学校で薬物乱用防止教室というのを小学6年生と中学3年生で実施をしております。  薬剤師会とも連携しておりまして、ちょうどその講師には薬剤師会の方、それから警察の薬物の専門知識を有する方、それから薬物乱用の防止教育認定講師と、こういう方々にお願いしておるということでございます。教科書のほうでは大麻、あるいは覚醒剤などの主要薬物について学ぶわけですけれども、今ありましたように風邪薬の乱用とか、あるいはアロマ、ハーブといった危険ドラッグについて、これは実際に……。             (「ハーブと薬物は違うだろ」と呼ぶ者あり)  アロマですね。俗に。これにつきまして……。      (「違うでしょう。国のほうでも指針が変わったでしょう」と呼ぶ者あり)  申しわけございません。アロマ中心……。 (「指針が変わったでしょう、国のほうでも。どういうハーブなんですか。言ってください」と呼  ぶ者あり)  アロマに訂正させてもらいます。ごめんなさい。                (「議事進行」と呼ぶ者あり)  それにつきましては実物を写真で見せて……。                (「議事進行」と呼ぶ者あり) 67: 副議長(冨田 薫)  教育長、発言をおやめください。  議事進行の趣旨説明をお願いいたします。 68: 26番(伊藤研司)(登壇)  今、覚醒剤みたいな話の中で教育長がハーブも含まれていると言いました。じゃ、具体的にそのハーブの名前を言ってください。 69: 副議長(冨田 薫)  当局側の答弁を求めます。  教育長。 70: 教育長(近藤久郎)  申しわけございませんでした、アロマと訂正をさせていただきます。  そうした危険ドラッグの実物の写真を……。                (「議事進行」と呼ぶ者あり) 71: 副議長(冨田 薫)  議事進行の趣旨説明をもう一度お願いいたします。 72: 26番(伊藤研司)(登壇)  教育長として、言ったことは取り返しできないんですよ。あなたきちんとハーブと言いました。じゃ、それをどのように、ハーブを扱っている団体とか方々にどのような謝罪をするんですか。言ってください。 73: 副議長(冨田 薫)  当局の答弁を求めます。  教育長。 74: 教育長(近藤久郎)  改めて謝罪を申し上げたいと思います。私はアロマのことについてはしっかりと認識をしておりましたけれども、ハーブについてしっかりとした分析をしないまま発言をさせていただきましたので、申しわけございませんでした。  これらのことにつきまして、写真をしっかりとお見せして、子供たちに誘いの手法の怖さを知らせながら自分事として伝えていっておりますし、これからもそのように薬物乱用の場合につきましてはしっかりと指導していきたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 75: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 76: 18番(倉田明子)  子どもたちはこれから受験勉強が始まってきますけれども、眠くならないよというような誤った誘いかけとか、そういうこともあるようですので、子どもたちに間違った情報に惑わされないような啓発をお願いしたいと思います。  それでは、大項目3、情報発信について、(1)ソーシャルメディアの活用について、初めに、外国人に向けての情報提供についてお伺いいたします。  市の情報発信の手段としてのソーシャルメディアの代表的なものとしてホームページを開設されておりますが、近年ふえ続けている、また国の方針からも今後もふえ続けるであろう外国人への対応、また桑名に観光、仕事等で訪問を考えている外国の方への対応はどのようにされているか、お伺いいたします。  続いて、年代別での情報発信についてお伺いいたします。  今の若いお母さんたちは文字媒体でも紙ベースはなかなか読まないようなことをお聞きします。情報の入手はほぼソーシャルメディアを活用しているのではないかと思われます。市の情報もホームページをまず見るとお聞きしました。  ところが、探したい子育て情報が見つからない。また、書いてあったんだけれども、見つけられなかったというお話をお聞きします。  これはあおぞら出前報告で直接お母さんからお聞きしたんですけれども、ちょっと何か行政用語でわかりにくかったりとか、シンプルな入り方でなかったのではないかと思います。大切な情報が詰まっているホームページはできるだけ多くの方、また多くの年代に見ていただきたいと思います。当局の考えをお示しください。 77: 副議長(冨田 薫)  当局の答弁を求めます。  統括監兼市長公室長。 78: 統括監兼市長公室長(加藤眞毅)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項3、情報発信について、(1)ソーシャルメディアの活用について、2点御答弁申し上げます。  まず、1)外国人に向けての情報提供についてでございますが、現在外国人に向けての情報提供といたしまして観光パンフレットやごみの出し方、母子手帳、予防接種のお知らせ等について、外国語対応しているものもあり、必要に応じて窓口で案内を配付いたしております。  また、市のホームページにつきましては、無料サービスであるグーグル翻訳を使用し、多言語に対応はいたしておりますが、難解な行政用語等、一部翻訳できない箇所があるなど、御不便をおかけしていることも認識いたしております。  このほかの新たな取り組みといたしまして、ことしの10月からは外国人への情報発信手段といたしまして、多くの外国人の方が自国へ送信する際に利用しているセブン銀行の海外送信アプリを活用し、市の情報を発信いたしております。これはごみの分別方法や出し方、災害時の行動など、生活にかかわる情報を中心に九つの言語で対応しているもので、三重県内の自治体では初の取り組みとして注目を浴びているところでございます。  本市に住む外国人は平成25年から6年連続で増加しており、今後は外国人観光客や技能実習生などの増加が予想されます。引き続き外国人への情報発信方法について、他市町の先進的な事例を参考にしながら調査研究をしてまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。  次に、年代別の情報発信についてでございますが、市では広報紙やホームページ、ツイッター、メールマガジンなどを通じ、市民生活にかかわる情報や施策などを市民の皆様にわかりやすく効果的に発信できるよう取り組みを行っております。  議員御質問のソーシャルメディアを活用した年代別の情報発信については、ホームページを中心に妊娠、出産、子育て、介護、高齢といった項目に分け、世代別で必要とされます情報を発信いたしておりますほか、ツイッターではイベントを中心とした情報を提供しており、県内一のフォロワー数を誇っております。  また、ホームページには多様化する社会に対応するため多くの情報が掲載されており、必要な情報を探し出すのに時間がかかることもあります。このため、情報発信をしている各分野の担当課と協議を行いながら、不要な情報の削除や検索しやすいタイトルの設定、また難解な行政用語などに対応するように各項目に集約されている情報の見直しを定期的に行っております。  今後もこうした見直しをきめ細かく行い、市の政策、施策を初めとする各種情報をさまざまな情報発信手段を用いて年代別にわかりやすく検索しやすく伝えられるように努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。                   (18番議員挙手) 79: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 80: 18番(倉田明子)  数点再質問させてください。以前外国に住んでいらっしゃる方が日本にいらしたときに、桑名を引っ張ろうとしてもなかなか見つからなかったということで、ちょっとそれに関してはよくわからなかったんですけれども、英語対応のところでちょっと調べて見ていたんですけど、下に線が引っ張ってある記事のようなところに関しては全部英語になるんですけれども、例えばPRビデオのところは、これがPRビデオです、ごらんくださいみたいなことが書いてあるんですけど、肝心のPRビデオとかが真っ黒、全然見えなくてとても英語の対応になっていないんじゃないかなと思うんですけれども、こういうことで何か対応、修正、何とかなることでしょうか。 81: 副議長(冨田 薫)  当局の答弁を求めます。  統括監兼市長公室長。 82: 統括監兼市長公室長(加藤眞毅)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  現在ホームページからの動画配信につきましては、配信したい動画を一旦ユーチューブのほうに投稿していただき、ホームページのほうにはその動画のURLを埋め込み配信をしております。ただし、外国語に翻訳して動画を見るためには、翻訳する際に有償の翻訳サービスを利用する必要があります。このため、現在は動画を外国語にして見るということができない状態になっております。  桑名の魅力を動画で海外に向けて発信することは、桑名ブランドを高める有効な手段の一つだと考えております。このため、今後その発信内容や方法につきまして十分検討してまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。                   (18番議員挙手) 83: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 84: 18番(倉田明子)  いろいろ微調整していただいているみたいなんですけれども、そろそろ、もう随分前から同じような御意見いただいているんですけど、リニューアルの計画はないですか。 85: 副議長(冨田 薫)  当局の答弁を求めます。
     統括監兼市長公室長。 86: 統括監兼市長公室長(加藤眞毅)  倉田明子議員の再質問に御答弁申し上げます。  現在の市のホームページは、平成24年にリニューアルされて既に8年が経過しようとしております。この間さまざまな新しい通信機器が普及し、情報手段も進化しております。また、国際化が進んだことによりまして多様なニーズがホームページに求められるようになりましたが、現行のホームページのシステムではスマートフォンへの対応や外国語翻訳などには対応し切れておらず、このためきめ細やかに情報を発信するということができていないのが現状でもあります。  また、ホームページには、外国人の方以外にも障がい者の方にも情報をわかりやすく発信することが求められておりますので、その基準も年々高まってきております。こうしたことなどに対応するためには、現在担当課と実施している情報整理、項目の見直しだけではなかなか対応できない部分もございますので、ホームページの本体の改修は確かに必要なことだと考えております。  今後どのような機能を持ったホームページが市民の皆さんに求められているかを考慮いたしますとともに、他市のホームページ等も参考にしながら調査研究をしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 87: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 88: 18番(倉田明子)  よろしくお願いいたします。いろんなお母さん方がいろいろなお考えを持っていらっしゃっているんですけれども、ホームページの中に、ここのところをこうしたほうがいいよとか、いろんな考えを持っていらっしゃるので、そういう書き込めるようなコーナーを設けていただきたい。これはお願いです。県のホームページにはたしかあったと思います。  それから、これから高齢者の方もほとんど皆さんスマホを持たれるようになると思います。現在でも持っていらっしゃいますけれども、リニューアルの際にはスマホ対応もお願いしたいことと、これは一つ提案なんですけれども、真っ黒になったPRビデオのところですけれども、そこに去年から英語コンテストが始まって、小学校5年生の子と中学2年生の子たちが桑名のお国自慢を英語でスピーチするんですけれども、それがとても子どもらしい発想で、なおかつすごく桑名のことを好きなんだなという思いがとても伝わってきて。  教育長も参加していただいていましたけど、ほかの、どこだったかな、神戸の先生もとても聞いたことで桑名のことが好きになったというような発言もされておりますし、ゲストでいらっしゃったALTの方もこれはインフォーマティブだと言ってとても感動されていたということで、英語コンテスト等をそのまま、翻訳はだめだけど、直接、もう英語で全てがしゃべってあるんだったら大丈夫だということで、そこにも入れれないのかなということをちょっと考えた次第です。また御検討をお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に移らさせていただきます。  大項目4、動物愛護について、(1)地域猫の取組についてお伺いいたします。  