桑名市議会 > 2018-06-19 >
平成30年第2回定例会(第2号) 本文 開催日:2018-06-19
平成30年第2回定例会(第2号) 名簿 開催日:2018-06-19

  • 観光アプリ(/)
ツイート シェア
  1. 桑名市議会 2018-06-19
    平成30年第2回定例会(第2号) 本文 開催日:2018-06-19


    取得元: 桑名市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2018-06-19: 平成30年第2回定例会(第2号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 321 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  議長(竹石正徳) 選択 2 :  議長(竹石正徳) 選択 3 :  議長(竹石正徳) 選択 4 :  議長(竹石正徳) 選択 5 :  21番(南澤幸美) 選択 6 :  議長(竹石正徳) 選択 7 :  議長(竹石正徳) 選択 8 :  17番(渡邉清司) 選択 9 :  議長(竹石正徳) 選択 10 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 11 :  議長(竹石正徳) 選択 12 :  17番(渡邉清司) 選択 13 :  議長(竹石正徳) 選択 14 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 15 :  議長(竹石正徳) 選択 16 :  17番(渡邉清司) 選択 17 :  議長(竹石正徳) 選択 18 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 19 :  議長(竹石正徳) 選択 20 :  17番(渡邉清司) 選択 21 :  議長(竹石正徳) 選択 22 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 23 :  議長(竹石正徳) 選択 24 :  17番(渡邉清司) 選択 25 :  議長(竹石正徳) 選択 26 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 27 :  議長(竹石正徳) 選択 28 :  17番(渡邉清司) 選択 29 :  議長(竹石正徳) 選択 30 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 31 :  議長(竹石正徳) 選択 32 :  17番(渡邉清司) 選択 33 :  議長(竹石正徳) 選択 34 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 35 :  議長(竹石正徳) 選択 36 :  17番(渡邉清司) 選択 37 :  議長(竹石正徳) 選択 38 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 39 :  議長(竹石正徳) 選択 40 :  17番(渡邉清司) 選択 41 :  議長(竹石正徳) 選択 42 :  都市整備部長(中村博明) 選択 43 :  議長(竹石正徳) 選択 44 :  17番(渡邉清司) 選択 45 :  議長(竹石正徳) 選択 46 :  都市整備部長(中村博明) 選択 47 :  議長(竹石正徳) 選択 48 :  17番(渡邉清司) 選択 49 :  議長(竹石正徳) 選択 50 :  都市整備部長(中村博明) 選択 51 :  議長(竹石正徳) 選択 52 :  17番(渡邉清司) 選択 53 :  議長(竹石正徳) 選択 54 :  市長(伊藤徳宇) 選択 55 :  議長(竹石正徳) 選択 56 :  都市整備部長(中村博明) 選択 57 :  議長(竹石正徳) 選択 58 :  17番(渡邉清司) 選択 59 :  議長(竹石正徳) 選択 60 :  都市整備部長(中村博明) 選択 61 :  議長(竹石正徳) 選択 62 :  17番(渡邉清司) 選択 63 :  議長(竹石正徳) 選択 64 :  統括監(伊藤恒之) 選択 65 :  議長(竹石正徳) 選択 66 :  17番(渡邉清司) 選択 67 :  議長(竹石正徳) 選択 68 :  統括監(伊藤恒之) 選択 69 :  議長(竹石正徳) 選択 70 :  17番(渡邉清司) 選択 71 :  議長(竹石正徳) 選択 72 :  統括監(伊藤恒之) 選択 73 :  議長(竹石正徳) 選択 74 :  17番(渡邉清司) 選択 75 :  議長(竹石正徳) 選択 76 :  統括監(伊藤恒之) 選択 77 :  議長(竹石正徳) 選択 78 :  17番(渡邉清司) 選択 79 :  議長(竹石正徳) 選択 80 :  統括監(伊藤恒之) 選択 81 :  議長(竹石正徳) 選択 82 :  17番(渡邉清司) 選択 83 :  議長(竹石正徳) 選択 84 :  議長(竹石正徳) 選択 85 :  7番(畑 紀子) 選択 86 :  議長(竹石正徳) 選択 87 :  市長(伊藤徳宇) 選択 88 :  議長(竹石正徳) 選択 89 :  7番(畑 紀子) 選択 90 :  議長(竹石正徳) 選択 91 :  市長(伊藤徳宇) 選択 92 :  議長(竹石正徳) 選択 93 :  7番(畑 紀子) 選択 94 :  議長(竹石正徳) 選択 95 :  市長(伊藤徳宇) 選択 96 :  議長(竹石正徳) 選択 97 :  7番(畑 紀子) 選択 98 :  議長(竹石正徳) 選択 99 :  議長(竹石正徳) 選択 100 :  11番(飯田尚人) 選択 101 :  議長(竹石正徳) 選択 102 :  市長(伊藤徳宇) 選択 103 :  議長(竹石正徳) 選択 104 :  11番(飯田尚人) 選択 105 :  議長(竹石正徳) 選択 106 :  総務部長(平野勝弘) 選択 107 :  議長(竹石正徳) 選択 108 :  11番(飯田尚人) 選択 109 :  議長(竹石正徳) 選択 110 :  総務部長(平野勝弘) 選択 111 :  議長(竹石正徳) 選択 112 :  11番(飯田尚人) 選択 113 :  議長(竹石正徳) 選択 114 :  教育長(近藤久郎) 選択 115 :  議長(竹石正徳) 選択 116 :  11番(飯田尚人) 選択 117 :  議長(竹石正徳) 選択 118 :  教育長(近藤久郎) 選択 119 :  議長(竹石正徳) 選択 120 :  11番(飯田尚人) 選択 121 :  議長(竹石正徳) 選択 122 :  教育長(近藤久郎) 選択 123 :  議長(竹石正徳) 選択 124 :  11番(飯田尚人) 選択 125 :  議長(竹石正徳) 選択 126 :  教育部長(南川恒司) 選択 127 :  議長(竹石正徳) 選択 128 :  11番(飯田尚人) 選択 129 :  議長(竹石正徳) 選択 130 :  教育部長(南川恒司) 選択 131 :  議長(竹石正徳) 選択 132 :  総務部長(平野勝弘) 選択 133 :  議長(竹石正徳) 選択 134 :  11番(飯田尚人) 選択 135 :  議長(竹石正徳) 選択 136 :  教育部長(南川恒司) 選択 137 :  議長(竹石正徳) 選択 138 :  11番(飯田尚人) 選択 139 :  議長(竹石正徳) 選択 140 :  市長(伊藤徳宇) 選択 141 :  議長(竹石正徳) 選択 142 :  11番(飯田尚人) 選択 143 :  議長(竹石正徳) 選択 144 :  市長(伊藤徳宇) 選択 145 :  議長(竹石正徳) 選択 146 :  11番(飯田尚人) 選択 147 :  議長(竹石正徳) 選択 148 :  市長(伊藤徳宇) 選択 149 :  議長(竹石正徳) 選択 150 :  11番(飯田尚人) 選択 151 :  議長(竹石正徳) 選択 152 :  教育部長(南川恒司) 選択 153 :  議長(竹石正徳) 選択 154 :  11番(飯田尚人) 選択 155 :  議長(竹石正徳) 選択 156 :  教育部長(南川恒司) 選択 157 :  議長(竹石正徳) 選択 158 :  11番(飯田尚人) 選択 159 :  議長(竹石正徳) 選択 160 :  教育部長(南川恒司) 選択 161 :  議長(竹石正徳) 選択 162 :  11番(飯田尚人) 選択 163 :  議長(竹石正徳) 選択 164 :  総務部長(平野勝弘) 選択 165 :  議長(竹石正徳) 選択 166 :  11番(飯田尚人) 選択 167 :  議長(竹石正徳) 選択 168 :  総務部長(平野勝弘) 選択 169 :  議長(竹石正徳) 選択 170 :  11番(飯田尚人) 選択 171 :  議長(竹石正徳) 選択 172 :  教育部長(南川恒司) 選択 173 :  議長(竹石正徳) 選択 174 :  11番(飯田尚人) 選択 175 :  議長(竹石正徳) 選択 176 :  統括監(伊藤恒之) 選択 177 :  議長(竹石正徳) 選択 178 :  11番(飯田尚人) 選択 179 :  議長(竹石正徳) 選択 180 :  統括監(伊藤恒之) 選択 181 :  議長(竹石正徳) 選択 182 :  11番(飯田尚人) 選択 183 :  議長(竹石正徳) 選択 184 :  統括監(伊藤恒之) 選択 185 :  議長(竹石正徳) 選択 186 :  11番(飯田尚人) 選択 187 :  議長(竹石正徳) 選択 188 :  議長(竹石正徳) 選択 189 :  1番(箕浦逸郎) 選択 190 :  議長(竹石正徳) 選択 191 :  総務部長(平野勝弘) 選択 192 :  議長(竹石正徳) 選択 193 :  1番(箕浦逸郎) 選択 194 :  議長(竹石正徳) 選択 195 :  総務部長(平野勝弘) 選択 196 :  議長(竹石正徳) 選択 197 :  1番(箕浦逸郎) 選択 198 :  議長(竹石正徳) 選択 199 :  総務部長(平野勝弘) 選択 200 :  議長(竹石正徳) 選択 201 :  1番(箕浦逸郎) 選択 202 :  議長(竹石正徳) 選択 203 :  総務部長(平野勝弘) 選択 204 :  議長(竹石正徳) 選択 205 :  市長公室長(久保康司) 選択 206 :  議長(竹石正徳) 選択 207 :  1番(箕浦逸郎) 選択 208 :  議長(竹石正徳) 選択 209 :  総務部長(平野勝弘) 選択 210 :  議長(竹石正徳) 選択 211 :  1番(箕浦逸郎) 選択 212 :  議長(竹石正徳) 選択 213 :  市長公室長(久保康司) 選択 214 :  議長(竹石正徳) 選択 215 :  1番(箕浦逸郎) 選択 216 :  議長(竹石正徳) 選択 217 :  市長公室長(久保康司) 選択 218 :  議長(竹石正徳) 選択 219 :  1番(箕浦逸郎) 選択 220 :  議長(竹石正徳) 選択 221 :  市長公室長(久保康司) 選択 222 :  議長(竹石正徳) 選択 223 :  1番(箕浦逸郎) 選択 224 :  議長(竹石正徳) 選択 225 :  教育長(近藤久郎) 選択 226 :  議長(竹石正徳) 選択 227 :  1番(箕浦逸郎) 選択 228 :  議長(竹石正徳) 選択 229 :  教育長(近藤久郎) 選択 230 :  議長(竹石正徳) 選択 231 :  1番(箕浦逸郎) 選択 232 :  議長(竹石正徳) 選択 233 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 234 :  議長(竹石正徳) 選択 235 :  1番(箕浦逸郎) 選択 236 :  議長(竹石正徳) 選択 237 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 238 :  議長(竹石正徳) 選択 239 :  1番(箕浦逸郎) 選択 240 :  議長(竹石正徳) 選択 241 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 242 :  議長(竹石正徳) 選択 243 :  1番(箕浦逸郎) 選択 244 :  議長(竹石正徳) 選択 245 :  議長(竹石正徳) 選択 246 :  10番(倉田明子) 選択 247 :  議長(竹石正徳) 選択 248 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 249 :  議長(竹石正徳) 選択 250 :  市長公室長(久保康司) 選択 251 :  議長(竹石正徳) 選択 252 :  10番(倉田明子) 選択 253 :  議長(竹石正徳) 選択 254 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 255 :  議長(竹石正徳) 選択 256 :  10番(倉田明子) 選択 257 :  議長(竹石正徳) 選択 258 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 259 :  議長(竹石正徳) 選択 260 :  10番(倉田明子) 選択 261 :  議長(竹石正徳) 選択 262 :  保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子) 選択 263 :  議長(竹石正徳) 選択 264 :  10番(倉田明子) 選択 265 :  議長(竹石正徳) 選択 266 :  市長公室長(久保康司) 選択 267 :  議長(竹石正徳) 選択 268 :  10番(倉田明子) 選択 269 :  議長(竹石正徳) 選択 270 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 271 :  議長(竹石正徳) 選択 272 :  10番(倉田明子) 選択 273 :  議長(竹石正徳) 選択 274 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 275 :  議長(竹石正徳) 選択 276 :  10番(倉田明子) 選択 277 :  議長(竹石正徳) 選択 278 :  保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正) 選択 279 :  議長(竹石正徳) 選択 280 :  10番(倉田明子) 選択 281 :  議長(竹石正徳) 選択 282 :  市長(伊藤徳宇) 選択 283 :  議長(竹石正徳) 選択 284 :  10番(倉田明子) 選択 285 :  議長(竹石正徳) 選択 286 :  都市整備部長(中村博明) 選択 287 :  議長(竹石正徳) 選択 288 :  10番(倉田明子) 選択 289 :  議長(竹石正徳) 選択 290 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 291 :  議長(竹石正徳) 選択 292 :  10番(倉田明子) 選択 293 :  議長(竹石正徳) 選択 294 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 295 :  議長(竹石正徳) 選択 296 :  10番(倉田明子) 選択 297 :  議長(竹石正徳) 選択 298 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 299 :  議長(竹石正徳) 選択 300 :  10番(倉田明子) 選択 301 :  議長(竹石正徳) 選択 302 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 303 :  議長(竹石正徳) 選択 304 :  10番(倉田明子) 選択 305 :  議長(竹石正徳) 選択 306 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 307 :  議長(竹石正徳) 選択 308 :  10番(倉田明子) 選択 309 :  議長(竹石正徳) 選択 310 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 311 :  議長(竹石正徳) 選択 312 :  10番(倉田明子) 選択 313 :  議長(竹石正徳) 選択 314 :  産業振興部長(後藤政志) 選択 315 :  議長(竹石正徳) 選択 316 :  10番(倉田明子) 選択 317 :  議長(竹石正徳) 選択 318 :  市長公室長(久保康司) 選択 319 :  議長(竹石正徳) 選択 320 :  10番(倉田明子) 選択 321 :  議長(竹石正徳) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午前10時00分 開議  ○開議の宣告 議長(竹石正徳)  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程及び議事説明員は、お手元に配付のとおりでございますので、御了承願います。  これより日程に従い取り進めます。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 2: 議長(竹石正徳)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、愛敬重之議員及び松田正美議員を指名いたします。  ここで、けさの4番 大森 啓議員に関する新聞報道への市議会としての対応を協議するため、暫時休憩いたします。                                     午前10時01分 休憩                                     午前11時00分 再開 3: 議長(竹石正徳)  休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。  この際、大森啓議員に対する議員辞職勧告決議を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、この際、大森啓議員に対する議員辞職勧告決議を日程に追加し、議題とすることに決しました。
       ───────────────────────────────────────  ○議員提出議案第2号 4: 議長(竹石正徳)  次に、日程追加いたしました議員提出議案第2号 大森啓議員に対する議員辞職勧告決議を議題といたします。  これより議員提出議案第2号の提案理由の説明を求めます。  21番 南澤幸美議員。 5: 21番(南澤幸美)(登壇)  おはようございます。  大森啓議員に対する議員辞職勧告決議。  議員は市民全体の代表者として、市政にかかわる権限と責務を深く自覚し、高い倫理観を保持し、その使命の達成に努めなければならない。  しかるに、大森 啓議員が本日の新聞により5月下旬に名古屋市内の書店において窃盗行為に及んだと報道されたことは、市民に多大な迷惑をかけるとともに、議会の信頼を大きく失墜させるものである。大森 啓議員は平成28年7月2日にも市内衣料品販売店において窃盗事件で逮捕され、この犯罪行為により市議会から議員辞職勧告決議を受けているにもかかわらず、議員活動を続けた上、本日の新聞報道にあるような犯罪行為に再び及んだことは、市政全体の代表者としての適性を欠くものと言わざるを得ない。  このことから、みずからの行為により市民の議会に対する信頼を著しく失墜させたことを真摯に受けとめ、みずからの責任において公人としてのけじめをつけるべきである。  よって、ここに大森 啓議員の辞職を強く勧告するものである。  以上、決議する。平成30年6月19日、桑名市議会。  御賛同をよろしくお願いします。 6: 議長(竹石正徳)  以上をもって提案理由の説明は終了いたしました。  これより上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第2号は議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第2号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。  お諮りいたします。議員提出議案第2号 大森啓議員に対する議員辞職勧告決議は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  ありがとうございました。起立全員でございます。よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議案第65号ないし議案第77号 7: 議長(竹石正徳)  次に、日程第2、議案第65号ないし議案第77号の13議案を一括議題といたします。  これより議案質疑を行いますが、発言を許可する前に、議長として一言申し上げます。  本会議での議案質疑または一般質問に当たっては、初回から一問一答方式で質問される議員の方は質問の初めにその旨を告げていただきますようお願いいたします。  また、質疑に当たっては、自己の意見を述べることなく、特に議案審査に直接関係ない発言は厳に慎むとともに、従来からお願いをしていることではありますが、質問者におかれましては、質疑、質問に当たって、議題及び通告書に沿った発言をしていただくようお願いを申し上げますとともに、理事者におかれましては的確、簡明な答弁に努められるようお願い申し上げます。  なお、理事者の方は再質問等に対する答弁を自席において行っていただきます。自席における答弁につきましては、議長の許可を得た上でその場で起立の上行われますようお願いを申し上げます。また、反問を行う場合は意思表示を明確にし、議長の許可を得た上で行われるようお願いを申し上げます。  それでは、通告がありますので発言を許します。  17番 渡邉清司議員。 8: 17番(渡邉清司)(登壇)  おはようございます。会派絆の渡邉清司でございます。  議長のお許しをいただきましたので、通告に従い議案質疑を一問一答でお尋ねをいたします。よろしくお願いをいたします。  初めに、昨日午前7時58分ごろ、大阪の北部で地震が発生いたしました。4名のとうとい命が失われたことに関しましては心より御冥福をお祈りいたします。また、多くの方々がけがをされました。早い回復をお祈りいたしますとともに、被災されました方々には心よりお見舞いを申し上げたいと存じます。  さて、先月、メディアに多く取り上げられて話題になりました日大のアメフト部のラフプレーについては、大学のスポーツのあり方だけではなく、指導者の資質や組織の危機管理対応についてもさまざまな意見やその問題点が指摘されておりますことは御承知のとおりでございます。その中でも各大学が行った記者会見は、それぞれの組織としての対応の違いにより大きく評価が異なった結果となっております。これらのことは自治体においても、危機管理のあり方を考える上で大いに参考、教訓になるのではないか感じたところでもございます。  危機管理には、危機が起こらないように事前に対処するリスクマネジメントと、危機が発生したときに適切な対応を行うクライシスマネジメントと呼ばれるものがあります。今回の記者会見では、大学側の迅速な初期対応が必要であるにもかかわらず、組織の硬直化により適切な対応がとれなかったことが見てとれました。危機管理の前提として、危機に対する認識をしっかりと持つことが必要であります。自分にとって不都合なことや嫌なことは見ないように、また考えないでおこうとするものでございますが、そうすると何も不都合なことは一切起こらないという状態が継続すると思い込んでしまいます。危機管理の意識をしっかりと持つためには、日ごろから最も不都合なことが常に起こるのだということを想定しておくことが大切であります。  登山家でございますが、第1次南極越冬隊隊長を務められました西堀栄三郎、京都大学教授は著書の中で、常に冷静沈着でいられる方法は、思いもよらないことは必ず起こるということ、準備というものは必ず不完全なものだと思っていることだと書かれております。パニックに陥らないようにするためには、一人一人が危機から逃げるのではなく、自分から積極的に立ち向かう意思が必要であると考えております。そして、素早く決断をし、簡潔に対応ができるのではないでしょうか。組織としても過去の被害や各種データ、情報などをもとに、どの程度被害が発生するかを把握し、分析するなどにより、被害発生後の行動などを示す危機管理マニュアルが本市にはございます。全てマニュアルどおりにいくとは考えられず、臨機応変に対応するため、情報、指示、伝達が適切に行われるよう、組織内でのコミュニケーションを円滑にすることが求められています。何か変だな、おかしいのではないかといった隠れた危機を危機と認識する力をつけるとともに、予期せぬことへの対応や体制づくりが求められています。  今回の補正予算には、災害対応を初めとする危機管理に関する予算が多く計上をされております。日常業務における危機には、南海トラフ地震や津波、集中豪雨や台風といった自然災害ではなく、個人情報の流出やパワハラ、セクハラなどの不祥事、社会的な事件や交通事故など、実にさまざまな危機が想定をされます。これらの対応を誤り、おくらせてしまうと、二次的な危機を招いてしまうことになりかねません。危機管理体制の整備や未然防止、危機管理発生時の対応など、組織的な危機管理体制に取り組み、さらに進めていきたいと思っております。  それでは、改めて、今回の補正予算で計上されました災害、危機管理に関する予算を中心に、明快な御答弁を期待いたしまして質疑に入らせていただきます。  初めに、款6.農林水産業費、項1.農林水産業費、目4.農地総務費中、ため池等整備事業調査費の1,500万円についてお伺いをいたします。  ため池とは、降水量が少なく、流域の大きな河川に恵まれない地域など、農業用水を確保するために水を蓄え、取水できるよう人工的に造成された池のことでございます。ちなみに、ため池の70%は江戸時代前に築造された、各地域で試行錯誤を繰り返して得られた経験のもとつくられたものと推察すると、農林水産省のホームページに掲載をされておりました。歴史あるため池ではありますが、市長が提案説明で、災害によって被害を及ぼすおそれの高いため池について、計画的に防災対策のために調査すると述べられております。今回は、馬の頭新ため池、蛎塚小ため池、松葉谷ため池の3カ所が対象となっていると説明を受けました。  そこで、お伺いをいたします。  一つ、この調査対象の三つのため池を、予算を立てて調査をするわけでございますが、各ため池の規模と調査費をお聞かせください。また、自然災害を想定されてのこととお聞きをいたしました。どのような災害を、どの程度の規模を想定され、どのような調査をされるのか、詳細をお伺いいたします。  二つ目でございます。本市には調査対象になっているため池はどれぐらい残っていて、その優先順位は何を基準にしてお決めになるのかお聞かせをいただきます。今後の整備スケジュールについてもお示しをいただきたいと思います。  以上でございます。あとは質問席にてお願いいたします。ありがとうございました。 9: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 10: 産業振興部長(後藤政志)(登壇)  おはようございます。  所管をいたします議案質疑1、議案第69号 平成30年度桑名市一般会計補正予算(第1号)、(1)款6.農林水産業費、項1.農林水産業費、目4.農地総務費中、ため池等整備事業調査費1,500万円、1)ため池の規模と調査費及び想定する災害規模と調査内容について、2)整備の優先順位と今後のスケジュールについてにつきましては相関連をいたしておりますので、一括して御答弁を申し上げます。  ため池の安全性につきましては、東日本大震災以降、耐震など、災害リスクに着目した対応が求められるようになり、本市におきましても、平成25年度に市内40カ所のため池の一斉点検を実施いたしております。その結果を受けて、平成26年度に耐震調査を8カ所のため池で実施しており、調査が必要なため池の残数は4カ所でございます。このうち、今回3カ所につきましては、地震や豪雨等により、下流に住宅や公共施設等があり、決壊した場合に被害が出るおそれが想定されるため池として、国の事業採択を得まして調査を実施するものであります。  具体的には、ため池の利用度について地元農家組合に確認を行い、馬の頭新ため池、貯水量5万1,000立方メートル、蛎塚小ため池、貯水量1万3,000立方メートル、松葉谷ため池、貯水量7,000立方メートルを選定し、1ため池当たりの調査費用は500万円で、その財源につきましては国の定額補助であります。