伊勢市議会 > 2020-12-14 >
12月14日-04号

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  1. 伊勢市議会 2020-12-14
    12月14日-04号


    取得元: 伊勢市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-14
    伊勢市 令和 2年 12月 定例会       令和2年12月伊勢市議会定例会会議録議事日程               令和2年12月14日(月)午前10時開議日程第1 議案第118号 令和2年度伊勢市一般会計補正予算(第9号)外7件一括日程第2 議案第126号 伊勢市市税条例の一部改正について外3件一括日程第3 議案第130号 伊勢市立公民館の指定管理者の指定について外13件一括日程第4 議案第144号 伊勢市児童発達支援センターの鳥羽市民の利用に関する協議について外6件一括日程第5 議案第151号 タブレット端末充電保管庫の取得について日程第6 議案第152号 市道の路線の認定について日程第7 議案第160号 令和2年度伊勢市一般会計補正予算(第10号)日程第8 一般質問     ① 2番 久保 真君          ●交通政策と観光誘客について     ②12番 野口佳子君          ●保健福祉拠点施設について          ●農業の担い手対策の現状について     ③17番 品川幸久君          ●保健福祉拠点施設の整備について     ④ 7番 楠木宏彦君          ●保健福祉拠点施設および施設類型別計画について          ●豪雨災害への備えについて     ⑤10番 吉井詩子君          ●重層的支援体制整備事業について          ●駅前保健福祉拠点施設の整備について     ⑥24番 宿 典泰君          ●保健福祉拠点施設(B地区)の整備について     ⑦20番 西山則夫君          ●学校教育におけるICT利活用について          ●旧市川造船資料について     ⑧ 1番 宮崎 誠君          ●不登校児童生徒への支援の在り方について          ●障がい者家族への支援について     ⑨ 3番 中村 功君          ●伊勢市駅前における再開発事業について          ●保健福祉拠点施設について     ⑩ 9番 野崎隆太君          ●地域公共交通と福祉の連携について          ●伊勢市駅周辺整備の構想について本日の会議に付した事件 1.令和2年度伊勢市一般会計補正予算(第9号)外7件一括 1.伊勢市市税条例の一部改正について外3件一括 1.伊勢市立公民館の指定管理者の指定について外13件一括 1.伊勢市児童発達支援センターの鳥羽市民の利用に関する協議について外6件一括 1.タブレット端末充電保管庫の取得について 1.市道の路線の認定について 1.令和2年度伊勢市一般会計補正予算(第10号) 1.一般質問出席議員(24名)      1番  宮崎 誠君      2番  久保 真君      3番  中村 功君      4番  井村貴志君      5番  上村和生君      6番  北村 勝君      7番  楠木宏彦君      8番  鈴木豊司君      9番  野崎隆太君     10番  吉井詩子君     11番  世古 明君     12番  野口佳子君     13番  岡田善行君     14番  福井輝夫君     15番  辻 孝記君     16番  吉岡勝裕君     17番  品川幸久君     18番  藤原清史君     20番  西山則夫君     21番  小山 敏君     22番  浜口和久君     23番  山本正一君     24番  宿 典泰君     25番  世古口新吾君欠席議員(0名)      なし職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長       中村昌弘君   事務局次長      中居 渉君  議事係長       中野 諭君   調査係長       倉井伸也君  書記         森田晃司君説明のため出席した者  市長         鈴木健一君   副市長        藤本 亨君  副市長        福井敏人君   病院事業管理者    佐々木昭人君  会計管理者      藤井良輝君   総務部長       江原博喜君  危機管理部長     堀  毅君   情報戦略局長     浦井 出君  資産経営部長     東浦 弘君   環境生活部長     藤本 宏君  健康福祉部長     鳥堂昌洋君   産業観光部長     須崎充博君  国体推進局長     岡 康弘君   都市整備部長     森田一成君  上下水道部長     中村高弘君   病院経営推進部長   西山正裕君  消防長        中芝育史君   健康福祉部次長    大井戸清人君  都市整備部次長    荒木一彦君   総務部参事      中川雅日君  健康福祉部参事    岩佐 香君   産業観光部参事    成川 誠君  総務課長       中世古克規君  教育長        北村 陽君  事務部長       鈴木光代君   学校教育部長     植村法文君  監査委員       畑 芳嗣君   選挙管理委員会委員長 竜田節夫君 △開議 午前9時58分 △開議の宣告 ○議長(浜口和久君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。 本日の出席者は全員でありますので、会議は成立いたしております。 本日の会議録署名者及び議案等説明者は、開会当初決定あるいは御報告申し上げたとおりであります。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 それでは、会議に入ります。----------------------------------- △議案第118号外7件一括の上程、質疑、委員会付託 ○議長(浜口和久君) 日程第1、「議案第118号 令和2年度伊勢市一般会計補正予算(第9号)外7件一括」を議題といたします。 質疑に入ります。 本件につきましては、質疑の通告はありません。 よって、これをもって質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第118号外7件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、関係常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。----------------------------------- △議案第126号外3件一括の上程、質疑、委員会付託 ○議長(浜口和久君) 次に、日程第2、「議案第126号 伊勢市市税条例の一部改正について外3件一括」を議題といたします。 質疑に入ります。 本件につきましては、質疑の通告はありません。 よって、これをもって質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第126号外3件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、所管常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。----------------------------------- △議案第130号外13件一括の上程、質疑、委員会付託 ○議長(浜口和久君) 次に、日程第3、「議案第130号 伊勢市立公民館の指定管理者の指定について外13件一括」を議題といたします。 質疑に入ります。 本件につきましては、質疑の通告はありません。 よって、これをもって質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第130号外13件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、所管常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。----------------------------------- △議案第144号外6件一括の上程、質疑、委員会付託 ○議長(浜口和久君) 次に、日程第4、「議案第144号 伊勢市児童発達支援センターの鳥羽市民の利用に関する協議について外6件一括」を議題といたします。 質疑に入ります。 発言通告が参っておりますので許可いたします。 8番・鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、ただいま上程されました「議案第144号 伊勢市児童発達支援センターの鳥羽市民の利用に関する協議について外6件一括」の議案に対しまして、少しお尋ねをさせていただきたいと思います。 始めに、私は、今回の議案につきましては、伊勢志摩定住自立圏と大きな関わりがあるとの思いから、平成31年3月定例会での児童発達支援センターに関しての定住自立圏形成協定の変更と同様に、総務政策委員会に審査付託されるものと思っておったわけでございますが、教育民生委員会への審査付託となりますことからあえて質疑という形を取らせていただきましたので、その点は御容赦をお願いしたいと思います。 本件につきましては、伊勢市が設置します児童発達支援センターおおぞら児童園を伊勢志摩定住自立圏を構成する2市5町の住民の利用に供するための協議を行うため、提案があったものでございます。 この伊勢志摩定住自立圏では、現在、伊勢市と鳥羽市、志摩市、玉城町、度会町、大紀町、南伊勢町及び明和町の3市5町が連携をし、第2次伊勢志摩定住自立圏共生ビジョンを策定され、定住自立圏形成協定を締結した上で、この地域の活性化と発展に努められているところであります。 そこで始めに、今回提案をされました各市町との公の施設の利用に関する協議と伊勢志摩定住自立圏共生ビジョンの関連性につきまして、当局はどのような御認識をお持ちなのか、まずお尋ねをさせていただきたいと思います。 それともう一点でございます。事務的な話になって申し訳なく思っておるんですが、キテイの使い方につきまして1点お聞きをしたいと思います。 1番の利用の条件と2番の経費の負担におきまして、「法令及び伊勢市の条例、規則その他の規程の定めるところによる。」と記述がございますが、「その他の規程」の使い方は適切と考えるんでしょうか。 ここからは少し紛らわしくなりますので、議案に記載のキテイにつきましては「規程」、それから、私が申し上げるのが「規定」ということで表現をさせていただきたいと思います。 私は、「その他規定」の方が適切ではないかというふうに思っておりますので、まずその点お聞かせをいただければありがたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、鈴木議員の御質問にお答えします。 始めに、児童発達支援センター伊勢志摩定住自立圏共生ビジョンとの関連性についてでございますが、現在、おおぞら児童園におきましては、言葉や発達の遅れ等があるお子さんに訓練や療育を行い、発達の促進を図っておるところでございます。 平成30年3月に策定をした伊勢市第1期障害児福祉計画では、令和2年度末までに地域における中核的な支援機関となる児童発達支援センターを整備し、また、保育所等訪問支援を利用できる体制の構築を目標に掲げてまいりました。 定住自立圏の連携市町におきましても同様の計画があり、また、国の指針におきましては、市町村単独での児童発達支援センターの設置が困難な場合には圏域での設置であっても差し支えないこととなっております。 このため、医療・福祉部会での協議を重ね、おおぞら児童園を児童発達支援センターとして設置をし、広域的に運営していくこととなったものでございます。 当センターでは、地域に子供の療育を行う事業所が増えている中、これまでの療育を継続するとともに、中核的な支援機関として地域の療育施設への専門的な知識や技術的な助言を行ってまいります。 また、保育所等訪問支援として、作業療法士、言語聴覚士等の専門職が対象児が通園をする保育所などを訪問し、集団生活への適応のための専門的な支援を行うことで地域全体の療育環境の向上に寄与していきたいと考えております。 次に、「その他の規程」の記述についてお答えをします。 先ほど議員のほうからはキテイを「規定」というような表現でございましたので、それに倣って答弁差し上げたいと思います。 「キテイ」という用語につきましては、「定」という漢字を用いる場合と「程」という漢字を用いる場合がございます。 まず、「規定」につきましては、第何条の規定というように個々の条項を指す場合に用いられます。 次に、議案に記載した「規程」という用語につきましては、一定の目的のために定められた条項のまとまりを指す場合、訓令などの題名として用いる場合、企業の管理規程のように法形式の一つとして用いる場合の三つの用法がございます。 議案の「その他の規程」という表現は一つ目の用法でありまして、伊勢市の条例、規則のほか、おおぞら児童園の業務に関して定めるものとの意味でございますから、「定」ではなく「程」を用いて記載したものでございます。このような用い方につきましては地方自治法など法令においてもされているところでございます。 以上、鈴木議員の御質問にお答えしました。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) ありがとうございました。 ただいま児童発達支援センターに対します市長の思いといいますか、それと児童発達支援センターにつきましては、定住自立圏におけます連携市町で設置していくということにつきましては理解をさせていただきました。 それでは、全体の部分に関しまして少し具体的にお尋ねをさせていただきたいと思います。 平成31年3月の定例会におきましては、鳥羽市、志摩市、度会町、大紀町及び南伊勢町との定住自立圏形成協定の変更が議決をされまして、新たな取組として児童発達支援センターの設置運営が追加をされております。このことは、3月定例会の審議に先立ちまして、平成31年2月14日の総務政策委員協議会で報告がございました。そのときに私は、児童発達支援センターは、各市町あるいは圏域に1か所以上設置することになっておるんですが、鳥羽市、志摩市、度会町、大紀町、南伊勢町の2市5町は、連携の意向を示されておりますものの、玉城町と明和町におきましては、それぞれ入っておらなかったという現状がありまして、そのような現状につきまして御質問を申し上げました。たしか情報戦略局からのお答えだったかと思うんですが、玉城町と明和町におきましては独自に御自身のほうで対応されるという答弁でございまして、現在も定住自立圏共生ビジョンにおけます児童発達支援センターの設置運営の連携市町には入っていないと、そんな状況にあろうかというふうに思います。 そのように、児童発達支援センターの設置運営におきまして、連携市町に含まれていない玉城町及び明和町との協議はいささか整合性が取れないというふうに思っておるんですが、その点はいかがでしょうか。
    ○議長(浜口和久君) 情報戦略局長。 ◎情報戦略局長(浦井出君) 定住自立圏の協定の変更につきましては、令和2年2月13日の総務政策委員協議会のところでは対象の市町のほうに玉城町を追加しております。ですので、協定上は現在、明和町はこの協定には入っていないということになっております。以上です。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) ただいま、玉城町にありましては、さきの議会で形成協定の変更を行っているということでございました。玉城町に関しましてはおわびを申し上げたいと思うんですが、残ります明和町でございます。明和町は、連携市町には加入をせず、独自に対応されるということだと思うんですが、明和町との協議の必要性というものはないように思うんですが、その点いかがかと思います。 そして、伊勢志摩定住自立圏共生ビジョンにおけます明和町に対する位置づけといいますか、その点どのように考えておられるのか。 そして、先ほど御説明あったんですが、玉城町におきましては、児童発達支援センターに対します考え方にどのような変化があったのか、分かっておればその点お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(岩佐香君) 玉城町につきましては、当初は定住自立圏の中には入っておらなかったものですが、1年の中で町の中での協議の中で、やはり伊勢市と連携、定住自立圏の中でやっていきたいというふうにお気持ちが変わっていったというものでございます。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員、もう一度質問してください。 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) 明和町の方の関係はどうですか。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(岩佐香君) すみません、明和町につきましては、引き続き松阪圏域のほうでの検討をしていくということで、伊勢市の方の定住自立圏には入っておりません。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) 定住自立圏に入っておらないということなんですが、入っておらないところと協議をする必要はないんではないですかということをお尋ねしています。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) 申し訳ございません。ただいま議員御指摘をいただいておりますところの定住自立圏の形成協定につきましては、中心市と連携市町との間の協力関係でありますとか役割分担について定めるものであるという中で、今参事の方からも申し上げましたけれども、玉城町、明和町につきましては新たな協議を重ねてきた結果、玉城町については中に入るということになりましたので、この協定の中に含めております。 ただ、明和町につきましては今までどおりの形で多気町の中で、多気郡の中でやっていくということを伺っております。その中で、先ほど申し上げましたように定住自立圏協定につきましては、定めがない場合はそのことでもってまた利用等々について制約をかけるものではないと。先ほど申し上げましたところの繰り返しになりますけれども、あくまでも連携、協力関係を示すものであり、また役割分担について確認したところを定めるものであるというところの考え方の中で進めておりますので、こういった形の協議を進めて、利用者が利用しやすい形を確認し、事業を進めてまいりたいと、そのように考えておるところですので御了解いただきたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) ありがとうございます。 それと、冒頭、市長さんのお答えの中で、今設置しようとしております児童発達支援センターにつきましては、連携市町での設置となったという説明があったかというふうに思います。連携する市町からは、財政的な支援のようなものがあるのかないのか、その点の中身を教えていただけないですか。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) そちらにつきましては、建設に当たっての負担の部分を一部設定しております。また、今後運営していく上で、運営経費の負担ということで割合を決めさせていただきまして、御負担していただくというところで調整させていただきました。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) ありがとうございます。 それと、この議会で議決後、伊勢市とそれぞれの協議する市町におきましては協議書のようなものを締結するのかどうなのか、その辺、議決後の流れというのをお示し願えないですか。 ○議長(浜口和久君) 総務部参事。 ◎総務部参事(中川雅日君) 私の方から一般的な手続の流れということで説明をさせていただきます。 議員おっしゃいましたように、この後、協議書というのを取り交わすということになります。今回の件についての協議書を取り交わす、これのみということになります。事務委託なんかですと告示等の手続もあるんですけれども、今回の場合は協議書を取り交わすのみということになっております。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) 一般的な話じゃなくて、このおおぞら児童園についてもそういう流れでいいんですかね。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) こちらのおおぞら児童園の設置、またこれからの運営に当たりましてということで協議書を交わさせていただき、また連携しながら進めさせていただくというところの確認で、事務手続としては終了したいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) 次に、定住自立圏共生ビジョンに掲げます休日・夜間応急診療所とか図書館などにつきましては、他の市町の住民利用が可能であろうかと思います。