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  1. 四日市市議会 2015-06-07
    平成27年6月定例月議会(第7日) 本文


    取得元: 四日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-09
    検索結果へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成27年6月定例月議会(第7日) 本文 2015-06-30 文書・発言の移動 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 77 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 午後1時開議 選択 2 : ◯議長加納康樹議員選択 3 : ◯議長加納康樹議員選択 4 : ◯議長加納康樹議員選択 5 : ◯議長加納康樹議員選択 6 : ◯予算常任委員長樋口博己議員選択 7 : ◯議長加納康樹議員選択 8 : ◯総務常任委員長(竹野兼主議員選択 9 : ◯議長加納康樹議員選択 10 : ◯教育民生常任委員長伊藤嗣也議員選択 11 : ◯議長加納康樹議員選択 12 : ◯産業生活常任委員長(森 智広議員選択 13 : ◯議長加納康樹議員選択 14 : ◯都市環境常任委員長加藤清助議員選択 15 : ◯議長加納康樹議員選択 16 : ◯議長加納康樹議員選択 17 : ◯加藤清助議員 選択 18 : ◯議長加納康樹議員選択 19 : ◯小川政人議員 選択 20 : ◯議長加納康樹議員選択 21 : ◯議長加納康樹議員選択 22 : ◯議長加納康樹議員選択 23 : 午後2時1分休憩 選択 24 : 午後2時15分再開 選択 25 : ◯議長加納康樹議員選択 26 : ◯議長加納康樹議員選択 27 : ◯市長(田中俊行君) 選択 28 : ◯議長加納康樹議員選択 29 : ◯小川政人議員 選択 30 : ◯議長加納康樹議員選択 31 : ◯市長(田中俊行君) 選択 32 : ◯議長加納康樹議員選択 33 : ◯小川政人議員 選択 34 : ◯議長加納康樹議員選択 35 : ◯市長(田中俊行君) 選択 36 : ◯議長加納康樹議員選択 37 : ◯小川政人議員 選択 38 : ◯議長加納康樹議員選択 39 : ◯市長(田中俊行君) 選択 40 : ◯議長加納康樹議員選択 41 : ◯小川政人議員 選択 42 : ◯議長加納康樹議員選択 43 : ◯議長加納康樹議員選択 44 : ◯議長加納康樹議員選択 45 : ◯議長加納康樹議員選択 46 : ◯議長加納康樹議員選択 47 : ◯議長加納康樹議員選択 48 : ◯議長加納康樹議員選択 49 : ◯議長加納康樹議員選択 50 : ◯議長加納康樹議員選択 51 : ◯議長加納康樹議員選択 52 : ◯議長加納康樹議員選択 53 : ◯議長加納康樹議員選択 54 : ◯議長加納康樹議員選択 55 : ◯教育民生常任委員長伊藤嗣也議員選択 56 : ◯議長加納康樹議員選択 57 : ◯議長加納康樹議員選択 58 : ◯議長加納康樹議員選択 59 : ◯議長加納康樹議員選択 60 : ◯議長加納康樹議員選択 61 : ◯総務常任委員長(竹野兼主議員選択 62 : ◯議長加納康樹議員選択 63 : ◯議長加納康樹議員選択 64 : ◯議長加納康樹議員選択 65 : ◯議長加納康樹議員選択 66 : ◯中森愼二議員 選択 67 : ◯議長加納康樹議員選択 68 : ◯議長加納康樹議員選択 69 : ◯議長加納康樹議員選択 70 : ◯議長加納康樹議員選択 71 : ◯議長加納康樹議員選択 72 : ◯議長加納康樹議員選択 73 : ◯議長加納康樹議員選択 74 : ◯議長加納康樹議員選択 75 : ◯議長加納康樹議員選択 76 : ◯議長加納康樹議員選択 77 : 午後2時53分散会 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                           午後1時開議 2: ◯議長加納康樹議員) 皆さん、こんにちは。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員数は34名であります。    ─────────────────────────── 3:  表彰状の伝達 ◯議長加納康樹議員) 議事に先立ちまして、去る6月17日、東京都で開催されました第91回全国市議会議長会定期総会において、4年以上の在職正副議長として中森愼二議員が、20年以上の在職議員として川村幸康議員、笹岡秀太郎議員が、10年以上の在職議員として諸岡 覚議員が表彰されました。  ただいまから表彰状の伝達を行いますので、お名前を申し上げました方々は議場中央にお進み願います。   〔表彰状授与〕    ─────────────────────────── 4: ◯議長加納康樹議員) これより議事に入ります。  本日の議事につきましては、お手元に配付いたしました議事日程第7号により取り進めますので、よろしくお願いいたします。    ─────────────────────────── 5:  日程第1 議案第2号ないし議案第14号 ◯議長加納康樹議員) 日程第1、議案第2号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第3号)ないし議案第14号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第4号)の13件を一括議題といたします。  本件に対する委員長の報告を求めます。  まず、予算常任委員長にお願いいたします。  樋口博己議員。   〔予算常任委員長(樋口博己議員)登壇〕 6: ◯予算常任委員長樋口博己議員) それでは、予算常任委員会に付託されました関係議案につきまして、当委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。
     審査に当たりまして、まず、総務、教育民生、産業生活の3分科会において、おのおのの所管に属する事項について詳細な審査を行いました。  続いて全体会において、まず、各分科会における審査の経過と結果について分科会長報告があり、それに対する質疑が行われました。  次に、全体会審査においては、分科会から申し送られた1項目に加え、全体会において追加提案があった1項目について審査を行うこととしたため、審査項目は合計2項目となりました。  それでは、全体会審査を行った各項目についてご報告申し上げます。  1項目めは、議案第14号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第4号)に係る中心市街地公民連携型情報発信・市民交流拠点整備事業についてであります。  本件は、近鉄四日市駅東口近接に立地する民間施行のマンションの一角に情報発信機能と市民交流機能を有した施設を整備し、本市のシティプロモーションを推進するとともに、中心市街地の活性化へ寄与することを目的として当該マンションの一部分を取得しようとするものであります。  本件について産業生活分科会長からは、分科会において委員から、当事業に対して種々の相反する意見もあるため全体会において協議を行うべきであるとの意見があり、これを諮ったところ賛成多数により全体会において審査すべきと決したとの報告がありました。  全体会において委員からは、当施設が担う従来の中心市街地に確保できていなかった機能について質疑があり、理事者からは、情報発信の面においては、市沿岸部・内陸部に立地する世界に誇れる最先端技術を有する産業の情報を中心市街地において市民が幅広く触れることができる場としての機能などが、市民交流の面においては、高校生が授業やクラブ活動などで行っている実業的な活動等、若者の地域に視点を置いた取り組みに市民が触れることのできる場としての機能などがそれに当たると捉えているとの答弁がありました。  これを受けて委員からは、情報発信機能、市民交流機能として幾つかの活用案が挙げられているが、じばさん三重やすわ公園交流館など既存施設においてそれらの機能がある程度確保できていると判断しており、認識にずれを感じるとの意見がありました。  他の委員からは、市民のニーズをしっかり見きわめるべきであるが、当施設は立地においてメーンの通りに面しておらず、また高校生が実業的な活動を行うにしても物販も認められないなど、市が運営する施設として機能を果たしていく上での要件を満たしていないのではないかとの質疑があり、理事者からは、立地については事業者との協議の中で現在の計画となった経緯があるが、当施設についてはまちのにぎわい創出についても目的としており、駅前商店街の中に拠点施設を整備することにより、にぎわい創出、その後の振興に効果があると考えている。また、実業的な活動についてのニーズは認識しており、実業系高校生などによる成果等の発表の場の整備については第2次推進計画にも位置づけているところであるが、当施設を今後さまざまな団体に活用いただき、商店街の方々と刺激を分かち合う中でチャレンジショップ等の新たな展開を期待するものであるとの答弁がありました。  