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  1. 四日市市議会 2015-08-03
    平成27年8月定例月議会(第3日) 本文


    取得元: 四日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-09
    検索結果へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成27年8月定例月議会(第3日) 本文 2015-09-07 文書・発言の移動 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 279 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 午前10時開議 選択 2 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 3 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 4 : ◯伊藤嗣也議員 選択 5 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 6 : ◯健康福祉部長(永田雅裕君) 選択 7 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 8 : ◯伊藤嗣也議員 選択 9 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 10 : ◯健康福祉部長(永田雅裕君) 選択 11 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 12 : ◯伊藤嗣也議員 選択 13 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 14 : ◯健康福祉部長(永田雅裕君) 選択 15 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 16 : ◯伊藤嗣也議員 選択 17 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 18 : ◯健康福祉部長(永田雅裕君) 選択 19 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 20 : ◯伊藤嗣也議員 選択 21 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 22 : ◯市民文化部長(前田秀紀君) 選択 23 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 24 : ◯伊藤嗣也議員 選択 25 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 26 : ◯市民文化部長(前田秀紀君) 選択 27 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 28 : ◯伊藤嗣也議員 選択 29 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 30 : ◯市民文化部長(前田秀紀君) 選択 31 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 32 : ◯伊藤嗣也議員 選択 33 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 34 : ◯環境部長(川北高実君) 選択 35 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 36 : ◯伊藤嗣也議員 選択 37 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 38 : ◯環境部長(川北高実君) 選択 39 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 40 : ◯伊藤嗣也議員 選択 41 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 42 : ◯政策推進部長(舘 英次君) 選択 43 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 44 : ◯伊藤嗣也議員 選択 45 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 46 : ◯商工農水部長(須藤康夫君) 選択 47 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 48 : ◯伊藤嗣也議員 選択 49 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 50 : ◯商工農水部長(須藤康夫君) 選択 51 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 52 : ◯伊藤嗣也議員 選択 53 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 54 : ◯商工農水部長(須藤康夫君) 選択 55 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 56 : ◯伊藤嗣也議員 選択 57 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 58 : ◯商工農水部長(須藤康夫君) 選択 59 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 60 : ◯伊藤嗣也議員 選択 61 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 62 : ◯副市長(藤井信雄君) 選択 63 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 64 : ◯伊藤嗣也議員 選択 65 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 66 : ◯財政経営部長(内田貴義君) 選択 67 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 68 : ◯伊藤嗣也議員 選択 69 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 70 : ◯商工農水部長(須藤康夫君) 選択 71 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 72 : ◯伊藤嗣也議員 選択 73 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 74 : 午前10時58分休憩 選択 75 : 午前11時8分再開 選択 76 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 77 : ◯森 康哲議員 選択 78 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 79 : ◯消防長(山本良也君) 選択 80 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 81 : ◯森 康哲議員 選択 82 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 83 : ◯消防長(山本良也君) 選択 84 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 85 : ◯森 康哲議員 選択 86 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 87 : ◯消防長(山本良也君) 選択 88 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 89 : ◯森 康哲議員 選択 90 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 91 : ◯消防長(山本良也君) 選択 92 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 93 : ◯森 康哲議員 選択 94 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 95 : ◯消防長(山本良也君) 選択 96 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 97 : ◯森 康哲議員 選択 98 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 99 : ◯消防長(山本良也君) 選択 100 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 101 : ◯森 康哲議員 選択 102 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 103 : ◯消防長(山本良也君) 選択 104 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 105 : ◯森 康哲議員 選択 106 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 107 : ◯危機管理監(山下二三夫君) 選択 108 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 109 : ◯森 康哲議員 選択 110 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 111 : ◯危機管理監(山下二三夫君) 選択 112 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 113 : ◯森 康哲議員 選択 114 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 115 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 116 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 117 : ◯森 康哲議員 選択 118 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 119 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 120 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 121 : ◯森 康哲議員 選択 122 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 123 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 124 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 125 : ◯森 康哲議員 選択 126 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 127 : ◯市長(田中俊行君) 選択 128 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 129 : ◯森 康哲議員 選択 130 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 131 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 132 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 133 : ◯森 康哲議員 選択 134 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 135 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 136 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 137 : ◯森 康哲議員 選択 138 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 139 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 140 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 141 : ◯森 康哲議員 選択 142 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 143 : ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 選択 144 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 145 : ◯森 康哲議員 選択 146 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 147 : ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 選択 148 : ◯議長(加納康樹議員) 選択 149 : 午後0時8分休憩 選択 150 : 午後1時再開 選択 151 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 152 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 153 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 154 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 155 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 156 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 157 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 158 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 159 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 160 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 161 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 162 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 163 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 164 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 165 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 166 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 167 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 168 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 169 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 170 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 171 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 172 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 173 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 174 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 175 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 176 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 177 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 178 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 179 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 180 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 181 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 182 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 183 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 184 : 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◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 233 : ◯小川政人議員 選択 234 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 235 : 午後2時45分休憩 選択 236 : 午後3時再開 選択 237 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 238 : ◯豊田政典議員 選択 239 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 240 : ◯こども未来部長(市川典子君) 選択 241 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 242 : ◯豊田政典議員 選択 243 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 244 : ◯こども未来部長(市川典子君) 選択 245 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 246 : ◯豊田政典議員 選択 247 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 248 : ◯こども未来部長(市川典子君) 選択 249 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 250 : ◯豊田政典議員 選択 251 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 252 : ◯こども未来部長(市川典子君) 選択 253 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 254 : ◯豊田政典議員 選択 255 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 256 : ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 選択 257 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 258 : ◯豊田政典議員 選択 259 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 260 : ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 選択 261 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 262 : ◯豊田政典議員 選択 263 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 264 : ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 選択 265 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 266 : ◯豊田政典議員 選択 267 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 268 : ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 選択 269 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 270 : ◯豊田政典議員 選択 271 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 272 : ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 選択 273 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 274 : ◯豊田政典議員 選択 275 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 276 : ◯市長(田中俊行君) 選択 277 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 278 : ◯副議長(諸岡 覚議員) 選択 279 : 午後4時散会 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                           午前10時開議 2: ◯議長(加納康樹議員) 皆さん、おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員数は34名であります。  本日の議事は、一般質問であります。    ─────────────────────────── 3:  日程第1 一般質問 ◯議長(加納康樹議員) 日程第1、これより一般質問を9月4日に引き続き行います。  順次、発言を許します。  伊藤嗣也議員。 4: ◯伊藤嗣也議員 おはようございます。  本日のトップバッターを務めさせていただきます政友クラブの伊藤嗣也でございます。どうかよろしくお願いいたします。  通告に従いまして、大きく分けて2点お伺いいたします。  1点目は認知症予防としての社交ダンスを地区市民センターで推進することについて、その後の進捗状況でございます。  私は1年前の平成26年8月定例月議会におきまして、認知症予防の必要性についてと題し、認知症予防対策として社交ダンスを積極的に取り入れるべきであると質問させていただきました。その質問に対して、健康福祉部長、市民文化部長、そして市長からご答弁をいただきました。それぞれ前向きなご答弁をいただいたかと思っていたのですが、1年がたち、どうも進展が見えてきません。  そこで、1年前のご答弁を踏まえて現在どのような取り組みを行っているのか伺ってまいります。  まず、健康福祉部長からは、社交ダンスについて、認知症予防としての研究が進みますと効果的に実施をするためのメニューでありますとか方法、こういったものがまた公表されるというふうに見込んでおりまして、それが出たときには実施に移れるように、それまでの間、情報把握と研究に努めてまいりたいと答弁いただきました。  国からメニューが示される前であっても、社交ダンスについての情報把握と研究に努めるというご答弁でありますが、どのような情報把握と研究に努められたのか、その成果を披瀝いただきますようよろしくお願いいたします。 5: ◯議長(加納康樹議員) 永田健康福祉部長。   〔健康福祉部長(永田雅裕君)登壇〕
