津市議会 > 2020-12-09 >
12月09日-04号

ツイート シェア
  1. 津市議会 2020-12-09
    12月09日-04号


    取得元: 津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    令和 2年 12月 定例会(第4回)          令和2年第4回津市議会定例会会議録(第4号)           令和2年12月9日(水曜日)午前10時開議     --------------------------------             議事日程第4号第1 承認第7号、報告第41号から第44号まで及び議案第97号から第118号までの議案質疑並びに   一般質問、委員会付託    田中千福議員    佐藤有毅議員    堀口順也議員    青山昇武議員    龍神啓介議員    滝 勝弘議員    倉田寛次議員     --------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程第4号のとおり     --------------------------------          会議に出欠席の議員氏名出席議員(33人)       1番 滝 勝弘君        2番 竹下幸智子君       3番 渡辺晃一君        4番 岡村 武君       5番 安積むつみ君       6番 堀口順也君       7番 藤本ともこ君       8番 長谷川幸子君       9番 小野欽市君        10番 八太正年君       11番 桂 三発君        12番 岩脇圭一君       13番 佐藤有毅君        14番 青山昇武君       15番 加藤美江子君       16番 西山みえ君       17番 吉田博康君        18番 欠席       19番 杉谷育生君        20番 大野 寛君       21番 坂井田 茂君       22番 田中勝博君       23番 村主英明君        24番 龍神啓介君       25番 田矢修介君        26番 田中千福君       27番 岡 幸男君        28番 田村宗博君       29番 川口和雄君        30番 村田彰久君       31番 山路小百合君       32番 辻 美津子君       33番 福田慶一君        34番 倉田寛次君欠席議員(1人)       18番 伊藤康雄君          会議に出席した説明員の職氏名   市長                       前葉泰幸君   副市長                      盆野明弘君   副市長                      稗田寿次郎君   政策財務部     政策財務部長         山下佳寿君             税務・財産管理担当理事    橋本英樹君             政策財務部次長        上野毛戸いずみ君   危機管理部     危機管理部長         小松雅和君   総務部       総務部長           荒木忠徳君             総務部次長          稲垣篤哉君   市民部       市民部長           武川明広君             地域連携担当理事       奥田寛次君             人権担当理事         松下康典君   環境部       環境部長           木村重好君   健康福祉部     健康福祉部長         國分靖久君             健康医療担当理事       嶌田光伸君   商工観光部     商工観光部長         松田千秋君   建設部       建設部長           濱口耕一君   美杉総合支所    美杉総合支所長        中林生公君   上下水道事業管理者 上下水道事業管理者      田村 学君   上下水道事業局   上下水道事業局長       松下浩己君   上下水道管理局   上下水道管理局長       浅井英幸君   消防本部      消防長            小津直久君             消防次長           佐藤昭人君   三重短期大学    三重短期大学学長       村井美代子君             三重短期大学事務局長     溝田久孝君   教育委員会     教育長            森 昌彦君   教育委員会事務局  教育次長           宮田雅司君             学校教育・人権教育担当理事  片岡長作君   監査委員      監査委員           大西直彦君   監査事務局     監査事務局長         南条弥生君          職務のため会議に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局     議会事務局長         松岡浩二君             議会事務局次長        川邊勝利君             議事担当参事(兼)議事課長  藤田定彦君             議事課調整・議事調査担当主幹 鎌田康志君             議事課議事法務担当主幹    江角 武君             議事課主査          麻生香緒里君             議事課主事          小谷章剛君             議事課主事補         森浦健太君     --------------------------------     午前10時00分開議 ○議長(加藤美江子君) 皆様、おはようございます。 ただいまの議員出席数は32人であります。議員定数の半数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 日程第1、承認第7号、報告第41号から第44号まで及び議案第97号から第118号までの議案質疑並びに一般質問を行います。 なお、発言持ち時間は議員1人当たり30分とします。 発言通告がございますので、順次発言を許可いたします。 田中千福議員一括質問一括答弁を選択されておりますが、田中議員から申出がございましたので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 田中千福議員。     〔26番 田中千福君 登壇〕 ◆26番(田中千福君) おはようございます。県都クラブの田中千福でございます。通告をさせていただきました一般市政から3項目質問をさせていただきますので、どうか御答弁のほどよろしくお願いをいたします。 それでは、最初に、新型コロナウイルス感染症についてお伺いをいたします。 11月12日、愛知・岐阜・三重の3県の知事は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、オンライン形式の会議を開き、感染防止対策の徹底を求める共同緊急メッセージが出されたとの報道がありました。その中で、三重県の鈴木知事が、11月の県の感染者の70%が外国籍と見られるとして、啓発に力を入れているとの発言があり、衝撃を受けました。それで、ネット検索で三重県の11月1日から12日の新型コロナウイルス感染発生状況を調べましたら、41件ありました。このうち70%が外国籍ということにありますので、計算すると約28件となります。ちなみに、この時点での県下の感染者総数は599件でありますので、同様の割合で感染者が発生したと仮定すれば重大な問題であります。この外国籍の人の情報は、これまで県民、市民に知らされていません。 そこでお伺いをいたします。 1つ目は、知事発言以降、県から外国籍の人に対する具体的な啓発要請がありましたか。 2つ目は、津市の外国籍の人に対する啓発状況は。 以上、2点をお伺いいたします。 次に、小学校の水泳授業についてお伺いをいたします。 学校の水泳授業は、子どもたちが楽しみにしている授業の一つでもあるが、先生方にとっては何かと苦労することも多い要因の一つに、学校に併設されている多くのプールで老朽化が進んでいる。その修繕に多額の費用がかかることが見込まれています。さらに、プールの水のための水道代、水質管理のためにポンプを稼働させる電気代もかかり、夏場の短い期間しか使えないにもかかわらず、その維持管理費は自治体の大きな重荷になっています。少子化が進む中、1校1校に多くの予算をかけて従来どおりの授業を行っていくよりも、より効率的・効果的な授業の方法を検討したいという意識が高まっています。 また、他の主な要因としては、水泳の授業を行うに当たって教員の負担が挙げられます。授業を行う際には、教員は児童の安全を確保することに気をつけなければならず、かつ泳ぎ方など専門的な指導を要する場面が多くみられ、またプールを使用するためには水質管理や設備面での準備や点検も欠かせないなど、教員にとって負担を感じる業務になっているのが現状です。 そこでお尋ねをいたします。 1つ目に、本市の小学校の水泳授業の現状はどうなのか。 2つ目に、プールの施設の現状と、3つ目に、今後の水泳授業はどのようにしていくのかについてお答えをください。 次に、3番目に、国道163号のバイパス工事についてお伺いをいたします。 国道163号は、名阪国道を補完する機能と併せ、関西圏と中部圏を結ぶ幹線道路でもあり、津地域、伊賀地域の交流・連携を一層深めるための重要な役割を担っております。 そこで、国道163号のバイパス道路片田バイパスについて質問させていただきます。 国道163号の美里地域と片田地区を結ぶその道路は、道幅も狭く、降雪期にはスリップなどの交通事故も多く、歩道の整理もされていない状況であるにもかかわらず、周辺市町から津市街などへの交通が集中し、朝夕のラッシュ時を中心に慢性的な交通渋滞を招き、通学面や住民生活に支障を来しているところでございます。 また、片田地区内は民家が隣接しており、道路の拡幅は非常に困難でありますことから、平成23年に地元自治会において、国道163号バイパス(美里・片田・櫛形地区)建設促進協議会を設立しまして、片田バイパスの早期整備を要望してまいりました。平成28年には3工区の道路工事に着手され、工事を進めていただいておりますが、現在の進捗状況をお尋ねいたします。 1回目の質問を終わらせていただきます。どうか御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加藤美江子君) ただいまの田中議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 私から、最初の御質問にお答えをいたします。 11月12日に開催をされました3県知事会議以降、28日に、三重県知事から、県民の皆様向けのメッセージというのが発せられております。それによれば、外国人と思われる方の感染の事例が引き続き見られるということで、今、11月前半の数字を議員から御紹介いただきましたが、11月に入って、この28日までのところでということで、11月のほぼ1か月で24%が外国人住民の方と思われると、こういうことが県から発表されております。 県としては、いろいろな呼びかけもしているんだけれども、市町、関係団体連携して、外国人の住民の方々が安心して生活できるように取り組みたいということでございました。このメッセージが直近の要請であるというふうに理解しています。 そこで、2点目の津市における外国人住民への啓発ということでございますが、早い段階で、今年3月30日の知事メッセージで、8都道府県への不要不急の移動の自粛というのが出ました。そこで、こういうふうに具体的な要請が県から出てきている段階で、その翌日でありましたが、第4回の津市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、私から市民部に対して、その知事のメッセージが外国人住民の方々にしっかり伝わるように指示をいたしました。そのあたりから様々な情報を翻訳して情報発信というのを始めておりました。 夏ですが、8月21日の知事会見で、この時点で感染者の方々の中で外国人の方の割合が多くなっている、高くなっているということが公表されたことを受けまして、23日の第41回対策本部会議で、再度、市民部に対して情報提供をしっかり行うよう指示をいたしました。そこで、市民部では、多言語で新しい生活様式の一例を分かりやすく呼びかけるチラシを作成するとともに、ホームページで外国語による公的な経済支援情報を集めたリンク集を作成いたしました。さらに、ホームページのトップページに新型コロナウイルス感染症に関するお知らせというのがございますが、そこに多言語情報として、Information on COVID-19というタグをつくって、そこから飛べるようにいたしました。 そして、11月4日の知事会見を受けまして、6日の第51回対策本部会議で、感染防止のために、これは外国人コミュニティへの呼びかけを実際に行うようにということを指示いたしました。そこで、市民部では、県が作成した医療機関の受診方法についてのチラシの翻訳、ホームページへの掲載をしますとともに、新たにフェイスブック、これは外国人の方々多く利用されていますので、News Letter Tsu FBというものを開設いたしまして、新たに情報提供できる環境を整えました。また通訳人を通じて地域の外国人コミュニティへの感染予防の啓発も引き続き行っております。 今後も引き続き、外国人住民の方々への丁寧な情報提供に努めてまいります。 ◎教育次長(宮田雅司君) 2の小学校の水泳授業につきましてお答えいたします。 まず、1つ目の水泳授業の現状につきましては、水泳授業は学習指導要領におきまして、教育課程に位置づけられております。水泳運動を含みます6つの運動領域につきましては、一部の領域に偏ることなく全ての領域の指導がバランスよく行われるよう、授業時数を配当することとなっております。 また、水泳運動を扱わないことのできる条件といたしましては、学校やその近くに公園のプールなどの適切な水泳場がない場合とされております。水泳運動につきまして、ほかの運動領域とのバランスを考えますと、年間におおよそ10時間程度の指導時間を確保することが妥当と考えられます。 水泳授業に当たりましては、各校において体育担当者等が中心となりまして、プールの衛生及び安全管理などを行っております。具体的には、始業前に水質管理のためのろ過機の調節、天候、気温、水温、残留塩素や水の透明度などの確認、また排水溝やプールサイドなどの安全面の確認などを行いまして、教職員間で情報共有をいたしております。 また、授業を行う前にも、担任などの授業を行う者が同様の確認を行いまして、児童が安全に学習できるよう、学習環境の整備を行っております。 また、1日の授業が終了した後も、放課後などにろ過機の調節、水中のごみを取り除くなどの水質管理、水道の元栓を閉めるなどの作業を行いまして、水泳授業が行われております約1か月間、プールの管理を行っております。 次に、2つ目のプール施設の現状につきましては、小学校47校、義務教育学校前期課程1校の計48校に設置されておりまして、設置されてからの経過年数は30年以上のものが42か所、それから15年以上30年未満のものが5か所、15年未満のものが1か所となっております。 プールの修繕につきましては、学校から要望がございました場合には、まず現地を確認いたしまして、状況を把握いたしております。その都度、修繕を行っているところでございますが、漏水に関する不具合が増えているところでございます。 3つ目の今後の水泳授業はどのようにしていくのかにつきましてですが、プールの多くが老朽化しておりまして、今後の水泳授業をどのようにしていくか、これは喫緊の課題といたしまして、現在、教育委員会事務局において検討を進めておるところでございます。その在り方につきましては、例えば学校のプールの集約化でありますとか、そのほかには関係部局とも御協議をさせていただきまして、市営プールの活用なども検討させていただくなど、様々な方法が考えられますので、本市にとりまして最も適した水泳授業の在り方、実施方法をただいま検討しているところでございます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 3の国道163号線のバイパス工事の現在の進捗状況につきましては、計画区間である美里町五百野地内から片田志袋町地内の全線約6キロメートルの区間を4つの工区に分割し、道路管理者である三重県において事業が進められております。 現在までに、片田薬王寺町入り口交差点から市道片田志袋町久居線までの3工区約2.4キロメートルの計画ルートについて、道路詳細設計及び用地測量が完了し、県道片田井戸久居線より西側の道路改良工事を、平成28年度より工事着手をしていただいております。 三重県の事業費としましては、工事着手以降、約1億円の予算が安定的に投入され、令和2年度は当初予算9,230万9,000円が計上されております。現在、片田久保町の用地買収と片田久保町から片田町地内の道路工事を約280メートル進めていただいております。また、片田久保町から片田井戸町地内にある道路工事約400メートルの発注準備中であると聞いております。 今後は、残る片田久保町及び片田田中町地内の用地買収と片田井戸町、片田久保町、片田田中町の道路工事が予定されております。三重県に対して、引き続き3工区の早期完成を強く要望してまいります。 ◆26番(田中千福君) 御答弁ありがとうございました。市長、また御答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に入りたいと思います。 今回のコロナウイルスのことで、自分なりに少し調べてみました。新型コロナウイルス感染症を所管する厚生労働省は、当初、国籍情報を公表していませんでした。この国籍情報の取扱いについて、隣の県の愛知県選出の参議院議員の大塚耕平氏は、早くから取り組まれ、国会の財政金融委員会や厚生労働省、入管庁に抗議をされてみえます。その内容を大塚氏の7月19日付メールマガジンから紹介させていただきます。 新型コロナウイルスは、人種や国によって感染率や死亡率が違うことは、データから明らかになっています。したがって、感染者の国籍情報は、疫学的分析や感染経路の把握上、重要です。この観点から、現在の政府の対応について改善が急務な点が2つあります。 1点目は、国内感染者の国籍別数が明らかにされていないこと、2点目に、空港検疫での感染者は、国籍別数以前に日本国籍者や外国籍者の内訳すら明らかにされていないこと。この問題を入管庁や厚生労働省と議論し始めた4月当初、担当官から、外国人の人権保護の観点から国籍は公表しないとの見解が示されました。日本人、外国人の区別なく、人権保護は政府の当然の責務です。 一方、国民が死活的犠牲を受け入れて営業自粛や行動制限に協力をしている中、入管庁や厚生労働省が国民に対して最大限の説明責任を果たすことも当然の責務ですと述べ、さらに外国人の人権保護を理由に国民への説明責任を軽視することは許せないと断じています。 このような厚生労働省や入管庁の姿勢を考えれば、今回の鈴木知事の新型コロナウイルス感染防止に係る発言は、相当な覚悟を持って発言されたと思います。この内容は、全国紙の一面を飾ってもおかしくない衝撃的な発言だと思います。同様の事柄は、全国の自治体でも少なからず起きていると考えます。今後、県から要請があれば、市としても津市新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、外国人、外国籍への取組を前向きに検討されますよう要望させていただき、この項の質問は終わります。 次に、水泳授業について再質問させていただきます。 今も答弁の中でもありましたように、プールの施設の数、30年以上たっているプールが42か所あると。その中で、当然のことながら、老朽化や修繕を要する箇所は多くあり経費が増している、いわゆる修繕をする経費が増しているということは毎年起こっておるわけでございまして、何とかそこら辺のところを考えて、これからプール授業について考えていただきたいと思っておるわけでございますが、また授業の準備でも、担任の先生以下、校長先生、教頭先生の管理職までもこのプールの使用に対しては、準備や後片づけ等で動いていただいておるということも聞いております。 そんな中で、私も数校を回らせていただきましたが、その数校が同じ町内にあるという中で、3校とも老朽化してきておると。そうなれば、1校をしっかりと改修して、そのプールを3校が授業に使うという考え方はどうでしょうか。お答えいただきたいと思います。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) ありがとうございます。 今、議員おっしゃっていただいた方法も含めまして、市営プールの活用でありますとか、民間プールの活用でありますとか、あるいは今おっしゃっていただいたプールの集約化、例えば中学校区でありますとか、小学校何校をまとめたどこかしらを拠点としてそこを整備していくとか、いろんな観点からの考え方があると思いますので、しっかり考えてまいります。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 民営化しておるスイミングスクール、これも活用していただければ、いろんな民間業者とは打合せ等々があるわけですけれども、何とか軽減を図っていかないと大変なことになってきておるというふうに私は感じておりますので、どうか教育委員会のほうでしっかりとそこら辺を議論されて、現状を把握されてしっかりとした改善をしていただきますことをお願い申し上げます。 次に、道路の関係をいかせていただきます。 国道163号線の関係ですけれども、進捗状況、答弁ありがとうございました。 3工区は着実に工事を進めているようですが、一日でも早く完成していただきますように、今後もしっかりと県に働きかけていただきますようお願いを申し上げます。 