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平成25年第4回定例会(第6号) 名簿 開催日:2013-12-13
平成25年第4回定例会(第6号) 本文 開催日:2013-12-13

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  1. 桑名市議会 2013-12-13
    平成25年第4回定例会(第6号) 本文 開催日:2013-12-13


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2013-12-13: 平成25年第4回定例会(第6号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 175 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  議長(堀 良二) 選択 2 :  議長(堀 良二) 選択 3 :  議長(堀 良二) 選択 4 :  議長(堀 良二) 選択 5 :  13番(伊藤惠一) 選択 6 :  議長(堀 良二) 選択 7 :  経済環境部長柳川弘行) 選択 8 :  議長(堀 良二) 選択 9 :  保健福祉部長伊藤治雄) 選択 10 :  議長(堀 良二) 選択 11 :  経済環境部長柳川弘行) 選択 12 :  議長(堀 良二) 選択 13 :  保健福祉部理事加藤洋士) 選択 14 :  議長(堀 良二) 選択 15 :  教育部長近藤久郎) 選択 16 :  議長(堀 良二) 選択 17 :  都市整備部長水谷信昭) 選択 18 :  議長(堀 良二) 選択 19 :  市長公室長水谷義人) 選択 20 :  議長(堀 良二) 選択 21 :  13番(伊藤惠一) 選択 22 :  議長(堀 良二) 選択 23 :  市長(伊藤徳宇) 選択 24 :  議長(堀 良二) 選択 25 :  13番(伊藤惠一) 選択 26 :  議長(堀 良二) 選択 27 :  市長(伊藤徳宇) 選択 28 :  議長(堀 良二) 選択 29 :  13番(伊藤惠一) 選択 30 :  議長(堀 良二) 選択 31 :  市長(伊藤徳宇) 選択 32 :  議長(堀 良二) 選択 33 :  13番(伊藤惠一) 選択 34 :  議長(堀 良二) 選択 35 :  市長(伊藤徳宇) 選択 36 :  議長(堀 良二) 選択 37 :  13番(伊藤惠一) 選択 38 :  議長(堀 良二) 選択 39 :  経済環境部長柳川弘行) 選択 40 :  議長(堀 良二) 選択 41 :  13番(伊藤惠一) 選択 42 :  議長(堀 良二) 選択 43 :  経済環境部長柳川弘行) 選択 44 :  議長(堀 良二) 選択 45 :  13番(伊藤惠一) 選択 46 :  議長(堀 良二) 選択 47 :  教育部長近藤久郎) 選択 48 :  議長(堀 良二) 選択 49 :  13番(伊藤惠一) 選択 50 :  議長(堀 良二) 選択 51 :  都市整備部長水谷信昭) 選択 52 :  議長(堀 良二) 選択 53 :  12番(伊藤真人) 選択 54 :  議長(堀 良二) 選択 55 :  保健福祉部理事加藤洋士) 選択 56 :  議長(堀 良二) 選択 57 :  12番(伊藤真人) 選択 58 :  議長(堀 良二) 選択 59 :  市長(伊藤徳宇) 選択 60 :  議長(堀 良二) 選択 61 :  12番(伊藤真人) 選択 62 :  議長(堀 良二) 選択 63 :  保健福祉部理事加藤洋士) 選択 64 :  議長(堀 良二) 選択 65 :  12番(伊藤真人) 選択 66 :  議長(堀 良二) 選択 67 :  副市長(田中謙一) 選択 68 :  議長(堀 良二) 選択 69 :  12番(伊藤真人) 選択 70 :  議長(堀 良二) 選択 71 :  市長(伊藤徳宇) 選択 72 :  議長(堀 良二) 選択 73 :  12番(伊藤真人) 選択 74 :  議長(堀 良二) 選択 75 :  保健福祉部理事加藤洋士) 選択 76 :  議長(堀 良二) 選択 77 :  12番(伊藤真人) 選択 78 :  議長(堀 良二) 選択 79 :  教育長(伊藤茂一) 選択 80 :  議長(堀 良二) 選択 81 :  12番(伊藤真人) 選択 82 :  議長(堀 良二) 選択 83 :  教育長(伊藤茂一) 選択 84 :  議長(堀 良二) 選択 85 :  12番(伊藤真人) 選択 86 :  議長(堀 良二) 選択 87 :  教育長(伊藤茂一) 選択 88 :  議長(堀 良二) 選択 89 :  12番(伊藤真人) 選択 90 :  議長(堀 良二) 選択 91 :  教育長(伊藤茂一) 選択 92 :  議長(堀 良二) 選択 93 :  12番(伊藤真人) 選択 94 :  議長(堀 良二) 選択 95 :  教育長(伊藤茂一) 選択 96 :  議長(堀 良二) 選択 97 :  12番(伊藤真人) 選択 98 :  議長(堀 良二) 選択 99 :  教育長(伊藤茂一) 選択 100 :  議長(堀 良二) 選択 101 :  12番(伊藤真人) 選択 102 :  議長(堀 良二) 選択 103 :  市長(伊藤徳宇) 選択 104 :  議長(堀 良二) 選択 105 :  12番(伊藤真人) 選択 106 :  議長(堀 良二) 選択 107 :  教育長(伊藤茂一) 選択 108 :  議長(堀 良二) 選択 109 :  12番(伊藤真人) 選択 110 :  議長(堀 良二) 選択 111 :  教育長(伊藤茂一) 選択 112 :  議長(堀 良二) 選択 113 :  12番(伊藤真人) 選択 114 :  議長(堀 良二) 選択 115 :  教育長(伊藤茂一) 選択 116 :  議長(堀 良二) 選択 117 :  12番(伊藤真人) 選択 118 :  議長(堀 良二) 選択 119 :  教育長(伊藤茂一) 選択 120 :  議長(堀 良二) 選択 121 :  12番(伊藤真人) 選択 122 :  議長(堀 良二) 選択 123 :  教育長(伊藤茂一) 選択 124 :  議長(堀 良二) 選択 125 :  12番(伊藤真人) 選択 126 :  議長(堀 良二) 選択 127 :  議長(堀 良二) 選択 128 :  6番(倉田明子) 選択 129 :  議長(堀 良二) 選択 130 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 131 :  議長(堀 良二) 選択 132 :  6番(倉田明子) 選択 133 :  議長(堀 良二) 選択 134 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 135 :  議長(堀 良二) 選択 136 :  6番(倉田明子) 選択 137 :  議長(堀 良二) 選択 138 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 139 :  議長(堀 良二) 選択 140 :  6番(倉田明子) 選択 141 :  議長(堀 良二) 選択 142 :  保健福祉部長伊藤治雄) 選択 143 :  議長(堀 良二) 選択 144 :  6番(倉田明子) 選択 145 :  議長(堀 良二) 選択 146 :  保健福祉部長伊藤治雄) 選択 147 :  議長(堀 良二) 選択 148 :  6番(倉田明子) 選択 149 :  議長(堀 良二) 選択 150 :  市長(伊藤徳宇) 選択 151 :  議長(堀 良二) 選択 152 :  6番(倉田明子) 選択 153 :  議長(堀 良二) 選択 154 :  保健福祉部長伊藤治雄) 選択 155 :  議長(堀 良二) 選択 156 :  6番(倉田明子) 選択 157 :  議長(堀 良二) 選択 158 :  市長公室長水谷義人) 選択 159 :  議長(堀 良二) 選択 160 :  上下水道事業管理者(石川雅己) 選択 161 :  議長(堀 良二) 選択 162 :  6番(倉田明子) 選択 163 :  議長(堀 良二) 選択 164 :  上下水道事業管理者(石川雅己) 選択 165 :  議長(堀 良二) 選択 166 :  6番(倉田明子) 選択 167 :  議長(堀 良二) 選択 168 :  教育長(伊藤茂一) 選択 169 :  議長(堀 良二) 選択 170 :  6番(倉田明子) 選択 171 :  議長(堀 良二) 選択 172 :  議長(堀 良二) 選択 173 :  市長(伊藤徳宇) 選択 174 :  議長(堀 良二) 選択 175 :  議長(堀 良二) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午前10時00分 開議  ○開議の宣告 議長(堀 良二)  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程及び議事説明員は、お手元に配付のとおりでございますので、御了承をお願いいたします。  これより日程に従い取り進めます。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 2: 議長(堀 良二)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、倉本崇弘議員及び飯田尚人議員を指名いたします。    ───────────────────────────────────────  ○諸般の報告 3: 議長(堀 良二)  この際、申し上げます。新病院の整備等に関する特別委員会委員の選任について御報告を申し上げます。私が議長就任に伴い委員を辞任いたしましたことにより、委員会条例第8条第1項の規定により、12日付で飯田一美議員を後任委員として指名いたしましたので、御報告いたします。    ───────────────────────────────────────  ○一般質問 4: 議長(堀 良二)  次に、日程第2、一般質問を昨日に引き続き行います。  それでは、通告がありますので、発言を許します。
     13番 伊藤惠一議員。 5: 13番(伊藤惠一)(登壇)  皆様、改めて、おはようございます。希望の伊藤惠一でございます。  私は、本年の流行語大賞を「ひ・み・つ」と予想いたしておりましたが、かつて69年前、広島県竹原市の、毒ガスを生産していたため秘密ということで、地図の上から抹殺された大久野島が証明するように、秘密の本質は、天皇制軍国主義に反対する者の抹殺でありましたが、御自身で右翼の軍国主義者とお認めになっておられる安倍晋三首相も同様の資質を持っておられるのでしょう。  また、先日、ある市民の方が、特定秘密保護法に関し、第1に、秘密にしなければならない施策こそが誤りで、その施策、つまり、日米安保条約をまず破棄すべきこと。第2に、全ての情報は日本に住む全ての住民のものであり、それを秘密と称して盗んだ泥棒が、本来の持ち主を逆に犯罪者として罰する悪法で、違憲、無効であること。第3に、このような中高生でも一度説明されればわかる幼稚なことを理解できない内閣が倒れるのは時間の問題であることと、その本質を解説しておられましたが、同様に、ウィキリークスのマニング氏や元CIAのスノーデン氏らの正義の人が逆に処罰の対象にされるというアメリカも、新しいファシズムにむしばまれて久しいのであります。  それでは、本日の私の質問の第1、無肥料・無農薬の革命的なスリーエフ農法の推進・支援策を強力にお願いいたしたく存じます。  第2に、猿、鹿、イノシシの撃退率ほぼ100%のおじろ用心棒の資機材の補助率を100%で推進賜りたく存じます。  第3に、不妊治療助成に関し、例えば遺伝子解析・操作、配偶者以外の精子や卵子による出産、代理出産、また浦島太郎が現実味を帯びる凍結卵子等、子を望む人の都合よりも、子の人権を尊重する厳格な補助要綱の必要性について御意見を賜りたく存じます。  第4に、多くの市民がびっくりして口々にする、特に新市長に投票した約4万2,000人には全く理解のできない、前市長の亡霊たる前副市長の総合医療センター理事への就任を許した新市長の対応について御説明ください。  第5に、政府、経済産業省が進める原発再稼働によって、2050年に福井や浜岡等で起こるやもしれぬレベル7の原発事故を阻止するため、市長の具体的な行動計画をお示しください。  第6に、去る3月お示しいただいた新ごみ処理施設建設費用中、借金61.5億円の当市分を8年間で積み立てられてはいかがですか。  第7に、運動会の目的を勝ち負けに置くのではなく、健康な心と体を育むことを目的に、協力、友情、芸術、美しさ、楽しさ、男女のハーモニー、人生のすばらしさ、優しさ、感動、喜び、信頼、親愛の情等、各学校の教育の成果が発表できるよう、十分な支援を賜れば幸いです。  第8に、三重の玄関口、そして、訪問者のお見送り口でもある桑名を通らなければ県内各地へ行けない数多くの道路に、四日市市名はあっても、ほとんどゼロの桑名方面を示す道路標識を、また、県下2位の観光地と言いながら、同様に桑名飛ばしの天気予報の改善を申し入れていただきたく存じます。  第9に、六華苑南の公園に耐震のない人命を奪いかねない巨石を立てる一方で、公園や炭やぐらも結構ですが、避難場所となり得る堤防へ上がる道路を次々に廃止していますが、人命優先の考え方が疑わしく、当該市道をもとへお戻し賜りたく存じます。  最後に、今また2人の職員を約1年の長期、東北へ派遣してみえますが、被曝で健康を害しかねない支援策は直ちに中止し、他の方法に切りかえられてはいかがでしょうか。以上でございます。 6: 議長(堀 良二)  執行部の答弁を求めます。  経済環境部長、どうぞ。 7: 経済環境部長柳川弘行)(登壇)  おはようございます。  それでは、所管する1、スリーエフ農法、2、おじろ用心棒、5、即時全原発廃炉、6、ゴミ新処理施設につきまして、順に御答弁申し上げます。  まず、1のスリーエフ農法、(1)無肥料・無農薬の推進・支援策をについてでございますが、議員御提案のスリーエフ農法とは、無農薬、無肥料、無堆肥で作物を栽培する農法のことで、現在、全国で25軒程度栽培されており、県内では伊賀市の方が栽培されているとお聞きしております。ほかにも、自然栽培、無肥料・無農薬栽培、無堆肥・無農薬栽培などさまざまな農法があるようですが、基本的には自然な環境で栽培を行うという考え方は共通していると思われます。  国の食料・農業・農村基本計画によりますと、環境負荷の軽減等に配慮した持続的な農業を推進するエコファーマーの認定、化学的に合成された肥料及び農薬を使用せず、環境への負荷をできる限り低減した農業生産方法である有機農業のさらなる推進、普及に向けた取り組みが必要とされています。平成23年度から、環境保全に効果の高い営農活動に取り組む場合に支援を行う環境保全型農業直接支払交付金が開始され、市といたしましても制度の普及に努めているところでございます。現段階では、議員御提案のスリーエフ農法についての支援策というのはございませんが、この農法の今後の動向に注視して対応してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、2のおじろ用心棒、(1)100%の補助率で推進をについてでございますが、おじろ用心棒は、ワイヤメッシュ柵の上部に支柱を設け、電気柵を追加する構造になっており、多獣種防護柵として、鹿やイノシシに加え、猿の侵入被害にも対応できるようにしたもので、兵庫県香美町の小代地区で考案されたものでございます。  議員からは、多度地区での獣害対策として、このおじろ用心棒について、補助金により設置を推進したらどうかとの御質問をいただいております。  おじろ用心棒の設置にかかる経費は、100メーター当たり12万円程度でありますことから、国の鳥獣被害防止緊急捕獲等対策事業を活用することで、補助金の上限単価以内で設置することができ、地元負担金は必要なく設置できるものと考えております。また、当補助事業の事業実施主体は市または農協、地域協議会等となっており、多度地区獣害対策委員会は地域協議会の要件を満たしていると考えております。  しかしながら、その設置に当たっては、獣の行動範囲、地形等を考慮し、効果的かつ一体的な被害防止対策の実施が期待できる地域となっており、費用対効果の分析が義務づけられております。このことから、この補助事業の実施には、地域的なまとまり、地域住民の合意が必要であるものと考えております。  多度地区におきましては、これまで、被害地区の自治会や農家組合で構成する獣害対策委員会や地域での獣害対策勉強会の際に、このおじろ用心棒についても紹介してきております。本年度も、御衣野地区での勉強会でも御紹介したところでございます。  今後とも、おじろ用心棒につきましては、国の補助事業の内容も含め、再度機会を捉えて紹介をしてまいりたいと考えております。具体的には、平成26年1月に多度地区自治会長会議を、また2月には多度地区獣害対策委員会を開催する予定ですので、その際にも説明したいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、5、即時全原発廃炉、(1)市長の具体的な行動計画はについてでございますが、原子力発電などの電源開発を含むエネルギー政策につきましては、エネルギーの安定供給確保の観点から、国策として取り扱われているところでございます。