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  1. 四日市市議会 2017-11-05
    平成29年11月定例月議会(第5日) 本文


    取得元: 四日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-09
    検索結果へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成29年11月定例月議会(第5日) 本文 2017-12-11 文書・発言の移動 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 147 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 午前10時開議 選択 2 : ◯副議長(森 康哲議員選択 3 : ◯副議長(森 康哲議員選択 4 : ◯中川雅晶議員 選択 5 : ◯副議長(森 康哲議員選択 6 : ◯健康福祉部長永田雅裕君) 選択 7 : ◯副議長(森 康哲議員選択 8 : ◯中川雅晶議員 選択 9 : ◯副議長(森 康哲議員選択 10 : ◯健康福祉部長永田雅裕君) 選択 11 : ◯副議長(森 康哲議員選択 12 : ◯中川雅晶議員 選択 13 : ◯副議長(森 康哲議員選択 14 : ◯健康福祉部長永田雅裕君) 選択 15 : ◯副議長(森 康哲議員選択 16 : ◯中川雅晶議員 選択 17 : ◯副議長(森 康哲議員選択 18 : ◯健康福祉部長永田雅裕君) 選択 19 : ◯副議長(森 康哲議員選択 20 : ◯中川雅晶議員 選択 21 : ◯副議長(森 康哲議員選択 22 : ◯健康福祉部長永田雅裕君) 選択 23 : ◯副議長(森 康哲議員選択 24 : ◯中川雅晶議員 選択 25 : ◯副議長(森 康哲議員選択 26 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 27 : ◯副議長(森 康哲議員選択 28 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 29 : ◯副議長(森 康哲議員選択 30 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 31 : ◯副議長(森 康哲議員選択 32 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 33 : ◯副議長(森 康哲議員選択 34 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 35 : ◯副議長(森 康哲議員選択 36 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 37 : ◯副議長(森 康哲議員選択 38 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 39 : ◯副議長(森 康哲議員選択 40 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 41 : ◯副議長(森 康哲議員選択 42 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 43 : ◯副議長(森 康哲議員選択 44 : ◯財政経営部長(内田貴義君) 選択 45 : ◯副議長(森 康哲議員選択 46 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 47 : ◯副議長(森 康哲議員選択 48 : ◯財政経営部長(内田貴義君) 選択 49 : ◯副議長(森 康哲議員選択 50 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 51 : ◯副議長(森 康哲議員選択 52 : ◯財政経営部長(内田貴義君) 選択 53 : ◯副議長(森 康哲議員選択 54 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 55 : ◯副議長(森 康哲議員選択 56 : ◯財政経営部長(内田貴義君) 選択 57 : ◯副議長(森 康哲議員選択 58 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 59 : ◯副議長(森 康哲議員選択 60 : ◯財政経営部長(内田貴義君) 選択 61 : ◯副議長(森 康哲議員選択 62 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 63 : ◯副議長(森 康哲議員選択 64 : 午前11時休憩 選択 65 : 午前11時10分再開 選択 66 : ◯副議長(森 康哲議員選択 67 : ◯伊藤嗣也議員 選択 68 : ◯副議長(森 康哲議員選択 69 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 70 : ◯副議長(森 康哲議員選択 71 : ◯伊藤嗣也議員 選択 72 : ◯副議長(森 康哲議員選択 73 : ◯市長(森 智広君) 選択 74 : ◯副議長(森 康哲議員選択 75 : ◯伊藤嗣也議員 選択 76 : ◯副議長(森 康哲議員選択 77 : ◯市長(森 智広君) 選択 78 : ◯副議長(森 康哲議員選択 79 : ◯伊藤嗣也議員 選択 80 : ◯副議長(森 康哲議員選択 81 : ◯市長(森 智広君) 選択 82 : ◯副議長(森 康哲議員選択 83 : ◯伊藤嗣也議員 選択 84 : ◯副議長(森 康哲議員選択 85 : ◯政策推進部長(舘 英次君) 選択 86 : ◯副議長(森 康哲議員選択 87 : ◯伊藤嗣也議員 選択 88 : ◯副議長(森 康哲議員選択 89 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 90 : ◯副議長(森 康哲議員選択 91 : ◯伊藤嗣也議員 選択 92 : ◯副議長(森 康哲議員選択 93 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 94 : ◯副議長(森 康哲議員選択 95 : ◯伊藤嗣也議員 選択 96 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 97 : 午前11時38分休憩 選択 98 : 午後1時再開 選択 99 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 100 : ◯日置記平議員 選択 101 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 102 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 103 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 104 : ◯政策推進部長(舘 英次君) 選択 105 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 106 : ◯日置記平議員 選択 107 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 108 : ◯日置記平議員 選択 109 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 110 : 午後2時休憩 選択 111 : 午後2時15分再開 選択 112 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 113 : ◯川村幸康議員 選択 114 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 115 : ◯こども未来部長(市川典子君) 選択 116 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 117 : ◯川村幸康議員 選択 118 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 119 : ◯こども未来部長(市川典子君) 選択 120 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 121 : ◯川村幸康議員 選択 122 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 123 : ◯こども未来部長(市川典子君) 選択 124 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 125 : ◯川村幸康議員 選択 126 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 127 : ◯こども未来部長(市川典子君) 選択 128 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 129 : ◯川村幸康議員 選択 130 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 131 : ◯こども未来部長(市川典子君) 選択 132 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 133 : ◯川村幸康議員 選択 134 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 135 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 136 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 137 : ◯川村幸康議員 選択 138 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 139 : ◯商工農水部長(佐藤恒樹君) 選択 140 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 141 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 142 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 143 : ◯川村幸康議員 選択 144 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 145 : ◯政策推進部長(舘 英次君) 選択 146 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 147 : 午後3時15分散会 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                           午前10時開議 2: ◯副議長(森 康哲議員) 皆さん、おはようございます。  豊田議長にかわりまして議長の職務を行いますので、よろしくお願いします。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員数は32名であります。  本日の議事は、一般質問であります。    ─────────────────────────── 3:  日程第1 一般質問 ◯副議長(森 康哲議員) 日程第1、これより一般質問を12月8日に引き続き行います。  順次、発言を許します。  中川雅晶議員。 4: ◯中川雅晶議員 おはようございます。公明党の中川雅晶です。本日30分、おつき合いよろしくお願いをいたします。  本日の質問のテーマは、安心の幸齢化社会への展望、健康寿命延伸の視点から問うということで質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、早速ですが、ちょっとスライドをお願いします。  これは、有名なというか、皆さんも目にしたことがあると思うんですが、平均寿命と、それから、健康寿命の推移で、男性も女性も平均寿命が延びている割には健康寿命はさほど延びていないというところで、この健康寿命をどれだけ延伸していくかということが、今後の大きなテーマであり、また、幸せな高齢化社会への展望には非常に大切な視点であるという観点で質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  来年度、平成30年度には、6年に一度の診療報酬と介護報酬が同時改定をされます。また、次期医療計画、そして、本市も今策定中でありますが、介護保険事業計画の開始、また、国民健康保険の財政運営が県に移管する等、大きな制度改革が重なる重要な年度であるというふうに認識をさせていただいております。  また、介護保険法を初め、老人福祉法、医療法、児童福祉法、高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律、いわゆる高齢者虐待防止法など、法改正を束ねた地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律、いわゆる地域包括ケアシステム強化法が本年5月に成立をし、平成30年度の介護保険制度改正の大枠が固まりました。  この強化法は、高齢者の自立支援と要介護の重度化防止、地域共生社会の実現を図るとともに、制度の持続可能性を確保することに配慮し、サービスを必要とする人に提供されることを目的としております。  スライドをお願いできますか。  これは、この地域包括ケアシステム強化法の法律の概要ですけれども、特に、保険者機能の強化等による自立支援、重度化防止に向けた取り組みの推進が新たに位置づけられたことに注目をしております。この点は、介護予防、健康寿命延伸の視点にかかわってくると思います。
     内容は、市が保険者機能を発揮して、自立支援、重度化防止に取り組むよう、データに基づく課題分析と対応、これは、データに基づく政策課題の分析をして、また、そのことをしっかりと介護保険事業計画に明記をし、適切な指標による実績の評価、そして公表、それに応じて財政的インセンティブが付与されるというものであります。  このようにデータに基づいてしっかりと介護保険事業計画に記載をして、その実績に基づいてインセンティブが付与されるというところでございます。  まず、本市の自立支援、重度化防止推進の方針について確認をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 5: ◯副議長(森 康哲議員) 永田健康福祉部長。   〔健康福祉部長(永田雅裕君)登壇〕 6: ◯健康福祉部長永田雅裕君) ただいま中川議員から今回の介護保険の制度改正について概要をご説明いただきました。本市の方針をというご質問ですのでお答えさせていただきます。  先ほど議員からございました財政的インセンティブの付与の仕組みの創設、この辺につきましては、評価指標が示されております。  これは、11月10日に国の社会保障審議会介護保険部会のほうでたたき台となる案が示されたところで、まだこれから確定というところですけれども、おおむねこういう形で進むのかなというふうに思っております。  この市町村向けの指標というのを見てみますと、例えば、先ほど少しお話のありました市町村が保険者として適切に現状把握、計画策定、点検評価を行っているか、そして、在宅医療、介護連携、あるいは、認知症施策、介護予防、生活支援などの各種施策の取り組みの進め方、そして、要介護状態の維持、改善の状況はどうかなど、多岐にわたる59項目の指標を示しております。  具体的に例を少しお話しますと、介護予防、生活支援の分野では、介護予防に資する住民主体の通いの場への高齢者の参加者数や総合事業における住民主体サービスなど、多様な主体によるサービスの創設状況などが指標の案として挙げられているところでございます。  このように、資料は成果を見るアウトカム指標だけではなく、取り組みの過程も見るプロセス指標を組み合わせております。そして、介護予防や介護度改善を中心とした狭い意味での自立、重度化防止だけではなく、地域包括ケアにかかわるさまざまな施策を活用した総合的な自立支援を目指す指標となっております。  いずれにいたしましても、本市といたしましては、この指標については、財政的インセンティブの付与を受けるための基準という点で重視をしていくものでございますが、同時に地域包括ケアシステムを深化、推進し、介護保険制度の持続可能性を確保していく上で意識しなければならない視点でもあると考えております。これらの指標を通じて国が進めようとしている施策につきましては、本市では既に取り組みを進めているものでございます。その上で地域包括ケアシステムを深化、推進し、地域で高齢者が安心して暮らしていけるようにするため、現在、策定作業を進めております介護保険の計画では、この指標案を踏まえて、施策の内容を検討するとともに、施策ごとの数値目標も設定してきたところです。  今後は、各施策の実施状況と目標の達成状況を定期的に評価、分析するとともに、目標が未達成の事項については、その改善策を立てるといったPDCAサイクルに基づく事業運営を進め、自立支援、重度化防止を目指していきたいと考えております。  以上でございます。 7: ◯副議長(森 康哲議員) 中川雅晶議員。 8: ◯中川雅晶議員 ご答弁ありがとうございました。  さまざまな評価指標についての案が示されて、どれを選択していくかというのはこれからだと思うんですけど、スライドをちょっとお願いできますか。先ほども、これ、地域包括ケアシステム強化法の中で言いましたけど、資料の中に、少し事例として先進的な取り組みを行っているところで和光市と大分県というところで、これ、要介護認定率の推移というところで、全国は右肩上がりですが、和光市は右肩下がりですし、大分県も下げていますよということの事例が紹介されているので、細かくいっぱい指標としては示されているところはあるんですけど、とりあえずきょうは、少しその要介護認定率というところで見ていきたいと思います。  このグラフが要介護度認定率の推移というところで、ちょっとそのパーセントを図表化させていただいたんですけど、この一番上が三重県です。このブルーが全国平均です。四日市市はこの赤ですね。この黄色が和光市です。大体、全国平均、三重県、四日市市と大体同じようなところで推移をしていて、若干、上がり下がりがありますけど、年度とともに上昇している傾向があるというところです。  この和光市を見ていただければわかりますけど、これ、本当に全く数字のベースが違っているというところで、このグラフで示している平成18年以前から取り組んでいて、さらに、その取り組みを介護保険事業計画に位置づけて介護予防事業をしていけば、さらにまだ下がっていっているというようなことを感じていただければいいかなと思います。施策展開をしっかりとし切れば、これぐらい数字としてもあらわれるというところかなと、アウトカム指標でそういう取り組みというところの証左ではないかなというふうに思っております。  それから、次に、要介護度別に見た介護が必要となった主な要因としてスライドを見ていただくと、これが要介護度別に見た介護が必要となった主な要因ですが、要介護者は認知症がぬきんでています。これは、要介護のところを見ていただければわかります。第1位はほとんど認知症です。  要支援者の主な要因は、関節疾患、骨折、転倒、高齢による衰弱が占めております。要介護者も認知症の疾患を除けば、骨折、転倒と高齢による衰弱が主な原因になっていることがおわかりだというふうに思います。  つまり、介護予防・自立支援重度化防止策のターゲットは、骨折、転倒、それから、高齢による衰弱と認知症だということが認識できるんではないでしょうか。  年をとれば体力や気力が低下するのは自然と考えております。体が弱った状態を虚弱といいますが、この表現はマイナスイメージが強いため、日本老年医学会では、英語で衰弱・虚弱を意味するフレイルという言葉を用いることを決められております。  フレイルとは、介護が必要となる可能性が高いが、まだ健康維持できている状態を指しています。フレイルは、健康寿命が終わりに近づいていることを示しているといいますが、適切な心がけやケアで十分に自立した状態を維持できることもわかっておりますし、機能的な障害が生じてからでは自立に戻すというのは非常に難しくなるため、早くから心と体の手入れをすることが望ましいとされております。  最近、サルコペニアやロコモシンドローム──日本語では運動器症候群──という言葉が使われるようになっておりますが、いずれもフレイルを招く状態です。  また、資料をお願いします。  これがフレイルとサルコペニア、それからロコモシンドロームの相関関係図ですが、フレイルの中にロコモシンドロームもサルコペニアも入っております。身体的なフレイルと社会的なフレイル、そして、精神的、神経的なフレイルというところでこういう相関関係を見ていただければわかるかなと思います。いずれも放っておくと健康寿命を縮める可能性が高い状態であります。フレイルの状態を早期に発見をし、医師や理学療法士や作業療法士等の専門職につなげて適切なケアを受けられれば健康寿命の延伸に結びつくと考えられております。地域の介護予防や健康づくり事業の場がフレイルの発見の場や適切な医療ケアにつながる機能を持つことが重要であるというふうに私は考えております。  