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平成22年第1回定例会(第5号) 本文 開催日:2010-03-12
平成22年第1回定例会(第5号) 名簿 開催日:2010-03-12

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  1. 桑名市議会 2010-03-12
    平成22年第1回定例会(第5号) 本文 開催日:2010-03-12


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2010-03-12: 平成22年第1回定例会(第5号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 303 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  議長(竹石正徳) 選択 2 :  議長(竹石正徳) 選択 3 :  議長(竹石正徳) 選択 4 :  20番(蛭川正文) 選択 5 :  議長(竹石正徳) 選択 6 :  議長(竹石正徳) 選択 7 :  25番(成田正人) 選択 8 :  議長(竹石正徳) 選択 9 :  市民安全部長(川瀬晴明) 選択 10 :  議長(竹石正徳) 選択 11 :  市長公室長(石川雅己) 選択 12 :  議長(竹石正徳) 選択 13 :  教育委員会委員長(大橋昌宏) 選択 14 :  議長(竹石正徳) 選択 15 :  教育長(大橋則久) 選択 16 :  議長(竹石正徳) 選択 17 :  教育部長(岡本 隆) 選択 18 :  議長(竹石正徳) 選択 19 :  経済環境部長(森下充英) 選択 20 :  議長(竹石正徳) 選択 21 :  都市整備部長(水谷義人) 選択 22 :  議長(竹石正徳) 選択 23 :  25番(成田正人) 選択 24 :  議長(竹石正徳) 選択 25 :  経済環境部長(森下充英) 選択 26 :  議長(竹石正徳) 選択 27 :  25番(成田正人) 選択 28 :  議長(竹石正徳) 選択 29 :  都市整備部長(水谷義人) 選択 30 :  議長(竹石正徳) 選択 31 :  25番(成田正人) 選択 32 :  議長(竹石正徳) 選択 33 :  経済環境部長(森下充英) 選択 34 :  議長(竹石正徳) 選択 35 :  25番(成田正人) 選択 36 :  議長(竹石正徳) 選択 37 :  経済環境部長(森下充英) 選択 38 :  議長(竹石正徳) 選択 39 :  25番(成田正人) 選択 40 :  議長(竹石正徳) 選択 41 :  教育委員会委員長(大橋昌宏) 選択 42 :  議長(竹石正徳) 選択 43 :  25番(成田正人) 選択 44 :  議長(竹石正徳) 選択 45 :  教育長(大橋則久) 選択 46 :  議長(竹石正徳) 選択 47 :  25番(成田正人) 選択 48 :  議長(竹石正徳) 選択 49 :  教育長(大橋則久) 選択 50 :  議長(竹石正徳) 選択 51 :  25番(成田正人) 選択 52 :  議長(竹石正徳) 選択 53 :  教育長(大橋則久) 選択 54 :  議長(竹石正徳) 選択 55 :  25番(成田正人) 選択 56 :  議長(竹石正徳) 選択 57 :  教育長(大橋則久) 選択 58 :  議長(竹石正徳) 選択 59 :  25番(成田正人) 選択 60 :  議長(竹石正徳) 選択 61 :  2番(倉本崇弘) 選択 62 :  議長(竹石正徳) 選択 63 :  副市長(山下卓司) 選択 64 :  議長(竹石正徳) 選択 65 :  総務部長(城田直毅) 選択 66 :  議長(竹石正徳) 選択 67 :  教育長(大橋則久) 選択 68 :  議長(竹石正徳) 選択 69 :  市長公室長(石川雅己) 選択 70 :  議長(竹石正徳) 選択 71 :  2番(倉本崇弘) 選択 72 :  議長(竹石正徳) 選択 73 :  水道事業管理者(斎藤隆司) 選択 74 :  議長(竹石正徳) 選択 75 :  2番(倉本崇弘) 選択 76 :  議長(竹石正徳) 選択 77 :  水道事業管理者(斎藤隆司) 選択 78 :  議長(竹石正徳) 選択 79 :  2番(倉本崇弘) 選択 80 :  議長(竹石正徳) 選択 81 :  水道事業管理者(斎藤隆司) 選択 82 :  議長(竹石正徳) 選択 83 :  2番(倉本崇弘) 選択 84 :  議長(竹石正徳) 選択 85 :  水道事業管理者(斎藤隆司) 選択 86 :  議長(竹石正徳) 選択 87 :  2番(倉本崇弘) 選択 88 :  議長(竹石正徳) 選択 89 :  水道事業管理者(斎藤隆司) 選択 90 :  議長(竹石正徳) 選択 91 :  2番(倉本崇弘) 選択 92 :  議長(竹石正徳) 選択 93 :  水道事業管理者(斎藤隆司) 選択 94 :  議長(竹石正徳) 選択 95 :  2番(倉本崇弘) 選択 96 :  議長(竹石正徳) 選択 97 :  副市長(山下卓司) 選択 98 :  議長(竹石正徳) 選択 99 :  2番(倉本崇弘) 選択 100 :  議長(竹石正徳) 選択 101 :  市長(水谷 元) 選択 102 :  議長(竹石正徳) 選択 103 :  2番(倉本崇弘) 選択 104 :  議長(竹石正徳) 選択 105 :  市長(水谷 元) 選択 106 :  議長(竹石正徳) 選択 107 :  2番(倉本崇弘) 選択 108 :  議長(竹石正徳) 選択 109 :  市長(水谷 元) 選択 110 :  議長(竹石正徳) 選択 111 :  2番(倉本崇弘) 選択 112 :  議長(竹石正徳) 選択 113 :  市長(水谷 元) 選択 114 :  議長(竹石正徳) 選択 115 :  2番(倉本崇弘) 選択 116 :  議長(竹石正徳) 選択 117 :  市長(水谷 元) 選択 118 :  議長(竹石正徳) 選択 119 :  2番(倉本崇弘) 選択 120 :  議長(竹石正徳) 選択 121 :  総務部長(城田直毅) 選択 122 :  議長(竹石正徳) 選択 123 :  2番(倉本崇弘) 選択 124 :  議長(竹石正徳) 選択 125 :  総務部長(城田直毅) 選択 126 :  議長(竹石正徳) 選択 127 :  2番(倉本崇弘) 選択 128 :  議長(竹石正徳) 選択 129 :  総務部長(城田直毅) 選択 130 :  議長(竹石正徳) 選択 131 :  2番(倉本崇弘) 選択 132 :  議長(竹石正徳) 選択 133 :  市長公室長(石川雅己) 選択 134 :  議長(竹石正徳) 選択 135 :  2番(倉本崇弘) 選択 136 :  議長(竹石正徳) 選択 137 :  市長公室長(石川雅己) 選択 138 :  議長(竹石正徳) 選択 139 :  2番(倉本崇弘) 選択 140 :  議長(竹石正徳) 選択 141 :  市長公室長(石川雅己) 選択 142 :  議長(竹石正徳) 選択 143 :  議長(竹石正徳) 選択 144 :  16番(石田正子) 選択 145 :  議長(竹石正徳) 選択 146 :  市長公室長(石川雅己) 選択 147 :  議長(竹石正徳) 選択 148 :  保健福祉部長(内田省己) 選択 149 :  議長(竹石正徳) 選択 150 :  16番(石田正子) 選択 151 :  議長(竹石正徳) 選択 152 :  教育部長(岡本 隆) 選択 153 :  議長(竹石正徳) 選択 154 :  16番(石田正子) 選択 155 :  議長(竹石正徳) 選択 156 :  教育部長(岡本 隆) 選択 157 :  議長(竹石正徳) 選択 158 :  16番(石田正子) 選択 159 :  議長(竹石正徳) 選択 160 :  市長公室長(石川雅己) 選択 161 :  議長(竹石正徳) 選択 162 :  16番(石田正子) 選択 163 :  議長(竹石正徳) 選択 164 :  保健福祉部長(内田省己) 選択 165 :  議長(竹石正徳) 選択 166 :  16番(石田正子) 選択 167 :  議長(竹石正徳) 選択 168 :  議長(竹石正徳) 選択 169 :  28番(川口拓夫) 選択 170 :  議長(竹石正徳) 選択 171 :  副市長(山下卓司) 選択 172 :  議長(竹石正徳) 選択 173 :  保健福祉部理事(松田正美) 選択 174 :  議長(竹石正徳) 選択 175 :  市民安全部長(川瀬晴明) 選択 176 :  議長(竹石正徳) 選択 177 :  保健福祉部長(内田省己) 選択 178 :  議長(竹石正徳) 選択 179 :  総務部長(城田直毅) 選択 180 :  議長(竹石正徳) 選択 181 :  28番(川口拓夫) 選択 182 :  議長(竹石正徳) 選択 183 :  保健福祉部理事(松田正美) 選択 184 :  議長(竹石正徳) 選択 185 :  28番(川口拓夫) 選択 186 :  議長(竹石正徳) 選択 187 :  副市長(山本麻里) 選択 188 :  議長(竹石正徳) 選択 189 :  28番(川口拓夫) 選択 190 :  議長(竹石正徳) 選択 191 :  保健福祉部理事(松田正美) 選択 192 :  議長(竹石正徳) 選択 193 :  28番(川口拓夫) 選択 194 :  議長(竹石正徳) 選択 195 :  市長(水谷 元) 選択 196 :  議長(竹石正徳) 選択 197 :  28番(川口拓夫) 選択 198 :  議長(竹石正徳) 選択 199 :  市長(水谷 元) 選択 200 :  議長(竹石正徳) 選択 201 :  28番(川口拓夫) 選択 202 :  議長(竹石正徳) 選択 203 :  副市長(山本麻里) 選択 204 :  議長(竹石正徳) 選択 205 :  28番(川口拓夫) 選択 206 :  議長(竹石正徳) 選択 207 :  副市長(山本麻里) 選択 208 :  議長(竹石正徳) 選択 209 :  28番(川口拓夫) 選択 210 :  議長(竹石正徳) 選択 211 :  1番(倉田明子) 選択 212 :  議長(竹石正徳) 選択 213 :  議長(竹石正徳) 選択 214 :  保健福祉部長(内田省己) 選択 215 :  議長(竹石正徳) 選択 216 :  保健福祉部理事(松田正美) 選択 217 :  議長(竹石正徳) 選択 218 :  教育長(大橋則久) 選択 219 :  議長(竹石正徳) 選択 220 :  教育部長(岡本 隆) 選択 221 :  議長(竹石正徳) 選択 222 :  1番(倉田明子) 選択 223 :  議長(竹石正徳) 選択 224 :  保健福祉部長(内田省己) 選択 225 :  議長(竹石正徳) 選択 226 :  1番(倉田明子) 選択 227 :  議長(竹石正徳) 選択 228 :  保健福祉部長(内田省己) 選択 229 :  議長(竹石正徳) 選択 230 :  1番(倉田明子) 選択 231 :  議長(竹石正徳) 選択 232 :  保健福祉部長(内田省己) 選択 233 :  議長(竹石正徳) 選択 234 :  1番(倉田明子) 選択 235 :  議長(竹石正徳) 選択 236 :  保健福祉部長(内田省己) 選択 237 :  議長(竹石正徳) 選択 238 :  1番(倉田明子) 選択 239 :  議長(竹石正徳) 選択 240 :  保健福祉部長(内田省己) 選択 241 :  議長(竹石正徳) 選択 242 :  1番(倉田明子) 選択 243 :  議長(竹石正徳) 選択 244 :  教育部長(岡本 隆) 選択 245 :  議長(竹石正徳) 選択 246 :  1番(倉田明子) 選択 247 :  議長(竹石正徳) 選択 248 :  教育長(大橋則久) 選択 249 :  議長(竹石正徳) 選択 250 :  1番(倉田明子) 選択 251 :  議長(竹石正徳) 選択 252 :  教育長(大橋則久) 選択 253 :  議長(竹石正徳) 選択 254 :  1番(倉田明子) 選択 255 :  議長(竹石正徳) 選択 256 :  30番(清水教代) 選択 257 :  議長(竹石正徳) 選択 258 :  建設部長(西脇孝司) 選択 259 :  議長(竹石正徳) 選択 260 :  市民安全部長(川瀬晴明) 選択 261 :  議長(竹石正徳) 選択 262 :  都市整備部長(水谷義人) 選択 263 :  議長(竹石正徳) 選択 264 :  教育部長(岡本 隆) 選択 265 :  議長(竹石正徳) 選択 266 :  30番(清水教代) 選択 267 :  議長(竹石正徳) 選択 268 :  建設部長(西脇孝司) 選択 269 :  議長(竹石正徳) 選択 270 :  30番(清水教代) 選択 271 :  議長(竹石正徳) 選択 272 :  建設部長(西脇孝司) 選択 273 :  議長(竹石正徳) 選択 274 :  30番(清水教代) 選択 275 :  議長(竹石正徳) 選択 276 :  建設部長(西脇孝司) 選択 277 :  議長(竹石正徳) 選択 278 :  30番(清水教代) 選択 279 :  議長(竹石正徳) 選択 280 :  市民安全部長(川瀬晴明) 選択 281 :  議長(竹石正徳) 選択 282 :  30番(清水教代) 選択 283 :  議長(竹石正徳) 選択 284 :  市民安全部長(川瀬晴明) 選択 285 :  議長(竹石正徳) 選択 286 :  30番(清水教代) 選択 287 :  議長(竹石正徳) 選択 288 :  副市長(山下卓司) 選択 289 :  議長(竹石正徳) 選択 290 :  30番(清水教代) 選択 291 :  議長(竹石正徳) 選択 292 :  副市長(山下卓司) 選択 293 :  議長(竹石正徳) 選択 294 :  30番(清水教代) 選択 295 :  議長(竹石正徳) 選択 296 :  都市整備部長(水谷義人) 選択 297 :  議長(竹石正徳) 選択 298 :  30番(清水教代) 選択 299 :  議長(竹石正徳) 選択 300 :  教育部長(岡本 隆) 選択 301 :  議長(竹石正徳) 選択 302 :  30番(清水教代) 選択 303 :  議長(竹石正徳) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午前10時00分 開議  ○開議の宣告 議長(竹石正徳)  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程及び議事説明員は、お手元に配付のとおりでございますので、御了承願います。  これより日程に従い取り進めます。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 2: 議長(竹石正徳)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、小川満美議員及び伊藤真人議員を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま蛭川正文議員ほか31名から議員提出議案第1号 市職員の度重なる不祥事に関する決議が提出されました。  この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、この際、議員提出議案第1号を日程に追加し、議題とすることに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○議員提出議案第1号 提案説明・質疑・討論・議決 3: 議長(竹石正徳)  日程追加いたしました議員提出議案第1号 市職員の度重なる不祥事に関する決議を議題といたします。  これより本案について提案理由の説明を求めます。
     20番 蛭川正文議員。 4: 20番(蛭川正文)(登壇)  おはようございます。  全議員の賛同署名をいただいていることを申し添え、朗読をもって説明にかえさせていただきます。  市職員の度重なる不祥事に関する決議。  去る3月9日、経済環境部環境政策課長が詐欺容疑で逮捕されたとの一報が入り、市議会を初め市民に再び大きな衝撃を与えた。昨年11月には水道部職員が収賄容疑で逮捕され、本年1月29日、津地裁において加重収賄罪の有罪判決があった。この間、当局においては、内部職員による不祥事防止対策検討会を立ち上げ、原因の究明、今後の対策を検討するなど、再発防止に向けた取り組みの真っただ中の出来事であり、市民の信頼は失墜の一途をたどり、極めて遺憾である。  しかしながら、このようなたび重なる不祥事が起こった以上、市民の信頼回復は並大抵の努力でできるものではない。もはや一職員の倫理観の問題にとどまるものではなく、市全体の問題であり、その組織体制、職場風土のどこかに問題があると疑念を抱かざるを得ない状況にある。よって、行政の猛省と再発防止に関し、下記の事項に取り組まれるよう市議会として強く求めるものである。  記。  1、市長は綱紀粛正、公務員倫理の一層の徹底を図ることはもちろんのこと、事件が発生した原因を徹底究明し、市民の信頼回復に向け、みずから先頭に立って不祥事の一掃に総力を挙げ取り組むこと。  2、不祥事防止対策検討会には市外部の人材を登用すること。  3、組織体制の見直しや職場風土の改善に向け、内部通報制度などの再発防止策を早急に整備すること。  4、不祥事を防止する観点から入札制度等を再点検するための体制整備を講ずること。  5、監督的立場にある職員は一定の管理責任を果たすこと。  以上、決議する。平成22年3月12日、桑名市議会。  以上、どうぞよろしくお願いします。 5: 議長(竹石正徳)  以上をもって提案理由の説明は終了いたしました。  これより上程議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第1号は、議会運営委員会において御了承を得ておりますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)  討論なしと認め、討論を終結いたします。  お諮りいたします。議員提出議案第1号 市職員の度重なる不祥事に関する決議は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決することに決しました。    ───────────────────────────────────────  ○一般質問 6: 議長(竹石正徳)  これより日程第2、一般質問を昨日に引き続き行います。  それでは、通告がありますので、発言を許します。  25番 成田正人議員。 7: 25番(成田正人)(登壇)  おはようございます。新緑風クラブの成田正人でございます。  15年前に同じこの3月議会で初当選されて出られました水谷 元市長に対して、私は大学の後輩が市長になられたことを素直に喜び、歓迎のまくら言葉を述べたことを思い出しております。そのとき、しかし、何でも、何をやっても賛成する、いわゆるどっこいしょ与党でなく、また、何でも反対する野党ではなく、是々非々、よきことをすれば褒め、失敗すればそれをいさめるという態度で臨むといったことを今思い出しております。先ほども決議されたような事件が起こったことを踏まえ、私は本来、このまくら言葉では、電動自動車優遇税制条例を出された市長に対して賛同のまくら言葉を用意しておりましたけれども、あえて今回厳しい辛口のまくら言葉で始めさせていただきます。  勇将の下に弱卒なしという言葉があります。19世紀の東アジア諸国の中で唯一侍、武士という高貴なノーブレス・オブリージュを持った日本だけが欧米列強の巧みな侵略を拒否し、独立を保持し、近代化をなし遂げたのは、来日した欧米人が日本の庶民の正直さ、勤勉さ、そこから計り知れたと報告しています。逆に支那と朝鮮は、上層部がほとんど享楽的な自己中心と私腹を肥やすことに執心し、下々に至るまで賄賂とそでの下の慣習にどっぷりつかっていたとも言われています。あの明治の青年国家、国民国家日本だからこそ、ロシアの侵略、南下を食いとめ、現在のアジアの開放につながる道を保持できた物語が坂の上の雲なのであります。  桑名市の中で短期的に何度も不祥事が起こることは、上部の指揮が弛緩していることの証拠、氷山の一角ではないでしょうか。ことし全身全霊で綱紀の粛正に当たらなければならない時期にのんびりお芝居に出ている暇はなかったはずで、一度もけいこに出られないであれだけの観客を笑わせる喜劇役者としての才能、素質はお認めいたしますが、今回初めて桑名演劇塾「千姫絵巻」を見た私の知人が、市長からの出演の要望を拒めば公演の補助が減ると主催者は考えているのかなという問いかけが今回の詐欺事件の被害者の心理とよく似ています。これはスポーツや芸術の公的サポートという面からも質問の骨子にさせていただくとして、まず、市長以下、特に直属の部下の不祥事に直上の市幹部の猛反省を求めます。また、同時に、我々議員、議会のチェックの不備としても、我々みずからも戒めなければならないと思います。  さて、質問1、バンクーバー冬季オリンピックでありますが、女子フィギュアで浅田真央、キム・ヨナの対決ばかりが大きく取り上げられた感がいたしますが、実は戦う前から日本の女子はよくて2位、4位、6位だとわかっていました。世界のフィギュアの競技の流れはアスリートからアーチストへ、旧ソ連・ロシア型から西ヨーロッパ・アメリカ型にシフトを変えていたからです。男女ともジャンプの難度よりも全体の滑り、踊りの精度と芸術的表現が重視される中で、浅田選手はジャンプに失敗しながらよく銀メダルがとれたとも言えます。  私は、このフィギュア競技の流れの中で、特に男女ペアの競技結果と体格に注目してみました。金、銀メダルを独占した中国ペアはいずれも大き過ぎない男性と小さ過ぎない女性、自然な男女ペアが共同して動く美の世界を表現していくもので、お互いの信頼と尊敬の上に成り立つ愛の世界がそこにはありました。優劣つけがたい二つの中国ペアを分けたものは、競技終了後のエキシビションで演技を終えた金メダルペアが最後に抱擁し合って接吻した、長年信じ合ってきた夫婦としてのキャリアの差によるものだと私は解しました。六尺豊かな大男がまるでシャチが獲物のアザラシを空中に放り投げて遊ぶように、150センチ、40キロの少女を投げて振り回す旧ソ連型のパターンに、国籍を変えてまで身をゆだねて挑み、そして、等外へ破れ去った日本人女性選手が哀れでありました。  男女フィギュアシングルにフルメンバーで出場、そして、男女とも全員入賞という空前の結果を出した日本チームが、ペアでは出場すらおぼつかないさまに日本の男女共同参画はずれていると感じている人は多いと思います。フィギュアペア競技における男はあくまで強くたくましく、女性を支えてその美しい姿をさらに高める、いわゆる男らしさ、女らしさを強く前面に出すこのエッセンスを、前桑名男女平等条例と新条例との差で解析していただけると思い質問いたしました。  次に、同じオリンピックでスノーボードという軽わざ・曲芸的な競技に選抜された國母選手が、制服のネクタイを緩め、下のシャツを上着の下から出すという、いわゆる囚人のスタイルであらわれ、全国民のひんしゅくを買ったことが報道されました。オフィシャルとプライベート、礼節を重んじることは特に税金をいただいている者にとってはイロハ中のイであるという大人の常識について、ノーネクタイ、あるいはネクタイを緩めて公式、儀式の場に、しかも、テレビ画面の前に出るということをどう評価するのか。この質問は一番適当な方がお答えくださると結構でございます。服装の乱れは心の乱れだと我々団塊の世代がしつけられたときの中学校の生活指導の標語でありました。  さて、平成14年、全中学校吹奏楽大会に前年初出場、初優勝、金賞をなし遂げて、翌年も連続地区代表となった正和中学校吹奏楽部に当時の教育産業常任委員会として視察を行いました。そこで、劣悪な狭い教室空間環境でレッスンを続ける生徒たちの苦悩に憤慨した私は、市民ホールなど市中の公共ホールでのレッスン開放を教育長に提言いたしましたが、適切な改善がなされぬまま全国大会を迎えてしまいました。  常任副委員長であった私は彼らとともに上京して、立正佼成会の吹奏楽の殿堂、ブラスバンドの甲子園球場と言われる普門館の客席から大会すべてを拝聴いたしました。結果は連続金賞ならず、生徒たちはキャプテンを除く全員が悔し涙を流していました。私も客席で悔し泣きをしておりましたが、それは彼女たちの敗因があの普門館の大会場に音量のバランスを保てなかったことによる事実を思い知らされたからであります。正規の広い演奏空間で調整仕上げをすることをさせてあげられなかったみずからの無力さが情けなかったからであります。  同様のパターンが、ことしのバンクーバーオリンピックで韓国はキム・ヨナのフィギュア女子シングル優勝を初め男女500メートルスピードスケートの勝利、男子5,000メートル銀メダル、1万メートル金メダル等々、世界を席巻する大躍進の結果であり、日本は韓国に全敗、完敗したのであります。しかし、それぞれの選手にもコーチにもその責任はありません。ただあるのは、サポートする側、国、競技団体の非情な役人根性のなせるわざでありました。一昨日も渡邉議員が発表されましたけれども、ドイツ270億円、韓国106億円に対して日本の税金投入はドイツの10分の1、27億円だったと言われています。  韓国の選手たちが公立の正規のオーバルリンクで、無料で、かつ日当つきでトレーニングできたのに比べ、日本のオリンピック代表は、一般市民と同じように入場料を払って練習しなければならず、大企業の支援がなければ、例えば、それこそ鳩山家以外では金持ちのスポーツと言われるウインタースポーツで世界に伍して戦うことは不可能なのであります。  日本人はだれ一人勝つことができなかった今オリンピックで、唯一その可能性に手をかけたのが女子パシュート、団体追い抜き競技でありました。しかし、そのチームの3分の2の選手を支えていたのは富山のダイチという年商9億円、社員37人の零細企業でありました。社長さん、会長さんの給料、報酬を半減してまでも彼女たちを支え続けたのであります。これはマスコミに紹介されたことで一躍全国に知られたことは皆様の記憶にも新しいと思います。  今月のタウン誌『ぽろん』に紹介された正和中ブラスバンドの定期演奏会でも、資金集めに奔走する親御さんたちの苦労話が載っています。桑名市が設立し、市の責任で運営している義務教育機関でのPTAではないPTC、ペアレント、ティーチャー、そしてチルドレンに漫然と、平日であるにもかかわらず使用料を課す桑名市の教育行政の精神的鈍感さは、日本のオリンピック選手に倍する役員が随行して行った厚顔無恥と重なって見えるのは私だけでしょうか。義務教育機関の公的施設の使用に優遇をという最初の提言から8年の間に何の是正がなされたのでしょうか。あるいは、なぜなされなかったか。さらには、その必要性を感じていないのか。その姿勢はこのオリンピック惨敗の例を含めて正しいのかどうかを問います。  大項目の2番目として、地球温暖化とまちづくりに対して質問します。  本当に地球は温暖化しているのでしょうか。1万年単位の地学上の世界では、現在は氷河期の間氷期であり、長期的には寒冷期に向かっているというのが定説であります。都市のヒートアイランド現象等、部分的な気温は上昇したかもしれませんが、それは人間の世界のレベルであって地球レベルではありません。IPCCのデータが誤りだったことは、つい最近、全世界のマスコミに発表されましたが、この点に関して、職責をかけて、いや、温暖化していると答えることができますか。  仮に2度から3度の温度が短期的に上がってもそれがどうしたというのでしょうか。空気の3,500倍の熱容量を持つ水という海に囲まれた日本は、これを歓迎こそすれ困ることはないのではないでしょうか。なぜ冷害という言葉があるのに温害という言葉がないのでしょうか。さらには、そのあり得ない温暖化にこの20年間のCO2の増加がどれだけ関与しているのですか。気温の上昇何度、水面上昇何センチで具体的にお答えください。しかし、わからなければ正直にわからないとお答えくださって結構です。つまり、間違いなく枯渇する化石燃料中、石油の消費を先に延ばそうというのがこの大げさなキャンペーンの目的なのではないでしょうか。低炭素とは石油の節約ということでしょう。それなら話はわかりやすい。  そこで、桑名市と市民のために提言します。桑名市を二つのブロックに遮断している鉄道踏切の遮断時間のうち、三つありますけれども、JRの遮断時間が不必要に長過ぎるという通報が特に最近多くなりました。これは北勢線というナローゲージの鉄道によって桑名市が762ミリ、1,067ミリ、1,435ミリという3通りの日本で唯一踏切が見れるという産業観光部門のオンリーワンメリットによるかもしれませんけれども、列車が行き過ぎても下がったままの踏切の前後には、決してアイドリングストップをしない普通の自動車が全く進行に役立たないCO2、NOx、CO、HCを大量に吐き続けています。レジ袋や28度Cのエアコン温度調整の努力が消し飛ぶ事態が改善されていません。レジ袋有料化の前に、クールビズの前に、桑名市として鉄道会社に踏切遮断時間の短縮を申し入れることのほうがプライオリティーが高いと思いますが、どうでしょう。その提言をしていただきたいので質問いたしました。  そして、その踏切で分けられた東西を歩いて渡るしかできない交通弱者、特に高齢者、障害者のことを考えると、この駅という交通結節点の周辺にはベンチなどの設備が余りにも少ないことが判明いたしました。和製英語でバリアフリーとは欧米人にはアクセシビィリティーと言われます。つまり、アクセスしやすさ、どこどこへ行くことがしやすいと訳するのが適正です。ユニバーサルデザインのユニバーサルとはだれでもということ、つまり、弱者というのが主語であります。  また、逆の意味で人類の第2の足となった自動車の結節点、駐車場について、六華苑前の堤防のパーキングと観光案内所は果たして桑名の交流文化都市の結節点として役に立っているのでしょうか。極めて評判が悪い職員の態度やオープン、クローズの時間等々、総括的な評価が聞きたいのであります。  次に、真の愛国心は愛郷心から生まれる。正しい歴史から生まれるというものであります。少し前に北勢線のニュースで、路線の構造物の中で六把野井水拱橋と明智川拱橋がそれぞれねじり橋とめがね橋として社団法人土木学会から選奨土木遺産として認定されたとマスコミに報じられました。前者が正式名で後者が通称でありますが、日本じゅうどこにでもあるめがね橋は別として、六把野井水にかかるねじれたコンクリートブロック積みの橋は、桑名市にNPO登録をしている市民団体が桑名市まちづくり活動補助金を受けて、国立科学博物館の清水慶一産業技術主幹の調査を得て改名されました。そして、このように「軽便鉄道博物館へようこそ」と題された冊子になって、行政や各地の鉄道保存市民団体に配付されておりました。  長い間、住民からは木々にさえぎられていて眠り続けてきたこの橋を唯一整備点検してきた近畿日本鉄道の現場や、社内ではその自然にねじれたような工事完成度の高さに敬意を込めてねじれ橋、ねじりではありません、ねじれ橋と呼ばれていたという史実があります。しかし、東京の土木学会では、直前の読売新聞地方版記事をもとに、現在の所有者である三岐鉄道にその名称の確認をしたところ、事情を知らない三岐鉄道はよくわからないのでそれでよいと、いとも簡単にねじり橋ということになったそうです。  さらに、深く調べたところ、この記事は桑名市の文化財保護審議会委員の一人が勝手に命名して書いたものであるということが本人の著作の中から判明しました。およそ郷土史家、歴史家を自認するならば、その責務は、歴史上の事実を調査して、手を加えることなく史実を忠実に後世に伝えること以上でも以下でもないのではないでしょうか。この点、この郷土史家の資質とこの人物に審議会委員を任じた桑名市への疑義を呈してその姿勢を叱責するものであります。  昨年末からことしにかけて博物館で駒井重格の軌跡と題する展示会があり、戊辰戦役で駒井が負傷した寒河江の陽春院の住職から陽春院保管の遺物も出品するので見てほしいと連絡を受け参観してきました。この駒井の名の読みに関しても、桑名市の広報では「じゅうかく」と中国語音読みして仮名が振ってあり、この人の歴史家としての素養の欠如を指摘しておきます。  問題はこの誤りが正されていないということであります。この桑名市広報をまとめた郷土史を訪ねてという本では、立見尚文の弘前第八師団が二百三高地の攻略に尽力したととんでもない記述が書かれたまま今も書店の店頭に並んでいます。いまだ改訂、修正されず、回収もされていません。これはこの著者の個人の問題であると理屈をつけて逃げられるかもしれませんが、2年前に桑名市民大学講座で戊辰戦跡を視察した際、禁門の変の舞台でもある京都御所の蛤御門に立てられた立て札に桑名藩のことが何も記されていないのを発見しました。  引率の女性元職員に、この方が少なくとも市役所における歴史のオーソリティーを自他ともに認めておられる方でありますが、この欠落を知っていたのかどうかを問うと、何度もこの場所に来ているので知っていたと答えましたが、なぜ是正を申し入れないのかという次の問いに、それはできませんとその意思の欠如を述べました。そこで、私は速やかに宮内庁に始まり、環境省の京都公園管理課にたどり着いて改正を求めました。後日の返答では、調査の結果、私の指摘と申し入れが正当であるとして改正するとの連絡を受けました。ことし1月にそれを確認しに当地を訪れると、真新しい横書きの立て札が日・米・韓・中の4カ国語で誇らしく桑名、KUWANAの文字とともに示されていました。  ところで、本年行われた第3回桑名ふるさと検定(上級)では、問15にそのことが問題に出されています。こう書いてあります。長州藩が軍隊を率いて京都に乱入し、会津、薩摩らの京都駐在の諸藩と戦った禁門の変に桑名藩も活躍していますといけしゃあしゃあと書いてありました。こういう行為を動物界ではハイエナ、ハゲタカの食性と呼び、一般社会ではパラサイトという言葉にかえられる最も卑しい行為だと言われます。この点への返答を求めます。  