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  1. 四日市市議会 2019-02-09
    平成31年2月定例月議会(第9日) 本文


    取得元: 四日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-09
    検索結果へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成31年2月定例月議会(第9日) 本文 2019-03-25 文書・発言の移動 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 114 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 午後1時開議 選択 2 : ◯議長竹野兼主議員選択 3 : ◯議長竹野兼主議員選択 4 : ◯予算常任委員長早川新平議員選択 5 : ◯議長竹野兼主議員選択 6 : ◯総務常任委員長(森 康哲議員選択 7 : ◯議長竹野兼主議員選択 8 : ◯教育民生常任委員長伊藤嗣也議員選択 9 : ◯議長竹野兼主議員選択 10 : ◯産業生活常任委員長樋口龍馬議員選択 11 : ◯議長竹野兼主議員選択 12 : ◯都市環境常任委員長石川善議員選択 13 : ◯議長竹野兼主議員選択 14 : ◯川村幸康議員 選択 15 : ◯議長竹野兼主議員選択 16 : 午後2時22分休憩 選択 17 : 午後2時37分再開 選択 18 : ◯議長竹野兼主議員選択 19 : ◯議長竹野兼主議員選択 20 : ◯豊田祥司議員 選択 21 : ◯議長竹野兼主議員選択 22 : ◯小川政人議員 選択 23 : ◯議長竹野兼主議員選択 24 : ◯議長竹野兼主議員選択 25 : ◯議長竹野兼主議員選択 26 : ◯議長竹野兼主議員選択 27 : ◯議長竹野兼主議員選択 28 : ◯議長竹野兼主議員選択 29 : ◯議長竹野兼主議員選択 30 : ◯議長竹野兼主議員選択 31 : ◯議長竹野兼主議員選択 32 : ◯中村久雄議員 選択 33 : ◯議長竹野兼主議員選択 34 : ◯議長竹野兼主議員選択 35 : ◯議長竹野兼主議員選択 36 : ◯議長竹野兼主議員選択 37 : ◯議長竹野兼主議員選択 38 : ◯議長竹野兼主議員選択 39 : ◯市長(森 智広君) 選択 40 : ◯議長竹野兼主議員選択 41 : ◯小川政人議員 選択 42 : ◯議長竹野兼主議員選択 43 : ◯市長(森 智広君) 選択 44 : ◯議長竹野兼主議員選択 45 : ◯小川政人議員 選択 46 : ◯議長竹野兼主議員選択 47 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 48 : ◯議長竹野兼主議員選択 49 : ◯小川政人議員 選択 50 : ◯議長竹野兼主議員選択 51 : ◯議長竹野兼主議員選択 52 : ◯議長竹野兼主議員選択 53 : ◯小川政人議員 選択 54 : ◯議長竹野兼主議員選択 55 : ◯議長竹野兼主議員選択 56 : ◯議長竹野兼主議員選択 57 : ◯議長竹野兼主議員選択 58 : ◯議長竹野兼主議員選択 59 : ◯議長竹野兼主議員選択 60 : ◯議長竹野兼主議員選択 61 : ◯議長竹野兼主議員選択 62 : ◯議長竹野兼主議員選択 63 : 午後3時16分休憩 選択 64 : 午後3時31分再開 選択 65 : ◯議長竹野兼主議員選択 66 : ◯議長竹野兼主議員選択 67 : ◯教育民生常任委員長伊藤嗣也議員選択 68 : ◯議長竹野兼主議員選択 69 : ◯議長竹野兼主議員選択 70 : ◯豊田祥司議員 選択 71 : ◯議長竹野兼主議員選択 72 : ◯川村幸康議員 選択 73 : ◯議長竹野兼主議員選択 74 : ◯議長竹野兼主議員選択 75 : ◯議長竹野兼主議員選択 76 : ◯議長竹野兼主議員選択 77 : ◯議長竹野兼主議員選択 78 : ◯議長竹野兼主議員選択 79 : ◯議長竹野兼主議員選択 80 : ◯議長竹野兼主議員選択 81 : ◯伊藤修一議員 選択 82 : ◯議長竹野兼主議員選択 83 : ◯議長竹野兼主議員選択 84 : ◯議長竹野兼主議員選択 85 : ◯議長竹野兼主議員選択 86 : ◯議長竹野兼主議員選択 87 : ◯議長竹野兼主議員選択 88 : ◯豊田政典議員 選択 89 : ◯議長竹野兼主議員選択 90 : ◯議長竹野兼主議員選択 91 : ◯議長竹野兼主議員選択 92 : 午後4時24分休憩 選択 93 : 午後5時24分再開 選択 94 : ◯議長竹野兼主議員選択 95 : ◯議長竹野兼主議員選択 96 : ◯議会運営委員長(加納康樹議員選択 97 : ◯議長竹野兼主議員選択 98 : ◯議長竹野兼主議員選択 99 : ◯議長竹野兼主議員選択 100 : ◯議長竹野兼主議員選択 101 : ◯議長竹野兼主議員選択 102 : ◯議長竹野兼主議員選択 103 : ◯議長竹野兼主議員選択 104 : ◯議長竹野兼主議員選択 105 : ◯議長竹野兼主議員選択 106 : ◯議長竹野兼主議員選択 107 : ◯議長竹野兼主議員選択 108 : ◯市長(森 智広君) 選択 109 : ◯議長竹野兼主議員選択 110 : ◯副市長(藤井信雄君) 選択 111 : ◯議長竹野兼主議員選択 112 : ◯中森愼二議員 選択 113 : ◯議長竹野兼主議員選択 114 : 午後5時39分散会 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                           午後1時開議 2: ◯議長竹野兼主議員) これより本日の会議を開きます。どうもご苦労さまでございます。  ただいまの出席議員数は32名であります。  本日の議事につきましては、お手元に配付いたしました議事日程第9号により取り進めますので、よろしくお願いいたします。    ─────────────────────────── 3:  日程第1 議案第93号ないし議案第142号 ◯議長竹野兼主議員) 日程第1、議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算ないし議案第142号平成31年度四日市市一般会計補正予算(第2号)についての50件を一括議題といたします。  本件に対する委員長の報告を求めます。  まず、予算常任委員長にお願いいたします。  早川新平議員。   〔予算常任委員長(早川新平議員)登壇〕 4: ◯予算常任委員長早川新平議員) 予算常任委員会に付託されました関係議案につきまして、当委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。  審査に当たりましては、まず、総務、教育民生、産業生活、都市・環境の4分科会において、おのおのの所管に属する事項について詳細な審査を行いました。  続いて、全体会においては、まず、各分科会長からの審査報告及び報告に対する質疑が行われました。  次に、全体会審査においては、各分科会から申し送られた3項目に加え、全体会において追加提案があった3項目について審査を行うこととしたため、審査項目は合計6項目となりました。  それでは、全体会審査を行った各項目について、まず、議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算に係る4項目について、ご報告申し上げます。  1項目めは、地域応急給水栓配備事業費についてであります。  本件については、総務分科会長から、分科会において、応急給水栓の配備に当たっては、有事における使用に備え、運用マニュアル等の整備が必要であり、担当部局間での調整を十分に図るべきであるなどの議論を経て、委員からは、全体会審査に送るべきであるとの意見があり、これを諮ったところ、賛成多数により、複数の分科会に係る事項として全体会審査に送るべきものと決したとの報告がありました。  全体会審査において、まず、委員からは、今後作成する予定との説明があった地域応急給水栓マニュアル(案)について、消火栓を開栓する際の機器操作方法や機器設置時の安全確保に係る進入規制等の手順の記載に不備があり、具体的な運用マニュアルとするには内容が不十分ではないかとの意見があり、理事者からは、当マニュアル(案)は、今後、自治会及び地区防災組織等の関係者と相談しながら仕上げていく予定であり、実際に配備するまでには、指摘事項を反映していきたいとの答弁がありました。  また、委員からは、大規模災害発生時の応急給水栓の有効性について質疑があり、理事者からは、発災直後は水道管の破損により使用できない場合も想定されるが、担当部署において水道管の復旧、濁水の解消等の作業を実施し、使用可能なところから順次使っていただくこととなるとの答弁がありました。
     これに対して、委員からは、大規模災害発生時においては、応急給水栓よりも地上式の緊急用貯水槽を全市的に配備するほうが効果的ではないかとの質疑があり、理事者からは、緊急用貯水槽については、配水池等を含め整備を進めてきた経緯があり、現在、発災当初は1人3lから10日めには20lとして、市民31万5000人分の水を配備するに至ったものである。今後については、水道管の耐震化や経年管の更新を優先して取り組んでいきたい。また、緊急用貯水槽を活用した拠点給水、給水車を活用した運搬給水に加え、応急給水栓を配備して、多層化を図っていきたいとの答弁がありました。  また、委員からは、停電や断水等においても、地域住民の協力を得て応急給水栓を使用することを想定しているのかとの質疑があり、理事者からは、小規模災害時における応急給水栓の活用については、できる限り上下水道局の職員を派遣して活動することを想定しているとの答弁がありました。  また、他の委員からは、どのような場合に、応急給水栓を地域住民が設置することを想定しているのかなど、上下水道局と危機管理監の認識は十分に共有できているのかとの質疑があり、理事者からは、災害規模によって対応が異なってくるが、部局間で情報共有して、調整していきたいとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、大規模災害発生時における行政職員の対応には限界があるため、有事の際に地域住民が応急給水栓を設置、運用できるよう、マニュアルの整備と日ごろからの訓練に取り組む必要があると考えるとの意見がありました。  また、他の委員からは、応急給水栓マニュアルの作成に当たり、内容の表記などを工夫して、女性や高齢者でもわかりやすく取り扱えるように配慮してほしいとの意見がありました。  2項目めは、農業センター再整備事業費についてであります。  本件については、産業生活分科会長から、分科会において、委員から、本件については、中学校給食センター整備事業費とあわせて議論すべき内容であることから、採決を行わずに、全体会審査に送るべきであるとの意見があり、分科会の総意により、複数の分科会に係る事項として全体会審査に送るべきものと決したとの報告がありました。  これを受けて、全体会においては、農業センター再整備事業費に、中学校給食センター整備事業費をあわせて議論することとしました。  全体会審査においては、まず、委員からは、中学校給食センター──以下、給食センター──の設置について、県地区連合自治会から陳情書が提出されているが、地元との合意がなされているのかとの質疑があり、理事者からは、給食センターの設立自体に反対があるわけではないが、騒音、臭気、交通安全対策等を懸念して陳情書が提出されたと理解している。地域の理解と協力がない中での公共事業はあり得ないと考えているため、これまでにも数回、自治会関係者を中心に説明してきたが、今後も地域からいただいた意見に関し、技術的に対応可能なものについて、給食センターを設計していく中で取り入れていきたいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、農業センターと給食センターを一体的に整備することについて、農業センターとしてのメリットの説明はあったが、デメリットについてはどのように捉えているのかとの質疑があり、理事者からは、デメリットとしては、敷地が狭くなることにより、従来ほどの面積が確保できなくなることがあるが、今後、農業センターとして機能を見直す中で、必要な事業等については、再整備後の規模でも可能であると考えているとの答弁がありました。  これを受けて、他の委員からは、給食センターを農業センターと一体整備するに当たり、防虫、防じん対策の面で対策が必要となると判断されるが、HACCPへの対応についてはどの範囲までを想定しているのかとの質疑があり、理事者からは、給食センター1階を調理スペース、2階を研修、見学用等のスペースとして区切って考えており、1階の調理スペースについて、HACCPの考え方に基づき取り組みを進めていきたいとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、民間の食品工場においても二重、三重の防虫、防じん対策がとられているが、給食センターにおいても、外気の遮断等について十分に意を配して取り組むことを求めたいとの意見がありました。  また、他の委員からは、陳情事項に関し、市の提案と地元の意見に根本的に相違がある部分があるのかについて確認したいとの質疑があり、理事者からは、陳情事項のうち、旧あがた農業クラブが借り受けていた市有地を含む場所を給食センターの候補地とするか、給食センターを農業センター敷地に建設する場合は、農業センターを旧あがた農業クラブが借り受けていた市有地を含む場所に移転し、給食センターへの安全な進入路を十分確保することを検討することといった整備候補地に関する部分に関し、市の整備方針とは異なる内容が上げられている。給食センターの整備自体に反対であるということではないため、条件等の詳細が折り合えば、理解いただけるものと考えているとの答弁がありました。  これを受けて、委員からは、今後、地元と継続的に協議を行う中で、可能な範囲において、地元の意見が最大限反映されるよう努力を行うとともに、議会に対しても丁寧な説明を求めたいとの意見がありました。  また、他の委員からは、陳情事項に記載のある子供の安全対策について、地域から大幅な道路改修等の要望はあるのかとの質疑があり、理事者からは、道路改修までは話が及んでいないが、現状を調査の上、児童の登下校時における交通安全対策を提案する予定であるとの答弁がありました。  また、委員からは、陳情事項に記載のある県地区市民センターに十分な駐車場の確保は、農業センターと給食センターを一体的に整備する場合において可能であるのかとの質疑があり、理事者からは、地域住民が利用できる駐車場を一定台数は用意できるとの答弁がありました。  また、委員からは、給食センターの供用開始時期について、スケジュールの工夫等により早める余地はないのかとの質疑があり、理事者からは、平成30年11月の議員説明会後に設計、建設に係る期間を精査したが、平成35年4月供用開始が最短であるとの答弁がありました。  また、他の委員からは、地元から提案のあった岡山グリーンパーク東側の市有地に給食センターを整備するに当たり、支障はあるのかとの質疑があり、理事者からは、中学校給食については、保護者や市民からの早期実施、一斉導入という強い要望を受けて進めてきたものである。提案の場所は、市有地だけでは給食センターを整備する面積がなく、民有地の用地買収が必要となる。給食センターの候補地については、新規の土地取得が不要で、早期の事業実施が可能である市有地の中から大規模な造成工事が必要のない土地から選ぶという考え方により、農業センターの場所を候補地に選定した経緯がある。仮に民有地も対象として方針転換をした場合は、全市を範囲として候補地を再選定することからやり直すことになり、事業進捗のおくれや整備費用の増大の可能性があるとの答弁がありました。  また、他の委員からは、地元から提案のあった候補地のみで給食センターを整備するだけの面積が確保できない場合は、地域住民の理解を得るという観点においても、複数センター方式への変更についても検討すべきであるとの意見がありました。  また、他の委員からは、早期の事業完了を勘案すると、基本的な整備方針を転換するべきではないと考えるが、地元との協議において、全てを市の方針どおりとすることに固執することなく、地元の理解を得る中で事業を進めるべく、妥協点を見出すことが必要であり、陳情事項にあるように、農業センターを地元提案の場所に移し、現在の候補地における給食センター単独での整備も検討すべきではないかとの意見があり、理事者からは、陳情に書かれている内容については、今回の当委員会での指摘を踏まえ、地元としっかり意見交換を行う中で、今後の進め方を協議、検討していきたいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、農業センターのあり方について、一旦立ちどまって再考し、機能充実に向け、市内の実業系高校の人材等の活用、JA等の事業者の協力も求める中で、新たな発想を得る中で取り組みを進めるべきであるとの意見がありました。  また、他の委員からは、農業センターで本来行うべきは、農業者の研修及び新たな農業技術の確立といった分野に係る取り組みであり、給食センターの整備とは切り離して、そのあり方を考える中で、地元との協議を進めていく必要があるのではないかとの意見がありました。  3項目めは、大矢知興譲小学校改築整備事業費についてであります。  本件については、平成30年2月定例月議会において、関連事業に係る附帯決議が付され、また、平成30年11月定例月会議には、予算執行の内容である校舎の全面改築とは異なる教室の増築及び大規模改修を求める請願が採択された経緯がある。このような中、今定例月議会において、予算執行中の事業に対し、債務負担行為の減額補正に係る予算案が示され、事業の方向性を転換する提案がなされたことを受け、今回の提案に至る行政、地元等の関係者、議会のかかわりについて検証を行う中で、今後の行政施策の意思決定に係る市民意見の反映のあり方などについて、附帯決議を付することも視野に、全体会において議論することとしました。  全体会審査において、委員からは、大矢知興譲小学校の将来予想される普通教室不足については、保護者、地域からの強い要望を受けて、校舎の全面改築ではなく、教室の増築及び大規模改修による対応へと行政の方針が変更となったが、四日市市の学校施設整備の考え方を改めて確認したいとの質疑があり、理事者からは、学校施設の長寿命化を図るという考え方で、大規模改修を進めている。