これらに関しましては、利用に関する協議は行っていないかと思うわけでございますが、一般的に伊勢市の公の施設を他の市町の住民の皆さんに利用していただく場合におきまして、今回の児童発達支援センターのように地方自治法の規定によりまして協議を行う場合と、また協議を行わない場合があろうかというふうに思います。その協議を行う、あるいは行わない場合の公の施設の差は何なのか。また、児童発達支援センターに限らず、協議を必要とする場合はどのような場合なのか。その協議を必要とする線引きのようなものがあるのかないのか、その辺の考え方をお示し願えないですか。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) 今、例示していただきました施設がおおぞら児童園であり、また休日・夜間応急診療所ということでございますので、私の方からお答えをさせていただきたいと思います。 今、御指摘をいただいておりますように、いわゆる公衆また不特定多数の利用者が本来の目的、利用の在り方として設置する場合、この場合は協議は必要ないというふうに判断をいたしております。それに対しまして、逆に私どもが設定しております、ですので、この考え方を基にいきますと、おおぞら児童園については特定の利用者が利用するもの、また、休日・夜間応急診療所につきましては基本、病院ということになりますので、こちらについては不特定の方、当然、市内、この圏域の関係者があるわけなんですけれども、例えばということで同行者が急病の場合なんかで受診される場合がありますので、そういったことも考えますと、病院というものは対象としない、公のものであっても対象としないというところで整理をさせていただいておるところでございます。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) ありがとうございます。 ただいまおっしゃっていただきました見解というものは全庁的な見解ということで理解させてもらってよろしいですね。 ○議長(浜口和久君) 情報戦略局長。 ◎情報戦略局長(浦井出君) ただいま議員からおっしゃっていただきましたことは、地方自治法の第244条の3のところに、公の施設の区域外設置及び他の団体の公の施設の利用、こういったところの規定がございます。その中におきましては、そのような地域外で使うことの規定というふうになっておるわけですけれども、例えば道路やバスや電車等につきましては、本来その利用者を自己の住民だけに限定するということにはなっていないというふうになってまいります。同じように、先ほど部長の方からありましたように、病院や図書館等につきましても、その地域の方だけが利用するというふうな目的で建てておるものではございませんので、そういった点におきましては協定を結ぶようなものではないというふうな解釈をしております。以上です。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) ありがとうございます。 今回、この質疑に対しましてはちょっと誤解を招くと困りますのであえて申し上げたいと思うんですが、私は、決して明和町の住民の皆さんの利用を拒むものではありません。行政間の手続上の問題として一つ御指摘を申し上げておりますので、その点だけは御理解をいただきたいというふうに思います。 それと、次に、「規定」と「規程」の違いでございます。 「規定」でございますが、規定につきましては、定められた一定の規則あるいは決まりというような意味で用いられておりまして、「規程」につきましては、行政等で定められました規則ということですね。その規定がまとまったものが規程というようなことで私は理解をしています。 それと、「その他規定」という部分と「その他の規程」という違いなんですが、「その他規定」と表現したときは、それぞれが並列的に例示をされておりまして、条例、規則とそれ以外の決まり事というようなことが規定、それから、規程につきましては、包括的な例示となりまして、条例、規則、規定そのものが該当をしておりまして、条例、規則、規程以外の決まり事につきましては含まれないというふうに理解をしておるんですが、「その他規定」と「その他の規程」という解釈につきまして、その辺どのように考えておられるのかお示しをしていただけないでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 総務部参事。 ◎総務部参事(中川雅日君) 「その他規定」じゃなくて、「その他の」で「の」が入っておる使い方でございます。 法令を作る場合の法令用語、法でルール化されたものということで、「その他の」と使う場合と、「その他」だけで使う場合と2種類使い方がございます。 今回、議案に記載させていただいたのは「の」が入るほうの使い方でございます。その場合は、議員おっしゃっていただいたように、「その他の」の後ろに来る名詞というのは、その前にあるものを例示とすることで使っておると。例えばよく説明されるのが、「野球場、陸上競技場、その他の運動施設」というときは、前の野球場、陸上競技場は後ろにある運動施設の例示ということになります。今回は、この使い方でございます。 もう一つの「の」が入らない場合は、議員おっしゃっていただいたように並列の場合ですので、「A、B、その他C」というときは、AとBとCは同列の並列の関係にあるということになります。 今回は「の」が入っておるということですので、後ろの「規程」、条文の固まりを指しておる大きな使い方をさせていただいておるということですので、御理解いただきたいと存じます。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) 違いは理解いたします。 ここで掲げます条例、規則、規程といいますのは伊勢市の何を指すのか。実際の運用に当たって、その条例、規則、規程以外には該当してくるような決まり事はないんか、その点確認をさせてください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(岩佐香君) 今回は、おおぞら児童園の運営規程というところで、児童発達支援・放課後等デイサービス等の多機能型事業所として、また新しく始めます保育所等訪問支援事業と障がい児の相談支援事業というところの運営について、職務の内容でありましたりとか開園時間等々を定めておるところでございます。 ○議長(浜口和久君) 鈴木議員。 ◆8番(鈴木豊司君) あまり理解ができなかったんですが、これで終わりたいと思うんですが、先ほど来少し議論をさせていただいております、私は、この議案につきまして「その他の規定」という部分でございますが、今でも適切ではないんかなというふうに思っております。今回の協議の中では、この利用の条件であったり経費の負担という部分は基本的な部分でございまして、後々に問題が発生しないようにしっかりと明確にしておく必要があるのかなというふうに思っております。 これから協議書を結ばれるということなんですが、協議書の締結までに一考といいますか、また御検討もしていただくことを要望させていただいて質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(浜口和久君) 消毒のため、暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時28分 △再開 午前10時28分 ○議長(浜口和久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 以上で、発言通告のありました質疑は終わりました。 これをもって質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第144号外6件一括につきましては、さらに詳細に審査を願うため、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。----------------------------------- △議案第151号の上程、質疑、委員会付託 ○議長(浜口和久君) 次に、日程第5、「議案第151号 タブレット端末充電保管庫の取得について」を議題といたします。 質疑に入ります。 本件につきましては、質疑の通告はありません。 よって、これをもって質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第151号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。----------------------------------- △議案第152号の上程、質疑、委員会付託 ○議長(浜口和久君) 次に、日程第6、「議案第152号 市道の路線の認定について」を議題といたします。 質疑に入ります。 本件につきましては、質疑の通告はありません。 よって、これをもって質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第152号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、産業建設委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。----------------------------------- △議案第160号の上程、質疑、委員会付託 ○議長(浜口和久君) 次に、日程第7、「議案第160号 令和2年度伊勢市一般会計補正予算(第10号)」を議題といたします。 質疑に入ります。 発言通告が参っておりますので、許可いたします。 9番・野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い「議案第160号 令和2年度伊勢市一般会計補正予算(第10号)」について質疑をさせていただきます。 本議案は、伊勢市駅前再開発ビル、いわゆるB地区に現在建設中のビルに市が入居するための予算であります。 平成27年より既に5年の年月が経過をし、ようやく議案として提出をされました。この間、各委員会、全員協議会、連合審査会等様々な会議で審査がなされてまいりました。にもかかわらず、本議会では、議案質疑2件、一般質問中7件がこの伊勢市駅前再開発事業、また福祉拠点の入居に関して集中をする、ある意味では異例の状況となっております。なぜこのような状況になっているのかを考えますと、理由は一つ、それぞれの会議の場において、行政当局が適切に説明をし切ることができなかったからではないかと私は考えております。それを踏まえた上で、今までも多くの会議の場所で質問をしてまいりましたが、今回の議案提出に当たり、改めて質疑をさせていただきます。 まず始めに、本議会冒頭、こちらも一議案としては異例の長さで鈴木市長より提案説明をいただくこととなりました。説明では、駅前に福祉施設を整備する背景、福祉計画をどのように進めていくか、入居における諸条件が整ったこと、市長としてこの計画を進めていきたい旨を御説明いただきました。この提案説明について御議論をさせていただきたく、改めて詳細をお伺いしたいと思います。 次に、費用についてお伺いをいたします。今回、議案においては、20年間の賃料及び共益費の債務負担行為、内装工事における設計委託料が計上されております。こちらに関しては連合審査会でも審査をされた部分でありますので、根拠が不動産鑑定などによるものということは理解をさせていただいております。一方で、本体の内装工事費や備品購入など保健福祉拠点施設整備全体に係る総事業費についてはいまだ示されておらず、計画の全容が不明瞭な部分もございます。事業として総事業費は幾らかかるのかを含めて、費用に関しての詳細をお伺いしたいと思います。 最後に、連合審査会では、開催された最後の審査会でも複数の質問が示された、疑問が提示されたと考えております。議案提出に当たり、連合審査会で示された課題について解決をされていると考えているのか、こちらをお聞かせいただければと思います。 以上で通告による質問を終わりますが、答弁のいかんによりましては再質問をさせていただくことを申し上げまして、通告による質問とさせていただきます。 ○議長(浜口和久君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、野崎議員の御質問にお答えいたします。 まず、一般会計補正予算(第10号)におきます歳出予算につきましては、保健福祉拠点施設の内装工事に係る設計委託料として1,530万円を計上し、合わせて繰越明許費に計上をしております。また、賃貸借契約締結後の契約期間中に発生する20年間分の賃料として、22億6,330万円を債務負担行為に計上しております。なお、駐車場の確保につきましては、施設を使用していく上で重要でございまして、今後施行者ともしっかり調整をしてまいりたいと考えております。 次に、今回の補正予算以外の費用につきましては、今後の設計により変動が想定されますが、概算による試算として、施設の内装工事に関し、工事費として4億7,000万円、監理委託料580万円などを見込んでおります。なお、什器及び備品購入、引っ越し等に係る経費、このほか駐車場料金等の運営経費も必要となります。 次に、具体的な人員配置についてお答えいたします。 保健福祉拠点施設につきましては、「切れ目のない福祉の提供」、「誰一人取り残さない、断らない相談」が実現できる体制を整備するため、5階の中央保健センター、こども発達支援室には、現在、福祉健康センターで業務に当たる保健師、保育士を充てていきたいと考えております。 6階におきましては、ママほっとテラスにおいては、現在、福祉健康センターで業務に当たる保健師を配置し、新設となる子育て支援センターについては、保育士を増員し配置していきたいと考えております。 7階におきましては、こども家庭相談センターには、業務に当たる職員を充てることとし、基幹型総合相談センターでは、制度のはざまで困っている世帯を把握し、8050問題、ひきこもり、生活困窮、虐待など、複合的な課題に対してワンストップで対応できる体制を強化することから、保健師、社会福祉士などの専門職を配置していきたいと考えております。 今回の整備による効果につきましては、保健福祉拠点施設に移転をする中央保健センターなどの施設には、令和元年度の実績として、健診、相談、施設利用などの目的で年間4万3,000人の方が来所されます。 これまでもお答えしてまいりましたが、民間事業所様の御協力も得て様々な店舗が出店をされ、駅前周辺の人の動きは観光客を中心に活発になっており、B地区だけではなく、今後予定をされておりますC地区の整備についても今まで以上のにぎわいが創出されるものと期待をしております。 そして、保健福祉拠点施設を整備することにより、市民の皆様が住み慣れた地域で健やかに暮らすことができるよう、健康づくり、介護予防、市民の健康寿命の延伸を目指してまいりたいと考えております。 また、様々な暮らしや福祉に関する相談に総合的に対応するとともに、ハローワーク伊勢と連携することで障がいのある方やひきこもり状態の方の就労支援、介護や子育てなどの理由で一時的に離職された方の復職など、一人一人の社会参画と自立した生活を支えてまいります。 以上、野崎議員の御質問にお答えしました。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 市長、御答弁ありがとうございました。 少し改めての質問にはなるんですけれども、質問の範疇を越えないような形で今から再質問をさせていただければと思うんですけれども、改めてお伺いをするんですけれども、総事業費、これは結局、端的に幾らになるのかというのが今示すことができるのかどうかをお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 今回の補正予算につきましては、20年間の賃料及び設計委託料に係るものでございます。冒頭、議員が御指摘いただきましたように、例えば備品でありますとか什器類でありますとか、これらも含めた総事業費ということでございますが、今後、設計業務などをしていく中で、工事費も含め総額を精査してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 今、質疑ですので意見は置いておいて、では、その総事業費は、これから設計などをしていく中でというような形でありましたけれども、通常の事業であれば、例えば近年ですと病院もそうでしたし、二見の今度新しい小中学校の方もそうですけれども、全体として総事業費はこれぐらいですと言われたときに、質問したときには大体回答が返ってくるのが一般的かなと思うところもございます。 もう今、ビルが既に建っているから、時間がない中で今、総事業費の計算がし切れていないという話なのかもしれませんけれども、これは当然ここから、例えば今示されている金額の倍かかるなんていうことはないと思っていますけれども、実際いつ頃それが総事業費として示されるのが適切だと考えているのかをお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 今回これをお認めいただければ、今後、工事等は来年度以降必要となってまいりますので、この当初予算の編成に合わせて順次、必要な経費についてはお示しさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) であればですけれども、今回はその全体の総事業費を採決としては当然認めることがないということなので、内装工事費に関しても議会として判断をその場でもう一回しなければならないということになるわけですけれども、そのスケジュール感で議会としても考えておいたらいいと、そこでまたもう一回判断されるということを認識しているのかということをちょっとお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 工事費等、今後、予算を議案として提案させていただくことになると思いますので、その規模感であるとかそういったことについて御判断いただくというふうになると思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 本日は、質疑の範囲の中なので意見はあえて言いませんけれども、ただ、総事業費というのはやはり適切な時期に私は示されるべきではないかと、それも早期にと、私は思います。 それで、ちょっと市長の提案説明、こっちの中身の方をお聞かせいただきたいんですけれども、今、皆さんお手元にお持ちか分かりませんけれども、8ページに、市の20年後の人口推計においてということの一文がございます。介護需要の拡大が予想されるというのは、ここまでは分かるんです。ただ1点、伊勢市の駅前に保健福祉拠点施設を整備しても、相談業務までは分かるんですけれども、抜本的な介護需要に対して対応することが難しいというか、それで解決をするわけではございませんし、当然、ハローワークとの連携をしたところで、仕事があふれているならともかくとして、そういう状況になっているかどうかというのも分からないわけでございます。なので、その辺り、この保健福祉拠点施設の整備は、相談までは分かるんですけれども、抜本的な解決というのはどんなふうにお考えかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) すみません、ちょっとお待ちください。 ○議長(浜口和久君) 暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時44分 △再開 午前10時44分 ○議長(浜口和久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 議員仰せのとおり介護の需要が満たせるかどうか、それから、ハローワークと同居することによって仕事のニーズが満たされるかどうか、これにつきましては、将来のことですので、こうなりますというふうなことはなかなか難しい、予想は難しいかとは思います。 保健福祉拠点施設で私たちが行っていこうという内容につきましては、総合的な相談、切れ目のない子育て支援、高齢期に至るまでの支援、これらももちろんあるんですが、それらをやりながら、そういった皆様から頂戴する相談の中から見えてくる、それから、皆様から相談を受ける中で必要とされる社会資源が何なのかというような、そういった地域の困り事も含めた必要なものを今後整備していくべきところですか、そういったところを浮き彫りにしまして、地域の皆様と一緒に福祉のまちづくりを行っていくという機能をやっていこうというところも併せて行っていきたいというふうに考えております。 これは、社会福祉法改正に伴います重層的支援体制整備事業の中の新しい部分ですが、参加支援であるとかアウトリーチを通じた継続的な支援であるとか、他機関の協働でありますとか、そういったところを新しい事業にも取り組みながら、そういったまちづくりを進めていくというところがこの新しくB地区複合ビルの中で整備をしようとする保健福祉拠点施設の中で行っていきたいというふうな事業でございます。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 今のお話からすると、今、相談業務の中で浮き彫りにされた課題に対して政策を作っていくような機能もこちらに持たせたいということで多分、御答弁をいただいたかなと思うので、短くまとめますと恐らくそういうことでよろしいですね。 もう一点、市長の提案説明の中で、適正な入居条件ということがございます。