ツイート シェア
  1. 四日市市議会 2019-02-04
    平成31年2月定例月議会(第4日) 本文


    取得元: 四日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-09
    検索結果へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成31年2月定例月議会(第4日) 本文 2019-02-21 文書・発言の移動 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 279 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 午前10時開議 選択 2 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 3 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 4 : ◯小林博次議員 選択 5 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 6 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 7 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 8 : ◯小林博次議員 選択 9 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 10 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 11 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 12 : ◯小林博次議員 選択 13 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 14 : ◯市長(森 智広君) 選択 15 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 16 : ◯小林博次議員 選択 17 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 18 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 19 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 20 : ◯藤田真信議員 選択 21 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 22 : ◯財政経営部長(服部眞弘君) 選択 23 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 24 : ◯藤田真信議員 選択 25 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 26 : ◯財政経営部長(服部眞弘君) 選択 27 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 28 : ◯藤田真信議員 選択 29 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 30 : 午前10時51分休憩 選択 31 : 午前11時1分再開 選択 32 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 33 : ◯森川 慎議員 選択 34 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 35 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 36 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 37 : ◯森川 慎議員 選択 38 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 39 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 40 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 41 : ◯森川 慎議員 選択 42 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 43 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 44 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 45 : ◯森川 慎議員 選択 46 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 47 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 48 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 49 : ◯森川 慎議員 選択 50 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 51 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 52 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 53 : ◯森川 慎議員 選択 54 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 55 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 56 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 57 : ◯森川 慎議員 選択 58 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 59 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 60 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 61 : ◯森川 慎議員 選択 62 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 63 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 64 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 65 : ◯森川 慎議員 選択 66 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 67 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 68 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 69 : ◯森川 慎議員 選択 70 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 71 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 72 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 73 : ◯森川 慎議員 選択 74 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 75 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 76 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 77 : ◯森川 慎議員 選択 78 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 79 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 80 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 81 : ◯森川 慎議員 選択 82 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 83 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 84 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 85 : ◯森川 慎議員 選択 86 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 87 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 88 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 89 : ◯森川 慎議員 選択 90 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 91 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 92 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 93 : ◯森川 慎議員 選択 94 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 95 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 96 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 97 : ◯森川 慎議員 選択 98 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 99 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 100 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 101 : ◯森川 慎議員 選択 102 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 103 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 104 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 105 : ◯森川 慎議員 選択 106 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 107 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 108 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 109 : ◯森川 慎議員 選択 110 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 111 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 112 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 113 : ◯森川 慎議員 選択 114 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 115 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 116 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 117 : ◯森川 慎議員 選択 118 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 119 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 120 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 121 : ◯森川 慎議員 選択 122 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 123 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 124 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 125 : ◯森川 慎議員 選択 126 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 127 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 128 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 129 : ◯森川 慎議員 選択 130 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 131 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 132 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 133 : ◯森川 慎議員 選択 134 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 135 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 136 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 137 : ◯森川 慎議員 選択 138 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 139 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 140 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 141 : ◯森川 慎議員 選択 142 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 143 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 144 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 145 : ◯森川 慎議員 選択 146 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 147 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 148 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 149 : ◯森川 慎議員 選択 150 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 151 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 152 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 153 : ◯森川 慎議員 選択 154 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 155 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 156 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 157 : ◯森川 慎議員 選択 158 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 159 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 160 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 161 : ◯森川 慎議員 選択 162 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 163 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 164 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 165 : ◯森川 慎議員 選択 166 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 167 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 168 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 169 : ◯森川 慎議員 選択 170 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 171 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 172 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 173 : ◯森川 慎議員 選択 174 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 175 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 176 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 177 : ◯市長(森 智広君) 選択 178 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 179 : ◯森川 慎議員 選択 180 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 181 : ◯市長(森 智広君) 選択 182 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 183 : ◯森川 慎議員 選択 184 : ◯副議長(加藤清助議員) 選択 185 : 午後0時1分休憩 選択 186 : 午後1時再開 選択 187 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 188 : ◯樋口龍馬議員 選択 189 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 190 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 191 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 192 : ◯樋口龍馬議員 選択 193 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 194 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 195 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 196 : ◯樋口龍馬議員 選択 197 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 198 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 199 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 200 : ◯樋口龍馬議員 選択 201 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 202 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 203 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 204 : ◯樋口龍馬議員 選択 205 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 206 : ◯健康福祉部長(辻 和治君) 選択 207 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 208 : ◯樋口龍馬議員 選択 209 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 210 : ◯健康福祉部長(辻 和治君) 選択 211 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 212 : ◯樋口龍馬議員 選択 213 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 214 : ◯こども未来部長(川北高実君) 選択 215 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 216 : ◯樋口龍馬議員 選択 217 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 218 : ◯こども未来部長(川北高実君) 選択 219 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 220 : ◯樋口龍馬議員 選択 221 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 222 : ◯こども未来部長(川北高実君) 選択 223 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 224 : ◯樋口龍馬議員 選択 225 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 226 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 227 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 228 : ◯樋口龍馬議員 選択 229 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 230 : ◯政策推進部長(舘 英次君) 選択 231 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 232 : ◯樋口龍馬議員 選択 233 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 234 : ◯市長(森 智広君) 選択 235 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 236 : ◯樋口龍馬議員 選択 237 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 238 : 午後2時休憩 選択 239 : 午後2時14分再開 選択 240 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 241 : ◯中森愼二議員 選択 242 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 243 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 244 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 245 : ◯中森愼二議員 選択 246 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 247 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 248 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 249 : ◯中森愼二議員 選択 250 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 251 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 252 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 253 : ◯中森愼二議員 選択 254 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 255 : ◯市長(森 智広君) 選択 256 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 257 : ◯中森愼二議員 選択 258 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 259 : ◯市長(森 智広君) 選択 260 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 261 : ◯中森愼二議員 選択 262 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 263 : ◯商工農水部長(佐藤恒樹君) 選択 264 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 265 : ◯中森愼二議員 選択 266 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 267 : ◯商工農水部長(佐藤恒樹君) 選択 268 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 269 : ◯中森愼二議員 選択 270 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 271 : ◯商工農水部長(佐藤恒樹君) 選択 272 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 273 : ◯中森愼二議員 選択 274 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 275 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 276 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 277 : ◯中森愼二議員 選択 278 : ◯議長(竹野兼主議員) 選択 279 : 午後3時15分散会 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                           午前10時開議 2: ◯副議長(加藤清助議員) おはようございます。  竹野議長にかわり議長の職務を行いますので、よろしくお願いいたします。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員数は31名であります。  本日の議事は、一般質問であります。    ─────────────────────────── 3:  日程第1 一般質問 ◯副議長(加藤清助議員) 日程第1、これより一般質問を昨日に引き続き行います。  順次、発言を許します。  小林博次議員。  なお、小林博次議員は、登壇による発言であります。   〔小林博次議員登壇〕 4: ◯小林博次議員 おはようございます。  きょう、道路行政についてということで2点ほど質問させていただきます。持ち時間25分ですので、要領よく質問させていただきます。  まず、高齢化が進んで、道路を歩くときに、路肩とか水道の浸透ますだとか消火栓、こんなところで人が歩くのが極めて困難なようなところがあります。  つい最近も歩道を見ていましたら、雨で5mほど全部歩道が浸かって、歩道を歩けずに車道を歩いて、また歩道へ戻る、こういうような光景がありました。ですから、高齢化社会に向かっていくのに、だんだん足が弱ってくる、こういう高齢者が歩けるような、そういう配慮が要るのかなと、交通安全に対する配慮が道路行政には必要ではないのかなと、こんなふうに思いますから、一度点検してみる必要があるのではないのかと、こんなことをまず思いながら次の質問をさせていただきます。  1点目は、生活に身近な道路整備事業についてお尋ねいたします。  生活に身近な道路整備事業費は、過去3年間、毎年1億円ほど増額をされています。平成29年度は4億9200万円、平成30年度が5億9200万円、平成31年度が6億300万円となっています。  これを各地区に配分するわけですが、平成30年度の内訳を見てみますと、配分額の少ない地区で1900万円、多い地区で2990万円となっています。