調査内容につきましては、ため池堤体の地質調査を行い、その解析や取りまとめを行うものであります。  なお、調査が必要なため池の残り1カ所につきましては、今後三重県へ予算要望し調査してまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (17番議員挙手) 11: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 12: 17番(渡邉清司)  産業振興部長、えらい丁寧な御答弁をいただきました。ありがとうございました。  少し再質問というようなものをさせていただきたいと思いますが、本市にあるため池、40カ所とおっしゃっていただいたと思うんですが、これが全てでしょうか。桑名市には40カ所のため池が全て整っておるというようなことでございましょうか。  それから、平成26年度に8件の耐震調査をされたというお答えもいただきましたが、耐震調査だけをされたんでしょうかということをお聞きしたい。また、調査結果を本市としてはどのように反映させていかれるおつもりなのか、あわせてお答えください。まず1回目の再質問をお願いいたします。 13: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 14: 産業振興部長(後藤政志)  渡邉議員の再質問にお答えをさせていただきます。  市内にあるため池につきましては40カ所でございます。一斉点検の結果におきまして、耐震調査が必要なため池として12カ所ということで結果を得ております。  また、調査の結果、現在1カ所につきましてはため池の改修事業にも着手をさせていただいております。今後も、改修事業につきましては計画的に三重県へ要望をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いをいたします。                   (17番議員挙手) 15: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 16: 17番(渡邉清司)  理解をいたしたところでございます。  また、今回の3カ所、地震や豪雨とお答えをいただきましたが、下流の住宅などにその被害を及ぼすのは、時間雨量としての想定はどの程度されておられるんですか。また、ため池の受益面積や用水依存度、周辺環境、例えばそのため池の持つ流域の広さ、今までの崩壊歴、接続道路の関係、あと、ため池の構造で、例えば土質、高さや幅、老朽化度、それから、築造の年代などについても具体的に、わかっている範囲で結構でございますので、お答えをいただきたいと思います。 17: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 18: 産業振興部長(後藤政志)  渡邉議員の再質問にお答えをさせていただきます。  豪雨につきましては、答弁におきまして、重点ため池の一般的な解釈をお答えさせていただきました。本市のため池は、一斉点検の結果、豪雨に対して緊急性が低いという判定の結果を得ております。また、受益面積や用水依存度、ため池の構造や築造年数といったようなことにつきましては、それぞれため池によって異なりまして、議員からもお話がありましたように、江戸時代以前からのため池もございますことから、そういったため池も含めて、市内40カ所のため池につきましては、ため池データベースのほうで管理をさせていただいておるところでございます。よろしくお願いをいたします。                   (17番議員挙手) 19: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 20: 17番(渡邉清司)  どうもありがとうございました。  今、桑名市にある分に関しては、緊急性は余りないよというようなところと理解をいたしました。  調査をするのは、答弁からはハードの部分だけの調査のように私は感じさせていただきました。せっかくするのであれば、例えばそのため池の生物の生息状況とか、植物の生育保全などの環境問題としての取り組みなどもやったらどうかなというような思いもいたしておりますが、そのお考えをお聞かせいただけますか。 21: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。
     産業振興部長。 22: 産業振興部長(後藤政志)  渡邉議員の再質問にお答えをいたします。議員のほうからは、生態系に関する御質問かと思います。  改修工事に着手をする前にため池の事業計画を策定いたしまして、三重県の審査会の承認を経て、国の事業採択をいただくという流れとなっております。その事業計画書に環境調査を行い、希少生物などの現地調査というものも実施をさせていただいております。よろしくお願いをいたします。                   (17番議員挙手) 23: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 24: 17番(渡邉清司)  ありがとうございました。実際やっていただいておるんだ。ありがとうございますね。  もう一つ最後に。ため池に関して、ハザードマップみたいなものをつくって注意喚起なんかをしたらどうかなという思いがいたしました。その点について、いかがでしょう。 25: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 26: 産業振興部長(後藤政志)  渡邉議員の再質問にお答えさせていただきます。  平成29年度におきまして、ため池ハザードマップのほうを作成させていただいております。桑名市のホームページにて公表いたしまして、地元の農家組合への回覧など、注意喚起のほうをさせていただいておるところでございます。  今後も防災、減災に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (17番議員挙手) 27: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 28: 17番(渡邉清司)  どうも部長、ありがとうございました。御無礼をいたしました。昨年度にやっていただいておったと。済みません、勉強不足で。  それでは、次に移ります。  款7.商工費、項1.商工費、目2.商工業振興費中、大型作業場解体撤去事業費3,355万6,000円についてお尋ねをいたします。  公共施設の老朽化対策は、建設すれば終わりではないし、永久に使用できるものではないことはよく存じておるところでございます。建設費よりも、多額の運営費、修繕費、管理費、更新費、処分費など、当初には見えなかった、これを隠れ負債とも言うそうなんですが、存在することも考えられます。また、老朽化が進展すると、単に不便さや財政的な負担をもたらすだけではなく、予期せぬ災害の発生によって人命の安全に直接かかわってくることも認識をしなければならないと考えております。公共施設のあり方を見直すのには、的確な情報収集や現状の把握、今ある公共施設等の的確な運営、利活用、維持管理の効率化、長寿命化などを考えながら、透明性を確保し、サービスを図っていくことが重要だと考えております。そこで、大型作業場の解体について、目的を終了し、地元の自治会から老朽化してきたから解体要望もあるとの今回の予算措置ということをお聞きいたしました。  そこでお伺いいたします。この大型作業場の延べ面積と構造物についての詳細と解体撤去費の詳細をお聞きいたします。  2番目、地域の方や今まで利用していた方々とは、解体や跡地の利用についてはどのような話し合いをされ、理解を得られたのかお聞かせください。  三つ目でございます。跡地は駐車場として利用するとお聞きいたしましたが、この駐車場の面積と駐車場整備の費用についてお伺いいたします。ほかに利活用の意見や提案などもなかったのでしょうか、お聞かせください。 29: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 30: 産業振興部長(後藤政志)(登壇)  所管をいたします議案質疑1、議案第69号 平成30年度桑名市一般会計補正予算(第1号)、(2)款7.商工費、項1.商工費、目2.商工業振興費中、大型作業場解体撤去事業3,355万6,000円につきまして、3点御質問をいただいておりますので、順次御答弁を申し上げます。  まず、1)作業場の規模、建物の面積及び解体費用についてでございます。  桑名市大型共同作業場は敷地面積1,000平方メートルで、建物面積576平方メートル、鉄骨平家建ての建物でございます。事業費の内訳につきましては、解体工事2,572万6,000円、解体後のアスファルト舗装等の造成費用が502万4,000円、消費税246万円で、その他委託料34万6,000円を計上させていただいております。解体工事費の中には、当該事業用地が軟弱であるため、平家建てではありますが、鉄筋コンクリートぐいが使用されておりますことから、この撤去費用約170万円、またアスベストの法定撤去費用約500万円を含んでおります。  次に、2)地域の方や利用者との合意についての御質問ですが、この大型共同作業場は国の地域改善対策事業の一環として、就労の場の確保、生活の安定等を目的に建設し、昭和59年4月から運用をしてまいりました。運用開始以降、地元のサンダル履物事業者や自動車関連部品を製造する事業者に御利用いただいておりましたが、平成28年6月以降は利用希望者もなく、休止をさせていただいておりました。そうした中、昨年12月末にサッシ枠や作業場内部の電線類の盗難被害に遭い、翌1月に地元自治会から、さらなる被害拡大の防止や周辺環境への影響を考慮し、早期に解体し、跡地を深谷霊園や今後整備予定の多目的広場の駐車場等に活用してはどうかとの御意見、御要望をいただきました。盗難被害の状況から、大規模な修繕を要しますことに加え、建築から三十数年が経過し老朽化も進んでおり、修繕しても借り手がない状況では、市といたしましてもすぐに修繕するのは困難であると判断をいたしておりました。しかしながら、周辺地域の皆様の安全・安心の面から、そのまま放置することもできませんので、地元自治会の御意見を踏まえまして解体することといたしました。  最後に、3)解体撤去後の利用についてでございますが、解体後は更地のまま放置しますと除草などの費用も発生いたしますことや、周辺にも御迷惑をおかけすることも考えられますことから、アスファルト舗装を施し、当面駐車場として御利用いただくことといたしております。  よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (17番議員挙手) 31: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 32: 17番(渡邉清司)  どうもありがとうございました。  少し再質問を一つさせていただきたいんですが、建物の大きさは約576平米、それで、鉄骨の平家建てで、解体工事が約2,600万円ほどかかるよと。その中に鉄筋コンクリートぐいの撤去費用と、アスベストが入っていたというふうなことで撤去費用約500万円が含んでいるというようなお答えをいただきました。大変なものだったんだなという思いがいたしましたが、数字だけを、私、全く素人で、御無礼な話になるかもわかりませんが、2,600万円といいますと、鉄骨の平家の576平米ぐらいしかないのにこんにかかるものかなと。お値打ちとは余り思えないのが私の今率直な意見でございまして、そのようなことで、もう少し積算根拠的なものがあればお示しをいただければありがたいなと思います。 33: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 34: 産業振興部長(後藤政志)  渡邉議員の再質問にお答えさせていただきます。  解体撤去費の根拠についてでございますが、基礎ぐいにつきましては、建物取り壊しの後は産廃と見なされますので、地中に残置するということは法令違反となります。また、アスベストの処理につきましては、環境省の通知で、特に関係法令の遵守が強く求められておりまして、例えば作業員の安全確保のための作業方法に制約があること、また、飛散防止措置として囲いなどの養生が必要であること、また、手作業で撤去をする必要があったりというようなことで、作業コストが非常に高くなるというような状況がございます。加えまして、産業廃棄物ということになりますので、専門業者でないと扱えない輸送コストという点もございますので、さまざまな要因があろうかというふうに考えております。よろしくお願いをいたします。                   (17番議員挙手) 35: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 36: 17番(渡邉清司)  部長、ありがとうございました。  さまざまな要因があるんですね。あとはまた委員会なんかで話が出ると思いますが、もう一つだけ聞かせて。  昭和59年からの利用となりますと、築後約35年ぐらいが経過しているんだろうと思っております。鉄骨の平家で、ぴっと考えると、そんな老朽化して壊さないかんなというようなものではないんだろうと勝手に素人判断をするわけでございますが、何かサッシが盗まれたり、電線が盗まれたりということで大変だったんだろうと思いますけど、平成28年からは利用していただいていないということですが、経営的な観点と申しますか、そんなところから行きますと、その後、例えばそういうのはなくなったんですが、もう一度整備をし直して、例えばどこかの企業さんなんかが募集をかけたとか、そういう経緯があったのかなかったのかと、なかったから今に至っておるというように推察するわけですが、そんなことが必要でなかったのかなと今思いますので、今後のことも踏まえてちょっとお聞かせいただきたいと思います。 37: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 38: 産業振興部長(後藤政志)  渡邉議員の再質問にお答えをいたします。  経営的視点から再利用の考えはないのかというお尋ねかと思います。  平成28年に利用者が撤退する際、その後の活用も視野に詳細な調査をさせていただきました。その中で判明というか、わかったことは、天井と壁、あるいは柱と床、壁と床との間の亀裂が相当認められております。これは地盤沈下が原因であろうかというふうに思いますが、建物本体の劣化が数多く施設のほうには見られております。経営的な観点から申し上げれば、大規模な修繕費をかけましてそのまま貸すというのも大きなリスクを抱えるという判断もございまして、取り壊しをいたしまして、今後の利用希望があれば検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いをいたします。                   (17番議員挙手) 39: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 40: 17番(渡邉清司)  部長、どうも前向きな御答弁、ありがとうございました。  済みません、老朽化じゃなくて劣化しているんだよね。だから、そうすればそっちのほうがいいのかなという御判断だというように理解をいたしました。  それでは、次に行きます。  款8.土木費、項2.道路橋りょう費、目2.道路維持費中、道路施設維持補修費増750万円についてお尋ねをいたします。  今回の地震においても、道路が陥没をして水が吹き出したりしている、また、多くの水道管においても至るところで破損しているというような報道も見ました。本市もこの6月の大雨で、多度の肱江地区の堤防ののり面が崩壊したとの報告も受けております。ライフラインの強化を問われるところになってきたのかなと、そんな思いでございます。今定例会にも本年の3月の大雨で、道路のり面が崩壊した場所の維持工事費がタイムリーにも上程されております。  お伺いいたします。崩壊前については何事もなく通行されていたのでしょうか。また、以前から異常などは見つけられなかったのでしょうか。また、前兆的なことはなかったのか、お伺いをいたします。 41: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 42: 都市整備部長(中村博明)(登壇)  所管をいたします、渡邉議員の議案質疑1、議案第69号、平成30年度桑名市一般会計補正予算(第1号)につきまして御答弁を申し上げます。  ことし3月に多度地区の香取地内で発生をいたしました道路のり面の崩壊につきましては、幸いにも人的被害はなかったものの、隣接地の土地所有者を初め、地域の皆様には大変御心配をおかけしたところであります。崩壊した市道のり面につきましては、崩壊直後に連絡を受け、土のうとシート張り等により応急処置を行っておりますが、雨期を控え、早急にコンクリートブロックによる本復旧を実施していく必要があり、今回補正予算を計上させていただきました。  議員からは、被害の想定ができなかったのかとの御質問をいただいておりますが、日ごろから道路等の維持管理につきましては、市内の巡視を行い、目視等により異常箇所の早期発見に努めているところでございます。しかしながら、今回の崩壊現場におきましては、ひび割れや陥没等、異常の前兆がなかったことから、結果として未然に被害を防ぐことはできなかったという状況にあります。被害の予防につきましては日ごろからきめ細やかな施策が必要なこともありますが、その一方で迅速な事後処理も必要であると考えております。  このことを踏まえまして、この4月の組織改編におきまして、都市整備部内にアセットマネジメント課を新設し、市道の維持管理事業や補修事業の体制強化を図ったところであります。また、自治会の皆様にも日ごろから情報提供をお願いするなど、地域の方々と一体となり、公共、公用施設の適正かつ安全・安心な維持管理に努めてまいりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。以上でございます。                   (17番議員挙手) 43: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 44: 17番(渡邉清司)  部長、ありがとうございました。  少し再質問ということでお願いをいたしますが、今、部長、るるおっしゃってみえたことは理解をいたしました。こんな時代に、GPSとか、そんないろんなものがあるんですが、ひょっとして、ソナーか何かを使って見られるものがあるのかなという思いで聞かせてもらったんですが、そこまでは行っていないみたいで、今後いろんなものが出てくるのだろうとも思いますが、本題に入ります。  本市に、このような危ないねというようなおそれのある道路は調査されているとお聞きをいたしましたが、何カ所ぐらい緊急性のあるものがあるでしょうか。これはお答えいただけますか。 45: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 46: 都市整備部長(中村博明)  渡邉議員の再質問に御答弁を申し上げます。  具体的に何カ所ぐらいというふうな緊急性のある道路については、確実に把握はできておりません。ただし、地域の皆様から寄せられる情報等により、できる限り迅速に対応するように心がけておるという状況でございますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。以上でございます。                   (17番議員挙手) 47: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 48: 17番(渡邉清司)  ありがとうございました。
     これを聞いて、この後の質問を、お金がかかることなんだけど、この後どんなスケジュールでやっていくのかなというのを聞こうかと思ったんですが、お答えできますか。 49: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 50: 都市整備部長(中村博明)  渡邉議員の再質問に御答弁を申し上げます。  道路施設の維持管理につきましては、道路利用者の安全・安心の確保のために大変重要であるということは認識をしており、道路利用者からの皆様の御連絡や、先ほど答弁しましたとおり、職員や道路保全員の道路パトロールにより発見されました道路施設のふぐあいについて、できる限り迅速に修繕等の対応を行いたいというふうに考えております。以上でございます。                   (17番議員挙手) 51: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 52: 17番(渡邉清司)  部長、ありがとうございました。うまく答えたなと思って、今感心しておりました。  次に行きます。  款8.土木費、項5.住宅費、目1.住宅管理費中、市営住宅の解体撤去事業費1,200万円についてお尋ねをいたします。  住民が撤去した後、空き家となっている2棟8戸の解体撤去と説明を受けました。お聞きをいたします。一つ、市営住宅についての役割などはどのようにお考えをしておられるのか。目的などについてもお聞かせください。二つ目、解体撤去の延べ面積、住宅構造などについてと、また、事業費に対しての詳細をお聞かせいただきたいと思います。三つ目でございます。解体撤去の跡地についてのお考えやビジョンをお聞きいたします。四つ目でございます。解体撤去するのですから、市営住宅8戸がなくなるというわけでございます。その分の補充などはどのようにお考えなのかお伺いいたします。 53: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長。 54: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  渡邉議員からは、議案質疑といたしまして、大項目の1、議案第69号 平成30年度桑名市一般会計補正予算(第1号)に御質問を頂戴しております。私からは主に(4)の1)と3)について御答弁を申し上げます。  市営住宅は、所得が少ないため安定した生活を送ることが困難な市民の方々が健康で文化的な生活が営めるよう行政が供給する住宅であります。戦後期においては、住宅ストックの量的な不足を解消するため、全国規模で多くの市営住宅が整備をされました。本市におきましても昭和40年代から昭和50年代にかけて多くの市営住宅が整備され、住宅不足の解消と良質なストック形成に一定の役割を担ってきたというところでございます。  しかしながら、本市の多くの市営住宅は老朽化が進み、耐用年数を超える住宅も年々増加傾向にあることから、今後全ての市営住宅を維持することは困難な状況となっております。一方で、住生活を取り巻く社会情勢は大きく変化をしており、現在、住宅の供給やストックの大半は民間によるものとなっています。加えて民間の住宅市場は成熟をしており、これまで市が直接供給していた市営住宅についても、今後は民間の活力やストックを有効に活用していくことが重要となってくるものと考えております。  このようなことから、市営住宅に関しましては一定の役割を果たしたものと考えており、今後は限られた予算で効率的な住宅施策に取り組むため、老朽化住宅の用途廃止による総量の削減や計画的な維持修繕、長寿命化に努めるとともに、民間の活力やストックを積極的に活用してまいります。  また、解体撤去後の跡地利用についてでございますが、既に用途廃止が決定している羽田町住宅及び双葉町住宅は、市街化調整区域内に立地をしておる関係で、開発行為が厳しく制限をされておりますことから、跡地利用についてはなかなか進まない現状であります。このため、全国市長会を通じて、公共施設跡地の有効利用に関し制限等の緩和措置をお願いしているところでございますので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。  なお、質問の詳細につきましては、担当部長から答弁を申し上げますので、よろしくお願いをいたします。 55: 議長(竹石正徳)  都市整備部長。 56: 都市整備部長(中村博明)(登壇)  渡邉議員の議案質疑1、議案第69号 平成30年度桑名市一般会計補正予算(第1号)について、4点御質問をいただいておりますので、順次御答弁を申し上げます。  まず、1)市営住宅の役割についてでありますが、市営住宅に関しましては、先ほどの市長答弁にありましたように、社会情勢が大きく変化する中、一定の役割を果たしたものと考えており、今後は民間活力を有効に活用するとともに、限られた予算で効率的な住宅施策に取り組むことが重要であると考えております。  その取り組みの一つとして、本市では本年度から、桑名市社会福祉協議会とともに三重県や近隣市町、また不動産関係団体、民間の居住支援団体などで構成する三重県居住支援連絡会に入会し、ひとり暮らしの高齢者や障がい者などの住宅確保要配慮者に対し、さまざまな居住支援サービスの提供を始めたところであります。今後も、住宅施策につきましては、福祉部局や関係団体と連携を図り、社会情勢等を踏まえながら適切に対応してまいりたいと考えております。  次に、2)対象住宅の延べ面積、構造及び事業費についてでありますが、羽田町第一住宅は延べ床面積125.88平方メートル、事業費は575万円で、内訳は解体工事費が508万円、撤去処分費が67万円、また、羽田町第二住宅は延べ床面積146.08平方メートル、事業費は625万円で、内訳は解体工事費が550万円、撤去処分費が75万円となっております。また、住宅の構造は、第一住宅、第二住宅ともプレキャストコンクリート、いわゆる鉄筋コンクリート板を組み立てた構造となっております。なお、解体撤去におきましては多くの産業廃棄物が生じますことから、処理に当たりましては、産業廃棄物収集運搬業者及び処分業者として県に登録されていることを特記仕様書に明記し、適切な産業廃棄物の処理に努めてまいります。  次に、3)跡地利用の考えやビジョンについてでありますが、今回解体撤去を予定しております羽田町第一住宅及び第二住宅はそれぞれ昭和40年、昭和41年に建設をされました市営住宅であり、老朽化が著しく、公営住宅等長寿命化計画及び公共施設等総合管理計画第1次アクションプランで用途廃止をすることを決めております。  議員からは撤去に伴う跡地利用についての御質問をいただきましたが、先ほど市長が御答弁をさしあげましたように、これらの住宅は市街化調整区域内に立地しており、現在の土地利用に関する制度では開発に関し厳しく制限がされております。また、羽田市営住宅は合計23棟で形成されており、敷地内には同様の建物がまだ20棟残ることになります。20棟には現在も居住されている方がおられますので、全て撤去するには相当の年数を要すると考えられ、跡地の利用につきましては、一段の更地が形成できる見込みが立つ時期を見て検討してまいりたいと考えております。また、今回の羽田住宅のように、既に用途廃止が決定をしている住宅に空き家が生じた場合には、近隣住民から、防犯、防災、また環境衛生面から、速やかに撤去するよう要望をいただいておりますことから、今後も財政当局と協議をしながら、効率的かつ計画的な解体撤去を進めてまいりたいと考えております。  最後に、4)減少分の補充についてでありますが、今回の解体撤去に伴い、市営住宅が8戸減少をすることとなりますが、供給ベースでは十分な空き部屋があります。しかしながら、先ほども申し上げましたように、市営住宅に関しましては一定の役割を果たしたものと考えており、今後は、老朽化をして耐用年数が超過している住宅につきましては削減を進める方向で検討してまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。                   (17番議員挙手) 57: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 58: 17番(渡邉清司)  市長、部長、ありがとうございました。  昭和40年、昭和50年というのは社会情勢が経済成長期で、いっぱい建ったんだろうなというような思いがします。こうやってしてほしいなという要望があるんですが、質疑なので言いませんので、また待っております。  そんなところで、一つだけお聞かせください。羽田町の市営住宅について、現在の空き状況、空き室状況をお聞かせください。 59: 議長(竹石正徳)  都市整備部長。 60: 都市整備部長(中村博明)  渡邉議員の再質問に御答弁を申し上げます。  今回撤去をさせていただく2棟を除きますと、現在のところ、全ての住宅に対して居住してみえる方はおみえです。ただし、4戸あるうちの1戸だけに住んでみえるという住宅もかなりありますので、今後につきましては、別の市営住宅に住みかえていただけないかなどの意向確認を行った上で、全体的には2棟、3棟の空き部屋が生じた時点で次の解体撤去に予算の計上をさせていただきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。                   (17番議員挙手) 61: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 62: 17番(渡邉清司)  ありがとうございました。  次、款9.消防費、項1.消防費、目8.災害対策費中、地域防災組織育成助成事業費についてお尋ねをいたします。  今は、災害は忘れる前にやってきますと以前に言わせていただいたことがあったと思います。最近は、ゲリラ豪雨、台風の大型化、地震、火山噴火など多くの自然災害が発生をしており、被害も大型化しているのが現状でございます。今回の補正予算の中でも、宝くじ助成事業を活用いたしまして、大成地区に防災資機材を装備するとの御説明をいただきました。  そこでお伺いをいたします。防災資機材はどのようなものが装備をされるのでしょうか。今までのものと違うものなのか、それとも、数が少ないので補充の形をとっているのか、また、古くなって利用ができない状態の機材なので入れかえをするのか、それについては地域の方々や消防団の方々などの要望や提言があっての資機材なのか、お伺いをいたします。  二つ目でございます。これまで自然災害で悲惨な光景を我々は目にしてきました。残念無念であります。本市にも備えを十分にして、市民の安心・安全を確保するためにもと思っております。そこで、今までの災害を教訓とし、検証なども行ってきておられたと思いますが、その結果を踏まえての装備なのか、検証されてきたことをお聞きするとともに、資機材について、なぜそれにしたのかも御説明をいただきます。よろしくお願いいたします。 63: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  統括監。 64: 統括監(伊藤恒之)(登壇)  所管いたします事項のうち、(5)款9.消防費、項1.消防費、目8.災害対策費中、地域防災組織育成助成事業費200万円、1)防災資機材の装備内容について、2)今までの災害の検証結果を踏まえての資機材なのかについて御答弁申し上げます。  初めに、1)防災資機材の装備内容についてでございますが、この助成事業は、一般財団法人自治総合センターの宝くじの社会貢献広報事業のコミュニティ助成事業でございます。コミュニティー活動に必要な備品や集会施設の整備、また、安全な地域づくりなどに対して行っており、この助成事業を活用して防災資機材の整備に要する費用を助成するものでございます。本年度につきましては、自主防災組織の連合体である大成地区自治会連合会からの要望に基づきまして、昨年10月に申請を行いましたところ、本年4月3日に助成金の決定通知があり、交付するものでございます。市では防災備蓄倉庫に毛布、食料など、避難所生活を送る上で緊急性の高い物資を備蓄しております。本事業で整備する予定の資機材につきましては、既存の物資を御確認いただいた上で、大成地区自治会連合会様の御判断により、毛布、発電機やヘルメットなどを補充されております。また、発災時の情報伝達手段確保のために新たにデジタル簡易無線を整備されたりする予定であり、古くなった資機材の入れかえを行うものではございません。  次に、2)今までの災害の検証結果を踏まえての資機材なのかについてでございますが、地域コミュニティー事業の申請につきまして御相談をいただいた際には、過去に災害を経験した自治体の検証をもとに、御相談をいただいた自治会に必要と思われる資機材を御提案させていただいております。今回大成地区自治会連合会様が購入される資機材の中でも、デジタル簡易無線機につきましては、被災地が発災直後に電話などの通信手段が途絶えた事例もあり、災害時に避難所への誘導や避難所運営の情報収集、連絡調整などに有効活用ができるよう、また、発電機につきましては、避難所となる体育館などが非常に暗いという検証結果を踏まえた中で、灯光器の電源となるよう追加配備を行うものであります。  自主防災組織におきまして、資機材が充実することは地域の皆様の安全・安心につながるものと考えており、今後につきましても、コミュニティ助成事業の御利用の相談をいただいた場合には、丁寧な相談、情報提供に努めてまいります。そして、消防団、自治会の方に御理解いただきながら必要なものを組み入れてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (17番議員挙手) 65: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 66: 17番(渡邉清司)  統括監、ありがとうございました。  大成地区の自主防災組織からの要望があったとお聞きいたしました。本当に意識の高さに敬意を表するものでございます。  再質問を一つさせていただきたいと思います。  まず、毛布や発電機、ヘルメットなどの補充をするという御答弁もございましたが、今もそれらのものは備蓄をされているものと思っております。現時点でどれだけの数が準備されているのでしょうか。今回の補正で装備をする数を、各種別にお示しをいただけますか。 67: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  統括監。 68: 統括監(伊藤恒之)  再質問にお答えいたします。  現時点での備蓄数は、毛布50枚、発電機1台、ヘルメット50個であります。これにつきましては、大成地区自治会連合会様が不足しているという判断で補充するものであります。また、今回購入する装備品は、毛布220枚、ヘルメット23個、発電機2台、灯光器2機、デジタル簡易無線機10台、耐熱防災手袋23双、ワンタッチテント1張りを購入するものでありますので、よろしくお願いいたします。                   (17番議員挙手) 69: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 70: 17番(渡邉清司)  統括監、ありがとうございました。結構入るものなんですね。  じゃ、もう一つ再質問させてください。  電話が不通になった事例をお示しいただいて、デジタル簡易無線も装備をされるというような御答弁だったと思います。現在、公共施設や消防団、学校などにも配備をされておる、あれも無線機だと思いますが、同種類のものでしょうか。また、何台を装備されるおつもりなのか、お聞かせください。 71: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  統括監。 72: 統括監(伊藤恒之)  再質問にお答えいたします。  デジタル簡易無線機も新しく整備されるようですが、現在、公共施設や消防団、学校などに配備されておりますものとは種類は違うものであります。配備数につきましては10台でございます。よろしくお願いいたします。                   (17番議員挙手) 73: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 74: 17番(渡邉清司)  ありがとうございました。また違うものが配備されるんだということでございますが、その10台というようなことをお聞きしましたが、どなたに配備するのか、持っていただく御予定なのでしょうか。 75: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  統括監。 76: 統括監(伊藤恒之)
     再質問にお答えいたします。  自治会連合会の役員の皆様にお持ちいただく予定で、発災直後に電話などの通信手段が途絶えた際の避難所への誘導や避難所運営の連絡調整などに活用するためのものとお伺いしておりますので、よろしくお願いいたします。                   (17番議員挙手) 77: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 78: 17番(渡邉清司)  よくわかりました。  くどいようですが、もう一つ、無線についてお聞かせください。その無線機というのは誰でも使えるような簡易なものでしょうか。今お聞きすると、自治会の役員の方々がお持ちになるというのは、消防団と違って訓練をされていない方々だと思うんですね。だから、ちょっと厄介な無線機であれば使い勝手が悪いだろうという思いがしましたので、お聞かせください。  最後にしますが、その機械ですが、故障するという可能性もあるわけですね。その故障したときはどのような対応をしていくんだろうということもちょっと思いましたので、お聞かせください。 79: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  統括監。 80: 統括監(伊藤恒之)  再質問にお答えいたします。  無線機につきましては、一連の操作が必要ではありますけれども、1台に一つずつ説明書が添付されており、充電さえ完了すればすぐ使用できるものと思っております。  また、故障時の対応なんですけれども、これにつきましては連合自治会さんのほうで対応していただくことになると思いますので、よろしくお願いいたします。                   (17番議員挙手) 81: 議長(竹石正徳)  渡邉清司議員。 82: 17番(渡邉清司)  ありがとうございました。  私にいただいた時間は少し残りますが、これで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 83: 議長(竹石正徳)  ここで暫時休憩いたします。                                     午後0時01分 休憩                                     午後1時00分 再開 84: 議長(竹石正徳)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、通告により7番 畑 紀子議員。 85: 7番(畑 紀子)(登壇)  皆さん、こんにちは。公明党の畑 紀子でございます。  議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一問一答で議案質疑をさせていただきます。  昨日の大阪府北部を震源とする地震では4名の方がお亡くなりになりました。お亡くなりになりました方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、御冥福をお祈り申し上げます。また、けがをされた方、被災をされた方々にお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い回復と復興を心よりお祈り申し上げます。  それでは、質疑に入ります。  議案第69号 平成30年度桑名市一般会計補正予算(第1号)歳入、款14.国庫支出金、項2.国庫補助金、目4.社会資本整備総合国庫補助金、節1.社会資本整備総合国庫補助金、説明、社会資本整備総合交付金減について。  これは国庫補助金の国からの内示を受けて、桑名駅自由通路整備事業に係る財源更正を行うものと説明をいただきました。この財源更正に係る内訳の詳細な説明をお願いいたします。  1)財源更正に係る内訳について、よろしくお願いいたします。 86: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長。 87: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  畑議員の議案質疑に対しまして、私のほうから御答弁を申し上げます。  現在、桑名駅周辺におきまして、「地理的優位性を活かした元気なまち」の実現に向け、さまざまな取り組みを進めているところでございます。今後のリニア新幹線開業後には、東京─名古屋間で約40分ということもあり、本市から東京まで約1時間で行き来できるということを考えますと、県内においては他市町と比べますと地理的優位性は群を抜くものと考えております。こうした優位性を最大限発揮するため、本市の中心市街地の活性化、特に桑名駅周辺の整備が最重要課題の一つと捉えております。  そこで、本市の玄関口でもある桑名駅周辺については、都市基盤や交通結節点としての機能強化を進めるため、桑名駅自由通路、橋上駅舎化、及び桑名駅前広場周辺複合施設等整備、さらには桑名駅西土地区画整理事業を一体的に整備し、市内外から人が集まるにぎわいと活力ある拠点づくりを行うことが重要と考えております。そこで、まずは本市の玄関口としてふさわしい桑名駅になるよう、桑名駅自由通路整備事業を進めております。  なお、桑名駅自由通路整備事業につきましては、自由通路部分を街路事業、橋上駅舎化部分を都市・地域交通戦略推進事業にて事業を進めているところでございますが、このたび議案提出させていただきました財源更正につきましては、平成30年度の国の交付額を反映したものとなっております。その内訳といたしましては、平成30年度当初は事業費42億5,237万9,000円で、国庫補助金16億2,932万1,000円、地方債24億8,410万円、一般財源1億3,895万8,000円を予定しておりました。そして、国からの交付額を反映したところ、国庫補助金10億8,698万円で5億4,234万1,000円減となりましたことから、当初の事業費を確保するため、地方債が29億9,940万円で5億1,530万円増、一般財源が1億6,599万9,000円で2,704万1,000円増となり、財源更正をさせていただくこととなりました。  なお、本年度の国からの国庫補助金につきましては、私といたしましてはある程度満足のいく金額を交付していただいたと感じておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。                   (7番議員挙手) 88: 議長(竹石正徳)  畑 紀子議員。 89: 7番(畑 紀子)  市長、御答弁ありがとうございました。詳細についてはおおむね理解をいたしました。  今、自由通路は街路事業で、橋上駅舎については都市・地域交通戦略推進事業で、それぞれ国費をいただいたとの御答弁だったんですけれども、それぞれの事業についての申請額と内示の額、申請額に対する内示の率を教えていただけますでしょうか。 90: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長。 91: 市長(伊藤徳宇)  畑議員の再質問に御答弁を申し上げます。  自由通路部分の街路事業については、要望額5億8,135万円に対し交付額2億2,264万円ということで、交付率は38.3%であります。また、橋上駅舎化分の都市・地域交通戦略推進事業につきましては、要望額10億8,466万3,000円に対し交付額8億6,434万円、こちらは交付率79.7%と大変高い内示率であったわけであります。  したがいまして、一般論ではありますけれども、仮に自由通路と橋上駅舎化部分全部を従来の街路事業という形で進めていた場合、制度上の補助率は50%でありますけれども、今回交付率が38.3%と低かったために、その場合、交付された国費は8億4,000万円ぐらいだったということが推定されるわけであります。一方、今回、この橋上駅舎化部分につきましては、都市・地域交通戦略推進事業という事業に変更したことによりまして、制度上の補助率は3分の1ということで低くはなったわけでありますが、交付率が79.7%と高くなりまして、実際に交付された国費は約10億8,000万円となったということであります。そういうわけで、一般論でありますけれども、仮の話でありますけれども、この街路事業のみの場合と比べますと約2億4,000万円多く国費を確保できたというふうに考えております。  このようなことから、先ほど御答弁申し上げましたとおり、国からの国庫補助金につきましては、ある程度満足のいく金額であったと私どもは考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。                   (7番議員挙手) 92: 議長(竹石正徳)  再質問はありますか。  畑 紀子議員。 93: 7番(畑 紀子)  御答弁ありがとうございました。  都市・地域交通戦略推進事業では国から桑名市に対して79%という多くの配分をいただいたということを今お聞きしたんですけれども、こうした国の配分をいただくに当たって、市としてはどのような努力というか、対応をされたのかなと思うんですね。また、今後の事業の見通しについてお願いいたします。 94: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長。 95: 市長(伊藤徳宇)  畑議員の再質問に御答弁を申し上げます。  本年度の都市・地域交通戦略推進事業の交付額につきましては、先ほど申し上げましたとおり、市といたしましてもある程度満足のいく配分であったと考えております。これにつきましては、国土交通省及び三重県との幾度となる協議を重ねた結果でありますとか、また、各級議員の方々の御尽力によりまして、直接石井国土交通大臣との面談要望が実現したところによるところが大きいと考えております。しかしながら、それでも要望額には届いておらず、地方債並びに一般財源がふえることにつきましては、市といたしましても非常に厳しいものと感じております。  今後は、今まで以上に国、県との関係を密にしながら国に対する要望活動を続け、将来の桑名市を左右する一大事業であることを御理解いただいて、国費の配分を上げていただけるようたゆまぬ努力をしてまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願いを申し上げます。                   (7番議員挙手) 96: 議長(竹石正徳)  畑 紀子議員。 97: 7番(畑 紀子)  ありがとうございました。  補助を受けて行われる大きな事業の多くは、全国から要望がたくさん来る事業の中から、国の限られたそういう枠が、事業額があると思うんですね。その枠を、言い方はちょっと悪いんですけれども、取り合いというか、やりながら補助金を獲得しているのかなというのがわかりました。予算上は市の負担がふえたように思いますけれども、多くの方々の努力というか、対応でこうやって今回の内示の額につながったのではないかなということを私も感じております。今後とも国や県と連携を密にして、市の負担が少しでも少なくなるような、そういう対応をどうぞよろしくお願いいたします。  以上で終わります。ありがとうございました。 98: 議長(竹石正徳)  以上をもって議案質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第65号ないし議案第77号の13議案につきましては、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。    ───────────────────────────────────────  ○一般質問 99: 議長(竹石正徳)  次に、日程第3、これより市政に対する一般質問を行います。  それでは、通告がありますので、発言を許します。  11番 飯田尚人議員。 100: 11番(飯田尚人)(登壇)  皆さん、こんにちは。新志会の飯田尚人でございます。  今回の一般質問は3月定例会の質問からの継続となる質問が多くありますので、市政としての決断をしていただき御答弁いただければ、この質問も今回で終結できる質問ですので、よろしくお願いいたします。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、一問一答方式にて一般質問をいたしますが、前回に引き続き、当局の皆さんにはいかなる場面にて答弁をいただくことになるかわかりませんので、そのときは縦割りではなく、大局的に捉えていただきまして御答弁いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、大項目1、教育委員会制度についての中項目1、教育大綱について。  この教育大綱については、教育委員会改革のために、平成27年4月1日に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正が施行されました。その改革は大きく五つのポイントがあると言われ、1、新教育長の設置、2、教育委員会の組織改革、3、総合教育会議の設置、4、教育に関する大綱を首長が策定する、5、重大案件に対する国の関与であります。そのうちの4番目の教育に関する大綱を首長が策定するという部分について、この大綱の策定は、総合教育会議において首長と教育委員会が協議や調整を尽くし、首長が大綱を策定するとされています。この教育大綱は地方自治体の教育政策の指針となる重要なもので、市民の皆様にも御理解いただき、胸を張って桑名市の教育が語れるものであるべきなのです。  そこで、少し調べてみましたところ、例えば名古屋市では「ナゴヤ子ども応援大綱 日本で1番子どもを応援するマチ ナゴヤ」であったり、埼玉県志木市では「志木っ子教育大綱 笑顔あふれる元気でたくましい志木っ子をめざして!」であったり、変わったところでは、佐賀県武雄市の教育大綱が「組む」の一言で、その横に「未来を担うすべてのこどもを主人公に」など、それぞれがわかりやすく魅力的な大綱を策定しています。  そこで、我が桑名市の教育大綱について、どれほどの時間をかけ協議、調整され、どのような基本理念と内容で策定され、どのように市民の皆様に周知されたのかをお伺いいたします。 101: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。
     市長。 102: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  私からは、飯田議員の一般質問の大項目の1、教育委員会制度について、(1)の教育大綱について御答弁を申し上げます。  議員御案内のとおり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正が平成27年4月に施行され、教育委員会制度が大きく変わりました。その主な改正点の一つに、教育に関する大綱を首長が策定することが示されました。そこで、平成27年度に、私といたしまして総合教育会議を招集し、教育長、教育委員の皆様とともに3回にわたり大綱の策定について議論を重ねました。  1回目では、他団体の事例なども参考に、大綱をどのような形式にするのかを話し合いました。そして、主には本市の総合計画、また国の第2期教育振興基本計画、及び三重県教育委員会の三重県教育ビジョンをしんしゃくしたところでございます。また、大綱は本市の教育が目指す基本的な方向性を示した計画であるとともに、次代を担うくわなっ子を育むための家庭、学校、地域の全ての大人へのメッセージであるということも確認をしたところでございます。  2回目の総合教育会議では、現在の社会情勢、桑名の子供たちの様子や、本市教育の現状と課題などを踏まえ意見を出し合い、「“夢を持ち その夢に向かって努力する子を育てます”」ということを基本理念といたしました。これは私が市長就任時から申し上げてきたことでもありますが、子供たち自身が大きな夢を持つとともに、身近なところに目標を掲げて仲間とともにチャレンジし、なし遂げる体験を重ねることが大切であると考えたからであります。そうすることで自尊感情が高まり、生きる力が育まれ、未来を切り開く力や豊かな社会を築く力につながり、子供たちの可能性をますます広げていくことになると期待をしたところであります。あわせて基本理念の実現に向けた基本的な取り組み姿勢として三つの視点に立ち、七つの基本方針を示して大綱の案を作成いたしました。この後、平成28年1月15日から2月15日までの1カ月間、大綱案に対するパブリックコメントを行い、広く市民の方々のお声をお聞きしたところであります。  そして、3回目の総合教育会議ではパブリックコメントを踏まえた修正案について議論をし、平成28年2月に桑名市教育大綱を策定いたしました。この大綱につきましては各学校に周知するとともに、市のホームページにおいても公開をしておりまして、市民の方からお問い合わせがあった場合には、このホームページを御案内させていただいておるところであります。  私の考える七つのビジョンの一つでもあります「こどもを3人育てられるまち」を実現するためにも、この大綱をもとに教育委員会との一層の連携強化を図り、本市の教育行政をしっかりと進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 103: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 104: 11番(飯田尚人)  市長、御答弁ありがとうございます。  しっかりと内容を検討されたということですけれども、1点お伺いしたいんですけれども、これ、策定されまして約2年半ぐらいになるんですけれども、今後、策定の検証とか評価などを、内容についてですけれども、行われる意思がございますかどうか、ちょっとお答えください。 105: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  総務部長。 106: 総務部長(平野勝弘)  飯田議員の再質問にお答えをいたします。  この大綱につきましては、これまでも学校に周知をさせていただいておりますし、市のホームページにおいても公開をさせていただいておるというところでございます。そうしたことから、市民の方からは、お問い合わせがあった場合には、それに対してもまたホームページで御案内をさせていただいておるというところで、そういったところから、市民の方の御意見等、反映をさせていただいておるというところでございますので、よろしくお願いいたします。                   (11番議員挙手) 107: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 108: 11番(飯田尚人)  私が今お伺いしましたのは、今後、内容を検討、検証、評価をしまして、変えられることもあるのかということをお伺いしたんですけれども。 109: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  総務部長。 110: 総務部長(平野勝弘)  飯田議員の再質問にお答えいたします。  ですので、そういったホームページで今公開させていただいている中で、いろいろな御意見がありましたら、その上で協議を行っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (11番議員挙手) 111: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 112: 11番(飯田尚人)  ありがとうございます。  一度で決めて、なかなかいいものにたどり着くとは限りませんので、再三再度検討していただいて、検証していただいて、いいものにしていただきたいと思います。  次に参ります。(2)教育委員について。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第4条第5項に、委員の任命に当たってはその年齢、性別、職業など、著しい偏りが生じないように配慮するとともに、委員のうちに保護者──つまりこれは義務教育を受けている子供の親御さんという意味だと私は理解しておりますけれども──である者が含まれるようにしなければならないとあります。  そこで、桑名市の教育委員の現状についてお伺いいたします。 113: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育長。 114: 教育長(近藤久郎)(登壇)  皆さん、こんにちは。私からは、一般質問の1、教育委員会制度について、(2)の教育委員について御答弁をさせていただきます。  教育委員の任命等につきましては、議員も御案内のとおりでございますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第4条第2項に基づきまして、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し見識を有する者のうちから、市長が議会の御同意を得まして任命をさせていただいているところでございます。その任命に当たっては、さきの法律第4条第5項により、委員の年齢、性別、職業等に著しい偏りが生じないように配慮するとともに、委員のうちに保護者が含まれるようにしなければならないとなっております。  飯田議員からは、保護者が教育委員の中に含まれていなければならないとのことだが、桑名市教育委員会の教育委員はどうなっているのかという御質問であったと思います。さきの法律に基づきまして、現在、保護者である方に複数名、教育委員をお願いしているところでございます。そして、教育委員の年齢につきましては、70代が1名、60代が2名、40代が2名となっております。