    6: ◯健康福祉部長(永田雅裕君) おはようございます。  伊藤議員からは、社交ダンスの効果について、前回ご質問いただいた後の経過について説明をということでご質問されました。  認知症予防対策としての社交ダンスのその後の進捗でございますけれども、昨年8月定例月議会での伊藤議員からのご質問の後、社交ダンスについて研究に取り組んでおります国立長寿医療研究センターへ直接連絡をいたしまして、研究の途中経過や今後について確認をさせていただきましたところ、研究結果の詳細は平成27年6月ごろに公表予定であると返事をいただきました。  また、ことし1月には国立長寿医療研究センターへ認知症予防の事業実施に向けた相談に出向きまして、その際、社交ダンスについては現段階では認知症予防の効果を明確に言える時期ではない。効果が明らかとなった場合にはダンスの強度や進め方などマニュアルの作成を予定しているというふうにお聞きをいたしました。  一方で、本市における認知症予防講座を開催いたしまして、その際にことしの2月から4回、国立長寿医療研究センターで社交ダンスを研究されている専門職の方を講師としてお呼びいたしました。既に効果が検証されているコグニサイズの講義でありますとか実技、それに加えて現在研究中の社交ダンスについてのご説明をいただきました。  4月以降も同研究センターへの問い合わせやホームページを注視するなど研究成果の公表を待っておりましたけれども、先般国立保健医療科学院のデータベースで研究成果を確認することができました。  その結果においては、研究のために新たに開発した社交ダンスのプログラムに基づいて実施した場合、軽い認知機能障害のある高齢者に対し、一部の記憶機能に保持効果が認められたと報告されております。  今後は認知症予防に有効な社交ダンスの実施方法について、メニューや方法などのマニュアルが公表される見込みであることから、介護予防事業の一つとして、地域の健康ボランティア活動や各種事業にその要素を取り入れていけるよう検討を行ってまいります。  以上でございます。 7: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 8: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  そのデータというのは何年何月の時点のデータでしょうか。 9: ◯議長(加納康樹議員) 永田健康福祉部長。 10: ◯健康福祉部長(永田雅裕君) データとしては、ちょっと私、手元に正確なものは持っておりませんが、逐次確認をしておりましたので、ことしのたしか6月か7月だったというふうに思うのですが、ちょっと正確な記憶ではないかもしれません。 11: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 12: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  多分平成26年度のデータではないのかというふうに思いますが、私のほうで調査を行いました。平成27年3月の厚生労働科学研究費補助金、長寿科学総合研究事業、介護予防プログラム開発に関する研究、平成26年度総括・分担研究報告書の中に介護予防プログラムの効果判定という論文があります。国立長寿医療研究センターから発表されております。  こちらの論文については市はご存じなかったのか。知ってみえたのか、先ほどのご答弁でははっきりしませんが、私の手元にはこのような形で論文がございます。もう一度確認を込めてご答弁をお願いします。 13: ◯議長(加納康樹議員) 永田健康福祉部長。 14: ◯健康福祉部長(永田雅裕君) 議員からお話ありました研究論文でございますけれども、この研究については、実際には国立保健医療科学院のほうが事業として取り組んだということで聞いております。それを国立長寿医療研究センターのほうから発表しているということで聞いております。 15: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 16: ◯伊藤嗣也議員 これぐらいにしますが、この論文は国立長寿医療研究センター生活機能賦活研究部の部長様の論文でございます。こちらの論文について知っていたか知っていなかったというのはちょっとはっきりしませんが、1年前の市長のご答弁でも、国立長寿医療研究センターの調査結果も踏まえ、認知症予防に効果的な事業に積極的に取り組んでいきたいと思っておりますというご答弁をいただいたわけでございますが、ご存じではなかったことはまことに残念でございます。  と申しますのは、そうであればもう既に何らかの対策が打たれておるのではないかなというふうに思うわけでございます。この論文は、実は社交ダンスが介護予防に効果があることを初めて科学的に証明した画期的な研究成果であります。  簡単にご紹介しますと、認知症の移行リスクの高い軽度認知症障害を有する高齢者に対して社交ダンスプログラム等を実施したところ、一部の記憶機能において機能低下抑制効果が認められたというものです。  以上の研究成果を踏まえて、本市は今後どのように取り組んでいかれるのか。今年度予算の編成後、この成果が発表されたのだから、例えば補正予算を組んで対応してもいいのではないかと思うのですが、ご答弁願います。 17: ◯議長(加納康樹議員) 永田健康福祉部長。 18: ◯健康福祉部長(永田雅裕君) 先ほど議員から論文での効果の検証といいますか、報告があったということでお話をいただいております。  その効果でございますけれども、一定の社交ダンスのやり方といいますか、その辺について、方法をもってやれば効果が出るというようなことになっております。そこで、その具体的なメニューや方法といった、そういうマニュアルというのはまだ発表されていない段階でございまして、そういう発表を受けて介護予防の事業の中で取り入れることを考えていきたいというふうに思っております。 19: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 20: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  あくまでも国のほうからメニューが出るまで四日市は待っておるということで理解いたしましたが、効果があるとわかったのであれば一刻も早く取り組むのが本来地方自治体として行うべきことではないかと私は理解をいたしますが、どうも健康福祉部さんはそうではない。国から示されるまで座って待っておるというふうでございますので非常に残念でございます。  次に、1年前に市民文化部長からは、社交ダンスは認知症予防に寄与する講座の一環として地区市民センターの事業に位置づけてまいりたいと思っておりますと答弁いただきました。  そのご答弁を受けて、今年度何カ所の地区市民センターでどのように何回、何日事業を行うのか。また、来年度以降この事業をどう拡充していく計画なのかご答弁願います。 21: ◯議長(加納康樹議員) 前田市民文化部長。 22: ◯市民文化部長(前田秀紀君) 昨年8月に議員のほうから、地区市民センターでの認知症予防としての社交ダンスの推進についてのご質問をいただきました。  その後、平成27年1月に各地区市民センターの館長を対象にしまして、研修の一環として社交ダンスをいろいろ知っていただくということも含めて、それから認知症予防へのそういった研究が進んでいることも理解を深めるための研修会も開かせていただいております。  それから、本年度に入ってからは、6月から7月にかけて日永地区市民センターにおいて──これは社交ダンスの団体の有志の方々のご理解、ご協力によるところが大きいんでございますが──1回当たり1時間程度、7回の初心者向け社交ダンス講座を開催し好評を博したところでございます。  その後、国立長寿医療研究センターより、先ほどご紹介ありました高齢者の認知機能の低下抑制に対して社交ダンスのプログラムが優位であるというようなことも説明されたところでございます。  本年度、平成27年度の地区市民センターにおける社交ダンス講座としての事業でございますけれども、こうした国立長寿医療研究センターにおける社交ダンスプログラムが認知症予防に一定の効果があるという研究成果を踏まえるとともに、それから、本年6月から7月にかけて実施いたしました日永地区市民センターでの講座開催も参考としまして、それから、地域のご指導いただく講師の方々、あるいは地域のニーズも考慮しながら、今後試行的に5地区の市民センターにおいて1講座当たり7回程度の開催を予定してまいりたいと考えております。  来年度以降につきましては、今現在国立長寿医療研究センターから利用可能なツールとしての社交ダンスのプログラムを作成していくというような方針も示されております。こういった動向をよく注視していきたいと思っております。また、より効果的な社交ダンスの具体的トレーニング方法が示されてくると思いますので、本年度は地区市民センターで試行的な取り組みを行いながら、来年度以降はそういった結果が出てまいればより広く取り組んでまいりたいと思います。 23: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 24: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  五つの地区市民センターで7回行う予定であるということでございますが、この7回という根拠は何でしょうか。と申しますのは、先ほどご紹介した研究では、平成27年3月に論文が発表されておるわけでございますが、1回60分間の社交ダンス教室を毎週10カ月間、計40回実施し、その結果記憶機能の低下抑制が見られたものでございます。  しかし、今ご答弁いただいたように1講座につき7回の開催では記憶機能の低下抑制は見込めないのではないでしょうか。7回という講座開催の回数はどこから出てきた数字なのか、7回で認知症予防を図ることができるという根拠は何なのかご答弁願います。  また、恐らく先ほどから健康福祉部長、市民文化部長がおっしゃってみえるメニューというものは、コグニサイズのダンスバージョンであるコグニダンスというものについてであり、今マニュアルをつくっておるということは私も承知しております。しかし、現在は社交ダンスでも効果があるということが証明されたわけですから、先ほどの健康福祉部長の答弁のようにそれが出るまで待つのではなくて、市民文化部としては私が先ほど申し上げたように一刻も早く行うべきではないかと思うんですが。予算もとってあると伺っていますが、一向に使われた、執行された形跡がないということでございますので、なぜ7回という開催回数なのか、その辺につきましてご答弁願います。 25: ◯議長(加納康樹議員) 前田市民文化部長。 26: ◯市民文化部長(前田秀紀君) 地区市民センターにおいて1講座当たり7回程度ということでございますけれども、地区市民センターにおいては、こうした認知症予防としての一定の効果が示されてはきておりますが、社交ダンスそのものを楽しんでいただくという生涯学習的な意味合いもございます。ですので、その中で地区市民センターのそのほかのいろんな事業等の中での可能な範囲ということもありますので、それについては7回程度が適当かなというふうに、日永地区市民センターの取り組みを踏まえまして考えておるところでございます。 27: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 28: ◯伊藤嗣也議員 それはちょっといかがなものかと思います。日永地区市民センターでたまたまボランティアでやっていただいたダンスのサークル団体があって、それがたまたまボランティアだったから7回しかできなかっただけであって、それを何かの根拠があるような言い方でしたが、全然違うわけでして、また、認知症予防としての社交ダンス講座開催経費40万円というふうに予算に上がっておるわけですよね、これ。だから、目的は認知症予防なんですね。  確かに生涯学習でサークルとして、趣味として楽しむということもあると思うんです。しかし、市として税金を投入する以上、目的があるわけですから、先ほどのご答弁ですと、趣味も認知症予防も一緒のような感じを受けたんですけれども、それでよろしいんですか。 29: ◯議長(加納康樹議員) 前田市民文化部長。 30: ◯市民文化部長(前田秀紀君) 基本的には認知症予防としての社交ダンスの効果が示されてきております。ですので、やはりこれを踏まえて社交ダンスの講座を地域でも案内していくということが基本になるとは思います。  現在1講座7回程度ということで、これが適当な方法であるかどうかについては、今後具体的な方法が示されるということでございますので、それまではあくまで試行的な取り組みとして取り組んでまいりたいというふうに思います。 31: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 32: ◯伊藤嗣也議員 とにかく市としてもっと早く国の情報を入手してもらわないとこういうことになってしまいます。ですから、私が入手できてなぜ四日市市ができないんですか。非常に私は理解できないんですが、いずれにしましても、認知症予防に効果があることがわかった以上、もう今年度の9月です。当初予算で40万円とられておるわけですよね。これがまだぜんぜん何も動きがないということが、私は1年前のご答弁からして理解ができないわけです。どうか認知症予防について効果がある取り組みを一刻も早くお願いしたい。  また、効果があるとわかった以上、当然補正予算も視野に入れる必要性があるのではないかということを市民文化部長並びに健康福祉部長に申し上げて次の質問に行きたいと思います。  それでは、2点目の質問は食の新成長ビジネスの推進であります。  皆さん、ハラール対応という言葉はご存じでしょうか。こちらにちょっと見本を持ってまいりました。これはマレーシアのハラール認証を取った沖縄の会社のサンプルです。これはきんぴらゴボウでございます。それから、これがカボチャの煮たものでございます。これが国産鳥のチキンカレーでございます。これが国産鳥の粗びきウインナーでございます。  冷凍ですのでちょっとしまわせていただきますが、現在これらの商品は国産鳥肉のハム、ソーセージで約8種類、国内産の和食惣菜で約9種類が製造されています、このような感じでカタログも出ておりますが、これの特徴は、メリットですが、独自でハラール認定の取得をしなくても、食材を利用することでおもてなしができるということでございます。これはMHC、マレーシアハラルコーポレーションのハラール認証を取得している商品でございます。  メリットの二つ目としまして、調理済みのできたての食材を真空パックしております。袋のまま温めて封を切って提供するだけで、ハラールメニューが提供可能になります。つまり、専用のお鍋と食器さえあれば大丈夫だということでございます。  メリットの3としまして、味は日本基準にこだわりました。だから、ムスリムだけ別のメニューにしなくても皆さんで同じメニューを楽しんでいただけます。また、健康にいい化学調味料、合成着色料無添加の食品であるという点でございます。ご紹介をさせていただきました。  ここで、平成27年8月4日の市長記者会見フリートークでの市長のご発言を紹介します。伊勢志摩サミット開催まで300日を切り、ジュニアサミット等への取り組みを記者から尋ねられて、市長はこのようにお答えになっています。本市でのジュニアサミットの開催はふさわしいと申し上げた。また、ICETTは国際貢献の拠点であり、イスラム系の子供たちに対するハラール料理やベジタリアン向けの料理を提供できることを知事に伝えた。  まずお伺いしますが、ICETTではどのようにしてイスラム系の子供たちに対するハラール料理を提供しようとご計画ですか。詳しい手順までお答えください。 33: ◯議長(加納康樹議員) 川北環境部長。   〔環境部長(川北高実君)登壇〕 34: ◯環境部長(川北高実君) ICETTにおきますハラール対応につきましてご答弁させていただきます。  公益財団法人国際環境技術移転センター、ICETTでございますが、まず、ICETTにおける海外からの研修生の受け入れ状況につきましては、平成2年の設立から平成26年度の間に89カ国から2417名の研修員を受け入れております。そのうちハラール対応が必要と考えられるイスラム圏の研修員は31カ国から計750名でございます。  ICETTでは、設立以来、行政、民間を問わず多くの海外研修員を受け入れる施設──例えばJICA中部ですが──で食堂等の運営実績がある経験豊富な業者に委託をし、おおむね同様のサービスを行ってきております。今後もこういった対応を充実させていくという旨を聞いております。  食事を提供する方法はビュッフェ方式でございますが、研修員が食事をとる際取り間違えのないように、例えばハラールミートと表示するなどして提供しております。  こういった研修等に当たりましては、事前に食文化を調理師に伝えて、あらかじめメニューを作成し食材を調達いたしますが、ICETTに確認をいたしましたが、これまでのところハラール対応について大きなご意見はいただいていないということでございました。  これからにつきましても、さまざまな宗教、慣習、文化がございますので、ハラール対応も含めまして、それらを十分に理解することは重要でございますので、県とともにICETTのほうに側面的な支援を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 35: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 36: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  今のご答弁は、ICETTで調理をするというふうな理解をいたしました。先ほど私が紹介したように、調理をしなくてもいいこのような便利な食材があるのに調理するということですが、農林水産省のハラールにかかわる取り組み状況という資料がございます。  今のご答弁を整理しますと、肉類はハラール認証のものを使われるというふうに理解します。野菜類及び調味料はハラール認証ではないものを恐らく使われるのであろうと思いますが、調理器具、場所は普通の調理器具や場所を使用するということであります。これではハラール対応としてはまことに不十分です。農林水産省が作成したハラールにかかわる取り組み状況によれば、日本料理をハラール食品として提供する場合、厨房のハラール専用化、微量のアルコールを含有する調味料のハラール性の確認、原材料の食肉由来成分等の確認等の必要性が指摘されています。  先ほどのICETTでのハラール対応についての部長の説明は農林水産省の資料と食い違いますが、私は非常に不安を感じております。と申しますのも、平成27年8月29日の山梨日日新聞でございますが、東京入国管理局横浜支局においてイスラム教徒に豚肉が出され、男性がハンストをいまだに行っておるという状況が紹介されています。この男性は食べてはおりませんが、自分で見つけたということです。国の機関でございますので、委託業者並びに入国管理局自身がきちっとチェック体制をマニュアル化して設けてあるにもかかわらず、このような事態が起こっています。私が心配するのは、こういうことがICETTで起こってしまわないかなということを非常に懸念をしております。その点、部長いかがでしょうか。 37: ◯議長(加納康樹議員) 川北環境部長。 38: ◯環境部長(川北高実君) 先ほども一部申し上げましたが、ICETTのほうではJICA中部で経験のあります業者のほうに委託をしておるということでございます。そういったことで、同様のサービスを行ってきており、今後もこういった対応をより充実させていきたいというふうに考えております。その際に当たりまして、我々四日市といたしましても研究に努めまして、ICETTのほうへ助言等を行っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 39: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 40: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  ジュニアサミットに関連いたしましてもう一点お尋ねいたします。  ジュニアサミットの誘致には、桑名市や鈴鹿市も立候補していると聞き及んでおります。桑名市ですが、市長みずからが食品会社と交渉し、イスラム系の子供たちだけでなく、招いた全ての国の子供たちにハラール料理を提供することをその場で即決したというふうに聞き及んでおります。これぞまさに生きた国際理解、国際教育ではないでしょうか。イスラム系の子供たちへのおもてなしは当然のこととして、イスラム系以外の子供たちへもハラール料理を提供して、お互いの文化に対する国際理解を深めてもらう。桑名市では市長みずからが先頭に立ってこのような取り組みを進めているのです。  これを聞いて四日市市はどのようにお感じになりますか。市長みずからが先頭に立ってイスラム圏への理解を促進させ、そのことが結果的にジュニアサミットの誘致につながるという取り組みを行うお考えはおありでしょうか。 41: ◯議長(加納康樹議員) 舘政策推進部長。 42: ◯政策推進部長(舘 英次君) ただいま議員からジュニアサミットについて、桑名市や鈴鹿市の取り組みというか、一端をご紹介いただいたんだと思います。  このジュニアサミットにつきましては、これはイスラム圏の国の子供たちも来るので、もちろんこのハラール料理については当然配慮しなけりゃならないわけでございますけれども、まずは何よりも、そのジュニアサミットを開催する中のテーマであったり、あるいはその施設がそのジュニアサミットを開催するに当たって適切なものか、例えば警備面であるとか、その中の視察内容、あるいは会議室の状態といったことがまず第一義であろうかと思います。  もちろんハラール対応についても配慮はしなければならないということでございまして、先ほど記者会見での市長の答弁を引き合いに出されましたけれども、ICETTという施設が四日市にはあって、先ほど環境部長が述べましたように、これまでもたくさんの実績があって、これまで大きな苦情や問題にはなっていない。  ただ、このハラール料理と申しますのは、多分に個人的な宗教観によって大きく左右されるところがございますので、どういう方が来られるかということはこれから決まってまいるわけでございますけれども、そういった非常に厳格なことをされる個人の方もいらっしゃれば、豚肉を食べなければいいといったような方もいらっしゃるわけでございます。  そういったときに、議員からはご紹介いただいた認証機関があって、そういう食材を提供されているところもあるというご紹介もいただきましたので、これはもう十分に参考にさせていただくということでございまして、私どもとしては、お越しになったその方々の環境を充実すると申しますか、お迎えをする環境をきちんとつくっていくことが重要であろうかというふうに思います。 43: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 44: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  ジュニアサミットの条件として、ハラール対応の食事の提供、それからベジタリアン向けの食事の提供というのは、県のほうからの絶対条件であるというふうに聞き及んでおります。  先ほどの環境部長のご答弁並びに政策推進部長のご答弁で県が不安がなければいいんですが、桑名市長がなぜ即決でその場で決めたのか、それも長島にある大きなホテルの中でそれを提供するということらしい。四日市においてはICETTが研修員にどこまで提供しているかはわかりませんが、今の状況を継続してくような形に受けとめますので、私は県にこの話が伝わったら非常に不利ではないのかというふうに思っておりますので、十分ご検討をしていただきたいと思います。このような便利な食材があるわけですから、よろしくお願いします。  また、桑名市長の動きは質問通告を行った後で情報が入って来ましたので、急遽この場でご紹介をさせていただきました。各自治体は時にはトップが前面に出ることで新しいチャンスをものにしようとしています。本市もそのような動きに乗りおくれないよう積極果敢に行動していただくことをお願い申し上げます。  日本にとって身近でこれから伸びようとするイスラム圏の方々に対して安心して口にできる食事、食材を提供することは、まさにおもてなしの心であります。と同時にビジネスチャンスでもあります。イスラムの戒律に適応したハラール対応の食事、食材を提供する日本の事業者はまだまだ少ないのが現状です。  ハラール対応の食事、食材を提供するためには、作物を育て加工し、販売し、調理するといった各段階において細心の注意が必要です。そしてハラール認証を受ける必要があります。しかし、それらを6次産業としてうまくコーディネートできたら、開拓者がまだまだ少ない分野において主導権を握れる可能性があります。  そこでお尋ねしますが、第1次産業、第2次産業、第3次産業の全てにおいて高いポテンシャルを持つ本市において、ハラール対応の第6次産業を市が主導してコーディネートしていくお考えはありますか。先進的な自治体では、生産者がハラール認証を受けるために講習会や認定機関の紹介やハラール認証取得に係る費用の補助等に取り組んでいますが、本市はどのような取り組みを考えていますか。 45: ◯議長(加納康樹議員) 須藤商工農水部長。
    46: ◯商工農水部長(須藤康夫君) 議員からは、ハラール食品の対応ということで、ビジネス面からの対応についてご質問いただきました。  議員からもございますように、近年東南アジアにおけるイスラム圏諸国については順調な経済成長を遂げられているということで、例えばマレーシアからの訪日客数は飛躍的に伸びておるということでございます。統計によりますと、一昨年は前年比の5倍近くまで伸びておるというような状況がございます。  こうした中、議員ご指摘のとおり、ハラールへの対応ということにつきましては、海外への輸出展開、あるいは海外からの訪日客、いわゆるインバウンドというものが拡大される中で、本市の事業者にとっても新たなビジネスチャンスを秘めておるものというふうに捉えております。  しかしながら、市内の事業者におかれては、ハラールへの対応というような認識はまだまだ十分なところがないというふうに考えております。  そのため、今後につきましては、商工会議所等の関係機関とも連携を図りまして、各種セミナーなどでハラール対応というようなことについての情報提供について努めていきたいというふうに考えております。  また、食材を生産する農業につきましても、現在日本の農業を取り巻く状況は大変厳しいところがございますけれども、このようなハラール対応という新しいチャンスで加工まで含めた6次産業化、あるいは生産、流通、加工というような商工農連携によりまして、新しい展開も見られるというようなことも期待できます。そのようなことで、本市ではまた三重県等関係機関とも連携しまして、農業者に対してもそのような情報提供をこれから進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 47: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 48: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  市として関心は持っていただいているようでありがたく思います。しかし、その程度では食の新成長ビジネス推進はかないません。  そこでインバウンド、訪日観光客について先ほど部長も触れられましたが、マレーシアからの訪日観光客数は約1.5倍ですね。2007年の6万人に対して2012年は9万人になっておるということでございます。また、インドネシアにおかれましては1.8倍という、3万8000人から6万8000人というような数字が出ておるわけです。これらは国の農林水産省のほうからの資料でございますが、本市としても、今はまだイスラム圏の方が確かに少ないのかもしれませんが、来年のサミットとか観光客がふえてきておる中、四日市に来たときにどこへ行ったらハラール認証の食事ができるんだということが市のほうに問い合わせがあったら、市は今何と答えられますか。 49: ◯議長(加納康樹議員) 須藤商工農水部長。 50: ◯商工農水部長(須藤康夫君) 正直申しまして、市内の宿泊、あるいは食品の関係の事業者の皆様がどの程度ハラール対応をしてみるかということにつきまして、まだまだ情報が不足しておるというようなことでございます。特に先ほど政策推進部長からもございましたとおり、ハラールへの対応については各国々でさまざまでございます。また、個人差というところもございます。その辺をこれからいろんな情報を収集して、対応について確実にお答えできるように対応してまいりたいというふうに考えております。 51: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 52: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  ぜひその辺について調査のほうをよろしくお願いします。ちなみにこの沖縄の会社は、三重県にある三つの銀行がお金を出して、三重県にある二つの企業がお金を出してつくっております。そういう意味で非常に三重県が力を入れておるということがわかるのではないかと思います。  あと、横浜にある新横浜ラーメン博物館ではハラール対応ができております。ですから、そこへ行かれたイスラム圏の方はラーメンが食べられるということでございます。京都においてはレストランが9店舗、ホテルが9店舗ということで、京都市及び京都文化交流コンベンションビューローが専用のウェブページを開設しております。  実は何が申し上げたいかと言いますと、本市においても四日市港を有効に活用していくべきではないかと。大型客船が着いたり、物資を積み込むのに、先日聞いた話によりますと、沖縄に豪華客船が着いたときに、乗組員の方がかなり、数百人おられて、そのうちのかなりの割合の方がイスラム系の方だったのですが、食事の積み込みが十分できなかったということも聞き及んでおります。  本市においても、港があり、日本の真ん中という状況もございますので、どうかこのハラール対応というものを四日市として一つの起爆剤として、農業から人、物、加工、物流、あらゆる面で対応していくことが新しい産業をつくっていくことになるのではないかというふうに思っております。  今四日市でハラール認証を取っている企業は数社ございます。ご存じと思いますが、老舗のゴマを加工している会社であったり、食品原料を扱っておられる会社が、例えばアメリカならアメリカへ輸出するためにアメリカのハラール認証をというように、各国のハラール認証を取得しております。  企業みずからいろいろ調査してやっているわけですが、そういう中で、やはり基礎自治体である四日市市としてそんな企業に対していろいろな支援策をとっていく必要があるのではないかと。  それで、九州の福岡県八女市で日本茶、お茶がハラール認証を受けたんですね。今アメリカ並びに東南アジアで抹茶ブームというのか、日本茶ブームがすごいということで、かなりの消費量があると。この中で、本市においても、かぶせ茶と申しますか、お茶は盛んに栽培されておりますが、単価がどうこうであったり、なかなか生産者が非常にご苦労されておるというふうに聞き及んでおります。  そのような地元のお茶の産業を、やはり行政として何らかの形で支援して、ハラール認証を取って販路を──国内はどんどんどんどん細っていくのではなかろうかという懸念もございますので──外国に向けて拡大していく、そのためにはやはりハラール認証というものが必要になってくるというふうに思います。その辺のお考えはいかがでしょうか。 53: ◯議長(加納康樹議員) 須藤商工農水部長。 54: ◯商工農水部長(須藤康夫君) 本市はかぶせ茶が特産品ということでございます。イスラム圏の皆様も緑茶は好んで飲まれるというふうにも聞いております。まだまだ市内にイスラム圏の方のインバウンドというものはわずかではございますけれども、今後は確実に拡大していく傾向にあろうかというふうに思っております。  一方で、海外の輸出ということになると、ハラール対応だけではなくて、いろんな基準、HACCP対応等の認証も取っていかんならんというような課題もございます。  いずれにしても、お茶産業につきましてもこれから6次産業化を進めて販路拡大をしていくというようなことは重要なことでございます。まだまだその辺の認識というものは農家の皆さん、まだ十分ではございませんので、今後もいろんな機会を通じてそのような情報を交換してまいりたいというふうに考えております。 55: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 56: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  なぜ伺ったかと申しますと、桑名の納豆メーカーさんがハラール認証を取られて海外のほうの輸出に力を入れていくということがもう決まっておりまして、これも当然、伊勢志摩サミット並びに東京オリンピック等も視野に入れたものであります。やはり日本の人口はどんどんどんどん減っていく以上、これはやっぱり民間企業は販路を模索していかないかん中で、桑名の納豆メーカーさんがこのような形でハラール認証を取られた。本市の企業もやはり取っていくべきではないかというふうに思っております。  そこで、ハラール対応の加工食品には、ハラール認証の証明に加えて、私は四日市としてのシティプロモーションの観点から、四日市産の材料使用である旨を表示するというのはいかがなもんかというふうに思っております。海外での都市間競争の単位はシティー、市でございます。そのために有効と思われる施策メニューはいかがでしょうか。 57: ◯議長(加納康樹議員) 須藤商工農水部長。 