国のエネルギー政策を定めているエネルギー基本計画の見直しの中でしっかりと議論されるべきものでありますが、将来的には、さきの議会での市長答弁のとおり、安全面、経済面も考慮して、日本全体のエネルギー構成における原子力発電の比率を下げていくべきであると考えております。  市といたしましても、徹底した省エネルギーと、みずからエネルギーをつくり出す創エネルギーの両面から取り組んでいくことが必要でありますことから、スマート・エネルギー構想などによる再生可能エネルギーを生かしたまちづくりを進めるため、太陽光発電の公共施設の屋根貸し事業でありますとか、太陽光発電事業者への市有地の貸し出しなど、公共施設の有効活用を図るとともに、市民向けの導入支援策として、家庭用新エネルギー等普及支援事業などの普及促進も図ってまいります。今後とも、地産地消できる自立分散型エネルギーの導入を進めるなど、さまざまな観点からエネルギー問題に取り組んでまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、6、ゴミ新処理施設、(1)8年で61.5億円の積立をについてでございますが、新ごみ処理施設につきましては、平成32年度末に県主体のRDF焼却・発電事業を終了することが確認されたことから、関係市町で構成するごみ処理のあり方調査検討委員会を設置し調査・検討を行い、平成25年3月に報告書を取りまとめ、本年7月に市議会の全員協議会におきまして御報告をさせていただいたところでございます。  本年8月に開催されました桑名広域清掃事業組合議会全員協議会において、新たな処理施設整備を桑名市、東員町、木曽岬町の1市2町で進めていくことが承認されました。このことを受け、桑名広域清掃事業組合の1市2町で構成するごみ処理施設整備検討委員会を設置し、新ごみ処理施設整備に向け検討に入ったところでございます。  議員からは、新ごみ処理施設の建設事業費61億5,000万円を借金するのではなく、積み立てをとの御意見をいただいておるところでございます。ごみ処理のあり方調査検討委員会の報告では、施設規模1日200トンの新ごみ処理施設を設置した場合の概算建設事業費は111億程度を見込んでおり、財源計画として、交付金30億、地方債61億5,000万、一般財源18億5,000万を財源とする報告を受けております。本市といたしましても、新ごみ処理施設の整備に当たっては、短期間に多大な財政負担が生じることから、交付税措置のある地方債の借り入れは適切であると考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。以上でございます。 8: 議長(堀 良二)  保健福祉部長。 9: 保健福祉部長伊藤治雄)(登壇)  おはようございます。  所管いたします3、不妊治療助成、(1)「命の選別」問題等への厳格な補助要綱をについて御答弁申し上げます。  現在、市では、不妊治療を行っている方の経済的負担を軽減するため、不妊治療に要する費用の一部助成を行っておりますが、助成件数は、平成23年度は113件、24年度は134件、今年度も前年度を上回る見込みとなっており、申請件数は年々増加している状況であります。県内の状況を見ましても、助成金額や制度の違いはありますが、全ての市町において助成制度を設けております。  そこで、議員お尋ねの人権や倫理的な問題でありますが、現在、助成の対象としている治療は体外受精と顕微受精で、培養液の中で採取した精子と卵子を受精させ、受精卵を子宮に戻すものでございます。この治療に関しましては、公益社団法人日本産科婦人科学会からの見解が出されており、我が国における倫理的、法的、社会的な基盤を十分に配慮し、有効性と安全性を評価した上で施行するものとしており、夫婦間での治療に限定し、遺伝子操作を行わず、プライバシーを尊重することを定めております。また、その他、医療法施行規則等でも、安全管理のための指針や委員会開催等を義務づけております。  いずれにいたしましても、不妊治療において対象となる医療機関は県の指定が必要であり、医療機関はこの見解を遵守することとしておりますので、確実に実施されているものと考えておりますが、市といたしましても、議員の言われますよう、子の人権に十分配慮しながら制度の運用を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 10: 議長(堀 良二)  経済環境部長。 11: 経済環境部長柳川弘行)(登壇)  失礼いたします。  先ほどの私の答弁の中で、新ごみ処理施設を設置した場合の概算建設事業費は111億と発言したそうです。110億の間違いでございますので、訂正しておわび申し上げます。どうも失礼いたしました。 12: 議長(堀 良二)  保健福祉部理事、どうぞ。 13: 保健福祉部理事加藤洋士)(登壇)  皆さん、おはようございます。  所管いたします事項4、前首長の「亡霊」、(1)市民は理解不能「医療センター理事人事」の新市長の対応について御答弁を申し上げます。  地方独立行政法人の役員につきましては、地方独立行政法人法第14条第1項第1号において、当該地方独立行政法人が行う事務及び事業に関して高度な知識及び経験を有する者、第2号では、当該地方独立行政法人が行う事務及び事業を適正かつ効率的に運営することができる者と規定しており、同条第3項で、副理事長及び理事は理事長が任命するとされております。これは、地方独立行政法人の自立性を確保する観点から、法人の運営責任を負う理事長が、理事長を補佐して法人の運営を取りまとめる理事をみずからの責任において選ぶことができるようにされているものでございます。  今回の理事の人事につきましては、法人の運営体制の強化や市との緊密な連携が求められる中で、これらをしっかりと行える人材として、地方独立行政法人法の規定及び趣旨に基づき、理事長が判断して選任したものと認識をしております。市といたしましても、人事につきましては、地方独立行政法人の判断を尊重しておりますので、どうぞよろしく御理解賜りますようお願いいたします。 14: 議長(堀 良二)  教育部長、どうぞ。 15: 教育部長近藤久郎)(登壇)  皆さん、おはようございます。  私からは、所管いたします一般質問7の(1)の「競技でない、協力」のための会支援をについて御答弁を申し上げます。  議員御案内のとおりでございますが、小学校の運動会や中学校の体育祭におきましては、協力する心や助け合う気持ちを育むことはとても大切なことであると考えておるところでございます。市内の小・中学校におきましては、子供たちが主体的につくり上げる運動会、体育祭を目指して取り組んでおりますが、ことしの運動会や体育祭の大会スローガンを御紹介しますと、「お互いに協力してチームワークをつくり全力を尽くそう」、「みんなで一つになって全力を出し合おう」といったように、協力やそれを連想させる言葉が多く使用されております。この子供たちが考えたスローガンからも、教職員だけではなく、子供たち自身が協力することを強く意識しているということを読み取ることができます。  また、運動会や体育祭における競技の形につきましては、個人競技や団体競技、あるいは団体演技などさまざまございますが、運動会、体育祭は日々の体育授業の発表の場であるというふうに捉えております。それとともに、体力を初め子供たちの成長の様子を御家庭や地域の方々に見ていただくということもあわせ持っているというふうに考えております。そして、競技や、あるいは演技を通して、学級や学年がより一層つながると、そういう協力するという部分にも大きな目的を持っているところでございます。  今後も、学校が家庭、地域と連携をしながら、子供たちにとってよりよい、思い出に残る運動会あるいは体育祭をつくり上げていけるよう支援をしていきたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。  私からは以上でございます。 16: 議長(堀 良二)  都市整備部長、どうぞ。 17: 都市整備部長水谷信昭)(登壇)  所管いたします一般質問8、「桑名飛ばし」、(1)道路標識・天気予報の改善申入をについて御答弁申し上げます。  まず初めに、道路標識についてでございますが、道路標識は大きく分けて、案内標識、警戒標識、規制標識、指示標識の4種類があります。御指摘の標識は、一般道路の経路を案内する案内標識において、桑名の標識が少ないとのことかと思います。  案内標識の表示地名に関する基準(案)におきまして、経路案内に用いる地名はあらかじめ決められています。経路案内に用いる地名は、1番目は、重要地の中の特に主要な都市、おおむね1県1都市である基準地、2番目は、県庁所在地、政令都市、地方生活圏の中心都市などである重要地、3番目は、二次生活圏の中心となっている市や町などである主要地、4番目は、重要地、主要地以外の市町村、その他沿道の著名な地名の一般地に分類されています。桑名は、3番目の主要地と位置づけられています。  これらの地名の標示方法は、例えば交差点を過ぎたところなどに設置されている、直線的に方面、距離を案内する標識の地名標示は、標識の上から遠い順に表記され、一番上段にその地点から最も近い基準地、その下に最も近い重要地、また、その下に最も近い主要地を標示することとなっております。このように、一定のルールのもとで案内標識の整備がなされています。  次に、天気予報についてでございますが、天気予報の地名に桑名の使用をとのことですが、天気予報で使用される地名は、テレビ局、番組、放映時間等によりさまざまでございます。三重県内では、測候所が設置された四日市、津、伊賀、尾鷲などがよく天気予報の地名に使用されていることと推察されます。  天気予報の番組は、日本気象協会からデータを買い取り放映されるもの、日本気象協会、ウェザーニュース等の法人、民営会社等で制作されるものがあります。昨今では、地上デジタル放送によるお茶の間でのデータ取得、インターネット等から、必要なときに必要な地点、施設の天気予報の最新情報が瞬時に得られますので、これらの方法で情報を取得される方が多くおられると思います。  続きまして、9、(1)廃止の避難路を元へでございますが、御指摘の道路は2路線ございます。  まず初めに、市道今一色線は、平成19年7月に都市計画決定され、平成24年11月に工事着手された国営木曽三川公園七里の渡地区内に終点があり、公園利用者の安全、公園管理上、公園内に市道及び市有地が認められないとのことから、平成24年9月に市道の区域変更を行い、一部廃止いたしました。御指摘の行きどまりになったことから、避難路として、人は、公園の開園時間内には、公園の中に整備される園路を使用できます。また、閉園時は、既存の県道下の住吉エリアの歩道を通り、住吉神社のほうへ通行できます。また、例えば緊急のときは、公園内の道路を開放し、緊急車両が通ることができると聞き及んでおります。  次に、市道船場吉之丸線は、コミュニティパーク、三之丸公園に位置し、公園利用者の安全、公園管理上、車の進入を防ぐため、平成元年を最終とし廃道いたしました。現在、人は自由に通行できますことから、緊急時の避難にも支障がないと判断するところでございます。  さらに、2路線の廃止に伴い、自動車での避難については、多少迂回は余儀なくされますが、支障がないと判断いたします。今後、避難路につきましては、議員御指摘のことを参考にし、事業を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 18: 議長(堀 良二)  市長公室長、どうぞ。 19: 市長公室長水谷義人)(登壇)  おはようございます。  所管をいたします事項の一般質問10、東北職員派遣、(1)派遣以外の支援をについて御答弁申し上げます。  今回の職員派遣につきましては、石巻市及び日本水道協会を通じて気仙沼市から職員の派遣要請がございましたので、決定をいたしたものでございます。宮城県気仙沼市へは9月から、石巻市へは11月から、それぞれ1名の土木技師を約1年間の予定で派遣いたしました。業務内容は、水道施設の災害復旧・復興工事に伴う業務、下水道管渠等の復旧工事に伴う業務に携わっております。  議員からは、職員派遣以外の支援ということでございますが、被害のあった市町村では、職員の派遣要請をされている団体がたくさんありますが、要望人数を下回っている状況であり、全国市長会からもさらなる協力要請が出されているところでございます。  現在、平成25年度における中・長期的な職員の派遣決定状況、平成25年11月1日現在の第10次報告によりますと、被災市町村からの要望合計人数は707名でありますが、派遣決定合計人数は545名とまだまだ不足している状況でございます。  被災市町村では、職員の新たな新規採用等努力をされてはおりますが、被災のあった社会インフラの整備、住民の生活基盤である公営住宅や区画整理事業の促進など、マンパワーの確保が最も重要な課題であり、スピード感を持って効果的に実施するためには、派遣職員による協力がまだまだ必要であろうと考えております。本市といたしましても、職員を派遣することで復興事業の推進に協力することが第一であり、少しでも早い復興につながるものと考えておりますもので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。 20: 議長(堀 良二)  伊藤惠一議員、再質問はございますか。                   (13番議員挙手)  伊藤惠一議員、どうぞ。 21: 13番(伊藤惠一)(登壇)  それぞれ端的な御答弁、それから苦労して答弁書をおつくりいただきました皆様、ありがとうございました。  多少前後するかもしれませんが、よろしくお願いいたします。  まず、市長に、もう新をつけなくてもいいと思うんですけれども、市長に数点お伺いをさせていただきたいと存じます。  まず、医療センターの理事の人事ということでございまして、当然、医療センターの理事長の、以下の判断を尊重していくという御答弁でしたが、それは当然のことでございまして、わかっております。ただ、実質は市民病院でございますから、当然、市長も意見を出していける立場にあろうかと思うんですが、そこら辺が、1年前に選挙で戦われた前市長の女房役と言ってよろしいんですか、前副市長が就任されたということは、市民の方はちょっと、なぜということは理解できない。ほかの方に聞いても、当然、公務員の皆さんに聞かれてもわからない。ということは、これは御本人から、しかでないとわからないんじゃないかと思うんですけれども、事前にこの人事に関して御相談はあったんでしょうかね。深くかかわっておられたんですか。それとも、事後報告的なこと、そういうようなことでございましょうか。先ほどの答弁からはちょっとわかりませんけれども、そこら辺をちょっと説明していただけますでしょうか。 22: 議長(堀 良二)  市長。 23: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  おはようございます。  伊藤惠一議員の再質問に御答弁を申し上げます。  先ほど、この総合医療センターの人事についての御質問をいただいたところでございますけれども、先ほど実質市民病院じゃないかというような言い方を議員はされておりましたけれども、あくまでもやはり独立した、独立行政法人桑名市総合医療センターというところでございます。
