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平成25年第1回定例会(第2号) 名簿 開催日:2013-03-05
平成25年第1回定例会(第2号) 本文 開催日:2013-03-05

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  1. 桑名市議会 2013-03-05
    平成25年第1回定例会(第2号) 本文 開催日:2013-03-05


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2013-03-05: 平成25年第1回定例会(第2号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 320 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  議長(飯田一美) 選択 2 :  議長(飯田一美) 選択 3 :  議長(飯田一美) 選択 4 :  24番(佐藤 肇) 選択 5 :  議長(飯田一美) 選択 6 :  市長(伊藤徳宇) 選択 7 :  議長(飯田一美) 選択 8 :  市長公室長(水谷義人) 選択 9 :  議長(飯田一美) 選択 10 :  経済環境部長(森下充英) 選択 11 :  議長(飯田一美) 選択 12 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 13 :  議長(飯田一美) 選択 14 :  議長(飯田一美) 選択 15 :  24番(佐藤 肇) 選択 16 :  議長(飯田一美) 選択 17 :  市長(伊藤徳宇) 選択 18 :  議長(飯田一美) 選択 19 :  24番(佐藤 肇) 選択 20 :  議長(飯田一美) 選択 21 :  市長公室長(水谷義人) 選択 22 :  議長(飯田一美) 選択 23 :  24番(佐藤 肇) 選択 24 :  議長(飯田一美) 選択 25 :  総務部長(城田直毅) 選択 26 :  議長(飯田一美) 選択 27 :  議長(飯田一美) 選択 28 :  24番(佐藤 肇) 選択 29 :  議長(飯田一美) 選択 30 :  市長(伊藤徳宇) 選択 31 :  議長(飯田一美) 選択 32 :  24番(佐藤 肇) 選択 33 :  議長(飯田一美) 選択 34 :  経済環境部長(森下充英) 選択 35 :  議長(飯田一美) 選択 36 :  24番(佐藤 肇) 選択 37 :  議長(飯田一美) 選択 38 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 39 :  議長(飯田一美) 選択 40 :  24番(佐藤 肇) 選択 41 :  議長(飯田一美) 選択 42 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 43 :  議長(飯田一美) 選択 44 :  議長(飯田一美) 選択 45 :  24番(佐藤 肇) 選択 46 :  議長(飯田一美) 選択 47 :  市長(伊藤徳宇) 選択 48 :  議長(飯田一美) 選択 49 :  議長(飯田一美) 選択 50 :  24番(佐藤 肇) 選択 51 :  議長(飯田一美) 選択 52 :  多度町総合支所長(伊藤健一) 選択 53 :  議長(飯田一美) 選択 54 :  長島町総合支所長(太田 誠) 選択 55 :  議長(飯田一美) 選択 56 :  総務部長(城田直毅) 選択 57 :  議長(飯田一美) 選択 58 :  議長(飯田一美) 選択 59 :  24番(佐藤 肇) 選択 60 :  議長(飯田一美) 選択 61 :  7番(倉本崇弘) 選択 62 :  議長(飯田一美) 選択 63 :  市長(伊藤徳宇) 選択 64 :  議長(飯田一美) 選択 65 :  7番(倉本崇弘) 選択 66 :  議長(飯田一美) 選択 67 :  市長(伊藤徳宇) 選択 68 :  議長(飯田一美) 選択 69 :  7番(倉本崇弘) 選択 70 :  議長(飯田一美) 選択 71 :  市長(伊藤徳宇) 選択 72 :  議長(飯田一美) 選択 73 :  7番(倉本崇弘) 選択 74 :  議長(飯田一美) 選択 75 :  市長(伊藤徳宇) 選択 76 :  議長(飯田一美) 選択 77 :  7番(倉本崇弘) 選択 78 :  議長(飯田一美) 選択 79 :  市長(伊藤徳宇) 選択 80 :  議長(飯田一美) 選択 81 :  7番(倉本崇弘) 選択 82 :  議長(飯田一美) 選択 83 :  保健福祉部理事(加藤洋士) 選択 84 :  議長(飯田一美) 選択 85 :  7番(倉本崇弘) 選択 86 :  議長(飯田一美) 選択 87 :  市長公室長(水谷義人) 選択 88 :  議長(飯田一美) 選択 89 :  7番(倉本崇弘) 選択 90 :  議長(飯田一美) 選択 91 :  経済環境部長(森下充英) 選択 92 :  議長(飯田一美) 選択 93 :  7番(倉本崇弘) 選択 94 :  議長(飯田一美) 選択 95 :  経済環境部長(森下充英) 選択 96 :  議長(飯田一美) 選択 97 :  7番(倉本崇弘) 選択 98 :  議長(飯田一美) 選択 99 :  市長(伊藤徳宇) 選択 100 :  議長(飯田一美) 選択 101 :  7番(倉本崇弘) 選択 102 :  議長(飯田一美) 選択 103 :  市長(伊藤徳宇) 選択 104 :  議長(飯田一美) 選択 105 :  7番(倉本崇弘) 選択 106 :  議長(飯田一美) 選択 107 :  市長(伊藤徳宇) 選択 108 :  議長(飯田一美) 選択 109 :  7番(倉本崇弘) 選択 110 :  議長(飯田一美) 選択 111 :  市長(伊藤徳宇) 選択 112 :  議長(飯田一美) 選択 113 :  7番(倉本崇弘) 選択 114 :  議長(飯田一美) 選択 115 :  市長(伊藤徳宇) 選択 116 :  議長(飯田一美) 選択 117 :  7番(倉本崇弘) 選択 118 :  議長(飯田一美) 選択 119 :  市長(伊藤徳宇) 選択 120 :  議長(飯田一美) 選択 121 :  7番(倉本崇弘) 選択 122 :  議長(飯田一美) 選択 123 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 124 :  議長(飯田一美) 選択 125 :  7番(倉本崇弘) 選択 126 :  議長(飯田一美) 選択 127 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 128 :  議長(飯田一美) 選択 129 :  7番(倉本崇弘) 選択 130 :  議長(飯田一美) 選択 131 :  市長(伊藤徳宇) 選択 132 :  議長(飯田一美) 選択 133 :  7番(倉本崇弘) 選択 134 :  議長(飯田一美) 選択 135 :  市長(伊藤徳宇) 選択 136 :  議長(飯田一美) 選択 137 :  7番(倉本崇弘) 選択 138 :  議長(飯田一美) 選択 139 :  市長(伊藤徳宇) 選択 140 :  議長(飯田一美) 選択 141 :  7番(倉本崇弘) 選択 142 :  議長(飯田一美) 選択 143 :  市長(伊藤徳宇) 選択 144 :  議長(飯田一美) 選択 145 :  7番(倉本崇弘) 選択 146 :  議長(飯田一美) 選択 147 :  市長(伊藤徳宇) 選択 148 :  議長(飯田一美) 選択 149 :  7番(倉本崇弘) 選択 150 :  議長(飯田一美) 選択 151 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 152 :  議長(飯田一美) 選択 153 :  7番(倉本崇弘) 選択 154 :  議長(飯田一美) 選択 155 :  議長(飯田一美) 選択 156 :  10番(大橋博二) 選択 157 :  議長(飯田一美) 選択 158 :  保健福祉部理事(加藤洋士) 選択 159 :  議長(飯田一美) 選択 160 :  10番(大橋博二) 選択 161 :  議長(飯田一美) 選択 162 :  保健福祉部理事(加藤洋士) 選択 163 :  議長(飯田一美) 選択 164 :  10番(大橋博二) 選択 165 :  議長(飯田一美) 選択 166 :  市長公室長(水谷義人) 選択 167 :  議長(飯田一美) 選択 168 :  10番(大橋博二) 選択 169 :  議長(飯田一美) 選択 170 :  市長(伊藤徳宇) 選択 171 :  議長(飯田一美) 選択 172 :  経済環境部長(森下充英) 選択 173 :  議長(飯田一美) 選択 174 :  10番(大橋博二) 選択 175 :  議長(飯田一美) 選択 176 :  市長公室長(水谷義人) 選択 177 :  議長(飯田一美) 選択 178 :  経済環境部長(森下充英) 選択 179 :  議長(飯田一美) 選択 180 :  10番(大橋博二) 選択 181 :  議長(飯田一美) 選択 182 :  市長(伊藤徳宇) 選択 183 :  議長(飯田一美) 選択 184 :  10番(大橋博二) 選択 185 :  議長(飯田一美) 選択 186 :  経済環境部長(森下充英) 選択 187 :  議長(飯田一美) 選択 188 :  10番(大橋博二) 選択 189 :  議長(飯田一美) 選択 190 :  経済環境部長(森下充英) 選択 191 :  議長(飯田一美) 選択 192 :  10番(大橋博二) 選択 193 :  議長(飯田一美) 選択 194 :  経済環境部長(森下充英) 選択 195 :  議長(飯田一美) 選択 196 :  10番(大橋博二) 選択 197 :  議長(飯田一美) 選択 198 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 199 :  議長(飯田一美) 選択 200 :  10番(大橋博二) 選択 201 :  議長(飯田一美) 選択 202 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 203 :  議長(飯田一美) 選択 204 :  10番(大橋博二) 選択 205 :  議長(飯田一美) 選択 206 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 207 :  議長(飯田一美) 選択 208 :  10番(大橋博二) 選択 209 :  議長(飯田一美) 選択 210 :  上下水道事業管理者(石川雅己) 選択 211 :  議長(飯田一美) 選択 212 :  10番(大橋博二) 選択 213 :  議長(飯田一美) 選択 214 :  上下水道事業管理者(石川雅己) 選択 215 :  議長(飯田一美) 選択 216 :  10番(大橋博二) 選択 217 :  議長(飯田一美) 選択 218 :  上下水道事業管理者(石川雅己) 選択 219 :  議長(飯田一美) 選択 220 :  10番(大橋博二) 選択 221 :  議長(飯田一美) 選択 222 :  上下水道事業管理者(石川雅己) 選択 223 :  議長(飯田一美) 選択 224 :  議長(飯田一美) 選択 225 :  20番(安藤寛雅) 選択 226 :  議長(飯田一美) 選択 227 :  市長(伊藤徳宇) 選択 228 :  議長(飯田一美) 選択 229 :  20番(安藤寛雅) 選択 230 :  議長(飯田一美) 選択 231 :  市長(伊藤徳宇) 選択 232 :  議長(飯田一美) 選択 233 :  20番(安藤寛雅) 選択 234 :  議長(飯田一美) 選択 235 :  市長(伊藤徳宇) 選択 236 :  議長(飯田一美) 選択 237 :  20番(安藤寛雅) 選択 238 :  議長(飯田一美) 選択 239 :  市長(伊藤徳宇) 選択 240 :  議長(飯田一美) 選択 241 :  20番(安藤寛雅) 選択 242 :  議長(飯田一美) 選択 243 :  市長(伊藤徳宇) 選択 244 :  議長(飯田一美) 選択 245 :  20番(安藤寛雅) 選択 246 :  議長(飯田一美) 選択 247 :  市長(伊藤徳宇) 選択 248 :  議長(飯田一美) 選択 249 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 250 :  議長(飯田一美) 選択 251 :  20番(安藤寛雅) 選択 252 :  議長(飯田一美) 選択 253 :  市長(伊藤徳宇) 選択 254 :  議長(飯田一美) 選択 255 :  20番(安藤寛雅) 選択 256 :  議長(飯田一美) 選択 257 :  総務部長(城田直毅) 選択 258 :  議長(飯田一美) 選択 259 :  20番(安藤寛雅) 選択 260 :  議長(飯田一美) 選択 261 :  総務部長(城田直毅) 選択 262 :  議長(飯田一美) 選択 263 :  20番(安藤寛雅) 選択 264 :  議長(飯田一美) 選択 265 :  総務部長(城田直毅) 選択 266 :  議長(飯田一美) 選択 267 :  20番(安藤寛雅) 選択 268 :  議長(飯田一美) 選択 269 :  市長(伊藤徳宇) 選択 270 :  議長(飯田一美) 選択 271 :  20番(安藤寛雅) 選択 272 :  議長(飯田一美) 選択 273 :  総務部長(城田直毅) 選択 274 :  議長(飯田一美) 選択 275 :  20番(安藤寛雅) 選択 276 :  議長(飯田一美) 選択 277 :  市民安全部長(大須賀 実) 選択 278 :  議長(飯田一美) 選択 279 :  20番(安藤寛雅) 選択 280 :  議長(飯田一美) 選択 281 :  市長(伊藤徳宇) 選択 282 :  議長(飯田一美) 選択 283 :  20番(安藤寛雅) 選択 284 :  議長(飯田一美) 選択 285 :  市長(伊藤徳宇) 選択 286 :  議長(飯田一美) 選択 287 :  20番(安藤寛雅) 選択 288 :  議長(飯田一美) 選択 289 :  都市整備部長(水谷信昭) 選択 290 :  議長(飯田一美) 選択 291 :  20番(安藤寛雅) 選択 292 :  議長(飯田一美) 選択 293 :  市長(伊藤徳宇) 選択 294 :  議長(飯田一美) 選択 295 :  20番(安藤寛雅) 選択 296 :  議長(飯田一美) 選択 297 :  20番(安藤寛雅) 選択 298 :  議長(飯田一美) 選択 299 :  都市整備部長(水谷信昭) 選択 300 :  議長(飯田一美) 選択 301 :  議長(飯田一美) 選択 302 :  14番(渡邉清司) 選択 303 :  議長(飯田一美) 選択 304 :  市長(伊藤徳宇) 選択 305 :  議長(飯田一美) 選択 306 :  教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎) 選択 307 :  議長(飯田一美) 選択 308 :  市長(伊藤徳宇) 選択 309 :  議長(飯田一美) 選択 310 :  14番(渡邉清司) 選択 311 :  議長(飯田一美) 選択 312 :  保健福祉部長(伊藤治雄) 選択 313 :  議長(飯田一美) 選択 314 :  14番(渡邉清司) 選択 315 :  議長(飯田一美) 選択 316 :  総務部長(城田直毅) 選択 317 :  議長(飯田一美) 選択 318 :  議長(飯田一美) 選択 319 :  14番(渡邉清司) 選択 320 :  議長(飯田一美) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午前10時00分 開議  ○開議の宣告 議長(飯田一美)  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程及び議事説明員は、お手元に配付のとおりでありますので、御了承願います。  これより日程に従い取り進めます。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 2: 議長(飯田一美)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、伊藤惠一議員及び鷲野勝彦議員を指名いたします。    ───────────────────────────────────────  ○議案第1号ないし議案第45号 3: 議長(飯田一美)  次に、日程第2、議案第1号ないし議案第45号の45議案を一括議題といたします。  これより施政方針並びに新年度当初予算議案等に対する各会派の代表質疑を行いますが、発言を許可する前に議長として一言申し上げます。  本会議での代表質疑や議案質疑、または一般質問に当たっては、初回から一問一答方式で質問される議員の方は、質問の初めにその旨を告げていただきますようお願いいたします。  また、従来からお願いをいたしておることではありますが、質問者におかれましては、質疑、質問に当たっては議題及び通告書に従って発言をしていただきますようお願い申し上げますとともに、理事者におかれましては、的確、簡明な答弁に努められるようお願いを申し上げます。  なお、反問を行う場合は意思表示を明確にし、議長の許可を得た上で行われるようお願い申し上げます。  それでは、通告がありますので、発言を許します。
     24番 佐藤 肇議員。 4: 24番(佐藤 肇)(登壇)  皆さん、おはようございます。桑風クラブ・無会派の佐藤 肇でございます。平成25年第1回定例会に、議長のお許しをいただきまして、トップバッターとしてこの場に立たせていただきましたこと、まことに光栄に存じます。  それでは、通告に従いまして、桑風クラブ・無会派を代表して代表質疑をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。  市長におかれましては、就任以来、若さと行動力を発揮して、寝食を忘れ、職場の朝礼、若手職員とのランチミーティング、(仮称)市長カフェ等活躍され、全員参加型市政の構築に走り出されているのは、報道等で十分承知をいたしております。気負い込むことなく、息の長い御活躍を期待いたしております。  それで、まだ2カ月半と短い期間ではありますが、賢明な市長でございますので、大局的には把握されたことと存じまして、質問をさせていただきます。  大項目1、市長就任2.5カ月の所見を問う。  (1)市議時代の「思い」と「現況」から。  執行機関のトップとなられ、外から見たことと大きな違いもあるのではないかと存じ、早い話が理想と現実とのギャップについて率直な感想、御所見をお願いしたいと思います。  そこで、1)財政健全化と行政改革について。2)組織、人事、仕組みについて。3)7つのビジョン達成への手応えは。以上、3点、任期中にどこまでできるか、決意を含め、数値にてお答えください。  また、そのほか、何か特筆すべきことがございましたら、御披露いただければありがたいと思っております。  大項目2、予算編成と後期基本計画との関連について。  (1)後期基本計画の初年度の検証について。  この後期基本計画は、議事事件の案件であり、特別委員会を設置し、ちょうど私が議長を仰せつかっておりました平成23年9月定例会で議決をいたした案件でございます。たしか市長も当時賛成討論されたことと記憶いたしております。したがって、非常に重みのあるものであり、あえてお伺いをいたします。  1)総括について。四つの戦略プログラムについてお示しをいただければありがたいと思っております。  2)主な指標の見通しについて。指標、数値より何が見えてくるのか、あわせてお聞かせください。  (2)予算編成について。  1)骨格予算とあるが、今後の予算編成上、総括、指標の検証結果をどのように反映させていくのか、お考えをお聞かせください。  大項目3、家庭用新エネルギー普及支援事業費について。  (1)家庭用新エネルギー普及支援について。  エネルギー政策基本法による安定供給の確保、環境への適合、温室効果ガスの30%削減が打ち出され、注目を浴びてまいりました。そして、3・11東日本大震災を契機として、日常生活の省エネや省資源への関心がより一層高まるとともに、新エネルギー設備の設置件数も増加していると聞き及んでおります。環境への負荷が少ない太陽光発電などの新エネルギー設備が普及することは、温室効果ガスの抑制にもつながり、地球温暖化対策の面からも効果があるものと思われます。  そこで、1)太陽光発電設備の現在までの設置状況と年間1軒当たりの平均発電量は。  そして、2)太陽光による発電量を既存電力会社より供給を受けたとき、発生する二酸化炭素など温室効果ガス排出量はどの程度か。また、どれほど抑制されたのかお聞かせください。  また、私は、省エネルギーの観点から、LED照明の普及そのものにもっと力を入れるべきだと考えております。例えばLED照明の購入に一定の補助をする仕組みなんかをつくっていただいたらいかがでしょうか。太陽光発電設備に比べてLED照明は安価であるため、より多くの方々が補助を受けられると思います。よって、かなり大きな省エネルギー効果が得られるとともに、省資源への意識もより高まるものと存じます。  そこで、3)最も身近な照明について、LED照明への取りかえ促進施策は考えられないのでしょうか。  ぜひとも低炭素社会の構築に地方自治体として牽引役のリーダーシップをとって実施していただくことを熱望いたします。お考えをお伺いいたします。  大項目4、学校・園再編推進事業について。  (1)桑名市就学前施設再編実施計画(案)について。桑名市就学前教育の方向性、教育の充実のため、平成17年8月に桑名市就学前教育検討委員会が設置されました。その答申を受け、平成22年9月、桑名市就学前施設再編検討委員会が設置され、19回にも及ぶ討議、検討がなされてまいりました。残念ながら、議論の中で私立さん側の途中退席や2回ほどの欠席もあり、当時、私としては議長を仰せつかっており、公正さを欠くおそれがあるとの思いで、私立さん側に同じ土俵に上がって議論すべくお願いをいたした経緯もございます。  平成24年8月22日、議会に対して再編に関する答申内容が示されました。諮問事項は皆様も御存じのとおり、1点目が、公立幼稚園の適正配置について。2点目が、幼保一元化の取り組みについて。3点目が、公立幼稚園における学級の適正規模と複数年保育について。4点目が、私立と公立の共存について。5点目が、その他の事項についての以上の5点でございます。これを受け、平成25年2月1日に、実施計画(案)が同じく全協にて示されました。また、大阪市立59幼稚園全廃へ、20年度までに民間移管か廃園への大きな見出しの報道もなされております。  このようなことを前提といたしまして、1)私立さんとのすり合わせは万全なのか、答申後の協議は持たれたのかお伺いします。  2)幼稚園を11園とする答申では、光風、陽和、多度、長島ブロックではいずれも幼稚園となっているが、計画案では保育所となっております。私立さん側とは十分に協議をなされたのでしょうか。  これは、いきなり認定こども園となっていることについてであります。答申での拠点は、それぞれ修徳幼稚園、立教幼稚園、多度幼稚園、長島中部幼稚園とはっきりと赤丸で明示をされております。このことは、先ほども述べましたとおり、諮問事項の4点目に私立と公立の共存と明記されております。表現が悪く不謹慎かもしれませんが、要するに、行政サイドの身勝手な、横暴な行為としか私には思われません。納得できる答弁を求めます。  3)保護者負担是正についての考え方は。  答申では、公立幼稚園の再編に伴い、現状の24園より園数が減少することから、公立幼稚園に係る経費については削減が図られることが予想される。よって、公私の保護者負担の格差是正を初めとして云々というふうに明記されております。お考えをお示しください。  4)あくまでも計画案で予定されている認定こども園のうち、とりわけ多度、長島ブロックは、私立にとって死活問題とは考えないのでしょうか。両ブロックは、少子化が旧市に比較して早く進むのではないかと推測いたしております。私立さん側にとっては、行政という巨大な戦車で、今まで培ってきた平和で平穏なまちを一気に押し潰すようなものであると考えます。いかがお考えでしょうか。心温まる、血の通った御答弁をお願いいたします。  大項目5番目、市長及び副市長の給与について。  (1)市長及び副市長等の給与の特例に関する条例の制定について。  桑名市特別職報酬審議会は、市長等特別職の月額報酬を据え置くと決めたとの報道が1月30日付にてございました。しかしながら、2月20日付報道の記者会見で、市の厳しい財政状況から自分の減額分は自分で判断した。自分の身を切ることから改革したいと決めたとの記事にいささか驚きました。  そこで、1)制定の意図、真意について及び20%の根拠についてお伺いをいたします。  2)市職員への国家公務員の7.8%減額に相当するものが視野に入っているのかどうかをお尋ねいたします。  3)第2条第3項は退職手当算出額に算入されていないが、特段の理由があればお聞かせください。  大項目6、「全員参加型の市政」より、(1)桑名市自治基本条例の制定について。  桑名市議会といたしましては、御存じのとおり、議会改革検討会を設置し、議会基本条例の制定を初め、議会だよりの発行、議会報告会の開催、定数削減の条例改正、また、今会期中には、議決事件の拡大の条例改正を予定しております。今後も、委員会のあり方等について改革を図っていく予定でございます。桑名市として、市民の多様で複雑化するニーズに応え、市が目指すまちづくりのためにも自治基本条例の制定が必要ではないかと存じます。市長のお考えはいかがでしょうか。  以上でございます。御答弁、よろしくお願いいたします。 5: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 6: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  おはようございます。  佐藤議員のご質問に御答弁申し上げます。  まず、大項目1、私の就任2.5カ月の所見を問うの(1)市議時代の「思い」と「現況」から、1)財政健全化と行政改革について御答弁申し上げます。  まず、財政健全化と行政改革の取り組みにつきましては、私が市議であったときから重要に思い、提案も行ってきたことであります。財政健全化については、この桑名のまちをよくしていきたいという気持ちから、私の7つのビジョンの中でも、次の世代に対して責任ある財政に変えていきたいと訴えてまいりました。しかしながら、この間、骨格予算とはいうものの、新年度の予算編成を行う中で、歳入では、市税はほぼ前年度並みを見込むことができたものの、他の自主財源を合わせた比較では、前年度より約1億7,000万円、0.6%の減となりました。一方、歳出では、扶助費、公債費の増により、義務的経費は前年度より約7億円、2.9%の増となり、また、新病院整備関係では、一般会計だけでも約3億円の増になるなどの結果、骨格予算ではありながら、対前年度マイナス1%と比較的大きな規模の予算となりました。  また、この予算編成の結果、25年度末の市債残高見込みは513億6,000万円で、前年度当初予算時の517億円より減となり、財政調整基金の残高見込みは20億4,000万円で、前年度当初予算時の17億円より増となったところではあります。しかし、今後、肉づけの補正予算が控えており、依然として厳しい状況であると強く感じているところでございます。  次に、行政改革については、中でも公共施設等の資産を適切に次の世代に引き継ぎ、次世代の負担軽減を図るために公共施設をマネジメントする仕組みの早期導入を提案してきたところでもございます。既に施設の面積、構造などの情報を一元化する公有財産台帳の整備に取り組んでおり、この台帳整備と同時に運営維持管理コストや利用状況等の情報を付加することで、公共施設を全体的にマネジメントするための基本情報の整理に着手をしています。  また、私は、納税者の視点から税金の使い方を点検、評価することや、市民に対する説明責任の必要性などから外部評価の導入を提案してきたところであります。外部評価の導入については、今年度から、外部の有識者等で構成する外部評価委員会を設けて外部評価を全面公開で実施したところではありますが、成果指標の設定などまだ十分でないところもあり、今後、評価方法の検討や職員の説明スキルの向上を図ってまいります。  議員からは、任期中にどこまでできるのか、決意、数値をとのお尋ねですが、財政を健全化させたい、行政改革を推進したいという決意は今も変わっておりません。しかしながら、目標数値については、後期基本計画において定めた成果指標の数値が現時点での目標であると考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。  次に、2)組織、人事、仕組みについてでございますが、これまで議員時代にはさまざまな質問や発言をさせていただいてまいりました。議員時代の思いの実現に向けて取り組んでいるところでもございます。一例を申し上げますと、公共施設のマネジメントのための組織を早期に編成することを要望してまいりました。庁内には、私が就任する前から、公共施設のマネジメントの考えに基づく庁内のワーキンググループが設置されており、現在も公共施設のあり方の検討などを行っております。私といたしましては、行政改革の取り組みの中で検討を続けながら、ワーキンググループからさらにステップアップしていきたいと考えております。  また、以前には、桑名市の組織風土に問題があるのではないかという質問をさせていただいたこともあります。先ほど議員から御紹介いただきましたとおり、現在、各所属の朝礼に参加をしたり、また、若手職員とのランチミーティングを開催するなどして職員とのコミュニケーションを図りながら、何でも言える組織風土づくりに向けて取り組んでいるところでございます。  人事につきましても現在協議を行っているところですが、在籍年数が長くなることのないよう考慮しながら、個々の職員の政策形成能力などのスキルアップを図りたいと考えております。  仕組みづくりの一例といたしましては、補助金の見直しを図るための仕組みづくりがございます。25年度予算での補助金については、就任前に、基準に基づいた一定の見直しが実施されたとの報告を受けておりますが、今後も新たな補助金の見直しを図る仕組みづくりを研究していきたいと考えているところであります。  私の考える全員参加型市政の実現には、市民と市役所の間の信頼はもとより、市役所内部でも、職員相互の信頼に裏打ちされた風通しのよい職場、組織風土づくりが不可欠であると考えております。  次に、3)7つのビジョン達成への手応えはについて御答弁を申し上げます。  議員御案内のとおり、昨年12月の就任から2カ月か過ぎたところでございますが、この間、私が市民の皆様にお約束をしてまいりました7つのビジョンを実現するために幾つかの取り組みを実施いたしましたので、今後の展望とあわせて申し上げます。  まず、全員参加型市政を目指す施策といたしまして、先に申し上げたように、市長カフェを試行的に実施いたしました。また、庁内においては、各部局の朝礼への参加や若手職員とのランチミーティングを実施して職員との対話に努め、私からは、チーム桑名市役所として一丸となって市政に取り組むよう職員と対話を続けてまいりました。  今後も、市長カフェの本格実施や、また、新たにどこでも市長室を市内各地で実施することで、さらに市民の皆様の声にきめ細かく耳を傾け、市政に反映していきたいと考えております。  次に、責任ある財政の取り組みとして、今後、公共施設のマネジメントを行う手法を検討するほか、継続的に予算の見直しを行い、少しでも無駄をなくすために努力をしてまいります。  命を守る取り組みといたしましては、桑名市総合医療センターの整備に向け、着実に進捗を図るとともに、防災・減災対策にも取り組んでまいります。  子供を3人育てられるまちへの取り組みといたしましては、安心して子供を育てられる環境を整備するため、小児・産婦人科医の確保、学童保育所の充実、医療費の負担軽減への取り組みを実施してまいります。  