条例には、それがないと予算の執行ができない条例と、いわゆる理念を確立する理念条例があります。今、述べる条例はいわゆる理念条例であります。市の玄関には、高らかに桑名市における部落差別撤廃及びあらゆる差別撤廃に関する条例が掲げられています。この条例が平成16年12月に制定されたとして書いてあることにまず強い違和感を覚えます。私は平成7年から議員をしておりますが、この条例に関与した記憶はありません。この条例がどうやって成立したか、時間、延べ人数等のコストをお聞きします。  そして、あらゆる差別を撤廃する条例があるにもかかわらず、なぜ途中で消えてなくなった全く無駄であった桑名市の男女平等条例をつくろうとしたのか。この前男女平等条例にかかったコストはどれほどか。それを改めて男女共同参画推進条例を成立するのに5年17回の審議がなされたと聞いておりますが、そこにかかったコストを、職員の人件費案分を含めて聞かせていただきたいと思います。  さて、合併後の長島町では、今もずっとごみ袋に氏名を入れて出すことを強制されています。書かないごみ袋は回収されず放置されています。桑名市が有料で売りつけたごみ袋に氏名を書かせることは、極めて悪質で重大なプライバシーの侵害、個人情報を行政が暴露させていることなのであります。私は、北勢線運営支援事業予算に投入される人件費が不明なので、それを市民の代表たる議員の公式の立場で質問をしましたけれども、対策室出向職員は1名のため、その人の給料がわかってしまうので、個人情報保護のために答えることはできないと拒否されました。  ことほどさように、タックスイーターのタックスの個人情報、つまり、身内の個人情報はかたくなに隠しますが、タックスペイヤーの市民の個人情報は筒抜けなのであります。ごみ袋の中身はその家、人の恥部の暴露でもあります。つまり、公衆の面前で素っ裸になれということと全く同じ事象を長年継続してきたことに対して謝罪を含めた答弁を述べてもらいたいと思います。即刻中止するのでしょうか。人権尊重都市宣言の標語を外すのでしょうか。そもそも人権尊重都市宣言とは何なのでしょうか。  最後に、学校選択制に関して。  今回、多度地区における小学校統合問題の当事者不在の既決に民主主義の基本的な姿勢を問い直します。平成11年から13年にかけて、学区に関して多くの問題が旧桑名市で発生しました。一つは、大山田地区の小学校生徒数バランスの粗・密の偏在是正のための学区の線引き再築であり、もう一つが精義小学校における新入学童の他学区からの編入問題でありました。これらの事例から翌14年、教育産業常任副委員長のときに、東京都品川区に学校選択制の視察を行い、桑名市においても特に地域コミュニティー意識が未熟だった大山田地区で、そのデメリットの少ないことを理由に選択制の実施を提言いたしましたが、いまだに実現しておりません。  その後、今度は大山田地区のスポーツ少年団サッカーチームの全国的レベルの高さを惜しむ保護者たちから、同じころ光風中学校のバスケットボールチーム全国大会出場とそのチーム育成の例に触発されて、大山田の二つの中学校間の自由選択を訴えられました。今回の多度地区小学校統廃合問題の地域エゴとも受け取られかねない統合の失敗に対処するには、学童、保護者に学校を選択させる方法があってしかるべきと、学校選択制、通学区の自由化を提言いたします。  いみじくも品川区に先行すること2年、三重県紀宝町で最初の学校選択制が始められた理由と状況はこの多度のケースによく似ており、それゆえに品川区など都会型学校選択制モデルのデメリットは当てはまらず、紀宝町でのスタート後12年間の実績はよしとする結果であると紀宝町からの報告を受けております。過疎に向かっている小さなまちの小学校にいまだに複式学級は発生しておりません。平成8年からの文科省の姿勢はこれを是としております。教育委員会委員長の御所見を伺います。  4番の公文書に関する質問は割愛させていただきます。  また、質問通告を棒読みにする答弁はやめていただきたいので、よろしくお願いいたします。 8: 議長(竹石正徳)  これより執行部の答弁を求めます。  市民安全部長。 9: 市民安全部長(川瀬晴明)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項2点について御答弁申し上げます。  まず、1点目のフィギュアスケートのペア競技に関しましてでございますが、御質問の桑名市男女共同参画推進条例と芸術的志向に達していたことが相入れるのかでございますが、桑名市男女共同参画推進条例につきましては、昨年9月議会において御審議いただき御承認をいただいているところでございます。本条例は男女が社会のあらゆる分野において、対等な構成員としてともに参画できる男女共同参画社会の実現を目的としております。男女共同参画社会は、男女がお互いの違いを認識した上で、お互いの個性や長所を認めつつ、かけがえのないパートナーとして自分の個性、能力を十分に発揮し、喜びも責任も分かち合うことができる社会と認識しておりますので、その精神と相入れるものであると考えております。  次に、2点目の一般質問5、条例の必要性と効果、作成コストでございますが、差別撤廃条例と男女共同参画推進条例作成の全コストは、人件費を含めた事業仕分けを示してほしいということでございますが、費用の面から見ますと、主に協議会開催における委員の報酬費と条例作成にかかわりました職員の人件費が考えられますが、条例作成に関する事項はその事務の一部であり、条例作成だけのコストを正確に算出することは難しいことがありますので、御理解いただきたいと存じます。  まず、桑名市における部落差別撤廃及びあらゆる差別撤廃に関する条例につきましては、市と市民がともに手を携えて差別撤廃の努力を積み重ね、明るいまちづくりを進めるため、旧桑名市において平成6年12月22日に制定され、平成16年12月6日の合併時に新桑名市の条例として引き継がれました。作成に当たりましてのコストでございますが、平成6年度の条例策定に係る予算は計上してありませんので、確認することはできませんでした。条例制定の効果につきましては、差別のない明るいまちづくりへの積極的な意思表示となり、差別を許さないという市民の機運を高める効果があったと認識しております。  また、桑名市男女共同参画推進条例の作成に当たりましては、平成17年4月に設置いたしました桑名市男女共同参画推進協議会で4年間にわたり、合計17回協議会を開催し、検討していただいております。協議会開催回数17回分で約126万円となっております。なお、平成16年12月に失効となりました桑名市の男女平等をすすめるための条例の作成に当たりましては、市民団体と協働いたしまして市民の意見を反映した条例案をつくり上げ、平成13年4月に設置いたしました桑名市男女共同参画推進協議会で合計4回協議会を開催し、検討していただいております。協議会開催数4回で約34万円となっております。  また、男女共同参画に関する担当職員につきましては、市長公室政策課におきましては3名、現在の市民安全部市民協働課に移りまして2名で担当しております。ただ、多くの時間と費用を費やしたことは事実でありますことから、今後とも、桑名市における部落差別撤廃及びあらゆる差別撤廃に関する条例に基づき不当な差別をなくし、人権が尊重される社会の実現を図るとともに、男女共同参画社会実現のために、市民、事業者の皆様と行政が連携、協働して総合的、効果的に取り組んでまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 10: 議長(竹石正徳)  市長公室長。 11: 市長公室長(石川雅己)(登壇)  おはようございます。  成田議員の一般質問のうち、所管する事項について御答弁申し上げます。  最近の世相から桑名を観るの中で礼節と自由の問題でございますけれども、御質問の中で例に挙げられました今回のオリンピック選手の服装につきましては、代表選手ということもありまして全国的に関心を呼んだところでございます。今回の日本オリンピック委員会の判断に関与する立場にはございませんけれども、その場をわきまえた服装というものは社会生活における礼儀でもございます。議員言われますように、特に公式の場では節度ある服装に心がけるということは基本であるというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと存じます。 12: 議長(竹石正徳)  教育委員会委員長。 13: 教育委員会委員長(大橋昌宏)(登壇)  おはようございます。  学校選択制について御答弁申し上げたいと思います。  いつも成田議員からは学校教育等に、特に私に対しては大変厳しい御質問というか、本当に勉強しておりませんので、いつもいい勉強をさせていただいていると感謝いたしております。今回も選択制のこと、また、橋のこととか郷土史のことについて、いろいろ聞かせていただいて勉強になります。精いっぱい答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  選択制につきましては、私もまだ現職だった時代に起こったこともございまして、詳しく存じ上げてはおりませんけれども、平成14年7月に現行の通学区制度の検証とともに、桑名市小・中学校通学区域制度等の検討委員会を立ち上げ諮問いたしました。15年2月にその答申を受けまして、学校選択制の導入ではなく、答申以前から実施しております通学区の弾力的運用を行っていくということで進んでおります。  具体的な運用といたしましては、途中で転居された方やお父さんが単身赴任されて、家庭的におじいさんの家とか、そういうところへ行かれる留守家族などが許可を得まして前の学校におるとか、それから、部活動の配慮として、平成19年に当時中学校で入部したいけれども、部活がないということで、隣接する中学校にその部があればそちらへ行くと、そういうことで見直しを図っていって進めておるところでございます。
     議員御提言の一部地域の選択制の導入について、そういうことに関しては、児童・生徒のニーズに合った選択ができる、自分の行きたい学校へ行けるとか、特色ある学校を今は推進しておりますから、そちらのほうをやりたいという利点もございますが、一部の地域の導入の場合は他の地区にも影響を与えますし、これら市全体の取り組みとしていろいろ慎重に考えなきゃいけないのではないかと。特に自治会の枠組みを中心に今学区を決めております。そのことは学校を中心とした地域のつながり、祭りだとか、子ども会とか、そういうような影響もその中から出てくるということは大きいのではないかと。  多度の再編統合につきましては、非常に児童数の少ない学校を何とかしようと、大勢の中で切磋琢磨させていきたいという体制のもとで考えました統合でございます。学校選択制の導入による手だてとは異なるものではないかと考えております。このことから、現段階におきまして学校選択制の導入を行うことなく、これまでどおりの通学区の弾力的な運用で対応していきたいと、このように考えておりますので、御理解をお願いしたいと思います。以上でございます。 14: 議長(竹石正徳)  教育長。 15: 教育長(大橋則久)(登壇)  おはようございます。  私のほうからは、一般質問の中の郷土史は正確に示されているのかと、文化課の役割とはということにつきまして御答弁申し上げたいと思います。  議員御指摘の郷土史に係る事例につきましては、いろいろたくさん御指摘をいただきました。ねじれ橋ですね。北勢線にかかっている六把野井水拱橋の通称名、これをねじれ橋なのか、ねじり橋なのかという問題、それから、先般シンポジウムも行いました専修大学の創始者の一人の駒井重格氏の呼び名の正否の問題、それから、弘前の第八師団が本当に二百三高地を攻略したのかどうかという問題、また、禁門の変の札の問題等々、史実に基づいたいろいろな御提言をいただいたところでございます。  当然ながら、文化課の大きな役目の一つというのは、こういう史実に基づいて、間違いがあれば正していくというのが文化課の大きな役割の一つであると認識をいたしておりますことから、いただきました事例も参考にしながら、史実に基づいたより正確な郷土史を次の時代に忠実に伝えていくというためにも、今後郷土史家、研究家とも十分意見交換をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。  また、この中でふるさと検定にも触れられたわけでございますけれども、今回3回目を迎えたと。初めて上級をしたわけでございますけれども、これはあくまでも市民の皆様に正しい郷土史を知ってもらうと。また、それに基づいて郷土愛をはぐくんでいただくというのがやはり基本でなければならないというふうに考えておりますので、最近の研究成果なども取り入れながら、今後、郷土史をより正確に伝えていく一つの場づくりにしていきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。 16: 議長(竹石正徳)  教育部長。 17: 教育部長(岡本 隆)(登壇)  おはようございます。  所管いたします一般質問1、最近の世相から桑名を観る、3)女子団体追い抜き競技を支えた零細企業ダイチを例に桑名市の学校教育行政を問うに御答弁を申し上げます。  児童・生徒の文化、スポーツの振興を支えるという意味で、市民会館のホールなど、市の施設を利用する際には何らかの支援ができないものかという御提言でございますが、現在、教育委員会といたしまして中学生が学習のために使用する際、六華苑の入苑料を免除したり、体育館、テニスコート、市民プール等の体育施設を桑員中学校体育連盟が主催する大会など、使用に際し、使用料を免除したりするなどの支援措置を講じているところでございます。しかしながら、市民会館につきましては、学校が使用する場合、使用料を免除するなどの措置はとられてはおりません。  議員御案内のとおり、子供たちが日ごろから積み重ねてきた成果を発表する場があるということは大変意義深いものがあるというふうに考えております。児童・生徒の文化活動の広がりやスポーツ活動の強化を図るために、教育委員会といたしまして、その支援のあり方につきまして他市町の状況もかんがみながら研究を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。 18: 議長(竹石正徳)  経済環境部長。 19: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  おはようございます。  それでは、所管をいたします一般質問2の地球温暖化問題とまちづくり、それから、6番目の長島町ごみ袋記名問題についてお答えをさせていただきます。  まず、2の地球温暖化問題についてでございますが、議員御質問の地球の大気中にはメタンやCO2など温室効果ガスが含まれており、太陽からのエネルギーで温められ、地球の平均地上温度を15度C程度に保つことで人間や動植物にとって住みよい環境となっていると、このように一般的には言われております。しかし、産業革命に始まった工業化以降、人間活動によって温室効果ガスの排出が急激に増加をいたしまして、これにより気温が上昇していくとも言われております。  議員からは、地球におけるCO2の排出量、あるいは海面上昇の数値等々についてどうかというお尋ねでございますが、これにつきましては諸説がいろいろございます。私ごときの知識の者がこの場でお答えをするということについては差し控えさせていただきたいと、このように思っております。  そこで、議員御指摘の近鉄やJRなどが重複している踏切での列車通過待ちの自動車等からは燃料の消費や排ガスに起因するCO2が排出をされております。列車の通過前後の遮断機の開閉時間につきましては、過去にも本市が加盟をいたしております三重県鉄道網整備促進期成同盟会関西本線部会におきましてJR東海に対し要望を行っております。改めまして機会もとらえて今後も要望を行ってまいりたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。  踏切待ちの自動車等につきましてはアイドリングストップと、こういった手法もございますが、遮断機の開閉時間の短縮について、安全とともに環境面からも働きかけてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  次に、6の長島町ごみ袋記名問題についてお答えをいたします。  長島地区では、ごみ排出者としての責任の自覚を促し、分別意識の向上とごみ減量、再資源化を目的に、自治会の御協力をいただいて、平成11年度からごみ袋への記名をお願いしてきたという経緯がございます。一方、平成15年5月には個人情報保護法の制定、平成16年12月には市町村合併と、こういったことで関係市町のごみの排出方法の相違、これにつきましては課題となっております。この一つといたしましてごみ袋への記名がございますが、合併後5年が経過をしたことでもございますし、平成22年度より記名式を改め、全市域での統一した収集方法にしたいと、このように考えております。今後、地域の自治会の皆様方に御説明をし、御理解をいただきながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 20: 議長(竹石正徳)  都市整備部長。 21: 都市整備部長(水谷義人)(登壇)  おはようございます。  私から所管いたします一般質問2の地球温暖化問題とまちづくりのうち、2)について御質問をいただいておりますので、御答弁申し上げます。  平成20年5月に策定いたしました都市計画マスタープランにおきまして、桑名市総合計画に示しておりますまちづくりの基本理念、快適、交流、自立に基づき、持続可能な安全で快適な都市環境の形成として、高齢者から子育て世代までが歩いて暮らせる利便性の高い市街地を形成するとしております。さらに、同計画中、まちづくりの方針においても魅力的な歩行者空間の確保や公共・公益施設のユニバーサルデザイン化を進めるなどとしております。  このことにつきましては、総合計画におきましても健康で思いやりのあるまちづくりの中でユニバーサルデザインによるまちづくりを進め、道路、公園などの生活基盤、公営住宅を初め公共的な施設、設備の整備にはだれもが使いやすいことを基本に進めるとしております。また、交通結節点としては、「水と緑と歴史が育む豊かな快適交流文化都市」を目指し、鉄道駅を中心にパークアンドライドなどの利便性を図ることなどについて整備方針を示しております。駐車場や自転車駐車場などの交通施設についても、今後の利用動向を踏まえつつ、適正な配置及び維持管理に努めることとしております。  その中で、御質問の「歩いてくらせるまちづくり」はだれのためか、主語はという点でございますが、住民の皆さんということは当然の主語でありまして、歩いて暮らせるという述語であると考えております。そのためには、歩いて安全・安心な道路、また、コミュニティーをはぐくむ公園などの整備が必要でありますし、現在、整備・実現に努めているところでございます。  次に、バリアフリー(ユニバーサルデザイン)のまちとはでございますが、交通弱者だけでなく、全市民にとって安全で快適なまちということでございます。施設整備の基準とか、構造につきましては、平成18年にハートビル法と交通バリアフリー法が一体化され、発展しました高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、平成19年3月に改正されました三重県ユニバーサルデザインのまちづくり推進条例などをよりどころとしまして、道路や公園を初めとして公共・公益施設などを安全に利用できるように改善を図っているところでございます。  最後に、交流文化都市の交通結節点の現状を憂うということでございますが、過年度より本市の誇り得る歴史・文化資産の活用が有効に図られるよう、市営駐車場などの整備、配置を行っておりますとともに、公共・公益施設や商店へのアクセスをそれにより可能にしておると考えておるところでございます。また、サインなどにより名所旧跡の位置関係をお示ししており、引き続き住民の皆様はもとより、来訪者の方々にとってわかりやすく、快適で魅力を感じていただけるような歴史文化都市の形成を目指しておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願いいたします。 22: 議長(竹石正徳)  25番議員、再質問はございませんか。                   (25番議員挙手)  成田正人議員。 23: 25番(成田正人)(登壇)  お答えが相前後したので、どういうふうに聞くのか、まず迷っておりますけれども、この順番に並べますと、踏切の遮断の問題でありますけれども、一生懸命やられているということは今聞きましたが、残念ながらJRというところはああいう会社でありますから、行政みたいへでもないと思っているかもしれません。ですから、市民、議会、いろんな人と手を携えて、同じ要望書でも署名を万単位で集めて持っていけば何とかなる。そういう努力をしていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。 24: 議長(竹石正徳)  経済環境部長。 25: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  再質問にお答えをさせていただきます。  JRに関する踏切の開閉時間の問題でございますが、これにつきましては、やはり先ほども申し上げましたように、私どもが加盟をいたしております、これは沿線の市町すべてが加入をさせていただいております。こういうところから要望をさせていただいておるわけでございますけれども、私が一部聞き及んでおる範囲では、やはりJRもそのことについては最近の問題もいろいろございまして、やはり耳を傾けてきているということは聞いております。  したがいまして、順次、今はどうも東海道線あたりの部分から入ってきておるということも聞いておりますけれども、順次やってきておるということでもございます。議員がおっしゃられることにつきましても、1つの考え方、方法というふうには思っておりますけれども、今後につきましても、それぞれ私どももこういう鉄道網関係には加入をさせていただいて発言もいたしておりますので、その中で優先的に取り上げていただくような、まずはそういった取り組みをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。                   (25番議員挙手) 26: 議長(竹石正徳)  成田正人議員。 27: 25番(成田正人)(登壇)  ぜひお願いいたします。  その次に同じ問題で、「歩いてくらせるまちづくり」は総花的な御返事でしたけど、実際問題になっているのはこの踏切なんですよ。結局桑名の場合は踏切の幅が広いものですから、やはり駅の東西をやっていくのは大変だと。僕ら若い人はすっと歩けばいいですけれども、高齢者、障害者の方はあれを渡ってくるのが大変だと。やっと長い遮断時間を待っておって終わったところに休むファーニチャーがないんですよね。きのうの多度の話でもありましたけれども、間伐材を使った簡単ないすであるとか、そういうものを結節点のあたりにつくってもらいたいと。公園につくってくれとは言っておりません。そういう意味で何か善処されることは考えていらっしゃいませんでしょうか。それをお答えください。 28: 議長(竹石正徳)  都市整備部長。 29: 都市整備部長(水谷義人)(登壇)  成田議員の再質問にお答えさせていただきます。  議員おっしゃられるように、駅周辺の部分についての休憩施設、また、ベンチ等のことかと理解しますけれども、現在タクシーとかバスの乗り場の部分におきましては、事業者側のほうからベンチ等が設置してございます。また、ペデストリアンデッキ、上空通路につきましては市のほうでもベンチの設置はありますけれども、そのようなこれ以上のベンチ等、また、休憩施設等の設置につきましては、現在はまだ考えておらないところでございますけれども、議員申されますように、やはり今後高齢者等の方の利用率も駅周辺においては非常に多かろうかと思いますので、今後の対応等を考えさせていただきたいと思っております。以上でございます。                   (25番議員挙手) 30: 議長(竹石正徳)  成田正人議員。 31: 25番(成田正人)(登壇)  ぜひ歩いて暮らせる、歩くというのはもう本当に弱者だということをまず第一優先に考えていただきたいと思います。若い人ははっきり言ってほうっておいていいんですよ。  それで、その次、歴史の問題でありますけれども、やっぱり国を愛するということは、生まれた子供が最初にお乳をもらう、お母さんを愛する、親を愛する、友達や地域を愛すると膨らんでいってやっと国という単位にまで行くわけですから、その地域の歴史が正しく書いていないとそこまで行きません。  きのうヴァイツゼッカーの話が出ましたけど、私はビスマルクの話をこの3月10日の中日新聞の社説から引用させていただきます。これは日米密約検証で外交記録を歴史に残せというところでありますが、最後のほうに、「ドイツ帝国の初代宰相ビスマルクは、愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと語ったという。歴史に学び、過ちを避けるためには正しい記録を残し、広く公開することが大前提である。」と、これを今から直しますじゃなくて速やかにやってもらわないと、いわゆる正しい、正しいといいますか、立派な青少年は育っていかないと思います。ぜひ桑名の発展のために、正しい歴史に速やかに直すように求めます。  そこで、問題がありますのは、ちょっと相前後しますけれども、答えられた順番に聞きますと、長島町のごみ袋の話はひどい話なんです。あしたにでもやめないかんことです。平成22年度ってまだありますやない。その間もやっぱり書くわけですか。透明なごみ袋の中にいろんなものが入っているわけですよ、見せたくないものが。それに私が捨てましたと書かせることをまだ続けるそのセンスがおかしいと言っているんですよ。  それは仄聞するところですけれども、現職か元職かは不明ですけれども、市会議員が住民ではない当局の側に立って、よそのまちからごみを持ってくるのを防ぐための名入れであるからこれは当然だと、従えと説明して回ったそうであります。この職員のような議員がもし現職ならば、僕はバッジを外すべきだと思いますし、元職ならば議員年金の支給を停止すべきぐらいのいわゆるタックスペイヤーに対する裏切りであります。当局は、これは完全なたらればの話でありますが、こういう方たちに地元を回って名前を書くのは正しいということを言ってくれと頼んでいるんですか。頼んでいないんですか。これは勝手にやっているんですか。 32: 議長(竹石正徳)  経済環境部長。 33: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  再質問にお答えをいたします。  先ほどもお答えをいたしましたように、長島町におきましては、これまでも過去の経緯の中でそういった議論もあったということもお聞きいたしております。ただ、私どもといたしましては、やはり議員御指摘のような点も踏まえて、やはり全市的にも統一したやり方を早く入れたいということで、議員からは速やかにということでございますが、これまでも地域の皆さん方には本当にごみの収集について、あるいは分別について御協力をいただきながら、私どもとしては御一緒にさせていただいてきたという経緯もございます。したがいまして、地元の皆様方に御説明をして御理解をいただきながら早くやっていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (25番議員挙手) 34: 議長(竹石正徳)  成田正人議員。 35: 25番(成田正人)(登壇)  行政のシステムとして、通知がおくれるのは認めるとしましょう。じゃ、もし次の2、3日後の収集のときに名前のないごみ袋があったらやっぱり放置するんですか。 36: 議長(竹石正徳)  経済環境部長。 37: 経済環境部長(森下充英)(登壇)  再質問にお答えをさせていただきます。  現在の収集方法につきまして、現在でも記名をされていないものについて、それを残すということではなくて、回収をさせていただきながら対応させていただいておるという状況でございます。                   (25番議員挙手) 38: 議長(竹石正徳)  成田正人議員。 39: 25番(成田正人)(登壇)  善処していただきたいと思います。  それでは、学校選択制の問題でありますが、これは学校選択制をしろと言っているわけではなくて、真意は、多度で本来一つの学校に行けると思っていたのに、分けられなきゃならない学校の生徒さん、親御さんがはっきり言って嫌々ながらそこへ行かなきゃいけないのかという問題であります。文科省は、学校教育法施行令第8条に、指定された就学校について、保護者の意向や子供の状況に合致しない場合においては、市町村教育委員会が相当と認めるときは保護者の申し立てにより市町村内の他の学校に変更することができるとなっています。これを当てはめて、いや、やっぱりみんなの意向はあそこへ行きたいという子がいたら行けるわけでありましょうか。 40: 議長(竹石正徳)  教育委員会委員長。 41: 教育委員会委員長(大橋昌宏)(登壇)  國母選手みたいにちょっと隣で聞きまして申しわけございません。やっぱりおっしゃることは事実だと思うんですけれども、小学校の子供たちが地元の学校へ行くということは、お祭りだとか、地域の連絡とか、郷土愛とか、そういうようなこともはぐくむことでございまして、私はどこどこの学校が嫌だからあっちへ行く、こっちへ行くというようなことも子供はわからないわけです。できたらそういうことは教育委員会等に相談していただいて、適切な異動であれば認めていくと思うんですけれども、現時点ではその地域の子供は地域の学校へ行っていただきたいと、こういうように思っております。やはりそれが学校教育の中で重要なことではないかと、こう思っております。以上です。                   (25番議員挙手) 42: 議長(竹石正徳)  成田正人議員。 43: 25番(成田正人)(登壇)  では、多度の小学校はああやって分けておいたほうがいいということなんですね。一緒にするんじゃなかったんですか。具体的にお答えください。私は一般論を聞いているんじゃなくて、あの多度のケースを聞いているわけです。