次に、美里地域内のバイパス工事のスケジュールをお尋ねいたします。 美里のまさに玄関口のところは、非常に道幅も狭く、急カーブ、冬季の路面凍結など、安全な通行に支障を来しており、死亡事故も起きてきております。新長野トンネルが開通して通行量も増え、大型車両も頻繁に通るようになり、地元住民の方も歩道がないようなところを歩いていただいているような状況でございます。県に対しても、機会あるごとにその必要性を訴えてまいりました。 現在は、3工区の早期完成を目指して工事を進められておられますが、美里地域は今後どのような工程になるのかをお伺いいたします。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 美里地域のスケジュールにつきましては、三重県からは示されておりませんが、国道163号バイパス(美里・片田・櫛形地区)建設促進協議会で検討いただき、優先して着手した3工区全線の早期供用を目指しているため、未着手となっております1工区、2工区、4工区の着手順序につきましても、国道163号バイパス(美里・片田・櫛形地区)建設促進協議会等、地元関係者の皆様の意見を十分に踏まえ決定し、進めていくと三重県から聞いております。 市といたしましても、他工区の早期事業化も含め、速やかな整備が図られますよう、三重県に対して引き続き強く要望してまいります。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 美里地域の事業着手については、私どもも国道163号バイパス(美里・片田・櫛形地区)建設促進協議会など、関係者としっかり合意形成を図られるように、地元調整にも協力してまいりますので、市のほうも引き続き片田バイパス全体の早期完成を一日でも早くできますように、県に対し強く要望して、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤美江子君) 以上で田中議員の質問は終了いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 佐藤議員は一括質問一括答弁を選択されておりますが、佐藤議員から申出がございましたので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 佐藤有毅議員。     〔13番 佐藤有毅君 登壇〕 ◆13番(佐藤有毅君) 皆様、おはようございます。一津会の佐藤有毅でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、質問させていただきます。 通告させていただきました各項目一括にて質問させていただきますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。 1つ目は、雲出川の河川整備についてお伺いをさせていただきます。 近年では、令和元年、東日本台風や令和2年7月豪雨などにおいて、これまでにない記録的な豪雨によって全国各地で甚大な水災害が発生しております。国土交通省では、気候変動による水災害リスクの増大に備えるため、これまでの河川、下水道などの管理者が主体となって行う治水対策に加えて、集水域と河川区域のみならず、氾濫域も含めて1つの流域として捉え、その流域のあらゆる関係者によって流域全体で行う治水、流域治水へ転換し、流域治水プロジェクトとしてハード、ソフトの一体的な事前防災対策を加速していくとの発表がなされました。 これまで3年間にわたりまして、国土強靭化計画に引き続いて、防災・減災対策を強化するさらなる国土強靭化に向けた新たな5か年計画に位置づけられたとのことでございます。雲出川流域の特に浸水被害が度々発生する地域の住民にとりましては、一刻も早い整備を切に願っているところでございます。 このことを踏まえまして、雲出川水系流域治水プロジェクトについてお尋ねさせていただきます。 雲出川河川整備計画は、今後30年にわたる河川整備計画として平成26年に策定されておりますが、新たに策定される予定の雲出川水系流域治水プロジェクトでは、雲出川全体の流域治水がどのようになされるのでしょうか。これまでに策定された河川整備計画からさらに充実されることなど、どのようなことがありますのか、お答えをお願いいたします。 続いて、内水氾濫についてお尋ねさせていただきます。 雲出川の支流、波瀬川、中村川、赤川が合流する地域では、台風や大雨のたびに田畑や道路の冠水はもとより、家屋の心配もされております。これは、数年前に浸水した状況の写真でございます。真ん中、県道が通っておるんですけれども、県道も分からないほど水につかっております。たまたま住居のほうはまだ浸水されていないように見えますが、これはちょっと水が引いた状態ですので、少し少なく見えますけれども、ほとんど水につかっておる状態です。 この光景を見慣れた世代は、当たり前の光景と思われるんですけれども、若い世代の方々や新たに嫁いでみえた方々からしますと、すさまじい水の状態で恐怖を感じておられまして、この堤防がない無堤防の状態がいつまで続くのか、このままほったらかしなのかと度々耳にいたします。低い堤防のかさ上げと無堤防部の築堤が積年の課題でございます。この浸水する状態を容認して河川からあふれた水をこの地域に貯留することで対応していくことが、雲出川水系流域治水プロジェクトの中でも考えられておられるのではないかと、大変心配されているところでございます。 さきにお伺いいたしました雲出川水系流域治水プロジェクトにおきまして、内水氾濫対策として、雨水の貯留、排水施設の整備についても取り上げられておりますことから、この内水氾濫については、津市としてはどのように考えておられるのでしょうか。お尋ねさせていただきますので、答弁をよろしくお願いいたします。 2つ目の質問は、少人数学級の実現に向けてお伺いをさせていただきます。 文部科学省が来年度予算編成で要求されている少人数学級について、萩生田文部科学大臣が令和時代の新しい学校の姿として30人学級を目指すべきだと新聞報道がございました。その理由としては、新たな感染症対策のため、身体的距離を確保することがまず必要、また、教育のさらなる充実を図るために1人1台端末を活用し、一人一人に応じたきめ細やかな指導を行う必要があると説明されておりました。 三重県では、少人数教育推進事業において、小学校では平成15年度から1年生30人学級が実施され、平成16年度からは2年生へも拡大されております。中学校では、平成17年度から1年生の35人学級が実施されておりますが、小学校はいずれも下限人数は25名となっております。 津市の方向性と学校の施設の整備についてお尋ねをさせていただきます。 津市内では、学校の規模によっても状況が異なりまして、特別支援等の支援が必要な児童生徒が多く在籍する学校や、外国籍の児童生徒が多く在籍されている学校など、様々な状況であると思います。津市として、少人数学級について既に取り組まれていることや実現に向けての方向性やお考えなどはどのようでございますか。 また、津市内では学校規模が様々であり、児童数の減少傾向が続く学校もあれば、新たな宅地開発や集合住宅の建設が増えて、将来、児童数の増加が見込まれる学校もございます。将来を見据えた学校施設の整備についてはどのように考えておられますでしょうか。 3つ目の質問は、津市GIGAスクール構想についてお伺いをさせていただきます。 学校ICT化の推進として、児童生徒1人1台端末環境の整備を進めるGIGAスクール構想が加速され、スケジュールが前倒しとなりました。現在の進捗状況などについてお伺いをさせていただきます。 来年度からの開始に向けての進捗状況としまして、タブレット端末の納入については予定どおりの入荷の見通しですか。またそれぞれの学校においては、ネットワークの整備や端末の充電設備などの整備の状況はどのようでしょうか。御指導いただく教員の方々に対しては、マニュアルの整備や研修などの状況はどのようでしょうか。端末を使用するに当たって、個人情報の保護やセキュリティの対応は万全にできていますでしょうか。また、来年度からの開始に向けて教育委員会内では、GIGAスクール構想に携わる職員体制と学校現場への支援体制はどのようになされる予定ですか。それぞれお答えをお願いいたします。 最後に、4つ目でございます。学校における働き方改革についてお伺いをさせていただきます。 文部科学省からは、新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導、運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策についての答申を踏まえ、教師のこれまでの働き方を見直し、自らの授業を磨くとともに、日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで、自らの人間性や創造性を高め、子どもたちに対して効果的な教育活動が行えるようにするため、各教育委員会及び学校がそれぞれの権限と責任において取り組むことが重要と考えられる方策を整理して、各教育委員会に対して必要な取組の徹底を呼びかけるものとされております。 働き方改革の取組ということで、津市の学校における働き方改革がどのように取り組まれておるのか、お尋ねをさせていただきます。 文部科学省の通知によりますと、次の項目が挙げられております。 勤務時間管理の徹底と勤務時間、健康管理を意識した働き方の推進、学校及び教師が担う業務の明確化・適正化、学校組織運営体制の在り方、学校における働き方改革の確実な実施のための仕組みの確立とフォローアップ等となっております。 津市におきましては、具体的にどのような取組をなされておられるのか、教えていただきたいと思います。 それぞれの項目につきまして、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(加藤美江子君) ただいまの佐藤議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 私からは、雲出川についてお答えをいたします。 流域治水という考え方が出てきました。これは、議員からのお話にありましたように、1つはもちろん河川対策そのものをやるという、雲出川河川整備計画に基づいて河道を掘削したり、あるいは堤防を整備したり、それから遊水地の整備、無堤防部の対策というのをやるんですが、それに加えて、流域全体で考えていこうということで、この流域の中での取組、例えば5年から10年ぐらいで取り組んでいこうということで、君ヶ野ダムがもっと洪水調整機能を果たせないのかというような、そういうことを考えていこうと。それから、もう一つはソフト面、避難をしっかりやろうということで、水害のリスク情報をしっかりとお伝えし、洪水ハザードマップ、あるいはため池ハザードマップなどを作りながら防災情報をしっかり提供していこうと、それから水位計や監視カメラを設置していこうと、こういうソフト・ハード一体としての事前対策をやっていこうと、これが雲出川の流域治水プロジェクトということであります。 そこで、2点目にありましたお話の内水氾濫ということなんですが、写真をお示しいただいたところ、恐らく須ヶ瀬のところだと思いますが、これ雲出川右岸側、つまり赤川無堤部のところをどうしていくかということになろうかというふうに思います。これは、雲出川整備計画、河川整備計画においても、須ヶ瀬地区については、堤防の整備とそれから樋門の整備ということになっておりまして、おっしゃったような遊水地計画というのは右岸側にはないわけです。これは左岸側に牧の無堤部と小戸木の無堤部のところで、牧・小戸木地区遊水地計画にあるのとはちょっと話が違うことになっています。したがって、この赤川合流地点をどうするかというのが、須ヶ瀬にとっては非常に大きなことでございます。 それより下流で雲出島貫辺りですが、御紹介いただいた国土強靭化予算の活用で、令和元年度に5万立米、河道掘削が行われて、これは下流部については、香良洲・雲出伊倉津地区の、あるいは高峯地区の堤防整備と相まって、かなり先にやるべき仮の部分が進んできたということがあります。 いよいよ中流域に入っていくわけなんですが、ここでその赤川合流地点に、国が今申し上げた河道掘削で発生した土砂の一部を堤防形状で仮置きしました。そのことで、雲出川との合流部のバックウオーター対策に有効であろうというふうに思っています。しかしながら、さらに進めるには、これは中流域全体の整備を進める必要があるということでありますので、これは御紹介いただいたこれから5年間で15兆円規模の国土強靭化予算で直轄事業をしっかりと進めていただくことによって、具体的には堤防を強化していくということによって、この地域の最終的にはこの6か所の無堤部が全部閉まるということになる。そこに向けての歩みが加速化していくと、こういうことになろうかというふうに思っています。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) それでは、まず少人数学級の実現に向けて、津市の方向性と学校施設の整備についてお答えします。 これまで津市においては、県の施策の下、少人数教育加配等を活用して教科によってクラスを分けて授業をしたり、あるいは学年全体を分けて学級を増設する学級編制を行ったりして少人数教育を推進してまいりました。 少人数教育につきましては、学力の向上や定着といった目的に加え、このコロナ禍の中、新しい生活様式を取り入れた学びの環境を整えるといった目的からも、さらに必要性が高いと考えております。 そこで、6月26日には市長が県知事を訪問していただき、新型コロナウイルス感染症に係る緊急要望の一つとして、少人数学級編制の推進を取り上げていただきました。さらに、10月27日にも、再度市長が県知事を訪問していただき、新しい時代の学びの環境における少人数学級編制の推進について、県から国に働きかけていただくよう要望を上げていただきました。 また、本市教育委員会の担当者からも県の教育委員会担当者に対し、県政要望として少人数教育加配の継続的な配置とみえ少人数学級の対象学年の拡大及び下限条件の撤廃について働きかけを行っております。 このような取組により、今後、少人数教育が拡充された場合、教室の確保等、施設の整備が課題となってくることから、こうした点についても、各学校区の実状に応じた児童生徒数の推移を見極めながら対応できるよう取り組んでまいります。 続いて、津市GIGAスクール構想の来年度からの開始に向けての進捗状況についてお答えします。 津市GIGAスクール構想の実現に向けて、校内無線LANの整備状況につきましては、令和2年7月から順次整備を行っており、市内小・中・義務教育学校69校のうち、12月末には46校まで終了する予定です。残り23校につきましても、令和3年1月4日から引き続き整備を進め、大規模改修工事が進められている久居中学校を除き、令和3年2月上旬には整備を完了する予定です。 また、学習用端末導入の進捗状況につきましては、現在、児童生徒用の端末の初期設定作業を進めている段階で、各学校への配置につきましては、令和3年1月中旬以降に校内無線LANの整備が完了した学校から順次配置を行っていきます。 また、令和3年4月から端末を活用した授業を行うために、令和2年11月からGIGAスクール支援員が全ての学校を定期的に訪問し、指導主事等との連携の下、教員への支援を行っております。原則2中学校区に1人配置した支援員が各学校の研修等へのサポートをすることで、端末を活用しての授業や活動等に対する教員の指導力向上に努めております。 具体的な活動といたしましては、それぞれの学校のニーズに応じて端末活用研修会やOJT研修をサポートしたり、端末を活用した授業への支援を行ったりして、教員の指導力や対応力の向上を目指しております。また、津市e-Learningポータルの学校コースの設置や管理作業も行い、全ての学校において学習支援サイトを活用する環境を整えました。 支援員によるこれらの活動を通して、教員からは、端末やアプリの使い方がよく分かった。授業で児童生徒が効果的に使えそうだ。早く端末を使った授業をやってみたいといった感想が伝えられており、令和3年4月からの端末活用に向けての士気が高まってきております。 また、学識経験者、学校代表者、教育委員会事務局代表者により構成される津市GIGAスクール構想推進委員会、これを11月に立上げ、端末活用の手引の作成やセキュリティポリシーについても議論を行い、来年度までに各学校に周知できるよう準備を進めております。 来年度の支援といたしましては、各学校の担当指導主事が授業研究会において、端末の効果的な活用方法について指導・助言を行ってまいります。また、端末を活用した授業づくりについて、教員のニーズに応じた研修会を定期的に開催することで、主体的に教員が研修できる場をつくり、教員の指導力向上を図ってまいります。 最後に、学校における働き方改革の取組状況についてお答えします。 本市におきましては、これまでにも国や県の動向を見ながら、学校における働き方改革の取組を進めてまいりました。平成29年度からは、定時退校日の設定、部活動の適切な休養日の確保、会議時間の短縮といった三重県教育委員会が示す統一項目を各校に指示し、具体的な取組がなされるよう促してまいりました。その後、校務支援システムの導入による事務業務の効率化や教員支援員、スクール・サポート・スタッフの配置による教員の事務作業の負担軽減及び子どもと向き合う時間の確保に努めてきました。 加えて、中学校の部活動に対しては、津市立中学校部活動指針を策定することで、適正に休養日を設定できる体制を整え、また部活動指導員の配置によって顧問の負担を軽減するなど、時間外労働時間の削減に取り組んでまいりました。 さらに、今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、消毒等の業務も増大したことから、スクール・サポート・スタッフの年度途中での追加配置も行いました。 また、今年度は津市立学校における教育職員の在校等時間の上限等に関する方針を施行し、上限時間の遵守に向けて取り組んでおります。教職員の時間外勤務の実態については、月ごとの調査によって把握するとともに、本年度からはパソコンによる教職員の出退勤時間の管理も行っております。こうした調査や学校訪問、校長との面談等の機会を活用して、各校における働き方改革の取組の状況を把握し、必要に応じて指導を行っております。 今年度は新型コロナウイルス感染症のため、臨時休業や夏季休業中の授業実施もあり、比較が難しいところではありますが、9月、10月の1人当たりの時間外労働時間を昨年度と比較いたしますと、小学校で約6時間、中学校で約5時間の減少となっております。一方で、上限時間を超える教職員も多数おり、特に中学校での部活動指導時間は削減はしているものの、小学校と比べて時間外労働時間増の大きな要因となっていることから、課題の一つと捉えております。 今後も学校における働き方改革について、各校の取組やその効果を検証し、推進していきたいと考えております。 ◆13番(佐藤有毅君) それぞれ丁寧な御答弁いただきまして、ありがとうございました。 少し時間がございますので、再質問をさせていただきますので、お願いいたします。 ちょっと順番前後いたしますけれども、先ほど最後に答弁いただきました学校における働き方改革についてをもう少し教えていただきたいと思います。 答弁の中でも、スクール・サポート・スタッフの方々が何度かお言葉も出てきまして、途中で増員もしていただいたというお話も伺いました。各校におきましては、このスクール・サポート・スタッフの方々の御活躍で随分助かっているというお話を伺っておるんですけれども、どのような業務を担っていただきまして、このスクール・サポート・スタッフの方はこれからも継続して配置いただけるのか、今後どうなっていくのか、その辺はいかがでしょうか。
    ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) スクール・サポート・スタッフの主な業務といたしましては、次のようなものがあります。授業で使用する教材等の印刷や物品の準備、家庭への配付物の仕分作業や印刷、小テストの採点や宿題等提出物の受け取りや確認、学校行事式典の準備の補助、それから統計情報などのデータ入力、加えて新型コロナウイルス感染防止のための消毒等の業務など、以前は教員がやっておりましたけれども、教員でなければならないということではないというふうな業務をこのスクール・サポート・スタッフのほうにやっていただいております。 このスクール・サポート・スタッフ、総勤務時間の縮減に効果的に活用できるよう、各学校に支援するとともに、来年度に向けて県からいただく配当時間増やしていただけるように、県の教育委員会のほうに働きかけてまいりたいというふうに考えております。 ◆13番(佐藤有毅君) ありがとうございました。 かなりいろんなことをしていただいていることがよく分かりました。少しでも教員の方々の働き方改革に寄与できればと思いますので、予算要求のほどしっかりよろしくお願いいたします。 学校における働き方改革につきましての御質問をさせていただきましたが、中央教育審議会の答申の中では、学校における働き方改革の具体的な方策の一つとしまして、学校給食費の公会計化が言及されております。学校給食費の公会計化につきましては、まだまだ研究段階と思いますが、将来に向けて研究いただきたいと思いますので、この件はもう再質問でなしに、御要望としてさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 教育につきましては、以上とさせていただきます。 次に、雲出川の河川整備について再質問させていただきます。 先ほどの御答弁で、今後しっかりと国土強靭化の中で取り組んでいただけるということを、もう大変心強く思っているところでございます。 答弁の中でも少しございましたICTを活用といいますか、河川情報の収集ということで、カメラの設置もされているということでございますが、この雲出川における監視カメラの設置が年々増えておりまして、また水位計もつけてもらってパソコンでリアルに見ることができるようになりました。現場に行くことなく、安全に現場の様子が把握できるようになって本当にありがたいことでございますが、この監視カメラのふだんの状態、水害が発生していない状況、先日見たところ、そのカメラの映像が河川ではなく、堤防道路や河川敷を映している状況のものがあります。そうすると、草木が繁茂して河川の様子が分からないところもございますが、この情報収集が必要なときに現地の様子が分からないということでは困りますので、この適切なカメラの方向と現場の草木の除去を定期的にしていただきたいと思いますが、この辺につきましてはいかがでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 御質問のライブカメラの管理につきましては、国土交通省が行っており、カメラの遠隔における操作権限が国土交通省の管理者のみ操作ができるようになっておりますことから、ライブカメラの遠隔操作後のカメラの位置やライブカメラに映る草木の撤去につきましては、国土交通省においてライブカメラの適切な管理を行っていただくよう要望してまいります。 ◆13番(佐藤有毅君) よろしくお願いいたします。 もしかしたら、不法投棄のことも考えての向きになっておるのかも分かりませんが、もし万が一、急に増えているときに全然違う方向では困りますので、しっかりとお願いしたいと思います。 私のほうは、これまでも雲出川の河川整備について質問させていただいてきました。国のほうが流域治水へと大きく転換していくとのことで、今回質問させていただいたわけでございますが、平成29年10月の台風第21号のときに、私の地元では、収穫を目前にした作物が浸水しました。それで、それをその場で出荷するわけにいかないということで、もう全て廃棄、翌日はトラクターで全部踏み潰されておりました。この流域治水プロジェクトの話が出たときに、地域農家の方々は、もう先ほど答弁いただいて大体理解させていただいたわけでございますが、当初は遊水地の保障もない、この地域が浸水することをそのまま容認されて、もうここの地域が浸水することでほかの地域が助かるということで、もう私たちは辛抱せなあかんのやなということで、もう農業をする気が一気に失せたという声もありましたが、先ほどの答弁で、そういうことはないということが分かりましたので、安心いたしましたところでございます。 これから始まる新たな5年間の国土強靭化計画では、雲出川の治水事業に大きく期待を持てるとともに、コロナ禍、アフターコロナの中で、これに伴う経済効果にもつながるものと思っております。避難所を整備することではなく、一刻も早く無堤防部の整備をしていただきたいというのが地域住民の意向でございますので、これを十分酌み取っていただきまして、津市として、また隣の松阪市と連携して、三重県、国のほうへとしっかり粘り強く働きかけをお願い申し上げまして、私からの質問、以上とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤美江子君) 以上で、佐藤議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午前11時01分休憩     午前11時20分開議 ○議長(加藤美江子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 堀口議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 堀口順也議員。     〔6番 堀口順也君 登壇〕 ◆6番(堀口順也君) 公明党議員団の堀口順也でございます。一般質問をさせていただきます。 まず最初に、津市第9次高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画(案)について質問させてもらいます。 緊急通報装置事業の利用条件等の見直しをということで、昨年6月議会の答弁で、令和3年度の初年度となる次期高齢者福祉計画・介護保険事業計画の策定に当たり、本年度、アンケート調査の実施を予定しており、その中で本事業についても調査を行い、当該計画策定の中で利用条件等の検討をしていきたいと言われておりました。今回のこのアンケート調査の結果はいかがだったでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(加藤美江子君) ただいまの堀口議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 今回、議員御指摘のそのアンケート調査でございますけれども、本年度に高齢者福祉計画・介護保険事業計画の見直しを行うために、広く市民の皆様から生活の状況や介護についての考え方などを把握するための調査ということで行わせていただきました。 緊急通報装置事業に関しましてのアンケートは、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査と在宅介護実態調査、この2つの調査でさせていただいております。 アンケートの調査でございます。調査の結果でございますけれども、まず、緊急通報装置の認知度に関しましては、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査では、既に事業を御利用されていただいている方も含め、事業を知っていると回答された方が約3割、事業を知らないと回答された方が約7割、そして在宅介護実態調査では、事業を知っていると回答された方が約4割、事業を知らないと回答された方が6割となっております。 それから、利用者の負担につきましては、緊急通報装置事業を利用する場合の利用者負担に関しまして、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査、在宅介護実態調査、いずれの調査におきましても、「所得などに応じて利用者負担があるのはやむを得ない」が5割を超えまして、「一律の利用負担があってもやむを得ない」を含めますと、利用者負担はやむを得ないと感じておられる方が8割を超えるような結果となりました。 ◆6番(堀口順也君) そのアンケートの結果で、利用負担があっても8割の方がやむを得ないというふうな回答だったということで、そういうことも踏まえて早急にどういう方でも65歳以上の方がこの事業が利用できるように利用条件の見直しを行うべきとありますけれども、今後どのように進める予定でしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) このたびのその調査結果を踏まえまして、まずはその事業の認知度を高めることが必要であるというふうに考えておりまして、市ホームページやパンフレットを積極的に活用し、広く事業を周知していくということと、それから地域包括支援センターですとか在宅介護支援センターなどの関係機関と連携しながら、市民の方々への周知を進めてまいりたいと考えております。 それから、議員から御発言がございましたその条件の見直しでございますけれども、調査における事業の利用者負担については、一律の負担や所得に応じての負担があるのはやむを得ないと回答されている方が多く見えるという結果を踏まえまして、現在策定を進めております令和3年度が初年度といたします第9次高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画の3か年の計画期間の中におきまして、先進自治体の類似事業等も参考にしながら、緊急通報装置事業が必要な方に御利用いただけるよう、利用条件等の見直しを図ってまいります。 ◆6番(堀口順也君) よろしくお願いいたします。 続きまして、徘回SOSネットワーク津の強化をということで、状況をお聞きします。 まず、登録者の状況は現在どのような感じになっているんでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) まず、登録の状況でございますけれども、徘回の心配のある高齢者として御登録いただいておる方が331名と、それからメールの配信先として可能な範囲で発見・保護の協力をいただく協力機関の登録者の方が現在675名となっております。 ◆6番(堀口順也君) 先日、私の知り合いのお父様が行方不明になられまして、1週間後に発見をされたということがありました。そういうことがあったので、この行方不明者の方たちをやっぱり探せる人が増えることが重要だなと。いち早く発見できれば助かった命かもしれないと私は思いますので、そのためにも、この認知症サポーターを増やす取組が大事だと思いますけれども、今後この認知症サポーターを増やす取組はどのようなお考えかをお尋ねします。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 議員からお話ございましたように、認知症サポーターを増やしていくということが、これはもう非常に大切と考えておりまして、行方不明となった認知症高齢者に対しまして、可能な範囲で発見・保護の協力をしていただける登録者を増やしていくということが最重要でございます。 津市におきましては、これまでも認知症やまたその家族を地域で一体となって支える仕組み、チームオレンジの構築に取り組んできておりまして、この取組の中でも認知症サポーターは非常に重要な位置づけということとなっております。 次期高齢者福祉計画・介護保険事業計画におきましても、認知症サポーターにつきましては、地域住民と身近に接する機会の多い団体や企業等だけでなく、小学生や中学生に向けたキッズサポーターの養成にも取り組んで充実を図ることとさせていただきたいと考えております。これらのことから、本市におきましては、認知症サポーターの養成に重点を置き、早期発見・早期保護に向け協力をしていただける登録者を増やす取組、これを積極的に行ってまいります。 ◆6番(堀口順也君) よろしくお願いいたします。 続きまして、相生町自治会長と市幹部職員との関係についての質問をさせていただきます。 まず最初に、前議会事務局長の対応についてお尋ねします。 平成30年12月3日の早朝に起きた事案のことについてお尋ねをいたします。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎上下水道管理局長(浅井英幸君) 私の対応でございます。 記憶が曖昧な部分がございますので、お許しをいただきたいと思います。 平成30年第4回定例会の質問日だったと思います。電話をいただいたのか、事務局にお見えになったのか、記憶が定かではありませんが、安積議員をということでございました。通常、議会事務局に誰々議員と会いたいとか、相談したいとか、市民の方などがお越しになった場合、連絡をいただいた場合とか、議員控室にお見えになるときは議員控室へ、またお見えにならないときは電話をしてその旨をお伝えしておりましたので、まずは安積議員に連絡を取らせていただきました。 また、当日は本会議が午前10時からあることが分かっておりましたので、安積議員がこちらに見えることは分かっておりました。本会議までにとの思いから、安積議員には早く来ていただきたいと申し上げたと記憶がございます。 安積議員がお見えになるまで、私、対応させていただき、安積議員がお越しいただいた後、会派の加藤代表、今の議長でございます。また、当時の議長をとのことでしたので、それぞれその旨お伝えし、同席いただきました。議員をはじめ、議員がお見えになるという状況の中で、私は何も発言できなかったということを覚えております。 本会議の開会10時が近くなってきて、私は、会議に議長と私がいなかったら大変なことになる、また本会議に行かせてほしいとの思いからお願いをした、そういう経過でございます。 ◆6番(堀口順也君) その場に幹部職員も何人かおったみたいですけれども、そこの連絡はされていないですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎上下水道管理局長(浅井英幸君) すみません、記憶が定かではございません。私が電話したのかどうかは覚えておりません。 ◆6番(堀口順也君) そのことがあった数日後、私が事務局前の廊下を浅井前局長と、あと何人かの職員の方と、あとお一人の壮年とお一人の女性の方が懇談をされていました。そこを僕はトイレに行くのに軽く首だけの会釈をしながら通り過ぎたんです。トイレに入ったら、その男性の方が、あれ市会議員やろ、市民に挨拶しやんのかという大きな声を発せられました。その横におった浅井前局長がその方に、私が後で強く言うておきますと言われましたけれども、前局長は市民の味方なのか、それとも議員のほうの味方なのか、どういう立場なんですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎上下水道管理局長(浅井英幸君) 私は、議員の皆さんが気持ちよくお仕事をいただけるようにフォローする立場にあると思います。 ◆6番(堀口順也君) その自治会長の子分のような振る舞い、そういう関係なんでしょうかね。私はそういうふうに感じました。 続いていきます。 人権担当理事の役割は。 前人権担当理事にお尋ねをいたします。 相生町自治会長は、前人権担当理事人権担当理事の人事発令前にあなたの人事のことを知っていたようですが、どのような関係でしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎税務・財産管理担当理事(橋本英樹君) 人事発令前というのは、内示、それはなぜお知りになられたのかは、私、承知しておりません。 ◆6番(堀口順也君) ちなみに、そのときの総務・人事担当理事は、現在の荒木総務部長でございます。 そして、今SNSで流れております理事長誕生日会の名簿について質問させてもらいます。 この名簿には、御丁寧にこの市局と庁舎の中の内線番号が記載されております。そして、市民部人権担当のところだけ内線番号がないので、私は推測するに、人権担当理事がその誕生日会のまとめ役のように見えますけれども、この名簿は誰が作成して、どのような連絡をしていたのでしょうか、お尋ねをします。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎税務・財産管理担当理事(橋本英樹君) 御指摘いただきました名簿は、私が作ったものでございます。連絡といいますか、取りまとめといいますか、おおむね私が中心となって連絡をさせていただいていました。 ◆6番(堀口順也君) ここで盆野副市長にお尋ねします。 この理事長誕生日会の連絡をするのに、公務中に内線番号を使用しても大丈夫なんでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) それは駄目だと思います。 ◆6番(堀口順也君) 続きまして、3番の総務部長の立場を質問させてもらいます。 前回の緊急質問での答弁について質問しましたけれども、そこで総務部長からの答弁を基に質問させてもらいます。 このとき、総務課長から呼ばれて行ったと言われていましたけれども、さっき浅井前事務局長は、各部長に連絡をしたかどうか覚えていないと言われていましたけれども、それなのに何で総務部長以下、幹部職員がそこにおったんでしょうかね。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) あのときも報告させていただきましたが、総務課長から直接か、総務課長から総務課経由で私に入ったのかは分かりませんが、総務課長が呼んでいますというので行きました。何かトラブルあると、大体人事の担当を呼べと、窓口とトラブルがありますと、職員の研修は誰が責任やと言われますので、大体人事課長か総務部長呼ばれますので、あのときも申し上げましたが、また何かトラブルがあったんかなということで行きました。それが事実でございます。 ◆6番(堀口順也君) 総務部長以外の幹部職員も来ておったということで、その担当の部以外も来ておったということですね、なぜ来ておったか、ちょっと分かりませんけれども。 そして、私は率先して頼まさせていただいたという言葉がありました。土下座の違いがありましたけれども、私は率先して頼まさせていただいた、何か言葉おかしくないですか。率先して頼まさせていただいたですよ。普通でしたら、10時の議会に間に合うように必死でお願いをいたしましたというのが本当やと思いますけれども、率先して、何で自分が率先してなんですか。それで、何で頼まさせていただいた、自分のほうが下なんですか。そういうふうに取れますけれども、この発言はどうでしょうかね。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 別に自分が下というわけではありませんが、我々は公務員ですので、市民の方々に対するときには、話しているときには、やっぱり同じ視線といいますか、丁寧な言葉でというのを心がけていますので、その言葉遣いが間違っていると言われましたら反省させていただきますけれども、私は別におかしい言葉とは思っていませんし、本当に10時3分前ぐらいやったと思うんですけれども、早く行かないとえらいことになるというので、先ほどの浅井局長と同じですので、もうその必死の思いで頼まさせていただいたということでございます。 ◆6番(堀口順也君) 続いて、パワハラ等の相談がないだけで、事実がないとは申し上げておりませんというふうに答弁されました。そしたらどんな事実があったんでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 相談がありませんので、事実は分からないですけれども、事実が絶対ありませんとは言えないと思いますので、相談自体はない。ちなみに、あれから前回の初日から人事課に確かめましたら、11月に1件ちょっと相談があるというのは確認させていただきました。それは訂正させていただきます。 ◆6番(堀口順也君) 川口議員から少し話をされていましたけれども、パワハラで退職された方の話です。この方のその退職願の自己情報開示というのを求められておりまして、そこには荒木部長の印鑑も押してあるんで、荒木部長はこの件は知っていたと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 中身のことは個人の情報になりますので、申し上げられませんが、決裁で回ってきておりますが、中身が例えば仮にそういうパワハラでありますとか、そういう公益通報に値するようなものが仮にあったとしましたら、人事課、それから私も適正に対応しているはずですので、中身のことは申し上げられませんけれども、仮にそういう中身でしたら対応しているはずです。 ◆6番(堀口順也君) 中身のことは申し上げなくても、パラハラがあったかどうかは、今の答弁だと、これはパワハラではなかったということですね。その退職された方のことについては、パワハラでは受け止めていないと、荒木総務部長は言われるんですね。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 中身のことにつきましても、個人の情報の中身となりますので、ここでは申し上げることはできません。 ◆6番(堀口順也君) 続いていきます。 不当な要求があれば不当な要項で対応するというふうに答弁されていました。先ほど前人権担当理事からも、この誕生日会の名簿は、自分が作成をして連絡を取っていたということで、その名簿の中には、理事長お祝い花代というのがありますけれども、これは強要されているわけではなく、こちらの市の皆さんの気持ちでされているわけですね。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 私以外の人の気持ちというのは分かりませんけれども、私は別に強要されたわけではありませんし、みんなでお祝いするのかということであれば乗りますわという気持ちでございます。 ◆6番(堀口順也君) そしたら、ここで盆野副市長にお尋ねします。 このような名簿を作って職員を招集すること自体、私は強要になると思いますけれども、副市長の考えはいかがでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) 集団で行くということの中、その背景で、皆さんこれ行かざるを得ないというような状況をつくり出すとしていたならば、これはもうよくないというふうに思います。 ◆6番(堀口順也君) 続いて、相生町自治会長が関係する飲食店の利用についてお尋ねをいたします。 ここで、稗田副市長にお尋ねをします。 11月9日の臨時幹部会議で、公務中はもちろんのこと、公務外においても常に高い倫理観を持ち、全体の奉仕者として職務上、利害等の関係がある者はもとより、特定の市民等への便宜供与に当たるような行為は決してしてはならないことを市長が指示をされました。 その11月9日以降、11月24日にまた先ほどのような誕生日会が開催されておりますけれども、このことについてどう思われますでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎副市長(稗田寿次郎君) 私、市長のその答弁の後、職員に通知してあるということで、その後、職員が行っているということは存じておりませんし、そのようなことはないんじゃないかなということは信じております。 ◆6番(堀口順也君) 今、津市は新型コロナ感染症対策本部会議をその都度開催しておりますけれども、この24日の前の11月20日にも第53回津市新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催をされ、感染リスクが高まる5つの場面が確認をされました。その対策本部に参加をされている幹部職員が大人数でこうやってこの時期に飲食をしていると。市民の皆さんは自粛でそういった集まる忘年会、新年会も控えようかなというこういうさなかに、幹部職員が、その対策本部会議にも出ておる幹部職員自らがそういったお店に行って、大人数で食事をしておるということについてはどう思われますでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎副市長(稗田寿次郎君) 飲食自体は、必ずしもその特定のお店とかそうじゃなくて、一般のということで、一般論の質問だと私は解釈していますが、まずは感染防止とかそういったリスクを回避するということで、飲食自体が少人数でというふうなことで席を互い違いにするとか、そういうふうなことが大事だと思っておりますが、先ほど大人数でということは、その辺の配慮が足らないということは思います。