また、教育委員の男女別につきましては、男性2名、女性3名となっております。次に、職業等につきましては、会社経営者が2名、大学教授が1名、英語教育の専門家が1名、校長経験者が1名となっております。  以上でございますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 115: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 116: 11番(飯田尚人)  御答弁ありがとうございます。あくまで法律にのっとった配置をしていただいているということで、ありがとうございます。  次に参ります。教育委員の役割についてお伺いいたします。  教育委員の活動については、各種の会議へ出席するだけではなく、いろいろなものがあると存じます。その中でも、市民ニーズの聞き取りや意見交換、教育政策の提案、また、教育現場への視察等による現状把握などは重要な職務であると考えます。  そこで、現在の教育委員の役割における実施例などについてお伺いいたします。 117: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育長。 118: 教育長(近藤久郎)(登壇)  一般質問の1、教育委員会制度について、(3)教育委員の役割について御答弁を申し上げます。  議員御質問の教育委員の役割についてでございますが、先ほど(2)の教育委員についてで答弁させていただきましたとおり、市民の方の御意見をより多く反映するために、幅広い観点から教育委員をお願いし御活動をいただいておるところでございます。  教育委員には、まずは市内の各学校の視察、そして教育研究発表会等、そして、卒業式への参加等をいただいております。そのほか具体的な活動の事例といたしましては、出前授業という言い方をしておるんですけれども、出前授業として行っております保護者向けの講演会の講師を務めていただいたり、自治会、社会福祉協議会、子どもの読書活動推進協議会といった各種会合に積極的に参加いただいておるところでございます。こうした場において、市民の方々からの御意見、御要望などを聞いていただいたり、意見交換をしていただいたりしております。そして、それらをもとに教育委員会の場で発言をしていただき、市民のお声を反映していただいているところでもございます。  今後につきましても、教育委員には精力的に市民の方々にかかわっていただくとともに、教育に対する深い関心や熱意を持って職務に当たっていただき、よりよい教育行政を行うために、また御意見等を頂戴してこれからも取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 119: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 120: 11番(飯田尚人)  御答弁ありがとうございます。  1点お伺いですけれども、その教育委員さんはどなたかということは、市民の方というのはどれぐらい周知されているか御存じですか。要するに、話をしたくても、どなたに話をしていいのかわからないという点で、やはりそのパイプとなるのは教育委員さんでありますので、その方々が、例えば学校の保護者の方とか、市民の方の中でどれぐらい認知されておるかというのをちょっとお伺いしたいと思います。 121: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育長。 122: 教育長(近藤久郎)  飯田尚人議員の再質問にお答えいたします。  私もしっかりとはかったわけでないので、少し自分の思いで申し上げることになるかと思いますけれども、今お話しさせていただいたように保護者としてみえる方もみえますので、当然学校のPTAの活動等では活躍いただいておりますし、中には自治会長をやっていただいている方もみえますので、その方については教育委員をやっていただいておることはよく知っていただいておると思います。それから、ホームページ等では掲載をしておりますが、さらにいろんな、私、先ほどの答弁で申し上げましたけれども、これからもさらに市民の方々とかかわっていただいて、その中でやはり教育委員としての役割を果たしていただくように、またこれからも努めていただけると、そんなような期待とともに信頼も置いておるところでございますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。                   (11番議員挙手) 123: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 124: 11番(飯田尚人)  ありがとうございます。  例えば先ほど言われた、いろんな講演会とかそういうのに行かれるときも、例えば教育委員誰々という名札があればつけていただければ、ほかの方はよく、意外と、あ、あの人なんだというふうに認識されると思いますので、そういう形でもよろしくお願いします。  次に参ります。  次に大項目2、教育環境整備について、中項目1、給食への異物混入についてですが、この件については今までにも何度となく問題となり、その都度問題解決の対策をお伺いいたしましたが、その対策の甲斐もなく、ことしに入ってからも数件の異物混入の発生が報告されました。大量の給食を一度につくる場合には避けられないリスクなのかもしれません。しかし、給食は当然子供の口に直接入るものであり、子供たちの健康を害する直接の原因になり得るものです。  そこで、今までにどのような対応、指導をされたのか、また、今後のリスクヘッジのためには一歩も二歩も先を考えたチェック体制が必要です。そこで、現在の再発防止策にとどまらない、なお一層の政策についてお伺いいたします。 125: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育部長。 126: 教育部長(南川恒司)(登壇)  所管いたします事項2、教育環境整備について、(1)給食への異物混入について御答弁申し上げます。  初めに、新聞等の報道にもありましたとおり、ことしに入り、学校給食において3件の異物混入という事態が起こりました。幸い児童に健康被害はありませんでしたが、児童、保護者を初め、市民の皆様に大変な御心配をおかけいたしましたことをおわび申し上げます。  異物混入事例発生後の対応といたしましては、事故内容、該当児童のけがの有無、他の児童の給食に異物が混入していないか確認したことなどを各学校関係者へ周知し、緊急で各調理室の機器点検を行い、修繕及び買いかえを行ったところでございます。3件のうち、一例を挙げさせていただきますと、給食のミートソースペンネ、ペンネはマカロニの一種でございますが、このミートソースペンネに長さ2センチの針金が混入した事例では、金ざるの一部であると判明したため、その後、市内全校の調理室のざるの点検を行い、傷みの激しいものについては買いかえをいたしました。  また、調理員には、特に次の4点について指導いたしました。1点目といたしましては、調理機器、器具の劣化したものは使用しないこと。2点目といたしましては、調理器具の使用前後の点検をすること。3点目は、調理器具を正しく使用すること。4点目は、調理の過程上において、給食に異物混入がないか、調理器具に破損はないかなど、複数人による目視確認を徹底することを再度指導いたしました。  さらに、調理室の衛生点検、指導を行っている栄養教諭、栄養職員等を対象に、再発防止に向けた研修会を開催しました。研修の成果をもとに、各学校の巡回指導において調理室の確認を行いました。  今後も、安全・安心なおいしい給食の提供を行うために、調理環境の整備及び適切な調理業務の推進に一層努めてまいります。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 127: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 128: 11番(飯田尚人)  御答弁ありがとうございます。
     先ほどの御答弁の中で、調理器具の使用前後の点検をするとか、複数人による目視確認を徹底することを再度指導いたしますと御答弁いただきました。これ、しっかり点検されていれば、特に使用の前後なんかは比較がすぐわかると思いますので、異物混入をした場合、例えば部分が欠けてしまっているという、そういうのをしっかり見ていただければこういうことはなくなることであると思いますので、よろしく御指導いただきますようお願いいたします。  次に参ります。  (2)エアコンの設置について、1)文科省の室温基準の変更について。  6月12日の中日新聞に、文科省が4月に学校環境衛生基準の一部改正に伴い、昭和39年にできた室温基準を約半世紀ぶりに10度から30度を17度から28度に見直し、全国へ通知したとの記事がありました。また、この記事の中に、文科省の担当者は、昔は暑さにさらされるのが当たり前だったが、子供たちを取り巻く温度環境は変わったと判断するとありました。また、資料として、公立小・中学校の普通教室のエアコン設置率としまして、全国49.6%、福井県86.5%、滋賀県82.8%、岐阜県55.2%、愛知県35.7%、三重県32.8%、長野県3.7%の数値が示されておりました。ただ、これは、長野県に関しましては多分高地とかいろいろな関係がありますので、平均気温の問題でこういうふうになっているのではないかと思います。当然、当市にもこの文科省からの通知は届いていると思います。  そこで、この数値と文科省からの通知に関する当局の見解と、それに対する今後の政策についてお伺いいたします。  2)教育委員会会議での小学校・中学校へのエアコン設置についての議論について。  この件については、今までに私を含めた多くの議員の皆さんがこの議場で質問し、議論を重ね、問題提言してこられましたので、教育委員の方々も当然御存じのことと思います。しかし、今まで教育委員の方々のこの問題に対する考え、議論の内容や提言等を聞いた記憶がございません。  そこで、教育委員会会議でのエアコンの設置についての議論は行われているのか、また、その内容についてお伺いいたします。  3)総合教育会議での小学校・中学校へのエアコン設置についての議論についてですが、総合教育会議は予算権を持つ市長が主宰することにより、教育政策により直結している会議でありますので、この会議においてもエアコン設置についての議論は行われているのか、また、その内容についてお伺いいたします。 129: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育部長。 130: 教育部長(南川恒司)(登壇)  一般質問2、教育環境整備について、(2)エアコンの設置についてのうち、所管いたします事項1)文科省の室温基準の変更について、2)教育委員会会議での小学校・中学校へのエアコン設置についての議論についての2点について、順次御答弁申し上げます。  まず、1)文科省の室温基準の変更についてでございます。  文部科学省室温基準の変更につきましては、ことしの2月に公表され4月からの施行となりましたが、本市におきましても、新基準に基づいて適切な学校環境衛生活動を行うよう、幼稚園及び小・中学校に通知をしたところでございます。また、基準温度の上限が30度から28度に変わったことを受けまして、現在市立の全幼稚園及び小・中学校において6月から室温調査を行い、学校現場の状況把握に努めているところでございます。  続きまして、2)教育委員会会議での小学校・中学校へのエアコン設置についての議論についてでございます。  教育委員会定例会で小学校及び幼稚園の普通教室、保育室等のエアコン設置についてを協議しており、その中で教育委員の方々から、設置に係る費用や補助金がどれくらいになるのかといった質問や導入に係る手法についてさまざまな御意見をいただきました。これらの協議や現在実施中の室温調査の結果を踏まえまして、設置の検討を進めていきたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 131: 議長(竹石正徳)  総務部長。 132: 総務部長(平野勝弘)(登壇)  所管いたします事項2、教育環境整備について、(2)エアコンの設置について、3)総合教育会議での小学校・中学校へのエアコン設置についての議論について、御答弁を申し上げます。  平成27年4月に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正が施行され、全ての地方公共団体に首長が招集し主宰する総合教育会議を設置することとなりました。これは首長が教育行政に果たす責任や役割が明確になるとともに、首長が公の場で教育政策について議論することが可能になったものであります。  この総合教育会議では、大綱の策定、教育条件の整備等、重点的に講ずべき施策や緊急の場合に講ずべき措置について協議、調整を行うこととされております。教育大綱策定後の平成28年度以降は5回の会議を開催し、本市の子供たちの現状の把握とこれからの時代を担う子供たちに求められる学力について、2020年度の次期学習指導要領の実施に向けた英語教育、道徳教育やICTプログラミング教育について議論したところでございます。そのほかにも、本市が目指す小・中一貫教育や学校運営協議会、特別支援教育や外国人児童・生徒教育などについても議論を重ねてきたところでございます。  エアコンの設置に関する議論はいたしておりませんが、今後も子供たち一人一人の学びと健全な育ちが豊かなまちづくりにつながるよう、教育委員会とも十分連携を図って進めていきたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 133: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 134: 11番(飯田尚人)  御答弁ありがとうございます。  ちょっとお伺いしたいんですけれども、室温の調査を6月から始めたというふうにたしかおっしゃいましたけれども、それまではやっていないんですか、これ。例えば、去年とかおととしもすごい猛暑だったんですけれども、それを考えれば、子供たちの体調という面で、当然室温の調査なんかはされているものだと思っておりましたけれども、ことしの6月から始められたということだったんでしょうか。先ほど、5月の定例会でとおっしゃいましたけれども、私、前回質問をさせていただいたのは3月で、4月というのもあったと思うんですけれども、そこら辺は、4月にはこういう話もされていなかったということでしょうか、お伺いします。 135: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育部長。 136: 教育部長(南川恒司)  飯田議員の再質問に御答弁申し上げます。  まず、室温調査の件なんですけれども、平成25年、5年前に一度室温調査をいたしました。それについては期間が短いこともありました。また今回、この5年たった現在、どれぐらい変わってきたかというか、そのあたりも調査する必要もありましたし、幼稚園、それと、あと1階、2階、3階、全ての教室の部分でどれだけの室温があるかというところを調査するために、今回6月から始めたという形になります。  それと、教育委員会の定例会、4月にはエアコンの協議はされなかったということなんですけれども、それにつきましては5月に入ってから十分協議をしたということでございます。よろしくお願いいたします。                   (11番議員挙手) 137: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 138: 11番(飯田尚人)  5月に入ってから協議されたと。もっと早く協議に立ち入っていただきたいと思うんですけれども。  もう一つ、総合教育会議のほうでエアコンに関する議論はいたしていませんというお話が出ましたけれども、総合教育会議での議案や検討内容の提出は主宰する首長であったはずですけれども、お伺いいたしますけれども、なぜ総合教育会議でエアコンの設置の話をされていないのでしょうか。お伺いいたします。 139: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長。 140: 市長(伊藤徳宇)  飯田議員の再質問に御答弁を申し上げます。  総合教育会議、私が主宰していますので私がお答えいたしますけれども、まず、大きなところから順番に議論をさせていただいております。あと、大綱を策定させていただいておりますし、また、この2020年の学習指導要領の変更というのが最も大きな教育のテーマだと考えておりますので、ここにまず大変時間を割かせていただいたというところであります。そして、もう一つ大きなテーマであるのが、桑名市としてもこれから進むべきの小・中一貫教育についての議論、ここも非常に時間を割かせていただいておりますので、重要な部分から議論をさせていただいているということをお答えさせていただこうと思います。以上でございます。                   (11番議員挙手) 141: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 142: 11番(飯田尚人)  市長、お答えいただいてありがとうございます。  ただ、1点お伺いしたいんですけれども、そうしますと、教育環境の整備、エアコンの設置というのは優先順位が低いということで理解させていただいてよろしいんでしょうか。 143: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長。 144: 市長(伊藤徳宇)  重要な部分から議論をさせていただいております。                   (11番議員挙手) 145: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 146: 11番(飯田尚人)  確かに言われるとおり重要な部分、教育面でも重要だと思いますけれども、このエアコンの設置についても、子供たちの体調の面とか学習効率の面から考えますと十分重要だと思いますけれども、それでもそれは重要度下位という形でおっしゃるんでしょうか。お伺いします。 147: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長。 148: 市長(伊藤徳宇)  重要な部分から議論をさせていただいております。                   (11番議員挙手) 149: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 150: 11番(飯田尚人)  重要な部分から協議、よろしくお願いいたします。  次に参ります。  (3)エアコン設置にかかる3月議会での教育部長の答弁より、1)現状把握について。  さきの3月定例会での私の質問に対して、近年は異常気象や地球温暖化により夏は猛暑が続き、学業にも少なからず影響を及ぼしている現状でございますと教育部長は答弁されました。この答弁の中で問題なのは、学業に少なからず影響を及ぼしているということを教育部長が認識されているという事実です。つまり、桑名市の子供たちの健全であるはずの学業を受ける権利が阻害されているということになります。  そこで、このことについて、どのような事実関係、根拠、現状把握をされたのかお伺いいたします。  2)子どもたちの体調変化への対応について。  この質問も前と同じく、3月定例会の私の質問に対して、気分の悪くなった子供はエアコンのきいている保健室で休ませるなどして対応しておりと答弁をされました。つまり、教室にエアコンがきいていれば、子供たちは体調を崩さなくて済むということではないでしょうか。裏を返せば、エアコンが設置されていない現状では、まだまだ体調を崩す子供が出てくるということです。  そこで、今後、複数の子供たちが体調を悪くした場合の対応についてお伺いいたします。  3番目、お金のかからない教育環境の整備について。この件につきましては、聞き取りの段階で理解いたしましたので、割愛させていただきます。  4)教育環境の平等性について。  これも同じく3月定例会の私の質問に対して、小・中一貫の場合、これは多分多度のことですが、中学校だけエアコンが入るということはなかなか考えにくいと思いますが、最新の設備で子供たちが教育を受けられるような環境にした学校をつくりたいと思っておりますと答弁されました。しかし、桑名市の小学校、さらにはことし完成した大山田東小学校の最新の新校舎に、エアコンのための配管すら入っていないのです。  そこで、このような現状で教育環境の平等性は保たれるのかお伺いいたします。 151: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育部長。 152: 教育部長(南川恒司)(登壇)  所管いたします事項2、教育環境整備について、(3)エアコン設置にかかる3月議会での教育部長の答弁よりについて、3点御質問をいただいておりますので順次御答弁申し上げます。  まず、1)現状把握についてでございます。子供たちの体調につきましては、校長会議や職員団体からの意見や要望として聞いております。年齢の低い子は体温調節をうまくできず体調を崩す子がふえているといったことや、近年の夏季の異常な高温で、学習に集中しづらい環境になっているといった話を伺っております。  続きまして、2)子どもたちの体調変化への対応についてでございますが、体調不良になった子供につきましては、エアコンがある部屋で休ませるなど、現状でできる限りの対応に努めております。こうしたことを初め、ふだんから子供たちの様子を注視し、体調管理のための指導を行っているところでございます。  続きまして、4)教育環境の平等性についてでございます。小・中一貫校の建設に伴い、多度の小学校が先にエアコンの整備がされるのではないかとの御質問でしたが、小・中一貫の学校再編の計画にエアコンの設置計画も大きくかかわっておりますので、不公平なくエアコンの設置がなされていくよう桑名市全体で検討していくところでございます。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 153: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 154: 11番(飯田尚人)  御答弁ありがとうございます。
     1点、2点お伺いしたいんですけれども、先ほどの御答弁の中で、体調を崩す子供がふえつつあるという御答弁をいただきました。ただ、保健室は多分エアコンが入っていると思うんですけれども、保健室には多分子供が休むベッドというのは2台ぐらいしかないはずなんですけれども、例えば、これ、3人、4人と、学校の生徒の規模にもよりますけれども、例えば一番大きな大山田東小学校ですと800人を超えております。大山田北小学校でも500人を超えた生徒がいると思いますけれども、例えばその中で、3人、4人と複数人以上出てきた場合、ベッドでも横になれないということになりますけれども、この場合どのような対応をされる御予定なのかお伺いします。 155: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育部長。 156: 教育部長(南川恒司)  飯田議員の再質問に御答弁申し上げます。  現在、複数名の児童がぐあいが悪くなった場合の対応についてでございますが、まず保健室に入っていただきまして、それで入り切れない場合の子供が体調を悪くした場合は、ほかのエアコンのきいている部屋、例えば職員室とかそういうところで、できる限りの対応をしていこうと考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (11番議員挙手) 157: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 158: 11番(飯田尚人)  体調が悪くなって気分が悪くなった生徒、やっぱり横にしてあげるほうがいいと思うんですけれども、職員室では多分横になりづらいと思うんですけれども、そういうことも考えますと、やはりエアコンがつくのが一番いいのではないかと思います。  もう1点、お伺いなんですけれども、小・中一貫に伴い、多度についたらそのほかの学校もついていくのではないかというふうな形で今答弁いただきましたけれども、これ、話の聞き方によっては、小・中一貫が実現すれば当然のごとくエアコンを入れる、そうすればほかの公立の小学校にも、そのときにはもうエアコンは入れるんだよという覚悟があるということでしょうか。お伺いします。 159: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育部長。 160: 教育部長(南川恒司)  再質問に御答弁申し上げます。  小・中一貫校の建設、あるいはエアコンの全校への設置に関しましても、それぞれが大きな財政負担を市にかける状況にはなると思います。そういう中で、どちらが先かということではなくて、順次、やはり子供たちの教育環境をよくしていくように、長期的な財政状況を推計しながら、計画を考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (11番議員挙手) 161: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 162: 11番(飯田尚人)  小・中一貫もエアコン設置も、子供たちのためには桑名市の重要な課題と私は思っておりますので、鋭意努力していただきまして進めていただきたいと思います。  次に参ります。(4)エアコン設置にかかる3月議会での総務部長の答弁より。  これと同じく、3月定例会の私の質問に対して、総務部長が、教育環境について補助メニューもいろいろ出ているというようなお話もございました。そういった部分の聞き取りもさせていただいて、事業の優先順位、または事業の推進について、財政当局も一緒に検討してまいりたいと思っておりますと答弁をいただきました。  そこで、1)の関係所管からの聞き取りについては、これも、あの、聞き取りで理解いたしましたので、これは割愛させていただきます。  2)財政上の検討とその進捗についてをお伺いいたします。 163: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  総務部長。 164: 総務部長(平野勝弘)(登壇)  所管いたします事項2、教育環境整備について、(4)エアコン設置にかかる3月議会での総務部長の答弁よりについて御答弁を申し上げます。  1番の部分については割愛ということでございますので、2番の財政上の検討と進捗について御答弁を申し上げます。  財政上の検討と進捗についてでございますが、教育環境の整備に当たりましては、教育環境を取り巻く動向を踏まえ、さまざまな課題に対応していく必要がございます。その中で優先順位をつけて取り組んでいるところでございます。現状といたしましては、教育施設における環境衛生面の観点から、和式トイレを洋式化への改修する工事や、防災の観点から地震災害時の被災軽減を目的としたガラス飛散防止フィルムを設置する工事に対し予算を確保しており、教育環境の向上に向けて事業を推進しているところでございます。このほか、継続的な教育施設の維持管理や施設の老朽化に対応する施設維持補修費に対する予算も確保し、教育環境整備を推進しております。また今後は、次期学習指導要領によりICT教育のための環境整備が急務であるということから、その財源確保も進めていく必要がございます。  教育環境整備におけるエアコン設置につきましては、導入方法にもよりますが、他市の先行事例も参考にいたしますと、導入に係る初期費用が非常に高額に上ることが見込まれます。こうしたことから、特に財政当局といたしましては、財源を中心に関係所管との協議を引き続き行い、事業の優先順位を見きわめながら今後も教育環境の向上を検討してまいりますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 165: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 166: 11番(飯田尚人)  御答弁いただきましたけれども、1点お伺いします。  先ほど御答弁の中で、事業の優先順位を見きわめながらというふうに答弁をいただきましたけれども、ここで1点どうしてもお伺いしたいんですけれども、そうしますと、エアコン設置の優先順位というか、それは今どのあたりなのでしょうか。レベル的にいいますと、例えばICTの優先順位が1番でついているとすると、今エアコンの設置の優先順位はどのあたりなのかお教えください。 167: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  総務部長。 168: 総務部長(平野勝弘)  飯田議員の再質問にお答えをいたします。  