桑名市議会 2018-03-22
平成30年予算特別委員会 本文 開催日:2018-03-22
まず、議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算所管部門の審査においては、歳出において、総務費のうち人事管理費中、職員研修費について、実施する研修の内容を問う質問があり、人権に関する研修や新人研修のほか、人材育成のための各種研修を内部及び外部の講師を依頼し、行っているとの説明がありました。
これに対して、お金をかけて外部講師を呼ばずに職員が講師をすればいいのではないかとの質問があり、これまで外部講師を依頼していた研修の一部は1月に採用した総務部次長が講師をすることで対応している。しかしながら、職員が持っていないスキル等に関することについては外部講師を依頼し、職員のスキルアップを図っていきたいとの説明がありました。
さらに、これに対し、行政マンの責務は市民の生命、財産を守ることで、これを果たすことがまず求められるスキルではないのかとの質問があり、職員に求められる究極のスキルは、何か問題が起こったときに迅速かつ柔軟に対応できる危機管理能力だと考えているとの説明がありました。
また、同じく、職員研修費について、獣害対策の資格取得費用を計上しているかとの質問があり、平成30年度予算でわな猟免許の取得費用を予算計上している。また、免許を取得している職員を把握し、更新費用の負担や人員配置にも活用していきたいと考えているとの説明がありました。
次に、企画費中、地域コミュニティ推進事業費に関して、(仮称)まちづくり協議会の設立に当たっては、現在、地域で行われているさまざまな事業の集約が行われていくと理解しているが、住民への説明に向けて庁内である程度具体的な方向性について整理ができているのかとの質問があり、平成30年度は(仮称)まちづくり協議会の設立をどのように進めていくかについて住民と対話しながら進めていく予定であるが、事業集約についてはこれから整理していきたいとの説明がありました。
また、一般事務費について、ポルトガル語通訳員の賃金が削減され、今後、翻訳機械を導入するとのことだが、通訳員なしで窓口業務にどう対応していくのかとの質問があり、近年、外国人市民の多国籍化が顕著であるが、ブラジル人以外については職員のみでおおむね問題なく対応できている。ブラジル人にも同様に対応できるか検証しながら、職員に対しての研修等も行っていく予定であるとの説明がありました。
これに対して、時間を削減するならまだしも、いきなり通訳員をなしにするのはいかがなものか。これまでの活躍を知らないのではないかとの意見があり、通算9年間勤務していただき、その仕事ぶりは理解しているつもりではある。相談業務等において不安はあるが、ポルトガル語だけではなく、ほかの言語にも対応していく必要性から今後はICTを活用していくよう検討を進めるという判断に至ったとの説明がありました。
さらに、一定の期間並行して運用し、課題に対処した上で移行するならばまだしも、いきなりとなると問題が生じるのではないかとの質問があり、相談業務に関してはナーバスな部分もあり、機械でうまくいくのか懸念しているところである。4月以降、余りふぐあいがあるようなら再考したいと思うとの説明がありました。
次に、人権政策費中、人権センター費について、イベント等における障がい者就業施設からの物品の購入状況を問う質問があり、人権を確かめ合う日及び人権フェスタの際に物品を購入するなどして啓発に努めているとの説明がありました。
これに対して、人権センターが行うイベントだけでなく、他部局が行うイベントの際にも呼びかけをしていただきたいとの意見がありました。
次に、消防費のうち常備消防費中、車両購入費について、車両整備計画に基づき更新をしているとのことだが、複数台の車両を同時に更新すれば経費の節減ができるのではないかとの質問があり、消防車両は仕様に基づきそれぞれオーダーメードでつくっているため、1台ごとに人件費等がかかり、購入台数をふやすことによる値下げはないものと認識しているとの説明がありました。
次に、教育費のうち社会教育費における団体等への補助金について、廃止となった例について経緯を問う質問があり、桑名市婦人会連絡協議会と子ども会育成者連絡協議会に対する補助金が廃止となったが、婦人会連絡協議会については会長の退任後、後継者が見つからず、解散の申し出があった。子ども会育成者連絡協議会については、子ども会への加入率の減少や活動内容の変化も踏まえて協議を続けてきた結果、合意の上、今年度をもって解散することとなったとの説明がありました。
また、青少年育成費中、放課後子ども総合プラン事業費について、減額の詳細を問う質問があり、現在、九つの小学校で行われている放課後子ども教室のうち、週3回行われている小学校についてスタッフへの報償費を週1回分に減額した。また、庁内で勤務している非常勤嘱託職員の放課後子どもクラブ総合プラン推進員の人件費を削減したとの説明がありました。
これに対して、平成31年度は事業そのものが打ち切られるような話も聞き及んでいるが、どうなるのかとの質問があり、平成31年度については学童保育所のある小学校区について見直しを考えているとの説明がありました。
本件に対する主な意見表明としては、ポルトガル語通訳員の人件費が削られていること等には納得できない。また、業務の引き継ぎがきちんとなされていないことを含め、合理化より先に行政改革をきちんとやらないと市民の負担が増し、不幸になると考え反対、じわじわと市民生活を脅かすような予算編成には反対との意見、また、賛成としながらも、まちづくり協議会の設立を進めるに当たっては、庁内の問題を整理した上で将来的な方針を市民にきちんと説明できるようにしてほしいとの意見、ポルトガル語通訳員の件は対応が余りにずさんであり、検討の上、補正予算等での対応を考えてほしいとの意見、庁内で情報の共有がなされていないことが心配であり、気をつけてほしいとの意見がありました。
次に、議案第3号 平成30年度桑名市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の審議においては、事業債の償還期間と残高を問う質問があり、償還は平成33年度までであり、この間の償還額は元利合わせて3,316万円余りであるとの説明がありました。また、貸付金の回収に向けての取り組みを問う質問があり、担当者が日々訪問して徴収するとともに、特別に徴収期間を設けて課員全員で訪問するようにしている。なおかつ、年2回程度、未納者に対する通知を送付しているとの説明がありました。
