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平成29年第1回定例会(第6号) 本文 開催日:2017-03-27
平成29年第1回定例会(第6号) 名簿 開催日:2017-03-27

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  1. 桑名市議会 2017-03-27
    平成29年第1回定例会(第6号) 本文 開催日:2017-03-27


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2017-03-27: 平成29年第1回定例会(第6号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 146 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  議長(伊藤真人) 選択 2 :  議長(伊藤真人) 選択 3 :  議長(伊藤真人) 選択 4 :  総務安全委員長市野善隆) 選択 5 :  議長(伊藤真人) 選択 6 :  教育福祉委員長(愛敬重之) 選択 7 :  議長(伊藤真人) 選択 8 :  都市経済委員長(佐藤 肇) 選択 9 :  議長(伊藤真人) 選択 10 :  予算特別委員長(飯田尚人) 選択 11 :  議長(伊藤真人) 選択 12 :  21番(南澤幸美) 選択 13 :  議長(伊藤真人) 選択 14 :  12番(市野善隆) 選択 15 :  議長(伊藤真人) 選択 16 :  18番(星野公平) 選択 17 :  議長(伊藤真人) 選択 18 :  12番(市野善隆) 選択 19 :  議長(伊藤真人) 選択 20 :  18番(星野公平) 選択 21 :  議長(伊藤真人) 選択 22 :  12番(市野善隆) 選択 23 :  議長(伊藤真人) 選択 24 :  1番(箕浦逸郎) 選択 25 :  議長(伊藤真人) 選択 26 :  21番(南澤幸美) 選択 27 :  議長(伊藤真人) 選択 28 :  24番(伊藤研司) 選択 29 :  議長(伊藤真人) 選択 30 :  18番(星野公平) 選択 31 :  議長(伊藤真人) 選択 32 :  3番(冨田 薫) 選択 33 :  議長(伊藤真人) 選択 34 :  12番(市野善隆) 選択 35 :  議長(伊藤真人) 選択 36 :  9番(松田正美) 選択 37 :  議長(伊藤真人) 選択 38 :  17番(渡邉清司) 選択 39 :  議長(伊藤真人) 選択 40 :  20番(石田正子) 選択 41 :  議長(伊藤真人) 選択 42 :  20番(石田正子) 選択 43 :  議長(伊藤真人) 選択 44 :  16番(伊藤惠一) 選択 45 :  議長(伊藤真人) 選択 46 :  議長(伊藤真人) 選択 47 :  議長(伊藤真人) 選択 48 :  議長(伊藤真人) 選択 49 :  市長(伊藤徳宇) 選択 50 :  議長(伊藤真人) 選択 51 :  24番(伊藤研司) 選択 52 :  議長(伊藤真人) 選択 53 :  都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫) 選択 54 :  議長(伊藤真人) 選択 55 :  24番(伊藤研司) 選択 56 :  議長(伊藤真人) 選択 57 :  都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫) 選択 58 :  議長(伊藤真人) 選択 59 :  17番(渡邉清司) 選択 60 :  議長(伊藤真人) 選択 61 :  都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫) 選択 62 :  議長(伊藤真人) 選択 63 :  17番(渡邉清司) 選択 64 :  議長(伊藤真人) 選択 65 :  都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫) 選択 66 :  議長(伊藤真人) 選択 67 :  17番(渡邉清司) 選択 68 :  議長(伊藤真人) 選択 69 :  都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫) 選択 70 :  議長(伊藤真人) 選択 71 :  20番(石田正子) 選択 72 :  議長(伊藤真人) 選択 73 :  都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫) 選択 74 :  議長(伊藤真人) 選択 75 :  都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫) 選択 76 :  議長(伊藤真人) 選択 77 :  20番(石田正子) 選択 78 :  議長(伊藤真人) 選択 79 :  都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫) 選択 80 :  議長(伊藤真人) 選択 81 :  20番(石田正子) 選択 82 :  議長(伊藤真人) 選択 83 :  都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫) 選択 84 :  議長(伊藤真人) 選択 85 :  議長(伊藤真人) 選択 86 :  市長(伊藤徳宇) 選択 87 :  議長(伊藤真人) 選択 88 :  18番(星野公平) 選択 89 :  議長(伊藤真人) 選択 90 :  市長(伊藤徳宇) 選択 91 :  議長(伊藤真人) 選択 92 :  18番(星野公平) 選択 93 :  議長(伊藤真人) 選択 94 :  市長(伊藤徳宇) 選択 95 :  議長(伊藤真人) 選択 96 :  18番(星野公平) 選択 97 :  議長(伊藤真人) 選択 98 :  市長(伊藤徳宇) 選択 99 :  議長(伊藤真人) 選択 100 :  議長(伊藤真人) 選択 101 :  市長(伊藤徳宇) 選択 102 :  議長(伊藤真人) 選択 103 :  18番(星野公平) 選択 104 :  議長(伊藤真人) 選択 105 :  市長(伊藤徳宇) 選択 106 :  議長(伊藤真人) 選択 107 :  18番(星野公平) 選択 108 :  議長(伊藤真人) 選択 109 :  18番(星野公平) 選択 110 :  議長(伊藤真人) 選択 111 :  市長(伊藤徳宇) 選択 112 :  議長(伊藤真人) 選択 113 :  18番(星野公平) 選択 114 :  議長(伊藤真人) 選択 115 :  市長(伊藤徳宇) 選択 116 :  議長(伊藤真人) 選択 117 :  18番(星野公平) 選択 118 :  議長(伊藤真人) 選択 119 :  市長(伊藤徳宇) 選択 120 :  議長(伊藤真人) 選択 121 :  18番(星野公平) 選択 122 :  議長(伊藤真人) 選択 123 :  市長(伊藤徳宇) 選択 124 :  議長(伊藤真人) 選択 125 :  24番(伊藤研司) 選択 126 :  議長(伊藤真人) 選択 127 :  副市長(伊藤敬三) 選択 128 :  議長(伊藤真人) 選択 129 :  総務部長(水谷正雄) 選択 130 :  議長(伊藤真人) 選択 131 :  市長(伊藤徳宇) 選択 132 :  議長(伊藤真人) 選択 133 :  議長(伊藤真人) 選択 134 :  21番(南澤幸美) 選択 135 :  議長(伊藤真人) 選択 136 :  議長(伊藤真人) 選択 137 :  21番(南澤幸美) 選択 138 :  議長(伊藤真人) 選択 139 :  議長(伊藤真人) 選択 140 :  18番(星野公平) 選択 141 :  議長(伊藤真人) 選択 142 :  24番(伊藤研司) 選択 143 :  議長(伊藤真人) 選択 144 :  議長(伊藤真人) 選択 145 :  市長(伊藤徳宇) 選択 146 :  議長(伊藤真人) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午後1時00分 開議  ○開議の宣告 議長(伊藤真人)  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  これより日程に従い取り進めます。  本日の議事日程及び議事説明員は、お手元に配付のとおりでございますので、御了承願います。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 2: 議長(伊藤真人)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、飯田一美議員及び中村浩三議員を指名いたします。    ───────────────────────────────────────  ○議案第1号ないし議案第36号及び議案第38号ないし議案第76号、請願第1号及び請願第2号 3: 議長(伊藤真人)  次に、日程第2、議案第1号 平成29年度桑名市一般会計予算ないし議案第36号 桑名市斎場条例の一部改正について及び議案第38号 桑名市介護保険条例の一部改正についてないし議案第76号 平成28年度桑名市下水道事業会計補正予算(第4号)の75議案及び日程第3、請願第1号 「『テロ等準備罪』創設についての意見書」を国会等に提出を求める請願書及び請願第2号 こども医療助成の窓口無料(現物支給)を求める請願の請願2件を一括議題といたします。  これより上程議案に関し、各常任委員長の報告を求めます。  まず、総務安全委員長の報告を求めます。  市野善隆議員。 4: 総務安全委員長市野善隆)(登壇)  ただいま議題となりました日程のうち総務安全委員会に付託されました関係議案等について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
     議案第11号 桑名市民会館条例の制定については、各施設の使用料改定の根拠を問う質問があり、人件費、物件費、減価償却費などから算出した理論使用料を用いて大ホールの現在の使用料4万3,200円、理論使用料12万8,061円、改定案6万4,800円、リハーサル室の現在の使用料9,360円、理論使用料3,019円、改定案1万1,200円、会議室兼楽屋の現在の使用料3,700円、理論使用料1,481円、改定案4,400円、第1会議室の現在の使用料2,880円、理論使用料1,000円、改定案3,400円などの説明がありました。  このうち、飲食施設について、他の委員から、商業施設で考えることを踏まえ、近隣の相場を考慮したかを問う質問があり、市営末広駐車場にある貸し店舗の使用料も勘案したが、近隣の他物件との比較はしていないとの説明がありました。  また、市民会館の駐車料金が実質的に値上がりすると近隣の商業施設の駐車場に駐車する方がふえると思うが、どのように対策するのかとの質問があり、利用者に周知徹底して他施設に駐車することのないようにしたいと考えているとの説明がありました。  また、市民会館の駐車場には、総合福祉会館など、近隣の公共施設を利用する方も駐車するが、駐車料金が実質的に値上がりすることについて他部署や関係団体等との調整は行ったのか、市民目線に立っているように感じられないとの質問があり、そういった方がいることは十分認識している。全庁的に調整してしかるべきで、いただいた意見を生かしていくことが必要だと思っているとの説明がありました。  原案に対する討論として、当局が市民目線に立っていないと考えるため反対、市民の文化及び教養の向上と福祉の増進を図るという市民会館の設置目的に反する値上げと考えるため反対、正直に市民会館の駐車場を使う方が損をするのはよくないと考えるため反対との討論がありました。  議案第12号 桑名市多目的ホール条例の一部改正について及び議案第52号 桑名市公民館条例の一部改正についてないし議案第58号 桑名市陽だまりの丘生涯学習交流センター条例の一部改正について及び議案第61号 桑名市体育施設条例の一部改正についてないし議案第63号 桑名市六華苑条例の一部改正については、まず、議案第52号ないし議案第58号について、生涯学習関係施設における使用料の値上げ幅とその根拠を問う質問があり、施設の老朽化に伴い、維持管理や補修のための財源確保のため、おおむね19%程度値上げすることにしたとの説明がありました。  また、議案第61号について、新たに有料化される体育施設とその理由を問う質問があり、星川公園の運動広場と総合運動公園のデイキャンプ場について、利用者負担という観点から有料とするものであるとの説明がありました。  また、議案第62号 桑名市博物館条例の一部改正について、これまで無料だった常設展示を有料化する理由を問う質問があり、博物館において、公立博物館は入館料、その他の対価を徴収してはならないとされているが、維持管理のためにやむを得ない事情のある場合は必要な対価を徴収することができるとされており、博物館の維持運営のため、やむなく入館料を徴収しようとするものであるとの説明がありました。  原案に対する討論として、博物館について、選ばれるまちになろうとするなら無料を続けるべきと考えるため反対、地域包括ケアシステムといいながら生涯学習施設を値上げするのは、高齢者、障害者の外出を阻むことになると考えるため反対、議案の出し方が余りにも乱暴で緻密さに欠けると考えるため反対との討論がありました。  次に、議案第13号 桑名市新西方コミュニティセンター条例の一部改正についてないし議案第16号 桑名市多度北部コミュニティセンター条例の一部改正については、原価主義に基づき原価計算をした上で使用料の値上げをすると聞いているが、各施設の現在の使用料と理論使用料は幾らか、また、なぜ値上げを行うのかとの質問があり、一例として、新西方コミュニティセンター第2研修室、午前の部での現在の使用料は410円、理論使用料は266.76円であり、理論使用料が現在の使用料を下回っているが、今後の維持管理や補修財源の確保のため、約20%の値上げをすることとしたとの説明がありました。  これに対して、理論使用料が現在の使用料を下回るなら使用料を値下げするべきではないのかとの質問があり、各施設ともに地域自治会の利用が大半を占め、使用料の減免措置をしている。将来の維持管理経費の必要性などを総合的に勘案し、使用料を値上げすることとしたとの説明がありました。  さらに、各施設の減免措置の割合を問う質問があり、新西方コミュニティセンターでは78.6%、多度東部多目的集会所で64.6%、多度南部コミュニティプラザで100%、多度北部コミュニティセンターで56.5%の減免率となっているとの説明がありました。  また、このことに関して他の委員から、それぞれの施設で老朽化の度合いも異なるのに一律して約20%の値上げを行うのは矛盾していないのかとの質問があり、確かにそれぞれ老朽化の度合いが異なるが、将来にわたっての負担の均衡化も必要との判断から同等の値上げ幅としたとの説明がありました。  原案に対する討論として、福祉の観点から考え反対、値上げの根拠がなく、また、利用実態から考えると無料にすべきと考えるため反対、公共施設等総合管理計画策定で現実的でない報告書の作成のためにコンサルに1,000万円近くも使っておきながら、一方で市民に負担を求める市の姿勢が理解できないため反対との討論がありました。  次に、議案第17号 桑名市情報公開条例の制定について及び議案第18号 桑名市個人情報保護条例の制定については、議案第17号について、第1条第2項の公文書の定義において、これまで意思形成過程のものは対象となっていなかったが、今後は対象となるのかとの質問があり、これまで公文書の定義は決裁、または供覧の手続が終了しているものとなっていた。情報の開示、非開示とは別の部分であるが、今後は決裁手続中のものであっても情報公開条例の対象となるとの説明がありました。  次に、議案第28号 桑名市市税条例等の一部改正については、軽自動車税がどう変わるのかを問う質問があり、従来は軽自動車税という一つの税金だったものが環境性能割と種別割の2種別に分かれることになり、普通自動車と同じような税体系になるとの説明がありました。  次に、議案第30号 桑名市手数料条例の一部改正については、各種証明手数料を値上げする一方で住民票等のコンビニ交付について手数料を据え置く理由を問う質問があり、コンビニ交付の手数料を据え置くことで市役所窓口の混雑が緩和され、市民サービスの向上が図れると考えているとの説明がありました。  これに対して、個人番号カードがなければコンビニ交付はできない、個人番号コードの取得を誘導するための据え置きではないのかとの意見がありました。  また、他の委員から、窓口での待ち時間を問う質問があり、待ち時間については確認はしていないとの説明がありました。  これに対して、窓口が混雑しているというのであれば、しっかりとした事業量調査をしなければいけないのに、調べもせずに窓口の混雑緩和を言うのは詭弁ではないのかとの意見がありました。  また、建築物エネルギー消費性能適合性判定の手数料を新たに定めることについて、手数料を定めないとどうなるのかとの質問があり、建築物エネルギー消費性能適合性判定の業務自体は市だけではなく、民間の機関でも行うことができるが、市に判定の申請があった場合に手数料の定めのないことで支障が出る可能性があるとの説明がありました。  原案に対する討論として、手数料を値上げする必要はないと判断したので反対、また、建築物エネルギー消費性能適合性判定の手数料を定めないと業務に支障が生じるおそれがあるため賛成との討論がありました。  次に、議案第47号 桑名市長島防災コミュニティセンター条例の一部改正については、防災施設なのになぜ使用料を取るのかとの質問があり、防災にかかわること以外の平時の利用もできるため、この部分について使用料を徴収しているとの説明がありました。  原案に対する討論として、防災という名のついている施設である以上、使用料を取るべきではないと考えるため反対との討論がありました。  次に、議案第48号 桑名市火災予防条例の一部改正については、違反対象物の公表制度に罰則がないことについて問う質問があり、違反対象物の公表制度はあくまで情報公開を目的とするものであり、違反対象物となったものについては、公表とあわせて消防等に基づく違反処理を行うことになるとの説明がありました。  次に、議案第49号 桑名市消防手数料条例の一部改正については、証明手数料の値上げについて、どの証明が対象となるのかを問う質問があり、防火管理者、防災管理者の資格証明書について証明手数料を徴収している。これは防火管理者講習及び防災管理者講習を受けた方が講習修了の際に発行する修了証を紛失した場合に資格を証明するため発行するものであるとの説明がありました。  また、他の委員から、手数料値上げの根拠を問う質問があり、市で発行するほかの証明の手数料の値上げに合わせて行うこととしたとの説明がありました。  原案に対する討論として、わずかながら値上げなので反対、値上げの根拠に納得できないため反対との討論がありました。  議案第68号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第7号)所管部門については、繰越明許費について桑名駅西土地区画整理事業費において毎年予算の繰り越しが発生していることについて、財政的な見地からどう考えているのかを問う質問があり、補償契約における精算金の支払いが年度内に終了しないことが多く、繰り越しが発生せざるを得ない状況になっているとの説明がありました。  総務費のうち一般管理費中、防犯灯設置補助金について予算減額の理由を問う質問があり、平成28年度の申請件数は前年度より増加したが、今年度から補助率及び補助上限額を引き下げたこともあり、執行額が当初の見込み額に至らなかったとの説明がありました。  また、消防費のうち災害対策費中、木造住宅耐震事業費について予算減額の理由を問う質問があり、木造住宅の耐震補強工事補助事業として3件分の予算を計上し、耐震補強工事の前段階としての無料診断も3件行ったが、実際の補強工事に当たっては施主の負担も大きく、結果として1件の工事にとどまったため、執行残額を減額するものであるとの説明がありました。  次に、請願第1号 「『テロ等準備罪』創設についての意見書」を国会等に提出を求める請願書については、紹介議員の補足説明を受けた後、紹介議員への質疑、意見表明、採決という順で審査を行いました。  意見表明では、反対意見として、過去、廃案になった共謀罪と違い、テロ等準備罪では対象となる罪数も絞られ、準備行為が必要となるなど厳格化されている。国際組織犯罪防止条約を締結し、国際社会と協調してテロ等の犯罪組織と戦っていくためにはテロ等準備罪の創設が必要と考えるため、意見書の提出に反対などの意見が、賛成意見として、現行で十分対応できると考えること、テロ等準備罪が市民運動や言論の自由に対する圧力になると考えため、意見書の提出に賛成、治安維持の制定時と同じような印象を受ける。国会でも説明し切れておらず、国会議員もどこまで理解できているのか不明なため、意見書の提出に賛成との意見がありました。  そのほか、議案第19号ないし議案第25号、議案第50号、議案第60号及び議案第66号に対しては特段の異議、意見はありませんでした。  以上の経過により、審査の結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、当委員会に付託されました34議案のうち、議案第17号ないし議案第25号、議案第28号、議案第30号、議案第48号ないし議案第50号、議案第60号、議案第66号、議案第68号は、原案のとおり可決すべきもの、議案第11号ないし議案第16号、議案第47号、議案第52号ないし議案第58号、議案第61号ないし議案第63号は否決すべきもの、また、請願第1号については採択すべきものと決しました。  最後に、当委員会の所管事務調査については、閉会中も引き続き調査研究を要するものと決した次第であります。  これをもちまして、総務安全委員会の審査報告といたします。 5: 議長(伊藤真人)  次に、教育福祉委員長の報告を求めます。  8番 愛敬重之議員。 6: 教育福祉委員長(愛敬重之)(登壇)  ただいま議題となりました日程のうち、教育福祉委員会に付託されました関係議案等について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  まず、議案第29号 桑名市国民健康保険税条例の一部改正については、影響を受ける世帯数と収入増加額の見込みを問う質問があり、平成29年度は賦課限度額超過世帯を約240世帯、その全世帯で4万円増加した場合は最大で960万円の増加と見込んでいるとの説明がありました。  次に、議案第31号 桑名市総合福祉会館条例の一部改正についてないし議案第35号 桑名市隣保館条例の一部改正については、使用料及び手数料の見直しに係る基本指針において改定上限と定める現行の1.5倍を上回る金額が設定されているのはなぜかとの質問があり、個別の施設使用料を指針に基づき算定する中で、財政当局のヒアリングの結果を踏まえ決定しているが、施設によっては原則である1.5倍の上限を上回る場合もあるとの説明がありました。  また、総合福祉会館の使用料に減免が適用される方が市民会館の駐車場を利用する場合、駐車料金は支払う必要があるのかとの質問があり、市民会館駐車場の料金については桑名市民会館条例の施行規則で定めることになるとの説明がありました。  また、使用料の改定に合わせて利用時間の区分を各施設で統一する検討はしてこなかったのかとの質問があり、各施設の利用時間については、合併前の多度、長島の施設など、これまでの経緯があり、現時点ではその変更については考えていないとの説明がありました。  また、それぞれの施設で減免対象とならず使用料を徴収した件数を問う質問があり、平成27年度実績で総合福祉会館の大会議室は211件で予約に対して96件で約75万円を、福祉センターの多目的ホールは101件の予約に対して13件で約4万3,000円を、長島福祉健康センターでは各部屋合計105件の約7万7,000円をいただいている。