このことで少し御質問させていただきたいんですけれども、連合審査会の議論を聞いておりますと、適正というのがかみ合ってないといいますか、双方、少し考え方に隔たりがあるのではないかと思っております。と申しますのも、適正というのには、大きく分けて私は二つあると思っています。一つ目は、ビルが持つ機能、賃料に対して金額が適正であるかどうか。これは、今まで行政の皆さんがお示しいただいたとおり不動産鑑定の評価であったり客観的なビルそのものの価値を確認して、それに対して幾らであるかというものであります。これに関しては、ある意味では不動産鑑定でコンサルの業務の評価が出ておりますので、それぞれの場所、それぞれの建物の特性等で変わってくるもので、多少の前後はあるにせよ、まだ理解ができるところではないかと思っております。 ただもう一方で、ここに入るのが高いかどうかという議論をしたときには、例えばですけれども、伊勢市の財政規模が今の10倍ぐらいあって、年間予算が5,000億円ぐらいあるのであれば、恐らくこんなに過大になっていないのではないかと思っております、この22億円という数字も。逆に、年間予算が伊勢市の10分の1しかない、50億円という形であれば、年間、毎年1億円ちょっと使っていくというような、この22億円という数字が出てきたときには、うちのまちに合うのかという議論が恐らく出てくるのではないのかと思っております。そういった意味で、適正な入居条件というのは、一方では建物の価値そのものを見た、いわゆる家賃、もう一つは、身の丈に合っているかどうかというのがこの適正という議論の中で本来、行われるべきものの一つでございます。当然それは、今回22億円が高いか安いかどうかとしても、これを100億円と言われたら、いくら床の価値があったとしても、決して認められることは私はないと思っています。それは、伊勢市の規模に合わせて、年間それだけのお金を払うのはちょっと無理があるんではないかと、そう恐らく言われると思います。 そういった意味で、2種類の適正があると思っているんですけれども、その後者の適正について、伊勢市の規模に合わせて、実際これが適正かどうかというような考え方が本来必要ではないかと思っているんですけれども、その辺りどのようにお考えかをお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) ただいま御指摘をいただきました点に関しましては、議員の御指摘の中で確認していただいておりますように、単年度で20億円は必要であるというものではない。毎年1億円程度の賃料が必要になるというところで、先ほど例示していただきました伊勢市の場合、500億円程度のところになりますので、500分の1というのが過大な、身の丈に合っていないものになっていないかということでの御質問をいただいたというふうに思いますけれども、こちらにつきましては、今の事業を進めていく中で、民生費、衛生費の私ども健康福祉部関連のところでいきますと、総予算の4割ほどをこちらに割り当ててもらっているような、そんな状況でございます。 そんな中で今、次長のほうが申し上げましたように、いろいろな形で事業を進めていく中で、例えば健康づくりの取組によって、いわゆる給付に係る経費なんかもある程度削減できるものもあるんやないかというようなところもございます。そういったところもございますので、今後の中でもそうですけれども、一旦、施設を設置するための家賃等についても1億円ほどはかかるということは御理解を賜りながら、そのほかの要素ともバランスを取りながら、各年度の中の予算編成の中で十分に議論をさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 今、御答弁の中で、削減ができるものもあるんではないかというような話をいただいたわけでありますけれども、そういったものが本来、今までにたくさん数多く提示されていれば、先ほど市長の御答弁の中でも幾つかありましたけれども、実際、総人件費の抑制がどうのこうのという話に関しても、まだちょっと分からない部分がやはりございますので、やはりその辺りは本来この審査、今日は質疑なので、この後、教育民生委員会に移るわけですけれども、までに適切にもう少し提示をされるべきではないかと思っております。それは、やはり市民の判断材料としてこの事業が適切かどうかというのを判断するためには、やはり正しい材料を数多く、今以上に恐らく出してくるべきじゃないかと思っていますので、そういった意味では、先ほどの全体の事業費も含めて、もう少し判断の材料というのはいただきたかったなというふうに考えております。まだ日はありますので、もしいただけるものがあったり、今から精査できるものがあるのであれば、教育民生委員会までに、ぜひ一つでも多く材料を出していただければと思います。 併せてですけれども、連合審査会、こちらで幾つか課題が残っているのではないかというような形で質問をさせていただいたわけであります。大きなところとして、これは市長答弁の中にも連合審査会の議論をいただいたところはあるというような形で書いてありますので、そのことについてなんですけれども、一番最後の審査会で言わせていただきました、これは私からですけれども、駐車場の話でございます。実際、駐車場は何台あって、8階から上の共有部分で使うのは大体どれぐらいだというふうに見込んでいて、それで、実際に常時使えるであろうものがどれぐらいでというのがもし今、数字でお答えいただけるのであれば、ハローワークと共有もしくは他の商業施設も含めてですけれども、一般的に利用できるコインパーキングの部分がどれぐらいあるかというのが、もしお示しをいただけるのであればお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 2階から4階までの駐車場につきましては、全部で129台だと伺っております。そのうち、現時点で伺っておりますのは、賃貸住宅向けに数十台を振り向けようとしているというふうなことも伺いました。それから、ハローワークさんからは、数十台の利用見込みがあるというふうに伺っております。 現時点におきましては、30分100円というコインパーキング制であるというふうに施行者さんから伺っていますので、以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) その数十という言葉がどういうふうに捉えたらいいのか全く分からないというとあれなんですけれども、当然10から90まであるわけで、90と90だったら180なのでそれはないにしても、もしそうだとすれば、もうないじゃないという話になるんですけれども、大体でどれぐらいかというのも今の時点では分からないということで、その数十というのは、さっきも言いましたように、一般的に考えて20ぐらいから60、70まであるので、それが大体どれぐらいかというのをもし数字でお示しをいただけるのであれば、分からないならこの場で分からないということで質疑なので終わるんですけれども、お答えをいただければと思うんですけれども、もう一度よろしいですか。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 申し訳ございません、伺っているのは、あくまでも平均でございますので、分からないということでございます。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 分からないということは、足りるか足りないかが僕らも分からないといことになるので、よろしいですか。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) 申し訳ございません。分からないというのではなくて、今後の協議の中で確定をさせていきたいというところでございますので、今、何台をということで御説明させていただくのが一番いいんですけれども、利用方法等につきましては、またさらに施行者側と協議・調整する中で、またハローワークさんの方もいかほどなんやというところも詰める中で、どういった形の利用方法が可能なのか、そういったところを協議・調整させていただいてから御報告させていただきたい、そのように考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 今後の協議・調整をという話をされても、基本的には今回の議案を出されて、ここで採決に臨むに当たってですけれども、この計画に了承するかどうかというところなので、本来は、先ほども言いましたとおり今日質問して、もしくは遅くても教育民生委員会の場所で質問をしたときに答えていただくというのが本来の議案提出における説明のタイミングではないかと思っております。これが例えばすぱっと答えられるんであれば、恐らく今日もこんなふうに、先ほども言いましたように、たくさんの質疑と質問が出ることはなかったと思うので、そういう意味では一つ、二つ、やはりもう少し努力をして答えていただける数字を、まだ、さっきも言いましたように日はあるので、一つでも多く増やしていただきたいと、そんなふうに思っております。 もう一点、駐車場の話をさせていただきますけれども、イベント時の供用をどうするかとかそんな話も少しさせていただいてきました。その中で、実際に課題が目の前に見えているところもあるわけなんですけれども、その辺りについては、前回の連合審査会からちょっと日はたったので、このしばらくの間でどんな協議をされたのか、課題は解決をしたのかをちょっとお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長
    健康福祉部次長(大井戸清人君) 大規模イベントなどにつきましては、事業など事前に調整しまして、利用者へ周知するなど対応を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 利用者側に周知をする話をされるということですか。それとも、ビルの側というかまちなか開発さんとある程度その話は協議をしていただいたということで、これから例えば入居するとすればですけれども、大規模イベント等に関しては、ある程度役所の都合を勘案してくれるというか、そんな形のお話合いをされたのかどうなのかということなんですけれども、イベントがありますよという周知をして、使いにくいですよという話をするのかどうなのかということを聞いているんですけれども、もしよければお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 施行者さんとは今後の協議になりますが、大規模イベント等ある場合につきましては、その利用方法につきましてできる限り対応していただくよう協議してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 連合審査会から少し日がたっているわけでございます。だけれども、あのときから議論の進展がどれほどあったのか私には見えないんですけれども、この議案提出までの間に。もう少しいろいろお答えをいただけるかなと思って、質疑なので質問しかしていないわけですけれども。今のお話だと、例えば事業費もちょっと分からない、駐車場もちょっと分からない、そこの分からないということが多いのではないかと思うんですけれども。ちょっと審査の状況としては、さっきも言いましたけれども、まだ日はあるので、教育民生委員会が実際の審査の日なので、その日までに解決をしてくるのか分かりませんけれども、もう少し数字としても市民の皆さんに説明ができる、そんな状況を作られるべきではないかと思っております。 今、これは質疑なので、これ以上聞きづらいところがありますけれども、ちょっと十分に御説明をいただいていないのじゃないかと思うんですけれども、市長か副市長、もしよければお答えだけいただいてもよろしいですか。 ○議長(浜口和久君) 藤本副市長。 ◎副市長(藤本亨君) いろいろと御心配いただきましてありがとうございます。 まず、総事業費につきましては、大きなものとしましては今回予算を計上させていただきました債務負担行為の22億6,330万円、それから、まず設計委託料として1,530万円を計上させてもらいましたけれども、その内装工事として4億7,000万円ほど、あくまでもまだ概算の段階でございますけれども、これが大きな事業費というふうになっております。 それから、そのほかの駐車場料金につきましては、この前の連合審査会の方でも基本的には時間的な30分100円ということでお示しをさせていただきましたけれども、この点については皆さんから議員をはじめいろいろと御意見をいただきました。この点については、まだこれからオープンまでに期間もございますので、利用される市民の皆様にとっての不便にならないように、そういった観点でこれからも事業者の方と詰めていきたい、また御意見もいただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 今、副市長から総事業費の御説明を少しいただいたわけですけれども、例えばここで詳細が出てくるかは別としても、什器とか引っ越しの費用とか、その辺りのことがちょっと見えてこないので、本来であればですけれども、例えばこれぐらいまでに収まりますというような話でもいいと思うんですけれども、それも今のところは分からないのか、それとも概算では出しているのかということだけでも、もしよければお聞かせをいただければと思います。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) ただいま御指摘いただいています点に関しましては、先ほど来、次長がお答えをさせていただきましたけれども、この設計の経費をお認めいただいた後、設計にかかりまして、その段階で確定させていきたい。といいますのも、基本的には相談業務等を受けるところの場所の整備でございますので、ただいま使っておるもので使えるもの等については利用してまいりたい。けれども、新たに作り込むものがあるか、そういったところにも関わってきますので、基本的には事務所を整備していくという中で、今からの内装設計の中で確定させて、決まり次第で御報告をさせていただきたいと、そのように考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員。 ◆9番(野崎隆太君) 多くは申し上げません。もう多くはこれ以上は申し上げませんけれども、普通の事業とは少し出し方が違うのかなというような印象を受けております。というのも、実際、全体事業費として幾らかかるかというのは、今回は借り物ですので少し分かりにくいところはあるのかもしれませんけれども、もしくはもう既にビルが建っている状況なので計算をしている時間がないのかもしれませんけれども、ただ、ほかの多くの事業では、総事業費というのが先に出てきて、全体事業としてこれぐらい考えています、例えば土地取得でこれだけ、ビル建てるのにこれだけ、建物を建てるのにこれだけ、中身を入れるのにこれぐらいかかるというようなのは割と御答弁いただくことが多いような気がするので、どの時期が適切かというのは置いておいて、質疑なので、だけれども、より適切な時期に分かりやすく御説明をいただくような形を取っていただければなと思います。 質疑なので、これ以上聞くこともないんですけれども、終わります。 ○議長(浜口和久君) 野崎議員の質疑を終わります。 質疑の途中ですが、11時15分まで休憩いたします。 △休憩 午前11時06分 △再開 午前11時14分 ○議長(浜口和久君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 議案第160号の一般会計補正予算(第10号)の質疑に入っております。 次に、13番・岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 議長の許可を得ましたので、通告に基づき質疑をさせていただきます。 志誠会の岡田です。 先ほどの野崎議員と同じですので、できるだけ重複しないように質疑をさせていただきたいと思います。 今回は、議案第160号、債務負担行為について質疑させていただきます。 これは、先ほどの説明のとおり、伊勢市駅前に建設中のB地区ビルの賃借料の件でございます。今回、8名の議員から質疑と一般質問で合計9回、この内容で質問が提出されております。問題があり、関心が高いのがうかがえます。また、運営会社の甘い事業計画のため、内容が二転三転し、当市にもかなりリスクのある案件になり、全員協議会や連合審査会でもかなり紛糾した事業となっております。細かい内容は先ほどの野崎議員の中で出ておりましたので、簡潔に質疑に移りたいと思います。 質疑につきましては、以下の2項目です。 この施設の1坪単価ですが、1階のテナントが今、インターネットで1万2,000円の募集となっており、9階から12階の賃貸住居は7,150円となっております。当市とハローワークが8,400円と聞いております。 当市の金額は鑑定評価の範囲内ですが、他の施設と比較して、賃料の単価が当市とハローワークは割高となっていると考えております。当市としてはこのような結果に対してどのような見解を持っているのかお聞かせください。 次に、相手方から提出された令和元年8月の収支予測で経費が2,400万円となっておりました。今回の令和2年7月の資料では5,000万円、経費の中の裁定の繰替えもありましたので、5,000万円となっております。それを含みましても当初の倍以上となっております。また、保険料も1,000万円以下から2,400万円になっております。 このような収支予想の違いに違和感がございますが、当局はこの経費について独自の概算を行って交渉に挑んだのかお聞かせください。 質疑は以上ですが、返答次第では再質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、岡田議員の御質問にお答えをいたします。 議員御指摘の市、ハローワークの賃料単価、そして1階テナント及び9階から12階の賃貸住宅との賃料単価の差異につきましては、鑑定評価を行った鑑定士によりますと、市場における賃料水準の形成におきまして、事務所は経済活動を目的として、賃借人が賃料は幾らまでなら経費負担できるかを重視し、他の事務所と比較・競争しながら賃料水準が形成をされていく一方、住宅の場合につきましては、個々の家計の負担能力の範囲で物件の快適性や利便性を比較・競争し、賃料水準が形成をされますが、一般的には、賃料負担能力は家計よりも事業者の方が高いことから、事務所の方が住宅よりも賃料単価は高く設定されるとのことでございました。 保健福祉施設の入居に係る1年間の賃借料につきましては、不動産鑑定やコンサルティングが提示した賃料及び共益費を基に算出した年額を下回ることから、適正な条件であると判断いたしました。 なお、行政が用地買収や建物補償を行う場合にも、不動産鑑定評価を根拠として相手方と交渉を行っております。 次に、施行者から示された収支予測額の変更についてお答えします。 令和元年8月29日の全員協議会の時点では、入居者から徴収する共益費で賄うこととして計上していなかった管理運営費1,400万円が、令和2年7月27日の連合審査会の資料では計上したものとなっております。 御指摘の2,400万円に対する金額としては、5,000万円から1,400万円を差し引いた3,600万円が該当しますが、こちらについては、施行者から新型コロナウイルス感染症による経済情勢の変化により変更したものと伺っております。 また、保険料につきましても、概算見積りを取った結果、1,000万円から2,400万円への増額となったものと伺っております。 市独自でこれらの経費を見積もったわけではございませんが、市が入居する際の賃料等については不動産鑑定やコンサルティングの評価を基にして施行者と交渉を行ってまいりました。 以上、岡田議員の御質問にお答えしました。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 市長、御答弁ありがとうございます。 まず、賃借料について再質問いたします。 一般論ですけれども、1階と5階から8階では、賃借料としては差額が一般的に1.5倍から2倍と言われております。これを8,400円、うちの単価を基準といたしますと、1階では最低でも1万2,600円以上、平均1.75倍としたら1万4,700円となり、現在の1万2,000円よりかなり高額になります。次に、賃貸住宅につきましてですが、こちらは内装や水回り等内装費込みで7,150円でございます。 当市は、内装及び水回りが全くされてない場所、先ほどの話ですと概算でこれぐらいかかるということを言っていませんでしたが、野崎議員の質問では。一応聞いておるのは4億8,000万円かけると聞いております。その状態で賃借料は8,400円となり、この中の賃借料の比率としては一番高額になります。内装費がかからない分、賃借料は優遇されるべき事項だと思っております。この三つの賃借料はバランスが合っていなく、当市とハローワークの公的機関だけ不利な賃借料となっていると思いますが、その点についてどういう見解を持っているのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) お答えします。 不動産鑑定士に確認をいたしておりますが、事業用物件と住宅用物件の賃料水準については、一般的に経済的活動を目的とする事業用と、生計を営む住宅用として仕様が違いますので、また、一般的に事務所の方が住宅よりも賃料価格は高く設定されていることを確認しております。賃料は、高い順に店舗、事務所、住宅の順になるのが一般的というふうにされております。