    44: 議長(竹石正徳)  教育長。 45: 教育長(大橋則久)(登壇)  再質問にお答え申し上げます。  多度の場合は今、学校選択制ということとは切り離して、あくまで現行の学区の中で、子供たちの人数の増減の中で、少しでも多くの子供たちで触れ合う場づくりの中で切磋琢磨する子供たちを育てていきたいという思いで今回お願いを申し上げているわけで、あくまで多度の今回の学校の統合再編の問題と今の選択制とは全く別物でございますので、それだけは御理解いただきたいということでございまして、今回ああいう結果になりましたけれども、それぞれの学校がそれぞれの思いの中で今いい学校をつくっていこうということで、例えば今回ですと、東小学校の場合につきましては、東小学校の地域でできた地域の考える会の中で、この東小学校をどういういい学校にしていこうねということを、今それぞれ地域の中で審議をされているということでございますので、我々もその推移を十分見守っていきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。                   (25番議員挙手) 46: 議長(竹石正徳)  成田正人議員。 47: 25番(成田正人)(登壇)  私が申し上げているのは、希望とか、そういう情緒的なものではなくてコンプライアンスです。法令遵守がされているかということですね。つまり、学校教育法施行令第8条が守られるかということに関しましては、その規則第32条にそういうことを申し入れすることができますよと、保護者の申し立てができることを示さなければいけません。それを示していますか。分かれていかなければならない保護者の方に、嫌だったら言えるんですよと。だったら言ってくださいよということを示さなきゃいけません。それをやっていますか。 48: 議長(竹石正徳)  教育長。 49: 教育長(大橋則久)(登壇)  再質問にお答えいたします。  当然文科省にはそういう定義はされておる。ただ、事情というんでしょうか。それぞれの事情もありますよね。今回我々が申し上げてきておりますのは、再編というのは、先ほど申し上げたように、今回の統合はあくまで今の学校の中でやりますよということを初めから明言しておりますから、その中へその話を持ち込みますと話としてはちっとも進んでいかない、話としては。あくまで今の学校の中で今の3校をこうしていきたいと。同じエリアの中で再編をさせていただきたいということを申し上げているので、実はその中にこういうこともありますから御自由にどうぞとなってきますと再編そのものが初めからできなくなってきますので、あくまで今回のスタンスはそういう思いの中で伝えておるわけでございますので、その点は御理解いただきたいと思います。                   (25番議員挙手) 50: 議長(竹石正徳)  成田正人議員。 51: 25番(成田正人)(登壇)  分配論者じゃなくて統合論者なんですよね。ですから、統合に従いたい人が嫌々分けさせられるということに関して、嫌々かどうかわかりませんよ。皆さんの意思はどうですか。意思を表明したら統合したほうへ行けるんですよということは教えなければいけないと書いてあることを、その作業をやっていますかと、そういうことを聞いているんです。 52: 議長(竹石正徳)  教育長。 53: 教育長(大橋則久)(登壇)  再質問にお答え申し上げます。  当然そのことは申し上げておりません。というのは、先ほど申し上げたようなことがございますので。ただ、恐らく議員がおっしゃられるのは、今回の、例えば東小学校の例になるかと思いますけれども、例えば9割の方はこのままでいいよと。1割の方がそれならどうなんだと。52名の保護者の方、いわゆるPTAの会員の中で47名の方はこのまま置いてくれと。あと5名をどうするのかという議論に当然なるわけでございます。  その点については、前からも申し上げておりますけれども、やはり決まりの中で、今の学校の中で、それならその方たちはどうぞ御自由に南へ行ってもらってもいいですよというスタンスを認めるというんでしょうか。基本的な話を申し上げると、それならうちも行きたいよねと、仮にですよ、ほかの方が。うちは賛成、うちはこのままでいいと思っておったんやけど、それならあんたのところの子供が行くならうちも行くわということで、果たしてちゃんとした教育行政、きちっとした学校運営が成り立つかどうかということも、祭りも含めて考えていかなきゃならないということがございましたので、今回はそういう形にさせていただいておるわけでございますので、その点は御理解いただきたいと思います。                   (25番議員挙手) 54: 議長(竹石正徳)  成田正人議員。 55: 25番(成田正人)(登壇)  暫定的に今回はという言葉が出ました。これはずっとそのとおりなんでしょうか。次は統合に向かうんですか。どうですか。 56: 議長(竹石正徳)  教育長。 57: 教育長(大橋則久)(登壇)  再質問にお答え申し上げます。  当然今回は多度という一つの事例がございました。これは前からもいろいろ御質問をいただいておるように、旧桑名でもこれから再編というものが起こり得る時代になってまいりました。その中で、どういう選択肢をしていくのかというのはこれから研究していきたいと思っております。                   (25番議員挙手) 58: 議長(竹石正徳)  成田正人議員。 59: 25番(成田正人)(登壇)  地域の利益じゃなく、当事者、子供たちの利益を最優先にして考えていただきたいと思います。これで私の質問を終わります。 60: 議長(竹石正徳)  次に、通告により2番 倉本崇弘議員。 61: 2番(倉本崇弘)(登壇)  新志会の倉本崇弘です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  まずは、先日の環境政策課長の逮捕という不祥事については、まさに自浄能力がいかに発揮をされていない組織であるかということを改めて強く感じました。昨年の水道部職員の逮捕、起訴を受け、不正防止対策を議論している最中での再びの不祥事、市民の信頼をいかに回復するか、これは極めて至難のわざであると感じます。  今議会は再発防止議会でなければならなかった議会でありますが、不正防止再発対策議会になってしまいました。先日の第一報を受けて以来、多くの市民の方から電話等で私のもとに御連絡をいただきました。その主な内容としては、事件の詳細に対して説明を求めるもの、2件相次いで起きた不祥事に対する怒り、議会、議員へ厳しい追及を求めるもの、そして、市長の辞任を求めるものなどがありました。もはや組織としての自浄能力が機能しておらず、最高責任者の政治的決断が求められます。このほど相次いだ不祥事、もはや現組織体制を解体し出直すしかありません。  それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  第1に入札について、(1)不祥事再発防止対策計画についてお伺いをいたします。  水道部の不祥事以来、庁内に桑名市不祥事防止対策検討会が設置をされ、再発防止が検討されています。私も何度かこの検討会を傍聴させていただきましたが、まだまだ危機感の薄い検討会のように見えます。そういった中で、先日の検討会では桑名市不祥事再発防止対策計画書なるものが策定をされております。この計画書の中では、組織や職場風土、システムについて問題があるという認識はされているものの、一方で、元職員の裁判証言の中で出てきた課長の指示で工事費の水増しを行ったという証言、つまりは組織的関与の可能性については棚上げをされた計画書であります。また、さきの職員の逮捕にも対応できる計画書であるとは言えません。  確かに、この種の不正防止には、個人の資質をしっかりと研修していくということももちろん必要でしょう。しかし、同時に、より深刻なのは、個人の資質ではなく、組織的な問題があった場合、私は今回の件は組織的な問題が極めて大きいと感じておりますが、個人を処分すれば済むという問題ではなく、組織の解体を行わなければならないほど事態は深刻な状況です。仮に民間企業でこのような不祥事が起きれば、倒産などという社会的な制裁を受けることもあり得ます。ところが、市役所等の組織では、倒産ということがあり得ないので、自浄能力を発揮していくしかありません。そのために求められるものは、過去のしっかりとした反省に基づいた不正防止対策であって、形式的な不正防止対策であってはなりません。残念ながら今回の計画書は実効性のあるものであるとは言いがたいと感じます。  また、この計画書はパブリックコメントを求められていますが、結果3件の意見しかなく、コメントの募集のあり方についても大きな問題があるのではないでしょうか。ホームページ上から募集をしたのみで、ホームページの閲覧者は極めてごく一部の市民であって、多くの市民の目に十分触れているかと言えば大いに疑問を感じます。情報発信のあり方として、安価で素早い対応が可能なホームページを用いることは一定の理解をいたしますが、それだけでは不十分です。より多くの市民の目に触れるような情報発信のあり方について、広報くわなのあり方も含めて大いに検討をしていく必要性があります。  そこで、1)組織的な事件への関与の可能性も含めて計画に反映する必要性があると私は感じますが、当局の見解をお示しください。  2)パブリックコメントのあり方について、募集する際、情報発信のあり方についてどのように考えるのかお示しください。以上2点について、まずはお願いいたします。  そして、(2)として、弁護士による調査についてお伺いをいたします。  水道部の不祥事をめぐる裁判の中で、課長の指示で工事費の水増しをしたとの証言が出てきました。この証言を受け、桑名市では弁護士に調査を依頼し、現在調査中とのことです。しかし、初期的な調査としては、まずは上司から当該職員に対して聞き取りを行い、その真偽を確認すればいいのではないでしょうか。予算を伴う意思決定が必要な場合、水道事業管理者、財政当局、市長への報告がなされ、相談をするのがごく普通ではないでしょうか。仮にそういった手続がとられていないとすれば、それは別の意味で大きな問題があると私は感じます。まずは初期的調査を受けて外部委託をするというのであればわかりますが、第1段階としての事務手続上の不手際があります。  また、現在はどのような弁護士の方が担当をされ、調査をしているのか全くわかりませんが、桑名市の顧問弁護士や顧問弁護士に極めて近い立場の方が調査を担当するということになっているのであれば、公平・公正な調査はできません。さらに、一口に弁護士と言っても、その弁護士の先生方はそれぞれ専門がありますので、専門外の弁護士が調査を担当されていたのでは何の意味も持ちません。すべての情報が伏せられている現段階では調査の内容は全くわかりませんが、適正な調査を行っていただき、改善点をきちんと改善する必要性があります。  そこで1番、外部調査を出す前にごく簡単な内部調査を行うべきではなかったのか。  2番、調査をしている弁護士は桑名市とかかわりのない弁護士なのか。  3番、弁護士の専門は、今回の調査に適した方を選任されているのか、以上3点についてお答えください。  次に、(3)として郵便入札についてお伺いをいたします。  今回の当初予算の中では、電子入札の導入経費が計上されています。以前からの予定であったとはいえ、今回の水道部をめぐる不祥事が大きな契機になっていることは間違いありません。導入に当たり、ごく当たり前のことでありますが、現在の郵便入札のデメリットを洗い出し、電子入札によってそのデメリットが解消されるのか、きちんと検証をしていかなければなりません。そこで、郵便入札のデメリットについてどのようにお考えか、お示しください。  次に、第2に指定管理についてお伺いをいたします。  教育委員会所管の文化・スポーツ施設については、現在、指定管理者制度が導入をされています。文化施設については、桑名市文化・スポーツ振興公社という、市長が理事長であり、桑名市が100%出資をしているにもかかわらず、民間企業であると当局が認識をされている公社、そして、スポーツ施設はKMIという純粋な民間企業に指定管理をしています。この2者は、施設の管理者であると同時に文化・スポーツ振興の役割も一部担ってもらっています。さらには、教育委員会そのものにも文化・スポーツの振興を独自に行っている場合もあります。  桑名市の文化・スポーツ振興は今申し上げた3者によって成り立っている状況です。だれがその中心にいるのかと言えば、極めて不明確な戦略なき行政と言わざるを得ません。この3者を見ると、組織上は桑名市教育委員会があり、そのもとに文化・スポーツ振興公社、KMIの2者が指定管理しているという形ですが、その名称や成り立ちから考えて文化・スポーツ振興公社は、KMIと同列には考えられない。教育委員会と文化・スポーツ振興公社は極めて近い関係です。文化・スポーツ振興公社とKMIを同列の施設管理会社として位置づけることは、文化・スポーツ振興公社の意義そのものを失わせることになります。  文化・スポーツ振興公社はその名のとおり文化・スポーツの振興のための公社でなければなりません。単なる管理会社であるのであれば、民間売却等も含めて清算をする必要性があります。そこで、今後の文化・スポーツ振興公社を存続させ、意義深い活動をしてもらうことを目指し、文化・スポーツ振興公社は文化・スポーツの振興を担ってもらう公社として施設管理はさせない。施設管理をしてもらうのはKMIなど、純粋な民間企業に担ってもらうという整理をすることを提案いたします。  先ほどの提案も踏まえて2点お伺いをいたします。  まず、1点目、教育委員会が主催する文化・スポーツイベント、文化・スポーツ振興公社、KMIがそれぞれ主催する文化・スポーツイベントの総数をお示しください。  2点目に、文化・スポーツ振興公社について、今後どのような役割を担ってもらうと考えているのか、お考えをお示しください。  次に、第3といたしまして総合計画についてお伺いをいたします。  桑名市の行政運営を行っていく中で、最上位の計画は言うまでもなく総合計画です。そして、この総合計画は議会承認も行っており、いわば市長と市民との約束事であるはずです。この総合計画に基づき、各種の計画、あるいは市長選の際に市長が示されたマニフェストがあり、そのほかの計画にはないが、その時々で必要と判断される事業があるはずです。優先順位で行くと、第1番目が総合計画、第2番目として市長マニフェストや各種の計画、そして、3番目にそのほか必要とされる事業という順番であるはずです。にもかかわらず、さきに示された第3次桑名市行政改革大綱では、総合計画の定める経常収支比率90%未満から下方修正するなど、総合計画の無視が見られます。  また、今議会にも上程をされております予算案の中で、タクシー料金の助成など、福祉的予算が大幅にカットをされています。一方で、敬老祝金など、ばらまき予算は削減をしたとはいえ存続をしています。行政改革を行う中で、最小の経費で最大の効果を上げようとすれば、事業の整理をすることは当然必要です。ですが、整理をする際には総合計画に基づいた行政運営、だれもが生きがいを持てる社会づくりという点を重視してもらわなければなりません。  そこで1番、総合計画についてどのような認識を持っているのでしょうか。  2番、経常収支比率など、上位計画に反する行政改革大綱を示すとは市民に対して裏切りではないのか。  以上、2点についてお伺いをいたします。御答弁をよろしくお願いいたします。 62: 議長(竹石正徳)  これより執行部の答弁を求めます。  山下副市長。 63: 副市長(山下卓司)(登壇)  倉本議員の入札についての(1)桑名市不祥事再発防止対策計画について、2点について御答弁申し上げます。  まず、昨年の水道部職員の不祥事につきまして、このたびまた部下職員を指導監督する立場である管理職の者が公務員としてあるまじきあのような反社会的な事件を起こしましたことは大変遺憾に思っておりますし、深刻に受けとめておるところでございます。先般協議を終了いたしました不祥事防止対策検討会では、不祥事の再発防止に向けまして5回の協議、検討を重ねた結果、計画書をまとめたところでございます。この計画書の中には、風通しのよい職場環境、それから、公務員としての服務規律の徹底などの基本的な部分も取り入れ、事件の再発防止対策である基本方針として、公務員としての倫理意識の徹底、工事執行システムの改善、組織の活性化、職場風土の改革の四つを基本方針として掲げております。  特に職場の活性化の取り組みといたしましては、全課が毎朝ミーティングの実施、課内、あるいは係で事務連絡を実施いたしまして情報を共有するなど、職員間でのコミュニケーションがとれる働きやすい職場づくりを目指していこうとしております。また、定期的に幹部職員によります職場の巡視をしたり、スターオフィスを活用して職員が席を離れるときにその管理の徹底を行っていきたいというふうに思っております。計画書はさまざまな御意見をいただきながらまとめたところでございますが、水道部の職員の事件、また、経済環境部職員の事件につきましても現在捜査中でありますことから、この事件の発生原因等で計画書に追加すべき見直す点がございましたら再度計画書の中に織り込んでいきたいというふうに考えております。  今後につきましても、行動計画の検証、計画書についての見直し、プロジェクトチームが行う工事執行システムの改善等についての検討結果などの報告、協議が必要ですので、(仮称)検証評価委員会を立ち上げましてしっかりと計画の進捗を行う予定でございます。その過程で大胆に見直すことが必要になってきましたら、スピード感を持って対応してまいりたいというふうに思っております。いずれにいたしましても、再発防止に向けまして一日も早い市民の皆様方の信頼を回復するために取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。  次に、2点目のパブリックコメントにつきましての御質問でございますが、このパブリックコメントにつきましては、平成21年4月からその運用を始めたところでございます。そのため、今後は現在のような形ではなくて、庁内外への制度の周知を、定期的に広報などを通して積極的に情報提供させていただくとともに、市民の皆様からより多くの意見がいただけるように、新聞社への資料提供や広報、市のホームページやケーブルテレビなどの広報媒体を活用しまして事前告知の充実を図ってまいりたいというふうに思っております。  また、実施におきましても、現在は行っておりませんけど、庁内はもとより各総合支所なり、市民センターの窓口でもこのパブリックコメントの周知をさせていただきまして、閲覧、配付ができるような公表方法をとりまして、より多くの意見がいただけるような形にしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。以上でございます。 64: 議長(竹石正徳)  総務部長。 65: 総務部長(城田直毅)(登壇)  それでは、所管する事項について御答弁を申し上げます。  一般質問1、入札について、(2)の弁護士による調査についてでございますが、この調査は水道部職員の加重収賄事件に関し、被告が公判で上司から水増しするよう指示があったと陳述したことについて、市として見過ごすことはできないことから、2月の初めに弁護士に陳述のあった事柄について調査を依頼したものでございます。  そこで、お尋ねの外部調査に出す前にごく簡単な内部調査をすべきであったのではにつきましては、水道部部内での職員への聞き取りが行われたと承知をしておりますが、今回の調査の目的が陳述のような指示があったかどうかにとどまらず、該当する工事及び工事に関する事務処理が法令などに従い適正に行われたかを検証するものであることから、市民の方に公正な調査が行われたと御理解いただける方法をとることが最も重要であると判断し、市として内部の職員による調査を経ることなく弁護士に依頼したものでございます。  次に、調査をしている弁護士は桑名市とはかかわりのない弁護士なのかにつきましては、弁護士から公正な調査を行うため、報告をするまでは名前を伏せてほしいとの要請があるため、お答えを差し控えさせていただきたいと思いますが、結果を公表する際には調査した弁護士名もあわせて公表をいたします。  次に、弁護士の専門は、今回の調査に適した方を選任したのかとのお尋ねについてでございますが、今回の調査をお願いしましたのは、経験豊富で行政関係についても精通した弁護士ですので、適任の方と考えております。  次に、(3)の郵便入札について、1)のデメリットについてでございますが、郵便入札制度につきましては、入札制度の透明性向上を図るため、平成16年1月からの試行段階を経て平成17年度から全面導入しているところでございます。郵便入札導入に至る経緯といたしましては、まず発注者と応札者の双方とも入札参加者の把握ができないことから、談合等の不正行為の防止を図ることができ、また、入札参加業者の移動負担の軽減を図ることを目的としたものでございます。  議員御質問の郵便入札のデメリットについてでございますが、郵便入札におきましては、入札参加資格の条件といたしまして設計図書の購入を義務づけており、この購入に係る費用は業者側の負担となっております。このたび電子入札を導入いたしますのは、設計図書を電子化することによってインターネット上での閲覧及びダウンロードが可能となり、これまで業者が負担していた設計図書の購入費用、さらに購入に係る移動負担の軽減につながるものと考えているところでございます。  次に、すべての工事案件について、業者が設計図書を購入する必要がなくなるのかどうかでございますが、電子閲覧化できる設計図書のデータの容量には制限がございますので、設計金額が高額な工事案件につきましては、これまでどおり設計図書を購入していただく場合も想定されるところでございます。しかしながら、ほとんどの場合におきましては、設計図書の電子化に対応し得るものでありますので、業者側としてのメリットは大きいものと考えております。入札の方法につきましては、より適正な入札制度の構築に向けて引き続き努力してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 66: 議長(竹石正徳)  教育長。 67: 教育長(大橋則久)(登壇)  所管する事項に御答弁申し上げます。
     私のほうから、一般質問の中で2の指定管理について、迷走する教育行政で2点ちょうだいいたしておりますので、順次御答弁申し上げます。  御案内のとおり、スポーツ施設につきましては今年度からKMIグループが、また、文化施設につきましては、財団法人桑名市文化・スポーツ振興公社が指定管理者となっており、指定管理者は当然ながら文化・スポーツ事業の企画運営、その活動の場である文化・スポーツ施設の管理もあわせ行っておるところでございます。文化・スポーツの振興ということにつきましては、当然ながら多様化いたしており、また、高度化する市民ニーズに的確に対応して、より迅速かつ効率的に市民サービスの提供を実現するために、市の施策目的に応じた事業を実施する指定管理者、また、各種関係団体などとともに文化・スポーツの振興を総合的に推進いたしておるところでございます。  そこで、御質問でございました主催イベント数でございますが、単独主催で開催をいたしました大きなイベント数として御答弁申し上げてまいりますと、平成21年度の12月現在でございますが、教育委員会の文化・スポーツ関係で57件、文化・スポーツ振興公社では5件、KMIグループでは3件となっておるところでございます。これまで財団法人桑名市文化・スポーツ振興公社は、地域文化の向上及び地域体育の振興を図るための事業並びに市が設置する社会教育施設、あるいは体育施設等の管理運営の事業等を実施する役目を担うことが求められておりまして、これまで一定の役割を果たしてまいったのではないかというふうに考えております。  しかしながら、国におけます制度改革によりまして指定管理者制度の導入が行われ、行政サービスの担い手が多様化している中、従来の公共団体とか公共的団体にこだわることなく、民間団体の参入機会の拡大を図るという制度の趣旨を踏まえまして、当市の指定管理者制度導入に係る基本方針を設定し、それぞれ指定管理者にお願いをしているのが現状でございます。また、今年度から、文化・スポーツ振興公社によるスポーツの振興といたしましては、スター21の体育室、軽体操室でのスポーツ活動の推進を図ったり、自主事業といたしましてスポーツ大会を開催するなど、スポーツの振興にも寄与しているというふうには考えておるところでございます。  このことから、私どもといたしましては、議員からの文化・スポーツ振興公社の位置づけに関する御提案も理解をさせていただいているところではございますけれども、やはりスポーツ施設の管理・運営を代行することがスポーツ振興のすべてではなく、自主事業等ソフト面での振興策に柔軟に対応していただくことも必要であるというふうに考えておりますことから、今後とも文化・スポーツ振興公社の存在意義はあるものというふうに理解をいたしております。ただ、行政サービスが民間事業者と競合する中で、公社というものがより自立的な組織体制を確立いたしまして、事業の充実、経営改革などを行う必要があるというふうには考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。 68: 議長(竹石正徳)  市長公室長。 69: 市長公室長(石川雅己)(登壇)  倉本崇弘議員の一般質問のうち、所管いたします3の総合計画について、(1)の総合計画の位置付けについて2点ほど御質問をちょうだいいたしておりますので、順次御答弁申し上げます。  議員御案内のとおり、市の総合計画は、地域におけます総合的かつ計画的な行政の運営を図るための計画として策定いたしております。その中の基本構想につきましては議決事項でございまして、地方自治法の第2条第4項の規定に基づきまして議会の議決を経ることが義務づけられているところでございます。本市では、合併時の新市建設計画の趣旨を十分踏まえまして、平成18年9月に新市として初めてとなります桑名市総合計画を策定し、議員の皆様方の御承認をいただいた中、平成19年度を初年度とした平成28年度までの10年間を計画期間とする基本計画を定め、それに基づき各種事業の推進を図ってきたところは御案内のとおりでございます。  そこで、議員御質問のまず1点目で、市の総合計画の認識ということでございますが、当然、総合計画は市の最上位の計画として位置づけられているところでございまして、基本構想、基本計画、主要施策である戦略プログラムに沿った実施計画を毎年策定し、事業の推進に取り組んでいるところでございます。  次に、2点目の今回の第3次桑名市行政改革大綱における実施計画の中長期財政計画にお示ししました目標値が総合計画の基本計画に掲載された財政計画の目標値から下方修正されているとの御指摘でございますが、御案内のとおり総合計画策定時には想定していなかった未曾有の経済危機によります大きな財政状況の変動がその原因となっているところでございます。今後におきましても、事業の実施に当たりましては社会経済情勢を十分に勘案し、柔軟に対応するとともに、選択と集中を図りながら住み良さ日本一を目指してまいりたいと考えております。御理解賜りたいと存じます。 70: 議長(竹石正徳)  2番議員、再質問はございませんか。                   (2番議員挙手)  倉本崇弘議員。 71: 2番(倉本崇弘)(登壇)  御答弁ありがとうございます。  まず、1番の入札についてなんですが、予算を伴う意思決定をする際は通常上司の承認を得るのはごく当たり前のことだと思うんですが、通常こうやって公判の中で出てきた話ですよね。こういった予算を伴う事務処理の際に上司へ報告はなされていないんでしょうか。その点をお伺いします。 72: 議長(竹石正徳)  水道事業管理者。 73: 水道事業管理者(斎藤隆司)(登壇)  御答弁いたします。  私、水道事業管理者といたしまして、部の関係職員から聞き取りをいたしております。ただ、その聞き取りの中では、確認をするための書類が不足していたり、あるいは職員の記憶が不明確であったり、そうしたこともございましたことから、私としては十分な聞き取りができず、私の調査には限界があるということを上司と関係者に報告をし、対応を協議していただき、弁護士等第三者が調査を行うこととなった次第でございます。                   (2番議員挙手) 74: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 75: 2番(倉本崇弘)(登壇)  記憶があいまいとか、書類がないという御答弁がありましたけど、こんなのは当たり前じゃないですか。課長が指示することもなく、あるいは管理者が指示することなく予算をいじったんですか。そういうことはあり得ないですよね。常識的に考えて承認しているんじゃないですか。もう一回御答弁ください。 76: 議長(竹石正徳)  水道事業管理者。 77: 水道事業管理者(斎藤隆司)(登壇)  今の御質問につきまして、御趣旨が事業の変更と申しますか、設計額の変更という観点かと私は存じ上げますが、それにつきましては、御案内のとおり変更契約の中で設計、あるいはその際の執行伺い等、諸手続にのっとって認めてきておるものでございます。以上でございます。                   (2番議員挙手) 78: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 79: 2番(倉本崇弘)(登壇)  そうしたらわざわざ外部調査を出すまでもなく、この件に関しては公判で出てきた課長が指示をしたということはお認めになると、こういうことでしょうか。 80: 議長(竹石正徳)  水道事業管理者。 81: 水道事業管理者(斎藤隆司)(登壇)  お答えいたします。  課長の指示があったかどうか、あるいはそういった内容について、私自体の聞き取り調査等で不十分であったということから第三者による調査の依頼をいたしたものでございます。                   (2番議員挙手) 82: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 83: 2番(倉本崇弘)(登壇)  判こは押されているんですよね、書類上は。 84: 議長(竹石正徳)  水道事業管理者。 85: 水道事業管理者(斎藤隆司)(登壇)  いわゆる工事の設計変更に伴います決裁書類としては、私が最終的な決裁権者として押印をいたしております。                   (2番議員挙手) 86: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 87: 2番(倉本崇弘)(登壇)  そうしたら、組織的にこれは認めていったということですよね。 88: 議長(竹石正徳)  水道事業管理者。 89: 水道事業管理者(斎藤隆司)(登壇)  御答弁申し上げます。  議員御質問の水増し等といったことについては、私のほうとしては指示をいたしておりません。そういうことでございますので。                   (2番議員挙手) 90: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 91: 2番(倉本崇弘)(登壇)  では、水増しと気づかずに判こを押したと、こういうことですか。 92: 議長(竹石正徳)  水道事業管理者。 93: 水道事業管理者(斎藤隆司)(登壇)  御質問は、工事の変更設計の中に具体的な水増しがあったかどうかということについて、先ほど来申し上げておりますように、その水増しが上司の指示であったのか、あるいはそういったことの内容について、十分な、あるいは公正な調査が必要という観点から今回の調査に至ったものでございます。                   (2番議員挙手) 94: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 95: 2番(倉本崇弘)(登壇)  これ以上言っても堂々めぐりになると思いますので、ちょっと質問を変えます。今回の不祥事防止対策が練られているわけですけど、その間にもこの議会の最中に環境政策課の課長が逮捕されるという事態が起きています。これは極めて異常な事態だと思うんですよね。半年以内の間に2人も逮捕者が出ているということは極めて異常な事態です。これらの不祥事について、管理責任についてはどのようにお考えか、桑名市としての見解をお伺いいたします。 96: 議長(竹石正徳)  山下副市長。 97: 副市長(山下卓司)(登壇)  倉本議員の再質問に御答弁申し上げます。  今回の2件の事件につきましても、公務員になってから二十数年たつ者、もう1人は30年以上という形で、いわゆる行政に精通しておりまして、非常に私どもとしては十分信頼をしておった職員でございます。そうした中で今回このような事件を起こしたということは、どこに原因があるかということで、特に当然公務員とはどういうものだという公務員規律といいますか、そういうことをまずこういうふうなベテラン職員に対して徹底させるということについては、非常に私どもとしては甚だ情けない話でございますけど、ひとつこの辺からきちっとした形で中間管理職、あるいは管理職、私どもを含めましてひとつ一からしっかり徹底して、その辺をもう一度公務員とは何ぞやというふうなことについて徹底させていきたいというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。                   (2番議員挙手) 98: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 99: 2番(倉本崇弘)(登壇)  今、山下副市長にお答えをいただきましたが、この桑名市の組織の最高責任者は一体だれであるとお考えでしょうか。お示しをいただきたいと思います。 100: 議長(竹石正徳)  市長。 101: 市長(水谷 元)(登壇)  最高責任者は私でございます。今回の事件を含め、11月の水道部職員の逮捕と、議員おっしゃるように半年で2人の逮捕者が出たということは全く遺憾で残念でございます。この議会の冒頭にも、きのう申し上げたとおりでございまして、管理責任という意味においては大変責任を感じております。                   (2番議員挙手) 102: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 103: 2番(倉本崇弘)(登壇)  今、市長から管理責任を感じられているという御答弁がありました。何らかの政治責任をとるお考えは今ありますか。お示しください。 104: 議長(竹石正徳)  市長。 105: 市長(水谷 元)(登壇)  きのう小川議員にお答えをしたとおりでございまして、今、そういったことも含めて検討、勘案中でございます。                   (2番議員挙手)