また、多度すこやかセンターでは使用料の徴収はなかったとの説明がありました。  また、総合福祉会館において月額で使用料を定める部屋について、床面積の差はないのかとの質問があり、該当する部屋は3室であるが、それぞれ同等の広さであるとの説明がありました。  原案に対する討論として、値上げの件についてはもう少し庁内で話を詰め、納得できるような理由と体系を整えていただきたいと考え反対、今回は納得できるような答弁ではなかったため、改めて納得できる答えを持ってきていただき、議会としてもそれを受けて市民に対する説明責任をしっかりと果たしたいと考え今回は反対、また、ソフト面、ハード面の議論をしっかり詰めてほしいと考えるが、最終的には賛成、使用料を値上げすることにより将来的な施設の維持管理費用に充てなければならないという方向性は間違っていないと考え賛成との討論がありました。  次に、議案第51号 桑名市立幼稚園条例の一部改正については、利用者負担額の定め方を問う質問があり、公立と私立の差をつけないように私立の幼稚園の保育料を調査し、整合性がとれるように価格を定め、また、所得の階層を8段階に分け、低所得者に配慮をしたとの説明がありました。  また、公立と私立で負担を統一するならば、サービス内容も私立と合わせ拡大していくのかとの質問があり、現時点ではサービス内容を私立に合わせることは考えていないが、値上げにより歳入確保が見込まれることから、教育予算の中でその使途を検討していきたいとの説明がありました。  また、条例の施行日を年度途中の9月1日にした理由を問う質問があり、利用者負担額は6月に確定する市民税額をもとに算定することから、保護者への通知の時期を考え、9月からの施行が適切だと考えている。また、国からも切りかえの時期は9月にするよう指導をいただいているとの説明がありました。  また、値上げについて募集要綱にはその記述がなく、保護者へは2月の入園説明会で初めて説明されたというのは説明の時期としては遅いのではないかとの質問があり、急激な負担増を避けるため、値上げを段階的に行う経過措置をとることにしたとの説明があり、委員からは、市民に対しては納得を得られるように事前から説明をするのが本来なので、今後はしっかりと計画を立てて進めてもらいたいとの意見がありました。  原案に対する討論として、全員参加型という姿勢を重視し、しっかりと市民とも意見交換を行って理解を得てほしいと考えるため反対、低所得者に配慮した形での値上げは必要と考えるが、保育との整合性やサービス水準の方向性などの議論が不十分と考え反対、また、子供たちが安心・安全に通えてよかったと言える幼稚園になることを期待し賛成、値上げを行うことで施設の補修を行い、子供たちの安全が確保されること、また、先生の質が向上されることを期待し賛成との討論がありました。  次に、議案第59号 桑名市教育集会所条例の一部改正については、教育集会所のみを完全に無料とする理由を問う質問があり、教育集会所はほかの施設とは異なり、人権教育啓発の推進や子供たちの仲間づくりを一番の目標として使用される施設であり、これまでも使用料を徴収した例はなく、使用料を徴収する文言を入れるのはなじまないと考え、ただし書きを削除するとの説明があり、他の委員からは、その文言を外すことで当初の設置目的以外で利用される懸念があるとの意見がありました。  原案に対する討論として、人権教育の施設は無料とするが、福祉など他の分野の施設は無料にならないなど、他の施設条例との整合性がとれておらず、部署を超えた調整をしてほしいと考えるため反対との討論がありました。  次に、議案第67号 工事請負契約の締結について(大山田東小学校校舎増築(建築)工事)は、授業中の工事による騒音や校舎に傾きやひび割れが生じないか心配しているが、対策はされているのかとの質問があり、大きな音が出る作業は土日を活用するなど、安全を最優先にして施工業者とも十分に調整して進めていきたいとの説明がありました。  また、入札で1者が失格となった理由を問う質問があり、今回の工事は低入札価格調査制度施行案件となっており、今回は2者が調査基準価格を下回る入札を行い、うち1者は見積内訳書の判断基準をクリアしていなかったため失格となったとの説明がありました。  次に、議案第68号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第7号)所管部門に対しては、民生費のうち社会福祉総務費中、臨時福祉給付金給付事業費について大幅な減額となっているが、周知がうまくできていなかったのかとの質問があり、対象者への申請書の発送、広報での周知、最終的には個別の通知を行うなど対応はしたが、臨時福祉給付金の受給率が80%強にとどまったとの説明がありました。  また、特別会計繰出金について減額理由を問う質問があり、国民健康保険事業特別会計は市の財政状況を踏まえ、基金を活用し、一般財源からの繰出金を減額とした。また、介護保険事業特別会計は給付費の見込み減に伴い減額とした。そして、後期高齢者医療事業特別会計は過年度の医療給付費が確定したため、その金額に合わせて減額としたとの説明がありました。  次に、障害者福祉費中、民間社会福祉施設等整備助成事業費について申請が予定より少なかった理由を問う質問があり、グループホームやショートステイを運営する相応の設備やスタッフの配置などの準備が必要で、すぐに手を挙げてもらうのが難しかった。今年度申請をいただいた施設の状況をしっかりと把握し、今後ふえていくように努力していきたいとの説明がありました。  次に、老人福祉費中、敬老の日関係経費について減額理由を問う質問があり、最高齢になった方に対する敬老祝い金であり、男女1名ずつを見込んでいたが、今年度は1名のみの執行であったため減額としたとの説明がありました。  また、訪問給食サービス事業費について事業費が減額となっているが、サービスを受ける方が減少しているのかとの質問があり、対象者の施設入所や死亡により減額としたとの説明がありました。  また、民間社会福祉施設等整備助成事業費について今年度は減額となったが、来年度はもう少し補助できるのかとの質問があり、国からの補助金であるため、来年度の補助メニューが判明したら随時各事業所に案内させていただくとの説明がありました。  次に、生活保護総務費中、生活保護救護施設措置費について減額理由を問う質問があり、救護施設には帰来地のない方が入所し、生活保護を受給しながら居住地を探すことになる。年度当初は13名の入所者がいたが、現時点では10名に減少したため、相応分を減額としたとの説明がありました。  続いて、衛生費のうち保健衛生総務費中、病院事業運営費交付金について退職者の内訳を問う質問があり、今回の補正予算は自己都合による退職者の退職金で、内訳としては看護師が8名、看護助手、臨床工学技士、臨床検査技師、歯科衛生士、事務職の各1名ずつであるとの説明があり、委員からは、新病院の開院を控えているので、職員を一人でも多く補充できるよう努力してほしいとの意見がありました。  続いて、教育費のうち教育振興費中、ブランド推進事業費について、イベント参加者の募集方法をチラシの作成から広報の掲載に変えた影響を問う質問があり、参加者は関係者、保護者、子供を合わせて1,000名程度集まったとの説明がありました。  次に、教育集会所費中、啓発活動事業費について減額理由を問う質問があり、啓発推進員が都合により勤務できなくなったため減額とし、その後は地域の方々と職員とが協力しながらフォローに回ったとの説明がありました。  次に、議案第69号 平成28年度桑名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)に対しては、基金の残高を問う質問があり、残高については平成27年度末で約12億2,900万円、平成28年度末は約7億751万円と見込んでいるとの説明がありました。  次に、議案第72号 平成28年度桑名市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)に対しては、介護予防・生活支援サービス事業費の内容と減額の理由を問う質問があり、総合事業のサービス事業費でえぷろんサービス、くらしいきいき教室、シルバーサロン、健康ケア教室といった事業になる。以前よりサービス普及には努めているが、計画どおり利用が進まないことから減額としたとの説明がありました。  次に、議案第73号 平成28年度桑名市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)に対しては、社会保障・税番号制度システム整備について、介護保険など他の部署と共通して作業をすることで予算が削減できると思われるが、今後調整するつもりはあるかとの質問があり、国の制度改正などは政策経営課が取りまとめを行っているが、各システム改修等については各所管で予算計上する必要があるとの説明がありました。  最後に、請願第2号 こども医療助成の窓口無料(現物支給)を求める請願については、紹介議員の補足説明を受けた後、紹介議員への質疑、意見表明、採決という順で審査を行いました。  意見表明では、反対意見として、総論としては賛成だが、桑名市の財政が非常に厳しい中で市独自ですぐに実施することは難しいと考えるため見送りたい、ただでさえ小児科医は少ないが、コンビニ受診が増加する懸念もあるため、医師をしっかりと確保してから議論したいと考え今回は反対、また、償還払いはよくないと思うが、請願として採択する点については反対との意見が、賛成意見として、償還払いのため常に財布の中を気にしなければ医者にかかれないのは問題であり、本市の命題として「こどもを3人育てられるまち」を掲げていることからも賛成、無料化自体は余り賛成ではないが、窓口でお金を払って2カ月後に返ってくるシステム自体は合理的ではなく、そこを簡略化する意味でも賛成、償還払いよりも窓口無料のほうが制度としてはっきりしており、また、子供の医療福祉を充実させていく面からも賛成との意見がありました。  そのほか、議案第38号、議案第74号に対しては、特段、異議、意見はありませんでした。  以上の経過により審査の結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、当委員会に付託されました15議案につきましては、議案第29号、議案第38号、議案第51号、議案第59号、議案第67号ないし議案第69号、議案第72号ないし議案第74号の10議案は、いずれも原案のとおり可決すべきもの、また、議案第31号ないし議案第35号の5議案は否決すべきもの、請願第2号につきましては不採択とすべきものと決しました。  最後に、当委員会の所管事務調査については、閉会中も引き続き調査研究を要するものと決した次第であります。  これをもちまして、教育福祉委員会の審査報告といたします。 7: 議長(伊藤真人)  次に、都市経済委員長の報告を求めます。  22番 佐藤 肇議員。 8: 都市経済委員長(佐藤 肇)(登壇)  ただいま議題となりました日程のうち、都市経済委員会に付託されました関係議案について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  まず、議案第26号 桑名市調整池維持管理基金条例の廃止について及び議案第27号 桑名市長島町下水道整備基金条例の廃止について、調整池も傷んでいく部分もあると思うが、今後、基金を積み立てていくことはないのかとの質問があり、これまでは整備には使っていたが、残高も少なくなり、積み立てる予定もない。今後は年度ごとの予算の中で賄っていくとの説明がありました。  次に、議案第36号 桑名市斎場条例の一部改正について、市内、市外の件数を問う質問があり、今年度1月末までで市内は119件、市外は101件であったとの説明がありました。  原案に対する討論として、斎場の使用料まで値上げし、市民の負担増となることに反対、市民に対して丁寧な説明もなく反対、修繕費等に費用がかかるのは理解するが、市民の方も大幅な値上げとなり、説明も不足しているので反対との討論がありました。  次に、議案第39号 桑名市輪中の郷(産業活性化センター)条例の一部改正について及び議案第40号 桑名市輪中の郷(ふるさとセンター)条例の一部改正について、ノリすき体験はなぜなくすのかとの質問があり、ほかにもブランドがある中、ノリだけに特化するのはどうかという部分と機材等も古くなり、買いかえるにも高額な費用がかかるとの説明がありました。  原案に対する討論として、地域に根差した施設でより利用しやすい方法がとられるべきであり、反対、維持管理に費用がかかることは理解するが、人気の施設であり、施行日も時期尚早であるため反対、市民に対し丁寧な説明もなく、まさしくこれからの生涯学習の場であるのに子供も値上げの対象であるため一括して反対との討論がありました。  次に、議案第41号 桑名市漁業交流センター条例の一部改正について、調理室の年間収入を問う質問があり、利用料金は月4万円程度で年間約50万円程度であるとの説明がありました。  原案に対する討論として、利用時間の拡大という点は評価できるが、市民負担増であることと指定管理者制度に反対、マスコミにも取り上げられるなど、桑名市の宣伝にもなっている。人がたくさん集まるところに何の説明もなく値上げすることに反対、利用時間延長は評価させていただくものの、周知不足であり反対との討論がありました。  次に、議案第42号 桑名駅前複合公共施設条例の一部改正について及び議案第43号 桑名市長島水辺のやすらぎパーク条例の一部改正について、原案に対する討論として、使用料の値上げに対して市民負担をかぶせるもので反対、市民の周知に対して不足しているので反対、桑名市を宣伝してもらっている要素もあるのに使用料の値上げに反対との討論がありました。  次に、議案第44号 桑名市都市公園条例の一部改正について、議案第45号 桑名市営駐車場条例の一部改正について及び議案第46号 桑名市自転車等駐車場条例の一部改正について、自転車等駐車場の学生に対する割引等を問う質問があり、中学生以下の方は無料で、高校生から学生料金を設定しているとの説明がありました。  また、星川公園が加えられているが、どの部分が有料になるのかとの質問があり、運動場部分を団体で、ある時間帯を占用して使う場合に利用料をお支払いいただくとの説明がありました。  原案に対する討論として、使用料の値上げによる市民負担増のため反対、一度にこれだけ大きな額の値上げは市民に対する裏切りだと思うので反対、市民への説明が不足しているので反対との討論がありました。  次に、議案第64号 桑名市水道事業給水条例の一部改正について、料金及び手数料等の減免の部分について、生活保護による保護を受ける者に準ずる者の捉え方を問う質問があり、生活保護の要件を満たしているが生活保護を受けていない方と考えられる。準ずると思われる方から申請があった場合は、関係部署への問い合わせ等を行い、上下水道部として判断していくとの説明がありました。  また、料金の滞納者への対応を問う質問があり、生活に無理のないよう分納誓約していただくなど、十分な相談体制をとらせていただきたいとの説明がありました。  原案に対する討論として、生活保護に準ずる方に対しては生活保護を受けている方と同様に対応していただけるということだが、全体的には料金の値上げ、手数料の値上げにより市民負担がふえるという点で反対、市全体で節税する部分がある中で基本料金の1.5倍はあり得ないので反対、市民に対して説明したといっても説明会には3、40人程度しか来てみえない。丁寧な説明がなされていない中で大幅な値上げに反対、また、会社であれば経営ができていけないということは大変なことで、市民には負担をおかけするが、維持管理も含めて今値上げを行わなければならないということで賛成との討論がありました。  次に、議案第65号 桑名市下水道条例の一部改正について、例えば一般の家庭では上水の値段も含めて幾らぐらいの増加になるのかとの質問があり、ひとり暮らしの世帯で10立方メートル使用するとすると、水道は400円、下水道は240円くらい増加する。また、4人程度の世帯で20立方メートルを使用したとすると、水道が570円、下水道が560円ほど増加するとの説明がありました。  原案に対する討論として、生活保護に準ずる方に対しては生活保護を受けている方と同様に対応していただけるということだが、全体的には料金の値上げ、手数料の値上げにより市民負担がふえるという点で反対、市全体で節税する部分がある中での値上げである。コストキャップによるコスト削減を反映させて、値上げのないようにしていただきたいので反対、維持管理は大切だが、それは以前からわかっていたことである。説明が不十分な中で大幅な値上げには反対、また、会社経営で赤字であれば大変なことであると思いますので、市民には負担をおかけするが、下水道の普及、コストキャップでの整備に期待して賛成との討論がありました。  次に、議案第68号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第7号)所管部門では、繰越明許費補正として土木費のうち道路維持費中、道路施設維持補修費について、入札が不調であった原因を問う質問があり、参加資格のある業者が限られ、また、発注時期が若干おくれたことにより業者側の人員確保ができなかったのではないかと考えているとの説明がありました。  また、土木費のうち土地区画整理事業費中、土地区画整備事業費について3億4,300万円以上の減額となっているが、その理由を問う質問があり、国に予算要求を行ってきたが、結果、この額が内示額で減額され、今回の補正に至ったとの説明がありました。
     また、財源の確保ができないことによって事業の進捗におくれが生じるのではないかとの質問があり、今後も要望活動を行いながら交付率のアップにつなげていきたいと考えている。また、この事業費の中では建物移転補償が一番大きい部分を占めており、進捗状況としては今年度末の見込みとして全体の35.4%を予定している。この区画整理の事業計画として認可を受けているのは平成36年度末までとなっており、事業期間の延長というものも考えていきたいとの説明がありました。  原案に対する討論として、桑名駅西土地区画整理事業費について、たびたび続く減額補正により事業の計画性と見通しに問題があるため反対との討論がありました。  次に、議案第70号 平成28年度桑名市市営駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について、増額は桑名市総合医療センターを利用する方の分だと思うが、時間貸しか定期契約かを問う質問があり、総合医療センターからは使用された方の時間に応じてお支払いいただいているとの説明がありました。  次に、議案第75号 平成28年度桑名市水道事業会計補正予算(第4号)について、消費税及び地方消費税還付金の詳細を問う質問があり、消費税については料金収入等から入ってくる分と支払い等に含まれる消費税から計算し、今年度分については還付がないことから減額させていただいたとの説明がありました。  そのほか、議案第71号、議案第76号は特段、異議、意見はありませんでした。  以上の経過により、審査の結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、当委員会に付託されました18議案につきましては、議案第26号、議案第27号、議案第64号、議案第65号、議案第68号、議案第70号、議案第71号、議案第75号、議案第76号の9議案は、いずれも原案のとおり可決すべきもの、また、議案第36号、議案第39号ないし議案第46号の9議案は否決すべきものと決しました。  最後に、当委員会の所管事務調査については、閉会中も引き続き調査研究を要するものと決した次第であります。  これをもちまして、都市経済委員会の審査報告といたします。  大変失礼しました。斎場条例の一部改正のときに市内、市外の件数を問う質問があって、今年度1月末までで市内は1,109件と申し上げるべきところを、大変申しわけありません、1,109件でございますので、御訂正のほどよろしくお願いいたします。 9: 議長(伊藤真人)  最後に、予算特別委員長の報告を求めます。  11番 飯田尚人議員。 10: 予算特別委員長(飯田尚人)(登壇)  ただいま議題となりました日程のうち、予算特別委員会に付託されました関係議案について、当委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  まず、予算特別委員会は議長を除く全議員で構成し、三つの分科会を設置の上、各分科会で詳細な審査を行いました。分科会審査は3月8日から2日間の日程で行い、21日には全体会を開催いたしました。全体会では各分科会長から審査報告を受け、報告に対する質疑終結後、予算10議案に対する討論を経て、最終的に委員会として、議案第1号 平成29年度桑名市一般会計予算ないし議案第10号 平成29年度桑名市下水道事業会計予算の10議案につきましては、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  討論では、まず、議案第1号に対する反対討論として、全体を通して行政改革がどんどん進められ、民営化、業務委託が進められている。PFI事業、指定管理者制度の導入やマイナンバー関連の予算、駐車場管理費の縮小、閉鎖の問題、学校人権教育推進事業、研究大会の参加費まで盛り込まれていることや障がい者の自動車燃料助成事業費が削減されていること、保育所における給食が全て業務委託に、学校給食においても業務委託が進められていること、ごみ袋の値上げやごみ収集業務が全面委託になること、大型作業所管理費の問題、桑名市西別所土地区画整理事業は余りにも市民負担が大き過ぎることを指摘し、反対との討論がありました。  次に、議案第1号に対する賛成討論として、待機児童対策として私立保育園の低年齢児保育に事業補助を行うことや病児保育の受け入れ数の拡大に取り組まれていること、本市の顔となる桑名駅自由通路、橋上駅舎化及び桑名駅東駅前広場を整備、再編し、交通結節機能の強化により東西の分断の解消と地域交流の活性化に取り組まれていること、小学校における英語教育を推進するため、イングリッシュキャンプを実施するほか、新たにフォニックス等を活用した英語学習を推進することに一定の評価をし、新病院の建設についても平成30年4月の開院に向けて予定どおり事業が完成するよう願って賛成との討論がありました。  次に、議案第2号については、社会保障・税番号制度システム整備費が盛り込まれていることや保険税の引き上げによる加入者負担増に反対との討論がありました。  次に、議案第3号については、一般会計からの繰り入れが続くということに加え、回収が困難な状況が続く会計になっていることを指摘して反対との討論がありました。  次に、議案第4号については、施設管理運営を指定管理で行っていることや使用料の値上げに問題があり、反対との討論がありました。  次に、議案第5号については、使用料の値上げが予定されていることに反対との討論がありました。  次に、議案第6号については、高齢者の増加に対して認定サービス利用が減っていること、要支援外しが行われていること、介護報酬の削減で事業所が立ち行かない状況が出てきていること、現行相当サービスがなくなっていることなど、実施状況に問題が生じている点で反対との討論がありました。  次に、議案第7号については、年齢で区分する医療保険制度に問題があることを指摘するほか、低所得者の緩和策がなくなるということで問題があり、反対との討論がありました。  次に、議案第8号については、今後の見込みも不明瞭な状況での貸し付けが続いていることに対して問題があり、反対との討論がありました。  次に、議案第9号については、市民生活を直撃する水道料金の値上げに反対、三重用水のきれいな水を農業用水やため池に使用し、河口堰などからの表流水を上水にしようとしている。そのような中で国に対する働きかけもされておらず、値上げの幅が大きくなってきていることに反対、また、経営戦略に基づいた予算ではあるが、経営戦略に納得がいかないので反対との討論がありました。  次に、議案第10号については、市民生活を直撃する使用料の値上げについては問題があり反対、また、経営戦略に基づいた予算ではあるが、経営戦略に納得がいかないので反対との討論がありました。  