今議会でもよく似た追及がなされておりますが、議会は現在の法律を解釈するのではなく、政治と倫理とは別、例えば、Aという候補から戸別訪問やネット、あるいは1億円で勧誘されても、Bという候補がすぐれておればBに投票すればよく、2,000年前のローマ人からも笑い者扱いの、かつSPEEDI隠し同様、市民を全く信用しない公職選挙
法、これを葬り去るよう国会に意見書を提出すること、これが今、桑名市議会に課された最も大事な仕事の一つでありましょう。
さて、市民を信用しないといえば、スピード違反、駐車禁止、シートベルト、一時停止、飲酒運転等の取り締まりや検問をこそこそと隠れて行いますが、違反による危険のリスクがあるから行うのであり、まず1回、見落とすかもしれないので、もう一回注意を促して安全を確保し、それでも改められなければ指導等をすればよいではありませんか。また、安全運転をする全く無実の法令遵守者に対する理由のない、協力と言いながら、納税者たる雇い主を全員犯罪者視する免許証を求める検問等に対して、市が
管理地等を貸すことに市民からの厳しい批判が噴出いたしておりますが、民主的な警察への指導とともに、県は県の施設で行うよう対応を求めたく存じます。
次に、中日新聞が伝えた、大人たちに聞きたいです、私は何歳まで生きられますか、私は結婚できますか。阿部ゆりかさん、福島から京都へ避難する10歳の少女にソウルの反原発集会で証言させる、この残酷な社会に、エートス、二本松市の関久雄さんの、原発いらない、子供を逃がせとの叫びをあざ笑うICRP(国際放射線防護委員会)やフランスCEPNのプロジェクト、佐久大学、小西恵美子教授の言う、正しく恐れることの本質、エートスとは、放射能を気にせず生活させる、子供の内部被曝促進運動のことで、昨年9月に飯舘中学校で、中川東大准教授を使い、朝日新聞社ほかが主催したり、同12月に福島民報社が郡山市の2人の女子中学生を鈴木英敬知事のもとに派遣したり、エートス・プロジェクトの日本上陸をほうふつさせる事件が起こっております。ベラルーシでは、エートスがやってきてから子供の重症入院患者数がチェルノブイリ直後に比べ10倍になった、福島では3、4年後に病気がふえ始め、その後、急上昇するでしょうとミシェル・フェルネックス医学博士がカレイドスコープで証言されてみえますが、我々も十分に気をつけなければならないのではないでしょうか。
第3に、キック、すなわち原発周辺5キロメートル圏内で5歳以下の小児白血病が高率で発症しているとのドイツ環境省の研究成果や、また、原発の絵本が少々怖い挿絵で注意するように、福井にある原発15基から常時垂れ流される放射能の量は幾らか。そして、伊吹おろしでもたらされるそれらへの対策として、学校への外気を取り込まず、かつ放射能除去フィルターのついたエアコンの導入等は必要ではありませんか。
また、子供らだけでなく、命を守ることが最優先とおっしゃられる新
市長、アメリカ太平洋艦隊司令官の、誰一人部下を放射線にさらしたくないとの決意に比し、前
市長は職員を放射能が飛び交う3・11後の東北へ派遣しただけでなく、ゼロ回答であった松井英介岐阜環境医学研究所長が指摘される内部被曝の被害は長期にわたる、最低でも50年以上は見守る必要があるとの健康
管理について、御判断をお聞かせください。
第4に、強欲的な金もうけから市民を守るために全市を景観地区に指定し、定性、すなわち行政の裁量を認め、景観地区の制限に合致しない計画は建築できない、実効性のある景観条例へと、芦屋市を手本として改正されてはいかがでしょうか。上げ馬や石取祭が10階から15階建てビル群に囲まれた場面を想像してみても、その必要性にお気づきでしょう。
第5は、マグニチュード8の桑名断層に対する真正面からの取り組みを求めておりますが、御存じのように、前
市長はゼロ回答でしたが、新
市長はいかがお考えでしょうか。横須賀市に続き、徳島県、また、福岡県にも条例化が進み、女川第一中学生でさえも1,000年後のために津波で倒れた建物を残す運動を始め、北アメリカ先住民イロコイ族も、大事なことは7世代先の子供たちにとって有益かどうかで決めると申します。たとえ発生確率が低くても、今決断しなければいつ決断できるのでしょうか。
第6に、補正や来年度国家予算で公共事業が話題に上るとともに、東洋大、根本教授が中日新聞で、公共事業は新規投資を凍結し、100%を施設の維持に充てなければ間に合わないと申されておりますが、例えば、数年内に改修の必要があろう太一丸江場線で自転車専用レーンをつくり、中央線を消して車の速度を下げる、安全・環境の一石二鳥の施策を展開する等の国家予算受け入れ準備は整っていますか。
第7に、議案第91号にもございます県営事業負担金、いわゆるボッタクリバーがもう一歩さらに中止される時期の見通しをお聞かせください。また、議案第103号、市道の認定ほか、防災、また、景観にも関連する電柱の地中化政策についてもお考えをお聞かせください。
第8に、議案第105号及び第106号に関連する違憲の借金対策を除いて、単年度以外の契約、債務負担等、メリットは承知いたしておりますが、次期