     この配分された予算をさらに各地区で細分化して各町の土木予算となっているわけでございます。  この各町に配分されました土木予算では、実は賄い切れないほど土木要望が多いわけですので、何とか期待に、地区住民の期待に応えられるような、そんな条件整備が必要なのではないのかなと、こんなふうに思います。  ちなみに、平成30年度の生活に身近な道路整備事業費の各地区からの市への要望を見てみますと、およそ30億円です。例年30億円ほどの地区要望があります。  しかし、応えられるのは6分の1から5分の1ぐらいで工事がなされますが、それではなかなか問題解決になりませんから、地区住民の不満がたまって、もうこの自治会はやめたと言って抜けられた方が実はおみえになりますし、責められると自治会長も、ただでさえ忙しいに、やっておれやんなと、こんな感じが実は各地区で起こってきているのではないのかなと、こんなふうに思っています。この生活に身近な道路整備事業費も、実は、その使い方について一工夫要るのではないのかなと、こんなふうに思っています。  各地区に配分されました道路予算ですけれども、毎年1億円ぐらいずつふやして、3年ぐらい1億円ずつふやしていただいて現在は6億円になっていますが、先ほども申し上げましたように、道路を直していただく速度よりも壊れる速度のほうが速いので、6億円ぐらいでは焼け石に水だと、こんなふうに思っています。  結果的に混乱が起きている地区も出始めています。そのことをここで申し上げて、できればこの予算を、もう10年経過しましたから見直してみてはどうなのかなと、こんなふうに思います。  次に、2点目の私道の未舗装道路の解消についてお聞かせいただきたいと思います。  市道の延長が2245km、うち舗装されたのが1928kmで85%、残り317kmは未舗装ですが、山道とか、むしろ舗装していないほうがいいよという、そういう道が含まれています。  ここでちょっとお尋ねしたいんですけれども、私道の未舗装道路について、現在つかんでいるのか──多分つかんでいないと思いますが──どれぐらい舗装をする必要があるのか、つかんでいるのかわかれば教えていただきたいなと思います。  ちなみに、この10年間の私道の整備補助金で施工した金額を見てみますと、平成21年が4件です。それから、平成22年が3件、平成23年が2件、平成24年、平成25年がゼロ、平成26年が1件、平成27年が1件、平成28年が1件、平成29年が1件、平成30年が1件と、実は減少をしてきています。  この補助制度は、平成15年3月に自己負担4割から3割に制度の改定がありましたが、なおかつ負担額が大き過ぎるので、この負担額を軽減できないか、こんなように思います。  例えば、公道に面したところにうちのある人は、同じ市税を払っても、市が道路を整備する。公道に面していない、自分たちが出し合ってつくった道路については自己負担せよというのは、これはもう論理の矛盾でしかないのではないのかなと。理屈はいろいろあると思いますが、このあたり、見直す必要があるのではないのかなと、こんなふうに思いますので、よろしくご回答をいただきたいと思います。 5: ◯副議長(加藤清助議員) 稲垣都市整備部長。   〔都市整備部長(稲垣圭二君)登壇〕 6: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) おはようございます。  議員からは、生活に身近な道路整備事業費に関する質問をいただきました。  それと、もう一点、私道の舗装ということで、この二つの質問をいただいております。  まず、生活に身近な道路整備事業に関するところからお答えさせていただこうと思います。  地区内の生活道路に関する整備につきましては、住民主体のまちづくりの観点、あるいは、地域の声を反映して、地域の満足度をできるだけ上げていこうということで、平成19年度から生活に身近な道路整備事業ということで、主に生活道路の側溝の整備、カーブミラーの設置、傷んだ舗装、この打ちかえ、こういったものを対象として、各地区で結成していただいた自治会役員などを中心とした自主選定組織のほうで実施箇所を選んでいただく、こういう形で行わせていただいております。  地区ごとの予算配分ですけれども、全体の予算のうち65%、これをそれぞれの地区に割り振りまして、15%を地区内の人口、また、同様に15%を地区の面積、残る5%を生活道路の延長に応じて配分をいたしております。  現行制度となりましてから──議員からも10年ということでご紹介いただきましたけれども──一定期間が経過しているということで、その見直しを一旦検討しようということで、平成27年度に自主選定組織や自治会の役員さんに対しまして土木要望に関するアンケート、これを実施させていただきました。  その中では、地域で実施箇所を選定する形式の現行制度、これについて基本的な部分は維持すべきかどうかといったところをお聞きしたところ、これは肯定的な回答が90%を超えたということで、制度自体を大きく見直すということは今の段階では考えていないということでございます。  一方、地区からは、道路に対する要望、これも紹介いただきましたとおり非常に多いということがございます。事業への期待もやはり多いということで、議員ご紹介のとおり、今年度から道路に関する土木要望につきましては、昨年度より1億円増額し、全体で5億9200万円の予算でやっているということでございます。来年度は、消費税増額分を見込んで6億300万円の予算、これを計上させていただいております。  この土木要望の予算ですけれども、正直言いまして、これ以上の予算の消化はなかなか難しいという状況がございます。  そこで、土木要望予算を有効に活用していただいて、効果がしっかりと発揮できるような事業ということで、事業の集中化とか、そういったものをお願いして、地域とともに考えていくという形で取り組んでいるところでございます。  執行について見直してはどうかというような提案をいただきました。  まず、市としましても効果的な予算を執行していこうということで、地域の状況、これは地域によってさまざまでございますので、市からも具体的な提案を行いながら執行について調整を図ってまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いしたいというふうに考えております。  次に、私道の舗装に関してでございます。  まず、議員からは、未舗装の私道がどれぐらいあるかわかっているかということでお尋ねいただきました。  残念ながら、民有地である私道につきましては、市で管理を行っていませんので、舗装、未舗装分がどの程度あるかといったことについては、数値で把握はしてございません。  これらの私道に関する環境整備についてですが、まず、本市では、公共性が認められる私道の舗装、側溝の整備を行うことで市民の生活環境の向上を図るということを目的にしまして、昭和58年度から四日市市私道整備補助金交付要綱、これを定めまして、整備費に対する補助金の交付を行っております。  議員からも若干紹介があったわけでございますけれども、この要綱につきましては、その後、整備費に係る市民負担を少し軽減しよう、より利用しやすい制度にしようということで、平成15年度に改定を行っております。その内容は、沿道の住宅等が3戸以上並んでいる、かつ、宅地の所有者が3人であるというのがもともとの補助要件でありましたが、これを、沿道の住宅等が3戸以上、または、宅地の所有者が3人と、どちらかの要件を満たしていれば対象とするように改めております。  また、一度補助金を活用して整備を行った私道におきましても、整備後10年以上経過し、かつ、破損率が70%以上のものについては、再びこの制度を活用できるというような制度にしてございます。  また、補助金の額につきましても、当初は整備費の60%以内というふうにしていたものを70%以内として、補助金の限度額も100万円から120万円に引き上げているところでございます。  さらに、その他、市長が公共性から特に認めたものを交付対象とし、例えば、不特定多数の利用があるものや地域自治会から整備の要望があるもの、地域の通学路に指定されているもの、周辺住民の土地利用が図られているものなどにつきましても、要綱による補助金の交付対象としているところでございます。  議員からは、この要綱につきまして、さらなる緩和についての要望をいただきました。  公道でない民有地ということですので、その整備費用を全て公費で賄うというのは、なかなか難しいというふうに考えているところでございます。  しかしながら、私道の整備に当たっては、道路部分の土地を例えば市に寄附していただきますと市道として整備できるものもありますし、狭隘道路のセットバックとしての助成が受けられるといったものが実態を見ていくと実際にあるわけでございます。おのおのの現場の状況を踏まえながら、極力丁寧な対応に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいというふうに考えてございます。 7: ◯副議長(加藤清助議員) 小林博次議員。 8: ◯小林博次議員 ありがとうございます。  まず、生活に身近な道路整備事業費についてご回答をいただきましたが、結論的には、総額が少な過ぎて混乱が起きている。ですから、地区に配分されるこういう予算については、地区は歓迎していると思うんですけれども、その配分を細分化する過程で、どうもかゆいところに全く手が届かんのではないかと、こういうことが問題点としてあります。  そこで、答えは、市もどこをどうやってしたらいいかという提案もしていくからということですから、そのことに今後もう少し期待を込めてみたいなとは思います。  ただ、ここで市のほうのガイドラインを見てみますと、例えば、地区の土木要望がある。それを今度は、事業展望として、施設の新設化。これ、道路と書いてあるのは、施設の新設化やよ。その次に、事業要望として、施設の新設、改良と書いてあります。このガイドライン自体が、実は地区の土木要望には合っていないのではないかと。だから、回答をいただきましたが、また後日きちっと精査をして、土木要望に応えられるような中身を書いて地区に配布していただきたいなと、こう思います。その点、またお聞かせをいただきたいと思います。  それから、この生活に身近な道路整備事業の予算についてですけれども、前は市が直営で持っていました。これを廃止するときに、民間に任せるけど同じように舗装するという、こういう土木事業をしてくれるという、こういう確約があったんですが、それがどこかへ行ってしまって、ない。多分それが、この生活に身近な道路整備事業に変わっているのかなと、こんなふうに思っているんです。  それから、もう一つは、会社から事業所税を取って道路に入れると言うが、どこにもそれらしき予算が見当たらんということで行くと、もう少しこれは増額をして期待に応える必要があるのではないか。でないと、空中分解する自治会があらわれる可能性があると、こんなふうに申し上げておきたいと思う。  それから、その次に、次の私道の整備補助制度についてですけれども、確かに、寄附してくれたらということで寄附してもらう、これはいいと思うんです。1人反対すると永久にできないことになる。  それから、例えば、セットバックして道路を広げると、市はセットバックして、そこを整備してくれる予算が全くつかないのがある。もう2年も3年もつかないのがある。ということになるといつまで待ったら舗装できるのと、こういうような現実問題にぶつかって、結局はだめ。  それから、私道の私有地のままで道路舗装を行うとすると、例えば金がないから気持ちはわかったが、あかんわと言われたら、これまたできないということがあるので、その点含めて何か対策がないのかお答えをいただきたいと思います。 9: ◯副議長(加藤清助議員) 稲垣都市整備部長。 10: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 幾つかの質問をいただきましたのでお答えをさせていただきます。  まず、土木要望のガイドラインにつきましては、これは地域との関係というのをしっかり見直しながら効果的にやっていかなければいけないということですので、早速そのあたりについては改善をするように指示してまいりたいというふうに考えております。  それと、従来直営でちょっとの舗装とかを直していた部分がというのが当然なくなっているわけですけれども、そういったものというよりも、この生活に身近な道路整備事業自体は、なかなか予算が、土木整備、道路整備等につけられないという、そういった時代がございました。そのときに、極力地域の満足度を上げるということで、まずはみずから選択していただこうと、限られた予算を生かしていこうと、そういった形で始まったという経緯がございます。  その中で、私どもも努力をして予算の拡充などを図ってきているということでございますので、より一層満足していただけるような形をこれから考えてまいりたいというふうに思っております。  私道ですけれども、確かに、私道は1人の持ち主とは限りませんので、当然反対者がいるとできなかったりというケースは当然出てまいります。  セットバックの予算につきましては、若干セットバック自体というより、道路が危険とかということに関しましては、若干セットバックのところで下がったところについても道路の予算で整備をしたりということもやって、徐々に拡充を図らせていただいているということでございますので、この予算獲得、確保につきましては、今後、積極的に検討してまいりたいというふうに考えております。  いずれにしましても、市民の皆さんのニーズにかなうような整備をやっていくということがまず重要というふうに思いますので、先ほどの話にもありましたけれども、反対しているというようなことでできないというので、それが公的にも重要であるというような判断に至るようなものであれば、私どももそういったところの調整に参加をさせていただくような形で進めさせていただきたいというふうに思っております。 11: ◯副議長(加藤清助議員) 小林博次議員。 12: ◯小林博次議員 生活に身近な道路整備事業については、ご答弁いただきましたように、このガイドライン、見直しをしていただきたいと思います。  それから、私道の整備補助金制度ですけれども、例えば、道路があって、昔で言うと一間道路ぐらいあって、車が通って広がって、今、現状道路になって、未登記道路と言われるんですけれども、これも個人の土地ですけど、市は舗装を入れているんです。だから、市の側から見て都合のええことはするが、民間側から見て、してくださいよというのはできないというのは、ちょっと理解できない。税の不公平ではないかというふうに思うので、これは都市整備部長に幾らお願いしても無理やと思うので、市長か副市長にお答えいただきたいと思うんですが、もう一度このあたり点検いただいて、掘り下げていただきたいと思うんです。  ちなみに、ちょっと申し上げますと、例えば、この四日市市私道整備補助金交付要綱第11条では、事業評価を常に行い、その必要性及び効果について十分検証するものとすると書いてあるんですが、検証されたことが、市長、ありますか。ないですやろう。だから、検証して、市長が特に認めたら自己負担は2割でもいいですよと、こう書いてあります。  それから、この見直し規定ですが、有効期限として平成33年3月31日限りその効力を失うと書いてある。平成33年というのは永久に来ないんです。平成31年で終わりなんです。ですから、5年の見直しということもあるし、制度が始まってからもう10年経過したということもありますから、思い切って見直しをして、可能な限り全体の方が自分の前のでこぼこ道路だけはなくしたいというふうに思っていますから、期待に応えていただくようにお願いしたいと思います。予算増額は、まず大事で、ご答弁いただきたいと思います。 13: ◯副議長(加藤清助議員) 森市長。 14: ◯市長(森 智広君) 私道の舗装ということで、非常にさまざまなケースがあろうかと思いますので、都市整備部長の答弁もありましたように、個々の案件をしっかりと見定めながら、適宜市民の皆様の利便性に沿うような形の対応をできるように取り組んでまいりたいと、こう思っております。 15: ◯副議長(加藤清助議員) 小林博次議員。 16: ◯小林博次議員 答えは、よろしくお願いしますしかないんですけれども、せっかく同じ税金を払っているんですから、公平に行くような、そういう対応、対策をお願いしたいと思います。  やってくれますよね。 17: ◯副議長(加藤清助議員) 稲垣都市整備部長。 18: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 答弁でお答えいたしましたとおり、一件一件丁寧に状況を踏まえて、市民の皆さんと話し合いながら進めてまいりたいというふうに考えております。 19: ◯副議長(加藤清助議員) 引き続き一般質問を行います。  藤田真信議員。 20: ◯藤田真信議員 皆さん、おはようございます。リベラル21、藤田真信でございます。  きょうは、本市の将来見通しについてお尋ねをしていきたいと思います。30分間よろしくお願いをいたします。  さて、昨年の8月定例月議会では、持続可能な財政運営について一般質問をさせていただき、その中で、本市の人口や財政の見通しについて確認をさせていただきました。  その後の11月定例月議会で、市税収入85億8000万円の大幅な増額と、アセットマネジメント基金に75億円を積み立てる補正予算の提案がありましたが、議会において75億円の積み立てを全額を認めない形で減額修正を行いました。  昨年の8月定例月議会で私が本市の財政見通しの確認をさせていただきましたが、改めてお聞きをさせていただきたいと思います。市税収入に絞ってお聞きをいたしますが、本市の財政見通しにおいて、市税収入は、今年度の見込みも含め今後どのように推移していくのか、改めてお答えください。 21: ◯副議長(加藤清助議員) 服部財政経営部長。   〔財政経営部長(服部眞弘君)登壇〕 22: ◯財政経営部長(服部眞弘君) 議員からは、市税収入の今後の見通しについてご質問をいただきました。  本市の中期財政収支見通しにつきましては、昨年11月定例月議会の12月19日に開催されました予算常任委員会協議会の場におきまして、平成29年度決算ベースの資料説明をさせていただいたところでございます。  その後、当初予算編成によって数字が変動しておりますが、さらに、国の税制改正や企業アンケート結果などの影響で12月時点の見込みから大きく数字が変わってきた部分もございますので、改めてご説明させていただきたいと思います。  まず、平成30年度の市税収入につきましては、現時点での決算見込みで777億円と、平成29年度決算の675億円を大幅に上回る見込みです。  平成31年度の市税収入は、当初予算として769億円を計上しており、平成30年度の777億円よりも8億円の減少となる見通しでございます。  この8億円の減少にとどまった主な要因は、法人市民税が平成30年度の130億円から平成31年度の76億円と大きく54億円も減少する一方で、償却資産に係る固定資産税が、平成30年度の183億円から平成31年度の225億円と大きく42億円の増加となったことによって、法人市民税の大幅な減少のかなりの部分が相殺されたことによるものでございます。  特に、法人市民税の54億円の減少につきましては、今年度の会社分割や合併の影響という特殊要因が来年度にはなくなったためであり、さらに、その後も、平成31年、本年10月1日に予定されております消費税の引き上げと同時に、本市の法人市民税の法人税割の一部が国の地方法人税として交付税の原資とされることに伴いまして、税率が10.9%から7.2%へと約3分の1減少する見込みとなります。  この税制改正の影響によりまして、法人市民税は、平成32年度、2020年度には62億円、平成33年度には58億円、平成34年度には57億円と、おおむね50億円台で推移する見通しでございます。  なお、平成20年秋に発生いたしましたリーマンショックの際の法人市民税は、平成20年度の76億円から平成21年度の39億円と大きく37億円も減少いたしましたが、今回の54億円の減少は、当時とは税率が異なるものの、リーマンショック時と比べますと約1.5倍の大きな減少幅ということになります。  次に、償却資産に係る固定資産税につきましては、昨年末の企業アンケート結果によって大規模設備投資が前倒しとなったことが判明いたしましたため、平成31年度当初予算といたしましては225億円を計上しており、12月時点の見込みよりも9億円の上振れとなりました。  この上振れにつきましては、設備投資の前倒しと連動いたしまして、本市の税収として計上される時期が前倒しとなったものでありまして、複数年度で見ると、税収がふえるわけではございません。  したがって、市税収入は、平成30年度の777億円をピークといたしまして、平成31年度もこれに次ぐ高水準の769億円となる見込みでございますが、その後は大規模設備投資の減価償却が進むにつれて償却資産に係る固定資産税が年々40億円程度のペースで急激に減少していき、今から4年から5年後には、市税収入は平成28年度決算並みの639億円前後の元の水準に戻ると見込んでおります。  そのため、市内企業の大規模設備投資がこれまでの水準を上回る規模で続かない限り、今後は減価償却が進むにつれて右肩下がりで急激に減少していく、元の水準に戻るという見通しを十分に認識しておく必要があると考えております。 23: ◯副議長(加藤清助議員) 藤田真信議員。 24: ◯藤田真信議員 ありがとうございました。  本市の市税収入の見通しについて、いろいろとご説明をいただきました。  市税収入について、平成30年度の777億円と平成31年度の769億円が好調な市税収入のピークであり、今後は右肩下がりに大きく減少していくと。四、五年後には元の水準に戻っていくということであります。  今は、好調な市税収入のおかげで、国体開催に向けたスポーツ施設の整備などの大規模プロジェクトなどを進めることができておりますが、私は、さきの8月定例月議会の一般質問でも申し上げましたように、財政が好調な時期の今こそ、厳しい見通しの将来に対して備えができる絶好の機会であると改めてお伝えをしたいと思っています。  本市の将来を大きく左右する多額の基金積み立てについて、的確な判断をするためには、やはり、本市の将来見通しに対する議論が欠かせないものだと考えています。もし、今後も本市の人口がふえ続け、市税収入も右肩上がりにふえていく見通しであるならば、昔の高度成長期のようにインフラ整備で経済成長も見込めますから、どんどん借金をして公共事業をするのも構わないでしょう。かつては人口がふえれば1人当たりの借金も減って、右肩上がりでの税収で借金も返すことができたからです。  しかし、少子高齢化が進む現在にあっては、今後人口が減り続けて、1人当たりの借金もふえていく、高齢化によって社会保障関連費も膨らんでいく、さらに、税収入も減っていく中では、どうやって借金を返していけるのでしょうか。  次に、日本の人口ピラミッドの厳しい現実を確認したいと思います。  我が国では、今から7年後の2025年に約800万人いる団塊の世代が75歳以上となり、現在1500万人程度の75歳以上の人口が、そのころに約2200万人まで膨れ上がり、日本は全人口の4人に1人が75歳以上という超高齢化社会に突入する見通しとなっています。  また、日本の総人口においても少子化の影響で既に2005年から人口減少局面に入っており、その後、2040年までは一貫して人口減少、少子高齢化が進む見通しとなっています。