58: ◯商工農水部長(須藤康夫君) 海外への販路拡大をしていくに当たっては、やっぱり四日市のシティセールス、四日市の名前を合わせて売り込んでいくというような視点は非常に重要かというふうに思っております。まだまだ販路拡大というところまで至っておりませんが、今後いろんな取り組みを進める中ではそのような観点も十分に取り入れてまいりたいというふうに思っております。 59: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 60: ◯伊藤嗣也議員 平成26年8月定例月議会において、日置記平議員が近隣諸国との経済交流の方向性について新しい視点を持つべきであるとの質問を行ったのに対して、市長は、東南アジアにつきましては──途中省略しますが── 一般的な姉妹都市、友好都市ではなくて、経済交流に絞った戦略的な四日市との都市提携を視野に入れて、具体的にどの都市ということも含めて、ことし、来年に──つまり去年かことしに──その辺の調査や取り組みを進めていきたいと答弁をされておられますが、東南アジアのインドネシアはイスラム教徒の人口が世界で最も多い国であり、マレーシアは一定規模のイスラム教徒の人口を抱えながら急成長をしています。  これらの国々も有力な候補になり得る都市提携について、1年前の答弁も踏まえましてどのような進捗状況にあるのかご答弁願います。 61: ◯議長(加納康樹議員) 藤井副市長。 62: ◯副市長(藤井信雄君) 戦略的な姉妹都市提携につきましては、予算も認めていただいておりますので、二、三の都市を絞って、民間企業、中小企業も募って実施をして、まず詳しく調査をする予定をしておりまして、来月にも第1段階としての取り組みを、今、具体化に向けても進めておるということでございます。  今伊藤議員おっしゃいましたように、東南アジアの中においてその有望な国というのは確かにイスラム圏が多いということで、この部分につきましては、いろんな面での配慮をするということを市としても真剣にやっていく時期というのはそのときとタイミングを合わせてやっていくということで考えております。  先ほどジュニアサミットのことを申し上げましたけれども、私どもも先週の1日の夕刻、県のサミットの推進局長と意見交換をきっちりしておりまして、その中でハラール対応については重要なことできっちり配慮をしていただかないとだめだけれども、デリバリーでもいいというふうには今は聞いていると。私どもからしますと、いろんな状況があるので、デリバリーということで対応ができるのかどうかももう一度外務省にも確認をしていただきたいというふうに申し上げています。  今事前に四日市を代表するホテルとの打ち合わせも始めておりまして、できる範囲で十分やっていくと。ただ、政策推進部長が申し上げましたけれども、どんなテーマでどういうふうに世界の子供たちに、特に10代後半の子供たちにその場を与えるかということをまず第一義に今取り組んでおりますので、それだけでは十分ではないということもアドバイスいただいておりますので、それを並行してやらせていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 63: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 64: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  海外との、東南アジアとの関係はぜひ頑張っていただきたいというふうに思っております。  私はICETTと思っておったところ、藤井副市長からはジュニアサミットについて市内のホテルも検討されておるということを今伺ったわけでございますが、いずれにしましても、決まった場合におきましては、きちっとした対応をひとつよろしくお願いいたします。  では、最後になりますが、ふるさと納税について取り上げます。  各自治体がふるさと納税の返礼品を工夫することで納税を呼び込もうとしていることは皆さんご承知のことと思います。  本市のふるさと納税の返礼品は本市の伝統的な産品が中心でございます。もちろんそれもよいのでございますが、新しい産品も加えたほうが本市に対する納税意欲を高めるのではないでしょうか。例えば今までご紹介したハラール対応の食材は、日本人にとっても体に優しい食材でございます。また、ハラール対応の食材以外にも、塩のソムリエが本市には在住しており、新しい本市独自のブレンドの塩を生み出す可能性も秘めていると思います。  このような新しい食材をふるさと納税の返礼品として追加することで、本市に対するふるさと納税をふやすこととともに、本市の新しい産業を育成する効果もあるのではないでしょうか。ご答弁願います。 65: ◯議長(加納康樹議員) 内田財政経営部長。 66: ◯財政経営部長(内田貴義君) 議員からは、ハラール対応の食材や新たな食材をふるさと納税の答礼品として採用することで、新産業支援を行っていくべきではないかとのご提案をいただきました。  ふるさと納税は、本来、地域の守りたいもの、あるいは発展を立てたいものにつきまして、その政策や事業を進めるに当たって寄附金で応援してくださいと、こういった政策を競うべきものでございますけれども、実際には最近はお手軽にお得感を競うものになっているところがございます。こういったところから、総務省のほうからは、ふるさと納税のお礼の品の送付に当たりまして、寄附金控除の趣旨を踏まえ良識ある対応を行うように通知が出されてございます。  一方、議員からもご紹介がありましたけれども、地元の特産品のよさを全国の納税者に知ってもらい、知名度を高めてリピーターをふやし、特産品の販売促進をすることでもたらされる経済効果が期待できるといった意見もございまして、これらのことを踏まえて、まず、本市におけるふるさと納税の運用の中では、ふるさと納税に関するホームページサイトにおきまして新規産業支援などの本市の政策のPRをさらに工夫することで、本市の取り組みを応援していただけるように努めてまいります。  また、お礼の品につきましては、現在四日市らしい地場産品を選定した上でお送りしておりまして、その中には議員からご紹介いただきましたハラール対応の食材も入っておりますけれども、これまでにも議会からのご意見もございまして、今後お礼の品をふやす必要性は感じているところでございます。このため、現在のお礼の品と並ぶくらいの認知度があるものを活用していくことについては検討しているところでございますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。  以上でございます。 67: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 68: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  ふるさと納税については本市は決して県内でも上位とは言いがたい部分もあろうかと思います。なかなか三重県の南のほうの基礎自治体と比べてお礼の品が難しいというのも十分理解はできます。どうか商工農水部と連携をとっていただいて、新しいお礼の品をふやしていただいて、ふるさと納税が四日市にたくさん来るようによろしくお願いします。  と申しますのも、大手の調査機関の名古屋の取締役からふるさと納税についてすばらしいというような文章も出ております。したがいましてどうかひとつよろしくお願いします。  ちょっと一つ、商工農水部長に確認をとることを忘れておりましたので、ぜひよろしくお願いいたします。  ハラール認証に関してなんですが、市内の生産者、加工者に対するアドバイザー派遣であったり、研修であったり、セミナーの実施、それからハラール認証取得に対する経費の支援、ハラール対応食品工場の立地促進と経費支援については、国からの補助金メニューがあると思います。手元にありますけれども具体的には申し上げませんが。それから、四日市産ということのPR、先ほども申し上げましたが、四日市産の食材を使ったことを証明するブランドロゴの作成、これもやはり合わせて商工農水部さんのほうで検討いただくといいかなと思うんですが、その辺のお考えはどうでしょうか。 69: ◯議長(加納康樹議員) 須藤商工農水部長。 70: ◯商工農水部長(須藤康夫君) ハラール食品対応ということで、新産業を育成していく上でのご質問をいただきました。  先ほど申しましたように、まだまだなかなか市内での認知度というのも十分ではありませんので、まずはそういう情報を提供していくと、農業者あるいは生産者全てに対して情報を提供していくということがまず第一かというようには考えております。  それらの中で具体的にハラールの認証を取られたいというような事業者の皆様、あるいは具体的な工業立地というようなことになってまいれば、それぞれの支援制度を、現在も企業立地奨励金、あるいはそういう認証を取るというようなことでの支援もさせていただいておりますが、そのようなことを十分活用して産業立地、産業支援に取り組んでまいりたいというふうに考えておるところでございます。 71: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤嗣也議員。 72: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  どうか頑張っていただいて、ジュニアサミットを四日市で開催できることを願っております。よろしくお願いいたします。  私の本日の質問には、新成長ビジネスの積極的な展開によりもうかる農林水産業の実現と地域経済の活性化を図るべきではないかというような思いが入っております。また、四日市産の農林水産物の海外への輸出を促進するべきではないかという思いも入っております。やはり膨大な人口を抱えるイスラム圏への輸出拡大とハラール対応はこれから必要になってくることは間違いないと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、四日市ブランドの展開の強化も質問させていただきました。どうか四日市ブランドの商品をつくって、展開して、シティプロモーションの観点からも、四日市の材料である旨の表示をぜひともよろしくお願いいたします。  以上、私の質問はこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 73: ◯議長(加納康樹議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。 74:                         午前10時58分休憩    ─────────────────────────── 75:                         午前11時8分再開 76: ◯議長(加納康樹議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  森 康哲議員。 77: ◯森 康哲議員 改めましておはようございます。政友クラブの森 康哲でございます。通告に従い順次質問をしてまいりますので、よろしくお願いします。  最初に市民の生命、財産を守る消防・救急体制についてお尋ねをします。新しい消防長にかわりましたので、新しい気持ちで質問をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。  市民が安心して暮らせる最も重要な施策として、消防救急体制の充実、強化については、これまでもたくさんの質問や提言を一般質問や委員会などでしてまいりました。消防団の強化を初め、消防業務、救急業務の高度化や消防署の充実、消防職員の増員、コンビナート防災の対策などなど、どれもが重要な課題であり、また市民が期待するところでもあります。  このような中、病院から救急車が直接出動する救急ワークステーションを市立四日市病院へ設置し、また本年3月にはドラゴンハイパー・コマンドユニットが配備されるなど、消防救急体制が着実に強化されてまいりました。しかし、市民の命を守るといった目線で見ますとまだまだ至りません。そしてスピード感も大切ではないでしょうか。  そこで質問ですが、現在新しい消防分署の建設に向けて取り組んでいただいておりますが、その概要と取り組み状況について教えていただきたいと思います。 78: ◯議長(加納康樹議員) 山本消防長。   〔消防長(山本良也君)登壇〕 79: ◯消防長(山本良也君) 議員からは、現在整備を進めております新消防分署の概要と取り組み状況についてご質問をいただきました。  まず、新消防分署の概要でございますが、本市の消防救急体制については、まちの発展に伴いまして、沿岸部に中、北、南の三つの消防署を配置するとともに、西部地域などに消防分署や出張所を配置し、平成20年11月には神前地区に中央分署を開設して現在に至っております。  このような中、消防本部といたしましては、救急車が出動してから現場に到着するまでの時間の目標を5分として取り組んでまいりましたが、中央分署開設後も、北部地域では八郷地区周辺で、南部地域では四郷地区周辺で現場到着時間に平均で7分から9分程度かかっており、本市の消防救急体制の課題となっておりました。  このような状況を踏まえまして、平成25年度に本市の消防力適正配置調査を行い、その結果として、北部及び南部地域に新たな消防活動拠点が必要であるとのことから、平成26年度からの総合計画第2次推進計画におきまして新消防分署を整備することといたしました。  新消防分署の概要でございますが、北部及び南部とも火災と救急に対応するため、消防車1台、救急車1台に加えて予備車両を配備するとともに、常時消防職員が4名から5名勤務する体制を確保するため、分署長以下16名を配置する予定でございます。  また、その設置場所でございますが、これは先ほど申し上げました消防力適正配置調査で消防分署を新設する場合の適正な位置が示されており、その位置を中心といたしまして、消防車両の出動に適した道路状況や住宅などの周辺環境への影響などを考慮して設置場所を選定いたしました。  仮称ではございますが、南部消防分署につきましては、南部丘陵公園周辺で県道沿いの国有地を選定いたしました。同じく仮称ではございますが、北部消防分署につきましては、四日市東インターチェンジ周辺の県道沿いの県有地ではございますが、三重県が広域防災拠点としての整備を予定している敷地内に設置してまいりたいと考えております。  次に取り組み状況でございますが、まず南部消防分署につきましては、昨年度に候補地を選定させていただき、平成27年度、本年度はこれからではございますが、用地取得、造成工事、建築設計を行い、平成28年度に庁舎の建築工事、そして平成29年4月の開署を予定しております。  また、北部消防分署につきましては、平成27年度に候補地の選定、平成28年度に造成工事、建築設計、平成29年度に庁舎建築、平成30年4月の開署を目指して取り組む予定でございます。  なお、北部消防分署につきましては、三重県の広域防災拠点の整備スケジュールと調整を図りながら進める必要があることから、造成設計を少し前倒しさせていただき、本定例月議会に補正予算として計上させていただいているところでございます。  いずれにいたしましても、南部及び北部消防分署とも造成や建築等の工事を伴う事業であることから、今後も計画的に事業を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 80: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 81: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  新しい分署の機能につきましては、これまでも提案してまいりましたけれども、本市の場合、消防車や職員を多く配置した消防署が沿岸部に張りついておりまして、内陸部には分署や出張所があるという状況であります。
     しかし、東日本大震災の教訓から、やはり津波対策は大変重要であり、内陸部にあります分署は沿岸部の消防署に被害が発生した場合のバックアップ機能を持たせる必要があると考えております。  これから整備予定の消防分署においては、そのような機能は備えるおつもりがあるのかどうかお尋ねしたいと思います。 82: ◯議長(加納康樹議員) 山本消防長。 83: ◯消防長(山本良也君) 議員からは、これから整備する新消防分署にバックアップ拠点としての機能を持たせる必要があるのではないかというご質問をいただきました。  先ほども申し上げましたが、市内沿岸部には中、北、南の三つの消防署を配置しており、津波などにより消防署にもし被害が発生した場合、消防本部と中消防署につきましては、神前地区の中央分署をバックアップ拠点として位置づけております。  また、今回整備する南部及び北部の新消防分署につきましては、沿岸部と内陸部を直線的に結ぶ県道沿いに整備する予定であることから、北消防署及び南消防署が被災した場合のバックアップ拠点としても最適な位置にあると考えております。  議員からもご提案がありましたが、新消防分署には沿岸部の消防署に配置してある消防車両が退避することができるスペースの確保や消防隊員の待機室の確保など、このような消防署のバックアップ機能も視野に入れて整備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 84: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 85: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  今からでも間に合うということで理解をしました。これから具体的な設計を行うのであれば、ぜひそのような視点を取り入れた設計にしていただくようお願いいたします。  そして、新消防分署の整備スケジュールについて、計画的に進める予定だと思いますが、南部分署は平成29年4月開署予定、北部分署は平成30年4月の開署を目指していると議会のほうにも報告がありました。  当然予算や用地の確保などいろいろな課題があるのは理解できますが、しかし、それといって事故や病気は待ってくれません。ましてや命にかかわる事業である以上、行政としては最善、最大限の努力をしていただき、できるだけ早く整備をする必要があると思いますが、いかがでしょうか。お尋ねします。 86: ◯議長(加納康樹議員) 山本消防長。 87: ◯消防長(山本良也君) 新消防分署の整備について、できる限り早くとのご指摘をいただきました。消防本部といたしましても、消防車や救急車の現場到着時間の短縮は大変重要な課題であり、新消防分署の整備はスピード感を持って取り組まなければならないものと思っております。  しかしながら、新消防分署の整備には庁舎や車両などのハード整備に加えまして、ソフト面として消防職員の増員も必要となってまいります。  消防職員につきましては、本年2月定例月議会におきまして、新消防分署の要員を含めた消防職員定数の増員をさせていただいたわけでございますが、この増員につきましても、2カ年で計画的に採用し、消防学校での教育を修了した後に各所属へ配置してまいりたいと考えております。  このような中、南部の消防分署を1年先行して整備を進めているところであり、北部につきましても、三重県の広域防災拠点の整備スケジュールとの調整もございますが、三重県や関係部局とも十分に連携をして、1日でも早く消防分署の機能が発揮できるように取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。 88: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 89: ◯森 康哲議員 ありがとうございました。  施設整備につきましては、入札不調など全国各地でも問題が発生していることは皆さん周知の事実であります。であるからこそ、少しでも早く取り組む必要があるのではと私は思うのですが、北部分署の場合は開署予定までにまだ2年半あります。いつ起きてもおかしくない大規模災害に備えるためにも、この事業に対してもっともっとスピードを加速し、少しでも前倒しして取り組むべきだと思います。ぜひ備えよ常に、市民の命を守るという目線を大切にして取り組んでいただくことを強く要望して、次の項目に移りたいと思います。  四日市市消防団の強化と充実について質問します。  皆様ご存じのとおり、消防団員は平常時は自分の仕事を各自持っていて、いざ災害が発生すれば消防本部からの指令により自宅や職場から災害現場へ直接駆けつけ、それぞれの地域での経験や地の利を生かした消火活動や救助活動を行う非常勤の消防隊員であります。  特に地震や津波などの大規模災害では、消防署などの常備の消防力だけでは対応ができないことから、地域における消防力の確保が必要不可欠であり、消防団の活動が地域防災のかなめとして大いに期待されているところでもあります。  このような中、平成25年12月には消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が施行されました。これは、地域防災の確立が重要な課題である一方、少子高齢化や自営業者の減少、サラリーマンの通勤範囲の拡大などの社会情勢の変化により消防団員の確保が非常に困難になってきていることから、消防団の充実に向けた取り組みをより一層強めることを目的として法律がつくられたものであると思います。  そこでお尋ねしますが、今現在の本市の消防団の組織や団員の数、災害出動や訓練の状況について教えていただきたいと思います。 90: ◯議長(加納康樹議員) 山本消防長。 91: ◯消防長(山本良也君) 議員からは、本市における消防団の組織、団員数、災害出動、訓練の状況についてお尋ねをいただきました。  消防団の組織、団員数につきましては条例及び規則で定められており、団本部と26の消防分団で構成され、条例定数につきましては620名であります。  消防団員数につきましては、全国的に会員数が低下している中、本市におきましては579名と一定の水準を確保しているものの、やはり定数を満たしていないのが現状でございます。  また、消防団の本部には団長、副団長のほか、水防や昼間の災害などに特化した機能別団員が組織されております。  消防団員はふだんご自分の仕事の傍ら、職場や自宅から火災はもとより地震や台風といった災害が発生した場合にはいち早く現場に駆けつけ、消火、救助、水防といった災害活動を行うとともに、平素は迅速な活動ができるように放水訓練などさまざまな訓練を行い、地域の安全・安心なまちづくりにご尽力をいただいております。  なお、平成26年度の消防団全体の出動状況でございますが、火災出動などの災害出動が延べ384件、放水訓練を初めとした操法訓練などの回数が延べ627回という状況でございます。  以上でございます。 92: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 93: ◯森 康哲議員 現状は定数に対して団員が確保できていないことがわかりました。でも、団員が確保できないからといって何も方策を講じなければ、このまま消防団は縮小してしまい、ひいては四日市の地域防災の弱体化につながるのではないでしょうか。  先進他都市では、大学生や女性へ消防団活動への参加を呼びかけ、消防団協力事業所に対する入札資格の優遇措置等、いろいろと工夫をして取り組んでおり、必死になってかき集めている状態であると聞き及んでおります。  本市の団員確保のための取り組み状況はどのようになっているのか教えていただきたいと思います。 94: ◯議長(加納康樹議員) 山本消防長。 95: ◯消防長(山本良也君) 議員からは、消防団員の確保のための取り組み状況についてご質問をいただきました。  消防団員確保の取り組みといたしましては、本市の観光大使を消防団サポーターに任命したコンサートや消防団を題材とした映画上映会など、消防団の魅力を発信するためのキャンペーンを開催したほか、エフエムよっかいちやCTYを通じて四日市の消防団員を題材にした放送を行っているところでございます。特にエフエムよっかいちでは、今年度から週2回それいけ消防団という番組を放送しているところでございます。また、この9月からは、収録したこのFM番組の内容を毎週木曜日に市役所で昼休みに放送しております。そのほか、出初式はもとより市主催のYYストリートや子供祭りなどのイベントでも消防団入団促進活動を行っております。  今年度末には、国の消防団加入促進事業を活用いたしまして、市内の映画館において本市独自の消防団PR映像を上映する予定でございます。このほか、消防団車庫の改築や活動服など消防装備を順次更新して活動環境の整備を図り、消防団活動に魅力を感じていただけるように取り組んでおります。  次に消防団協力事業所に対する優遇措置についてでございますが、本市では現在取り入れていないのが現状でございます。この消防団協力事業所制度と申しますのは、消防団員の確保に積極的に協力をいただいている事業所に対しまして表示証を交付する制度でございます。現在管内の9事業所に対して表示証を交付しているところでございます。  本市においては、ホームページや広報よっかいちなどを通じて広く市民に知らせているところではありますが、まずは今後も引き続き消防団協力事業所制度そのものやこれら事業所のさらなるPRに努めてまいりたいと思っております。  また、大学生への働きかけにつきましてもご質問いただきました。四日市大学につきましては、平成25年度から学校の大学の授業の中で消防団の活動について啓発を行っており、現在3名の四日市大学の学生が地元八郷分団の消防団員として活動をされております。  いずれにいたしましても、消防団員の確保につきましては、自治会のご協力によるもののほか、今後も消防団の活動や魅力を広く市民へ発信してまいりますので、よろしくご協力賜りたいと思っております。  以上でございます。 96: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 97: ◯森 康哲議員 ありがとうございました。  やはり消防団活動自体に魅力を感じてもらわなければ団員確保は難しいと考えます。消防団活動はテレビでもドラマ化されその魅力を発信しているわけで、本市としても先進的な事例を十分に研究して取り組んでいただきたいと思います。  機能別消防団という言葉もありましたけれども、この制度も消防団の活性化を目的として取り入れられている制度だと思います。本市にもサルビア分団や水防対応の機能別分団が結成されていると思いますが、それぞれの活動状況を教えていただきたいと思います。 98: ◯議長(加納康樹議員) 山本消防長。 99: ◯消防長(山本良也君) サルビア分団や水防対応の機能別団員の活動状況についてご質問いただきましたのでお答えいたします。  機能別団員は、昼間だけの火災対応や水防活動だけなど特定の活動のみに参加する消防団員のことで、本市では平成22年度から取り入れております。  現在台風などの水防活動に対応する水防対応班、昼間の火災において地元消防団活動を補完する昼間災害対応班、そして主に広報などを行う広報班などがあり、45名の方々が入団してみえます。また、サルビア分団は平成17年度に女性だけの消防分団として設立され、現在12名の方が主に予防・広報を中心に活動しております。  平成26年度の活動実績につきましては、水防対応班が災害出動3回、訓練が3回であり、昼間災害対応班が災害出動19回、訓練1回、サルビア分団の活動は広報活動27回であります。  以上でございます。 100: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 101: ◯森 康哲議員 ありがとうございました。  消防団の活動は火消しの字のごとく火災現場での消火活動だけを担っているわけではありません。多種多様な活動に対応できるよう訓練も専門的、また複雑化している状態であります。その補完をするためにも機能別という活動が取り入れられるようになったのだと思いますが、これも時代に合った制度ではないかと思います。  そこで私からの提案でありますが、この機能別団員の制度をより一層強化すべきであると思います。具体的に例を申し上げますと、楠地区には水防に特化した機能別分団が結成済みであります。これを四日市市の沿岸部に拡大し、津波避難や冠水時の対応を強化するのはいかがでしょうか。  以前市民防災隊が持っていた可搬式ポンプを再活用し、幸い沿岸部にはコンビナート事業所や大きな事業所が張りついておりますので、この事業所の従業員に機能別団員のお願いをしてみてはいかがでしょうか。  また、広報、救急の機能別団員として、四日市看護医療大学や医療福祉の専門学校の学生さんにお願いし、例えば単位を修得する際のプラス加点など、いろいろ工夫すれば今まで以上に消防団活動に参加しやすくなり、魅力もますのではないでしょうか。また、それだけではなく将来の基本団員の確保にもつながることになると思いますが、いかがでしょうか。ご所見をお伺いします。 102: ◯議長(加納康樹議員) 山本消防長。 103: ◯消防長(山本良也君) 議員からは、機能別団員の制度をより一層強化すべきだというご提案をいただきました。  機能別消防団員制度につきましては、さまざまな人が持つ技術や特性を活用することができ、より多くの消防団員の確保につながることから、この制度は有効な手段であると考えております。  先ほどご提案のありました沿岸部の大きな事業所の従業員の皆様に機能別団員としてご協力いただく件でございますが、コンビナート事業所につきましては、みずからの事業所を守るという自衛消防活動との関連もございますので、今後意見交換をしながら消防団活動への協力のあり方について検討してまいりたいと考えております。  また、看護医療大学につきましては、現在大学の職員が機能別団員として活動されており、今後学生の消防団活動への協力について大学の実情を踏まえながら研究をしてまいりたいと考えております。