児童数が恒常的に増加していく場合においてはRC造、一時的な増加であればプレハブ造の増築により、教室不足に対応していくこととなるとの答弁がありました。  これを受けて、委員からは、今後の学校施設整備においては、大規模改修により長寿命化を図るという従来の方針のみにとらわれることなく、将来の児童生徒数の動向を踏まえる中で、学校の統廃合等についても、ある程度選択の余地を残す中で検討していくべきであるとの意見がありました。  また、他の委員からは、今回、従来の全面改築による整備案から方針が変更された理由を確認したいとの質疑があり、理事者からは、全面改築案を保護者及び地元関係者等に説明してきたが、約2年4カ月にわたって運動場が使用できないことに対して一貫して強い反対意見があり、そのような状況下において、地域が一つにまとまる中で増築案が示された。さらに11月定例月会議において、普通教室不足に対し、教室の増築及び大規模改修で対応することを趣旨とする請願が採択となったという経緯の中で、今回の提案に至ったものであるとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、本件については、これまでも行政から出された方針に関し、地域と都度話し合いながら妥協点を探ってきたものと認識している。今回の一連の経緯については、一旦子供や四日市市のために最善のものとして提案がなされたものについては、一貫した考え方を持つべきであったという思いもあるが、今回の方針転換を受けて、行政の政策決定のプロセスのあり方について、いま一度考えるべきではないかとの意見があり、理事者からは、全面改築案が、将来にわたって子供たちの教育環境にとってよりよいとの思いで提案してきたが、現在在学中の児童の保護者や地域の意見と一致しなかった。教育委員会としては、子供たちのよりよい教育環境を整備するため、今後とも地域と十分に協議を行っていきたいとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、政治的な要因に左右されることなく、地域や子供たちのことを最優先に考えて、教育行政として意思決定を行ってほしいとの意見がありました。  4項目めは、認定こども園整備事業費(神前地区関係部分)についてであります。  本件については、全体会において、委員から、神前地区幼保連携型認定こども園計画内容の見直しを求める請願が提出されている現状に鑑み、地域における理解が十分でないと判断されるため、市の取り組み状況や今後の方針、地元における理解の状況、園児への影響等について、再度確認を行い、関連予算の修正や附帯決議を付すことも視野に、全体会において議論すべきとの提案があったため、全体会において議論することとしました。  なお、全体会審査冒頭に、委員長より、本日、会議開始前に、神前幼稚園PTA会長ほか保護者一同より、神前地区幼保連携型認定こども園計画内容の見直しを求める要望書が、約1700名の署名を添えて、議長宛てに提出があった旨報告があり、事務局から、本件については、当市議会の申し合わせに基づき、議長がその取り扱いを決定の上、全議員にその写しが配付されたものであるとの補足説明が行われました。  本件に関連して、委員からは、要望書の提出先は議長と市長の連名になっているが、内容について把握しているのかとの質疑があり、理事者からは、現段階において、市長宛てに当該要望書が提出されているかどうかは確認できておらず、内容についても把握できていないとの答弁がありました。  また、他の委員からは、神前幼稚園PTA会長などから計画内容の見直しを求める請願が提出されていることからも、地元における意思統一が十分でなく、また、神前地区幼保統合検討委員会──以下、検討委員会──においても、行政に向けた提言書を提出しなければならないという大きな責任を負う中で検討が進められてきた感があり、その意思決定までのプロセスに課題があったと感じている。当初、市からは地元に対し、認定こども園を設置するに当たっては、既存園舎をそのまま活用する中で、幼児教育の強化及び待機児童への対応を行っていくとの説明がなされたと捉えているが、そのような説明を経て、広く地元の理解が得られたと認識しているため、当初の施設整備案に戻して事業を進めるべきではないかとの意見があり、理事者からは、検討委員会には、自治会長を初め保育園、幼稚園の保護者や有識者にも参画いただいており、その提言書については尊重すべきものと捉えている。また、提言を受けた後、市としても約半年間かけて議論を重ねており、園児の安全面に配慮した職員数の配置や給食の運搬など、最善なレイアウトについて勘案の上、現在の施設整備案での基本設計に至ったものであるとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、当初市が示したのは、既存園舎を活用した施設整備案であり、その案が広く地元に浸透したこと、また、その後変更された現在の施設整備案に係る議会や地元住民への周知が十分でなく、結果として、請願や要望書が提出される事態に至った責任は行政にもあると考えており、検討委員会に参画していた方々からも、一旦事業を凍結してほしいとの声が出されていることを踏まえ、地元の意向に真摯に耳を傾け、認定こども園化を前に進めていくためにも、一度立ちどまって検討し直すべきではないかとの意見があり、理事者からは、当初示した施設整備案については、既存園舎を活用する考え方の一つとして示したものであり、その後、検討委員会からの提言を受け、庁内でも検討を重ねた結果、現在の施設整備案が最善として提案しているものである。また、検討委員会からは事業を凍結してほしいとの意向は聞いておらず、これまでも幼稚園、保育園の保護者等に対して、機会を捉えて市の考え方を説明してきたが、今後も引き続き丁寧な説明に努めるとともに、反映できる意見については取り入れられるよう努めたいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、神前地区こども園は平成34年4月に開園予定となっているが、開園がおくれた場合、どのような影響があるのかとの質疑があり、理事者からは、認定こども園化については、公立幼稚園の適正化計画に基づき、混合クラスでの園運営など、園児の減少が進む中で一定規模の集団を確保すべく行うものであり、神前地区においては、第1次適正化計画に位置づけられていることからも、平成34年4月からの開園を目指したいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、本件については、これまでも地元の理解という視点に重きを置いて議論をしてきた経過があり、基本設計に係る予算の可決を経て、今回の実施設計に係る予算が計上されていることや、また、執行部からは、今回の施設整備案が最善の手法であるとの提案を受けていることや、今定例月議会において、請願や要望書が提出されているという事実を総合的に勘案し、議会として判断すべき問題であると捉えているとの意見がありました。  また、他の委員からは、今回、請願や要望書が提出されるに至った背景には、検討委員会の中で園児の保護者が意見を出しづらい面もあったと思われることから、今後は、保護者意見の把握の仕方についても検討してほしいとの意見がありました。  こうした議論を経て、委員からは、議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算について、認定こども園整備事業費のうち神前地区関係部分に係る実施設計業務委託費等の全額を減額する修正案が提出され、さらに委員から、認定こども園整備事業費(神前地区関係部分)に関して、施設の改修方針等、今後の進め方について、地域の関係団体から市議会に請願が提出されるなど、地域における全般的な理解が得られているとは言いがたい状況にあることや、執行部においてもその現状を認識していることを鑑み、当該事業については、地域や関係団体に対し十分な説明を継続して行い、さらなる理解を得るよう努めることを求める内容の附帯決議案が提出をされました。  次に、議案第102号平成31年度四日市市水道事業会計予算に係る管路の老朽化対策についてであります。  本件については、全体会において、委員から、管路の老朽化に伴う更新需要が増大しており、早急な対応が求められるところである中、職員の増員を図り、人材の育成を行っていくことを基本として対応していく旨の答弁がなされている。都市整備部なども含め、技師の充足状況においては全庁的な課題であると考えるため、職員確保の観点から、複数の部局にまたがるものとして審査すべきであるとの提案があり、全体会において議論することとしました。  全体会において、委員からは、今後10年間の第3期水道施設整備計画では、基幹施設の耐震化や経年管路の更新に関し、整備延長の大幅な伸びが見込まれているが、人員が不足する状況下において、計画を進めるためには業務のあり方の見直しを含めた検討を行う必要があるのではないかとの質疑があり、理事者からは、人材面において、行政として、委託事業者等を牽制し得る技術力を担保しつつ、設計、発注業務のあり方や官民の連携等について検討する中で、施設整備計画の進捗を図りたいとの答弁がありました。  これを受けて、委員からは、施設整備計画において、行政として実施すべき業務が上げられる中、人員面や業務手法の改善等の課題は明確になっている。この課題に対しては、議会もともに検討していくべきものであると考えることから、今後、より丁寧な情報発信に努めてほしいとの意見がありました。  また、他の委員からは、上下水道局を含め、不足している技師を確保するための取り組みについて確認したいとの質疑があり、理事者からは、複数回の職員募集の実施、市内の高校への訪問、インターンシップの受け入れ等を実施しているが、十分に技師を採用できている状況には至っていないのが現状である。また、職員の年齢構成から、今後の退職者数を想定し、人材育成期間を見据えて採用を行っているとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、近年、市内の高校から技師の新卒採用がない状況が続いており、民間企業に人材が流れていることが要因と考えられるが、採用試験の時期を早める等の対応はできないのかとの質疑があり、理事者からは、高校生の就職活動の解禁は9月以降である。現状においては、解禁後すぐに採用試験を実施できるように日程を調整しているとの答弁がありました。  また、他の委員からは、技師の人材育成の期間も考えると、民間企業に全て業務委託することにより、技師の不足を補えるのではないかとの質疑があり、理事者からは、一部の業務について民間企業の活用もしていくが、全てを任せるのではなく、請負者を十分に牽制できる技術力を保持した職員数を確保する中で、次世代へとノウハウを伝承しながら、公共工事を実施していきたいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、人材確保の面で、競合する民間企業の待遇や取り組みについて研究はしているのかとの質疑があり、理事者からは、本年3月に働き方改革推進本部を設置する中で、労働環境の改善に向けた検討を始めており、今後、民間企業における取り組み等についても研究する中で、本市においても導入が可能なものについては積極的に取り入れていきたいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、例えば本市においては、四日市看護医療大学の学生に対し、市内の医療機関に就職することを条件に奨学金を支援する制度を設けているが、技師の募集においても、このような制度の導入について調査、研究を行い、人材の確保を図るべきであるとの意見がありました。  また、他の委員からは、民間企業の一部には、市内にある特定の高校から一定の採用枠を設けて人材を確保しているところもあるが、本市においても取り入れることはできないのかとの質疑があり、理事者からは、公務員の採用においては公平性が求められるため、原則、試験制度としており、導入は難しいと認識しているが、他の自治体の事例等について調査したいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、測量や道路のメンテナンスにおいて、積極的にAIを活用してはどうかとの質疑があり、理事者からは、技術部門のAIを活用した取り組みについて、先進事例等について情報収集をしていきたいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、技師の採用について、中途採用者への積極的な働きかけはしているのかとの質疑があり、理事者からは、募集区分として新卒者と区別はしていないが、中途採用や転職を希望する方を対象としたウエブサイトへの求人掲載や転職フェア等の参加を通じて、広報活動をしていきたいと考えているとの答弁がありました。  また、他の委員からは、職員採用に関して、年齢制限の緩和により、資格や実務経験がある34歳以上の技師でも受験できるよう見直しはできないのかとの質疑があり、理事者からは、昇格などの課題はあるが、技師が不足している現状を鑑みて、年齢の上限について、他の自治体の事例も参考に研究したいと考えているとの答弁がありました。  また、他の委員からは、現在、地区市民センター等に配属されている管理職の技師について、技師職が必要な職場に適正に配置すべきではないかとの質疑があり、理事者からは、管理職の技師として配置していることから、現場で従事させるというものではなく、地区市民センター等で土木の知識を活用していくものと考えているとの答弁がありました。  これを受けて、委員からは、喫緊の課題である管路の更新業務がおくれることにより、市民サービスに影響が出ないような人材配置を行うべきであるとの意見がありました。  続きまして、議案第129号平成30年度四日市市一般会計補正予算(第6号)に係る基金積立金(アセットマネジメント基金、都市基盤・公共施設等整備基金)及び地方債の補正について、報告いたします。  本件については、総務分科会長から、11月定例月議会において、アセットマネジメント基金に係る予算が減額修正となった経過を踏まえ、全委員で議論を深めるため、分科会の総意により、採決を行わずに、全体会審査に送るべきものと決したとの報告がありました。  委員からは、将来的な公共施設の更新に向けた当基金への積み立ては、将来への備えと現在の納税者への行政サービスのバランスが重要な要素であるが、どのように考えているのかとの質疑があり、理事者からは、将来世代と現役世代の年度間に大きなばらつきが生じる公共施設等の更新費用の負担について、統一した基準があるわけではないが、本市の公共施設等総合管理計画における既存の公共施設の耐用年数から判断すると、十数年後から更新が集中することは確実であるため、当基金への積み立てについては、長期的なスパンでの想定が必要であると考えているとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、アセットマネジメント基金の積立期間については、財政状況に応じて適宜見直していくことが必要であり、総合計画の計画期間が10年となっていることを考えても、積立期間を10年程度として管理していくべきではないのかとの意見があり、理事者からは、既存の公共施設の耐用年数に照らして積立期間を考えており、今後、社会情勢が変化する中においても公共施設を維持していくため、長期的スパンに立って運用していきたいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、当基金については、小中学校に限らず、生活インフラも含めて、他の公共施設の維持更新への活用についても検討すべきではないかとの意見があり、理事者からは、まずは小中学校を対象に200億円を目標額として積み立てを行うこととしているが、他の公共施設については、現時点では維持更新の方針が未確定であるため、方針が決定した後、所要額等について試算の上、当基金の積立目標額の変更を検討したいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、当基金への積み立てに当たっては、小中学校のハード整備に係る将来推計が示されている一方で、財政調整基金活用の方針における説明において、高齢化による社会保障関連経費の伸びが想定されているとしている中で、推計額が示されておらず、各基金への積立額の妥当性を判断するのが難しいのではないかとの質疑があり、理事者からは、扶助費のようなソフト面に係る事業については、国における試算等を参考に、中期的な動向を織り込む中で、中期財政収支見通しを作成しているが、市独自の推計額を長期的スパンで試算することは困難であるとの答弁がありました。  これを受けて、委員からは、法改正や国の制度変更の影響もある中で、長期スパンにおける本市独自の収支の見通しを立てることは難しいと思われるが、本市の財政運営を担い、予算案を提案する行政の責任として、少なくとも五、六年から10年程度の推計は必要であると考えるとの意見がありました。  また、他の委員からは、今後、公共施設で修繕や建てかえの必要性が生じた際の財源として、当基金を積立目標額に達する前においても取り崩して充てることができるのかとの質疑があり、理事者からは、十数年後の公共施設の建てかえピークに向けて、まずは200億円を目標に積み立てを行っていくが、今後の財政状況により、公共施設の建てかえに必要な財源が不足する場合には、前倒しで活用することもあり得ると考えているとの答弁がありました。  これを受けて、委員からは、当基金において、一定額を積み立てるだけでなく、他に優先すべき政策判断がある場合には、基金積み立てに係る計画を変更し、柔軟に対応していくことはできるのかとの質疑があり、理事者からは、本来、毎年度一定額を積み立てることが望ましいと考えているが、今後の財政状況の変化や事業の実施に当たり、一定額の積み立てができない場合もあると考えている。そのため、本年度の市税収入の一時的な上振れ等により生じた収支差の財源については、最大限当基金に積み立てることとしているが、今後、年度ごとの財政状況に応じて積立額が変わることもあり得るとの答弁がありました。  また、他の委員からは、基金積立額が多いことによる、国からのいわゆるペナルティーのようなものはないのかとの質疑があり、理事者からは、国の平成30年度地方財政対策においては、地方における基金残高の増減を理由として、地方交付税の削減は行わないということが確認されており、平成31年度地方財政対策においても、そのような議論は出ていないとの答弁がありました。  