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平成25年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2013-03-06
平成25年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日:2013-03-06

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  1. 桑名市議会 2013-03-06
    平成25年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2013-03-06


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議長(飯田一美) 選択 36 :  市長(伊藤徳宇) 選択 37 :  議長(飯田一美) 選択 38 :  16番(星野公平) 選択 39 :  議長(飯田一美) 選択 40 :  市長(伊藤徳宇) 選択 41 :  議長(飯田一美) 選択 42 :  16番(星野公平) 選択 43 :  議長(飯田一美) 選択 44 :  市長(伊藤徳宇) 選択 45 :  議長(飯田一美) 選択 46 :  16番(星野公平) 選択 47 :  議長(飯田一美) 選択 48 :  市長公室長(水谷義人) 選択 49 :  議長(飯田一美) 選択 50 :  市長(伊藤徳宇) 選択 51 :  議長(飯田一美) 選択 52 :  16番(星野公平) 選択 53 :  議長(飯田一美) 選択 54 :  市長(伊藤徳宇) 選択 55 :  議長(飯田一美) 選択 56 :  16番(星野公平) 選択 57 :  議長(飯田一美) 選択 58 :  市長(伊藤徳宇) 選択 59 :  議長(飯田一美) 選択 60 :  16番(星野公平) 選択 61 :  議長(飯田一美) 選択 62 :  保健福祉部理事(加藤洋士) 選択 63 :  議長(飯田一美) 選択 64 :  16番(星野公平) 選択 65 :  議長(飯田一美) 選択 66 :  保健福祉部理事(加藤洋士) 選択 67 :  議長(飯田一美) 選択 68 :  16番(星野公平) 選択 69 :  議長(飯田一美) 選択 70 :  市長(伊藤徳宇) 選択 71 :  議長(飯田一美) 選択 72 :  教育委員会委員長(大橋昌宏) 選択 73 :  議長(飯田一美) 選択 74 :  16番(星野公平) 選択 75 :  議長(飯田一美) 選択 76 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 77 :  議長(飯田一美) 選択 78 :  16番(星野公平) 選択 79 :  議長(飯田一美) 選択 80 :  教育委員会委員長(大橋昌宏) 選択 81 :  議長(飯田一美) 選択 82 :  16番(星野公平) 選択 83 :  議長(飯田一美) 選択 84 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 85 :  議長(飯田一美) 選択 86 :  都市整備部長(水谷信昭) 選択 87 :  議長(飯田一美) 選択 88 :  市長公室長(水谷義人) 選択 89 :  議長(飯田一美) 選択 90 :  16番(星野公平) 選択 91 :  議長(飯田一美) 選択 92 :  総務部長(城田直毅) 選択 93 :  議長(飯田一美) 選択 94 :  16番(星野公平) 選択 95 :  議長(飯田一美) 選択 96 :  上下水道事業管理者(石川雅己) 選択 97 :  議長(飯田一美) 選択 98 :  上下水道事業管理者(石川雅己) 選択 99 :  議長(飯田一美) 選択 100 :  16番(星野公平) 選択 101 :  議長(飯田一美) 選択 102 :  議長(飯田一美) 選択 103 :  22番(南澤幸美) 選択 104 :  議長(飯田一美) 選択 105 :  市長(伊藤徳宇) 選択 106 :  議長(飯田一美) 選択 107 :  22番(南澤幸美) 選択 108 :  議長(飯田一美) 選択 109 :  市長(伊藤徳宇) 選択 110 :  議長(飯田一美) 選択 111 :  22番(南澤幸美) 選択 112 :  議長(飯田一美) 選択 113 :  市長(伊藤徳宇) 選択 114 :  議長(飯田一美) 選択 115 :  22番(南澤幸美) 選択 116 :  議長(飯田一美) 選択 117 :  市長公室長(水谷義人) 選択 118 :  議長(飯田一美) 選択 119 :  22番(南澤幸美) 選択 120 :  議長(飯田一美) 選択 121 :  総務部長(城田直毅) 選択 122 :  議長(飯田一美) 選択 123 :  22番(南澤幸美) 選択 124 :  議長(飯田一美) 選択 125 :  経済環境部長(森下充英) 選択 126 :  議長(飯田一美) 選択 127 :  22番(南澤幸美) 選択 128 :  議長(飯田一美) 選択 129 :  経済環境部長(森下充英) 選択 130 :  議長(飯田一美) 選択 131 :  22番(南澤幸美) 選択 132 :  議長(飯田一美) 選択 133 :  経済環境部長(森下充英) 選択 134 :  議長(飯田一美) 選択 135 :  22番(南澤幸美) 選択 136 :  議長(飯田一美) 選択 137 :  経済環境部長(森下充英) 選択 138 :  議長(飯田一美) 選択 139 :  22番(南澤幸美) 選択 140 :  議長(飯田一美) 選択 141 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 142 :  議長(飯田一美) 選択 143 :  22番(南澤幸美) 選択 144 :  議長(飯田一美) 選択 145 :  副市長(三浦 明) 選択 146 :  議長(飯田一美) 選択 147 :  22番(南澤幸美) 選択 148 :  議長(飯田一美) 選択 149 :  経済環境部長(森下充英) 選択 150 :  議長(飯田一美) 選択 151 :  22番(南澤幸美) 選択 152 :  議長(飯田一美) 選択 153 :  経済環境部長(森下充英) 選択 154 :  議長(飯田一美) 選択 155 :  22番(南澤幸美) 選択 156 :  議長(飯田一美) 選択 157 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 158 :  議長(飯田一美) 選択 159 :  22番(南澤幸美) 選択 160 :  議長(飯田一美) 選択 161 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 162 :  議長(飯田一美) 選択 163 :  22番(南澤幸美) 選択 164 :  議長(飯田一美) 選択 165 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 166 :  議長(飯田一美) 選択 167 :  22番(南澤幸美) 選択 168 :  議長(飯田一美) 選択 169 :  都市整備部長(水谷信昭) 選択 170 :  議長(飯田一美) 選択 171 :  22番(南澤幸美) 選択 172 :  議長(飯田一美) 選択 173 :  議長(飯田一美) 選択 174 :  6番(倉田明子) 選択 175 :  議長(飯田一美) 選択 176 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 177 :  議長(飯田一美) 選択 178 :  6番(倉田明子) 選択 179 :  議長(飯田一美) 選択 180 :  市長(伊藤徳宇) 選択 181 :  議長(飯田一美) 選択 182 :  6番(倉田明子) 選択 183 :  議長(飯田一美) 選択 184 :  市長公室長(水谷義人) 選択 185 :  議長(飯田一美) 選択 186 :  6番(倉田明子) 選択 187 :  議長(飯田一美) 選択 188 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 189 :  議長(飯田一美) 選択 190 :  6番(倉田明子) 選択 191 :  議長(飯田一美) 選択 192 :  保健福祉部理事(加藤洋士) 選択 193 :  議長(飯田一美) 選択 194 :  6番(倉田明子) 選択 195 :  議長(飯田一美) 選択 196 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 197 :  議長(飯田一美) 選択 198 :  6番(倉田明子) 選択 199 :  議長(飯田一美) 選択 200 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 201 :  議長(飯田一美) 選択 202 :  6番(倉田明子) 選択 203 :  議長(飯田一美) 選択 204 :  保健福祉部理事(加藤洋士) 選択 205 :  議長(飯田一美) 選択 206 :  6番(倉田明子) 選択 207 :  議長(飯田一美) 選択 208 :  保健福祉部理事(加藤洋士) 選択 209 :  議長(飯田一美) 選択 210 :  6番(倉田明子) 選択 211 :  議長(飯田一美) 選択 212 :  保健福祉部理事(加藤洋士) 選択 213 :  議長(飯田一美) 選択 214 :  6番(倉田明子) 選択 215 :  議長(飯田一美) 選択 216 :  経済環境部長(森下充英) 選択 217 :  議長(飯田一美) 選択 218 :  6番(倉田明子) 選択 219 :  議長(飯田一美) 選択 220 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 221 :  議長(飯田一美) 選択 222 :  6番(倉田明子) 選択 223 :  議長(飯田一美) 選択 224 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 225 :  議長(飯田一美) 選択 226 :  6番(倉田明子) 選択 227 :  議長(飯田一美) 選択 228 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 229 :  議長(飯田一美) 選択 230 :  6番(倉田明子) 選択 231 :  議長(飯田一美) 選択 232 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 233 :  議長(飯田一美) 選択 234 :  6番(倉田明子) 選択 235 :  議長(飯田一美) 選択 236 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 237 :  議長(飯田一美) 選択 238 :  6番(倉田明子) 選択 239 :  議長(飯田一美) 選択 240 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 241 :  議長(飯田一美) 選択 242 :  6番(倉田明子) 選択 243 :  議長(飯田一美) 選択 244 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 245 :  議長(飯田一美) 選択 246 :  6番(倉田明子) 選択 247 :  議長(飯田一美) 選択 248 :  11番(小川満美) 選択 249 :  議長(飯田一美) 選択 250 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 251 :  議長(飯田一美) 選択 252 :  11番(小川満美) 選択 253 :  議長(飯田一美) 選択 254 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 255 :  議長(飯田一美) 選択 256 :  11番(小川満美) 選択 257 :  議長(飯田一美) 選択 258 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 259 :  議長(飯田一美) 選択 260 :  11番(小川満美) 選択 261 :  議長(飯田一美) 選択 262 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 263 :  議長(飯田一美) 選択 264 :  議長(飯田一美) 選択 265 :  議長(飯田一美) 選択 266 :  23番(伊藤文一) 選択 267 :  議長(飯田一美) 選択 268 :  市長(伊藤徳宇) 選択 269 :  議長(飯田一美) 選択 270 :  23番(伊藤文一) 選択 271 :  議長(飯田一美) 選択 272 :  市長(伊藤徳宇) 選択 273 :  議長(飯田一美) 選択 274 :  23番(伊藤文一) 選択 275 :  議長(飯田一美) 選択 276 :  市長(伊藤徳宇) 選択 277 :  議長(飯田一美) 選択 278 :  23番(伊藤文一) 選択 279 :  議長(飯田一美) 選択 280 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 281 :  議長(飯田一美) 選択 282 :  23番(伊藤文一) 選択 283 :  議長(飯田一美) 選択 284 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 285 :  議長(飯田一美) 選択 286 :  23番(伊藤文一) 選択 287 :  議長(飯田一美) 選択 288 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 289 :  議長(飯田一美) 選択 290 :  23番(伊藤文一) 選択 291 :  議長(飯田一美) 選択 292 :  23番(伊藤文一) 選択 293 :  議長(飯田一美) 選択 294 :  23番(伊藤文一) 選択 295 :  議長(飯田一美) 選択 296 :  市長(伊藤徳宇) 選択 297 :  議長(飯田一美) 選択 298 :  23番(伊藤文一) 選択 299 :  議長(飯田一美) 選択 300 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 301 :  議長(飯田一美) 選択 302 :  23番(伊藤文一) 選択 303 :  議長(飯田一美) 選択 304 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 305 :  議長(飯田一美) 選択 306 :  23番(伊藤文一) 選択 307 :  議長(飯田一美) 選択 308 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 309 :  議長(飯田一美) 選択 310 :  23番(伊藤文一) 選択 311 :  議長(飯田一美) 選択 312 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 313 :  議長(飯田一美) 選択 314 :  23番(伊藤文一) 選択 315 :  議長(飯田一美) 選択 316 :  経済環境部長(森下充英) 選択 317 :  議長(飯田一美) 選択 318 :  経済環境部長(森下充英) 選択 319 :  議長(飯田一美) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午前10時00分 開議  ○開議の宣告 議長(飯田一美)  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程及び議事説明員はお手元に配付のとおりですので、御了承願います。  これより日程に従い取り進めます。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 2: 議長(飯田一美)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、渡邉清司議員及び石田正子議員を指名いたします。    ───────────────────────────────────────  ○議案第1号ないし議案第45号 3: 議長(飯田一美)  次に、日程第2、議案第1号ないし議案第45号の45議案を一括議題といたします。  それでは、昨日に引き続き代表質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。  25番 竹石正徳議員。 4: 25番(竹石正徳)(登壇)  皆さん、おはようございます。公明党の竹石正徳でございます。
     議長のお許しをいただき、平成25年第1回定例会に発言の機会を頂戴いたしました。この神聖な議場をおかりいたしまして、一言御礼を申し上げます。  昨年暮れの衆院選における再びの政権交代で誕生した自公連立政権による第2次安倍内閣は、成長による富の創出を掲げ、命を守る公共工事を拡充し、先進的な研究開発や地域経済を支える中小企業向け予算に重点配分し、景気浮揚、デフレからの脱却、成長力底上げという三つの目標を掲げ、景気の本格回復につなげ、日本復興、日本再生に向けたシナリオがスピードアップされております。国における来年度予算案では、一般会計総額92兆6,115億円で、13兆円を超える大型補正予算案と一体的な15カ月予算と位置づけ、日本経済の再生への切れ目のない対策を実行する一方、東日本大震災からの復興、防災、減災の対策の重点化などが図られております。  こうした国の動きに呼応して、新市長による桑名市の再生シナリオはいかなるものなのでしょうか。当市にとって3本の矢はどうなのでしょうか。市長の強いリーダーシップが求められております。具体的には、桑名市の予算を市長はどのような政策意図を持って編成されたのか。何よりも予算案は市長のまちづくりへの青写真であり、市長の市政運営方針そのものの設計図でもあります。今当初予算は骨格予算という位置づけでありますが、市民が大いに注目するところであり、また、期待するところでもあります。それだけに的確、明確な御答弁をお願いいたします。  以上を枕言葉といたしまして、代表質疑を始めさせていただきます。昨日から代表質疑が行われており、私は6番目であります。重複する点につきましては、理解した分については、割愛もしくは御答弁を踏まえての質問となります。それでは、通告に従い、簡潔に進めさせていただきます。  初めに、市長提案説明から大きく2点についてお伺いをいたします。  1点目は、市長提案説明の中で、安倍内閣は失われた20年からの脱却に向けて大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を3本の矢と見立てる経済再生の取り組みを発表し、それを受けて、国の予算案は、一つ目、復興・防災対策、二つ目、成長による富の創出、三つ目、暮らしの安心・地域活性化の3分野に重点化されておりますが、当市の新年度予算編成に当たっての市長の基本的な考え方についてお伺いいたします。  2点目は、新年度財政見通しについてでございます。特に、平成24年度税制改正、平成25年度税制改正による本市財政への影響についてお伺いをいたします。  次に、議案第20号 桑名市道路の構造の技術的基準等を定める条例の制定についてお伺いいたします。  地域主権改革に伴う法令の改正について、今議会では全部で9本上程されております。平成21年の閣議決定を踏まえた地方分権改革推進計画による関係法令の整備のもと、地方自治体の自主性を強化し、自由度の拡大を図るため、義務づけ、枠づけを見直すとのことであります。その中で、道路の構造の技術的基準の条例委任により議案第20号が上程されたわけでありますが、特に注目したのは、道路法及び高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部が改正され、市が管理する道路の構造の一般的技術的基準、道路標識の寸法、移動等円滑化のために必要な道路基準等を条例で定めるとあります。  そこでお伺いをいたします。  1点目は、条例化することの主な改正点についてお伺いいたします。  2点目は、先ほど紹介した高齢者、障がい者の移動の円滑化の促進とあるように、市道における歩道部分の交通弱者の通行の妨げとなっている段差や駐車場乗り入れのための歩道切り込みによるマウントアップなどの解消に向けての対策などが進むのか。特に、交通量の多い市道については早急な対策が必要と思われるが、今後の展開についてお伺いいたします。  最後に、議案第28号 桑名市水道事業給水条例の一部改正と議案第31号 桑名市下水道条例の一部改正について一括してお伺いいたします。  市長の提案説明の中で、景気動向については景気後退局面にあるものの、底入れの兆しが見られるが、地域経済の回復については依然不透明な状況にあり、市民生活にも大きな影響を及ぼしているとの判断の中での料金改定であります。改定による子育て家庭、高齢者世帯への経済的負担、また企業など、地域経済への影響が懸念されるところであります。上下水道事業は公営企業であり、独立採算で事業運営をしなければならないことは理解するものの、先ほど申し上げた懸念に対する配慮と、先送りした場合、そして、県下における桑名市の状況などを踏まえ、今後の見通しについてお伺いいたします。  以上をもちまして、公明党議員団を代表しての質疑を終了させていただきます。当局の明快にして誠意ある御答弁を聞き取りやすいよう、ゆっくりお話しいただきますようお願いをいたします。ありがとうございました。 5: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 6: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  おはようございます。  竹石議員の御質問に御答弁申し上げます。  まず、大項目1、私の提案説明より、(1)国の平成25年度当初予算案は、「復興・防災対策」「成長による富の創出」「暮らしの安心・地域活性化」の3分野に重点化されておりますが、当市の新年度予算編成に当たっての私の基本的な考え方について御答弁申し上げます。  平成25年度の予算は、経常的経費や債務負担行為などの継続事業を中心とする骨格予算とし、政策的な事業については6月の肉づけ補正予算に計上することといたしましたものの、早急な対応を要するものについては当初予算に計上したところです。そこで、市が実施を予定する継続事業や早急な対応を要する事業などについて、国が重点化を行う3分野の区分に合わせて申し上げます。  まず、復興・防災分野では、大規模な災害等への対応体制の強化として、施設面では市役所本庁舎の耐震補強や(仮称)城南地区防災センターの建設を進めるとともに、設備等の面では、災害時のための備蓄用物資の購入や地震自動解錠防災ボックスなどの防災設備の設置を行います。なお、学校の耐震化・老朽化対策等の防災対策といたしましては、新年度予算ではございませんが、このたびの国の24年度補正予算に伴い、日進小学校ほか三つの小学校での安全対策工事を24年度に前倒しして予算化したところでございます。  次に、成長による富の創出分野では、雇用対策として、従来の緊急雇用対応事業に加え、新たに重点分野雇用創出事業を計上したほか、再生可能エネルギーの導入促進として、太陽光発電設備などの家庭用新エネルギー普及支援事業を拡充したところです。  次に、暮らしの安心・地域活性化分野では、安心できる医療体制の構築・推進として、27年4月の開院を目指す新病院整備関係の事業費や医師等の確保を図る寄附講座などを計上しております。  このほか、子供を育てやすいまちづくりの推進として、陽だまりの丘に西部子育て支援拠点施設を整備し、早期の運営・利用を開始いたします。  また、生活空間の安全確保や質の向上を目指し、引き続き住宅リフォーム促進の事業や木造住宅耐震補強への助成などの予算計上を行っています。  このように、骨格予算とはいうものの、本市におきましても、重点化3分野に係る事業を積極的に当初予算に計上する結果となっており、6月の肉づけ補正予算では、土木費、農林水産業費における投資的経費を中心とした補正予算となるものと考えています。  こうした中、今後の補正予算の編成に当たりましては、国が重点化を行う復興・防災対策、成長による富の創出、暮らしの安心・地域活性化の3分野の予算に伴う事業の予算化も念頭に置きつつ、財政の健全化を十分に考慮した上で、事業の優先度、事業規模などにより慎重に判断していきたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、(2)「本市の財政に……大変厳しい状況が見込まれます」新年度財政の見通しについて、特に平成24年度・25年度税制改正による本市財政への影響について御答弁申し上げます。  まず、平成24年度税制改正では、固定資産税の土地について、住宅用地における負担水準の基準が見直されたことにより、土地に係る固定資産税として、25年度予算では2,200万円ほどの歳入増を見込んだところです。  次に、平成25年度の税制改正として示されております税制改革大綱では、議員御承知のとおり、デフレ脱却と経済成長に重点が置かれる一方、平成26年4月からの消費税率引き上げを控え、住宅ローン減税の拡大や自動車への税を緩和する措置、教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置などが盛り込まれております。そこで、この大綱の内容から、主に本市財政への影響が予想される住宅税制面と自動車税制面について申し上げます。  まず、住宅税制面では、住宅ローン減税の延長・拡充施策が講じられ、住宅ローン減税が平成26年1月1日から平成29年度末までの4年間延長されます。なお、住宅ローン減税により市民税が減少となる影響は平成27年度からになると考えています。  また、自動車税制面におきましては、自動車取得税及び自動車重量税について抜本的見直しを行うこととされ、消費税率の8%への引き上げ時までに結論を得る検討課題とされているところです。このうち自動車重量税におきまして、これをもととする交付金に影響が発生することから、今後の状況を注視する必要があると認識しております。  以上が、平成25年度税制改正により本市に影響のある主なものと考えているところでございます。  このほか、新年度の予算に影響するものとして、平成23年税制改正により、平成25年度からの法人税率の引き下げに伴い、法人市民税の法人税割に減少が見込まれるところでございます。一方、法人市民税の減収を補填するため、昨年の3月議会において御審議いただきましたたばこ税の税率変更に伴い、市たばこ税では増加が見込まれますことから、市財政への影響はないものと考えております。  以上申し上げたとおり、昨今の税制改正による市財政への直接的な影響につきましては少ないものと考えております。しかしながら、今回閣議決定された平成25年度税制改正大綱では、現下の経済情勢等を踏まえ、民間投資の喚起、雇用・所得の拡大、中小企業対策などのための措置が数多く盛り込まれております。この税制改正によりまして、政府が目指します成長と富の創出の好循環が実現され、個人所得の増加、企業業績の向上が図られることで、市税収入が増加することが本市財政におきまして好影響を及ぼすものと大いに期待をしているところでございます。よろしく御理解いただきますようお願いいたします。 7: 議長(飯田一美)  都市整備部長。 8: 都市整備部長(水谷信昭)(登壇)  所管いたします、2、議案第20号 桑名市道路の構造の技術的基準等を定める条例の制定について、(1)地域主権改革に伴う法令の改正について、1)主な改正点について御答弁申し上げます。  地域主権改革は地域のことは地域に住む住民が責任を持って決め、地方公共団体みずからの判断と責任において行政を実施する仕組みに改めていくとして、地方公共団体が条例の制定等によりみずから決定し、実施するよう改めることを目指すものであります。  まず初めに、条例を制定する理由は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律及び高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部改正により、市が管理する市道の構造の一般的技術的基準、道路に設ける標識の寸法及び道路移動円滑化基準について政省令を参酌して条例で定めることとなりました。  次に、制定内容としまして3点ございます。  まず、1点目の道路の構造の技術的基準で、条例において定める必要のある項目は、交通の安全性・円滑性を担保するために必要な項目として、車両の規格等と道路構造の調整などの設計車両、建築限界、橋、高架の道路等の荷重条件は引き続き政令で定められる基準であることから、条例で定める基準の対象外とし、これら以外の項目で道路構造令で定める基準と同一の基準を設けました。  2点目として、道路に設ける標識の寸法は、道路の構造を保全し、かつ交通の安全と円滑を図ることを考慮して、従前から整備している一律の基準が望ましいことから、国と同一の基準を条例で定めることとしました。  3点目として、道路移動等円滑化基準は、高齢者、障がい者などの移動、または道路の利用に係る身体の負担を軽減することにより、その移動上、または道路の利用上の利便性及び安全性の向上をすることを原則として、歩道など、立体横断施設などを規則で定めました。  次に、2)今後の展開についてでございますが、議員御指摘の第45条、高齢者、障がい者等の移動等の円滑化のために必要な道路の構造に関する基準については、移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令を参酌し規則を定めるものであります。多数の高齢者、障がい者などの移動が通常徒歩で行われるものであって、国土交通省が指定した道路の整備に当たりましてはこれを適用いたします。そのほかの道路については、三重県ユニバーサルデザインのまちづくり推進条例施行規則を準用し、歩道等を新設、拡幅する場合については、原則としてフラット型方式として段差を解消していく予定であります。  現在施工中の蛎塚益生線の歩道はフラット型方式を採用しています。