地域猫につきましては9月定例会でも質問させていただきました。そのときに触れさせていただきました市民の方が立ち上げたクラウドファンディングですが、予想を上回る結果が出たとお聞きしました。  一昨年、ペットにおいても猫が犬を上回った、飼い犬が飼い猫を上回ったという結果も出ておりますけれども、猫への関心がより一層高まっているのかなということを感じるとともに、野良猫は来ると迷惑だし、嫌いだけど、でも、殺処分は嫌だなと思っている方が多いのかなということを感じた次第です。  クラウドファンディングの実施と、広報くわなへ初めて前回猫の記事を掲載していただいたんですけれども、その後の影響も含め現状と今後の展望についてお聞きいたします。よろしくお願いいたします。  あと公民連携についてですけれども、公民連携で取り組んだクラウドファンディングも資金には限りがあります。御協力いただいた方々への思いに応えるためにも、今後公民連携の活動の継続が望まれます。  以前から地域猫のTNR活動をされている方から、今、飼い猫にだけ去勢手術の補助金がおりているんですけれども、それの縛りを取っ払ってほしいという御意見をいただいています。  あと、桑名市に寄附金という制度があると思うんですけれども、それをTNR活動に充てていただけないのかなとか、あとふるさと納税の使途の項目に加えていただくのも一つの方法ではないかなと考えるところですけれども、当局の考えをお伺いいたします。 89: 副議長(冨田 薫)  当局の答弁を求めます。  市民環境部長。 90: 市民環境部長(伊藤 豊)(登壇)  所管いたします事項4、動物愛護について、(1)地域猫の取組について、2点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)現状と今後の展望についてでございますが、議員には9月議会時にも今年度実施した公民連携のクラウドファンディングについて御紹介いただきましたが、このクラウドファンディングは10月末をもって終了したところでございます。  全国各地の方々から地域猫に不妊去勢手術をするための活動を応援いただき、133万5,000円の御支援をいただきました。現在までに大山田地区や城南地区など、市内5地区においてTNR活動が行われ、御支援いただいた資金は11頭の地域猫の不妊去勢手術の費用などのために使用されております。  この活動における市のかかわり方ですが、動物愛護団体の方や県など、関係機関との情報の共有を図ることはもとより、御依頼をいただいた地域の方々にTNR活動の周知や実際に捕獲する際の協力のお願い、捕獲し、手術した後の猫の写真などを載せた報告をそれぞれ作成し、回覧しております。  これまでの活動の中では、地域内の企業の御協力を得ることができ、TNR活動がスムーズに実施できた事例もございます。逆になかなか地域の方の協力を得ることができず、TNR活動を断念したといった事例もございます。  市といたしましては、今まで以上に地域の方々の理解がより深まり、TNR活動に御協力いただける方が一人でも多くふえるように、広報、ホームページなどを通して啓発活動を行ってまいります。  次に、2)公民連携についてでございますが、さきに御紹介したクラウドファンディングより御支援いただいた資金はいずれはなくなってしまいます。その活動を一過性のものをしないためにも、市といたしましては飼い主のいない猫の不妊去勢手術についても補助できるよう検討をしている最中でございます。  また、動物愛護団体の方にいつまでも頼るのではなく、地域の方々がみずから活動していただけるような環境づくりをしなければいけないと強く感じております。  議員から御提案いただきましたとおり、動物愛護に関する事業の促進に市民からの寄附やふるさと納税を活用している自治体もありますことから、先進地事例などを参考にし、関係課とも協議しながらさまざまな手法を模索していきたいと考えております。  このたびのクラウドファンディングを活用したTNR活動を継続し、命ある動物の愛護と適正な飼育について引き続き啓発を図り、地域猫をめぐるさまざまなトラブルの軽減を図りながら、人と猫が共生共存できるようなまちづくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 91: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 92: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございます。地域に広がったというのもとてもありがたいことですけれども、企業もその取り組みに賛同していただけたということなんですけれども、ちょっと余り聞いたことないので、どういう取り組みかお聞きしてよろしいですか。 93: 副議長(冨田 薫)  当局の答弁を求めます。  市民環境部長。 94: 市民環境部長(伊藤 豊)  再質問に御答弁申し上げます。  企業の協力ということで具体的なということでございますが、まず捕獲に関しましてですが、捕獲器を設置する場所の提供をいただいたというところと、捕獲器の搬出入もお手伝いいただいたというところでございます。また、捕獲した際にはすぐ捕獲されたという連絡もいただいておるということです。  また、手術が終わりまして地域に猫を返すわけですが、その返した後も餌やりとかふんの始末等もやっていただいたところで、TNR活動全般に御賛同いただいて御協力いただいておるという実情がございます。以上でございます。                   (18番議員挙手) 95: 副議長(冨田 薫)  倉田明子議員。 96: 18番(倉田明子)  とてもすばらしい取り組みだと思うので、その企業の方も含めてそのこともぜひ広報していただけたらありがたいと思うとともに、地域猫の取り組みというのは地域福祉というんですか。その空き家に猫が住みついたりとか、あと多頭飼い、最近問題になっています多頭飼いの解決にもつながることですし、今までなかったことですけれども、補助金の活用とか、ふるさと納税の項目をふやしていただくとか、そのことに関しましても市の御協力をいただけたらなと思うところです。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 97: 副議長(冨田 薫)  ここで暫時休憩いたします。                                     午前11時46分 休憩                                     午後1時00分 再開 98: 議長(伊藤真人)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、通告により4番 仮屋武人議員。 99: 4番(仮屋武人)(登壇)  皆さん、こんにちは。4番、桑風クラブ、仮屋武人でございます。  議長のお許しをいただきましたので、一問一答にて質問させていただきます。  今回は、議長はもちろんですけど、先輩議員にもお許しいただきまして、パネルをちょっと使わせていただこうと思って完成させてきました。これは城南地区の堤防海岸なんですが、これはまた後で詳しく説明させていただきます。  まずは報告も兼ねまして一つ紹介させていただきます。私が所属しております商工会議所青年部なんですが、ことしの10月にフォトロゲイニングが行われました。こちらがそのときのポスター、チラシになるんですが、このフォトロゲイニングとは地図上にあらかじめ設定されたチェックポイントを制限時間内でめぐり、獲得した合計ポイントを競うスポーツでありまして、チェックポイントを通過した証明に目印を写真、デジカメとかスマホで撮影していただきます。  旧市内地はもちろん、多度、長島まで桑名市全部を使って行います。今回のチェックポイントには桑名市の魅力ある場所を選定し、桑名市外から参加していただいた皆様には桑名市の魅力を知っていただき、市内より参加の皆様には桑名市の魅力を再発見、再確認していただける内容でございました。  このフォトロゲイニングは国内ではまだまだ認識が薄いのですが、徐々に各市町の魅力紹介の一環として広がってきております。商工会議所青年部は45歳までの若手経営者で構成されており、常に新しいチャレンジをしてもらっています。前年度まではくわハロと称しましたハロウィン行列を行い、今回のフォトロゲイニングもたくさんの参加者で市内の魅力発信を行いました。  この新しいことにチャレンジしたり、情報を収集したりすることは企業や団体だけでなく、ここ市役所、行政も同じかと思います。  さきの定例会でほかの議員から少しだけ紹介されました図書通帳でございますが、東海地方では海津市図書館に初めて導入されました。海津市図書館はお千代保さんのちょっと手前なんですけど、私も近くに行ったときに寄ってまいりまして、通帳をつくってきてもらいました。  まんま銀行の通帳とよく似た感じなんですけど、本当に銀行のATMと同じような機械が置いてありまして、これを入れるとジジジっと印字してもらえる。大人の世界観を味わえるということで、子供たちの図書館利用率を高め、子供の図書離れをとめる一助になっているとお聞きしました。  これは貸出履歴が印字されるだけでなく、借りた本の金額もここに記載される。海津市のホームページでは5歳の女の子の通帳が紹介されており、1人で何と50万円を超える本を利用していました。金額が出ますと借りたほうもこんなに図書館で借りたんだ、得したなとなりますし、行政側も図書館を利用いただいたのが数字で見れるというのがうれしいところかと思います。  ただ、その機械とかこういうので150万円から200万円ほど予算がかかるらしく、すぐにというわけにはいかないと思いますが、このような先進事例は参考にしてほしく思います。そして、この図書通帳の一番すばらしいなと思うところが、この企画が行政側からの何か市民のために新しい取り組みをしたいという提案から始まっているというところです。  そして、ここ桑名市役所でも今年度よりがんばり見える化予算という取り組みが始まりました。新しい提案をして、それが採用されますと提案をした各部署に予算をもらえる。実に何と言いますか、いい意味で市役所らしくない、一企業にあるようなインセンティブ的な響きがある予算で、新しいものを生み出し、提案する努力が評価してもらえ、やりがいの出る取り組みかと思います。しかしながら、市民の皆様には認識が低いのが現状です。  そこで、大項目1、職員の労働意欲について、(1)『がんばり見える化予算』について、1)導入のねらいについて、2)導入後の職員の反応について、御答弁よろしくお願い申し上げます。 100: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  総務部長。 101: 総務部長(松岡孝幸)(登壇)  仮屋議員の一般質問の1、職員の労働意欲について、(1)『がんばり見える化予算』について、2点御質問を頂戴しております。順次御答弁申し上げます。  まず、1)導入のねらいについてでございますが、来年度であります令和2年度の当初予算の編成におきましては、チャレンジ・トゥー・チェンジというキャッチフレーズのもとに、職員全員が同じ方向を向いて新しい時代を見据えた改革にしっかりと取り組んでいくとともに、市民の皆様の満足度をさらに高めていこうという呼びかけをしております。  そして、この呼びかけと同時に、議員から御質問いただきましたがんばり見える化予算という制度を新たに導入いたします。この予算制度は、職員一人一人が変わる、変える意識を今まで以上に持ち、現場の実情を踏まえた創意工夫やアイデアをもとにしたボトムアップによる行政改革を進めていくことを狙いとして導入をいたしました。  次に、2)導入後の職員の反応についてでございますが、今回は初年度ということもありまして、試行的な実施のため、上半期であります4月から9月までの取り組みを対象として募集を行いました。その結果、3課より六つの取り組みについて応募があり、これらの取り組みの歳出削減の効果額の合計は約321万円に上りました。  これら取り組みの一例を御紹介いたしますと、まず結核検診の受診票につきましては対象年齢の方全員を送付対象としていた運用を見直しまして、検診受診が想定される対象者に絞って送付し、また送付物も従来は業者に委託して行っていたものを、現存の情報管理システムを有効に活用し、業者に頼るのではなく職員で対応するように見直しが行われました。  また、給食センターにおきましては、現場の調理員の方々と意見を交換しながら、新たにエプロンを購入するのではなく、倉庫に眠っていたものを加工して有効活用したり、従来は業者に発注していた照明設置を工夫により既存の備品を活用したり、照明器具のみの購入ということにしまして、安価に整備するといったような取り組みが行われております。  これら応募のありました取り組みに対して評価をし、効果額の一部を改革奨励のインセンティブとして翌年度の当初予算に反映をいたします。  