    106: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 107: 2番(倉本崇弘)(登壇)  これが民間企業であれば倒産すら考えられる事態で、まさに非常事態だと思うんですよね。これは市長の長期政権の結果、組織的な緩みが出てきているんじゃないかと、私はこのように感じます。市長はその点についてどのようにお考えでしょうか。お示しください。 108: 議長(竹石正徳)  市長。 109: 市長(水谷 元)(登壇)  こういった事件が起こったわけでありますので、市民の皆さん方の信頼を著しく損ねたということはまさしくそのとおりであろうと思いますし、いろんな御批判があって当然のことだと思っております。                   (2番議員挙手) 110: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 111: 2番(倉本崇弘)(登壇)  私は基本的にはもう解体的な再生しかないんだと今回の事態を受けてそのように感じますが、出直し市長選挙以外再生の道はないと、このように思いますけど、市長はどのようにお考えでしょうか。お示しください。 112: 議長(竹石正徳)  市長。 113: 市長(水谷 元)(登壇)  今、懸命に市民の皆さん方の信頼を回復することと、そして、こうした事件が2度、3度、2度起こりましたけれども、また起こらないように精いっぱいそのことに努めることがみずからの責任であるというふうに思っております。                   (2番議員挙手) 114: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 115: 2番(倉本崇弘)(登壇)  まだやめないという御答弁だったと思いますが、それであるのであれば、何らかの方策をお示しいただかないと納得がいかないんですが、何かお考えのことがあればお示しをいただければと思います。 116: 議長(竹石正徳)  市長。 117: 市長(水谷 元)(登壇)  いろんなことをこれからも実施しなければいけないと思っておりますけれども、きのう、その前ですか、部課長会議も開きまして、そこでも当面できること等について皆さん方に指示をしたところでございます。                   (2番議員挙手) 118: 議長(竹石正徳)  倉本議員。 119: 2番(倉本崇弘)(登壇)  基本的にもう長期政権の結果、組織的な緩みがある。これが基本的なところだと私は思います。市長は違う認識かもしれませんが、私はそのように思いますし、この点を改善しない限り、また不祥事が起きるんじゃないかという危惧を持っています。何らかの抜本的な改善策をぜひ講じていただければと思います。  それでは、次に弁護士の件に関しまして、桑名市にかかわりのない弁護士であるかどうかということはお示しをいただけなかったわけですが、桑名市にかかわりの深い弁護士がこの調査にかかわっているということが仮にあるとすれば、それは問題であるという認識は持たれているんですか。 120: 議長(竹石正徳)  総務部長。 121: 総務部長(城田直毅)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えいたします。  弁護士の選任ということについての御質問でございますが、御承知のとおり弁護士は弁護士法に規定されている資格でございまして、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とし、社会秩序の維持に努めるものとされております。今回調査をお願いしたのは、この弁護士資格の職責に基づき調査をお願いした次第でございますので、公正な調査をしていただけるものと考えております。                   (2番議員挙手) 122: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 123: 2番(倉本崇弘)(登壇)  今の御答弁を聞いておりますと、暗にかかわりの深い弁護士が入っているということを感じずにはいられないんですが、本当に大丈夫なんでしょうか。 124: 議長(竹石正徳)  総務部長。 125: 総務部長(城田直毅)(登壇)  倉本議員の再質問にお答えいたします。  先ほども御答弁申し上げましたように、この調査が終了した時点では弁護士さんのお名前も公表させていただくということにさせていただいておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (2番議員挙手) 126: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 127: 2番(倉本崇弘)(登壇)  調査が終了した時点で、もしその調査を担当された弁護士の方が不適当だというふうに市民の側から見られた場合、再調査をしないといけなくなっちゃうんですよね。その辺についてはどういうふうに認識をされているんでしょうか。お示しください。 128: 議長(竹石正徳)  総務部長。 129: 総務部長(城田直毅)(登壇)  再質問にお答えいたします。  議員御指摘のようなことにつきましては想定をいたしておりませんので、御理解をお願いしたいと思います。                   (2番議員挙手) 130: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 131: 2番(倉本崇弘)(登壇)  想定をしないというのは極めて問題だと思うんですが、この件についてはもうこれ以上議論していても同じ答えが返ってくるだけだと思いますので、質問を変えたいと思います。  ちょっと2番目を飛ばして3番目のほうを、時間の都合もありますので、先にお伺いをしたいと思います。先ほどの御答弁の中では、まずは計画の最上位は総合計画であり、2番目に市長のマニフェストやその他の計画、そして、3番目にその他必要とされる事業であると、こういう順番、優先順位としてはそういう順番であるということに対しては異論はございませんか。お示しください。 132: 議長(竹石正徳)  市長公室長。 133: 市長公室長(石川雅己)(登壇)  倉本議員の再質問に御答弁申し上げます。  計画の順位ということでございますけれども、先ほども御答弁申し上げましたが、市の最上位計画は桑名市総合計画でございまして、それに従ってすべての事業を計画、進捗させているということでございますので、よろしくお願いします。                   (2番議員挙手) 134: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 135: 2番(倉本崇弘)(登壇)  今、総合計画に沿って各種事業を推進されているという御答弁がありました。今回の当初予算の中で、おむつの給付事業に関して削減がなされています。ところが、総合計画を見ると、おむつ給付事業など、生活支援サービスの充実を図りますと総合計画の中にきちんと書いてあるんですよね。にもかかわらず削減をするということは、これは明らかに総合計画の無視であると思うんですが、いかがお考えでしょうか。 136: 議長(竹石正徳)  市長公室長。 137: 市長公室長(石川雅己)(登壇)  倉本議員の再質問に御答弁申し上げます。  桑名市の総合計画は最上位計画でございまして、それに従って基本計画、そして、実施計画というものを立案して事業展開をしているところでございます。当然実施計画につきましては、毎年3カ年をめどとしてローリングの作業をしておりまして、その中では、総合計画にもございますように、財政運営というのも非常に大きなテーマでございますので、そういうことにかんがみながら実施計画を立案し、事業展開をしているということでございます。したがいまして、削減する事業も中には出てくるものというふうに考えております。以上でございます。                   (2番議員挙手) 138: 議長(竹石正徳)  倉本崇弘議員。 139: 2番(倉本崇弘)(登壇)  今は財政的な問題点を挙げられて、総合計画の変更もある意味ではやむを得ないという趣旨の御答弁であったと思います。そうすると、総合計画を着実に遂行していくために何らかの努力をしたんでしょうか。投資的な事業の中に今どうしてもやらなければならない事業でないものが幾つか入っていると思うんですよね。まず弱いところから切っていくのではなくて、ゆとりのある、言い方は悪いかもしれないんですが、やってもやらなくても大きく市民生活について影響を及ぼさないところから削減していくのが当たり前だと思うんですが、いかがお考えでしょうか。 140: 議長(竹石正徳)  市長公室長。 141: 市長公室長(石川雅己)(登壇)  倉本議員の再質問に御答弁申し上げます。  実施されております事業につきましては、基本的にすべての事業について事務事業の評価をいたしまして、それに従って実施計画、あるいは予算をお願いしていくということでございます。よろしくお願いいたします。           (「ありがとうございました」と2番議員の声あり) 142: 議長(竹石正徳)(登壇)  ここで暫時休憩いたします。                                     午後0時02分 休憩                                     午後1時00分 再開 143: 議長(竹石正徳)  休憩前に引き続き会議を開きます。  通告により16番 石田正子議員。 144: 16番(石田正子)(登壇)  皆さん、こんにちは。日本共産党の石田正子でございます。  市民生活の守り手とならなければならない行政で市民の不信を募らせることが相次ぎ、しかも、不祥事事件問題が再び起こらないようにということで検討会議がまとめられてきたものの、まだ解決にも至っていない状況下にあり、のど元乾かぬうちにまたかということは本当に深刻です。幹部たるもの患うという字を書く患部では困ります。水谷市長を初め組織のあり方が大きく問われることだと思います。  今まで行政改革のもと進めてきたことも問われると思います。費用対効果を全面にして削減、民営化路線を進める方向で行政運営を切り捨ててきたツケではないかとさえ言いたくなります。市民サービスをさらに充実していくためにこそ、行政の基本的なあり方を追求していくことが文字どおりの行政改革ではないのでしょうか。
     今までの行革大綱、集中改革プランなどで進めてきた内容の総体的な印象は民営化路線まっしぐらです。今までの質問に対しても、民のほうがすぐれているから政策に取り入れるという答弁でした。官から民へという国の方針に忠実になり過ぎているのではないのでしょうか。市が行おうとする行政改革は新自由主義、市場原理のもとに進めるものであり、本来行政のすべきことは公共の福祉に徹するということですから、本来あるべき市民に目を向ける方向にかじ取りを切りかえることです。行政が行政としての役割をしっかりと果たすことを求めて質問を行います。  まず、第1に行政改革についてお伺いします。  行革路線、集中改革プランのもと、今まで行ってきたことを取り上げたいと思います。第1に行政改革を問う。1)として民営化路線についてです。  官から民へ、費用対効果がどうか。最小の経費で最大の効果を、民がすぐれているので、手法を取り入れると行政のありようを経営的にしていく視点で進められています。まさに市場原理、競争の中に行政運営を動かしてきたということです。桑名市が行ってきた主なものに、民間事業者最優先で進めるPFI方式で図書館を初めとする施設の管理、運営をするとして保健センター、青少年ホーム、多目的ホールなど、複合施設があります。市民病院の事業を市から切り離して地方独立行政法人化しました。公の施設を指定管理者制度導入で管理・運営を民間事業者に任せるというやり方がどんどん進められています。  また、業務委託は子供たちの施設にも及び、保育所給食、学校給食が業務委託されつつあります。この業務委託は現場での指示、命令のあり方が問われる偽装請負になっているケースが他の自治体では問題になっています。給食実施のありようからしたら、現場では指示する必要が生じることになりますから、指示しているのではないのでしょうか。そうでなければ、子供の健康状況に合わせて当日の給食確保にはならないと思います。このような懸念があるということです。  民間事業者は本来事業を行うに当たり、事業者の責任で社屋など、事業展開する場所は事業者みずから確保してそこで業務を行い、経営力を発揮するには利潤を生み出さなくてはならないのです。行政が委託することは市の施設を提供して民間事業者が業務を請け負うということです。要するに、市民の税金で建てた施設を貸し出して、そこで民間事業者をもうけさせるということです。民間事業者はもうけがなければその事業には手を出しません。つまり、市の施設でもうけをするということになります。  経営の中身はもうけを出そうとすればかかる経費に差はないと思いますが、ターゲットは人件費です。人件費を削減できるということです。安く働かせることが進むということであります。官製ワーキングプアと言われる問題が出ていますが、こういったことが原因です。また、非正規労働者が多いことも人件費抑制にあります。雇用の確保、健全な働き方を進めることは行政の責任です。この点をなおざりにして費用対効果というのは本末転倒であると考えます。  実際に市の行う業務を委託先の事業者から配置された労働者が幾らの賃金で働いているのかとお尋ねしたところわからないということでした。指摘するなら、一つ、住民サービスの後退のおそれ、経営効率だけが強調され、住民サービスの後退、利用料、使用料の負担増加などがもたらされるおそれが極めて大きく、新たな利権が培養されることも極めて大きいのです。二つ目には、住民自治、住民参加の後退のおそれです。情報公開がどこまで適用されるかという問題があります。三つ目には、議会の関与が後退、空洞化することです。これまであった自治体の仕事についてあった議決権、検査権、監査請求権など、市議会の持っている執行機関に対する監査機能が後退することは地方独立行政法人が顕著にあります。つまりは議会制民主主義を敵視する仕組みだと言えるわけです。四つ目には、自治体労働者の身分保障と権利剥奪の問題です。採算や経営上の業績のみが強調されて賃金が引き下げられるおそれも大きいわけです。  今度出されます行政改革大綱―チャレンジプラン2010―第3次についてお伺いしますが、桑名市行政改革大綱、この第3次を見るに当たり、二つ目として、公共サービスの質の確保についてお伺いをいたします。  保育、学校・保育所の給食、介護、医療、スポーツ施設、公民館などを例に挙げてお尋ねしたいと思います。  この計画の大もとは総務省の方針である市場化テストです。医療、教育、社会保障、環境保全、労働者の保護などの各分野ごとに規制緩和を進め、後退させ、官から民へを進めるために制度を幾つも設けています。総人件費改革、公共サービスの改革の推進に向けています。  保育に関しては、今規制緩和が大きく打ち出されてきておりますが、保育の質を落とさず、保育政策を市として発揮させることは重要です。今まで市民の方々と一緒に進めてきた保育事業を壊してはなりません。経営的に進められる認定こども園、幼保一元化を進めるのでしょうか。食育を提唱しながらも業務委託でしょうか。この業務委託も、初期時点では経費が安いということで広がった一面がありますが、年々費用がはね上がっていくということで、自校方式に戻したという事例が他の自治体であると聞いております。  介護にしても民間参入が基本になっています。公の施設の指定管理者制度はスポーツ施設、今回は公民館も指定管理者制度が導入されており、民間への移行が進みつつあります。  公的サービスの質の確保について。  行革は公共サービスの民営化や廃止の計画を作成していくものです。民営化、廃止にさせないために、いかに公的サービスの質の確保をするのかの視点でお聞きしたいと思います。例えば、保育は子供の命、体の安全を確保し、それぞれの個性を尊重しつつ、全面的発達を保障するものです。そのためには、専門性と経験を持つ保育士を確保し、子供と保護者と保育者と行政が協力、信頼関係を確立する必要があります。  経費削減のため、不安定雇用も保育所を中心とする運営は本質的には問題です。学校給食は児童・生徒の心身の健全な発達に資し、国民の食生活の改善に寄与するものとして、食事の正しい理解と望ましい習慣を養うこと、学校生活を豊かにし、社交性を養うこと、栄養の改善や健康の増進を図ること、食料の生産、配分や消費についての正しい理解を目指すことなどを目的にしています。これは学校給食法1条、2条にあります。  学校給食の調理業務の民間委託は教育目的を大きく損なうことになり、義務教育小学校設置者が負担する学校給食の運営に要する経費には、学校給食に従事する職員に要する給与、その他人件費が含まれますから、民間委託はこの趣旨にも反するものです。また、学校栄養士が教育の一環として種々の指示をして調理に当たるということとされており、業者が業務遂行に関する管理指示をみずからするものではない以上、民間委託は労働者派遣法にも抵触するのではないのでしょうか。子供の食生活を長期的に見据えた公的学校給食を守り、充実させる取り組みが必要です。  公立図書館は教育文化の発展の基盤となる施設であり、民主主義の根幹を支える住民の学ぶ権利、憲法13条、26条、知る権利、憲法21条を保障するためにふさわしい体制をとることが義務づけられています。経費削減のために不安定雇用の労働者が十分な研修を受けずに図書館の業務につくのでは公立図書館としての責任が果たせないことになりかねないのです。介護は公共サービスとして措置制度がありましたが、介護保険により多様なサービスを選択と契約によって購入する制度となりました。福祉が市場化そのものになっていることが根本問題です。  公共サービスとは何かという点で、公共サービスは社会福祉、教育、労働者保護など、社会保障のために獲得されてきたものです。公共サービスに従事する公務員は、全体の奉仕者として、社会的弱者についても社会保障が実現できるように努める責任があります。官から民への論は行政を縮小し、公務員を減らすことを通して社会権の保障そのものを後退、低下させるもので、社会的弱者に奉仕する機能を低下させるものです。自治体民営化がさらに進むことは、今まで実感されている格差をさらに拡大することになるのではないのでしょうか。  公共サービスを守り、充実させていく。自治体が民営化を進める論拠に財政危機があります。財政危機だから行政改革だという議論は30年ほど前からあります。地方財政危機は、自治体民営化を進める一つの根拠にされますが、三位一体改革で国から地方への税源移譲に対し地方交付税削減です。地方自治体の財政難の原因は、福祉環境保護、住民サービスのために生じるのではなく、過大な投資的経費と国の財政政策にあるのです。市の財政根本を明らかにすべきではないのでしょうか。  自治体民営化路線は、1990年代まで地方行革や自治体リストラとは質的に異なる段階に入ってきていると思われます。それは経済界が直接的に地方自治体での教育、福祉、医療などの公的サービスを通して社会的弱者を守る仕組みについて、これを壊す政策を具体的に繰り返し提言しているところに特徴があります。自治体民営化を推進しようする人たちは、公務員と民間労働者、公務員と住民が対立しているのだと声高に繰り返すのです。公務員がみんな自分たちの生活を脅かし、甘い汁を吸っているのだという気にさせられてしまいます。公共サービスが社会的に立場の弱い人たちを守ることにあるという実感を持つことです。  行政改革が第3次分に盛り込まれていること、今までの民間委託などの見直しはあるのでしょうか。行政改革を進めるなら、財源の確保からも同和行政を終結する決断が要るのではないのでしょうか。組織の改革、市政の改革こそがたび重なる不祥事問題が起きている今、厳しく求められていると考えます。  第2に、合併検証を問いたいと思います。  合併して5年が経過をし、合併後統一が図られているということで、統一化する議案が今議会にも出されておりますが、まだ調整項目として挙げられているものが70項目ほどあるとお聞きしましたが、今後どのように調整されるのでしょうか。統一化といっても、多度地域、長島地域の方の負担増というのが調整のあり方になっています。合併するときにはサービスは高く、負担は低くではなかったのでしょうか。約束事はそのとき頼みだということですね。合併は市民にとってどうであったのか検証すべきです。当局は検証されたのでしょうか。以下の項目でお聞きしますので、お答えください。  検証する時期もあると思いますが、5年が経過した今の時点でどうであるかを見てみたいと思います。合併が地域に与えた影響を直接的影響と間接的影響とに区分して見ると、短期であらわれた問題と長期にわたってあらわれてくる問題があります。  直接的影響として区分する内容は、合併自体が直接的、一時的に生み出す影響です。合併は行財政組織及び議会を初めとする自治組織の統合です。それに伴い影響が生じるのです。市役所や町役場の空間的統合と人事配置の再編、首長や議員、職員などの削減、公共施設の再編が生じます。同時に行財政政策が統合されるので、税や各種行政サービス負担金や行政サービスの内容の変更が行われます。市民生活、事業所や農業経営にも影響を与えることになります。交付税の算定がえ特例などの期間については、長期にわたる財政的な側面の影響があります。  間接的影響とは、合併に伴う直接的、一時的な影響の波及効果の結果として、二次的に生じる現象を指します。町役場がなくなり総合支所化することになるなど、役場の調達がなくなり、職員が減ることで職員の消費活動も減ることになります。合併前に打ち出していたことが、現実合併後話が違うではないか。こんなことなら合併に賛成するのではなかったという声が聞かれます。  そこでお聞きします。  (1)合併前に住民の意向を確認しているかについて。  (2)合併協議の文書や新市建設計画の検証をするについて、1)文書で記された合併効果はあったのでしょうか。2)新市建設計画で実現していない事業など、チェックする項目がありますか。3)特例債事業など、合併による大規模事業をどのように把握していますか。  (3)合併時の新市建設計画や合併後の行革関連文書、行革プラン、財政健全化計画を含んで。1)総合計画との整合性はあるか。2)廃止事業、減った事業、新規事業、拡大した事業は何であったか。3)福祉・教育の後退はなかったか。  次に(4)として、地域の変化を見る点で、1)地域の人口動向と将来人口予測はどうでしょうか。2)公共交通、交通網の手段がどのように整備されたのか。3)産業動向はどのように見ていますか。4)市民の意識の検証をどうしているのか。5)公共サービスの住民負担、使用料などをどのように見ていますか。6)市民参加制度の充実度については、審議会などへの公募委員の割合がどうなっているのでしょうか。  (5)合併で地域活性化になったかという点についてお聞きします。合併の大きなメリットとして地域活性化が打ち出されておりますが、合併推進で現状をどのように把握されているのかをお尋ねいたします。  合併の主題として財政運営の問題があります。そこで、(6)財政運営は効率化したかという問題について、1)大型公共事業、2)合併後の借金についてお尋ねをいたします。  箱物建設が続いていますが、うたい文句として財政運営に特典があるかのように合併特例債が運用できると言われてきましたが、合併後に新たにできた借金はどれほどになっているのでしょうか。  (7)未来を見据える地域づくりをということで質問をいたします。  合併したからには市政が安定することが望まれるところです。地域がいかに活性化するか、総合計画をどのように進めていくのでしょうか。地域の特性をしっかりと見据えた取り組みが望まれるところです。豊かな自然の環境を維持して発展させるために、桑名市独自の農業、林業、漁業、産業の政策と安心して暮らせる社会環境保障をしていく福祉、教育政策にあります。合併検証の足がかりとして以上質問をいたしました。  もっと細部にわたりデータを取りそろえていかなくてはなりませんが、現状を分析して問題点を割り出し改善していくことです。今議会でも保育料の統一化や都市計画税など、旧多度町、旧長島町の方には負担増の議案が出ております。合併当時の申し合わせ事項がほごにならないようにすることが望まれるのではないのでしょうか。  次に、大きな3番として、次世代育成支援について質問をいたします。  2005年度からスタートしました次世代育成支援行動計画は2009年度をもって前期計画が終了し、2010年度から後期計画がスタートすることになっております。後期計画は医療、保健、保育、教育などの条件整備計画であり、今後5年間、桑名市にとってどのような子育て環境を整備するのかが問われるものです。  この行動計画は、次世代育成支援対策推進法に基づいて自治体が策定を義務づけられているものです。次世代法の目的は、少子化対策としての人口政策ではなく、少子化の要因として指摘されている子育て環境の整備をすることにあります。行動計画は、仕事と子育ての両立支援と子育て支援の二本柱です。前期計画は行政主導型の計画になったのではないのでしょうか。前期行動計画は他の自治体では中高生を対象にしたところもありましたが、我が市では主としては乳幼児期から学童期が中心でありました。後期計画を策定するに当たり、現在の保育、子育てをめぐる政策状況が影響を与えると思いますが、前期計画以降の状況をどのように把握されているのでしょうか。  そこで、(1)次世代育成支援行動計画後期の内容を問う。1)前期計画の達成と問題点、課題を反映しているのか。2)後期で達成したい最大目的は何かについてお聞きします。  (2)次世代育成支援行動計画の具体化として、1)市民要求とその実現への取り組みは、2)実施するための財源確保の見通しはについてお尋ねをします。  保育所の最低基準の考え方ですが、規制緩和の方針が今出てきておりまして、桑名市の保育を壊さないように守っていただきたいのですが、保育所によっては保育士と子供の対人数が優遇されている保育所がありますから、一部保育所にとどめないで全園で実施するべきではないでしょうか。その解決の方向が見られません。  市民の声として、安心して医療が受けたいという意見が取り上げられていましたが、子育て支援で欠かせない医療の点では、子供の医療費の無料化の対象年齢の拡大も必要です。計画を推進するための財源確保の点ではどのように検討されているのでしょうか。その当てといいますか、財源の裏づけも要ると思います。例えば、住居の確保からは市営住宅の確保や保育所の施設がこのままで料金に見合っているかという検討が要るのですから、担当部局だけでなく全庁的に取り組んでいかなくてはなりません。この協議が今後どのように進められるのでしょうか。  加えて(3)就学前教育のあり方ですが、保育所、幼稚園の問題として幼保一元化の問題がありますが、財源の削減、縮小として一本化することには異論を感じております。どのようにお考えでしょうか。お尋ねをします。  最後に(4)計画の問題点です。この計画には同和保育、同和教育が明記されています。これは市政そのものにもかかわりますが、同和問題を全面に掲げて子供たちの中に盛り込んでいくことには問題があります。保育、教育の大もとはどれだけ子供の健やかな発達を保障するかです。発達保障を支えるためにきめ細やかな手だてが必要です。見直しを求めるものです。以上です。 145: 議長(竹石正徳)  これより執行部の答弁を求めます。  市長公室長。 146: 市長公室長(石川雅己)(登壇)  石田正子議員の一般質問のうち、所管いたします部分について御答弁申し上げます。  まず、大きく1点目の行政改革についてでございます。  行政改革につきましては、さきの全員協議会で御説明申し上げましたとおり、新しい行政改革大綱として桑名市行政改革大綱チャンレジプランというものをお示ししているところでございます。その大要を申し上げますと、基本的には現下の景気の低迷の長期化、あるいは少子・高齢化、そして、ニーズの多様化、高度化、地方分権の推進というここ十数年の大きな変革の時期にございまして、その中で集中改革プランに平成17年度から取り組み、行財政改革を推進してまいったところでございます。この集中改革プランにつきましては、経費の削減、人員削減などの量的な見直しの視点から進めてきたものでございまして、一定の成果を上げたところであるというふうに認識しております。  しかしながら、今後の社会情勢の変化を考えますと、なお一層の行財政改革を進める必要がありますことから、市民サービスの向上、あるいは事業効率化の視点で根本的に見直していく必要がございました。そのために、この1年をかけましてさらなる行革にチャレンジしようということで、新たな桑名市行政改革大綱を策定いたしたところでございます。  先ほども申し上げましたが、基本的な考え方といたしましては、前例踏襲、国・県への依存、あるいは画一的、量的サービスといった管理的な行政運営から自己決定、自己責任の原則、資源の創造、あるいは効果的な配分、ニーズに基づくサービス提供といった経営的な感覚での行政運営を行うことといたしております。その中で、基本方針といたしましては、効率的な行政運営、安定的な財政経営、市民との協働というところを大きく三つの視点といたしておりまして、重点的な目標といたしまして、市民満足度の向上、重点的、優先的な課題に再配分といった視点を持っているところでございます。  そこで、御質問の民営化路線について問うということでございますけれども、基本的には、集中改革プランの中で民でできることは民でというスタンスで進めてきたわけでございますけれども、それについても、私どもといたしましては一定の成果を上げてきたのではないかというふうに思っております。これまで民間活力を行政サービス提供の手段の一つとして位置づけまして、経費削減の視点だけではなく、市民サービスの向上、NPO、市民団体及び地域住民との協働などのさまざまな視点から検討を重ねた上で、総合的な観点に基づいてその導入を進めてまいったところでございます。  また、今回の新しい行政改革大綱では、民間活力の導入についてのルールづくりを行うことといたしておりまして、これまで進めてきた中での部分で改善すべき点等がございましたら改善についても進めてまいりたいと考えております。特に導入プロセスの客観性、透明性の確保、そういったことを通して行政責任の明確化、サービス水準の向上を目指してまいりたいと考えております。  それに絡みますけれども、2点目の公共サービスの質の確保についてでございますが、民間活力の導入後は、適正かつ確実なサービスが提供されているということを確認していく作業が必要でございます。また、安定的かつ継続的なサービスがされているかといったところでの視点でモニタリングなどの業務履行の確認を行ってきているところでございます。引き続き、それらの手法の検証を進めつつ、市民サービスの質の維持・向上をより確実に図ってまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。  次に、2の合併検証を問うということでございますけれども、御質問が多岐にわたっておりますので、一部答弁漏れがございましたら後ほど御指摘いただきたいと思いますけれども、基本的に順次御答弁申し上げたいと思います。  まず、(1)の合併前に住民の意向を確認しているかについてでございます。  これにつきましては、合併時に設置しました合併協議会におきまして、市内に居住する18歳以上の男女約4,000人を対象といたしまして、合併に関する住民意向調査を実施いたしたところでございます。この調査は行政に対する要望、あるいは合併への期待、不安に思うことなどを把握するとともに、新市建設計画を策定する際の基礎資料とすることを目的に行ったところでございます。また、あわせて各種団体へのヒアリング、小・中学校単位での住民説明会におきましても多くの御意見をちょうだいすることと相なった次第でございます。  次に、(2)の合併協議の文書や新市建設計画の検証ということでございますけれども、文書で記された合併効果につきましては、新市建設計画の中で効率的な行財政運営ができ、経費の削減ができること、施設が広域的に利用でき、利便性が向上すること、そして、国や県の合併支援プランや財政支援策を活用した地域整備が可能となることなどが合併の効果として挙げられております。それぞれに検証する必要がございますけれども、この5カ年の間の事業展開等の中でこれらについては一定の成果が上がっているものと考えております。  次に、2)の新市建設計画で実現していない事業などのチェックについてでございますけれども、新市建設計画では新市で取り組む合併後10年間の主要事業をお示ししているところでございます。  この趣旨といたしましては、当然、国・県の支援を視野に入れました合併交付金、あるいは合併特例債の活用、そういったものを活用していこうということでございまして、そのための前提条件といたしまして、この新市建設計画の中へ記載されているということが第一条件となっておりましたことから掲載事業が多岐にわたっております。そのため、各年度の財政状況を勘案しながら順次進捗を図っているところでございますが、新市建設計画を踏まえまして新しい桑名市の総合計画が立案されております。その中でこの新市建設計画の事業等も考え方等も反映いたしているところでございまして、新しい総合計画の中で基本計画、実施計画といった形で事業への取り組みも進めているところでございます。  次に、3)の特例債事業など、合併による大型事業を検証するについてでございます。  この5年間で行ってまいりました主要な事業では、市民会館のリニューアル工事、それから、新斎場建設事業に合併特例債を充当しておりまして、それぞれ合併後の市の中核施設として位置づけた中整備いたしたところでございます。また、そのほかにもそれぞれの地域の実情に合わせ、小・中学校施設の耐震補強工事、あるいは防災コミュニティセンターの建設事業などにも活用させていただいたところでございます。  次に、(3)でございます。合併時の新市建設計画、あるいは合併後の行革関連文書のうち、1)として総合計画との整合性はあるのかについてでございます。  先ほど申し上げましたが、平成18年度に策定いたしました新市の総合計画は、新市建設計画の趣旨を十分に踏まえた上、それらに記載された事業もかんがみながら、平成19年度から平成28年度までの10年間の計画として策定いたしたものでございます。さきの議員にもお答えしたところでございますけれども、この総合計画の中では当然行財政改革の項目などもございます。これらを踏まえる中、先ほど申し上げた新しい行政改革プラン、前の集中改革プランなどにつきまして、総合計画を尊重して同じ方向性、あるいは方針を持った計画となっておりまして、計画年度も合わせているところでございます。  次に、2)の廃止事業、減った事業、新規事業、拡大した事業は何かについてでございます。  合併時の事務事業の調整に当たりましては、合併と同時に調整するもの、急激な変化による混乱を避けるために一定期間を置いて調整するものなど、さまざまなものが混在いたしていたところでございます。水道料金などのように同一事業で負担割合が異なり、不均一であることが公平性を欠くと考えられる事業につきましては統一を図ったところでございます。また、一部の地域で実施していたコミュニティバス事業につきましては、全市に拡大いたしまして生活交通手段の確保に努めたところでございます。このほかまだまだ新規事業等もあるところでございますけれども、時間の関係もございますので、次の項目の答弁をさせていただきたいと思います。  3)の福祉・教育の後退はなかったかについてでございます。  各種手当や助成に関しまして、不均一であったものについては統一をいたしたところでございます。一例を挙げますと、旧多度、長島地区で実施しておりました小・中学校の修学旅行補助金につきましては、新市全体で実施することが困難でありますので、廃止いたしたところでございます。その他個々の調整を実施しているところでもございまして、基本的には後退という認識は持っておりません。  次に、(4)の地域の変化をみるという中で、1)の地域の人口動向と将来人口予測についてでございます。  総合計画では、平成27年まで人口増加をたどるであろうと人口推計いたしているところでございます。その後、人口減少社会に転じることが予想されますので、子育て支援にもしっかり取り組んでいく必要があろうかなということを考えているところでございます。質問の地域の人口動向ということでございますけれども、桑名、多度地区については微増、長島地区については現状維持というのが現状でございまして、合計人口で申し上げますと、合併後の平成17年度末には13万9,355人でございまして、平成20年度末現在の人口では14万1,801名ということでございます。全体として、毎年微増傾向にあるということでございます。  次に、3)の産業動向についてでございます。  大都市近郊という地理的な優位性を生かしまして、伝統ある地場産業の活性化、また、新産業の創出といったところに努めているところでございますけれども、特に将来を見据えた戦略的な企業誘致、あるいは恵まれた自然環境と歴史的・文化的資源を生かした観光産業、あるいは観光の活性化に取り組んでいるところでございます。  次に、4)の市民の意識の検証についてでございます。  合併後における市民意識の調査等は行っておりません。