では、ここの四日市市における地域高齢者の転倒実績というところですが、実はこれ市立四日市病院のリハビリテーション科の平野裕滋先生が中心になって市立四日市病院の中のリハビリテーション科、それから、国立長寿医療研究センターとも協働されて論文を書かれたんです。このデータは、四日市市の消防の救急搬送からこの8年間にわたってのデータをもとにしてこの論文が形成をされている。その論文から少し数字を拾ってグラフ化したのがこの図でありますが、転倒して救急搬送された高齢者の方の数が平成20年度は481名で、平成27年度は558名。これは男女別です。男性が青で女性が赤。転倒は、やはり女性のほうが多いのかなというところと、毎年のように大体これぐらいの数が転倒で緊急搬送されているということを確認できるかなというふうに思います。  それから、転倒の場所ですが、この先ほどのデータの中の8年間のデータを集約して、転倒の場所としては自宅内が65%で、自宅外の道路上では15%、施設や老人ホームでは6%、その他14%という形、この自宅の中で、さらに見ていただくと、居間がそのほとんどで64%を占めていて、庭11%、廊下10%、その他15%、こういうような構成であります。  自宅での転倒が非常に多くて、特に、女性の自宅での転倒が多いというデータが出ておりますし、自宅での中でも居間が圧倒的に多いですよというところがこのデータからも見てとれるのではないかなというふうに思っております。  転倒とか骨折は、高齢者にとって最も避けなければならないリスクであります。家での転倒、リビングでの転倒に対して実効性のある予防施策を推進することは、本市の健康寿命延伸につながると考えます。現行のさまざまな事業を展開していただいていますらくらく続ける運動教室や出前講座、ステキ健康サポーター、ヘルスリーダー養成等々をリハビリ職等の専門職と連携強化をし、さらに専門性を高め、事業を系統立てて実行性を高めるとともに拡充していく必要があると私は考えております。  また、フレイル、ロコモシンドローム、サルコペニアのスクリーニング機能を持たせ施策に反映させるとともに、個人の経年変化を把握できるシステム等を検討すべきではないかと考えますが、ご見解をお伺いさせていただきます。 9: ◯副議長(森 康哲議員) 永田健康福祉部長。 10: ◯健康福祉部長永田雅裕君) 議員から市立四日市病院のリハビリ職等の研究成果をもとに転倒の防止、それと介護予防の関係についてどのようにするのかということでご質問いただきました。  転倒を予防することは、骨折ひいては寝たきり、認知症、要介護状態になることを防ぎ、健康寿命の延伸につながるというふうに考えております。  本市におきましても、健康づくり事業におきまして、敷居やじゅうたんでの段差でつまずかないよう、注意の呼びかけや転倒予防に効果的な運動方法を盛り込んだチラシを健康づくり講座や地域で高齢者が多く参加されている集まりなどへ配付し、啓発を行っております。  また、健康ボランティアが地域の集会所や公園などで開催する運動講座や在宅介護支援センターによる介護予防教室においても転倒を予防するためのストレッチ体操や筋力トレーニングを実施すると同時に、ご自宅でも取り入れられるよう簡単な運動方法をお伝えし、継続できるよう働きかけております。  また、議員からはリハビリテーション職との連携ということもお話を伺いました。専門職を生かしたということでその介護予防を進めるということは大事だと思っておりまして、本市におきましては、平成29年2月から通所リハビリテーション事業所の理学療法士、作業療法士などの協力を得て、通いの場やふれあいサロンへの指導・助言を行う地域リハビリテーション活動支援事業を実施しております。  これら専門職が持つノウハウを活用していくのは有効だというふうに思っております。今後も健康寿命の延伸を目指しまして、より効果のある健康づくり事業を実施していくため、今回ご紹介いただいた研究も含めまして四日市の実態に応じた取り組みを進めてまいりたいと考えております。 11: ◯副議長(森 康哲議員) 中川雅晶議員。 12: ◯中川雅晶議員 今も理学療法士等々の専門職もかかわっていただいて、やっていただいているというところは今説明いただいたところですけれども、それだけでは少し不十分ではないですかねというところで質問をちょっと深めさせていただきたいんですけど、その前に、少し認知症の予防についても伺いをしておきます。  先日、京都大学のiPS細胞研究チームがアルツハイマー病患者のiPS細胞からつくった脳細胞にパーキンソン病、ぜんそく、てんかんの既存薬の組み合わせが病因物質であるアミロイドベータを約4割低減させたとする非常に大きな発表をされておりまして、認知症の予防に対して大きな光が差したのではないかなというふうに思うんですが、先ほども見ていただいており、介護を要するようになる大きな原因はやっぱり認知症であります。この認知症の予防は、身体的な予防と極めて密接に関係しておるので、別々にやるという事業ではないというふうに私は考えておるんですが、本市の認知症予防について具体的な方針であったりとか、取り組みの施策を簡単に確認させていただきますので、簡略に答弁いただきますようお願いいたします。 13: ◯副議長(森 康哲議員) 永田健康福祉部長。 14: ◯健康福祉部長永田雅裕君) ちょっと難しいかもしれませんが、認知症の予防でございますけれども、さまざまな原因があります。アルツハイマー病とか、ほかにも脳梗塞、脳出血、そうした脳血管疾患の関係も主な原因でございます。そして、この原因として高血圧、糖尿病、脂質異常などの関連性が深いと言われております。  そこで、生活習慣病の予防を実施することが認知症の予防の基本と言えると考えております。その意味で現在も各保険者で実施しております特定健診、保健指導を通して生活習慣病の予防に引き続き取り組んでまいりたいと思いますし、こうしたことの啓発について在宅介護支援センターなどと協力しながら認知症の予防にも努めていきたいと思っております。  あと、認知症予防の活動支援として住民主体の通いの場、あるいは、ふれあいいきいきサロン、こうしたところで健康の体操といいますか、そういうものも取り組んでおりますので、多くの高齢者が身近な地域で介護予防に取り組める環境を整備してまいりたいと考えております。  また、最近でございますが、この10月に連携型の認知症疾患医療センターとして市内の三原クリニックが指定を受けております。県からの指定でございますが、この認知症疾患医療センターは、認知症の診断、治療に携わるだけでなく、認知症にかかわる啓発、予防にもかかわっていただくことになっておりますので、こうした専門機関の協力も得るとともに医師会、在宅介護支援センター、地域包括支援センターと協力しながら認知症の予防の展開について検討したいと考えております。 15: ◯副議長(森 康哲議員) 中川雅晶議員。 16: ◯中川雅晶議員 認知症もあわせてこのフレイルともどもやっていただかなきゃならないと思いますが、じゃ、具体的にどのような施策転換の方法をとればいいかというところを少しお伺いさせていただきたいと思います。  今後の地域包括ケアシステムにおいて、医療、介護の連携とリハビリテーションはますます重要になってまいります。病院では、機能回復のためのリハビリテーション、介護施設では機能維持のためのリハビリテーション、在宅では予防のためのリハビリテーションを基本としつつ、連携強化をしていく必要があります。  そこで、検討する場所として四日市市安心の地域医療検討委員会というのがありますが、本市の保健、福祉、医療の連携体制など、地域医療の推進を牽引していただきます医療と介護の連携推進部会や情報共有ネットワーク部会等が設置をされて、専門的かつ集中的に検討されてまいります。  健康寿命延伸の視点で介護予防や自立支援重度化防止推進に向けた部会を設け、リハビリ専門職を中心とした本市に適した施策検討をしてはいかがと思うんですが、その辺のご見解をお伺いさせていただきます。簡略にお答えください。 17: ◯副議長(森 康哲議員) 永田健康福祉部長。 18: ◯健康福祉部長永田雅裕君) 介護予防の検討の場としてさまざまあると思います。一つは、一番小さいベースとして地域ケア会議というものがあって、住民も一緒に入っていただいて、どうすればその地域における健康づくり、それから介護予防ができるのかというのをやっていただいていると思います。  また、医療関係者等も集まる個別のケースにかかわるようなケア会議もやっておりますし、それから、さまざまな課題が出た中で、今先ほど議員からお話しいただいた安心の地域医療検討委員会というところで、さらに政策について検討すると、そういうような形をしております。 19: ◯副議長(森 康哲議員) 中川雅晶議員。 20: ◯中川雅晶議員 スライドをお願いできますか。  これは、現行における健康づくり教室の開催予定をずらっと並べたところ、非常にいっぱいあって、見にくくて字も小さいので、わからないと思うんですが、これだけ本市もやっていただいているんですが、先ほどのいろいろな事業というのもあわせてやっていただいて、ヘルスリーダーの養成講座であったりとか、らくらく続ける運動教室だったりとかというのがありますが、市民から見て非常にわかりづらいというのではないかなと、それから、また、継続性は担保されているのかなと、実施期間も少し限定的なものもあったりとか、それがその後、どういうふうにつながっていくのかというのもなかなか市民や私たちから見てよくわからないというところが少し課題かなと、また、市民の皆さんに意欲を持って参加してもらっているのかどうか、また、効果があったのかどうなのか、あるのかどうなのか、先ほどの要介護度認定率を見る限りは、あるようにも見えるし、さほどないようにも見えるしというところ、その辺の効果の検証というのも十分なされているのかどうかというのは非常に疑問であるところです。  主な担当課も専門職がいる健康づくり課と介護・高齢福祉課に分かれたりとか、財政においても一般会計と、それから、介護保険特別会計が混在をしていたりとか、介護予防事業、そして、日常生活支援総合事業、健康づくり事業、認知症総合事業、スポーツ推進計画等に基づき実施しているところで、非常に類似した事業が個別に行われ、市民にもわかりにくく非効率であり、組織横断的に連携し、施策の連動し合う効果的な事業実施ができる推進体制が必要であると私は考えております。  スライドに表示されているのは、有名な地域包括ケアシステムのいろんな実証実験をされたりとかしている東京大学と連携してやられている柏市の事例ですが、柏市はもう既にフレイルという言葉を使っているんです、フレイル予防事業という形で。しかも、健康福祉部、それから保健所、スポーツ課、これは横断的に施策を展開するために健康づくり業務庁内連絡会議というのを設置して、この介護予防、フレイル予防に関して相談機能、そして学習機能、実技実践機能、そして、測定機能、スクリーニング機能というのを担保して、40歳未満、それから40歳から64歳、65歳から75歳、75歳以上という形で一応事業を系統立てて、そして、一丸一体となって、全庁的な取り組みをしていこうというところで、実際にやられているところがあります。これは柏フレイル予防プロジェクト2025推進委員会で検討されて、柏市フレイル予防事業として推進をされているところであります。  本市もこのように少し事業を整理して、また、全庁的に、横断的に推進ができるように、市民にわかりやすいように、また、系統立てて、そして、効果もしっかりとあらわれるということが先ほどの一番冒頭に質問させていただいた財政的なインセンティブを付与される可能性が高くなってきて、また、その付与された財政を財源にして、新たなフレイル介護予防、それから自立支援事業、重度化防止事業へその財源をさらに振り分けていけるという、こういうサイクルができれば、非常に効果的で、先ほど冒頭私が申し上げた幸せな幸齢化社会へ四日市も少し一歩踏み出せるんではないかなと思うんですが、本庁の推進体制としてどのような見解かというのを、この柏市の事例を参考にしてご答弁よろしくお願いいたします。 21: ◯副議長(森 康哲議員) 永田健康福祉部長。 22: ◯健康福祉部長永田雅裕君) まず、介護予防のことでございますけれども、もともと国のほうからハイリスクの二次予防事業、それから、ある程度元気な一次予防事業ということで区分けをされておりまして、それがしばらく前に見直されております。やはり、住民主体の継続的な運動健康づくりが必要ということで見直されております。  本市におきましては、平成25年度に健康部と福祉部を合わせまして健康福祉部とするという機構改革を行っております。これによりまして、健康づくり課と介護・高齢福祉課による両課の予防事業も進むようになったと思っております。  また、先ほどお話ししました介護予防事業の見直しによりまして、平成29年度からは一次予防事業と二次予防事業を統合して、本市も介護予防事業を大きく再編しております。基本的に高齢者の介護予防は介護・高齢福祉課が担当するという整理をしたところでございます。現在では、このような整理の結果、業務分担も責任体制も明確にできたものと考えております。  今後も時代の変化に対応しながら、より効果的、効率的な事業を実施していけるような体制について検討してまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 23: ◯副議長(森 康哲議員) 中川雅晶議員。 24: ◯中川雅晶議員 十分ではないというふうに、それは見解の相違ですが、十分ではないという趣旨で質問させていただきました。  今、この次期の第7次四日市市介護保険事業計画・第8次四日市市高齢者福祉計画のパブリックコメントを募集しております。これは介護予防も含めての、本当に本市の3年間の設計図であります。これに多くのやっぱり市民の皆さんが、この自分たちの地域で最後まで自分らしい生活を送れたりとか、支えていただく、その地域包括ケアシステム、また、健康寿命の延伸等についても重要な計画でありますので、ぜひ、市民の皆さんの多くの意見をお願いしたいとともに、これ、議会の議決案件でもあります。所管の常任委員会におかれましては、さまざま観点で検証いただき、また、内容の濃い議論をし、また、審議をいただいて、安心の幸齢化社会への展望となる次期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の策定に尽力いただきますようお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 25: ◯副議長(森 康哲議員) 引き続き、一般質問を行います。  笹岡秀太郎議員。 26: ◯笹岡秀太郎議員 皆さんおはようございます。  中川議員の一般質問に聞き入ってしまいまして、そういえば私も廊下でこけたことがあるなと、グラフでいうと10%のうちの1人かなというふうに思いました。そのときを思い返しますと、家内が何しておるのと言うもので、こけておるのと言うたら、そうという返事があった。そのときのお尻の痛さを今思い出しておりました。  私からきょう1日、最終まで政友クラブが質問させていただきます。あと1日、あしたの最終日には小川政人議員が朝一番で質問されますので、濃いところは残しておきたいなというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  私の質問、スクリーンにテロップが流れてくると思うんですけれども、議長のお許しをいただきまして、1項目と2項目めの順番を変えさせていただいて質問させていただきますが、1項目めが公用車におけるドライブレコーダーの設置及び運用について、そして、2項目めが小中学校における学校薬剤師の職務等についてというふうに通告してございます。  テロップは、2番目から出てきて、質問もその2番目からさせていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  それでは、通告に従いまして質問させていただきます。テロップでは2項目め、小中学校における学校薬剤師の職務についてを質問させていただきます。スクリーンでも2項目めになっていますね。  平成20年に学習指導要領の改定が告示されてから9年が経過いたしました。学習指導要領では、子供たちの生きる力を一層育むことを目指し、個人生活における健康、安全に関する理解を通して、生涯を通じてみずからの健康を適切に管理し改善していく資質や能力を育てるを上げ、その内容として、健康な生活と疾病の予防について理解を深めることができるようにすることを上げております。  具体的には、健康の保持増進や疾病の予防には保健・医療機関を有効に利用することがあること、また、医薬品は正しく使用することとされております。  平成20年に改定された学習指導要領は、移行期間を経て小学校においては平成23年度、中学校においては平成24年度より薬教育が導入され、学校薬剤師の職務が注目されるようになりました。また、平成29年3月には新しい学習指導要領に改定されたことにより、今後一層進んだ学校保健教育が求められることになります。  学校薬剤師は、学校保健安全法第23条第2項の定めるところにより大学以外の学校に置かれ、学校における保健管理に関する専門的事項に関し技術及び指導に従事することとされています。小中学生は、心身ともに発育、発達の重要な時期でありかつ知識や経験の取得も進む時期になります。学校薬剤師は、そのような最も重要な時期の学校保健を担当していただいております。学校薬剤師は、保健管理のみならず保健教育まで活動内容が多岐にわたることから、その人物像としては教育者にふさわしい人間性、教育に正しい理解を持つ、職務に必要な知識の研さんが必要とされております。  市内小中学校には学校医、学校歯科医とともに学校薬剤師を置くことになっておりますが、これを学校三師と言われております。例えば、学校医においては健康診断、学校歯科医は歯科健診などに従事していただいており、その活動していただく姿というのは比較的見やすいところでありますが、学校薬剤師の職務はなかなか市民に見えにくいというふうに思われます。  そこで、本市の小中学校における学校薬剤師の職務内容についてお伺いをいたします。 27: ◯副議長(森 康哲議員) 栗田副教育長。   〔副教育長(栗田さち子君)登壇〕 28: ◯副教育長(栗田さち子君) 小中学校における学校薬剤師の職務内容について笹岡議員よりご質問をいただきました。  学校薬剤師は、先ほど議員からご紹介をいただきましたが、学校保健安全法第23条第2項の規定によりまして、大学以外の学校に置くものとなっております。四日市市の全ての小中学校におきましても、1校に対しまして1名の学校薬剤師を置いております。  ご質問いただきました学校薬剤師の職務といたしましては、学校保健安全法施行規則に基づきまして、学校の環境衛生検査や検査結果に伴う指導や助言、健康相談や保健指導等に加え児童生徒の尿検査なども行っていただいております。  環境衛生検査の具体的な職務といたしましては、例えば、受水槽を経て蛇口から出る水が子供たちが飲むのに適した水質かどうかの検査、プールの季節には衛生的で安全にプールを使用できるかどうかの水質検査やプールの施設設備の検査、また、教室の明るさが学校生活上適しているかどうかの照度検査、そのほかにも騒音レベルや空気の検査などを行っており、検査後には専門的な知見から環境衛生の維持や改善手段について具体的な指導も行っていただいております。  ほかにも新年度に各学校で立案する学校保健計画や学校安全計画についての指導や助言、医薬品や環境衛生に関する健康相談や保健室や理科準備室の薬品の取り扱い方法や管理方法についての助言等、多岐にわたる活動を行っており、学校保健や学校環境衛生の向上、発展を担っていただいていると、そういう状況でございます。  以上でございます。 29: ◯副議長(森 康哲議員) 笹岡秀太郎議員。 30: ◯笹岡秀太郎議員 多岐にわたる職務を担っていただいておるというふうなことをお伺いいたしました。水質とか、あるいは照度、そういうところもしっかりとチェックもしていただいておると。そこで出された内容については、やはりきちんと教育委員会、あるいは、学校の施設の中でも改修なり、あるいは、照度を上げた、精度を上げるといいますか、そういうところに取り組んでいただいておると思いますけれども、その薬剤師さんが指摘していただいた内容について、どのような対応をされているか、恐らくしっかりとした取り組みはされているというふうに思いますけれども、そのあたりを改めてお伺いしたいと思いますが。 31: ◯副議長(森 康哲議員) 栗田副教育長。 32: ◯副教育長(栗田さち子君) 議員からは学校薬剤師の役割、取り組みについてのご質問をいただきました。  議員のご指摘にありますように、学校の薬剤師は近年子供たちを取り巻く生活スタイルや環境が急激な変化を遂げる中でさまざまな活動をしていただいております。  また、生活環境の乱れやアレルギー反応など、心身の健康についてもさまざまな問題が起きておりまして、深刻化しておる状況もございます。アレルギーを持つ児童や生徒、その中でも重篤な症状を持つ子供がふえてきておりまして、アナフィラキシーショックが出たときに使用する緊急用の自己注射薬であるエピペンを処方されている児童や生徒もここ数年で倍増しているような状況もございます。  このように、薬剤師の方には命にかかわる問題がふえてきておりまして、エピペンの緊急使用など、学校薬剤師に指導や研修をたくさんしていただいているという状況でございます。  また、薬物乱用の若年化が問題視されている中、学校指導要領にも薬の適切な使い方を指導する目的で医薬品の正しい使用法が示されており、くすりの正しい使い方教室なども薬剤師の皆様にやっていただいているという状況もございますし、セアカゴケグモ等危険生物への対応、こういったことにも薬剤師さんに相談に乗ってもらっているという状況がございます。  こういったことで学校薬剤師に期待される活動が年々多様化、複雑化する中で、安全上早急な指導を求める案件も増加しております。こういったことで学校薬剤師の果たす役割は年々大きくなっており、今後も健康的な学習環境の確保や感染予防の観点からも学校教育の積極的な助言をいただく、そういった薬剤師さんのお力をいただきたいと思っております。
