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  1. 四日市市議会 2016-11-01
    平成28年11月定例月議会〔附録〕


    取得元: 四日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-09
    検索結果へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成28年11月定例月議会〔附録〕 2016-12-21 文書・発言の移動 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 12 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 議会日程 選択 2 : 議会運営委員会決定事項 選択 3 : 議決事件一覧表 選択 4 : 請願の議決結果について 選択 5 : 一般質問通告一覧表 選択 6 : 議案質疑通告一覧表 選択 7 : 付託議案一覧表 選択 8 : 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書 選択 9 : ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン早期定期予防接種化を求める意見書 選択 10 : スポーツ振興条例調査特別委員会の調査報告について 選択 11 : スポーツ振興条例調査特別委員会報告書 選択 12 : 常任委員会の所管事務調査報告について ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:          平成28年11月定例月議会日程   11月 29日 (火)   午前10時開議                  議案説明                  報告、質疑       30日 (水) ┐   12月  1日 (木) │        2日 (金) ├ 休  会        3日 (土) │        4日 (日) ┘        5日 (月)   午前10時開議                  一般質問        6日 (火)   休  会        7日 (水)   午前10時開議                  一般質問        8日 (木)   午前10時開議                  一般質問        9日 (金)   午前10時開議                  一般質問                  議案質疑、委員会付託
                     追加議案説明、質疑、委員会付託       10日 (土) ┬ 休  会       11日 (日) ┘       12日 (月)   各常任委員会/予算分科会       13日 (火)   教育民生常任委員会/予算分科会                 都市・環境常任委員会       14日 (水) ┬ 休  会       15日 (木) ┘       16日 (金)   予算常任委員会全体会       17日 (土) ┐       18日 (日) ├ 休  会       19日 (月) │       20日 (火) ┘       21日 (水)   午後1時開議                  委員長報告、質疑、討論、採決                  追加議案説明、質疑、討論、採決 2:               議会運営委員会決定事項                                   (28.11.22) ◎11月定例月議会について  1 日 程  別紙のとおり  2 一般質問   (1)発言順序・発言時間       1) リベラル21 3時間30分   2) 日本共産党 1時間30分       3) 公 明 党 2時間30分   4) 政友クラブ 3時間30分       5) 新風創志会 4時間      6) 市民会議 1時間30分  3 通告(受理)期限   (1)一般質問     11月29日(火) 午後2時まで               (通告内容が同一趣旨の場合は午後3時まで変更可)   (2)議案質疑     12月 5日(月) 午後4時まで   (3)請  願     12月 5日(月) 午後4時まで   (4)議員提案による      意見書発議案   12月 5日(月) 午後4時まで   (5)反対討論     12月19日(月) 正午まで   (6)賛成討論・その他 12月20日(火) 正午まで 3:              議決事件一覧表  [報 告](2件) ┌──────────────────────────────────────────────────┐ │                   件          名                   │ ├──────────────────────────────────────────────────┤ │報告第10号 市長専決処分事項の報告について                             │ │報告第11号 議決事件に該当しない契約について                            │ └──────────────────────────────────────────────────┘  [市長提出議案](23件) ┌─────────────────────────────────────────────┬────┐ │                     議案名                     │議決結果│ ├─────────────────────────────────────────────┼────┤ │議案第38号 平成28年度四日市市一般会計補正予算(第6号)                 │原案可決│ │議案第39号 平成28年度四日市市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)           │原案可決│ │議案第40号 平成28年度四日市市食肉センター食肉市場特別会計補正予算(第1号)       │原案可決│ │議案第41号 平成28年度四日市市介護保険特別会計補正予算(第1号)             │原案可決│ │議案第42号 平成28年度四日市市水道事業会計第1回補正予算                 │原案可決│ │議案第43号 平成28年度市立四日市病院事業会計第1回補正予算                │原案可決│ │議案第44号 平成28年度四日市市下水道事業会計第1回補正予算                │原案可決│ │議案第45号 四日市市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について   │原案可決│ │議案第46号 四日市市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部改正について       │原案可決│ │議案第47号 四日市市職員給与条例の一部改正について                    │原案可決│ │議案第48号 四日市市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について       │原案可決│ │議案第49号 四日市市職員退職手当支給条例の一部改正について                │原案可決│ │議案第50号 四日市地域総合会館あさけプラザの設置及び管理に関する条例の一部改正について  │原案可決│ │議案第51号 四日市市立こども園条例の一部改正について                   │原案可決│ │議案第52号 三泗鈴亀農業共済事務組合の解散に伴う承継事務の処理に関する条例の制定につい  │    │ │      て                                      │原案可決│ │議案第53号 四日市市農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定について          │原案可決│ │議案第54号 工事請負契約の締結について-児童発達支援センターあけぼの学園移転整備造成工  │    │ │      事-                                     │原案可決│ │議案第55号 四日市市近鉄四日市駅南自転車等駐車場及び四日市市近鉄四日市駅北自転車等駐車  │    │ │      場等施設の指定管理者の指定について                      │原案可決│ │議案第56号 市道路線の認定について                            │原案可決│ │議案第57号 工事請負契約の締結について                          │原案可決│ │議案第58号 工事請負契約の締結について                          │原案可決│ │議案第59号 教育委員会委員の任命について                         │同  意│ │議案第60号 固定資産評価審査委員会委員の選任について                   │同  意│ └─────────────────────────────────────────────┴────┘  [議員提出議案](3件) ┌─────────────────────────────────────────────┬────┐ │                     議案名                     │議決結果│ ├─────────────────────────────────────────────┼────┤ │発議第12号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書の提出について          │修正可決│ │発議第13号 ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン早期定期予防接種化を求める意見書の提出について│原案可決│ │発議第14号 四日市市みんなのスポーツ応援条例の制定について                │原案可決│ └─────────────────────────────────────────────┴────┘ 4: 請願の議決結果について ┌──┬────────────────┬───────────────────┬────┐ │  │   件        名   │    請願者の住所 ・ 氏名    │    │ │番号├…………………………………………┼…………………………………………………┤議決結果│ │  │   紹  介  議  員   │     付 託 委 員 会     │    │ ├──┼────────────────┼───────────────────┼────┤ │  │ 28.12. 5   受理      │四日市市西新地14番20号        │    │ │  │ロタウイルス胃腸炎予防ワクチンの│ 公益社団法人四日市医師会      │    │ │ 5 │接種費用の公費助成を求めることに│  会長 淵田 則次         │採 択 │ │  │ついて             │                   │    │ │  ├…………………………………………┼…………………………………………………┤    │ │  │ 伊藤 修一   笹岡 秀太郎 │     教育民生常任委員会     │    │
    └──┴────────────────┴───────────────────┴────┘ 5: 平成28年11月定例月議会   一般質問通告一覧表  発言順序 氏名         会派          発言時間 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 一般質問  01    森川 慎       リベラル21       45分        1.四日市市長選挙の投票率について        2.子どもの貧困について  02    藤田真信       リベラル21       45分        1.いじめ問題について        2.ふるさと応援寄附金について        3.不妊治療助成について        4.場外馬券売場について  03    村山繁生       リベラル21       30分        1.文化会館の駐車場について        2.萬古焼陶祖《沼波弄山》生誕300年祭に向けて  04    樋口龍馬       リベラル21       30分        1.知ってる人だけ??みんなが知らない四日市!?          ~四日市で生み出される商品たち~  05    竹野兼主       リベラル21       60分        1.薬物乱用防止について        2.市立四日市病院経営について(新しいがん治療)        3.防災対策について(磯津・楠漁港について、液状化について)  06    豊田祥司       日本共産党       45分        1.四日市市の障害者就労向上に向けて        2.いつになる?小・中学校、普通教室のエアコン設置        3.本当に大丈夫?四日市市の介護総合事業  07    太田紀子       日本共産党       45分        1.子どもの貧困対策について  08    山口智也       公明党         60分        1.防災力を高めるまちづくり        (1)要援護者の支援強化        (2)緊急輸送道路等の安全対策        (3)災害時の渋滞対策  09    荒木美幸       公明党         60分        1.災害発生時における避難所運営について        2.本市の救急体制と女性消防吏員の活用について  10    中川雅晶       公明党         30分        1.仕事と介護の両立支援について  11    森 康哲       政友クラブ       60分        1.安全な街づくりへの取り組みと今後の課題について        2.朝明中学校の移転計画について        3.学校区と行政区のずれについて  12    伊藤嗣也       政友クラブ       50分        1.人間の尊厳を最後まで守る災害対策を        (1)食:屋外・屋内での炊き出し        (2)医:応急救護所・医薬品備蓄・道路啓開の体制        (3)葬:ご遺体の取り扱い  13    笹岡秀太郎      政友クラブ       50分        1.「誰もが自由に移動しやすい安全に暮らせるまち」について        (1)点字ブロックの設置状況を通し、           安心して生活できる環境づくりの推進を問う。  14    中村久雄       政友クラブ       50分        1.交通安全施策について        2.命をつなぐ骨髄バンク  15    石川善己       新風創志会       60分        1.空き家対策について        2.高齢者の見守りについて        3.シティセールスと地域ブランドについて  16    平野貴之       新風創志会       45分        1.保育の現場はいま        2.メガソーラー事業について  17    三木 隆       新風創志会       30分        1.四日市市で開催される各種スポーツの全国大会に向けて  18    荻須智之       新風創志会       45分        1.朝明中学校区の子供たちの教育環境改善のために  19    谷口周司       新風創志会       30分        1.新名神高速道路の建設に伴う周辺環境の変化について        (1)朝明新川問題        (2)イノシシ問題        2.待機児童問題について        (1)垂坂公園に保育所を!  20    諸岡 覚       新風創志会       30分        1.市民の政治を取り戻す為に        (1)開かれた行政        (2)低投票率        2.地域で汗を流す人に        3.田中俊行さんとの20年を振り返って
     21    小林博次       市民会議        60分        1.市民協働促進条例の具体化について        2.資源ゴミの持ち去りについて        3.田中市政の8年を振り返って 6: 平成28年11月定例月議会   議案質疑通告一覧表  発言順序 氏名         会派          発言時間 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議案質疑  01    小川政人       政友クラブ       15分        1.議案第38号 平成28年度四日市市一般会計補正予算(第6号) 7:          付託議案一覧表(平成28年11月定例月議会) ○ 予算常任委員会  議案第38号 平成28年度四日市市一般会計補正予算(第6号)  議案第39号 平成28年度四日市市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)  議案第40号 平成28年度四日市市食肉センター食肉市場特別会計補正予算(第1号)  議案第41号 平成28年度四日市市介護保険特別会計補正予算(第1号)  議案第42号 平成28年度四日市市水道事業会計第1回補正予算  議案第43号 平成28年度市立四日市病院事業会計第1回補正予算  議案第44号 平成28年度四日市市下水道事業会計第1回補正予算 ○ 総務常任委員会  議案第45号 四日市市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について  議案第46号 四日市市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部改正について  議案第47号 四日市市職員給与条例の一部改正について  議案第48号 四日市市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について  議案第49号 四日市市職員退職手当支給条例の一部改正について  発議第12号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書の提出について ○ 教育民生常任委員会  議案第51号 四日市市立こども園条例の一部改正について  議案第54号 工事請負契約の締結について        -児童発達支援センターあけぼの学園移転整備造成工事-  議案第57号 工事請負契約の締結について        -霞ヶ浦緑地テニス場整備工事(建築工事)-  議案第58号 工事請負契約の締結について        -霞ヶ浦緑地テニス場整備工事(建築電気設備)- ○ 産業生活常任委員会  議案第50号 四日市地域総合会館あさけプラザの設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第52号 三泗鈴亀農業共済事務組合の解散に伴う承継事務の処理に関する条例の制定について  議案第53号 四日市市農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定について ○ 都市・環境常任委員会  議案第55号 四日市市近鉄四日市駅南自転車等駐車場及び四日市市近鉄四日市駅北自転車等駐車場等施設の        指定管理者の指定について  議案第56号 市道路線の認定について 8:          地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書  地方創生が、我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け大き な責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっている。  このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門 的な諸課題について住民の意向を酌み取り、的確に執行機関の監視や政策提言等を 行うことが求められている。  また、地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等さまざ まな議員活動を行っており、こうした要請に応えるため、地方議会議員の活動も幅 広い分野に及ぶとともに、より専門的な知識が求められる状況にある。  こうした中、地方議会における多様な人材の確保を進めるため、広く国民が立候 補しやすいよう国民年金のみとなっている地方議会議員の社会保障の充実を図り、 年金制度を時代にふさわしいものとすることが人材の確保につながっていくものと 考える。  よって、議員年金制度の廃止という経過についても十分に勘案する中で、制度構 築に向けた国民的議論を行っていくことが必要であり、国民の幅広い層からの政治 参加や地方議会における人材確保の観点から、下記事項の実現を強く要望する。                    記 1.地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。   平成28年12月21日                           四日市市議会                            議長 川 村 幸 康 関係省庁宛   (衆・参両議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣) 9:     ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン早期定期予防接種化を求める意見書  国内では、ロタウイルス胃腸炎による死亡は毎年10人弱が報告されています。ま た、6歳未満の小児のうち年間約80万人がロタウイルス胃腸炎により外来受診して いると推計されています。さらに、5歳未満のロタウイルス胃腸炎により入院が年 間2万6000人から7万8000人いると推計されており、入院患者の年齢分布のピーク は生後12カ月から24カ月未満であり、入院患者の約70%が生後24カ月までに入院し ていると報告されています。  ロタウイルスはその感染力の強さから、医療機関や保育施設などで、しばしば施 設内感染が発生しており、その対策に苦慮していることも報告されています。また、 発症メカニズムは解明されていないもののロタウイルス感染症の合併症として脳 炎・脳症も報告されており、国立感染症研究所の感染症発生動向調査によると、0 歳から14歳の急性脳炎患者381名のうちロタウイルスが原因と推定された患者は11 名と報告されています。さらにロタウイルスによる脳症の発症頻度はインフルエン ザ(25%)やHHV─6(11%)に次ぐ高い割合(4%)であり、その予後も悪い ことが報告されています。  次に、ロタウイルス胃腸炎の社会的負担について、国内のロタウイルス胃腸炎に よる5歳未満の総直接医療費は、年間約153.1億円に上ると推定されています。さら に、ロタウイルス胃腸炎で入院した場合はこれらの直接的な疾病負担(治療に関す る経済的負担)だけでなく、保護者の付き添いや通院による欠勤などの労働収入減