また、これらの取り組みや成果を全員に見える化し、全庁的な横展開を図っていくため、庁内グループウェアの掲示板にがんばり見える化チャンネルというタイトルで今回応募のありました取り組みを公表しており、今後も事業見直しのヒントとなるような情報を発信していきたいと考えております。  いずれにいたしましても、予算編成の面からも職員の改革意欲が向上されるように今後も努めてまいりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 102: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 103: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。続きまして、大項目の2、公園の維持管理についての質問に移ります。  桑名の公園の代表であります九華公園の各イベントやお祭りの集客が減っているように感じます。それに関連いたしまして公園内のトイレなのですが、昔鳥がいたおりの横になるのかな。このトイレ、古いのもあるんですが、何と男女兼用でございます。  これは写真をちょっと撮ってきましたけど、男女の入れますよというマークが描いてあるんですけど、女性用は男性が用を足す後ろを通って奥の古い和式のトイレになる。個室なんですけど、個室と言っても上はもうあけぱっぱで、夕方以降暗くなるとかなり怖くて、女性の方はここで用を足すのはかなり厳しいんじゃないかなと。このようなトイレですと、祭りやイベントの内容に関係なく足が遠のいてしまうんじゃないかなと思います。  そこで、大項目2、公園の維持管理について、(1)九華公園の活用方法について御答弁をよろしくお願いします。 104: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 105: 都市整備部長(西尾英哲)(登壇)  所管いたします事項2、公園の維持管理について、(1)九華公園の活用方法について御答弁申し上げます。  議員から御指摘のとおり、本市といたしましてもより多くの市民や観光客が来ていただけるような公園にしていきたいと考えております。民間事業者からの新しいイベントの提案に際しては、関係所管と連携しながら各種関係法令の利用制限に係る規定を確認し、新たな提案に対応していきたいと考えております。
     また、九華公園のトイレにつきましては、平成2年度に整備され30年近く経過しております。汚れや劣化も目立つようになってきており、さきの御案内の男女兼用というところもございます。トイレが汚い等、衛生面での課題であると認識しております。また、財源も含めて調査研究していく必要があると考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 106: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 107: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。関連いたしまして先月市内公園の管理会社の選定を行ったと思いますが、どのような基準で選定されましたでしょうか。もちろん、管理費が安いのは重要なポイントですが、公園を使ったまちの活性や交流、また、観光客を呼び込むという視点を持った管理の仕方も重要かと思います。  そこで、(2)管理会社の選定方法について御答弁をお願いします。 108: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 109: 都市整備部長(西尾英哲)(登壇)  所管いたします事項2、公園の維持管理について、(2)管理会社の選定方法について御答弁申し上げます。  九華公園はほかの七つの公園や緑地施設と合わせて桑名市公園施設管理業務委託に係る公募型プロポーザルで事業者を選定し、業務委託に係る維持管理を行っております。このプロポーザル方式は入札金額で受託者を選定する競争入札と比べて広く提案を募り、業務の履行能力などを評価することができることから、最も適した選定方法と考えております。  事業者の選定にあっては、価格はもちろんのこと、経済性、提案企画、企業理念など、多様な面から審査を行い、決定し、当該公園の業務委託は令和3年3月末までの契約となっております。市が管理する公園を利用者が安心して安全に利用いただくためにも、公園の運営につきましては重要であることから、今後も民間事業者のノウハウを取り入れられるよう事業者の選定に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 110: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 111: 4番(仮屋武人)  一つだけ再質問をお願いします。御答弁の選定基準の中に経済性や提案企画という言葉がありましたが、経済性というのは維持管理能力になるんですかね。あと提案企画はそのまま提案能力だと思いますが、企業としては一緒に持ち合わせにくい能力かと私は思います。木々の維持管理会社とイベントなんかを行う提案会社を別に選定するという選択は検討はされていませんでしょうか。お答えください。 112: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 113: 都市整備部長(西尾英哲)  仮屋議員の再質問に御答弁申し上げます。  管理会社の選定に当たりましては、議員御提案も一つの選択肢と考えております。分離して公募するなどの必要性につきましては、公園の状況等を鑑みて調査研究しながら対応していきたいと考えております。よろしくお願いします。                   (4番議員挙手) 114: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 115: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。市外からの観光、お祭りやイベントはもちろんですが、市民の皆さんが散歩やデートなんかに使っていただき、人がたくさん集まる公園にしてほしいと思います。よろしくお願い申し上げます。  続きまして、本年10月より始まりました幼稚園、保育園の無償化の件です。もちろん無償化によって保護者の金銭的負担は減り、子どもを3人育てられるまち桑名の一助となる大変意味のある事業かと思いますが、執行後の次年度の申し込みや市民からの反響はいかがでしょうか。  そこで、大項目3、子育て支援について、(1)幼保無償化後の入園申し込み状況について御答弁をお願いします。 116: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 117: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)(登壇)  所管いたします事項3、子育て支援について、(1)幼保無償化後の入園申し込み状況について御答弁申し上げます。  子育て世帯の経済的な負担の軽減を図るため、本年10月より3歳から5歳の全ての子供とゼロ歳から2歳の住民税非課税世帯の子供の保育料の無償化が始まりました。  来年度の申し込み状況でございますが、保育所・園につきましては一次募集において公立、私立を合わせた申し込みが783名ございました。昨年度と比較いたしまして67名の増加となっております。  次に、幼稚園につきましては、公立幼稚園では募集締め切り時におきましては342名で56名減少となっており、そのうち新入園児の申し込みは166名で、昨年度と比較いたしまして44名の減少となっております。  現在来年度の入所の決定に向け準備を進めており、2月には二次募集もございます。今後につきましても無償化後の影響を注視しながら、就学前施設全体の把握を行ってまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 118: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 119: 4番(仮屋武人)  答弁の中に保育園が67名の増加で幼稚園が44名の減少とありました。始まったばかりでまだ締め切りもしていないので何とも言えないと思いますが、局長的にはこれは無償化の影響が考えられると思われるでしょうか。お答えください。 120: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 121: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)  仮屋議員の再質問に御答弁申し上げます。  一次募集の結果を見ますと、保育園の申し込みの増加はやはり無償化による影響も理由の一つとしてあるものと感じておりますので、よろしくお願いいたします。                   (4番議員挙手) 122: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 123: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。続きまして、中項目2に移りたいと思います。  私は、市内の中小零細企業の小売店業者と親交がありますが、その中の声で幼保無償化により取引を減少された。また、取引自体を解除されたという声を聞いております。具体的には、給食の材料を卸している鮮魚店、魚屋ですね。魚屋は生魚を卸していましたが、安い冷凍物に変わった。また、肉屋では、もっと安い業者に乗りかえられてしまったなんて話を聞いております。  今回の一番初めの担当部署との聞き取りの中で、今回の無償化によって給食費の減額は起こっていないはずなので、給食の内容に影響が出るはずはないと説明を受けました。しかしながら、実際先ほどのような声があるのも事実であり、現場の声と行政側に温度差があると感じました。  そこで、(2)幼保無償化後の各園の負担について御答弁をお願いします。 124: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 125: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)(登壇)  所管いたします事項3、子育て支援について、(2)幼保無償化後の各園の負担について御答弁申し上げます。  幼保無償化による私立保育園などの負担につきましては、本年10月より幼保無償化が開始されましたが、従来から保育園の保育料は市が徴収しておりますことから、新たな負担はないものと考えております。しかしながら、保育料が無償化されたことにより、保育料に含まれておりました副食費を保護者から実費徴収いたしますことから、国において基準となる金額が新たに設定されたところでございます。  議員お尋ねの私立保育園などの給食に提供する食材は、市の献立をもとにそれぞれの保育園が特色を持って提供しておりますが、無償化後は副食費を実費徴収いたしますことから、国で示された金額をもとに食材等を考慮する中で発注する事業者を変更する場合もあると伺っております。なお、栄養面の管理、指導につきましては、市に管理栄養士がおりますことから、適時相談や指導に努めているところでございます。  いずれにいたしましても、保育園に通う子供たちが安心できる給食の提供に努めるとともに、栄養のバランスを考えた食育の推進を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 126: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 127: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。数点再質問がございますので、分けて質問していきたいと思います。  まず、私立保育園におきましては、以前は保護者よりお金を徴収するという業務はなかったと聞いております。今回私も初めて勉強しまして、かなり中が複雑で一口に言えないんですけど、御答弁の中に副食費を保護者より徴収することになったとありましたが、このお金をいただくという行為は思っている以上にストレスにもなりますし、もちろん余分な人手もかかります。  徴収を簡単にするために、自動引き落とし等にすると手数料も発生します。また、食費の滞納が出るなど、園側の経営負担や経営不安の要素も多々あると感じられますが、市として各園からの相談受付やヒアリングなどは行っているのでしょうか、御答弁をお願いします。 128: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 129: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)  仮屋議員の再質問に御答弁申し上げます。  私立保育園からは先ほど仮屋議員がおっしゃいましたとおり、副食費の口座の手数料等につきまして御要望をいただいているところではございます。