なお、大学生の機能別団員に関しましては、本年度これからではございますが、消防本部と四日市大学の先生、そして四日市大学の学生で先進地視察を実施する予定でございまして、この実例を踏まえまして今後どのような取り組みができるかについて調査研究をしてまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、今後も魅力ある消防団を目指して消防団員の確保に努めるとともに、他都市の取り組みなどを参考にして社会情勢の変化に対応した取り組みを検討してまいりますのでよろしくお願いいたします。 104: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 105: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  今までの消防団は地域での経験を生かした活動が基本であると思いますが、本市の社会情勢に鑑みて、これからは消防団員個々の特性を生かした機能別活動も必要であると思います。消防長、ぜひこの機能別消防団活動を強化、充実していただき、魅力ある消防団づくりとより一層の地域防災力の強化をお願いして、次の質問に移りたいと思います。よろしくお願いします。  次に防災訓練についてお尋ねします。  本年も各地区で防災訓練が実施されていることと思いますが、東海・東南海・南海沖地震がいつ起きてもおかしくない状態であり、備えよ常にということで毎年訓練が行われていることと思います。  まず、各地区の防災訓練はどのような内容の訓練が行われているのか簡単に教えていただきたいと思います。 106: ◯議長(加納康樹議員) 山下危機管理監。 107: ◯危機管理監(山下二三夫君) ご質問の各地区での訓練の内容についてご答弁をさせていただきます。  防災訓練では、主に情報収集及び伝達訓練、避難誘導訓練、初期消火訓練、応急手当て訓練、炊き出し訓練、避難所運営訓練、水防訓練、沿岸部におきましては津波避難訓練等さまざまな訓練が行われております。  また、本市といたしましても、地区全体での災害対策本部及び避難所の運営訓練、初期消火訓練や水防訓練等を実施していただくように働きかけているところでございます。  以上でございます。 108: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 109: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  特に東日本大震災以降、津波に対しての危機管理が強く反映している訓練だと私は認識しておりますが、今現在各地区で行われている訓練は、以前の消防本部、また地元消防団が中心となった訓練では初期消火訓練、水防訓練、救急訓練と大規模災害発災時にまず初動で何をやるべきかという訓練をしておりましたが、その訓練自体が少しおろそかになっているのではないでしょうか。  中には消防団や、また消防本部の姿が見えない訓練会場も見受けられます。避難所運営訓練を主に置いた意識が強くなり過ぎていて、本来大規模災害時は自助努力で被害を最小限に抑える訓練をするべきであり、家具を固定したり、また数日間を生き延びられるよう備蓄を各自で備えたり、また家の耐震補強など、このようなことが自助であると思っております。  そして、隣近所、自治会や防災隊、近所の事業所の方々、地元の消防団などとともに助け合うのが共助であると思います。  そして、最後にあるのが公助だということで理解しておりますが、最初の自助、共助の部分が少し抜け落ちてしまって、避難所運営ばかりの訓練を重要視するのはいかがなものかと思っております。  昨日の台風の折も地元羽津地区の準用河川米洗川の護岸堤防の間知ブロックが15mにわたりずり落ち、いつ決壊してもおかしくない状態であることを再認識したところでもあります。水防訓練の重要性も大切だと思うのですが、いかがお考えなのか教えていただきたいと思います。 110: ◯議長(加納康樹議員) 山下危機管理監。 111: ◯危機管理監(山下二三夫君) 議員ご指摘の避難所運営訓練につきましては、東日本大震災の折に大きな課題となっておりまして、災害対策本部及び避難所の運営について、本市の地区防災組織連絡協議会のほうで各地区に災害対策本部運営マニュアルや避難所運営マニュアルの整備を推進して、新しい防災訓練の重点として積極的に実施をしているところでございます。  また、議員からは、自助、共助の取り組みについてご指摘をいただきました。大規模災害のときの自助、共助による取り組みというのは、東日本大震災の経験からも被害を最小化するかなめと言えるものと考えております。  自助では、自分の命は自分で守るということで、8月下旬にこの防災手帳を各戸に配布させていただきましたが、その中でも家具の固定や議員にご指摘いただきました家庭内での食料品の備蓄というものはぜひお願いをしたいというふうに考えております。その上で自分たちで助け合えるような各地区の特性に応じた初期消火訓練や救出訓練、応急手当て訓練や水防訓練等の実施は重要であるというふうに考えております。  訓練を実施するに当たっては、やはり連合自治会を初め各町の自治会、地域の防災組織、消防団、地域の防犯組織、また事業所などの各関係団体が連携して取り組んでいただくことが非常に重要であり、特に消防団につきましては、その専門性によりまして各地区において住民指導の中心的な役割を担っていただけるものと考えておるところでございます。  今後も地域の関係団体が十分に連携して防災、減災活動が実施できるように推進をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 112: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 113: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  やはり地域の自主防災組織と地元消防団、各事業所などみんなが助け合う訓練を実施しないといけないと私も思います。所管が違うからとか、予算が違うからとか、そんな理由で消防本部や地元消防団の姿が見えないというのは、これはいけないと思いますので、その辺を公的立場の行政として一つの災害にみんなが協力して立ち向かえるよう、より充実した実のある訓練になるよう、しっかりとした訓練指導を危機管理監、そして消防長、ともにお願いしたいと思います。  次に教育についてお尋ねします。中学校給食について質問をしたいと思います。  四日市の公立中学校でデリバリー給食がスタートしたのは平成22年1月でしたが、あれから5年がたちました。桑名市の先進的事例を取り入れ、喫食率60%の予算立てを毎年実施し、決算のたびに半分も消化できませんでしたと報告が続いている状態が続いております。  そこで改めてお聞きしますが、過去5年間の喫食率を楠中学校と分けて教えていただきたいと思います。
    114: ◯議長(加納康樹議員) 葛西教育長。   〔教育長(葛西文雄君)登壇〕 115: ◯教育長(葛西文雄君) 森議員には中学校デリバリー給食の過去5年間の喫食率をご質問いただきました。  まず、過去5年間の楠中学校を除く市内21中学校分の喫食率についてお答えします。平成22年度は25.78%、平成23年度は25.99%、平成24年度は25.94%、平成25年度は23.72%、そして平成26年度は21.92%でした。  次に楠中学校につきましては、デリバリー方式給食を開始した平成24年度は39.53%、平成25年度は34.69%、平成26年度は31.48%でした。  以上のように、当初想定していた喫食率には至っていないのが現状でございます。  以上でございます。 116: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 117: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  それぞれ、年々喫食率が下がっているのがわかりました。特に楠中学校におきまして、以前小学校と同じ親子給食を実施していたにもかかわらず予定よりも喫食率が低いのは、今まで教育委員会が説明してきました家庭弁当の文化が四日市に根づいているのだと、だから低いのだという説明が成り立たなくなるのではないでしょうか。楠地区のPTAの方々からは、一日も早く以前のみんなが同じものを、温かいものを食べられる給食に戻してほしいという声も聞こえてまいります。  子供たちの成長期の中で一番重要な時期にこのような施策を放置してよいものでしょうか。全国の中学校給食を見ましても、完全給食を実施している学校は約80%で、そのうちデリバリー給食を採用している学校は7.2%と伺っております。  さらに、以前一般質問の折にもこの議場で皆様にお示ししました文部科学省告示第61号を読み上げます。学校給食法第8条第1項の規定に基づき、学校給食実施基準の全部を改定し、平成21年4月1日から施行する。学校給食実施基準として、第1条、学校給食はこれを実施する学校においては、当該学校に在学する全ての児童または生徒に対し実施されるものとする。第2条、学校給食は年間を通じ原則として毎週5回、授業日の昼食時に実施されるものとする。第3条、学校給食の実施に当たっては、児童または生徒の個々の健康及び生活活動等の実態並びに地域の実情等に配慮するものとする。第4条、学校給食に供する食物の栄養内容の基準は、別表に掲げる児童または生徒1人1回当たりの学校給食摂取基準とする。この文部科学省の告示の学校給食実施基準を四日市が採用しているデリバリー給食が果たして遵守しているのかどうか疑問に感じるところであります。  平成27年度の第3回中学校給食検討会の資料の中に、鈴鹿市、東員町、名古屋市、四日市市が比較できるよういろいろな数字が表になっており、その中に昼食時間の欄がありました。鈴鹿市は昼食時間が45分、東員町と名古屋市は30分、四日市市は何と20分から25分と記載がされております。  また、同じ資料の中に、自校調理方式、親子調理方式、センター方式のデメリットとして、中学校での給食管理業務がふえるのがデメリットであると、このような記載がされております。子供たちの食育のために先生が時間を割くのが果たしてデメリットなのでしょうか。  もう5年がたちました。そろそろ四日市にはそぐわないという数字がはっきり出ている結果を真摯に受けとめ一度立ちどまり──また隣の鈴鹿市はセンター方式を採用されたではありませんか──本市も小学校の給食室の余剰能力を利用したなかよし給食など、もう一度真剣に考える必要があると思いますが、いかがお考えでしょうか。 118: ◯議長(加納康樹議員) 葛西教育長。 119: ◯教育長(葛西文雄君) 森議員には2点ご質問いただきました。  1点目、子供たちの食育のために先生が時間を割くのがデメリットなのかということについてお答えします。  子供たちの現在の学校生活の枠の中で、今の給食の時間は他の活動との関係から設定されているというふうに理解しております。新たに配膳、衛生管理、あるいは転出入生徒の発注管理などがふえていくことから、その対応が懸念されるというふうなことからこのような書きぶりになっているのかと思われます。  ただ、中学校における食育についてはまだ課題がございます。今後食育に対して生徒が学校に在校する時間の中でどのように時間をつくっていくのか、あるいは使っていくのかについては、食育がより充実していくよう、今まで以上に真剣に取り組むべき課題だとそれは認識しております。 120: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 121: ◯森 康哲議員 実施基準に合っているかどうかの答弁はいかがですか。 122: ◯議長(加納康樹議員) 葛西教育長。 123: ◯教育長(葛西文雄君) 失礼いたしました。  センター方式やなかよし給食など、給食方式をもう一度真剣に考える必要があると思うがどうかという点についてお答えいたします。  文部科学省の学校給食実施基準では、第1条から第4条において、学校給食は全ての生徒に対して原則として年間を通じて毎週5回、生徒の健康や生活活動等の実態に配慮し、栄養バランスのとれた内容で実施するといった趣旨が示されております。  本市では家庭弁当との併用制でデリバリー方式給食を実施しております。自由選択制ではあるものの、生徒全員を対象とし、授業日には基本的に毎日実施しております。また、給食内容につきましても、市教委の栄養士が文部科学省の示す基準に基づき献立を作成していることや、給食アンケート等により生徒の実態把握に努めていることから、文部科学省の示す学校給食実施基準に沿ったものであると考えております。  デリバリー方式給食につきましては、より多くの方に必要とするときに利用していただけるように、モニタリングシステムにより校長、教頭から集約した意見や毎年実施している生徒、保護者、教職員へのアンケートの意見をもとに随時改善を図っております。例えばこれまでに給食の内容では、生徒の興味関心を高めるために生徒が考えたメニューを取り入れたり、より選択しやすくするために主菜を肉と魚から選べるようなメニューの工夫をしたりしました。さらに予約システムにおいては、給食費の支払い方法として口座振替を開始したり、この夏にはホームページをリニューアルし、スマートフォンでの利用を容易にするなど利便性の向上に努めております。  また、平成25年度、平成26年度には、学校関係者や保護者などから意見を聞いて改善につなげることを目的として中学校給食懇談会を開催しました。その中で市内小学校の給食の様子や三重北小と八郷西小でのなかよし給食の様子を見学したり、名古屋市のデリバリー方式給食や東員町の共同調理場方式給食を視察したりして、さまざまな給食方式についても意見交換を行ってまいりました。  本年度からは今後の中学校給食のあり方について検討することを目的に、この懇談会を発展させる形で中学校給食検討会を立ち上げました。検討会ではPTA代表や学校関係者の代表に加えて新たに四日市大学の富田与教授、ユマニテク調理製菓専門学校の宇佐見靖夫副校長を学識経験者として迎え、2年間で7回程度の会議を開く予定です。  第1回、第2回の検討会では、現行のデリバリー方式給食について、そのよさを広く知らせるための情報発信のあり方、地産地消を取り入れた給食内容の充実、より利用しやすい予約等の手続などについてまとめていただきましたので、今後の改善につなげていきたいと考えております。また、第3回の検討会では、昨年度の懇談会で視察した市町や本年度事務局が視察した鈴鹿市の状況も参考にしながら、中学校にふさわしい給食のあり方という観点で検討を行いました。  今後は家庭弁当のよさを生かした現在の選択制を継続するのか、あるいは全員喫食とするのかなど本市に最適な方法についてさまざまな視点で協議してまいります。 124: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 125: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  文部科学省の告示の学校給食実施基準を遵守しているとのご答弁をいただきました。しかし、本当に週5回の生徒の健康や生活活動の実態に配慮された給食になっているのでしょうか。私は少し疑問に感じます。  例えば愛情のこもった家庭弁当と言うと聞こえはいいんですけれども、実態はお子さんの好きなものしか弁当の中に入れない。そういうことも考えられます。また、冷凍食品でも今は電子レンジでチンをしなくても自然解凍の食品があります。そういう食材を使った弁当を採用したり、また、コンビニ弁当の詰めかえをしただけの弁当もあると聞いております。そういうのを仕方なく持たせている家庭もあるのも現状であります。  この仕方なくというところがみそでありまして、多くの保護者は共働きで朝の時間帯を確保するのが大変困難な状態であり、できれば小学校と同じ給食をと望む声が私の耳には多く寄せられております。多くの市民の声を市政に反映させるのも市議会議員の仕事であると私は思います。  平成22年からこの中学校給食について質問をしてまいりました。今回で5回目の一般質問になりますが、いつも答弁は同じでありまして、喫食率が上がるよう改善をしてまいりますということです。この喫食率の数字、周りの自治体の状況や文部省の告示などについてどう考えているのか。そして一番には子供たちの食育がこのままで本当によいのかどうか。一度田中市長にお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 126: ◯議長(加納康樹議員) 田中市長。 127: ◯市長(田中俊行君) 食育は子供たちがみずから心身ともに健康管理をしていく上で大変重要なことだというふうに認識をしております。  今の四日市が採用しておりますこの給食の方式について、私自身も決して100点満点だというふうには思っておりませんし、改善の必要性があるというふうには感じております。  ことしの5月に中学給食検討会を立ち上げましたので、その中で食育ということも含めて、あるいはまた子育て支援といった観点も含めて多方面から議論を深めていただきたいというふうに思っています。その上で議会の皆さん方のご意見もお聞きしながら、四日市のよりよい中学校給食のあり方について、適切にその後私自身の判断をしたいというふうに思っています。 128: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 129: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございます。  朝まともに朝食を食べることができない子供たちがふえておると伺っております。食育の観点からも、昼食は非常に大切な食育の機会になっております。みんなで温かいもの、同じものを食べられる環境をつくることの大切さを再認識していただきまして、市長としての強いリーダーシップを望みたいと思います。  次の質問に移りたいと思います。各地域の中で、以前は至るところに空き地があり、企業のグラウンドがありと、いろいろな場所をお借りして地域の活動の場として利活用してまいりました。しかし、近年そのような場所は減少し、現在は小中学校のグラウンドしかない地域もふえてまいりました。そのような中で、行政として特にお年寄りに人気があるグラウンドゴルフ大会、試合ができる環境づくりは喫緊の課題になっております。  そこでお尋ねしますが、市や県など行政が管理している公有地の中で、地区に優先的に開放している施設はどれぐらいあるのか教えていただきたいと思います。 130: ◯議長(加納康樹議員) 葛西教育長。 131: ◯教育長(葛西文雄君) 議員からは、市や県などが管理している空き地の中でグラウンドゴルフ大会が開催できる地域優先の施設はどれくらいあるのかについてご質問をいただきました。  グラウンドゴルフ大会の開催に当たり必要とされる面積は、日本グラウンドゴルフ協会が示す8ホールの標準コースが2面、約3000m2でございます。この条件を満たした施設としましては、市で整備した地区運動広場が保々工業団地総合広場など10カ所、市が補助し地元自治会で整備された運動広場が万古広場など11カ所、その他地域が管理する広場などが4カ所あり、全部で25カ所でございます。  以上でございます。 132: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 133: ◯森 康哲議員 各地区には行政の管理している施設が多くあり、施設を有効的に市民が各地区で活用しているのが読み取れますが、地区によってはまだまだ充足されていないとの声も聞こえてまいります。地域コミュニティーや健康増進の場づくりとしても大切な施策だと考えますが、どのようにお考えでしょうか。  例えば四日市市が所有している休眠状態で何の利用もされていない土地の有効活用を提案できないでしょうか。また、そのような土地もない地域に対しては、例えば以前に中学校のテニス場に夜間でも使用できるようナイター設備を地域の学校開放のために設置した経緯があります。市内の中学校に現在五、六カ所設置されていると思いますが、これと同じような考え方で学校のグラウンドにもナイター設備を設置できないでしょうか。  もちろん周辺住民の理解が得られることが大前提にありますが、土地の有効活用として2点提案をさせていただきたいと思います。ご所見をお伺いします。 134: ◯議長(加納康樹議員) 葛西教育長。 135: ◯教育長(葛西文雄君) 議員からは遊休地の活用及び学校のグラウンドへのナイター設備設置についてご提案がありました。  1点目の市が所有する遊休地を活用した運動広場の設置につきましては、先ほど申し上げました市で整備した地区運動広場に当たります。その地区運動広場は地域のニーズにより市が整備したもので、その後の維持管理運営につきましては地元の皆様にお願いしており、こういった活動が議員ご指摘の地域コミュニティーの活性化や健康づくりの場となっているものと考えております。  今後も市の遊休地を活用した地区運動広場の整備について、地域等からご要望がございましたら検討させていただきたいと考えております。  2点目として、学校施設に夜間照明を設置してはどうかというご提案をいただきました。本市では学校施設開放として、既存施設の有効活用を原則に、市内の全ての小中学校を学校教育活動に支障のない範囲で地域に開放し、地域でのスポーツ振興を図っております。  照明設備につきましては、楠中学校で合併前の昭和54年にグラウンド用の照明設備が設置されております。また、昭和59年から平成7年にかけて保々中学校など6中学校のテニスコートに照明設備を設置してきました。  さて、今後の小中学校における夜間照明の設置の検討についてですが、現状では民間のテニスコート等の運動施設もふえてきており、当時と比較すると運動施設がかなり充足してきている状況にあります。また、夜間照明を設置すると夜間まで校庭を使用することとなり、光や騒音により近隣住民の方にご負担をおかけする場合もあります。夜間照明の設置についてはこのように課題もあることから、他市の設置状況や利用状況等を調査して今後研究してまいりたいと考えております。 136: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 137: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  例えば羽津地区には羽津古新田という休眠地があります。何の利用もされないまま、年間の草刈りに540万円かかっております。貨物ヤードの移転候補地として約4万m2が虫食い状態で放置されている状態なのですけれども、この土地を一団化し地区に貸し出しをしてはどうでしょうか。また、国道23号を挟んで東側には霞ヶ浦緑地公園があり、平成31年にはインターハイ、平成33年には三重国体の会場にもなっていることもあり、テニスコートや野球場のスポーツ施設の充実も図られる予定になっております。  その折には当然アクセスの整備も図られることになると思うのですが、今でも大きな催しの際には駐車場がいっぱいで、地域の生活道路に至るまで渋滞している状態であります。これがさらに大きな施設ができ、全国規模の大会が開催となると、間違いなく駐車場の確保をしなければ大変なことになると考えます。  シャトルバスを運行させることも一つの案だと思いますが、国道1号、そして国道23号は今現在でも朝夕関係なしに大渋滞の箇所でもあります。大会用の臨時駐車場として整備し、その後地区が運動広場として活用できるよう検討してはいただけないでしょうか。 138: ◯議長(加納康樹議員) 葛西教育長。 139: ◯教育長(葛西文雄君) 議員からは、羽津古新田のインターハイ、国体の駐車場としての有効活用についてお尋ねいただきました。国体等全国大会開催時の臨時駐車場につきましてご答弁申し上げます。  国体の来場者数は、霞ヶ浦緑地で開催される種目のテニス及び軟式野球──これは青年男子でございますが──では、いずれも4日間の日程で開催されますが、選手及び観戦者を合わせて、平成24年のぎふ清流国体ではテニスが約1万人、軟式野球は6300人でございました。また、昨年行われた長崎がんばらんば国体ではテニスが8300人、軟式野球が1万3000人でございました。  霞ヶ浦緑地の駐車場は各施設の周辺に点在しており、大きなイベントや大会があると、その都度各施設間の調整を行った上で点在している駐車場を利用しております。また、場合によっては東側の護岸を開放し駐車場に利用しているところでございます。これにより、霞ヶ浦緑地公園内の駐車可能台数は現在約3000台となっております。  国体開催時の駐車台数としましては、昨年の長崎県の例を申し上げますと、1日平均軟式野球が約220台、テニスは一般観戦者の来場を公共交通機関に限定していたという事情もあって約580台でございまして、合計約800台となっております。  先ほど来場者数について岐阜県と長崎県の例を申し上げましたが、本市の場合は交通アクセスがよく、これ以上の来場者が見込まれると期待されることから、駐車場の必要台数については今後しっかりと精査してまいりたいと思っております。加えて、インターハイや国体の開催においては、来場者が円滑に会場までお越しいただけるように輸送計画を作成することとしております。  その中で霞ヶ浦緑地につきましては、公園内の駐車場利用を基本として、競輪事業や霞ヶ浦緑地で開催される種目間の日程調整及び来場者へ公共交通機関の利用を呼びかけることを考えております。また、必要に応じて周辺施設──これは港湾施設等となりますが──を活用した駐車場の確保についても検討したいと考えております。さらに、全国からの来場を見越し、各会場間を循環するバスの配備など一層の対策を講じたいと考えております。  議員ご提案の羽津古新田を活用した臨時駐車場につきましては、確かに国道23号を挟んで隣接する場所ではございますけれども、土地の購入は途中で中断しており、また造成も行われておらず、かつ進入路も必要となるなど課題も多く、大変困難な状況にございます。したがいまして、国体における駐車場対策は先ほど申し述べました方法により進めさせていただきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 140: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 141: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  一つの案として挙げさせていただきました。ぜひ休眠地の有効活用としてひとつ提案してまいりたいと思いますので、今後とも検討のほどをお願いしたいと思います。  最後に霞ヶ浦緑地公園スポーツ施設のアクセスについてお尋ねします。  前回の質問でもお尋ねしましたが、JR富田浜駅を羽津地区に移動させることができないかという質問をいたしました。これは改めて申し上げますと、もともとJR富田浜駅は海水浴シーズンだけ利用する臨時の駅であったことや、今現在1日の利用者が174名とJR関西線の中で一番利用者の少ない駅であること。また、場所的に富田─富田浜間が1.3km、富田浜─四日市間が4.2kmと偏っていることや、40年前の三重国体の折には近鉄新正駅を国体用に臨時の駅として整備したことなどの理由で、前回も公共交通の整備の必要性を問う質問をさせていただきました。  今回はさらに近鉄霞ヶ浦駅から歩いてアクセスをされる方の安全対策についてお聞きしたいと思います。今現在の整備状況と今後の計画についてお尋ねします。 142: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤都市整備部長。   〔都市整備部長(伊藤 勝君)登壇〕 143: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 近鉄霞ヶ浦駅から霞ヶ浦緑地に向けた歩行者対策についてお答えさせていただきます。  霞ヶ浦緑地には四日市ドームを初めとするスポーツ施設がありまして、イベントや各種大会開催の際には中学生、高校生など多くの方々が霞ヶ浦駅の南側を通る市道霞ヶ浦羽津山線を利用していただいております。この霞ヶ浦羽津山線は、自動車の交通量が比較的多い中、一部の区間においては道路幅が狭く歩道がないことから、歩行者の安全の確保が課題となっておりました。  こうしたことから、市では平成23年度から近鉄霞ヶ浦駅から国道1号までの歩道整備に着手しまして、現在整備を進めているところでございます。また、この事業では過去に事故が発生しております近鉄霞ヶ浦駅南の踏切拡幅整備も実施しておりまして、ことし7月に供用を開始したところです。  今後の計画といたしましては、現在歩道整備をしている区間の北側の路肩整備を行いまして、国道1号から国道23号までの一部の歩道がない区間につきましても、歩行者が安全に通行できるよう歩道の整備を今年度に実施することとしております。  以上でございます。 144: ◯議長(加納康樹議員) 森 康哲議員。 145: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。  今年度整備予定であるということでございます。JR関西線の踏切や国道23号の横断歩道に関しては、狭くて暗い、バリアフリーにもなっていない地下道が道路の北側にあるだけとなっており、地元の自治会からはJR関西線と国道23号の横断方法の一つとして横断歩道橋の設置の要望が上がっております。  今でも四日市ドームで子供たちのスポーツの大会があるたびに、数十人単位で列をなして渡っている状態であります。この大変危険な状態を解消する手段としてベストの解決策を期待したいと思いますが、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 146: ◯議長(加納康樹議員) 伊藤都市整備部長。 147: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 議員ご指摘のとおり、国道23号の横断につきましてはスロープがない小さな地下道を利用していただいている状況であります。その改善に向けまして、道路管理者である国土交通省、それから公安委員会と相談しながら検討を進めてまいりました。その結果、横断歩道の設置に取り組むこととしまして、昨年国土交通省に要望も行いまして、今年度から具体的な協議を開始したところです。  横断歩道橋の設置につきましては、有効な安全対策であると考えております。ただ、4車線ある国道23号、それから上下線あるJR関西線をまたぐ大規模な横断歩道橋となり、多額の費用がかかることに加えまして、必要な用地の確保、それから技術的な検討、国など各関係機関との協議など多くの課題があり、早期の実現には難しい面があると思います。このため、まずは横断歩道の設置によりまして霞ヶ浦緑地への歩行者の動線を確保した上で、引き続き横断歩道橋の設置についても検討してまいります。  以上でございます。 148: ◯議長(加納康樹議員) 時間が参りましたので、森 康哲議員の一般質問はこの程度にとどめさせていただきます。  暫時、休憩いたします。再開は午後1時からといたします。 149:                         午後0時8分休憩    ───────────────────────────