    や、外来・入院における来院時の交通費、さらにおむつ・経口補液の追加購入とい った非直接医療費(約298億円)を合わせた総疾病負担額は年間で451億円になると 推定されます。近年は核家族化や共働き家庭の増加などにより、休日や夜間の小児 救急医療への負担増加も報告されています。これを平成26年6月の四日市市の5歳 未満の乳幼児人口(1万3715人)に当てはめますと総直接医療費は3980万円、非直 接医療費は7748万円、総疾病負担額は1億1728万円になります。  現在諸外国で使用されているロタウイルス胃腸炎予防ワクチンは平成16年に初め て発売され、その後2種類のワクチンが100カ国以上の地域で使用されています。日 本でも平成23年11月に2回接種のロタリックス、平成24年7月に3回接種のロタテ ックが使用できるようになりました。現在も任意接種ですが、ワクチン原価が高く 両ワクチンとも接種完了まで2万4000円前後が必要になり、値段を聞いて接種をた めらう保護者も少なくありません。本来国による定期接種化が望ましいと考えます が、今回ようやく検討の対象に入ったところであります。他方、任意接種助成が導 入された市町においては、ロタウイルス胃腸炎の入院が6分の1になったという報 告があることからも、総疾病負担率は激減するものと思われます。ワクチン接種普 及が進んでいる米国、ベルギー、オーストラリアではワクチン導入前と比べて、ロ タウイルス胃腸炎による入院割合の顕著な減少が見られています。また、ワクチン 接種の間接的ベネフィットについては、米国やオーストラリアなどで、ワクチン接 種時期に該当しない月齢の小児におけるロタウイルス胃腸炎の罹患率や入院が40% から50%減少したとの報告もあります。公衆衛生の観点から見ましても、ワクチン 接種率が70%を超えている米国では、ワクチン非接種者においてもロタウイルス胃 腸炎の減少傾向が見られ、ワクチンによる間接予防効果が確認されました。  次に、ロタウイルス胃腸炎予防ワクチンの安全性について、当ワクチンは、ヒト 由来の野生株を継代培養して弱毒化したウイルスをワクチン株とした生ワクチンで す。このワクチン株は野生株と同様に腸内で増殖し免疫細胞を活性化して、自然感 染した場合と同等の免疫力を獲得できます。  以上の理由から、ロタウイルス胃腸炎予防ワクチンの接種が普及することにより、 ロタウイルス胃腸炎の重症化を予防し、医療機関における点滴処置や夜間救急の対 応の減少が見込まれ、小児救急医療の負担を軽減することが期待されます。  さらには、接種を受ける乳児やその保護者の疾病負担の軽減が期待され、特に集 団保育環境下におけるロタウイルス胃腸炎の感染拡大の予防のためにもワクチン接 種の普及は重要であり、地域における公衆衛生の向上に大きく寄与することが期待 されます。  こうした現状を踏まえ、国におかれましては、ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン について、早期に定期予防接種化を行っていただきますよう、要望いたします。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。   平成28年12月21日                           四日市市議会                            議長 川 村 幸 康 関係省庁宛  (衆・参両議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣) 10:         スポーツ振興条例調査特別委員会の調査報告について  当委員会に付託された事項について、四日市市議会会議規則(昭和42年四日市市 議会規則第1号)第105条の規定により、下記のとおり調査の経過及び結果を報告 します。                    記 1.付託事項   スポーツ振興条例に関する調査研究 2.調査の経過   別紙報告書のとおり   平成28年12月21日                 スポーツ振興条例調査特別委員長  樋 口 龍 馬 四日市市議会  議長 川 村 幸 康 様 11:            スポーツ振興条例調査特別委員会報告書  当委員会に付託されましたスポーツ振興条例に関する調査研究の結果についてご報告申 し上げます。 1.はじめに  平成23年8月にスポーツ基本法が、平成27年4月には三重県スポーツ推進条例が施行 され、また県内では、平成30年に全国高等学校総合体育大会、平成32年に全国中学校体 育大会、平成33年には国民体育大会・全国障害者スポーツ大会の開催が予定されています。 さらに平成32年には、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるなど、本 市のスポーツ推進が飛躍する機会が訪れようとしています。  本市がスポーツの推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するためにはスポーツ振 興条例の制定が必要不可欠であることから、当委員会では条例制定に向けた調査研究を開 始いたしました。 2.当委員会設置に至る経緯  本市議会では、県内における前述のような大会の開催を控え、市民のスポーツに対する 関心が高まってきた中、平成24年10月に「本市におけるスポーツ振興、及び施設の現状 と問題点」ならびに「スポーツにかかる条例」について調査研究を行うため議員政策研究 会スポーツ政策分科会を設置し、平成26年4月まで調査研究を行ってきました。その中で、 条例の必要性についての議論がなされ、それをさらに深めるため、平成27年10月に議員 政策研究会スポーツ振興条例分科会(以下「分科会」といいます。)を設置し、「スポーツ 振興に係る条例制定について」をテーマに平成28年1月まで調査研究を行ってきました。 分科会における調査の結果、本市のスポーツの更なる振興が重要であり、そのためには、 まず、各種施策の大きな方向性を示す条例の制定が必要であることが確認されました。ま た、分科会において「いつでも、どこでも、いつまでも」スポーツに親しめる生涯スポー ツの推進と健康長寿社会の創生を起点として、各種施策の推進に努めることを目的とし、 「スポーツを通じた健康長寿社会等の創生」「地域スポーツとトップスポーツの好循環の推 進」「地域スポーツコミッションの推進」の3点を基本的施策に盛り込んだ条例骨子素案を まとめるに至りました。この条例骨子素案を基に条例の制定に向けた議論が十分に行われ るよう、分科会から特別委員会設置の要請を受け、平成28年3月の議決を経て当委員会が 設置されることとなりました。 3.委員会の開催経過  当委員会は、初回を含め、実に13回の会議を持ち、様々な角度から多くの議論を行うこ ととなりました。条例素案に係る課題事項をより深く研究するため協議を重ねた結果、地 方自治法第100条の2に基づき専門的知見を活用して調査研究を行うことを確認し、三重 大学教育学部杉田正明教授ならびに大隈節子准教授に調査研究業務委託を行いました。両 教授には条例素案に係る課題事項の調査研究を行っていただく過程において、同委員会に 二度ご出席いただき、進捗状況に応じた報告及び条例案に対して専門的知見からの助言を 行っていただきました。  会議以外にも、平成28年8月2日から4日にかけては、総合型地域スポーツクラブの先 進地であるアルビレックス新潟(新潟県)、議員提案による条例を制定している熊谷市(埼 玉県)及び地域スポーツコミッションの先進地である前橋市(群馬県)への行政視察を実
    施し、その効果や問題点を調査いたしました。  また、平成28年10月6日から11月4日にかけては、条例案に対する市民意見の聴取を 目的に、「四日市市みんなのスポーツ応援条例(素案)についての意見募集」を実施いたし ました。実施にあたっては、市民の皆さんに十分な周知を行うため、市議会ホームページ への告知記事の掲載を実施いたしました。また、市議会モニターの皆さんに対して関係資 料を送付し、意見を募りました。この結果、合計で9名の方から12件のご意見をお寄せい ただきました。  さらに、平成28年10月7日、10月18日、11月1日の委員会終了後に意見交換会を行 い市民等、スポーツ関連団体、事業者から幅広いご意見をいただきました。  当委員会の経過及び会議の概要は、以下のとおりであります。 平成28年5月17日  ・スポーツ振興条例調査特別委員会が設置され、正副委員長を互選した。 平成28年5月25日  ・今後の進め方について、議員政策研究会スポーツ振興条例分科会にてとりまとめられ   た条例骨子素案を軸に条例案の策定をしていくことが確認され、次回、条例素案(正   副委員長案)を提示することが確認された。  ・参考人招致、専門的知見について、積極的に活用していくことが確認された。 平成28年6月7日  ・条例素案(正副委員長案)が提示され、第8条(スポーツ推進計画の策定)、第9条(ス   ポーツ施設の整備、利用促進等)、第12条(競技水準の向上)、第13条(指導者の確   保及び育成)、第14条(スポーツを通じた地域の活性化)、第15条(顕彰)について、   議論を行った。  ・行政視察の視察先について、議論を行った。  ・専門的知見の活用について、依頼者の確認を行った。  ・参考人招致について、候補者の選定を行った。 平成28年6月21日  ・第15条(顕彰)に関連して、教育委員会スポーツ課と議会事務局よりスポーツ激励金   の現状について説明があり、議論を行った。  ・第16条(条例の見直し)が追加提示された。  ・前回議論を行った第8条(スポーツ推進計画の策定)、第9条(スポーツ施設の整備、   利用促進等)、第13条(指導者の確保及び育成)について修正案が提示され、議論を   行った。  ・専門的知見の活用の調査委託内容について議論を行った。  ・行政視察の行程について、議論を行った。 平成28年7月15日  ・専門的知見の活用として、三重大学教育学部杉田正明教授ならびに大隈節子准教授に   ご講義をいただき、その後、意見交換を行った。 平成28年8月10日  ・これまでの議論や専門的知見の活用、行政視察による先進事例の調査を受けて第9条   (スポーツ施設の整備、利用促進等)、第11条(生涯スポーツの推進)、第13条(競   技水準の向上)、第14条(指導者の確保及び育成)、第15条(スポーツを通じた地域   の活性化)、第16条(顕彰)について修正案が提示され、議論を行った。  ・第12条(子どもの心身の健全な発達及びスポーツ活動の充実等)が追加提示された。 平成28年8月18日  ・前回議論を行った第9条(スポーツ施設の整備、利用促進等)、第13条(競技水準の   向上)、第16条(顕彰)について修正案が提示され、議論を行った。  ・専門的知見の活用した講義のテーマについて、確認を行った。  ・意見募集の日程について、確認を行った。 平成28年9月16日  ・専門的知見の活用として、三重大学教育学部杉田正明教授ならびに大隈節子准教授に   ご講義をいただき、その後、意見交換を行った。  ・これまでの議論を受けて第1条(目的)、第3条(基本政策)、第16条(顕彰)につい   て修正案が提示され、議論を行った。  ・これまでの議論や専門的知見の活用を受けて第10条(生涯スポーツの推進)、第12   条(競技水準の向上等)、第13条(指導者の確保及び育成)について議論を行った。  ・条例名称案について、議論を行った。条例の名称案については、「四日市市みんなのス   ポーツ応援条例」とすることが確認された。  ・前文案が提示され、議論を行った。  ・これまでの議論を受けてとりまとめた条例素案修正案にて、意見募集を行うことが確   認された。  ・意見募集について、実施要領の確認を行った。  ・参考人招致について、議論を行った。  ・行政視察報告書について、確認を行った。 平成28年9月29日  ・参考人招致について、議論を行った。 平成28年10月7日  ・意見募集について、委員長より報告があった。  ・委員会終了後にスポーツ関連団体の代表者と意見交換会を行った。 平成28年10月18日  ・意見募集について、委員長より報告があった。  ・委員会終了後にスポーツ関連団体の代表者と意見交換会を行った。 平成28年11月1日  ・意見募集について、委員長より報告があった。  ・条例素案について、議論を行った。  ・委員会終了後に市民等、事業者と意見交換会を行った。 平成28年11月15日  ・意見募集により寄せられた意見に対する回答案を取りまとめた。  ・これまでの議論を受けてとりまとめた条例素案修正案について、委員会案として確定   した。  ・調査報告書を取りまとめた。 4.委員会における主な論点の経過  当委員会では、議員政策研究会スポーツ振興条例分科会にてとりまとめられた条例骨子 素案を軸に策定した条例素案(正副委員長案)をたたき台に議論を行い、委員会としての 案(以下「委員会案」といいます。)を策定することといたしました。委員会案の策定にお ける主な論点の経過は次のとおりであります。 1)条項の追加  I 子どもの心身の健全な発達及びスポーツ活動の充実等(第11条)   市は、次代を担う子どもの心身の健全な発達及び体力の向上を図ることができる環境  づくりを進める必要があることから、これを追加することといたしました。   規定内容については、市は保幼小中といった子ども子育ての大事な時期を担っている  ことから、科学的知見及び医学的知見を生かしたスポーツに関する知識の普及啓発、ス  ポーツ教室の実施その他子どものスポーツ活動の充実に向けた取組の促進に関し必要な  施策を講ずることを盛り込みました。  II 見直し規定(第15条)   最近の社会情勢やスポーツを取り巻く環境の変化は急であり、市民等の皆さんの意識  や取り組みも変わりつつあることから、これを追加することといたしました。   規定内容については、市長は、5年を超えない期間ごとに、この条例が適当かどうか  を検討し、検討の結果、条例の改正などの必要があれば、適切な措置を講ずることを盛  り込みました。 2)条項の修正
     I 生涯スポーツの推進(第10条)   当初の条例素案(正副委員長案)では、市は、すべての市民等が生涯にわたって、身  近にスポーツに親しむことができるよう環境づくりを進めるため、地域のスポーツ活動  や地域スポーツクラブを担う人材の育成に努めるものとしていましたが、委員会で出さ  れた意見や議員間討議などを踏まえ、地域のスポーツ活動や地域スポーツクラブが行う  地域におけるスポーツの推進に必要な施策を講ずるものとする、と一歩踏み込んだ内容  の条文へと修正をいたしました。  II 競技水準の向上(第12条)   委員会の中で、トップアスリートの育成、ドーピングの防止及びスポーツドクターの  活用などを市が行うのは難しいのではないかとの意見が出されたことから、競技水準の  向上に関し、市が果たすべき役割を精査したうえで、各種大会への参加に際し、市のス  ポーツ選手やスポーツチームがより一層競技力を発揮できるよう、国・県の役割や実施  事業を踏まえたうえで、市として必要な支援を堅実に行っていく内容の条文へと修正を  いたしました。   また、ドーピングの防止、スポーツドクターの活用について、国・県が行っている取  組を執行部からヒアリングを行い、該当部分を削除いたしました。  III 指導者の確保及び育成(第13条)   市民等にとって、充実したスポーツ指導を受けながら競技力の向上やスポーツに親し  むことができる環境を整えるためには、地域スポーツクラブ等の指導体制の充実を図り、  地域スポーツとトップスポーツの好循環を生み出すことが効果的ではないかと見解が専  門的知見より示されたことから、市は、指導者等及び優秀なスポーツ選手が、その有す  る能力を地域スポーツクラブ等のスポーツ団体の活動に生かすことができるよう、必要  な施策を講ずるよう努めるものとする、と一歩踏み込んだ内容の条文へと修正をいたし  ました。 3)条項の整理   議論の過程において、前述のとおり新たに条項を追加したことに伴う移動、条例全体  の構成を改めて見たうえで条番号の入れ替えを行いました。入れ替えを行った条は次の  とおりです。   ※入れ替え前については条例素案(正副委員長案)における条番号、入れ替え後につ  いては委員会案における条番号   ・第9条を第15条、第10条を第9条、第11条を第10条、第15条を第16条、第16   条を第18条にそれぞれ入れ替えました。   以上の経過により、当委員会として条例素案(正副委員長案)を整理し、委員会案と  して取りまとめました。委員会案は、別添資料のとおりであります。 5.条例施行に向けての委員からの意見  ・第13条(指導者の確保及び育成)に関連して、委員からは、行政視察の調査先として  訪れた熊谷市において、市職員の採用にスポーツ枠を設け、トップアスリート等を採用  している事例に触れ、官民を問わず、スポーツの指導者その他スポーツの推進に寄与す  る人材の雇用が生まれる環境づくりについて今後の検討事項としてはどうかとの意見が  ありました。  ・第15条(スポーツ施設の整備、利用促進等)に関連して、委員からは、集客力のある  主要スポーツ施設については、公共施設として可能な範囲でネーミングライツを活用し、  新たな財源を確保する取組について今後の検討事項としてはどうかとの意見がありまし  た。  ・第16条(顕彰)に関連して、委員からは、現在、市と議会から支出されているスポー  ツ激励金について、交付基準等を整理し、市のスポーツ激励金として一元化することも  今後の検討事項としてはどうかとの意見がありました。 6.まとめ  市民の「誰もが、いつでも、どこでも、いつまでも」スポーツに親しめるよう生涯スポ ーツを推進し、スポーツ活動の持つ力により健康寿命の延伸が図られることは、市民一人 ひとりの生活の質や幸福度が高まります。さらに、市のスポーツ選手及びスポーツチーム の競技水準の向上が図られ国際大会や全国規模の大会において本市選手が活躍すれば、市 民に夢、感動を届けるとともに、活力ある社会の形成に貢献し、郷土への愛着を深め、一 体感の醸成につながります。  当委員会において調査研究を行う中で、この「生涯スポーツの推進」と「競技水準の向 上」を上手く融合させ地域スポーツとトップスポーツを好循環させることが本市のスポー ツ振興に最も有効との結論に至り、本市がとるべき施策の方向性を次のように条例案に盛 り込みました。  まず、地域スポーツクラブ等の指導体制の充実を図ることです。例えば優秀な指導者を 招聘し、その人材の下で指導者を目指す学生ボランティア等が指導力を身に付けながら能 力を磨くことができる環境や、国内外で活躍するトップアスリート等の優秀なスポーツ選 手に直接アドバイスを受けることができる環境づくりを進めていくことです。  次に、幼少期のスポーツ活動の充実に向けた取組を行うことです。市は保育園、幼稚園、 小中学校といった子ども子育ての大事な時期を担っていることから、科学や医学的知見を 活用してスポーツに関する正しい知識の普及啓発を行うとともに、スポーツ教室などを通 じて次代を担う子どもたちにスポーツと出会い親しむ機会を提供し、自分の知らないスポ ーツとのはじめての出会いを楽しさや能力向上に繋げていくことができると考えられるか らです。  これらの施策が効果的に推進されれば、本市のスポーツが振興されると同時に、大規模 なスポーツ大会の開催等、スポーツと観光を組み合わせたスポーツツーリズムによる誘客 や交流人口の拡大により、地域経済の活性化にも好影響を与え、地域の一体感や活力の醸 成も期待されます。  さらに、スポーツ施設の環境整備は、市民等のスポーツライフを実現し、市民参加を促 進するとともに、競技力の向上や障害者によるスポーツ活動の推進、また、地域スポーツ コミッションを推進する上でも不可欠な基本的要素であり、公の役割として市が適切に充 実を図る必要があります。この点、県や近隣市町との連携を強化して県営スポーツ施設の 整備を目指し、あるいは市営施設の整備・管理に対する支援を確保する取組や市民等の「観 る」スポーツを推進する観点から、選手と観客の一体感が感じられるような環境整備を行 うことも重要です。そして、集客力のある主要施設については、公共施設として可能な範 囲で民間資金等の新たな財源を確保する取組について検討し、スポーツ団体等への支援に 充てていくなど、スポーツの推進に繋げていくことも期待されます。  最後に、当委員会で調査研究を行いました「四日市市みんなのスポーツ応援条例」が制 定されることにより、本市において、条例案に基本政策として規定した「スポーツを通じ た健康長寿社会等の創生」「地域スポーツとトップスポーツの好循環の推進」「地域スポー ツコミッションの推進」が実現され、市民等、スポーツ関連団体、事業者及び市が連携し、 それぞれの役割を果たすことにより、本市がスポーツを通じて活力あるまちになることを 強く願い、当委員会の調査報告といたします。 ---------------------------------------------------------------------------------- 〔委員会の構成〕   委員長   樋 口 龍 馬   副委員長  荒 木 美 幸   委  員  太 田 紀 子   委  員  荻 須 智 之   委  員  加 納 康 樹   委  員  笹 岡 秀太郎   委  員  土 井 数 馬   委  員  中 川 雅 晶   委  員  早 川 新 平   委  員  日 置 記 平   委  員  三 木   隆
      委  員  森   康 哲   委  員  森 川   慎 12:            常任委員会の所管事務調査報告について  常任委員会の所管事務調査について、別紙のとおり報告します。   平成28年12月21日                     総務常任委員長     伊 藤 嗣 也                     教育民生常任委員長   山 口 智 也                     産業生活常任委員長   石 川 善 己                     都市・環境常任委員長  村 山 繁 生 四日市市議会  議長 川 村 幸 康 様 ───────────────────────────────────────── 総務常任委員会 ○共通投票所について 1.はじめに  本年6月に公職選挙法の一部を改正する法律が施行されたことにより、自治体内に居住 する有権者なら誰でも投票日当日に投票ができる共通投票所を駅周辺や商業施設などに設 置できることとなりました。この法改正は投票率向上に向けた取り組みの一つとして期待 されましたが、今夏の参議院議員通常選挙で共通投票所を設置した自治体は、全国で4自 治体(北海道函館市、青森県平川市、長野県高森町、熊本県阿蘇村)に留まっており、大 半の自治体が二重投票を防ぐシステムの構築およびセキュリティ確保の問題等により設置 を見送っています。  これを受けて、当委員会では、7月下旬に青森県平川市を訪問し、共通投票所設置の有 効性や実際の運用状況、費用面について視察を行い、また、10月6日に常磐地区市民セン ターで開催したシティミーティングにおいては、テーマを「投票率向上について」とし、 参加した住民から共通投票所の設置を含めた投票率向上に関するさまざまなご意見をいた だきました。  一方、本市としましては、投票率向上に向けて、投票所の環境整備や各種広報活動、大 学生との連携など数多くの取り組みを行っており、投票率は国政選挙、地方選挙ともに全 国平均を上回っていますが、低下傾向にあり、実効性のある対策が求められているところ であります。  そこで今回、当委員会では、共通投票所の設置をはじめ、投票率向上に向けた今後の取 り組みについてを休会中所管事務調査のテーマとして取り上げ、議論することといたしま した。 2.共通投票所について (1)共通投票所の概要   従来、投票日当日に選挙人が投票できるのは、自分の属する投票区の指定された投票  所(以下、「当日投票所」)だけであり、他の投票所では投票することができなかった  が、今回の法改正により設置が可能になった「共通投票所」は、市町村の区域内のいず  れの投票区に属する選挙人も投票ができ、駅の近くなど交通利便性の高い場所や、多く  の人が集まる商業施設などに設置することを想定している。   「共通投票所」が開設された場合には、選挙当日、選挙人は「当日投票所」か「共通  投票所」のいずれかを選択できることとなり、これらの投票所間での二重投票の防止策  を講じる必要がある。 ┌───────────┐ │共通投票所のイメージ図│ └───────────┘ (図省略) (2)第24回参議院議員通常選挙における各自治体の設置状況   平成28年7月10日執行の参議院議員通常選挙においては、4市町村が共通投票所を設  置した。  1)北海道函館市(面積677.86km2)   当日有権者数    232352人   当日投票所数    112か所   期日前投票所数   10か所(その他に4大学で1日ずつ開設)   【共通投票所】    開設場所 ・ポールスターショッピングセンターB棟1階イベントスペース前広場         ・昭和タウンプラザ ベスト電器函館店入口前広場          ※いずれも期日前投票所としても利用    投票時間 午前10時~午後8時    二重投票防止策 ・全投票所をつなぐオンラインシステムは構築せず、電話連絡に             より投票状況を確認。            ・共通投票所からは、選挙人の投票区の投票所に確認。当日投票             所からは本庁に確認。本庁は電話8台で対応。             ※共通投票所と本庁間はオンライン。  2)青森県平川市(面積345.81km2)   当日有権者数    27728人   当日投票所数    23か所   期日前投票所数   4か所   【共通投票所】    開設場所 ・イオンタウン平賀 1階催事場          ※期日前投票所としても利用    投票時間 午前9時~午後8時    二重投票防止策 ・全投票所をオンラインで結んだシステムにより名簿を対照。  3)長野県高森町(面積45.26km2)   当日有権者数    10739人   当日投票所数    8か所   期日前投票所数   2か所   【共通投票所】    開設場所 ・アピタ高森店 1階キャッシュコーナー前          ※期日前投票所としても利用    投票時間 午前9時~午後8時    二重投票防止策 ・全投票所をオンラインで結んだシステムにより名簿を対照。  4)熊本県南阿蘇村(面積137.30km2)   当日有権者数    10005人   当日投票所数    17か所    ※震災のため、H28の参院選は、全ての当日投票所を3か所の共通投票所に集約   期日前投票所数   3か所(その他に1か所を臨時開設)   【共通投票所】    開設場所 ・長陽庁舎         ・久木野庁舎         ・白水庁舎          ※いずれも期日前投票所としても利用    投票時間 午前7時~午後6時    二重投票防止策 ・3か所の投票所をオンラインで結んだシステムにより名簿を対             照。