保健福祉拠点施設の賃料につきましては不動産鑑定士により得られた結果に基づく適正なものであるというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 分かりました。 先ほどの市長答弁と全く同じことなんですが、言われたのが。行政が金額を求めるとき、金額のよりどころは鑑定評価内ということは私も一定の理解をしております。先ほどの市長答弁と同じ答えをいただきましたので、そう考えますと、1階は店舗予定になっております。そのように考えますと、1階は事務所じゃなくて店舗でございます。そうなれば、もっと高額な賃料になるべきだと私は思います。そう考えると、この金額設定につきましては納得ができません。 賃借料についてもう一つ質問です。これほど大きな施設ですと、大規模テナントとしてのプレミア価格という考え方がございます。私の考え方としては、キーテナントとしてこのビルの約3割を賃借するスケールメリットを生かした価格設定という考え方もあると思っております。こちらの物件ですが、コロナで9・10階のサービス付高齢者住宅の計画が流れてから、違う民間からオファーがなく、仕方なくアパートとしたことを考えると、市場原理としては賃料が市場価格に合ってなく、需要がないと考えられます。 プレミア価格とは、市場原理で需要が多い場合のことであり、全く需要がない今の状態なら、プレミア価格ではなく、スケールメリットを生かした金額設定になると考えるが、当局はプレミア価格として見ているのか、また、このことに関する見解をお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 今まで、市はキーテナントでありますということで、そういった姿勢で施行者と協議を重ねてまいりました。その結果を市議会においてお示しさせていただいているところでございます。 金額につきましては、不動産鑑定により得られた結果に基づいておりますので、適正であるというふうに考えております。いわゆるプレミア価格とは思っておりません。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 分かりました。プレミア価格ではないということを今聞かせてもらいました。 不動産鑑定は適切なものであるということですが、実際は事業用のニーズはほとんどなく、希少性が高いものではないとなっていると私は思っております。この金額設定のバランスだと、私としては鑑定評価の最大値を払うこと自体に異論がございます。 鑑定評価の最大金額を支払うためには、ある程度理論的な考え方があると思いますが、この点をどういうふうに考えているのか、もう一度お聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) お答えをさせていただきます。 申し訳ございませんが、繰り返しになりますが、保健福祉拠点施設の賃料につきましては、不動産鑑定により求められたもの、得られた結果に基づいておりますので、適正であるというふうに考えておるところでございます。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 分かりました。繰り返しということを今言われましたが、当局としては不動産鑑定により適正としか言えませんわね。 このままこの議論をしていますと、このバランスの話は平行線になりますので、この程度で終わらせて次の質問に移りますけれども、当初、事業費22億円と聞いておりました。先ほどの野崎議員の質問では総事業費が分かりませんということですが、連合審査会につきましては宿議員の方から約31億円程度という話も出ております。ここで総事業費が分からないというのは私にはちょっと分からないんですが、私の意見でいきますと、賃料の値上げを含めると、概算ですが現在最終30億円程度かかると思っております。また、現在の福祉健康センターを20年間維持するのに31億円程度と聞いております。当初は22億円と、ほかはそんなにかからないということを聞いており、福祉健康センターを移転した場合、20年間で数億円減額でき、公共施設マネジメントを考えるとやるべきことともおっしゃられたと思っております。 ただ、今の状況ですと、20年間で同程度のコストがかかるということになっております。20年以上継続するならば、現在のテナントの方がかなり負担になります。公共施設マネジメントの観点からも問題があると思うが、当局はどのような見解を持っているのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) 整備の方法、これをどういった形を選ぶかということにつきましては、以前にも御報告をさせていただきましたが、ライフサイクルコストの考え方によります総費用の視点と長期の賃借による整備を検討し、賃借とすることといたした次第でございます。 また、整備に係る当初費用なども試算し、市民の皆様の負担をできる限り軽減できるような、そういった形を検討してまいりました。さらに、公共施設マネジメントの観点からも検討した結果といたしまして、賃借による方法が財政負担を平準化できますし、また、今の時代のニーズに応じた行政サービスの提供を行えるものであるという判断の下に選択をさせていただいたという次第でございます。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 分かりました。賃借につきましては、これまでの教育民生委員会で議論されたことですので分かっております。また、財政負担の平準化は分かりますが、今の話ですと、コスト削減については全くお答えになっていないと思っております。その点だけどう考えるのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 賃借によりますことで、自社ビルといいますか、自前のビルを持つことでない場合は、大規模改修費用が不要となるということが1点あります。一方では、将来にわたり建物全体に対する税収入も見込むことが可能となります。 いずれにしましても、当初費用及び維持管理費用につきましては、市民の皆様に御不便をかけることなく、引き続き軽減に努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 分かりました。賃借ということで、自社ビルを保有する場合の大規模改修費用が不要となりますと言われております。一方では、将来にわたり建物全体に対する税収入が見込まれると言われておりますが、20年間ならばそのとおりですけれども、それ以降、賃借ですと、賃借料等の減額がなければ毎年1億3,000万円ほどの支出があり、すぐに自己保有のコストを超えてしまうという懸念がございます。そう考えると、当初よりも4億円ほど出資も増えるこの計画は、公共施設マネジメントには当たらないような気がしてしまいます。もしこの計画が不履行された場合は、今、サイディングとかいろいろやっていますので、また違うことも考えられる事態もあるかと思っております。 次の質問に移らせていただきます。 次に、3年に一度の賃料、賃借料の改定があると聞いておりますが、私も会社で小さなテナント運営をしております。契約書にはうたいますが、基本的に賃料の減額改定はほぼございません。そのほかの複数の経営者にも聞かせてもらいましたが、租税公課の増大や物価の上昇によって上げることはあっても、下げることはまれだと聞いております。 唯一減額交渉となるのは、撤退を条件に価格交渉に挑むときだけです。私のところでも、賃料の減額に応じたのはそのような状態のときだけです。契約書にも「お互い協議した結果、合意に至ったら減額」という条項が入ってくると思っておりますが、そういう状況ですので、一方的には減額できない仕様になるのは見えております。 また、20年間の長期契約で債務負担行為も異例の20年間、この状況ですと、減額など20年間あり得ないと思いますが、その点をどのような認識でいるのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 賃料の見直しについてでございます。 県下におきましては、民間のビルの公益施設につきまして調査をさせていただきましたところ、桑名駅前のサンファーレ桑名の1階にハローワーク桑名が入居してございます。賃料について3年ごとに協議し、見直しを行うというふうに伺っております。 伊勢市としましても、今後、施行者さんと協議を重ねまして、賃料見直しについて施行者さんに求めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 分かりました。協議を重ねて賃料の見直しについて施行者に求めていくと言っておりますが、今のままだと、先ほども言ったとおり減額になる見込みはほぼないと私は思っております。減額の約束は特約事項をつけるぐらいではないと無理だと思っておりますが、そのようなことも考えるべきだし、先ほどの桑名に至っては、撤退条件をつけず減額された事例もあるならば分かりますが、この点を含めて当局の考えをもう一度お聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) ただいまの件に関しましては、ちょっと事例の確認にまでは至っておらん状況でございます。 賃料の見直しに関しましては、今後、今御指摘をいただいたようなそういった観点も併せまして、施行者のほうと協議できるようにということで臨んでまいりたい、そのように考えております。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 分かりました。事例は確認していない。多分、事例はないと思っておりますので、できる限りのきつい交渉をしていただきたいと思います。 次の方の質問にいかせてもらいます。 当初の収支予測の中で、1階のエントランスの費用が860万円上がっており、私は、総務政策委員のため、全員協議会でしか質問ができませんでした。全協では、このエントランスは、共益費に含まれるものだから、支払う意味が全くないと私は言わせてもらいました。 次に、教育民生・産業建設連合審査会では、共益費と管理費ともに8.85%を相手が条件提示してきたところ、当初、共益費は10%以内という質問が飛び、最終的には、8,000円の賃料が400円アップし8,400円となり、共益費が10%となるためこれでいきたいという話になったと認識しております。 全体事業費年間約1億円以上かかることを年間200万円の経費が圧縮できたと言っておりますが、当初市の計画からすると年間500万円近い賃料の値上げであり、相手方の希望に近づけるための賃借料を鑑定評価の最大金額にしたようにしか見えません。単に数字のロジックを入れ替えただけではないかとも思っております。また、この金額に合わすため、相手方は全体の収支計画の経費を必要以上に上げたように見えて仕方ありません。この点につきましては当初から指摘していたことなので本当に残念です。 次に、現在、金融機関から当初予定の金額が借りられなくなったのは、市民の皆様も御存じかと思います。本来、銀行から融資が決まっていれば、当方から要請し相手が申請すれば銀行が融資証明書を発行してもらえるはずでしたが、そのようなことは要請したのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 議員御指摘の融資証明書については、提出は求めてまいりませんでした。今後、より慎重な対応に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 求めていないということですが、今回の融資減額は、このような開発事業では異例な出来事です。本来ならば融資は問題なく行われ、建設が着工され、引渡しまでは民間の責任です。そのために社会資本整備総合交付金で18億円の交付金を出すことになっているのでしょう。全体事業の37%を交付金で出し、12億円も融資するならば、全体の62%程度の建設費が税金により一度は支出されます。当市が無利子で12億円を融資するということであるならば数億円の金利減額になると、また補助したのと同じことになります。 もし融資証明書を要請していれば、融資を減額されたときは相手銀行に苦言を入れることもできました。また、今の状況だと、令和元年の資料の融資額相当の確約が銀行と本当にあったのかすら疑問に思えてきます。もし融資の確約が銀行との間になかったのであれば、当初の収支計画自体は何だったのだろうとも思ってしまいますし、大変遺憾なことと思います。 先ほども言ったとおりこの事業は社会資本整備総合交付金を18億円出す予定の事業です。今回、銀行はコロナにより出資を減額することになり、無利子で25年間、12億円が伊勢市の融資になる可能性が高いと思っております。その融資によって資金ショートした建設費を支払う可能性が高い事例となっております。 今の政府は、コロナで貸出しを増やしている中、逆行するような方針の銀行の考え方もよく分かりませんが、最低限融資の裏付けのために取るべきものだったのではないかとも思っております。今となっては想像の範囲を超えないので検証は難しいと思いますが、今後このようなことはないようにしていただきたいと思います。 次に、経費について、2,400万円が3,600万円になり、当初の収支予想では共益費と相殺しているため上げていなかった1,400万円も令和2年の収支予想では経費に上がっております。 保険料につきましても、1,000万円以下が2,400万円、見積りが甘かったとかプロとして言い訳にならない答えと、コロナの影響によりこのような結果になったと連合審査会ではコンサル会社からの返答がありました。 収支予測の賃借料についてはコロナにより影響があるのは分かりますが、保険とランニングコスト等の管理費等は、何も影響がないと私は思っております。ないどころか、コロナによって人件費や保守管理については減額される可能性もございます。先ほどの保険料について、プロの保険代理店が当初金額の2倍以上を計上すること自体ないと思っていますし、もしミスがあったらプロとしては言語道断のことです。 また、プロのコンサルタント会社が作った収支予測については当初とかなり開きがあり、なぜこのような事態になったのかは、私にはコンサル会社の今回の説明が全く分かりません。当初の収支計画に不備があったとしたら、この事業自体問題になるべきであろうと思っております。 平成30年度、まちなか開発株式会社が議員向けにコンサル会社を引き連れて説明会を開いたときに、この経費内訳の資料が欲しいとオファーを2回ほどかけさせていただきましたが、自分で調べろといってもらえることはできませんでした。私も、会社の運営ができないほどの経費でやれとは全く思っておりません。ただ、このような事業ですので、できる限り切り詰めた計画の裏付けが欲しいだけでした。 それ以降、何の音沙汰もないまま7月23日の連合審査会での説明があったものの、先ほど述べたように、分からない理論の説明の上、現在まで当局にも保険料、管理費等内訳の細かい説明は全くないと聞いております。このような姿勢や不透明な計画が今日の混乱を招いた大きな原因ですし、キーテナントとしての契約を結ぶ相手に対しては、もう少し真摯に対応していただきたいと思います。 この経費と保険料は、現在の賃料に直結する事項です。当市も庁舎を維持管理しております。大体、経費と保険料はある程度算出できると思います。検証していないならば、当局はどのような見解を持ってこの不透明な説明の経費を認めて賃借料の締結を結ぼうとしているのかお答えください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 収支計画につきましては、金融機関さんで審査がなされているというふうに認識しております。個々の経費の内訳精査につきましてまでは至っていないというふうなことでございます。今後確認していくというふうに予定しております。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 収支計画については金融機関で審査がなされるとの認識で、個々の経費の精査にまでは至っておりません、今後確認する予定としておりますと言われておりますけれども、ビルの引渡しまで時間がないため、本定例会にこの予算を計上していると思っております。本来、ビル完成までは民間の責任であり、当局が無理をして急ぐこと自体、異例でございます。 先ほど野崎議員が言ったとおり、もっと詰めるべきであったと私も思っております。また、当局も交渉する前にありとあらゆることを検討して価格交渉に挑むべきであり、当局の減額交渉に挑む交渉努力が足りないと思っております。もしこの予算が通るなら、契約前にもう一度しっかり検証して、余分な経費が見つかれば賃料に直結することなので、賃料の減額を含めしっかり検証してから話をしていただきたいと思いますし、検証するならば、その内容となぜそれほど上がったか、結果を議会に報告していただきたいと思いますが、その点どう考えているのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 長期にわたる財政負担でございますので、市民の皆様の貴重な市税を活用させていただくことにもなります。そういったことからも、コストの削減の観点からしっかり検証をさせていただきまして、今後問題がありましたら減額することも視野に交渉に当たりたいというふうに考えております。市議会に報告もさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 分かりました。問題があれば減額もするということを考えているということと、議会にも報告してくれるということですので、必ずこれはしていただきたいと思っております。 次に、賃借料は鑑定評価内でありますが、鑑定評価内であれば問題がないということは、それより低額でも問題ないということになります。鑑定評価の金額は、最大値を出す場合は希少性があり、代替がなく、当局がどうしても欲しいという場合は仕方ないと思いますが、先ほどの話ですと、プレミア価格としては見ていないと言っております。そう考えると、鑑定評価内ですが、最大金額を出すのはどうも腑に落ちません。相手の運営を助けるために出すにしか見えません。 地方自治法第2条第14項に「最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。」とありますが、このような条件ですと、私の中では最大の経費で最大の効果になると思っておりますが、当局はどのような見解を持っているのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) ただいまの議員のおっしゃっていただきました行政活動におけるというところでございますが、地方自治法に定めのございます最少の経費で最大の効果を挙げること、これを原則としております。貴重な市税の活用を慎重に行わなければならないというふうに考えているところでございます。 また、このたびの保健福祉拠点施設の整備に際しましては、健全な建物経営の下で不動産鑑定の適正な入居条件の範囲とすることといたしておるところでございます。市税の効果的な活用によりまして、市民の皆様の福祉の向上を図ってまいりたい、そのように考えておるところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 岡田議員。 ◆13番(岡田善行君) 今の話ですと、健全な建物運営の下で不動産鑑定の適正な入居条件の範囲とするということを言われてもらいましたけれども、健全な建物運営どころか、かなり問題が噴出した建物運営ではないかというように私は思っております。 18億円もの交付税を投入する予定なのに、建設費が12億円も資金ショート。その12億円も伊勢市が負担する可能性が高い。普通の企業ならば倒産確定になるほどの問題です。また、保険料、収支計画や管理費等のコスト変更、最初からこのストーリーを考えているならば、かなり有能なコンサルタント会社だと思ってしまうぐらいに問題点がある事業計画であったと私は思っております。 当初計画書、収支予測書のとおり事業主体が事を運んでくれておれば、こんなにも問題が噴出しなく、余計な費用も発生しなかったのではないかと思うと、この事業者には憤りを感じてしまいます。また、先ほども質問しましたが、経費や保険料の精査もせず、相手方の資料だけで交渉に挑むのも全く準備不足であり、それだけの覚悟が当局にも足りていないし、本気で減額交渉に挑んだとも全く思えません。この交渉につきましては、相手が一枚も二枚も上手に思えて残念でございます。 ただ、この施設につきましては当市がキーテナントであり、撤退になると再開発自体の行方が分からなくなる、そのようなことがありますのでこのような交渉になったと思っておりますし、市長の危惧も分かります。また、C地区の計画にも影響があるやもしれません。私もこの施設は、市民の負荷や利便性を考えれば、あればよい施設だと思っております。相手方との交渉の中にこのような条件が足かせになり、厳しい交渉ができず、当初よりも金額が上がり、最終結果は相手の要求をのむようなことになったと思っております。こうなるまでの市長と市幹部の苦悩とジレンマは計り知れないものだったでしょう。できることなら問題なく供用開始となればよかったのですが、コンサル会社の甘い収支計画や借入計画により、かなり難しい案件になってしまったのは残念です。 先ほど野崎議員が、当局の説明不足が原因だと言われました。確かに当局の説明不足もかなりの原因だと思っておりますが、私としては、あえてコンサルタントの二転三転変更になった計画が一番の問題だと思っております。また、ビル全体の賃借料も、市とハローワークの公の機関だけが負担が大きくなっているのは理解しにくいです。 