本件に対する主な意見表明としては、接触することが納付につながると思うため、一層取り組んでいただきたいとの意見がありました。
以上の経過により、お手元に配付の分科会審査報告書のとおり、議案第1号所管部門については意見集約の結果、賛成多数であり、また、議案第3号については全会一致で賛成でありましたので、御報告申し上げます。
これをもちまして総務安全分科会の審査報告といたします。
5:
委員長(
辻内裕也)
ありがとうございました。以上で
総務安全分科会長の報告は終了いたしました。
これより
総務安全分科会長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
それでは、次に、
教育福祉分科会長から報告を求めます。
6:
教育福祉分科会長(
倉田明子)
教育福祉分科会長の
倉田明子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
ただいまより教育福祉分科会における審査の概要を御報告申し上げます。
本分科会の審査案件は、議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算所管部門外各特別会計4議案であります。
最初に、大山田東小学校の現地視察を行い、学校敷地内にある学童保育所の移転予定地について当局から説明を受けました。
次に、審査の内容ですが、まず、議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算所管部門においては、民生費のうち社会福祉総務費中、地域福祉計画策定事業費について、民生
委員とのかかわりを問う質問があり、民生
委員は地域福祉の実情を一番よくわかっており、これから設置する地域福祉計画策定
委員会には民生
委員、児童
委員の代表者に参加していただくことになるとの説明がありました。
また、他の
委員より、既存の地域福祉計画と計画期間が重複しないのかとの質問があり、新たな計画策定の前準備として平成30年度から住民意識調査やその分析に取りかかるものであり、計画期間は重複しないとの説明がありました。
次に、社会福祉施設費中、多世代共生型施設整備事業費に関して、津波の浸水想定を踏まえ、地盤のかさ上げを行う予定はあるのかとの質問があり、施設整備については市が作成する要領に基づき事業者から提案をいただくことになるが、現時点で地盤のかさ上げについては想定していないとの説明がありました。
また、他の
委員より、施設の準備と運営を行う事業者を選定するとのことだが、そのようなことは可能なのかとの質問があり、福祉事業を運営する事業者を選定し、そこが建設業者と契約し、施設整備を行うと思われるとの説明がありました。
また、他の
委員より、プロポーザル方式は事業者からの提案を評価する手法なので、利用者の意見を取り入れて施設をデザインするのに不向きではないかとの質問があり、現場の意見を取り入れることは大切であり、この点を踏まえた提案をいただくため、要領にどのように反映させるのか検討しなければならないとの説明がありました。
また、他の
委員より、不安に感じる利用者の方への説明や議会との意見交換を行いながら進めていかないとどこかでボタンのかけ違いが起きてしまうのではないかとの意見があり、決まったことの説明、意見交換をもう少し丁寧に行いながら引き続き進めていきたいとの説明がありました。
次に、障害者福祉費中、障害者福祉一般事業費について、自動車燃料費及びタクシー料金助成事業の現状を問う質問があり、平成29年8月より燃料費を月2,000円から1,000円に、タクシー券を月3枚から5枚に変更したところ、13名の方が燃料費助成からタクシー料金助成に変更したとの説明がありました。
次に、障害者自立支援費中、サービス利用計画作成費について事業内容を問う質問があり、障がい者の方のそれぞれの状態に応じたサービス利用計画を立てるために要する費用であるとの説明がありました。
同じく、障害者自立支援費中、補装具費について市独自の補助は検討できないかとの質問があり、補装具費に関しては県の基準に基づいて補助しているが、全国的に見ると県の基準にないものを市独自で認める例もあるため、他市の先進事例も参考にしながら検討していきたいとの説明がありました。
次に、老人福祉費中、老人福祉一般事業費について、健康お薬訪問相談事業費が来年度からなくなるようだが、国がやめたからやめることは問題ないのかとの質問があり、国の補助が終了し、また、利用人数も少ないことから事業を終えるが、薬の飲み残しや多剤が減るなど一定の効果が得られたこともあり、今後は薬剤師会の協力も得ながら介護保険の事業でカバーしていきたいと考えているとの説明がありました。
同じく、老人福祉費中、老人クラブ助成費について、各クラブへの補助金の算定方法を問う質問があり、会員数割やクラブごとの事業計画に基づいて配分しているとの説明がありました。
次に、児童福祉総務費中、不妊治療費助成事業費について、コウノトリ支援事業と特定不妊治療費の配分が変わった理由を問う質問があり、所得730万円以上の方は市単独事業のコウノトリ支援事業しか対象にならないが、730万円未満であれば県事業の特定不妊治療の助成対象となる。実績として高所得者の需要が多かったため、コウノトリ支援事業へ配分が変更になったとの説明がありました。
続いて、衛生費のうち保健衛生総務費中、病院整備費について、整備内容を問う質問があり、医療センターのA、D、E、エネルギー棟の改修と医療機器の整備分であるとの説明がありました。
続いて、教育費のうち事務局費中、一般事務費について、小・中一貫教育関連経費を問う質問があり、小・中一貫教育地域アドバイザーに対する謝礼、旅費、高速代及び駐車場代等で計15万7,000円を計上しているとの説明がありました。
また、
委員より、アドバイザーはどのような方を選ぶのかとの質問があり、施設一体型小・中一貫校の設置を検討するに当たって学識経験者や対象となる学校区の教育、または行政に精通した方を想定しているとの説明がありました。
次に、教育振興費中、小中一貫教育推進事業費について、具体的な取り組みと効果と問う質問があり、現在策定中の小・中一貫教育の基本方針に基づき、各中学校ブロックにおける児童・生徒や地域の実情等に応じた目指す子供像の設定、また、義務教育9年間を見通したカリキュラムの編成をしていきたい。今後、英語教育やプログラミング教育、さらには生徒指導や特別支援教育の部分においても小・中一貫教育の手法の中で情報共有を図っていきたいとの説明がありました。
