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06月17日-04号

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  1. 津市議会 2020-06-17
    06月17日-04号


    取得元: 津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    令和 2年  6月 定例会(第2回)          令和2年第2回津市議会定例会会議録(第4号)           令和2年6月17日(水曜日)午前10時開議     --------------------------------             議事日程 第4号第1 報告第13号から第26号まで及び議案第50号から第71号までの議案質疑並びに一般質問、委員会付託    村主英明議員    川口和雄議員    長谷川幸子議員    田中千福議員    安積むつみ議員    杉谷育生議員     --------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程第4号のとおり     --------------------------------          会議に出欠席の議員氏名出席議員(33人)       1番 滝 勝弘君        2番 竹下幸智子君       3番 渡辺晃一君        4番 岡村 武君       5番 安積むつみ君       6番 堀口順也君       7番 藤本ともこ君       8番 長谷川幸子君       9番 小野欽市君        10番 八太正年君       11番  欠席          12番 岩脇圭一君       13番 佐藤有毅君        14番 青山昇武君       15番 加藤美江子君       16番 西山みえ君       17番 吉田博康君        18番 伊藤康雄君       19番 杉谷育生君        20番 大野 寛君       21番 坂井田 茂君       22番 田中勝博君       23番 村主英明君        24番 龍神啓介君       25番 田矢修介君        26番 田中千福君       27番 岡 幸男君        28番 田村宗博君       29番 川口和雄君        30番 村田彰久君       31番 山路小百合君       32番 辻 美津子君       33番 福田慶一君        34番 倉田寛次君欠席議員(1人)       11番 桂 三発君          会議に出席した説明員の職氏名   市長                       前葉泰幸君   副市長                      盆野明弘君   副市長                      稗田寿次郎君   政策財務部     政策財務部長         山下佳寿君             政策財務部次長        上野毛戸いずみ君   危機管理部     危機管理部長         小松雅和君   総務部       総務部長           荒木忠徳君             総務部次長          稲垣篤哉君   スポーツ文化振興部 スポーツ文化振興部長     倉田浩伸君             国体・障害者スポーツ大会推進局長                            小宮伸介君   健康福祉部     こども政策担当理事      福森 稔君             健康医療担当理事       嶌田光伸君   商工観光部     商工観光部長         松田千秋君   農林水産部     農林水産部長         小畑種稔君   建設部       建設部長           濱口耕一君   上下水道事業管理者 上下水道事業管理者      田村 学君   消防本部      消防長            小津直久君             消防次長           佐藤昭人君   三重短期大学    三重短期大学学長       村井美代子君   教育委員会     教育長            森 昌彦君   教育委員会事務局  教育次長           宮田雅司君             学校教育・人権教育担当理事  片岡長作君   監査委員      監査委員           大西直彦君         職務のため会議に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局     議会事務局長         松岡浩二君             議事課調整議事調査担当主幹 鎌田康志君             議事課議事法務担当主幹    江角 武君             議事課議事調査担当副主幹   渥美 博君             議事課主査          麻生香緒里君             議事課主事          小谷章剛君             議事課主事補         森浦健太君     --------------------------------     午前10時00分開議 ○議長(岡幸男君) おはようございます。 ただいまの議員出席数は33人であります。議員定数の半数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 日程第1、報告第13号から第26号まで及び議案第50号から第71号までの議案質疑並びに一般質問を行います。 なお、発言持ち時間は議員1人当たり30分とします。 発言通告がございますので、順次発言を許可いたします。 村主議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は、1回目から自席での答弁を許可いたします。 村主英明議員。     〔23番 村主英明君 登壇〕 ◆23番(村主英明君) おはようございます。市民クラブの村主英明でございます。 発言通告に従いまして、議案質疑と一般質問を組み合わせて質問させていただきます。 まず、議案第50号津市まち・ひと・しごと創生推進基金条例の制定についてお尋ねをいたします。 この津市まち・ひと・しごと創生推進基金条例は、第1条の規定を読めば分かりますけれども、いわゆる企業版ふるさと納税を受け入れるための基金を設置するための条例であります。2016年度に創設されたこの企業版ふるさと納税制度、なかなか伸び悩んでおります。データで見ますと、個人版のふるさと納税との金額比では150分の1と圧倒的に小さい規模でとどまっておりますし、募っている自治体は都道府県と市町村合わせて全国で全自治体の23%にとどまっていると。このように、低迷する本制度を伸ばすために、国は令和2年度税制改正において企業のメリット拡大、それから運用の柔軟化などかなり大胆な制度拡充を行いました。 そういうことを踏まえまして、本議案を審議するに当たっては、本市がこの条例を制定する前提として、津市が企業版ふるさと納税を積極的に受け入れようという方針を明確に立てたのかという点、また寄附の受入れを実現するためにどのような取組を行う考えかといったことを明確に確認する必要があると考えます。 そこで、発言通告に書きましたとおり、本条例の制定に関する企業版ふるさと納税に関する本市の基本的な姿勢を端的にお尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの村主議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 御質問の企業版ふるさと納税でありますけれども、地方創生のさらなる充実、強化に向けて、地方への資金の流れを飛躍的に高める観点から、先ほど議員御紹介ありました令和2年度税制改正において税額控除の割合を元年度までの2倍に引き上げて、税の、いわゆる軽減効果が6割から9割に引き上げられたわけでありまして、本市としても人口減少社会における税収増がなかなか見込まれない中、新たな財源の確保として民間資金の積極的な活用を図り、今年3月に策定しました津市の第2期のまち・ひと・しごと総合戦略に掲げた取組を着実に推進していくために制度の導入を図ったということでございます。 取組の姿勢というか、そのことでございますけれども、現在のところ、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえまして、なかなか企業への直接的なPR、アプローチというのは見合わせている状況ですけれども、市のホームページにおいては制度の紹介、寄附の募集を行っており、企業が本市への寄附をイメージしやすいように寄附の想定事業なんかも見込んでPRを今やっております。 その上で、今後、全国の感染状況、これもありますので、そこら辺をしっかり見込みながら、見極めながら企業へのアプローチを行ってまいりますけれども、やはり企業の方にいかに津市の思いをお伝えして、その上で御支援いただけるかに尽きると考えております。ですので、直接的なアプローチというのが非常に大事かなと思っておりまして、例えば東京事務所もうちはありますので、そちらで企業を訪問する際でありますとか、産業人交流会とか県人会の会合などいろいろ様々な機会がありますので、より多くの企業の皆さんに津市のまちづくりの思いに御賛同いただけるよう積極的にアプローチを行ってまいりたいと考えております。 ◆23番(村主英明君) 御答弁ありがとうございました。 いろんな施策、やるだけでも意味があるというような面もあるわけですけれども、私はこの企業版ふるさと納税というのはそういう考え方にはくみしませんで、やっぱり投資する人件費などのコストを上回る寄附をちゃんと集めて、財政的にメリットがある形でなければ本来はやる意味がないんだというふうに考えています。やる以上、本気で取り組んでいただきたいということを強く要望して、この議案への質疑は終わらせていただきます。 次に、議案第60号津市運動施設の設置及び管理に関する条例の一部の改正についてお尋ねをいたします。 今回のこの条例改正で追加されます津市民テニスコートについては、本市における新しい主要な拠点的スポーツ施設になるものと考えるところですけれども、平成28年3月に改訂されました津市スポーツ施設整備基本構想などではどのような施設として位置づけられ、どのような役割を担う施設となるのかお尋ねをいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(倉田浩伸君) まず、位置づけでございます。 津市スポーツ施設整備基本構想改訂版におきましては、市内にあるテニスコートが小規模で、大規模な大会が開催できないという実態を踏まえ、サオリーナの整備に伴い津市民プールの移転が行われましたことから、当該跡地を活用した新テニスコートの整備検討を行うというふうに位置づけをしております。 それから、また津テニス協会等から、その規模として12面のコートの設置要望も受けておりますし、1会場でのテニスの大会の開催が可能となるよう、本市を代表とするテニスの拠点施設として整備を行うというものでございます。 ◆23番(村主英明君) ありがとうございます。 続けて、関係がございますので、ちょっと通告の順番を変えて、一般質問の3番について続けて質問させていただきます。 ただいまの答弁で御説明いただいた位置づけとか性格を持った施設であれば、テニス愛好者だけではなくて広く多くの市民や関係者によく知ってもらい、愛され、広く利用されることが望ましいというふうに考えます。先ほども御答弁ありましたように、本市を代表するテニスの拠点施設ということで多額の予算を投じて整備するわけですから、市民や関係者の注目度、認知度を高めていくため積極的に取り組むべきではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(倉田浩伸君) 認知度につきましては、これから高めていく必要があるというふうに考えております。今後、関係団体とより連携を強めまして、幅広く市民及び利用者に周知を図ってまいります。具体的には、各種テニス団体はもとより、スポーツ協会の加盟団体にも御協力をいただきまして団体加盟者へのPRのお願い、また広く市民の皆さんに知っていただくように市ホームページの活用などによりまして認知度の向上を図ってまいりたいと考えております。 ◆23番(村主英明君) 注目度、認知度を高める取組の一つとして私が効果的だと考えることは、このテニスコートに愛称をつけることだというふうに考えております。この点については、一昨日、伊藤議員の同様の質疑に対して既に御答弁ございましたので、それを踏まえて申し上げたいことを、ちょっと幾つかデータ調べてまいりましたので、紹介しつつ質問につなげていきたいと思います。 1つは、この議案で改正しようとしている津市運動施設の設置及び管理に関する条例に規定されている運動施設というのは、私が数えたところ全部で57ございました。その名称に着目いたしますと、例えば、テニスコートでいきますと、古道公園内テニスコートといったように施設名称プラス内といったものが21ございます。それから、例えばですけれども、津市一志テニスコートのように地名をつけたものが36。地名も施設名もつけていない運動施設はないんです。つまり、今回、津市民テニスコートというのが追加されることになると、地名も施設名もない初めてのケースになるということが分かりました。 もう一つは、津市はいろいろな施設、公共施設を管理していますが、この設置及び管理の条例を数えたところ119ございました。1つの条例で複数の施設を一括して規定するものもあれば、特定の1つの施設を規定するものもありますが、その後者のほうでちょっと例を紹介しますと、勤労者福祉センター、条例上の名称はサン・ワーク津であります。それから、斎場です。条例上の名称はいつくしみの杜です。津市白山総合文化センター、これ条例上の名称はやはり津市白山総合文化センターですが、その中の施設として、うぐいす図書館としらさぎホールというのは条例の中で規定しています。津市産業・スポーツセンター、これも条例上の名称は同じですけれども、中の施設としてメッセウイング・みえ、サオリーナ、三重武道館というのを規定していると。それから、津市の施設でなくて県の施設ですけれども、三重県総合博物館、これはMieMuという名称で大変親しまれています。条例の中でこの愛称は出てこない。MieMuに問い合わせたところ、県民利用者の皆さんに参加していただくために愛称を募集したと。1か月間公募して、1,000件以上の応募があって、4か月ほど審査などの手続をして決めたと。このMieMuという愛称は非常に成功した例だと思っております。この親しみを持てる名称をつけるというのは、非常に大事なことだというふうにこれらの例から分かると思います。 さらに、愛称をつけるだけじゃなくて、命名のプロセスに多くの市民等の方が参加するということを提案して、見解を質問したいと思うわけです。具体的には、MieMuと同じように公募する、市民投票する、著名な人に加わってもらって選考委員会を立ち上げる、いろんな形が考えられますが、本市出身のテニス選手もいらっしゃるようですので、そういう方に何らかの形で関わっていただくというのはインパクトがあろうかと、そういうプロセスを経て決まって、市民の注目度、認知度が高まれば、これは無形の財産になるんではないかというふうに考えます。 ちょっといろいろ申し上げましたけれども、質問ですが、愛称をつけるプロセスへの市民参加という提案について御見解をいただければ幸いです。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(倉田浩伸君) まず、愛称につきましては、この前も、先般も御答弁させてもらいましたように、施設のイメージが御利用いただく方の中で出来上がってきた段階でいろいろ御意見を聞きながら検討させていただくんですけれども、その折のプロセスにつきましては御提言もございましたので、いろんな形のプロセスにつきましては、これは考えてまいりたいというふうに思っています。 ◆23番(村主英明君) 愛称をつける取組の時期、先ほども伊藤議員の質疑への答弁でもありましたし、今もちょっと繰り返していただきましたが、供用開始して利用される中でというようなお考えというふうに伺っています。そういうやり方もあると思いますが、もし前向きに取り組むんであれば、これはタイミングとしては、果たしてオープンしてからというのは適当なんだろうか、そのほうが効果的かというのは、ちょっと私個人的には疑問があります。