市長や毎年度の議決に対する越権行為とならぬよう、
市長の任期内、かつ解約のペナルティーのない計画的なものにルール変更すべきではありませんか。
第9に、行政にある情報は全てオープンにしますとの
市長の公約や、議会基本条例第14条等から、その取り扱いには全責任を負う議員からの資料要求に対して、好意の範囲内とか、黒塗り等なくお応えになられますか。
第10は、次の世代にツケを回さぬための借金時計ではありませんが、特別会計、債務負担行為、し尿、ごみ、土地開発公社、PFI、また、金利等、借金の類いを全て含んだ、それらの絶対値削減実施計画の作成と実行及びその推移が一目でわかるグラフ等の常時発表はお考えですか。
第11は、一例を示せば、グローバルに反する元号、特権者居住区を意味するコミュニティー、相反する概念がくっついた地方自治、曖昧語の地域、ものとするや風土等、難しい漢語、喫緊等、係る、精査、所管、所要等の役所言葉等々は改められますか。
第12は、
市長の12月19日における初仕事として私が一番期待したことは、山形県牧野の農民詩人、木村迪夫さんの祖母つゑさんが戦死した息子の血で染められたと歌った、ここにあるのと同じ旗を玄関横のポールからおろすようにとの指示をされることでしたが、日一日と期待はしぼみ、
市長当選時の侵略戦争のシンボル、万歳の映像を見るに至っては、巨人の坂本選手初め、スポーツやiPS山中氏のノーベル賞まで同様に利用し、国家総動員を企てる首相の安倍君はさぞや喜ばれたことでしょうが、認識をお示しください。
最後に、
市長は弱い者の味方でしょうか。地産地消の移動販売で、八百屋さんが納めた税金から補助をもらいながら、その八百屋さんの商圏で移動販売をし、御夫婦で営んでみえるそのお店を苦しめる事例が何年も続いていますが、もういいかげんに解決していただけるのでしょうか。以上です。
5:
議長(
飯田一美)
当局の答弁を求めます。
市長。
6:
市長(
伊藤徳宇)(登壇)
伊藤惠一議員の一般質問のうち、12の平和と戦争として、(1)私の認識ということですので、御質問いただきましたので、御答弁を申し上げます。
議員御案内のとおり、国旗及び国歌に関する法律の中で、国旗は日章旗とすることと定められています。日の丸が国旗として長年の慣行により広く国民の間に定着をしており、法律上も明記されておりますことから、私としても敬意を持って対応することは地方自治体の長として当然のことと考えております。よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。
7:
議長(
飯田一美)
市民安全部長。
8:
市民安全部長(大須賀 実)(登壇)
所管いたします事項1、施設貸し、(1)適否について御答弁申し上げます。
交通安全対策基本
法第4条には、地方公共団体の責務として、自治体は地域において交通安全に関し責務を負うことが規定されております。本市におきましても、市民の安全・安心を守る立場から、桑名市交通安全条例を制定し、その責務を規定しているところでございます。警察当局から、事故、事件の未然防止を目的とする検問等のため、市が
管理する施設について事前に使用申し出があった場合、自治体としては、市民の安全・安心を守る立場からも協力できる範囲で協力すべきものであると考えております。
例えば、県の機関である警察当局の検問等が県有地でしか行えないとすれば、不特定の場所で不規則に発生する事故や事件の抑止力とならず、決して好ましいことではないと思います。また、昨今の三重県内及び桑名市内において、交通死亡事故や悪質、危険な交通違反が後を絶たない状況からも、警察当局が行う検問には、事件、事故の未然防止の観点から抑止に寄与していると考えております。今後も、警察当局を初めとする関係機関とは連携、協働し、事故や事件の減少に向けた諸対策を推進してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
9:
議長(
飯田一美)
教育長職務代理者兼
教育部長。
10:
教育長職務代理者兼
教育部長(
近藤久郎)(登壇)
所管いたします事項につきまして、2点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。
まず、一般質問の2、ETHOS(エートス)「核」容認復興プログラムの(1)「エートスの注意」についてでございます。
議員御指摘のエートス・プログラムによる特別授業を実施するのかということでございますが、このような計画は現段階では予定をしておりません。教育委員会といたしましても、放射線等に対する関心が高まる中、まず、教職員が放射線に関する基礎知識や人体への影響等について理解を深め、安全で健康な暮らしに主眼を置きながら、子供たちの発達段階に応じた適切な学習が進められるよう、指導、助言をしてまいりたいと、このように考えている次第でございます。
次に、一般質問の3、KiKK(キック)独・原発と小児ガンリスク調査、(1)の福井原発の平時放射能放出量とその対策について御答弁申し上げます。