また、他の
委員より、小・中一貫ではなく、小・中連携ではいけないのかとの質問があり、小・中連携において乗り入れ事業などをふやす場合、物理的に距離が長いという課題があり、また、日常的に小学校と中学校の先生が交流することは児童・生徒の学習指導、生徒指導、生活指導に大変有効であると考えるため、小・中一貫校の整備を進めていきたいと考えているとの説明がありました。
また、小・中一貫教育の推進に当たり桑名市全体の教育という大きな枠で考え、一部の地域だけでなく、他の学校等の意見も聞くとともに、節目ごとに議会にも説明し、協議を行いながら進めてもらいたい。原点に返り、膝を突き合わせて議論を行う意気込みでやってもらいたいなどの意見があり、当局からは、いただいた意見をしっかりと聞きながら、また、節目ごとに議会への報告をもう少し丁寧にしていきたいとの説明がありました。
同じく、教育振興費中、英語教育プラン活用事業費について、小学校1年生からの英語で児童が授業についていけず、不登校にならないための対策はどのように考えているのかとの質問があり、小学校3年生からの外国語活動につなげるため、1、2年生では英語に出会い、また、英語になれるため、挨拶や歌、絵本など、少しコミュニケーションを図るような無理のないプランを考えているとの説明がありました。
同じく、教育振興費中、就園・就学管理システム事業費について、事業の内容を問う質問があり、学齢簿、住民基本台帳、住民税の各システムを一体化することで就学援助の受給資格認定事務等の効率化を図ることができるとの説明がありました。
同じく、教育振興費中、教育用コンピューター整備事業費について、予算が大幅に減額となった理由を問う質問があり、小学校におけるリース期間が平成29年度に終了し、その後、再リースを行ったところ金額が下がったためであるとの説明がありました。
同じく、教育振興費中、教育ICT環境整備事業費について、検討業務を民間に委託する理由を問う質問があり、次期学習指導要領におけるプログラミング教育の必修化を受け、学校のICT環境整備を効率的に行うため、仕様書の作成など、調達に係る部分の検討業務を専門的な知識のある業者に委託し、市にとってのICT環境整備はどのようなものが望ましいか考えてもらうためであるとの説明がありました。
次に、学校管理費中、施設管理費について、新電力への切りかえにより、これまでに累積で幾ら節減できたのかとの質問があり、年間で1,300万円程度の効果があり、平成28年度途中から平成30年度までの累積で3,250万円程度の節減が見込まれるとの説明がありました。
同じく、学校管理費中、施設維持補修費について、昨年は台風による雨漏り被害が発生したが、修繕について当初予算にどのように反映したかとの質問があり、昨年の台風被害については年度内に修繕を行う予定である。また、新たに被害が発生した場合は、学校からの連絡を受け、現場確認と原因究明を行い、適切に修繕する。当初予算においては通常発生する小破修繕を計上したとの説明がありました。
次に、学校保健体育費中、新規給食調理等業務委託導入事業費について、学校栄養補助員を雇うなら調理師を雇って直営を続けたほうがよいのではないかとの質問があり、市全体の方針に従い、調理業務等については新規職員を雇用せずに、業務委託を実施しているとの説明がありました。
本件に対する主な意見表明としては、反対意見として、小・中一貫教育の予算が出ているが、全ての小学校をなくすことを強引に進めると市長や議会に対してリコールが出されかねないような大変な話であり、修正していただきたいが、できないならば賛成しかねる。指定管理者制度の導入、多世代共生型施設、隣保館、認定こども園、医療センター経費全般、PFI事業、小・中一貫教育推進事業、英語教育プラン推進事業、教育集会所、学校給食の業務委託のそれぞれに反対との意見、また、賛成としながらも、執行部に対しても意見が言えるようになり、最終的には市民が喜ぶようにしてほしい、多世代共生型施設については議会に対し十分に丁寧な説明ができていなかったのではないか、また、周辺住民にも十分な説明を行い、同意を得るようにしてほしい、学校再編の長期的な計画をしっかりと考えてほしい、小・中一貫教育については地域住民を説得し、協力いただけるように頑張ってほしいとの意見がありました。
次に、議案第2号 平成30年度桑名市国民健康保険事業特別会計予算の審査においては、県の広域化に伴う歳入の変更点を問う質問があり、県支出金が大幅に増額する一方で、国庫支出金、療養給付費交付金、前期高齢者交付金、共同事業交付金が県支出金に一本化されるため、廃目となったとの説明がありました。
また、保健事業費のうち保健衛生普及費について、市独自の事業内容を問う質問があり、糖尿病の重症化予防を市の医師会との協働で新たに展開したいと考えているとの説明がありました。
次に、議案第6号 平成30年度桑名市介護保険事業特別会計予算の審査においては、総合事業の利用を伸ばすための今後の方針を問う質問があり、総合事業については毎年度、地域包括ケアシステム推進協議会においてPDCAサイクルで随時見直しを図っている。来年度以降は短期集中の事業については地域包括支援センターと協力して集中的に伸ばし、また、住みなれた地域で在宅生活を続けるため、通いや訪問、泊まりを柔軟に行えるような新しい施設サービスの提供を整備する。さらに、福祉分野の事業については多職種協働が非常に効果的なので、重点的に進めていきたいとの説明がありました。
本件に対する主な意見表明としては、反対意見として、市は自由通路に20億円程度をすぐに出せるお金持ちなので、保険料の値上げはおかしいと思うため反対、さまざまな問題には耳をかさず、また、保険料の値上げが不透明であるため反対との意見、また、賛成としながらも、基金が一般会計に使われないように気をつけてほしい、きちんと精査してこれからも続けてもらいたい、エビデンスに基づいて行ってほしいとの意見がありました。
次に、議案第7号 平成30年度桑名市後期高齢者医療事業特別会計予算において、特段の質疑はなく、意見表明としては、反対意見として、後期高齢者医療制度というのは高齢者を差別する医療制度であり、また、県の広域連合議会にはなかなか意見を出せないため反対との意見がありました。