保育園を運営する中では、無償化に伴って食育の推進を踏まえた給食の提供方法や、新たに発生する事務などによる不安な部分もあると考えておりますので、引き続き各保育園の状況も伺いながら無償化後の課題などを整理してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (4番議員挙手) 130: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 131: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。もう一つですが、答弁の中に献立メニューを市から提供しているので、栄養面では大丈夫とありましたが、食材の安全に関する仕入れ先は確認されているでしょうか。  また、国が定めた金額とありましたが、桑名市は月額4,500円で設定されていると聞いています。この金額設定は適正とお考えでしょうか。ここ数日報道等でよく見る名古屋市は、小学校給食ですが、月額3,800円で50年前より質素になったなどの報道をされています。  これは実際ちょっと、こんな給食なんですよね。アンケートでは、切り干し大根が出てくる頻度がふえている、肉が食べたいとか、何か悲痛な声のアンケートが出てきています。これは小学校ですから、これがお昼御飯じゃ到底足りないと思うんですよね。これにはさすがに名古屋市も値上げをすると聞いていますが、7人に1人が貧困という現在、給食に支えられた食生活を送っている子供たちがいるのも現実かと思います。  桑名市も先ほど申しました4,500円で賄えない場合、メニューを減らすという案も上がっていると聞いています。食の安全、栄養面を考慮しつつ満足ができる量が提供できるのか、市の見解をお答えいただきたい。4,500円が適正かということと食材の管理をされているかという2点でお願いします。 132: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 133: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)  仮屋議員の再質問に御答弁申し上げます。  10月より新たに保育副食費を徴収することになりましたことから、徴収する金額に見合う給食の提供につきましては、それぞれの保育園によって特色を出したり、工夫しながら行っているところであります。  食の安全、栄養面は最も重視するところでありますので、そうした中で4,500円という基準で満足な量を継続的に提供できるのか、今後も引き続いて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。                   (4番議員挙手) 134: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 135: 4番(仮屋武人)
     ありがとうございました。保護者の金銭的負担が解消されることは非常に評価できるんですが、その影響で児童の受け入れ先の各園が疲弊したり、教育内容や食育、給食の内容が悪化するのであれば問題はあるかと思います。  まだ10月より始まったばかりで実態の調査や集計はできていないと思いますので、今期末、来年3月ぐらいになればおおむねわかってくるのかなと思います。継続的な管理と調査を行って報告等していただくことをお願い申し上げます。私もまた来年6月定例会にて再度質問させていただこうと思っていますので、よろしくお願い申し上げます。  次の質問に移りたいと思います。続きまして、9月定例会でもお聞きしましたが、市内の雨水対策でございます。  現在どこの箇所を行い、どれくらいの進捗状況であるかお聞きします。大項目4、防災対策について、(1)市内の雨水対策について、1)、現状の進捗状況について、2)今後の計画について、あわせて御答弁をお願いします。 136: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  上下水道部長。 137: 上下水道部長(伊藤恒之)(登壇)  所管いたします事項4、防災対策について、(1)市内の雨水対策について、1)進捗状況について、2)今後の計画について御答弁申し上げます。  まず、1)進捗状況についてでございますが、公共下水道で進めます雨水整備につきましては、桑名駅西部の既成市街地113.13ヘクタールを区域といたします西桑名排水区における雨水管路の整備を桑名駅西土地区画整理事業と調整を図りながら進めているところでございます。  現在におきましては、桑名三重信用金庫北側より市道桑名中央線南までの雨水管渠について今年度実施設計を行い、令和2年度から令和4年度で推進工法による雨水整備を進める予定でございます。その後さらに南方向へ約100メーターの雨水管渠の整備を進める計画でございます。  次に、2)今後の計画についてでございますが、雨水対策としましては市内全域を対象として効率的なハード、ソフトの総合的な対策を講ずる必要があります。既存施設の適切な維持管理はもとより、国・県、関係機関と協議、連携を図りながら、総合的な計画策定、効率的な事業実施に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 138: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 139: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。再質問を一つだけお願いします。  さきの定例会で今の工事が8割ぐらい終了するころに次の場所を検討し始めるとお聞きしましたが、先ほど場所は教えてもらいましたけど、今の箇所は何%ぐらいの進捗状況でしょうか。お願いします。 140: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  上下水道部長。 141: 上下水道部長(伊藤恒之)  再質問にお答えいたします。  西桑名幹線の総延長につきましては約2.1キロメートルでございます。現在につきましては約1.5キロメートル完成しておりますので、進捗率については約71%となっておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 142: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 143: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。7割ほどで終わっているということなので、もうそろそろ次の工事場所の計画に入ると思うんですが、御答弁の中に雨水工事は市内全域を総合的にとありましたが、もちろん現在の施設を管理しつつ、将来の工事計画を立てることは大切かと理解しております。ただ、現在既に浸水被害に悩まされています江場地区や在良地区などを計画の中心に置いていただくとありがたいと思います。よろしくお願いします。  続きまして、城南海岸の堤防工事についての質問に移ります。  先日地域住民に向けて県の建設部より説明会がございましたが、その中で平成26年度の説明ではおおむね10年ほどで完成予定と聞いていたが、現在海側の堤防工事を着手したところで、到底予定である令和5年には終了しない。川沿いの堤防に至っては調査すらまだ行えていない状況であるとありました。  そのとき使用しましたのが、ちょっとこの簡単な地図なんですけど、本当に簡単なんですが、赤い部分が今現在工事を進めていて令和5年ごろに完成すると一応聞いていますが、この青い部分に示したところに関してはまだ調査すら行えていない状況でありますし、見てもらったとおり赤より青のほうがよっぽど長くて、ここに住宅地も入ってきますし、川越に抜ける下水管も下に走っておるらしく、工事もかなり慎重になると聞いています。  そこで、大項目4、防災対策について、(2)、城南海岸堤防工事について、1)、現状の工事進捗状況について、2)今後の計画について、あわせて御答弁をお願いします。 144: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 145: 都市整備部長(西尾英哲)(登壇)  所管いたします事項4、防災対策について、(2)城南海岸堤防工事の状況把握について、2点御質問をいただいておりますので、御答弁申し上げます。  初めに、この城南海岸堤防は高潮、津波に対して防護機能や地震時の液状化に伴う堤体の沈下が課題となっており、現在堤防管理者の三重県で課題解決に向け揖斐川の河口から日の出橋に至る約2.5キロメートルの区間において、高潮や津波への対策として既存堤防に波返しを設置し、堤防高さを確保し、地震時の液状化に伴う堤体の耐震対策としては堤体地盤の補強を行う海岸高潮対策事業に取り組んでいるところでございます。  議員御質問の1)、進捗状況につきましては、伊勢湾に面した海岸堤防の約790メートルの区間を城南第一地区海岸高潮対策事業として、耐震照査による耐震対策工事を実施しており、当初は地盤改良工法での施行でございましたが、昨年度より矢板工法に変更して事業の促進に努めている状況でございます。  次に、2)、今後の計画につきましては、現在施行中の約790メートルの区間は4年から5年後の完成を目指しており、その先の区間につきましては来年度以降測量調査を実施し、その結果に応じて対策を進めていくということでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 146: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 147: 4番(仮屋武人)  御答弁の中に地盤改良工法から矢板工法に工事の内容を変更されたとございますが、その以前の工事の分はもちろん以前の工法のままということですよね。そうしますと、この部分の強度とか安全面とかは大丈夫なんでしょうか。また、工事内容を変更した理由をお聞かせください。 148: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 149: 都市整備部長(西尾英哲)  仮屋議員の再質問に御答弁申し上げます。  工法の変更につきましては、県の限られた予算の中で従来の地盤改良と同等の効果を持ち、また経済性にすぐれた新工法を採用しているということでございます。工事の進捗を図るためにも早期完成を目指しており、矢板工法は有用的な工法であると伺っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 150: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 151: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。冒頭にも言いましたが、事業着手時には地元、地域住民に対して10年ほどで完成するとの説明をされたようですが、かなりおくれているというか、もう全然間に合わない状況になっていると思いますが、答弁の中にも今の青い部分、まだしていないところの部分に関しては来年度以降に測量調査を実施しと、以降という言葉が入っているということは来年してもらえないということなのかなという気もしてしまうんですけど、なかなか答えづらいことかもしれませんが、市の対応としてお聞かせください。 152: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 153: 都市整備部長(西尾英哲)  仮屋議員の再質問に御答弁申し上げます。  県からは予算の都合でおくれていると伺っておりますが、緊急3カ年の特別措置を活用する等、早期完成に向けて努力していると伺っておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いします。                   (4番議員挙手) 154: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 155: 4番(仮屋武人)  済みません。最後に一つだけごめんなさい。さっきの中に緊急3カ年の特別措置を活用するとありましたが、これは具体的にどんなことなんでしょうか。これをすると早くしていただけそうなんですかね。 156: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 157: 都市整備部長(西尾英哲)  再質問に御答弁申し上げます。  この緊急3カ年特別措置というものは、平成30年に台風、豪雨、地震といった自然災害が全国的に発生しております。もう既に国のほうでは国土強靱化基本計画が策定されておりまして、そのうち特に緊急に実施すべき項目について、国では2018年から2020年、3カ年にかけて予算を確保して緊急対策を行おうという内容でございますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (4番議員挙手) 158: 議長(伊藤真人)  仮屋議員。 