    (参考)  第24回参議院議員通常選挙での投票率等 ┌────┬───────┬─────┬─────┬─────────────────┐ │    │       │     │     │     うち共通投票所     │ │    │当日有権者数A │投票者数B │ 投票率 ├─────┬─────┬─────┤ │    │  (人)   │ (人)  │(B/A×100)│投票者数C │ 投票率 │対全投票者│ │    │       │     │     │ (人)  │(C/A×100)│(C/B×100)│ ├────┼───────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤ │函館市 │    232,352│  122,911│  52.90%│   1,048│   0.45%│   0.85%│ ├────┼───────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤ │平川市 │    27,728│  15,533│  56.02%│   1,705│   6.15%│  10.98%│ ├────┼───────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤ │高森町 │    10,739│   7,437│  69.25%│    387│   3.60%│   5.20%│ ├────┼───────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤ │南阿蘇村│    10,005│   5,437│  54.34%│    103│   1.03%│   1.89%│ └────┴───────┴─────┴─────┴─────┴─────┴─────┘ ┌────┬───────┬─────┬─────┬─────┬─────┬─────┐ │四日市市│    254,150│  146,449│  57.62%│  ─  │  ─  │  ─  │ └────┴───────┴─────┴─────┴─────┴─────┴─────┘  国政選挙の投票率の推移 ┌────┬──────┬──────┬──────┬──────┬──────┐ │    │H22.7参院選 │H24.12衆院選│H25.7参院選 │H26.12衆院選│H28.7参院選 │ ├────┼──────┼──────┼──────┼──────┼──────┤ │函館市 │ 55.80%  │ 56.33%  │ 49.29%  │ 51.62%  │ 52.90%  │ ├────┼──────┼──────┼──────┼──────┼──────┤ │平川市 │ 52.60%  │ 55.62%  │ 45.35%  │ 43.78%  │ 56.02%  │ ├────┼──────┼──────┼──────┼──────┼──────┤ │高森町 │ 68.13%  │ 67.48%  │ 73.51%  │ 59.25%  │ 69.25%  │ ├────┼──────┼──────┼──────┼──────┼──────┤ │南阿蘇村│ 66.52%  │ 66.92%  │ 59.11%  │ 58.73%  │ 54.34%  │ ┝━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┥ │四日市市│ 57.15%  │ 55.86%  │ 54.36%  │ 53.72%  │ 57.62%  │ ├────┼──────┼──────┼──────┼──────┼──────┤ │ 全国 │ 57.92%  │ 59.32%  │ 52.61%  │ 52.66%  │ 54.70%  │ └────┴──────┴──────┴──────┴──────┴──────┘                    ※四日市市の衆院選は2区3区を合わせて算出。 3.共通投票所の設置に関する課題 (1)二重投票防止のため、投票済情報を全投票所で共有するシステムが必要。  1)情報ネットワークの構築   ・通信障害に備え、投票所と本庁をつなぐネットワーク回線は、主回線と予備回線の    2回線(有線と無線)を用意することも検討が必要。   ・有線回線を全投票所に敷設すると費用がかかる。  2)同時に多数のデータを処理できるシステム   ・基本的に期日前投票と同じ仕組みのシステムだが、同時に多数の投票所からの送受    信があるため、サーバーには十分な情報処理能力が必要。(61の当日投票所と共通    投票所からの名簿呼び出しと投票済処理を同時に行う) (2)投票済情報を共有できなくなるトラブルへの対応策が必要。   ・落雷等による停電、機器の故障   ・情報ネットワークシステムの不通   ・システムの故障   など (3)多くの選挙人が来場できる施設が必要   共通投票所は、利便性の良い施設に開設するので、選挙人の集中が予想されるため、  十分なスペースの投票所と駐車場が必要となる。   ・平川市の場合、全投票者の11%(1705人)が来場   ・本市のH28参院選の全投票者数146423人(11%は16107人)    (参考)常磐第一投票区の当日投票者数 ……… 3525人   ・衆議院議員総選挙の際には、共通投票所も2区と3区に分けて設置する必要がある。    (2区と3区に仕切って開設するため、広いスペースが必要となる。) 4.委員からの意見 ・共通投票所の実現においては、ネットワークの構築など難しい面があるが、今後も調査・ 研究を続けてほしい。また、平川市においては、移動投票所(※)も設置しており効果を 上げている。共通投票所に併せて移動投票所の設置についても検討してほしい。 ・期日前投票所が市東部に偏っているので、市西部に増設すべきと考える。 ・今夏の参議院議員選挙で共通投票所を設置した自治体の結果から、共通投票所の設置が 必ずしも投票率の向上につながっていないことが読み取れる。共通投票所の設置にあたっ ては、広報などソフト面での施策も必要となると考える。 ・平川市においては、集客力の高い商業施設に期日前投票所を設置したことが投票率の大 幅な向上に寄与したと考える。 ・高齢者対策として、山間部等に移動投票所を設置することを検討するとともに、若年層 への対策として、期日前投票所の充実が必要と考える。 ・共通投票所の設置より期日前投票所の増設のほうが費用対効果が大きいと考える。 ・1投票区当たりの選挙人数が多い地域への対応など当日投票における投票環境の整備が 必要である。  ※平川市では、山間部に設置した期日前投票所において、開設時間(例 A投票所:8:   30~10:30、B投票所:11:00~15:00)を分け、投票を受け付けた。本報告書では、   この形態の投票所を「移動投票所」としている。 5.まとめ  共通投票所の設置に向けて、最も大きな課題は、高度なセキュリティを確保した投票管 理システムの構築であり、各投票所を結ぶネットワークを構築した上で、二重投票対策を 講じた投票管理システムを導入する必要があります。さらに、万が一のシステム障害に備 えて、電話等を用いた投票済者の管理についても合わせて検討する必要があります。当委 員会が視察した青森県平川市においては、電気通信事業者の既存のネットワークを用いて 無線によるシステムを構築し、合わせて紙ベースの選挙人名簿を備え付け、電話連絡によ り投票済者の管理を行いました。平川市の約9倍の有権者がいる本市において、同様の手 法を用いるのは難しいかもしれませんが、国政選挙、地方選挙ともに投票率が減少してい る現状を鑑みると、共通投票所の設置を含めた投票環境の改善は必須と考えます。当委員 会といたしましては、今夏の参議院議員選挙において共通投票所を設置した4自治体の調 査結果や、今後の他自治体の動向を注視しながら、本市における共通投票所の設置につい て継続的に検討することを要望します。加えて、平川市が設置した移動投票所についても、 交通弱者や高齢者対策として有効と考えるため、共通投票所の設置と合わせて検討を行う よう求めます。  また、投票率の向上に向けては、期日前投票所の充実も必要と考えます。本市において は、現在4カ所の期日前投票所(市総合会館、ヘルスプラザ、市防災教育センター、中消 防署中央分署)がありますが、市東部に偏っており、市民からも市西部への新設が求めら れています。今秋の市長選挙において、期日前投票所を四日市大学で2日間設置し、今後、 消防の北部分署及び南部分署の開署後には、この2つの消防分署を期日前投票所とする予 定ではありますが、当委員会といたしましては、市内における東西格差是正のためにも市
    西部への期日前投票所のさらなる増設を求めます。  将来的に投票率を向上させていくためには、共通投票所の設置や期日前投票所の増設、 選挙人数が多い投票区の分割など、投票の受け皿の拡大を進めるとともに、移動投票所の ように、投票所自らが有権者のいる場所に赴くという能動的な発想が求められます。これ らを実現するためにはいずれも入念な調査研究が必要であり、かつ相応の資本投下が必要 となりますが、民主主義の根幹である選挙をより民意が反映するものにするため、投票率 の向上に向けて、執行部として最善を尽くすよう強く要望し、当委員会の報告といたしま す。 ----------------------------------------------------------------------------------  〔委員会の構成〕    委員長   伊 藤 嗣 也    副委員長  藤 田 真 信    委  員  笹 岡 秀太郎    委  員  中 川 雅 晶    委  員  早 川 新 平    委  員  日 置 記 平    委  員  平 野 貴 之 ───────────────────────────────────────── 教育民生常任委員会 ○学校規模等適正化・教育環境課題について 1.はじめに  全国的な少子化の傾向により、本市においても児童生徒数の減少が続いており、学校の 小規模化への適切な対応が必要となっています。一方、市街化農地の宅地化、工場跡等の 宅地への再開発などにより児童生徒数が急激に増加している地域においては、これに対応 するため、施設等の課題に迅速に対応する必要が出てきています。  このような中、平成27年度には、大矢知興譲小学校区について、大矢知地区の教育環境 課題に加え、朝明中学校の施設課題を解決するため、朝明中学校の移転建替を市の方針と して位置付けることが示されました。しかし、朝明中学校の移転建替に当たっては、校区 の一つである八郷地区から反対の声が聞かれています。  また、教育環境課題調査検討事業においては、当校区のほかに、4校区が検討対象校区 として抽出されており、他の校区も並行して課題解決に向けた取り組みが行われるべきで あること、かつ、全市的な学校規模の適正化が図られるべきであることから、市議会では、 平成28年度当初予算(教育環境課題解決方策策定事業)を認めるに当たり、 ・当該予算の執行に当たり、八郷地区住民への説明・協議を先行させるとともに、八郷地  区及び事業の影響が及ぶ関係地域の理解を得ながら進めること ・当事業の実施と並行して学校規模の全市的な適正化に向けた取り組みを具体的に確実に  進めること ・当事業の実施と並行して、学校規模等適正化計画平成27年度改訂版における5校の検討  対象校並びに平成27年度教育環境課題調査検討事業における検討対象校区のうち大矢  知興譲小学校区以外の4校区の課題解決策を具体的に早急に進めること という附帯決議を付したところであります。  こうした背景を受け、当委員会としては、全市的な学校規模適正化及び教育環境課題の 解決に向け、教育委員会として現在どのような取り組みを行っているのか、また、今後ど のような方向性で検討を進めていくのかを確認すべく、学校規模等適正化・教育環境課題 について、所管事務調査として取り扱い議論することとしました。なお、調査に当たって は、現在の朝明中学校の移転建替に係る取り組みの進捗状況についても報告を受けた次第 であります。 2.学校規模等適正化・教育環境課題について (1)本市の学校規模・配置とその課題について  1)規模の現状と課題   全国的な少子化の傾向により、児童生徒数の減少が続いている。今後さらに児童生徒  数は減少し、学校の小規模化への適切な対応が必要となってくる。   一方、市内の一部の地域においては、市街化農地の宅地化、工場跡等の宅地への再開  発などにより児童生徒数が増加し、学校が大規模化している。大規模な開発によって児  童生徒数は急激に増加するため、施設等の課題に迅速に対応する必要がある。   本市の児童・生徒数は、昭和60年前後にピークを迎え、その後減少しているが、学校  数は、ほぼピーク時のままとなっている。  2)配置の現状と課題   宅地開発により、従来農地や山林等であった場所に住宅地が形成され、結果として学  校配置が偏る(通学距離が遠い)。隣接する校区の学校の位置によっては、本来校より  隣接校が近いことがあり、学区外通学が増加する要因となっている。   また、従来校区の中心に配置されていた学校が、校区の分離により偏った配置となっ  た場合、過去の児童生徒数の増加により校区が分離されたことで、結果として従来の学  校が偏った配置となってしまっている。   さらに、大規模な住宅団地が開発による児童生徒数の増加に対応するため、当該住宅  団地を校区として学校を設置したため、校区の形状に偏りがあり、本来校より隣接校が  近い場合に、学区外通学が増加する要因となっている。 (2)四日市市学校規模等適正化計画について  1)趣旨   少子化がもたらす学校の規模、配置、施設の課題の解決に向けて、今日の学校におけ  る学習環境を踏まえた適正な学校規模や学校配置のあり方について、基本的な考え方を  とりまとめるとともに、それに基づいた学校規模等の適正化に向けた方針を示したもの。   ○教育環境課題調査検討事業(平成26~27年度実施)との関係性    教育環境課題調査検討事業では、人口増減が顕著な地域や学区外通学など、将来児   童・生徒数の推計を行うにあたり考慮すべき要因の存する地域の洗い出しを行うとと   もに、その要因の分析及び教育環境課題等を整理し、課題解決に向けた方策について   検討を行った。この成果は、学校規模等適正化計画を補完するものとして反映し、検   討対象校区について、より多面的な取り組みを進めていく。  2)本市における適正規模・適正配置基準について   ◆最適学級規模  1学級21~35人   ◆許容学級規模  1学級16~20人(1学年2学級以上)   ◆適正規模基準(許容規模+最適規模)    学級数    小学校9学級~27学級 中学校8学級~20学級    児童生徒数  小学校159人~945人 中学校128人~700人   ◆適正規模検討対象基準    学級数   小学校8学級以下、28学級以上 中学校7学級以下、21学級以上    児童生徒数 小学校188人以下、946人以上 中学校167人以下、701人以上   ◆適正配置基準    通学時間   小学校30分以内   中学校40分以内    通学距離   小学校2km以内 (許容2.5km以内)    中学校3km以内 (許容3.5km以内)  ・今後10年間の児童生徒数推計から各学校の適正状況を5段階判定(A~E)  ┌──────────┬───────────┬────────┬──────────┐  │    児童・生徒数│適正児童・生徒数基準の│適正児童・生徒数│適正児童・生徒数基準│  │          │ 下限を下回る規模  │ 基準範囲内  │の上限を上回る規模 │  │学級数       │           │        │          │  ├──────────┼───────────┼────────┼──────────┤  │適正学級数基準の下限│     ▼     │   ▽    │          │  │  を下回る規模  │           │        │          │
     ├──────────┼───────────┼────────┼──────────┤  │適正学級数基準範囲内│     ▽     │   ○    │    △     │  ├──────────┼───────────┼────────┼──────────┤  │適正学級数基準の上限│           │   △    │    ▲     │  │  を上回る規模  │           │        │          │  └──────────┴───────────┴────────┴──────────┘  ○ :児童・生徒数、学級数ともに基準内  ▽△:児童・生徒数、学級数のどちらかが基準外  ▼▲:児童・生徒数、学級数ともに基準外  ┌───┬─────────────────────────────────┐  │A判定│  すべての年度で評価が「○」の学校               │  ├───┼─────────────────────────────────┤  │B判定│  「△または▽」の評価の年度があるものの「▲または▼」の評価はな│  │   │  い学校                            │  ├───┼─────────────────────────────────┤  │C判定│  「▲または▼」の評価の年度が4年以下の学校          │  ├───┼─────────────────────────────────┤  │D判定│  「▲または▼」の評価の年度が5年以上の学校          │  ├───┼─────────────────────────────────┤  │E判定│  すべての年度で評価が「▲または▼」の学校           │  └───┴─────────────────────────────────┘  3)学校規模の評価及び適正状況判定と対応策  ○小学校の適正状況                     ○中学校の適正状況判定  ┌────────┬─┬─┬────┬────────┐  ┌────────┬────────┐  │A判定(27校) │ │20│大矢知 │B判定(7校)  │  │A判定(12校) │B判定(7校)  │  │        │ │ │興譲小 │        │  │        │        │  │ ┌─┬────┤ ├─┼────┤ ┌─┬────┤  │ ┌─┬────┤ ┌─┬────┤  │ │1 │中部西小│ │21│八郷小 │ │5 │塩浜小 │  │ │1 │中部中 │ │3 │港中  │  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ │2 │浜田小 │ │22│下野小 │ │14│河原田小│  │ │6 │富田中 │ │7 │富洲原中│  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ │4 │海蔵小 │ │23│保々小 │ │16│神前小 │  │ │8 │笹川中 │ │13│保々中 │  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ │6 │富田小 │ │26│泊山小 │ │24│水沢小 │  │ │9 │南中  │ │14│常磐中 │  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ │7 │富洲原小│ │28│常磐西小│ │25│高花平小│  │ │10│三滝中 │ │15│西陵中 │  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ │8 │羽津小 │ │29│笹川西小│ │27│笹川東小│  │ │11│大池中 │ │16│西笹川中│  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ │9 │常磐小 │ │30│三重西小│ │34│八郷西小│  │ │12│朝明中 │ │17│三重平中│  │ ├─┼────┤ ├─┼────┼─┴─┴────┤  │ ├─┼────┼─┴─┴────┤  │ │10│日永小 │ │31│大谷台小│C判定(1校)  │  │ │18│羽津中 │C判定(1校)  │  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤ ┌─┬────┤  │ ├─┼────┤ ┌─┬────┤  │ │11│四郷小 │ │32│桜台小 │ │37│中央小 │  │ │19│西朝明中│ │5 │山手中 │  │ ├─┼────┤ ├─┼────┼─┴─┴────┤  │ ├─┼────┼─┴─┴────┤  │ │12│内部小 │ │35│羽津北小│D判定(3校)  │  │ │20│桜中  │D判定(0校)  │  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤ ┌─┬────┤  │ ├─┼────┼────────┤  │ │15│川島小 │ │36│内部東小│ │3 │橋北小 │  │ │21│内部中 │E判定(2校)  │  │ ├─┼────┤ ├─┼────┤ ├─┼────┤  │ ├─┼────┤ ┌─┬────┤  │ │17│桜小  │ │38│楠小  │ │13│小山田小│  │ │22│楠中  │ │2 │橋北中 │  │ ├─┼────┼─┴─┴────┤ ├─┼────┤  └─┴─┴────┤ ├─┼────┤  │ │18│県小  │        │ │33│三重北 │           │ │4 │塩浜中 │  │ ├─┼────┤        ├─┴─┴────┤           └─┴─┴────┘  │ │19│三重小 │        │E判定(0校)  │  └─┴─┴────┘        └────────┘   A判定からE判定までの5段階のうち、今後の対応策を講じる「検討対象校」と位置  付けるのは、D判定、E判定となった学校とし、次のような対応策を講じることとして  いる。 ┌…………………………………………………………………………………………………┐ : 【D・E判定となった学校への対応策】                  : : ・小学校、中学校の適正配置(統合)に関するパンフレットを作成し、配布す : :  る。                                 : : ・保護者への小学校、中学校の適正配置(統合)についての啓発を行っていく。: : ・通学区域において、学校の活性化や統合などについて話し合いを行う任意組 : :  織として「(仮称)○○学校学校規模等の適正化にかかる課題検討会議」の : :  設置を進めていく。                          : : ・PTA役員や学校づくり協力者会議等の話し合いを進めていく。      : : ・有識者の判断を仰ぐ組織を立ち上げていく。               : : ・連合自治会や各種団体等との話し合いを進めていく。           : : ※なお、E判定となった学校については、適正な学校規模の確保に向けた具体 : :  的な対応策を講じるため、学校関係者、地区関係者等との検討を進め、学校 : :  規模の改善方針を明示していく。                    : └…………………………………………………………………………………………………┘  4)全市的な適正化に向けた取り組み  A.小学校の適正化の考え方   小学校においては、通学距離や通学路の安全確保の必要性、地域住民との連携や結び  つきの強さを考慮し、行政区との整合性の要請が高いことを踏まえれば、小規模校であ  っても、現状のまま存続させることが望ましい場合も想定される。その際、児童生徒の  保護者や就学前の子供の保護者、地域住民への十分な説明と理解を得た上で存続を決定  することが必要であるとともに、小規模校のデメリットを最小化し、メリットを最大化  させる施策を講じることによって、学習環境の確保を図る必要がある。   また、「地域とともにある学校」の観点から、中学校までを見据えた今後のあり方に  ついて、地域とともに議論していく必要がある。  B.中学校の適正化の考え方   中学校においては、検討対象校として抽出された中学校の適正化について、当該中学  校の地理的特性、歴史的経緯を考慮し、当該中学校区の周辺校も含めた広域的な視点か  ら、配置や規模などの適正化を検討する必要がある。   その上で、対応する小学校区の状況や学区外通学等の状況も踏まえ、地域の実情に応  じた将来的な中学校の適正化について検討していく。  C.義務教育学校について   新たな学校の種類として制度化される「義務教育学校」の検討については、本市で行  っている「学びの一体化」の取り組みを踏まえ、より効果的な小中一貫教育を見据える  とともに、学校関係者や保護者、地域関係者との十分な情報共有が必要。 (3)第1回及び第2回学校規模等適正化検討会議における主な意見について  1)第1回(平成28年8月10日開催)   議題:四日市市小中学校の規模及び配置の現状について