     以上でございます。 33: ◯副議長(森 康哲議員) 笹岡秀太郎議員。 34: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございます。いわゆる多様化、複雑化に対する意見をどのように取り組んでいくかというあたりの答弁をいただきました。  このもとになるところは、文部科学大臣のほうから諮問が出されて、この諮問は平成20年1月に中央教育審議会から出された、その諮問に対する答えが今の答弁だったというふうに思っています。  一応、諮問の内容だけちょっと伝えておきますので、それだけ確認しておいてください。  まず、諮問の理由としては、子供が学校はもとより家庭や地域社会において勉強や運動、遊びなどに意欲を持って生き生きとした生活を送るために、将来にわたり心身ともに健やかに成長していくためには、学校における安全、安心な環境が確保されているとともに、子供の心身の健康を守り、育むことのできる確かな指導体制を築いていくことが極めて重要である。近年、子供を取り巻く生活環境の急激な変化を背景として、心と体の両面にかかわるさまざまな健康問題が生じている。ストレスによる心身の不調など、メンタルヘルスに係る課題への対応、あるいは、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患への対応、さらには薬物乱用、感染症の問題など、粘り強い継続的な取り組みが必要というふうにされる課題が顕著化、顕在化されている。子供の心身の健康、安全、安心に関する課題の解決のためには、学校のみでは十分な対応ができないものも少なくないことから、地域の専門家や関係機関の知見や能力を最大限に活用して連携を強化する体制を一層整備、充実することが必要であると。これを受けての今の答弁だというふうに理解しております。  そこで、しっかりとやっていただいておる学校薬剤師さんの報酬、このあたりをお伺いしたいと思うんです。四日市市委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例、これを見ますと、学校保健安全法による学校医、学校歯科医、学校薬剤師、いわゆる学校三師の報酬額がそれぞれ規定をされております。  学校薬剤師における報酬額を見ますと、基本校、これは1校でありますけれども、年額15万4200円とされておりまして、1校加えるごとに年額6万円、これを加算するとされております。  いわゆる兼務校という考え方だというふうにお伺いをしておりますけれども、一方では、学校三師の学校医、学校歯科医は、担当校数に応じた報酬、これになっております。  お伺いいたしますけれども、学校薬剤師の担当する2校目からは、この職務の内容がその金額に応じた内容として減らされているのか、これはどのように理解をすればいいのか、学校医、学校歯科医との報酬体系、この違いがよくわからない。そこで、現在の報酬体系について、どのように考えられているのかお伺いをさせていただきます。 35: ◯副議長(森 康哲議員) 栗田副教育長。 36: ◯副教育長(栗田さち子君) 笹岡議員のほうからは学校薬剤師の報酬につきましてご質問をいただきました。  学校薬剤師の報酬は、ご指摘をいただきましたとおり、四日市市委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の別表に定めがございます。1校目は、基本額として年額15万4200円、1人の学校薬剤師が2校以上を兼務する場合は、2校目から1校目を加えるごとに兼務手当として6万円を加算すると、こういったこととなっております。  また、一方、学校医、学校歯科医につきましては、兼務手当は存在せず、担当校数や児童生徒数に応じた報酬体系となっております。  学校薬剤師の職務につきましては、先ほどもご説明をいたしましたとおり、学校の環境の衛生検査などを行っていただいており、例えば2校を兼務すれば、当然業務量も倍になるというふうに考えております。  ことし10月に行いました学校薬剤師との意見交換会の中でも、校数に応じた報酬体系となっていないことについてのご指摘をいただいております。それから、市に対する要望書も提出されているというような状況でございます。  先ほど申し上げましたとおり、学校保健活動の中で学校薬剤師が果たす役割は年々大変大きくなっております。こういった状況の中で、市といたしましては、学校薬剤師の業務量に応じた報酬体系となっていないことを課題と捉えておりまして、早急に解決に向けた検討をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 37: ◯副議長(森 康哲議員) 笹岡秀太郎議員。 38: ◯笹岡秀太郎議員 前向きな答弁をいただいたかなというふうに思っています。  先ほども冒頭述べましたとおり、答申から9年が経過して、子供を取り巻く社会環境、あるいは、生活環境の変化というのは、この近年すごく急激に変化もしているし、保健管理の専門家である学校薬剤師さんの果たす役割というのは大変大きくなってきている。兼務校の考え方が通じない時代になったんだなというふうなことを理解しております。そういう意味でいうと、学校医、あるいは、学校歯科医さんのように兼務校というものは、これは学校薬剤師さんも取りやめていただいて、やはり校数に応じた報酬体系というのをしっかりと確立していっていただくということは大変重要やと思いますので、改めてスピード感を持って、ぜひ、その辺の取り組みをぜひやっていただきたいというふうに思うので、改めて決意のほどをお伺いしたいと思います。 39: ◯副議長(森 康哲議員) 栗田副教育長。 40: ◯副教育長(栗田さち子君) 議員からは決意のほどをということでご質問いただきました。  先ほども申し上げましたように、学校薬剤師の業務量に応じた報酬体系ということは考えていく必要があると考えておりまして、私どもとしましては、これは大きな課題というふうに捉えております。早急な解決ということで努力をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 41: ◯副議長(森 康哲議員) 笹岡秀太郎議員。 42: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございます。  早急に取り入れていただけるということですので、しっかりとそのあたりを整理していただいたものを早急にご提案いただきますようにお願いを申し上げまして、次の項目の質問に移ります。  テロップでは1項目めになりますけれども、公用車におけるドライブレコーダーの設置及び運用について、お伺いをしたいと思います。  ドライブレコーダーの活用につきましては、平成26年11月定例議会において、リベラル21の竹野議員から公用車の交通事故対策として取り上げられて、理事者答弁としては、安全運転意識の向上と事故削減に向けた視点で強化が必要であるというふうに答弁をいただいたところでありました。  また、ドライブレコーダーの運用ではありませんけれども、関連したところで中森議員からは平成25年6月定例月議会において、防犯カメラ設置補助制度と運用基準の制定について、こういう項目で質問されまして、当時の田中市長の答弁では、防犯カメラに関する一定のルールづくりは大きな課題と認識していると述べられて、平成26年10月の四日市市防犯カメラの設置及び運用に関する条例の制定に結びついたところであります。  この視点は、今回の質問、公用車におけるドライブレコーダーの設置及び運用、この防犯上の視点からの活用にリンクすると思い、紹介をさせていただきました。  近年、例えば名古屋市においては、市内全域を走る市バス、あるいは、生活道路を移動するごみ収集車にドライブレコーダーが設置されておりまして、動く防犯カメラと見立てて、犯罪捜査や防犯に役立てる取り組みとしてドライブレコーダーの映像提供に関する協定、これを結んだとのことであります。兵庫県尼崎市におきましては、市バスに搭載されているドライブレコーダーの映像提供で防犯効果が出ているというふうに聞いているところであります。ほかにもたくさんの町がこの視点で取り入れられているんですけれども、そこで四日市市の公用車を調べてみました。  公用車におけるドライブレコーダー設置に関する導入の視点とこれを見ますと、公用車を運転する職員の安全意識の向上を図り、事故発生時には責任の明確化、そして、処理の迅速化、これを図るために導入しているというふうにお伺いをしておりますが、本市における公用車へのドライブレコーダーの導入の目的、そして導入の現状、このあたりをお答えをいただきたいと思います。 43: ◯副議長(森 康哲議員) 内田財政経営部長。   〔財政経営部長(内田貴義君)登壇〕 44: ◯財政経営部長(内田貴義君) 議員からは、本市における公用車へのドライブレコーダーの導入目的と導入状況につきましてご質問いただきました。  本市におきましては、職員の安全運転意識の向上と万一、交通事故が発生した場合の原因の特定、責任の明確化、処理の迅速化を図ることを目的としまして、公用車へのドライブレコーダーの設置を行ってまいりました。  これまでのドライブレコーダーの導入の経緯を申し上げますと、平成18年度から救急車、消防車等の緊急車両への導入を行ってございます。これは、緊急走行時には赤信号でも交差点に進入する場合がございまして、相対的に事故のリスクが高いことから優先的に導入してきたものでございます。  その後、平成20年度から管財課の所管する一元管理車両、清掃事業所の塵芥車や都市整備部及び上下水道局が所管する車両等に順次導入し、現在では、本市が保有、管理する公用車509台のうち、214台にドライブレコーダーが設置されている状況でございます。  以上でございます。 45: ◯副議長(森 康哲議員) 笹岡秀太郎議員。 46: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございます。  それほどドライブレコーダーの導入は進んでいないけれども、数から見ると200幾つは導入されているということになります。そうしますと、ちょっと一覧表も実はヒアリングのときにいただいて、内容も見せていただいたんですけれども、課によって随分その導入のバランスが悪いなというふうに見せていただいたんですが、説明のとおりの内容だったと思いますが、一つは危機管理室にも公用車が1台あるんやけど、ドライブレコーダーはついていないんです。そのあたりは、やはり危機管理の面からもしっかりと入れていくべきだろうなというふうなことを思っていますけれども、近年の社会的ニーズ、これは、やっぱりそろそろ取り入れる時期ではないかなというふうなことを思っています。  例えば、冒頭に紹介した先進例のように、防犯対策として動く防犯カメラとしての視点が重要になってきていると認識いたしますし、道路整備の不備、あるいは、資源ごみの持ち去りなどの抑制、そういうあたりなどの市民生活の安全性向上に向けて映像データを活用する、こういうことも考えられるのではないかというふうに思っています。  今回の質問を行うに当たり調査をさせていただきましたけれども、ドライブレコーダーの導入目的の根拠、あるいは、その活用、データ管理等においてルールを定める規則、あるいは、要綱などが一切見受けられませんでした。  そこで、お伺いいたしますが、そろそろ一定のルールを定めるべき時期に来ているのではないかというふうに思いますので、ご所見をお伺いしたいと思います。また、あわせて、平成26年10月の制定という冒頭説明をさせていただきました、四日市市防犯カメラの設置及び運用に関する条例について触れましたけれども、目的としては防犯カメラの設置者が遵守すべき義務を定め、市民等の権利利益の保護を図り、市民が安心して生活できる地域社会の実現に寄与するとあります。条例の第5条においては、管理体制について規定されておりまして、その中では防犯カメラの管理責任者の設置が義務づけられておりますし、画像データの適切な取り扱いについても条例に規定されております。  しっかりと厳格化されているというふうに認識いたしますが、ドライブレコーダーに関する一定のルールを定める上において、このような防犯カメラの設置及び運用に関する条例に準じて管理責任者などの管理体制や画像データの取り扱いを盛り込むべきではないかというふうに考えておりますが、ご所見をお伺いします。 47: ◯副議長(森 康哲議員) 内田財政経営部長。 48: ◯財政経営部長(内田貴義君) 議員からは、ドライブレコーダーで撮影された映像記録の管理運用基準等を盛り込んだルールにつきましてご質問いただきました。  ドライブレコーダーの導入及びそれに伴います映像記録の管理運用等につきましては、それぞれの公用車を管理する所管課の判断に委ねており、現在のところは全庁的なルールは設けてございません。  しかしながら、先進自治体におきましては、事故発生の原因についてドライブレコーダーに採集された事故発生時の映像記録データを使って分析を行い、事故の再発防止策を講じている例もございます。  また、議員からご紹介いただきましたように、ドライブレコーダーを設置した公用車が動く防犯カメラとして事故だけではなく、犯罪の画像情報が記録されることもございまして、地域の防犯活動や犯罪解決に役立っているといったそういった側面もございます。  こういった社会的なニーズに対応することは大変重要であると考えてございまして、全庁的に統一的かつ迅速な対応を行うため、先進自治体の取り組みも参考にしながら、採集した映像記録データの取り扱い、あるいは、活用方法、警察等への外部への情報提供の基準等、こういった必要な事項を定めたルールづくりに取り組んでまいりたいと思ってございます。  なお、ルール化に当たりましては、映像記録データが個人情報を含む場合があることを念頭に、本市が定めております個人情報保護条例や防犯カメラの設置及び運用に関する条例との整合も図っていく必要があるということでございまして、そういったことで、先ほど議員からもご紹介がございましたけれども、管理体制や画像データの取り扱い──例えば取得、提供、利用、データの管理等々──についてもそういったことの整合をとることによって、ルールとして規定されると、このように考えてございます。  以上でございます。 49: ◯副議長(森 康哲議員) 笹岡秀太郎議員。 50: ◯笹岡秀太郎議員 活用できるよという認識をしていただいておると、こういうことですけれども、例えば、今申し上げたとおり、他市のように要領なり、何か決め事、一定のルールというのを決めるということなのか、そのあたりの再確認だけしておきます。 51: ◯副議長(森 康哲議員) 内田財政経営部長。 52: ◯財政経営部長(内田貴義君) 社会的なニーズに対応することが極めて重要と考えてございまして、ルールづくりをしてまいります。  以上でございます。 53: ◯副議長(森 康哲議員) 笹岡秀太郎議員。 54: ◯笹岡秀太郎議員 他市でも随分進んでいるところもありますし、しっかりと取り組んでいただいて、そのあたりを決めた上で、もう一度確認の質問をしますが、今、公用車509台のうちの214台にドライブレコーダーが設置されているという報告だったと思います。  先ほど言いましたように、各課によってばらつきがあったり、一番大事なところで危機管理室なんかあったほうがいいよねということを言いましたけれども、公用車全車に設置することで大きな効果が生まれてくるというふうに私は思うんですが、いわゆる決め事もしっかり決めた上で、全車導入に向けていくべきだというふうに思うんですけれども、今後の導入に向けての考え方をお伺いいたします。 55: ◯副議長(森 康哲議員) 内田財政経営部長。 56: ◯財政経営部長(内田貴義君) 議員からはドライブレコーダーの今後の導入に向けての方向性についてご質問いただきました。  まずは、先ほど申しましたとおり、ドライブレコーダーの導入目的、あるいは、管理体制、映像記録の管理運用等を定めたルールをきちっと策定させていただきまして、車両所管の所属とも十分調整を行いながら計画的にドライブレコーダーを導入してまいりたいと、このように考えてございます。 57: ◯副議長(森 康哲議員) 笹岡秀太郎議員。 58: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございます。  計画的に導入いただくと、こういうことですけれども、スピード感を持ってやっていただかないかんというふうに思いますので、ぜひとも早期の取り組みをよろしくお願いを申し上げたいなというふうに思っております。何年計画ぐらいを考えていらっしゃいますか。 59: ◯副議長(森 康哲議員) 内田財政経営部長。 60: ◯財政経営部長(内田貴義君) 既に車両所管課の所属のほうの判断で入れている部分もございますので、これがその所管課については全車ではまだございません。当然、優先的にはそちらを全車導入に向けて考えていきますし、その他の車両につきましても、先ほど申しましたけれども、十分その状況も把握させていただきながら、次の段階としては導入もあり得ると、このように考えてございます。 61: ◯副議長(森 康哲議員) 笹岡秀太郎議員。 62: ◯笹岡秀太郎議員 しっかりと議論を重ねていただいて、よりよい方向性を出していただくことを心からお願いしたいなというふうに思っております。  きょうの質問、この程度でありますけれども、少し時間がありますので、ちょっとこの場で御礼を申し上げたいなと思いますが、伊藤代表監査委員におかれましては、長年監査業務に取り組んでいただきまして、それも民間のいわゆる蓄積されたノウハウをしっかりと生かしていただいて監査業務に当たっていただきました。お伺いするところによりますと、今議会でご勇退をされるというご意思を示されているということをお伺いしました。これからもご健康に留意されて、そして、さらなる四日市の市政発展に向けてご意見を賜ればというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願い申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございました。 63: ◯副議長(森 康哲議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。 64:                           午前11時休憩    ─────────────────────────── 65:                         午前11時10分再開 66: ◯副議長(森 康哲議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  伊藤嗣也議員。 67: ◯伊藤嗣也議員 政友クラブの伊藤嗣也でございます。笹岡代表に続きまして2番手を務めさせていただきます。  まず、森市長、市長になられて丸1年はあと何日後だと思いますか。通告していないので、13日後に市長は就任丸1年を迎えられるわけでございますが、市民の方からテレビを見ていて市長、元気ないんじゃないかというお電話をいただきました。私の持ち時間きょうは30分でございますが、ご質問させていただきますので、どうか元気もりもり森市長のご答弁を期待いたしまして通告どおりの質問に入らせていただきます。よろしくお願いいたします。  私は、近鉄四日市駅周辺等整備基本構想や中心市街地拠点施設整備基本計画への疑問と題しまして、31万人の市民はどこに住んで、どこで暮らして、何をよくしてほしいと思っているのかという点を問いたいと思います。  この二つの構想や計画については、今定例月議会12月6日の一般質問においても石川善己議員から問題提起がございました。大変参考になった質疑ではございますが、私は少し違った観点から二つの構想や計画について取り上げてみたいと思っております。  まず、近鉄四日市駅周辺等整備基本構想でございます。  この構想は、近鉄四日市駅の駅前広場や当駅周辺の中央通りについて、バス乗車の位置を変えたり、中央通りの車線の位置を変えたりする構想でございます。この構想案に対する意見募集を森市長みずからが執筆しておられるブログで紹介しましたところ、市民から多くのご批判が寄せられました。  意見の内容といたしまして、近鉄四日市駅周辺にはこれまでにも多額の公共投資が行われきれいに整備されているのに、なぜそれをまた壊して改造するのかとか、近鉄四日市駅は十分機能的に整備されており、送迎の車が出入りする道がないとか、駅広場がない等のもっとひどい状態の市内の他の駅やその周辺整備を優先させるべきではないかとか、雨にぬれない西口と南口のバス乗り場を雨にぬれて駅の改札口からも遠い東口へ移転するのはおかしいといったものでございます。  市民の方はバランス感覚を持って市政全体を見ていらっしゃるなと私も共感した次第でございます。  また、他の自治体の中心駅と比べて、近鉄四日市駅が貧弱であるとか、バスが駅前まで入ってこられないとか、交通渋滞がひどいとか、そういった問題は起きていないと思います。  一方で、利用者が減り、廃線の危機にある鉄道やバス路線がたくさん四日市市にはございます。近鉄四日市駅以外の駅において、駅前広場や駅前広場へ通じる道を改善して、パーク・アンド・ライドやキス・アンド・ライドを可能にするとともに、鉄道とバスをスムーズに乗りかえできるようにして、鉄道が背骨、バスがあばら骨というネットワークを構築することが必要だと考えております。市民が住み暮らしているまちの駅こそ優先して整備すべきであります。既に、交通結節機能が整っている近鉄四日市駅を再整備する優先順位は低いのではないでしょうか、答弁を求めます。 68: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。   〔都市整備部長(山本勝久君)登壇〕 69: ◯都市整備部長(山本勝久君) 議員のほうからは、近鉄四日市駅周辺整備にかかわる件についてご質問いただきましたので、お答え申し上げたいと思います。  近鉄四日市駅やJR四日市駅周辺の中心市街地は、市内や近隣の市町にとどまらず、ビジネスや観光・アミューズメントを目的に全国から多くの人々が訪れる場所であります。また、歩いて暮らせる都心居住の場としても注目され、近年、中高層のマンションの建設が進められており、来訪者や居住者にとってより美しく、より快適なもてなしの空間となることが求められているというふうに考えております。  また、四日市市の公共交通は、名古屋や伊勢、大阪などと結ばれた幹線鉄道網や市内各地と結ばれるバス網やあすなろう鉄道などが近鉄四日市駅、JR四日市駅を中心に形成されております。鉄道やバスの乗降客だけでも1日に6万人と多くの人々が両駅を経由して活動しております。  その近鉄四日市駅では、バスの乗り場が3カ所に分かれており、例えば市立四日市病院へ向かうバスが西と南の2カ所のバス停に分かれているなど、利用者にとって非常にわかりにくい不便な状態となっております。  また、駅直近の広場に送迎スペースがなく、車いすなどをご利用の方々がバリアフリー対策も含めて不備な状況となっております。  そこで、市では、多くの人が訪れる近鉄四日市駅周辺が市の玄関口としてふさわしい空間となるよう、駅前広場や中央通りを含めた駅周辺の整備の検討を進めているところでございます。  県内最大の人口規模を持つ中部圏域有数の産業都市である四日市市が2027年の東京-名古屋間のリニア中央新幹線開通の便益を享受し、さらなる中核的役割を果たし、圏域を活性化し、牽引し続けていくために、近鉄四日市駅周辺整備事業を進めることは、周辺地域の回遊性の向上や土地利用の活性化など、中心市街地の活性化のみならず四日市市域全域の魅力向上につながるものというふうに考えております。  そして、議員のほうからは持論としていつもおっしゃっていただいております鉄道を背骨とし、バスをあばら骨とする公共交通網を形成しているというところで、その利用促進を図るために近鉄四日市駅周辺よりも居住地に近い交通環境の整備を優先すべきではないかというご意見をいただきました。