また、太一丸江場線の一部において、マウントアップ型方式からフラット型方式への歩道改修を行ったところでございます。今後も、歩道改修の際には、沿道の状況等を考慮しながらフラット型方式などの採用を検討し、高齢者、障がい者等の移動の円滑化の確保に努めていきたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 9: 議長(飯田一美)  上下水道事業管理者。 10: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  おはようございます。  竹石正徳議員の代表質疑のうち、所管いたします大項目3の議案第28号 桑名市水道事業給水条例の一部改正と議案第31号 桑名市下水道条例の一部改正について、(1)料金改定に伴う今後の見通しについて御答弁を申し上げます。  まず、改定によります家庭や企業への影響とそれに対する配慮とのお尋ねでございます。議員御指摘のとおり、社会経済情勢が大変不安定な中で料金の引き上げをお願いいたしますことは大変心苦しいところではございます。料金改定に当たりましては、議員御懸念いただいております市民生活、あるいは企業活動の大きな支障にならないよう配慮いたしたところでございます。  具体的に申し上げますと、水道料金につきましては、平均で5.5%の引き上げ率としつつ、これまで一律でありました基本料金を見直しまして、契約の口径に応じて料金を賦課させていただきます口径別の基本料金制を導入したところでございます。その中で、一般的な家庭用の口径でございます口径13ミリメーターと20ミリメーターにつきましては、基本料金を据え置きとさせていただきまして、通常の市民生活へ過度な影響を与えないよう配慮いたしたいと考えているところでございます。  また、使用水量に応じてかかります従量料金につきましては、月の量で100立米を超える使用水量の単価を据え置くことといたしております。これは口径別の料金制を導入することを含めて、大口の需要家に対し、接続口径に見合った基本料金を配賦する一方で、水道水を従来以上に御利用いただけますように設定し、地域経済への影響にも配慮いたしたものでございます。  また、下水道使用料につきましても、平均12.9%の値上げをお願いするところでございますが、基本使用料及び月の量10立米までの使用料単価を据え置きとさせていただきまして、上下水道ともに一般家庭の中でも特に少人数世帯、高齢者世帯の経済的負担などへの影響に配慮いたしたものでございます。  次に、県下での桑名市の状況でございます。本市の水道は豊富な水資源を活用いたしまして、コンパクトな市域とも相まって、従来から県下でも一番低いクラスでの低料金で提供させていただいているところでございます。今回の改定によりまして、経営改善に必要な増収を見込みますものの、引き続き、県下、あるいは全国的にも安価な水道サービスを継続できるものと考えております。  また、下水道使用料につきましては、県下では上位から4番目程度の比較的高い部類となるところでございますが、今回の改定によりまして、経営状況の改善とあわせて一般会計繰入金を削減するなど、市全体のサービス向上にも寄与するものと考えております。  議員からは、このまま料金改定を先送りした場合の見通しはとのことでございますが、御案内のとおり、上下水道事業は公営企業として独立採算で事業を運営いたしております。下水道事業では、これまで特別会計でございましたけれども、その時代から単年度赤字を計上いたしておりまして、企業会計を導入いたしました平成22年度以降、事業収支が明確となりまして、平成23年度決算では約5,700万円程度の純損失を計上いたしました。これによりまして、2カ年での累積赤字は約2億1,000万円を計上いたしたところでございます。  さきの議員にもお答えいたしたとおりでございますが、赤字補填の財源となります利益剰余金も底をつく状態となっておりまして、水道事業においても、今年度の決算では純損失を計上することが見込まれております。両事業ともこの状況は短期的には改善の見通しがございません。料金の改定を行わない場合は毎年純損失が生じ、累積赤字が膨らむことにより経営状況がさらに悪化し、いずれ大きな負担による赤字の解消を強いられることとなろうと存じます。また含めまして、予算編成の硬直化によります通常のメンテナンス費用の削減、あるいは投資的経費の削減につながることとなりますことから、安定的で持続的な事業運営に支障を来すこととなります。したがいまして、今後必要な施設の耐震化、老朽化に対する対策につきましても大きくおくれをとることとなろうと存じます。  最後に、改定による今後の見通しでございますけれども、今回の改定によりまして、水道事業につきましては、早期に経常赤字を解消いたしまして、単年度の収支改善と安定的な経営基盤の確立が図られることとなります。また、下水道事業につきましては、収支改善によりまして、一般会計からの繰入金を削減しつつ、平成28年度には単年度収支の黒字化を図り、なお一層の普及率の改善に寄与できるものと考えております。  以上のような具体的に目標を持ちまして、さらなる経営改善、あるいはサービスの向上に努めてまいりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。                   (25番議員挙手) 11: 議長(飯田一美)  25番 竹石議員。 12: 25番(竹石正徳)(登壇)  どうも丁寧な御説明ありがとうございました。  それでは、再質問をさせていただきます。  まず最初の1項目めでございますが、今後の補正予算の編成に当たり、国が重点化を行う3分野の事業の予算化も念頭に置かれるということでありますが、今何か考えておられる新規事業について、差し支えなければお答えいただけますでしょうか。 13: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 14: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  竹石議員の再質問にお答えをさせていただきます。  何か考えている新規事業はあるのかということでございますが、現時点では、市の単独事業として予定をしておるところでありますが、救急医療体制のさらなる充実を図りたいと考えておりまして、今後精査した上で補正予算に計上していきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (25番議員挙手) 15: 議長(飯田一美)  25番 竹石議員。 16: 25番(竹石正徳)(登壇)  先ほども申し上げましたように、国においては、15カ月予算で日本経済の再生への切れ目のない対策を実行するという予算でございます。桑名市民にもそれが実感できるよう予算編成をお願いいたしたいと思います。  また、市長に対する市民の期待も大きいので、期待を信頼に変えるためにも、これからも丁寧な御説明をよろしくお願いしたいと思います。  そして、次は、財政のほうでございますが、住宅ローン減税が拡充されるというのは具体的にはどういうことなのか、その点についてお伺いをいたします。 17: 議長(飯田一美)  総務部長。 18: 総務部長(城田直毅)(登壇)  再質問にお答えいたします。  住宅ローン減税につきましては、住宅を新築購入される際のローンの残高に応じて、入居から10年間税額控除が受けられるわけでございます。そこで、一定の環境配慮がされた認定住宅の場合は、その控除できる限度額が年30万円から50万円に、その他の一般住宅の場合は年20万円から40万円にそれぞれ引き上げられるものでございますので、よろしくお願いいたします。                   (25番議員挙手) 19: 議長(飯田一美)  25番 竹石議員。 20: 25番(竹石正徳)(登壇)  もう一つ、平成23年度改正分で、平成25年度法人市民税の法人税割に減少、一方で、市たばこ税では増加が見込まれると言われましたが、どれくらいの増減があるのか、その点についてお伺いをいたします。 21: 議長(飯田一美)  総務部長。 22: 総務部長(城田直毅)(登壇)  再質問にお答えいたします。  法人市民税につきましては、1億3,000万円程度の減収を見込み、市たばこ税につきましては、同額の増を見込んでおるところでございますので、よろしくお願いいたします。
                      (25番議員挙手) 23: 議長(飯田一美)  25番 竹石議員。 24: 25番(竹石正徳)(登壇)  行って帰ってこいということでゼロということですね。  それでは、大きな項目の2番でございますが、先ほど都市整備部長のほうから説明を受けて、これから新規と改修するときにはフラットな構造にすると、歩道については、というふうなことでございまして、よく、市民からは、歩いておって頭がふらつくと、歩道を散歩しておって。その中で、よく後ろを見てみると、マウントアップしたりいろいろしているもので、それが原因だというふうなことがよく言われるんですね。ですから、これからスピード、それだけで予算をとるのはなかなか難しいかもわからないですが、その辺をしっかり考慮しながらやっていただきたいと、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、大きな3項目めでございますが、水道事業のほうでございます。口径に応じた料金制を導入したというような今回の大きな変更点というか、改正点というふうなことを伺いましたが、利用者、需要家というか、の分布について、一番多いのはどの層なのか、使用水量と水道料金で教えていただきたい、上下水道ともに。よろしくお願いいたします。 25: 議長(飯田一美)  上下水道事業管理者。 26: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  竹石議員の再質問に御答弁申し上げます。  使用水量の分布で一番多いところ、そして、料金はどの程度なのかということでございますが、一般家庭で御利用いただいております口径につきましては、一部のアパート、マンションなどは除きまして、13ミリメーター、20ミリメーターの契約でございます。その合計は約5万2,000戸程度となりますが、一般住宅の戸建て住宅はそのうちの約3万9,000戸でございます。季節の変動はございますけれども、大体このクラスの方々で2カ月で、おおむね使用料が40立米程度かなというふうに考えております。水量の分布で市全体で申し上げますと、特に20立米までが大体4分の1、それからその上で申し上げますと、大体40立米までがまた4分の1で、この二つのクラスでゼロから40までで、約半数の方となっているところでございます。  それから、料金のほうでございますけれども、先ほど申し上げましたように、水道の口径別料金制に関しましては、13ミリと20ミリメーターの基本料金、これは据え置いておりますので、基本料金は値上げはいたしておりません。それから、下水道につきましても、基本使用料、あるいは1カ月10立米までの使用料は据え置いているところでございます。  ちなみに、先ほど申し上げました平均使用料40立米程度の御家庭の改定の前後を比較させていただきますと、水道で3,300円程度の改定前が168円程度料金改定で値上げとなる、また、下水道料金につきましては、約5,000円程度が500円程度の値上げということになりまして、水道、下水両方使ってみえる方は40立米の使用料に対して8,350円程度が、改定後は9,000円程度ということでございまして、合わせて670円程度の料金改定をお願いするということになりますので、よろしくお願いいたしたいと存じます。                   (25番議員挙手) 27: 議長(飯田一美)  25番 竹石議員。 28: 25番(竹石正徳)(登壇)  この670円が高いか安いかというのは、ちょっと私たちにはわかりませんが、ただ負担がふえるということは事実でございますので、よろしくお願いいたします。  それと、あと、今回の改定に伴う一番影響の多い層はどのあたりになるのか、使用水量と水道料金でお示しをいただきたいと思います。 29: 議長(飯田一美)  上下水道事業管理者。 30: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  竹石議員の再々質問に御答弁申し上げます。  今回の料金改定で一番影響の多いところはどのあたりかということでございますけれども、特に口径別で整理いたしますと、やはり口径の大きい方が影響が出てくる可能性がございます。ただし、大きな口径、例えば50ミリ程度の契約をしていただいている方で使用量が少ない場合は、基本料が上がっておりますので、いわゆる改定率が高くなってまいります。  例えばで申し上げますが、50ミリの契約で、これは1カ月でございますけれども、月使用量が500立米程度の方ですと、水道利用料が13.8%の改定になろうかと存じます。一般家庭で、先ほど申し上げました、13、20あたりで一番改定率が高くなるなと申し上げますのは、13ミリの契約で月80立米。失礼しました、2カ月です。先ほども2カ月です、失礼しました。2カ月で80立米、月40立米でございますけど、使われる方が約5.4%の改定になります。また、口径20ミリで契約いただいている方では、2カ月で、これも80立米使われる方が5.4%の改定率となりまして、以降、漸減していくというところでございます。以上でございます。                   (25番議員挙手) 31: 議長(飯田一美)  25番 竹石議員。 32: 25番(竹石正徳)(登壇)  どうもありがとうございました。  きのう、私のところに電話がかかりまして、水道料金が改定になるということで、多度の一部、山水が流れてきて、昔は500円やったと。今は合併してから高くなったと。それが今回こうやって上がるという話をしておりまして、やはり一部、健全経営とはいうものの、なかなかこういうことが理解しづらい部分の集落があると思いますので、そういうところについては、また終わってからでも結構ですから、丁寧な説明もしていただきたいなと、そのように思います。それを一つお願いとしておきまして、私の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 33: 議長(飯田一美)  次に、通告により16番 星野公平議員。 34: 16番(星野公平)(登壇)  おはようございます。日本共産党の星野公平です。  代表質疑の最後であります。日本共産党桑名市議団を代表して、伊藤市長に幾つか質問をします。  私は12月議会で、伊藤市長の市政運営方針について、前市長からの引き継ぎ、情報の公開、住民負担の拡大、桑名の自然を守るためにの4点について伺いました。伊藤市長は7つのビジョンを挙げておられますが、私はその中で、全員参加型と情報公開、それに行財政改革の3点で市長の姿勢を見ていきたい、評価していきたいと思っております。  全員参加型と情報公開では、就任以来の市長の行動で、いろんな市民団体と会われ聞く耳を持っておられるところや、部長会の議事録公開は評価するものであります。しかしながら、伊藤市長のやろうとする行財政改革には厳しく対応してまいりたい、このように思っております。住民負担増について今議会へ上下水道料金の値上げ案が出され、また、非正規職員の低賃金は改善されておりません。これらについても論議をしたいと思います。また、12月議会の答弁の中で、都市計画の問題、そして、リニア新幹線、長良川河口堰の問題については、伊藤市長にもっと勉強してほしいと思っております。それでは、一問一答で代表質疑を行います。  1、市政運営の基本的な考え方を問います。  (1)市長は提案説明の中で、市民の皆様から信頼される行政の構築と風通しのよい組織づくりのために職員一丸となって取り組んでおりますと言われておりますが、1)具体的に何をしようとしておられるのですか、もう少し詳しく説明をお願いします。  二つ目、市長カフェ、どこでも市長室もいいんですが、全員参加型市政の構築のために、陳情や対話に来る人たちに対して、決して拒まずの姿勢で市民との対話を広げていってもらえないものでしょうか。さきの議員の答弁の中で、一人でも多くの市民と、とか、市民の中へ飛び込んでいくという発言もありました。御答弁をお願いします。 35: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 36: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の代表質疑、1、市政運営の基本的な考え方を問うの(1)市民から信頼される行政の構築と風通しの良い組織づくりとはの2点について御答弁を申し上げます。  まず、1)の具体的に何をしようとしているのかについてでありますが、市民の皆様を初め、議員の皆様や職員との信頼関係を構築して課題を共有できる環境づくりをしなければならないと考えています。そのためには、皆様との対話の機会をできるだけ多く持てるように努めてまいります。具体的な取り組みといたしましては、市民の皆様とは、市長カフェやどこでも市長室を通じて、市民活動や団体に属してさまざまな活動に取り組んでおられる方との意見を聞くとともに、私の市政に対する思いなどを語っていきたいと考えています。それぞれの課題や思いを共有することで信頼関係が生まれ、お互いが尊重できる関係の中で、より実情に合った市民サービスの提供ができるのではないかと考えています。また、市の状況を御理解いただく中で公民連携の可能性を見出せれば、歳出の抑制や新しい事業の展開ができるのではないかとも考えています。  また、このことについては、役所内の風通しのよい組織づくりにも共通するところであります。それぞれの職員には、私の市政に対する思いをしっかりと理解して、全体の奉仕者として、また納税者の視点に立って市民の皆様とのパイプ役としてしっかり担っていただきたいと考えています。そのためにも、私自身がまず職員から信頼されなければならないと考え、現在、各部署で実施されている朝礼に出たり、また、ランチミーティングなどを実施して対話と交流に努めているところです。いずれにしましても、信頼関係の構築はまず対話からと捉えて、これからもさまざまな施策を講じてまいりたいと考えています。  次に、2)の市長カフェ、どこでも市長室もよいが、来る人拒まずの姿勢をについて御答弁を申し上げます。  議員からは、面会を希望する個人の方の陳情、対話についても拒まない市政をと御意見を頂戴したところです。私としましては、市長室でお会いすることも大切であると思うものの、私自身が地域に出向いて対話をすることで地域の生の声を聞いていきたいと考えています。もちろん市長室での面会を希望する方について拒むものではありませんが、特に個人の方の要望、陳情などについては慎重に取り扱う必要もあろうかと思いますので、自治会などを通じて所管へ申し出ていただいたほうがよいのではないかと考えているところでもありますので、よろしくお願いをいたします。                   (16番議員挙手) 37: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 38: 16番(星野公平)(登壇)  ありがとうございます。  市民と対話をし、課題や思いを共有する、そして、信頼関係が生まれてくるということだというふうに思います。その中で、納税者の視点という言葉が出てきましたけれども、これは後で質問させていただきますとしまして、最後で言われました自治会を通して申し入れてくれということだったんですけれども、この自治会、さきの議員の答弁にもあったんですけれども、桑名の場合、自治会は非常に特殊性があり、各地域によって違います。市長は、この自治会というものをどのように認識しておられるのか、答弁願いたいと思います。 39: 議長(飯田一美)  市長。 40: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の再質問にお答えをさせていただきます。  自治会というのは地域の代表ということを考え、私どもの市政のパートナーであると考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (16番議員挙手) 41: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 42: 16番(星野公平)(登壇)  地域のパートナーとおっしゃられたんですけれども、今の桑名市の自治会組織を見ますと、旧桑名市、長島、多度じゃなくて、七和とか、桑部、深谷、そういうところの自治会、それから新興地域の自治会、それから旧桑名の自治会、どの自治会をとっても、自治会長さんの選ばれ方がかなりランダムになっていますね。その辺、認識されておられるのかどうか。どのように自治会長が選ばれ、自治会の組織が成り立っているか、その辺、どのように認識されておられるか、答弁願いたいと思います。 43: 議長(飯田一美)  市長。 44: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の再質問にお答えをさせていただきます。  自治会というのは、当然自治組織でありますので、それぞれの自治会がそれぞれの方法で自治会長を選んでいるというふうに認識をしておりますので、よろしくお願いします。                   (16番議員挙手) 45: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 46: 16番(星野公平)(登壇)  自治会の中で、今、広報くわな、これが自治会を通して配られているわけですけれども、御存じのように、広報が配られないところ、自治会に入っておられない方もおられるわけですよね。それも十分認識して、ぜひ自治会という言葉を使っていただきたいというふうに思っております。  次、(2)に移りますけれども、行財政改革を推進するとは。  1)2月25日、行政改革推進委員会を傍聴しました。第3次行革大綱の進捗状況が発表されましたが、外部の委員からは、職員みずからには甘く評価し、市民の目線はもっと厳しいものだという指摘がありました。これについてどのように考えておられますか。また、今後の行革の方向性はどこにあるのでしょうか。今までの答弁の中で、市長の言われる行革の中心は、公共施設のマネジメントであるようでありますけれども、どのようなことなんでしょうか。  今後の指定管理者制度の評価や導入についての方向性はどうなっておるのでしょうか。条例で、今回、委員の報酬の統一が行われるようでありますけれども、今までの金額と変更後の金額を説明してください。その意味するところ、変更する理由はどこにあるのですか。  入札問題については行革に入っていないようでありますけれども、最低制限価格の変動制について、先般、入札調査委員会を傍聴しました。情報の漏えいの防止には効果があったとか、財政的影響は少なかった。来年度、4月か5月からですか、あの事件のあった指名停止を受けている2者が入ってくるようでありますけれども、これによって変動の割合がふえるということで評価されておられるようなんですけれども、これはちょっとおかしいというふうに感じました。変動制の見直しは行われず、来年度以降も継続的に検証していくという結論になったようであります。この変動型最低制限価格制度は正直者がばかを見る制度であることを強調したいと思います。答弁はこのところは要りません。  二つ目、先ほどの市長の答弁にあった、納税者の視点で次の世代に責任の持てる財政とは何かでありますけれども、これは12月議会でも質問させていただきましたけれども、納税者の視点でというところがよくわかりません。再度説明願いたいと思います。非課税の方には市政に参加するなということなんでしょうか、答弁願いたいと思います。 47: 議長(飯田一美)  市長公室長。                   (発言する者あり) 48: 市長公室長(水谷義人)(登壇)  おはようございます。  所管する事項につきまして、私からは、1の市政運営の基本的な考え方を問うの(2)行財政改革を推進とは、1)の行革についてのうち、行政改革推進委員会から指定管理者制度について御答弁を申し上げます。  現在、第3次の行政改革大綱におきましては、地方分権や多様化する市民ニーズに対応すべく、行政組織が自己決定・自己責任の原則に基づき、人員、財源などの行政資源を創造的かつ効果的に活用する経営的な行政運営を図り、市民満足度の向上を目指しております。  当初、第3次行政改革大綱は平成22年度から平成27年度までの6年間を計画期間とし、平成22年度から平成24年度までを第1期、平成25年度から平成27年度までを第2期としてそれぞれの期間に実施計画を定め、取り組みを進める予定でございました。しかし、このたび、総合計画の基本構想を見直す予定となりましたことから、総合計画との連動性を高めるため、来年度以降に新しい行政改革大綱を策定してまいりたいと考えております。また、策定までの間は、現行の第3次行政改革大綱及び第1期実施計画を継続して実施する方向で行政改革推進委員会へ提出をいたしました。  そこで、議員から御案内のございました成果目標を達成することを最優先課題に据えた場合、行政が設定する目標値が若干甘くなる傾向にあることについて、先般開催されました行政改革推進委員会におきましても御指摘をいただいたところでございます。この点につきましては、現行の第3次行政改革大綱及び第1期実施計画の取り組みに対する評価、検証とあわせ、新しい行政改革大綱の策定作業の中においても十分に配慮してまいりたいと考えております。また、議員御指摘の公共施設のマネジメントについても委員会等からの発言もございました。これにつきましても十分配慮してまいりたいと考えております。  また、議員からは指定管理者制度の運用に関する今後の方向性についてお尋ねがございました。本市といたしましては、総務省通達並びに指定管理者選定委員会からの意見などを踏まえ、必要に応じて施設管理に関する運用形態の見直しなど、適切な処置を講じてまいりたいと考えております。指定管理者の選定につきましては、桑名市指定管理者選定委員会要綱に基づき、指定管理者制度の導入を図ろうとする施設ごとに選定委員会を設定しております。選定委員への報償につきましては、これまで条例等に基づく明確な規定がなく、各所管課が予定の範囲内で支給してまいりました。このため、支給水準に不統一が生じており、かねてより議員から問題点として御指摘をいただいたこともございます。  また、平成25年度には指定管理者選定委員会の開催をお願いする案件が多く控えておりますことも踏まえて、指定管理者選定委員への報酬に関する明確な基準を設けることが必要であるとの考えから、今回、委員長への報酬は委員会の運営に係る作業負担並びに報告書の作成など、重責であることを踏まえ1万5,000円とし、委員への報酬は1万円に統一させていただきたく条例改正案を上程させていただきましたものでありますので、御理解賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 49: 議長(飯田一美)  市長。 50: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  私からは、大項目1の市政運営の基本的な考え方を問う、(2)行財政改革を推進とは、2)納税者の視点で次の世代に責任の持てる財政とは何かについて御答弁申し上げます。  市の財政運営の根幹をなす市税は、市民お一人お一人から預かっている最も大切な財源であることは言うまでもありません。税を使うに当たっては、事業の徹底した見直しにより、税の無駄遣いと言われないよう納税者の視点に立って効果的な事業に活用することが重要であると考えています。市役所の仕事というのは、市民の皆様にサービスを提供することです。当然提供するに当たっては、サービスを受ける側のことを考えて行います。しかしながら、私は、サービスの提供する側と受ける側の目線のほかに、もう一つ、サービスの費用を負担しているのは誰なのかという目線が必要だと考えています。これまでの行政の仕事にはその視点が欠けていたと私自身は感じており、この認識を持ち、事務・事業を進めるならば、税金の無駄遣いとなるような予算の使い方を防ぐことができ、それによって市民サービスも十分に維持できると考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (16番議員挙手) 51: 議長(飯田一美