また、最後に、21日の全体会において市長から、平成29年度当初予算は2期目のスタートとなる予算であり、11の重点プロジェクトの中から継続して実施している新病院整備や桑名駅自由通路のほか、福祉総合相談窓口の設置など、スピード感を持って対応した。新病院の整備は順調に工事が進められているが、平成30年4月の開院に向け、しっかりと対応していく。また、長年の課題であった桑名駅周辺の整備についても、駅東西の将来像を見据え、自由通路の整備に取り組んでいく。この結果、財政調整基金からの繰り入れが目標額を上回っているが、予算の構造改革も着実に進めており、財政の健全化についてもしっかりと対応していく。引き続き御支援、御指導をいただきたいとの発言がありましたので、あわせて御報告申し上げます。  これをもちまして、予算特別委員会の審査報告といたします。 11: 議長(伊藤真人)  以上で各常任委員長及び予算特別委員長の報告は終了いたしました。  次に、議案第51号 桑名市立幼稚園条例の一部改正についてに対する修正案が南澤幸美議員ほか2名から、また、議案第61号 桑名市体育施設条例の一部改正についてに対する修正案が市野善隆議員ほか2名からそれぞれ提出されております。2件の動議はそれぞれ所定の提出者がありますので、成立をしております。  まず、議案第51号に対する修正案の提出者から説明を求めます。  21番 南澤幸美議員。 12: 21番(南澤幸美)(登壇)  それでは、議案第51号 桑名市立幼稚園条例の一部を改正する条例に対する修正案について、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。  本修正案は、桑名市立幼稚園条例の一部を改正する条例のうち、附則中、施行期日及び経過措置に対し修正を加えるものであります。  今回の改正は、平成27年度に始まった子ども・子育て支援新制度に基づき、従来の応益負担から世帯の所得状況に応じた応能負担へと見直されるものであり、子供たちが安心・安全に幼稚園に通えるよう適切な利用者負担額を求めることは必要であります。しかしながら、平成29年度の入園予定者に対しては昨年に公表された募集要項においては値上げの告知はされておらず、今年2月に行われた入園説明会でようやく説明がされたと聞き及んでおります。このため、多くの保護者から今回の値上げに対しては御不満の声をいただいており、市の説明責任が十分に果たされているとは言いがたいと思われます。  こうしたことから、本条例案につきましては施行までの周知が不十分であったと判断し、施行期日を平成30年4月1日に改めることとし、それまでの期間に関係する保護者等に十分な周知がなされることを御期待申し上げ、お手元に配付させていただきました修正案のとおり提出するものでございます。  以上、本修正案の提案説明といたします。議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。以上です。 13: 議長(伊藤真人)  次に、議案第61号に対する修正案の提出者から説明を求めます。  12番 市野善隆議員。 14: 12番(市野善隆)(登壇)  桑風クラブの市野善隆です。議案第61号 桑名市体育施設条例の一部改正に対する修正案について、提出者を代表して提案理由の説明をいたします。  本修正案は、桑名市体育施設条例の一部を改正する条例のうち、桑名市総合運動公園デイキャンプ場及び桑名市星川公園運動広場に関する項目、既存施設の使用料を改定する項目を削除し、現在の利用形態とし、新たに5月1日から供用開始する桑名市総合運動公園サブグラウンドについて使用料を従来の基準に基づく額として、原案1時間1,800円を1,500円に修正しようとするものです。  以上、修正案の提案理由といたします。議員各位の御賛同をいただきたく、よろしくお願いを申し上げます。 15: 議長(伊藤真人)  以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。  これより各委員長報告、議案第51号及び議案第61号の修正案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  18番 星野公平議員。 16: 18番(星野公平)(登壇)  日本共産党の星野公平です。議案第61号 桑名市体育施設条例の一部を改正する条例に対する修正案について質疑いたします。  この条例案については私も総務安全委員会のメンバーとして十分に審議したと考えております。5月1日から新たに供用開始しなければならないということであれば、そのときにちゃんと話すべきであり、この場に及んでこういう修正案を出すということが理解できません。その説明がちゃんとなっていないと思いますので、そのことについてお尋ねしたいと思います。そして、もしどうしても5月1日からできないんであるならば、そのままにしておいて、無料で次の行政側から出てくる提案まで待っても別に問題はないというふうに私どもは考えております。これについて提案者の御意見を伺いたいと思います。 17: 議長(伊藤真人)  ただいまの星野議員の質疑に対して提出者の答弁を求めます。  市野善隆議員。 18: 12番(市野善隆)(登壇)  星野議員の質問に対して答弁をさせていただきます。  質問の趣旨は2点であったというふうに思います。星野議員におかれましても総務安全委員会でこの件に関しては審議をされまして、何ゆえこの段階で修正案を提出するのか、また、2番目としては、無料にはできないのかという2点だというふうに思います。  まず、総務安全委員会の記録の抜粋を朗読させていただきます。本委員会で今回の桑名市体育施設条例についての提案としては、桑名市総合運動公園デイキャンプ場及び星川公園運動広場につきましては、体育施設の名称及び位置、休業日、利用時間の関係条文を整理し、新たに使用料を定めるものでございます。また、総合運動公園のサッカー場のサブグラウンドにつきましては、施設の完成に伴い新たに使用料を定めるものでございますと執行部から提案説明がございました。しかしながら、質問と答弁においてはこのサッカー場サブグラウンドに関して特段特出しして質問をされるということはございませんでした。今回はたくさんの使用料の改定がございまして、総務安全委員会においてはそもそも論から議論が始まったというふうに理解をしております。したがって、今回の質疑、委員会における質問、答弁に関しましては、一切この件に触れられずに否決に至ったというふうに理解をしております。この件に関しては星野議員も御存じかというふうに思います。  2点目の無料で使用させてはどうかということにつきましては、やっぱり一定の受益者負担の原則が必要でございますので、有料にすべきものと判断をいたしました。なお、使用料につきましては、現在の料金から勘案して1,500円ということで、1時間1,800円を1,500円と修正して提出させていただいたものでございます。以上でございます。 19: 議長(伊藤真人)  星野議員、再質疑はございませんか。                   (18番議員挙手)  星野議員。 20: 18番(星野公平)(登壇)  星野です。  今の答弁によると委員の○○○ではないかというふうに受けとめられたんですけれども、私は決してそうではないと思っています。  それと、もう1点、これは一事不再議に当たるのではないかとも考えております。委員会では一応決定したわけですよね。それに対して、この上げておられる方3名は総務安全委員会のメンバーであります。これはちょっとおかしいと思います。議会のルールに反するんじゃないでしょうか。 21: 議長(伊藤真人)  ただいまの星野議員の発言につきましては、後刻、議事録を調査の上、議長において措置したいと思いますので、御了承願います。  答弁を願います。  市野議員。 22: 12番(市野善隆)(登壇)  星野議員の再質問に対しまして答弁をさせていただきます。  質問の趣旨は二つであったというふうに理解をしております。委員会の審議の場によっては不十分というような意見と、もう一つは一事不再議の原則に反するのではないかということです。  まず、1点目でございますが、委員会におきましては、先ほど申し上げましたように、執行部側はきちっとした提案説明をしたというふうに私は理解をしております。別に委員会の審議不十分ではなくて、私自身は真摯に議論して、今回の使用料改定の審議はそもそも論から始まって総合的な判断の上に皆さんが判断をされたというふうに思っております。  2点目でございますが、一事不再議と言われましたけれども、この件に関しましては使用料をもとに戻してやるわけでございますから、私はそのような見解は持っておりません。以上でございます。 23: 議長(伊藤真人)  星野議員、再質疑はございませんか。               (「いいです」と18番議員の声あり)  ほかに質疑はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認め、以上で質疑を終結いたします。  これより修正案を含む討論に入ります。  討論は賛成または反対の立場を明確に表明していただくよう特にお願いいたします。  討論の通告がありますので、発言を許します。  1番 箕浦逸郎議員。 24: 1番(箕浦逸郎)(登壇)  まちづくり戦略室の箕浦です。大きく二つの点について反対の立場から討論をさせていただきます。  一つ目は、議案第9号と第10号の水道と下水道の予算に関してと、また、それに関連する議案第65号の桑名市下水道条例の一部改正についてに反対させていただきます。  反対する理由といたしましては、当局からの説明として、経営戦略、昨年度、今年度ですか、つくられて、それに基づいた予算を来年度からされるということですが、私は経営戦略というものに今全く同意ができないという状況です。  その理由といたしましては、一つ目は、水道事業のほうに関しましては、まずコストの削減案がないというところですね。一方では値上げしておいて、お願いしておいて、自分のところではコスト削減の具体的な案がないというところが非常に大きな問題だと思っております。  もう一つは、今回値上げいたしましても結局10年後にはまた赤字となりかねないということで、将来の投資というものもそのまま減っていくのかどうかというところが非常に不透明ということで、将来、今回、5年、10年は水道の事業としてはもつかもしれませんが、その後の姿が全く見えないというところで今回の予算には反対させていただきます。  もう一つは下水道事業のほうです。これも今回値上げをいたしますが、前回の議会、12月議会ですか、私が質問をしたときにコストキャップ型事業、今後また投資されていくということですが、それに関する採算というものが合うか合わないかもわからない状況ということです。私が計算したところによると採算が合いませんので、やればやるほど下水道の使用料というのは上がっていくのかなというふうに考えております。  また、もう一つは、ずっと桑名市は言っていますが、財政が非常に厳しい中で一般会計からの7億円の繰り入れというものを前提に経営戦略を立てられているというところで、要するに今後の拡大した投資をすることによって下水道の料金も上がるし、一般会計のほうにもダメージが来るのかなというふうに思っております。  また、最近見ていますと、立地適正化計画との整合性というのも非常に危うい部分があるのかなと思っておりますので、その点もあわせて今回の水道と下水道の予算には反対させていただきます。  もう一つの大きな二つ目ですが、議案第59号の桑名市教育集会所条例の一部改正についてにも反対させていただきます。この反対の理由といたしましては、ほかの施設の条例との整合性がとれないということで、先ほど委員長報告のほうからもありましたけど、福祉のほうの施設では、一部の施設では結局自治会活動とかに使うと使用料を今でも全く取っていないようなところがあります。使用料を全く取っていないんですが、それでも、今回の条例には使用料の値上げという条例が出てきております。一方では使われていないところで値上げをしているにもかかわらず、こちらの理屈では使われていないから使用料は取りませんと。市全体の今回の使用料の体系としての考え方というところがいまいちまだ整っていないというふうに私は考えておりますので、その辺を今後また反対の討論の方、その点をまた突いていただけると思うんですが、その辺も含めて縦割り行政の打破と言っておられますので、一遍、市の中で全体的に使用料の取り方をもう一度きっちり整理して出し直していただきたいというような立場から反対させていただきます。以上です。 25: 議長(伊藤真人
     次に、通告により21番 南澤幸美議員。 26: 21番(南澤幸美)(登壇)  改めて、皆さん、こんにちは。会派絆の南澤幸美です。通告に従いまして、議案第1号 平成29年度桑名市一般会計予算につきまして賛成の立場から討論を行います。  さて、県内、市内の景気動向は緩やかながら改善傾向が見られ、今後も改善が続くものと感じております。一方で、景気の見通しには慎重な見方があり、原油価格や原材料価格など、諸経費の増加に加えて、アメリカを含む不透明な海外の政治、経済情勢などが今後の見通しを慎重にしております。  このような中、平成29年度は市長の2期目のスタートとなる年であり、市長選挙の公約として掲げた11の重点プロジェクトの推進に向けた予算であると認識いたしております。また、市の財政状況は、市長1期目の成果とも言える徹底した事務事業の見直しにより、平成27年度決算における経常収支比率が97.1%と、前年度に比べて2.6ポイント改善いたしましたが、依然厳しい状況が続いております。このような中、さらなる行財政改革を進める一方、本市が持続可能で魅力あるまちになっていけるようさまざまな施策を推進していこうとする姿勢に一定の評価をいたします。  また、今定例会に提出されました合併時から据え置かれている使用料、手数料の見直しにつきまして、各常任委員会の段階ではその多くが否決となっておりますが、財政面を含め、今後の施設の維持管理を考えれば、見直しの必要を感じるものであります。  それでは、予算の中から賛同いたします主な事業を申し上げますと、民生費では、待機児童対策として私立保育園の低年齢児保育に事業補助を行い、低年齢児の受け入れを誘導する経費が計上されたことや、病児保育施設を民間の事業者にお願いし、不足している状況にある受け入れ数の拡大に取り組まれていることに評価をします。  土木費では、本市の顔となる桑名駅自由通路、橋上駅舎化及び桑名駅東駅前広場を整備、編成され、交通結節機能の強化により、現在、鉄道による東西の分断の解消と地域交流の活性化に取り組まれていることに評価をいたします。  消防費では、昨年に引き続き、災害時に市民の大切な生命、財産を保護するために、津波、洪水等による浸水が予想されている海抜ゼロメーター地帯及び町屋川の沿岸地域を中心にデジタル同報系行政無線の整備に取り組まれることに評価します。  教育費では、小学校における英語教育の推進をするため、イングリッシュキャンプを実施するほか、新たにフォニックス等を活用した英語学習を推進するなど、児童の外国語活動の支援に取り組まれることに一定の評価をします。  なお、桑名市総合医療センターにつきましては、平成30年4月の開院に向けて新病院の新棟建設工事が最終年度を迎えます。総合医療センターとしっかり連携し、総合計画にもあるように、「命を守ることが最優先」のもと事業が完成するよう願うばかりであります。  以上、予算について賛同いたします主な施策について数点申し上げましたが、平成29年度は過去最大規模の予算となっています。これは今取り組まなければならない本市のまちづくりを見据えた投資と考えれば理解はできますが、反面、財政状況は非常に厳しいものがあります。行政におかれましては、財政健全化への取り組みとして特に事務事業の見直しを含めた行財政改革に取り組まれることを期待いたしまして、議案第1号 平成29年度桑名市一般会計予算の賛成討論といたします。何とぞ皆様方の御賛同をよろしくお願いします。 27: 議長(伊藤真人)  次に、通告により24番 伊藤研司議員。 28: 24番(伊藤研司)(登壇)  こんにちは。まちづくり戦略室の伊藤研司でございます。反対討論をさせていただきます。  まず、議案第11号 桑名市民会館条例の制定については、当局の説明では1時間30分までは無料、その後は30分ごとに100円、障害者手帳所有者のみ無料との説明であります。この駐車場は、本会議でも議員からも発言がありましたように、総合福祉会館に来られる方々、特にボランティアの方々や当局からの要請を受けて委員会等に来られる方々も多く駐車される駐車場であります。にもかかわらず、その方々からも駐車料金の徴収とは市民目線では考えられない条例内容でございます。市民目線から見て反対させていただきます。  次に、議案第12号 桑名市多目的ホール条例の一部改正について、これも市民目線から反対させていただきます。  次に、議案第13号 桑名市新西方コミュニティセンター条例の一部改正について、これも市民目線から見て反対させていただきます。  議案第14号 桑名市多度東部多目的集会所条例の一部改正について、これも使用料値上げの件に関しまして市民目線から反対させていただきます。  議案第15号 桑名市多度南部コミュニティプラザ条例の一部改正について、これも同じく市民目線から反対でございます。  議案第16号 桑名市多度北部コミュニティセンター条例の一部改正について、これも市民目線から反対でございます。  次に、議案第30号 桑名市手数料条例の一部改正について、市長提案説明では手数料の見直しによる各種手数料の改正及び建築物のエネルギー消費性能向上に関する法律の施行に伴う改正を行うと報告されておりますが、値上げが必要であるとのことであります。しかし、詳細な具体的説明を受けていないので賛成することはできません。しかも、委員会でもありましたが、現在の窓口は混んでいません。窓口の対応に問題があるのでございます。以上の観点から反対させていただきます。  次に、議案第31号 桑名市総合福祉会館条例の一部改正について、これは施設使用料の見直しを行う前に、議員への差別的ともとりかねない言動を今後二度とないように心から反省すべき、これが最も先に優先される課題だと私は思っております。  議案第32号 桑名市長島福祉健康センター条例の一部改正について、同じく、議案第33号 桑名福祉センター条例の一部改正について、議案第34号 桑名市多度すこやかセンター条例の一部改正について、議案第35号 桑名市隣保館条例の一部改正について、議案第36号 桑名市斎場条例の一部改正について、議案第39号 桑名市輪中の郷(産業活性化センター)条例の一部改正について、議案第40号 桑名市輪中の郷(ふるさとセンター)条例の一部改正について、議案第41号 桑名市漁業交流センター条例の一部改正について、議案第42号 桑名駅前複合公共施設条例の一部改正について、議案第43号 桑名市長島水辺のやすらぎパーク条例の一部改正について、議案第44号 桑名市都市公園条例の一部改正について、議案第45号 桑名市営駐車場条例の一部改正について、以上に関しましては施設料の見直しのいわゆる値上げでございます。市民目線から考えて反対とさせていただきます。  次に、議案第46号 桑名市自転車等駐車場条例の一部改正についてでございます。これは今まで1日100円を日200円に値上げすることであります。学生は月に1,500円を2,000円に値上げすることでございます。コンパクトシティーを目指す桑名市の方針には真っ向から反対する施策であります。さらに、現在、奨学金制度を利用している学生は40%を超えている現実があると思われます。以上の観点から反対とさせていただきます。  議案第47号 桑名市長島防災コミュニティセンター条例の一部改正について、これも施設料値上げでありまして、市民目線から考えて反対でございます。  次に、議案第51号 桑名市立幼稚園条例の一部改正について、私自身、教育的金額の増額を市民負担させることには反対でございます。激変緩和措置があるものの、平成31年9月時の最終的な値上げの一例では、市民税所得割課税額が7万7,100円以下の方、年収といたしますと320万円から360万円世帯の方、これが5,500円から9,700円に値上げとなります。また、市民税所得割課税額14万4,150円以下の方、年収にいたしますと360万円から520万円の世帯の方が5,500円から1万1,500円に値上げとのことでございます。現在、年収が300万円以下の方が30%近くおられると推測されるこの桑名市において教育的増額を市民負担させることには反対でございます。また、私自身、賛成、反対は修正案が出ましたが、9月から来年の4月に修正をしたらいいとの修正案が出ましたが、私は値上げそのものに反対でございます。この値上げによって公立幼稚園の、遊びによって育つという入園者は減少するというのが目に見えております。また、国に言われたと言いますが、市長も中央集権に反対しておられるのであります。値上げのことだけ国に準ずることは私は地方主権を目指す議員として反対でございます。  次に、議案第52号 桑名市公民館条例の一部改正について、議案第53号 桑名市立図書館条例の一部改正について、議案第54号 桑名市大山田コミュニティプラザ条例の一部改正について、議案第55号 桑名市スター21条例の一部改正について、議案第56号 桑名市プレイルーム条例の一部改正について、議案第57号 桑名市長島ふれあい学習館条例の一部改正について、議案第58号 桑名市陽だまりの丘生涯学習交流センター条例の一部改正について、議案第62号 桑名市博物館条例の一部改正について、議案第63号 桑名市六華苑条例の一部改正について、以上は施設料の見直し、すなわち値上げのための条例でございます。市民目線から考えて全て反対とさせていただきます。  次に、議案第64号 桑名市水道事業給水条例の一部改正についてでございます。説明では水道料金の値上げということでございます。私自身、漏水管の布設替えをスピードを上げて行うためにも必要とは思うのでありますが、しかし、私は以前から本会議でも何度も申し上げておりますように、三国岳からの原水そのままでも飲めるという三重用水の水を桑名市は農業用水として利用し、木曽川馬飼頭首工や長良川河口堰からの取水を飲料水としていること、そのために高いお金を払わされている現実があるのであります。国の中央集権に巻き込まれていることの是非はさておいて、水道料金の値上げを要求することには私自身反対であります。  次に、総括的意見として、桑名駅整備事業プラス自由通路、これは東西連絡通路でございますが、整備事業、その中にはペデストリアンデッキや上空通路は含まれていませんに関しましては、市長はリニアの開通に合わせて整備が必要との説明でありました。平成19年にはこの桑名駅整備事業プラス東西連絡通路、いわゆる通称、自由通路でございますが、平成19年には80億5,000万円の概算要求であったのが平成28年には97億3,000万円と、約17億円もの増額予算がわずか2行の説明、いいですか、平成19年度の事業費は概算金額であり、昨今の労務単価及び資材単価の高騰や今回の基本設計において精査した結果、約97億円となったとの説明であります。設計業務委託を行っている企業名等を含め、細部に及ぶ説明もなく、大型公共事業は何のためらいもなく推し進める一方、学校の統廃合に関して、コンサルの問題でありますが、現在の桑部小学校の子も在良小学校に通わせると。あの桑部橋、いわゆる太鼓橋になっている桑部橋を児童の安全に全く配慮していない案がコンサル業者から出てきたり、そのお金もかかっておるのであります。市民の血税の使い方には配慮せず、市民には理解できないのであります。そして、他方では市民生活に直結する幼稚園の利用者負担、水道料金、駐車場等々の負担を押しつける条例には反対であります。以上から反対の理由とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 29: 議長(伊藤真人)  次に、通告により18番 星野公平議員。 30: 18番(星野公平)(登壇)  日本共産党の星野公平です。  市長提出議案の賛成、反対討論をここでちょっと一服させていただきまして、請願の賛成討論をさせていただきます。請願2件に対する賛成討論をさせてもらいます。  