         これまでの本市の取り組みと検討経過  【主な意見】   ○学校関係者   ・小規模化が進むと教員やPTAの負担は増えるが、工夫で解決できる。しかし、子    どもにとって、クラス替えができないことは大きな課題である。   ・小規模校では、生徒会や委員会活動などで一人一人の活躍の場が多いことがメリッ    トであるが、部活動で顕著にデメリットが生じる。本市は、部活動への配慮から隣    接校への通学が認められており、小規模化に拍車がかかる。   ・学校にとって、適正な規模の確保は大切である。地域コミュニティの中での学校の    位置づけと学校の適正規模と、どちらが重要であるのか考えていきたい。   ○PTA関係者   ・子どもが安全に通えるような学区をきちんと整理することが一番の解決策である。    学区が決まれば保護者はそれに従う。   ・そもそも学校は子どもの教育の場であり、そのための適正化であると思う。本会議    の検討事項では、子どもたちが置き去りで地域がメインになっているのではないか。    どちらを向いて話していくべきなのか。大前提として子どもの教育があるというこ    とでよいか。   ○地域関係者   ・地域コミュニティとのかかわりを考えるならば、小と中とを分けて考えるべき。小    学校は地域の歴史・文化、方言、習慣などを地域とともに学習していく。中学校は    部活動や学習など、大きな人数の中で競争して力をつけなければならない。せめて    小学校だけは、地域コミュニティとのつながりを大切にしてほしい。   ・自治会としては、学校はまちづくりの中心的な存在であると思う。子どもたちにと    っては勉強する場であるが、彼らが育ち、やがて地域コミュニティに帰って来る。    子どもを見守るのは地域。学校は、まちづくりの中の一つの存在であるとの認識で    議論することが必要。   ○学識経験者   ・地域コミュニティの論理と子どもの教育と、どちらを向くのかという意見は大切な    視点である。すべてを踏まえて方向性を決めることは不可能であり、意見がぶつか    った場合、どのように優先順位を付けるのか、どの価値が大切であるのかを明確に    していくことが、この問題を解決する手段である。   ・都市計画担当部署の職員がこの場に参画してほしい。都市計画の現状を踏まえなけ    れば、数年後を見据えた議論ができない。   ・これまでの経緯の中で、過去の経験や議論、対立した意見をどのように調整したの    か。過去の事例から学びたい。  2)第2回(平成28年10月13日開催)   議題:学校規模等適正化にかかる全国的な現状や国の考え方      四日市ならではの教育、地域とのつながりについて  【主な意見】   ○学校関係者   ・適正化については市の方針があるので、各学校区で話し合いをするのではなく、市    の行政措置として行っていただきたい。対象の校区だけでなく、定期的に人口動態    を把握し、市全体で見直しをしてほしい。   ・若ければ若いほど、環境に順応するのは早い。統合も子どもたちは順応するのが早    いと思われる。個別に対応すべき子どもに対するきめ細かいケアをすることが必要。   ○PTA関係者   ・統合を考える上では、該当地区だけでなく周辺の学校区を含めて一緒に考えていく    べき。   ・人口が増えたから学校を増やす、減ったからどうしようという場当り的な対応では    いけない。   ・統合のような大きい話は、当事者に任せるのではなく、教委がある程度のリーダー    シップをとってほしい。   ○地域関係者   ・市行政として、地区割や行政区の見直しを行い、その先に学校の配置があるもので    ある。   ・市行政が中心となり、跡地問題等も含めて考えていくべき。市として横断的に議論    する場をつくっていかないといけない。   ○学識経験者   ・統廃合の経緯にも色々なパターンがある。あくまでも個別事例によるものが多い。   ・統廃合を経験させることによる影響について、どのように見ていくか、今までの成    果はどうだったのかをまとめていくべきである。   ・経済的な合理性、費用対効果に対する説明も行政としては必要。教育、コミュニテ    ィ、経済の話にどのように折り合いをつけるのかがポイントである。   ・基準を決めればうまくいくわけではなく、そこに住む人の感情や歴史的な背景など    も考慮する必要がある。 3.朝明中学校移転建替基本構想について (1)大矢知地区の教育環境課題   大矢知地区においては、人口約2万人の地区でありながら中学校が立地していないた  めに、地区の中学生が地区外の4つの中学校に通学しており、その結果として地区コミ  ュニティの一体感やまちづくり、地域づくり活動における地域の団結力を弱める要因と  なっている。   また、大矢知地区の多数の生徒が通う朝明中学校は、地区から遠いために、9割を超  える生徒が長い通学距離を自転車で通っており、生徒の負担は重く交通安全面でも課題  が多い。   さらに、朝明中学校や大矢知興譲小学校では、児童生徒数の増加による学校施設の不  足が生じている。大矢知地区においては、現在、宅地開発の動向が顕著であり、特に0  歳~2歳児の増加が著しく、将来的に児童生徒数はさらに増加することが見込まれる。  1)朝明中学校の配置の課題   現在の朝明中学校は校区の西の端に立地しているため、全校生徒の約8割が自転車通  学となっている。遠距離通学の生徒が多く、通学における負担は大きい。また、交通安  全面からも、車両の往来が多い通学路においては、登下校時の自転車と自動車の接触事  故などが発生している。  2)朝明中学校の施設課題  【施設不足の課題】   朝明中学校では、これまでも生徒数の増加に対応するため、特別教室を普通教室に転  用したほか、プレハブ増築により特別教室の確保を図ってきているものの、現状におい  ても少人数教育のための普通教室や、音楽室や美術室などの特別教室が不足しているほ  か、体育館や武道場についても、部活動等に十分なスペースが確保できていない。   朝明中学校に通学する生徒数は、今後10年間は概ね550~600人程度で推移すると見  られるが、大矢知興譲小学校の児童数増の影響を踏まえると、その後600人を超える生  徒数となることが予想され、施設不足はさらに深刻になると考えられる。  【校内の段差や生徒の安全面の課題】   校舎と体育館や特別教室棟、グランドなどとの高低差が大きく、スロープ等が設置で  きないため車いす等での移動が難しい。教職員や来賓用の駐車場へは昇降口を通過しな  くてはならず、生徒の安全確保の面からも課題がある。  3)大矢知興譲小学校の施設課題   大矢知興譲小学校は、児童数700人を超える大規模校であり、これまでも、南校舎3  階の増設やプレハブ増築により普通教室や特別教室の確保を図ってきているが、南校舎  3階の増設部分に配置した教室の一部は日照条件が悪いため、昼間に蛍光灯をつけて照  度を確保している。また、校地面積が15345m2と狭いため、校地外に体育館(昭和58
     年度)、プール(昭和55年度)を設置している。そのため、体育館へは階段式の渡り廊  下を利用する必要があるほか、プールと校舎の敷地が離れているなど、円滑な学校運営  に支障をきたすような施設面での課題がある。   大矢知興譲小学校区においては、平成28年度現在も宅地開発の動向が著しく、特に0  歳~2歳児の増加が顕著であり、将来的には児童数は900人を超えると予測されている。 (2)朝明中学校立地場所決定までの流れ   次頁を参照。  <朝明中学校移転建替基本構想>   立地場所決定までの流れ(比較検討候補地と比較の手順) (図省略) 4.委員からの主な意見 <学校規模等適正化・教育環境課題について> ・学校規模等適正化検討会でのこれまでの議論を見れば、適正化への対応や課題について、 主に中学校に焦点が当たっていると感じるが、より地域住民との結びつきの強い小学校にお いて、学校区が行政区をまたいでいる例が複数あり、地域コミュニティの連携に支障の出る 恐れがある。小学校の適正化がより喫緊の課題ではないか。 ・適正状況において、E判定は中学校2校であるが、橋北小学校においては統廃合を行って もなおD判定となっている。いじめがあってもクラス替えのできない状況も考えられること から、適正化の検討に当たっては、小学校も含めて議論すべきである。 ・大矢知興譲小学校視察の際に、余裕教室がないためにやむをえずティーム・ティーチング で少人数授業に対応しているとの話があったが、少人数授業が有効であるならば、各学校・ 各学年における余裕教室を使用した少人数授業の実施状況について、調査、把握すべきであ ると考える。 ・現在、少人数授業については、余裕教室を使用したものとティーム・ティーチングの2種 類があるとのことだが、この2種類で教育的格差があってはならないと考える。それぞれの 学習環境で、同等の効果が得られるのか分析してほしい。 ・学校規模等適正化検討会での議論においては、課題校について、地区を超えた適正化のあ り方を検討したいとのことであるが、大きく児童生徒数が減少する中、学校の数は減ってお らず、将来的な学校の再配置を見据えた議論をしてほしいということが附帯決議の趣旨であ り、個別の対応を求めるものではない。新年度以降も検討会を続けるのであれば、将来を見 据えた議論をしてほしい。 ・学校規模等適正化については、まずE判定校である橋北中学校、塩浜中学校について適正 化の方策を検討したその先に、市全体の適正配置を検討していくとのことである。スピード 感を持って取り組む必要はあるものの、一定の成功例を作って、そのノウハウを用いて全市 的な課題解決を図るという手法は有効であると考える。 <朝明中学校移転建替基本構想について> ・当構想については、現段階でも八郷地区の住民の理解が得られている状況ではなく、八郷 地区と大矢知地区が直接協議する場も設けられておらず、基本構想の策定が性急ではないか と感じている。朝明中学校区や大矢知興譲小学校区と同様の課題を持つ学校区は多くあると いう認識に立って、地域住民により丁寧な説明を行い、理解を求めてほしい。 ・朝明中学校が観音山付近に移転した場合、将来的に松寺や蒔田の児童が、朝明中学校を選 択することも予想される。こうした場合、クラブ活動ができなくなるなど、小規模校である 富洲原中学校への影響が懸念されるため、どのように対応するか富洲原地区も含めて検討す る必要があると考える。 ・移転建替え及び現在地での改築について、比較検討を行うのはよいが、朝明中学校移転の 建替えは、朝明中学校区の課題だけでなく、大矢知興譲小学校区の課題をも解決しようとす るものである。このため、現在地での改築の場合は、単にその経費を示すのみではなく、大 矢知興譲小学校の改修にどれほど経費がかかるのか、併せて示すことがより公平であると考 える。 5.まとめ  これまでも、全市的な学校規模等適正化のあり方については議会でも様々な議論がなされ、 四日市市学校規模等適正化計画においても、全市的な適正化に向けた取り組みは謳われてい るところであります。しかし、適正化に向けた全市的な取り組みの方向性について、議論の 途上にある中、まずは大矢知地区の教育環境課題・朝明中学校の施設課題を解決するため、 朝明中学校移転建替を行うという方針が示されたことに違和感を覚える声もあります。  このような状況において、平成28年度当初予算を認めるに当たって、市議会としては先 述の附帯決議を付したところであり、これを受けて全市的な学校規模等適正化に向けた取り 組みを進めるべく、四日市市学校規模等適正化検討会議がこれまで2回にわたって開催され、 議論が進められています。また、平成27年度決算審査においては、平成26年度の教育環境 課題調査検討事業において抽出された検討対象校区のうち、笹川東小学校区・笹川西小学校 区や羽津中学校区については、課題解決に向けた具体的な取り組みが進められていることも 確認しております。さらには、学校規模等適正化検討会議において、全市的な学校規模等の 適正化に向けた具体的な取り組みの方向性について議論されていると同時に、過小規模であ るために学校規模等適正化計画においてD・E判定となっている学校に対しては、小規模で あることのデメリットを緩和するための取り組みが進められていることも確認いたしました。  しかしながら、少子化による児童生徒数の減少が現に進む中、全市的な学校配置を見直す ことは喫緊の課題であり、より迅速な取り組みが必要と考えます。  一方で、校区内の宅地開発の増加に伴い大規模化する学校の施設面での課題も生じていま す。市内には、生徒数に対して普通教室数が不足しているために中学校1年生の30人学級が 実施できていない中学校もあるほか、少人数授業を行うための教室が不足しているためにテ ィーム・ティーチングによって子供たちの教育環境の確保を図っている学校もあることから、 児童生徒にとってどのような環境が望ましいかを念頭に、取り組みを進めるべきと考えます。  教育委員会からは、現在開催している学校規模等適正化検討会議について、平成29年度以 降も継続したいとの意向が示されました。今後、全市的な学校の適正配置に向けて前進して いくことが期待されます。本年度の取り組みを契機に、全市的な適正化に向けた動きをより 加速化させていくことを求め、当委員会の調査報告といたします。 ----------------------------------------------------------------------------------  〔委員会の構成〕    委員長   山 口 智 也    副委員長  三 木   隆    委  員  土 井 数 馬    委  員  豊 田 祥 司    委  員  豊 田 政 典    委  員  樋 口 博 己    委  員  樋 口 龍 馬    委  員  森   康 哲    委  員  森 川   慎 ───────────────────────────────────────── 産業生活常任委員会 ○地域活動費(館長権限予算)について 1.はじめに  地域活動費(館長権限予算)は、地域の特色ある活動に対して、地区市民センター館長の 権限で執行できる予算を配分し、迅速に事業を執行することで地域活動の活性化を促進しよ うとするものであり、平成26年度に8地区にて試験的に、平成27年度より全地区にて事業 が実施されています。  平成28年8月定例月議会決算常任委員会産業生活分科会において、各地区での支出内容 が示されていなかったため資料請求を行い、時間をかけて全地区の事業内容について詳細な
    審査を行ったところ、対象となる事業が不明確であることや地元団体への包括的な業務委託 に対する妥当性及びその支出内容について多数の指摘があり、執行部に対して改善を求めま した。  そこで、今後の運用の考え方について、改めて確認すべく、所管事務調査を行いました。 2.地域活動費(館長権限予算)の概要について (1)目的   地域の特色ある活動に対して、迅速に事業を執行し、地域活動の活性化を促進するため  に、地区市民センター館長の権限で使える予算を全24地区市民センターに配分して執行  する。 (2)対象事業   地域おこし・地域の特色を高めるものや、福祉、環境、子育てなどの地域課題に即応し  て効果的に対応する地域公益性に資するもので、地域合意が得られているソフト事業。 (3)配分額   1地区市民センターあたり1500千円以内 (4)実施経緯等   平成26年度 モデル地区8地区 決算額 6847711円   平成27年度 全24地区     決算額 27448427円   平成28年度 全24地区     予算額 36000000円 (5)平成28年度事業実施スケジュール   平成28年5月6日 館長による企画提案説明(第1回目12地区)       5月20日      〃     (第2回目12地区)       6月23日 産業生活常任委員会にて事業概要報告            各地区において事業実施       12月下旬 事業中間報告会   平成29年3月下旬 事業実績報告会             ※外部評価委員(予定)              ・大学教授              ・地域活動経験者 3.平成27年度実施事業及び平成28年度実施予定事業について (1)平成27年度実施事業  1)地域の魅力発信・観光の推進:9地区市民センター 11項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │        目標及び実績         │ │センター名│              │            │        (実績/目標)        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 羽津  │来訪者おもてなし及び地域交 │まち歩きマップの作成・活│まち歩きマップ作成数 40,000部        │ │     │流事業           │用           │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │─伝統文化が息づく日永─  │            │                       │ │ 日永  │東海道の新たな魅力づくり事 │ふれあいマップの作成  │ふれあいマップ作成数 3,000部         │ │     │業             │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 四郷  │きずなつなぐ四郷2015    │住民による豊富な地域資源│四郷ウォーキング等の参加者数 305/300人   │ │     │              │の魅力の共有(四郷地域)│                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 内部  │次世代へ~歴史・自然・暮ら │ふるさとマップの作成  │ふるさと探訪マップ作成数 15,000部      │ │     │しをつなぐまち~事業    │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・地域再発見まち歩きツアー参加者数      │ │ 塩浜  │塩浜地区ふるさと創生事業  │地域の魅力再発見・ふるさ│ 47/80人(一般)              │ │     │              │と情報発信       │・写真で見る「しおはま」参加者数       │ │     │              │            │ 300/300人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・県地区のfacebook pageへのいいね数      │ │     │              │地域の情報発信・交流の環│ 94/140(行事内容を見た人は最大417人)   │ │     │              │境づくり        │・地域課題解決のためデザイン         │ │     │              │            │ 6/6テーマ                │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │  県  │「あがたの課題をみんなで解 │            │・オープンガーデン、初めの一歩        │ │     │決」作戦          │地域の課題の解決策を考え│ 参加者数 31人               │ │     │              │る           │・花づくり、庭づくり、まちづくり       │ │     │              │            │ 参加者数 39人               │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │地域の課題の解決策を考え│慶應義塾大学との域学連携事業開催(3/8~10)  │ │     │              │る           │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │郷土愛を育み、世代を超えて │            │                       │ │ 八郷  │ふれあい、絆を深めるまちづ │地域資源の利活用    │散策・サイクリングマップの看板設置 6か所  │ │     │くり事業          │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・標柱・案内看板制作、設置          │ │     │              │            │ 5/6カ所                 │ │ 水沢  │史跡・名勝・自然を活かした │水沢の「見える化」の推進│・地区紹介DVD制作             │ │     │まちづくり事業       │            │ 1/1本                  │ │     │              │            │・その他活動(講習会、保全活動)       │ │     │              │            │ 5/3回                  │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │みんなでつくる うるおいの │地域資源の利活用に向けた│・まちづくり構想概要版作成 5,000冊      │ │  楠  │まち・楠(「楠地区まちづく │取り組み        │・まち歩きマップ作成 5,000部         │ │     │り」構想から        │            │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  2)地域交流:8地区市民センター 10項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │        目標及び実績         │ │センター名│              │            │        (実績/目標)        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 羽津  │来訪者おもてなし及び地域交 │スタンプラリーの実施  │スタンプラリー参加者数            │ │     │流事業           │            │ 204/200人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 常磐  │地域ふれあい推進事業    │地産物を通じた世代間交流│常磐まつり参加者の満足度           │ │     │              │            │ 100/80%                  │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │地域のゆるキャラの活用に│ささまる登場イベントの参加者数        │ │     │              │よる絆づくり(笹川地区)│ 3,592/2,000人               │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │ 四郷  │きずなつなぐ四郷2015    │ひきこもり住民の社会参加│「地域包括ケアシステム」の勉強会、「ライフサ │ │     │              │促進(笹川地区)    │ポート三重西」への視察            │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │ひきこもりの解消による地│ひきこもり支援講演会参加者数         │