    150:                           午後1時再開 151: ◯副議長(諸岡 覚議員) 加納議長にかわりまして議長の職務を行いますので、よろしくお願いいたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  笹岡秀太郎議員。 152: ◯笹岡秀太郎議員 皆さん、こんにちは。午後一番、質問に立たせていただきます政友クラブ、笹岡でございます。  私のほうからは、施設のトータルデザイン、そして究極のプラネタリウム機能を備えた施設として評価が大変高い、今回のリニューアルを終えて、そして新たにスタートしたプラネタリウム施策について幾つかお伺いをさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  まず、博物館の5階全体を四日市上空に位置する宇宙港のGINGAPORT401とした設定は、他館にはない大きな特徴として位置づけられるのかなと思っております。このことは、全国のプラネタリウム関係者の間でもコンセプトを持った改修事例として大きな反響もあると聞き及んでおります。  もちろんJAXAの協力も大変大きいというふうに思っておりますが、利用者である市民にこのコンセプトがしっかりと定着してこそ生きてくるものというふうに考えております。  宇宙港と位置づけ展開され、市民に定着させるための手法にはどういう取り組みがあるのか。また、この視点で進められたこの展開に対する利用者の声、市民の声としてはどういうものがあるのかというのをまずお伺いします。 153: ◯副議長(諸岡 覚議員) 葛西教育長。   〔教育長(葛西文雄君)登壇〕 154: ◯教育長(葛西文雄君) 笹岡議員には、本年3月21日にリニューアルオープンいたしました博物館の5階プラネタリウムについてご質問いただきました。  答弁に先立ちまして、皆様のご支援、ご協力のおかげをもちまして、リニューアル以降8月15日にプラネタリウム観覧者数が3万人を達成することができました。まことにありがとうございました。  それでは答弁させていただきます。宇宙港としてのコンセプトを市民に定着させる手法はいかがか。また、利用者の声はどうなのかというお尋ねでございます。  当プラネタリウムは、港町四日市にちなみまして、宇宙の港、GINGAPORT401と名づけております。401というのは漢字の四日市を数字でデザインしたものです。そして、プラネタリウムのドームをコズミッククルーザーと名づけ宇宙船に見立て、宇宙から見た地球や宇宙から見た四日市、そしてはるかかなたの宇宙の星々を体感できるようになっております。  市民に限らず市外の方々も含めました皆様にこうしたコンセプトを定着させていく取り組みといたしましては、まず、5階全体のトータルデザインの中で次のような手法を凝らしております。  コズミッククルーザーに搭乗する前の演出といたしまして、コズミックギャラリーと名づけた展示スペースでは、宇宙服の展示やJAXAから提供していただいた宇宙から見た地球環境の映像、惑星や銀河系の解説などにより高揚感を高められるような設計となっております。  館内放送につきましても、従来はあと5分でご入場できますとアナウンスしておりましたが、今回はあと5分でご搭乗いただけますという表現に統一するともに、搭乗時間の直前は5階フロアの照明の光が搭乗口に向かって点滅しながら移動することによって搭乗を促す演出を行っております。  さらに、搭乗口からドームの中に入りますと、宇宙船の内部をイメージさせる映像により宇宙船に乗り込んだ演出効果も出すことで、宇宙の港にやってきたという印象づけを強くしているところであります。  また、博物館、プラネタリウムのホームページやプラネタリウムが発行する銀河レポート401やメルマガなども活用してGINGAPORT401の情報を定期的に発信しているところであります。  こうした取り組みによって、観覧者の声といたしましては、宇宙旅行をした気分になれる、最初のコズミッククルーザーの打ち上げるところが格好よかった、フロア丸ごととてもすばらしいといったものがあり、一定の評価をいただいているのではないかと思っております。  議員からご指摘いただきましたように、こうしたコンセプトを市内外の方々に明確にお伝えしていくことがプラネタリウムの活性化につながり、先ほどご紹介させていただいたような声がより多く寄せられ、皆様からより親しまれるプラネタリウムになるよう今後も鋭意取り組んでまいります。  以上でございます。 155: ◯副議長(諸岡 覚議員) 笹岡秀太郎議員。 156: ◯笹岡秀太郎議員 答弁ありがとうございました。  おおむねしっかりとしたお取り組みをいただいて、そして訪れたお客様には──搭乗者といったほうがいいのかもわかりませんけど──高い評価もいただいているし、私も何度かお邪魔をしてそのわくわく感というのは実際に体験させていただいています。  ただ、来ていただいている人にはそのものが伝わりますけれども、これからご来場いただく方にそういう施策をどう展開していくかということも大変大事なのかなというようなことを思っています。特に博物館といいますか天文のほうでは、平成24年に四日市市と独立行政法人宇宙航空研究開発機構との宇宙教育活動に関する協定を結んでいただいています。この協定をしっかりと生かしていくような工夫というのも大変重要かなというようなことを思っています。  昨年の連携事業というのをちょっと確認させていただきますと、学校の連携事業と、それからこども科学セミナーと、この二つの柱で進めていただいたかなというふうに思っておるんですけれども、一つの学校との連携については5校でやっていただいたというふうに思っておりますが、もう一つは、教職員に対する研修会でJAXAの宇宙教材を利用した理科授業というのもやっていただいているというふうなことを聞いております。この関係というのは大変興味深いというふうに思いますし、それを広く、もっと広めていくという工夫も大事かなと。  そういう意味でいうと、今のJAXAさんとの良好な関係をより深めて、さらに今言った宇宙港としての位置づけ、このあたりはもう一度JAXAさんとの連携をより深いものにしていく手法というか、思いというのを伝えていくべきであろうというふうなことを思っておるんですが、その辺のJAXAさんとの連携を深めていく手法をちょっと確認したいと思います。 157: ◯副議長(諸岡 覚議員) 葛西教育長。 158: ◯教育長(葛西文雄君) 議員から、JAXAとの連携をより深めていってはどうかとご提言がございました。  ご存じのように、平成24年10月14日に本市はJAXA、宇宙航空研究開発機構と宇宙教育活動に関する協定を締結いたしました。こうしたJAXAの宇宙教育連携拠点は本市を含め全国で28カ所あり、東海3県では本市と名古屋市科学館、大垣市教育委員会の3カ所でございます。  本市は締結以来これまでの3年間、JAXA職員による学校での連携事業──先ほど笹岡議員にご紹介していただきましたが──で例えばロケットの仕組み、はやぶさ2についての中身、あるいは宇宙飛行士の体力づくり、宇宙食、宇宙服というふうなことについても子供たちは学習しております。また、宇宙教育の指導者養成セミナー、本市が主催しておりますこども科学セミナー、またプラネタリウムで実施しております宇宙塾など多くの事業に継続的にご協力いただいております。  特に平成25年のこども科学セミナーでは、古川聡宇宙飛行士による講演会を実施いたしました。さらに平成26年には国際宇宙ステーションに滞在中の若田光一宇宙飛行士とリアルタイム交信をプラネタリウムで行い、その際にJAXAの方々にも大変ご尽力いただきました。  これらには市内外からたくさんの子供たちが集まり、現役の宇宙飛行士と直接交流することにより宇宙への興味、関心が高まり、大きな夢や希望、目標を持つことの大切さを知っていただくことができたと思っております。  また、プラネタリウムのリニューアルの際には、展示関係では宇宙から見た地球環境の映像の提供、プラネタリウムホワイエとコズミックラウンジの宇宙や環境に関する壁面図の画像提供、宇宙服の情報提供及び監修、宇宙食、人口衛星模型等の展示協力をいただきました。  番組関係では、オープニング番組であるアース・メッセージでH2Aロケット打ち上げステーションの音声及びロケット打ち上げ時のロケットエンジンの音のデータを提供していただくなど多大なご支援、ご協力をいただきました。引き続き宇宙塾などの講師派遣を初め、自主制作番組の画像提供やロケットなどの模型展示についてJAXAに協力を依頼してまいりたいと考えております。  また、本年8月のこども科学セミナー開催時には、JAXA関係者の方と本市のプラネタリウムGINGAPORT401とJAXAとの今後の交流の深め方について意見交換したところであり、今まで以上にJAXAの広報部や宇宙教育センターと連絡を密にしていきます。  こうした取り組みを通じてJAXAの持つ豊富な映像や最新の科学技術の情報を提供いただきながら、宇宙教育の裾野を広げていきたいと考えております。 159: ◯副議長(諸岡 覚議員) 笹岡秀太郎議員。 160: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございました。  るるいろんな取り組み等を通してこれからもしっかりと連携を深めていってくださるということだったと思っておりますので、引き続きしっかりとした取り組みをぜひお願いしたいなと。JAXAさんには四日市にちょっとかかわりのある方もいらっしゃるし、産業とJAXAのつながりもあるというあたりをしっかりと捉えていただいて、引き続き施策の継続をお願いしたいというふうに思います。  次に、導入機器の維持管理について確認をしたいと思いますが、今回のプラネタリウムはケイロン401という機材なんですけれども、これは今現在最先端の光学設計で、高輝度LED光源を導入して、投影恒星数が1億4000万個、1等星から6.5等星までの主恒星数が9500個と、科学的に正しい星の固有色が再現できるということで、機能というのは大変すばらしいものだというふうに思っております。  また、その周辺機器として、世界で初めての8Kプロジェクターを2台使った全天周デジタル映像システム──バーチャリウム2というんですけど──とあわせて高輝度4Kプロジェクター3台によるデジタルスカイラインシステムを導入した最先端のトリプルハイブリッド・プラネタリウムとして多くの注目も浴びているところでありますが、この機能を維持して管理していくということは大変難しい。こういうことはやはり計画的、そして効率的な取り組みというのが大変重要になってくるというふうに思っております。  以前の機材はヘリオスでありましたけれども、幸いにも職員の皆さんのご努力でしっかりと維持管理をしていただいて、市民の皆様に楽しんでいただいたところであります。そのヘリオスも今コズミックラウンジというところに展示をされて、多くの来場者を迎えるという姿を見ると感動すら覚えるところでございます。  当然ながら、市民に愛されるプラネタリウムにしていくための維持管理は適切に行われるというふうに認識をしておりますけれども、改めてこの新世代のプラネタリウムとしての維持管理手法というのは各方面からも注目をされております。この辺の取り組みについてお伺いをします。 161: ◯副議長(諸岡 覚議員) 葛西教育長。 162: ◯教育長(葛西文雄君) 新世代のプラネタリウムとしての維持管理手法の取り組みはいかがかということでご質問いただきました。  今回のプラネタリウムリニューアルでは、世界でも最もすぐれたプラネタリウムを目指し最先端の機器を導入したところであり、議員のご指摘のとおり、多くの方々に長く利用していただけるためには機器の維持管理が極めて重要であると考えます。  今回の投映機は、旧投映機ヘリオスに比べ高性能でありながら耐久性が向上していますが、必要な保守点検をしっかりと行い、トラブルを未然に防ぎ、老朽化した部品を定期的に交換してまいります。計画的な修繕計画に基づく長期保全を行っていく必要があると考え、平成46年度までの20年間の計画を立てております。  例えば今回導入いたしました8Kプロジェクターにつきましては、耐用年数を踏まえて、その交換時期が迫ってきた際には、デジタル技術の動向を見据えた上で、単なる交換にとどまらずより性能を高めることができるよう検討してまいります。 163: ◯副議長(諸岡 覚議員) 笹岡秀太郎議員。 164: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございます。  平成46年度までの長期的な管理がしっかりと行き届くようにということでありました。大変心強いなというふうに思っておりますが、今回の機器更新については、平成25年に9名の委員でプラネタリウム検討委員会を立ち上げられて、そのような提言もなされておりました。それをしっかりと取り入れていただいて進めていただいたんだろうなというふうなことを思って大変感謝するところであります。  ただ、答弁にもありましたように、やはり機器の寿命というのもありますし、途中でここの機器はこういうふうにバージョンアップしたほうがいいとか、あるいはこの番組をつくるのにこういう機器が要るねというあたりの視点というのもやはりしっかりと頭の中に入れていただいた施策展開というのか、その辺をしっかりと取り組んでいただけたらなというふうなことを思っております。どうぞ、長いこと使えるような方法をしっかりととっていただくように心からお願いをいたします。  次に、この機器も新しくなりましたけれども、その他の施設内もかなりしっかりとした取り組みで施設を整備していただきました。機器の更新のみではないトータルデザインとしての施設更新ということで、特筆される技術導入もたくさんあるんだろうというふうに思っています。  例えば美しい映像を投映することが可能になったナノシームスクリーンというのも一つの導入例かなと。実は私ちょっとそれを持ってまいりました。どういうものかということで。昨年10月ですかね、リニューアルオープンに際する現場見学会というのがありました。それに応募して、ちょうどこのスクリーンを張っているところに立ち会いました。これがドームに張られているナノシームスクリーン。たくさんの穴があいていて、この後ろにたくさんのスピーカーがあったり、音響システム、空調システムがこれでしっかりと保てると。実はこれを張る技術がすばらしいものであるということで感心をしてきたんですけれども、そんな職人芸のすばらしい技というのをまたPRすることも一つの手法ではないかと。  また、音響効果については、先ほども言いましたけれども、このナノシームスクリーンの裏に13個のメーンスピーカー、そして3個の重低音再現スピーカー、それともう一つは座席の下に環境音を再現するための44個のスピーカーが設置されていると。音響も大変重視された設計がなされたということでありますけれども、その効果を最大限に駆使するには、その専門のオペレーターも本当は要るんだろうなというふうなことを思っております。これらの効果的な活用についてお伺いしたいなというふうに思います。  あわせて座席ですね。早稲田大学人間工学部教授の野呂先生に協力をいただいて、高性能座席というのを導入していただきました。これも大変注目を浴びております。導入効果をお伺いしたいと思います。  また、あわせて旧映写室については、子供さんを連れてご家族で観覧にいらっしゃる皆さんにも安心して利用していただくための遮音室として利用できるというふうなことでありますけれども、利用者への周知、あるいはその辺が効果的に進められるかということをお伺いさせていただきます。  もう一つは、今回の改修に合わせて太陽望遠鏡が導入されました。博物館の屋上から観測した太陽をドームに映写できるということでありますが、この活用というのをしっかりとしていただきたいなと思うんですが、今後の活用事例をお伺いしたいと思います。  また、新たに字幕投映システムや、車椅子で利用される方のためのリフトの導入、これも福祉の面でしっかりと配慮されたんだろうというふうに思っておりますが、あわせてこの辺の導入効果もお伺いしたいなというふうに思います。  それと、制作室というのが今回新たに設置をされた。機材の充実で自主番組制作の道が大変広がるんだろうなというふうなことで、その活用が期待されるんですけれども、例えば川崎市のかわさき宙と緑の科学館というところでは、子どもプラネタリウム番組制作教室というのも展開されている。この辺の展開事例を確認すると、四日市市内の子供たちにも自主番組制作という道が広がってくるのではないかというふうなことも思っておりますので、この辺のところについてあわせてご答弁いただきます。 165: ◯副議長(諸岡 覚議員) 葛西教育長。 166: ◯教育長(葛西文雄君) 議員には、新たな技術と設備、ナノシームスクリーンのPR、音響システムの効果的な活用、高性能座席の導入効果、遮音室の周知・評価、太陽望遠鏡の今後の活用事例、字幕投映システムや車椅子用リフトの導入効果、子供による自主番組制作についてご質問いただきました。  今回高性能なプラネタリウム投映機の能力が最大限に発揮できるように、ドームスクリーンにつきましては、スクリーンの継ぎ目の段差がなくまた立体面で構成されるため、どの座席からもひずみのない美しい映像が見られるナノシームスクリーンを導入いたしました。昨年10月にプラネタリウムリニューアル現場見学会を開催し、約100人の方に新しいスクリーンの特徴について知っていただきました。今後もバックヤードツアーなどを開催し、システムの裏側にある最新技術につきましてもPRに活用してまいります。  また、議員ご紹介のように、高性能のスピーカーを組み合わせた音響機器につきましても、映像とともにより臨場感を高めることを目的に、世界的に有名な音響設計士の設計のもと導入したところです。運用につきましては、音響効果を最大限に発揮するため職員のスキルアップを図ることはもちろん、場合によっては音響の専門家の指導をいただきながら活用を行ってまいります。  座席につきましては、プラネタリウムの評価を左右する大きな要素となると考え、人間工学に基づいた当プラネタリウム専用に開発した座席を導入いたしました。座席の開発に関しては、市内の小学校4年生の児童に開発途中の座席で体圧測定の試験に協力をしていただき、心地よさを追及しました。観覧者の声としましては、座席の座り心地がよかった、デザインがプラネタリウムに合っている、頭の部分だけやわらかい素材を使っているこだわりがすごいといったものがあり、大変好評をいただいております。  今回のプラネタリウムリニューアルにつきましては、乳児や小さな子供を連れて気がねなく観覧していただけるように遮音室を設置しました。遮音室の利用についてホームページでも紹介しておりますが、電話での問い合わせも多く、小さい子供連れである旨のお話をお聞きした場合には遮音室を紹介して、安心して来館してくださいと案内をしているところであります。子供連れの多い夏休みや休日には利用も多く、乳幼児を連れていたので観覧できるかとても心配でしたがプラネタリウムを見ることができてよかったです、途中で子供がぐずったときに親切に遮音室まで案内してもらいましたといった利用者の声をいただいております。  太陽望遠鏡につきましては、太陽に関する番組制作や太陽観望会で活用するために設置したものであります。ドーム内では小学生の児童などを対象とした学習投映でリアルタイムの太陽の姿を観察することができます。また、来年3月に部分日食があり、太陽望遠鏡を活用して日食をテーマとしたプラネタリウム自主制作番組を作成する予定です。太陽望遠鏡は移動させることもできますので、館外においての太陽観望会を実施する際にも活用をしてまいります。  字幕投映システムや車椅子用リフトにつきましては、今回のリニューアルの目的の一つであるバリアフリー化の観点から、より多くの方に利用していただけるよう設置したものであります。  字幕投映システムについては、これまでドームスクリーン上の限られた1カ所で字幕を出していましたが、新しい字幕投映システムではスクリーン上のどこにでも字幕を出すことができるようになり、聴覚障害のある方や高齢者の方々にもより見ていただきやすい環境を提供できるようになりました。  車椅子用リフトについては、いつ来館されてもご利用できる状態になっており、車椅子に乗ったままでプラネタリウムのドーム内の見やすい座席付近まで行くことができ、障害のある方はもとより介添えの方にも大変喜んでいただくことができました。  このリニューアルでは、プラネタリウム番組の自主制作の充実を図ることを目的に、プラネタリウムを投映している時間帯においてもプラネタリウム番組を自主制作できる番組制作室を設置いたしました。今後子供や大人が番組制作を体験できる取り組みについて、議員がご紹介いただいた川崎市の取り組みを研究させていただき検討してまいります。 167: ◯副議長(諸岡 覚議員) 笹岡秀太郎議員。 168: ◯笹岡秀太郎議員 細かい項目をしっかりと丁寧にお答えいただきましてありがとうございました。  まず、バックヤードツアーというのは非常におもしろいなというふうにお伺いさせていただきました。ぜひこれを広く市民の皆様にPRをしていただいて、新しい取り組みとして取り組んでいただけることは大変ありがたいと思っておりますので、充実した方向性を出していってください。  それから、音響の専門家を入れるんじゃなくて、知識をおかりすると。この辺について一番大事なところは、やはりさまざまな人の意見を聞きながらよりよいものにしていくというところでありますから、ぜひ音響の専門家に一度来ていただいて、再度ドーム内の音響の効果とか、それから細かいPAシステム等のチェック、設計等を指導いただいた上でその辺をしっかりと取り組んでいただけたらなというふうに思っております。  時間がないのでもう次の質問を進めさせていただきますが、今回のリニューアルでプラネタリウムを担当する天文係の4名がそれぞれコズミッククルーザーの船長、副船長、また2名がパイロットとしてその任務を担当いただいております。トータルデザインの中での取り組みとしては大変興味深いものであります。ただ、その業務量というのは大変大きいというふうに認識しています。  全国には約300のプラネタリウムがあって、その担当職員というのは、例えば学芸員などの専門職がいたり、地方自治体の一般事務職、あるいは非常勤職員、嘱託職員、例えばアルバイト、ボランティアというふうなものがあるというふうなことで形態もさまざまでありますが、四日市の場合は2名が市の職員、そして2名が嘱託職員ということになると思っております。  四日市市立博物館というのは博物館法で定める学芸員というのを3名置いておりますが、天文を専門とする学芸員は残念ながら置いていないというのが現状であります。全国のプラネタリウムを見ても、このプラネタリウム施設が博物館法で定める学芸員を置くことが求められる登録博物館でないということから学芸員を置いていないというのが現状でありますけれども、あわせて採用の件に関しても、専門的な専門職としてのプラネタリウムを担当する、解説等を担当する職員の採用というのは極めて少ないというふうに聞いておりますが、安定した雇用条件、あるいは専門的業務にかかわることができる採用のシステムというのもしっかりとこれから議論していかなくてはいけないというふうな専門家たちがたくさんいらっしゃいます。  改めて四日市の天文係の職務内容を見ると、プラネタリウム上映以外にもさまざまな事業を展開されておりまして、例えば夜空に輝く本物の星を見てもらうということで、宇宙への夢を育む星空観望会、移動天文車きらら号による天体観望会は多くの市民に親しまれている施策でもあります。それとあわせて、地域派遣事業として移動天文車のきらら号──先ほど言いましたけれども──による投映、天文教室、これらも大変好評でありますし、市内小中学校との連携事業としてのエアドームも積極的な展開が見られております。  この内容を見ると、本当に大変多くの事業をしていただいて、濃い施策を展開していただいているということで大変感謝をするところでありますが、今申し上げたとおりの人員で総合的な施策展開というのが継続的に、そして効果的に展開できるのかということが大変疑問に思うところであります。  多くのボランティアの皆様ににお力添えをいただいて施策展開がなされておりますけれども、このボランティアの皆様に本当にありがたく心から感謝をするところでありますが、あわせて充実した職員体制の構築というのは喫緊の課題というふうに認識をしております。  この機会に天文を専門とする学芸員の導入、また常勤の専門職としてのプラネタリウム解説員を配置していくなど、今回のリニューアルにふさわしい人員配置充実に向けた取り組みというのを望むところでありますけれども、ご所見をお願いいたします。 169: ◯副議長(諸岡 覚議員) 葛西教育長。 170: ◯教育長(葛西文雄君) 総合的な施策展開には、天文係は現在4名体制だが、天文を専門とする学芸員、また専門職としての解説員を設置すべきではないかというご質問をいただきました。  議員ご紹介のとおり、博物館の天文係は博物館内でのプラネタリウム業務にとどまらず、館外の活動も積極的に行うなどさまざまな事業を展開しております。どなたでも参加していただける天文観望会や学校現場で教員とともに事業を行う連携事業は準備にも多くの時間を費やしますが、多くの方々、とりわけ子供たちが目を輝かせ楽しめる大変有意義な業務であります。  一方では、宇宙という夢のあるテーマに関して子供たちを初め市内外の方々に対してわかりやすく伝えていくためにはどうしたらよいか、日々試行錯誤を繰り返す中で、よりよいサービスの提供を心がけてまいりました。  今回は世界でも最先端のプラネタリウムを導入したところであり、これらを活用したプラネタリウム事業につきましては誰もがすぐにできるわけではなく、長年にわたる経験や培われてきた専門的な技術や知識の積み重ねが必要であります。現在の職員につきましても、そのような経歴を持ったものが長期に担当し運営を行っているのが現状です。  そこで、ご指摘いただきました天文を専門とする学芸員や専任職員の配置については、より知識や技術の蓄積がしやすく長期的な計画を立てやすいというメリットがあります。そうした専門的な知識を持った人材が加われば、リニューアルされたプラネタリウムをより有効的に活用できると考えますので、庁内において将来を見据えてしっかりと検討してまいります。  なお、館内で行うコズミックスクールや市内の各地で行われる移動天文車きらら号での観望会では、天文ボランティアの皆様のご協力なくしては充実した事業ができない状況であり、感謝している次第であります。引き続き天文ボランティアの皆様の力もおかりしながら、より充実した施策を展開してまいります。 171: ◯副議長(諸岡 覚議員) 笹岡秀太郎議員。 172: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございます。  ボランティアの皆さん、本当に平素大変ご努力をいただいてお支えをいただいています。職員は4名しかおりません。あわせて、先ほども言いました専門的な知識を持った職員というのが張りつくということになると、なかなか難しいかなというような思いがあります。  今の職員で賄うというのは大変だろうな。ですから、今おっしゃったようにしっかりと検討を加えていくということは、恐らく一番大事な人材についてこの新しいリニューアルに合わせて取り組んでいくんだというふうな決意表明であったかなというふうに思っておりますが、それでお間違えございませんか。 173: ◯副議長(諸岡 覚議員) 葛西教育長。 174: ◯教育長(葛西文雄君) これだけの高性能のプラネタリウム、そしてまた、市民の皆さんも大変期待しています。質の向上も当然私たちに求められているわけですので、そのためには人材の確保、育成が大変重要だと思っております。研修についても今までなかったような研修も考えていきたいと思っておりますので、そのような決意で臨んでいきたいと思っております。 175: ◯副議長(諸岡 覚議員) 笹岡秀太郎議員。 176: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございました。
