津市議会 > 2019-12-02 >
12月02日-02号

  • 残土(/)
ツイート シェア
  1. 津市議会 2019-12-02
    12月02日-02号


    取得元: 津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    令和 元年 12月 定例会(第3回)          令和元年第3回津市議会定例会会議録(第2号)           令和元年12月2日(月曜日)午前10時開議     --------------------------------             議事日程 第2号第1 承認第3号、報告第51号から第59号まで及び議案第141号から第163号までの議案質疑並びに一般質問    小野欽市議員    八太正年議員    伊藤康雄議員    倉田寛次議員    安積むつみ議員    渡辺晃一議員     --------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1 承認第3号、報告第51号から第59号まで及び議案第141号から第163号までの議案質疑並びに一般質問       小野欽市議員       八太正年議員       伊藤康雄議員       倉田寛次議員       安積むつみ議員       渡辺晃一議員 日程追加 会議録署名議員の指名について     --------------------------------          会議に出欠席の議員氏名出席議員(34人)       1番 滝 勝弘君        2番 竹下幸智子君       3番 渡辺晃一君        4番 岡村 武君       5番 安積むつみ君       6番 堀口順也君       7番 藤本ともこ君       8番 長谷川幸子君       9番 小野欽市君        10番 八太正年君       11番 桂 三発君        12番 岩脇圭一君       13番 佐藤有毅君        14番 青山昇武君       15番 加藤美江子君       16番 西山みえ君       17番 吉田博康君        18番 伊藤康雄君       19番 杉谷育生君        20番 大野 寛君       21番 坂井田 茂君       22番 田中勝博君       23番 村主英明君        24番 龍神啓介君       25番 田矢修介君        26番 田中千福君       27番 岡 幸男君        28番 田村宗博君       29番 川口和雄君        30番 村田彰久君       31番 山路小百合君       32番 辻 美津子君       33番 福田慶一君        34番 倉田寛次君欠席議員(0人)          会議に出席した説明員の職氏名   市長                       前葉泰幸君   副市長                      青木 泰君   副市長                      盆野明弘君   政策財務部     政策財務部長         山下佳寿君             税務・財産管理担当理事    嶌田光伸君             検査担当理事         濱口耕一君             政策財務部次長        野田浩司君   危機管理部     危機管理部長         永戸吉朋君   総務部       総務部長           荒木忠徳君             総務部次長          奥田寛次君   市民部       市民部長           武川明広君             地域連携担当理事       倉田浩伸君             人権担当理事         橋本英樹君   スポーツ文化振興部 スポーツ文化振興部長     溝田久孝君             文化振興担当理事       南 勇二君             国体・障害者スポーツ大会推進局長                            小宮伸介君   環境部       環境部長           木村重好君             環境施設担当理事       兼平浩二君   健康福祉部     健康福祉部長         國分靖久君             こども政策担当理事      福森 稔君             健康医療担当理事       松岡浩二君   商工観光部     商工観光部長         松田千秋君        ビジネスサポートセンター長       川合清久君   農林水産部     農林水産部長         小畑種稔君   都市計画部     都市計画部長         蓑田博之君   建設部       建設部長           磯部典生君   ボートレース事業部 ボートレース事業部長     内田博久君   久居総合支所    久居総合支所長        岸田慶仁君   安濃総合支所    安濃総合支所長        小柴勝司君   美杉総合支所    美杉総合支所長        中林生公君   上下水道事業管理者 上下水道事業管理者      田村 学君   水道局       水道局長           松下浩己君   下水道局      下水道局長          藤牧和弘君   消防本部      消防長            小津直久君             消防次長           佐藤昭人君   会計管理室     会計管理者          市川雅章君   三重短期大学    三重短期大学学長       村井美代子君             三重短期大学事務局長     澤井 尚君   教育委員会     教育長            倉田幸則君   教育委員会事務局  教育次長           宮田雅司君             学校教育・人権教育担当理事  田中 寛君   監査委員      監査委員           大西直彦君   監査事務局     監査事務局長         南条弥生君          職務のため会議に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局     議会事務局長         浅井英幸君             議会事務局次長        上野毛戸いずみ君             議事担当参事(兼)議事課長  藤田定彦君             議事課調整・議事調査担当主幹 鎌田康志君             議事課議事調査担当副主幹   野田優子君             議事課議事調査担当副主幹   渥美 博君             議事課主査          麻生香緒里君             議事課書記          小谷章剛君     --------------------------------     午前10時00分開議 ○議長(岡幸男君) おはようございます。 ただいまの出席議員数は34人であります。議員定数の半数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 日程第1、承認第3号、報告第51号から第59号まで及び議案第141号から第163号までの議案質疑並びに一般質問を行います。 発言通告がございますので、順次、発言を許可いたします。 小野議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 小野欽市議員。     〔9番 小野欽市君 登壇〕 ◆9番(小野欽市君) おはようございます。 改津クラブの小野欽市でございます。私は、幸いにもこの令和元年第3回津市議会本会議の初日、一番目の質問をさせていただくことになりましたので、現下の津市をめぐる諸問題について、議案からの質疑、また一般質問から数点を、当局の皆さんに質問をさせていただきますので、ぜひその中身について、足りないところは皆さん方補足をしていただきながら御教授をしていただく中で、来年度以降の津市の反映に少しでも助力ができればと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、まず議案第150号新市まちづくり計画の変更から3点についてお伺いしますが、いずれも重要な点ですので、1点ずつ分けてお伺いをしたいと思います。 まず1、人について。今年度の津市職員の採用試験の結果は、もうそろそろ出ようかと思いますが、どのような成果になっておりますでしょうか。今後の採用計画では技術系職員をいかに育成するかについては、当局としてどのようにして考えて対応していかれるのか、どんなふうにお考えでしょうか。 今回大企業では、銀行等でもかなり大規模な人員削減を仕掛けてきていますし、この近くではトヨタでも人員についての検討が始まっているように聞こえています。今後は一般の採用計画だけではなく、それら企業での三重県出身者を重点に声かけしていくリクルートに注力することが必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) ただいまの小野議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 近年、人材の採用試験の募集に対しまして、応募者数が減少するという傾向がございまして、そのような中、今年度の採用試験につきましては、特に人材の確保が難しい一部の職種につきまして、通常の日程よりも早い7月に前期日程といたしまして採用試験を実施いたしました。 土木職につきましては、採用予定人数が6名程度のところ5名、機械職につきましては同じく予定数が2名程度のところ2名、保健師につきましては1名程度の採用予定でございましたが3名の方が合格しております。 9月から実施しております通常日程の採用試験でございますが、1次試験9月22日、それから教育関係は10月20日にいたしましたが、現在選考中でございまして、先ほど申し上げました採用予定人数に対します応募人数の状況を見てみますと、一般の新規職員採用につきましては、採用予定人数が81名のところ、応募人数が603名と約7倍、職務経験者採用につきましては予定人数が4名のところ応募人数が148名と、約37倍の方々から募集をいただきまして、非常に多くの方から応募をいただいているという状況でございます。現在選考中でございます。 それと、技術系の職員につきまして、採用をいかにしていくかということでございますが、技術系の職員につきましては継続的に技術の伝承というのをしていく必要がございますので、そのためには確実な人材の確保というのが重要となってきております。技術系の採用の職員につきましても、採用計画に基づきまして、退職に伴う採用人数を数年間で平準化いたしまして、安定した採用を行えるよう実施しておりますが、最近では先ほども申し上げましたが、土木職などの技術職員の人材が公務、民間を問わず不足しておりまして、津市におきましても人材確保に苦慮しているところでございます。このため、人材確保が難しい職員につきましては、先ほど申し上げました通常の日程試験に加えまして、試験日を前倒しする前期日程、先ほど申し上げましたが前期日程を実施しておりまして、今年度におきましてはさらに後期日程といたしまして年明け1月に試験を予定しております土木職の採用につきまして、今試験の実施を予定しておりまして、現在12月26日まで受験の受け付けをしておるところでございます。しっかりと人材確保をしてまいりたいと思います。 それから、議員から提案ございました三重県出身の方々にという提案がございました。実際、津市を受けていただく受験者の方々の中には、UIJターンの就職希望者の方が結構お見えでして、募集時に県外にお住いの方、これ約25%お見えになります。先ほど申し上げました採用が困難な時代に入ってまいりましたので、津市在住の方だけではなくて、今後いかにUIJターンを希望する方々に試験を受けていただくか、これかなり重要なものになってきます。先ほど議員が提案していただきました、三重県に縁、ゆかりのある方に対しまして、非常に積極的にPRをしていくというのも効果的ではないかと考えてございまして、津市では東京、大阪、名古屋で毎年開催しております津市産業人交流会議、ここの会議におきまして、三重県の関係者の方々に対しまして、現在津市が実施しております職務経験者を対象とします採用試験の実施制度でありますとか、実績を御紹介させていただいております。 それに加えまして、現在関東での説明会、これことしにつきましては5月に移住交流ガーデンで開催させていただきましたが、説明会の開始、それから就職サイト、転職サイトへの掲載をさせていただきまして、さまざまな形で広報の活動をしておるところでございます。 それから、近年若者層の、若年層の転職ニーズ、これが高まってきているのかなと思いますので、今年度から一般の新規採用職員における受験可能年数を35歳まで引き上げさせていただきました。これによりまして30歳前半のUIJターンの就職希望者にも受験しやすい環境を整えたと考えてございます。 今後におきましても優秀な人材の確保、特に人材確保が難しい技術職の方も含めまして、積極的なPR等をして、採用活動に挑みたいと考えております。 ◆9番(小野欽市君) 今、るる御説明をいただきました。国も今年度末、来年早々ですか、就職氷河期時代のフリーターとか非正規の人を確保したいという動きがありますが、国の動きはちょっと将来の年金財政を確保したいというねらいがあって、ちょっと違うようなところがありますが、津市としてはやはり一度津市あるいは三重県から出ていって、そろそろやはり自分の周辺を考えた上で、子どもたちも含めて安定した生活をして教育をしたいという考えでお戻りになりたい、その中でも優秀な人材を津市がとれれば、これに勝ることはないと思います。 ただ、今御説明の中でちょっとありましたが、三重県ゆかりの人たちとは言いながら、どうしても上のほうで話をしてもなかなか下がっていかない、今当局でかなり若い人向けの、ネットを使った就職の公募や何かも説明を事前に聞きましたけれども、やはりそういうふうに幅広く人材を求める。 それからもう一つは、ここにある三重大学ですが、三重大学を卒業して他府県へ就職をされている中からも、やはり帰りたいという希望者もおるわけですから、大学の就職フェアなんかと連携しながら、やはりそれもちょっと見ていただいて情報をとっていくというのも大事かなと思いますので、津市としてより適正な人事採用についてお考えをいただければと思いますので、よろしくお願いします。 次に、まちについてですが、合併後津市の新市まちづくりでは、合併の20事業を中心に進行管理がなされ、今久居における大型ホールのオープンに向けて準備が進められております。また、津市においては市民に寄り添う市政の展開を旨とすることを目標に、かなり細かな施策を幅広く進めています。それ自体はともかくとして、従来からの課題である旧津市中心部の活性化については、8年前に前葉市長が就任されてからそれまで以上に大きな期待感を持って市民の皆さんから注目されていますが、昨年は大門商店街のアーケードの撤去がなされ、本来はその後の活性化につなげる施策を待っていますが、何も聞こえてきません。 また、今般11月末をもって、津センターパレス1階にあった商業施設が撤退をいたしました。人の流れが大きく変わる中で、平成13年以降の道路交通法の改正による飲酒運転の厳罰化も相まって、大門のにぎわいが消えかかっています。 ところで、株式会社津センターパレスの第42期事業報告の成果として、今後の事業展開において、従前の商業ビルとしてだけではなく、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の市民が集い、交流できる施設として、津市のまちづくりが目指す商業業務、教育文化、福祉等、都市活動を支える多様な企業を集積する拠点とするとうたっております。まさにまちとして今後の展開、どうするのか、この点お伺いします。 次に、遅々として進まない旧市街地の道路整備、特にいつまでも時間ばかりが費やされる国道23号線の江戸橋から白塚口への朝晩の交通渋滞解消の一助として、志登茂川河口への橋の建設については、現状どうなっているのでしょうか。 この事業は三重県の事業であることは理解していますものの、今後の展開を御説明願いたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) まず、私のほうから1番目の中心市街地の関係についてお答えを申し上げます。 中心市街地の活性化への取り組みでございます。中心市街地の衰退や空洞化の状況等を踏まえまして、中心市街地の活性化に取り組む市町村などを支援するための法律、まちづくり3法の一つとして、平成10年6月に中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律、いわゆる旧中心市街地活性化法でございますが、制定をされました。この法律に基づき、平成11年7月に津市中心市街地活性化基本計画を策定し、翌年平成12年3月には三重県初のTMO、タウンマネージメント機関となる株式会社まちづくり津夢時風を設立し、ウオーク事業や大学生連携活性化事業中心市街地チャレンジショップ事業などの委託事業を実施するとともに、市においても各種イベントの開催や商業振興団体への支援など、中心市街地の活性化に向けて取り組んできております。 その後、中心市街地の活性化に向けて、何があれば皆さんがこのエリアに訪れていただくことができるのか、そのためには何が必要なのかを探ることを目的に、平成24年度に津市中心市街地活性化オープンディスカッションを開催し、一般の市民の皆さんを初め、学生、NPOなど多くの方々や団体等から意見やアイデアをいただき、これまでの検証や見直し等も含め意見交換を行い、その成果である提言書を踏まえ、委託事業の再編を行ってきております。 1例を申し上げますと、商店街魅力発信学生連携活性化事業として、ガイドブックの作成や1日カフェほのぼ~のの実施、商店街にぎわい創出事業として学生による情報誌の発刊、販売を通じた情報発信事業でございます。中でも大門いこにこ広場につきましては、商店街集客拠点運営事業として提案された事業の具体化に取り組んできております。そのほか、市としても引き続き各種イベントの開催や商業振興団体等の支援に努めてきています。 津センターパレスにつきましては、昭和60年に商業ビルとして開業して以来、中心市街地の中核施設として機能してきましたが、平成25年には市の中央公民館や老人福祉センターまん中こども館等の公共施設が入居するとともに、その後民間保育施設も入居するなど、新たな機能の導入が進んでいます。当ビルは、このように当市の商業ビルから、時代の変遷を踏まえ、幅広い年齢層の市民が集い交流することができる、複合機能を備えたビルへと変貌を遂げていますが、今後とも本市の中心市街地活性化の一助となる役割を担うとともに、多様な機能が複合した拠点と市の役割を担っているものであります。 1階の商業施設でございますが、昭和62年2月のオープン以降32年にわたり取り組んでいただきましたが、11月30日をもって営業を終了されました。地域の方にとっては不便になると思いますが、当テナントからはこういったことも考慮され、本日12月2日、4日と毎日ではなく、基本月曜日、水曜日と設定する中で、隣接する津市まん中広場において、移動販売車による販売や、弁当や野菜などを中心とした食料品等を販売することとしております。 この津市まん中広場についても、本市の中心市街地の活性化への寄与を目的とする一つでありますので、こういった利用も含め、多くの方々に御利用いただくよう努めていきます。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 私のほうからは、志登茂川河口の新しい橋脚の設置と進まない理由、展開について回答いたします。 この橋の設置につきましては、都市計画道路河芸町島崎町線におきまして、栗真町屋町から島崎町までの0.7キロメートルの区間に該当しておりまして三重県の街路事業として計画されております。河口付近では、橋の長さが200メートルを超える大きな橋を整備する必要もありますことから、関係者との十分な協議が必要であるとともに、多大な事業費の投入におきまして、現在県内で複数の街路事業を継続中であることから、予算の確保の面で着手できる状況ではないため、当面は白塚町から栗真町屋町の約1.9キロメートルの区間の整備を推進しております。 この区間におきましては、継続中の街路事業の進捗状況等を勘案し、事業の本格的な着手の時期を検討していくと三重県のほうから説明を受けております。今後も地元と協力をしながら、引き続き県政要望を通じまして十分な予算確保による事業の加速を三重県に要望してまいります。 ◆9番(小野欽市君) ちょっと順番を変えて、今の街路の話ですが、これ随分昔に青木という知事がいたころの三重県で、名松ロードの構想があったんですね。四日市市から二見町まで海岸線を全部つないで、道路規格を上げて堤防も含めてちゃんとやっていこうと。その頃から言っているんですよ。今回は平成18年から22年の中河原の堤防改修、それに伴う延伸で津市の島崎町、それから栗真町屋町、白塚町へと堤防を改変するという事業を国でやっていただく。ここのところへちゃんと乗っていかない限り、この事業はできないと思いますよ。 今部長から説明はいただきましたが、やはりその方向性というのは過去からそうやって積み上げてきているんだと。工程もあってしばらくはできなかったこともあります。しかし今は地域としてはもう10年近く前にここにはイオン津店前からの道路と合致をするような橋を建設してほしいという要望も上がっておりますので、その点はしっかりと踏まえた上で、もうそろそろ街路事業だからと言っているだけじゃなくて、何か手法としても考えていっていただければありがたいと思いますし、今回江戸橋かけかえ終わりました。終わりましたが、あの混雑は解消していません。その現場もよくごらんいただいているとは思いますが、朝晩のあの大変な交通混雑、わずかな距離ではありますが、三重大の救急部を抱えてあれでいいのかという疑問は、やっぱり市民から多く聞かれます。そこのところをしっかり捉えていただければというふうに思っています。 時間がありませんが、中心市街地について今るる御説明をいただきましたが、まさにこれ、市長8年前、市長になられて、御自分の生まれ在所の地域がこんなことになっているのだと、これは随分聞かれていることだと思います。それで今回11月末であの商業施設が撤退をされる、週に2日移動販売をするということですが、私の地域はもう既に駅の西側の団地は7年ほど前から移動販売で週に2日ですが、美杉地域からわざわざ移動販売に来ていただいて、高齢者対応しているわけですね。やはりそういうふうなことを考えますと、今ここでという話ではなくて、これは商工観光部にもお願いしたいと思うんですが、市街地での市民の皆さんのニーズはどこにあるのかと。平成24年に大規模なディスカッションをやったと、24年から何年たっていますか。やはりその間どんどん落ちていくんです。高齢化も進むんです。やはりそういうところを、細かなデータを集めるためのニーズ調査をやって、経済産業省等はやはり中心市街地に対する補助金というたくさんのメニューを持っているはずですから、そういうものを一つずつ潰していく。 例えば北九州市の商店街の例によるまでもなく、商店街の活性化だけではなくて、今回北九州市はリニューアルをされて伴走型支援、店舗をあげてどうぞというだけではなくて、その店舗についてのフォローアップをちゃんと行政がやっていく。行政だけではなくて、うちは幸いごく近いところに商工会議所もありますから、やはり商工会議所って、本当に今津の商工会議所は何をやっているのかわからない。私も議員ですが、どうも今中身がここの市役所以上に市役所になっているんじゃないかと思いますよ。もう少し機能的に動けるような、やはり行政とタイアップをするんならちゃんとするというところが見えてこないと、中心市街地活性化、もう駅前が、あるいは新町駅前が活性化してきかたらといって、それでは困ると思うんですね。津センターパレス自体もこれ、そのうち休業しますよ、あいてしまうからね。そういう面からもしっかり捉えて考えていただかなければいけないというふうに思います。 そこで、もう今既に夜間にはタクシーがいない。大門のにぎわいって、後ろに控える飲食店街の活況もにぎわいの一つだと思いますが、もうタクシーがいなくなっているんですから、例えば商店街や商工会議所にタイアップをしてもらって10時半、11時、11時半、この3時間帯ぐらいを、3つの時間ぐらいを、バスを、例えば芸濃方面、美里、それから久居、この3方向ぐらいにバスを出して、そのかわり夜間ですからタクシーよりは安い、しかし通常運行よりは少し高いぐらいの値段の設定をして、利便性を向上させる。夜だけでも活況になれば今大門を中心に年間に10回ぐらいですか、イベントをしていただいていますが、そのイベントと昼間のにぎわいと夜とつながっていくような気がしますが、ぜひそこら辺も積極的な姿勢を求めていきたいと思いますので。もう30分近くたってきましたので、ちょっと質問したかったんだけれどもこれもお話をしておきますので、ぜひよろしくお願いいたします。 さて、次、仕事についてでありますが、今後の我が国の展望は2040年には高齢社会のピークを迎えて、2050年には国の人口は1億人を切ると言われています。つまりは全体として働く人が減ってしまうし、若い労働力をこの地域に定着化させるためには、住環境や教育、さらには医療も含めた安定した安心できる地域とともに、より魅力ある働く場所をつくることが求められていますが、今津市においては、特に今回オープン以降わずか2年2カ月余りで来館者が100万人を突破したと言われるサオリーナや、その周辺こそ一大拠点として将来へのポテンシャルが一番ある地域であると考えます。 津インターチェンジ周辺の開発による新たな企業や働く拠点、また広大な用地を生かした魅力あふれる交流拠点の整備など、前回津インターチェンジについて質問させていただいて以降の進捗をお伺いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 本年6月の市議会定例会で、津市農業振興地域整備計画の変更について、これまでの農業政策や将来の農業政策を考えていく中で、津市を取り巻く環境を整備してしっかりと方向性を出すよう、小野議員から御質問いただきました。 津インターチェンジ周辺地区については、県営事業により圃場整備が行われた集団的な農地が広がっており、現在は農業振興地域の整備に関する法律、いわゆる農振法の規定に基づき、津市農業振興地域整備計画のうち、農用地利用計画において農用地に指定しております。 津市農業振興地域整備計画は、5年ごとに見直しを行うこととなっていますことから、本年度は令和2年度から計画策定に向けて見直し作業を進めているところでございます。当該計画の見直しに当たりましては、農用地区域の除外や編入といった変更を検討されている地域から要望書などを提出いただいており、現在農振法に照らして農用地利用計画の見直しを行っていますが、例えば御質問の津インターチェンジ周辺地区の農地に代表されるような圃場整備が行われている10ヘクタール以上の集団的な農地については、農振法第10条第3項の規定によりまして、農用地利用計画に農用地として定めるものと規定されていますことから、当該地区の農地は農用地区域内農地となります。 なお、要望などを踏まえた農用地利用計画の見直しにつきまして、津市農業振興対策協議会を初め、JA、土地改良区及び農業委員会に意見聴取を行いました。現在これら関係機関への意見聴取結果を受けて作成した、農用地利用計画案につきまして三重県と調整を行っておりますが、調整が終わり次第、おおむね30日間の縦覧期間とその後の15日間の異議申し出期間を経て、三重県知事の同意を得た上で変更した計画を公告することとなります。 令和2年2月下旬には公告できるよう、作業を進めてまいります。 ◆9番(小野欽市君) 仕事についてということでお伺いをしました。 中勢北部サイエンスシティという場所がありますが、ここについては平成6年から事業関連の基本計画をつくって、平成9年の造成工事着手をし、平成12年の流通区域の分類につながって、現在ではつい最近の立地協定がなされましたが、もうこれで残りはわずか総面積の3%余りということになりました。全国的にも考えると、この旧地域振興整備公団の計画、つくってから随分頓挫した地域も多いと聞いていますが、でも本市の場合は東日本大震災以降やはり高台にあるという地の利、あるいはまた新名神高速道路の開通なんかもありまして、幸い事業としてはほぼ100%、こんなに国の事業でうまくいったのは余り聞いたことがないぐらい売れてきております。 また、本市も人口減少が形となってあらわれてきておりますが、その中で今、他都市との都市間競争にいかに打ち勝って、将来にこの津市をどのように承継するかを考えるときには、大きくにぎわいと交流が実感できる地域の創造に向けて、三重県の人口減少時代だからもう開発はしないんだ、これはもう三重県は10年ぐらい前から県全体の都市計画の基本理念みたいに、完全に握り込んで守ってしまって、誰にも手を触れさせない。ばかなことを言っているんですが、こんなことに惑わされることなく、地域独自の発展目標とともに流入人口の誘導策、あるいはいつもにぎわいがある光輝く地域の開発によって、まちを変化させていくことが必要だと考えます。実に四日市市は今回随分総合型の大きな体育館建設に向けてかじを切りましたね。また、鈴鹿市は津市の後追いですが、中勢バイパスの延伸、それからそれを北勢バイパスへつなげるということで、細長い市域で若い労働力を背景にした市内3拠点をどうにか動かそうとされています。 それぞれのまちで、やはり生きていくためには、津市においても今答弁にあったような行政の縦割りの考え方を維持すること、これは基本的に大切なところはありますけれども、今後の津市の重大な指針は、例えば津市二役の政治決断にかかる点が大きいものがあると思います。急には難しいかと思いますが、来年度の施政方針には前葉市長も瞠目に値する指針がぜひ必要だと思います。市長が市長選後変節してしまったと市民が疑念を抱かないように、これまで期待してきた方向性を大きく育てることができるような考え方を、市長が自ら示すことはできないんでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 今、津インターチェンジ周辺の地域につきまして、市街化調整区域であり、農用地区域内農地であってなかなか難しい地域だということでございまして、これまでも規制緩和だとか法令の改正など、国や県に対して要望してきたような経緯がございます。 平成29年7月に施行されました農村産業法と地域未来投資促進法は、何らかのそこに少し新しい方向性をとり得る、そういう手法、法律であるという理解をいたしておりまして、その手続をしっかりと踏まえて進めていくということになりますが、これは事業者にも地域経済牽引事業計画というものをつくっていただくような、そういう段取りにもなってまいりますので、十分にその地域の民間事業者の御希望を我々として捉えて、そして私どもが土地利用調整計画なりをつくれるような、そういうものを積み上げていくということが大切だというふうに思っております。事業者からの御相談や御提案を、しっかりと私ども都市計画部が窓口になって受けとめ、そして各部局と連携、調整を図りながら、何らかの前進ができればいいなというふうに私も考えておりまして、そのような方向性で取り組んでいきたいと思っています。 ◆9番(小野欽市君) 今市長から御答弁がありましたが、津市としてはこれまで県を通したり、国に直に言ったりして、規制緩和や法改正を要望してきたんだ。平成24年にはこの津市議会で安東地区の皆さん方の請願も議会として可決をされて、国へも送り込んで、そういうことを重ねた上で平成29年7月の2法の成立となったのはそのとおりでありますが、今市長言われたように、法の趣旨にのっとった提案がなされてきたというときに行政も一緒になって考えていきますよということでありますが、地域未来投資促進法のスキームから言うと、まさに順番というかその前に、国が今回法を決めたことで基本方針を立てますと、各都道府県や市町は基本方針にのっとって基本計画をつくって、全体としてどんなふうな地域未来の投資促進ができるんですかということについての提示をした上で、それでなおかつ事業者が意欲を見せたらその事業者と一緒に基本計画にのっとった開発について、行政が一緒に考えるというのが経済産業省の法の理念でありますが、今の市長の御説明は、まさにその基本計画というところがもう抜け落ちている。 これ、市長あなた御自身も中央省庁の御出身で、これまで全国市長会の副会長で、国には法の拡充や法の制定や、随分求めてみえたと思いますが、まさに今の御説明から言うと、一番重要な視点が抜け落ちてしまった上で津市はやりますよと、それ本当にその法の趣旨、立法の趣旨を守らないで、そういうスキームになっているんですから。そのスキームを無視して津市だけできますかね。全体として、全国市長会の副会長として国に表面上言っていたことを、地域へ帰ってきたら「いや、うちはもう法律はあるけれどもそれは守らなくてもいいんだわ。そこのところはちゃんとできるから、法律は法律でやっていきますよ」いうことで、果たして通っていくのか、そこのところ市長、もう一度御認識をお伺いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 議員今おっしゃいましたとおり、国が基本方針をつくってそれに基づいて県と市が一緒に基本計画をつくるというスキームでございまして、その点までは先ほど私の答弁の中では触れませんでしたが、もちろん完了をしておるところでございます。その上で具体的に数社、この地域経済牽引事業計画を一つ一つつくり、それが承認をされているという状況ございまして、それは各この地域未来投資促進法に基づく取り組みが進んでおるわけであります。 その上で、この土地利用調整計画というものは、これをつくるような、つまり土地利用を、農振法なり農地を非農地に変えていくというところをやっていきたいというような、先ほど議員がまさにおっしゃったように、事業者が意欲を見せたらという、その意欲がある場合に市町村が先に土地利用調整計画をつくるというスキーム、これは理解をしておりますし、そうあるべきだという、そういう手続でございます、法律はですね。 では、市町村が土地利用調整計画を、何ら事業者の、いわば具体的なプロジェクトなしにつくれるかというと、それはまた現実的には空振りの計画をつくるのもいかがかと思いますので、そこは事業者の御意向を十分に把握しながら、事業者のこんな方向でこの土地を使いたいんだという意図に沿った計画をつくらないといけないなというふうな思いを持っております。手続的に先に市町村計画があるんですよという点については、おっしゃるとおりでございます。 ◆9番(小野欽市君) 今の市長の御答弁、2点あると思うんですが、意欲ある事業者が計画を持ってきてください、それに基づいて行政も一緒になってそれ、意欲あるけれども計画をしたらダメですよというのがね、あるいはこれだったら一緒にいけますからやりましょうかというのか、ですが、それ、今まで公にこの法律ができたことでなっているはずですが、どこにも何も書いていない。これまで土地利用計画、農業とかそういうところなんですよ。事業者は都市計画部へ行っても、「いやいや、ここら辺はそんなことはできませんから」と全部断られている。ところが今市長から言われたように、二、三はできていると。何でですか、これビジネスサポートセンターがかんでいるという話なんだけれども。 特定の業者だけ行政の中で特殊な部門が関与して、そんたくをして、開発をさせるようにしか受け取れない。そんなことでいいんでしょうか。本来は津市が都市計画部であろうが農業であろうが、あるいは政策財務部も含めて、きちっとしたプロジェクトチームをつくりながら全体の、津市全体の用地の中で開発ができる部分、開発ができない部分、例えば一身田大古曽はそうです。それから久居井戸山町がそうです。いろんな意欲を示している地域の皆さんもいることを踏まえた上で、しっかり方向性を出すのが行政の責任だと思うんですが、それを今のような特定業者だけ来てください、それは違うと思いますが、その点どうですか。
    ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 具体的にこの地域経済牽引事業計画が策定された、これはおっしゃるとおり、ビジネスサポートセンターが事業者の御要望に沿って私どももその御相談に応じました。それは、例えばあのつ台だとか森町であるとか雲出だとか、河芸町とかいったような、現在既に工業用地として供されている場所で新しい事業をやりたいと、それがこの法律の趣旨に合っているので、この計画に乗っていきたいという話だったんですね。 それで、今議員がお話しになっているのは土地利用自体を変えていこうというような、そういう事業計画を御相談いただく場合には、それは市町村の土地利用調整計画が必要になりますので、そこはそのようなものとして、また御相談に乗らせていただくと、こういうことでございます。 ◆9番(小野欽市君) だからこそ、基本計画が漠然としてでもいいからつくっておかないと、相談に乗ってくれるのかな、どうなのかな、そんたくした上で事業者はより違うところへ行ってしまいますよと、非常にぼけた計画になると失敗しますよということをお話しさせていただいております。 それと、工業団地系でもう具体的にその土地の用途が決まっているんで、そこへおりるから行政がビジネスサポートセンター中心に相談したい、相談していったと、ならこんな地域未来投資促進法なんて法律使わなくてもいいわけです、もう既にあるんだから。何か勘違いしているんですね。そこら辺の、もうこれ法律ができて2年2カ月、本来は津市がワーキンググループかプロジェクトチームをつくって、方向性が出て我々に示してもらうのが本当だと思いますが、非常にその面はおくれをとっているとしか思えません。 これは市長、先ほど申し上げたように、急に言ってもなかなかできません。時間もかかることです。その全体としての調整を図らなければいけません。今もう12月ですから、これからいろいろ考えて来年1月末から始めるとしても、1年は優にかかると思いますよ。全体の都市マスタープランを変更するまでもなく、やはりそういう地域で全体のポテンシャルを上げていく仕事というのは行政しかできないわけですから、ぜひそういう面でのお取り組みをお願いしたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 今、いろいろ御指摘いただきました。進め方についてさらにもう一歩踏み込んだ、私どもとしてのメッセージの出し方というのを、ちょっと考えていきたいというふうに思います。 ◆9番(小野欽市君) もう非常にわかりやすいメッセージにしてくださいね。捉える側が理解がしやすいように。といいますのは、この三重県以外のところもそうですが、この三重県の中にあっても多気町なんて5年前から急にそんな計画何もなかったのが、導入道路は町財政で金を何とかしてつくりました。その道路の奥には今、菰野にある有名な温泉施設と一緒になったものが、ホテルもつくって開発をする、もう間もなくオープンしますよ。こんなふうにできていくところもあるわけです。これは県の土地計画を無視してやっているんです、表向きね。でも裏側ではちゃんと調整しながらやっていますよ。なぜ津だけがそれができないの。そんなばかな話はないので、やはり果敢にその地域を活性化しようという意欲のある市町が、ちゃんと県は、県の意向を無視するんじゃないですよ、つくり上げていったその県の意向は意向として、各市町が生きるためにやるわけですから、やはりその方向性はしっかり出してもらわないと困りますので、よろしくお願いします。 時間、残りが本当に少なくなりましたので、ちょっと走ってまいります。 まず、議案第163号津市モーターボート事業会計補正予算からお伺いをしようと思っておりましたが、この補正予算も上がっているように、かなり売り上げも順調に推移をしているし、全国並みに堅調に推移をしているということですから、前年市長も蒲郡市や常滑市も御視察をいただいて、そこら辺を十分に視野に入れた上でお考えをいただいていると思います。来年度予算にはぜひこのいいことの反映ができるように、お金の面ですね、しっかりとやっていただきますようにお願いをしておきます。これはこれで終わります。 次、教育委員会を中心にした働き方改革についてであります。 これも聞きますと随分時間がかかりますので、きょう申し上げたい点だけしっかり申し上げたいと思いますが、そのことについての感想をお聞きしようと思います。 教員の今の働き方改革ですね、今市ではいろんな取り組みをしながら、会議時間短縮だとか部活動休養日設定だとか、それから学校運営の補助員ですか、アドバイザーを回すだとか、いろんなことをしてもらっていますが、まずは各学校でそれぞれで校長を中心に、1回学校のあり方というものを研究、研修するようなプロジェクトチームをつくって、そこの学校に合った独自のルールをしっかりつくること、それをつくったことを、例えば自治会とかPTAとか皆さんに理解をしてもらう。やはりそこから始めないと、今学校でこんな問題があってどうのこうのと言っているよりは根本的な解決につながるんではないかなというふうに思いますが、その点についてはいかがですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) まず、校内でしっかり議論というお話ですけれども、ちょうど9月に県の教育委員会が全教職員を対象に、働き方改革についてのアンケートを行いまして、この結果が出ましたので、この結果を介しながら学校の中でしっかりと各学校でどのような業務削減ができるかということを議論するということ、ちょうど今からおろしていくところでありますので、そこをしっかり学校を指導してまいりたいと。 それから地域との連携につきましては、議員御指摘のように、やはり学校だけではなかなか働き方改革進みませんので、保護者と市がしっかり連携していくということで、この9月に津市PTA連合会と連名で、この働き方改革という共同メッセージを出しましたので、これを使いながら、地域の方としっかりと今後お話しをしてまいりたいというふうに考えております。 ◆9番(小野欽市君) 今、教育長から御答弁いただきましたが、その文書を配付したと、こんなもの2万枚まいたって何もならないわけです。現実にどういうふうに話を持っていくかですから、それは各学校の特色もあると思うんですが。 今私が一番心配するのは、全国各地域で非常に無責任にマスコミがあおる形で、PTAは要らない、学校は学校に任せておけばいいというような風潮が見られるわけです。もう津市内でも随分いろんな声が上がっています。やはりそういうことは、学校は教育の場であって子どもたちを家庭でも教育しなければいけないということは、だんだん抜け落ちてきて、まさに働き方改革の余波ですね、親が時間がないからもう7時半には学校をあけてくれと、子どもの居場所がないから学校で預かってくれ、帰りは6時までいさせてくれと、これは認定こども園の流れから言うとそうなっていきますよ、今現実にそういう声もあるんです。それを学校に持ち込んで本当にいいのかどうかね、学校の先生はほかにやることがいっぱいあります。ぜひそこら辺もしっかりと説明ができる体制を考えていただきたいというふうに思います。 次いきます。医療業務委託料等についてお伺いをしたいところですが、もう時間が本当にありませんので、この医療費の中でも特に久居一志地区の医療圏内の現役医師、開業医の皆さんの高齢化に伴う地域の医療体制の危惧、非常に心配をしておりますが、この点について医療の担当としてどんなふうにお考えなのか、集約してお答えをいただきたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(松岡浩二君) どこに住んでいても適切な医療を受けられる社会というのは、地方公共団体にとっては非常に大切な視点だと思っております。また、議員が以前おっしゃっているとおり、高齢化が進んだところでは医師の高齢化も進んでおりまして、民間診療所で頑張っておられる先生がリタイアして後継ぎがなく、閉院になってしまうという例も多々ございます。 そんな中で、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らし続けていくためには、医療、介護、それから予防、住まい、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステム構築が重要でございまして、本市におきましては津地区医師会、久居一志地区医師会の協力のもと、津市在宅医療支援センターを、久居一志地区医師会館に開設するなど、地域包括ケアシステムの構築に向けて取り組みを進めてございます。 また、今後病院や診療所に行きたくても体力低下などで通院が困難となる高齢者がますます増加することが予想されまして、地域の身近な医師であるかかりつけ医が患者のいる場所へ出向く在宅医療の充実が必要不可欠となることから、医師会と連携しながら在宅医療を実施する医療機関の充実を図る必要があると考えてございます。 そんな中で、日常的な診療や在宅医療は地域のかかりつけ医に診ていただき、専門的な検査や診察、入院が必要な治療はこの地域の核である三重中央医療センターに担っていただくという、1次救急医療機関と2次救急医療機関との地域医療連携が重要となってくることから、今後につきましても久居一志地区医師会や三重中央医療センター等の関係機関と協議・連携しながら、久居・一志地区医療圏における地域医療の確保及び地域包括ケアシステムの構築に向けて取り組みを進めてまいりたいと思っております。 ◆9番(小野欽市君) まさにざくっとお伺いするつもりで、かなり詳しくお話しをいただきましたが、この久居・一志地区でも特に久居地域の状況と一志地域、白山地域、美杉地域の状況は違うわけです。やはり慢性期を中心とした治療をするところと急性期治療が必要な、どちらかといいますと高茶屋地区、久居地域の現場、やはりそういうふうな医療のそれぞれの地域での要望あるいは対応の中身、そういうことを考えていただいた上で、これから先も対応ができるような、医療人材なのか医療施設なのか、そこら辺も含めて、もう人材の枯渇というのは目に見えて南部のほうはあるわけですから。これね、市長時間がないところですが、大変ですよ。もう六、七年前からだんだん閉院するよと言われていたのが、本当にそのままになってきました。いずれはそこでは対応できなくなる。 三重中央医療センターと言われましたけれども、そうではないと思いますね。やはりそこへ入っていくだけで対応ができるものではないというふうに思いますので。じゃ、どうするか、やはり全体の医療の環境の中で、行政としても仕掛けていくことも必要になってこようかなというふうに思いますので、よくこれは市長の頭の中にも入れておいていただきたいというふうに思います。 次に、危機管理部長、大変時間が切迫してきましたので、中身を具体的に4点私は伺っていました。特にその中でもプッシュ型支援という、国が大規模な物品を最近大きな災害のために、目に見える形でやっていますけれども、その辺についてはどうも現場との乖離があるように思いますので、その点どうなのか。それから、本来私この間白山地域の総合防災訓練でも職員に聞きましたが、市の職員については参集訓練等も十分やられているようですが、関係団体の職員についてはまだまだそこの認識非常に薄いんです。そこら辺どうやって積み上げていくのか、この2点だけでもお願いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) まず、国からのプッシュ型支援に対する対応ということでございます。 このプッシュ型は、東日本大震災の教訓を踏まえて、平成28年4月に発生した熊本地震から本格的に実施をされたものでございます。このプッシュ型支援につきましては受け入れ態勢が整っていなかったというふうなことから、支援物資が避難所までうまく行き届かなかった、こういった課題が出ております。そういうことを踏まえまして、本市におきましてはことし3月に津市災害時受援計画を策定いたしまして、こういったプッシュ型の支援等に対する対応をどのようにするかルールを定めたところでございます。これにつきましては、ことしの総合防災訓練におきましても関係部署におきましてはこれの受け入れ訓練を実施いたしましたので、この検証なんかも踏まえながら、今後も適切に対応できるように見直しを進めていきたいというふうに考えております。 もう一点の件につきましては、一般の企業等の方々とも地域防災計画作成等に当たりまして、会議のメンバーに皆入っていただいております。そういうこともありますので、そういった会議を踏まえながら、各事業所等においても参集訓練等を積極的に進めていただくよう話をしていきたいと思っています。 ◆9番(小野欽市君) きょうの避難防災に関する質問の中では盲導犬・聴導犬・介助犬についても触ろうと思っていましたが、基本的にやはりそのことの触り方、周知をやはり現場に関する職員にも徹底をしていただくということでよろしいですね。ぜひ犬に頼って生活をされる方もいらっしゃると思いますので、そこら辺が現場で戸惑うことのないように御配慮をお願いしたいというふうに思います。 残り5分になりましたので、次、最後の津西地区のコミュニティセンター建設についてお伺いをします。 この建設に向けての調整は今進んでおりますが、この計画については過去地元から何回、行政に要請・依頼などがあったんでしょうか。またその要請を出した地域全体の意見集約ができているんでしょうか。それをどのように判断しましたか。 周辺には、津公園団地集会所、津西会館、また大谷第3集会所があります。津西会館は南立誠地区の広明町自治会が会議に使用することもあり、かなり距離はありますがそこまで行かれるわけです。会議には十分な広さが確保されていますが、津西地区はこの施設を使えない理由が何かありますか。さらに、津西地区へのコミュニティセンター建設ということであれば、なぜ地区中央部への建設を考えずに、従前からも広明町直近の墓地横への建設がうわさとして言われていましたけれども、非常に疑問に感じる位置での用地の選定がなされるんでしょうか。この点について、明確にお答えいただきたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市民部長(武川明広君) コミュニティ施設につきましては、人口当たりの面積が少ないところに配置をしていくという基本的な考え方がありまして、市内地域間の均衡性、公平性を考慮した上で、施設の利用状況や地域の皆様からの声などを参考として整備を進めております。御質問を頂戴いたしました津西地区からの要望といたしましては、平成24年ごろからコミュニティ施設の整備を望むという声が高まってまいりまして、平成27年度以降は地域懇談会において津西地区の自治会、地区社会福祉協議会、民生委員の皆様から同様の趣旨の要望を、5回にわたっていただいております。さらに、平成29年、翌30年には津西地区自治会連合会から正式に要望書が提出されております。 意見集約ができていたのかという点でございますが、私どもといたしましては、地域懇談会において先ほど申し上げましたようなさまざまな立場の皆様から御要望をいただいておりますし、地域住民の皆様で組織されております津西地区自治会連合会からは要望書という正式な書面で御要望をいただいております。加えて、その後は津西地区の自治会連合会の皆さんを母体とする津西地区コミュニティセンター建設委員会というものが組織されまして協議を重ねてきておりますので、地域全体の意見が集約されているものと考えております。 次に、津西地区が、おっしゃったこれらの施設が使えない理由があるかということでございますが、津西地区には約4,400世帯、1万1,500人の方が居住しておられますが、同地区内には集会施設はなくて、南立誠地区の津西会館が唯一の近接する施設となっております。対象エリアを津西地区自治会連合会を含む西が丘小学校と考えますと、人口1,000人当たりの集会機能面積は12平米となりまして、非常に少ないということになります。津西会館の利用状況は、津地区の会館の中では南が丘地区、豊が丘地区に続きまして利用者が多いと、こういうことを踏まえまして自治会関係者の御意向を確認しながら候補地の選定を進めてきたところ、広域な利活用が見込めるこの場所に当該施設の整備を行うこととしたものでございます。 最後に、地区中央部のほうにつくらなかったのはなぜかという…… ○議長(岡幸男君) 部長、簡潔にお願いします。時間がありません。 ◎市民部長(武川明広君) はい。当該施設に必要な面積は370平米ということで、この広さを考えますと大体土地が1,500平米は必要になるということでありまして、そういう諸所の条件を勘案した結果、この場所に決めたということでございます。 ◆9番(小野欽市君) 簡潔に答えることはできなかったのかなと残念に思いますが、1つ違ったことがあります。西が丘小学校西側には集会所1つありますよ。そのことぐらいは調べておいてください。終わります。 ○議長(岡幸男君) 以上で、小野議員の質問は終了いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 八太議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 八太正年議員。     〔10番 八太正年君 登壇〕 ◆10番(八太正年君) おはようございます。 自由民主党市議団の八太でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 今、私が通告させていただきましたのは、一般質問5点でございます。 まず最初に、iPS細胞を使って脊髄損傷患者を治療する臨床研究計画が了承されまして、将来、脊髄損傷患者の受け入れが可能な医療機関を津市へ設置する考えについて、過去に問うたんですが、その後の状況はいかがかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) ただいまの八太議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(松岡浩二君) iPS細胞を使って脊髄損傷患者を治療する臨床研究計画が了承されたという話を、3月定例会のほうでさせていただいたんですが、将来、脊髄損傷患者の受け入れが可能な医療機関を津市に設置する考えという御質問だったと思うんですが、その後の状況なんでございますが、市内において治療が行われるとすればそのときも国立大学法人三重大学医学部附属病院、あるいは独立行政法人国立病院機構三重中央医療センターが想定されるということから、それぞれの病院、その後の状況も確認をさせていただきましたところ、iPS細胞を使った臨床研究の情報ということはちょっと得ることはできませんでした。 それから、当該研究の進捗状況等を三重県のほうにも情報を確認させていただきましたが、新たな情報を得るということもできておりません。当該研究が進みましたら、脊髄損傷患者の運動とか、知覚の機能がわずかに改善するだけでも患者の生活というのは非常に大きく変わることが期待できますので、方向性が少しでも見えるような状況になるというか、今後、国・三重県の医療対策を注視するとともに、現在治療中の方々が期待を持っていただけるように、しっかりと情報の収集等に努めてまいりたいと、このように考えております。 ◆10番(八太正年君) 今、御答弁いただいたんですが、脊髄に限らず、今は脳も心臓も一応厚生労働省の許可を得て臨床研究に入っておる現況なんですよね。私が問うのは、厚生労働省のほうでもはっきりしたことは述べてもらえません。今、大学機構なり国立医療機構で研究をしていただいておるというのは、臨床研究に入っていただいておるというのが実態じゃないかなと思っておるんです。脊髄もそうですし、脳のほうも慶応大学でしたかね、それからほかの大学機構でも研究していただいておると思うんですし、それから心臓についても同じように多くの大学で、厚生労働省の許可を得て臨床研究に入っておると思うんです。 そのことを含めて、今一番大事なことは、安心して生活のできるような、病気をしたいという人は誰もおりません。しかし、病気にかかったときにどういうふうにして治療して、安心して生活のできるような環境づくりをするかということが、私は大切だと思っておるわけでございまして、現実にはやっぱり昔と違って飲料水も下水も管理をできてですよ、集団病が起こらんようにはなってきておりますけれども、今大事なことは、車椅子の障がい者の方もたくさん見える現状、そして脳の病気で時間的に治療を受けられることがなくて亡くなられた方もお見えになりますし、時期がおくれて障がい者になられた方もお見えになります。心臓のほうもそうですし、心臓のほうは特に時間の問題で、破裂したらもうその場で命がなくなるというような大きな病気だと思うんですが、そのことも含めて、やっぱり山中伸弥先生が発明されたiPSの細胞で再生医療をやっていただく、これを我が津市に引っ張ってくることによって流動人口もふえるし、地域の方はより一層安心して生活をしていただけると思うんです。そのことを前回にも脊髄のことに関してお聞きしたわけですけれども、その後やっぱり今答弁いただいたんですが、やっぱり大学医学部だけじゃなくて、国立病院機構も含めてということですけれども、これはそれぞれ薬の会社というか、そのことも含めて今特に研究をされていますよね。ですから、国立病院機構へ持ってこられるのかどうかということはこれからの問題だと思うんですけれども、今は研究されたことをどういうふうにして我が市、医療施設を誘致するかということにかかってくるんだと思いますけれども、他市なり他県に先じてやっぱり誘致をしていただける、設置をしてもらえるような、そういう努力をしていただきたいなと思っているんです。 これはなぜそういうことを申し上げるかといったら、やっぱり命は何よりも重いわけでございますし、現実に私どもは国民健康保険料なり介護保険料を払っていただいておるんですが、今お聞きするところによると、1日に国民健康保険料だけでも国民健康保険を使われる方が約1日、1日ですよ、1日6,200万円、約。それから介護保険では七千五、六百万円の金が毎日平均要っておる、こういう状態なんですよ。だから、こういうことも含めてできるだけお医者さんにかからんでもいいような、そういう社会づくりが大事なんじゃないかな、こういう考え方でお聞きしておりますので、これからまだ雲をつかむみたいな話やろうと言われるかもわかりません。かもわかりませんが、これからの医療はこういうことの革命だと僕は思っております。これをまず我が市の、津市で設置していただければありがたいと思うんですが、再度執行部の、松岡健康医療担当理事、特にあなたよく勉強していただいているのはよく理解しておるんですけれども、こういうことも含めてこれから勉強していただいて、市民に提供していただけるような、安心を提供していただけるような環境をつくってもらいたいと思いますので、決意をもう一度聞かせていただけませんか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(松岡浩二君) iPS細胞を使った臨床研究、今、京都大学、大阪大学、それから慶応大学、そういったところが取り組んでおられるんですが、その後順番的には臨床治験、それから事業化ということになるというふうに、ちょっと見た資料もあるんですが、今後議員が以前に各県に1カ所ずつというようなこともおっしゃってみえましたので、三重県の中でどういう病院なり医療機関がふさわしいのかというようなことの議論が始まるということであれば、その辺は十分に三重県とも議論をしていきたい、このように考えています。 ◆10番(八太正年君) 今、健康医療担当理事が御答弁いただいたように、各県1カ所というお話もさせていただいたんですが、現実にはもう決まる前には先に予定を上げていかな、計画を上げていかんと、いざというときにみんなが手を挙げてきたらまた時間がおくれていくと思いますのでね、一番早く手を挙げて、県と一体になってこの整備をしていただいたらもっといいのかな。これはやっぱり市だけではいかんと思いますよ。県はもちろん国もやっぱり考えてもらわんといかんわけですし、きょうの中日新聞に載っていましたね、山中先生のやっておる補助金ですか、これがもう来年か再来年ぐらいで切れるんですか。その後は研究費がなくなると、補助金がもらえない、そうなると研究ができない。こういう心配で先生みずからマラソンか何かで、テレビで見たんですが、財源確保のために頑張ってみえると。こういうことをお聞きしたんですけれども、そういうことも含めてですよ、今申し上げたように毎日の医療費が津市だけでも大変な医療費がかかるわけですから、できるだけ医療費を出さなくてもいいように、もちろん医療費ということで保険もそうなんですけれども、自主財源も個人が払っていただくお金も入っておるわけですから、それをなくす、できるだけ少なくするという方向で考えていただければ大きなお金の利益になってくるんじゃないかと、お金についても利益になってくる。 そして住民にとっては安心していただけるような地域の環境が整備できるというふうに思っておりますし、これ大事なことやと思うんですが、ノーベル賞を受けられた、これは我が市だけじゃないんですよね、日本全体、世界中が人の健康管理というのが一番大事やと思っておりますので、まず津市からということを感じていただければありがたいなと思っております。 なぜこんなことを言うかというと、私が政治を勉強させていただいたのは、実は日本で最初の有料道路をつくられた方、このお話を聞かせてもろうて、なるほど、現況を語ることも大事やけれども10年、20年先、もっと先まで考えることを政治家は提案せないかんよと、そういうことを教えていただいて、それは自分の肝に銘じて頭の中に刻んであります。しかし、今申し上げておりますようなことも含めて、これは一番大事なこと、我々の世代で一番大事なこと、現世にとって一番大事なことだと思っておりますので、くどいようですがひとつしっかりみんなで勉強していい環境をつくっていただくことをお願いして、この質問は終わらせていただきたいと思います。 次に、白山地域内の道路の管理状況についてでございますが、これも前回少し質問させていただいたんですが、今、太陽光発電で再生エネルギーをつくっていただいておることは、これはありがたいことだということで、電気事業者にとっては道路法の第三十何条かな、道路法にうたわれておりまして、占用できるようになっているんですが、7万7,000ボルトの電気を市道へ入れておるわけです。入れることは私は反対していないんです。しかしながら、今県道では1メートル20センチ入れておる、下へね。昔は水道もそうだったんです、水道も1メートル20センチ、表面からね。ところがですよ、今は60センチ、ひどいところになると30センチで入れておる。7万7,000ボルトの電気をですよ、送るのに30センチのところに埋めたり、また道路ののり面のところへ埋めておる。そして本当に20年間以上管理ができるんですか、そういう状況のところへ埋設して。私はね、心配で心配でかないません。 冒頭申し上げたように、再生エネルギーは大事なことです、これは大賛成なんです。しかし、地域住民が安心して生活ができないような、例えば60センチで、30センチで、1メートル20センチ埋めてあれば受電流の問題も心配しなくていい、そういうことも含めて執行部はどういうふうにお考えになっておるのか私はわかりません。 そしてもう一つ大事なことは、許可条件を満たしていない。許可条件がついておるにもかかわらず、許可したことについて許可もらった業者がそのようにきちっとやっていない。これまた困ったことやと思うんですが。これ、道路占用許可証というのを出しておるんですが、きちっとしてチェックしていないと私は思っているんです。