福井原発の平時放射能放出量について御質問をいただいておるわけでございますが、御案内のとおり、福井原発は敦賀サイトのほか4カ所ございますが、現在稼働中のサイトは大飯サイトのみでございます。国の基準では、原子力発電所等に起因して一般公衆が受ける線量の年間限度を1ミリシーベルトと定めております。稼働中の大飯サイトの放射線量はこの値を十分に下回っているところでございます。一方、桑名市における放射線量につきましては、環境政策課において毎月測定をしておりますが、その測定結果によりますと、測定値は国の基準を十分にクリアしているということでございます。
先ほどお話もありました空調機についてでございますが、教育委員会といたしましては、放射能もさることながら、夏の暑さ対策を中心とした学習環境の改善に向けて検討する必要はあると、このように考えているところでございますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。
11:
議長(
飯田一美)
市長公室長。
12:
市長公室長(
水谷義人)(登壇)
おはようございます。
所管をいたします3のKiKK(キック)独・原発と小児ガンリスク調査のうち、(2)東北派遣職員の健康
管理について御答弁を申し上げます。
東日本大震災への支援のため派遣された職員の健康
管理について、議員からは以前より、長期での健康
管理が必要ではないかとの御指摘をいただき、また、岐阜環境医学研究所所長、松井英介医師の内部被曝に警鐘を鳴らす本の紹介もいただきましたが、市といたしましては、国から派遣職員の健康
管理に関する参考とできる基準が現時点で示されておりませんことから、現時点での特別な検査は考えておりません。また、県内の他市からの職員の派遣が実施されておりますもので、特別な検査等実施がなされているかについての情報収集もいたしましたところでありますが、特に検査を実施しているところはございませんでした。今後とも、国の情報を注視しながら、県内他市と情報共有し、これまでどおり職員の健康
管理に努めてまいりますもので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
13:
議長(
飯田一美)
都市整備部長。
14:
都市整備部長(
水谷信昭)(登壇)
所管いたします一般質問4、景観条例改正、(1)「全市景観地区」と「定性」、1)芦屋市参照、(2)電柱地中化、5、活断層条例制定、(1)横須賀市を参考に、6、来年度事業計画、(1)「道路安全改修」を例にについて御答弁申し上げます。
初めに、4、景観条例改正、(1)「全市景観地区」と「定性」、1)芦屋市参照についてですが、芦屋市では、市全域を景観
法における景観地区に指定しています。これに基づきまして建築計画を認めなかったという経緯がございます。この景観地区は、建築物の形態意匠の制限を定めることを必須とし、必要に応じて建築物の高さや規模などを定め、規制を行うものでございます。当市におきましては、桑名市景観条例により市全域を桑名市景観計画の運用の対象とした景観計画区域として位置づけをし、色彩など一定の基準に基づきまして良好な景観形成の誘導を図っております。
この景観計画区域のうち、住民の皆様方の合意を得て法的な強制力を持つ景観地区に位置づけることも可能になりますことから、積極的な情報発信や市民の皆様への啓発を行い、特徴ある良好な景観や町並みの形成ができますよう取り組んでまいりたいと考えております。
2点目の電柱地中化についてでございますが、市道認定時において電柱地中化については事業者との協議事項とはなっていません。また、既設道路での電柱地中化の工事につきましては多額な費用を要することなどにより、現在において着手予定はございません。
次に、5、活断層条例制定、(1)横須賀市を参考にについてでございますが、さきの議会でも御答弁させていただきましたが、活断層は、桑名市におきましては、養老-桑名-四日市断層が鉄道に沿って存在しております。これらのことを踏まえ、現在の取り組みといたしましては、地域の防災トークにおきましてその存在を周知しており、断層が活動したときの危険性につきましても、このトークを通じまして啓発を行っているところであります。また、民間の開発事業等に係る事業者との協議におきましても、引き続き活断層についての情報提供等を行ってまいります。
次に、6、来年度事業計画、(1)「道路安全改修」を例にについてですが、道路の安全確保のため、維持
管理、改修につきましては非常に重要なことであり、可能なものについては国の補助金等も投入して実施をしております。現在、通学路の安全確保の整備や市道にかかる橋の点検を行い、耐震対策についても実施していく予定であります。議員のおっしゃる自民党の10年間で200兆円規模の公共投資といいますのは国土強靭化計画のことと察しますが、これにつきましては、国民の生命、財産を守るための事前防災、減災の考え方に基づき、特にインフラに関しては、避難路、避難施設、緊急輸送路の整備、建築物の耐震化や自然エネルギーの利用促進、原子力発電所の安全確保などへの投資が例示されております。