予算につきましては、基本的には財政当局といたしましては所管課から要求を聞きということになりますけれども、事業の重要度、緊急度については一緒に課題認識をしながらというところになります。そういった部分では、先ほど教育委員会のほうから答弁がありましたが、今回、現状調査、また手法の導入といった部分での検討もするということでございますので、その辺を踏まえて検討をしていくことになるかと思います。以上でございます。                   (11番議員挙手) 169: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 170: 11番(飯田尚人)  ありがとうございます。何か今聞いていますと、教育のほうへ、ちゃんとしてこいよと押しつけられているように聞こえたのは私だけでしょうか。  ここで、本来ですと教育部長と、教育長でも結構ですし、総務部長に、このエアコンの設置はいつできるんですかとお伺いするのが一番解決が早いんだろうと思いますので、どちらでも結構ですけれども、予算等を勘案していただいて、いつごろから計画が始まっていつごろ完成するのか、わかれば教えてください。よろしくお願いします。 171: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育部長。 172: 教育部長(南川恒司)  飯田議員の再質問に御答弁申し上げます。  いつからできるのかということなんですけれども、やはり市全体のさまざまな事業があって、また、教育の中にもいろいろお金がかかる事業が多くあります。そういう中で、やはり何が一番優先順位かというわけではないんですが、それぞれが非常に喫緊の課題でもあるものが多く、そういう中でやはり順序をどうしていくかということを、いろんな導入方法、あるいは費用をどのようにかけていくのか、それとまた、ランニングコストなんかもずっと将来的にかけながら計画を立てる必要がございます。そういうことを十分検討いたしまして答えを出したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (11番議員挙手) 173: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 174: 11番(飯田尚人)  おっしゃることはよくわかりました。ありがとうございます。  ただ、今、桑名市PTA連合会なんかがたしか署名活動をしております。私の自宅にもその署名の用紙が回ってまいりました。それが多分6月末ぐらいで集計されて、7月の頭ぐらいには市に提出されるのではないかというお話を伺っております。そうしますと、どれぐらいの数があるかはわかりませんけれども、これは紛れもない民意になります。ですので、それをお受け取りになられた後、十分お考えいただきたいと思います。行政というのは市民皆さんのお一人お一人の税金から成り立っておりますので、民意は酌んでいただきたいと思います。  次に参ります。  大項目3、避難所について。中項目1、学校の指定避難所について。  災害対策基本法の第5節、被災者の保護、第1款、生活環境の整備、第86条の6に「災害応急対策責任者は、災害が発生したときは、法令又は防災計画の定めるところにより、遅滞なく、避難所を供与するとともに、当該避難所に係る必要な安全性及び良好な居住性の確保、当該避難所における食糧、衣料、医薬品その他の生活関連物資の配布及び保健医療サービスの提供その他避難所に滞在する被災者の生活環境の整備に必要な措置を講ずるよう努めなければならない」とあります。  そこで、1)、当市の災害応急対策責任者の位置づけについてお伺いいたします。  また、さきの条文にある「良好な居住性の確保、避難所に滞在する被災者の生活環境の整備」という文章から導き出される、2)避難所における居住性についてお伺いいたします。また、平成32年まで継続が再延長されました緊急防災・減災事業債について、平成28年8月2日の閣議決定で、未来への投資を実現する経済対策等を踏まえ、1、防災情報システムの整備、2、災害オペレーションシステムの整備、3、指定避難所における空調設備の整備の3事業を対象拡大事業とされております。  そこで、3)、緊急防災・減災事業債の対象拡大された事業、とりわけ指定避難所における空調設備の整備についての当局のお考えをお伺いいたします。 175: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  統括監。 176: 統括監(伊藤恒之)(登壇)  所管いたします事項3、避難所について、(1)学校の指定避難所について、1)災害応急対策責任者の位置づけについて、2)避難所における居住性について、3)緊急防災・減災事業債の対象拡大された事業について御答弁申し上げます。  まず初めに、1)災害応急対策責任者の位置づけについてでございますが、災害対策基本法第51条に、指定行政機関の長及び指定地方行政機関の長、地方公共団体の長、その他の執行機関、指定公共機関及び指定地方公共機関、公共的団体、並びに防災上重要な施設の管理者を災害応急対策責任者というとされており、桑名市における災害応急対策責任者は市長となります。  次に、2)避難所における居住性についてでございますが、災害対策基本法第86条の6にあります避難所の居住性につきましては、各施設管理者と協議の上、避難所に備蓄しております毛布やプライベートルームなどの資機材を可能な限り利用しながら、良好な居住性の確保に努めてまいりたいと考えております。  次に、3)緊急防災・減災事業債の対象拡大された事業についてでございますが、市といたしましても避難所の良好な居住環境の整備は重要と考えており、空調設備の整備につきましては、緊急防災・減災事業債の対象事業のメニューとして拡充されましたが、小学校は教育施設であり、教育部局、財政当局とも協議してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 177: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 178: 11番(飯田尚人)  統括監、御答弁ありがとうございます。  1点、ちょっとここでお伺いしたいんですけれども、先ほど災害応急対策責任者は市長でございますとおっしゃいました。そうしますと、市長の職務として、避難所に係る必要な安全性及び良好な居住性の確保に努めなければならないというふうに読み解いてよろしいということでしょうか。 179: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  統括監。 180: 統括監(伊藤恒之)  良好な居住性の向上ということでいいと思いますので、よろしくお願いします。                   (11番議員挙手) 181: 議長(竹石正徳)  飯田尚人議員。 182: 11番(飯田尚人)  それは、先ほどおっしゃいました、市長がということで理解してよろしいんでしょうかね。  もう一件お伺いしますけれども、先ほど、学校は教育施設ですのでということでおっしゃいましたけれども、たしか緊防債の対象に体育館はなったと思うんですけれども、それを使って体育館、あと教育関係の補助金によって学校にエアコンをつけるというような考えで、例えばそれをミックスするという形は、私は不勉強ですのでわかりませんので、可能かどうかお答えください。 183: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  統括監。
    184: 統括監(伊藤恒之)  再質問にお答えいたします。  緊急防災・減災事業債につきましては、他の交付金などとの組み合わせで利用することはできないとなっておりますので、よろしくお願いします。                   (11番議員挙手) 185: 議長(竹石正徳)  再質問。  飯田尚人議員。 186: 11番(飯田尚人)  ありがとうございます。  今回もほぼエアコンの質問をさせていただきましたけれども、やはり子供たちが、桑名の将来を担っていただく子供たちの健康及び教育環境の整備ということで、市長は優先順位のままにということでおっしゃいましたけれども、できるだけ優先順位も上げていただき、できるだけ早く子供たちのために動いていただきたいと思います。どうもありがとうございます。 187: 議長(竹石正徳)  ここで暫時休憩いたします。                                     午後2時14分 休憩                                     午後2時30分 再開 188: 議長(竹石正徳)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、通告により1番 箕浦逸郎議員。 189: 1番(箕浦逸郎)(登壇)  こんにちは。まちづくり戦略室の箕浦です。一問一答でさせていただきます。  今回、質問が七つあって、ちょっと早口でしゃべるんですけど、よろしくお願いします。  今回、テーマなんですけど、桑名市の課題を示しつつ、それに対する提案をたくさんしていこうかなと思っています。全体的なテーマとしては、私がいつもよく言っていますけど、情報はオープンにして、みんなで課題解決をしていきましょうという話が多くの話です。  一つ目なんですけれども、早速、大型事業の財源についてということで、リスクについての話なんですが、3月定例会でもありましたし、今回の6月定例会もそうですが、駅前の自由通路の話、例ですけれども、病院もそうなんですが、そういった大型事業をするときにリスク、金額が市の負担がふえたりとか、市の持ち出しがふえるという話があるときに、それを前もって伝えてくれていないよねという話があると思うんです。3月定例会でも21.7億円、駅前の話だとふえて、6月だと5.4億円ふえましたし、病院に関しましても昔追加工事があるよということを知らされずに予算の賛否を表明したということがありました。こういった課題があると私は思っています。  何が課題かというと、議員がすなわち全ての情報を手に入れた中で賛否をできていないわけですね。知らない情報があるのに賛否をやっていると。これは非常によくない状況で、平成29年度予算も平成30年度予算を実はそういった状況でした。私個人的にはやり直してほしいなと思っているぐらいです。特に金額とか、今回、病院もそうですけど、うん十億円の話であれば、金額や損害の大きいものはいいことも悪いことも前もって伝えてほしいわけですよね、議員から聞かれなくても。  さらに言うと、ことしの4月17日の部長会で今年度の目標が書いてありましたけど、桑名駅東西自由通路の国庫補助金について平成30年度並みの交付率の確保を目指し、国への要望活動を行うということで、来年度予算に関しましても今知らされている金額ではなくて、後ほど紙でいただいていますけれども、平成31年度も今ある金額ではなく、もうちょっと交付率の関係によって市の負担がふえますよという話は前提事項として進められているわけですよね。  こういった問題がある中で、なぜ前もって負担増のリスクというのを伝えてくれないんですかというのが1)の質問です。伝える必要がないと思っているのか、金額が大きいので伝える必要がないと思っているのか、その辺の認識ですね。あと、平成31年度に関しましても、ちょっと議案質疑とかぶったら答えなくてもいいと思うんですが、そういったリスクについても何かあれば教えてください。  二つ目ですけれども、今後どのように、私はこういった課題があると思っているんですが、こういったことをどのように議会に今後情報を開示していくんですかという話を一つ教えてください。 190: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  総務部長。 191: 総務部長(平野勝弘)(登壇)  所管いたします事項1、大型事業の財源について、(1)リスクについて、1)なぜ前もって負担増のリスクを伝えないのか、2)今後どのように議会に情報開示していくのかについて、2点御質問をいただいておりますが、相関連いたしますので、あわせて御答弁を申し上げます。  まず、桑名駅自由通路整備事業につきましては、さきの畑議員の議案質疑に市長から御答弁を申し上げたところでございますので、私からは一般的な内容を御答弁申し上げます。  本市の実施する事業につきましては、社会情勢の変化や市民ニーズに対応するため、ソフト、ハード両面から事業を実施しており、大規模な事業を初めとした各種事業を推進しております。限りある財源の中で各種事業の実施に当たっては、国庫補助事業の有無や起債メニューなど、可能な財源を活用し、事業を実施しているところであります。  一般的に国や県の補助を受けて実施する投資的な事業につきましては、事業実施の前年度において各所管部署より国等へ概算要望を行い、国等の制度改正や予算編成の動向を注視し、係る事業費を当初予算へ計上していくこととしております。  そして、国等からの交付決定額や内示額が事業実施年度に確定する場合、通常は交付決定額や内示額の範囲内での予算執行となることが基本となります。そして、当該年度の3月補正予算において事業費の予算を整理することとしております。また、事業費の減額、もしくは追加交付に伴って場合によっては事業期間を延長する、あるいは計画よりも前倒しして事業を実施するなどの対応を行うこともございます。  議員からはなぜ負担増のリスクを伝えないのかとの御指摘をいただきましたが、一部でありますが、事業によっては関係機関との協定等により期間や規模が変更できず、国等からの交付決定額や内示額にかかわらず、代替する財源を確保して進めざるを得ない状況もございます。そのような場合は、国等からの内示額が示された段階において議会にも早急に情報をお示ししていくという考えでございます。  いずれにいたしましても、限られた財源の中で社会情勢の変化や市民ニーズに適切に対応できるよう将来に向けた投資とともに、財源確保、議会への情報開示に努めてまいりますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 192: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 193: 1番(箕浦逸郎)  済みません、質問に答えていただけていないようで、内示によって期間が延びるとか、今回は延ばせないとか、そういう話はわかっている中で、市長もさっき言っていましたけど、これぐらいの内示率である程度満足しているということは、もともと100%を見込んでいないということじゃないですか、内示が。ということは、もともと国から、申請している額が全部おりてくるという前提で事業を組んでいないはずですよね。だから、そこの部分を知っているんだったら前もって教えてよという話なんです。そのリスクも踏まえた上でどれぐらいふえるのか、どれぐらい減るのか、減らないですけど、ふえるのかなというのも見込んだ上で私たちは議決をしたいわけですよ。今はこれぐらいの金額の予定です。けど、これぐらいのリスクがありますと。そこの情報を知らせてほしいという趣旨の質問なんですけど、何でそういうことをしてくれないのか、今後もされないのか、ちょっと教えてください。 194: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  総務部長。 195: 総務部長(平野勝弘)  箕浦議員の再質問にお答えをいたします。  リスクを伝えてもらえないのかというような御指摘でございます。今回、内示ではっきりした段階で情報提供を議会のほうへもさせていただいたというところでございます。ですので、あくまでも補助メニューの補助率に基づいてというのが想定できる範囲としか計算上できませんので、その額を計上させていただいておると。それがどの程度かという部分については内示後になりますので、その段階で、早い情報がわかった段階でお示しをしているというところでございますので、よろしくお願いいたします。                   (1番議員挙手) 196: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 197: 1番(箕浦逸郎)  すれ違っているのか、わざとだか、わからないですけど、その額をきっちり教えてくれと言っているわけじゃないんですよ。今後こういった増額の、幾らかわからないですけど、そういうおそれがありますよということもお知らせくださいよという話をしているんです。 198: 議長(竹石正徳)  答弁を求めます。  総務部長。 199: 総務部長(平野勝弘)  箕浦議員の再質問にお答えいたします。  議会の議員の皆さんのほうには当然こちらのほうでわかった段階ではお示しをしていくという形で考えております。限られた事業ではございますけれども、こういった場合につきましては、今回特別な事由というか、補助メニューが変わったというところも変わった段階でお示しをさせていただいたと。それとあわせて内示も出てきたというところで、あわせて情報提供させていただいたというつもりでございますので、よろしくお願いいたします。                   (1番議員挙手) 200: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 201: 1番(箕浦逸郎)  もういいです。ありがとうございました。  問題意識がどうも伝わっているのか、伝わっていないか、よくわからないので、またありましたら、次、質問します。  ちょっと時間がないので先へいきますが、二つ目、ポリテック推進をという話で、今回、ポリテックという言葉をはやらせたいというか、みんなに覚えてほしいなと思ってここに持ってきたわけですが、ポリテックって何ですかといいますと、ポリティクスとテクノロジーを足した言葉で、政治プラス科学技術、テクノロジーですね。これは誰が言い出したかというと、自民党の小泉進次郎さんが最近言い出しております。私が別にわーわー言っているわけではないんですね。  私はそのポリテック、非常に大事な話だなと思っていて、何が大事かというと、科学技術によって政治というのは実は左右されますよという話で、そういったものを今後は視野に入れながら、科学技術の視点を持ちながら市政を進めていってほしいなと思って今回質問させてもらっています。  科学技術だけじゃなくて、私、(1)で学問の推進も入れているんですが、学問もぜひとも一緒にやっていってもらいたくて、何でかというと、学問をやることによって体系的にいろんなデータを将来に残していくことができて、今後の世代の人たちが学べるわけですよね。そういうのは学問の非常にいいところで、今、自治体は大学とかを巻き込んでいるところがなかなか少ないなと思いますので、そういった部分も含めて今回3点提案させていただきたいと思います。  一つ目ですけれども、まず、オープンデータで省エネを進めようという話で、桑名市はオープンデータポータルサイトが3年間ありますが、ほぼ使っていないわけですよ。使い方がわからないんだろうなと思うので、私から一つ提案させてもらいます。  例えば、省エネに使えるという話です。桑名市も省エネのオフィスプランですか、何かあると思うんですけど、あれは言っているだけと言ってもいいと思うんですけれども、そういうのをちゃんと進めようとしたときに公共施設のエネルギーデータをきっちり計測してオープンデータとして公開してほしいんです。  それをやると何がいいかというと、私、省エネの技術者だったからわかるんですけど、データがあるとどこが省エネできるかとわかるわけですよね。図面もあわせてあればほとんどわかると言っても過言ではない。あとは使い方を見ればわかるわけです。そういったオープンデータを公開することによって、いわゆるESCO事業者と呼ばれるところとか、省エネのエンジニアリング会社からいっぱい提案が来ると思います。  ちなみに、ESCO事業者というのはどんなのかというと、例えばESCO事業者が省エネをして1,000万円削減したら500万円ずつを市の削減分とESCO事業者の利益として分けましょうみたいなウイン・ウインな関係が築けるような、そういうシステムがあるんですが、そういうところからいい提案ができて省エネも進むし、コストも削減できるしといういいことがあるよと。これはまさにオープンデータと省エネで、政治掛けるテクノロジーというわけでまさにポリテックかなと思いますので、そういうのを進めてほしいなと思います。  これが私が思いついた一例ですが、ほかにもいろんな事例があると思いますので、できればコンテストなどを開いていただいて、こういうオープンデータがあればこんなことができますよと。そこにプラス、優勝者には事業費とセットでやってもらうみたいな、そういうところも将来的にはやっていただきたいなと思ってまず一つ提案させていただきます。  二つ目がSIBで効果検証を学ぼうということで、ちなみにSIBというのはソーシャル・インパクト・ボンドの略で、イギリス発のシステムなんですが、仕組みはさっきのESCOと似ていて、例えば八王子市の事例でいいますと、大腸がん検診の受診率向上のやつで使われているんですけれども、その受診率を向上させるための事業を民間事業者がします。そのやった成果をこれぐらいの効果だねとちゃんと効果検証します。その効果があらわれたものを市から事業者へお金を渡しますと、そういったシステムになります。今までよりサービスが高くて、しかも、やった事業に対する効果検証もきっちりできるよという意味で非常によいシステムで、今後、多分、日本にもどんどん事例が広がっていくと思うんですけれども、そういったことを桑名市も積極的に民間活力の導入ということで非常に方針とも合うと思いますので、検討していただきたいなというふうに思います。  桑名市の課題ですが、事業の効果検証が不得意ですよねという話です。KPIは出しますけれども、KPIの出し方もおかしいし、出てきた結果の検証も何かおかしいというのがよくあります。さらにお金もないというダブルパンチなんですが、そこの部分はSIBなどを使って民間に任せてうまくやってもらって、大学、企業、NPOと共同してSIBを導入してサービスを向上させつつ、効果検証もしつつ、コストも削減できるよねというシステムがありますので、ぜひとも御検討をよろしくお願いいたします。  三つ目ですが、CTO設置で課題解決をしようということで、CTOというのは最高技術責任者ですね。よく似た言葉でCIOがありますが、あっちは情報責任者になります。実は政府にはCIOがもう置かれていて、テクノロジーの視点でいろんな政策を見直そうというのが内閣官房にあるわけですけれども、自民党も最近は各部会だったと思うんですが、CTOをそれぞれ置きましょうという動きが出てきています。  何が大事かというと、結局、桑名市の中に人材がいないんだろうと私は思っていて、技術ベースで見れる人がいないので、何ができて何ができていないかという切り分けができないし、新しい課題が浮かんできたときにこれをテクノロジーでやるべきなのか、従来どおりのやり方で頑張ってやるべきなのかという判断ができていないと思うんですね。  課題を抜本的に解決するには基本的にテクノロジーが必要だと私は思っていて、例えばですけれども、桑名市で今やっている一つの例としては証明書の発行が今コンビニでできるようになりました。あれは非常にいいことだと私は思っていて、ああいうのは今まではここに来ないともらえなかったものが近くでもらえるようになるというのは、ある意味で課題解決が一つできるようになりました。  ほかにも最近では声の大きさを自由にコントロールできないような子供たちのためにこえキャッチというアプリが出てきて、それがグーグルのアワードにノミネートをされているような、だから、そういうアプリを使ってそういったものを練習できるようなものもできてきていますし、きのうの災害時、私、市のツイッター情報とか、いろんなのを見ていたんですが、やっぱりツイッターで情報をきっちり公開して皆さんに安心感を与えている市町村もあれば、全然やっていないところもありますし、災害対策の窓口のほうは電話しか受け付けていないので電話がパンクしているような状況であれば、実はラインを使えばもっと情報が行き来できますよみたいな話もあります。なので、そういった災害時にもやっぱりテクノロジーのベースでもっと物事を考えていかなきゃいけないですし、駅前の開発にしても今後は自動運転のものが来ると思えば、自動運転に向けたためのある意味インフラを整備しなきゃいけないですし、教育のほうでも適応指導教室が今ありますけれども、あそこに通える子ばかりじゃなくて、通えない子もいるわけですよね。そういった子たちには実はウエブで授業をしてあげれば家にいながらできますし、実は学校を風邪とかで休んじゃった子でも授業を見れたりもしますよね。さらに言うと、学校で授業がわからなかった子ももう一回授業を見直したりできる。  こういった科学技術をベースにすると今まで課題がいっぱいあったものがもっとより解決できますよという話、それを判断できる人が余りいないというわけで、私が思うには今の副市長の1人のどっちかはCTOにしていただいて、もうちょっと技術ベースでわかるような人、そこまでの立場かわからないですけど、とにかくそういうのをわかる人を1人入れていただいて、政策のテクノロジーベースで何ができるのか、できないかという視点を持ってもう一度見直してほしいというふうに思います。  ちょっと早口でしたけど、以上3点、よろしくお願いします。 202: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  総務部長。 203: 総務部長(平野勝弘)(登壇)  所管いたします事項2、ポリテック推進を、(1)行政×科学技術×学問の推進を、1)オープンデータで省エネを進めようについて御答弁を申し上げます。  議員からは公共施設のエネルギーデータを広く公開し、ESCO事業者から省エネに関する提案をもらうことにより省エネにつながるのではとのオープンデータの活用についての御提案、また、コンテストを実施してアイデアを募ってはとの先進的な貴重な御提案をいただきました。  まず、オープンデータの活用につきましては、統計などの数値的なデータの公開にとどまっており、効果的なデータの提供に至っていない現状ではございます。御提案いただいたエネルギーデータ等の情報につきましては、既にデマンドのデータ、いわゆる電気使用料等を担当課で保有している状況でもありますので、どのように情報を公開することが可能であるかを協議し、早い段階でオープンデータの利用が進むように取り組みたいと考えております。  また、データを利用したアプリ作成や、アイデア募集に関するコンテストを行っている先進事例もございますので、これらも参考にさせていただき、市民の方の必要とするデータの掲載と活用が進み、本サイトを効果的に利用していただけるようしてまいりたいと思っております。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 204: 議長(竹石正徳)  市長公室長。 205: 市長公室長(久保康司)(登壇)  箕浦議員の一般質問2、ポリテック推進を、(1)行政×科学技術×学問の推進をについて、2)SIBで効果検証を学ぼう、3)CTO設置で課題解決をしようについて御質問をいただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、2)SIBで効果検証を学ぼうについてでございますが、ソーシャル・インパクト・ボンドの手法について、議員が言われるとおり、神戸市や横須賀市などで実施事例があり、公民連携の民間活力による経費削減や事業の成果が可視化できるなど、メリットが期待されます。本市におきましても公民連携による取り組みを進め、歳出削減、歳入確保、市民サービスの向上につながる事業を推進しているところでございます。ソーシャル・インパクト・ボンドも公民連携の一つの手法として今後先進事例を調査し、本市の事業において当てはまる事業を検証、検討してまいりたいと考えております。  次に、3)CTO設置で課題解決をしようについて御答弁申し上げます。  このポリテックについてでございますが、議員のおっしゃられるとおり、政治とテクノロジーを掛け合わせた造語で、また、CTOについてでございますが、最高技術責任者をあらわし、企業におけるテクノロジーの精通者として技術面での方向性の意思決定、研究開発の立案を行う者を意味しております。  御説明のとおり、小泉進次郎議員の発言を受け、国は問題解決にはテクノロジーが必須であるという観点を政治、行政の中に取り込んでいくという動きがあります。ポリテックの推進に当たりCTOの設置についてでございますが、2016年度に総務省が全国の地方自治体を対象に実施しました地域におけるICT、情報通信技術の利活用のアンケート調査によりますと、ICTに関する各種取り組みについて実施しているものを尋ねたところ、CIO、ちょっと違いますが、最高情報責任者、CTOの任命との回答が53.5%で最も多く、2014年度の調査時の40.3%から大きく増加しておりました。国は2002年から各省庁にCIOを設置し、都道府県においても、岐阜県、福岡県、佐賀県など、多くの都道府県で設置されております。  当市といたしましても、平成29年9月定例会で御承認いただきました桑名市一般職の任期付職員の採用等に関する条例を一部改正するなどで対応可能でありますことから、課題解決に有効な他市の事例も参考にしながら検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 206: 議長(竹石正徳