     その中で、先ほど答弁を申し上げたとおり、私には理事長の任命権というものはございますけれども、独立行政法人内の人事については理事長が任命をすることになっておるところでございます。そういう意味では、竹田理事長の判断のもとで任命されたものであるというふうに認識をしております。  また、山下氏におかれましては、桑名市の収入役、副市長を経験された方であることから、これまでに培ってこられた経験、また能力を十分に発揮していただきまして、総合医療センターの組織管理をしていただけるものと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (13番議員挙手) 24: 議長(堀 良二)  伊藤惠一議員、どうぞ。 25: 13番(伊藤惠一)(登壇)  ありがとうございました。  質問には答えておっていただいていないんですけど、私は、前副市長の山下さんの個人的な能力とか、そういうことに関しては、何もどうこうということは申しておりません。  それから、先ほど市長がお答えになられたように、実質、市民病院という私の表現に関して、それはちょっとというようなことでしたけれども、資本金とか、桑名市は、それから補助金の類い、貸付金というふうなものを桑名市を通して出しておるわけで、それがないと成立しないということでございますから、実質は市民病院であるというふうに私は説明させていただきました。それは間違っていないと思うんですね。  それで、何もお答えはなかったんですけれども、これ、本当にそのようなお答えで市民の皆様は納得されるのかなと。私に別に答弁していただかなくてもいいと思うんです。市民の方に説明していただければ結構なんですけれど、病院のほうでされたというようなニュアンスで御答弁されたんですけど、しかし、市民の側から言えば、それは通らないというふうな御判断がされるんじゃないんですかと私は心配させていただきます。  これ、よく似た例なんですけど、前市長が、不祥事がたくさん起こって、本会議で答弁されたと思うんですけど、そういう不祥事を事前に知っていたらとめたというような御答弁をされたと思うんです。そのときも市民の方は、それは通らないよというふうなことはおっしゃってみえましたが、改めて、市民の方にそのあたりを説明していただけるのかどうか、再度お願いできればと思います。この件に関しては、再質問は以上ですけれども。 26: 議長(堀 良二)  市長、どうぞ。 27: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁を申し上げます。  先ほども申し上げたことでもございますけれども、今回、新しい総合医療センターにつきましては、法人の運営体制の強化でありますとか、また市との緊密な連携が求められているという課題がございました。その中で、今回、理事長が山下氏を選ばれたということは、その課題の対応をしていただけるような方を選んでいただいたということであるというふうに認識をしておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (13番議員挙手) 28: 議長(堀 良二)  伊藤惠一議員、どうぞ。 29: 13番(伊藤惠一)(登壇)  ありがとうございました。この件に関しては、また改めていろいろと御意見が出てくるんだろうと思っております。  それから、市長にもう1点お伺いしたいんですが、即時原発廃炉と、全原発廃炉と、市長の具体的な行動計画ということをお聞きしたんですが、一応御答弁はいただきました。将来的に比率を下げてというようなことの御答弁だったと思っております。  しかしながら、今の状況を見てみますと、皆さん御存じのとおり、将来的に比率を下げてということはあり得ないと。今まさに再稼働していこうと、拡大していこう、それから輸出をしていこうというような動きがございます。悠長な話では決してないと。今できなければ将来はできない、ゼロか100かであるかと思っております。これは市長もよくわかっていらっしゃるんじゃないかと思いますが。  それで、これ、なぜ喫緊、こういう言葉は使わないほうがいいね、緊急の悠長な話ではないということかということを再度質問させていただきますが、私は、福島県の大熊町、福島第一原発の1号機から4号機だったと思いますが、それが存在する大熊町の元町議会議員、これは既に伝わっておると思いますけれども、聞き取りでお話ししておりますから、元町議会議員の木幡仁、ますみさん御夫妻、これは新聞にも出ておりますから有名な方で、皆さんも御存じだと思うんですけれども、今は会津若松のほうへ避難されていらっしゃるということで、私は直接お話をお聞きいたしました。  3・11の大地震が起こったときに、役場近くのコンビニの近くにおられたと。そうすると、福島原発のほうから何百人という作業員の方が避難してこられた。それで、電気がとまっておりますから、コンビニ、真っ暗なんですけれども、お金も払わず、てんでんばらばらに皆商品を持っていくという。びっくりして、ますみさんが、塾を経営していらっしゃいましたから、その教え子が何人かいらっしゃった。聞いたんです。どうしたんだと聞いたところ、先生、もうだめだと、逃げろと、めちゃくちゃに配管が壊れている、こんなになったと。つまり、つなぎ目が外れているということなんですね。配管がめちゃめちゃであれば冷却できない。津波で原発が爆発する、しないという次元の問題じゃない。また別の問題である。原発は地震で壊れたというふうに証言をお聞きしてまいりました。ですから、今後、日本の原発は、もちろん浜岡なんかでも、防水壁なんかをやっているんですけれども、防潮堤なんかをやっていらっしゃいますけど、それはまた別の次元でございまして、地震が起きたら、ほかの原発もそのようになる可能性がある。  これは前も申しましたが、2050年にレベル7が起こるというふうに計算されております。福井は老朽化の原発が多いし、もんじゅもございます。もんじゅはナトリウムを使いますから、火災を起こすと圧力容器も溶かします。水をかけようかというと爆発します。ですから、手の施しようがない。もうなすがまま。これはプルトニウムを使っていますから、角砂糖1個分で日本中の人間を殺せるぐらいの猛毒でございます。  ですから、破滅であるのか。破滅が予想されるわけですね。桑名市だけの問題じゃない。日本が潰れる、そういう問題、今ここ、我々はそういう瀬戸際に立たされていると思うんですね。経済産業省を潰すか、日本が潰れるかというところでございまして、市長も含めて、全ての日本におられる人が、自分の良心と見識と能力の限り精いっぱい闘わないと、そういうようなことが2050年に起こり得るということで、市長の具体的な行動計画をお尋ねいたしました。再度御答弁をお願いいたします。 30: 議長(堀 良二)  市長、どうぞ。 31: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁を申し上げます。  先ほども伊藤惠一議員が、この原子力発電所の再稼働について非常に危機感を覚えておられるということは認識を今させていただいているところでございます。私も、桑名市の首長として、できることはしっかりやっていこうというふうに思っております。  その中で、前回、3月議会の中で私が申し上げたのは、原子力発電については、安全面、経済面を考慮して、原子力発電の依存割合を縮小しながら、太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及に積極的に取り組み、エネルギーの多様化を図る必要があると考えておりますということを御答弁申し上げました。  その中で、桑名市の首長として、しっかりできることとは何かというふうに考えたときに、やはりこの地域の中でまずは再生可能エネルギーを普及させることであろうというふうに今は考えているところでございます。そういう意味で、スマート・エネルギー構想を策定して、それに基づき、さまざまな施策に取り組んでいるところでございますので、御理解いただきますようよろしくお願いを申し上げます。                   (13番議員挙手) 32: 議長(堀 良二)  伊藤惠一議員、どうぞ。 33: 13番(伊藤惠一)(登壇)  御答弁ありがとうございました。  再生可能エネルギーも、これも地道な施策としては有効で、大変結構なことだと思っておりますが、やはり政治家でございますから、例えば即時原発廃止を求める市長の会とか、それから市長会とか、そういうような行動を示せるような場所、発言できる場所もありますから、ぜひ先頭に立って頑張っていただきたいなと期待を申し上げております。  続きまして、もう1点、市長にお伺いいたしたいと存じます。一番最後の10番目の東北職員派遣の件でございます。これは前からたびたび議論をさせていただいておりますが、公室長の御答弁は余り変わっておりません。前市長のときから全く、判こを押したような御答弁でございますが、この派遣ということに関して、私、派遣職員が、先ほど石巻市と気仙沼市とおっしゃられましたので、ネットで、どのぐらい被曝するのかなということで、数値が出ておりますので計算しましたら、大体1年間で外部被曝が、政府の言う1ミリシーベルトですか、それの半分ぐらいかなと。食べ物とか飲み物とか空気とかいくと、大体規制値ぐらいに達するんじゃないかなと心配をいたしております。  これもたびたび言っておりますし、聞き取りのときに言っておるんですけれども、この年間1ミリシーベルトというのは、1万人の人のうちの1人ががんで亡くなる確率であると聞いております。宝くじに当たるよりも当せん確率が高いということでございまして、本当にいいのですかと。職員の方が、片方が当せん、失礼ですね、そうなる確率もある。2人ともなるという確率も当然あるわけでございます。  それで、先ほど申し上げた木幡さんも、このようなことをおっしゃってみえました。証言ですね。最近、白血病ですね。これはがんの一種ですが、白血病、それから食道がん、肺がんで、自衛隊員や警察官もお亡くなりになり始めたと言うんですね、いよいよ。そうすると、告別式、葬式に東電が分厚い香典を持ってくるそうです。まあ、黙っておれと。配管で爆発したとか、これは放射能のせいでがんになったということを言うなというようなことだろうと、そのように言われております。  今後20年間で100万人ががんを発症する、福島の爆発でですね。その根拠は、スリーマイル島事故後30年の疫学的な知見に基づくものであるとガンダーセン博士も証言しておられます。ぜひ、こういうところへ職員を派遣せずに、違う貢献、大いに貢献していただきたいと思います。これは政治的な判断しかないと思うんですが、市長はどうでしょうか。 34: 議長(堀 良二)  市長、どうぞ。 35: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤惠一議員の再質問に御答弁を申し上げます。派遣以外の支援をしたらどうだということでございます。  この秋から、先ほど御答弁申し上げたように、気仙沼市、また石巻市、それぞれ1人ずつ職員を派遣いたしました。1年間派遣をするということを決めたわけであります。私も、11月にその両市を訪問いたしまして、それぞれの市長さんと意見交換をさせていただき、また現地を確認し、また派遣した職員の激励をしてきたところでございます。  私も現地に行って感じたことというのは、とにかく復興予算ということで予算はあると。ただ、その予算を執行するだけの人手が足らないということでございます。これは先ほど答弁申し上げたところですが、やはり非常に津波等で壊れてしまったまちをもう一つ、一からつくり直すということには、本当に莫大な労力がかかるところでございます。そういう中で、やはり人手というものが今、東北においては一番大事なことではないかと認識をしています。  私たちの住むこの桑名市は、今から54年前、昭和34年9月26日に、伊勢湾台風によって大きな被害を受けました。そこから54年して、ここまで復興したわけでございますが、この復興は、当然桑名の方々の血のにじむような努力というものもありますし、やはりそれ以外に多くの方が協力をしていただいたおかげでここまで復興したんじゃないかというふうな認識を持っています。そういう意味で、やはり今一番困っている、東日本大震災によって復興しなくちゃいけないと、そういう地域に対して、私たちが今一番しなくちゃいけないことは何かと考えたときに、今回、やはり私たちの職員を1人ずつ派遣をさせていただくという決断をさせていただいたところでございます。  派遣する職員については、除染等関連業務や特定線量下の業務に該当するものではありませんということでありますし、その放射能の被害につきましては、現在は、将来にわたって健康に影響のあるような被曝は検出されないという判断がされているということでございますので、そのようなもとで職員を現地に派遣をしているところでございますので、御理解いただきたいというふうに思います。                   (13番議員挙手) 36: 議長(堀 良二)  伊藤惠一議員、どうぞ。 37: 13番(伊藤惠一)(登壇)  御答弁ありがとうございました。  3・11後の派遣に関しても、50年間ほど見ていかなきゃならないということで、たびたび指摘、質問をしてまいりまして、市長もいろいろ動きますというような御答弁をいただいておりましたので、そのあたりの経過は聞いてはおりませんけれども、先ほど市長の答弁いただきましたが、伊勢湾台風、確かにそうだと思います。しかしながら、復興の御支援をしていくという中で、やっぱり職員の人命を犠牲にしてというか、そういうリスクにさらされてということは、また次元の違う問題だと思っております。伊勢湾のときは放射能はなかったはずであります。  それから、市長も今、行ってきたと言われました。私も政治にかかわる者として、市長も政治家として、それはそれぞれの御判断であると思います。しかしながら、職員というのは職務命令で行くわけですから、全然立場の違うものであると思っております。激励もしていらっしゃったということなんですが、命令で行けというのは、やっぱり、特攻隊で行ってこいというのと違うのかどうか。特攻隊員に激励してくるというようなことと違うのかどうかということでございまして、よくよくお考えいただければと思っております。これは御答弁、結構でございます。  それでは、もとへ戻りまして、まず1番目のスリーエフ農法に関してでございます。  スリーエフ農法のほうで、先ほど柳川部長のほうから、支援策は今ないがというようなことを御答弁いただきました。全国で25軒ほどと言うんですが、実はもっと多いんですね。ネットで見ておると24、5軒なんですけれども、実はもっと多いということでございまして、私、会派も先日、網走の横の北海道常呂郡訓子府町という、これもネットに出ておる有名な方でございますが、伊藤秀幸さんという、スリーエフの鉄人と呼ばれておる方のところへ行って、お話を直接伺ってまいりました。  この方は、本当に作物とお話ができるというぐらいの方でございまして、笑い話ではございません。本当の話でございまして、スリーエフになっていくと、今、鹿とか猿とか、それからイノシシとかが問題になっているんですが、畑とか田んぼを踏み荒らさずに、あぜ道を歩いてくれるそうです。いろいろ具体例はたくさんあるんですが、これは健康にいいとか、環境にいいとか、当然農業にもいいわけですけれども、その他いろいろ、学校の給食とか、全ての面にわたっていく問題でございまして、農業だけの問題じゃないわけですね。ですから、例えばこれを、市長もおっしゃってみえると思うんですけど、私はブランドという言葉は嫌いなので、本来は焼き印という語源ですから、桑名市全体の価値を上げていくには、例えば農業の価値も上がっていくと。それから、健康も増進していくとか、例えばレストランとか和菓子屋さんとか、そういう食べ物を扱う職業、それから八百屋さんとか、こういうものを扱っていくと、桑名市の全体のレベルが大変上がっていくと思っております。  そういう意味では、スリーエフ農法を、まだ少数ですけれども、実際にそのように全国で、農薬とか肥料を買わなかったら、それだけ経費がかからないわけです。もちろん、農業としての仕事は同じ量だけしなきゃなりませんけど。ところが、これを推進していこうと思うと、2、3年から6年間は赤字なんですね。肥料を与えない。今まで肥料を使ってきた。それから、農薬を使ってきた。土が、微生物が死んじゃっておりますから、微生物の働きが期待できない。そうすると、それをもとへ回復するまで、土が、伊賀上野でさわらせていただいたんですけど、本当におからのようにふわふわなんですが、2、3年から6年は赤字ということで、そういう意味で、私は支援策が必要ではないかというふうにお尋ねしたんですが、ぜひ、これは桑名市単独じゃなくても、県とか、多分、国のそういう補助金とか、いろいろ施策を上手に使えばいけると思うんですが、そこら辺をぜひ考えていただいて、桑名市を丸ごと、やっぱりレベルを上げていく、ありとあらゆるですね、先ほど申し上げましたような場面において、部門において。どうでしょうかね。柳川部長でも結構ですし、市長でも結構ですし、そこら辺、きょう言って、あしたいきなりできませんけれども、どうでしょうか。 38: 議長(堀 良二)  経済環境部長、どうぞ。 39: 経済環境部長柳川弘行)(登壇)  伊藤惠一議員の再質問にお答えいたします。  議員もおっしゃられましたように、スリーエフ農法、これにつきましては、やってみえる方が少ないというのが現状でございまして、私も調べましたら、スリーエフ農法の達人は野菜の精霊と会話しながら栽培すると、そういった考えの農法もございます。それで、土地の関係も、いろいろ熟成させてやるとか、やっぱり時間的にかかる農法とは調べさせていただきました。  ただ、現時点では、私も先ほど言いましたように、環境保全型農業直接支援交付金というのが、国がやっておる一つの施策でございまして、そういった施策にこういった農法が該当してくるのかどうか、今後いろいろ検討して、対応できるものならいろいろやっていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (13番議員挙手) 40: 議長(堀 良二)  伊藤惠一議員、どうぞ。 41: 13番(伊藤惠一)(登壇)  ありがとうございました。  ぜひ御検討いただきまして、情報を提供して、志のある方がぜひこのような農業に挑戦されることを期待いたしております。本当にこの農業とか商売とか、それだけの問題じゃなくて、こういう農法をされる方というのは、本当の自然の循環ですね。自然界というのは、農薬とか肥料とかがなくても循環しているわけです。それを目指していくわけですから、その人の生き方とか人生観とかも変わっていく。非常にうれしい、楽しい、ありがたい、苦がなくなっていくというような、そういうような哲学、宗教、それから自然科学とかいうことにも、人生、生き方、かかわっておるんですけど、言いますと時間がなくなりますので、ぜひ皆様もいろいろ調査いただきまして、御尽力賜ればと思っております。これは御答弁は要りません。  それから、6番目のごみの新処理施設に関しまして、積み立てをということでお願いいたしました。ところが、今、それで答弁は、交付税算入があるから、借金も、これ、利用してというようなことでございましたが、交付税があるから、交付税があるからといって、今のような借金の状況になっておるわけでございまして、ですから、交付税があるからいいんだということではないんですね。だから、できるだけの、農業施策でも、積み立てをして、それを財源にして事業をしていくというようなことをやっていらっしゃる。やっぱりそういうような考え方に戻らないと、交付税があるからいいんだというようなことじゃなくて、次の世代へ借金を残していかないという市長のお考えもあるわけですから、やっぱりできるだけの積み立てをやっていくということが必要ではないかと思いますが、再度お考えを、市長でもどなたでも。 42: 議長(堀 良二)  経済環境部長、どうぞ。 43: 経済環境部長柳川弘行)(登壇)  伊藤議員の再質問にお答えいたします。  先ほど、61億5,000万円につきましては、借り入れでやったほうが交付税措置があるということで御答弁させていただきました。また、今、御質問いただきましたように、次の世代にツケを回さないという観点から、桑名広域清掃事業組合では、従来よりごみ処理施設整備基金を積み立てており、財源確保に取り組んでいるということでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (13番議員挙手) 44: 議長(堀 良二)  伊藤惠一議員、どうぞ。 