この中で、地方公共団体の施策につきましてはまだ明確ではなく、地方に対してどのような補助メニューが創設されるかは今のところわかっておりません。しかし、今後も注視し、ただいま議員から御提案いただきました市道における安全確保のための整備などに使える新たな補助メニューが示されましたら、要件の整理を行い、受け入れの検討をしてまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
15:
議長(
飯田一美)
総務部長。
16:
総務部長(
城田直毅)(登壇)
それでは、所管する事項について順に御答弁申し上げます。
まず、大項目7の『ボッタクリバー』、(1)県営事業負担金の中止時期についてでございますが、初めに、負担金制度改革の経緯について簡単に御説明を申し上げます。
平成21年度に直轄事業負担金制度の改革を受けて、三重県が実施をする公共事業等に係る市町負担金の運用上の取り扱い及び今後のあり方について、検討調整会議が開催されました。平成22年度開催の会議で、事業の分類など市町負担金の見直しの基本的な考え方がまとめられたところでございます。
この事業の分類は四つありまして、一つ目は、県の責任において実施すべき事業で、道路事業や公園事業などです。二つ目は、県と市町が共同で実施する事業で、土地区画整理事業などです。三つ目は、市町の事業を県が代行して実施する事業で、農業農村整備事業などです。四つ目が、地方公営企業に係る事業で、流域下水道事業などでございます。この四つの分類のうち、一つ目の、県の責任において実施すべき事業については、平成23年度から市の負担がなくなったところでございます。
議員御質問の負担金の中止時期はということでございますが、先ほどの説明のとおり、平成22年度に県と市町で一定の基準を策定し、負担金のあり方を整理したところでございます。しかしながら、今後においても直轄事業負担金制度の動向を注視していくとともに、県内他市町と連携を図りながら負担金のあり方を検討してまいりたいと思いますので、御理解賜りますようお願いいたします。
続きまして、大項目8の
市長の権限、(1)任期越え契約等の是非について御答弁を申し上げます。
議員御質問の趣旨は、議決事件に該当しない契約について、長くても、契約期間については
市長の任期内である4年にすべきではないかということかと存じます。通常の契約は単年度ごとに締結することが原則ですが、電気、ガスの供給などの契約に限っては、債務負担行為の議決を得ることなく長期継続契約を締結できることが認められております。同様に、翌年度以降にわたり、物品の借り入れ、または役務の提供を受ける契約で、市の条例で定めたものも長期継続契約を締結することができるとされております。具体的には、自動交付機やパソコン、プレハブといった物品の賃貸借や、毎年、年度当初から継続的な役務の提供を受ける必要がある施設の維持
管理や機器の保守
管理といったものが市の条例で定められております。
議員御指摘のとおり、長期継続契約は、単年度ごとの契約と比べると複数年にわたる契約ができるため金銭的に有利な契約を結ぶことができるほか、毎年、同じ事務手続を行わなくてもよいため、事務処理の合理化や効率化が図られるといったメリットがございます。なお、契約期間につきましては原則5年となっておりますが、
市長が必要と認める契約にあっては10年以内で定めることができることから、おのおのの担当課で、規則の定める範囲内で、市の財政状況なども鑑み、最適な期間を定めております。
また、既に契約を締結している長期継続契約につきましては、
法や条例、規則に従い手続をしたものでありますので、法的な効力、有効性を持っているものでございます。なお、長期継続契約については、契約を変更したり解除したりすることも可能ではございますが、違約金などのペナルティーが発生することが危惧されますので、よろしくお願い申し上げます。
続きまして、大項目9の情報の公開、(1)
市長の対応はについて御答弁申し上げます。
議員御質問の趣旨は、議員活動に伴う資料要求を受けての当局側の対応として、
公文書開示請求による場合に比べて、黒塗りなどをすることなく開示程度を広くすべきとのことかと思います。現在、資料提供の依頼をいただいた場合にあっては、議会基本条例の趣旨を尊重しつつ、
公文書開示請求による場合と同様、情報公開条例第6条各号に規定する非開示情報に該当するかどうかを参考に資料提供させていただくこととしております。このことは、国におきましても、平成22年11月に、参議院議員からの質問主意書に対する内閣答弁の中で同様の見解が示されております。なお、
公文書開示請求とは異なり、
公文書として存在しない資料について御依頼をいただいた場合には、求められた内容に沿った資料を新たに作成することもいたしておりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。