きちっとしたチェックをして許可出してもらう、許可出してもらった後にはきちっと施工してもらって、市民が安心安全の生活ができるような、今申し上げたように受電流に関しても問題のないような環境で占用していただけるような敷設を許可するべきだと私は考えておるんですが、その点どうですかね、お聞きいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 白山地域の太陽光発電の工事でございますけれども、申請者のほうから道路占用という申請が出てまいりまして、許可をしております。この許可につきましては、許可条件、これは一般的な許可条件でございます。また、その中でも今質問ございました30センチの埋設、これに関しましても天井部分にはちょっと電気事業法上できないということを聞いております。その上が個人の敷地でございますので、その中も難しいということで、あと歩道もございましたもので、その中で実際のところ30センチ以上あるんですけれども、土かぶりがちょっと1メートル20センチとかそういう基準、60センチとかいう基準未満のところがございます。これにつきましても占用基準の中でさや管等で防護することということになっております。そういうことで許可もいたしておりますし、現場につきましても施工業者のほうとも何度も打ち合わせもさせていただいております。 つい先週も担当のほうが現場のほうで指示もさせていただきました。これからも占用の許可条件に基づきまして、しっかり現場のほう、パトロール、そして書類の不備につきましては改めて指導監督してまいります。 ◆10番(八太正年君) 大事なことは部長答弁いただいたんですが、実は30センチの土かぶりの問題についてもきちっと対応しておるということなんですけれども、あそこのところは市道の部分もあるし、民地も入っていますよね、あの道路、農免道路ですか、それの確認をきちっとしていないのに許可が出ておるんですよね。私はそこに疑義を感じるんですよ。 それから、道路法ではそういうところに入れる場合はもっとほかのところを研究していただいて、これ営業ですからね、金もうけですよ、一部では。そのことから鑑みてきちっと隣地で推進で入れるとか何々の方法は、今技術力はたくさんあると思いますから、当然今申し上げておりますように、トンネルの中には市道もあれば民地も入っているんですよ。そうならそれの周囲を利用してすることは可能だと思いますよ、何も30センチのところへ入れなくても。 それから道路ののり面のところ、そこへも入れてある。それから先日も現場を見せていただくと、雨でそののり面のところが流れて送電線の配管がもう直に見えておる。土のうを積んであって、指摘したらシート張ってあったように思うんですが、それもまた崩れてみっともない。一体20年も我が市の道路管理ができるのかできやんのか、そういうことをきちっとやっておいてもらわんと、次の担当者が困るんですよ。私どもも20年先どうなるかわかりませんけれども、10年先でも、もう現在、今埋設したところがもうみっともなくて見ておれやん。こんなので大丈夫なんかなというところが多々あります。そういうことも含めて部長、きちっとやれるように指導してください。 それから、道路法第71条にはきちっとしたことをせんだら許可の取り消しまでありますよね、違いましたか。取り消しから事業の停止までありますよね、法律にちゃんとうたわれていますよ、第71条に。これもやっぱりきちっと行政としては守っていただく、法律を守るのは我々の義務でしょう、当たり前のことでしょう。これは占用させていただいておる業者の方もしっかり肝に銘じて、これは守ってもらわないかんと思いますよ。それを監督して指示するのは行政でしょう、管理者でしょう。これひとつしっかり考えていただくようにお願いをしておきたいと思います。決意だけ、部長。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 道路法第71条、監督でございます。道路管理者等の監督処分ということでございます。これに基づきましてよく我々がチェックをいたしまして、申請図面と現場とをもう一度チェックいたしまして対応してまいります。 ◆10番(八太正年君) よろしくお願いいたします。 次に、3番目の野登瀬のズリの物品について。 「新最終処分場建設工事及び道路工事にて利活用すべく」、三重県から津市に引き渡されたものであるにもかかわらず、地方自治法第239条に規定する「物品」には当たらないとしているが、「(普通地方公共団体の所有には属さないが)普通地方公共団体が使用するために保管する動産」ではないとする根拠を説明いただけますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 今、御質問ありましたトンネル工事によります残土でございますけれども、これは平成20年度に新最終処分場の建設地を美杉町下之川地区に決定した際に、地元地域から最優先事項としての要望でありまして、新最終処分場建設の要件とされた矢頭峠トンネルの建設について、津市は実現に向けて取り組むべく三重県と協議をしてまいりました。その際、三重県において事業の優先度を上げていただくことを目的として……     〔「根拠を言っとるんや。ちょっときちっとした答弁をさせてください」と呼ぶ者あり〕 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) トンネル工事の建設課題であった同工事におけるトンネル掘削残土の、その全量を津市が三重県から引き受けて、処分についてその全量を津市が三重県から引き受けて行うこととしたものでございます。 その処分については、資源有効利用促進法及び同法に基づいて設けられた三重県の建設副産物の処理基準に基づいて、建設発生土の処理についての趣旨に沿って処分することを三重県から津市に移管を受けたものであります。その中で、公共工事に利活用することが含まれていたとしても、それは単に処分の1つの手段として建設発生土をあくまで将来的に津市が公共工事の利活用する可能性も含めて、三重県から…… ○議長(岡幸男君) 兼平環境施設担当理事、いいそうです。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) はい。 ◆10番(八太正年君) 私は、今お聞きしたように、普通地方公共団体が使用するために保管する動産ではないとする根拠は何ですかとお伺いしておるのに、そんな話、これ5年もやっているんですよ。もう市民の方から「大概にやめとかなあかんぞ」というような話を聞くぐらいなんですよ。根拠を聞いておるのに何の答弁をしておるんですか、何分も。私に与えていただいた時間は1時間ですよ、みんなの質問で。 これね、2019年9月15日の赤旗、日曜版、これは辺野古の埋め立てに岩ズリ価格通常の3倍、1万1,290円、単価。これはトンやと思いますけれども、立米にしてもこれだけですよ、1万2,000円。原価でいくと、原価というよかズリだけの値段でいくと2,000幾らですかね。私の申し上げたいことは、今の値段はあるんですよ、値打ちがある、物品だと思っているんです。それに今の答弁は全然なってないですよ。 最終処分場で使うということ、もしくは道路で使用します、公共事業に使用しますということで県から約13万立米もらったんでしょう、違うたんですか。だから、もらったと言うけれども我々地方公共団体で使うということですから無償でもらったんだな。ところが何の書類もなしに民間に流れ出ておる、約1万2,000立米。そして何の書類もあらへん。内部で決めました、決めましたと言うとるだけ、これどういうことですか。市民にとって大きな財源ですよ、ましてや今2期工事のところにあいておる穴、これは議会も先日見られた方もあると思いますし、現実には約5万立米の土が要るよと、5万立米の土が入るぐらいの大きな穴があいておるわけですね。野登瀬のズリは6万6,690立米やったかな、それから1万2,000立米減って、それから下之川の施設に使わせてもらった、まだまだ大分のズリが残っていますよ。まだまだ5万立米は残っておると思いますよ。ちょうど穴へ埋めるぐらいのズリがあるじゃないですか。 私はズリを埋めなくても、ズリと土と交換してもまだ余るぐらいの物品なんですよ、お金にしたら。生コンにしたらどうですか、1万2,000立米あったらどれだけですか、1立米生コン今幾らしておるんですか、1万2,000円以上でしょう。そこへ入るんですよ、混ぜたらええわけですよ。そうしたら立米1万2,000円の単価になるんですよ、物品なんですよ。それを今聞いたら、根拠について聞いておるのに何も根拠について答えてないじゃないですか。それが答弁していただく担当理事の答弁ですか、通告してあるんですよ、全然お話にならない答弁しておる。5年間もですよ、「もう大概に八太君やめとかなあかんぞ」と、「同じことばっかり言うとるな」と今言われておるんです。 今僕が指摘しておるのは、こんな大きな財源なんですよ、財産なんですよ。それをぬらりくらりと、何が県の建設副産物の処理基準に基づいてですか。私はそのことも聞いていますよ、きちっとやっておいてくださいよと、役所のことですからきちっとやってくださいよとお願いしました。ところが何もやっていない、中身は。そういう答弁だけだった。今、根拠を聞いておるのに根拠の答弁がないじゃないですか。議長、これ本当は時間とめてもらわなあかんぐらいの話ですよね。せっかく私どもに与えていただいた1時間の中の質問なんですよ、ましてや通告しておるんですよ、きちっとした根拠を答弁してください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 八太議員が理解できるように。     〔「市民が理解せな」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 今回のこの建設残土につきましては、三重県が処理……     〔「またまたそんな。根拠を言うておるの、根拠」と呼ぶ者あり〕 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) ですからその処理処分について三重県から津市に移管されたものでありますので、その処分を行うのに1つの方法として公共施設の工事、それから民地への処理もありました。それからそこへ残置するという処理の方法もございます。その処理の方向がまだ確定していない段階で今仮置きをしておる状況でございますので、使用をするためにそこに保管しているものではございませんので、その使用をするための動産である物品としては考えておりません。 ◆10番(八太正年君) 前回私が質問したら、地方自治法第238条という話をさせてもらったら、市長はよくやっぱり法律のことを勉強されてみえまして、地方自治法の第239条と違うかと、こういうお話をいただいておったことを記憶しておるんですが、現実には物品ということなんですよ。公共事業で使うね、物品についてはこれは大事な、地方自治法でうたわれておるんですよ。それで今言うたら三重県から無償で譲渡を受けたんは最終処分場、それから道路等に使うということで無償でもらっているんです。 それでもう一回言うと、最終処分場では特記仕様書の中に10万立米のズリを使うとなっているんですよ。それを使わなかった、それを指摘したら今度はあれは減額になって約4,900万円減額にして、その年の12月にあえて2億円のプラスの予算を補正で組んできてしたんですよ。そのことを含めて、今問うておるのはあくまでも根拠ですよ。動産ではないという根拠を聞いておるんですわ。全然動産じゃない根拠を答弁してもらっていないですよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 建設、トンネルから掘り出された土砂につきましては、動産ではあのままのものでして、これは使用目的とする物品に当たるかどうかでございますけれども、これはその発生した残土の処理処分、これは三重県が行うべきものですけれども、それを津市のほうで全量処分するということでその移管を受けたものでございますので、その処分をするために現在仮置きしております。だからここへ使う、あちらへ使うという使用目的が確定したものではございませんので、そういう使用の目的を持った物品には当たらないということでございます。 ◆10番(八太正年君) 全然根拠に、答弁になっておらん。あなたは無償譲渡を受けた理由がわかってないじゃないですか。今も申し上げましたように、最終処分場とそれから道路等に使うという目的をきちっとして無償譲渡を受けておるんですよ。だから公共自治体が使う動産については、地方自治法第239条というふうに市長も申されたと思うんですが、まさに物品ですよ。それを物品でないということをおっしゃってみえるから、何ですかと、こういうふうな話にしておるんですよ。だからその根拠は、物品ではないという根拠は何ですかとお伺いしておるんです。全然お話にならないじゃないですか。 これ、市長、何遍聞いとってもあきませんのでね、きちっと整理してください。やっぱり市長の指示は一番大事やと思いますのでね。これ、私はこの赤旗にも載っておりますけれども、単価1万2,000円ぐらいの財産ですよね、私どもにとったら。そこのところを無償で1万2,000立米を民間へ行っておる。そんなんやったらその民間へ行って預けてあると言うんやったら、それ今戻してもらえますか、戻りますか。その根拠もわかりませんよ、正直なところ、相手のあることですから。誰も無駄なものはお金かけて運びませんよ。市長、そのことだけ1つお願いするんですが、どうですやろ。きちっと整理したっていただけますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 地方自治法第239条第1項の解釈の問題だと思いますので、また再度、法律上の解釈について確認をさせていただきます。 ◆10番(八太正年君) だから、前回の質問のことも担当理事はきちっと把握して、きちっと答弁できるようにしてください。これは神聖な議場の話なんですからね、担当理事。これ、やってくださいよ。あなたは何の務めにもなっていませんよ、失礼ですけれども。あなたどんな仕事しておるのかって、問いたいですよ。 時間の都合で、次移らせていただきます。公共工事の火薬使用による事故等に伴う被害者への補償について、これも約5年質問しておるんです。「もう大概に何となっとんのや」と、「同じことばっか聞いとるな」という声を、私の耳に入るようになってきました。しかし、これは当時発破かけて最初の1発で民家の家を壊したんですよ。そして行政としては市長名で100%補償しますということで、工事もずっとさせていただいて、もう工事終わって支払いもできておるんです。ところがいつになっても直っていません。もう今5年たったので、現実にはもう家が傾いてきたと申し上げても過言ではありません。被害を受けられた被害者の方は「だんだん家が傾いてくる、壊けてくる、困ったことや」と。いつまでたっても補償の話は一つもしません。業者づきの、業者の営業マンみたいな話で、うちの執行部これはどこですか、道路の関係やな、格嶋さんやったかな、名前は。格嶋さんはよう世話していただいとんですが、今までの担当理事も含めて全部業者寄りの話、業者と一体になって被害者に話しておるだけ、いつまでたっても被害者の気持ちをわかってもらってない。これ1軒だけじゃないんですよ、まだ4軒ぐらいあるんでしょう、どうでしたか。何軒あったんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 12軒の方の申し出がございまして、あと残り4名の方でございます。 ◆10番(八太正年君) 4名の方、大体これ最終処分場の反対されとった方が多いのんと違うかなと、私は疑うんです。まだ解決していないのはそういうことの経過の中で、被害者の方の立場にならんというのは一体どういうことですか、行政が。津市はどうですか、業者のためにあるんですか。市民から税金いただいて、主権者は市民でしょうが。全然わかってない。今申し上げておりますように、業者と一体になってうちの職員の方が一緒になって物を言うとる。被害者の立場になって業者と交渉していただいて、きちっと補償していただいて、ね。してもらえるように努力してもらうのが職員の人の仕事やと思うんですが、業者と一緒のこと言うて一緒の話で、業者のかわりに被害者のところへ物を申しに来ておる状態ですよ、全然理解されとらん。何で被害者にきちっとしたことの補償ができないんですか。 私は名指しで、青木副市長も言葉もかけに行かんやないかという話をさせていただいたら、12月の暮れに「こっち向いてきたでちょっと寄せてもらいました」と、こういう挨拶やったと、こういう話ですよ。私の家がみじゃかれたんじゃないですけれども、現実には市民の方の住居ですよ、住んでおるところですよ、これが家傾いてきた、どういうふうに補償されるんですか。もう建て直しせなあかんようになってきているんですよ。このことは行政としても私は議員としても情けないなと思っているんですよ。どれだけ安全安心なまちづくりやて、口ばっかりやないですか。市民の家まで壊しておいて、公共事業で。何の補償もしていない。もう家傾いてきた、建てかえたってもらわなあかんよ、100%補償ですから。でないと公務員の不作為による損害が発生してきますよね、今申し上げたように業者と一緒になってやっとるわけですから。間違いでしょう、被害者の立場になって業者と話をして、きちっと補償していただくように骨を折ってもらうのが行政マンの仕事と違うんですか、全然これもお話にならない。困ったことですよね。 これ、今も申し上げておりますようにね、青木副市長、あなた一番最初からかかわってみえますので、きちっとした回答をもらわないとこれ、質問になりませんよ。ひとつよろしくお願いします、答えてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) 工事ではいろいろと御迷惑をおかけしております。その中で、補償につきましては補償の基準にのっとり、誠意を持って対応したいというふうに考えております。 ◆10番(八太正年君) 副市長ね、今の答弁適切ですか。どんなことを被害者の方に申し上げておるか、わかってるんですか、あなた。何が適切ですか。私の質問は適切でないように思われるじゃないですか、市民から聞いたら。 あなたうそばっか言うとったらあきませんよ、何の基準で適切にやっておるんですか。保険掛けておいてあったら査定員がきちっと、多くもなし少なくもなしの金額をきちっと出してきますよ。工事請負契約約款に「保険等」と書いてあるの、保険掛けさせてないじゃないですか。掛けさせてあったらちゃんと、きちっと約款に基づいてですよ、契約に基づいて保険会社が補償するんですよ。あなた何を言うとるんですか。あなた自身がそんなこと言うとるから部下がとんでもない話ばっかりしておるんですよ。もう一回きちっとした、市民に対して、被害者の立場になって補償させていただく気持ちになって答弁してもらわな、終わりませんよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) 被害者の方とは誠意を持って話をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆10番(八太正年君) そんな話はね、今の話じゃないんですよ。5年たっておるんですよ、5年。市民の方からは「同じことばっか質問するの、もうやめたほうがええよ」と言われるぐらいに私は言われておるんですが、私は被害者の立場になったらね、言わんとほっとけないんですよ、性格が。のらりくらりと。今だって、そんなことを副市長が言うておったらいかんじゃないですか。まず被害者の方におわびをして、それからきちっとやりますと、早速やりますという答弁をもらわな終わらないじゃないですか。きょうやきのう起こったことと違うんですよ、5年も前のことですよ、家傾いてきたんですよ。それを知らん顔しとるんですか、津市は。100%補償しますと。 それで、これ実は公共で100%の補償をしますという言葉あったもので、被害者の方は被害届出してないんですよ、警察へ。そして100%補償しますということの文書をもって工事を継続させてくださいということで了解してもろうて、今に至っておるんですよ。一体どういうことを考えてみえるんですか、今の答弁で。自分の家が壊けとったらどうですか、傾いてきたらどう言うんですか。僕は市民の代弁者の一人として、声を大きくして言わなければならんということが残念でなりませんよ。青木副市長、あなたは副市長としての答弁をきちっとやってください。もう一度答弁のやり直し。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) 被害者の方と誠意を持って、その対応を重ねてまいりたいというふうに考えております。被害に遭われた方については非常に御迷惑をおかけしたというふうに考えております。 ◆10番(八太正年君) 今の御答弁をもっと早くやってもらいたかったですね。5年前に。5年前にやってもらっていたらこんな問題、質問する必要なかったんですよ、ね。被害者の方も何も小言言われやんでも済むし、家も傾いてくることもないでしょうに。不便をかけたことをきちっとおわびせないかんじゃないですか。今答弁された言葉は5年前にされとらなあかんのですよ。あなた5年たってやっとですよ、こんなことでは津市の安心したまちづくりにはほど遠いと思いますので、やっぱり前葉市長を支える副市長お二人がしっかりせんと、いつまでたっても、どれだけ市長がええことを言うておっても市民が信用せんようになってきますよ。そこを肝に銘じてやってください。今月中にきちっとした対応をするんですか、どうですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) 当然、話し合いはさせていただきます。 ◆10番(八太正年君) 話し合いをさせてもらうって、話し合い一つもしに行っていないのよ、あなた。あなたの部下は。業者と一緒になって話しておるだけ、そこのところを、考えを変えて、被害者の立場になって行政マンが業者と相談してもらってね。余分なことをしてくれと言うてないんですよ、被害者の方は。みじゃいたやつを直してくれと言うとるのに、改修してくれと言うとるのに、何もやらない。迷惑のかけっぱなし、大変なことを平気でやっておる。これが今の津市の現状ですよ、大きく言うと。いいこともあるかわかりませんけれども被害者がおるわけですから、きちっとやってくださいね。お願いしましたよ、青木副市長。ちゃんと被害者の方に確認しますからね。 次、5番目の最終処分場についてですが、2期工事を実施しないのであれば施設1期工事分から突き出している鉄筋に係る補助金を返還すべきである。当該鉄筋の防護工事などの不要な支出をすることは、地方財政法第4条に照らして適正かということをお伺いするんですが、いかがですやろう。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) まず、第2期工事をやらないのであればということでございますが、現在その最終処分場を埋め立てておる埋め立て量からいきますと、相当の期間、埋め立てることができるかと思いますが、ただ最近もありますように、災害等もございます。それと、今後そのごみの埋め立て量の推移を見定めてその時期を判断しておるということで、現在津市においては2期工事を実施しないという決定はしておりませんので、それに係ります鉄筋、これは1期工事を施工したときに2期、2槽一体でという計画でやっておりました。その計画の中で1期工事へ最低限必要であるということで、2期、2槽目をつなぐ意図もあったことから鉄筋を露出させたものでございます。それについては、防錆塗装といいますが、塗装等やっておりましたけれども、これは恒久的な対策ではございませんので、将来的な不測の事態も含めまして、現在の鉄筋をそのまま残した状態でコンクリートで保護して、既存の今の埋め立て槽に損害を与えないようにということで、保全策として工事をするものでございます。 ◆10番(八太正年君) あのね、あたかも正しくやっておるような答弁はいささか問題ですよ。何が問題かというと、1期工事7年半で埋まる予定がですよ、40年持つんですよ、40年間使用できるんですよ。ここにおる人40年先にどんな処分場の計画があるかどうかわかりませんけれども、40年先ですよ。そして市単で4,000万円、ことしの予算約組んでありますよね。 今答弁ありましたように、鉄筋をコンクリで巻くんやと、巻いた後に今度やるときは、その鉄筋をまたむき出しにして鉄筋として使えるようにするのに6,000万円かかる。合計1億円かけんのやね。これが今申し上げたように地方財政法の第4条に照らして適正ですかという質問をさせていただいておるんですが、適正ですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 議員おっしゃるように、鉄筋を切るという行為をして補助金を返還ということもあろうかと思います。ただ、その鉄筋を切る、切ったとしても、その切った部分の……     〔「いやいや、適正かどうかを答えてもろうたらいいんですよ」と呼ぶ者あり〕 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 私どもとしては、将来的ないろんなパターン、いろんなことも想定して現状の施工、工法をとったということで、適正だと思っております。 ◆10番(八太正年君) 今私がお聞きしたのは、地方財政法の第4条に照らして適正ですかて聞いとるのに、これの質問に対して答えてもらったらいいんですよ、余分なこと言うてもらわんでも。何で適正ですかて聞いておるのに適正ですという話にならないんですか、法のですよ、第4条に照らして適正ですかとお伺いしておるのに、適正かどうか答弁してもろうたらよろしいやんか。答弁になっていませんよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) その第4条につきましては、その目的を達成するために必要ということでございますので、現在の処分場の維持をするために必要なことと、最低限今回もいろんな手法を見まして、最低のコンクリート量とか、いろいろな中で一番、最適であるということで今回の工法をとりましたので、私どもとしては地方財政法上、適正であると思っております。 ◆10番(八太正年君) 担当理事のおっしゃっておるのは全然お話にならんのですわ。地方財政法の第4条に照らして適正かとお伺いしておるんですわ。私はね、7年半で埋まる計画で2期工事の7年半を想定して、15年ということで地元の下之川地区の方々に説明をしてですよ、やってあるんですよ、ね、許可もらったんです。 それともう一つは、現実にあそこの最終処分場の問題も含めてですよ、今時点で7年半で埋まる、2期工事も入れて15年、それが1期だけでも40年間使わせていただくことができておるんです。そのことをきちっと地元の方々に報告していますか。 それと、今質問しとるように、財源ですね。合理性を持った財源を予算に計上しなければならないというの、あるでしょう、地方財政法の第3条でしたか。今聞いておるのは第4条の話ですよ。それも含めて地方財政法に抵触するのと違いますか。ましてや補助金適正化法にも、前日も僕は環境省へ行って勉強させてもらいましたけれども、もう余分になったとなったら、その分だけ補助金を返してもろうたら補助金適正化法に抵触しないと。返してもろうたらいいんですよということですよ。 あの、ようテレビで問題になっとった学園の問題ですね、あれも補助金の不正取得やからあのときの理事長ですか、逮捕されましたよね。はっきり数字の上で国の税金をだまして取ったということから問題になっとるんですよ、これ。私はだまして取ったということは言いません。言いませんけれども、2期工事も想定したということをおっしゃってみえるんですが、それの中でも1期工事だけでも当初の目的の7年半から40年間も使わせていただくことができる。そういうことになったときに、今おかしなことを言うておったんですが、災害のときは産業廃棄物、特殊な法律で利用できるんですよ、産業廃棄物なり何なりの処置をできるんですよ。逆に一般廃棄物でも建設、解体屋がかんで家を壊した木材はこれ、産業廃棄物なんですよ、一般廃棄物と違いますよ。あなたは何を言ってみえるのかわかりませんけれども、今環境省は一般廃棄物の廃棄物はゼロにしようかという御時世なんですよ、経済産業省でもそうです。自動車でも材料はできるだけリサイクルできるように、経済産業省は指導しておるんですよ、だからごみにしないようにしようと。平成12年でしたか、循環型社会形成推進基本法で何も利用できやんようになったものをごみとするというだけのことじゃないですか。ごみであっても利用できるものはみんな利用しなさいと、こういう法律がありますよね。全然あなたの言うとることと話にならない。 これ、くどいようですが、まだちょっと時間あるんで、これ適正かどうかだけ、何をもって適正かということを答弁してください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 現状の最終処分場の延命化とおっしゃるとおり、今の推移でいけばかなりの期間が埋め立てることができますので、現状の最終処分場の延命のために鉄筋が躯体に損害を与えないために、適正な処置として今回の処置をするものでございます。 ◆10番(八太正年君) そうすると、40年先に鉄筋が出ておったら、これ二重に補助金もらえませんよ。40年先にあそこで工事をさせてもらえるかどうか、地元の了解もまだもらってないですよ。そういう先のきちっとした裏づけもないのに、そんな話は通りませんよ。地元の方を今、うそだましとる。15年ということで説明しとる。あれ平成21年につくられた基本計画には、全部入れても8,000トン、中間処分場でリサイクル化してもらう、再資源化してもらうことによって、もう減っておる。今千二、三百トンですか、最終処分場へ運んでおるのは。そういうことから40年先まで使わせていただけるということです。これ、いいことだと思っているんですよ、前にも僕はほめたと思います。中間処分で汗をかいていただたいだおかげでそれだけ助かるんです、これええことなんですよ。ええことやったらええことできちっと地元の方にも報告しとかないかんじゃないですか。 それから2期工事はするかせんか、まだはっきりしとらん、こういうことですけれども、15年で2期工事も入れて15年がですよ、1期工事だけでも40年も先まで持つんじゃないですか。そしてその先には今コンクリを巻いた施設をまた使おうとしたらまた6,000万円要って、合計1億円の市単の市民の税金を使うんですよ。こういうことなんです。そこのところが地方財政法の第4条において適正かどうかということをお伺いしておるのに、あなたそのことを1つも答弁されてないじゃないですか。そういうことを考えているから預かった税金を無駄遣いしておるんですよ。無駄遣いにならないように我々チェックするのが我々の仕事だと思って質問させてもらっているんですけれども、あなたは違う答弁にすりかえていっておる。議会を軽視しておるんですよ、あなた。 くどいようですが、この鉄筋切るの60万円というのをこの議場で言われたのは執行部ですよ。そのときにおった、あなたも見えたじゃないですか、兼平環境施設担当理事。みんな笑うておったじゃないですか、60万円で切れる、切ったらよろしいやん。切れないでしょうが。1期の40年先まで使わせてもらえる施設が、鉄筋がさびてで施設が悪くなっていく、そんなこと見ておれないじゃないですか、きちっとやらな。何で違う方向でやらないんですか、後でお金のかからない方法で。無駄なことばかりやっておるじゃないですか。 小言を言うて直していただくこと、きちっと市民の方々に報告のできるようにしていただくことを念じて、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岡幸男君) 以上で八太議員の質問は終了いたしました。 午さんのため、暫時休憩いたします。     午後0時02分休憩     午後1時00分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 伊藤議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 伊藤康雄議員。     