     16番 星野議員。 52: 16番(星野公平)(登壇)  指定管理者制度についてちょっとお聞きしたいと思いますけれども、市長は前の質問で、公民連携の可能性というのを追求していくということを言われたんですけれども、今後、この指定管理者制度、先ほど市長公室長の答弁にもありましたけれども、総務省の通達、これは特に私が聞いている範囲では、図書館なんかは指定管理者制度から外せと、こういうことも言っているわけなんですけど、この辺で今後指定管理者制度を市長御自身はどのように考えておられるのか、答弁願います。 53: 議長(飯田一美)  市長。 54: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の再質問にお答えをさせていただきます。  先ほど市長公室長が申し上げたところでもありますが、さまざまな状況を見ながら、もし必要とあれば変更もあるというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (16番議員挙手) 55: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 56: 16番(星野公平)(登壇)  もう一つ市長に伺いますけれども、納税者の視点ですけれども、その中で、サービスの費用を負担しているのは誰なのかという目線、この目線が怖いんですよね。だから、今、1階の入って、北玄関から右側のところ、生活保護のコーナーがありますよね。職員が、だからああいうひどい態度をとるんですかね。それをもう一遍教えてください。言い方をちょっと検討してほしいんですけど、費用を負担していない人、税金を納めていない方は市民ではないと言わんような内容なんですけど、これをもう一度答弁願います。 57: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 58: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の再質問にお答えをさせていただきます。  全ての市民を私は市民として扱っていく、そのつもりは変わりませんし、ただ、先ほど申し上げているように、視点として、私たちの行政サービスの費用を負担しているのは誰なのかという視点が大事だと、そこの部分を伝えていることでございますので、ぜひとも御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。                   (16番議員挙手) 59: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 60: 16番(星野公平)(登壇)  市長、ぜひ、市民はたくさん税金を払える方も、不幸に払えない方も対等に扱っていただきたい、このように思っておりますので、よろしくお願いします。  次、(3)ですけれども、新病院事業について。  新病院は地方独立行政法人であるために議会から言える事は限定されておりますが、市民、出資者──多額の税金が投入されているわけでありお金を貸す立場にあるわけです──として、2015年4月開院を急ぐのは、早かろう、安かろう、悪かろうにならないかということを12月議会でも私は言わせてもらいました。そして、今こそ住民参加で精査をすべきではないかということも提案しております。なぜこんなに急ぐのか、急ぐ理由と実施設計をなぜ随契で行おうとしているのか、答弁願いたいと思います。 61: 議長(飯田一美)  保健福祉部理事。 62: 保健福祉部理事(加藤洋士)(登壇)  所管する事項1、市政運営の基本的な考え方を問う、(3)新病院整備事業についてから、御質問の1)と3)につきまして一括して御答弁を申し上げます。  桑名市総合医療センターの新病院整備事業につきましては、今月中に基本設計書が完成する予定でございます。今後、実施設計書を作成し建設工事に入る予定でございます。現在、桑名市総合医療センター及び市におきましては、三重県地域医療再生計画を基本とし、平成27年4月の開院に向けて、職員が一丸となって地域の中心的な役割を担う病院の実現を目指して取り組んでいるところでございます。開院に向けたスケジュールは非常にタイトではございますが、本市の救急医療や小児・周産期医療の現状を考えますと、できる限り早く新病院を核とした地域医療体制の再構築を行うことが重要であると考えております。  なお、昨年7月に、桑名市総合医療センター基本構想・基本計画を策定する際に、広報での意見募集やまちづくり懇談会などを通じまして市民の皆様から御意見をいただいております。現在、その御意見をもとに基本設計を進めております。また、契約方法につきましては、桑名市総合医療センターの契約規程にのっとって透明性が確保できることを基本とする必要があると考えております。  以上でございます。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (16番議員挙手) 63: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 64: 16番(星野公平)(登壇)  契約というか、内容の透明性はどうやって担保するのか、教えてください。 65: 議長(飯田一美)  保健福祉部理事。 66: 保健福祉部理事(加藤洋士)(登壇)  再質問に御答弁をさせていただきます。  契約の透明性の確保でございますけれども、先ほども御答弁させていただいておりますけれども、桑名市総合医療センターの契約上の規定がございますので、それに基づきまして確認していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。                   (16番議員挙手) 67: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 68: 16番(星野公平)(登壇)  やはり最初に言いましたように、議会は関与できないということになるんじゃないかと思いますけれども、また改めて特別委員会で話をさせていただきたいと思います。  次に、(4)安心・安全、地域に信頼される学校づくりについて質問させていただきます。  教育委員会委員長さん、お忙しいところ御出席いただきありがとうございます。  1)市長は、子供たちに基礎的な学力と豊かな心を育むことのできる教育の実現に向け教育環境の整備充実を進めるとともに、いじめ、差別、体罰のない安全・安心な学校づくり、地域に信頼される学校づくりを推進と言われました。具体的に何をするのか。さきの議員の質問に対して、教育長職務代理者は、少人数教育とか、ノーテレビデー、ノーゲームデーで読書活動をやるとか、心の相談室の充実とか、学級満足度調査で学級集団づくりをとかおっしゃられました。市長からの答弁をお願いしたいと思います。  2)予算説明で、いじめや不登校などの未然防止、早期対応を図ることを目的に学級満足度調査を実施すると言われましたが、この学級満足度調査で問題点が果たしてわかるのでしょうか。既に何回か桑名市もやっておられるようですけれども、どうだったのか、お教え願いたいと思います。  3)現在、先生方の長時間労働が問題になっているわけでありますけれども、先生方に十分に子供たちに向かい合う時間が確保されているというふうに現状思われておられるのかどうか、委員長さん、報告願いたいと思います。  4)教育委員でない教育長職務代理者はいつまで置かれるのか、御答弁をお願いしたいと思います。  1)と4)は市長から、残りは、4)も含めて、教育委員長さん、お願いします。 69: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 70: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  星野議員の代表質疑1、市政運営の基本的な考え方を問うのうち、(4)安心・安全、地域に信頼される学校づくりについて、4点御質問いただいておりますが、私からは、1)具体的に何をするのか、4)教育委員でない教育長職務代理はいつまでの2点について御答弁を申し上げます。  まず、1)具体的に何をするのかについてでございます。  提案説明においても触れましたように、現在、市民の学校教育への関心は非常に高くなっており、今後も学校教育のさらなる充実を目指してまいります。具体的には、子供たち一人一人が大切にされ、毎日笑顔いっぱいで過ごせる自分の居場所がある学校を目指すことが重要であります。そして、保護者や地域の方々からさまざまな御支援や御協力をいただきながら、こうした取り組みを続けることで学校への信頼もさらに深まっていくものと考えています。  次に、4)教育委員でない教育長職務代理はいつまでについてでございますが、現在、5人の教育委員のうち1名が欠員となっているとともに、教育委員会により委員のうちから選任される教育長が欠員となっており、市民の皆様には大変御心配をかけているところです。できるだけ早く適任者を任命するため、現在人選を進めているところでございまして、本議会中にも任命について市議会の同意を求める人事案件を上程したいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。 71: 議長(飯田一美)  教育委員会委員長。 72: 教育委員会委員長(大橋昌宏)(登壇)  教育委員会委員長の大橋でございます。よろしくお願いいたします。  私は、市政運営の基本的な考えを問う、(4)の安心・安全、地域に信頼される学校づくりの2番、3番、4番の3点について御質問いただきましたので、御答弁申し上げます。  初めに、2の学級満足度調査についてでございますが、児童・生徒が安心して学校生活を送るために、学級の中の居場所づくり、生徒同士の豊かな人間関係づくりは必要であると考えております。そのために、教師が、児童・生徒がどのような思いを持ちながら毎日を過ごしているのか、的確に把握しなければならないと考えております。しかしながら、日常のかかわりの中で、また授業や個別面談を通しても、一人一人のサインを見逃さないように努めてはおりますが、教師から見た実態と子供、生徒の内面との間にずれが生じるなど、その思いや状況を十分に捉えられない場合がございます。  学級満足度調査は、こうした課題を補うアンケート調査であり、失敗したときにクラスの中の人が励ましてくれることがあるか、嫌なことを言われてつらいことはあるかといった質問がうまく組み合わされており、生徒が負担なく答えられるように工夫されております。その結果として、教師が気づかなかった要素を含めて、一人一人の内面や人間関係、さらには学級集団の状態などが客観的に把握することができ、不登校に至る可能性の高い子供、いじめを受けている可能性の高い子供、意欲的に学校、学級生活を送れずに荒れを見せる可能性の高い子供など、早期発見、早期対応につなげるとともに、学級崩壊に至る可能性などのチェックにより、学級改善や授業改善に向かって進めていけるものと期待しております。  次に、3の先生は十分に子供に向かい合っているかという御質問でございますが、議員御指摘のとおり、児童・生徒の思いをつかむために教師が児童・生徒と向き合える時間を確保することがとても大切なことだと思っております。そのため、教師の負担軽減については、事務処理の効率化などをさらに進めるとともに、今後、学校現場とも相談しながら徐々に改善、工夫を図る必要があると考えております。  先ほどの学級満足度調査につきましても、短時間で実施できることやコンピューター処理することなど事務的な負担が少ないと判断しております。さきにも述べましたように、教師が気づかなかったような情報を踏まえ、児童・生徒の面談や質問、指導、学級経営などを進めるに当たり、何よりも児童・生徒と向かい合って十分な教育が進めていけるものと考えております。  最後に、教育長の職務を職務代理者が務めていることに関しましては、教育委員会委員長といたしましても、事務局の職員を指揮監督いたします教育長がいないということにはただ不便があるとは思います。早々に認定されると聞いておりますので、大変期待しております。どうぞよろしくお願いいたします。                   (16番議員挙手) 73: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 74: 16番(星野公平)(登壇)  どうもありがとうございました。  市長、私は具体的なという言葉を言ったんですけれども、具体的に答えられたつもりだと思いますけれども、質問の仕方が悪かったようなんですけれども、具体的な施策でぜひ答えていただけるように、また次回、準備しておいていただきたいと思っております。  それから、教育委員長さん、この調査ですけれども、先生が直接感じられない、わからなかったところを補うアンケートだったということなんですけれども、桑名市はこれを何回かやっているんですよね、今までに。その辺のよかった例があるのかどうか、教育部長さんでも結構ですけれども、実例があれば教えてください。 75: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 76: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  星野議員の再質問にお答えいたします。  学級満足度調査、いわゆる級友調査でございますが、これを実施している学校につきましては、一部の学校でやっております。全部の学校でやっているわけではございませんが、この中で、今、教育委員会の委員長も申し上げたとおり、かなり経験のある教師でも、子供たちの一つ一つの機微について、あるいは小さな伸びとかつまずきについて見落とすことがあります。その部分について補う調査としては幾つかの学校で成功例がございます。  学級の中であたかも元気で振る舞っていた子が悩みを持っていて、あるいは相談する友達がなかったということがわかったりしながら対応できた例もございますので、ぜひとも、そのような効果についてはお認めいただきたいと思いますし、現在、桑名市におきましてはかなり世代交代が進んでおりまして、経験を持つ教師も幾つかはおるわけでございますけれども、若手の教員もかなりの数、学校現場に登場しておりますので、そのような者につきましても、できるだけ客観的な目で見れる調査として学級満足度調査を活用していきたいと考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。                   (16番議員挙手) 77: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 78: 16番(星野公平)(登壇)  効果のあったいい例があるというのはわかっているんです。具体的にどういう例があったかということを聞きたかったんですけれども、また改めていつか教えてください。  それから、委員長さん、先生が十分に子供たちに向かい合っているかという問題で、教師が児童・生徒に向かい合える時間を確保する、そして教師の負担軽減を図ると言われたわけですけれども、これは一体誰がやるんですか、誰が命令してやるんですか、誰がやらせるんですか。これについて答弁願います。 79: 議長(飯田一美)  教育委員会委員長。 80: 教育委員会委員長(大橋昌宏)(登壇)  再質問についてお答え申し上げます。  誰がこの教師のゆとり的な時間をつくるのか。もちろん教師自身も努力していただきたいと思いますが、小学校は特に担任1人が持ち込むということもありますので、こういうのはやはり学校全体でやっていかなければいけないと思います。特に校長がリーダーシップを発揮し、またそういうことについての報告等があれば、教育委員会も協力していきたいと思っております。特にこの満足度調査等は、先ほども部長が言いましたように、思いがけない自分たちが子供と相対していること以外のところで発見、気づきがございます。そういうのも利用していく。  それから、この調査はコンピューター処理して出てきまして、また、やられた方が非常に多い、約220万という数字が出ておりますけど、そのデータで処理されますので、案外具体的な問題が浮き彫りになっております。そういうのを利用すれば、最近の子供たちが新しい家族で、特にベテラン教師にはついていけないような考え方を持っているのも把握することができるわけです。そういうのも利用していけば、そこでつかんで対応できると。こういうことで、少しでも子供の理解に役立てる時間をつくり、役立てるようにしていきたいと考えております。また、そのために教員も、私たち教育委員会も勉強を積み重ねていきたいと考えております。以上です。                   (16番議員挙手) 81: 議長(飯田一美
     16番 星野議員。 82: 16番(星野公平)(登壇)  ありがとうございました。  いずれにしても、多忙な教師、先生方、ぜひ子供たちに向かい合う時間を少しでも多くできるようによろしくお願いしたいと思っております。  次に、大きな2番、各提出予算について質問したいと思います。  (1)平成25年度一般会計予算について、3点について質問をしたいと思います。  1)人権施策での基本方針・基本計画の見直しとありますが、主にどの点なのでしょうか。当初の作成のいきさつと今回の作成の中でアンケートを行うのかどうか、答弁願います。  二つ目、駅西土地区画整理事業でありますけれども、補正予算で繰越明許が5件で2億円ほどされております。来年度の予算は700万円弱であります。先ほど来、市長は、土木費で6月補正をやると言われておりまして、ここが入っているようなことを言われておりますけれども、既に決まっていることでしたら、骨格予算の中にこの土地区画整理事業費を入れるべきだと思いますけれども、その辺の見解もお願いします。  3番目、景気回復に大きな力になると思われます非正規職員の時給は上げないのでしょうか。今、実態はどうなっているのでしょうか。もし、最低でも時給で1,000円以下をなくするようにするにはどれぐらいの費用が要るのか、答弁願いたいと思います。 83: 議長(飯田一美)  市民安全部長。 84: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  所管いたします事項2、各提出予算について問う、(1)平成25年度一般会計予算について、1)人権施策での基本方針・基本計画の見直しは主にどの点かについて御答弁申し上げます。  桑名市では、人権尊重都市宣言、桑名市における部落差別撤廃及びあらゆる差別撤廃に関する条例及び桑名市総合計画のみんなでつくるまちづくりにのっとり、あらゆる差別を解消し、さまざまな文化や多様性を認め合い、市民一人一人がみずからの人権意識を高め、全ての人々の人権が守られる都市を実現することを基本理念としております。  桑名市人権施策基本方針・基本計画につきましては、平成17年3月に、桑名市差別撤廃審議会からの同和対策特別措置法失効に伴う一般施策移行後の人権・同和問題の啓発のあり方と取り組むべき事業についての答申を踏まえ、人権施策を長期的ビジョンと計画的な視点で捉えることを目的として策定をいたしました。  議員御指摘の基本方針・基本計画の見直しは主にどの点かということでございますが、現行の計画は策定後8年を経過し、現在の多様化する人権問題、とりわけ情報化が進み、インターネット等による人権侵害は大きな社会問題になってきております。また、時代とともに新たな人権問題も発生してきておりますことから、社会の変化や時代の流れに対応した人権施策が必要となってきております。  こうしたことから、平成25年度から人権施策基本方針・基本計画策定委員会を立ち上げ、現行の計画について課題を検証するとともに、市民の人権意識を把握するため、市民意識調査を実施する予定でございます。桑名市人権施策基本方針・基本計画は、平成25年から2カ年で市民意識調査の結果を踏まえ、課題の解決に向けた今後の方向性を検討して、差別のない明るいまちの実現を目指して人権施策を策定してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 85: 議長(飯田一美)  都市整備部長。 86: 都市整備部長(水谷信昭)(登壇)  所管いたします2)駅西土地区画整理事業について、繰り越しと来年度の考えは(補正を前提にしていないか)について御答弁申し上げます。  駅西土地区画整理事業の繰り越しにつきましては、建物移転補償費などによるもので、主なものは5件で、繰越金額は約20億600万円計上させていただいております。主な繰越理由といたしましては、権利者との移転交渉に不測の時間を要したため、今回繰り越しをお願いするものであります。  また、来年度の考え方につきましては、平成25年度一般会計予算は骨格予算で、経常的経費約700万円を計上させていただいておりますが、事業の進捗に必要な事業費については、6月議会で補正をお願い申し上げるところでございます。  いずれにいたしましても、厳しい財政状況の中、事業進捗に合わせた財源確保が大きな課題であると考えていますが、この事業は地域の皆様の期待も非常に大きいことから、事業進捗の優先順位を見きわめながら効率的な建物移転計画、工事施工計画のもと、事業費の平準化、効率化を目標に事業推進に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  大変失礼いたしました。ただいま繰越金額を20億と申し上げましたが、正確には2億600万円でございます。失礼いたしました。 87: 議長(飯田一美)  市長公室長。 88: 市長公室長(水谷義人)(登壇)  所管いたします事項の2、各提出予算について問う、(1)平成25年度一般会計予算について、3)非常勤職員の時給は上げないのかについて御答弁申し上げます。  臨時的任用職員の賃金単価につきましては、正規職員との均衡、勤務時間、職種間のバランス等を考慮し設定しているところでございます。これまでの経緯を事務補助の賃金単価を例に申し上げますと、平成21年度に1日の勤務時間が8時間から7時間45分に変更されたことに伴い、それまで1日の日給で任用していた臨時的任用職員もあったことから、日給での賃金が減ってしまうことを勘案し、時給単価を改定しております。その後も一部職種によっては状況に応じて改定を行ってまいりました。  議員からは、1,000円以下の時給単価をなくすにはどれくらいの費用がかかるのかとの御質問でございますが、時給単価1,000円以下の臨時的任用職員の年間賃金総額は、概算で約4億8,100万円でございます。例えば、この時給単価を1,000円として試算してみますと、約5億7,500万円となることから、費用といたしましては、差の約9,400万円程度となります。  近年の市民ニーズの多様化に伴い、専門性やよりきめ細やかなサービスの提供が求められている中、嘱託職員や臨時的任用職員は必要不可欠な存在であり、貴重な戦力であると認識をしております。現在の社会情勢や財政状況の中、賃金単価の引き上げは難しい状況ではありますが、今後も近隣の市町等を参考にいたしながら状況に応じて改善が可能なところから取り組んでまいりたいと考えておりますもので、よろしく御理解賜りますようお願いをいたします。  なお、さきの質問の大項目1、中項目(2)、小項目1)行政改革についての私の答弁の中で、選定委員への報償について、これまで条例等に基づく明確な規定がなく、各所管課が予算の範囲内で支給してまいりましたと答弁するところを、予定の範囲内と答弁いたしました。正しくは予算の範囲内で支給するということでございます。訂正をさせていただきます。大変申しわけございませんでした。                   (16番議員挙手) 89: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 90: 16番(星野公平)(登壇)  駅西土地区画整理事業について再質問させてもらいますけれども、繰越明許が行われるということは、これはいかに今、区画整理で動かせられようとしている方に反対が多いのか、納得していない人が多いのか、こういうことを物語っているというふうに思っております。ぜひ、住民の意見をもっとちゃんと聞いてほしいと思います。  それから、重要なのは、先ほど部長さんが答えましたけれども、6月補正で行うと、6月補正は肉づけであると。駅西土地区画整理事業というのは、私はこれはぜい肉だと思っています。ぜい肉はそいでいただきたいと思いますけれども、このような見解で総務部長さん、いいんですかね、補正予算というのは。 91: 議長(飯田一美)  総務部長。 92: 総務部長(城田直毅)(登壇)  再質問に御答弁いたします。  6月補正の肉づけ予算につきましては、昨日も市長のほうから御答弁申し上げましたとおりでございますが、事業の内容等について今精査をしているところでございますので、まだ固まったものではございません。いろいろなことも含めて検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。                   (16番議員挙手) 93: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。 94: 16番(星野公平)(登壇)  時間がないので急ぎます。  (2)介護保険事業特別会計予算について。  2月8日に長崎市のグループホーム火災でまた悲惨な事故が繰り返されました。防火対策が違法な施設は全国に幾つもあり、いつ繰り返されても不思議ではないと言われております。建築基準法でこのような施設が寄宿舎で扱われるところに大きな問題があるというふうに思っております。国では、国交省、厚生労働省、総務省、市では、都市整備部、保健福祉部、消防の間に壁があるようであります。グループホーム等、泊まれる施設の安全性の確保のために、桑名市は、建築、福祉、消防の3部門で連携を図っておられるというふうに聞いておりますけれども、本当にいつ桑名でもこのような事故が起こってもおかしくない状況であります。十分に連携をとってやっていただけることをお願いしまして、この項目の答弁は結構です。  (3)水道事業会計予算及び下水道事業会計予算について、それと関連条例の改正について。  1)値上げについて、何故市民につけを回すのか。12月議会に続いて再度質問させていただきます。高齢者、低所得者世帯への影響に十分配慮した上で決定したいという答弁でありました。上下水道料金の値上げについて、市長の説明は、予算では、収入面では、水道料金の改定、下水道使用料の改定により営業収益の増を見込んでおりますと言っておられるだけです。条例改正では、昨年3月に策定した桑名市上下水道事業経営計画に基づき、経営改善と安定的な経営基盤の確立を図るために、水道料金、下水道使用料の改定に関し所要の改正を行うものでありますと説明されただけでありました。  これでは市民は納得できません。所得が減る中、特に年金生活者も減らされるわけであります。公共料金の値上げや安倍さんの言う物価2%アップは耐えられるものではありません。来年には消費税の増税も予定されております。桑名市は市民にどのような生活をせよと言うのでしょうか。料金収入の減少、供給区域人口の減少、施設の老朽化、耐震化の促進等を言われておりますが、対策は、料金改定と民間委託、それと未収金対策だけであります。何が一体健全化なのでしょうか。立ちどまって、これも病院と同じように考え直す必要があると思っております。  当局の皆さん方のするべきことは、桑名の総水の需要量がどれだけであるのか、特に大口先の需要はどうなっているのか、地下水の利用の把握は検討しているのかどうか。さらには、今、三重県から買っている水の価格、特に長良川系の水は高いわけでありますけれども、この見直しの交渉はしないのでしょうか。市民の皆さん方は苦労して節水対策をやっているのですけれども、当局の言い分によると、どうもそれは悪のようであります。市民の皆さん方は水道の値上げについて交渉できません。この議会の場が勝負であります。答弁をお願いします。 95: 議長(飯田一美)  上下水道事業管理者。 96: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  それでは、星野公平議員の代表質疑のうち、所管いたします大項目2、各提出予算について問うのうち、(3)の水道事業会計予算及び下水道事業会計予算について、1)値上げについて、何故市民につけを回すのかについて御答弁申し上げます。  まず、桑名の総水需要についてでございますが、御案内のとおり、平成18年度の2,000万立米をピークといたしまして暫時減少いたしているところでございます。平成23年には約1,700万立米と約10%減少したところでございます。また、1日当たりの有収水量で見てみますと、平成23年には4万8,500トンというところにおさまっているところでございます。今回、水道料金の算定に用いた水量につきましては、料金徴収の対象となる水量でございます有収水量でございまして、1日当たりの有収水量につきまして、上下水道事業経営計画の推計値としてお示しいたしたところでございます。  次に、大口先の需要はとのお尋ねでございますが、平成20年秋のリーマンショック以降、現実的には、先ほど申し上げました平成18年をピークに減少傾向でございまして、大口利用者の需要減少は、特に製造業において顕著にあらわれているところでございます。現段階では、平成18年から平成23年の比較で申し上げますと、年間100万トン以上のレベルで減少しているという状況でございます。現状で申し上げますと、一部の需要家を除きますと、需要の動向は落ちつきつつございますが、一方、一般家庭の水需要は引き続き減少傾向が続いているところでございます。  次に、地下水に関するお尋ねでございますけれども、国・県が所管いたしております一定水量等の基準を満たした専用水道設置者のほか、私どもの下水道を御利用いただいているお客様については把握いたしているところでございます。専用水道の届けが不要な小規模なもの、また下水道の利用がない場合については、利用者及びその水量の把握はいたしておりません。特に、専用水道につきましては国・県が所管いたしておりますので、内容的に詳しく把握しているところではございません。  経営計画では、有収水量の減少の主な原因といたしまして、一般家庭を初めとした小口利用者では、節水機器等の普及、また製造業等大口利用者は景気の低迷による生産活動の低下等によるものと分析をいたしまして、現状、地下水利用による影響はそう大きなものではないというふうに考えております。地下水を初めとしました水道水源の保全につきましては、現在、国においても研究や検討が進められているところでございまして、引き続きこうしたことの情報収集に努め、水道事業の経営にも反映させてまいりたいと考えております。  次に、購入している水の価格、特に長良川水系の見直しについてでございますけれども、議員御指摘のとおり、県企業庁からこれらの水については受水をしているところでございます。私どもの自己水源の単価と比較いたしますと、やはり一定高額になっているものというふうに考えているところでございます。中でも、長良川水系の県水を……。 97: 議長(飯田一美)  答弁者に申し上げます。  時間が少なくなっておりますので、簡潔にお願いいたします。 98: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  長良川水系の水につきましては、長島地区において受水いたしておりまして、この地区はこれにかわる水源がございませんことから、よろしく御理解賜りたいと存じます。今後、県企業庁に対して、単価についての引き下げ等、要望もしてまいりたいと考えております。  最後に、市民の節水対策は悪なのかという御指摘でございますけれども、当然市民の方々が省エネ、省資源を意識したライフスタイルを積極的に取り入れていただくことは、資源の少ない日本においては非常に有意義な行動であるというふうに考えているところでございます。私どもも、事業体として市民の皆様と同様、効率的かつコンパクトな運営を目指しまして、経営の安定化、水事情に見合った運営へと転換するため、しっかりと事業運営に取り組んでまいりたいと考えております。  以上、よろしく御理解賜りたいと存じます。                   (16番議員挙手) 99: 議長(飯田一美)  16番 星野議員。  簡潔によろしくお願いします。 100: 16番(星野公平)(登壇)  私は、桑名市、水の総水量、需要量はふえていると思うんですよね。ぜひ努力して把握できるようにしてもらいたいと思います。経営努力するのは、値上げではなくお客さんの拡大、これも図ってもらいたいと思います。今、一生懸命宣伝されているのが、県下一安い、おいしいお水だと言っていますけれども、国保税は県下一高いんですよね。高いのもあるし安いのもあるからつり合いがとれているのかもしれませんけれども、自慢にできることじゃありませんので、よろしくお願いします。  時間がなくなってきたんですけれども、最後に本当は市長さんと地域主権改革について、市長の御意見をお伺いしたかったんですけれども、また改めてお願いしたいと思います。  4番目の給与の改定等については、さきの議員のあれで大体わかりましたので省略します。  どうもありがとうございました。 101: 議長(飯田一美)  これをもって、代表質疑を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。                                     午前11時46分 休憩                                     午後1時00分 再開 102: 議長(飯田一美)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案に対する質疑を行います。  それでは、通告がありますので、発言を許します。  22番 南澤幸美議員。 103: 22番(南澤幸美)(登壇)  皆さん、こんにちは。桑風クラブ・無会派の南澤幸美でございます。  本日は、議長のお許しをいただき、一問一答にて質問させていただきますので、よろしくお願いします。  御承知のとおり、本年は伊勢神宮の20年に一度の御遷宮であります。1,300年の歴史を誇るこの事業にも桑名市は深くかかわっており、まず伊勢神宮一の鳥居を有する桑名であります。例年であれば、来年からは一の鳥居の建てかえの取り組みも始まります。また、多度大社は北伊勢大神宮と言われ、お伊勢参らばお多度をもかけよ、お多度参らば片参りと言われ、古くから伊勢神宮と並び称する名刹であります。  一方で、今年のNHK大河ドラマは、会津若松を中心舞台とする「八重の桜」であります。この会津も戊辰戦争では一、会、桑、すなわち徳川慶喜公の一ツ橋、松平容保公の会津、松平定敬公の桑名、この三つが並び称された戦でありました。この二つを取り上げてみても、せっかく我が桑名との関係が深い事案であっても、桑名の扱いが少なく残念でなりません。  市長はマスコミにもお勤めでしたし、常々桑名をアピールしたい、桑名ブランドを確立したいとおっしゃってみえます。このあたりの事業については、今回は骨格予算ですので目に見えて強化された部分は見受けられませんが、6月の肉づけに向けてどのように臨まれるのか、期待を込めて注視してまいりたいと思っております。耳ざわりのよいかけ声、響きだけでなく、着実に事業が展開され、桑名の名がマスコミにおいて露出度がアップし、知名度のアップにもつながり、多くの方が桑名を訪れ、経済効果が上がる施策に取り組まれることを期待したいと存じます。  それでは、質問に入ります。  議案第1号 平成25年度一般会計予算について、歳入で市債中、臨時財政対策債25億について、市の考えについてお伺いします。  臨時財政対策債の制度が平成13年度から始まり、平成25年度に至るまで数次にわたり延長されていますが、この制度は臨時的な措置であったはずで、国の地方交付税特別会計の財源不足の肩がわりとして地方交付税の交付額を減らし、その穴埋めとして当該自治体に地方債を発行させ、償還に要する費用は後年度の地方交付税で措置されるため、実質的には地方交付税の代替財源でありますが、当市においても、臨時財政対策債の残高は平成25年度末残高見込みで211億3,000万円と増加の一途をたどっており、恒常的、経常的経費の財源として地方債という借入金を充当することは、財政秩序を乱し、財政膨張に歯どめがかからないなど、厳格に取り扱う必要があると思いますが、市長の所見を求めます。よろしくお願いします。 104: 議長(飯田一美