また、桑名市を世界に発信するための取り組みとしましては、海外友好都市提携の研究、また、国際感覚を持った青少年の育成などに取り組みます。  地理的優位性を生かしたまちづくりでは、観光客の誘致と市内への周遊に取り組んでまいりたいと思います。  最後に、『桑名をまちごと「ブランド」に』についてであります。  本年は、伊勢神宮において第62回式年遷宮が行われるとともに、三重県の首都圏営業拠点のオープンが予定されております。また、平成33年には、第76回国民体育大会の三重県開催も決定しておるところです。このような機会をチャンスと捉えまして、桑名市の持つポテンシャルを積極的に情報発信し、また、スポーツや文化、芸術の振興に取り組んでいきたいと思っています。  以上、私の掲げる7つのビジョンについての考え方を簡単に申し上げましたが、私といたしましては、まず、市の現況を的確に把握してから、市民の皆様とのお約束を一つ一つできることから着実に実現をしていきたいと考えております。当然、厳しい財政状況のもとでもあり、ある程度の時間を要する取り組みもあろうかと思っておりますので、御理解、御協力をいただきますようよろしくお願いいたします。  12月19日に就任をしてまだ間もないこともありまして、急激な変化というのは難しい部分もございますが、今後も、効率的な行政運営、行政経営の実現に向けて、社会情勢の変化に的確に対応できる組織づくりと仕組みづくりを行い、職員とのコミュニケーションを図りながら、徐々に私の考えを浸透させていくことでさまざまな取り組みを実現していきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  続きまして、大項目の2、予算編成と後期基本計画との関連についての(2)予算編成について、1)骨格予算とあるが、今後、検証結果の反映はについて御答弁申し上げます。  総括及び主な指標の検証結果につきましては、後ほど市長公室長から御答弁申し上げますが、総合計画後期基本計画につきましては、策定当時議員であった私も検討協議会のメンバーとして調査・研究、協議を行ったこともあり、計画の初年度の検証結果の重みについては十分に認識をしているところであります。そこで、補正予算に検証結果をどのように反映をするのかということでございますが、検証を行った主要事業の多くは継続事業でもあり、このたびの当初予算に既に盛り込まれているところでもございます。したがいまして、6月の補正予算への反映の余地も限られたものとなっております。しかしながら、6月の補正予算も含め、26年度以降の予算におきましては、24年度の事業実績をもとに、より高い効果を得られるような事業の実施に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。  続きまして、5、市長及び副市長の給与について。(1)市長及び副市長等の給与の特例に関する条例の制定について御答弁申し上げます。  まず、1点目の制定の意図、真意についてでございますが、今回の条例につきましては、新聞報道にございましたとおり、市の厳しい財政状況から、私の判断で20%の減額といたしました。みずから身を切るところから改革を進めていきたいとの思いから制定をしたものでございます。  次に、2点目の国家公務員の7.8%減相当なるも視野にについては、国家公務員の給与減額は、臨時特例として平成24年4月から実施されております。現在、国から、地方公務員も同水準に減額措置を実施するように要請されているところです。議員からは、職員へ国家公務員と同様の減額措置を求めるために市長等の給与減額を実施するのかということでございますが、今回の私を含めた給与減額については、一般職員の減額措置とは別のものであり、行政に対する今後の対応につきましてはこれから検討してまいりますので、現時点で職員に減額措置を求めているものではございませんので、よろしくお願いいたします。  次に、3点目の第2条第3項は、退職手当算出額に算入されていないが、特段の理由はということでございますが、退職手当につきましては、給料や期末手当とは別のものであるとの考えから反映をしないことといたしましたので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。  続きまして、6、全員参加型の市政より、(1)桑名市自治基本条例の制定について御答弁を申し上げます。  佐藤議員からは、桑名市議会の改革の状況についてお話がございました。議会改革検討会を中心として、議会基本条例の制定を初め、さまざまな改革に取り組んでおられることに対して敬意を表するものでございます。御質問いただきました自治基本条例につきましては、全国的にも取り組みがなされており、県内でも五つの市で制定をされております。この自治基本条例を制定することの意義は、市が目指すまちの姿を描く、すなわち、市民、議会、行政が協働すべきまちづくりの理念を描き、それを実現するためには、それぞれがどのような役割を果たすのか明確化することにあります。自治基本条例については、その制定に至るプロセスが大切であることから、制定に当たっては市民との十分な話し合いを重ね、市民の市政に対する意見を効果的に反映させる方法を検討した上で作業を進めることになります。  また、条例の制定後においても、市民と行政がその制定過程での考え方を踏まえてどのように条例を実現していくのかという実効性の確保に留意されなければなりません。私は、これらのことを念頭に置きますと、全員参加型市政の実現のためには、まずは条例という形式にとらわれずに、市長カフェやどこでも市長室の実施など、さまざまな施策の実践に取り組んでまいりたいと考えております。  条例の制定につきましては、先進他市の条例の内容や制定の方法、また、現在制定作業中の他市の状況を参考に研究してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。 7: 議長(飯田一美)  市長公室長。 8: 市長公室長(水谷義人)(登壇)  おはようございます。  私のほうからは、代表質疑に予算編成と後期基本計画との関連についての(1)後期基本計画の初年度の検証について御答弁を申し上げます。  1)の総括についてでありますが、後期基本計画の主要施策であります戦略プログラムに沿って御答弁を申し上げます。  まず、安全・安心なまちづくりについては、自主防災組織の育成、市民の皆様の住宅に対する耐震診断の促進などに取り組んだほか、東日本大震災以降のエネルギー政策の転換に対応するため、桑名市スマートエネルギー構想を策定し、省エネルギーの啓発、新エネルギーの普及促進に努めてまいりました。  次に、人にやさしいまちづくりについてでありますが、提案説明でも申し上げましたとおり、桑名市総合医療センターの整備に向け基本設計を行い、平成27年4月の開院を目指してまいりますほか、陽だまりの丘の子育て支援施設の整備、健康づくり、保健事業の充実に努めてまいりました。  次に、元気なまちづくりについてであります。  教育環境の整備として、大山田西小学校校庭の芝生化に取り組んだほか、学校給食における地産地消の推進、総合運動公園の整備などに取り組みました。  また、鋳物産業の育成のための協議会の開催のほか、国・県の財源を利用した雇用対策に努めてまいりました。  最後に、魅力あるまちづくりについてであります。  近鉄桑名駅のバリアフリー化や国土交通省において進められております木曽三川公園七里の渡し地区の整備事業への協力のほか、チャレンジプラン2010に基づき、新たに外部評価の実施など行政改革に取り組んでいるところであります。  次に、2)の主な指標についての見通しはについて御答弁申し上げます。  御承知のとおり、後期基本計画では、策定時に各単位施策、基本事業に対して数値目標を定め、指標としております。これらの指標に関する平成24年度の数値については、現在確定はしておりませんもので、見通しを明確にお答えできないところでございますが、目標数値に市民の満足度を掲げた施策及び事業につきましては、今年度行政改革の取り組みの一環として市民満足度調査を実施しており、全体的には満足度の向上が見られますが、中に、若干前回より下がっているものもございます。これらの原因につきましては今後の分析を待たなければなりませんが、今後も数値が向上するような取り組みが必要であると考えておりますもので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。 9: 議長(飯田一美
     経済環境部長。 10: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  おはようございます。  それでは、所管をいたします3番の家庭用新エネルギー普及支援事業についての(1)家庭用新エネルギー普及支援について、1)太陽光発電設備の現在までの設置状況と、年間1軒当たり平均発電量は。2)太陽光による発電量を既存電力会社より供給を受けたとき、発生する二酸化炭素など温室効果ガス排出量はどの程度か。また、どれほど抑制されるか。3)最も身近な照明について、LED照明への取りかえ促進施策は考えられないのでしょうかにつきまして、順次御答弁を申し上げます。  平成22年度に作成をいたしました桑名市地域新エネルギービジョンによりますと、本市は、東海3県の中でも比較的日射量が多く、太陽光発電設備の設置に適した地域となっております。  議員御質問の1)の太陽光発電設備の設置状況でございますが、中部電力によりますと、平成23年度末時点におきます本市における設置件数は1,471軒と報告をいただいております。このうち、市に補助金の申請をいただいております1軒当たりの平均出力を参考に平均の発電量を計算いたしますと4.16キロワットとなります。このことから、年間1軒当たりの平均の発電量を試算いたしますと、およそ4,300キロワットアワーと推計されるところでございます。  続きまして、2)の温室効果ガス排出量についてでございますが、先ほどの年間1軒当たりの平均発電量4,300キロワットアワーを温室効果ガスに換算いたしますと、1軒当たり約2.2トン分の排出が抑制された計算になるという試算でございます。ちなみに、この量につきましては、杉の木を約150本分、この二酸化炭素吸収量に相当すると見込んでおるところでございます。  新エネルギービジョンでは、本市の平均的な世帯の年間エネルギーの使用量は、電力でおよそ4,900キロワットアワーと見ておりますので、この場合、太陽光発電を設置した御家庭におきましては、その使用量の約85%が賄われると、こういった試算をしているところでございます。  続きまして、3)のLED照明への取りかえ促進施策についてでございますが、LED電球は、白熱電球に比べまして、消費電力が約6分の1程度でございます。議員お話しのとおり、省エネルギー効果が高く、その普及は有効であると認識をしているところでございます。ちなみに60ワット相当のLED電球を1日6時間使った場合、およそ5カ月で白熱電球のコストを逆転する、こういった試算もございます。このようにLED照明は、低消費電力で長寿命であるとともに、瞬時に明るくなる、水銀を含まず、環境に配慮された安全性の高い製品である、紫外線、赤外線の放出が少なく、熱くならないために室内温度への影響が低く、空調、冷房への負荷軽減が図れる。このことから虫も寄りにくくなる、こういった特徴があると言われております。反面、蛍光灯照明などと比較をいたしますと、価格的には高価。こういったことから普及が進んでいくのが遅いと、このように思っているところでございます。  本市といたしましても、今年度作成を目指しておりますスマートエネルギー構想におきまして、家庭部門の電力使用量の削減といった目標を掲げているところでございます。東日本大震災以降、皆様に取り組んでいただいております節電、低消費電力による温室効果ガス削減への貢献といった面からもLED照明の普及は有効だと、このように思っているところでございます。省エネ効果と電気代の節約効果をあわせて積極的にPRをいたしまして、家庭における省エネ対策としての促進に努めてまいりたいと考えているところでございます。  なお、これらの普及に対する施策については、他市町村の状況を踏まえながら調査研究をしているところでございますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 11: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 12: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項4の学校・園再編推進事業につきまして、(1)桑名市就学前施設再編実施計画(案)について、4点御質問をいただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  御案内のとおり、昨年8月22日に、桑名市就学前施設再編検討委員会委員長から、桑名市就学前施設の再編に関する答申が私ども教育長へ出されております。10月には、この答申を踏まえまして実施計画を策定すべく、桑名市就学前施設再編実施計画策定委員会を組織するなど、庁内で検討を進め、2月には、桑名市就学前施設再編実施計画(案)として取りまとめたところでございます。  そこで、御質問の1点目でございます。実施計画(案)について私立さんとのすり合わせは万全なのか、答申後の協議は持たれたのかとのお尋ねでございます。  昨年11月に、私立幼稚園の代表の方々とはお会いをし、答申の説明をさせていただく中で、私立幼稚園の現状や課題等についてのお話をいただきました。また、実施計画の進捗状況について知らせてほしいとの御要望もいただいたところでございます。その後、ことしの1月下旬には、再度私立幼稚園の代表の方々とお会いをし、実施計画(案)の基本的な考え方について説明をさせていただき、考え方についての御意見も頂戴したところでございます。  私立保育園の方々には2月上旬にお集まりいただき、実施計画(案)について御説明をさせていただきました。私立保育園の方々からは、内容の確認や計画の方向性等につきまして御意見をいただいているところでもございます。  2点目の11園とする答申では、光風、陽和、多度、長島ブロックは、いずれも幼稚園となっていたが、実施計画書案では保育所となっている。私立さんとの協議を行ったのかとの御質問でございます。  実施計画の策定に当たりましては、当然のことながら、さきの答申を踏まえて実施計画(案)の作成を進めてきたところでございます。その中で、答申にありますように、11園案では、幼保一元化施設を含めて各中学校ブロックに1園、または2園を想定しております。また、原則、既設園舎の活用を図りながら再編統合を考えたところでございます。  その議論の中で、既設の園舎を活用しての幼稚園の再編統合を進める場合、今後、地域説明を行う際にはなかなか難しい状況も予想されることや、新しい施設を建設することはできるだけ回避しようという議論がございました。その結果、幼保一元化に関する国の動きを見据えながら、一部のブロックで保育所の老朽化による建てかえにあわせるなどして認定こども園を設定することが肝要であると考えた次第でございます。また、このことは、公立幼稚園の再編を促進することにつながるものと考えたところでもございます。その間での私立さん側との協議につきましては、議会にお示しすることとの兼ね合いからいささか欠けていたところがございました。  3点目の保護者負担是正についての考え方でございます。  昨年8月に、桑名市私立幼稚園協会さんから、私立幼稚園保育料補助金の創設を求める要望書が出されております。その要望書にもございますように、現状では保護者の負担する月額の保育料に公立幼稚園と私立幼稚園で大きな格差があることについては、私も承知をしているところでございます。このことから、保護者負担の格差是正につきましては、補助金制度のある先進自治体の例も見ながら引き続き検討してまいりたいと考えている次第でございます。  次に、御質問の4点目、予定される認定こども園のうち、とりわけ多度、長島ブロックは、私立さんにとって死活問題と考えないのかとのお尋ねでございます。  御案内のとおり、多度ブロックでは、多度幼稚園と隣接する多度保育所の施設を活用して、また、長島ブロックでは、長島中部第二幼稚園と近隣の長島中部保育所の施設を活用する形で認定こども園を設置する方向で実施計画(案)としてお示しをしております。  議員からは、認定こども園の設置は、とりわけ、先ほど申し上げたように、多度・長島ブロックでは私立さんにとって死活問題になるのではとの御懸念からの御質問でございます。多度ブロック、長島ブロックを見てみますと、両ブロックにある私立の施設は、いずれも保育園さんでございまして、保育園につきましては、私ども市から委託をお願いしているところでございます。認定こども園設置に当たりましては、私立保育園連盟さんと十分今後話し合いも持ちまして進めてまいる所存でございます。今後、いただいております私立さんからの御意見や、あるいはパブリックコメントを含めて再度検討して、よりよい形で実施できるよう努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 13: 議長(飯田一美)  佐藤議員、再質問は。                   (24番議員挙手) 14: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 15: 24番(佐藤 肇)(登壇)  それぞれ御答弁ありがとうございました。  まず、ちょっと順序があれですけれども、細かいことですけれども、市長にちょっとお伺いしますけれども、先ほど来、御答弁の中に、市長カフェ、どこでも市長室の仮称が取れていたんですが、こういうふうで正式でよろしいんでしょうか、確認いたします。と申しますのは、カフェというのは、私たちの年代になりますと、たしか物の本にもよりますと、女中さんを置いた飲食店の総称とか、それから、戦前のキャバレーの前身のような、何となく暗いイメージというか、そういう感じをいたしますので、念のために。細かいことで恐縮ですが、質問させていただきます。 16: 議長(飯田一美)  市長。 17: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  佐藤議員の御質問にお答えをさせていただきます。  そのような考え方もあるかと思いますが、基本的には、他市の事例もありますので、市長カフェという名前でやっていきたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。                   (24番議員挙手) 18: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 19: 24番(佐藤 肇)(登壇)  わかりました。そういうことでですね。余りいい印象はしないんですけど。御年配の方は多分そうだろうと思いますけれども、議員の皆さん、どうです。  それでは、行政改革の中で外部評価委員会のお話がありました。私も初めてでしたので傍聴させていただいたんですけれども、なかなか理解しにくいところもございましたが、委員の方が5名ということで、もう少し、ある分野で、例えば経済界とか農林漁業とか、もうちょっと、それから、婦人会というようなことの代表者の方がお入りになられたほうがもう少し具体的な評価がされるんじゃないかと思っておりますが、そのあたり、いかがでしょうか。 20: 議長(飯田一美)  市長公室長。 21: 市長公室長(水谷義人)(登壇)  再質問にお答えさせていただきます。  外部評価委員につきましては、来年度の分について、今、人員の選定を行っておる最中でございますけれども、議員申されますように、そのような人選もいろいろ視野に入れながら、今後、人選については適切に行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (24番議員挙手) 22: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 23: 24番(佐藤 肇)(登壇)  1番の2)の人事の件で、確かにおっしゃるのはよくわかります。実はなぜ聞いたかというと、非常に期待をしておりましたのが、空席になっておる重要なポジションが今ございますね。それについてお触れになられなかったものですから期待をしておったんですが。たまたま私どもの伊藤文一議員が具体的に後ほど質問をなさいますので、そのときにいいお答えをいただければなと、こう思っております。  仕組みづくりの中で、補助金。就任前から一定の見直しということがなされているというふうにお答えいただいたんですけれども、1月でしたか、小川議員の質問にもあったかと思いますが、310件の8億8,500万でしたか、それよりも下がっているのか上がっているのか、具体的にわかればお示しください。 24: 議長(飯田一美)  総務部長。 25: 総務部長(城田直毅)(登壇)  再質問にお答えいたします。  補助金の件数と金額ということでございますが、補助金の件数につきましては、今現在精査をしておりまして、いろいろな項目に分かれておりますので、これにつきましてはいずれホームページ等で公表させていただきたいと思います。  そして、金額ですが、今ちょっと手元に資料がございませんので、早速調べて後ほど御報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。 26: 議長(飯田一美)  佐藤議員、どうですか。                   (24番議員挙手) 27: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 28: 24番(佐藤 肇)(登壇)  済みません、時間がございませんので、あと、市長の答弁の中で、徐々に私の考えを浸透させていくという御答弁がありましたんですが、独断専行も困りますので、しっかりとしたブレーンをようせいしておく、このようせいは、育てる養成と請う要請の2通りでございますので、ぜひひとつそのあたりも考えていただいて、しっかりと今後頑張っていただきたいと思っておりますが、何かそのあたりで強力なブレーンということで、人事につながるかと思いますが、お考えがあればお聞かせください。 29: 議長(飯田一美)  市長。 30: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  佐藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  ブレーンをようせいということでございますが、先ほど佐藤議員もおっしゃっていただいたようなポストにつきましては、現在人選を進めているところでもあります。そこの部分は後ほどということでよろしくお願いをいたします。  また、役所の中の職員と今さまざまな対話をたくさん交わす中で、どのような職員がいるのかというのを今たくさんの方と話をしている最中であります。そういう中で、次の世代を担っていく職員もおると思いますし、また、この後、私のブレーンとなっていただく職員もいると思いますので、そこにつきましては、引き続き対話を重ねながらまず信頼関係を構築して、全員で課題を解消できる、そのような体制づくりをしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (24番議員挙手) 31: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 32: 24番(佐藤 肇)(登壇)  それでは、家庭用エネルギーで再質問させていただきます。  先ほど排出ガスのトン数その他を聞くと、簡単に計算しますと、1キロワット使うについて500グラムぐらいということですね。ということで、非常に初めて数値で、私も今勉強させてもらったんですが、非常に、申し上げましたように、LED照明というのは今PRをしていく、それから、他市の状況をということだったんですが、たまたまお隣の愛知県の海部市さんで昨年から実施されまして、非常に好評のようで、2年間の予定だそうですけれども、もう予算も底をついてきたというふうに、好評なところを得ているというふうに伺っておりますが、そのあたりへ行くと、まだ、先ほど予算の関係で余り大きな予算が組めそうにもないようなんですが、継続事業ということだったんですが、6月には思い切って市のエコ宣言都市ですか、そんなようなことも含めてぜひひとつお考えをいただきたいと思いますが、そのあたりを含めてもう一度御答弁いただきたいと思います。 33: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 34: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  再質問にお答えをさせていただきます。  私どもが調べました中でも、この近隣ではやはり愛知県の海部市さんが実施をされております。市内商工業者からの購入費用5,000円以上の場合にということでつけてみえるという実例がございます。それ以外には、全国的にもまだこの件については少ないようではございますけれども、ただ、先ほども言いましたように、LED照明は確かに消費電力等も少なくて、省エネに貢献するという点では有効な手段であると思っておりますし、おっしゃられた部分が市内の商工業云々への波及というものも一面にはあろうかと思いますけれども、これから6月補正に向けての中で検討をさせていただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。                   (24番議員挙手) 35: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 36: 24番(佐藤 肇)(登壇)  ぜひひとつよろしくお願いいたします。  それでは、4番目の学校・園の再編推進事業について。先ほど実施計画策定委員会を設置されたということですが、メンバーをちょっと伺いましたら、教育部長を含めて6名ですね。それを確認を後でさせていただきます。  何回ほどこの委員会は催されたのかお答えください。 37: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 38: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  佐藤議員の再質問にお答えいたします。  御案内がありましたように、さきの答申を踏まえまして実施計画を策定するべく、庁内で策定委員会を設置したわけでございますが、御案内がありましたように、策定委員のメンバーにつきましては、市長公室長、総務部長、保健福祉部長、多度町総合支所長、長島町総合支所長と私の6人で構成をさせていただきました。
     そして、回数でございますけれども、私どもの策定委員会の下部組織としまして、12人の次長、課長級の者が課長会を編成しまして、そのもとに10人の係長級の職員でありますが、ワーキンググループとして幾つかの調べ等もさせていただいたところでございますので、これまでの検討の回数でございますが、ワーキンググループは何度か集まっておりまして、13回、数えてみましたら13回集まってワーキンググループをやっております。それを受けまして課長会を4回させていただいております。そして、その課長会での提案を審議する、協議するということで策定委員会を2回持ったところでございます。  以上でございます。よろしく御理解賜りますようお願いいたします。                   (24番議員挙手) 39: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 40: 24番(佐藤 肇)(登壇)  今、それぞれ回数をお答えいただきましたんですが、最終決定をなさったのは2回ですね、そうすると、部長を含めて。これほど、まだ案といえば案なんですけれども、大切なことをワーキングと、それから、今、12回ほどとおっしゃいましたけれども、確かに議論はなさっていたんでしょうけれども、この最終2回の会議録というのは公開していただけますか。その辺も含めて大切なことをたった2回の最終決定の委員会でなされたということは非常に残念に思うわけなんですけれども、そのあたりは、誰がいつ最終的に決められたのか、多分教育部長だろうと思うんですけれども、そのあたり、確認のために再質問させていただきます。 41: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 42: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  佐藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  今お話しいただいたように、かなり決断を要するところもございました。これは、課長会からの十分な提案もいただいておりまして、その前に私のほうには幾つか相談もかけていただいたところでございます。それを受けまして、今の6人で決定していったということでございます。その中で一番議論がなされたのは、答申の11園案と5園案をどのように扱うかという部分が非常に私どもとしても難しい決断をしていったというところでございますので、よろしく御理解いただきたいと思います。 43: 議長(飯田一美)  佐藤議員、再質問は。                   (24番議員挙手) 44: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 45: 24番(佐藤 肇)(登壇)  一つ市長にお尋ねいたしますけれども、答申のときは、市長も多分この地図は見られたと思いますね。これを見られますと、この地図にはそれぞれ幼稚園というふうに、先ほども申し上げましたけど、入っているんです。今度の資料は、それぞれ保育所に変わっているわけですね。これを見る限り、例えば多度なんかを考えますと、本当に保育所の再編だなというふうに印象を受けるわけですわね。いつの間に今回。そのあたりのギャップ、違い、これはどうも、私は行政のやる、言葉は悪いですけれども、これはだまし討ちみたいなもので、最初はこうやってやっておきました、次にこうなりました、はい、そうしてくださいというふうに多分押しつけがあるんだろうと思いますが、そのあたり、市長、お考えがあったらお知らせください。 46: 議長(飯田一美)  市長。 47: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  佐藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  計画案を私としてはきちんと説明は受けております。その説明を受けた中で、その計画については、大変広くさまざまな方からもう一度意見を聞かないかんだろうということで、現在、パブリックコメントも開催をさせていただきまして、また、それ以外にもさまざまな方と話をしなくちゃいけないということで、今後も意見も聞くようにということを担当の部署には伝えてありますので、よろしくお願いをいたします。 48: 議長(飯田一美)  佐藤議員、よろしいですか。                   (24番議員挙手) 49: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 50: 24番(佐藤 肇)(登壇)  いろいろと御意見を聞いていくというのはよくわかるんですけれども、じゃ、一度も説明なかったですよ。こういうふうに変わりましたなんていうことは。ただ図示されただけです、たしか。私もそのときは、もらった直後はすぐには気がつかなかったですけれども、本当に今後こういう、これに限らず、最初の提案ともし変更があるんだったら、以前にもう少し詳しく、きちんと丁寧な説明があってもしかるべきではないかと思っております。今後ひとつそのあたりよく踏まえていただきたいと思います。  それから、現地の所長さんがいらっしゃいますので、メンバーの中に入っていらっしゃいましたね。長島地区と多度地区、それぞれの認定こども園に対するそれぞれの所長さんのお考えがもしあったらお聞かせください。 51: 議長(飯田一美)  多度町総合支所長。 52: 多度町総合支所長(伊藤健一)(登壇)  再質問に御答弁させていただきます。  多度は特殊で、私立の保育園が2カ所ございますので、やはりそういう保育所とくれぐれも協議していただきまして、トラブルのないように進めていくように、うちのほうも教育のほうに伝えてございますので、よろしくお願いします。 53: 議長(飯田一美)  長島町総合支所長。 54: 長島町総合支所長(太田 誠)(登壇)  長島の総合支所長でございます。