質疑ですのでこれで最後にしますが、これから多数の議員も質問されますし、委員会質疑も聞きながら賛否を検討させていただきますが、先ほど私の見解を聞き、これまでの経過等を含め、当局の率直な意見だけ聞いて質問を終えます。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鳥堂昌洋君) いろいろと御指摘ありがとうございます。 これまで民間事業と慣行との違いから、施行者との交渉におきましては、条件合意にかなり時間がかかってしまいましたし、まだかかっております。こちらにつきましては、市議会、市民の皆様に御心配をおかけいたしておるところでございますので、まずこちらにつきましては、時間がかかっていることについてはおわびを申し上げたいと思います。 このたびの再開発事業におきます福祉拠点の整備につきましては、公共事業でありますことから施行者との協議におきまして、貴重な市税を活用させていただくことを念頭に、今後さらに慎重に進めてまいりたいと、そのように考えておりますので、何とぞ御理解賜りましてよろしくお願いしたいと思います。以上です。 ◆13番(岡田善行君) ありがとうございました。 ○議長(浜口和久君) 以上で発言通告のありました質疑は終わりました。 これをもって質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第160号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、関係常任委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 会議の途中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時47分 △再開 午後0時58分 ○議長(浜口和久君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。----------------------------------- △一般質問 ○議長(浜口和久君) 次に、日程第8、一般質問を行います。 発言通告がまいっておりますので、順次許可することにいたします。----------------------------------- △久保真君 ○議長(浜口和久君) 始めに、2番・久保議員。 ◆2番(久保真君) 勢風会の久保真でございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 まず、交通政策と観光の誘客について。 令和元年度伊勢市観光統計と、同時に参考資料としてパークアンドバスライド利用状況などの資料を見せていただきました。令和元年12月31日から翌年1月3日までの車の入り込み数は、市営駐車場で内宮前宇治2万4,420台、過去2年と比較しても大きな変化はありません。天候に恵まれたこともあり、令和元年度は少し好調だったように数字から見ても判断されます。参拝者数も両宮合わせて62万1,484人となっておりました。 しかし、令和2年3月以降、新型コロナウイルス感染症の影響で状況は一転、国の移動自粛政策も相まって足は止まり、90%を超える落ち込みに至ったのも事実であります。例年の比較では表すことのできない状況に陥ってしまったことは、これはもう誰もが認めることであります。 この中で観光について少しお伺いをします。コロナ禍、国の進める自粛の緩和やGoToキャンペーンで修学旅行生が増えてきたのもつい最近のことであり、神宮様におかれては昨年と比べてもまだまだ7割程度にとどまっていると聞いています。市が取った観光客の誘客や受入れについて、関係機関との連携でどのような施策を取ったのか、また効果が上がっているのか、現在実施中の観光施策事業についてもお聞きしたいと思います。 そして、新たな観光振興基本計画に基づき、情報の発信、受入れ環境の整備、インバウンドの誘客を推進し、スポーツ観光、バリアフリー観光等のターゲットを絞った伊勢独自の観光施策を継続することに変わりはないのか、コロナ禍で軌道修正がなされたのかお聞きしたいと思います。 次に二つ目、GoTo政策について伺います。 年末年始及び連休において渋滞が発生することにより、市民生活に及ぼす影響は非常に大きいと思われますが、当局の認識と新たな対策についてどのように考えているのかお聞きしたいと思います。 三つ目に、宇治浦田交差点を先頭に東西南北に渋滞が発生し、市民生活を脅かす状況が続いておりますが、コロナウイルスが確認された令和2年2月の天皇誕生日を含む3連休、自粛直前の春分の日を含む3連休、近いところでは9月の4連休、特に3月の3連休時では緊急自動車が渋滞に巻き込まれたとの声も耳にいたします。このように人命に関わるようなことにならないか危惧いたします。内宮周辺の渋滞問題の解決は最優先事項と考えます。例年における正月三が日の県道715号線舘町通線と県道37号線鳥羽松阪線及び市道中村11号線、中村4号線の大渋滞より、地域内の路地という路地へ県外ナンバーの車が入れ込み、身動きできなくなり、地域住宅の生活が脅かされたことがありました。 陸上競技場周辺の住宅地へ市営駐車場から車の流入が問題となっているが、その対策についてどのようにお考えをいただいているのかお聞きしたいと思います。 四つ目に、今回強くお願いしたいのは、迫る国体や大型イベントが開催されるこの地域の状況を改善したくお願いするものであります。 残念なことに、新型コロナウイルスの影響で、国体のリーサルや全国中学校陸上競技大会も中止や見合せになってしまいました。さらに、国体の開会式や閉会式も他市での開催となり、数万人の選手や関係者が来勢されると予想されておりましたが、これには大変がっかりしてしまいました。また、国体前に完成予定で、現在整備途中の御側橋や県道館町通線などの供用についてもお聞かせください。 そして、新しく供用が始まる道路について地域住民の理解は得られているのか、混雑が予想されるときの車の流し方によっては志摩方面からの車も通り、23号線との交差点での渋滞が懸念されると思いますがいかがでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。 5番目、最後に、高齢者などへのお出かけ支援についてもお聞きしたいのですが、まずは、高齢者における事故の現状で昨年質問もさせていただきました。急発進防止装置の取付け費用も県とともに補助していただくことができ、大変ありがたく思う次第でありますが、本市における事故件数は僅かである報告もされています。補助の制度が始まって対象を約280台分としておりました。 2019年4月に東京都内で起こした元経済産業省役人の池袋暴走事故、亡くなられた松永さんは、私の友人のめいごさんでありました。事故を起こしておきながら、いまだに無実を主張しております。残った車のデータにも車のアクセルやブレーキの不具合はなく、故障を思わせる物的証拠も何もありません。このような悲劇が二度と起こらないように願うものであります。 しかし、免許証の返納を進める一方で急発進防止装置を進めなければならない、都会にはない高齢者の移動の困難さが陰に潜んだ大きな要因だと考えます。車社会の発展により公共交通が弱体化している今、高齢化社会の問題が浮き彫りになってきています。交通空白地における高齢者へのお出かけ支援や免許証の返納やアシスト機能付自動車の補助だけでなく、お出かけバスやタクシーの充実を願うものであります。環状バスやおかげバス、沼木バスもその一環であろうかと思いますが、実証実験中での循環バスのバス停が廃止されたり、住民目線での運用がまだまだされていないように思います。新しい交通体系の変換期と思いますが、当局のお考えをお聞きしたいと思います。 壇上からは以上でございますけれども、答弁のいかんによっては再質問させていただきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、久保議員の御質問にお答えをします。 最初に、コロナ禍において、市が関係機関と連携して実施をした観光施策とその成果についてお答えをします。 観光協会と連携をして実施したおいない伊勢キャンペーンにおきましては、参画した事業所49件で観光客へのサービスを実施し、飲食店・宿泊施設応援事業では、市内外から9,218件、総額7,651万円の御支援をいただき、ショッピングサイト開設事業では11月30日現在で847件、約335万円の売上げを上げております。 また、商工会議所と連携し実施をした地域応援商品券発行事業では、額面5,000円の商品券20万冊を全て完売し、市内の消費喚起を図ったところでございます。 さらに、GoToトラベルキャンペーン事務局の旅行会社と連携をしたGoToトラベル登録支援事業につきましては、事業開始をした10月時点より、地域共通クーポン利用可能店舗を約300店舗増やすことができました。 次に、観光協会と連携し、現在実施中のクリエイターズワーケーション促進事業につきましては、11月2日をスタートにクリエイターの方々を伊勢に招き入れ、創作活動に取り組んでいただいております。地元の関係者やクリエイター同士の交流など新たな出会いも生まれており、滞在中の様子や伊勢の情報を個人のSNSで発信していただいております。 受入れ環境整備につきましては、市内約50か所に手指の消毒液を設置し、観光客への感染防止対策、また、まちを挙げて取り組む姿勢を発信しているところでございます。 今後は、年末年始の混雑緩和及び平日への分散化の対策として、平日の市営駐車場の無料化、またEバイクを利用した市内周遊促進等に取り組み、安全・安心な観光地となるよう感染防止対策の徹底を行ってまいります。また、年明けには商工会議所と連携し、中小企業規模店応援商品券を販売いたします。 次に、観光振興基本計画における伊勢独自の観光施策の継続方針ですが、現在も感染拡大に油断ができない状況下にあり、自由に旅行を楽しむまでには相当な時間を要するため、今後も状況により柔軟な対応が必要と思われます。ウィズコロナの時期となり、マイクロツーリズムやデジタルファーストという言葉が頻繁に使われるようになり、地域資源の再発見や磨き上げ、積極的な情報発信の重要性を感じているところでございます。コロナ収束後にはぜひ伊勢に行きたいという気持ちを醸成する取組を行ってまいります。 次に、年末年始や連休の交通状況と対策についてお答えします。 例年、年末年始及び連休におきまして、内宮、外宮周辺の交通渋滞が発生しており、この対応を図るため伊勢地域観光交通対策協議会で対策に取り組んでおります。今期もパークアンドバスライドや外宮、内宮の主要な道路での交通規制、臨時駐車場の開設を決め、渋滞緩和を図るための準備を進めております。 また、これまでパークアンドバスライド実施日に、磯部町の交差点へ誘導員を配置し、第二伊勢道路への誘導を図っておりましたが、加えて1月の全ての日曜日も同様の誘導を行い、内宮周辺の渋滞緩和を図りたいと考えております。 そして、国道23号から県道伊勢磯部線への新たなルートとして、現在、市は国道23号から県道館町通線を結ぶ市道中村楠部17-1号線を、県においてはその市道から陸上競技場までの県道館町通線を施工しており、このルートが完成すれば交通の分散を図ることができ、渋滞緩和につながると考えております。 次に、陸上競技場周辺の住宅地へ市営駐車場からの帰りの車両が流入していることへの対策でございます。 年末年始やゴールデンウイークなど特別な対策を実施している期間につきましては、帰りの車両が住宅地に流入しないよう御側橋を通行止めとするとともに、御側橋の中村町側に交通誘導員を配置し対応しております。また、通常は中村町の住宅地への入り口付近の常設看板において、この先の道路が狭い旨の表示により進入に対して注意を促進しております。 現在施工中の市道中村楠部17-1号線が来年度開通いたしますと、これらの車両が新たな道路へと流れ、進入は減少するものと期待をしております。この市道中村楠部17-1号線と県道館町通線の道路事業につきましては、地元住民の理解を得て平成26年度から事業着手し、これまで工事を進めてまいりました。県は、本年の10月に御側橋が完成し、残り区間となる御側橋の両岸の道路整備を実施しており、市は市道中村楠部17-1号線と国道23号の交差点部分などの工事を令和3年の国体開催までの供用をめどに進めております。 供用開始後の交通の流し方、誘導については、開通後の交通状況を調査し、警察、また地元住民の方の御意見を聞き、皆さまが安全・安心に通行できるよう検討していきたいと考えております。 次に、交通空白地における高齢者などの移動手段についてお答えをいたします。 まずもって、交通事故等により犠牲となっている方々、心からお見舞い、お悔やみを申し上げたいと思います。 昨今、全国的な車社会の到来で、路線バスをはじめとする公共交通の撤退により交通空白地が増えてまいりました。また、少子高齢化が進む中、自家用車を持たない人の移動手段の確保が必要となってきております。 市では、平成30年から公共交通の再編計画を立て、鉄道、路線バスでは補えない交通空白地の移動手段について、地域の皆様、交通関係者の御意見を聞き、今年度はおかげバス環状線の本格運行、おかげバス、おかげバスデマンドの再編を行い、また、進修まちづくりの会では乗り合いタクシーによる進修おでかけタクシーの運行を開始しております。 今後も、地域住民、交通事業者、行政が一体となり、まちづくりや地域住民の生活を支える身近で使いやすい公共交通として、将来にわたり市民の皆様の移動手段の確保に努め、誰もが暮らしやすい環境整備をしていきたいと考えております。 以上、久保議員の御質問にお答えしました。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) 市長、丁寧なお答えありがとうございました。 しかしながら、少し分からないところもありましたので、その点について少しお聞きさせていただきたいと思います。 まず、観光のところでございますけれども、首都圏における期間限定店舗設置事業は8号補正にて計上されておりましたけれども、市長のお答えに少しなかったので進捗状況をちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) 首都圏の期間限定店舗でございますが、2月9日から3月28日までの予定で、東急田園都市線のところにある商業複合施設なんですけれども、たまプラーザ駅にございます、そちらのたまプラーザテラスにおいて伊勢のアンテナショップのようなものを臨時的に開催しまして進められるように、もう着々と事業は進んでおりますので、また議員の皆様にも御周知させていただきたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。首都圏でもしっかりとアンテナショップとして動いていただけるとありがたいと思います。 事業者が安心してお迎えのできるように取られた政策、また伊勢志摩スタンダードというのが何なのか、ちょっと教えてください。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) 伊勢志摩スタンダードですけれども、伊勢志摩コンベンションで伊勢志摩の観光事業者、特に旅館等なんですけれども、そちらを中心に設定しましたガイドラインがございます。そのガイドラインに沿って、御自分の施設をそのラインに沿った形にしていただいた方に認定シールのようなものをコンベンションのほうでお渡しさせていただくと、そういったことを先ほど市長答弁で言わせていただいたGoToキャンペーンとGoToトラベルの店舗を設定いただくときに、そのお店の方々にスタンダードに登録いただけんかということで、併せて登録していただいたと、その辺で感染対策予防をしっかりと事業者の皆さんにしていただいて、安心・安全な観光地づくりをしようとするものでございます。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) 分かりました。GoToトラベルなどの登録支援、また複雑で分かりにくいという意見も出ております。観光協会さんも行っておりますけれども、市としてもよろしくお願いしたいと思います。 次に、クリエイターズワーケーションについて少しお聞きしたいと思います。 経済対策として上げられる理由は、宿泊への誘導や、ほかにどのような効果があるのか教えてください。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) 12月4日までに現在32名の方がお越しいただいていろんな活動をしてみえます。そんな中で、市としても少し予想しておらなかったんですけれども、クリエイターの方々のファンの方々がツアーを組んでいただいて伊勢にお越しいただくというふうな複合的な利点も出ております。 それと、クリエイターの方がお見えになって、早速地元の施設でイベントとか展示会を開催いただいたとか、それと、お帰りになった方から再度すぐ連絡がありまして、再来訪、もう一度伊勢に行って活動したいというふうなことも現れておりまして、予想以上の反響が現在出ておるような状況でございます。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。例えばどのような方がどこでどういう活動発信をしたのか、少し分かれば簡単で結構ですので教えてください。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) 少し新聞等でも御紹介のあったものを紹介させていただきますと、三遊亭遊かりさんが古市の街道資料館において落語会を突如開いていただき、当日は満席で盛況に終わったと。それから、調理師学校でクリエイターの方が学校の生徒の方に向いて指導いただいて、その後、2日間限定ショップのようなレストランを開催いただいて、非常にそちらも盛況であったと聞いております。それと、先週でございますが、牛嶋さんというクリエイターの方、絵本を描かれておる方なんですけれども、そちらが五十鈴塾で個展を開かれたのと、それと明倫保育所で絵本の読み聞かせと塗り絵のようなことをしていただいた、そんなようなことも起こっております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。
    ◆2番(久保真君) ありがとうございます。先ほどもちょっと紹介していただきましたけれども、滞在終了後にインターネット上、SNSを公開して観光のPRにつなげるというようなことでありますけれども、PRにつながるとどういう効果が上がってくるというふうに考えておられるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) 今お見えになっておる方のインスタグラムとツイッターの合計フォロワー数を仮に合計しますと、約50万1,000人ぐらいの方がその方々の32名の方なんですけれども、フォローしているような形になります。その方々が非常にたくさんのSNSでPRしていただいていますので、私たちは、市のほうでフェイスブックとかを上げてもそんなにたくさんの方にやっぱり見ていただけないというのが、一挙に伊勢市内の飲食店とかきれいなところ、名所がこれだけの方に伝わるというのは非常に効果が高いんじゃないかと。それと、一人の方は、市内でスケッチを行っていただいてその絵を上げたところ、インスタで1枚の写真で1.8万人ぐらいのフォローがあったというふうなことで、非常に宣伝効果としては大きいというふうに判断しております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) そうですね。SNSに発信もし、数十万人、数百万人のフォロワー数があったとしても、また1万8,000件もの「いいね」とかをもらったとしても、実際に誘客につながらないと意味がないと思っていますんで、しっかりとその効果を検証しながらよろしくお願いしたいと思います。 それでは、クリエイターさんたち、伊勢に来ていただいて泊まって、一般客に迷惑をかけずに創作活動ができるような広い宿泊施設というのはあるのか、一つお尋ねしたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) そちらの件につきましては、正直申し上げましてなかなかスペースがない宿泊施設が多いということがやってみて分かったところもあります。御希望に応じて別の施設を対応したり、市の施設も含めて、現在のところはどなたのクリエイターさんからもクレームのないような形で進めさせてはもらっておりますが、今後の課題というふうに考えております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。 先日、余談ですけれども、銭湯のほうに行きましたら、ワーケーションで来てみえる方の作品がBGMとして流れておりました。本当に玉砂利を踏む音を取り入れたりとかそういう形で音楽が流れて、すごくお風呂に入っていてもゆったりとした気分で入らせてもらったのが気持ちよかったと思うんですけれども、音楽活動とかそういうことをされている方、例えば作業所というか、持ち込めないような大きな機材がある場合などは、市側が用意したりいろいろ手助けをしているのかちょっと聞かせてください。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) 実際、道具としてはこちらで準備するものは特にございませんでした。