次に、議案第8号 平成30年度桑名市地方独立行政法人桑名市総合医療センター施設整備等貸付事業特別会計予算の審査においては、今後の貸付予定を問う質問があり、B、C棟の解体費用、また、開院以降には駐車場の整備が必要となる場合も考えられるとの説明がありました。
また、新病院の収支が平成31年度から黒字に転じるというのは確実かとの質問があり、医師数の増加、医療の高度化に伴う入院単価の上昇、看護師の集約による病床稼働率の上昇により収益は上がるとの報告を受けているとの説明がありました。
本件に対する主な意見表明としては、反対意見として、言いなりでお金を貸しておいて返ってくる保証は全然ないため反対との意見、また、賛成としながらも、情報をしっかり把握し、予定がわからないという状況はやめてほしい、資料を準備して説明をしてほしい、また、今までの赤字を検証して黒字に転換させるよう市としての努力をしてほしい、当初のシミュレーションどおり順調に償還してもらうためにも病院の経営については市も監視してほしいとの意見がありました。
以上の経過により、お手元に配付の分科会審査報告書のとおり、議案第1号所管部門、議案第2号、議案第6号、議案第7号及び議案第8号については、意見集約の結果、いずれも賛成意見が多数でありましたので、御報告申し上げます。
なお、議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算所管部門に対しては、多世代共生型施設整備事業費及び小中一貫教育推進事業費について、議会に対する全体像の丁寧な説明と十分な協議を行うこと、周辺住民への十分な説明と同意を得ることとの意見を全会一致をもって附帯することに決しましたので、あわせて御報告いたします。
これをもちまして、教育福祉分科会の審査報告といたします。
7:
委員長(
辻内裕也)
ありがとうございました。
以上で
教育福祉分科会長の報告は終了いたしました。
これより
教育福祉分科会長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
8:
委員(
市野善隆)
市野です。4点ばかり質問をします。市民の方からもインターネットの中継録画を聞いていた方がいらっしゃるようで。
まず、ソフト面での小・中一貫教育ですが、2020年度から、
委員会においても議論がされたようですが、7校の小学校から中学校への分散進学について9年間を見通したカリキュラムの編成とかあるんですが、そういった議論はされたのでしょうか。
それから、小・中一貫教育ですが、施設一体型、具体的には多度になろうかと思うんですが、アドバイザーに関しては反対者は入れないとか、中立の方とか、教員のOBの方とか、いろんな議論がされたようです。議論の過程についてお示しください。
それから、これらに関して、アンケート関係とか日程で、教育
委員会の方針とか、まちづくり推進課のほうもあるんですが、アンケートを一旦中止とか凍結とかというような議論もされたと聞いております。主要事業概要書には4月から来年の3月まで、いろんな日程、基本構想とか、基本計画、アンケートがあるんですが、この3月から保護者向けに行って4月にその集約をするということになっています。このアンケートに関してはどのようであったのか。
それから、もう1点、仮に中止とか、凍結とか、一旦とどめるとかという場合、この日程に関しても見直しをする、しないの議論がされたか、この点、説明をお願いいたします。
9:
委員長(
辻内裕也)
ただいまの質疑に対し、
教育福祉分科会長の答弁を求めます。
10:
教育福祉分科会長(
倉田明子)
まず、分散進学の議論に関してはございました。
それから、アドバイザーの中立……。
11:
委員(
市野善隆)
どういう答弁だったか。
12:
教育福祉分科会長(
倉田明子)
答弁ですか。アドバイザーの……。
13:
委員(
市野善隆)
分散進学のほうです。
14:
教育福祉分科会長(
倉田明子)
分散進学のほうですか。分散進学は、当面は小中連携の中で培ってきたブロックを生かして実施をしていきたいと考えている。分散進学をする児童に対してはこれまでどおり進学する中学校区への体験であるとか、交流授業等についてブロック間で調整しながら進めていきたいというような答弁があったと思います。
アドバイザーはどういう方かということですか。アドバイザーは中立公正な立場で意見を言っていただける方を選ぶという御答弁がございました。
あと、スケジュールですけれども、スケジュールは……。
アンケートは一旦凍結するかどうかについての議論はございました。
15:
委員(
市野善隆)
その内容を。
16:
教育福祉分科会長(
倉田明子)
アンケートに関しましては、現段階では一旦中断という形でさせていただくとの御答弁がございました。日程は再検討をするということでございました。
17:
委員長(
辻内裕也)
ほかにありませんか。
18:
委員(
石田正子)
石田です。
附帯意見のところを報告されたんですけど、ちょっと聞き取りにくかったのでもう一度お願いします。
19:
教育福祉分科会長(
倉田明子)
再度申し上げます。
多世代共生型施設整備事業費及び小中一貫教育推進事業費について、これは両方とも同じ附帯意見でございました。議会に対する全体像の丁寧な説明と十分な協議を行うこと、もう1点が周辺住民への十分な説明と同意を得ることを全会一致をもって附帯することにいたしました。よろしくお願いいたします。
20:
委員長(
辻内裕也)
ほかにございませんね。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
それでは、次に、
都市経済分科会長からの報告を求めます。
21:
都市経済分科会長(佐藤 肇)
皆さん、おはようございます。都市経済分科会の佐藤でございます。よろしくお願いいたします。
都市経済分科会における審査の概要を御報告申し上げます。
本分科会の審査案件は、議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算所管部門外4議案であります。
最初に、長島市民農園、桑名駅周辺及び桑名駅西都市区画整理事業地内の現地視察を行い、当局から説明を受けました。
次に、審査の内容ですが、議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算所管部門においては、総務費のうち交通対策費中、北勢線運営支援事業費について、支援だけではなく、駅名にネーミングライツを導入するなど、鉄道事業者の自立に向けた仕組みづくりを検討してはどうかとの質問があり、全国的な事例を参考に沿線3市町と三岐鉄道と一緒に検討していきたいとの説明がありました。