     強い決意をお伺いいたしましたので、新しくなったプラネタリウムに合わせて人材もしっかりと保っていただく。そのような方向性をしっかりと打ち出していただいたというふうに認識しますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次に情報の発信についてお伺いしたいと思います。  この情報発信が大変重要であるというのは今さら申し上げることもなく、皆さんも同じ思いでいるというふうに思いますが、何年か前にヤフーの知恵袋というのを見ていましたら、四日市市立博物館のプラネタリウムについてこんな投稿があったんです。  中学生の投稿ですが、至急教えてください、今週の日曜日にダブルデートに行くのですが予定が定まりません。一つはララスクエアの映画館で映画を見ることが決まっています。もう一つは四日市市立博物館プラネタリウムを見に行こうと思いますが、ホームページを見ても上映時間がわかりません。タイムテーブルというところがあるのでそれを見たら、始まる時間だけで終わりの時間が書いてありません。何分で終わるのか教えてください。こういう書き込みでした。  これに対して閲覧者170名、回答としては45分ですよという書き込みがあってリンクも張られていました。  今の博物館の案内を見ると、確かに開始時間は例えば午前11時半から始まりますということが明記してあるんですが、終了時間が明記していない。ただ、少し下の注意事項をよく読むと、内容は45分ですと、途中入場はできませんと記載はしてありますので、よく読めば解決できる問題ではありますけれども、開始時間があれば終了時間も一目でわかるような丁寧さ、こういう工夫が必要ではないか。  また、あわせて多くの情報がインターネット等で調べると出てくるんですけれども、やはりその情報がなかなか更新されていない古い情報も提供されているというのが現状であります。このことは、やはり間違った情報で混乱するというおそれもありますので、今回せっかくリニューアルされた施設について正しい情報が伝わっていく、そういうこともしっかりと取り組んでいただきたいなというふうなことを思いますが、各種情報のチェック、そして正しい情報への更新などの依頼等を含めてどういう考え方があるのかお伺いをいたします。 177: ◯副議長(諸岡 覚議員) 葛西教育長。 178: ◯教育長(葛西文雄君) 番組開始時刻だけでなく終了時刻もわかる工夫やリニューアル前の案内も時折見られることから、正しい情報発信が必要と思われるがいかがかというふうなご質問でございました。  議員のご指摘にありますように、プラネタリウムのホームページを見られる方が戸惑われることがないようわかりやすい情報を発信することは大変重要であると考えます。今後開始や終了の投映時間の文字を大きくしたり、見やすい場所に表示したりするなどわかりやすいホームページの作成に努めてまいります。  なお、ネット上においては常に最新の情報を正しく案内するよう心がけておりますが、本市のホームページや博物館、プラネタリウムのホームページ以外の外部団体が管理運営するサイト上に古い情報が残っている場合がございます。定期的に検索するなどして、このような古い情報を掲載しているサイトが判明した際には、可能な限り最新のものへの更新、もしくは削除依頼を確実に行ってまいりたいと考えております。 179: ◯副議長(諸岡 覚議員) 笹岡秀太郎議員。 180: ◯笹岡秀太郎議員 ご答弁ありがとうございました。  プラネタリウムに行こうという最初の入り口が情報チェックということになろうかと思いますので、正しい情報をしっかりと提供していくということをお答えいただいたかなと思っておりますので、しっかりと施策展開をその辺進めていってください。  次に水沢にあります星の広場を考えてみたいと思います。  プラネタリウム施策の究極の目的は自然の星空へのいざないであります。プラネタリウムを見て、自然というものにしっかりと市民が目を向けていくという考え方であります。良好な自然環境の下で豊かな自然環境を実感するということが一番大事であります。  例えば四日市市内には天の川が見られる良好な自然環境ポイントが何カ所かあります。先ほども申し上げました水沢町にある市民広場、これは別名星の広場として広く市民にも親しまれて、絶好の星空観測地点として市主催の観望会も毎年開催をされています。  特に流星群の観測には絶好のポイントでありまして、観測時には隣接する三重県企業庁の浄水場では保安施設としての照明も落としてくださいます。そして絶好の環境の中で多くの市民がその施設を利用しているというところでございます。また、職員が星空にレーザーポイントを当てていただいて夜空の解説も行っており、これも楽しんでいただいている。本当に親しまれているいい施設だというふうに思っております。  このたび、新名神高速道路整備に伴い当該施設に隣接してトンネルの出入り口が整備されることになります。四日市西トンネルであります。高速道路整備に伴う周辺道路もしっかりと整備をしていただくということで、街路灯の整備などにも取り組まれるということであります。  良好な環境保全のためにNEXCOさんはしっかりと取り組んで、照明の方法も工夫したりしていただいているということであります。本当にさまざまな配慮をされた取り組みというのには感謝するところでありますが、当該地点で現状のまま観測することが続けていけるかどうかということが疑問として残ります。  隣接する茶業振興センターの移転が議会にも説明されておりますが、星の広場にすぐ隣接するところに移転するんですけれども、星空を観測する地点としての良好な場を担保していくというのは、ちょっと難しくなると。その辺の見方というのが抜けているのではないかなというふうなことを思っています。  一応地図を持ってきたんですが、皆さんにお配りしていないのでまことに申しわけないんですけど、これが四日市西トンネルの本当に簡単な地図ですね。暫定4車線で配置されて、この森の奥が星の広場ですね。この下に茶業振興センターが来ます。これで、こっち方面が大阪寄りですね。暫定4車線ですからこちらにもまた道路ができます。この森のぎりぎりのところに茶業振興センター、そして星の広場があるというふうに理解をいただければなと思っています。全体の地図を見ますとこういう感じですね。四日市西トンネル1.3kmです。  今回茶業振興センターがトンネルの土被りの部分にここからここへ移転する。移転するのも理事者の皆様はわかっているかもしれません。こういうふうに非常に近いところで工事があり、開口部が来るということですけれども、観望するのはちょっと非常に難しくなるなという思いがしますので、この際新しい観望施設というのをもうそろそろ考えていかないかんのかなというふうなことを思いますが、いかがお考えかお伺いします。 181: ◯副議長(諸岡 覚議員) 葛西教育長。 182: ◯教育長(葛西文雄君) 議員から、星の広場が新名神高速道路整備に伴い、天の川を観測する良好なポイントとしての環境が損なわれると推測されることから、新たな観望施設を設置する視点が重要ではないのかというご質問をいただきました。  星の広場と親しまれている水沢市民広場は、企業庁の水沢浄水場の保安照明設備を除けば周辺に明るい建物がなく大変暗い場所で、星空を見る環境に適していることから多くの方が利用されております。また、星の広場は外灯や駐車場、トイレも整備されており、条件の整ったすばらしい環境にある星空スポットであります。こうしたことから、天文係では年2回ほど天の川や流れ星を見る観望会の会場として星の広場をお借りしております。  現時点で新名神高速道路の開通による星の広場での観望会に及ぼす影響を推測することは大変難しく、明確な所見を申し上げることはできませんが、照明施設の詳細な設計には至っていないと聞いておりますので、トンネルが開通した時点で慌てて対応することのないよう、関連する都市整備部と緊密に連携して、極力影響が軽減されるように事業者に強く働きかけてまいります。  今後星の広場については整備状況を見きわめてまいりますが、議員ご指摘のとおり星が見える良好な観察場所が必要なことから、本市にある星の観察に適した場所の調査も行ってまいりたいと考えております。 183: ◯副議長(諸岡 覚議員) 笹岡秀太郎議員。 184: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございました。  やってみなくちゃわからないよというようなニュアンスですけれども、宇宙船から見ると光の光源というのは道路なんですよね。道路というのはしっかりと宇宙からも見える。当然ながら今回できる道の光源を落とせというのはなかなか難しいとは思うんですよね。ですから、NEXCOさんにこんなん何とかせいじゃなくて、これはやっぱり一日も早い開通を望むし、周辺が快適な環境になることは間違いないので、供用開始に合わせてどこか観測地点を考えていくということも、供用開始になった後慌てることのないように、そんな視点が大事ですよということを申し上げておきたいなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  もうそろそろ時間も終わりなんですけど、今回のリニューアルの一つのポイント、これは観光の切り口からの議論も含められていたと思います。ここからは商工農水部のほうになるのかなと思いますけれども、平成25年に出されたプラネタリウムのコンセプトでは、従来の地球から見た宇宙という視点だけではない新たな視点で、地上目線では捉えることのできない地球環境について投映をし、環境を考える場として特色のあるプラネタリウムとすると。また、四日市の自然やコンビナートなどの四日市の見どころも紹介し、観光としての活用も図っていくんだということが出されております。  例えば近鉄四日市駅を利用してお客様が来たときに、プラネタリウムに向かう動線の案内とか、あるいは周辺駐車場を利用して、博物館へ行きたいなと思ってもなかなかその動線が紹介されるところが少ない。ないとは言いませんけれども小さいものが実はあります。  そういうものをせっかくトータルデザインして観光にも目を向けたとするならば、やはりおいでいただく多くのお客様に対する親切さというのも大変重要かなというふうなことを思っています。移動する時間というのもやはりわくわくするような、そんな思いというのは大事だというふうに思うので、その辺の取り組み、観光としての切り口をどういうふうな視点でこれから進めていくかということをお伺いします。 185: ◯副議長(諸岡 覚議員) 須藤商工農水部長。 186: ◯商工農水部長(須藤康夫君) 観光という観点では大変重要な問題というふうに捉えております。駅から博物館、プラネタリウムまでの間にもいろんなサインを設置させていただいておりますが、スペースの関係でなかなか充実されていないというのも事実でございます。  今年度電子掲示板、デジタルサイネージというようなことも取り組んでまいりますので、その中では議員ご発言ありましたような、わくわく感のあるようなということも工夫しながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 187: ◯副議長(諸岡 覚議員) 笹岡秀太郎議員。 188: ◯笹岡秀太郎議員 ぜひしっかりした取り組みをよろしくお願いをします。東京の新国立美術館では最寄りの地下鉄駅をおりると、そのおりた途端から博物館に至るまで、本当にもうわくわくするような動線が整備されていますし、初めて行ったお客様も迷うことがございません。そのあたりもしっかり踏まえて今後の施策展開を充実させていっていただくように、そして来ていただく多くのお客様に喜んでいただく、わくわく感を与えられる、そんな仕掛けをしっかりとしていただくようお願いを申し上げて今回の質問を終わります。ありがとうございました。 189: ◯副議長(諸岡 覚議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 190:                         午後1時45分休憩    ─────────────────────────── 191:                           午後2時再開 192: ◯副議長(諸岡 覚議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  小川政人議員。 193: ◯小川政人議員 政友クラブの小川政人です。  それでは質問をさせていただきます。  その前に、市民の方から前回の質問に対して、損害賠償請求はできないやろうというような、私はそう思いますというような意見をいただきました。それについては、国家賠償法は細かい部分については民法の規定が適用されます。民法第724条には加害者を知ったときから3年たてば請求権がなくなるということが書いてありますが、現実には十四川の水害で被害を受けた人たちは天災だという説明をされておりますので、加害者が誰かわかっていないということで、損害賠償請求は当然今からでも3年以内であればできるというふうに思っていますし、このことについては一応弁護士さんに──私は今度は代理人になるわけにはいきませんので── 一遍ボランティアでやってみませんかという話は持ちかけてあります。時効については大丈夫だというふうに思っています。もっと大きく言えば消滅時効は20年ですが、まだ20年はこの災害が起こってからたっていませんので、それは大丈夫だというふうに思います。  もう一つは、多分私のことやろうと思いますけど、B議員は口が悪いと。確かに私は漁師町の出身でもともと口は悪い。それについては認めさせてもらいますけど、頭はそんなに悪くないし、腹も黒くないので、その辺は大丈夫だという信用をしていただいていいのかなというふうに思います。  それともう一つは、いつも言うんですけど、やはりいろいろ我々に意見を言ってくれるなら、住所と名前をきちっと名乗ってお互いに双方向で意見を交わせるように意見をいただきたいなというふうに思っています。  以上です。  本題に入っていきたいというふうに思っています。  市長は四日市市は教育に力を入れていくということで頑張ってみえるんだというふうに思っています。  先ほど笹岡議員の質問にありましたJAXAの前副総裁は私の2年先輩で、家もほとんど50mも離れていませんし、珠算は同じ珠算塾に通っておりました。富田、富洲原というところはもともと珠算の盛んな、私の子供のころから珠算の盛んなところですので、割と数学には強い人間がおるんだというふうに私は思っております。  そういう中で、樋口前副総裁と科学セミナーの懇親会の後で私が時々送り役をさせてもらう。というのは、弟さんのところに泊まられるんですけど、弟さんは私と同級生なもので、いつも一緒に帰るときは送り役をさせていただいて、いろいろ話を聞きます。物すごく四日市に対して何か貢献をしたい、自分の知識を四日市の子供たちのために役立てたいという強い思いをいつも感じております。  そこでお願いをしたいのは、富田の2人は土木工学を大学で学んでいるんだから、やっぱり地元のためにきちっと自分の知っている知識、学んだことはぜひ説明をしていっていただきたいなというふうに思います。公務員ですから、いろいろ出世もあるし、いろんなことで大変なことはわかりますけれども、そういう企業の風土というか役所の風土をつくってしまうと役所がよくなっていかないなというふうに思っています。  現実に十四川があふれるかあふれないかというのは自然科学の中の河川工学の一部門だというふうに思っています。これはもう三度くらい皆さんにお出ししている資料ですけれども、十四川は過去に何度か水害があって、河川を改修しようとしております。JRから東側は既に改修済みです。JRから北星高校のあたりまでは桜並木があって、JRから東側の改修済みの部分よりも半分しか水を流す能力がないということが、これはもう測量でわかっております。  そのことは間違いないというふうに思います。部長、間違いないですかね。 194: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。   〔都市整備部長(伊藤 勝君)登壇〕 195: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 先ほど小川議員からもありましたけど、この模式図をこうして本会議で見せていただくのは3回目か4回目だと思いますけれども、確かにこのとおりだと思っております。  以上です。 196: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 197: ◯小川政人議員 この半分の能力の一番狭いところで東海豪雨当日はあふれていなかったというのが平成15年12月の当時の塚田都市整備部長の答弁にあります。そこであふれていなかったのが、倍も水を流す能力があるところであふれるわけはないわけですから、当然当日樋門があいていればあふれなかった。  じゃ、なぜその日にあふれたのかというと、樋門を閉めていても9.6tのポンプ能力はあるんですけれども、当日は自動の6tポンプしか動いていなかった。ですから、ネック箇所で流れた水でもあふれたということでよろしいですか。 198: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。 199: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 確かにそのとおりでございます。 200: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 201: ◯小川政人議員 そうすると、当日は樋門をあけておればあふれなかった。樋門を閉めてポンプを動かしていたからあふれたということでよろしいですか。 202: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。 203: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 確かに樋門を閉じていました。ポンプも徐々に動かなくなってきましたのであふれたということでございます。 204: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 205: ◯小川政人議員 そこのちょっと答えが。樋門をあけておったら流れるんでしょう。 206: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。 207: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 樋門をあけておったら、当然感潮河川であって十四川の水というのは伊勢湾に流れていきますけれども、ただそれで十四川から水があふれなかったかということは私はわかりません。 208: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 209: ◯小川政人議員 だからあかんというのや。自分の大学で習ってきた知識をきちっと富田の人たちのために役に立てやないかん。河川計画するときにはこれは流れるような計画になっているんでしょう。  確かに感潮河川というのはわかるんだけど、河川計画というのは朔望満潮位を潮位として計画を立てておるわけだから、当然満潮でも水は流していくという考え方になるわけ。平成15年12月の議会答弁では、もうそういうあふれるような水は流れてきませんという答弁がなされておるわけ。そのなされた答弁を踏まえてきちっと庁内でやってもらっておれば、当然私は平成15年12月から十四川があふれる、あふれないの質問なんかしなくてもいいんや。  ところが、全然それが変わっていってしまった。それは塚田さんが変えていってしまったというふうに私は思っています。その一番の原因は、多分塚田さんが上下水道事業管理者の職に意欲を見せたというところから変わっていったんだというふうに私は思っています。そのことが一番技術者としてはだめなんだなというふうに思っています。  このことをきちっとやってもらう必要がある。よく塚田さんは裁判所があふれると言っていますという話をされます。裁判所があふれますと言っているという説明をする一方で、調整池の計画の説明のときはネック箇所であふれなかったら樋門をあけておけばあふれない。樋門を閉めておれば6tぐらいの水が流れていくというような説明を過去にされたことがあります。滅多に樋門を閉めることはないから、このまま事業はやらせてくださいということでやっています。  また、裁判所の既判力はどうなるかという──難しいことをいうと、既判力というんですけど、裁判所で一旦決めたことに拘束力があるやろうという話なんですけれども──実はそれについては、市の見解は既判力があるのはその判決の主文だけで、ほかには既判力はないということ。そのことは、実は顧問弁護士の森川さんと話をしたときも、森川さんが私のほうに既判力は判決の主文だけですよと。ちょっと私はおかしいなとは思っていますけれども、そういうことであればそれはそうなのかなということでいきます。  そうすると、私が今まで訴訟をやったのは、ごみ処理費用、消毒費用、ポンプ場の復旧費用、税の減免もあったかな。あったとしてもその4点ぐらいですから、この裁判所の樋門をあけておってもあふれるんだということはその4点に限るものであって、住民被害についての問題にはその効力が及ばない。一からやり直していけばいいなというふうに思っています。  ここに、皆さんのところに可児市の市長の議会での提案理由説明を資料としてお配りしました。これは2004年10月20日に台風23号が襲来をして、木曽川の水位が上がって、そこに樋管と書いてあるんですけど、本来は内水を木曽川に流す河川と言っていいのか、そういう水路があるわけです。  その水路のところに樋門がついていて、木曽川が増水すれば樋門を閉めて逆流を防ぐような装置になっていると思います。そこを実は台風のときに閉め忘れた。四日市の場合は十四川が増水して海よりも水位が高くなれば、当然樋門をあけておくという作業が必要。四日市とは逆の作業ですけれども、そういうことで水害を起こした。それで即可児市は、訴訟もすることなく示談で損害賠償に応じております。  そういうことを当然四日市市は私はやるべきであったというふうに思っていますし、まだ時効にはなっていませんから当然やってもらって構わない。よく調査をしてやってもらったほうがいいのかなというふうに思っています。  もう一つ、富田の十四川の東海豪雨時のときの水害の被害状況を調べた資料をA3でお配りしております。ここには十四川の水害だけじゃなく、多分下水のオーバーフローの部分も入っているんだというふうに思っていますけれども、ここで見ていただくと、南納屋町、中納屋町、北納屋町というところは多分東富田町に当たるんだけど、そこで25件床上浸水があるわけ。  都市整備部長は実家は中納屋町にある。中納屋町で高校まで育ってきたということやわな。その辺の人たちに君の知識をもって、水門が開いていたらあれはあふれなかったんだよということをきちっと説明する。公務員としてではなくても、富田で生まれ育って大きくなった人間としてそんなことを説明するのは当たり前のことやなというふうに思っていますし、また公務員としても当然説明責任という部分であれば、自分が大学で習ってきたことをきちっと説明する責任がある。  ここにいろいろ資料をつけています。個々の被害者名は黒塗りにしてありますけれども、一番上が床上50cm、次の人はポンプ場ポンプ不良による床上浸水というふうになっています。次の人は十四川のポンプが修理中で休んでいたため。これはどうかわからんけれども、十四川の水でこういう水害が起こったということ。次も十四川よりの流水で浸水をした。大雨による十四川の増水により泥水が流入して浸水をした。最後から2枚目の人は一番端的に、私的には今でもあれは人災だと思っていますというふうに書いてある。  こういう人は、もう十四川があふれて被害を受けたということは明白なわけですから、この人たちにそれ相応の損害賠償をするということは何ら間違ったことではない。それは当然やるべきだと思いますけど、その前に一つ聞いておきたいのは、ネック箇所という狭隘なところから、より断面の広いところに水が流れていけば水はあふれないというのは一つの河川工学の定理みたいなものなのか。その辺はどうなのか教えてもらえますか。 210: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。 211: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) これまでもネック点という言葉は何回も出ておりますけれども、ネック点というのは確かにネック、一番流れる量が少ないところですから、それを通過した水というのは、下流はもう改良してありますので、そこでは水があふれないということになります。ただこれは10年確率の雨の場合であるということでお願いしたいと思います。 212: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 213: ◯小川政人議員 そこで正直さがなくなるんやわな。10年確率の雨と20年確率の雨とでネック点が変わるのかということはどうですか。 214: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。 215: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) その質問も以前にありましたけれども、ネック点は変わりません。 216: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 217: ◯小川政人議員 だから、10年確率でも、20年確率でもネック点を流れる水はそれより下には流れていくということ。そこがきちっとわかっておってわざとだましておるわけやろう。俺には無理よ、それは。  だけど、僕は専門的にこれを十何年やっておるでわかるんやけど、市民とか他の議員の人やったら、ああ、そうか、10年確率と20年確率とではネック箇所が違うのかと思ってしまう。流れる量は確かに変わるよ、10年確率と20年確率はスピードが違うんだから。でもスピードは全体的に変わるんやから、ネック箇所は変わらない。だからあふれないということなんやわな。そこをきちっと庁内で改めて話をせんとあかんのと違うかなというふうに思っています。  東芝でいろんな決算の不祥事がありました。上が言ったら下は間違っていてもずっと訂正できなかった企業風土があって、いろんな不祥事があった。やっときょう決算発表をしたような次第です。私は東芝に頑張ってもらいたいなと思っていて、この間うちの洗濯機と掃除機が壊れて、娘が、お父さん、洗濯機と掃除機壊れたけど買ってもええかと言ったときに、ついでに買うんやったら東芝のを買ってやってな、応援したらなあかんでなというふうに話をしたんですけれども、役所は応援するまでもなく、間違えたことは直してもらわんとあかん。風通しをよくしていかんとあかん。