159: 4番(仮屋武人)  ありがとうございます。よろしくお願いします。  私もこの説明会に参加しましたが、県職員の方からの説明は非常に丁寧で熱意の感じられるものでした。しかしながら、住民の方からは工期を明確にしてほしい、いつまでおびえて暮らせばいいんだというような悲痛な声が飛び交いました。あそこの地域はまさに寝ている後ろ、背中がもう海なんですよね。ですから、住民の皆さんの声はかなり強いものが起こっておりました。  県事業のため県への要望は毎度毎度強く出してもらっているのも事実は承知しておりますが、住民の皆さんからは説明会の最後に待ったなしやぞという厳しい声が上がっておりました。一日も早い完成を再度お願い申し上げまして、私の質問を終わりとしたいと思います。ありがとうございます。 160: 議長(伊藤真人)  次に、通告により19番 市野善隆議員。 161: 19番(市野善隆)(登壇)  19番議員、桑風クラブの市野善隆です。  議長のお許しをいただきましたので、一問一答にて質問いたします。  今議会最後の質問者となりました。議案質疑を除く一般質問14名中、中項目として85問、このうち気象庁も予測が非常に困難であった9月の市内ゲリラ豪雨や全国の災害も影響し、災害防災関連18問、ほか福祉ヴィレッジ8問、幼保無償化を含め幼保に関するもの4問です。市長みずからが各地を懇談、現地確認をされ、自治会連合会役員の皆様方と懇談、直接生の声を聞いていらっしゃいます。大変喜ばしいことと思います。  また、説明会を開催され強い要望などもある中、実現に至ってない事業も一定数あろうかと考えます。新年度予算編成に際し、行政組織として市民の要望に応え、信用、信頼を勝ち得る予算措置をお願いします。  質問の1、外国人児童生徒について、日本語能力検定等への支援策。  9月議会答弁では、9月1日現在の日本語教育の必要な外国人児童・生徒は小学生104名、中学生36名、計140名、国籍はブラジル、フィリピン、スペイン、シリア、アフガニスタン、ロシアなど15カ国、タガログ、ポルトガル、ペルシャ、ロシア語など13言語にわたり、多言語化、多国籍化が進む。県費、市費、常勤、非常勤18名の国際化対応教員を各校に派遣、今後も県へ増員を要望していくということです。  私も何回か訪問させていただきました。10回ぐらいもう行っておると思うんですが、夏休み期間中の集中講座ガンバチアンドを大山田北小、光陵中で各15回開催、昨年度は日本語指導が必要な外国人生徒、中学校3年生は全員が希望する進路、進学をかなえることができた、こういった答弁要旨でした。  まず、国際化対応教員18名の常勤、非常勤の内訳についてお示しください。  次に、中3生徒の進学に際し日本語能力検定の合否、つまり認定レベルが生徒の進学などの内申面や、あるいは日本で生活し続ける上で生活習慣の取得など、生徒や教員にとり励みになると考えます。  一方、保護者の方は契約社員であったり、非正規の方も多いのではないかと考えます。その受講料や交通費などは保護者負担となります。教師も非正規の方が大半を占めると思います。その支援も場合により一定の自己負担とも考えられ、一定の支援策を求めたいと考えます。以上を踏まえ所見を求めます。以上お願いいたします。 162: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  教育部長。 163: 教育部長(後藤政志)(登壇)  所管をいたします事項1、外国人児童生徒について、(1)日本語能力試験等への支援策を問うについて御答弁を申し上げます。  本市におきます日本語指導が必要な児童・生徒につきましては人数が増加の一途をたどり、児童・生徒の国籍も多様化している状況でございます。現在本市といたしましては県費と市費、また、常勤と非常勤を合わせて18名の国際化対応教員を各校に派遣し、児童・生徒が日常会話や学習に必要な日本語を習得できるよう日々指導、支援の工夫に取り組んでおります。
     このような取り組みの成果として、昨年度中学校を卒業した日本語指導が必要な子供たち全員が希望する進学、進路をかなえることができております。  そこで、議員御案内の日本語能力試験につきましては、日本語の習得ぐあいをはかる手がかりとして有効であり、日本に限らず帰国した際にも有効な資格でもあります。こうしたことから、今後も子供たちが日本語能力試験を有効に活用できるようさらに研究してまいりたいと考えております。子供たちが日本語で学ぶ力を身につけ、社会で自立していけるよう、指導、支援の工夫と充実に努めてまいります。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 164: 議長(伊藤真人)  市野議員。 165: 19番(市野善隆)  答弁をいただきました。全体で140名の児童・生徒、つまり一つのちょっとした小学校程度の子供たちが日本語指導が必要な児童・生徒になるわけです。18名の方のほとんどが非正規であるというふうに思います。  常勤、非常勤、そして常勤はほとんど講師かと思うんですが、このほとんどは、18名はたしか講師であったり非常勤であったりすると思うんですが、つまり非正規です。ここをきちっと教えてください。  そして、何らかの支援策をお願いしたい。例えば、特に教員の方は教材をつくるときに恐らく相当の多言語化に対する自己負担をしておると思うんですよね。ここを何らか求めたいと思いますし、あるいは特に日本語検定に関して、例えば子供たちの受験料、あるいは旅費、先生方の旅費、ここはきっちりと多少なりともしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。お願いします。 166: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  教育部長。 167: 教育部長(後藤政志)  市野議員の再質問にお答えをさせていただきます。  国際化対応教員についてのお尋ねでありますけれども、18名のうち常勤講師は5名、そして非常勤講師は13名となっております。  また、日本語能力試験を受験するに当たりまして支援策をということでのお尋ねですけれども、受験に際する手続等のサポートなどを考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (19番議員挙手) 168: 議長(伊藤真人)  市野議員。 169: 19番(市野善隆)  講師が常勤として5名、つまり非常勤の講師が13名、つまり18名全て国際化対応教員は非正規になるわけです。こういう方が頑張っていらっしゃいます。少なくとも旅費に関してはきっちり、恐らく日本の生活習慣を学ぶために現場に行くのも一つの勉強になるんですが。子供たちばかりでなく先生たちにも少なくとも旅費の支援だけはお願いしたいと提案して、次の質問に移ります。  次、質問の2番、就学前施設(幼保)について、幼保無償化に伴う施設再編など。  これまでの質問で公立幼稚園の来年度入園申し込みは進級者を除き対前年210名に対し44名減、23%減の166名、全体では398名に対し342名、56名減の16%減、保育所は公私合わせ来年度入園申し込み、進級者を除き対前年716名に対して783名、67名の増、つまり10%の増です。この結果であり、その要因は国の幼保無償化の影響と答弁されました。  公立幼稚園は毎年のように休園が進み、来年度は成徳北(旧深谷)、多度幼稚園の2園が新たに休園することはほぼ確定となり、地域、保護者に対して後日問題が生じないように丁寧に説明されることを願っています。  次に、公立幼稚園入園希望者の激減の一例として、長島幼稚園では進級を除き来年度入園希望者は対前年31名から10名減の21名、33%減、今後長島地区で公立幼稚園の入園希望者の3割減が続けば3年後には休園となり、私立保育所2園でも認定こども園として幼稚園機能部分もなく、長島地区で幼稚園機能部分がなくなる可能性が高い現状です。  公立幼稚園の進級者を除く入園希望者の市としての全体23%を掛け算、乗じていくと、3、4年先に長島幼稚園や桑名市全体でも公立幼稚園がなくなるのが現実ではないでしょうか。これは行政組織も十分認識され、市全体の公立幼稚園の進級者を除く今回の入園希望者の減少率23%を乗じていっても結果は同じです。  次に、私立においても頑張っておられますが、職員確保の関係などから障害など課題を抱えた園児の対応は難しいと考えられ、公立幼保がこの分野で果たしてきた役割は大きいと考えます。公立幼稚園で10名以下が続けば休園の方針では、今議会の教育長の答弁、障害児保育をリードする役割も実現できなくなります。  次に、平成25年6月の第1次とも言える就学前施設再編計画は少なくとも公私の連携、位置なども勘案し、中学校区単位での公立幼稚園の園児数の動向も勘案し、これに保育所も加え策定をされました。この中で、光風、陽和、多度中学校ブロックで公立保育所に幼稚園機能を加えた認定こども園設置を目指したものでありますが、その後国の動向を注視するとして中学校区単位での公立幼稚園のみの再編となりました。  今議会を含め本日に至るまでの答弁で、他会派議員からも公立幼稚園の3年保育を求める質問、提案もされ、子ども・子育て会議の中でも同様です。公立幼保の認定こども園化で各地域で育んだ公立幼保の果たすべき役割も存続させ、継承することも可能ではないでしょうか。  堂ヶ峰公園の整備計画の福祉ヴィレッジの保育所機能、この計画の場所も含め、賛否は別として、中学校区ブロックでの幼保無償化の動向を勘案し、定員90名の大きな根拠もないというふうに考えます。そして、再編計画立案後の推進でもまだまだ十分可能ではないかというふうに考えます。  以上を踏まえ、公私幼保の連携も踏まえた上での幼保無償化に伴う第2次就学前施設再編計画の立案が必要かと考えますが、所見を求めます。以上お願いします。 170: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 171: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)(登壇)  所管いたします事項2、就学前施設(幼保)について、(1)幼保無償化に伴う施設再編等を問うについて御答弁申し上げます。  令和元年10月より幼児教育・保育の無償化が開始され、子供を取り巻く保育環境も大きく変化しております。そうした中、市内の来年度の申し込み状況でございますが、さきの議員にも御答弁申し上げましたとおり、保育園の申し込みは昨年度に比べて増加しているところでございます。  議員おっしゃいます幼保無償化に伴う施設再編等でございますが、現在市では子ども・子育て支援事業計画を策定し、就学前施設の量の見込みと確保を定めているところでございます。その中で、確保方策につきましては、桑名市就学前施設再編実施計画に基づいた数値を計上しているところでございます。  就学前施設の量の見込みと確保につきましては、幼児教育・保育の無償化もさることながら、出生数や女性の就労率の動向にもよりますことから、5年計画の中間年度に見直しを行い、就学前施設を利用する児童数の適正な把握に努めているところでございます。  今後につきましても、子ども・子育て支援事業計画に基づき、保護者の方が子供たちを安心して預けることができる環境づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 172: 議長(伊藤真人)  市野議員。 173: 19番(市野善隆)  1点再質問します。いろんな行政としての答弁になるでしょう。いろんな具体例を申しました。桑名市全体にも言えるんですが、23%幼稚園の新たな入園希望者が減っていると。長島でも31名から21名、33%減になったと。21から33%を掛けますとその翌年は14名、その翌年は9名、つまりリーチがかかるわけですよね。  5年ごとにやっていくとか、あるいは年度途中で見直すにしても、これが加速化していくと公立幼保の果たす役割が結局実現できるところがなくなるのではないかと私は危惧をしておるんですが、いかがでしょうか。どちらでも、どなたでも答弁は結構でございます。お願いいたします。 174: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  教育長。 175: 教育長(近藤久郎)  市野議員の再質問にお答えいたします。  今おっしゃっていただいたように、これは大きな問題であるということは認識をしっかりしております。それから、就学前施設の再編につきましては、まず第1段階として、平成27年から平成30年にかけて幼稚園の再編をしてきたということでございます。  それから、これで2年ということでございますので、今、局長が少し申し上げましたけれども、今後は無償化に伴う影響の分析もさせていただかなあかんと思いますし、今後の国の動きもあろうかと思います。それから、当然就学前の子供たちの人数ということも非常に大きなものがあろうかと思いますので、そういうことをしっかりと勘案させていただいて、関係各課で十分に検討を進めていきたいと思いますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 176: 議長(伊藤真人)  市野議員。 