先ほどの再質問にお答えをさせていただきます。  長島につきましては、幼稚園が4園ございます。そういった中で、こういった方針に基づいて、やはり地域のそれぞれの保護者の皆様を初め、十分また協議をしていただきたいという旨はその会議の中でも申しておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございます。 55: 議長(飯田一美)  総務部長。 56: 総務部長(城田直毅)(登壇)  先ほど御質問いただきました平成25年度当初予算の補助金の総額でございますが、9億7,000万円余となっておりますので、よろしくお願いいたします。 57: 議長(飯田一美)  佐藤議員、よろしいですか。時間がありませんので、素早くよろしく。                   (24番議員挙手) 58: 議長(飯田一美)  佐藤議員。 59: 24番(佐藤 肇)(登壇)  自治基本条例ですけれども、市の最高懸案でございますので、いろいろと御説明を聞きました。それを踏まえて早急に一度またお考えいただければと思っておりますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 60: 議長(飯田一美)  佐藤議員、答弁はよろしいですね。  次に、通告により7番 倉本崇弘議員。 61: 7番(倉本崇弘)(登壇)  希望の倉本崇弘です。早速ですが、通告に従いまして一問一答で代表質疑をさせていただきます。  まず第1に、平成25年度当初予算の編成方針等について質疑をいたします。  本予算案については骨格予算ということでありますが、義務的な経費や継続事業の中にも当然見直しを必要とするものもあります。特に市長交代後、初の当初予算編成ということで、前年度との違いを感じさせられる予算でなければなりません。そこで、前年度の当初予算との違い、変更点について明確に御答弁をください。 62: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 63: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の質問にお答えさせていただきます。  大項目1の平成25年度当初予算編成方針について、(1)前年度予算との変更点について御答弁を申し上げます。  平成25年度一般会計の当初予算は、人件費、公債費のような義務的経費や施設管理費といった経常的経費のほか、例えば市役所本庁舎耐震補強事業のような既に債務負担行為を設定して進めている事業などを主体とした骨格予算として編成をいたしました。それ以外の投資的経費を中心とした政策的な事業につきましては、6月議会の補正予算で肉づけを行いたいと考えております。  なお、政策的な事業であっても、市民生活への影響などを勘案し、早急な対応を要するものにつきましては、例えば夏休み中に工事を行う必要がある学校の整備工事などについては当初予算に計上したところでもあります。  平成25年度の当初予算では、社会保障費等の増が著しいことから、経常的経費の削減に取り組み、物件費については委託料などを精査することにより、前年度比1.4%の削減をしたところであります。  そこで、議員御質問の件ですが、政治的判断を要する政策的経費につきましては、6月補正で事業の効果や必要性の検討を行うとともに、優先度や事業規模などを判断することなどにより肉づけ予算を編成してまいりたいと考えています。また、平成26年度以降の予算編成につきましても、引き続き経常的経費の削減に向けて取り組むとともに、徹底した事業の見直しを行い、市債発行額の抑制を図っていきたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。                   (7番議員挙手) 64: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 65: 7番(倉本崇弘)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  まず、個別の費用について質問をさせていただきたいと思いますが、市長は、過去の議会での発言の中で、土木費については抑制をされるべきだという、こういった発言をたしか討論だったかと思いますが、されております。今回の骨格予算の中で土木費については減額をされているわけですが、肉づけ予算の中でも抑制の方向で考えられていると、このように理解をしてよろしいでしょうか。 66: 議長(飯田一美)  市長。 67: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えさせていただきます。  土木費についてということですが、6月の肉づけ予算の規模につきましては、まだ申し上げる段階にはないと思っております。予定する事業につきましては、議員がお尋ねいただきました土木費を含めて、事業の必要性や事業規模などを十分に検討した上で、また、国の補助や必要財源などを考慮して予算計上したいと考えております。  将来世代の負担を極力減らすためにも、計上する事業につきましては、緊急度や優先度の吟味を重ねて、厳選に努めて予算の重点化を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手) 68: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 69: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。  時間的なもの等々もあると思いますが、ちょっと予算編成の全体的なことをお尋ねしたいと思います。  残念ながら、今回の骨格予算を私が見る限り、従来の予算との違いというものは余り明確になっていないというわけでありますが、市長のビジョンの中にも掲げられている筋肉質な予算というのは一体どういった部分を指されているのか。この予算編成の中でどのようにそういった筋肉質な予算というものが組み込まれているのか、御答弁をいただければと思います。 70: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 71: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えをさせていただきます。  筋肉質の予算ということで、この言葉はどのようなことかということですが、やはりできるだけ無駄を省いた予算ということであるというふうに考えております。その中で、今回の25年度予算につきましても、時間のない中ではありますが、幾つかの見直しをさせていただいたところでもございますので、どうぞよろしくお願いいたします。                   (7番議員挙手) 72: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 73: 7番(倉本崇弘)(登壇)
     ありがとうございます。  それでは、次の点に、時間もありませんので移りたいと思います。第2番目の市長の提案説明より4点質疑をさせていただきます。  まずは、市民との直接対話についてでありますが、既に市長カフェなどは実施をされているようであります。これらのものについては、私は、政策実現度が低いということをさきの議会でも指摘をさせていただきました。市長カフェの実施を受けて、現状どのように考えられているのか。あるいは、どこでも市長室の実施に向けてどのような方針を持たれているのか、御答弁をいただきたいと思います。 74: 議長(飯田一美)  市長。 75: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の代表質疑2、提案説明よりの(1)市民との直接対話について2点御質問を頂戴しておりますので、順次御答弁を申し上げます。  まず、1)(仮称)市長カフェの効果についてでございますが、(仮称)市長カフェにつきましては、先月に2回、試行的に実施をいたしました。2月5日には、NPOサポートセンターみっくみえの相談室を訪問し、実際に子育て交流に参加をしている親子や法人のスタッフの方々と意見交換を行いました。また、2月15日には、桑名港を中心に活動している赤須賀漁業協同組合青壮年部研究会を訪問し、団体の活動内容について説明を受けるとともに、次世代を担う若い漁師の方々とこれからの桑名の漁業について意見交換を行いました。それぞれの分野で活動される団体の皆様の生の声を聞くことができて、非常に有意義な体験ができたというふうに考えておるところであります。  今後も、より多くの団体の方々との意見交換を通じて信頼関係を構築するとともに、いただいた意見を参考に、連携をして、効果的な施策が展開できるように検討していきたいと考えております。  次に、2)(仮称)どこでも市長室の実施についてでございます。  どこでも市長室は、私が地域に出向き、市民の皆様と直接対話をして意見交換を行うことで信頼関係の構築と市政への意見の反映を目的とするものでございます。現在、新年度からの実施に向けた制度設計に取り組んでいるところでありますが、各地域の皆様とその地域における問題等の解決に向けて知恵を出し合うことで、市民の皆様が主体となったまちづくりの仕組みができることを期待しているところであります。  議員からは、これらの施策は政策実現度が低いとの御指摘をいただいたところでありますが、私の掲げる全員参加型市政を進めるためには、一人でも多くの市民の皆様と直接対話をして、信頼関係を構築しながら市政に意見を反映していくことが重要であると考えておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手) 76: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 77: 7番(倉本崇弘)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  直接対話については、政治家であればこれはぜひやっていただきたいことの一つであると私自身も思っております。あとはやり方の問題だと思っているんですが、基本的には、市長御自身が対話をしていただいて、その中で実現できると思われる施策を取り入れていただくということが大変重要なのかなと私自身は思っているんですが、市長はそのあたりについて、前の議会の答弁の中で職員も一緒に連れていくような発言をされておりましたが、御自身で行かれるのが一番いいと思うんですが、そのあたりのお考えについては今のところどのようにお考えでしょうか。 78: 議長(飯田一美)  市長。 79: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えをさせていただきます。  今、御質問をいただいた部分というのは、どこでも市長室についての御質問かと思いますが、当然、職員につきましては最小限でというふうには考えていますが、今現在では、制度設計も含めてどのように実施するのか考えている状況でございますので、議員からの意見も参考にしながら考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (7番議員挙手) 80: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 81: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ぜひよりよい直接対話の方向というものを模索していただければと思います。  では、次に、新病院の建設について質疑をいたします。  市長は、医師確保について、三重大のみではなく、全方位的にとの方針を選挙戦等で示されております。地域医療については、前市長時代からの踏襲のように見える政策を現在のところ進めれているわけでありますが、この全方位的なという発言によって、ある意味では脱三重大とも思えると私自身感じております。従来、議会、市長、医師会などの関連諸団体が三重大との関係を大変重視して進められてきたこの地域医療の再編に大きな足かせになるのではないのか、このような懸念をいたしております。市長が示された方針というのは、大変聞こえはいいかと思いますが、残念ながら医師という大変閉鎖的な社会の中では必ずしも受け入れられるものではない、このように思っております。こういった政策については、関係者との緊密な連携というものが必要不可欠である、このように私自身思っております。  そこで、全方位的に医師をどのように確保されようとしており、それによって三重大との関係はどのようになると考えられているのか御答弁をいただければと思います。 82: 議長(飯田一美)  保健福祉部理事。 83: 保健福祉部理事(加藤洋士)(登壇)  おはようございます。  それでは、所管する事項2、市長提案説明より、(2)新病院整備事業について、1)医師の確保について御答弁申し上げます。  御案内のとおり、本市では、桑名市総合医療センターとともに、平成27年4月、新病院の整備に向け取り組んでいるところでございます。現在、東医療センター、西医療センター、南医療センターを合わせました3病院の常勤医師、臨床研修医師数は72名でございます。新病院は、病床数400床の中核病院として位置づけられるためには、これまでにも御答弁させていただいておりますが、同規模病院の病床数100床当たりの常勤医師数は、約20人の医師が必要とされます。  市長が示しております全方位外交による医師確保につきましては、桑名市総合医療センターと三重大学医学部附属病院との緊密な連携を図りながら、他大学にもアプローチをするものでございます。従来、前市長や議会、医師会などの関係団体が三重大学との関係を大変重要視されたのと同様に、三重大学医学部附属病院へ医師派遣要請を行った上で、他大学などへ医師派遣要請を行うものでございます。現在、桑名市総合医療センターでは、国立大学、私立大学を含めまして4大学を訪問し、小児科、産婦人科、総合診療科医を初め、内科系、外科系の医師派遣要請を行っております。  また、桑名市におきましては、産婦人科医の確保のため、鈴鹿医療科学大学に寄附講座を開設、小児科医の確保には、桑名市総合医療センターの研修資金貸付制度に市独自の上乗せする制度を創設し、医師確保に向けた取り組みを行っておりますので、どうぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (7番議員挙手) 84: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 85: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。ぜひ三重大との関係は密にして進めていただきたいと思います。  次に、地方分権改革についてお伺いをいたします。  市長提案説明の中で、分権改革の精神に基づきみずからの判断でとの発言をされております。しかし、現実には一体どうなのでしょう。国からの依存財源、補助金などがなければ自治体経営は成り立たず、こういった大変厳しい環境であるということは十分理解しての発言かと思います。であれば、精神に基づき、一体どのように行動するかということが極めて重要になってまいります。私は、前々から道州制と広域合併、そして、地域力が落ちないよう補完をする制度として地域委員会の導入を訴えさせていただいております。市長はどのような考えでこの発言をされているのか、明確に御答弁をください。 86: 議長(飯田一美)  市長公室長。 87: 市長公室長(水谷義人)(登壇)  倉本議員の代表質疑の2、市長提案説明よりの(3)地方分権改革について御答弁を申し上げます。  議員からは、以前から、地方分権に対応する手段として、道州制の導入、北勢地域における広域的な合併、地域委員会制度の構築を御提案いただいておるところであります。今回、民主党から自民党への政権交代が行われたことにより、道州制のあり方についての議論が再び行われることが想定されます。道州制については、都道府県の枠組みの変更であることから、基礎自治体から積極的に意見を発信することにそぐわないと思われますので、今後の国の動きを見届けてまいりたいと考えております。  また、北勢地域の広域的な合併についてでありますが、平成の合併が一段落し、この北勢地域でも合併に対する議論が行われておりません。本市は、平成16年の合併から8年が経過したところでありますことから、合併後の市政運営に全力を傾けるべきだと考えているところであります。  最後に、地域委員会の設定についてでありますが、さきの(1)のところでもお答えしましたとおり、市長は、全員参加型市政の構築を掲げておりますので、まずは市民の皆様と直接対話することを重視し、そこで得られた声を市政に反映する制度を考えております。  今議会では、分権改革の精神に基づき、地域の実情に合った市政運営を行う中で、国の地域主権改革に基づき移譲された事務に関する条例を10ほど上程させていただいております。政権がかわっても、さらに権限移譲は進むことが予想されることから、移譲に対応できる組織・機構を構築していかなければなりません。あわせて、国・県へは、権限に伴う財源についてもしっかりと移譲するよう求めていかなければならないと考えておりますもので、よろしくお願いを申し上げます。                   (7番議員挙手) 88: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 89: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。  非常に危機感が薄いというか、他人事みたいな御答弁をいただいたわけでありますが、次に、交通対策について質疑をする中で、個別の課題でも大変他市町との連携というものが必要不可欠な時代に差しかかっていると私自身は思っております。  それでは、その次の交通対策についてお伺いをしたい、このように思います。  公共交通網の維持については、年々大変厳しい環境になってきております。そういった中で、担当所管においては、大変少ない人員の中でいろいろな方策を講じていただいていることには高く評価をいたしております。しかし、公共交通については、一人一人の努力によって何とかなる状況ではありませんし、官民のすみ分けをしている状況では何ともならないというのが実情である、このように思っております。  これは以前から私は主張をさせていただいていることでありますが、官民が一体となった体系的な公共交通政策の立案というものが必要不可欠であり、そのための組織強化というものが必要である、このように思っております。そのためには、人員の確保というものも必要でありますし、周辺他市との連携というものをより強固にしていく必要性がある、このように思っております。現在は北勢線などの個別の路線で他市町との連携をしているわけでありますが、個別の路線だけではなく、体系的に公共交通網の対策を講じていくべきである、このように思っております。鉄道、民間バス、あるいはコミュニティバスなど、それぞれの果たすべき役割というものを明確にしていくことが大変重要であり、他市町との連携が必要不可欠であります。少なくともこういった個別の課題について、合併とまではいかないとしても、連携を視野に入れた取り組みというものが必要である、このように思いますが、当局の考えをお示しください。 90: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 91: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、所管をいたします(4)の交通対策について、1)継続可能な公共交通網の確保についての取り組みについて御答弁を申し上げます。  議員からは、これまでも交通局の設置といったようなことにつきまして御提言をいただいております。体系的な公共交通政策を立案するための組織機能の強化や広域連携も視野に入れた取り組みについて御質問を頂戴いたしました。  モータリゼーションの進展や自動車を中心とするライフスタイルへの変化によりまして、地方の公共交通は、議員御発言のとおり、大変厳しい状況になってきております。本市の1世帯当たりの自動車保有数でございますが、平成23年3月末現在では1.79台でございます。また、本市におきます65歳以上の増加に伴いまして運転免許の保有者も増加をいたしておりまして、65歳以上の方の運転免許保有率は、平成24年3月末現在でございますが、49%でございますので、今後も日常生活におきまして自動車を利用する割合が高くなるであろうと、このように推測をいたしております。一方で、現在、自由に車を利用できない方々の外出手段を確保する、こういったことについても重要な要件であると思っております。  将来を見据えまして、今後どのようにして持続可能な交通体系を構築していくか、このことが大変重要になってきております。現在は、議員も御発言いただきましたように、私どもの商工課において、市民の皆様の日常生活を支える公共交通機関の維持・確保のために利用促進や運行支援といった交通対策を担当している状況でございます。  議員御発言の趣旨は十分に理解をいたしておりまして、公共交通は魅力あるまちづくりを推進するための重要な都市機能であると考えております。また、過度に自動車利用に依存するのではなく、徒歩での移動や公共交通と連携するなど適切な役割分担も必要になってまいります。  体系的な公共交通政策につきましては、本市におきましても、総合計画や都市計画マスタープランに位置づけられております本市の将来都市像を見据えながら、まちの形のあり方、あるいはまちの変化に応じて適切に対応していかなければならないと思っております。  広域連携といったことにつきましては、御発言の趣旨を念頭に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようにお願いを申し上げます。                   (7番議員挙手) 92: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 93: 7番(倉本崇弘)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  公共交通については、桑名市単独ではいかんともしがたい状況であるということは誰もが理解できることだと思います。少なくとも、例えばこういった公共交通の分野についてのみでも広域連携というものが必要なのではないか、このように私は思っておりますが、そのあたりの認識についてはいかがでしょうか。 94: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 95: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  再質問にお答えを申し上げます。  公共交通につきまして、広域的な連携というものが必要ではないかといった御発言でございますが、この点につきましては、現在も、北勢線であるとか、例えば養老線、こういった鉄道の分野につきましては、現在も広域的な協議会をつくりまして協議をさせていただいているところでございます。  先ほども申し上げましたように、公共交通を取り巻く環境はますます厳しくなるということが想定をされます。これまで以上に議員御発言のように関係する地域との連携、こういったものを強化しながら公共交通については考えていく必要があると考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。                   (7番議員挙手) 96: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 97: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ぜひ連携を密にして、その先には私は広域合併というものを見据えていかなければならない、このように思っております。  それでは、第3に、新・桑名市7つのビジョンについてお伺いをいたします。  まず、総合計画とビジョンの関係についてでありますが、市長は、議員時代に、公約が総合計画よりも優先をされる市の最上位計画であるという見解を示されておりますが、これは間違いありませんか。 98: 議長(飯田一美)  市長。 99: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の代表質疑3、新・桑名市7つのビジョンについての(1)総合計画との関係について御答弁を申し上げます。  『新・桑名市7つのビジョン』につきましては、さきの市長選挙の際に、全員参加型市政を目指すことを初めとする幾つかの政策を市民の皆様へお約束としてまとめたものであります。そこで、この7つのビジョンと市の総合計画との上下の関係についてのお尋ねでございますが、議員御指摘のとおり、私は、議員であった当時、市長の選挙での公約は、市の総合計画よりも優先をされるととれる質問をしております。選挙で掲げる約束は、候補者と有権者の約束であり、当選をした暁には、約束として掲げた政策を実現するために市の総合計画との整合性を図る必要があると考えています。  その一方で、現在の総合計画の基本構想は、平成19年度から平成28年度までの10年間におけるまちづくりの指針として策定したものであり、市政運営における最上位の計画でもあります。あわせて、24年度を初年度とする後期基本計画は、私も議員として策定にかかわり、議会の議決を経ておりますことから、その見直しにつきましては十分に留意をして進めていかなければならないと考えております。  今回、私の7つのビジョンを実現していくために市の総合計画を見直すことについては、さきの12月議会で御答弁申し上げているところでもございますが、見直しに当たっては、なるべく早く取りかかり、7つのビジョンと総合計画の整合性を図り、施策の実現に向けた取り組みをしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手)
    100: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 101: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。ビジョンが優先ということで御答弁をいただきました。  それでは、次に、人事の刷新、以下、学童保育所までの5項目は、これはビジョンに記載をされております内容ですので、何よりも優先をされる事項であるということを念頭に質疑をさせていただきたい、このように思っております。  ビジョンによると、人事の刷新はもちろんのこととの記載があります。しかしながら、就任からはや2カ月が経過をいたしております。もちろんのことということでありますから、文面から読むと、就任直後に人事に着手をする、このように私自身思っておりましたが、いまだに行われておりません。この記載の背景にはたび重なる不祥事があると推察をいたしておりますが、どのようなタイミングでどのようなことをお考えになっていて、一体人事の刷新とはどういったものを指されているのかお答えをいただければと思います。 102: 議長(飯田一美)  市長。 103: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の質問のうち、3、新・桑名市7つのビジョンについて、(2)「人事の刷新」について、1)いつやるのかについて御答弁を申し上げます。  就任をしてはや2カ月が経過いたしました。現在、私自身も、各職場の朝礼に参加をするほか、日ごろ対話の機会が少ない若手職員とのランチミーティングを企画し、職員とのコミュニケーションを通じて、まずは職員との信頼関係を築くことが大切であるという思いからそれを実施しているところであります。その中で、今後、有能な人材を見きわめていきたいと考えています。  人事の刷新とは、限られた市職員の中で、単に人を右から左へと異動させる、異動することではなく、新たな行政課題に有能な人材を充てていくことであり、それには職員が新たな気持ちで市政に取り組むことができる組織も必要ですし、職場環境、職場風土も必要であると考えています。  今後、私が掲げております『新・桑名市7つのビジョン』を実行していく中で、必要に応じて組織の見直しも実施してまいりますし、また、有能な人材を適所に配置をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (7番議員挙手) 104: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 105: 7番(倉本崇弘)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  市民の皆さんからの声をちらちらと聞かせていただくところによると、なかなかどこが変わっているのかわからないなと、こういった声も聞こえてきます。4月1日には、これは大胆な人事、あるいは象徴的な人事というのは行う予定があるのでしょうか、お答えをください。 106: 議長(飯田一美)  市長。 107: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えをさせていただきます。  今後、有能な人材を見きわめていくとともに、必要に応じて組織の見直しも実施をしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手) 108: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 109: 7番(倉本崇弘)(登壇)  それでは、次に、「組織・事業・制度などの聖域なき見直し」とのことでありますが、新年度予算のどのあたりにこういったものを反映されているのでしょうか、お答えをください。 110: 議長(飯田一美)  市長。 111: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の代表質疑3、新・桑名市7つのビジョンについて、(3)「組織、事業、制度などの聖域なき見直し」について、1)新年度予算の中などのどこに見られるのかについて御答弁を申し上げます。  平成25年度当初予算は、限られた時間の中で人件費などの義務的経費や施設管理といった経常的経費などを主体とした骨格予算として編成をしております。こうした中、当初予算編成に際して、桑名市行政改革大綱(第3次)の実施項目である部局別枠配分方式による予算編成の実施に基づく主な取り組みといたしまして、需用費など節減の努力を求める経費に関して、一般財源ベースで対前年度マイナス5%として枠配分に反映させ、部局の責任と裁量による予算編成を行っています。  組織や事業、制度の見直しは、不断の取り組みが求められるものであり、市民サービスの継続性に十分に配慮しながら引き続きしっかりと取り組んでまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。                   (7番議員挙手) 112: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 113: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。  大胆な見直しというものをやらなければ、市民の皆さんにとってなかなか見えづらいという部分があるかと思います。そういった部分では、市長の掲げた公約においては市民も大変期待をしているところでありますので、人事を含めて大胆な組織再編の予定が今後あるのかどうか、お答えをください。 114: 議長(飯田一美)  市長。 115: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えをさせていただきます。  先ほども御答弁申し上げたところではございますが、必要に応じて組織の改変等も行ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手) 116: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 117: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。なかなか前向きな答弁が出てこないわけでありますが、次に移りたいと思います。  次に、事業仕分けよりもより徹底をした見直しとビジョンに記載をされております。25年度の予算の中にはどのあたりに見直しが行われたのか、あるいは本格的な見直しというのは今後どのようにお考えなのか、お答えをください。 