45: 13番(伊藤惠一)(登壇)  ありがとうございました。ぜひ積み立てのスピードを上げていただければと思っております。  それから、7の運動会のことでお聞きいたしまして、非常に結構な御答弁を頂戴いたしました。ところが、国におきましては、道徳とか日の丸とか君が代とか行政の関与とか、そういう押しつけというような施策が進行いたしております。総理大臣は安倍晋三さんですから、御本人が右翼の軍国主義者と名乗っておられるわけでございますから、国としては右翼の軍国主義教育を進めたいというようなことになってくるんですが、それに対して、桑名市の教育委員会は頑張っておっていただくということで、敬意を表したく存じます。  それで、聞き取りのときに申したんですが、聞き取りの方も、私がこの視察をさせていただいて、自由学園へ行ったんですが、もともと目黒にある自由学園はフランク・ロイド・ライトがつくったということで、前に御紹介いたしましたが、見たことないと言うんですね。ですから、ぜひたくさんの教職員の方は、そういうすばらしい建物とか、ぜひ、東久留米に移ったんですけれども、そこで、運動会じゃなくて、体操会という名前なんですけど、それを見させていただきました。ぜひ、行ける方がございましたら、そういうシステムを使っていただいて、税金で行っていただいて結構だと思うんですけれども、行っていただければと思っております。入場行進から美しいというか、芸術的であると。小学校で行われておるような、ああいう入場行進でもないし、消防団がされておられるような軍隊式の入場行進でもないということでございまして、ぜひ行っていただければと思っておりますが、どうでしょうか。 46: 議長(堀 良二)  教育部長、どうぞ。 47: 教育部長近藤久郎)(登壇)  伊藤議員の再質問にお答えいたします。  先ほど御紹介いただいた件もございますが、今後も各学校におきまして児童・生徒が生き生きと活躍できる運動会となるように支援、助言していきたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。                   (13番議員挙手) 48: 議長(堀 良二)  伊藤惠一議員。 49: 13番(伊藤惠一)(登壇)  ありがとうございました。中でしっかり御検討いただければと思っております。  それから、9の「命の道路」に関してですけれども、ぜひ、チャンスは必ずめぐってくると思いますので、申し送りをして、チャンスを見逃すことのないように、実現に向けて頑張っていただきたいと思いますので、一言どうぞお願いいたします。 50: 議長(堀 良二)
     都市整備部長、どうぞ。 51: 都市整備部長水谷信昭)(登壇)  再質問にお答え申し上げます。  今後、具体的な運用につきまして協議が必ずあるはずでございますので、その場でしっかり検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 52: 議長(堀 良二)  伊藤惠一議員に申し上げます。発言につきまして、私は一部不適切な発言があったと思っておりますので、議事録精査の上、措置をさせていただきます。             (「ありません。ない」と13番議員の声あり)  安倍総理の軍国主義と、右翼的というあれが……。   (「自分が言っておられるんや。自分がアメリカで言っておるのや」と13番議員の声あり)  いや、公式にはそういうあれはないと思いますので。               (「公式やで」と13番議員の声あり)  いや、右翼主義者とか……。           (「自分が言っているんやって」と13番議員の声あり)  また議事録精査の上、措置させていただきます。  以上で伊藤惠一議員の一般質問は終わります。  次に、通告により12番 伊藤真人議員。 53: 12番(伊藤真人)(登壇)  おはようございます。フォーラム新桑名の伊藤真人でございます。  1年ぶりの質問となりますので、ちょっと緊張しておりますけれども、まずもって、1年間、監査委員を仰せつかりまして、貴重な経験をさせていただきました。この機会を与えていただきました皆様方に感謝をいたします。本当にありがとうございました。  先日、12月の8日、桑名の市街地を何百人という方がウオーキングをされておりました。後で聞いたんですが、JRが企画をしたウオーキングツアーだそうであります。ちょうどその日は、三八市の日で、また軽トラ市も開催をされておって、このイベントのおかげもありまして、両方とも大盛況だったそうでございます。人が動けば、まちは元気になる。桑名の経済も元気になると思います。どんどんこのようなイベントの誘致に力を入れていただきたいと思っております。  それでは、前出議員の通告と幾つか重なるところはございますが、もう少し違った観点から質問したいところもありますので、通告に沿って、一問一答で質問を行います。  1、地域医療について、(1)地方独立行政法人桑名市総合医療センターについて、1)、地方独立行政法人桑名市総合医療センターの人事についてお伺いをいたします。  この新病院には、大勢の市民の方々が期待を寄せているところであります。新しい建物だけではなく、どのような医療を提供していただけるのか、市民に信頼される病院になるのかという内容であります。また、病院の経営、赤字病院ではなく黒字経営をしていただき、どんどん設備投資をし、最新の医療の提供をしていただける病院を市民は望んでおります。  先日、医療センターの理事の就任について、元副市長が事務方のトップとして就任されるという報告がございました。元副市長が理事に就任することが問題ではなく、事務方のトップになられることが大変心配をしているところでございます。  議会には、独法の人事に対し意見できないのは十分承知をしております。また、市長の人事に関する権限は、理事長の任命権だけだと理解をしておりますが、意見や要望は言える立場だと思っております。そこで、市長の所見をお聞かせください。  次に、2)、新病院建設のスケジュールでございますが、前出議員の答弁で大体は理解をしております。しかし、改めてお伺いをいたします。  よろしくお願いをいたします。 54: 議長(堀 良二)  執行部の答弁を求めます。  保健福祉部理事、どうぞ。 55: 保健福祉部理事加藤洋士)(登壇)  所管いたします事項1、地域医療について、(1)地方独立行政法人桑名市総合医療センターについて、1)地方独立行政法人桑名市総合医療センターの人事について市長の所見を聞く、2)新病院建設のスケジュールについて御答弁を申し上げます。  まず最初に、1)地方独立行政法人桑名市総合医療センターの人事について市長の所見を聞くにつきましては、さきの伊藤惠一議員に御答弁を申し上げましたが、地方独立行政法人の副理事長及び理事につきましては、地方独立行政法人法において、理事長が任命するとされております。  議員がおっしゃられます経営能力を持った方が着任されたかにつきましては、総合医療センターを業務運営するために、経営判断能力を備え、法人の運営体制の強化や市との緊密な連携が求められる中で、これらをしっかりと行える人材として、法律の規定及び趣旨に基づき、理事長が必要と判断して理事を任命したものと認識をしており、市といたしましても理事長の判断を尊重しておりますので、どうぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、2)新病院建設のスケジュールについて御答弁を申し上げます。  さきの議員に御答弁申し上げましたが、現在、総合医療センターにおいて、一般競争入札公告の内容、スケジュールに基づき進めているところでございます。これまでも御答弁申し上げておりますが、一定の条件に基づく最短の工事期間で申し上げますと、新棟の新築の外来棟であるF棟にあっては、上空通路を除き平成27年4月ごろ、入院棟であるG棟にあっては、上空通路を含め平成27年秋ごろとなる見込みでございます。また、既存棟の改修につきましては、平成27年度中には改修を終了したいと考えております。既存棟の改修が終了した時点から、引き続き、旧棟であるB棟及びC棟の解体を行う予定をしております。  スケジュールにつきましては以上でございます。ただ、現在、総合医療センターにおいて、入札参加申請の受け付け期間中でございまして、来年1月24日の入開札に向けて進めているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。                   (12番議員挙手) 56: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 57: 12番(伊藤真人)(登壇)  ありがとうございました。  それでは、再質問させていただきますけれども、独法の人事については十分意見できないところはわかっておりますけれども、市長として、やはり一番市民が期待するところは、新しい病院、新しい経営陣というところにやはり期待が集まっているわけでありまして、本当に失敗することのできない一大プロジェクトであります。この人事に対して、前もって市長からは何か御意見を申されたということはあるのかないのか、ちょっとお教えください。 58: 議長(堀 良二)  市長、どうぞ。 59: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤真人議員の再質問に御答弁を申し上げます。  あらかじめどんなことを言ったのかということでございますけれども、私が竹田理事長にお伝えしたのは、しっかりとマネジメントできる体制をつくってくださいということを申し上げたところでございます。以上でございます。                   (12番議員挙手) 60: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 61: 12番(伊藤真人)(登壇)  病院のマネジメントということでございますけれども、全く病院経営の経験のない方が事務方のトップになられるということで、大変不安に思っているわけでございます。市との緊密な関係を築くために、元副市長が理事になられること自体は別に問題じゃないんですが、一平理事としてみえるならいいと思いますけれども、これから黒字にしていこうという病院の経営のトップに立たれるわけですよね。その辺に大変不安を抱いているところでございます。  この病院の独法の評価委員会からの市長に対する意見書として、ネットでも公開されておりますけれども、新病院の整備が地域医療の再生に真に資するには、建物の整備のほか、医療機器の整備も重要である。それを踏まえ、センターにおいては、さらなる経営努力を積み重ねることにより、市民に対するサービス向上に最大限に取り組まれたいと、これは市長に対する意見ですよね。ちょっと確認をさせてください。独法に対する意見じゃなくて、市長に対する評価委員会さんからの意見ですね。 62: 議長(堀 良二)  保健福祉部理事、どうぞ。 63: 保健福祉部理事加藤洋士)(登壇)  伊藤議員の再質問に御答弁をさせていただきます。  評価委員会につきましては、市が設置している機関でございますので、この評価委員会の意見は、市に対しての意見でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。                   (12番議員挙手) 64: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 65: 12番(伊藤真人)(登壇)  一番大事なのは、経営努力ができる人間ですね、それを組織しようということだと思うんですけれども、本当にこれでいいのかなと。桑名市もそうですけど、新しい桑名市をつくってほしいから新しい市長が選ばれたと思うんですね。そこで、また新しく変えていこうと思えば、人がかわらないと、なかなか新しくならないと思うんですね。人の意識を変えるのは難しい。これは病院も同じだと思うんですね。わざわざ古い人を採用するということが、本当に新しい病院を目指しておるのかという、市民の人も本当に不安に思っておるところであります。  そこで、民間病院と公立病院が統合するメリットについて、田中副市長、ちょっとお答え願いたいんですが。よろしくお願いします。 66: 議長(堀 良二)  田中副市長、どうぞ。 67: 副市長(田中謙一)(登壇)  伊藤議員の再質問にお答え申し上げます。  公的病院と民間病院の統合、これはほぼ全国で初めての一大プロジェクトということでございます。桑名の場合には、これまで、いわば中規模程度の病院が幾つかあるということで、例えば救急医療などにも問題を生じていたということでございます。こういった問題を解決するためには、やはり地域でいわばナンバーワンの病院をつくる必要があると。そういう意味で、今回の公的病院と民間病院との統合というのは意味があるというふうに考えております。                   (12番議員挙手) 68: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 69: 12番(伊藤真人)(登壇)  今の答弁は、二つの病院を一つにして、医師を確保して、安定した医療を提供していけるのがメリットだというようなお答えだと思うんですが、私としてみたら、やっぱり民間的な経営手法が取り入れられるのが一番メリットがあるんじゃないかな。2番目かな。医師の確保をして、とりあえず医療提供はできる体制をとる。そして、やっぱり赤字病院ではいけないから、黒字病院にしなきゃいけない。そこへ民間の手法を取り入れることが最大の僕はメリットだと思うんですが、今回の事務方トップの理事の起用といたしましては、桑名市から貸付金を引っ張り出すのには本当にいい人材かもわかりません。でも、経営的には、やはり経験のある方、やっぱりトップハンティングというのが必要なんじゃないかなと私は思うんですが、その辺、市長はどう思われますか。 70: 議長(堀 良二)  市長、どうぞ。 71: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤真人議員の再質問に御答弁を申し上げます。  確かに今の桑名市総合医療センターの経営陣というのは、非常に大変な時期に経営に携わらなくちゃいけないという状況にあるというふうには認識をしています。伊藤真人議員がおっしゃいますように、民間的な感覚をしっかりと経営に生かしていくというようなこともそうですし、そのまず前段階で、二つの組織を一つにしていくという難しさ、また、民間的な病院と、また公的な病院が一つになっていくという、外部のマネジメント、また、組織内部のマネジメントという部分に対しても、非常に難しい時期であろうというふうに私も推察をしているところであります。  また、医師の確保であったり、地域医療のかなめとなるような医療機関同士の連携をつくるなど、さまざまな大きなハードルがあるというふうに思っておりますが、その中で、私としては、まずは三重大の大学病院の病院長でありました竹田先生に理事長になっていただき、そして竹田先生に対しては、しっかりとマネジメントできる体制にしてくださいということを申し上げたところです。そのマネジメントという部分については、いろんな意味合いがあると思いますけれども、当然その民間的な感覚という部分も大事ですし、また、それと同様に、今回、桑名市として大きな税金を桑名市総合医療センターに投入するわけでございますから、桑名市との連携という意味でも、そういうマネジメントも非常に大事であるというふうに認識をしています。  その中で、今回、山下氏を理事として任命されたところでありますけれども、確かに山下氏については、市の職員として、市民病院の予算事務であったり、収入役として会計管理の責任者であったということで、病院の会計も把握はされておりまして、病院会計の素人ということではございません。また、桑名市の副市長としての経験から、組織をマネジメントしていくということについてもたけている方であるというふうに認識をしています。そのようなさまざまな面を総合的に判断されて、竹田理事長が任命をされたということでございますので、私としては、この新しい病院の執行部とともに、よりよい病院をつくるために全力を尽くしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (12番議員挙手) 72: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員。 73: 12番(伊藤真人)(登壇)  市民の方々が、大きな税金を投入してつくる病院でございますので、本当に期待をしております。経営面でも失敗しないように、本当に市長から、絶えず市長は注視をして、御意見をしていただきたいと思いますし、マネジメントも大切ですけれども、組織のマネジメントに関して、私が聞いておるところによりますと、現在の看護師さん、何名かは、統合を機に、一つになるのを機にやめたいなという方も多々みえるという話も聞いておりますので、その辺の組織的なことも解決できるようなアドバイスというか、本当にしていっていただきたいなと思います。  それと、2)のスケジュールのほうでございますけれども、注目をされている、失敗してはいけない一大プロジェクトでございまして、前回の議会におきまして、債務負担行為の延長、そして建設費の増額が認められておりますけれども、この増額分の中に、最近問題となっております国立病院の建設に係る入札の不調だとか、県立学校の入札の不調だとか、いろいろ聞いておりますけれども、この見直しの中に、そういうものにも対処できるような積算となっておるのか、それをお教え願いたいと思います。 74: 議長(堀 良二)  保健福祉部理事、どうぞ。 75: 保健福祉部理事加藤洋士)(登壇)  再質問に御答弁をさせていただきます。  確かに本年6月の本会議におきまして、35億円の増額の補正予算を御承認していただきました。どうもありがとうございました。  それで、本年6月の時点での事業費の増額につきましては、平成25年度の公共工事設計労務単価を勘案いたしまして、全体の概算事業費を算定しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。                   (12番議員挙手) 76: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 77: 12番(伊藤真人)(登壇)  この件に関しましても、評価委員の意見書の中に書かれております。今後のスケジュールがさらに変更される可能性も含め、市民に誤解を招かないように、丁重な説明をお願いしますということで、ぜひよろしくお願いをいたします。  次に移ります。学校教育について、(1)小・中学校の適正規模・適正配置について。