あと、広いスペースとかどうしても音の漏れないようなところ、そういったことに関しては市のほうでいろんなところを紹介させていただき、今のところはスムーズにいっております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。 では、今後、また来年度以降の方針、続けていかれるのかどうかもちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) こちらの事業は、コロナ禍で苦しんでみえる旅館さんの支援ということでスタートさせていただいたものでございまして、なかなかワーケーションという形でこれを継続して続けていけるかどうかという判断についてまだ我々も検証しておりません。それと、まだ後半戦がございますのでいろんな課題も出てまいりますし、クリエイターにこだわるべきなのかどうか、またいろんな業種の方もあろうかと思いますので、それも含めて、前半戦の感想としましてはいい反応ですので、来年度に向けてまたいろいろ検討してまいりたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。ぜひクリエイターさんたちとつながりを持っていただいて伊勢の魅力を発信していっていただきたいと思います。ありがとうございます。 では、市長答弁にもありましたけれども、マイクロツーリズムについての戦略というものはどういうものなのか、よりみちノートも含めて、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) どこの地域も、今コロナ禍で近場から旅行されておるということで、全ての自治体がマイクロツーリズムに向けていろんな地域の見直しをしていると思います。伊勢市も、早くよりみちノートというところを、OZmagazine(オズマガジン)さんのこれは商品なんですけれども、そちらが非常に若い方々から50代ぐらいの方に人気があるということで、地域の魅力的なところを発信しようということで、現在12月7日から月曜日からそれを案内所で配布しております。非常にたくさんの方が取りに来て見えまして、市民の方も参加していいのかというふうなことで、いろんな方がこれを手に取って地域の発信をすることで、また新たな観光資源が見えるんじゃないかというふうなことでそれをさせていただきました。それを来年度以降、しっかりと生かしていきたいというふうに思います。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。 それでは次に、Eバイクを利用した市内周遊促進とありますけれども、このEバイク、オランダ製でしたか、VOTANI(ヴォターニ)というバイクらしいんですけれども、14万円以上の定価がするような高額なものですので、もう少し詳しく教えていただけるとうれしいのでお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) Eバイクといっても電動アシスト付自転車なんですけれども、この特徴としましては、1回の充電で60キロぐらいの距離を走行できるということに特典があります。これは、コロナ禍で非常にタイミングよくこの事業をできましたのは、観光協会の会員さんでありますオランジェさん、五十鈴川駅の近くにあるんですけれども、そちらが運営に関して御協力いただけるということでしたので、やはり五十鈴川駅からの交通というか、現在、宇治山田駅と伊勢市駅に集中しておりますので、五十鈴川駅でレンタサイクルができれば、また分散化にもつながる。 それと、二見地域へ60キロ走れるということなので、長距離が自転車で乗れるということですので、そちらの運用を今回利便性の確保と分散化という二つの視点でやらせていただきました。12月10日から開始しておりまして、年始の平日伊勢まいりという旅行商品にもEバイクを活用させていただくという予定で進めておりますので、以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) いい事業だと思いますし、たくさんの方に乗っていただいて、先ほどのクリエイターさんと同じようにSNSとかそういうソーシャルネットワークを利用して発信していただけるのもありがたいと思いますが、旅行商品の造成も結構なんですけれども、必要なところにお金を回すことも大切なんじゃないかなというふうに思いますので、しっかりとそのことも刻んでよろしくお願いしたいと思います。 では、外国人誘客について、現在どのような発信をしているのか教えてください。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) 外国人誘客につきましては、正直申し上げまして、今年度に入ってほとんど実施はしておりません。といいますのは、飛行機もなかなか旅行商品がストップしておりますので現在は止めておりますが、コロナが一段落して、まず飛行機の本数が増えて外国向けの旅行商品、また外国からのインバウンド商品が出てこないとなかなか難しいと思いますので、後れを取ることなくその時点においては情報発信に努めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。飛行機が止まって外国の方も見えないということなんですけれども、デジタルファーストというのがあります。これもまた、ネットで伊勢の魅力を発信するということなんだと思いますけれども、これについても少し教えていただきたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) デジタルファーストは非常に言葉として幅が広いんですけれども、ビジネスにおいてデジタルを優先するという意味で使われておることが多いかと思います。コロナ禍で、オンラインでの旅行商品とかそういったものも出てきております。といいますのが、現地に行かずにオンライン上で旅行してしまうというふうなことを今やっておりますが、そういうことだけではなくて、これからコロナを機にいろんな部分がデジタル化を図られてくる、非接触のものもそうなんですけれども、とにかく今まで紙ベースでやっておったようなもの、またアナログでやっておったようなものをデジタルに変えていこうというふうなことですので、いろんな面で使えますけれども、事旅行に関しましては、やっぱり現地へ訪れていただくということが大切だと思いますので、それをどうやってデジタルと複合して情報発信していくかということがあると思いますので、またしっかりとその辺りは考えていきたいというふうに思います。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。国内外の観光客の方が今、この状況ではなかなか移動も難しいというふうなことだと思います。コロナ禍で収束には大変時間がかかってしまうのかとも思います。落ち着きを取り戻したときにはぜひ観光の分野でV字回復ができるようにこの機会を大切にしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 次に、二つ目の交通政策の関係の項目に入らせていただきたいと思います。 渋滞緩和を図るため対策を協議し、準備をしていただいているということは理解しておりますけれども、渋滞の日常化で地域住民の安心・安全や財産を守ることができなくなるのではないかと地域からの声が上がっておりますけれども、これは当局のほうへは届いているんでしょうか、お答えください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 地域の住民の方からは、内宮周辺や、また外宮周辺の道路で、特に年末年始や連休におきまして交通渋滞が発生しており困っているという御意見があることは承知しております。こういったことを含めまして、市民生活に支障が生じないように、また観光客の方が円滑に移動できるようにということで、地域住民の代表も入っていただいております伊勢地域観光交通対策協議会におきましてその対応を協議し、対策を行っております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。市長答弁にもありましたけれども、では、第二伊勢道路への誘導について、その対策と効果をどのように考えているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 第二伊勢道路への誘導についてでございます。年末年始や1月の日曜日につきましては、志摩方面へ行かれた観光客の方が帰路につく夕方の時間帯に県道伊勢磯部線へと車が集中し、宇治浦田町交差点を起点に渋滞が発生しております。そのため誘導看板の設置や電光掲示板等による誘導を実施しております。 しかし、さらに誘導を強化するために、市長からの答弁にもございましたが、パークアンドバスライド実施日だけではなく、今年は1月の日曜日に、国道167号と志摩市の市道の交わる磯部町の交差点に交通誘導員を配置し、第二伊勢道路への誘導をしたいと考えており、このことによりさらなる交通の分散を図りたい、このように考えております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) 1月の日曜日に限らず積極的に交通誘導員の配置をお願いし、渋滞緩和のための交通の分散を図ってほしいと思いますし、メディア等にもいろいろと周知を今後図っていただきたいと思います。 それでは、三つ目の陸上競技場周辺の問題についてですけれども、年末年始やゴールデンウイークなど特別な交通対策をする期間は、中村町や楠部町の住宅地に入らないよう御側橋の通行止めや交通誘導員の配置をしていると説明がありましたけれども、規制の解除時間が早いため、住宅街に車が流入し大渋滞に陥るので、解除時間を遅くするよう要望が中村町、楠部町連名で出されておりました。これについてどのようにお考えなのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 例年、この交通対策につきましては、御側橋において12時から17時までを通行止めとしております。規制時間につきましては警察と協議をして決めてございます。解除時間を遅くしますと、五十鈴公園の多目的広場や臨時駐車場からの出庫車両の流出先が県営体育館前の道路のみとなり、そこで車が集中することにより、結果的に宇治浦田町交差点を起点とした伊勢道路の渋滞につながります。このことから時間の延長は難しいと考えております。 このような状況の中ではございますが、規制解除後の対策として住宅地内の渋滞を解消するため、国道23号へ流れる車の信号時間を長く取るよう警察で信号操作を行っております。様々な形での影響がありますことから対策には苦慮しておりますが、来年度に県道伊勢磯部線、いわゆる伊勢道路と国道23号を結ぶ新たな道路が開通します。このことによりまして宇治浦田町交差点の渋滞緩和につながり、住宅地道路への車の進入も減少すると考えております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) 要望により、取りあえず信号機の時間調整などで対応したいというお考えのようでしたけれども、新たなルートの開通まで待たせるのではなく、この年末において検証は行われないのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 信号機の時間調整は警察が行っており、本年2月から設定したというふうに伺っております。御指摘の交差点での時間調整により車が止まっている車両台数につきましては対比するデータがないため検証は考えておりませんので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) 警察と協議をして決めているということなんですけれども、市独自の検証もできれば考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 渋滞の発生というのは今回に限ったことではありません。連休等の規制における弊害ではないかとも考えますのですが、制度の見直しについて再度お聞きします。通行時間帯や区分について見直す考えはないですか。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 連休中に御側橋で通行規制をかけておりますが、この規制は市営駐車場から帰りの車両が中村町や楠部町の住宅地に流入しないための交通対策でございます。繰り返しにはなりますが、解除時間を遅くしますと五十鈴公園の多目的広場や臨時駐車場からの車両が県営体育館前の道路へ集中し、このことによりまして伊勢道路の渋滞につながることから時間の延長は難しいというふうに考えております。 このため現在、市と県で進めております県道伊勢磯部線と国道23号までの新たなルートを開通させることで住宅地の車の流入を減少させたいと考えております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) 分かりました。ありがとうございます。何度聞いても同じ答えになりそうなのでこの質問はここで終わりますけれども、日々苦しみの中で生活をしているのは住民の方であります。住民目線での協議をお願いしたいと思います。 また、今回の交通規制の申請、通行許可証の申請手続なんですけれども、これの在り方についても検討をぜひお願いしたいと思います。というのは今回、この寒い12月に陸上競技場の一つの部屋を借りて、窓もコロナの関係で開けて、皆さん2時間も3時間も申請手続に待ったというふうなことを聞いています。たくさんの方からこういうことを聞いていますので、警察の方とも協議をしていただいてですね、例えば1年間の通行許可証ですので夏にするとか春にするとか、もう少し暖かい時期にしていただけると風邪引いたんやというようなことがないと思いますんで、ぜひその辺も検討していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 それでは、4番目に移ります。 新しく整備される道路について少しお聞きしたいと思います。 中村楠部17-1号線なんですけれども、国体までに開通するというようなことですけれども、国体開幕3週間前に、全国大会の中学生を中心とした県の予選会が9月4日から5日にかけて行われるとのことであります。国体までの車の流れなどの検証はできないでしょうか。また、今後のこともありますが、どのように考えているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 国体までに車の流れなどが検証できないかということでございますが、現時点におきましては、国体時の規制がまだ調整検討中であるというふうに伺っております。 また、今後のことにつきましては、国道23号と陸上競技場を通り、県道伊勢磯部線とつながる新たな道路が完成しますと宇治浦田町交差点を通る車は減少すると想定しており、供用後は交通が円滑であるかどうかを検証することは必要であるため、通行量や滞留長を調査し、検証をしたいというふうに考えてございます。その結果に課題がありましたら、警察また地域住民の御意見をお聞きしながら対策を検討したいとも考えてございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。先ほど市長からの説明がありましたけれども、新しい道路なんですけれども、これは市へ移管されるのはいつ頃を予定なのかお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 道路の移管についてでございます。工事が完成しましたら市への移管をする予定をしております。既に県との協議も行っており、この協議結果に基づき、速やかに手続をしてまいりたいと考えてございます。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) この新しい道の整備によってある程度の渋滞の解消の見込みはあると思いますけれども、抜本的な対策として新たな道路の整備について何かお考えはあるのか、今現在のことをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 新たな道路整備ということでお答えをさせていただきますが、これは現在、県でございます。県において一般国道167号、これは磯部バイパスと呼んでおりますが、この道路の整備を進めていただいており、これが伊勢市と志摩市を結ぶ新たなルートと、完成するとそのようになります。そうしますと、第二伊勢道路を利用される方が増加することが想定されます。そうなりますと、このことが今の宇治浦田町交差点を通過する車の減少にもつながり、渋滞緩和ということにもつながっていくというように期待をしております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) 今のお話は磯部町の恵利原地区で今工事が進んでいる道路のことだと思うんですけれども、まだまだ時間がかかると思いますね。 それではもう一つ、昨今、信号機のない横断歩道で車が停止しないということが問題になっています。これは全国的なことで、三重県下も随分当初悪かったんですけれども、ちょっと成績がよくなった。成績というのはおかしいですけれども、そうなんです。新しい道路が開通すると地元住民の生活道路や通学路と交わることになるんですけれども、横断歩道の設置は検討されているんですか。ちょっとお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) おっしゃっていただいた道路につきましては、交差点につきましては通学路ともなっておりますことから、工事と併せて横断歩道につきましては設置を予定しております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。これも早期に着工をお願いしておきます。交通量の増えた道路を横断するときの安全策、また横断歩道の設置は予定しているというふうに聞かせていただきました。ありがとうございます。 では、横断歩道周辺の交差点の曲がり角等における安全柵、ガードレールですね、または金属の車止めなど、設置は検討されていないのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 今回設置を予定しております横断歩道の箇所につきましては、歩行者の待機スペースと車道を分離するための防護柵の設置を予定しております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ぜひお願いしたいと思います。先日も猿田彦神社前で、今月ですね、猿田彦神社前で進修小学校の児童が車の事故に巻き込まれたという報告を聞いておりますので、命に別状はなかったんですけれども、まだ入院をされているということなので、しっかりと対策もお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 道路の開通後に、国道23号線との交差点で信号待ちの状態が発生する懸念があると思うんですけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) これにつきましては、先ほどのお答えと同じにはなりますが、開通後の調査におきまして交通状況を把握したいと考えております。また、その結果により課題があるようでしたら対策を検討していきたいと考えております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。住民第一で考えていただくようにお願いしたいと思います。 それでは、五つ目の質問に移らせていただきます。 高齢化社会の問題がささやかれております今、今年度、高齢者に対して急発進防止装置の補助を約280台分用意していただきました。今、どれほどの申請があるのかお聞きします。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 本年8月から高齢者安全運転支援事業補助金の申請を受け付けておりまして、現在57件の申請がございます。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) 57台ということで、すごく利用が少ないということですね。原因は何でしょうかね。57台による年齢等、また取付け率も教えていただければ、お願いします。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 申請が想定より少ないという、これにつきましては様々な要因が考えられます。取付けができなかった一つとして、車種や年式、また形式により設置できない車両を所有されていたということも伺っております。 なお、57件のうちの年齢別の取付け率ですが、70歳代の方が67%、80歳代の方が33%でございました。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) この制度、少なかったんですけれども、今後も補助制度を続けていただけるのでしょうかね。それを2月ぐらいまでだというふうに当初の計画でありましたけれども、どのように周知されたのか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) この補助制度につきましては、仰せのとおり令和3年2月26日までとなってございます。 また、周知につきましては、広報いせの8月1日号と12月1日号に掲載し、ケーブルテレビの文字放送では現在も案内をしております。 また、事業者に対しましては整備業組合を通して御案内もさせていただいており、また老人クラブ連合会にもパンフレットを配布するなど、一人でも多くの方に利用いただきたいと考え、様々な形で周知をしております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。少しでも多くの方に利用していただきたいと思います。車への事故防止策が低調に終わりましても、事故もなく安心して暮らすことができれば制度の利用が少なくてもよいとは思いますけれども、外出しなくても済む移動販売車やデリバリー業者などへの支援は充実させる考えはおありじゃないのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 産業環境部長。 ◎産業観光部長(須崎充博君) 事業者への支援ということなので、私のほうからお答えさせていただきます。 まず、伊勢市のほうで商業魅力アップ支援事業というのを準備しておりますが、こちらは商店街等団体の方が取り組んでいただかないと対象にならないものでございます。3分の2で上限100万円というふうに設定しております。 それとあと、個人の事業者ですと、日本商工会議所さんの補助金で、これも小規模事業者持続化補助金というのがございまして、3分の2で上限50万円、令和元年度に伊勢市内で1業者の方がデリバリーのような移動販売のような形で1者受けられております。 あと、今年度に入りましてコロナの関係で少し、これが3分の2補助金、上限100万円ということであったんですけれども、先週で締切りが終わっております。支援としては以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。 高齢化による交通空白地問題ですね。本年度は地域公共交通の再編をしていただきました。おかげバス、環状バスの利用状況は、昨年と比べてコロナ禍で少し減少していると思われますけれども、少しお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、おかげバス、おかげバスデマンドは減少となっておりますが、おかげバス環状線につきましてはコロナ禍においても増加というような状況でございます。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございます。 それでは、老人バス運賃補助制度というのがあります。これ、交付率が51.1%ということでありました。利用率も46.1%と低調なんですけれども、この原因や今後の改善策はあるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) 老人バスの運賃助成制度につきましては、高齢者の社会参加のため外出支援を行うことを目的としております。コロナの影響もあろうかと思いますが、おかげバス環状線も対象となってまいりますことから、今後の推移を見守りますとともに利用の推進に向けて、さらなる周知、啓発に努めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。