〔18番 伊藤康雄君 登壇〕 ◆18番(伊藤康雄君) 津和会の伊藤康雄でございます。会派を代表して質問させていただきます。 聞いている方にわかりやすく質問いたしますので、わかりやすい答弁をお願いしたいと思います。 では、議案第150号、新市まちづくり計画の変更についてですが、午前中に小野議員の質問がありましたが、違う観点からお尋ねしたいと思います。 この議案、合併特例事業債が5年延長されることからの変更ですが、これまでどのような事業に活用されてきたか、また全体で金額はどのようになっているか、お尋ねする次第でございます。 ○議長(岡幸男君) ただいまの伊藤議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 御質問の合併特例債の活用についてでございます。 これまで活用してきました主な事業といたしましては、新斎場や新最終処分場、また産業・スポーツセンターの整備、それから小・中学校の大規模改造、それからエアコンの設置、またトイレの洋式化、それとともに、こども園や放課後児童クラブの整備、地域防災情報通信システムの整備など、平成30年度末までに523億3,000万円を活用いたしてきました。 それから、令和元年度の予算ですけれども、久居アルスプラザ整備事業や雲出保育園園舎移転事業などに12月補正予算計上分までで74億8,300万円を、また平成30年度からの繰越事業がありまして、これが29億1,870万円、また令和2年度への継続事業といたしまして、17億9,800万円を予定しておりまして、710.5億円が発行可能額でございますので、今申し上げた数字を引きますと65億1,700万円が現時点におきます発行可能残高となっております。 ◆18番(伊藤康雄君) では、今現時点で発行可能残高が65億1,700万円と言われましたが、今後どのような事業に活用されていかれるのか、その辺もお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 今後の活用でございますけれども、令和2年度以降も継続して予定を今まで進めてきております市道河芸町島崎町線道路整備事業、それから津リージョンプラザ整備事業のほかに、子ども・子育てに係る事業としてこども園の整備や放課後児童クラブの整備、それから教育に係る事業としましては、引き続き小・中学校校舎の長寿命化事業、それから消防に係る事業としては消防施設の整備や消防車両の購入などに、また道路整備事業とか、文化住民交流施設、観光施設の整備事業などに活用を考えておりまして、それぞれ具体の事業につきましては、各年度の予算において調整をいたしてまいります。 ◆18番(伊藤康雄君) 大体わからせていただきました。有利な特例債といっても津市の借金には変わりはないわけでございますので、今後の財政運営に影響すると思われますが、今後の合併特例債の活用に当たってのお考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 今後の財政運営の影響についてでありますけれども、合併特例事業債は、事業に対する充当率が95%、それから後年度の返済に係る交付税措置が70%受けられる地方債の中でも優位な起債となっております。 今回5年間再延長することで、より財源を有効に活用できる環境が整うことになりますけれども、議員の御所見にもございますように、長期の借入金、いわゆる借金としては変わりがございません。このことから、合併特例債の活用については、本市にとって真に必要とされる事業を着実に進めていくための財源として活用していくものと考えております。 また、借り入れに当たりましては、償還額とのバランス、これも注視しつつ、今後の償還といった財政運営に与える影響も踏まえた上で健全な財政運営を堅持していこうと考えております。 ◆18番(伊藤康雄君) わかりました。今言われたように、今後の財政運営に極力影響が少なく済むように運営をお願いいたしまして、この質疑は終わらせていただきます。 次に、議案第152号、津市安濃中央総合公園内体育館外7施設の指定管理者の指定について、お伺いいたします。 今回決められた業者は、どのような方法で選考されたか、お伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎安濃総合支所長(小柴勝司君) 今回の指定管理者の選定に当たりましては、本年10月2日から10月16日までの期間で公募を行い、2つの団体から応募がありました。 選考方法としまして、津市指定管理者選定委員会の設置等に関する要綱に基づき、津市運動施設安濃地域指定管理者プレゼン方式による選定委員会を設置し、指定管理者の候補者の選考を行いました。 ◆18番(伊藤康雄君) 現在の管理者と業者はかわっているわけですが、選定内容を変えたのか、その辺もお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎安濃総合支所長(小柴勝司君) 指定管理者募集の目的や選定方法及び選定基準など、特に変更は行っておらず、前回と同様の内容で公募を行いました。 ◆18番(伊藤康雄君) それでは、先ほど選定委員会と言われましたが、その選定委員会というのはどのようなメンバーで、どのような手法で選ばれたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎安濃総合支所長(小柴勝司君) 選定委員会につきましては、5名の委員で構成しまして、そのうち委員とする部長等4名には、政策財務部長、総務部長、スポーツ文化振興部長、教育次長を、また外部委員として、地元の安濃地域社会福祉連絡協議会会長1名を選任いたしました。 選定方法につきましては、あらかじめ策定しました津市運動施設安濃地域指定管理者候補者選定基準及び津市運動施設安濃地域指定管理者選定における審査評価方法に基づき、提出されました事業計画書などとプレゼンテーションの内容について選考委員会において審査、採点を行い、その結果、最高得点であった者を指定管理者の候補者として選定いたしました。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。じゃ、今回決定された管理者は、ほかに何か実績はお持ちの事業者でしょうか。
    ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎安濃総合支所長(小柴勝司君) 今回の指定管理者の候補者である三幸・三重県生涯スポーツ協会グループは、三幸株式会社と三重県生涯スポーツ協会の2者で構成されていますが、この2者によるグループは、平成26年度から現在において津地域の運動施設の指定管理者として指定を受けております。 グループの代表団体の三幸株式会社におきましては、指定管理者として多数の類似施設において培ってきた運営管理経験と長年にわたる建物管理のノウハウを有しており、亀山市運動施設など、東海地方を中心に19案件、62施設の指定管理業務を行うなど、実績のある事業者であります。 また、構成団体の三重県生涯スポーツ協会におきましては、市内外多数の教室、イベント開催と地域の各スポーツ団体との連携実績を持ち、地域のスポーツ振興事業にたけ、平成30年度においては、津市におけるスポーツ教室において約900人、同じく津市におけるスポーツイベントに約2,450人、学校への講師派遣事業に約800人の参加があるなど、豊富な実績経験がある事業者でございます。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。今回の業者はたくさんの実績もお持ちということでございますが、今回の施設の管理は初めてだと思いますので、やはり執行部でしっかり指導していただきますようお願いいたしまして、この質問は終わらせていただきます。 次に、一般質問、戦没者慰霊碑についてお伺いいたします。 津市の防災対策については随分進めていただいていますが、これで完璧ということのない、終わりのない防災対策と思いますが、そんな中、生け垣の対策や大阪でのブロック塀の事故以来、危険なブロック塀の補助事業も行われていますが、慰霊碑については何も行われていないように思いますが、慰霊碑は日清・日露・太平洋戦争のものがあり、厚生労働省は昨年の調査で全国に1万6,091基あり、その中で15%は遺族の高齢化などで放置状態とのことがわかりました。また、危険な慰霊碑も743基あることも判明しております。 補助制度も設けているようですので、そこで、津市には慰霊碑が何カ所あるか把握されておりますでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) ただいま議員のほうからお話もございましたまず調査でございますけれども、こちらのほうの調査につきましては、平成30年度に厚生労働省から県を通じまして、国内民間建立慰霊碑の状況等に係る調査というものがございました。この調査を通じまして、市内の慰霊碑につきましては97カ所であることを確認しております。 ◆18番(伊藤康雄君) 津市には97カ所あると御確認いただいておるということは調査も行われておるようでございますが、では、危険な慰霊碑があるかも調査されておられますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 先ほど御紹介申し上げました平成30年度の厚生労働省の調査におきまして、慰霊碑の状況ということに関しての設問がございました。 この設問でございますけれども、外見から目視等によりまして、議員御指摘のその危険性も含めて、全体的な状況を確認するというような内容の調査でございました。 ◆18番(伊藤康雄君) じゃ、その数はわかりますでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) この調査によりますと、不良とする慰霊碑は5カ所ございました。 ◆18番(伊藤康雄君) その5カ所は、どのような基準で判断されたのかお尋ねします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) この不良の基準でございますけれども、例えば石が崩れていたりとか、摩耗により銘文の判読が困難であったりするものですとか、存在しているものの、このまま放置いたしますと、倒壊等により地域住民の方々に危険が及ぶと判断されるものなどが考えられるというようなことで調査のほうを行っております。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。そのような慰霊碑、建立者はさまざまだと思われますが、建立者までは調査されておられますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) その平成30年度の厚生労働省の調査におきまして、建立者に関する設問もございましたので、あわせて調査のほうを行っております。 ◆18番(伊藤康雄君) わかりました。では、厚生労働省は、県内慰霊碑に対して埋設や移設に対しての補助制度はありますが、危険な5基に対しては最高50万円までの補助制度が利用できると聞いておりますが、津市における危険な5基に対しては今のその補助制度が利用できるか、お伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) まず、今回の補助制度の内容のほうから少し御紹介をさせていただきたいと思います。 厚生労働省におきましては、平成28年度から国内民間建立慰霊碑移設等事業実施要綱という、こういう要綱に基づきまして、民間団体等が建立いたしました管理状況が不良な戦没者慰霊碑の移設または埋葬等を推進する補助制度ということで仕組みのほうをつくって実施しております。 この補助制度の対象要件でございますけれども、国内に存在する慰霊碑で建立者等が不明や存在しない場合、またはそれに準ずるような場合ということで、例えば建立者は明らかでありながら、高齢のため、建立者などがみずから維持管理を行うことが困難である場合などにおきまして、倒壊の危険や地域住民へ危害が及ぶおそれがあるなど、管理状況が不良な慰霊碑のうち、さきの大戦、具体的には日中戦争以降による戦没者の慰霊碑を対象とするというようなことでございます。 議員から御質問のございました5基に関しましての補助制度の活用の可否でございますけれども、現行の管理状況も含めまして、個別に詳細を調査させていただく必要があるというふうに考えております。 ◆18番(伊藤康雄君) 調査はこれからしていく必要があるということですが、では、危険な慰霊碑を今後どのように対処されていかれるのか、その辺のお考えもお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) まずは、慰霊碑周辺への立ち入りの規制を行うなど、倒壊時に危険が及ばないような、まず安全性を最優先にした対策というものが必要になってまいります。その上で、建立者等が不明や存在しない慰霊碑にありましては、その土地の所有者の方や戦没者遺族会を初めといたします関係者の方々と協議を行わせていただいて、国における補助制度の活用も視野に入れて対応策を検討していく必要があろうというふうに考えております。 また、中には建立者等が判明しておって現在も所有が継続されておられる慰霊碑にありましては、建立者など、自身による管理をお願いしているというふうなこととなっております。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。その辺もいろいろとよろしくお願いしたいと思いますが、しかしながら、大里地区にも日清・日露・太平洋戦争の慰霊碑が大里小学校の校庭内に3基あり、1基は今危険な状態と思われておりますが、先ほどの答弁では、危険な慰霊碑、津市には5基あるとおっしゃいました。大里地区のその危険な、私らが見て危険な慰霊碑なんですけれども、これはその5基の中に入っておるのか、お尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 私、先ほど申し上げました平成30年度の厚生労働省の調査で回答した数のほうには、議員御指摘の慰霊碑については含んでおりません。 ◆18番(伊藤康雄君) 大里地区に3基あって、そのうちの今危険とされるのは1基なんですけれども、その慰霊碑は先ほどの5基には含んでないという御答弁でございますが、この慰霊碑は建立者が合併前の豊里村の村長名で、移設も豊里村で行われたとのような経緯の慰霊碑でございますが、これは補助対象にはなりますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 議員御指摘の慰霊碑でございますけれども、私どもも現地のほうを確認させていただきまして、その3基のうちの真ん中の慰霊碑であろうというふうに考えております。その慰霊碑でございますけれども、これは、実はさきの大戦以前に建立された慰霊碑でございまして、私先ほど申し上げましたその補助制度の対象とはならない慰霊碑というようなことでございます。 ただ、さきに答弁いたしました厚生労働省の調査におきましては、今後のこの補助金のあり方等の検討資料として活用することを目的とするなど、調査の趣旨に言及されております。国におけるこの補助制度の動向に、これは、まずしっかり留意していく必要があるというふうに考えておりますし、津市といたしましても、例えば慰霊碑の建立もとのいかんにかかわらず対象にすることや、さきの大戦以前の慰霊碑も対象にすることなど、この補助制度のさらなる拡充に向けた取り組みというのを国県へ働きかけていく必要もあろうかというふうには考えております。 ◆18番(伊藤康雄君) では、この合併前の豊里村が建立ということと小学校の校庭内にあるということを含め、私は津市が管理していかなくてはならんというか、していただくべきだと考えるんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 議員の今お話しいただきました御指摘も踏まえまして、まずは安全の優先を第一にというようなことで教育委員会とも連携しながら、戦没者遺族会を初め、地域の関係者の方々としっかり御相談をさせていただく必要があるというふうに考えております。 ◆18番(伊藤康雄君) 今、答弁の中で教育方面とも相談しながらという御答弁でございましたが、今の話を聞かれて、教育長、校庭内に何かあればというか何かが起これば、子どもたちに危険を及ぼす可能性がある慰霊碑が運動場の片隅に設けてあるというか、建立されていますけれども、その辺、教育長としてどのようなお考えをお持ちか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) まず、議員御指摘の慰霊碑につきましては、現在は大里小学校の敷地に隣接している民地に建っているというふうに認識をしております。 これにつきましては、昨年、議員御指摘の1基は傾いているというふうな危険性を学校のほうは把握しておりますので、現在児童が立ち入らないようにくいを打ってロープを張って、児童には近寄らないように指導しておりますし、今後も引き続き、まず、教育委員会としては、しっかり学校の児童の安全確保をされるように指導していくと。 さらに、御指摘のように今後の取り扱いについて御相談がありましたら、福祉部門のほうと御相談もさせていただきながら検討してまいりたいと思っております。 ◆18番(伊藤康雄君) 今、民地と御確認していただいておるようですが、これは民地でありながら、もとは校舎内の一角の土地でございまして、それがいろいろな事情で、やはり民地じゃなかったら、学校内に建っておるのはおかしいんじゃないかということで、わざわざ民地に変えたという経緯もございますので、その辺も知っていただきたいと思いますが、しかしながら、安全を指導していくと言われるが、安全を指導していくだけなら、今いろんな補助をしながら、いろんな防災対策やられておるが、指導しているんだったら、そんなに防災せんでも指導だけでいいように思いますが、今の慰霊碑だけのことじゃないですよ。 しかしながら、安全に指導していただくのはもちろんのことですが、やはり慰霊碑があるということに対して、いわゆる学校でない、今言われた民地でありながら校庭内ですので、この辺をあるということに対してどのように思われておるか、その辺をもう一度お尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) まずは、教育委員会として単独でこうしよう、ああしようというのをお答えするのはちょっと難しいところがあると考えますので、いろいろ御心配の点につきましてお声いただきましたら、関係部局と御相談をさせていただきながら今後の対応についてしっかりと考えてまいりたいと思います。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。教育委員会として、やはり子どもたちのことを思って、安全・安心を確保していただくために、やはり厚生労働省からもいろんな補助も出ておりますので、その辺しっかりと把握していただいて、健康福祉部等々でしっかりと話し合って、今後のいい行き先を決めていただきたいなという思いでおりますが、それでは、市長、今までのいろいろな議論を聞かれましたが、いろいろ私も言いましたが、やはり合併前の豊里村の建立という根本的なことがございます。その辺も踏まえて、市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) この件については、もうとにかく安全にということが一番でございますので、必要な対応をとらなければいけないというふうに思っております。 その上で、この碑と、それから底地が一体誰のものなのかということ。それは当然経緯のあることでございますし、例えば底地は、登記なんかを見ますと、今議員御指摘のように豊里村、大里村ですね、昭和16年に登記がされ、そして昭和29年に個人の方にその登記が移っているということになっておりますので、現時点では公有地ではないという状態になっておる。そこの上に建っておるもの、これは過去において行政が関与して建てているということはうかがい知れる部分はございますが、ただ、そこを現時点で、今の令和の世でどういうふうにするかというようなこと、これをきちっと一回理論的に整理する必要があるかなというふうに思います。 それから、当然皆さんのいろんなお気持ちが入っておる過去の方からのそういうものでございますので、そのあたり、地元の皆さんのお気持ちを大切にさせていただかなければいけないかなというふうに思います。その上で、きょうはいろいろ厚生労働省でも支援策があるということを教えていただきましたので、その支援策の活用の可能性も含めて今後しっかりと考えさせていただきたいと思います。 ◆18番(伊藤康雄君) どうもありがとうございます。よく調べていただきまして、昭和16年、昭和29年というような過去昭和16年、昭和29年というと、私が生まれた年でございますが、そのようなときの豊里村の書類が残っておるとは思いませんので、しかしながら、やはり地元としては、あれを豊里村が建てたということは、合併後の津市が何とかしていただきたいというのが思いでございますので、関係の方もきょうは傍聴にほうにもお見えになっておるようでございますので、どうかこれから先子どもたちの安全安心のためにも早急な対応をお願いしたいと思います。また、ほかの危険な5基についても関係者と協議していただき、早急に対処されますよう要望いたしまして、この質問は終わらせていただきます。 次に、令和版営農会議についてお尋ねいたします。 6月に市長の所信表明で令和版営農会議の設置を表明され、早速10月より開催していただきました。 農業に対しては、高齢化による担い手不足や遊休農地、獣害対策など難題が多くあると思われますが、市内全域で第1回目を終わられたと聞いております。どのような話し合いが行われたか、また、どのような意見が出たかをお伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 本年10月25日から11月20日までの間に市内12の全ての地域におきまして、第1回目の令和版営農会議を実施いたしました。 第1回目ということで出席した農業委員、農地利用最適化推進委員、JA、三重県津農林水産事務所、それと市の職員がまず自己紹介を行った後、JA、三重県、津市の各団体が補助金などの支援制度の説明や各団体での取り組み状況の報告を行いました。また、各農業委員、農地利用最適化推進委員からは、8月から10月にかけて実施した農地利用状況調査、いわゆる農地パトロールの結果を踏まえた遊休農地の状況や地域の獣害による被害状況などについて報告がありまして、出席者はお互いに情報共有を図りながら、この地域ではどのような取り組みが有効であるかについて話し合いました。 中でも担い手の問題、遊休農地の問題、農地集積に関する話題が主なもので、「新規就農者を積極的に受け入れていきたい」であるとか、「集落営農を組織して、地域で農業を守っていくことが大事である」など、積極的な意見がございました。 ◆18番(伊藤康雄君) 1回目ですから深い議論もできなかったかとは思いますが、2回目以降はどのような形で会議を進めていかれるか、またその会議に対して傍聴は可能か、その辺も含めてお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 今後の令和版営農会議の進め方につきましては、今年度はあと2回、次年度においても農繁期を除き定期的に開催して、遊休農地や近い将来に遊休農地となりそうな農地を把握した上で、個別に出し手と受け手のマッチングに向けた具体的な協議を行ってまいります。また、このほか獣害対策などの地域課題についても関係5者が徹底的に話し合い、解決に向けて取り組んでまいります。 次に、会議の傍聴についてですが、第1回目の令和版営農会議におきましては、出席者の自己紹介や各団体の支援制度に関する説明が主なものでありましたが、今後会議を進める中で、例えば農地の出し手と受け手の住所や氏名など、個人情報を交えた協議となる場合には会議が非公開となることも想定されます。 ◆18番(伊藤康雄君) 今最後の部分で会議が非公開となることも想定されますと言われましたが、ということは、基本的には傍聴可能ということですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 基本的には傍聴可能ということで進めてまいります。 ◆18番(伊藤康雄君) じゃ、傍聴可能ということは、会議の開催日等はどのような形というか、何かの形で発信していただけるんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 本年第2回目の令和版営農会議の日程について現在各地域ごとに調整中でございますが、開催日の問い合わせについては、農林水産政策課のほうで対応してまいりますが、発信のほうにつきましては、ホームページ等でお知らせすることも検討してまいりたいと思います。 ◆18番(伊藤康雄君) わかりました。とりあえずは市から全体に発信するということではなく、ホームページ等々をのぞきに行けば開催日はわかるということでよろしいでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 1回目の日程は、市長定例記者会見の中でこの日程で各地域やりますという発表をいたしましたので、2回目以降についても、地域懇談会の例と同じように、何月はどこでどういうことをやりますということをホームページのぞきに来ていただくというよりも、きちんと広報の投げ込み資料で準備して、それをルールどおり議会にもお届けするようにいたします。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。ありがとうございます。今地域懇談会等は、しっかりと私どものほう、またいろいろの媒体でわかるようになっておりますので、こちらのほうも今の地域懇談会のような手法をとっていただければありがたいかなという思いでおりますので、よろしくお願いしたいと思います。 令和版営農会議が農業者にとって意義ある会議になっていきますよう期待いたしまして、この質問は終わらせていただきたいと思います。 次に、広報津についてお伺いいたします。 広報津の発行は月2回で、平成30年度の決算で年間約5,200万円で、1回につき約220万円となりますが、市民への情報発信手段としては金額が高いとは思いません。毎回これだけのコストがかかっているということも事実でございます。 広報は月に1回ではという声を随分お聞きいたしますし、配布も自治会にお願いしておりますが、自治会等で月2回は大変という話も出ています。もちろん高齢化も進んでおりますので、大変な仕事ではあると思いますが、広報津について市政アンケートに調査項目がありましたが、直近のデータはどのようになっているか、お尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 広報津の発行回数の件でございます。 議員の御発言にもございましたように、自治会の皆様から月2回の広報津などの配付が負担になっているというお声は私も直接伺うことがございます。 こうしたことも踏まえまして、隔年で実施している市政アンケートの質問項目として、直近の第6回の市政アンケート調査、これ平成30年の7月から8月にかけて実施したものでございますが、発行回数の質問への御回答ですが、「月1回の発行でよい」が45.6%、「今のまま月2回の発行がよい」とされた方が22.2%、それから「どちらでもよい」とお答えになられた方が29.9%となっております。 それと、「月1回の発行でよい」とお答えになられた方の理由についてでありますが、複数回答なんですが、「発行経費が抑制される」というのが71.1%で最も多く、「配付の手間が省ける」が44.9%、「紙資源の抑制など、環境に配慮」が40.8%で、いずれの理由も今の時代に必要な観点と認識しているところでございます。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。今の答弁では、半数近くが「1回でよい」、3割が「どちらでもよい」と回答されており、両方足すと1回でもよいと思われている方が8割近くになっておるというような数字でございますが、県内14市の広報発行回数は1回と2回、ちょうど7市ずつ半数になっておるわけですが、しかし、三重県の発信されておるというような状況の中で、広報津の発行回数の見直しについて考えておられますか。考えておられるのであれば、具体的にどのようなことを考えておられるか、お尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 広報津の発行回数の見直しは、アンケートもいたしておりますように、検討しているところでございますが、ちょっと課題というのも実はありまして、1つは、月1回にするに当たりまして、市からの情報量、これを落とすことなく、きちんと市民の皆様に情報をお届けする、これが大切ですので、その代替手段、措置を講ずる必要があるということで、この対応としましては、例えばQRコードを使って詳細情報をスマートフォンでごらんいただく、またホームページへのアクセスを簡単に行えるようにする、こういった手法がありまして、今も一部の記事では使用しておりますけれども、やはりスマートフォンの利用状況、こういったものも踏まえた、見据えた上で移行していくということが必要になると思っております。 それから、月2回を月1回にするという意味で、タイムリーな情報発信の観点で、こちらにつきましても、ホームページやアプリの活用といったことで改善が図られるものとは考えておりますが、先ほど申し上げましたスマートフォンの利用をされていない方もいらっしゃいますので、まずは紙面との併用、こういったものを行っていくものと考えております。その上で経費の縮減・削減の観点もありますので、広報津の紙面の情報量を減らすことなく簡潔にしていく、こういったことも取り組んでいく必要があると考えております。 ◆18番(伊藤康雄君) わかりました。広報津の重要性というのは、随分私もあると思っておるわけですが、やはり先ほどの市民のアンケートの回答などいろいろなことを考えて、一方で、また発行コスト面や自治会等への配付の軽減など、課題もたくさん残っておると思います。 私もこの質問をするにあたってでも1回にしようか、2回にせよとかというような気持で質問しておるわけじゃないんですけれども、やはり市民の声をいろいろ聞いて、その辺もしっかりと考えてやっていただきたいという思いで質問しておりますので、どうか市民のため、また今言うたコストダウン、また自治会の軽減等いろんなことを加味されて、今後1回にするか2回にするかということを真剣に取り組んでいただいて、もう本当に1回でいいものなら、1回にしていただけるような手法も考えていただきたいと思いますで、よろしくお願いしたいと思います。 次に進ませていただきます。次は、消防団についてお伺いいたします。 消防団の方々には、日ごろの活動に対しましては敬意と感謝を申し上げる次第でございます。消防団員数につきましては条例で定めてあると聞いていますが、現状はどのようになっておるか、お伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 消防団員の数ですけれども、全国的に減少傾向にあります。少子高齢化あるいはサラリーマン化等が進んでいることが要因であって、また懸案となっております。 本市につきましても同様の傾向にありますが、昨日現在、12月1日現在の団員数は、合併時平成18年1月1日、2,108人でございましたが、これに比べますと、わずかにふえております。33人ふえております。毎年若干の増減、ふえたり減ったりというのはございますが、ほぼ横ばいを維持している状況にあります。充足率につきましては、全国の充足率、平成30年でございますが、全国は92.9%、三重県が93.4%に対しまして本市は93.6%、ほぼ平均値となっております。 ◆18番(伊藤康雄君) なかなか定数に100%にはなっていないように思いますが、条例では定数が2,287人となっておりますが、その定数の根拠は、どのようなところで2,287人となっておるか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 定員につきましては、津市では市町村合併の前の合併協議の中で合併前の10市町村の団員定数、これを合算した2,287人を条例定数と定めております。 これにつきましては、総務省消防庁が平成16年に発出しました文書の中で、市町村合併の前後で、地域に必要な消防防災力というのは変わらないので、地域防災力の維持向上を図ることができる団員数を維持・確保することというような通知がありまして、これに基づきまして定数を定めたものでございます。 ◆18番(伊藤康雄君) わかりました。根拠については、今言われたようだと思いますが、今後の、じゃ、消防団員の定数の考え方はどのようにお考えか、その辺もお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 消防団というのは、南海トラフを初め、今後起こり得る大規模災害への対応というふうなことを考えますと、消防団員のマンパワーというのは必要不可欠であるというふうに考えております。地域の防災力をより維持向上させるという観点から、現在の条例定数の充足を目標としまして積極的な団員の加入促進が必要であるというふうに考えております。 今後につきましては、将来の人口減少や変わりゆく津市を見据えまして、あらゆる施策を通じまして、消防団の充実強化を図っていきたいというふうに考えております。 ◆18番(伊藤康雄君) わかりました。では、団員の確保には、どのような対策をとっておられるか、その辺もお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 消防団員の確保につきましては、従来から自治会の御協力をいただいて勧誘というのを進めておりますが、このほか、津市では消防団活性化等検討委員会というものを立ち上げまして、若い消防団員の意見を団の運営に反映させるとともに、市内でイベントや地域での訓練、この際に消防団のPRを積極的に行っております。また、平成25年からは学生機能別消防団員を創設しまして、若年層の防火・防災意識の向上を図るとともに、地域防災の担い手の育成を行っております。 またさらに、消防団員を雇っておる、雇用している市内事業者を消防団協力事業所として認定しまして、消防団員が活動しやすい環境づくりに努め、消防団の充実強化というのを図っておるという状況でございます。 ◆18番(伊藤康雄君) いろいろな質問の中で、定数に対する充足率は先ほど93.6%とお聞きいたしましたが、合併以降13年になると思いますが、合併以降100%になったことはあるか、お尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 合併後、平成24年と27年に95.7%というのが最高ですが、100%充足したということはございません。 ◆18番(伊藤康雄君) 今100%充足したことはないということでございますので、ないのであれば、今まで何の支障もなくやってこられたわけですから、条例定数を見直す時期に来ているんではないかと思うわけですが、どのようにお考えか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 条例定数の削減というふうな御提案でございますけれども、将来的には、人口減少、少子高齢化社会というのが到来いたしますので、当然消防需要といったものも変化が起きてくるものというふうに思っておりますので、議員御提案の定数削減といった議論も当然重要な検討課題になってくるというふうには感じております。 しかしながら、先ほどの話の中で、合併後大きく人員数というのは減っていないということ、また、消防団員の勧誘につきましても、現在の消防団挙げて必死になって一生懸命勧誘をしておるといった状況でございますので、当面は地域と連携をいたしまして、団員の勧誘というのに全力を挙げていきたいというふうに考えております。 ◆18番(伊藤康雄君) いろんなことに御努力いただいているということは承知しておりますが、やはり少子高齢化また人口減少を迎える中で、やはり条例定数の、ましてや今この13年間一度も100%になったということがないのであれば、やはり先ほども言ったように、何の支障もなくこれだけやっていただいておるんだから、そろそろ変えてはいかがという思いで質問させていただいておりますので、またよろしくお願いしたいと思います。 また別の観点から、女性消防団や学生機能別消防団というのが先ほどあるというか、あると思いますが、その方々も今の条例定数の定数の中に入っておるんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 女性消防団員、学生機能別団員も条例定数の中に含んでおります。 ◆18番(伊藤康雄君) 含んでおると言われましたので、いろいろと頑張っていただいておる中で女性消防団や学生機能別消防団は地域の私らから見ると特化しているように思いますので、隅々までも女性消防団が行けるわけもございませんので、有事事何かがあれば救護等には女性も必要かと考えておるわけですので、女性消防団とは別に各方面団にも女性の入団を考えていただくというか、そういうことは考えておられないのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 女性が消防団に入団する際に御本人の御希望があれば、方面団長なり分団長が判断いたしまして、女性分団ではなくて、男性分団、一般分団に入団していただくということは可能でございますし、過去にも一志方面団で2名の女性が女性分団でなくて、一般分団に入団していた、活動していたという実績がございます。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。今そういう事例もあるということですが、やはり私らはというか、いろんな分団でも女性は入れないものぐらいに思われておる方が多くおみえになりますし、また、先ほども言いました救護等には男性ではなく、女性のほうがいいというような場合も多々出てくるかと思います。そんな場面もありますので、その辺、やはり十分地域のことも認識していただいて、今後消防活動を進めていただきたいと思います。 今回、2点の提言を私が言いましたが、私が言うより経験豊富な方々が会議をたくさんこれからも持っていただけると思いますので、その場でまた提言していただけるようお願いしたいと思います。 それでは最後に、教育現場のことを少しちょっとお尋ねしたいと思います。 教育現場の件ですが、児童の購入品についてお伺いしますが、学校ではどのような商品を児童に紹介しておるか、お尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 児童の主な購入品としましては、多くの小学校で美術や家庭科の授業で使用する絵具セットであるとか、裁縫セットであるとか、彫刻刀セット、習字セットなどを紹介しております。 ◆18番(伊藤康雄君) じゃ、何種類かのものを紹介しておられるが、重立ったものとして彫刻刀とか、習字セット、裁縫セット、これに限ってで何種類あるか、何種類紹介しておるか、教えていただけますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 学校や地域によって教材を扱う販売業者の数は異なりますけれども、例えば市内のある小学校の例を御紹介しますと、彫刻刀セットでは5社、習字セットでは4社、裁縫セットでは2社の商品を紹介しております。購入品は各社とも9から14種類の収納のケースがあり、用具等を組み合わせて購入できるように案内をしております。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。各学校で違うと言われましたし、違うと思いますが、今の答弁では、彫刻刀においては5社、それで1社につき9から14種類という数字をおっしゃいました。ということは、これ掛けてみますと、5社で9から14ですと、45から70種類を紹介するようになっておるということになりますが、初めて買う保護者や児童にその45から最高ですよ、45から70種類にもなる用具の中から、今言ったように初めての子どもに選ばせる、また保護者に選ばせるということは少し無理があるのではないかというところで、学校としては保護者にはどのようなアドバイスをされておるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) おっしゃいますようにいろいろと種類がございますので、購入につきましては、学校からは、まず必要な機能やその物品を示すとともに、まず兄弟等がいらっしゃる方については、使えるものについてはそのまま使っていただく、あるいはほかの文房具店で気に入ったものがあれば、それを購入していただくことも説明をしております。また、購入品の種類は数多くありますが、学校としては1つに絞ることではなく、学校からの説明をもとに各家庭で判断をして購入していただくようにお願いしております。 ◆18番(伊藤康雄君) 保護者としては、兄弟、お兄ちゃん、お姉ちゃんが持っていたものをそのまま持っていかれる子もあると思いますが、やはりその辺のデパートやスーパーで買うでなく、学校で勧められたものを買われる方がほとんどやないかというか、学校が勧められたものを買っておけば間違いないという気持ちをお持ちの方が多いと思います。 そんな中で、初めて使うものですから、私は1個で本当はよいかなと思いますが、1個とは申しませんが、もう少し少ない紹介をというか、もう少し絞った紹介をしていただけないかという願いをというか、思いを持っておるわけですが、いかがでしょう、そのような思いでおりますが。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 議員おっしゃることもよくわかるところでございますけれども、なかなか1つに学校のほうで絞るということは、1社に商品を独占させてしまうことにもなり、また子どもたちが自由に選べるという機会も奪ってしまうことにもなりますので、教材等の購入に当たりましては、業者の方に対して透明性や公平性を確保するということも必要であるため、現在のところ、なかなか1つに絞るということはできないという状況でございます。 ◆18番(伊藤康雄君) 今言ったように、だから選ぶ側も選びたいという気持ちもあろうかと思いますので、やはり1つのものに絞るというのではなくもう少し、今のいう最高45から70種類もあるということは選びにくいわけですよ、何を選んでいいかわからない。ましてやキャラクターつきのものもあるとか聞いております。やはり、そんな中で、もう一個とは申しませんがと先ほど申しましたが、やはりもう少し絞っていかなくてはというか、絞っていただかないと、やはり保護者というのは初めて買うものにそれだけの種類があったら、選べないというのが本音でございます。値段もさまざまで、高いものは値段は私も聞いてはおりませんが、1,000円も1,500円も1つのものに対して違うということですので、そこで、ちらっと聞いたところによると、何々ちゃんはこんなのしか買ってもらわなかったのと言われたお子さんもおみえになるように思います。これが大きな問題にならねばいいと思いますが、そのささいなことで大きな問題になる可能性もありますので、その辺、学校のほうで指導のほうもお願いしたいと思いますが、その辺の何か値段の違いで選んだ子ども、それに対して子どもがどのような思いで言われるかわかりませんが、そんな事例もあるということを私は今ここで言っておりますので、その辺も含めて、今後どのような指導をしていただけるか、ちょっとお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。
    ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) なかなか業者の方の参入について制限を設けるというのは難しい部分ございますけれども、購入に当たっては、学校としまして、今後もできるだけ丁寧に子どもや保護者の方に説明をさせていただくことを心がけて取り組んでまいりたいと思います。 また、お子さんの中で何かトラブルにつながるようなことがもしあれば、そこのところは学校でしっかり見させていただいて、市のほうも指導のほうもさせていただきたいと考えております。 ◆18番(伊藤康雄君) はい、わかりました。今言ったように数を絞っていただき、お子さん、また保護者の方が使いやすい商品が選べるように考えていただきますとともに、やはり先ほども紹介したような事例が大ごとになる前に、きちっと指導していただくようお願い申し上げまして、次にエアコンについてお伺いしますが、エアコンの件は、聞き取りでいろんなことをお聞きした上で、やはり1つの学校で私の教室にはエアコンついてない。よその教室にはエアコンがついているのに、きょうは私の部屋はついていなかった、そんな事例が何カ所かございましたので、徹底していただきたいなという思いで、きょうは通告いたしましたが、エアコンの使用については、学校内の各教室によって稼働状況が違っておるということは、教室の位置や授業内容によって、また体感温度などで先生の指導等やスイッチを入れたり切ったりするのは、先生によって多少は違うのは仕方ないかなという思いでおりますし、きちっとしたマニュアルがありますね。そのマニュアルに沿った先生方の指導をきちっとしていただくようにお願いいたしまして、この件は終わらせていただきたいと思います。 それでは、きょうの質問、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で伊藤議員の質問は終了いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 倉田議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 倉田寛次議員。     〔34番 倉田寛次君 登壇〕 ◆34番(倉田寛次君) 市民クラブの倉田です。議長の許可をいただきましたので、順次質問をしていきますので、よろしくお願いいたします。 ちょっと通告に基づいてなんですが、1番と3番、これちょっと関連ありますので一緒にさせていただきたいなと思います。そして、2番と6番、これも一緒にやらせていただければ、所管が違う関係でお願いしたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。 それでは、1番のレークサイド君ケ野の今後についてでありますが、話聞きますと、何かこの間は3月末で閉めなあかんのやというふうな、調理員もおらへんし何ともならんのやというような話やったと思うんですが、聞くところによりますと、11月ですか、11月に何か広報に載せていただいたんですが、広報の文面、あれ3行か4行ぐらいの程度やなかったんかなと思うんですが、その程度やなかったですか確認ください、広報。 ○議長(岡幸男君) ただいまの倉田議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) ただいまの御質問でございますが、去る10月16日号の広報津にレークサイド君ケ野の臨時職員の募集ということで、募集記事の中で調理長と調理補助員の募集について行数ではお答えが難しいんですが、一区切りの中で募集をさせていただきました。 ◆34番(倉田寛次君) 行数は何行でもええんやけれども、載せてもらったと、10月16日に。 ただ、これ3月からちょっと調理長とか調理補助員がおらんということがわかっておって何でこれ津のほうで、これ津の建物ですがね。何でこれ広報にもっと早う載せれんかったの。こんなもん3月に閉めて、10月に載せるのは誰でもできる話やないか、これ。津市の財産の一部でしょうが。総務部、広報はあんたところの担当ちゃうんか、どこや。ほな、何であんた答えない、何で載せれんかったんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 特に手続に要するということはないかと思います。 広報を所管する立場としてということでありますので、各所管からこういう掲載のほうの依頼がある中で、今回10月16日号に掲載したというのが結果になっております。 ◆34番(倉田寛次君) いやいや、その10月16日に載せたというのはええんやに。あかんとは言うとらへんの。けども、半年もして誰もおらんのに市の建物が休館しておると。それでも知らん顔して、これ載せるというのはおかしな話やろというの。錫杖湖もこういういろんな施設はあるんやけれども、閉めとるところやったら早いとこ、何々を募集しておんねやったら、もっと積極的にして当たり前の話違うのか、これ。それやったら、10月まで載せるものなかったら、ほかのもの載せとらへんのか、余分なものは。載せとるやろが、ようけ。どっちが大事なんや、よう考えてみ。 けども、これな、まあ載せていただいた。調理員来たんやな。調理員の応募はあって、補助員はおらんというふうな話はまだやということ聞いておるんで、せっかく載せていただいて、すぐ調理員がある程度手を挙げていただいた。それならさ、いろんな事情はあろうかと思うんやけれども、補助員の募集もすぐ打ってくれるのが本当やろに、これ美杉総合支所、言うてないの、募集かけてくれというて。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 現在のところ、まだ広報津への掲載の手続には入っておりません。 ◆34番(倉田寛次君) あんた、何考えておんねや。そんなものおかしいやろ。あんた美杉の人間やろが、美杉の総合支所長やないか。それぐらいのこと積極的にせないかんて。オープンしたら赤字や赤字やと言うておるけれども、努力せんと何も実はならんと思うんやけどな。本当にいよいよになったら、やめんならんようになってくるとえらい問題やで、これは。とにかく積極的に募集をかけてオープンできるように、一日も早うすることだけ言うておきます。 続いて、火葬炉。これは美杉地域の火葬炉なんですが、非常にこの場をかりると、ちょっとおかしな言い方になるんですが、御遺体を火葬しておる最中に火がとまってしもたんや。これ、何と考えるか。この点検はどこがしておるのか、これ、質問。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 美杉地域には美杉八知火葬場と美杉伊勢地火葬場、2つございます。議員が御指摘の火葬の途中でバーナーが停止したのは9月に発生をいたしました。 点検につきましては、火葬炉の保守点検を年に一度業者に委託して行っております。 ◆34番(倉田寛次君) 年1回やな。年1回、これ今まで使わんからというふうな場合もあるんやけど、故障の原因となるのは。 ただ、年1回というか、もうちょっと回数ふやすようなことでもせんことには、話聞くと、市民福祉課の職員が週1遍、自分で点火しに行って1時間か2時間見とって、それから異常なしやと思って帰ってくると、そういう動きをしてもうとんのやわな。けど、これ、本庁の職員やったら、そんなものするやろうか。こんなん職員がわざわざ火つけに行って、それで点検して帰ってくる。それは点検業者は何をしとんのやと言わんならん。 今話聞いておると、いろんなところに点検してもうとる、いろんなところって1社だけなんやろうけれども、委託で。これどうなんやろ、いつくしみの杜のほうの業者と一緒にひっつけてするというわけいかんのか、点検を。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 委託業者の選定に当たりましては、市内・準市内の業者に選定の見積もり合わせを行い、現在の業者を決定させていただいております。 ◆34番(倉田寛次君) いや、そやから、今一回のところさ、市内に本社もしくは営業所のあるところは見てもうておるということはわかんねやけれども、ただ便宜上、今回みたいなことがあったら、もうこれ二度とあったら大変なことになるんで、もし何かあったときに、すぐ来て、すぐやってもらえるというふうな、そういうところはないのか。しょっちゅうやったら、いつくしみの杜やったら、まあまあしょっちゅう職員かそういう方もおってもらうんで、いざとなったときは飛んできてもらうんやけれども、今の業者は一遍行くと幾らというふうな話もされたというな。委託やから、それは当然かわからんけれども、けども、御遺体を火葬しておる最中にとまるってとんでもない、これ話ですよ。それ言うたら、市民部長と次長かが施主のところへ行って謝りには行ってもうたらしいけれども、けど、そういうことは、もうちょっと考えて、とにかく一回の点検を年に二遍でも三遍でもしてもらうような形に何とかならんのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 事故につきましては、大変御遺族の方にも申しわけなく思っております。 議員が御指摘の点検の回数につきましては、現在、年に1回でございますが、2回にふやせるよう検討してまいります。現在は、事故後市の総合支所の市民福祉課の職員によりまして点火の燃焼の試験、試運転を隔週で行っておる状況でございます。 ◆34番(倉田寛次君) 職員がやっとると今言うたやん、あんた、何聞いておんねや。これ一遍から二遍になおすように努力してくれるんやな、努力するんやな。しゃべらんでええわ。どうなんや、1回を二遍にするぐらいの力はあるやろ、何ぼでも。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 今議員御所見のように、途中でとまるということは、あってはならないということだと思います。よく総合支所とも検討してまいります。 ◆34番(倉田寛次君) 検討してって、そんなもの、あんた、自分の身内がもしそうなったら何とすんのや。そんなもの検討も何も……点検でなおるとはわからんけれども、でも、せんよりかましやろと思うんで、余分なお金使わんと頼みますに。うん、やな。よろしいな。 それでは、もう次いきます、急いでおるんで。 空白地のことで、公共交通空白地有償運送についてということで、以前もお話をさせていただきました。ここの話に至りますまでは、随分と職員が来て熱心に議論をしてもらいました、一方的に。 それで、うちの連合会のほうも集めて、いろんなことで、もう今にコミュニティバスを廃止してでもというふうな、以前そういうふうな質問させていただいたら、部長のほうはその気はないというふうな話やったんですが、その後話がとまったきりで、要するに空白地有償運送の件でいろいろ質問しました。説明も受けたというふうに私も聞いたんですが、どうしてもお金が絡む話ですんで、利用するにしても2分の1程度というふうな形で、要するに白タクではないんですが、NPOとか自治会単位でそういう公共交通のかわり、要するにタクシーとかそういうふうな形ができるというふうな話をいたしましたところ、都市計画部の職員が金のかかることやから難しいよって言うたら、私が交渉してきますと言うた職員がおる。それきり答えが全然返ってこんが、どうなっておんのや、答弁。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎都市計画部長(蓑田博之君) 議員御紹介ございましたように、美杉地域におきましては、公共交通のあり方ということで地域のほうで検討会というのを組織されて、私どものほうもその会議にお邪魔するという格好で情報提供等の支援というふうな形でずっと続けてまいりました。 そんな中で、いわゆるデマンドの運行というふうな話題が出ましたものですから、私どものほうも、そういうデマンドの交通というふうなことについて情報提供をさせていただいたというふうな経過もございます。 あとですね、その後いろいろ自治会の皆さんも京都のほうへ研修に行かれたということもされたわけですけれども、いろいろその後、我々の情報提供等重ねていく上で、やはり事業者に委託した手法というふうなものについても、ちょっと検討したいというふうなお話がございましたものですから、それについての情報をいただいた。その後、その情報について私どものほうが会の皆様にうまく情報提供ができていない、現在はそういう状況でございまして、会の皆様に御迷惑をおかけしている、そんな状況でございます。 ◆34番(倉田寛次君) いやいや、あんたはこっちの報告ばかり聞いておるだけやろ。一遍一緒に来たらどうや。随分いいかげんなこと言うておったぞ、これ。 一職員が業者と値段の交渉すると。返事を持ってきますと言うたきり、これ1年たつのや。そんなこと言うて、連合会を紛らわすようなことするの何でや、それ。そんなことを職員がしておんのやであんたところの、名前出さんけれども。あっちこっち行っておる暇あったら、それも一生懸命せえというて言うておけ、本当に。 やっぱり、もうちょっとさ、地域の者はいろいろ役所から言うてくることには敏感になって、それで真剣に取り組んでおるやん。あんたところは軽い気持ちで言うても、受けとめるほうはものすごく重大に受けとめとんのよ。それが遊び半分で来ておるんかどうか知らんけれども、そんなこと言うたきりで、そのままずっとほったらかしなん。その後どうなったんやと言うても、まだまだ検討中と、いつまで検討すんのや、これ。いいと思ったことはきちんとして、やはり各地区へ説明に来るんなら、きちっと考えた上で来んことには、かき回しに来るんやったら、もう来んほうがましやわな。職員も時間かけてやっておるんやろうと思うし、連合会の人も昼間集まってきてしておんのやし、そういうことをよう考えた上で、今後コミュニティバスのいろんな時間のこととか、ルートのこととか、いろんなことまだまだ検討せなあかんのやというのに随分。そういうことをしとるから、おくれてくるんと違うの。これ普通やったら、来年の春にはもう新しいダイヤが走ってきたりするんでしょう。このままいったら間に合うんかな、どうや、どうなんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎都市計画部長(蓑田博之君) デマンド関係の運行事業につきましては、美杉地域の皆様は今までもこういったデマンド交通ってどんなものやというふうなことから、勉強も含めていろいろ検討してまいりましたし、こういうことについては、コミュニティバスの再編というふうな話もございますけれども、それはそれとして、このデマンド交通についての研究というのは、これからも美杉地域の皆さんのほうへ情報提供もしながら研究を一緒にしていきたいと、そう考えています。 ◆34番(倉田寛次君) 来てくれるのは結構な話。けども、それ以上にきちっと勉強して、きちっと結果も持って、わからんことがあったら調べてくればいいやん、次来るまでに。それぐらいのことはできるでしょう。今まで中途半端にほっといて何と思っとんのや、そしたら。ここでそんな格好のええことばかり言っとってもあかんよ。あっちこっち餃子売りに行っとるんやったらそれぐらいのことできるやろ。一番大事な事をそんなほったらかしといて、津餃子か何餃子かわからんけれども、そこへ行っておる必要は何もないんよ。もうこの程度でおさめとくけれども、きちっと答えだけ持ってくるように。     〔「どこへ持ってくるのか」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) いや、どこでもええわさ。     〔「どこでもって、相手わからへんやん」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) いや、わかっておるはずや。     〔「説明せえ」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) ええんやな。     〔「帰っていくぞ」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) どうぞ。     〔「どうぞ」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) 続いて……     〔「議長、帰れというとるので帰るぞ、俺は、ええか」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) 帰る言うさかいに帰っても、これはしやあないわな、とめるわけにいかんで。 それでは続いて、入札についてでございますけれども、以前も質問しました。非常にこの土木関係なんかでも前も言ったんですが、もう最低金額というのはもう上から下までずっともうほとんど一緒なんです。前は一応言うたときに、若干のプラスマイナスしますからというふうな話で一時はそうなっておったんですが、また最近はずっと一緒の金額で、じゃんけんかくじ引きなんか、そんなんで決めておられるようやけれども、その点はどうなんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 議員おっしゃる若干の金額補正というのは上限調整のことやと思いますけれども、中央公共工事契約制度運用連絡協議会をモデルにして、私どもはまず契約発注するときに、原則としましては予定価格を事前公表して、最低制限価格の算出方法の算出もこれも公表して臨んでおるわけでございますが、その中で上限調整して、これはもう非公開にしてあります。 ただ、そういったいろいろ今までの実績の情報でもって、各入札に応札される業者はいろいろ勉強されまして、やっぱりどうしても入札されたいということでありますと、過去の情報からいろいろ分析されて、最低制限価格に近い、もしくは同じ金額でどうしても入札されるというのが事例がふえてきたのかなと。これは競争性の原理からいきますと問題があるものの、今の現行の法律には違法ではありませんので、ただ、問題に課題が残るという認識はしておりますので、予定価格の事後公表というのを昨年度から試行という形でさせていただいています。この辺の結果を分析して、今後どういうやり方がいいのかというのはさらに分析して、よりよい入札制度をつくっていきたいなと、こう考えております。 ◆34番(倉田寛次君) 本当に1つの工事するんでも、入札に参加してくれる人が非常に何かその時によっては少ないし、時にはよっては多い。そういうのはいろいろあるんでしょうけれども、大概入札で少ないというたら教育委員会、あんたところのパソコンのほうの入札はほとんど少ないが、どうなっておるのか。これほとんど2社、3社までぐらいです。これは入札に参加できる業者の数はどれぐらいあるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 参加できる業者の数としましては23社を指名しております。 ◆34番(倉田寛次君) 23社もあって何で2社、3社なんやろうな。これ入れん理由があるんやろか、それとも、これ話はあちこちするんですけれども、よう不調になった、この間不調になりましたな、土木のほうは。聞くところによると、教育委員会も不調になったということを聞いておるんやけれども、不調になった場合は、まずこちらはどうするんですか、もう一遍仕切り直しするのかな。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 不調になった理由ですね。入札の状況、それからどういう理由で不調になっているのか。例えば価格が合わなかった、それから入札される方がいなかった、いろいろありますが、その入札の状況を分析させていただきまして、それに応じた対応をさせていただくように手引をつくっております。それに応じて再度入札、再度見積もり合わせであるとか、それでも落札業者があらわれなかったということでありましたら、法律に従って、例えば8号の随意契約でありますとか、こういった形で進めていく場合もございます。 ◆34番(倉田寛次君) 土木の方はそうやった。教育のほうはどうなんですか。この間不調になったですね。その後その日に1、2、3回ぐらいまでやって、最後話し合いでけりついたというふうな話も聞いておるんですけれども、それで間違いはないと思うんですけれども、この23社も参加できるだけの会社数があるにもかかわらず、2社、3社、時には1社というのもあるんですね。