そういうふうな個室とか換気がいいとかそういった環境の中で飲食をすると。今の状況ですと、たくさん感染が広まっているので、できるだけ今は自粛するということが大事かなと思いますが、その当時の状況に踏まえて、飲食のほうは適切な対応をすべきだと私は考えております。 ◆6番(堀口順也君) 続いていきます。 臨時幹部会議について、今、最初、公正かつ公平な職務の遂行についての調査報告についてお尋ねをいたします。 まず、この調査の対象となる職員と調査方法をお尋ねいたします。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 私は幹部会議で申しましたので、幹部会議のメンバーである部長級職員を対象といたしました。調査は11月6日を提出期限として、市長に対し封函の上、この公正かつ公平な職務の遂行の視点から、所管において様々な課題・問題となっていることに対する事実とその背景の報告を求めました。 ◆6番(堀口順也君) この対象を一般職員にしなかった理由はどうしてでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 部長級職員を対象として、部長級職員が把握する事柄について徴取をしようということにいたしました。 ◆6番(堀口順也君) その対応の中で、一般職員のほうからもそういう声が上がった場合は、それは市長としては受理をするということでよかったですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 部長級の職員がそれぞれ自分の部内の所属の職員からいろいろな状況を把握して報告をするということをしていただくということを目的として調査をしたものでございます。 ◆6番(堀口順也君) この調査はそれぞれの部長級、その部がその部長が下の課長とか一般職員に詳細なことを言ったところもあれば、ないところもあるとは聞いていますけれども、一般職員に対して何ら調査や報告が行われていないという声が職員の方からありまして、適切な調査や対応が行われるよう、内部告発制度である公益通報が10月15日付で申請をされておりますけれども、人事課に受付拒否をされたそうでありますけれども、この拒否をされた理由をお尋ねいたします。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 受付拒否というのは、ちょっとその辺の事情を教えていただきたいんですけれども。 ◆6番(堀口順也君) ここに来る前に人事課のほうに確認しましたけれども、そういう事例はないと言うていましたけれども、ある方から私のところにメールがあって、そういうことがありましたけれども拒否をされたと。その辺の行き違いはどうなのか分からないですけれども、ここで盆野副市長にお尋ねをします。 公益通報というのは、受付を拒否することは可能なんでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) 絶対にありません。 ◆6番(堀口順也君) 続いていきます。 幹部職員全員への指示についてということで、市長は幹部職員に指示をされました。今の状況どこまでうそか本当かというのは分からへんような感じかもしれませんけれども、私としては、市長の指示に従われていないように受け取れますけれども、この指示というのはどういうところまで権限があるのかをお尋ねいたします。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 幹部会議で、私が幹部職員に呼びかけるというのが私の指示でありますから、私の言いたかったことを十分に踏まえて、幹部職員がそれぞれ各所属の職員にも伝えながら、守ってくれているというふうに信じております。 ◆6番(堀口順也君) 最後に、職員を守るために市長としての今後の行動をお尋ねいたします。 臨時幹部会議の内容は、幹部職員への指示や協力のお願いだけで、市長自らの決意や具体性を感じることが、私自身はありません。市長は、市長として市民への説明責任を果たすため、また職員を守るため、このままにしておくというわけにはいかないというふうにここで書かれておりました。 市長として今後どのような行動をいつ実施するのかを示さない限り、職員は納得できないように思いますけれども、その辺のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) このままにしておくということを申し上げたことは一度もありませんし、このままにしておくつもりもありませんし、今までも一つ一つ手順を踏んで物事を進めてきておるわけでございます。 そういう中で、現在警察とかに相談をしておる状況でありますので、これは相手のある話ですから、その秘密をお互い守りながら手続を進めているという状況にありますから、今申し上げることはできない、対外的に申し上げることはできない。それは、職員が納得できないという今御発言がありましたけれども、職員に対しても含めて、今伝えることができないことがあるのも一方で事実でございます。そういう中で、この今進めている内部の調査は、結果を明らかにさせていただきたいと思っておりますし、なるべくそれを早くやりたいというふうに思っております。 私どもとしては、しっかりと今調べるべきことを、議会からもいろいろ御指摘いただいたようなそれほどたくさん残っているということではございませんし、それからある意味、一遍に全部調べ切れるということでもありませんので、順繰りに明らかになりましたことを公表していきながら進めていきたいと思っておりますが、これも様々な関係するところと十分調整を図りながらさせていただきたいというふうに思います。できる限り早くということでございます。 ◆6番(堀口順也君) 市長は、地域懇談会でも半年に1回、全市内回りながらされています。その趣旨は、即答・即応し、実現する市役所ということで、地域の方の声を聞いて、半年ごとにそのときのできること、できないことにバツをするということを積み重ねておりますので、そういうスピード感のある行動力をこのときに発揮をしていただきたいということの期待を込めまして、私の質問を終わります。(拍手) ○議長(加藤美江子君) 以上で、堀口議員の質問は終了いたしました。 午さんのため、暫時休憩いたします。     午前11時50分休憩     午後1時00分開議 ○議長(加藤美江子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 青山議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 青山昇武議員。     〔14番 青山昇武君 登壇〕 ◆14番(青山昇武君) 公明党議員団の青山昇武であります。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 各項目、本来なら30分ぐらい各々かかるんですけれども、これをこの30分の中に全部収めましたので、明快な答弁だけよろしくお願いしたいなと思っております。 まず、自治会に対する補助金や交付金、その他対応は適正なのかということで、(1)適正な補助金給付になっているのかという質問ですけれども、これはもう、前の議員が言われました。川口議員も言われましたけれども、適正に行われていないということで分かりましたので、それでよかったですかね。 ○議長(加藤美江子君) ただいまの青山議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎環境部長(木村重好君) 主に自治会のごみ箱に関する補助金等で多数御指摘をいただいております。そういったことも当然、私どもも承知もしておりますし、そのことについては、全容を把握すべく、現在、鋭意調査を継続中でございます。 ◆14番(青山昇武君) その件で、1点だけ聞かせてもらいます。それを職員が取り付けたとあります。その職員が取り付けたというのは勤務中か、勤務中ではないのか、その職員はお金をもらったのか、もらっていないのか、いかがですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎環境部長(木村重好君) そのことも含めて、現在、全体を把握すべく調査中でございます。     〔「いつまで調査しとんや」と呼ぶ者あり〕 ◆14番(青山昇武君) 金銭、要は勤務中か、勤務中ではないか分かると思いますし、金銭があるかないか。あったとしてもおかしいし、なかったとしてもおかしいわけです。金銭をもらっとったら職員がすんのもおかしいです。金銭をもらっていなかったら、補助金がそこに使われていないということはおかしいわけですね。それだけ指摘しておきます。 次、自治会の交付金の申請書類の確認は適正に行われていたのかという質問でありますけれども、これも適正に行われていないということでしたので、それでよかったですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(奥田寛次君) 自治会の交付金の実績報告時に提出していただいています決算関係の書類につきましては、地域懇談会や窓口において多くの自治会からの御意見もありまして、平成30年度以降は、津市が支出した交付金の充当項目のみを記載してもらう書式に変更しました。平成29年度まで収支決算書の提出を求めていた主たる理由は、交付金の充当先を確認することによって、交付金の適正な支出が行われているかを確認することであり、自治会の決算は、自治会の総会の承認や監査を経ているとの認識もありまして、提出された収支決算書には補助金の収支についても記載されていましたものの、補助金申請書類等との金額の一致についてまでは確認を行っておりませんでした。 ◆14番(青山昇武君) 適正に行われていないということですね。 ここでもちょっと1点、うちの安積議員からもありましたけれども、新しい自治会の話がありました。その中で、自治会、要は1つの自治会に対して均等割当てというのが、たしか1万5,000円だと思うんですけれどもあると思うんです。それが、要は、例えば100世帯の自治会であれば分割をする。10個作ったら15万円別に要るということですよね。 そういうことが行われる可能性もあるということやからね。だから、ちゃんと確認しなさいよと。ある一定の新自治会を作るときは、どんな理由で、何でこうなったのかというのを確認せないかんよという話であります。 もう1点は、自治会の役員については、新しい自治会で、例えば会員ではなしに、役員ですね、自治会の役員。役員が自治会員ではないということはあるんですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。
    地域連携担当理事(奥田寛次君) 自治会とは、地域の住民の協働の意識によって組織されているもので、一定の区域内に住んでいる住民で構成されていることが一般的ではありますが、自治会とは、住民が自由な意思によって自主的に組織された任意の団体であることから、市としては、その役員や会員の構成にまでは関与できる立場ではございません。 ◆14番(青山昇武君) それではお聞きします。 新しい自治会を立ち上げて、会員ではない人が役員になっている自治会はありますか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(奥田寛次君) そういった自治会も存在します。 ◆14番(青山昇武君) かなり数はあるんですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(奥田寛次君) かなり多くというわけではございません。 ◆14番(青山昇武君) 何件あるんですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(奥田寛次君) すみません、数については、ここではすみません、把握しておりませんのでお答えできませんが、少数ではございます。 ◆14番(青山昇武君) 了解しました。 3番目にいきます。 不自然な修繕工事はないのかということで質問をさせていただきます。 まず初めに、総務部に聞こうと思っとったんですけれども、資料がありましたので、こちらで確認をできましたので、合っているかどうかだけは確認しますけれども、修繕工事、いわゆる工事、工事の中でもいろいろあると思うんですけれども、修繕工事の中でも130万円以下とか、50万円から100万円まで、50万円以下ということで、要は50万円以下は随意契約で、50万円から100万円は入札しなければいけないよと、そういうふうな入札参加資格の内容になっています。そうですよね。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 50万円以下は、規則に従いまして、原則としましては担当課で随意契約と、複数の見積り合わせということが基本でございますけれども、そういうふうになっています。 それから、50万円超えて100万円未満の場合は、担当課によりまして原則指名競争入札でございます。100万円以上の場合は、調達契約課のほうに依頼をいただきまして、条件付一般競争入札が原則でございます。 ◆14番(青山昇武君) それでは、質問の不自然な修繕工事はないかで、1つ、建設部に聞きたいんですけれども、分割発注、いわゆる細かく発注する内容ですね。例えば、トイレを改修するときに、給排水管工事、トイレ設置工事、その後、間仕切り工事、要はばらばらで発注するということです。1つの工事を。外壁の塗装なんかでも1面ずつするとか、そういうことはあり得るんですか、建設部長。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 建設部におきましては、現在のところそのような事例はございません。 ◆14番(青山昇武君) はい、分かりました。 それを聞いた上で、今回の相生会館、それから津市の共同浴場、いわゆるさくらゆですね。ここの工事なんですけれども、5年間で両方で約1,663万円の修繕工事が行われております。これはもうすごい金額になっております。その内容も、この分割発注、いわゆる外壁塗装が面で発注をされています。これは非常に不自然な修繕工事だと思っております。これはどのようにお考えですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎人権担当理事(松下康典君) まず、施設の修繕につきましては、不具合が発生した場合、職員にて不具合箇所を特定できない場合は、現場にて不具合箇所を業者に確認させた上で、当該箇所の修繕に必要な参考見積書を徴取いたしまして、見積り合わせにて発注業者を決定した上で修繕を行っております。 また、修繕実施時は、現場着手及び修繕完了時に職員が現地にて立会い、完了を確認した後、完了届、工事写真などを提出させております。 修繕内容については、できる限り職員が精査しているつもりではございますけれども、先ほど議員が御指摘いただいたその不自然なという部分につきましては、私もちょっと書類を見せていただいて、私が見た限りでもちょっと不自然な部分が全くないということではなかったというふうに思います。 ◆14番(青山昇武君) 不自然な工事があるということですね。 事例でいうと、2015年、1階の雨漏り、西面、これは9月10日に入札が決定をしています。9月14日から16日までが履行になっています。いわゆる3日間、3日間で工事をするようになっています。これ、3日間で終わったとしても、その後、2階の雨漏りということ、西面で一緒に、9月16日、その日に入札をして、19日から22日の4日間になっています。これ、日曜日を挟んでおるので、土曜日から火曜日、3日間ということだね、実質ね。これで工事ができるのかどうかです、塗装ね。 調べてみると、高圧洗浄、コーキング、カチオンシーラー、防水水性中塗り・上塗りとあります。これ水性溶剤塗料ではないです。きちっとした水性塗料になります。そうすると、1日必ず空けなあかんから、高圧洗浄してからコーキング、下塗り、上塗り、中塗りとあるわけです。中塗りいろいろとあるわけです。これ5日間かかると思うんですよね。これ僕の予想です。この内訳の中で、5日間かかるのに3日で終わって、その後に検査終わって支払いしとるという現状があります。 まず、ちょっと建設部に聞くけれども、これ、この5工程の中で、これ3日間で完了できるものなのでしょうか。 1%でもあれば、あると答えてもらっても結構です。ゼロ%の場合は、ないと答えてください。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) ないというふうに考えております。 ◆14番(青山昇武君) あり得ないということであります。でも、検査が終わってお金は払われております。これが2015年の現場であります。 2015年の日に、先ほどは相生会館、次、さくらゆも外壁をやっています。北面と西面、これも3月30日に北面で入札が完了して、4月1日から4月3日、3日間です。4月6日に西面の発注をして、7日から9日、これも3日です。いわゆる隣接している面は、年度も変わっていないんです。これは分割発注にしてもおかし過ぎる。自然ではないです。 ちょっと調べさせてもらいました。外壁の塗装は、恐らく雨降ったらできないと思うんですけれども、先ほどの北面なんかは4月1日と3日、雨が降っています。2日は曇りです。これ、どうやってやって、どこを検査したのか分かりません。これ、もう僕、不自然って書きましたけれども、不自然やから調べたんです。自然におかしいですよ、これ。 これは、市が発注するわけですよね。さくらゆも相生会館も。市の建物に対してね。これ、普通であれば、どこかから依頼をされて、工事せなあかんなとなるわけですよね。ただ、自分らが気づいてやったのか、それは分かりません。見積りを取るのに業者に来てもらって、当然、修繕50万円以下です。見てもらって、その後に各業者に通知を送って、見積りが来て、終わったかどうか確認をしてお支払いというのが通常だと思います。この日程でできないと思うんですよね。これは、確認不足とか分からないという次元ではないと僕は感じました。組織で全部やったんかなとしか思えないです。 ちゃんと書類もありますのでね。支出負担行為回議書、これがありました。支出命令書、これの支払いもFD支払いと書いてありました。でも、ちゅっちゅと消して、日にちも書いてあります。FD支払い調べると、火曜日と金曜日に支払う日になります。それも消されて、日にちも消されて、付け足しされておりました。総振払い。僕もよう分からんだんですけれども、総合振込担当課扱いということを聞きました。ということは、地域調整室の扱いだということになるわけです、自然に考えれば。それで、いろんな修繕工事ありますけれども、なぜか一部だけ必ず訂正して早く払われています。これ、組織的にやったとしか思えない、僕は。     〔「いや、みんな思うとる」と呼ぶ者あり〕 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 これ、組織的にやったんだなと、津市、組織的にやったんや。誰も関与してないんですか。     〔「共犯だよ」と呼ぶ者あり〕 ◆14番(青山昇武君) これは、誰がどういうふうになってこんな不自然になったのか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎人権担当理事(松下康典君) ただいま議員からいろいろその不自然で、あるはずがないようなそういうような事例を指摘をいただきました。 それで、今のお話を聞いておりますと、私もその不自然という言葉では済まないような、そういう現状が当時あったのではないかというふうに今思いましたので、この件につきましては、今から、その中身を調査させていただいて、それで、しかるべき時に御報告させていただきたいと思います。 ◆14番(青山昇武君) 調査と言っても数時間でできると思います。現地のことが分かっとる人がおるので、そこに聞けば分かる話です。自然ではないので。 ほかもありますよ。これは外壁を例えで挙げただけで、先ほどトイレ言いましたけれども、トイレも給排水工事が9月14日に発注されて、9月14日から18日、4日間、その後に機器の設置があります。10月9日に入札をして、9日から17日間、その後にトイレの間仕切り工事があります。その後にスロープ工事とあります。4回に分けて、これ一緒のトイレの中だと思うんですけれども。 先ほど建設部長に聞きました。そういう、何というのかな、改修工事があり得るんかなという、分割ね。まあ、ないと思っています。でも、あるのが現実かな。これ2017年ですね、相生会館ね。ポンプユニットの減圧盤もおかしいし、給排気ファンもおかしいなというのが、まあ、もっともっとたくさんあるんですけれども、この1,660万円、5年間で、そこしか僕は見ていません。それ以前のものは見ていません。件数もかなりあります。 これ、言うたら、僕、不自然やなと思って書いたんですけれども、それから不自然どころではない話ですので、もう早急に告発すべきです。どこに告発するか分かりません。原因が誰なのか。     〔「津市役所でええ」と呼ぶ者あり〕 ◆14番(青山昇武君) それ、しっかりできるんですかね、すぐに。おかしいですね。明らかに。不自然のレベルではないですよ。分かりましたか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎人権担当理事(松下康典君) 議員の御指摘のとおり、かなりこれは問題がある事例であるということを私も認識しましたので、しっかりと、この、どういうような経緯で、どういうような事情があり、中身があったのかというのをしっかりと調査させて、報告させていただきます。 ◆14番(青山昇武君) 早急にお願いします。 それから、工事発注後の地元との調整や対応はできているのかという質問に入ります。 これ、かなりできていないようなことがあるとお聞きしました。