177: 19番(市野善隆)  教育長からきょう答弁をいただきました。私は言いたいのは、本当になくなる可能性があるわけですよ。特に公立幼稚園に関しては。この再編計画をじっくり読めば、平成30年度までに四つの園が認定こども園でした。多度幼稚園でもそうですし、長島幼稚園でもそうでしたし、それから陽和ブロックの山崎、あるいは厚生館もそうでした。  とすれば今回公立幼稚園の、あるいは保育園が育んできたあり方、もちろん私立も頑張っていらっしゃいますが、そこは継承できたと思うんですが、結局ダブルパンチで公立の特に幼稚園のあり方というのが私は問われると思うんですよ。しっかりやってください。よろしくお願いいたします。  次、質問の3番、(仮称)福祉ヴィレッジ、各種計画との関連と課題。  新しい形の福祉、(仮称)福祉ヴィレッジに反対するものではありません。一方、各種計画の整合性、整備箇所が適地であるかの可否、現在の場所の有効利用、課題が整理された上での事業推進が必要です。また、課題の整理がなく、場所、運営を含め全体像が見えない段階で、いいものができればいい、考え方が違うだけで判断するのではありません。  まず、保育所について。  先ほど申しましたが、就学前施設再編計画は少なくとも中学校ブロックでの幼保需要を判断されたもので、現実的に幼保無償化の影響が著しく出ています。公私、幼保とも連携し、配置、定員などを考えていく必要があります。  先輩市議ほかからより大山田地区では公は保育所を整備しない、つまり手を出さないということとした公私間の約束、暗黙の了解があり、少なくとも民間側はもろ手を挙げ賛成しているわけではないというふうに考えられます。  公立保育所でも老朽化、狭隘化、死角が多い、厚生館保育所は平成18年に改築のための用地確保3億6,300万円余りの予算が計上されましたが、予算全て皆減となり、保育環境などを考えればこのままの状態としておいていいのでしょうか。  山崎乳児保育所は当分の間継続させるとのことですが、令和3年4月の入園申し込みはするが、その翌年の入園申し込みは正式決定もされていません。江場安永線開通後、新築、集合住宅開発も進み、子供が激減する可能性も低いのが現実です。  次に、療育センター、相談や訪問事業を実施し、児童発達支援センターの計画がされ、これは理解します。しかし、一方、現在の施設や現在の運営の中でもそれは可能ではありませんか。何ゆえ実施されていないのでしょうか。  児童発達支援事業施設は民間では各定員10名で、市内7施設のうち野田に2施設、松ノ木、新西方に各1施設、計4施設、既に定員40名の枠、これに療育センター30名を加えれば大山田地区に官民合わせ定員100名中70名の枠となります。これは適正配置とは言いがたいと考えます。  次に、養護老人ホーム、現在地で地域交流が可能であれば何ゆえ現在行われていないのか。徒歩圏内や比較的短時間でもバスで生涯学習施設もあります。現行施設の地域交流が可能であるのではないかと考えます。ならば、積極的に行われているとは言いがたいと思います。  次に、母子支援施設、今回の場所が堂ヶ峰公園ですが、今の場所は交通の利便性を考えますと桑名駅まで自転車で10分の場所、今回の場所は30分かかるわけです。交通の利便性は高まるのでしょうか。また、就労や生活環境、転園、転校など、大きな変化に対応できるのでしょうか。  総合管理計画で4施設のあり方の検討として示され、売却を危惧する声も聞こえてきます。故山崎氏から寄贈されたものでありますが、仮に縁者が了解されたとしても行政組織としての本来の倫理、道徳で売却をすべきでもないし、有効利用を図るべきであると考えます。場所を含め多くの課題が解決された上での事業計画であることを願っております。以上所見を求めます。以上お願いします。 178: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部長。 179: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)(登壇)  所管いたします事項3、(仮称)福祉ヴィレッジについて、(1)各種計画との関連と課題を問うについて御答弁申し上げます。  まず、保育所についてでございますが、本年11月5日に開催していただきました全員協議会において、多世代共生型施設(仮称)福祉ヴィレッジの運営開始後、当面の間定員を60名としてまいりたいということを御報告申し上げたところでございます。  少なくとも来年度入園する児童が卒園するまではしっかりと配慮する必要があると考えておりますが、将来的には保育ニーズの動向を考慮しながら、保育所の配置について検討していく必要があると考えております。  次に、児童発達支援事業所の市内における配置バランスにつきまして、療育センターは福祉ヴィレッジでの運営を開始した後、通常の児童発達支援事業所の機能に加え、一般の保育所の訪問支援事業や地域の障がい児とその家族への相談支援などを行う児童発達支援センターになることが計画されております。  機能面での役割分担が図られるとともに、療育に求められるニーズも多様化している中、他の小規模の事業所とは施設面や提供されるサービスが異なることから、施設が一定の地域に集中してバランスがとれないというものではないと考えております。  次に、養護老人ホームは社会的活動に参加するために必要な指導及び訓練等の援助を行うことも設置目的の一つとなっております。すぐにできるものではないかもしれませんが、地域との交流についても効果的な方法を検討していく必要があると考えております。  次に、母子生活支援施設についてでございますが、さきの議員にも御答弁申し上げましたとおり、堂ヶ峰の場所におきましても就労していただける環境が整っているものと考えております。施設の目的である母子の自立の促進とその生活の支援に向けて、就労面においても相談、支援を行っていくことになると考えております。  次に、就学前施設再編実施計画など、市全体にかかわる計画の中で考えていくべきではないかという御質問をいただきましたが、今回保育所につきましては全体の定員を変更するものではございませんので、保育所の再編とは視点が異なるものと捉えております。  また、公共施設マネジメントの第1次アクションプラン、ファーストステップ一覧表に清風園、山崎乳児保育所、療育センターが追加されましたが、これは多世代共生型施設として多機能複合化する上で、対象となる既存施設のあり方について、全庁的な公共施設マネジメントの考え方に含める必要があるため今回追加されたものでございます。  今後の予定といたしましては、多世代共生型施設整備事業に向けて検討中とされており、何らかの具体的な方針が決まっているものではありませんので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 180: 議長(伊藤真人)  市野議員。 181: 19番(市野善隆)  答弁をいただきましたが、全く視点が違いますので、100分の70療育センターが大山田に集中することがいいのかというのは視点が違うから違うんだということですよね。実際にいろんな保護者の方と地域の子供たちに42年つき合いましたので、保護者の方、あるいはPTAの役員もしましたし、会長もしました。いろんな置かれた環境の子供たちを少なくとも一般の方より多く見てきたと思います。車に乗れない方もいましたし、そういった方も見てきました。あるいは保護者と子供、課題を抱えた方も相当一定数は見てきました。その中でいろんなことを考えるわけです。  私はこの計画には反対をしておりません。できたらこれに関心を持っていらっしゃる市民の方、あるいは関係者、議会も、例えば今回の地域創造プロジェクト(案)、これの合意は大体説明会では3分の2以上、7割程度は合意に達して進めていくのが好ましいというのが市民向けの講演会で説明がありました。こんな形が一番いいというふうに思っています。  そこで、今このまま進めていくとどういった問題が出るんでしょうか。例えば堂ヶ峰でも平成29年度に300万円余りかけて基本構想とか基本計画をつくったわけですよね。これが変更も出てくる。後々いろんなお金の変更が出てくるわけですよね。全体像はいつ見せてもらえるんですかね。運営も含めて。それから跡地利用の問題。  私は行政組織として、幾ら故山崎さんの縁者の方、いわゆる子孫の方がいいと言っても、行政組織の理論として、寄附を受けた土地を基本的に有効利用するのが本来の行政の倫理であり、道徳と思うわけです。いかがでしょうか。この点をお願いします。 182: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部長。 183: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)  市野議員の再質問に御答弁申し上げます。  計画の全体像はいつになったら示されるのかという点でございますけれども、今(仮称)堂ヶ峰公園予定地を予定地ということで決定させていただきましたので、今そこの整備につきましては提案事業者と詰めているところでございますので、でき次第御報告させていただきたいと思います。  また、今既存施設のあるところのというお話もございますが、こちらは先ほど御答弁申し上げましたとおり、今の時点で何らか具体的な方針が決まっているわけでございませんので、よろしくお願いいたします。
                      (19番議員挙手) 184: 議長(伊藤真人)  市野議員。 185: 19番(市野善隆)  この問題だけで1時間はできるんですが、これ以上の答弁は返ってこないわけでしょう。行政組織の倫理、私はこれが一番やっぱり大事だと思うんですよね。いろんなところからいろんな提案があっても、役所としてはやっぱりこういう倫理が私は必要かというふうに思います。以上よろしくお願いしたいと存じます。  質問の4番、地域創造プロジェクト(案)について、(仮称)まちづくり協議会の設立の現状、課題です。  地域の課題は地域で解決することを目的としたこの事業に反対するものではありません。準備委員会の進捗状況の指標の一つとして、本年度の設立調査準備補助金の予算執行申請件数があります。11月29日、本年度の締め切りが市ホームページに告知をされました。まず、この執行状況、予定件数に達したのか、お示しください。  次に、まちづくり協議会設立後でも地域での事業の継続性、人の確保には課題があります。例として、2地区の全世帯対象アンケートの調査結果やそれぞれの各実行委員会の方に個別に意見を伺うと、現在地域でさまざまなイベントが実施されているが、関係者は団体役員の充て職として活動に参加し、役員退任後の次年度にはボランティアとして参加されるのは極めて少ない。  つまり、協議会の目指す自主的な事業展開のための人の確保の問題、団体代表者も単年度制、引き継ぎされたと言っても、場合により年度当初は一からのスタートになる。市職員の方のかかわり方にも市全体として差があるのでは。職員みずからが地域に出向き、事業の把握、その姿を見ているのか。見えない実態の把握をされているのでしょうか。  各事業について、地域で担っても全体の事務局長的な存在の確保が必ず地域で継続できるのか疑問、不安。市は令和4年度までの協議会設立、令和4年4月の一括交付金制度スタートを目指していますが、お聞きした方は市の職員の配置は別として、設立されたら前倒しで一括交付金が交付されるとした認識。地域の課題は一定の整理がされたとしても、市の予算的措置が整理されないと次の段階に進めないとした御意見でした。  前桑風クラブで平成29年5月、静岡県富士市を視察した際、事業の継続性、市職員が地域や団体との関係構築の職員研修の場として、協議会の事務局は市センター職員が行う、ここの言葉を思い出します。  7月30日、桑名市部長会議資料、これは資料ですからそちらから出されたんですね。市が認めているわけです。本協議会設立に向け、交付金がどの程度の交付をされるのか、市の制度設計の方向性が課題であると。  7月16日の同会議では、自主防犯団体の登録は10団体、協議会の仕組みの中で防犯部的な部会を設置していただき、地域の活動が縦割りとならないよう協議会から補助金を交付できる仕組みづくりの創設を市長みずからが発言されています。私どもの思いは同じです。  以上を踏まえ、市職員の協議会設立に向けたかかわり方、協議会設立後は当分の間、市職員の常備配置を求めますし、これらを含めた準備委員会への担当職員の参加ほかから事業全体の課題について所見を求めます。以上お願いします。 186: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  地域コミュニティ局長。 187: 市民環境部地域コミュニティ局長(堀田嘉一)(登壇)  所管いたします事項4、地域創造プロジェクト(案)について、(1)(仮称)まちづくり協議会設立の現状・課題を問うについて御答弁申し上げます。  