     市といたしましては、本市全体の魅力向上につながる近鉄四日市駅周辺整備事業と各駅での交通環境整備の取り組みの両方を並行して進めていくことが本市の持続可能な公共交通網の形成につながるものというふうに考えております。各駅での交通環境整備については、これまでも近鉄塩浜駅、富田駅、桜駅などの駅前広場整備を実施しておりますし、現在もあすなろう鉄道の内部駅、西日野駅、近鉄川原町駅の駅前広場の整備などに取り組んでいるところでございます。  また、先月には四日市市都市総合交通戦略と四日市市地域公共交通網形成計画の合同会議を実施いたしまして、バス路線の維持・再編に向け、交通事業者、そして、利用者など関係者が集まって協議を行ったところであり、引き続き必要な対策に取り組んでまいりたい、そのように考えております。 70: ◯副議長(森 康哲議員) 伊藤嗣也議員。 71: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  ただいま、都市整備部長から本当に丁寧なご答弁でございました。確かに、外から来られる方、大変大切でございます。それも大切なんですが、やっぱり利用される市民の方に軸足を置いていただきたいと思う次第です。あすなろう鉄道を初め、今すべきことは、近鉄四日市駅以外の駅や駅周辺を交通拠点としてしっかり整備すること、これが電車やバスの利用者をふやして、ひいては、結果的に近鉄四日市駅の利用者もふえるということになると思いますので、時間の都合で次に行きますが、また再質問するかわかりませんので、よろしくお願いいたします。  次に、中心市街地拠点施設整備基本計画でございます。  これは、市庁舎東側広場に新図書館を中心とする拠点施設を整備しようとするものでありますが、先ほど取り上げた近鉄四日市駅周辺等整備基本構想案の参考資料として公共交通の人口カバー率という資料が市のホームページで公開されています。  スクリーンをごらんください。  議場の皆様には資料として配付させていただいております。  この図では、人口密度が高い場所が赤色で示され、人口密度が低くなるにつれて桃色、黄色、黄緑色、水色と色が変わっていきます。  人口重心は二重丸で囲った大井手付近になります。人口重心は、全ての市民の自宅からの直線距離の合計が最小になる場所であり、人口重心の近くにある市立四日市病院、図書館、文化会館は、全ての市民が利用しやすい場所にあるといえます。  一方、市役所は本市の行政の中心ですが、この図でわかりますように、市民が住み暮らしている中心ではありません。多くの市民が郊外に住み、日常の買い物等も郊外で済ませています。郊外に住む市民が、買い物等で市役所周辺まで来る機会は少なく、市役所は多くの市民の生活動線ではありません。  文部科学省の告示や公益社団法人日本図書館協会の指針では、人口分布や生活動線を考慮して図書館の立地場所を決めるべきとされており、人口重心の近くに新図書館を計画するべきであります。  なお、現在の図書館の西隣にありますJAみえきた様が経営しておられます虹のホールが本年12月末にて営業を終了すると聞き及んでおります。  スクリーンに映し出された図面でオレンジ色に塗った部分が虹のホールでございます。現在でも図書館や文化会館の駐車場が足りず、葬儀のない日は虹のホールの駐車場をご厚意で図書館に貸していただき、利用者に車をとめていただいておる現状でございます。  このように、図書館や文化会館を運営する上で虹のホールの駐車場が不可欠であるという現在の切実な状況があり、もし、この土地が他へ売却されてしまうと、図書館や文化会館の利用者が車をとめる場所が不足してしまいます。  そこで、虹のホールの土地、建物を市がお借りしてはいかがでしょうか。  今表示している図面では、市立四日市病院、図書館、文化会館、上下水道局、城西公園の位置を緑色で、各施設が利用者や従業員のために借りている土地を青色で示しました。利用者が使う駐車場だけでなく、市職員が通勤に利用するためにこれだけ多くの土地を市が借りているのでございます。聞くところによれば、虹のホールの土地、建物を市へお貸しできるとのJAみえきた様からのお申し出に対して、市長と副市長がその場でお断りしたとのことを聞き及んでおります。  市職員の通勤用には気前よくたくさんの土地を借りる一方で、駐車場不足で困っている図書館や文化会館の利用者のために土地を借りることは考えられないのでしょうか。  持ち帰って検討するという言葉もおっしゃらずに、その場ですぐに断った。市民よりも市職員の通勤のほうが大事なのでしょうか。市長のご答弁を求めます。 72: ◯副議長(森 康哲議員) 森市長。 73: ◯市長(森 智広君) 先日、虹のホールの土地があいているというお話をいただきました。その場で断ったというわけではなくて、それは今後の図書館についてという話でいただいたわけでありまして、ただ、現在、中心市街地拠点施設の整備に関する基本計画を策定しておるところであります。これは平成28年6月定例月議会で議会に満場一致でお認めいただいた予算であります。  それで、そのときの内容によりますと、まずは、場所は最終的には決定ではないんですけれども、今現在は庁舎の東側で計画を立てるという、そういう予算で今実行しておりますので、まずはそこで計画を立てて、その計画を立てた後に基本構想を立てた後に議会にお示しして、そして、また市民の皆様にもお示しした上で意見を聞いて、最終的に図書館の適切な場所、そして、どういったものにするかというのを決めていくわけでありまして、今現段階でこの虹のホールの土地を借りてどうのこうのという次元ではないということです。 74: ◯副議長(森 康哲議員) 伊藤嗣也議員。 75: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  ただ、みえきた農協の幹部の方から伺った話によりますと、私がただいま申し上げましたようにその場ですぐに断られたというふうに聞き及んでおります。と申しますのは、みえきた農協さんもいつまでもこれを12月に閉めてから持っているわけにはいかん。そうなったときに市が後から後悔してしまってもいけないと思いまして、この場で市長に聞いた次第でございます。それと、現在、図書館の本を借りに来る市民の方々がここを使わせてもらっています。そうなりますと、今後も基本的にはお断りになられたわけでございますので、今後も市として借りていくという、そんな都合のええことができるのか、そこのところのお考えを教育委員会には通告してございませんが、そんな図々しいことをやっていかれるおつもりなのかどうか、もう一度どうでしょうか。 76: ◯副議長(森 康哲議員) 森市長。 77: ◯市長(森 智広君) まず、その昨年の6月定例月議会でお認めいただいた基本構想の予算をしっかりと実施していく、遂行していくということが今四日市市の使命であって、その基本構想を近いうちに議会にもお示しするので、その段階でさてどうしていくのかということかんかんがくがくの議論をさせていただきたいとこう思っておりまして、今、じゃ、この現在ある図書館のところを拡張して、今後もやっていくということの意思決定をなかなかできない立場にあるということはご理解いただきたいと思います。 78: ◯副議長(森 康哲議員) 伊藤嗣也議員。 79: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  市長、そう難しく考えずに、市は、職員や市立四日市病院の患者さんのために周辺の土地をたくさん借りています。そういう感じで今現在葬儀で使わないときに借りておるわけですから、計画とは別として、これを借りれなくなったら大変困るのは市民の方でございます。どうかその辺を今のご答弁の中に含まれておりませんので、もう一度お考えいただきたいということを申し上げて次に行きたいと思います。  先ほどの図面をもう一度ごらんください。  私は平成26年6月定例月議会の一般質問で市立四日市病院の近くに近鉄湯の山線の鉄道新駅を整備すること提案いたしました。  市立四日市病院、新図書館、文化会館のどこからも近い場所に新駅を整備することで、年間165万人にも達するこれらの施設利用者の利便性を向上させるとともに、公共交通の利用促進を図ろうとするものでございます。  この図面のように高架通路の整備をすれば、雨にぬれずに新駅から市立四日市病院や図書館へ行くことも可能です。なお、以前、堀木駅が図書館前にあり、場所を変えた駅復活でございます。  虹のホールの土地、建物については、図書館や文化会館の駐車場とするだけでなく、建物を仮設図書館として活用し、図書館の現地建てかえ中に図書の貸し出し等を行うとともに、その後は、民間活力を導入した集客施設を新駅と一体的に整備することも考えられます。ことし開館しました安城市の新図書館は、新図書館と駐車場と商業施設を一体の建物とし、PFI方式で整備いたしました。虹のホールの土地、建物を活用することで、このような施策も展開可能になります。既に一定レベルまで整備された近鉄四日市駅周辺を再改造をすることよりも、本市の人口の中心で新しいフロンティアを開拓し、公共交通の新たな利用者を掘り起こすほうが四日市市全体の活性化になるのではないでしょうか。  また、市立四日市病院へのアクセスを改善することは、医療費窓口負担軽減と同じく、子育てするなら四日市に通じる施策ではないでしょうか。  複数の部にまたがる判断でございます。再度、森市長からご答弁いただくことをお願い申し上げます。 80: ◯副議長(森 康哲議員) 森市長。 81: ◯市長(森 智広君) 想定外の質問でちょっと驚いておりますけれども、先ほど申し上げましたように、まず、図書館自体をどういうふうにこれからしていくのかというのは、これからの基本構想を示した上での議論になっていくと思います。伊藤嗣也議員の新駅におきましても、図書館の構想も含めた形での議論ですので、そういった形で一つ一つ議論を積み上げていきながら検討していきたいと思っておりますけれども、基本的にまず新駅というのはなかなかハードルが高いというのが現状のところだと思います。 82: ◯副議長(森 康哲議員) 伊藤嗣也議員。 83: ◯伊藤嗣也議員 森市長ありがとうございました。  再三ご質問させていただいたことにご答弁いただいたことを感謝申し上げます。  公共施設というものは、その種類ごとに適切な場所があると思います。市役所や産業振興の施設であれば、業務地域や工業地域に整備すべきです。消防等の市民のもとへ駆けつける施設であれば、住宅、住居地域に整備すべきでございます。  一方、病院や図書館や文化会館等の市民に来てもらう施設は、皆が集まりやすい場所、すなわち人口重心に整備すべきです。どの公共施設をどの場所につくるべきかという基本的な議論がないまま中心市街地拠点施設整備基本計画を策定しても、砂上の楼閣に終わるのではないかと危惧しますが、ご答弁願います。 84: ◯副議長(森 康哲議員) 舘政策推進部長。 85: ◯政策推進部長(舘 英次君) 公共施設の配置についてご質問いただきましたので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  今、議員ご指摘いただいたこの人口重心、これには一つ大きな抜け落ちがありますのは、これ、住んでいらっしゃるところの人口重心なんです。四日市は、昼間もたくさんの方が来ていらっしゃいます。この東側部分、特に臨海部には、業務関連、経済活動、日ごろ毎日のようにやっていらっしゃる方々がいる。それは、市民だけじゃないかもしれません。この北勢地域あるいは南部のほうから集まっていらっしゃる方もいるかもしれません。そういう方々が臨海部のほうでは昼間いつも活動していらっしゃる。そういったことも考え合わせながらいろんな公共施設は考えていかないといけないというふうな思いでございます。  これは非常に参考になる資料をいただきましたので、これは参考にさせていただきます。そういう点も要るんじゃないだろうかなという思いがございます。  それで、公共施設の配置につきまして、今ご提案をいただきました。やはり、そのそれぞれの公共施設の目的に応じた場所というものがあろうかと思うんです。やはり、この文化会館、あるいは、市立四日市病院、この二つ、今回お示しいただきましたけど、これらは、本当に市民がもちろんたくさん使う施設であるとともに、先ほど申しましたように、非常に広域的な利用もされておる施設でございます。たくさんの方がお集まりいただきますので、やはりなかなか車だけでは利用がしづらい。特に、文化会館はそういうことがございます。ですから、議員はここに新駅をというふうなご提案をされているんだと思うんですけれども、私どもとしては、まず、この近鉄四日市駅からのアクセス性を高めるような形にして、例えば文化会館には公共交通でお越しいただくように、あるいはバスの件もかつて樋口龍馬議員もおっしゃっていただきました。バス停からこういうところに来やすいような、そういう案内をすべきだというご提案をいただいております。それが公共交通を残す手段にもなってまいりますので、ぜひそういった観点でいきたいと思っております。繰り返しますが、図書館につきましては、今市長が申しましたように、計画をつくっておるところでございます。またお示しをしまして、たくさんご意見書を頂戴したいと思っております。  済みません、以上でございます。 86: ◯副議長(森 康哲議員) 伊藤嗣也議員。 87: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  政策推進部長おっしゃるように、住んでいる方の人口重心でございまして、これはそういうのを初めから踏まえた上で作成させていただいたわけでございます。  図2の、これ、本当に皆さん見ていただいたらわかると思うんですけど、本当に市が借りている土地ってたくさんあるんです。こんなに借りておるのかと私、実は驚いた次第でございます。この賃貸料、借りているお金って莫大なお金になっておるんじゃないでしょうか。市長が、まだ図書館のことがはっきりしないからお断りになられたというわけでございますが、それに比べたらこの虹のホールの跡地の賃貸料なんて小さなものでございまして、お借りしたら全然いいんじゃないかなというふうに私は感じています。複数の市民の方に質問する前に伺いましたら、こんなの知れているじゃないかということで、ぜひ借りてほしいとたくさんの方からそういう声がございました。  それから、この新駅の場所ですが、違う鉄道会社の私の友人に相談しまして、何ですか折れ線グラフみたいな、ダイヤグラムですか、ここに駅がつくれるかどうかということも、実は、絵を描いてもらいましたところ、ここに駅をつくっても大丈夫だと。したがいまして、ここに駅ができるということにおいて、これは、かなりここの場所が有望になる。複合ビルも建設していける。私の知り合いの民間のデベロッパーにも話ししましたら、ここに駅ができたら、民間活力でどんどんどんどんやっていくよと、市が金を出さなくてもいけるよというような声もいただいています。そういうような考え方を今の地方自治体、行政は持たないと、やはり視野が狭い行政のあり方ではお金が幾らあっても足らない、お金の効果的な使い方ということが非常に大切になってくる。ですから、民間活力をいかに引き出すか、いかに使うか、こういう四日市になっていっていただきたい。私は、今、こういう考え方がぜひとも必要だと思いますが、なぜそれができないのか、このような答弁しかいただけないのか、都市整備部長、ここに駅をつくるということはいかがでしょうか。もし、私の考え方がおかしいのか、その辺、私は、ここでいろんな方に相談して聞いたらいけると、非常に効果があると。市立四日市病院まで行くのに雨に漏れなくて高架ですっと行けるわけです。超高齢化社会を迎えるわけで、今たくさんの方が市立四日市病院に行かれていますが、ここに駅ができることによって、近鉄湯の山線もたくさん乗る人がふえる。これは、湯の山線が活性化するわけです。市外の方も来られる病院になる。そこへ電車を使って行っていただく、そういう考え方は、これ、本当に、私は大切だと思うんですけれども、いかがでしょうか。 88: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。 89: ◯都市整備部長(山本勝久君) 夢という視点でご質問いただいたと思っております。  公共交通に携わる部長としましては、ある一定の夢は持っていないと確かにやり切れないところはありますが、やはり足元を見て、全体のバランスを考えていくと夢ばかりも見ておられない、あすなろう鉄道についても大変な状況でございますので、今ここで夢を語れといわれましても、ちょっと難しいかなというところがあります。  ただ、こういうような考えがあるというのは、やはりあってもいいことだろうと思います。その辺は柔軟に考えていきたい、そのように思います。 90: ◯副議長(森 康哲議員) 伊藤嗣也議員。 91: ◯伊藤嗣也議員 議員が一般質問しているのに、夢物語を語っておるというふうに捉えられたら、質問ってできませんよ。提案しているんです、提案です。そこまであなた方が考えられないから、議員がこの場を使って提案して、ましてや図面まで提出しているのに、夢物語という言葉だけは訂正していただきたい。 92: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。 93: ◯都市整備部長(山本勝久君) 夢物語、ちょっと言い過ぎたようでございますが、私としては、夢があること自身はいいというふうに思っております。ただ、なかなかそうもいかない、実務を担当する側としては、なかなかそうもいかんところで、失礼があった段にはご容赦いただきたいと思います。 94: ◯副議長(森 康哲議員) 伊藤嗣也議員。 95: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  これ、いろんな方に、実は専門家に聞いてこの図面をつくりました。どうか、市立四日市病院を利用する方々、現在の図書館を利用する市民の皆様、文化会館を利用する皆様のことを考えて、本当に市全体で真剣に取り組んでいただきたい。この新駅につきましても、他の鉄道会社の専門の方にここへ駅をつくることができるということも確認いたしましたし、民間デベロッパーにもここに駅が複合ビルができたら、民間活力でどんどんどんどんここから四日市駅に向いて、発展していくと、その施策が一番いいということも聞いてまいりました。そういうことをこの場でお伝えいたしまして、どうか今市が考えておることが砂上の楼閣に終わることのないように、その懸念を表明して、私の質問を終わります。  以上でございます。ありがとうございました。 96: ◯副議長(森 康哲議員) 暫時、休憩いたします。再開は午後1時からといたします。 97:                         午前11時38分休憩    ─────────────────────────── 98:                           午後1時再開 99: ◯議長(豊田政典議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日置記平議員。 100: ◯日置記平議員 それでは、これまでは名前と会派の名前も言っておったんですが、もう既に、画面にはあらわしていただいていますが、画面のとおり政友クラブの日置でございます。  2点質問させていただくんですが、まず一つは、都市整備部のほうで、もう一点は政策推進部のほうでということで、いろいろと打ち合わせをさせていただいたわけでありますが、大変ものわかりのいい職員の方を派遣していただきまして、わずかな時間で話が済んだと、こういうことでありました。優秀な部下がみえるなと思って改めて認識をした次第であります。  