津市議会 > 2020-06-15 >
06月15日-02号

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  1. 津市議会 2020-06-15
    06月15日-02号


    取得元: 津市議会公式サイト
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    令和 2年  6月 定例会(第2回)          令和2年第2回津市議会定例会会議録(第2号)           令和2年6月15日(月曜日)午前10時開議     --------------------------------             議事日程 第2号第1 報告第13号から第26号まで及び議案第50号から第71号までの議案質疑並びに一般質問    桂 三発議員    龍神啓介議員    岩脇圭一議員    青山昇武議員    竹下幸智子議員    伊藤康雄議員    小野欽市議員     --------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程第2号のとおり     --------------------------------          会議に出欠席の議員氏名出席議員(34人)       1番 滝 勝弘君        2番 竹下幸智子君       3番 渡辺晃一君        4番 岡村 武君       5番 安積むつみ君       6番 堀口順也君       7番 藤本ともこ君       8番 長谷川幸子君       9番 小野欽市君        10番 八太正年君       11番 桂 三発君        12番 岩脇圭一君       13番 佐藤有毅君        14番 青山昇武君       15番 加藤美江子君       16番 西山みえ君       17番 吉田博康君        18番 伊藤康雄君       19番 杉谷育生君        20番 大野 寛君       21番 坂井田 茂君       22番 田中勝博君       23番 村主英明君        24番 龍神啓介君       25番 田矢修介君        26番 田中千福君       27番 岡 幸男君        28番 田村宗博君       29番 川口和雄君        30番 村田彰久君       31番 山路小百合君       32番 辻 美津子君       33番 福田慶一君        34番 倉田寛次君欠席議員(0人)          会議に出席した説明員の職氏名   市長                       前葉泰幸君   副市長                      盆野明弘君   副市長                      稗田寿次郎君   政策財務部     政策財務部長         山下佳寿君             政策財務部次長        上野毛戸いずみ君   危機管理部     危機管理部長         小松雅和君   総務部       総務部長           荒木忠徳君             総務部次長          稲垣篤哉君   市民部       市民部長           武川明広君             地域連携担当理事(兼)新型コロナウイルス感染症特別定額給付金等推進担当理事                            奥田寛次君   スポーツ文化振興部 スポーツ文化振興部長     倉田浩伸君   健康福祉部     健康福祉部長         國分靖久君             健康医療担当理事       嶌田光伸君   商工観光部     商工観光部長         松田千秋君             ビジネスサポートセンター長  藤牧和弘君   農林水産部     農林水産部長         小畑種稔君   建設部       建設部長           濱口耕一君   上下水道事業管理者 上下水道事業管理者      田村 学君   消防本部      消防長            小津直久君   三重短期大学    三重短期大学学長       村井美代子君   教育委員会     教育長            森 昌彦君   教育委員会事務局  教育次長           宮田雅司君             学校教育・人権教育担当理事  片岡長作君   監査委員      監査委員           大西直彦君          職務のため会議に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局     議会事務局長         松岡浩二君             議事課調整・議事調査担当主幹 鎌田康志君             議事課議事法務担当主幹    江角 武君             議事課議事調査担当副主幹   渥美 博君             議事課主査          麻生香緒里君             議事課主事補         森浦健太君     --------------------------------     午前10時00分開議 ○議長(岡幸男君) おはようございます。 ただいまの議員出席数は31人であります。議員定数の半数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 日程第1、報告第13号から第26号まで及び議案第50号から第71号までの議案質疑並びに一般質問を行います。 なお、発言持ち時間は、議員1人当たり30分とします。 発言通告がございますので、順次発言を許可いたします。 桂議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 桂三発議員。     〔11番 桂 三発君 登壇〕 ◆11番(桂三発君) おはようございます。それでは、トップバッターでいきたいと思います。 まず1点目に、市内業者が1件も倒産しないための手厚い支援をどのように考えているのかということを質問したいんですけれども、情報を取っている方はパソコンで情報を取ったりとかいろんなことをしていると思うんですよ。庁舎へ来て困ったことがあって聞いている人もいろんな情報を取れると思うんですけれども、網目から漏れている人の情報をどのように手当てしていくのかというのをお聞きしたいわけでございます。 ○議長(岡幸男君) ただいまの桂議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) まず、事業者をはじめとする方々には、ホームページをはじめまして、国・県をはじめとする関係機関における様々な経済対策に関する支援策を登載し、更新しながら御案内を行っております。 今の現状でございますけれども、その後、支援策には多くのメニューがありますことから、事業者からの御相談やお困り事などにお答えするため、事業者向け相談窓口を設置いたしまして、ゴールデンウイーク期間も特設窓口を開設するなど、こういった窓口の開設、設置に当たりましては、いろんな広報紙をはじめ、新聞、テレビ、ラジオ、いろんな報道等で案内をさせていただいております。 また、庁舎内に看板を設置することによっても事業者の方に知っていただき、事業者に寄り添った相談にお答えすべく取り組んでいるところでございます。 さらに、窓口の対応や支援策等に関する情報提供等につきましては、津商工会議所、それから津市商工会、津北商工会などの関係機関とも連携を図りながら、事業者のサポートを行っている行政書士会、社会保険労務士会をはじめまして、津市観光協会、津市物産振興会や商業団体などに対しましても行っておりまして、各種支援制度とともにこの相談窓口の活用を御案内しております。 まず、こういった窓口があると、そして、様々な支援策があるということをそういった方々にも知っていただくことが大切でございますので、このように様々な団体への御案内をはじめまして、いろいろな機会を通じて支援策等に係る御案内や御相談についての情報提供に努めているところでございます。 直近の情報提供といたしましても、先ほど申し上げましたいろんな広報紙、テレビ、ラジオを通じまして御案内に努めているところでございます。 ◆11番(桂三発君) そのことはよく分かっているんですよね。僕が言いたいのは、網目に漏れた人の情報をどのように周知してやるかというのが分からなければ、コロナによって、うち関係ないわとか、例えば協力金とかいうのがあったじゃないですか。そのときに、うち午後6時までやから、はなからもうその協力金の対象になっていないわとか、いろんな形で本当は頂けるお金があるんやけれども、それを全然気づかないという。 だから、その気づかない人をどのように手当てしていくのかというのを聞いているわけで、ホームページ見た人はホームページ見て知っているわさ。聞いた人は知っているわさ。この網目に漏れた人をどのようにしていくんだというのを聞いているわけですよ。これをしないことには。 ちょっと話変わりますけれども、例えばニュースで居酒屋なんかが従業員のためにわざわざ開けてんねやというニュースがあるじゃないですか。でも、これよう考えたら雇用調整助成金とかいろんなものを使えれば助かるわけじゃないですか。 だから、そういうのを分かっていない人をどのように手当てしていくんだというのを、私は言うているわけよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 先ほどお答えいたしましたように、いろんな手法や機会を通じまして御案内等を行っているところでございますが、そういった方々には、まず、こちらに目を向けていただくというか、関心を持っていただくことも非常に大切でありますので、引き続きそういった御案内、御相談をさせていただくよう周知といいますか、御案内をさせていただくとともに、いろんな方々からそういった方々へもお声がけ、御案内をしていただければというふうに思いますが、引き続き周知、案内はしっかりとやっていきたいというふうに思います。 ◆11番(桂三発君) だから、周知、案内を本当にしてもらわなあかんのですね。それをきっちりしないことには企業が倒産していくので。コロナで人が死ななくても、会社が倒産することによって自殺者が増える可能性があるわけですよ。だから、市内業者が1件も倒産せんためにいろんな支援をしていかなあかんと僕は思っているわけですよ。 昔、江戸時代のときに平松楽斎という人が、飯米を配って、なおかつそれで足らんかったらこんな道草にある葉っぱを食べなさいねというのを配ってやったわけじゃないですか。だから、それぐらいしていかないと、そのときには藤堂藩は誰一人餓死者が出なかったわけじゃないですか。 だから、これは歴史に残ると思いますので、津市はいろんなことをやったおかげで1件も倒産しなかったというような形にしていかなあかんと思うんですよ、いろんな方法で。どんな方法があるかというのは、それは考えてもらわなあかんねんけれども。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) いろいろな支援策がどうしても申請式なので、そういう申請がないとなかなか支援が行き届かないということはあり得るわけなんですけれども、こういう事態でありますから、関係機関挙げて、自分のメニューだけじゃなしにいろいろなメニューを御紹介できるということが大切かというふうに思います。 倒産はいきなりするわけではなくて、当然金融機関などへの資金繰りを相談に行かれたりというようなこともあるでしょうし、それから、商工会議所や商工会などもしっかり連携をしておりますでしょうし、信用保証協会などもですね。いろいろな制度があるということは御紹介をしていただいています。 私どもの市役所窓口でもそういう紹介を、当然津市ができること以外のこともいろいろな御紹介をさせていただいております。関係機関挙げてセーフティネットを張り巡らせるということで取り組んでいきたいと思っておりますし、議員各位に御相談があった場合にも、それぞれ皆さんいろいろな知識をお持ちでいらっしゃると思いますので、そういうことを御案内いただきながら、おっしゃったように倒産がない、皆さんが何とかこの苦しい状況を乗り切っていけるような、そういう形で取り組んでいきたいというふうに思います。 ◆11番(桂三発君) よく分かりましたので、本当に倒産しないように頑張っていってほしいと思いますので。 2点目の質問にいきたいと思いますけれども、議案のほうにもあったんですけれども、端末機を児童生徒全員に配備するというような形になっているんですけれども、その端末機をどのように活用していくのかというのをちょっと聞きたいわけでございますけれども。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 初めての答弁となります。よろしくお願いいたします。 学校の授業における1人1台端末の活用については、分かりやすい動画等の教材を提示したり、個人の考えを全員の端末に表示したり共有したりすることにより、児童生徒が興味、関心を持ち、理解を深めることにつながると考えております。 1人1台端末を使用し、動画や実際の映像などを活用することで、学習の理解度が深まります。また、プログラミングや表計算ソフトを用いたデータ処理により、今後重視される情報処理能力の向上が期待できたり、専門家による遠隔授業の受講や、他校とのオンライン授業などで連携したりすることで、学習活動の幅も広がります。 さらに、教科書に掲載されているQRコードを端末で読み取り、インターネット上にあるデジタル教材を活用したり、本市で作成した学習支援サイト、津市eラーニングポータルを活用したりして、一人一人のニーズに合わせた個別の学習に活用することもできます。 それに加え、一人一人が個別で収集した情報をグループで持ち寄り、考えを共有するなど共同的な学習にも活用することができます。 このように、児童生徒がインターネット環境に触れる機会が多くなることから、セキュリティーや情報モラル教育についても、今後さらに重要となるため、児童生徒への指導や保護者への啓発にも努めてまいりたいと思います。 ◆11番(桂三発君) ここからちょっと質問したいんですけれども、端末機みんな行って、そのようなことをやっているわけじゃないですか。コロナがもう一度第2波が来たときに、また学校が休校みたいな状況に陥る可能性もあるじゃないですか。そのときに、その端末機を家へ持って帰って、オンライン授業みたいな形のことはやっていくんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 4月、5月にありました臨時休業の際、プリントの配布などの対応をいたしました。そのようなプリントの配布など従来の方法に加え、先ほどお話いたしました津市eラーニングポータルを活用し学習を進めたいと考えております。 このサイトには、津市教育委員会コースと各小中学校コースの2つがあり、児童生徒は状況や一人一人のニーズに応じて学習を進めることができます。 津市教育委員会コースには、標準的な学習が進められるように教育委員会で作成した教科書の内容に沿った動画やワークシートなどのコンテンツを掲載しています。外部機関が作成している分かりやすいコンテンツも掲載しており、それらを活用し、児童生徒が家庭等で教科書やノートなどを使いながら学習を進められるように系統立てて配列しています。 一方、各小中学校等コースには、各学校の教員が作成した動画やワークシートを掲載することができます。テストや課題等も本サイト上に設定することができ、それに取り組んだ児童生徒がオンライン上で提出することができます。 このような対応により、児童生徒の学習に支障を来さないように取り組んでいきたいと考えております。 ◆11番(桂三発君) 1台ずつ家へ持って帰ってそのようなことができるんですけれども、家庭環境によってWi-Fiの状況とかがいろいろ違うじゃないですか。これはどのように手当てしていくんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) そのような児童に対しては、児童生徒に学校のパソコン教室等でのインターネット接続によるオンライン学習の場を提供したり、教員が家庭訪問等で本サイト上でダウンロードできるワークシート等を配付したりすることで対応していきたいというふうに考えております。 この1人1台端末の導入においては、少しでも早く家庭等でのオンライン学習をできるように環境整備に努めてまいりたいと考えております。
    ◆11番(桂三発君) だから、簡単に言うと、環境が悪い人は学校のパソコン教室に行って勉強するという理解でよろしいわけですね。 それでは、もう一つ質問したいんですけれども、これ全国で端末機をもう各市町が買いあさるわけじゃないですか。そうすると、第2波が来たときに、まだ端末機がそろっていないという状況があるじゃないですか。そのときにはどうするんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) まだ端末が整っていない場合につきましては、家庭にインターネット環境のない児童生徒、学校のほうに登校してもらい、そしてパソコン教室を開放し、そこの環境を使って学習の場というものを保障していきたいというふうに思います。 もしくは、教員が家庭訪問を行い、ワークシートなどを配付するというふうな対応で学習の保障を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(桂三発君) そうすると、端末機がまだそろわなかった場合は、家にある家庭のパソコンでやる人はやってということですよね。双方でするときに、学校から頂けるというか、そのときの端末機は双方でやり取りができるじゃないですか。でも、家庭で自分のところのやつでやるときには、もう一方通行だけなんですか。この双方のやり取りなんかはできないんですか、できるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 津市eラーニングポータル、このシステムを使っていただければ、子どもたちは自分のアカウントとIDを入力することによって、学校と双方向の教育の場というものを保障することができます。 ◆11番(桂三発君) そうしますと、IDとか何かがあるわけじゃないですか。2万何ぼいるわけじゃないですか。そうすると、このIDを設定するのに時間が物すごくかかるじゃないですか。このIDの設定は大体いつ頃までに準備は整うんでしょうかね。それが整えば、家にあるパソコンでも双方のこういうのができるわけじゃないですか。これが整わなければできないわけじゃないですか。だから、それは大体いつ頃をめどに整うような形にしているんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) まず、IDとかパスワードなんですけれども、今もう既に学校単位のパスワード等については配付をさせていただいていますので、今後、eラーニングポータル、三重大学との連携との、そういうことをもっと使いこなすために、個々へのパスワードは既にもうこの後配付予定をしておりますので、そのパスワードが今度のGIGAスクール構想の端末につながっていくと。そのパスワード、IDを使っていくという形になります。 もう一点、先ほど桂議員おっしゃいましたパソコンの台数、手に入るのかということなんですけれども、2万何千台ということですので、これもう津市だけで2万何千台ということで、全国でいうと物すごい台数、いわゆるもしかしたら争奪戦になる可能性もございます。 ですので、今後この後契約等やっていくわけですけれども、どんな契約をしていくかとか、どんなタイミングでするかとか、とにかくその2万何千台確保するように、できたら今年度中にきちっと確保するように、これからもういろんな入札、契約、そのあたりのタイミング等もきちっと考えながらやっていきたいなというふうに思っております。 ◆11番(桂三発君) それで何となく理解したんですけれども、もう一点聞きたいことあるんですよ。これはもうちょっとコロナと関係ないんですけれども、今、不登校の子らがいるじゃないですか。このeラーニング何とかというシステムを使えば、今不登校の子らも学校に来ているような授業みたいなことはできるんでしょうか。できますよね、これは。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 不登校などの児童生徒が家庭などそれぞれの居場所でこの津市eラーニングポータル教育委員会コースを活用することで、標準的な学習を進めることができ、教員もその学習状況を把握することができます。 また、各学校のコースを活用することで、それぞれの居場所から教員との個別のやり取りを行うことも可能で、一人一人に応じた課題の提示や質問、相談などの支援につなげることもできます。 ◆11番(桂三発君) だから、できるんですよね。もうできるというのが分かればそれでいいわけでございまして、不登校の子らも一日も早くそんな形で学習をしていけば、学校により一層早く慣れるんじゃないかなと思いますので、いち早くやってください。よろしくお願いします。 続きまして、3点目、またこれコロナ関係でございますけれども、やっぱりこれから風水害とかいろんな災害が起きるわけでございますけれども、やっぱり避難所というのは密になるわけじゃないですか。 それで、今までの避難の仕方とこのコロナによっての避難の仕方が変わってくると思うんですけれども、大体どのように変わっていくのかというのをちょっと聞きたいわけでございますが。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 初めての答弁となります。どうぞよろしくお願いをいたします。 先ほどの御質問につきまして御答弁させていただきますが、新型コロナウイルス感染症防止対策といたしまして、令和2年4月7日付の内閣府等から発出されました避難所における新型コロナウイルス感染症への更なる対応についてに基づきまして、本市といたしましては、従来よりも可能な限り多くの避難所を開設いたしまして、マスクや手指消毒などの感染防止物品を新たに避難所に設置いたしますとともに、十分な換気の実施や避難スペースの確保等、3つの密を避ける対応が従来の避難所の運営と異なるものでございます。 ◆11番(桂三発君) 例えば地震とかそんなんやったら窓を開けて喚起を思い切りできるんですけれども、風水害とか台風が来た場合、やっぱり窓を開けたら雨が入ってきますので、そういうときにはどのように密にならんため、喚起をよくするためにどのようにしていくのかというのをちょっと聞いたわけでございますけれども。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 災害時には様々な制約が想定されますけれども、感染を避けるためには外気を取り入れて空気を循環させる必要がありますので、屋外の状況や安全面も考慮いたしまして、可能な範囲で避難所入り口や窓を定期的に開放することといたしております。特に暴風雨等で窓が開けられない場合には、それぞれの施設の状況がございますが、その施設の状況、また、雨風の方向も含めてそこらの窓を開放するなど工夫を凝らした対応をしていくことといたしております。 ◆11番(桂三発君) 工夫を凝らしてやっていくんやけれども、これは多分初めてのことやから、実際なったときにしかなかなか分からないと思うんですよ。今、よくテレビで避難所に行かんといろんなことを、テレビとかいろんなこと言うていますやんか。そのときに、今までは暴風雨警報が出た、早く避難してくださいねということを言うていますけれども、これからのコロナの時代はそういうようにすぐに逃げろというのも、また密になっていくのでおかしいんじゃないかと思うんですけれども、そういうのをすぐに逃げなあかんけれども、逃げにくい。 だから、その警報の案内の仕方も変わってくると思うんですけれども、それはどのように周知するのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 内閣府の防災担当のほうからも広報がされておりますけれども、まず、避難所へ直ちに避難しなければならないというのは、危険を防止するためには直ちに避難をするというのが原則でありますけれども、安全な場所、あるいは、これまでのハザードマップ等で確認をしていただいて、自分の家は安全だという方であれば、そこらは避難をしていただかなくてもいいでしょうし、また、コロナ感染として考えられるマスクや体温計などの持参をして避難していただくという対応で広報しているところであります。 ◆11番(桂三発君) そうしますと、例えばハザードマップなんかで水のつかないところの家やったら垂直避難とかそういうような形で対応して、前までは避難所へよく行っていましたけれども、とりあえずは自分で守れるんだったら避難所へ行かんと自分の家で待機するというような形の理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 先ほど申しましたように、内閣府の防災担当のほうからは、まず、自らの命は自らが守るという意識を持っていただいて、災害時には危険な場所にいる人は避難することが原則であると。 なお、知っておくべき5つのポイントといたしまして、安全な場所にいる人まで避難所に行く必要はありません。あるいは、避難先は小中学校、公民館だけではありません。安全な親戚、知人宅に避難することも考えましょう。マスク、消毒液、体温計が不足しています。できるだけ自ら携行してください。こういった内容のものを内閣府を通じて広報しているところでございます。 ◆11番(桂三発君) 何となくですけれども、分かりましたので、そのような形でしていかなあかんねんなというのは分かりましたので、やっていきたいと思います。 続きまして、最後、4点目でございます。 コロナの時代になってから、お年寄り、高齢者が非常に閉じ籠もっているんですよ。最初の報道で高齢者はうつったら重症化になるとか何とか言われまして、本当に高齢者の方が家に閉じ籠もっている人が非常に多いわけでございまして、サロンとかそんなんも一応今中止していますよね。 この時代になってきたので、そろそろ動かんと駄目じゃないですか。閉じ籠もった高齢者をどのようにまた引っ張り出すのかというのをちょっと聞きたいわけでございますけれども。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 津市ふれあい・いきいきサロン事業や介護予防教室でございますけれども、先ほど議員からも御紹介ありましたように、現在中止というようなことで3月からさせていただいておりますけれども、これらの事業への例えば参加意欲が減退した高齢者や、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い外出を控えることで閉じ籠もりがちとなってしまった高齢者には、例えば地域包括支援センターが日頃の活動の中で気をつけている高齢者宅を訪問しまして、外出を促すことをはじめといたしまして、隣近所の方やサロンリーダーがサロンへの参加を促すなど、地域包括支援センターの取組ですとか、これまでの人と人とのつながりによるセーフティネット、これらが大きく機能してくるというふうに考えております。 ◆11番(桂三発君) そうしますと、周りの人を利用して引っ張り出すんですけれども、サロン事業なんかは大体いつ頃から始める予定に、今しているんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) サロン事業でございますけれども、こちらにつきましては、新しい生活様式を考慮したサロン活動について、現在社会福祉協議会と連携いたしまして、サロンリーダーの方などへ説明に丁寧に取り組んでいるところでございます。 サロンにつきましても、準備が整い次第ということになってこようかと思いますけれども、サロンリーダー等の御理解をいただいて、再開に向けて取組のほうを進めてまいりたいと考えております。 ◆11番(桂三発君) 今までのサロンとコロナの感染予防のためにサロンの形式が変わってくると思うんですけれども、そういう話合いとかそんなんはもう既にやっていると思うんですけれども、どのような感じでいくんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 社会福祉協議会のほうとサロンの在り方ということで、国のほうからも、実は5月29日に新型コロナウイルス感染症の拡大防止に配慮して通いの場等の取組を実施するための留意事項というようなものが出されております。こういうものに基づきまして、社会福祉協議会のほうと相談をしながら、進めておるというようなところでございます。 ◆11番(桂三発君) 相談しながらはいいねんけれども、具体的なイメージが全然つかめなかったんですけれども、やっぱりサロンとかでも結構多いところは密になっているじゃないですか。だから、その人数を半分にするとか、何かの答えが出てくるのかなと思ってんけれども、それが出てこなかったので、従来どおりやっていると、これはいかんのじゃないかなと思うわけでございますが。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 申し訳ございません。サロンにつきましても、人と人との十分な間隔を確保したりですとか、人との接触や、例えば歌唱、大声などの発声を伴うプログラムについては、例えば控えていくですとか、茶菓は例えば個別の包装にするとか、いろいろ国のほうからもそのようなことが示されておりますので、そのようなところをしっかり精査しながら説明のほうを行ってまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(桂三発君) だから、よく分からないんですけれども、簡単な話が、前来ておった人数の半分にするとかいうような形のことは考えているのか、考えていないのかですわ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 議員御質問のように、例えば密になるというようなことも避けていく必要がございますので、例えばこれまで1回の開催を複数の開催とか、そういうことについても考えております。 ◆11番(桂三発君) だから、確認しますよ。前20人でいきいきサロンみたいなのをやっておったやつを10人ぐらいに減らしてやっていって、こぼれる人がおるじゃないですか。それをまたサロンの回数が20人やったのが10人になって、倍ぐらい開くようなことは考えているのか、考えていないのかです。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 議員御指摘のような点も、それは考えております。 もちろん回数を例えばこれまで1回のところを2回にしたりとか、そういう複数回にしていくというようなことも考えていって、新しい生活様式というものに対応していくような形でのサロンというのを考えていく必要があると思っております。 ◆11番(桂三発君) 分かりました。ありがとうございました。 これで質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(岡幸男君) 以上で桂議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午前10時30分休憩     午前10時45分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 龍神議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 龍神啓介議員。     〔24番 龍神啓介君 登壇〕 ◆24番(龍神啓介君) 皆さん、おはようございます。市民クラブの龍神でございます。 まずは、新型コロナウイルス感染症対策において、特に特別定額給付金の送付作業におかれまして、非常に迅速な御処置をいただきまして、本当にありがとうございました。心から御礼申し上げたいと思います。 それでは、代表して質問させていただきます。 まず、一般会計補正予算(第4号)に関連いたしまして、財源の話を数点させていただきたいと思います。 今回の補正予算で財政調整基金を5億8,000万円ちょっと使われるということですけれども、決算等々何年か見てまいりまして、実質の単年度収支が何年か連続で減ということで、いろいろな財政の問題があったと思うんですけれども、やっぱり見通し的にちょっと不安がありまして、やはり財政調整基金を使って果断な政策を打っていくことも非常に重要かと思うんですが、見通し的にやはり財源が枯渇してしまってもよろしくないので、当局としてその見通しをひとつお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの龍神議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) いわゆる市の歳入、根幹でありますいわゆる市税収入、こちらが影響というか、コロナウイルスで影響があるのかなという中で、新型コロナウイルス感染症の影響によって、例えば1年間市民税とか固定資産税とかはそういう徴収猶予というのもあります。 それから、いわゆる今般の経済活動の低迷によって一時的に減収に転ずるということも予想されるわけですけれども、こうした一時的な減収への対応としては減収補填債という、予想より減ったという場合は減収補填債が発行できるという仕組みがあります。 それから、国の地方財政対策によって、当然歳入、基準財政収入額になりますが、地方税収入などが減った場合には交付税などで措置されるという中で、本市が急激に財源不足に陥るということはないものと思いますけれども、決してこれ楽観視しているわけではありませんので、市税収入の状況を当然しっかり見極めていろいろ考えていく、やっていくものを決めていく、そういう形になると思います。 ◆24番(龍神啓介君) ありがとうございます。 収入、税収とかに関しては、いろいろ国の施策であったりとか補填の施策であったりとかいろいろありまして、大丈夫であるということと考えさせていただきたいんですけれども、先ほど来桂議員も言われていましたけれども、第2波が高い確率で来ると。どのような規模になるかは分からないですけれども、そのときに国の手当てがしっかりつくということは確定ではないので、しっかり市としても財源の対策を取っていかないといけないと思っておるんですけれども、今後、第2波到来時に基金等々、前の臨時会でも議決がありましたが、基金等々対応されると思うんですが、こちらも当局の予想としてはしっかりここの範囲内で対応できるということで御認識されているということでよろしいですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 今おっしゃられました第2波とかそういう備えも当然必要でありますので、いわゆる新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防する新しい生活、こういったところへ移りゆく中でありますので、さらなる支援策、これを行っていく。これ必要やと思います。 そのための財源ですけれども、まず、国の役割というか、国として令和元年度補正予算で予備費をまず使って、いろんな対応策を講じた、支援策を講じた。 それから、令和2年度の補正予算、これ第1号、第2号で増額の補正予算を編成して、また、そんな中で地方が地域の実情を踏まえた対策が実施できるということで、財源手当も増額をしておるわけですけれども、先ほど議員御紹介ございましたように、本市としてモーターボート競走場のほうから社会貢献として10億円繰り入れて、市の独自施策への充当をするとともに、残額の3億7,488万円、これについては新型コロナウイルス感染症対策事業基金に積み立てまして、今後想定される様々な状況において必要な対策を打っていけるよう措置をしておりますので、そういった中で、国の財源も活用しつつ、併せて市の財源も基金も活用して対応を行ってまいります。 ◆24番(龍神啓介君) ありがとうございます。 今、国の財源も利用しながら、国のバッチ的なものを対応しながらということなんですけけれども、先般、国のほうでも補正予算成立しまして、臨時交付金のほうも2兆円積み増しで増えるということなんですが、これがどのぐらい配分されるかということは、まだどうなっているのか私は把握していないんですけれども、仮定の話をするのも申し訳ないんですけれども、それを利用してやっていくということも当然考えるわけなんですけれども、その点については、当然コンセンサスを取って今考えられていると思いますが、いかがですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 今回2兆円の増額ということで、臨時交付金あります。具体的に数字が幾らということは、まだうち情報入っていませんけれども、そういった中で、いろんな施策を打っていくということが当然必要でありますので、検討のほうは進めている、そういう状況であります。 ◆24番(龍神啓介君) ありがとうございます。 矢継ぎ早に対策を打っていかないといけないのでいろいろと不安があったんですけれども、とりあえずは大丈夫だという認識をさせていただくということでよろしいですかね。 長い闘いになると思いますので、いろいろと必要な政策、支援策が出てきて、財政のやりくりも非常に大変だと思うんですけれども、先ほど御答弁いただきましたように、国のものも使いながら、基金のほうも、いろいろと質問も前々からあったと思うんですけれども、拡充をしながら独自施策等々を果断な決断でやっていっていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 次、予算に関連して、新型コロナウイルス感染症医療提供体制整備特別負担金についてお伺いしたいんですけれども、ニュース等々でも報道されているとおり、医療関係者の物的、人的、また精神的な負担というものは非常に大きいかというお話を聞いております。本市の施策として、臨時交付金から活用した支援策を打っていただいたということは非常にありがたいと考えております。 その上で、ちょっと1点お伺いしたいんですけれども、議案を見ているとほぼ自由裁量で各種機関であったり団体に負担金を出されるということとお見受けしているんですけれども、限定されたところに支援金をお渡しして、ただ、医療に携わる方というのは多数いろいろと、本当に事務の方から手伝っていただいている方いろいろとおられる中で、額は限られていますけれども、しっかりと皆さんに支援が行き届くということは当然考えておられると思うんですが、その点について、ちょっとぼやっとした議案だったので、御説明いただければなと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) まず、新型コロナウイルス感染症対策に関しましては、各医療現場におきましてこれまでに経験のない感染症に対応するため、それぞれの医療機関において従事される医師はもちろんのこと、歯科医師とか看護師の方、薬剤師、事務員、その他コメディカル、その全ての医療従事者の方に、まず、御尽力いただいていることについて深く感謝しているところでございます。 こうした全ての医療従事者に対して敬意を表しまして、津市として何かできることはないかと考えて、今回、新型コロナウイルス感染症医療提供体制整備特別負担金というものを交付し、医療現場において医療従事者のシフト替えに伴う人的拡充費用とか、それに伴う時間外勤務手当、また、高騰する医薬材料費など、いわゆる議員おっしゃっていただいたように人的、物的、精神的なものに対して、国や県からも支援策というのが打ち出されておりますが、それに支援の及ばない経費に対して私どものお金を御活用いただくことによりまして、全ての医療従事者の方の負担を少しでも軽減して、感染拡大はもとより、市民の健康を守るために必要な医療体制を確保しようとするものでございます。 ◆24番(龍神啓介君) 具体的な使い道等々には指定するものではないと把握しておりますが、当局としてもしっかりと目配りをいただいて、全ての方に役に立つように御指導いただければなと思っています。 また、繰り返しになりますが、第2波が到来するということを見越して、この3,500万円が足りるか足りないかというのはひとまず置いておいて、先ほどの話の続きになりますけれども、財源があるのであれば、またしっかりと最前線で働いておられる方にいろいろな、お金だけじゃないと思うんですけれども、支援策を考えていただいて、適切な対応をしていただければなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、一般質問のほうに移りたいと思います。 一般質問の1項目め、民間CIOの設置ということで、CIO、チーフ・インテリジェンス・オフィサーですか、平たく言うとICTに関する責任者というイメージで認識しているんですけれども、今回の新型コロナウイルスの対応等々で全国的な話なんですけれども、行政のICT利用は非常に不安な面を露呈したなと個人的には考えておるんですが、今後、人口減少であったりとか、高付加価値のビジネスが相対的に少ない地方こそ行政のICT、またまちとしてもスマートシティーを目指していくという方向性は非常に重要かなと個人的には思っているんですけれども、その際に、行政としてもやはり責任が取れて、また、指示ができるという指揮系統をしっかりさせた役職を自前ではなく、たけた民間のほうから来ていただいて、権限を持っていただいて、全体最適を目指していくということも非常に重要になってくるのではないかなと、危機感とともに思っているんですけれども、その点どうお考えでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 貴重な御意見ありがとうございます。