また、他の委員からは、税収を基金に積み立てるだけではなく、四日市市の地域経済の活性化に活用して税収に結びつけるような政策を検討すべきではないかとの意見があり、理事者からは、地域経済の活性化については、市としても十分に考えていくべきものと捉えている。平成31年度当初予算においては、特に中小企業に係る対策を重点に置き、人材確保や女性登用促進などに係る中小企業人材確保支援事業費及び中小企業女性就労促進事業費の新設等を通じて、地域の活動主体となる中小企業を支援していきたいとの答弁がありました。  全体会審査を行った項目についての報告は以上であります。  次に、討論においては、議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算に係る農業センター再整備事業費について、一部委員から、地元連合自治会から四日市市中学校給食センター設置に際し、地域の意見を十分に尊重し、丁寧な説明と対応を求める陳情が提出されており、議会として、地域の意見を尊重した対応が必要であると考えることから、反対するとの意見表明がありました。  また、他の委員からは、議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算に係る給食センター整備事業費に関し、中学校給食の導入については早期に実現すべきと考えているが、給食センターを整備する過程において、当初から給食センターを1カ所で整備するという考え方ありきでの説明がされていることに違和感を感じている。配送や積み込みなどに時間がかかることから、食缶方式では、輸送中に食材の温度が低下し、味が落ちること、栄養教諭の配置が少なく、食に対する教育が手薄になること、関係車両の増加に伴う住民の負担が大きく、交通安全対策等を求める陳情書が提出されていることなどから、経済効率を優先して、議論が十分にされていないと考えるため、反対するとの意見表明がありました。  また、他の委員からは、さきに提案のあった議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算に対する修正案、認定こども園整備事業費(神前地区関係部分)について、行政から提案されている、幼稚園舎を撤去し、現保育園舎を活用した一体的な利用が現実的であると認識しているものの、地元からは、計画内容の見直しを求める請願や署名活動が行われている状況にあり、それらの意見については真摯に受けとめた上で、より実情に即した実施設計を行っていくべきと考えるため、反対するとの意見表明がありました。  また、他の委員からは、議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算に対する修正案、認定こども園整備事業費(神前地区関係部分)について、地元の同意を得ることを最優先にしなければ、事業の進捗途中で工事に手戻りが生じてしまうことが危惧されるため、賛成するとの意見表明がありました。  また、他の委員からは、議案第129号平成30年度四日市市一般会計補正予算(第6号)、基金積立金(アセットマネジメント基金、都市基盤・公共施設等整備基金)及び地方債の補正について、理事者による基金等に対する説明内容が、アセットマネジメント基金条例に定める基金の処分に係る規定に合致していないと考えるため、反対するとの意見表明がありました。  また、他の委員からは、議案第121号平成30年度四日市市一般会計補正予算案(第6号)、基金積立金(アセットマネジメント基金、都市基盤・公共施設等整備基金)及び地方債の補正について、当委員会の審査の中で、当基金を、積立目標額に達する前においても切り崩して事業に充てることができるのかとの質疑に対し、理事者からは、公共施設の建てかえが必要な状況において、財源が不足している場合には前倒しで活用することもあり得るとの答弁があったことを受け、一定額を積み立てるだけではなく、状況に応じて柔軟に対応していくことが担保されていると認識しているため、賛成するとの意見表明がありました。  以上の経過により、当委員会に付託されました25議案につきましては、まず、議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算については、さきに述べましたとおり修正案が提出されましたので、まず、修正案について採決したところ、賛成少数により否決されました。  引き続き、原案について採決したところ、賛成多数により可決すべきものと決しました。  次に、議案第129号平成30年度四日市市一般会計補正予算(第6号)については、賛成多数により、その他、議案第94号ないし議案第105号、及び議案第130号ないし議案第137号、及び議案第140号ないし議案第142号の23議案については、いずれも別段異議なく可決すべきものと決しました。  その後、さきに提出のありました議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算に対する附帯決議案について採決を行ったところ、認定こども園整備事業費(神前地区関係部分)に係る附帯決議案については、賛成多数により、以下のとおり附帯決議を付することと決しました。  附帯決議。  認定こども園整備事業費(神前地区関係部分)については、施設の改修方針等、今後の進め方について、地域の関係団体から市議会に請願が提出されるなど、地域における全般的な理解が得られているとは言いがたい状況にあることや、執行部においてもその現状を認識していることを鑑み、当該事業については、地域や関係団体に対し、十分な説明を継続して行い、さらなる理解を得るよう努めること。  これをもちまして、予算常任委員会の審査報告といたします。 5: ◯議長竹野兼主議員) 次に、総務常任委員長にお願いいたします。  森 康哲議員。   〔総務常任委員長(森 康哲議員)登壇〕 6: ◯総務常任委員長(森 康哲議員) 総務常任委員会に付託されました9議案につきまして、当委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。  議案第106号四日市市消費税率及び地方消費税率の引上げに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、議案第107号四日市市職員給与条例の一部改正について及び議案第108号四日市市職員の勤務時間及びその他の勤務条件に関する条例の一部改正については、別段、質疑及び意見はございませんでした。  議案第109号四日市市職員定数条例の一部改正については、職員の働き方改革を推し進めるとともに、効果的な職員配置を実施するため、また、北消防署北部分署及び南消防署南部分署の機能強化を図るため、市長の事務部局及び消防部局の職員定数の改正を行おうとするものであり、委員からは、人員配置に影響する委託契約に関し、平成30年度において、新たに外部委託となった業務はあるのかとの質疑があり、理事者からは、平成30年度について、新たに外部委託となった業務はないと答弁がありました。  また、委員からは、条例改正による職員定数の増に加え、法務担当者などの専門知識を有する人材の活用等の取り組みを行っていくとのことだが、現在、国体等関連業務担当として4名の任期つき職員を配置している。この職員の業務内容を確認したいとの質疑があり、理事者からは、当該職員については、専門職というものではなく、一般事務職と同様の業務を行っているとの答弁がありました。  また、委員からは、任期つき職員として弁護士である法務専門監が総務課に配属されているところであるが、教育現場からの相談についても対応しているのかとの質疑があり、理事者からは、法務専門監は、業務に関する職員からの日常的な法律相談や職員に対する研修等を担っている。教育現場では、法的問題がある場合、教育委員会を通じて法務専門監へ相談しているケースもあるとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、教育委員会は独自に弁護士との顧問契約を締結していると聞いているが、常勤の弁護士であれば、よりタイムリーな相談に応じられると考える。今後、任期つきの弁護士の採用をふやす考えはないかとの質疑があり、理事者からは、各部局からの相談対応に当たっては、現状でも特に支障がなく、総務課の法務係を中心にカバーできる体制であることから、現時点での増員の考えはないとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、教育現場から相談があった場合でも、現状で適切に応じることができていると理解してよいかとの質疑があり、理事者からは、法務専門監は常時在席しているため、タイムリーな相談対応は可能であると認識しているが、訴訟に発展するような案件については、顧問弁護士に相談し、整理していく問題であると考えているとの答弁がありました。  議案第120号四日市市土地開発公社経営健全化基金条例の一部改正について、議案第121号土地の取得について、議案第122号権利の放棄について及び議案第123号四日市市土地開発公社の解散については、いずれも四日市市土地開発公社の清算及び解散に係るものであり、市が新たに土地開発公社より取得する土地について、委員からは、寺方町に、第1次経営健全化計画期間よりも後の平成23年に道路補修事業所用地として取得された土地が、売却する土地として分類されているが、この背景を確認したいとの質疑があり、理事者からは、下海老寺方線の道路工事において代替地を確保する必要が生じたため、本件土地と既に公社が取得していた土地を平成23年に等価交換したものであり、もともと公社が所有していた土地は第1次経営健全化計画期間よりも前に取得していたものであると答弁がありました。  これに対して、委員からは、当該土地は市街化調整区域にあるものの、地目は宅地となっているところが多い。現在でも住宅は建てられるのかとの質疑があり、理事者からは、四日市市開発許可等に関する条例に基づく規制緩和エリアに入っていないため、住宅は建てられないとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、本件土地周辺については、大きく伐採等が進んでいる状況であると認識している。本件土地を分類どおり売却するのであれば、地価等に影響することも考えられるため、現地の状況は確認しておくべきであるとの意見がありました。  また、委員からは、近鉄桜駅前広場用地として取得された土地が、里山等として保有する土地として分類されているが、今後、地域より、駅前広場等として活用してほしいとの要望があった場合はどのように扱うのかとの質疑があり、理事者からは、当分類については、第2次経営健全化計画の後期において土地開発公社が行ったものである。市として、土地は引き継ぐこととなるが、取得後の活用については、当分類にかかわらず、基本的には売却できるものは売却したいと考えているとの答弁がありました。  また、委員からは、保々ふれあい会館の今後の処遇についてはどのような見通しであるのかとの質疑があり、理事者からは、会館施設そのものは市が無償譲渡を受けるという方向で地元との調整が済んでおり、施設内に入居している学童保育所の代替施設が確保できた後に、土地、建物をまとめて売却したいと考えている。最終的に売却できなかった場合の方針については、定まっていないとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、当施設を最終的に売却できなかった場合の方針についても検討しておくべきであるとの意見がありました。  また、他の委員からは、売却するものとして整理している土地のうち、既に売却先が決まっているものはあるのか。また、営業活動は行っているのかとの質疑があり、理事者からは、現時点で売却先が決まっているものはない。また、今回の土地開発公社関係の議案を準備する段階までは、ホームページへの土地内容の掲載や定期的な公告等により営業活動を行っていたが、売却が進んでいない状況であったとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、売却するものとして整理されている土地のうち、既に利用されている土地はあるのかとの質疑があり、理事者からは、ハイテク工業用地内に駐車場として貸し出している土地がある。また、バスの転回場として貸し出している土地もあるとの答弁がありました。  また、既に土地開発公社より買い戻した土地について、委員からは、羽津古新田について買い戻したものの、いまだ利用がされていない状況であるが、今後の方向性をどのように考えているのかとの質疑があり、理事者からは、本件土地については、これまでも太陽光発電施設の設置や地域の活動場所としての活用など、暫定的な土地利用についても議論されてきているところであるが、本格的な土地利用を行うためには、都市計画道路である三重橋垂坂線の整備が必要であると考えているとの答弁がありました。  これに対して、委員からは、羽津古新田の区域内には民間保有地も残っている状況である。広大な土地を有効活用するためにも、現段階で開発等に向けた一定のビジョンが必要であると考えるが、何らかの構想はあるのかとの質疑があり、理事者から、広大な土地を放置するのではなく、何とか活用していく必要性は感じているが、区域内に民間保有地を残し、歯抜け状態となっていることもあり、整備構想の具体化には至っていない。有効活用するためには三重橋垂坂線の整備が重要であると考えているところであるが、道路整備計画に位置づけられた路線については、まだ着手できていない部分も多い。道路整備については、新たな総合計画の中で十分議論していきたいと考えるとの答弁がありました。  また、他の委員からは、羽津古新田など未利用の土地については、いつごろを目途に活用の方向性を打ち出そうと考えているのかとの質疑があり、理事者からは、今回、土地開発公社から市が新たに取得する土地を含めて、政策推進部が音頭をとり、少しでも売却や公共事業用地としての活用が進むよう庁内調整に取り組みたい。第1次経営健全化計画期間においては、10年以内の土地の活用を前提として起債を行い買い戻しを行った経緯があり、現時点では、羽津古新田など2カ所が未利用となっている。既に起債の償還は終えているものの、未利用の土地については、早期に何らかの活用を図るべきであると考えているとの答弁がありました。
     これに対して、委員からは、買い戻し後10年以内の活用が前提であったのであるから、本来であれば、未利用の土地についても既に活用に着手していなければならない。未利用の土地の活用については、早急に議論の俎上にのせ、方策を見出すべきであるとの意見がありました。  また、他の委員からは、第1次経営健全化計画における買い戻しの後に未利用となっている土地について、放置するのではなく、活用の方向性を見出すべきであるが、これまでの経緯から容易でない部分もあると考える。例えば羽津古新田について、一部に民間保有地が残っているというのであれば、一定の区域ごとに活用方法を検討するなど、具体的な利用に向けた計画を持つべきであると考えるとの意見がありました。  また、他の委員からは、これまでに土地開発公社が取得した土地や既に売却した土地について、境界の確定等に関し、現時点で問題となっている案件もあると聞いているが、土地開発公社が解散するに当たり、今後そのような案件は、全て市が窓口となって対応していくのかとの質疑があり、理事者からは、市が土地開発公社から土地を引き継ぐこととなるため、土地にまつわるさまざまな課題についても当然、市が引き継いでいくこととなるとの答弁がありました。  議案第125号工事請負契約の締結について、総合防災拠点整備工事については、別段、質疑及び意見はございませんでした。  以上の経過により、当委員会に付託されました9議案につきましては、いずれも別段異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  なお、付託されました議案以外の委員会の所管事務についてでありますが、平成30年度第1回及び第2回四日市市人権施策推進懇話会並びに平成30年度第1回四日市市同和行政推進審議会について、調査を実施いたしましたことを申し添えます。  これをもちまして、総務常任委員会の審査報告といたします。 7: ◯議長竹野兼主議員) 次に、教育民生常任委員長にお願いいたします。  伊藤嗣也議員。   〔教育民生常任委員長(伊藤嗣也議員)登壇〕 8: ◯教育民生常任委員長伊藤嗣也議員) 教育民生常任委員会に付託されました関係議案につきまして、当委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。  議案第124号四日市市立小中学校普通教室空調設備整備に係る特定事業契約の締結につきましては、別段、質疑及び意見はありませんでした。  議案第138号四日市市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正につきまして、委員からは、災害援護資金の利率について、今回の改正により、市長が特に必要と認めた場合、具体的にどのようなことが可能になるのかとの質疑があり、理事者からは、災害援護資金の利率は条例で3%と規定されているが、災害の規模等に応じて柔軟に運用できるようになるとの答弁がありました。  これを受け、委員からは、災害発生後に利率を検討するのではなく、事前に利率の判断基準を設けておくべきであると考えるがどうかとの質疑があり、理事者からは、今後、判断基準について検討したいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、利率について、市長が特に必要と認める場合は、新たに規則をつくるということかとの質疑があり、理事者からは、そのとおりであるとの答弁がありました。  また、他の委員からは、これまで年賦、半年賦としていた償還方法に月賦償還を追加した理由を問う質疑があり、理事者からは、償還に係る負担感の軽減を図るものであるとの答弁がありました。  また、委員からは、災害援護資金の貸し付けを行う際の保証人の人数を問う質疑があり、理事者からは、1名であるとの答弁がありました。  これを受け、委員からは、被災者が保証人を立てられない場合、市の判断において、保証人がなくても貸し付けを行う可能性もあるのかとの質疑があり、理事者からは、大規模な災害の場合など、保証人を立てられるかどうか判断し、そのような措置を行う可能性もあるとの答弁がありました。  これを受け、委員からは、被災者にとって使い勝手がよくなるよう、最善の策について前もって検討してほしいとの意見がありました。  