     当局の答弁を求めます。  市長。 105: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  南澤議員の御質問にお答えいたします。  大項目1の議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算歳入の(1)款21.市債、項1.市債、目8.臨時財政対策債25億円についての1)市の考え方について御答弁申し上げます。  本市では、毎年度臨時財政対策債の発行により、議員御案内のとおり、その残高、償還額が増加の一途をたどっており、義務的経費の増加要因の一つとなっています。平成24年度末の臨時財政対策債の残高見込みは約196億円で、これに25年度の発行予算額である25億円と元金償還額の約9億8,000万円を加味しました25年度末残高見込みは約211億円となっています。  私は、次の世代に大きな負担として残ることがないよう臨時財政対策債の発行を抑制すべきであるという思い、そしてこの状況を改善していきたいという思いを強く持っておりますが、一方で、財政運営の観点から、財政調整基金の残高を確保することも重要であり、そのため、当初予算においては前年度当初予算と同額の25億円を計上したところでございますので、よろしくお願いいたします。                   (22番議員挙手) 106: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 107: 22番(南澤幸美)(登壇)  再質問をいたします。  予算を赤字地方債である臨時財政対策債に依存している自治体は、使い道が自由なため税収が細る中で、国が認めた発行可能枠の上限まで発行している自治体が多いようですが、市長は議員時代、臨時財政対策債を桑名市では発行可能限度額いっぱいまで発行しているということで、次の世代に責任の持てる決算ではないと判断をいたしまして反対されましたが、今の桑名市の財政を市長はどのように捉えておるのか、答弁願います。 108: 議長(飯田一美)  市長。 109: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  南澤議員の再質問にお答えをいたします。  今、桑名の財政をどのように考えておられるのかということでございますが、本市は地域医療、子育て支援、高齢者の福祉、防災、防犯といった多くの課題に直面をしており、これらの諸課題に対応するためには、市民の皆様との連携が不可欠であるものの、利用が可能な財源を有効に活用する必要に迫られています。  このような状況から、臨時財政対策債の発行もやむを得ないと考えておりますが、発行に当たっては、発行可能額をそのまま借り入れるのではなく、プライマリーバランスはもちろんのこと、市債残高や財政調整基金、また、優先すべき事業の財源確保など、総合的に見て、慎重かつ抑制的に行っていきたいと考えています。そこで、このたびの平成24年度補正予算第6号では、発行可能額30億1,400万円余のうち28億5,000万円の発行にとどめたところでございますので、御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。                   (22番議員挙手) 110: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 111: 22番(南澤幸美)(登壇)  もう一遍再質問します。  将来の財政負担軽減につながる取り組みとして、例えば臨時財政対策債以外の起債の取りやめ、基金の積み増し、借換債の取りやめ、あるいは臨時財政対策債をあえて借りないというやり方など、いろいろと工夫をしながら慎重にこれは取り扱わないといけないというように思いますが、いかがでしょうか。 112: 議長(飯田一美)  市長。 113: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  南澤議員の再質問にお答えをいたします。  さまざまな工夫をしなくちゃいけないんじゃないかという御質問だったと思います。現在、国による地方財政対策として臨時財政対策債が組み込まれている限り、本市の現在の財政状況では、臨時財政対策債を全く借りないということは考えることができません。そこで、議員御案内のような高い利息で借り入れた起債に係る補償金免除繰上償還を積極的に行ったり、合併特例事業債などの交付税算入のある有利な起債の活用を図るなどといった取り組みはこれまでも行ってきております。しかし、私の思いとしては、例えば、地理的な優位性を生かして、人、物、金が集まる活気あふれる元気な桑名をつくることによって将来の財政負担の軽減につなげてまいりたいと考えており、今後、そうした努力をしていきたいと思っておりますので、どうぞ御理解いただきますようよろしくお願いいたします。                   (22番議員挙手) 114: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 115: 22番(南澤幸美)(登壇)  よろしくお願いします。  それでは、歳出で(2)総務費中、職員研修についてお伺いします。  現在、地方自治体を取り巻く環境は大変厳しい状況であり、社会環境の変化による住民の意識の変化によって住民のニーズは増大し、複雑化しており、職員の住民に対する対応も困難を増していると思われます。厳しい環境の中にあればあるほど組織を支える人的役割が大きく、職員の能力及び意欲の向上が強く求められると考えられます。自治体における最大の行政資源の一つが職員であり、職員の優劣が自治体の成果を左右することになります。職員一人一人の能力を高め、市民の期待に応える人材を積極かつ総合的に育成するための研修が重要となってきております。研修の目的、目標が明確でなかったり、机上の空論になってしまってはいけません。研修によって市が求める職員像につながっているか精査、検証することも重要であります。  そこで、この点を踏まえて職員研修についてお尋ねします。  1、今までにどれだけの職員が研修されているのか。  2、研修の効果はどのように把握されているのか。  3、市民の職員評価についてどのように考えられているのか。  以上、答弁をよろしくお願いします。 116: 議長(飯田一美)  市長公室長。 117: 市長公室長(水谷義人)(登壇)  所管をいたします事項について御答弁を申し上げます。  1の議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算、歳出の人事管理費中、職員研修費について、3点御質問をいただいておりますもので、順次御答弁申し上げます。  職員研修は、職員の職務の遂行に必要な知識や技術を習得し、行政の民主的かつ効率的な運営に資することを目的として実施しております。研修体系といたしましては、各階層別に実施する基本研修、専門分野別に実施する特別研修、市町村アカデミー等外部において実施する派遣研修と大きく三つに分かれております。  そこで、御質問の1)今までにどれだけの職員が研修されているのかについてでございますが、平成24年度の受講者は、2月末時点におきまして、延べ人数でございますが、基本研修232名、特別研修3,039名、派遣研修137名、合計3,408名となっております。  次に、御質問の2、これらの研修の効果はどのように把握されているのかでございますが、研修終了後に、研修時間や期間、科目内容、職員の理解度、研修を受講するに当たっての目標、その目標の達成度、研修全体における意見等を記入した研修受講報告書を提出させ、報告書の内容を十分に把握した上で、次回以降の研修に反映するようにいたしております。  次に、3)市民の職員評価についてどのように考えられているのかでございますが、今年度実施しました市民意識満足度調査において、行政運営における受付、窓口などにおける市職員の対応について、約7割の方が、普通、やや満足、満足と回答しております。しかしながら、3割の方が不満を感じておられるのも事実でございます。  一方、行財政改革を今後さらに推進していく上で、行政サービスの向上、質の高い行政サービスの提供、職員の能力向上と適正配置について、やはり3割の市民の方が特に重要な取り組みとして挙げられております。これらの調査結果を踏まえまして、市民の皆様に満足していただけるサービス向上につながる研修を実施してまいりたいと考えております。現在、職員研修の指針となります人材育成基本方針の見直しを行っておるところでございます。職員研修は職員の能力及び市民サービス満足度の向上には必要不可欠であり、今後もこの人材育成基本方針に基づきまして、職員の育成に努めてまいります。何とぞ御理解いただきますようよろしくお願いいたします。                   (22番議員挙手) 118: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 119: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございました。  特に職員研修については成果を上げられるようよろしくお願いします。  次に、(3)総務費中、電気自動車の急速充電の設置についてお伺いします。  近年、地球温暖化による環境問題が注目され、排気ガスが少なく、燃費のよいハイブリッドカーの普及には目覚ましいものがあります。今後は、さらにCO2の排出が少なく、地球に優しい電気自動車やプラグインハイブリッドカーの普及拡大が望まれます。桑名市では、こうした環境性能や省エネルギー性能にすぐれた電気自動車等の普及に貢献できるよう、昨年10月から三重県下で最初の急速充電器が設置されております。また、その後、県内の他自治体でも急速充電器が設置され、電気自動車の普及や利便性が県内においても徐々に向上していると報道されております。  そこで、当市が昨年設置しました充電器の利用実績とキロワットアワー当たりの単価は、そして、今後利用者がふえたときの有料の考えはあるのかをお伺いします。 120: 議長(飯田一美)  総務部長。 121: 総務部長(城田直毅)(登壇)  所管いたします事項について御答弁を申し上げます。  議案第1号の庁舎管理費の施設管理費中、電気自動車の急速充電設備の設置等について、まず、1)の充電器の利用実績についてでございますが、昨年10月より運用開始してから2月末までの5カ月間では44回の利用があり、そのうち20回が市内在住の方の利用でございました。  次に、2)のキロワットアワー当たりの単価についてでございますが、立体駐車場の契約料金から計算をいたしますと、1キロワットアワー当たり約13円となります。なお、普通車1回30分の充電では約300円の電気料金になるものと計算をいたしております。  次に、3)の今後有料にする考えはあるのかでございますが、現在、課金システムの方法としては、充電網整備推進機構の会員制サービスを利用するものや、NEXCO中日本が運営するもの、また、石油会社が運営するものなどがあり、まだ国内において統一をされておりません。しかしながら、電気料金も値上がり傾向にあり、運用経費の面からも、今後の急速充電施設の普及と課金システムの状況を踏まえて有料化について検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。                   (22番議員挙手) 122: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 123: 22番(南澤幸美)(登壇)  答弁ありがとうございました。  次に、(4)総務費中、コミュニティバス運行事業についてお伺いします。  コミュニティバスは、お年寄りや学生など、交通弱者といった方々にとって移動するための大変重要な交通手段でございます。  そこで、1点目として、各ルート別の乗車人数の状況について、2点目として、多度ルートにつきましては、地元要望を受け、昨年8月からバスを小型化し、住居に近接化したことによって利用者数はどのようになっているのか、3点目として、多度ルートについて、現状のまま進めていくのかについてお伺いします。 124: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 125: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、所管をいたします(4)の款2.総務費の公共交通対策費中、コミュニティバス運行事業費の1)から3)について御答弁を申し上げます。  まず、1)の各ルートの乗車人数の状況についてでございますが、7ルート全体といたしまして、平成23年度は16万4,954人でございます。内訳といたしましては、桑名の5ルートで13万9,763人、多度ルートが1万1,562人、長島ルートが1万3,629人でございます。  次に、2)の多度ルートの車両小型化による効果についてでございますが、新たにバス停を設置いたしました美鹿の前山や住宅地に近接化いたしました古野地区、中須地区では、御利用される方がふえておりまして、これらバス停の1日当たりの乗客数を比べてみますと、昨年7月の4.7人に対しまして、近接化以降の12月の数字は9.3人となっておりますので、利便性向上に効果があったものと認識をいたしております。  次に、3)のコミュニティバス事業の今後についてでございますが、この3月17日から養老鉄道の時刻が改正をされます。多度ルートにおきましては、暫定的な時刻表改正を4月から予定いたしております。また、7月ごろをめどに、桑名地区の西部北ルート、西部南ルートと多度ルート、長島ルートで運行ルートと時刻表を見直し、日中における通院や買い物での御利用、多度駅での乗り継ぎなどを改善して乗車率の向上に努めたいと考えております。  一方で、利用実績に基づくバス停の適正化を継続的に進めてまいりますとともに、土曜日、日曜日、祝日、こういった利用者が少ない時間帯における減便や利用者実績の少ないルートにつきましては運行形態を変更するなど検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (22番議員挙手) 126: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 127: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございました。  1点だけ再質問をさせていただきます。  多度ルートにつきましては、昨年8月からコミュニティバスを小型化し、民家に近接化したことにより利用客がふえたことはよかったと思っておりますが、多度ルート全体の利用客はまだまだ少ないと思うので、利用客をふやすための考え方があればお聞きしたいと思います。 128: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 129: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、南澤議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思いますが、多度ルートについての考え方ということでございますけれども、これにつきましては、これからもやはり地域のほうに出向きまして、御利用いただいている皆さんの御要望をお聞きしたり、また逆に、私どももこうしたいんだといったような考え方をお伝えすると、そういったことで意見の交換をしながら将来的に向かって多度地区におけるコミュニティの望ましい形、こんなものについて双方で検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (22番議員挙手) 130: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 131: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございました。よろしくお願いします。
     続いて、(5)総務費の中の北勢線運営支援事業費及び養老線運営支援事業費についてお伺いします。  北勢線につきましては、引き続き平成25年度から平成27年度までの3年間支援を行うということですので、このことを踏まえましてお聞きをいたします。  1点目は、これまでの鉄道事業者に対する支援の総額と桑名市の支援額、2点目は、現在の利用状況と今後の見通しについて、3点目は、将来の見通しと支援の考え方についてお伺いします。また、同様に、養老鉄道についても御答弁をよろしくお願いします。 132: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 133: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、御質問いただきました(5)款2.総務費の公共交通対策費中、北勢線運営支援事業費と養老線運営支援事業費の1)から3)について御答弁を申し上げます。  まず、1)のこれまでの鉄道事業者に対する支援の総額と桑名市の支援額についてでございますが、北勢線の運営支援額はこれまでの10年間で、沿線2市1町の総額は55億円でございます。このうち、桑名市の負担分は47.4%でございますので、26億716万5,000円でございます。また、養老線の運営支援額でございますが、平成19年10月からの5年半で総額は16億1,011万円余でございます。このうち桑名市の負担分は2億7,198万円余となってございます。  次に、2)の現在の利用状況及び今後の見通しについてでございますが、北勢線の利用者は平成23年度も約232万9,000人と前年度に比べまして5万7,000人ほど、率にいたしまして約2.5%増加をいたしております。平成24年度におきましても増加傾向の中で推移をいたしております。  続きまして、養老線の利用者数でございますが、平成23年度の実績で630万7,000人、養老鉄道が運営を開始いたしました平成19年度の712万4,000人以降は減少傾向で推移をいたしており、今後も大変厳しい状況が見込まれます。  最後に、3)の将来の見通しと支援の考え方についてでございますが、近年の自動車を中心としたライフスタイルへの変化や道路の整備に伴いまして、公共交通機関を利用される方が以前に比べて減少をしております。北勢線や養老線を取り巻く環境は大変厳しい状況になっていると言わざるを得ません。今後の支援に当たりましては、さらなる鉄道事業者の経営努力、沿線市町の利用促進事業、また、私たち一人一人がマイカー中心の行動を公共交通に変えていくといった行動を起こすと、このように地域の重要な資源でございます鉄道存続のために、関係する者が協働して公共交通の利用促進に取り組んでいくことが重要であると考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと存じます。                   (22番議員挙手) 134: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 135: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございました。  北勢線について再質問をいたします。  平成25年度から平成27年度までの3年間、2市1町で支援を行っていくということですが、平成28年度以降の支援についてどのようにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。 136: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 137: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  再質問にお答えをさせていただきます。  北勢線の28年度以降の支援についてどのように考えておるかということでございますけれども、本当に皆さんの御理解のもとで、今回、27年までの3年間、これの延長が決まったわけでございます。したがいまして、私どもといたしましては、これからこの3年間の実績、あるいは三岐鉄道における経営努力、こういったものを注視しながらその後の部分については2市1町で慎重に判断をしていくということになると思っております。  ただ、この鉄道は、先ほども申し上げましたとおり、現在でも年間233万人、大変多くの方が御利用いただいておる、この桑員地域にとって、まちづくりにとって、いろんな意味で重要な路線でございます。そういった点も踏まえながら検討させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。                   (22番議員挙手) 138: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 139: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございました。  それでは、次に、(6)民生費中、放課後児童対策事業費についてお伺いをいたします。  近年の子育て家庭を取り巻く環境を見てみますと、経済の停滞もあって、家計を支えるための共働き家庭等が多く、その支援や児童の放課後の居場所の確保は児童健全育成の観点からとても大切であります。また、少子・高齢化で女性の社会参加を促す上でも、学童保育所の環境整備はなくてはならないものであります。さらに、学童保育所の運営が父母会や社会福祉法人等に委託され、地域の方々に支えられていることから、昨年の三重県の補助金の減額問題など、不安、心配をかけない対応が求められています。今後の考え方として、学校の利用を進め、各学校単位に学童保育所の設置、学校施設の利用が必要であると考えます。  そこでお伺いします。  1つ目に、事業費の内訳について、2点目が、補助内容及び補助対象とする基準は、3点目に、学童保育所の今後の考え方についてお伺いします。よろしくお願いします。 140: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 141: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  所管する事項、放課後児童対策事業費について御答弁申し上げます。  ただいま議員から、女性の社会参加を促進する上での学童保育所の設置の重要性、また父母会など地域の方々による学童保育所が安定運営となる支援の必要性について御指摘いただきました。議員が申されましたように、近年の経済状況、また社会環境によって、子育て環境を取り巻く状況が大きく変化しておりますので、安心・安全な利用につながるよう、その予算確保については十分な配慮に心がけているところであります。  そこで、お尋ねの1)事業費の内訳についてでありますが、平成25年度放課後児童対策事業費予算につきましては、平成24年度の新規開設の学童保育所4カ所を含め、市内19カ所の学童保育所の運営費8,677万9,000円を計上させていただいたところでございます。平成24年度と同様、約520人の利用児童数を見込んだところであり、また、夏休み等の長期休暇時のみ利用される方が増加傾向にありますので、夏休みの時期だけお世話いただいている学童保育所の運営についても予算をお願いしたところであります。学童保育所の利用需要の高まりについては十分認識しているところであり、引き続き、安心・安全な放課後の児童の見守りと児童の健全育成を推進してまいりたいと考えております。  次に、2)補助内容及び補助対象とする基準はについてでありますが、学童保育所の運営費につきましては、どの施設も国の要綱等に基づき、国・県の補助対象事業として取り扱われております。各施設に支払う運営委託料につきましては、利用児童数、開設日数、開設時間、長期休暇時の開設状況などの基準により算定しており、運営状況により施設へ支払う金額に差異が生じてくることとなります。  また、学童保育所を利用するひとり親家庭の経済的負担の軽減のための助成、当該施設の設備修繕費の助成、マンションや民家を借り上げて運営されているところもありますので、それに対する家賃助成等、市としてもさまざまな助成を行いバックアップ体制に努めているところであります。献身的に地域で学童保育所を運営していただいている父母の方に不安と御負担をかけないよう、今後とも関係者と十分な協議を行い、お互いの連携を図ってまいります。  最後の3)学童保育所の今後の考え方についてでありますが、現在、学童保育所の設置につきましては、学校内に設置しているところが1カ所、その他18カ所については学校外の公有地なり民有地を利用して運営しております。今後、現在ある学童保育所から幼稚園舎等へ移転したいとの申し出があった場合は、土地、建物等の賃貸期限の確認を行い、当該小学校区の教室の空き状況、附属の建物、あるいは併設の幼稚園の稼働状況も踏まえ、適切な移転指導を行ってまいりたいと考えております。  また、新たに学童保育所を開設したいとの申し出があった場合には、保護者の方の思いや地域の状況を踏まえ、国・県の補助基準に照らしながら十分な開設支援に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。                   (22番議員挙手) 142: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 143: 22番(南澤幸美)(登壇)  どうもありがとうございました。  今後とも、学童保育所の環境整備が重要と考えますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、(7)衛生費中、桑名市総合医療センター経費についてお伺いします。  桑名市総合医療センターについては、平成27年4月の新病院開院に向けて現在取り組んでいただいており、今月中に基本設計が完成し、いよいよ来年度には本格的に新しい病院整備が始まっていくものと思います。  そこで、次の2点についてお伺いします。  1点目、事業内容の詳細について、2点目、整備内容は総額106億円で完成できるのか、お伺いします。 144: 議長(飯田一美)  副市長。 145: 副市長(三浦 明)(登壇)  南澤議員お尋ねの桑名市総合医療センター経費の病院整備費に関しまして、1)事業内容の詳細について及び2)整備内容は総額106億円で完了できるのかについて御答弁を申し上げます。  議員が先ほど申されましたとおり、桑名市総合医療センターにつきましては、現在平成27年4月の新病院開院に向けて取り組みを進めているところであり、今月には基本設計が完成する予定であります。  そこで、まず、1)事業内容の詳細についてでございますが、平成25年度当初予算に計上させていただいておりますのは、新病院の実施設計及び新病院建設、そして医療機器、備品の購入、電子カルテの導入に係る経費でございます。なお、財源といたしましては、合併特例事業債、病院事業債、地域医療再生臨時特例交付金と一般財源でございます。また、新病院整備事業の予算額の合計といたしまして15億2,579万7,000円でございます。その内訳といたしまして、実施設計費8,390万円、新病院施設整備費9億3,260万円、医療機器整備費4億円、備品購入費1億829万7,000円、電子カルテ導入費100万円でございます。  次に、2)整備内容は総額106億円で完了できるのかについてでございますが、新病院の整備費につきましては、議員御承知のとおり、事業費106億円の計画で国に提出をしております。