     箕浦逸郎議員。 207: 1番(箕浦逸郎)  ちょっと補足だけさせてください。CTOをなぜCIOと言わないかというと、Iにしちゃうと、情報なので、システムのほうばかりじゃなくて、実はテクノロジーでもうちょっと広い面で見てほしいという意味で今回CTOにしているということと、先ほどおっしゃられていましたけど、ぜひとも外部の方を連れてきていただいて推進をよろしくお願いいたします。  では、次に参ります。三つ目ですけれども、オープンこそ未来と、私がたまに言っているやつですけれども、補助金の全面公開をということで、書き方が悪かったのでちょっと補足しますと、補助金の交付先団体の使い道、どうやって使っていますかと、何に使っているかというのを全面公開してくださいというのが今回の御提案です。  行革の会議の議事録を読んでいましたら、500万円以上の補助金は第三者委員会で評価を行う、500万円以上の補助金のうち適正な見直しが実施できない場合は第三者委員会の評価を受けると書いていました。さらに、少額補助、500万円未満のものに関しては担当の所管課による評価だけでなく、内部組織による評価も活用していきたいというふうに今のところ方針を示されているんですが、私は全ての補助金の使い道を全面公開してほしいと思っているんです。多い少ないにかかわらず。  何でかというと、先ほど読んだ中に適正な見直しとあるんですけど、適正って誰が決めるんですかという問題が非常に大きいテーマだと私は思っていて、市役所の中で決めるのが適正なんですかというと、私はそうじゃなくて、ある程度市民の立場の意見も取り込んでどれぐらいが適正かなと。私たちの政務活動費も一緒ですけど、何が適正で何が適正じゃないかというのは個人それぞれによって意見が違うので、その中ですり合わせてこの辺が適正だよねと決めていくのがいい方法かなと個人的には思っております。  補助金が幾ら交付されていますはわかるんですけど、それをどうやって使っていますかというのは今はわからない状況ですよね、個別に聞かないと。なので、その辺をオープンにしてほしいんです。オープンにするとどうなるかというと、公開するとみんなで適正さを、これぐらいの使い道はいいよねみたいなものを協議していけますし、あそこでこういうふうにお金を使えるんだったら私たちもこうやって使おうみたいな参考にもできるので、オープンにすることは非常にいいことだと私は個人的には思っております。今後、まちづくりの一括交付金のほうもありますけれども、そちらもぜひとも中身の公開もお願いしたいなというふうに思っています。というわけで、補助金の全面公開をお願いしたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 208: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  総務部長。 209: 総務部長(平野勝弘)(登壇)  所管いたします事項3、オープンこそ未来、(1)補助金の全面公開を、1)適切とは誰が判断するのかについて御質問いただいておりますので、御答弁を申し上げます。  地方自治法では、普通地方公共団体はその公益上必要がある場合においては、寄附、または補助をすることができるとされております。そうしたことから、本市では、補助金の支出については特定の事業、研究等を育成するために市が公益上必要があると認めた場合に支出するとしております。  しかしながら、議員からございましたように、補助金の適正さについては実際に予算を執行している団体の実態、また、団体の趣旨、目的と活動状況を把握し、理解する必要があると考えております。  加えて、補助金の公平性、透明性を高めるためには、現在、市のホームページで公開している補助金交付団体と金額の一覧表についても、議員御案内のとおり、全ての団体の使途の公開が各団体の情報提供や参考に資するものとして再考し、市民の方の税金の使途について一定の理解が進むよう検討してまいりたいと考えております。  あわせて、平成28年度から外部有識者及び公募委員で構成された第三者委員会である桑名市行政改革推進委員会においても御審議いただいておりますので、ガイドライン案の作成も進めてまいりたいと考えております。  今後は先進的な自治体の事例も参考にしながら、市民の皆様と情報共有する方法について研究し、補助金の執行が一層適正にされるよう努めてまいりますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 210: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 211: 1番(箕浦逸郎)  何も1円、100円、10円まで使い道を出せと言っているわけじゃなくて、もうちょっとばくっとはしていいと思うので、ぜひとももうちょっと公開をよろしくお願いしたいなと。大阪市とか、たしか千葉市もやっていたと思うんですけど、そういったいろいろやられているところがありますので、そういうのも参考にしながらオープンデータのある意味一環だと思いますので、そういうのもよろしくお願いいたしたいと思います。  4番の稼ぐ街、公園へに移ります。(1)地元にお金を落とさせる仕組みをつくってほしいなと思って質問させてもらいます。  これ、いつも思うのは、花火大会へ行ったときにいつもこれを思うんですね。花火大会、すごいいいじゃないですか。すごいいい。感動するじゃないですか。その感動をぜひともお金に変えてほしいんです、私。最近、ネットではよく課金するんですけど、投げ銭とか、課金とか、よくするわけですが、感動したものをお金にその場で変えてほしいんですよね。花火大会も一応市から補助金を出してやっていると思うんですけれども、ああいうのも本当は花火を上げて、わーっといって感動したなというときにお金をその場で取ると、来年もより継続できるし、よりいいものができるしというどんどん好循環ができますし、ある意味、地元にお金が落ちるシステムもつくっていってほしいなと思います。  例えば、その場でスマホで寄附をしてもらうとか、例えば屋台に出店料を取るとか、例えば屋台を通じて御飯代に50円ずつ乗せて、そこからお金を取るとか、いろいろあると思うんですけど、そういった中でぜひともお金が、人が来てもらうだけでうれしいじゃなくて、人が来てもらって、そこで経済活動を行わせるという仕組みもぜひともつくっていただきたいと思って今回の質問をします。  一つ目、私が挙げる事例はBBQ解禁をということで、BBQと書きましたが、バーベキューのことです。この間、吉之丸コミュニティパークを夜歩いていたわけですが、そこで看板を見たわけですよね、バーベキュー禁止だと。そこで、私が何を思ったかというと、バーベキュー禁止ということはバーベキューをしたいという需要があるんだなと思ったわけです。ふと目の前を見るとお肉屋さんがあるわけですよね。完璧だなと思ったわけです。そういったときに、ぜひとも需要を調べて、火気対策はしなきゃいけないですけど、需要があるということは、そこでお金を払ってもいいよという需要があるということだと私は思っているんですね。なので、ぜひともバーベキューを無料でやらせるんじゃなくて、バーベキューをしたいという人からお金を取って、周りのお肉屋さんももうかるような仕組みにして、民間業者を呼んで稼ぐ公園にぜひとも、稼ぐ公園という視点をぜひとも入れていただきたいなと思っております。  これは一つの事例ですけど、そういったものをもうちょっと視点の中に入れていただけないかなというふうなことで一つ目はバーベキュー解禁で、実はあの場所は今後ミズベリングの水辺の実験をやりますけど、あれもある意味単発で終わってしまうイベントになりかねないので、しかも外部業者の人ばかりある意味お金が入ってしまうような仕組みになりかねないので、もっと地元の人たちがもうかるような仕組みもあわせて構築して、イベント型ではなく、常設的なものも頑張っていただきたいなと思って一つ目の質問です。  二つ目がナイトメイヤーの就任をということで、ナイトメイヤーって何ですかというと、ナイトが夜でメイヤーが市長ですね。なので、夜の市長を就任させてくださいよという話で、これは海外で最近広がっているんですが、何でかというと、ナイトタイムの大切さを知ってほしいなと思って今回質問をしております。  桑名市の今の課題ですが、桑名市に宿泊してくれないよみたいな話をたまに聞くわけですよね。よく言われていると思うんですけど。その理由は何ですかといったら泊まる理由がないからですよね。ホテルがないからではないですよね。泊まる理由があれば泊まりますよね。泊まる理由って何ですかというと、ナイトタイムと早朝に桑名にいる理由があれば泊まるわけです。例えば、夜、おいしい御飯屋さんに行くとか、バーに行くとか、朝、朝市に行くとか、朝日を見に船に乗るとか、そういう朝とか夜に何かイベント、イベントと言っては一過性になっちゃうので、そういう何かがあれば泊まると思うわけです。なので、そういった時間帯における重要性も今後は視点の中に入れてほしいなと思って今回の質問をさせていただきました。  例えばですけど、この間、夜歩いていたら、夜の観光の一つとして夜景があると思うんですけど、桑名市は照明に余り一貫性がないですよね。七里の渡、オレンジ色で照らしています。隣のやぐら、真っ白なライトで照らしています。近くの雰囲気のいいお店があるんですけど、その前を防犯灯の白色LEDでこうこうと照らしているみたいな、ある意味、一貫性のない夜景にもなってしまっている。そういうところも含めて、ナイトメイヤーと呼ばれる人たちに権限とお金をがっつり渡して、夜何ができるんだということを一遍検討してもらうということが大事かなというふうに思っております。千葉市で協議会をつくってやろうみたいな話はたしかあると思うんですけど、この二つの質問で共通しているのは、実は供給側の理屈じゃなくて需要側の理屈をもうちょっと考えてくださいという話です。バーベキューにしてもやりたいとか、夜のまちに対しても需要側のほうをもうちょっと考えて、供給すれば来るではなくて、需要側のほうをもうちょっと考えてやってくださいというような課題もあります。  以上二つ、よろしくお願いします。 212: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長公室長。 213: 市長公室長(久保康司)(登壇)  箕浦議員の一般質問4、稼ぐ街、公園へ、(1)地元にお金を落とさせる仕組みを、1)BBQ解禁を、2)ナイトメイヤーの就任をについて御質問をいただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)BBQ解禁をでありますが、市内の公園は人々の憩いの場として、また、子供や家族が遊び、楽しむ場として整備され、また、利用されております。しかし、社会情勢が変化し、公園に対する市民ニーズが多様化する中、民間の自由な発想を生かした公園の利用活性化に注目が集まっております。公園に民間のノウハウを導入するその手法や民間のかかわり方はさまざまであり、地域や公園の特性に応じた検討をし、行政だけで考えるのではなく、サウンディング調査などで民間と対話することで市場性や需要を把握する必要があると思われます。  市としましては、公園も含め、人々が集える場所はにぎわいが生まれ、地域活性化にもつながると認識しており、引き続き民間の力も活用し、全員参加型で桑名のまちづくりに努めていきたいと考えております。  次に、2)、ナイトメイヤーの就任につきましては、桑名の夜のにぎわいや魅力創出に向けて、今年度、議員からも御紹介がありましたが、住吉地区において国土交通省、木曽川下流河川事務所との共催で水辺空間を活用した社会実験の実施を予定しております。その中では、七里の渡し公園の新たな取り組みとして夜間にマルシェを行うことも企画しております。また、六華苑にも夜間開苑をお願いし、一体で夜の催しとして実施したいと考えております。  これ以外にも、例えば桑名の地域資源を活用した小規模な体験プログラムである桑名ほんぱく、これを夜間に市内で開催していただくことにより滞在時間を延ばすことにもつながるものと考えます。また、議員御案内のような朝市が常設されて、さまざまな屋台が地元の食材でつくった軽食を並べ、好きなメニューの朝食を楽しむことができれば、市内ホテルやタクシー事業者と連携し、宿泊と移動手段をセットにした、そのようなプランの設計も可能になります。  いずれにいたしましても、地元経済が潤うためには、魅力的な夜の景観づくりに加えて、単発の夜間イベントではなく、定期開催するイベントや通年営業する店舗も必要になってくると考えております。そのためには市場ニーズを把握した上でターゲット層を明確にし、継続的に運営していくための仕組みをつくることが重要なポイントになります。  そこで、民間事業者や起業家ならではの柔軟な発想による独自性の高い提案をいただき、実現に向けてクラウドファンディング型のふるさと納税を活用した支援などによって桑名の魅力や地域資源を活用した本市にふさわしい新たなナイトライフの創出につなげていければと考えております。  議員御提案のナイトメイヤーの就任の有無にかかわらず、夜のにぎわいを生み出す手法や事業者の支援について研究をさせていただきたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 214: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 215: 1番(箕浦逸郎)  私も、割と突飛な意見ですぐ実現というか、実現性があるかないかわからない部分で言っていますので、大事なことは地元にお金が落ちる仕組みと夜の部分もインバウンドでやるんであれば頑張っていただきたいなと思います。そういう視点を持ってくださいということで今回質問しました。  五つ目ですけれども、上司の役割とはということで、感情のハードワークをできるように、管理職に適切な枠が与えられていますかという話をしたいと思います。  今、ワールドカップでサッカーが盛り上がっていますけれども、実はラグビーが結構好きで、ラグビーのワールドカップをずっと見ていたわけですね。きのうも南アフリカ戦を見直して感動していたわけですが、そこで、ラグビーの日本代表の監督、ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんという方がいらっしゃって、その人の言葉をちょっと引用させてもらって今回質問したいと思います。  お言葉ですけれども、読みますが、選手は自分がコーチ、スタッフから信頼されていると実感できたとき、初めて真のハードワークに取り組めますと。ところが、日本の古いタイプの指導者は選手に厳しい規律を求め、ただ、失敗を責めると。これはおまえのことなど信用していないぞというシグナルになります。おかげで選手は萎縮し、失敗を恐れ、思い切ったプレーができなくなります。どんなハードワークを課しても感情が伴っていないから伸びませんよと。すなわち、感情のハードワークができないよという話です。まとめますと、信頼することによってやる気が出てハードワークができるよという話。  もう一つが指導者に何が必要なんですかという話になるんですが、指導者に必要なのは適切なフレームワークを設定する能力です。フレームワークとは何ぞやというと、個々の選手に枠を与えてあげて、その枠の中では自由にやっていいよと、自由にプレーしていいよと伝えることです。この枠の範囲内であれば、全て自分で考えて自分で決めなさいと。おまえの責任だと、おまえの自由だという話です。しかし、枠からはみ出すことは許しませんよと。これが規律であって、もしも枠からはみ出すときは相談をしなさいと。この枠というのは選手によって変わりますよという話です。  これを市に置きかえてみると、果たして今の桑名市の管理職の方たちにちゃんとした枠が与えられているんですかという話があります。枠というのは自由な枠を設定してあげると、その中では自由にできますから、信頼もされていれば基本的に多分やる気が出ると思うんですけど、やる気がある中で枠がきっちり渡されていれば、その中で物すごく頑張っていろんな成果を出すと思うんですね。  ただ、今の桑名市の課題としては、私が外から見ている分にはまず意思決定者が見えないですよね。特に小・中一貫校、誰が責任者なのか、いまいちよくわからない、枠がちゃんと与えられていないよねという話。福祉ヴィレッジに関しても、いろいろ質問しますけど、どうも部長が決定権を持っている枠が少な過ぎるんじゃないかなと外からは見えています。さらに、今の話ですけど、窮屈に仕事をしているように見えますし、いろんなところからうわさで聞きますけれども、実はラインから外れている人たちが権限を持っていて、横から口を出してきてうまく進まないよみたいな話もちょっと聞いたことがあります。  なので、私の対策としては、管理職の方たちに適切な枠を与えてあげて、その中で自由に仕事ができる環境を与えて、信頼してあげてほしいんです。それをすることによってそれぞれが成長を促され、実力も発揮できると個人的には思っております。なので、桑名市の現状として今どのようになっているかということをお答えください。 216: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長公室長。 217: 市長公室長(久保康司)(登壇)  箕浦議員の一般質問5、上司の役割とは、(1)感情のハードワークをできるように、1)管理職に適切な枠が与えられているのかについて御答弁申し上げます。  管理職の職務についてでございますが、桑名市行政組織規則第10条第1項第1号で、部長の職務は市長及び副市長の命を受け、所管業務を統括すると。局長、次長はそれぞれ第2項第1号、第4項第1号で、上司の命を受け、所属職員を指導、監督して所管業務を遂行すると。課長の職務は第5項第1号で、上司の命を受け、所属職員を指揮、監督して所管業務を遂行すると規定されております。  桑名市総合計画では、「納税者の視点で次の世代に責任ある財政に」、その中の1、全員参加型市政に向けた組織力と職員力の向上で人材育成基本方針に基づく職員育成の実施をうたっております。この方針では階層別に必要な行動として、部長、次長級職員は市政の長期的な視点から自部門の政策課題を実現するために進むべき方向性を打ち出すこと、さらに市政全般に対する政策評価と政策論議ができる。また、危機管理に対応する知識を持ち、組織を統率するとしております。課長級職員については、市政に対する日常の市民ニーズの視点から、課の基本目的、基本使命を設定し、組織の総合力を最大限に引き出す。また、課を統括し、政策の実現とその評価を行い、適切に職場を運営する。さらに、職員の指導、育成を行い、職場の活性化を図ると規定しております。  いずれにいたしましても、地方公務員法第30条に規定されておりますとおり、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行に当たっては全力を挙げてこれに専念しなければなりませんので、この規定を遵守しつつ、人材育成基本方針に定める職員像を目指してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 218: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 219: 1番(箕浦逸郎)  ちょっと規定を読んでいただいて、わかったような、わからないような話なんですけど、私が言いたいのは、そういう規定はいいんですけど、ちゃんと枠を、最初に仕事を与えるときに、例えば福祉ヴィレッジをやってねと、ここまではあなたが決めていいですよ、その中で自由にやってくださいねとか。小・中一貫校、あなたが責任者で、あなたがこの枠の中で自由にやってくださいよみたいな、そういった権限とか枠をきっちり与えてあげて、その中では自由に仕事をさせてあげられているんですかという話なんですけど、その辺はいかがですか。横から口が出てきたり、言っていたはずだったのにみたいな、そういう話はないという御認識でよろしいですか。 220: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長公室長。 221: 市長公室長(久保康司)  箕浦議員の再質問に御答弁申し上げます。  各職務、例えば部長なり、課長なり、次長、局長等々の各職務を受けて職員は業務をしていると思います。そういう中で与えられた業務について十分考え、議論して進められているものだというふうに理解しておりますので、決して他のところからとか、そういうことではないというふうに考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 222: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 223: 1番(箕浦逸郎)  ぜひとももうちょっとここに座っている方たちが生き生きと仕事をする姿を私は楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。  6個目ですけれども、この質問は結構シンプルで、小・中学校の長期の再編、修繕計画の作成をしてくださいという話で、さっき尚人議員の質問にもありまして、何となくそういった雰囲気の話を多分されていたと思うんですけれども、私の質問としてはいつ作成しますかという話です。  課題としましては、多度では小・中一貫校をつくるんですが、その他の地域の長期計画が余り見えていないよねという話で、私、小・中一貫教育とか一貫校は多分成果が上がると思っているんですけれども、そういったときに逆に問題となってくるのはほかの地域の人たちと差がついて不公平感が出ますよねという話ですよね。  そういったときに何の計画もないと、どうなっているんだという話になると思うので、ここもやるけど、こっちの地域も今後、子供の数も落ちついてきたことですし、こういった計画でやっていきますという話をあわせてつくらないといけないと思っているんです。  もう一つは、長期計画が今ないので、毎回、災害とかで補正が上がってきて、修繕とかの予算が上がってくると思うんですけど、そのときもどうもやっぱり場当たり的な修繕に終わってしまって、抜本的な修繕というのができていない場合もあるんじゃないかなというふうに思っています。これは何でかというと、長期計画がないのでいつまでその学校が使われるかがわからないものは大規模修繕ってしづらいと思うんですね。今後エアコンを入れるという話になるとしたら、そうしたら、例えば5年後に学校がなくなるんであれば、そのところにエアコンを入れるのは余り焦る必要はないというか、入れなくていいよねみたいな話もできますし、長期計画ありきで設備投資ができると思うので、本当はICTの投資をする前ももうちょっとそれをつくってから計画的に入れたほうがよかったとは思いますが、そういった観点からもやっぱり長期計画というのはつくっていかないといけないのかなと思います。  さらに、去年の12月の委員会では、私が委員会で質問したんですが、一刻も早く方針、計画を立てていただけるともうちょっと計画的な修繕ができると思うので、ぜひともよろしくお願いしますと質問したところ、答弁として、委員のおっしゃるとおりだと思いますので、計画して大規模修繕、屋根ですとか、外壁ですとか、そういう部分を順序立ててやっていけるように計画をつくっていきたいと思いますという答弁をもらっていますので、あとは、やるとは、最近、前向きな答弁をもらっているので、いつやりますかということをお聞きしようと思いますので、よろしくお願いいたします。 224: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  教育長。 225: 教育長(近藤久郎)(登壇)  箕浦議員の一般質問6、小中学校の長期再編・更新計画の作成を、(1)としまして、いつ作成しますかということでございますので、こちらについて答弁をさせていただきたいと思います。  箕浦議員御案内のとおり、現在、小学校においてはクラスがえができない学年のある学校がおよそ半分程度でございます。また、分校を除く小・中36校のうち7校が築50年以上の学校ということで、老朽化も進んでいるという状況がございます。  このような状況を踏まえまして、私のほうも諮問をしまして、平成29年4月に望ましい学校教育のあり方についての答申をいただいたと。ここでは全市的に施設一体型小・中一貫校を設置することが望まれると、こうした方向性を示していただきました。この答申を受けまして、将来、全市的に小・中一貫校の設置を進めていこうと。現在、その検討をさせていただいておるということでございます。  箕浦議員からは、先ほどの繰り返しになりますが、小・中学校の長期再編・更新計画をいつやるんですかという御質問でございますが、なかなか悩ましい話でございまして、小・中一貫校の建設については解決していくことが、非常に課題が大きいということを今認識しているところでございます。今後、小・中一貫校建設に向けての進捗状況、それから、児童・生徒の数の推移、そして、各地域の老朽化も含めた状況等を含めまして、慎重に分析をしながら進めていく必要があると痛感をしているところでございます。  また、老朽化した施設の先ほどもおっしゃっていただいた、恐らく長寿命化計画をつくってはどうかということかと思いますが、これにつきましても建築年度が古い学校では計画的に大規模な、先ほど修繕にとどまることないというようなことをおっしゃっていただきましたけれども、大規模な取り組みが必要であると、そういう時期も迫ってきているという認識もあわせて持っております。  施設の大規模な修繕を行う際には、少し例も挙げていただきましたけれども、やはり一番大きいのは屋上、屋根の張りかえ、それから、水回り並びに電気設備、もうひとつ私が感じておりますのは放送設備の改修というのも大きなことになるかと思いますが、こうしたことを改修することになると思います。そうしますと、当然のことながら、多くの費用、そして、期間も必要だと。その期間に子供たちの学習場所を確保することも当然考えていくことになると思いますので、こうしたことも十分含めながら慎重に検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 226: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 227: 1番(箕浦逸郎)  不思議なのは、慎重に分析、検討と言うんですけど、そういった課題が積み上がっているので逆に早くつくらないと、財政の話もあるので長期計画でやっていかなきゃいけないわけじゃないですか。その長期計画をつくらないでいくとどこまでも後ろ倒しになっていくわけですよね。小・中一貫校なんかをつくるとしたら、今、多度のほうでもそうですけど、そんなにすんなりいくわけじゃないということは、大分前からアナウンスして、ある程度の合意形成を図りつつ、更新計画も立てていかないと、これをずるずる先延ばしにしていくとどこまでも何もできない状況が続いてしまうと思うんですね。課題の認識というのはほとんど同じで、ただ、それを早くやったほうがいいよ派か、慎重にやりたいよ派だと思うんですけど、私はそういう意味でも早くやったほうがいいと思っているんですが、その辺の御認識をもう一度お願いします。 228: 議長(竹石正徳