例えば、菓子メーカーが新しい新商品を売り出します。売り出して、売行きとか消費者の反応を見てから名前をつけましょう、そういう戦略はちょっと普通は取らないんじゃないかと思うんです。オープンまでの期間に盛り上げていくというは非常に大事なので、そこにうまく戦略的に使っていただければと思います。 開業は来年の5月、まだ10か月ございます。いろいろお忙しいと思いますけれども、関係団体とかテニス愛好家も多分協力してくれると思いますので、この時期については、MieMuの例なども参考にしていただいて、よく検討していただければと思います。あえて、ちょっと答弁は求めずに次へいかせていただきます。 続いて、議案第69号令和2年度津市一般会計補正予算(第4号)について、2点通告をさせていただいております。 まず1点目です。避難所における新型コロナウイルス感染症対策については、もう既に何人もの議員が質問を行われておりますので、内容の重複を避けながら質疑をさせていただきますが、この補正予算第4号に計上されている指定避難所等管理運営事業新型コロナウイルス感染症対策についての質疑ですが、議案概要説明書の16ページには、市内全ての避難所への新型コロナウイルス感染症の感染防止に係る物品購入費などの計上というふうに記載されています。1,000万円という物品購入費では180か所ある指定避難所等の収容人員を全てカバーすることは明らかに不可能だと思うわけです。 そこで、通告内容に戻るんですが、この事業による整備備品は全180か所ある指定避難所等においてどのように配備、活用するお考えかということについてお尋ねをいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 配備する物品のうち、マスクや手指消毒液、ハンドソープなどの感染防止の基本となる物品につきましては、全180か所の避難所等に一定数量の配備を行います。また、非接触式体温計につきましては各避難所に1個、簡易間仕切り段ボールベッドにつきましては、体調不良者等への対応として、避難所の規模を考慮の上、過去の災害における避難実績等も踏まえまして、開設回数や避難者数が多い避難所に対しまして効率的かつ効果的な運用が図れるよう重点的に配備をすることといたしております。 ◆23番(村主英明君) ちょっと追加してお尋ねしたいのは、この補正予算成立しますと1,000万円で物品購入に取りかかられるということになると思いますが、できるだけ早く、早急に配備しないと、いつ梅雨の大雨とか台風とかやってくるかも分かりません。地震もやってくるかも分かりません。せっかく補正予算組んだのに、まだ何か月も物が届いていませんというのではいけないと思うので、補正予算成立した後、どのくらいの期間に予算措置をした物品、全量配備が完了できるか、その見通しについてお尋ねをいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 段ボールベッドにつきましては、取り扱う業者に確認いたしましたところ、補正予算計上時に伺った時点ではおおむね1か月程度で納品できるとの回答をいただいておりますが、その他の物品につきましては早急に配備できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
    ◆23番(村主英明君) あまり具体的な御答弁ではないんですけれども、恐らくコロナ関係で全国の自治体が似たような取組をしている中で、需給関係が逼迫すると思いますが、ぜひそこはしっかりと早期の調達に取り組んでいただければと思います。 その物品の中の、特にちょっと私申し上げたいのは、簡易間仕切りとか段ボールベッド、こういったものについては国が定めた指針がございます。避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針、この中で重要なアイテムとして位置づけられていますし、本市の地域防災計画でもその指針を踏まえたものとなるよう努めますというふうに書かれているわけです。私が、昨年12月12日の総務財政委員会で質問した際の危機管理部の御答弁は、段ボールベッドはその時点では備蓄はしていないけれども、製造会社との間で協定を結んでいるので、いざとなったら優先的に調達できるというような御答弁でした。その後、ちょっと、たまたま新聞記事見ましたら、段ボールベッドというのは受注生産だというふうなことが書かれていてちょっとがっくりきたんですけれども、ぜひこの機会に、せっかくの予算措置ですので、整備、備蓄の充実を図っていただきたいと思いますし、効果的な配備、それから機能的な活動、徹底していただきたいと思います。 続けて、ちょっと順番が行ったり来たりで恐縮ですが、一般質問の1番を質問させていただきます。 この点に関して、既に国、内閣府とか消防庁ですけれども、国から4月以降、数次にわたって指導や情報提供の通知が来ております。また、これに呼応して三重県からも文書が来ていますし、県では指定避難所運営マニュアル策定指針というのを5月に、このコロナの関係で修正をしています。いずれも本市にとって重要で、かつ緊急に対応しなければならない内容だというふうに考えます。 そこで質問ですが、(1)国や県からの指導や情報提供を踏まえて、指定避難所の開設、運営についての本市の見直し状況はどうなっているかお尋ねをいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 本市におけます新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所の開設、運営につきましては、令和2年4月7日付の内閣府等から発出の避難所における新型コロナウイルス感染症へのさらなる対応についてに基づき、避難所のソーシャルディスタンス、いわゆる社会的距離を確保することから収容人員が減少するため、各避難所において施設の空き部屋などを活用し、より多くの避難スペースを確保するほか、同一敷地内の附随施設や最寄りの避難所を早期に開設するなど172か所の指定避難所を最大限活用し、避難所における感染防止対策を徹底いたします。 また、全ての避難所において適切に感染防止対策が図られるよう、避難所業務を担当する市民部と連携し、令和2年5月に避難所における新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた市独自の指定避難所における新型コロナウイルス感染症対応マニュアルというのを策定いたしまして、ソーシャルディスタンスの確保、手洗い、手指消毒の励行、十分な換気の実施、避難者の健康観察、体調不良者への対応を定めて感染防止のための対策を講じていくことといたしております。 ◆23番(村主英明君) ちょっと補足的に伺いますが、避難所ごと避難所運営マニュアルというのをそれぞれ策定していると思いますが、これについては既にコロナ対策を加味した改定というのはもう済ませていらっしゃるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 三重県から1つ、避難所マニュアルの策定の指針が示されておりますので、三重県からの指針を踏まえまして現在策定中でございます。策定次第、直ちに周知をしていきたいと考えております。 ◆23番(村主英明君) 策定、取組中ということを伺いました。 実際、避難所でコロナ対策を十分に講じようとすると、避難所の中のレイアウトとか動線、従来のパターンと大きく変わりますね。それに、もし感染者、感染が疑われる方が出てきたりすると、またレイアウトを追加的に配慮しないといけない。避難所運営のやり方とか留意事項というのは、従来のものから大きく変わるわけです。初めての経験なので、これをスムーズにオペレーションするためには、マニュアルは今作っているというようなことですけれども、マニュアル作るだけでは十分ではない。 そこで、質問の(2)ですけれども、そのような避難所の準備、設営、運営等が本番でスムーズに問題なくできるようにするためには、幾つかの避難所を選んで今のうちに関係者に参加してもらっての訓練を、あるいはそれが難しければ職員によるシミュレーションといったことを行ってはどうかと。そこで得られた気づきを、マニュアルとか指針に反映していくということが、いざとなったときに本当にワークするドキュメントになるんではないかと思いますが、そういう考え方についてはいかがでしょう。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所での訓練やシミュレーションの実施につきましては、各都道府県で緊急事態宣言が解除されたものの、依然として当該感染症の感染リスクへの懸念が続くことから、例年各地域で実施されております防災訓練につきましてもやむなく中止の判断をされたとのお話もお伺いしております。しかしながら、今後の感染状況によりましては当該感染症対策を踏まえた訓練やシミュレーションを行っていただいたりすることが想定されるところであります。本市におきましても、自主防災組織等が中心となって自主的な避難所運営を行っていただけるよう、津市避難所運営マニュアル策定の手引き、現在策定中でありますが、これを踏まえまして避難所運営マニュアルに反映していただけるよう周知、啓発を図るなど積極的に支援を行ってまいりたいと考えております。 ◆23番(村主英明君) なかなか訓練が今非常に難しい状況だというのは理解できます。ただ、そのシミュレーション含めて、何かやっていただくように支援していくというような御答弁でしたけれども、まず危機管理部の関係の職員が自分たちでシミュレーションして、本当にうまくいくかどうかということを自分たちの責務としてここは取り組んでいただかないと、本当にいざとなったときの司令塔として機能しないと思うので、そこの問題意識は、まさに自分たちも当事者だという意識で取り組んでいただきたいと思います。 続いて、議案第69号の2番に戻ります。すみません。 「津がんばるマルシェ」実施事業の実施で期待する効果について質疑いたします。 事業の概要については、昨日16日に西山議員が質疑されたことに対して詳しく答弁されていますので、それを前提にお尋ねします。 私からは、この事業の実施で期待する効果ということに焦点を当てて、絞ってお尋ねをいたします。 この効果という言葉は広く捉えていただきたいと思いますが、津がんばるマルシェ実施事業の実施で期待する効果としてどういうことをお考えかお尋ねをいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 現在、支援販売所をしておりますが、そこでこれまでの販売促進としての物販、そういうことだけではなくて、事業形態の多角化、それから新分野への参入と、果敢にチャレンジする頑張る事業者の新商品とか宣伝、販売、また観光事業者によるPR、そういった方々が自由にこの場を使っていただきまして、いろんな連携、交流につながる場として御活用いただきたいというふうに思っております。 その中で、飲食、サービス業など商業に関するもの、工業系に関するもの、また起業、操業系に関するものなど多種多様、多岐にわたる業種がございますので、この場所、この機会を介して出店いただいた事業者がさらにつながることによりまして相乗効果による新たな事業展開が生まれて、今後のおもてなしを通じてまた本市の交流人口の拡大、それを目指す本市の観光振興にもつながっていくというふうに考えております。 ◆23番(村主英明君) 直接的な効果としてそういうことが考えられるという御認識だと思います。もう少し間接的、波及的効果というのもこの事業は、本来の目的として織り込んでいるかどうかは別にして、あるだろうと思いますので、ちょっとそこだけ指摘しておきたいんですけれども、年度末までの9か月間、市が相当力を入れてこの事業を実施いたします。一定の物販の流れ、あるいは一種のマーケットが、人工的にですけれども、生まれるわけです。あの場所は、本市の中心市街地、ど真ん中ですから、その活性化、今までいろいろ取り組んできましたけれども、そこに重要な一石を投じるという、一種の社会実験という面もあろうかと思いますので、そういった意識でも見ていただいて事業の効果というのを分析して、その後の施策に生かしていっていただければと思います。要望だけで、次へいかせていただきます。 残り3分ですので、一般質問の2番についてお尋ねをいたします。 これは、できれば市長にお答えいただきたいと思うんですが、コロナの国内の感染状況、大幅に改善されてきたとはいえ、まだ第2波、第3波の懸念もあり予断を許しません。国・県のこれまでの取組、いろいろ批判とか評価様々ですけれども、一定の成果を上げてきているというふうに考えます。 本市においても、国・県の施策への協力、それから本市独自施策の立案、実行に取り組んでまいりました。独自策、ややスタートが遅かった感じがあって、やややきもきはしましたが、補正予算成立してからの動きは非常にスピーディーで、実施にどんどん移していただいていていいことだと思います。また、特別給付金の給付、全国でも先頭を走っていただく速やかな取組ということで、市民から大変喜ばれていると思います。こういった動向とか取組を総括するというのはまだ時期尚早だとは思いますけれども、市政を見ますと3次にわたる補正予算で、当面打つべき施策は一応出そろったという感じはあります。これからは、市民生活や地域経済も苦しいものを乗り越えて何とか変わっていこうと、元に戻るだけじゃなくて変わっていかないといけないという意識があろうかと。当然、市政のほうもコロナ後を見据えた形で変わっていく必要があるだろう。これは、変わらざるを得ないという面と、この際だから思い切って変わっていこうというような両面あろうかと思います。 県のほうも、三重スタイルというような打ち出しをされていて、こういう市民とか職員に対するメッセージを明確に発信するというのは重要ではないかと思いますが、その辺についてのお考えをお伺いできればと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 年度初めから既に4本、今回の議案が補正予算第4号ということで、そのうち3本は専決ではなくて議会で御審議いただきながら決めていくという意味で、非常に時期を逸することなく、現場からの声をしっかり捉えてやっていかないかん、それは議員各位と私も同じ気持ちで進めてきておるところでございます。 その上で、新しいフェーズに入ってくると思いますので、今後、その新しいフェーズでどう展開していくかと、まさに議員おっしゃるような大きな方向性をこれからさらに明確にしながら進めていかなければいけないと考えております。 ◆23番(村主英明君) ありがとうございました。市長と職員と議会、一丸となってぜひ取り組んでいきたいと思います。 もう一問、国体、とこわか国体の関係の質問しておりますが、昨日の県議会でも質問が出て、知事が答弁されておりました。それからあまり変わらないと思いますので、ちょっと質問は省略させていただいて、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で村主議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午前10時31分休憩     午前10時45分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 川口議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は、1回目から自席での答弁を許可いたします。 川口和雄議員。     〔29番 川口和雄君 登壇〕 ◆29番(川口和雄君) それでは、質問します。 長く続いた自粛生活から解放されつつありますが、感染を減少させたという達成感が感じられないまま、第2波、第3波の発生が危惧されておりますが、緊急事態宣言が再び発出されないように祈るばかりであります。 1点目の、避難所における新型コロナウイルス感染症の対策についてでありますが、当局は、既存の、先ほどもありましたように、避難所で3密を回避するに当たり、人との距離を取るため収容人数が減少するから、各避難所の施設の空き部屋を活用し感染防止対策を徹底するから避難所は増設しないというようなことでありましたが、空き部屋がない、校舎は空き部屋がありますけれども、その避難所はどのようにして密集を避けるんですか。 ○議長(岡幸男君) ただいまの川口議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 先ほど議員から御指摘のありましたように、内閣府からの通知を受けまして、本市では避難所のソーシャルディスタンス、いわゆる社会的距離を考慮して、人と人との間隔はできる限り2メートルを確保することを目安として、このことによりまして収容施設、いわゆる施設収容人員が減少することとなりますことから、各避難所におきまして施設の空き部屋などを活用いたしまして、より多くの避難スペースを確保いたしますほか、同一敷地内の附随施設の活用や最寄りの避難所を早期に開設するなどの段階的な拡充を図る対策を講じていくことといたしております。 ◆29番(川口和雄君) そういう方法でいくということでありますが、それでも収容されなかった、収容できなかった人たちはどうするんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 指定避難所以外の市が保有いたします施設、あるいは県の施設、ここらで収容できない場合には、さらに現在協定を県のほうで対応いたしておりますホテル、旅館等への拡充も図ってまいりたいと考えております。 ◆29番(川口和雄君) 県のほうも旅館、ホテル、生活衛生同業組合に加盟する216施設の名簿を6月2日付で市町に提供しておりますが、迅速な避難の対応はできるのか。書類上ではそうなっておりますが、いざという折に迅速な対応ができるか。きちっとした職員を配備して、それはできる自信がありますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) きちんと対応できるように一生懸命取り組んでまいりたいと考えております。 ◆29番(川口和雄君) 一生懸命はよろしいけれども、具体的にどのように一生懸命取り組むのか。体制づくり。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 各市内の職員の方々のお力をお借りして、各部連携して対応していきたいと考えております。 ◆29番(川口和雄君) それはいいけれども、その研修とか訓練とか、当然必要ですわな、そういう場合は。短時間で用意しなければならない状態になると思うんですよ。そこらまわしの対応に対する研修、職員研修、それから訓練、それはきちっと早急にやっていくんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 現在、コロナウイルス感染症が広まっている中ですので訓練ができておりませんけれども、今後、感染症の状況を見ながら職員がきちっと現場で対応できるように研修や、あるいは実践的な訓練をしてまいりたいと考えております。 ◆29番(川口和雄君) 今後っていつからや。いつからその研修するのか。 それから、職員配置、それもきちっと決めておかないけませんよ。そこらまわし、きちっとその担当する職員は選任してあるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 4月の新体制になりまして、職員の方々のそれぞれの配置部署について確認をし、配置先を明確にして対応いたしております。 ◆29番(川口和雄君) 時間がないので詳細にわたっては質問しませんが、それはしっかりやってくださいよ。恐らくまだ考えていないと思いますよ。 それと、備蓄は間仕切りと段ボール443組、プライベートテント16張り、これを避難所規模に応じて配備するということでありますが、そうすると避難所に間仕切り、段ボールの配分は、これ約180か所ですか、これ配分しようと思ったら1避難所に2.3組、間仕切りと段ボールベッドね。それで、プライベートテントは16張りで、どだい足らんのと違うのか。これ、段ボールベッドはどういうふうなことで導入せえと言われたんか知っていますか。段ボールベッド。今まで雑魚寝の避難でした。それを間隔を空けると。しかし、床にコロナ菌がたくさん生存しておるんですよ。だから、10センチぐらい高さを上げて段ボールベッドを導入しなさいということであると私は認識しておりますよ。それを、避難所で段ボールベッドが2つか3つ、あと段ボールベッドに寝られやん人はまた床の上に寝るんですか。間仕切りも、密を避けるために間仕切り、これも必要だというふうなことであるんですが、この程度で足るんかな。真剣に考えておるんかな。何を根拠にこういう数字が出てきたの。これ、備蓄しなければならないんですよ。全避難所が必要という場合は少ないと思いますが、どうしても避難しなければならないというところにほかに配備してある、備蓄してある段ボールベッドを皆回収して避難しておるところへ運ぶんですか。答弁できやんか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 消毒液などの衛生用品については一律配布しますが、段ボールベッドにつきましてはそれぞれ必要最小限を検討いたしまして配置をさせていただいて、それぞれの配置場所に配備することといたしております。 ◆29番(川口和雄君) 必要最小限と、必要最大限の間違いと違うのか。こんな、避難する人が100人おった場合に、段ボールベッド2つしか使えないと。どうするのよ、それ。甘いよここら、危機感がない、当局は。こういうものに金を惜しまないでくださいよ。市民の命がかかっておるんですよ。そこらまわし、考え違いしておったらいかんよ。これ、過去の実績を踏まえてとか何とか同僚議員に答弁しておったけれども、幸いにもここ四、五年は三重県は災害がなかった。伊勢神宮が守ってくれとったんだ。それを、今は想定外、想定外ですよ。これ、鹿児島でも見てくださいよ。1か月分の雨量が2日で降ったと。それから、去年は記憶に新しい阿武隈川でも堤防が決壊して浸水した家屋がたくさんあって、500人以上が避難生活を送ってきたんだよ。これも想定外なんですよ。そういうことが起こらないとも限りませんやろ。相手は自然界だから。地震とか頻繁に全国各地で起こっておる。今そういう状況に、そしてまた南海トラフも控えておる。そういう状態でこんな甘い体制でいいんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) しっかりした体制を構築していくために、今後頑張ってまいりたいと思います。 ◆29番(川口和雄君) 何て、もうちょっと大きい声で、マイク近づけて言うてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 事態に対応できるように、今後体制を見直しながら検討してまいりたいと考えております。 ◆29番(川口和雄君) 予算、追加議案出すんかね。こういう物を購入しようと思ったら予算が要るんだよ。 時間がないから次いきます。 車中避難者の駐車場の用意と支援対策は。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 車中避難者の駐車場と支援対策でありますけれども、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点からは、三重県並びに本市における車中泊の活用に関する計画は現在ございませんが、南海トラフ地震等の大規模災害発生時には広域避難の発生が想定されますことから、自動車での避難者への対応について民間事業者等の駐車場等を使用できるよう災害時応援協定の締結を進めるなど車中で避難される方の避難スペースの確保に努めておりますことから、これが準用できないかというのも含めて検討してまいりたいと考えております。 ◆29番(川口和雄君) これからかい。検討、検討って。こういうものは、こんなものは、災害はいつ来るか分からないんですよ。もっと早く決めておく必要があるんと違うかね。とにかく遅い。昨日も遅いと言われていましたね。 それから、あと避難所での問診チェック、問診チェックシートで保健師が健康状態を確認、体調が悪い避難者用に個室を準備と、各避難所に保健師を配置と。これ、国の内閣府のほうから言うてきておりますね。当局は、内閣府の指示には準拠しますと昨日言うていましたね。本当か。ここらは配置できるのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 関係部局と連携しながら対応してまいりたいと考えております。 ◆29番(川口和雄君) そして、あと新型コロナは糞便からも感染されるとされていて、便器の蓋が閉じられる洋式トイレが欠かせないということでありますが、避難所には和式トイレをまだまだ使用しているところがあるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 和式トイレもあると認識をしております。 ◆29番(川口和雄君) そのトイレ、どういうふうに管理するのか。蓋できないよ、和式トイレ。 そして、もし避難所で感染の可能性がある人には専用のトイレを造らなければならない、用意しなければならないと、そういうことも言われているんですよ。そこらまわし、考えておるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 今回、施設用の消毒液を新たに配備することといたしておりますので、使用前、それから閉鎖時、使用後について、こういう消毒液を使った感染予防対策も対応していきたいと考えております。 ◆29番(川口和雄君) 蓋をせえと言うとんのや、蓋。和式トイレに蓋をしなさいと。洋式は蓋ができますね。和式トイレは蓋できないですよ。蓋造るか、板で。そこらまわしも検討してください。 あと、(2)の運営マニュアルの策定。これ、ずっと、読むと時間かかるけれども、当局から、新型コロナウイルス感染症に対応した運営マニュアルは令和2年5月29日付で三重県が発出したマニュアル指針の改定を踏まえ、津市避難所運営マニュアル策定の手引きの改定を進めていると、今進めておる。また、改定が完了したら地域の自主防災組織が作成した避難所運営マニュアルに反映していただけるよう周知するって、知らせるだけか。これ、避難所の運営は自主防を頼らなければ運営できませんよ。自主防災組織の協力がなければ。それで、自主防との協議とか事前準備は緊急課題となっておるんですよ。それを、周知するってどうだ。周知、知らせるだけだ。周知して協議をしますとあればいいけれども、答弁が。それがなかった。周知しますだけやった。知らせるだけかい。協議せんのか。当局は危機感が全くない。そんなに考えていなかったやろ。全てに対して遅いよ。 先ほども褒めていただいておりましたけれども、特別定額給付金は本当に素早かった。それぐらいできないのか。やればできるのと違うか。当然、今の時期、台風も来ますわな。地震も頻繁に来ておるのだから。迅速にきちっと協議、関係部署と。そして、また避難所運営に当たっては、先ほど言いましたように、自主防災組織と密に協議して準備しておかなければいけないのと違うのか。災害は時を待ってくれませんよ。どうですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 大規模な地震災害等の発生時には、避難者自らによる自主的な避難誘導体制を確立していただくために、本市といたしましては、津市…… ◆29番(川口和雄君) もうよろしい。時間がない。 次、登校児童生徒の健康状態の把握。 この検温器、各学校に配備されておるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 児童生徒の健康状態の把握のために、まず家庭で毎朝の検温、風邪状態の把握などをしております。そして、自宅で忘れてきた児童生徒については学校のほうで保健室で養護教諭等がやっておりますので、検温器については準備はしておりますけれども、まだ非接触型の体温計については準備はされておりませんので、今後購入のほうを予定しております。 ◆29番(川口和雄君) 学童も準備するんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 各学校へと配置するのに考えております。 ◆29番(川口和雄君) 予算。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 今後、そちらのほうの確保のほうしていきたいというふうに考えております。 ◆29番(川口和雄君) 今後では分からん。本議会に追加議案で提出するのか。要らないのか、これは、緊急に。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 現場としては非常に必要というふうに考えているというふうな声を聞いておりますので、できるだけ早く準備できるように進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆29番(川口和雄君) これは、登下校時の健康観察ですよね。家庭では朝だけですよ。そして、忘れてきた児童は学校で検査をすると。しかし、できれば家族の健康管理のほうも、その健康手帳につけて提出していただきたいと、できれば。家族から感染する場合もあるでしょう。そこらまわしも検討してくださいよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 各学校からの案内にも、御家庭の御家族の中に体調不良と思われる方がいらっしゃる場合は、そこのことについてもしっかりと御確認をしてくださいというふうにお願いをさせていただいております。 ◆29番(川口和雄君) そして、ここでもトイレの清掃、生徒がしておりますね。素手で。素手でトイレの掃除しておるわけよ、用務員は手袋履いて掃除しておるよ。危機管理に、避難所のトイレ掃除はどうするのと。手袋履いて掃除しますと。子どもらには素手でさせておる。トイレ掃除。手袋支給していないよ。何でそんなことするのか。手袋支給しなければいかんのと違うのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) トイレの掃除の方法につきましては、それぞれの学校で色々と工夫をしながらしていただいております。ただ、素手でやっているというふうな実態も聞いておりますので、今後、各学校への配布というものを考えております。 ◆29番(川口和雄君) 考えておるだけか。実質配布せえへんのかいな、至急せえへんのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) できるだけ早く配布が実現できるようにこれから取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆29番(川口和雄君) あと、手洗いですわ。手洗い、固形石鹸が支給されておると。しかし、手拭きは子どもたちがハンカチで手を拭いておる。手洗いは、何回も回を重ねて手洗いを小まめにしておる。子どもたちは。ハンカチ1枚ではもたん。ウエットティッシュも置いておいてくれないのか。このウエットティッシュ、保護者が思い余ってPTAの予算で買っているんだよ。そこらまわし教委がするべきものですやろ。そういうもの用意しなきゃ駄目じゃないか。何で細かいことに配慮しないのか。それも至急しますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 小まめな手洗いのほう、こちらのほうでも子どもたちに指導徹底しておりますので、それについてのケアというのは十分していかなければならないと考えております。ですので、ハンカチについて、もしべたべたになるというふうなことやったら複数枚用意していただくというふうなことも今後また求めていきたいなと思います。 それから、またウエットティッシュなど子どもたちの衛生環境を守っていくために必要なものについては、学校に今保健用消耗品費というのが渡してありますので、その範囲内で現在のところは購入をしていただいておりますが、今後またそういうふうなまとまった声がありましたら検討のほうをしていきたいというふうに思います。 ◆29番(川口和雄君) まとまった声があったらてどうよ。常備しておかなあかんのと違うんか。PTAが買っているんだよ、必要だから。PTAが予算出して買っておるんだよ。学校が設置しなければならない物品を。恥やと思わんのか。直ちに配備してくださいよ、支給してくださいよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) ウエットティッシュにつきましては、多くの学校から必要というふうな声を現時点はちょっと伺っておりませんので、それぞれの学校の予算等を使って購入というふうな形で進めさせていただきたいというふうに考えております。 ◆29番(川口和雄君) 次、検体の採取に特化する検査センターの設置についてであります。 これは、昨日でしたかな、津市は県の要請があれば協力を惜しまずと、明日からでもセンターを開設できると。そして、また地元医師会においても強い意思がある。医師と看護師がセットで従事できると、医師会はそのようなことを言ってくれております。そして、県の要請が、これは県の要請があればやな。