また、同
委員から、パークアンドライドの借地料について1台当たり幾らかかるのかとの質問があり、駐車台数の総合計は106台に対し借地料が年間822万3,756円かかっており、1台当たり7万7,582円であるとの説明がありました。
続いて、衛生費のうち清掃総務費中、リサイクル推進施設解体撤去事業費について今後の事業進捗を問う質問があり、来年度、解体工事の設計業務を行い、平成31年度中に解体工事を行う。なお、リサイクル事業については清掃センターへの移行を考えているとの説明がありました。
続いて、農林水産業費のうち農林水産業振興費中、市民農園用地返還経費について、長島市民農園の累積赤字額について単年度に換算した場合、幾らになるのかとの質問があり、平成26年度から3年間で約550万円、1年に換算すると約185万円であるとの説明がありました。
これに対し、
委員から、年間赤字額と農地復元にかかる費用を比較し、廃止するという判断に至ったのはなぜかという質問があり、高額な予算計上になるが、農園を市が経営することの是非や著しく受益者が限られることもあり、閉鎖することを決定したとの説明がありました。
また、他の
委員から、復旧内容については地権者の意向により変更もあり得るとの説明であったが、今後そういった話し合いの場を持っていただけるのかとの質問があり、これから地域と協議、交渉していく中で市の負担が少しでも軽減されるよう地権者さんの御意見を伺いながら復旧内容について考えていきたいとの説明がありました。
続いて、商工費のうち商工業振興費中、創業支援補助金について、財源は全額産業振興基金からの繰り入れであるが、基金がなくなった後、事業はどうするのかとの質問があり、中小企業に対し創業支援を続けていくため、市としては基金がなくなったとしてもできる限り事業を継続していきたいとの説明があり、
委員から、市内で創業すれば税収入や新たな雇用にもつながるため、今後も支援していただきたいとの意見がありました。
次に、都市計画総務費中、都市マスタープラン改定事業費について、どういったところに主眼を置いて新しい計画を策定していくのかとの質問があり、都市基盤の整備状況等も当初の計画時点から変化しており、社会情勢の変化も踏まえ、必要な部分の改定を行う。コンパクトシティー、集約型都市構造について現行の都市マスタープランでは希薄な部分があり、立地適正化計画に合わせ、そのあたりも補完する形で改定したいとの説明がありました。
次に、公園費中、(仮称)堂ヶ峰公園について造成費として525万円計上されているが、どのような整備を予定しているのかとの質問があり、整備方針については隣接する自治会連合会長に相談をさせていただきながら検討を進めてきた。今後も定期的に打ち合わせの場を設けて施設の詳細について計画していきたいと考えている。平成30年度については建設発生土を受け入れながら粗造成を行っていく予定であるとの説明がありました。
次に、住宅管理費中、改良住宅維持補修費について、小破修繕や退去修繕に係る予算が計上されているが、今後、払い下げなどの検討はしていかないのかとの質問があり、改良住宅については桑名市公共施設等総合管理計画の中で位置づけがされており、まずは居住者の意向を確認し、譲渡の可能性を検討しながら段階的に実現を目指していきたいとの説明がありました。
続いて、教育費のうち社会教育施設費中、石取会館施設管理運営費について、開館時間の変更に至った経緯と関係者への周知を問う質問があり、時間別の来場実績を踏まえ、賃金や委託料などを勘案し、開館時間を短縮せざるを得なかった。関係者と協議をした結果、このように対応させていただいたとの説明がありました。
なお、本件に対する主な意見表明では、反対意見として、道路施設維持補修費について削減されているが、道路の安全確保を図る上では拡充すべきだと思う。また、市民農園用地返還経費について、もう少し内容の精査が必要であると思われるとの意見がありました。また、賛成としながらも、道路施設維持補修費、交通安全対策費が年々削減され、大変不安を覚える。何とか予算をつけていただき、安全対策、道路維持に御尽力いただきたいとの意見、市民農園についてはもっとほかにやり方があるような気もする。頑張って違う手法も検討していただきたいとの意見がありました。
次に、議案第4号 平成30年度桑名市市営駐車場事業特別会計予算においては、歳入のうち一般駐車場使用料について720万円の減額理由を問う質問があり、総合医療センターの開院に伴い、約210台分の駐車場が病院のほうで確保されるため、病院利用者の減少を見込んだ結果であるとの説明がありました。
また、同
委員から、平成30年度で指定管理は終了と聞いているが、終了後どのような体制になるのかとの質問があり、平成27年度の都市経済
委員会の事業評価を踏まえ、民間事業者等への売却や貸し付けを前提に平成31年4月以降は市の運営から離していく方向で検討を進めているとの説明がありました。
これに対し
委員から、売却する方向で考えているのかとの質問があり、売却か貸し付けかはまだ決まっていない。貸し付けであれば駐車場の運営会社等からアプローチもいただいているが、取得になると一歩引いてしまうところはあるとの説明がありました。
なお、本件に対する主な意見表明では、反対意見として、来年度までは指定管理が続くため、その点については反対したいとの意見がありました。
次に、議案第5号 平成30年度桑名市農業集落排水事業特別会計予算においては、今後の事業展開を問う質問があり、今後は公共下水との統合等も視野に入れて、順次、流域下水道に接続して整備をしていきたいとの説明がありました。
なお、本件に対する主な意見表明では、反対意見として、事業そのものについてもっと考察する必要があると思うとの意見がありました。
次に、議案第9号 平成30年度桑名市水道事業会計予算においては、高い長良川水系の水を買う必要はないと思うが、市の見解はとの質問があり、北勢水道との契約水量2万5,400立米のうち1,100立米が長良川水系に当たり、市としては必要な水量として考えているとの説明がありました。
また、他の
委員から、下水道事業に1億円の長期貸し付けを行っているが、その理由と期間について問う質問があり、平成28年度から3年間、毎年1億円計上している。経営戦略に伴う事業の拡大により毎年資金が不足する状況であり、その対策として長期貸し付けを行っているとの説明がありました。