続きまして、大項目10、『借金』削減、(1)実施計画と実行について御答弁を申し上げます。
まず、市債の借り入れについては、税収の伸び悩みや少子・高齢化の中、社会保障費の増加が避けられない状況において、将来、次の世代に大きな負担として残ることがないよう、発行を慎重かつ抑制的に行っていきたいと考えております。議員御質問の借金の削減についての実施計画と実行という点でございますが、現在、行政改革大綱の中の実施計画において、新規借入額の抑制と市債残高の削減という目標の達成に向け取り組んでいるところでございます。今後、納税者の視点で市政を考えることを重要視しつつ、全事業を前例にとらわれずゼロベースで事業の必要性に立ち返って見直しを行う中、市債の借り入れについても、市債残高と優先すべき事業の財源確保などを総合的に見て、慎重かつ抑制的に判断していきたいと考えております。なお、議員がおっしゃられます借入金などの推移については、特別会計などを含む借入額や債務負担行為額の年度推移について、今後、決算資料などでそのトータルをお示ししてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
続きまして、大項目11の用語の適正化、(1)用語の適正化について御答弁を申し上げます。
私どもが
文書、あるいは電話や窓口での対応で用いる用語は、何よりも市民の皆さんに誤解なく正しく伝わる言葉を用いることが大切であると考えております。
公文書で用いる用語については、特殊な言葉やかた苦しい言葉を用いることをやめて、日常一般に使われている易しい言葉を用いることや、使い方の古い言葉を使わず、日常使いなれている言葉を用いることなどを市の公文例規程の中で示しております。
作成する職員は知っていて当たり前であっても、市民にはわかりづらい、聞きなれないと思われる言い回しではなく、読む側、聞く側の立場に立ったわかりやすい言葉を用いる必要があると思います。専門用語を用いなければならないことも場合によってはあると思いますが、そのような際にも、補足説明を加えるとか、言いかえた言葉をあわせて示すなどにより、誰にでもわかりやすく親しみやすい適正な用語使用に心がけてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
17:
議長(
飯田一美)
経済環境部長。
18:
経済環境部長(
森下充英)(登壇)
それでは、所管をいたします一般質問13番の地産地消、(1)出張販売の改善点について御答弁を申し上げます。
この移動販売事業につきましては、平成21年11月から、国のふるさと雇用再生特別基金事業を活用いたしまして、JAくわなさんに委託をし、小型貨物自動車で団地や店舗空白地帯での地産地消を基本といたしまして実施をしているところでございます。なお、平成24年3月にふるさと雇用再生特別基金事業が終了いたしましたので、同年4月から緊急雇用創出事業を活用し同様の事業展開を図ってきておりますが、この25年3月にこの制度による実施は終了をする予定でございます。
この移動販売事業の販売場所でございますが、現在は、立花公園、JAくわな城南支店、桑名駅前、桑員農業共済、深谷野球場、藤が丘公園、桑陽保育所、福島エクセレントの8カ所でございます。そこで、今後の方向性についてでございますが、市といたしましても、JAさんと今後の方向について現在協議をいたしているところでございます。JAさんといたしましては、小規模な農家も含めまして生産意欲が増加をしていること、また、地産地消の推進にもなっているという認識はお持ちでございます。一方で、地域の皆さんにも定着をしてきておるというところでもございます。市といたしましては、現在のところ、食の安全・安心を含めて農業振興としての地産地消の推進を目的とする中で、移動販売事業については一つの手法と考えております。ただ、今後どうつなげていくかということにつきましては検討いたしているところでございますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。
19:
議長(
飯田一美)
発言者に申し上げます。先ほどの質問の中で一部順番が入れかわって
発言されておりましたので、注意いたします。
(13番議員挙手)
伊藤惠一議員。
20: 13番(
伊藤惠一)(登壇)
それぞれ御答弁ありがとうございました。
多少順序が変わるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
私は、かなりの数の質問を、15個ぐらいさせていただいたんですが、この中で11項目ぐらいは前
市長に質問させていただいたのと同じ質問をさせていただきました。それで、どのぐらい新
市長の方針が変わるのかなということで今お聞きしておったんですが、7、8は前
市長と変わっていないなというようなことでお聞きさせていただいておりました。その中で、時間の関係で、まず第1に、12番の平和と戦争ということで御質問をさせていただきたいと思います。