     ところが最近の副市長人事を見ておると、それと逆行しておるのではないかなというふうに思っています。上からの圧力で押さえつけてしまうと、なかなか下の人が物を言えない。今言ったように、あふれないというのがわかっておってもずっと我慢して言えなかったんやわな。特に上下水道局の技術部長をしておっても、地元のためには言わなあかんと思いながらも言えなかった部分がある。そういう風土をきちっと直していく必要があるのではないかな。  正直に言ったら上が邪魔する、怒るというふうにみんなが勝手に思い込んでおるのか、それとも塚田さんが本当のことを言うなというふうに言っておるのかどっちなのかはようわからん。けれども、それを遠慮してきちっと言わないということではいけない。  これは富田の人にとっては大きな問題で、財産に対する大きな問題であるということが一番大事なのかなと思います。きちっと今からでもあふれないんやということを言って、被害に遭った人には説明をして、謝罪も当然しなくてはならないというふうに思っています。  もう15年もたっているから、損害賠償でお金返してくれと言うか言わんかはそれはわからん。ただ、もし市が謝罪もせんようであれば、当然私のほうは弁護士さんをあっせんすることはできるなというふうに思っています。  実はそういう裁判なんて本当に汚いもんで私はやらんほうがいいなというふうに、過去にやった経験からいっても、もうキツネとタヌキの化かし合いみたいな話が多いもんで、それはやらんほうがいいなというふうに思っています。ちょっと市長はどう考えてみえるかお伺いします。 218: ◯副議長(諸岡 覚議員) 田中市長。 219: ◯市長(田中俊行君) 裁判のあり方がどうかということはコメントはできませんけれども、職員の意見を上司が抑え込んでしまうということはあってはならないというふうに思っていますし、実際この件に関してそういうことがあったというふうには私は認識しておりませんが、あったとすればそれは是正しなきゃならないというふうに思います。 220: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 221: ◯小川政人議員 そうじゃなくて、今の伊藤部長の話もあわせて聞いていて、市長はたしか四日市高校出身やと思うもんで、この辺のこと、桜並木のところの川の能力とJRから東のところの川の能力は全然違うというのがわかっている。じゃ、あふれないということも、そんなに頭悪うない人やろうと思っていますから理解はできるというふうに思うんですけど、どうですかね、今の私と都市整備部長の話を聞いていても、水門を開いていたら水は流れていくんだということはわかりませんか。 222: ◯副議長(諸岡 覚議員) 田中市長。 223: ◯市長(田中俊行君) ネック箇所を流れていく水がより広いその幅のところへ行けば当然流れるというのは、一般論として私は正しいと思いますけれども、今回のこのケースについては、裁判所のほうでは樋門をあけていたかどうかということと、実際に現地の被害があったということについての因果関係は直接ないと、そういう判断を下しておりますので、それを損害賠償に結びつけるのはかなり困難だというふうに思います。 224: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 225: ◯小川政人議員 今その裁判所の考え方はほかには及ばないということを私は説明したし、四日市市は調整池をつくるときに桜並木のところであふれなかったら水門を開いておれば水はそのまま流れていくという事業をそのままやっている。だから、裁判所と違う見解できちっと河川事業をやっている。これは間違いない。 226: ◯副議長(諸岡 覚議員) 塚田副市長。 227: ◯副市長(塚田 博君) いろいろ訂正させていただきたいと思います。  まず、北星高校のところのネック箇所とJRから下のところの水の流れる量でございますが、正式にはどんだけ流れるかというのははかっておりません。したがって、水理計算上において、計画の流下能力でいきますと北星高校のところは14.1m3、そしてJRから下は19m3という数字でございます。  それともう一つは、一番初めに言われましたあふれる、あふれないというところで、調整地の計算は設計条件として、都市整備部長も言いましたが、10年確率の降水量が時間当たり72.8mmという設計条件でやっております。あふれる、あふれないはもうシミュレーション上の話ですが、シミュレーションの計算での条件は当時北消防署で観測された雨量の時間当たり120mmです。ですから、それらを比較してどっちがどうだというようなことは言えません。それぞれ条件が違いますので。まずそれを一つ押さえておいていただきたいというふうに思います。 228: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 229: ◯小川政人議員 120mmでも十四川の調整池の計画の雨量でもネック箇所は変わらんということを言っているんや。ネック箇所が一番水の通りが悪いということを言っている。だから、水の通った容量の比較で何m3流れるという話は今まだしていない。ネック箇所が変わるんならその言い方でいいけれども、ネック箇所が変わらないのであれば、ネック箇所を流れた水は下まで流れていく。  120mm降ったと言うけれども、それは北消防署で降った雨であって、十四川流域ではあなたは降っていないと言っているんや。それはなぜわかるかというと、さっきのネック箇所の能力は、あなた方がつくった調整池事業に関する起案書には9.7m3とある。これは確かに水のスピードによって多少は変わる。でも、それは全体的に変わっていくから変わりはない。9.7m3のところであふれなかったということは、調整池の計画では70mmでもネック箇所で6tか7tオーバーするということなんだから、70mm以下の雨しか降っていない。だから120mmなんていう雨は考えなくてもいい。  120mm降ったとしてもネック箇所まででこぼれてしまうから、ネック箇所を流下する水しか流れていかないということでいけば、あなたが訂正したのはみんなごまかし。私のほうがずっと正しい。また、市民にわかりやすい説明をしておるわけだ。  だから、9.7m3のところであふれないということでいくと、確かに十四川の流域には雨量計はないけれども、9.7m3の能力を持つネック箇所を流れる分以下の雨しか降っていない。とすると、その倍の水を流す能力があるところでは当然あふれないということがわかる。  そういうことをきちっと平成15年12月にあなたは言っているわけや。ところがいつの間にか転向してしまって、上下水道事業管理者の椅子に座って、今じゃ副市長の席に座っておるわけですけれども、それはおかしいと思う。きちっとこの問題を解決したらやめたほうがいいと思うよ。  いろいろこの前も言ったけど、若いころには業者との癒着もあったし、それからこの間私の同級生が──しょっちゅう会う同級生なんだけど、私のこの議会でのあなたとの議論を全然読んでいないのかな──塚田っておるやろうと言うので、私は、うん、今、副市長やぞと言ったら、彼は、あれ、よう昔、飲み屋で会うたと。一緒の飲み屋へ来て、彼の経営しておるスナックへ行ったことがあるという話をしてきた。これはひょっとすると、今はいいけれども、一般職の公務員であるときであると地方公務員法違反の可能性がある。それ大事なことやで、ちょっとスナックの名前を教えてよという話をしたら、聞いてきてやるわといって聞いてきてくれた。そうしたら、いや、もう20年ぐらい前にやめたなと言っていたと。20年ぐらい前にママは死んでやめたのかなという話をしていた。  だから、そういうふうになかなかいろんなところで、ちょうどオリンピックのエンブレムの佐野さんのようにいろんな評判が出てくる。そういうことからしても、やはり副市長というのはちょっと人格的に難しいのかなというふうに思っています。そこはきちっとこれを直して、多分平成15年12月の答弁は土木技術者の人たちがきちっと正直に言いたいという、その当時はもう私が井上さんと訴訟をやっているときですから、井上さんに不利な答えでもきちっと議会で答弁しようという土木技術者の人たちの誇りというものがあったというふうに私は思っておる。  それをだめにしたのはあなたやわな。平成18年かそこらに後藤治水対策監が予算特別委員会で私の質問に、あの日の水位、潮位は2.4mだから、当然樋門をあけておればあふれもしないし、ポンプ場も壊れないわなという話をしたら、高さについてはそのとおりですという答弁をした。次に本会議でそのことを尋ねたら、いや、そんなことをうちの人間は、部下は言っていませんという答弁やった。その辺からあなたの答弁が変わってきた。もう後は今のままやな。  だから、120mmの雨でもネック箇所は変わらんでしょう。120mmの雨を降らして、実は今まで四日市市がやってきたことというのは、倉田意見書というのを出して、このとおり水はあふれるんですよという話をした。  ところが、倉田意見書というのは自然流下のことは何も書いていなかった。ポンプが6tのときはどうや、9tや8tのときはどうや。それから120mmの雨が降ったら全部流れてくるというような形の計算をしておった。実はネック箇所があって、120mmの雨が降っても水はみなそれまでにこぼれてしまうということ。それと同じことを実は裁判所に提出をした乙16、17号証も同じことをやっている。ネック箇所であふれやんようにしている。  舘さんと一回議論をしたと思うんやけど、舘さんはシミュレーションとしては正しいという言い方をしたのかな。そこでは十四川を管渠にしていますから水はこぼれませんという話だったんだけど、実際は管渠にしても管渠の入り口で詰まってしまうから本当は管渠の手前でこぼれるわけやけれども、そういう川を管渠にして勝手に再現現象や、それから将来の予測という証拠書類は、あくまでも設定条件が間違っているから、これは偽証だと私は言っている。そういうことでしょう。120mmの雨は流れないと知っているんでしょう。 230: ◯副議長(諸岡 覚議員) 塚田副市長。 231: ◯副市長(塚田 博君) まず、私はスナック経営なんてしたことございません。これは違うと申し上げておきます。  それと、ネック箇所が変わるなんていうことは言ったことはございません。ネック箇所は変わりません。ただし、議員もおっしゃったように降る雨の量でそこを通過する水の量は変わってきます。  それともう一つ、あふれた、あふれないについてですが、これは議員が訴訟しました裁判で最高裁までいって、当時樋門を午後2時20分にあけたとしても午後5時ぐらいにはあふれたであろうという判決が出ているわけでございますね。  そして、十四川は感潮河川でございますので、潮位が上がってきておれば、やはりその海の水がある程度抵抗になって十四川の水が流れる量が減ってくるということもあるわけです。  議員は全てその裁判の結果が間違いだというふうにおっしゃっています。先ほど倉田意見書の話も出ました。倉田意見書は、議員が裁判所に対して議員の証拠書類として提出されております。したがって、裁判官はそれもしっかり吟味をして判決を出しておるというふうに理解しておりますし、私どもが出しました乙17号証、乙16号証、初めから樋門を閉めていたとき、午後2時20分にあけていたときの浸水状態はどうなるんだということも裁判所に提出をしております。そして、私のその平成15年の議会での発言も議員は裁判所へ全て提出しておるわけですね。  ですから、そういった証拠書類を全て裁判官が読んで判断をし、そして判決を出したと。なおかつ最高裁まで行っても判決は変わらなかったと、覆らなかったということでございます。 232: ◯副議長(諸岡 覚議員) 小川政人議員。 233: ◯小川政人議員 何度も同じことを言わすなや。裁判所のその判断については既判力がないということを言っている。だからここには及ばないんや。そうでしょう。既判力がない。君ら現実に調整池事業の説明ではネック箇所を通る水は流れていきますと言っているやない。最高裁が確定判決で言っているやろう。言っていても君らはやっているやん、現実に。だったら市民にそんなことを押しつけるなや。自分たちが都合のええときは最高裁の判断は及びません。市民に対しては最高裁が確定判決で言っていますって、それはおかしい。  もう一つ、倉田意見書については、現実に私が倉田意見書を証拠として提案したのは、ラショナル式という水理計算のやり方ね。そのラショナル式でいくと等流計算でどれだけ流れるかという、こういう計算方式ですよということを裁判所に提出している。全体が正しいというふうに提出していない。  実はもう一つ、この倉田意見書に対しては、私は意見書そのものが間違っておると裁判所で弁護士を訴えている。こんなもん事実誤認で、ネック箇所があるのもわかっていないし、ポンプだけじゃない、樋門をあけておったら水が流れていくんやということで、弁護士費用の鑑定書の費用の15万円を返せという訴訟を起こした。  裁判所は何を言ったかというと、一応四日市市が出した資料でやっているから、事実誤認であっても15万円ぐらい払ってやってくださいというのが裁判所の考え方やった。そういえばそうで、弁護士は間違えても弁護料はもらっていくんやから、それはそんで仕方がないのかなということで、それは認めているけど、裁判所ははっきりと事実誤認であっても四日市市が提出した、倉田さんに渡した資料のもとでやられているから払ってやってくださいということだった。  それから先ほどの経営していないというのは、そうすると私の同級生の聞き違いかな。あなたの同級生の歯医者さんと一緒によく飲み屋に行かれて、その歯医者さんと私の同級生も一緒の飲み屋で会うわけや。そのことについて、経営しておるスナックへ一緒に行った。あれは悪いぞという話もしておったけど、再度始動したとか、もう今はやめているという話はその歯医者さんに確認をしたんだろうというふうに思っています。  これはもうやめたんだから、今はもう特別職やから地方公務員法に反することでもないし、最近新しくしておったかしていないかはうわさには聞くけど、まだ確認をしていないでここでは言わないでおくけれども、いろんなことがぼろぼろ漏れるように私の耳に入ってくる。別段あなたのあらを探しているわけではない。  ネック箇所を通った水は基本的に流れていくんだから、120mmとか70mmという理論のすりかえをせずに、一番水の流れないところは120mmでも70mmでも変わりませんということであれば、当然そこから下流には全部流れていくということをきちっと一遍富田で説明したらどうや。  今まで富田で何回か説明したけれども、ネック箇所で流れた水は樋門をあけておったら海まで流れていきますからあふれません。そして、あのとき樋門を閉めていて、ネック箇所を流れる水でも6tのポンプを動かしていたらあふれたんだということをきちっと説明した上で、損害賠償してほしいと言われるか、もう15年も前のことやでいいわという話になるのか、それはわからんけれども、やはり公務員としての説明責任はきちっと果たしていかないかん。  特に富田の二人はその責任をきちっとやるべきや。公務員としてということとあわせて、富田で生まれ育って、地域の人たちのおかげで今があるのかもわからん。いや、全然自分の力だけでなったんかもわからん。でも、それは地元をだましていくというのはつらいで。定年になって一般人に戻ったときに、役所で俺は一生懸命仕事をしてきたな、そういや最後に富田の人たちにきちっとしたことを言わなかったなという思いは、伊藤さんなんか人間が正直やで、心の中でずっとそれが残っていくと思うでな。それはきちっと、少々塚田さんに嫌われてもきちっと言うべき。  そういうことをきちっと役所の中で言えるような雰囲気をつくっていかんと、また次の人たちもうそをついていかんならん。最初からうそをつこうとしたんか、最初にボタンのかけ間違えをして、多くの集中豪雨がいっぱいあって、この前あなたが言ったように、四日市のいろんなところで水害が起こったで、その一つに紛れ込ませてしまった。それはあなたじゃないけどな。そのときはそういうやり方をしてしまった。  倉田意見書は自然流下を見なくてはならないと書きながらポンプ場のポンプの能力のことしか書いていない。それが一番頭にきて、私は訴訟をしてやろうという気になった。これが私が訴訟をやろうと思ったきっかけとなった本当にお粗末な意見書であるわけ。  それは認めたんじゃないよ。争いはやったんや。ただ、あなたが言うように証拠書類として出したのは、ラショナル式という考え方が僕はどこの本に載っておるか知らないから、その考え方のところだけラショナル式によるとこういうふうになりますという考え方を示した。  市長、もっとよく舘君とか伊藤部長と考えて、きちっと役所はどうあるべきか、それから水害が起こったらどうするべきかということについて、この可児市の例を参考にして、今からでも遅くはないからきちっと説明をするということ。その後始末はやっぱり塚田さんにしてもらって、もうやめてもらったほうがいいのではないかなというふうに思います。  今日は時間もありますので、私の質問はこの程度にとどめさせていただきます。 234: ◯副議長(諸岡 覚議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 235:                         午後2時45分休憩    ─────────────────────────── 236:                           午後3時再開 237: ◯副議長(諸岡 覚議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  豊田政典議員。 238: ◯豊田政典議員 四日市市議会に新しい風を。新風創志会の豊田政典でございます。  夏も終わろうとしておりますが、今回の質問テーマの2点につきましては、この夏の終わりにぜひとも問題提起をしなければ近い将来禍根を残すのではないか。そんな思いで質問をさせていただきたいと思います。  一つ目、タイトルは幼稚園・保育園の将来としました。  今質問しますこども未来部のほうで大変大きな議論がなされ検討されております。幼稚園、保育園、幼児の教育・保育環境についての検討がされている。検討された結果、議会と議論した上で、その結果によっては子供たちの教育・保育環境に大変大きな変化をもたらす可能性のある制度について議論されているけれども、議会にはほとんど全くその検討内容について説明がされておりません。  7月ですか、教育民生常任委員会では協議会という形で、こども未来部の考え方ではなく幼稚園・保育園のあり方検討会議の内容についての報告が1回ありました。9月のこの定例月議会の中でもう一度検討会議の中身について報告がされるとは聞いておりますが、少なくとも教育民生常任委員ではないほかの議員には全く説明がされていない。  先週金曜日の新人の豊田議員、議会には豊田議員が2人おりますが、新人のほうの豊田祥司議員がこれに関連した質問を多岐にわたって行われた。そこで明らかになった内容もありますけれども、それだけ祥司議員が質問しなければいけないということは、まさに検討はされているらしいけれども、その中身が全く議会に説明されていないことの証左だと思いました。  それで、今回は古いほうの豊田が質問しますけれども、本日は検討会の資料も使いながら部長にお聞きをしますが、私が問うているのはあくまでもこども未来部、四日市市の考え方を問うものでありますので、誤解なきようお願いしたいと思います。  それで、まず、今行われている幼稚園・保育園のあり方検討会議という会議体がありまして、その設置要綱というのはこういうふうに資料に書かれております。子ども・子育て新制度の理念に従って適正な教育・保育の提供体制を確保するため設置。それから、その委員というのは公立、私立それぞれの幼稚園、保育園の関係者の方、それから学識経験者の方等11名で構成をされており、事務局は四日市市のこども未来部こども未来課が行っている。  資料によりますと、昨年の11月に設置されて、ことしの10月、来月までの予定で開始がされて、これまで6回の会議が行われたと思います。私も2回ほどですが傍聴させていただきましたし、資料、会議録についてはこども未来部よりいただいて一通り目を通させていただきました。  検討会議の資料によりますと、具体的な検討課題ということで、幼稚園、保育園の適正規模、適正配置、これが一つ。それから一体的提供、三つ目が保護者負担、保育料について検討し意見をまとめるというふうにされております。  傍聴し会議録を読んだ感想を込めて私なりに整理すると、子供の数が大変減ってきている中で子ども・子育て新制度が開始されて、今公立の、特にとりわけ幼稚園の適正規模──何人未満になったら統廃合を考える、これ、適正規模ですね──という言葉で説明をされている。それをまず検討しようと。その上で、その適正規模、人数に当てはめる形で適正配置をすべきではないか。こんな議論が一つ。  その際に公立の幼稚園同士の統廃合という形が一つ考えられるであろうと。もう一つは、幼稚園と保育園が連携する形での認定こども園という形も選択肢の一つであろうという議論が一つといえば一つですね。  もう一つ大きな話というのが保護者負担、利用者負担をどういった金額に設定するのか。この大きく二つが議論のテーマになっているというふうに思います。  それで私からは、今回は大変簡単なシンプルな質問ですので三つまとめてお聞きしますから、最初にお答えいただきたいと思います。  一つ目は今後のスケジュールについて教えていただきたいなと思います。すなわち、今現在いろんな関係者、学識経験者の方の意見を聞いて行われているあり方検討会議というのが来月にでも報告書をまとめると思います。その後にその報告書を受ける形でこども未来部が、私の言葉で基本方針と呼ばせていただきますが、こども未来部の考え方について基本方針を策定されると思います。それを策定した後に市議会に説明をする。そして議会と議論をした上での結論を実際の現場に適用していく。おおまかにこういう流れになると思いますので、そのスケジュールの時期をお答えいただきたいというのが一つ目です。  二つ目は現時点、今の時点での基本的なこども未来部の考え方というのを説明いただきたい。つまり、先ほど説明しましたように検討会議で具体的に課題とされているような認定こども園であるとか、あるいは幼稚園同士の、公立の幼稚園の統廃合といったところの考え方、それからそのもとになるこども未来部の言葉でいうところの適正規模基準、これを何人に設定しようと考えているのか。そしてその適正基準と現状の公立の幼稚園、保育園の現状を踏まえた上で、将来の園数のめどをどういうふうに考えて見据えておられるのかということ。  それから、基本方針と私が呼んでいる基本的な方針のもう一つ大きな柱、特に幼稚園の利用者負担額ですね。これをどのようにされるのか。また適用時期、いつから新しい保育料を適用したいと考えておられるのか。このことに対する現時点での考え方をお答えいただきたいのが二つ目であります。  三つ目は、教育・保育方針について確認をさせていただきたいなと思いますが、これまで保育園、幼稚園という二つの形で、二つの園が運営されてきたわけですから、それぞれにそれぞれの役割というのがあるはずだと思います。その保育園そして幼稚園、それぞれの役割についてどのようにこども未来部は捉えておられるのか。そしてこの幼稚園と保育園を一つにして認定こども園という形をとった園では、これまで行われてきた、またこども未来部が捉えている、とりわけ幼稚園の就学前教育の充実ということがこのまま維持できるのかどうか。このことを三つ目に確認させていただきたいなと思います。 239: ◯副議長(諸岡 覚議員) 市川こども未来部長。   〔こども未来部長(市川典子君)登壇〕 240: ◯こども未来部長(市川典子君) 豊田政典議員から3点にわたって幼稚園・保育園のあり方検討会議に関連いたしましてご質問をいただきました。順次、お答えをさせていただきたいと思います。  まず、今後のスケジュールについてでございます。  幼稚園・保育園のあり方検討会議につきましては、先ほど議員からもご紹介がございましたように、昨年の11月に設置をいたしましてからこれまで6回の検討会議を実施してまいりました。委員のそれぞれの立場から率直な意見をいただいております。先ほど幼稚園、保育園の関係者というふうにご紹介いただきましたが、園の経営の立場の方から、あるいは保護者の代表の方から双方ご出席をいただきましてご意見を頂戴しているところでございます。  先ほども議員のほうからご紹介がございましたが、この経緯につきましては、7月の教育民生常任委員会の所管事務調査におきましてこれまでの検討の経過を報告させていただいたところであり、今回の8月定例月議会におきましても、6回目の検討会議の結果を踏まえまして協議会をお願いする予定でございます。  今後のスケジュールにつきましては、秋ごろをめどに──もう秋と言われれば秋でございますけれども──6回目の次にまた10月の初めに検討会議を予定しております。その協議の結果によりましてはさらにもう一回する可能性もございますので、それが終了して報告書をまとめたタイミングで改めて議会に中身をお示しさせていただきたいと思います。  また、市としての方針決定と議会への説明の時期につきましては、報告書、それから議会でのご意見を踏まえながら、市として幼稚園と保育園のあり方の方針、統合や利用者の負担のあり方も含めまして方針を決定した上で本年度中に議会に対してご説明をさせていただきたいと考えております。  次に2点目、統合の方向性とか、あるいは適正規模基準についての現時点での基本方針、それから将来的な園数のめどはついているのかということでご質問をいただきました。これについてお答えをさせていただきます。  まず、幼保一体化や幼稚園同士の統合の方向性、適正規模基準につきましては、これまであり方検討会議の中で幼稚園や保育園の園児の数や、公立、私立園での教育・保育の実施状況、あるいは既にもう一体化園としてやっております塩浜のみどり園などの現状について各委員の認識の共有を図り、課題を整理しながら、子供たちに質の高い就学前教育・保育を提供することを中心とする視点を大切にしながら議論をいただいているところでございます。  就学前教育・保育は、言うまでもなく生涯にわたる人間形成の基礎を培う重要なものでありますが、特に公立幼稚園の園児数が減少している現状に対しましては、あり方検討会議におきましても委員のそれぞれの立場からご意見をいただき、就学前における子供の集団生活の中での教育環境をどのように確保していくのかが大きな課題として議論が進められております。  こうした各委員の共通認識のもと、公立幼稚園の適正規模といたしましては、1学級の園児数が18人を下回らない人数とすること、また発達段階──つまり年齢でございますが──ごとの学級編制とすることを基本とした上で、その適正規模に基づく教育環境の確保に向けて、議員のご質問にもございました幼稚園と保育園の一体化も選択肢の一つとして適正配置における基本的な方針を現在も議論を続けているところでございます。  また、園数のめどはどうかとのご質問いただきましたが、さきに申し上げましたとおり、今後のあり方検討会議報告書の適正規模、適正配置の考え方を踏まえまして、また議会への説明も適宜行いながらご意見を賜り、具体的な市としての方針を決定してまいりたいと存じます。  次に保育料について、応能負担とするのかといったご質問でございました。保育園、幼稚園の利用者負担の中で、保育園と私立幼稚園については児童の世帯の負担能力に応じた負担額の設定となっております。これはさきの日本共産党の豊田議員のご質問の中でもお答えをした部分でございます。  一方、4、5歳児に占める割合が全体の2割弱の公立幼稚園児の保育料のみが定額で月額6900円の利用者負担となっており、負担の公平性という観点から見ても課題があるというふうに考えております。  今年度よりスタートいたしました子ども・子育て支援新制度においては、原則として世帯の負担能力に応じた国の定める基準を上限に、地域の実情に合わせた利用者負担額の設定が各市町村に求められております。新制度に移行する幼稚園は、公立、私立を同額にすることが基本とされております。  そこで本市では、幼稚園、保育園の保護者や関係者を含めた先ほど申しましたあり方検討会議において議論をいただき、公立、私立を問わず新制度に移行した園は利用者負担額を同じにしていくという方向で進んでおります。当検討会議からの報告を受けて、議会にもお示しさせていただくことになりますが、保育園の保育料の設定状況等を勘案し、国が示す基準額から一定額を減額した利用者負担額をお示しする方向で検討をしております。  次に、保育園、幼稚園の今までの役割をどのように捉えているのかといったご質問であったかと思います。  子供の健やかな育ちにとっては、同年齢の一定集団を確保し、子供同士が集団の中で育ち合うことができる就学前教育・保育の環境を提供していくことが、保育園、幼稚園を問わずともに重要であると考えております。  ただし、実際の運用において異なる点としましては、保育園においては保護者が就労等により保育が必要な場合にのみ利用でき、最大11時間の保育の実施が可能です。幼稚園においては利用の際に保護者等の就労の要件は必要がないものの、実質6時間程度の保育時間となっております。  また、就学前保育・教育の内容につきましては、保育園は保育所保育指針に、幼稚園は幼稚園教育要領にそれぞれ基づき、質の高い就学前教育・保育の提供に努めておりますが、保育所保育指針、それから幼稚園教育要領の内容は1998年から1999年にかけまして整合が図られまして、現在は就学前教育・保育の内容に差はございません。  最後に、保育園、幼稚園を一緒にする。つまり幼保連携型認定こども園のことだというふうに解釈をさせていただきますが、そうした場合にこれまでの保育園、幼稚園の役割が果たせるのかというご質問をいただきました。  認定こども園が本市で設置された場合、幼保連携型認定こども園という形で設置させていただくことになろうかと思います。幼保連携型認定こども園は教育保育要領等に基づきまして就学前教育・保育を実施することになります。  この幼保連携型認定こども園の教育保育要領というものは、幼稚園教育要領及び保育所保育指針との整合性が確保されており、幼稚園、保育園と同様の質の高い就学前教育と保育の提供を行うとともに、保育を必要とする子供には保育園と同様に乳幼児の年齢に応じた保育の実施上の配慮を行うことが求められております。  このことから、幼保連携型認定こども園は幼稚園、保育園の双方の機能をあわせ持つ施設であることから、役割は果たせるものと考えております。