この地域においてね。北工事事務所、水道局もそうかな。報告がありますよね、議事録のね。自治会に挨拶行きなさいと、地元の地域調整にということがあると思います。それを一生懸命やってもなかなか前に進まない、全然、1か月も放られるとか、そこに対して市役所が何をしたかというと、何もしていないように見えるんですけれども、建設部、いかがか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 地元との調整や対応につきましては、設計図書に添付してあります特記仕様書に記載しています。また、三重県公共工事共通仕様書におきましても、受注者は、地方公共団体、地域住民等と工事の施工上必要な交渉を自らの責任において行わなければならないと明記されておりまして、津市においても、これを準用しておるところでございます。 ただ、しかしながら、発注者としましても、受注者と同様に契約を履行する必要がございますので、発注者、受注者が地元を含む関係機関と協議・調整を行いまして、円滑に工事が履行できるように努めているところでございます。 ◆14番(青山昇武君) 全然努めていないですね。困って、ここまでやったんですけれどもどうでしょう、知らんわと。あんたらでやれって。それおかしい。完全に工事がスタートできないんですから。発注だったとしたらおかしいですよ。きちっとそれで書いてありますよ、ほら。できない場合は、市としてしっかりと調整を行うと。という現実を聞きました、知りました。 それと、地元調整ではないですけれども、これ、平成27年の小中一貫校の美里中学校かな、増築工事、その他工事かな。これの発注において、発注して、入札終わって業者決まりました。その後に、教育委員会のほうで、下請使えという強要がされたと伺っておりますが、知っていますか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) 聞いておりません。 ◆14番(青山昇武君) はい、ありがとう。 当初、平成27年なので、ここ本庁舎ですね、本庁舎に教育委員会があったときに、報告で聞いてないんやと思うけれども、知っとる人はようけおるんちゃうかなと。今、現場そのまんま、そこの教育委員会の現状でやったらしいです。ここの下請使いなさいと。しかも、電話で、相手の業者に電話をして、そのままスピーカーでやったらしいです。知っている人、いっぱいおると思います。 これは、どこに当てはまるのか分からんけれども、下請を強制的に使えというのは、あかんですよね。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 下請業者する場合は、規則に基づいて、事前に申請とかいろいろあって、必要なものをクリアすればできるとは思いますが、役所のほうがここを使えというのは、これはもうやってはならないことやと思います。 ◆14番(青山昇武君) 教育委員会もそうですけれども、建設部の職員もそこにおったらしいです。それが報告に上がっていない。 今回、こんな問題があって、そこにも手紙が来とんのかどうか分かりませんけれども、そういう手紙は来ていますか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) ごめんなさい。そういうというのは、どのことを指しておられるかを確認させていただきます。 ◆14番(青山昇武君) 教育委員会の中で下請を強要したということです。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 来ておりません。 ◆14番(青山昇武君) はい、ありがとうございます。 やっぱり言えない環境があるんですね。なかなか難しい問題ですね。 次、空き店舗補助に行きます。空き店舗補助は適正なのかというところです。 空き店舗補助については、商店街の空き店舗をしっかりとこの補助を使って活性化して、地域の有効利用で使っていただくというやつだと思うんですけれども、これも新しい団体が設立されて補助金が使われております。この新しい団体なんですけれども、規約もあるんですけれども、津市中心街商業振興会ですね。その会則も見られたと思うんですけれども、当然それが立ち上がったらね、見ることになると思うんですけれども、そこに住所もないし、会員数とかそんなのはないんですけれども、それは承知していますか。承知しているか、していないか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 作っていただいた会則の中では、所在地の記載はございません。任意団体の会則ということでございますので、ない場合もあるというふうに認識をしております。 ◆14番(青山昇武君) では、ほかないところはどこですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) すみません、今ちょっと手元にございませんが、今ある市内の団体の中では、恐らく書いてあったとは記憶をしております。 ◆14番(青山昇武君) 答弁おかしい。ないところもあるといって、ないところはないかも分からん、どういうことや。ないところが言えやんって、おかしいやんか。書いてないところもありますよと、ほかにと。それで津市あるのと言ったら、分かりません、調べていませんて、分からんのにないと言えるというのは不思議でしょうがない。 ということで、この商店街から、そういう補助金を受けて運営をされています。この補助金を受けて運営されとるんですけれども、一番最初に、補助金当然要りますわな、改装費とか。その後、家賃もついていますわな。家賃が3年間かな、補助してもらえるという家賃でしたよね。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) はい、家賃につきましては、御所見のとおり3年間でございます。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 それでは、まず提出書類。提出書類は、恐らく僕の認識でいうと、その補助金をもらうのに団体の規約、会員名簿、役員名簿、この3つだと思ったんですけれども、合っていますか、合っていないですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) いただいていますのが、会則、規約、それから役員名簿でございます。 ◆14番(青山昇武君) ありがとう。 会員名簿、今言うてへんだけれども、ないから言えへんな。会員名簿は、提出の折に、提出のその書類の中に会員名簿だけ横へ消してあるものね。会員名簿がないので消してあるんだと思うけれども、普通、会員名簿がないとあかんのですけれども、それを申請するのに、会員名簿のところは横に消してあったので、不思議でしゃあなかったんですけれども。当然、会員がおらへんのかもしれへんけれども。まあ、1件おるとは聞いておるんですけれども。まあ、困ったもんやな。 それ、不思議というか、おかしいなというふうに思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 団体設立に当たりましては、先ほど申し上げました規約、会員名簿等を頂いて、設立をしていただいて、こういう経過に至っておりますが、御指摘いただきました項目につきましては、任意団体ということで、私ども取扱いをしてまいりましたが、改めて内容等調査をしてまいりたいと思っております。 ◆14番(青山昇武君) もう1つ、改めてちゃんとしてほしいのは、その店舗、最初補助金を出していた店舗が経営していました。途中でやめました。次の店舗に変わりました。これ、継続して家賃補助が使われとるわけです。これ、一緒の会社でもないし、一緒の代表でもないし、一緒の店でもなかったですよ。店が終わって、新しい店が入って、そのまま継続という、びっくりしますわ。もう1回申請し直すとか、最低でもやに。 これ、空き店舗補助やから、空き店舗、何か月間かないとあかんはずやし、時間がないので、ちょっとこれだけ指摘しておきます。しっかりともう1回見てください。よろしくお願いをいたします。 続きまして、市役所の在り方について。 もう、これ時間ないので、本当、端的にお願いをします。僕は、まずは、これを考えると、市長、告発はやっぱりすぐにせないかんですよ、どう見ても。もっと大変な被害者とか、大変な人が日に日に出てきますに。それは分かっとっていただきたいね。遅くなるとどうなるかという。 稗田副市長、4月からみえられていますけれども、今さっきの全部聞いていかがですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎副市長(稗田寿次郎君) 私も4月から来て、大変遺憾なことが散見されると、疑義があるようなものがあると。そこを今しっかり、先ほどありましたが、私の所管の部分はしっかり調査をしているところでございます。 ◆14番(青山昇武君) それでは、以前からみえられる盆野副市長。これ、今聞いた話ではないと思います。2年も3年も4年も前から盆野副市長は分かっている問題だと思いますが、いかがですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) もうこれは事実であろうと本当に思います。これから、この背景に何があったのか。一番重要なものは、そのことだけではなくて、なぜこうなったのかという原因を徹底的に究明しなければなりません。しっかりやらせてもらいます。 ◆14番(青山昇武君) 市長、ちょっと時間ないな、もう。市長、本当に情けない話。いろいろ今、自治会のことも言っていますけれども、市役所全体でやっとるとしか思われへんですわ、今。教育委員会のさっきの話もそうでした。ほかの話もそうですし、そこに上がっていないというのは、どんだけここは言いにくい場所かというのはもう明解になったわけですわ。部長以上、不信なんですわ。これ、払拭するしかないんですわ。 だから、倫理規程とかいろいろ言うてますけれども、僕は室を作るべきだと思います、しっかりとした。苦情を一手に引受けながら、全部処理できる。そこには、要請をしながら現役の警察官を置くとか、弁護士を置くとか、これは、今の市長の話、そういう倫理規程をつくったところでどんだけ役に立つんだと考えたときに、実質つくっていかなければ、これは正常化できないと僕は思っています。室ができなければ人でもいいです。しっかりその場所をつくって、もう1回、職員・市民から相談できるような、部長以上のこういう役所をつくらないかんですわ。それどう思いますか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 独立した何らかの部署をしっかりとつくるべきというのは御意見のとおりだというふうに思いますので、考えさせていただきます。 ◆14番(青山昇武君) もう早急に告発等、それはしてほしいです。でないと、本当に大変な職員がもっと出ますので、よろしくお願いします。 以上です。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤美江子君) 以上で青山議員の質問は終了いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 龍神議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 龍神啓介議員。     〔24番 龍神啓介君 登壇〕 ◆24番(龍神啓介君) 市民クラブの龍神でございます。よろしくお願いいたします。 発言通告に従って、スマート自治体を推進する動きと、今議会でいろんな議員からも指摘されております不当要求の問題について、2点、質問させていただきたいと思います。 1点目、スマート自治体を推進する動きについてですけれども、ちょっと順番入替えさせていただきます。行政手続のオンライン化から質問をさせていただきます。 国のほうも、デジタル庁を設置するということで、政権変わりまして、話が出てきています。2000年代初頭から、デジタル・ガバメントであったり、ICTを使った国の方針、先進自治体になる、先進国になるという流れを受けながらでもなかなか進んでこなかったこの問題が、ようやくちょっとずつでもしっかり進んでくる気配を感じております。 この国の流れを受けて、自治体もしっかりと準備をしていかないといけないと思っておるんですが、まずは、2点、見方があると思うんですけれども、1つは、有権者というか、市民の方々の利便性の向上といった点が考えられます。それが行政手続のオンライン化だというふうに思っておるんですけれども、コロナ禍において、オンライン申請とかがちょっとばたつきまして、なかなかうまくいっていないという印象を皆さん持たれていると思うんですけれども、現在、行政手続の中で、オンライン化されているものとされていないものがあると思います。全ての中でだと数は少ないと思うんですけれども、なぜ、これ、オンライン化が一気に進んでいかないのか、どのように課題を捉えておられるか、お聞きしたいと思います。 ○議長(加藤美江子君) ただいまの龍神議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) オンラインを進められない障壁といいますか、そういうことやと思います。いろいろ分析をさせていただきました。まず、法律上の問題でありますとか、システムの問題、いろいろな面から考えさせていただきました。 まず、今、オンライン、国のマイナポータル使って、いろいろ制度も出てきておりますが、やっぱり基本的には、申請のときに、紙の申請書類を出さなければいけないというのがあります。今、津市も押印不要というふうなことを宣言させていただきましたけれども、やっぱり印鑑を押した書類を付けなければいけないというところがございますので、その辺が、紙のベースのアナログなデータの提出をどうするかという問題もまずあります。 それと、システムなんですけれども、先ほど申し上げましたマイナポータルとかというのもできますが、実際は、国で、市民の皆様が携帯で申請できました、そのデータが津市に来たとしても、津市のシステムと連携をしていなければ、これ、職員が手作業でしなければいけないというのが出てきます。実際に、定額給付金とか、そういうときにはそういう問題が出ました。そういうのを解決していかないと、システムの更新といいますか、修繕といいますか、バージョンアップをしていかないといけないという部分がありますので、そういうのを1つ1つ、課題をクリアしていかなければ進まないという実態がございます。 ◆24番(龍神啓介君) はい、ありがとうございます。 様々な問題を御指摘をされましたが、今ちょっとマイナンバーということを言及されましたけれども、マイナンバーカードですね。マイナンバーカードの普及率というのは20%ぐらいだと記憶しているんですけれども、この普及を待っていたら、なかなかオンライン化というのは進んでいかないと。国のほうも、マイナポータルだとかつくっていただいて、それをハグにして、オンライン化の手続であったりとか、ほかのユーザーの利便性を向上させるいろいろな仕組みをつくっていただいているというのは分かるんですけれども、結局それを待ってしまうと、今、コロナ禍の問題もありますけれども、なかなか進んでいかないと。そうすると、やっぱり市独自で動いていかないといけないという問題もあると思います。 今、ちょっとシステムの問題をおっしゃられましたけれども、市独自でシステムを使う、ないしは、ほかの行政と共同してシステムを使うといったところは、やはりコストが高いと、そう考えられて、今入れられていないという認識でよろしいですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 共同化というのはこれから進む段階でございまして、今、現状いきますと、なかなかクラウドに向けて、新しく今度、令和4年4月から新しいシステムを入れますが、そのときにはクラウドに向けて拡張できるようにしますというのは以前にも答弁させていただきましたが、そういう共同化に向けていくというところがございますので、マイナンバーカードの普及とともにそれもしていかなければいけないことやと思いますけれども、共同化に向けてするところの段階でございます。 ◆24番(龍神啓介君) 今ちょっとおっしゃられていたのは、基幹システムであったりとか、LGWANのシステムだったりとか、インターネット領域の3つのシステムの話をされていたと思うんですけれども、それとは別のシステムの話なので、できることはできると思っています。 ただ、やっぱりコストがかかってくるとか、国の動きが一気に来ると、せっかくつくったものがコストだけかかってしまって、国の様式のほうに統一されると、そっちを結局使うことになって無駄になってしまうと、そういった話の類いだと思うんです。なので、そこの判断はお任せはしますけれども、何よりも今、来庁してということ自体がリスクになったり、お待ちになっていることとかありますので、その点はしっかり考えていただいて、一番いい最適な答えを出していただきたいと思うんですが、今ちょっと、押印の75%の廃止ということも、76%ぐらいですかね、報道によれば。76%ぐらいの廃止ということをおっしゃられていましたけれども、これによって、今の御答弁であれば、少しはオンライン化の手続進むのかなと僕はちょっと感じたんだけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 冒頭に申し上げましたその一つの障害といいますか、弊害としまして、アナログ的な紙の資料、これに押印をするというのが必要でございますので、この押印が、今、国のほうでも検討されていますので、押印が不要という形になりましたら、その部分については解消できるのかなと。ですので、オンライン化が進むと予測しております。 ◆24番(龍神啓介君) 併せて、市のほうには申請書のダウンロードサービスというのがございます。ワード、PDFで、ざっと各課ごとに申請書があって、その中の書類で押印も取り払ったやつもあるし、いろいろな原因で押印せざるを得ないものもあると思うんですけれども、あれ見ていると結構な量がありまして、ここから手を付ければいいのになと思ったりするわけです。ですが、なかなかまだ進んでいない。これも同じような理由で、その申請書のダウンロードサービスのところから手が付けられないのか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 今、ホームページ等で申請書自体はダウンロードできますが、紙ベースで提出するということが基本になっております。ただ、幾つか、例えばスポーツ施設、コミュニティ施設の予約でありますとか、津市図書館の図書カードとして予約をするというのもオンラインといいますか、ペーパーレスでできる形になっていますが、やはりそういうアナログのものとデジタルだけでできるようにするためには、先ほど申し上げましたシステムの改修もございますし、それと本人しかできない申請というのも中にはあると思います。それをどう、何といいますか、文書の真正性と申し上げたら分かりますでしょうか、本人が申請していますよというのをどう判断するかという一つの中に、マイナンバーカードの自己証明みたいな、本人の証明みたいな機能がございますので、それを併せて電子化の申請を、おっしゃるとおりいろんな申請ができてくると思います。誰でもできるものから、特有のものから。そういったものに合わせて、役所のほうもオンラインでできるようなものを今後取り入れていくという形になると思います。 ◆24番(龍神啓介君) 国で、これはもう絶対必要だ、証明書は必要だと言っているものも一定数あると。市のほうでもそういうものがあると。押印廃止したものもあると。ペーパーレスできるものもあると。ただ、システム入れるのにコストもかかると。いろんな要因はあると思うんですけれども、以前、質問もさせていただいたデジタルファースト法というのが国のほうでできましたので、理想論をいえば、極力役所に手続で行かなくてもよくて、手続において融通が利くというが真にユーザビリティを考えた取組であると思いますので、コストの面が一番大きいと聞き取りとかしていると思うんですけれども、その点考えて、コロナ禍の状況でもありますので、しっかりと最適化を考えていただきたいと思います。 これがユーザーのほうを向いたほうのスマート自治体の話なんですけれども、もう1点、業務の効率化のほう、これ(1)のほうですね、スマート自治体を推進するお話もあります。これは、もうロードマップが国のほうから明確に何個も示されていると思いますが、まず、システムは今取り組まれておると。基幹システム、LGWANシステムのほうは取り組まれているということで、ちょっと質問から省きますが、その後、日々扱うデータ形式であったりとか、データの項目の標準化というのも進めていかなければデジタル化進まないということを国が示されているんですけれども、この点、現状いかがでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 冒頭に申し上げましたが、令和4年4月から新しいシステムに変わります。それで、そこを今、国からの方針であり、方策でありますとかロードマップ、出ておりますので、これを先取りするという形で、この更新に合わせましていろいろ標準化させていただいておると。今、津市としましては、令和7年度までに自治体の業務システムを標準化させるという、おっしゃるとおり国が出しておりますので、まず、パッケージシステム、これの標準機能を使って、カスタマイズをせずに新しいのを入れようと。そうしますと、もう標準化のほうへつながるものも多く出てきますので、それで標準化をしていこうと考えております。 ◆24番(龍神啓介君) システムの話もおっしゃられたんですけれども、日々やり取りするデータが基ですから、そのシステムの標準化は当然やるとして、細かい日々の作業から出てくるものですね、データとか。書き方とかも多分、細かいことを言って挙げれば標準化されてきますので、それも進めていかないといけないと。