私は、この御答弁をいただいたんですけれども、法律論を御答弁いただきました。しかし、私がお聞きしたのは、先ほどの公職選挙
法のお話じゃないんですけれども、法律論じゃないんですね。これはやっぱり歴史認識といいますか、こういう法律をひっくり返さなきゃいけないんじゃないんですかというようなことが入っておるわけでございます。
それで、どういう歴史認識かといえば、この旗をかつて戦争で振った人は、命を失ったり、それを命令した人は絞首刑になったり、逆に、それに反対した人は、いい人は牢屋に入ったり、そういうようなことがあったわけですね。だから、そういう歴史的事実を勉強しないと、法律論だけではこれは大変なことになっていく、今の国の状況を見てもそういうふうになっていくということで注意を申し上げておるわけでございまして、
市長はネット、バーチャルといいますか、ネット世代でございまして、大変頭の賢い方でございますけれども、ぜひ現地へでも行って、例えば、私も南京へ行って、目の前で姉妹が強姦されて殺されたとか、親御さん、おじいさん、また、近所の人が目の前で殺されたとか、そういう南京の悲惨な話を直接聞いてきたり、南京大虐殺紀念館へ足を運んできたりしております。これはやっぱり現地へ行かないとわからない。名古屋へも来て、毎年、そういう証言をしていらっしゃる方もいらっしゃいますし、アウシュビッツなんかも行って、ぜひ現地へ行って、こういう歴史的認識を学んでいただいて、改めてお考えいただければなと思っております。どうでしょうか。
21:
議長(
飯田一美)
当局の答弁を求めます。
市長。
22:
市長(
伊藤徳宇)(登壇)
伊藤惠一議員の再質問にお答えをさせていただきます。
現場に行ってきちんとした認識をせよということにつきましては、現場に行くことは私も大事と考えておりますので、その点はよろしくお願いいたします。ただ、国旗につきましては、先ほどとちょっと別の問題だと思いますが、やはり国旗として日の丸が長年の慣行によって国民の間に定着しており、法律上も国旗として明記されておりますから、私としては敬意を持って対応することは当然であると考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
(13番議員挙手)
23:
議長(
飯田一美)
伊藤惠一議員。
24: 13番(
伊藤惠一)(登壇)
ありがとうございました。
そういう旗を振って、例えば満州事変なんか、日中戦争、そういうようなことをいたしたという歴史事実を勉強して、それから考えてくださいというふうにお願いしているんですね。ここに、中日新聞の記事があります。これ、簡単に紹介して、再々質問にかえさせていただきたいんですけれども、この方は蒼井そらさんといって、元アダルトビデオ女優の方なんですけれども、中国版のツイッター、微博ですか、フォロワーが1,300万人いらっしゃるというような方なんですね。この方が2011年9月18日にコンサートをされて、それでつぶやいたそうなんです。超楽しいとつぶやいたところ、15万人ぐらいから批判があったというんですね。なぜかといえば、その9月18日というのは、1931年の満州事変、柳条湖事件勃発の中国にとっては国辱の日とされる日だそうなんです。だから、この蒼井そらさんは反省してみえるんです、非常に勉強不足だったと。無知ってだめなんだなと思いました、こういうふうにおっしゃってみえます。やっぱり勉強、それから無知、29歳のこういう方がそうやって認識される。認識では、桑名
市長の認識は負けているんじゃないかと私は思っておりますけれども。ちなみに、この蒼井そらさん、蒼という字はくさかんむりに倉と書くんですけれども、
市長がかつて所属してみえた蒼誠会の蒼も同じ字でございまして、この方のファンだからこの1字をもらったのかどうかそれはわかりませんけれども、歴史認識が負けているんじゃないかと思いますけれども、どうでしょう。
25:
議長(
飯田一美)
市長。
26:
市長(
伊藤徳宇)(登壇)
伊藤惠一議員の再質問にお答えをさせていただきます。
きちんとこれからも歴史についてもしっかりと勉強していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(13番議員挙手)
27:
議長(
飯田一美)
伊藤惠一議員。
28: 13番(
伊藤惠一)(登壇)
ありがとうございます。ぜひ勉強をしていただき、また、議論をさせていただいて、お考えが、認識が変わることを望んでおります。
それから、きょう質問させていただいた中で九つほど、市民の命を守ると、市民を守るという項目を質問させていただいております。それ、順番に簡単に項目だけお伝えいたします。
まず、施設貸しということでは、検問に関して事故の未然防止とか抑止力とか、そういうような御答弁をされてみえたんですけど、そういう問題じゃなくて、やっぱり市民全員を疑う、敵視していく、そういうことが問題ですよと。それから、これでは市民は守れませんというような質問をさせていただいたわけです、1番目ですね。それから、3番目の(2)で東北派遣職員の健康