それだけに期待のできる答弁をもらえるのやないかというふうに思っておりますが、まず一つは、台風、それから水の被害、降雨災害が大変日本列島を多く襲っています。  最近の台風は、非常に過去の台風の進路と変わって、台風21号だったか、非常に今の体操競技ではありませんが、4回転、3回転半というのか、ああいう形で、ぐるぐると太平洋を回りながら日本列島を襲ってくると。過去の台風の銀座は、沖縄や九州やというのが常だったんですけれども、この間の台風は日本の首都を直撃して横断していったというようなことがあります。それで、たくさんの被害をもたらしていったんですが、振り返ってみますと、私も10月22日の日に大水の被害のあるときは川に向かわないようにという警告がございますけれども、やっぱり心配になりまして出向いていきました。大雨の中、どうやって行ったら安全か、浮袋を持つべきか、そんなことも考えながら実は行きました。県の職員さんなのか、国なのか、市なのかわかりませんが、各所に警戒のために立ってくださっていました。市民にもJアラートが鳴って、警戒をされたところでありますけれども、改めて四日市市内を流れる大きな川、河川について、市の安全管理については、どのようにやっていただいているのか、その辺のところについては、しかとここで確認をさせていただきたいなというふうに思います。  会派でいろいろと説明をさせていただいたときに、これは、私の言う内部川、海蔵川、朝明川、三滝川等々については、県の管轄ではないかというふうなこともありましたが、私も思い立ったらなかなか頑固なところがありまして、ぜひ、県であろうが国であろうが四日市を経由する川でありますから、市民の安全についてはしかと確認をしておかなきゃいけない、その義務も責任もありますので、この辺について、台風のときだけではなくて、今までの経緯を踏まえて、安全管理については、どのようにしていただいたんですかねということを確認させていただきます。  さて、もう一点ですけれども、四日市市の総合計画について、その成果を問うということで通告をさせていただきました。  これについては、先だって、先月ですか、全国市議会議長会研究フォーラムで私どもの豊田議長もしっかり四日市のPRをしてくれまして、本当にご苦労さんでございました。そのときに、中邨章教授が、交流会のときに、議員たるは政策論についてその結果をしかと問うておかなきゃいけませんよ、こういう話題が出てまいりまして、いや、そのとおりだということで認識を新たにしまして、それでこの議会で一遍そこのところをお尋ねしよう、確認をしよう、そして、次の第3次推進計画に向けて新しい出発をしなきゃいけないというふうなことを思いますので、この第2次推進計画についてお尋ねしたい。ただ、私の提出したのが政策の成果を問うということですから、その成果たるや今前におられるスタッフの皆さんが全てのポジションにおって、成果を問うと、こういうことも実は理解できると思いますが、そんなに幅広く尋ねてもいけませんので、実は、打ち合わせのときに、思ったのが数字で結果をあらわすことができるのが1番いいと。成果を文字であらわすのと、数字で実績をあらわすのとでは、訴える力が全然違いますので、そこのとこをわかってもらいたいという話をさせてもらったんですが、考えてみれば、非常に幅が広いことでもありますので、どこかに絞ったほうがいいのかなというふうなことを思いました。  その中で、政策論グループとしてここのところに焦点を絞ってもらうのか、この期間に実績した主なものをしていただくのかということになろうかと思いますが、それはしっかり聞かせていただいてから、また私の考えを述べさせていただきます。よろしくお願いします。 101: ◯議長(豊田政典議員) 山本都市整備部長。   〔都市整備部長(山本勝久君)登壇〕 102: ◯都市整備部長(山本勝久君) 市内を流れる河川の整備状況や安全対策についてご質問いただきましたので、ご答弁申し上げたいと思います。  それと、冒頭に議員のほうから河川を見にいかれたというような行動のお話がありましたが、基本的には出水のおそれのあるときには、河川のほうへ近づいていただきたくない。といいますのも、やはり河川管理者のほうできちっとした対応をさせていただきたいと思いますので、くれぐれも出水のおそれのあるときには河川には近づかないようにお願いしたいと思います。  議員のほうからご紹介もありましたように、市内の流れる川全般をご質問いただきましたので、鈴鹿川、内部川、国の管理する一級河川から朝明川、三滝川などの県が管理している二級河川、そして、私ども四日市市が管理しております朝明新川、米洗川など、市内の川についてはいろいろございます。その中の整備状況、安全対策について、順次ご答弁申し上げたいと思います。  まず、我が四日市市が管理する河川についてお答えさせていただきたいと思います。  市が管理する河川は91河川ございます。その内訳は、準用河川が23河川、普通河川が68河川となっております。  なお、主要事業である準用河川は交付金をいただきながら整備をいたしておりますが、現在の整備率としては6割程度となっております。  現在この準用河川のうち、朝明新川、米洗川、源の堀川の3河川において国の交付金を受けながら流下能力の向上のための整備を進めさせていただいております。  まず、準用河川の朝明新川につきましては、市道日永八郷線を挟んで上流部と下流部の2カ所で整備事業を進めております。下流部の準用河川朝明新川改修事業は、下野地区や八郷地区の浸水被害の解消を図るため、朝明川との合流点から市道日永八郷線までの延長900mを整備区間とし、上流部においては市道下野保々線の工事と調整を図りながら事業を進めております。今年度の実施の護岸工事によって市道日永線付近まで改修が完了いたします。市道日永八郷線から上流部につきましては、早期に完了効果を発揮させるため、河川断面を広げる工法ではなく、河床に底張りコンクリートを打設して、流下能力を向上させる事業を河川事業として行っております。  現在は、西大鐘町地内から下野小学校の下流付近までの間で底張り工事を実施しており、市道日永八郷線から下野小学校までの予定区間内の工事を本年度で完了する見込みで進めております。  次に、準用河川米洗川につきましては、近鉄名古屋線から沢の川との合流点までの延長800mの区間を整備区間として現在改修を進めております。今年度は、羽津北小学校の東側と西側の2工区で河川断面の拡幅を進めており、この二つの工事により事業区間で予定している川の拡幅が完了することになります。今後、堤防補強を含め、平成31年度末に全体の完成に向け取り組んでるところでございます。  次に、市が管理する河川における日常の安全確認と安全対策についてですが、河川施設の安全確認としましては、樋門などの施設については、出水期前に点検を実施し、その結果に基づき、修繕等必要に応じた対応を図っております。  そのほか、護岸等の河川施設のパトロールなど日常的な安全管理は、市の担当者が直接状況確認を行うとともに、大雨により水位が上昇するおそれがある場合には、重点箇所のパトロールを実施しております。  このように、市としては日常安全管理を行っておりますが、現在、市の管理する河川の延長は120km近くに及んでおります。そのような中で地域の方からの通報などにより早期対策につながっているケースもあります。市としても地域と連携して情報の収集に努め、施設の維持管理に努めてまいりたい、そのように進めております。  次に、県が管理する河川についてですが、現在三滝川において流下能力の向上の整備が進められております。平成29年度には近鉄線下流左岸の堤防整備が行われており、そのほか鹿化川や鎌谷川において堤防の保護対策などが行われております。  また、県管理河川の管理につきましては、パトロール業務を外注して行っているとのことに加え、職員が現場に出かけた際に状況の確認を行っており、修理が必要な箇所が発見された場合には、随時補修を行っているというふうに伺っております。また、大雨により水位が上昇するおそれがある場合には、職員による現地パトロールを行っているということです。  また、維持管理の一環として鹿化川では水の流れを阻害している堆積土砂のしゅんせつを行っているほか、県管理区間となっている内部川の上流や天白川などでは水が流れやすくなるように河床をならす対策が行われております。
     なお、河川沿いの自治会などからは、河川内の雑木の伐採などの要望が継続的に寄せられており、市としても県に計画的な維持管理を行っていただくよう、さまざまな機会を捉えて要望を行っております。  最後に、国が管理する鈴鹿川、鈴鹿川派川、内部川の整備についてお答えさせていただきたいと思います。  この3川におきましては、今後おおむね30年間で行う具体的な整備内容を定めた鈴鹿川水系河川整備計画が平成28年12月に策定され、この整備計画に基づき順次整備が進められております。  平成29年度には、鈴鹿川の流下能力向上のため、本川河口部から河道掘削に着手し、治水安全度を高めるとともに、鈴鹿川派川においては、未整備となっている高潮防波堤整備を行うことにより高潮対策を進める予定であると伺っております。なお、鈴鹿川本川の高潮対策は平成28年度に完了いたしております。  また、国が管理する河川は、日常的なパトロールとして2日に1度の頻度でパトロールが行われており、補修が必要な箇所が発見された場合には随時補修を行っております。  また、市と県と同様に、大雨により水位が上昇するおそれがある場合にも現地パトロールを行っているということです。  そのほか、維持管理として河川内に生えた雑木の伐採なども行われておりますが、やはり県河川と同じように河川沿いの自治会のほうから継続的に雑木の伐採の要望をいただいている状況にあります。  特に、国管理河川は、治水安全上重要な河川であることから、市といたしましても、国に早期改修や計画的な維持管理を行っていただくよう、本市、鈴鹿市、亀山市の3市で期成同盟会を形成し、国に対して要望活動を行っております。  平成29年度におきましては、10月から11月にかけて三重河川国道事務所を初め、中部地方整備局、国土交通省本省に対して本市が関連する部分として本川の河道掘削、派川堤防の高潮対策、派川における近鉄橋梁部の堤防高の確保、本川、派川、内部川におけるしゅんせつ及び雑木伐採、さらに、内部川における前川橋付近の早期改修着手の5点について要望を行っております。  市民の安全、安心を守るために今後も国に対して積極的に働きかけてまいりますので、ご理解とご支援を賜りたいと思います。  以上でございます。 103: ◯議長(豊田政典議員) 舘政策推進部長。   〔政策推進部長(舘 英次君)登壇〕 104: ◯政策推進部長(舘 英次君) 日置議員からは2点目として総合計画の成果についてご質問いただきましたのでお答えをさせていただきます。  本市では、昭和49年に最初の総合計画を策定して以来、数次にわたって改定を行い、現在は、ご承知のように平成23年度から平成32年度を期間とする総合計画を進めているというところでございます。  現総合計画では、基本構想で目指すべき都市像、基本目標を示し、基本計画を定めた上で具体的に実施していく事業を3カ年の推進計画に位置づけて取り組んでおるところでございます。  この推進計画に位置づけた個別事業につきましては、予算を優先的に配分をいたしまして、各部局でしっかりと事業を実行した後に事業実施状況・評価書というものを作成しております。  この評価書は、外部委員で構成する政策評価検証委員会におきまして、第三者の視点から評価していただき、毎年8月には政策評価検証結果報告書を市長に提出していただき、議員の皆様には評価書とともに送付をさせていただいているというところでございます。  一方で、総合計画の進捗状況を把握するために、基本目標ごとにそれぞれ10項目程度の指標を定めて3年間の目標値を設定し、進捗管理を行っていますので、その代表的なものにつきまして、ご質問の第2次推進計画の策定時における平成28年度末の目標値並びに平成28年度末の実績値について平成28年の目標と実績を比べるような形で、代表的なものをそれぞれご説明いたしたいと思います。  まず、基本目標1でございますが、都市と環境が調和するまちという項目でございます。  指標として一つございますのが、既成市街地や既存住宅団地の人口につきまして、人口減少社会の中でも維持、増加を目指すという目標を定めております。  これにつきましては、平成28年度末の目標を28万101人と設定しておりましたが、実績としましては27万9898人ということで、若干目標値を下回っております。  また、環境都市として大気、水質の主要項目につきまして、監視地点での環境基準の達成地点、それの増加を目指すという目標を定めてございます。  これにつきましては、平成28年度末のその環境基準を達成している地点が89.5%と設定をしておりましたけれども、実績としては95%ということでございましたので目標を大きく達成しております。  次に、基本目標の2、いきいきと働ける集いと交流のあるまちという項目でございますが、そこでは、本市が所管する観光施設の利用者数及び大四日市まつりなどのイベントの参加者数の指標、これを取り上げてございます。平成28年度末目標値を63万人と設定いたしましたが、実績は77万6927人ということで目標を大きく上回っております。  また、中心市街地の活性化の観点からは、中心市街地の空き店舗率の減少という目標を定めております。  これにつきましては、平成28年度末の目標を11%というふうに設定しておりました。実績とした11.3%と少し多い、目標にやや届かないというところでございました。ただ、平成25年度の空き店舗率は13.8%でございましたから、着実に空き店舗率は減少しているというところでございます。  次に、基本目標の3、誰もが自由に移動しやすい安全に暮らせるまちという項目でございますが、ここで一つの指標として四日市港で1月から12月までの1年間に取り扱う海上出入貨物総量を指標としております。  第2次推進計画の策定時では、6247万tでございましたが、実績につきましては、6136万tということで目標をやや下回っております。  また、安全なまちづくりの観点から、一般住宅の耐震化率を向上させる目標を定めております。これにつきましては、平成28年度末の目標値を91.3%と設定し、実績も91.3%と同じ数字でございまして、これで目標達成をしております。  次に、基本目標の4でございますが、市民が支えあい健康で自分らしく暮らせるまちにつきましては、放課後の保育が必要な児童が十分に入所できることを目標に学童保育所数の増加を指標としております。  これにつきましては、平成28年度末の目標値を44カ所と設定しましたが、実績としましては、50カ所と目標を上回っております。  また、病院のほうの指標としまして、市立四日市病院が北勢地域の中核病院として患者にとってよりよい療養環境を提供するということから、市立四日市病院の100床当たりの医師数と看護師数の充実を指標としております。  これにつきましては、目標値が医師数が27.5人、看護師数が104.1人という目標を設定したわけでございますが、実績としては医師数は29.1人、看護師数は103.6人ということで、医師数は目標を上回ったわけでございますけれども、看護師数は若干目標を下回ったということでございました。  次に、基本目標の5、心豊かなよっかいち人を育むまちでは、市民主体の地域づくりを進めるために、市民に最も身近なコミュニティーとして市民生活を支えている自治会への加入率を指標としております。  これにつきましては、平成28年度末の目標値を85.5%と設定いたしましたが、実績は85.4%ということで、ほぼ目標を達成しております。  また、全国学力・学習状況調査に係る各教科の平均正答率の平均値を全国平均と比べた場合の指標として、小学校6年生、中学校3年生の達成率を目標としております。  これにつきましては、平成28年度末の目標値が小学校が100%──すなわち全国平均と同じ──それから、中学校は103%──これは全国平均より3%上回る──というふうな目標を定めましたけれども、小学校は100.5%ですから目標を上回ったわけでございますが、中学校は102.1%ということでございましたので、やや目標を下回りました。  このように、それぞれの基本目標ごとに幾つかの事例を、代表的な事例をご紹介させていただきましたけれども、今、私がご報告いたしましたような形で、着実に目標を達成できているもの、また、目標値には届かなかったけれども、少し成果は出しているもの、やっぱり、残念ながら及ばなかったものというようなことで、結果が出ております。  したがいまして、第2次推進計画で目標に及ばなかったものにつきましては、第3次推進計画の中で重点的な取り組みを行い、成果を出していくよう努めております。  なお、現総合計画でございますけれども、平成21年度から平成22年度にかけて策定をしたわけでございますが、策定から相当期間が経過をしてございます。その関係もありまして、社会・経済情勢も大きく変化をしてきておりますが、また、少子高齢化のさらなる進展に伴いまして、新たな政策課題も徐々に顕在化しつつあります。したがいまして、現総合計画の見直しの必要性も出てきているのかなということで認識しているところでございます。  答弁は以上でございます。 105: ◯議長(豊田政典議員) 日置記平議員。 106: ◯日置記平議員 両者ともいろいろとありがとうございます。  その前に、私らは余り大雨が降っている時には川に出向かないでくださいよという気持ちはもう十分わかっておりまして、しかし、職員も同じなんです。職員の人も危険を冒して危険な個所のチェックに出向いてみえるわけです。職員の気持ちを思うと私は寝ておったらええのかと、こう言っておる。だから、やっぱり我々議会も皆さんと一心同体ですから、その心配をしながらも、やっぱり私の住まいから内部川まで100mもございませんので、あれだけ警戒のJアラートが鳴ると、やっぱり心配ということもありまして、出向きました。以後は、しっかりとあなたのほうでチェックしていただくということですが、あわせて職員の安全も確保できるような形で管理のほうよろしくお願いします。  それで、今回、いろいろせっかくいいスクリーンがあるわけですから、いろんな形で映していただこうと思いました。  まず、用意しておりますのは、北勢の河川に対する4番をちょっと映していきました。飛びます。随分、資料をつくりましたので、これやると、私の残り時間では到底足りません。川村議員の時間をもらわないとできませんので、この映っているのが四日市市の地形図から見た川が書いてあって、これだけの河川が四日市を流れているわけであります。このことをしかと頭に入れておいていただきながら、実は、内部川の下には国道1号の1と入っていますが、ここのところがこの前台風で少し茶色い色のついた箇所で現在工事に早速取りかかっていただいています。この辺のところについては、早期の対応をしていただきましたので感謝をしておりますが、その次に写真を見ていただきます。  これは、河原田地区の旧の国道23号から下へ渡る、あの台風の後、翌日に撮った現場の写真です。  部長もおっしゃったように、この川の真ん中にこういう大きく育った木が何カ所かあります。これが本当に安全を阻害していないかどうかということですが、地元の要求があればということですけど、そうではなくて、四日市市もしかとパトロールしていただいているんですから、そのパトロール中に気がついていただいたら、これは県にどうすべきか、国に対してどうすべきかということの提言はしていただかないといけないと思います。四つの写真がありますが、右の下は水管橋です。  次の写真へ移ります。  この上の橋は国道1号です。さっき写真にありましたように、内部川の右岸が今工事中です。右岸のところの上に、実は、これも木が植わっています。今、右の方向に工事が始まっていますが、ここには随分竹やぶやら、そういった雑木が生えていまして、これだけは撤去されました。  それから、その下は内部小学校の北側あたりになりますが、下の水管橋、上下水道局の管理の水管橋があります。ここも一部改修をしていただいています。  次へ行きます。  これは、ちょうど正面、下、右と2行に写真がありますが、上のほうの橋は、内部小学校の子供たちが通う通学用の橋です。この辺を通ると砂利がいっぱいたまっていますが、地域からはこの砂利をとってもらったら、もっと安全になるのではないかという意見も多数出ております。その次の橋は、これは、通学路にかわる道が少し舗装されましたので、より安全かなというふうに思います。  次、お願いします。  これが実は、県の議会でも質問が出されていましたが、水位計をデジタルで出てくることにするべきだという意見が、特に、伊勢市が被害に遭いましたので、これは、内部橋の国道1号の下に水位計の赤い表示が出ていましたが、こういったものは目で捉える一番いい表示かなというふうに思います。  次、集中豪雨のところへ行きます。  ここに書かれていますように、これからはゲリラ豪雨というところとその台風の進路というところと、異常気象の原因を探るべきだというところです。  次、平成30年の災害についてへ移ってください。  これは、平成30年の災害についてこういうデータが出ておりますので、引き合いに出させていただきました。  それから、次に雨量の日報をちょっと参考までに。これが、私の想像よりもはるかに少ない雨量だったのかなというふうに思うんですが、10月22日の雨量です。1日の雨量の推計が243mmというふうになっていますから、この台風のときにたくさんのエリアで雨が降り始めてから100mmを超えるというところが随分ありました。そうすると、私たちのこの四日市の抱える川で各地区がこの100mmになったらどれだけ大きな災害になったかということがある程度想定できるのではないか。一番多いところでは、水沢地区では243mm、それから、北消防署の辺では273mm、保々で271mm、南消防のところで275mm、山城で275mmとこんなデータが出ています。