     近年、少子化の進行により、桑名市の児童・生徒数は減少の一途をたどっております。多くの小学校で小規模化が進む一方で、宅地造成や集合住宅の建設により、人口の集積が進む地域もあります。こうした中、学校の小規模化、大規模化による教育上、学校運営上のさまざまな問題が指摘をされております。児童・生徒のより健やかな育成を図るためには、望ましい学級、学習集団を形成し、よりよい教育環境を整備し、魅力ある、活力のある学校づくりを進める必要があると思います。  教育委員会においては、将来の児童数、生徒数の動向などを見据え、今後、望ましい学校のあり方と、それを実現するための基準、枠組みを示す基本計画を早急に策定する必要があると思いますが、教育長の所見をお伺いいたします。 78: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 79: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  皆さん、こんにちは。  所管いたします事項、一般質問2、学校教育について、(1)小・中学校の適正規模・適正配置について、1)教育長の所見と今後の方向性について御答弁申し上げます。  議員御案内のとおり、近年、少子化の進行等を背景にして、学校規模の小規模化が進む中、学校の適正規模、適正配置についての議論の必要性が高まっています。本市におきましては、地域差はあるものの、全体的には児童・生徒数は緩やかな減少傾向にございます。そのような状況の中、平成23年4月には、多度地区において学校再編に取り組んできたところでございます。  また、議員の御案内のとおり、学校再編は、その目的や意義について、保護者や地域の方々と共通の理解を持って進めていくべき課題であり、それぞれの地域性などについても十分考慮する必要があります。また、本市の児童・生徒数の現状や将来見込みなどを公開して、保護者、地域の皆様に学校の置かれている現状などを認知していただくことは重要であると考えております。教育委員会といたしましても、今後の児童・生徒数の推移を注視しつつ、積極的に先進地の視察を行うなど、他市の事例も参考にしながら、市独自の再編に関するビジョンの策定に向けて取り組みを進めていきたいと考えております。  いずれにいたしましても、子供たちの育ちにとってどうかという視点を機軸に置きながら、本市における学校の適正規模と適正配置のあるべき姿について研究を進めていきたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (12番議員挙手) 80: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 81: 12番(伊藤真人)(登壇)  この問題は、私が議員にならせていただいた10年前から議会でも意見を申し述べているところでございますけれども、それとあわせて、就学前教育施設の再編も質問をしてきておりますけれども、就学前施設再編事業、ようやく動き出しましたけれども、約20年かかっております。この小学校、中学校、中学校は統廃合が必要かどうかはわかりませんけれども、検討はする必要があると思いますけれども、就学前施設よりは、小学校の再編というのは、また時間がかかる問題であって、早急に地域に問題提起をしていただいて、地域でけんけんがくがく、いろいろ議論を出していただいて、地域の要望で学校を統合していくというのが一番速やかな方法だと思っております。  ことし、フォーラム新桑名、私たちの会派では、下関市を視察させていただきまして、そこでの学校の再編のやり方を勉強してまいりましたけれども、下関市というのは、合併ですごく面積が広くなって、過疎地も抱えていて、本当にせっぱ詰まって、早急に学校の再編をしなきゃいけないということで、学校再編の基本計画をつくって、まず地域に問題提起をして、計画どおりには全くいっていないですが、問題提起をして、地域から統合の申請を受ける。そして、それから統合準備に入るというようなスタンスで学校の統廃合を進めておりますけれども、桑名市もちょっと手おくれなぐらいだと思うんですね。  先ほど教育長が言われた多度の青葉小学校ですか。青葉小学校も、10年後には67名になるんですね。そのとき、多度東小学校が53名、北小学校は59名になるんですね。統合した学校が、ほかの学校と一緒ぐらいの生徒数になってしまう。10年後ですよね。もう間近です。今から5年後には、城東小学校が複式になる可能性があるという予測がされています。  果たして、今から計画をつくって、地元に問題提起をして、例えば城東小学校の場合、5年後に答えが出るかといったら、多分出ないと思うんですよね。その間、やっぱり犠牲になるのは子供ですので、早くこの計画をつくっていただいて、問題提起を地域に出していただいて、地域で本当に御議論いただくという体制を早くとっていただかないと、子供が犠牲者になってしまうと思うんですが、その辺どうでしょう、教育長。 82: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 83: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  再質問にお答えさせていただきます。  今、議員が御指摘いただいたように、再編には本当に時間がかかるというふうな認識に立っております。私も、先般、他市の状況で視察にお伺いしました。そうしたら、再編だけで10年もかかったと。あるいは、基準をつくるだけでも4年もかかったというふうな形をお聞きして、本当に大変な問題だと身にしみておるところでございます。  しかしながら、先ほども言われましたように、早急に基準を考えなければならないというところもあります。まず、土台である基準を考えないと、住民あるいは地域の皆さんに十分理解していただく、あるいは話し合ってもらう、何もない中ではなかなか話し合っていただけないと思いますので、そういうふうな基準を早急に、来年度にはできたらいいな。先ほども言いましたけれども、基準をつくるのでも相当年数がかかるというふうなこともありますので、慎重に進めていくべきだろうと思っておりますので、よろしく御理解いただきますようお願いします。                   (12番議員挙手) 84: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 85: 12番(伊藤真人)(登壇)  ある市民の方から御意見をいただいたんですが、15年前にPTAの役員をやられていた方で、その当時、教育長さんにこの問題を話して、何とか早く進めてくれということで御意見をしたそうですが、いまだに一歩も動いていない。15年たっても動いていないということなんですね。本当にね、いつになったら動くの。それが実際、統廃合に、実施計画になっていくのは、またそれから10年、20年かかる話なんですよね。早急にやっていただきたい。統廃合するのがいいのか悪いのかは、やっぱり地域が判断してやっていただく。そういう世界をつくっていかないと、青葉みたいに、行政のほうがこうするんだよという押しつけのような統廃合をしちゃうと、一つ離れたり、そういう計画どおりにいかないところがやっぱり出てくるので、十分地域で議論をしていただくような材料を出していただきたいと思っております。  それと、昔、東大阪市というところに、それも学校の統廃合でちょっと勉強しに行ったときに、東大阪市なんかは、ちょっと人口密度が違うんですけど、200名以下になると予測される学校を統廃合、全部かけていっておりました。それは、その統廃合の問題が出る前に、学区の見直しをする委員会があって、前出議員さんも学区の話が出ていましたけれども、まず学区の見直しをする委員会から、そういう統廃合の必要性が、意見が出てきて、進んでいったというお話も聞いております。まず学区の見直しからするのも必要かなと思いますけど、その辺、どうでしょうか。 86: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 87: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  再質問に答弁させていただきます。  議員御指摘のように、学区の見直し、あらゆるものを含めて検討していく必要があると思っております。今現在でも、子供に御迷惑をかけているところがたくさんあるような気がしておりますので、できるだけ進めていくというふうな形で、それと、先ほど答弁のところでつけ加えさせていただくと、特に私が視察に行ったところでは、学校の名前を考えるだけで4年もかかったというふうなところもありましたので、私も本当にこれは大変な問題だと肝に銘じているところでございます。                   (12番議員挙手) 88: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 89: 12番(伊藤真人)(登壇)  ぜひとも期待をしておりますので、よろしくお願いをいたします。  次、(2)全国学力・学習状況調査の結果の公表についてお伺いをいたします。教育長の所見を聞くにつきましては、前出議員の答弁で大体理解をしておりますが、改めてお聞きをいたします。簡潔で結構でございます。 90: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 91: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  所管いたします2、学校教育について、(2)全国学力・学習状況調査の結果の公表について、1)教育長の所見を聞くにつきまして御答弁申し上げます。  さきの議員の御質問にもお答えさせていただきましたように、これまでと同様に、数値や学校別の公表は行わない考えであります。また、先般、国の全国学力・学習状況調査の実施要領に、今までと変わりましたけれども、今後も公表しないという強い思いでおりますので、よろしく御理解いただきますようお願いします。                   (12番議員挙手) 92: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 93: 12番(伊藤真人)(登壇)  確認なんですが、数値や学校別はしないと、公表しないということですが、桑名市の平均数値というのも公表しないということですか。 94: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 95: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  それも含めて公表しないという気持ちでございますので、よろしくお願いします。                   (12番議員挙手) 96: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 97: 12番(伊藤真人)(登壇)  何か教育界の秘密保護法適用みたいな感じがいたしておりますけれども、きょうの新聞でも御存じかと思いますが、四日市市は市の平均値を公表しましたね。また、県のほうも、これは数字をちゃんと出して公表しております。桑名市は全く学力に関して数値は出ていないんですが、この違いというのはどういうものがあるんでしょうか。教育長の判断なんでしょうか。 98: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 99: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  再質問に答弁させていただきます。  私自身、数値の公表が、この学力調査は生徒あるいは児童の一義的な評価であります。これをもって桑名市のランクをつけられることは余り芳しくないと私は思っております。御理解賜りますようよろしくお願いします。                   (12番議員挙手) 100: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 101: 12番(伊藤真人)(登壇)  私は、各学校の成績の公表というのは、それは芳しくないと思いますけれども、やはり自分の地域が全国のどんなレベルにいるのか、県内でどういうレベルにいるのかというのは、学校教育に協力している市民も知りたいところでありますよね。一概にこの調査が学力の全てをはかるものでもないけれども、自分の住んでいるまちの教育レベルを判断する数字としては大変重要なものだと思っております。  また、県別で成績がみんな公開をされておりますが、これも地域間競争ですよね。三重県の中でも、各市がそういうのを発表して地域間競争をすることに私は賛成の意見を持っていますけれども、競争のないところに発展はないんですよね。その辺、市長はどういう考えをしてみえますか。来年度から市長の権限で教育方針を作成できるというふうなことになろうかと思いますけれども、その辺、市長の意見も大きくかかわってくると思うんですが、いかがお考えでしょうか。 102: 議長(堀 良二)  市長、どうぞ。 103: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤真人議員の再質問に御答弁を申し上げます。  私としての考えとしては、やはり学校別の公表というのは好ましくないだろうというふうに思っています。ただ、やはり一番大事なのは、桑名で学ぶ子供たち一人一人の学力が伸びていくことだというふうに思っています。そういう意味では、学校別の公表についてはけしからんと思っておりますけれども、桑名の子供たちの学力の総合として、例えば桑名市の学力、平均的な学力というのが公表されていくことについては、私はしてもいいんじゃないかなというふうには思っております。以上でございます。                   (12番議員挙手) 104: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 105: 12番(伊藤真人)(登壇)  答弁ありがとうございました。本年度は教育長の言われた方針でやっていくんだと思いますけれども、今後、またいろいろ近隣の状況も見ながら、四日市市さんが何で公表したのかということも調べていただいて、やっていただければと思います。よろしくお願いいたします。  次に移ります。(3)土曜授業について、これも何名かの議員の質問にございましたけれども、私からは、三重県教育委員会の方向性と桑名市の対応について、今後の方向性、どうなっていくのか、また、これを実施することによるメリットとデメリットを御説明願いたいと思います。 106: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 107: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  所管いたします一般質問2、学校教育について、(3)土曜日授業について順次御答弁申し上げます。  まず、1)三重県教育委員会の方向性と桑名市の対応についてでございますが、県教育委員会からは、学校週5日制の趣旨を踏まえつつ、地域の協力を仰ぎながら、土曜日の半日単位を授業日として、月1回ほど実施するよう要請を受けております。内容といたしましては、教員等が授業を行うほか、ゲストティーチャーとして地域の人材を活用した授業を行うことにより、学校、家庭、地域住民等の3者が連携し、役割分担をしながら、社会全体で子供を育てていくことを狙いとしております。  本市教育委員会といたしましては、さきの議員の答弁において申し上げましたように、PTA、地域住民、スポーツ・社会教育等の団体と十分な協議や調整、周知を図っていくことが必要であることから、平成26年度は、各市町の実施に備え、桑員地区の教育長会議において、年3回ほどの実施で話し合っています。今後、各方面の御理解を得るようにして、教育委員会に諮っていきたいと思っています。  次に、2)今後の方向性についてでございますが、国及び県教育委員会におきましては、平成27年度以降は月1回、2回の実施をしていくと言われておりますが、議員御懸念のとおり、土曜日には、地域や社会教育の行事、スポーツ団体の大会等、各種の活動が実施されており、保護者を初め関係団体等への調整、周知に努めていく必要があります。さらに、児童・生徒にとって過重負担にならないよう、関係団体との連携や教職員の勤務について考慮する必要がありますことから、十分な検討をしてまいりたいと思っております。以上のことを踏まえて、本市といたしましては、今後、桑員地区土曜授業実施検討委員会を設け、十分な協議・検討を進めてまいりたいと考えております。  続いて、3)メリットとデメリットについてでございますが、メリットにつきましては、県教育委員会では、時間割りの平準化により、子供たちへのきめ細かな指導を行うことができること、家庭、地域住民との連携による開かれた学校づくりにつながることが掲げられております。デメリットにつきましては、桑名市では、長島地区での和く輪くウイークエンドのように、それぞれの地域で子供たちの育ちを支援するさまざまな取り組みがなされております。地域主体の社会教育に影響を及ぼすことも挙げられます。  いずれにいたしましても、本市といたしましては、土曜授業の実施について慎重に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (12番議員挙手) 108: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 109: 12番(伊藤真人)(登壇)  少し確認をさせていただきたいんですが、この土曜日授業につきましては、文科省からの通達で行われたのかということで、その文書の流れとして、県教委から各市町の教育委員会に流れたということでよろしいでしょうか。 110: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 111: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。