承知しながらちょっと聞かせていただいたんですけれども、次に、そのデータの標準化、統一化、統一化までできればいいんですけれども、統一化ができれば、デジタル化を前提とした業務の棚卸しというんですかね、BPRといいますけれども、こういったものを進めていかないといけないと。聞き取りの範囲内で、現在、ベンダーとかに入っていただいて進めているということは聞いているんですけれども、実際どのように進められているか、現状を教えてください。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) おっしゃるとおりBPR進めております。システムの更新業務の中で、各業務の流れでありますとか、内容を見まして、例えば新旧のシステム、新しいシステムと古いシステムを機能を分析しまして、従来は、この部分は自前でできない、アウトソーシングしましょうというような部分が、新しい技術でEUCといいますけれども、エンドユーザーが情報管理ができるよというシステム機能が出てきておりますので、それを随時実行することで、例えば成果物の納期が短縮できるとか、そういう事例も出てきてまいります。そういう情報も取り入れて、そういうことが新しいシステムでできないかどうかを業務の流れの中で見直しをして、抜本的に業務自体の設計を一からし直してという形で進めさせていただいておりますので、令和4年からはそれに対応した、できる限り対応した形、標準化をされた形に、プロセスも標準化してという形に考えております。 ◆24番(龍神啓介君) BPR進められているということですが、お聞きしている範囲内では、ベンダーに入っていただいて、各部門にその知見をいただきながら、問題点であったり、ここをこういうふうにやっていったらいいよねということをやっているということをお聞きしているんですが、ちょっと1点、心配なのは、各事業部において、日々のお仕事をされている中で、こうしたらもっといいのにな、こうしたらもっと効率化できるのになという声が吸い上げられているかどうかがちょっと不安だったのでお聞きしたんですけれども、その点はどうですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 各課には、情報化推進委員というのがございまして、今回の更新の見直しのときでも、そういった情報化推進委員も中心となって、各課の問題とかそういうのをベンダーに、民間業者に支援を入っていただきましたので、そこもちゃんと把握していただきながら、どういうふうな設計をしていくか、どういうふうな標準化をしていくかというのを練っておりますので、各課の問題自体は、担当の、よく分かっている、業務を知っている方が問題抽出をして情報を提供していただいているはずですので、その辺はある程度クリアはされているのかなと思っています。 ◆24番(龍神啓介君) 以前、この2つの質問は前段階となるんですが、これで(3)番、スマート自治体推進の組織をちょっと書かせていただいているんですけれども、これも前から言わせていただいているんですが、国のデジタル庁設置の動きを受けて、なお強調して言いたいんですけれども、県が先にいち早く動かれたように、デジタル社会推進局ですかね。指令塔たる組織をつくられて、ここから計画もつくられて、このようにやっていこうと、このようにロードマップをつくってスマート自治体推進していこうよという組織体をつくられたわけですけれども、端的にお聞きしますが、本市は置くお考えはありますでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 直ちに今、その専門の部署を置くというまでは考えておりませんのですが、おっしゃるとおりデジタル庁が来年から創設されて、今後スケジュールであるとか、詳しい内容の、国からのいろいろな情報が来ます。それに合わす形で、どういった組織でやるのがいいのかというのは常に見極めながらやっていく必要があるだろうと考えておりますので、今現在は、三重県と三重県の市町で協議会をつくって、いろんな情報交換しながら、それから先ほど申し上げました民間事業者の支援もいただきながら、場合によっては有識者の第三者懇談会とか、そういうのも活用しながらやっておりますので、今後のデジタル庁の動向とか、そういう動きを見ながら考えていきたいと考えております。 ◆24番(龍神啓介君) お考え、以前と同じように今現在考えていないということだと思うんですけれども、やっぱりそのPTのようなものでもいいんですけれども、小さいものからそういったものを設置して、後々、そういう動きができてきたら大きくしていくという考え方でもいいですし、やはり聞き取りをしていても、情報企画課であったり、行政経営課、ユーザーの本来の一番接するところの話、窓口の話であったり、ホームページの話、あと広報にも飛びますし、また窓口、書かない窓口とか松阪市も始めまして、そういう話になってくると市民課の話になってくるわけです。こういったところを考えても、やはり組織は、横串を通すような組織というのはやっぱり必要ではないかなと思うわけなんですよ。なおさら、この話題は、行政の経営改善だけではなくデジタルが絡む話ですので、日進月歩変わっていきますし、国の方針もあるので、結構その周辺の状態というのがかかってくるわけなんですよ。なので、これ絶対置くべきだと思うんですけれども、しっかりとこれ考えていただきたいと思います。 もう1点、あと前もこれも言わせていただいたんですが、現在CIOを置かれていると、情報統括ですかね、置かれているということです。副市長と総務部長がやられているということなんですが、その監督をされているということなんですけれども、やっぱり専門的知識を持った指揮、指揮をされていないとは言っていないですけれども、指揮が取れる方をCDOでも何でもいいんです。表現は何でもいいんですけれども、民間から呼ぶでも、本当に詳しい方を置くでもいいんですけれども、やっぱり指揮官を置いてもらわないと、なかなか部門ごと分かれて、アクターが分かれて、プレイヤーが分かれてということでは、今の動きについていけるのかどうか非常に心配です。この点、どうお考えでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 以前、CIOの答弁のときには、優秀な人材がおりましたら、必要に応じて、状況に応じて考えることも必要だという答弁を述べさせていただきました。 あれから、事情も変わってきております。国が本当に本腰を入れてデジタル庁をつくって、デジタル化、DXに向かってやっていこうということですので、その辺も深くしっかりと捉えて、どういう体制で、またどういう人材でやっていくのが一番最適で効果的か、市民のために一番利便性が上がるかというやり方を見つけながら、しっかりと検討していきたいと思います。 ◆24番(龍神啓介君) 今しっかり検討していると、もう進めていっていただきたいんですけれども、そうなってくると、おっしゃられたように社会状況やDX、DX、猫も杓子もDXみたいな感じでいっているので、人材の奪い合いというのは既に起きているんですよね。やっぱり民間の有為な人材というのは、やはり競争激しいので、そういった場合、さっきも言いましたけれども、うちから上げていくといっても一朝一夕には変わってきませんので、なかなか難しい話ですよね。なので、人材の確保というところも併せて進めていってほしいんですけれども、この点どうお考えでしょうか。
    ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 今までずっとお話を伺っていて、情報企画課一課でできる話ではないなというふうなことを感じながら、行政手続だとか、もっと言えば市民のインターフェースなところをどうするかというようなこと、全てを考えると、ちょっと前におっしゃったように、ちょっと柔らかいワーキングみたいなものをつくりながら、そこからスタートしなければいけないなと思いながら聞かせていただきました。 その上で、人材ということになると、ここ数年来、職務経験者採用で、そういう情報に詳しいキャリアを持っている人たちが入ってはきておりますので、そういう方々の活用というのは1つあるかと思いますが、さらにそれを統括するということになると、今の市役所の部長クラスの方がぱんとできるかというと、なかなか難しいかなというふうにも思います。 しかしながら、どういう組織にするかということも併せて考えながら、人材については今後の検討をさせていただきたいと思います。 ◆24番(龍神啓介君) おっしゃるとおりなかなか一朝一夕には、いろんな業務をやって来られた方ができるということはないと思うんです。なので、ちょっと様々なコネクションでも使って、常にアンテナを高くして、いずれ必ずそういったところに頼る、それこそ審議会とか、第三者委員会、第三者委員会はおかしいですけれども、そういった外部からの参与という形でかかってもらうことも絶対あり得ますので、探しておいていただきたいなと思います。 最後、ちょっとこれはスマート自治体から外れますけれども、スマート自治体という視点をまちづくりといった点に転じると、これがやっぱり言われている、言い方はいろいろあります。スマートシティだったり、Society5.0であったり、横文字が並ぶわけですけれども、言ったら結局ICTとかいろんな技術を使って都市の課題の最適化を出していくというまちづくりのことをスマートシティだと思うんですけれども、これは、なかなか中で、ボトムアップでいろんな意見を出していってできるものではないと個人的には感じています。いろいろなスマートシティを打ち出している都市の実例とかを見ても、やはりリーダーが旗振って、こういう都市OSをつくって、これで生きていくんだみたいな形の動かし方をしています。 こういった点について、これから津市は、旗振って進むのか、社会の流れに漸次的に受容して徐々に進めていくのか。この点、ちょっと伺いたいと思います。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 結論から言えば、それはもうDXから社会、自治体、そしてこのまちを変えていくということにつないでいかなければいけないというふうに思っています。 ちょうど20年ほど前ですか。ITという言葉から、25年ぐらい前になりますかね、スタートして、そこが、仕組みを変えていくんだという、社会の仕組みを変えていくんだという、そういうことでスタートをしたんだというふうに思っています。 ですから、情報技術ということが、そこの情報技術の中でまとまるんではなくて、そこから外向けにいろいろな影響を及ぼしていくというのが今回のデジタルトランスフォーメーションだというふうに思っておりますので、そのような考え方で取り組んでまいります。 市役所がどこまでそれを付いていけるかということは、社会的ないろいろなムードの中で、前向きに取り組んでいきたいというふうに思っています。 ◆24番(龍神啓介君) その半ば前向き、半ばみたいな感じの御答弁でしたけれども、個人的にはもうちょっとばしっと前面に立ってやっていただきたいんですが、なかなか産学官が絡む話なので、いろんな分野のトップの方集まって進めていったり、今後ちょっと組織体をつくって進めていったりと結構手広くやらないと、いろんな各所に影響が及ぶ話ですので、そこを本腰を入れて取り組んでいただきたいなと思います。オープンデータを使ったりだとか、高付加価値の産業が起こしたり、それを持ってきたりだとか、やっぱりこれからの時代、地方にとってこそ重要になってくる姿勢だと思いますので、その点は留意いただいて、常にアンテナを高く持っていただいて、取組を進めていただきたいと思います。 2番目、不当要求への対応策ということで、この点に関しては、開会冒頭、市長の報告から始まり、先ほども、青山議員も非常に鋭い質問をされておられました。もうそれは私も同意するものなんですけれども、個別の案件はもういろいろとおっしゃられていましたので、これ以上言ってもなかなか同じような答えなのかなと思いますので、私から2点、ちょっとお聞きしたいことがございます。 まず、先ほど来、いろいろな事情が明るみとは言いませんけれども、いろいろ出てきているといった中で、何というんですかね、やはり幹部系の職員の方々からの御答弁であったり、いろいろな方からの質問であったりするこういった事態、その塊の事態が、市長もそうなんですけれども、今まで報告をされていなかったのか、知らなかったのか、埋もれていたのか、一体それはどういう状況だったのかというのをまず教えていただきたいなと思います。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) ずっと出ておるいろいろな補助金の執行でありますとか、その決定でありますとか、それはそれぞれの専決権者が決裁をしておりますので、市長や副市長が全て知っていたということはないわけでございます。 その上で、問題があるということについては、我々今回もしっかりと受け止めさせていただいて、さらに調査をしながら改善をしたいと思っています。 ◆24番(龍神啓介君) そういうお答えだと思うんですが、やっぱり何というんですかね、納得できないというか、これだけいろいろ出てくると、しかも、そのスパン的には、やっぱり5、6年、7年の話になるんですかね。そういった話だと、なかなか、逆に言えば、じゃ、それは内部統制的に、ガバナンスの問題になってきて、どういう内部統制が取れているのかという非常に疑念が出てきます。 先ほど各決裁権者にという話があって、上がってくるものもあれば上がってこないものがあるという話なんですけれども、この本市にガバナンス・コードみたいなやつはなかったとたしか記憶していまして、県庁のほうとか、都道府県のほうで、今、内部統制に関する、何ですかね、つくっていたと思うんですけれども、つくられたかどうか分からないですけれども、そういったものがない中で、一概に言えることではないんですけれども、それを知らなかったというのは正直、組織の体制としてどうかなと思うわけです。 今、職員倫理規程の話もありましたけれども、これを、じゃ、そういった組織の中で、また規程なので、規則か規程がちょっと定かではないですけれども、中でつくられている。それでまた、今までもその要綱とかあったわけですよね。こういう通報制度とかあったわけなので、それでもこういった事態が長年にわたって出てきているということがあります。 これ、ちょっと関連してもう1個聞きたいんですけれども、倫理規程つくられるということなんですが、これ、規程でよろしかったですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 今、職員倫理規程につきましては、規程といいますか、条例ではなく規程という形で考えています。 ◆24番(龍神啓介君) 端的に疑問なんですけれども、規則でもなく、条例でもなく、規程でつくられる意図というのは何かあるんですか。 ◎総務部長(荒木忠徳君) まず、条例でつくるべきものというのは、地方自治法の第14条の第2項だったと思いますが、住民の皆様に義務を課す、または権利を制限するもの、これはもう条例で定めなければならないという旨が規定されております。 一方で、今作成を検討しております倫理規程につきまして、職員が遵守すべき職務に関する倫理についての規程でございますので、条例で定めなければならないという内容事項を含んでいないという判断をさせていただきました。 ただ、規程でございますけれども、任命権者が遵守すべき事項を命ずるもの、これは指揮監督権に基づいて命ずるものでございますので、いわゆる訓令という命令でございますので、職員にとっては、これは従うべきものと考えております。 ◆24番(龍神啓介君) 結局、その法体系上、上下やないですけれども、条例となると議会に諮らなくてはいけないですよね。議会に諮らなくてはいけない。だから、罰則規定とかいろいろあると思うんですが、全国には、職員倫理、コンプライアンス、公益通報とかいろいろ、そういった類いの条例が非常に多くあります。規程で対応しているところも規則で対応しているところもあるんですけれども、やっぱり僕は、こういった問題が露見したとは言わないでしょうけれども、こういった問題が今あって、内部でずっと見過ごされていたという結果論がある中でいえば、議会に諮って条例をつくるべきだと思うんですけれども、その点、もう1回伺いたいと思います。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 条例をつくるべきだというお考えでございますが、この規程が職員に対して分かりやすい規程にさせていただくのと、それともう一つ、職員が口頭によるそういう要求があったときには、記録に残して上司に報告するという義務づけをさせていただきます。こういった制度で、実効性が上がる、そういった仕組みをつくらさせていただきますので、規程でしっかりとやっていける仕組みをつくらさせていただきます。     〔「自分で言うても何にもならん」と呼ぶ者あり〕 ◆24番(龍神啓介君) 今、おっしゃるとおりなんですけれども、仕組みがその、今、僕は概念的な話をしているのではなくて、その仕組みは今までそれなりにあったわけなんですよね。それが、やっぱりガバナンスの問題であったりとか、各々の倫理遵法精神であっても、それは言わないですけれども、結果論こういうことが起こってしまっているわけなので、その法体系上の重みを持たせたりとか、もう1つ、やっぱり議会で審議して、しっかりいろんな意見を詰め込んだものをつくっていくべきなのかなと思っています。 もうちょっと時間がないので、これ以上言いませんけれども、いろいろ調べてもらったら、もう御存じだと思います。本当にこの分野の条例がたくさんありますので、規程、規則ではなくて、一番大きいものでいけばいいと思います、私は。それぐらい内部、内部というのがやっぱり引っかかるわけです。1回外に出して、先ほど青山議員も言われていましたけれども、いろいろな仕組みをもっとつくっていかないと、なかなか人間のナイーブなところとかもろい部分を突かれているイメージがありますので、しっかりと審議して、構築して、丁寧なものをつくっていったほうがいいと思いますので、その点だけちょっと御留意いただきたいと思います。 以上で質問を終わらせていただきたいと思います。(拍手) ○議長(加藤美江子君) 以上で龍神議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午後2時02分休憩     午後2時20分開議 ○議長(加藤美江子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 滝議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は、1回目から自席での答弁を許可いたします。 滝勝弘議員。     〔1番 滝 勝弘君 登壇〕 ◆1番(滝勝弘君) 日本共産党津市議団、滝勝弘です。通告に基づき、市政一般4点について質問いたします。 まず1点目、10月2日に津市上下水道事業経営審議会が開かれました。ここでは何をどのようなスケジュールで議論していく審議会なのでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) ただいまの滝議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎上下水道管理局長(浅井英幸君) 津市上下水道事業経営審議会でございます。 この審議会の所掌事務は、上下水道事業等の基本計画の策定及び推進に関すること、上下水道事業等に係る料金及び使用料に関すること、上下水道事業等の経営戦略に関することなどについて調査・審議し、市長に意見を述べることとしております。 具体的には、平成30年3月に策定いたしました第2次津市水道事業基本計画、津市下水道事業基本計画、それぞれ平成30年度から令和9年度までの10か年の計画でございますが、その中間年であります令和5年度からの計画改訂に向けての調査・審議、また、未来に向けた経営戦略について料金とか使用料の在り方を含めた調査・審議をしていただく予定でございます。 ◆1番(滝勝弘君) 審議会自体についてですけれども、委員の任期はどうなっていますでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎上下水道管理局長(浅井英幸君) 任期は3年でございます。 ◆1番(滝勝弘君) この間10月2日が第1回ということですから、令和2年10月から令和5年9月ということですよね。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎上下水道管理局長(浅井英幸君) 令和2年からですので、令和2年の10月から令和5年の9月まででございます。 ◆1番(滝勝弘君) 何をしていくというところでいろいろ言っていただきまして、1回目だから委嘱式して基本計画説明してそれだけですよというわけではないと思うんですけれども、水道の第2次基本計画自体に、2021年度で28%の水道料金改定が必要となる見込みという言葉があったわけですけれども、そのあたりがこの審議会で議論された際の答弁で、心強い御意見をいただきましてありがとうございますとか、また、市議会の一部の方からも値上げすべきであるとの御意見をいただいておりますと答弁されていて、本音が出てしまったのかなと思っておりますけれども、私は、当選以来、この基本計画について議会の本会議で、また委員会で、水道も下水道についても料金の値上げは市民生活に直結する大きな影響を及ぼす問題であること、また、県営水道の料金が高いことなど質問してまいりました。それを聞いてもうとるならば、市議会のみんなが値上げすべきでは言っていないぞということは御理解いただきたいと思います。 第2次津市水道事業基本計画については、平成30年第1回など、それ以降も複数回にわたって、また、下水道の値上げについては、令和元年第1回のときが値上げされたときでしたので、そこで私質問しました。そういうことがありましたですよね。 続けます。ところで、5月の臨時会で、6月と7月の水道基本料金無償化を行いました。これについて、提案した理由を述べてください。