議案第139号四日市市国民健康保険条例の一部改正につきまして、委員からは、今回の改正によって生じる国民健康保険特別会計の収支への影響を確認する質疑があり、理事者からは、平成31年度においては、保険料の軽減対象世帯に係る所得判定基準の改定により、対象となる世帯に係る保険料の軽減額として585万9000円、保険料の賦課限度額の引き上げに係る保険料の増額分として1216万3000円と試算しており、差し引きした保険料の増額補正を平成31年度当初予算の補正予算として計上しているとの答弁がありました。  以上の経過により、当委員会に付託されました3議案については、別段異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  なお、付託されました議案以外の委員会の所管事務についてでありますが、平成30年度第2回エスペランス四日市運営協議会、平成30年度第2回四日市市青少年問題協議会、平成30年度第4回四日市市民生委員推薦会、平成30年度第2回四日市看護医療大学運営協議会、平成30年度第4回四日市市障害者施策推進協議会、平成30年度第1回及び第2回四日市市人権施策推進懇話会並びに平成30年度第1回四日市市同和行政推進審議会について、調査を実施いたしましたことを申し添えます。  これをもちまして、教育民生常任委員会の審査報告といたします。 9: ◯議長竹野兼主議員) 次に、産業生活常任委員長にお願いいたします。  樋口龍馬議員。   〔産業生活常任委員長(樋口龍馬議員)登壇〕 10: ◯産業生活常任委員長樋口龍馬議員) 産業生活常任委員会に付託されました関係議案につきまして、当委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。  当委員会に付託されました議案第110号四日市市橋北交流施設条例の一部改正について、議案第111号四日市地域総合会館あさけプラザの設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第112号四日市競輪場内施設の使用に関する条例の一部改正について及び議案第113号四日市競輪場広告掲出に係る使用料条例の一部改正につきましては、いずれも消費税率及び地方消費税率の引き上げに伴い、各施設等の使用料を改定するとともに、議案第112号及び議案第113号については、これにあわせて地方自治法の一部改正に伴う関係規定の整備を行おうとするものであり、いずれの議案につきましても、別段、質疑及び意見はありませんでした。  以上の経過により、当委員会に付託されました4議案については、別段異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  なお、付託されました議案以外の所管事務についてでありますが、平成30年度第1回及び第2回四日市市人権施策推進懇話会並びに平成30年度第1回四日市市同和行政推進議会について、及び市立四日市病院医療安全管理委員会について、調査を実施いたしましたことを申し添えます。  これをもちまして、産業生活常任委員会の審査報告といたします。 11: ◯議長竹野兼主議員) 次に、都市・環境常任委員長にお願いいたします。  石川善議員。   〔都市・環境常任委員長石川善議員)登壇〕 12: ◯都市環境常任委員長石川善議員) 都市・環境常任委員会に付託されました議案につきまして、当委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。  まず、議案第114号四日市市建築基準法等関係手数料条例の一部改正についてないし議案第116号四日市市営住宅条例の一部改正につきましては、別段、質疑及び意見はありませんでした。  次に、議案第117号四日市市運動施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、委員からは、霞ケ浦プールの利用時間の変更に関して、個人利用は開始時間と終了時間が1時間前倒しされるのに対して、専用利用は開始時間を変更せずに、終了時間を1時間早めることで、その分利用時間が短くなるが、専用利用の料金設定は変更するのかという質疑があり、理事者からは、午後6時から午後7時までの専用利用ができなくなるが、1時間単位で料金設定を行っているため、料金設定の変更は要しないとの答弁がありました。  次に、議案第118号四日市ドーム条例の一部改正について及び議案第119号四日市市水道布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等を定める条例の一部改正につきましては、別段、質疑及び意見はありませんでした。  次に、議案第126号工事請負契約の締結については、楠衛生センター解体工事の請負契約を締結しようとするものであり、委員からは、本請負契約の契約方法に関する質疑があり、理事者からは、本請負契約は、一般競争入札により3社から入札が行われており、そのうち1社が落札し、契約締結に至ったとの答弁がありました。  また、委員からは、楠衛生センター解体後の跡地の利用方法に関する質疑があり、理事者からは、平成30年度の初めに地元関係者に対する説明会を開催し、地元の意向を確認したが、地元からの具体案がなかったことから、楠衛生センター跡地の利用方法については、まずは楠衛生センターを解体し、地元と協議しながら、跡地の具体的な利用方法を検討していくとの答弁がありました。  次に、議案第127号工事請負契約の変更について及び議案第128号市道路線の認定につきましては、別段、質疑及び意見はありませんでした。  以上の経過により、当委員会に付託されました9議案につきましては、いずれも別段異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  なお、付託されました議案以外の委員会の所管事務についてでありますが、平成30年度第1回及び第2回四日市市人権施策懇話会並びに平成30年度第1回四日市市同和行政推進審議会について、調査を実施いたしましたことを申し添えます。  これをもちまして、都市・環境常任委員会の審査報告といたします。 13: ◯議長竹野兼主議員) 次に、川村幸康議員外7名から提出の議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算に対する修正動議について、提出者の説明を求めます。  川村幸康議員。   〔川村幸康議員登壇〕 14: ◯川村幸康議員 貴重な時間に修正提案させていただきますことに、まずは感謝申し上げます。  予算常任委員会で、附帯決議が皆さんのご理解によってつけさせてはいただいたんですが、もう一度、本会議の場で発言を許していただきたいなというふうに思っております。  議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算、認定こども園整備事業費(神前地区関係部分)について、予算の減額の提案理由を説明させていただきます。  まず、この提案をさせていただく前に、議員の皆さん方にご理解いただきたいのは、行政というところは、たくさんの市民の意見を聞かなあかんので、ある程度条件を決めて、そして定義をしてから、いろいろと説明に入ります。そして、市民という場所のところで地元に入ると、地元というところは、その定義から外されると、声なき声になります。その声なき声を酌むところが私は市議会だと思っています。現実を見てから物事を決める、定義をするのが議会の役割であって、行政のやり方に異論を申すつもりはありません。貴重な税金ですので、効率よく、そして、行政運営をするということは大切なことであります。ですから、行政が定義をして、そして、地元説明に入るということは大事なことです。  ただ、ここで、声なき声をどう聞くかというところに議会の本領があるんだろうというふうに思っています。  皆さんの予算常任委員会全体会資料の神前地区認定こども園に関する地域への対応についての予算資料(2)の検討委員会役員との懇談の項目があります。  ここでは、7月に2回あった等々が書いてありますけど、実は8回、提言書が出されてから検討委員会の会長さん、役員さんとの行政との懇談があります。これは地区市民センターの館長さんも同席のもとです。  その中で、こういうやりとりがあったそうです。これは確認済みであります。  平成30年6月定例月議会議案に対し、意見募集に寄せられた意見との議会での意見の報告あるいは保護者への説明等について懇談を重ねてきたと記述されていますが、検討委員会長、役員さんからは、意見募集が寄せられるまでは、何ら検討委員会として問題があるとは思っていなかったが、このような状態では、地元地域での対立が起こるおそれがあるため、行政の主体で責任を持っていただきたい。検討委員会の提言書を盾に使わないでいただきたいとの旨がこども未来部に申し入れられています。  その後、皆さんご承知のように、請願、要望書の提出、署名は活動中であります。地元合意のあり方は大変難しい問題でありますが、丁寧な議論を重ねる中で課題を整理することが必要であります。  あれがいい、これがいいということで、そこから離れていく、もうやめた、そのことはチョイスしないでもいいという判断も市民の中にはありますけど、税金で建てられた公の教育施設というところについては、地元に根を張って、そこから関係を切ることはできません。行政職員であるならば、担当が変われば、それでみそぎは済みますし、私自身、議員としては4年に1度のみそぎで済みます。ただ、地元住民にとっては、そこで一生、気にかけながら生活をしなければならないという現状があります。このことを十二分に考えていただくならば、いま一度、議会の皆さんには、声なき声、小さな声をどう捉えて、議会としてあるべき姿はどうあるべきかということをご判断いただきたいというふうに思います。  何とぞご理解のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 15: ◯議長竹野兼主議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 16:                         午後2時22分休憩    ─────────────────────────── 17:                         午後2時37分再開 18: ◯議長竹野兼主議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  委員長の報告及び動議の提案理由の説明はお聞き及びのとおりであります。  委員長の報告及び動議の提案理由の説明に対し、ご質疑がありましたらご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19: ◯議長竹野兼主議員) 別段ご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  順次、発言を許します。  豊田祥司議員。   〔豊田祥司議員登壇〕 20: ◯豊田祥司議員 こんにちは。日本共産党、豊田祥司です。  議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算第1条歳入歳出予算、歳出第10款教育費、第3項中学校費、中学校給食センター整備事業費中、給食センター整備事業費について、反対いたします。  私は、全員喫食の中学校給食に関して、早期に実現すべきだと考えています。  今回、県地区の農業センターの一角に給食センター1カ所を建設する提言がされました。しかし、決める過程において、初めから1カ所ありきの進め方に違和感を持っています。経済効率ばかりが先行し、食育の観点からの議論が薄い。子供たちにどのような食育を行うのか、子供たちにできたてのおいしいものを提供できるのかというものを第一に進めるべきだったと考えます。  給食センター1カ所で、中学校22校、9000食を賄う。このことは、配送や積み込みなどに時間がかかる。導入予定の食缶方式では、料理温度が10度程度輸送中に低下する、このような説明もされています。また、時間がたつことで、食感も変わってきます。これは味の低下にもつながります。栄養教諭の配置が少なくなること、食に対する教育についても、複数箇所に比べると手薄になること。給食センター1カ所だと、食材の輸送や給食配送のトラックなどが多くなり、地元負担が大きくなります。周辺環境への配慮も必要で、給食センターを複数化することにより、地域負担が軽減されることも考えられます。  また、設置予定の地元から、交通安全面などの陳情も出ています。  以上のことから反対いたします。  以上をもって反対討論とさせていただきます。ご賛同よろしくお願いします。 21: ◯議長竹野兼主議員) 小川政人議員。   〔小川政人議員登壇〕 22: ◯小川政人議員 政友クラブの小川政人です。  私は、議案第129号平成30年度四日市市一般会計補正予算(第6号)について、反対の立場で討論をさせていただきます。  アセットマネジメントに基金積み立てをする。約17年後を目途に200億円を積み立てるという基金について、反対の意思を表明したいなというふうに思っています。  私は、十数年前、議員年金が減らされるというときに、1カ月か2カ月在職すると、議員年金が減らされるというときに、1カ月早く議員をやめたほうが1カ月分の給料──パアにしてと言うとおかしな言葉なんですが──がなくなっても、議員年金を減らされないほうがいいということで、議員をやめられた方があったように記憶をしております。  そういう考え方でいくと、17年間後に果たして、何度も言うようですが、建設物価がどうなっているかということを考えますと、お金のあるうちに建てておくということが大事なことかなというふうに思っています。  委員会の席では、17年間には縛られないというような理事者側の答弁もありました。そうすると、都市基盤・公共施設等整備基金と余り変わらないのかなという思いで、幾つもそんな基金を持つ必要もないのかなというふうにも思っています。いろいろ17年後の建設物価がどうなるかということは、2倍になるとか3倍になるとか、それから1.5倍になるとか、1.2倍になるとかという、いろんな数字を置いてシミュレーションをして、長いスパンで経費がどれだけかかるんやということを考えていくと、ある程度計算はできますので、その辺のスパンを考えながら、長期的なお金の使途を考えていくということが大事なのかなと思いますし、ぜひ一度、そういう考え方で、何年お金が要るんやと、どれだけお金がかかるんやという計算を、今すぐ建てるのと、17年後に建てるのと、どれだけお金がかかるんや、どちら側が利益なのかという部分の計算は、ぜひ財政経営部のほうでしていただきたいなというふうに思っています。それをやって、初めてマネジメントになるんやなというふうに思っています。  そういうことをきちっとやっていく必要があるのかなというふうに思っていますが、なかなか、もう単年度主義で考えていくと、いや、もう少し長寿命化したほうがいいんやということになるんですけど、確かに経費は今すぐは要らないものですから、長寿命化のほうがいいように思えるわけですけど、そういう長いスパンの減価償却的なやり方で、経費が毎年幾らかかるんかということを計算をしていくことが、そして、結果を出していくということが大事なのかなというふうに思っていますし、17年後に学校の建てかえが集中をしてくるという話であれば、特に集中と分散ということが大事なわけですから、全ての学校の建物を17年後にまた建て始めていくということは、次の年代についても集中してくるわけですから、ここらで、お金のある部分については強靱化をしないで、建てかえていくことが必要だというふうに思っていますので、ぜひ財政当局にシミュレーションをしていただいて、よりよいお金の使い方を考えていただくという思いから、この議案第129号に反対をいたしますので、賛同のほどをよろしくお願いします。 23: ◯議長竹野兼主議員) 次に、修正動議につきまして、討論の有無を確認いたします。  まず、反対討論を予定されている議員は挙手を願います。   〔挙手する者なし〕 24: ◯議長竹野兼主議員) この際、申し上げます。  申し合わせにより、請願を除き、反対討論のない案件については、賛成討論を行わないこととなっております。  本件については、反対討論がございませんので、討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  なお、電子採決システムによる表決の際、採決の結果確定時にいずれのボタンも押していないときは反対ボタンを押したものとみなしますので、念のため申し上げます。  まず、議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算を採決いたします。  議案第93号の採決に入る前に、採決の方法について申し上げます。  本件につきましては、川村幸康議員外7名から修正動議が提出されておりますので、まず、修正動議による修正部分について、採決いたします。