     一方、本市の人口は、直近の1月1日現在で31万2190人となり、転入超過、いわゆる社会増によって、昨年1年間で27人の増加と、8年ぶりに人口増加を記録しました。恐らく、市内企業への就職や転勤などが理由だと推測しておりますが、全国の自治体が人口減少に苦しむ中で、企業活動が盛んな本市ならではの喜ばしいニュースであると評価をしております。子育て世代の転出傾向が続くなどの課題がありますが、引き続き、本市の人口減少を少しでも食いとめる施策に正面から取り組んでいただきますようお願いを申し上げます。  さて、本市の財政見通しや人口の推移について確認したところで、次のアセットマネジメントの見通しについてお尋ねをしていきたいと思います。  昨年の8月定例月議会の議員説明会や11月定例月議会の予算常任委員会全体会や今回の代表質問においてもアセットマネジメント基金について、小中学校の建てかえピークが始まる17年後までに200億円を確保するという目標だとの説明がありました。  確かに、17年後と言いますと、かなり先の出来事のように聞こえます。  しかし、これは、説明の際に資料で示された小中学校の更新費用の将来推計について、その前提条件をもう一度きちんと確認してみますと、小中学校の耐用年数を70年に設定しているためだということがわかります。つまり、将来推計の前提条件を設定する際に、長寿命化に取り組んだ上で、70年まで建物の使用年数を延ばすという想定を一律に当てはめているため、今から17年後に建てかえのピークを迎える計算になっているということです。  例えば、学校の鉄筋コンクリートの建物は税法上の耐用年数が47年ですが、一般に鉄筋コンクリート造の建物の寿命は65年程度と言われております。  また、本市の場合、小中学校の数が現在59校ですから、およそ60年かけて1年に1校ずつ建てかえをしていけば、ちょうど一巡することになります。  現在でも、実際には70年で建てかえをしているわけではありません。60年経過する前から小中学校の建てかえを進めているのが現状です。ということは、例えば65年使ってから建てかえならば今から12年後、60年使ってからの建てかえということになれば今から7年後と、実際にはもっと早い時期に建てかえのピークを迎える可能性もあると考えております。  さらに、小中学校の更新費用の将来推計だけでなく、ほかの公共施設、例えば、この本庁舎や地区市民センターなどの主要な建物については、建てかえがいつごろになりそうで、どれぐらいの費用がかかる見込みなのか。  こうした公共施設の建てかえがいつごろになりそうか、どれぐらい更新費用がかかるのかという情報も議会としての判断に大きな影響のある重要なことであります。  したがって、私は、今回のアセットマネジメント基金の積み立てのように本市の将来の財政見通しにかかわる大きな議論をする際には、今後の公共施設の建てかえ時期や概算費用の見込みを、ある程度はしっかりと示していただきたかったと考えております。  しかし、その一方で、行政として建物の規模や場所、建てかえの手法なども含め、詳細が未定のままでは概算費用を試算することは難しいであろうということも承知をさせていただいております。  そこでお伺いをいたしますが、小中学校以外にも多額の更新費用を必要とすると思いますが、近い将来、更新時期を迎えると見込まれる公共施設やインフラには、どのようなものがあるのか、お答えを願います。 25: ◯副議長(加藤清助議員) 服部財政経営部長。 26: ◯財政経営部長(服部眞弘君) 議員からは、近い将来更新時期を迎える見込みの公共施設やインフラにはどのようなものがあるかとのご質問をいただきました。  本市では、高度経済成長期以降の昭和40年代から昭和50年代にかけて建設した多数の公共施設やインフラが、老朽化によって今後一斉に更新時期を迎える見通しでありまして、その大量更新に必要な多額の財源の確保が大きな課題となっています。  そのため、これまでアセットマネジメントの取り組みといたしましては、平成25年12月に四日市市アセットマネジメント基本方針を定め、さらに、平成28年1月に、四日市市公共施設等総合管理計画を策定いたしまして、予防保全型の維持管理への転換や、施設の長寿命化、施設の転用、統廃合など、既存施設の有効活用と財政負担の軽減、平準化に取り組んでいるところでございます。  この公共施設等総合管理計画におきまして、本市が保有する建築物については建築年度別延べ床面積を、また、橋梁、上下水道などのインフラについては年度別整備面積、または、延長をデータとして取りまとめております。  また、これとは別に、毎年の決算では新地方公会計による複式簿記の財務諸表を公表しておりますが、その中の貸借対照表を作成するために必要となる固定資産台帳の中にも本市が保有する施設の取得年月日や取得価格のデータを持っております。  こうしたデータの中から、小中学校以外の主要な施設のうち、建築または整備した年度から数えて40年から50年ほど経過したものを例に挙げてご説明させていただきます。  まず、この本庁舎の建物につきましては、延べ床面積2万2755m2で、昭和47年の2月22日に取得いたしまして、本日現在でちょうど47年経過いたしました。当時の事業費で17億1800万円、建設物価指数で現在に換算いたしますと約55億6000万円となります。  この建物を長寿命化いたしまして70年使った場合は、今から23年後に建てかえということになります。  なお、他市の事例ではございますが、岐阜市では、昨年3月から新庁舎の整備に着手しております。この新庁舎は、地上18階建て、延べ床面積3万9300m2、隣地の立体駐車場も含め、総事業費266億5000万円。この総事業費には一部の用地取得30億円、現庁舎解体9億円を含んでいるということでございます。また、この財源といたしまして、半分の130億3000万円を庁舎整備基金などの基金で繰り入れで賄っているというところでございます。  次に、地区市民センターにつきましては、四日市市地域問題調査会の答申を受けまして、地域社会づくりの推進、地域住民に学習機会を提供する社会教育の場、窓口サービスの提供という大きく三つの機能を持つ地域の拠点といたしまして、昭和53年度から出張所の地区市民センター化に着手し、昭和62年度にかけて、10年間で毎年二、三カ所ずつ建設を進めてまいりました。  当時で、1センターにおおむね1億円の事業費を必要としたことから、再整備の方針次第で大きく変わってくるとは思いますが、今後は、1センターの建てかえ費用が数億円規模になるということも十分考えられるところでございます。  ほかにも、昭和48年4月建設の市立図書館については、現在、新図書館の整備に向けた検討を進めているところでございます。  また、昭和57年7月建設の文化会館につきましては、現在、つり天井崩落対策にあわせまして、アセットマネジメントの大規模改修工事を行っております。  さらに、インフラにつきましては、橋梁のかけかえや長寿命化の維持補修、また、上下水道の老朽管の更新、ポンプ場の更新など、多数控えております。  公共施設等総合管理計画において、今後40年間でインフラの維持更新には、1年当たり約167億円が必要と推計しておりまして、公共施設と同様にインフラにも多額の費用を要する見込みでございます。  各担当部局において、それぞれ将来を見据えたインフラの更新計画等を策定しているところでございますが、財政面からの備えといたしましても、中長期の財政収支見通しに基づき、必要な財源の確保や年度間の平準化などに最大限努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 27: ◯副議長(加藤清助議員) 藤田真信議員。 28: ◯藤田真信議員 ありがとうございます。  本庁舎や地区市民センターほか、いろいろ例を挙げてご説明いただきました。やはり、小中学校以外にも多額の費用がかかる。公共施設だけじゃなくて、先ほど、1年間で175億円ということで、インフラの更新も多数あるということでございます。  たとえ豊かな市税収入を誇る本市であっても、限られた財源の中では、将来の財政見通しに加えて、公共施設等のアセットマネジメントの考え方を踏まえて、今後の公共施設やインフラの更新をどのように進めていくのか、的確な判断をしていく必要があります。  今年度のアセットマネジメント基金については、まず、小中学校の建てかえを最優先に、目標200億円を確保したいという提案があったわけですが、本来は小中学校だけではなく、先ほどのお話のように、公共施設やインフラも含めて、本市の将来の財政見通しやアセットマネジメントの考え方などを整理した上で、目標とする基金の積立額の設定や個別の公共施設の建てかえ方針を示していただくべきだと私は今も考えております。  しかし、本市が保有する非常に多くの公共施設やインフラの全てについて、アセットマネジメントの考え方に沿って今後の方針を全庁的に取りまとめ、全部そろえて出していくというのは、なかなか大変な時間のかかる作業でありましょう。  さらに、それぞれの施設について、統合や廃止などの方針が示された場合には、大きな反発も生じることでしょう。  このような事情も斟酌し、また、市税が入ってくるタイミングは行政の都合に合わせてくれませんから、私は厳しい見通しの将来に備えるため計画的に基金を積み立てる必要性そのものについては理解をさせていただいております。  近年、ほかの自治体においても、本市と同様の目的で基金を設置する事例がふえております。  設置された基金の名称はさまざまですが、公共施設が一斉に更新時期を迎え、将来収支不足に陥るという見通しや、市町村合併によって重複した施設を統合、整理する必要性などから、公共施設等総合管理計画に基づく基金を設置するという流れは、多くの自治体において既に広く取り組まれていることであります。  本市でも、時代の流れの中で市民のニーズが低下し、明らかに不要な施設、いわゆる、負の遺産というものを無理に残していくことにならないように、アセットマネジメント基金条例の内容の一つとして、既存施設の解体撤去に要する経費に基金を充てる場合も可能性としてあると思います。こうした基金設置の必要性から、本市でもアセットマネジメント基金条例を可決したわけであります。  現在もアセットマネジメントの取り組みを進めていただいておりますが、将来世代に過度な負担を背負わせることがないように、本市においても公共施設の最適配置などの議論を強力に進めていくべきであると考えております。  人口減少時代には、必ずしも一つの自治体がフルセット主義で全ての公共施設を備える必要はありません。例えば、本市が運営している公共施設などには、市立四日市病院、スポーツ施設、文化会館、博物館、図書館など、近隣市町の住民も利用する広域的な役割を担っているものが多く存在しています。本市が将来の公共施設のあり方について議論をする際には、県や近隣市町との役割分担、広域的な連携などの視点もぜひ取り入れていただくことをお願いを申し上げたいと思います。  最後に、テーマとは関係ありませんが、この代表質問や一般質問を通して、存在感というワードで議論がされております。市外への、特に大都市圏へのアピール、そういったことは情報発信の強化というのは非常に重要だと私も考えていますが、ただ、一方で、やはり一番大事なの何かと言えば、市内の方々、四日市の市民の皆さんが、四日市は最高だと、四日市に本当に住んでよかったと、四日市は日本一だねとしっかりと実感していただける、それが一番重要なことでありますので、そういったところの基本的な思い、理念というのは、しっかりと持ち続けていただきたいということをお願い申し上げて、私の最後の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 29: ◯副議長(加藤清助議員) 暫時休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。 30:                         午前10時51分休憩    ─────────────────────────── 31:                         午前11時1分再開 32: ◯副議長(加藤清助議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  森川 慎議員。 33: ◯森川 慎議員 リベラル21、森川 慎でございます。任期中最後の一般質問ということで、シティプロモーションのあり方についてという通告内容ではありますけれども、もう7割8割、場合によっては、展開によっては、もう10割、この2018年ゆるキャラグランプリの取り組みについての質問となります。  いろいろ都合の悪いこととか答えづらいことをたくさん聞かせていただく予定です。私も次の選挙で落選してしまうと、もうこういった機会をいただけませんので思うことを聞きたいと思いますし、誠実にご答弁をいただきたいなというふうに思っています。  それでは、質問に入っていきます。  まず、このゆるキャラグランプリについては、昨年末の11月定例月議会でも、職員さんの働き方の中で、たくさん業務量ある中でこんなことをしていていいんでしょうかというような趣旨で質問させていただきました。その本会議の中で、議会や市民への説明ということを私は求めさせていただきましたけれども、それから一切何も説明しようとか、そんな動きもない。議長にも確認をさせていただいたけど、ありませんでした。  市として、このゆるキャラグランプリについて、ちゃんと市民や議会に説明するつもりがあるのかどうか、まずそこをお伺いしたいと思います。 34: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。   〔シティプロモーション部長(渡辺敏明君)登壇〕 35: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 議員からは、ゆるキャラグランプリの参戦に際しまして、総括についてのまとめを公表するといいますか皆さん説明するつもりはあるのかというご質問をいただきました。  当然に私も市行政の政策の中で行ったものでございますので、市民の皆様、議員の皆様を初めとして、皆様には、その内容についてはお伝えしていくという立場でございます。その遅きに失したという感もあるのかもわかりませんけれども、今回のゆるキャラグランプリの総括についてお答えをしたいと思います。  今回のゆるキャラグランプリの挑戦につきましては、ゆるキャラグランプリを通じて長年市民に愛されてきましたこにゅうどうくんを全国区にし今後のシティプロモーションに活用していくとともに、こにゅうどうくんへ応援を通してまちの一体感の醸成を図るという目的を持って取り組んだというものでございます。  投票に関しましてさまざまな報道がなされました。最終的に3位入賞ということを果たしたことにつきましては、市民や企業の皆さん、市職員が、ともにこにゅうどうくんを応援しようという気持ちから、一人一人が強い思いを持って投票いただいた結果というふうに捉えているところでございます。  今回、各マスコミに大きく取り上げられたことによりまして、結果的ではございますが、全国に四日市市、あるいは、こにゅうどうくんを知っていただく機会となりました。  また、まちの一体感の醸成という面につきましても、投票開始後から日を追うごとに、こにゅうどうくんを応援しようという有志の団体が数多く立ち上がりまして、各地域においても、自治会の方々が中心となった応援グループが誕生するなど、大変大きな効果を得ることができたというふうに感じているところでございます。  ただ、総得票数のうち、一部の票が有効な票として認められなかったということにつきましては、一票一票、思いを込めて投じていただいた市民や企業の皆さん、市職員に対しましては、大変残念な結果になってしまったという感じを持っているところでございます。 36: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 37: ◯森川 慎議員 総括ということで答えていただきましたけど、市としては、一切悪いことはしていないんだ、マスコミの報道によっていろんな誤解を招くようなことがあった、そういうことでよろしいですかね。もう一回、確認したいと思います。 38: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 39: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) マスコミ各社からさまざまな報道がありましたけれども、今、議員ご指摘にありましたように、私どもといたしましては、批判されるような──いわゆる組織票ですね──組織票というものはなかったということでございます。 40: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 41: ◯森川 慎議員 では、市の総括というか、今、感じていることは、悪いことはしていないんだと、批判に当たるようなことはされていないんだという総括をしたということで、これを前提に議論を、質問を続けていきたいと思っています。  もう少し具体的なことを聞きたいと思います。  四日市市役所の市職員を使って、ゆるキャラグランプリに投票していただいたと、あくまで自主的にしてもらったというお話ですけれども、市から行政職員、あるいは、教育委員会も含んでいると思いますけれども、投票総数って、どれぐらいされたのか、お答えいただきたいと思います。 42: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 43: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 市の職員の投票総数についてご質問いただきました。  今回の投票につきましては、市民の方、企業の皆さん、市職員、一体となりまして、お一人お一人、市のマスコットキャラクターでありますこにゅうどうくんを応援するという気持ちから投票いただいたというふうに認識をしております。  そのため、こにゅうどうくんが獲得いたしました投票総数に対する投票いただいた方の内訳数につきましては、私どもとしては持ち合わせておりませんので、市職員が行った投票総数について、数字上、把握していないということでございます。 44: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 45: ◯森川 慎議員 市職員は、どれだけ投票したかわかっていないということであります。  そうしますと、私はこのゆるキャラグランプリの投票総数は幾らか、それに基づいて、市職員の方の時間がどれぐらいに費やされたのか、あるいは、人件費として──これは税金ですね──どれぐらいかかったのかという質問通告をしていますけど、これも、市としては、今現状では把握できない、お答えできない、そういう答弁でしょうか。 46: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 47: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 時間、それから人件費、そちらについては事前に通告をいただいております。  そちらにつきましては、今、ご指摘がありましたように、私どものほうでは把握をしていないということでございます。 48: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 49: ◯森川 慎議員 把握はしていない、市の職員さんの投票数もわからない、したがってどれぐらいの時間が費やされたかもわからない、予算もわからないということでありました。  市役所内からパソコン、インターネットを使って投票されたということは、これは事実として、前回11月定例月議会においても、休憩時間であるとか、勤務時間内であるとか、その辺の差異はありますけれども、そういったことも、市を応援するんだから、シティプロモーションの一環だから、全庁的に取り組んでいく取り組みであるから、市職員として一体として応援していくんだから、そんなことはしていたんだということだという答弁をいただいていたと思います。  これは通告していないんで確認しますけれども、ちょっと総務部長、済みませんけど、わかる範囲で結構なんで、この庁内からパソコンを使って、どういったサイトに、インターネットを使って、アクセスしたのか、その時間とか回数とか、そういうのって、きっと把握されているんじゃないかなと思うんですけど、どうでしょうか。わかる範囲で結構です。 50: ◯副議長(加藤清助議員) 内田総務部長。 51: ◯総務部長(内田貴義君) パソコンのいわゆるアクセスログについてのご質問ですけれども、これは、目的があって調査していただきたいという依頼があったときに初めて我々としても調査しますので、現時点では把握していないということでございます。 52: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 53: ◯森川 慎議員 そうすると、調べてほしいと、調べるべきであると、そういう声が出たらアクセスログで、そこで何票投じたかというのはわからないかもしれないけど、庁内からどれぐらいアクセスされたかということは、現状、調べようと思えば調べられるんですか、それだけちょっと確認させてください。 54: ◯副議長(加藤清助議員) 内田総務部長。 55: ◯総務部長(内田貴義君) 管理しておるアクセスログの細かい情報まで、ちょっと私、把握してございませんけど、技術的には情報が格納されておれば可能であると考えております。 56: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 57: ◯森川 慎議員 投票数を確認することは、手だてとしては、今、総務部長のお答えになったように技術的には可能だというお答えをいただきました。  調べる気は、ないですかね。 58: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 59: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 投票総数についてということでお尋ねをいただきました。  市の職員につきましては、通勤時間中、あるいは、お昼休み、時間外といろいろございます。  先ほどのご指摘のように、市のパソコンを使っての投票というのもあるでしょうし、職員個々のスマートフォン等の機器を使っての投票分もあるというふうに理解しておりましたので、投票総数については、その時点では把握はできないというふうな考えでございます。
     ただ、調査する気があるのかないのかというお話につきましては、先ほどの依頼があった場合に調査するというお話でしたので、その内容について、技術的には可能であるというぐらいしか今は感想を持っておりません。 60: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 61: ◯森川 慎議員 違います。調べる気があるのかどうかを聞きました。 62: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 63: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 投票総数という意味合いからご質問いただきましたので、その点でお答えをさせていただきましたけれども、投票総数という観点から言えば、パソコンはその一部でございますので、その数字をもって投票総数というふうに言えるものではないということで、そこまで今回は調べる必要はないというふうに私どもは理解しました。  ただ、その部分だけでも調べる必要があるということであれば、技術的に可能であれば、それは調べるということはできるという感想でございます。 64: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 65: ◯森川 慎議員 違います。技術的に調べられることは、総務部長に、今、確認をしました。  調べられるんだから、シティプロモーション部として、あるいは、全庁的な取り組みかもしれませんけれども、調べる気があるのかどうかということ。  そして、投票数はそうですけれども、アクセスしていた、例えば、どこのサイトに行って、アクセスされた方が、これぐらいそのサイト内に滞在したとか、何回役所内からそこにアクセスしたとか、そういうことは調べられるという回答は、今総務部長からいただいたので、それをもって、この役所内の実態を調べる気はあるのかということを聞いているので、あるか、ないかだけ、答えてください。 66: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 67: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 今回の投票につきましては、時間内の投票についても可能であるという形の中で職員にも協力いただいたということでございますので、今のところ、それを調べるつもりはございません。 68: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 69: ◯森川 慎議員 実態を明らかにするつもりはない、いろいろやり方はあるけれども調べるつもりはないんだというお答えだと認識をします。  一般質問のヒアリングの中で、そういった投票の総数であるとか、そういったものを確認できるような資料を事前に提出を求めました。  しかし、今、お答えいただいたように、投票総数というのはわからないんだ、把握していないんだ、そういう資料はございませんという回答をいただいた。  資料としては、一部、提出をいただきました。こんなふうにA3の紙で、投票総数が克明に記録をされています。  ちょっと映したいと思います。  これは8月ですけれども、こにゅうどうくん、ジャー坊とか、カパルとか──もうこんな名前を言うのも嫌なんですけど──をこういう表で、そのゆるキャラの──多分サイトから調べてもらっているのかな──1日どれぐらい、前日比でふえていっているか、こういう記録を、こういうふうに一月分、さらに9月、そして10月というふうに、同じような形で、こうやって表をまとめられている。大変エクセルに精通されている方がつくられたんだと思うんですけれども、こんなふうにグラフにして、大変わかりやすく、投票がどんなふうに伸びていっているのかということでまとめていただいています。  質問をしますけれども、この資料は、何のためにつくったんですかね。 70: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 71: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 今回の挑戦につきましては、全国の1位を目指そうということで挑戦をいたしました。  その時点時点のこにゅうどうくんの状況を把握するという意味合いでつくったものでございます。 72: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 73: ◯森川 慎議員 目的としてはわかりました。  こんな資料をつくっておること自体も私はどうかというのが一つ感想ではありますけれども、1日当たり何票ということを調べてもらってということで、この資料だけが、今の資料だけが出てきたというのが現実で、投票数もわからないというお話でありました。  それで、11月定例月議会にゆるキャラグランプリを取り上げさせてもらって触れさせていただいてから、私のもとには、市の職員さんから、何名かお話があって、いろいろなことを聞いたりとか、資料とかを見せていただきました。  手元に資料として2種類あります。  これは、勇気ある職員さんからいただいたものであります。本当であれば皆さんにどんなふうなものかということを表示させていただいて見ていただくというのが適切なのかもしれませけれども、だけど、市の職員さんのやはり立場もあります。今からこれはどういう内容かということを皆さんにお伝えをしたいと思いますけれども、決して、庁内で、これを森川に渡したのは誰かとか、そういったことは、決して犯人探しのようなことはしていただかないように、まずお願いをして、どんなものかということを知らせていきたいというふうに思います。  1点目と言っていいかな。タイトルがこにゅうどうくん投票用ID追加配付数一覧という資料があります。これはメールで送られているんでしょうか。10月5日、1回目というメモがあります。表になっています。危機管理監から政策推進部、総務部、財政経営部、市民文化部、ずらっと一覧表になっています。  その中で、一覧表になっているんですけれども、各部で、課が、またずらっと並んでいます。その後、在職職員数、それぞれの課に何名の職員がいるかということが、また一覧でばっと出ています。  さらに、その隣に、ID追加配付数、1掛ける5票ということで、人数掛ける5票分のIDの配付数、それが一覧になって、各課ごとに表示をされている。  例えば、危機管理監、危機管理室、在職職員数、16名掛ける5で80とされています。ですから、80のIDが危機管理室に送られたんだということが、ここからわかるんだと思っています。  そして、もう一つ、これは、こにゅうどうくん投票状況調査、エクセルで配付された表であります。10月19日、配付表、これ、エクセル表の題名として示していただきました。そこには、危機管理監、危機管理室、同じように在職職員数、16名、平日1日当たりの投票数55、後日追加分80、合計135。これは、ですから、恐らく、この10月5日のこのメールの内容と、2回目に10月19日に配付されているエクセルのこれを突き合わせていると──危機管理監ばかり言って申しわけないですけれども、一番最初に書いてあるので言っています──IDの10月5日の配付数が80ということで、10月19日、後日追加分ということで80。これ、多分、後日追加分は、新たにIDを渡したんだというふうに思います。合計135。その隣にまた135。これ、多分、この課として135票を投じているんだよって、そういう票なんじゃないかなと思います。  こういう資料を私、持っているんですけど、いただいているんですけど、この存在は認めますか。 74: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 75: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 投票の協力依頼の中で、私が最初に言いたいのは、それを決して強制しているわけではないということをまず最初に言わせていただきます。その前提でお話しさせてもらいますけれども。  その資料をつくったということは、今、ちょっと手元では確認できませんが、今、議員がご指摘にあったように、つくったものであるというふうに思っています。 76: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 77: ◯森川 慎議員 資料がないからそんな確認できないというお話です。  さらに言うと、先ほど、職員の投票数というのは、一切把握できていないという答弁されました。  これを見ると、何課が何票投じたことまでわかるんじゃないでしょうか。  私は、この歴史と伝統のある本会議場で、シティプロモーション部長は虚偽の答弁をされたんじゃないかなというふうに、今疑っています。  事実と異なる答弁をされていませんか。 78: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 79: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 私としましては、事実と異なるという答弁をさせていただいている認識はございません。   〔発言する者あり〕 80: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 81: ◯森川 慎議員 済みません、野次で何て言ったか聞こえなかった、ごめんなさい。 82: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 83: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 私としましては、事実と異なることを言っているという認識はございません。 