今後、新病院の整備を進めていく中で、新たな課題や状況の変化などが生じることもあろうことかとは存じますが、費用削減に向けてのあらゆる努力を尽くすとともに、説明責任を果たしながら、三重県地域医療再生計画の事業費を基本として適切に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (22番議員挙手) 146: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 147: 22番(南澤幸美)(登壇)  どうも副市長、ありがとうございました。  開院に向かってよろしくお願いしたいと思います。  次に、(8)農林水産業費、有害鳥獣対策事業費についてお伺いします。  2年ほど前にもこの問題につきましては御質問いたしましたところですが、鹿、イノシシについて、侵入防止柵を地元住民によって設置していただいて以降、農作物被害は多少減ってきたと聞いております。しかし、猿の被害を含め、まだまだ被害があるのが現状だと思います。そこで、今後の柵の設置を含めた獣害対策についてお伺いします。  1、事業費の内訳は、2、有害鳥獣捕獲実績について、3、防止柵設置の状況について、4、猿対策についての考え方について、4点についてお願いします。 148: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 149: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、所管をいたします(8)の款6.農林水産業費中、有害鳥獣対策事業費についての1)から4)につきまして御答弁を申し上げます。  まず、1)の事業費の内訳でございますが、鹿、イノシシ対策費といたしまして、猟友会に定期的に駆除をお願いしておりますので、この委託料、捕獲に係る消耗品などの駆除費用や侵入防止柵の材料代でございます。猿への対策費といたしましては、追い払いで使用をいたします猿追い払い専用の花火、電動ガンなどの購入費用でございます。  次に、2)の有害鳥獣捕獲実績についてでございますが、平成24年度はイノシシ80頭、鹿20頭の合計100頭でございます。  次に、3)の防止柵設置の状況についてでございますが、平成23年9月に補正予算を認めていただきましてから、現在まで、地元の皆さんの協力を得ながら多度山麓に8,500メートルを設置いたしました。23年度では5,800メートル、24年度では2,700メートルの防止柵を設置いたしております。25年度では、地域の要望により約3,100メートルを設置する予定でございまして、年度末には多度山麓のほぼ全ての地区におきまして柵の設置が完了するものと考えております。  今後も、地元からの要望や鹿、イノシシの被害状況等を把握いたしまして、必要に応じて柵の増設、補強等を行うことで、現在配置をしております柵をより有効なものとして被害の軽減を図っていきたいと考えております。  次に、4)の猿対策についての考え方でございますが、猿対策は従来から、まず畑を囲う、餌場をなくす、隠れ場所をなくす、後を追う、捕獲をすると、こういった5カ条という形を基本として実施されております。これらの基本対策につきましては、三重県の専門官等を招きまして、地域での学習会、また緊急雇用事業によりましてパトロール隊員の個別指導など、地域皆様への啓発を実施させていただいているところでございます。人なれしました猿をもとのすみかへ戻すことは大変難しいことでございますが、地道な活動を地域の皆さんと一緒に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。                   (22番議員挙手) 150: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 151: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございました。  1点だけ再質問をさせていただきます。  特に猿の対策もなされていることも承知はしました。周期的に出没する猿には、追い払いだけではどうにもならないというふうに私は思っております。例えば、東の集落の人が西へ追い払えば、確かにその村からはいなくなりますが、しかし、追われた猿は西の村で作物を荒らします。そこでまた追い払えば、猿はどこへ行くのでしょうか。いつもどこかで住民に迷惑をかけているわけでございます。根本的な解決にはなっていないのではないかと思います。追い払いの効果はある程度認めますが、ふえ過ぎた猿の数を減らすというような対策を考えておられないでしょうか。また、捕獲という方法も含め、今考えておられる対策について御答弁をお願いします。 152: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 153: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  猿の追い払いについて再質問を頂戴いたしましたので、お答えをさせていただきます。  名前は猿でもなかなか去ることがございませんので、大変困っておるわけでございますけれども、ただ、この追い払いも現時点においてはやはり必要な施策だというふうには思っております。ただ、そうした中で、地域の皆さんの協力をいただきながら、地区ごとで展開をいただいているものを、例えばもう少しエリアを広げて実施していくとか、そういった取り組みも今後必要になってくるだろうというふうに思っております。  それと、議員からは捕獲というお話もございました。確かにふえてきた現状を見ますと、猿の個体そのものを減らしていくということについてもやっぱり考えていく必要があるのかなというふうには思っております。ただ、猿の捕獲は、はっきり言って、ほかの動物に比べまして捕獲するのが大変難しいという状況でもございます。現在、他市での行われておる実施方法であるとか、そういったものについても、十分私ども、研究をしながら取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。                   (22番議員挙手) 154: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 155: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございました。  特に猿は困っておるんですので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、(9)消防費中、備蓄用物資購入費についてお伺いします。  東日本大震災から2年が経過いたしました。当市においては、東海地震の地震防災対策強化地域、また東海・東南海地震の推進地域として指定されており、南海トラフによる巨大地震の発生が危惧されているところです。当地域においては、地震災害だけでなく、伊勢湾台風を経験するなど、災害の危険を受けやすい地域でございます。そういった中、当市においても、東日本大震災の教訓から、地震や津波に対する備えについて、ハード、ソフトの両面でその対策に取り組んでこられ、これまでに災害時の対応として、浸水対策や避難マップなど、さまざまな面で防災の強化を図ってきているものと理解をしております。今回、備蓄用物資購入費が計上されておりますので、それまでの経過と今後の方向性、その内訳について簡潔に御答弁願いたいと思います。 156: 議長(飯田一美
     市民安全部長。 157: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  所管いたします(9)消防費、災害対策費中、備蓄用物資購入費について、1)事業費の内訳について御答弁申し上げます。  平成23年3月11日に発生いたしました東日本大震災を機に、全国的に防災に対する意識が高まり、その対応や整備が進められてきました。突発的な地震や台風による避難を必要とする大規模災害が発生した場合、当市においては市内の小・中学校、公民館などの公共施設等が避難所となります。当市では、伊勢湾台風以降、避難生活をするような大きな災害もなく今日まで経過してまいりましたが、東日本大震災の教訓から、避難所におけるプライバシーを保てる備蓄資材の整備の重要性に着目し、いざというときのための備えとして避難所備品の整備に努めているところでございます。  予算計上しております備蓄用物資購入費では、アルファ化米、乾パン、トイレットペーパーなどの非常食や日用品を含め、先ほど御説明いたしましたプライバシーの保護のための資機材も含まれております。現在、順次計画的に避難所に配備できるよう整備を進めており、プライバシー保護の観点といたしましては、平成23年度から27年度の5カ年計画で、各小・中学校に簡易トイレを使用する場合の目隠しを行うワンタッチ設営テント、体育館等の広い施設での集団避難生活において個人のプライバシーを保護するための間仕切りパーティション、避難者のプライバシーを保護するために使用されるもので、主に更衣室や授乳等を使用目的としたプライベートルームを購入し、配備を進めております。また、ソーラーによる充電式のものや手動でも充電することができるラジオつき懐中電灯、グローリーラジオの配備も進めているところでございます。そのほかにも、いろいろ防災用の資機材はあろうかと思いますが、今後も多くの方々の意見を参考に、避難所などで即座に活用できる資機材の整備を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (22番議員挙手) 158: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 159: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございました。  備蓄用物資の購入に関して、今後も防災資機材の整備を進めていくということですが、例えば、地震時ではエレベーターが使えない場合が想定されます。この場合、中に閉じ込められた人への救済措置として何か災害対策用資機材の設置の検討はされているんでしょうか。 160: 議長(飯田一美)  市民安全部長。 161: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  災害時にエレベーターが停止した場合の救済対策という御質問かと思いますが、地震による災害発生時には、御存じのようにエレベーターは停止いたします。エレベーターが長時間停止した場合の救済対策における法的な義務づけはございませんが、その対策の必要性は十分に認識しております。議員が言われるエレベーターへの災害対策用備品の設置などにつきましては、エレベーターの機能等を考慮して今後引き続き検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。                   (22番議員挙手) 162: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 163: 22番(南澤幸美)(登壇)  余り時間がないんですが、もう1点、桑名市の公共施設のエレベーターの設置数、どれくらいあるのか把握されておるのか、その上で、エレベーター用の災害資機材の導入も視野にされ検討されていくのかどうか、ちょっとお伺いします。 164: 議長(飯田一美)  市民安全部長。 165: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  公共施設、民間施設のエレベーターの設置の調査についてでございますが、公共施設の昇降機、エレベーターの設置につきましては、建築確認申請の提出が現在必要となっております。桑名市管内におけます公共施設に設置されたエレベーターは全部で58基でございます。また、桑名市内における民間施設のエレベーターの設置数については、約740基ほどが設置されておると聞いております。官民におけるエレベーターの設置状況の台帳も作成して把握に努めているところでございます。いざというときのための防災備品として、エレベーター内の救済備品の整備につきましては、無理のない範囲で検討してまいりますとともに、民間施設のほうについても啓発、啓蒙には努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (22番議員挙手) 166: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 167: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございました。  それでは、大きい2番で、議案第28号 桑名市水道事業給水条例の一部改正についてですが、今までに3名の方が聞いておりますので、時間もありませんので割愛したいと思います。  大きく3番、議案第36号 平成24年度桑名市一般会計補正予算(第6号)で、土木費中、坂井多度線の増についてお伺いしたいと思います。  坂井多度線については、小山の住宅開発や多度第2工業団地、総合運動公園などの整備により交通量が増大しており、安全、円滑な交通の確保をするため、多度町中心部の小山地内から企業が集積する御衣野地内までの未整備区間の道路整備が平成18年度から着工されているところであります。  そこで、次の2点について質問します。  1点目の今回の増額の事業内容について、2点目は、今年度中に完成すると聞いておりましたが、全線開通時期はいつになるのでしょうか、お伺いします。 168: 議長(飯田一美)  都市整備部長。 169: 都市整備部長(水谷信昭)(登壇)  所管いたします3、議案第36号 平成24年度桑名市一般会計補正予算(第6号)、(1)款8.土木費、項2.道路橋りょう費、目3.道路新設改良費中、坂井多度線増395万6,000円についての1)増額の事業内容について、並びに2)全線開通時期はいつになるのかにつきまして御答弁申し上げます。  御質問の1)増額の事業内容につきましては、工事を進めていくに当たり、県道の取りつけ部や工事影響部分について、供用後の安全で快適な走行に考慮して、舗装の施工範囲をふやしたことや、周辺との取り合い等の附帯工事の実施、工事中の安全確保のための対策費の増などが生じたためで、事業費の増額をお願いするものでございます。  次に、2)全線開通時期はいつになるのかということでございますが、新しい橋より南側の区間はおおむね完成し、現在、橋の北側において工事を進めさせていただいております。また、工事中、市民の皆様はもとより、関係各位の御理解、御協力に感謝申し上げる次第でございます。今後も、安全に配慮しながら工事を進め、平成25年4月末の開通を予定しておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。                   (22番議員挙手) 170: 議長(飯田一美)  22番 南澤議員。 171: 22番(南澤幸美)(登壇)  ありがとうございます。  これも待ちに待った道ですので、やはり多度祭り前には完成できるように頑張っていただきたいと思います。  以上で終わります。 172: 議長(飯田一美)  暫時休憩いたします。                                     午後2時03分 休憩                                     午後2時13分 再開 173: 議長(飯田一美)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、通告により6番 倉田明子議員。 174: 6番(倉田明子)(登壇)  新自由クラブの倉田明子でございます。  議長のお許しをいただきましたので、ただいまより、議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算に対し、一問一答にて議案質疑をさせていただきます。  初めに、款2.総務費、項1.総務管理費、目1.一般管理費中、男女共同参画推進事業費につきましてお尋ねいたします。  男女共同参画社会とは一人一人が輝く社会です。日本においても20世紀後半より男女共同参画社会の実現を目指し国を挙げて取り組んでいます。男女雇用機会均等法、育児休業法、次世代育成支援対策推進法等、法律も徐々にではありますが整ってきております。平成15年からは、社会のあらゆる分野において、2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度になるよう期待するという目標、通称202030というポジティブアクションを推進し、県内においても、四日市、伊賀、名張等、一部ではありますが、目標値を達成した市もあります。  そこで、2点お伺いいたします。  1)桑名市の男女共同参画推進事業の根幹をなす桑名市男女共同参画基本計画の進捗状況をお聞かせください。  2)男女共同参画推進に向けての市の取り組み状況をお伺いいたします。  御答弁、よろしくお願いいたします。 175: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市民安全部長。 176: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  所管いたします事項1、議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算、(1)総務費、一般管理費中、男女共同参画推進事業費について2点御質問をいただいております。相関連いたしますので、あわせて御答弁申し上げます。  桑名市男女共同参画基本計画は、誰もが性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮し、責任と喜びをともに分かち合って生きることができる男女共同参画社会の実現を目指して平成21年に策定し、計画の体系に基づき、各課の事業を男女共同参画の視点で取り組んでおります。また、定期的に施策の進捗状況を調査し、評価、見直し、公表を行うことで計画の進行管理に努めております。  男女共同参画推進事業としましては、情報紙「花しょうぶ」の発行、県下各市町による連携映画祭の開催、女性弁護士相談、各種講座等の事業を行い啓発を進めております。また、平成21年度以降、毎年男女共同参画審議会を開催し、基本計画に定める五つの推進目標ごとに評価、提言をいただき、その中で、さまざまな施策がある中で、男女共同参画という言葉がなくても各事業において男女共同参画の視点を常に入れることによって推進につながっていくのでは、引き続き啓発の強化を実施されたいとの提言をいただいております。  この提言を受けて、平成24年度より、情報紙「花しょうぶ」を回覧方式から全戸配布に切りかえ、また市内各種イベントにおいて、男女共同参画事業に対しての情報発信を今まで以上に行い、啓発の強化に努めているところでございます。平成25年度につきましては、桑名市男女共同参画基本計画の中間年度に当たることから、アンケート調査による市民意識調査の実施を予定しており、結果を踏まえまして、実施計画の見直し等に反映、活用してまいりたいと考えております。  また、男女共同参画社会の実現のためには、男女がともに政策・方針の決定過程に参画し、それぞれの視点を反映させることが重要であり、桑名市男女共同参画基本計画の中におきましても、2016年までに審議会等への女性の登用率を30%になるよう目標を上げております。平成24年度の本市における審議会等への女性の登用率は24.9%であり、全国平均は27.6%、三重県内29市町の平均は27.2%となっており、平均より下回っているのが現状でございます。  このようなことから、今後におきましても、委員会等あり方及び見直し基準の周知を図るとともに、男女共同参画実施計画のヒアリングの場などにおいて、各課に女性委員の積極的な登用への取り組みを求め、早期に目標が達成できるよう努めてまいりますので、よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。                   (6番議員挙手) 177: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 178: 6番(倉田明子)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  桑名市は、全国及び三重県内よりも下回っているんですけれども、男女共同参画という構築された社会というのは、いわゆる市長が公約で述べられている、桑名を少子・高齢化に負けないまちというので、施策という意味でも重なる部分が多いと思われるんですけれども、25年度の事業予算に込められた市長の思いというものをちょっとここで言っていただきたいんですけど、お願いいたします。 179: 議長(飯田一美)  市長。 180: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉田議員の再質問にお答えをいたします。  一人一人が性別にかかわらず自立した個人としてその能力と個性を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現には、政策の企画や方針決定過程に男女がともに参画をすることは重要であると認識をしております。部長の答弁でも申し上げましたが、これからも女性委員の登用を積極的に推進して早期に目標達成ができるように努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。                   (6番議員挙手) 181: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 182: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  わずかですけれども、25年度の当初予算では、男女共同参画事業費を増額していただいておりますけれども、桑名市の男女共同参画基本計画が絵に描いた餅にならないように、また、近い将来、そちら側の席に女性が座っている、市長、そのような施策をぜひお願いしたいと思います。  では、次に、款2.総務費、項1.総務管理費、目1.一般管理費中、行政評価推進事業費についてお尋ねいたします。  行政評価は、桑名市のまちづくりの指針である総合計画の進捗状況を管理するツールであると認識しております。24年度におきましては、総合計画の基本計画49施策について、第三者委員会による評価を経て、3施策について公開の場で外部評価に取り組まれました。この一連の過程の中で、第三者委員会からは幾つかの課題や改善の指摘があったと思われますが、そこで2点お尋ねいたします。  1点、行政評価制度の目的と第三者委員会の構成についてお伺いいたします。  2点目、24年度開催した委員会から御指摘いただいた事項とその対応をどうされるのか、お尋ねいたします。 183: 議長(飯田一美)  市長公室長。 184: 市長公室長(水谷義人)(登壇)  所管をいたします1の議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算中、行政評価推進事業費について、1)行政評価のあり方について、2)外部評価について順次御答弁を申し上げます。
     まず、議員御質問の行政評価の目的と第三者委員会の人数、委員会の構成でございますが、現在取り組んでおります行政評価は、市が実施しております施策や事務事業についてどのような成果があったのか、目標が着実に達成できているのかなどの視点から、客観的、多角的に評価、検証を行い、その結果を次の企画立案に生かすことによって、施策の質的向上を図ることを目的とした行政改革の一手法でございます。行政評価は、議員御案内のとおり、総合計画の進捗管理に活用しており、今年度より、これまでの事務事業評価に加え、新たに総合計画の単位施策レベルで評価を実施する施策評価の導入をいたしました。また、施策評価の結果について、市の自己評価結果の妥当性の検証を行うとともに、職員の政策形成能力、評価能力及び説明能力の向上を図るために、外部評価につきましても導入をいたしました。  この外部評価を行う第三者委員会の構成でございますが、現在5名の方に委嘱をし、大学教授、公認会計士、民間企業、労働団体、市民活動団体の方により構成をしていただいております。  次に、外部評価委員会の指摘事項とその指摘事項の対応についてでございます。指摘事項の主な内容といたしましては、施策の進捗を評価するための成果指標について、単位施策レベルでの成果指標の設定は範囲が広域になるため施策全体を網羅できない場合もある。そのため、幾つかの補足指標を設定することにより、その単位施策の成果目標の達成状況を適切に判断することができるのではないかとの御意見や、市民の方がその単位施策の現状や市の評価がわかるように専門用語を避けて説明していく必要があるなどの御意見をお受けいたしました。  今後は、成果指標につきまして、必要に応じて現在設定しております指標以外にも補足の指標を設けながら、より客観性の高い施策評価を実施し、市民の皆様が市の仕事の全体像をわかりやすく把握できるような行政評価制度の構築に努めてまいりたいと考えておりますもので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。                   (6番議員挙手) 185: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 186: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  市長のおっしゃる全員参加型市政の実現には、市民の皆さんに市の実施している事業等をわかりやすく表現した情報が必要だと思います。現在取り組まれている行政評価は、そのための大切な手法とも考えられると思いますので、25年度も引き続き取り組みを進めていただきますようよろしくお願いいたします。  では、続きまして、款3.民生費、項1.社会福祉費、目1.社会福祉総務費中、子ども医療費についてお尋ねいたします。  子ども医療費の助成件数及び支給額は、対象を拡大したこともあり増加傾向にあるようですが、25年度に計上されている3億7,917万7,000円は対象者をどれほど見込んで算定されたか、お伺いいたします。  また、市長が掲げられた7つのビジョンの中で示された子供が3人以上いる世帯に対して、中学校卒業までの通院費を無料化にする事業にかかわる経費は25年度予算に含まれているかもあわせてお伺いいたします。 187: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 188: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  所管する事項1、議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算、(3)款3.民生費、項1.社会福祉費、目1.社会福祉総務費中、子ども医療費につきまして御答弁申し上げます。  この事業の経費といたしましては、小学生までの入院・通院医療費と中学生の入院医療費の助成に必要な予算を計上いたしております。最新の子ども医療費の受給者数は約1万5,000人、1カ月当たりの助成件数は1万8,000件程度となっております。助成額の算定につきましては、就学前児童については例年の増加率を参考に平成24年度実績見込みの2%増で、また小学生、中学生の助成額の算定につきましては、平成24年度は小学生の通院医療費が9月診療分以降、半期分の予算でございましたが、平成25年度予算では通年で必要となる経費を計上しているため、4,367万6,000円の増額となっております。  御質問いただいております市長のビジョンである『こどもを3人育てられるまちに』を実現するための子供が3人以上いる世帯に対して中学校卒業までの通院医療費を無料化にするといった事業に対する経費は、平成25年度当初予算には含まれておらず、この事業につきましては現在制度設計等につきまして検討いたしているところでございますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。                   (6番議員挙手) 189: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 190: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  では、再質問させていただきます。  この事業は、安心して子供を産み育てられるまちづくりにおいて大変意義のある施策だということは認識しておりますけれども、対象者の増加とか、あとコンビニ受診問題とかを考えますと、受け皿となる小児科及び現時点でも不足が問われている小児科医の負担が増すのではないかと危惧するところがあるんですが、この事業を継続的に取り組むために小児科医の負担軽減に対してどのような対策を考えていらっしゃるかをお伺いいたします。 191: 議長(飯田一美)  保健福祉部理事。 192: 保健福祉部理事(加藤洋士)(登壇)  小児科医の負担軽減についての再質問をいただいておりますので、御答弁をさせていただきます。  桑名市におきましては、市民の皆様が病気になられたり、けがをされた際にどのように対応すればよいかといったことを24時間、夜間でも相談できるよう、平成23年9月から、くわな健康・医療相談ダイヤル24を実施しております。また、昨年11月には、保護者の方などが子供が急病やけがのときにできるだけ落ちついて対応していただけるよう、御家庭でのケアの方法や医療機関のかかり方などをまとめました子どもの救急対応ハンドブックを作成いたしております。また、それ以外にも、みえ子ども医療ダイヤルの御利用などの周知にも努めながら、適正な医療機関へのかかり方の啓発、普及を図っているとともに、そして、日ごろから、内科医、小児科医などのかかりつけ医を持っていただくことも必要だと考えておりますので、そのことも啓発しながら小児科医の負担の軽減につなげてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。                   (6番議員挙手) 193: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 194: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  もう1点なんですけれども、子供が3人以上いる世帯に対して、中学校卒業までの通院費を無料化にするという件に関しましては、制度設計の検討を行っているということなんですけれども、対象となる中学生の受診傾向というのも調査されているんでしょうか。 