     そして、本動議が可決された場合は、修正議決された部分を除く原案について、採決いたします。  それでは、まず、川村幸康議員外7名から提出された修正動議による認定こども園整備事業費に係る修正部分について、電子採決システムにより採決いたします。  この部分の修正について、賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。  それでは、採決を開始いたします。   〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 25: ◯議長竹野兼主議員) 押し忘れはございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26: ◯議長竹野兼主議員) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。  採決の結果を申し上げます。  賛成13名、反対19名。  賛成少数であります。よって、認定こども園整備事業費に係る修正部分は否決されました。  ただいま修正動議による修正部分が否決されましたので、原案について、電子採決システムにより採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。  それでは、採決を開始いたします。   〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 27: ◯議長竹野兼主議員) 押し忘れはございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯議長竹野兼主議員) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。  採決の結果を申し上げます。  賛成19名、反対13名。  賛成多数であります。よって、本件は可決されました。  次に、議案第129号平成30年度四日市市一般会計補正予算(第6号)を電子採決システムにより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。  それでは、採決を開始いたします。   〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 29: ◯議長竹野兼主議員) 押し忘れはございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯議長竹野兼主議員) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。  採決の結果を申し上げます。  賛成30名、反対2名。  賛成多数であります。よって、本件は可決されました。  次に、ただいま採決いたしました議案を除いた48件を一括して採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31: ◯議長竹野兼主議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。  次に、中村久雄議員外8名から提出の議案第93号平成31年度四日市市一般会計予算に対する附帯決議案の審議に移ります。  提案理由の説明を求めます。  中村久雄議員。   〔中村久雄議員登壇〕 32: ◯中村久雄議員 提案者を代表して、説明させていただきます。  農業センター再整備事業費については、中学校給食センターと一体整備する方向で事業が進められようとしています。  市内中学校における食缶方式の完全給食の早期実施は、皆さん意を同じにするものだと思っております。  しかし、当該の県地区の方々から、陳情という形で、この事業に対する不安の声が上がっております。  内容は、大別して2点。しっかり説明して、安心させてほしいということと、代替用地まで提案されて、交通安全への不安を訴えております。  行政には、この声にしっかりと向き合って、多感な中学生の心身を育む、おいしい給食の早期実施を望むところでありますが、現地の方との向き合い方ですよね。事業の安全性の丁寧な説明はもちろんのことですが、具体的な提案に対しても、否定が先に入るのではなく、どうすればできるかを一緒に考える姿勢が必要だと思います。  私自身、20年前、三浜小学校のなかよし給食の実施に当たり、PTA会長として、行政の事業の進め方に対して苦々しい思いをしてまいりました。行政は、現地の方々の不安に対してはしっかり向き合ってほしいと願い、この事業の実施に当たっては、次の附帯決議を付すことを提案いたします。  農業センター再整備事業費については、中学校給食センターと一体整備する方向で事業を進めようとしているが、地域から、地元の意見を尊重し、丁寧な説明と対応を求める陳情が提出されていることや、執行部においてもその現状を認識していることを鑑み、当該事業の執行に当たっては、地元の懸念を解消するために十分な説明を行うなど、丁寧な対応を進める中で、理解を得るように努めること。  以上でございます。  ぜひ皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 33: ◯議長竹野兼主議員) 提案理由の説明はお聞き及びのとおりであります。  ご質疑がございましたらご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯議長竹野兼主議員) 別段ご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  本件について、討論の有無を確認いたします。  まず、反対討論を予定されている議員は挙手をお願いいたします。   〔挙手する者なし〕 35: ◯議長竹野兼主議員) この際、申し上げます。  申し合わせにより、請願を除き、反対討論のない案件につきましては、賛成討論を行わないこととなっております。  本件については、反対討論がございませんので、討論なしと認めます。  これより、本件を電子採決システムにより採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成のボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。  それでは、採決を開始いたします。   〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 36: ◯議長竹野兼主議員) 押し忘れはございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37: ◯議長竹野兼主議員) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。  採決の結果を申し上げます。  賛成17名、反対15名。  賛成多数であります。よって、本件は可決されました。    ─────────────────────────── 38:  日程第2 議案第143号 副市長の選任についてないし議案第146号 人権擁護委員の推薦について ◯議長竹野兼主議員) 日程第2、議案第143号副市長の選任についてないし議案第146号人権擁護委員の推薦についての4件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  森市長。   〔市長(森 智広君)登壇〕 39: ◯市長(森 智広君) ただいま上程されました議案についてご説明申し上げます。  議案第143号副市長の選任につきましては、来る3月31日に任期満了になります藤井副市長の後任として、政策推進部長の舘英次氏を選任いたしたいと存じ、提案するものであります。  議案第144号教育委員会委員の任命につきましては、3月22日をもって任期満了となりました松崎稚弓氏の後任として、鈴木和子氏を任命したいと存じ、提案するものであります。  議案第145号固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、来る3月28日をもって任期満了になります判治幹子氏の後任として、市川友加里氏を選任いたしたいと存じ、提案するものであります。  議案第146号人権擁護委員の推薦につきましては、来る6月30日をもって任期満了となります藤本俊幸氏つきまして、引き続き推薦いたしたいと存じ、提案するものであります。  なお、各氏の経歴はお手元の経歴書のとおりでございます。  どうかよろしくご審議いただき、ご同意賜りますようお願いを申し上げます。 40: ◯議長竹野兼主議員) 提案理由の説明はお聞き及びのとおりであります。  ご質疑がございましたらご発言願います。  小川政人議員。 41: ◯小川政人議員 副市長の選任の考え方について、お尋ねをしたいなというふうに思っています。  まず、職員から上るというよりも、国とか県からお借りしてくるということは考えなかったのか、その辺についてお尋ねします。 42: ◯議長竹野兼主議員) 森市長。   〔市長(森 智広君)登壇〕 43: ◯市長(森 智広君) 今後の市政運営を一緒にしていく副市長として、市役所でこれまで活躍してもらった舘氏が適任であると、こう判断して、そういった選択といたしました。 44: ◯議長竹野兼主議員) 小川政人議員。 45: ◯小川政人議員 私は、20日の四日市港管理組合の議会で、十四川の溢水の原因について質問をしました。そのところで、副管理者からの回答は、樋門をあけていれば、あふれなかった。5分間樋門をあけるのがおくれた。それから、ポンプを動かすのがおくれたから、その間に被害が増大をしたという回答をいただいております。これは、四日市市の土木職員の考え方と大きく離れております。  どちらが間違えているのかなということでいくと、私は、四日市の土木職員が全て、間違えているというよりも、うそをついているんだなというふうに思っています。そういうみんなで渡れば怖くない式の考え方の土木職員が多いわけですけれども、それを切り開いていくような人は、なかなか今の四日市市の土木の職員では見つからない。私は、国からいただいてきたほうが、国か県からいただいてきたほうがよりよい行政ができるのかなというふうに思っています。  もう一つは、舘副市長候補が、各派代表者会議での各派代表者との面談で、十四川、どうするんだということの質問に対して、十四川ということに関しまして、私の地元ということではございますが、やはり裁判ということがあった中で、行政としては、それに従わなければならないという立場であるというふうに答えております。  私は、議会の席で、一度も裁判の判決に従うなと言った覚えはありません。私が今、議会で話をしているのは、住民被害をどうしていくんだ。住民被害については、私がやった裁判とは別のものであるというふうに認識しておりますが、それは間違いですか。 46: ◯議長竹野兼主議員) 内田総務部長。 47: ◯総務部長(内田貴義君) 今回の副市長候補の面談に私は立ち会っておりましたので、その立場からお答えさせていただきますけれども、今回の副市長候補の発言につきましては、行政としては、判決という司法の判断結果に従うと、そういうことを発言されたということで理解しております。
     以上でございます。 48: ◯議長竹野兼主議員) 小川政人議員。 49: ◯小川政人議員 だから、判決は、ごみ処理費用であり、ポンプ復旧費用であり、そういうところですよね。ですから、住民被害については、何も裁判所は判断をしていない。まだまだ20年の時効がありますから、法的効力は決していないということであります。そういう点から、私は四日市港管理組合にも補償を求めております。  ですから、そこのところ、きちっと総務関係の部門のことを、舘副市長候補にもきちっと理解をさせていく。今までにも、これは共通の理解であったというふうに、私は、ここ二、三年の議会での議論の中で、別物やというふうな議論はしておりますので、その辺のこともきちっと考えていただいて、副市長候補に考えていただくようにお願いをして、質疑にかえさせていただきます。 50: ◯議長竹野兼主議員) 他にご質疑ございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51: ◯議長竹野兼主議員) 他にご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52: ◯議長竹野兼主議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  小川政人議員。   〔小川政人議員登壇〕 53: ◯小川政人議員 私は、副市長の選任に反対の立場から、討論をさせていただきます。  私は、議会のヒアリングで、舘副市長候補──当時は、当時は都市整備部の理事だったというふうに、治水対策監だったというふうに思っています──それと、当時、上下水道局の技術部長の伊藤勝技術部長と4回ほどヒアリングもした覚えがあります。  そのヒアリングの中で、私は、十四川はあふれないやろうと、何度も言っています。そのヒアリングの後に、私が間違っていたら言ってくださいよということの確認をとっております。いや、間違っていませんというのが4回ともの回答だった。  ところが、答弁が出てくると、全然違う回答が出てきます。その席で、伊藤勝、当時の上下水道局の技術部長は、私に、ネック箇所、狭いところから広いところへ流れる水はあふれないということは、これは土木の職員、大学で土木を習った職員は全て勉強をしていますから、知っております。専門課程及び一般課程、両方ともで必ず習っておりますので、わかっておりますというふうなことを答えております。それでいくと、四日市の土木の職員が、狭いところから流れた水は、広いところではあふれないということはわかっているというふうに思っています。その土木の職員のトップに立つ人が、全然違うことを言っているということは、とても理解ができない。  それから、また、地元富田の人たちのために、果たして役に立っているのかなという思いでいくと、見ざる、聞かざる、言わざるということで全然、地元の人たちの苦難を無視をしておるというようなことででいいのかな。果たして人間として、立派なことをやっているのかなというふうに思っています。東京大学の土木工学部を出られたということでありますから、自分は十分あふれないということを知っているわけです。知っていて、言わない。これが本当に四日市の副市長になってもらっては困るなというふうに思っています。地元の富田のこともできないのに、四日市全体のことがきちっとやれるわけがない。そういうような思いで反対をさせていただきたいなというふうに思います。  きょうも、出がけに私の支持者から電話がかかってきて、小川さん、きょう議会があるやろう。舘君のこと、頼むなというような電話をいただきました。とてもそれはご期待に応えることはできませんので、お断りをさせていただきました。  こういうような点で、やはり自分に恥じない人生を送っていただこうと思いますので、やはり自分が大学で学んできたことを自分の地元の人たちの役に立つようにするのが市の職員の務めだと思っていますので、その点、十分胸に手を当ててですね、反省をして、港とともに一緒にこの問題について協議をしていきたいと思いますので、ぜひ参加をしてもらうことを期待しております。 54: ◯議長竹野兼主議員) 他に討論ございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55: ◯議長竹野兼主議員) 他にないようですので、これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  まず、議案第143号副市長の選任についてを電子採決システムにより採決いたします。  本件は、同意することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。  それでは、採決を開始いたします。   〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 56: ◯議長竹野兼主議員) 押し忘れはございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯議長竹野兼主議員) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。  採決の結果を申し上げます。  賛成31名、反対1名。  賛成多数であります。よって、本件は同意することに決しました。  次に、議案第144号教育委員会委員の任命についてを採決いたします。  本件は、同意することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 58: ◯議長竹野兼主議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。  次に、議案第145号固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決いたします。  本件は、同意することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 59: ◯議長竹野兼主議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。  次に、議案第146号人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。  本件は、同意することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60: ◯議長竹野兼主議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。  それでは、ただいま副市長に同意いたしました舘英次氏からご挨拶がありますので、よろしくお願いいたします。   〔舘 英次氏入場、挨拶、退場〕 61: ◯議長竹野兼主議員) 引き続きまして、教育委員会委員、固定資産評価審査委員会委員及び人権擁護委員に同意いたしました各氏からご挨拶がありますので、よろしくお願いいたします。   〔各氏入場、挨拶、退場〕 62: ◯議長竹野兼主議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 63:                         午後3時16分休憩    ─────────────────────────── 64:                         午後3時31分再開 65: ◯議長竹野兼主議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。    ─────────────────────────── 66:  日程第3 委員会報告第5号 請願の審査結果について ◯議長竹野兼主議員) 日程第3、委員会報告第5号請願の審査結果についてを議題といたします。  本件に対する委員長の報告を求めます。  教育民生常任委員長、伊藤嗣也議員。   〔教育民生常任委員長(伊藤嗣也議員)登壇〕 67: ◯教育民生常任委員長伊藤嗣也議員) 教育民生常任委員会に付託されました請願第3号「神前地区幼保連携型認定こども園計画内容の見直し」を求めることについてないし請願第5号小学校のような四日市市直営の中学校給食の実現を求めることについての3件の請願につきまして、当委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。  当委員会に付託されました請願につきまして、当委員会では2月20日に委員会を開催し審査に当たり、いずれも、請願者の趣旨説明の機会を設けることに決定いたしました。  請願第3号「神前地区幼保連携型認定こども園計画内容の見直し」を求めることについて、請願審査に当たっては、冒頭に、請願者から次のような請願趣旨の説明がなされました。  認定こども園化を否定するものではないが、保護者としては、子供たちが幼稚園へと通う2年の月日を、心身の発育に必要なかけがえのない大切な時間だと考えており、その大切な時間が工事によって奪われてしまうことに心を痛めている。  特に子供たちは、騒音や粉じんによる心身的ストレスを感じやすいため、2年間の保育しながらの工事について不安を感じている。