118: 議長(飯田一美)  市長。 119: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の代表質疑のうち、3、新・桑名市7つのビジョンについて、(4)「『事業仕分け』よりも徹底した見直し」について、1)いつからやるのかについて御答弁を申し上げます。  本市では、行政評価制度の導入により、事業の内容や予算の使い方に関して、公的関与の妥当性、有効性、効率性、上位計画への貢献度などを点検・評価をし、課題を把握して改善に努めているところです。加えて、市による点検・評価の結果につきましては、客観性などの観点から検証する外部評価委員会を昨年8月に設置し、外部の有識者等による評価、検証を公開の場で実施しているところです。  今後は、外部評価委員会の意見を参考としながら、私自身も主体的にかかわり、将来世代に負担を先送りすることなく、既存の施設、事業の見直しや再構築を図るとともに、公民連携の可能性についても検討してまいりたいと考えております。  なお、平成25年度予算のどのあたりを見直しされたのかにつきましては、今年度の当初予算は、骨格予算として義務的経費や経常経費を主体とした編成となっておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手) 120: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 121: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。  象徴的なものを出していかなければ、これは私たち議員にとってもなかなか見えづらいところですし、ましてや市民の皆さんにとってはさらに見えづらいという状況になると思いますので、個々の努力はされているんでしょうが、わかりやすくというか、象徴的なものを一つ、二つ盛り込んでいくことが大変重要なのかなということを申し添えて、次の質疑に移りたいと思います。  次に、学童保育所についてお伺いをいたします。  さきの議会でも私は申し上げましたが、子供にかかわることは、1年おくれれば、1学年確実に影響が出てくるということを申し上げました。学童保育所は、共働きの御家庭が大変多くなっている現状を考えると必要不可欠であり、同時に、その保育料の高額な点が全国的に問題となっているものの一つであります。これを解消するために、私は、大胆な予算投入をしてでも保育料の引き下げをすべきであるということを申し上げました。しかしながら、現状においてはまだ未着手と、こういった状況であります。さきの議会の私の質問の中でも、予算の組み替えでの対応とのことでありましたが、今まさに困っているお母さん、そして、子供の教育環境をしっかりと確保することが残念ながらそれではできない、このように私自身思っております。  そこで、これは子育て世代の皆さんが大変期待をしている政策の一つであります。大胆な予算投入の考えがあるのかないのか、明確に御答弁をいただければと思います。 122: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 123: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  所管する事項3、新・桑名市7つのビジョンについて、(5)学童保育所について、1)保育料の値下げについて御答弁申し上げます。  ただいま議員から、現在、共働きの家庭が多くなってきており、今まさに困っている方がたくさんいる子育て環境の確保の観点から、学童保育所における保育料の負担軽減を図ることが大切であるとの御指摘をいただきました。確かに、学童保育所の父母の代表の方からも、一人親家庭の利用が多くなってきており、経済的にも大変困っている方がおみえになるとの御相談もあり、現在のところ、こうした低所得の一人親家庭の方に対しまして、1人当たり月額3,000円の保育料の減額など、市単独で助成を行っているところであります。  また、大胆に予算を投入する考えはないのかとのことでございますが、『新・桑名市7つのビジョン』に係る予算計上に当たっては、政策部門、財政部門等も交え、まず何を優先的、重点的に取り組んでいくのかといった政策の方向性を見きわめる必要があり、予算要望についてはその後の段階になってくるのではないかと、そういった認識を持っております。そうしたことから、平成25年度の当初予算に保育料の値下げに係る費用は計上していないところでございます。  保育料の値下げにつきましては、現在、お世話いただいている運営団体の御意見、御要望等も十分お聞きし、いつごろから始めることができるのか、どのような児童を対象としていくのかといったことを十分に詰めた後、それぞれの学童保育所に支出している委託料、補助金を総合的に勘案した中で政策として取りまとめてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (7番議員挙手) 124: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 125: 7番(倉本崇弘)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  値下げの方向に向かっているというのは、これは私とも一致をするところでありますが、基本的には予算の組み替えで対応しようとしているという点では大きな隔たりがあるのかな、このように思っています。私は、大体月額8,000円ぐらいの保育料をめどに、どこかの予算を大胆に削ってでもと思っておりますが、当局の考え方はほかの部分の予算を削るという覚悟まであるのかないのか、そのあたりを御答弁ください。 126: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 127: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えさせていただきます。  先ほども申し上げましたとおり、市全体として政策の優先順位を取りまとめるとともに、個々の学童保育所や学校施設の状況、また、就学前施設の再編実施計画も踏まえまして総合的に勘案し、計画的な実施の方向で取り組んでまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。                   (7番議員挙手) 128: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 129: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。なかなかスピード感に欠けるなと、こういう感じを受けますが、次に移りたいと思います。  第4に市長給与について質疑をいたします。  さきの佐藤 肇議員も質疑をされたわけでありますが、今回、市長給与を20%減額するとのことであります。ビジョンの中にも記載がない、そして、提案説明の中では特に理由を述べられておりません。一体なぜこの時期に市長給与の減額に踏み切ったのか、政策的な意図がいま一つ不明確であります。単なるパフォーマンスであれば、職員給与にも影響を及ぼす可能性があり、安易に引き下げるべきではない、このように思っております。  市長給与の減額については、大多数は政治的な大きなメッセージである、このように思っております。どういったメッセージを発するために減額を考えているのか、その政策的な意図を再度明確にお答えいただければと思います。 130: 議長(飯田一美)  市長。 131: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の代表質疑4、市長給与について、(1)20%減額の政策的な意図について御答弁申し上げます。  今回の市長給与の20%減額につきましては、以前から私自身で考えていたものであり、市の厳しい財政状況から、みずからの判断で20%の減額といたしました。さきの佐藤 肇議員にも御答弁申し上げましたが、私自身の給料を20%減額をし、みずから身を切るところから改革を進めていきたいとの思いから決めたものでございますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手)
    132: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 133: 7番(倉本崇弘)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  では、なぜ12月・1月議会に出さなかったのか、今出すというのはスピード感に欠けるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 134: 議長(飯田一美)  市長。 135: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えをさせていただきます。  今回、この3月議会になぜ提案をしたのかということでございますが、市長就任後に特別職報酬等審議会を開催して、委員の方から報酬に対する御意見をいただいた上で、その結果を受けてから提案をしたほうがいいと判断したものでございますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手) 136: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 137: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。  それでは、以前からの考え方であるとの発言がありました。就任後、あるいは就任前の議員時代からの発言と比較をすると、一部変わっている部分があります。今後の市政運営については、過去の発言も含めて遵守をするというか、その延長線の上で市政運営を行っていくのか、そのお考えについてお答えをください。 138: 議長(飯田一美)  市長。 139: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の再質問に御答弁を申し上げます。  これまで私も議員としても活動してまいりましたし、さまざまな思いを持って発言をしてきた部分がございます。そのような思いの中で今後も活動していきたいと思っておりますが、当然、その場その場できちんと現在の立場にのっとって判断をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手) 140: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 141: 7番(倉本崇弘)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  それでは、過去の発言を修正、あるいは訂正をする場合には、それは明確に議場の場、あるいは適切な場所でなぜ変わったのかという説明を議会、あるいは市民の皆さんに対してきちんと説明をされるという理解でよろしいでしょうか。 142: 議長(飯田一美)  市長。 143: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えをさせていただきます。  過去の発言を修正するということは、別にこの場でする必要もないと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (7番議員挙手) 144: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 145: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。  過去の発言がどこで変わったのかというのがわかりにくくなると私たち議員も見えづらいですし、市民の皆さんにとっては延長線上で行われているのではないか、このように思うところもあると思いますので、ぜひそのあたりは一度お考えをいただければと思います。  次に、第5点目のエネルギー政策についてお伺いをしたい、このように思います。  今回、太陽光発電のために公共施設の屋根貸しの募集を始めました。東日本大震災に伴う福島第一原発の事故を受けて、全国的にエネルギー政策の見直しというものが迫られるようになってまいりました。そういった背景の中で、前市長時代から、私も再々屋根貸しについては早急にやるべきであるという提言を何度となく繰り返し、担当課の努力で実現にこぎつけたということは、高く評価をさせていただきます。私の求める市内でのエネルギーの自給自足に向けた第一歩になる、このように大変期待をいたしております。  一方で、一体どのような方針で桑名市がこのエネルギー政策に向かっていくのかという点がいま一つ不明確な状況であります。前市長は、明確に脱原発との発言を議場でもされましたし、その中でこれらの施策に取り組んでまいりました。そこで、市長は、これらのエネルギー政策を通じて一体どういった桑名市を目指そうとしているのか、御答弁をいただければと思います。 146: 議長(飯田一美)  市長。 147: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  倉本議員の代表質疑5、エネルギー政策について、(1)脱原発について御答弁申し上げます。  原子力発電につきましては、安全面、経済面も考慮して、基本的には脱原発の方向に向かうべきで、原子力発電の依存割合を縮小しながら太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及に積極的に取り組み、エネルギーの多様化を図る必要があると考えます。  また、今後のエネルギー政策については、徹底した省エネルギーと、みずからエネルギーをつくり出す創エネルギーの両面から取り組んでいくことが必要だと考えています。そうした省エネと創エネをあわせて推進をすることで、初めて原子力発電の依存割合を減らしていくことが可能になると思います。  本市といたしましても、スマートエネルギー構想などによる再生可能エネルギーを生かしたまちづくりを進めていかなければならないと考えているところでもございます。議員から評価をいただきました公共施設への太陽光発電の屋根貸し事業を初め、市民向けの導入支援策として家庭用新エネルギー等普及支援事業などの普及促進も図ってまいります。今後とも、地産地消できる自立分散型エネルギーの導入を進めるなど、さまざまな観点からエネルギー問題に取り組んでいかなければならないと考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願いを申し上げます。                   (7番議員挙手) 148: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 149: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。  脱原発との発言をされました。この点については高く評価をさせていただきたい、このように思っております。まず、その基本的な方針に従って、しっかりと必要となる施策を講じていただければと思っております。  次に、第6番目に防災について質疑をいたします。  先日、私は、被災地の一つである宮城県女川町に視察に行かせていただきました。担当者より、震災当時の状況から現在に至るまでの状況というものを大変細かくお話をお伺いさせていただきました。報道されているような課題が山積みになっているとともに、余り報道されていない、ある意味では2次的被害とも言うべきものが現地ではかなりあるという、こういった話を聞いてまいりました。例えば、避難をしている間に金目のものが家からとられてしまうなどの被害が幾つも見られている、こういった状況のようであります。そして、これらのことについては当然のことながら対策を講じていく必要性がある、このように感じました。  そこで、こういった特に2次的な被害ともいうべきものについての課題の把握と整理、そして、対策について桑名市としてどのように考えられているのか、御答弁をください。 150: 議長(飯田一美)  市民安全部長。 151: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  所管いたします事項6、防災について、(1)大災害時の備えについて、1)課題の把握と整理について御答弁申し上げます。  東日本大震災から2年が経過しようとしておりますが、この大震災で多くの課題が浮き彫りになりました。現在、各自治体では、多くの課題の整理に追われている状況でございます。特に今回の東日本大震災における課題といたしましては、津波からの避難が上げられると考えております。  本市は南海・東南海・東海地震の発生が懸念されており、昨年8月末に、国の中央防災会議において、南海トラフによる津波被害想定について見直しがなされたばかりでございます。懸念されております南海トラフ大地震が発生した場合、東日本大震災の津波と同等かそれ以上の津波の発生が想定されております。津波警報が出され、避難勧告がされたにもかかわらず避難しない住民の方が多くみえ、そのためにとうとい人命が奪われるという事態にならないよう啓発をしてまいりたいと思います。  津波以外にも、避難所の運営、特に長期避難になった場合の運営についての課題があり、長期的な避難生活が余儀なくされる場合は、避難者の身体的、精神的負担が増大すると言われ、全国的にも避難所における運営方法の見直し、備品の整備が行われるようになりました。そのほかにも、各地からみえたボランティアの受け入れなどの問題もございます。  議員が指摘されておりますように、2次的被害ですが、メディアなどで問題視されている被災地での盗難による被害が上げられると思います。これは、住民が避難場所に避難している間に空き巣に入られる、商店や金融機関に侵入し店舗荒らしを行う、自動販売機から商品、金銭の略奪が行われるという行為のことでございます。このほかにも、ボランティアを装い窃盗行為を行うにせボランティアの問題、人々の善意に乗じた詐欺行為など卑劣な犯罪も考えられます。このような災害に乗じて窃盗などを行う行為は恥ずべき犯罪であり、その重大性が論じられ、社会的に大きな課題となっているところでございます。  残念なことでありますが、現時点ではいかに住民の命の安全を確保するかという防災面に重点が置かれ、被災後の犯罪防止対策が十分にとられていないというのが現状でございます。実際に被害に遭われた地域では、住民避難誘導、安全確保、避難所運営などが優先事項とされ、被災地における安全対策には警察などの人的資源を十分に投入できていないという事実もございました。また、現在も、被災地では略奪行為などの犯罪が懸念されております。  このようなことからも、大災害後の2次的被害による住民の財産、生命を守るという観点からも、警察関係の協力や自警団の発足等を促し、これらの犯罪を最小限に抑えることができるよう努めてまいりたいと思います。また、住民の皆さんにも御協力をいただきながら犯罪の抑制につながる方法を検討し、安全で安心できる環境づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。                   (7番議員挙手) 152: 議長(飯田一美)  7番 倉本議員。 153: 7番(倉本崇弘)(登壇)  ありがとうございます。  2次的災害については、これは既に被災地で起こっている現状があります。こういったものを一つの学びとして、桑名市でもぜひとも今後の対策として方策を講じていただければと思います。  以上で私の質疑を終わります。ありがとうございました。 154: 議長(飯田一美)  暫時休憩いたします。                                     午後0時05分 休憩                                     午後1時09分 再開 155: 議長(飯田一美)  休憩前に引き続き会議を開きます。  通告により10番 大橋博二議員。 156: 10番(大橋博二)(登壇)  新桑会の大橋博二です。  議長のお許しをいただきましたので、会派を代表して、市長提案説明、25年度当初予算、桑名市の課題について、大局的、総合的な見地から一問一答方式で質問します。  桑名市の都市機能から、都市機能としての桑名市総合医療センター整備について。  桑名市総合医療センター整備は、施設・設備面、医師を含む医療スタッフ確保ばかりではなく、医療から防災、桑名駅周辺の立地条件を生かした地域活性化策など、多面的な都市機能として大きな役割を果たします。市長は、提案説明で、新病院整備事業の取り組みについて述べ、25年度当初予算案にも整備関連予算が上程されています。総合医療センターが都市機能としての役割を果たすため、アクセス、上下水道、防災対策など、総合施策として多面的な見地からその機能の充実が求められます。  さきの議会において、会派議員の質問で、医療センター整備に伴う行政組織内の課題整理の会議開催に対し前向きな答弁をされました。現在の東医療センターと桑名市民病院は統合すべきとした平成22年9月市議会特別委員会最終報告と決議は、駅周辺にあるとした山本総合病院の駅周辺の都市機能、周辺地域の活性化なども勘案しての結果であると認識しております。  現在、東医療センターとして運営され、平成27年4月には1院体制でオープンする医療機関としての総合医療センターのハード、ソフト面での充実は当然のことですが、桑名駅からセンターまでの高齢者などの移動手段などの提言は、現段階では聞き及んでいません。高齢者、生活弱者も、桑名駅バスターミナルか徒歩での移動になります。通院している足の弱っている方には厳しいものがあると考えます。理想としては、送迎バス、または雨が降ってもぬれずに病院まで歩ける屋根つきの遊歩道があれば利便性が高まると考えていますが、いかがでしょうか。  そこで、都市機能としての見地から、桑名市総合医療センター整備に伴う都市機能の課題、行政組織内の課題整理とその状況を含めた高齢者、弱者などの桑名駅周辺から医療センターまでの移動手段の確保についてお伺いいたします。 157: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  保健福祉部理事。 158: 保健福祉部理事(加藤洋士)(登壇)  所管する事項1、桑名市の都市機能について、(1)都市機能としての桑名市総合医療センター整備について、1)2年後の1院体制でのオープンを目指した都市としての機能の課題について御答弁を申し上げます。  桑名駅東地区の整備につきましては、駅のバリアフリー化を初め、移動等の円滑化を目的としたさまざまな機能が必要であると考えており、平成24年度より、自由通路、駅前広場整備等の再検討を進めており、それにより関係機関との協議を進め、おおむね2から3年を目途に結果を出したいと考えております。  そのような中、新病院整備事業に関しましては、さきの12月議会におきまして御答弁申し上げました本市における課題、解決策を横断的に協議検討する新病院整備に向けた検討会議を12月議会終了後直ちに設置し、現状説明、課題の抽出、解決策などを議題として検討会議及び部会を開催しております。  この検討会議の設置目的は、桑名市総合医療センターが実施する新病院整備事業に関し、本市における課題について協議検討するためとしており、検討会議の委員は部長級職員などで構成しております。また、より具体的な内容について検討協議する必要があることから、検討会議の下部組織といたしまして、課長級職員で構成された部会を設置しております。  また、先日、三重県警と桑名市によります交通安全対策としまして、桑名東医療センターや精義小学校を含む一帯で、歩行者の安全を守るため、通学路や住宅の生活道路を通行する車両の最高速度を時速30キロに制限する交通規制、ゾーン30が設置されております。  議員が言われます、高齢者など交通弱者の方の桑名駅周辺から桑名市総合医療センターまでの移動手段につきましては、現在、桑名駅と東、南、西の各医療センターを結ぶシャトルバスが運行されております。今後、新病院への移動手段としましては、シャトルバスを活用することや、コミュニティバスにつきましては、ルートの見直しをすることを桑名市総合医療センター並びに関係部署に働きかけてまいりますので、どうかよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手)
    159: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 160: 10番(大橋博二)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  やはり交通機関に乗られる方は高齢者が非常に多いと思うんです。そこの中で、歩くことも困難な方が大変多いと思いますもので、ひとつその辺はよろしくお願いいたします。  また、新病院の整備に向けた検討会議で検討された市においての課題について、もう少し詳しくお願いしたいと思います。 161: 議長(飯田一美)  保健福祉部理事。 162: 保健福祉部理事(加藤洋士)(登壇)  再質問に御答弁をさせていただきます。  検討会議についての再質問でございますが、検討会議の内容でございますが、新病院が開院されるまでの間と開院後に分けまして協議しておりまして、開院前では、工事期間中の交通安全対策などについて協議をしております。  特に、朝の通勤・通学時間帯の対策や駐車場対策をどのように講じるかが主な課題として上げられております。  通勤・通学時間帯の交通安全対策では、通学路の見直しやガードマンの配置などの課題が注視されております。そして、地元地域の方にも早い時期に周知が必要であることとしております。  また、駐車場対策につきましては、医療センターでの診療の運営システムの検討や近隣の公共的な駐車場を活用する必要があるなど、対応策を検討しているところでございます。  以上です。どうぞよろしくお願いいたします。                   (10番議員挙手) 163: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 164: 10番(大橋博二)(登壇)  ありがとうございます。  ぜひいろいろと検討していただくとありがたいと思います。よろしくお願いします。  次に、民間活力の持続可能な都市機能整備について。  市長の市議時代の発言などから、民でできるものは民で、民間資金・活力の導入による行財政改革であると考えます。また、平成23年9月定例会では、会派で民間資金を活用した避難所看板設置の質問をいたしましたが、最近、避難所と矢印を描いた、電柱に掲げている企業などの看板をよく見かけます。これこそ民間活力、地域貢献だと思いますが、平成25年度当初予算案提案説明は、骨格型のため、残念ながらその取り組みは見えてきません。都市機能として、桑名市には体育館、市民会館など数多くの公共施設や歩道橋も存在します。名古屋市では、企業の地域貢献も含め、民間資金の活用をして歩道橋の持続可能な維持管理を目指し、商品名、企業ロゴの広告などを掲示する歩道橋ネーミングライツパートナー事業で公募をしています。  そこで、当初予算案を踏まえた総合的な見地から、今後の桑名市の事業展開として、財政、都市機能の総合施策として、都市機能施設の持続可能な維持管理のため、民間資金を活用して、一定の期間命名権を与えるネーミングライツパートナーとして公募する考えはないのかをお伺いいたします。よろしくお願いします。 165: 議長(飯田一美)  市長公室長。 166: 市長公室長(水谷義人)(登壇)  所管する事項1の桑名市の都市機能について、(2)市長の政治方針、民間活力による持続可能な都市機能整備について、1)ネーミングライツパートナーについてを御答弁申し上げます。  議員御案内のとおり、ネーミングライツとは、市と民間団体との契約により、市の施設などに愛称等を付与するかわりに当該団体からその対価等を得て、施設の持続可能な運営に資する方法でございます。このネーミングライツ、いわゆる命名権を御購入いただくスポンサー企業のことをネーミングライツパートナーと呼んでおります。ネーミングライツを導入することで、これに伴う収入を財源に、施設の維持管理や施設サービスの充実等、利用者の利便性の向上と施設等のイメージアップが期待される手法であります。  そこで、本市では、行政改革大綱の三つの基本方針のうち、安定的な財政経営におきまして、広告事業の推進に取り組んでおります。この取り組みは、市有財産に企業等の広告を掲載することで収入を得、市民サービスの向上や地域経済の活性化につなげるものであります。現在、広報くわななどの印刷物や本庁1階のエレベーター前等に設置しておりますテレビモニター、ホームページのバナー広告などもこの取り組みの一つでございます。引き続きこのような行政改革の取り組みを通して自主財源の確保に努めてまいりますと同時に、費用対効果を勘案しながら新たな広告媒体の検討にあわせてネーミングライツなどの手法についても検討してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。                   (10番議員挙手) 167: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 168: 10番(大橋博二)(登壇)  御答弁ありがとうございます。ぜひ民でやることは民という形で検討されたらありがたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、都市機能としての北勢線について。  通勤・通学、生活弱者など移動手段の確保、都市機能として、北勢線の存在は、桑名市ばかりでなく、沿線市町にとって大きいものがあります。北勢線は、本年度までの10年間に3市町で55億円余の支援で、当初計画では本年度末に終了する計画でしたが、赤字が解消されず、3年間の財政支援を決定し、25年度予算案に反映しています。この計画では、従来の赤字補填や設備投資から、技術関係者、人件費の2分の1、減価償却費相当額などとして3年間で支援する計画です。こうした財源補填に一定の理解をいたしますが、都市機能としての北勢線や持続可能な運営を目指すには、利用者数の増加や行政として明確な責任所管の所在であると思います。2月8日の中日新聞の報道などでは、今後は、3市町で意思統一を図る構成自治体会議を新たに設置するなども示され、責任、所管の所在地が明確でなければなりません。  また、北勢線対策審議会の答申では、利用者増を図るため、活性化イベントの継続などを求める意見書も添えられています。例えば、市職員やその家族の方に沿線の何らかのイベントに北勢線を利用して参加していただけば、どれだけの赤字補填が解消できるのでしょうか。また、沿線で行われるイベントであれば、主催が官、民いずれであろうが地方自治体の枠を超えて把握し、北勢線利用者数の増加を図るべきで、広域連携による事業の把握が必要であると考えます。  桑名市の広域連携としては、桑名、いなべ、東員、木曽岬町の2市2町で構成する桑名・員弁広域連合があります。この団体の現在の主な事業は、し尿処理のみであり、県立桑名工業高校、いなべ総合学園高校ほかへの通学手段の確保として、木曽岬町の理解を得て、桑名・員弁広域連合では一体的にその事務を所管するなどが不可能ではないと考えます。  そこで、沿線住民、通学・通勤、生活弱者の足の確保として、都市機能の大きな役割を果たす持続可能な北勢線での機能についてお伺いいたします。  1、北勢線の3市町の意思統一を図る構成自治体会議について。  2、所管を桑名・員弁広域連合で所管する可能性について。  3、利用者増加策について。  以上、3点についてお伺いいたします。 169: 議長(飯田一美)  市長。 170: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  大橋議員の代表質疑のうち、私からは、1、桑名市の都市機能について、(3)都市機能としての北勢線についてのうち、1)3市町の意思統一を図る構成自治体会議の所管や責任の所在と桑員地区の中核都市としての桑名市の役割、広域連携について御答弁申し上げます。  北勢線は年々利用者が増加し、平成23年度では年間233万人が利用する、桑員地区における都市間交流を促進する重要な公共交通機関であります。また、高齢者や学生など運転免許証を持たない方々にとっては欠くことのできない移動手段でもございますので、北勢線を存続させることができましたことは、本市のまちづくりや都市機能の充実に大いに貢献するものであると考えています。  