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎上下水道管理局長(浅井英幸君) 新型コロナの関係の緊急経済対策としまして、迅速かつ公平に全ての家計と事業所の負担を軽減するため、基本料金の2か月分を無料としたものでございます。 ◆1番(滝勝弘君) 他の地域でも行っていたからではないのはそうだと思うんですけれども、今回の新型コロナウイルス感染症により、全国約1,200の水道事業体のうち、厚労省の調べによると約15%に当たる177の事業体で水道料金の減免措置を行ったそうです。 その中で、基本料金を減免する理由を手洗いの励行としている事業体が多くあり、これは水道法の目的、公衆衛生の向上、水道法第1条にあるわけですけれども、それと一致しているというわけです。 しかし、津市において減免を定めた5月20日の補正予算の提案の際、理由、目的について、手洗いまで言及がなされたということはなかったと思うんです。これは、私自身も当日反応できなかった、質問しなかったんですけれども、これから寒くなって、夏ほど小まめに手を洗うことは少なくなると言われています。上下水道局として具体的施策をという意味ではないんですけれども、今からでもせめて市民に水道局としての何かメッセージというかありましたらと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎上下水道事業管理者(田村学君) 先ほど局長のほうから申し上げましたように、5月の対策としては、これは本当の新型コロナウイルスの緊急経済対策の一環として国から交付される臨時交付金、これを主な財源といたしまして、私どもの水道事業経営には影響しない形での取組ということで、仕事はこちらでさせていただいたんですけれども、お金は一般会計のほうから頂戴するという形で、経営には関係ないところでさせていただいたというところです。 いろんな考え方があるかと思うんですけれども、当時は、やっぱり外出の自粛であったりとか、それからいろんなことがあって、家計への影響であったり、事業者にとっては営業の自粛等の関係で経営を圧迫するとか、やはり経済性の求められるところが大きかったのではないかと思われます。 今後、じゃ、この第3波とか受けてどういうことが考えられるのかと、今具体的にどうしていくとかいう方針、私どもの水道事業者として何かビジョンを持っているということではございませんけれども、今後の世の中の状況を注視しながら、必要なことがあれば対応していかなければならないということかなというふうに思います。 ◆1番(滝勝弘君) 健康、医療の分野だとかそういうことを、日常からなんですけれども、部門を飛び越えて勝手なことを言えないという思いがあるかもしれないけれども、やっぱりそれでも水道を提供する、そして水道法の目的が公衆衛生の向上なんですから、私は手を洗うということについて、寒い中ですから、私は今日も寒かったので冷たいなと思っていましたけれども、必要なところではそういう時期だなと思ったもので、そういうことを言わせていただいたんです。 では、審議会に戻ります。 いまだ新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、令和3年度、つまり来年4月の料金改定、値上げを実施することは難しいとのことですけれども、それは当然だと思います。水道料金を気にせず手を洗おうということだと思うんです。 あと水道でもう一つ、今年度は上下水道の組織改編、さらに水道庁舎内の引っ越しで大変だったと思うのですけれども、ホームページもそれにつれて整備をということを先日口頭でお伝えしました。 そこで、今日のこの津市上下水道事業経営審議会について、今回の質問のため調べた際に、市政の審議会というところからでないとたどり着けなかった。水道から入っていくとたどり着けなかったわけです。昨日見てみると水道のページに場所だけもう既に用意してもろうておるみたいですけれども、何が言いたいかというと、今、津市の上下水道事業が何を考えているのか、何をやろうとしているのかということを市民から分かるように、ホームページのほうも準備していただきたいということを申し上げて、それについてはどうですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎上下水道管理局長(浅井英幸君) 審議会の件も上下水道のページから閲覧できるようにということでリンクを作成して、読みやすい、見やすいようにさせていただきたいと思います。 ◆1番(滝勝弘君) じゃ、それで次の質問に移ります。 2点目に、三重短期大学の学生についてであります。 6月議会で、経済的に苦しい学生がいるという状況を基に、学費について質問しました。そのときは、大学としての施策をお聞きした質問でしたけれども、今日は講義について質問いたします。 三重大学ではオンライン授業と言っていますけれども、三重短大では遠隔授業が行われています。始まった頃は、学生も先生も初めてのことなんですけれども、私がお話を聞けた学生、今年入学した1年生なんですけれども、とにかく戸惑ってみえました。そのようなスタートから前期が終わり、夏休みもほとんどなくすぐ後期が始まり、そして、今年度の終わりや来年度を見据える季節になりました。 そこで、遠隔授業の状況はどうか、学生の受け止めはどうか、また、来年度に向けて考えていることや準備していることはあるか、お聞きします。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) まず、遠隔授業の状況についてお答えいたします。 本学では、現在、対面授業と遠隔授業を併用しながら授業を行っております。このうち特に遠隔授業につきましては、通信に係る学生の負担がより少なくて済むよう、オンラインで事前に教員が用意しました講義音源及び資料をパソコン等で学生が各自の時間に応じて受信するオンデマンド型を中心に、必要に応じましてビデオチャットをライブでやり取りするリアルタイム型を併用する形で行っております。遠隔授業全体の中で、このオンデマンド型の授業が90%程度となっております。 一方、対面授業でございますけれども、教室の収容人数の50%を目安に受講者人数及び実験等の講義形式を勘案しながら導入しておりまして、現在、全体のおおむね5割程度が対面授業となっております。 また、議員御指摘の改善に向けた取組等でございますけれども、授業につきましては、例年から学生による授業評価アンケートを実施しておりますが、前期につきましても、遠隔、対面である等を問わず、学生に対しまして全科目につきましてアンケートを実施しております。 個々の授業の進め方等につきましては、こうしたアンケートの内容を常勤教員はもちろん、非常勤の先生方につきましても全てフィードバックしながら、引き続き授業の質の向上に努めております。 また、授業も含めまして、学生生活の中で抱いている種々の悩み、相談につきましては、ゼミの担当教員、あるいはクラス担任の教員が毎週90分間設けておりますオフィスアワー、それから臨床心理士による学生相談室において、寄り添いやケアを行ってきておりまして、引き続きこれらの取組を行ってまいります。 先日、学生と座談会を開催いたしまして、直接声を聞き取る機会を設けました。学生からは、先ほど議員御指摘いただきましたように、春の遠隔授業導入当初は慣れるのに少し時間を要したという意見もございました。一方、特に2部の社会人の学生からは、繰り返し視聴ができるので、遠隔によるオンデマンド型の授業はありがたいといった意見も聞かれました。 また、学習方法以外に、遠隔授業でありましても学生間の交流の機会をもっと増やしてほしいという声も多くございました。学生の交流も含めまして、クラブ活動、サークル活動、当初全て自粛としておりましたけれども、8月から感染症対策を確認した上で、活動を徐々に緩和してきているところでございます。 今年、例年11月に開催しておりました大学祭も中止といたしましたので、これにつきましても、現在、学生からそれに代わるイベントを企画したいという声が出ております。短期大学における学生生活2年という限られた期間でありますが、コロナ禍においてできるイベント、学習支援等、学生の思いに寄り添って少しでも実現できるよう支援をしてまいります。 なお、来年度以降の授業につきましては、まだまだちょっと新型コロナウイルス感染症の行方が見据えられませんので、状況を見ながら、できる限り対面を取り入れながら授業を実施していきたいと、現在のところ考えております。 ◆1番(滝勝弘君) 座談会をそういえばやったと言ってみえたかなと思いますけれども、何人ぐらいの参加だったんでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 3密を避けるということもございまして十数名、各学年、それから各専攻ばらつきのないように学生の参加を求めて、1時間少しですね、意見をたくさん集約いたしました。 ◆1番(滝勝弘君) 私も直接学生の声を聞きたいと、先日、大学の前で何人かの学生に講義の満足度、遠隔授業と対面授業それぞれどうかということで聞いてきたんです。 アンケートに答えていただいたのは18人、2年生が多い時間帯でした。100点満点でざくっと点数をつけてもらったところ、遠隔授業の平均点は67点、対面授業の平均点は84点でした。もっと厳しい声もあるかなと思ったんですけれども、2年生だからか、三重短大の講義に好意的な声が多かったんです。 遠隔授業の問題点として、ある団体が春に行ったアンケートの項目を参考にさせていただいて選んでもらって聞いたところでは、集中が続かないというのが6人と多く、ほかに先生と対話、質問しにくいというのが目立ちました。 また、後期になってクラスルームという仕組みになって、それがとてもやりにくくなったという人とか、先生からの配信が遅れると予定が狂うといった方もみえて、しかし、一方で自分の都合でできるのでありがたいですという、そういう方もみえました。 先生方も講義の準備がこれまでと勝手が違って時間と労力がかかり大変とは思いますけれども、来年度に向けて学生の満足度を上げるよう、そして、魅力的な三重短大となるよう準備を進めていただくようお願いします。 続けて、(2)です。 同時に学生で心配なのは、コロナ禍の下、就職ができるかということです。新聞報道によると、大学生の就職内定率は10月時点で7割に届かず、短大生と専門学校生はいずれも過去最大の落ち込みを記録したと、そういう記事も見ました。 三重短を来春卒業する学生の就職状況、また今年の就職指導ですけれども、リモート面接が増える中で、どのように大学として取り組んできたかをお伺いします。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 今、議員にも一部御紹介いただきましたけれども、全国的な就職状況につきましては、令和2年11月17日付で文部科学省と厚生労働省により発表されました令和2年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査によりますと、全国の大学等の就職内定率は67.1%、このうち短期大学につきましては就職内定率27.1%で、前年度同期比で13.5ポイントの低下となっておりました。 本学の現在の状況でございますが、11月末時点の本学の学生の就職内定率は55.2%で、昨年度の同時期の64.8%と比較いたしますと9.6ポイント下回っている状況でございます。 また、就職活動への支援でございますけれども、従来からの就職支援に加えまして、今年度学生専用ホームページへの就職準備対策用の動画3本を公開し、オンラインを活用した求人情報の発信、また、感染症への対策を行いながらの個別の対面での就職相談、また、対面オンラインによる採用面接指導等を実施してまいりました。 今後も、教職員が連携して学生に寄り添いながら、1人でも多くの学生が社会に羽ばたけるよう求人情報の提供、就職試験の指導、メンタル面でのケア等に一層努め、就職活動の支援を行ってまいります。 ◆1番(滝勝弘君) さっき申し上げた私のアンケート、その他の自由記述の中で、アルバイトができなくなって不安という声もありました。引き続き学生にしっかり寄り添う、それが強みとなる三重短大であってほしいと申し上げて、次の質問へ移ります。 3点目に、コロナ禍の下での市の施設の使用料についてです。 市の施設というと種類があり過ぎですので、市民センター・会館と市民部管轄のものに絞って質問します。 人と人との距離を取らなければならないとか、3密を避けるということで、先ほども少人数学級の議論が佐藤議員からされましたけれども、人と集まることをしようとすると、これまで使っていたより大きい会場に変更しないといけないと。それが施設を借りるということであれば、その分値段が高くなるということが、緊急事態宣言解除後、人々の活動が再開する中で問題になっていました。 何とかならないかという声をお聞きしていて、そういった声に応える施策はなかった中、9月議会の令和2年度一般会計補正予算(第7号)、文化芸術活動等支援事業として、定員の制限等でより大きなホールなどを使用しなければならない場合においては、その使用料の負担も大きくなるので支援するというものが出ました。 文化振興担当のところではそのように考えてくれたと思いつつ、他の施設についてはそのような考え方の施策が出ていません。ホールより小さい市民センターなどの使用料を減額することについて、いかがでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎市民部長(武川明広君) 市民部が所管いたします市民センターや会館におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を理由とした予約の取消しについて、新型コロナウイルス感染症拡大を防ぎつつ、利用者の御負担も考慮いたしまして、使用料の全額還付をしてまいりました。 また、これまでも地域を基盤とする自治会や消防団、老人クラブなどの公共的団体の使用料は全額免除としておりますし、地域のコミュニティ活動を目的とした団体やサークル、グループの使用料は半額免除の措置をしておりまして、全体の利用件数からその割合を示しますと、全額免除が27%、半額免除が71%、合わせまして98%ということで、ほとんどの御利用が減免による利用となっております。 市民センターや会館は、比較的少人数で団体登録をいただいていること、地域活動の団体は減免をさせていただいていること、使用料も比較的安価に設定をさせていただいておりますこと、こうしたことから、使用料につきましては現状を維持してまいりたいとこのように考えております。 ◆1番(滝勝弘君) 文化のほうと目的が違うということが言われるのかなと思っていたんですけれども、違う言葉で言われましたけれども、文化のほうは維持していかなければならない、盛り上げていかなければならないというわけだと思うんですね。 それは、市民活動だって同じだと思うんです。市民活動だって盛り上げていかなければならない。盛り上げていかなければならないというのに、今、御自分で言われましたけれども、もう既に決まったというか、公的な団体であったり、半額免除であったりする団体がほとんどというか98%ということは、それ以外の市民的な広がりがないという状態を表していませんか、今の数字はと思うんです。 なので、そうでない市内の違うところに住んでいて、市の中央というか、どこかに集まってという、そういう減免対象にならないところを広げるということも、これは一般的に必要なことであると思うんです。 文化ホールを借りるまでではないので、それに次いで広いスペースである市民センターホールかなという市民にとっては、文化ホールなら支援があって、市民センターはなしというのは、市の担当部局が違うんですでは答えにならないと思うんですね。市としてそこは統一されるべきであろうと思いますけれども、市民センターに広げていく気はということですけれども、ちょっと時間があれですので、そういうことも思いますけれども、市民の負担が新型コロナで増えている場面というのは市のいろんなところであると思うんですけれども、ここも負担が増えているところですよと申し上げて、次へ進みます。 続けて4点目です。 4点目は共同浴場さくらゆについてのことを質問しようと思っておりましたけれども、先ほど青山議員のほうからかなり詳しく言っていただきました。 私がこれについて知りたかったのは、公共施設の修繕の発注方法はということで、制度を知りたかったんです。調達契約課のほうではどういうことかということ、これも青山議員の質問の中で答えてみえました。 けれども、もう一つ違う角度というのがあって、監査ですね。監査委員は3月議会の監査結果報告の中で、修繕について指摘をされていますけれども、それはどういう観点だったか説明ください。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎監査委員(大西直彦君) 令和元年度の監査結果における修繕の分割発注に関する指摘をいたしました。 これは、一括して発注することができると思われる修繕において、津市契約規則第9条第6号に定める予定価格が50万円以内の場合に締結することができる随意契約により分割をして契約をしたものがありました。 修繕の内容及び工期を考慮すると、一括して発注することができなかったとは言い難いものと考えるため、予算の適正かつ効率的な執行を確保する観点から、修繕の契約方法を見直されたいというものでございました。 ◆1番(滝勝弘君) これは農業用関係のものでしたかね。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎監査委員(大西直彦君) 農業の関係のものもありましたし、ほかにもあったかと思います。 ◆1番(滝勝弘君) 今回話題に上っていたところ、例えばさくらゆだけではなくてほかでもあったということが、今年の3月のところで言われているわけですので、ほかの議員からも言われているように、組織ぐるみではないかというふうにもなってくるわけです。 さくらゆの事例については先ほど言われたとおりでありまして、営繕の立場からどうなのかということも私思っておりましたけれども、それも先ほど建設部長のほうから、そういうことあり得ないという話もありました。 今議会で長谷川議員から始まって何人もの議員からこの一連の問題について総論、またさっき各論ということで、それぞれ質問がされました。このようになった組織体制の問題はどこにあったのか、公平・公正であるべき市役所の仕事がどこで崩れてしまったのか、また、各部門において今議会で取り上げられたもののほかに問題はないか、早急に市民に明らかにしていただくことを求めます。 あと、もう一つ続けてですけれども、さくらゆは清潔感のあるお風呂です。使われている方には大切なお風呂だと思います。一方で、津市営の温浴施設として一番距離が近いのはあのう温泉です。この2つはもちろん位置づけが違いますし、お湯もあのうは温泉だし、建物も同じ大きさじゃない、延床面積で安濃交流会館のほうが4倍大きい、1日の平均利用者数はさくらゆ100人程度で、あのう温泉が170人程度、しかし、これは営業時間がさくらゆは夕方から6時間で、あのう温泉が朝から11時間ですから、違うというか、計算はしませんけれども、別物だというのもあるかもしれませんけれども、それでも施設修繕料を見ると、さくらゆはこの5年平均で年間332万円、あのう温泉は平均年239万円です。 修繕というのは壊れたから壊れたところを直すと。それはそうだと思うんですけれども、4倍大きい建物、そして温泉を流す建物の修繕費が令和元年度は、この年度はあのう温泉のほうで屋上防水とトイレ洋式化という入札ものがあったもんだから多かったんだけれども、それを引けば、毎年さくらゆのほうが多い。それ以前4年間はさくらゆのほうが100万円多い。100万円というのは約1.4倍多いということになるわけです。 あのう温泉の実態というのは、この間11月13日から19日まで不具合で休業していまして、20日から再開したんだけれども、それでもシャワーが十分温かくならないという状況が、実はつい先日まで続いていたんです。そう表示して営業していましたけれども、私が見たときには、それ見て何だということできびすを返して帰っていく方もみえました。あのう温泉にもきちんと営業できるよう、修繕の予算を認めるよう財政にも求めて私の質問を終わります。(拍手) ○議長(加藤美江子君) 以上で滝議員の質問は終了いたしました。 説明員入替えのため暫時休憩いたします。     午後2時49分休憩     午後2時52分開議 ○議長(加藤美江子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 倉田議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は、1回目から自席での答弁を許可いたします。 倉田寛次議員。     〔34番 倉田寛次君 登壇〕 ◆34番(倉田寛次君) 議長の許可をいただきました。順次質問に入ります。通告どおり質問に入ります。 まず1点目、過疎地域自立促進特別措置法の今度改正により、これは昭和45年に制定され、俗に言う過疎法というのが認められ、国会で承認されました。それからずっと約50年間近く継続され、現在に至っております。ただ、名前は少々変わりましたけれども、今現在は過疎地域自立促進特別措置法ということで平成12年に名前が変えられ、そのまま現在に至っております。 ただ、これ普通であれば10年、議員の時限立法でありました関係で期間が定められておりました。ところが、いろんな東日本大震災等々の影響を受けて、延期延期ということで延びまして約52年間、現在に至るわけでありますけれども、この過疎地域自立促進特別措置法というのが来年3月31日で廃止されるというふうな話も聞いております。 また、それに伴い、一昨日の朝日新聞でも出ておりました。もし廃止になったところ、要するに過疎ということが一部過疎を含めて過疎を卒業した場合は経過措置というのがございまして、それが例年今までですと5年間ぐらいの経過措置だったんですが、今度は新型コロナウイルスの関係も含めまして、6年から7年ぐらいになるんじゃないかというふうな話も新聞に出ておりました。 そういう関係で、今、津市の財政力指数が0.71であります。