市が平成28年1月に示した、現施設をそのまま使用するという当初の施設整備案であれば、子供たちの負担が減り、園庭も十分に使え、行事も全て行うことができる。大人が考える保育のしやすさも重要ではあるが、子供たちを最優先に考えてもらいたいと切に願う。  なお、今回、請願者としては、幼稚園保護者のみではあるが、保育園保護者にも同じ思いを持つ者もいる。  以上のような理由から、神前地区幼保連携型認定こども園開園に伴う計画について、市が当初示した施設環境整備案に戻してほしいとのことでした。  次に、請願者に対する質疑において、委員からは、神前地区幼保統合検討委員会──以下、検討委員会という──が示す方向性とは異なる請願内容であるが、本請願について、検討委員会も承知しているのかとの質疑があり、請願者からは、昨年11月に神前地区市民センター館長及び地域マネージャー同席のもと、幼稚園PTA代表者数名と検討委員会3名との間で話し合いの場を持ったが、検討委員会としては、以降の説明については市に一任しており、市と直接協議してほしいとの旨を確認した。よって、以降は市と話し合いを進めており、検討委員会に対して、請願について直接伝えたことはないとの説明がありました。  また、委員からは、既に基本設計予算を執行中であり、今定例月議会において実施設計予算が上程される中、この時期の請願に至った理由を問う質疑があり、請願者からは、基本設計前の段階においても、検討委員会及び市からの説明時に工事内容への反対意見を表明したが、却下された。その後、基本設計予算が可決されたことを聞き、意見書を提出しているとの説明がありました。  また、委員からは、現在の整備案を変更した場合、執行中の市税が無駄になること、また、開園時期のおくれにより発生する可能性のある園児数減少に伴う休園といったリスクを鑑みても、請願事項を求めるという覚悟を持った請願ということかとの質疑があり、請願者からは、そのとおりであるとの説明がありました。  また、委員からは、請願趣旨において、幼稚園舎を取り壊すことは適正な税の使い方だと思えないと述べているが、税以外の視点で、子供たちにとっての課題を確認したいとの質疑があり、請願者からは、現在の整備案では、園庭が広く、長くなり、また、日当たりも悪く、さらに園庭が一つになり、低年齢児、高年齢児が、同じ園庭で互いの安全に気をつけながら遊ぶことになるため、遊びの内容によっては、互いに思い切り遊べなくなるのではないかと危惧するとの説明がありました。  また、他の委員からは、請願者20名には、保育園の保護者も含まれているのかとの質疑があり、請願者からは、保育園の保護者の中にも同じ思いを持つ者もいるが、接触する機会がうまくとれず、全ての保護者への意見集約はできていなかったため、幼稚園の保護者のみとしたとの説明がありました。  関連して、他の委員からは、幼稚園及び保育園の保護者数を問う質疑があり、幼稚園は20名であるが、保育園は把握をしていないとの説明がありました。  また、他の委員からは、請願事項にある市が当初示した施設環境整備案が示された時期を問う質疑があり、請願者からは、平成28年7月31日の地域への説明会のときであるとの説明がありました。  また、委員からは、検討委員会の委員として、請願者である保護者も参加していたのかとの質疑があり、請願者からは、自身は検討委員会が設置された平成28年3月から委員として参加していたが、なれない場合であり、疑義があっても、意見を出しづらかった。また、会議の内容を幼稚園の保護者に説明しないよう求められたため、幼稚園代表としての意見ではなく、個人の意見を発言するにとどまったとの説明がありました。  また、委員からは、工事の進め方等に関し、市から具体的な説明はなかったのかとの質疑であり、請願者からは、工事の進め方や安全面に関する具体的な説明は一切なく、請願提出の後、2月18日に開催された市の説明会において初めて工程表が示されたが、具体的な安全対策等は示されなかったとの説明がありました。  また、他の委員からは、幼稚園及び保育園の保護者を交えた検討委員会として、一部の異論はあるにしても合意に達しており、地域全体としては、現在の方針を認めているという認識でよいのかとの質疑があり、請願者からは、このことを知らない地域住民が大多数を占めているため、判断しかねるとの説明がありました。  また、委員からは、検討委員会の場では、幼稚園の保護者も現在の整備案に賛同したのかとの質疑があり、請願者からは、そのとおりであるとの説明がありました。  また、委員からは、一般的には低年齢児と高年齢児がともに遊び、学び合うほうが子供の発育にはよいと考えられているが、遊び場を分けるべきと考える根拠を確認したいとの質疑があり、請願者からは、現在、神前保育園では、低年齢児の安全を重視して、4歳児、5歳児の遊び場を制限しているが、神前地区では、幼稚園と保育園が隣接しており、これは地区の強みであると考え、市が当初示した整備案であれば、両施設を行き来することで交流して過ごすことができ、かつそれぞれが伸び伸びと遊ぶことができる環境も整うと考えるとの説明がありました。  これに対し、委員からは、園庭が一つとなった場合、遊びに制限がかかるという説明があったのかとの質疑があり、請願者からは、市からの説明はないが、保護者としてはそのように感じている。なお、遊びの種類の制限ではなく、同じ遊びをしていても、低年齢児に気をつけなければならないため、高年齢児にとっては、力を存分に出し切った遊び方ができなくなるのではないかと危惧する。さらに、園庭だけを理由としているのではなく、工事期間中、園児にかかるストレスなども不安に感じているとの説明がありました。  また、委員からは、検討委員会の場で、他の保護者に説明しないよう求めたのは、市、検討委員会のいずれであるのかとの質疑があり、請願者からは、検討委員会の議事録で確認した程度であるため詳細はわかりかねるが、検討委員会側であるとの説明がありました。  これを受け、委員からは、地域での説明過程における問題であったのではないかと感じるが、請願趣旨において、市による説明を求める理由を確認したいとの質疑があり、請願者からは、地区の回覧板を通じて保護者が整備内容を知ってからは、検討委員会との話し合いのもと、市と直接協議することとなった経緯も踏まえ、市による説明を求めているとの説明がありました。  また、委員からは、請願趣旨において、まだ十分に使用できる幼稚園舎を取り壊して増設するのは適切な税の使い方だとは思えないと述べており、それも正論ではあるが、一方で、まだ利用できる施設であっても、よりよい施設にするために取り壊すという考え方もある。いずれが正解ということではなく、見解が分かれる点であるとの意見がありました。  また、他の委員からは、請願者においては、こども園化自体には反対していないという理解でよいかとの質疑があり、請願者からは、こども園化に反対するものではなく、実際の運用と進め方について不安があるとの説明がありました。  また、委員からは、保護者への情報提供が不足をしていたことについて改めて認識したが、現在、小学校の通学路が幼稚園、保育園舎を分断しており、園児を見守るためには、職員室を一元化し、園舎全体を管理できる構造とする必要があり、物理的に離れた施設を一体園化して運営することは難しいと考える。また、保護者の中には、分離した園舎での運営を不安視する声もあるのではないかと危惧する。本市では、既にこども園を運営していること、また、保育園においては、ゼロ歳児から年長児まで一つの園舎で過ごしていることを鑑みると、現在の整備案は特異な内容ではないと考える。なお、工事過程における園児への配慮については、当委員会においても以前から指摘し、今後も最重要課題と捉えており、総合的に勘案すると、市が当初示した整備案で進めるのは難しいと考えるがどうかとの質疑があり、請願者からは、市が当初示した整備案は、口頭のみの説明であったためイメージはできなかったが、当然こども園化に当たっては、幼稚園舎側にも最低限の増改築が必要であると考えている。その上で、工事をなるべく短期間かつ安全を確保した上で進めてほしいとの説明がありました。  これを受け、委員からは、市が当初示した整備案が口頭であったがゆえに、それぞれがイメージを持ったものと推察するが、小学校の通学路、職員室の配置といったことを勘案すると、現施設を維持することは難しいと感じる。特に完成後は、本市で一、二を争うすばらしい施設となると認識しており、保護者にも理解してもらうことが必要ではないかと考えるとの意見がありました。  また、他の委員からは、請願趣旨において、現在小学校に通う児童の保護者や、これからこども園にかかわる子育て世帯の意見を聞き入れ、意義ある説明会となるよう見直しを求めると述べているが、これまではその機会がなかったのかとの質疑があり、請願者からは、そのとおりであり、これまでも市に対し、未就園児の保護者への説明会を求めてきたとの説明がありました。  次に、理事者からは、市としては、子供たちの育成面、安全な見守り、管理、運営面を考慮し、幼稚園舎を撤去し、保育園舎を活用した一体的な利用が望ましいと考えているとの補足説明がありました。  次に、理事者に対する質疑において、委員からは、地域からの意見を受け、検討委員会の方向性に変化はあったのかとの質疑があり、理事者からは、検討委員会からは、保護者への丁寧な説明のもとで事業を推進するよう確認しているとの答弁がありました。  また、委員からは、保護者が抱く不安を解消するための丁寧な説明が必要であると考えるが、今後の対応について確認したいとの質疑があり、理事者からは、不安の声については真摯に受けとめ、機会を捉えて説明会等を開催し、意見交換をしていきたいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、神前幼稚園の平成31年度の4歳児の園児予定数は2名とのことであり、場合によっては、平成32年度に5歳児が1桁になる可能性があることを鑑みた場合、休園もあり得るのかとの質疑があり、理事者からは、在園する4歳児の進級意思と園児募集の結果を踏まえ、翌年度の運営について検討することとし、休園とするかどうかについては、他の園の事例も勘案した上で検討するとの答弁がありました。  また、他の委員からは、園庭が広くなることに伴う園児へのメリット・デメリットを問う質疑があり、理事者からは、異年齢間の交流による学びは大切であり、園庭を含む施設については一体化し、遊びを中心とした就学前教育・保育を実施したい。なお、園運営上、必要に応じて低年齢児、高年齢児との間で園庭を簡易に仕切るなど、対応を図っていきたいとの答弁がありました。  これを受け、委員からは、園舎が分かれることによる職員配置上の課題を問う質疑があり、理事者からは、いずれかの園舎側に職員室を設置することとなるため、一方の園舎の見守りが手薄になるとの答弁がありました。  また、他の委員からは、未就園児の保護者を含む地域で子育てをする保護者への説明及び意見聴取の機会が不足していたため、今回の請願に至ったのではないかと推測され、丁寧さを欠いていたのではないかとの質疑があり、未就園児の保護者への説明の必要性も認識していたが、昨年6月定例月議会における議案に対する意見募集において、否定的な意見が多数寄せられたことを踏まえ、まずは幼稚園、保育園の保護者に説明をしてきた。未就園児の保護者に対しては、こども園の制度内容も含め、改めて4月もしくは5月に説明会を開催したいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、地域の特色を生かした子供たちへのよりよい園づくりが大切であるが、市が当初示した施設環境整備案は、こども園として適していないのかとの質疑があり、理事者からは、地域の特色を生かすという点では、両園を分断している小学校の通学路の位置を変更し、一体となった施設運営となること、また、園庭については、本市のこども園の中で最も広くなると考えており、保護者の思いである園児が伸び伸びと過ごすという意向に応えることができると考えるとの答弁がありました。  これに対し、委員からは、保護者への説明に丁寧さを欠いていたのではないか。特に地域が市の施策を理解し、協力をしていくという機運が醸成されていないのではないかとの質疑があり、理事者からは、保護者に対しては、時点ごとにできる限りの資料を示してきたが、ようやく設計内容を提示できる段階に至り、今後はより丁寧な説明を行うとともに、保護者との意見交換を継続をしていきたい。工事期間中、子供たちへの影響を極力避けたいと考えており、その上で、今後、長期にわたりこども園として運営していきたいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、両園を分断している小学校の通学路の位置変更に関する要望を検討委員会側から受けた上で、現在の整備案となったのかとの質疑があり、理事者からは、そのとおりであるとの答弁がありました。
     これを受け、委員からは、検討委員会からの提案に応えるためにも現在の整備案となっていると理解しており、地域の声にも応えていると考える。なお、今後は、保護者に配慮した施設整備を行うことで、保護者にとっても利用しやすいこども園を目指してほしいと考えるがどうかとの質疑があり、こども園化に当たっては、園児の安全面、職員配置を一体的に考えており、保護者への配慮についても意見を聞き取りながら、将来にわたって利用してもらえる立派な施設としたいとの答弁がありました。  次に、討論におきまして、委員からは、管理、運営面を鑑みると、二つの園舎による園運営は困難であると考える。また、議会において、昨年、基本設計予算を認めていること、さらに、検討委員会からの提言に対する市の回答は提言書に沿っており、神前地区の思いに沿ったものであると検討委員会が明言していることから、このタイミングで異なる判断をすることは難しい。なお、本請願が提出されたことを重く受けとめ、保護者の不安に対しては確実に対応し、地域や保護者に納得してもらえるよう、丁寧かつ早急に対応すべきであるが、本請願の採択に反対するとの意見がありました。  また、他の委員からは、請願者の意見については十分に理解できること、また、工夫次第では、現施設を活用して整備を進めることができると考えるため、市が当初示した施設環境整備案で進めてほしいという願意については深く理解する。よって、本請願の採択に賛成するとの意見がありました。  以上の経過により、当委員会において採決を行ったところ、請願第3号につきましては、賛成少数により不採択とすべきものと決した次第であります。  次に、請願第4号安心安全な温かい中学校給食を求めることについて、冒頭に、請願者から次のような請願趣旨の説明がなされました。  中学校給食基本構想・基本計画策定委員会において、給食センター1カ所から、市内22の全ての中学校に給食を配送するという提言がなされた。しかし、1カ所では、市内22校への配送時間のおくれの心配や地震や風水害、大雪等による交通渋滞など、幾つものリスクが考えられる。また、衛生管理、食物アレルギーへの対応や適温提供、周辺環境への配慮においても、1カ所だけで運営、配送するのは、安心、安全の確保がなされていないのではないかと考える。  市が募集した中学校給食のパブリックコメントにおいても、給食センターの整備数、給食実施方式についての意見が一番多くあったことからも、多くの市民が、給食センターを1カ所にするということに対し不安に思っていると考える。  以上のような理由から、1カ所の給食センターではなく、自校方式や親子方式との併用、複数のセンターの建設などを検討してほしいとのことでした。  次に、請願者に対する質疑において、委員からは、請願事項において、複数センターの建設の検討を述べているが、教育委員会による概算事業費の試算において、2カ所とした場合、さらに約34億円の事業費が必要となること、また、推計上、将来的には生徒数が減少していくことを鑑みると、複数センターの建設はリスクが高いと考えるがどうかとの質疑があり、請願者からは、財政面も重要であるが、子供たちにとってよりよい中学校給食であってほしいと願っており、一旦建設したら後戻りできないため、慎重に検討してほしいとの説明がありました。  これに対し、委員からは、よりよい給食センターにしたいという思いは共通の認識であるが、長期間にわたり市の財政に影響する事業であり、生徒数の減少といった事情も勘案した上で、財政面から慎重に考える必要があるとの意見がありました。  また、委員からは、請願趣旨において、センター1カ所による配送時間のおくれについて述べているが、教育委員会が実際に試走した結果、1カ所であっても、60分以内で全校に配送できることを確認しているがどうかとの質疑があり、請願者からは、給食センター1カ所では、離れた場所にある学校への配送するために早目に調理をしなければならないため、前日に下処理を行う必要があること、また、配送に時間がかかることを鑑みると、味や安全面の面で好ましくないと考えるとの説明がありました。  また、他の委員からは、請願趣旨において、センター1カ所による食中毒等のリスクや衛生管理、食物アレルギーの対応面から、安心、安全の確保がなされないと述べているが、調理する施設がふえると、その分リスクが発生する可能性のある場所もふえるため、結果的にはセンター1カ所の場合と確率としては同じであると考えるが、1カ所のほうがよりリスクが高まると考える学術的な根拠を確認したいとの質疑があり、請願者からは、学術的な説明はできないが、センター1カ所とした場合、例えば自然災害による停電、また、異物混入があった場合に全校に影響を及ぼすが、複数の調理施設があれば、リスクを分散できるのではないかと考えるとの説明がありました。  また、委員からは、センター1カ所の場合は、前日に下処理をするとの発言があったが、情報源を確認したいとの質疑があり、請願者からは、インターネットで調査した情報をもとに、そのように考えたとの説明がありました。  これに対し、委員からは、本市が示した情報ではないのであれば、請願趣旨で述べている、安心、安全の確保がなされないと考える根拠にはならないと考えるとの意見がありました。  また、他の委員からは、請願趣旨において、多くの市民が、給食センターを1カ所にすることに対し不安に思い、関心があると述べているが、その根拠を問う質疑があり、請願者からは、昨年度、小中学生の保護者や学童保育所等の協力のもと、安心、安全な中学校給食の早期実現を求める趣旨の署名を8800筆余り集めており、センター方式による給食を不安視する声も聞いているとの説明がありました。  これに対し、委員からは、請願趣旨で述べている多くの市民とは、請願者が集めた署名が根拠ということかとの質疑があり、請願者からは、昨年、よかパパフェスティバルの場で実施した中学給食に関するシール投票において、約9割が自校方式を支持したことも根拠の一つであるとの説明がありました。  