しかしながら、総合計画の策定に当たりまして、満18歳以上の男女3,000人を対象に市民意識調査を実施しているところでございます。これは総合計画の立案のための調査でございましたので、この調査でいわゆるまちづくりの分野の中ではどの分野を大切にするべきかといった点も調査をいたしております。その中では、犯罪のない安心感、防災に対する安心感といったところが非常に高く、やはり安全・安心といった面の取り組みが市民のニーズとしては非常に高いというところを感じる次第でございます。  次に、5)の公共サービスの住民負担についてでございます。  使用料についての基本的な考え方は、同一または類似するサービスの使用料については、可能な限り新市で統一するということに努めてまいった次第でございます。ただし、合併直後に統一することへの影響が大きいものにつきましては、一定の調整期間を設けるなどして混乱を来さないよう配慮してまいったところでございます。  次に、6)の市民参加制度の充実度といった御質問でございます。  市民参加の推進のために、各種審議会、委員会では、特に専門性が求められるものを除き、公募委員枠の拡大に努めてきたところでございます。この結果、市民公募されている審議会などの割合につきましては、平成17年度は7%程度となっておりましたが、平成20年度では16%と大きく改善いたしたところでございます。市民参加につきましては、近年、専門的な知識を持たれた市民の方々も大いにまちづくりに興味を持っていただいているところでございますので、今後もこの市民参加制度については、より充実した形で進めてまいりたいというふうに考えております。  次に、(5)の合併で地域活性化になったかについてでございます。  合併によりまして区域が拡大したことにより、より広域的な視点に立って都市経営を進めていくことが可能となったところでございます。例えば、地区の特徴に基づいた土地のゾーニング、それを有機的に結びつける道路ネットワークの形成など、地域の個性を生かした、より効果的な計画立案ができるようになったところでございます。  ちなみに、新市になりましてから新しい都市計画のマスタープランを立案いたしたところでございますが、今、申し上げましたように、土地利用のゾーニング、それぞれを結ぶ道路、そういった部分につきましても、この都市計画マスタープランの中で位置づけた次第でございます。また、緑の基本計画、そして、景観形成基本計画などなど、それぞれのこれまでの地域の特徴を生かした、より充実した計画が立案できたところでございます。  次に、(6)の財政運営は効率化したかの中で、1)の大型公共事業についてでございますが、重立った事業につきましては、さきの合併特例債事業のところで述べさせていただいたところでございます。今後とも、公共事業計画の推進に当たっては、社会経済状況の動向に注視しながら、財政状況を勘案し、より効率的、効果的な行政運営に努めてまいりたいと考えております。ちなみに、合併後、より早く効果を発揮するために重点的に実施した事業もございますので、よろしくお願いいたしたいと存じます。  次に、2)の合併後の借金についてでございます。  合併後、平成17年度から20年度までの一般会計での地方債現在高の推移につきましては、17年度が440億320万円、18年度が464億3,967万円、19年度が491億8,298万5,000円、20年度が488億8,622万9,000円となっております。したがいまして、17年度と20年度の比較では約49億円の増となっているところでございます。なお、地方債の中には、合併特例債のように元利償還金の一部が地方交付税に算入される有利なものも含まれておりまして、こういった有利な地方債の活用を図りながら、今後とも残高には十分配慮した財政運営をしてまいりたいと考えております。  最後に、(7)未来の見える地域づくりをということでございます。  御案内のとおり、平成16年12月の合併、新市誕生の中では、やはりそれぞれの旧の市町が持っておりました、例えば多度でいいますと多度山の自然、あるいは多度の田園風景、そして、また長島町におきましては輪中地帯という特性を生かした米づくり、農業、そういった部分が特徴であろうかと思います。あわせまして、住環境、あるいは歴史的な環境が整った旧桑名、こういったそれぞれの特徴が一つのまちになることによって、今後、より充実したまちづくりが展開できるものと考えております。  議員からは、農林業、あるいは漁業等、第一次産業の話もございました。当然新しい市につきましては、それぞれの第一次産業の分野でもしっかりとした基盤は整っているというふうに考えております。今後はそれぞれを伸ばしながら、皆さんが本当に桑名に住んでよかったというようなまちづくりを進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。 147: 議長(竹石正徳)  保健福祉部長。 148: 保健福祉部長(内田省己)(登壇)  所管いたします一般質問3の次世代育成支援について、(1)から(4)の4点御質問をいただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、(1)の次世代育成支援行動計画後期の内容を問うについて、1)の前期計画の達成と問題点、課題を反映しているのかについての御質問でございますが、次世代育成支援行動計画は、議員御承知のとおり社会的状況に応じて少子・高齢化や核家族化、また、経済不況により子供を取り巻く環境が大きく変化し、家庭や地域社会の子育て機能の低下が社会問題となってきたことから、国において策定が義務づけられたものでございます。  桑名市の平成17年度からの前期計画におきましては、「みんなの支えあいでつくる子どもと大人の笑顔がかがやくまち」を基本理念とし、地域の力をもう一度見直し、みんなで子育て家庭を見守りはぐくむ体制を築くことを目指し、三つの重点施策を柱に施策の展開を図ってきたところでございます。一つには子供、子育てに関する情報提供、相談体制の充実、二つ目には遊びと交流の場づくり、三つ目には体験の場づくり、以上の3点を重点施策として位置づけ、取り組んでまいりました。  そこで、議員御質問の前期計画での問題点、課題を反映しているのかとのことでございますが、前期計画では毎年推進会議を開催いたしまして、未実施、遅延事業についての検証、進捗管理を行ってきております。前期の総括では95%が実施済み、取り組んでいる状況にあり、おおむね達成してきていると感じておりますが、引き続き後期につなげていく考えでございます。  次に、2)の後期で達成したい最大目的はとの御質問でございますが、後期計画策定に当たり、策定委員会にて前期計画での課題整理、見直しを行うとともに、後期計画での新たな課題を把握するため、ニーズ調査や団体ヒアリング、ワークショップを開催して市民ニーズの集約に努めてまいりました。また、策定委員会及び分科会からの提案された後期における重点事項や新たな視点を加えまして、後期の重点施策として優先的、重点的に取り組む施策4本を取りまとめてきたところでございます。
     一つは、命を守り、育む体制づくりとして、小児救急医療体制の充実や療育ネットワークの確立、二つ目は支援を必要としている人を見逃さない重層的なセーフティネットづくりとして、妊娠期からの一貫した支援体制づくりや子ども総合相談センターの充実、地域における相談体制の確立、三つ目として、市民が主体的に活動できるまちづくりとして、市民みずからによる情報冊子の編集など、子ども・子育て市民情報部会の充実や子育てサークルへの支援、最後に四つ目では、地域における子どもの居場所づくりとして放課後児童クラブの拡充や児童館の整備、また、地域資源を活用した居場所づくりを重点として取りまとめております。  次に、(2)の次世代育成支援行動計画の具体化についての1)市民要求とその実現への取り組み、また、2)の実施するための財源確保の見通しはについてでございますが、市民要求、いわゆる市民ニーズの把握や分析による重点施策の取りまとめは、さきに申し上げたところでございますが、その実現につきましては、選択と集中による財源確保と予算措置の優先順位を高める努力をし、また、議員御指摘の保育、子育て支援、医療、介護などにおきまして、それぞれ質の低下、住民サービスの低下を招かないよう努めてまいりたいというふうに思っております。  次に、(3)の就学前教育について、1)保育所、2)幼稚園について一括して御答弁申し上げます。  次世代育成支援後期行動計画における調査結果によりますと、本市の就学前児童数は平成12年時点では4,000人台を維持しておりましたが、平成21年には4,000人を割り込み、依然として少子化は深刻な状況となっております。また、保育所、幼稚園の現状を見てみますと、保育園の利用状況は2,600人前後で推移しており、年齢別では3歳未満が増加しております。一方、幼稚園では公立幼稚園は減少傾向にあり、私立幼稚園は増加傾向にあります。  ニーズ調査結果を見てみますと、現在働いていない母親の就労意向は、「子供がある程度大きくなったら働きたい」、「すぐにでも働きたい」の合計が90%を超えており、女性の社会進出への強い意向がうかがえます。また、今は利用していないが、今後利用したい保育サービス、もっと利用したいと思う保育サービスの種類は、従来の保育所、幼稚園や保育所・園での延長保育、幼稚園での預かり保育の充実が挙げられました。以上の結果を受け、就学前教育に関する行動計画として、保育所・園では、通常保育、低年齢児、延長保育の充実と休日保育の検討の4点を、幼稚園では、公立幼稚園での預かり保育の検討、幼保一元化施設の検討、保育所・園と幼稚園の連携の強化の3点を計画いたしました。  一方、就学前教育については、平成19年に出されました答申に基づき、現在、教育委員会とともに六つの提言に沿って進めているところでございます。特に公立幼稚園の園児数の減少に伴い、子供の育ちにとって適正な集団の確保という観点から、来年度から公立幼稚園に焦点を当てた市内就学前施設の適正配置、再編の検討に入っていく予定でございます。次世代育成支援後期行動計画と就学前教育の答申は、どちらも少子化、核家族化の進行、女性の社会進出等、社会環境が変化する中、就学前教育への多様なニーズを踏まえ、桑名市に住む子供たちの健やかな育ちを目指して作成されており、その推進は整合性を保ちながらともに進めておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  最後に、(4)の計画の問題点について御答弁申し上げます。  議員から同和保育・教育を今後も進めるのかとの御質問であったかと思いますが、桑名市におきましては、これまであらゆる人権が大切にされる取り組みの一つとして、人権同和教育・保育を進めてまいりました。人権同和教育・保育は部落差別を初めとするあらゆる差別を許さず、なくしていこうとする人間を育成するものでございます。小・中学校、幼稚園におきましても、この考え方のもとにすべての子供たちの人権が保障されるよう取り組みを進めているところでございます。保育所におきましても、国より出されております人権を大切にする心を育てる保育の留意点や三重県人権保育基本方針に基づき、同和保育を核として人権を大切にする保育に取り組んでいるところでございます。  また、近年、社会問題となっている家庭での子供への虐待やDVなど、ドメスティックバイオレンスでございますが、子供や家族の人権を侵害するような事件が多く見られます。児童虐待は決して特殊なことでなく、だれにでも起こり得ることでございます。すべての市民が人権についての理解を深め、自分自身と他の人との人権を尊重できるよう、人権同和保育などを通じて啓発に努めるとともに、子供と家族の人権を守る体制づくりが必要であろうと思っております。  以上、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 149: 議長(竹石正徳)  16番議員、再質問はございませんか。                   (16番議員挙手)  石田正子議員。 150: 16番(石田正子)(登壇)  多岐にわたって質問をしましたので、それぞれに答えていただいたんですけれども、お答えとしてはちょっと満足がいかなかった部分も多々あったことを先に伝えたいと思います。  行革の問題につきましては、偽装請負の懸念される部分というのがどんなふうに見直しの中でとらえられているのかということについてお答えがなかったので、その点をお願いしたいと思います。 151: 議長(竹石正徳)  教育部長。 152: 教育部長(岡本 隆)(登壇)  学校給食の偽装請負についての再質問であったかと思いますけれども、業者が専門性を有する業者であること、さらに労務管理をみずからやっているというこの2点におきまして、偽装請負ではないというふうに解釈をしておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (16番議員挙手) 153: 議長(竹石正徳)  石田正子議員。 154: 16番(石田正子)(登壇)  ここで食い下がるつもりはないんですけれども、学校栄養士さんは業務を委託している業者の方にどんなふうにして日々の指示を出しておられますか。 155: 議長(竹石正徳)  教育部長。 156: 教育部長(岡本 隆)(登壇)  委託先の学校でございますけれども、学校栄養教諭が配置をされておりまして、栄養教諭のほうから業者の責任者のほうに指示を出しておりますので、調理員に直接指示はしておりません。以上でございます。                   (16番議員挙手) 157: 議長(竹石正徳)  石田正子議員。 158: 16番(石田正子)(登壇)  細かいところでもうそれ以上きょうはやりとりしませんけれども、チェックについては考えたいと思います。また見ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  行革イコール民営化路線で進められていることについて、経費削減のことがいろいろ言われるわけですけれども、私は削減をいろいろしていくに当たって、やっぱり失ってはならないもの、削ってはならないものまで削り切ってきているところがあるのではないかというふうに考えます。例えば、人件費についても抑えているというふうに言われますけれども、委託化をすることによって不安定雇用をふやすということにもなりますし、その点についてはきちんととらえ直しをしていただかないと、行政のほうが官製ワーキングプアをふやすということになって、行政のほうとしては生活の安定を図るとか、そういう大きなテーマがあるにもかかわらず、やっていることは実際違ってくるということになりはしないかという点について、一つお願いします。 159: 議長(竹石正徳)  市長公室長。 160: 市長公室長(石川雅己)(登壇)  石田正子議員の再質問に御答弁申し上げます。  いたずらに民間委託、あるいは民間への業務委託、あるいは指定管理者制度等々、民間へ業務を投げるということは、労働条件も含めて余りよろしくないんじゃないかということだと思いますけれども、私どもといたしましても、この5年間いわゆる指定管理者制度、あるいは民間委託を進めていく中で、例えば当初は指定管理者制度につきましても相当数、200以上の施設について指定管理者制度の導入を検討していこうということでスタートしたわけでございますけれども、結果的には今、四十数カ所の導入にとどまっているところでございます。  これにつきましては、それぞれの業務をしっかりと検証いたしまして、私どもが直営でやっていく必要があるもの、あるいは直営でやったほうが経費が少なくて済むもの、そして、また地域の団体の方々にお任せしたほうがいいものとか、しっかりとその辺を検証しまして指定管理者についても導入してきたような次第でございます。今後も民間委託も含めて、民間活力を活用する場合には、先ほど議員も言われましたワーキングプア等の問題も含めて、そのことも念頭に置きながら、導入の検討時にそういったこともあわせていろいろ検討してまいりたいと思っております。以上でございます。                   (16番議員挙手) 161: 議長(竹石正徳)  石田正子議員。 162: 16番(石田正子)(登壇)  残りわずかになりましたが、合併の問題については、またぜひ合併検証していただいて、本当に住民の方たちが不公平にそれこそならないように問題に当たっていただきたいと思います。負担増がやっぱり目につきますので、最初の約束事はきちっと守るべきではないかということを申し上げたいと思います。  次の次世代育成の問題ですけれども、私は部署の責任で答えていただくのではなくて、できれば全庁的にどうとらえていくかという視点でお答えをいただきたかったかなというのが率直な感想でございます。次世代育成の計画を立てる大もとは保健福祉部が請け負ったということになると思うんですけれども、中を見ていきますと住宅の問題だとか、環境の問題だとか、いろいろ含まれているわけで、それを全庁的にどうコーディネートしていくかということが問われるというふうに思います。その点で、先ほど申し上げたように、子供が少ないのであれば、事業政策を立てて住宅を確保するとか言えば、住宅の担当の人は動かなきゃいけないわけですよね。それをコーディネートすることが求められているのではないでしょうか。あとちょっとですけど、一言お願いします。 163: 議長(竹石正徳)  保健福祉部長。 164: 保健福祉部長(内田省己)(登壇)  再質問にお答えさせていただきます。  この後期の策定につきましては、全庁的に庁内推進会議という形で会議の場を持たせていただいて、それをもとに、例えば議員言われました建築住宅課とか、その辺のところも参加していただいて推進会議をして策定に反映させていただいたところでございます。以上でございます。                   (16番議員挙手) 165: 議長(竹石正徳)  石田正子議員。 166: 16番(石田正子)(登壇)  この問題は、今回、後期は企業も考えなければならないということですので、この市役所も大勢の職員がいますので、お願いいたします。以上です。 167: 議長(竹石正徳)  ここで暫時休憩いたします。                                     午後2時03分 休憩                                     午後2時13分 再開 168: 議長(竹石正徳)  休憩前に引き続き会議を開きます。  通告により28番 川口拓夫議員。 169: 28番(川口拓夫)(登壇)  清流クラブの川口拓夫でございます。  2月の初めに今回の市職員の逮捕者が4月に出ると私は聞いておりました。数カ月の間に2名もの逮捕者とのことで、日本においてもなかなかの記録とのことで、県警の話でございます。桑名のイメージは住み良さ日本一だといろいろ言っておりますが、おかしくなってきませんか。息子が静岡の会社におりますが、この前は桑名のある民間の建設会社の問題、次に水道の問題、今回の問題ではまだ息子と会っておりませんが、会社にいて、桑名はどういうところだと言われると。大変恥ずかしいと同時に肩身が狭いと言っておりました。やはりいろいろ考えますと、トップの責任が大変大きいのではないでしょうか。  子は親の背中を見て育つと言われますが、私も十数年議員をやっておりますが、やはり契約難、また、医療においても不信と思われることが非常に多いと思っております。以前も大変驚いたことでありますが、やはり組合とか協会の方々の指名業者が市長室の手前におりました。私も少し知っている方でございましたが、その個人の方が市長室に出入りするということは、考えてみれば変なことでありまして、そのような状況が今でも続いておるんだと思いますが、火のないところには煙は立たないと言われますが、私、議員としても大変情けないことでございます。  例年今議会の予算が成立した最終日に市当局との懇親会が行われておりますが、今回の不祥事によって当然当局から自粛するとの話があると思いますが、いまだにないが、私は個人として直ちに中止すべきだと思っておりますし、このような大きな問題が発生しても市当局にはいまだに危機感が起きてこないのかどうかわかりませんが、私は思っております。市長に申し上げますが、今のままでは幾ら市長職を続けても軌跡は残っても功績は残りません。また、私の質問の中でいろいろと問題があれば議長のほうで削除なりなんなりしてください。また、質問が前後するかもわかりませんが、よろしく御理解のほどお願いいたします。  まず、今後の桑名地区の医療について。  桑名市民病院と山本総合病院との統合が不可能な状況で、発表されてから約3カ月が経過しておりました。当然、桑名市民は山本総合病院と桑名市民病院が統合するものだと思っておりますが、それが破綻した状態の中、これまでの市民に対しての説明はどうなっているのか。  また、2番目の桑名市民病院の民間での指定管理者ということで、昨日の小林議員も同じようなことで私も全く同感でございますが、やはりこの問題は昨日聞きましたが、これはこれで削除していただきたいと思っております。  また、3番の桑名地区、桑員地区、北勢地区、愛知県等ということで、ある民間の総合病院の先生に言わせますと、60万人で1個の大きな病院があればいいんだという考えもあるということでお聞きしたことがありますが、やはりそこら辺で、また後で再質問させてもらう予定でございますが、そこら辺の連携はということでお聞きしたいと思っております。  それと同時に、4番の今後の桑名市民病院のプロセスということでできればお聞きしたいと思っております。  次に、防災についてでございますが、今回、チリ地震が発生しまして、桑名の津波に対する対応ということと同時に、以前我々の委員会において湾岸道路、これに対しても今から少し申し上げますが、そういうことでたまたま桑名には東名阪と湾岸道路があるということで、津波による避難と当然台風による高波、または風水害による避難はまちまちで、特に伊勢湾台風で甚大な被害を受けられた長島地区において考えることは、津波及び台風での高波はスーパー堤防の完成においてかなり防ぐことができるのではないかと思います。  しかし、一番心配するのは堤防の決壊でございます。平成12年9月の東海豪雨の時間当たりでは、約100ミリ近い豪雨によって排水ポンプ場の水没による停止、何年になりますかね。4年ぐらい前ですかね、3年ですか。長島の防災コミュニティセンターが避難所としてできておりますが、私も一度行ったきりですが、そのときに申し上げたんですが、実際言って約1メートル50、2メートル来ると防災センターの1階までが水没するわけなんですよ。見ますと1階に何台も大きなエアコンの室外機があります。配電盤も1階です。非常用発電機は2階だと思いましたが、それと同時に水が来ると完全に離れ小島となり、果たしてこの防災センターが機能するのかどうかと心配しておりますし、このような、非常用発電機はともかくとして、電気設備の大きなかなめとなるものが1階であると。このような設計をされた桑名市の知恵のなさに驚いておると。  また、私もお聞きしたことがありますが、群馬大学の片田教授の講演の中で、避難するときは車を使わずに徒歩で移動とのことでありますが、私もこれまでずっと防災士としていろいろなところへ行って勉強してきておりますが、やはりこのことは、昭和51年だったと思いますが、輪中の上の立田とか、上のほうが水没して大変な目に遭ったことがあります。やはりそのときでも名神に避難したという結果が残っております。やはり長島においては東名阪及び湾岸道路のインターがあり、私はスムーズに車によって避難するのがベストじゃないかと思っております。  それと同時に、御在所サービスエリア、または大山田サービスエリア等に避難をすべきであると思っておりますし、特に宿泊に関してはとりあえず車で宿泊になると思いますし、トイレ、飲料水、または食べ物も多少なりとも確保できると思っております。  それと同時に、今このような派手なライフジャケットがありますが、当然このライフジャケットを着用されて避難するのが一番いい方法だと思っております。そこら辺も桑名市独自に中日本高速道路とか、いろんなところで話し合って、やはり車で近くまで行って乗れなくても、歩いていても高台に乗れば命は助かるわけなんですよね。それと同時に、ライフジャケットというのは保温にもすぐれておりますし、そういうことでやはり真剣にライフジャケットも着用されて、市民の皆さんに、大した金額ではありませんから、そのような配布も考えなければならんと思っておりますし、今から訓練とマニュアルをつくるべきで、幾らハザードマップを製作されても、単なるごみになるだけと思っておりますが、いかがでしょうか。  次に、放課後児童クラブのことでありますが、久米地区及び星見ヶ丘の地区においてはもう10年近くなりますが、このような施設が、放課後児童クラブができていますよね、公設民営で。やはり市の話を聞いておりますと、地元の自治会とか、PTAとか、そのような動きがないから放課後児童クラブはなかなかできないと。教室があいていないからできないと、または、土地がないからできないとか、いろいろ話を聞くんですが、これまで私もPTA会長を平成3年まで3年間やらせていただきました在良小学校ですね。その当時は約八百数十人いたんですよ。今は400人足らずですわ。400も切れているのかな。当然そのことを思えば教室が半分以上あいておるわけなんです。  と同時に、土地がないからどうとかこうとかって、私も土地がないから一回探してくださいといったことも聞いたこともないし、実際にそのようなことは単なる市のカモフラージュであり、実際いろいろアンケートをとってもどうとかこうとか言われるんですが、やはり教育委員会が責任を持って保護者の前に放課後児童クラブはこんなものですよと。それと同時に、そのような自治会とか、PTAの方々のやる気によって、保護者の方々とか子供に対して差があるのはおかしいと私は思うんですが、いかがでしょうか。  当然でしょうな、できるところとできないところと、市長もそれはマニフェストにいろいろと述べておりますが、実際言って土地を探してくれとか、うちも土地もない、建物もないというのは幾らでもありますよ。それは消防の西分署の跡も使いましょうという話も聞いたことがありますが、西分署が久米地区へ引っ越して何年たったか、3年ぐらいたつんですか。それでも今でも西分署の上は幾らでもあいておりますし、やろうと思えば幾らでもできる。  私のところにも保護者のほうから電話が来て、あなたがおっしゃっておりました放課後児童クラブっていつできるんですかと私もいろいろ責められておりますが、それじゃなしに放課後児童クラブはどんなものであるかと言って保護者の前で説明して、土曜日でもいいですよ。そういうことでこういうことなんですよといろいろ言ってやるべきでありますよね。やはりそこにおいて、地域によってそのような差があるということはおかしい。ぜひともそこら辺のことをお聞きしたいと思っております。  次に、4番の桑名広域清掃事業組合のRDFについてでございますが、これも志摩市も平成25年にやめるとか、またやめないでくれとか、向こうでもRDFをつくっておるようでございますが、実際に平成29年に県企業庁の発電所が撤退するということでいろいろ言っておりますが、やはりそこら辺のことを、ここの長をやっておる市長はどう受けとめておるのか知りませんが、大変大きな問題であると同時に、この広域清掃のRDF化を進めてきた我々としても大変これは不名誉なことでありますし、やはり伊藤研司議員が言われるように、2人の犠牲者が出たと。けがぐらいで済んでおればよかったですが、確かにあのときを思い出すと大変私も今でも武者震いがするというか、大変残念で申しわけないというふうに思っております。  そういうことで、この彼ら2人の名誉のためにも、やはり犠牲となったことも踏まえて発電所のあり方ということを、今、土地を買った、売ったとか、そんな話じゃなしに、これからどうするんだと。以前にもほかで申し上げましたが、このRDFのことを、私も以前から太平洋セメントに、あそこはタイヤを燃やしている。または、日本製鉄は渥美半島の炭化されたものを使っているとか、いろいろ燃料としては非常に大きなものだと思いますし、極端な話、ペットボトルも一緒にまぜ込んでRDF化すればかなりの石炭に近いようなカロリーも出ると思いますから、そこら辺のことを実際に近々の課題としてどのように考えているのか。  また、2番として、先ほども言いましたRDFの燃料として、私も大学の工学部のほうでいろいろと一回これを考えてほしいということで言ったら、ぜひとも研究したいと伺っておりますが、そこら辺のこともどういうふうに考えているのか、お聞きしたいと思っております。  次に、5番の新年度予算について、国の行政刷新会議や事業仕分けをするような気持ちでもって予算を立てたのか、お聞きしたいと思っております。昨年の12月にも申し上げましたが、桑名市が亀山に行って勉強したとかどうとか聞いたことがありますが、そんなものは言ってみれば大きなところへ行って勉強するんだったらいいけれども、うちより小さな行政のところへ行って、それじゃなしに、反対に桑名市はこんなことをやっていますよと。ほかの行政が見学なり、ぜひとも参考にしたいというぐらいの気持ちを持ってやっていただきたい。そこら辺を一度お聞きしたい。  済みません。先ほど漁業従事者への連絡方法ということでちょっと忘れましたが、やはりその件については大変大きなことを忘れて申しわけありません。津波が、要するにチリ沖地震の場合はいいんですが、時間があるので。やはり国内で東海、東南海地震が発生した場合に時間的に余裕はないと。そういう場合には、船舶の場合は通常沖出しと言って沖へ避難するわけでございますが、やはり赤須賀の乗り船にしろ、貝をとるにせよフリーボート、要するに水面から低過ぎる。特に浅いところでは波が大きくなるということで危険じゃないかと。  そういうことで、それを喚起する場合には光と同報無線のような音によって喚起する方法がベストだと思っておりますし、やはりこの場合に城南の堤防上とか、木曽川にも灯台がありますが、その上にそのような施設をつくるとか、そういうことで漁業従事者に信号、あくまでも何かあるなと。音なり光なりを感じてもらえば、あとは皆さん携帯電話を持っておると思いますので、メールで今このようなことが発生したと。そういうことで避難してもらうと。  と同時に、長島地区の大島においては立派な水門が完成しておりますが、赤須賀・城南地区においては何らそのような手だてをやっていないということで、やはり赤須賀地区においても、または城南地区においても、そのような水門の設置も将来考えなければならないと思っておりますし、また、そのような堤防を、赤須賀門もひ弱なテトラポットだけですから、やはり生命、財産を守る観点から、そのような設備も必要だと思っておりますし、とりあえずすべきことは河口堰の中に逃げることですね、赤須賀・城南地区の漁船は。そうでないと、一発にこの前の小さな1メートル2、30の波でもあのような船がひっくり返ることですから、そういうことでやはり国交省と河口堰においてスムーズな浸入ですね。  やはり普通から考えますと、一たん入れて河口堰の中の水位と同じにして、ドック方式というんですか。非常に時間がかかるわけですね。そういうことで、同じような水面になったときに一気に入るとか、多少の流れがあっても突っ込んで入ると、避難するということでないと、数十杯の漁船は、数はわかりませんが、数百近い避難は急にはできないということで、そこら辺も今のうちから訓練とマニュアルづくりが必要じゃないかと思っておりますので、そこら辺も市の考え方をお聞きしたいと思っております。以上でございます。 170: 議長(竹石正徳)  これより執行部の答弁を求めます。  山下副市長。 171: 副市長(山下卓司)(登壇)  川口議員の一般質問のうち、4の桑名広域清掃事業組合のRDFについて2点ほど御質問をいただいておりますので、御答弁させていただきます。  まず、1点目の桑名広域清掃事業組合としての今後の展望についてでございますが、県から一方的に出された平成29年度以降のRDF事業からの撤退表明につきましては、平成20年11月6日に開催されましたRDF運営協議会において白紙撤回されておるところでございます。その協議の中に、あり方検討作業部会を設置いたしまして、29年度以降のRDF発電事業のあり方について改めて検討することが確認されているところでございます。この部会では、RDF化を継続する市町がどれぐらいあるのか、事業計画期間を何年程度延長するかなどの13項目に及ぶ課題が上げられ、協議、検討しているところでございます。  桑名広域清掃事業組合といたしましては、平成29年度以降も10年以上の継続を希望いたしておりますが、その他のRDF製造団体の動向も関係してまいりますので、このあり方検討作業部会での検討状況も踏まえた上で判断することになってこようかというふうに思っております。  また、桑名広域清掃事業組合議会におきましても、県が事業主体として事業継続する責任を果たす旨の意見書が昨年8月、知事あてに提出されております。市といたしましても重要な案件でございますので、組合を構成する2市2町と協力して慎重に対応してまいりたいと考えております。一方で、その他のRDF関係市町とも連携を図りながら、県が責任を果たすよう今後とも強く求めてまいりたいと思っております。