なお、本件に対する主な意見表明では、反対意見として、高い長良川水系の水を買わされているという点で会計の圧迫にもつながっている。水の確保については自己水で頑張っていただきたいとの意見がありました。
次に、議案第10号 平成30年度桑名市下水道事業会計予算においては、雨水浸水対策について今後の整備計画を問う質問があり、来年度は桑名駅西土
地区画整理に合わせて駅周辺の浸水対策に努めていきたいと考えている。また、調整池等についても、浸水時期にパトロールやしゅんせつ等を行いながら対策に努めていきたいとの説明がありました。
また、同
委員から、下水道未普及地域の解消に向けて今後の見通しを問う質問があり、一部市単独の発注も含まれるが、コストキャップ型下水道により日本下水道事業団と協力して整備を進めており、平成29年度から10年間で普及率約90%を目標としているとの説明がありました。
なお、本件に対する主な意見表明では、反対意見として、未整備地域の解消につながっておらず、事業の進捗を求めるとの意見がありました。
以上の経過により、お手元に配付の分科会審査報告書のとおり、議案第1号所管部門、議案第4号、議案第5号、議案第9号及び議案第10号については、意見集約の結果、いずれも賛成意見が多数でありましたので、御報告申し上げます。
これをもちまして都市経済分科会の審査報告といたします。よろしくお願いいたします。
22:
委員長(
辻内裕也)
ありがとうございました。
以上で
都市経済分科会長の報告は終了いたしました。
これより
都市経済分科会長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
23:
委員(伊藤惠一)
質疑じゃなくて、第5号なんですけれど、反対理由がちょっと聞き取りづらかったので、もう一度お願いできますか。
24:
都市経済分科会長(佐藤 肇)
失礼いたしました。
反対意見として、事業そのものについてもっと考察する必要があると思うとの意見がありました。以上です。
25:
委員長(
辻内裕也)
ほかにありませんね。
26:
委員(伊藤研司)
伊藤研司です。
補助金のところで中小零細という言葉がまずなかったと思うんですが、中小企業へのいわゆる企業の基金について、そのときに零細という言葉が、中小企業という言葉は聞いたんですけど、零細という言葉がなかったかと思うんです。まずそれはちょっとおいておきますが、こういうことを
委員長は言われたんですね。支援をすると税金が入ってくるという言葉を言われました。簡単に言ってしまえば。そこで、私がちょっと知りたいのは、だったら、桑名市でこれまで支援をして税金がどれだけ入ってきたという議論、幾ら入ってきたと
委員長に聞くんじゃなくて、そういう議論があったのか、それとも、全国的にそういう支援をしたところにすごく税金が多く入ってきたのかという事例の議論があったのかということをちょっと聞きたいんです。議論があったかどうか。
27:
都市経済分科会長(佐藤 肇)
先ほどの伊藤研司
委員の御質問にお答えします。
今おっしゃられたような議論はされませんでした。税収入がふえるからぜひ今後とも続けていただきたいという話はございましたけれども、おっしゃるような議論はいたしておりません。以上です。
28:
委員(伊藤惠一)
先ほどの議案第5号の農業集落排水の反対討論の中でもう少し考察をということだったんですが、どういうような考察をというような討論であったのか、もしわかれば、わからなかったらいいですけど。
29:
都市経済分科会長(佐藤 肇)
何ら討論はございません。そういう意見があったということです。もう少し考えていろいろやってくださいという意味です。以上です。
30:
委員長(
辻内裕也)
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
本
委員会における討論はできるだけ簡潔に行っていただき、詳細は本会議で述べていただきますようよろしくお願いいたします。
それでは、討論はありませんか。
31:
委員(伊藤研司)
伊藤研司です。
議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算に反対討論です。
まず、子育て支援拠点施設事業費4,847万2,000円とか、病児保育事業費1,923万4,000円、放課後児童対策事業費2億1,078万4,000円等、計上については非常によかったというか、敬意を表しますが、
委員長報告でもあったように、交通安全対策事業費が前年より235万円の減で2,470万円になっているのはちょっと納得できないのと、それと、ポルトガル語通訳員の予算が計上されていないということについて、今、
委員長から簡潔にと言われましたが、これについてはいっぱい言うことがありますので、また本会議で言わさせていただきます。
それと、駐輪場の移転費が計上されていないということ、それと、賛成、反対は別にして、これは副市長
発言がもともと土台になっているんですが、桑名駅自由通路整備事業費42億5,237万9,000円については反対させていただきます。
以上、反対の理由が大きいですので、反対とさせていただきます。以上でございます。
32:
委員長(
辻内裕也)
ほかに討論はありませんか。
33:
委員(畑 紀子)
こんにちは。公明党の畑 紀子でございます。
議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算につきまして賛成討論を行います。
詳細につきましてはただいま各分科会長から御報告がありましたが、改めて私から賛同いたします主な事業について数点申し上げさせていただきます。
まず、衛生費では、4月に待望の新病院が開院いたします桑名市総合医療センターに対し、地域の中核病院として市民の皆様が安心して生活できる医療を提供できるよう病院整備に取り組まれていることを評価いたします。
土木費では、本年度に引き続き、本市の顔となる桑名駅自由通路橋上駅舎化及び桑名駅東駅前広場を整備、再編され、交通結節機能強化により、現在、鉄道による東西の分断の解消と地域交流の活性化に取り組まれていることに評価をいたします。
教育費では、小学校においても平成32年度からプログラミング教育が必修化されることを受け、学校ICT環境整備に着手されることを評価いたします。