まず、1番目、戦争の廃止を求める桑名市民の会から出されております請願第1号 「『テロ等準備罪』創設についての意見書」を国会等に提出を求める請願書、これにつきましては日本共産党桑名市議団の2人が紹介議員になっております。  政府は名称をテロ等準備罪──実際の内容は共謀罪を創設することでありますが──に名前を変えて、組織的犯罪処罰改正案を閣議決定し、国会に提出しました。全国各地の議会から意見書が上げられております。皆さん、御存じのように、三重県議会からも出されております。今、この桑名からも市民の代表として、内心が侵されようというテロ等準備罪法案の撤回を求める声を大きく上げようではありませんか。  先ほどの委員長報告には、反対意見として、過去の廃案になった共謀罪と違い、テロ等準備罪では対象となる罪数も絞られ、準備行為が必要となるなど、厳格化されている。国際組織犯罪防止条約を締結し、国際社会と協調してテロ等の組織犯罪と戦っていくためにはテロ等準備罪の創設が必要である。こういった意見がありましたけれども、果たしてそうでしょうか。テロ等準備罪法案は明らかに共謀罪法案であります。  政府与党は、対象犯罪を減らした、条文の中にテロの文言を入れた、準備行為を要件とした、組織的犯罪集団だけが対象などの手直しをしたと言っていますが、危険な本質は変わっておりません。今回の法案に共謀の言葉はありません。しかし、法案の、犯罪の遂行を2人以上で計画した者との文言は法律的に犯罪を共謀した者と全く同じ意味であります。政府の言う手直しも単なるイメージ戦略で、何の限定にもなっておりません。十数年前に国会に提出され、廃案になった当初の法案と本質は少しも違わず、紛れもない共謀罪法案であります。  政府は、共謀罪法案は国境を越えた物質的利益を目的とした国際組織犯罪防止条約の批准が目的と言います。しかし、この批准には今回のような法律は必要ないのに、条約の文言を利用し、あらゆる重大犯罪の共謀を全て処罰するという大きな網をかけ、私たち国民の基本的人権を侵し、日本の刑法の考え方に真っ向から反する法律をつくろうとしているわけであります。  共謀の処罰は国家権力から個人を守る歴史に逆らうものであります。近代的な刑法が確立する以前は思想や信仰が処罰の対象になり、恣意的な刑罰が横行しました。日本でも現行憲法が成立する以前は、思想、信条や言論が処罰され、また、犯罪のおそれがあるとして何もしていないのに予防検束をする制度までありました。これに対して現代の刑法は、犯罪が実際に行われた場合に逮捕したり処罰したりするのが原則であります。日本の現在の刑事では、犯行に着手しても未遂であれば処罰されないものもあります。一部の重大な犯罪についてだけは準備行為や予備行為などが処罰対象になります。共謀もその共謀した犯罪が実際に行われたときに初めて処罰の対象になるわけです。しかし、犯罪の相談をしているのだから、予防のために検挙し、処罰してもいいという今度の共謀罪はこれと全く異なります。  共謀とは、相談し、計画に合意することをいうので、その場の雰囲気、勢いだけで実際に合意など成立しないことも多々あります。仮に合意しても、翌日取り消されることもあるかもしれません。当事者だけの話し合いだけで外部への行動がない段階の捜査は、個人の思想や内心の自由に深刻にかかわってまいります。電話の盗聴や盗撮などの人権侵害のやり方が横行し、さらには最高裁で違法とされたGPS捜査に頼るしかなくなってまいります。また、おとり捜査を含む密告の利用など、基本的人権を侵すおそれの強い手段も使われれば、冤罪の発生の可能性はさらに高まってまいります。監視社会への道は許されません。過去、3度廃案に追い込んだ共謀罪法案も今度も阻止するためにこの請願への賛同を議員各位によろしくお願い申し上げます。  次に、新日本婦人の会桑名支部から出されております請願第2号 こども医療助成の窓口無料(現物支給)を求める請願であります。これも日本共産党桑名市議団の2人が紹介者になっております。  私たちは、過去に本会議で何度も当局に質問をしてまいりました。桑名で安心して子育てができるよう一日も早く窓口無料化の実現を求めてきたわけであります。全国で窓口無料化がなされていないのはもう10県もありません。隣の愛知県も岐阜県も窓口無料化が行われております。言いわけに使われてきた国保の財政的なペナルティーも見直されようとしております。  以前、子供の医療費で近隣市町から、桑名は子供の医療費が要るのとよく言われたものであります。この点は少しずつ改善されてまいりました。しかしながら、子供の医療費が窓口で必要なことで、若い人たち、転勤族の方たちから桑名が住みやすいまち、選ばれるまちになるのでしょうか。市長、どう思われますかね。窓口無料化は本当にお金がかかるのでしょうか。行政は常に無料化すると医療費が1.3倍になるというどこかの古い使い古されたデータを出してきます。私は2014年の9月議会で群馬県の例を出し、そうではないことを訴えました。その後、話は全然進展しておりません。試算もされていませんが、逆に後でやる返還の手続が省かれ、よくなるのではないでしょうか。職員の方々の残業も減ります。  委員長報告の中では反対意見として、桑名市の財政が厳しいというのがありました。桑名市はわけのわからないことに1億数千万円ぽんとお金を出します。本当に財政が厳しいのでしょうか。二つ目に、コンビニ受診がふえるという話もありました。子供の体は第一であります。子供は何が起こるか予測がつきません、子供の体は。三つ目には、請願として採択に反対というわけのわからない意見がありました。  また、賛成意見として、財布の中身を気にしなければ医者にかかれない、これではだめだ。二つ目には、「こどもを3人育てられるまち」を掲げているのだから窓口無料化にすべきだ。三つ目には、システムは合理的ではなく、簡略化すべきではないか。四つ目には、償還払いよりも制度として窓口無料化のほうがはっきりしている。五つ目には、子供の福祉を充実していく。こういった意見が出されたようであります。  窓口無料化で子供の病気の早期発見、治療を目指し、住みよいまち、選ばれるまちにしようではありませんか。逆に医療費の削減につながるのではないかとも思っております。議員の皆さん方の御賛同をよろしくお願いしまして、賛成討論とします。 31: 議長(伊藤真人)  次に、通告により3番 冨田 薫議員。 32: 3番(冨田 薫)(登壇)  会派絆の冨田 薫です。議案第11号 桑名市民会館条例の制定に対する反対討論を行います。  反対の主な理由は、第22条の駐車場の有料化と第19条の別表第2の使用料についてです。  一つ目は、駐車場の有料化による民間周辺施設、銀行、スーパーなど、そちらへ与える影響を考えるともう少し御配慮願いたいと考えております。  2点目は、ほかの市の施設、図書館、福祉会館、体育館、中央公民館などの駐車場が無料のままであり、このような市の近隣施設へとめられなかった方はどこへこれから車をとめたらいいのかわからないと思います。  3点目、先ほど伊藤研司議員のほうからもありましたが、目の前にある福祉会館はボランティアの方が多く使われているので、ボランティア活動をしていただいている方への配慮が必要になるのではないかと考えております。  4点目は、第19条の別表第2の使用料についての話ですが、この別表第2の使用料については民間に賃貸するという条例案になっております。不動産の価値を決めるときはもう少し慎重に行っていただきたいと思います。国会のほうでも国有地の土地の取引価格が問題になっております。当局側の説明では、民間事業者の不動産価格の状況を近くの商業施設と比較した経緯はないということで、近隣の不動産状況との整合性、こういったものもとれていないということで別表第2の基準が曖昧であると考え、反対いたしました。  桑名市の未来のためには、反対する以上は本来実現可能な対案を示していくのが筋かとは思いますが、なかなか今回対案として出せるものがございませんでした。ただ、市民会館だけの縦割りで考えるのではなく、もう一度、図書館、福祉会館、体育館、中央公民館、そういったところも一緒になってこの問題解決に当たっていただきたいと思います。  以上で反対討論を終わります。 33: 議長(伊藤真人)  次に、通告により12番 市野善隆議員。 34: 12番(市野善隆)(登壇)  桑風クラブの市野善隆です。議長のお許しをいただきました。通告した議案に対する討論を一括して発言させていただきます。  反対の33議案の原案は使用料等の改定関係で、議案第11号 桑名市民会館条例の制定についてから議案第16号の6議案、議案第31号 桑名市総合福祉会館条例の一部改正についてから議案第36号の6議案、議案第39号 桑名市輪中の郷(産業活性化センター)条例の一部改正についてから議案第47号の9議案、議案第51号 桑名市立幼稚園条例の一部改正についてから議案第58号の8議案、議案第62号 桑名市博物館条例の一部改正についてから議案第65号の4議案、計33議案に反対いたします。  その理由は、本会議で会派にて代表質疑、一般質問をいたしましたが、行財政改革、一定の受益者負担、長年据え置かれた使用料等の改定の見直しは理解いたしますが、答弁は課題、問題の解決策を示さず、拡大、増大し、行政組織内の内部調整も不十分で理解に苦しむものでした。3常任委員会においても多くの課題が示されました。これらを総括すると、33議案全体的に手法、運用、時期、周知期間、改定額、徴収するかしないかの可否、公正、公平性の確保などに課題が多く存在し、市民へ説明責任が果たせないのが反対の理由です。具体的にその一部を申し上げます。  市民会館立体駐車場は、総合福祉会館を含め、周辺公共施設にて月にたびたびボランティア活動をしていただいている方に月額数千円、場合により1万円程度の負担を駐車料金として求め、ボランティア、市民活動、施設利用者への配慮もなく、各施設の平面駐車場は無料であり、公正、公平性に欠け、隣接商業施設の課題もさらに拡大すると予測されます。市役所立体駐車場も同様であり、両立体駐車場を併用などして行う行事等との連携も考慮されておらず、課題が山積しています。また、市民会館を含め、1年後の予約が可能な施設もあり、申込者側は既に歳入歳出を考え、計画されていると考えられますが、突然、今の段階で10月から値上げするとこの段階で言えるのでしょうか。  次に、福祉関係、公共施設における入浴料は平成27年9月議会で市が示した200円を議会において地域福祉計画や地域包括ケアシステムなどへの影響が大きいとして100円と修正案を可決した1年後、さらに値上げし、300円に改定する議案を示し、二元代表制である議会の意向は無視されたとしか考えられません。皆様、いかがお考えでしょうか。  次に、幼稚園保育料は昨年の秋の募集段階で示さず、2年前に議会に改定の考えを示したとのことでありますが、ならば、昨年6月、遅くとも昨年9月までに条例改正する必要があります。保護者が募集段階で桑名市立と私立と幼保の保育環境の4選択もできずに市は募集を行ったことになります。市民感覚で募集段階で聞いていないと思われるのは当然のことであります。また、保育所保育料との関係もあり、問題を残しています。本来であれば、2年後の改定、または平成23年度に合併前の1市2町の保育料格差を解消した際、周知期間として1年間といたしました。少なくとも周知期間としてもう少し長い一定の期間は必要と考えます。  次に、上下水道料金改定は管路及び施設老朽化への対応など、一定の理解をいたしますが、事業の経営戦略の可否は別としても、合併前の1市2町を含め、桑名市有史始まって以来最大となる値上げ改正を行うに至り、市民に計画の周知も不十分で、家計の圧迫、生活弱者、事業者の経営計画への配慮を考えれば一定の周知期間が必要であります。また、市民説明会参加者はわずか39名、うち2分の1以上が職員、市民へ具体的な改定額、数字を示し、わずか3カ月後に大幅な改定を実施するのは余りにも周知期間が短いと考えられます。計画では4年後の料金の見直しが示されており、さらに数カ月間実施を延期しても、この期間に計画した事業の達成は十分に可能と考えられます。  次に、今回の使用料等の改正議案の中に指定管理者制度による施設も存在しました。使用料は基本的に指定管理者の収入となりますが、それに伴うサービス向上などの具体的な計画も示さず、議案提出に至っています。いかがお考えでしょうか。ここにも疑問が残ります。  これらを含め、反対する33議案は市民目線で課題も多く、説明責任は果たせません。現場の職員も職務命令とはいえ、相当厳しい対応を迫られます。  なお、通告で賛成1議案、59号の通告をしておりましたが、ここで取り下げをさせていただきます。御了解とお許しをいただきたいと存じます。  以上、議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 35: 議長(伊藤真人)  次に、通告により9番 松田正美議員。 36: 9番(松田正美)(登壇)  9番議員、フォーラム新桑名の松田正美です。  幾つかの議案が出てきたんですが、その中で私は特に6議案について反対の討論をいたしたいと。その中で、先ほど、南澤議員のほうから議案第51号 桑名市立幼稚園条例の一部改正について修正の関係が出てきましたので、この部分を取り下げたいというふうに思います。反対討論から取り下げさせていただきます。  代表的な今回の議案の中から取り上げさせていただきました。その中で、特に伊藤研司議員、それから、冨田議員のほうからも出された意見と一部ダブる部分があります。今回、市長は縦割り行政の打破ということを盛んに言われてみえます。今回、委員会に私が挑んで、やはり部と部の調整がかなりできていない部分、例えば総合福祉会館を利用する民生委員さんが、ボランティア団体の方が、そういった方が市民会館の駐車場を利用している現状で、その活動に水を差すような駐車場の料金の設定がされているのではないかというふうに私は感じました。市民参加を促す市の姿勢や地域包括ケアシステムの基本理念、そういったものに極めて反するのではないかというふうに私は感じて、これらの条例案に反対しております。  その関係は議案第31号、議案第32号、議案第33号、それから、議案第52号、これらの議案に共通する部分であります。例えば議案第31号、あるいは議案第32号、議案第33号、これらの施設には風呂が設定されています。ほんの数年、まだ2年ぐらいしかたっていないと思いますが、私が教育福祉委員会の委員長であったときに100円という設定をさせていただいたわけです。それからまだわずかしかたっていない部分でいきなり300円、極めて単純に言って、なぜこういう料金が発生するのかというふうに素朴な疑問を持つ市民の方も多いと思います。長島の福祉健康センターに来られる方の中には100円の風呂に入るために行きと帰りでコミュニティバスを利用して、それぞれ100円、300円の料金が要るわけですね。これが例えば入浴料が300円になりますと一挙に500円になります。中には車で見える方もみえるかもわかりませんが、そういったバスを利用されている方、市民の外出促進、あるいは健康づくりのための施策といいながら、これは全くそういった施策の趣旨に反するような値上げ策ではないかというふうに思うわけです。素朴にそのように思います。  それから、桑名市の市営駐車場ですが、これも微妙な部分があります。桑名市の市営駐車場、南の駐車場というのは大半の方が市役所に用を足しに見えるわけですね。そういった方に、市役所に来ていただく方になぜあそこのゲートだけ、今、市役所の各課にある機械を通せば無料になるわけですが、基本的に私は市役所に、駅の近くでもないし、商店は近くにはありますけれど、原則的にはほとんどの方が市役所に用があってそこのゲートを通られるわけです。私は本来無料にすべきであるというふうに思っています。もし南の駐車場で料金を取るのであれば、東の議会棟、それから、北の駐車場、ここにもきちっと料金の設定の機械を設置しないと矛盾するんじゃないかというふうに思います。私はそれを勧めているわけではありません。  それから、公民館も同じです。私は地元の公民館である部分の講師をしています。だんだん人が減っています、利用する方が。その中の一つの理由が、数人の高齢者の方がいる一つのグループがあって、公民館の使用料というもの、あるいは冷暖房費、これが市としてわずかな金額というふうに思われるかもわかりませんが、年金生活者の方でそういった部分を出すことについて非常に御苦労があります。現実にそういった話も聞きます。ここに来てまた値上げということになりますと、これも地域包括ケアシステムとか、市民参加ということをうたわれるのであれば、やっぱり私は原則は無料だというふうに思っています。受益者負担の対象の部分ではないというふうに考えています。これはいろいろ考えがあろうかと思います。  そういった素朴な部分で、私は、幼稚園の部分は削除させていただきましたので、五つの議案を例に今回の利用料、こういったものについての反対の討論とさせていただきます。私からは以上でございます。 37: 議長(伊藤真人)  次に、通告により17番 渡邉清司議員。 38: 17番(渡邉清司)(登壇)  こんにちは。会派絆の渡邉清司でございます。  請願第1号 「『テロ等準備罪』創設についての意見書」を国会等に提出を求める請願書に反対の立場から討論をいたします。  現行刑法では、組織的犯罪集団への対応について、未遂罪は犯罪の実行に着手することを構成要件としており、共同正犯も犯罪を実行することを構成要件としているため、組織的かつ重大な犯罪が計画段階で発覚しても、内乱、陰謀などの個別の構成要件に該当しない限り、処罰することができず、強制捜査もすることができない現状にあります。  また、国際的に頻発するテロに対して国際的な取り組みの強化に寄与するため、国際組織犯罪防止条約を締結することにつき平成15年5月に国会の承認が得られましたが、条約を実行するための国内が国会で未成立のため、この条約を締結するに至っていません。日本以外のG8諸国を含め、平成28年12月20日現在で187カ国の国、地域がこの条約を締結済みでございます。  日本はこれまで国際的な組織犯罪に対処するため、国際協力に積極的に参加をしてきており、この条約を締結し、深刻化する組織犯罪に対する国際的な取り組みにおいて引き続き指導的な役割を果たすことは重要であります。この条約を締結することにより国際社会におけるの抜け穴をなくし、また、国際的な組織犯罪の防止のための国際協力を促進することを通じて、深刻化する国際的な組織犯罪に対する取り組みの強化に協力することができるのではないかと考えます。  例えば、テロ等準備罪法案は事前に犯罪の芽を摘むことができ、国民の安全確保に資する法案であります。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、テロ対策は喫緊の課題であります。改正案が成立すれば国際組織犯罪防止条約への加入が具体化する。締結国間で捜査共助や犯罪人の引き渡しが円滑にできるなどのメリットがございます。法案の過程において、組織的犯罪集団がテロリズム集団、その他の組織的犯罪集団に修正がされております。その他に想定されるのは、暴力団や振り込め詐欺集団で、成立することにより犯罪の抑止効果が期待できると考えます。テロ等準備罪には、犯罪計画に加え、資金調達などの準備行為の存在が不可欠であり、要件を満たさない限り、裁判所は捜査や逮捕に必要な令状を発行しないことになります。  このように、組織的犯罪処罰の改正は国内のテロ対策を向上させるとともに、国際的な組織犯罪防止のため、国際協力を促進することを通じて、深刻化する国際的な組織犯罪に対する取り組みに寄与できるものと考えますことから、「『テロ等準備罪』創設についての意見書」を国会等に提出を求める請願書について反対討論といたします。以上です。 39: 議長(伊藤真人)  次に、通告により20番 石田正子議員。 40: 20番(石田正子)(登壇)  日本共産党の石田正子でございます。日本共産党桑名市議団、会派を代表しまして今3月議会に上程されました議案中51議案について反対の討論をさせていただきます。  貧困と格差が広がる中で市民は苦しいと感じている状況下で市は市民生活最優先で対策を講じる必要があります。ところが、今議会に上程された議案の大半は市民負担をふやすものであり、到底容認できるものではありません。市民の負担軽減と暮らし、子育て支援など、社会保障の充実を図ることを強く求めるものです。  議案第1号 平成29年度桑名市一般会計予算、まず、新年度予算に関して適正でないと思われる項目について主なものを上げていきたいと思います。
     総務安全部門におきましては、総務費、PFI、指定管理者制度導入、マイナンバー関連予算、個人カード交付事業費、社会保障・税番号制度システム整備費、そして、人権政策費、同和関連予算、ふるさと応援寄附金、自衛官募集事務、国民保護協議会、三重地方税管理回収機構負担金、男女共同参画推進事業費の参加費の有料化、駐車場管理費、閉鎖、縮小の問題があります。  教育福祉部門におきましては、学校人権教育推進事業費、研究大会等参加費、社会人権教育推進費、人権保育推進事業費、障害者自動車燃料費助成事業費の削減、施設管理運営代行費、保育所給食業務委託費、社会保障・税番号制度システム事業費、PFI事業、図書館、学校給食業務の委託の問題、新規調理等業務委託導入事業費、体育施設管理運営代行費、地域医療においては新病院開院に向けた整備31億円、トータルで138億円。  都市経済部門におきましては、ごみ袋の料金改定、値上げ、ごみ収集が全部業務委託されたこと、漁業交流センター施設管理運営代行費、指定管理者制度導入経費、大型作業場管理費、なぜこの施設が対象から外れているのか、同和優遇ではないか、人権啓発費の問題があります。施設管理運営代行費、公園施設管理運営代行費、桑名駅北駐輪場施設管理運営代行費、そして、今回大きく出てきております桑名市西別所北部土地区画整理事業の賦課金負担金1億4,824万1,000円、これは事業の破綻ではありませんか。事業の大失敗をなぜ市民に負わせるのでしょうか。賦課金を支払わなければならないことに対して市民も疑問に感じているところです。こういうところにお金は出せて、市民の負担に関するところでは負担をかけてくる。これは本当に問題だと指摘をせざるを得ません。  議案第2号 平成29年度桑名市国民健康保険事業特別会計予算、これは税額の引き上げ、負担がふえています。資格証の発行、短期証の発行が厳しくなっております。基金の活用について加入者に還元されていない点、今後、広域化に向けての基金の取り扱いが慎重になる様子がうかがえると思いますが、そういう問題の解決の方向がまだ見えておりません。  議案第3号 平成29年度桑名市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算は、回収が滞っているための穴埋めで依然と一般会計の繰り入れが続いています。会計の改善をし、早期に終了すべきです。この事業としては貸し付けはもう終了している会計になっております。  議案第4号 平成29年度桑名市市営駐車場事業特別会計予算については、使用料の引き上げが予定されています。そして、指定管理で行われている点が問題です。定期契約が優先になっていることもあり方の問題として指摘をしておきます。  議案第5号 平成29年度桑名市農業集落排水事業特別会計予算については、受益者負担のもと使用料の引き上げが予定されていることです。  議案第6号 平成29年度桑名市介護保険事業特別会計予算は、総合事業の実施のもと要支援1、2外しが行われていて、卒業後の行き場所が十分でない実態があります。現行相当サービスをなくし、サービスの低下、高齢者がふえている一方でサービス認定者が減少しているという現状があります。介護報酬の削減で困難な事業者が出てきているなどの問題が起きており、改善を要する内容になっていることを指摘します。  議案第7号 平成29年度桑名市後期高齢者医療事業特別会計予算、医療制度を年齢で区分する制度に問題があることは既に指摘をしてきているところでございます。保険料の値上げになっています。低所得者に対しての軽減が緩和されることが取り外されていくことについては高齢者がさらに負担増になることを指摘しなければなりません。  議案第8号 平成29年度桑名市地方独立行政法人桑名市総合医療センター施設整備等貸付事業特別会計予算については、市の財政が厳しいとことごとく言いながらも多額の経費がこの会計に繰り入れが繰り返し行われている問題を指摘いたします。  