こんなことを参考にしながら今後降雨量が100mmになったらどうするんだというところは想定しながら、安全な河川管理に臨んでほしいと強く要望させていただきます。  さて、総合計画の質問に入らせていただきますが、資料を集めたものの中から総合計画の第2次推進計画について、これについては、舘部長から事業評価については、議員にもこういうふうに出してもらったというところがありますから、資料の総合計画第2次推進計画のところの1をスクリーンに出してください。これが四日市市総合計画第2次推進計画(平成26~28年度)、各重点事業にかかる戦略書、事業実施状況・評価(平成27年度事業の自己評価)の表紙です。1からずっとありますけれども、これも項目について評価基準ができたと、それから、その2冊目がここのところです。これも重点項目に対する32から53までの評価項目です。それから、3冊目の3番ですが、これは基本目標の3に係る評価表の項目です。  次が4冊目で、これは、基本目標の4がここの課題に出ています。これについても評価表が出ています。  最後に5冊目です。基本目標5心豊かなよっかいち人を育むまちというところです。  こういったことで評価表についての成果が発表されています。私が尋ねるまでもなく、これを見たら全てがわかるよと、こういうことだったんだろうと思うんですが、しかし、こういう数字だけのものではなくて、次にこれをつくったときの四日市市総合計画2011年度-2020年度の概要版を見ますと、これは非常にカラフルに子供に至るまで目で捉えることのできる総合計画の概要が出ています。これから、四日市市の市議会の情報提供においても、市の情報提供においてもこういった形のカラフルな見やすいような表現ができていくことは大変ありがたいなというふうに思っています。  この基本目標の中で目指すべき都市像というところに向けて次のページにかかっていますから、これが実現に向けての基本目標1、2、3、4、5と、これは舘部長から答弁のあったところでありますし、それから、次がさらに細分化して、みんなが誇りを持てるまち四日市です。これも基本目標1、2、3、4、5を詳細に分けて表現をしていただいています。  あと、具体的には、生産環境の整備と意欲ある後継者の育成というふうにして、こんな形で順次いろいろと表現をされています。  次の資料に、行ってください。  親しまれるまちの港の整備。ここにはこういうグラフで数字が出ているわけです。私が求めたのは、これから政策評価もこのグラフがあるようにいろんな面で多くこういうグラフを採用していただいて、文字で捉える文章と一緒に、横にこういうふうにグラフにしていただくということは、大変評価を、目で捉える評価はしやすいんじゃないかということになります。  次の資料では、四日市港の貨物の取り扱い量の推計の報告がなされています。こういったグラフも非常に目で捉えやすいですし、これから外国コンテナの貨物量の推移について、いろんなポートセールスをするのにどういう政策を出していくかというところの指針になろうかと思います。  港の問題はそういうふうにして、これから私はいろいろと考えている間に思い出したのは、うちの森市長も振り返ってみますと、去年の12月末の就任でしたから、やっと1年になります。そうなんだ、森市長がこれからしっかりとした自分の所信表明において1月に出したものを着実に目標に向かって行くためには、私が今からいろいろとスライドを出しますが、市長も言ってみえるように四日市の工業生産高の非常に大きなウエートを占めている石油化学商品の比率が非常に高くなっている、このデータから見ますと。次、出てくるんですが、石油化学の分野のこれからの新しい分野の成長、それに、最近よく記事で見ますのが、全国の企業数の中で中小企業が90%も占めるというとこからいきますと、我が四日市も大手企業に特化することは当然ですけれども、これまで東芝が大きな投資をしてくださったように、新しい企業を見つけて四日市に誘致するということの大事さとあわせて中小企業の振興というのはすごく大事で、世界的に見ても中小企業の比率は断トツで日本が高いというデータもあります。  大きなことを言ってもしようがないのではなくて、四日市の産業を考えるときに、日本の産業の方向性を見ながら、世界も見ながら、そして、四日市がどうとるべきかというところへ行かなければいけないということになると、ここにこんなものがありました。日本経済を揺るがすEV時代の地殻変動という記事ですけれども、ここには、ガソリン車は、蒸気機関車のような過去のものとなるということをうたっているんです。これからは、EVの時代になって地殻変動が起きると、アメリカのビッグ3がもうビッグ3ではなくなって、日本のトヨタが世界を動かすトヨタであり続けるという保証はないのではないか、それがこのEV時代の地殻変動であると。規制を追いかけずに世界中がEV化へかじを取る。自動車産業に依存する日本経済の行方はどうなのか。この左下にグラフが出ています。  黄色い線がこれまでのガソリン車、赤いのがハイブリッド車、あと、これからの産業の自動車の方向性がここに出ております。  次へ行きますが、ちょっと見てください。  これはどなたでしょうか。ご存じない方も見えますけれども、これは、実は、私が議員になったときの市長さんで加藤寛嗣さんです。加藤さんは社会の変化に対応し、21世紀へさらなる飛躍、発展をというところで、これがこのときの総合計画の表紙の挨拶なんです。魅力と活力に満ちた産業と文化のまちをつくるということでこの中に示されていました。  次へ行きますと、その次の市長さんがこの方でありまして、井上哲夫市長さん、変えよう四日市で登壇されました。加藤市長のときは市制100周年でいろんな箱物をつくってもらいました。一つは高さ100mのあのポートビルがそうでありますし、霞の四日市ドームもその一つでもありまして、たくさん箱物をつくっていただいて、井上市長さんでこの財政健全化の方向性にかじを取っていただいたという経緯もあります。  その次行きます。  これは、田中俊行市長です。みんなが誇りを持てるまち四日市を目指してということで、このタイトルが総合計画の表紙に載っております。  そして、現在の森市長のものはこの表紙にはまだありませんのでここへ出てまいりませんが、早速森市長のものも表紙の中でつくってほしいというふうに思います。  次へ行きますと、市政概要の中にこれは四日市市市民憲章が出ています。自然を愛し緑と水のきれいなまちをつくりますから五つ目は、産業を育て活気あふれるまちをつくります。これが昭和57年制定の四日市市市民憲章です。  その次へ行きます。  これは、歴史はやっぱり物語、四日市市制120周年を迎えています。ここに歴代の議長が載っていますが、初代の議長の明治30年の三輪猶作さんから現代の豊田政典議長というふうに移っております。  次に、歴代の市の三役が出てきておりましたので、これも参考に、明治30年の初代の市長さんが酒井禮一さん、そこから森市長の前の田中市長さんが16代、現森市長が17代ということの経過です。それから、人口推移が次に出ていますが、大正9年からここには面積も出ています。世帯数も出ています。人口総数が大正9年が3万5165人、平成27年が31万2539人と推移をしている経過です。  その次に行きます。  これはトランプさんと安倍さん、何でここに2人が出てくるかということですが、やはり世界を動かす2人ですので、ここのところへ出て、登場をしていただきました。それから、その次、四日市市の総合計画が出ていますが、これはさきの中で出てまいりましたので、ここには、平成28年度の予算、その他いろいろここには出てくるわけですが、この中で、産業政策の一端として皆さんで情報共有したいのは次の資料なんですけれども、四日市の工業の趨勢というのが資料が出てまいります。これには年次が出ていまして、平成16年は事業所数が701社、平成26年には586社というふうに数字が減ってきています。でも、減っていないのが従業員数でありまして、平成16年には2万7833人、平成26年は3万2313人、製品総出荷額が平成16年には18億7700万人から31億7900万人というふうな総数になっています。その総数の状況については、やはり非常にいい方向性に来ているのではないかというふうに思います。  それから、産業別生産状況もその下に出ておりまして、平成26年の、四日市の製造品出荷額等市町村ランキングは全国9位という非常にいい成績を示しているんですが、ここに業界別の石油・化学、電気機械・電子部品、輸送機械、窯業・土石の出荷額等のデータがありますが、この数字を見ても石油・化学の構成比が55.4%でもありますからこの辺はいつまでもこれが続くという保証はありませんので、この辺のところの方向転換も図っていかなきゃいけないというのが初めに申し上げました中小企業の育成というところへ行くのであると私は思っています。  それに関連して、次の四日市市企業立地促進条例というところへ行くんですけれども、これについては、毎年予算を立てていただいていますが、この企業立地促進条例も踏まえて、この四日市というまち、これからどんな産業、これまでも私は四日市というエリアにどんな成長産業を呼び起こすんですかということをたびたびお尋ねもしたことがあります。すると、新しい工業団地を開発していくのか、それとも、今残されているわずかな用地を早期に開発して、そして、次の世代を担う成長に向かう産業をどうやって見つけるのか、これが非常に大きな仕事の一つとなりますから、今までのような歩き方では前に進みません。このところはしっかりと森市長も新しく登場していただきましたので、ご自身がこれに取り組むというかたい決意でもおられますから、ここのところはしっかり取り組んでいただきたいとお願いしています。  次ですが、農業です。  農業が大変苦境に入っていますから、担い手農業については、商工農水部長にはいろんな形で取り組んでもらわなきゃいけませんが、市の全体としてもこの産業、我々の食料に係る問題ですので、ある本を読んでみますと、日本は完全な100%近い農産品の食料品の輸入国になるのではないか、そんな推測もあることを見ますと、この農業政策については、四日市だけなく全国的に取り組まなきゃいけないことでもありますが、その四日市がどんな形でそれを取り組んでいくかという新しい次年度の政策に持ち込んでほしいと思います。  あとは、次に行きまして、まちづくりのところへ行きたいんですが、ここに私が資料を用意したのがこれは平成30年、国の収支、経済収支と財政収支ということで国の収支がこんな傾向を保つのではないのかとシミュレーションやこんなグラフにあらわしてもらった資料がありました。  次、全世代型社会保障の財源をどうするのか。新しい子育てが出てまいりました。働き方改革が出てまいりました。  地方の財源、いろいろとして自立していく地方行政の経営についてもしっかりスタンスを決めていかないと、こういった財源の確保から漏れて、赤字に転落にしていく地域行政が多く誕生していくだろうというふうなことも言われています。  それから、次は私はこれは過去に婚活問題を質問したことがありますが、鈴木三重県知事が一生懸命取り組んでおりますけれども、人口減少問題に対する取り組み方は余りにも緩過ぎる。この間も10年後の日本という本が出ていまして、人口が半減する、そのときに日本の経済はどう成り立っていくのかという予測は、行政が余りにも考えが浅過ぎるし、国会議員も県議会議員も市議会議員も町議会議員もこの人口問題は本当に取り組み方に真剣さが足らないという10年先を見た記事が雑誌に記載されていましたが、その前に婚活をしっかりやらなきゃいけませんし、また、人口問題もしなきゃいけません。生涯未婚率というのがここに出ています。改めて私たちは考えていかなければいけない。  その次になりますが、ここでは、進むシングル化とあるんですが、急上昇を続ける生涯未婚率──ここにもグラフが出ていますけれども──この辺のところ、しっかりさっきの人口問題とあわせて取り組んでいただかなきゃいけない。  その次なんですが、労働時間と働き方改革というところです。行政みずから見本を示していただきながらということで、労働時間の変化と働き方改革が出てまいります。  それから次へ行きますと、平成30年度の経済の動向がこういうふうにして出ています。これも日本の貿易収支、日本の物づくりがアジアに奪われていきつつありますので、そういったところも四日市市の産業の構築がとても重要になっています。  それから、次へ行きますと、これは、車の世界のことですけど、車体から窓まで軽量化、新素材の採用が広がる。自動車は外は鉄ででできている。窓はガラスでできています、両サイド。こういったものが新しい素材のもとに樹脂化して、炭素繊維に変わる。これは非常に日本の誇る技術でありますので、トヨタも頑張っていると。四日市にとっては、三菱化学さんが基礎化学ということで、早くから取り組んで、研究開発に邁進していただいていますが、これから新しい製品の開発に期待をするところであります。  次へ行きますと、これ、車とさっきのEV化と同時に、消えるガソリンスタンド、石油小売りの苦悩、これも大きな産業の変化です。  その次へ行きます。  これは、エンジンが消える未来。部品会社は生き残れるか。
     その次へ行きます。  次へ行きますと、半導体市場に異変、中古装置の人気が沸騰というところやね。これも産業の変化です。  次に行きますと、地域ブランドのつくり方と働き方──地域ブランド、四日市ブランドのつくり方です──これもしっかり考えようと。  その次へ行きますと、これは、伝統産業を伝えることが人が集まる仕掛けとなるということで、こういう都市型のワークスペース、そういったものが新しくこれから台頭してくるであろう。  それから、その次へ行きますと、舞鶴赤れんがパークの来場者はなぜ5倍にふえたのか。例えば、私どもの旧四日市港における末広橋梁、あの周辺がこんな形で観光客の誘致につながらないのかと思いまして、これを表示してみました。  その次に行きます。  これは、夜景の有名な有田市のレストランですが、これを見ると、海が見えるんですが、水沢のお茶畑の上あたりにこういう一つの観光スポットができないものかというようなことを思いつきました。  それから、その次へ行きますと、これは中小企業で日本経済の底力、世界に挑むニッポンの中小企業という記事がありました。これは後ろに富士山が見えていますから、恐らくこれは静岡港だろうと思います。  次へ行きます。世界で活躍する日本の中小企業のところの紹介であります。ここには絶対に緩まないねじ、世界一の生産高を誇る、これは日本の製品で中小企業です。  その次行きます。これは、全自動のイカ釣りロボット、こういう面白い商品を開発した日本の中小企業があります。それから、世界シェア6割以上というんですが、脳手術のデジタル顕微鏡システムを開発した企業というのがありました。  資料の写真をごらんください。この町はどこの町でしょうか。おわかりですか。ここに、この四日市の夜景が映っているんです。これ今日本中にPRできる一つの手段だと思いますが。  最後になります。市制120周年の資料を映してください、これ。藤田議員がせっかく提案してくれましたので、ここにちょっと映しましたが、市長、一つこれは実現させましょう。 107: ◯議長(豊田政典議員) 残りわずかです。 108: ◯日置記平議員 この写真は日永の追分の浮世絵と市制120周年記念でつくったバッチです。 109: ◯議長(豊田政典議員) 時間が参りました。日置議員の一般質問はこの程度にとどめさせていただきます。  暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 110:                           午後2時休憩    ─────────────────────────── 111:                         午後2時15分再開 112: ◯議長(豊田政典議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  川村幸康議員。 113: ◯川村幸康議員 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。  ちょうど通告してすぐに喉風邪を引いて少しあれですけれども、子育てするなら四日市ということで1番目めの通告をしたんですけど、そのうちでも認定こども園、これについてを質問させていただきます。  議員の皆さんもご承知のように幾つかの公立幼稚園をこれから四日市市は認定こども園化しようとする流れができ上がっております。そんな中で1市1制度という中でというような四角四面の考え方はないんですけれども、認定こども園が本当にいいとするならば、四日市市の幼稚園をそれこそ認定こども園に全部しながら1市1制度のもとでやるのが、税の公平性から見たときに必要かなというふうに思っています。やっぱりそれは、サービスが何らかの形で提供の仕方が変わるわけですから、特に、私は1年前に森市長が誕生して、今までのどちらかというと敬老原則のような市政運営から、子育てするなら四日市というふうに子供のほうに少し、未来へ投資をしていこうということを訴えて当選された市長ですから、今までは、やっぱり田中市政含めて、それぞれやっていたやつが、森市長になったら森市長のやり方で市政運営をしてほしいなという思いがあります。だから、やっぱりそういう意味からいくと、私の地元神前でも、保育園と幼稚園の保幼連携の認定こども園で進めるような話がこども未来部のほうから説明されて、地元でもいろんな考え方がある中で前向きに捉えながらもよりよい方向はどちらだということでやっています。  そんな中で、保育園の保護者の方々と幼稚園の保護者の方々、それぞれが顔を合わせながらしゃべると、やはりどちらにも遠慮が入るし、保育園は保育園だけの人、幼稚園は幼稚園だけの人で話を聞くと、やはりそれぞれ本音が出てきます。  そんな中で、私自身は1市1制度というのが四日市も今までやってきた中で行くと、サービスの提供をどう考えるかということと、もう一個は、子育てするなら四日市というふうに森市長は訴えたわけですから、そこの部分との考え方の整合性を政策判断、意思決定の中に入れていただくとあるべき姿というのはもう少し見えてくるのではないのかなということで、質問させていただきますので、まずは、その辺のところをよろしくお願いいたします。 114: ◯議長(豊田政典議員) 市川こども未来部長。   〔こども未来部長(市川典子君)登壇〕 115: ◯こども未来部長(市川典子君) 川村議員から子育てするなら四日市ということで認定こども園についての市の考え方をお問いかけいただきました。それについてお答えをさせていただきます。  本市の公立の認定こども園につきましては、ことし4月に橋北地区と塩浜地区において橋北こども園、塩浜こども園がそれぞれ開園したところでございます。  本市が去る平成28年1月に公立幼稚園の適正化計画素案を定めた理由といたしましては、人間形成の基礎を培う重要な就学前の時期に子供たち同士が刺激し合い、さまざまな体験を得られるように、子供たちに一定規模の集団のもとで教育、保育を受けることができる環境を保障していくことが望ましいと考えているからでございます。  そのため、適正化計画においては4歳児、5歳児の混合でのクラス運営が3年間継続している公立幼稚園を対象として、公立保育園との一体化が可能な公立幼稚園につきましては、教育、保育の一体的な提供を行う幼保連携型認定こども園による再編を行うこととしております。  具体的には、期間を平成28年度から平成31年度としたアクションプランである第1次適正化計画において、神前地区、保々地区、楠地区のそれぞれの地区で対象となった公立幼稚園の適正化の方策として公立保育園との認定こども園化を位置づけ、現在園の保護者や地域関係者などとの話し合いを進めているところでございます。  本年度開園いたしました橋北こども園においては、5歳児のクラスが26名ですけれども、そのうち旧橋北幼稚園に在園していた子供は3名です。進級とともに旧橋北保育園の園児たちと合わせて26名の集団の中で園生活を過ごしていますが、旧幼稚園時代の少人数単位の活動から20名以上のクラス活動になったことにより、同年齢集団の中で子供同士が影響し合い、一人一人の子供の発達に沿った必要な経験が得られている状況などが見受けられ、もとは幼稚園籍であった園児の保護者、あるいは、幼稚園教諭からもその点に関しては評価をいただいているところでございます。  また、これまで公立幼稚園の園児数が減少し、園運営の維持が困難になった幼稚園は、休園を経て、廃園の手続をとってきた経緯がありますが、認定こども園に再編することによって公立幼稚園の園児数が減少しても、公立の幼稚園機能の存続を望む保護者の思いを酌む場所として認定こども園化を図ることは、地域にとっても必要な方策であると考えております。  以上でございます。 116: ◯議長(豊田政典議員) 川村幸康議員。 117: ◯川村幸康議員 ありがとうございました。  今から十数年前ですか、国のほうで、例えば制度でいうと、指定管理者という制度が、官でできることは官、民でできることは民というふうにして進められました。そのときでも、四日市市も国の流れなり、日本全体の流れに沿って、民にできることは民にしてもらおうということで、指定管理者制度を導入しましたが、私自身は少し考えたほうがええよという問題提起をずっとしていました。やっぱり、何かというと、いろいろなことを考えると、最初の出だしのころは、現状維持派と新しいものに乗っていこうという流れのところで渦ができると、渦の見方を見ておかないと、どの流れが一番うまくいくのかというのはなかなか判断しにくいところがあって、次の時代になって評価を受けると。そんな中でいくと、私は指定管理者制度は危ないなと思いましたし、今回の認定こども園ということも実はそういう思いがあります。  もともと大都市では、無認可の──認定されていない託児所というんですか──保育をする場所があったのをある程度公が認定をしていきましょうということから流れができてきたというふうに思っています。  