以上、議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算について賛意を示させていただき、賛成討論といたします。皆様方の御賛同をよろしくお願いいたします。以上でございます。
34:
委員長(
辻内裕也)
ほかにありませんか。
35:
委員(
石田正子)
石田です。
この予算に関して出されたことに対して反対討論をしたいと思います。
まず、議案第1号、議案は省略します。今回出された予算に対して反対の意見を出したいと思います。
まず、議案第1号については、全体を通して行政が行うべき行政サービスが官民連携のもと市民本位から大きくそれています。また、国や県からの補助金も削減されるなど、市の負担がふえることになり、市民サービスが削減されることになり、なお一層、民営化や業務委託が進められると思います。
総務安全部門については、まちづくりと称してまちづくり協議会が立ち上がるなどして、地域の行政サービスの拠点として大きな役割があった地域市民センターを廃止し、公民館のコミュニティセンター化や生涯学習、社会教育のありようも切り崩すことは大きく市民からも問われております。
教育福祉部門については、小・中一貫教育の進め方、地域住民の皆さんからも納得できるものになっていないことや小・中一貫教育関連、英語教育プラン推進事業費や
同和教育、
同和関連事業費としての隣保館や教育集会所費、そして、食育からそれる学校給食のあり方、学校給食費、PFI事業、指定管理者制度導入等の業務運営管理の委託が進められていること、多世代共生型施設整備事業、私立の認定こども園への助成費、医療センターの経費が盛り込まれていること。
都市経済部門においては、リサイクル推進施設解体撤去事業費、市民農園の廃止、そして、市民農園用地返還経費、企業誘致等関連経費、都市マスタープラン改定事業費、緑化計画から外れる公園施設管理費、市営住宅関連経費、改良住宅維持補修費、住宅については一本化を言っていますし、改良住宅の解消を求めているところです。この費用については指摘をしたいと思います。また、この内容については最終日に詳しく言いたいと思います。
議案第2号については、県下一本化政策が大きく変わる内容になっています。制度改革によって既に加入者負担が大きく変わった実態も出ております。今後の動向には注視していかなければなりません。
議案第3号 桑名市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算については、平成33年度まで一般会計からの繰り入れが続くということと、回収が困難な状態、さらに困難さを増しているという会計については問題があることを指摘します。
議案第4号、市営駐車場については、この管理を平成30年度も指定管理で行っていくという点でのことと、それから、使用料の値上げが問題です。
議案第5号については、公共下水道事業との突き合わせが問われているという点を問題にしたいと思います。
議案第6号については、高齢者の増加に対して認定サービス利用が減っている現象があることや総合事業の推進で要支援1、2外しが行われていること、介護報酬の削減で事業所が立ち行かない状況が出てきていること、市の進めていることは国の施策の先取りになっていることから、桑名モデルという悪しき先取りという評価が全国的に広まっております。この事業についての問題を指摘します。
議案第7号については、後期高齢者医療制度については年齢としての区分があることについては問題を当初から指摘をしているところであります。
議案第8号については、医療センターへの出資でありますけれども、その貸し付けが確実に返還されるものであるのかという保証が見当たらないという点を問題としたいと思います。
議案第9号については、高い長良川水系の購入は不要です。
そして、第10号については、下水道事業の計画は立てておられますけれども、未整備地域の解消が一向に進まない点を指摘し、以上を反対の理由として申し述べさせていただきます。以上です。
36:
委員長(
辻内裕也)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですので、以上で討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決は、議案第1号ないし議案第10号を分割して行います。
それでは、まず、先ほど
教育福祉分科会長報告にありました議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算に対する附帯意見案を事務局長から読み上げていただきます。
37: 議会事務局長(加藤眞毅)
附帯意見の案を読み上げさせていただきます。
まず、多世代共生型施設整備事業費について、1、議会に対する全体像の丁寧な説明と十分な協議を行うこと、2、周辺住民への十分な説明と同意を得ること。
次に、小中一貫教育推進事業費について、1、議会に対する全体像の丁寧な説明と十分な協議を行うこと、2、周辺住民への十分な説明と同意を得ること。以上でございます。
38:
委員長(
辻内裕也)
ありがとうございます。
ただいま事務局長に読み上げていただきましたが、議案第1号についてこの意見を付すことに賛成の
委員の起立を求めます。しばらくそのままでお待ち願います。
(賛成者起立)
ありがとうございます。起立多数と認め、議案第1号については附帯意見を付すことに決しました。
次に、議案第1号 平成30年度桑名市一般会計予算を起立により採決いたします。
議案第1号については、ただいまの意見を付して原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。しばらくそのままでお待ち願います。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数と認め、議案第1号については原案のとおり決しました。
次に、議案第2号 平成30年度桑名市国民健康保険事業特別会計予算を起立により採決いたします。
議案第2号については、原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。しばらくそのままでお待ち願います。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数と認め、議案第2号については原案のとおり決しました。