また、他の委員からは、当施設を整備するに当たり、ランニングコストを含めた投資効果について期間を明確にした中で具体的に示すべきであり、また今後のリスクを考えた場合、賃借という選択肢もあるのではないかとの質疑があり、理事者からは、当施設は事業者から買い取りを前提とする条件が示され協議が始まっているが、物件内容から今後50年程度は活用していくものと捉えており、取得するメリットがあると判断している。現在の活用案に沿った内装とすることから、今後10年から20年間は現行案において事業を実施することとしたいが、利活用についての意見聴取に努め付加できる機能については取り入れていきたいとの答弁がありました。  これを受けて委員からは、マンションの一角における施設整備という性格上、物販や音響活用に制限がある中で、今後の活用は現行案にある情報発信機能、市民交流機能に限定されると思われる。これらの機能については市役所本庁や地区市民センター等で対応可能であると考えるが、その上でさらに投資を行い新たな物件を取得することについては必要性が感じられないとの意見がありました。  また、委員からは、当事業の趣旨については理解するものであるが、場の選定については疑問がある。市の意図する情報発信・市民交流機能とマンション居住者が居住空間に求める条件とは相反するものであり、スペースについても意図した機能を果たすには非常に狭いと考える。より事業目的に適した場所の選定を行う必要があるが、担当部署においては空地やビル内の空き室に係る動向を把握した中で事業を検討するべきではないか。また、若者の活動の場として捉えた場合、博物館やじばさん三重等の既存施設をトータルで有効活用していくという観点から、当事業についても近鉄四日市駅西口広場の整備の中に位置づけ検討していくべきではないかとの意見がありました。  また、委員からは、文化の駅メインステーション事業の平成27年度末での終了について、予算資料においては今回の拠点整備を契機にとの記載があり分科会での説明とそごがあるのではないかとの質疑があり、理事者からは、分科会での説明のとおり、これまで補助金を段階的に見直し事業の改善等に取り組んできた中で、タイミングとして拠点整備が予定される時期に当たったものの、この事業単独での判断において今年度末で終了する予定との考えに至ったとの答弁がありました。  他の委員からは、文化の駅メインステーション事業の終了に係る成果と課題の検証について、まずは設置目的を明示しそれに則して検証がなされるべきではないかとの質疑があり、理事者からは、中心市街地における空き店舗を市民の芸術・文化活動の場として活用することにより、市民の文化の発表・体験・交流の拠点を創出するとともに、芸術・文化の力によってにぎわいの創出を図るという目的のもと事業を開始したが、今後議会において総括・検証を深める場を設けていただく予定であり、検証内容についてさらに精査し示したいとの答弁がありました。  また、委員からは、当施設の活用効果を高める要素として説明がなされているポケットパークの整備について、今後の活用可能性において不透明な部分があるのではないかとの質疑があり、理事者からは、地域に開かれた開発とすることから事業者のほうで整備し管理もしていただくこととなっており、市民利用については覚書等を交わすことで確実に担保していく予定であるとの答弁がありました。  これに対し委員からは、当事業についてはポケットパークの活用方法など事業者の意向による部分もあるが、多くの流動的な要素がある状況において議案の可否を判断しなくてはならないことについては遺憾である。事業の主要な目的として挙げられている中心市街地活性化については、これまで諸施策が実施されてきた中においても達成に至っていない経緯があり、当施設の整備によって大きな変化が起こるとイメージしづらいが、今後の展望をどのように持っているかとの質疑があり、理事者からは、本市としては公共施設等をできるだけ残すことにより空洞化に歯どめをかけるなど、中心市街地を重視した施策を展開してきた経緯があり、当施設整備もその流れの中での取り組みである。今回は公民連携によりマンション内に公共スペースを確保するという新たな取り組みであるが、これを契機に中心市街地活性化の動きが具体化していくよう努めたいとの答弁がありました。  また、委員からは、本件は民間マンション開発事業に合わせる形で十分な検討時間がないまま提案がなされてきたような印象を受ける。例えば今後の開発事業との整合や内部・八王子線の利用促進に向けた西日野駅、内部駅への整備など、多角的な面からの検討が必要ではなかったのかとの質疑があり、理事者からは、総合計画において中心市街地の土地利用や必要な機能などについての方向性を位置づけているが、今回の事業はそれに合致しているものと考えている。計画を具体化する上で第2次推進計画にのせていくタイミングがなかったが、民間事業者が昨年10月に土地を取得し1年後にマンション販売を開始するという状況のもと、民間事業者の動きに対応して限られた時間・条件的制約の中で可能な限り有効な案を検討してきた経緯があるとの答弁がありました。  また、委員からは、四日市市中心市街地活性化基本計画の考え方に沿って、駅東ゾーンへの公共投資、また必要に応じて民間投資を促していく必要があると考える。当施設については時期を失することなく市民のニーズに対応した機能の強化について協議していく仕組みが必要であるが、当施設以外にも若者が集まるITなどの都市型産業に係る施設の設置や複数の施設を整備する中で相乗効果により市街地活性化を図るなどの展開が必要ではないかとの質疑があり、理事者からは、今後50年ほどの期間の中で新たな行政ニーズへの対応も念頭に運営していく必要があり、その方法については今後検討していきたい。また、中心市街地における都市型産業の集積については、中心市街地活性化に向けて新たな動きにつながるよう企画・検討していきたいとの答弁がありました。  また、委員からは、今回の事業については、中心市街地の活性化への寄与という社会貢献の観点から開発事業者によって整備していただくポケットパークと市が整備する拠点施設を総合的に活用することにより、中心市街地活性化に対する効果を高めた施設につくり上げていくという観点で事業を捉えることも重要ではないか。過去の市街地再開発事業、優良建築物等整備事業等を活用したマンション開発においては、国・県・市により多額の税金が投入されているが、それらとの比較において、今回の開発は補助事業による公費負担を伴わない中で、施設整備によりマンションの所有権を得て一つの拠点整備ができるという考え方もできるのではないかという意見がありました。  2項目めは、議案第2号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第3号)に係る桜運動施設の指定管理に係る協定についてであります。  本件は、現在市直営で管理運営を行っている桜運動施設について、平成28年度から指定管理制度を導入するため債務負担行為を設定しようとするものであります。  本件については、全体会において委員から、指定管理者導入の効果として管理経費の節減が挙げられているが、示されている資料において、債務負担行為限度額を設定するに当たっての人件費の積算額が直営で管理運営を行った平成26年実績額を上回っているなど、その効果が読み取りにくいことから、全体会において詳細な説明を受け、指定管理者導入の効果を確認すべきであるとの提案があったため、全体会において議論することといたしました。  全体会審査において理事者からは、人件費の平成26年度実績については、職員の通勤費において、実際に勤務していた職員が施設近隣在住者であったため想定している額を下回ったことや、整備職員の賃金において、病気、天候等の理由により実際に勤務した日数が想定している日数を下回ったことにより、指摘のとおり積算額が平成26年度実績額を上回っているが、それを含めても管理費及び市職員分の人件費の減少により指定管理者導入による経費節減効果はあるとの説明がありました。  これを受けて委員からは、あくまで積算の結果であることは理解するが、経費節減効果としてはわかりにくいため、現状との比較から予算を計上するような手法についても視野に入れるべきであるとの意見がありました。  また、委員からは、経費節減効果だけでなくサービス向上等の効果についても、利用者数、稼働率等の定量的な目標設定を行い指定管理者に対してその達成を求めていくべきであるとの意見があり、これに対し理事者からは、今後の指定管理者との協議の中で十分調整したいとの答弁がありました。  全体会審査を行った事項についての報告は以上であります。  次に、討論においては、一部委員から、議案第14号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第4号)について、中心市街地活性化自体は今後本腰を入れて推進していくべきと考えるが、本件は民間事業者のマンション建築に伴い急遽提案されてきたものであり、理事者から示された施設の活用案についても不確定性がある中で、今後長期にわたり市が所有することとなる当該物件の取得をタイムリミットに迫られて現時点で判断することには不安が残る。また、取得予定スペースの中央部に壁があり使い勝手に疑問があることからも反対するとの意見がありました。  