議員おっしゃるとおり、ICT、いわゆる情報通信技術、これは近年急速に発展しまして普及もしておると。伴いまして、この情報システムもかなり高度化して複雑化しております。一方でサイバー攻撃なんかでも巧妙化していると。 このような状況の中で、議員おっしゃるように、情報システム技術でありますとか、情報セキュリティーに関しまして、専門的な知識、経験を持つ民間の専門家でありますとか、民間事業者をCIO、それからCIO補佐として任用する、登用する自治体も一部ではございますが拝見できます。 本市におきましては、先ほどもありましたが、首長の指揮命令系統、これを明確化するという、こういった観点もありますので、基幹情報システム、これを所管しております総務部、この総務部を担当していただいております副市長、これをCIOに位置づけまして、総務部長をCIO補佐と位置づけております。 現在、本市におきましては、次期基幹情報システムの更新をしているところでございまして、こういった大規模なシステムの更新の折には情報システムの複雑化、こういった高度化に着実に確実に対応するために、情報システムに関しまして専門的な知識がございます専門業者に更新に係ります支援の業務を委託いたしまして、こういった支援につきまして最適かつ円滑に更新業務が遂行できるように確保しているという状況でございます。 今後におきましても、必要に応じまして、こういった専門の知識を持つ民間の業者等の方々の支援を得ながら、戦略的な情報化に推進してまいりたいと考えております。 ◆24番(龍神啓介君) ありがとうございます。 おっしゃるとおりだと思うんですが、CIO補佐官であったりとかCIOの方、今もう使っておられると思いますが、アドバイスをされる民間の方というのも今いらっしゃると思うんですが、やはりアドバイザーで終わってしまって、指揮系統に入れないというのでは、なかなか硬直化した組織であったりとか、システムを変えていくというのには至らないということをよくお聞きします。 今の御答弁をお聞きしていると、すぐに民間の方の力に頼るということはないということをお見受けしたんですけれども、それはもう今は考えていないということですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 大きなシステムの変更のときには、現在もそうなんですけれども、支援をしていただいておると。これは今後も続きますが、例えば御指摘のとおり、CIOとして責任のある立場を民間の方を登用ということも、これ、これからスマートシティーに向けてますますICTを取り入れて積極的な行政にも活用していくということが目指すところでございますので、必要に応じて優秀な人材がおるということでございましたら、状況に応じて例えば登用をしたりとかというのも慎重に前向きにといいますか、他市の状況、国の状況も踏まえまして検討もしていく必要があろうかと考えてございます。 ◆24番(龍神啓介君) ありがとうございます。 人材という話が出ましたが、いろいろな記事であったりとか勉強をしていると、この人材がなかなかいないということをよくお聞きします。なので、今すぐにという話じゃないですけれども、常にアンテナを張って、この人ならという人材を常にアンテナを高く持っていただいて、この人であるならという市長のリーダーシップの下、採用していただいても結構ですし、また、現場のほうでも、そういうのにお詳しい方というのはたくさんおられるわけなので、されど、部分最適に陥ることなく、全体を見て組織を変えていける、組織をもっともっと仕事ができやすくするような人材を常に探して、考えていっていただきたいと思います。 この点については、ちょっと時間がないのでなかなかできないんですけれども、また質問させていただきたいと思います。 それでは、最後の項目で、教育におけるICTの利用ということなんですが、まず、1点目お聞きしたいのは、今回GIGAスクールということで端末を早送りで入れていただけることになって非常に喜ばしく思っておるんですが、中身が伴ってこないと本当にこれ意味がないので、その観点から数点お伺いしたいんですけれども。 まず、今回新型コロナの感染症の対策下において、全国津々浦々教育において非常に遅れが出てきたということをお聞きしておるんですが、当然遅れているということなんですが、どのようなICTの利用、また、オンライン学習の利用のモデルがあれば、これはもう理想論で構わないんですけれども、この遅れを減らせた、遅れが生まれなかったというふうにできたとお考えか、ちょっとお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 臨時休業中において、児童生徒と電話や郵便受け等を活用した間接的なやり取りが中心となっておりました。今後は、ICTを活用し、午前と午後に1回ずつなど児童生徒の家庭での学習状況を直接把握することや、家庭において一人一人のニーズに応じて学習できるオンラインサイトをしっかり活用することで、臨時休業中の学習保障ができていくのではというふうに考えております。 ◆24番(龍神啓介君) オンラインの双方向でやっていただいて、学習管理もそういうのでやっていくというふうな御答弁だったと思うんですけれども、実際いろんなお声を伺うと、やはりこの地域においても、公立と私立の差があったということを伺っております。 これもそうなんですけれども、第2波の到来時までにしっかり整備して、相対的な話なんですけれども、相対的に遅れが出ないようにしないと、公教育としての在り方の問題となってきますので、この点についてはしっかりと理想を固めてやっていってほしいなと思うんですが、端末の整備なんですけれども、こちらは先ほど教育長御答弁をいただいていましたが、今年度中に何とか間に合うようにやるという認識でよろしいですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 本年度末には全ての子どもたちに1人1台端末が行き渡るように、こちらのほうで準備のほうを確実に進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆24番(龍神啓介君) ありがとうございます。 先ほども津市eラーニングポータルという話があって、これをオンライン学習の中心に据えていきたいというお話だったんですけれども、これ、自前のシステムと言っていいと思うんですけれども、なぜ自前のオンライン学習システムをまず入れることになったのか。非常にいいことだと思うんですけれども、民間のサービスとかもいろいろある中で、なぜこのオンライン学習システムを入れることになったのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) この津市eラーニングポータルは、三重大学教育学部と連携をしてつくったものです。そして、このサイトには津市教育委員会コースと、それから各小中学校等コースの2つのコースがあり、それぞれのコースを児童生徒が一人一人のニーズに応じて学習を進めることができます。 ですので、標準的な学習を進めることも可能ですし、それぞれの学校からのこういう授業を子どもたちに伝えたいというふうなことであったりとか、こういうメッセージを子どもたちに伝えたいというふうなものも伝えられるものというふうに考え、自前のシステムが必要だというふうに考え、つくっておるというふうな次第です。 ◆24番(龍神啓介君) この内容を見させていただくと、オンライン学習システムのみならず学習管理であったりとか、把握、コンテンツの利用とか、授業での活用はオンライン学習システムですね、学習状況の把握であったり、提出物であったりとか、いろいろマネジメントのほうの機能もついているということなんですが、この点に関して、マネジメントのほうに関して、民間サイト非常に進んだものとかもたくさんあるわけですよね。有名なものであったらG Suite for Education、Google Classroomとかいろいろあるんですけれども、それは併用してお使いになられるという認識でよろしいですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 今後導入を予定しております端末につきましては、今、議員がおっしゃられたような、そういうふうなシステムも装備されているものが標準仕様というふうになっております。 ですので、この津市eラーニングポータルの仕組みと、それから民間のその仕組と両方をやっぱり有効に使いながらやっていく必要があると思います。 そして、まだこの本格的な取組というのは現在のところ始まっておりません。今後、他市町の状況を聞いたりとか、それから現場の声を聴きながら、それぞれの良さであったりとか、弱みであったりとか、そういうふうなことをしっかりと整理をしながら、子どもたちにとってどのものを与えていくことが一番有効かというふうなことを考えながら進めてまいりたいというふうに思います。 ◆24番(龍神啓介君) ありがとうございます。 併用されることが決まったというわけじゃないんですけれども、そのような方向で考えているということで、先ほど桂議員がおっしゃられたように、アカウントの取得の話もありますし、Googleのものを使うのであればGoogleのアカウントも要りますし、その利用方法を周知しないといけないので、自前の学習システムがあるということは、それとのすみ分けもはっきりさせておかないといけないということですね。 そうすると、現場での教職員の方々で苦手意識を持たれている方もたくさんおられると思うんですね。そういった方々にヒアリングをして、実際本当に使いやすいと思ってもらわないと、こういうのは入ってこないので、やっぱり現場の方々のお気持ちが非常に重要になってくると思うんですけれども、先ほど来今年度中に端末を何とか入れたいという話がありましたが、ヒアリング重ねて、今年度中に何とかそれを声を聴きながらつくり上げていくことというのは可能なんでしょうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) このGIGAスクール構想の実現におきましては、教育委員会事務局が指導主事主体となって各学校への教員研修を今後行っていきたいというふうに考えております。 学校への訪問研修に加え、担当者を集めての研修、あるいはオンラインを使っての研修というものも既に5月29日に実際にやらせていただきました。そこで、オンライン機能のチャット機能を使いまして、それぞれの先生方と交流することで、多くの先生方の声を集めながら内容の理解を図りました。 このように、現場の声をしっかり聴きながら、そして、現場にこういうこともできるよというふうなこともしっかり示しながら、この1人1台端末が有効に学校で機能できるように取り組んでまいりたいというふうに思います。 ◆24番(龍神啓介君) ありがとうございます。 今後遅れを取り戻す、今も当然遅れを取り戻して大変現場で頑張っていただいている教職員の方々がおられると思うんですが、そうすると、いろいろ負荷がかかってきて、平時、今までやっていた授業のスタイルで遅れを取り戻していくと思うんですが、そうすると、やっぱり今までやっていたほうが慣れていますので、そういったやっぱりこっちのやり方のほうがいいじゃないかと、当然なってくると思うんですね。 いろんなことを考えていたり、新しいものが好きであったらいろいろ試したりする方もおられると思うんですけれども、そういう余裕が今ないんじゃないのかなと、僕ちょっと不安に思っているんです。 やっぱりそういうところは、しっかり教育委員会の方々がこっちのほうが便利だよ、こうこうこう使ってくださいね。こうしたらうまいこといきますよ。こうこうこうするとよりいきますよというのが、もっともっと今オンライン形式でやっていただいているというお話をされましたけれども、もっともっと周知して、教職員の方々がこれならやっていけるというふうなやっぱりシステムもつくる、システムを周知する、システムを使っていただくという3段構えでリーダーシップを取ってやっていただかないと、第2波到来、またはその後につながっていかないと、スピードの面で思っていますので、すみません、ここはちょっと本当に大変だと思うんですけれども、頑張っていただきたいなと思っております。 3番の補助を用いた端末整備後の更新について、ちょっと話はそれるんですけれども、お聞きしたいなと思います。 ちょっと先の話になるんですけれども、今回国の補助もあって入れていただいた。ただ、やっぱりこの端末もその後更新の必要性が当然出てくるわけですけれども、これは大体耐用年数はどれぐらいと考えておるんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) おおむね5年程度というふうに考えております。 ◆24番(龍神啓介君) ありがとうございます。 5年も先の話になるんですけれども、そうしたときに、また新たな支出を国がやっていただけると、私はそれを願いたいんですけれども、そうならない可能性もあるので、これはちょっとお願いになるんですが、小学校ではなかなか厳しいと思うんですけれども、いわゆるBYOD、Bring Your Own Device、自分の端末を持っていって学校でソフト面はしっかり5年後の話なので、もう整備されているという仮定でBYODを考えておくといったことも必要となってきますので、ちょっとお忙しい中申し訳ないんですけれども、それも少し考えていただきたいなと思っています。 すみません、ちょっと時間ないんですが、最後、端末整備後の使用計画ということで、先ほど来使用計画の話をしているんですが、PISAの2018年の結果が、ICT利用に関して日本は非常に悪い数字で、正直全くここ6年間ぐらい進んでいない状態が出ています。 今回、GIGAスクール構想で少し進んだのかなと思うんですけれども、ただ、これ国の文部科学省が学校の環境情報整備に関する説明会というのをユーチューブでされているんですね。その中で、審議官であったり、ちょっと役職の方は忘れましたけれども、非常に強い口調で自治体のことを、なぜやらないんだと。やらないことに説明責任があるんじゃないかと。どんどん進めてくれと。現場の声を潰すようなことはやめてくれと、結構強い口調で、教育委員会向けの動画だったと思うんですけれども、言われています。実際、かなり早い自治体におかれては、もう着手されているところもあるわけです。 さっきの話に戻っていきますけれども、公立と私立の差というのが出てくるわけなので、これはどのような運用計画、先ほど来の話のまとめになるんですけれども、運用計画をいつまでにしっかり立てるかというのは今言明できますでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 運用計画につきましては、国が示す1人1台端末が整備される前に作成をしてまいりたいというふうに思っております。 導入される1人1台端末の詳しい仕様が決まり次第、国が示しておりますGIGAスクール構想の実現パッケージ、これなどを参考にして計画のほうを策定してまいりたいというふうに考えております。 ◆24番(龍神啓介君) なかなかこれまでにという話はできないと思うんですけれども、やはり子どもたちが非常に、もうみんな学習に対する、これに対して不安を持っています。親御さんも不安を持っています。それが今ある、今からできる端末であったりシステムで解決できる可能性というのは、かなり高い可能性があるわけなので、ここはやはりしっかり期限を区切って、なおかつ質も高めるための努力をいただきたいなと思います。 この議会の場で、ここまでにということはおっしゃっていただけなかったですけれども、今後も引き続き何とか第2波、第2波は来なくてもこういうのを使って、特に子どもたちの学習管理をしっかりやっていただくよう、本当に伏してお願いを申し上げまして、質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で龍神議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午前11時16分休憩     午前11時30分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 岩脇議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 岩脇圭一議員。     〔12番 岩脇圭一君 登壇〕 ◆12番(岩脇圭一君) 一津会の岩脇圭一でございます。本日は会派を代表いたしまして、通告に従い、議案質疑1点、一般質問として2点質問をいたします。 まず、議案質疑でございます。 議案第69号令和2年度津市一般会計補正予算(第4号)、1、歳出、教育費、教育振興費、教育総合支援事業についてお伺いします。 GIGAスクール構想に基づく児童生徒1人1台端末整備のための情報機器選定に係る仕様等を検討する第三者懇話会の予算ということでございますけれども、この点につきまして、1、情報機器選定において重視する点は何かについてお伺いをさせていただきます。 ○議長(岡幸男君) ただいまの岩脇議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 情報機器選定のことでございますけれども、まず、この情報機器選定に当たりまして仕様書の作成を進めていくわけでございますけれども、この仕様書の作成でありますとかOSの選定、これにつきましては情報企画課のほうの御支援をいただきまして、また、いろんな業者の選定でありますとか、そういったものにつきましては調達契約課の御協力、技術支援をいただきながら教育総務課のほうで事務を進めていくということで対応してまいりたいというふうに考えております。 今回整備させていただく端末につきましては、文部科学省のほうが標準的な仕様、これを示しておりまして、OSにつきましてはiPad OS、それからWindows OS、それからChrome OSの3つが示されておるというところでございます。 この3つのOSの選定に当たりまして、学識経験者の方、あるいはIT担当者の方、私ども津市職員以外の方で十分な知見をお持ちになります有識者の方に第三者の視点から御意見をいただくということで、情報企画課のほうで、議員おっしゃっていただきました津市GIGAスクール構想の実現に向けた児童生徒1人1台端末の整備事業に係る第三者評価懇話会を設置していただきました。 この懇話会につきましては、情報企画課のほうで事務局となっていただきまして、議論いただいた結果を今後の機器選定ということで生かしてまいるわけでございますが、御質問いただいておりますこの重視する点につきましては、この懇話会のほうで検討いただきましたのは、例えば基本パッケージで提供されます機能でありますとか、あるいは端末管理の容易さ、あるいは追加して使用できるアプリの量、使用許諾期間でありますとかサポート期間、あるいは利用状況、こういった幅広い観点から御審議をいただくということで、この点を重視して御議論をいただいているところでございます。 ◆12番(岩脇圭一君) この第三者懇話会の構成メンバーのほうをお伺いさせていただいたんですけれども、主にこの情報機器という部分での専門的知見を有する有識者の方のみによって構成をされているということでございまして、本日も桂議員と龍神議員から活用についての御質問がございましたけれども、こうした点について、やはり使用する子どもの視点、また、指導する現場の教員の皆さんからの意見というものをこの検討過程において反映をさせていくということが、この一番最初、先ほどからもずっと御議論ありますけれども、短い期間の中でこの機器を整備し、活用していく計画を立てていくという中で、非常に重要となってくると思うんですが、この懇話会において、この検討過程の中でどのように反映をさせていくのかということについてのお考えをお伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今おっしゃっていただきました御意見でございますけれども、やはり今回導入いたします端末につきましては、学校現場で使っていただくことになります。ですので、当然学校現場での使いやすさというのも重要になってまいります。 一方で、今回第三者評価懇話会立ち上げていただきましたこの目的につきましては、このGIGAスクール構想実現に向けまして、この整備事業の実施に関しまして広く意見を聴くために設けさせていただきまして、事業の実施に必要となる学習用コンピューターの調達に関することいろいろ御意見いただくという場になっておりますので、そういった学校のほうの御要望、そういったものをこの懇話会のほうにもお伝えしながら、懇話会として広い知見で御検討いただくようにできればなというふうに考えております。 ◆12番(岩脇圭一君) やはり津市の独自のeラーニングシステムというものを構築して活用していくということであれば、なおさらこの機器の選定について教育委員会としての主体的な判断が求められるというふうに思っておりますので、ぜひこの学校現場の皆さんの意見というものをしっかりと取り入れた形で進めていっていただいて、非常に短期間ではありますが、充実した議論を行っていただくよう取り組んでいただければなというふうに思います。 続いて、この機器の選定に関して、今後5年から6年ぐらい使用することになるであろうということでございます。その中においては、ここまでもコロナウイルスの2波、3波というようなお話もございましたが、既に今回のこのコロナウイルスの期間、緊急事態宣言に伴う休業期間の中でも、東橋内中学校のほうが新聞記事で取り上げられたりもありましたけれども、20ほどの学校でオンライン教育の活用が行われたと聞いておりますけれども、ぜひこうした中での教員の皆さんの経験とか、子どもの反応をしっかり取ったりとか、アンケートすることによって選定に生かしていただきたいと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 今、議員御指摘いただきました東橋内中学校等、この4月、5月の臨時休業期間中に各学校において、インターネットを活用した子どもたちへの発信というものに取り組ませていただきました。 これにつきましては、計画的に行われたというふうなことよりも、本当に子どもたちにこの期間の学びを何とか保障しなければならないというふうなことで取り組んだものであります。 ですので、今回のことをしっかりとまた振り返り、そして今後の第2波、第3波に備えてどのようなことができるだろうかというふうなことを、こちらとしても現場の声、子どもたちの声を聴きながら、現場と一緒に考えてまいりたいというふうに思っております。 ◆12番(岩脇圭一君) 続きましてなんですけれども、項目の2は、ここまでの桂議員、龍神議員のほうからも御質疑がございました。この点に関しては、私のほうは割愛をさせていただきたいと思います。 続きまして、一般質問のほうに移らせていただきたいと思います。 1、GIGAスクール構想を推進する上での課題についてお伺いいたします。 本来、当初これは3年をかけて3分の1ずつ段階的に情報機器を整備して活用を進めていく予定だったものを一気に、今日も御答弁ありましたけれども、この年度内、非常に短期間でこの機器の導入を実行し、教育内容の中で活用を図っていくということになります。 そこで、やはり先ほども検討の懇話会のほうのことで言及をさせていただきましたけれども、教育委員会や学校現場において、この組織的な推進体制をしっかりと取っていくことが重要であると考えますが、1、推進体制についてお伺いをさせていただきます。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) ICT教育の推進のために、教育委員会事務局が主体となって教員研修をまず行ってまいりたいというふうに思っております。 各学校に指導主事が訪問し、授業における活用方法について研修を行ったり、それから、中学校区単位でその情報教育の核となる教員、その教員の育成を図っていくなど、そのような仕組みをつくりながら、それぞれの学校において情報教育が着実に前進するように進めてまいりたいというふうに思っております。 また、県教育委員会に対しても、全教員が1人1台端末を活用できるような基礎的な指導力を育成するための研修会を実施するように、しっかりと要望してまいりたいというふうに考えております。 ◆12番(岩脇圭一君) ありがとうございます。 この点について、ここまでも少し議論が出ておるところではございますが、教員の研修という部分で、やはり指導主事からいかに現場の学校の皆さんに、このICT教育という部分でしっかりサポートというか考え方を、言ったら、下ろしていくとかということが必要なんだろうというふうに思っています。 かなり先行して既に動いていただいているということも聞き取りで伺っていますので、ぜひこの点、現場の先生、そして生徒の皆さんが困ることがないようにということで、取り組んでいっていただきたいというふうに思っています。 人材育成の基本となる考え方という部分で、情報教育の核となる人材をつくっていくということで御答弁いただいているんですけれども、その点の基本的な考え方等について、少しお伺いさせていただければなというふうに思います。
    ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) この研修の推進役として、教育委員会の役割は大きいものがあるというふうに考えておりますが、やはり現場で近くにいる先生から教えてもらう。そして、近くにいる先生の授業の姿からほかの先生が学ぶというふうなことも非常に重要な機会だというふうに思っております。そういった意味で、中学校区における研修の核となる教員の育成というものを考えております。 また、同時にそういうふうなものがしっかりと一人一人の先生方に根づくように、指導主事が各学校に行った場合、指導主事が先生役をして、そして、それぞれの学校の先生方が子どもの役をして、模擬授業のような形をしながら、このICTの活用がいかに有効なものなのか、どういうふうな活用をすると子どもたちにとってプラスに働くのかというふうなものを実際に実践しながら伝えてまいりたいというふうに考えております。 ◆12番(岩脇圭一君) ありがとうございます。 しっかりとそういったことを考えていただいているということでございまして、2の教育内容の編成と準備についてのほうに移っていっているわけなんですけれども、今回、やはり現状既にあるパソコン教室の活用まだまだ進められていないというふうに聞き及んでおりますし、やはり教員の皆さんは教育とオンライン、言ったら教育の専門家ではあるかも分かりませんけれども、ICTの専門家ではないということであろうと思いますので、これはやはりいかに融合を行っていくか。 オンライン研修ということのお話もありましたけれども、ぜひこうした機会を積極的につくっていっていただくというか、先進事例とか、もう既に1人1台端末に取り組んでいる自治体とかもありますので、ぜひそうした知見を取り込んでいただく研修の充実を図っていっていただきたいというふうに思います。 これはもうデータでもあるんですけれども、文部科学省の平成30年度の学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果において、三重県は教員のICTの活動指導力の状況の各項目では6位とか7位と1桁台を達成しているんですけれども、各項目に関する研修を受講した率ではちょっと比較的下位のほうにあるというふうなことでございます。本市は結構頑張ってはいただいているというようなことを伺ってはおるんですけれども、やはりこの研修の充実というのが一層の課題になるかなと思いますので、ぜひこの点について取り組んでいっていただきたいというふうに思います。 続きまして、次の質問に移らせていただきたいというふうに思います。 2点目の新型コロナウイルス感染症流行に伴う生活への影響について、お伺いをさせていただきたいと思います。 今回の緊急事態宣言の発令に端を発して、地域経済に非常に大きな影響がございます。桂議員の質問の中でも中小企業の影響等について御質問がございました。やはり雇用環境の悪化、また、家計収入の減少等、市民の皆様からもこの間様々な声を伺っているところでございます。 この点で、(1)生活保護・生活困窮者自立支援の状況はについて、お伺いをさせていただきます。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 援護課の生活福祉自立応援包括支援窓口で、ただいま議員から御質問いただきました生活保護ですとか、生活困窮者自立支援につきまして御相談のほういただいております。 窓口では、常に相談者に寄り添いまして、個別の事案の実態を丁寧に把握しまして、担当者間で情報を共有しまして、各種制度の案内ですとか相談はもとより、ハローワークなどの関係機関にしっかりつなぐことができる体制を構築して支援を行っているところでございます。 生活保護の相談件数及びその申請件数の状況でございますけれども、本年4月以降でございますが、現在のところ昨年度とほぼ同程度で推移しているようなところでございます。 次に、生活困窮者自立支援に関わっての状況でございますが、本年4月に住居確保給付金の支給要件が緩和されたことによりまして、住居確保給付金の本年度5月末までの支給決定数は7件となっておりまして、昨年度の年間の支給決定数の2件から大きく増加しております。 なお、自立相談支援事業ですとか就労準備支援事業など、その他の生活困窮者自立支援に関わる状況につきましては、現在のところ昨年度とほぼ同程度で推移をしております。 また、相談の中でお受けすることの多い津市社会福祉協議会の緊急小口資金及び総合支援資金の状況でございますが、津市社会福祉協議会に確認いたしましたところ、いずれも特例貸付けの実施に伴いまして、本年度5月末までの緊急小口資金の貸付件数は351件、総合支援資金の貸付件数は48件となっておりまして、昨年度の年間の緊急小口資金の貸付件数が75件、総合支援資金の貸付件数が昨年はゼロ件でございましたので、いずれも大きな増加というような状況となっております。 ◆12番(岩脇圭一君) ありがとうございます。 この点、本当に社会福祉協議会のほうがこの緊急小口資金、総合支援資金のほうの窓口となっているわけですけれども、本庁でも援護課のほうで受け入れていただいているということなんですけれども、かなりゴールデンウイーク中も含めて相談件数がすごく多くなって、増加して貸付けのほうもかなりそれに関する審査とか事務とかが、大変になってきているというふうに伺っています。 やはりこの間、本市において職員の皆さんの非常に努力のおかげでございまして、特別定額給付金の支給がやはりもう既に9割以上超えているという中で、雇用環境の悪化、また、収入の減少で生活に困窮している世帯の皆さんに、他の地域と比べてかなり早く届いているということも、この社協の資金の、言ったら支援というものと相まって、本市が今、まだ生活保護の申請がそれほど、一部地域では急増したりとかということも伺っていますので、そういった部分で大変早く届けられたことによって、この苦境をしのいでいただいている部分もあるのかなというふうに思っています。 ただ、やはり今非常に地域の経済状況、いろんな形で伺っています。本当に業種や業態、また、事業者によっても、一つ一つ状況が違っていますが、非常にダメージを受けているという状況もありますし、また、今国のほうでもいろんな支援施策が出ていますけれども、これが届いているところと、また届いていないところがある。そういった状況があって、まだなお非常に大変苦労されている方がたくさんいらっしゃるという中でございます。 その中で、今回補正予算では申請要件が緩和された、先ほども利用実績、こちらも伸びていますけれども、住居確保給付金支援拡充事業も上がっておりますけれども、今後について、非常にこれは経済が悪くなったときのことをしっかりと想定をした上で、今後のそういった生活困窮者自立支援、生活保護の体制を取っていただけたらなというふうに思うんですが、今後の対応についての考えについてお伺いさせていただきたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 今後の対応ということでございますけれども、生活福祉・自立応援包括支援窓口では、大きく増加をしております住居確保給付金の相談をはじめといたしまして、生活困窮者の自立支援につきまして、これまで同様相談者の方に寄り添いまして、包括的な相談支援を行い、生活保護など生活困窮者への必要な支援が適切かつ迅速に行えるように取り組んでまいります。 また、さらに今後も生活困窮に関わっての相談者の増加が想定されます。多岐にわたる相談内容に的確に相談するために、援護課内での情報の共有をさらに図り、研修などを通じ、全体での対応力を向上させることで、相談支援体制の強化を図ってまいります。 また、住居確保給付金、先ほど議員からも御発言いただきましたけれども、国の令和2年度の補正予算を活用しまして、現在、補正予算にて御審議をいただいているところでございますが、引き続き国の施策や国の補正予算の動向等をしっかり把握しながら、生活困窮者への支援を適切に実施することができるように取り組んでまいります。 ◆12番(岩脇圭一君) ありがとうございます。 本当に大変限られた人数の中で頑張っていただいていると思うんですけれども、しっかりとした構えを取っていただけるといいなというふうに思っています。 今回、質問を準備している中で、昨日の6月14日の時事通信なんですけれども、見出しが特例貸付け38万件超申請、既にリーマン超え、コロナで生活困窮、社協に殺到という記事も出ております。かなり全国的に見ても相当伸びているということでございまして、38万8,000件と、2か月で。総額約745億円の支給が決まっているということの記事でございました。 また、非常にこれから社協との連携も重要だと思うんですけれども、今回、住居確保給付金に関して要件が緩和されるということなんですけれども、4月30日からハローワークへの求職申込み不要にというようなことで緩和をされておるわけですけれども、やはりいかに次の就労につなげていただくか、新たな雇用につなげていただくかというところが重要だと思いますので、ぜひこの点ハローワークとの連携を密なものにしていっていただきたいなというふうに思ったので、その点改めて考えを。お願いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 住居確保給付金が当初できたときの趣旨というのが、住宅をきちっと確保した上で就職活動に積極的に臨んでいただくというような考え方がベースにございますので、その点しっかり踏まえまして、ハローワーク等関連機関との連携ですね、これしっかり取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆12番(岩脇圭一君) ありがとうございます。 以上で質問のほう終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で岩脇議員の質問は終了いたしました。 午さんのため、暫時休憩いたします。     午前11時53分休憩     午後1時00分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 青山議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 青山昇武議員。     〔14番 青山昇武君 登壇〕 ◆14番(青山昇武君) 公明党議員団の青山昇武であります。会派代表で質問をさせていただきます。 議案質疑2件、一般質問2件にわたって質問をさせていただきます。 まず初めに、議案第69号令和2年度津市一般会計補正予算(第4号)、高齢運転者の運転支援装置への補助内容及び周知の方法はということでお聞かせを願いたいと思います。 私も12月に、昨年に質問をさせていただいて、この安全装置、いわゆるブレーキとアクセルの踏み間違い、これを防止して、急発進の抑制につながるという装置であります。これをしっかりと高齢者の安全のため、そして、それの被害に遭わないためにどうでしょうかという質問をさせていただきまして、今回議案として上がってまいりました。この交通安全対策の事業に対しての内容と周知方法をお願いいたします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの青山議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎市民部長(武川明広君) 御質疑のいわゆるサポカー補助金につきましては、令和2年3月に国による補助制度が創設され、三重県においても令和2年度に後づけの装置の購入に対して国の補助に上乗せをする補助制度が創設をされました。 本市といたしましても、高齢者の安全運転を支え、交通事故防止を推進するために県と市が協調して実施する当該補助事業に取り組むこととし、今回補正予算を計上しました。 補助制度の内容としましては、70歳以上の高齢者が使用する自家用車に国が認定している安全運転支援装置を後づけで設置した場合、設置費用から国の補助金を差し引いた残額の2分の1を市が補助し、その市補助額の2分の1を県が負担するというものです。 補助の上限といたしましては、障害物検知機能つき、いわゆるセンサーつきのペダル踏み間違い急発進抑制装置については上限が2万円、センサーなしのペダル踏み間違い急発進抑制装置につきましては1万円が限度額となります。 例えばセンサーつきで対象経費が8万円の場合、国が4万円、市が2万円を補助しますので設置者の自己負担は2万円となります。市が補助する2万円のうち2分の1の1万円は県から市に交付されます。 なお、今回の支援制度は市のホームページへ掲載するとともに、市民交流課や各総合支所の窓口でチラシ等を配布し、制度の周知に努めてまいります。 さらに、健康福祉部と連携して、高齢福祉課の窓口や地域包括支援センター等の関係機関にも御協力をいただき、高齢者やその御家族の方々への制度の啓発を進めるとともに、安全運転支援装置取扱事業者にも当該補助制度の趣旨を御理解いただき、1人でも多くの高齢者の方々が自家用車に安全運転支援装置をつけていただき、ペダルの踏み間違いによる事故防止等、交通安全につなげてまいります。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 センサーつきとセンサーなしということでありましたんですけれども、当然買われている方によって違うと思うんですけれども、予算でいくと、大体何台というのか、何人というか、大体何台ぐらいが対象者として申請して補助が受けられるのかなというのをちょっとお聞かせ願えたらありがたいです。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市民部長(武川明広君) 大体補助金の額が600万円ぐらいでありまして、先ほどおっしゃったようにセンサーつきとセンサーなしで若干上限異なりますけれども、大体400人ぐらいが対象になると見込んでいます。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 周知のほうしっかりお願いしたいと思うんですけれども、やはり400台ですけれども、それ未満であればあれなんですけれども、それ以上になったときに、その後、やはりその本人もそうですけれども、家族の方、御心配なので、やっぱりつけたいという意向はすごくあると思うんですけれども、例えばそれが予算以上申請があった場合、今後ちょっとそれはしっかり、県も国もそうですけれども、市としても新たにそういう方々にも行き渡るようにしていっていただけるということはどんな感じですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市民部長(武川明広君) これから申請受付も始まるわけですので、状況を見ながらということになると思いますけれども、必要な部分につきましては、県に対して予算要望を行うなど考えてまいります。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 やっぱり事故のない安全な装置ですので、しっかりまた周知をお願いしたいなと思っております。 それでは、第2番目に入ります。 歳出、教育費、教育指導活動支援事業として、全児童生徒及び指導用端末機器の購入の使用についてというところですけれども、これは午前中に3名の方が質問をされまして、ほぼもう私としても理解をさせていただきました。 ただ、ちょっと1点だけお聞きしたいのは、この端末機器ですね、2万台以上ということでお話を伺いました。全国でいうとかなりの量があるということで、この端末機器の配付ですね。各教員もそうですし、児童生徒もそうなんですけれども、この辺は計画というか、配付はどのような形の順番は考えておられますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 今、議員から御質疑いただきました端末の件につきましては、まずは3つ標準仕様が示されておりまして、その中から1つをまず選ぶというふうなところになります。 そして、それが決まってからどんなふうな形で納入して、そして配付していくかというふうなことはそこからの話になってまいりますので、今後、具体的なことについては検討してまいりたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) すみません、配付ということですので、例えば特別支援学級を優先するであったりとか、あるいは今まだ家庭に端末等がないというところをまずは優先的にということですので、2万何千台というのが一遍に来るというとなかなか難しいと思います。