     次に、2点目のRDFの燃料としての再確認についてでございますが、発熱量に関しまして十分な熱量を保有していることから熱源として利用は可能かと思われます。一方で、RDFは生ごみなどの家庭ごみから生成されていることから、成分として塩分が多量に含まれております。そのため、焼却する際にはダイオキシン対策が施された専用のボイラー等が必要になってくることや、廃棄物処理法上の一般廃棄物としての規制もかかってまいります。これらの有害性に関することや法的な問題をクリアすることが燃料として利用する際の条件となってまいります。  RDFの売却先のセールスと大学との研究につきましてでございますが、さきに申し上げましたように、29年度以降もRDF発電所の長期継続が桑名広域の意向でもありますので、基本的にはRDF発電所での利用が前提になりますので、まずよろしくお願いしたいと思います。  御質問の発電所に頼らない新たな活用方法を検討する上で最大の問題点は、日々製造されます多量のRDFが確実に処理できること。また、利用先につきましては、安定的かつ恒久的な受け入れができることが条件でございます。そこで、このRDFを燃料とした受け入れ先としていなべ市にございます太平洋セメント藤原工場と折衝した際には、受け入れの可能性までは否定はされませんでしたが、セメントの品質を確保するために塩素含有量を一定以下に抑えることが必要で、桑名広域のRDFを全量受け入れることは難しいとの返答がございました。  いずれにいたしましても、新たな利用先につきましては、将来の課題として、RDF利用可能企業の状況やRDFの研究をしております関係機関の情報発信される情報等、あるいは議員の言われます大学の研究等その動向も十分注意しながら、今後とも動きを見ていくことが必要ではないかというふうに思っておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。以上でございます。 172: 議長(竹石正徳)  保健福祉部理事。 173: 保健福祉部理事(松田正美)(登壇)  所管いたします事項について御答弁申し上げます。  私からは、一般質問1の今後の桑名地区の医療について、3点御質問をいただいておりますので、順次御答弁をいたします。  まず最初に、1)桑名市民病院と山本総合病院との統合が不可能な状況の市民への説明はでございますが、議員御案内のとおり、三重県の地域医療再生計画からの財政支援が見込めなくなったことにより、再編統合が難しくなったと昨年の12月定例会で御答弁をいたしました。あわせて、昨年末にこの件について、山本総合病院理事長と話し合いの場を持ったところでございます。この話し合いでは、地域医療再生計画によります財政支援が見込めなくなったことにより、両病院の再編統合が困難であること、また、今後、両病院の機能分担、相互支援体制などの病病連携を推進することの確認をいたしました。こうした一連の流れについて、本年1月5日の記者会見の場で説明、発表を行い、報道機関を通じて市民の皆さんへお伝えしたものと思っております。  次に、2)は略させていただきまして、したがいまして3)でございます。桑名地区、桑員地区、北勢地区、愛知県等、各医療機関との連携はについてでございますが、桑名市民の方が病気になったとき、特にがんや脳卒中、心不全といった病気になった場合に、多くの方が愛知県や四日市市の医療機関にお世話になっているという現状がございます。これにつきましては、市民の健康、あるいは安心といったことを守る上において非常にありがたいことであるとは認識しております。  そこで、議員のおっしゃいますこうした地域への助成についてでございますが、今のところはそうした申し入れをいただいてはいない状況であり、また、こうした体制が果たして今後も継続していただけるものかどうかといったあたりは定かではございませんことから、今後の動向を見きわめてまいりたいと考えております。  最後に、4)の今後の桑名市民病院のプロセスはにつきましては、さきの議員にも御答弁申し上げましたが、現在の市民病院の施設は昭和41年に建築され、既に44年を経過いたしまして、耐震性の問題や老朽化、狭隘化が問題となっていること、また、山本総合病院との再編統合も難しくなったことから、現行の本院と分院の病床数313床の規模で高度医療機能を備えました新病院の整備が早急に必要であると認識いたしております。したがいまして、新病院の整備を進めていくプロセスとして、桑名市民病院新病院整備計画検討会において、平成14年度策定の桑名市民病院新病院整備計画基本構想の見直しや建設場所、建設規模、財源等の検討を行い、原案の作成ができ次第、今後議会等の関係機関との協議を進めてまいりたいと考えております。  以上、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 174: 議長(竹石正徳)  市民安全部長。 175: 市民安全部長(川瀬晴明)(登壇)  所管いたします一般質問2、防災について、3点御質問をいただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)の今回のチリ地震による桑名の津波に対する対応はについてでございますが、2月28日午前9時33分、伊勢湾に津波警報が発令され、災害対策本部を設置し、地域防災計画に基づき職員を招集し、256名体制で警戒に当たりました。災害対策本部会議につきましては、本部長である市長出席のもと、11時、14時30分、16時30分の3回開催し、状況報告と対応について協議を行い、水門や陸閘ゲートの閉鎖、海岸沿線を中心に住民等への注意喚起の広報、海岸や河川の安全パトロールなどを実施したところでございます。今回の津波は幸いにも大きなものではなく、市におきましては被害報告もなかったことから安堵したところでございます。  次に、2)湾岸道及び東名阪道の避難所としての利用について、中日本高速道路株式会社との話し合いの結果についてでございますが、議員からは12月の福祉安全委員会で御提案をいただき、1月21日に両高速道路を管理する中日本高速道路株式会社名古屋支社桑名保全サービスセンターで打ち合わせを行い、その結果、回答が2月17日に届きました。  内容といたしましては、高速道路は自動車専用道路の指定を受けており、道路法による立ち入りの制限があることから、避難場所として利用することは原則としてできないとのことでございました。なお、災害により周囲が水没し、高速道路上しか避難場所がなかった場合などにおいては、地域貢献、人道的支援の観点から緊急避難的措置として協力させていただくとともに、今後はスーパー伊勢湾台風を想定した協議会などを活用し、関係機関と調整を進めていきたいとのことでございました。市といたしましても機会をとらえ、要望してまいりたいと考えております。  次に、3)国内においての地震による津波が発生したとき、漁業従事者への連絡方法と港の対応についてでございますが、今回の津波警報は、津波が伊勢湾に到達するのに時間がかかるということで、警報発令に伴う災害対策本部の立ち上げ後、所管を通じ各漁業組合へ連絡し、組合から漁業従事者へ注意を促していただき、スムーズに漁業従事者への周知ができたと思っております。  しかし、例えば東海地震等が起きた場合につきましては、津波が早く到達することが想定されますことから、改めて漁業従事者への連絡方法については堤防を管理する国交省とも協議して確立しておく必要がございます。また、水門につきましても、緊急時の水門を閉めるタイミング等の課題につきましても、所管において漁業組合や関係機関と検討を進めることとしております。  また、ライフジャケットの備蓄につきましては、今後検討してまいりたいと思います。また、避難マニュアルの作成につきまして、具体的に漁業従事者以外にもプレジャーボートとか水上バイクがございますので、避難勧告の判断基準を作成し、周知を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 176: 議長(竹石正徳)  保健福祉部長。 177: 保健福祉部長(内田省己)(登壇)  所管事項につきまして御答弁申し上げます。  一般質問3の放課後児童クラブについての1)小学校単位での放課後児童クラブの推進が全く進んでいないがなぜかについての御質問ですが、放課後児童クラブにつきましては、現在のところ市内に15カ所の設置がされており、平成16年の合併以降、毎年1カ所以上の設置を進め、本年2月にも大山田東小学校区に公設民営で1カ所新たに開設が整ったところでございます。また、平成22年におきましても、大山田南小学校区に新たに整備を行う予定でございます。  小学校単位の設置につきましては、総合計画におきましても各地域の実情、ニーズの多様化に対応できるよう地域住民主体の開設・運営を推進するとして、平成23年度までに15カ所の設置目標を掲げ、計画どおり推進を図ってきたところでございます。  議員御承知のとおり、放課後児童クラブの運営におきましては、国の放課後児童対策事業をベースに補助金を交付していることから、10人以上の登録児童数と年間250日以上の開設が条件となっております。そのほか細かい運営上の基準も設けられており、どれも地域で運営される方の熱意や地域の方の御協力がないと成立しないものでございます。そうしたことから、立地等につきましても地域の方や通われる児童、また、運営に携わられる方の御意見を踏まえ開設されることが大切であると考えており、今後も地域に根差した放課後児童クラブを進めてまいりたいと考えております。  そこで、議員から御指摘の在良地区への設置につきましては、立地についてはこれまでに消防署の西分署の活用など御意見をいただいておりますが、国のガイドラインによる条件や安全対策上から現在のところ条件的に難しく、設置に至っていない状況でございます。  また、議員からは、市の積極的な働きかけをとのことでございますが、市としましても放課後児童クラブの推進の必要性は十分認識しており、設置につきましては、地域の見守りによる適切な立地が何よりも大切であると考えております。したがいまして、地元の要望も踏まえ、立地の条件が整い次第、早急な予算措置を講じまして対応してまいりたいと考えております。今後も引き続き議員の御協力もいただきながら、地元自治会などの機運の醸成を図りつつ、教育委員会、学校関係者とも連携、調整を行いながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。 178: 議長(竹石正徳)  総務部長。 179: 総務部長(城田直毅)(登壇)  それでは、所管する事項について御答弁を申し上げます。  5の新年度予算についての1)国の行政刷新会議や事業仕分け等の気持ちを持って予算を立てたのかにつきまして御答弁を申し上げます。  議員御案内の国の行政刷新会議は、国民的な観点から、国の予算、制度、その他国の行政全般のあり方を刷新するとともに、国、地方公共団体及び民間の役割のあり方の見直しを行うため、内閣府に設置されたものでございます。また、事業仕分けは、シンクタンク構想日本が2002年から行っているもので、行政の事業の必要性ややり方を公開の場で外部の視点を入れて問い直すことで、硬直化した国や自治体の事業を再構築するための手法でございます。事業仕分けは、さきの行政刷新会議が2010年度の予算編成の際に採用して注目されたところであり、全国では本年3月7日現在で文部科学省など6省と46の自治体で合計63回実施をされております。  そこで、本市の平成22年度の予算編成につきましては、これまでの御答弁の中でも申し上げてまいりましたが、義務的経費を除く経常的経費については、一般財源ベースで対前年度マイナス10%の部局別枠配分を行うなど、歳出全体の徹底した見直しを行ったところであります。この見直しに当たりましては、各部局において予算項目すべてを例外なくゼロベースからその必要性、効率性、有効性等を検証し見直しを行い、事務事業の再編・整理、廃止・統合に努めるなど、部局内で独自の工夫を凝らし、さまざまな視点から徹底した議論を行った上で予算要求をするよう通知をしたところでございます。  また、こうして予算要求された事業費に対し、予算査定の段階で市の単独事業の見直しや補助金などの検証の確認、分析を行ってまいりました。この中で、補助金はさきの議員にもお答えいたしましたが、22年度予算の中で廃止及び終了した補助金の件数は35件、金額では8,300万円余、また、縮減したものは88件、4,100万円余となり、合計では123件、1億2,400万円余となっております。また、見直した事業は、先ほどの補助金を除いて事業費ベースで54件、15億9,000万円余を見直したところでございます。このように外部の視点には及ばないものの、事業仕分けの観点による見直しは一定程度行われたものと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 180: 議長(竹石正徳)  28番議員、再質問はございませんか。                   (28番議員挙手)  川口拓夫議員。 181: 28番(川口拓夫)(登壇)  再質問させていただきます。  地域医療の問題でございますが、今回、山本総合病院との統合ができないとのことで、そのような状態になったということで、もう一度あり方委員会に集まっていただいて、もう一度そのような状況での審議をしていくべきであると同時に、いろいろ話を聞きますとあくまでもどうもハードの面ですね。土地を買って建物を建てるというばかりで、またそのメンバーが市役所の方8名、市民病院6名ということで身内だけでやろうとしている。進め方に大変大きな問題があると思いますが、いかがでしょうか。 182: 議長(竹石正徳)  保健福祉部理事。 183: 保健福祉部理事(松田正美)(登壇)  川口議員の再質問にお答え申し上げます。  現在のところは、私ども桑名市民病院の整備計画検討会の中で、事務段階で今後の方針を固めてまいりたいと考えておりますので、その点、よろしくお願いいたします。                   (28番議員挙手) 184: 議長(竹石正徳)  川口拓夫議員。 185: 28番(川口拓夫)(登壇)  やはりいろいろ察しますが、ある程度ほとんど桑名市民病院で固めておいて、その後公開してこうなりましたということで進めていくと。特にことしは選挙の年でありますし、議員もなかなか目が届かない。そこら辺、どさくさで建てるものを建てようじゃないかと、そのような考えに見えてしようがないんですが、やはりあり方委員会なり、審議委員会があるわけでしょう、立派な。そこに諮るべきですよ。それなら私は許しますよ。身内だけでやって何がいいことありますか。 186: 議長(竹石正徳)  山本副市長。 187: 副市長(山本麻里)(登壇)  再質問にお答え申し上げます。  平成18年度の桑名市民病院あり方検討委員会で、今後の中核病院への実現のための方策について検討いただいているわけですけれども、これは公立病院と民間病院との再編というものに取り組んでいくに当たって、いろんな将来そのステップにおいて可能性が考えられるという検討がされておりまして、一つは交渉して統合していくということですけれども、交渉の経過によって難航する場合もあると。そういう場合は、その当時のあり方検討委員会の検討としては、現行の234床のままでも中核病院としてのステップをちゅうちょすることなく進められたいという御指摘をいただいているところでございます。御案内のとおり、平田循環器病院との再編がなりましたので、少し病床数を確保することができるとは思っておりますけれども、あり方検討委員会ではそういうステップを御指摘いただいているところでございます。  それで、今後の新病院の整備の進め方でございますけれども、当然ながら私どもとしては検討した内部で整理をしたものについて、議会でありますとか、医療関係者でありますとか、あるいは医師を派遣していただいております大学医局とも御相談をしていかなくてはならないと思っております。しかしながら、御相談する前に我々としてはどういうものにしていくのかと、財源としてどういうものが活用可能なのかと、そういうところをちょっと内部でしっかりと詰めていく必要がございますので、まずそれをやらせていただきたいというふうに思っております。よろしくお願い申し上げます。                   (28番議員挙手) 188: 議長(竹石正徳)  川口拓夫議員。 189: 28番(川口拓夫)(登壇)  それはそれで結構なんですが、やはりそれと同時にあり方委員会なり審議委員会を巻き込んで同時に進めていくべきで、それはそれでいいんですよ。それでないと危ない、あんたたちに任せると。不安でしようがない。この100億円近い金が動くわけでしょう。不安でしようがないから、やはりあり方委員会なり、審議委員会なりいろいろ入れてすべきですよ。  これから将来100億円という大きなあれを、土地を買って建物を建てるのはだれでも、私でもしますよ、そんなもの。だから、不安でしようがないし、市民も大変注視しておりますから、ぜひともおたくはおたくのほうで身内身内でやってください。それと同時に、あり方委員会のメンバーさんなり、審議委員会のメンバーさんを入れて建物を実際に建てるのか。建ててこれから経営をどうするのかと。実際にこの中にいる14人の中に経営的な感覚の方はいないでしょう、だれも、これ。だれがおりますか。それも必要ですよ、これからの病院は。そこを一回答えてください。 190: 議長(竹石正徳)  保健福祉部理事。 191: 保健福祉部理事(松田正美)(登壇)  川口議員の再質問にお答え申し上げます。  平成14年から私どもは、現在の市民病院の400床という数字は到達ができませんが、その線で検討しているわけでございまして、基本的には長年このあり方検討委員会の中の議論を議会のほうにもお示しして現在に至るということと、あと、地域医療対策の検討委員会というのを私どもが立ち上げておりますので、将来的にはそこも巻き込んだ形で、現在別の議論をしておりますが、そういったことも考えていくべきであるというふうに考えております。以上でございます。                   (28番議員挙手) 192: 議長(竹石正徳)  川口拓夫議員。 193: 28番(川口拓夫)(登壇)  何度も申し上げますが、そのように並行して委員会を立ち上げてやるのかどうか、はっきり答えてください。 194: 議長(竹石正徳)  市長。 195: 市長(水谷 元)(登壇)  川口議員の御質問にお答えをいたします。  市民病院の件で、私が正月に、今、山本総合病院との話がうまくいかなくなったと。この後のあり方検討委員会からの提案に沿って進めていくには、新病院の建設と、このことによって地域医療の再生をしっかり図っていきたいという御提案を申し上げております。その中身について、今、検討委員会で私どもなりの形をつくり上げておるところでございまして、今後事業というのはいろんなプロセスがあると思いますけれども、この件に関しても、当然議員がおっしゃったような医療経営という面についてもしっかり、この中の方でも十分そういった話はできますけれども、そういった専門の方も入れた委員会なり、あるいはまた議会のほうで特別委員会等でも議論をいただくというふうに思っておりますし、これからさまざまなプロセスを経過しながら新病院の建設という形にさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。以上でございます。                   (28番議員挙手) 196: 議長(竹石正徳)  川口拓夫議員。 197: 28番(川口拓夫)(登壇)  ぜひともいろんな方々の意見を聞きながら進めるべきだと思いますし、実際に建物を建てるべきなのか、または二次医療完結型に持っていけるように山本総合病院にお願いして、将来的には市民病院を廃院なり、指定管理者に持っていくのも一つの方法だと思っております。  実際に言って、そのアンケートの結果で桑名市民病院の利用率が12.5%ということで、倍としても24%や25%でしょう。それを見て私もびっくりしたんですが、最低でも3割近い利用率があると思ったんですが、12%そこらの利用率しかないということで愕然としておるわけでございます。また、三重県においても、県立志摩病院が平成24年度に指定管理者で行うということで、そのように県のほうも進めておると。桑名市民病院に対しても、昨日の小林議員のように、やはり指定管理者なり、民間にお願いするということも一つの方法であり、そこら辺もあり方委員会なりなんなりで検討してもう一度考えるべきだと思っております。  また、今月においても、聞くところによりますと桑名市民病院の医師の方3名が退職されるということを聞いておりますし、ますます利用率が下がるわけでございますが、やはりどう見てもあくまでも土地を買って建物を建てると。ハードのほうにばかり目が行っておるわけでございますが、一番肝心な医師及び看護師の確保ができているのか。そこら辺を市長にお願いいたします。 198: 議長(竹石正徳)  市長。 199: 市長(水谷 元)(登壇)  再質問にお答えをいたします。  医師、看護師の確保ということは、新病院であろうが、現状のままでいこうが、病院を経営しておる以上、これは一番大切な問題でございまして、そういう意味においては、大学とのお話、あるいはまた、今まで三重大学でいろいろお世話になっていましたけれども、他大学、あるいは他病院とのそういった人材的なお話ということも当然広げていかなければならないと思っておりますし、独法のほうも考えておられます。  また、独法という一つの公立病院としての新たな形から、人事面では弾力的な動きができるということも強みにしながら、そして、またできれば新病院というものが、新しいハードというものができ上がったときは、これは三重大のお医者さん等からも聞きますけれども、やはりお医者さんというのは新しい機器のある病院で働きたいというのはまず働く意欲の一つの要素でありますので、そういったことにも当然期待したいというふうに思っております。                   (28番議員挙手) 200: 議長(竹石正徳)
     川口拓夫議員。 201: 28番(川口拓夫)(登壇)  やっぱりその病院のバロメーターは研修医ですよ。これは3年前ですか。桑名市民病院に3名ばかり入ったと言って喜んだんですが、その後は全くないし、それ以前もなかったと。山本総合病院でも年間5名ぐらいの研修医がおられると。四日市におかれては15名が定員だったかな、それで30名ぐらいの応募があると。それでも桑名市民病院のレベルがどれぐらいにあるかということがよくわかるわけでございますが、そこら辺においても、ネットで将来このような立派な病院ができますといろいろ書き込んでありますが、それを見てもなかなか研修医が集まってこない。  それを見てもわかるわけでございますが、そこら辺、やはり将来的に、私は何でもそうなんですよ、私の考えは。昔に戻るんですわ。昭和41年に病院ができる。以前はなかったんですわ。多度の小学校の統廃合の話もありましたが、やはり昔はなかったんですわ。淘汰されていくので昔に戻るんですよ。私はそういう考えなんですけど、そういうことであえて無理して借金をつぎ込むより。  それと同時に私が申し上げましたが、この桑名市は何度も言うようですが、全く私の田舎と違って病院は30分あれば名古屋の国立病院でも市立病院でもどこでも行けるんですわ。非常に便利がいいところです。だから、これまで桑名市民病院につぎ込んだ四十数億円の金のことを思ったら、各病院が高度医療の機器を買うとか、長島が海南病院に町の時代にやっていたということで、いろいろこちらから支援して、そのように少しでもいつでも受け入れられておるような状態にすべきだと思っております。今回も何か特殊な病院を名古屋市がつくるようでございますが、やはりそこら辺で進んだほうが桑名の市民も安心ですし、そのほうが得策じゃないかと思っております。そこら辺、答えてください。 202: 議長(竹石正徳)  山本副市長。 203: 副市長(山本麻里)(登壇)  再質問にお答えを申し上げます。  まず、ちょっと誤解が生じるといけませんので、研修医の話をさせていただきたいと思いますが、桑名市民病院なんですが、来春からの研修医ということで、定員は3名ということでございましたが、秋の時点で応募希望者が14名程度ございまして、あと内定が3名ということで、定員いっぱいマッチングで成立しておるところでございます。  そこで、医療のあり方ということなんですけれども、先ほど60万人の人口に大きな病院が一つあればいいんだという御意見もあったというふうにお聞きしたんですが、やはり三次医療と二次医療というのが両方あって初めて両方の機能が成り立つわけでありまして、例えば60万人ぐらいであれば北勢圏に1個あればいいと、桑名の中になくてもいいじゃないかと、そういうことも成り立つんですけれども、やはりこの地域で二次医療をある程度完結できるようにしておかないと、ほかの地域の病院にも影響が及んでドミノ倒しになっていくと、そういう地域もありますので、しっかりとそこは整備していく必要があると思っております。  また、脳卒中のように発症してから3時間以内、最大でも3時間以内で治療を完結しないと、脳血管に詰まった血栓が溶かせないと、そういうものもありますので、それはやはり搬送時間とか、そういうものを考えていきますと、やはりこの地域で一定のものを整備するというのは不可欠だというふうに思っております。今は残念ながら1.5次医療ということでございますので、あともう一歩レベルが高い、もう少しだけレベルの高いものをこの地域の中で整備していく必要があるんだということで御理解いただきたいというふうに思っております。                   (28番議員挙手) 204: 議長(竹石正徳)  川口拓夫議員。 205: 28番(川口拓夫)(登壇)  時間もありませんが、それと同時に、もう1点、山本副市長にお聞きしたいんですが、せっかくわざわざ国から来ていただきましたので、この建設に当たって、もし建設するならばやはり国のほうで建設の100億円近いお金を持ってきていただくとか、何かそのようないい方法があるのかないのか、ちょっとお聞きします。 206: 議長(竹石正徳)  山本副市長。 207: 副市長(山本麻里)(登壇)  再質問にお答え申し上げます。  財源なんですけれども、できるだけ有利な財源を研究していくということをやっているところでございまして、それについては十分研究させていただきたいというふうに思っております。                   (28番議員挙手) 208: 議長(竹石正徳)  川口拓夫議員。 209: 28番(川口拓夫)(登壇)  皆さん期待しておりますので、ぜひともお国の金を何とかお願い申し上げて終わりたいと思います。以上でございます。 210: 議長(竹石正徳)  次に、通告により1番 倉田明子議員。 211: 1番(倉田明子)(登壇)  皆さん、こんにちは。団塊・無所属の会の倉田明子です。  2010年も3カ月が過ぎようとしています。ここに来て桑名市の不祥事が連日紙面を覆い、私も市民の方々からどうなっているんだとの声をたくさんいただきました。このようなことが二度と起こらぬよう、また、子供たちの規範となるような桑名市になるよう真摯に取り組んでいただきたいと思います。  この事件ですっかり影に隠れてしまった虐待事件のことを一般質問の前に少し触れたいと思います。ことしはとら年、トラは自分の子を非常に大事にすると伝えられています。そのことから大切にして手放せないもののことをとらの子といいます。しかし、ことしに入ってからも立て続けに子供への虐待事件が明るみになりました。  お国事情によってさまざまですが、アメリカの場合、子供を連れた母親が危険に直面したとき、まず子供を後ろにはねのけ、敵に直面して両手を広げ仁王立ちになって子供の前に立ちはだかるそうです。子育てはもちろん親の一番大事な仕事であり、子供の命は自分の命にかえても守りたいかけがえのない存在です。しかし、この当たり前のことができない親がいるのも現実です。これは朝日新聞からの引用ですが、虐待という危機には地域と社会が両手を広げ仁王立ちになりたい。子供の命が奪われてからではすべてが遅い。その思いを胸にただいまから一般質問をさせていただきます。  まず、大きい1番、福祉について。  (1)子育て支援について、1)療育センターの職員配置についてお伺いいたします。  桑名市には自閉症など、言葉や発達に生きづらさを持つ子供たちが社会で自立することを目指して早期療育、保育を行う療育センターがあります。保育、療育における充実した内容、スタッフ、どれも近隣市町では群を抜いた施設だと聞いています。その充実したスタッフの中で、残念ながら感覚統合訓練を行う正規の作業療法士が配置されていないと聞きました。  感覚統合とは、自分の周りのすべての情報を理解し、適切な反応を示すために脳が行っている感覚の連携プレーです。味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚などの人間の感覚は無意識のうちに働いているので、普段意識することはありませんが、感覚統合がうまくいっていないとその無意識の感覚がうまくつながらず、多動、言葉の発達のおくれなど、さまざまな問題が生じるそうです。小学校での勉強のつまずきや行動面で苦しんでいる子の中で、感覚統合の問題が原因だと思われる子も多いと聞きます。このような子たちをふやさないためにも、早期のきちんとした対応が求められます。そのため、言語聴覚士、理学療法士同様、正規の作業療法士の配置が必要だと思いますが、いかがお考えになりますか。お答えください。  次に、2)市役所内に乳幼児の一時預かり所をについてお伺いいたします。  これは保護者の方たちからいただいた要望であり、私の実体験から来る思いでもあります。乳幼児は何にでも興味津々、書類を書いているわずかな時間さえ待てない子たちです。現にここでじっとしていなさいよというお母さんの言葉をよそに、気の赴くまま歩いていってしまう子をあわててお母さんが連れ戻しに行くという光景をこの市役所でも幾度となく目にしました。子供連れでの諸手続は大変な労力です。子供が気になって説明を聞き漏らしてしまったり、何カ所か回るのをあきらめて再度出直さざるを得なかったことも話に聞きました。そのようなときに、たとえ1時間以内でも子供を預かってくれる託児コーナーが庁内にあれば、保護者の方々の負担を軽くできると思いますが、いかがでしょうか。考えをお聞かせください。  次に、(2)次世代育成について質問します。  1)児童館の開館時間延長について。  児童館は桑名市次世代育成支援行動計画のニーズ調査、ヒアリング調査でも保護者からの要望が非常に高いです。歩いて行ける範囲に雨風の心配なく安心して子供を連れて行ける居場所を常設してほしいというのは就学前の子供を抱える親たちの長年の望みです。この児童館に関しては、今後ふえてくるであろう小学校、幼稚園の空き教室利用、縦割り枠を外した宅老所との共存など、新たな児童館建設という固定概念を取り払った形も含めて早期設置を実現していっていただきたいと強く願っていますが、今回の質問は中学を卒業した子たちの居場所づくりという視点での既存児童センターの開館時間の延長を訴えるものです。  中高生世代の子の居場所づくりについては、昨年6月議会でも質問させていただきました。中卒で働く子、中卒で就職も進学もしない子、高校を中退する子は今年度も8万から9万人いるそうです。この子たちの中には、教育行政、福祉行政のサービスから漏れてしまういわゆるエアポケットに陥った状態にある子が多いと言われています。家庭を取り巻く環境、家族関係の希薄さから自尊感情が低い子が、そこから来る人とのかかわりづらさが問題行動ととらえてしまい、社会の中で生きづらくなっている子も少なくありません。  この子たちが自分を大切に思い、社会で自立していくようになるためには、やはり公的な支援が必要だと思います。本来ならば、利便性の高い市内中心部につくられたらすばらしいと思うのですが、まずは取りかかりとして、既に市内にある児童センターの開館時間を午後9時に延長するところから始めるのはいかがでしょうか。お答えください。  次に、2)幼保の連携についてお伺いいたします。  今回、就学前教育の桑名市共通カリキュラムができたと聞きました。幼稚園も、保育所も、教育内容は健康、人間関係、環境、言葉、表現と同じ5領域です。また、双方就学前の子供を対象とするため、共通カリキュラムにより幼保の連携が密になることは、桑名市が力を入れている途切れのない支援のためにもすばらしい取り組みだと思います。しかし、幼稚園は文部科学省所管の教育施設、保育所は厚生労働省管轄の児童福祉施設で、子供に対する5領域の指導方法、考え方、保育内容など、かなり隔たりがあるように思われます。そのような中、今後この共通カリキュラムをどのような場所でどのように使っていくのか、具体的にお聞かせください。  次に、(3)在宅ケアについてお聞きします。  先日、テレビのドキュメンタリー番組でも取り上げられた在宅ホスピス医、内藤いづみ先生の講演会に参加し、話を聞いてきました。在宅ホスピスケアとは、病院ではなく家で過ごす道を選んだ末期がん患者とその家族を支え、患者の体の痛みを取り除きつつ、死が訪れるまでの最期のときを家族とともに家で有意義に過ごしてもらう終末期医療です。  患者は命を医療から自分のものとして取り戻し、自立した一人の人間として最後まで人生を全うします。家で亡くなるということは、すなわち亡くなるまで家で生きているということで、そのプロセスの中で、幸せは本人の気持ち次第で、実は足元にあるものだと気づき、心穏やかにありがとう、さようならと言って亡くなっていく方が多いのだそうです。いつか必ず訪れる死ならば、家族とともに心穏やかに迎えたいものです。  お隣の市立四日市病院でも、末期がん患者などで在宅緩和ケアを希望する場合には対応していただけるようになったそうです。そこで、桑名市でもぜひ地域完結型のシステムづくりを、例えば市民病院とともに考えていっていただければと思いますが、いかがでしょうか。  次に、大きい2番、教育について、(1)学校の芝生化について質問します。  1)昨年城南小学校で実施した校庭の芝生化の現状をお聞かせください。  2)城南小学校の検証をもとに、今後の芝生化の方針をお聞かせください。  芝生は地面温度の抑制、砂じん防止には効果的だと思いますが、走っているときに転びやすい、芝を定植したときには中に入れない、芝や芝の中に生えてくる夏のイネ科の雑草でアレルギー反応を起こす子がいる、定期的な刈り込みが必要などのリスクもあると聞きます。また、根本的に芝を整備するくらいならトイレを直してほしかったという保護者の声も聞いています。グラウンドは土のままでもいい。逆に土のほうがいいという声は聞きますが、砂じん防止は地域の方にしてみれば切実な要望です。  そこで提案したいのが、校庭の周り、また小学校や幼稚園の遊具の下にイワダレソウを植えてみることです。イワダレソウは土の中に根を深く張るため土壌流出を防ぎ、水やりも不要です。草丈は3センチ未満なので、草刈りの必要がありません。密度が細かく、雑草の侵入を許さないためアレルギーの心配もありません。病害虫にも強いので、殺虫剤、殺菌剤は要りません。そして、何よりいいのは、踏みつけることで根がより強くなるためどんどん踏んで構わないことです。大学や企業での研究も進み、個人の庭はもちろんのこと、屋上緑化、公園緑化、空港から最近では幼稚園や小学校にも広がっているそうです。