議案第9号 平成29年度桑名市水道事業会計予算、あわせて、議案第10号 平成29年度桑名市下水道事業会計予算については、いずれも市民負担を負わす負担引き上げになっております。また、下水道事業については未整備地域の解消が一向に解消されていない問題点を指摘せざるを得ません。  使用料及び手数料の見直しに関する基本指針が2017年1月23日に公表されております。この指針を議会が承認したわけではありませんが、内容は原価計算方式を導入し、市民の負担割合を算出したものになっているようです。使用料は平均135%値上げ、最大300%、無料から有料化へと進められています。総合運動公園サッカー場(サブグラウンド)、デイキャンプ場、星川公園運動広場、博物館入館料、学校校庭などがあり、逆に有料から無料に教育集会所施設使用料となっている点の矛盾を指摘いたします。使用料は平均149%値上げが示されました。また、市民に好評であった施設の閉鎖や売却も示されている点が問題であります。閉鎖する施設としては多度や長島の市民農園、桑名駅西、益生駅などの無料駐輪場があります。見直しとしては又木茶屋の運営形態、カフェは廃止するという問題が出ています。売却を検討している施設としては、駅前の複合施設サンファーレがあるようであります。この点でも市民に不便を強いるものになっているのではないでしょうか。  議案第11号 桑名市民会館条例の制定については、使用料の値上げに問題があります。そして、他の同様の施設規模の会議室と比較をして市民会館の冷暖房設備の使用料の設定は高過ぎます。そして、この条例には冷暖房設備の費用については明記されていません。規則の中にあるということですけれども、条例に明記をすべきではないのでしょうか。条例明記から外している点を問題にいたします。この空調機についてはほかの施設では1時間100円としていますが、ここの桑名市民会館は区分として午前、午後、夜間と、その区分がそれぞれ1,000円負担になっています。大会議室、そして、また、大ホール、小ホールについては別料金になっていますが、他の施設では20人、30人の施設であれば1時間100円ということで条例にも明記されていますが、この費用の格差は指摘をせざるを得ないということをたびたび言っているところですけれども、今回の見直しで改善された方向には一向にありませんでした。  議案第12号 桑名市多目的ホール条例の一部改正について、それと、議案第13号 桑名市新西方コミュニティセンター条例の一部改正について、そして、議案第14号 桑名市多度東部多目的集会所条例の一部改正についてと議案第15号 桑名市多度南部コミュニティプラザ条例の一部改正について、そして、議案第16号 桑名市多度北部コミュニティセンター条例の一部改正については、いずれも使用料の値上げが出されていることを問題といたします。  次に、議案第29号 桑名市国民健康保険税条例の一部改正については、課税額をそれぞれ2万円の引き上げと出されています。基礎課税額、そして、高齢者の支援金等課税額がそれぞれ引き上げられることが打ち出されていることは問題です。  議案第30号 桑名市手数料条例の一部改正について、手数料の値上げ、住民票の交付が市役所だと300円に、コンビニだと200円のままです。マイナンバー制度の普及のためなのかと疑わざるを得ません。この負担については問題を指摘いたします。総合福祉会館、桑名福祉センター、多度すこやかセンター、長島福祉健康センターの浴室使用料が100円から300円になる点も指摘をしなければなりません。  議案第31号 桑名市総合福祉会館条例の一部改正について、そして、議案第32号 桑名市長島福祉健康センター条例の一部改正について、議案第33号 桑名福祉センター条例の一部改正について、議案第34号 桑名市多度すこやかセンター条例の一部改正について、それぞれ使用料の値上げが出されていることを問題といたします。  そして、議案第35号 桑名市隣保館条例の一部改正についても使用料の値上げ、議案第36号 桑名市斎場条例の一部改正についても使用料の値上げが出されていることです。  次に、議案第38号 桑名市介護保険条例の一部改正については、これも負担増になっています。  議案第39号 桑名市輪中の郷(産業活性化センター)条例の一部改正についても使用料の値上げが出されています。  議案第40号 桑名市輪中の郷(ふるさとセンター)条例の一部改正については、使用料及び観覧料の値上げが出されています。  議案第41号 桑名市漁業交流センター条例の一部改正についても使用料の値上げが出されています。  議案第42号 桑名駅前複合公共施設条例の一部改正について、使用料の値上げが出されています。  議案第43号 桑名市長島水辺のやすらぎパーク条例の一部改正について、これも使用料の値上げです。  議案第44号 桑名市都市公園条例の一部改正について、使用料の値上げが出されています。  議案第45号 桑名市営駐車場条例の一部改正については、これも使用料の値上げが出されています。利用時間の拡大は評価する点がありますけれども、使用料の値上げは問題とさせていただきます。  議案第46号 桑名市自転車等駐車場条例の一部改正について、そして、議案第47号 桑名市長島防災コミュニティセンター条例の一部改正について、これも使用料の値上げが出されています。  議案第49号 桑名市消防手数料条例の一部改正については、証明書手数料の値上げが出されています。  議案第51号 桑名市立幼稚園条例の一部改正について、これもいろいろ出されていますけれども、利用者負担額の引き上げ、これは子育て支援に反するものであります。幼稚園利用者負担額が所得に応じて段階的に5,500円から1万7,700円と、何と3倍にも上がるようなこんな費用負担を子育て真っ最中の世代の人に押しつけようとするのでしょうか。問題があることを指摘させていただきます。  議案第52号 桑名市公民館条例の一部改正について、使用料の値上げが出されています。  議案第53号 桑名市立図書館条例の一部改正について、議案第54号 桑名市大山田コミュニティプラザ条例の一部改正について、議案第55号 桑名市スター21条例の一部改正について、これもそれぞれ使用料の値上げが出されています。  議案第56号 桑名市プレイルーム条例の一部改正については、使用料の値上げです。  議案第57号 桑名市長島ふれあい学習館条例の一部改正について、これも使用料の値上げ、そして、観覧料の値上げが出されています。  議案第58号 桑名市陽だまりの丘生涯学習交流センター条例の一部改正について、これも利用料の値上げが出されています。  議案第59号 桑名市教育集会所条例の一部改正については、使用料の項目が削除されるということですが、当該施設のみということは同和優遇としか考えられません。この点を問題として指摘をいたします。  議案第61号 桑名市体育施設条例の一部改正については、使用料の値上げが出されています。  議案第62号 桑名市博物館条例の一部改正については、入館料、使用料の値上げが出されています。博物館の通常入館料が無料から300円の有料になることは問題だと指摘をせざるを得ません。  議案第63号 桑名市六華苑条例の一部改正については、入園料、利用料の値上げを指摘いたします。  議案第64号 桑名市水道事業給水条例の一部改正についてと議案第65号 桑名市下水道条例の一部改正については、いずれも手数料、料金の値上がりを指摘しなければなりません。水道について、下水道についても、生活に一番直結したところで今回の値上げの負担は市民にとって大きな負担を強いることになることを指摘したいと思います。  次に、工事請負契約のところで、議案第67号 工事請負契約の締結について(大山田東小学校校舎増築(建築)工事)については、入札のあり方に問題があるという点で指摘をいたします。市内業者をなおざりにして入札を行っていないのか、選定の経過が問われるというふうに指摘をします。  補正予算として、議案第68号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第7号)については、総務費においては個人番号カード交付事業費が増額されていること、そして、衛生費については(地独)桑名市総合医療センター経費中、病院運営交付金として多額な出金がされています。もう一つは、土木費にありますように、桑名駅西土地区画整理事業費3億円にも及ぶ……。 41: 議長(伊藤真人)  時間が少なくなっております。簡潔によろしくお願いいたします。 42: 20番(石田正子)(登壇)  3億円余の多額の執行残は事業計画の曖昧さにつながるという点で指摘しなければなりません。この金額の減額は何回も補正予算の中で出されていることであり、事業の進捗からいっても不正常なあり方であることを指摘させていただきます。  以上が51議案に対しての反対の意見です。よろしくお願いをいたします。以上です。 43: 議長(伊藤真人)  次に、通告により16番 伊藤惠一議員。 44: 16番(伊藤惠一)(登壇)  皆様、改めまして、こんにちは。ただいまから上程52議案に対して反対の理由を申し述べます。  まず、議案第1号、2017年度桑名市一般会計予算中、契約解除をし、市直営に戻せば20年間で32億円以上の節税、財源確保ができるであろう図書館等PFI事業費、また、新ごみ処理施設整備運営事業費負担金は去る3月18日における落札金額速報値、税込み約231億円で、四日市システム導入より約79億円高く、このまま予算を可決すると20年間で両事業費を合わせると約111億円もの市民負担増となるものであります。市民の皆様方は、111億円もの大金を市民のために使わず、どぶへ捨てても平気なのだから、桑名市は財政が非常に厳しいのではなく、よほど財政が豊かで裕福、大金持ちなのですねと申しております。これが1点目。  次に、ファシストと称される稲田朋美防衛省率いる自衛隊関連予算であります。いよいよトランプ大統領と共謀し、本格的な侵略戦争を開始するため、共謀罪関連が閣議決定されましたが、これは戦争が始まれば自民党でも公明党でも戦争に反対すれば相手国のスパイとみなされる現代版治安維持であります。そして、自衛隊員は捨て駒、犬死にを強いられるのであります。これらは七十数年前に体験したではありませんか。敵は野党ではなく、軍事独占資本であります。  続いて、公共の意味がわかっていない政策の1点目は、桑名市の看板を質屋に入れて金を借りる質屋行政たるネーミングライツ等の広告事業であります。皆様御存じのように、昨年3月23日、東京高等裁判所においてN企業とその元取締役が有罪とされたのに、同事業を中止することなく継続し、驚くべきことにこの4月1日からさらに事業を拡大すべく予算を計上しているのであります。これは一般労働者にその責任はありませんが、同様の事件は個人であれ、企業であれ、今後も一般論として起こり得るのであり、インバウンドやMICE等でお越しになる方々により桑名市の汚名が全世界に伝達されるのであります。全く不名誉なこと、桑名市の名折れであります。  2点目は、地域子育て支援拠点が特定のショッピングセンター内に計画されていますが、それらの独占事業による都市計画の破壊で駅前のゴーストタウン化や商店街がシャッター街化し、その結果、例えば文化の担い手が減少し、石取祭等が存亡の危機に立たされているのであります。これが公共の行うべき事業でないことは明白であります。  さらに、現場の労働者、また、技術者を大切にせず、全て委託に変更しようというPFIやDBOを含むごみや給食等予算に関し、事務職ばかりにして一体どうしようというのでしょうか。現場のことがわからないでは企業の言いなりに、直営より高い高い支払い請求を受け入れざるを得なくなるのではありませんか。皆様御存じのように、新ごみ処理計画の基本計画に20年間で総予算193億円と2015年9月に示されていたのに対し、113億円も高い企業の言い値306億円に増額されたではありませんか。  また、桑名市西別所北部土地区画整理事業費は当時の責任ある方々の見通しが甘かったわけですから、豊洲の石原慎太郎君同様、それらの方々に御負担賜ればよろしいのではありませんか。  最後に、福島県の避難指示解除の市町村へ帰還したのは13.2%と去る2月6日に中日新聞が報じておりましたが、86.8%が放射能から逃げて帰らない方向へどうして市民や職員や修学旅行生、教諭を行かせるのですか。こちらへ来よう方々、お越しいただくため等の予算を計上されたらよいではありませんか。その他、これまでに発言してまいった理由等は省略いたします。  議案第2号はマイナンバーと保険税の値上げで、第18号、第29号、第68号も同じであります。  議案第5号以下値上げ関連は一括いたしますが、議案番号のみをまず申し述べます。第9号から第16号、第30号から第36号、第39号から第47号、第49号、第51号から第59号、第61号から第65号で、使用料、料金、手数料、利用料、負担、入館料、入園料増、権利と受益の区別が理解できていない一律値上げ及び福祉政策の後退等が理由であります。  議案第6号は予算特別委員会全体会討論より、議案第7号は現代版うば捨て事業、議案第8号はこれまでの討論より、議案第24号は配偶者と父母等の扶養手当及びその総額を減額し、子の扶養手当のみの大幅増額で、戦前、戦中の産めよふやせよの天皇制軍国主義の現代版、議案第28号はマイナス金利時代にそぐわない改正等、議案第60号はネーミングライツとPFI関連の不要及び元教育委員会管轄部署のたらい回しがその理由であります。  最後に、議案第61号に対する修正案提出については敬意を表するところですが、サッカー場のメーン、サブグラウンドは健康増進及びスポーツ振興に必要な施設であり、憲法上の権利でもあります。決して利益や利潤を得る受益ではなく、陸上競技場にそろえ、無料とすべきと考えます。以上でございます。 45: 議長(伊藤真人)  ほかに修正案に対する討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって、討論を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。                                     午後3時36分 休憩                                     午後3時50分 再開 46: 議長(伊藤真人)  休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま討論がありましたので、議案を分割して採決いたします。  まず、議案第51号 桑名市立幼稚園条例の一部改正についてに対する南澤幸美議員ほか2名から提出されました修正議案について起立により採決いたします。  本修正案に賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、修正案は可決することに決しました。  次に、ただいま修正可決した部分を除く原案について起立により採決いたします。  修正部分を除くその他の部分を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、修正可決した部分を除くその他の部分は原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第61号 桑名市体育施設条例の一部改正についてに対する市野善隆議員ほか2名から提出されました修正案について起立により採決いたします。  本修正案に賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、修正案は可決することに決しました。  次に、ただいま修正可決した部分を除く原案について起立により採決いたします。  修正部分を除くその他の部分を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、修正可決した部分を除くその他の部分は原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第1号 平成29年度桑名市一般会計予算、議案第2号 平成29年度桑名市国民健康保険事業特別会計予算、議案第5号 平成29年度桑名市農業集落排水事業特別会計予算ないし議案第8号 平成29年度桑名市地方独立行政法人桑名市総合医療センター施設整備等貸付事業特別会計予算、議案第29号 桑名市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第49号 桑名市消防手数料条例の一部改正について及び議案第68号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第7号)の9議案を一括して起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決であります。  本件を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり可決することに決しました。  次に、議案第3号 平成29年度桑名市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算、議案第4号 平成29年度桑名市市営駐車場事業特別会計予算、議案第38号 桑名市介護保険条例の一部改正について及び議案第67号 工事請負契約の締結について(大山田東小学校校舎増築(建築)工事)の4議案を一括して起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決であります。  本件を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり可決することに決しました。  次に、議案第9号 平成29年度桑名市水道事業会計予算、議案第10号 平成29年度桑名市下水道事業会計予算及び議案第59号 桑名市教育集会所条例の一部改正についての3議案を一括して起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決であります。  本件を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
                       (賛成者起立)  起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり可決することに決しました。  次に、議案第11号 桑名市民会館条例の制定についてを起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決をいたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立少数であります。よって、議案第11号は否決することに決しました。  次に、議案第12号 桑名市多目的ホール条例の一部改正についてないし議案第16号 桑名市多度北部コミュニティセンター条例の一部改正について、議案第34号 桑名市多度すこやかセンター条例の一部改正についてないし議案第36号 桑名市斎場条例の一部改正について、議案第39号 桑名市輪中の郷(産業活性化センター)条例の一部改正についてないし議案第44号 桑名市都市公園条例の一部改正について、議案第46号 桑名市自転車等駐車場条例の一部改正について、議案第47号 桑名市長島防災コミュニティセンター条例の一部改正について、議案第53号 桑名市立図書館条例の一部改正についてないし議案第58号 桑名市陽だまりの丘生涯学習交流センター条例の一部改正について、議案第62号 桑名市博物館条例の一部改正について及び議案第63号 桑名市六華苑条例の一部改正についての24議案を一括して起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決をいたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立少数であります。よって、議案第12号ないし議案第16号、議案第34号ないし議案第36号、議案第39号ないし議案第44号、議案第46号、議案第47号、議案第53号ないし議案第58号、議案第62号及び議案第63号の24議案は否決することに決しました。  次に、議案第18号 桑名市個人情報保護条例の制定について、議案第24号 桑名市職員給与条例の一部改正について、議案第28号 桑名市市税条例等の一部改正について及び議案第60号 桑名市スポーツ推進審議会条例等の一部改正についての4議案を一括して起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決であります。  本件を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり可決することに決しました。  次に、議案第30号 桑名市手数料条例の一部改正についてを起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決であります。  本件を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり可決することに決しました。  次に、議案第31号 桑名市総合福祉会館条例の一部改正についてないし議案第33号 桑名福祉センター条例の一部改正について、議案第45号 桑名市営駐車場条例の一部改正について及び議案第52号 桑名市公民館条例の一部改正についての5議案を一括して起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決をいたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立少数であります。よって、議案第31号ないし議案第33号、議案第45号及び議案第52号の5議案は否決することに決しました。  次に、議案第64号 桑名市水道事業給水条例の一部改正についてを起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決であります。  本件を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、議案第64号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  次に、議案第65号 桑名市下水道条例の一部改正についてを起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決であります。  本件を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、議案第65号は委員長報告のとおり可決することに決しました。  次に、請願第1号 「『テロ等準備罪』創設についての意見書」を国会等に提出を求める請願書を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は採択であります。  請願第1号は採択することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立少数であります。よって、請願第1号は不採択とすることに決しました。  次に、請願第2号 こども医療助成の窓口無料(現物支給)を求める請願を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択でありますので、本請願について採決いたします。  請願第2号は採択することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立少数であります。よって、請願第2号は不採択とすることに決しました。  次に、議案第17号 桑名市情報公開条例の制定について、議案第19号 桑名市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正についてないし議案第23号 桑名市職員の配偶者同行休業に関する条例の一部改正について、議案第25号 桑名市情報システム整備基金条例の制定についてないし議案第27号 桑名市長島町下水道整備基金条例の廃止について、議案第48号 桑名市火災予防条例の一部改正について、議案第50号 桑名市放置自動車の発生の防止及び適正な処理に関する条例の一部改正について、議案第66号 多度町ふるさと文化基金条例の廃止について、議案第69号 平成28年度桑名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)ないし議案第76号 平成28年度桑名市下水道事業会計補正予算(第4号)の20議案を一括して採決いたします。  