3市町の意思統一を図る構成自治体会議につきましては、新たな3カ年の北勢線支援の決定により改めて協定が締結されますことから、これまでの北勢線対策推進協議会を廃止いたしまして、新たに2市1町と三岐鉄道で構成する北勢線事業運営協議会が組織されます。また、この協議会のほかに、2市1町のみで構成をする構成自治体会議を組織いたします。その事務局は、会長の自治体担当課が担うことになりますが、これまで以上に沿線自治体同士の緊密な連携を図るために組織するものであり、十分な議論、意思統一ができるものと考えております。  本市といたしましては、今後も、桑員地区の中核都市として、2市1町が連携をしながら、地域の発展のために北勢線支援の役割を担ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 171: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 172: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、続きまして、2)の桑名・員弁広域連合で所管する可能性についてと、3)の利用者増加策について御答弁申し上げます。  2)の桑名・員弁広域連合で所管する可能性につきましては、近畿日本鉄道が北勢線の廃止表明をいたしました平成12年当時からは広域連合が中心となって事務を担当してきた経緯がございます。広域連合は、桑員2市2町により構成をされておりますが、中には、直接北勢線の沿線でない木曽岬町さんが入ってみえるために、支援費用の負担の問題などから沿線市町のみの所管となった経緯がございますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。  改めて、北勢線存続のための利用促進事業につきましては、沿線住民の方々や地域の学校関係者の方々などと広域的に連携して取り組むことが重要であると考えておるところでございます。  次に、3)の利用者増加策についてでございますが、三岐鉄道による企業訪問を強化して、通勤での北勢線利用につなげていく、あるいは高校、大学等卒業後も引き続き北勢線を御利用いただけるように啓発して、定期券利用者を維持していくことが重要であると考えております。  一方で、定期外の利用者増加策も重要でございまして、国のふるさと雇用再生特別基金事業で雇用をいたしましたガイドスタッフにも、日々の利用者対応などさまざまな場面で活躍をいただきましたし、自治会の皆様には、沿線ハイキングを企画して北勢線を御利用いただくなど、毎年御協力をいただいております。御利用の少ない日中の増加策につきましては、他の地方鉄道や地域の取り組みを三岐鉄道とともに調査研究し、取り組めるところから始めてまいりたいと思っております。  これまでも、さまざまな団体の御協力によりまして、活性化イベントや啓発事業を実施してまいりましたが、引き続き、沿線市町同士や観光事業、イベント事業の関係団体とも連携を密にいたしまして、これまで以上に利用促進事業を推進し、北勢線に御乗車いただける機会をつくることが継続的な利用につながるものと考えております。  今後、一人でも多くの方に北勢線に乗っていただくため、北勢線自体の魅力や沿線の地域資源を活用したPRが多方面に浸透するよう、三岐鉄道、あるいは沿線市町が一丸となって情報発信に取り組んでまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。                   (10番議員挙手) 173: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 174: 10番(大橋博二)(登壇)  ありがとうございます。  市長お答えのとおり、2市1町が本当に一生懸命向かっていってくれればありがたいと思います。ぜひよろしくお願いします。  桑名市の地域活性化と総合施策について。  地域活性化は、縦割り行政の課題を克服し、総合施策としての位置づけが必要です。総理の政策方針演説では、地方自治、地方政策について、魅力あふれる地域をつくります。その鍵は、地域ごとの創意工夫を生かすための地方分権改革です。大都市の制度の改革を初め、地方に対する権限移譲や規制緩和を進めます。また、地元の元気づくりを応援しますとあります。  2月6日、東京ビッグサイトで開催された「ニッポンいいもの再発見」と銘打った、商工会議所、商工会によるイベントを会派で視察しました。桑名商工会議所、三川商工会も出店し、鋳物製品、桑名黒ノリなどを使用した特産物の販路拡大などを図っており、行政組織も、観光、商工の枠を超えて販路拡大を図るべきだと思います。  桑名市では、平成25年度事業として、博物館で特別企画展「北斎、広重、国芳、浮世絵に見る東海道五十三次くわな展」が開催されます。ホームページ、広報などいつもの告示では、ある程度入場はあっても、私はそれ以上の入場は伸びないと思います。当然、イベントがあれば、広域連合にお願いし、ポスターを各施設に配付するなどさまざまな連携が考えられます。恐らくこのような提案をすれば、ポスター配付の予算がないので、そこまでは無理と答えるでしょう。企業協賛によるポスター制作は考えつかないでしょうか。限られた予算での入場者目標設定で満足な答えが出せるのでしょうか。  また、博物館を訪れた方が多いほど、土産、食事など地域経済効果一つずつの連携が大きな連携、地域活性化につながります。職員みずからが各部、各課の枠を超え、縦割り行政の弊害の枠を取り除き、桑名のPRのための広告塔になることも必要です。1,000人を超える桑名市職員の中で、どれだけの人が桑名を語ることができるのでしょうか。  そこで、平成25年度の桑名市一般会計当初予算地域活性化推進のため、行政組織全体で地域活性化に取り組む姿勢についてお伺いいたします。  次に、平成25年度当初予算には、平成20年から25年度までの長島中部二期地区水環境整備事業関連予算が計上されています。この事業沿線には、又木茶屋、水辺のやすらぎパークが存在し、やすらぎパークでは、昨年度、テレビ放映などもあり、ボタンのシーズンには見学者も多く訪問し、メディアの力の大きさを感じたものです。一方、このシーズンを過ぎれば、来館者も激減し、整備された1号線隣接の駐車場も閑古鳥が鳴く状況は、行政側も十分に認識していることと思います。シーズンの2週間のためだけにこの駐車場があるのではありません。水環境整備事業として整備される長島川遊歩道は25年度で完成です。例えば、又木茶屋からなばなの里まで、何キロを何分で歩けば何カロリーを消費するなどを表示し、健康維持管理などの魅力ある施策や、ボタンのシーズンには、桑名三川商工会にお願いして、地域の特産品の販売、沿線施設の紹介など、一体的に総合施策として考える必要があります。  そこで、総合施策として水環境事業、水辺のやすらぎパーク運営と行政の諸課題についてお伺いいたします。 175: 議長(飯田一美)  市長公室長。 176: 市長公室長(水谷義人)(登壇)  大橋議員の代表質疑2の桑名市の総合施策と地域活性化について、(1)地域活性化と行政の諸課題についての1)行政組織全体で地域活性化に取り組む姿勢について御答弁を申し上げます。  議員からは、市役所組織の中での縦割りの弊害について御質問を頂戴いたしましたが、常日ごろから風通しのよい職場環境の構築と組織間の連携、連絡を密にすることにつきましては、幹部職員を中心にしっかり取り組むようお願いをしておるところでございます。  また、全ての職員が桑名市を語れるよう、各所管におきましても、情報の共有を図りながら広域的な観点も含めこれからも取り組むよう進めてまいりたいと考えております。ただ、縦割りには責任の所在が明確になることや、きめ細かなチェックができることなどのメリットもあります。もちろん、その逆の弊害につきましても数多くの議論がありますことから、弊害に陥ることのないように、メリットを生かしながら組織の運営を行ってまいります。いずれにいたしましても、事業の推進を図り、組織全体で地域活性化に取り組むことに努めてまいりますもので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 177: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 178: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、所管をいたします2)の水環境整備事業、水辺のやすらぎパーク運営と行政の諸課題について御答弁を申し上げます。  水環境整備事業につきましては、平成14年度から平成25年度までの期間で排水路施設を生かした快適な生活環境、地域住民の触れ合いの場を創造することを目的に、近鉄、JR長島駅からなばなの里まで1.2キロメートルの長島川沿いの水辺空間に遊歩道、散策路などの整備を三重県による県営事業として進めていただいているところでございます。  来年度は最終年度に当たりまして、計画区域の南の端に当たりますなばなの里への連絡路となる野田橋までの164メートルの散策路を中心に整備をされます。これにあわせまして、草木や花の植栽、間伐材を利用した休憩所施設、また、案内看板、散策路としての距離看板等を設置する計画となっております。  区域の中央にございます水辺のやすらぎパークの利用者数は、年々増加をいたしておりまして、平成22年度は9,698人、平成23年度は1万4,625人、平成24年度は既に1万5,000人を超えております。しかしながら、利用者の約8割の方がボタンの時期に集中をいたしておりまして、年間を通じて御利用いただくための工夫が必要であると考えております。  来年度は、先ほども申し上げましたように、案内看板や距離看板などが設置をされますので、ウオーキングイベントの開催であるとか、マスメディア、ホームページなどに広くPRをいたしまして利用者の増加を図ってまいりたいと考えております。  さらに、行楽シーズンの週末やイベントの際には、又木茶屋の出展者や桑名三川商工会などの協力を得て特産品の販売などを行っておりますが、一層活性化したいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 179: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 180: 10番(大橋博二)(登壇)  それぞれの御答弁ありがとうございます。  先ほど総合行政と地域活性化について再質問させていただきますけど、桑名を語れる職員像について質問しましたけど、今後、こういう桑名を語る職員の育成について、市長は育成する考えがあるかどうか、ちょっとお答えをお願いします。 181: 議長(飯田一美)  市長。 182: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  大橋議員の再質問にお答えをさせていただきます。
     私は、就任の際の職員への訓辞という中で、職員に言ったことが三つあるんですが、そのうちの三つ目として、まず桑名を好きになってほしいということを伝えました。やはり自分たちが働く職場であるこの桑名市を好きになることが、公務員としての一番大事なことじゃないかということを伝えているところでもあります。そういう意味でも、これから、この桑名をもっと好きになっていただいて、また、桑名を語れる、そういう職員の育成はしっかりとしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。                   (10番議員挙手) 183: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 184: 10番(大橋博二)(登壇)  御答弁ありがとうございます。私も桑名に生まれた人間で、桑名が大好きですので、ぜひよろしくお願いします。  それでは、水環境整備事業について、先ほど質問したんですけど、健康増進策としての遊歩道の表示を示しました。ちょっと私、調べたんですけど、体重50キロの方が10分の普通速歩で670メーター歩いて26キロカロリーの消費、体重70キロの方が37キロカロリーの消費ということで、データかこうやって出ています。これを看板として市民の健康所管課、観光課、農林水産課が協議して、そういう看板をつくるという考えはあるかないか、お伺いいたします。 185: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 186: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  再質問にお答えを申し上げます。  先ほどもお答えをいたしましたように、今年度が最終年度でございまして、それぞれ目的地までの距離等を表示する距離看板については設置をされるということで聞いております。それで、議員の再質問のように、例えば、ここからここまで歩けば何キロカロリーの消費ですよといったような表示をしてはどうかということだと思いますけれども、これはやはり歩くスピードであるとか、いろいろ人によって消費カロリー等も違ってまいりますので、一概にこうだという表示がしにくい部分もあるとは思います。そういうふうな御意見があったということについては、設置が県のほうでございますので、その旨だけはお伝えをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。                   (10番議員挙手) 187: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 188: 10番(大橋博二)(登壇)  ありがとうございます。できたら前向きに検討していただければありがたいと思います。  次に、桑名市の治山治水と農地保全について。  山を治めれば治水もできる、治山治水の言葉があります。これを桑名市に置きかえれば、丘陵部や谷間の里山、竹林、農地を保全すれば、小規模河川の治水の一助となることが可能と考えます。また、農地保全、耕作放棄地対策への対応とした行政施策として、農業塾など一定の理解をいたしますが、一方では、耕作放棄地の面積の増加が見受けられます。  そこで、行政による耕作放棄地と耕作希望者のマッチングが必要です。農業をしたい人、したくても高齢、後継者問題などから農業をしたくてもできない人が多く見られます。そこで農地は荒れ放題になり、荒れ放題になれば景観も悪く、よいことは一つもありません。また、逆に、農業はしたいけど、借りられる農地がない人も多くあります。貸した土地が途中で放棄されれば保障がないなどリスクを考えれば、なかなか他人に農地を貸せないのも現状です。そこで、何坪なら保証金、賃貸料と、行政が中に入ってマッチングすることはできないでしょうか。  また、ほかにも耕作放棄地再生緊急対策事業などがあります。そこで、耕作放棄地に対してハード、ソフト両面から対策についてお伺いいたします。よろしくお願いします。 189: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 190: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  それでは、所管をいたします3番、桑名市の治山治水と農地保全について、(1)耕作放棄地について、1)ハード、ソフト両面からの対策について御答弁申し上げます。  議員御指摘のとおり、農地には米や野菜などの生産の場としての機能のほかに、生き物のすみかになる機能や一時的に雨水をためることによる洪水や土砂崩れを防ぐといった防災機能など、農業には多面的な機能がございます。  本市の農業委員会の調査によりますと、現在の耕作放棄地面積は52ヘクタールと伺っております。市では、こういった農地を解消いただき、農地の有効利用と農業経営の安定を図るため、農業経営基盤強化促進法による農地の貸し借り、いわゆる利用権の設定でございますが、これによって担い手への農地の集約を促進する農業経営基盤強化促進事業を実施いたしております。  利用権の設定を受けるには、農作業に常時従事すると認められる、あるいは農業によって自立しようとする意欲と能力を有すると認められる、こういった要件がございますが、この事業により市が農地について貸し手と借り手の仲立ちをいたしておる現実がございます。  こういったやる気のある農業者や担い手への利用権の設定による集約によりまして、高齢などの理由等によって耕作放棄地農地の解消に努めてまいりたいと考えております。  一方、農業委員会におきましても、農地の賃借料を決定する際の判断材料の一つとして御活用いただくために、農業経営基盤強化促進事業による地区ごとの平均賃料などの賃借料情報を広報誌等で提供いただいております。  議員御発言の耕作放棄地再生利用緊急対策は、荒廃した耕作放棄地を引き受けて、作物生産を再開する農業者組織などが取り組み主体となり、耕作放棄地の再生、利用を図るため、その草刈り、土づくりなどの再生作業や再生農地での営農に必要な基盤整備などが支援内容となっております。  こういった事業を活用し、個々の案件については市で御相談をお受けし、農業委員会、県など関係機関と連携しつつ耕作放棄地解消に向けて対応をしてまいります。  また、ハード面では、水路整備や圃場整備などによって生産性の向上を図る、このことによって経営基盤の強化を図っていく、こういったことから耕作放棄地の増加を防いでいく、新たな耕作放棄地をつくらない、こういうことにも努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 191: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 192: 10番(大橋博二)(登壇)  ありがとうございます。  再質問させていただきますけど、市民農業塾の塾生の中で、農業経営基盤強化促進事業を利用して、新たに農地を借りて農業を始めた農業従事者数がおわかりになりましたら、それから、もう一つ、その借りた土地の面積も、またわかりましたらお願いします。 193: 議長(飯田一美)  経済環境部長。 194: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  再質問にお答えを申し上げます。  先ほどの農業経営基盤強化促進法による農地の貸し借りを市民農業塾の方々の中で受けられた方がおみえでございまして、卒業生の中の10名の方が、利用権設定によりまして、露地野菜やイチゴ栽培をしておみえでございます。耕作面積につきましては約5,000平方メートルでございます。  以上でございます。                   (10番議員挙手) 195: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 196: 10番(大橋博二)(登壇)  どうもありがとうございます。  農業塾の方も結構結果を出してみえるんやなと。これからも農業塾で頑張ってみえる方がどんどん出るように希望します。  それでは、多文化共生について。  2月7日、厚生労働省職業安定局派遣・有期労働対策部外国人雇用対策課長、前桑名市副市長山本麻里氏を会派で訪問し、多文化共生について勉強いたしました。日本として外国人労働者を単純労働から有資格者の高度人材育成、新産業への労働力の移行、外国人児童・生徒の教育力の向上とその体制の確保の話を伺いました。質問聞き取りでは、桑名市の現状として、日本国籍でありながら、母親が外国籍で、何らかの理由により、一旦子供を連れ、母国へ帰り、しばらくしてから日本へ戻り、日本国籍でありながら日本語が話せない子供たちの存在も聞こえてきました。平成25年度当初予算案では、外国人児童生徒推進事業関連予算も上程されています。  そこで、現状を示し、桑名市の外国人児童生徒教育推進事業についてお伺いします。 197: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 198: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします事項4、桑名市の多文化共生策についての(1)多文化共生策の方針について、1)外国人児童生徒教育推進事業について御答弁を申し上げます。  まず、議員御質問の現状についてでございますが、平成24年、昨年の9月1日現在でございますが、本市における日本語指導の必要な児童・生徒数は、小学生が76名、中学生が21名、合わせて97名となっております。この数値には、先ほど大橋議員がおっしゃいました日本国籍を有する児童・生徒も含まれております。  次に、議員御質問の外国人児童生徒教育推進事業につきましては、受け入れ促進事業と教科指導研究事業の2事業を柱として進めているところでございます。  受け入れ促進事業におきましては、センター校及び日本語指導が必要な児童・生徒が在籍する学校に協力員等を配置し、受け入れ支援や相談活動を行っております。また、各学校の担当者連絡会を開催して、情報の共有と研修を行っております。本年度は、転入児童・生徒の受け入れ場面を想定したグループによる講習会を行い、自校にいつ転入生があってもスムーズに受け入れができるよう研修を進めてまいりました。  一方、教科指導研究事業におきましては、子供たちにわかりやすい教材の開発や日本語表現などの能力に応じた指導方法、あるいは指導形態などの実践的研究を行っております。その他、児童・生徒の進路選択を支援するために進路ガイダンスも開催しております。  しかしながら、外国人児童・生徒は、年間を通じて継続的に転出入がございます。初期の指導体制を整えたり、継続した指導を行ったりすることなど、さまざまな対応が必要となってまいります。それに加え、日本語指導が必要な外国人児童・生徒は、リーマンショックの際は一時期減少したわけでございますが、ここ数年は増加傾向にございます。こうした意味からも、この事業のさらなる充実が望まれるところでございます。今後も、引き続き県教育委員会への補助を要望するとともに、本市といたしましても、本事業の内容充実に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。                   (10番議員挙手) 199: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 200: 10番(大橋博二)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  大体現状のことは把握できました。一定の理解はできましたけど、日本語教育の必要な子供たちの母国語は何カ国で、全てに対応できているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 201: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 202: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  大橋議員の再質問にお答えいたします。  先ほど申し上げました日本語指導の必要な児童・生徒97名というお話をさせていただいたんですが、彼らの母国語につきましては、5カ国で7種類でございます。フィリピンなどの一つの国の中で多種の言語が使用されている場合や、同じ言語でも地域によって強い方言を使用している場合もございますので、多様な対応が必要となってまいります。現段階におきましては、国際化対応教員と指導員がその子供の母国語になるべく近い言語で対応しているようにしているわけでございます。そのほか、英語を使って対応している場合もございますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (10番議員挙手) 203: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 204: 10番(大橋博二)(登壇)  ありがとうございます。  教師、教材の予算は不足していないのかなと。よくよそへ勉強しに行きますと、教材が不足していてコピーしながら使っているとか、そういう現状をお聞きするんですけど、その辺のことはどういうふうに対応されているのかお伺いします。 205: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 206: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  大橋議員の再質問にお答えいたします。  教師、あるいは教材の予算は不足していないかというお尋ねでございますが、お察しのとおり不足はしているというお答えになると思います。現状におきましては、不足していながらも、全ての日本語指導の必要な児童・生徒への対応を担当者が相談を重ねながら、使用する教材等もできるだけ工夫をして対応しているというところでございますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。                   (10番議員挙手) 207: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 208: 10番(大橋博二)(登壇)  ありがとうございます。  ぜひ桑名に転入してくれば桑名の子ですもんで、その辺のところは配慮をよろしくお願いします。  それでは、桑名市上下水道経営健全化について。  今議会において、上下水道料金の改定を目的とした条例改正案が示されました。施設老朽化、赤字体質、持続可能な都市機能として、上下水道事業経営安定のため一定の理解はいたします。  一方、昨年から料金改定を市議会に示しているとはいえ、長引く経済不況などを考えると、生活弱者対策も視野にした料金改定ではありますが、円安によるガソリン、灯油、消費税などが重なり、家庭でもかなりの負担をこうむります。また、家族経営で水を多量に使う零細企業の経営安定への影響は大きく、厳しいものだと思います。  3カ月とした周知期間は短期間であることに疑問を感じます。昨年から、さまざまなイベントで上下水道事業の市民の理解を高めるため、ブースを設け、啓発を図っていることは理解いたします。  そこで、上下水道料金改定を含め、市民への啓発と行政組織としての責任と課題についてお伺いいたします。 209: 議長(飯田一美)  上下水道事業管理者。 210: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)
     それでは、大橋議員御質問の大項目5、桑名市の上下水道事業経営健全化計画について、(1)の桑名市上下水道事業経営計画について、その中で、1)の市民への啓発と行政組織としての責任と課題について御答弁申し上げます。  私ども上下水道部では、御案内のとおり、平成23年度に上下水道事業経営計画を策定いたしました。その中で、上下水道が現在抱えております課題を解決し、経営基盤の強化を図って、将来にわたって安定的に事業運営を進めるべく、10年間の経営指針を定めたところでございます。そして、今後、基本的にこの計画に従って計画的な事業推進に取り組んでいるところでもございます。その中で、水道事業、下水道事業は、ともに周知計画を定めまして、平成25年度におきまして一定の料金改定をお示しさせていただいたところでございます。  昨年4月には、この計画を本市議会全員協議会において御報告申し上げたところでございますが、その後、市のホームページにおいて広くお知らせいたしますとともに、10月には広報くわなにこの計画の概要を掲載したところでもございます。また、1月に開かれました地域審議会におきましても、各地区で経営状況、あるいは料金改定の必要について御説明をさせていただいたところでございます。そのほか、イベントの関係でもございますが、昨年11月の長島町文化祭のイベントなどを初めといたしまして、これらのイベント、あるいは先日の3月3日には市民会館におきまして上下水道事業啓発講演会を開催するなど、機会があるごとにPRに努めてまいったところでございます。  議員御指摘のとおり、まだまだ市民の御理解をいただくためのPRが必要であるとも考えているところでございます。そのために本議会で御承認を頂戴いたしますことができましたら、その内容を市のホームページ、あるいは広報くわなへまず掲載をさせていただきますほか、私どもの事業の特徴でございます戸別による検針の際に改定のお知らせチラシをお配りするなど、丁寧な御案内を心がけたいと存じます。円安によります燃料費の高騰、あるいは経済の先行きが不透明な中、市民の皆様に御負担をお願いいたしますことは大変心苦しいところではございます。しかし、上下水道事業の安定的な経営基盤を確立し、持続可能な事業を継続していくためにこの改定をお願いするものでございますので、御理解賜りたいと存じます。  いずれにいたしましても、料金、使用料の見直しにつきましては、市民の皆様のより一層の御理解を得ることができますよう周知を徹底してまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りたいと存じます。         (「理解はしません。納得もしません。嫌です」と呼ぶ者あり)                   (10番議員挙手) 211: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 212: 10番(大橋博二)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  答弁の中に数字が示されていませんでした。7月からの平成25年度水道・下水道事業の改定による9カ月間の収入増による数字と、仮に料金改定をしなかったら、両会計の過去の利益積立金などの内部資金は枯渇していると思いますが、経営的に1年間耐え得ることができるのかお伺いいたします。 213: 議長(飯田一美)  上下水道事業管理者。 214: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  数字的なことがちょっと答弁になかったということでございまして、料金改定によります収入の増加額でございますけれども、7月分の検針からの改定をお願いしたいと存じておりまして、期間的には年間のうち7.5カ月分になります。水道会計では約6,400万円、下水道事業会計で約1億1,800万円を見込んでいるところでございます。  それから、このまま料金改定をしなかったらどういう状況になるのかということでございますけれども、水道会計で申し上げますと、平成23年度末現在で、利益積立金が2,800万円程度ございました。これは、23年度の決算におきまして約2,700万円程度の赤字が生じておりますことから、この利益積立金によりまして欠損金を処理いたしております。したがいまして、残余がわずかということでございます。  また、下水道事業会計につきましては、22年度の企業会計以降、赤字決算を計上いたしまして利益積立金がございません。したがいまして、このままの状況でいきますと、赤字を補填する資金がございませんので、いわゆる両事業とも赤字がどんどん積み上がっていくというような形になります。  以上でございます。                   (10番議員挙手) 215: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 216: 10番(大橋博二)(登壇)  ありがとうございます。  料金改定するには市民への説明責任が求められます。答弁では丁寧な対応とありましたが、基本的に収納対策が必要と考えます。そこの中で、収納対策に対する所見を求めます。 217: 議長(飯田一美)  上下水道事業管理者。 218: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  収納対策への御質問でございますけれども、合併以降、収納対策にはいろいろな取り組みをいたしております。特に、給水停止も含めた、いわゆるお客様へのPR、あるいは収納のお願いということを強化いたしているところでございまして、年々収納率は向上いたしております。ちなみに一昨年のデータでございますけれども、現年度の収納分で99%を超えているところでございます。  以上でございます。よろしくお願いします。                   (10番議員挙手) 219: 議長(飯田一美)  10番 大橋議員。 220: 10番(大橋博二)(登壇)  収納対策に対する答弁をいただいたわけですけど、今回の料金改定は全市民に影響します。3カ月で十分な告知は可能と思っていますか。 221: 議長(飯田一美)  上下水道事業管理者。 