    ◆2番(久保真君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それでは、おかげバスの再編で不便になった地域の今後の対応について教えてください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) おかげバスの再編におきましては、利用の少ないバス停について廃止をしています。しかしながら、今後、地域での高齢者の増加などによりまして利用者の増加が見込める場合など、状況を見て地域との協議をまたさせていただいて、バス停の設置も検討したいと思います。 また、公共交通でカバーできない交通不便地域については、地域が主体となって自ら検討、運営する乗り合いタクシーについての支援を検討してまいります。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) これは切実な問題でありますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 伊勢市の土地柄、高低差の大きい地域が交通空白地としてお出かけ支援などの期待を寄せていると思うんですけれども、市長の施策方針である切れ目のない支援、一人一人が幸せを実感できる、安心・安全で誰もが暮らしやすい環境づくりに取り組んでいく上で、今まさに市が取組を始めている施策についてお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 取組を始めている施策ということでございます。地域が主体となって実施する乗り合いタクシーについては、進修まちづくりの会で取組が始まりました。また、これまで公共交通に加え、勾配など地形要因による交通不便地域を解消するため、地域住民が主体となって運行する乗り合いタクシーについて補助金の支援を行っております。この支援は、地域住民の方で運行経路、バス停、運行時間を決め、道路運送法第4条に基づき、予約のある停留所のみを運行するもので、2年間を実験期間として開始をしました。 今後も、地域住民、交通事業者、行政が一体となり、地域住民の生活を支える身近で使いやすい地域公共交通としてより一層の取組を推進してまいります。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございました。その中で地元のことなんですけれども、乗り合いタクシーの進修おでかけタクシーというのが8月から運行開始されました。ありがとうございます。利用状況など、分かる範囲で教えてください。 ○議長(浜口和久君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 進修おでかけタクシーについてでございます。8月から11月までの4か月間の利用者数は延べで69人、運行台数は延べ42台となっております。 ○議長(浜口和久君) 久保議員。 ◆2番(久保真君) ありがとうございました。コロナ禍でますます悪化する貧困や医療、雇用問題、地域住民、行政が一つとなって、伊勢らしい、暮らしやすい環境づくりにこれからもしっかり取り組んでいただきたいと思って質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(浜口和久君) 一般質問の途中ですが、2時10分まで休憩いたします。 △休憩 午後1時58分 △再開 午後2時09分 ○議長(浜口和久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの久保議員の一般質問のときに答弁者のほうから訂正の申出がございましたので、許可いたします。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(森田一成君) 申し訳ございません。先ほど浦田町の交差点に誘導員を配置することについての答弁の中で、今年1月と申し上げさせていただいたんですが、来年1月の誤りでございましたので訂正をさせていただきます。申し訳ございませんでした。 ○議長(浜口和久君) 一般質問を続けます。----------------------------------- △野口佳子君 ○議長(浜口和久君) 次に、12番・野口議員。 ◆12番(野口佳子君) 志誠会の野口佳子でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 本日は、保健福祉拠点施設と農業の担い手対策の現状について御質問申し上げます。 伊勢市は超高齢社会を迎え、団塊時代ジュニアが高齢期を迎える2040年には15歳から64歳の生産年齢人口の減少が言われています。そして、介護や医療の現場の担い手不足が懸念されているところです。高齢者一人一人が生き生きと住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができることは誰もが願うことでもあり、そのためには今から様々な手立てを講じていく必要があると思います。 その方法の一つと考え、私は本年3月に地域の支え合い体制づくりについて質問をさせていただきました。市長さんからは、集いの場をつくっていくことの重要性や地域の支え合い体制づくりに取り組み、地域包括ケアシステムの推進を行っていくというお答えをいただきました。 私は、地域の支え合い体制はもちろん住みよいまちづくりを行うためには、地域で支える側としての担い手の育成や専門職の育成、確保が重要となると思います。ですから、引き続き積極的に今までの取組を進めていただき、高齢者の方や障がいのある方、子育て世代の方や子供たちなど全ての人々が安心して暮らせるよう、そして伊勢市に住んでよかったという市民を増やしていってほしいと思っております。 さて、駅前再開発ビルに整備予定の保健福祉拠点施設については、平成28年度から4年間、市議会へもその都度情報提供をしていただき、議論してまいりました。先日の連合審査会においては、保健福祉拠点施設でどのようなことが行われる予定なのか市長さんからも詳しく御説明していただきました。赤ちゃんから高齢者まで、健康づくりから福祉サービスまで総合的な相談と支援を充実し、断らない福祉を実現するということなのですが、どのようにこれを実現していくのかについて幾つか質問をしたいと思います。 一つ目には、人口減少社会に向け、保健福祉拠点施設で何をしていくのか伺いたい。 1点目の質問といたしまして、様々な課題解決のため保健福祉拠点施設ではどのようなことに取り組んでいただけるのでしょうか。 2点目は、相談支援はどのような体制となるのか伺いたい。 駅前保健福祉拠点施設には高齢、障がい、生活困窮など複合的な課題を持つ人が相談に訪れることになります。どのような体制で対応していただけるのでしょうか。 3点目には、事業の財源についてはどうなるのか、国から財政的な支援はあるのか伺いたい。 保健福祉拠点施設で取り組むことを予定している断らない相談支援体制を行っていくための財源について教えてください。 四つ目には、保健福祉拠点施設は地域活動にどのように関わるのか伺いたい。 保健福祉拠点施設では地域福祉を推進していくと伺っておりますが、地域活動や地域づくりにどのように関わっていくのでしょうか。 御答弁のいかんによっては再質問させていただきたいと思います。ありがとうございました。 すみません。農業の担い手対策の現状についてですが、担い手に対する支援、後継者の確保、育成を図る取組についてお聞きしたい。 地産地消の取組の経過について、地産地消の推進のための取組についてお聞きしたい。 遊休農地の活用について伺いたい。 遊休農地の現状及び解消に対する支援についてお願いいたします。 新型コロナウイルス対策について。 この新型コロナウイルスの影響に対する農業者支援についてお聞きしたい。 ここのところの質問はこれで終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 市長。 ◎市長(鈴木健一君) それでは、野口議員の御質問にお答えします。 始めに、保健福祉拠点施設についてお答えします。 人口減少や核家族化が進み、地域社会が大きく変化をしている中で、隣近所のお付き合いが減少し、お互いが支え合い、助け合うことが難しく、どこへ相談していいか分からないといった声も年々増加をしてきているところでございます。 例えば最近では、地域懇談会等に地域に出向きますと、地域内でのひきこもりの御相談を受けることも少なくありません。なかなか近い距離感であることにより、そういった方々のアプローチ、アウトリーチをどのようにしていくべきなのか、そういった御相談も受けておる状況がございます。 例えばでございますけれども、御両親が急逝をなさった折に御本人が心身のバランスを崩し、そして引き籠もり、そして仕事を失い、地域も孤立化をしていったケースであったり、例えば未婚女性の方でありますと、誰にも相談ができない望まない妊娠があり、母子手帳もなく御自身にて出産をされ、その後乳児については無事保護された、そういったケースもございます。こういった年々地域の中で、いつ、どこへ相談していいか分からない、こういった御相談のケースが増え続けている現状がございます。 また、現在におきましては、新型コロナウイルス感染拡大によって仕事を失い、今後の生活に大きな不安を抱えている世帯も少なくないことから、相談体制の強化と支援の充実に対する重要性が高まっております。 今後整備を予定している保健福祉拠点施設におきましては、赤ちゃんから高齢者まで、健康づくりから福祉サービスまで、総合的な相談と支援の充実により、課題の早期発見、そして必要な相談、支援に迅速につなぐことで、市民の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らしていける共生社会の実現を目指していきたいと考えております。 また、御相談の中には経済的、特に就労に関する課題も多く、入居を計画されているハローワークさんと連携することで障がいのある方のお仕事、また介護や子育てなどの理由で一時的に離職された方の復職サポート、仕事を失い経済的に困っている方の就職、ひきこもり状態の方の就労を支えてまいりたいと考えております。 次に、相談支援体制の考え方でございます。 保健福祉拠点施設には、保健師、保育士、社会福祉士、主任ケアマネジャー、計画相談員などの専門職を配置いたします。介護や障がい、経済的な問題など、幾つも困り事を抱えている世帯に対しては、それぞれの分野の専門職が一体となり必要な対応を協議し、総合的に必要なサービスにつないでまいります。 次に、事業の財源でございます。 令和2年6月の社会福祉法の改正により、令和3年度から重層的支援体制整備事業が開始をされます。この事業は、住民が抱える複雑化した課題に対応する断らない支援体制を整備するため、介護、障がい、子供、生活困窮分野の既存の事業に、それらを横断的につなぐ事業や制度のはざまに対応する事業などの新たな機能を加え、相談支援や地域づくりに係る事業を一体的に行うものでございます。 この事業に関する交付金につきましては、これまで介護や障がいなど分野ごとに交付されておったものを事業を一体的に実施することができるよう一括して交付されることとなります。横断的に柔軟な運用が可能となるとともに、費用の効率化と事務負担の軽減も図れるものと考えております。 次に、保健福祉拠点施設と地域活動の関わりでございます。 これまでも、地域福祉計画に基づき自治会や民生委員の皆さん、ボランティアや地元企業、郵便局や薬局などにも御協力をいただき、悩み事を抱える方の情報を早期に把握するため、福祉何でも相談窓口の設置を進めてまいりました。 また、平成29年4月から伊勢市生活サポートセンターあゆみを開設し、どのような相談でも断らず、困っている方に伴走しながら支援につなげ、課題が深刻にならないよう取り組んでまいりました。現在も、SOSを自分で発信できず、最近では8050問題やひきこもり、困窮、虐待といった複数の課題に苦しんでみえる方の相談が寄せられております。 また、今後の人口減少、高齢化の進行に伴い、市に対して課題を受け止める体制の確立が求められるものと考えております。これまで以上につなぐ仕組みの強化、充実が求められることから、市といたしましても当施設を整備し、さらに相談体制を充実し、市民の皆様の福祉向上に努めてまいりたいと考えております。 続いて、農業の担い手対策の現状でございます。 まず、担い手に対する支援につきましては、認定新規就農者に農業経営開始から5年間補助金を交付することであったり、農業研修など担い手の育成に取り組む農業法人等へ支援を行っており、平成30年度からはJA伊勢と連携して新たにイチゴの産地強化事業を実施し、担い手の育成に取り組んでおります。 また、集落営農の組織化や、人・農地プランの作成による担い手の育成を進めるとともに、経営基盤の強化に向けた支援を行っていきたいと考えております。 次に、地産地消の取組の経過につきましては、農業者や市民の皆様に実施をしたアンケートにおいて約70%の方々が地元農産物の消費拡大、そして地産地消の推進を望んでおり、消費者の食の安全・安心に対する意識や市内農産物の需要が高いものと認識しております。 主な取組として、地産地消の店認定店制度では、現在56店舗が認定店となっており、地産地消のPRを行っております。 また、市の産直施設3店舗の運営や学校給食への市内産農産物の提供、農業体験の実施など、地産地消の推進に向けた取組も進めてまいります。 次に、遊休農地の活用につきましては、令和元年度末において遊休農地は96.6ヘクタールあり、農地全体に占める割合は約3.0%であります。ここ数年減少傾向ではありますが、雑草や病害虫の発生など、近隣農地への影響や農地の集団的利用の阻害要因となっております。 遊休農地の解消に向けた対策として、担い手が農地を借受け、耕作できる状態に回復するための取組に対して支援を行うとともに、担い手への農地の集積、集約化をさらに進めていきたいと考えております。 最後に、新型コロナウイルス感染症対策についてお答えします。 新型コロナウイルス感染症の農業への影響につきましては、これまで関係団体等から情報収集し、状況把握に努めてまいりました。大きな影響としましては、全国的なイベント等の自粛により切り花の需要が減少し、4月以降、都市圏での市場単価に大幅な下落がございました。 このことから、市が市内産の切り花を購入し、小中学校、福祉施設を中心に展示することで花卉生産者への緊急支援対策を実施したところでございます。 現在は、野菜、花卉、果樹等の生産者を対象とした国の対策である高収益作物次期作支援交付金の申請、交付手続を進めているところでございます。 以上、野口議員の御質問にお答えしました。御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) 市長さん、ありがとうございました。 それでは、再質問させていただきます。 まず最初に、福祉健康センターのところからでございますが、これまでの説明の中で、駅前に保健福祉拠点施設を整備する理由として、バス、電車といった公共交通が集まった便利な場所であり、車をお持ちでない方でも利用しやすいという説明があり、私もそのとおりだと思います。 しかしながら、高齢者で体が不自由な場合など、駅前まで相談に行くことも難しい方もおられるのではないでしょうか。また、市役所にも福祉に関する窓口が残るようですが、両方に行かなければならないケースもあるのではないかと思います。また、例えば生活保護の相談に駅前に来たけれども、手続は市役所へ行ってくださいというようなたらい回しになるようなことを心配します。このようなことにどのような対応をしていただくんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) お答えします。議員御指摘を賜りました例えば独居の高齢者で歩行が困難な場合でありますとか、認知症などの理由で市役所や駅前などに来ることが困難な方でありますとか、例えば虐待通報など緊急を要する場合につきましては、現在も市内に配置しました地域包括支援センターや障害者相談支援センターなどの担当者の専門職が御自宅に訪問させていただいたりする場合もございます。 今後も、例えば基幹型総合相談センターが中心となりまして、各相談機関などと連携しまして、課題解決に向けまして早期相談、支援、これらを一体的に行ってまいりたいと思います。 また、新たに開設する基幹型総合相談センターに関しましては、生活保護を含めた例えば生活全般の御相談や必要な窓口手続がある程度可能となりますようにICTも活用しながら市役所と連携するなどとし、必要な体制を構築してまいりたいというふうに思いますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございました。せっかくそこのところにつくっていただきますので、本当に皆さんがここに行きやすいようにしていただくのが必要であると思いますので、ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。 そして、2番目の質問なんですけれども、駅前に保健福祉拠点施設ができますと、福祉健康センターから中央保健センターやこども発達支援室などが移転すると伺っております。福祉健康センターの利用者の中には、福祉健康センターがなくなってしまうのではないかと心配される方もお見えになりますが、今後どうなっていくんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) お答えします。 福祉健康センターにつきましては、駅前ビルの保健福祉拠点施設の内装工事が完成した後に、中央保健センターでありますとかこども発達支援室など機能の移転を行いますが、それらが完了した後に社会福祉法人さんに建物を譲渡し、譲渡後は社会福祉法人さんによる運営を行っていただくというようなことを検討予定しております。その譲渡手続につきましては、工事の進捗や移転のスケジュールを調整しながら進めていくことになろうかと思います。 社会福祉法人さんへの建物の譲渡後につきましても、福祉健康センターにあります、例えば老人福祉センターでありますとか障害者福祉センター、中央児童センターなどの機能につきましてはそのまま残したいというふうに現時点におきましては考えております。 また今後、好評いただいている貸し館でありますとか各種事業など、これはできる限り引き続き御利用いただけるよう、今後公募します譲渡先と調整していきたいというふうに考えております。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) 分かりました。