県の要請がなければどうすんねん。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 地域の検査センターでございます。県の要請というか、役割分担としては設置、検査体制の構築というのは県のほうに責務があります。市としては、それに対して協力体制でもってこの感染症に臨むということでありますので、あと、昨日、これ5月なんですけれども、三重県が厚生労働省のほうに回答した中身によりますと、今三重県の感染者の状況に対しては県の検査体制によって迅速な検査が実施されているということをされています。ただ、御質問いただいていますように、今後患者が大幅に増加したときとかクラスターが発生した場合に備えて検査体制を整えておくということは大変重要であると思っていますので、県もそのような認識を持っていますし、これは私どもも同じような気持ちでございますので、市民の皆様の安全につながることでありますので、今回いただきましたお声をしっかり県に伝えてまいりたいと思っております。 ◆29番(川口和雄君) 遅い、それも。ほかの市はもう開設しておるよ。設置しておるがな。松阪市見てください。今回の定例議会で、松阪方針で、独自でセンターの設置の予算を上程しておりますよ、計上しておりますよ。この松阪市、感心しましたわ、これ。事業費2,500万円。竹上市長は、感染拡大の第2、第3波がいつ起こるか分からないと、検査体制の強化につなげると話しておるよ。すごいね。津市は県待ちか、県の指示待ちかい。津市独自でセンターは設置すると、それぐらいのこと言えないのか。県庁所在地だよ。遅れを取るな。どうですか。いつになるか分からんやないの、こんなもんは。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) すみません、松阪市の状況を報告していただきました。松阪市のほうも県からの委託を受けて……     〔「松阪違う、いや松阪や」と呼ぶ者あり〕 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 松阪市のほうは県からの委託を市が受けて設立したということでございますので、市の関係予算でもって予算計上される旨を発表されております。 今、私ども津市の場合ですけれども、地元の医師会と津の保健所のほうで津の地域に合ったやり方というものを御協議いただいておりますので、それが示されたらその方向に従って私どもも対応してまいりたいと、そのように考えております。 ◆29番(川口和雄君) それ、指示待ちでなしに、地方分権で独立しているんだよ。津市は津市の方針でやればいいじゃないか。そんなん待っておったら、いつ感染が起きるか分からないし、完成にも時間がかかる。このセンターがあれば医療機関のほうも助かるし、たらい回しもなくなるんですよ。これ、現状の検査体制のままだと、これインフルエンザ流行すればコロナウイルスの判断がつかず、医療現場はパニックになりますよ。だから、早期診断、治療するため、センターは重大な、重要な役割をするんですよ。だから、津方式で、県の依頼が待てない。 終わります。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で川口議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午前11時16分休憩     午前11時30分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 長谷川議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は、1回目から自席での答弁を許可いたします。 長谷川幸子議員。     〔8番 長谷川幸子君 登壇〕 ◆8番(長谷川幸子君) 日本共産党津市議団の長谷川幸子でございます。 発言通告に基づき、一般質問、2点質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、1点目は新型コロナウイルス感染拡大防止策として、今後感染が予想される第2波、第3波をどう乗り越えられる、その医療、検査体制についてでございます。 共産党市議団は、4月、5月と2回にわたり新型コロナウイルス感染拡大防止に関する申入れを行いました。その中で、第1に上げたのは新型コロナウイルスとの戦いは長丁場となる。医師が判断する全ての人がPCR検査を受けられるように津市にPCR検査施設を設置することを求めてきました。 1項目めは、感染者の早期発見のためにはPCR検査の増強が鍵となります。県が県下10か所に設置を進めるPCR外来、地域外来・検査センターの設置状況と併せ、津市にも早急に設置することを強く県に求めよについてお伺いします。これについては、一昨日、小野議員、また先ほど川口議員も同様の質問をしていただきましたので、お二人の力強い要請をいただけたので、引き続き私も質問をさせていただきます。 県は、今後検体の採取に特化する地域外来・検査センターを10か所程度設置することを目指しています。これは、軽症者や無症状の人の検査を集中的に行い、医療機関の負担軽減を図るものです。県が、市町や地元医師会に運営を委託する形で既に桑名市、四日市、亀山市、伊勢市、そして15日には鈴鹿市が消防本部にPCRセンターを開設し、先ほど言っていただいた松阪市も来月16日から市内の公共施設でスタートをします。今、東京では、14日には47人、そして15日は48人と多くの感染者が出ています。夜の町の感染者の検査を多くしたからとの報道がございました。今、感染が収まっているこの時期にこそ検査体制の確立が急がれます。津市に早急に設置することを求めますが、全国の状況も併せてお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) ただいまの長谷川議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) まず、全国の状況でございます。この令和2年6月15日現在でございます。全国におけます地域外来・検査センターの設置数は193か所ということでございます。見てみますと、東京都のほうが36か所、埼玉県が28か所、神奈川県が22か所と、やはり感染者が多く発生している都県において多く設置されているという状況が見受けられます。また、反対に6月15日現在未設置の県はまだ13県という状況がございますので、その中で三重県も着実にその歩みを進められているものと認識をしております。
    ◆8番(長谷川幸子君) コロナ対策に関する市の御努力には敬意を表します。しかし、市民は日々コロナに対する大きな不安を抱いて過ごしています。コロナ対策の主導は国・県とのことですが、市としてもこういう方法で市民を守るんだ、市民に対してどう責任を持つのかというビジョンを示すことも必要ではないでしょうか。私どもに、市民から、津市では何もやってくれへんな、県都の津で何でできへんのかという声がたくさん届いています。また、アンケートでは、調子悪いときにどうしようと不安に思って迷ったときPCR検査を受けたいという、この強い市民の声を受け止めてほしい、そんな、アンケートにも書かれておりました。 市として、この声をどう考えているかお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 市民の皆様、御不安な中でお暮しいただいておりますし、いろいろな御努力をいただいているものについて感謝しております。 何度も申し上げますが、地域外来・検査センターというものについては感染症法の規定というものがございまして、それによりますと県のほうがその設置の役割を担っていくというものでございます。以前、副市長のほうからもお答えしましたように、医師会としては医療の面においては十分体制を整えて協力してまいると。市としても、それを支援する、事務的なものが主になりますけれども、そちらのほうにつきましてはできる限り努力するということを示した上で、県のほうにもフロー図というものを提出しておりますので、ちゃんとまとまれば早急にそういう検査体制が整うものというふうに思っています。頑張ってまいります。 ◆8番(長谷川幸子君) 6月2日に唾液を用いたPCR検査の導入が認められました。唾液は、鼻の粘膜に比べてウイルス量が少なく検査精度が低いとの懸念もあったようですが、研究班の報告で発症から9日以内の患者では大きな差はなく、良好な判定結果が出たとのことでございます。唾液を使うPCR検査も精度が課題とされ、当面唾液の採取は有症状者に限るとされているとのことです。厚労省は、無症状者も使用が可能か検討するとしています。既に検体採取のリスクが少ないこの唾液でのPCR検査を導入したところもあるとのことでございます。 津市として、PCR検査への考えをお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 議員御紹介いただきましたように、6月2日より症状発症から9日以内の方につきましては唾液によるPCR検査が可能というふうになりました。この検査の内容につきましては、検体採取時におけます飛沫感染リスクの軽減が図られるものでありまして、非常に有効な手法であると思っております。また、このほかに5月13日に抗原検査キットというものが薬事承認されております。こちらのほうの検査手法や検査対象というものが、技術の革新とか承認データに基づきいろいろ更新されている状況でございますので、このようなことを含めて、最新の状況に応じた検査体制が構築されるものと認識しているところでございます。 ◆8番(長谷川幸子君) ありがとうございます。 私も何となしにいいのが出たんかなと思って、病院の関係者の方に言ったんですけれども、唾液で検査するのは、秋から冬にかけてインフルエンザが流行してくると、インフルエンザは鼻から取らないといけないので、両方とも調べようと思ったらちょっと唾液ではあかんなという、そんな話も聞きました。あらゆる方法を取り入れて、本当にPCR検査が誰でも必要なとき、希望する人が受けられるような体制をぜひ整えていただきたいと思います。 次は、コロナは簡単に収束するとは思われません。長期的スパンでの取組になるかと思いますが、コロナ対策への今後の計画、市のお考えをお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 新型コロナウイルス感染症に関しましては、まだ有効なワクチンというものが承認されているということもございませんので、これまで経験のない病気に対して、様々な方の御尽力により進められているものでありまして、今後におきましても感染症法に基づき、まず国のほうがワクチンの手配や検査体制への支援を行うこと、また都道府県は地域の医療体制や検査体制などを整えることとされておりますので、あと市町村の役割は、そのため協力と蔓延予防のための協力を行うこととされておりますので、その役割の中で市の果たす役割をしっかり果たしてまいりたいと思っております。 ◆8番(長谷川幸子君) いずれにしても、市民が待ち望んでいるPCR検査センターの津市への早急な設置を求めて、次の質問に移らせていただきます。 2項目めは、コロナにより派生している医療機関の外来患者の減少で、医療崩壊の危機とも言われている実態をどのように把握し、津市としてどう援助していこうと考えているのかについてです。 県内の医師や歯科医師が加入する県保険医協会が、6月4日、新型コロナウイルス感染症の影響に関するアンケート結果を公表いたしました。開業医の9割が前年に比べ外来患者が減ったと回答し、感染への不安から日常の受診を控える動きが明らかになりました。病状が悪化してから受診してくるのが心配だというお医者さんの声も寄せられていました。また、患者の減少により今後の経営に不安を訴えるという、そんな声もございました。これは一例かと思いますが、今後市としてどう実態を把握し、援助していこうと考えているのかお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 議員御紹介いただきました6月4日に公表された三重県保険医協会でございます。こちらのアンケートの結果については、私どもも把握しております。その中で、受診控えの診療情報としては、高齢者のやはり受診が減ったとか、院内感染を心配して受診を控えられたのだと思うとか、お薬だけの受診というのが増えたということになっておる状況でございます。また、私どもとしても、開業医の皆様におかれましても、診察において、これまでの緊急事態を受けて外出自粛等の影響もあって、感染のリスクを考えて外来受診を控えるという患者もいたということを聞き及んでおります。 まず、市としてどのようにつかむかということですが、私ども応急診療所のほうには各診療所に対しまして医師の派遣を受けておりまして交代で来ていただいておりますので、そちらの医療関係者の方とか、そういうことを含めて医療現場の状況を聞きながらいろいろ把握していきたいと思います。 それに対しまして、私どもとしては今回3,500万円、まず予算を計上させていただいておりまして、国や県からの支援が及ばないものの費用に充てていただいて、少しでも必要な医療体制を確保するものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆8番(長谷川幸子君) 今回の補正予算で、地域医療推進事業3,500万円の内訳については小野議員の質疑の御答弁でも理解いたしました。しかし、ほとんどの院所が赤字に転落している中、十分な手だてには及ばないのではないでしょうか。今後の方向をどう考えていくのかについてお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 今回、津市からは3,500万円を交付しようとするものでございますが、国の令和2年度第2次補正予算におきましては、小野議員からも御紹介いただきましたが、医療とか福祉機関支援の予算化が様々されている状況がございます。また、県の6月補正予算のほうにも医療従事者や感染症病床を確保される医療機関への支援というものが示されておりますので、まずこのような情報収集をしっかり行って、市として果たすべきものがあるかどうか検討してまいりたいと考えております。 ◆8番(長谷川幸子君) ありがとうございました。 今後もさらに第2波、第3波が予想されておりますが、今後、市の医療機関がしっかりとした体制で機能できるよう求めて、次の質問に移らせていただきます。 2点目は、コロナ危機の今こそ子どもたちの声や生活実態をしっかりとつかみ、子どもの視点をコロナ対策に生かすべきと考えるがどうかについてお聞きいたします。 子どもたちにとっても、コロナ禍のこの時期、我慢や戸惑い、不安な日々です。そんな中、懸命に毎日を送っています。1989年に国連で採択された子どもの権利条約の第12条は、子どもに関わる全てのことについて、子どもは自分の意見を自由に表明し、きちんと聞かれる権利を持っているとうたっています。危機にある今こそ、子どもたちの生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利を保障することが大切です。政府、自治体は、子どもの声をよく聞き、コロナ対策に子どもの権利の視点を取り入れるべきだと考えます。 そこで、2項目お聞きいたします。 まず、1項目めは、市教委と企画会社の連携で、津市の児童49人の声を集めた小学生未来日記の活動について、取組の経緯と内容をお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 5月中旬に、株式会社FAMIE様から津市全域の児童の夢や喜びを地域に発信し、子どもたちにとってよりよい未来を地域のみんなでつくっていくための企画を相談したいという申出をいただきました。この企画について話し合った結果、コロナ禍において不安な世の中で、子どもたちが再会できた喜びやこれからやってみたいことなど未来へのメッセージを伝えることが社会へ明るい話題を提供できると考え、市内の各小学校及び義務教育学校の児童を対象にメッセージを募り、三重ふるさと新聞において小学校未来日記として各校1人ずつ49人分のメッセージを掲載することになりました。 内容といたしましては、5月18日に学校が再開されたことから、学校が再開されてこれからやってみたいことやうれしかったことをテーマに、33文字以内でそれぞれの思いを書いてもらいました。それぞれのメッセージには、友達と外で走り回りたいとか、給食が楽しみですなどの内容が書かれており、コロナ禍の中で子どもたちの夢や希望を届けられる紙面となったというふうに考えております。 ◆8番(長谷川幸子君) 私も、あの記事を見て、とてもほっとするうれしい気持ちになりました。