195: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 196: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  再質問いただきましたので、御答弁させていただきます。  子供が3人以上いる世帯に対して中学校卒業までの通院費を無料化にするという、この事業につきましては、対象となる中学生の受診傾向についてでございますが、平成22年度の厚生労働省が調査した年齢階層別1人当たりの年間の医療費を見ますと、5歳から9歳までの子供は約11万6,000円、10歳から14歳までの子供は約8万円となっており、中学生の学齢期に向けて医療費は減少する傾向にあるということがうかがえます。このような状況も踏まえまして、新しい制度について検討を現在行っている最中でございますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (6番議員挙手) 197: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 198: 6番(倉田明子)(登壇)  子供が3人以上いる世帯に対しての中学校卒業までの通院費を無料化にするという件に関しましては、今後見守らせていただきたいと思います。  では、続きまして、款3.民生費、項2.児童福祉費、目1.児童福祉総務費中、放課後児童対策事業費についてお尋ねいたします。  1)の学童保育所運営費の委託料・補助金につきましては、さきの議員に対する御答弁でおおむね理解いたしましたが、1点質問させていただきます。学童保育所というのには公設民営と民設民営があると思うんですけれども、この2点で区別はないかということをお伺いいたします。                   (発言する者あり)  済みません、2点目を忘れていました。  市長の公約にある学童保育所の学校内への開設にかかわる費用は25年度予算に盛り込まれているかをお伺いいたします。 199: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 200: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  所管する事項、議案第1号の平成25年度桑名市一般会計予算、(4)款3.民生費、項2.児童福祉費、目1.児童福祉総務費中、放課後児童対策事業費について御答弁させていただきます。  まず、1)の学童保育所運営費の委託料・補助金についてのお尋ねですが、さきの22番 南澤議員にも御答弁申し上げたとおり、市内には19カ所の学童保育所がございます。そのうち、公設民営で運営されているところが7カ所、民設民営で運営されているところが12カ所あります。いずれも国の要綱等に基づきまして、利用児童数、開設日数、開設時間、長期休暇時の開所状況などの厳格な基準により委託料を算定しており、基本ベースでは全国一律の公平な運用となっております。また、学童保育所を利用するひとり親家庭の経済的負担の軽減、施設の設備修繕費、家賃助成等に対し、公設公営、民設民営の隔てなく助成を行っているところであり、今後も安定運営のため同様の支援をしていく方針でございます。  次に、2)の学童保育所の開設予定についてでありますが、現在のところ、新たに開設したい、もしくは現在の場所から移転といったお話はいただいておりませんので、平成25年度当初予算には、新規開設費や移転費に関する予算は見込んでおりません。しかしながら、就学前施設再編実施計画に基づいた事業の進捗状況により、幼稚園舎の活用が公にされた場合、あるいは学校現場にて空き教室が出るようなことがあれば、地域ニーズも踏まえまして弾力的な対応に努めてまいります。  いずれにいたしましても、当桑名地区においては多くの幼稚園が小学校の併設となっておりますことから、放課後の小学生の安全な居場所として幼稚園舎が最も適しているとの認識を持っており、幼稚園が統合されるということになれば、速やかに施設の有効利用を図るべく関係所管と十分な協議を行ってまいりたいと考えておるところでございますので、よろしく御理解賜りますようお願いします。                   (6番議員挙手) 201: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 202: 6番(倉田明子)(登壇)  学童保育所は保護者の方たちにも大変必要な施設だと思いますので、十分な協議、教育、福祉にわたる連携のもと、積極的な事業推進を期待いたします。  では、続きまして、款4.衛生費、項1.保健衛生費、目1.保健衛生総務費中、救急医療対策事業費について、自動体外式除細動器、AEDに関して2点お尋ねいたします。  総務省消防庁によりますと、心臓発作などで倒れた人に一般市民が自動体外式除細動器、AEDを使った事例が2011年に全国で1,433件あり、市民の使用が認められた直後の2005年から比べると15倍になりました。2004年に約7,000台だったAEDの設置台数は現在約38万台に増加しているそうです。普及が進んでいる半面、保守点検が不十分な装置によるトラブルも相次いで報告されているようです。  そこでお尋ねいたします。  1)市の公共施設におけるAEDの設置はどのように進んでいるか、お伺いいたします。  2)使用期限、機器のふぐあいによるトラブルもあるようですが、AEDの契約内容についてお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 203: 議長(飯田一美)  保健福祉部理事。 204: 保健福祉部理事(加藤洋士)(登壇)  所管する事項1、議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算、(5)款4.衛生費、項1.保健衛生費、目1.保健衛生総務費中、救急医療対策事業費について、1)AEDの配置状況について、2)契約の内容について御答弁を申し上げます。  初めに、AED、自動体外式除細動器につきましては、御承知のように、人の突然死の原因となります心臓の心室細動を電気ショックによって取り除く装置でございまして、医療従事者による救命処置に至るまでの命をつなぐ重要な役割を果たすものであり、市民の方の健康、安全を守るものでございます。  AEDの配置状況についてでございますが、平成16年7月に、厚生労働省より、救命の現場に居合わせた市民の方初め、医療従事者でない人によるAED使用の取り扱いについて、非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用のあり方検討会報告書が示されましたことから急速に普及されて、桑名市におきましても、平成16年度に1台、中央保健センターに設置をいたしました。その後順次予算計上を行いまして、リース契約や寄附により設置台数の増加を図ってまいりました。現在は、市役所や市民センターなどの市の施設に43台、そして幼稚園、小学校、中学校を含む教育施設79台を合わせまして、合計122台のAEDを設置いたしております。  予算につきましては、平成25年度当初予算で、賃貸借等、継続中の79台と、平成25年度中に賃貸借等の更新を迎える36台と新規設置1台を加えました37台分、合計116台分の575万4,000円を使用料及び賃借料として計上させていただきました。  次に、2)契約の内容についてでございますが、AEDは保守点検と消耗品の交換を含めました5年間の賃貸借契約を結んでおります。5年ごとの更新により最新の機器を導入し、いつでも安心して使用できる体制を整えることができるように努めております。導入当初より公共施設へのAED配置が早急の課題でありまして、同時配備するために初期費用とランニングコストの負担を少なくするように努めております。また、先日開催されました東京マラソンでも、一般市民の方々の連携によりまして救命活動が行われまして命が救われた事例もございます。  このように、AEDは誰でも使っていただくことができる救命機器であることが認知されてきているところでございます。桑名市におきましては、今後も命をつなぎ守る機器として、各施設管理者と連携を図りながら設置個所をふやしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (6番議員挙手) 205: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 206: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  では、続きまして、款4.衛生費、項1.保健衛生費、目6.保健センター費中、養育医療給付等事業費について、県からの権限移譲に伴う業務についてお尋ねいたします。  国の地域主権改革の一環により、25年度から県の業務の一部が市町に権限移譲されます。母子保健法に基づく事務もその対象と聞き及んでおりますが、25年度から新たに行う業務の詳細をお伺いいたします。 207: 議長(飯田一美)  保健福祉部理事。 208: 保健福祉部理事(加藤洋士)(登壇)  所管いたします事項1、議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算、(6)款4.衛生費、項1.保健衛生費、目6.保健センター費中、養育医療給付等事業費について、1)県からの権限移譲に伴う業務について御答弁を申し上げます。  国では、地域主権戦略大綱によりまして、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律におきまして、母子保健法に基づく事務が都道府県並びに政令市及び特別区から全ての市町村へ移譲されることとなり、桑名市におきましても、平成25年4月1日から実施するものでございます。  具体的な内容といたしましては、一つ目に、母子保健法第18条、低出生体重児の届け出がございます。これまで体重が2,500グラム未満の乳児が出生したときは、その保護者は速やかにその旨をその乳児の現在地の都道府県、保健所を設置する市または特別区に届けなければならないとされておりましたが、平成25年4月より市町村に変わります。桑名市におきましては、母子健康手帳発行時にお渡ししております低体重児出生届のはがきを保護者から送付していただくことになっております。また、桑名市では、乳児家庭全戸訪問事業を実施しているところでございますが、支援の必要なお子さんと保護者の方につきましては、さらに早期把握と支援に努めていくことが重要であると考えております。  続きまして、二つ目でございますが、母子保健法第20条の養育医療がございます。給付の基準といたしましては、出生時の体重が2,000グラム以下の乳児、一般状態や呼吸器・循環器系、消化器系などにおいて生活力が特に薄弱で、医師が入院養育を必要と認めた場合でございまして、その養育に必要な医療の給付を行うものでございます。  給付の範囲でございますが、診察、薬剤、または治療材料の支給、医学的処置、手術及びその他の治療、病院または診療所への入院、入院療養に伴う世話、その他看護、移送に係るものなどを現物給付を原則といたしまして支給するものでございます。  市の業務といたしましては、保護者からの申請の受理、決定通知書・医療券の発行、月々の審査支払機関への事務等が発生いたします。  三つ目でございますが、母子保健法第19条の未熟児の訪問指導がございます。これは、二つ目の養育医療の対象者に対しまして、退院後、指定医療機関からの情報提供書に基づきまして、保健師、助産師が訪問し、必要な指導、相談・助言等を行いまして、お子様の健やかな成長の支援と母親等、保護者の方の不安等に傾聴し必要な支援に努めますとともに、関係機関との連携を図ってまいりたいと考えております。  また、母子保健法第1条に、母性並びに乳児及び幼児の健康の保持及び増進を図るため、母子保健に関する原理を明らかにするとともに、母性並びに乳児及び幼児に対する保健指導、健康診査、医療、その他の措置を講じ、もって国民保健の向上に寄与することを目的とするとございます。  今回の権限移譲により、市民の皆様により身近な市で実施いたしますことは、今以上に市民サービスの充実につなげることができます。また、母子保健の向上につながり意義あることと認識いたしております。今後につきましても、母子保健サービスがより充実した途切れのない支援につながることに努めてまいりますので、どうかよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (6番議員挙手) 209: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。
    210: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  今お伺いしたところでは、保健師さんとか助産師さんの業務負担が増加するのではないかと思われるんですけれども、人事的な配慮というのは25年度予算には盛り込まれているんでしょうか。 211: 議長(飯田一美)  保健福祉部理事。 212: 保健福祉部理事(加藤洋士)(登壇)  再質問に御答弁をさせていただきます。  保健師、助産師の業務負担が増加するということでございますが、訪問業務に係る主な内容につきましては、家庭訪問、記録、関係機関との連絡調整になります。このため、未熟児訪問のための専門職を雇用する費用を当初予算で計上させていただいているところでございます。しかしながら、これまでも保健師等の専門職につきましては、募集をいたしましても応募される方が少ない状況でございまして、また、雇用形態が非正規雇用ということもございますことから、長期間にわたっての雇用は困難な状況でございますけれども、引き続き保健師の雇用は進めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。                   (6番議員挙手) 213: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 214: 6番(倉田明子)(登壇)  保健師さんとか助産師さんは、1歳半健診とか3歳児健診とか、ゼロから4カ月の赤ちゃん訪問、また、中学生のわくわく子育て体験事業等でも活躍されておりまして、子供の健全育成、子育て支援の現場では欠かせない存在となっております。権限移譲によって現場が疲弊しないように、今後ともそれに見合う予算給付を市からも国等に要請していっていただきたいと思います。  続きまして、7番の有害鳥獣対策事業費についてなんですけれども、これはさきの議員の答弁により理解いたしましたので、割愛させていただきます。  次に、款6.農林水産業費、項1.農林水産業費、目3.農林水産業振興費中、多度山環境整備事業費について2点お尋ねいたします。  多度山の環境整備が進み、美しい山に戻りつつあることは私も実際山に登ってみて実感いたしました。多度山を訪れるハイカーの皆さんの評判もよく、今までの取り組みが実を結んできていることは大変うれしく思うとともに、今後のさらなる整備が望まれます。  そこでお尋ねいたします。  25年度はどのような整備事業を企画されていますか。  2点目、多度山環境整備事業は今後どのような方向性で進められていくのか、展望をお伺いいたします。 215: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  経済環境部長。 216: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、所管をいたします(8)の款6.農林水産業費の中で多度山環境整備事業費について、1)の整備内容についてと2)の今後の展望についてお答えをいたします。  まず、1)の整備内容についてでございますが、平成18年度に作成をいたしました全国都市再生モデル調査の歩いて楽しいまちづくり調査報告にございます桜ともみじの回廊づくりに向けてをもとに、多度山周辺樹林地の保全、整備を進めているところでございます。そこで、多度山の整備を進めるに当たりましては、三重県では、平成19年度から204ヘクタールの針葉樹林の間伐や木材を運搬できる7,000メートルの作業道を整備いただきました。また、22年度からは、バンブーバスターズ事業を行っていただき、現在3.4ヘクタールの竹林が整備をされておるところでございます。  次に、本市が行っている事業でございますが、平成6年から、多度山麓に多くございましたマツクイムシの被害による枯れた松を2万1,000本ほど伐採いたしました。また、長年放置されて荒れておりました樹林地やハイキングコースを地元団体と協働で植栽活動を行うとともに、ボランティアの方々の協力を得て山麓の間伐を行っております。これ以外にも、緊急雇用創出事業で、多度山再生事業に従事いただいている方には、登山道の整備や多度山上公園の不要木の伐採を行っていただいております。  そのほか、平成22年度より、民間企業が愛宕神社裏手の山林におきまして、企業の森として植樹や不要木の伐採を行っていただいております。また、別の民間企業におかれましても、多度山上公園内にヤマザクラの苗木を寄贈いただいております。また、ソフト事業といたしましては、森林ボランティア入門講座修了生によります愛宕神社付近の間伐、多度山環境ハイキング講座生によるアカマツ林の整備を行っております。このようにさまざまな形で手を加えることによりまして、山上からの眺望や麓から見上げる多度山もかつての姿を取り戻しつつあると思っております。平成25年度におきましても、これら事業を継続して行ってまいります。  次に、今後の展望についてでございますが、多度山は約1時間程度で気軽に登れる山として、桑名市民のみならず近傍の方からも親しまれる山でございます。その山上からは、アルプスから濃尾平野、伊勢湾を経て鈴鹿の山々が一望できるほどの眺めでございます。桑名市のどこからでも見える桑名のシンボルとして、多度山が備えている美しい景観と眺望の維持、整備を行い、将来的には、三重県が現在検討いたしております森林づくりのための税の交付金、こういったものも視野に入れながら、かつての多度山の姿を取り戻すことは多度地区全体の魅力を上げることにつながると考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。  なお、多度山の整備には、先ほども申し上げましたように、大変多くの方々のボランティアによって支えられているところでございます。この機会に、関係される皆様方に心からお礼を申し上げる次第でございます。引き続いて、よろしくお願いをいたします。以上でございます。                   (6番議員挙手) 217: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 218: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  私も夜も登ってみたんですけれども、本当に夜景もすばらしくて、まさに、市長が高尾山に負けないようにと、十分負けない山になるのではないかと思いますので、今後も事業継続によって市内外の多くの方から愛される山になることを期待しております。  では、続きまして、款10.教育費、項1.教育総務費、目3.教育振興費中、新教育課程推進事業費についてお尋ねいたします。  新学習指導要領が制定され、小・中学校では子供たちの確かな学力、豊かな心、健やかな体をバランスよく育てる教育課程として、小学生英語、武道、ダンスなどが新しく組み込まれてきました。児童・生徒はもちろんのこと、教職員にとっても新しい教育課程になれるのには御苦労があると思います。新教育課程推進事業は新教育課程が円滑に進められるための事業だと認識しておりますが、これまでの進捗状況と25年度の事業をお伺いいたします。お願いいたします。 219: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 220: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします事項1、議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算、(9)の款10.教育費、項1.教育総務費、目3.教育振興費中、新教育課程推進事業費につきまして御答弁申し上げます。  新教育課程推進事業につきまして御質問いただいておるわけでございますけれども、先ほども議員のほうでおっしゃったように、平成23年度に小学校が、そして、平成24年度に中学校、本年度でございますが、全面実施をされた新しい学習指導要領に則しまして新教育課程がスムーズに構築されますように、私どもとしましては、平成21年度から実施してきた事業でございます。  これまでに新しい学習指導要領において新設されたもの、先ほど少し例示も挙げていただきましたけれども、必修化されたものを中心に、各教科等の環境づくりを行ってまいりました。小・中学校の理科教材、それから、先ほどもございました小学校外国語活動の教材、そして、これも先ほど御案内いただきましたけれども、中学校の柔道用のマットの購入などが主なものでございます。  小学校の外国語活動の充実を図るための教材といたしましては、大型の絵本やピクチャーカード、それから掛け図などを整えることで、子供たちにわかりやすく楽しい外国語活動が実施されておる次第でございます。また、今年度から中学校で必修化されました武道では、御案内のとおり桑名市においては柔道を選択したわけでございますが、柔道着をレンタルすることで安全かつ効果的に事業を実施することができておりまして、一通り九つの中学校もことしやり終えたわけでございますが、安全に効果的な授業が進められておるということを考えておるわけでございます。  25年度につきましては、先ほど申し上げた小学校外国語活動の教材、掛け図が5年生を中心にしたものでございましたので、25年度は6年生用の教材掛け図を購入していきたいと考えております。それから、中学校の柔道着のレンタル費用も予定しておるということでございます。  以上でございます。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。                   (6番議員挙手) 221: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 222: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  中学校に取り入れられた柔道、武道は礼儀や相手に対する敬意を学ぶという意味でも大変結構なことだと思いますけれども、片や安全面で心配する声も多く聞かれます。指導には細心の注意を払って授業を進めていただきたいと思います。  それでは、続きまして、款10.教育費、項1.教育総務費、目3.教育振興費中、学校・園再編推進事業費について、25年度の学校・園再編推進事業の予算内容と進捗状況をお伺いいたします。 223: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 224: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします事項1の議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算のうち、(10)の款10.教育費、項1.教育総務費、目3.教育振興費のうち、学校・園再編推進事業費につきまして、学校・園再編推進事業の進捗状況について御答弁申し上げたいと思います。  まず、予算の中身でございますが、主なものとしましては、学校再編の研究のための視察に関するもの、それから就学前施設再編実施計画案でございますが、それの今、計画ができましたらですが、概要版等のパンフレットの作成費を考えておる次第でございます。  次に、事業の進捗状況でございますが、御案内のとおり、桑名市の就学前施設の再編につきましては、昨年8月に出されました桑名市就学前施設の再編に関する答申、それを踏まえまして庁内にて議論を重ね、先ほど来いろいろお話しいただいております桑名市就学前施設再編実施計画案を作成いたしました。現在、パブリックコメントを初め、さまざまな団体等からお話をいただいているところでもございます。こうした意見を踏まえまして再度検討し、今年度末には実施計画として策定していきたいと考えております。そして、それを受けて、作成いたしましたパンフレットにて周知に努めるとともに、地域説明会でも活用していこうと、このように考えておる次第でございますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。                   (6番議員挙手) 225: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 226: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  25年度は視察と概要版のパンフレット作成ということなんですけれども、確認の意味で1点質問させていただきます。作成されるパンフレットを使って主に説明会とか何かをされるのではないかと思うんですけれども、その説明会は全市民を対象にしてされるのかということをお伺いいたします。 227: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 228: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  倉田議員の再質問にお答えいたします。  この説明を全市民に説明するのかということでございますが、今回の再編につきましては、桑名市の就学前教育におきまして大きな節目の施策だと考えております。したがって、市民全体への周知は重要であると、このように考えておる次第でございます。よろしく御理解いただきますようお願いいたします。                   (6番議員挙手) 229: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 230: 6番(倉田明子)(登壇)  就学前施設の再編というのは戦後から続いてきた桑名市立幼稚園のあり方というものを根本から見直すといいますか、将来の学校再編にも通じる、桑名市の教育行政だけでなく、地域というものがどういうものなのかという概念をも問う事業と言えるのではないかと思います。現在、パブコメのほうも随分寄せられているということですけれども、ぜひ全市民に納得できるような事業にしていただきたいと思います。  それでは、次に、款10.教育費、項1.教育総務費、目4.教育研究所費中、学力・教師力向上推進事業費についてお尋ねいたします。  本年度の学力・教師力向上推進事業で主に取り組まれる事業とその手法をお伺いいたします。 231: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 232: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします議案質疑1の議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算、(11)の款10.教育費、項1.教育総務費、目4.教育研究所費のうち、学力・教師力向上推進事業費について、事業の手法について御答弁させていただきたいと思います。  本事業につきましては、桑名市の教職員研修を教師道場という形で位置づけさせていただいて、キャリアステージに応じた研修機会を通して、教職員の意識を高め、さらなる力量の向上を目指すことを目的としております。事業の内容といたしましては、先進校視察を行い、自校に還流し、自校の学びの意欲を高め、校内研修を活性化すること、あるいは各種研修講座等を実施し、教職員としての専門的知識・技能を高め、資質の向上に努めるものでございます。  加えまして、先ほどありました25年度はということでございますが、25年度につきましては、さきの議員の方々にもお答えしたところでございますが、学級満足度調査を実施いたしたいと考えております。この調査は、先ほど幾つかの議員さんに申し上げたところでございますが、子供たちにとってよりよい環境をつくろうというものでございます。そして、客観的に把握をしていこうということでございますので、よろしく御理解いただきたいと思います。  本事業の取り組みを通しまして、学級、学校における環境を改善し、教師の指導力を向上させるとともに、一人一人の児童・生徒が意欲的で豊かな学びが実現できるよう環境整備に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解をいただきますようお願い申し上げます。以上でございます。                   (6番議員挙手) 233: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 234: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございました。  Q-Uを実施されることはいいんですけれども、新たに新学習指導要領になってからどんどん取り組まれることが多くなってきているような気がするんですけれども、例えば、そのかわりに、学校評価とかがあるんですけれども、それで補うことはできないんですか。 235: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 236: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  倉田議員の再質問にお答えさせていただきます。  確かに、新しい学習指導要領が全面実施されまして、学校現場もさらに忙しくなったという感は私も感じておるところでございます。ただ、今、おっしゃっていただいた学校評価ということにつきましては、これは教職員による自己評価、それから学校関係者評価、これによって学校の教育活動全般を成果を検証しながら、いわゆるPDCAのサイクルで学校運営の改善を図っていくというのが目的となるというものでございます。  一方、先ほど私が申し上げた学級満足度調査につきましては、子供たち一人一人についての理解をすることによって、それを客観的にすることによって、学級集団の状況と今後の学級経営の方針、あるいは指導の方法を見出していくことに使うわけでございまして、主に、学級、もう少し言いますと、一人一人の子供に焦点を当てたものとなりますので、先ほど御提案があった学校評価とは少し趣旨が異なるというふうに考えておりますので、学校評価をもって補うということにはちょっとつながらないんじゃないかというふうに認識する次第でございます。よろしく御理解をいただきますようお願いいたします。                   (6番議員挙手) 237: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 238: 6番(倉田明子)(登壇)