84: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 85: ◯森川 慎議員 資料の存在は、隠していないんですか。さんざん、もう繰り返しですけれども、いろんなところで批判されるようなことはしていないんだと、私たちは正しいことをしてきた。だけど、職員の方からこういう資料を提供されるわけですよ。各部に、こうやって配付されている。どこまで下りていたかも知りません。だけど、課まで出ているんだから、多分、課長クラスには全部行っているんでしょう。  さらに言うと、この提供された方には、事前にお話をさせていただいて、こういうのを表示していいかとかいろんなお話もしていました。  この資料は通告前にもらっていたんですけれども、この資料自体は、たくさんの方が目に触れられる場所にあったということで、議員が資料請求すれば当然出てくるものだというふうに認識しているから、まずは請求してくれと。だから私はシティプロモーション部のヒアリングの際に、こういう資料あると思うんですけれども、出してくださいというふうにお願いしたんです。でも、出てこなかった。ここで、こうやって、この場で暴露のように表示をしなければならない。その職員の方は、信じられないと言っていましたよ、資料は出さないんだって。たくさんの方が目に触れているところにあった資料であります。どんな認識なんですか。もう本当にうそをついたらだめですよ。 86: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 87: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 今回の一般質問の通告に当たりまして、ヒアリングの際にそういうお話をいただいたというのは承知をしております。  その内容は、投票総数がわかる資料というふうに私は伺いました。  今、議員がおっしゃった資料については、10月の半ばか初めかわかりませんが、そのときの資料というお話でございました。それは、あくまでも11月18日までの期間が投票期間でございましたので、投票総数をあらわす資料ではないというふうな認識でいたということでございます。 88: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 89: ◯森川 慎議員 そういうのを、一般的には詭弁と言います。  ある資料は、出すべきじゃないんですか。今、国会でもいろいろ、数値の偽造や改ざんや、そんなことが問題になっていますけど、四日市市の行政も同じことをするんですか。持っている資料を出していないじゃないですか。どういうつもりなんですか。投票総数とかって言いますけど、これ、ごく一部を、これ、私、提供されたんですよ。多分、直近になってもっと詳しい資料があるんじゃないかと思っているんですけど、どうですか。 90: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 91: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 今、この場ではちょっと確認はできませんが、繰り返しになりますけれども、本当に投票総数で質問通告いただいたということに対して、誠実にといいますか、それを、言葉をとって対応させていただいたということでございます。 92: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 93: ◯森川 慎議員 私は、この資料以外にも、いただいてはいないけれども、目にした資料というのはたくさんあります。例えば、これ、何会議かわらん、部長会議であるとか役職の会議なのかもしれません。同じようなことで各課で何票何票というのがずらっと並んでいて、その課に全て順位が振ってある。1番、上位の5番ぐらいまで網かけで目立たせてあるわけです。組織的じゃない、組織的じゃないとずっと言っていますけれども、もう組織的に会議体まで設けて、そんな資料を配付させてしておるって、そういう会議とか、さらなる資料があることを認めますか。 94: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 95: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 資料につきましては、ちょっと確認をしないことにはわかりませんので、確認をした上でお答えさせていただくことになると思います。 96: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 97: ◯森川 慎議員 そういう会議体があったか、事実は認めますか。 98: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 99: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 市職員一体となって、この投票に取り組むという意味合いで集まっていただいたことはございます。 100: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 101: ◯森川 慎議員 そこには、何も資料は配付されずに、会議だけをしたんですか。 102: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 103: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) その場に私も参加していた場合もありますし、参加していない場合もございますので、その点につきましては、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。 104: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 105: ◯森川 慎議員 参加していたときのことだけ教えていただければ結構です。 106: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 107: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 私が参加した際には、もうあと残り期間はわずかという、確かそういう期間、そういう場面だったと記憶しております。ですから、最後まで、職員一致して頑張って投票しようというふうなことを話をした、そういう場だったと記憶しております。 108: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 109: ◯森川 慎議員 ここにお座りの部長さんたちも、きっとわかっているんじゃないかと思って。今、答弁されているのをどんなふうに感じて聞かれているのか、私は、もうそれぞれに当てて聞きたいぐらいですけど。恐らく、シティプロモーション部長は、事実と異なる答弁をしていると私は思っています。言えないこともたくさんあると思っています。もっと言うと、各課へ送られたメールなんかも私は見せていただきました。そのメールでは、このID、例えば、何々アットマーク、何々という、こういうメールアドレスがありますが、そのIDで投票すると、ゆるキャラグランプリの公式のサイトでは無効票となって投票できない、こういうのが何種類かあります。こういうアドレスであれば投票ができますとか、そんな指示メールも見せていただきました。  これ、多分、各課とか部長さんとか、そういった方に送られているんだと思うんですけど、そういう指示をシティプロモーション部なり、どこ発信かはわかりませんけれども、指示は各課にはされたという事実はありますか。 110: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 111: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) そういう連絡をさせていただいたという事実はございますが、それは指示をしたということではなくて、連絡をさせていただいた。要するに、こういう状況になっていますよ。一生懸命投票いただいていますので、職員が、一人一人が投票したいという中で投票いただいている中で、それが投票できないという状況になったということでございますので、その内容を連絡させていただいたということでございます。 112: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 113: ◯森川 慎議員 メールの事実は、確認いただきました。  そんなのを開示するつもりというのは、ないんですかね、どんな指示を送っていたとか。資料を求めたら提出してもらえますか。 114: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 115: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 方法は多分メールだとは思うんですけれども、それは内容を確認した上で対応させていただきたいと思います。 116: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 117: ◯森川 慎議員 そうしたら、この場で、改めて、こにゅうどうくんに関する一切の可能な限りの資料の提出を求めます。対応していただけますか。 118: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 119: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 私どもとしましては、市民の方、企業の方と一緒になって投票しました。私どもとしましては、これは業務として行っておりますので、当然業務の内容については公表させていただきます。 120: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 121: ◯森川 慎議員 ぜひよろしくお願いします。  提出されない場合は、情報の開示請求とか、そういったことも考えていますので、誠実に対応いただきたいと思っています。  なかなか事実関係を、こちらから提示をしても認めていただけないので議論は進んでいきませんけれども、質問通告させていただいている内容に移っていこうかなと思います。  投票のために、先ほどもちょっと出ましたけれどもフリーアドレスをシティプロモーション部で取って、それを配付していたということは報道でもされています。  フリーアドレスの総数、どれぐらい取得したのか。どの部署が、どれぐらいの時間をかけて、どんなふうに、その作業に当たられたのか、具体的な説明を求めたいと思います。
    122: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 123: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) フリーアドレスの取得についてご質問いただきました。  投票のために取得したフリーアドレス、総数およびその取得にかかった時間数につきましては、投票総数ありきということで取得したものではございませんので、その都度対応してきたものであるため、数の把握まではしてございません。  また、取得に際しては担当部局である私どもシティプロモーション部の職員が、インターネット上のフリーメールアドレスを取得できるサイトを利用して行ったということでございます。 124: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 125: ◯森川 慎議員 IDも把握されていない。これ、もう一個お伝えしますけれども、同じようにエクセルの表で、上からずらっとメールアドレスが書かれておって、例えば、何々部何々課、このアドレスと、ぱってこういう表を私は確認をしました。アドレス数って、把握されていませんか。 126: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 127: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 私の認識としましては、今現在、把握はしておりません。 128: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 129: ◯森川 慎議員 アドレスを取得したのは、シティプロモーション部なんですか。 130: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 131: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) ご指摘のとおりです。 132: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 133: ◯森川 慎議員 では、把握していないってあくまでも言うので、そのID表も、ぜひ資料の中に盛り込んでいただいて提出をいただきたいと思っていますので、対応をお願いします。  報道によりますと、2万件以上メールアドレスを組織的に取得されたということが、これ、かなりの大きな問題になって取り上げられました。組織的じゃないって言うけど、2万件って、なかなか個人で取得するというのは難しいんじゃないかなというふうなことを思います。  さらに言うと、シティプロモーション部が何件取ったかというのは公式には発表いただけませんけれども、とんでもない時間をかけて、とんでもない予算をかけて取得されたという疑義がここにはあります。  そういう中で、こういうアドレスを2万件以上、いわば、ゆるキャラグランプリの投票のみに使うようなフリーアドレスを2万件以上、取得したとされています。これは四日市市役所として道義的な問題であるとか社会的な責任って、そういったところはどのように考えているのかお聞きしたいと思います。 134: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 135: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 先ほどもお答えさせていただきましたけれども、フリーメールアドレスの取得につきましては、その都度対応してきたということで、件数についても把握していないという答弁をさせていただきました。それらのことから、私どもは、批判をいただくような組織票ではなかったという認識をしておりますので、ご指摘の道義的、社会的な責任というものについては、負うものではないのかなというふうに感じております。 136: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 137: ◯森川 慎議員 ごめんなさい。後半部分は何ではないのかなって言ったのか聞こえませんでした、ごめんなさい。 138: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 139: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) じゃ、済みません、繰り返し申し上げます。  フリーメールアドレスの取得について、これをその都度対応してきたということで件数がわからないという答弁をさせていただきました。そういうふうなことから、批判をいただくようなことではないというふうに考えているわけです。ですから、ご指摘の道義的、社会的な責任を負うのではないかというご質問に対しては、負うものではないのではないかというふうに感じております。 140: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 141: ◯森川 慎議員 そういうふうに考えると。悪いことをしていないというんですから、最初から首尾一貫で、答弁は整合性をとらなければいけませんから、悪いことしたと認めた途端に、これは全て崩れていきますから、そこで認めるわけにはいかないんだろうなという心境は察しをしますが、大いに私は問題があると思っています。市の税金を使って、たくさんの職員さんの時間を奪って、そして、ほぼ使う当てのないメールアドレスを取得したということ、私は大きな問題があると考えます。  ここで聞きますけれども、こういったIDの取得を、把握されていないという話ですけれども、報道によると2万件以上。これは、誰が判断して、そういうことをしようというふうに言ったんでしょうか。シティプロモーション部長が独断で決めたんですかね。 142: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 143: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 事業の進行、進捗につきましては、私どもシティプロモーション部で行いましたので、私どもの判断で行ったものでございます。 144: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 145: ◯森川 慎議員 じゃ、シティプロモーション部長が、このアドレスを配付するであるとか、そういったことは全て判断して、シティプロモーション部長の責任のもと実行されたということでいいですか。もう一回、確認します。 146: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 147: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 事業につきましてはシティプロモーション部でございますので、私の責任でございます。 148: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 149: ◯森川 慎議員 わかりました。  では、ゆるキャラの投票については、シティプロモーション部長が全て責任を負って実行してきたんだということを、今、認めていただきましたので、そのように判断をさせていただきます。  この投票依頼なんですけれども、この一覧を見ると、消防であるとか病院、そういった緊急性を要する部署にも投票依頼をされているというふうに、ここには報告がされていますので、きっとされたんだと思います。危機管理の面で適切であったというふうに考えているんでしょうか、伺います。 150: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 151: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 危機管理という観点から申し上げますと、例えば消防にしましても、病院にしましても、現場に立つ職員というふうなご認識でご質問いただいたのかなというふうに思います。  一方で、事務の職員もおりますので、当然それも入っておりますが、私どもとしましては、あくまでも可能な範囲で投票の協力をお願いするということでございますので、そういった職種にとらわれず依頼をしたということでございます。 152: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 153: ◯森川 慎議員 職種にとらわれず投票をさせて、投票をしていただいて、その投票数を報告させていたという事実が、この資料からはわかります。  消防本部であれば、10月19日の配付票が総数で2693票と書いてあります。私はね、消防さんは、やはり、これはやっぱり自分たちの仕事とか責任に鑑みて、随分、これ、抵抗されたんだなというふうに思います。投票したのがゼロというような部署も消防さんの中にはあります。何か万が一緊急の出動がある場合、そういったことをしていたら、明らかに業務に支障が出てくるというふうに判断していただいたんだと思っています。  さらに、市立四日市病院、これも431票。医事課なんかは、やっぱり8人いますけれども、1日当たりの投票数11票ということで、これはやっぱり、これも現場の判断で、こういうことをしておったんでは、やっぱり患者さんや救急の場合に対応できないというふうに判断していただいたんだと思っています。  これをいろいろ見てみると、さまざまな、それぞれの部署、課によってやっぱり温度差はあるんですよね。  そういった中で、いろんな投票をお願いしたという話で、果たしてこれも適切だったのかどうか。いわば、上から指示が来るわけです。シティプロモーション部からなのかどこかからかはわかりませんけれども来るわけです。それも特に問題はないという答弁だったと思っています。  次の質問をしたいと思いますけれども、外部の団体であるとか企業さん、そういった働きかけというのは、どんなことをしたのか。訪問の箇所数や費やした日数、携わった職員さんなど、具体的にこちらも説明を求めたいと思います。 154: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 155: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 外部の団体、企業への働きかけについてでございますが、企業への協力依頼につきましては、商工会議所等のご協力をいただきながら、シティプロモーション部の職員が、おおよそ1週間かけまして市内企業12社に対しまして、各企業の職員の方によるこにゅうどうくんへの応援を直接依頼したということがございます。  さらには、企業の皆さんが一堂に会する場を捉えまして協力依頼をさせていただくという場もございました。  一方で、企業側から、こにゅうどうくんへの応援を申し出ていただくということもございまして、直接協力依頼した以上の多くの企業の皆さんにも応援いただいたということでございます。 156: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 157: ◯森川 慎議員 1週間かけてシティプロモーション部が一生懸命選挙活動をしていただいたということですね。  私たちの選挙活動というのは個別訪問は禁止されていますけれども、企業へそうやって歩けるのは、うらやましいなと思って伺っていました。  この2018年のこういった取り組みを見ていると、一昨年、2017年、三重県内でナガシマリゾートのほうでもありましたけれども、ゆるキャラグランプリをされました。ここでも同じようにIDをつくったりとか、各課にいろんな指示を出したりとかして同じような取り組み、もっと規模は小さかったかもしれませんけれども、そういった取り組みというのはされたのかどうか確認したいと思います。 158: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 159: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 昨年度のゆるキャラグランプリへの取り組みについてでございますが、昨年度につきましては、当初ベスト10入りを目標に、ゆるキャラグランプリに挑戦しました。その際には、職員への投票の呼びかけ、市内企業や地域への協力依頼は行っております。  結果といたしまして、多く方に協力いただいて、目標を大きく上回る4位という結果をいただいたということでございます。 160: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 161: ◯森川 慎議員 働きかけはしていただいたと。どこまでやったのかということは言及はありませんでしたけれども、積極的に説明しないところを見ると、やはり、何か隠していることもあるんじゃないかなというふうに疑わざるを得ませんという感想を持って、時間もないので次に行きたいと思います。  このゆるキャラグランプリの取り組みについて、市民意見は、どんなことが寄せられているのか。四日市市として、市民の皆さんが、この今回の取り組み、あるいは報道、そういったものに対して、どんな感想を持っているか、考え方を持っているか、その辺はどのように認識をしているかお伺いしたいと思います。 162: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 163: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 市民の方のご意見ということでございますが、このゆるキャラグランプリに関しましてマスコミ各社に報道されたことから、電話あるいはメール、これらで市内外から50件ほどご意見をいただきました。これにつきましては、市内市外かにつきましては、ちょっと内容についてはわからないところでございます。  ゆるキャラグランプリ開催中には、報道内容に対しまして、市を挙げて地元のキャラクターを応援すべきだと肯定的なご意見もいただいた一方で、市役所のすることなのかというふうな叱責の声も多くいただいたということでございます。  また、常日ごろからこにゅうどうくんに関する情報発信を行っておりますツイッターがあるんですが、そちらのほうにおきましては、100件を超えるほどのこにゅうどうくんへの応援のメッセージを逆にいただいているという実態でございます。  決戦投票を経て、3位入賞をいただいた、その後ですが、長期間の戦いに対するねぎらいの言葉であったりとか入賞へのお祝いの言葉をいただいたほか、年始には昨年以上の多くのファンから年賀状をいただくなど、応援の言葉をたくさんいただいたという現状でございます。 164: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 165: ◯森川 慎議員 そうすると、市としての認識は、市民の声というのは、おおむね良好でよかったんじゃないかという声が多かったという認識ですか、もう一回。 166: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 167: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) ご指摘のとおり、おおむねそういうことではないかというふうに考えております。 168: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 169: ◯森川 慎議員 これも、私の手元に資料があります。  市政への提案箱についてというので、四日市市のホームページから、行政に対していろんな方が、こういうことをしてはどうか、これはどうなっているんだと、そういう質問をするというインターネットのサイトがあって、そこに寄せられた意見の一覧表、平成30年の10月から11月に受け付けた分というのがあります。  これ、まず、確認したいんですけど、市政への提案箱というのは、行政内ではどんな、庁内ではどんな位置づけになるんですか。 170: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 171: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 市政への提案箱につきましては、私どもシティプロモーション部の広報マーケティング課におきまして、その中の広聴業務の一環として、多くの方からのご意見をいただき、そのいただいた意見を、できるだけ市政に反映をするという趣旨で設置しているものでございます。 172: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 173: ◯森川 慎議員 市政に反映されるということで、これも、市役所職員さんの中の掲示板みたいなところに掲示をされておって、これは、もう、それこそ誰でも、市の職員さんでIDを持っている方であれば見られるというお話でした。  ちょっと紹介をさせていただきますと、10月から11月受け付け分、まさに、このゆるキャラグランプリが佳境を迎えてくる時期の意見であります。このゆるキャラグランプリに対する意見、それに関する意見は全体で40件、否定的な内容が38件、肯定的な意見が2件ということで、ちょっと紹介をさせていただきますと、例えば、ゆるキャラ、とにかく汚い、明確にルールに記載されていないと言って、大量のフリーアドレスの投票が汚い手であることと考えない市長の考え方はおかしい。その論法でいけば、法律に触れないなら何をしてもいいのか、市長の考えがおかしいと、なぜ市職員が進言しないのか、子供たちにどう説明するのか。  もう一つ、ゆるキャラ投票の件──ざっと続きますが抜粋をして──森市長は、今回の件を厳しく真摯に受けとめ、なぜかかる事が起きたのか検証し、必ず責任者を厳罰に処してください。そうでないと、市の信用をおとしめ、四日市市民の受けた恥ずかしさが解消されません。必ず厳しく実行してください。  ゆるキャラグランプリ、1日1回で勤務時間中に業務用パソコンを使って投票した、我々の税金を使って仕事中に投票するな、責任を明確にし、厳正な処分をお願いいたします。  ゆるキャラグランプリ、勤務時間中に税金を使い投票するのは公正ではない、市民も望んでいない、責任を明確にし処分を行い、再発防止に努めてほしい。  