子どもたちの声を拾ってみると、学校が始まって、学校ってこんなに幸せなんだと思います。うれしいですという小学4年生の声。また、家で過ごした時間より何倍も時間を友達と外で走り回りたいです。また、授業の算数と学活が楽しみで楽しみで眠れませんでした。あとは、さっき言ってもらった給食が楽しみです。そんな声が書かれていました。子どもたちの学校大好き、給食楽しみ、友達と一緒に勉強し遊びたい、そんな思いが伝わってきました。これは一つの例かと思います。 今後、教育委員会としても子どもの声、子どもの視点をコロナ対策にも生かしていきたい、そんな取組等ありましたらお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 学校が再開した今、子どもたちは様々な思いを持って登校しているというふうに考えております。今後も、一人一人の状況をしっかりと把握し、子どもたちの声に耳を傾け、どの子も安心して過ごすことができる学校づくりを支援していきたいというふうに考えております。 ◆8番(長谷川幸子君) ありがとうございます。 私は、最近もう一つうれしいことがありまして、今日は持ってきたんですけれども、これは高校生ですけれども、マスクをクラブ活動で、部活のメンバーで作って小学生に送るという、そういう活動をしてみえました。これ、一つ一つのマスクの中に、この苦しい時期、一緒に乗り越えましょうとか、メッセージが書いてもらってあるんです。コロナに負けるな。それと、大人用と書いて、一日も早い終息を願って手作りしました。皆様のお役に立てればうれしいですと、こんな、マスクと一緒に、また、こんな苦しい時期でも笑顔で過ごしましょうという、そんなうれしい笑顔と書いたこんなしおりもいただきました。少しでも笑顔で暮らせるようにという、そんなメッセージでございます。本当に心温まるうれしい出来事だったと思っています。 この子どもたちの視点、苦しい、厳しいこんな時期に笑顔でみんなで乗り越えようという、その子どもたちの真っすぐな気持ち、そして子どもたちのたくましい生きる力をすごく感じることができました。私は、やはり子どもの権利条約にある、子どもがやっぱり主人公だという、そういう子どもの声をしっかりと反映していっていただきたいと思っております。 新聞に載っていたんですけれども、ベルギーやデンマークの例では、首相が子どもに向けて記者会見で新型コロナウイルス感染症について説明をしたり、子どもの意見を聞いたりしている。社会の一員として尊重されることで子どもたちがこの感染症を自分のこととして受け止めることができると指摘をしていました。 津市においても、子どもの意見を十分取り入れて進めていただくことを求めて、次の質問に移ります。 2項目めは、生活への不安やストレスにより子どもの虐待やDVなどの実態と対策についてですが、特に虐待についてお聞きしたいと思います。 まず、子どもたちは長期休校の間、学校を通じて子どもの見守り機会が減り、また保護者の経済的困難など家庭のストレスが重なり、この間、児童虐待のリスクが高まっています。 津市におけるこの間の子どもの虐待の実態についてお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎こども政策担当理事(福森稔君) 子どもへの虐待の実態はということで、本市に寄せられました子どもへの虐待に関する相談件数、今回は昨年の4月と5月、それと本年の4月と5月の合計件数を比較してみましたが、昨年35件に対しまして本年は29件という状況でした。また、これらを虐待の行為別に見ますと、身体的虐待は昨年の9件に対しまして本年は8件、心理的虐待は昨年の16件に対して本年は21件、それとネグレクト、昨年10件に対して本年はゼロ件という状況です。なお、性的虐待に関する相談件数は昨年、本年ともない状況でございます。 ◆8番(長谷川幸子君) ありがとうございます。 次に、その対策ですが、厚生労働省から2020年4月27日に子どもの見守り強化アクションプランが示されました。休校や外出自粛などで子どもの見守り機会が減少し、児童虐待リスクが高まる中、地域ネットワークを総動員して早期発見、対応に取り組むというものです。これらを踏まえたこの間の津市の取組についてお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎こども政策担当理事(福森稔君) 新型コロナウイルス感染症拡大防止策によりまして、学校等の休業や外出自粛が求められていた状況下において、生活やストレス等から子どもの虐待やDV被害の増加に関する、こういう懸念はやはりございました。 このような状況を踏まえまして、先ほど議員おっしゃられました、国は令和2年4月27日に要保護児童対策地域協議会が中核となり、様々な地域ネットワークを総動員し、支援ニーズの高い子ども等を早期に発見するとともに、定期的に見守る体制を確保する子どもの見守り強化アクションプランを示しております。 本市におきましても、当該アクションプランに沿って、要保護児童対策地域協議会として、こども支援課に設置してあります津市児童虐待防止等ネットワークが中心となりまして、児童虐待等へのリスク軽減に取り組んでいます。その取組といたしましては、継続的に見守りを必要とする子どもや家庭につきましては、中勢児童相談所や保健センターをはじめ、小中学校、保育所、認定こども園等の関係機関と連携し、対象児童等の生活の把握に努めるとともに、こども支援課の担当職員が家庭を訪問するなど様々な悩み、ストレスに寄り添い、適切な支援につなぐ取組をこの間行ってきております。 あわせて、児童館や子育て支援センター等では各施設が利用の自粛や利用の受入れの休止を実施していた期間でありましても、緊急時の対応や心配事、悩みの相談業務についてはいつでも対応できますよう職員体制も確保しまして、継続して開設を行ってきました。なお、本庁1階に設置しております女性相談室についても、この間についても通常どおり開設し、対応を行ってきたところでございます。 新型コロナ感染症の影響に関して、先ほど申し上げました本市に寄せられた子どもへの虐待に関する相談件数については、大きな増加はございませんでした。しかし、学校等の教育活動の再開に伴いまして、これまで潜在化していました児童虐待等が表面化し、相談が増加することも考えられます。そのため、今後も引き続き中勢児童相談所をはじめ、小中学校、保育所、認定こども園等の関係機関と連携いたしまして現状の把握に努めるとともに、必要があるときは適切な支援につなげていきたいと思っております。 ◆8番(長谷川幸子君) ありがとうございます。 本当に、このコロナの感染対策の状況下において、虐待防止を目指し、閉鎖的になりがちな家庭に外からの目が届き、つらさを抱えている親子の支援につながるように、社会全体でできることを実行していきたいと思っています。 今日は、新型コロナ感染から市民の命と暮らしを守ることを願って、今回の質問を終わらせていただきます。少し早く終わってしまいましたが、どうもありがとうございました。 ○議長(岡幸男君) 以上で長谷川議員の質問は終了いたしました。 午さんのため、暫時休憩いたします。     午前11時57分休憩     午後1時00分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 田中千福議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は、1回目から自席での答弁を許可いたします。 田中千福議員。     〔26番 田中千福君 登壇〕 ◆26番(田中千福君) 皆さん、こんにちは。県都クラブの田中千福でございます。 通告をさせていただきました市政一般3件を質問させていただく予定でございましたが、一昨日の伊藤議員の質問で豚熱の感染については答弁によって了とさせていただきましたので割愛をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、質問に入らせていただきます。 まず、地籍調査について質問をさせていただきます。 私は、この地籍調査は今後の津市の基盤づくりをする上で非常に重要な事業であると常々感じております。土地の境界というのは非常に難しく、物証を調査した上で現地にて立会いして認証を得ながら土地の境界を決めなければ明確になることはないと考えていましたが、近年においては現地を調査するにしても、高齢化や過疎化によりその認証の継承が薄まってきており、物証においては先祖たちが設置した境界ぐいなどの管理をしなくなったり、いわゆる地域ごとに持っていた古い地図などが消失されてしまうということにもなってきております。 このことから、今まで容易にできていた境界確認が容易ではなくなってきたことで、土地の境界を明確にする地籍調査の重要性は必然的に高まり、近年では、万が一大規模災害が発生したときに災害復興が迅速にできる地籍調査の推進こそが強い町基盤づくりと言われるようになってきたと感じています。 そのような中、前葉市長は地籍調査は社会のインフラ、南海トラフ地震で被災が懸念される沿岸部で集中的に進めると発表し、香良洲地区から河芸地区までの国道23号以東を津市地籍調査事業計画に基づき重点的に進めていただいており、その進捗状況については市長自ら定例記者発表等で機会あるごとに広く市民の方々に伝えていただき、沿岸部の市民の方々からは、地籍調査を進めてもらいありがたいという言葉が出てきているほどで、この地籍調査の重要性を訴えている私としても非常にうれしく思っておる次第でございます。 この地籍調査は、土地の所有者を1筆ずつ土地の境界を現地において立会いした上で、その立会いした境界1点ずつ測量していくという非常に地道な作業であり、また土地所有者の方々全ての現地立会いが必要ということで、土地所有者の方々の協力も当然ですが、時間と労力も不可欠なものです。特に、近年高齢化や過疎化が進む山村部では、地籍調査の在り方については国においても課題とされており、山村部を効率的に進める手法がないのか国が自らモデル事業を実施し検討されている中で、昨年度、本市においてそのモデル事業が実施されたことは、市長自ら定例記者発表において説明していただいたところで、記憶に新しいところです。 その概要としては、ヘリコプターを使った測量、いわゆる航空測量を実施し、その測量したデータを基に境界案を作成し、机上で境界立会いをすることで、急傾斜地の現地立会い作業や測量作業など多大な時間と労力が必要とされ敬遠されがちな山村部の地籍調査を効率的に実施する手法をモデル的に実施したということで、私自身も驚いたところでした。この画期的な手法を取り入れた山村部の効率的な地籍調査の今後の展開についてお聞きしたいと思います。 山村部の地籍調査において、航空機で得られるリモートセンシングを活用することで効率的に展開できることが実証されたわけですので、引き続き山間部における効率的な地籍調査の事業展開に期待します。 2点目ですが、昨年度、本市は三重県に対し航空レーザー測量による森林状況調査の積極的な推進及び収集データの地籍調査への活用ということで、三重県が森林を対象に実施する航空レーザー測量のデータを地籍調査において活用できるようにと要望されていたと思いますが、逆に、今回国が実施した地籍調査の事業で出たこのリモートセンシングデータは、地籍や樹木の種類、また樹木の高さなど森林の状態を正確に把握できる情報もあると思いますので、そういった情報を農林水産部へ共有することによって本市全体で考えたときに経費の削減となり、ひいては効率的な事業の展開へとつながると思いますので、そのあたりをどのようにお考えかをお聞きいたします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの田中千福議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 山村部の効率的な地籍調査の今後の展開についてですが、令和元年度、国土交通省におきましては、一志町波瀬地区、美杉町八手俣地区及び美杉町下之川地区の面積約8.1平方キロメートルのエリアで航空機を使った測量が行われました。今年度は、国土交通省からデータを引き継ぎまして、津市が現地立会いを省略した机上での立会いを行う予定です。このように、これまで行ってきた現地での立会いや測量が省略でき、作業の負担軽減や時間の短縮ができることから、航空測量で得られたリモートセンシングデータを活用して効率的な事業の展開を図ります。 2点目のリモートセンシングデータの共有についてですが、リモートセンシングデータの共有につきましては、今回得られた航空測量データで地形や樹種、樹高などが判別でき、多種にわたる公共事業にも活用できることから、関係部署とデータの共有を行ってまいります。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 本市が航空機を飛ばすことは難しいでしょうから、国・県などが航空機を飛ばす機会があれば、それは地籍調査に生かせるようになると思います。いただきたいと思います。既存データが活用できれば、これはこれで調査期間の著しい短縮になると期待しておりますので、しっかりと今後の動向を見極めていただきたいと思います。 3点目ですが、このリモートセンシングデータを活用した地籍調査を見ておりますと、航空測量により作成された筆界案を確認する机上の立会い、地籍用語でいえばバーチャル立会いというようですが、このバーチャル立会いのときに土地所有者の方へ説明する方は当然市の職員の方だと思います。その際に、法定外公共物、ここには特に赤道や青道、青道というのは水路でございますが、のことになってくると思いますが、特に山村部のこれらの境界は現地に形状がなく、現地立会いが最後苦労することが多いと思います。 このような中で、バーチャル立会いで済まそうとすると、官有地台帳や既存資料の調査などが重要と考えます。特に、田舎などでは明治時代に作成された地図などが地域代表者の方のおうちやお寺などに備えられており、場合によってはそれらの資料さえも調べなければならないこともあると思います。そうなると、境界を見極めるための長年の知識と経験が必要で、いわゆる   プロパー職員が重要となってくると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 地籍調査事業に携わる組織体制の強化は重要であったことから、平成29年度に用地・地籍調査推進室をつくりまして、昨年度は室から課へと組織の拡充と人員を2名増やして10名の体制としました。また、土地情報を確実に調査し、的確な判断と土地所有者への明確な説明が必要であることから、専門知識を有する法務局の登記官OBの方を会計年度任用職員として迎え、その知識と経験を伝える研修を定期的に行い、人材育成にも取り組んでいるところでございます。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 用地事務や地籍調査事務は経験則が最も必要な事務の一つであると思いますので、プロパー職員をつくっていくことで本市の地籍調査が安定して推進していくのではないかということをお伝えしまして、何とかプロパー職員をつくっていただきたいと思います。 いずれにせよ、今後高い確率で南海トラフ大地震の発生が予測されていることも踏まえ、沿岸部での地籍調査を一日も早く終了していただくことを併せてお願いし、地籍調査の今後の事業展開に期待し、私も注視していきますので、しっかりと進めていただきますようお願いをし、地籍調査についての質問を終わらせていただきます。 次に、ハザードマップについてお伺いをいたします。 ハザードマップとはどういうものなのか、ちょっとお願いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) ハザードマップにつきましては、国や県等の管理者が水防法や土砂災害防止法等の規定に基づきまして自然災害による被害を予測し、その結果を水防法第15条第3項等の規定により市町村が地図化したもので、被害範囲や程度以外にも避難場所や事前の心構え等の情報を掲載いたしております。 現在、本市におきましては河川が大雨によって洪水になった場合の浸水予測や事前の心構えなどを示した洪水ハザードマップ、三重県が指定した土砂災害警戒区域等並びに避難所や注意事項等を示しました土砂災害ハザードマップ、南海トラフ地震が発生した場合の被害想定やその備え等を示した地震防災マップ、大雨や地震の発生に伴う農業用のため池の破堤等による被害想定や事前の心構え等を示したため池ハザードマップの4種類を作成、配布いたしております。