本市では御承知のとおり少子高齢化や人口急減に伴う社会情勢の変化が進む中で、住民の皆様が主体的に地域のまちづくりに取り組むことができる体制の構築を目指し、地域創造プロジェクト(案)を推進しているところでございます。  まず、議員お尋ねのまちづくり協議会設立調査準備補助金の交付状況についてでございますが、導入2年目の本年度につきましては16団体を見込んでおりましたが、現時点において14団体に申請をいただき、498万円余の交付決定を行いました。  主な内容といたしましては、先進地視察による研修や会議への専門家の招聘、地区内でのアンケート調査などでございます。なお、本年度からは組織運営の具体的なイメージをつかむため、試行的なソフト事業につきましても補助対象経費としており、地域の高齢者、あるいは地域の子供を対象とした事業などに御活用をいただいております。  昨年度の申請が3団体で、交付決定額が41万9,000円余であったことを踏まえますと、各地域において(仮称)まちづくり協議会形成の取り組みがさらに広がっているものと認識しております。  次に、地域創造プロジェクト(案)の推進に当たっての課題についてでございますが、さきの議会でも御答弁申し上げましたとおり、プロジェクトの推進に当たり意識の醸成やまちづくり拠点施設の配置、交付金制度の創設などの課題があると認識をしております。  とりわけ、交付金制度につきましては、地域のまちづくり活動の財源として使途を特定せず、幅広く活用いただける制度の創設に向け取り組んでまいります。交付時期につきましては、まずは交付方法について他市のさまざまな事例を参考にしながら、本市のこれまでの地域自治の経過や組織形成の状況などを踏まえ、本市に合う最適な方法を検討した上で決定してまいりたいと考えております。  また、地域担当職員のサポートにつきましては、引き続き各地域の実情に合わせて地域活動の側面的な支援に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 188: 議長(伊藤真人)  市野議員。 189: 19番(市野善隆)  再質問いたします。思いは同じなんですよね。交付金制度のこと、あるいは職員のこと、これは一緒ですよ。ですから、私は今回地域創造プロジェクト(案)を推進するには、どちらかといえば地域の課題よりも役所の中の課題の整理のほうが難しいのではないかと思うんですよ。  市長がおっしゃいました。防犯部で、簡単に言えば青パトの補助金ですよね。それを協議会から交付してもらえと、あるいはほかのことに関しても一緒だと思います。でも、それを決めてくれなければ地域は次の段階に行けないわけですよ。協議会の準備会に職員は結構行っていらっしゃいます。それは理解をしますし、頑張っていらっしゃるというふうに思います。ただ、準備委員会のメンバー、充て職の方が入られますから、この4月なり1月にがらっと変わる可能性は十分認識していらっしゃいますか。ここ。また一からスタートになるんですよ。  例えば地域の課題とか過去のデータは引き継ぎはされますけれども、引き継ぎというのは言うだけで、やっぱり現場に行って話したり見たりしないとわからないわけですよね。その認識はありますか。この準備委員会の場合によりがらっと変わるかもしれないという。 190: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  地域コミュニティ局長。 191: 市民環境部地域コミュニティ局長(堀田嘉一)  市野議員の再質問に御答弁を申し上げます。  議員がおっしゃるとおり、この1月、4月にも団体の代表がかわるということは認識をしております。また一から始めるような形になろうかと思いますけれども、その際には先ほど言われたように引き継ぎもしていただくことは当然なんですが、市としましても一応まちづくり協議会なんかにガイドブックを置いていただいて簡単に見れるような形にもさせていただきますし、地域から要請があれば説明にも上がりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (19番議員挙手) 192: 議長(伊藤真人)  市野議員。 193: 19番(市野善隆)  質問したから提案します。ソフト事業というか、試行的な事業でやりますよね。ことしやったら来年やりますかと言って、次の事業しようと思っても、一定の受益者負担金を取ったとしても、次の事業展開ができないわけですよね、その準備会は。ソフト事業の拡充、これは1回お願いしたいというふうに思います。  次、質問の5番、災害時高齢者避難について、避難所対応などの取り組みです。  災害時の避難について、12月6日の多度議会報告会で多度東地区大鳥居の方から9月のゲリラ的豪雨の際、予測しがたい豪雨ではあったものの、5日の深夜未明一面海のような状態で、どこが道路か、どこが田んぼかわからないような状態での避難指示や、ことしの台風被害による堤防決壊や越水の件はあるものの、これまで行政から東小学校が避難先と指示されていたにもかかわらず、突然多度中とかまちづくり拠点施設、そちらへ避難せよということがあったと。私には寝耳に水にだという厳しい御意見をいただきました。つまり、行政の情報発信、あるいは行政と市民の意識の差をこれは示すものです。  また、市民の方から、災害発生前の一次避難の場合でも高齢者などの送迎の課題対応なども含んだ福祉避難所設置を求めるメールが届きました。状況全ての課題に対応可能な避難所を設置するには現実的には困難で、官民両者の連携、移動に課題がある方への対応として、向こう三軒両隣的な共助の部分での対応が私は必要と思います。  これまで集中豪雨、台風の際も、大幅な冠水時でも、職員が誰も来ていないとして、私に市民の方から通報を受けた場所を巡回した際、帰路、避難施設となっている地区市民センターや体育館を、極めて短時間ですが、訪問させていただきました。そこでは自治会や民生委員と思われる方の事前のお声かけや支援を受け避難された高齢者や、あるいは体育館では車椅子の方に対応するために、体育用マットを畳んで積み重ねている事例を見ました。  私は福祉避難所とか避難の入り口という、そして、その職員の対応というのは、こうしたことが避難者対応の入り口ともいうふうに思います。以上を踏まえて所見を求めます。お願いします。 194: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  防災・危機管理担当理事。 195: 理事(防災・危機管理担当)(久保康司)(登壇)  所管いたします事項5、災害時高齢者等避難について、(1)避難所対応等の取り組みを問うについて御答弁申し上げます。  市では災害種別に応じた避難所開設を行うに当たり、まずは和室と空調設備を備えたまちづくり拠点施設から開設し、災害規模に応じて小・中学校の体育館などを開設していくこととしています。これは特に体育館の場合になりますが、冷暖房設備がないことに加え、全面フローリングの床のため、長時間を過ごしたことによる静脈血栓塞栓症、いわゆるエコノミークラス症候群になってしまうリスクがあるという高齢者の健康管理面からの措置でございます。  現在風水害のおそれがある場合に市が開設する避難所につきましては、避難所ごとに担当職員を配置し、開設を行っており、避難所によっては担当職員や施設管理者などが避難された住民の皆様に配慮し、個別に行った対応もあり、これらについては報告を受ける場合もございますが、全てを把握できているわけではありません。  こうしたすぐれた対応につきましては、ほかの避難所においても可能な限り取り入れていくべきと考えておりますので、今後は職員に積極的な情報提供を求め、毎年年度当初に行われます避難所担当職員への研修などの機会を利用して情報共有に取り組み、職員のスキルアップを図ってまいりたいと考えております。  市では避難行動要支援者に当たる高齢者の避難につきましては、地域の皆さんの御協力が必要不可欠と考えており、議員御紹介のように各自治会長や民生委員などが個別に高齢者宅などに連絡をとり、避難を促すといった事例もあると伺っております。  市といたしましても、このような取り組み事例につきましては防災訓練や防災講話等で広く御紹介するなど、市民の皆様が安全に避難し、さらには避難所でなるべく快適にお過ごしいただけるよう工夫してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 196: 議長(伊藤真人)  市野議員。 197: 19番(市野善隆)  答弁をいただきました。すぐれた対応について情報を共有したいと言いました。各避難所に何人避難したかということも大事なんですが、どういうことが行われていたかということを確実に情報共有してください。  それで、私が質問冒頭に言いました今回の質問者14名中、85中項目中18項目が防災とか、あるいは災害に対するということを言いました。私は今回の質問でも言いましたけれども、一度多度東地区の方に私相当多度班の議会報告会で言われました。  私も実を言うと9月5日の朝7時ぐらいに多度へ行ったんですが、電話をいただきまして。肱江のポンプ場とか、あるいは肱江橋の周辺、それからあっちこっち土砂崩れも見させてもらいました。一面大桑国道の東側は海でした。コンバイン、いわゆる稲刈り機もとてもじゃないが、4、5日から1週間は出せん状態のような冠水もしておりました。  今回の9月4日から5日の豪雨で1回どういったことに課題があったのか、総括する意味でできたら答弁をお願いしたいんですが、理事、よろしくお願いします。 198: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  防災・危機管理担当理事。 199: 理事(防災・危機管理担当)(久保康司)  市野議員の再質問に御答弁申し上げます。  今回9月4日から5日にかけての豪雨につきましては、警報発令時から気象庁、津気象台ですが、直接御連絡をとって今後の予測等々の把握に努めました。また、民間の気象会社からの情報収集もあわせてさせていただきました。どれも今後1時間ほどでおさまっていくだろうという、そのような予報でございました。ところが、何回も御答弁をさせていただいたかと思いますが、想定外というような雨の降り方が短時間で集中的に続きまして、肱江川、多度川の水位がどんどん上がっていくという、そういう状況でございました。  今後こういうこともあり得るんだということを十分認識いたしまして、市民の皆様をいかに早く安全に避難していただくのか。もうそれを第一優先にして避難情報を発信してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 200: 議長(伊藤真人)  市野議員。 201: 19番(市野善隆)  答弁ありがとうございました。それで、役所の言うこともわかるわけですよ。今回の千曲川の越水とか、堤防決壊とか、いろんなことがありました。そうすると高台に逃げてくれというのはわかるんですが、とてもじゃないが、どこが道路かわからない状態で水没しているので動けないということでした。  例えば垂直避難を呼びかけるとか、今まで多度東小学校だったのに突然東小学校が今回は設置されないのは何ゆえとか、自主防災組織の方でさえ、そんなことは知らなかったというわけですね。ここに情報伝達、いわゆる事前の情報伝達にも乖離があろうかというふうに思います。よく今後対応をお願いしたいと思います。  質問の6、国保広域化、広域化後の財政、運営状況。  国保制度は、国民皆保険の基盤で国内各地方自治体の人口や年齢構成の偏在、高齢化率、産業構造の差に伴う所得水準の違いなどによる国保財政の平準化を目指し、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法などの一部を改正する法律が平成27年5月27日に成立し、各都道府県において広域化が実施されたものです。  基本的な考え方として、県と県内市町が共同保険者となり、国保業務、国保税の賦課徴収、加入喪失手続、保険証などの交付ほかの基本的業務は県内各市町となりますが、県において財政の一元的な管理や運営がされることになりました。今後財政運営面での構成、地方自治体の激変緩和を図るため、今後5年程度と推測しておりますが、交付金などで措置がされると推測します。  国保事業の財政運営面での広域化前には、収納率、レセプト点検、健康推進、疾病予防事業など、一定の水準に達すれば国から年度末特別調整交付金としてほぼ毎年桑名市ではその交付を受けてきました。これは職員の努力による側面もあると考えられ、平成30年度決算では国保支払準備基金8億7,200万円余の積み立てに至ったと考えることも可能です。  この調整交付金制度は広域化後制度が再設計されたのかを含め、広域化後の財政運営状況について所見を求めます。以上お願いします。 202: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部長。 203: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)(登壇)  所管いたします事項6、国保広域化について、(1)広域化後の財政・運営状況を問うについて御答弁申し上げます。  さきの議員にも御答弁申し上げましたとおり、平成30年度から県による一元的な財政運営が行われることになり、これまで医療給付については年度途中で医療費が上昇すれば各市町の中だけで必要額に対応しており、財政的に不安定でしたが、広域化以降県全体での国保財政となっているため、財政面での安定化につながりました。  一方、国保事業の広域化による激変緩和措置が切れると県への納付金が大きくふえることも予想されるため、今後も納付金の動向を注視してまいりたいと考えております。  また、議員御案内の市町の実情や努力に応じて交付される特別調整交付金につきましては、平成29年度までは適正かつ健全な事業運営に積極的に取り組んでいると認められた保険者に対して、国から交付されていた経営努力分が変わり、都道府県と市町村に新たな評価基準が設けられ、交付金が交付される保険者努力支援制度が新設されました。  市では、この保険者努力支援制度において、糖尿病等の重症化予防の取り組みやジェネリック医薬品(後発医薬品)の促進、レセプト点検、収納率の維持向上など、さまざまな取り組みを実施しており、平成30年度の交付金額は3,155万円ほどで、市の努力支援制度の評価ポイントは全国平均を上回っております。  今後も被保険者のみに負担を強いるのではなく、保険者の責務として、引き続き保健事業の推進、医療費の適正化、収納率の向上に取り組み、適正な運営をしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 204: 議長(伊藤真人)  市野議員。 205: 19番(市野善隆)  答弁をいただきました。市の職員も頑張って3,155万円、特別調整交付にかわる支援制度でとってきたということです。御苦労さまでした。