     土曜授業につきまして、今、国からかというふうな話がありましたので、少し経緯を説明させていただきます。  まず、10月中旬より、県教育委員会の担当者が各市町教育委員会を訪問し、土曜日の授業実施についての意見交換を行いました。本市教育委員会では、社会における週5日制の定着や、地域や社会教育の行事、スポーツ団体の大会等の活動との調整等の課題を伝えました。また、10月21日に、第2回の都市教育長部会で、県の教育長より土曜授業実施に向けての要請を受けました。さらに、11月25日の北勢地区市町教育長会議では、県教育委員会より土曜授業実施に向けての説明を受けました。  文書といたしましては、文部科学省が9月30日付で「土曜授業に関する検討チーム」最終まとめ及び県からは11月12日付、公立小中学校における土曜日の授業について(素案)による文書で土曜日授業の方向性について示されておりました。また、11月29日付で、休業日である土曜日に授業が可能とする学校教育法施行規則の一部改正についてが文部科学省から通知がありました。  以上のような経緯でございますので、御理解賜りますようよろしくお願いします。                   (12番議員挙手) 112: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 113: 12番(伊藤真人)(登壇)  ということは、県教委さんが文科省の通達により強く進められたものだということでよろしいんですかね。もう方向性が決まっていて、北勢の教育長会議で年に何回やるかを決めたということであったんですが、土曜日授業はやるということを前提に、じゃ、年何回にしようということを決められたのか、地域によっては自由ですよというスタンスから、そういうふうな方向になっていったのか、どういう経緯があるんでしょうか。 114: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 115: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  先ほど私が申しました県のほうからの素案というふうなことは、私どもの意見を聞いて、そして県が統一して、県内で一斉にこのような形でやってくださいというふうな案を提示されるものと思って意見交換したつもりであったんですけれども、先ほど申し上げましたように、県の教育長のほうから、私どもの教育長会議の中へ、土曜日授業を月1回あるいは2回以上やってほしいという口頭での言葉でありまして、そして国からの要請、通知であったかとか、どうというふうなことは、この土曜日授業につきましては、先ほども申し上げた学校教育法施行規則には、各市町の教育委員会の意思でやる、やらないというふうに決めれますので、一応は、今、そういうふうなところで、だからといって、他の市町がやるのに、桑名市が何もしないというのでは、これは主体性がないというふうに言われるところもあるんですけれども、特に中学校においては、部活の試合やいろんなことがありますので、やはり調整をしていく必要があるというふうなことから、せめて、県にはちょっと申しわけないところもあるんですけれども、年3回というふうなことで、一遍どんな問題があるかというふうなことを検討したいと今考えておるところでございます。                   (12番議員挙手) 116: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 117: 12番(伊藤真人)(登壇)  他県においては、こういうケースを、モデル地域をつくってやられるところもあると聞いておるんですけれども、三重県の場合は、県内で足並みをそろえてというふうに聞いております。また、校長会で説明を受けたときには、意見を聞く耳を持たず、こう決まりましたのでお願いしますというような報告会であったというふうな話も聞いておりますが、もともとこの土曜日授業の目的というのは何なんですか。 118: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 119: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  国のほうの土曜日授業については、土曜日を十分に生かし切れていない子供たちがいるので、学校でサポートあるいは授業をやれないかという大きな趣旨があるように思っております。御理解賜りますようよろしくお願いします。                   (12番議員挙手) 120: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 121: 12番(伊藤真人)(登壇)  私はてっきり、日本全国的に学力が落ちておるから、学力向上のための土曜授業だと思っていましたけれども、そういうことは全くないんですね。今の教育長の答弁からすると、土曜日を充実した生活を送っておる子供たちは犠牲になるわけですよね。  今、土曜日に、いろんなスポーツ少年団を初め地域の団体が子供の居場所づくりをしておりますが、もともと学校が週5日制になったときに、子供の居場所づくりをお願いしますということで、いろんな方々が協力をして、今の世界ができ上がってきたと思っております。年に3回ぐらいなら影響はないのかもしれませんけれども、目指すところは月に1回、2回の土曜授業をやるとなると、教育長答弁の中にもありましたが、先生の職場でもいろんな対応できないところが出てくると思いますし、また地域で取り組んでおる団体さんなんかも、大変変動があって苦労されるところだと思っております。  その辺を、昨日、教育委員長も、地域の方の意見を聞きながらとか言っていましたけれども、意見を聞いて、この方向性って変わるんですかね。方向性は変わらずに、意見を聞いて、何をしていくんかなという、そういう疑問があるんですが、どういう地域の意見を教育長は求められていますか。 122: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 123: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  先ほど議員が御指摘のような、学力の向上だけにというふうなことではないというふうに言い切られましたけれども、国も多分その部分も含まれておるだろうと思います。だから、御理解いただいていくというふうなことは、方向性は、例えば県といたしましても、学力というふうなことを少しでも上げたいというふうなことを思ってみえます。私も、学力をつけることは必要だと思っております。学力検査でいい点数をつけるという意味ではなく、力強く生きていくためには学力は必要だと思っております。だから、機会が十分与えられていない子には、やはり手厚い指導というふうなことで考えますと、土曜日という授業というのも考えていかなくてはならないのではないかというふうな気持ちもあります。  ただ、先ほども議員が御指摘のように、スポーツ少年団や、あるいは地域でのいろんな行事をして支えていただいた今までのあり方というふうなことも十分検討するという意味で、お聞きをするというふうに委員長は言われたものだと思っております。御理解いただきますようよろしくお願いします。                   (12番議員挙手) 124: 議長(堀 良二)  伊藤真人議員、どうぞ。 125: 12番(伊藤真人)(登壇)  学力向上の目的も大きく入っておるんだよというようなことだと思いますけれども、そうしたら、社会全体で子供を育てるために土曜日やるんやとか、学校の行事を土曜日に持っていくんやと、そんなきれいごとをいわずに、授業をふやしますよ、土曜日にと、そう言ったほうがいいんじゃないですか、学力向上のためにと。  今まで、世の中も土日休みになって、土曜日、子供と触れ合いたい親もたくさんおります。そんな中、親と触れ合う機会を失うというのも現実やと思うんですね。もう少し考え方を改めるといいますか、学力向上なら学力向上でいいと思うんですよ。前回の教育委員長の話やと、1年生は6限やっておるので、その1限を土曜日に持っていくんやとか、ほかの行事をそこに持っていくと。それじゃ、何の意味もないように思うんですよね。ただ先生が学校へ出てくる日数がふえただけかみたいな、そんな感じがするんですけど、これから年に3回やっていく中で、またいろんな問題が出てくると思いますけれども、本当に親も子供にかかわる時間が欲しいというのも十分酌んでいただいて、余り進めていってほしくないんですが、その辺、気をつけて進めていっていただきたいと思います。  以上で終わります。 126: 議長(堀 良二)  以上で伊藤真人議員の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩をいたします。                                     午後0時05分 休憩                                     午後1時05分 再開 127: 議長(堀 良二)  休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、申し上げます。午前中の伊藤惠一議員の一般質問に際しまして、私、後刻議事録を精査の上処置いたしますと申し上げましたが、私の発言を取り消しさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  次に、通告により6番 倉田明子議員。 128: 6番(倉田明子)(登壇)  皆さん、こんにちは。新自由クラブの倉田明子でございます。  議長のお許しをいただきましたので、ただいまより一般質問を一問一答で行わせていただきます。よろしくお願いいたします。  初めに、市長の7つのビジョン「命を守ることが最優先」から、災害対策について4点お尋ねいたします。  内閣府の作業部会が発表したところによりますと、駿河湾から九州沖の南海トラフで巨大地震が発生した場合、避難者は最大950万人に達し、愛知、静岡両県は4人に1人、三重県におきましては3人に1人、最大69万人が避難するとの被害想定をいたしました。この数は、これまで想定した10倍にも及びます。そうなりますと、避難所も、これまで指定されている箇所だけでは足りないのではないかと心配されます。また、災害によっては、避難場所として適さない指定避難所もあると思います。自宅より避難場所の海抜が低く、不安を感じている方々のお話もお聞きしております。  そこでお尋ねいたします。  避難所について、見直し、掘り起こしも含め、どのような検討がなされているか、お伺いいたします。  続きまして、2)公園の整備についてお尋ねいたします。公園は、憩いの場として、また子どもや家族が遊びを楽しむ場として整備され、市民生活に溶け込んでおりますが、他方、防災という観点で、災害時に拠点、避難地となるよう、マンホールトイレなどの災害対応トイレ、ソーラー発電の公園灯、かまどベンチ等を設置し、防災公園として整備している事例もございます。例えば、大山田など海抜の高い丘陵地の場合、大規模な水災害時には、公的避難場所を他地区の方に提供する確率が高くなります。その場合、地区にある公園が防災の機能を持っていれば、地区住民の皆様の避難場所としての共助の拠点として、また自立した活動にもつなげていけると考えられますが、当局の見解をお伺いいたします。  続きまして、3)備蓄についてお尋ねいたします。食料備蓄に関しましては、桑名市も市民に対し3日分の備蓄を推奨しておりますが、国が被害想定を見直したことにより、1週間分必要という見解が広く聞かれるようになりました。避難者が10倍になるとのことですが、当局のお考えと対策をお伺いいたします。  続きまして、4)庁内の取り組みについてお尋ねいたします。先日、庁内において、全国瞬時警報システム、通称J-ALERTの訓練がございました。J-ALERTは、通信衛星と市町の同報系防災行政無線や有線放送電話を利用し、緊急情報を住民へ瞬時に伝達するシステムと認識しておりますが、今回の訓練の成果と今後の防災訓練に対する考え方をお伺いいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 129: 議長(堀 良二)  執行部の答弁を求めます。  市民安全部長、どうぞ。 130: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  所管いたします1、市長の7つのビジョン「命を守ることが最優先」から、(1)災害対策について4点お尋ねいただいております。  まず、1)避難所について御答弁申し上げます。  現在、本市において、小・中学校を初め、市内87カ所の公共施設などを避難所として指定しております。避難所の立地場所については、海抜の低い地域の場合もあり、議員御指摘のように、自宅よりも低い場所にある避難所へ避難を考えておられる市民の方が多くいらっしゃることは承知しております。そのため、避難所のお問い合わせを受けたときやふれあいトークなどでは、地区の避難所にとらわれず、災害に応じて避難所を選択して避難していただくよう啓発しているところでございます。また、一時的に避難する場所として、海抜の高い地域に立地している避難所へ避難していただき、後に被害が落ちついてきてからは、自宅付近の避難所などで家族と集合するなどの方法も周知しているところでございます。  今後は、公共施設以外に、民間施設と協定を取り交わし、一時的な避難場所としての数をふやしていけるようにと考えております。避難場所の周知につきましても、本市の広報紙やホームページなどを積極的に活用してPRに努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、2)公園の整備について御答弁申し上げます。  本市には、全域にわたり公園などが整備されており、そのほとんどを一時避難所として地域防災計画で指定しております。特に大山田地区は丘陵地であり、海抜が高いために、海抜の低い旧市街地や長島、城南地区からの広域的な避難者の受け入れが想定されております。大山田地区の公園を地元地域の方々の避難場所として利用するか、また広域的な避難者に開放するかは、災害の規模や避難の状況により対応することとなりますが、どの場合でも公園を一時避難場所として利用することになるわけでございます。  議員御指摘の防災機能を備えた公園の整備につきましては、公園を一時避難所として活用していく上で大変重要な施策であると考えております。公園に防災機能を備えることで、地域での共助の活動拠点とすることが可能になり、避難所としての拠点になると考えられます。今後は、どのような設備を公園に備えることで効果的に活用できるのかを調査、研究し、公園の所管部署とも十分協議をした上で、広域的避難の検討施策の一つとして取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、3)備蓄について御答弁申し上げます。  平成18年3月に公表された三重県地域防災計画被害想定調査より、東海・東南海・南海地震が同時に発生した場合に、桑名市の被害想定は、冬の18時に避難者数は4,580人であると想定されております。本市の食料備蓄計画は、現在、この想定避難者数に対して、1人当たり3日分、計9食を目安としております。したがいまして、およそ4万2,000食を市の全体的な備蓄計画の目安としております。  南海トラフ巨大地震の被害想定は、議員も御承知のことかと思いますが、国の発表では、食料備蓄は家族3日分を目安にしていたところを、1週間分の食料が必要であると示されました。マスメディアでも大きく取り上げられており、家族全員分の食料を1週間分備蓄することはとても大変なことだと感じております。南海トラフ巨大地震の被害想定に伴った本市の食料備蓄計画の見直しは、県の被害想定をもとに行うこととしており、県の発表を待っている状況でございます。  食料などの備蓄につきましては、まずは自助による備蓄が大きなウエートを占めることになります。本市の広報紙で掲載している防災教室において、今年度は自助の重要性について継続して啓発をしているところでございます。