また、他の一部委員からは、議案第14号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第4号)について、現状でも中心市街地への人の流れが停滞している中で、当該箇所がマンション建設のみにとどまってしまってはますます中心市街地活性化が遠のいてしまう。施設の活用については、近辺に立地する他の公共施設が持つ機能を整理した上で、必要な機能について市・議会双方で考えていくべきであると考えることから賛成するとの意見がありました。  以上の経過により、当委員会に付託されました3議案につきましては、議案第14号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第4号)については可否同数であったため委員長の裁決により、議案第2号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第3号)及び議案第3号平成27年度市立四日市病院事業会計第1回補正予算についてはいずれも別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  これをもちまして予算常任委員会の審査報告といたします。 7: ◯議長加納康樹議員) 次に、総務常任委員長にお願いいたします。  竹野兼主議員。   〔総務常任委員長(竹野兼主議員)登壇〕 8: ◯総務常任委員長(竹野兼主議員) 総務常任委員会に付託されました議案につきまして、当委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。  議案第6号あらたに生じた土地の確認につきましては、千歳町地先の公有水面埋め立ての竣功に伴い新たに生じた土地を市域として確認するものであります。  委員からは、埋め立てを実施するに当たって四日市港管理組合から市に対して相談はあるのかとの質疑があり、理事者からは、当該事業が港湾計画に位置づけられる段階で市として関与しており、また事業実施の段階においては四日市港管理組合に対する市の負担金の予算審査等でも関与がなされているとの答弁がありました。  次に、議案第11号動産の取得につきましては、消防救急デジタル無線を取得しようとするものであります。  委員からは、入札額に2倍以上の差が生じていることから予定価格の算出方法を問う質疑があり、理事者からは、平成25年度に実施設計を行っており複数のメーカーの機器を参考に算出しているとの答弁がありました。  これに対して委員からは、落札率が59.06%となっているが品質に問題はないのかとの質疑があり、理事者からは、落札業者は他市への納入実績があり、機器についても実物をチェックし仕様書を満たすことを確認している。なお、納入の際にも十分なチェックを行いたいとの答弁がありました。  また、委員からは、デジタル無線の共通波について警察や自衛隊との連携は可能かとの質疑があり、理事者からは、警察等との連携についてはアナログ波の防災相互波を用いて行うこととしており、共通波での連携は難しいとの答弁がありました。  また、委員からは、従来の無線の免許でデジタル無線を使用することは可能かとの質疑があり、理事者からは、消防職員や消防団員が新たに免許を取る必要はなく、既存の免許は有効であるとの答弁がありました。  さらに委員からは、消防分団長への携帯型無線装置の配備について質疑があり、理事者からは、各分団に対し今回取得する携帯型無線装置を1台配備するとの答弁がありました。  また、他の委員からは、消防救急無線のデジタル化を進めると同時期に中央分署において新消防指令センターを整備することとなるが、新消防指令センターの整備完了時期はいつかとの質疑があり、理事者からは、年度内事業として平成28年3月に完成する予定であり、2月に試験運用を行いたいと考えているとの答弁がありました。  これを受けて委員からは、移行時は新旧消防指令センターが併用となるのか、また切りかえ後の機能向上についての質疑があり、理事者からは、切りかえ作業は新旧消防指令センターを併用しながら1日かけて行う。また、最新の機器を導入することから機能は従前に比べ向上するとの答弁がありました。  これを受けて委員からは、切りかえの際にはトラブルのないよう十分配慮をしてほしいとの意見がありました。  また、他の委員からは、デジタル化によるセキュリティー向上について質疑があり、理事者からは、アナログ無線は市販されている傍受機により誰でも傍受が可能であったが、デジタル化の後には所轄の消防本部の許可なしには傍受機が購入できず、秘匿性は向上するとの答弁がありました。  また、委員からは、議案に対する市民意見において移動無線を携帯電話に置きかえることはできないかとの意見があるが、置きかえは可能かとの質疑があり、理事者からは、現状として個人情報保護の観点から救急搬送においてはアナログ無線と携帯電話を併用している。災害時における通信手段の確保のためには、民間事業者による携帯電話とは別に消防独自の情報通信システムとして無線の配備が必要であると考えているとの答弁がありました。  また、他の委員からは、今回取得する携帯型無線装置と既存の省電力トランシーバーとの通信について質疑があり、理事者からは、現在各消防団には省電力トランシーバーが5台配備されているが、携帯型無線装置とは通信できないため、分団長は携帯型無線装置と省電力トランシーバーの2台持ちの運用となるとの答弁がありました。  また、他の委員からは、機器の耐用年数及び故障時の対応について質疑があり、理事者からは、耐用年数はおおむね9年から10年となっている。なお、電池については消耗品として適宜取りかえを行う。故障対応は、現状として業者と保守契約を結び1年ごとに定期点検を行うことに加え、各無線従事者が日常的に点検を行っている。ふぐあいがあった際には保守業者が即時対応している。デジタル化後も同様の体制としたいとの答弁がありました。  以上の経過により、当委員会に付託されました2議案につきましては、いずれも別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  これをもちまして総務常任委員会の審査報告といたします。 9: ◯議長加納康樹議員) 次に、教育民生常任委員長にお願いいたします。  伊藤嗣也議員。   〔教育民生常任委員長(伊藤嗣也議員)登壇〕 10: ◯教育民生常任委員長伊藤嗣也議員) 教育民生常任委員会に付託されました関係議案につきまして、当委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。  まず、議案第4号四日市市障害者体育センター条例の一部改正につきましては、市が指定する指定管理者の候補者の範囲を拡大しようとするものであり、別段質疑及び意見はありませんでした。  次に、議案第5号四日市市桜運動施設の設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、指定管理者制度を導入するため関係する規定を整備しようとするものであります。  委員からは、市内のスポーツ施設の利用料金について、次回の指定管理者の選定の際にはシニア割引制度の導入を検討し、シニア割引を見込んだ指定管理料により広く公募をしてほしいとの意見がありました。理事者からは、本市の運動施設に関する条例の規定には利用料金の上限額が定められており、条例で定める金額の範囲内で指定管理者が利用料金を定めることができる。今後シニア世代の利用状況や他都市における割引制度の実施状況を調査し、導入について研究したいとの答弁がありました。  これに対して別の委員からは、シニア割引制度の導入を指定管理者の責任に委ねるのではなく、本市として導入しようとするのであれば条例の規定で明確に定めることを検討してほしいとの意見がありました。  また、別の委員からは、施設の適正な維持管理が行われるよう本市が適切に施設の改修、修繕を行うとともに、備品管理のチェックを徹底してほしいとの意見がありました。  以上の経過により、当委員会に付託されました議案につきましては、いずれも別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  これをもちまして教育民生常任委員会の審査報告といたします。 11: ◯議長加納康樹議員) 次に、産業生活常任委員長にお願いいたします。  森 智広議員。   〔産業生活常任委員長(森 智広議員)登壇〕 12: ◯産業生活常任委員長(森 智広議員) 産業生活常任委員会に付託されました関係議案につきまして、当委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。  まず、議案第7号町の区域の変更については、四日市港管理組合が四日市市千歳町36番地の地先公有水面を埋め立てて新たに生じた土地について千歳町に編入するものであり、別段質疑及び意見はありませんでした。  議案第12号損害賠償請求に関する和解については、平成23年3月11日に発生した東京電力株式会社の福島第一、第二原子力発電所の事故に係る損害賠償請求に関し東京電力株式会社と和解しようとするものであり、別段質疑及び意見はありませんでした。  以上の経過により、当委員会に付託されました2議案につきましては、いずれも別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、付託されました議案以外の委員会の所管事務についてでありますが、プレミアム付商品券発行事業について調査を実施いたしましたことを申し添えます。  