次に、議案第3号 平成30年度桑名市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算を起立により採決いたします。
議案第3号については、原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。しばらくそのままでお待ち願います。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数と認め、議案第3号については原案のとおり決しました。
次に、議案第4号 平成30年度桑名市市営駐車場事業特別会計予算を起立により採決いたします。
議案第4号については、原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。しばらくそのままでお待ち願います。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数と認め、議案第4号については原案のとおり決しました。
次に、議案第5号 平成30年度桑名市農業集落排水事業特別会計予算を起立により採決いたします。
議案第5号については、原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。しばらくそのままでお待ち願います。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数と認め、議案第5号については原案のとおり決しました。
次に、議案第6号 平成30年度桑名市介護保険事業特別会計予算を起立により採決いたします。
議案第6号については、原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。しばらくそのままでお待ち願います。
(賛成者起立)
ありがとうございます。起立多数と認め、議案第6号については原案のとおり決しました。
次に、議案第7号 平成30年度桑名市後期高齢者医療事業特別会計予算を起立により採決いたします。
議案第7号については、原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数と認め、議案第7号については原案のとおり決しました。
次に、議案第8号 平成30年度桑名市地方独立行政法人桑名市総合医療センター施設整備等貸付事業特別会計予算を起立により採決いたします。
議案第8号については、原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。しばらくそのままでお待ちください。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数と認め、議案第8号については原案のとおり決しました。
次に、議案第9号 平成30年度桑名市水道事業会計予算を起立により採決いたします。
議案第9号については、原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数と認め、議案第9号については原案のとおり決しました。
次に、議案第10号 平成30年度桑名市下水道事業会計予算を起立により採決いたします。
議案第10号については、原案のとおり決することに賛成の
委員の起立を求めます。しばらくそのままでお待ちください。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数と認め、議案第10号については原案のとおり決しました。
以上で、本
委員会に付託されました10議案に対する審査は終了いたしました。
最後に、本
委員会の
委員会審査報告書及び
委員長報告の文案につきましては、正・副
委員長に御一任いただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認め、そのようにさせていただきます。
以上で、
予算特別委員会に付託されました案件の審査は全て終了いたしました。
それでは、最後に、市長、何かございましたら御
発言をいただきたいと思います。
39: 市長(伊藤徳宇)
委員長に御配慮をいただきまして
発言の機会を頂戴いたしましたので、一言申し上げさせていただきたいと思います。
各分科会におかれましては、平成30年度当初予算に関する10議案について熱心に御審議を賜り、また、先ほどは全体会として全ての議案について御了承いただきましたこと、厚く御礼を申し上げます。
予算特別委員会では、2月22日及び23日の全体会において概要を御説明申し上げてから継続的かつ集中的に当初予算について時間をかけ、活発な御議論、御審議をいただいたところでございます。当局といたしましても十分に準備をさせていただいたところではありますが、改善の必要な点につきましては今後の課題としてしっかりと対応させていただきたいと思っております。
なお、予算の審査の過程でいただきました附帯意見につきましては、今後十分に配慮し、事業を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
さて、御審議を賜りました平成30年度当初予算案でございますが、本市が成長をし続けるまちであるために将来に新しい息吹が感じられるような予算として編成をしてまいりました。所信で申し上げました新病院の整備、桑名駅及び周辺整備などの事業につきましては、引き続きしっかりと対応してまいります。
間もなく市民の皆様の期待を背負った桑名市総合医療センターがオープンいたします。議員の皆様におかれましても、ぜひ4月1日の開院式にお越しいただければと思います。
また、新しい福祉の形、新しい地域コミュニティーのあり方を具現化する取り組みへの着手など、成長をし続けるまち桑名の礎を築いてまいります。引き続きさまざまな社会環境の変化の中で市民の皆様の新たなニーズに対応していくとともに、行財政改革を軸とした財政健全化の推進にも取り組み、次世代への負担軽減に努めてまいる所存であります。
今後とも、議員の皆様方からの御支援、御指導をお願い申し上げまして、お礼の言葉にかえさせていただきます。ありがとうございました。
40:
委員長(
辻内裕也)
ありがとうございました。
それでは、以上で
予算特別委員会を終了いたします。
午前11時10分 閉会
委員会条例第31条の規定により、ここに署名する。
委 員 長 辻 内 裕 也
副 委 員 長 南 澤 幸 美
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