特に、そういう意味からいくと、4歳児、5歳児、もしくは今は3歳児はやっていませんけれども、教育の無償化になれば多分3歳児、4歳児、5歳児を無償化ですから公立の園でもやらざるを得ないし、無償化という中でサービス提供していかなきゃならない。そこで、もう一つは、地元神前地区で保護者の方から根強く出ているのが、3歳児の幼稚園教育をやってほしいと。これは市川部長のほうからは、私立の幼稚園に空きがあるから、公立は考えないということで糸を断たれているわけですけれども、私としては、私立は私立のよさがあって、公立には公立のよさがあって、公立のサービスの質が高まれば、必然的に私立のサービスの質も上げなくてはならなくなって、全体的に四日市のレベルは上がるのかなという思いがあります。  そういった意味からいくと、競争は悪ではなくて、競争によってレベルが上がるという考え方も一つとっていただきたいというふうに思っています。  子供は、3歳も4歳も5歳も含めてですけど、一緒です。だから、保育園、幼稚園を認定こども園にして、一緒にしてもいいという考え方も成り立つように見えるけれども、私はそもそもその論理は間違っていると思っています。  要は、幼稚園教育をしてほしいという親のニーズと保育をしてほしいという親のニーズというのは明らかに求めるサービスが違っています。そういったことからいくと、幼稚園の学校を軸にした幼稚園教育と児童福祉法を軸にした保育では違います。特に、認定こども園を見ていけば見ていくほど、保幼連携型にかじを切るところもあれば、幼稚園型にかじを切っているところもあります。  四日市でも高花平幼稚園と笹川幼稚園ですか、幼稚園と幼稚園の連携ですかね、違うのかな、ちょっとそこ教えて。 118: ◯議長(豊田政典議員) 市川こども未来部長。 119: ◯こども未来部長(市川典子君) 四郷地区におきましては、高花平幼稚園と笹川幼稚園ということで、適正化計画の素案を出しておりますが、現在地元においては、やっぱり高花平から笹川への通園は大変だということで、私立の高花平保育園との認定こども園化についても俎上に乗っているところでございます。  以上です。 120: ◯議長(豊田政典議員) 川村幸康議員。 121: ◯川村幸康議員 済みません。平成28年の1月にもらった資料は、幼稚園と幼稚園連携型の古いほうのデータですよね、今の状況をちょっと確認したんですけど、要は、認定こども園には保育園と幼稚園の連携型から幼稚園の連携型、保育園の連携型、それから地域の連携型、四つあるんです。  私も知らなかったですけど、それぞれの保護者の方から教えられて、川村さん、市川部長が最初に言っていた幼稚園型の認定こども園でしてくれるのなら、私ら賛成となっていたんですと。  実は、神前では、道を一本挟んで保育園と幼稚園があるんですよ。地理的に近いということもあって、認定こども園にしようということの適正化計画に当てはまってきたわけです。その中で、当初説明していただいていたのは、保育園の部分では3歳児から下の子を保育して、4歳児、5歳児は、逆に保育園の子を幼稚園に入れてやっていくという計画やったんです。それなら幼稚園のほうの保護者の方は賛成していたんです。ところが、今度は保育園の保護者ほうからそれやと、いやいや今までみたいな保育園のように5歳児からゼロ歳児までおって、保育をしてほしいんだということで、分断されるのは嫌だという声が上がったものですから、今の案では、今度は幼稚園を壊すと、そして、新しい園舎を立てて、そこでやっていこうという計画がされようとしています。  ここで、私は非常に保護者の方々は切実な矛盾を突いたなと思っていました。私らは何も新しい園舎を建ててほしいわけではないけど、地域の代表の方が検討委員会を進めていく中で何かしら新しいものをもらって、ハードを建ててもらって、その中で認定こども園の運営をしていってもらいたいというのよりは、もともと幼稚園のサービスを受けたい親にとっては幼稚園サービスの充実だし、保育を求める親にとっては保育を求めると、こういったことで考えているのだから、全くものの価値観が違うんです。最初のころの説明では、幼稚園と保育園は何も施設はさわらずに、園長だけ1人にして、あとは保育園の子を幼稚園へ移すと。要は幼稚園型の認定こども園になるのは、今の現存する神前の幼稚園だけを認定こども園の幼稚園型で目指していたんです、説明では。そして、要は、幼稚園型の中に親の都合によってあと何時間か面倒見てもらえることで幼稚園機能プラス保育園機能を充実させていくということで説明を受けていたんです。ところが、いつの間にかそれを壊して全部ごっちゃにして、そしてやっていくということになったから、保護者の間では相当な不信感があります。不信というよりは疑問が。要は、混ぜたらええという発想だけで行政的に、要は、中のソフト的なそのサービスのことは余り考えていない。だから、少しやっぱりそれは今後認定こども園を進めていくにおいて、もう少し四日市市のほうが幼稚園型がいいのか、保育園型がいいのか、保幼連携型がいいのか。  もう一つは、今までの過去の歴史を振り返ると、三浜小学校と塩浜小学校の問題にしても、東西橋北小学校の問題にしても、どちらか一つをスクラップすると、そこには新しい数億円規模のお金をかけての投資が始まって、そして、そこで新しいサービスをするという形で合理化とか効率ということよりも、地域の中で一つものがなくなるんだったら、それは新しいサービスを提供してくれよというニーズが高まってなっていったかなと思うと、どうなのかなと思って。  だから、表面上は最終的に経済的に合理化になるかもわかりませんというのも市川部長からもらっています。実は、地元もそれは嫌ではないんです。別に、大切な税金ですから、効率よく使ってもらえるならそれでいいと。ただ、今立派な園舎があってもそれも壊して、なおかつ新しいものも建てて、多分、恐らく3億円、4億円のお金は要るでしょう。なおかつ、そうやっていくということに対しては、非常に迷いが生じています。  そういった意味でいくと、本当にあるべき認定こども園の姿というのをしっかりと森市長が誕生したんですから、子育てするなら四日市という観点で政策の意思決定をもう一度してもらいたい、そんなふうに思うんですけど、いかがでしょうか。 122: ◯議長(豊田政典議員) 市川こども未来部長。 123: ◯こども未来部長(市川典子君) 川村議員からは、認定こども園についてもう一度考え直してはというようなお話でございました。  先ほど、神前の例が出ましたけれども、神前幼稚園と神前保育園の間に小学校の通学路があって、両方の敷地が分断されていることにつきましては、認定こども園化を図る場合に、これは真ん中を分断されるような形は避けていただきたいというのが地域のほうのこれは声としてございました。  そして、一体化して、認定こども園化をするのであれば、一体感が出る施設にしてほしい、これも地域のご要望でございました。  確認しておきたいのは、保育園においても就学前教育を行っているということでございます。幼稚園にはもちろん幼稚園の教育要領がございますし、保育園には保育指針がございます。認定こども園については、認定こども園の教育保育要領というものがございます。  成り立ちは確かに川村議員がおっしゃったように、保育園については福祉的要素が強かった、幼稚園については教育的要素が強かったわけですけれども、古いことを言いますと、昭和38年の段階で、幼稚園の教育内容を保育園でも準拠すべきというようなお話が出されておりまして、実際に就学前教育の一体化ということが国においても議論をされまして、平成20年度の改正において、改めて幼稚園の教育要領と保育所の保育指針の整合性が図られております。これは中身を確認していただければ、一目瞭然なんですけれども、目指す子供の姿というのは一致しております。そして、就学前教育として位置づけられている内容も同じでございます。  本市においては、この保育指針、そして、幼稚園教育要領の中身を踏まえまして、四日市市就学前教育・保育というようなものを策定しておりまして、これに基づいて幼稚園も保育園も、それから、認定こども園も同じ具体的なカリキュラムをつくって運営をしているところでございます。  さらに、平成29年度にこれらの三つの要領、指針、これがそれぞれの所管である文部科学省、厚生労働省、内閣府、この連名で改定をされたところでございます。  同時に告示をされておりまして、平成29年度1年間の周知期間を経た上で、平成30年の4月から3つが同時に施行されます。  名実ともに認定こども園、保育所、そして幼稚園、これは日本の幼児教育を担う施設として位置づけられるわけでございますので、そういった質的なご懸念はないものと私は思っております。  以上です。 124: ◯議長(豊田政典議員) 川村幸康議員。 125: ◯川村幸康議員 市川部長の言うことを全然否定をするつもりもないし、そういう形で行政手続がなされているということですよね。そうしたら四日市において課題、問題点をどうするかということになったときに、隣接する学校とかこの適正配置ですよね。公立幼稚園をまずしていこうとなったんですよね、23園になる中で、子供が少なくなっていて、どうしようという中において、なぜ、四日市市はそうしたら保育園、幼稚園の連携型なのか、もしくは幼稚園型の認定こども園にしても私はええと思っていますし、当初、四日市市が説明していたのは、ここが肝心なんですよ、藤井副市長、塚田副市長も、よく聞いておいてください。両副市長によく聞いてほしいんです、これは。要は、今のままで名前だけを認定こども園に変えて、園長さんを1人にして、認定こども園化していくという話だったんです。そうすると幼稚園の保護者の方は賛成やったんです。  要は、幼稚園型であろうと認定こども園であろうと、4歳児、5歳児の幼児教育をやってもらえると。ところが、地域から出たというふうに市川さんは言われるんですけど、地域の自治会長さんとか、諸団体の代表の方々は専門家ではありません。ですから、行政から与えられる判断材料をもとにして、行政がこうなったほうがいいだろうなという形の中でいくと、どうしても陥りがちなところが、今の学校問題に見るような東橋北小学校をなくすのなら、地域がもっとそれにかわるものが欲しいとか、今の学校問題でも、あっち行く、こっちに行くと綱引きが出たり、もしくは三浜文化会館というような形のもので、小学校がなくなるなら、地域にもう少し価値を生むようなものをつくってほしいという形に地域としてはなりがちなんです。でも、実は、私は合理的な判断というか政策を決めていくときの一番重要なものの考え方の中には幾つかあるけれども、一つはやっぱり何かを犠牲にするということが、ものの考え方の中には要るのかなというふうに思います。  それで、足して2で割るとか、何かしたときには、その地区にとってはプラスなのかわからんけれども、四日市全体にとってどうだったんだという議論は、抜け落ちるんです。やっぱり、今までの学校適正化計画を含めて、学校の統廃合の問題は全て四日市全体で見たときにどうだったのという議論が抜け落ちてしまう。それはなぜかというと、現場に足を踏み入れて、現場の声を聞けば、現場はどうしてもそうなんです。だけど、実は、現場の人たちは市政を担って全般を見ながらと、専門家ではないわけですから、四日市市の財政なんていうのは知ったことではない。どちらかというと、地元の自分が住んでいるところの地域の立場を考えながら、幼稚園が削られてなくされるなら、こんなことが欲しいとか、あんなことが欲しいとか、地元の小学校がなくなる、中学校がなくなるんなら、こんなことが欲しいという議論になりがちで、そうすると、全体の利益はお構いなしにして、地域の中での損得の考え方がやっぱり出てくるのかなと思うと、一番最初に四日市市が認定こども園で神前地区に示した案というのは、四日市市にとっても最適やったんです。私は神前にとっても最適やなと思っていたんです。何でかといったら、今のある幼稚園に保育園の子を連れてきて幼稚園教育をして、なおかつ延長で預かってくれるという制度で提案に来ていたわけですから。そうすると、一体、四日市市の政策決定している認定こども園の目的は何やったんかとなるんです。園を一つ数を減らすことが目的やったのか、何なんだということなんです。だから、もう一遍、きちっとそれは、政策を考える上では、あらゆる引き出しを引っ張り出して、その中でどうあるべきかという考え方にならんとあかんのです。ここが決定的に抜け落ちているから、これが四日市市が合理化なり、効率よくやろうとすることは、全て高くつきます。過去10年間、そうやないですか。だから、もう一度きちっと政策決定していく上で、旗振りの森市長が子育てするなら四日市、そこにも金はどんだけも使ってもええという話でもないけど、子育てするなら四日市から20年後には四日市は、浮かび上がるような人材を育ててやっていこうということなんですから、1年、2年、3年先のことでどうのこうのという考え方ではなくて、20年後にはこの投資した分がきちっと四日市には返るよ、こういったものがやっぱり政策決定の考え方の根底にないと。決定的に抜け落ちておる。それで、これを今度はプロのこども未来部が地元に聞いたら、幼稚園の園舎を壊して大きなもの一つつくってくれと、こうなったと。これでそうしたら認定こども園をやっていきましょうとなると、非常に私はわからない。だから、もう一度そこのところは考え直すような政策を考えられませんか。 126: ◯議長(豊田政典議員) 市川こども未来部長。 127: ◯こども未来部長(市川典子君) 川村議員、ちょっと確認していただきたい点は、私どもは神前の幼稚園の園舎を壊して、新しい認定こども園を全体を建てるわけではありません。現在の保育園の園舎を生かし、足りない部分を増築させていただくという案でございます。  それと、もう一点、幼稚園型の認定こども園というのは選択肢にはございません。なぜかといいますと、保育責任がなくなるからです。  市においては保育を必要とする子への保育責任というものがございます。保育を提供する責任、これは、幼保連携型認定こども園、あるいは保育園型認定こども園、ここでないとこれは明記されていないのでございます。  ですので、幼稚園型認定こども園に移行しているというのは、都市部で私立の幼稚園をやってらっしゃるところで、園児数が減ってきて、認定こども園化するというような流れが多いのでございます。  そこの部分で、私どもも十分に考えた上で、結論を出したので、そこはご理解いただきたいと思います。  以上です。 128: ◯議長(豊田政典議員) 川村幸康議員。 129: ◯川村幸康議員 私もそういう意味では、保育園、幼稚園の専門家ではありませんので、少し参考資料を読みながら自分なりに解釈してやっています。  要は、幼稚園型の認定こども園というのは、言葉からすると間違っているとすると、幼保連携型の認定こども園を神前地区に置いたときに、当初市川部長は、そのままの既存施設を活用してやるということを言いましたよね。それはこの議事録にも載っています。  そして、そのときに地元から初めて真ん中の道路はどうなのという話が出て、地元のイメージとしては認定こども園になるんだから、神前の保育園と幼稚園が施設的に一体利用できないと認定こども園としてはふさわしくないというハード的なイメージでそういう意見が出てきたのを行政側が受けとって、それなら、今の既存の立派な幼稚園舎を壊して、違う園舎を立てましょうということになっていったんです。  だから、私からすると、何もそもそも、さらさら税金を使う必要もなくて、あそこにそのまま今の形で最初の当初案どおりやろうとしたら、それで私はよかったのと違うかなと思っているんです。  ところが、いつの間にかそういった形になったと。だから、これは四日市市が今までの公共施設の合理化計画、効率よくしようとするのに対して、地元に意見を聞く中で、地元が言ったことに対する判断でそうしたというふうになって、今まで四日市市は全体最適、四日市市の全体の利益は損なわれてきたことが多かったからあえて申しておるんです。  そこが全然違います。最初、市川さん提案していたのは、園長さん1人減るだけですという話でしたよ。 130: ◯議長(豊田政典議員) 市川こども未来部長。 131: ◯こども未来部長(市川典子君) 認定こども園化を図るに当たって、私たちの市としての方針は、総合計画に基づき、既存のストックをできる限り活用する、この方針でございます。これは、保々においても、楠においても、神前においても変わりません。神前において、本当に横並びに保育園舎と幼稚園舎が並んでいたら、それはよかったのかなと思うんですけれども、実際に子育て支援センターも認定こども園になりますと、これは必置になります。地域支援機能というものを置かなければなりません。そのような視点で、現在のレイアウトを眺めてみたときに、園運営としまして、やはり幼稚園の園舎が真ん中を分断している形で建っているというのは、望ましくないだろうという判断でございます。  ということでございますので、決して新しいものを無駄につくるということではございませんので、それはご理解いただきたいと思います。 132: ◯議長(豊田政典議員) 川村幸康議員。 133: ◯川村幸康議員 埋まらん部分は、今日は議場では埋まらんので、またおいおい丁寧に議論をしながら、あるべき方向性を探りたいと思います。ただ、唯一1点言えるのは、市川部長がさっき言われたとおり最初の案でよかったんです、それで、認定こども園にしていくときに、市川さんが最初言われたように、幼稚園のほうの就学前教育は全然質も落とさない、変わらない、そして保育園でも今のようにやっていると、その4歳と5歳の子を幼稚園舎に連れてきて、そういう保育、認定こども園をやっていけばいいわけです。そこはやっぱり今までの行政の仕事の仕方と仕事ぶりがそうなっているだけなんです。  例えば、私が柔道を教えていたときに、1年生、2年生の子と3年生、4年生の子と5年生、6年生の子を一緒にできるかといったら、できないですよね。そうすると、1年生と2年生の子はこっちでして、3年生と4年生はこっちでしてとこうなるわけです、教育って。そうすると、今のように質を落とさずやろうとするならば、何も認定こども園という看板の形は変わっても、保育も幼稚園も4歳、5歳は今の場所でして、こっちでそれ以外の子たちの保育をすればええだけです。それで最初はきていたんですから、四日市市の案は。一番最初に神前地区に示したのは。それがいつの間にか、今市川さんが言われるような形に、どこで誰がどう決めたのかようわからんけど、変わっていったんです。  だから、私は最近思っておるのは、大矢知興譲小学校なり朝明中学校の問題でも、地元説明していく中で、地元と意見調整をする中で、非常にそういう意味でいくと全体調整を図らないかんと思いつつも、余りにも部分の調整をし過ぎて四日市全体で見たときの調整機能をなくしていくというおそれがあるんです。だから、ある意味厳しい言い方だけど、神前にとっては犠牲を強いるけれども、四日市全体にとっては恩恵があずかれるという考え方も出さないといけない。そうしたら、そのときにその分のデメリットは何でするのかといったら、建物が新しくなったり、何か資源か資産をもらうという考え方ではなくて、保護者が期待している目的のサービスの質を上げていくというところに持っていってほしいんです。  そうすると、例えば建物が建つのを20年間で減価償却すると、2億円、3億円やったら、幼稚園の先生を2人ぐらい雇えるんです。そうしたら、それで質の高い認定こども園のことをしてもらったほうのがずっと市長の子育てするなら四日市がマッチングするわけです。しゅっとした建物を建てればコストも高くつくし、その分だけそうしたらそれに必要なコストも人も投資もせなあかんわけですから、そういう意味からいくと、四日市市は、どうも土地を持ったり建物が建つと資産が減らんと思っておるけど、中身が重要で、だから、土地を買ったでええんじゃないんです。土地は活用するもので資産価値を生むだけで、住まん家を建てたら資産価値はゼロですよね、空き家にしておいたら。だから、やっぱり土地でもそうです。持っておれば価値があるということでなくて、土地を活用できたら価値があるわけやで、そういう意味でいくと、認定こども園でも既存のままでそこの中の質をよくしてもらうというようなことの政策判断をやっぱり私はすべきやと思うし、そんなことをしてほしいなというふうに思っていますので、もう一度これは耳を傾けていただきたいなというふうに思います。  さっきも誰か、伊藤嗣也議員が突拍子もないことを言って、夢という話をしていましたけど、初めは夢でもええし、皆さん方理事者側からすると、そんなもんと思っておるかもわからんけど、旗を振ったら旗のほうをやっぱり見ていてください、藤井副市長、こうやって。それで、旗をふったところがええのかどうなのか、だんだんと、これがあるべきええ方向のところにつながっていったらええわけですから。  だから、そういう意味からいくと、認定こども園というのは、1個のハード的なものをつくらんと、どうしてもできやんというものではなくて、既存の施設を活用してでも、あとはソフト的な工夫と運営の仕方によっては、よりよいサービスができたら、それはその地域にとっても、四日市にとっても全体の利益が上がっていくということですので、そこをどうか考えてほしい。そのことが子育てするなら四日市につながりますのでよろしくお願いいたします。  そんな中でいくと、子育てするなら四日市についての2番目めの放課後児童クラブ、これについて質問いたします。  放課後児童クラブというのは、いろいろ言われていますけど、結局は、学童なんです、これも通称名です。学童保育所とか、放課後クラブとか、児童クラブとかありますけど、そんな中でお願いしたいのは、学童というと、今学童保育が中心になっていますけど、スポーツを通じた子供教育、人づくりというのをもう一度四日市にもきちっと根づかせてほしいというふうに思っています。さまざまなところで総合型地域スポーツクラブとかいろんなのをやってもらっているのはわかるんですけど、特に、もう一度、教えたいという指導者──これも難しいんですけどいろいろあって──教えたいという人はたくさんおるんです。それから、教えてもらいたいという人もたくさんおるんです。それが、うまくマッチングできるようなものが四日市の仕組みの中でつくれないものかなというふうに思っています。それは相当に教育委員会が汗をかくのか、四日市市のどこが汗をかくのかわかりませんけれども、財政的にもそんなにお金のかかる問題ではない。その中で、特に、今あるなら、私のやっている柔道もありますけど、サッカーとか野球、ラグビー、ドッチボール、この辺はあるんですけど、あともう一つ今議会でも障害者差別解消条例等調査特別委員会をつくっているけど、ボッチャ、あればやっぱり障害者も健常者も含めてできる競技スポーツかなと思うと、さまざまな啓蒙、啓発も含めて、ボッチャを四日市市の放課後児童クラブの中に展開していけばどうかなというふうに思っています。多種多様なスポーツを子供たちが放課後に体験できる、知ってもらえるというような機会をつくる、そんなことを提案したいんですけど、そのためにはいろいろな事業計画を含めて、政策判断が要りますけれども、四日市市の今の現状と今後の方向性をお伺いいたします。 134: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 135: ◯教育長(葛西文雄君) 川村議員からは、子供が放課後に複数のスポーツができるクラブ、これを展開していってはどうかというふうなご提案をいただきましたので、答弁申し上げます。  近年、スポーツや外遊びをする時間、空間、仲間の減少による子供の体力低下が問題となっており、本市においても子供の体力向上を図る上で大きな課題であると認識しています。また、運動する子供と余りしない子供との二極化傾向が進んでいることも課題と捉えております。