これをもちまして産業生活常任委員会の審査報告といたします。 13: ◯議長加納康樹議員) 次に、都市・環境常任委員長にお願いいたします。  加藤清助議員。   〔都市・環境常任委員長加藤清助議員)登壇〕 14: ◯都市環境常任委員長加藤清助議員) 都市・環境常任委員会に付託されました議案につきまして、当委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。  まず、議案第8号工事請負契約の変更につきましては、四日市市新総合ごみ処理施設建設工事について変更契約を締結しようとするものであります。  委員からは、契約書の規定に基づき物価変動による変更契約と理解しているが、いわゆるこのスライド条項を契約書に規定した理由は何かとの質疑があり、理事者から、地方公共団体が行う工事請負契約については国が定めている公共工事標準請負契約約款に基づいているためであり、全国で同様に規定されているものと考えているとの答弁がありました。  また、他の委員からは、市が工事請負契約にスライド条項を規定する場合の基準とスライド条項の適用件数を確認する質疑があり、理事者からは、市が発注する全ての工事請負契約に当該条項を規定しているが、スライド条項の適用については一定の残工期が必要となるため、これまでに市では3件の工事について変更契約が行われているとの答弁がありました。  また、委員から、今回はインフレーションにより増額変更となったが、今後デフレーションとなった場合減額することもあり得るのか、またその判断は誰がどのように行うかとの質疑があり、理事者からは、国土交通省からの通知に基づき契約書に規定するスライド条項を適用することとしており、今後仮にそのような市場の急激な変化が生じれば契約金額が減額となることもあり得るとの答弁がありました。  また、他の委員からは、新総合ごみ処理施設管理運営業務委託についてもスライド条項を規定しているのかとの指摘があり、理事者からは、委託期間が長期間にわたるため、人件費等の単価について一定以上の変動があれば見直す規定を設けているとの答弁がありました。  また、委員からは、今回変更契約を行うに伴い、新総合ごみ処理施設で発電される電気の売電価格にも影響があるのかとの質疑があり、理事者からは、総売電量の約半分であるバイオマス発電分については固定価格買い取り制度に基づく売電であり既に価格が決定しているが、残りの非バイオマス分については今後委託事業者において入札を行い売電単価を決定する予定であるとの答弁がありました。  次に、議案第9号動産の取得につきましては、小型一般ごみ収集車を取得しようとするものであり、別段質疑及び意見はありませんでした。  次に、議案第10号動産の取得につきましては、内部・八王子線の鉄道車両を取得しようとするものであります。  委員からは、鉄道車両の更新基準を確認する質疑に加え、既存車両についてその状態や更新にかかる費用などをどのように勘案して新たな車両取得を判断したのかとの質疑があり、理事者から、鉄道車両については4年ごとに車両検査を行っており、他の鉄道事業者においては20年や40年と車両更新の時期は異なっている。当該車両は可能な限り延命して使用するとの観点から60年以上にわたり使用してきた車両であるが、これ以上の使用は困難であるため新たな車両を取得するものであるとの答弁がありました。  また、委員からは、随意契約とする理由を確認する質疑があり、理事者からは、国内主要メーカー5社に見積もりを依頼したが、内部・八王子線は特殊狭軌線であるため製造が困難であるとの回答があり、車両の製造が可能な業者は1社のみであったことから随意契約としているとの答弁がありました。  これに対して委員からは、車両取得費の妥当性をどのように判断したのかとの質疑があり、理事者からは、他社の一般的な車両の取得金額について調査しており、当該金額をベースとして今回の取得車両が量産型でないこと、また既存車両の廃車費用を含むことなどの理由によりこのような取得金額になったものと考えているとの答弁がありました。  また、委員からは、今後市として費用の妥当性を判断するに当たり、他の鉄道事業者や専門家の意見を聞く必要があるのではないかとの意見があり、理事者からは、総合交通政策調査特別委員会の参考人である両備ホールディングスや伊勢鉄道、三岐鉄道の関係者に相談したところ、各社の状況とは異なるがおおむね妥当な範囲の金額との見解を聞いているとの答弁がありました。  また、委員から、今回の契約の相手方はあすなろう鉄道株式会社への出資企業である近畿日本鉄道の関連企業であり今後ともに手をとり合って事業を進めていく相手であるが、車両製造に係る費用面での配慮はなかったのかとの質疑があり、理事者からは、当該費用については何度も精査いただき最大限努力いただいたものと捉えているとの答弁がありました。  また、他の委員からは、今回の取得金額が鉄道事業再構築実施計画の中で示された金額から何ら変わっていないことに触れた上で、経営状況が良好でなければ本当に修繕で対応できないのか種々検討を行うべきであると考えるが、そうしたコスト意識が理事者の説明からは感じ取れない。鉄道の利用者数は年々減少傾向にあるため、利用促進策を含めて計画に示した内容以上に努力する姿勢が何よりも重要である。そうしたことを踏まえて、今後の費用面での抑制に関しては、例えば更新予定の車両を一括発注するなど費用を抑えられるよう検討すべきではないかとの意見があり、理事者からは、車両の更新について国や県から補助を受けるためには一括発注では対応できないことを国や県に確認しており、4年ごとに行う車両検査の時期に合わせて行うこととしている。利用者数の減少は市としても課題として認識しているため、議会に示した実施計画の内容以上に努力すべく、今後例えば概算費用の算出を他社に依頼するなど、より適正な価格の把握に努めたいとの答弁がありました。  また、委員からは、費用面での精査とともに利用促進についてもあわせて検討すべきであり、そうした問題意識を常に持って取り組むためにも、鉄道の利用状況について一定期間ごとに議会に報告を行うべきではないかとの意見があり、理事者からは、報告を行えるよう事業者と調整したいとの答弁がありました。  また、他の委員からは、通学定期の利用者の割合が減少し定期以外の利用者の割合がふえていることについてどのように分析しているのかとの質疑があり、理事者からは、あすなろう鉄道への移行に伴い通学定期が値上がりしたことから通学利用者が減少し、その影響で定期以外の利用者の割合が増加したものと分析している。今後は通学定期以外の利用者をいかにふやせるかが課題であると考えているとの答弁がありました。  最後に、議案第13号市道路線の認定につきましては、道路法に基づき開発行為による平町12号線のほか7路線の認定を行おうとするものであり、別段質疑及び意見はありませんでした。  以上の経過により、当委員会に付託されました4議案については、いずれも別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  これをもちまして都市・環境常任委員会の審査報告といたします。 15: ◯議長加納康樹議員) 委員長の報告はお聞き及びのとおりであります。  委員長の報告に対し、ご質疑がありましたらご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16: ◯議長加納康樹議員) 別段ご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。
     順次、発言を許します。  加藤清助議員。   〔加藤清助議員登壇〕 17: ◯加藤清助議員 私は議案第14号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第4号)について反対の立場から討論を行います。  本議案は、旧ジャスコA館跡地に大和ハウス工業株式会社が15階建てのマンションを建設、分譲するに当たり、本市がその1階の123m2・37.2坪を6000万円で取得し内装工事その他で2690万円の初期投資を行おうとするものであり、今回そのための補正予算として2400万円の計上を行っているものであります。  中心市街地公民連携型情報発信・市民交流拠点整備事業と名づけられた本事業の目的は、近鉄四日市駅東口近接に立地するマンションの一角に情報発信機能と市民交流機能を有した設備を整備し、本市のシティプロモーションを推進するとともに中心市街地の活性化へ寄与することを目的としています。  私はこの目的の中にうたう中心市街地の活性化に異を唱えるものではなく、この123m2だけに視点を置くのではなくむしろもっと本腰を入れて中心市街地を取り巻くこの間の経緯や現状を分析し、人口減少が確実な将来に向けて、公共が税投入して公共空間を新たに取得し維持していくために既存の公共施設空間を含めて検討することが不可欠だと認識をしています。  本事案の立地場所に関する経緯は、皆様方ご承知のとおり平成14年1月にジャスコ発祥の地とされる場所からジャスコが閉店・撤退し、その後空き地のまま市民の目にさらされてきました。この13年間に行政も何とかしたいという思いやお考えはあったのでしょうが、日の目を見ることはありませんでした。  昨年9月に大和ハウス工業は当該土地を取得し、本年4月下旬にマンションの建設の建築確認申請を終了し、この5月に着工されました。