これ仕様書が難しいさかいに、なかなか仕様が難しいで参加しにくいんやろうか、それとも。この仕様書は誰がつくっておるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 今回のパソコンに係る仕様書につきましては、教育研究支援課の情報教育に精通した職員と、及び情報機器の調達等の契約を担当する職員が協議を行って、情報企画課であるとか調達契約課からの意見もいただきながら作成をしております。 ◆34番(倉田寛次君) じゃ、自分ところでつくっておるという、そういう解釈でよろしいか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) はい、そのとおりでございます。 ◆34番(倉田寛次君) そんだけ精通した職員はおるのかな。じゃ、自分ところでつくってみえるんやったらちょっと教えてください。 Intelの第7世代とIntelの第8世代、CPUですが、どんだけ、どう違うんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) Intelの第7世代と第8世代では、その性能のつくられた時期というのが違いまして、数が上に上がった第8世代のほうが性能がより高機能になっているというふうに認識しております。 ◆34番(倉田寛次君) 第7世代と第8世代とは、そら、第8世代が性能がアップされていますわな。じゃ、Intelのi3とi5の違いはどうなんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 一般的にはi3とi5では、i5のほうが高機能であるというふうに認識しております。 ◆34番(倉田寛次君) この程度だったら誰でもわかる程度なものですからあれです。この仕様書をつくるに当たって、その職員の方もつくっておるかもわからんけれども、当然予算の関係で、何か等々で参考見積もりはとっているとは思うんですが、これは、参考見積もりは複数ですか。複数社でとっているの、それとも1社だけでとってるの。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 入札の内容によっても違いますけれども、予算の編成において参考見積もりを徴収する場合の扱いとしましては、可能な限り複数の業者から参考見積もりの徴収を検討するということにされています。 一方で、参考見積もりの徴収につきましては、適正な予算計上のための手段の一つであり、ほかの参考資料や価格変動要素等も留意した上で予算の積算をする必要があります。 今回教育用タブレット、一般的に児童・生徒等が使うほうのパソコンでございますが、につきましては3年ぶりに調達を行っておりますので、仕様内容の再精査を行い、その検討及び予算編成に当たっては3社からの参考見積もりを行いました。 それから逆に、校務用パソコンの賃借につきましては、これは教師用のパソコンでございますが、毎年度同種の調達を続けて実施しておることから、その内容には大きな変更がありませんでしたので、参考見積もりの徴収は1社にとどめ、メーカーカタログの単価、過去の入札執行実績、需要状況、数量等を考慮して予算額の積算を行っております。 ◆34番(倉田寛次君) 今何を言うたか、タブレットに関しては新しく取り入れたで、3社からとった。平成27年度もアローズのタブレット入っていますね。今回のこれ見積もりもアローズか何かようわからんのやけれども、そういうふうな。けど、複数とるというのは当然の話やと思うんですが、これ最初ね、きちっとした手続で資料請求したんです。教育委員会は出せませんという話や。それで、総務部のほうにお聞き合いして言っていたところ、出せますという話なんですね。これどう違うんですか。なぜ片方からは出せるというて、それと後で教育委員会も出してきたんですけれども、なぜ所管によって出せるのに出せんと言うの、参考見積もり、たかが参考見積もりでしょう。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 参考見積もりにつきましても、私どもの情報公開条例、それから公文書公開条例の中で基本的には出すんですけれども、例えばその中に個人の秘密であったり、企業の経営に影響、支障が出るような内容のものについては消して出す。出せないものは出せませんけれども、それ以外のそういう理由がなければ出すということで、今回参考見積もりですので、企業の経営に云々とか、そういったものに該当するものは消して出すことが適正なのかなとは思います。今回、それで出されたとうかがっております。 ◆34番(倉田寛次君) いやいや、出してもろたんは出してもろたんですよ、もちろん出してもろたんですが、これの保存期間聞きましたら、あんたに聞くけれども、そちらではどうですか、参考見積もりの保存期間ってどれだけありますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) ちょっと記録がございませんけれども、所定の保存期間は一定の期間は保存しているものと思います。ただ、5年以内になるかなと。 ◆34番(倉田寛次君) 1年と言われたんですけどね、こちら側では。あんたところは5年以内というのはそれは難しい話で、違うといえども、それはやっぱり役所のことやもので、統一してもらわないと。 ということは、何でかというたら、1年と5年とえらい違いなんですよ。5年の参考見積もりといわれたら、ありません。平成28年のやつというたら1社ばかり、五、六本入札があったのに、1社しかとってないと。何が複数なんですか。1社とる、そこへ参考見積もりとって、そこの業者が落としておる。そんなもの、おかしな話やろ、普通は。     〔「適正なんや」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) うるさいな。どうなんや。違反とは言わんけれども1社しかとらんと、1社しか、そしたら何でもっと複数からとらんのよ。 それと、23社もあるんなら、いろんな業者からとってもいいじゃないですか。なぜ決まっておるの、これ大体。議長、注意せんかい、後ろを。どうなんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 平成28年度の教育用のコンピューターの調達業務及び令和元年度の校務用コンピューターの調達業務に係る見積もりにつきましては、仕様内容に大きな変更がなかったことによって、当該業務が前年度に実施しました同種の調達業務における落札業者の1社からの徴収にとどめました。これは過去の入札執行実績、カタログの単価、調達数量を考慮して予算額の積算を行っております。 結果としましては、令和元年度の校務用のパソコンにつきましては、参考見積もりをとった前年度業者とは別の業者が落札をしております。 ◆34番(倉田寛次君) 1回そんなことがあったからというて、大きな声でここで言う必要何もないの。それ1回だけやないの。ほかは違うでしょう。そういうことを言うから疑義を感じるんよ、これね。     〔「本人呼べよ、本人」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) 本当にさ、まあいい。 参加した、それに対して、今回あれやわね。参考見積もりをとって、保存もそういうふうにしてきたと。参考見積もりを3社にした根拠はどこなの。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 3社にした見積もりの理由につきましては、ちょっと今ここではすぐにお答えすることができません。申しわけございません。 ◆34番(倉田寛次君) いやいや、それね、それ聞かんことにはこれ前へ進みませんがな。どうなんや、これ。根拠があって3社にするんでしょう。じゃ、根拠なしに1社にしたんかいな、その前平成28年度は。 それで1社入札で、1回は違うたって、それ。最初のあれだけやわね。あとの3本のほうは全く一緒ちゃいますのか。だから、何ぞ根拠があるでしょう。なけりゃ、こんなことしないでしょう。これ本会議ですよ。それだけの理由があって、きちっとやってるんじゃないの、これ、総務部、こういう場合はどうなの、きちっと理由があるんやろ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 見積もりにつきましては、参考見積もりは、あくまでも任意ですけれども、特定の業者に有利に働くようなことがないように複数からとりなさいというのは説明会等で協議させてもらっています。 ◆34番(倉田寛次君) 先ほどから言うておるじゃないですか、複数、複数と。あんたところ、1社とか、なしとかさ、前年と一緒のようなものやからと言うけれども、今回児童用と中学生用、小学生用いろいろある中にもよ、これ3社が参考見積もり出したんですよね。間違いないですね、返事。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) さようでございます。 ◆34番(倉田寛次君) それにもかかわらず、入札に参加したのは2社だけ、どうですか、これ。皆さん参考見積もりをするのは、やはり自分も入札に参加するというんで、その参考見積もりをとった上で、あなた方がその仕様、それも見た、内容を見て、それから仕様書をまた頭ひねって、これでええんやろか、いろんな予算取りも考えた上で組み立てるんでしょう。全然話、これで整合性ないわな。何とするの、これ。意欲があっても参加できなかった理由は、その会社によって違うと言うかも分からんけれども、そうじゃないわな、あんたところから電話しておるな、2日前に。これどうなんや、一体。それで公正な入札と言えるのか。総務部、これどう考えるか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 電話自体が直ちに悪いということは、私、その電話の内容を存じ上げませんので何とも答えられませんが、電話する必要があったのだと思います。 ◆34番(倉田寛次君) あのな、あんたも大概のこと答えとったらあかんわ。入札の2日前に何があっても、その業者に何を電話する必要あんねや。これ何やら聞くところによると、何かが仕様書にちょっと合わんというふうな話があったとかというけれども、じゃ、その札入れるときによ、札は封筒に入っておるんちゃうのか、どうなの。封筒に入っておるものを入札前に封筒あけて、これ違うとか、ええとかよう言えるな、そんなこと。聞くところによると、そういうふうな話や、これ。それで、ほかのところへも聞きました。入札参加したくてもできやへんような状況やと、どうかこれわかりませんに、これまだ。一方通行で、僕聞いただけやから。けども、そんだけほかの業者が入りにくいような仕様書をつくっておるんじゃないの、あなたのところが。それで、そういうふうなちょこっとの違いで、これはちょっと違うで適合外ですわというふうな形で電話をするというのが、これはちょっと入札の前にすると直しようもないし、何ともないと。それで電話した本人もわかっておるでしょうし、ここでは言いませんけれども、そのところどうなんですか、そんなこと入札の前にするということは、本当、これ疑義を感じるのは当たり前の話ですわね。これどうするんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 本入札の参加に必要となる適合品の申請及び認定につきましては、仕様を満たしているかどうかということが確認をできない場合は、認定を不可とする場合があるという取り扱いにしております。 当該業者のほうから第1回の適合品の申請の際に、教室用のタブレットパソコンのCPUが基準を満たしていることが示されていなかったために、第2回の適合品申請に向けて、こちらのほうから当該業者のほうに、基準を満たすことを示す資料等の添付を求めるために電話したということでございます。 ◆34番(倉田寛次君) 後からやったら何とでも言えるの。こうやって言うと、決めつけたような言い方になるんかようわからんけれども、ただね、後から言うということは誰でもがおかしな言い方になる。自分たちの仲間がそういうことをしたときに、仲間同士というのはかばうんやわな、よく。特に教育委員会がそうやったわな、前の件でもいろいろ。けども、今回もそんなかばうどうのこうのじゃないでしょう。電話かけた相手の名前もわかっておるのよ。電話かけた会社もわかっておる、会社も。けど、何が悪いって、そんな入札の2日前にわざわざそんな電話して、これは違うであきませんよというて言うということはやな、それで、ここの会社は辞退しました、そうですな。あかんいうんやったら辞退せなしやあない。けど、それは封をあけてからの話で、金額やら適合申請して、適合じゃなかったら後でまたやり直しもきくでしょう。適合、不適格か何かそんなような名目でもう一遍やり直しということもできるんと違うの。そやさかい、そういうところがわざわざ電話して相手の会社にするというのは、これはあってはならんことやと思うんやけれども、普通今まで調達契約課の関係やったら、またそっちいくんやけれども、今までそんな入札の前に電話するようなことあったのか。こういう内容で、この仕様書が違うさかいにというて、そんな封あけて見るということもおかしな話やわな。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 130万円を超える建設工事等は、調達契約課のほうで一括してさせていただいていますけれども、郵便入札していますので、基本的にはその日しか見られない。当然見積もり合わせとか入札担当課でするとそうなんですけれども、その前に条件があったときは問い合わせがあったときには、こういう条件ですよというのは言わさせていただいて、それも含めて入札の中で条件をいつの段階で確認するかというのによっても変わってくるとは思いますけれども。 ◆34番(倉田寛次君) いえいえ、自分ところのはこうこうこういうわけだが、ちょっとこれ教えてというて問い合わせあるにしたってさ、やはりこれで参考見積もりの提出日時もありますし、ある業者のは何も書いてなかったな。参考見積もり、これ2週間以内とか3週間以内というふうなことが書いてある業者もあったけれども、何も書いてない。自分ところの会社の名前とたな判押してあったけどもね。あと1社はたな判も何も押さんとかがみも何もなしで、わけのわからんことずっと書いてあった。まともなのは1社だけやったけども。けども、その3社のうちでも、3社の参考見積もり出してくださいと言っても3社とも全然そろってなかった、何にも書類が。書類がそろっていなかったにもかかわらずよ、最初は出せんと言うたから、日にちは延ばしてきた。延ばしてきて、出てきた日にちはこの金曜日。あと追加で調べるにも、これ調べようがありませんやん。参考見積もり3社というふうになっておったら3社分出してくるのが本当でしょう。それも出てこないというのは、これおかしな話や。それで疑義感じやんのはおかしいやろ。そんなことばかりやっておるのか、教育委員会は。入札はどうなんよ。これするとやな、あと1社、自分ところも参加するがために参考見積もり出した。金額は別として、予算取りの話やで、これ高いからしゃあないわなとかというふうないろんなところがあるんかもわからん。けども、中の内容に関しては大体ここはこんなんやな、これはこれやなというような内容はわかるわな。そこへお願いするんやから、例えばタブレットやったらどういうふうで、こういうふうでというような大体アウトライン的なものは、これで参考見積もりしてよというて言うんと違うのか。何もなしで、参考見積もり何台分というて出すのか、どうなんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。     〔「時間とめんか」と呼ぶ者あり〕 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 参考見積もりにつきましては、あくまでも補助的な資料としてとっておりますので、入札の内容に、契約の内容に必要である場合に1社であるとか、あるいは数社からとる場合がございます。 ◆34番(倉田寛次君) 違うやん。今総務部長が言うたのは違うやろ、複数とるのが基本やんか。とらんとやったら1社しかせんと、自分ところのことは正当化せんの、あんまりね。決まりとしては。そういう複数と言うてますやんか。これ、きちっとしてもらわなあかんに、議長。こんなうそばかり言うておっては。     〔「教育長、答弁」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) ええ、ええ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 確かに原則として数社からとるというのが好ましいというふうに捉えておりますけれども、校務用パソコンの賃借につきましては、4年間続けて毎年度同種の調達を実施しておりまして、その仕様内容には大きな変更がないところから、今回参考見積もり徴収は1社にとどめたということでございます。 ◆34番(倉田寛次君) じゃ、CPUでアトムとセレロンかな、これ、どちらが上で、どちらが下なんですか。これ、今年度もちょろっと入っていますし、前からはアトムのほうは入っていますね。その途中で平成28年度ぐらいもたしか入っていたと思うのやけれども、何か言うておるのが全然ばらばらになって。それできちっとあなた方説明できるように、説明できやんのやったら、できる人呼んでもらおうか。これ、議長、どうですか。時計は動いていますけれども。 ○議長(岡幸男君) 説明できなければ時間とめますが。     〔「時間とめよ」と呼ぶ者あり〕 ◆34番(倉田寛次君) 時間とめ、早う。 ○議長(岡幸男君) とめてください。
    ◆34番(倉田寛次君) これはきちっとせなな。     〔「そら、そやで」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 議事整理のため、暫時休憩いたします。     午後2時49分休憩     午後4時35分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議事を続行いたします。 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 先ほどは倉田議員の質問に対しまして適切に答弁をすることができず、審議を中断してしまい貴重な時間を使ってしまいました。まことに申しわけございませんでした。 引き続き、質問に対しては適切に答えるように尽力してまいります。大変申しわけございませんでした。 ○議長(岡幸男君) 倉田議員、質問席へ。 ◆34番(倉田寛次君) それでは始めさせていただきます。 教育長、何のために謝ったんや、あんた。議事をおくらせたって、議事ってきちっとした返事をもうてから議事をおくらせたか、おくらさんかいうのは俺が決めるのや、そんなもの。ええ、単なるうわべだけで謝るぐらいやったら、謝らんほうがましやろが。まあええわ、もう前へ進んでいこうに。 さっきの、それで言うたところの質問の答弁もうてないが、きちっとした答弁な、適切な答弁でという話やで、きちっとした答弁ないと、これまた時間ないんやからな、早うしてくれよ。 ○議長(岡幸男君) ただいまの倉田議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) まず、今回の入札の手順について説明のほうをさせていただきたいと思います。 今回、適合品について確認をいたしましたのは、入札書を事前に開けたわけではありません。 ◆34番(倉田寛次君) 違うやろ、それと。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) はい。 ◆34番(倉田寛次君) 根拠を言えというて、何で余分なそんなこと言うねん、時間ないねんど。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) わかりました。失礼しました。すみませんでした。 それでは、どうして参考見積もりに今回3社を選んだのかという理由についてでございますが、この3社を選んだ理由としましては、過去の契約実績及び同じメーカーの品物だけではいけませんので、違うまた他社のメーカーのものを選ぶということで、今回3社のほうを選ばせていただきました。 ◆34番(倉田寛次君) 3社のうち2社が全く同じような参考見積もり、内容を見させてもらうとね。ほかのを参考にしてって、参考になったんかなっとらんだかしらんけれども、参考に本当にしたものなら、次の入札のときに参加してくるはずやわな。これ参加してないですわな。あんたところから辞退云々というふうな電話をしたんか、その仕様書が不適合であきませんよというふうな話をしたんか。これ、いずれにしても時間がないところで、そういうふうなのをするということは、次のことを出す時間もないわな。そうすると、もう完全にあんたところは今回対象になりませんよ、入札の資格ありませんよと、参加資格ありませんよと言うておるのと全く一緒。まして入札の2日前にそんなもの電話するって、これ、もってのほか、これ考えて入札担当者の人、誰かおるやろで、どう思いますか。こんなものあり得ることかな。あんたさっき言うた、あり得るようなことを言うておるけれども、まず普通なら考えられへん話、どう、一遍早う単刀直入に言うて。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 今回は入札の開封をする前に、入札の前に適合品の申請で審査をしたと。そこで不適合というのがありましたので、1回目の審査のときに、だめですよというのを電話でお伝えをしたと。その後、その落ちた方々も2回目の審査にエントリーできるという制度で入札は始められておりますので、だめですよというのを電話で伝えたと伺っております。 ◆34番(倉田寛次君) 電話の後に入札に参加できると。できる日にちないでしょう、そんなもの2日しかないのにどうやってするのか。品番変えて出すだけのものと違うよ。それで、同じメーカーを出すわけにいかんやろし、メーカーを。じゃ、メーカーは違うのに、いろんなメーカーを考えた上でと今言われたけれども、そこが辞退した理由というと、じゃ、そこの思っておったメーカーというのは、こんなこというと話細かくなってくるでもうやめておくけれども、余りちょっと偏り過ぎてばかりおるんとちゃうんかな。見積もり出すということは、本当に参加する意欲あったんやけれども、やむを得ずそういう電話も含めて辞退したと。けど、こういう疑義が感じられるような入札方法というのは一体いかがなものかと思う。前も一遍言わせてもうたんだけれども、教育委員会は全然直そうとせえへんのやけれども、これどうなんや、副市長、あんたの管轄やろ。そやで、どう今後していくのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) まず、予算の編成に当たりまして、参考見積もりの徴収について疑念を抱かれるよというような強い指摘を受けました。 私、この入札の委員会の委員長でございますので、すぐに早急に、12月中にでも担当課が参考見積もりの徴収等を事前に行う場合は、実際に発注する際の競争入札参加者の指名状況も考慮した上で、複数のメーカー等から徴収する等、一部の入札参加者に有利となるようなことのないよう、公平性・公正性・適正性を十分踏まえて行う旨を義務づける通知をいたします。 ◆34番(倉田寛次君) 大体それでええんやけれども、ただ23社あるわけですわ。23社のうち二、三社ばかりがとっておるんじゃなくて、これからやっぱりいろんな業者、業者というとおかしいんですが、入札参加者の人から参考見積もりとらないと、1社、2社、いつも一緒のパターンで一緒のところからとっておっては疑義を感じるというのは当たり前の話。そして、あってはならん、2日前にどういう理由にしろ、あなた方は自分らの仲間をかばいたがるけれども、そんなものじゃない。そもそもは2日前に電話する自体が間違え。よしくば封をあけた時点、適合品以外のものやったら、適合品じゃないものであきませんというて文書で出したらええやん、業者に。それをせんと、電話でというのは、これとんでもない話ですわ。そやけれども、これからそういうふうで、きちっと複数から参考見積もりとって。それと、ここは23社あるのに、何で二、三社になっているのか、いつも入札に参加されるのは。それだけ仕様書も難しいんと違うのか。あなた方考えた、自分で考えてつくったんやったらわかるでしょう。 それと、参考見積もり出してよというて電話しておる中に、どういう形のもので、どういうもので、こういう形の参考見積もり出してくださいと言えば、相手にヒント与えておるのと一緒じゃないですか。そういうことはもう、担当理事、ちょっと考えなあかんぞ、やっぱり。そういうことも考えて、これからどうしていくんですか、はっきりと。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 教育用ICT機器の仕様の作成に当たっては、本市が求める機能の確保と、それから公平性・競争性の確保を両立するために今後、御指摘をいただいたように、より慎重かつ明確な仕様の基準の精査を行ってまいりたいと思います。 また、よりよい学習環境を充実させるために、これまでの既存のやり方にこだわるのではなくて、御指摘いただいた業者からも提供される情報や他市の事例等も十分参考にしながら、仕様内容や調達方法について改めて考えていきたいと考えております。 ◆34番(倉田寛次君) それは本当に基本中の基本であってさ、今ごろ言うのがおかしな話、実際のこと言うて。 それで、先ほども何遍も言うておるけれども、職員の名前は出さんけれども、そういうふうな不謹慎な職員がおるということも、市長、覚えておいてください。とんでもない話です、これよかったら副市長の見解お聞かせいただけますか、よろしいですか。何か手挙げかかったで。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) もう一点、入札実施の指名通知から最後の入札までの間が非常に短くて疑義をいただきました。 今後は調達契約課、それから情報企画課もともに一緒に考える中で、十分な入札実施にかかる指名通知から質問の締め切り、それから第1次の申請、適合かどうかの締め切り等は十分に期間を持ってやれるような形で指導させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◆34番(倉田寛次君) 小さな金額じゃありませんので、市民の血税から回しておることですんで、そのところも慎重にかんがえていただきたいという、それだけお願いしておきます。 最後になりました。獣害対策、これ小動物に関してなんですが、今小動物は1,000円という基準で払ってもうておるんですけれども、報償金は。これ、もうちょっと何とかならんのやろかな。 というのは、銃器を使って云々ということはないとは思うんですが、極端に小さい話ですと、同じように写真を撮って番号を描いて、それで出します。時と場合によっては銃器使うて、するとなると、鉄砲の弾代もかかります。そういう面から1,000円というのはちょっとどうかなというところもありますんで、そのところはどうお考えですか。これから何とかまた場合によっては報償金を上げていってほしいなと思います。 というのは、余り安いがために猟友会の方も協力してもらえなくなったら困りますんで、そのところはどうお考えですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 近年、アライグマなどの小動物による農作物被害が多いということから、被害防止を目的にその捕獲を促すため、新たに1頭当たり1,000円の小動物報償費を設けました。 このことからも、より捕獲数を伸ばすためには報償費を上げるという方策もあると思われますが、現状の1頭当たり1,000円の小動物捕獲報償費につきましては、捕獲者であります猟友会会員との意見交換や近隣市町村の状況を踏まえた上で定めたものでありまして、また小動物に対する捕獲報償費制度については、開始からまだ4カ月でありますことから、報償費の金額の見直しについては、現時点では検討はしておりません。 ◆34番(倉田寛次君) 報償費高い、安い、それで猟友会の方と調整十分したといえども、その地区によって違いますんで、今後考えていただければと思いますんで、よろしくお願いします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で倉田議員の質問は終わりました。 お諮りいたします。 本日の会議は議事の都合により、あらかじめ本日の議事終了まで延長いたしたいと存じます。 御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 御異議なしと認めます。 よって本日の会議は本日の議事終了まで延長することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。     午後4時49分休憩     午後4時50分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 安積議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 安積むつみ議員。     〔5番 安積むつみ君 登壇〕 ◆5番(安積むつみ君) 皆さん、こんにちは。公明党議員団の安積むつみでございます。会派を代表して質問に立たせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず、初めにフェーズフリーの防災の日常化について、市の取り組みについて質問をさせていただきます。 近年毎年のように自然災害が発生しております。一たび大きな災害が発生すると、防災減災の重要性は社会的に広く認識をされますが、しかし、残念ながらその意識は長続きしません。まさに、喉もと過ぎれば熱さを忘れるということです。防災意識が一時的に高まっても、防災行動には必ずしもつながらないということが広く知られています。天災は忘れたころにやって来るというのは、災害の本質を見事に言い当てていると思います。頻度が高い事情には、人は経験を通して学習をし、備えることができます。しかし、災害の頻度が地域や時間を限定すると、決して高くはありません。ここに、防災を推進することの本質的な困難が存在すると思います。 こうした課題に対して、これまでは、防災の必要性を訴え、すなわち啓発やアプローチがとられてきました。しかし、このアプローチがなかなか効果を上げていないことも周知の事実であります。防災に関する意識を高めるための教育、啓発は、学校における防災教育にも始まり、我が三重県は、県から防災ノートが学生たちには配られておりますが、防災研修やイベントなど、さまざまな取り組みが各地で行われています。また、防災を特集した新聞記事やテレビ番組もよく目にし、国は、国土強靱化と言い、防災減災の取り組みを推進しております。そのかいもあってか、防災減災の重要性を正面から否定する人を見たことは余りありません。その意味では、防災減災というのは、社会規範としては十分に浸透しているのではないかと思います。 しかし、防災対策を推進するには、一般的には費用がかかります。意識はただかもしれませんが、具体的な対策を行うには、コストがかかるのです。 ここで、私も、先日研修を受けてまいりましたが、フェーズフリーという言葉を耳にいたしました。フェーズフリーというのを定義された方は、1993年、北海道の奥尻島の地震がきっかけで、また阪神淡路大震災、被災地にいつも降り立って見ると、同じ状況が目の前に見えると。それは、災害のたびに同じような状況で、今回こんな災害は初めてでしたと言われる方、また駅を降りたときの目の前に、鬱蒼と広がってしまう被災されたその状況、これは防災のやり方を変えない限り無理ではないかということを考えたそうです。幾ら備えましょうと言っても、市民は備えられませんという、備えてはいても完璧にしているわけでもないですし、私自身も防災士を取っておりますが、なかなか自分の家の中が、完璧に災害が来たときに対応できる家になっているかといえば、疑問がたくさんあります。