まずは来たところから、今言わせていただいたようなところを優先に配付を考えております。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 要は確かに2万台、入る順番もありますし、今いろんな物事が一遍にこうやって来ていますので、例えば決まっても来ない状況が、パソコンの不都合なり、入札ですかね、落としたところが間に合わないというときに、しっかりと順番を配付的に決めておかないと、今年全部確かにそろうのが前提ではあると思いますけれども、危機管理的にいうと、しっかりその辺は事業を推進していく上では、逆に配付の計画も立てやないかんのかなと思うぐらいだと思っています。 その辺はもしこれだけしか入ってこないという状況を踏まえて、しっかりと計画も立てるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) そのあたり、どれぐらい入ってくるかということがある程度分かってきた段階で、きちっと計画を、優先順位を決めていきたいと考えております。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。しっかりとお願いしたいと思います。 続きまして、一般質問に移らせていただきます。 新型コロナウイルス感染症対策に係る交付金・補助金及び支援金についてであります。 これは、今様々国、そして県、我が市でもいろんな対策をしております。ただ、本当に日々日々新たな話があったり、午前中の一番最初に桂議員も言っていましたけれども、何がどういう制度でどうか分からないという方もかなりみえられると、僕も感じております。 そういった面で、いわゆる状況及び市民への周知というところですけれども、この状況や市民への周知方法というのは、この状況というのは周知の状況ですね、その辺も含めてちょっとお願いしたいんですけれども。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 今のいろんな制度の周知の状況でありますけれども、やはり新型コロナウイルス感染症に対する支援策など、広く市民の方に知っていただくというのは本当に大切だと認識しております。 こうした情報でありますけれども、いち早く市民の皆様にお伝えすることが重要であるため、市長自らが新型コロナウイルス感染症関係の施策に関する予算の発表でありますとか、また、事業の開始に合わせて動画による市長メッセージの発信、また記者会見なども行っており、その内容につきましては、ホームページにアップするとともに、ケーブルテレビでも放送して、それから、広報津の市長コラムでもいろいろ掲載をしております。 また、市独自の支援策だけでなく、国や県からいろんな支援制度が示される中でありますので、こうした情報についていち早く市民の皆様にお伝えするために、更新ということもありますので、ホームページについては、トップページ上に新型コロナウイルス感染症に対するお知らせがカテゴリー別に分かりますように、入り口のほう、市民向けのもの、それから事業者向けのもの、それから特別定額給付金、それから市独自の支援策、市長メッセージ、この5つに区分しまして、入り口のほうした上で、市民や事業者の方などの見ていただく方が、それぞれ国・県・市の支援策も含めた必要な情報を取得できるようにホームページも変更してきたわけでありまして、現在もその情報を更新のほうしておるところです。 それから、こうした取組に加えまして、新型コロナウイルス感染症対策に関する予防や行動に関する疑問、それから支援策の内容など、市民の方からいろんな相談がありますので、一元的に受けられるように相談窓口を設置して、こういった内容についても相談窓口があるということを広報で周知している。今、そういう状況でございます。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 私もホームページ見させていただいていますし、いろんな方から聞いております。 その中で、まださらに我々としても市民相談がありまして、やっぱりそんな制度あったのかというのはあったので、私的にはこの一覧を、我々も党としては作って、なるべく皆さんに見ていただこうということでやっております。例えば学生支援はこうですと。事業内容があって、その中身が簡単に載っていて、右端にはその問合せ先とかQRコードとかが載っています。あの一覧を見ると、これは私対象なんやなとか、うちとこはこれは必要な制度としてはいけるかなというのが分かるものなんです。 そういう一覧があれば、もっともっとぱっと見て、すぐにどれが自分に当てはまるのかなというのは分かりやすいとは思いました。ホームページを見ていると、やっぱり事業内容からずっといくので、なかなか中身を知るまでに、それが一覧で分かるといいと思うので、私は案としてはその一覧を作って、ホームページ上でもそうですし、ある意味広報ですね、広報でも臨時号出してでもいいから、しっかりと周知をしていただいたほうがいいのかなと。 それも要は定額給付金ではないですけれども、僕としては、やっぱり広報でもホームページでも見るというのはありますけれども、やっぱり見ない人もおりますので、今回各戸配布を定額給付金の場合されたので、名前宛てに。それぐらいやって周知をしてもいいのかなと思っておるんですけれども、もうちょっと周知方法を一覧で分かるような形でしていただけたらいいのかなと思っておるんですけれども、いかがですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 今いただきました御質問、一覧表の作成でございます。やっぱり個人や事業者など対象別に区分をした上で、目的に合った情報が得られるよう工夫をして、その上で、今後、国の2次補正の各制度ももう少し詳細が出てくると思いますので、こういったことについても整理をしながら市の独自支援策だけでなく、国・県の支援策も含めて形態で作成していくことが重要であると考えております。 この一覧表、今御質問にもございましたホームページで、作成しましたら掲載していきますとともに、各世帯へやっぱり配布していくということが大切でありますので、広報津を配布している仕組みがございますので、こういう仕組みを活用して、各世帯へお届けできるように取り組んでまいりたいと考えております。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 本当にたくさん国・県・市とありますので、一覧にして分かりやすいように周知していただければなと思いますので、どうかよろしくお願いします。 それでは、(2)にいきます。特別定額給付金の申請状況についてであります。 大変津市としては前に進んでされていると思うんですけれども、今現時点での状況をお願いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎新型コロナウイルス感染症特別定額給付金等推進担当理事(奥田寛次君) 特別定額給付金の申請は6月12日、先週金曜日現在ですが、12万6,613世帯中11万7,817世帯分を受け付けました。申請率としましては約93.05%です。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 ということは、申請書の送付をしてから約1か月ですね。この時点で7%、いわゆる9,000世帯ぐらいの方がまだ未申請やということになると思うんです。当然そこには宛先が反応がありませんよと返ってくるものもあると思います。 ただ、その返ってくる分は返ってくる分なんですけれども、要は向こうに行っているんですけれども、返ってこないときですね。まだ申請期限がまあまああるのでまだいいかという方もみえられますし、申請が来たんやけれども、そういう気持ちはあんねやけれども、今回いいかという方も当然みえられます。 例えば忘れる方も当然みえると思うんです。来てから長い時間たっておる、置いてあるとか。そういったいろんな状況というのは想像できると思うんですよね。そんな方々に、今後、どういうふうに前に向けて申請をしていただけるような取組をしていっていただけるかというのはすごく気にはなっております。 きっちり順当にいって、それから返ってきてというのはいいんですけれども、やっぱりこれからがまたその対象者が自分でもういいわという方はいいんですけれども、やっぱり忘れている方とか、うっかりしている方とか、やっぱりその方々に対しての何か手だてを打っていかないといけないのかなと思っておるんですけれども、いかがですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎新型コロナウイルス感染症特別定額給付金等推進担当理事(奥田寛次君) まずは、宛所に訪ね当たりませんなどとして市役所に返送され届けられなかった申請書につきましては、発送日以降に住所移転などをされていないかなどを調査を行い、お届け先の把握ができた申請書や御本人から転居先の御連絡をいただいた申請書については順次再送を行っています。 申請をお忘れなどの理由によって申請をされていない方々については、周知を行うために広報津やホームページ、テレビやラジオ放送等を活用するとともに、防災行政無線でも新型コロナウイルス感染症に便乗した特殊詐欺の注意喚起と併せてお早めの申請を御案内しました。 今後も引き続き、返礼申請書の調査を行うとともに、ケーブルテレビでの周知など様々なメディアを活用して特別定額給付金の申請をお忘れでないかの呼びかけや、申請書が届いていない場合には、特別定額給付金等推進室へ御連絡していただくよう連絡先の周知などを積極的に行っていきます。 さらには、現在、日々の申請件数は減少してきましたが、先週も1日当たり数百通の返送があり、申請率も緩やかながら増加していますので、今後の申請状況も見ながら申請期限までの期間が約1か月半となる6月下旬と申請期限である8月12日間際である7月末あたりで、なお未申請である方々につきましては、郵送の個別による呼びかけを考えております。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 ちょっと手間暇かかると思うんですけれども、何度かやることによって、やっぱり申請率もしっかり上がってもきますし、したかったけれども、できなかったという方ができるようになるのはすごくいいことだなと思いますので、その辺は何度か考えながら手だてを打っていただいて、あくまでやっぱり申請漏れがないようにという観点で頑張っていただきたいなと思いますので、どうかよろしくお願いします。 それでは、最後の質問にいきます。 避難所における新型コロナウイルス感染症対策についてということで質問をさせていただきます。 当然避難所、お話はありましたけれども、これから豪雨なり地震なりいろんな災害におけるときにしっかりと開設はしていくと思うんです。その開設に当たって、今後避難所においてコロナウイルス対策のものもしっかり入れながら手だてをしていかなければならないと思っております。 その中で、今回予防備品として設置をするということで、例えばどんな物をどれぐらいというのは考えておられますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 今回、避難所におけます新型コロナウイルス感染症の対策といたしましては、令和2年4月7日付の内閣府等から発出の避難所における新型コロナウイルス感染症への更なる対応についてに基づきまして、従来よりも可能な限り多くの避難所を開設することといたします。 その中で、今回の補正予算で計上いたしました避難所における物品でございますが、感染症予防物品といたしましてマスクが1万8,000枚、手指消毒液が180本、ハンドソープが180本、非接触体温計が180個、施設用消毒液が180本、手袋が9,000組、ウエス、いわゆる布でございますが、これが1,800枚、簡易間仕切りとダンボールベッドがそれぞれ443組、プライベートテントが16張りを予定しております。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 当然避難所の数も180ぐらいあると思いますけれども、ここへしっかりと配布はしていただけるということで、ちょっとでも皆さんが安心・安全なものになってくるのかなと思いますけれども、特に簡易ベッドやプライベートテントに関しましては、全部に配布はできないというような状況だと思うんです。 それに当たって、しっかりと配布計画を立てながらやっていただいておるとは思うんですけれども、やはりその配布場所については、今までの開設状況とか、要は避難所ですね、開設人数とか、そういうようなのをしっかり鑑みながら、しっかりとした整備を整えていくべきだと思うんですけれども、その辺はいかがですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 感染防止物品の避難所への配備につきましては、マスクや手指消毒液などの感染防止の基本となる物品につきましては、全ての避難所に一定数量配備することといたします。 簡易間仕切りやダンボールベッドにつきましては、小中学校等の避難所の規模も考慮して配備することといたしております。その場合、過去の災害における避難実績等も踏まえまして、議員御指摘のとおり、開設回数や避難者数が多い避難所に対しましては、効率的かつ効果的な運用が図れるよう、重点的に配備することといたしております。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 しっかり必要なところに必要な物をという観点でお願いしたいなと思っております。 それから、もう一点は、今回避難所を開設して、公共施設当然避難所を開設すると思うんですけれども、その規模とか状況によりますけれども、今までそんなにないと思うんですけれども、やはり殺到するような状況にあった場合に、先ほど話ありましたコロナ対策としては、なるべく分散をしながら、なるべく皆さんが接触を避けながら、当然体育館いっぱいやったら教室も使ったりはすると思うんですけれども、それにプラス、考え的に私は公共以外の一般のところも今回は声をかけながら、協力ですね、今こんな状況ですので、やはり避難するときに公共ではこういう、いわゆる限界があると思うんですよね。限界に達した以上になったときには、協力をしていただけるような考えもしっかり持ったほうがいいと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) そういった必要な物品につきましては、協定等を結んだところからも配備するなどして補充をしていきたいと考えております。 ◆14番(青山昇武君) すみません、物品ではなしに避難所の場所ですね。場所の確保的に新たにそういうところも声をかけながら、いざというときは御協力を願うようなそういうお話ができたらどうかなという質問ですけれども。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(小松雅和君) 失礼いたしました。段階的にいろいろ避難所につきましては拡充をしていきますし、また、民間の方々の御協力が必要であれば御協力をいただくよう働きかけてまいりたいと考えております。 ◆14番(青山昇武君) ありがとうございます。 コロナ対策、様々な状況が考えられますので、いろんな施策の中で、もう一つこれをしたらどうだということも一つ一つ着実に進めていけば、しっかりとしたものがだんだん出来上がってくるのではないかなと。あくまでもやっぱり皆さん初めてのことなので、なかなか予想し難いところもありますけれども、やはり前例、要はほかの市町もそうですけれども、今までやってきたことに対して検証しながらやれば、新たにこういうことをやればもっといいんじゃないかということが出てくると思いますので、そこはしっかりと考えながら全体的に前へ進めていっていただきたいと思います。 以上です。ありがとうございます。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で青山議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午後1時26分休憩     午後1時45分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 竹下議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 竹下幸智子議員。     〔2番 竹下幸智子君 登壇〕 ◆2番(竹下幸智子君) 皆さん、こんにちは。日本共産党津市議団の竹下幸智子でございます。日本共産党津市議団を代表しまして、発言通告に基づき、議案質疑1項目、市政一般1項目を質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 議案質疑、議案第69号令和2年度津市一般会計補正予算(第4号)の歳出、教育費、教育指導活動支援事業につきまして、このことは何人かの方が質疑されておりますので、かなり重なっておりますので、触れられなかった点について質疑させていただきたいと思います。 (1)GIGAスクール構想による児童生徒1人1台端末の整備につきまして、今後市民や保護者の理解を得ることが必要ではという点です。 もともとこれは既に進められているGIGAスクール構想が、この事業の基礎にあるものと思います。このGIGAスクール構想ですが、市民の皆さんにどれだけ構想の青写真が知らされ、理解されているか、ここは大きく問われるところだと思っています。 本予算案でも整備費は10億9,525万円という大きな額です。3分の2は国からの補助金ですが、津市の財源からも4億8,151万円の支出です。コロナ感染の第2波、第3波に備えての前倒しで全員にそろえられるということでしょうけれども、GIGAスクール構想により今の学校教育が大きく変わろうとしています。この構想に対する市民や保護者の理解という点で、市の認識をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(岡幸男君) ただいまの竹下議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 令和2年度からの小学校学習指導要領及び令和3年度からの中学校学習指導要領において、情報活用能力が言語能力と同様に学習の基盤となる能力、資質として位置づけられました。 このようなことをしっかりと保護者に周知するとともに、それぞれの学校において、どのようにこのICTの機器を活用していくかというふうなことを、授業を公開したりとか、もしくは学校だよりでそれぞれの学校の取組を保護者のほうに周知をしたりとか、そのような手段を用いまして、市民や保護者の皆さんからは御理解をいただけるよう進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) 大変大きな金額ですので、周知徹底をお願いしたいと思います。 2つ目に、GIGAスクール構想の期待される教育的効果はにつきましてお伺いいたします。 平常時と非常時の使い方は、午前中の答弁の中でも随分お伺いいたしました。教育的効果というのはどのようなものなのかというのを改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) GIGAスクール構想で1人1台端末が導入されることで、学習活動が一層充実することが期待できます。例えば正多角形の基本的な性質を基に、プログラミングを通して正多角形を作図する学習であったり、文書作成ソフトで作文をし、コメント機能を用いてお互いに助言し合う学習など、教科の学びがさらに充実します。 また、一人一人が情報を検索し記事や動画等を集め、独自の視点で情報を編集できるようになるとともに、収集した情報の真偽を確認、判断する活動を通して、情報社会において適正に活動するための考え方や態度を育んでまいりたいというふうに考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) とても役に立つというそういうイメージがあるんですけれども、生徒の中にも得手不得手ありまして、子どもが操作がうまくできるのかというふうなことをちょっと心配に思います。 教師が生徒に寄り添うという点でも、どうなのかなと思うんですけれども、その辺につきましてはいかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 機器の使い方については、まず1つの課題だというふうに考えております。 それにつきましては、全員が同じ機器を用いるというふうなこと、そして、教員も同じ機器を用いるというふうなことで、一つ一つの操作、その子の悩みに寄り添いながら、丁寧に指導を重ねていきたいというふうに考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) 授業での使用頻度というか、時間というのはどれぐらいのことを考えていらっしゃるのでしょうか。