     当局の答弁を求めます。  教育長。 229: 教育長(近藤久郎)  箕浦議員の再質問にお答えをさせていただきます。  今ありましたように、小・中学校の長期再編とか更新につきましては、かなり費用も要るということは頭の中で十分考えておりますし、一度着手すると修正がききにくいというところもあろうかなと考えております。それと、やはり地域の方々、そして、保護者の方々、また、教職員の方々としっかりと話し合っていかなくては進めにくいなということも痛感をしているところでございます。  ただ、今おっしゃっていただいたように、子供たちの教育環境ということを考えますと一刻を争うという状況もその側面にはあるということも認識をしております。それを総合的に含めて考えていくべきことだと強く自分の中では認識している次第でございますので、よろしく御理解いただきますようお願いいたします。                   (1番議員挙手) 230: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 231: 1番(箕浦逸郎)  期限のないものはやらないと同じと誰かから聞いたことがありますので、早目にやることにこしたことはないですし、一遍つくった計画もある程度修正しながらやっていくのはこの時代ありかなと思っていますので、ぜひとも前向きに、ちょうど再任されたばかりですので、今がチャンスだと思っていますので、よろしくお願いいたします。  最後、7番目ですけれども、福祉施設での虐待疑惑への対応についてということで、情報公開の範囲の検討をお願いしたいなと思っております。  これは何かといいますと、私のところにまたお手紙がやってきまして、市民の方から両親、親の方が福祉施設でどうも虐待があったんじゃないかという疑惑があって、市のほうに調査してくださいよという話があったわけですね。市のほうは調査したか、していないかは言わないんですが、調査してくださいよと言われて、最終的にその人たちにありませんでしたよということだけ伝えたというのを聞いています。私の身に置きかえてみると、例えば私の親が施設に入っていて、どうも虐待されているんじゃないかなと思って調査してよと言って、調査結果が、ありませんでした、以上ですと言われたら納得できるかどうかという話です。普通納得できないかなと思っていて、何でかというと、もうちょっと何月何日にどこどこを調査して、こういう人たちから聞き取りとか、本人から聞き取りしたけど、証拠がありませんので今回はないと判定させていただきましたまでいただければ、個人情報の問題で出せる部分と出せない部分があるというのは重々承知していますけれども、もうちょっと情報を出してあげてもいいんじゃないかなというふうに個人的には思ったんです。  今後もこういった事例はある可能性がありますので、もうちょっと情報公開のルールをつくっていただいて、市民感情にもうちょっと寄り添った形までの情報の出し方の御検討をよろしくお願いしたいという趣旨で御質問をよろしくお願いいたします。 232: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部長。 233: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)(登壇)  答弁に先立ちまして一言御挨拶を申し上げます。このたび、4月の人事異動によりまして保健福祉部長を拝命いたしました近藤でございます。少子高齢化が進む中で福祉のまちづくりにつきまして、微力ではございますが、精いっぱい努めさせていただきますので、議員の皆様方の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。  それでは、箕浦議員の一般質問に御答弁を申し上げます。  所管いたします事項7、福祉施設での虐待疑惑への対応について、(1)情報公開の範囲の検討をについて御答弁申し上げます。  施設における虐待の通報を受けた場合、まず行うのは事実確認、必要があれば、虐待を受けた方を迅速に保護するなど、利用者の安全を確保します。その後は、事業所に問題があれば指導を行うなどして、再発の防止に努めますし、場合によっては警察とも連携し、対応に当たります。  通報者に対して当該虐待事案についてどこまで開示するかという点につきましては、情報公開条例や個人情報保護条例を踏まえながら、個別具体的な判断をして対応をしてきたところでございます。ただ、情報を公開するという点において情報公開条例を鑑みれば、その非開示情報の定義には、法人その他の団体に関する情報、または事業を営む個人の当該事業に関する情報であって、公にすることにより当該法人等、または当該事業を営む個人の競争上の地位、もしくは事業運営上の地位、その他正当な利益を害すると認められるものとの記載があり、虐待に関する調査の有無自体もその非開示情報に当たる場合もあると考えられます。このことから、調査の概要の公開についても広く情報を開示するという情報公開条例の趣旨を十分踏まえつつ、一方で個人情報保護条例にも配慮して取り扱う運用としてきたところでございます。  しかし、通報者が御親族であった場合、虐待の有無のみならず、調査の概要が開示されないとするならば心情的にも御納得がいただけないであろうことは理解できるところでもございます。今後、通報者の心情にも配慮を行いながら、守秘義務や個人情報保護の観点から法令の定める可能な範囲で開示を行いますよう検討してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 234: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 235: 1番(箕浦逸郎)  検討していただけるということで一歩進んだかなと思ってちょっと安心しているところですけれども、ちょっと時間もありますので、最後にその検討ですけれども、いつぐらいまでに、時間軸ですね、今想定されているものがありましたら教えてください。 236: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部長。 237: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)  箕浦議員の再質問に御答弁申し上げます。  いつまでといいますより、可能な範囲で報告することを検討して運用をしてまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 238: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 239: 1番(箕浦逸郎)  初めてで緊張されているのかもしれないですけど、いつごろまでに検討をされるか、御予定がありましたら教えてください。 240: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部長。 241: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)  箕浦議員の再質問に御答弁いたします。  いつまでといいますより、個別具体的な事案が出てきたときにその都度検討をして運用してまいりたいというふうに思っていますので、よろしくお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 242: 議長(竹石正徳)  箕浦逸郎議員。 243: 1番(箕浦逸郎)  最後に一言だけですけど、個別事例ごとにやっているとやっぱり不公平感が出るので、ある程度こういうときにはこれぐらいまで出すというルールをつくっておいたほうが今後お互いのためになると思いますので、その辺をよろしくお願いいたします。  以上です。ありがとうございました。 244: 議長(竹石正徳)  ここで暫時休憩いたします。                                     午後3時33分 休憩                                     午後3時48分 再開 245: 議長(竹石正徳)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、通告により10番 倉田明子議員。 246: 10番(倉田明子)(登壇)  フォーラム新桑名の倉田明子でございます。  初めに、このたびの大阪北部地震におきまして亡くなられた皆様の御冥福をお祈り申し上げますとともに、負傷された方、被災された方のお見舞いを心から申し上げます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、ただいまより一問一答で一般質問を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。  初めに、「こどもを3人育てられるまち」について、子どもが健やかに生まれ育つための支援について質問させていただきます。  「育てよう 子どもはみんなの 宝物」、これは総合計画に書かれている市の目指す姿を示した標語ですが、古くは万葉集で山上憶良が「銀も金も玉も何せむに勝れる宝子に如かめやも」と歌っているように、いつの世においても子どもは何物にもかえがたい宝物です。しかし、その大切な子どもが大人の手によって傷つけられる許しがたい事件が後を絶ちません。その中でも、一番信頼し、守られるべき養育者からの虐待は、子どもの安心、自信、自由、全ての権利を奪う最たる暴力ではないかと私は考えております。  3月に目黒区で起きた親からの虐待による死亡事件は、5歳の子の心からの叫びが自筆によりノートに書かれたもので、そのノートが残されていたことで日本中と言っても大げさではないと思えるくらいの方々が衝撃を受け、涙しました。改めて虐待は何としてもなくしていかなければならない、早期発見して未然に防がなければならないという思いを強くされたのではないでしょうか。  なぜかわいくてたまらないはずの子どもを虐待してしまうのか。虐待をした養育者を調査するといろいろな要因が見えてきます。若年齢の親に多いのですが、望まない妊娠、出産をしてしまった場合、そして、目黒区の事件もそうだったわけですが、義理の親子関係、いわゆるシンデレラ現象とも言われる親子関係だったという場合、そして、多くの加害者に共通することですが、その人自身が子どものころ何らかの虐待を受けて育ったため、暴力を使う以外の子育ての方法を知らなかった。いわゆる虐待の連鎖という悲しい事実があります。  このように、虐待は加害者である親を罰すれば解決するといった簡単なものではなく、虐待問題は実に根が深く、複雑で多岐に及んでいます。児童虐待を防止するにはあらゆる機関の連携、そして、支援が必要と考えます。  そこで、市の大切な宝である子どもたちが健やかに生まれ育つための支援について6点お伺いいたします。  1点目は、市の虐待相談状況及び対応をお伺いいたします。  先日、2017年度に児童相談所で対応した児童虐待の件数を県が発表いたしました。前年度より3割近く多い1,670件に上ったそうです。市の状況はいかがでしょうか。また、その相談に対し、どのように対応されているか、お伺いいたします。  2点目はDVについてお聞きいたします。  夫婦間の暴力、ドメスティックバイオレンスを子どもの前で見せることも虐待と定義づけられました。DVはパートナーを支配するだけでなく、子どもの成長にも著しい悪影響を及ぼします。市の現状及び対応についてお聞かせください。  3点目は里親委託についてお聞きします。  親のいない子ども、親が育てられない子どもが生活する場として児童養護施設があります。親元で育てられない子にとって児童養護施設は安定した生活を保障される大切な機関です。しかし、養育者と1対1の愛着関係を築いていくこと、普通の家庭生活を経験するということに関しては難しく、その意味において里親制度の意義は大きいと考えます。里親制度は県の事業ではありますが、市内に里親もみえますし、児童養護施設もございます。マッチングが進むよう、また、委託を受けた里親が孤立しないよう、連携、支援していく必要を感じます。現在の市の状況及び対応をお伺いいたします。  4点目に、施設や里親を離れた後の支援についてお聞きいたします。  国においては20歳までとも、22歳まで保障するとも言われておりますが、児童養護施設も里親のもとも18歳で巣立っている子が多いです。さぞや不安でいっぱいのことだと思います。児童養護施設の子は守られ過ぎて世間のことを知らない子が多いとも言われております。施設を出た後、実の親が子どもの自立を阻害するというケースもあると聞きます。飛び立とうとする子どもの翼が折れないよう、社会に出てから自立するまでの支援は必要と考えます。当局の考えをお伺いいたします。  5点目に、産前産後の支援についてお聞きいたします。  妊娠から出産、産後に至るまでは身体的にも精神的にも不安定になります。特にサポートしてくれる親のいない母親による虐待のリスクは高いと言われております。母親を支える市の取り組みをお伺いいたします。  子どもを健やかに育てるための支援について何点か質問させていただきました。親、養育者を孤立させない途切れのない支援を行っていくためには各所管の連携は必要不可欠であり、職員の適正配置も重要な視点だと思います。  最後に、機構改革、職員体制について市の状況をお聞かせいただきたいと思います。よろしく御答弁をお願いいたします。 247: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 248: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)(登壇)  答弁に先立ちまして一言御挨拶を申し上げます。4月1日付の人事異動によりまして子ども未来局長を拝命いたしました三浦でございます。子供たちの明るい未来のため、誠心誠意努めさせていただきますので、議員の皆様方の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。  それでは、所管いたします事項1、「こどもを3人育てられるまち」について、(1)子どもが健やかに生まれ育つための支援について、私からは小項目1)から5)までの5点につきまして順次御答弁申し上げます。  初めに、1)市の虐待相談状況および対応についてでございますが、全国的に虐待の事件が後を絶たない中、議員がおっしゃいますように、目黒区での痛ましい事件が起こりました。亡くなったお子さんがノートに書き記していた言葉が日本社会に大きな衝撃を与え、私も胸が締めつけられる思いでいっぱいでございます。  本市における平成29年度の新たな児童虐待相談件数は前年度より53件多い142件で、全国的な傾向と同じく年々増加している現状がございます。これは報道などにより児童虐待に対する意識の高まりから学校や保育所等、児童の所属機関や地域住民からの通告が増加していることが大きな要因であると考えられます。  通告があった場合、警察や医療機関、学校や保育所など、関係機関と情報共有を行い、緊急のケース会議を開催し、北勢児童相談所への通告や家庭訪問の実施を行っているところでございます。児童虐待はその後の子供の心身に大きな影響を及ぼすことから、このような痛ましい事件が起こらないよう、子供の安全確保を最優先に考え、今後も取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2)DVの現状および対応についてでございますが、まず、DV、ドメスティックバイオレンスとは、同居関係にある配偶者や内縁関係の間で起こる家庭内暴力のことをいいます。市では、夫婦間の不仲や離婚問題、経済困窮、夫やパートナーからの暴力など、多くの相談を受けております。平成29年度の女性相談の内訳といたしましては、夫などからの暴力は81名、延べ相談件数は303件でございました。その中でも緊急を要する場合は、警察への協力要請、一時保護の手続や移送などを行い、被害者の安全を最優先に取り組んでいるところでございます。  次に、3)里親委託の現状および対応についてでございますが、議員がおっしゃいますように、児童養護施設で預かるお子さんの中には家庭的な生活や親からの愛情を知らない子が多く存在します。里親に委託することにより養育者との愛着関係のもとで信頼関係の構築や自己肯定感の醸成、生活に必要な知識の習得を図ることができ、子供が成人し、親になったとき再び同じことが繰り返されないためにもその役割は大きいものと認識しております。  里親制度の普及啓発、児童とのマッチングは県の業務として行われているものでございますが、市では里親に関心のある方の相談窓口として制度の紹介を行い、県の担当部署につなげております。なお、平成30年6月現在、本市の里親登録は16世帯であり、内訳といたしましては、養育里親が15世帯、養子縁組里親が1世帯となっております。  次に、4)施設、里親を離れた後の支援についてでございますが、施設や里親を離れ、家庭や社会に復帰したお子さんに関しては、児童相談所や施設と連携しながら必要に応じてその後の相談や支援を継続しているところでございます。引き続き関係機関との情報共有や連携のもと、お子さんやその家族に対するアフターケアに努めてまいります。  次に、5)産前産後の支援についてでございますが、本市はこれまでも妊娠、出産から子育て期まで切れ目のない支援を行うため、医療機関やNPO法人、民生委員、児童委員を初め、地域の皆様との連携のもと子育て支援に取り組んでいるところでございます。特に産前産後につきましては精神的にも身体的も不安定になり、その不安が虐待に結びつく可能性もありますことから、この時期のケアは大変重要であると考えております。  現在、産前の取り組みとしましては、妊娠届を提出された方全員に専門職による面談や電話相談を実施し、出産、育児に関する相談や支援状況に応じた子育てサービスの情報提供を行っております。また、妊娠届提出時のアンケートや医療機関などからの情報により支援が必要と思われる方を把握し、関係機関との連携のもと、産後につながっていく支援体制づくりにつなげてまいります。  次に、産後の取り組みとしましては、出生連絡票によりおおむね1カ月を目安に母子の体調や育児の状況を電話で確認し、その後、生後4カ月までに保健師や助産師による赤ちゃん訪問を全戸に行っております。また、希望に応じまして民生委員、児童委員による見守り訪問を実施し、地域の子育て情報の提供や仲間づくりのお手伝いをさせていただいております。  こうした取り組みにより、今後も悩みを抱える妊産婦を孤立化させないよう、関係機関との連携のもと相談支援を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。 249: 議長(竹石正徳)  市長公室長。
    250: 市長公室長(久保康司)(登壇)  倉田議員の一般質問1、「こどもを3人育てられるまち」について、(1)子どもが健やかに生まれ育つための支援について、6)機構改革と職員体制について御答弁申し上げます。  まず、機構改革につきましては、4月の組織改編において桑名市総合計画で掲げる七つのビジョンのうち、「こどもを3人育てられるまち」をさらに推進するため、また、関連事業の縦割り打破を具現化するために子供に関する事業を集約し、子ども未来局を新設したところでございます。  次に、職員体制につきましては、来月7月1日付で現在くわなメディアライヴにございます保健福祉部の保健医療課、さらに子ども未来局の子育て支援課が本庁舎2階に引っ越すことにより、関連窓口をワンフロアに集約することで市民の皆様の利便性が向上するものと考えております。  いずれにいたしましても、「こどもを3人育てられるまち」をさらに推進するために、利用していただく市民の皆様の利便性やニーズに沿った機構改革を行いながら、これに沿った職員体制を整えてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 251: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 252: 10番(倉田明子)  御答弁ありがとうございました。  それでは、順次再質問させていただきます。  まず、産前産後の支援についてですけれども、第2子を出産する場合、上の子がいるわけですね。サポートする方がいればいいんですけれども、孤立した家庭の親御さんですと、上の子をどうするか、入院中どうするかというところが非常に問題となると思うんですけれども、病院に一緒に入院してもいいという地区があるみたいですけれども、桑名の近辺にはないと思います。桑名では何かその点に対して支援がありましたらお教え願いたいと思います。 253: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 254: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)  倉田明子議員の再質問に御答弁申し上げます。  母子手帳発行の際のアンケートや赤ちゃん訪問におきまして、乳幼児健康支援記録表などによりまして産前産後の支援が必要かどうかということを記録していただいている中で状況把握に努めております。そういった中で、一時保育やショートステイを初め、育児相談の紹介など、それぞれの状況に合わせた子育てのサービスの提供を行っておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。                   (10番議員挙手) 255: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 256: 10番(倉田明子)  入院中のサポートは、もう一度お願いします。 257: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 258: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  第2子を御出産ということで、上のお子さんの養育の支援ということかと思われますけれども、昼間だけでしたら一時保育というような御支援、また、夜もお父さんが働いていたりとか、養育できないような状況につきましては、児童養護施設とか、そういったショートステイを御案内させていただいております。以上でございます。                   (10番議員挙手) 259: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 260: 10番(倉田明子)  ありがとうございます。  それでは、次の再質問をさせていただきたいと思います。  機構改革をしていただいて、桑名版ネウボラに近いような状態ができるのではないかと期待しているところでございますけれども、福祉の部分は大分つながったように思いますけど、子どもの途切れのない支援にとって欠かせないのが教育と福祉の連携なんですけれども、そのあたりはどのように取り組んでいただけるかをお教え願いたいと思います。 261: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  子ども未来局長。 262: 保健福祉部子ども未来局長(三浦喜久子)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  子ども未来局では、妊娠から出産、子育て期に至るまで、包括的な支援に取り組んでまいりたいと考えております。また、保育所、幼稚園から就学に向け、教育委員会とは今後もさらに密に連携をとりながら情報共有を図っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (10番議員挙手) 263: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 264: 10番(倉田明子)  子総相の中に教育委員会から学校の先生がいらっしゃっているみたい、あと、幼稚園の先生も、今はいないみたいですけど、そこだけに限らず、これからもう少し連携を密にしていただきたいと思います。  これは市長公室長にお聞きするのかどうか、どちらに聞いたらいいかわからないんですけれども、子ども総合相談センターへの相談がふえておりまして、これは今まで減ったことがないことから考えますと、これからもどんどんふえていくことが想定されます。そして、ことしの職員体制を見させていただくと、実質人的にマイナスになっている。カウントしてみましたら、産休の方、育休の方も入れるとマイナス1からマイナス2かなと思うんですけれども、相談がこれからどんどんふえていく中で対応できるかどうかということをお伺いしたいと思います。 265: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長公室長。 266: 市長公室長(久保康司)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  職員体制につきましては、現実、今カウントをしていただくと減っているということではございますが、それらを結局一つの課として子ども未来局、子供関係をワンフロアにするということで一体的な形をとることによって皆さんで支援をしていただくようなイメージを持っていただいて取り組んでいただければと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。                   (10番議員挙手) 267: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 268: 10番(倉田明子)  これから7月の再編になるので、それから以降のことを見させていただきます。  DVにかかわる女性相談員の方も、今、嘱託の方とアルバイトの方が1名ずつみえるということで、その辺に関しても今回はまだ組織改革というか、場所というか、決まっていないところもありますし、また次回に聞かさせていただきたいと思います。  あと、里親なんですけれども、やっぱり県の事業というところで庁内の周知というのが少ないかなと思います。来年、里親大会、東海北陸ブロックの里親大会と全国大会があるのかな。ということで、これがチャンスかなということで、担当所管の福祉のみならず、里親に至りましては子どもは各地区の小・中学校に行かれることですし、ぜひ教育のほうとも密に取り組んでいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次に、子どもの貧困対策について質問させていただきます。  2016年の国民生活基礎調査によりますと、子どもの貧困率は12年ぶりに改善されたものの、依然13.9%と高水準で、7人に1人が貧困状態にあるとのことです。これはOECD経済協力開発機構主要36カ国中24位です。虐待が起こる家庭の多くはやはり貧困家庭です。貧困の世代間連鎖も心配されるところです。市の取り組みをお伺いいたします。 269: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部長。 270: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)(登壇)  所管いたします事項1、「こどもを3人育てられるまち」について、(2)子どもの貧困対策について、1)市の取組について御答弁申し上げます。  平成26年1月に施行されました子どもの貧困対策の推進に関する法律では、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、貧困の状態にある子供が健やかに育成される環境を整備することとなっております。  そこで、本市では、子供の貧困対策における学習環境の整備と子供の居場所づくりといたしまして学習支援事業、学びサポートがございます。この事業では学力向上だけではなく、子供が安心して過ごすことができる居場所づくりという目的もあわせ持つ事業で、生活困窮世帯や生活保護世帯、ひとり親世帯の子供の自立支援の一環として、学習支援、進路相談等を実施しております。  平成27年11月の事業開始から学習支援コーディネーターを相談支援室に配置し、日時や場所、教科などについて子供とボランティアの学習支援員とをマッチングし、1対1の個別により公共施設などで支援を実施しております。この支援を通じて子供の属する世帯の抱える課題等が見つかれば、生活困窮者自立支援制度による自立相談支援、家計相談、あるいは他の制度につなげることも可能となります。  いずれにいたしましても、子供の貧困が少しでも減っていけばということで取り組ませていただいておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 271: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 272: 10番(倉田明子)  御答弁ありがとうございます。  今、満足に食事ができない子どもとか、親が働いていて1人で御飯を食べている、いわゆる孤食という子どもを少しでも減らしたいということと、また、孤立している親の横の連携をつながらせていきたいという目的で子ども食堂というのが活発に活動してみえると思います。その数は全国で2,200カ所を超す勢いということで、桑名市内においても6カ所活動してみえるみたいなんですけれども、本当にいろんな立場の方がいろんな形で子ども食堂をやっていただいていて、とてもいいことだなと思うんですけれども、市が子ども食堂を運営することは、そういうことは民間にお任せすればいいのかなとも思いますけれども、何らかの形でつながっていくとか、連携していく必要はあるのかなと思いますが、何か取り組みとか、お考えがあればお聞かせ願いたいと思います。 273: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部長。 274: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  今、議員のおっしゃいますとおり、この市内に6カ所の子ども食堂がございます。市で把握しているのは6カ所ございます。私どもではこのような団体の方に生活困窮者の自立支援事業につきましての啓発とつなぎというものをお願いしておりまして、その逆に、私どもの生活支援、自立支援事業の参加者の中で子ども食堂へのニーズというものがあれば、こちらからつなげさせていただくというような連携をとらさせていただいておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 275: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 276: 10番(倉田明子)  これから考えさせていただくと。何か取り組みとしてありませんか。例えば学びサポートといいますか、総合福祉会館なんかで学習のボランティアとかをやってみえると思うんですけど、そこでも子ども食堂をやっていて、そういうところをマッチングさせていくとか、そういう考えはいかがでしょうか。 277: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部長。 278: 保健福祉部長兼社会福祉事務所長(近藤 正)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  今現在もそういう子ども食堂をやっていただいているところと私どもの学びサポートとか、その辺、相互に連携という形で、子ども食堂にはこういう事業をやっていますよということを啓発していただくとともに、食堂に通っていただいている子で私どもの自立支援が必要な方についてはこちらへつないでいただくというようなことをお願いして連携を、今現在もそれはやらさせていただいておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 279: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 280: 10番(倉田明子)  ありがとうございました。