本件に対する委員長報告は可決であります。  本件を委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○閉会中の継続調査について 47: 議長(伊藤真人)  次に、日程第4、閉会中の継続調査についてを議題といたします。  各常任委員長からは、所管事務の調査について、会議規則第102条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、それぞれ閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。各常任委員長からの申出書のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって、各常任委員長からの申出書のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議案第78号 48: 議長(伊藤真人)  次に、日程第5、議案第78号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。  これより市長から提案理由の説明を求めます。  市長。 49: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  ただいま上程になりました議案第78号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第9号)について御説明申し上げます。  議案の御説明を申し上げます前に、今回、建築住宅課において市営住宅及び改良住宅の修繕料に関する未払いが請け負いました事業者からの申し出により判明いたしました。本来であれば、さきの補正予算第7号、または第8号で対応すべきところでありましたが、事業者からの聞き取りに時間を要しましたことから、予算の調製が間に合わず、本日、補正予算第9号として人事案件に伴う補正予算とあわせて計上させていただきました。事業者様、議員の皆様に御迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。  それでは、議案について御説明を申し上げます。  議案第78号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第9号)は、補正予算第7号及び第8号の調製以降に申し出のありました職員4名の退職手当などのほか、先ほど申し上げました市営住宅及び改良住宅の修繕料を計上いたしました。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 50: 議長(伊藤真人)  以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。  これより上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (24番議員挙手)  伊藤研司議員。 51: 24番(伊藤研司)(登壇)  まちづくり戦略室の伊藤研司です。  先ほど市長のほうから建築住宅課において市営住宅及び改良住宅の修繕料に関する未払いがということで説明を受けました。新聞紙上にも結構大きく地方版で出ておりましたので、市民の皆様も御存じかと思います。私自身も数日前に当局から詳細な説明を受けました。そのとき思ったのは、私はこれは個人の問題というより、やっぱりまず1点目は人事の問題であるんじゃないかなということ、それと、役所自体の体質というか、縦割りというか、縦割りより上司のマネジメントの問題でもあるのではと私はそのとき思ったのでありますが、その二つですね。やっぱり人事の問題であり、上司の関係、なかなかそういうことが相談できない体質になっているんじゃないかなと思って、上司のマネジメントの問題もあるのではないかなと思いますが、それについて答弁、よろしくお願いいたします。 52: 議長(伊藤真人)  ただいまの伊藤研司議員の質疑に対する答弁を求めます。  都市整備部理事。 53: 都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫)(登壇)  伊藤研司議員の質問に御答弁申し上げます。  人事関係とか、上司に相談できない環境にあったんじゃないかということでございますが、日ごろから風通しのよいコミュニケーションができる職場として心がけてはおりましたけど、このような形になりましたことに大変上司としても戸惑っておりますが、今後ともこのようなことがないように職場改革に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、修繕の未払いに至りましたことにつきましては、事業者の方を初め、議員の皆さん及び市民の方に大変御迷惑をかけて申しわけございませんでした。深くおわび申し上げます。 54: 議長(伊藤真人)  伊藤研司議員、再質疑はありますか。                   (24番議員挙手)  伊藤研司議員。 55: 24番(伊藤研司)(登壇)  再質疑でございますが、やはり1年以上にもわたってそれがわからなかったということ、私は当局からの説明を聞く限りにおいては御本人は非常に対人関係についてはコミュニケーション能力は非常にあるということでお聞きしております。そういう中において、ですから、私は人事の問題か、そういう職員をプラスのところをいかにプラスに持っていくか、いかにマイナスを部署全体でカバーし合うかということがなかなか言われなかったので再質疑させていただいたんですけれども、人間は神様ではありませんから全てオールマイティーの方というのは少ないと思うんですよ。ですから、対人関係でコミュニケーション能力は非常にあるという方でしたら、それに特化した形でやって、やはり事務処理に関しては皆さんで補い合うとか、昔流の言葉で言えば助け合いというか、職場におけるそういう助け合いの形がなかったんじゃないかなと思っております。その点について答弁をお願いいたします。 56: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部理事。 57: 都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫)(登壇)  伊藤研司議員の再質問に御答弁申し上げます。  対人関係とか、コミュニケーションがなかったということで、あと、事務処理についても職場のほうで助け合いをするということがなかったんじゃないかということ……。     (「対人関係はあったということを私は申し上げたんです」と24番議員の声あり)
     済みません、現場に関しては、市営住宅の入居者の方に関しての対応等は十分できたと考えております。ただ、やはり議員が申されるように、事務処理に関しては能力以上の事務処理が発生して、どうしても事務ができなかったということで、今後に関しては1人だけじゃなしに、複数名できちっと事務処理をしたいということを考えております。  それで、今年度から都市整備部に関して都市管理課というのを設けておりますので、そこを通して支払いをしておりましたが、なかなか個人のほうに請求書等が渡ってしまうとこういうような事態になるということで、今後、事業者の方にもお願いして、このような個人へ渡すのではなく、課のほうへ送っていただくような形で処理をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。 58: 議長(伊藤真人)  ほかに質疑はありませんか。                   (17番議員挙手)  渡邉清司議員。 59: 17番(渡邉清司)(登壇)  会派絆の渡邉清司でございます。議長のお許しをいただきましたので、今回の市営住宅及び改良住宅の修繕料についての質疑をさせていただきます。  まず、工事請負業者からの申し出から工事費の未払いが判明したと。また、第7号、第8号の補正予算として対応すべきであったと、事業者の聞き取りに時間がかかったというようなことも市長のほうから提案説明をいただきました。このようなことになったというのは何でだろうなという素朴な疑問でございますので、お答えをいただきたいと思います。  また、業者への未払いが、聞いたところ、109件で1,375万円というようなことをおっしゃってみえましたが、その内訳についてもお示しいただきたいなと。  それから、市営住宅に入居される皆さん、快適な生活を営んでいただくためにもふぐあいはできる限り早い対応をしていくためにもそういう予算をとっておくべきだと私は思ってはおりますが、今回の市営住宅の補修のほうが780万円、改良のほうが約194万円と大幅な増額で、そこで当初の予算、どの程度の金額とどのような内容を見込まれておったのかを伺わさせていただきます。  もう一つ、未払いの事業者の皆さん、今も市長が大変迷惑をかけたと言っておりますが、一刻も早い支払いをしなければならないと私は思っております。お金を払うことが信用問題ということでございます。そこらの支払いについての予定というのがございましたらお聞かせをいただきます。以上です。 60: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部理事。 61: 都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫)(登壇)  渡邉議員の質問に御答弁申し上げます。  最初に、補正予算を計上するに至った経緯でございますが、ことし2月ごろに事業者から市営住宅の維持補修費について未払いがある旨の申し出があったことから、担当職員本人の引き出し机を調査した結果、多数の請求書を発見いたしました。そこで、担当職員に請求書等の内容を確認したところ、担当者が請求書を放置しており、未払いであることが発覚いたしました。以降、請求書の内容を調査、整理するため、順次、各事業者への聞き取りを行い、整理した結果、109件、1,375万3,000円もの未払い金額があることが判明いたしました。なお、未払い額は今年度の市営住宅等の維持補修費において支払いを行いますが、不足額は約975万6,000円発生したため、平成29年第1回市議会定例会最終日において追加議案として平成28年度桑名市一般会計補正予算(第9号)を提出いたしました。さらに、今後、職員に対しては厳正なる対処を行う予定でございます。  次に、未払い額の内訳につきましては、市営住宅及び改良住宅の維持補修費の未払い額は平成29年3月21日時点で平成28年度分が103件の1,342万4,000円、平成27年度分が6件、32万9,000円で、合計109件の1,375万3,000円でございました。なお、未払いとなった事業者数は18者ございます。今後の事業者への支払いにつきましては、本会議で承認をいただいた後、未払い分について早々に支払いを進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。  次に、当初予算の金額につきましては、市営住宅維持補修費が4,739万円、改良住宅維持補修費が1,282万7,000円で、合わせて6,021万7,000円でございます。これら予算は日々の市営住宅等の維持管理に係る修繕業務や市営住宅入居時の修繕業務、さらに今年度は火災警報器の取りかえ時期に当たったため、その取りかえに要する費用でございます。  なぜこの時期に追加補正を上げたかについては、2月末に未払いが発覚した時点で最終補正予算の議案提出も完了し、減額した予算の復活も不可能でございました。そこで、市では、担当職員及び事業者に対して支払いの確認や業務執行の聞き取りなどを行うため、大幅に時間を要したことから、この時期に追加議案の提出になってしまいましたので、まことに申しわけございませんでした。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 62: 議長(伊藤真人)  渡邉議員、再質疑はありますか。                   (17番議員挙手)  渡邉議員。 63: 17番(渡邉清司)(登壇)  答弁ありがとうございました。  3点ほど、もうちょっと聞きたいのがございましたので、お聞かせください。  今、担当の職員が請求書を放置していたと。聞き取りもしましたよということをおっしゃっていただいたと思うんですが、その理由、そのときの聞き取りの理由、何だったのかをお聞きしたと思いますので、そこらも少しお示しください。これは二度と同じような案件が起きないように、原因がわからなければ結果が出ないということでございますので、解決策の一つとなっていくのではないのかなという思いから聞いております。  それから、今やっている修繕業務というそのもの自体に何か問題的なものがあるのか、そんなのも少し頭をよぎりましたので、お聞かせください。  それから、今、伊藤議員もおっしゃってみえましたが、我々も議会の中で適材適所という言葉をよく使います。今回の職員に関しては修繕業務にいたのは適材適所だったのか、組織の中の配置はどうだったのかをお聞かせください。 64: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部理事。 65: 都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫)(登壇)  渡邉議員の再質問に御答弁申し上げます。  担当職員はなぜ書類を放置していたのかにつきましては、今年度、厳しい予算の中で計画的に修繕業務を行うため、常に維持補修費の執行状況や維持補修費の残額、入居者のための修繕工事や火災報知機の取りかえ工事の発注など、毎月、課内会議で情報共有を行ってまいりました。担当者からも修繕等の報告を受けるよう取り組んでまいりましたが、修繕要望もかなり多く、担当職員も処理し切れなかったと聞いております。  次に、維持修繕業務に対する問題点はないのかにつきましては、市営住宅の居住者は昼夜問わず休日も生活してみえるわけで、修繕要望等の時間もまちまちでございます。したがいまして、市職員が昼夜問わずに常に対応しなければいけない大変な業務であると考えております。今後は他市の市営住宅の維持管理の方法等も研究し、できるところは改善していきたいと考えております。  次に、さきの議員からも質問がありましたように、適材適所の配置がされていたのかということでございますが、職員は主に市営住宅の修繕業務を担当しており、入居者からの要望に対しては適切な対応ができていたと考えております。ただし、事務処理に対しては常に報告してもらえるよう組織全体でフォローし、十分コミュニケーションも図りながら業務を遂行させておるつもりでございましたが、職員一人一人の行動まで十分管理できなかったことについて深く反省をしております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 66: 議長(伊藤真人)  渡邉議員、再質疑はありますか。                   (17番議員挙手)  渡邉議員。 67: 17番(渡邉清司)(登壇)  どうも御答弁ありがとうございました。  最後でございますので、今るる原因とか、改善策もつくりたいと言ってみえましたけど、何かそれに対応するような改善策を今この場でこれとこれだけは直したいなと。今それだけのことがわかっているんですから、これだけは改善したい、対応したいというのがございましたら、この場でお知らせください。 68: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部理事。 69: 都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫)(登壇)  渡邉議員の再質問に御答弁申し上げます。  今後の改善策ということでございますが、さきの議員にも御答弁申し上げたように、1人で仕事をするんじゃなしに、複数でやって、窓口をある程度、請求書等の窓口を一本化して、きちっと業者さんにお願いして支払いのシステムをつくっていきたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願いします。 70: 議長(伊藤真人)  ほかに質疑はありませんか。                   (20番議員挙手)  石田正子議員。 71: 20番(石田正子)(登壇)  日本共産党の石田正子でございます。  今出されました議案第78号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第9号)ということで出されたわけですけれども、まず最初に3点質問したいと思います。  この事務処理のチェックがどうであったかというのがさきの議員の質問にもありましたけれど、この事務処理のありようについてチェック体制がどうあったのかということをまず1点、それから、当然のごとく、こういう問題が出ると再発防止をどうするのということが出てくると思うんですが、職場改善をどう図っていくか、再発防止を含んで職場改善をどう図っていくのか、それから、もう一つ、御迷惑をかけた事業者さんがあるわけですけれども、事業者に対しての対処、今後の対応について、支払いの遅延の補償というのはどうあるのか。支払いは40日以内と聞いているんですけれども、40日たってしまっているわけですよね、2年越しの件もあるわけで。それからいくと、遅延をしたことに対してどう事業者さんに補償するのか。本来の支払い分よりも延滞になるものがあると思うんですけど、市民には厳しい取り立てで延滞金もかなり強硬に取っているんですから、未払いがあった場合、逆の立場からいけば当然必要ではないかなというふうに思うんですけど、この遅延の補償というのはどういうふうにされるのか、お聞きしたいと思います。  この担当者がどうであったかということでもう一つお聞きしたいのは、健康状態がどうかということがちょっと気になるんですけれども、机にいっぱい百何件も見積もりやらなんやら引き出しに入れ込んでおって仕事の処理ができなかったとなると、能力を超えたとかいうふうな形で説明されるんですけれども、ちょっと許容範囲を超している状況がどういった形でなっているのか、健康診断を含めてどんなふうに今この人の健康状態があるのかというのを把握されているのか、まずその点についてお聞きをしたいと思います。 72: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部理事。 73: 都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫)(登壇)  石田議員の質問に御答弁申し上げます。  まず、事務処理のチェック体制ということでございますが、現在、修繕要望を受けた場合、先ほども言いましたように、2人体制で一応現場へ行っており、上司への報告後、見積書の提出を受け、業者に工事を依頼しております。また、工事完了後、請求書の提出を受け、支払い手続を行っており、この一連の流れについて今年度4月から注意しながら報告要所をまとめて取り組んできたわけでございますが、ただ、公営住宅等、上階からの水漏れやトイレの詰まりなど、緊急対応を要する案件も多く、修繕内容によっては事後の報告になってしまう件も多くあります。今後、職員の行動記録の確認徹底を行うとともに、修繕要望については報告書への記入、管理を徹底するなど、業務の見える化を図っていきたいと考えております。  それと、事業者への今後の対応ということでございますが、先ほどの議員とも重なりますが、事業者からの請求書の提出に当たっては都市管理課への提出を求め、一元化を図るなど、事業者の方にお願いして周知してまいりたいと考えております。  また、今回発生した件は職場全体の問題として再発防止に向けた取り組みを進め、システムの運用に当たっても常にチェックと改善を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。  それと、あと、健康状態について、能力を超えた形で健康状態はどうだったかという質問でございますが、私どもから見て特に問題はなかったと思いますが、やはり仕事の能力を超えた状態になったかということは、当然こういう事案が発生したこと自体、そういうふうに考えなければならないかと思います。今後、部下の管理にも十分注意していきたいと思っております。以上です。            (「遅延補償の答弁漏れ」と20番議員の声あり) 74: 議長(伊藤真人)  理事、答弁漏れ、遅延に対する補償。 75: 都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫)(登壇)  済みません、遅延に対する補償というか、遅延の支払いはないのかということでございます。これに関しては当然事業者のほうから請求があれば支払うべきことだと思います。今のところ、事業者の聞き取りにおいて遅延金までは言われておりませんが、やはり市が仕事をお願いしたわけでございますので、当然、事業者の方も支払っていただけるものということで、遅延のほうまでは言われておりません。ただ、発生した場合には、発生というか、言われた場合には、これは払うべきことだと考えております。以上です。 76: 議長(伊藤真人)  石田議員、再質疑はありますか。                   (20番議員挙手)  石田議員。 77: 20番(石田正子)(登壇)  再質問をさせていただきます。  この議案が出てくるということで少し担当者の方にお伺いしたんですが、この担当をしていた方は2度目だと伺いました。ですので、今の職場で前のような、前例になるようなことがないようにと配慮した上で上司の方は見守りもあったとは思うんですけれど、これだけの件数、机によう入っておったなと思うぐらいの枚数やと思うんですけど、個人の机に大事な書類をしまうというシステムそのものがおかしいと私は思います。例えば、見積書を預かってきたのであれば、見積書を入れる引き出しがあるとか、ファイルをするノートがあるとか、誰が見てもわかるような体制をとらなきゃだめですよね。個人の引き出しに入れてしまったら私物なのかどうかわからないし、今回調査をするに当たっても個人の使っている机を見ようと思えば了解をとらなきゃいけない部分も一定あるわけで、そうなると調査もきちっとかけにくいということが発覚するというか、その実態を調べるのにも時間がかかったことの一つになっているのではないかというふうに思うんですけど、そういう意味ではやっぱり保管の仕方についてとか、今はペーパーレスとか、いろいろ言われていてやりにくいのかもしれませんけど、預かってきた見積書なり請求書なりというのは一定のものをちゃんと保管して、誰が見てもわかるファイリングをしていくというのが原理原則ではないんでしょうか。そのことを怠って机の中に入れていても、それがまかり通っているということはやっぱり正常とは言えないと思います。  請求をかける、支払いの段階に行くまでには、多分、見積もりだとか、請求書だとかと何枚かセットにしたものが必要だと思うんですけど、これは建築住宅課だけではなくて、ほかの課でも同様の取り扱いをして支払いをやっているんじゃないですかね。夜も徹して大変だと言うけれども、水道の方だっていつ水道管が破裂してとめなきゃいけないかということはいつも予期されていることだと思うんですよね。そういうことの中でみんな人の生き死ににかかわるところもある部署もあって、本当に緊急対応が求められる中で皆さんぎりぎりのところで仕事をなさっていただいているというふうに私は思っているんですけど、だから、理由にならないと思います、それは。だから、きちんと健康状態を把握して、様子を見てではなくて、専門医のアドバイスももらいながら、この業務に携わった方の健康チェックをきちっと徹底してやっていただきたいと思います。  そのことと含めて、体制をどうとるかということが一つと、それから、さっき事業者数は18者だというふうにお答えになったんですが、全ての件数からいくと109件あるわけで、18者ということは1社につき何件か重なって事業発注があって、支払いをしなきゃならないということになると思いますが、その実態はどうなっているのか、教えていただきたいと思います。お願いします。 78: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部理事。 79: 都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫)(登壇)  石田議員の再質問に御答弁申し上げます。  机の中に保管の仕方ということで、健康チェック等がやられていないんじゃないかということも踏まえ、議員御指摘のように対応させていただきたいと思っております。  それと、あと、事業者18者の中で重なった形の支払いというとあれなんですけど、事業者に聞き取りをした中で事業者サイドから請求があったもの、それと、こちらのほうで依頼したものとチェックをさせていただいて、きちっと重なっていないような形の請求書が出てきておるということはチェックしております。18者の中で10万円未満が6者、50万円未満が4者、100万円未満が4者、100万円以上が4者ということで、ばらばらに未払いが発生しておる現状でございます。以上、御理解賜りますようよろしくお願いします。 80: 議長(伊藤真人)  再質疑はありますか。                   (20番議員挙手)  石田議員。 81: 20番(石田正子)(登壇)  再々質問をさせていただきます。  ちょっと金額的にはびっくりという感じなんですけど、軽微な補修で少額のものもあれば、一定大きな外装の補修とか、いろいろあるのかなと思うんですけど、事業内容については。でも、100万円以上超しているところを平気で未払いの状態が続いているというのはちょっとまともには思えないなというふうに感じました。ですので、早急に払う手はずをとっていただかなきゃいけないということと、それから……。         (「まともに思えないというのはどういうこと」と呼ぶ者あり)  正常に事業が、実務が、事務処理が行われていないのではないかという意味です。違いますか。非正常な形で事務が進められているということがおかしいわけで、それを取り立てて質問をしているわけです。ですので、早急に支払う段取りをとっていただくことと、遅延の補償がはっきりないみたいなんですけれども、やはりきちんとした対応をしないと、100万円以上の未払いがあって、それが放置されていたとなると、やはり迷惑をかけているというか、受け取った時点で通帳に入っていれば利息もつくんでしょうし、そういうのからいけば収入減にもなるわけで、そういった補償というのは要るのではないかなというふうに思います。ですので、対処する方法についてはやっぱり明らかにすべきではないのかなというふうに思います。その点、指摘をしておきたいと思います。