     以上です。 241: ◯副議長(諸岡 覚議員) 豊田政典議員。 242: ◯豊田政典議員 お答えいただきました。ありがとうございました。  幾つかさらにお聞きをしたいと思いますが、じゃ、先に、基本方針と私が呼んでいるものについて、中身についても現時点でのということでお聞きして、私は検討会議の意見ではなくてこども未来部の意見をお聞きました。その上でお答えいただいたと思っておりますので確認をいたしますが、現時点での──もちろん議会と協議をした上で結論を出されていくことになりますが──適正規模基準、これを下回ったら統廃合、一体化の対象として検討すべき人数として18人ということを答えられた。  それから保育料については、公立幼稚園も応能負担を導入する方向で考えていると。それから公立、私立ともに同額を考えている。幼稚園の話ですね。それから金額レベルについては置きましょうということでした。適用時期というのがお答えの中になかったので、議会と議論をした上で、また議案として上がってくるという形になってくると思いますが、新しい負担額の適用時期について答えが抜けていたと思いますからお答えいただきたいのと、私が今確認したことをもう一度、現時点ではそのとおりだと解釈していいのか、受けとめていいのかどうか確認させてください。 243: ◯副議長(諸岡 覚議員) 市川こども未来部長。 244: ◯こども未来部長(市川典子君) 豊田議員から重ねてご質問をいただきました。  現時点での四日市市の方針につきましては、先ほど申しましたように、豊田議員もおっしゃっていただきましたように、議会とのやりとり、それから検討会議の報告書が出ていない時点でこちらの確たる方針として申し上げることはできませんが、現状進んでいる方向性といたしましては、最低基準18人を下回った段階で統合を考えていく。この考え方はそのとおりでございます。  それと、保育料の応能負担をどうしていくということでございます。これも先ほどお答えいたしましたとおり、保育園、私立幼稚園を含めた中で、私立幼稚園につきましては、誤解のないように申し上げておきますけれども、子ども・子育て新システムにおきまして、新システムに移行した私立幼稚園と移行していない私立の幼稚園がございます。新システムに移行した私立幼稚園については、保育料そのものがもう既に応能負担という形で設定をされております。  それから公立幼稚園は全て新システムに移行するということがもう定められておりまして、新システムに移行しておりますが、その中で新システムに移行しながらまだ定額負担ということで運用をしておりますので、この差が大きいということがあり方検討会議の中でも課題として挙がっております。そこで、応能負担について新システムに移行した私立幼稚園と公立幼稚園については基本的に同額とするという方向で進んでおります。  それと、応能負担でございますけれども、私立幼稚園につきましては、新システムに移行していない園につきましても、就園奨励費という形で一旦保育料は納めていただきますが、所得金額に応じまして後で金額がバックされるという制度がございます。それによって基本的に応能負担になっているというふうに理解をしております。 245: ◯副議長(諸岡 覚議員) 豊田政典議員。 246: ◯豊田政典議員 新しい保育料の適用時期についての答えがないです。 247: ◯副議長(諸岡 覚議員) 市川こども未来部長。 248: ◯こども未来部長(市川典子君) 済みません。  新しい保育料の適用時期ですけれども、適用時期も含めて方針を示させていただきたいということで最初にお答えさせていただきましたが、先ほど豊田議員からもお話がございましたが議会の決定が必要であることから、少なくとも2月定例月議会に間に合うタイミングでお示しをさせていただきたいというふうに思っております。適用時期につきましては現在議論中でございます。  以上です。 249: ◯副議長(諸岡 覚議員) 豊田政典議員。 250: ◯豊田政典議員 私、この後あすなろうの電車に乗らなきゃいけないので、ちょっと時間が想定より押しておりますがもう少しお聞きします。  最初にスケジュールを聞きましたよね。教育民生常任委員会協議会は別にして、今年度中に議会に説明するというふうに答えられた。  その説明する内容については、現時点で答えられた内容も含めて、それから統廃合や認定こども園にするというような姿、例えばいつから何園が統廃合の対象にされたり、あるいは認定こども園にするというような年次的な姿、10年後はどうなっているのがこども未来部としては子供の教育、保育にとっていいんだと考えられているというような姿も示してもらえるのかどうか。このことを確認させてください。 251: ◯副議長(諸岡 覚議員) 市川こども未来部長。 252: ◯こども未来部長(市川典子君) これは全市的な方針として決めていくというふうにこども未来部としては思っております。  10年後についてもシミュレーションはしておりますけれども、現時点で10年後に何園になるということは即答はできません。ただ、近々にやるべき園というのは示させていただく予定でございます。  以上です。 253: ◯副議長(諸岡 覚議員) 豊田政典議員。 254: ◯豊田政典議員 その答えで結構だと思いますが、場合によっては激変する可能性があるわけです。この幼稚園、保育園、公立の四日市市内の幼保の姿が大きく変わる可能性がある。ぜひとも、このタイミングで10年後の姿も──シミュレーションした形で結構です、いろんな要素があるとは思いますが──示していただいた上で議会と議論させていただく必要がある。  実はことしの2月の予算常任委員会教育民生分科会において──私も所属していましたが──施設整備の関係でやりとりをしたときに、今の答弁と同じことを聞いています。そのときの答えでは、本年度中に示しますという答弁でありましたので、そういったこともぜひ議論をさせていただきたいなと思います。  中身の是非、賛成、反対とかそういうことは本日は一切申し上げませんが、今現在あり方検討会議で今まで質疑応答してきたような非常に極めて大きな内容が議論されているにもかかわらず、冒頭にも申し上げたとおり、議会への説明というのが、意見聴取というのが余りにも欠けていると私は思っております。  また、検討会議にいろんな立場の方が入っているけれども、その内容がそのまま伝わってこない。傍聴に来られる方も限られていますし、会議録がホームページで公開されているわけでもないので、いろいろな不安が関係者、保護者、それから議会にも広がっている。このことは重く受けとめてもらう必要がある現状だと思います。  7月下旬号の広報よっかいちに来年度、平成28年度の幼稚園の園児募集が載りましたよね。ここには公立幼稚園の保育料について、月額6900円、改定を予定していますと記載されていて、これは一体どうなるんだろうかという不安をあおることもになっていると思いますし、あり方検討会議での議論というのがいろんな形でいろんな方に伝わる中で、さまざまな憶測が起きているというのも耳にするところであります。  あり方検討会議というのは、ほかの行政の皆さんが設置している各種委員会と全く同じで、関係者や市民の皆さん、学識経験者の皆さんの意見を聞く中で、もちろん尊重というか参考にするために設置されている会議ではあるけれども、最終的な方針、議会に説明する素案をつくるのは、今回でいえばこども未来部なんです。こども未来部の判断と責任において、あり方検討会議がこう報告したからそのとおりこれでいいんだというようなことではなくて、あなた方の責任において提案しなきゃいけないですよ。  市川部長というのは、私はこの15人ぐらいの部局長中でも指折りの男前の部長だと思っています──これはいい意味で言っているんです──が、時々言葉の端々にあたかも各種会議が決めたことがそのまま四日市市の方針であるかのごとく誤解をされているのではないかと思わせる節がある。私の聞き方が悪いのであればいいんですけれども、受けとめ方がね。そうではないということを改めて念を押しておきたいし、また今回のあり方検討会議で聞いたからこれで終わりではなくて、まだ時間がありますから、いろんな関係者、保護者、もちろん議会の意見を聞いた上で議会に示す素案をつくっていただくこと強く要望しておきたいと思います。  また、議会説明については、大変大きな問題ですから、加納議長と相談をされて、教育民生常任委員会の委員のみならず全議員で議論できる場を必ず丁寧にきめ細かく設置していただくよう部長からも要請いただくことを要望して、この質問を終わります。  さて、がらりと変わりましてあすなろう鉄道のほうですが、あすなろう鉄道、市民鉄道としての再生、ボリュームワンということで、あすなろう鉄道に関して最初の質問をさせていただきたいと思います。  この鉄道は、前置きはもう省きまして、とにかくこの4月1日から内部・八王子線が新生あすなろう鉄道としてスタートをしました。しかしながら、私もそうですが市民の皆さんから多くの声が聞こえてくるのは、何か変わったんか、豊田さんと。名前は変わった、看板は変わったけれども、その変わった変化が全く見えない。  あれほど、市民の皆さん17万人の署名を集めていただいた。近鉄にも行ってもらった。議会でも3年間かけて常任委員会、それから議員政策研究会の分科会を経て特別委員会を設置し、また本会議、予算常任委員会でもさんざん議論して結論を出した。こういった経緯からして、非常に期待をしてこの4月1日を迎えたのでありますが、4月1日は無理だったとしても、4、5、6、7、8月ともう5カ月以上たっているにもかかわらず全く変化が見られない。果たして大丈夫なのかというような声が聞こえてくるし、私もそのように感じるところであります。  昨年12月に国土交通省に四日市市が提出した鉄道事業再構築実施計画では、今後10年間の四日市市の実質負担額は約11億5000万円。一番大きいのが車両更新ですが、新しく6台を新造、それから改造8台を4年間でやりますというようなことが書かれている。議会に対する説明にあったとおりです。よく聞かれるのでついでに紹介しておきますと、さきの6月定例月議会で議決した内容によると、新しい車両を1台つくるのに1億5500万円ぐらいかかるということでありました。  それからあすなろう鉄道株式会社の人件費削減についてですが、いろいろいろいろ努力をした上で、10年計画によると、これまで近鉄がやっていたときには年間3億円弱の赤字であったけれども、この新しいあすなろう鉄道では、年間プラス1億円になって推移していくはずだと。そのために鉄道を市民鉄道として再生し、いろんなことをやっていきたい。そんな説明でした。  ところが、冒頭申し上げたようにこのままで本当にこの計画は実現できるんだろうかという疑問がある。果たして市民鉄道と言いながら、意識が高まっているのか。そのための仕掛けを、努力を都市整備部、四日市市はやっているのか。そんな現状を確認し、また提案もし、ぜひ頑張れよ、みんなで頑張ろう。四日市市民全員でこの市民鉄道を再生しようという、そんな質問をしたいと思います。  幾つかまとめていきますので、答弁は簡潔にお願いいたします。  一つ目は4月以降の利用者数、収支です。近鉄時代となるべくわかりやすく比較してください。通勤・通学定期はどうなのか、定期以外はどうなのか分けてお答えください。  それから利用促進について、どういうふうにされているのか。どのような体制で企画立案をし実施しているのか。言いかえれば4月以降に何を行って何が変わったのか。私は見えないと言っていますが、いや、こういうふうに今考えているんだよ、もう熟しつつあるんだよでも結構なので紹介いただきたい。  あわせて、内部・八王子線利用促進協議会ということで、市民の皆さんいろんな方に集まっていただいて協議をされてきておりますが、そこでの内容、また成果というか、これから出していくぞというやつがあれば紹介いただきたいなというのを一つ目の質問にさせていただきます。 255: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。   〔都市整備部長(伊藤 勝君)登壇〕 256: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 議員からは、四日市あすなろう鉄道の利用状況についてご質問いただきました。  まず、近年の利用者の推移ですが、平成22年度は通勤定期の利用者は約113万人、通学定期の利用者が171万人、定期外の利用者が80万人の合計で364万人でした。平成23年度から年々若干の減少をしております。平成25年度には約359万人の利用がありました。  しかしながら、近鉄からあすなろう鉄道へ運行が移行する前の平成26年度におきましては、通勤定期の利用者が約104万人、通学定期の利用者が約162万人、定期外の利用者が約81万人の合計約347万人と、平成25年度比で約3.5%の減少となっております。特に通学定期の利用者が約10万人、5.8%減少しております。  これらを踏まえて、この4月からあすなろう鉄道は運行しておりますけれども、この4、5、6月の3カ月の第一四半期について平成26年度の同時期と比較いたしますと、通勤定期の利用者が26万5000人から26万1000人と1.5%の減、通学定期が約43万人から約36万3000人と15.6%の減、一方で定期外の利用者が19万8000人から22万5000人と、ここは13.6%増加というふうになっておりまして、合計で89万3000人から約84万9000人となり、全体で4.9%の減少になっております。  鉄道事業者としての認定を受けました鉄道事業再構築実施計画におきましては、運賃値上げ等に伴う逸走率──逃げていく利用者の率なんですが──につきまして、通勤定期は14.3%、通学定期は17.1%、定期外は5.3%それぞれ減少して、通算して13.6%の逸走が生じるというふうに試算しておりました。  この数字は平成25年度の利用者数を基準として算定しておりますので、先ほどの平成27年度の第一四半期の実績と平成25年度を比較しますと、通勤定期の利用者が3.3%の減少、通学定期の利用者が20.6%の減少、定期外の利用者が13.1%の増加、合計で8.3%の減少となっております。  現在のところ先ほど申しました13.6%の逸走となる計画と比較しますと利用者の見込みというのは上回っておりますけれども、通学定期につきましては減少が顕著であります。  また、あすなろう鉄道の運賃収入の状況につきましては、現在のところ月に3000万円程度と比較的堅調ということですが、6カ月定期の更新時期であるこの9月末の動向を把握した上で判断する必要があり、決して安心できる状況ではないというふうに思っております。  続きまして、利用促進に取り組む体制についてご質問いただきました。  利用促進に関する企画立案につきましては、市のほうで実施するもの、あすなろう鉄道で実施するもの、協力して実施するものがあります。地域の皆様を初めとして、例年どおり実施していただいたり、新たにご提案いただいたりするものもございます。  まず、市の主催する事業につきましては、主にまちの活性化とあわせて利用促進を図ることを目的としまして、地方創生の先行型の交付金を活用して、まんじゅう列車、カブトムシ列車、こにゅうどうくんラッピング列車などのイベント列車を実施しております。  また、利用促進グッズとしまして缶バッジやエコバッグなどを制作しまして、四日市市シティロードレース大会など市のほかのイベントとタイアップしまして、利用促進の効果を狙うために活用しております。  一方あすなろう鉄道では、主に鉄道のPRや収益の向上、利用促進を目的にタオルやキーホルダーなどといったあすなろう鉄道関連グッズを制作し、鉄道のPR、収益の向上に努力しております。  また、あすなろう鉄道は市と協力し開業セレモニーを実施したり、近畿日本鉄道と協力しまして鉄道まつりに参加し、それから内部車庫の見学会を実施したりしております。  実際にはそれ以上に地域の皆様からのお声により実施していただいている事業のほうが非常に多くありまして、今年度はさらに活動に広がりを感じております。例えば例年西日野にじ学園、四日市南高校、四日市四郷高校の生徒さんたちが西日野駅で花いっぱい活動を実施していただいておりますけれども、今年度はさらに南中学校と海星高校による追分駅での清掃活動、それから花植え活動、さらに四日市工業高校による南日永駅清掃活動を新たに実施していただいております。また、大瀬古町子供と地域の環を育む会が日永駅で、NPO法人四日市の交通と街づくりを考える会が小古曽駅で清掃及び花植え活動を継続して実施していただきましたほか、今年度新たにシルバー人材センター日永支部が日永駅の樹木剪定や清掃活動を実施していただきました。  また、追分駅には待合室がございます。これがこれまで閉鎖されておりましたが、その原因となった落書きを消そうというボランティア活動が実施されております。これは南中学校と地域の業者の方の取り組みで今までにない活動となっておりまして、さらに老朽化した日永駅の駅舎などをペイントしようとする活動も予定されております。  時間の関係上全てご紹介することができず申しわけございませんけれども、多くの方々に支えていただき、非常にありがたいことであると感じております。このようなお申し出がございましたら、ぜひ市やあすなろう鉄道へご連絡をいただきますよう重ねてお願い申し上げます。  ほかにも沿線の行事に市とあすなろう鉄道で参加させていただいておりまして、日永地区のつんつくおどりのときには地域の人々と意見交換を実施したり、利用促進グッズを配布したりしております。  次に利用促進協議会についてです。沿線の学校関係者や自治会代表者の方々を中心に構成をしております。平成26年度は3回、今年度は既に1回開催してございます。内容としましては、利用促進に対する考え方や取り組みについて、先進事例である北勢線の魅力を探る会の代表からお話をお伺いしたり、これまでの市の取り組み事例や他の先進事例を紹介した上で、これから皆さんでどんなことができるのか議論をいただき、その結果として清掃や花植え活動を例年以上に積極的に実施していただいております。新たな利用につながることを期待しております。  新しい車両のデザインについてでございますけれども、決定方法についてご意見を頂戴し、利用者の方々の投票によりましてデザインを決定することとして、デザインの候補については高校生の意見もお伺いすることとさせていただきまして、現在アイデアをお待ちしているところでございます。  なお、本年度に改修や新造により3両がリニューアルいたしますが、その車両は暫定的に新幹線のようなカラーとなっておりまして、空調も完備してございます。9月下旬にはお披露目させていただけると思います。  以上でございます。 257: ◯副議長(諸岡 覚議員) 豊田政典議員。 258: ◯豊田政典議員 答弁をいただきました。ありがとうございました。  四日市市がかかわっている内容として、幾つかのイベント電車を走らせたり、関連グッズを活用したりということ。それから、私知らなかったんですが、地域主催のイベントと取り組みが大変盛んに行われつつある地域もあると。これは大変うれしいことだと思いますし、ご紹介いただいた高校生や周辺の皆さんのボランティア活動というのもありがたいことだと思ってお聞きいたしましたが、最初にお聞きした利用者数、それから収支については厳しいスタートを切ったのかなというふうに受けとめさせていただきました。  最初に言うのを忘れましたが、この鉄道は都市整備部とあすなろう鉄道株式会社だけが頑張ればいいというものでもないし、市民全体で考える必要がある。そのことについては、都市整備部がもちろん四日市市役所の中では中心になって動いてもらう必要があるけれども、お聞きいただいているほかの部局の皆さんも一体になっていろんなアイデアを出し合い、また取り組んでいただかなければいけないと思いますので、私とのやりとりは都市整備部長──あるいは少し市長に最後にお聞きするかもしれませんが──に限られていますが、ぜひ自分たちには何かできることはないのか、こんなこともできるんじゃないか。そんな頭でお聞きいただきたいなと思います。  いろいろ紹介いただいたけれども、厳しい言い方をすれば、一部の方たちは大変一生懸命盛り上げようとされているけれども、なかなか先ほどから言ったように四日市市民全体に広がっていない。いろんな意見、要望が都市整備部にも寄せられると思います。それが果たしてどのように処理されているのか。あるいは企画立案機能というのが組織体制として十分に機能しているのか。そのあたりにすごく私は不安というか疑問を覚えます。  そこで簡単にお答えください。済みません、時間が押していますので簡単にね。  まず、運行主体である四日市あすなろう鉄道株式会社の体制というのを簡単に教えてください。社員数が何人で、専任で実際に現場でやっているのが何人なのか。四日市市との連携、関係はどのようになっているのか。つまり、経営管理や利用促進の企画立案、実施というのはどこがどのように──どこがというのは四日市市の連携のことを聞いているんですが──行われているんだろうということ。  それから、経営状況の検証というのがある一定の期間ごとに必要だと思います。市議会では幸いというか、予算審議のタイミングでまだいろいろと詳しくやりとりをすることができると思いますが、それとは別に、かつて昨年2月定例月議会の森 智広議員の質問で彼が提案されたように、第三者による検証機関の設置の必要性ということを発言されておりますが、私も同感であります。このことの考え方、それから何より今中心になってやられているのは公共交通推進室ではあるけれども、お聞きすると正規職員が3名しかいない、プラス臨時職員が1名の4人で、3.5人で回しているわけです。  これでは余りにも体制として貧弱ではないかなと、不十分ではないかと私は想像している。はたから見ていてね。しかもこの推進室というのは、ほかにもコミュニティバスの推進であるとか導入であるとか、こういった大きな課題も抱えている。これは余りにも無理です。私の考えですが、人員不足ではないかと思います。その点と、評価の必要性についての考え方についてもお答えください。 259: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。 260: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) あすなろう鉄道を運営していく組織体制についてご質問いただきました。  まず、鉄道事業を運行していくあすなろう鉄道につきましては、現状の社員数は35名でございます。全て鉄道事業の実績を持っている近畿日本鉄道からの専任の出向職員でございます。安全な鉄道運行という観点では問題はないと思っております。  先ほど議員のほうから言われました経営管理、利用促進、それと企画立案、実施については総務企画課という課があすなろう鉄道にありまして、そこでやっております。  また、会社の決算ですけれども、近鉄の監査役が役員としてあすなろう鉄道に携わっておりまして、適切な会計処理が確認できる体制というふうになってございます。しかしながら、市も監査等による十分な確認に加えまして、積極的に経営に介入していく必要があるというふうに考えております。  議員からは第三者機関による経営のチェックにつきましてご指摘いただきましたけれども、実際のところそういった組織が数多くない現状を踏まえまして、健全経営に向けまして専門家からアドバイスを受けるような手法も検討していきたいと考えてございます。  続きまして、公共交通に対する市の組織についてでございます。  議員ご指摘のとおり、公共交通推進室の現在の体制は職員3名と臨時職員1名の体制でございます。あすなろう鉄道に関する業務のほかに、ほかの鉄道事業者への補助事業、伊勢鉄道に関する事業、議員が言われましたけどもコミュニティバスを含めたバスに関した事業など多岐にわたってございます。  また、この4月から第三種鉄道事業者になったとということに伴いまして、施設整備に関する発注業務や国、県に対する補助申請業務等が想定以上に大変でありました。やはり鉄道事業者となって初めて必要とわかる業務も多くありまして、業務量としては大きく増加しております。  市として本当に安全運行というのが重要な業務というふうに考えております。確実な業務の遂行を図っていく必要がありますので、来年度以降におきまして、業務の効率化とともに組織の体制の充実を検討してまいります。  以上でございます。 261: ◯副議長(諸岡 覚議員) 豊田政典議員。 262: ◯豊田政典議員 ありがとうございました。  私の聞き方が少し悪かったのかなと思って聞いていましたが、要するに、いろんな改善策であるとか、あるいは取り決めであるとか──議会からも市民からもありますやんか──に対して、あすなろう鉄道に決定権があって、幾ら四日市市が言っても、それはあすなろう株式会社の中で近鉄からの出向職員の方たちが納得しなければできないものなのか、それとも、そうじゃないよと、彼らだけで考えているんじゃなくて、いろんな声が届いて実現する、まさに市民鉄道としてのいろんな工夫ができるのかできないのか。そのことが聞きたい。 263: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。 264: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 先ほど来申し上げておりますようにいろんな活動が新しく出てきておりますし、これまでも行われていたことが継続されているということもお話しさせていただきました。これは全て、例えば花植えにしても駅舎の中で行うことですので、全てあすなろう鉄道とは話し合いをして、この辺にこういうことするんだというふうなことも十分協議した中で、安全運行を第一にして、四日市市とあすなろう鉄道とかなりの頻度で打ち合わせもしておりますが、そういうふうな打ち合わせをした上で利用促進策をやっていっております。  以上です。 265: ◯副議長(諸岡 覚議員) 豊田政典議員。 266: ◯豊田政典議員 もう一度同じことを言葉を変えて聞きますが、つまり近鉄時代とは違って市民の声が届きやすい柔軟性のある体制ができているんだよという理解でいいですか。 267: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。 268: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 今もう既にそれができているのかと言われると、私ははいとはすぐに言えませんけれども、当然それを目指してやっていっております。  以上です。 269: ◯副議長(諸岡 覚議員) 豊田政典議員。
    270: ◯豊田政典議員 それでは利用促進について、幾つか私の考えもあるし、市民の方からの意見も踏まえながら、また最後のほうは思いつきの部分もありますがお聞きしますので、簡潔に教えてください。  一つは、利用促進については沿線住民、団地住民の取り込みというのが大変重要だと思います。私は四郷に住んでいるので四郷中心の話になるかもしれませんが、例えば八王子線については大きな団地が沿線にある。つまり笹川団地、高花平団地の二つの団地住民を取り込むのが必ず鍵になると思うんです。この方法として、例えばコミュニティバスを団地内から駅まで走らせるとか、そういったことも考えられる。こういった沿線住民の取り込みについての考え方。  それから二つ目、これも沿線住民の方が自動車で通勤する場合に、何とか自動車にかえて鉄道を利用してもらうような工夫が必要なんじゃないか、工夫というか活動が必要なんじゃないか。まずは市役所の職員であり、また議員であり──私もそうですが──会社員の方に、企業に呼びかけて利用する日を提案するというような具体的に利用してもらうための取り組みが必要じゃないかと思います。例えば水曜日はあすなろうの日なんだ、あすなろうの日だというふうな運動、取り組みが必要だと思います。  それから、高校生にはいろいろボランティアをしていただいているけれども、特に通学定期の利用者が減っていますよね。これも沿線高校に改めて具体的な取り組みをともに考えてもらう必要があるんじゃないかな。もっと言えばきせる乗車が大変多いという評判もあります。うわさもありますが、きせる乗車についての徹底した対策というのが必要なのではないか。  最後に自治会ですね。これも沿線の話をしますが、17万人署名のときには大変力をかしていただいた。一緒に取り組んでいただいた。今こそもう一度、自治会の皆さんに具体的な乗車協力──ボランティアをやってもらっていますが──の必要性があるんじゃないか。そんなふうに思いますがどうでしょうか。 271: ◯副議長(諸岡 覚議員) 伊藤都市整備部長。 272: ◯都市整備部長(伊藤 勝君) 議員からさまざまな利用促進のアイデアをいただきました。ありがとうございます。  まず、通勤や通学など利用者の目的が既にあるため、その目的のために乗車していただく工夫が大切であるとご指摘いただきまして、そのとおりというふうに思っております。  個別のご提案につきまして可能な限りお答えしたいと思います。まず、笹川団地などの郊外部の住宅団地をターゲットにしたコミュニティバスについてでございますけれども、通勤・通学者をターゲットとした取り組みは有効な手段と考えておりますけれども、市内の公共交通全体を考えますと、バス路線の維持についても考えていく必要があるのかなというふうに思ってございます。そのため、ご指摘の地域による実施が適切なのか、あるいはその他の地域での実施が適切なのか今後十分検討してまいります。  それから、あすなろうの日を水曜日にというお話もありましたけれども、四日市市では水曜日にノーマイカーデーを実施しております。また沿線の職員に対しても、例えば通勤のときのあすなろう鉄道の利用の呼びかけもしております。また、これについては三重県にもお願いをしていきたいというふうには思ってございます。また、民間企業へお勤めの方には、あすなろう鉄道を初めとした公共交通機関の利用を呼びかけていく必要があるというふうに考えてございます。  それから、先ほど通学定期の利用者が減少しているということを報告させてもらいました。沿線から他の地域へ通学される方もみえますので、沿線の学校以外へも利用の依頼をしていくことが必要であると思います。  また、きせる乗車対策につきましては、あすなろう鉄道の社員が抜き打ちで無人駅の改札を実施しておりまして、ほとんどの方が適正に乗車されているというふうなことを聞いてございます。  また、地域の方々につきましては、乗車を依頼するとともに、利用したくなるようなサービス、例えば企画切符、それから割引切符を検討していきたいと考えてございます。 273: ◯副議長(諸岡 覚議員) 豊田政典議員。 274: ◯豊田政典議員 急がせまして済みません。  今までのところは、沿線から四日市駅へといった方向の質問をしましたが、逆にそうでない四日市市内、また市外の方が沿線の場所に行きたくなるような取り組みも必要だと思います。答弁の用意はしてもらっていると思いますが、もう具体的に問う時間はありませんけれども、日永に行きたいんだとか、内部地区にはこんないいところがあるよ、四郷には郷土資料館があるよというような取り組みというのも必要だと思う。そのときには全庁的な取り組みというのがまた必要だと思うんです。  そこで最後に、もう時間の限りで結構ですが、どなたでも結構ですけれども、今あるのかどうか私知りませんが、このあすなろう鉄道、内部・八王子線を盛り上げていくために、最初に申し上げたように全庁的に取り組まれているのかな、もっと強化する必要があるんじゃないかなというふうに思います。  どうでしょう。いろんなアイデア、いろんな取り組みがいろんな部署で皆さん方、いろんな部長さん、局長さんにできると思いますので、そのことについて、これからはもっともっと全庁的に強化していくぜ。そんなお言葉をいただけないかなと思って、最後の質問にかえさせていただきます。 275: ◯副議長(諸岡 覚議員) 田中市長。 276: ◯市長(田中俊行君) 第三種でありますが、鉄道事業者になったのは初めてのことで暗中模索の状態が続いておりますけれども、私、これは庁内挙げてしっかりといろんな英知を結集して取り組むべきだということで指示はしておりますけれども、現在のこの経営状況も含めて話をしながらもう一度その点の確認をしたいと思いますし、ぜひ議会の皆さんのご協力もよろしくお願いいたします。 277: ◯副議長(諸岡 覚議員) 時間が参りましたので、豊田政典議員の一般質問はこの程度にとどめさせていただきます。    ─────────────────────────── 278: ◯副議長(諸岡 覚議員) 本日はこの程度にとどめることといたします。  次回は、あす午前10時から会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。 279:                           午後4時散会 発言が指定されていません。 Copyright © Yokkaichi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...