管理。これも何もしないということですわね、市民の健康も守れない。それから、4番目の景観でも、市民が10階建てとか15階建ての、いきなりマンションが建って、健康とか環境を守れない。それから、5番目の断層の問題ですね。これはもう言うまでもない、この上に家を建てたら命を守れない。4番目の(2)の電柱の地中化、これは防災ということですね。命を守りづらい。それから、10番目の借金ですね。これは、次の世代にツケを回していけば、次の世代に対しても守れない。
そういうような命を守る、次の世代を守るというような項目を九つぐらいさせていただいたんですが、六つはゼロ回答だったんですね。それに関して、
市長はそういうふうに非常に、守っていく、命を守る、命が一番大切なんだとおっしゃってみえるんですけれども、今申し上げたように、たくさんゼロ回答だったんですけど、今、一つ一つ答えていただいてもトータルで答えていただいても結構なんですけれども、今後もよく考えていただきたいと思いますけれども、御答弁をひとつお願いします。
29:
議長(
飯田一美)
当局の答弁を求めます。
市長。
30:
市長(
伊藤徳宇)(登壇)
伊藤惠一議員の再質問にお答えをさせていただきます。
幾つか質問をいただいたところでもございますが、やはり市民の皆様の生命と財産を守っていくことが私の責務であると考えておりますので、これからも精いっぱいその責務を全うしていきたいというふうに考えております。
また、先ほど
伊藤惠一議員から、借金の削減についてということで御質問もいただきましたが、今後、行革についての計画を策定していく中で、数値目標をきちんと設定して起債残高の削減に取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
(13番議員挙手)
31:
議長(
飯田一美)
伊藤惠一議員。
32: 13番(
伊藤惠一)(登壇)
ありがとうございました。
ぜひ、
市長が選ばれたのは、市民の皆さん、選挙の後で皆さんおっしゃられるんですね。本当に我々の代表として頑張っていただきたいというふうな声です。ただ、やっぱり見識とか、そういうところをしっかり持っていただかないと桑名市民が全部笑われちゃうよということでございますので、頑張って勉強していただきまして、桑名市がいいふうになっていくように、我々も、それから市民の皆さんも行政も皆一丸となってやってまいりますので、今後とも頑張っていただきたいと思っております。言うことは言います。失礼します。
33:
議長(
飯田一美)
これをもって、一般質問は終結いたしました。
なお、各常任委員会の開催につきましては、17日午前10時から総務政策委員会が第一委員会室、福祉安全委員会が第二委員会室で、また、18日午前10時から教育経済委員会が第一委員会室、建設水道委員会が第二委員会室でそれぞれ開催されます。
───────────────────────────────────────
○議案第107号ないし議案第109号
34:
議長(
飯田一美)
次に、日程第3ないし日程第5、議案第107号 監査委員の選任につき同意を求めるについてないし議案第109号 教育委員会委員の任命につき同意を求めるについての3件を一括して議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
市長。
35:
市長(
伊藤徳宇)(登壇)
ただいま上程になりました人事案件について、順次御説明を申し上げます。
まず、議案第107号 監査委員の選任につき同意を求めるについてを御説明申し上げます。
本市監査委員として御精励いただいております池田勝敏氏には、来る1月19日をもって4年の任期が満了いたします。同氏には、平成13年から本委員として御尽力いただいているところであり、財政、経理、各般に精通され、本市監査委員として最適任者であると存じますので、引き続き選任いたしたいと存じます。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
次に、議案第108号 公平委員会委員の選任につき同意を求めるについて御説明申し上げます。
本市公平委員会委員、北條政郎氏には、来る1月19日をもって4年の任期が満了いたします。同氏には、平成11年から公平委員会委員として御尽力いただいているところであり、弁護士として人格識見高く、最適任者であると存じますので、引き続き選任いたしたいと存じます。よろしく御同意賜りますようお願いいたします。
次に、議案第109号 教育委員会委員の任命につき同意を求めるについて御説明申し上げます。
本市教育委員会委員として御精励いただいております西村敬子氏には、来る1月19日に任期が満了いたします。西村敬子氏は平成21年から御尽力いただいておりますが、任期満了を機に退任いたしたい旨の申し出がありますので、御意思を尊重いたしたいと存じます。また、大橋則久氏は、去る12月31日付で辞職されております。このため、新たな教育委員会委員として米田真理氏を任命いたしたいと存じます。米田真理氏は、現在、朝日大学准教授として御活躍中であり、資性温厚にして人格識見高く、教育行政はもちろん、文学、能楽関係にも御造詣が深く、最適任者であると存じますので、御提案申し上げました。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