     一つ一つの事業の大切さ、必要性というのは十分理解できるんですけれども、事業がふえていくことによって教職員の事務負担もふえていきますよね。そういうことによって、ひいては一番基本とされる教職員が子供一人一人と向き合う時間が減ってしまうのではないか。減ってしまうということは本当に本末転倒で、そういうことが起こらないように、ぜひ事業の精査というものをお願いしたい。また、事務事業も、内容も減らすように精査をお願いしたいと思います。  では、最後に、款10.教育費、項6.保健体育費、目2.学校保健体育費中、学校給食事業費について、地産地消給食についてお尋ねいたします。  地元でとれる農作物がその土地に住む人にとって体に一番合っているとも言われておりますけれども、地元でできた農作物は新鮮で、失われつつある旬の味を知ることができます。その意味でも、地産地消給食は食育の上において必要な事業と思われますが、地元でとれた食材を使った給食は25年度はどのように計画されているか、お伺いいたします。 239: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 240: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管する事項1、議案第1号 平成25年度桑名市一般会計予算、(12)の款10.教育費、項6.保健体育費、目2.学校保健体育費中、学校給食事業費について御質問をいただいておりますので、御答弁させていただきます。  学校給食における地産地消につきましては、これは農林水産課とも連携をしながら進めておるわけでございますが、日ごろから地場産物の活用に努めるとともに、月2回程度桑名産の食材を献立に取り入れて紹介をいたしまして、ふるさと発見ランチと命名しまして実施しておるところでございます。  これらの取り組みに加えまして、新年度、25年度におきましては、さらなる地産地消の推進の一環としまして、仮称でございますが、くわなっ子給食の日、これを年1回ですが実施する予定でございます。このくわなっ子給食の日には、桑名でできた食材をふんだんに利用してまいりたいと考えております。桑名産の野菜等の確保につきましては、現在、農林水産課と共同して実施しております桑名市地産地消推進協議会、これを中心に進めてまいりたいと考えておるところでございます。くわなっ子給食の日を実施することで、子供たちが桑名の地場産物を、あるいは産業についてさらに理解を深めて桑名を好きになってくれればという考えでございますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (6番議員挙手) 241: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 242: 6番(倉田明子)(登壇)  25年度からくわなっ子給食の日というのが導入されそうですけど、年に1回。ちなみにどんな献立かをお伺いいたします。 243: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 244: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  倉田議員の再質問にお答えさせていただきます。  年1回ということで心もとないところがございますが、平成25年度はカレーとサラダを予定しております。できるだけ、今申し上げたように、使用する野菜や肉は桑名産を提供していきたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。                   (6番議員挙手) 245: 議長(飯田一美)  6番 倉田議員。 246: 6番(倉田明子)(登壇)  ありがとうございます。  食べるということは人間が生きていく上でなくてはならないもので、学校給食は子供たちに正しい食のあり方を教える大切な教育だと思います。地産地消給食は、献立名にもあったように、ふるさと発見にもつながると思いますので、可能な限りふやしていけるように、予算面においてもしっかり検証していただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 247: 議長(飯田一美)  次に、通告により11番 小川満美議員。 248: 11番(小川満美)(登壇)  皆さん、こんにちは。市民クラブの小川満美です。  それでは、通告に従い、議案質疑を一問一答で行います。  1、議案第27号 桑名市陽だまりの丘生涯学習センター条例の制定について、(1)指定管理について。  この施設は子育て支援センターと生涯学習施設が一体化した複合施設です。子育て支援センターには市の職員がいるのに、建物全体の管理は指定管理者が行うので、市職員ではない人が管理事務室にいることになります。職員からの説明では、メディアライヴの中に中央保健センターや勤労青少年ホームが入っているのをイメージしてください、子育て支援センターが建物の一部を間借りするのですとのことでした。やはりエリア区分がはっきり分かれており、柔軟な活用ができないおそれがあります。利用者にとっては、子育て支援センターと生涯学習施設の区分は関係ありません。公共の施設は市民のものです。市民が使いよいことが重要であって、役所が管理しやすいことは二の次です。指定管理にして、貸し館業務中心の生涯学習施設は他にもあります。ほかにはない特色として、子供を中心に考えた生涯学習施設が一つくらいあってもよいのではないでしょうか。  1)子育て支援センターは直営なのに、指定管理にする理由は何ですか。  2)この施設は単独で指定管理者を募集するのですか。  3)指定管理者の募集は公募をするのですか。  よろしくお願いします。 249: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 250: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします1、議案第27号 桑名市陽だまりの丘生涯学習交流センター条例の制定について、(1)の指定管理について、1)子育て支援センターは直営なのに指定管理にする理由は何か、2)この施設単独なのか、3)公募するのかにつきまして、これらは相関連いたしますので一括して御答弁をさせていただきます。  御案内のとおり、陽だまりの丘生涯学習交流センターと子ども・子育て応援センターは、陽だまりの丘に複合施設として整備するものでございます。当複合施設の指定管理者制度導入につきましては、平成17年4月策定の本市の公の施設の指定管理者制度導入に係る基本方針に、新規に設置する施設については指定管理者制度を導入することとすると、このように明記されている次第でございます。  そこで、子ども・子育て応援センターの運営は直営となりますが、指定管理者制度につきましては、施設の維持管理に関しましては効率的に実施する必要がございます。そこで、子ども・子育て応援センターを含めた複合施設として一体的に維持管理に関して指定管理者制度導入を行うということで、市民サービスの向上につながると考えている次第でございます。そして、生涯学習と子育ての両センターがそれぞれの役割を果たすとともに、複合施設として相互の連携を生かすことにより、利用者の視点に立ったサービスの提供や効率的な管理運営を行い、その相乗効果を高めてまいりたいと考えておる次第でございます。  また、指定管理者の選定につきましては、当複合施設のほか、同じ社会教育施設である大山田コミュニティプラザ、スター21、六華苑、そして、六華苑に隣接いたします住吉浦休憩施設とともに、管理運営の一体性、サービスの向上、経費節減という観点から、施設相互の連携及び効率的な管理運営が図られるため、同一の指定管理者に行わせることが適切なことから、複合施設を一括により公募を行う予定でございます。これにより民間事業者が既に事業展開している分野で市民ニーズの効率的かつ効果的な実現が期待できることと考えております。  こうしたことから、陽だまりの丘複合施設につきましては、平成25年度は、まず、供用開始時は直営といたしまして、生涯学習施設と子育て支援施設を備えた複合施設の運営を確立していくことになろうかと考えております。したがいまして、平成26年度から指定管理者制度の導入を実施してまいりたいと、このように考えている次第でございます。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 251: 議長(飯田一美)  11番 小川議員。 252: 11番(小川満美)(登壇)  26年度から指定管理を導入するということですけれど、この半年間なり直営でできるのであれば、その先もずっと直営でできるんじゃないでしょうか。  それから、今、一体管理をすることで効率的だというふうにおっしゃいましたけれど、既にコミプラとかスター21を管理しているところが市民サービス向上になっているのかというと、効率的な運営をしているのかというと、そうでないから、今ここを新たに指定管理に加えることはどうなのかということを聞いているんですけど。コミプラとかスター21、本当に効率的管理をして市民サービスの向上になっていると評価しているんでしょうか。市民はそんなふうには言っていませんけど。 253: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 254: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  小川議員の再質問にお答えします。  議員からは、ほかの施設が市民サービスにつながっていないんじゃないかというような御指摘でございますが、まず、先ほど申し上げたように、最初の部分はずっと直営でやりまして、その地固めをさせていただいて、軌道に乗ったところから26年度に指定管理のほうへ移行していきたいと、このように考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。以上でございます。                   (11番議員挙手) 255: 議長(飯田一美)  11番 小川議員。 256: 11番(小川満美)(登壇)  余りお答えが返ってこないので、続きは委員会ということで、(2)に移ります。  (2)子どもたちが利用しやすい柔軟な運用を。  もともと、この場所は小学校建設用地でした。ですから、この地域の住民の皆さんは、近くに学校ができると聞いて陽だまりの丘に家を建てた方々です。しかし、学校は建設されず、時間をかけて通学している東小学校はプレハブ教室が3棟も建っています。ですから、子供たちの教育環境という点では大変不満を持っています。地域住民は、学校から帰ってきた子供たちが安全に遊べる場所を強く要望しています。また、桑名市内には、深谷に2施設、桑部に大型児童センターと3カ所児童館がありますが、交通の便が悪いため、市内全域から子供たちが利用できる施設にはなっていません。公民館は各小学校区にあるのに対して、子供が気軽に利用できる児童館は本当に少ないというのが現状です。  多くの自治体の児童館では、午前中に子育て支援として乳幼児とその保護者が使い、午後は児童館と学童クラブとして小学生が使っています。また、宝塚市の児童館は、午前中に若いお母さんと乳幼児、そして午後は小学生が児童館として使い、夜は中学生、高校生が居場所として使っています。また、1日を通してその宝塚の児童館では地域のお年寄りも使っています。このように、一つの施設を時間を分けて多様に使っているところが既にあります。ですから、この施設も時間を分けて、縦型に施設を、子育て支援センター、生涯学習施設と分けるのではなく、時間を分けて横で、横断的に使っていただきたいというふうに考えます。  そこでお尋ねします。  1)施設の専用利用の時間区分について、2)個人利用料金の中学生以下を無料にできないでしょうか。 257: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 258: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします1、議案第27号 桑名市陽だまりの丘生涯学習交流センター条例の制定について、(2)の子どもたちが利用しやすい柔軟な運用を、1)施設の専用利用について、2)個人利用料金の中学生以下を無料に、この2点の質問をいただいておりますので、あわせて御答弁をさせていただきます。  御案内のとおり、陽だまりの丘生涯学習交流センターの体育室では専用利用を基本としておりまして、時間区分を午前、午後、そして夜間と設定しております。専用利用がないときには一般公開を行い、個人利用により、中学生以下では2時間以内1回50円、高校生及び一般では100円の料金で御利用いただくものでございます。公共施設を有効活用することにつきましては、市民の活動の場として活用することに加え、先ほども御指摘がございましたように、子供たちの自由な遊び場としても利用できるようにし、子供の健全な育成を推進することは重要であると認識をしております。  しかしながら、当体育室と同様の施設としてスター21がございますが、現在そこの体育室や軽体操室の専用利用は、サークル団体などに人気がございまして高い利用率を維持しております。さらに、陽だまりの丘生涯学習交流センターの体育施設に対するお問い合わせもございます。市民の方々からも関心が強いところかなと感じておるところでございます。  こうしたことから、当体育室での子供たちの個人利用につきましては、サークル団体などの活動が制限を受けることにもなってきますので、公共施設である体育施設を子供たちの遊び場として、あるいは社会体育の活動の場として、また、あるいは地域の活動の場としてどのように活用していくのか、今後当施設の利用状況なども勘案させていただきながら調整をさせていただく必要があるのではないかと、このように認識をしているところでございます。議員が申されるように、子供たちが利用しやすい柔軟な運用に関しましては、大変貴重な御意見と承っておきたいと考えております。  また、中学生以下の個人利用料金を無料化にしてはということでございますが、施設の利用料金の設定は、経費負担の適切な分かち合いの観点から費用の負担の公平性の確保にも努めてまいりたいと思います。当体育室の個人利用料金は、中学生以下では2時間以内1回、先ほど申し上げた50円という価格にさせていただきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。いずれにいたしましても、子育て支援を含め、市民の生涯学習活動を総合的に支援していくために、利用者が快適に使用できる複合施設の整備、あるいは機能の充実に努めてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。                   (11番議員挙手) 259: 議長(飯田一美)  11番 小川議員。 260: 11番(小川満美)(登壇)  子育て支援センターのほうは、学校帰りの小学校低学年について遊戯室を開放していただけるというふうにちょっと聞いています。ありがとうございます。しかしながら、小学校4年生以上、高学年の子は、じゃ、そこへ来たときに、小さい子はいいけど、大きい子は帰ってくださいということになって混乱を招かないんでしょうか。その点、懸念していないのか、お願いします。 261: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。  残り時間が少ないので、簡潔にひとつよろしくお願いします。 262: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  小川議員の再質問にお答えします。  おっしゃっている意味はよくわかっておるつもりでございますが、この後、設定させていただいた金額についてはそのとおりさせていただこうと考えておりまして、あと、使っていただく中で、今後も少し検討していきたいと思っておりますので、よろしく御理解いただきたいと思います。 263: 議長(飯田一美)  これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第1号ないし議案第45号の45議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び特別委員会に付託いたします。  ここで暫時休憩いたします。                                     午後3時34分 休憩                                     午後3時45分 再開 264: 議長(飯田一美)  休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────────────  ○一般質問 265: 議長(飯田一美)  次に、日程第4、これより市政に対する一般質問を行います。  通告がありますので、発言を許します。  23番 伊藤文一議員。 266: 23番(伊藤文一)(登壇)
     本日のしんがりを務めます桑風クラブ・無会派の伊藤文一でございます。  議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。一問一答で行いますので、よろしくお願い申し上げます。  この間、3月3日、桑名リバーサイドマラソンがございまして、4,700名余りの方が御参加いただきました。第5回が5,200名ですので、少し少なくなりましたけど、種目も1種目減っております、そのころを見れば。それでも、たくさんのスタッフ、それからボランティアの皆様方に支えられながらこの運営ができたと思っておりますが、残念ながら、ここにおられる部長さん、一人もお見えにならなかったのは私は残念だと思います。これは、三重県とかいろいろたくさん……。              (「近藤部長はおった」と呼ぶ者あり)  近藤部長は別や、所管やで。議員さんも10キロに2人挑戦されて完走されたようでございます。完走証を渡されたのは副市長であります。朝早くから御夫婦でお見えになりまして、最後にそうやって完走証を渡された。これぐらい熱心な副市長でございます。有能な副市長でございますので、ずっと長くいていただきたいなと思っておりますが、そういうわけにはいかないだろうと思います。  では、一般質問を、議長のお許しをいただきましたので、沿ってさせていただきます。  副市長・教育長について、(1)副市長・教育長人事について市長にお聞き致します。  1)副市長は2人体制にするのか、2)教育長については一般公募を考えていないのかということですが、今、私が申し上げたように、副市長は有能な副市長でありますので、総括副市長も兼ねた、それから特別の副市長でもございます。それを今回、各団体の理事長を兼ねておられるということですので、本当は長くおっていただきたいと思っておりますので、これについて市長の見解をお聞きしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 267: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 268: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤議員の一般質問1、副市長・教育長について、(1)副市長・教育長人事について私にお聞き致しますについて、2点御質問いただいておりますので、順次御答弁を申し上げます。  まず、1)副市長は2人体制にするのかについてでございますが、桑名市副市長の定数を定める条例では、副市長の定数を2人以内と定めております。以前より、総括と特命として事務分担した2人の副市長体制は市政運営において十分機能していたと思っておりまして、私自身も2人体制が望ましいと考えております。そのため、副市長にふさわしい豊富な経験と知識を有する適任者を今議会中にも御提案申し上げたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、2)教育長については一般公募を考えないのかについてでございますが、議員からは、いわゆる教育長候補の教育委員の公募は考えないのかということでございますが、現在のところ、公募については考えておりません。教育委員会が本来の機能を発揮するためには、教育行政に深い関心と熱意を有する人材の登用に努める必要があり、その点で、教育委員の任命権を持つ私の責任は大きいと考えています。現時点では、現下の教育委員会制度の趣旨、理念を踏まえて、役割をしっかりと果たしていただける方を選任させていただくことが大切であると考えておりますので、よろしくお願いします。                   (23番議員挙手) 269: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 270: 23番(伊藤文一)(登壇)  副市長2名は総括と、それはいいと思っておりますが、今、市長も給料を減給されておるわけですので、三浦副市長がおる限りは1人でも十分やっていけるだろうと私は思っておりますので、その辺は本当に優秀な三浦副市長だと思います。それですので、1人でも、あとのスタッフが十分であればいけるんじゃないですか。もう一度それだけ御答弁いただけませんか。 271: 議長(飯田一美)  市長。 272: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  私も今、三浦副市長につきましては、本当にすばらしいスタッフに恵まれたと思っており、全幅の信頼をしておるところでもあります。しかしながら、先ほど申し上げたように、副市長というものが2人体制というもののほうが望ましいと今現在私としては考えておりますので、先ほど申し上げたような形で、今議会中にお願いをしたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (23番議員挙手) 273: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 274: 23番(伊藤文一)(登壇)  以前は、市長と助役と収入役でありましたので、別に今、組織名が変わりましたので、それでいいと思いますが、なるべくなら1人制で三浦副市長にずっとおっていただけるように御努力いただければいいと思っております。  では、2番の教育長についてですが、先ほど星野議員には、本議会に出すということを言ったんですが、今は一言もそういう答弁はないんですが、相違しておるんじゃないですか。あなた、星野議員のときには、今議会中に出しますよと言われましたよ。それでも私がこれを質問して、一番大事なところなんですよ。                (「一般公募」と呼ぶ者あり)  これですよ、教育長の。  一般公募も、こんなこと、もしあれですけど、東京の中野区では、4期連続公募をやりました。1回目は45%ぐらいの投票のあれがあったんですが、2回、3回、4回と続けるごとに、投票は25%に3回とも大体減っておるわけですね。それで中野区は1995年にそれを取りやめたということの例もございます。確かにあれかもわかりませんけど、そういう今の体制を見ますと、先生がやると、先生の擁護ばかりする教育長になる。偏ったものになっていくんだと。一般公募すれば、実例やったら、私がもし教育長に立候補したいと、議員をやめてですよ。そうなればずっとよくなるんだろうと僕は思いますよ。市長、どうですか、そういうお考えは、そういう公募制度を。選挙カーを走らせてでもなりたいと思っております。いかがでしょうか。 275: 議長(飯田一美)  市長。 276: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤議員の再質問に御答弁申し上げます。  伊藤議員がそのような思いがあるとは私も知りませんでしたので、大変失礼をいたしました。ただし、現時点としましては、現下の教育委員会制度の趣旨、理念を踏まえまして、役割をしっかりと果たしていただく方を選任させていただくことが大切であると考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (23番議員挙手) 277: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 278: 23番(伊藤文一)(登壇)  今、私は適任ではないというような回答でございましたので、このまま議員を任期まで務めたいなと思っております。これは、先ほど言われました、本当に今議会に出すと言われるのと、こういうような教育委員の中でも4人、5人なんですけど、今、欠員で、この間、傍聴したら、3人こそない。1人欠席なんですよ。こんなので審議をしておるんですよ。市長は一遍教育委員会の傍聴をされるといいと思いますよ。たった3人ですよ。そういうようにやられる。中に、今度教育長にできるかなというような方もみえると思います。  僕は、いい先生が1人おるんですけど、これは学校の先生、だめだと思っておりますので、これから公選のほうも一遍考えていただいてやってもらいたいなと。桑名は何でも日本一と、今まで水谷前市長は図書館の民間委託、それからそういういろいろなものを日本一に、最初だ、この病院についても一緒なんだということですので、今度の市長も若いですのでしっかりやっていただかないと困ると思いますので、よろしくお願いしたいと思っております。  では、2番目の幼・小・中一貫教育についてお尋ねをいたします。  まず、桑名市にも50年以上前にはあったんですが、御存じでしょうか。 279: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 280: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします一般質問2、幼・小・中一貫教育について、先ほど私がとらまえさせていただいたのは、幼・小・中一貫教育、桑名市にも50年以上前にあったことを知っているかということでございますね。ということでございますので、御答弁させていただきたいと思います。  私も、幼・小・中一貫教育という言葉、小・中一貫教育というのはよく聞くんですけれども、幼・小・中となると全国でも限られていますので、桑名市でもあったのかなということで少しひもとかせていただいたところ、桑名市でも、先ほど伊藤文一議員がおっしゃったように、昭和30年代前半に、城南幼稚園のところに小学校、中学校が一つの敷地内で教育を行っていた時期がございました。これは、昭和32年に城南幼稚園が設立されております。その後、昭和36年に陽和中学校が新設されております。その間の数年でございますが、幼稚園と小学校、中学校が同じ敷地内にあったということを見つけました。そんなような状態でございます。こうやってひもといてさせていただくと、非常に桑名の歴史に対する重みがすごく感じたなという私の感想でございます。今御指摘いただいたことについては、その程度しか私としては申し上げることはございませんが、以上でございます。                   (23番議員挙手) 281: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 282: 23番(伊藤文一)(登壇)  今、教育長職務代理者兼教育部長が言われたとおりなんですね。それは城南村の引き継ぎでずっと市内と合併するというときですので、一時的にそういうことがあったと思います。この学校は、今も伝統もありますし、先ほど言われましたように、幼稚園は32年4月に開園、それから、36年3月には中学校が陽和中学と合併しまして36年から陽和中学になったわけですね。それですので、こういう一貫教育もあったんですが、ここにおられる中で1人だけそういう間におられたのではないかなと思われる人もおるんですが、お聞きしたいと思うんですが、部長さん、この教育について、50年前ですけど、どのような状態やったか、状況はわかりませんですか。                   (発言する者あり)  市長さんもこういう古いことも覚えておいていただきたい。あったということをしっかりと覚えていただかないと、市長さんというあれがないと思いますので、今の回答で十分満足をしております。  2項目め、なぜ幼稚園だけの統合だけを考えておられるのか、お聞きしたいと思っております。 283: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 284: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします事項2、幼・小・中一貫教育について、(2)なぜ幼稚園だけ統合なのかについて御答弁申し上げます。  これは御案内のとおりでございますが、今回の桑名市就学前施設の再編実施計画案におきましては、幼・小・中の連続性や子供たちの生活圏域を考慮いたしまして、再編の基本単位を中学校ブロックといたしております。また、現在24園ございます園は、第1段階として、幼保一元化施設である認定こども園を含めて11園に再編する旨お示しをさせていただいたところでございます。  議員からは、先ほどもありましたとおり、本市の教育活動において、以前から、幼・小・中、城南の例を挙げていただいたんですが、接続を意識した取り組みが進められており、現在でも、幼稚園から小学校、小学校から中学校への学びの連続性を重視した取り組みがどうかという御指摘でございます。実際、私どもとしましても、幼稚園から小学校、それから小・中連携ということで、学びと育ちの連続性については重視した取り組みを進めているところでもございます。  ただ、幼・小・中という一貫教育にしてはどうかということでございますが、特に公立幼稚園におきまして、少子化や、あるいは保護者の就労状況の変化を背景にしまして、極端に園児数が減少し休園となる園も出るということでございまして、ここに集う子供たちの育ちを十分に保障できない状況が続いておるわけでございます。こうしたことから、子供たちの社会性を育むために望ましい集団規模を確保すべく、公立幼稚園の再編に着手してまいりたいと考えておるところでございます。  そうは言うものの、今、伊藤議員からお話がありましたように、公立幼稚園の再編に伴いまして、就学前施設において、小学校との連携の部分については希薄になる部分も出てくるんじゃないかということも感じておるわけでございます。それゆえ、小学校の連携につきましては、これは公立、私立を問わず、今後重視していく課題であるというふうに認識をしております。