    │     │              │域活性化(四郷地区連合)│ 67/100人                  │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 三重  │もっと住み続けたくなるまち │ふれあいまち歩き三重西事│まち歩き参加者数               │ │     │づくり           │業           │ 130/200人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │「あがたの課題をみんなで解 │地域の課題の解決策を考え│・小学生のプチキャンプ  参加者数 20人   │ │  県  │決」作戦          │る           │・「あがたであそぼうさい」参加者数      │ │     │              │            │ 小中学生100人、保護者等 50人        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・大矢知地区各プロジェクトへの参加人数及び講 │ │     │              │            │座、体験学習の参加者数            │ │     │              │            │ 784/1,000人                │ │ 大矢知 │歴史・文化等を生かしたまち │身近な交流の場づくりのプ│(うち当事業分 217人)            │ │     │づくり           │ロジェクト       │・プロジェクトボランティア数         │ │     │              │            │ 80/80人                  │ │     │              │            │(うち当事業分 12人)            │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・地区イベント参加者数            │ │     │ささえ愛のまち 河原田   │            │ 592/500人                 │ │ 河原田 │~伝えよう伝統を・楽しもう │楽しもう 竹林の里・みか│(うち当事業分 67人)            │ │     │自然に・ふれ合おう ささえ │ん山          │・地区イベントスタッフ参加者数        │ │     │愛のまちで!!        │            │ 242/100人                 │ │     │              │            │(うち当事業分 53人)            │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │みんなでつくる うるおいの │地域資源を活用した住民交│まち歩き参加者数               │ │  楠  │まち・楠(「楠地区まちづく │流           │ 49/30人                  │ │     │り」構想から        │            │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  3)文化資源活用:12地区市民センター 15項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │        目標及び実績         │ │センター名│              │            │        (実績/目標)        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 富洲原 │富田一色けんか祭り継承・啓 │伝統行事の普及啓発   │けんかまつり参加者数             │ │     │発事業           │            │ 1,000/1,000人               │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │地域活動参加者数               │ │ 富田  │伝統文化を活かしたまちづく │文化財の保存・継承、情報│ 15,000/20,000人              │ │     │り事業           │発信          │(夏祭り7,500人、シンポジウム170人、ふれあい │ │     │              │            │マップ配布7,330人)              │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・郷土文化啓発回数              │ │     │              │地域伝統行事の普及啓発 │ 4/3回                  │ │     │              │            │・参加者                   │ │     │─伝統文化が息づく日永─  │            │ 300/300人                 │ │ 日永  │東海道の新たな魅力づくり事 ├────────────┼───────────────────────┤ │     │業             │地域の史跡、伝統行事の啓│啓発リーフレット作成 10,000部        │ │     │              │発           │                       │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │地域史の学習      │歴史講座参加者数               │ │     │              │            │ 70/50人                  │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・「マップ」や「うつべの歌」を活用した地域学 │ │     │              │            │習等の実施校園数               │ │     │              │            │ 5/5校園                 │ │ 内部  │次世代へ~歴史・自然・暮ら │新たな郷土芸能の創生  │・内部音頭普及講座の実施自治会数       │ │     │しをつなぐまち~事業    │            │ 0/8自治会                │ │     │              │            │※平成28年度に盆踊りで8自治会及び秋祭りで1 │ │     │              │            │自治会実施し、合計9自治会で普及講座を実施し │ │     │              │            │た                      │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・地区行事等での披露・住民交流 790人     │ │ 塩浜  │塩浜地区ふるさと創生事業  │伝統行事の振興及び再興 │・獅子舞体験教室 66人            │ │     │              │            │・地区行事等での披露 180回          │ │     │              │            │・塩浜音頭CDの制作 50枚           │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 三重  │もっと住み続けたくなるまち │郷土資料館活性化事業  │郷土資料館来館者数              │ │     │づくり           │            │ 240/300人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │「あがたの課題をみんなで解 │地域の課題の解決策を考え│・あがた音頭復活記念コンサート        │ │  県  │決」作戦          │る           │ 参加者数 60人               │ │     │              │            │・県地区歴史講座参加者数 91人        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │郷土愛を育み、世代を超えて │            │出前講座実施回数               │ │ 八郷  │ふれあい、絆を深めるまちづ │地域の歴史文化の継承  │ 2/4回                  │ │     │くり事業          │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・大矢知地区各プロジェクトへの参加人数及び講 │ │     │              │            │座、体験学習の参加者数            │ │     │歴史・文化等を生かしたまち │歴史・文化の継承プロジェ│ 784/1000人                 │ │ 大矢知 │づくり           │クト          │(うち当事業分 126人)            │ │     │              │            │・プロジェクトボランティア数         │ │     │              │            │ 80/80人                  │ │     │              │            │(うち当事業分 18人)            │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・イベント参加者数              │ │     │              │            │ 592/500人                 │ │     │              │伝えていこう「河原田の歴│(うち当事業分 525人)            │ │     │ささえ愛のまち 河原田   │史と文化」       │・スタッフ参加者数              │ │ 河原田 │~伝えよう伝統を・楽しもう │            │ 242/100人                 │ │     │自然に・ふれ合おう ささえ │            │(うち当事業分 189人)            │ │     │愛のまちで!!        ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・「郷土史」河原田版復刻 2,500部       │ │     │              │河原田地区の歴史学習  │・歴史学習講座開催 座学3回、視察1回     │ │     │              │            │・郷土の歴史マップ発行 2,500部        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・資料(古い道具類)調査件数         │ │ 保々  │先人の知恵に学ぶまちづくり │地域に伝わる伝統・文化資│ 115/100件                 │ │     │推進事業          │源の継承保存      │・教育・普及事業参加者            │
    │     │              │            │ 178/100人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │みんなでつくる うるおいの │地域で取り組む歴史・文化│歴史・文化講演会等参加者           │ │  楠  │まち・楠(「楠地区まちづく │の継承         │ 61/50人                  │ │     │り」構想から        │            │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  4)高齢者福祉:9地区市民センター 9項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │        目標及び実績         │ │センター名│              │            │        (実績/目標)        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 四郷  │きずなつなぐ四郷2015    │高齢者の生活支援(高花 │土鍋炊き出し、実技講習参加者数        │ │     │              │平・小林町)      │ 359/450人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 小山田 │高齢者のふれあい支え合い事 │高齢者ささえ合いのまちづ│お出かけバスツアー参加者数          │ │     │業             │くり          │ 170/172人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │まちづくり構想をすすめるた │            │認知症サポーター養成講座参加者数       │ │ 川島  │めの人材発掘・育成、ネット │高齢者を見守るまちづくり│川島小学校5年生 144人、三滝中学校2年生166  │ │     │ワーク推進事業~認知症サ  │            │人、地域50人                 │ │     │ポーター養成をとおして   │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・地域住民のバス周知度            │ │     │              │            │ 高齢者(仙寿会会員)への周知及び神前地区同 │ │ 神前  │バスを利用した高齢者外出支 │高齢者の外出機会の確保 │推協の利用(21人参加)/認知度のアップ(協力 │ │     │援事業           │(公共交通の利用促進) │団体の増加)2団体以上            │ │     │              │            │・自主運行バスイベントの参加者        │ │     │              │            │ 50/38人以上                │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │もっと住み続けたくなるまち │三重西3世代交流フェスタ│三重西3世代交流フェスタ           │ │ 三重  │づくり           │を通じた啓発事業    │ 来場者数 約1,200人             │ │     │              │            │ 参加団体 23団体              │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │ささえ愛のまち 河原田   │            │                       │ │ 河原田 │~伝えよう伝統を・楽しもう │高齢者を支える地域体制づ│認知症サポーター養成講座等開催 3講座    │ │     │自然に・ふれ合おう ささえ │くり          │                       │ │     │愛のまちで!!        │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・おとなの小学校入学者数           │ │ 橋北  │橋北「おとなの小学校」   │高齢者の居場所づくり・生│ 38/35人                  │ │     │              │きがいづくり      │・イベント(入学式、文化祭、卒業式)参加者数 │ │     │              │            │ 243/200人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・高齢者の生きがいづくりに関する講演会の参加 │ │     │              │            │者数                     │ │     │              │            │ 60/56人                  │ │     │              │            │・地域医療についてに関する講演会の参加者数  │ │     │              │高齢者見守り・支え合いや│ 87/60人                  │ │ 中部  │高齢者見守り・支え合い事業 │地域交流等事業(5地区全 │・健康・健康寿命に関する講演会の参加者数   │ │     │              │体)          │ (第1回) 64/60人            │ │     │              │            │ (第2回) 71/60人            │ │     │              │            │ (第3回) 75/60人            │ │     │              │            │・健康体操に関する講演会の参加者数      │ │     │              │            │ 119/60人                  │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │みんなでつくる うるおいの │            │高齢者福祉講演会等参加者数          │ │  楠  │まち・楠(「楠地区まちづく │地域で取り組む高齢者対策│ 91/50~100人                │ │     │り」構想から        │            │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  5)自然環境保全:6地区市民センター 7項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │        目標及び実績         │ │センター名│              │            │        (実績/目標)        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 小山田 │小山田地区里山づくり事業  │里山(遊歩道)整備   │整備参加者数(延べ)             │ │     │              │            │ 109/100人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │自然を活かし もっと元気な │            │・整備参加者数(延べ)            │ │  桜  │まちに~ええとこにしよ!  │地域の環境改善、資源の利│ 230/200人                 │ │     │さくら~          │活用          │・一生吹山・矢合川での年間整備回数      │ │     │              │            │ 7/7回以上                │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │  県  │「あがたの課題をみんなで解 │地域の課題の解決策を考え│四日市大学教授の研究会との竹谷川水質調査   │ │     │決」作戦          │る           │ 4回                    │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・大矢知地区各プロジェクトへの参加人数及び講 │ │     │              │            │座、体験学習の参加者数            │ │     │              │朝明川自然学習公園化プロ│ 784/1,000人                │ │     │              │ジェクト        │(うち当事業分 216人)            │ │     │              │            │・プロジェクトボランティア数         │ │     │              │            │ 80/80人                  │ │     │歴史・文化等を生かしたまち │            │(うち当事業分 27人)            │ │ 大矢知 │づくり           ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・大矢知地区各プロジェクトへの参加人数及び講 │ │     │              │            │座、体験学習の参加者数            │ │     │              │            │ 784/1,000人                │ │     │              │里山保全プロジェクト  │(うち当事業分 225人)            │ │     │              │            │・プロジェクトボランティア数         │ │     │              │            │ 80/80人                  │ │     │              │            │(うち当事業分 23人)            │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・剪定講習参加者数              │ │ 海蔵  │海蔵川河川敷魅力づくり事業 │地域資源(桜並木)の維 │ 35/30人                  │ │     │              │持・活用        │・リーフレット年間活用枚数          │ │     │              │            │ 560/500枚                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │みんなでつくる うるおいの │地域で取り組む自然環境保│自然観察会等参加者数             │ │  楠  │まち・楠(「楠地区まちづく │全           │ 71/50人                  │