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 これの周知の状況を教えていただけますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 市のホームページとか、あるいは全てのハザードマップを公開いたしまして、市民の皆様に御覧いただける状況となっており、また希望される方には本庁や総合支所でもハザードマップを配布いたしております。 ◆26番(田中千福君) ハザードマップの活用はどういうふうにされていますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) ハザードマップにつきましては、自然災害による地域の危険性を認識していただき、事前に安全な避難所や避難経路を確認することで災害発生時に迅速、的確な避難行動につなげていただくためのものでございます。そのため、平常時からハザードマップを利用して家族で避難場所の確認や非常持ち出し品の洗い出し等を行うなどハザードマップを活用していただけるように引き続き啓発を行ってまいります。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 地域への対応はどういうふうにされておりますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) ハザードマップの対象となっております地域で開催される防災学習会あるいは避難訓練等で活用していただいておりますが、ハザードマップの周知やその活用について、さらなる啓発を図るとともに、ハザードマップの存在やその重要性を説明し、防災への関心を高めてまいりたいと考えております。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 それでは、他部署との連携はどういうふうにされておりますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 河川や土砂災害警戒区域等を所管する建設部及びため池を所管する農林水産部と常に情報共有を図り、今後も緊密な連携を取りながら防災・減災に努めてまいります。 ◆26番(田中千福君) この際に、いわゆる河川の災害が多く発生しておるのが近年の状況でございますが、浚渫なんかの状況をお教えいただきたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 県管理河川の浚渫の対応についてでございますが、県では堆積土砂により低下している河川の流下能力を回復するため堆積土砂の撤去を進めております。過去3年間の実績についてですが、平成29年度は11河川で6万2,000立方メートル、平成30年度は14河川で6万3,000立方メートル、令和元年度は14河川で6万1,000立方メートルの堆積土砂の撤去を実施いたしました。令和2年度は、12河川で堆積土砂の撤去を予定しております。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 近年の災害状況を見てみますと、一昨年、昨年と西日本また東日本で甚大な被害が出ておりました。どうか、こういうハザードマップをしっかり周知していただいて、特に自主防災会を通じて市民の自助、共助のさらなる共有と、それぞれの地域の防災・減災に各部全力で取り組んでいただきまして、安心・安全な暮らしをしていただけるようにお願いしたいと思います。ありがとうございました。これで質問を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で田中千福議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午後1時18分休憩     午後1時35分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 安積議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は、1回目から自席での答弁を許可いたします。 安積むつみ議員。     〔5番 安積むつみ君 登壇〕 ◆5番(安積むつみ君) 皆様、こんにちは。公明党議員団の安積むつみでございます。 議長のお許しをいただきまして、一般質問3問を質問させていただきます。 まず、初めに、医療従事者の皆様、また介護、福祉等の、障がい者の福祉施設等で従事をされている皆様方に心から感謝を申し上げます。また、10万円の給付等で職員の皆様には大変御尽力をいただきまして、心から敬意を表します。 それでは、質問に入らせていただきます。 まず、第1点目、幼児健康診査の再開についてであります。 これは、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が全国に出されたことから、1歳6か月児、また3歳児の健康診査が延期をしておりましたが、今回この宣言が解除されたことを受け、この6月から再開をされました。 そこで、1番目、新しい生活様式を踏まえた感染防止対策について、どのような点に注意をしながら今回の再開をすることになっているのか教えてください。 ○議長(岡幸男君) ただいまの安積議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 津市におきましては、4月の中旬まで3歳児健診を中央保健センター及び久居保健センターで実施していましたが、国が4月16日、緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大したことを受けまして、4月23日から1歳6か月児健康診査を6回、3歳児健康診査を5回延期いたしました。その後、5月25日、国の緊急事態宣言の解除を受けまして、新しい生活様式を考慮し幼児健康診査を6月11日から再開することとし、対象者の方に対してはがきによる案内と、あとホームページによって周知のほうを行いました。 健診の再開に当たりましては、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議より示されております新しい生活様式を踏まえ、付添いの保護者の方にはマスクの着用をお願いし、受付前に保護者と、あと受診児の体温測定と発熱または風邪の症状などの健康チェック、手指消毒の徹底を行い感染防止を図っております。風邪の症状や発熱がある方につきましては、先の受診日程を御案内することなどを行いまして、当日の健診は控えていただくようお願いをしてまいります。 また、健診会場では付添い者を減らす協力のお願い、身体的距離を保てるよう、これまで以上の待合スペースの確保のほか、保護者から申出があれば順番の電話連絡等の手段を確保し、車で待機いただくことなどを通じまして、安心して健診を受けていただけるように努めてまいります。 特に、久居保健センターでは窓が少ない状況から、機械換気設備による換気に加え、十分な換気量を確保するため南側出入口や非常口を開放いたしますことから、柵の設置やスタッフを配備するなど幼児の安全確保に必要な対策を十分に行いながら健診会場の環境を整えてまいりたいと考えております。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。 先ほども質問の中でありましたけれども、便からも新型コロナウイルスのこのウイルスは出るということで、おむつを替えたりとかそういうときにも、もしかしたらそのお子さんが保菌者であったりするとその排泄した便からウイルスが出てくるということもありますので、そのおむつ替えの場所とかの感染対策はどういうふうに考えてやっておられますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 御指摘ありがとうございます。その辺も含めて、ちょっと用意できるものを、ビニール袋でありますとか手袋が手に入りましたら、そのようなものを併せてちょっと考えてみたいと思います。 ◆5番(安積むつみ君) もう既に6月11日に1回目が始まっておりますので、その点もしっかりと注意をしていただいて、用意できる備品はきちんとそろえていただいて、御家族の方、保護者の方が安心して受けられるようにしていただきたいと思います。 今も少し触れましたけれども、一部の新聞でも6月11日の第1回目の健診再開の模様が掲載されてはおりましたが、当日の状況やまた今後の課題等がありましたら教えてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) まず、当日の6月11日の状況でございます。健診なんですけれども、再開後初となる6月11日には中央保健センターにおいて1歳6か月児健診を実施いたしまして、52名の方に御受診をいただきました。また、同日、久居保健センターにおきましては3歳児健診を実施し、35名の方に御受診をいただいております。保護者の方からは、家にいることが多かったので、健診で出てくることができてよかったとか、幼稚園、保育園もしっかりした対策をされているので今日の受診についても特に不安はなかったとか、またあとしっかり感染防止策を取ってもらっていたので安心して受診することができた等の声を寄せていただいたところでございます。 このように、様々な対策を講じて、議員御指摘のとおり、安心して受診いただける環境を今後も続けてまいりたいと考えております。 ◆5番(安積むつみ君) 再開したことでお母さん方も安心をされたり、またほかのお子さんたちと久しぶりにその状況を、ほかの人たちの状況も見られて自分の子の成長具合が見られたとかというようなお話も聞かせてもらいました。そのような、皆さん喜んではいらっしゃいますが、これは考えたくはないことですが、また今後感染の拡大があり、第2波、第3波が予測される中で、そのようなときに医療機関における個別健診を希望される方が出てくるかも分かりません。また、今回の国の第2次の補正予算におきましても、この乳幼児健診を個別健診へ切り替える場合には市町村の補助率が2分の1あるというようには出ておりますが、今後、津市としてはその個別健診等の考えはどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 令和2年6月2日付、厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課、母子保健課からの母子保健事業等の実施に係る自治体向けQ&Aというものがございます。こちらの事務連絡によりますと、集団健診ではない健診方法として医療機関等における個別健診が想定されておりますが、健診の項目につきましては個別健診に変わろうとも実施時期が同じ時期ではなくても定められた項目は原則として実施することとされております。 幼児健康診査では、一般健康診査、歯科健康診査などがあり、医師、歯科医師をはじめ、あと保健師、看護師、歯科衛生士、栄養士、保育士など多くの専門職が関わっております。個別健診に切り替えた場合、複数の医療機関を受診する必要がありますので、保護者の方への負担が大きくなることも考えられます。また、集団健診では、先ほど申し上げた、多くの専門職が一度に関わることができますことから、保護者や受診児に対してもメリットがあると判断しておりますので、現段階では感染予防対策をしっかり取りながら集団健診により実施してまいります。 ただし、先ほど議員御紹介いただきましたように、国の令和2年度第2次補正予算におきまして、集団健診から医療機関における個別健診に切り替えた場合に生じる市区町村の負担を軽減する乳幼児健康診査個別実施支援事業というものが掲げられておりますので、後日この詳細が示されてくるものと考えておりますので、その内容をしっかり踏まえ、研究してまいりたいと考えています。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございました。 今後、このような自粛ということがまた起こった場合、やっぱり皆さんこの3密を避けると言いながらも、やっぱり親としては集団健診を一番安心したり、また歯科も、また内科も小児科も全部受けられるので安心とは思いますが、またそういう個別で受けたいという人の御相談があった場合はまたしっかりとそういう部分でも相談を受けてあげていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 では、続きまして2番目の新型コロナウイルス感染症の流行下における妊産婦への支援についてお伺いをします。 市においては、毎年約2,000人の赤ちゃんが誕生しております。まず、妊娠したと判明して母子健康手帳を妊婦さんが受け取るときの、そのときの津市としての母子健康手帳発行時の保健指導についてお伺いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 妊婦の方に対します保健指導につきましては、まず通常時であれば母子健康手帳の交付時におきまして妊婦の健康状態や不安などの相談にその場で応じまして、そのときに支援が必要な妊婦に対しましては妊産婦支援計画書を作成し、妊娠から出産、育児と個別に切れ目なく支援することとしております。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。 その中で、この感染等の指導もするというお話にもありましたけれども、相談は、そのときに計画を立ててもらったりとかいろいろ相談受けたりすると思います。そういうときに、なかなか、もし感染がまたひどくなった場合、対面でできないとかいう場合、郵送でというお話もありましたけれども、またオンラインを、そういうシステムがあれば郵送で手帳はもらっても、その後1対1のオンラインでそのときの保健指導も受けられるような、そういう状態も考えたらどうなのかということも、このままちょっと、次3番目に入ってしまいますが、今後のオンラインの保健指導等の考え方について、ちょっと順番を変えましたけれども、質問させていただきたいと思います。 妊産婦また幼児の保護者の間で、不安がすごく高まっているというときに、感染拡大防止に留意しつつ、積極的にやっぱり情報の提供や相談の対応などに取り組む必要があると思います。 そこで、電話で話をするだけでは顔が見られない。そういうオンラインを活用しまして、オンラインを活用した母子保健指導の取組とか、その中には動画の教材をインターネットで配信したりとかビデオ通話のソフトを利用して1対1の個別相談とか、また複数人の参加型の健康教室とかなど、そういう目的とか性質に合わせて活用ができるんではないかと思いますが、市においてのその考えはどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) まず、国の緊急事態宣言の対象地域が拡大されたときには、当方としましては新型インフルエンザ等の行動計画に基づきまして母子健康手帳のほうは郵送での交付が可能となることから、関係医療機関に依頼するとともに、まずはホームページによる周知を行いました。また、一般的に妊婦の方が肺炎にかかった場合、重症化する可能性がありますので、ホームページの啓発に加えて、窓口で交付を受ける方につきましては日常生活における感染予防など状況に応じた保健指導をしておるところでございます。 このような中で、今回この緊急事態宣言発出時に郵送による交付を希望された妊婦の方につきましては、4月に2名、5月にも2名おられまして、この方に対しましては妊娠届出書の提出を受けた後に母子健康手帳やリーフレット等を送付し、その後電話にて書類の説明、健康状態の聞き取りを行い保健指導を行いました。 議員御提案のオンラインでの保健指導ということです。これにつきましても、一応国の第2次補正予算の中で新型コロナウイルス流行下における妊産婦総合対策事業というものが予算計上されておりますので、この辺のほうをしっかり見極めて、関係部局ともちょっと協議を行いながら検討をしてまいりたいと考えております。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。前向きな検討をしていただけるように、よろしくお願いします。 続きまして、自粛の期間中の産後ケアの状況についてです。 津市は、産後ケアにも力を入れておりますので安心はしておりますが、今回のような、このような出産の環境が急に変化するということもありました。里帰り出産をするつもりでおられた妊婦、またここで、津市で産んで他府県から親御さんが応援に来てくれる、手伝いに来てくれるという状況が来られない状況になったというような、そのように余儀なく変更される妊婦は当時強い不安を抱えていたと思われます。