いろいろあるとは思いますけれども。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 現時点で何時間というふうなことをちょっとここでお話できるような状況ではありませんけれども、学習内容に応じて効果的な使い方をしてまいりたいというふうに考えております。 例えば理科や社会の調べ活動でインターネットを使って検索をしたりとか、体育でマット運動で前回りをする姿を動画で友達に撮ってもらって自分の動きを確認したりとか、様々な場面で様々な活用方法が考えられますので、そのあたりのところは現場の先生方といろいろ情報交換をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) イメージが大分湧いてきたんですけれども、今回のあれは臨時休業になった場合の使い方もあるということで、家でオンラインで使用になったようなときの場合ですけれども、セキュリティーの対策といいますか、不要なサイトへの接続を子どもたちはしないかとか、そういう安全対策につきましてはどんなふうなことを考えていらっしゃるでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 安全対策につきましては、推薦されている3つのOSの機種につきましては、一定の安心が保証されているというふうに確認が取れております。ですので、この基本的なモデルを採用することで、一定のセキュリティーについては保たれているというふうに考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) 子どものつまずきとかがそういうようなことも分かって、蓄積もされているとお伺いしたんですけれども、情報の蓄積によって子どもの個人情報というのは、あの人がこのことはできない子どもだとか、そういうふうなことの漏えいといいますか、個人情報は守れるのでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 子どもに関する情報につきましては、教員のほうで一元的に管理をするような仕組みになっておりますので、それが漏えいしていくというふうなことはないものと考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) ありがとうございます。 市民や保護者の方に十分な説明、理解、周知をしていただきたいと思います。 次に、全教員が指導、活用できるためにということですけれども、先ほど教員の方の負担にならないようにと、不得意な方もいらっしゃるからというふうな話もありましたけれども、先生にやっぱり大きな負担にならないかというのが私はとても気になります。 指導主事の方とか、中学校区とかでいろんな実践的に研修を進めていらっしゃるとは思いますけれども、その辺で負担にならないかどうかということがすごく気になるんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 新しい教育内容に取り組むというふうなことは、教員にとっては1つのハードルになるかというふうには考えております。 ただ、これを活用することによって、子どもたちの学習活動が今までよりもより深く、そして、よりスピーディーに、そして、学習の広がりもより広く、深くなっていくというふうなことが見込まれております。ですので、そういうふうな授業の姿や子どもの姿を教員が実際に見聞きすることで、これについては乗り越えていけるものかというふうに思っております。 加えて、研修におきまして、教員が子どもの役をすることで、実際に機器を使いながら、この機器のよさに気づき、そして、これを使っていこうというふうな発想につながっていくように研修のほうの充実に取り組んでまいりたいというふうに思いますし、県の教育委員会に対してもそのような研修会の実施について要望してまいりたいというふうに考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) 今回の国の2次補正予算でも、ICT支援員の配置があったと思いますけれども、そういう支援員をお願いするというか、配置をするというふうなことは考えてはみえないんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 国から示されておりますGIGAスクール構想の実現パッケージの中にも、民間企業等からの支援協力募集というふうな項目がありまして、そこで、今、議員おっしゃられましたICT支援員のことについても触れられております。 ですので、津市においても、そういうふうな人材活用というふうなことをいろんな企業であるとか、それから、近隣の市町の取組状況、そういうふうなところから情報を得ながら、今後考えていきたいというふうに思っております。 ◆2番(竹下幸智子君) その支援員に来ていただくにしても、やっぱり教育現場があまり分からないような話を聞いたんですけれども、そういう支援員の配置も進めていただきながら、現場の先生方の負担が増えないようにということを十分配慮していただくことを求めておきます。 次に、4番目です。通信費等が保護者の負担にならないようにということについてお伺いをいたします。 家に持ち帰って学習をする場合ですけれども、本来義務教育は無償であり、通信費についても保護者に負担をかけるべきではないと考えます。まず、要保護、準要保護の生徒については、通信費が支給されるのではないかと思っていますが、どうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) 生活保護世帯の児童生徒への自宅でのパソコンを利用した学習での通信費の支援については、生活保護制度での教育扶助における教材代として実費での支給予定となっております。また、準要保護児童生徒に関する通信費については、文部科学省と関係省庁が現在調整中とのことですので、引き続き情報収集をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) ぜひ通信費につきましても、準要保護の人たちには支給していただくように進めていただきたいと思います。 その他の家庭の方でインターネットの環境がない方につきましては、学校のパソコン室の学習が提案されていましたけれども、新たに家庭に通信設備を設置する場合は、市が補助をすべきと考えておりますが、その点どうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(片岡長作君) そのあたりのことにつきましては、今後、またそれぞれの家庭において、通信環境がどのような状態にあるかというふうなことも調べながら、どういうことができるのか、考えてまいりたいというふうに思っております。 ◆2番(竹下幸智子君) 児童生徒みんなが平等に同じ立場で教育を受けられるようにということを求め、次の一般質問に入らせていただきます。 1番の学校再開と夏季休業の短縮についてですが、子どもと教職員の安全・安心の環境を。ア、教室でこそ新しい生活様式として身体的距離の確保が必要と考えますが、少人数教育の実現を目指すべきではという項目についてです。 6月10日の衆議院予算委員会で、私どもの日本共産党志位委員長が取り上げていたのですけれども、国立成育医療研究センターが実施した「コロナ×こどもアンケート」の子どもたちが相談したいことの設問の回答の1位はコロナにかからない方法とのことです。40人学級に教職員も子どもも保護者も不安の声を上げています。 政府の感染症対策専門家会議は新しい生活様式として身体的距離の確保を呼びかけています。人との間隔はできるだけ2メートル、最低1メートルあけることを基本としています。 また、5月22日、文科省が発表した衛生管理マニュアル、新しい学校生活様式に記載された図では、教室の広さ8.3メートル四方ですけれども、20人程度に抑えることになっています。感染レベルによるようで、津市は今はレベル1とのことですが、この議場を含め、公共施設等で貸出し、そして映画館など、大人の世界では様々な会場でソーシャルディスタンスを確保して行動しているのではないでしょうか。子どもたちの教室だけ例外として取り入れず、40人学級で80センチ、90センチしか間隔が取れないことは重大な問題だと考えますが、市としてはそのことをどう考えますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) 今、学校現場におきましては、身体的距離、今、議員おっしゃいました、確保ということで、新しい生活様式に対応した学校生活を、そういった実践が始まっているというところでございます。 議員おっしゃいました身体的距離ももちろんでございますが、今、学校では健康チェックであったり、手洗いの徹底であったり、マスク着用であったり、消毒であったり、日々そういったものを大切に取り組んでおるところでございます。 本市、身体的距離の確保でございますが、今、議員おっしゃいましたように地域の感染レベルが1というふうな状況でございますので、その考え方を基にしまして、1メートルを目安に可能な範囲で最大限間隔を取ることとし、学習活動を行っておりますが、今後、これがレベル2、レベル3というふうなことになりましたら、対応等もまた変わってくるものかなというふうには考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) 40人も、特に中学校なんかでいくと、本当に教室いっぱいになって密集、密接だと思います。 おととい、6月13日、愛知県では10歳未満の感染者が確認されましたし、昨日も東京では47人の新しい感染者がありました。レベル2になるのがいつかは分かりませんけれども、そうなったときには休業にするのか、5月のときのように分散で先生たちに御苦労をかけるのか、それとも特別教室を利用して特別に先生を採用するのか。そういうふうなこともどう考えているのか、その準備はどう進めているのかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) 先日も5月18日から5月31日まで分散登校というふうな形を取って、新しくスタートするに当たってウォームアップ期間を取らせていただきました。そのときも、先ほども議員おっしゃいましたように、教室は8.3メートル四方というふうなことで、2メートルをあけようとしますと、恐らく十二、三人しか実質は入らないのではないのかなというふうに思います。 それを1メートル以上、1.5メートル程度、1.3メートル程度というふうなことで、間隔ということで、津市の場合は25人というふうな基準の下で、分散登校というふうな形を取りました。実際それで2つのクラスに分けて、午前と午後に登校したというふうな学校も幾つかございました。 そのようなことで、今後もしそういうふうなことがありましたら、そういった分散登校というふうなことも考えられます。 ただ、分散登校のときに、改めてこれは思ったことなんですけれども、学校再開後、子どもたちの様子をしっかり見ていかなければいけないという中で、分散登校することによって、やはり少人数であることで非常に子どもたちを丁寧に見ることができたと。子どもたちの様子をしっかり見ることができたというふうなこともございました。 そんなこともありますし、従来から本市はきめ細かな指導ということで、少人数教育というふうなことの要望を取り組んできたわけでもございますので、それにプラス、今回ソーシャルディスタンスを取らなければいけないというふうなことも含めて、今後、引き続きそういった第2波、第3波に備えて、さらにそういった県・国に対しまして、少人数教育というふうなこと、あるいはそれに伴う予算、教員の拡充という、加配の拡充というようなことの要望はしていきたいなというふうに考えております。 ◆2番(竹下幸智子君) 本当に前回しました分散登校は午前3時間、午後3時間で、午前の子が帰ってから消毒をしたりとか、本当に先生方お世話をかけました。そういうのはいつまでもできるわけではないと思いますので、少人数教育という形でぜひ進めていただきたい。これをきっかけに少人数学級を子どもたちにプレゼントできることを期待して、次の項目に入ります。 イですが、登下校時の熱中症対策をについてですが、低学年の児童が長距離の登下校時の熱中症への不安の声を多く聞きます。今年の夏も盛夏が予想されていますが、何らかの対策をお持ちでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) 18日間授業日を設けるというふうなことで、夏季休業中授業をすることにおいての熱中症対策というのは非常に気をつけていかなければいけないということで考えております。 まず、マスクの着用につきましては、これは熱中症のリスクが高くなるおそれがあるというふうなことで、登下校時に暑さや息苦しさ等を感じたときは、これはマスクを取りなさいというふうな指導をいたしております。その際には、人との間に十分な距離を保つなどの配慮をするよう併せて指導しているところでございます。 また、学校なんですけれども、登校時間等を調整するというふうな指導もしておるんですけれども、とにかく暑い中登校するわけですので、始業前に教室のエアコンを稼働させておいて、登校したときに早く教室でクールダウンができるというふうな環境を整えることとか、あと、児童生徒が喉が渇く前に小まめな水分補給をするようにというふうなことで、朝、指導をしてまいりたいなというふうに思います。 また、スポーツドリンクであったり、経口補水液の使用とか、あと、授業中であっても、授業中は水飲んじゃ駄目だよとか、お茶飲んじゃ駄目だよではなくて、そのあたりも柔軟に水分補給ができるような環境づくりを促すというふうなことであったり、また、日傘の使用と。どこかの市もそんなことの情報もあったんですけれども、子どもは日傘を使うことによって暑さをしのぐということであったりとか、ソーシャルディスタンスを保つというふうなことも言われていますので、そういったことも学校のほうに下ろしております。 また、水筒なんかをいつもよりたくさん持ってくると。今まで1本持ってきたところを、2本持ってこなければいけないと。そうなると子どもたち非常に重たいですので、今まででしたら、例えば学習道具についてはきちっと持ち帰りなさいというふうな指導の下、学校生活をしていますけれども、そういったこともこの期間については、学習道具についてはできるだけ学校に置いていくというふうな形で、そういった水分等の水筒等を持ってきやすいような、そういうふうな配慮も行っていきたいなというふうに思います。 また、中学校につきましては、制服着用というふうなことで、きちっと制服を着なさいというふうな指導をふだんはしておるわけなんですけれども、この期間については、それはまあ二の次であろうというふうなことで、例えば体操服、短パン、半袖というふうな形での涼しい服装で過ごせるような工夫というふうなことで、とにかく各学校に対しては、校長先生たちはいろんなことを示す中で柔軟に対応するように指導をしております。 また、最後に、この夏休みの登校に当たっては、保護者であったり、見守り隊の方、大変お世話を願うわけなんですけれども、改めて、この夏季休業中の授業日につきましては、児童生徒の登下校の様子を見守っていただくように協力をお願いしてまいりたいと思っております。 ◆2番(竹下幸智子君) バスの利用で、3キロ以上の子どもたちはバス利用というのを聞いているんですけれども、3キロと決めた根拠は何ですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) 根拠というか、例えば今スクールバス等使っているみさとの丘学園等につきましては、当初決めたのが3キロ程度というふうなことでスクールバスを決めさせていただいたというふうに記憶しております。 ただ、今回の場合、それはできるだけたくさんそういうふうな対象を取れればいいんですけれども、夏季休業中に授業日を設けるという本当に緊急な対応の下、市長部局の皆さんに協力をいただいて、できる範囲の中でできることというふうなことで、今回このような対応をさせていただきました。
    ◆2番(竹下幸智子君) 今日も32度を超えているかと思いますけれども、私の感覚では少なくとも2キロを超えたらもうバスが必要ではないかなというふうに思います。 今からでも、夏までに調査をして、保護者と子どもの意見を聞いて、希望があれば、路線バスの利用とか、そういうことも含めて何らかのバスの運行の考慮というのをしていただいたほうがいいのではないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) 路線バスについては、これも地域によって非常に便のいいところ、悪いところというふうなことがあったり、それに伴って例えば費用というふうな部分になると、非常に公平感というあたりでちょっと難しいところもあるのかなというのは思います。 ですので、スクールバスというふうなことは1つの手段なんですけれども、先ほど言わせていただいたような、とにかく熱中症対策ということで、考えられる範囲の指導とかということをやらせていただきたいなというふうなことで御理解を願いたいと思います。 ◆2番(竹下幸智子君) 本当に最善の熱中症対策をしていただくことを求めて、次の質問に移ります。 ウの子どもたちの心のケア、感染症対策として検温や健康カードチェック、消毒など、教職員の新たな負担増となっています。これらの業務を支援する職員の配置をということでお伺いをしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) まず、本市におきましては、教員の事務作業を直接支援し、子どもたちと向き合う時間を確保するというふうなことで、スクールサポートスタッフ及び教員支援員というのを配置しているところでございます。 このような方々を活用いたしまして、特に校内の消毒等に対応することで、教職員の負担を軽減して、教職員が学習指導であったり心のケア等、子どもたちに直接関わる業務に専念できるように取り組んでいるところでございます。 今、言わせていただいたスクールサポートスタッフにつきましては、今、国の2次補正において、増員が図られる見込みであるというふうなことを聞いておりますので、県教育委員会に対して、しっかりと今後要望してまいりたいと思っております。 ◆2番(竹下幸智子君) 私、心のケアのことについてもお願いしたかったんですけれども、スクールソーシャルワーカーとかスクールカウンセラーとか、それについてもしっかり増員するようなことを安倍首相は言っていらっしゃいますけれども、その辺につきましても、県に強く要望もしていただきたいというふうに思います。 そして、スクールサポートスタッフ、そして教員支援員ですね、併せて40校には配置されていると思いますが、こういう方たちと仕事の内容は少し違うのかもしれませんけれども、今回のこの感染症の関係の業務に関わっていただくということで、全校にもそういうふうな配置を市・県併せてお願いしたいなというふうに思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(森昌彦君) 特にスクールサポートスタッフにつきましては、そのような各校というふうなこともちょっと耳にも入ってきておりますので、ちょっとそのあたりきちっと情報収集もいたしまして、できるものなら、今、議員おっしゃっていただいたような方向になるのが一番いいかなと思いますので、そういうふうな方向で要望してまいりたいなと思います。 ◆2番(竹下幸智子君) もともと異常な長時間労働で働いている教員に、今までにない多くの業務が生じています。子どもの健康チェックだとか、消毒だとか、換気だとか、本当に今までにないようなことが新たな仕事として増えていると思います。 ですので、そういう支援員の方を速やかに増員していただくことを求めて、日本共産党を代表しての質問を終わらせていただきます。 ○議長(岡幸男君) 以上で竹下議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午後2時14分休憩     午後2時30分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 伊藤議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 伊藤康雄議員。     〔18番 伊藤康雄君 登壇〕 ◆18番(伊藤康雄君) 津和会の伊藤でございます。早速質問に入らせていただきます。 議案第60号津市運動施設の設置及び管理に関する条例の一部の改正についてお伺いします。 