それはどうしてかというと、行政と市民が平行線であるからだということだと思います。防災が通じないというのは、平常時のフェーズと防災時のフェーズがフリーになっていないからということなんです。 例えば特別に車の中に脱出ハンマーを置いておくとなったとしても、日ごろ使えませんので、脱出ハンマーは、日ごろは車のどこかに入れている。災害のときには、車の中で、もし水がどんどん上がってきたときに、車のドアが開かないというときには脱出ハンマーを出してガラスを割りますが、そのときに、一瞬出せるかどうかという、そういう状況もあります。それをフリーにするというのは、例えばシガーソケットに携帯電話を充電するようなソケットがついていて、そのソケットを外すと、先が尖っていて、もしお水が車の外へ来た場合は割って脱出ができるという、平常時でも充電器として使えるし、防災のときにも防災のハンマーとして使える、そのようにして、フェーズをフリーにするという、日ごろでも使え、災害のときでも使えるということが大事なのではないかというふうに言われております。 このフリーというのは、暮らしの中にいろんなキーワードがあります。例えば障がいのある方からすると、バリアフリー、ユニバーサルデザイン。バリアフリーも、私たち健常者が使っても便利であるし、障がいの方が使っても使える、便利であるという、バリアをフリーにするということです。フェアトレードや、また環境汚染のことも考えて、エコという言葉もいろいろと今は言われております。環境汚染対策や障がい者対策等を考えても、かたい言葉で環境汚染対策と言われると、私たちにできるかどうかと市民の方は一歩も二歩も引くところがありますが、エコという概念が広がったことによって、エコバッグを自分で買って持って、スーパーのレジ袋はもらわないでおこうとか、そういうエコの、1つでも自分が取り組めるということも広がってきました。そのようにして、フェーズフリーというのが皆さんの生活の中につながっていくことが大事ではないかと思います。 ここで、質問であります。 危機管理部として、フェーズフリーに対しての考え方また取り組みについて、お聞かせください。 ○議長(岡幸男君) ただいまの安積議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) まず、フェーズフリーの考え方でございますけれども、先ほど議員が御紹介のように、ふだんの平常時と災害時などの非常時、この2つの局面、いわゆるフェーズというものを分けて考えるのではなくて、いずれでも活用できるものやサービスなどにより生活の質を高める考え方、これをフェーズフリーと言われると認識をしております。こういうものに対して、平素から三重県では、全国的にもそうなんですけれども、防災の日常化というものの取り組みが進められております。日々の生活と防災減災対策を一体的に取り組む防災の日常化という考え方の定着が重要であると考えておりまして、当県におきましても、県民に対して、防災活動の事例集を作成して周知を図るなど、防災の日常化の定着に向けた啓発活動を継続して行っております。 本市におきましても、例えば御家庭に備える災害備蓄用の食品について、特別な保存食だけを備蓄するのではなく、日常生活の中で、ふだんから少し多目に食材を購入し、使った分を新しく買い足して一定量の食品を備蓄しておくローリングストック、こういったものの紹介など、防災の日常化の理念に基づいた取り組みについて、機会を捉えて市民の皆様にも啓発をしているところであります。 今後は、フェーズフリーの考え方につきましても、防災の日常化の定着に非常に有効であると考えておりますので、啓発をしてまいりたいと思います。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。今言われたように、防災の日常化の定着をしていきたいというお話でありました。どうしても、私たちの想像の壁というのが真ん中にあって、その想像の壁が越えられないという状況があるからこそ、なかなか非常時に備えるということができないんです。でも、その壁を打ち破るのはなかなか実際に災害に遭ってみないとわからないという、私たちは大丈夫だからという、どうしても自分は大丈夫という気持ちがあると思うんです。私たちのおうちは山のほうだからとか、うちらは海やけれど、ここの海は津波が来るのは1時間ちょっとあるから、その間に逃げられるから私たちは大丈夫とか。そういう、どうしても想像の壁が越えられないという現状なので、その壁を壊すことは難しいと思うんです。なので、その壁があるまま、どんな状態の政策であっても、どのようなことであっても、災害でも災害じゃないときでも使えるよと、助けられるよ、市民のあなたの命を助けられますよということが大事だというふうに思います。 例えばこれは1つの例ではありますけれども、愛媛県の今治市のごみ焼却施設を建てたということで、これはバリクリーンという施設なんですが、この施設は、焼却施設フェーズフリーを取り入れて、昨年に完成をいたしました。平成の大合併で今治市も合併をしたそうなんですが、そのときに、焼却施設をつくるという段階で、皆さんがやっぱり反対をされたと。それは、やっぱり来てもらいたくない。防災拠点になりますよと言っても、それは防災のときだけ使えることでしょうということで皆さんの反対があって、ここの市としては、ごみ処理焼却施設がつくれないんではないかと思っていたところ、フェーズフリーにして、日ごろは住民の皆さんのにぎわいの場にし、それで、災害のときには災害拠点にもなるし、またその周りの緑のところに災害ごみも置いてもらって、災害ごみをそこにみんなが集めて、そこですぐ焼却ができるという、そういうふうな説明をして、3年かかって、3年前にフェーズフリーを取り入れて、完成をしたということです。このような政策の中で取り入れたというような事例もあります。 また、鳴門市等は、防災計画にフェーズフリーの項目を入れました。それはどうしてかというと、ここは小さい市ではあります。5万8,000人ぐらいの市なので、我が津市とは比べものにはならないかもわかりませんが、予算を考えたときに、防災のためだけに予算をつけるのは持続可能ではなくなってきたと。なので、ありとあらゆる政策をフェーズフリーの目線で見直して、福祉も、また都市計画も全部、観光も見直したというような、そういうところもお話を聞きました。 我が市が、それがそのままそっくり同じようにしましょうよというわけにはいきません、当然。だけれども、危機管理としても、またいろんな政策をこれから考えるにしても、フェーズフリーという考えを取り入れていくのはどうかというふうに思いますが、まずは、皆さんにこのことについての研究や勉強をしていただきたいなとは思うんですが、総務部長、どうでしょうか。職員として、みんなでこういう勉強もし、これは、危機管理部だけではなく、フェーズフリーという考えはどの課でも通じることだと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) フェーズフリーの勉強になるお話をいただきました。これは、日常でも使えるし、いざというときにも使えると。ユニバーサルデザインの趣旨にも合ったものなのかなと今お伺いしていたんですが、これは、いろんな場面で、我々公務の中で、行政の中で、仕事の中で取り入れることもできるのかなと思いますので、無理に取り入れるのではなく、取り入れるのがあるべき姿として、これが自然であるようなものが本当のユニバーサルデザインやと思いますので、そういう感覚といいますか、しっかりとフェーズフリーのあり方を、無理なくといいますか気負うことなくと言ったらいいのか、ちょっと真意が伝わらないかもしれませんが、いろいろと取り入れられるものは取り入れて、まずはフェーズフリーの考えを皆さんが理解するというのが第一ですので、こういうふうな考えがありますよというのが、例えば研修の折とかいろんな機会のときに御紹介させていただきたいと思います。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。ユニバーサルデザインが、全てがそれだけということではないので、そこら辺をしっかりとまた勉強もしていただきながら、フェーズフリーの政策という部分でも、また職員間同士での勉強会、また意識の共有というのもしていただきたいなというふうに思います。また後で、防災訓練のときに言います。 今いろんなテレビでも、フェーズフリーに関してはテレビで放送されておりまして、命を守るまちのデザインということで、防災のまちづくりで、大災害に備えるということでフェーズフリー、平常時・災害時という区別をなくして商品やサービスの利用価値を高めていこうということで、そのようなテレビ等でも特集を組まれることもありますので、そういうのも見ていただきながら、自分の身近に考えていただけたらいいかなというふうに思います。 では、次の質問にまいります。 では、中勢グリーンパークについて、フェーズフリーの視点を入れて公園づくりをすることができるかどうかをお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 都市公園でございますが、中勢グリーンパーク。都市公園につきましては、通常のレクリエーションの施設だけでなく、災害時におきまして、避難場所にもなっております。いろんな役目も果たしておりまして、平常時と災害時の2つの局面・フェーズを持ち合わせております。中勢グリーンパークにつきましては、三重県が策定をいたしました広域受援計画におきまして、災害時の救助活動拠点として位置づけられております。このことから、民間活力を活用した整備や管理運営の導入に当たって、カフェや管理棟などの建築物の設置も考えられることから、本公園の防災上の位置づけなども踏まえまして、関係部局とも連携を図りながらよい公園づくりに取り組んでまいります。 ◆5番(安積むつみ君) これは前回の議会のときに我が党の青山議員も質問されていましたが、中勢グリーンパークが、パークPFI導入に向けてということで今取り組んでいただいていると思います。魅力あふれる公園づくり、つながる収益事業、また公園施設の利活用のアイデアを民間の方と津市がパートナーを組んでやっていきたいということで、2回目の調査も9月下旬から10月上旬にかけていろいろ実施をしますということの答弁があったと思うんですが、そこのところで、公募して、応募している段階でどうだったのか、その状況等を教えてもらえるのであれば、どうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) サウンディングといいまして、1回目の募集された業者の方、それが2回目のサウンディング、聞き取りを行います。実際に現場のほうでいろいろイベントもやられておりまして、その結果をもとに今後募集をかけていくわけですが、ちょっと今の段階でこういうふうにということは発表できない状態なんですけれども、御質問のフェーズフリーに関しましても、ふだんから使えるものが防災になると考えておりますので、それも提案の中に入れまして進めてまいりたいと考えております。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。前回のときには自動販売機もまだ公園にはついていないということでしたので、自動販売機等も、そういうフェーズフリーで災害のときに使えるような、防犯灯がついているとか、また災害のときにはお湯が出るとか、そういうような、また民間企業の方にもフェーズフリーのことを少しでも津市からも発信をしていただいて、そういうような、みんなが来て、喜んで、またその中で安心をして、そこで楽しめるという、そういう場所づくりも政策として考えて進めていっていただけたらなと思います。 続きまして、観光と防災対策の考えについて、質問させていただきます。 まず、津市の観光地というのは、今大きなものとしてどれぐらいのものがあるのか、教えていただいていいですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 観光資源、市内にはさまざまな観光資源が点在をしております。エリアで申し上げますと、町なかということで、町なかであれば続日本100名城に選定された津城、津偕楽公園、津観音、そういった施設、観光資源を初め、榊原温泉でありますとか青山高原、また海であります津の海、国宝の高田本山専修寺を要する一身田地区、美杉地域におきましても、続日本100名城に選定されました北畠氏館、北畠神社、三多気の桜、経ヶ峰、そういったものがあるのかなと思っております。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。そのようにして、我が津市にも、観光地がたくさんあります。その観光地において、地域防災計画やまた観光旅行の方々に、避難場所とか避難経路などの計画等は定められているのかどうかをお聞かせいただけますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 災害時におきましては、人的、あるいは物的被害に加えまして、観光地におきましては、観光客が来られておりますので、観光客の方への情報提供であったり、緊急時のときに観光地の情報であったりと観光客への対応が課題であると思います。 本市におきましては、先ほど申し上げましたいろんな施設、観光資源を有しております。その資源に加えまして、今後国体等の開催も踏まえ、本市を訪れる多くの観光客が見込まれることを勘案いたしますと、観光振興と防災予防とが融合するフェーズフリー、この考え方というのは必要であると思っております。例えばこの中で、本市が管理する観光施設でありまして、例えば錫杖湖水荘であれば、平時はレストランや宿泊施設となりますが、災害時には地域の皆さんや訪れた観光客の方を収容する避難所となりますなど、災害時には当然避難所としての機能を有しております。また、民間のホテルや商業施設など、観光関連施設においても、一時避難所や津波避難ビルに指定をされているとともに、例えば榊原温泉旅館組合におきましては、協定書を締結いたしまして、災害時に避難所施設としての提供をいただけることになっておりますように、施設におきましては、当然フェーズフリーの考え方に立っていると思います。 観光客の方、これは国内の方はもとより、それから訪日外国人の方に対するそういった避難誘導でありますとか、そういった形についても、今後は関係部局とも連携をしながら、訪れていただく方が、安全で、安心して観光していただけるように取り組んでまいります。 ◆5番(安積むつみ君) 観光事業と防災というのは、そこへ遊びに来られた方々が、いざ災害がおきたときにどうするんだということを一番重要視して考えてあげないといけないことだと思うんです。でも、観光というのは、来ていただいた方は、癒されたり、また新しい体験ができたり、こちらとしては、来ていただくほうはおもてなしをするということなので、本当にそこのところに重要視してしまうところがあると思うんですが、我が津市の観光振興の防災対策との融合とさっき言われましたけれども、それぞれの観光場所の方々との連携とかワークショップをするとか、そのような考えはどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 御指摘いただいていますフェーズフリーの考え方というのは、非常時と平時の考え方の中で本当に大切な考え方だなというふうに思っております。そういった考え方が浸透していくというふうなことに向けまして、まだまだのところはあるかと思いますので、今後会議などを含めまして、情報提供また周知、PR等を行っていきたいというふうに思います。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。ぜひそういう観光地を持っている方々、ホテルの方々とかは当然皆さんいつも防災に関しては注意を払っておられると思いますが、本当に津市として、みんなが一応いろんな形で呼吸を合わせてやっていくというのが大事かなと思いますので、その点よろしくお願いをいたします。 では、続きまして、次の質問にまいります。 学校においてのフェーズフリー教育を取り入れるという考えはあるかどうかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 学校におきましては、まだフェーズフリー教育を意識した具体的な取り組みは進めておりませんが、現在は各校が作成した学校安全計画に沿って、発達段階に応じた安全教育を実施しています。その中で、低学年の校区探検等で、校区内の危険箇所や避難場所を確認したり、理科の学習で自然災害について学習したりしています。また、津波を想定した避難訓練を実施し、地域が一体となって、より安全に、速やかに避難場所まで移動できる訓練を行っている学校もあります。 今後は、各教科等の授業を初めとした教育活動の中で、フェーズフリーの考えに基づいた日常から非常時を意識した取り組みについても、他県での先進的な取り組みも参考にしながら研究してまいります。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。これもいろんな学校で、フェーズフリーというのが、今本当に自治体もそうですけれども、教育も全部そうやってつながっていっておりまして、仙台や、またほかの地域の学校でも、日ごろの国語、算数、理科、社会、音楽、体育それぞれに、フェーズフリーの考え、また防災と結びつけた教育というのが始まっているというふうに言っておりました。割り算一つにしても、単に割り算をするだけじゃなくて、避難所に何人来ました。これだけの避難食が来た場合、1人に幾つずつ当たりますかとか、また津波が到達する15分30秒という時間の、そういう短距離マラソンをしている地域なんかは、15分30秒マラソン。これだけの距離を15分30秒で逃げられるよと。走ったらここまでの距離が走れる。じゃ、津波はどこまで来るんだろうというような、そういう体育の授業の中でも、そういうことを結びつけた授業をするというふうに言われております。これに関しても、教育に関しても、またテレビなどで特集が組まれますということがありましたので、そういうのも、どういうふうな形でフェーズフリーを教育に取り入れているのかというのも見ていただいたらいいのではないかなというふうに、また勉強していただけたらいいかなというふうに思います。 先日、聞き取りのときに、保育園は、月に1回防災給食というのをつくって食べていらっしゃるそうです。それは乾物とかそういうもので、そのときに、もし災害が起きて、給食等またそういう材料が届かない場合のことを考えて、そこの備蓄をしている乾物でおやつをつくったり、そういうときがあるんですというお話を聞きましたが、学校教育においてはそういうことの体験をするということは難しいことでしょうか。給食を月に1回でも、そういうふうな防災給食を入れるというのは難しいことですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育次長(宮田雅司君) フェーズフリーの考え方で、学校給食という考え方でございますけれども、今聞かせていただいておりました、例えば学校のほうで、中央学校給食センターですとか給食の共同化で配送を受ける学校があるんですが、そちらのほうに、缶詰めに入ったパンですとかパックに入りましたカレーライスを保存しております。そういったものが、消費期限が近づいてきたものは、献立の中に組み込んで出すというのを聞いたことがあるんですが、今議員がおっしゃってみえるフェーズフリーの観点を給食に取り入れるというのは、今のものが当てはまるかどうかというのはわかりませんけれども、そういった、非常時の場合はそういったものを食べていただくというのはありますので、そういったものを献立の中に組み込んでいるということはやっておるとは聞いております。 ただ、今保育園のほうで取り組んでいただいているような乾物でありますとかそういったものにつきましては、学校給食におきます栄養価とかそういったものも踏まえまして、一度議員もおっしゃってみえたように、研究、勉強のほうをしてまいりたいと思います。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございました。 いろんな形で、先ほどからずっと何度も繰り返して言っておりますが、平常時と非常時、そこの境を外していくという、そういう考え方が大事になってくると思います。 先日ニュースで液体ミルクのことも言われておりました。液体ミルクに専用の器具がつくられましたということで、今までは、さっきのそういうフェーズフリーで言うと、紙コップも普通の紙コップではなくて、そこに100cc、200ccとかのめもりがついているような、災害の場所へ行ったり何かになると物をはかるというものが一気になくなってしまうので、すごく不便であると。お薬を飲むにしても、何ccあったほうがいいとかいうのが、紙コップにめもりがついていたら使えるということで、そういうような今紙コップがすごく売れているというお話ですが、液体ミルクも、哺乳瓶等がない場合、紙コップに入れて飲ませるということを、そういう話を聞いておりましたが、今回こうやって紙パックとか缶から直接乳首をつけて飲ませられるものが発売されるようになったということもありますので、なかなか津市で液体ミルクを備蓄品として置いていただくというのが、コストがかかるというお話で、してはいただけないんですが、そこら辺は備蓄で置くということは、考えはどうでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 前回にも回答させていただきましたが、現時点では協定等で調達ができるような形をとっておりますので、市として備蓄を考えておることはありません。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございました。 日常の政策が災害時に役立つフェーズフリーな政策、これはありとあらゆる視点で工夫していくことが市民の命を守ることになるので、この点でも、皆さん全庁挙げていろんな形で取り組んでいただけたらなと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、2番目の質問に入ります。 先日行われました津市総合防災訓練について、質問をさせていただきます。 1点目、防災訓練での成果はどうだったでしょうか、教えてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) まず、本年度の津市総合防災訓練の概要でございますが、去る11月10日に白山総合文化センターを会場として、布引山地東縁断層帯西部を震源とするマグニチュード7.4の直下型地震が発生したという想定で、白山地域の自治会や津市自主防災協議会の皆様、警察、自衛隊、三重県などの防災関係機関及び災害協定締結事業者など、52機関約1,000名の方々が参加していただき、実施をいたしました。 訓練の成果といたしましては、まず、合併後白山地域で初めて開催をし、同地域の自治会や自主防災組織の方々を初め、大勢の方、団体が参加していただきました。これが1つの成果と考えておりますし、例年実施しております訓練内容のほかに、新たに、白山総合文化センター内のしらさぎホールを使用した大規模集客施設避難訓練と、本年3月に策定いたしました津市災害時受援計画の検証を目的として、災害時のプッシュ型支援に対する受け入れと避難所までの支援物資搬送訓練を実施できたこと、こういったこと自体が成果と考えております。また、二次的な成果としては、やはりこういった訓練を通じて、新たな気づき、課題を見つけ、各種計画やマニュアルの改善につなげていく、これが二次的な成果だと考えております。 訓練の評価といたしましても、当該訓練の評価者であります防災アドバイザーである三重大学大学院川口准教授の訓練評価におきましては、行政、関係機関、市民が、それぞれの目標、目的を持って真剣に取り組んでおり、年々訓練の質も向上しているという評価をいただき、訓練全般的においても成果があったと考えております。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございました。本当に皆さんが、当然訓練ではありますけれども、真剣に取り組んでやっていただいたと思います。その中で、きょうも、朝、小野議員の質問でもありましたが、障がい者の方等、しらさぎホールでの訓練をされました。また、皆さんに肩を持っていただいたり、腕を持っていただいたりしながら外へ避難していくという、そのような訓練もありました。そこについての何か検証はありますか。顕在化した成果というか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 今回大規模集客施設の避難訓練というものを実施したわけなんですけれども、この訓練には、それぞれの防災訓練参加団体の方々に、それぞれの方々が訓練を始める前の時間帯で、この集客施設での避難訓練に参加をいただきました。出席者等につきましては、それぞれの参加団体の方が選んでいただいて、任意的に協力をいただいた方が参加をしていただいたわけなんですけれども、障がい者関係の今回取りまとめをしていただいた方のお話ですと、もともと障がいのある方も、実働訓練を体験したいというようなお話がございまして、そういう前向きにお声を上げた方々、そういった方がこの訓練に参加をしたというように伺っております。また、代表の方からは、体験することができて非常によかったといった評価も、結果として、反応としていただいているところでございます。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。 実際に各地域の自主防災等の訓練などでは、なかなか障がい者の方も一緒に参加するということが数的に少ないのではないかなと思います。なので、ああいう大型の訓練で、障がい者の方もともに参加できたということはすごくよかったことではないかなと思います。 ただ、日ごろからそういう障がいの方々を、避難するにしても誘導するにしても、心遣い、またどのように手を差し伸べていけばいいのかというところの、日ごろから職員の皆さんも、まず危機管理部だけではなく、全員がそういう意識を持っていただかないといけないんではないかなというふうに思います。先ほどからフェーズフリーの話をしておりましたが、防災訓練だからこういうふうなお手伝いをして支援をしましたとかじゃなく、日ごろから、杖をお持ちの方また盲導犬と一緒に歩いていらっしゃる方、そういう方が、訓練の場ではなくても、市役所、総合支所に来られた場合、声をかけて寄っていってあげて、何かお手伝いすることはありますかという、そういう人としての教育というかそういうのももう一度していただけたらなと思いますが、またすみません、荒木総務部長、どうですか。そういう教育の部分では。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 人としてあるべき姿といいますか、当然のことですので、研修とかそれをする前に、社会人として、もしくはおっしゃるとおり人として十分に備わって成長していくというものやと思いますが、ただ、これは人いろいろ人によって違うところもありますので、社会人として、マナーといいますか人としてあるべき姿も、また先ほどと同じように研修とかそういった機会に、こういうものがいいんですよとか紹介をさせていただきたいと思います。 ◆5番(安積むつみ君) 本当に、当然これはマナーではありますが、どの課にどういう方が見えるかというのはわかりませんので、そこら辺のところも踏まえ、総合訓練等で自分たちがどうやって動けたかなというところを自分で検証しながら、日ごろでも使えるようにしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 今後も、津市の防災訓練におきましては、みんなでしっかりと、いざというときに動けるような、そういう体制で訓練をしていくとは思いますが、私たちも単に見学に行くとかいうだけではなく、どういうことが地域で使っていけるのかということも、私たち参加するほうもしっかりと訓練を受けて、動いてやっていきたいと思います。ありがとうございます。 続きましての質問です。 3番目、津市の産後ケア教室の取り組みについて、お伺いしたいと思います。 この産後ケア教室というのは、産後ケアとはまた違って、お母さん方、ママに対しての心と体のケアということであります。心と体というのはつながっております。当然そうです。産後、女性にとって最も心身のバランスを崩しやすいのが産後です。そういうときに、有酸素運動というのが、産後の体、産後ケアだけではなくて自律神経とかメンタルケアにもつながっていくということです。 有酸素運動は、大きな働きは、脳に多くの酸素を送って脳を活性化させるということと、2つ目は、運動中は交感神経が働きますが、運動後は副交感神経がとても活発になるため、心身がとてもリラックスをしてよく眠れると。ストレス解消にもなる。3番目が、生体内の、体の中のエネルギーの通過と言われるエネルギー物質がしっかりと働いて、60兆の細胞が生き生きと動き出して、生命の活性化というか、そういうことの効果があるということなんです。 今津市においての産後ケア教室の取り組みというのがあるのかどうか、教えてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康医療担当理事(松岡浩二君) 産婦の心と体のケアについてでございますが、個人への支援といたしましては、先ほど御紹介のありました産後ケア事業、それから母子保健推進員による産前産後サポート事業とか赤ちゃん訪問と同時にしている産婦訪問、そういったもので、産婦一人一人に重要な、必要というか支援をさせていただいています。個別対応ではこのようにさせていただいているんですが、有酸素運動等の、お母さんを中心とした、教室等での心と体をケアするそういう機会とか場というのは今のところございません。 一方で、親子でということであれば、中央保健センター、芸濃保健センター、一志保健センターにおいて、母子保健推進員によります子育て広場というのを開催しておりまして、平成30年度は3カ所で35回を開催いたしまして、保護者658名、乳幼児702名が参加していただいております。今のところそういった状況でございまして、議員おっしゃるようなお母さんを中心としたというものであると、ちょっと今のところない状態でございます。 ◆5番(安積むつみ君) 状況はよくわかります。また、母子保健推進員、もう本当によく動いてくださって、頑張っていただいているということもお察しします。参加されたお母さん方、またお子さんもともに参加をされて喜んでいるんだろうなというふうには思います。 そこに、今までは、どうしても産前、産中、産後、すぐのときはあれですけれども、お産が終わるまではいろんなケアがあるんです、お母さんに対しても。でも、産後、お母さんのケアが本当にピタッと少なくなってしまって、少なくなるのに、一気にノンストップで子育てというのが始まってくるんです。本当にストレス。また、外に出るという機会が少なくなってきます。そういうことも考えますと、先ほどのような、推進員がしていただくような、津市の中でやったら3カ所ありますよというお話もありましたが、そういうところにも参加していただくのも大事ですが、ママが元気になって、子どもとともにそこで楽しく時間を過ごし、そういう方々と共有をし、共有するだけではなくて、先ほど言ったような有酸素運動をしながら体のケアができる。 産後というのは、一番関節も本当に緩くなっていて骨盤も開いてしまっていますので、そういうところで、ホルモンとかも異常が出てきていますので、そういうところを整えていくというのもこういう産後ケアの教室というのは大事かなと思います。ヨガがあったりとかバランスボールがあったりとか、いろんな形で有酸素運動というのはあると思いますので、そういうママのケアもできるような、そういうことも少し視野に入れていただいて、今後も検討していただけたらありがたいなと思います。 産後ケア法というのは、先日29日に、衆議院の本会議では母子保健法が改正になったということで、改正法が成立したというお話です。