一度今後の取り組みの一環として検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  最後に、(2)幼稚園について、1)時間外保育について質問します。  幼稚園の発達段階や教育上の観点から、幼児教育の時間は基本的には4時間を目途にすることが適切であると考えられ、桑名市の公立幼稚園も午後2時降園になっています。しかし、乳幼児を持つ母親で就労している人がかなりの数に上っているため、1日8時間以上保育を行う保育所に通う子も多くなっています。保護者の多様なニーズから幼稚園によっては2歳児、3歳児保育の実施、預かり保育、スイミング、リトミックなど、さまざまな特色を出す幼稚園もふえています。  そのような中、公立幼稚園に通う保護者からもわずかの時間パートに出たい、用事があるときはお迎えの時間を延ばしてほしいなどの声が出てきています。保護者、地域の方から公立幼稚園の預かり保育を求める署名が教育委員会に提出されたことも聞き及んでいます。これらの要望を桑名市としてはどう受けとめ、今後どのようにこたえていこうと考えていらっしゃるかをお答えください。  これで1回目の質問を終わらせていただきます。当局の心ある御答弁をよろしくお願いいたします。 212: 議長(竹石正徳)  ここで暫時休憩いたします。                                     午後3時30分 休憩                                     午後3時40分 再開 213: 議長(竹石正徳)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、1番 倉田明子議員の質問に対し執行部の答弁を求めます。  保健福祉部長。 214: 保健福祉部長(内田省己)(登壇)  所管いたします事項について、一般質問1、福祉について、大きく2点御質問をいただいておりますので、御答弁申し上げます。  まず、1の(1)の1)療育センターの職員配置についてでございますが、この御質問の作業療法士の正規職員採用につきましては、かねてから常勤職員の配置をとの御要望をいただいておりましたことから、本年4月採用予定で広報くわな10月1日号におきまして常勤嘱託職員募集の御案内を掲載し、募集をさせていただきましたが、残念ながら応募者はなく、再度12月15日号の広報において再募集するとともに、作業療法士協会のホームページ上での募集記事掲載や作業療法士の資格取得コースを持つ学校等へ照会するなど、採用に向けて努力いたしてまいりました。しかしながら、応募者がなく、残念なことに本年4月からの常勤嘱託職員の配置は困難な状況でございます。  職員の採用、配置につきましては、特定部署に必要な専門性のある職種につきましては、原則、嘱託職員での対応をいたしておりますが、これまで応募がない現状や、幼少期の療育における作業療法が作業療法の分野の中でも、より高い専門性を必要とするという特殊な事情もございますことから、今後は募集方法等について人事当局とさらに協議しながら進め、利用者の方の御希望に沿えるよう努力してまいりたいと考えております。  次に、2)の市役所内に乳幼児の一時預かり所をについての御質問でございますが、議員からは、みずからの体験や明石市の事例も引き合いに、市役所に一時預かりがあると親子連れにとっては大変便利であるとの御指摘をいただきました。御存じのように、市役所には転入・転出、児童手当、保育、医療などの手続に乳幼児を連れた方がたくさんおみえになっております。そうした状況に対して、桑名市では、今年度から開始いたしました赤ちゃんの駅事業に合わせ、市役所内に授乳室を設置いたしました。また、幼児連れの方に配慮した幼児用トイレも設置しております。  そこで、市役所内の一時預かりについてでございますが、現在、窓口では絵本や手軽なおもちゃを用意したり、また、手続中にはお母さんにかわって赤ちゃんをあやしたり、子供さんと遊んだりして、保護者の方に安心して相談や手続をしていただけるよう配慮し、対応しておるところでございます。そうしたことから、現状を把握しつつ、必要性を検討してまいりたいというふうに考えております。  次に、(2)の1)児童館の開館時間延長についてでございますが、児童館は、児童福祉法第40条に規定されている児童福祉施設であり、国の補助を受けて建設した施設でございます。最近の既存の二つの児童館の状況では、核家族化の進展や女性の就労の増加などによりまして、年間の利用者は2館合わせて1万5,000人前後で推移するなど、利用が高い施設でございます。  また、利用者の内訳では、小学生から中学生、高校生までの幅広い利用となっており、多様な世代の貴重な交流の場ともなっております。また、利用ニーズといった点では、現在策定を行っております次世代育成支援行動計画のニーズ調査の結果の中でも、児童館など安心して集まれる身近な場として整備が求められております。  また、平成21年3月に策定いたしました地域福祉計画では、社会資源の活用として地域の公共施設の有効利用を図り、地域の住民の方が見守り、子供たちが過ごせる場の整備が提言として取りまとめられたことも承知いたしております。さらに、平成23年度から新学習指導要領が完全実施されるに当たり、子供たちの学習時間が1時間程度長くなる見込みでございます。それにより、平日子供たちが児童館へ遊びに来る時間も減少することが予想されます。  現在の児童館の開館時間は、通常月曜日の休館日を除く午前9時から午後5時までとなっております。そこで、以上のことを踏まえ、昨年5月からではございますが、9月末日までの土曜、日曜、祝日及び学校の長期休業期間を除く平日を午前10時から午後6時までに変更し、開館時間を1時間延長させていただきました。時間の延長をいたしましたのは、子供たちの帰宅時間の安全性を考慮し、日没の遅い時間である5月から9月で、日没の早まる10月から3月は通常の午前9時から午後5時までとして運用いたしました。職員の勤務もそれに合わせて1時間おくらせ対応してまいりました。しかし、さらに時間を延長して、議員が言われる午後9時まで実施しようといたしますと、職員を1名増員させる必要が出てまいります。昨今の非常に厳しい財政の中でもありますので、今後は、現在の予算の中でさらなる開館時間の延長が可能かどうか検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、2)の幼保の連携についての御質問でございますが、平成19年4月に出されました桑名市における就学前教育の今後のあり方について、最終答申に基づき、今年度桑名市共通カリキュラムを完成いたしました。これは、桑名市の子供たちの確かな育ちを保障するために、公私立、幼保共通の保育の基本的な部分を示したものでございます。平成22年4月から、市内の保育所、保育園、幼稚園にて活用をしていただくこととなっております。  具体的には、保育を進めるに当たり、保育計画を立てる際に基本としていただくものでございます。保育士と幼稚園教諭の保育の考え方につきましては、国の保育所は福祉、幼稚園は教育という二元体制のもとで長年保育を実施してきたという経緯があり、双方の共通理解という面では十分とは言えない状況もございます。そこで、この共通カリキュラムはゼロ歳から5歳児までの一貫したねらいと子供の自発性、主体性を十分に発揮できるための保育者の援助が具体的に記述してあり、小学校入学までに身につけるべき力も明確にしてありますので、今後、市内の公私立保育所(園)、幼稚園の職員の方がこのカリキュラムに沿って保育を実践する中で、保育士と幼稚園教諭の保育に対する考え方の理解が深まっていくものと考えております。また、今後も引き続き幼保の合同研修を実施していきたいというふうに思っております。  以上、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 215: 議長(竹石正徳)  保健福祉部理事。 216: 保健福祉部理事(松田正美)(登壇)  所管する事項につきまして御答弁申し上げます。  私からは、一般質問1、福祉について、(3)在宅ケアについて市の考え方を問うについてでございますが、進行したがんなど、生命を脅かされる病気を抱えながら療養する患者さん、そして、家族を初めとした周囲の方々の不安、また、苦しみといったものは、いかばかりかとお察しいたします。そして、たくさんの問題や苦痛に直面されることと想像いたします。それは例えば、がんの痛みなど、身体的問題による苦痛、療養期間が長期化することで生じる仕事上の問題や家庭内の問題なども含めた社会的問題による苦痛、病気を抱えながらの療養生活上で生じる精神的な問題や心理的な問題による苦痛、以上のような状態で生きることの意味を見失ってしまったときに感じる苦痛などと言われております。  いわゆる在宅緩和ケア、もしくは在宅ホスピスケアにつきましては、そうした在宅の患者さんや御家族の苦痛、諸問題に対し、医療や福祉の専門家等がチームを組んで生活、生命の質の維持・向上を支援することであると認識いたしております。  そこで、議員お尋ねの在宅ケアにつきまして、市の考え方でございますが、在宅ケアにつきましては在宅医療の一つでございまして、医療、介護、福祉の連携が必要なものであると考えております。市といたしましては、昨年7月に立ち上げました桑名市地域医療対策連絡協議会におきまして委員の皆様に医療、介護、福祉の連携について目下御議論をいただいているところでございます。今後その中で課題提案していくことを検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 217: 議長(竹石正徳)  教育長。 218: 教育長(大橋則久)(登壇)  御質問にお答えを申し上げます。  私のほうからは、一般質問2の教育についてのうちの(1)学校の芝生化について御答弁申し上げます。  2点ちょうだいいたしております。まず、1点目でございますけれども、城南小学校の検証、現状はということでございます。御案内のとおり、昨年6月に児童、保護者を初めといたしまして、地域の自治会の皆さんやPTAの役員さん等々、本当にたくさんの方が参加していただきまして、一緒になって協働で芝生の植えつけ作業を行ったことは御案内のとおりでございまして、この中で保護者間、あるいは親子間の交流促進が図られたのかなというふうに理解をいたしておるところでございます。  また、維持管理につきましては、PTAの役員及び地域自治会の関係者を中心といたしました城南グリーンキーパーズという管理組織が結成をされまして、芝生化先進地視察もされるなど、芝刈り、施肥などの維持管理を行っていただいておるのが現状でございます。このことから、児童たちが伸び伸びと遊ぶことができるようになり、教育環境が充実をしたということや、芝生の植えつけをいたしました後、学校が実施をいたしました児童のアンケート調査の結果では、走りやすい、けがをしない、あるいは運動がしやすく見た目がきれいなどの意見とか、夏の地面温度の上昇が抑制された、あるいは砂が風で舞い上がることを防ぐ防砂対策等、虫が出てきて嫌だという意見もありましたけれども、一定の効果があったのではないかなと思っておるところでございます。  次に、2点目の今後の方針でございますけれども、6月に芝の植えつけをしてからまだ1年もたっていないということから、今後十分検証していく必要があるのかなという気はいたしておるところでございます。  これらを踏まえまして、今後、学校ごとにそれぞれ形状も違ってまいりますことから、芝生の植えつけ形状をどうしていったらいいんだろうかとか、施工方法、あるいは維持管理などがより効果的にできる方法等について十分検討していきたいということに合わせまして、当然先ほど申し上げましたように、維持管理につきましては地元のPTA、あるいは地域自治会等の方にお世話になるということでございますから、十分意見を聞く中で条件が整い次第、順次導入を図っていきたいというふうに現段階では考えているところでございます。  なお、議員御提言のイワダレソウでございますけれども、多年草でということで屋上緑化等、虫もあまり発生しない、いろいろな面での利点があるということでございますが、当然これにつきましては利用の用途とか手法も異なってまいりますので、一応研究課題にさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。 219: 議長(竹石正徳)  教育部長。
    220: 教育部長(岡本 隆)(登壇)  所管をいたします一般質問2、教育について、(2)幼稚園についての1)時間外保育について御答弁を申し上げます。  市内公立幼稚園における時間外保育につきましてでございますが、桑名市における就学前教育の今後のあり方についての最終答申にございます公私立幼稚園、保育所・保育園を問わず、幅広い選択肢の中から子供たちに合った環境づくりを進めていくという理念のもとで、私立との共存、さらには公立幼稚園の適正配置と大きくかかわってくる問題であると考えております。したがいまして、保護者の皆様方からの通常の保育後ももう少し長く見てほしいという要望につきましては、今後、適正配置、再編を進めていく中で十分に検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。 221: 議長(竹石正徳)  1番議員、再質問はございませんか。                   (1番議員挙手)  倉田明子議員。 222: 1番(倉田明子)(登壇)  御答弁ありがとうございました。  では、1、福祉のまず療育センターなんですけれども、私が望んでいるのは、常勤嘱託職員ではなく正規職員なんですけれども、現在も作業療法の教室がとても人気だと聞いておりますが、嘱託職員さんじゃなく、今パートさんがやってみえると思うんですけれども、その方が嘱託になると割が合わないのでふやしたくない。教室の希望が高いのにふやしたくないという現状があると思います。このことはすぐに答えが出ないと思いますので、検討をよろしくお願いしたいと思います。  それと、2)の市役所内に乳幼児の一時預かり所をについての再質問なんですけれども、先ほどの答弁の中で絵本やおもちゃでの子供の対応をしていただいているとお答えいただきましたけれども、これは庁内すべての窓口でやっていただけているんでしょうか。 223: 議長(竹石正徳)  保健福祉部長。 224: 保健福祉部長(内田省己)(登壇)  再質問にお答えさせていただきます。  絵本やおもちゃなどの窓口対応を庁内すべてでやっているかどうかの御質問でございますが、1階の子ども家庭課、保育所の入所申し込みとか乳幼児医療費、そういう部分に限って一応今現在のところやっております。以上でございます。                   (1番議員挙手) 225: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 226: 1番(倉田明子)(登壇)  子ども家庭課さんは本当によく対応していただいていると思っています。でも、私が走り回る子供を見ていたのは主に市民課あたりのことが多かったと思うんですけれども、今後、庁内全体としても子ども家庭課さんのような対応をしていただけると認識させていただいてよろしいんでしょうか。 227: 議長(竹石正徳)  保健福祉部長。 228: 保健福祉部長(内田省己)(登壇)  再質問にお答えさせていただきます。  子ども家庭課ではなく全庁的な対応という再質問でございますが、窓口すべてにおいて個々に対応することは余り効率的ではないということで思っておりますので、想定される窓口につきましては、ある程度縮めて限定されるというふうに考えておりますので、市民課など関係する部署と検討、協議させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。以上でございます。                   (1番議員挙手) 229: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 230: 1番(倉田明子)(登壇)  各窓口対応ももちろん検討していただきたいと思いますけれども、昨年明石市に視察に行ったときに託児コーナーがあってとても盛況でよかったことを聞いておりますので、ぜひそちらのほうも検討していっていただきたいと思います。  では、次に(2)の次世代育成支援についての1)児童館の開館時間延長についてなんですけれども、今5月から9月までの間1時間ずらしてやっていただいているということなんですけれども、例えばそれでしたら週1日だけを午後1時から9時まで、思い切って午後にずらしてしまうというのはどうでしょうか。 231: 議長(竹石正徳)  保健福祉部長。 232: 保健福祉部長(内田省己)(登壇)  再質問にお答えさせていただきます。  例えば週1日だけを午後9時まで延長したらどうかという、午後1時から9時までということでの御提言ですが、今現在の児童センターの配置については2人で一応職員がやっておるような状況でございますので、アルバイトも臨時職員もおりますけど、その辺の状況を見まして、今の人員配置の中で可能かどうかということで検討させていただきたいと思いますので、御理解のほどお願いしたいと思います。以上でございます。                   (1番議員挙手) 233: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 234: 1番(倉田明子)(登壇)  2人体制のままずっと後ろにずらしてしまう。今でもフレックスで1時間ずらしているということですので、それをずずずっと夜のほうに週1日だけでもずらしていただきたいという要望ですので、それも検討をお願いします。  それでは、2)幼保の連携についてなんですけれども、部長がおっしゃったように、幼稚園は幼児に教育を施すところであり、保育所は乳幼児をはぐくむというスタンスを持っていると思うんですけれども、その違いから現時点では幼保の共通理解はまだまだできていない状態にあるのではないかと思います。その意味で、この共通カリキュラムというのは、つくったことよりも今後どう生かしていくかが重要になってくると思うんですけれども、この共通カリキュラムを絵にかいたもちにしないための何らかの具体策というものがあったら教えてください。 235: 議長(竹石正徳)  保健福祉部長。 236: 保健福祉部長(内田省己)(登壇)  再質問にお答えさせていただきます。  共通カリキュラムにつきましては、先ほど一応作成を終えたということで御報告を申し上げましたが、実際にカリキュラムの有効利用についての御提言でございますが、やはり実際、私立幼稚園、また、公立の幼稚園、公立の保育所、私立の保育園で4月から使っていただいて、カリキュラムを使った実践についてのアンケートとか聞き取り、そのような形で活用の検証を行いながら、その内容についても充実を深めていきたいというふうに考えております。よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。                   (1番議員挙手) 237: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 238: 1番(倉田明子)(登壇)  この幼保の問題も情短もしかりなんですけれども、福祉と教育の縦割りの壁を崩すという意味でも大切な問題だと思いますので、ぜひ有効な活用をよろしくお願いいたします。  それと、同じ幼保の連携についてなんですけれども、答弁の中に公私立保育所(園)とか、幼稚園の職員というくだりがあったと思うんですけれども、このカリキュラムは、私立幼稚園のほうも共通に一緒に使っていただくと認識させていただいてよろしいですか。 239: 議長(竹石正徳)  保健福祉部長。 240: 保健福祉部長(内田省己)(登壇)  再質問にお答えさせていただきます。  私立幼稚園も共通カリキュラムを使っていただけるのかと。カリキュラム作成委員会には私立の幼稚園は御参加いただいておらなかったわけですが、これについては、先ほど申し上げましたように、ゼロ歳から5歳児という形で私立の幼稚園の園児さんにも該当いたしますことから、議員おっしゃるように積極的に活用していただけるように私のほうからもお願いしてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。                   (1番議員挙手) 241: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 242: 1番(倉田明子)(登壇)  よろしくお願いいたします。  では、2番の教育についての(1)学校の芝生化なんですけれども、今後検証して検討していっていただけるということで、くれぐれも教育委員会から学校にやれという形ではなくて、地域の方とか、保護者の方、PTAの方たちがやるからうちの学校にやってくれという形の要望があったときにぜひ芝生化という形をとっていっていただきたいと思います。  それと、あと、(2)幼稚園についての時間外保育についてなんですけれども、保護者、地域の方からの5,000を大きく超える声というのは大変重いものだと思っています。答弁の中に適正配置や再編を進めていくというくだりがありましたけれども、何か具体的な取り組みがあったら教えてください。 243: 議長(竹石正徳)  教育部長。 244: 教育部長(岡本 隆)(登壇)  再質問にお答えを申し上げます。  具体的な取り組みということでございますが、市民、地域の方々、さらには私立の幼稚園、それから、保育園の方々の代表を含みます多様な委員による合意形成を図るような組織、これで公立幼稚園に焦点を当てまして、公立幼稚園の施設の再編、適正配置についての検討を進めていきたいというふうに考えている次第でございます。今回の時間外保育につきましても、この検討会の協議の中で考えてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (1番議員挙手) 245: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 246: 1番(倉田明子)(登壇)  私が、10年ほど前だったと思いますけれども、以前、公立学校問題検討委員会というものの委員を務めさせていただいていたことがあるんですけれども、そのときは2年間ぐらいかけて話し合ったと思うんですが、たしか3年保育の独立園をつくるというところで話が終わって、私はもう委員をおりた形になったと思うんですけれども、それから10年、それらしきものが全然見えないどころか、再編も何もかもそれほど進んでいない。あのときの委員会は一体何だったんだろうかという思いが少し胸の中にあるんですけれども、今も再編や適正配置の一般の方とか、私立の幼稚園、保育所の方たちを交えた検討会が、私から聞かせていただくと、また形だけの、その会のためだけの会になってしまわないかという危惧を感じるんですけれども、いかがでしょうか。 247: 議長(竹石正徳)  教育長。 248: 教育長(大橋則久)(登壇)  再質問にお答え申し上げます。  まさしく子供の数が減ってまいりまして、当然幼稚園では休園しておる園もあるということでございます。それとか、今申し上げておりますように、預かり保育の時間を少し延長してねということがございまして、いろいろなニーズが大きく変わってまいりました。そういうことから、当然これは絵にかいたもちになってはとんでもない話でございますので、そこらはきちっと整理をしまして、やはり具体化できるようなそういう提案をぜひ進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解いただきたいと思います。                   (1番議員挙手) 249: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 250: 1番(倉田明子)(登壇)  具体化の提案というものは、本当に決めていっていただきたいと思うんですけれども、それもやっていきたいというだけではちょっと心配なんですけど、例えば2年とか、そういう期間を区切ってこの検討会は2年でやめるんだとか、決めるんだという年度を区切るということは可能でしょうか。 251: 議長(竹石正徳)  教育長。 252: 教育長(大橋則久)(登壇)  再質問にお答え申し上げます。  先ほど5,000余りの皆さんの思いというのは、実は代表の方にも私はお会いいたしまして、やはりある程度年数を区切ってくださいよと。2年、3年先の話じゃないんですよねということを強く要望されましたので、その部分をきちっと整理して、やはりいつごろまでにやるんだという期限を区切って申し上げていきたいというふうに考えております。                   (1番議員挙手) 253: 議長(竹石正徳)  倉田明子議員。 254: 1番(倉田明子)(登壇)  確かに、PTAとか保護者の代表という方々は、例えばもう本当に幼稚園のことですと、一番下の子が小学校に上がってしまうとちょっと他人事になってしまって、私自身もその会から出た後、すっかりそのこと自体を忘れていたという関係もあるんですね。ぜひきちんとした対応をよろしくお願いしたいと思います。以上です。 255: 議長(竹石正徳)  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。  次に、通告により30番 清水教代議員。 256: 30番(清水教代)(登壇)
     桑親・緑風クラブの清水教代でございます。  貴重な時間をいただきましてまことにありがとうございます。本日最後の質問者になろうかと思いますが、まだ60分いただいておりますので、御答弁によっては、これまた5時を回ってしまうということになりますが、ひとつよろしくおつき合いのほどお願いいたします。  それでは、通告に従いまして交通渋滞についてから御質問いたしますので、よろしくお願いしたいと思います。  交通渋滞は付近住民の生活リズムを狂わすだけではなく、緊急車両の出動、あるいは環境面ではCO2などのばらまきについても、付近住民の安心・安全で生活できるという期待に反して大きな不安材料になっております。桑名市内では、桑部橋、坂井橋、国道258号多度方面など、数多く渋滞する場所があります。258号は4車線化に向けての工事が進められており、一日も早い交通緩和を期待しているところでございます。  特に国道23号は木曽川、揖斐長良大橋の橋梁工事により片側2車線の道路が対面通行による片側1車線通行になり、市内を通る道路の中でも特に交通量の多い幹線道路のため、終日大渋滞になっております。緩和策として、工事に関連する伊勢湾岸道区間では、交通料金が半額になり、迂回の便宜を図っていただいておりますが、それでも国道1号に迂回する車両が多く、尾張大橋から伊勢大橋を経由し、福島方面まで終日大渋滞になりますことは皆様方も御存じのとおりでございます。生活道路としての機能はどうなっているのでしょうか。お伺いします。  (1)としまして、まず、国道1号関連からお伺いします。  伊勢大橋付近渋滞と伊勢大橋の架け替え(治水も含む)についてでございますが、1点目は、伊勢大橋の架け替えのおくれは交通渋滞や環境面だけではなく、治水においても堤防補強を妨げておりますが、伊勢大橋の架け替えの日程はどのようになっているのでしょうか。お伺いします。  2点目は、上り方向、伊勢大橋東詰めの交差点でございますが、昨年末には国道1号と市道長良川堤防福吉十日外面線交差点の信号機に国道1号へ右折させるための矢印を追加していただきました。赤信号になってから右折する車が多く、交通事故と渋滞が懸念されておりましたが、以前に比べ改善されたことに対しまして、公安委員会様を初め関係者の皆様方に厚くお礼申し上げます。しかしながら、伊勢大橋東詰めの信号を先頭に福島を経由して参宮町あたりまで渋滞します。また、東詰めの道路形態については、後の項目の中で質問いたしますので、よろしくお願いします。  3点目は、下り方向、伊勢大橋西詰めの交差点ですが、東詰めと同じような状態になります。又木茶屋へと渋滞します。伊勢大橋東詰め、西詰めの信号機の調整で渋滞が緩和されないのか、お聞きします。  2番目に、宮前交差点付近の渋滞は、下り方向については右折レーンを2車線にしていただいたおかげでスムーズになり、運転される皆様方に大変喜んでいただいております。上り方向にしましては、やはり先頭は伊勢大橋東詰めの信号が原因だというふうに思いますので、引き続き後で御質問します。  続きまして、尾張大橋付近の渋滞はやはり尾張大橋の西詰め、東詰めともに橋上で右折レーンがとれないことです。特に弥富市側では信号交差点が3カ所続き、渋滞の原因になっていると思われますが、いかがでしょうか。また、非常に難しいことだとは思いますが、伊勢大橋のように右折禁止は考えられないのでしょうか。お伺いします。  続きまして、(2)観光施設付近の渋滞についてお伺いします。  長良川左岸河川敷の利用についてお聞きします。長良川左岸には、幅70メートルぐらいだったと思いますが、ブランケットがつくられております。たしかイルミネーションが始まった年にはブランケットを駐車場にお借りできたと記憶しております。広大な敷地があります。付近住民のためにもお借りすることができないのでしょうか。お伺いします。  続きまして、市道長良川堤防福吉十日外面線拡幅についてお伺いします。  桑名市都市計画マスタープランでの地域のまちづくりの構想中で、4)としまして全国有数の大規模レジャー施設と多様な歴史・文化資産を生かした観光魅力づくりの中に、「地域が誇る大規模レジャー施設に加え、様々な歴史・文化資源の魅力向上と有機的なネットワークなどによる観光魅力づくりを進めます。」と計画されております。まさに観光面はそのとおりになってきました。すごいことです。しかしながら、観光客はふえましたが、道路が追いつきません。渋滞の原因はいろいろあるとは思いますが、国道1号から少なくとも施設までの片側2車線の4車線化を進めなければ解決できないと思いますが、いかがですか。  まず、施設方面から国道1号へ出る右折レーンは、直進または左折車両が6台ほど並びますと右折レーンに入ることができないため、右折したくても右折することができません。渋滞の原因になっております。また、伊勢大橋方面からの右折につきましても、施設へ入る左折レーンと国道23号へ抜ける直進レーンができれば渋滞緩和になると思われますが、いかがでしょうか。お伺いします。  3番目に、渋滞による緊急車両の通行には通常時に比べて時間がかかります。緊急車両は一分一秒を争います。付近住民だけではなく、長島地域の生命、財産を守る重要な道路でございます。大きな問題点ですが、どのように考えておられるか、お聞きします。この交通渋滞についての再質問は、当局の御答弁によりまして前後することがありますから、あらかじめお断りしておきます。  続きまして、2番目として防災についてお伺いします。  (1)でございますが、くすのき園運動防災公園整備事業についてお聞きします。  1)としまして、群馬大学片田教授の御講演は、水災害講演会として桑名市、国土交通省木曽川下流河川事務所、社団法人中部建設協会主催でシリーズでの御講演になりました。「災害犠牲者ゼロを目指して~これからの大規模災害にどうそなえるか~」との演題で、未曾有の大災害となった当地方を襲った伊勢湾台風を教訓に、将来、スーパー伊勢湾台風が当地方を直撃するという想定でのシミュレーションを駆使してのお話でございました。高台である大山田方面へ避難することにより犠牲者を少なくできる。早期の避難により犠牲者ゼロを目指せるという内容だったと受けとめております。非常によい御講演だったと思っております。  この御講演の中で大きく2点疑問に思うことがございました。1点目は、すべての住民が避難できるでしょうか。私は以前の一般質問でも申しましたが、被災地へ何回も日本赤十字のボランティアとして参加させていただいておりますが、被災された方たちからお聞きしますと、1番目には、こんなことになるとは夢にも思っていなかったということが多いですね。また、2番目には、濡れてはいけないものを少しでも高いところへ移動させていた。3番目には、自宅から離れたくなかった。このような理由から避難ができなくなったと伺いました。ほかにも立場上早くから避難できない人もおられると思います。  1番目の質問ですが、このような理由などで全員避難は非常に難しいと思いますが、いかがお考えですか。お伺いします。  2番目の質問になりますが、片田教授は各地で同じような御講演をされております。例えば、桑名会場、長島会場、木曽岬会場、弥富会場などでも避難先は桑名市の大山田方面へとのことですが、大山田でどれぐらいの人や車を収容できるのでしょうか。お伺いします。また、これに伴い大渋滞が予想されますが、いかがお考えでしょうか。お伺いします。  関連しまして、2)くすのき園運動防災公園の海抜についてお伺いします。  防災公園の海抜はどれぐらいで計画されているのか、お伺いします。海抜についての質問は水災害での広い範囲でつながりますので、よろしくお願いします。防災につきましては、1)、2)が関連しますので、御答弁によっては質問が前後しますので、よろしくお願いします。  3番目になりますが、バランスのよい土地利用計画についてお伺いします。  各地域でのバランスについてお伺いします。当桑名市は地続きの旧桑名市、多度町と川を隔てた長島町の1市2町が合併しましたが、この合併以前から各地域の特色を生かした土地利用がなされてきております。現状もその流れのもとに土地利用がされていると思っております。しかしながら、近年、各地域における産業系土地利用者である中小工場などの経営者におきましては、既存での操業につきましても周辺への環境面等への配慮から、事業拡大はもとより、現状の操業につきましても非常に苦しい思いをされている状況であります。  そのような中、ほかへ移転するといった選択肢の中で、どうしても現状の雇用や取引関係先などの立地などを考慮して、継続のために近接地においての移設先を求めたいというのが経営者としての思いではないでしょうか。このようなことの受け皿として、産業系の土地利用計画について、全体のまちづくりの中でも桑名市都市計画マスタープランの中で示されておりますが、いざ移転をと思ったとき、決まった受け皿がないように思われます。