市からは2月2日、議会に対して議員説明会の場において今回上程された補正予算整備事業の説明が行われました。一方で、大和ハウス工業と市が計画する事業案についての協議が2月以降6回行われ、5月22日に2回目の議員説明会が持たれ、5月28日の価格交渉において大和ハウス工業の提示額の2分の1相当額である6000万円で平成29年3月引き渡し予定ということで合意したと、本定例月議会で説明がなされました。  市長は5月22日の議員説明会において、隣接する文化の諏訪駅の今年度限りでの廃止を表明しました。文化の諏訪駅は、市長の肝いりで中心市街地の空き店舗を市民の芸術文化活動の発表・体験・交流拠点とし、にぎわいづくりを図ろうとし開設した駅ですが、本事業の浮上でにわかに終点宣言となりました。  審査を付託された予算常任委員会の産業生活分科会及び全体会における議論を通じてもなお、私は本事業を了とする確信を得るに至りませんでした。  議員説明会の場で市長は本事業を中心市街地活性化の起爆剤にしたいが起爆剤ということにはならない旨の発言もされました。本物件を向こう数十年間市の財産として取得することの意義が見出せないのであります。  中心市街地というのは経済状況などで変化していくのは避けられません。市民の回遊も変化します。こういう中で、公共施設・公共空間が果たす役割、担う役割は何か。当該駅周辺には市民のニーズに対応すべく種々公共施設、空間が存在しています。例えばすわ公園交流館、博物館、四日市公害と環境未来館、じばさん三重、文化会館、高架下の市民窓口サービスセンター、四十三茶屋、さらには鵜の森公園、本町プラザなどがあります。  もちろん今回の123m2の公共空間の可能性はゼロではないと思います。情報発信・市民交流機能は大きさだけで論じるものではないが、市民、地元のニーズと理解、さらにはこの民間マンションを購入する住民の理解と共存は不可欠でありましょう。本事案は市の政策方針よりも民間事業者のタイムリミットに迫られて市の判断、議会の議決を求めている状況に変わりはないでしょう。現時点においても、取得管理運営契約に関していまだ発足していないマンション管理組合を想定しても、不確定要素を残していることは否めません。  また、分科会での質疑に対する答弁で、リニア中央新幹線の開通で名古屋周辺の地方都市も競争の時代に入ると考えている。だから、本市の顔に当たる駅前に拠点を整備する必要がある。長期的な視点で養っていかなければならないとお答えになっていますが、リニアとこの123m2の拠点事業を結びつけるのには無理があると思います。  この公共空間がこのまち四日市の顔づくりになるのでしょうか。123m2に目を奪われず、むしろ市民の憩いや学習、観光、情報発信といった分野・切り口で考えるならば、総合計画に合う新しい図書館構想を急ぐことこそ優先すべきではないのかと申し上げたいし、このまち四日市の強み、このまち四日市の地域資源を生かす創意と工夫、計画こそが求められているものであり、都市間競争という言葉に見失っているものがあるのではないかと申し上げ、議員各位のご賛同を呼びかけて私の討論といたします。 18: ◯議長加納康樹議員) 小川政人議員。   〔小川政人議員登壇〕 19: ◯小川政人議員 私も議案第14号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第4号)について反対の立場から討論をさせていただきます。  先ほど加藤議員の反対討論にもありましたように、駅前のジャスコ跡地に大和ハウス工業が建設予定のマンションの一角123m2を取得して、市の情報発信機能、それから市民交流機能をあわせ持った施設をつくるということであります。  私は情報発信機能、それから市民交流機能を持つことについて反対をしているものではありません。このマンションの中にこういう施設を入れることが果たして適当なのかということについて反対をいたしております。  もともとこのマンションはそういう施設を入れるために建築計画をされたものではありません。設計もそのようになっております。ということからいくと、建築主の目的とも合致をしていない。それから、もちろん入居者の目的とも合致しない。市の目的と入居者の目的とが相反する施設を市は入れようとしているのではないかというふうに思っています。  また、この市の目的が達成された場合、この123m2のところでは大変手狭になってくることも考えられます。123m2の中にはトイレもつくらなくてはなりません。トイレも安全面を考えるとそんな簡単なトイレというわけにはまいりませから、それはそれなりの面積を伴ってつくっていかなくてはならないというふうに思っています。このマンションには100戸以上あるわけですけれども、それで管理組合をつくってまいります。万一手狭になって移転をしようとしたときに市の取得予定額である6000万円を回収しようとすると、1戸当たり50万円近くのお金を出していただいて管理組合に買い取っていただかなくてはならないということになります。とてもそういったお金が出てくるというふうには思いません。ですから、成功してほかの広いスペースに移ろうとしたときにも買い取ってもらえないということで無駄な金が出ていきます。  また、失敗をして──失敗をしたことを想定してはいけないんですけれども──撤退をするというようなときにも、やはり買い取ってもらうことは難しい。市が管理組合に対して寄附をしていかざるを得ないような状態になる可能性があります。  また、残った場合の活用についても、四日市市がこの高級マンション内にただの公衆便所をつくっただけかというような無残な結果になりかねないというところがあります。  そういった点でも、このマンションの空間の中にこういう施設を入れるのではなく、先ほども加藤議員の話にありましたが、図書館とかそういったものの中に複合施設としてこういうものを設置して事業をやっていくということが肝心ではないかなというふうに思っています。  それからもう一つ、同僚議員から私のほうにいろんな情報が入ってまいります。市の政策の決定のあり方についてもいろいろ情報が入ってきます。それから、大和ハウス工業の中でどういうことが思われておるか。大和ハウス工業自体もこの計画に頭から賛成をしておるわけではありません。難色を示しているというふうに聞いております。市長がわざわざ大和ハウス工業まで出向かなくてはならないということ自体が、既にもう大和ハウス工業は余りこの市の計画に乗り気ではなかったということのあらわれではないかと私は思っております。  それと、政策意思決定の中にもおいてもはり市の庁内で反対意見のほうが多かったというふうなことも聞いております。そういう中で強引に政策が決定をされ、議会に提案をされたというふうに聞いております。ですから、そういったもろもろの四日市市の市の政策決定をどうしていくかという中において、これからの将来の市の意思決定について私は大変不安を抱いております。  ですから、やはりきちっと庁内で会議を重ねて、検討を重ねて、その上で意思を決定していくということが一番大事なのではないかなというふうに思っています。一部の職員に尋ねてみますと、私も市役所でまだ働きたいですから異論はなかなか言えないですと。そういうような四日市市役所であってはだめなわけです。自由に賛成や反対をし、自分の意見を言えるような四日市市役所であってほしいというふうに思っていますし、そうした議論が戦わされて政策の意思決定がなされていくべきだというふうに思います。  一部の議員さんの中には、過去にマンション開発事業に補助金を出した例があるから、補助金と考えれば6000万円という金はそんなにもったいないものでもないというような話もありますけど、入居者が喜ばない補助金なんていうのはあり得ませんから、あくまでも入居者の喜ばないような施設を同マンション内につくることについては反対をしたいというふうに思いますし、もう一度じっくり考え直していただいて、適切な場所に適切なスペースの行政の目的に合った施設を建てることお勧めしたいというふうに思います。ですから、この予算案については、ぜひ議員の皆様には私にご賛同いただき、反対いただきたいというふうに思います。  以上で反対討論を終わらせていただきます。 20: ◯議長加納康樹議員) これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  なお、起立表決の際に各議員の表決状況を記録するためビデオカメラによる撮影を行いますので、着席の指示をさせていただくまで起立したまましばらくお待ちいただきますようお願いします。  まず、議案第14号平成27年度四日市市一般会計補正予算(第4号)を起立により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 21: ◯議長加納康樹議員) ご着席願います。  起立少数であります。よって、本件は否決されました。  次に、ただいま採決いたしました議案を除いた12件を一括して採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 22: ◯議長加納康樹議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。  暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 23:                         午後2時1分休憩    ─────────────────────────── 24:                         午後2時15分再開 25: ◯議長加納康樹議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ─────────────────────────── 26:  日程第2 議案第15号 教育長の任命について及び議案第16号 固定資産評価審査委員会委員の選任について ◯議長加納康樹議員) 日程第2、議案第15号教育長の任命について及び議案第16号固定資産評価審査委員会委員の選任についての2件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  田中市長。   〔市長(田中俊行君)登壇〕 27: ◯市長(田中俊行君) ただいま上程されました議案についてご説明申し上げます。  議案第15号教育長の任命につきましては、来る7月31日をもちまして退任されます田代教育長の後任として葛西文雄氏を任命いたしたいと存じ、提案するものであります。  議案第16号固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、引き続き山下 淳氏を選任いたしたいと存じ、提案するものであります。  なお、各氏の経歴はお手元の経歴書のとおりであります。  どうかよろしくご審議いただき、ご同意賜りますようお願い申し上げます。 28: ◯議長加納康樹議員) 提案理由の説明はお聞き及びのとおりであります。  ご質疑がありましたらご発言願います。  小川政人議員。 29: ◯小川政人議員 私は議案第15号教育長の任命について質疑を行いたいというふうに思います。  新しい教育委員会制度ができて初めての教育長の任命であります。この安倍内閣の方針によって教育委員会制度が変わり、また市長は常々教育のまち四日市というようなことを標榜されております。そういう中で、この制度の中における教育長の位置づけというのは、これまでの教育委員長が廃止となり、教育長と教育委員長の両方の立場が一つになったものというふうに私は認識をしておりますけれども、その点で今回どういう点に留意をされ、どういう思いを持って人選をされたかお尋ねをいたします。 30: ◯議長加納康樹議員) 田中市長。   〔市長(田中俊行君)登壇〕 31: ◯市長(田中俊行君) 小川議員のご質問にお答えをいたします。  先ほど小川議員からもご紹介がありましたように、地方教育行政の制度、法律が改正をされて、教育委員長と教育長が一本化されて新教育長が任命されるということになったわけですけれども、国のほうにおいても現在の教育にかかわる課題というものが非常に大きいという認識があったと思いますし、また現在の教育委員会の制度につきましても、教育委員長と教育長がそれぞれ存在しておってなかなかその責任の所在が明確でないというようなことも今回の改正の背景にあったのではないかなというふうに私は思っております。  そこで、四日市市においても今非常に多くの教育課題を抱えている中で、やはり教育委員長と教育長が一本化されて、1人の新教育長のもとに責任とあるいはまた権限も一本化されて、これまで以上に山積する課題の解決に向けて、教育委員会そして市長部局ともに連携をより一層強化しながら現在のさまざまな教育課題に対応、対処していく、解決策を打ち出してそれを実行していく、そういう体制が強化をされるというふうに私は認識をしております。 32: ◯議長加納康樹議員) 小川政人議員。 33: ◯小川政人議員 認識はわかったんですけど、具体的にどういう点に注目をされて任命の提案をされたのか。例えば外部から引っ張ってくるという話もあるし、それから若手の思い切った登用というのもある。そういう中で、2月定例月議会に教育長の給与条例というものが出てきて本当に新制度に見合った給与額かなというような思いでおった中でいきますと、その辺の市長の新しい制度に対する考え方というのがなかなか伝わってこない。そういう部分でいくと、私は葛西教育長候補については教育委員会で何度もお話をさせてもらっていますからその力量についてはわかっていますけれども、ただ単に順送りかなというような思いのところもあるわけです。  ですから、反対という立場ではないのですが、新しい制度のもとでのいろんな選択肢があったのではないかというふうに思っています。その辺のことをどういうふうに考慮に入れられて、今のこういう人選になったのかなというところをお尋ねしたいなというふうに思います。 34: ◯議長加納康樹議員) 田中市長。 35: ◯市長(田中俊行君) 教育委員会の新しい制度についての認識は先ほどお話をしましたけれども、新教育長として葛西氏を任命したいというその一番大きな理由というのは、やはり葛西氏が教員として──37年間だったと思いますが──学校教育に携わってこられたということと、それからもう一つは、教育委員会という組織の中で事務局の一翼を担う教育監あるいは教育支援課長といった要職を歴任されて教育行政にも精通をされ、なおかつ教育現場のことにもよく精通をされている。その二つの経験をもって、しかもその上で個人的な能力・資質というものも高く評価をさせていただいて、こういう非常に厳しい教育課題が山積をしている時期に新教育長として適材適所の適切な人材であるというふうに判断をして、今回任命しようとするものであります。 36: ◯議長加納康樹議員) 小川政人議員。 37: ◯小川政人議員 私も葛西教育長候補の力量というのはすばらしいものだなというふうには思っていますけれども、やはり新しく制度が変わったときに、市長の選択肢としてはこれまでのような選び方でなく、37年教育者としてやってきた、それから教育委員会でもいろいろ仕事をしていただいたという以外の選択肢、四日市の教育を思い切ってがらりと変えていくような選択肢もあったのではないかなというふうに思っています。  ですから、今回の人事についてけちをつけるわけではないのですけれども、やはりそういう制度の変わり目の初代の教育長を選ぶに当たって市長がどういう思いで選定をしてきたかということに対して、市長のこれからの新しい制度や、新教育長に対する期待とかその思いを、これからは市長も教育行政にアドバイスをしていかれる立場になったわけですから、その辺のことも含めて一般論としてお聞かせをいただけたらありがたいなというふうに思います。 38: ◯議長加納康樹議員) 田中市長。 39: ◯市長(田中俊行君) 今回葛西さんを新教育長に推そうというふうに考えたときには、民間の方とか、あるいは教育委員会に今現在在籍をしておられる方、あるいは教員の方、自薦はないですけれども他薦の方、さまざまな方の名前が候補者として私の頭の中をめぐっておりましたけれども、その中でやはり今の時期に最もふさわしいのは葛西さんだというふうに判断をしたということですが、彼に私が期待するのはいわゆる社会人になっても通用するような問題解決能力──その中の一つが学力だと思っていますけれども──の育成であるとか、あるいは豊かな人間性の育成、また低下している体力の強化、そういう3本柱でこれから進めようとしている四日市の教育において、葛西さんならその経験・能力からいって十分に私の期待に応えてくれるというふうに確信をして今回任命しようとするものであります。 40: ◯議長加納康樹議員) 小川政人議員。 41: ◯小川政人議員 わかりました。  これからの制度の中においては思い切ってよそから若手を任命するということも選択肢の一つというふうに私は思っています。その点でいくと、給与については私の要望した額に近い金額に決まりそうなわけですけれども、退職金という部分でいくと、もう定年退職間近の人になっていただくこともありますが、やはり若手の思い切った外部からの登用もあるというところでいくと、退職金がちょっと制度としては少な過ぎるかなという思いでおりますので、その辺の退職金に対する考慮もしていただくことをお願いして質疑を終わらせていただきます。 42: ◯議長加納康樹議員) 他にご質疑はございませんでしょうか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43: ◯議長加納康樹議員) 他にご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本件は委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44: ◯議長加納康樹議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45: ◯議長加納康樹議員) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  まず、議案第15号教育長の任命についてを採決いたします。  本件は同意することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46: ◯議長加納康樹議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。