     これが再発防止というか、具体的なところにどういくのかということの問題があるわけですけれども、この点で特効薬にはならないかもしれませんけれども、公共事業を適切に行っていくために公契約制度を導入してやっている自治体がふえているわけですけれども、そういった形で歯どめになるような政策の検討は今後されるのかどうか、その点だけ伺いたいと思います。以上です。 82: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  都市整備部理事。 83: 都市整備部理事(駅周辺整備・建築開発・建築住宅担当)(林 孝夫)(登壇)  石田議員の再質問に御答弁申し上げます。  遅延金に関しては業者と協議し、適正に処理してまいりたいと考えております。それと、歯どめということで、今後の防止策につきましては先ほどの答弁のとおりでございます。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 84: 議長(伊藤真人)  ほかに質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第78号は、議会運営委員会の了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第78号は委員会の付託を省略することに決しました。  ここで、本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより議案第78号 平成28年度桑名市一般会計補正予算(第9号)を起立により採決いたします。  議案第78号は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、議案第78号は原案のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議案第79号 85: 議長(伊藤真人)  次に、日程第6、議案第79号 平成29年度桑名市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより市長から提案理由の説明を求めます。  市長。 86: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  ただいま上程になりました議案第79号 平成29年度桑名市一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。  今回、2期目のスタートに当たり所信でも申し上げましたとおり、本市の将来のために優先的に進める事業について適切な投資をし、まちの魅力を磨き上げていくため、スピード感を持って着実に実行してまいりたいと考えております。  その一方で、現在の本市にはさまざまな課題が山積をしております。喫緊の課題といたしましては、平成30年4月の開院に向け整備を進めております桑名市総合医療センターの新病院整備や将来の桑名市の魅力を高め、選ばれるまちを目指していくための桑名駅東西自由通路及びその周辺施設の整備などの大型事業がございます。また、小・中一貫教育を進めるためのモデル校の新設や多世代共生型施設、(仮称)福祉ビレッジの整備など、私が選挙の際に政策集としてまとめました11の重点プロジェクトの実現に向けた取り組みも進めていかなければならないところでございます。  その一方で、これまでの4年間取り組んでまいりました財政健全化につきましても、今後の合併算定替に伴います地方交付税の削減などを考えますと、引き続き推進していかなければなりません。  これらの課題に迅速かつ的確に対応し、プロジェクトを具現化するためには、さらなる執行体制の強化をする必要がございます。そのような状況から、副市長を2人制にしたいと存じます。このため、2人目となります副市長の特別職給を計上いたしました。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 87: 議長(伊藤真人)  以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。  これより上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (18番議員挙手)  星野公平議員。 88: 18番(星野公平)(登壇)  日本共産党の星野公平です。議案第79号 平成29年度桑名市一般会計補正予算(第1号)について質問させていただきます。  市民の福祉を犠牲にする市長の言う大型事業、適切な投資とは思えません。地域破壊につながる小・中一貫教育校を望んでいる方がどこにおられるのでしょうか。地方交付税が削減されるという中で財政健全化をするというならば、副市長2人制という余分な人件費は要らないのではないでしょうか。どうして必要なのか、答弁願いたいと思います。  後の議案にも関連しますが、どういった人を副市長として考えておられるのかも答弁願います。 89: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  市長。 90: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。  まず、財政と2人制の関係ということでありますけれども、将来に向けた投資と行財政改革は表裏一体のものというふうに考えております。引き続き行政資源を最大限に活用し、直面する課題に適切かつ円滑に進めることで2人制においても行財政改革につながるものと確信をしております。  また、どのような人物をということでありますけれども、そこにつきましては1人は事務担当、もう1人は調整担当という形で配置をしたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 91: 議長(伊藤真人)  再質疑はありますか。                   (18番議員挙手)  星野議員。 92: 18番(星野公平)(登壇)  再質問をさせていただきます。  今まで1人でやれてきたわけですよね。これからも、優秀な市長ですので市長がもうちょっと頑張ればやれないことはないというふうに私は判断しております。              (「できやんのやろう」と呼ぶ者あり)  能力がないのか。どうしてできないのかやはりわかりませんので、もう一度わかるように、市民の皆さん方に、1人じゃだめなんだと、2人どうしても要るんだと。答弁いただいた内容も、調整と事務、何かよくわからないんですけれども、同じようなものですよね。当初出てきました、秘密かもしれませんけれども、人事案件によると、はっきりと総括と何とかというふうに分かれていたんですけど、今度の分け方というのはよく理解できないんです。その点も答弁願いたいと思います。 93: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  市長。 94: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の再質問に御答弁を申し上げたいというふうに思います。  先ほど提案説明でも申し上げましたけれども、やはり桑名市としては非常に大切な時期にかかってきているというふうに思います。一つは、しっかりと進めるべき事業を定めて進めていくというタイミングであるということと、それと同時に、合併算定替によって交付税が縮減されていくという行財政改革を進めながらしっかりと投資を進めなければならないと、非常に難しいタイミングに来ているというふうに感じております。その中でしっかりと物事を進めるためには慎重に進めなければならないというふうに考えておりますし、また、それと同時にスピード感も持って対応していかねばならない、そのようなことを考えております。そういう意味では、執行体制をしっかりと強化することで慎重かつスピード感を持った対応ができるようにしたいと、そのような思いで今回2人制という形で提案をさせていただきましたので、御理解をお願いしたいというふうに思います。以上でございます。 95: 議長(伊藤真人)  再質疑はありますか。                   (18番議員挙手)  星野公平議員。 96: 18番(星野公平)(登壇)  再々質問をさせていただきますけれども、やっぱり納得できません。言っていることもわかりません。もしやれない、2人でなければできない、それだったら事業をやめればいいじゃないですか。できる範囲でできる予算でやるというのが私たち一般の市民生活、耐えているわけですよね。そこまでやってもらうほどのことを市長は11の重点プロジェクトで言っていますけど、私はそれはないと思います。本当にもっと福祉に、そして、総合相談にしても安易に社協に委託するのではなくて、桑名市の正職員でやるんだったら話はわかりますけれども、どうしてもこの案件、副市長を2人にする、そのための予算の増というのは理解できません。何か言いたいことがあったら言ってください。私は以上です。 97: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  市長。 98: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の再質問に御答弁を申し上げたいというふうに思いますけれども、先ほどまで答弁をさせていただきましたように、しっかりと執行体制を強化して、私が選挙の際に市民の皆様とお約束をさせていただきました11の重点プロジェクトを中心に事業もしっかりと進めながら、しっかりと行財政改革に取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 99: 議長(伊藤真人)  ほかに質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第79号は、議会運営委員会の了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第79号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより議案第79号 平成29年度桑名市一般会計補正予算(第1号)を起立により採決いたします。  議案第79号は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、議案第79号は原案のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議案第80号及び議案第81号 100: 議長(伊藤真人)  次に、日程第7、議案第80号 副市長の選任につき同意を求めるについて及び日程第8、議案第81号 副市長の選任につき同意を求めるについてを一括議題といたします。  これより市長から提案理由の説明を求めます。  市長。 101: 市長(伊藤徳宇)(登壇)
     ただいま上程になりました議案第80号 副市長の選任につき同意を求めるについて及び議案第81号 副市長の選任につき同意を求めるについて、一括して御説明申し上げます。  まず、議案第80号 副市長の選任につき同意を求めるについてを御説明申し上げます。  伊藤敬三氏におかれましては3月31日付をもって任期が満了いたしますが、行政各般に精通するとともに、この4年間、危機的な状況にありました本市の財政の立て直しを図り、批判、中傷を恐れずに行財政改革を推進してこられました実績などから事務担当の副市長として最適任者であると考えておりますので、引き続き選任したいと存じます。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。  次に、議案第81号 副市長の選任につき同意を求めるについてを御説明申し上げます。  調整を担当する副市長として水谷正雄氏を選任したいと存じます。水谷正雄氏におかれましては、昭和60年に桑名市役所に入庁され、総務部財政課長、総務部長などを歴任されております。冷静沈着を信条として、事業を推進する上での複雑な利害調整などの課題に的確に対応ができ、法制執務、財政等にも精通している方ですので、調整を担当する副市長として最適任者であると考えております。なお、就任につきましては4月1日からを予定しておりますので、どうぞよろしく御同意賜りますようお願いいたします。 102: 議長(伊藤真人)  以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。  これより質疑を行います。質疑は区分して行います。  それでは、まず、議案第80号に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (18番議員挙手)  星野公平議員。 103: 18番(星野公平)(登壇)  日本共産党の星野公平です。  提案されました議案第80号、81号、別々だそうですので、別々に、同じことですけれども、聞きたいと思います。  今議会、初めてのひどい議会であったんじゃないかなと思っております。最初に議案の撤回という事態もありました。そして、今議会、30ほどの議案が否決されております。さらには期間中にも予算の補正が行われ、きょうも補正が行われる。こういった事態があったわけでありますけれども、この責任は一体誰にあるんでしょうか。                (「市長やろう」と呼ぶ者あり)  にもあります、当然。市長を除いて、今提案されている2人にそれがあるんじゃないかと思うんですけれども、市長はどのように考えておられるのか、答弁願います。 104: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  市長。 105: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の質問に御答弁を申し上げたいというふうに思います。  先ほどの議員の御指摘は深く重く受けとめたいというふうに思いますし、私として大変反省すべきところがあるというふうに思っております。そういう意味でも、私の非力な部分も含めて今後しっかりと改善をしてまいりたいというふうに思いますし、それと同時に、執行体制を強化することでしっかりとマネジメントを図りながら、それぞれの定例会に対しても対応してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 106: 議長(伊藤真人)  星野議員、再質疑はありますか。                   (18番議員挙手)  星野議員。 107: 18番(星野公平)(登壇)  再質問をさせていただきます。  執行体制を改善させることによって、これは職員いじめが起こる可能性があるんじゃないかと思うんですけれども、その心配はないのかどうか。次にも言いたいと思っていますけれども、今回のこのような状況、例えば30議案も否決された。この後、○○○○○○○。○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○、○○○○○○○○、○○○○○○○○○○○○○○○、○○○○○○○……。 108: 議長(伊藤真人)  発言者に申し上げます。質疑の範囲を超えております。注意いたします。 109: 18番(星野公平)(登壇)  職員に対する姿勢はどうなるのか、その点について御答弁願います。 110: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  市長。 111: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の再質問に御答弁を申し上げたいと思います。  職員いじめというのがどういうことを指しているのか、ちょっと意図する部分がわかりませんけれども、先ほど申し上げましたように、非常に厳しいタイミングであります。しっかりと行財政改革に取り組みながら、しっかりとしたまちづくりを進めていくと。その中でしっかりと調整担当と事務担当という形で2人の副市長制にして、しっかりと議論をしながら、また、職員ともしっかりと議論をしながら市政を前に進める、行財政改革を前に進めると、そのような気持ちで進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 112: 議長(伊藤真人)  ただいまの星野議員の発言につきましては、後刻、議事録を調査の上、議長において措置したいと思いますので、御了承を願います。  ほかに質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  次に、議案第81号に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (18番議員挙手)  星野公平議員。 113: 18番(星野公平)(登壇)  日本共産党の星野公平です。  先ほどと同じ質問になりますけれども、特別職以外で今回のこの議会、議案の撤回、それから、期間中での幾つもの補正、30ぐらいの否決になった議案、この責任はいわゆる特別職以外では総務部長に責任があるんじゃないかというふうに私は考えておりますけれども、市長はどう思われていますか。それを超えての適任者と言えるのかどうか、答弁願います。 114: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  市長。 115: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の質問に御答弁を申し上げたいというふうに思います。  先ほど答弁申し上げたとおりになりますけれども、この議会で議員の皆様からさまざまな御指摘を賜りましたけれども、そのことにつきましては重く私として受けとめたいというふうに思います。私の非力な部分によるところが大きいというふうに思いますけれども、しっかりと副市長2人制という形で体制を強化して、しっかりと今後の議会、それぞれの定例会には向き合ってまいりたいというふうに思っておりますし、今回81号で提案をさせていただきました水谷正雄氏は調整に関しての副市長として最適任者であるというふうに確信をしておりますので、よろしくお願いをいたします。 116: 議長(伊藤真人)  再質疑はありますか。                   (18番議員挙手)  星野公平議員。 117: 18番(星野公平)(登壇)  再質疑をします。改めて申しますけれども、2人も絶対必要ありません。財政が厳しいと言われる──私は思っていませんけれども──桑名市です。それと、やはり調整ってわかるようでわからない言葉なんですよね。事務方がおって果たして調整が必要なのかどうか、もう一度わかりやすく説明願います。 118: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  市長。 119: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の再質問に御答弁を申し上げます。  今回、私の選挙の際にも11の重点プロジェクトを掲げさせていただきましたけれども、このプロジェクトだけではなくて、前々から申し上げておりますように、さまざまな縦割り行政を打破していかなければならない、また、11の重点プロジェクトを中心としてさまざまなプロジェクトを進めていくためには、さまざまなステークホルダーとの調整が必要になってくるというふうに思います。そういう意味では、庁内、庁外、市民の皆様、また、議員の皆様としっかりと調整を図るということが今後より一層重要になるのではなかろうかというふうに考えての今回の御提案でございますので、御理解を賜りたいというふうに思います。 120: 議長(伊藤真人)  再質疑はありますか。                   (18番議員挙手)  星野公平議員。 121: 18番(星野公平)(登壇)  調整、調整と言いますけれども、八十何号だっけ、82号、この議案に出ている方の経歴を見ますと……。                  (「81」と呼ぶ者あり)  81。経歴を見ますと非常に狭い分野を来られた方なんですよね。本当に調整能力があるのかどうか不安で仕方ないんですけど、その辺、どう思われますか。 122: 議長(伊藤真人)  当局の答弁を求めます。  市長。 123: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の再質問に御答弁を申し上げます。  81号で提案をしている水谷正雄氏は、今回、調整担当の副市長として最適任者であると確信をしておりますので、御理解を賜りたいというふうに思います。以上でございます。 124: 議長(伊藤真人)  ほかに質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第80号及び議案第81号の2議案は、議会運営委員会の了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第80号及び議案第81号の2議案は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論は一括して行います。  討論はありませんか。                   (24番議員挙手)  伊藤研司議員。 125: 24番(伊藤研司)(登壇)  まちづくり戦略室の伊藤研司でございます。一括と言われましたが、特に81号について反対討論を行わせていただきます。  市長のほうから先ほどの説明で小・中一貫プラス福祉ビレッジの構想にも必要だと言われました。もともと私は副市長の2人制には反対なんですが、ただ、市長のほうから先ほど小・中一貫プラス福祉ビレッジという話が出されましたので、小・中一貫なら文科省のほうから、福祉ビレッジに中心を置かれるならやっぱり厚生労働省のほうから人材を持ってこられるんだったら私自身は議論のテーブルに上げることができると思うんですが、そうじゃなくて、ただ単に行政の中から調整能力ということで言われました。その調整能力に関して私の考えなんですが、今回いろいろな条例が出されましたが、手数料条例と施設利用料の増額が出ましたが、調整能力があれば、もともと職員のうちから議員間においても何で値上げをするのか、何で値上げが必要かということを議員間にも調整をされたと思うんですが、そういう話し合いも一回もありませんでした。やはり複雑な利害、市長は81号に対して複雑な利害関係にも精通して、調整能力が非常にあると言われましたが、そういう面においては非常に疑問に思っております。  それと、最後に、議案第81号の総務部長の件なんですが、条例の値上げの議案等に関しては最高責任者は総務部長だと思うんですね。これだけ否決されながら、それ以上にまた出世をされる。出世って、おかしいんですが、やはりそういうことをされるということは、民間企業ではあり得ないことだと思って、行政の方は時々民間のあれを学んでと言われますが、民間ではそういうことはあり得ないと思っておりますので、その3点から反対させていただきます。以上でございます。 126: 議長(伊藤真人