小学校への連続を今まで以上に重視し、入学する学校での体験活動や小学生との交流活動を実施するなど、これまでの取り組みを生かした教育活動を今後も展開していきたいとともに、私立に通ってみえる方々についても、小学校との連携というのはこれから大きな課題になるのではないかというふうに考えておる次第でございます。議員からは大変貴重な御指摘をいただいたと考えておる次第でございます。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (23番議員挙手) 285: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 286: 23番(伊藤文一)(登壇)  幼稚園の11園、5園とかいう今話があるんですけど、それについては、中学校単位で今から考えられても遅くないだろうと、11園だから。今、これでも反対もたくさんあるし、賛成もあるし、いろいろだろうと思います。これはやっぱり保護者の皆さん方に御理解をいただきながら、また統合していくのも、まず、複式学級を持っておる学校は全部どこかの小学校と統合していかないと僕はだめだと思っています。子供は5人や10人で本当に授業をしておってもいい面が出てこないと思います。1年生から6年生まで、たった10人や5人でやっておっては何ともならないと。それは教育部長、もっと考えなければならないことだろうと思いますよ。  僕らのころは57人、1クラス。57人おりましたから、それが3クラスありましたのですから相当な人数だったわけです。幼稚園も修徳幼稚園で、私は昭和19年生まれですけど、25年ぐらいにはありましたので、十分考えられることだろうと思うんですけど、もうちょっと考えていただかないといけないと思っております。これも、たしか、幼稚園を11園にするということについては、私も中学校で遠いなと初めは思いました。これで終わります。  今度3の質問に入ってまいります。日南のほうへ会派で視察にお邪魔させていただきました。その学校は、幼稚園と小学校、中学校一貫教育の日南市立北郷小中学校ということになっております。ここへ行きますと、中学3年生は9年1組なんです。皆さんは、今まで、耳にされたということは薄いだろうと思いますけど、9年1組でございます。この学校は私らはずっと御案内していただきましたけど、本当に整然とした授業風景を見てまいりました。真剣に授業をしておる。そしてまた、全部コの字型というより、言ったら囲まれた感じの校舎ですけど、ある半分は新築して、あと半分は既存のものを利用して、ただ、間伐材も規定があって使えないということで、べニヤとかそういうものに一部なっておったところもございますけど、本当にきれいな学校でございました。小・中一貫教育、本当にいい方向に向いた学校じゃないかなと思っています。  小さいことからちょこっとずつ言っていきますので、まず、学童保育。学童保育もその校舎の中にあります。ただ、無料です。それから、プールは温水プールです。それも幼稚園用と、こっちの小学校、中学校用と分かれています。市長さん、ようけお金が要りますから、よく考えておいてくださいね。そういうあれですね。  通学のときでも、徒歩の場合は4キロまでは補助をしないと。4キロ以上超えるとバス通学、コミュニティバス、それから指定のバスを利用してもらっても一部負担を市がする。自転車通学、これは6キロ以上です。これも、自転車を買うときには、一部補助をしてもらえるということを聞いてまいりました。  また、校長先生も1人なんです。教頭さんは2人なんです、小学校、中学校の教頭さんが2人おみえですので、これも校長先生が1人分要らないという経費の節減もあると思うんですが、それによって、この学校はシンガポールと何十年前から、ちょっと忘れたんですけど、提携して行き来しておるんですね。それの行くお金に対して1人10万円だったと思ったんですが、補助をしていただけると。毎年10人ずつ生徒の交換をしておる。特に英語教育は小学校1年生からやっておるんです。それですので、向こうへ行っても御心配がないというようなこともおっしゃっておみえでございました。  また、英検を取っておるのが9年生、準2級が2人ばかり、それとか、小学校2年生でも漢字検定を取っておる10級の人が5人、6年生ですと3級を1人ぐらい取っておるという熱心なそういうような特別な学習方法もやっておられます。  それから、何でも、運動会でも、幼稚園、小学校、中学校が一緒ですので、1日お母さんが休めば全部出られるんですね。こういう利点もあり、それでまた、よう桑名は連休の前に授業参観をして、代休をとって、5月5日まで、6日まで休みだというような先生が去年は3校ありましたですね、桑名は。おととしは2校でしたですね。去年は3校、ことしはゼロになるだろうと私は思っておりますので、部長さん、よろしくお願いしますね。  こういう細かいことなんですけど、そういうことで、今、桑名市で荒れておる中学校がありまして、私は、あの事件が起きる1日前に行ったら、本当に何ともならん、本当にですよ。あの学校はええのかなと。あれで先生の役目を果たすんだろうかと。サブティーチャーがおってもこうやって寝ておるんですよ。寝ておる人はどうやって起こすんですか。勉強させるの。この間の日南へ行ったとき、一生懸命ですよ、次の試験のために。それも回答をお願いしたいです。こういう寝ておる人をどうやって授業に参加させるのか。机の上にノートもない、本もない、こんな生徒がおるんですよ。教育委員長がおったら、見に行ってこいと言いたいんですけど、市長さんも見てきてくださいよ。そんな生徒が桑名市にはいっぱいおるんですよ。  一時、一番荒れた成徳中学校がそういうような状態です、今の議長さんもよく御存じだと思っておりますけど。というのは、小学校の先生がよほど頑張らないと、中学校の先生は苦労しておるんですよ。そういうことで、一遍今申し上げたところを御回答いただける面があったらひとつお願いします。 287: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 288: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします一般質問2、幼・小・中一貫教育について、(3)の日南市の事例からということについて御答弁申し上げます。  ただいま議員からは、視察に行かれました日南市の取り組みにつきまして、るる御紹介をいただきました。私も、議員から資料をいただきまして、少し目を通させていただいたところでございます。学びの杜北郷学園ということで、いわゆる認定こども園と小・中一貫校が同じ敷地内にあるということでございまして、お話のありましたほかにも、中学校の教員が小学校で授業を行うなど、教師間の交流も盛んにしていただいているようですし、御案内のありましたとおり、幼稚園、小学校、中学校の合同活動ということについても盛んに行われているということでございまして、大変貴重な事例であると拝聴していたところでございます。  現在、本市におきましても、小学校と中学校が教職員の共通理解のもと、中学校進学に伴う子供たちの不安や課題、いわゆる中1ギャップの解消という視点から小・中の連携に努めているところでございます。その一つに、現在、小中学校総合連携推進事業というのを実施しておりまして、これにつきましては、市内中学校9ブロックごとに、小学校が中学校に行って授業を見学したり、あるいは中学校教員が小学校で授業を行ったり、中学校の生徒が小学校を訪問して中学校生活について紹介したりするなど、児童・生徒の実態や地域の実情を踏まえて取り組みが行われているところでございます。子供たちの声を聞きますと、すごく優しそうな先生でよかったと、あるいは中学校の授業がどのような感じかよくわかった、また、早く中学校へ行きたいなどの声も届いておるところでございます。  また、平成17年度からは、中学校ブロックごとに小・中学校連携についての研究指定を行いまして、小・中学校が連携して教科指導のあり方、豊かな人権感覚を持った児童・生徒の育成、生徒指導など、諸課題における効果的な指導のあり方について研究を進めておるところでございます。その一例といたしましては、系統性が非常に強い算数、数学科で指導法の研究を行いまして、小学校と中学校が同じ視点で授業をつくっていくというような成果も見られております。こうした研究の成果は、研究発表会という形で他の学校にも発信をいたしまして、小中学校連携のモデルとして他の中学校ブロックでも参考にしていただいておるところでございます。  ほかにも、先ほど議員のほうからも紹介がございました小学校の外国語活動に、あるいは中学校の英語教育でございますが、これにつきまして、小学校の外国語活動が新設をされておりますので、それに伴いまして、中学校の英語教師が小学校に出向いて6年生の授業のお手伝いをしたり、逆に、6年生が中学校へ出向いて英語授業の体験をしたり、そういう取り組みも始まっておるところでございます。小学校の外国語活動というのは、特に、聞く、話すを中心に、いわゆるコミュニケーション能力に重心を置くわけでございますが、それを派生しまして、中学校の英語に始まる読む、書くのほうへまたつなげていけたらということで、子供たちには期待を膨らませながらできるんじゃないかというような実践もしておるわけでございます。  また、少し御案内もありました、どういう形で意欲に欠ける児童・生徒を喚起していくのかということにつきましても、これは十分研究をしていかなきゃいけない部分でございますし、やはり高い目線からかかわるんじゃなくて、やはり子供とかかわりながらということになるかと思いますし、先ほどお話がありましたけれども、大半の子供たちは桑名市も真面目に学習に取り組んでおるというところでございますので、お話のあったように、小学校からどういうふうにこれを培っていくかということは非常に的を射た御指摘ではないかなというふうにも感じておるところでございます。  桑名市といたしましては、このような状況で、今回議員に紹介していただいた日南市の北郷学園の実践も含めて、今、幼稚園もというお話でございます。幼・小・中一貫教育の貴重な事例として受けとめさせていただいて、今後の学校及び園の支援、あるいは再編について参考にさせていただきたいと思いますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。                   (23番議員挙手) 289: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 290: 23番(伊藤文一)(登壇)  ちょっと市長さんにお伺いいたします。  桑名市は友好都市というのは海外にほとんど設けていない。以前は韓国にもしようかと、釜山とかいう話もあったんですが、それもお流れになった形跡もあるんですね、おたくはみえなかったかったから知らないけど。そういうようなこともあるんですが、市長さん、よく言ってみえる、海外も多い、特に海外のあれを誘致しようとか、いろいろとおっしゃってみえるんですが、桑名市の子供たちをどこかに友好都市を設けてどんどん派遣していこうというお考えがあるのか、全然そういうことは考えていないのか。就任からまだまだ時間が短いですので、そういうことができないかもわからんけど、隣の副市長さんは優秀ですから、そういう点は十分御存じだろうと思っていますし、こういう考えがあるのか、そういう子供たちの交流、友好都市、そういうものを設けていかれるのか、ちょっとお伺いします。 291: 議長(飯田一美)  質問者に申し上げます。
     質問の範囲内で質問をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 292: 23番(伊藤文一)(登壇)  これは視察に行ったやつ。 293: 議長(飯田一美)  先ほどの質問は。 294: 23番(伊藤文一)(登壇)  日南市のことです。  日南市の視察と書いてあるじゃないですか。このことについて僕は聞いておるんです、シンガポール、みんなきちっと。シンガポールのセイント・ゲイブリエル中学校との交流。書いてありますやん。                   (発言する者あり) 295: 議長(飯田一美)  市長。 296: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  伊藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  先ほど伊藤議員からは、北郷学園とシンガポールの学校との交流についての手法についてお伺いさせていただいたところでもあります。私も、今回の議会でも申し上げたように、国際感覚を持った青少年の育成をしっかりしていきたいという思いは持っています。その中で、現在、今年度の予算の中で、海外友好都市については今調査をしているところでもあります。そのような中で、もし、桑名市にとって友好都市としてよいまちがあるというのであれば、ぜひとも子供たちとも交流をさせて、国際感覚のある桑名の子供たちを育てたいというような思いは持っておりますので、どうぞ御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。                   (23番議員挙手) 297: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 298: 23番(伊藤文一)(登壇)  ありがとうございました。  本当に日南でいい勉強をしてまいりましたけど、行って感動する場面が多くありまして、本当にいいところを選んだなと思っております。  では、次、3番、子育て支援施設について、1、きらきらの施設の利用について。  この施設は利用地域についてお尋ねをしたいと思います。どこからでも、市外からでもできるのか。四日市の子が来ておったという実例もあると思いますので、2番、四日市在住でもできるのか。そういう方は利用料はどのようになっておるのか。市内の子もどのようになっているのかもお教えいただきたいと思っております。よろしくお願いします。 299: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 300: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  所管する事項3、子育て支援施設について、(1)きらきらの施設の利用について、3点御質問いただいておりますので、順次御答弁を申し上げます。  まず、1)の利用地域についてでございますが、子育て支援拠点施設「キラキラ」は、平成23年4月、子育て親子に対する支援の推進、子育て関連団体の交流及び活動支援、子育て関連情報の発信の推進を図ることで市民の子育て環境を向上させることを目的に開所いたしました。親子の交流や子育て相談、遊び場の提供を行っており、現在、1日平均約40組の親子に利用していただいております。  この「キラキラ」を利用できる方につきましては、市内に住所を有する方、または市内を拠点に活動する子育て関連サークル、ボランティア団体等となっております。利用者の特徴といたしましては、施設が桑名駅近くに位置し、また昨今の高層マンションの建設ラッシュの影響等、周辺に多くの子育て世帯の方がお住みになっておりますことから、近隣よりお越しいただく方がほぼ半数を占めている状況でございます。  次に、2)の四日市市在住者でも利用できるのかのお尋ねでございますが、条例で桑名市に住所を有する者となっておりますので、御利用を御遠慮いただいております。利用者が初めて来館された折には、住所、氏名の御記入をお願いし、施設の利用者登録を行っており、桑名市に住んでいるかどうかについては、この登録カードにより確認させていただいております。一定規模の施設でもありますことから、ある程度の人数制限が必要であるとの考えから、桑名市在住の方という規定を設けさせていただいており、今後につきましても、張り紙や各種子育て情報ツールを活用し、広くその周知に努めてまいりたいと考えております。  次に、3)利用料はどのようになっているのかのお尋ねですが、「キラキラ」では、遊び場の提供だけではなく、サークル支援、絵本の貸し出し、子育て講座の開催など、多彩なメニューで子育て支援を行っております。当該施設につきましては、安心して親子で過ごせる場所として位置づけられており、子育て中の保護者の方の子育て相談を常時受け付けており、一人でも多くの方が御利用いだけるよう、特段料金の徴収は行っておりません。引き続き、市民の子育て環境の向上のため、さらなる事業の充実に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。                   (23番議員挙手) 301: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 302: 23番(伊藤文一)(登壇)  利用地域というのは、先ほどは桑名市にお勤めとか、それから桑名市に住所がある方とおっしゃっていただいたと思いますが、そうですね。そしたら、おじいちゃん、おばあちゃんがおられる方は利用はできないんですか、利用される方のおじいちゃん、おばあちゃん。それは保護者といいますね、おじいちゃん、おばあちゃんでも。それはできないんですか。 303: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 304: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  再質問いただきましたので、御答弁させていただきますと、子育て支援センター的なこういった施設については、国からのいろんな指導もございまして、やはり子育て世帯のために幅広く支援しなさいということもございますもので、今、桑名市については里帰り出産をされて、おじいちゃん、おばあちゃん、保護者の親がおみえになる方については、一応、ここの施設の利用についてはオーケーさせていただいている状況です。これは一部里帰り出産だけに限定させていただいています。以上でございます。                   (23番議員挙手) 305: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 306: 23番(伊藤文一)(登壇)  ありがとうございました。  今度、2番ですけど、四日市から通園をしてみえた子もいるんですが、そのことについてはいかがでしょうか。どこで確認をするのか。申込書は、どこでも住所みたいなのは書けますし。それは本当に桑名に在住しておるのか、在住していないのか、そういう確認はどうやってするんでしょうか。 307: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 308: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  再質問いただきましたので、御答弁させていただきますと、基本的には、初めてお越しいただいたときに、利用者登録カードというのと利用カードというのをお書きいただきます。そのときに、御住所、お名前を書いていただきますけれども、それに伴って、身分証明書的なものの提示というものは、近隣の市町村もそうなんですけれども、提示を求めていない状況でございます。以上でございます。                   (23番議員挙手) 309: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 310: 23番(伊藤文一)(登壇)  現実には、四日市の子が桑名に通っておったわけです。申し込みのところの住所は四日市でないわけですね。それはおかしいだろうと私は思いますね。これは不備だろうと思うんですけど、これからそういう方もたくさん見えるかもわかりませんけど、そういうことが現実にあるわけですので、十分これから注意をして、そういうお子さんを預かる、そういう理由が何かあれば、特別な理由があって市長に御了承いただけるならいいです。  利用料金は、市外から来ておった、今現在、この間おやめになったみたいですので、その方、利用料金を四日市からもらうことはできるんですか。何でも、保育園でも、桑名の子が向こうへ行くと桑名が払うんでしょう、そういうあれは。 311: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 312: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  再質問いただきましたので、数点ちょっといただいておると思いますので、お答えさせていただきたいと思いますけれども、確かに利用者登録カードを書くときの確認、これについては、どういった方法がいいのか、やっぱり改善策はあろうかと思いますので、よく検討させていただきたいなと思っております。  それから、利用料金の話でございますけれども、これは先ほどもちょっと御説明させていただいたように、国から次世代育成支援対策推進法というものに基づきまして、こういった施設については無料を原則とするということで、近隣の市町についても全部無料という扱いになっておりますし、それから今、他市町の利用についての規定につきましても、三重県内でも、桑名と、あと2市程度がやはり制限を加えておりますけれども、ここら辺の近辺の市町についてはそういった制限もございませんもので、ここら辺についてもやはり一度検討させていただいて、近隣の市町と連携が図れるような形もとっていかなければならないのかなというふうに今考えておるところでございますので、これは今後も早急に検討させていただきます。よろしくお願いいたします。                   (23番議員挙手) 313: 議長(飯田一美)  23番 伊藤文一議員。 314: 23番(伊藤文一)(登壇)  4、電力発電についてお尋ねをいたします。  (1)化石燃料以外の発電方法についての市の取り組みはということでお尋ねをいたします。  1は風力発電について、2はソーラー発電について、3、小水力発電についてをお尋ねしたいと思っております。  風力発電は、確かに、苫前という長島と友好都市で結ばれていたところへ私らはお邪魔させていただいて、それから、留萌市もお邪魔させていただいて、風力発電についてお伺いしてまいりました。いろいろと現地をたくさん見せていただいて、風車の下、それから発電所等を見せていただいて、6メートル以上の風があれば大体発電をすると。それから、26メートルですかね、20メーターだったかな、になると風車がとまってしまうという限界があるんですね。そういうことであります。  風車の値段は、大手が物すごく参加をしてやっておるわけですね。留萌市だけがやるのはほんの3本でしたかね。あとは企業がやっておるそうです。11円95銭かな、電力の1ワットが。全国の風力発電マップがあるんですが、これはほとんど県にあるわけですよ。全国47都道府県で、ないのは6県。あとは全部風力発電があるんです。三重県も青山にございますのであれだと思うんですが、風力発電についても、桑名は風が一番通りやすいところであって、また、海上の風力発電も考えていただいても十分採算がとれるんだろうかなと思っております。確かに、海底ケーブル、これに金がかかるみたいですのであれですけど、とれると思っておりますので、まず、風力発電について御回答をいただきますようお願いします。  ソーラー発電については、今度三重県が木曽岬の干拓地に、桑名の市有地ですか、どうか知らないんですけど、半分ぐらい使うのかどうか知りませんけど、ソーラー発電というのは、大体償却が20年。それでも10年ぐらいからはどんどんやっていかなきゃなりません。それやし、桑名市が今度屋根貸しをする、11。年間80万こそ利益が来ないんですよ。そしたら、長島なんかにつくったって、もし水害、そういうことがあったときに、屋上へ逃げようと思っても、そういうものがあったら逃げにくいだろうと思いますし、そのところもあると思いますので。  ただ、ソーラー発電というのはパネルですので生態系が全く変わってくると。全く20年間その土地が日が当らない。この土地が本当に有効にこれから何年後の、私らがもういないと思いますけど、そういうことは考えられるわけですね。草が生えておればだんだんと違ったものを、野菜を植えれば何でも、木も植えれば大きくなっていきますけど、ソーラーについては本当にあれです。その償却したソーラーをどう処分するのか、それもお聞きしたいと思っています。  それから、小水力発電ですが、1年か2年ぐらい前に、私が富山国際大学の教授と5時間ぐらいお話をさせていただいて、多度の図形をとってもらって、こういうところから湧き水が出るよとか、そういうところも全部勉強させていただいて帰ってまいった次第ですけど、これについては、今、柵をつくっておりますので、そこへ小さな電球で、豆電球でいいと思っていますね。そうすると、鹿やイノシシは絶対近寄ってこない。猿はそのぐらいの程度やと飛び跳ねますけど、鹿とかイノシシはまずそういう小さな電球でも来ないと思いますので、十分利用が可能だと思っています。  小水力発電ですから、ちょっとこの前にお聞きしたんですけど、上下水道事業管理者に聞いたんですが、本当なら水道管に入れたら、どんどんとようメーターが回るじゃないかと言ったら、最初から設定すればいいけど、今からやると2,000万もかかるということですので、ちょっと難しいかなと思っておりますので、前半の質問で御回答いただきますようお願いします。 315: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 316: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、所管をいたします4番、電力発電についての(1)化石燃料以外の発電方法について市の取り組みは、1)の風力発電について、2)のソーラー発電について、3)の小水力発電についてお答えをさせていただきます。  まず、1)の風力発電についてでございますが、議員からは、先進の風力発電所の事業につきまして御紹介をいただきました。本市におきましても、平成23年2月に作成をいたしました地域新エネルギービジョンの中で風力発電の評価を行っております。一般的に発電に適した風力についてでございますが、先ほども御発言ございましたように、秒速で5メートルから20メートルぐらいが適当と言われております。この部分につきましては、本市においては北部の多度山、ここにおいて発電可能な6メートル以上の平均風速、これが観測をできております。  ただ、近年の自然環境保全であるとか、例えば騒音、低周波の問題等もございます。また、この多度山につきましては、実は急峻な山でございまして、設置をいたしますところについて大きな課題があるというふうには思っております。こういった点で、発電事業者等がどのように判断されるかというところでございますけれども、もし計画をいただくというようなケースであれば、先ほども申し上げましたような自然環境、住環境との調和を求めていく必要があるというふうに思っております。  次に、2)のソーラー発電についてでございますが、市内での展開事業といたしましては、議員御発言のとおり、木曽岬干拓地で県がメガソーラーの実施を進めていくところでございます。本市におきましても、現在、事業者の募集をいたしております市有施設におきます屋根貸し事業を展開しようとしているところでございます。いずれの事業も、発電期間といたしましては、国の再生可能エネルギー固定価格買取制度に合わせまして20年間となっております。この間、干拓地でございますれば、地盤の環境変化、こういったところも心配されるところでございます。  そこで、議員からは、生態系の問題であるとか、私どもの屋根貸しについては避難所としての機能もあるではないかといったようなところで御質問もいただきましたが、逆に避難所としての部分についてつけていけば、災害時に、もし停電の場合でも、優先的に私どもの施設を使うといったようなことも可能にはなってくるというふうに思っております。  ただ、御質問いただきました20年後の処分をどうするかといった部分でございますが、これにつきましては、設置した事業者において責任を持って処分をしていただくことになると思っております。ただ、設置期間が20年ということでもございますので、この20年の間によりよい処分方法の検討がされるとまた変わってくるだろうというふうに思っておるところでもございます。  最後に、3)の小水力発電についてでございます。議員からは、以前にも富山国際大学の上坂教授のお話を伺っております。そこで、本市におきまして現在行っております小水力発電についてでございますが、実は現在、総合運動公園内に民間企業と共同でマイクロ水力発電装置の実証実験を行っているところでございます。地域エネルギーとしての水力発電の可能性について、ある意味、一種の官民の共同という形で取り組んでいるところでございます。  おおむねこの1年間の実証実験が終了いたしました後には、実用化に向けた検討を進めてまいります。この現在行っております実証実験施設は、可搬式で大人2人が運ぶことができるという特徴がございますので、災害時なんかの活用については検討いただきたいということで申し上げております。  また、あわせて議員の御発言がございましたように、山間部なんかで電力供給が難しいという地域もございます。こういったところにつきましては、例えば獣害対策用にこういったものが活用できないかといったようなところにつきましても検討させていただければと思っておるところでございます。いずれにいたしましても、現在作成中のスマートエネルギー構想の中で、再生可能エネルギーの活用については、地球温暖化の抑制、あるいは……。 317: 議長(飯田一美)  発言者に申し上げます。  時間が少なくなっておりますので、簡潔にお願いいたします。 318: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  化石燃料の節約等に向けまして、今後ともさまざまな取り組みを進めてまいりたいと考えておるところでございますので、よろしく御理解をいただきますようにお願いいたします。    ───────────────────────────────────────  ○散会の宣告 319: 議長(飯田一美)  本日はこの程度にとどめ、あとの方は明7日にお願いすることにいたします。  明7日は、午前10時に会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。                                     午後4時48分 散会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
      平成25年3月6日        議     長       飯 田 一 美        署 名 議 員       渡 邉 清 司        署 名 議 員       石 田 正 子 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...