もう一名の教育委員会委員につきましては、辞任が突然でしたので、ただいま人選中でございます。なお、この機会に、御退任になられます西村敬子氏の永年にわたる御功績に対しまして、深甚なる敬意と感謝の意をあらわす次第であります。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
36:
議長(
飯田一美)
以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。
これより上程議案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第107号ないし議案第109号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第107号ないし議案第109号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議案第107号 監査委員の選任につき同意を求めるについてを起立により採決いたします。
議案第107号は、これに同意することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。よって、議案第107号はこれに同意することに決しました。
次に、議案第108号 公平委員会委員の選任につき同意を求めるについてを起立により採決いたします。
議案第108号は、これに同意することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立全員であります。よって、議案第108号はこれに同意することに決しました。
次に、議案第109号 教育委員会委員の任命につき同意を求めるについてを起立により採決いたします。
議案第109号は、これに同意することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。よって、議案第109号はこれに同意することに決しました。
───────────────────────────────────────
○議案第110号
37:
議長(
飯田一美)
次に、日程第6、議案第110号 固定資産評価員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
市長。
38:
市長(
伊藤徳宇)(登壇)
上程になりました議案第110号 固定資産評価員の選任につき同意を求めるについてを御説明いたします。
固定資産評価員の選任については、地方税法の規定に基づきまして同意を求めるものでございます。平成21年6月から御就任をしていただいておりました山下卓司氏が昨年12月31日付をもって辞任されましたことから、後任に副
市長の三浦 明氏を選任いたしたいと存じます。固定資産評価員につきましては、本市では、かつては庁外の有識者から選任してきたところですが、
市長が行う価格の決定を補助するという職務の内容や、その固定資産評価員の職務を補助する職員への指揮伝達等を円滑かつ速やかなものとするため、前任者から副
市長を選任しておりますので、引き続き副
市長の三浦 明氏を選任するものであります。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
39:
議長(
飯田一美)
以上をもって、提案理由の説明は終了いたしました。
これより上程議案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第110号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第110号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議案第110号 固定資産評価員の選任につき同意を求めるについてを起立により採決いたします。
議案第110号は、これに同意することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。よって、議案第110号はこれに同意することに決しました。
───────────────────────────────────────
○選挙第7号
40:
議長(
飯田一美)
次に、日程第7、選挙第7号 桑名市選挙
管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。
お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治
法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)