たくさんの否定的な、もうちょっと反省するべきだという意見を、たくさんの方に寄せられています。ネット上からの投稿なので、もうここの場で紹介できないような厳しい、きつい言葉で書かれているのもありますけれども、こういう声というのは、どんなふうに認識されていますか。 174: ◯副議長(加藤清助議員) 渡辺シティプロモーション部長。 175: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 先ほど申し上げましたけれども、50件ほどというふうで申し上げました。その中でも、かなり厳しいお声を、うちの職員もいただいて、私も報告を受けております。  市民の中には、そういった考えに基づいて否定をされるという方もおみえになりました。  一方では、応援していただいている方もあったというのも事実でございます。  私どもとしましては、一番最初に申し上げましたけれども、今回のシティプロモーション、あるいはまちの一体感の醸成ということで、それの目的を達成するために、こういう業務として私もやったわけでございます。そのやった内容について市民からの批判をいただいておるわけですけれども、私どもとしては、これは即批判されるところまではないというふうな気持ちで業務に当たっていたということでございます。 176: ◯副議長(加藤清助議員) 森市長。 177: ◯市長(森 智広君) 私からもご答弁させていただきます。せっかく全国区になったこにゅうどうくんを1時間取り上げてもらっていますので、私からも発言すべきだと思い、手を挙げさせていただきました。  まず、今回、こにゅうどうくんの件ですけれども、実際に、さまざまな観点から森川議員は質問されていますけれども、どこが悪かったのかということを明らかにしていかないと、これは解決しないと思います。  私自身としては、今回のこにゅうどうくんの件は、全く悪いことはしていないという認識でおります。市の公式キャラクターを市が応援するのは当たり前だと思っていますし、私は今回のこにゅうどうくんを応援することに当たって、まちの一体感の醸成と市役所組織の一体感の醸成を図っていきたいと、こう考えました。4000人を超える職員を、いかに一つの組織として強いものにしていくのかと、いかに4000人の職員の心を一つにしていくのか、なかなかそうできる手段って少ないです。  そういった中、こにゅうどうくんの力をかりて、市役所を一つにして市民サービスの向上に資するような強い組織にしていこうと思いました。  そして、そういった観点から、市職員全員に、こにゅうどうくんを一緒になって応援していこうよという呼びかけをしたわけであります。これは、公益に資する行為だと思っております。  そして、思いを一つにした職員が、それぞれの判断で、職務時間内も、職務時間外も投票してもらったわけです。それは、一部の職員の中で、一部強制的と判断された職員がいれば、それは私が謝るべきところだと思いますけれども、多くの職員は、こにゅうどうくんを応援しようと、そして、こにゅうどうくんを1位にしようという熱い思いで取り組んだわけです。ですから、少数の職員の意見で全職員がそうだったという決めつけの質問はやめていただきたいと思いますし、これは、思いを持って投票してきた職員に対して失礼な話だと思っております。  ですから、できる限り多くの人を巻き込んでいこう、市全体を巻き込んでいこう、職員を巻き込んでいこう、そして、心を一つにして四日市を一つの大きな強いまちにしていこうという思いのもとでやってきました。  いろいろさまざまなご批判はあろうかと思いますけれども、そういった思いを持って全庁的に取り組んできた取り組みであるということはご理解いただきたいと思います。 178: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 179: ◯森川 慎議員 答弁は求めていないけど、答弁していただきましたので。  市のスタンスとして間違っていないとか、正しいことをしてきたんだ、批判されるようなことはしていない、そうやって言うんであれば、全ての情報を公にするべきじゃないんですか。あらゆることを隠すことなく全てを見せていただいて、最終的には、こういう表もあるんですから、何票投じたということも明確にしていただいて、そして議会、そして市民、そういったところに説明をしていただいて、私たちは正しいことをしていましたよね、あとは皆さんのご判断にお任せします、それが行政の真っ当な姿勢じゃないんですか。一部の職員って言いますけど、こうやってして、事実として、全ての課が、毎日の投票総数の報告を求められている。こんなこと、自主的にするんですかね、私は大いに疑問を持ちます。
     それで、市民との一体感とか、何かそういうお答えも出てきたので、もう一回ちょっと資料を映してください。  ご丁寧な資料をつくっていただいてあります。ラインが引いてあるところ。1日当たりの投票アベレージ。9月期、1万661、10月期、2万1505って出ていますね。  もうちょっと大きくしましょう。  ちょっと、このまま映しておいてください。  この手元の資料によりますと、10月5日に出たというこの資料の中で、総ID数、1万2065、これが四日市市役所内に配られている。もっと言うと、教育委員会の分とかも別にあったというような話も聞いていますので、ひょっとするともっと多いかもしれません。  10月19日に配付されたエクセルの表。これ、総ID数が2万5687。9月期、10月期、1万661と2万1505。幾らかのIDがはねられた、受け付けてもらえなかった、そういう事実を考えてこの数を見比べると、果たして、市民の方がどれぐらい投票していたのか。私は、そんな四日市市が誇るような一体感が醸成されるような、市民を挙げて、組織を挙げて、全てが四日市市を挙げて、みんなが応援した結果としてあらわれているんだってことについては、大部分が市役所の投票なんじゃないんでしょうかね、私は単純に客観的に思います。それは、市民の皆さんが、私もこにゅうどうくんは、ずっと見ていますし、なれ親しんでいます。別に何かそこを否定するつもりはないし、ゆるキャラグランプリで上位に行ってもらうのは、それはそれで結構だと思っています。たくさんの方が応援してもらう、それも結構なことだと思っています。  だけど、取り組みとして、これは、市役所のその職員とか予算を使ってここまでする必要があるのか。  さらに、これが問題になると、役所として批判されることはない、決して間違ったことはしていない、何回もそんなふうに答える。ただの一度も謝ったこともないし、適切に説明をしたということもありません。  私は、組織として、もう随分これ、暴走してしまったんじゃないかなと思います。  渡辺部長は、ご自身の責任のもとでこれをやったんだと、IDも配付したんだということを言われましたけれども、シティプロモーション部長のそういった指示で、各部がこれだけ献身的に協力するのかどうか、私はちょっと疑問に思います。組織的な、いろいろ、やはりこうやって事実が出てきているんでありますから、この総括というのは、きっちりしていただかないと、あらゆる取り組み、四日市市の行政の信頼感を損ね得る、そういった不信感を招く大変大きな課題を含んでいると私は思っています。  これ、ここまでやって、ゆるキャラグランプリで一番になろうとか、それを思うのはいいですけど、どうしてここまでやる必要があったのか、どういう目的だったんでしょうか。市役所を強くするとか何か組織論をやたら錦の御旗のように掲げて反論を市長はされましたけれども、組織的じゃないって、散々いろんなところで否定しておって、マスコミがそんな一方的にレッテルを張ったような報道をして、私たちは一切悪くないんです、被害者ですって、そんなことをずっと言い続けていますけれども、これ、何なんですか、本当に。誰か、とめたりとか、こんなのやり過ぎやろうって、そんな声というのは、内部から上がらなかったんですか。明らかに組織としておかしい、暴走しているじゃないですか。見解を伺います。 180: ◯副議長(加藤清助議員) 森市長。 181: ◯市長(森 智広君) そもそも、四日市市が本気でこにゅうどうくんを応援して、こにゅうどうくんがゆるキャラグランプリで1位をとっていこうという意識のあらわれであると思います。やるからにはしっかりと結果を残していきたい、そして、ゆるキャラグランプリの1位とあわせて、組織の一体感の醸成を図っていく、そのためにみんなで力を合わせて頑張っていこう、そういった方向性って、私は組織として大事だと、こう思っております。  こういった中で、今回、こういった結果になったわけですけれども、私は一貫して間違ったことはしていないし、そのことによって四日市市は盛り上がりましたし、役所も大きな盛り上がりを見せたと思っております。各地域において、本当に有志の団体が立ち上がったんですよ。それをご存じじゃないのに、全て組織票だという発言は、非常に、そういった市民の方に対して失礼であると私は思っております。 182: ◯副議長(加藤清助議員) 森川 慎議員。 183: ◯森川 慎議員 私は、一般の市民の方のそういった取り組みは否定していません。先ほども、そうやってしていただくのは、十分、四日市にとっていいことだというふうな発言をさせていただきました。  いろいろ、今、言われたけど、先ほど、今までは市民の一体感の醸成というところから、今度は役所内の一体感の醸成という言葉まで出てきました。それが目的だったんですか。もう、ちょっと時間ないので、もっといっぱい聞こうと思っていたんですけれども、もうなくなりました。  改めて、さまざまな、このゆるキャラグランプリの関連の資料の提出を求めます。  そして、その資料をもとにして、議会内で、やはりこれはきっちりと検証すべきだと思っています。一般の方の話じゃなくて、これは四日市市役所、全庁挙げての組織的な問題を大きくはらんでいる、そういうものだと私は認識をしています。ぜひ、この館内放送で聞かれている職員さんもみえるかもしれません。皆さんは、私は本当に優秀な、難しい試験を通って、優秀な仕事を日々やっていただいていると思っています。そういった中で、こんなことに──こんなことって言うと、また市長が反論したいと思っていますけれども──皆さんの労力を費やしていただいて、ほかの仕事がおろそかになっているのではないか、税金が議会の私たちの知らないところで陰で裏側で使われているんじゃないか、私はそんな疑念を持っています。ぜひ、職員の皆さんも、改めてこの取り組みがどんなことであったか思い返していただきたい。私は、四日市市の議員であることに誇りを持っていますし、市職員は、この三重県内で一番人口が多くて産業都市で、この県内を引っ張っていける、そういった誇りある役所だと信じていますから、ぜひみずからで自浄作用は果たしていただくことをお願いいたします。  終わります。 184: ◯副議長(加藤清助議員) 暫時休憩いたします。再開は午後1時からといたします。 185:                         午後0時1分休憩    ─────────────────────────── 186:                           午後1時再開 187: ◯議長(竹野兼主議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  樋口龍馬議員。 188: ◯樋口龍馬議員 皆さん、お疲れさまです。リベラル21、樋口龍馬でございます。  今期最後の一般質問のこの日に、うちの娘が、大学受験の二次試験のために、きょう朝一番で出かけていくのを見送ってきました。18歳になる娘がいるんですけれども。小学校の卒業式で泣かれる親御さんもたくさんみえるし、中学校で泣かれる方も、大体では学校の校長先生が義務教育の最後ですと言って、そこで親がだっと泣くというのをよく見せていただくんですけれども、今、進路を見出そうとしているうちの娘は、研究者になりたいというふうに言って、何でわざわざ東京に行かなきゃいけないんだという家内の制止に対して、自分でプレゼンの資料をつくってきて、なぜこの大学じゃなければ自分はいけないんだ、研究費が、国から割り当てられている比率が高いので、私はぜひこの大学に行って研究者になりたいということを高校3年生の娘がプレゼンテーションしてきたので、どこのばか親に似たのかなというふうに思いながら、理屈っぽいところは誰から譲ったのかわかりませんが、そういうことであればということで納得をしまして、親子で今朝、午前5時過ぎに彼女を見送ってきたところでございます。  それのせいでということはないんですが、ちょっと一般質問の準備が足りていない部分がございまして、そこは現場対応力と行政の皆さんの温かい真心のある答弁でもって補っていければな、そんなように感じているところでございます。  そんな技術者志望の娘が、また四日市に帰ってきたいなと思えるようなまちづくりを、また4年間、皆さんが行っていただけるように、そんなきっかけとなる一般質問になればなと、かように考えているところでございます。  今回は、住みたくなるまち四日市を目指してという大項目にまとめさせていただき、四つの項目でもって質問を進めさせていただきたいと思います。  まず、一番初めですね、安全便利な徒歩と交通という題目で書かしていただきました。  私が、平成28年8月定例月議会で、その定例月議会には、実は、太田紀子議員も同様に運転免許返納について触れられたわけですが、私は2日目、太田さんは3日目ということで、私が先でございます。私が初めて運転免許返納について触れさせていただいたわけでございますが、その後、私自身も平成29年6月定例月議会で、ほかには、太田議員以外にも三木議員、加藤清助副議長、谷口議員、中村久雄議員なんかが運転免許の返納ということに触れながら質問を種々な角度で行っているところでございます。  その運転免許の返納についてどのような進捗があるのか、お聞かせ願いたいと思います。 189: ◯議長(竹野兼主議員) 稲垣都市整備部長。   〔都市整備部長(稲垣圭二君)登壇〕 190: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 議員から、運転免許返納に対して、どういうふうに進んでいるかというご質問をいただきました。  ちょっと初めに、市内における交通事故、その状況について少し紹介をさせていただきたいというふうに思います。  本市におけます平成30年の交通人身事故、これが933件。このうち65歳以上の高齢者が関係した事故、これが267件。これは、全体の4分の1強を占めていることになります。これをさらに交通事故死者数で見てみますと、市内全体で8人の方がお亡くなりになりましたが、そのうち65歳以上の方が5人ということで、これは全体の3分の2近くを占めるという形でございます。このように、運転免許保有者当たりの高齢者の交通事故死者数は、ほかの年齢層と比較して多くなっております。  国におきましても高齢運転者対策が喫緊の課題であるということで、平成28年6月に道路交通法の一部を改正する法律が公布され、平成29年3月に施行されております。  この法律では、高齢運転者対策の推進として、75歳以上の高齢者が一定の違反行為を行ったときには臨時認知機能検査及び臨時高齢者講習を受けることが義務づけされたほか、運転免許を更新する際に、更新時の認知機能検査、または、臨時認知機能検査で認知症のおそれがあると判断された場合、違反の有無を問わず医師の診断を受ける、または、主治医の診断書を提出すると、こういったことが義務づけられております。  この法律の施行に伴いまして平成29年1月には四日市南警察署より市に対し高齢運転者の運転免許証の自主返納や行政処分による運転免許取り消しが増加する、こういったことが予測されるので、高齢者の移動手段の確保に向けて環境整備に努力してほしいと、そういった旨の要請をいただいてございます。  本市における運転免許返納の状況でございますけれども、近年の推移を紹介させていただきます。  本市における全体の運転免許返納者数は、平成27年が455人、平成28年が631人、平成29年になりますと1137人、平成30年は1034人となっており、そのうち65歳以上の免許返納者数で見てみますと、平成27年が428人、平成28年が606人、平成29年が1087人、平成30年が998人となっております。  さきにお話しさせていただきました改正道路交通法、こういった施行の影響もございまして、平成29年からは毎年1000人を超える運転免許返納者数となっているというのが現状でございます。  以上でございます。 191: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 192: ◯樋口龍馬議員 ありがとうございます。  四日市市の行政とは違う次元のところで、さまざまな制度の変更が行われ、その中で返納者がふえていると。交通事故者が減るということは大変にいいことですし、これ、ぜひ進めていっていただきたいなと。  徐々に増加しているという話があったんですが、あるニュースを見ますと、これは上毛新聞さんなんですけれども、2018年の1年間の運転免許証の自主返納率が5倍になったと、5年前と比べてですね、5倍になったというニュースが上げられていました。この中で注目していきたいのは、返納後の移動手段について、自治体の支援が拡充していることが後押しをしたというふうに見られるというふうに記事の中では記載をされております。  四日市市がそういったことをしていったらどうだというさまざまな一般質問が先ほど挙げたように多くの一般質問の機会でなされているということは周知のことかと思います。  過去においても、私自身も提案をしてきたところです。運転免許を返納した市民への公共交通補助を提案した際に、運転免許返納者に限らず、高齢者を対象とした支援策を考えていきたいというふうに当時答弁をいただいているところでございます。  今議会に上程されてきておりますデマンドタクシーの実証実験などを承知しているところでございますが、バス、鉄道の利用促進にもつながるような支援策についてお考えをお聞かせください。 193: ◯議長(竹野兼主議員) 稲垣都市整備部長。 194: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) それでは、高齢者の移動手段の確保に関する取り組みについて答弁をさせていただきます。  まず、本市では、四日市市都市総合交通戦略におきまして、高齢者が安全、安心に移動できる仕組みづくりといったものを位置づけてございます。  その中では、公共交通の利用環境整備とあわせた運転免許自主返納の促進や、高齢者対象の安全教室の開催の二つ、これを掲げております。その上で、関係者と連携しながら取り組んでいるというところでございます。  まず、運転免許返納の前提となります公共交通の利用環境整備ですが、鉄道事業者が実施する段差解消のためのスロープやエレベーターの設置など、これに国、県、市で補助金を出し、鉄道駅のバリアフリー化を支援しております。平成26年度にJR四日市駅においてエレベーターや多機能トイレなどが設置され、平成29年度には近鉄霞ケ浦駅でスロープが整備されておりまして、今年度は近鉄阿倉川駅においてエレベーターの設置を進めております。  今後も、近鉄桜駅、三岐鉄道暁学園前駅においてバリアフリー化が予定されており、市でも第三種鉄道事業者といたしまして四日市あすなろう鉄道のあすなろう四日市駅のバリアフリー化や内部駅や西日野駅における駅前広場の整備、こういったものを進めているところでございます。  また、JR四日市駅を含む近鉄四日市駅周辺整備にも取り組んでおり、その中でも、バリアフリー化などによる乗り継ぎ環境の向上を図ってまいります。  また、三重交通や三岐鉄道のバス事業者ですが、国、県の支援のもと、平成25年度から平成29年度にかけまして、20台のノンステップバス、ワンステップバス、これを導入しておりまして、高齢者にも利用しやすい環境づくりを進めていただいているというところがございます。  次に、運転免許返納の促進に関する取り組みということで、いろんな取り組みをご紹介させていただきたいと思います。  さきの平成28年8月定例月議会において、三重交通株式会社が65歳以上の方で運転免許経歴証明書をお持ちの方を対象に、三重交通、三交伊勢志摩交通、三重急行自動車、八風バスが運行する乗り合いバス路線が乗り放題となるセーフティーパスという定期券を販売しているというご紹介をさせていただきました。  この制度ですが、高齢者の交通事故が増加しているということ、さらに、改正道路交通法の施行ということもございまして、平成29年3月より、安価に価格設定などが見直されております。  また、三岐鉄道株式会社においても同様に、平成29年3月から、これは、セーフティーファーストパスという名前ですけれども、そういう名前の定期券の販売、これを開始しているところでございます。  具体的に説明させていただきますと、両者とも内容は同じでございます。運転経歴証明書を持っている方を対象として、1カ月5000円、3カ月1万3000円、6カ月2万5000円、1年間4万8000円で、それぞれの乗り合いバス路線が乗り放題になる定期券を販売しているということでございます。  さらに、三重交通では従来の65歳以上という年齢制限も廃止しておりまして、より利用しやすくなっており、三岐鉄道におきましても、同様に年齢制限は設けてございません。  また、これらの割引定期券とともに、平成29年3月からは、三重交通と三岐鉄道の両者において運転経歴証明書、これを提示しますと、本人のバス運賃が半額になるサービス、これを実施しております。  さらに、家族や友人などの同伴者1名、これの運賃も半額になる制度となっており、運転免許返納者に対する支援を拡充していただいているところでございます。  なお、タクシー事業者におきましても、名鉄タクシー、つばめタクシー、勢の國タクシーが70歳以上の方を対象にタクシー運賃を1割引きにするサービスを提供しております。  最後に、高齢者対象の安全教室の開催ということで、四日市市交通安全協議会交通安全教育指導員──いわゆるとみまつ隊ですけれども──が年間200回の交通安全教室を実施しておりますが、そのうち年間約20回が高齢者に対する教室を実施しているところでございます。  その中では、加齢に伴う身体機能の低下を自覚していただくための説明や落下した棒をつかみ取る反射実験などの体験、道路横断時など歩行中の注意点のほか、さまざまな説明を行っておりますが、さきの法律の施行を受けまして、平成29年4月からは、運転免許証の自主返納制度の紹介、これもあわせて行っていただいているということでございます。  これらの取り組みにつきましては、市内の交通にかかわる市民や交通事業者、行政など関係者が一堂に会する四日市市都市総合交通戦略協議会におきまして、おのおのから活動報告がなされるということで、協議会全体で情報共有を行いながら進めているところでございます。引き続き関係者とともに、高齢者にとっても移動しやすい交通環境づくりに努めてまいりたいということで、考えているところでございます。  以上です。 195: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 196: ◯樋口龍馬議員 ありがとうございます。  公共交通の維持という観点と運転免許の返納による移動手段の確保というものをパッケージにして提案していったらどうだというのが前回からの提案でありまして、ある交通事業者の方にお話を聞きますと、今までは労働組合は路線維持だったんですね。路線維持だったんですけど、もう今や名古屋市なんかのほうに運転手を取られている状況で、路線を維持していくと労働環境がなかなか厳しくなるということで、何なら、もう四日市でバスを走らせなくてもいいんだよぐらいのことになりかねないような状況になってきているというのはご承知だと思います。  市民の皆さん、多分知らないんですよ、そういうことを。どんどんどんどん違うところに三重県から運転者が取られていっている状況で、気がついたら路線が廃止されていくという状況になってしまってからでは遅いんですね。だから、先ほど稲垣部長のほうからご紹介いただいたような民間の交通機関が実施しているサービスに補助や助成をつけることができないだろうかというのが前回の提案だったわけです。全く検討はされていないということが今わかって残念な気持ちではあるんですけれども、ここでちょっと周りの取り組みを見てみましょうね。周りというか他市町の状況です。  真岡市というのが、今、1年間限定で市の公共交通機関も含めて、我々で言ったらあすなろう鉄道みたいなものも含めて、1年間限定で無料にしていたものを、この2019年度予算で無期限で返納者に関しては無料化していこうという議案を今もんでいるそうです、まさに。  ほかにも、小山市議会におきましては、2017年に地域バスの終身無料を議会に提案をしているであったり、2017年の7月には、鹿沼市が、運転免許返納者に対して終身無料乗車券を渡していくなんてことをしているというのは、ネットのニュースをぱっと調べるだけでも、たくさん出てくるんですね。これは、一例に過ぎないわけですけれども、ぜひ、交通戦略協議会においても、もう一歩踏み込んで、こういった提案を検討していただきたいということを重ねてお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 197: ◯議長(竹野兼主議員) 稲垣都市整備部長。 198: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) まず、四日市の公共交通ですけれども、まず、人口ベースではございますけれども、9割近くが公共交通が使えるような形になっていると。そういったところは、まず免許返納が進んでいくにおいても、まず守っていかなければならない重要なところだということでございます。  そうした中で、先ほど、るる紹介をさせていただきましたが、交通環境といった面では、これは国の制度でも用意されておりますけれども、市もお金を出して、そういった整備に対する支援を行っているというところがございます。  一方で、高齢者の移動という形の中では、なかなか特に公共交通不便地域というのは、なかなか難しいというところもございまして、そこについてはタクシーを活用したものができないかということで、今、デマンド型の実験はさせていただいているというようなところがございます。  まずは、四日市市としては、全体として、各関係者が一緒に取り組むという形でやってまして、我々は、そういうインフラの整備であるとかといったところに対して十分支援もしながら、その中で民間が頑張っていただくというところで、民間のほうも努力をしていただいているといった紹介をさせていただいております。  そうした中で、まずは、今の環境が少しでもよくなるように、まずは、そこを固めていくという形で取り組んでいるところですので、ご理解を賜りたいというふうに考えております。 199: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 200: ◯樋口龍馬議員 私も次の4月に帰ってこれるかどうかわからない、森川議員と立場は同じですので、ちょっとやっぱり弱いかなというふうに思います。  なくなってからでは遅いのは、よく稲垣部長こそが知っているじゃないですか。山本上下水道事業管理者なんかも詳しいと思いますけれども。なくなったらもうふえないんですよ。路線の変更なんかはあっても、なくなった路線をもう一回ふやすというのは、鉄道と同じとは言わないまでも、相当に難しいってことはご理解いただけると思います。今、手を打っていかなかったら、やる気を見せていかなかったら、利用者をふやさなかったら、バス路線は壊滅的なものになると思いますよ。そういうところを、もう一回、ちょっと考える、検討する、俎上に上げると言えませんかね。 201: ◯議長(竹野兼主議員) 稲垣都市整備部長。 202: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) まず、今のお答えについては、高齢者の移動手段という観点で少しお話しをさせていただきましたけれども、まずはとにかく利用していただくということが大事でございます。これは高齢者に手を打つということだけでは、なかなか賄い切れないということで、もともと、この都市総合交通戦略をつくったときに、公共交通を10年前のベースに戻したいということからいきますと、例えば月に1回皆さんが余分に公共交通に乗っていただくと10年前に戻るということで、それを目的に進めているということですので、そういう観点から利用の促進につきましては、いろんな対策を、高齢者に限らずということで考えてまいりたいというふうに思っております。 203: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 204: ◯樋口龍馬議員 だから、それを全てに対して助成していくとか補助していくというのは難しい中で、運転免許の返納というものを一つのきっかけにして、そこで全体に対するよりは、比較的少額の予算でもって手当てをして、事業者にうまみのある制度というものをつくっていき、その中で、ついでじゃないけれども、それだけ路線があったら利用しようかなという若手の人だったり、子育て世代の人だったりがいて初めて維持になっていくんじゃないかなというふうに考えます。  時間もないので、ここでとめて、ちょっと次の項に移りますけれども、部長にはもう一度強くお願いを申し上げたい。1回考えてほしい。お願いをします。  続きましては、三世代地域住民で支えるまちづくりということで提案をさせていただくわけでございますけれども、地域包括ケアシステムについては、今議会でも一般質問で議員さんが数名触れられているところでございます。  今、内閣府からの通達なんかがあるわけですけれども、それを見ていきますと、地域包括ケアシステムというのは、高齢者介護、福祉だけの政策で進めるのではなくて、子供、子育て支援政策との密接な連携が必要であるということを内閣府は言っているわけであります。  コンパクトシティの形成と地域包括ケアシステムの構築、子育て支援策の推進というのは、相互に影響し合う点が多くあると。コンパクトシティという考え方の中で、双方の政策に対して、双方が肩を入れていくというよりも、一体的なシステムの構築が求められているということを内閣府は示唆しているのではないかと思いますし、私もそのほうが、担い手育成にもつながっていくのではないかなというふうに考えるところがございます。  ここで改めてなんですが、本市における地域包括ケアシステムのメニューについてお尋ねをしたいと思います。 205: ◯議長(竹野兼主議員) 辻 和治健康福祉部長。 206: ◯健康福祉部長(辻 和治君) 地域包括ケアシステムについてお尋ねがございました。三世代で支えるというお話ありましたが、まず、現状、本市の今の取り組みの一端をまずご紹介させていただきたいなというふうに思います。