都市計画において各地域でのバランスをどのようにお考えか、お聞かせください。  4番目でございますが、学校教育についてお伺いします。  当市の小・中学校では2学期制が採用されて5年目になりますが、子供たちは将来、我が国を担う大切な宝でございます。3学期制から2学期制になり戸惑いもあったと思いますが、ここに来て子供たちもなれてきたのかなと思っておりましたが、いろいろと問題もあり、メリット、デメリットについてお聞きすることがあります。このあたりを、学力、体力、余暇の活用などを含んでアンケート等により小・中学生、保護者、先生の立場からの声をお聞きいただいていると思いますが、それらを含んで学校2学期制のメリット、デメリットの部分を調査されていると思いますが、その点をお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で私の最初の質問を終わります。御答弁によりまして60分とらせていただかなければいけませんので、簡潔によろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。 257: 議長(竹石正徳)  これより執行部の答弁を求めます。  建設部長。 258: 建設部長(西脇孝司)(登壇)  所管いたします一般質問1、交通渋滞について、(1)国道1号関連と(2)観光施設付近の渋滞について御答弁申し上げます。  まず、(1)国道1号関連で3点御質問をいただいておりまして、1点目の伊勢大橋付近渋滞と伊勢大橋の架け替えについてでございますが、市といたしましては、依然として渋滞が残る伊勢大橋周辺の渋滞解消のためには、早期の伊勢大橋の架け替えや関連区間の拡幅、ソフト対策が必要であることは十分に認識しております。また、伊勢大橋は高潮堤防補強区間にあり、高潮堤防補強工事は着々と進められておりますが、工事完成には既存の伊勢大橋が支障となっております。このため、治水面から安全・安心を確保するため、木曽川水系河川整備計画に伊勢大橋架け替えが位置づけられております。伊勢大橋架け替えの時期につきましては、以前から早期着手をお願いいたしておるところでございますが、今後も引き続き、国の道路部局や河川部局に対しまして強く要望してまいりますので、関係所管や議員の皆様のさらなる御支援、御協力をよろしくお願いいたします。  また、議員御提案の伊勢大橋東詰め及び西詰め交差点の信号機の調整につきましては、国や関係機関と協議してまいりたいと考えております。  次に、2点目の宮前交差点付近の渋滞緩和策についてでございますが、議員御案内のとおり、宮前交差点は、渋滞緩和対策として平成19年12月に名古屋方面からの右折車線を1車線から2車線に拡幅していただいております。交差点改良前には、夕方のピーク時に300メートル、通過時間に換算いたしますと10分程度渋滞していた状況でありました。しかし、改良後の追跡調査を宮前交差点及び伊勢大橋西詰め交差点で行った結果、国道1号名古屋方面からの渋滞は朝夕のラッシュ時において信号を1回待っていただく程度、通過時間で申し上げますと2分強の混雑状況であることが確認されております。  現在、国道23号橋梁補修工事が行われ、国道23号から国道1号への流入による交通量の増加も見受けられるこのような状況の中、当面は交通状況を継続的に調査し、把握していかれると伺っております。また、議員御提案の信号機の調整につきましては、交通状況の調査を参考にして国や関係機関と協議してまいりたいと考えております。  次に、3点目の尾張大橋付近の渋滞緩和対策についてでございますが、尾張大橋交差点上り車線は、議員御指摘のとおり右折レーンがないのが渋滞の一因であるのではと考えます。渋滞緩和策につきましては、所管いたします名古屋国道事務所にお聞きいたしましたところ、尾張大橋交差点は尾張大橋の直近にあり、橋の道路幅員に余裕がないことから、現状においては右折レーンの設置等の渋滞緩和策の予定はないとのことでございました。また、議員御提案の右折禁止の規制につきましては、渋滞緩和策として考えていただくよう所管の名古屋国道事務所にも伝えておきますので、よろしくお願いいたします。  次に、(2)観光施設付近の渋滞について3点の御質問に御答弁申し上げます。  長島地区への観光施設へ訪れる観光客は年間500万人を超え、中でも冬季の時期には週末に町内各所で大渋滞が発生している状況でございます。このため観光事業者により駐車場の増設やシャトルバスの増発運行などの対策を実施していただいたことによりかなり渋滞が緩和されてきているとは思われますが、まだまだ週末には主要の道路は各所で渋滞が発生しておりますのが実情でございます。交通渋滞は観光客はもちろん、緊急車両の通行に支障を来すなど、地域の皆様にも大変御不便、御迷惑をおかけしますので、有効な渋滞対策を早急に講じる必要があることは強く認識をしております。  そこで、1点目の長良川左岸河川敷の利用についてでございますが、混雑時の渋滞緩和を図るため、隣接する長良川左岸河川敷を臨時駐車場に利用することについての御提案ですが、河川管理者の国土交通省木曽川下流河川事務所へ協議、確認しましたところ、河川敷占用許可準則によりどのような理由にかかわらず営利企業への占用は認めないとのことでございましたので、よろしくお願いいたします。  次に、2点目の市道長良川堤防福吉十日外面線の拡幅について、国道1号伊勢大橋東詰め交差点からなばなの里方面への市道長良川堤防福吉十日外面線の渋滞対策につきましては、渋滞が発生する要因を調査、把握し、これにより道路構造の見直しなどのハード面対策を施すことや、早期対策として、ガードマンの適切な誘導や信号サイクルの調整などのソフト面対策を講じる必要があるかを含め、関係機関と協議、検討してまいりたいと考えております。  次に、3点目の渋滞による緊急車両の通行につきましては、議員御指摘のとおり、救急車や消防車などの緊急車両が渋滞に巻き込まれますと住民の生命、財産が危険にさらされることになりかねますので、渋滞対策は市民の安全・安心を守る喫緊の課題であると認識をしております。当地域における渋滞対策は、地域住民を初め、市民の皆様の懇望でございますことから、観光の側面からも渋滞解消に向けて、今後とも観光事業者、公安委員会等の関係機関と連携して取り組んでまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 259: 議長(竹石正徳)  市民安全部長。 260: 市民安全部長(川瀬晴明)(登壇)  所管いたします一般質問の2、防災について、(1)くすのき園運動防災公園整備事業について1)片田教授の講演から避難場所につきまして御答弁申し上げます。  桑名市と国土交通省木曽川下流河川事務所及び社団法人中部建設協会の主催で実施しました片田教授の水災害講演会では、スーパー伊勢湾台風の来襲した場合に災害犠牲者をゼロにするためには、早期の避難勧告の発令と高台への速やかな避難実施が必要であり、そのためには市民に対して周知を図っていかなければならないなど、犠牲者ゼロを目指すための課題提案をいただいたところでございます。この講演の中では、長島地区はほぼ全域が浸水することから、約1万6,000人の方が避難対象となります。長島町内における避難所での収容可能人数は約5,500人しかないため、残りの約1万500人の方は、大山田地区等の高台への避難をしていただくことになり、受け入れは可能でございます。  また、大山田でどのぐらいの車が収容できるかでございますが、大山田地区の避難所は小学校6校、中学校2校、スター21や地区市民センターなど4カ所ありまして、駐車可能面積は約7万7,000平方メートルでございます。乗用車クラスの車両の大きさで単純計算しますと、約6,200台が駐車できることになります。  最後に、避難される方などの車による渋滞についてでございますが、片田教授のシミュレーションにおきましても当然ながら予測されており、その対策として、一刻も早い避難勧告の発令、避難路の分散指定、バスによる避難などの御提案をいただいているところでございます。いずれにいたしましても、広域を含めた避難のあり方につきましては、1市だけでは解決できないものと考えておりまして、市といたしましては、木曽三川下流部広域防災ネットワーク検討会や三重県桑員地域防災ネットワーク会議等の中で広域避難のあり方についても課題提案してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 261: 議長(竹石正徳)  都市整備部長。 262: 都市整備部長(水谷義人)(登壇)  私からは、一般質問2の防災について、(1)くすのき園運動防災公園整備事業について、2)同公園の海抜についてと、また、3、土地利用について、(1)バランスのよい土地利用計画について、1)各地域でのバランスはについて御答弁申し上げます。  まず、第2の防災についての2)についてでございますけれども、くすのき園運動防災公園の予定地の現在の高さにつきましては、おおよそTPゼロメートルであり、周辺道路より約1メートル、周辺田面より1.5メートルほど高くなっております。また、隣接する国営木曽三川公園カルチャービレッジの輪中ドーム付近はTP約3メートルとなっております。  さて、議員御質問の当公園敷地の予定高さでございますけれども、敷地の高さは防災施設にとりまして重要な要件でございますので、当公園の計画高さにつきましては、カルチャービレッジとの防災機能の連携を図りつつ、高さの整合を勘案しながら十分検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解願いたいと思います。  続きまして、3、土地利用計画についてでございますけれども、議員御質問の当市における土地利用計画といたしましては、都市全体の将来像を見据えた上で、配置、規模等についておおむね20年後といった長期的見通しとして、平成20年5月に当市の都市計画マスタープラン内で計画策定いたしました。都市計画は、基本方針としてこの都市計画マスタープランに基づいて進めていくことになります。マスタープランの策定に当たりましては、地域の特質、実情に即したバランスのとれたまちづくりに対応すべく、市内を八つの地域に分けて、地域の課題とそれに対応した土地利用を含めた整備方針を定めております。  そこで、特に産業系の土地利用といたしましては、既存の工場立地箇所に加えまして、新たな企業立地や住工混在地からの移転先として計画的土地利用を誘導するため、産業系の立地の可能性を持たせた箇所といたしまして生産・物流地域を位置づけております。この地域は、当市の強みでありますアクセス優位性を生かした五つの高速道路インターチェンジ付近及び多度地域の南部を主に位置づけしておるところでございます。この産業系の受け皿であります生産・物流地域の土地利用については、他法令、また制限等との調整がついたものに関し、さきに述べましたとおり、地域の課題に対応した土地利用として周辺環境への配慮、地域の意向等を含めて進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。 263: 議長(竹石正徳)  教育部長。 264: 教育部長(岡本 隆)(登壇)  所管をいたします一般質問4、学校教育について、(1)学校2学期制のメリット、デメリットについて御答弁を申し上げます。  2学期制は平成17年4月から実施をいたしており、現在5年を終えようとしております。子供や保護者の声でございますが、2学期制を導入いたしました初年度の平成17年度に保護者、児童・生徒、教職員を対象にアンケートを実施いたしました。また、翌年、翌々年には教職員、学校を対象としたアンケート調査の中で、学校を通しまして保護者の皆様方のお声をお聞きいたしております。  その後につきましても、2学期制を含めました学校ごとの教育課程の評価、または学校自己評価というのを実施いたしておりまして、その中で保護者、児童・生徒の声も含めた報告を受けておりまして、例えば「授業時間が確保されてよい」、「短縮日課が減った」、「夏休みの個別学習はありがたい」、「給食の日数がふえてよかった」、「ゆったりとした学校生活が送れる」など、2学期制のメリットと言える御意見をたくさん伺っているところでございます。  一方で、「夏休み、冬休み前に成績表がもらえない」、「前期と後期の境目がはっきりしない」、「夏休みに勉強しなくてはならなくなった」、これは子供の声でございます。それから、中学校でございますが、「テスト範囲が広くなった」など、戸惑いの声もあることも十分に認識をいたしております。これらの声をもとに、導入後の5年間にわたりまして小・中学校の間での2学期制情報交換会や校長会等での情報交換、教頭会等もございまして、その実施を通しまして改善に向けた取り組みを行ってまいりました。  例えばでございますが、ミニ連絡表をつくって学習の成果を伝えたり、夏休み中に時間を長目にとって保護者との懇談を実施したり、学校公開日を多く設定して児童・生徒の学校生活の様子を保護者の方に直接見ていただいたり、前後期の区切りには行事を設けるなど、各校の実態に応じた取り組みを行い、工夫、改善に努めてきたところでございます。しかしながら、3学期制のもとで学校生活を過ごされました保護者の皆様方の中には、2学期制での子供たちの生活に戸惑いを感じてみえる方もおみえになるのではと推測をいたしておりますが、現在、各校が実施をいたしております学校自己評価のためのアンケート調査や保護者会等の実施の中で学校生活に関する御意見を集約していきたいと考えております。  いずれにいたしましても、2学期制に伴いまして7月と9月に児童・生徒が落ちついて学校生活を現在過ごしていること、また、学期が長くなったことで長期的なスパンで児童・生徒が諸活動に取り組むことができ、また、評価もより適切に行われるようになったこと、さらには授業時数の確保など、3学期制に比べましてよりよい状況が見られるようになってきておりますことから、今後2学期制のよさをより一層生かした学校づくりを進め、子供たちの健やかな成長のために学校、保護者、地域の連携がより図れるよう、教育委員会といたしましても支援をしてまいりたいと思いますので、よろしく御理解賜りますようにお願いを申し上げます。 265: 議長(竹石正徳)  30番議員、再質問はございませんか。                   (30番議員挙手)  清水教代議員。 266: 30番(清水教代)(登壇)  御答弁ありがとうございました。  まず、伊勢大橋の架け替えについては、日程がまだわからないということで、できるだけ早くこれはわかれば発表してほしいなというふうに思っております。  それと、まず信号の話でございますが、伊勢大橋の西詰め、東詰めとも信号を越えると、割かしスムーズに動いているわけですね。ですから、これは私の提案というか、例えば調査云々というよりも、もうその方向、上下線とも国道1号を7、8秒、あるいは10秒長くしたら相当変わるんじゃないかなというふうに思いますが、この点についてどうお考えでしょうか。 267: 議長(竹石正徳)  建設部長。 268: 建設部長(西脇孝司)(登壇)  清水議員の再質問に御答弁いたします。  幹線道路の信号につきましては、三重県の県警本部の管理センターにおきまして交通量や交通の流れなどを関知して信号現示を機械により自動的に調整を行っているということでございますが、今、議員御提案の信号の調整につきましては、所管の公安委員会とも今後ともまた協議してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (30番議員挙手) 269: 議長(竹石正徳)  清水教代議員。 270: 30番(清水教代)(登壇)  ありがとうございます。  私も信号系統は連動になっておって、そこだけ直すということがなかなか難しいことはよくわかっております。それで、今、公安のほうへというお話でございますので、東詰めのところでもう1点私の気がついたところをお願いしておきます。これは要望ということで結構でございますので、お聞きください。従来の国道1号は、直進・左折と堤防道路へ曲がるレーンに右折矢印が出ます。ところが、下り方面、いわゆる伊勢大橋方面へというか、もっとわかりやすく言えば、旧桑名市方面への進行方向の右折は川の上流のほうへ曲がることなんですかね。ほとんど右折しないんですね。その間、伊勢大橋から今度は名古屋方面へ向かう車が右折の間だけ待っているわけですわ。ですから、本来、名古屋方面は右折の矢印が出ると同時に直進の矢印を出せば、相当これもまた変わってくるんじゃないかというふうに思いますので、その辺も含めて御要望いただければなというふうに思いますが、これはもう要望になると思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。  それから、宮前交差点につきましては、本当に従来に比べて非常によくしていただいて、先ほども言いましたとおり、大変喜んでおるところでございますので、これは今、このままなぶることもないんじゃないかというふうに思っております。  また、尾張大橋につきましては、他県のエリアということもありまして、非常に難しいことをお願いするかもしれませんけれども、今、長島地区のこれも悩みでございまして、ちょうどひどいときは県道水郷公園線あたりまで中央線は並んでしまいますから、こちらも相当時間がかかって、先ほどからも出ておりましたが、海南病院等々、あちらへ向かわれる方も非常に時間がかかっておるのが現状でございますので、引き続きこれもよろしくお願いしたいというふうに思います。  あと、2番目の観光施設の渋滞についてでございますが、やはり観光客が非常にふえましたが、道路のほう、やはりそのままで本当におくれておりまして、企業さんも今ちょっと計画を聞きますとどうもまだ200台ぐらい増設されるようなこともちらっとお聞きして、まだ公表はされてみえないようですけれども、そんなふうにも聞いておりますので、企業努力は大変してみえると思いますが、それ以上に観光客が多いということでございまして、やはり市としてこのままほうっておくわけにもいかないんじゃないかなというふうに思っておりまして、河川敷も先ほど申しましたように最初は1回借りられたことでもありましたから、企業として借りるんじゃなくて付近住民のために借りられないかということでございますので、その点についてもう一度お伺いします。 271: 議長(竹石正徳)  建設部長。 272: 建設部長(西脇孝司)(登壇)  清水議員の再質問にお答えさせていただきます。  木曽川下流河川事務所の見解では、企業のためではどういう理由があっても貸さないということでございますが、この件につきましては、企業の面ではなくていろいろないい方法がないかということで、再度所管の国土交通省の木曽川下流河川事務所と協議してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (30番議員挙手) 273: 議長(竹石正徳)  清水教代議員。
    274: 30番(清水教代)(登壇)  ありがとうございます。  河川敷、ブランケットがお借りできて、そちらへ車が大分入れば相当楽になるかなというふうに思いましたけれども、本当に付近住民の方はイルミネーションが始まるともう外へ出られないと。外へ出ておったら帰るのに非常に時間がかかるというようなことをお聞きしますので、何とかならないかと思っておるわけでございます。  そんなことで今、堤防道路の拡幅ということもお聞きしておるわけでございますが、実際のところ今、国道1号から伊勢大橋を渡って右折するのにもう詰まってしまって曲がれないんですね。だから、右折をしたくて今度は堤防道路のほうから出る車でふさいでしまって、もう青信号になってもどちらも動かないというような悪循環が繰り返されておるんですが、やはりもう少し今、伊勢大橋架け替えについて、国交省さんも用地買収をされておりますので、あのあたり50メーターぐらいはあるんじゃないかと思います。そこだけでも少し入りやすくしていただくと、これも非常に渋滞緩和に役立つんじゃないかというふうに思います。今すぐに4車線化してくださいというふうなこともできませんので、目標としてそういうことも持っていただきながら、今、拡幅工事の用地買収をされたところが道路として4車線化にできるかできないか、その辺はどのようにお考えでしょうか。 275: 議長(竹石正徳)  建設部長。 276: 建設部長(西脇孝司)(登壇)  清水議員の再質問に御答弁申し上げます。  伊勢大橋の東詰めの今の拡幅用地を利用して渋滞緩和ということだと思いますけど、その所管が北勢国道事務所でございますので、いろいろそういう協議もまた必要だと思いますので、そういう面も含めて所管の北勢国道事務所と協議をまた、したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。                   (30番議員挙手) 277: 議長(竹石正徳)  清水教代議員。 278: 30番(清水教代)(登壇)  ありがとうございます。  交通渋滞につきまして、特に信号機の調整等は、予算とか、費用というのは通常の時間帯でいけるんじゃないかと安易に思っておるわけでございますので、もしこれがうまくいくようでしたら、市内一円の渋滞箇所も含めて調査をしながら渋滞解消になればというふうに思い、提案をさせていただきました。よろしくお願いしたいと思います。  それでは、防災について再質問させていただきますので、よろしくお願いします。私の最初の質問で全員避難できるかということの御答弁がなかったように思いますが、いかがですか。 279: 議長(竹石正徳)  市民安全部長。 280: 市民安全部長(川瀬晴明)(登壇)  清水議員の再質問に御答弁申し上げます。  長島町の人口が約1万6,000人ということでございます。それで、当然台風等の場合ですと、大きな台風ですとほとんど3日前から進路が固定するということで、早期避難を当然防災としては心がけて早く避難していただくと。先ほど言いましたように、大山田とか星見ヶ丘、七和地区等で1万8,500人の収容が可能ということでございますので、仮に長島町の方約1万6,000人が全員避難されたとしても収容可能と。ただ、いろいろな事情で逃げおくれる方もみえると思いますけれども、その場合は長島にあります避難所で5,500人が収容可能でございますので、全員が安全な場所への避難は可能だと思っております。                   (30番議員挙手) 281: 議長(竹石正徳)  清水教代議員。 282: 30番(清水教代)(登壇)  私が長島出身だから長島のことだけ質問しておるのかなと思ってみえるのかわかりませんが、決してそうじゃありません。城南地区もいろいろ桑名市には低い地域があるわけでございまして、大山田地区へ、車にして6,200台ということでしょう。片田教授は、私の質問の中で言わせていただいたように、木曽岬町も弥富町もすべての会場で、まだ飛島もあったかもしれません。この辺は聞いていません。新聞で知ったのは弥富町までなんですが、すべて大山田方面へ避難と言われるんですね。それだけの車は収容できないわけですよ。どうするんでしょうね。 283: 議長(竹石正徳)  市民安全部長。 284: 市民安全部長(川瀬晴明)(登壇)  再質問に御答弁申し上げます。  先ほど言われました木曽岬町とか弥富町からの避難の方も、片田教授の講演の中では大山田方面ということは承知しておりますけれども、先ほど申し上げましたように、桑名市1市だけで、大山田だけで広範囲な避難の方を収容することは当然不可能でございますので、先ほども申し上げましたけれども、木曽三川の防災ネットワークとか、それから、三重県の桑員地域防災ネットワークという会議もございますので、結局大山田で収容し切れない人は当然西へ、東員町なり、いなべ市方面へ避難していただくという広域のネットワークですね。これは来週16日に国交省さんの主催で愛知県、岐阜県が入った会議もございますので、そこで前からも提案しておりますので、広域的な避難のあり方はこれから検討してまいりたいと思います。                   (30番議員挙手) 285: 議長(竹石正徳)  清水教代議員。 286: 30番(清水教代)(登壇)  ありがとうございます。  先ほど川口議員から高速道路上に避難できないかという質問もございました。できないということですね。ちょうど今、長島町では、くすのき園運動防災公園という事業がされておるわけですね。それがまだ海抜がわからないという先ほどの答弁でございました。私はここを堤防より高く土盛りをしていただきたいと。それができないのかということをお聞かせいただきたいわけですわ。これは山下副市長、ちょっと答えていただけませんか。もう責任を持って答えてください。人命がかかっておるんです、これは。 287: 議長(竹石正徳)  山下副市長。 288: 副市長(山下卓司)(登壇)  清水議員の再質問に御答弁させていただきます。  突然のお話でございましたので、どれぐらいの高さでこの防災公園を築造すべきかということで、この土地につきましては、長島町時代にはこちらのほうで当然避難場所として住宅を建てられるというところとか、あるいはそれ以外では、運動公園として利用するというふうな計画があったようでございますので、その辺高さをどれぐらいにしたらそういうふうなものも含めてこれが可能になるのかということにつきまして、ちょっと今の段階で何メーターにするとかどうとかということについてはもう少し研究させていただきたいというふうに思っています。よろしくお願いします。                   (30番議員挙手) 289: 議長(竹石正徳)  清水教代議員。 290: 30番(清水教代)(登壇)  ありがとうございますと言いたいんですが、ちょっとまだ私にはぴんときませんけれども、本当にこれは防災公園、いわゆる防災のためにまず高くつくっていただいて、私が思いますのは、大山田へ逃げ切れないということになれば、せっかく今事業化しているんですから、高いところをつくっておいて、風も当たらないようにできれば工夫して、車でそのまま逃げたら車の中でもう台風が過ぎ去るのを、それだけの時間避難したら命が助かるんじゃないか。ここが一番大切だと私は思うんですよね。そして、それの有効利用のために運動公園にするというような感覚でやっていただいたほうがより有効になるんじゃないかと。人命第一です。そういうことを副市長のほうからお答えいただきたかったんですが、いかがでしょうか。 291: 議長(竹石正徳)  山下副市長。 292: 副市長(山下卓司)(登壇)  清水議員に再答弁させていただきます。  今現在ここの防災公園の構想につきまして、現在どういうふうなものにするかということで計画しておるようでございますので、そちらのほうで先ほどの意見も含めまして、どれぐらいの高さにするとか、防災を主眼にして、あと運動もできるような形にするにはどういうふうな計画になるのかということで、計画内容をちょっと私まだ詳細に聞いておりませんので、その辺を聞いた上で今の御意見もひとつ参考にさせていただきたいというふうに思っています。よろしくお願いします。                   (30番議員挙手) 293: 議長(竹石正徳)  清水教代議員。 294: 30番(清水教代)(登壇)  ありがとうございました。  もう最初は海抜が非常に低いようなお話でございましたので、この副市長の御答弁で検討していただくということですので、ぜひ長島で最後まで残らないかん役を持った方もみえると思います。そういった方が最後に逃げる場所として、そういうところを確保していただきたいなと。これも本当にお願いですので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、3番目のバランスのよい土地利用計画についてでございますが、いろいろお考えいただいておるとは思います。産業系として位置づけしておるということでございますが、実際今この不況の中でそれじゃ即移転しようかというところは少ないかもわかりませんが、今は考える時期だというふうに思っております。ですから、そういう場所があればいろいろ検討できると思いますので、この辺についても本当に困ったなといったときに移転できるような場所があれば非常にありがたい。今このように位置づけてもらっても、実際土地を購入していけますかといったら多分難しいんでしょうね。その辺はどうでしょうか。 295: 議長(竹石正徳)  都市整備部長。 296: 都市整備部長(水谷義人)(登壇)  再質問にお答えさせていただきます。  都市計画上の観点から申し上げさせていただいておりますけれども、先ほども言いましたように、やはり土地の利用を促進する、また誘導するという考え方で産業、また、物流の地域については特別に都市計画の中で指定をさせていただいておるということでございます。そこを整地しながら誘致するというようなことではなく、整地ができてそこへ工業が誘致できるという計画でございますので、そこのところはよく御承知をお願いしたいと思っております。                   (30番議員挙手) 297: 議長(竹石正徳)  清水教代議員。 298: 30番(清水教代)(登壇)  ありがとうございました。期待しておりますので、またその辺もよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、学校教育のほうの2学期制についてのメリット、デメリットの件でございますが、いろいろ御答弁ありがとうございました。これは直近にはまだアンケートをとってみえないということでございますので、5年目ということでまたその辺も調べていただいてよろしくお願いしたいと思います。私のほうへもよい点として、懇談会が夏休み中に行われるので授業日数が減らなくてよい、いい点です。それから、給食のない日が少ないのでうれしい、短縮授業が少なくていい、これがよいほうで出ておりました。  それから、悪い点ということで、中学校は夏休みが終わるとすぐテストがある。夏休みがゆっくりできないというようなこととか、中学生はテスト範囲が広過ぎる。中学校はテスト期間中が夏休みと重なるとやる子、やらない子の差が激しい、それから、夏休み前に成績表が出ないので、夏休み中に勉強して追いつくことができない、子供のけじめがつきにくい、高校生の兄弟とリズムが違うというようなこと、これは部長のほうからは出ていなかったですけど、こういうことが言われております。  それで、私はデメリットが多いから3学期制に変えろとか、そういうことじゃなくて、2学期制が定着するというんでしたらデメリットの面をいかにして埋めていくかということなんですね。ですから、例えばの話、夏休み前に成績表が出ないので、夏休み中に勉強して追いつくことができないというのがあったら、それじゃ、夏休み前に個人懇談というか、そういうことで、あなた、こういうことに少し力を入れたらどうですかと、頑張りなさいよというような生徒さんにお話しする時間というのはつくれるものかつくれないものか、どうなんでしょう。 299: 議長(竹石正徳)  教育部長。 300: 教育部長(岡本 隆)(登壇)  再質問に御答弁を申し上げます。  中学校の場合、夏休み前の成績の件でございますが、1点お願いしたいのが、今まで3学期制の場合は結果評価でございました。つまり、7月20日前後に連絡表をもらってこれが結果でしたよという渡され方をしておりました。議員申されるように、夏休みにそれを回復するというパターンでございましたけれども、絶対評価に評価が変わりましてから、出てからやるのではなくて、評価が出る前にこの夏休みを生かして、どの中学校でも補修学習を今、しておりまして、夏休みに入ってすぐと終わりのときにやっております。頑張らせていい成績をとらせてあげたいというのも一つの2学期制のねらいでございます。  今、7月の終わりに懇談会がというお話でございましたけれども、中学校は7月の初めに持っているところと今までどおり中旬に持っているところがございます。小学校は夏休みに入ってから持てるんですが、中学校は中学校体育連盟の体育大会がこの後入ってきますので、夏休みに入ってからは持てないという状況で、何らかの形で7月に実施をしている学校がほとんどでございます。  それから、いろいろ申された中にすぐテストで9月に入ったらゆっくりできないというのもございましたけれども、確かに2学期制導入当初はもう9月に入ったらすぐテストをしておりました。ただ、そうすると夏休みがテスト期間中に入ってくるということで、やはり家族旅行もしたいとか、いろんなことがありましたので、ほとんどの中学校の場合は、9月に入りましてから従来どおりのテスト期間を1週間ないし10日設けまして、その後でテストをするとか、いろいろ改善には取り組んでおりますので、また、たくさんお声を聞かせていただきまして改善に取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。                   (30番議員挙手) 301: 議長(竹石正徳)  清水教代議員。 302: 30番(清水教代)(登壇)  ありがとうございました。  これからもそういった御意見を取り入れながら、よりよい教育をよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。    ───────────────────────────────────────  ○散会の宣告 303: 議長(竹石正徳)  本日はこの程度にとどめ、あとの方は来る15日にお願いすることにいたします。  15日は午前10時に会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。                                     午後5時11分 散会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   平成22年3月12日
           議     長       竹 石 正 徳        署 名 議 員       小 川 満 美        署 名 議 員       伊 藤 真 人 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...