市といたしましては、少しでも多くの市民の方が防災、減災に対する行動を起こしていただけるように、地道な啓発活動を継続して実施していかなければならないと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。  最後に、4)庁内の取り組みについて御答弁申し上げます。  11月29日に実施いたしましたJ-ALERT連動の庁内放送訓練は、庁内放送設備と正しく連動するかを確認するために実施したものであり、職員が自分の身を守る行動などを行う内容ではございませんでした。  J-ALERTは、対処に時間的余裕がない自然災害やミサイル攻撃などについての緊急情報を住民まで直接伝えることを最大の目的として構築されたシステムでございます。J-ALERTから情報が伝えられた場合に職員がとる行動は、職員みずからの命をまず守ることであり、次に来庁者の安否確認と避難誘導等を行うものでございます。  今後のJ-ALERT連動訓練では、放送設備の連動だけでなく、職員及び来庁者を対象とした地震に対する初期の行動訓練として実施していきたいと考えております。その際には、来庁者に対して配慮を行い、混乱を招くことがないように実施しなければならないと考えております。  また、今年度の職員向けに実施した訓練につきましては、さきの議員に御答弁申し上げましたとおり、特別職、部長級、課長級職員を対象としたDIG訓練、避難所担当職員を対象としたHUG訓練を実施しております。今後も、このような訓練を継続して実施し、職員の防災力向上に努めることとしております。  今回の庁内放送訓練を契機として、職員一人一人が防災に対する意識の向上に努めるよう周知してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 131: 議長(堀 良二)  倉田議員、再質問はありますか。                   (6番議員挙手)  倉田議員、どうぞ。 132: 6番(倉田明子)(登壇)  御答弁ありがとうございました。  避難場所なんですけれども、やはり住民の方たちって、一番近くの小学校がやっぱり避難場所と思い込んでみえて、固定観念というんですかね、あるようですので、掘り起こしも含めて、備蓄もなんですけれども、広報をよろしくお願いしたいと思います。  あと、防災公園なんですけれども、桑名市内にも、ベンチを使ったのとか、マンホールトイレがないわけではないみたいなんですけれども、自主防災組織の方たちが結構公園のところに倉庫を構えてみえるところも多いようですので、一緒に連動して整備していただけたらなと思いますので、検討のほうをよろしくお願いいたします。  あと、4番の庁内の取り組みについてなんですけれども、J-ALERT、今回は確認訓練ということなんですけれども、それを行動訓練に移していくということですが、そうなりますと、各部署がそれなりに動いていかなくちゃいけないんですけれども、それに対するマニュアルというのはつくっていますかどうか、お答えください。 133: 議長(堀 良二)  市民安全部長。 134: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  職員がいざとなったときの行動のマニュアルというものにつきましては、それぞれの所管の部署におきまして、市の防災計画に基づいた持ち場に対しての行動計画として、常日ごろ検討して取り組んでいただいておりますが、まだまだ現状においては、そのマニュアルの整備というものが、十分に内容が伴っているという状況ではないというふうには感じております。今後は、先ほど申し上げましたいろいろな職員の防災意識の向上とあわせまして、そういうマニュアルの整備についても啓発、また取り組んでいきたいと思いますので、よろしく御理解賜りたいと思います。                   (6番議員挙手)
    135: 議長(堀 良二)  倉田議員、どうぞ。 136: 6番(倉田明子)(登壇)  先日、地震速報が流れたときにアンケートをとりましたら、ほとんどの方が他人事と思って、何も行動を起こさなかったという事例がございます。市役所の職員の方がそんなことはないとは思いますけれども、各部署によって、とる行動とか、市民の方がいらっしゃる、来庁してみえるかによっても違ってくると思いますので、ぜひ早急な対応をよろしくお願いしたいと思います。  J-ALERTの訓練は、今回庁内だけということでしたけれども、今後何か広げていく方向はございますか。 137: 議長(堀 良二)  市民安全部長。 138: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  今回のJ-ALERTの訓練につきましては、庁外放送設備の動作確認のための連動のほかに、移動系デジタル防災行政無線の子局、それぞれの端末のほうへの文字情報を送信する訓練もあわせて実施したところでございます。それぞれ端末には、携帯型と、車に搭載する携帯型、それから半固定型という3種類のものがございまして、合わせて行政内部に352台ほどございます。  文字放送の訓練については、初めて今回あわせて実施いたしましたけれども、全てではなくて、防災・危機管理課と各総合支所、それと上下水道部の8局ほどに限定して今回行いました。ただ、その文字放送の受信結果については、十分な結果が得られておりますので、今後はこういう端末へのものも含めて取り組んでいきたいと思っておりますし、J-ALERTの訓練に対しての職員一人一人の取り組みが十分防災の意識に連動するような形で、いろいろな工夫を加えながら、引き続き取り組んでいきたいとは考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと思います。                   (6番議員挙手) 139: 議長(堀 良二)  倉田議員、どうぞ。 140: 6番(倉田明子)(登壇)  現在、桑名地区のほうには、同報無線とかがないので、市民のほうに伝わることはない、その機能はないと思うんですけど、いずれか、それが市民のほうにも伝わるような機能も含めて検討願いたいと思います。  では、次に移ります。児童虐待防止についてお尋ねいたします。  桑名市が今年度新たに行った都市宣言、「子どもの笑顔を守るまち くわな ~子どもを虐待から守る都市宣言~」の記念講演に、子ども虐待防止を訴え日本一周マラソンに挑んでみえる甲斐英幸さんにお越しいただきました。九州のほうに今はもう移られたようで、ゴールである宮崎がもう間近なのかなと思っておりますが、その講演の中で、甲斐さんは、子ども虐待の未然防止における相談体制の充実の重要性についても話されておりました。現在、子どもにかかわる相談業務の多くを子ども総合相談センターが担っております。  そこでお尋ねいたします。  子ども総合相談センターの充実に関しましては、講演後の子育て支援を語る対談におきまして、市長さんも結構熱く語っていらっしゃったと思うんですけれども、相談件数は年々増加しているとも聞きます。子ども総合相談センターを今後どのように充実させていこうとお考えかをお伺いいたします。  また、市長提案説明の中にあります関係機関との連携強化については、今後どのような機関とどのような連携を考えていらっしゃるかをお伺いいたします。  よろしくお願いいたします。 141: 議長(堀 良二)  保健福祉部長、どうぞ。 142: 保健福祉部長伊藤治雄)(登壇)  所管する事項1の市長の7つのビジョン「命を守ることが最優先」について2点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)の子ども総合相談センターの充実についてですが、子ども総合相談センターは、発足した平成21年度316件だった児童虐待相談件数が昨年度は1,000件を超え、それに応じて体制強化を図り、今年度に至りましては、常勤臨床心理士1名の増員、北勢児童相談所との人事交流などの対応を行ってきたところでございます。  ところが、今年度、虐待防止宣言を行ったことの効果からかもわかりませんが、相談件数が1,900件に届くほど激増していることや、相談内容も複雑になっていることから、さらなる強化策として、虐待通告に迅速に対応することを目的に、子ども総合相談センター内のデータをシステム化する児童相談システムの導入を予定しているところでございます。しかしながら、今後ますます相談件数の増加が予想されますので、将来的なセンター像をイメージしての人材の育成、組織の再編など、さらなる強化を図っていく必要があるものと考えております。  次に、2)関係機関との連携強化についてですが、子供虐待防止には、子ども総合相談センターだけで対応し切れるものではなく、関係機関と連携を図り、関係機関とともにスキルを向上させていくことが重要と考えております。先ほど御答弁申し上げましたとおり、今年度は北勢児童相談所との人事交流を行って、一定の成果が見られているところでありますが、今後も北勢児童相談所との連携を継続するとともに、要保護児童及びDV対策地域協議会を通じ、関係機関の連携強化を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。                   (6番議員挙手) 143: 議長(堀 良二)  倉田議員、どうぞ。 144: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございます。  関係機関、特に虐待となりますと、児相との関係が深くなってくるといいますか、それで、今、総合相談センターのほうに、児相の職員さんと人事交流していただいているみたいなんですけど、今後もこれというのは継続してやっていただけるかをちょっと再確認させてください。 145: 議長(堀 良二)  保健福祉部長。 146: 保健福祉部長伊藤治雄)(登壇)  再質問いただきましたので、御答弁させていただきます。  先ほどの御答弁の中にあったように、やはりそれなりの効果は上げておりますので、今後も継続的に私どもとしては人事交流を行っていきたいと考えておりますが、何分相手がございますので、やはり県当局ともよく協議してまいりたいと考えております。以上です。                   (6番議員挙手) 147: 議長(堀 良二)  倉田議員、どうぞ。 148: 6番(倉田明子)(登壇)  相談件数が激増、複雑化しているということですので、総合相談センターの充実とともに、児相との人事交流のほうも、市のほうからも訴えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次に移らせていただきます。市長の7つのビジョン「こどもを3人育てられるまちに」からお伺いいたします。  初めに、少子化対策について、市長の考える少子化対策についてお伺いいたします。  先ほど質問の中で御紹介させていただきました甲斐英幸さんの記念講演の御挨拶の中で、市長は育休をとると宣言されまして、会場から大喝采を浴びたことを覚えていらっしゃいますでしょうか。男性職員の育休取得は、かなり以前にお一人とられただけと聞き及んでおります。桑名市の首長である市長が育休を取得することは、今後の少子化対策に大きな影響を及ぼすと思います。「こどもを3人育てられるまち」をアピールするためにも、ぜひ実行に移していただきたいと思いますが、市長さんのお考えをお伺いいたします。 149: 議長(堀 良二)  市長、どうぞ。 150: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉田議員の一般質問のうち、大項目2の私の7つのビジョン「こどもを3人育てられるまちに」から、(1)の少子化対策についての1)、私の考える少子化対策についてということでお答えを申し上げます。  ただいま倉田議員から、育児休暇を取得するのかしないのかという御質問をいただきました。個人的なことでありますけれども、私たちの夫婦は2人目の子供を授かりまして、年明けに出産を迎える予定であります。そして、子供が生まれましたら、育児休暇を取得して、父親として、子供とのかけがえのない貴重な時間を過ごしたいというふうに思っています。  男性の育児休暇取得についてはまだまだ少ない現状でありまして、県内の首長では、知事や伊勢市長が取得をしたというふうに聞いておりますが、男性の育児休暇の推進というのは私の公約でもありますので、私みずからが率先して取得をすることにより、子育てへの男性の参加を促し、子供を産み育てられるまちづくりにつなげていきたいというふうに考えています。  なお、時期や期間など具体的な予定につきましては今後調整を行っていくこととなりますが、市長としての業務に支障のないように努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。                   (6番議員挙手) 151: 議長(堀 良二)  倉田議員、どうぞ。 152: 6番(倉田明子)(登壇)  確かに市長という業務は大変ですので、取得するのは大変だと思いますけれども、後に続く男性職員のためにも、比べるわけではないですけれども、鈴木知事よりも少しでも長く、ぜひ取得をお願いしたいと思います。  では、続きまして、発達障がい児支援についてお尋ねいたします。  初めに、発達支援室についてお伺いいたします。発達に対して不安を抱える子どもや保護者を途切れのない支援でサポートする発達支援室を設置している市町が多数ございます。発達支援室は、発達障がい児支援だけでなく、途切れのない支援を行うという点から、虐待予防にもつながります。桑名におきましては、現在発達支援室はございませんが、その役割はどこで担っていただいているのか。また、支援を要する子がふえていくことも予測されますが、今後どのように対応していこうと考えていらっしゃるかをお伺いいたします。  次に、2)として、就学前児童の居場所についてお尋ねいたします。発達障がいの子には、こだわりの強い子も多く、その行動が周りの方たちから否定的に受け取られたり、親のしつけが悪いと思われたりすることが多く、子育て支援センターにも気兼ねして行けないという御相談を受けることもございます。仕事を持っていない場合、保育所にも通えず、不安を抱えたまま親子で孤立していくことが心配されます。就学前児童の居場所と親子に対する支援についての考えをお伺いいたします。 153: 議長(堀 良二)  保健福祉部長、どうぞ。 154: 保健福祉部長伊藤治雄)(登壇)  所管する事項1、市長の7つのビジョン、発達障がい児支援について2点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)「発達支援室」についてですが、発達支援室とは、発達障がい児など、いわゆる発達が気になる児童の支援を、保健、福祉、教育が連携して支援を行うため、それぞれの担当者が所属する室を設置するもので、県内においても幾つかの市町において設置されているところであります。  発達障がい児は、個人やその障がいの種類によって差はありますが、言葉の発達が遅かったり、他者とのコミュニケーションがとりづらかったり、手先が不器用であったり、じっとしていることが苦手だったり、さまざまな生活のしづらさを抱えています。また、自分勝手な子だとか、親の育て方が悪いなどと周囲から誤解を受けやすい面もあり、個々の子供の得意な面、苦手な面を周囲が理解し支援すること、早期に発見し、必要に応じ早期に療育を受けることが重要とも言われております。そのため、出産後の健診を行う保健分野、療育や相談を受けたり、保育園への通園、学校卒業後の就職などの支援を行う福祉分野、幼稚園、小・中学校などの教育分野が連携していくこと及び各ステージをつないだ、いわゆる途切れのない支援を提供していくことが必要とも言われております。  当市において、発達障がい児及びその保育者への支援は、乳幼児期の発達については中央保健センター及び多度・長島町総合支所住民福祉課が、乳幼児期を中心とした療育が必要な子供の支援を療育センターが、幼稚園、小・中学校でのかかわりを含めた支援を教育研究所などの教育部門がそれぞれ行っているところですが、子ども総合相談センターが、乳児期から18歳までの時期において、これら各機関と連携をとることで、途切れのない支援を提供しているところでもございます。  しかしながら、市民にとってわかりやすい仕組みになっているか、ワンストップで相談できる場所を設置する必要があるのではないかなど、幾つかの課題が生じてきているところでもありますので、今後、発達支援室を設置するのか、また、要保護児童支援の分野との連携をどうするかなども含めまして検討してまいりたいと考えているところであります。  次に、2)就学前児童の居場所についてですが、議員から御指摘がありましたとおり、じっとしていることが苦手であるなど発達が気になる子供で、保護者が働いていないなどの理由から保育園に入園しておらず、3歳に達していないことから幼稚園にも入園していない子供について、保護者の休息も兼ねた居場所の設置について課題があると感じております。また、子育て支援センターの利用も可能であるのですが、じっとしているのが苦手なことから、他の子供や保護者に迷惑がかからないかなどと気を使ってしまうので、発達が気になる子供が気兼ねなく利用できる居場所をつくってもらえないかとの御意見もいただいているところであります。  現在は、その対策として、親子で通所できるプチとまと教室を月2回、どんぐり教室を月2回開催しているところでありますが、希望者が多く、全ての保護者の要望に応え切れていない状況であります。今後は、これら子供たちの居場所となる場所が確保できる方法を関係部署とともに検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。以上です。                   (6番議員挙手) 155: 議長(堀 良二)  倉田議員、どうぞ。 156: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございます。  昨日、渡邉議員が、発達障がいの、児童発達支援センターのことで質問していただいたので、私は割愛しようかと思ったら、どうやら私が質問している発達支援室とは別物みたいで、でも、発達支援に関してはかぶっているわけですよね。今、ワンストップとか、わかりやすい、途切れのない支援ということを言っていただいたんですけれども、市民にとって、発達支援室であろうが、児童発達支援センターであろうが、二つあれば、ちょっとわかりにくくなってしまうんですね。それも相あわせて、整備のほうをよろしくお願いしたいと思います。  あと、居場所ということで、プチとまとなんかも、やっぱり今、全然足りないみたいですね、月2回ずつでは。それの増加のほうもぜひ御検討願いたいと思います。  では、次に移ります。市長の7つのビジョン「桑名をまちごと『ブランド』に」から、ブランド力向上についてお尋ねいたします。  新たな試みとして、本年度、桑名はまぐり大使を任命されました。全国区のタレントを起用し、全国区の番組での放映もあり、市民の皆様も巻き込んで大いに盛り上がりを見せたと感じました。桑名はまぐり大使というネーミングもおもしろいと思いますし、市民の皆様の評判もよかったことから、何らかの形での継続が望まれると思いますが、今後の大使活用についての考えをお伺いいたします。  また、広く桑名を知っていただくためには、桑名はまぐり大使などの取り組みも含め、さまざまな手法を取り入れ、情報発信していくことが重要と考えます。今後の計画をお伺いいたします。  続きまして、桑名のおいしい水についてお尋ねいたします。他市町から訪れた方から、桑名の水はとてもおいしいとお褒めをいただきます。桑名も「多度のしずく」を発売しておりますが、さらに強化する意味での水のブランド化について所見を求めます。  よろしくお願いいたします。 157: 議長(堀 良二)  市長公室長、どうぞ。 158: 市長公室長水谷義人)(登壇)  倉田議員の一般質問の3、市長の7つのビジョン「桑名をまちごとブランドに」から、(1)ブランド力向上について、私からは1)「桑名はまぐり大使」の今後の活用について、2)情報発信の手法について、2点御質問を頂戴しておりますもので、順次答弁を申し上げます。  まず、「桑名をまちごと『ブランド』に」については、これまでに市長の7つのビジョンとして御説明を申し上げておりますが、その趣旨は、桑名の豊かな歴史や文化を磨き上げ、プロデュースし、桑名のブランドとして、日本中に桑名のよさを知ってもらいたい、そして、私たちの住むまちの価値を向上させ、人、物、金が集まる活気あふれる桑名にしたいとの考えであります。  そこで、今年度は、桑名市として初めて大使の任命を行い、桑名はまぐり大使による全国ネットでの桑名市の紹介もしていただいたところであります。その反響では、桑名市のホームページに1日当たり通常の5割増しの約3,000件のアクセスがありました。これは、桑名の花火大会イベントに並ぶ規模であります。また、桑名はまぐり大使の委嘱式当日は、大使を目当てに、はまぐりプラザや寺町商店街にたくさんの市民の皆様が押し寄せました。特に、委嘱式会場の市役所の5階会議室には約400人の方が詰めかけるなど、大盛況でありました。こうした模様を全国ネットで放映していただいたわけでありますが、この価値は、広告費に換算するだけでも4,000万円ほどの価値があると広告会社からは聞いております。今回、大使とマスメディアを有効に活用し、ハマグリのみならず、桑名のまちを全国に紹介できたと思っております。  そこで、桑名はまぐり大使の今後の活用についてでありますが、大変知名度のある方で、日程等の調整が難しいところもあります。しかし、できれば機会あるごとに引き続きお願いをしていきたいと考えております。また、こうした大使などのマスメディアへの活用は、最近の自治体で多く見受けられますもので、その活用や効果についても今後研究を行いながら取り組んでまいりたいと考えております。  次に、ブランドを高めるための情報発信の手法についてでありますが、今年度は、初めての試みとして、大使によるマスメディアでの情報発信も実現しました。また、スマートフォンを活用した観光アプリも年明けに運用を開始する見込みでございます。今後は、さらにSNS、ソーシャルネットワーキングサービスを初めとするさまざまな媒体で、全国に幅広く桑名市を知ってもらいたいと考えております。そこで、ブランド力を高めるため、現在策定中の総合計画で取りまとめたものを、どういう戦略、どういう手法、どういう媒体で発信していくのか、ブランド化の戦略、推進の方法も検討を続けてまいりたいと思っております。  いずれにいたしましても、ブランド力向上により、私たちの住むまちの価値を向上させ、市民の皆様とともに、全員参加型による、活気あふれる桑名となるよう取り組みを進めてまいりますもので、よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 159: 議長(堀 良二)  上下水道事業管理者、どうぞ。 160: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  それでは、倉田明子議員の一般質問のうち、所管いたします市長の7つのビジョン「桑名をまちごと『ブランド』に」から、ブランド力向上についての3番目、桑名のおいしい水について御答弁申し上げます。  議員も申されましたとおり、市外から転入された方、あるいは来訪された方からは、桑名の水はおいしいとのお声を聞くことがございます。また、本年3月に実施しました市民アンケートにおきましても、3割以上の方から、桑名の水道水はおいしいとの評価をいただいたところでございます。  本市では、表流水、伏流水、地下水など、多様な水源を活用して水道水を供給しておりますが、特に養老山系や鈴鹿山系を源流といたします水源は、水量も豊富で、本市でのおいしい水の源となっているものと考えております。
     このことから、平成21年度には、多度地区の水源を活用した500ミリリットルペットボトルの「奥たど山麓水多度のしずく」を作製し販売するなど、おいしい水のPRに努めるとともに、災害用の備蓄水としても活用しているところでございます。ちなみに、この目の前にございますペットボトルでございますけれども、このデザインにつきましては、本市の文化功労者で書家でございます江川香竹先生にお願いして作製もいたしたところでございます。  この「多度のしずく」は、市内でのイベントなどでも販売するとともに、昨年は名古屋市の桜通りカフェで行われました三重県の物産や食をPRするイベントに出品し、本年8月には、東京で行われました日本ユニセフ主催の「TAP PROJECT JAPAN」で、全国のおいしい水道水を集めた水道水専門バーにも出品するとともに、また9月には、東京日本橋に開業いたしました三重テラスにおいても、桑名の水のおいしさを広くPRしたところでございます。まだまだ知名度は低いと考えておりますので、災害の備蓄用としても、市・県内外に桑名の水であります「多度のしずく」をPRし、また「桑名をまちごとブランドに」の一端を担えるように、おいしい水のブランド化に向けて努力してまいりたいと思います。  そして、その桑名のおいしい水の恩恵を次の世代の子供たちが享受できますように、水源環境の保全に努めるとともに、災害に強い水道を構築することも重要でございますので、現在進めております桑名市新水道ビジョンの中でも、今後さらに50年、100年にわたり、安全・安心でおいしい水を持続的に供給していくことを目指して事業運営に取り組んでまいりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。                   (6番議員挙手) 161: 議長(堀 良二)  倉田議員、どうぞ。 162: 6番(倉田明子)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  情報発信は市長の得意の分野でもあると思いますので、先ほど4,000万円の効果があるとお聞きしましたけれども、少ない資金で大きな効果を望んでおります。  あと、桑名のおいしい水なんですけれども、地下水は、やはり昔の方々の自然との共存の恩恵だと思うんです。この水を未来の子どもに残すためにも、先ほど多度山の、山の保全と言いましたけれども、もし多度山の保全で何か取り組みがございましたらお答えいただきたいと思います。 163: 議長(堀 良二)  上下水道事業管理者、どうぞ。 164: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  環境保全ということで、倉田議員からは、山の保全はどうなのかということでございます。  実は、この「多度のしずく」を作製いたしました21年度には、当初、多度山の再生に資するように、売上金の一部を植樹に使っていただこうということで寄附もいたしたところでございます。その後、東北の大震災が起こりましたので、この売上金については震災のほうに寄附をさせていただいているところでもございます。  そういうことからして、今、多度地区では、多度山再生係を中心にして、多度山の保全にしっかりと取り組んでいただいております。また、県の事業で、いわゆる間伐も結構大規模にやっていただいておりますので、今後、その効果が、一定の時間はかかるでしょうけれども、水源の保全にもきっちりと生かされてくると思っておりますので、よろしくお願いしたいと存じます。                   (6番議員挙手) 165: 議長(堀 良二)  倉田議員、どうぞ。 166: 6番(倉田明子)(登壇)  もちろん被災地支援も大変大切なことですけれども、植林のほうもぜひよろしくお願いします。未来の子どもたちにおいしい水をよろしくお願いいたします。  それでは、教育について、学力調査についてお尋ねいたします。  学力・学習状況調査につきましては、既に多くの議員が質問されておりますが、私からは、学力・学習状況調査の結果から見えてくる桑名市の特徴、児童・生徒の強み、弱み、また、その結果を今後の桑名の教育にどのようにつなげ、取り組んでいくかをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 167: 議長(堀 良二)  教育長、どうぞ。 168: 教育長(伊藤茂一)(登壇)  ありがとうございます。  所管いたします事項4、教育について、(1)学力調査について、1)調査結果について、2)結果をうけての取組みについて、一括して御答弁申し上げます。  今年度の学力調査の国語の結果の特徴でございますが、小学校では、漢字の読み書きの力はついておりますが、資料に書かれている内容を読み取る力に課題が見られました。中学校では、言語についての知識や理解が定着しておりますが、記述式で答える問題に課題が見られました。  続きまして、算数、数学の特徴でございますが、小学校では、正しく計算する力はついておりますが、記述式で答える問題に少し課題が見られました。中学校では基礎的な知識や理解は定着しておりますが、まだまだ事象を数学的に見たり考えたりする力に課題が見られました。  その結果を受けて、取り組みについてでございますが、各学校においては、それぞれの結果を踏まえて、授業改善をさらに進めているところでございます。幾つかの例を紹介しますと、ある小学校では、低学年から主語、述語を押さえ、短文づくりに力を入れていたり、また別の小学校では、指定文字数でまとめたり、条件に合わせて書いたりする機会をふやしたりしています。中学校では、読み手にとってわかりやすい文章を書く力を身につけるために、推敲する習慣化を図るとともに、評価の観点を明確にした上で、互いに意見やアドバイスを交流する授業づくりを行っている学校もございます。  教育委員会といたしましては、授業改善を通して、子供たちがみずから学ぶ意欲を高めていくために、本年度の結果を平成26年度のくわなっ子育成方針に反映させていく予定でおりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (6番議員挙手) 169: 議長(堀 良二)  倉田議員、どうぞ。 170: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございます。  ちょっと応用的なところで若干課題があるのかなと思うんですけれども、これって授業の組み立て方からも影響が及ぼされるのかなと思いますので、ぜひ教師のスキルアップのほうも、この調査結果の課題から見えてくるところから、スキルアップへの取り組みもよろしくお願いいたします。  以上で終わります。ありがとうございました。 171: 議長(堀 良二)  以上で倉田議員の一般質問を終わります。  これをもって一般質問を終結いたします。  なお、各常任委員会の開催につきましては、16日午前10時から、総務政策委員会が第1委員会室、福祉安全委員会が第2委員会室で、また、17日午前10時から、教育経済委員会が第1委員会室、建設水道委員会が第2委員会室で、また、新病院の整備等に関する特別委員会につきましては、先日通知いたしました開催時間が変更となり、18日午前11時から第2委員会室でそれぞれ開催されますので、念のため申し上げます。    ───────────────────────────────────────  ○議案第112号 172: 議長(堀 良二)  次に、日程第3、議案第112号 桑名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の制定についてを議題といたします。  市長より提案理由の説明を求めます。  市長、どうぞ。 173: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  ただいま上程になりました議案第112号 桑名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の制定について御説明申し上げます。  この条例は、条例制定の請求代表者から、桑名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例を制定する直接請求があり、平成25年12月9日に受理しましたので、地方自治法第74条第3項の規定により、市長の意見をつけて市議会に付議するものでございます。  直接請求の内容といたしましては、議長、副議長及び議員に対する議員報酬を、公布の日から平成26年12月5日までの間、議員報酬月額に100分の15を乗じて得た額を減じようとするものです。また、この間の期末手当についても、減額された議員報酬月額をもって算出しようとするものです。  直接請求された条例に関する私の意見は、意見書に述べさせていただいているとおりでございます。  桑名市議会議員の議員報酬は、平成16年12月の合併以降は同額のまま据え置かれております。その間、適宜、桑名市特別職報酬等審議会に諮問し、その答申を尊重してまいりました。それらの経緯も踏まえて、市議会において慎重なる御審議をいただき、御判断をお願いいたします。  なお、この条例案には修正すべき部分が2カ所ありますので、あわせて付記いたしました。  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 174: 議長(堀 良二)  以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。  ただいま議題となっております議案第112号につきましては、本日は提案理由の説明にとどめることにいたします。  なお、本件の審議を行うに当たり、地方自治法第74条第4項の規定により、条例制定請求代表者に意見を述べる機会を与えなければならないことになっております。  お諮りいたします。条例制定請求代表者の意見を述べる機会につきましては、12月18日午前10時に桑名市議会議場において行い、意見を述べる機会を与える条例制定請求代表者の数は5人以内とし、30分以内で行うこととしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、条例制定請求代表者の意見を述べる機会につきましては、12月18日午前10時に桑名市議会議場において行い、意見を述べる機会を与える条例制定請求代表者の数は5人以内とし、30分以内で行うことに決定いたしました。また、地方自治法施行令第98条の2第1項及び第3項の規定により、条例制定請求代表者に対し、ただいま議決した事項を通知するとともに、告示及び公表いたします。    ───────────────────────────────────────  ○散会の宣告 175: 議長(堀 良二)  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  次回は、来る18日午前10時に会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                                     午後1時58分 散会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        副  議  長       南 澤 幸 美        (議長死去により副議長が代行)        署 名 議 員       倉 本 崇 弘        署 名 議 員       飯 田 尚 人 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...