     スポーツ庁が実施している体力・運動能力調査の昨年度の分析によると、体力、運動能力と小学校入学前の外遊びの経験には相関関係があり、体力向上には運動の習慣化が必要であると指摘されております。  本市としましては、課題の解消には幼少期に体を動かす楽しさを経験してもらい、スポーツを好きになってもらうことが重要であると考えており、日本体育協会が普及を進めているアクティブチャイルドプログラムという子供が発達段階に応じて身につけておくことが望ましい動きを習得する運動プログラムの講習会にことし職員を派遣したほか、第3次スポーツ推進基本計画に位置づけて、今後関係各課と調整し、導入を進めていく予定でございます。  具体的には、小学校──これは主に低学年です──それから、幼稚園や保育園及び認定こども園の教諭や保育士、また、スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブの指導者の皆さんに対して講習会への参加の呼びかけを行いプログラムを現場で実践していくことにより、体を動かすことが楽しいと感じる子供がふえ、将来的には子供の体力向上やスポーツ人口の拡大に効果があると考えております。  議員からご提案のございました子供のときに複数のスポーツを経験させることにつきましては、運動神経が伸びると言われており、メジャーリーグに挑戦する大谷翔平選手やテニスの錦織圭選手などのトップアスリートも水泳など、複数のスポーツに取り組んでいたと伺っております。  昨年度、四日市市みんなのスポーツ応援条例制定の際にアドバイスをいただいたスポーツ医科学の権威である日本体育大学の杉田正明教授も子供のときに複数種目を経験させることが技術の習得等に効果的であると指摘されており、注目すべき取り組みと考えております。  本市におきましては、複数のスポーツに取り組めるイベントとして、ボールゲームフェスタというスポーツ教室を昨年度から開催しております。本年度は、先週の土曜日12月9日に四日市ドームで元女子走り幅跳び日本代表の井村久美子さんや日本トップリーグ連携機構に所属するトップアスリート8人にお越しいただき、サッカー、バレーボール、ハンドボール、ラグビーの4種目を多くの児童が体験し、ボールゲームの楽しさを体感していただいたところです。  現在、本市では、野球やサッカーなどのスポーツ少年団などが主に学校施設を利用して地域における少年スポーツの振興に取り組んでいただいていますが、いずれも特定の種目の活動であり、複数のスポーツに取り組みやすい環境にあるとは言えない状況でございます。  議員ご提案の複数のスポーツができるクラブを各地域で展開していくことにつきましては、現状、活動場所、指導者、仕組みなど課題も多く、他市の先進事例を参考にして、本市で実施が可能かどうか、今後研究してまいりたいと思っております。  また、ボッチャにつきましては、現在スポーツ推進委員協議会が普及に取り組んでいただいており、障害のある方、ない方一緒にこれらを進めていこうということで取り組みを進めているところでございます。  以上でございます。 136: ◯議長(豊田政典議員) 川村幸康議員。 137: ◯川村幸康議員 ありがとうございました。  メジャーリーグの大谷選手みたいなのが出てきたらありがたいことですけど、でも、大体、子供のころに複数スポーツやっている子が伸びしろは大きいというのはわかっていますので、柔道のオリンピックメダリストでも吉田秀彦選手はサッカーですし、もともと、鈴木桂治選手もサッカーをしていました。ほとんどそういう意味でいくと、子供のころに複数競技をやりながら自分が一番合う競技スポーツを見つけて、そこで自己実現をするということですので、まずはチャンスを与えてやってほしいなということです、選択の自由で。それと、もう一個は、仕組みがいろいろと難しいと言うけど、やる気がなかったら絶対できやんので、こういったことをつくるんだという気構えで、それぞれの方が頑張っていただくことをお願いして、2項目めの質問に入りたいと思います。  2項目め、これは、四日市観光シティプロモーションについてです。観光・シティプロモーション条例施行後1年が過ぎて、どれぐらい人がふえたか。  また、もう一つは、これから全国大会規模のスポーツ大会、高校総体、それから、国体がありますので、それに向けて四日市としてはどんな準備をしてやっていこうとしているのかお答えください。 138: ◯議長(豊田政典議員) 佐藤商工農水部長。   〔商工農水部長(佐藤恒樹君)登壇〕 139: ◯商工農水部長(佐藤恒樹君) 議員のほうからは、観光・シティプロモーション条例の効果といいますか、そういったところでまずはお尋ねをいただいたところです。  本市では、都市イメージの向上及び市民が地域を誇らしく思っていただけるような心の醸成を図るとともに、その魅力の創造と発信によりまして交流人口や定住人口の増加を促進し、持続的な発展に資することを目的として、平成28年4月にこの条例を施行したところでございます。  この条例は、市民や企業、そして、地域の魅力の創造、発信にかかわる事業者の役割とともに、行政の責務を規定し、それぞれの主体が努力すべき施策といたしまして、国内外に向けた地域の情報発信や観光その他の多様な目的での来訪者を促進していこうといったことなどを定めてございます。  市といたしましては、この条例の制定を契機にしまして、シティプロモーションの新しい取り組みでございますとか、これまでやっておりました既存事業の拡充など、そういったことに取り組んでまいりまして、昨年度からは、特に、その情報の発信と、それから、来訪者の促進といった点で積極的に取り組んできたところでございます。  まず一つ目でございますけれども、メディアを活用したプロモーションといたしまして、ラジオ番組を使いまして、四日市あすなろう鉄道館とか、四日市こにゅうどうくん館といった番組を制作いたしまして、それぞれ毎週1回、6カ月間にわたり放送をしたということがございます。こちらのほうもかなり多くの反響を呼んだところでございます。  昨年10月からまずスタートいたしました四日市あすなろう鉄道館のほうでは、四日市の情報のほか、あすなろう鉄道沿線住民のインタビューなんかを交えて、地域の魅力を発信させていただきました。  また、ラジオ局が特別番組といたしまして、この鉄道存続に尽力した市民の皆様の生の声などを交えまして編集しましたラジオドラマ、天までとどけあすなろうというのがございまして、こちらのほうは第72回文化庁芸術祭参加作品となったところでございます。  こういったラジオで、リスナーのほうからは、番組宛てのメールやファクスなどが毎月約100通ほど寄せられるなど、あすなろう鉄道に乗ってみたいとか、休日に四日市へ遊びに行ってきたといったような声が聞かれるところでもございましたし、このゴールデンウイークに開催いたしましたあすなろう鉄道の開業762日記念イベントにおきましても、名古屋とか、岐阜のほうからリスナーの方が多く集まっていただいたところでございます。  そのほか、今年度はラジオ番組をリニューアルいたしまして、四日市こにゅうどうくん館ということで番組をスタートいたしまして、こにゅうどうくんのほうは、ことし東海地域のゆるキャラが揃いますJIMOキャラ総選挙、こちらのほうで第1位をとったり、さきの質問にもございましたゆるキャラグランプリのほうにおいても、ご当地部門4位といった成績を残す結果にもつながったものと考えてございます。  このラジオ番組では、アスナル金山なんかで実施しております四日市STYLE、こちらのほうで公開生放送なんかも行いまして、リアルタイムに情報を発信することでイベントを盛り上げたほか、その後の本市で開催されますさまざまなイベントのPRをするなどして、集客に努めてまいりました。  さらに、平成27年度に制作いたしました本市のPR映像、四日市物語、こちらのほうを名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマズでシネアドとして上映いたしまして、市外のラジオリスナーからも映画館で四日市のCMを見たよといったような声もいただいております。  こうしたラジオとイベント、そして、シネアドといったそれぞれの相乗効果によりまして、効果的なプロモーションを展開できたと思ってございます。  そのほかにも四日市STYLEの拡充でありますとか、伊勢志摩サミットにおける四日市萬古焼のおちょこを1400個ほど提供させていただいたりとか、さらには、フィルムコミッション事業とかいったことにも積極的に取り組んでまいりました。  そのフィルムコミッション事業でございますけれども、全国組織のフィルムコミッション団体に加盟いたしまして、その結果、昨年はライトノベルを原作といたしました前後編の2部の大作となりましたサクラダリセット、こちらのほうのメーンロケ地としての誘致に成功したところでございます。  このロケにおきましては、当時のメリノール女子学院の全面的な協力のもとに、教員や生徒の皆さんだけでなく、卒業生など関係者もかかわりまして、大々的にロケが行われた結果、条例にありますように市民が地域を誇らしく思う心の醸成につながったものと考えてございます。  議員からは、交流人口の増加の検証はどうかといったようなお尋ねがございましたけれども、本市の入込客数を見てみますと、観光庁へ報告しております年間1万人以上の入場者がある施設、それから、月5000人以上の入場者がある施設、こういったところの数字を申し上げますと、平成27年度が約73万人であったのが、平成28年度には78万人と増加の傾向が出てきております。  また、本市で持っておりますコンベンションに対する補助制度でございますけれども、こちらを活用していただきました東海3県規模以上のコンベンション、これに伴います本市への宿泊者数というのを見てみますと、平成27年度の約4800人から平成28年度は約5300人と、こちらのほうも増加傾向がございます。  しかしながら、これらの数値というのは、あくまで本市の来訪いただきます方の一面に過ぎず、また、本条例は、市民の誇りやおもてなしの心の醸成といった人の意識変化までを目指しているところもございますことから、なかなかその数字だけで判断するのは難しいと考えておりますけれども、引き続き積極的にシティプロモーションに取り組んでまいりたいと思います。  それから、2点目のインターハイの関係ですけれども、これから平成30年度のインターハイ、それから平成33年度の三重とこわか国体という二つの大型スポーツの大会が三重県で開催されます。  こちらにつきましても、本市において絶好のシティプロモーションの機会だと考えてございます。そのため、大会運営はもとより、さまざまな関係の準備を丁寧に行い、安全かつ円滑に運営することが何よりも重要でございますけれども、こちらの参加者のほかに、こうした大会には選手、監督、大会役員、そして家族や観客など、さまざまな目的を持った方が県内外からお越しいただくことになります。  そのため、こうした多様な方がお越しいただきますので、そうした方の多様なニーズに対応できるよう、選択の幅が広がりますようなおもてなしを検討していく必要があると考えてございます。  そこで、パンフレット類とかは既に準備にかかっているものもございますけれども、今後、今のパンフレットに加えまして、学生とか、未成年者向けの飲食マップの製作とか、スポーツ大会で来訪される方が滞在中に飲食、観光などの活動の選択が広がるような、例えばその周遊マップでございますとか、そういったものも検討していきたいと思ってございます。  いずれにしましても、本市へ来ていただきまして、単なるスポーツの競技の観覧ということではなく、もう一度、四日市へ訪れてみたいなと、そういってもらえるような取り組みについて前向きに検討をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 140: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。   〔教育長(葛西文雄君)登壇〕 141: ◯教育長(葛西文雄君) 第76回国民体育大会三重とこわか国体では、本市の国体準備委員会総務企画専門委員会において全国から訪れる方々に本市の魅力を広く伝え、再度の来訪につながるようわかりやすい案内を初め、心を込めたおもてなしを提供するため、歓迎、接伴の基本計画を定めております。  基本計画で定められました内容につきましては、来訪者の便宜を図るために、案内所、休憩所、売店等を設置すること、来訪者を歓迎するために駅等において横断幕や懸垂幕、のぼりなどの歓迎装飾を行うこと、ボランティアを含む関係機関、団体等、もてなす側の接遇意識の高揚を図ること、来訪者が必要とする情報をSNS等の媒体を利用して発信することが挙げられます。  来訪者に対しまして、本市の魅力を余すところなく伝え、競技会場へ円滑に誘導を行うため、現在は先催地の成功例の調査、研究を進めております。  例えば、ことしの愛媛国体では、駅前を初め、幾つかの案内所にて愛媛の魅力の一つであるみかんジュースが蛇口から出るというおもてなしが行われておりました。  また、競技会場への誘導については、駅構内から案内所へ、案内所からシャトルバス乗り場へなど、要所要所に看板を設置し、来訪者が迷わないような工夫がされておりました。今後、先催地の事例をさらに詳細に調査、研究し、国体準備委員会総務企画専門委員会を通じて検討を重ね、来訪者に対するよりよいおもてなし、ひいては、本市のシティプロモーションにつながるよう努めてまいりたく存じます。  また、来年度開催されます高校総体のおもてなしにつきましても、総体実行委員会総務企画専門委員会を立ち上げており、国体同様、鋭意検討を重ねていく所存でございます。 142: ◯議長(豊田政典議員) 川村幸康議員。 143: ◯川村幸康議員 それぞれご答弁ありがとうございました。もう時間もなくなってきましたので、一つは、シティプロモーション部を今度平成30年度に立ち上げるんですよね。森市長の考え方と私の考え方は一緒じゃないので、わかるんですけど、シティプロモーション部で、例えば、今四日市市が現状やっているやつっていうのは、田中市長がやり出したやり方、この田中市長がやり出したやり方が悪いというのではないんだけど、やっぱり森市長は森市長のやり方をせんと、よくないのかなというふうに私は思っています。それは何かというと、それをやっていた人がやっていたからうまくいくということは余りないんです。やっぱり森さんなら森さんの尺度と考え方でシティプロモーションを考えないと私はうまくいかないのかなというふうに思っています。特に、森さんは、議員のときに神前やら、県、水沢、小山田あたりにもう少し人口ふやそうとかいう条例改正をしたりなんかしたんですから。そういう意味で、このシティプロモーションの一番大事なことは、企業誘致です。これが1番です。私はこの間会派の視察で長崎市に行ったけど、長崎市は観光地がコンパクトにまとまっているので、あれはあれでああいうやり方もありだし、それから、例えばニューヨークのダウンタウンとか、それからフランスのパリなんかは、至るところに観光資源があるんだから、あれでやっぱり世界から人を呼べば、福祉と教育はせんでよくて、お金だけ落としてってくれるんやで、それこそ行政にとっては効率のええ観光行政というのができると思うんです。  そうやっていくと、四日市の場合、何かといったら、京都や奈良のように神社仏閣があるわけでないし、コンビナート夜景とか少ない資源はそれなりに活用したほうがええと思うけど、それよりもやっぱり産業都市ですので、シティプロモーションもどちらかというとそっちを私は森さんはやるべきかなというふうに思っています。  例えば、来たら水は全部ただでっせとか、これだけの広い土地、工業で使ってくれたら補助金をやるというと大体力のない会社でよくないけど、何かインセンティブはシティプロモーションのほうで私はやるべきかなと。それにやっぱり簡単なのは、規制緩和、土地を流動化させる、これによってやっぱ土地の価値は下がる、土地の価値が下がったら、やっぱり来る、来たらやっぱり価値は上がる、こういったことでどちらかというと資源をうまく使って流動化させて、非常にうまく資産価値を上げていく、そういうやり方をするには動かすしかないので、だからやっぱり土地を動かすという考え方がないと、どんどんどんどんと四日市のシティプロモーションでも1番の魅力は私は産業都市ですので、そういう意味では土地を動かしてやる。これは、先輩の前議員の村上さんが不動産業もしておったので、よく言っておったのが、幸ちゃんなと、土地が下がりゃ絶対に土地は流動化するで、絶対にまた元気出るんやと、よく言っておった。不動産屋さんらしい発想やけど、私もそれはそやなと思うんです。やっぱり土地は動かしてなんぼ、持っておってなんぼじゃないんです。保有しておってなんぼじゃなくて、土地は動かしてなんぼという考え方でシティプロモーションをしていただきたいというふうに思います。  時間がないですが、3項目めの質問はそれとも連動するんですけど、第3次推進計画、田中市長さんがやっていたころの田中市長さんのやり方は、田中カラーでええ、だけど、森さんになって1年たったんだから、第3次推進計画に私は森さんカラーを出してほしいと思っています。  前回の質問でも、四日市は大体500億円前後市税収入があったのが、今は650億円ぐらいあると。今150億円ぐらいは少し財布のひもが緩んで甘く見積もりをつけているなと思っているんです。だけど、今元気なうちに150億円を活用して、次の東芝さんにかわるような──東芝さんがだめだというんじゃないんです──東芝さんもあるけれども、次の種地をつくっておくというような作業を第3次推進計画で立てていかないと、次の平成32年度で終わるそのときにはもう東芝さんもどうなっているのかわからないので、そういう意味でいくと、次の種地をやれるのは、1年たった今しかないと思っているので、第3次推進計画の見直しの中でしていただきたいというふうに思います。  ご所見があればお伺いいたします。 144: ◯議長(豊田政典議員) 舘政策推進部長。  答弁は簡潔にお願いします。   〔政策推進部長(舘 英次君)登壇〕 145: ◯政策推進部長(舘 英次君) 第3次推進計画で森市長のカラーを出せというようなご指摘だと思います。  今回ローリングの作業を始めまして、市長は昨年の12月24日に就任をされましたので、その段階ではなかなか全て森カラーを出せなかった、ただ、教育関係、未就学児の医療機関の無料化とか、食缶方式の中学校給食などは盛り込んだわけでございますけれども、まだまだ盛り込めていないという思いでございますので、今年度のローリングの中で、森市長のカラーを打ち出した政策を推進していきたいということで、近々議会のほうにもお示しをさせていただきたいと思います。また、ご議論いただけたらと思います。  また、先ほど日置議員のところでもお答えしたんですけれども、現総合計画も策定して大分年月がたっているということで、やはり森市長のカラーを盛り込んだ総合計画そのものにしていかなきゃならないだろうという思いもございます。そのあたりも今回のローリングの中でそういった趣旨のことも含ませていただければなという思いでございます。  それから、投資というお話もいただきました。  今、森市長がタウンミーティングでも言っているわけでございますけれども、四日市市には産業があって、雇用の場もたくさんあって、産業政策もこれまでやってきたと、だけど、働いている方がどうも四日市市に住んでいらっしゃらないんじゃないか、だから、働く世代、あるいは、子育て世代、そういう若い世代に四日市市を選んでいただけるような、そういった投資をしていきたいということで教育、子育てというところに力を入れていただいているということでございます。私どもはそういうふうに理解しながら進めていきたいと思っております。  以上でございます。    ─────────────────────────── 146: ◯議長(豊田政典議員) 本日はこの程度にとどめることにいたします。  次回は、あす午前10時から会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。 147:                         午後3時15分散会 発言が指定されていません。 Copyright © 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