これに対し、他の委員からは、全国的にはセンター方式が多いが、三重県は、小学校において自校方式が多いため、味のなれもあり、地域の特性上、自校方式を支持する声が多くなるのは当然と考えるがどうかとの質疑があり、請願者からは、中学校給食においてセンター方式が多い理由は、おいしさが理由ではないと考えており、また、時間の経過とともに味が落ちるため、おいしい給食を子供たちに味わってほしいとの説明がありました。  これに対し、委員からは、センター方式でも一定水準以上の給食を提供しており、味の感じ方は個人差があるのではないかとの質疑があり、請願者からは、たとえ食缶による配送であっても、時間の経過とともに味が落ちると考えるとの説明がありました。  また、他の委員からは、請願事項において、1カ所の給食センターではなく、自校方式や親子方式との併用、複数センターの検討を求めているが、センター1カ所は容認できないということかとの質疑があり、請願者からは、決して認めないということではなく、センター1カ所を課題として捉えており、よりよい給食を実現したいとの思いから、請願に至ったとの説明がありました。  これを受け、委員からは、昨年の2月定例月議会において、請願者から、安心、安全でよりよい中学校給食の実現を求める請願があり、これを採択したことから、個人的に保護者の意見を聞き取ったところ、早期の中学校給食実現を求める声が多いと感じたが、このことは認識しているのかとの質疑があり、請願者からは、認識しているとの説明がありました。  次に、理事者から、本市では、調理の下処理を前日に行うことはないとの補足説明がありました。  次に、理事者に対する質疑において、委員からは、食缶での配送による給食の提供温度の変化を問う質疑があり、理事者からは、一例として、他の自治体での測定結果によると、ステンレス製の二重食缶において、みそ汁の温度をはかったところ、積み込み時に74度だったものが、2時間後の配膳時には64度だったとのことであり、適温で提供できているとの答弁がありました。  また、委員からは、調理する施設が1カ所であっても、複数であっても、事故の発生確率を施設箇所数でトータルすると、確率としては変わらないと考えるがどうかとの質疑があり、理事者からは、確率は変わらないと考えるとの答弁がありました。  以上の経過により、当委員会において採決を行ったところ、請願第4号につきましては、賛成少数により不採択とすべきものと決した次第であります。  次に、請願第5号小学校のような四日市市直営の中学校給食の実現を求めることについて、冒頭に、請願者から次のような請願趣旨の説明がなされました。  中学校給食基本構想・基本計画策定委員会において、中学校給食は、県地区の農業センターの一角に給食センター1カ所を建設する。センター建設に当たっては、民間業者を選定し、PFI方式で進めるという提言がなされた。センター建設後、給食も民間委託すると、食材の調達は業者が直接購入することになり、輸入食材や冷凍食品、レトルト食品が使われたりして、安心、安全面で心配するため、地産地消の観点から、地元の農産物を使用し、生産者の顔が見える中学校給食を求める。  また、食育の観点から、市の直営であれば、栄養士、調理員が食教育をすることができ、市の直接雇用による安定雇用を通じて、調理員に専門性、熟練性も生まれると考える。輸入食材などを使わず、国産や地場産の安心、安全な中学校給食になるよう、営利目的ではなく、市直営の完全給食を求める。  以上のような理由から、中学校給食は四日市市直営で実施してほしいとのことでした。  次に、請願者に対する質疑において、委員からは、請願趣旨において、輸入食材や冷凍食材、レトルト食品が使われたりして、安心、安全が確保されないのではないかと考えると述べているが、中学校給食基本構想・基本計画によると、市の責任において物資選定委員会を設け、食材の安全性や品質、価格等を確認して選定することにより、安全、安心で、安定した物資の調達を行うこと、また、地産地消の推進についても述べており、直営ではなく、PFIであっても可能と考えるがどうかとの質疑があり、請願者からは、確かに基本構想・基本計画ではそのように書いてあるが、民間業者の場合、委託料から利益を出す必要があり、その内容が担保されるのか危惧する。また、全国的にも、人件費や人材不足等を理由に破産した業者があることなどを聞くと、直営の安定雇用であれば、子供たちに安定的に給食を提供できると考える。また、食材の品質確保への不安や調理の手間が省かれるのではないかと危惧しているとの説明がありました。  これに対して、委員からは、市の責任において、安心、安全な給食物資を選定、調達することを明確に述べており、また、議会としても、その確認をしていく必要があると考えている。また、食教育については、給食センターに見学スペースや調理室などを設置し、体験学習や調理実習できる環境を目指すことを述べており、直営ではなくてPFIであっても、充実した環境で食教育が実施できると考えるがどうかとの質疑があり、請願者からは、小学校では、調理員が給食時間に教室に出向き、栄養士とともに日常的に食教育を行っているが、1カ所のセンターで、中学校における食教育がどの程度実施できるのか疑問である。また、民間業者は受託者側となるため、市と同じ立場で取り組むことが難しいのではないかと考えるとの説明がありました。  これを受け、委員からは、受託業者が研修を受け、子供たちへの食教育に取り組んでいる自治体もあるとの意見がありました。  次に、理事者からは、食材料費については学校給食法の規定に基づき、保護者負担とし、市が食材の調達を管理しているため、企業の営利には結びつくことはないとの補足説明がありました。  次に、理事者に対する質疑において、委員からは、請願者においては、業者が利益を得るため、委託料のうち食材の調達に係る経費を安価に抑え、利益を得るのではないかと危惧しているが、市の考える仕組み上あり得ないということかとの質疑があり、理事者から、そのとおりであるとの答弁がありました。  以上の経過により、当委員会において採決を行ったところ、請願第5号につきましては、賛成少数により不採択とすべきものと決した次第であります。  これをもちまして、教育民生常任委員会の審査報告といたします。 68: ◯議長竹野兼主議員) 委員長の報告はお聞き及びのとおりであります。  委員長の報告に対しましてご質疑がありましたら、ご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 69: ◯議長竹野兼主議員) 別段ご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  順次、発言を許します。  豊田祥司議員。   〔豊田祥司議員登壇〕 70: ◯豊田祥司議員 こんにちは。日本共産党の豊田祥司です。  私は、請願第4号、請願第5号に賛成の立場で討論いたします。  請願第4号は、請願事項、安心、安全な中学校給食にするため、1カ所の給食センターではなく、自校方式や親子方式との併用、複数センターの建設などを検討してくださいというものです。  給食センター1カ所で、22校、9000食の給食を賄う。1カ所よりもセンター複数化により、配送時間の短縮、また、食物アレルギーの対応もよくなる、このことは示されています。中学生にできたてのおいしい給食を届けたい、また、安心、安全なもの、全員に対して給食を届けたい、これは至極当然のことではないでしょうか。  また、食育を考えても、給食室や給食センターが複数になることで、栄養教諭などの配置もふえてきます。栄養のあり方、食に関する知識を持ってもらうこと、食文化の継承、これらのことを考えると、1カ所よりも複数箇所、また、自校方式、親子方式、これらの併用も必要だと考えます。  以上のことから請願第4号に賛成いたします。  次に、請願第5号、請願事項、中学校給食は四日市市直営で実施してくださいというものです。  市直営と委託では、このような違いがあると言われています。  一つ目に、教育委員会、学校、センター責任者などが直線的な指示系統で結ばれるため、役割分担を明確にすることで、責任の所在が明確である。直営ではこうです。  委託ですと、事故などがあった場合、市は、委託会社に契約違反や衛生管理上の問題などを示し、責任を追及することが必要になり、責任の所在が複雑になってきます。  二つ目に、直営だと、教育委員会、学校との連携のしやすさ。教育委員会や校長などが、委託会社を介さずに直接調理員に指示するができるので、食育の取り組みなども行いやすい。栄養教諭、学校栄養職員が調理員に直接指示ができる。臨機応変に対応しやすい。  委託では、調理員に直接指示をすることができない。また、衛生管理や調理に対して指示するに当たり、詳細な指示書などが必要となり、臨機応変に対応することが難しい。  三つ目に、直営だと、調理員の経験に基づいた技術の継承、継続性がある。  委託では、会社によって、調理員の資質、能力に左右されるおそれがあり、安心、安全な給食につながらないこともある。  直営運営することで、遅滞なく学校、教育委員会、調理員が一つになり、食育を考える環境を整えることができると考えます。  以上のことから請願第5号に賛成いたします。  皆様方のご賛同いただきたいと思います。よろしくお願いします。 71: ◯議長竹野兼主議員) 川村幸康議員。   〔川村幸康議員登壇〕 72: ◯川村幸康議員 改めて、請願第3号「神前地区幼保連携型認定こども園計画内容の見直し」を求めることについての請願に賛同していただきたくて、発言させていただきます。  修正動議で、皆様からご理解いただけなかったんですけれども、私の伝える能力の不足かなとは思っています。  委員長報告の中にもありました。検討委員会の中で、凍結もしくは検討委員会の内容を進めてほしいというお話があったんですけど、そこで、議員の皆さん方の判断がどうだということが一番重要なポイントかなというふうに思っています。  ここで、やはり一番重要なことは、検討委員会の役員さんたちが、行政のほうに、それを盾にとって使わないでほしいというのは、どういうことから発言が出たかというと、そういう作用、動きがあって、その中で、行政に対して、これからは行政主体で、行政責任においてやってほしい。それから、検討委員会の提言を盾に使ってやらないでほしいということなんですね。そのために、その後、署名も集まりました。この結果なんですけれども、その後、神前の幼児教育を考える会というのが立ち上がるみたいで、そこにまた多くの方々が賛成します。そうなると、ほぼほぼ学校問題においては、四日市行政のあり方が問われるところかなというふうに私は思っています。  大矢知の学校問題でもそうです。実施設計までいきながら、そして、今回でも、こういった形でおさめどころはつきましたけれども、非常に地元合意をとっていく上での、地元の意見をとるということなんですね。きょうは、ここ議会の中においても修正の提案もさせていただきましたし、請願に対して、声を傾けてほしいということなんです。この声が、地元で、もし門前払いになるなら、大矢知地域のものは、門前払いでなくて、議会も認めたけれども、神前地区の場合には、規模が小さいから認めないのかという話の世界なんですよね。  だから、ぜひとももう一度、議員の皆さんには、それぞれ立場とそれぞれの判断がありましょうが、判断の一番大きな材料は、地元の検討委員会が全て全部の意見を汲み取れる装置ではなかったと。出したまではよかったと思っていたんだけど、出した後は、やっぱりいろいろな動きがあって、その動きに対して、非公式に行政には、こども未来部長に来ているんです。  私はここまで発言を控えていましたけれども、当初、私のところにも、地元議員ということで、説明に参りました。その当時のこども未来部長は、川村議員さん、何も心配しないでください。園舎そのままで、職員室が一つとなるだけですよと、何らほかは変わりません。そして、四、五歳児を幼稚園のほうで教育するということによって、保育園の保育しか預かってもらえない保護者さんたちが、幼児教育にも特化して見てもらえると。そして、お昼休みの時間に、お昼寝の時間に制限をかけることもこれからはなく、伸び伸びと四、五歳児の子たちが幼児教育できますと、こういう説明だったんです。  だから、そもそも地元の一部の人が反対しているという話ではなくて、当初、行政案で説明されたことが残って、それなら、こういう議論をしていってもいいなということで、前向きに捉えたところがあります。  ただ、検討委員会の中で、いい悪いは別にして、やはり全てのものを汲み上げられなかったというのは、やはり行政提案は、条件と提議をしますので、その中で組み込まれると、どうしてもはじかれる部分が出てきて、それが具体的にこういった行動で、行政が予算をつけてやっていくということになって、初めて地元住民の動きが出てきたというところなんですね。  だから、もう一度、議員各位には、そういう意味において、地元の意見が出てきたときに、議会としてどう扱うべきかということをご判断いただき、この請願に賛成していただきたく発言させていただきました。  どうか意のあるところを酌んでいただき、ご賛同いただきますようよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 73: ◯議長竹野兼主議員) これをもって討論を終結いたします。  採決に入るまで、しばらくお待ちいただきたいと思います。  これより採決に入ります。  まず、請願第3号「神前地区幼保連携型認定こども園計画内容の見直し」を求めることについてを電子採決システムにより採決いたします。  なお、本件に対する委員長の報告は不採択でありますが、採決に当たりましては、可とするほうを諮る原則により、本件を採択することについてお諮りいたしますので、念のため申し上げます。  本件を採択することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対のボタンを押してください。  それでは、採決を開始いたします。   〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 74: ◯議長竹野兼主議員) 押し忘れはございませんか。  押し忘れはございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75: ◯議長竹野兼主議員) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。  採決の結果を申し上げます。  賛成14名、反対17名。  賛成少数であります。よって、本件は不採択とすることに決しました。  次に、請願第4号安心安全な温かい中学校給食を求めることについてを電子採決システムにより採決をいたします。  なお、本件に対する委員長の報告は不採択でありますが、採決に当たりましては、可とするほうを諮る原則により、本件を採択することについてお諮りいたしますので、念のため申し上げます。  本件を採択することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。  それでは、採決を開始いたします。   〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 76: ◯議長竹野兼主議員) 押し忘れはございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 77: ◯議長竹野兼主議員) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。  採決の結果を申し上げます。  賛成4名、反対27名。  賛成少数であります。よって、本件は不採択とすることに決しました。  次に、請願第5号小学校のような四日市市直営の中学校給食の実現を求めることについてを電子採決システムにより採決をいたしたいと思います。