この議案、市民プール跡地に整備されるテニスコートの名称等の改正を行う議案ですが、名称は津市民テニスコートとされているが、名称についてのお考えをお尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの伊藤議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(倉田浩伸君) 新しいテニスコートにつきましては、令和3年5月1日の供用開始に向けて、現在整備を進めております。 お尋ねの名称の考え方でございますが、津市を代表するテニスコートであることが利用者にも、そして対外的にも一目で分かるように、また、市民大会をはじめ、広く市民に利用していただけるよう津市民テニスコートというふうな名前にさせていただきました。 ◆18番(伊藤康雄君) 大変単純で分かりやすい名称と思いますが、ネーミングについては、サオリーナやアルスプラザなどのように親しみやすい夢の持てる名称をという市民の声があるのを御存じだと思いますが、その辺の考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(倉田浩伸君) 施設の名称といたしましては、先ほど申し上げました津市民テニスコートといたしますが、議員御所見の親しみやすいネーミング、いわゆる施設の愛称につきましては、本施設が供用開始いたしますと施設のイメージも出来上がってくるものというふうに思っておりますので、御利用いただく中で、利用者やテニス団体など、関係者のお声を聞き、機運の醸成を見ながら考えていきたいと思っております。 ◆18番(伊藤康雄君) それではもう一つ、津市には有数の企業があるが、ネーミングライツについての考えはないのか、その辺もお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(倉田浩伸君) ネーミングライツにつきましては、企業に命名権を付与するということになりますので、広く使用される愛称であるがゆえに、実際本施設を運営する中で、幅広く利用者、関係者からの声を聞きながら検討してまいります。 ◆18番(伊藤康雄君) 今言われましたように、利用者や市民の声を聞きながら親しみやすい夢と希望を与えられる名称というか、愛称を検討していくと言われましたので、その辺も今後、今言ったように市民の声を聞きながら検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、議案第65号の工事の施工に関する協定について、お伺いいたします。 これは市民が待ち望んでいる大谷踏切移転拡幅工事に関する議案ですが、2億1,600万円と大きな金額ですが、一般競争入札と異なり価格競争がないが、今回の工事施工の協定額はどのように算出されたか、お伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 大谷踏切道拡幅事業は平成30年度より踏切道の拡幅に先立ち、分岐器、一般的にはポイントと言いますが、この移設工事を実施しておりまして、今年度は現在の踏切道の撤去を行うとともに、北側への移転拡幅工事に着手します。 当該工事は軌道敷内の工事であり、鉄道の運転保安上から東海旅客鉄道株式会社が鉄道施設の工事を行うため、協定額の算出につきましては、東海旅客鉄道株式会社が積算基準を基に適正に算出を行っております。 ◆18番(伊藤康雄君) いろいろ言われましたが、最終的には鉄道会社が自社の積算基準で適正に算出を行い、協定を締結するとのことでありましたが、適正か適正でないかは分かりませんが、鉄道会社も入札等を行って工事を発注されると思いますが、誤差が生じた場合でも金額はそのままか、それとも何か措置があるのか、お尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 協定額に誤差、また変更が生じた場合はどのようにするのかという御質問ですが、東海旅客鉄道株式会社との協定額について、工事完成後に変更が生じた場合は、協定精算時に変更内容の確認を行った上、適正に工事が実施されているのかを確認した後、協定額を変更し、支払いを行います。 ◆18番(伊藤康雄君) 分かりました。 工事金額によって、最後に精算されるということでございますので、安心して発注していただきたいなと思いますが、それの透明性の確保はどのようにされるか、お伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 透明性の確保につきましては、協定精算時に東海旅客鉄道株式会社の請負契約内容が確認できるよう、国土交通省と鉄道事業者との間で公共事業における鉄道委託工事を行う場合の透明性の確保の決定に関する申合せ事項が平成20年12月25日に結ばれており、東海旅客鉄道株式会社から精算時に資料が提出されるため、市としましても、工事が適正に実施されているのかをその資料で確認することができます。 ◆18番(伊藤康雄君) 分かりました。 では、協定による工事期間と着手時期をお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(濱口耕一君) 協定による工事期間につきましては、令和4年3月31日までとなっておりまして、工事着手時期は踏切道の通行止めを含めて、本年11月頃を予定しております。 ◆18番(伊藤康雄君) 分かりました。 冒頭に申し上げたとおり、市民は待ち望んでおられますので、遅れのないよう注視しながら市の役割を果たしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、議案第69号、公立学校情報機器購入事業ですが、これはさきの5名の議員全員がいろいろな方面から議論されましたが、私も1つ残っておる議論をさせていただきたいなと思います。 パソコン購入は、前回の議会で疑義が持たれておられたのは御存じのとおりだと思います。10億9,525万円と、2万台ちょっとの大きな金額のものを、これもまた全国的にだと思われますので、そのような中で、どのような方法で業者決定されるのか、お伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今御質問いただきました今回のこの端末の業者決定ということでございますけれども、今回のこの事業に関しましては、この今回の端末の仕様書でありますとかOSの選定、こちらにつきましては情報企画課の、また、今おっしゃっていただきました業者選定等につきましては調達契約課の協力、技術支援をいただきまして、教育総務課のほうで事務を進めていくということになっておりますので、しっかり両課からの御支援いただきながら、適正に進めてまいりたいと思います。 ◆18番(伊藤康雄君) 調達契約課の指示を受けてやっていきたいということでございますが、これいつ頃の予定をされておるか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 今回の議案で御審議いただいておりますこの補正予算、こちらのほうをお認めいただきましたら、速やかに端末の購入という事務を進めてまいりたいと思いますので、それに向けまして、業務の仕様書でありますとか、いろんな関係の事務手続、そういったものをしっかり進めて、一日も早く発注できるように頑張ってまいりたいと思います。 ◆18番(伊藤康雄君) 速やかにと言われるのは、この議会が終わって1週間とか1か月とか2か月といろいろございますが、大体のいつ頃の計画か、そのとおりいかなくてもよろしいが、大体の今の計画でいいので。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 議員の先ほどおっしゃっていただきましたように、日本中全国が動いている案件でございますので、一体どういった時期に発注して、どういった発注方法をすればいいのか、そういったことも関係各課のほう御協力いただきながらやってまいりたいと思いますし、私どもといたしましては、7月の初めに御議決をいただきますので、7月中には何としても発注したいなというふうに考えています。 ◆18番(伊藤康雄君) 素早い対応をしていただけるようですが、これ私の心配しているところは、やはり今言われたように全国的ですので、しっかりとやはりその辺やっていただかなくては、やはり商品の問題もありますし、メーカーもたくさんありますので、その辺は心配ないところかなと思いますが、しかしながら、全国的に1つの業者に固まったりすると、それこそ大変なことになりますので、その辺も加味しながら考えていただきたいなと思います。 これ冒頭に言いましたように、前回の議会でパソコンの購入には疑義を持たれておるということで、総務部にお任せされたらいかがかと思いますが、その辺の考えはないですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) 私ども津市のほうの物品会計規則というのがございまして、今回この端末につきましては教材備品ということで備品購入ということになっております。その中で、物品会計規則の中には、物品の購入、修理の契約事務は契約事務担当者が行うということで、この契約事務担当者というのは調達契約課長のことなんですが、ただし、別表に掲げる物については課長と、これは所属の課長でございますが、これがこれを代行するものとするという規定がございまして、教材備品につきましては、この代行のほうになってまいりますので、ただ、しっかり両課の支援をいただきまして、適正に取り組んでまいります。 ◆18番(伊藤康雄君) この議会が終わりましたら、もう少し日にちがありますので、もう少し議論したいなと思っておりますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。 それでは、一般質問に入らせていただきます。 農業振興地域整備計画についてお伺いいたします。 この整備計画は5年ごとの見直しの特別管理と毎年1月と7月に定期的に行われる一般管理が行われておると思いますが、農地からの除外と農地への編入の要望があると思われますが、今回の状況を教えていただけますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 今回の津市農業振興地域整備計画の見直しは、平成30年度に農業振興地域の整備に関する法律、いわゆる農振法第12条の2第1項の規定に基づき基礎調査を行っており、令和元年度には当該基礎調査の結果及び地権者等からの要望を踏まえ、令和2年4月から計画の策定に向けた見直し作業を進めてきました。 その中で、市内の各地域より農用地区域から除外や農用地区域への編入に係る要望が提出され、合計で934筆、85件ございました。前回、平成27年度の見直しでは282筆、48件であり、前回と比較すると要望が非常に多く、除外要望等の整理や農業振興地域制度に関するガイドラインに基づく県との事前相談に時間を要したことにより、当初1月に予定していた変更計画案の公告、縦覧が2月にずれ込みはしたものの、この時点では、3月末までには変更計画を決定できる見込みでございました。 しかし、変更計画案の縦覧後に農振法第11条第3項の規定に基づきまして、計画案に対する異議の申出が本市に提出されました。この異議申出を受けまして、当該申出に係る本市の決定を5月21日に行っておりますが、本市の決定に不服がある異議申出人はその決定のあった日の翌日から起算して30日以内に三重県知事に対して審査を申し出ることができ、現在、その申立てが可能な期間中であるため、変更計画の決定には至っておりません。 なお、農用地区域に係る要望のありました934筆の内訳は、編入に係る要望が3筆、除外に係る要望が931筆で、これらの除外要望のあった931筆のうち、計画の見直し案において農用地区域から除外を行う予定の農地は718筆となっております。また、残る213筆は除外しない予定ですが、このうち84筆について異議の申出の提出がございました。 ◆18番(伊藤康雄君) まとめて今の答弁たくさん答えていただきましたが、僕が僕なりにまとめてみると、今回は934筆と申請が多いことや県との事前相談に時間を要したから、遅れが生じておるというふうに取りましたが、その中で、一部に異議の申出があり、全体の決定ができないとのことですが、一部の申立て以外の異議が出ていない多くの箇所を先に認めることはできないのか、お尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 当計画は、農振法第8条第1項に規定されるように、各市町村の区域内にある農業振興地域について、同条第2項に規定された事項を定めるものでございまして、各市町村で1本の計画となっております。このことから、異議申出の対象農地を切り離して除外を予定している農地の変更のみを決定するような計画変更の手続を行うことはできません。 今後につきましては、農振法第11条第5項で、異議申出人は異議申出に対する本市の決定があった日の翌日から起算して30日以内に三重県知事への審査申立てができることとされておりまして、現在はその申立てが可能な期間中ですが、知事への審査申立てが提出された場合、知事は同条第6項の規定に基づきまして、その日から60日以内に裁決しなければならないとされております。 変更計画の決定には、農振法第13条第4項において準用する同法第8条第4項の規定に基づく知事の同意を得る必要がございますが、知事への審査申立てが提出された場合、農振法第11条第8項の規定によりまして、その事務処理が終了した後でないと同意を求める協議ができないこととされております。そのため、知事の同意後、計画決定の公告ができるのは8月下旬頃と見込んでおります。 ◆18番(伊藤康雄君) 農振法のいろいろと難しい、僕らも聞いてもなかなか分からないような法律がございますが、その難しい法律の説明を入れながら答弁いただきましたが、1つの計画のために法律上分けることはできないというのが最終的な答弁ですね。 ほとんど異議の出ていない申請者に何か迷惑をかけずにやっていける方法というのは今の答弁を覆すようじゃないですけれども、法律でできないことはできないと言われればそれで終わりなんですけれども、何かやはり異議の出ていない申請者、それが多くみえるという、その方々に迷惑をかけない方法としてもっとスケジュールを早めるとか、何かそんな施策を取っていただくことはできないでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 次回の5年後の見直しになりますが、そのときには、そういった異議申立て期間とか県知事への不服申立て期間、そういった期間も考慮した形でスケジュールのほうを検討してまいりたいと考えております。 ◆18番(伊藤康雄君) 検討していくという、本当に検討していただきたいんですよ。迷惑かかっている方が、異議の出ていないところ全部とは申しませんが、やはり急いでみえる方もおみえですので、その辺何かいい施策を考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後にCSF(豚熱)についてお伺いいたします。 イノシシなどに感染が確認されているCSFについてですが、ここでも新型コロナウイルスの影響もあり感染が広がっているようで、津市にも影響が出てまいりました。津市の状況はどのようになっておるか、お伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 津市内での野生イノシシの豚熱の感染状況につきましては、6月11日現在、5頭の陽性が確認されております。 1例目は、4月22日に白山町地内で猟友会会員により捕獲された個体で、4月30日に陽性と確定したものでございます。2例目は、5月1日に美杉町地内において発見された死亡していた個体で、5月21日に陽性が確定したもの、3例目及び4例目は、5月22日に美杉町地内、5月24日に白山町地内でそれぞれ猟友会会員により捕獲された個体で、5月28日に陽性が確定したもの、5例目につきましては、5月28日に一志町地内で猟友会会員により捕獲された個体で、6月5日に陽性が確定したものでございます。 ◆18番(伊藤康雄君) 分かりました。 津では5例があるということでございますが、では、検査方法と陽性率についてお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) まず、検査方法につきましては、猟友会会員の協力を得て、捕獲された野生イノシシから採取しました血液検体を三重県中央家畜保健衛生所がPCR検査を実施しまして判定を行っております。 次に、津市内で捕獲等されました野生イノシシの陽性率につきましては、6月11日現在、PCR検査を実施した血液検体、こちら110点に対しまして陽性と確定されましたのが5例でございますので、陽性率は4.5%となっております。 ◆18番(伊藤康雄君) 4.5%と、思っていたよりは陽性率は低いようですが、一番危惧されるのが養豚への感染ですね。この辺の予防の取組はどのように行われているか、お伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 家畜伝染病予防法におきまして、都道府県知事は特定家畜伝染病防疫指針に基づき、家畜伝染病の発生の予防及び蔓延の防止のための措置を講ずるものと定められておりまして、三重県では養豚農場に対して消毒命令を行うとともに、着実かつ正確な消毒が行えるよう令和元年6月と8月に県内全ての養豚農場へ消石灰を配付いたしております。 また、10月25日から11月3日までの10日間に、県内全ての養豚農場で飼養豚への豚熱感染予防のためのワクチン接種を行っております。 これらのほか、野生動物の侵入防止柵設置に係る支援や経口ワクチンの散布と野生イノシシの捕獲強化の取組を進めております。 なお、津市内での経口ワクチンの散布につきましては、県が猟友会の会員の協力の下、6月中旬、明日から18日になるんですが、散布箇所を選定しまして6月下旬、6月22日の週になりますが、散布を行う予定となっております。 次に、本市の取組でございますが、特定家畜伝染病防疫指針において、市町村及び関係団体は都道府県が行う豚等の所有者への必要な情報の提供や発生時に備えた準備に協力するとともに、豚等の所有者に必要な支援を行うとされていますことから、隣接する伊賀市で捕獲された2頭の野生イノシシについて、豚熱の陽性が3月11日に確定した情報を受けまして、市内の養豚農場の感染予防のために、3月13日から同月18日にかけまして、養豚農場消毒用の消石灰を市内の7つの全農場に合計1,051袋配付しまして、消毒に係る支援を行いました。 また、4月30日に市内で初めて野生イノシシの豚熱の陽性が確定した情報を受けまして、5月1日から同月14日にかけて、市内の全農場に対しまして消石灰を1回目と同数の1,051袋追加配付をいたしました。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、分かりました。 いろいろと取組をしていただいておるようですので、安心するところまではいきませんが、その御苦労は感謝するところではございますが、県が最終的にはワクチン接種を行い、また、津市においては消毒用の消石灰を配付しているというようなことを最後のほうでお答えになられましたが、人には影響がないと言われておりますが、その辺は本当に影響がないのかということをちょっと教えていただけますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 感染した豚、野生イノシシの肉を食べても人体には影響はないというふうに言われております。また、豚、イノシシからの人への感染もないというふうに言われております。 ◆18番(伊藤康雄君) 今は、ウイルスにはすごく敏感な時代というか、市民、国民、県民になっておりますので、どうか今後拡大については注視され、対処されていかれるようお願い申し上げて、私の質問は終わらせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で伊藤議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午後2時57分休憩     午後3時15分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 小野議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 小野欽市議員。     〔9番 小野欽市君 登壇〕 ◆9番(小野欽市君) 改津クラブの小野欽市でございます。 私たちの津市議会、令和2年3月議会からのコロナウイルス感染症への対応が始まりまして、今回で4回目の議会ということになります。この間、津市職員の皆さんは昼夜を分かたずに業務に邁進をされて、給付金交付や国の持続化給付金などに御尽力をいただいておりますことに感謝を申し上げます。 