222: 上下水道事業管理者(石川雅己)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  先ほども申し上げましたが、なかなか3カ月では厳しいという御意見を伺うところでもございます。しかしながら、私どもといたしましては、特に検針時のチラシの配布等、戸別の対応も含めて今後しっかりと対応してまいりたいと思います。よろしくお願いしたいと存じます。 223: 議長(飯田一美)  暫時休憩いたします。                                     午後2時07分 休憩                                     午後2時18分 再開 224: 議長(飯田一美)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、通告により20番 安藤寛雅議員。 225: 20番(安藤寛雅)(登壇)  フォーラム新桑名の安藤寛雅でございます。議長のお許しをいただきましたので、会派を代表いたしまして代表質疑をさせていただきます。一昨年の実は9月議会以来でございますので、1年6カ月ぶりになります。一問一答で行いますので、よろしくお願いを申し上げます。  さて、代表質疑に入る前に、一言申し上げたいことがございますので、申し上げます。  私は、平成23年12月6日より平成24年12月26日まで議長職を仰せつかりました。その節には大変お世話になりましてありがとうございました。桑名市議会は、平成19年ごろから、議会改革、議会の活性化に取り組んでまいりました。地方議会は合議制の議事機関であり、選挙によって選ばれた市民の代表者であります議員によって構成されます合議体であります。さらに、議会は民意を反映する場であり、意思決定機関でもあります。民主主義国家におきます主権者は国民であり、市議会におきましては市民であります。ゆえに市議会は積極的な情報公開を率先して行い、より一層市民に開かれた議会を目指し、市長等が行う行政事務の監視、評価を行わなければなりません。また、市議会は、市民の多様な意見を的確に把握することに日々努力することが求められております。市民の多様な意見をもとに政策立案や政策提言に取り組みながら、議員間で自由闊達な議論、討議による論点、争点を明らかにしながら市民に信頼される議会になるよう取り組まなければなりません。  昨年1年間、桑名市議会は、議員皆様の御努力、御協力によりまして、議会広報誌の発行や議会報告会の開催などに取り組んでいただきましたことにつきましては厚く感謝と御礼を申し上げます。また、飯田議長や佐藤 肇議会改革検討会座長を初めとする皆様の御尽力によりまして、議員定数の削減条例も議会において御議決をいただきましたことは、重ねて感謝を申し上げます。  議会改革、議会活性化の取り組みを理解する議員の皆様と議会事務局の協力によりまして、桑名市議会は着実に議会改革に取り組んでまいりました。桑名市議会は、議会及び議員の活動原則、市民や市長との関係等を明らかにするために議会基本条例を制定いたしました。議会改革の目的は、条例の制定や議員定数削減が目的ではありません。議会基本条例に示されております市民参加の促進、積極的な情報の提供、市民に信頼される議会に向けた取り組みを推進し、二元代表制のもとで不断の議会改革を進めながら、憲法に掲げる地方自治の本旨の実現であることを申し添えまして、代表質疑に入ります。  今回の代表質疑は市長の提案説明より行います。平成25年第1回定例会の市長提案説明には、市長の思いや考え方が具体的に示されているものと思い、質疑をいたします。  大項目1、市長提案説明より、中項目……。                   (発言する者あり)  冒頭に言いましたが、一問一答でございます。  市長提案説明より、中項目1、市政運営の基本的な考え方について、1)市民との関係について、2)議員との関係について、3)職員との関係について、それぞれお伺いをいたしますが、特に2)でございますが、二元代表制のもとで、ここで言いますと議員と書いてあります。これは市長の提案説明からの実は引用でありますが、二元代表制のもとであれば、本来では議員ではなく議会ではないでしょうか。これは議員個人との関係ということでしょうか。  また、3)の職員との関係では、市民から信頼される行政の構築と風通しのよい組織づくりのために職員一丸となってとありますが、具体的に何をどのように実行していくのかも含めてお聞かせください。  一問一答でよろしくお願い申し上げます。 226: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 227: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  安藤議員の代表質疑、1、私の提案説明より、(1)市政運営の基本的な考え方について御答弁を申し上げます。  私が目指す市政運営の根幹をなす部分は、何度も申し上げておりますが、全員参加型市政の構築であります。  そこで、まず、市民の皆様との関係についてでありますが、私自身が市民の皆様の中に積極的に飛び込んでいって積極的に意見交換をしていきたいと考えております。対話を重視することで信頼関係を構築するとともに、市民の皆様へも市政への参加を呼びかけ、また、ともに対話を重ねることで課題を解決する策を探りたいと思っております。  私の掲げる全員参加型市政では、市民の皆様は、行政サービスに対する受益者、権利者であると同時に、まちづくりに参加をして、一定の役割を担っていただく重要な存在であると考えております。そのために、市長として多くの声に耳を傾け、一人でも多くの皆様が御納得いただける市政運営をしていかなければならないと考えております。  当面の課題としては、市民の皆様がさまざまなところで市政に参加ができる環境を整えることを目標といたしまして、その課題の解決のために市長カフェやどこでも市長室といった施策を実施していきたいと考えております。  次に、議員との関係についてであります。  議員の皆様は、市民からの負託を受けた代表者であり、市長と議会は、例えるならば、あるときは車の両輪となり、あるときは車のアクセルとブレーキとなって市政運営を行っていかなければならないと考えています。議員の皆様と行政が、それぞれ持っている情報を共有して市民の皆様の期待に応えられる市政を行っていくことが大切であると認識をしております。  最後に、職員との関係についてであります。  職員は、市民の皆様と市政をつなぐパイプ役として重要な役割を担っています。そこで、今、私の取り組んでおりますことは、職員一人一人をしっかりと把握するために、各部局の朝礼に参加をしたり、また、若手職員とのランチミーティングなどを実施して意見交換を行っているところです。これらの中で、私からは、チーム桑名市役所の一員としてしっかりと市政を担っていただきたいという旨の話を職員にしております。今後も、さまざまな手段を講じて職員との意思疎通を行い、全体の奉仕者としての意識を持つこと、また、納税者の視点に立って市民の皆様と向き合うことなども伝え、市役所が一丸となって市政に取り組める環境を整えてまいります。  私としては、市民の皆様、議員の皆様、職員という垣根を超え、全市一体、一丸となって桑名市が元気な、そして、魅力のあるまちになるよう努めていきたいと考えておりますので、どうぞ御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。                   (20番議員挙手) 228: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 229: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。再質問をさせていただきます。  1)、2)、3)とそれぞれお答えをいただきましてありがとうございました。市民との関係ということでは、全員参加型、ずっと市長が言ってみえるように全員が参加するんだという中で、市長みずからが自分から行くんだということが今までの市長とは違うということですよね。そういう理解でよろしいんですか。 230: 議長(飯田一美)  市長。 231: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  安藤議員の再質問にお答えをいたします。  違うのかどうかと言われると、ちょっと、個人的にはやはり市民の皆様の声をもう少し市政に反映していくということが必要ではないかというふうに考えております。そのために、今回は全員参加型市政ということを訴え、また、市民の皆様のもとに伺って直接話を聞ける、そんな市政にしていきたいという思いで全員参加型市政というものを訴えてまいりましたので、よろしくお願いをいたします。                   (20番議員挙手) 232: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 233: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  もう1点、行政サービスの受益者から、今度はみずからが参加ということは、市民の皆さんにももっとどんどんどんどんと市政に参加してもらうということは、ある意味、今まで行政が担ったことをより一層お願いするということ、そういう考え方でもよろしいんでしょうか。今まで行政がサービスを行ってきたけれども、受益者であったけれども、これからは参加してもらうということは、行政の担ってきた部分も市民の皆さんにお願いをすると、そういうことでよろしいんでしょうか。 234: 議長(飯田一美)  市長。 235: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  安藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  もしかしたら、そのようなことも出てくるかもしれません。そのように受け取っていただければと思いますので、よろしくお願いします。                   (20番議員挙手) 236: 議長(飯田一美
     20番 安藤議員。 237: 20番(安藤寛雅)(登壇)  受け取ってくださいということですので受け取りますので、多分いつかはそういうことになっていくんだろうな。財政状況も踏まえる中でいくと、行政だけでは担えないサービスを市民の皆さんにもお願いをしていくんだということの前段なのかなというふうに理解をしておきます。  次に、2)なんですが、議員との関係ですね。議会じゃなかったんですね、議員だったんですね。議員とは情報を共有するということで、本来は議会だと思うんですが、その辺、議会と書かなかったのか、書けなかったのか、書き間違ったのかよくわからないですけれども、私は、これはやっぱり議員ではなくて、二元代表制、市長さんも議員であった中であれば、当然これは議会であるというふうに私は理解をするんですが、いかがでしょうか。 238: 議長(飯田一美)  市長。 239: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  安藤議員の再質問に御答弁申し上げます。  当然、市長と議会というのは二元代表制ということで、議会と市長という関係の中で市政を運営していくことは大切であると思います。ただ、もう一つは、私ももともと議員であったという立場もありますので、それぞれの議員の皆様とも何年間か御一緒させていただいた関係もございます。そのような中で、これまでと変わらずさまざまなことで意見を交換させていただければという思いもありまして、そこに載せたということで理解していただければと思います。よろしくお願いいたします。                   (20番議員挙手) 240: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 241: 20番(安藤寛雅)(登壇)  できれば議会としていただいて、その中の構成員である議員というふうなことがよかったなと思っています。  次、3番に行きます。職員との関係についてお聞きをいたします。  若手職員との連携をということで一生懸命やってみえることは理解はできるんですが、職場の中で管理職、中間管理職、やっぱりそのあたりが変わってくれないと、若手が幾ら努力しても、多分物事は変わらないんだろうな、変わることもあるんでしょうが、やっぱり管理職を筆頭に、きょうこの議場にお見えの皆さんを筆頭に、各課の課長さんなり係長さんあたりまでが、やっぱりきちっと意識を統一してやっていかないと物事は進まないし、若手のメンバーの意見把握も大事ですが、やはり管理職の意識変革なり思いを変えていただかないと物事はうまく進まないと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 242: 議長(飯田一美)  市長。 243: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  再質問に御答弁をさせていただきます。  確かに、管理職の皆さんの意識改革という部分も大事であるということは認めています。今、さまざまな役所の中で私が申し上げているのは、まずは役所の中全体のコミュニケーションの量をふやそうということを言っています。まずは風通しのいい職場をつくることでさまざまな意見が言い合えるような体制があるのではないかというふうに考えて、そのようなことをさまざまな場面で職員のみんなに伝えているところでもあります。  そういった中で、管理職の皆さんに対しても何でも言えるような関係をつくっていければ、また組織も変わっていくのではないかというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。                   (20番議員挙手) 244: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 245: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ぜひとも、市長がかわったから市役所も変わったんだなということが、目に見えることはなかなか難しいんですが、そういう思いが伝わって、そういう市役所になっていただきますことをまず御希望申し上げておきます。  次に、(2)へ移ります。教育についてお伺いをいたします。  提案説明におきまして、体罰やら教育に対する思いの一端が割と早く書かれていましたので、市長なりに教育に対する思いがこういう順番だったのかなというふうに思っております。  昨今、大阪の橋下市長さんを初めとして、首長と教育委員会、教育行政との関係が各地で注視をされております。桑名市でも、先ほどの議員の質問にもありましたが、就学前教育の問題、また、その後には、小学校等の統廃合の問題は多分避けて通れない道なんだろうなというふうに私は思っているんですが、これはあくまでの教育委員会だけでできるものだということではないと思うんですね。やはり桑名市の場合は、地域と密着した学校であり、そういう中で統廃合をすることは大事なことでありますが、学校、教育委員会だけでは多分できないんだろうなと思っていますし、各地の先進地の行政を見に行ったときに、教育改革に取り組むところはやはり市長さんの強い思いのもとにやられているところがほとんどじゃないかなというふうに思っております。  そういった意味を踏まえまして、1)の教育委員会と市長との関係、教育委員会制度も含めて市長のお考えがあればお聞かせください。  また、2)で、提案説明の中にいろんな思いが書かれておりました。思いはやっぱり思いとしてわかるんですが、その思いを具体的に、これの予算についてはこうなんですよというのが入っているところがあればお聞かせください。  教育予算というのは、耐震とかそういうことはある意味政策的なことでございますが、日常の教育活動におけることは基本的にはある意味経常経費であって、継続的にしていくことなんだろうなというふうに私は理解するんですね。耐震なんかは確かに政策的ですが、やっぱり単発ではなくて、ずっと長いこと続けていくことが大事ですので、そういう意味も踏まえて市長の思いが入っているところがあればお知らせください。 246: 議長(飯田一美)  市長。 247: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  安藤議員の代表質疑1、私の提案説明より、(2)教育についてのうち、1)教育委員会との関係について御答弁を申し上げます。  御案内のとおり、教育委員会は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、教育の中立性を保持し、教育行政の安定を図るために設置された独立した合議制の執行機関であり、教育行政における重要事項や基本方針を決定し、それに基づいて教育長が具体の事務を執行しております。  市における行政責任の多くは市長が負っておりますが、教育に関する事務については市長から独立をした教育委員会が責任を負っているところでもあります。しかしながら、教育委員会が所管する教育事務については、市長の指揮命令は及ばないものの、市長である私も、教育委員の任命であるとか教育関係予算の編成、執行に権限を持つなど、教育行政に責任を負っていると認識をしています。  このことから、市長と教育委員会との連携は重要であると考えており、さまざまな教育課題について情報共有をする中で、積極的に意見交換、意思疎通を図り、市全体として一体的に教育行政に取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 248: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 249: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  所管いたします事項というわけではございませんが、今、御質問のありました具体的な施策ということでございますので、この点につきましては私のほうからお話をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  先ほど議員も申されましたけれども、教育については、非常に日常的な地道な営みという部分も確かにございますので、それを、新しいものがいいといってそればかりを追っていくのはどうかなと私も思うところでございますが、その中でも少しずつ取り入れていく部分も入れていきたいなと思っておりますので、そんな思いで少しお話をさせていただきたいと思います。  先ほど市長の提案説明の中には、子供たちが明確な目的意識を持って日々学業に取り組み、主体的に自己の進路選択・決定ができる能力や、しっかりとした勤労観、職業観を身につけ、さまざまな問題にたくましく対応する社会人として自立してほしいという願いが込められておりました。この思いは、現行の学習指導要領の中で言われます、いわゆる生きる力につながるものだということも市長とも確認をしております。  そこで、確かな学力を育成するためにこれまでも実施しております少人数教育の推進は引き続き取り組んでまいりたいと思っております。その中で、OB教職員の活用についても昨年からやり始めておるんですが、これも十分取り組んでいきたい。そして、新たに25年度につきましては、ノーテレビデー、あるいはノーゲームデーを設定いたしまして、家庭学習への啓発も加えていこうと思っております。その中で、読書活動の推進を特に進めていきたいというふうに考えておるところでもございます。  また、豊かな心を育むために従来から実施しておりました心の教室相談員配置事業の充実を図りたい。大幅な充実とまではいきませんが、心の教室相談員の配置については充実をしていきたいと考えております。  それから、新しく予算に盛り込ませていただいております学級満足度調査、いわゆるQ-Uの費用をお願いしているところでございます。この学級満足度調査の活用につきましては、従来からやっておる学校もございましたが、今年度、新しい年度からは全市的に取り組んでいきたい。それは、いじめや不登校等の未然防止、早期発見、早期対応、あるいは学級崩壊の予防、何より学級集団づくりに活用できるのではないかということで、子供たちの日々の生活の安定のために取り組んでいきたいと思っております。今後も、将来の桑名を担う子供たちの育成のために市長とも情報を共有しながら、また、連携をして教育の充実に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。                   (20番議員挙手) 250: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 251: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  市長からの御答弁でいきますと、教育委員会は独立した制度ですので、これは当たり前の話ですね。ただ、そんな中で、今、教育委員会制度についていろいろと弊害というかどうかわかりませんが、そういうことも言われる中で、教育委員さんの任命権というと、ことしは2人任命できるんですかね。あと、毎年ずれてかわっていくという中で、時間がかかるのかな。  また、予算編成権、予算執行権は市長にあるからということですが、それでいいんでしょうか。それが本当に市長の思いなんでしょうか。その辺は、教育委員の任命と予算執行で、あとは情報共有で何とかなるんだというふうなことですが、それが市長の思いですか、本当に。再度お聞かせください。 252: 議長(飯田一美)  市長。 253: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  安藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  私は、今回の提案説明の中で申し上げたように、まず、子供たちに夢を持てる子供に育ってほしい。そして、その夢を実現できる子供に育ってほしい。そういう子供たちを育てるためにぜひ頑張ってほしいということを教育委員会に対しては伝えてあります。  その中で、やはり教育委員制度というものにつきましては、戦後の民主化政策の一環から、首長と一定の距離を置くことによって政治的中立性や継続性、安定性を確保するという考えのもと、首長から独立した執行機関として設置をされておるところでもあります。  私といたしましては、先ほど申し上げたように、教育委員会との一定の緊張感を持ちながらもきちんと連携をさせていただき、市全体として一体的に教育を進めていきたい、行政を進めていきたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。                   (20番議員挙手) 254: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 255: 20番(安藤寛雅)(登壇)  なかなか教育委員会制度も難しいというか、合議制ですし、レイマンコントロールという中で理解はしますが、やはり桑名市にとって教育は大事なことですので、市長さんの明確な意思、ビジョンというのも、あるときにはやっぱり示す必要があるのかなというふうには思っていますので、またそういうときがあればぜひともお示しをいただくようにお願いをして、とりあえずこれは終わります。  次に、(3)の国の緊急経済対策の桑名市財政への影響についてという中で、1)失われた20年という表現がございました。失われた20年における桑名市の財政状況というのはどうなったんだということを改めて確認をしたいためにお知らせください。  バブル崩壊は、おおむね1990年代ですね、バブルが崩壊して、それ以降の20年間のことと思うんですが、今回、景気低迷からの脱却のために経済再生の取り組みを安倍内閣が発表されましたが、実は小渕内閣以降、毎度毎度のように経済対策という名前のもとで経済施策が打たれましたが、それに伴いまして、実は地方自治体の債務が大きく膨れ上がっているのは事実なんですね。そういう事実の中で桑名市においてはどうだったかということをまずお知らせください。  次に、2)で、国の緊急経済対策の桑名市財政へ与える影響についてはどのようにお考えかをお聞かせください。 256: 議長(飯田一美)  総務部長。 257: 総務部長(城田直毅)(登壇)  それでは、所管する事項について御答弁を申し上げます。  まず、大項目1、市長提案説明より、(3)の国の緊急経済対策の桑名市財政への影響についてのうち、1)の失われた20年における桑名市の財政状況について御答弁を申し上げます。  なお、議員お尋ねの過去20年間の桑名市の財政状況のうち、合併前につきましては、旧桑名市に係る資料により申し上げます。また、財政状況に関する項目といたしましては、市の歳入の根幹である市税について、そして、地方債と密接な関係にある投資的経費、それを受けての地方債残高、さらに、財政調整基金を初めとする基金残高の4点を取り上げましたので、よろしくお願い申し上げます。  そこで、まず市税でございますが、桑名市の市税の対前年度増減率は、昭和61年から始まったバブル景気時代には平均約8%の増でありましたが、平成3年のバブル経済崩壊後からは、ちょうど合併のころまでは平均で1%増にも満たない状況でございました。その後、平成13年に発足した小泉内閣の構造改革による景気回復期に平均7%程度の伸びがありましたが、平成20年のリーマンショック後の世界的な景気後退により、対前年度がマイナスという状況が23年度決算まで3年間続いております。  次に、投資的経費でございますが、普通会計歳出決算額に占める投資的経費の割合は、バブル期に平均で26%あったものが、合併までの間は平均で19%ほどとなり、さらに、合併後の市税の伸びがマイナスとなった3年間の平均では、約半分の9%程度となっております。  次に、こうした投資的経費の状況を受けまして、標準財政規模に占める地方債残高の割合は、バブル期に減少傾向が続き、最も低いときで155%まで低下をいたしました。しかし、平成3年のバブル崩壊後は増加に転じ、一時は186%までに上昇いたしております。その後、投資的経費を圧縮することにより毎年減少を続け、最も低いときでは平成12年度に141%まで低下したものの、合併前には再び上昇し、23年度決算の180%に至っております。  なお、標準財政規模は、市税、普通交付税、各種交付金の合計で、合併前の桑名市では200億円前後で推移をしていたものが、合併により240億円となり、その後毎年増加し、23年度決算では約300億円となっております。  最後に基金でございますが、普通会計全体で積み立てられた基金の標準財政規模に占める割合は、バブル期に順調な増加傾向が続き、平成4年に52%まで上昇いたしましたが、その後、ほぼ減少傾向が続き、合併前には34%まで低下をいたしました。その後、合併後も減少が続き、19年度には14%になった後、20年度にガス事業売却で24%までに回復をし、その後はほぼ横ばいとなっております。  このように、景気の影響は、本市の財政運営、財政状況にも大きく及んでおります。  次に、2)の国の緊急経済対策の桑名市財政への影響についてでございます。  今回の緊急経済対策は、日本の経済再生に向けた新政権の取り組みの第1弾としてまとめられたもので、それらに対する期待感から、既に円高の修正や株価の回復が進んでいるところでございます。景気の回復は、先ほど申し上げました市税については個人所得の増加や企業業績の向上が図られ、市税収入の増加に期待が持てるところであり、また、地方債残高の減少や積立基金の回復など財政の健全化に効果が見込めます。  本市におきましても、国の補正予算を受け、学校などの安全対策に取り組んでいるところですが、6月の補正予算におきましても、国が重点化しております、復興・防災対策、成長による富の創出、暮らしの安心・地域活性化の3分野に沿った事業に取り組みたいと考えております。  また、その実施に当たりましては、有利な財源の活用や市債発行の抑制を念頭に置き、進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (20番議員挙手) 258: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 259: 20番(安藤寛雅)(登壇)  御答弁ありがとうございました。  景気の影響が地方財政に大きく影響するということは、ある意味、逆に言うと、政府の施策によっても大きく影響しているんだろうなというふうにも理解できると思うんですね。  それを踏まえまして、過去の話は過去の話で、多くの市町村も苦しんだように財政状況は悪化しているということは理解をしなければいけないと思っておりますし、それを踏まえて、国の経済財政対策が出てきますが、先ほど最後に言われましたように、有利な財源の活用や市債の発行抑制とありますが、この辺については、事業の実施に当たっては本当に真剣に吟味をしていただいてやっていかないと、政府が言うからやるんだというのも、これは大事なことなんですが、そういった反面、借金は後から、いつも言う話ですが、地方交付税に入っておりますという話を皆さんよく聞きますが、地方交付税には入っているかどうかというのは別としても、地方交付税の額は減っていっていますから、その辺も踏まえて当たってほしいんですが、その辺で所見があればお聞かせください。 260: 議長(飯田一美)  総務部長。 261: 総務部長(城田直毅)(登壇)  再質問にお答えいたします。  確かに、議員がおっしゃられましたように、国の景気対策として、これまでも従前からの手法でございます減税や公共投資が引き続き行われたことが、国や地方の長期債務の借入金が急増し、国、地方あわせまして財政の悪化を招いた要因であるというふうには認識をいたしております。しかしながら、一方でも、道路や下水といった社会資本の整備がまだまだ本市においても求められておるところでもございます。  このことから、本市におきましても、先ほど申し上げましたように、実施が必要な事業につきましては、建設後の維持管理費なども十分に、そのことについても考慮しつつ、必要な財源等につきましても確保しながら事業を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