     なお、本件に対する委員長の報告は不採択でありますが、採決に当たりましては、可とするほうを諮る原則により、本件を採択することについてお諮りいたしますので、念のため申し上げます。  本件を採択することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。  それでは、採決を開始いたします。   〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 78: ◯議長竹野兼主議員) 押し忘れはございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79: ◯議長竹野兼主議員) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。  採決の結果を申し上げます。  賛成4名、反対27名。  賛成少数であります。よって、本件は不採択とすることに決しました。    ─────────────────────────── 80:  日程第4 発議第11号 認知症施策の推進を求める意見書の提出について及び発議第13号 四日市市議会委員会条例の一部改正について ◯議長竹野兼主議員) 日程第4、発議第11号認知症施策の推進を求める意見書の提出について及び発議第13号四日市市議会委員会条例の一部改正についての2件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  伊藤修一議員。   〔伊藤修一議員登壇〕 81: ◯伊藤修一議員 ただいま議題となっております発議第11号認知症施策の推進を求める意見書の提出について及び発議第13号四日市市議会委員会条例の一部改正につきまして、発議者を代表いたしまして、提案理由の説明を申します。  まず、発議第11号につきましては、急速な高齢化により、認知症の人はふえ続けており、今や、誰もが認知症を発症する可能性があります。極めて深刻な課題となっている認知症施策は、医療や介護だけではなく、地域づくりから、生活や就労の支援、教育に至るまで、大変多岐にわたっております。  よって、国や自治体、企業、地域が、認知症の人とその家族を支える社会を構築するために、認知症施策を総合的かつ計画的に推進する基本法の制定や、若年性認知症を含めた支援体制の整備などを求める意見書を政府に提出しようとするものであります。  次に、発議第13号につきましては、政策推進部とシティプロモーション部を同一所管にすることにより、シティプロモーション施策について、一体的かつ横断的な議論を行うことができるよう、常任委員会の所管の見直しを行おうとするものであります。  どうかよろしくご審議をいただき、ご賛同賜りますようにお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 82: ◯議長竹野兼主議員) 提案理由の説明はお聞き及びのとおりであります。  ご質疑がありましたらご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83: ◯議長竹野兼主議員) 別段ご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 84: ◯議長竹野兼主議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 85: ◯議長竹野兼主議員) 討論なしと認めます。  これより、発議第11号認知症施策の推進を求める意見書の提出について及び発議第13号四日市市議会委員会条例の一部改正についての2件を一括して採決いたします。  本件は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 86: ◯議長竹野兼主議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。    ─────────────────────────── 87:  日程第5 発議第12号 四日市市議会委員会条例の一部改正について ◯議長竹野兼主議員) 日程第5、発議第12号四日市市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  豊田政典議員。   〔豊田政典議員登壇〕 88: ◯豊田政典議員 発議第12号四日市市議会委員会条例の一部改正について、発議者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。  この改正案は、現在、常任委員の任期は1年と定められている内容を、常任委員の任期を原則2年と改正するものでございます。  四日市市議会は、二元代表制の一翼たるにふさわしい議会を目指し、平成23年に議会基本条例を制定以降、同条例の基本方針である市民との情報共有、市民参加の推進、議員間討議と政策提案という、これら三本柱に基づく各種取り組みを実施するなど、これまでさまざまな議会改革に取り組んでまいりました。  これらの議会改革の流れをとめることなく、さらなる議会改革を進めるためには、三本柱に基づく各種取り組みをより充実、強化していくことが肝要であると考えるところでございます。  今年度、議会がその権能を発揮し、真に市民の負託に応えるため、議会改革特別委員会が設置され、議会の政策サイクルの構築を初め、それに伴う常任委員の任期の2年化など、さまざまな観点から議論を行い、報告書を取りまとめたところであります。  本件については、その後、その実施について各派代表者会議において協議をされましたが、残念ながら合意には至りませんでした。  しかしながら、しかしながら、議会改革の流れをとめることなく、議会改革の先進市議会として走り続けていくためには、改選期を迎える今こそ、本市議会における政策サイクルの構築を前提とした常任委員会委員の任期の2年化がぜひとも必要と考え、本条例改正案を提案するものであります。  今回の改正案は、文言では短い改正ではありますが、四日市市議会の改革にとっては大きな一歩となるものであると確信しております。  したがって、皆さん、あなたが、議会改革を語る者であるなら、四日市市議会を思う者であるなら、ぜひとも賛成いただきたいと考えるところでございます。  以上、提案理由の説明といたします。 89: ◯議長竹野兼主議員) 提案理由の説明はお聞き及びのとおりであります。  ご質疑がございましたらご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 90: ◯議長竹野兼主議員) 別段ご質疑もございませんので、質疑を終結いたします。  本件を議会運営委員会に付託いたします。  この際、お諮りいたします。  発議第12号につきましては、会議規則第41条第1項の規定により、本日までを審査期限といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 91: ◯議長竹野兼主議員) ご異議なしと認めます。よって、発議第12号につきましては、本日までを審査期限とすることに決しました。  なお、議会運営委員会は、本会議休憩後、直ちに開催されますので、念のため申し上げます。  暫時、休憩いたします。 92:                         午後4時24分休憩    ─────────────────────────── 93:                         午後5時24分再開 94: ◯議長竹野兼主議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ─────────────────────────── 95:  日程第6 発議第12号 ◯議長竹野兼主議員) 日程第6、発議第12号四日市市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。  本件に対する委員長の報告を求めます。  議会運営委員長、加納康樹議員。   〔議会運営委員長(加納康樹議員)登壇〕 96: ◯議会運営委員長(加納康樹議員) 議会運営委員会に付託されました発議第12号四日市市議会委員会条例の一部改正につきまして、当委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。  審査に当たりましては、まず発議者から、改めて提案趣旨の説明があり、その後、議員間討議を中心に審査が行われました。  委員からは、各派代表者会議における議論の場では、会派間の異動はできるといった議論があったと認識しているが、当該発議案では、どういった形でそれが担保されているのかとの質疑があり、発議者からは、委員会条例第6条第3項において、議長は、常任委員の申し出があるときは、会議に諮って当該委員の委員会の所属を変更することができるとの規定が既にあり、この規定の中で、やむを得ない事情があれば、委員の異動が認められるものと認識しているとの説明がなされました。  これに対して、他の委員からは、やむを得ない事情というのは、単に委員の希望により所属を変更することは認められないと認識しているがどうかとの質疑があり、発議者からは、そのように捉えており、どうしても必要な場合においてのみ、所属変更が認められるものと捉えているとの説明がありました。  これに対して、さらに他の委員からは、各派代表者会議においては、今までと特段ルールは変わらないといった議論があったと記憶しており、1年で所属を変更するという道も残されていると考えるがどうかとの質疑があり、発議者からは、単に所属を変更したいという理由のみでは、議会全体のコンセンサスは得られないと考えているが、委員会条例上、議長が会議に諮ってとあるため、議長が本会議に諮って、その可否を決定することとなると考えているとの説明がありました。  次に、討論においては、委員から、本件に反対すれば、議会改革に反しているという考え方は理解できず、常任委員の任期を2年にしなければならない理由も明確でないため、反対するとの意見表明がありました。  また、他の委員からは、1年かけて議会改革特別委員会において議論してきており、常任委員の2年化を積極的に進め、政策サイクルの一つのツールとして活用すべきと考えており、提案説明の趣旨にも賛同していることから、賛成するとの意見表明がありました。  以上の経過により、当委員会に付託されました発議第12号について採決を行ったところ、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  これをもちまして、議会運営委員会の審査報告といたします。 97: ◯議長竹野兼主議員) 委員長の報告はお聞き及びのとおりであります。  ご質疑がございましたらご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 98: ◯議長竹野兼主議員) 別段ご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  本件について、討論の有無を確認いたします。  まず、反対討論を予定されている議員は挙手を願います。   〔挙手する者なし〕 99: ◯議長竹野兼主議員) この際、申し上げます。  申し合わせにより、請願を除き、反対討論のない案件につきましては、賛成討論を行わないこととなっております。  本件につきましては、反対討論がございませんので、討論なしと認めます。  これより本件を電子採決システムにより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。  それでは、採決を開始いたします。   〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 100: ◯議長竹野兼主議員) 押し忘れはございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    101: ◯議長竹野兼主議員) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。  採決の結果を申し上げます。  賛成21名、反対10名。  賛成多数であります。よって、本件は可決されました。    ─────────────────────────── 102:  日程第7 委員会報告第6号 新総合計画調査特別委員会の調査報告について ◯議長竹野兼主議員) 日程第7、委員会報告第6号新総合計画調査特別委員会の調査報告についてを議題といたします。  お手元に同特別委員会の報告書を配付しておりますので、これによりご了承願います。  なお、新総合計画調査特別委員会は、この報告書の提出をもって調査研究を終了いたしますので、ご了承願います。    ─────────────────────────── 103:  日程第8 休会について ◯議長竹野兼主議員) 日程第8、休会についてを議題といたします。  お諮りいたします。  あす3月26日から4月29日までは休会といたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 104: ◯議長竹野兼主議員) ご異議なしと認め、あす3月26日から4月29日までは休会とすることに決定いたしました。    ─────────────────────────── 105: ◯議長竹野兼主議員) この際、ご報告申し上げます。  常任委員会の所管事務調査報告について、お手元に配付いたしておりますので、これによりご了承願います。    ─────────────────────────── 106: ◯議長竹野兼主議員) 以上で、2月定例月議会の日程は全部終了いたしました。    ─────────────────────────── 107: ◯議長竹野兼主議員) この際、森市長から発言を求められておりますので、これを許します。  森市長。   〔市長(森 智広君)登壇〕 108: ◯市長(森 智広君) 去る2月12日から本日まで、平成31年度の当初予算案を初め、数多くの議案につきまして、連日にわたり大変熱心にご審議を賜り、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。  今議会のご審議の過程で賜りましたご意見、ご指摘等につきましては、十分検討させていただき、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。  4月からの新年度は、平成最後の年度としてスタートいたしますが、同時に新しい時代の幕開けとなる年度でもあります。  新しい時代において、四日市市が、名古屋大都市圏の枢要な拠点として確固たる存在感を確立できるよう、引き続き全力で市政の推進に取り組んでまいりますので、議員各位を初め、市民の皆様の一層のご支援、ご協力をお願いを申し上げます。  さて、この4月には、任期満了に伴う市議会議員選挙がとり行われますが、これを機にご勇退される議員の皆様には、これまで市政の推進に多大のご尽力をいただき、まことにありがとうございました。  また、再度立候補される議員の皆様には、これまでさまざまな角度から貴重なご意見を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。  そして、再びこの議場でお会いし、議論をさせていただく機会が得られますようお祈り申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 109: ◯議長竹野兼主議員) 引き続き、藤井副市長から発言を求められておりますので、これを許します。  藤井副市長。   〔副市長(藤井信雄君)登壇〕 110: ◯副市長(藤井信雄君) お許しをいただきましたので、副市長退任に際し、ご挨拶を申し上げます。  私は、昭和52年4月に入庁以来、42年の長きにわたり四日市市行政の一翼を担えたこと、そして、最後の4年間は副市長の重責を担えたことを誇りに思っております。これもひとえに市議会議員の皆様のご理解のたまものであり、心より感謝を申し上げます。  私の入庁時は、近鉄の連続立体交差第1期事業の完成に伴って、駅周辺の事業が行われておりましたが、ちょうど市議会の質問のヒアリングをし出したころ、市議会議員の皆さんと接点ができたころがちょうど昭和50年代の後半でございましたが、そのころから平成9年ごろまでは、近鉄四日市駅西の四日市工業高校の跡地の開発事業、あるいはハイテク工業団地の整備、四日市大学の開学、そして、ICETTを初めとする鈴鹿山麓研究学園都市の整備など、重点プロジェクトが矢継ぎ早に展開された時期でありました。  そして、平成10年代になりますと、コンビナートの米びつと呼ばれているエチレンセンターの休止という厳しい環境を乗り越えて、コンビナート特区の認定を受け、そして、キーテナント撤退後の当事アムスクエア──今はララスクエアですが──そこのスリーフロアを天井と床を全部含めた大改装で、シネマコンプレックスを入れるという壮大な構想が実現したこと、そして、全国初の青色回転灯による自主防犯パトロールの実施、市民協働によるまちづくりといったことが、次々と展開された時代でありました。  平成20年代に入りますと、高規格幹線道路等の都市基盤整備がどんどん順次完成することに伴って、投下した利益を還元するというか、そういう享受ができた、新たな時代に入りました。  また、企業と行政とが一体となって、連携して産業競争力をより一層充実強化するということもかないまして、それに伴って税収もふえ、確固たる強固な財政基盤が確立された時代でもありました。  このように力強い四日市の発展ができたことは、まさしく私は、四日市市役所の有する進取の気風に富んだ組織風土のなせるわざというふうに認識をしております。  それと同様に、議会改革ナンバーワンの四日市市議会の常に先を見通した上での熟議の積み重ねといったことが、それを後押ししていただいたものというふうに認識をしております。  私と一緒にいろんな業務遂行に携わった後輩たちは、これからより一層強力に各種施策を展開していくというふうに思っております。どうか市議会議員の皆さんにおかれましては、今後とも、その後輩たちに引き続きご指導、ご鞭撻を賜りたいというふうに思っております。  結びに、全ての市議会議員の皆さんの今後のますますのご活躍とご発展を心より祈念しております。  本当に長い間お世話になりました。心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。(拍手) 111: ◯議長竹野兼主議員) 引き続き、中森愼二議員から発言を求められておりますので、これを許します。  中森愼二議員。   〔中森愼二議員登壇〕 112: ◯中森愼二議員 リベラル21の中森愼二でございます。  この機会をいただきましたこと、まことにありがとうございます。  今回初めて、引退する議員に対しまして、議会運営委員会の中でこういった時間を設けていただくことを決めていただきましたので、僣越ですが、初めての機会を使わせていただくことをお許しをいただきたいと思います。  平成3年の4月に初当選させていただいて以来、7期28年間にわたりまして、この四日市市議会で皆さん方とご一緒に仕事ができましたこと、本当に私は光栄に思っております。  また、全国でも、議会改革全国ナンバーワンというお話をいただいて、その中に所属できましたことも本当に光栄に感じています。  平成3年の当選以来、さまざまな議会改革、そして、議員定数も削減をしてまいりました。議員自身が自分たちの身を切って、そして、市民の負託に応えていく、その姿勢を貫いてきた四日市市議会ではないかと思っています。  私は今期をもって引退をさせていただきますが、ぜひ来期も挑戦される皆さん方には、全員当選をしていただいて、この歴史と伝統のある、120年の歴史である四日市市議会の一員として、ぜひ今後も四日市の未来のために活動いただきますことを心からご祈念を申し上げますとともに、この28年間お世話になりましたことを改めて感謝申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。  本当にお世話になりました。ありがとうございました。(拍手) 113: ◯議長竹野兼主議員) 議員各位におかれましては、今期4年間の議員活動、大変お疲れさまでございました。  また、今期をもって勇退されます議員におかれましては、長年にわたり市議会議員としての活躍に心から敬意を表しますとともに、健康にご留意をされまして、ますますご活躍されますようご祈念を申し上げます。あわせまして、今後とも引き続き四日市市議会のご指導を賜りますようお願いを申し上げます。  また、この4月の選挙におきまして市民の皆さん方からのご負託を受け、再びこの議場で全員が再会できますことを誓い合いながら、平成31年2月四日市市議会定例月議会を散会いたします。  連日にわたり、大変ご苦労さまでございました。 114:                         午後5時39分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Yokkaichi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...