そのようなことからも、この感染予防に、先ほども言いましたが、留意しつつ、産後ケアを今後どのようにしていくのかということで、まずは今回のこの期間中の産後ケアは利用された方がいらっしゃったかどうか、教えてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) まず、産後ケア事業でございますが、市内の協力助産所、協力医療機関に委託をして、産後に家族の支援が得られない方で育児不安が強い方を対象に、宿泊型、通所型、訪問型の支援を実施しているところでございます。 今回、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発出され、母子保健事業を縮小せざるを得ない状況下におきましても、産後ケア事業につきましては休止することなく継続して実施をしてまいりました。この間における利用者の状況でございますが、感染拡大防止のために県外在住の実家のサポートを受けることができないなどの理由から御利用された方は3名ございまして、まず宿泊型が1名で7日間、訪問型が2名、合わせて3日間の御利用をいただいたという状況でございます。 ◆5番(安積むつみ君) 本当に、このような状況の中でも受入れをしてくださった助産所、またはその産婦人科等があったことを本当に感謝したいと思います。 この産後ケアは出産直後から大体4か月ぐらいまでの間ですか、津市もそれぐらいでされていたと思うんですが、その期間過ぎてでも、このちょっとコロナがあって、1人でもすごい頑張ったんだけれども、やっぱりちょっと精神的に疲れた、しんどいんだわというような人は、その期間過ぎても今回は利用できるのかどうなんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 今回はちょっと特殊なケースになろうかと思いますので、保健師による聞き取りをしっかり行っていきたいと思います。まず。それで、その期間を上回る部分の利用を御希望される方について、つなぐなどの手法が用いられないかということは少し研究してまいりたいと思います。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。 この産後ケアにしましても、また保健指導、このオンライン等のことにつきましても、産後鬱の予防とか新生児への虐待の防止とか全て含めまして、そういう観点からも妊産婦、また産後の不安と孤立感に寄り添い、子育て、またその親育ての知恵が共有されるとともに、必要な支援が届くネットワークの構築がされることを切に願いたいと思います。妊娠中の、お子さんがお腹にいてるときは、親の、母親のストレスまた思考等がその子どもにしっかりと伝わっております。産後すぐにアトピーになったりとか、またいろんな形で子どもに出てくるということは、妊娠中のお母さんにストレスがかなりかかっていたということなんです。そういうのを、それはそれぞれの家庭で解消していくことではありますが、市としてもそういう支援をする場所があれば安心だと思いますので、そういうところでも保健指導、産後ケア等にもしっかりとこれからもお願いしたいと思いますので、これでこの1番、2番の質問は終了させていただきます。 続きまして、最後、3番の乳がんの早期発見のための自己検診グローブの活用についてということで質問をさせていただきます。 乳がんは、今自己検診ができるがんであります。以前、西山議員も質問をされる中で、人形を、触診モデルを活用しながら質問されておりましたが、乳がんが自分で発見できる唯一の女性特有のがんであります。この、大体ピークが40歳から50歳代ということで、その一方、また若年の方の罹患数も増加をしてきていると。50年ぐらい前は、50人に1人が罹患するというような状況でしたけれども、現在は14人とか11人とかに1人がこの乳がんにかかると言われ、またその発症した方の30%が死に至ってしまうという状況であります。それを避けるのは早期発見が一番の鍵であります。それで、早期発見した場合は治癒率が約90%ということでありますので、津市としてもこの乳がん検診、早期発見というところでしっかりと取組をしていただいておると思いますが、現在の取組について少し簡潔にお話をお願いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 議員御指摘のように、乳がんのほうは30歳代から増え始めて、40から50歳代をピークに発症や死亡が増加するところでございます。生涯で女性の11人に1人がかかる危険のある女性に最も多いがんということでございますが、御紹介いただきましたように、早期発見、早期治療を行うことによりまして90%以上が完治することとされております。早期発見のためには、乳がん検診を定期的に受診いただくことが何より重要であると考えております。あと、御紹介いただきましたように、乳がんは自分で見つけることのできる唯一のがんということでありますので、日頃のセルフチェック、自己触診でございますが、こちらのほうも大切であると考えております。 市のほうでは、市民の皆様に積極的に乳がん検診を御受診いただけるように様々な機会に啓発活動を行っておるところでございますが、その際に配布するリーフレットにはセルフチェックの方法をお示ししておるところでございます。また、セルフチェックに興味を持ってもらうきっかけの一つとして、昨年度10月の乳がん月間に合わせて行った市内ショッピング施設での街頭啓発では、20人から30人の方に自己触診手袋を使って乳がんモデル触診体験を行っていただきました。また、津まつりと同日に開催した健康まつりでも約250人の方に御体験いただくなど、実際に体験をしていただく機会を設けて啓発のほうに努めているというところでございます。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。 もう既に、津市はそういう人形のモデルも使いながらではありますが、先ほど言われたセルフチェックの自己検診手袋というのをその場では活用しながらやっていると。このようなものなんです。これは、このグローブで、ここに手を入れて自分で触ってみて小さなしこりがないかというのを調べるものであります。これは、肌に密着をしやすい素材で、指先の感覚がより敏感になりまして、素手で診たのでは分かりにくい小さなしこりが見つけやすいというようなものであります。できれば、月に1回こういうものを使ってセルフチェックをしてもらうのが理想であります。 その意味でも、そういうイベントのときに使っていただくのもいいかとは思いますが、これを一番、30歳代から40歳代がピークであるということと、また私がもう本当に今までの看護師をしているときでも授乳中のお母さんが乳がんで亡くなられたというケースもありましたし、結婚する前の若い方が亡くなられたというケースもありました。なので、どの年齢にピンポイントでお渡ししたらいいのかということは、またそれはしっかりと検討していけばいいとは思うんですが、その年齢に合わせて市から検診の通知を郵送するときに、こういうような手袋を40歳になった人に一緒に送るとか、今年は50代の人とか、また保健センターに先着何名様にお渡ししますよとかいう、そういう広報でお知らせをするとか、何かそのようないろんな方法を考えて配布をするというふうなことも考えられるんではないかと思いますが、その点はどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 今、議員のほうから自己触診手袋を広く広めてはということでございます。その趣旨というものは十分理解いたすところでございます。まず自己触診も大切なことであります。ただ、それによって本来御自身が、私どもとしては乳がん検診のほうを必ず受診のほうへつなげていきたいと思っております。ですので、自己触診で判断されてそちらの受診率が下がっても、またそれは少し逆効果な部分があるのかなというふうにも考えております。ですので、まずはしっかりそういうツールがあるということを啓発していくというのは、それは大切なことだと思いますので、今私ども乳幼児健康診断とかやっておりますので、ここの世代には、若い年代の方のお母さんたちがお見えですので、こちらのほうでの啓発ということを考えて少し広めてまいりたいと思っております。 ◆5番(安積むつみ君) 相乗効果というのがあるんです。これを送ったから、自分で診て、これでええわと思うことにはならないと思うんです。これを使って調べてみようかなと思う人は、意識があります。なので、ついでに、自分でもやってみたけれども、病院行って検診してもらおうかな、いいチャンスやなという、その意識づけなんです。今まで無料クーポンも渡している年代の人もいらっしゃいます。だけれども、行っていない人もいるんです。そういう人は、もらっても意識がないからという人もおるわけですよね。なので、これを送ったから、こっちで済ましたから行かへんわというふうに考えるのか、これプラス、これもして、しっかり意識してくださいよというふうに市民の皆さんに、女性の方に訴えかけるのか、そこら辺のところをちょっともう少し考えていただきたいなというふうに思います。 アンケートの中で、乳がん検診行かないのはなぜですかというふうなアンケートがありました。その中には、しこりがないし症状がないから、自分に今異常がないからというお声の人が多かったんです。ということは、これが来たときに、私しこりないからと思っても、やってみたら何かちょっと違うかもという感覚が出てくるかも分かりませんので、たとえ0.1でも1%でも受診率が上がればいいと思うんです。 それと、今この津市が掌握できているのは国民健康保険の方ですよね。掌握し切れない企業にお勤めの方、国民健康保険以外の方々の受診率というのは含まれていませんよね。そこら辺のところはどうですか。調べられたりしましたか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 先ほどおっしゃられましたように、国保受診者とあと市が行う検診のほうで受診率をはじいておりました。以前、西山市議のほうからその職域健診も含めた受診率の把握はという御質問をいただいたものがございました。その職域健診も含めた全数の受診者は把握することはやはり困難でありますので、このような御意見を伺いまして、実態の把握のために平成30年度に20歳から69歳の女性の方、また40歳から69歳の男性、合わせて3,000人なんですけれども、この方たちを対象にがん検診受診状況アンケートというものを実施したところでございます。回答率は36.8%でございました。そのうち、乳がん検診、これのマンモグラフィー検査等を受診した回答された人の割合は、40歳代で61.4%、50歳代で54.7%、60歳代で49.5%で、40から60歳代を平均いたしますと55.2%ということでございます。 一方、平成30年度の地域保健健康増進事業報告によります市が実施する乳がん検診のマンモグラフィー検査の受診率は20.7%ということでございます。 このことから、職場や人間ドック等で乳がん検診のマンモグラフィー検査を受診されている方が非常に多い状態であるということが推測されるというものでございます。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございました。調べていただいていたということで。 これは、1回マンモやって何もなかったでよかったわとか、またエコー診てもらってよかったというのではやっぱり駄目なんです。さっき言ったように、1か月に1回はセルフチェックをしてくださいよと。この間検診で異常なかったのに、私4か月後に病院行ったら乳がんの第1期やったわと、ステージ1やったわという人もいます。なので、どこでいつ発症するか分からへんのです。それは何でかというと、女性がこれだけ社会に参画していますので、皆さんストレスの中で働いています。乳がんというのも、やっぱりがんというのはストレスがかなり関係してきますので、皆さんに、今回またこの中小企業等もがん検診にまで、今このコロナのことでとても不況なので、そこの健診にまで職員の手が回らない状況もあると思いますので、津市として年齢何歳と切って…… ○議長(岡幸男君) 安積議員、時間になりました。 ◆5番(安積むつみ君) すみません、ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で安積議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午後2時05分休憩     午後2時20分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 杉谷議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は、1回目から自席での答弁を許可いたします。 杉谷育生議員。     〔19番 杉谷育生君 登壇〕 ◆19番(杉谷育生君) 皆さん、こんにちは。津和会の杉谷でございます。今回の発言者の大トリに当たりまして、非常に光栄に存じてはおります。     〔「いらんこと言うとらんでええわ。早くせえ」と呼ぶ者あり〕 ◆19番(杉谷育生君) 後ろからいろいろ応援をいただきまして、ありがとうございます。もう非常に緊張しておりますが、どうか30分の間御辛抱いただきまして御答弁のほうよろしくお願いを申し上げます。 ほとんどの議員の皆さん方の質問には、新型コロナウイルスの関係の御質問、心配をされ御質問をしておられたんですが、私も終息に向かうことにつきましては、非常に心配をしております。 今回は、所管地域を支える消防団の中の一般機能別団員につきまして質問をさせていただきたいと思っております。 まず、最初に、1番から7番まで上げました関係で、1番の消防団の組織及び方面団の状況はどのようになっているかというのと、機能別団員の方面団及び分団別の状況につきましては、質問も関連しておりますので、状況を一括で御説明をお願いいたしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) ただいまの杉谷議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) まず、津市消防団の組織でございますが、1本部、10方面団、73分団となっております。団員数でございますが、6月1日現在で基本団員が1,962人、機能別団員が84人で、合計で2,046人が在団をしております。 次に、所属別の各方面団別の分団数、団員数ですが、まず消防団本部、これにつきましては消防団長、それから本部副団長、それから学生機能別団員を含めまして24人が在団をしております。方面団別は、津方面団が18分団397人、久居方面団が11分団292人、河芸方面団が4分団181人、芸濃方面団が6分団110人、美里方面団が5分団118人、安濃方面団が4分団109人、香良洲方面団が6分団102人、一志方面団5分団189人、白山方面団6分団235人、美杉方面団8分団289人が在団をしております。 次に、機能別団員でございますが、一般機能別団員と学生機能別団員の2種類に区分されております。一般機能別団員は、美杉方面団に66人在団しておりまして、あと学生機能別につきましては消防団本部、こちらに18人が在団しております。合計84人となっております。一般機能別団員の所属でございますが、美杉方面団に、第1分団に7人、第2分団に9人、第3分団に14人、第4分団に13人、第5分団に4人、第6分団に10人、第7分団に9人が在団をしております。 ◆19番(杉谷育生君) ありがとうございます。 今、現状を教えていただいたんですけれども、この消防団員の中には、ほとんどが職場を持ちながら団に加入をしていただいておるというのが現状であろうかと思います。一時の火災がありましたときに、すぐに出動するということは、会社等の協力によりまして出動してもいいよというような会社もあるらしいですけれども、なかなか出動はしていただけない。私ところの地域を一つ見ましても、家屋火災が合併以来たくさん起きておりまして、その中に、何が起きておるかといいますと、人がいたのかいなかったのかというのが一番心配で、住んでみえたんですか、誰々さんいなかったんですかというようなことを一番の消防団に尋ねられるようなことがたくさんありました。 さらに、もう一つは、先般よくありますのが山の遭難の件。私が、合併してからでも知っている限りは4件ありまして、亡くなられた方もありました。その場合に、やはり地元をよく知った方がこの消防団に入っていただいておると地域の実情を聞きながら捜索ができるということがあったんですけれども、なかなか消防団に入っていただけないというふうな現状でございます。 その中で、今教えていただいた中で、私もちょっと知らなかったんですが、機能別団員の中にさらに分かれておって、一般機能別団員というのがあるということであります。 3番の質問と4番の質問に入らせていただきたいと思いますけれども、さらに機能別団員の中に一般機能別団員の職務内容といいますのと、一般機能別団員の確保を積極的にすべきではないかということで、その活動条件とか訓練内容とか、そのような形を3、4まとめてお聞きさせていただきます。
    ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 機能別団員でございますけれども、津市消防団機能別団員の特定の消防事務等に関する要綱、こちらにおきまして、一般機能別団員の任務といたしまして、所管区域における火災での消火活動や救助活動に関することを行うというふうになっております。 また、入団の条件でございますが、基本団員として5年以上、または消防吏員として、消防職員ですけれども、3年以上の経験を有する者、または分団長がこれらの資格と同等と認め、機能別団員として適格と認める者というふうな入団条件になっておりまして、現在美杉方面団に入団していただいております一般機能別団員は全て元団員でございます。一般機能別団員の確保というふうな観点でございますけれども、昨年1年間で6人、火災現場で御活動いただいたという実績がございます。 本来は、基本団員で定員まで充足をするというのが本来でございまして、それに向かって入団促進というのを努力させていただいておるんですけれども、残念ながら定員を充足するということには至っておりません。ですので、一般機能別団員がこれを補完するというふうなことから、現在一般機能別団員の確保ということもやっております。例えば、今年の2月12日に開催をいたしました消防団の幹部会議、こちらの会議のほうで退団予定の団員を機能別団員として残っていただけないかというふうな勧誘を行っております。 また、今後につきましては、これら会議での勧誘以外に、消防団員の研修や訓練等の場におきまして、そういう機会を捉えまして、制度の周知を図っていきたいというふうに考えております。 ◆19番(杉谷育生君) ありがとうございます。 私は一般機能別団員というのは旧市町村が合併する前によく、ある集落ではその集落を、自分たちは自分たちで守るんだというような意識の中で自警団というのがあったと思います。そのようなものに匹敵するような一般機能別団員ではないのかなというふうに思っております。というのは、いざ火災があったときに一番地元でおっていただける人、これがこの団員に入っていただいて、火災の通報があったときに、誰々さんの家住んでみえたよ。いや、この間の、住んでみえる、どこどこへ買物に行ってみえたよとか。あるいは、ある地震がありましたときに、どこで寝泊まりしてみえたんだというか、そのことを聞かれたことがありました。地域に詳しい方は、この方があいからここに住んでみえた。消火するときであっても、そこを重点的に早く消火をして早く人命救助をするということの中で、よく知った人が一般機能別団員に入っていただいておれば災害の人命救助につきましてもスムーズにできるのではないかというふうに私は思っております。 それから、この今言われました基本団員は5年勤務を有する人ということと、それから消防吏員の方は3年勤務を有する人ということで、さらに年齢制限というのがあると聞いておりますけれども、いかがですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 基本団員の方が退団をされずにそのまま一般機能別団員として残っていただく場合は、そのまま団員の資格を継続いたしますので、65歳の入団制限というのはございません。ただ、消防団員以外の方、消防吏員以外の方が入団しようとするときは、津市消防団条例の規定がございますが、本市の区域内に居住、または事務所等に勤務する、いわゆる在住、在勤の18歳以上65歳以下の方で、志操堅固で、かつ身体強健な方が入団できるというふうに規定をしております。 ◆19番(杉谷育生君) 今は65歳という言い方を言われたんですけれども、基本団員を5年の条件、勤務条件というのがありますから、60歳までに入っていないと65歳のが有効に使えないといいますか、なると思います。60歳ぐらいで基本団員に入ろうかという方はなかなかないというふうに思っております。最近のことを聞いておりますと、もうある程度年がいったから幹部になられる方が若い方に譲ろうやないかというような形で、この65歳は過ぎてみえます。この方が一般機能別団員に変わっていただくのは、これ一番いいんですけれども、周知をしてもらっていないもんで、もう65歳以上になっておるから入れやんのやというようなことで、もうそのまま退団をされてみえる。惜しいなと。この方は、地域によく貢献をして、よく地域知ってみえるから、どこどこの土地自体がどなたの土地であるとか、あるいは住んでみえるとか。その方が入れないような状況の中で、入っていただこうとなかなかされていない、推進をされていないというのがちょっと現状ではないかなと。 津市の消防の訓練が、出初め式のときにありましたように、退団の名簿を見ていますと、5年以上勤務をされた方がたくさん退団をされているような形があるんですけれども、この方々に何とか残って一般機能別団員にだけでも入っていただけないかという形をして、地域だけ、聞いていますと、この一般機能別団員というのは方面団長が任命と分団長が任命するということを聞いておって、活動はその分団長が所管する範囲内で活動したらいいんだというようなことを聞くんですけれども、そのようなことでよろしいでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) まず、65歳の関係からちょっとお話をさせていただきますけれども、65歳過ぎても元気な方というのは確かにお見えになります。しかしながら、消防団活動というのは時に苛酷でございますし、火災現場や災害現場等で常に危険がやっぱり伴います。そういったことから、安全で効果的な消防団活動を行うということを考えますと、やはり一定の体力、それから現場判断能力というのは必要でありますし、団員5年と縛りをかけさせていただいてあるのは、やはり消防団員として、機械、器具の性能であったり使い方であったり、そういったものを使いこなせるということで5年という担保を設けさせていただいております。 それから、任命でございますけれども、消防団員の任命は消防団長でございますので、入団をしていただくときに入団届の裏書として分団長と方面団長の推薦を書いていただきますけれども、消防団員の任命権者としては消防団長でございますので、分団長なり方面団長ではございませんので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ◆19番(杉谷育生君) ちょっと私の聞かせてもらうあれでは、分団長のまず許可をいただいて、分団長の管轄区域の範囲内で方面団長が任命をしてというようなことで、根本はその何々分団の、分団長の指揮の中で、方面団長の指揮じゃなしに、その一般機能別団員は所管する分団長の任命、ここ行ってください、どこという範囲で聞いておりますし、あいの訓練においても年に1回程度でいい。私どもの訓練の場合は大体年に5回程度は訓練をしていただいておりますけれども、そのうちの1回は訓練に参加をしていただいて技能をしていただきたいというようなことを聞いておって、基本団員と一般機能別団員というのは大分任務が差があると。消防団に入ると年に5回も訓練に行かなければならないし、それから出動もしなければならん。 あるいは、この一般機能別団員というのはもう一つ年俸を、1年間では7,000円、基本団員は出ても出なくてもというか、年間のを見ると2万8,000円、4分の1の報酬だということをお聞きしておりますので、やはり、入りやすいというか、ようなことであるのに一般機能別団員が今見ておりますと、美杉方面団しか入っていただいていないということで、もう少しこの一般機能別団員を、4番の質問で、積極的にこの団員に入ってください、あなた方の地域を守って、自分たちの地域を守っていただくようにお願いしたいということで推奨していただけないかというふうにお願いしたいと思います。 それから、もうその次にいきますが、5として、今年の3月で退団をされた一般機能別団員というのがあると。昨年まではありましたが、3月で退団をされたということで、美杉だけの方になってしまった。その状況をちょっと教えていただきたいと思いますのと、その辞められた原因が何かあったのかというのをお願いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 一般機能別団員の趣旨といいますのは、先ほど議員が御指摘のとおり、消防団活動が負担になった方、こういう方に何とか残っていただいて、年1回の訓練だけしていただいて、キャリアもございますし、火事のときにだけお手伝いをいただくということで活動をしていただいておるのが一般機能別団員でございます。 また、団員の任命ですけれども、分団長の許可ではございません。分団長は、あくまで入団希望の方の人となりですとか性格ですとか、いろんなことを一番把握してみえる方ですので、分団長が入団にふさわしいかどうかというのを見ていただいて消防団長に推薦をしていただくということですので、分団長の許可とかいう許可行為ではございませんので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 また、一般機能別団員は方面団本部に所属するのではなくて、やはり地域の実情を、各地域の実情を知っていただいておるということで各分団に配置をさせていただいておりますので、機能別団員を集めた分団というふうな概念ではなくて、各分団に何名かずつ機能別団員がお見えになるということで、分団の中での活動というのをしていただいておるというふうなことでございます。 それから、機能別団員の減少でございますけれども、昨年度末、3月31日付で一志方面団の機能別団員10名が退団をされております。これ、第4分団ですけれども、それと美杉方面団のお一人、合計11人の一般機能別団員が退団をされております。退団理由につきましては、退団届の中で自己希望、自己都合ということで書いていただいてございますので、入団するときも退団されるときも個人の意思というふうなことでございますので、詳しいそういうプライベートな退団理由までは把握してございません。 ◆19番(杉谷育生君) もう退団理由どうこうは言いませんけれども、その方々もこの一般機能別団員の職務内容とか、地域のためにできるだけ残っていただきたい。一般、今までの団員と違って地域だけのためと言えば、そういうような形で、これから退団される人もお願いしたいなというふうに思っております。 その中で、特にこのウイルスの時期のときに何か大災害が起きたときに、避難所へ集めるときに2メーターの問題がありましたですけれども、そうすると何か所かの避難所を、それは今この回答の中で職員をきちっと配置をするんだというふうなことも言ってはみえるけれども、そこで箇所数が多くなったり、あるいは地元の顔が見えるのはこの消防団員の一般機能別団員というのが一番身近に、顔も知っておって、親戚も知っている、何々知っているというようなことで、一番の助けに私はなるというふうに思いますので、その点、よろしくお願いをいたしたいなというふうに思います。 それから、6問目に65歳の年齢というのがあるんですけれども、これも今少子高齢化、65歳とか、今70歳でも皆さん元気です。65歳の見直しがないかと言いますのは、60歳で定年を迎えて、65歳までは再雇用、再任用なんかを務められますので、なかなか入っていただけない。65歳なんてまだまだ元気でありますので入ってくださいというと、いや私年齢もう66歳になりましたんやわというようなことで入れませんのやわという方がありました。そういうので、最高年齢を70歳ぐらいにしておいていただいて、この対象年齢を見直してもらうことができないか。ただ、70歳というたら今の皆さん物すごく元気です。70歳のほうが若い方より元気ぐらいの人のほうがずっと、それと地域のことをよく知っている、年齢やら。その、ただ体力どうこうというんじゃなしに、そのことを考えて見直しの考えはないでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 65歳といっても確かにお元気な方はお見えになりますし、実質、津市消防団では入団時の年齢というのは規定はございますけれども、定年という年齢制限というのはございませんので、体さえ御健康であればいつまででもおれるにはおれるんですけれども、ただ、この定年がないという趣旨につきましては分団長なり、あるいは方面団長、方面副団長なり、指揮的な、現場活動をせずに上席者として活動できるということで、あえて年齢制限というのは設けてございませんけれども、やはり先ほど申し上げましたように、一定限度の体力と判断力というのは必要ではないかなということで、この答弁作成するに当たりまして消防団長ともちょっとお話をさせていただいたんですけれども、65歳が適当ではないかなということで団長もお考えでしたので、今現在のところまだちょっと見直しという予定はないということで御理解をいただきたいと思います。 ◆19番(杉谷育生君) 先ほどもちょっと言いましたように、芸濃、私どもの山の遭難がありました。私も何回かそこに探しに行きましたときに、一番近くでありました遭難が、ある高齢者の方が、錫杖ヶ岳というところなんですけれども、7ルートぐらいあるんですわ、ルートが。その中で、ここのルートを登ったらここのルートを降りてみえるというようなことは、今若い方では分からない、その地域の方でなければ。その地域と、それからこの遭難の場合は警察が主になって地元の消防、あるいは地元の方々と打合せするんですが、なかなか警察が個人情報だからと言って情報を共有してくれなかった。私が行った日、だんだん日が暮れまして、そこはもう遭難者を探せません。中止をしました。ある1か所だけが残ってしまって、そこに翌日山を登られた方に発見されて亡くなっていたというようなことなんで、それは高齢者が、山を知ってみえる、地形を知ってみえる方が入っていただいとったら、ここやったら早く探せたのになというようなことをちょっと言われておりました。そういうのを、年齢とかどういうことじゃなしに考えていただいて、みんなが七十どうこうではないんです。そういう能力を引き出して早く解決をするようなことも年齢を下げていただいたほうが、下げるというのか、上げるんですかね、と思っております。また、それは十分協議をしていただきたいと思います。 それから、最後になりますけれども、報酬額の見直しについて、年間7,000円ということで、今現在の火災に対する災害、今言った、私が、山岳の人探し、あるいは大災害があったときに人を誘導することの中で、追加をされた勤務、任務をするときに、それは7,000円ということは方面団員の4分の1です。4倍の人数ができるというようなことでありますので、どうか十分。そういう新しい職務というのは、するときに考えていただきたいなというように思います。 もう時間がありませんので回答は求めませんが、このコロナウイルスの関係で消防団で何とか消し止めていただけないかなと最後にお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で杉谷議員の質問は終了いたしました。 以上で、発言通告による議案質疑並びに一般質問は終わりました。 これをもちまして、議案質疑並びに一般質問を終了いたします。 ただいま議題となっております議案第50号から第71号までの各議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 これをもちまして、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 6月18日及び19日、22日から26日まで、並びに29日から7月1日までは、各常任委員会の付託議案審査並びに議事整理のため休会いたしたいと存じます。 御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 御異議なしと認めます。 よって6月18日及び19日、22日から26日まで、並びに29日から7月1日までは、休会することに決定いたしました。 なお、6月20日、21日、27日及び28日は、休日のため休会であります。 7月2日の日程は、各常任委員会へ付託いたしました各案の審査などであります。 本日はこれにて散会いたします。     午後2時52分散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             津市議会議長   岡 幸男             津市議会副議長  藤本ともこ             津市議会議員   加藤美江子             津市議会議員   倉田寛次...