     次に、議案第16号固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決いたします。  本件は同意することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯議長加納康樹議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。    ─────────────────────────── 48:  日程第3 発議第6号 農業委員会委員の推薦について ◯議長加納康樹議員) 日程第3、発議第6号農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。  本件は伊藤嗣也議員の一身上に関する事件でありますので、地方自治法第117条の規定により伊藤嗣也議員の退席を求めます。   〔伊藤嗣也議員退場〕 49: ◯議長加納康樹議員) お諮りいたします。  農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の規定に基づき、農業委員会委員にお手元に配付をいたしましたとおり伊藤嗣也議員及び服部幸子氏の2名の方を推薦いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 50: ◯議長加納康樹議員) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました2名の方を農業委員会委員に推薦することに決しました。  伊藤嗣也議員の入場を許可します。   〔伊藤嗣也議員入場〕 51: ◯議長加納康樹議員) それでは、ただいま教育長に同意をいたしました葛西文雄氏からご挨拶がありますので、よろしくお願いいたします。   〔葛西文雄氏入場、挨拶、退場〕 52: ◯議長加納康樹議員) 引き続き、固定資産評価審査委員会委員に同意をいたしました山下 淳氏からご挨拶がありますので、よろしくお願いいたします。   〔山下 淳氏入場、挨拶、退場〕 53: ◯議長加納康樹議員) 引き続き、農業委員会委員に推薦することに決しました服部幸子氏からご挨拶がありますので、よろしくお願いいたします。   〔服部幸子氏入場、挨拶、退場〕    ─────────────────────────── 54:  日程第4 請願の審査期限の延期について ◯議長加納康樹議員) 日程第4、請願の審査期限の延期についてを議題といたします。  教育民生常任委員会から、請願第2号教育現場に日本の伝統文化である「茶道・華道」の教育指導システムを一日も早く整備することを求める意見書の提出について、会議規則第41条第1項の規定により平成27年10月6日まで審査期限を延期されたい旨の要求がありました。  本件に対する委員長の報告を求めます。  教育民生常任委員長、伊藤嗣也議員。   〔教育民生常任委員長(伊藤嗣也議員)登壇〕 55: ◯教育民生常任委員長伊藤嗣也議員) 教育民生常任委員会に付託されました請願につきまして、当委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。  請願第2号教育現場に日本の伝統文化である「茶道・華道」の教育指導システムを一日も早く整備することを求める意見書の提出についてにつきましては、請願者から請願趣旨説明の申し出がありました。これに対し、当委員会では6月10日に委員会を開催し、審査に当たり請願者の趣旨説明の機会を設けることと決定いたしました。  請願の審査に当たっては、冒頭に請願者から次のような請願趣旨の説明がなされました。  茶道・華道に携わる人は昭和40年代後半をピークに年々減少しており、それに伴い使用する道具や材料を生産、販売する主に家内工業の事業者は全国的にも大変疲弊している。伝統文化の伝承という点からも、道具等のつくり手が減り本物が入手しにくく、また学校のクラブ活動でも必要な道具等が確保できない現状を何とか食いとめたく、教育指導システムの一日も早い整備と教育環境の充実をお願いしたい。茶道・華道をたしなむ人の多くが70歳以上の高齢者であることから、学生への教育に力を注ぎ伝統文化を継承する若い世代を育成したいとの思いで本請願を提出し、意見書を本市議会から国に対して提出していただきたいとのことでありました。  この説明について、委員から請願者に対して、日本茶華道振興協会とは具体的にどのような団体かとの質疑があり、請願者からは、現在全国で活動する道具等の生産者や販売者8名による一昨年に組織した団体である。今後本請願が採択された場合には組織の拡大を図りたいとの説明がありました。  また、委員からは、茶道・華道の先生やその他茶道・華道にかかわる全ての人の総意で本請願が提出されたのかとの質疑があり、請願者からは、茶道・華道は家元を中心にさまざまな流派があり現在のところ流派間のつながりは少ないが、今後当協会から茶道・華道の先生等に対し本請願への賛同に向けた働きかけを行いたいとの説明がありました。  また、別の委員からは、教育指導システムの整備とは具体的にどのようなものを想定しているのかとの質疑があり、請願者からは、例えば中学校において運動が苦手な生徒が、現在の武道やダンスに限らず茶道・華道も履修できるように選択科目として加えてほしいとの説明がありました。  これに関連して別の委員からは、全ての生徒・児童が日本の伝統文化を学ぶのではなく選択科目として履修することが請願の目的であるならば、クラブ活動を中心とした現在の実施状況と大差はないと考えるとの意見がありました。  次に、理事者からは、市内の小中学校における茶道・華道の実施状況に関する補足説明があり、委員からは、現在茶道・華道を実施している学校での対象生徒数はどの程度かとの質疑がありました。理事者からは、一部の小中学校のクラブ活動においておおむね10名から25名程度、また総合的な学習の時間において、中部中学校1年生及び三重平中学校3年生のそれぞれ20名程度が選択している。そのほか、三重平中学校3年生と水沢小学校6年生の全員は年に1回体験する機会を設けているとの答弁がありました。  次に、討論におきまして、委員からは、市内の茶道・華道の先生が本請願の内容をどのように受けとめるのかがわからず、現時点で採択すべきかどうか判断できないことから審査期限の延期を申し出るべきとの意見がありました。  また、別の委員からは、請願者の説明は産業の衰退に歯どめをかけることが主な内容であり、また全国的にも意見が集約されていないことから、茶道・華道を正課とすることは現状では困難であると考える。一方、本市は地場産業の萬古焼があり、泗翠庵を通じて文化の発信に力を入れており、もう少し時間をかけて議論する必要があると考えることから審査期限の延期を申し出るべきとの意見がありました。  以上の経過により、請願第2号につきましては、委員から審査期限の延期を申し出るべきとの意見があったことから審査期限の延期を申し出ることについて採決を行ったところ、賛成多数により審査期限の延期の申し出を行うことに決した次第であります。  これをもちまして、教育民生常任委員会の審査報告といたします。 56: ◯議長加納康樹議員) 委員長の報告はお聞き及びのとおりであります。  委員長の報告に対し、ご質疑がありましたらご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯議長加納康樹議員) 別段ご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 58: ◯議長加納康樹議員) 討論なしと認めます。  これより本件を起立により採決いたします。  本件は、委員会の要求のとおり審査期限を延期することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 59: ◯議長加納康樹議員) ご着席ください。  起立多数であります。よって、本件は委員会の要求のとおり平成27年10月6日まで審査期限を延期することに決しました。    ─────────────────────────── 60:  日程第5 委員会報告第1号 請願の審査結果について ◯議長加納康樹議員) 日程第5、委員会報告第1号請願の審査結果についてを議題といたします。  本件に対する委員長の報告を求めます。  総務常任委員長にお願いいたします。  竹野兼主議員。   〔総務常任委員長(竹野兼主議員)登壇〕 61: ◯総務常任委員長(竹野兼主議員) 総務常任委員会に付託されました請願につきまして、当委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。  請願第1号安全保障体制の見直しや関連法制定に、慎重かつ十分な審議を求める意見書の提出についてであります。  本件は、政府が進めている安全保障体制の見直しや安全保障法制の制定について、今国会での採決を見送り慎重かつ十分な審議を尽くすよう国に対して意見書を提出することを求める内容であります。  委員からは、請願趣旨にある集団的自衛権の行使容認を閣議決定しとの記述について閣議決定の詳細を問う質疑があり、理事者からは、平成26年7月1日付閣議決定のうち該当箇所が読み上げられました。  これに対して委員からは、閣議決定にある、変化し続けている状況を踏まえれば、今後他国に対して発生する武力攻撃であったとしても、その目的、規模、態様等によっては、我が国の存立を脅かすことも現実に起こり得るとの記述が集団的自衛権の行使の目的であり、その歯どめがいわゆる武力行使の新3要件だと考えるとの意見がありました。  