    │     │り」構想から        │            │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  6)地域の人材育成:1地区市民センター 1項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │        目標及び実績         │ │センター名│              │            │        (実績/目標)        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │まちづくり構想をすすめるた │            │・まちづくりボランティア新規登録者数     │ │ 川島  │めの人材発掘・育成、ネット │人材の発掘・育成とネット│ 12/10人                  │ │     │ワーク推進事業~認知症サ  │ワーク化        │・おしゃべり女子会参加者数          │ │     │ポーター養成をとおして   │            │ 148/150人                 │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  7)農業体験:2地区市民センター 2項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │        目標及び実績         │ │センター名│              │            │        (実績/目標)        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 常磐  │地域ふれあい推進事業    │農業体験による小学生の情│関係児童の満足度               │ │     │              │操教育         │ 97/90%(常磐小95%、常磐西小99%)    │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │郷土愛を育み、世代を超えて │八郷汁・八郷米の農作業体│農作業体験学習・収穫祭・出前講座等 延べ参加 │ │ 八郷  │ふれあい、絆を深めるまちづ │験学習及び収穫祭の実施 │者数                     │ │     │くり事業          │            │ 540/500人                 │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  8)防災:3地区市民センター 3項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │        目標及び実績         │ │センター名│              │            │        (実績/目標)        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 四郷  │きずなつなぐ四郷2015    │防災活動を通じた地域づく│土鍋炊き出し、実技講習参加者数        │ │     │              │り(高花平・小林町)  │ 359/450人                 │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・キット等配布者数              │ │ 下野  │安全・安心 地域で支え合う体│救急医療キットを活用した│ 2,548/2,400人               │ │     │制構築事業         │安心のまちづくり    │・回収アンケート数              │ │     │              │            │ 1,885/1,000人               │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │みんなでつくる うるおいの │            │防災講演会参加者数              │ │  楠  │まち・楠(「楠地区まちづく │地域で取り組む防災   │ 122/100人                 │ │     │り」構想から        │            │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘ (2)平成28年度実施予定事業  1)地域の魅力発信・観光の推進:10地区市民センター 17項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │       目標、取組概要         │ │センター名│              │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 富洲原 │富洲原まち・ひと・しごと創生│facebookを活用した地域の│facebook pageへのいいね 100回        │ │     │              │情報発信        │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 羽津  │来訪者おもてなし及び地域交流│放置された観光資源の整備│糠塚山整備参加者総数 200人          │ │     │事業            │修復          │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │地区内の史跡等の絵ハガキ│郷土史研究会の協力による絵ハガキの作成    │ │     │              │による情報発信     │                       │ │ 日永  │日永地区の観光資源発掘による├────────────┼───────────────────────┤ │     │シティプロモーションの推進 │地区内をめぐるハイキング│地元団体によるハイキングコースの選定及び案内 │ │     │              │コースの設定と散策マップ│マップの作成                 │ │     │              │の作成         │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │四日市あすなろう鉄道内部│「内部の歌」をオルゴール調に編曲し、四日市あ │ │     │              │駅の電車発着時における音│すなろう鉄道内部駅において電車の発着時に放送 │ │     │              │楽の作成        │                       │ │     │次世代へ ~歴史・自然・暮ら├────────────┼───────────────────────┤ │ 内部  │しをつなぐまち~ 事業   │四日市あすなろう鉄道内部│立看板等の更新 8か所            │ │     │              │駅前にある看板等の更新 │                       │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │「内部ふるさと探訪ツ  │イベント参加者数 200人            │ │     │              │アー」の開催      │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │自然・文化を大切に~つながろ│ふるさとマップの作成  │ふるさとマップの作成             │ │ 小山田 │う小山田~事業       ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │案内看板の設置     │地区市民センターへの案内看板設置       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │  桜  │心のかよう緑豊かなまち 桜へ│地域資源を活用した憩いの│整備参加者数 延べ150人            │ │     │              │場づくり        │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │地域の情報発信・交流の環│県地区のfacebook pageへのいいね 200回    │ │     │              │境づくり        │                       │ │  県  │「あがたの課題をみんなで解 ├────────────┼───────────────────────┤ │     │決」作戦          │地域の課題の解決策を考え│富洲原地区との合同による大学との域学連携   │ │     │              │る           ├───────────────────────┤ │     │              │            │オープンガーデンの試験的開催及びPR     │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │八郷汁の地域ブランド化 │八郷汁の地域ブランド化に向けた情報提供及び発 │ │     │郷土愛を育み、世代を超えてふ│            │信                      │ │ 八郷  │れあい、絆を深めるまちづくり├────────────┼───────────────────────┤ │     │事業            │散策・サイクリングマップ│看板・標示設置数 全体40%          │ │     │              │の看板設置       │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │河原田の”いまっぷ”(今│様々な情報を盛り込んだマップの作成      │ │ 河原田 │河原田地区いいとこ発見事業 │のマップ)事業     │                       │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │みかん祭り事業     │イベント参加者数 300人            │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 水沢  │地域・自然を活かしたまちづく│水沢の魅力の「見える化」│・学習会参加者数 50人            │
    │     │り事業           │推進事業        │・ユーチューブ閲覧数 500回          │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  2)地域交流:12地区市民センター 14項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │       目標、取組概要         │ │センター名│              │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 富洲原 │富洲原まち・ひと・しごと創生│地域住民と地域外の学生等│ワークショップの開催             │ │     │              │によるワークショップ  │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 羽津  │来訪者おもてなし及び地域交流│スタンプラリー等の実施 │スタンプラリー等参加者総数 200人       │ │     │事業            │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 常磐  │地域ふれあい推進事業    │「常磐まつり」での世代交│ときわまつり参加者満足度 90%        │ │     │              │流ならびに地産物提供  │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │ふれあいサロンの連携及び│                       │ │     │              │新たなふれあいの場づくり│参加人数 200人                │ │ 四郷  │ふれあい支え合いネットワーク│(笹川地区)      │                       │ │     │事業            ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │住民が集う機会づくり(高│参加人数 200人                │ │     │              │花平・小林町)     │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │「内部の歌」振付習得講座│自治会や各種団体における「内部の歌」の活用団 │ │     │              │            │体数 10団体                 │ │ 内部  │次世代へ ~歴史・自然・暮ら├────────────┼───────────────────────┤ │     │しをつなぐまち~ 事業   │四日市あすなろう鉄道内部│                       │ │     │              │駅と小古曽駅のホーム花壇│四日市あすなろう鉄道駅のホーム花壇の整備   │ │     │              │の整備         │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 小山田 │自然・文化を大切に~つながろ│ウオークラリーの実施  │ウオークラリー参加者数 100人         │ │     │う小山田~事業       │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │人材発掘・育成、ネットワーク│            │・農業体験教室、里山フェスタ等延べ参加者数  │ │ 川島  │推進事業~地域の絆を深め、共│「里山フェスタ」開催(大│ 900人                    │ │     │に支え合えるまちづくりに向け│門山周辺)       │・講座等参加者のアンケート満足度 90%    │ │     │て~            │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 三重  │もっと住み続けたくなるまちづ│「ふれあいまち歩き三重 │まち歩き参加者数 200人            │ │     │くり            │西」事業        │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │  県  │「あがたの課題をみんなで解 │地域の課題の解決策を考え│あそぼうさい(防災+あそび)、子ども対象のプチ│ │     │決」作戦          │る           │キャンプの開催                │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 大矢知 │素晴らしい「環境」を継承する│身近な交流の場づくりプロ│・まちづくり事業への参加者数 800人      │ │     │まちづくり事業       │ジェクト        │・ボランティアスタッフ数 80人        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 海蔵  │海蔵川さくら魅力アップ事業及│地域ふれあい推進事業  │・関係児童の満足度 90%           │ │     │び地域ふれあい推進事業   │            │・地区運動会でのアンケート満足度 80%    │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │高齢者の見守り・支え合い│                       │ │     │              │や地域交流等事業    │                       │ │ 中部  │いきいき・はつらつ推進事業 │(共同地区)      │5地区各地区におけるイベント・研修会・講習会 │ │     │              │(同和地区・中央地区) │等の参加者数 各20人             │ │     │              │(港地区)       │                       │ │     │              │(浜田地区)      │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  3)文化資源活用:12地区市民センター 15項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │       目標、取組概要         │ │センター名│              │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │「鳥出神社の鯨船行事」の│ユネスコ登録観光客数 1,000人         │ │     │              │ユネスコ登録記念事業  │                       │ │     │伝統文化を活かしたまちづくり├────────────┼───────────────────────┤ │ 富田  │事業            │東海道関連地域イベント │東海道イベントの観客数 200人         │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │文化財・地域行事に係るふ│英語版ふれあいマップ作成等          │ │     │              │れあいマップ作成    │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 常磐  │ふるさと創生事業      │歴史学習を通じた地域意識│講演会参加者数 100人             │ │     │              │の醸成         │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 四郷  │ふれあい支え合いネットワーク│地域資源の再認識(四郷地│参加人数 200人                │ │     │事業            │域)          │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 内部  │次世代へ ~歴史・自然・暮ら│うつべ歴史小冊子の作成 │うつべ歴史小冊子の作成            │ │     │しをつなぐまち~ 事業   │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │郷土の伝統芸能の振興のた│新たな塩浜音頭を制作及び普及を図るための出前 │ │     │塩浜地区の世代間交流活性化事│めの事業        │講習実施                   │ │ 塩浜  │業             ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │地域の魅力を地区住民に再│フィールドワーク参加者数 180人        │ │     │              │認識してもらうための事業│                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 三重  │もっと住み続けたくなるまちづ│郷土資料館活性化事業  │郷土資料館来館者数 300人           │ │     │くり            │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │あがた音頭・讃歌の歌と踊りの普及及び登場人物 │ │     │「あがたの課題をみんなで解 │地域の課題の解決策を考え│についての講演会開催             │ │  県  │決」作戦          │る           ├───────────────────────┤ │     │              │            │地元出身の偉人や由緒ある土地柄について歴史学 │ │     │              │            │習                      │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │郷土愛を育み、世代を超えてふ│            │                       │ │ 八郷  │れあい、絆を深めるまちづくり│歴史書を活用した出前講座│地区の歴史・文化・風習等の体験学習等の実施  │ │     │事業            │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤
    │ 下野  │下野ふるさと見直し事業(下野│新下野音頭の制作と地域へ│郷土が誇る芸能大会への参加          │ │     │音頭編)          │の披露、普及推進    │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 大矢知 │素晴らしい「環境」を継承する│歴史・文化の継承プロジェ│・まちづくり事業への参加者数 800人      │ │     │まちづくり事業       │クト          │・ボランティアスタッフ数 80人        │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 河原田 │河原田地区いいとこ発見事業 │歴史を知り、歴史を伝える│・イベント参加者数 300人           │ │     │              │事業          │・歴史語り部登録者数 3人          │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │元気のあるまち、元気の出るま│東海道をはじめとする地区│東海道イベント参加者数 200人         │ │ 橋北  │ちづくり          │内の歴史的遺産や情報の発│                       │ │     │              │信           │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  4)高齢者福祉:8地区市民センター 9項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │       目標、取組概要         │ │センター名│              │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 四郷  │ふれあい支え合いネットワーク│認知症講座の実施(四郷地│参加人数 200人                │ │     │事業            │区全体)        │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 塩浜  │塩浜地区の世代間交流活性化事│地域包括ケアシステム構築│介護予防教室参加者数 200人          │ │     │業             │の推進支援       │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │人材発掘・育成、ネットワーク│            │                       │ │ 川島  │推進事業~地域の絆を深め、共│「地域人財バンク」の設立│新たな地域の助け合い組織の立ち上げ      │ │     │に支え合えるまちづくりに向け│            │                       │ │     │て~            │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │  桜  │心のかよう緑豊かなまち 桜へ│高齢者見守り活動等の支援│見守り会議 3回以上             │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 三重  │もっと住み続けたくなるまちづ│三重西3世代交流フェスタ│介護予防、生活支援事業の取り組み周知     │ │     │くり            │を通じた啓発事業    │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │元気のあるまち、元気の出るま│「おとなの小学校」   │おとなの小学校入学者数 40人         │ │ 橋北  │ちづくり          ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │高齢者を支えるまちづくり│介護予防教室の開催、運営           │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │高齢者見守り・支え合いや│5地区全体の研修会・講習会の参加者数     │ │ 中部  │いきいき・はつらつ推進事業 │地域交流等事業     │各60人                    │ │     │              │(5地区全体)     │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │~持続可能なまちづくり~  │            │・巡回型健康体操事業             │ │  楠  │次世代人材育成と地域で支える│地域で支える高齢者福祉の│ 参加者数 延べ200人、満足度70%以上     │ │     │高齢者福祉事業       │仕組みづくり      │・イベント「くすりんフェスタ」事業      │ │     │              │            │ 参加者数 延べ100人、満足度70%以上     │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  5)自然環境保全:6地区市民センター 9項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │       目標、取組概要         │ │センター名│              │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 常磐  │ふるさと創生事業      │四日市公害を学ぶ    │研修参加者数 40人              │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 日永  │日永地区の観光資源発掘による│梅林の維持管理技術の向上│剪定等講習会参加者数 10人以上        │ │     │シティプロモーションの推進 │支援          │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │  県  │「あがたの課題をみんなで解 │地域の課題の解決策を考え│大学との連携による竹谷川周辺の環境改善    │ │     │決」作戦          │る           │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │朝明川自然学習公園化プロ│まちづくり事業への参加者数 800人       │ │     │素晴らしい「環境」を継承する│ジェクト        │ボランティアスタッフ数 80人         │ │ 大矢知 │まちづくり事業       ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │里山保全プロジェクト  │まちづくり事業への参加者数 800人       │ │     │              │            │ボランティアスタッフ数 80人         │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │自然観察案内板の設置  │観察ポイントへの案内板設置 2か所      │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │ 保々  │自然環境を活かしたまちづくり│里山整備支援      │案内・注意看板、ベンチの整備         │ │     │事業            ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │地区自然紹介パンフレット│写真応募点数 50点              │ │     │              │作成          │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │海蔵川さくら魅力アップ事業及│海蔵川さくら魅力アップ事│・剪定・施肥参加者数 30人          │ │ 海蔵  │び地域ふれあい推進事業   │業           │・さくらまつり来場者満足度アンケート     │ │     │              │            │ 90%以上                  │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  6)地域の人材育成:6地区市民センター 8項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │       目標、取組概要         │ │センター名│              │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 富洲原 │富洲原まち・ひと・しごと創生│高齢者を対象としたICT│高齢者指導者養成講座の開催          │ │     │              │技術習得講座      │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 常磐  │地域防災女性リーダー養成事業│女性の視点を取り入れた地│・女性向け講座参加者数 15人         │ │     │              │域防災         │・女性スタッフ数 10人            │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │人材発掘・育成、ネットワーク│            │                       │ │ 川島  │推進事業~地域の絆を深め、共│「おしゃべり女子会」(託│講座等参加者のアンケート満足度 90%     │ │     │に支え合えるまちづくりに向け│児付)の開催      │                       │ │     │て~            │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │マイスター・アドバイザー│・マイスター・アドバイザー会議の開催 6回  │ │     │              │スキルアップ事業    │・マイスター・アドバイザーが司会進行を行う講 │ │     │              │            │演会懇談会の開催 3回            │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤
    │     │マイスター・アドバイザーによ│            │まちづくり推進委員会、地区社協、同推協等、地 │ │ 神前  │る次世代育成事業      │地域団体活動紹介事業  │域の主な団体が地区ホームページを自身で運営で │ │     │              │            │きるようになること              │ │     │              ├────────────┼───────────────────────┤ │     │              │マイスター・アドバイザー│                       │ │     │              │による女性の地域活動参画│勉強会の開催 6回 参加者数 延べ50人    │ │     │              │推進事業        │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 保々  │自然環境を活かしたまちづくり│里山保全入門講座    │講座参加者数 40人              │ │     │事業            │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │              │            │・川の生き物観察と川遊び伝承事業       │ │     │~持続可能なまちづくり~  │            │ 参加者数 50人、満足度70%以上       │ │  楠  │次世代人材育成と地域で支える│次世代を担う人材の育成 │・楠の海自然観察会事業            │ │     │高齢者福祉事業       │            │ 参加者数 100人、満足度70%以上       │ │     │              │            │・子どもたちの避難訓練事業          │ │     │              │            │ 参加者数 100人、満足度70%以上       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  7)農業体験:3地区市民センター 3項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │       目標、取組概要         │ │センター名│              │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 常磐  │地域ふれあい推進事業    │児童、幼児による農作物栽│関係児童の満足度 90%            │ │     │              │培           │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │人材発掘・育成、ネットワーク│            │・農業体験教室、里山フェスタ等延べ参加者数  │ │ 川島  │推進事業~地域の絆を深め、共│農業体験教室の開催   │ 900人                    │ │     │に支え合えるまちづくりに向け│            │・講座等参加者のアンケート満足度 90%    │ │     │て~            │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │     │郷土愛を育み、世代を超えてふ│八郷汁・八郷米の農作業体│                       │ │ 八郷  │れあい、絆を深めるまちづくり│験学習及び収穫祭の開催 │農作業体験学習・収穫祭等延べ参加者数 600人  │ │     │事業            │            │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘  8)防災:2地区市民センター 2項目 ┌─────┬──────────────┬────────────┬───────────────────────┐ │地区市民 │     事業名      │    取組項目    │       目標、取組概要         │ │センター名│              │            │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 塩浜  │塩浜地区の世代間交流活性化事│地域の防災・減災意識の向│防災出前講座実施、防災・減災ツール作成    │ │     │業             │上           │                       │ ├─────┼──────────────┼────────────┼───────────────────────┤ │ 三重  │もっと住み続けたくなるまちづ│安全なまちづくり啓発事業│小学生と保護者を対象とした講演会の開催    │ │     │くり            │            │                       │ └─────┴──────────────┴────────────┴───────────────────────┘ 4.地域活動費(館長権限予算)に関する今後の運用の考え方について  平成28年8月定例月議会決算常任委員会産業生活分科会での審査を経て示された今後の 運用方針は以下のとおりです。 (1)対象事業  1)館長権限予算で実施する事業は、地域おこし・地域の特色を高めるものや、福祉、環境、   子育てなどの地域課題に即応して効果的に対応する地域公益性に資するもので、地域合   意が得られている新規のソフト事業を原則とする。ただし、ソフト事業を展開するため   の案内看板の製作や地域の労務提供による散策路整備等の事業は実施できるものとす   る。  2)単年度の事業を原則とするが、継続して実施する事業は3年を限度とする。   なお、以下の事項に留意して実施するものとする。   ・新規事業を推進するため、2年目以降の継続事業は、当該年度の全体予算の3分の2   以内とする。   ・継続事業を実施する場合は、前年度以上に発展させる内容になるよう、事業に変化を   持たせつつ、創意工夫すること。 (2)運用の考え方   館長権限予算の事業執行にあたっては、地域社会づくり総合事業費補助金の運用要領に  準じるほか、会計規則やその他事務管理に関する規定により、適正に処理するものとし、  以下に示すような点について、留意するものとする。  1)講師謝礼については、生涯学習事業における事例を参考とすることを原則とし、それに   よらない場合は、類似する事例を比較して、その根拠を明示するようにする。なお、交   通費や宿泊費が必要な場合も同様とする。  2)参加者記念品については、事業の趣旨に沿う内容のもので、広く参加者に配布する場合   に限るものとする。  3)事業を実施する場合の食材や、講師やスタッフの弁当代などについては、事業の目的、   内容等により支出することができるものとする。  4)傷害保険については、市民活動総合保険を適用し、適用対象外の場合に限り任意の傷害   保険に加入するものとする。  5)視察研修については、実施後に地域における情報共有や、地域での活動に反映されるよ   うな効果が見込まれるものとする。なお、視察は公共交通機関の利用を原則とするが、   必要に応じて、借上げ自動車による視察も実施できるものとする。  6)委託事業や印刷物については、仕様書に基づくものとする。委託事業については、事業   の目的、期間、内容、成果品の取扱いや、完了報告書の記載内容等のほか、その積算に   おいて品目、単価、数量、金額その他必要事項を記載するなど、根拠を明確にするもの   とする。印刷物についても、数量等を明記するものとする。  7)地域団体への事業の委託については、当該地域団体の特性を生かせる事業を委託するこ   とにより、円滑な事業の実施とともに、その事業目的の実現や地域の組織づくり、人材   育成等につながるものとする。 5.委員からの意見 ・多くが従前から地域が自分たちで行ってきた事業に対して支援を行う内容と見受けられる が、事業目的との間にずれが生じているのではないか。新規・既存の事業分類や分析を行う べきである。また、試行的に事業を実施する予算であるのならば、その根拠を整理して資料 として示すべきである。 ・当初の事業目的と現状の取り組み内容に乖離があるのではないか。本来の目的に対する意 識が薄れ、事業化された予算を消化することが目的になってしまうのではないかと危惧する。 民間事業者であれば予算執行後に事業の採算性を検証するが、行政も税金を財源とする以上、 効果や能率性を検証すべきである。 ・本予算では事業継続が可能な期限を3年としているが、他の補助金を活用することで4年 目以降も継続展開の可能性があることは理解できる。反面、予算が際限なく必要になるので はないかと危惧する。 ・本予算にて試行的に実施した事業が地域に根付いたとすれば、その後は地域での自立した