                      (20番議員挙手) 262: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 263: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  次に移ります。(4)の財政についてお伺いいたします。  予算編成に当たっての基本的な考え方は、ほかの議員もお聞きになっております。その中で若干確認したいことは、平成25年度の当初予算は、基本は経常経費であり、骨格予算としての編成をしたとの説明がありました。予算編成に当たって、市長からは具体的にどんな指示があったのか、市長さんはどういう指示をしたのか、そこを具体的にお聞かせください。  また、2)の7つのビジョンとの整合性も踏まえて、具体的にどういう指示をしたんだということをお聞かせください。  次に、3)ですが、市長の提案説明の中に歳出圧力という言葉があるんですね。その歳出圧力という言葉を見ますと、社会保障費の増加などによる歳出圧力が増しとありますが、これを歳出圧力というふうな解釈を桑名市役所はするのかどうかお聞かせください。 264: 議長(飯田一美)  総務部長。 265: 総務部長(城田直毅)(登壇)  それでは、大項目1、市長提案説明よりの(4)の財政についてのうち、まず、1)の予算編成に当たっての基本的な考え方について御答弁を申し上げます。  新年度予算につきましては、例年、10月初旬に予算編成方針を通知し、これを受け、各部、各課が日程に従って予算要求を行い、次に、提出された要求額について聞き取り査定を行っております。平成25年度当初予算につきましても例年どおり進めてまいりましたことから、市長就任の時点で経常的な経費についてはおおよその聞き取りを終え、素案としてまとめていたところでございます。市長からは今後の予算編成についての指示があり、その後はその方針に沿って編成を進めたところでございます。  なお、予算原案を市長に報告する中で、時間的な制約はありましたが、経常的な経費につきましても一部見直しを行ったところでございます。  また、政策的な事業、経費につきましては、市長の骨格予算を編成する意向を受け、当初予算に計上するものと6月議会の補正予算に計上するものとに仕分けを行った上で御判断をいただき、このたびの予算案としたところでございます。  次に、2)の7つのビジョンとの整合性について御答弁を申し上げます。  先ほども申し上げたところでございますが、当初予算と6月補正との仕分けをする中で、骨格予算の基本的な考え方といたしまして、政策的な事業であっても市民生活への影響などから早急な対応が必要と判断したものについては、当初予算に計上するとしたところでございます。  議員お尋ねの7つのビジョンとの整合性でございますが、そうした早急な対応が必要と判断した事業には、7つのビジョンにも沿ったものが含まれております。  市長からは、さきの議員にその一端を御答弁いたしておりますが、命を守る取り組みといたしましては、新病院の整備のほか、城南地区の防災センターの建設や地震自動解錠ボックスの設置など、防災、減災への対応を行っております。  また、子供を育てやすいまちの取り組みでは、子育て支援施設の整備のほか、小児科医、産婦人科医の確保など地域医療の充実の予算を含んでおります。  このように、本市が直面する地域医療、子育て支援、防災・防犯体制などの課題については、優先的に予算の編成を行ったところでございます。  次に、3)の歳出圧力とはについてでございますが、社会保障関係の経費は、一般に法律などによりその給付水準などが定められており、それぞれの自治体で単独に圧縮を図ることなどが困難な経費でございます。したがいまして、歳出全体に占める社会保障関係の経費の割合が高くなるほど、歳出そのものをコントロールすることが難しくなってまいります。現在のように高齢化が進む中では、この傾向は一層進んでいくものと考えており、ひいては大変厳しい財政状況につながっていくものであるとの見方を申し上げたものでございます。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (20番議員挙手) 266: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 267: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  予算編成に当たっての基本的な考え方をなぜ聞いたかといいますと、例年ですと、桑名市のホームページには、当初の予算編成の方針がホームページ上で公開をされていて、それなりに理解するところもあるんですが、ことしの場合は特にイレギュラーなケースだったとは理解はしますが、特段何も情報公開がないんですね。大変お忙しい、大変苦しいスケジュールというのは理解はできますが、市長さんはやはり今までも、議員のときも、予算編成方針の公開というのは大変熱心に思ってみえた中で、やはり市長の思いというのはどこかで出すべきだったんだろうなというふうに思います。7つのビジョンというのはありますが、それを踏まえても、桑名市としての予算編成方針は、市長として1月中旬ぐらいに何らかの形で方針を示すべきだったんだなと思いますが、いかがでしょうか。 268: 議長(飯田一美)  市長。 269: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  安藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  確かに今、安藤議員がおっしゃられるように、私としても、これまでも予算編成についてはしっかりと公開をしていくようにということを伝えてきた立場でもありますので、そのように今後は外に早く公表するようにということを心がけていきたいと思います。よろしくお願いをいたします。                   (20番議員挙手) 270: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 271: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  ことしは多分大変スケジュールがイレギュラーですから、財政当局も大変苦労されたのは百も承知なんですが、やはりこういうことは市長さんが一番大事に言われたことですので、どういう形かは別としても、やはりきちっと予算の編成方針、市長の方針はこうなんだというのをやはりオープンにしてほしかったなと思います。  それと、もう1点、歳出圧力という言葉、私はこれが非常に気になって、社会保障費の増が財政の硬直化を招くのは理解をするんですが、それを歳出圧力と言っていいのか。こんな言葉を財務省は使っていますけれども、財務省の勝手な話で歳出圧力と言ってみたり、歳出削減圧力と使ったりとかいろいろあるんですけれども、私は、桑名市役所の財政、もし市長が社会保障費の増を歳出圧力と言うことはちょっといかがなものかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 272: 議長(飯田一美)  総務部長。 273: 総務部長(城田直毅)(登壇)  再質問にお答えいたします。  御指摘の用語につきましては、先ほども申し上げましたように、社会保障給付費の一部を負担する財政に対して、歳出規模が拡大する大きな要因との意味で使用したところではございますが、議員御指摘の趣旨は十分理解いたしましたので、今後は適切な用語に置きかえるような配慮をしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。                   (20番議員挙手) 274: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 275: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  それでは、次に移ります。(5)へ行きます。  防災面での課題ということで市長さんは上げられておりました。その中で、(1)北勢の広域防災拠点についてということでお聞かせください。  先日、三重県は、北勢地域に設置する三重県広域防災拠点施設について、広域防災拠点施設等構想検討委員会において、桑名市、四日市市内の5地区について協議をし、四日市市内の2地区に絞り込んだとの報道がありました。この件は、水谷前市長も、知事と市長の一対一対談でもこの件を捉えられまして熱心に要望されていたことがございました。  そこで、この報道からいきますと、桑名市は外れたんだなということなんですね。そういうことでございますので、ここに至る経緯をお伺いいたします。  また、広域避難施設についてはどういう状況かもあわせてお知らせください。  簡潔によろしくお願いいたします。 276: 議長(飯田一美)  市民安全部長。 277: 市民安全部長(大須賀 実)(登壇)  所管いたします事項1、市長提案説明より、5、防災面での課題について、1)北勢広域防災拠点について御答弁申し上げます。  北勢地区における防災拠点の整備についての経緯でございますが、三重県では、阪神・淡路大震災、東日本大震災のような広域的な災害が発生した場合において、災害応急対策活動を迅速かつ的確に実施するために広域的な活動拠点を平常時から確保しておく必要があるという観点から、三重県広域拠点施設基本計画を策定し、県内を五つのエリアに分け、そのエリアに防災の活動拠点を整備することを目的に計画を進めてきた経緯がございます。  拠点整備の基本的な考え方として三つの要件を設定しており、一つ目に、平成7年から8年度に実施された三重県地域防災計画被害想定調査により設定された被災パターンに対応できること、二つ目に、地理的条件、気象条件などによる孤立化に対応できること、三つ目に、災害時、ヘリコプターによって効果的に全県をカバーできることとなっております。  このことを踏まえ、これまでに県下におきましては、平成24年度までに中勢拠点、伊勢志摩拠点、東紀州拠点、伊賀拠点の4カ所のエリアで拠点の整備が完了しており、いずれも県の施設や県が所有する土地に建設されております。最終段階として北勢部のエリアを整備することで、県下全域を支援できる拠点施設の整備が完了することとなります。  この広域防災拠点施設は、主に消防関係、自衛隊、警察関係、ライフライン関係、国・県・市町の防災関係などの機関が集結する場所として整備され、施設内には物資配送施設、備蓄機材用倉庫、無線や発電施設に加え、駐車場、ヘリポートの整備が予定されており、一般的な避難施設としての活用は想定されておりません。その上で、北勢地区の市町が所有する土地もしくは行政がかかわる土地で、一つに1万平米以上、二つ目に、液状化、土砂災害、津波などの被害がないこと、三つ目に、広域交通ネットワークの連携が図れ、改良された道路に接続していること、四つ目に、公有地を利用できること、五つ目に、避難所に指定されていないという条件をもとに該当する候補地を選定したいとの要請が当市にもございました。  当市におきましては、県の施設が少ない中、広域拠点施設の重要性も十分理解した上で、条件に見合う候補地を4カ所選定し、県の検討委員会に提出しまして、広域拠点施設の誘致を要請してまいりましたが、それぞれ選定した土地については少なからず条件があることも報告いたしたところでございます。結果、新聞報道にございましたように、四日市市も誘致について候補地を2カ所上げており、最終選考で桑名市の3カ所と四日市市2カ所の候補地のどちらかで選定されることとなり、皆様も御存じのように、有識者を含めた県の選定委員会での検討の結果、四日市市が広域防災拠点整備の候補地に選ばれたということになったところでございます。  市といたしましては、広域拠点施設とは別の施設になりますが、海抜ゼロメートル地域を多く有していることから、大規模災害が発生した場合の受け入れ先となる広域避難収容施設の整備を御検討いただくよう県に強く要請しているところでございます。  また、三重県では、大規模災害時における広域支援体制構築検討会を立ち上げ、その検討会に当市も代表市町として参加し、検討会の中でも当市の実情を訴え、広域避難収容施設の整備の検討を進めていただくよう引き続き強く要望してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと思います。                   (20番議員挙手) 278: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 279: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  広域防災拠点施設としては桑名市の候補地はだめだったということに理解をしました。また、広域避難施設につきましては、これから検討が進むということでございますので、ひとつこの辺につきましては十分市長さんも含め努力をいただきますことをお願い申し上げまして次に移ります。  次に、(6)の「まちづくり市民力」という言葉でございます。  市長さんは、まちづくり市民力という言葉をよく用いられますが、調べていきますと、一部自治体では使っている自治体もあるんですが、余りふだん聞き慣れない言葉でございます。そこで、やっぱりこういう言葉って大事なところがありまして、最初に使うときにはきちっとした定義なり何かが要るんだろうなという思いでお聞きをしますが、職員の方に聞いても、協働の一種と違うかなというような答えも返ってくるんですが、その辺、職員の皆さんも余り御理解ができていないのかなという思いもあるんですが、改めて、市長さんの言うまちづくり市民力というのは一体どういうことかというのを、定義づける形でも結構でございますので、お聞かせください。 280: 議長(飯田一美)  市長。 281: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  安藤議員の代表質疑、1、私の提案説明よりの(6)「まちづくり市民力」とはについて御答弁を申し上げます。  近年、地方分権が進み、自治体の裁量と責任が大きくなる中で、本市には多くの課題がございますが、そのどれもが行政の力だけでは解決できない課題となっています。多くの課題を解決していくためには、市民に信頼をされる桑名市を築き、これまで以上に市民の皆様と市が信頼関係を築き、自治会、市民活動団体、民間企業などの方々と連携・協力をしてまちの活力を高め、桑名に住むことに誇りを持って魅力あるまちづくりを進めていくことが重要であると考えています。  しかし、近年の大きな社会状況の変化も相まって、行政だけではなく、自治会を初めとして市民活動団体、民間企業などにも公共サービスの一部を担っていただくようになってきておりますことから、これまで以上に地域における課題発信や公と協働したまちづくりを進めていくなどでますます重要な役割を果たしていただけるものと期待をしています。  まちづくり市民力とは、市政に興味のある方が積極的に行政にかかわっていただき、単に行政サービスの受益者だけではなく、まちづくりの主役として自主的、自発的に地域課題に取り組んでいただくことであると考えています。その担い手である市民の皆様や自治会、市民活動団体、民間企業の方々と連携・協働を図り、さらに、議員の皆様のお力もおかりしながら魅力あるまちづくりに取り組んでいくことが大切であると考えておりますので、よろしく御理解いただきますようお願いいたします。                   (20番議員挙手) 282: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 283: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  市政に興味のある方が積極的にということなんですね。非常にいいことだとは思うんですが、名古屋市の例もあって、名古屋市の地域委員会というのは、市政に興味のある方が積極的に手を挙げて、選挙までされてやられたんですが、結果的にはほとんどうまく機能していないと言われていますね。一部の地域はできましたけれども、なかなか機能していないし、中身を見ていきますと大変多く問題があるみたいでございまして、そんなことがあるんですが、先ほど私が質問しましたように、全員参加型とある意味対をなす言葉でいいんでしょうかね。今までの行政サービスの担い手であった方々が、やっぱりみずから積極的に行政と一緒にサービス提供する側とか発信する側に回ってくださいよという意味でよろしいんでしょうか。確認をさせてください。 284: 議長(飯田一美)  市長。 285: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  安藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  先ほど安藤議員がおっしゃっていただいたような内容で、そのような御理解でいただければと思っております。桑名というまちは、もともとやはり町衆というか、地域の人たちが自分たちでまちをつくっていくという意識のあったまちだというふうに考えています。そういう意味では、もう一度そのように、この桑名というまちに皆さんが誇りを持って、このまちのためにみんなで何とかしようじゃないかと、そのような気持ちを持ってまちづくりに当たることが大事であると考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。                   (20番議員挙手) 286: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 287: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  次に、大項目2へ移ります。市営駐車場の事業特別会計予算についてお伺いをいたします。
     中項目の(1)特別会計への一般会計からの繰り出しについて、1)一般会計からの繰り出し、特別会計への繰り入れについてのお考え方をお聞かせください。  この事業は、末広駐車場と長島駅前にある自動車駐車場を含む特別会計でございますが、平成25年度より一般会計から繰り出すとのことの説明でございます。両駐車場は、中心市街地の中心部、また、駅前といった一等地の中で、定期駐車が90%ぐらい行くんですかね、定期駐車がほとんどでございます。広く市民が利用する駐車場と言えるかどうかという中で、特定の個人が利用する駐車場という表現もあるかと思いますが、そういう駐車場におきまして、本来でしたら、一般会計からの繰り入れをする前に料金の改定をするとか、そういった収入増の検討があったのかどうか。  また、一般会計から単純に繰り出していいのかどうか。私は、前も、住宅新築資金のときも、ある意味一種の貸付金じゃないかと。一般会計から単純に繰り出すことがいいのかどうかということもきちんと議論をせなあかんと思っているんですが、一般会計から特別会計に繰り出すについての御所見等があればお聞かせください。  また、2)で、今後の事業の見通しについてもお聞かせください。 288: 議長(飯田一美)  都市整備部長。 289: 都市整備部長(水谷信昭)(登壇)  所管いたします2、市営駐車場事業特別会計予算について、(1)特別会計への一般会計からの繰り出しについて、1)一般会計からの繰り出し、特別会計への繰り入れについて、2)事業の見通しについて御答弁申し上げます。  市営駐車場事業特別会計によって管理しております駐車場につきましては、末広駐車場と長島駅前駐車場の2カ所となっており、いずれの駐車場も、平成21年度から指定管理者制度を導入し、管理運営を行っております。特別会計の歳入の主なものに駐車場使用料と基金繰入金がありますが、歳出で地方債元金の償還が平成22年度より始まっており、基金からの繰入金では不足いたします。したがいまして、駐車場事業を継続的に提供するためには一般会計からの負担が必要なことから、繰出金の措置をお願いするものであります。  一方、事業収入の取り組みにおきましては、市営末広駐車場は、150台収納のうち90台が定期利用者でございます。定期利用者は、平成21年度から常に満車の状態であります。一時利用におきましても、利用時間、料金等を看板設置などによる案内により啓発を行っているところであります。  次に、2)事業の見通しについてでございますが、今後、収入の増を図るため、より一層のサービスの向上を指定管理者と協議を行い、利用料金につきましても、周辺の民間駐車場料金の動向を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。  また、地方債元金償還につきましては、平成35年に終了となる予定でありますので、平成36年度より予定される利益の一部は基金としてストックし、大規模な改修などに備えることなどが必要ではないかと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (20番議員挙手) 290: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 291: 20番(安藤寛雅)(登壇)  地方債の償還が始まるから一般会計から繰り出しますよということですね。これは実は市長さんも質問しているんですよね。ただ、質問しながら、本会議では質問を取り下げて聞かれていないんですが、そのときの会議録を見ますと、これは2012年ですから去年の3月7日ですかね。市営駐車場事業特別会計健全化に向けての所見については、聞き取りの際に理解をいたしましたので割愛をさせていただきます。抜本的に本来は改善するべきだと思いますが、できないということがわかりましたということで割愛されているんですが、この質問されたときと今の答弁をお聞きして、市長さんの所見をお聞かせください。 292: 議長(飯田一美)  市長。 293: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  先ほど安藤議員が御指摘されたように、私も、本会議の中でこのことを取り上げようとして、実際、質問をするには至らなかったんですけれども、同じような課題認識を持って議員として活動していたことがございます。当然、この駐車場会計、駐車場については、やはり抜本的な本来は経営改善が必要ではないかというふうな認識は同じように持っておりますので、さまざまな方策を持ってこの駐車場の経営を改善化したい、一般会計からの繰り出しをなるべく少なくしたいという思いは同じでございますので、精いっぱい取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。                   (20番議員挙手) 294: 議長(飯田一美)  20番 安藤議員。 295: 20番(安藤寛雅)(登壇)  ありがとうございました。  市長が言われましたように、1年前のときは、わかっていたから質問できないからしなかったんでしょうけれども、やっぱり経営改善はしなければならないと思うんですね。特にこういう特会事業の中でも、特にこれは特定の市民という形になっちゃうんですよね。よその市でも駐車場特別会計があってやっているところもありますけれども、広く一般の市民が多く利用する施設がメーンだと思うんです。ここのように特定の方が使うところにというところは、一般会計で単純な繰り出しが似つかわしくないと思うんですが、その辺、御所見があれば、どなたか、結構ですが。 296: 議長(飯田一美)  安藤議員、答弁をということですか。 297: 20番(安藤寛雅)  はい。 298: 議長(飯田一美)  都市整備部長。 299: 都市整備部長(水谷信昭)(登壇)  再質問にお答え申し上げます。  国から出ております駐車場におきます解説によりますと、定期利用の方法により長時間の使用契約を締結して、一定の自動車に駐車場を使用させることも一般の公共の用に供しているものと判断しておるというコメントがございまして、これだけではないかと思いますが、議員御指摘のことにつきましては今後十分検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。                   (20番議員挙手) 300: 議長(飯田一美)  暫時休憩いたします。                                     午後3時23分 休憩                                     午後3時34分 再開 301: 議長(飯田一美)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、通告により14番 渡邉清司議員。 302: 14番(渡邉清司)(登壇)  皆さん、こんにちは。新自由クラブの渡邉清司でございます。議長のお許しをいただきましたので、会派を代表いたしまして、市政の各方面にわたり併用で質疑をさせていただきます。  なお、先ほど安藤前議長が皆様にお礼を述べられておられましたので、私も議長の補佐役をさせていただいた副議長でございますので、その期間、大変お世話になりましてありがとうございました。  2012年の12月の総選挙で自民党が圧勝し、安倍総理大臣が誕生をいたしました。日本のかじ取りが再び自民、公明に託されました。政治の信頼回復や国家の立て直しなど、日本が抱えている諸課題の解決に向かっていただきたいものであります。その安倍総理が、さきの2月28日の施政方針演説をされましたので、内容の一部を紹介させていただきます。  行政や公務員制度のあり方も、これまでの成果に加え、国際的な大競争時代への変化を捉え、改革いたします。公務員には、誇りと責任を持って世界との競争に打ち勝つ国づくりをそれぞれの持ち場で能動的に進めるよう期待をします。魅力あふれる地域をつくります。その鍵は、地域ごとの創意工夫を生かすための地方分権改革です。大都市制度の改革を進め、地方に対する権限移譲や規制緩和を進めます。また、地域の元気づくりを応援しますと示されました。  本市においても伊藤市長が誕生し、「桑名をまもる。市政をかえる。」を掲げられ、元気な経済、無駄のない行政、豊かな社会を目指しておられ、行政全般について、時代の要請等を勘案しながらたゆまない行政改革を推進し、地方分権の精神に基づき、みずからの責任と判断で地域の実情に合った市政運営を行っていく。また、行政だけではなく、市民の皆様が持つまちづくり市民力との連携こそが、これから本市の持続的な発展を支える原動力となると考えておられるようであります。未来の桑名市が、愛と笑顔があふれるまちづくりを期待するものであります。  以上を枕言葉として質疑に入ります。  なお、私で5人目の質疑となりますので、前の質問者と重なることもあるかと思いますが、よろしくお願いをいたします。  市長の政治方針や姿勢、さらに、市長が込められておられる思いと見解について、順次確認も含めてお尋ねをいたします。  初めに、市政運営の基本的な考え方についてであります。  平成25年の事業や予算を思考していく中で、改めて市政に対しての基本方針と、4年間の抱負といいますか、覚悟などはどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。  次に、本市の若者たちが未来に対して希望を持つことができる市政をどのような形で展開していこうとされておられるのかお伺いをいたします。  次に、中項目(2)の今後の行財政運営についてであります。  1)予算を組む中で費用対効果を考えなければならないのは一つの要素であります。そこで、検証も含めて事業の見直しに対しての考え方と経費縮減の進め方をお伺いいたします。  二つ目として、今後の予算運営を進めていくことに対しての基本的な方針をお伺いいたします。  三つ目です。国から地方公務員給与の削減要請が要望されております。このことから、要請に対しての予算措置並びに今後の対応、方針としての考え方をお伺いいたします。  以上、3点お尋ねをいたしました。  次に、(3)の新年度予算についてであります。  新年度予算は、平成24年度と比べ、事業と予算から行財政改革を進めていかれるのかと、そのような思いから質問をさせていただきます。  初めに、新年度予算の方針と、市長が力を入れた分野、どこの部分なのかをお伺いいたします。  次に、社会、経済、雇用など、本市の現状をどのように分析をし、結果を予算編成に反映されておられるのかお伺いいたします。  三つ目、市債残高や臨時財政対策債残高のあり方も含めて、財政健全化についてお伺いをいたします。  以上、3点お伺いをいたしました。  次に、4の障がい児支援施策についてであります。  平成24年4月1日から法改正が行われ、障害者自立支援法から児童福祉法にかわりました。今はみなし期間でもあり、平成27年4月1日から完全に移行するわけであります。担当部局は、調査や研究をされておられると推察をいたしますが、本市では療育センターがこれに該当すると思われます。そこで、移行後はどのように構築をされていかれるのかお尋ねをいたします。  一つ目として、児童発達支援センターとなるのであれば、そのメリット、デメリットをお伺いいたします。  もう一つとして、児童発達支援事業となるのであれば、そのメリットとデメリットをお伺いいたします。  以上、2点お伺いをいたしました。  次に、中項目(5)でございますが、桑名駅周辺の開発についてであります。  桑名駅西や駅東は、将来どのように展開していくのだろうか。三重県の北の玄関として多くの乗降客の安心・安全を確保していくのは、明るい駅周辺にするためにはなど、どうすればよいのかとの考えからお伺いをいたします。  初めに、桑名駅西開発の進捗状況についてお伺いいたします。  次に、桑名駅東開発の取り組みについてお伺いをいたします。  三つ目でございますが、桑名駅バリアフリー化の進捗状況についてもお伺いをいたします。  以上、3点お尋ねをいたしました。  次に、中項目6でございます。都市間交流の考え方についてであります。  本市は、北海道の苫前町、福島県の白河市、埼玉県の行田市で友好都市交流をしていることは御承知のとおりであります。国内での友好都市はこの3都市だけでよいとお考えなのか。もっと多くの友好都市交流を行い、桑名市をアピールしていかれるのか、また、市長のビジョンの中に海外都市交流をお考えのようですので、お尋ねをいたします。  まず初めに、都市間交流についての基本的な考え方、方針をお伺いいたします。  次に、本市の都市間交流についてのこれからの取り組みについてお伺いいたします。  三つ目でございます。海外都市との交流についての考え方、方針をお伺いいたします。  以上、都市間交流3点、お尋ねをいたしました。  次に、中項目7でございます。本市の経済施策を4点、観光施策を1点お尋ねいたします。  市長は、地理的優位性を生かし、活気あふれる元気な桑名市、元気な経済を目指しておられ、将来を見据えているのだろうと推察をいたします。しかしながら、現実は、リーマンショック以来、本市の企業の多くは努力をしているにもかかわらず、いまだに出口が見えない状況であります。提案説明の中でも触れられておられますが、安倍総理が進めていかれようとしている経済政策で円安株高になってきており、デフレからの脱却を願うばかりであります。そこで、本市の経済施策についてのお考えをお伺いいたします。  初めに、本市地域経済の活性化策や雇用の拡大に向けた施策についてのお考えを具体的にお伺いいたします。  次に、本市の地域産業についてのお考えをお伺いいたします。  三つ目でございます。地元企業などの育成施策の方向性はどのようなお考えがあるのか、お伺いをいたします。  次に、四つ目でございます。本年は、伊勢神宮の式年遷宮が20年に一度の年に当たっており、10月の2日に内宮、5日に外宮が行われると報道がございました。今以上の観光客が伊勢神宮を訪れるのが推測されます。政教分離の原理原則は十分承知をいたしておりますが、これを好機とした観光施策について、市長の思いと本市の取り組みについてお伺いをいたします。  以上、4点お尋ねをいたしました。  次に、中項目8の農業政策についてお尋ねをいたします。  農業の従事者の方々からお聞きをしました。農家が高齢化をしてきて、その子供も跡を継がないかもわからない現状で、離農はしないまでも出荷わずかで、自家向けの生産を中心としておられるそうであります。さらに、農業は、自然の影響を受けたり、季節に応じて仕事量が増し、農産物も同じ時期に収穫が重なることとなります。機械も高額であり、採算が合わないなどお聞きをいたしました。そこで、本市の農業政策についてお尋ねをいたします。  初めに、農業の活性化の課題と対策はどのようにお考えなのかお伺いをいたします。  次に、農家の所得向上策はどのように考えておられるのかをお伺いいたします。  以上、2点でございました。  最後でございます。中項目9の教育行政についてであります。  最近、毎日のように、いじめ、体罰が要因で子供たちが自殺をしている報道がされております。市長の提案説明の中でも、いじめ、差別、体罰のない、安心・安全な学校づくり、地域に信頼される学校づくりを推進すると述べておられます。教育現場や関係者も日々努力はされておることと推察をいたします。これまでも多くの議員が質問されておりますが、ここでもう一度確認も含めてお尋ねをいたします。  まず、いじめとは、体罰とはどのように定義づけをされておられるのかお伺いをいたします。  いじめ、体罰について、市長の見解をお伺いいたします。教育長職務代理者の見解もお聞かせください。