     これは、繰り返しになって恐縮なんですが、2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、医療や介護の需要が大幅に増加すると。それとともに少子化の進行もありまして、そのサービスを提供する側の支え手側、あるいは専門職の確保が困難になるということが見込まれる中、高齢者の思いやニーズに応えながら高齢者を持続的に支える、そういうような仕組みが必要だということで取り組みを進めておるわけでございます。  こういうような状況のもと、高齢者が可能な限り住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで送ることができるようにということで、専門職による公的サービスだけではなくて、非専門職によるインフォーマルなサービスと申しますか、そのようなサービスも活用しながら地域全体でその高齢者を支えていくと、そういうような地域包括ケアシステムの構築が求められているという点。こうした背景で、国においても、この地域包括ケアシステム構築の一環として、多様な主体がサービスの提供主体となる介護予防・日常生活支援総合事業、いわゆる総合事業を制度化して、本市におきましても、去る平成29年4月から、この制度を導入したものでございます。  文字どおり総合事業は、地域全体で高齢者を支えるという地域包括ケアシステムの趣旨を具現化するものであると理解しておりまして、多様な主体の参画、特に地域住民のご協力が重要であり、本市もそうした観点から、地域住民の方々の組織やボランティア団体、NPO法人などによる住民主体の多様なサービス、こういうものの育成を重点的に進めているところでございます。  その結果、今、現状をご紹介させていただきますと、市内では通所型で12カ所、訪問型で7カ所の住民主体サービスが実施されておりまして、身近な地域で介護予防に取り組んでいただく、また、ごみ出しや草刈りなど、専門職による公的なサービスでは賄えないような柔軟できめ細かな生活支援が提供され、高齢者の地域での生活を支えていただいております。  また、現状、この住民主体サービスを提供していただく団体の多くは、元気な高齢者の方が運営の中心を担っていただいております。意欲ある高齢者が、みずからの能力、経験を生かしていただきまして、地域の助け合い、支え合いの担い手として参加いただいております。  その結果といたしまして、参加いただく高齢者の方自身の生きがいや介護予防にもつながっているというような効果もあらわれているのではないかというような思いをしてございます。  現状は以上でございます。 207: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 208: ◯樋口龍馬議員 さて、それで、担い手なんですよね。次を担っていく人が、それではあらわれないんじゃないかということです。そうですよね。うなずいてみえるので、そうだというふうに理解をしていきたいと思います。  先ほど示させていただいた、子供、子育てとの密接な連携というのをどのように考えていくかというところなんですけれども、例えば、全国看護師会さんのビジョンなんですが、看護の将来ビジョンという中において地域包括ケアシステムは療養する高齢者だけでなく、子供を生み育てる人々、子供たち、障害のある人々などを含む全ての人々の生活を地域で支えるものであるとし、全世代型の地域包括ケアシステムへの構築への取り組みというのを明記したと、こういうふうな動き、これは一例として取り上げましたけれども、こういう動きが物すごく、今、全国的に多い。子供、子育てと地域包括ケアシステムというものを密接に書き記しているものが結構出ているんですね。これは、ある組織のものですけど、これは、東海市の地域包括ケアシステムについての部分なんですけれども、平成28年度からは、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援として、しあわせ村子育て総合支援センターで事業を開始し等云々とありまして、乳児、小中学生、高校生、大学生、働き盛りの方など、様々な年齢の方が住んでいます。それぞれが自分たちでやれることを自主的または主体的に考えていくのが地域包括ケアシステムですというふうに記した後に、ゼロ歳から100歳までの──100歳以上生きる方もみえるので、100歳以上の方も含めてということだと思いますが──地域包括ケアシステムの構築を市民の皆様と一緒に目指してまいりましょうということで、自治体として取り組んでいるところもある。こういうところを見ると、四日市はちょっとおくれているのかなというふうに考えるんですが、子供、子育て等に対してメニューの拡充をしていくというか、地域包括の考え方、ウイングを広げていくことによって新たな担い手の発掘、育成につながると考えますが、どうでしょう。 209: ◯議長(竹野兼主議員) 辻 和治健康福祉部長。 210: ◯健康福祉部長(辻 和治君) 担い手の発掘のご質問でございます。  先ほど、私、うなずかさせていただきましたのも、先ほどご説明申し上げた住民主体サービスを、今実施していただいている団体の方々とコミュニケーションをとる機会が多うございます。  その中でも、やっぱり支援の核となる方が高齢者であるだけに、将来的な事業の継続を心配していらっしゃる、そういうような意見を多々お聞きしてございまして、そういう声があるのも事実でございます。  私どもといたしましても、この青少年や子育て世代など、若い方々を何とか地域包括ケアシステムの主体として巻き込んでいくことで、こういう仕組みをつくっていくことで、地域包括ケアシステムを継続的に機能させると、こういうようなことが非常に重要なことであるというのは、全く同感でございます。  そうしたことから本市では、例えば、平成27年度からですけれども、生活支援コーディネーターというのを設置いたしまして、地域における生活支援の担い手発掘、養成なんかをやって、今のこの住民主体のサービスに関係しておるんですけれども、そういうのをやってまいりました。  その中でも、若い世代なんかにもアプローチをしておるわけでございますけれども、特に若い世代からは子育てや仕事等、時間的な制約などから、支援の担い手としての活動にかかり切れないというような場合なんかが多いというような声もかなり反応がありまして、思うように育成が進んでいないというのも正直な実態でございます。  少子高齢化が進む中で、この担い手の確保が難しいというのは全国的な傾向でもあるという理解をしています。  その中で、国でも、議員ご指摘のような、近年、地域共生社会の実現に向けた取り組みを進めるというような方向も打ち出しております。その中では、少し注目すべきだなというのでメモしておったんですけれども、制度や分野ごとの縦割りや支え手、受け手という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体による相互の支え合いと公的支援の連動により切れ目のない支援の実現を目指していく、そういうようなことも指摘されておりまして、そのことをすることによって、高齢者のみならず障害のある方、また、当然子供さん方など、生活上の困難を抱える方への支援を横断的に実施する仕組みが必要ではないかというのも指摘されておりました。  そうした観点で、また私どもを振り返ってみますと、本市においても、この住民主体サービスの中で実施していただいておる中で、学童保育所と一緒にやっていただいておるところ、子ども食堂と同一の施設で事業をやっていただいておるところがございます。時には、高齢者の集いの場に子供たちが参加して交流を行うなど、随時、連携とか協力を行っていただいておる例もありまして、こうした高齢者と子供の交流によって互いに新鮮な刺激になると喜ばれているところもありますし、また、これは重要かなと思っておるんですが、交流を行うことで、高齢者支援と子育て支援に取り組んでいる支援者間の連携といいますか、関係づくり、これが自然に進む面がありまして、そうした中でお互いが協力していただける場面が出てくる、そういうふうなものも期待できるというふうに思っております。  今後、こうした取り組みを進めながら、また、冒頭コンパクトシティのお示しいただいた資料の中でも、地域包括ケアシステムと子育て支援施策の推進は相互に影響をし合う部分が多くあると、こういうふうなことも大事な視点だというふうな認識を持って、若い支援者を巻き込むことを模索していきたい、あるいは研究していきたい、そのように思ってございます。  以上でございます。 211: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 212: ◯樋口龍馬議員 ありがとうございます。今ある制度がこうで、ここに対してどうかかわらせるかという考え方だけではなくて、場合によっては、スクラップ・アンド・ビルドで、新しい考え方にするために一度制度を壊して、あるものの状況を変えて、前提が違う中で制度を組み立ててもらうことによって新しいソリューションが出てくるって、十分あり得ると思いますので、ぜひこれは考えていっていただきたいなというところ。  最後に、もう一つ、ちょっと今、総合型地域スポーツクラブに大変関心が高いもんで、いろいろ調べていきますと、総合型地域スポーツクラブと地域包括ケアシステムで検索してみてください。いっぱい出てきます。  これは文部科学省が示している、スポーツを通じた地域の課題解決に向けた取り組みの推進ということで、総合型地域スポーツクラブが地域課題に応えるための社会的な仕組みとして定着していくことを目指していきましょうということを、文部科学省が言っています。具体的方策の1個目です。1個目に、地域包括ケアシステムへの参画ということが書かれているわけですね。これが書かれているから、総合型地域スポーツクラブが必ずしもこれにかかわらなければいけないという話ではないと思うんですが、こういう可能性もあるんだと。新しい公共というものをどうやって四日市が組み立てていくんだというときにね、どういうキャストがいて、今、割と自治会、社会福祉協議会を見ているのが多いと思うんですけど、連合自治会も社会福祉協議会も担い手がないわけですよ、既にその中には。せいぜいが育成会ぐらいが若くて、でも、育成会から社会福祉協議会の組織に入ってくる流れができている市町なんていうのは非常に少ない中でね、一体どういうところに新たな担い手を育成していくような課題解決の方法があるんだということは、考え方がたくさんあると思います。もう一例として示させていただきますけど、これも調べてみてください。いろんなスポーツクラブが、実際に地域包括ケアシステムにかかわっている事例がたくさん出てきます。それを提案していただいて。  でもね、やっぱり仕事を渡していく、それは住民自治にもつながっていくのですばらしいことだと思うんですけれども、仕事を渡すときには、やっぱり金はつけたらなあかん、多少はね。それでぼろもうけするような仕組みである必要はないんですけれども、意欲を持って自分の時間を割いてかかわった人が、せめて、もう何やっておるかわからへんけど飯は食えておるわというぐらいにはしてあげるのが僕は行政の初めの仕事だと思うし、その中で自立できるような経営の仕組みというものをつくっていくのは、これは民間の仕事かもしれません。でも、手離す初めのときは、ちょっとお金をつけてあげるということは、ぜひ考えていただきたいということを添えさせていただいて、この場は終わりたいと思いますが、この話を聞いて、所管は、もういいか、いいですね。次、行きましょう。  今回、大項目でまとめてあるので、別に最後にまとめて言っていただいても構いませんので進めます。  障害者の親に対するレスパイトケアというふうに書かせていただきました。なぜこれ障害者なのかということで、ヒアリングというのがあるわけですね。質問通告を出しますと、行政職員さんがどういう話を質問されるんですかと聞きに来るんですが、障害児じゃなくて障害者ですかということを聞かれました。そうなんです。障害者なんです。  18歳を超えたって、ずっと介助が必要な人であって、それが自分の子供だったら、18歳になったから、すぐさまもう手が離せるということは、あり得ないわけです。だから、ずっと介助を受けていかなきゃいけない人の保護者という立場、その人たちに対するレスパイトということで今回は質問を進めさせていただきますので、障害児ではなくて障害者というふうにさせていただいております。  この親という表現がね、僕、ちょっと配慮が足りなかったかなと思って、今、保護者とか介助をする方というふうに言いかえさせていただいたというところはお含み置きください。  なかなか厳しい状況で、胃ろうのある人なんかだと、なかなか子供から目を離せないとか、これはその身体障害の重度ですけれども、精神障害であったり知的障害であっても自傷癖が強い人というのは、なかなか目が離せないですとかね、たくさんの課題があるわけです。子供から目が離せない親の気持ちが、どういうふうに狭いところに入っていってしまうかというのは、当事者でないとわかり切らんところはたくさんあると思います。  うちの子供なんかは軽い知的障害ですんでね、そんなに悲しい気持ちにならずに明るく楽しく生きてはおるわけですけれども、それでも、うちみたいな軽度でも、親が死んだら、この子はどうやって生きていくのかなというのは、家内との間で必ず話題に上ります。施設に残れるだけの、でもね、これね、知的障害だとかの軽い人が財産を持つとどうなるかというとね、大体飲み屋の姉ちゃんにだまされるんですよ、僕、本当に何人も見てきておるんです。それで、係争になって、あのときに通帳から引き出された何百万円という、あの子が一生懸念ためたお金を取り返すために何とか協力してほしいって、こんな相談も二、三件受けました。  実際、裁判とか行くと、なかなか取り返せる事例って、少ないんですよ。やっぱり賢い人のほうに法は傾くというかね。なかなか難しい。だって、くれたお金やんかという話になって、言った言わんの世界で、最終的にお金が戻ってこなくて、この子の将来のためのお金はどうなるんだろうと言って泣き濡れるお母さん、見たことありますか。中には、おみえになると思います、相談を受けたことがある部長さんたちなんかであれば、そういう事例に触れたこともあると思います。結構ね、そういうのを見ちゃうとね、どうなるのやろうなという心配はあるわけですよ。まして重度です。もう、随時付き添っていないと子供の状況が何ともならんような。  その人たちって、じゃ、子供が重度の障害を持っているから、日本国民に生まれた権利というのを置いていってもいいんでしょうか。彼らには、やっぱり彼らの余暇が必要だし、その休息の中でエネルギーを得て、またその面倒を見ていくということも必要になるんじゃないでしょうか。  この点については、山口智也議員が以前に質問をされ、市川現副市長が、当時、こども未来部長として、充足していく必要があるので、県のほうに申し入れをしていきたいというお答えで終わった質問の記録が本会議の会議録に残っております。その後の四日市市の対応、そして、県の反応。また、それが充足しているのか等について質問を進めていきたいと思いますので、お答えをいただきたいと思います。 213: ◯議長(竹野兼主議員) 川北こども未来部長。 214: ◯こども未来部長(川北高実君) まず、議員のほうからは、平成26年度に行いました県への要望につきましてご質問いただきました。  この件につきましては、たん吸引や酸素療法等の医療的ケアが必要な児童を育てる保護者にとりまして、レスパイトの必要性が課題であるということで、当時そうした乳幼児を預かってくれる医療型の短期入所施設が市内にはないということで、県内では国立病院機構三重病院だけという状態でありましたので、県に対して四日市市内にもそういった施設の誘致について要望したというところでございます。  その要望につきまして、県からの回答としましては、引き続き施設整備の促進及び人材の育成を図るとともに、医療型短期入所施設を含め、医療的ケアが必要な障害児が安心して地域生活を送れるための支援体制について検討を進めますという内容でございました。  こうした中、本市では、県地区社会福祉事業用地を活用いたしまして、あけぼの学園の移転とともに民間医療機関を誘致いたしまして、福祉と医療を一体的に整備する計画を平成26年度より進めてまいったところでございます。  その民間医療機関の公募の際に、発達に課題のある子供やその家族を取り巻く医療の課題の一つとして、本市が医療的ケアの必要な子供の短期入所について示したところでございます。  その結果、平成29年5月開院の四日市消化器病センターにおきましては、小児を対象といたします短期入所の専用室を1床設置いただいたという次第でございます。  また、短期入所につきましては、医療型短期入所のほかに、従来型の福祉型短期入所がございまして、これは市内に9カ所あるわけでございますが、これは大人の障害者も利用しているわけでございますが、この福祉型には、一般の福祉型と医療的ケアに対応した福祉強化型がございます。  福祉強化型は、今月にも新たに10床を持ちます事業所が市内に開所し、合計3カ所となったところでございます。  短期入所につきましては、実は土曜日や日曜日に利用者が集中するというような課題もございますが、障害のあるお子さんを持ちます保護者のレスパイト等につきまして、ふだんから子供たちが、そうした宿泊を伴うような環境になれていくようなことも必要だと考えております。そういったことから、体験利用も含めて活用できるよう働きかけをしてまいりたいと、かように考えているところでございます。 215: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 216: ◯樋口龍馬議員 お考えの中で、ある程度見え隠れした部分があったので、今進めていると、ただ十分じゃないから、さらに制度については検討しながら進めていってという話なのかなというふうに受けとめました。  これもね、レスパイト、重度で検索しますとね、いっぱい出てきます、各県各市町の取り組みが。その中で私が注目したのは、新宿区の取り組みです。これは在宅型なんですね。そこに派遣をしていくという制度なんですけれども、やっぱり通わしてしまうというのは、そこに連れていくまでのこともありますし、こういうことも考えていってもいいのかななんてことを、いろいろと今回勉強しながら感じたところです。  新宿区以外にも、たくさん例はあります。もうそれは、もちろん部長はご存じだと思いますけれども、もっと勉強しないかんと思いますし、一体どれぐらいの財政出動があって、どれぐらいの効果が上がるのかということを考えていただきたいし、これ、憲法上、権利が記されている以上、その権利は、四日市市として最前列で守ってあげなきゃいけないというふうに思いますので進めていただきたいなと思うんですが、今、私がコメントの中で、まだ充足し切っていなくて、さらに進めていかなきゃいけない理解だというふうに言ったら、顔が、うんって、首がかしげていましたので、コメントを求めたいと思います。こういういろんな市町の制度を見て、どう感じるのか。 217: ◯議長(竹野兼主議員) 川北こども未来部長。 218: ◯こども未来部長(川北高実君) レスパイトの問題になると思います。レスパイトにつきましては、障害児、障害者に限らず必要なものやというふうに考えておるところでございます。  ただ、先ほども議員のほうからもご紹介がございましたが、いろんなレスパイトの手法、方法があると思いますので、そういったことにつきましては、これからも研究していく必要がある、かような考えでございます。 219: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 220: ◯樋口龍馬議員 充足しているかしていないかというところの冒頭の部分が抜けていたように感じたんですが、どうですか。 221: ◯議長(竹野兼主議員) 川北こども未来部長。 222: ◯こども未来部長(川北高実君) 先ほど答弁で少し申し上げましたが、ショートケアの場合であっても土曜日、日曜日への集中していくと。そういったことによって、利用されたい方が土曜日、日曜日であれば利用できないことがある、こういった観点から見ると、充足させていく必要があるのかなという考えではございます。 223: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 224: ◯樋口龍馬議員 私も前職でパン屋をやっていた折に、学校給食の関係の工場をやっていました。従業員は、私と私の大変仲のいい幼なじみ、それから、70歳を超えた元パン職人さんと重度の知的障害の子が1人、それから重度の自閉症の子が1人。障害者と高齢者が60%の職場で仕事をしていました。それで2000万円のパンをつくっていました。もう全国から見にきましたよ、どうやってやっているんですかっていって。すばらしいですねって。それは、やっぱりあの子たちのことを認めてあげて、仕事につかせてあげて、ほめてあげて、できることをふやしてあげるということをしていきました。  でも、彼女はやめました。何でやめたからといったら、お父さんとお母さんと旅行に行く時間がないって言って、親が辞表を持ってきました。その子の意思は、そこにないですわ。その親が悪いとは言いません。休みを上げられなかった僕もあかんと思う。でも、僕は、彼女のことを最低賃金で雇ったんですよ。障害のお金じゃなくて、最低賃金で雇ってあげて、自立できる納税者になりたくないかというふうに彼女をたきつけて、彼女も、そうなっていきたいって言って、社会的に責任があるんだから、休みというのは会社と相談してからじゃないと休めないんだよというような話をして、最終的には親御さんの持ってきた辞表で退職するんですわ。それがレスパイトケアの重要性なんですよ。全然甘いと思う。だから、ぜひぜひぜひ取り組んでほしいし、もっと考えてほしい。自分が自己肯定感を上げて、今から働いていこう、健常者と同じように納税できている、それに喜びにうち震えていた女の子が、親の辞表一つでやめなきゃいけない。知ってほしい、そういう状況を。  最後の質問に移ります。  単身赴任、独身者を含むこの人たちが、どのように四日市で過ごしていくのかということについて触れさせていただきたいと思います。  全国的に進む少子高齢化。先ほどの藤田真信議員の質問等の中でも出てきて、若手の人口がふえているということについては、市長の年頭のさまざまな会での挨拶等──これは豊田政典議員の一般質問のときも多少あったと思うんですが──でふえてきている、社会増というものを大切にしていきたいんだという市長の答弁も聞いておりますし、理解しております。  国において、さまざまな統計が問題視されている中でありますけれども、市長の言を信じたいと思うし、四日市の調査を信じたいというふうに考えているところでございます。  特に20代の単身者、独身者の増加について表現されているこの点なんですけれども、これ、一時の増加というふうに捉えていくのか、以前にコンビナートのまちとして栄えていったときに、さまざまなまちから人々を取り込んで大きくなってきた四日市の定住促進の入り口というふうに捉えていくのかということが重要なのではないかなと。そこには、政治的な判断というのが必要になってくるというふうに考えています。若者、単身世代だからこそ、彼ら一人一人が四日市をPRしてくれるような、定住促進大使とも言えるような存在になり得るというふうに考えるところでありますが、いかがでしょうか。 225: ◯議長(竹野兼主議員) 渡辺シティプロモーション部長。 226: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 議員からは、20代の人口増加を一時的な増加と捉えるのかと、また、定住促進につなげていくのか、ご質問をいただきました。  本市においては、平成31日1月1日現在の人口31万2190人、平成30年中に前年に比べ27人の増加となったところでございます。  経済が活況で雇用が非常に多く、あわせて雇用条件もいいということから、就労のための定住がふえたということでございます。特に、20代の年齢区分におきましては、1028人の社会増ということでございまして、近年就職や転勤での転入者が増加している状況ではないかというふうに考えてございます。  一方、ゼロ歳から14歳、35歳から44歳の年齢区分につきましては、それぞれ転出傾向になっているということでございまして、子育て世代が本市から流出する傾向も一方で見られるという現状がございます。  このことからも、本市に転入していただいている20代の若い世代の方、この方たちが家を建てられるときに、本市の近郊へ転出しているのではないかというふうに推察をしているところでございます。  本市といたしましては、20代の人口増加を絶好の好機と捉えまして、働く場所が生活する場所となるよう定住促進につながる施策に取り組む必要があるというふうに考えております。  例えば、そのため、SNSなど、若い世代の方が日常的に手にとるような身近な情報ツールを活用しまして、本市において楽しみを体感していただき、まちの魅力を感じてもらえるような、若い方たちが興味を持つようなスポーツやイベント、音楽、こういったものの情報について効果的に発信してまいりたいというふうに考えております。  あわせて、定住促進大使的な存在になり得るのではないかというご質問をいただきました。  20代の市民の皆さんが本市をPRしていただくことで、同世代の人に市の情報が伝わり、定住促進につながるという可能性はあるというふうに考えております。  こうした若い方々には、さまざまなツールを用いて情報発信しながら、拡散していただける大きな力があるというふうに考えておりますが、就労を目的に転入された若い世代の方々が、本市のまちの魅力を外部に向けて発信していただく、定住促進の役割を担っていただくということにつきましては、難しい面もあるのかなというふうに考えております。  まずは、若い方たちに興味を持ってもらえるような効果的な情報発信に努めながら、こうした影響力を定住促進に生かす方策については、今後研究してまいりたいというふうに考えております。 227: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 228: ◯樋口龍馬議員 何でこんな質問に行き着いたかっていうと、私は合気道をずっとしていまして、今回、合気道の五段に昇段をする機会がありまして、まさかの消防出初式の日に東京にいるという大変不心得な市議会議員であったわけでありますが、その折にレセプションの中でいろんな方に話しかけられるんです。樋口先生、合気道をやめたのに五段になったのって言うんですね。いや、いや、いつやめたよという話をしたんです。そうしたら、うちの息子がね、四日市に転勤したのに、四日市に合気道の道場が一つもないというんだよと。四日市に合気道の道場って、結構ありますよという話をして、この曜日は何々先生、この曜日は何々先生、この曜日は、ここで僕はやっていますと。知らんなというわけです、息子はそんなこと言うていない。息子は、いつも喜んで帰ってきて、週末に稽古をばんばんして帰って、もう四日市には稽古するところがないと言っているんだと。なるほどって。それ、どういうことなんでしょうねって。車はって聞いたら、車は持っていけないことになっているんだ、某IT企業ではと。IT関連企業では車は最近持っていっちゃいけないと言われている、駐車場がないからと。