さて、議案第69号での今回の予算で、地域医療提供体制整備への支援として津市医師会、歯科医師会、また、薬剤師会等へ補助金を提供することになっておりますが、それぞれの団体に規模的にどれぐらいの金額を出すのか、また、その内容はどういうものか、まず、お伺いをしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) ただいまの小野議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 今回補正予算にて御審議をいただいております3,500万円の内訳でございます。 まず、第2種感染症指定医療機関として感染症病床を有する医療機関、これ市内に2か所ございます、及び3次救急医療機関に対しまして500万円を、2次救急、これは病院群輪番制で行っております医療機関に対しまして1,000万円を、あと、残る2,000万円を津地区医師会、久居・一志地区医師会、津歯科医師会、津薬剤師会に対して特別負担金として支出しようとするものでございます。 新型コロナウイルス感染症は、政令の制定によりまして感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の適用を受けることとなり、患者発生期の医療における役割は、まず、国は臨床情報の分析、検査体制への支援などを、都道府県は感染症患者受入れ強化のための医療体制や検査体制の確保などを、市町村は国、都道府県等の要請に基づき適宜協力を行うこととされております。 このことに基づきまして、国や県では感染症患者受入れ病院や検査機関への個人防護具の配布、検査装置の配備等を優先的に行ってきております。 また、国の第2次補正予算や県の6月補正予算におきましては、患者と接する医療従事者等への慰労金の支給などが公表されているところでございます。 これらの状況を踏まえまして、医療現場におきましては、かつて経験のない感染症に対応するため、それぞれの持つ役割、機能に応じた細やかな人的配置や装備が必要となるほか、医療用資機材の価格が高騰するなど、平時とは異なる追加的な人的・物的負担が生じていることから、国や三重県の支援の及ばない経費に御活用いただくことにより、感染拡大防止はもとより、医療現場の負担を軽減し、市民の健康を守るため、必要な医療体制を確保するものでございます。 ◆9番(小野欽市君) 今、今回の本市からの地域医療提供体制整備への支援の中身、考え方というのを説明いただきましたが、本来、国や三重県がすべきこと、あるいは本市としてすべきことの境が、どうも初めてのことでもあって何か混在をしているように聞こえております。 例えばつい先日、12日に国の第2次補正予算で決まりました予算から言いますと、医療従事者への慰労金等で20万円とか10万円とか、あるいは一般の医療従事者へ5万円、あるいは医療機関、薬局等への感染拡大防止等の支援としては、病院へ200万円プラス病床数掛ける5万円、無床診療所には100万円、あるいは薬局、助産所、訪問看護ステーション70万円、あるいは保育所等におけるマスク購入等の支援として上限50万円というふうなかなり細かいお金の配分がなされるようでありますが、また、今回私がコロナ関連で回らせていただいている医療機関では、4月、5月には医師会からほとんど情報がなかった。独自でそれぞれ御判断をされて、外来患者については発熱している患者とそうでない患者に仕分をして、保健所に紹介をしたり。国や県からの具体の働きかけもあまりなかったように聞いています。 また、ここへきて国はコロナ関連で診療報酬に通常の3倍化を図りましたり、より迅速にコロナ症状を疑われる患者に対する対応強化をしてきました。 このような点を当局が認識をして今回の補助金を出すのであれば、もう少し期待すべきものが見えていなくてはならないと思い、先ほどの質疑をさせていただきました。今後、やはりより現場への配慮ができる費用負担というものを望むものであります。 さて、先ほど申し上げたように、去る12日に成立をしました国の第2次補正予算、医療機関、介護施設等に対する支援、これで十分ではないにしても、まあまあ施設職員の皆さんにも含めて慰労金の支給とか、薬局関係、薬剤関係、ただ薬剤関係は、どうも当局にお尋ねをしましたら、薬局というのは1件70万円ですが、チェーン店で14件、15件というふうに持っているところでも70万円、差があり過ぎるということで、ちょっとその基本的な部分がおかしいなというところもあるようであります。 そういう中でありますが、コロナ対応で危険と隣り合わせで自身を顧みずに御努力をいただいている皆さん、大変御苦労だと思いますし、敬意を表したいと存じます。現場が機能しなくなる恐怖と闘いながら、今後とも従事していただくためにも、何とか頑張っていただきたいと思いますが、先ほど冒頭にお伺いしました各団体への補助金の使用に関する、後々そういうものに対する後づけにはならないと思いますが、どんなふうにお使いになるのか、確認ができますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) 年度末にどのような使途で使われたかということは医療機関の負担にならないように、そのような中で、ちょっと報告のほうは頂戴してまいりたいと思っております。 ◆9番(小野欽市君) 私たちにはいつ感染するかも分からない現在の状況の中で、市民にとっても不安と隣り合わせで過ごすことが多くなっております。 現在では、年の当初とは少し状況は改善されてきたとはいうものの、いつ第2波が襲うか分からない中で、これまで果たしてしっかりとした検査体制は構築をされているのか、不明な点が多くて、また、プライバシーにも配慮する中で、様々なうわさが飛び交い、困惑することが多くあります。 今体調が悪くなったとしたら、私たちはまず医師に相談をし、指示に従って三重県の帰国者・接触者相談センターへの受診や相談をし、津保健所の判断も含めた判断でPCR検査を受けることになります。 今年2月からのPCR検査までの流れと現在の流れは、5月に厚生労働省の通達によって解釈の変更がなされました。当初は幾ら医師が診断をして疑いがあるからと紹介をしても、受診にたどり着けなかったり、中にはCT検査で肺炎症状が明らかになっているにも関わらず陰性の診断が出たり、現場の混乱というのはかなりのものだったようであります。 今、検査体制も初めの頃と比べますと、これからは唾液からの検査ができるようになるとか。そろそろPCR検査自体におどろおどろしさはなくなりつつありますが、まず、そこで、三重県におけるこれまでのPCR検査の実態と津市の状況はどんなものかを伺います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) すみません、検査の状況でございます。 まず、三重県におけます新型コロナウイルス感染症に関する相談件数につきましてです。まず、全体で6月9日現在で3万2,611件でございました。津保健所管内ではこのうち6,004件という状況でございます。そのうちPCR検査が行われました件数は県全体では6月9日時点でちょうど2,600件、御承知のように陽性が45件、陰性が2,555件という状況でありまして、そのうち津保健所管内では2,600件のうちでございますが、500件程度という状況でございます。 あと、帰国者・接触者相談センターへの相談、受診の目安につきましては、先ほど議員御紹介いただきましたが、5月8日に37度5分以上の発熱が4日以上続くことに関係なく息苦しさ、強いだるさ、高熱等の強い症状のいずれかがある方が当該センターに相談、受診をする目安とされましたことから、必要な方が適切なタイミングで医療を受けられる体制が確保されているものと存じます。 5月8日以降もしばらくの間は1日20件から30件の検査が県内において行われておりましたが、6月に入り、ようやく1日当たりの検査件数が1桁の日も多くなってきているという、そのような状況でございます。 ◆9番(小野欽市君) 今伺いましたように、1日二、三十件の検査があると。自ら進んで私どうもおかしいから検査してほしいという方もみえますし、医師からの紹介で検査をしてほしいという方もいらっしゃると思いますが、いずれにしても、大変な数のPCRの検査をしながら、三重県内45件、津市においては9件ということでありますから、非常に本市としては、先ほどもどなたかの質疑にありましたように第1レベル、レベル1と言うんですかね、非常に落ち着いた状況ではあると思いますけれども。 先日、三重県内にもPCR検査センターを10か所程度設置することが明らかにされました。桑名、亀山、伊勢等、既に設置をし、また、松阪市には今議会で設置の予算関連議案が提案されたと聞き及んでいますが、本市には設置されることになるんでしょうか。だとすれば、いつ頃になるのか。 また、設置場所については、もし今後第2波が来て、急激に感染疑いのあるという皆さんが押し寄せられたり、現場が混乱するなども考えられることから、これまで同様に明らかにしにくいのかもしれませんけれども、9名が津市からという結果がありますので、センター設置が遅れているようにも感じてしまいますが、私はまた、この4月の松阪市での例を考えてみても、PCR検査は万能ではないと思いますし、過信しているつもりはありませんけれども、それにしてもこの遅れ、市長、ちゃんと三重県に要望されているのかと非常に心配になりますが、この点はいかがなんでしょうか、お伺いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(嶌田光伸君) PCR検査センターにつきまして、これまでの流れも含めて少しお答えしたいと思っております。 まず、令和2年1月28日、新型コロナウイルス感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律、いわゆる感染症法というものでございます。この第6条第8項の指定感染症として定める旨の政令の制定がございました。 感染症法第3条3項におきまして、国は感染症及び病原体等に関する情報の収集及び研究並びに感染症に係る医療のための医薬品の研究開発の推進、病原体等の検査の実施等を図るための体制を整備し、国際的な連携を確保するよう努めるとともに、地方公共団体に対し、前2項の責務が十分に果たされるよう必要な技術的及び財政的援助を与えることに努めなければならないとされております。 また、感染症法第10条第2項第1号から第3号におきまして、都道府県は国の基本方針に則し、地域の実情に即した感染症の発生の予防及び蔓延の防止するための施策、地域における感染症に係る医療を提供する体制の確保、緊急時における感染症発生の予防及び蔓延の防止並びに医療の提供のための施策について計画を立てるとされております。 このことから、県が医療、検査体制を整え、県民に提供する責務があるものでございまして、したがって、新型コロナウイルス感染症患者に対する検査につきましては、保健所に設置されました帰国者・接触者外来においてこれまで実施してきているということになります。 しかしながら、相談件数や患者の増加に伴いまして、帰国者・接触者外来機能の維持が地域によっては困難となり、3月6日よりPCR検査が医療保険の適用となり、保健所を経由することなく医療機関が民間の検査機関等に直接依頼を行うことが可能となりましたが、検査採取に際し、採取場所の確保や装備等の課題により、状況の大きな改善には至りませんでした。 そこで、緊急事態宣言が発出される中、帰国者・接触者外来の増設及び対応能力を向上させることに加え、都道府県が都道府県医師会、郡市医師会等に対し行政検査を集中的に実施する機関として地域外来検査センターを設置し、本来都道府県が実施する検査業務を委託するよう国が4月15日に通知をしておる状況でございます。 このことを受けまして、県におきましては、御紹介いただきましたように、令和2年5月に公表した命と経済の両立をめざす「みえモデル」におきまして、必要なPCR検査が迅速に実施できる体制を整備するため、地域外来検査センターを10か所程度を目途に設置するとし、検査体制を大幅に強化することとされておりますので、津市内での検査体制の在り方につきましては、保健所のほうで医師会等との協議を経たものが示されることとなりますので、そのことに対しまして、津市として協力を惜しむことなく取り組んでまいりたいと考えております。 ◆9番(小野欽市君) 協力を惜しむことなくと言われても、我々聞いている範囲でもなかなか見えにくいし、県がそれぞれお決めいただくにしても、例えば亀山市に設置をされた。昨年の11月以降、このコロナが始まる前に、厚生労働省が中心に、各地域の統合的な医療の統合化の懸案があって、それをいきなり発表したものだから、亀山市とかいなべ市とか周辺が大変な反発をされて、どうもその反発をされた拠点になったところへ先に検査センターを置かれたような気がしてならないんですが、私は。 もし、そういう背景があったとしても、県内45名の陽性患者が出た中で9名、かなり大きな数で津市の皆さんが陽性になられたという現実を考えるときには、やはりそれぞれ早くこの津市においても設置をしていただかないといけないなというふうにも思いますし、あの4月、5月の頃を考えてみますと、例えば津市の先ほど御紹介のあった拠点病院に何人か毎日のように患者らしき方がいるとか、いろんなお話も伺っていますので、やはり市民にとっての安心が少しでも楽になるような、そういうような方向でぜひ御努力をしていただきたいと思いますが、市長、ここら辺について何か御意見ありますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) おっしゃるとおりでございまして、県において様々な調整をしておるという状況については、副市長が医師会とのパイプを持って十分に把握をしております。その中で、私どももできる限りの協力はしていきたいということで考えております。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) 先ほど申し上げました保健所等、医師会の協議の中で、地元医師会からは非常に強い使命感をお持ちであって、これまで経験のないこういうコロナウイルスの感染症から地域住民を守る、地域医療を守るためには、まず強固に築き上げてきました津市との信頼関係の中で、共に検査体制を整備していこうという御提案も直接いただきました。 その中、率直に申し上げますと、医師会からの御提案内容は検体採取時の医療行為は医師会が責任を持って担うので、市は関連する事務面を担ってしっかり後方支援してくれないかというようなことでございました。 当然我々はこれについてはきちんとさせていただくという中で、この地域外来検査センターマニュアルみたいなものを参考にいたしまして、実施時における事前準備から受け付け、それから問診、検体採取、検査結果報告などの直接検査に関わる流れと、それからその他の保険診療請求や自己負担の請求などの事務の流れを整理したフローも既に作成して、医師会及び県にもう既にお示ししてあります。 これが決まれば、もし我々に要請があれば、明日からでも稼働ができるような状態で準備はしております。 ◆9番(小野欽市君) 市長、続いて副市長からも御答弁いただきました。まさに職員配置や協力の体制という面では、津市の職員はそんなことやったこともないでしょうけれども、職務執行していただくべく、これは行政全体としてもやはりその職務執行する場合には、行っていただく職員にそれなりの応分の手当なり、防具なり、十分に配慮をしていただいて行っていただけるように、ぜひ御配慮をお願いしたいと思います。 それから、もう一つですが、全国的に保健所や保健師の数が足りないという指摘もありますが、本市における保健師の皆さん、万が一そこら辺に御協力をと言われたときにも、これについては副市長ですかね、対応についてはお考えなんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) 今回のこの検査につきましては、医師会から医者と保健師がセットで、これ相当高度なものでございますので、きちんと医師会のほうでそういう感染を絶対にしないような体制でという経験を持った方々でセットで行かれると。 津市については、その他の後方支援を遠隔でもいいから全部やってくれれば、我々は臨戦態勢で臨めるんだというようなことの中で、今医師会として考えられているのは、もしそういう場合がありましたら、医師会のほうで医師と看護師がセットで出向かれるというようなことをお聞きしております。 ◆9番(小野欽市君) 1つの安心かもしれませんが、中国の例を見るまでもなく、医師であっても保健師であっても罹患している場合がありますので、そこら辺はなかなか気の抜けないところだと思います。 時間もなくなってまいりますので、次の項目に移りたいと思います。 同じく第69号の地域経済の活性化に関連してですが、この今朝からの議論の中で、随分この点については多くの議員からの御指摘等がございましたので、もう時間もないので、重なったところは申し上げませんけれども。 やはり例えば津市でいうと、三重短大の奨励金減免措置等かなり現場では配慮して、本来バイトをしながら、働きながら学校へ通おうとした学生の働き場がなくなったがための非常に困窮した状況を助けようということとか、それから、当局は津市独自の10万円のこともそれぞれ事業所としてはやはり1つ優位に活用しながらということはありますけれども、なかなかそこへたどり着けないという課題があります。 先ほど山下部長からも、一覧表を作って津の広報でおおむね皆さん方にお届けができるようにという答弁もありましたので、なるたけ早く、これ第2、第3になってもいいと思うんですよ。何かの取っかかりで生活の足しになっていただけるような広報をぜひお願いをしたいと思うんです。 それから、2番はもう今ので飛ばします。 4番ですが、特に伊勢のクラウドファンディングとか鳥羽市や松阪市の商品券とか、三重県では明日16日に第2次補正の、第4次補正になるのかな、の中身を出してくるようですし、全国各地やはり商品券で、これまで国があるいは地域がまいたお金をどうやって回すかということに知恵を絞っていただいているようでありますので、そろそろ津市もお手元に届いたお金を有効に活用していただいて、地域経済に寄与できるように、とは言いながら、なかなか今財布のひもが固いようですが、スーパーなんか行きますと、お刺身のコーナーなんか見ますと、これまでと違うちょっといいお刺身が並んでいたりということで、皆さんの財布が少しずつ開きやすくなるようなこともお考えをいただきたいと思いますし、津市においてはもう花火大会中止、あるいは津まつり中止、地域の経済にとっては、さあ、どのタイミングをどうすればというところもあろうかと思いますが、そういうことを含めて、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 今、アイデアいただいているものも含めて、早急に検討したいというふうに思っております。商工会議所をはじめ、関係する地元の皆さん等の御意向も十分伺いながら、なるべく早くやっていきたいと思っています。 ◆9番(小野欽市君) 各地域ともそれぞれ本当に知恵を絞って、5,000円の商品券を売っても中身は6,000円分あるとか7,000円分あるとか、どちらにもメリットがあった上で、活用がしやすいような知恵を出していただいています。津市においても、やはりその点はしっかりとお考えいただくとありがたいというふうに思います。 それでは、議案第62号の工事請負契約について、あと僅かな時間ですので、教育長にお伺いしますが、この大規模改修ですが、これは本来入札結果は同一金額でずっと並んでいるんですが、これは本当はおかしなことで、総合評価を入れて、それぞれに評価をした上での結果でなければいかんなと思いますが、それは別にして、この西が丘小学校は、教育長も現役の教師の時代、どういうふうに西が丘のあのエリアが広がったか御存じないかも分かりませんが、平成の10年代に津市の都市計画決定で、本来安東地区の学校区であった渋見町の一部の開発を西が丘校区に編入したんです。そのことによって子どもがどっと増えた。 増えたんだけれども、学校の施設自体はそのままだと。今もう既に子どもは800人超えていますよね。このコロナの状況で3密の最たるものです。何とかしなきゃいけないよというのは、随分前からPTAや何かいろんなところから声も出ていましたが、全然変わらない。予算措置も含めて、もう時間ありませんから要望だけにしますが、まだこれ10年ぐらい変わらないという分析もありますので、ぜひそこら辺の手当てはよろしくお願いして終わります。 ○議長(岡幸男君) 以上で小野議員の質問は終了いたしました。 これをもちまして、本日の日程は終了いたしました。 明16日の日程は、報告第13号から第26号まで及び議案第50号から第71号までの議案質疑並びに一般質問であります。 本日はこれにて散会いたします。     午後3時46分散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             津市議会議長   岡 幸男             津市議会副議長  藤本ともこ             津市議会議員   加藤美江子             津市議会議員   倉田寛次...