     本市における体罰の現状把握、対応、対策はどのようにお考えなのかをお伺いいたします。  以上、3点お尋ねしました。  明確な御答弁をお伺いして、代表質疑を終了します。ありがとうございました。  済みません、訂正をお願いします。先ほど中項目7で4項目と申し上げましたが、5項目でございましたので、改めて訂正をさせていただきます。失礼いたしました。 303: 議長(飯田一美)  当局の答弁を求めます。  市長。 304: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  渡邉議員からの御質問に順次御答弁を申し上げます。  まず、(1)市政運営の基本的な考え方についての1)市政の基本方針と4年間の抱負についてでありますが、私の市政の基本方針につきましては、さきの12月議会や今議会の提案説明で申し上げたところではありますが、市民の皆様との約束である7つのビジョンに沿ったまちづくりの実践であります。  そのためにまず第一に掲げますのは、全員参加型市政の構築であります。市政の運営に当たっては、何よりも市民の皆様の行政に対する信頼関係の構築が不可欠であると考え、市長カフェやどこでも市長室などを実施して、積極的に市民の皆様のもとへ出向き、さまざまな意見に耳を傾けるとともに、私自身の思いを伝えていきたいと思っています。  また、桑名市の情報を積極的に公開をして、透明性を高めていきたいと思います。  次に、責任ある財政についての取り組みであります。市の財政は非常に厳しい状況にあります。このことを市政にかかわる全員で共有をして、そして、納税者の視点に立って、一つ一つの事業について確実に見直しを図ってまいります。  また、公民連携を推進し、民と官が協力関係に立ちながら役割分担を行い、市民サービスを維持しながら財政負担を減らせる努力をしてまいります。  また、命を守るための取り組みとしましては、喫緊の課題となっている桑名市総合医療センターの整備に取り組みます。現在、新病院の整備については、建設予定地の整備と基本設計に取りかかっておりますが、同時に医師の確保に努め、魅力的な病院となるよう努力をしてまいります。  このほかの取り組みにつきましては、さきの佐藤 肇議員のところでも申し上げたところではありますが、議員からは、市政の基本方針とあわせて、この4年間の抱負について御質問を頂戴しております。私といたしましては、当面、市役所庁舎の耐震事業や陽だまりの丘の複合施設の整備といった課題に取り組みながら、これに並行して施設のマネジメントができる環境を整え、公共施設の適正なあり方などを検討してまいりたいと考えています。  また、6月の肉づけ予算までにそのほかの事業についても一定の整備をしてまいりたいと考えています。  次に、2)の若者が未来に希望が持てる市政の展開についてであります。  私としましては、少子・高齢化や若者の晩婚化を大きな課題として捉えています。今、国内で急激に進む少子・高齢化は、若者が老後の年金制度や将来の生活に希望が持てないのが現実であります。そこで、市長選挙の際に公約として掲げました『こどもを3人育てられるまちに』と考え、子育て世代への助成制度の構築や学童保育所の整備を掲げました。私自身も子供を持つ親として、子供を産み育てられる喜びを実感しているところでもあり、この思いを若い皆さんにも共有していただきたいと考えているところでもあります。  桑名市は、名古屋圏に近く、交通の利便性も非常に発達していること、また、商業施設も多く、自然も多く、居住するのに非常に適したまちであると考えています。このポテンシャルの高さを内外にアピールして、若者世代が桑名市に多く住んでいただき、希望を持って生活できる環境を整備してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願いいたします。  続きまして、(2)今後の行財政運営について、1)費用対効果の検証を含め、事業見直しに対する考え方及び経費縮減について御答弁申し上げます。  本市の財政状況につきましては、引き続き厳しい状況が見込まれます。限られた行政資源を有効に活用して、市民の皆様に満足をしていただける質の高い行政サービスを継続的に提供していくためには、まずは現行事業の検証をしなければならないと考えています。そこで、事業の検証を行う上での新たな視点として、それぞれの事業のコストを担っている納税者に対して、その事業に対する説明責任を果たせるのか、また、その事業に税金を投入していることに理解が得られるのかといった納税者の視点からの検証も必要だと考えています。  今後の行財政経営におきましては、現在取り組んでおります行政の内部での事務事業評価、施策評価における行政の効率化という視点に加え、納税者の視点を取り入れた外部評価を活用して、継続的な改善に努めていきたいと考えています。  また、各課・事業に共通する事務等につきましては、引き続き集約化に向けて取り組むとともに、集約化された事務につきましては、その効果の検証を踏まえ、さらなる効率化、経費節減となる取り組みを進めてまいりたいと考えています。  次に、2)今後の予算運営に対しての基本的見解について御答弁申し上げます。  私が掲げております全員参加型市政を進めていく上で、本市のまちづくりにかかわる全ての人々が、まず、本市の財政状況がいかに厳しい状況であるかという意識を共有する必要があると考えています。その中で、私の思いは、借金を減らしていくこと、すなわち次の世代に大きな負担として残ることがないよう市債の発行を抑制すべきであると考えています。そして、その借金を減らすためには、納税者の視点で市政を考えることを重要視しつつ、全ての事業を前例にとらわれずゼロベースで、事業の必要性に立ち返って見直しを行う必要があると考えています。  平成25年度当初予算編成については、部局別枠配分を実施するとともに、人件費の抑制に取り組んだほか、経常的な経費については、できる限りの見直しにより物件費の削減を図ったところであります。  平成26年度以降の予算編成につきましても、引き続き経常的経費の削減に努め、歳入に合わせた歳出予算の編成を目指し、財政の健全化を図ってまいりたいと考えています。  次に、3)国の地方公務員給与の削減要請に対する予算措置と今後の対応方針について御答弁申し上げます。  国家公務員の給与削減は、国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律により、平成24年4月から平成26年3月まで時限的に実施されており、附則において、地方公務員の給与については、地方公務員法及びこの法律の趣旨を踏まえ、地方公共団体において自主的かつ適切に対応されるものとすると規定されております。ことしに入り、平成25年度における地方公務員の給与については、国家公務員の給与削減支給措置を踏まえ、各地方公共団体において速やかに、国に準じて必要な措置を講ずるよう要請するとの閣議決定がなされ、平成25年7月から国家公務員と同様の給与削減を実施することを前提とした地方交付税の削減が行われました。  また、総務大臣から各団体に向けて要請の書簡が出されており、この桑名市にも書簡が届けられ、国家公務員の給与水準まで減額措置を講ずるよう要請をされています。ところが全国市長会など地方六団体は、地方公務員給与の削減が決まったことについて、極めて遺憾との共同声明を発表し、国が地方公務員の給与削減を強制することは地方自治の根幹にかかわる問題と指摘をし、地方交付税の減額によって給与を削る方法に関して、交付税を国の政策の手段として用いることは断じて行うべきではないと厳しく批判をしているところであり、このことについては私自身も共感をしているところであります。  こうしたことから、現時点において減額の措置については白紙の状況のため、25年度の当初予算での予算措置はしておりません。減額措置を実施することになれば、6月議会での条例改正などの審議をお願いすることになると考えております。  今後、これまでの経緯や趣旨を踏まえ、近隣市町や国の動向を注視しながら、また、職員団体とも協議の上、検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いをいたします。  続きまして、(3)新年度予算について御答弁申し上げます。  まず、1)新年度予算の方針と私が力を入れた分野でございますが、平成25年度一般会計の当初予算は骨格予算としたところでございますが、政策的な事業につきましては、6月議会の補正予算で肉づけを行いたいと考えています。しかし、政策的な事業であっても、市民生活への影響などを勘案し、早急な対応を要するものについては、新規事業も含め当初予算に計上したところです。早急な対応を要する事業として、健康で安心な暮らしを進めるため、小児医療や周産期医療の充実、救急医療体制の構築などを目的とし、平成27年4月の開院に向け新病院整備事業を当初予算に計上しています。また、子育てのしやすいまちにするために、本年6月完成に向けて子育て支援施設と生涯学習施設を兼ね備えた複合施設を陽だまりの丘に整備する事業などの予算を計上したところでございます。  次に、2)社会、経済、雇用など、現状をどのように分析し、予算編成を行ったのかでございますが、我が国の経済は、政府が打ち出した景気対策などにより緩やかに回復していくことが期待されており、今後、公共投資の増加により雇用の改善も見込まれております。昨年度末に発足した安倍内閣は、日本経済再生に向け、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の3本の矢により、デフレ脱却を目指す取り組みを発表しました。  このことを受け、国における平成25年度当初予算案は、復興・防災対策、成長による富の創出及び暮らしの安心・地域活性化の3分野を重点化しております。本市の予算にも国の重点化3分野に沿った事業を計上いたしております。本市を取り巻く財政環境も、税収の伸びや社会構造の変化などによる社会保障費の増加が避けられないことから大変厳しい状況が見込まれております。こうした財政状況の中、喫緊の課題である地域医療、子育て支援、高齢者福祉、さらに防災、防犯体制など市民生活に影響する事業については、しっかりと優先順位づけを行い、政策的事業ではあっても今回当初予算に計上し、進捗を図ったところであります。  次に、3)市債残高、臨時財政対策債残高のあり方も含め、財政健全化に対しての所感はということでございますが、市債の発行については、市債残高と優先すべき事業の財源確保など、総合的に見て次の世代に大きな負担として残ることがないよう、慎重かつ抑制的に行っていきたいと考えております。  また、臨時財政対策債についても、現在の行政サービスを維持・拡充していくためには、現時点での発行は必要なものと考えてはおりますが、財政状況や市債残高を勘案しながら発行額を決定していきたいと考えています。  国や地方を取り巻く大変厳しい経済情勢の中で、次の世代へ責任を果たす財政運営を行うためには、財政の健全化の取り組みを進めていく必要があります。今後、納税者の視点で、全ての事業を前例にとらわれずゼロベースで、事業の必要性に立ち返って見直しを行うとともに、公民連携の推進により満足度の高い市民サービスを提供できるよう努めてまいりますので、よろしくお願いします。  続きまして、(4)障がい児支援政策について、1)児童発達支援センターのメリット、デメリット、2)児童発達支援事業のメリット、デメリットについて御答弁申し上げます。  通所で利用される児童発達支援施策については、従来、障がいの種類に応じて5種類に分けられておりましたが、昨年4月より、児童発達支援センターと児童発達支援事業の2種類とされました。児童発達支援センターは、地域の中核的な障がい児支援の拠点施設として、通所利用の児童やその御家族に対する支援に加え、そこに通っていない障がい児やその御家族に対する支援や保育所等への訪問などを行います。仮に桑名市の療育センターをこの児童発達支援センターとして位置づける場合には、近隣のいなべ市、東員町、木曽岬町を含む2市2町を圏域とする地域内において、この地域全体のお子さんに対して発達、療育支援を提供する場として位置づけることになるため、広域行政の観点からの調整が必要となります。また、そのために栄養士や嘱託の医師といった専門職、通所児童以外のお子さん、御家族に対する支援を行うための人員確保や運営に要する諸経費の負担が必要となってまいります。  一方、児童発達支援事業は、通所利用の児童やその御家族に対する支援を行う施設であり、身近な療育の場として位置づけられております。こちらは、現在の療育センターに比較的近い形となっております。こちらは、児童発達支援センターと異なり、通所する障がい児やその家族に対する支援、保育所等への訪問が想定されていません。  なお、通所で利用される児童発達支援施策につきましては、平成27年度までに、今申し上げた児童発達支援センターと児童発達支援事業のいずれかになることを選ぶこととされております。したがいまして、今申し上げたそれぞれのメリット、デメリットを踏まえながら、また、利用されている皆様や現場の声をお聞きしながらきちんと判断をしていきたいと考えております。  当市では、現場職員の取り組みや保護者の方々などの御尽力により、早くから療育センターで障がい児支援に取り組んでおり、三重県内でも先進的な療育の実施ができていると理解をしています。今後も、障がい児の療育の向上に向けて引き続き努力をしてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。  続きまして、(5)桑名駅周辺の開発について、1)桑名駅西開発の進捗状況、2)桑名駅東開発の取り組み、3)桑名駅バリアフリー化の進捗状況について御答弁申し上げます。  当市は、鉄道利用により、名古屋まで20分、東京や大阪まで2時間といった地理的優位性の非常に高いことから、当市及び桑員地区の玄関口であります桑名駅につきましては、私が掲げております7つのビジョンの中の地理的優位性を生かした元気なまちの中心的な施設と考えています。  そこで、この桑名駅の周辺整備につきまして、まず1)の桑名駅西地区における土地区画整理事業の進捗状況でございますが、平成24年2月に全地区の仮換地指定が完了いたしました。これにより、平成23年4月に使用収益の開始が始まり、現在入居が行われているとともに、駅北側におきましても本年度末に使用収益の開始が始まり、必要な予算を確保して建物等の移転をお願いしている状況でございます。また、当地区の整備にあわせ、地区外からは、都市計画道路であります蛎塚益生線が養老鉄道付近から事業区域の境目までの完成を予定しています。  次に、2)の桑名駅東地区における整備についてですが、さきの駅西土地区画整理事業の進展により、駅東西における駅前広場を中心とした機能再編が必要と考えます。また、駅周辺における利便性や安全性の観点から、現状の駅東西の分断化がもたらす不利益は大きいものと考えておりまして、駅東の再編及び東西自由通路整備は、地理的優位性を生かした元気なまちにするためには必要不可欠と考えるところであります。  そこで、現在、当該計画に対しましては、鉄道事業者を初めとする関係機関と協議を進めるとともに、当市の財政状況を勘案し、自由通路を中心とした短期、中期、長期といった段階的な整備を念頭に計画の再検討を行っているところでございます。  次に、3)の近鉄桑名駅バリアフリー化の進捗状況についてですが、当該事業につきましては、議員を初めとする皆様方からの御支援のもと、事業主体である近畿日本鉄道と協議を重ね、今年度事業着手に達するとともに、国の事業採択につきましても、要望等を重ねた結果、先月の2月に内示をいただき、今月初旬に補助申請を行うと伺っております。これにより、今年度、調査設計を着手し、引き続き工事を行った上で平成27年4月の供用開始を予定としておりますので、引き続き御支援、御協力のほど、よろしくお願いいたします。  いずれにいたしましても、駅周辺整備につきましては、活気あふれる元気なまちを目指し、市民交流及び都市観光の起点となる交通、交流拠点としてさらなる整備を推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  続きまして、(6)都市間交流の考え方について御答弁申し上げます。  まず、1)の基本的な考え方と2)の本市の都市間交流の取り組みについて、一括して御答弁を申し上げます。  現在、本市では、歴史的なつながりの強い福島県白河市、埼玉県行田市、北海道苫前町と友好都市提携を結び、人的な交流や災害時の応援協定などを締結しています。このほか、文化、スポーツ、産業、観光などの分野においては、他の地域と連携することによって効率的かつ多角的にイベントなどが展開でき、人材、技術の交流による相乗効果が期待できることから、それぞれの所管において有効であると思われる都市との連携を結んでいるところであります。  さらに、近年は、東日本大震災などの影響により、広域的な連携の必要性が高まってきています。本市といたしましても、さきに述べました友好都市のみならず、近隣の愛西市、海津市や新潟県柏崎市、福島県会津若松市などとリスク分散の考えに基づいて相互協定を結んでいるところであります。  次に、3)海外の都市との交流はでございますが、市長選挙に当たり、『新・桑名市7つのビジョン』の一つに掲げましたとおり、本市を世界に向けて開かれたまちを実現する施策の一つとして、国際化の推進があります。本市は、中部国際空港から1時間足らずという非常に高い交通の利便性があり、世界に誇れる観光資源を有することから、外国人観光客を増加させるためにも海外に向けた積極的な情報発信もしていきたいと考えております。  現在、本市における国際交流の取り組みとしましては、ポルトガル語通訳員の配置や外国人ハンドブックの配付、また、市民ボランティア団体による外国人を対象とした日本語教室の開催など、主に市内に在住する外国人に対するコミュニケーション支援や生活支援など、地域における国際化や多文化共生を図ってきたところでもあります。  今後は、本市の国際化推進の施策の一つとして、将来的な海外との連携、交流を検討してまいります。そのために、本年度には海外友好都市の可能性の調査を行っておりますので、調査結果を踏まえて連携に向けた検証を進めてまいりますので、御理解いただきますようよろしくお願いします。  続きまして、(7)経済・観光振興について御答弁申し上げます。  地域産業の振興、地域経済の活性化は、雇用の創出、所得の増大、税収面での寄与など桑名市の安定的な発展に欠かすことができない重要な要素であります。桑名市は、古くから、鋳物に代表されるように物づくりのまちとして発展し、既存産業の中には世界に通じる高い技術力で頑張っていただいている企業もあります。商業においても、長引く景気低迷のもと、活性化に取り組んでいただいている事業所もございます。  こうした中、中小零細規模の企業が多い本市におきましては、製品の売り込み、PRが十分にできていないということもお聞きしておりますので、まずは本市にある企業のすぐれた製品や技術を対外的にアピールできる宣伝活動を支援するなど、商工会議所等の経済団体と協力をして必要な支援を行い、産業振興に取り組んでまいります。  また、一方で、桑名市の地理的な優位性を生かし、既存工業団地への企業誘致に努めるほか、長期的には高速道路インターチェンジ付近の開発を促進して地域経済の活性化を図りたいと考えております。  なお、国においては、2月26日に緊急経済対策を盛り込んだ総額13兆を超える補正予算が成立したところでもあります。この中心は、5兆円もの規模となる公共事業費が柱となっておりますので、今後、精査をしながら本市にとって必要な公共事業に取り組んでいきたいと考えています。  本市では、引き続き1億5,000万円未満の工事につきまして市内業者を優先して発注することとしておりますので、地域経済の活性化につなげていきたいと考えています。  次に、桑名市の観光振興につきましては、歴史を振り返ってみますと、東海道42番目の宿場町という交通の要衝として、また、物流の拠点としてこの桑名は栄えてまいりました。桑名には、多度山や木曽三川といった自然、また、ハマグリに代表されるおいしい食材などがあり、先人から受け継がれた豊かな歴史文化もございます。しかし、そういった観光資源がきちんと掘り起こされていなかったり、また、磨かれていないために、桑名のすばらしさが全国的に知られてはおらず、また、市全体を通して周遊性、滞在性が不足しているように感じています。  本年は、伊勢神宮式年遷宮の年であり、大勢の観光客の方が本市を訪れていただけるチャンスであります。三重県の調査によりますと、伊勢志摩を訪れる方が北勢地方を訪れていただく比率というのは大体5%と聞いておりますので、御遷宮で伊勢を訪れた方をいかに桑名に呼び込むかが課題であると考えています。そこで、桑名の最大の観光資源である川と街道を生かしながら桑名をまちごとブランドにして、全国的に積極的なPRを行い、多くの方に桑名を訪れていただけるよう、三重県の観光施策とも連携しながら観光振興に力を入れて取り組んでいきたいと考えています。  続きまして、(8)農業施策について御答弁申し上げます。  桑名市の農業は、水稲を基幹作物として、平坦部ではトマトやシクラメンなどの施設野菜や施設園芸、丘陵地ではミカン、タケノコとの複合経営が行われていますが、経営規模の小さな兼業農家が多く、農業従事者の高齢化、若者の農業離れにより不耕作地が増加してきております。  このような状況の中、本市の水田では、集落営農組織及び担い手のいる農家の流動化利用などによる集積を図るとともに、優良農地の適切な管理を進め、農地の有効利用を促進しています。  また、高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など、人と農地の問題を解決するため、地域の希望に応じて、それぞれの地域の特色ある農業の将来像である人・農地プランの作成を始めています。現在、長島地区において取り組みが開始されておりますので、これを順次展開してまいりたいと考えております。  当市特有の都市近郊型農業の展開では、農業用施設の適切な維持管理に努めるとともに、生産コストの低減やトマト、ナバナを初めをとする付加価値の高い農産物の生産などを促進して、農業経営の安定化を図っています。  さらに、農業の担い手育成については、市民農業塾の開設など、生産性が高い安定した農業経営や先進地での農業を学ぶ機会を充実し、農業後継者の育成に努めてまいります。  また、安全な食材を地域で供給するための地産地消推進事業では、学校給食等を通じて地域の農産物を地域で消費する施策として推進してまいります。  このように、農家における経営基盤の向上を図るため、引き続き計画的に排水機場や用排水路、農道などの農業生産基盤整備に努め、地域農業の振興を図ってまいりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、(9)教育行政について御答弁申し上げます。  まず、1)いじめとは、体罰とはどのように定義づけをされているかとのことでございますが、文部科学省におきまして、いじめとは、当該児童・生徒が一定の人間関係のある者から心理的、物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているものと定義づけられております。また、体罰につきましては、殴る、蹴るなど身体に対する侵害に加え、正座、直立など特定の姿勢を長時間保持させるなど肉体的苦痛を与える懲戒も体罰であるとされています。  次に、2)いじめ、体罰についての私の見解についてでございますが、いじめは人権侵害であり、決して許されない行為であります。しかしながら、いじめは、現実的にはどの学校でも、どの子供にも起こり得るものです。学校だけでなく、保護者や地域の大人一人一人が、いじめ問題の重要性を認識した上でいじめの兆候をいち早く把握をし、迅速に対応することが重要だと考えています。  また、体罰は、もとより学校教育法の中で禁止されている行為であり、私としましても、体罰による指導は信頼関係を損ね、子供たちの成長、意欲を促すどころか萎縮させてしまうのではないかと考えています。学校現場において体罰と指導の線引きを明確にし、先生方が、子供に寄り添う教育を進め、体罰によらない、自主性を育む教育のあり方を研究、共有されることで子供たちの可能性を伸ばすことができると考えています。  最後に、3)いじめ、体罰の現状把握と対応についてでございますが、現状把握については、学校現場から教育委員会へ情報を的確に報告する流れを確立していただいており、その情報を市長部局も連携、共有することにより把握をしています。私からは、一人一人の先生方が丁寧に子供とかかわり、学校組織として対応できるようお願いしているところでございます。  今後も、教育委員会と情報を共有し、連携をさらに強化して学校現場への支援に努めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 305: 議長(飯田一美)  教育長職務代理者兼教育部長。 306: 教育長職務代理者兼教育部長(近藤久郎)(登壇)  議員からは、いじめ、体罰についての見解とのことでございます。先ほど市長より答弁を申し上げたところでございますが、私からも御答弁を申し上げたいと思います。  まず、いじめについてでございますが、先ほどの市長の答弁にもございましたが、いじめは人権侵害であり、決して許されない行為でございます。教師は、子供の立場に立って、毅然として対応することが重要であると考えます。しかしながら、先ほど市長も申し上げましたとおり、いじめはどこの学校でも、どこの子にも起こり得るものでございます。いじめをなくすためには、日常の教育活動の中で教師がしっかりと児童・生徒に向き合い、その思いに寄り添いながら子供たちの言葉や態度に見られる変化を見逃さないこと、全教職員が一致協力できる体制を築くことが何より大切であり、未然防止、早期発見、早期解決が肝心であると考えております。  一方、体罰につきましても、私は、学校には体罰は要らない、体罰を行うことは教育の放棄であると認識をしております。一時の感情に任せて体罰を行い、愛のむちや熱血感あふれる行為であると正当化することは、子供たちの自立を妨げるものにほかならないと考えておる次第でございます。教員は、子供たちを指導する際に、しっかりと見通しを持って子供たちと向き合うことが大切であり、子供たちにその目的を十分に説明し、学習内容や技術を理解、習得させることが求められております。  いずれにいたしましても、各学校がいじめや体罰に対して組織として対応できるよう、いじめや体罰のない、信頼される学校づくりに向けて教育委員会といたしましても指導してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 307: 議長(飯田一美)  市長。 308: 市長(伊藤徳宇)(登壇)  渡邉議員への先ほどの答弁の中で、(4)障がい児支援政策についてのうち、児童発達支援事業の説明におきまして、通所する障がい者やその家族以外に対する支援は想定されていないと申し上げるべきところを、通所する障がい児やその家族に対する支援は想定されていないと申し上げました。おわびをして訂正をお願い申し上げます。                   (14番議員挙手) 309: 議長(飯田一美)  14番 渡邉議員。 310: 14番(渡邉清司)(登壇)  市長、教育長職務代理者から御答弁いただきました。おおむね総論でお聞きしましたので、個々の対処はいろいろこれから議論させていただこうと思っております。その中でも、療育センターも、今後療育の向上に向けていくという力強いお答えもいただきましたし、バリアフリー、よかったですね、27年にもう供用開始ができる。喜んでもおります。  一つ提言を少しさせていただくということで、海外都市の調査をするのに、この桑名市、中国に多くの企業が行っておられます。タイ、それからベトナム、その他もろもろ行ってみえるのは東南アジアが多いと思うんですが、その行っている企業に行っていただいて、やはり自分たちの死活問題で行くわけですから、そこへ行って成功するかしないかをかけていくわけですね。調査は十分されておられます。わざわざもう一遍一から机上で調査するより、そこへ出向いていってされたほうがいいと思いますので、提言をさせていただきます。  それから、経済とか観光のところに少しさせていただきますが、これはね、市長、トップセールス。やはり市長がトップセールスをしてやらないと、桑名市の顔が見えてこない。だから市長がみずから出向いていっていただいてトップセールスしていただくということでお願いをいたしておきます。  それで、今の療育センターの国家の方針ということで、いろいろとメリット、デメリットをお答えいただいたわけでございますが、それであれば、今も恐らくいろいろと調査とか研究とかをされておられると思うんです。26年、あと2年で、27年の4月からもう始まるわけですから、だから、そこらのところ、今現状、この方向性、センター方式にするのか事業にするのかという、そこらを少し、今わかっている現状で結構ですので、これは部長、答えてくれますか。
    311: 議長(飯田一美)  保健福祉部長。 312: 保健福祉部長(伊藤治雄)(登壇)  渡邉議員から再質問いただきましたので、御答弁させていただきます。  議員が申されますように、この児童発達支援センターの設置につきましては、地域支援を提供する実施体制の整備などに一定の期間を要しますので、平成27年3月末までこの経過措置が設けられております。つまり、地域で暮らす障がい児やその家族に対し、地域の実情に応じてより柔軟に対応できるように猶予期間が設けられております。そのため、経過措置後、再度どちらをとるか選択することができるとなっております。  桑名市といたしましては、障がい児支援施策として、児童発達支援事業及び児童発達支援センターの機能について、先ほど市長が答弁いたしましたメリット、デメリットを十分に精査・検討を行ってまいりたいと考えております。また、医師会や近隣市町との協議や人材育成等検討していくさまざまな課題がございますので、先進地等の事例や利用者の方々の意向を十分踏まえ、関係機関と慎重に協議を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと思います。  以上でございます。                   (14番議員挙手) 313: 議長(飯田一美)  14番 渡邉清司議員。 314: 14番(渡邉清司)(登壇)  部長、どうも。部長のお答えをいただいたんですが、余り慎重にしてもらったら困るんです。急いでもらわな。もう2年しかないからね。やはり早く方向性を決めていかないと、療育センター自体が困っちゃうわけです。どっちに手を持っていく。だから、お願いします。これはもうお願いだけにしておきます。  議長、済みません、前後しましたが、ひとつよろしくお願いします。  新年度予算で、質問をつくるときちょっと思ったんですが、25年の一般会計予算が441億4,000万円なんですよ。前年比で比べてみましたら、マイナスの1%でほぼ同額なんですね。歳入はどうだと見てみたら、市税だけなんですが、収入が207億6,920万円で、これもほぼ同じなんです。市長も今、御答弁いただいたんですが、肉づけの6月に予算を行っていきたいとおっしゃっていたんですが、例えば土木費なんかだと、今のところマイナスの15億8,200万円。それで、農林水産費ではマイナスの1億8,000万円でありまして、これは、市民生活に直結する道路整備とか、それから、今もちょっと農業施策の中でおっしゃっていただいておりますが、農業の施設やインフラの維持・補修なんかはどうなっていくんだろうな、財源はどうするんだろうなというような思いをちょっとしましてお聞きをするんですが、今もちょっと触れましたが、庁舎の耐震工事や病院建設などの大型の継続事業と、それから、さっきお二人の答弁の中にもございましたが、児童手当の増額などほぼ昨年並みの予算になったということと思っております。現時点での6月に向けて予定されておられる事業、市税以外の自主財源として何か想定されておられるのか、お聞きをさせていただきます。 315: 議長(飯田一美)  総務部長。 316: 総務部長(城田直毅)(登壇)  再質問にお答えいたします。  議員からは、6月補正の財源として市税以外の自主財源は何かとの御質問をいただきましたが、補正予算に計上する事業につきましては、事業の必要性や事業規模を十分に検討した上で、国・県の補助金や市債、基金などの特定財源を充当し、その残りの部分につきましては、一般財源であります自主財源の財政調整基金を充当する予定でございますので、よろしくお願い申し上げます。 317: 議長(飯田一美)  14番 渡邉清司君、どうですか。                   (14番議員挙手) 318: 議長(飯田一美)  14番 渡邉議員。 319: 14番(渡邉清司)(登壇)  部長から答弁をいただきました。さらっと申されましたが、財調も使いながら、市債も使いながらと。貯金は減らすよ、少しまた借金もするよとさらっとおっしゃいましたが、ぜひひとつ、市長もゼロベースで一生懸命考えていくということでございますので、慎重にひとつお願い申し上げまして私の質問を終わります。ありがとうございました。    ───────────────────────────────────────  ○散会の宣告 320: 議長(飯田一美)  本日はこの程度にとどめ、あとの方は明6日にお願いすることにいたします。  明6日は、午前10時に会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                                     午後4時33分 散会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   平成25年3月5日        議     長       飯 田 一 美        署 名 議 員       伊 藤 惠 一        署 名 議 員       鷲 野 勝 彦 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...