なるほどと。じゃ、電車で、確かに、そういうカルチャーセンター、スポーツセンターに通えるだけの気力を単身赴任者が持てるかっていうと、これは、なかなか難しいのが四日市なのかなというふうに改めて考えたところです。  ちょっとある記事を見つけたんです。これは、そのIT関連企業さんに対する記事なんですけれども、車の購入補助をするべきというあるライターさんの記事です。  IT関連企業が車通勤者に対してガソリン代などの補助は出しているようだが、それだけでは不十分だ。新卒者や転勤者に対して、車購入の頭金の補助をするとか、低金利ローンを提供するとか、もっと手厚い支援を行うべきである。でないと、四日市工場に行きたいという者が誰もいなくなるだろう。大変に辛辣な言葉が並べられているわけです。  次、IT関連企業の四日市工場勤務者には、住宅問題も深刻なんだということが書かれています。  こういう情報を皆さんはご存じですか。これが全国の人たちに、四日市工場に行くという人がいなくなるよという記事が堂々と出されている現状を皆さんは知っていますか。  渡辺部長が答弁されましたが、僕、産業生活常任委員会の委員長をしているので、本当は嫌だったんですよ。だから、政策的判断という言葉も入れさせてもらいました。  でも、調整会議の中で渡辺部長がお答えになるということだったら、それで構いませんて言ったんですが、これ、全然通常の、今、四日市というところの定住促進事業とは違う視点で話をしていると僕は思っているんですね。  四日市が企業誘致を行っていく際には、働く人々の立場に立って、四日市における暮らし方、楽しみ方を提案していかなければ、定住へつながらないというふうに僕は考えています。  ですので、企業の誘致をしてそこでおしまいになるのではなくて、企業と官も提携しながら四日市でどうやって暮らしていって欲しいんだ、そんな暮らし方の提案もしていくべきだと考えるんですが、これを答えるのは、シティプロモーション部長じゃないことないですか、舘部長。どなたというふうに僕は指名することはいたしませんが、副市長なり政策推進部長なりなんじゃないかなということを自分の所感を添えてコメントを求めたいと思います。 229: ◯議長(竹野兼主議員) 舘政策推進部長。 230: ◯政策推進部長(舘 英次君) 議員の質問の趣旨が非常によく今わかりました。申しわけございません。  おっしゃっておる意味はよくわかります。やはり、もともとちょっと私ども、趣旨の取り違えはあったかもわかりませんけれども、そういう若者に情報発信していくということが大事だというふうなご趣旨というふうに取り違えておりました。それよりもその政策を打つべきだということであれば、当然、総合的にいろいろ各部局で議論をしてということになります。  今、ご紹介いただきましたIT企業の記事と申しますか、そういう情報が流れていると。これを私もしっかり見ているわけではございませんけれども、そういったような同じようなお話を聞いたことはございます。  これは、単身者に限らず、妻帯者の方でも、四日市に住んでいただけるような形にやっぱり四日市としてはやっていかないといけないと思います。せっかく、ご承知のように、たくさんのところから転勤で来ていただいておりますので、そういった方々が四日市に定住していただくような仕組み、あるいはPRを企業を通じてやっていくべきだということは、これは前々からこの議場でも議論があったところでございますので、これは商工農水部だけじゃなくて、都市整備部の定住促進のいろんな施策もございます、そういったものをきちっとPRしていって、あるいは、もっと先ほどご紹介いただいた、それぞれが発信していただくような、そういった仕組みもできればいいなというふうな思いでございます。 231: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 232: ◯樋口龍馬議員 以前、ちょっと森市長と話をしているときに、このような話をしたんですよね。意外と公共交通もあるんですよという話をしていただいて、確かにあるんだよなと思いながら、私もきょう、ちょっと調べてきました。  近鉄四日市駅から東芝のほうに向かっていく最終のバスは午後9時20分です。皆さん、仕事が終わって、習い事をして、午後9時20分のバスに乗れますか、問いたい、僕は。  それから、富田駅から出るバスは、最終は午後6時ですわ、三岐鉄道さん。これで習い事は無理ですよ。それは、確かに、富田の駅前や四日市の駅前で酒を飲んでタクシーで帰ってくる、これが楽しみな人はいいと思う。だけど、東芝の付近で車を持つこともできず、工場と独身寮というか、会社から補助を受けている自分の仮住まいの往復をしながら、そんな働き方で四日市に住んでよかったって思ってもらえると僕は到底思えない。もっと四日市の持っているコンテンツや可能性というものを感じていただかなきゃいけないし、でも、それは、ナイトクルーズだったりとか、夜景だったりとかではなくて、もっともっと日常の中にあるはずなんですよ。買い物をしに行く、映画を見に行く、習い事をしに行く、今まで続けてきた趣味が継続できるような。ギターを習いに行きたい人もいるかもしれない。楽器をやりたい、スポーツをやりたいという人もいるかもしれない。それはIT関連企業の企業内のクラブとかがあって、その中でやっていけるかもしれない。でも、もっともっと考えていけば、四日市大学を開放してあげることで何かできないかとか、そこで何かを提供できないか。もっと考えられると思うんですよ。ちょっとまだ、企業が来たことで、ふえたことだけで、実は満足してしまっている側面があるんじゃないかなと僕は心配しています。ぜひ、そのところを埋めていっていただくということをお願いしたいというふうに考えているところであります。  あと2分ありますんでね、今期の中では最後の質問となります。  いつも言うて笑われるんですけれども、同期は森市長であり、芳野何とかかんとか候補予定者が私の同期に当たるわけです。一緒に机を並べてやってきました。まだまだやっぱり、四日市市議会というものが、もちろん、先輩たちが築き上げてきてくれた、しっかりとした組織であるというふうには思っています。  でも、本当に行政と議会というものを、なかなか市民の皆さんにも理解していただけないし、僕もとろくさいもんで、8年やってきて、これこそが議会議員個人の活動であり、議会として、こうしなければならないんじゃないかということに直面しているというのは、割かし最近の話で、行政というのは、やっぱり計画を立てる、計画を遂行するというところが、もう最大のミッションだと思っています。その行政庁である市長が、時に政治的な判断であったり政治的な決断をしていくことで、計画とは違う物事が動いたり、計画に新たな方向性をつけたりということが、その行政庁の判断の基準の中に、範疇になってくるのかなというふうに感じているところです。  今、言って答弁をもらっていることって、ほとんど行政計画を履行していく上で、あなたの言ってきていることはイレギュラーだから、その後に検討するよということにとどまってしまっているんですよ。
     市長、ぜひ市議会の一般質問の提案内容というのを一度かみ砕いて行政の中でどういうふうに反映させようかという場所をつくっていただきたいなと思うんです。あと残り38秒あるので、所感をいただければと思います。 233: ◯議長(竹野兼主議員) 森市長。 234: ◯市長(森 智広君) 樋口議員、ありがとうございました。  若者の取り込みというのは、非常に私も重要と思っていまして、子育て、教育以外にも、都市計画を含めてやっていかないとあかんと思っています。  一般質問の内容に関しては、こちら側としても真摯に受けとめておりまして、一つ一つかみ砕いて検討もしておりますので、そういった姿勢を今後もより強く持っていきたいなと思っております。ありがとうございました。 235: ◯議長(竹野兼主議員) 樋口龍馬議員。 236: ◯樋口龍馬議員 ローリングとかだけではね、ちょっと不十分なところもあるのかなと思っています。これはええ話やと思ったら、ぜひ取り入れてくださいとお願いして終わります。 237: ◯議長(竹野兼主議員) 暫時休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 238:                           午後2時休憩    ─────────────────────────── 239:                         午後2時14分再開 240: ◯議長(竹野兼主議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  中森愼二議員。 241: ◯中森愼二議員 皆さん、こんにちは。会派リベラル21の中森でございます。  今回の一般質問は60分間で4項目を通告いたしました。内容的には、過去に私が質問いたしました内容についての進捗や、森市長にかわられてからの改めてのご認識、または、施設運営に対する新たな提言などを行いたいと思っています。  一部、28年間の回想的質問にもなっておりますことから、歴史的な経過や背景でありますとか、質問とは全く関係ないではないかと感じられる部分が多々ございますけれども、また、現職、元職を問わず議員のお名前がフルネームで出てまいりますことをお許しいただきたいと思います。  また、私自身が感極まりまして、涙によりまして議長に中断をお願いする場面もあるやもしれません。過去にも一度ございましたけれども、そのときは、ぜひともご容赦をいただきたいというふうに思っております。  加えまして、時間配分の未熟さから、質問通告項目の全て、質問に至らないこともあるかもわかりません。その点もご容赦をいただきたいと思います。冒頭お願い事ばかりで大変恐縮でございますが、中森愼二、市議会議員として28年間、最後の一般質問となりますので、皆様におかれましては寛容な心で60分間お付き合いをよろしくお願い申し上げたいと思います。  それでは、通告に従いまして順次質問をいたします。  まず、大きな1点目、移動天文観測車、きらら号で情報発信をするためにということでお尋ねをしていきたいと思っています。  けさのテレビのニュースで、はやぶさ2が、小惑星リュウグウに着陸をする、こういうニュースが流れておりました。地球から約3億km離れているそうですけれども、こういったことで、また天文に関する興味が皆さん方の中に湧いてくるのではないかというふうに思っております。  私たち人間が宇宙への好奇心を満たすのは、天文台であったりプラネタリウムの施設だというふうに思っています。  公開天文台というものがございまして、これは、天文観測装置、すなわち望遠鏡ですが、天体観測会などの公開公務を行っている施設のことであります。全国にはさまざまな形態で存在しておりまして、ペンションにも設置をされているそうです。市民に本物の宇宙を実感する場所を提供しています。公開天文台白書によりますと、国内では400カ所を超える施設が存在をしていると言われております。この数は世界一だそうであります。  また、国内最大の公開天文台は、兵庫県の西はりま天文台で、日本最大の口径2mの反射型望遠鏡だそうです。公開しています天文台としては、世界最大級の望遠鏡だそうであります。  三重県では、平成3年に開館をしました尾鷲市立天文科学館、口径が81cmあるそうですけれども、反射型の望遠鏡で、この口径は、中部地区では最大を誇るそうであります。  ちなみに、200lのドラム缶の直径は約60cmですので、それよりも21cm大きいということになります。大きさを想像していただけるのではないかというふうに思います。  先ほど申し上げたように、全国には400カ所を超える公開天文台が存在をしていますけれども、北は北海道から南は沖縄県まで、宇宙を実感する場所を広く国民に対して提供され、大変恵まれた私たちは環境にあると言えます。  残念ながらこの四日市市には天文台はございません。  しかし、全国に12台しかない天文観測施設がこの四日市にあることを、皆さんご存じでしょうか。そうです、移動天文観測車、きらら号です。4tトラックの荷台を改装し、天体観測ドームのついた観測室を擁して、内部に口径20cmのクーデ式屈折望遠鏡を搭載して、障害者の方でも車いすのまま乗り込みができるすぐれものです。愛称のきらら号も、当時市民の方から応募により決定をされました。平成8年7月、約1億円の費用を投じて四日市市に導入されました。当時全国で5番目の導入だったと記憶をしています。  議場スクリーンに映像をお願いします。  これが、きらら号の全容です。上部が天体ドームになっています。  次、お願いします。  これは、小学校だと思うんですが、子供たちに太陽の黒点観察のために派遣をされた映像だと思います。  次、お願いします。  これは、天体ドーム室の中、望遠鏡をのぞいている、小学生の女の子だと思うんですが、隣にいるのが天文係の職員かボランティアの方ではないかと思っています。  資料、ありがとうございました。  そして、この、当時、平成8年7月1日、先ほどごらんいただいたきらら号が、四日市市役所南側でお披露目がありました。  私は今も、そのことを鮮明に記憶しています。そのとき、きらら号の前で、宇野長好議員が、私に、こう言いました。  これは愼ちゃんの思い出の詰まったきらら号やなと耳元でささやいてくれました。私は大変うれしく思っていました。  私は、平成3年4月、初当選当時から子供たちに夢を与える、そんなことができる四日市をつくりたい、そういう思いを持って活動してきました。具現化できた一つのものでありまして、言葉では言いあらわせない喜びでありました。  振り返ってみますと、初当選して2年目の平成5年の6月、市議会の一般質問におきまして、四日市が昭和62年に当時の環境省から星空の街に選ばれたことに関連をしまして、四日市の子供たちが自由に天文観測ができる、そんな施設をつくるべきではないか。また、山間部に天文台をつくったのでは、子供たちの自由度に限度があるため、出前方式、つまり子供たちの待つ場所へ、こちらから出向くことができる移動式の天文観測車の導入こそが四日市に必要だと、その確信を持ちまして、既に導入していました仙台市の天文台も訪ねまして、詳しく調査をした上で、その質問を行いました。  そのときの議事録を、いろいろと事務局に行って調べておりました。  当時の市議会の議長は、現職川村幸康議員のお父様、川村幸善氏、議長さんでした。議長在任中に中国での公務中に突然倒れられ、残念なことにそのままご逝去されるという事態になりました。市議会全体が悲しみに包まれた瞬間でもありました。  そして、お父さんの意思が、長男であった川村幸康議員に受け継がれて、今24年の歳月が流れている。本当に時間がたったんだなということも改めて感じさせていただきました。  親子で四日市市議会の議長を務めていただいたのは、元市議会議員大谷茂生さんのお父様と大谷さん、そして、この川村幸康さんとお父さんのこの2組だけではないかと思います。  平成5年当時、インターネットはありませんでした。正確には、あったかもわかりません。しかし、私たちが手軽に使えるような環境ではなかったと思っています。  質問の資料を集めるのも時間と手間が本当にかかる時代でした。今では当たり前の1人1台のノートパソコンが、夢のような話であります。質問原稿をつくるのもワープロが全盛でした。でも、そのワープロを使っていたのは、当時の私たち1期生ぐらいでして、ほとんどの先輩方は、手書きの原稿でした。でも、皆さん、字が本当にお上手でした。特に、坂口正次議員は、女性の文字かなと思うような本当に美しい字を書かれていたことが印象的であります。  もちろん、本会議時のテレビ中継もありません。  常任委員会では非公開、委員会での議事録も要点筆記、どの議員が発言したかもわからない状況でした。でも、これは、当時全国的にどの市議会でもほぼ同じような状況でありました。  また、当時の一般質問は、全項目一括質問一括答弁の方法しかありませんでした。経験が少ないと核心に触れにくく、未消化のまま時間切れということもままございました。  そして、天文観測車の質問に関する当時の教育長の答弁も、私の未熟さもありまして、今後研究してみたい、その程度の内容でございました。1期生ながら、答弁の研究ということは、やはり、やらないということなんだなと理解をして、心は撃沈しておりました。  その夜、夕刻ですね、同期の土井数馬議員や藤井浩治議員によくお付き合いをいただきました。夜がふけるのも忘れ、熱く語り、お酒もいただいてきました。当時、心が折れたときに聞く藤井浩治議員の演歌は、絶品でございました。実に泣けてまいりました。また、土井数馬議員のレパートリーの多さにも脱帽でございました。  そして、翌年の6月議会であきらめずに同じ質問を通告いたしました。ちょうど質問当日の朝、天文観測車の資料を抱えまして、当時の加藤市長の部屋を私は直談判をするためにお尋ねしました。  当時私は市議会議員になって3年目。市長室を尋ねるのも、市長と2人で話すのも初めての経験でありまして、大変緊張して、現在も緊張して市長室をお訪ねしておりますけれども、そういうような状況でございました。  部屋を訪ねますと加藤市長は、いきなり右手をこのように筒状に出しました。のぞき込むようにしながら、中森さん、これはいいですねと。私は、何のことかよくわからずに、えっと申し上げたんですが、望遠鏡ですよ、天文観測車ですよ、私も府中市へ行って実物を見てきました。車いすの方も利用でき、実によくできていますねと。運営についても聞いてきました。やりましょう。具体的に進めましょう。にっこり市長が笑ってくれました。てっきり無理だとの返事だと思っていましたのでびっくりをして拍子抜けして帰ってきました。加藤市長がここまで天文観測車に関心を持って、しかも実物まで見に府中市まで行かれた行動力に感激をして、その後どうやって帰ったのかもよく覚えていない状態でした。  そして、その当日、一般質問の最後、加藤市長からの答弁はこのようでした。  私自身、府中市で天文観測車を実際に見てきました。天文観測車の導入については、全体は教育委員会で検討してもらっている。その結果に基づいて、できるだけ早い機会に導入を図って、皆さんの期待に応えたい、そういう答弁でした。その夜、当然、四日市の諏訪栄の飲食店も繁忙期に入ったということになります。  こうして平成6年、正式に導入が決まりまして、平成8年7月の導入以来、本年7月で23年目の運用となります。今まで、大変、前置きに失礼をいたしました。ここからが質問の本題となります。  そこで、お尋ねをいたしますけれども、この移動天文観測車、きらら号を用いて、四日市市立博物館主催の星空観望会や、市内各種団体の要請に応えて、地域に出向き無料で派遣をします出前観望会などが実施されています。ここ5年間の稼働状況と課題についてお答えをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 242: ◯議長(竹野兼主議員) 葛西教育長。   〔教育長(葛西文雄君)登壇〕 243: ◯教育長(葛西文雄君) 中森議員からは、移動天文車きらら号の最近の活動状況についてご質問いただきました。  博物館のプラネタリウムで限りなく本物に近い宇宙空間を体験していただくことに加え、きらら号を活用することで、実際の星空、星の動きなどの観察を身近に体験できるよう、ボランティアの方のご協力を得ながら市内各地へ出かけ観望会を開催しております。  きらら号の活動状況ですが、平成26年度から平成30年度までの最近5年の平均で申しますと、博物館が主催する観望会が年間15回、派遣の観望会が年間28回となり、5年間の合計175回の観望会、延べ1万7483人の方に参加いただいております。  具体的な活動状況を申しますと、博物館主催の観望会は、博物館前の市民公園において毎月第4土曜日を定例の観望会として実施しております。  派遣観望会につきましては、自治会や子ども会などの地域団体、学校、園、民間団体等からの依頼を受け地域の公園や学校敷地内、ショッピングセンター敷地内で実施しているところです。  また、プラネタリウム番組と連動した企画としては、日食や月食などの天文現象が見られる1カ月ほど前からプラネタリウム番組の星空解説の中で天文現象の特色を紹介し、観望会で実際に天文現象を観察していただけるようにしております。  昨年の夏休みには火星が15年ぶりに地球に大接近しましたのでプラネタリウムで火星に関する特別番組を制作、投映するとともに、火星観望会を開催し、好評いただいたところでございます。 244: ◯議長(竹野兼主議員) 中森愼二議員。 245: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  きらら号の5年間の稼働状況をお尋ねしたところですが、5年間で計175回、延べ1万7483人の方にごらんをいただいたということでございますが、ちょっと議場スクリーンに資料をお願いできますか。  これは5年間のきらら号の要請者別のグラフです。左から博物館主催、これが観望会ですね。博物館が主催をしている。これが、77回というふうに、これは、5年間の総数ですのでね。それを除くと、自治会、地域団体が、右から四つ目の部分が46件ということで、ほか、民間だとか子ども会、学校、福祉施設、その他も、非常に少なくなっています。ですから、博物館主催の観望会を除くと、やはり非常に少ないということがわかっていただけるのではないかと思っています。  資料、ありがとうございました。  次に、このきらら号の出前派遣の実働回数を増加させることを通じて、さらに情報発信をするために運営方法の見直しなどについてお尋ねをしていきたいと思います。  先ほどお尋ねしました各種団体の要請に応じて出前で行う観望会などは、博物館、天文係の職員と天文ボランティアの市民、そして移動天文観測車の運転委託をしております、契約した運転者の3名がセットで運営、派遣されています。  しかし、天文係は、3名の正職員で、プラネタリウムの投映解説、あるいは、プログラムの番組の作成、これらの業務をこなした上で、さらにきらら号の出前対応に、夜間であったり昼間対応しているという状況にあります。  しかし、今後きらら号のPRを広め、進めて、出前の件数をふやし、四日市市が行うさまざまなイベントなどにも出前するためには、天文観測車を通じて四日市の情報発信をするためには、現在の車両の運転業務委託だけでは物理的に無理があるというふうに私は思っています。博物館、運営全般の業務の委託化、あるいは、指定管理化もあるかもわかりませんが、その中に一体として含めて、天文観測車の運営のあり方を見直すべきだと思いますが、いかがでしょうか。  また、現在派遣に運用されています移動天文車きらら号派遣申請要領──これは各種団体から申し込むときにどういうルールですかというものなんですけれども──には、派遣できる団体として、市内の保育園、幼稚園、小中学校、高等学校、自治会などの各種団体、そして、市内の企業、事業所、友人、知人のグループで20名以上の団体とされています。  平成30年度の稼働実績が35回ということです。一月、31日とすると、1年365日のうち、1カ月間が稼働して、11カ月は車両の倉庫に眠っているというのが、もう、この現実なんですね。これは、非常に私はもったいなくて、そういう意味では、今、派遣先を市内に限定しているんですけれども、隣接する市町村であったり、県外であったり、企業のイベントであったり、これは商業ベースのイベントでも私はいいんじゃないかなと思うんですね。積極的に活用いただいて、内容によっては有料化、お金をいただいても派遣をしてもいいのではないか、場合によって、ケースによってはですね。もちろん、前提は、四日市市のきらら号ですので、市内におきます活用頻度をより高めることを前提とすると、その上でのことであります。  また、博物館の公式ホームページのトップページを見てみても、移動天文観測車きらら号の記述は全くありません。このような対応では、無料で地域に出向いてくれるということも知られていないのではないかとも心配になりますし、結局知っている人だけが知っている状態ではないかと思っています。  このように、きらら号を知っていただき、もっと活用していただいて、四日市市の発信と公開を推し進めるため、ホームページの改善と派遣申請要領を見直してはどうかと思いますが、いかがでしょうか、お答えください。 246: ◯議長(竹野兼主議員) 葛西教育長。 247: ◯教育長(葛西文雄君) 次に、きらら号を活用した四日市市の情報発信のため、きらら号の運営業務の委託化や市外への派遣や民間企業等が主催する観望会でさらに活用されるようPRしてはどうかとのご提案をいただきました。  現在、きらら号を活用した観望会の開催については、きらら号の運転業務のみ事業者へ委託しており、観望会開催の際は、博物館職員を派遣するとともに、天文ボランティアの方にもご協力いただいて星空の観察、天文事象の解説を行っております。  議員からご指摘もありましたが、プラネタリウムの番組制作や投映解説業務との両立には苦慮しているところでございます。  プラネタリウムを初め、博物館をリニューアルして4年が経過しておりますが、リニューアル前に比べ、夜間投映や学習投映も含めたプラネタリウム投映回数、番組の自主制作本数は増加している一方で、観望会の開催数は減少している傾向にあります。  リニューアル後の施設を生かし、皆さんに喜んでいただける番組提供を行う中で、業務量が増加しているのが現状でございます。  このようなことから、四日市市行財政改革プラン2017においても、プラネタリウム投映等業務における安定したサービスの提供を位置づけ、番組制作等の専門業者への委託化を検討するとともに、それに伴い、博物館における天文に関する業務全体のあり方についても再編を図っていこうとしているところでございます。  そのため、きらら号の運行委託化についても、それら天文業務の精査を行う中で、あわせて検討し、これまで以上にきらら号の運行の充実に努めてまいります。  議員からは、市外への派遣についてのご提言をいただきました。  現状、市内での派遣については、必ずしも十分と言えないため、市民サービスの向上の意味から、市内での活動機会の拡大を図ります。  市外での活動については、有料化も含めて派遣要領の見直しを行い、活動範囲を広げてまいります。  一方、民間を含め、さらなるPRをという点についても、広報よっかいちや、きらら号の活動がわかるよう博物館をホームページの改善を図り、具体的な活用例を示しながら、公共、民間を問わずPRしてまいります。 248: ◯議長(竹野兼主議員) 中森愼二議員。 249: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  私がお願いをしました要領の見直し、それは市外での利用についても活路を開いていくと、また、有料化も含めて検討するということでございますし、特に博物館にお邪魔をして、天文係の人ともお話しをさせていただく中で、私は、全国的に、他のプラネタリウムにもお邪魔したときに、四日市の博物館の職員さんはすごいですねとお褒めの言葉をいただいたことがありました。それぐらいよく頑張っていただいている職員さんですけれども、やっぱりマンパワーが足らないというふうに私は思っています。ぜひ、委託化なのか、指定管理化も含めてトータルで考えていただいて、早くきらら号の運営が、よりスムーズに派遣できるように取り組みをいただきたいというふうに思っています。  これで、市外でも使っていただけることになりますと、かなり申し込みも私はふえるのではないかと思っていますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  次に、全国には移動天文観測車を有する自治体は12あります。皆さん方のお手元にも資料が行っていると思います。  議場スクリーンにちょっと、資料のほう、お願いします。  手元の資料とちょっと違うかもわかりませんが、内容は同じですので。北は北海道から東北、関東と来まして、東海では岐阜県に一つありまして、四日市。それからは、九州まで飛ばないと、佐世保市まで行かないとないんです。ですから、四日市から西は、中国地方、四国、九州の佐世保市まで行かないと、この移動天文観測車はないんですね。それぐらい貴重な車両だと私は思っているんです。