     ほかに討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって、討論を終結いたします。  ただいま討論がありましたので、議案を分割して採決いたします。  まず、議案第80号 副市長の選任につき同意を求めるについてを起立により採決いたします。  議案第80号は同意することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、議案第80号は同意することに決しました。  伊藤敬三氏に申し上げます。ただいま、あなたを副市長に選任することに同意をいたしました。御挨拶があればお伺いいたします。  伊藤敬三副市長。 127: 副市長(伊藤敬三)(登壇)  ただいま副市長選任の同意をいただきました。まことにありがとうございました。深く感謝申し上げます。  私は、この4年間、桑名市の財政基盤強化に向けて努力をしてまいりました。これからも選ばれるまち桑名、それを達成するためには、やはり財政基盤等、非常に重要であるというふうに考えております。これからもそうした行財政改革等々を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  また、議員の皆様方におかれましては、私、今申し上げたことをなるべく御理解をいただきますよう、また、御指導を賜りますようお願いを申し上げまして挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 128: 議長(伊藤真人)  次に、議案第81号 副市長の選任につき同意を求めるについてを起立により採決いたします。  議案第81号は同意することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立多数であります。よって、議案第81号は同意することに決しました。  水谷正雄氏に申し上げます。ただいま、あなたを副市長に選任することに同意をいたしました。御挨拶があればお伺いをいたします。  水谷正雄氏。 129: 総務部長(水谷正雄)(登壇)  まずは御同意を賜りましたことに対しまして御礼を申し上げます。改めてこうしてお認めをいただきましたことの重みを強く感じております。しっかりと努めてまいりますので、皆様方の御指導、御鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。    ───────────────────────────────────────  ○議案第82号 130: 議長(伊藤真人)  次に、日程第9、議案第82号 人権擁護委員の候補者を推薦するにつき意見を求めるについてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長。 131: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  ただいま上程になりました議案第82号 人権擁護委員の候補者を推薦するにつき意見を求めるについて御説明申し上げます。  本市人権擁護委員として御活躍いただいております加藤文枝氏には、本年6月30日をもって任期が満了いたします。加藤文枝氏には平成23年4月から人権擁護委員として御尽力をいただいているところであり、資性温厚にして人格、識見高く、本委員として最適任者でありますので、引き続き推薦いたしたいと存じます。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。 132: 議長(伊藤真人)  以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。  これより上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第82号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第82号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより議案第82号 人権擁護委員の候補者を推薦するにつき意見を求めるについてを採決いたします。  お諮りいたします。議案第82号はこれに同意することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第82号はこれに同意することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○委員会提出議案第1号 133: 議長(伊藤真人)  次に、日程第10、委員会提出議案第1号 桑名市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。  これより本件について提出者から提案理由の説明を求めます。  21番 南澤幸美議員。 134: 21番(南澤幸美)(登壇)  それでは、ただいま議題となりました委員会提出議案第1号 桑名市議会委員会条例の一部改正について、委員会を代表して提案理由の説明を申し上げます。  去る12月定例会において桑名市組織条例の一部改正が可決、成立いたしました。この条例改正は部、室に属さない組織を新たに設置するものでありますとともに、今後、市として部を横断的にまたぐ事業の展開を意味するものであります。市議会といたしましても、現在の委員会条例が部、室を中心とした所管となっておりますことから、お手元に配付させていただきました関係条文対照表のとおり、事業分野を中心とした所管事項に見直すこととし、所要の改正を提出するものでございます。  以上、委員会提出議案の提出する理由といたします。議員の皆さんの御賛同をいただきたく、よろしくお願いします。 135: 議長(伊藤真人)  以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。  これより上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております委員会提出議案第1号は会議規則第37条第2項の規定により委員会に付託をいたしません。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより委員会提出議案第1号 桑名市議会委員会条例の一部改正についてを起立により採決いたします。  お諮りいたします。委員会提出議案第1号は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立全員であります。よって、委員会提出議案第1号は原案のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議員提出議案第1号 136: 議長(伊藤真人)  次に、日程第11、議員提出議案第1号 桑名市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  これより本件について提出者から提案理由の説明を求めます。  21番 南澤幸美議員。 137: 21番(南澤幸美)(登壇)  それでは、ただいま議題となりました議員提出議案第1号 桑名市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について、提案者を代表して提案理由の説明を申し上げます。  当市議会の政務活動費は政務活動費の手引をもとに適正に運用されておりますが、自治会等への補助金も2割減額されている中、当市議会としても現在の社会情勢や他市、類似団体の状況及び桑名市の財政状況を鑑み、お手元に配付させていただきました関係条文対照表のとおり、平成29年4月から次回改選期までの間、政務活動費の交付額を月額5万円から4万円に減額することとし、所要の改正を提出するものでございます。  以上、委員会提出議案の提出理由といたします。議員の皆さんの御賛同をいただきたく、よろしくお願いします。  済みません、文章を間違っていました。最後のところの委員会提出議案と言いましたが、議員提出議案の間違いでしたので、申しわけございません。 138: 議長(伊藤真人)  以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。  これより上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第1号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより議員提出議案第1号 桑名市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正についてを起立により採決いたします。  お諮りいたします。議員提出議案第1号は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
                       (賛成者起立)  起立多数であります。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議員提出議案第2号 139: 議長(伊藤真人)  次に、日程第12、議員提出議案第2号 「テロ等準備罪」法案の撤回を求める意見書を議題といたします。  これより本件について提出者から提案理由の説明を求めます。  18番 星野公平議員。 140: 18番(星野公平)(登壇)  日本共産党の星野公平です。いよいよ大トリになりました。議員提出議案第3号 「テロ等準備罪」法案の撤回を求める意見書について、提案説明をさせていただきたいと思います。                (「2号やぞ」と呼ぶ者あり)  済みません、第2号。  委員会ではこの請願は採択されました。しかしながら、残念ながら、先ほどの本会議では不採択でありました。総務安全委員会で賛成していただきました私を除いて3名の賛同者を得て何とか議案は提出させていただきます。朗読をもって説明とします。よろしくお願いいたします。  「テロ等準備罪」法案の撤回を求める意見書。  共謀罪を創設する法案は、過去3度国会に提出され、そのたびに国民の大きな反対によって廃案となりました。今回、政府は名称をテロ等準備罪(内容は「共謀罪」を創設する)に変えて組織的犯罪処罰改正案として閣議決定し、国会に提出しました。  このテロ等準備罪法案は、犯罪行為がなくても、相談、計画しただけで処罰するもので、内心や思想ではなく行為を罰するという日本の刑法の大原則が破壊され、思想及び良心の自由を保障した憲法19条に違反する悪法です。  たとえ名称をテロ等準備罪と変え、対象犯罪を絞っても、その本質は共謀罪に変わりはありません。  テロ対策という口実は崩れています。日本はすでにテロ防止のための国際条約を締結し、57の重大犯罪について、未遂より前の段階で処罰できる国内があります。また、政府はテロを防ぐ国際組織犯罪防止条約を締結するためとしていますが、この条約は、テロ対策が目的ではなく、共謀罪の立法化も必要としていません。  政府は、一般人は対象にならないと言いますが、それを判断するのは捜査機関であり、共謀しているかどうかをつかむためには、多数の国民が盗聴や監視の対象となり、極めて広い範囲にわたって捜査権限が濫用される恐れが否定できません。  東京オリンピックの開催を理由にして国民を欺き、国民の思想や内心まで取り締まる憲法違反の共謀罪を創設しようというのは、極めて遺憾であります。  政府が今国会へ提出したテロ等準備罪法案は、多くの刑事研究者が法案に反対声明を出すなど、批判は国民の中に広がっています。  テロ等準備罪法案は、もの言えぬ監視社会をつくる現代版治安維持であり、テロ等準備罪法案の撤回を強く求めます。  以上、地方自治第99条の規定により意見書を提出します。平成29年3月27日、桑名市議会。衆議院議長様、参議院議長様、内閣総理大臣様、法務大臣様。  以上でございます。ぜひ御賛同をよろしくお願いいたします。 141: 議長(伊藤真人)  以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。  これより上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第2号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第2号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                   (24番議員挙手)  伊藤研司議員。 142: 24番(伊藤研司)(登壇)  伊藤研司でございます。「テロ等準備罪」法案の撤回を求める意見書に賛成の立場で討論を行います。  私の基本的な考え方は、戦争はエネルギー、領土問題から起こり、テロは格差問題から起こる。だから、テロをなくすには、宗教差別、格差是正を行う必要があるというのが共謀罪問題に対して私自身の根底にある考え方であります。私自身、大学時代にも治安維持について少々学んだことがあります。治安維持ももともとは特定の政党、団体に対する暴力による国家体制の転覆を狙ったことへの取り締まりであったのでありますが、次第に一般市民、国民への行動の監視、さらには内心にもの執行力が及ぶものとなった過去の歴史があります。要するに、捜査機関の裁量次第でどのようにもなってしまう危険性が危惧される法律なのであります。  それでは、具体的な問題点について述べてまいります。  よく安倍首相を初めとする政府は東京オリンピック、パラリンピックを成功させるためには共謀罪は必要だと発言していますが、本当かということに対してであります。答えは、共謀罪の趣旨を含む組織的犯罪処罰はいかにもテロ対策を目的とした法案なのでありますが、実際の原案にはテロの定義もテロの文字もないのであります。  そして、我が国は国際テロ集団に対しては決して無防備ではありません。テロ防止に関する13もの国際条約を我が国は締結しているのであります。その1番目に、航空機内の犯罪防止条約、これは有名な東京条約であります。2番目に、航空機不法奪取防止条約、これも有名なハーグ条約であります。3番目に、民間航空の安全に対する不法な行為の防止に関する条約、これも有名なモントリオール条約でございます。4番目に国家代表等犯罪防止処罰条約、5番目に人質行為防止条約、6番目、核物質防護条約、7番目、空港不法行為防止議定書、8番目、海洋航行不法行為防止条約、そして、9番目には大陸棚プラットフォーム不法行為防止議定書、10番目にはプラスチック爆薬探知条約、11番目には爆弾テロ防止条約、12番目にはテロリズム資金供与防止条約、13番目には核テロリズム防止条約、以上13の国際条約を我が国は締結しているのであります。  そして、よく質問で共謀罪の趣旨を含む組織的犯罪処罰改正を創設しなくても国連が求める犯罪集団に対応できるのかという質問がなされます。私自身は、共謀罪を創設しなくてもマフィアや暴力団などの犯罪に現行の国内で十分対応できると考えております。例えば、我が国には内乱等幇助罪、そして、1969年でしたか、1970年でしたか、学生運動の真っ只中にあった騒乱罪、新宿騒乱が有名ですが、騒乱罪、爆発物取締、電波、自衛隊、生物兵器禁止、化学兵器禁止、サリン防止、クラスター弾禁止、火炎瓶処罰、ハイジャック防止、銃刀等々で十分に条約を批准できると考えております。  そして、さらに質問では、世界の国々の多くが共謀罪がある。そして、国連も締結を求めているが、日本には現在、共謀罪がないので締結ができないという質問であります。それに対しては、国連が求めているのは国境をまたぐマフィアなど組織的犯罪対策であります。つまり麻薬や人身売買、マネーロンダリング、いわゆる資金洗浄でございますが、マネーロンダリングなどが念頭にあります。国連の立法ガイドを読んだことが皆さんもあると思いますが、国連の立法ガイドには、目的が非物質的利益にあるテロリストグループは原則として含まれないとあります。すなわち、国連では国際組織犯罪とテロは区別されて議論されています。  そして、今度の法案でどうしても私自身が納得できないのは、共謀罪対象の277の罪の中には本当にわからないのがあります。まず、労働基準、児童福祉、郵便、意匠、これは意匠登録の意匠ですね。児童買春、ポルノ禁止、文化財保護、種苗、スポーツ振興投票、消費税法、種の保存法等々、一般市民、国民対象には何でこれが対象になっているかと思われる罪名が含まれているのであります。  さらに、中日新聞、2月24日の「LINEで共謀罪成立も」という見出しでは、日本刑法学会理事の葛野尋之さん、一橋大学の刑法学の教授でいらっしゃいますが、コメントが掲載されております。最高裁の判例は黙示的な意図の連絡があっただけでも共謀を認めている。共謀と準備行為はもともと曖昧だが、疑いがあるだけで捜査の対象となる。今後、捜査で通信傍受や位置情報が探知なされると、その範囲が拡大するおそれがあると問題点を指摘しております。これも実は新宿の騒乱罪のときも学生団体が大学で集会のときから警察はずっと後をつけておりました。ですから、その範囲が、いわゆる新宿騒乱、新宿で暴れたときからすぐに騒乱罪が適用となったのであります。また、合意の定義をめぐっては、2005年の衆議院法務委員会では、法務省の大林宏刑事局長(当時)は、目配せによって一斉に動くようなシステムであれば十分成立する場合はあるとの見解を示しているのであります。  また、中日新聞、2月14日の「共謀罪は自由を制限 文化人が反対集会」との見出しでは、共謀罪は思想、表現の自由を広く制限するものだと。日本ペンクラブの山田健太、専修大学教授、ジャーナリズム論の先生は、秘密保護や盗聴、いわゆる通信傍受ですが、盗聴拡大と合わさって恣意的な身体の拘束の幅が広がり、思想、表現の自由が制限されると訴えたとあります。日本ペンクラブは2月15日、共謀罪に対して全く不要ばかりか、社会の基盤を覆すものとして反対声明を出したとあります。  さらに、名古屋学院大学教授の飯島滋明教授(憲法学)も、基本的人権を侵害し、暗黒社会を呼び込むと訴えたのであります。  さらに、市民活動出身の私、伊藤研司にとりましても、例えば原発反対集会、デモ、基地反対集会で座り込みをしたり、国家権力に対しての抗議行動を行っただけで罪に問われかねない状態となることが心配されます。そして、テロ等準備罪が成立してしまうと、市民による現政権への抗議行動、言論の自由への行動を起こすこと自体に萎縮をもたらしてしまうのであります。  日本国憲法の三原則、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義のもとで活動を行っている私には、言論の自由を脅かす組織的犯罪処罰防止は認めることができないのであります。  以上により、政府が共謀罪と同じ趣旨の創設を目指す組織的犯罪処罰防止は、私自身、絶対的自由主義である伊藤研司は絶対に認めることができなく、反対であります。以上、よろしくお願いいたします。 143: 議長(伊藤真人)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  これをもって、討論を終結いたします。  これより議員提出議案第2号 「テロ等準備罪」法案の撤回を求める意見書を起立により採決いたします。  お諮りいたします。議員提出議案第2号は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)  起立少数であります。よって、議員提出議案第2号は否決することに決しました。  お諮りいたします。今期定例会において議決されました議案中、条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任していただきたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○閉会の宣告 144: 議長(伊藤真人)  以上をもって、本定例会の日程は全部終了いたしました。  会議を閉じます。  なお、この際、市長から御挨拶があれば伺います。  市長。 145: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  議長のお許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。  本年第1回の今定例会におきましては、去る2月23日の開会以来本日まで33日間にわたり、議員の皆様方には終始熱心に御審議を賜りました。提案いたしました諸議案につきましては、修正をされました議案、使用料など見直しに係る議案を除き、それぞれ原案どおりお認めいただき、厚く御礼を申し上げます。  なお、使用料などの見直しにつきましては、本市の財政状況から勘案いたしますと必要なことであると考えておりますので、今後改めて御提案をさせていただきたいと存じます。  平成29年度当初予算につきましては、本会議及び予算特別委員会において幅広い観点からさまざまな御意見、御提言を賜りました。平成29年度は私の2期目のスタートの年度となります。新年度予算の執行に当たりましては、御審議を通じて賜りました御意見や御提言をしっかりと受けとめ、総合計画に基づく市政各般にわたる施策を推進してまいります。議員の皆様のなお一層の御指導と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。  さきの人事案件の御同意を賜りまして、新年度から副市長が2名体制となります。政策実現に向けて新たな執行体制でさらにスピード感を持って各施策に全力で取り組んでまいります。  最後になりますが、季節は春に向かって寒さも緩んでまいりましたが、まだまだ寒暖の差が大きい時期でございます。議員の皆様には、くれぐれも健康には御留意をいただき、さらなる御健勝と御活躍を御祈念申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、お礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 146: 議長(伊藤真人)  これをもって、平成29年第1回桑名市議会定例会を閉会いたします。                                     午後5時49分 閉会  地方自治第123条第2項の規定により、ここに署名する。        議     長       伊 藤 真 人        署 名 議 員       飯 田 一 美        署 名 議 員       中 村 浩 三 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...