    活動として継続すべきである。仮に他の補助金により事業継続を支援しようとすれば、地域 活動の自立や継続を阻害する危険性があるため行うべきではない。 ・福祉など市民文化部以外の部局が所管する業務を内容とする事業を実施しているため、こ れを控えるべきである。地区として必要な活動であるならば、該当部局の事業として予算化 しなければ本物にならない。 ・目的と効果を明確にし、館長に委ねなければ効果的に予算を執行できない。地域のやりた いことが実現できるような仕組みづくりを進めなければ予算消化が目的となってしまう。 ・本予算は行財政改革にて行ってきた補助金の見直しに逆行しており、行財政改革の視点が 欠けているのではないか。 ・行財政改革にて見直してきた補助金と同様になりつつあるのではないか。対象事業は市民 文化部が所管する内容に留めるべきであり、庁内にて調整を図るべきである。 ・地区によっては館長のみで企画運営を行うなど、膨大な仕事量であると聞く。特に館長が 異動した場合、地域とのコミュニケーションを築くための時間も必要であり、年度当初の過 度な負担となる。より持続可能で有効な予算とするため、館長へのサポート体制も考える必 要があり、現場の声を把握しながらサポートをお願いしたい。 ・今回示された今後の運用方針は、過年度の決算を追認する根拠資料ではないのかと感じる。 平成27年度と同様、平成28年度も地域団体への包括委託を行っている地区も見受けられ、 依然として疑義が残る。 ・成果の捉え方に課題がある。地域コミュニティの醸成や意識の向上を成果として捉えてい るため審査が困難であるが、数十年先でなければ評価できない面もある。地区として現状が 最善であると考えれば予算を執行しないという選択も可能であり、事業内容の精査が重要で あると考える。 ・本予算での事業内容と地域マネージャーによる取り組みとの整合性を明確にすべきである。 5.まとめ  地域活動費(館長権限予算)は、各地区市民センター館長が地域の特色ある活動に対して 迅速に事業を執行し、地域活動の活性化を促進することを目的としており、国において地方 創生が進められる中、本事業においても地域活性化の一助となることが期待される事業であ ります。  平成27年度においても地域の魅力発信や地域交流事業など全地区で58の取り組みが実施 され、一定の成果が示されましたが、前述のとおり平成28年8月定例月議会決算常任委員会 産業生活分科会にて、本事業に対する課題の抽出を行い、改善策の検討を求めた結果、今後 の運用方針が示されました。  しかしながら、地域での自立した取り組みに及ぼす影響やより効率的な予算の執行、また、 庁内での事業調整の必要性など、今回の調査においてもなお様々な課題が散見される結果と なりました。  地域活動の担い手が減りゆく中、当事業の原点にある「地域おこし」を推し進め、取り組 みの中で育まれる「地域でのつながり」をいかにして高めていくか、目的と手段が逆転して しまうことのないよう具体的に見える形で示していく必要があります。  今回の調査にて各委員から出された意見を踏まえ、本予算のあり方を真摯に考えたうえで 今後の施策に生かしていくことを強く要望し、本委員会の調査報告といたします。 ----------------------------------------------------------------------------------  〔委員会の構成〕    委員長   石 川 善 己    副委員長  太 田 紀 子    委  員  荒 木 美 幸    委  員  加 納 康 樹    委  員  川 村 幸 康    委  員  小 林 博 次    委  員  竹 野 兼 主    委  員  谷 口 周 司    委  員  中 村 久 雄 ───────────────────────────────────────── 都市・環境常任委員会 ○生活に身近な道路整備事業について 1.はじめに  生活に身近な道路整備事業は、各地区での土木要望をもとに、地区の自主選定組織が定め た優先順位に従って、地域で暮らす市民のニーズに即した道路整備を進めることができる事 業として、平成19年度から現在の制度で実施しており、本市の第2次推進計画にも位置付け られています。  平成28年2月定例月議会において、平成28年度四日市市一般会計予算に係る生活に身近 な道路整備事業費が増額修正されましたが、事業が円滑に実施され、また、より効果的な事 業としていくためにも、現在の制度内容や実情を把握した上で、現時点での課題等を整理す る必要があると考えます。  現在、各地区において、昨年度からの要望による工事が実施されており、来年度に向けた 土木要望の取りまとめ作業も始まっています。当委員会において、増額した事業費に応じた 事業の進捗や取り組みの状況を確認するとともに、今後の検討や改善が必要な事項について の認識を共有する必要があると考え、所管事務調査を行うこととしました。 2.現行制度の概要について (1)年間の事務の流れ   例年、9月に全地区に対して次年度要望の提出依頼を行い、年末をめどに地区内での要  望の集約、取りまとめを行った上で次年度要望書が提出される。これを受けて、翌年1月  から2月にかけて、次年度要望箇所の現地調査を行うとともに、地区での要望会を開催し  て要望内容を確認している。   その後、3月から年度をまたいで5月上旬にかけて、現地を再調査した上で要望事業に  対する概算事業費を地域に通知した後、6月末をめどに各地区での実施箇所を選定し、お  おむね7月から実際に工事を実施することとなる。なお、実施箇所の選定にあたっては、  道路整備課職員が地域での会議に参加したり、要望箇所の現地に同行するなど地域との連  携を図っている。 (図省略) (2)現行制度に関するアンケートの実施   平成28年1月から2月にかけて、全地区の自主選定委員や自治会役員を対象にして、  地区土木要望(道路関係)に関するアンケートを実施している。(総回答数332)   アンケート結果を見ると、地域の意見が反映しやすい制度であり、現行制度の基本的な  部分は維持すべきであるとして、8割を超える人が肯定的な回答を行っている。<問11)、  問31) 参照>   その一方で、地域内の調整に多くの時間や労力がかかることや、工事の細分化によって  事業効果が発揮されるまでに時間がかかることに課題があるとしている。<問21)2) 参  照>   全体としては、現行制度に一定の評価が与えられており、制度の維持が求められている  が、アンケート自由記載欄には、道路管理者との意見交換や相談の機会を求める意見も散  見されており、より一層地域との情報共有を図って丁寧に事業を進めつつ、多くの負担が  無く、効果の発揮できる、持続可能な制度となるよう継続的に取り組んでいく必要がある。   ≪主なアンケート結果≫   【問1】土木要望の仕組みについて     1)地域の意見が反映しやすい制度となっている。       ┌────────┬────────┬────────┬────────┐       │  そう思う  │  やや思う  │あまり思わない │  思わない  │       ├────────┼────────┼────────┼────────┤
          │   42%   │   40%   │   16%   │   2%   │       └────────┴────────┴────────┴────────┘     2)地域の合意により必要な施設への集中的な配分が可能である。       ┌────────┬────────┬────────┬────────┐       │  そう思う  │  やや思う  │あまり思わない │  思わない  │       ├────────┼────────┼────────┼────────┤       │   32%   │   42%   │   24%   │   2%   │       └────────┴────────┴────────┴────────┘   【問2】運用上の課題について     1)地域内の調整に多くの時間や労力がかかる。       ┌────────┬────────┬────────┬────────┐       │  そう思う  │  やや思う  │あまり思わない │  思わない  │       ├────────┼────────┼────────┼────────┤       │   30%   │   39%   │   26%   │   5%   │       └────────┴────────┴────────┴────────┘     2)多くの意見を反映することで工事が細分化され効果を発揮するまでに時間がか      かる。       ┌────────┬────────┬────────┬────────┐       │  そう思う  │  やや思う  │あまり思わない │  思わない  │       ├────────┼────────┼────────┼────────┤       │   42%   │   37%   │   17%   │   4%   │       └────────┴────────┴────────┴────────┘   【問3】現行制度の評価について     1)地域で整備箇所を決定する現行制度の基本的な部分は維持すべきである。       ┌────────┬────────┬────────┬────────┐       │  そう思う  │  やや思う  │あまり思わない │  思わない  │       ├────────┼────────┼────────┼────────┤       │   58%   │   33%   │   8%   │   1%   │       └────────┴────────┴────────┴────────┘     2)現行の制度を基本に、一定のルールを設けるなど事務の簡素化などに取り組むべ      き。       ┌────────┬────────┬────────┬────────┐       │  そう思う  │  やや思う  │あまり思わない │  思わない  │       ├────────┼────────┼────────┼────────┤       │   49%   │   38%   │   11%   │   2%   │       └────────┴────────┴────────┴────────┘ 3.平成28年度における土木要望の内容、選定及び工事の進捗状況について (1)地区からの土木要望の提出状況と選定結果   付帯施設(側溝、擁壁、集水桝などの整備)と交通安全施設(路面表示、カラー舗装、  カーブミラー、転落防止柵などの整備)を合わせると、件数ベース・事業費ベースともに、  要望全体の70%を超える状況であり、これらに再舗装の要望を加えると、土木要望全体の  約9割を占めている。  1)各地区から提出された当初要望(全体)の集計表 ┌──────┬───────┬────────┳━━━━━━━━━━━━━━━┓ │      │       │        ┃               ┃ │      │  年度   │   H27    ┃     H28  ┌──────┨ │      │       │        ┃        │(内訳:率) ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   44件   ┃   28件   │ 2.80%  ┃ │ 道路拡幅 ├…………………┼……………………╂……………………┼………………┨ │      │ 概算事業費 │ 323,819,000円 ┃ 160,600,000円 │ 4.30%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   52件   ┃   50件   │ 4.90%  ┃ │ 新設舗装 ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 152,965,000円 ┃ 143,557,900円 │ 3.80%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   167件   ┃   176件   │ 17.40%  ┃ │ 再舗装  ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 567,137,500円 ┃ 749,492,200円 │ 19.90%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   471件   ┃   459件   │ 45.40%  ┃ │ 付帯施設 ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │2,219,744,900円 ┃2,514,047,400円 │ 66.60%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   241件   ┃   262件   │ 25.90%  ┃ │交通安全施設├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 141,993,761円 ┃ 152,451,800円 │ 4.00%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   11件   ┃   7件    │ 0.70%  ┃ │ 照明灯  ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 21,000,000円 ┃ 9,800,000円  │ 0.30%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   44件   ┃   29件   │ 2.90%  ┃ │ その他  ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 81,817,500円 ┃ 45,008,000円 │ 1.20%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │  1,030件   ┃  1,011件   │ 100.00% ┃ │  合計  ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │3,508,477,661円 ┃3,774,957,300円 │ 100.00% ┃ └──────┴───────┴────────┻━━━━━━━━┷━━━━━━┛  2)実施要望(選定後)の集計表 ┌──────┬───────┬────────┳━━━━━━━━━━━━━━━┓ │      │       │        ┃               ┃ │      │  年度   │   H27    ┃     H28  ┌──────┨ │      │       │        ┃        │(内訳:率) ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   5件    ┃   11件   │  2.0%  ┃ │ 道路拡幅 ├…………………┼……………………╂……………………┼………………┨ │      │ 概算事業費 │ 17,939,171円 ┃ 34,380,000円 │  5.0%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   15件   ┃   22件   │  4.1%  ┃ │ 新設舗装 ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 23,085,059円 ┃ 30,483,506円 │  4.4%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   74件   ┃   79件   │ 14.7%  ┃ │ 再舗装  ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 82,857,245円 ┃ 121,631,542円 │ 17.6%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   233件   ┃   224件   │ 41.6%  ┃
    │ 付帯施設 ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 308,200,726円 ┃ 419,544,824円 │ 60.8%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   177件   ┃   182件   │ 33.8%  ┃ │交通安全施設├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 52,629,801円 ┃ 66,434,800円 │  9.6%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   6件    ┃   2件    │  0.4%  ┃ │ 照明灯  ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 4,063,471円  ┃ 1,500,000円  │  0.2%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   3件    ┃   19件   │  3.5%  ┃ │ その他  ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 4,115,166円  ┃ 16,620,000円 │  2.4%  ┃ ├──────┼───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 要望件数  │   513件   ┃   539件   │ 100.0%  ┃ │  合計  ├───────┼────────╂────────┼──────┨ │      │ 概算事業費 │ 492,890,639円 ┃ 690,594,672円 │ 100.0%  ┃ └──────┴───────┴────────┻━━━━━━━━┷━━━━━━┛ (2)年度別推移   地区内での要望の取りまとめにあたって、自主選定委員等に対して要望箇所の集約化を  お願いする中で、地域での一定の理解や合意形成が年々進みつつあり、要望件数について  は減少傾向にある。   また、平成28年度予算の増額に伴って実施事業費も前年度より40%増となっているが、  その割に要望事業費の増加率は小幅にとどまっており、投資の集中による効果的な事業の  実施に向けて、今後も地域からの協力が必要である。 ┌──────┬──────┬──────┬──────┬──────┳━━━━━━┓ │  年度  │  H24   │  H25   │  H26   │  H27   ┃  H28   ┃ ├──────┼──────┼──────┼──────┼──────╂──────┨ │要望件数A) │ 1,195件  │ 1,220件  │ 1,065件  │ 1,030件  ┃ 1,011件  ┃ ├──────┼──────┼──────┼──────┼──────╂──────┨ │実施件数B) │  589件  │  568件  │  543件  │  513件  ┃  539件  ┃ ├──────┼──────┼──────┼──────┼──────╂──────┨ │実施率B)/A)│  49%  │  47%  │  51%  │  50%  ┃  53%  ┃ └──────┴──────┴──────┴──────┴──────┻━━━━━━┛                                  (事業費:百万円) ┌──────┬──────┬──────┬──────┬──────┳━━━━━━┓ │  年度  │  H24   │  H25   │  H26   │  H27   ┃  H28   ┃ ├──────┼──────┼──────┼──────┼──────╂──────┨ │要望事業費A)│  4,045  │  3,964  │  3,087  │  3,508  ┃  3,775  ┃ ├──────┼──────┼──────┼──────┼──────╂──────┨ │実施事業費B)│  492   │  492   │  492   │  492   ┃  692   ┃ ├──────┼──────┼──────┼──────┼──────╂──────┨ │実施率B)/A)│  12%  │  12%  │  16%  │  14%  ┃  18%  ┃ └──────┴──────┴──────┴──────┴──────┻━━━━━━┛ (3)平成28年度要望事業実施の状況   予定する事業に対する現時点での発注済事業の割合は、分母となる事業費が平成28年  度から増えたこともあり、平成28年9月末時点で、件数・事業費別ともに40%に達して  おらず、平成27年度の同時期での割合がおおむね50%であったことからも、例年に比べ  て低い進捗率にある。今後、年度末の繁忙期を控える中で、予定する工事を今年度内です  べて完了することは現実的に厳しく、工事の遅延、未実施も想定される状況であるが、地  域からの期待が大きい要望事業であることも踏まえ、予算の繰り越しも視野に入れて、工  事期間を延長してでも極力工事を完結していくとの考え方が担当部局からは示された。 ┌──────────────────┬─────────┬─────────┐ │        種別        │   件数    │   事業費   │ ├──────────────────┼─────────┼─────────┤ │      予定事業A)       │   539件    │  692,000千円  │ ├──────────────────┼─────────┼─────────┤ │発注済(公告、単価契約指示含む)事業│         │         │ │        B)         │   207件    │  249,415千円  │ │           ※平成28年9月│         │         │ │末時点               │         │         │ ├──────────────────┼─────────┼─────────┤ │    発注済の割合 B)/A)    │   38%    │   36%    │ └──────────────────┴─────────┴─────────┘ (4)職員の時間外勤務の状況   平成28年度の月平均残業時間は、9月時点で62時間であるが、これから工事発注のピ  ーク時期を迎えることから、今後増加することが想定される。現状の実施率に鑑み、今後  本市が目標と捉える事業量に応じて必要な人員配置について、事業の円滑な実施と担当職  員の負担軽減の観点から、あらためて検証が必要である。 ┌───────┬─────┬─────┬─────┬─────┬─────┐ │  年度   │  H24  │  H25  │  H26  │  H27  │  H28  │ ├───────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤ │月平均残業時間│ 74時間 │ 90時間 │ 75時間 │ 71時間 │ 62時間 │ ├───────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤ │  職員数  │ 10人  │ 11人  │ 13人  │ 13人  │ 14人  │ └───────┴─────┴─────┴─────┴─────┴─────┘   ※上記表は、道路整備課維持係の値。(平成28年度からは維持第1係・維持第2係で    の体制)   ※平成28年度は9月までの月平均値 4.委員からの主な意見 ・現行制度における事務手続きのスケジュールでは、各地区から要望書が提出される12月に は、すでに次年度の予算編成が終わっている。次年度の予算要求額に要望内容が反映できる ように事務改善に向けた研究が必要である。 ・各地区から出された当初要望のうち、未実施となって翌年度以降に積み残しとなっていく 要望箇所ついての情報を、携わる当事者が変更しても漏れなく引き継いでいくために、行政 と地域との一層の連携強化が必要である。 ・今後、地区市民センターが担当部局と地域との間に入って、円滑な事業の実施のために一 定の役割を果たしていくという考え方が必要である。 ・平成28年度に予算が増額されたことによって次年度への積み残しが増えると、さらに担当 部局の負担が増すという悪循環に陥ることが懸念されるため、なるべく早目の対応を求めた い。 5.まとめ  当委員会における調査の内容については以上のとおりであります。  現行の土木要望制度による生活に身近な道路整備事業が平成19年度に始まって今年度で 10年目となります。市全体の道路整備事業の中から、限られた予算の範囲内で優先順位を付
    けて必要な事業を効果的に実施していく上で、地域が主体となって事業箇所を選定すること により地域の意見が反映できる生活に身近な道路整備事業は、アンケート結果からもわかる ように、現行制度での実施に一定の評価が得られており、今後も基本的な制度の枠組みは維 持しながら継続して取り組むべき事業であると考えます。  しかしながら、各地区で尽力いただいている自主選定委員や自治会役員の負担軽減のため の事務の簡素化や、事業効果を最大限に発揮するための要望の集約化等の課題の解決のため に、地域の意見も取り入れながら、一定のルールづくりや役割分担の明確化など事務改善に 向けた取り組みが必要です。  また、各地区からの要望を聞き取った上で、次年度の予算要求に反映できるような事務手 続きについて研究するとともに、地域とのさらなる連携強化や体制の充実等を行うことによ り、実施率の向上に向けた取り組みや、要望箇所の早期整備につながるような仕組みづくり についても引き続き検討が必要です。  当委員会といたしましては、地域ニーズの高い生活道路の整備を充実し、市民が暮らしや すいまちづくりの推進を図るためにも、現行制度での課題や改善すべき点をあらためて整理 し、行政と市民が共有した上で、地域からの要望を少しでも多く事業に反映できるように継 続的に取り組んでいくことを要望し、当委員会の調査報告といたします。 ----------------------------------------------------------------------------------  〔委員会の構成〕    委員長   村 山 繁 生    副委員長  荻 須 智 之    委  員  伊 藤 修 一    委  員  小 川 政 人    委  員  加 藤 清 助    委  員  中 森 愼 二    委  員  三 平 一 良    委  員  諸 岡   覚 発言が指定されていません。 Copyright © Yokkaichi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...