さらに委員からは、請願趣旨にある、戦後70年の方針を転換し、国のあり方を大きく変えるとの記述について政府の見解を問う質疑があり、理事者からは、閣議決定において、従来の政府見解の基本的な論理に基づく自衛のための措置として、憲法上許容されると考えるべきであると判断するに至ったとの記述があるとの答弁がありました。  これを受けて委員からは、砂川事件の最高裁判決において自衛権が認められ、また国会においても砂川判決の自衛権は個別的自衛権、集団的自衛権を言及したものではなく、あくまで自衛権を確認したものであるとの発言がなされている。これらを勘案すると、請願趣旨の戦後70年の方針を転換し、国のあり方を大きく変えるという記述は請願としてふさわしくないと考える。なお、集団的自衛権の行使といえども、閣議決定の内容を踏まえれば基本的には専守防衛をうたったものであると認識しているとの意見表明がありました。  また、他の委員からは、今なぜこの法案を定める必要があるのかを認識することが重要である。弾道ミサイル発射や領域をめぐる国家間のトラブル等の背景により、いつ日本の安全に重大な影響が及ぼされるかわからないという状況に変化している中で、国民を守る体制を万全にするためにはすき間のない安全保障法制を整備する必要があり、備えだけは十分に行うべきということがこの法案の目的であると理解している。また、大前提として他国を攻撃する集団的自衛権と今回議論している集団的自衛権とでは意味合いが異なるものであり、集団的自衛権を包括的に許容するのではなく新3要件が歯どめとなっている。具体的には、日本または日本と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより日本国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合であり、また他に方法がない場合、そして必要最小限度の実力行使であるという要件であり、これらが歯どめとなることで自国防衛、専守防衛の範囲を超えずとなり、憲法9条にとどまるものと解釈している。日本が戦後70年の方針を転換したものではなく、あくまで国民の幸せ、自由を守るためにどうすべきかという視点に立った議論であり、法制整備をすることで戦争を未然に防ぐという抑止力を高めることになると考えている。なお、請願趣旨にある国会で慎重かつ十分な審議を尽くすことは当然であり、加えて国民への説明も十分に行うべきであると考えているとの意見表明がありました。  また、他の委員からは、安全保障体制の見直しや関連法制定に当たっては国会での慎重かつ十分な議論は求めるが、グローバルなパワーバランスの変化や我が国を取り巻く現状を勘案すると、請願趣旨にある今国会の採決を見送るという時間的な余裕はないため、本請願は不採択とすべきと考えるとの意見表明がありました。  また、他の委員からは、本請願の趣旨は十分な審議をすることと国民に丁寧な説明をすることであると理解しており、現状の安全保障体制が十分かという議論は別問題だと考えていることから、本請願は採択すべきと考えるとの意見表明がありました。  次に、討論におきましては、委員から、国会が9月まで延長されるとの報道もあり、国としても慎重な審議を行う姿勢であり、また請願趣旨には戦後70年の方針を転換し、国のあり方を大きく変えるとあるが、内閣法制局長官からも政府見解は変えていないとの発言があったことから、本請願の採択には反対するとの意見表明がありました。  以上の経過により、請願第1号につきましては、賛成少数により不採択とすべきものと決した次第であります。  これをもちまして総務常任委員会の審査報告といたします。 62: ◯議長加納康樹議員) 委員長の報告はお聞き及びのとおりであります。  委員長の報告に対し、ご質疑がありましたらご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63: ◯議長加納康樹議員) 別段ご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  本件については討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより本件を起立により採決いたします。  なお、本件に対する委員長の報告は不採択でありますが、採決に当たっては可とするほうを諮る原則により、本件を採択することについてお諮りいたしますので、念のため申し上げます。  本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 64: ◯議長加納康樹議員) ご着席願います。  起立少数であります。よって、本件は不採択とすることに決しました。    ─────────────────────────── 65:  日程第6 発議第7号 四日市市議会会議規則の一部改正について ◯議長加納康樹議員) 日程第6、発議第7号四日市市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  中森愼二議員。   〔中森愼二議員登壇〕 66: ◯中森愼二議員 ただいま議題となっております発議第7号四日市市議会会議規則の一部改正につきまして、発議者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。  本件は、女性議員が活躍できる環境を整備して議会を活性化し、よりよい住民サービスを実現するため、会議規則において出産に伴う議会の欠席に関する規定を明確に設けようとするものであります。  どうかよろしくご審議いただき、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 67: ◯議長加納康樹議員) 提案理由の説明はお聞き及びのとおりであります。  ご質疑がありましたらご発言願います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68: ◯議長加納康樹議員) 別段ご質疑もありませんので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    69: ◯議長加納康樹議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 70: ◯議長加納康樹議員) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  本件は原案のとおり決することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 71: ◯議長加納康樹議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。    ─────────────────────────── 72:  日程第7 発議第8号 議員の派遣について ◯議長加納康樹議員) 日程第7、発議第8号議員の派遣についてを議題といたします。  本件は、地方自治法第100条第13項及び四日市市議会会議規則第160号の規定により、平成27年度全国市議会議長会欧州都市行政調査団に川村幸康議員及び笹岡秀太郎議員を派遣しようとするものであります。  これより本件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 73: ◯議長加納康樹議員) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本件は可決されました。  なお、ただいま可決されました議員派遣につきましては、その後の情勢の変化により変更を生じた場合には議長にご一任を願います。    ─────────────────────────── 74:  日程第8 休会について ◯議長加納康樹議員) 日程第8、休会についてを議題といたします。  お諮りいたします。あす7月1日から8月30日までは休会といたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 75: ◯議長加納康樹議員) ご異議なしと認め、あす7月1日から8月30日までは休会とすることに決定いたしました。    ─────────────────────────── 76: ◯議長加納康樹議員) 以上で、6月定例月議会の日程は全部終了いたしました。  次回は8月31日に会議を開きます。  本日はこれをもって散会いたします。  連日にわたり、ご苦労さまでした。 77:                         午後2時53分散会    ─────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定に基づき署名する。   四日市市議会議長    加  納  康  樹   四日市市議会副議長   諸  岡     覚   署  名  議  員  荒  木  美  幸   署  名  議  員  石  川  善  己 発言が指定されていません。 Copyright © Yokkaichi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...