これでそのまま継続して過疎法を美杉のほうに適用するとなれば、0.5以下でなきゃならんというふうな取決めもございます。 そういうことからいって、この問題につきましては、7月19日だったと思うんですが、前葉市長が田村代議士と面談されて、そういうお話もしていただいたと伺っております。もし差し支えなければ、そのときのお話などをちょっと聞かせていただきたいと思います。お願いします。 ○議長(加藤美江子君) ただいまの倉田議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 7月19日、田村代議士とこちらの事務所で田村代議士にお目にかかって、この過疎法の延長の中で、一部過疎の仕組みをできる限り財政力指数等、我々にとって一部過疎に残れるような、そういう形で制度を仕組むことはできないかというお願いをしてまいりました。 田村代議士からは、一部過疎の仕組みを維持したいという意向は理解できるものの、過疎法の長い歴史の中で、それから、平成の合併後15年たとうとする中で、一部過疎を未来永劫維持していくのは簡単ではないので、情報をできる限り収集しながら対応を取るというようなお話でしたので、正直なかなか厳しいのかなと。なかなか難しそうだなという感じがいたしました。 代議士と申しましたのは、これ議員立法でございますので、議員の中で議論がその後続いておりますが、その後、財政力指数の要件が下がりそうとか、そういう我々にとって好ましい情報はその後も届けられていない残念な状況でございます。 ◆34番(倉田寛次君) ありがとうございます。 非常に厳しいような状況でございます。それに伴い、11月20日、全国過疎地域の協議会の総会が東京で開かれたと伺っておるんですが、そのとき美杉総合支所長が参加されておりました。その内容はどの程度だったですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 11月20日に開催されました全国過疎地域自立促進連盟の定期総会及び新過疎法の制定の実現の決起大会に出席してまいりました。 その中で、特に決起大会におきましては、議員立法ということもございますことから、来賓として各党派の国会議員の御出席がありました。 その御挨拶の中では、もちろん新過疎法の制定にはしっかり取り組んでいただくとのことでございますが、一方で、要件により一部過疎も含めまして過疎地域から外れる団体が生じる場合は、相応の経過措置を検討するという旨の御発言もございまして、津市も含めまして一部過疎地域が無条件で継続されるのは難しいのではないかとの感触を得ました。 ◆34番(倉田寛次君) 本当に市長のお話、また総合支所長の話も聞きますと、非常に難しい地点に立っておるんじゃないかと思います。 それで、もしこの一部過疎が認められないそのときになれば、その経過措置、新聞にも書いてございましたけれども、今までは5年間の経過措置が認められておりました。今回も何とかそちらで認めていただけるんじゃなかろうかとは思っておりますけれども、そのときの割合、今までの割合をちょっと教えていただけますか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 現行の過疎地域自立促進法における経過措置でございます。直近3か年の過疎債発行額の実績を平均しまして、それを上限額としまして1年目、2年目は100%、3年目は80%、4年目70%、5年目50%ということでございました。 ◆34番(倉田寛次君) これが一昨日の新聞ですと、6年から7年に延長されるということになれば、若干割合は変わってくるんだろうと思いますけれども、1年目、2年目、今までの前例でいきますと100%ということであります。 したがいまして、私ども美杉地域にとりましては、この過疎というのは津市と合併して以来お世話になっておるわけなんです。また、いろんなことに関しましても、過疎法といえども優れた割のいい起債であります。したがいまして、そのときに、ごみの最終処分場にしましても、地域の要望、また、それに対するいろんな事業というのはまだまだ残っておると思うんです。 それに対して、ただ、もうあとこれ入れると3か月少々しかございません。それに対して、美杉総合支所は、もしこの過疎法が適用されなかったときの計画というのは立てておるんでしょうか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 新たな過疎計画に、美杉地域の課題解決と発展に必要な事業をしっかりと盛り込むように努力をしてまいります。 ◆34番(倉田寛次君) あんまり言うてもちょっとどの事業がどうなっとんのやというふうなことを言うてもなかなかピンとこないんかなと思いますけれども、いろんな事業がまだまだたくさん残っております。そういう面で、また市長におかれましても、国のほうへ何とかお願いしていただくような形をぜひとも取っていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 そういう面で、じゃ、もし廃止になったときのことを考えて、次の計画、いろいろな等々も大変だろうとは思いますけれども、頑張って耐えて、今までの継続事業を最優先していかなならんだろうと思いますけれども、そういうところも。 ただ、その計画、うちの財政に出したと。うちの財政課のほうに持っていったら、こんなもんまだまだ先の話やとぽんと蹴ってというようなことも多々あったように聞いております。 ただ、今回は時限立法で、これ100%というのが2年続くんか、3年続くんか分かりません。ですから、そういうところも考慮していただいて、よろしくお願いしたいと思いますが、財政のほうどうですか。御答弁いただけますか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 今、過疎法の適用の状況非常に厳しいということで、経過措置もあるわけですけれども、いろいろこれまで継続していっておる事業もあります。そこも踏まえて、それから経過措置の状況も踏まえて、全く同じですよということにはなかなか難しい部分もあるんだと思いますけれども、そこら辺は総合支所とどれを優先していくかとか、そういうことも議論になるかと思うんですけれども、そういったことを含めて協議をしていく、そういうような形で対応してまいります。 ◆34番(倉田寛次君) じゃ、次まいります。 GIGAスクール構想の進捗ということで、これは今までの議員がちょっと聞いておられます。ちょっと角度を変えてお伺いいたします。 もうLAN工事のほうも46校か何かもう済んでというふうな話も聞きました。それで、ちょっと伺いたいのは、このタブレットの納品も来年の3月までにはもう済むということですね。 ただ、それに対しましてちょっと思ったことが、ICT支援員の業務委託で入札があったと思うんです。この入札に何者が応札されたのか、ちょっと教えてください。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今の御質問でございますけれども、指名競争入札に当たりまして、選定させていただきました業者数としては37者、入札に参加していただきました方につきましては2者が御参加いただいております。 ◆34番(倉田寛次君) 2者参加されました。それで、これは教育委員会から出ておる仕様書を見ますと、GIGAスクール支援員と書いてあるんですね。支援員の募集ですね。これで支援員という限りは、認定書か資格書を持ってみえる方なんでしょうか、ICTの。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今回委託させていただいておりますこの件につきましては、仕様書に基づくものをやっていただくということを条件としておりまして、今、議員がおっしゃっていただいたICT支援員の有資格というところまでは求めておりません。 ◆34番(倉田寛次君) いやいや、求めていないというて言うている割に、津市支援員の要件とか、支援員という名前を使っておるんですよね。支援員と使う限りは、例えば普通ですと、簡単ですと、4トントラック運転手とか募集、そういうふうな例で書いてはあるんですけれども、あなたところも、支援員として募集されたわけでしょう。じゃ、これ専門のところですか、それとも単なる人材派遣のところですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 業者選定につきましては、人材派遣を希望している業者のほうへお声がけしております。 ◆34番(倉田寛次君) なぜこういう認定書を持った人を雇わなかったんですか。別にさっきからずっといろいろ先輩の質問なんかも聞いていますけれども、えらい何事にしても無関心なような感じで、前向きさ、今のような方々の答弁も聞いていますけれども、前向きさが全然感じられないんですよね。 この資格書持っている方、三重県に何人おられるんですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今おっしゃっていた有資格の方ですけれども、三重県内で21人いらっしゃるというふうに確認しております。 ◆34番(倉田寛次君) あなた方言うのは、資格がなかってもいいとよく言われるんですけれども、以前もお伺いしたときは、そんな資格みたいなん要らんのやと、うちのほうでやっていくからというふうな話でした。以前の質問のときにね。 けども、これも国から交付金が下りたりしておる事業なんですよね。それについて、だから、ここに書いてあるGIGAスクール支援員というというふうに、これを募集しておるんやから、資格を持っておる人を募集するのが本当やと思うんですね。 探したけれども、たまたまおらんかったと、よう探しきらんかった。また、お願いに行ったけれども、来ていただけなかったというようなことがあったんでしょうか。ただ単なるもう何もなかってもええやないかと、そういう形でこれを募集されたんですか。当然こんな資格のあるものを人材派遣に頼む自体もおかしいんやけどな。 だから、あなた方教育に携わる者として、じゃ、子どもさん、児童、学生はどうでもいいわけか、教育というものは。真剣に考えたときに、たとえ1人でも2人でも何とかこの支援員をきちっとした人を雇って、それから後補助的に、まあまあ資格はないけれども、レベルの高い人に来ていただこうやないかと、将来子どものためにというのが普通でしょう。なぜこれができないのか。安かったらよかったのか。 これ入札見ると、1日当たり幾らという計算になっていますね、お一人当たり。2万2,000円です。2万2,000円で、安けりゃいいということなんですよ、ですから。どんな資格がなかっても何でもいいから来ていただいて、この人数は何人来ていただいたんですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今回派遣いただいている方、毎日10名の方に来ていただいております。 ◆34番(倉田寛次君) 10名が12名、大方入れると十二、三名になってくるんだろうと思いますけれども、その方を、じゃ、先ほどの答弁ちょっと聞いておったんですが、指導主事がある程度は最初は教えていると。教える能力があるんやったらその人が教えたらどうですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今、議員おっしゃっていただきましたように、当初は私どものそういった情報教育にたけた者が指導していくということであったわけでございますけれども、やはり学校のそういった今回のGIGAスクール構想を進めていく上では、やはりサポート支援員を配置することが必要だろうということで、9月補正で予算のほうお認めいただいたところでございます。 ただ、議員おっしゃっていただいている資格のほうでございますけれども、今回につきましては、私どものほうで仕様書に書かせていただきましたのが、先生方がタブレットを使っていただく講習するときの支援でありますとか、あるいは授業中に例えばお子さんのほうのタブレットを使うところを支援されるとか、そういったサポートをしていただくということで、今回につきましては有資格の方まではということで判断させていただきまして、有資格のほうは条件には付さなかったというところでございます。 ◆34番(倉田寛次君) だからね、資格のある方を最初から探す気がなかった。ただ来てもうたらよかったということやわな、今の話聞くと。そうすると、どうでもいいいうことかな。 もう端的にしてくれる、時間もそうやで。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 申し訳ございません。 議員まさにおっしゃっていただいているように、有資格者の方であればそれなりにそういった勉強をされて有資格を持っていらっしゃいますので、そういう方であれば当然効果があろうかというところも思うんですが、やはり県内で21名というところもございますので、なかなか厳しいのではないかということで判断いたしました。 ◆34番(倉田寛次君) いやいや、だから、有資格者の方を探して来ていただくようにしたのか、最初からもうその気なくして、資格なかってもいいやん、来てもうたらいいやないかという考えやったんか、どちらですか。イエスかノーか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 人材派遣のほうへ募集させていただいた段階で、有資格者の方までは考えていなかったというところでございます。 ◆34番(倉田寛次君) だったら、これ補助金もうとって、子どもさん、この方に教えていただく、その方有資格者の方でもあれなんですけれども、学校の先生にやっぱりある程度教えるわけなんですよね。じゃ、これなかってもよかったんじゃないですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) 資格があれということをおっしゃっていただいて、どうもありがとうございます。 私ども、まず一番の今回のICT支援員を何とかいただきたかったというのは、この半年間で、この4月からICT端末を使っていくに当たって、まずは教職員の士気を高めたいというふうなことで、私ども指導員、指導主事だけでは69の小・中学校、義務教育学校を回るというのは非常に困難でございますので、そういったICTの操作が説明できるであったりとか、学校教育に対する関心を持って児童・生徒とコミュニケーションをしっかり取れる方であったら、十分私どもの思っていることに対応していただけるというふうなことでお願いをさせていただきました。
    ◆34番(倉田寛次君) 士気が高まるというのは、今、じゃ、士気低いんですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) 士気が低いということではなくて、やっぱり個人差がございますのでということでございます。 ◆34番(倉田寛次君) 個人差はいろいろあろうかと思います。そやけども、これもう決まってしもうたんやで、今さら言うてもという。 ただ、こういうもんでも、以前副市長言うたわな。きちっと何事も入札して参考資料も取ってちゃんとやってくれよということを前言うてあったんやな。 これGIGAスクール構想の支援員やもんでまだいいんやけれども、次のほういきますけれども、次のほう聞きたいんやけれども、無線LANやらいろんな工事が終わりました。終わったわけじゃない、発注されています。この仕様書の中に、なおAT、フロアスイッチ等の機器については、発注者が別途支給する別紙に挙げる機器を使用することとすると。 ということは、入札も何もかもしないで、教育委員会が決めた物を使うという理解でよろしいんですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今、議員おっしゃっていただいたその機器につきましては、現在教育ネットワークのほう、業者のほうが保守委託しておりますけれども、そのネットワークのほうに今回GIGAスクールの無線LANを接続することになりますので、一体的な保守、こういったものが必要になってまいりますので、それに必要な機器を選定するということで、その機器をつけていただくということで仕様書に書かせていただいております。 ◆34番(倉田寛次君) いやいや、それはそうやって言うのは誰でも言うんさ。話聞きますと、来年度の9月で今使っている機器もリースか何かで切れるというふうな話聞いています。 それでもって、時間の関係でちょっとはしょりますけれども、この機器を発注者が別途支給すると、この会議はどうやったんですか。これをするのには随分金もかかっています。これ恐らく2億円強の随意契約なんですよ。頼んだところは広島県でも事件のあった会社なんです。そういうところにあんた方は頼んでおるんです。 ほんで、なぜかと聞いたら、今使っている機械が、このフロアスイッチ等々がそこのメーカーやったと。これはアメリカのシスコ社ですね。日本にもいろんなメーカーありますでしょう。既存のメーカーがもし故障したときに、保証の問題とかそんなんがあるからいうような理由を言うてみえたけれども、だから、これを普通ならばこんな2億円もするような随意契約していいのやろうかと考えるのが普通と違う。競争性というのはどこにあるんですか。 じゃ、既存のやつが仮に50台あるとしましょう。今回入れるのは何台ですか。それを考えたときに、これ機械代もそうなんです。随分値段があってないような形でできてますな。よそのは30万円、40万円、そのぐらいするような機械でも、ここは7万円、8万円と入れています。安いのは結構ですよ。安いのは結構ですけれども、きちっとした入札等々もした上での安くなるなら、これは私何も言いません。けども、頭から随意契約と、50台ばかし機械が残っているから、それに合わせようやないかと。 だから、いやいや待てよと。そんなことしたらちょっと具合悪いわ。一遍ちょっと参考見積りでも取って、全体が上がったらどうやというふうな話も出やんかったんか。出なかったんでしょう。出たんですか。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今、議員おっしゃっていただいておるこの随意契約で行った部分でございますけれども、これは現行の教育ネットワークを活用していく上で、それをどうやってこの無線LANを使えていくかということになりましたときに、現行の教育ネットワークの実態的な保守が必要だったということで今回させていただいております。 ◆34番(倉田寛次君) これ書いてあるのはそうですね、これ基幹スイッチがこのメーカーでされたのが、メーカーじゃなくてここの会社、NTTなんですが9万4,000円、あとテクノバン株式会社というところ、これは参考ですから39万7,000円、あと、もろもろとネットで調べますと大体40万円前後するような機械なんです。 じゃ、この機械の本体は一体幾らなんですか。これには恐らく工事費から何から何まで含まれておるんでしょう。どうなんですか。もう時間ないで。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今おっしゃっていただいた基幹スイッチ、定価のほうでございますけれども、本体価格につきましては45万9,000円ということでございます。 ◆34番(倉田寛次君) 45万何ぼもするような物が、これ話聞くとライセンス料から何から何まで含めた金額で9万4,000円、書き方が悪い。ほかのところは薄い字で書いて、ここの自分たちの頼んだところだけ太字で書いてあんねん、これな。何も、しかもさも安いやろうというようなことで書き方してる。これ自体がこれはおかしいんと違う。 もしあれなら、既存の物が入っているなら、既存の物の型式でそこの会社、シスコやったらシスコの型番ここに書いてあるんですから、その型番で一斉に参考見積り取ったらよかったんじゃないですか。副市長、どうなん。この間取るような話もしておるのに、全然これ何にも言うこと聞いとらへんやん。 ○議長(加藤美江子君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) 支援金のパソコン等は、きちんと委員会つくってやらせていただきました。 あと、これについては、既存のネットワークと新しいネットワークの多分比較検証の中で、こちらになったというふうに私は思っております。 ◆34番(倉田寛次君) 時間ないで、あれやけれども、これからきちっと参考見積りや見積り、競争性を出した入札もきちっとすること。 ○議長(加藤美江子君) 倉田議員時間です。終了してください。 ◆34番(倉田寛次君) ありがとうございます。(拍手) ○議長(加藤美江子君) 以上で倉田議員の質問は終了いたしました。 以上で発言通告による議案質疑並びに一般質問は終わりました。 これをもちまして、議案質疑並びに一般質問を終了いたします。 ただいま議題となっております承認第7号及び議案第97号から第118号までの各議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 これをもちまして、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 12月10日、11日、14日から18日まで、21日及び22日は、各常任委員会の付託議案審査並びに議事整理のため休会いたしたいと思います。 御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤美江子君) 御異議なしと認めます。 よって12月10日、11日、14日から18日まで、21日及び22日は、休会することに決定いたしました。 なお、12月12日、13日、19日及び20日は、休日のため休会であります。 12月23日の日程は、各常任委員会へ付託いたしました各案の審議などであります。 本日はこれにて散会いたします。     午後3時24分散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             津市議会議長   加藤美江子             津市議会副議長  藤本ともこ             津市議会議員   滝 勝弘             津市議会議員   杉谷育生...