     それでは、次に、子どもの医療費について質問させていただきます。  子どもの医療費の窓口無料化につきましては以前もお聞きしたところではございますが、若い世代のお母さん、親とお話しさせていただくと、やはり必ずといっていいほど桑名市はいつ子どもの医療費を無料化してくれるんだろうかという話になってしまいます。そういう要望を毎回お聞きするところであるんですけれども、子どもの医療費窓口無料化は親たちが考える、親たちが求める子どもを3人育てられるまちづくりにはなくてはならない施策なのではないかと考えております。  そこで、今回、「こどもを3人育てられるまち」ということで何点か質問させていただいておりますというところでもう一度お伺いさせていただくことにいたしました。前向きな答弁をよろしくお願いいたします。 281: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長。 282: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉田議員の一般質問の大項目1の(3)、子ども医療費の窓口無料化について、私から御答弁を申し上げます。  子ども医療費の助成は、保護者の経済的な負担を軽減し、疾病の早期発見と治療を促すことで安心して子育てができる環境を整備する重要な制度であります。桑名市では、これまでも県の補助対象だけではなく、保護者の経済的負担の大きい18歳までの子供を3人以上扶養している多子世帯への通院助成の拡大、中学生の入院助成を桑名市独自の助成として、子供たちが安心して医療機関を受診できるよう子ども医療費の助成を推進してきたところであります。  子ども医療費の窓口無料化につきましては、これまでも議会の中で幾度となく御意見もいただいているところでございまして、子育て支援のための重要な課題と位置づけており、できる限り早期に実施できるよう、導入に向けて検討を重ねてきたところでございます。  そうした中、このたび、他市町の状況も確認をして、子育て家庭が安心して医療を受けられる体制を整えるべく、来年度の受給資格証の更新時期に合わせて、平成31年9月の実施に向け、準備を進めてまいります。なお、対象年齢につきましてはゼロ歳から6歳までの未就学児を予定しております。今後は医師会を初め、関係機関と協議を重ねるとともに、システム改修など、環境を整えてまいります。  「こどもを3人育てられるまち」に向け、引き続き子育て家庭が安心して暮らせるよう一層の子育て支援の充実を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 283: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 284: 10番(倉田明子)  うれしい御答弁をありがとうございます。平成31年9月からということですが、大変皆さん、喜ばれると思います。後から戻ってくるとはいえ、やはり窓口でお支払いするというのは本当に貧困家庭にとっては大変苦しいことだったようで、これは子育て支援の大きな前進になると思います。どうもありがとうございます。よろしくお願いいたします。  では、次に、空き家対策について、子育て世代の支援についてお伺いいたします。  少子高齢化の波は新しいと言われている団地にも押し寄せてきており、空き家もぼつぼつ見られるようになりました。空き家は放置すれば倒壊の危険、衛生面、景観等、地域にとって問題となりますが、空き家を活用して子育て世帯を呼び込んだり、店舗とするなど、地域の活性化に生かした取り組みも多く聞くところでございます。少子高齢化対策の一環とした施策として空き家を活用できないか考えるところです。今後の展望も含め、当局の考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 285: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  都市整備部長。 286: 都市整備部長(中村博明)(登壇)  倉田議員の一般質問1、「こどもを3人育てられるまち」について御答弁を申し上げます。  市の空き家対策としましては、本年2月に三重県宅地建物取引業協会や三重弁護士会など、地域に密着した専門8団体と市で空き家等の対策について相互連携を図るための空家等対策の推進に関する協定を締結し、空き家の活用や相続などの諸問題について所有者が専門家に相談できる体制を整備したところであります。  また、5月には、国が推進しております全国版空き家バンクに登録を行い、今年度内には空き家の所有者が物件を登録できるよう準備を進めているところであります。  また、このほか、子育て世帯への住宅施策としましては、市営住宅の入居募集に際し、子供を育成する家庭に対し別途募集枠を設けております。  議員御案内のとおり、子育て世代が空き家等を活用して居住をしていただくことは若年層の誘致にもつながり、まちのにぎわいを呼び起こす有効な手段の一つであると考えております。その一方で、子育て世代の方が空き家や市営住宅などの情報を知る環境が十分に整っているとは言えない状況であり、市としましてもニーズをいかに把握できるのかが課題となってまいります。そのため、今後につきましては、登録されている空き家の情報を広く知っていただくため、子育て世代が集う場所などでの周知に努める必要があると考えているところであります。  いずれにしましても、空き家対策が全国的に重要な課題であることは言うまでもなく、その一方で子育て世代が空き家対策の受け皿になることができれば、単に空き家に対する対策のみならず、まちづくりの観点からも非常に大きな効果が見込まれると考えられますことから、引き続き有効な方策を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。以上でございます。                   (10番議員挙手) 287: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 288: 10番(倉田明子)  御答弁ありがとうございます。  ただいま取り組んでいただいているところですとお聞きしました。ついでと言ってはなんですが、子育て世代が入居するに当たり、改築とか入居に対する支援なんかも一緒に検討していただけたらいいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次に、大項目2番、「地理的優位性を活かした元気なまち」について。  初めに、(1)中心市街地整備の中でサンファーレの今後について質問させていただきます。  中心市街地整備におきましては、現在、自由通路、橋上駅舎化事業が進められており、あわせて、駅東の整備計画が検討されているとお聞きしております。一方、サンファーレにおいては市が所有する北館を売却するという話が持ち上がっております。公共施設等総合管理計画の第1次アクションプランにも書かれているところでございますが、サンファーレの現状と今後の方向性について、また、売却に当たっての問題点と課題についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 289: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 290: 産業振興部長(後藤政志)(登壇)  所管をいたします事項2、「地理的優位性を活かした元気なまち」について、(1)中心市街地整備の中でサンファーレの今後について、1)現状と今後の方向性についてと2)問題点と課題についての2点は相関連をいたしておりますので、一括して御答弁を申し上げます。  議員御承知のとおり、公共施設の保有や維持管理の方法など、長期的な視点でどうあるべきか方向性を定めた公共施設等総合管理計画に基づく第1次アクションプランにおいて、サンファーレ北館は運営形態維持を条件とした売却を検討することと位置づけをいたしております。  行政施設の効率化は単に公共施設の総量削減を図るものではなく、複雑多様化する行政ニーズに組織を肥大化させずにできる限り効率的に対応していくために本来行政が果たすべき役割は何なのかを常に意識していくことが重要であると考えております。  このことは駅前でのにぎわい創出、商業振興は行政が商業ビルを直接保有し、運営を行うことによってしか効果がもたらされないということは決してなく、サンファーレ北館は民間で担っていただくことが十分可能であり、民間に委ねることで今後の駅前の整備にあわせ、にぎわい創出を一体的に取り組んでいただける、そのような施設と捉えております。  駅前の再開発を行った建設当時は市の役割として一定の負担をしたわけでありますが、改めて駅周辺の整備を行っていく中では、民間の自由な発想と行政にはないスピード感で時流に即した運営がされることで今後もサンファーレが市民の皆さんの満足度向上に寄与するものと期待をいたしているところであります。  そこで、具体的に売却を進めるに当たり、課題が大きく2点ございます。  一つは、サンファーレ南館と北館の一体整備が行われていることから、市が保有管理している施設内に南館の維持に必要な設備があり、売却後も南館との一体管理が必要な部分はそれを将来にわたって維持できるような方策を講じる必要があります。  もう1点は、売却後は市が管理する必要がなくなりますので、当然、維持管理経費は不要となります。しかしながら、これを受託している中心市街地活性化のために設立をされました株式会社まちづくり桑名が存続できなくなるということが明らかになってきたということであります。そのため、サンファーレ北館の売却に向けましては、できるだけ早い時期に議員の皆様に御説明をし、御意見を伺う機会を設けてまいりたいと考えているところでございます。  そこで、進捗状況の一端を申し上げますと、売却手続について、これまで幾度となくテナント事業者、南館のマンション管理組合、商工会議所など、関係者に説明と意見交換を実施させていただいております。その中で最も不安視されるのが売却後も現状機能をいかに担保するのかとの御指摘でございます。今のところ、売却後も南館の機能を維持できる売却方法として、土地は売却せず、北館売却後の所有者に30年の事業用定期借地にて貸し付けを行うことを御説明させていただき、北館の転売、用途変更が自由にできない制約を設け、南館に必要な機能維持を担保することにつきましては一定の御理解を得たところでございます。また、並行して、建物の鑑定評価や入札のための仕様書作成など、事務的な手続も進めているところでございます。  一方、株式会社まちづくり桑名の状況といたしましては、受託している事業以外で収益を確保するものが乏しいことから、本年2月の取締役会で解散に向けて手続に入る合意がなされております。現在は唯一の保有資産であるRoccaの処分によって清算することを前提に、出資されている株主の皆様に説明、周知をいただいている状況であります。  中心市街地活性化のための事業ではなかなか収益が上げられずに現状に至っておりますが、市といたしましては、物産振興、観光PR、商店街などのイベント支援などを行うこれまでのまちの駅事業など、観光物産振興やまちの活性化につなげるような事業は何らか継承されないか調整していきたいと考えているところでございます。  いずれにいたしましても、サンファーレの売却とその後の駅周辺整備事業に関しましては、関係者とよく対話を重ねながら確実に進めてまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 291: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 292: 10番(倉田明子)  御答弁ありがとうございます。  何点か再質問をさせていただきたいと思うんですけれども、やはり売却で心配されるのが北館の機能といいますか、南館とひっついているというところでその辺で心配されるんですけれども、確認の意味も含めて質問したいんですけれども、建物の売却のみで土地は事業用定期借地ということですけれども、駐車場は南館のマンションの方も使ってみえるんですが、その定借で駐車場は残すと理解させていただいてよろしいですか。 293: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 294: 産業振興部長(後藤政志)  倉田議員の再質問にお答えをさせていただきます。  先ほども30年間の事業用定期借地ということで考えておりまして、少なくともその間は取り壊してマンションを建てかえるであるとか、市の承諾なしに自由に用途変更ができないということとなりますので、よろしくお願いをいたします。                   (10番議員挙手) 295: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 296: 10番(倉田明子)  もう1点、北館の機能についてお伺いしたいんですけれども、サテライトオフィスと1階にあるさんさんルーム、これは本当に市民の皆さんから非常に便利だとか、助かるというふうに言われて好評を得ています。売却後はこの施設はどうなると考えていらっしゃるんでしょうか。 297: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 298: 産業振興部長(後藤政志)  倉田議員の再質問にお答えをいたします。  議員のほうからはサンファーレに入っている公共施設についてどうなるのかという御心配をいただきました。売却後は当然に市の施設も賃借料が発生するという課題もございます。既存施設をどのようにしていくかは現在協議、検討をしているところでありまして、先ほども御答弁を申し上げましたとおりですが、議員の皆様には、今後のスケジュールも含めまして、そのあたりを御説明する機会を持ちたいと考えております。よろしくお願いをいたします。                   (10番議員挙手) 299: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 300: 10番(倉田明子)  では、後ほどきちんと説明していただくということで了解させていただきました。  それでは、もう1点、再質問をさせていただきたいんですけれども、先ほど、売却するに当たり駐車場から手を引くというところで、まちづくり桑名が解散することになるというような内容の御答弁があったと思うんですけれども、サンファーレの売却とまちづくり桑名の解散がいま一つ結びつかないんですけれども、もう少し説明をお願いしてよろしいでしょうか。 301: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 302: 産業振興部長(後藤政志)  倉田議員の再質問にお答えをさせていただきます。  まちづくり桑名は平成13年に中心市街地活性化のために、それを目的に設立をされた第三セクターの株式会社でございます。事業といたしましては、サンファーレ北館の管理、空き店舗対策事業、市の受託事業とまちづくり桑名そのものが所有をいたしておりますRoccaをブライダル事業者のほうへ貸与して、その賃貸料が主な収入源となっております。しかしながら、一番大きな収入源でありますサンファーレの北館の管理業務の受託のほうがなくなりますと、ほかの独自事業のほうでは再建を図っていくのは困難であるというふうに取締役会のほうでも判断をされたということかと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (10番議員挙手) 303: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 304: 10番(倉田明子)  まちづくり桑名は市も入っているということですけど、随分多くの出資者がいらっしゃると思いますので、丁寧な対応をよろしくお願いしたいと思います。  それでは、次に、産業支援について、市の取り組みについて、民間活力の導入について質問させていただきます。  まず、会派で視察させていただいた天草市の取り組みを御紹介させていただきます。  天草市では、市内で頑張る中小企業者、自営業者や起業家全てに光を当て輝けるように応援するために、市内の公的産業機関が一体となり天草市起業創業・中小企業支援センター「Ama-biZ」を設立いたしました。市の委託事業ですが、スタッフは皆さん、各方面のプロが集まってみえます。Ama-biZは富士市で始まったf-Biz、富士のfで、Ama-biZというのは天草のビジネスでAma-biZというんですけれども、f-Bizをモデルにした公的企業支援センターです。地域の人口規模にかかわらず、全国どのような場所であっても同じやり方で効果を上げてきていることで、いわゆるAma-biZとか、f-Bizとか、岡崎ではOKa-Bizというんですけれども、全国的に広がりつつあると聞いております。  Ama-biZの実績は3年間で相談件数4,445件、これが月平均123件、起業創業件数が96件、雇用者数は294人、これは天草市長がAma-biZを立ち上げるに当たり公約しました100起業、300雇用をほぼ達成した数字になり、人口8万人、地理的環境にも恵まれているとは言えない天草での成功はAma-biZショックとも、天草の奇跡とも言われているそうです。地場産業が活性化すると地域も元気になる、そんな姿を見せていただきました。  地域活性化、地方創生のためにも産業支援の必要性を感じますが、市の取り組み、また、民間の力を活力として導入することの市の考え方をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 305: 議長(竹石正徳
     当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 306: 産業振興部長(後藤政志)(登壇)  所管をいたします事項2、「地理的優位性を活かした元気なまち」について、(2)産業支援について、1)市の取り組みについて、2)民間活力の導入について御答弁を申し上げます。  まず、1)市の取り組みについてでございます。  本市では、これまで、地場産業を初め、幅広い分野の新技術、新製品開発に対する支援を行い、地域経済の活性化に取り組んでまいりました。昨年6月には市と桑名商工会議所、三重県産業支援センターと共同で無料で相談できるビジネスサポートセンターを開設し、専門の相談員による売り上げ拡大、経営改善、事業承継の相談を行っております。  また、あわせて、経営力向上のための経営計画策定に対する奨励金や新商品、新サービスなどの国内外への販路開拓に対する奨励金を新たに創設し、支援を行っております。  創業をお考えの方への取り組みといたしましては、市の創業支援計画に基づき、桑名創業塾や創業フォローアップ相談会、創業フォローアップセミナー&起業家交流会を桑名商工会議所に開催していただいております。創業塾等を修了された方は法人設立時の登記に係る登録免許税を2分の1に軽減することができます。また、融資を受ける際には無担保、第三者保証人なしで借り入れをすることができるようになります。  創業者以外の金融策といたしましては、小規模事業資金融資制度を御利用の方へ保証料の補給を実施いたしております。また、取引先の倒産などにより経営の安定に支障を来している中小企業者に対してセーフティネット保証制度として迅速な認定を行うことで金融の安定化にも努めております。  次に、2)民間活力の導入についてでございます。  本年3月に総合特別区域法第23条第1項の規定に基づく準則を定める条例と地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例を制定し、特定の区域内で工場等の新設、増設を行う場合の緑地率を緩和、企業が設備投資しやすい環境を図っております。  そのほか、本年6月に成立しました生産性向上特別措置法に基づく導入促進基本計画につきましては、現在、国と協議中ではございますが、同意が得られれば先端設備導入計画の認定を受けられた中小企業のうち一定の要件を満たした場合は固定資産税の特例が適用できることとなります。  他方、商業に関しましては、先ほども申し上げました創業塾等におきまして専門家による講義や相談、交流会などを実施いたしております。創業希望者や創業後間もない方に対して継続的な支援をすることにより地域経済の活性化を促しております。  また、民間事業者の力を積極的に活用した公民連携についても今後検討してまいりたいと考えております。  桑名らしいまちづくりを目指し、民間事業者みずからが自身の経営力向上になり、地域経済の活性化にもなるような取り組みを支援してまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 307: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 308: 10番(倉田明子)  御答弁ありがとうございます。  それでは、1点だけ再質問させていただきます。  先ほど説明にありましたビジネスサポートセンターがAma-biZとちょっと似ているのかなと思うんですけれども、実績とか、職員、スタッフについてもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。 309: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 310: 産業振興部長(後藤政志)  倉田議員の再質問にお答えをさせていただきます。  ビジネスサポートセンターの実績ということでございますが、開設をいたしました平成29年6月から平成30年3月までの実績となります。相談件数は968件、開設日数は171日でございますので、1日当たり5.7件の御相談がございました。相談内容につきましては、販路拡大が約35%、次に補助金関係が約32%、そして、創業、新規事業についてが約12%というふうになっております。  相談の専門スタッフにつきましては、三重県産業支援センターから中小企業診断士1名の派遣をいただいております。よろしくお願いをいたします。                   (10番議員挙手) 311: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 312: 10番(倉田明子)  お一人で頑張っていただいて結構な実績が出ていると思うんですけれども、1人でこれだけ実績を上げられたということは、もう少し充実させるというようなお考えはいかがでしょうか。 313: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  産業振興部長。 314: 産業振興部長(後藤政志)  倉田議員の再質問にお答えをさせていただきます。  現状ではまだ1年を迎えたところでございまして、今後はこの結果をきちっと分析した上で、より違う分野の専門が必要であるとかという部分も含めて、産業支援センターのほう、市も含めてですけれども、検討をやっていくことになるんだろうというふうに考えております。よろしくお願いします。                   (10番議員挙手) 315: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 316: 10番(倉田明子)  ありがとうございました。  それでは、次に、(3)賑わいのあるまちづくりの創出について質問させていただきます。  河川法が緩和されたこともあり、昨今、川や海辺といった水辺の可能性に着目し、そのエリアを中心に民間活力の積極的な活用と市民や企業を巻き込んだソーシャルデザインで水辺空間を観光や地域活性化につなげる動きが全国的に広がっております。一般的にミズベリングという造語が使われておりますが、地域性、水辺の形状に合わせたおもしろい取り組みが全国各地で行われております。  桑名市は水辺に恵まれた都市ですが、残念ながら、現在は活用が余りなされていないと思います。ことし、水辺に関して少し予算がついたみたいなんですけれども、周辺の町並みと一体化させ、歴史と文化を融合したにぎわいのあるまちづくりも可能と考えます。  そこで、2点、水辺の活用について、水辺の賑わいを、まちの賑わいへについてお答えいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 317: 議長(竹石正徳)  当局の答弁を求めます。  市長公室長。 318: 市長公室長(久保康司)(登壇)  所管いたします事項2、「地理的優位性を活かした元気なまち」についての(3)の1)、2)について相関連いたしますので、まとめて御答弁申し上げます。  近年、まちのにぎわいを創出する可能性として水辺空間の価値が見直されてきています。河川法の規制緩和もありまして、全国で民間活力を取り入れた活用が始まっております。  桑名の水辺エリアにつきましても、住吉地区は歴史的、文化的に重要な場所であります。七里の渡跡、六華苑、諸戸氏庭園など、桑名市を代表する文化財が所在するエリアであり、国営木曽三川公園の桑名七里の渡し公園の整備も進んでいるところであります。  この住吉地区の魅力を生かし、水辺空間等を積極的に観光や地域活性化につなげていくことを目的として、先ほど箕浦議員の答弁でも申し上げましたとおり、国土交通省木曽川下流河川事務所との共催で、水辺空間を活用した社会実験を実施する予定となっております。これは七里の渡し公園内と住吉浦休憩施設がある川側との両方でマルシェなどのイベントを開催するものです。これによりにぎわいや活気のある空間を創出し、このエリアに人を呼び込むためにどうしていくべきかを探るための新たな取り組みと位置づけております。その上で住吉地区でイベントを行うことの有効性や問題点などを見出すことができればと考えております。そのにぎわいを近接する東海道筋や寺町通り商店街などにどのように広げていけるのかなど、今後の方向性を確認していきたいとも考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 319: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 320: 10番(倉田明子)  水辺エリアは観光客の方からももう少し何とかならないか、休むところとか、物販とか、飲食できるところというのをいただいておりますので、今後も国を動かして、かなり国の管理が多いと思いますけれども、公園も含めて一体的に計画していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。    ───────────────────────────────────────  ○散会の宣告 321: 議長(竹石正徳)  本日はこの程度にとどめ、あとの方は明20日にお願いすることにいたします。  明20日は、午前10時に会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。                                     午後4時50分 散会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        議     長       竹 石 正 徳        署 名 議 員       愛 敬 重 之        署 名 議 員       松 田 正 美 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...