     こういった12の自治体に呼びかけをして、移動天文観測車サミットをぜひ開催してはどうかと。全国から天文観測車が一堂に四日市に集結をし、子供たちに宇宙に対する夢、四日市の星空の美しさ、世界一のプラネタリウムを、こにゅうどうくんにも一役買っていただいて、例えば2021年の三重国体の年は、きらら号の導入25周年とも重なります。ぜひぴったりのイベントではないかと思いますのでご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 250: ◯議長(竹野兼主議員) 葛西教育長。 251: ◯教育長(葛西文雄君) 次に、議員から移動天文サミットを移動天文車所有の自治体に呼びかけ開催してはどうかとのご提案をいただきました。  議員ご指摘のように、全国各地に数多くの科学館、プラネタリウム、天文台がある中、移動天文車を保有する施設は数えるほどであり、移動天文車は、貴重な財産であると言えます。  市立博物館は、現在、日本プラネタリウム協議会に加入しており、毎年総会や研修会に参加する中で、会員各館の職員との交流や連携を図り、プラネタリウムの運営に関する意見交換や情報交換を行っているところですが、移動天文車を保有する自治体同士の横のつながりを持とうという視点はこれまでになく、議員から新たな視点をいただいたと思っております。  移動天文車きらら号については、平成8年度から導入いたしました20年を超える運行実績を有する全国有数の移動天文車であり、本市の誇りの一つであると自負しております。  議員からのご提案にもありましたが、2021年三重とこわか国体・三重とこわか大会の年は、きらら号導入25周年にも当たる記念すべき年となります。その年度を目途に、同じように移動天文車を有する自治体とともに機運を盛り上げ、移動天文車や観望会を初めとする天文への興味が沸くようなPRに努めることは、ますます必要であると考えます。他都市をリードする気持ちで各自治体に働きかけ、まずは横のつながりや情報交換を行っていくところから取り組んでまいります。 252: ◯議長(竹野兼主議員) 中森愼二議員。 253: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  全国に12台しかない、この移動天文観測車を一堂にこの四日市に終結をしていただいて、三重県四日市市から星空のまちを発信していただきたいと思いますので、市長にぜひ呼びかけをいただいて、これは相手のあることですので、どういう方向になるかというのはわかりませんが、しかし、四日市自身がそういう思いを持っていないと事の結実には進まないと思いますので、ぜひよろしくお願い申し上げまして、この質問については終わりたいと思います。  次に、大きな2番目。外国航路日本人船員への住民税減免制度の拡充についてお尋ねをしたいと思います。  私は、平成24年2月定例月議会の代表質問、平成24年8月定例月議会の一般質問及び平成25年2月定例月議会の代表質問の3回にわたりまして、このテーマについて、船員の皆さんに対する個人市民税の減免について質問をさせていただきました。  その趣旨を簡単に申し上げれば、外国航路に勤務する船員の方々は、長期間、6カ月から8カ月にわたり船の上で勤務する海上労働を通じて、エネルギー資源、食料、工業製品などの船舶輸送を担い、国民生活を支えるという極めて重要な役割を果たしていただいています。  しかし、勤務形態の特殊性から継続して日本に居住をしていない期間が長期にわたるため、地方公共団体が行う住民サービス、つまり、四日市としての住民サービスの享受が大きく制約をされているという現状にあります。  また、平成23年11月25日に開催をされました政府の税制調査会におきまして、総務大臣政務官からは、船舶に乗り込んだ期間を考慮した船員に対する個人市民税の減免については、地方税法にのっとり、地方自治体の自主的な判断に委ねるとされていることから、四日市港を配する港町四日市におきましても減免制度を導入すべきとの質問を当時の田中市長及び倭財政経営部長にいたしました。  最終的には市長から、外航船員の皆さんは長期間にわたる海上労務という勤務形態の特殊性から、継続して日本に居住していない期間中は、日本のみならず外国における行政サービスの受益が制約されているという状況にある。基本的な考え方として、外航船員と、それ以外の同様な労働環境にある方についても考慮し、個人市民税の均等割の2分の1の減免を目指し詳細な制度設計を行い、平成26年度を目標に実施をしたい。こういう答弁をいただきました。  この答弁を受けまして平成26年4月1日から四日市市長期外航勤務に従事する船員等に対する個人市民税の減免に関する要綱が施行されました。その要綱によれば、外航船舶に乗船をし、陸上以外の場所で勤務をすることによって、いずれの国からも行政サービスの享受に制限があり、連続して6カ月を超える勤務期間の者に対して、地方市民税均等割の2分の1を減免することができるとされ、全国の地方自治体において初めて減免制度が実施をされ現在に至っておりますけれども、四日市におけますこの減免制度について、森市長のご認識を改めてお尋ねしたいと思います。 254: ◯議長(竹野兼主議員) 森市長。   〔市長(森 智広君)登壇〕 255: ◯市長(森 智広君) 中森議員におかれましては、私が市議会議員の時代に同じ会派の代表として大変お世話になりました。今回の答弁は、私自身においても大変感慨深いものであります。  答弁に入らせていただきます。  現在、本市が実施しております長期外航勤務に従事する船員等に対する住民税の減免について、改めて私の認識についてお尋ねをいただきました。  この個人住民税の減免制度につきましては、議員からご紹介いただいたとおり、平成26年4月に要綱を定め実施してきたところであります。  私としましても、外航船員の皆さんが船舶という限られた空間で長期の生活を強いられることになるほか、海上勤務という特殊性から、日本国のみならず、外国政府が提供する行政サービスの受益も制限されるという環境を考慮して、応益性の性格が強い個人住民税の均等割に対して減免を行うとしたことは意義があるものと考えており、四日市港を抱える本市としても、外航船員の皆さんを支援する制度の一つであると捉えております。 256: ◯議長(竹野兼主議員) 中森愼二議員。 257: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  田中市長時代に制定いただいた要綱が今運用をされているわけですが、森市長にかわられても同じ意識を持っていただいて、外航航路に勤務する船員さんに対しての四日市市としての思いというものを継続していただいていると改めて確認をさせていただきました。ありがとうございました。  次に、現在実施をされております個人市民税の均等割の2分の1、約3000円相当なんですが、この減免に加えて、個人市民税の所得割部分について、減免制度の拡大について、市長のお考えをお尋ねしていきたいというふうに思っています。  皆さん方ご存じのことだと思うんですが、個人市民税は、その年の1月1日に居住をします市町村で前年の所得に対して市町村が税額を賦課し決定をいたします。1年おくれで課税をされる地方税であります。市町村が行う住民に対する行政サービスに必要な経費を住民の方々に、その能力に応じて広く分担をいただくものです。その税額は、二つの要素で構成されておりまして、一つは所得割で、これは所得に比例して課税されるものであります。  もう一つは、先ほど来話題になっております均等割。一定以上の所得のある市民が、一律の額により課税をされるもので、いわば市民税の基本料金のようなものであり、かつ、少額となっています。この二つを合算したものが1年間にご負担いただく個人市民税となります。  国税であります所得税が累進性の高い応能的、つまり、個人の収入から本人の支払い能力に応じて負担していただく課税であるのに比べまして、個人市民税は、累進度が低く応益的、つまり、地方自治体の行政サービスの対価として負担いただく性格が強いと言われています。  このようなことから、個人市民税が自治体の行政サービスの対価として負担いただいている地方税とするならば、現在、四日市市が実施をしています個人市民税の均等割の2分の1減免に加えて所得割部分についても何がしかの減免措置がとられることが、勤務の都合上、長期にわたりどこの行政サービスも受けられない外航船員を初めとした市民に対して取り組むべき重要課題だと思いますけれども、市長の考えをお尋ねいたします。 258: ◯議長(竹野兼主議員) 森市長。 259: ◯市長(森 智広君) 議員ご提案の住民税所得割への減免拡大につきましては、地方税法の趣旨からいたしますと、住民税均等割は、行政上の諸施策による種々の応益関係に着目して、そのために要する経費の一部を住民に広く負担を求める、いわゆる負担分担の考え方に基づき課税されるものであるとされており、一方、所得割は、住民が地域社会の会費をその能力に応じて負担するという考え方に基づき課税されているものとされております。  外航船員の方々は一定の所得があり、所得割を負担する担税力がございます。そのため応能負担である所得割については、減免を相当とする強い公益性を見出すことができないものと考えられます。  現在、外航船員の方々の住民税を減免している自治体は、均等割を減免しております本市と鳥羽市だけであり、多くの他の自治体においては、外航船員の方々の住民税の減免について議論はされておりますが、公益性や担税力の観点から減免理由が見出せない、もしくは、国税も含めた国全体で対策を行うべきであるなど、慎重に検討すべき課題として、どの自治体も減免の実施には至っていないという実情がございます。  さらに、平成23年7月に国土交通省から出された日本人船員に係る税制に関する検討会のとりまとめにおいて、専門家の意見も踏まえた上で、住民税は所得割、均等割に分けられるが、所得割は、所得再配分機能が強く、サービスの受益に応じて負担する性格が弱いため認められにくいのに対して、均等割はそういった点がないため、均等割の減税のほうが理屈が立ちやすいとの内容が報告されております。  こうしたことを鑑みますと、現在行っている均等割の減免措置が地方税法に照らし合わせてみても、地方自治体の判断において実施できる精いっぱいの内容であると考えます。  しかし、いま一度法解釈を確認しまして、研究に努めてまいりたいと考えております。 260: ◯議長(竹野兼主議員) 中森愼二議員。 261: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  住民税の所得割への踏み込んだご判断を、また、改めてお尋ねしてきたわけなんですが、市長がおっしゃるような部分についてのお答えなんだろうなという想定もしておりました。  実は、諸外国の船員さんに対する税制はどうなっているかといいますと、政府が主導して所得税から大きく減税をしているのが実情であります。  そういう意味では、日本も国策として日本人船員を拡大し、ふやしていくために、そういった税制を国を挙げて取り組むのが私は本来の姿だというふうに思っています。それを理解した上で市長にもお尋ねをしているんですが、その中で、総務省が、地方自治体、首長の判断で大丈夫だと、こういうふうに言いながらも、なかなかうまくその部分がクリアになっていかない、このジレンマが実はありまして、均等割の減税ですら、全国で四日市市と鳥羽市しか実現をしていない現状にあります。  その上で所得割のお話ですので、なかなか踏み込んでいただくことは難しいとは思うんですが、ぜひそういった側面があるということを、ぜひ市長にも改めてご理解をいただいて、地方税、私は所得税との比較を、私、今、申し上げましたが、所得割にしても均等割にしても、四日市に住まいをしている市民への行政サービスへの対価というふうな私は大きく捉え方をすべきではないかと私は思っています。そういう意味では、四日市市に半年以上お住まいになることができない、どこの行政サービスを受けられないという船員さんの特殊性を考えていただいて、ぜひ市長のほうからも、今後も研究していきたいというお話もありましたけれども、ぜひ、実現に向かって、いろんなアンテナを上げていただいて取り組んでいただくことをお願いしてこの質問を終わりたいと思います。  大きな3点目、工場立地法における緑地率緩和の具体的進捗についてお尋ねをいたします。  この項目につきましても、平成30年の8月定例月議会の一般質問におきまして、私が質問に取り入れをいたしました。  工場立地法につきましては、製造工場の立地において敷地面積9000m2以上、または、建築面積が3000m2以上のいずれかを超えた場合に適用されまして、そのことにより、対象となった特定工場は、敷地面積に対して20%の緑地とプラス5%の環境施設の整備が求められる規制であります。  しかし、既存工場などが新たな設備投資を行う際、十分な緑地面積の確保ができないケースも想定されることや、新たな企業進出にも影響があることから、商工会議所などからも規制緩和の要望が出ている状況にあります。  また、平成24年度から国の規制緩和策によりまして、全国の地方自治体において条例を定めることで緑地率を1%まで低減できることとなっております。  全国では、既に32%における市町村において大きな規制緩和が進んでおり、このことは、四日市への新たな設備投資に対して障壁となっています。  ビジネスチャンスを逃しかねない状況であることから、敷地外緑地制度や工業団地別の緑地率規制の導入などを含めて、緑地率の規制緩和が急務であることを質問させていただきました。  議場スクリーンに資料をお願いいたします。  前回もお知らせをしましたが、左側ですが、工場の敷地に対しまして、9000m2を超えますと上下にありますような緑地を設けなくてはならない、また、附属設備、噴水だとかというものを設けなくてはならない。これが20%とプラス5%、こういうような工場立地法によって定められているということございます。  次、お願いします。  先ほど申し上げましたように、全国の自治体は1741ありますが、そのうちの311の市町村が5%も削減をしているということなんです。これはどういう法律に基づいて下げるかというのは4種類あるんですが、そのいずれを取るのは、その自治体の判断ですけれども、最も低いところは、一番左の棒グラフですが、1%まで緩和をしているところもあるんです。  こういう自治体と四日市に、どちらに工業立地をしようかというふうなメーカーさんが判断をしたときに、やはり、敷地率、面積率を削減している、緩和している市町村に行こうということがどうしても働くのではないか。そして、この四日市に現在立地をしている企業さんが、プラントの増設をしよう、製造装置の増設をしようとしたときに、四日市の20%プラス5%という緑地面積率の規制というものが非常に厳しいと、こういう声も出ているから、早くしないと、下げないと都市間競争に勝てないですよということをお話をしてきたわけです。  資料、ありがとうございました。  このときの藤井副市長からの答弁では、将来的に緑地面積率の引き下げ、または適用対象範囲の検討は必要だと認識をしていると。まず、生活環境の保全と企業の新規設備投資の両立を目指して、敷地外緑地制度の具現化に向け早急に本市として検討するとの答弁でございました。私は、このテーマはスピード感を持って取り組むべき課題と捉えておりますし、藤井副市長ご自身からも早急に検討するということでございましたので、現状におきます検討状況の進捗と、その実施時期などの見通しについてお尋ねをいたします。 262: ◯議長(竹野兼主議員) 佐藤商工農水部長。   〔商工農水部長(佐藤恒樹君)登壇〕 263: ◯商工農水部長(佐藤恒樹君) ただいま議員のほうから、工場立地法におけます緑地率なんかの緩和の検討状況についてお尋ねをいただきましたのでお答えをさせていただきたいと思います。  さきの8月の定例月議会でございますけれども、この際には、緑地面積率の緩和について、将来的には臨海部の既存コンビナート事業所と内陸部の新規工場、それぞれで緑地面積率の引き下げも検討をしていく必要があるということでございますけれども、まずは、その工場敷地の外に緑地を求めていくといった敷地外緑地制度の導入について検討をさせていただきたい、こういったご答弁をさせていただいたところでございます。  この敷地外緑地制度につきましては、本市が全国に先駆けて平成13年に導入いたしました集合地特例制度、これに準じた制度を現在検討しております。  本市の集合地特例制度でございますけれども、こちらは、霞コンビナートの工場群に関しまして、霞ヶ浦緑地北ゾーンを有償で借り受けてもらうことで、それらの工場群の緑地として認めていこうと、こういった制度でありまして、一定の効果を発揮してきております。  一方、現在検討を行っております敷地外緑地制度でございますけれども、こちらは、集合地特例で対象としたような工場群ということではございませんで、特定の一工場に関しまして、工場の敷地外にある緑地を、その工場のものとして認めていくというものでございます。  したがいまして、その妥当性でございますとか法的な正当性については、十分に整理しておく必要がございます。  この敷地外緑地制度を適用するに当たりましての法的な根拠でございますけれども、二つございまして、一つは、工場敷地内で緑地が不足している場合でも勧告をしないことができるといった規定がございます。これを使う方法が一つ。  それから、もう一つが、工場周辺の一定条件下の緑地を工場の緑地として認めるということができるという規定がございまして、この二つの方法がございます。  まず、この一つ目の勧告の対象としない規定、こちらから申し上げますと、国の通知を根拠にしておるんですけれども、これは運用例規集の中で、市が対象とする緑地の範囲や利用条件に係る独自の基準を定めまして、敷地外緑地制度を構築すれば、敷地外緑地として利用できる緑地の範囲や緑地の種類などに関して幅を持たせた設定が可能ではございます。その結果、利用しやすい制度となるメリットはございます。  ただし、制度を利用する企業のほうにとっては、行政からの勧告は受けないということではございますけれども、工場内の法定上必要な緑地面積が確保できていないと、こういったことには変わりはございません。そのため、企業のコンプライアンス上の観点からも、積極的にご利用いただくことができるかといった側面がございます。  次に、もう一方の、一定条件下の工場周辺の緑地を工場の緑地として認める規定でございます。こちらは工場立地法に基づきます工場立地に関する準則というところで規定されてございますけれども、こちらでいきますと、企業のコンプライアンスの観点ということからは利用しやすいと考えられますけれども、工場立地法上に明確になってございません工場周辺の範囲をどのあたりにするのか、あるいは、当該工場のための緑地として認めるに当たる条件をどのように定めていくのか、こうしたことの定め方によりましては、制度を利用できる工場が一部に限定されてしまうということも考えられますので、結果として企業間で不公平感が出ると、こんな制度になる可能性も懸念してございます。  このように、制度をつくる上で最も考慮すべきというのは、利用のしやすさ、少し言いかえますと、企業にとって投資のしやすさというところに直結してきます。そのため、これまで制度のこのニーズの調査とあわせまして、法的な根拠の整理を進めてきたところでございます。  具体的に申し上げますと、昨年11月には工場立地法の管轄でございます経済産業省の本省のほうへ赴きまして、先ほど述べました二通りの根拠に係る法的な解釈について整理をかけてきたということがございますし、さらには、勧告の対象としないとする国の通知を根拠にやってございます先進の自治体、堺市のほうを訪問いたしまして、考え方について意見交換を行ってきておるところでございます。  これに加えまして、企業側のニーズを把握するということでも、実際に工場の敷地拡張をしてきた内陸部の企業などの訪問も行いまして、実際に企業がこの制度を適用するとなれば、どういった考え方になるか、そういった意見聴取にも努めてきたところでございます。  こうした作業を通じまして、利用できる緑地の範囲でございますとか種類、また、条件としてどれぐらいの負担をいただくか、こういったことに関して実際に企業に活用していただけるような制度を目指しまして整理を進めてまいりました。  これにあわせまして、この敷地外緑地制度を構築するに当たりましては、周辺地域の生活環境の調和がより図られると、こういったことも非常に重要な要素でございますので、制度設計に際しましては十分配慮していく必要もございます。  特に、臨海部のほうにおきましては、工場周辺地域に対する配慮に関して企業側の意識も非常に高いということはございます。企業としても、周辺地域の環境保持と、こうしたことが両立しない制度ではなかなか利用しづらいといったことがあるのかなというふうに考えてございます。  したがいまして、今後、臨海部の企業からもヒアリングが必要かなということを考えてございます。そのため、今年度発足させました四日市コンビナート先進化検討会におきまして、この敷地外緑地制度についてテーマとして取り上げる予定にしております。  この検討会におきましては、コンビナート企業15社と、学識、国、県、市から構成しておりまして、現在コンビナートの競争力強化に向けました規制の合理化などについて検討を行っております。  この検討会におきまして敷地外緑地制度を取り上げまして、本市のほうから制度の趣旨説明を行いまして、さまざまなコンビナートの意見を吸い上げたいというふうに考えてございます。  また、必要に応じまして、このコンビナートの事業所以外の企業についても参画を求めるなどして、さまざまな企業から意見聴取を努めて図っていきたいというふうに考えてございます。  いずれにいたしましても、今回のこの制度検討に当たりましては、企業の新規投資、こちらに結びつけられるような制度とすることが重要であるということでございまして、こうした観点を十分に念頭に置きながら、周辺地域への配慮、こうしたことも十分念頭に入れながら、来年度中をめどに制度をまず構築したいなというふうに考えてございます。  なお、この制度の運用に当たりましては、国内外の経済情勢でございますとか企業の投資動向、こちらのほうも十分見きわめていく必要がございますので、こういったこともご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 264: ◯議長(竹野兼主議員) 中森愼二議員。 265: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  最後の質問ですので怒らずに終わろうと思っていたんですが、答弁を聞いていましたら、怒らざるを得ないような状況でありまして。  スピード感を持ってやっていこうというお話の中で、じゃ、商工農水部長は何を、いつまでにやりたいんですか、四日市市は。聞いていてもわからないですね。お答えください。 266: ◯議長(竹野兼主議員) 佐藤商工農水部長。 267: ◯商工農水部長(佐藤恒樹君) 今年度前半で、ちょっと臨海部のコンビナート企業等の制度が実際に使っていただけるのかなと、こういったことについてヒアリングを行いまして、最終的に制度として年度中に仕上げ、できれば来年度中ぐらいから始めたいなというふうに考えてございます。 268: ◯議長(竹野兼主議員) 中森愼二議員。 269: ◯中森愼二議員 何を始めるんですか。敷地外緑地制度の制度をいつから始めたいということなんですか。はっきり答えてください。 270: ◯議長(竹野兼主議員) 佐藤商工農水部長。 271: ◯商工農水部長(佐藤恒樹君) 来年度早々から、この制度を、敷地外緑地制度の制度を始めたいなというふうには思ってございます。 272: ◯議長(竹野兼主議員) 中森愼二議員。 273: ◯中森愼二議員 わかりました。スピード感がそれであるのかどうかは疑問なところがありますが。  既存の立地している企業のニーズがあるかどうかということももちろん大事ですが、全国の企業が四日市に立地をしてもらおうという新たな呼びかけをするために、この規制を早く緩和することが大事だということを私は申し上げている。  ですから、行政のスピード感というのは、私、全くよくわからないんだけれども、そこのところをもう少し早めていかないと、樋口龍馬議員の質問にもありましたたが、さまざまな要素を組み合わせて企業は立地をしてくる、そういうことの大きな決断の一つがこの緑地面積率なんですよ。  市長、ぜひこれは、市長が先頭に立って取り組んでいただいて、早く結論を出していかないと、しまったということになってからでは私は遅いと思いますので、あえて申し上げたいと思います。これで、この部分については終わりたいと思います。よろしくお願いします。
     最後、時間のほうが押していますけれども、公用車のネットを利用した売却処分の取り組みについてということで、4点目なんですが、これは、平成29年の8月定例月議会で質問をさせていただきました。  四日市が所有しています消防車だとか救急車、ごみのパッカー車なんかは、10年から15年も使いますと計画的に車両更新をしています。  不要品として調達契約課のほうで売却をしているんですが、この市民の財産である、こういう行政財産は、処分に当たっては1円でも高く売って歳入を上げるというのは当たり前の話なんですが、平成28年度の売却実績の一例を見ますと、1750万円で購入した救急車が10年間使って13万km走って12万9600円でした、売却されたのが。1750万円で買った救急車が、10年間13万km走って12万9600円でした。  しかし、ヤフーのネットオークションの状況を見てみますと、それと同じような救急車が100万円ぐらいで売買されている、こういうことがあるので、行政も、もっとネットオークションを活用して高く売るべきじゃないかということを質問させていただきました。  総務部長からは、ネットオークションを活用した取り組みについて、前向きにやっていきたいというお話がありましたので、もう質問から1年6カ月たっていますので、どういうふうになっているのかなということを少しお聞きしたと思います。もう手短で結構ですので、済みません、部長。 274: ◯議長(竹野兼主議員) 内田総務部長。   〔総務部長(内田貴義君)登壇〕 275: ◯総務部長(内田貴義君) ただいま議員から、本市でのインターネットオークションを活用した車両の売却処分について取り組み状況をということでご質問いただきました。  ご質問いただいてから、他市の事例、インターネットオークションの仕組みと情報収集に着手し、本年度の夏ごろから具体的な実務作業に入っておりまして、規則の改正とか要綱の改正、申請書の様式の制定等を行ってございます。  その後、他市町へのアンケート調査とか入札を行っている最中の自治体の視察を経まして、現在、ごみ収集車1台が11月に買いかえになったことを受けまして、年間6回開催されておりますヤフーの官公庁オークションの1月開始分に、そのごみ収集車1台を出品して、2月25日に開札予定となってございます。  以上でございます。 276: ◯議長(竹野兼主議員) 中森愼二議員。 277: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  新たに、今、ネットオークションにかける車が1台動いているということなんですが、平成30年度の中で、救急車が4台、救助工作車が1台、パッカー車が3台、ほか、たくさんの車が昨年の9月10日、今までの従来の方法で売却されているんですね。その中の1台でもネットオークションすることができたんじゃないかということで、先ほどの工場立地法の話もしかりなんですが、やろうとした行政決断に対して、やはり早く動くこと、そのことによって高く車が売れれば歳入がふえるわけですので、ネットオークション、たくさんの市町村でも取り組まれている、決して全国で初めて取り組む問題ではないですので、ぜひ早く取り組んでいただくことをお願い申し上げておきたいというふうに思っています。  何とか四つの項目について質問させていただくことができました。  始まったときにはどうなるんだろうかと、本人以上に皆さん方も心配いただいたのではないかと思いますが、無事に終わらせていただきました。  28年間、本当に皆さん方には、ご指導、ご支援をいただきましたことを感謝申し上げたいと思っていますが、この28年間、特に記憶に残っておりますのは、三重県市議会議長会で私はヨーロッパに日置記平議員とともに出張させていただきました。ロンドンの旅先で急性盲腸炎になりまして、深夜救急車で搬送され、早朝から外科手術を受けると、こういうような経験をさせていただきました。結果、14日間1人でロンドンで皆さんが戻ってくるのをお待ちしていたという状況でございましたが、そのとき、日置記平議員には、もう本当にご心配をおかけしましたし、ご迷惑をおかけしましたこと改めておわびを申し上げたいと思っておりますが、ロンドンの病院は、ダイアナ妃が出産したセント・メアリー病院という非常に有名な病院でありました。翌日には、もう退院しろということで、君は命の別状がないからと、ロンドンは医療費に大変シビアな国であるなということも勉強させていただきました。さまざまな経験、勉強もさせていただきましたが、これからまだ第二の人生、これまで28年間の経験を生かせていただいて元気に活動していきたいと思っています。本当に長年ありがとうございました。これで質問を終わります。(拍手)    ─────────────────────────── 278: ◯議長(竹野兼主議員) 本日はこの程度にとどめることにいたします。  次回は、あす午前10時から会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。 279:                         午後3時15分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Yokkaichi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...