やっぱりそこに置くものはちゃんとそこのところに置いていただいて、こちらに持ってくるものは持ってきていただくということでございますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、保健福祉拠点施設には様々な世代の方々がお越しになると思いますが、待ち時間を過ごせるような高齢者と子供が触れ合えるような世代間交流ができるスペースをつくったりするなど、多くの方が訪れやすくなるような工夫をしてほしいと思いますが、見解をお聞かせください。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) お答えします。内装構造につきましては、連合審査会でお示しさせていただきました配置案を基にしまして、今後の設計業務の中で詳細を検討していくことになろうかと思います。 保健福祉拠点施設につきましては、子育て支援センターなど若い世代の利用者から高齢者、障がいのある方まで様々な方が訪れることを前提としておりますので、議員仰せのように誰でも気軽に過ごせる、また交流できるようなそういったスペースを設置するなど、工夫してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。ぜひそのようなことをしていただきたいと思いますが、結構詰んできていっぱいの人が来たときに、それこそ子供たちはそこで待っておるのも大変ですので、いろいろと工夫をしていただきましたら大変ありがたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 そうしましたら、福祉の相談は状態が悪くなる前に早く相談を行うことが大切であると私は思います。困ったときにまずどこに行ったらいいのか、相談したらいいのかを知っていることが大切だと思います。保健福祉拠点施設は、まさに始めに相談できる場所になると思いますが、整備を進めていく中で、ぜひこれは市民へしっかり周知をしていただきたいと思いますし、少しでも多くの方に利用してもらいたいと思いますので、どのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(大井戸清人君) お答えします。 議員御指摘のとおり、保健福祉拠点施設の整備を進める上に当たりましては、市の様々な広報の手段、これを使って周知をしていくことはもちろんでございますが、自治会でありますとかまちづくり協議会、民生委員さんなどに会議に参加させていただきまして、地域の方々の協力を得ていくという方法はもちろんでございますが、各分野の支援機関、これは相談機関とかそういったところでございますが、そういったところに対しても広く周知をさせていただくことによりまして、一人でも多くの市民の方々に知っていただくよう努力してまいりたいと思います。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。これは本当にぜひしていただきたいと思いますし、高齢者になりますとあまり外にも出なくなったり家の中に閉じ籠っている方もいらっしゃいましたりしますので、本当に皆さんが分かるようにというのは絶対にしていただきたいと思います。せっかくいいところに、ここにつくっていただきますならば、みんなが利用ができるように、本当にこれからはまずは100歳まで生きられるというようなところもありましたり、結構この頃亡くなる方は90歳以上の方がほとんどでございまして、家の中にばかり閉じ籠っておったらこういうことがせっかく知りたくても分からないところもあったりするので、ぜひこれは本当に周知をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 続きまして、農業関係について質問させていただきたいと思います。 ここのところで認定新規農業者支援について御説明いただきましたが、もう少し具体的に教えてください。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 認定新規就農者への補助金交付でございますが、収入が不安定な農業開始間もない時期への支援ということで5年間、年間上限150万円の補助金を交付しております。令和元年度の実績といたしましては、7名に900万円の交付でございます。 また、JA伊勢の子会社の株式会社あぐりん伊勢で実施をしておりますイチゴ栽培の研修の第1期生が本年度研修を終えますので、来年度より支援を開始していきたいと考えております。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。今なんですけれども、7名の方に900万円交付しておりますと言うていただきましたんですけれども、150万円を7名の人に計算させていただきますと1,050万円じゃないかなと思うんですけれども、この900万円はどういうことなんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 年間最大の150万円を5名、それから75万円を2名に交付して、合計900万円でございます。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) そうしましたら、これは皆さんが150万円もらうわけじゃないんですね。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 上限ということになりますので、支援開始のタイミングで最初は例えば半年分ということもございますので、そういったことで今回75万円の方が見えるということでございます。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) 分かりました。ありがとうございます。 それでは、2点目の質問なんですけれども、認定新規就農者へ年間150万円の補助金交付と説明がありましたが、新たに農業を開始するには大きな初期投資が必要となります。それだけでは足りないのではないかと思いますが、新たな支援は考えていないでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 議員おっしゃるとおり認定新規就農者の5か年の就農計画を見せていただきますと、必要な機械設備の購入費というのは相当な額になると認識をしております。 先ほど御説明いたしました年間150万円の補助金、これは国100%の制度でございますが、今後そういった農業開始における初期投資に対して市として新たな支援ができないか、今後検討していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。本当に新規に就農される方、150万円ではなかなか機械なんかを買おうと思ったら大変な金もかかりますので、ぜひこれはよろしくお願いいたしたいと思います。そして、検討していただくということで理解させていただきました。 農業を続けておられる、そしたら後継者へはどのような支援をしていただくことができるんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 後継者支援ということでございますが、認定農業者の場合でありますと国の制度において様々な条件はありますが、運転資金を低利な融資が受けられるとか機械設備の購入費に対して補助金が交付される、あるいは税制の優遇措置、農業者年金の支援などがございます。こういった制度のさらなる周知も行うことで認定農業者の増加、そして支援の強化に努めていきたいと考えております。 また、市独自の支援といたしましては、農業振興補助金制度におきまして、複数の農業者で構成される団体や農業法人などを対象に担い手育成や地域に応じた生産システム確立等の取組に対して支援を行っております。また、農産物ブランド化推進事業補助金におきましては、生産量の増加や品質向上等に向けた取組に対して支援を行うなど、担い手の支援に現在取り組んでいる状況でございます。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) 分かりました。よろしくお願いいたしたいと思います。 そうしましたら、後継者の確保、育成を図るためには種々の経費がかかるので、もっと長期的な支援をお願いできないでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 確かに農業経営を行っていくに当たりましては、初期投資だけでなく、またそういった機械設備の更新等もありますし、経営という部分では経費もたくさんかかってくると認識しております。御指摘いただいた点も踏まえて、今後農業者にとって効果的な支援となるように検討を行っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、続きまして地産地消の取組のところですが、地産地消については認定店が56店舗あり、PRを行っていることや農業体験の実施などの取組を進めていることを説明いただきました。 それでは、小中学生に対して具体的にどういった取組をしていただいているんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 令和元年度に学校給食へ提供した市内農産物につきましては、内訳としましては蓮台寺柿、青ネギ、イチゴ、焼き海苔でございます。提供時には単においしさを味わっていただくということだけでなくて、教育委員会とも連携いたしまして、給食の提供時、校内放送において食材ごとの産地や収穫時期、栄養分、特徴などを紹介することで食育の一環としても取り組んでいる状況でございます。 また、農業体験におきましては、田植え、稲刈り、蓮台寺柿や横輪芋、青ネギの収穫体験などを実施しておりまして、その際には三重県やJA伊勢と連携をして、例えば柿の渋抜き体験であるとか集荷場の見学、そして海苔農産物を学習する時間を設けるなどの取組を行っているところでございます。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。今、蓮台寺柿とか青ネギとか、そしてまたイチゴとか焼き海苔と言っていただきましたんですけれども、伊勢市も農家の人たちがいろんなところに出していただいたり野菜作りをしている中で、何か一つでももうちょっと農家の人が作っていただいている安全なものを給食の中に取り入れていただくということはできないでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) そういった御指摘いただいた点も、今後教育委員会とも御相談しながら効果的な取組を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。よろしくお願いいたしたいと思います。そしたら、効果的なと言っていただきましたのですが、検証をしているのか教えてください。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 地産地消の取組の検証ということで御質問をいただいたと思うんですが、これまでも、どういった視点で検証ができるかということはずっと検証してきたわけでございますが、そういった中で、市内大手スーパーさんから情報提供の御協力をいただいておりまして、平成30年度の実績なんですけれども、市内店舗の産直コーナーでの売上げが青果物全体の売上げの26.4%を占めているという情報をいただきまして、三重県の他の地域と比べると非常に高い数値でありました。 今後とも、こういった情報の蓄積等によりまして市内農産物の消費動向の把握に努めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたしたいと思いますし、本当に農家の皆さん方は、市場に持っていくと大変安いとかいって、今産直のところで皆さんも頑張っていらっしゃる方もいらっしゃいますのでよろしくお願いいたします。 そしたら、次に遊休農地の活用についてですが、遊休農地につきましては担い手が農地を耕作できるようにするための取組に対して支援をしているとのことですが、それだけではなかなか解消は難しいと思います。今後の対策についてどう考えていらっしゃるのか教えてください。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 御指摘いただきましたとおり担い手にとって不便な農地であったり、また後継者不足といった課題があります現状におきましては、遊休農地を全てなくすことは非常に難しいと考えております。 現在の支援の内容でございますが、今年度の耕作放棄地解消事業補助金の活用状況でございますが、農業法人2社で活用がされまして67アールが解消される見込みでございます。今後とも、農地を借りて耕作される担い手さんへ制度の周知を図り、遊休農地の減少に取り組んでいきたいと考えております。 また、地域活動として花畑として利用されたり芋掘り体験の実施など、遊休農地を活用した活動をされている地域もございますので、そういった取組が広がっていくように今後とも支援を行っていきたいと考えております。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) 分かりました。よろしくお願いいたしたいと思います。やっぱり遊休農地がたくさんあるというのは、そこら辺のところにいっぱい虫が湧いたりとか草が生えたりしますので、それの農地の集約とか転作というところで市の考え方は何かありますんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 市長の御答弁にもございましたけれども、人・農地プランの作成を現在進めておりまして、農地を借りて規模を広げていく担い手さんをその地域の中心経営体と位置づけて、担い手への農地の集積、集約によりまして、遊休農地の解消につなげていきたいと考えております。 また、他市での取組も調査いたしまして、今後新たな対策ということも検討していきたいと思います。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 それでは、新型コロナウイルスについてですが、コロナウイルスの影響が大きかった切り花を購入することで生産者支援を行ってきたとのことですが、具体的にどのようにされましたんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 花卉活用推進事業を実施したわけでございますが、これは6月から7月にかけましてJA伊勢から切り花を購入し、配送は市内生花店に御協力をいただきました。展示先は小中学校、保育所、こども園、介護施設などで、延べ424か所でございます。展示先には市内産花卉の紹介資料を配布しまして、今後の花卉の活用や教育にも活用いただけるよう依頼をさせていただいて、生産者支援とともにPRも行ってきたものでございます。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。今、御答弁の中で424か所と言っていただきましたんですけれども、市役所の前にも花を飾っていただきましたり、ここのところにも花も飾っていただいたりしたんですけれども、あれは何回ぐらいに分けてされたんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 基本は1か所に1回ということでさせていただいたんですが、予算の許す限りの中で複数回、小学校ですと2回とかやらせていただいたと、そういった箇所もございます。以上です。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。本当に農家の皆さんは大変助かったと思いますので、また何かがありましたらよろしくお願いいたします。 次なんですが、高収益作物次期作支援交付金についてですが、国が制度の見直しを行ったと聞いておりますが、影響のあった農家へ早く補助金を交付していただきたいと思っております。見直しの内容やスケジュールはどうなっているんでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) この制度でございますが、当初は本年の作付面積に応じて定額の交付金が支給されるということで申請を受付けしてきておりました。それが10月に昨年に比較しての減収額を超えない範囲までという見直しがありまして、その後、もともと当初で見込んでいた定額の交付金を見込んで農機具等へ投資をされた方も助けるという意味で、そこまでは認めるというふうなまた追加措置がございました。そういったことが10月の末にありましたので、早くこの制度の見直しを申請者の方へ伝える必要があるということで、10月に説明会を実施して、今月も4回ほど相談会を実施させていただいている状況でございます。JA伊勢の御協力もいただきながら、今月中には必要書類の提出を申請者の方にお願いしております。 今後のスケジュールですけれども、今月中に国へ申請を行いまして、申請者への交付は年度内には必ずというふうに思っておりますが、できる限り早くお届けできるように手続を進めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございます。せっかくいただけるものでしたら本当に早くいただけたら大変ありがたいので、またよろしくお願いいたします。 それでは次なんですけれども、新型コロナウイルスによって想定できなかった農産物への影響が出ております。国や市の支援だけでなく、農家自身も売上げの減少に対して自分で対策していく必要が私はあると思います。不測の事態に備える保険制度があると思いますが、伊勢市における現状はどうなっているのか教えてください。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 農業収入の減少を補填する保険制度でございますが、水稲の農作物共済であったり米、野菜、果樹、花卉など、ほとんどの農作物をカバーする収入保険などがございます。基準となる収穫量や収入の約7割から9割が保障されるという保険でありまして、来年に向けた市内の農家さんの加入は増える見込みであると三重県農業共済組合にお聞きしております。一定の収入が守られる保険への加入について、市といたしましても今後とも制度の周知を図っていきたいと考えております。
    ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) 分かりました。よろしくお願いいたしたいと思います。 いろんなところでいろんなことをしていただく中で、本当にこれは農業をしている人たちが台風や、そして大水でつかってしまったら野菜は全然取れなくなったりするときに、こういう保険というのがあるのも皆さんも知っていると思うんですけれども、ぜひこれは勧めていただきたいなと思うんですけれども、よろしくお願いいたしますが、どうでしょうか。 ○議長(浜口和久君) 産業観光部参事。 ◎産業観光部参事(成川誠君) 現在も相談会を実施しているという説明をさせていただきましたが、そういった機会に農業者の方々へもこの制度の周知というのは図っていきたいということで、今後も農業安定対策とかそういったことで皆さん、農業者の方々に集まっていただくような機会もございます。そういうところでも伝えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(浜口和久君) 野口議員。 ◆12番(野口佳子君) ありがとうございました。 私は福祉のところと農業のところで質問させていただきまして、いろいろとお答えいただきましたので、今後ともまた皆さん方にもお話もさせていただきたいと思いますので、またよろしくお願いいたしたいと思います。 最後になりますが、私は、本当に市長さんが子供の笑顔があふれる笑子、幸せに年を重ねる幸齢な伊勢市をというのを言っていただきまして、それを柱に据えていただき、市政を運営する公約をされ、2期目のスタートを切られました。その間、再選された1年目には遷宮行事と重なり、大変多忙な中市政を運営していただきました。2期目は、4年間の市政運営の在り方を示すため第2次伊勢市総合計画を策定いたしました。平成27年3月議会でふるさと未来づくりについても質問しております。 まちづくりはみんなの協力を得て、そして笑子化、笑子化は笑う子の化です。笑子化、幸齢化と、幸いに年を取る化と、子供たちの笑顔があふれ、幸せに年齢を重ねられる笑子・幸齢化のまちを目指していく所存ですと言っていただきましたので、私は本当に、今度、福祉の拠点施設を建てていただきましたので大変ありがたく思っておりますので、どうぞ頑張っていただきたいと思います。ありがとうございました。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(浜口和久君) お諮りいたします。 議事日程はいまだ残っておりますが、本日はこの程度で散会し、明15日午前10時から継続会議を開くことに決定いたしまして、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、本日は散会いたします。 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから御承知おきをお願いいたします。 どうも御苦労さんでございました。 △散会 午後2時55分 会議の顛末を録し、ここに署名する。   令和2年12月14日        伊勢市議会議長     浜口和久        伊勢市議会議員     品川幸久        伊勢市議会議員     西山則夫...