     ただ、私が申し上げたいのは、支払準備基金が一定数あるわけですね。しかるべき段階でもし可能であれば、国保税の軽減につながるのであれば、それを取り崩して国保税のほうに少しでも回してほしいという思いだけは伝えます。  次、質問の7、小山土地区画整理事業について、市は組合員なのか。  この事業について、市議会全協で2回説明を受けてきました。土地を購入され居住される方々にとって仮換地の状態では不動産の権利として十分でなく、双方の歩み寄りにより解決されることを願っています。  児童・生徒の増加に対応すべくとした事業用地保留地について、鑑定評価との差額約2億円の問題を考えれば、約500戸からの市民税、固定資産税で少なくとも2年から3年で回収可能です。  いずれにせよ、将来的に住民監査請求や外部から組合に対し返還を求めることや、場合により市や、あるいは市長個人に鑑定評価との差額に対する法的な何らかの問題に発展することなく解決できるように事業終結が図られることを願っています。  この問題整理で平成29年1月29日、市議会全協で説明を受けた西別所北部土地区画整理事業の事業終結が参考となります。市火葬場おりづるの森隣接地の土地の売却ができないとして事業計画を変更し、事業終了を図る際、土地区画整理法、契約、土地保有面積などにより市も組合員の一員として事業清算負担金約1億4,800万円を支払い、最終的に小山の課題の終結を図る際、こうしたこともないように願っています。  一方、事業用地内に水道施設も存在しますが、市が組合員なのか明確に説明されたことはありません。まず、この点について見解を求めます。以上お願いします。 206: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 207: 都市整備部長(西尾英哲)(登壇)  所管いたします事項7、小山土地区画整理組合について、(1)市は組合員なのかについて御答弁申し上げます。  多度町小山土地区画整理事業の区域内には上下水道部所管の多度中部送水場があり、土地区画整理法上の宅地として当該事業施行前の登記面積は115平方メートル、事業施行後の換地面積は300平方メートルの土地を所有していることから市は組合員でございます。  なお、当該事業の施行期間は今年度末までとなっており、現在施行期間延長の手続等、当該組合が三重県と協議しているところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 208: 議長(伊藤真人)  市野議員。 209: 19番(市野善隆)  市も組合員ですので、清算金が発生しないことに祈っております。  次に質問の2項目め、保留地におけるADRの進捗状況。  7月12日、10月11日、市議会全員協議会の説明では、区画整理事業組合で来年3月末の事業期間の延長、裁判外紛争解決制度、ADRでの保留地問題の解決の説明を受けました。組合側も総会などにより少なくとも組合員の法的問題として解決可能な同意書が必要と考えられます。この問題が発生し、長期に至っています。早期の終結を図るために、ADRの進捗状況に対し所見を求めます。以上お願いします。 210: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  統括監兼市長公室長。 211: 統括監兼市長公室長(加藤眞毅)(登壇)  所管いたします事項7、小山土地区画整理組合について、(2)保留地におけるADRの進捗状況を問うについて御答弁申し上げます。  小山土地区画整理組合保留地につきましては、7月12日の市議会全員協議会で議員の皆様に概要や背景、支払い経緯、土地売買契約書第11条に規定されている契約解除権及び買い戻し請求権、さらに組合から提案を受けた小山土地区画整理組合事業の方針見直しと市の対応についての御説明をさせていただき、今後の進め方につきまして御協議いただいたところでございます。  そこで、御協議いただきました今後の進め方につきましては、保留地を不動産鑑定による時価相当額で算定し、その金額が現在の支払済額以下である場合は組合から市へ差額分を返還していただき、または現在の支払済額以上である場合は市から組合へ差額分をお支払いし、土地を取得するというものでありました。  そこで、不動産鑑定評価を実施いたしまして、その結果を10月11日の市議会全員協議会で不動産鑑定額について御報告をさせていただき、あわせて不動産鑑定による額をもとにADRを進めていくことを御報告させていただいております。  そこで、議員お尋ねの保留地におけるADRの進捗についてでございますが、現在和解あっせん手続における委任契約を法律事務所と締結いたしまして、和解あっせん手続について担当弁護士と協議等を行い、進めているところでございます。  今後は法律事務所を通じて、三重県市町村振興協会のADR事業運営委員会に申し込み書類を提出いたしてまいります。その後に運営委員会において和解あっせん人の選任が行われ、和解あっせん人により市と組合双方から事情、意向を聴取した上で解決案を提示していただきます。  なお、和解あっせん案が提示された段階で再度全員協議会の開催をお願いし、議員の皆様の御意見をお伺いした上で総合的に判断してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、公正かつ迅速に和解手続を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (19番議員挙手) 212: 議長(伊藤真人)  市野議員。 213: 19番(市野善隆)  答弁をいただきました。小山土地区画整理組合について、この事業について、私は本当に市も市議会も、議員の皆さんも早く終結を図ることを願っていると思います。もちろん関係地権者も。2回の7月と10月の全員協議会があったわけです。  きのうからずっといろんな記憶をよみがえらせておりますと、ことしの9月の決算特別委員会の都市経済分科会で裁判費用に関してこれは何だと言ったら、この小山の問題に関しての裁判所の弁護士の手付金だという答弁であったと私は記憶しておりますし、議事録全部ではあるが、そういった記録があったと確認したわけです。  とすれば、つまり3月末に何らかの行政としての動き、執行といいますか、それがされておったわけですよね。それで、7月と12月の説明会では今からするんだと。つまり、少し公式見解が……。 214: 議長(伊藤真人)  残り時間が少なくなっております。 215: 19番(市野善隆)  二つあると思うんですが、都市計画の部局で手付金を払ったと。その手付金を払ってその後のいろんな金も要ると思いますが、どっちが正しいんですか。もし3月末にそれが執行されておれば2カ月から3カ月このスピードが上がったと思うんですが、どちらが正しいんでしょうか。答弁を求めます。 216: 議長(伊藤真人)  残り時間が少なくなっておりますので、簡潔に答弁願います。  当局の答弁を求めます。  統括監兼市長公室長。 217: 統括監兼市長公室長(加藤眞毅)  市野議員の再質問に御答弁申し上げます。  ADRの進め方に手続というものが市の内部に定められておりまして、前回やりましたものにつきましてはちょっと手続上の瑕疵がありまして、一度差し戻してやっておりますので、そのときに支払われた金額については返還を受けております。以上です。                   (19番議員挙手) 218: 議長(伊藤真人)  市野議員。 219: 19番(市野善隆)  役所で瑕疵があったわけです。その瑕疵分、おくれたわけです。組合側にいろんなことがあると思います。組合員から全員同意書をとっておこうとか、これは必須になろうかというふうに思います。ぜひ問題解決のために、この事業の解決に取り組んでいただきたいと思います。以上ありがとうございました。 220: 議長(伊藤真人)  これをもって一般質問を終結いたします。  なお、各常任委員会の開催につきましては、16日午前10時から総務安全委員会が第1会議室、教育福祉委員会が第2会議室で、また、17日午前10時から都市経済委員会が第2会議室で、19日午前10時から総合計画後期基本計画審査特別委員会が第1会議室でそれぞれ開会されますので、念のため申し上げます。    ───────────────────────────────────────  ○議案第155号 221: 議長(伊藤真人)  次に、日程第3、議案第155号 令和元年度桑名市一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。  市長より提案理由の説明を求めます。  市長。 222: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  それでは、ただいま上程となりました議案第155号 令和元年度桑名市一般会計補正予算(第10号)につきまして御説明申し上げます。  今回の一般会計補正予算(第10号)は、土木費の予算増額をお願いするものであります。  まず、歳出について御説明申し上げます。  現在継続費で進めております桑名駅自由通路整備事業につきましては、かねてから国に対し国庫補助金の追加要望を行ってまいりました。このたび、国から追加要望に対し補正予算において対応する方針であるとの連絡を受けましたことから、関係する事業経費を計上いたしました。  これは国への要望活動を市議会とともに熱心に行ってきた結果であると考えておりまして、改めて感謝の意を表したいと思います。  次に、歳入について御説明申し上げます。  国庫支出金及び市債につきましては、歳出事業に対する額の状況等に応じて所要の額を補正いたしました。  これにあわせまして、継続費の内訳につきまして来年度予定分を今年度分に変更いたしましたが、継続費全体の事業費は変更ございません。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 223: 議長(伊藤真人)  以上をもって提案理由の説明は終了いたしました。  これより上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第155号につきましては都市経済委員会に付託いたします。    ───────────────────────────────────────  ○散会の宣告 224: 議長(伊藤真人)  以上をもちまして、本日の日程は全部終了をいたしました。  次回は、来る12月24日午後1時に会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                                     午後2時45分 散会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        議     長       伊 藤 真 人        副  議  長       冨 田   薫
           署 名 議 員       満 仲 正 次        署 名 議 員       辻 内 裕 也 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...