なので、産後に鬱になったりとか、お子さんを育てながら自分自身が大変なときはそういう産後ケアでケアをしてもらえることはありますが、そこに行く前に、鬱になる前にそういうケアがこういう教室でできるんではないかなと思いますので、そこも少し頭に入れておいていただけたらありがたいなと思いますので、よろしくお願いをします。 では、最後の質問になります。 保育園の待機児童対策について、質問をさせていただきます。 待機児童解消に向けて、保育定員の拡大に取り組んできてはおりますが、いつも10月前後になってくると、なかなか、今から育休があけて仕事に復帰したいけれども保育園に入れない。地元の保育園に入れないとか、すごく遠いところを紹介されたけれどもそんなところには行けないわというお母さん方の嘆きの声をたくさん聞きます。それについて、津市の対応としては、どのように取り組んでいくのかを教えてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎こども政策担当理事(福森稔君) まずは、これまでどういう取り組みをしてきたかという部分も含めまして御答弁させていただきたいと思います。 これは、平成18年度から26年度までの間は、民間保育所が中心となりまして、定員の拡大の見直しとか施設の新設、増設などの取り組みを行いまして、これで465人ぐらいの定員を確保できております。子ども・子育て支援新制度がスタートした平成27年度から29年度までは、民間保育所による定員の拡大に加えて、民間の幼稚園がこども園へ移行するという形も出てきましたので、さらに地域型保育事業、こういうものを新設されまして、496人の保育定員の拡大ができました。そして、平成30年度以降、公立の幼保連携型認定こども園、この部分を4園公立でつくりまして、425人の定員の拡大を行ってきたところです。 これは、受け皿だけではお預かりすることはできませんので、それにあわせて、受け皿の拡大を支える保育人材の確保についても重要な対応でございますので、本市の正規保育士につきましては、平成26年度以降は退職者予定者数を超えての採用を行ってきております。平成26年から本年度までは27人の増員を図ってきております。 また、平成30年度からは、幼稚園教諭を保育教諭として、こども園4園に対して31人の配置を行うなど、保育所の施設整備や保育士の確保も行いつつ、これまでの子育て世帯の保育ニーズが高まる中、年々増加する保育所の利用者希望を受け入れる体制を整えてきました。これは、先ほど議員おっしゃったように、10月1日時点の待機児童というのは現在も生まれている状態です。私どもといたしましては、4月に限らず年間を通して利用申請ができる、可能な保育所でございますので、申しわけない、年度途中の待機児童は発生するものの、これまでも年度当初の4月1日には保育所の御利用をいただけますように、待機児童のゼロというのは継続をさせていただいているところです。 今後につきましても、年度途中につきましては、保育士の確保というのが大きな課題となります。この辺についても、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。 ◆5番(安積むつみ君) ありがとうございます。待機児童ゼロでというお話も聞いたりはしますが、待機児童ゼロという裏には、待機している人が、行きたいところに行けなくて待っているという方もいらっしゃいますし、本当に今少子化といいながら、働くお母さん方がふえているので、保育園に預けたいというお母さん方の希望が多くなっております。それだけ生産性ということを考えると、市としても、お母さん方に働いていただいて頑張っていただくというのがありがたい話ではありますが、お母さん方が働くために、安心をして預けられる保育園。認可保育園であっても認可外保育園であっても、安心できるのかといったら安心できないわと言われるお母さんもいらっしゃいますし、また公立保育園であったとしても、いろんな形で、遠いところは無理という、皆さんのいろんな意見があるので、それを聞いて全てがかなうわけではありませんが、1人でも多くの市民の皆さんのお声を実現してあげられるように頑張っていただけたらなと。そんなの無理な話やと言われたら、それで終わりなんですが、なんとしても、ちょっとでも待機児童というのは解消ができるように進めていっていただきたいと思います。 本当に切実なるお母さん方の叫びです。家に、おじいちゃん、おばあちゃんが一緒に住んでくれていれば、見てもらうことも可能かもわかりませんが、若いおじいちゃん、おばあちゃんだと、皆さんも働いていらっしゃるので、すると、子どもが一番つらい思いをするということもあります。なので、しっかりみんなで育てていくということも大事ですので、これからも、待機児童また保育園等本当に御苦労をおかけすると思いますけれども、どうぞよろしくお願いをいたします。 以上で、質問を終わります。執行部の皆様、御答弁ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で、安積議員の質問は終了いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 渡辺晃一議員。     〔3番 渡辺晃一君 登壇〕 ◆3番(渡辺晃一君) 津市民の会の渡辺晃一でございます。 今回も、4点質問をさせていただきます。 まず、最初にさらなる即答・即応を実現する市役所づくりについてでございます。 今年度の市民部当初予算の概要に、市民のまちづくりに係る思いや要望を、迅速かつ着実に施策に反映できるよう会話と連携を進めるとともに、自治会や市民活動団体への支援を通じ、問題解決に取り組むとして、幾つかの政策が上げられております。例えば積極的対話の推進においては、各種相談の実施や地域懇談会の開催。地域に寄り添った総合支所づくりにおいては、地域インフラ維持、補修事業の実施や地域の魅力発信などありますが、地域懇談会を含め、市民から寄せられるさまざまな課題に取り組んでおられるその実績は評価をいたします。が、私は以前から申し上げている、地域の方々の意見を聞いて、それに対応するだけでなく、市と地域住民がベクトルを合わせ、どのような手順で課題に向き合っていくのか、その仕組みづくり、それがまさしく対話と連携による市政の推進ではないでしょうか。 折しも、今地域かがやきプログラム事業を新たな地域予算制度に転換するということで、各総合支所単位で、地域の方々と事前に話し合いが開始されたと聞き及んでおるわけでございます。新たな制度をつくっていくには、当然積極的な対話が必要だと思いますし、加えて地域の方々のベクトルを合わせていく、そのような努力も必要になるかと思います。 そこで、質問でございます。 先ほど申し上げた観点に立って、新たな地域予算の構築を含め、市民との積極的対話をどのように進めていくのかまずお尋ねし、2点目として、地域振興策を進めるに当たっては、総合支所の役割が非常に大切だと思います。当然地域の拠点であり、地域とともに歩む総合支所でなければならないと思いますが、そこで、地域に寄り添った総合支所として、今後どのような役割を担っていくのか。この2点、お尋ねをいたします。 次に、6月議会で下水道の今後についてはということで、雨水管理計画等も質問をさせていただきました。今回は、水道事業についてでございます。 皆さん御承知のように、宮城県また浜松市では、民営化の方向に動きつつあります。さきの市議会全員協議会において、田村上下水道事業管理者は、水道事業の経営を民間に委ねるつもりはないということをはっきり申しておられました。これは、市民の命を守る水道事業者として、私は大きく評価をしたいなと思っております。水道は、人が生きていく上で欠かすことのできない飲料水を供給するという、非常に重要なライフラインであるわけであります。水道水の供給がストップしてしまうと、住民の命に直結する大変な事態となり、安定的に水道水を供給し続けることが水道事業を行うものの使命であるということは言うに及びません。 幸いにして、津市はことしの台風災害において、ライフラインについては、水道については大きな被害は及ぼしておりませんが、東海、東南海、南海の3連動地震が想定される中、管路や施設の耐震化は、市民が安心して暮らすために必要不可欠な取り組みであると思うわけでございます。管路も、全長2,500キロ強津市の管路があると。実際、新函館北斗駅から鹿児島中央駅までの新幹線よりもまだ名古屋駅往復ぐらいの2,500キロ津市は持っておるという、この膨大な管路、この辺の施設の耐震化、それで、このような中で津市は平成30年3月に策定された第2次水道事業基本計画において、「持続する水道」を水道事業の基本理念として掲げられております。目指すべき目標として、安全で安心な水道の確保を「安全」、災害に強い水道の確立を「強靱」、水道運営基盤の強化を「持続」として、令和9年度までの10年間に、基幹管路の耐震化や老朽管路の更新事業を推進するとしております。 そこで、3点質問をさせていただきます。 まず、1点目は、大規模災害が発生した場合においても、強靱な水道施設を整備しておけば、市民の皆さんに安定的に水道水を供給することができ、市民の安心につながると考えますが、基本計画の計画期間内にどの程度整備するのか、お聞かせください。 次に、2点目として、水道施設を強靱なものに設備更新していくには、水道事業経営が安定しなければなし得ないものと考えます。ここ数年の水道事業の決算の状況を見ていますと、年々内部留保金が、60億円あったものが五十五、六億円ぐらいまでにだんだんに下がってきておるという、こういうことで、このまま放置すれば経営自体が危ぶまれることになると考えられ、水道料金の改定は避けて通れないものではないでしょうか。そこで、現在検討を進められている料金改定の検討状況や経営の安定化に向けた体質等をどのように構築していくのか、お尋ねをします。 3点目として、他の地域では、水道事業を民間にという、先ほどもお話ししました。持続する水道として今後やっていくために、どのように水道経営を進められていくのか。また水道経営を安定化させるための料金改定はどの程度になるのか、市民の皆さんの関心が高くなってくると思います。他市においては、水道事業における経営の状況や取り組みの方向性について、広く市民の意見を聞くための審議会を設置し、出された意見をもとに、経営の方向性を検討しているところがあると聞いております。そこで、津市において、水道事業経営に係る審議会等を設置するなど、広く市民の声を聞く場は設けるつもりはあるのかないのかについて、お聞かせ願えませんでしょうか。 次に、台風19号からの危機管理ということで、地球温暖化が叫ばれ、海水の温度が上昇し、台風も巨大化し、風速60メートルを超える、雨量も時間当たり100ミリ以上、以前では考えられない災害が当たり前になってきました。千葉県では、暴風雨の影響による大規模な、かつ長時間の停電、長野県や福島県では河川の氾濫による大規模な浸水被害が発生し、甚大な被害が発生しました。台風の進路や雨雲の状況、特に線状降水帯とあるもの、長時間にわたって降り続く雨、いつ同じような状況が津市で発生してもおかしくない状況である。 また、新聞の報道によりますと、台風19号により各地で発生した河川の氾濫は7県140カ所、河川の本流と支流が合流する付近の堤防の8割が堤防決壊の合流地点だという、こういう朝日新聞11月8日の新聞でございます。大量の雨によって、本流の水位が高くなることにより支流の水が本流に流れ込めなくなるバックウォーター現象だという、こういう現象が見られたというようなことでございます。このような、想定を超えるような災害が発生する危険が多々予想される。災害対策として、平時から、やはりハザードマップを活用して住んでいる地区の危険箇所を把握したり、避難所の場所や避難所までの避難経路を確認するなど、事前の備えが必要であることは言うまでもありませんが、まず1点目、ことし10月に発生した台風19号の接近に伴い、津市においても、警戒レベル運用後初めて避難情報が発令されましたが、避難情報発令時の津市の状況をお尋ねします。 2点目として、各地で発生した河川の氾濫では、本流と支流が合流する付近で浸水被害が発生していますが、実際の作成しておられるハザードマップとその地域の、堤防が切れた浸水想定区域との整合性はどうなのか。 3点目については、外国語版ハザードマップ、多言語版ハザードマップについて、これから考える気はないのか。 以上、3点質問をさせていただきます。 最後に、とこわか国体・とこわか大会についてでございます。 先日10月8日にいきいき茨城ゆめ国体が閉会し、三重県は天皇杯順位で14位ということで、前回の福井大会の20位から14位まで上がったよということがあったわけでございます。中でもボーリングの成年女子団体チーム戦で津市出身の谷原美来さん、あるいはセーリング成年女子レーザーラジアル級で津市内の三重トヨタに所属される多田桃子さんも優勝するなど、地元の選手が優勝しておると、こういうことでございます。これも、2021年に三重県で開催されるとこわか国体に向けての競技力向上の成果であると実感しておるわけでございます。 茨城大会が閉幕し、来年2020年が鹿児島大会、その後2021年が三重とこわか国体・とこわか大会。とこわか大会を、県内最多の9つの競技、三重県で初開催となる全国障害者スポーツ大会三重とこわか国体では4競技を津市で開催するという、こういうことでございますが、ことしはラグビーのワールドカップが大変なブームが起きたわけでございます。来年も、2020年は東京オリンピック・パラリンピックの年でございます。国内でのビッグスポーツイベントが続き、スポーツ熱が大いに盛り上がっていることは間違いないと確信しておりますが、一方、国体に目を向け、一般の市民の方に、「あなた、国体が三重県であるのを知っておるか」あるいは「え、三重県であるんですか」、まだこんな状態じゃないかなと、私の知る限りでもこういう状態。我々は議場でもシャツを着て皆さんアピールしておるんですけれども、まだまだ広く知られていないという感じが見受けられるわけでございます。 まず、1点目、三重とこわか国体と三重とこわか大会を迎える市の心構えはどうなのか。この思いを聞きたい。 2点目として、とこわか国体・とこわか大会の開催まで2年を切ったわけでございますが、その準備状況はどうなのかということをお尋ねし、3点目に、いまいち盛り上がらない市民への周知。盛り上げについて、どのように考えておられるのか質問をいたします。答弁をよろしくお願いします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの渡辺議員の質問に対する答弁を求めます。     〔市長 前葉泰幸君 登壇〕 ◎市長(前葉泰幸君) ただいま津市民の会の渡辺晃一議員からいただきました御質問にお答えをいたします。 私からは、一般質問の1番についてでございます。 市民との対話につきまして、これまでも積極的に進めてまいりました。まず、市の窓口でいただく御要望への対応はもちろんのこと、職員が待ちの姿勢ではなくて、現場に出向いて市民の皆さんと向き合うことで、地域の課題を適切に、的確に捉えるように努力をいたしております。 それから、お聞きした御意見をなおざりにしないよう、窓口や電話などで市民の皆さんからいただきました御要望御意見には、1週間で現状把握し、1カ月で応答すると、こういうルールで対応をしております。それであっても、庁内の調整が非常に難しいとか制度や予算上の制約あるいは関係機関とお話ししなきゃいけない、こういういろんなものがございます。こうしたものはすぐに解決に至りません。 そこで、こうした難しい課題にも向き合って、地域との意思疎通を図りながら解決していけるようにという意図もあって、地域懇談会を継続して開催をしております。回を重ねまして、きのうで249回目でございました。対話と連携を進めるための津市役所の行動様式の1つとして定着してきたというふうに思っております。 こうした取り組みを、さらにもう一歩進めて、今度は地域の皆さんが自主的に地域づくりを行うことができる、そんな仕組みをつくり上げていくのが、そして、市役所がそれを一緒になって取り組んでいくと、それが次のステップであろうかというふうに思っておりまして、御指摘いただきました地域予算ですが、これをつくりたいと。これを、お金の上での仕組みにしたいと、こんなふうに思っています。 合併前から事業を引き継いで、地域かがやきプログラム事業として続けてきております。これ14年間続けてきておりますが、事業が若干硬直化しているんじゃないかとかいうような、見直しを求める声もいただいております。それぞれの地域の皆さんが主体的に考えて合意形成を図る、そういうやり方に少し変えていけないかということでございます。 そこで、今年度は、まず地域の皆さんみずからが将来を見据えて、地域づくりに係るさまざまな取り組みを実施するとしたら、具体的にはどんな形がよいのかというのを忌憚なく話し合ってもらう、そういう場所を持っていただくようにお願いをしました。その結果、それぞれ総合支所単位で地域づくり予算事業の検討に向けて、プレ懇話会と称しておりますが話し合いを持っていただいております。こうした中では、もっと若い方々が参画してはどうかとか、それから、いろいろな団体で実施をしていただいていますので、そういうところにアンケートをして一回聞いてみようかとか、そんなふうにいろいろと活発な意見交換がなされています。こうした御意見をもとにして、地域づくり予算の制度設計を行ってまいりたい、こう思っております。 その上で、総合支所の今後の役割でございますが、地域における課題に、地域の立場に立って課題の解決を図る、それが総合支所の立場でございます。さらに、もう一歩進めて、例えば農業とか福祉とか防災といった分野の現場においても地域の皆さんと行動をともにする、それが総合支所のもう一つのかなり進んだ姿かというふうに考えておりまして、これまで以上に地域の皆さんと力を合わせて地域づくりに取り組む、市政の最前線としての役割をしっかりと担ってまいりたいというふうに思っております。 残余につきましては、それぞれ担当のほうから答弁をさせていただきます。     〔上下水道事業管理者 田村 学君 登壇〕 ◎上下水道事業管理者(田村学君) 持続する水道を実現するための水道事業経営の強化について、3点御質問いただきましたので、お答えいたします。 まず、1点目の水道施設の整備状況につきましては、総管路延長約2,500キロメートルのうち約30%が老朽化している状況であり、10年間で約111キロメートルの管路の更新を計画しています。老朽管の更新に合わせて管路の耐震化を進めていますが、平成29年度末で、基幹管路の耐震化率は、全国平均の約39%に対し、20.1%と大きく下回っている状況でございます。また、浄水場や配水池の耐震補強や機械、電気設備の更新のほか、水道水の安定供給のため、河芸地域などの県水への切りかえ、配水ブロックの見直しも進めており、さらに災害時の応急給水拠点の整備として、緊急遮断弁の設置を順次進めていきます。 古くから水道事業に取り組んできた津市は、その長い歴史を持つがゆえに、集中投資した時期の膨大な施設の更新を迎えており、老朽化している施設の更新を今まで以上に進めていく必要があることから、平成29年度までの11年間で約120億円を投じてまいりましたものを、平成30年度からの10年間で、その約2倍に当たる約230億円にし、改築・更新に取り組んでいます。また、これまでの取り組みの経過や成果、課題を踏まえつつ、一層の事業推進を図るため、組織体制の見直しも行おうとしているところでございます。 2点目の財源確保についてですが、これまでは、過去の投資に支えられ、県内でも3番目に低い料金で水道事業を運営してきましたが、今いただいている料金で必要な経費を賄えていない状況となってきております。そのため、本市の全配水量の約50%、受水費が収益的支出の約3分の1を占める県営水道について、令和2年度から令和6年度までの料金の改定において、その低減を図るよう三重県に対し要望を行ってきました。先般の三重県企業庁からの提示は、従量料金は現行の1立米当たり39円を据え置き、基本料金について、現行の月額1立米当たり980円を20円引き下げるというものでありました。わずか20円では、年間3,000万円程度の経費節減にしかならず、我々の経営規模からすると、その効果は非常に小さいものとなります。しかしながら、これ以上の低減は見込めない状況であることから、現行の料金体系を維持しながら未来に向けた投資を行うことは非常に厳しい状況となりつつあります。 3点目の市民の意見の反映につきましては、まずは、現状を市民の皆様に知っていただくことが大切だと考え、わかりやすい広報に努めております。また、現在有識者で構成する津市上下水道事業経営基本方針等策定推進懇話会、これは要綱で設置しておるものですが、こちらにおきまして、水道事業それから下水道事業の基本計画の進め方について御意見をいただいておりますが、さらに上下水道の利用者の立場の委員にお加わりいただき、経営全般について御意見をいただく機関として、条例で設置する審議会に移行する方向で現在準備を進めているところでございます。     〔危機管理部長 永戸吉朋君 登壇〕 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 台風第19号の教訓からの危機管理につきまして、3点御質問をいただきましたので、お答えをいたします。 最初に、1点目の本市における避難情報発令の状況についてでありますが、台風第19号接近の影響を受け、10月12日午前5時40分に、津市に大雨暴風警報が発表され、津市災害対策本部が設置されました。本市においては、台風が週末の3連休に最接近することが予想されたことから、津地方気象台の台風説明会を受け、災害対策本部設置前の10月11日午後5時に、台風第19号に係る連絡調整会議を開催し、今後の気象情報や各部局の対策など、庁内での情報共有を行いました。 市民の皆さんに対しては、同11日午後6時20分に、防災行政無線を利用して、不要不急の活動を控え、早目の安全確保を図るよう市内全域に注意喚起を行い、その後、台風が接近するにつれ降雨量が増加し、土砂災害の発生も予想されたことから、翌12日午前10時20分に、改めて土砂災害発生に関する注意喚起を市内全域に行いました。 災害対策本部の設置後は、災害対策本部会議を2回開催して庁内で情報共有を図るとともに、津地方気象台やインターネット等からの最新の気象情報を入手しつつ、河川の水位や雨量、土砂災害の危険度や土壌雨量指数等を監視していましたが、降り続く雨の影響により、波瀬川の水位が上昇して浸水被害の危険性が高まったことから、12日午後2時10分に、一志地域の大井、高岡、川合地区の一部に対して、警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。発令後も河川の水位などの監視を続けましたが、台風が本市から離れていくことに伴い、降雨量が減少して河川の水位も下がり、浸水被害の危険性が薄れてきたことから、同日午後5時40分に、一志地域の一部に発令をしていた警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始を解除しました。また、同日午後9時9分に、津市に発表されていた大雨洪水暴風警報が解除されたことから、災害対策本部も廃止しました。 次に、2点目の各地で発生した、河川が合流する付近での氾濫による浸水エリアとハザードマップの危険箇所との整合性でありますが、新聞報道などによりますと、当該台風の影響により、全国71河川で堤防が決壊し浸水被害が発生しましたが、この要因の1つとして、議員御紹介のとおり、バックウォーター現象というのが考えられております。報道では、今回の浸水エリアと洪水ハザードマップの浸水想定区域を重ね合わせると一致する部分が多くあり、ハザードマップの有効性が改めて確認されたとのことであります。 本市の洪水ハザードマップについては、浸水想定区域を設定した河川管理者であります国土交通省三重河川国道事務所及び三重県に確認したところ、支流におけるバックウォーター現象についても考慮しているとのことから、本市において同様の災害が発生した場合は、ハザードマップに示されているエリアに浸水被害が発生することが想定されます。 最後に、3点目の外国語のハザードマップの作成についてでありますが、現在本市では、外国語版のハザードマップは作成しておりません。しかしながら、外国籍の住民が今後も増加することも予想される中、全ての住民に防災情報を周知していく上では、日本語以外での啓発手段も必要であることから、既に外国語版ハザードマップを作成している他市の状況も参考にし、市ホームページでの公表などについて、検討してまいります。     〔国体・障害者スポーツ大会推進局長 小宮伸介君 登壇〕 ◎国体・障害者スポーツ大会推進局長(小宮伸介君) 4の三重とこわか国体・とこわか大会への質問について、お答えいたします。 まず、(1)三重とこわか国体・三重とこわか大会を迎える心構えについてでございます。 津市では、大会開催の5年前の平成28年から準備委員会を立ち上げて準備を進め、昨年、三重とこわか国体・三重とこわか大会津市実行委員会に移行いたしまして、円滑な大会運営に向け所要の調査や事業を行っているところでございます。 その津市実行委員会の開催基本方針におきまして、1、スポーツの普及・推進へと繋がる大会、2、おもてなしの心で創る大会、3、市民協働による大会、4、津市の魅力を発信する大会、5、創意工夫を凝らした大会の5つを実施目標として掲げておりまして、とこわか国体・とこわか大会を、スポーツ振興を図る上で絶好の機会と捉え、スポーツに対する興味や関心を高め、スポーツ人口の拡大に努めるとともに、全ての市民が、する、観る、支えるなど、さまざまなシーンで携わり、津市らしく創意工夫を凝らしたおもてなしで津市の魅力を全国に発信する大会としてまいります。 次に、(2)の大会に向けた準備状況につきまして、まず組織でございます。 津市では、本年4月に国体・障害者スポーツ大会推進局を設置するとともに、国体・大会での総合案内、各競技会場での受付案内・誘導、会場内の美化・清掃など、多くの業務に対応するため、本年5月に、三重とこわか国体・三重とこわか大会津市庁内推進会議を立ち上げ、庁内各部局の連携体制を確認いたしまして、12月1日付で、実行部隊となる三重とこわか国体・三重とこわか大会津市実施本部に移行し、全庁的な実施体制を整えたところでございます。 次に、会場の準備でございます。 一昨年、平成29年にオープンいたしましたサオリーナでは、バレーボール、バスケットボールの2つの人気屋内競技を開催いたします。その他の会場となりますメッセウイング・みえ、久居体育館、芸濃総合文化センター内アリーナ、安濃中央総合公園内体育館、一志体育館の各施設では、平成28年度から、トイレの洋式化、自動扉の設置、音響設備、照明設備の改修など、順次準備を進めてきておりまして、津球場公園内野球場につきましては、来年度の改修に向け、現在実施設計を進めているところでございます。 とこわか国体・とこわか大会では、会期中全国から選手、監督、観客など、多くの方々にお越しをいただきます。現在日ごろの練習の成果が十分に発揮できる安心した競技環境、快適に競技を観覧できるレイアウト、仮設設備を検討しているところでありまして、今後は、選手、監督や観客の皆さんの競技会場までの輸送、選手、役員の宿泊などについて、しっかり準備をしてまいります。 次に、(3)、市民への周知につきましては、国体・大会の成功は、市民の皆さんの盛り上がりと地域の皆さんの御理解、御協力が調い成り立つものであると考えておりまして、広報・PRは大変重要であります。これまでから、啓発チラシや横断幕、懸垂幕、看板の作成・設置などで広報周知に努めてまいりましたが、今年度に入ってからは、専用ホームページの開設や市役所本庁舎などへのカウントダウンボードの設置、職員共済組合で作成いただきました啓発ポロシャツの一斉着用、市役所本庁舎などのエレベーターへの啓発ラッピングなどに取り組んでまいりました。また、市内各地で開催されます高虎楽座や一志町ふれあいまつりなどのイベントや津市開催競技の柔道、バレーボールなどのスポーツ大会でのPRも実施してきておりまして、本年度は既に40のイベント・大会に出向いております。今後も競技体験会や啓発イベントなどでの盛り上げに加え、市役所で使用いたします封筒やシティプロモーションカードへ、とこわか国体・とこわか大会のロゴを入れるなど、さまざまな場面や手段を活用し、広報周知に努めてまいります。 ◆3番(渡辺晃一君) 丁寧な御回答をありがとうございます。 それでは、時間も若干残しておりますので、再質問ということでお聞かせを願えませんでしょうか。 まず、先ほど、地域との対話により、新たな地域づくり予算という制度をつくっていきたいということ。地域とともに考えていく市役所づくりに努めていくというような趣旨の御答弁をいただきました。これから先を見据えたときには、少子高齢化、それから人口の減少、それに伴って財政状況がますます細くなっていくのかなと。かなり厳しさもふえてくるのかなということで、厳しさが増すということで、どのように地域との調整を行っていくのかということをお尋ねしたいわけでございます。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(倉田浩伸君) 例えば地域づくり予算につきましても、限られた予算の中で地域の皆さんとともに考えていくということになります。予算的には、現在地域かがやきプログラム事業に投じている予算が基礎になるものというふうに考えております。したがいまして、今後地域づくり予算にかかわる事業案を地域とともに検討していくに際しましては、何を選択していくのかという優先の選択が必要であるということを地域の方に丁寧に御説明し、御理解を得ながら前に進めてまいります。 ◆3番(渡辺晃一君) 地域の総合支所、市長は、政策の中でも地域枠の新設やとか地域出身者の再任用、これから私が思うのは、高齢化を迎える今、福祉部門やとか、あるいは地域インフラの相談、これから農業だとかそういったことについてもやっていくということの中で、市長は地域枠をということを言ってみえましたんやけれども、やっぱり地域の顔の見える、地域のことをよく知っておるという人が、アドバイザーというのかその辺のところでおっていただかんことには、なかなか新しいという、そういう人が仕事をしていくよりも、地域でのエキスパートというのかその地域を知り尽くした人、この辺のところが私は大事だと思うんですけれども、市長、どのようにお考えでございますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 役場採用の職員、なるべく地元でそういうポジションに戻して、戻ってもらって仕事をしてもらっているというのはこれまでもありました。一方で、若い人たちがそういうホームグラウンドというか本拠地がないというか、いわば大きな津市一本で採用されている、そういう人がふえてきた中で、これから、今おっしゃったそういう地域のことをよく知っておられるベテランの職員と、それから新たにその地域で仕事をする若い職員が、いい連携をとりながら仕事を進めていくことが大切だというふうに思っています。 ◆3番(渡辺晃一君) 地域の中でもそういった人たちをしっかり重要視していただくということは、本当に大事かなと実は思っております。 先ほど来地域かがやきプログラムというのを、地域枠を変えていこうよという、方向を若干変えていこうということなんだけれども、この間も、語り部の皆さん方に、地域かがやきプログラムの中で、そういう人たちも予算をつけてやってほしいなと、こんなお話もさせていただいたんですけれども、ちょっと声を聞くのには、重要なことは、地域の行事で団体に支出した予算やとか会計報告も一式でまとまって幾らやというような地域かがやきプログラムの予算をしておるところもあると聞き及んでいるわけです。しっかりしたそういう会計報告の細部にわたりの報告、検証、実行したときの実績報告書の検証が非常に重要かなと。こういうことは、なんでもそうなんですけれども、PDCAをちゃんとチェックしていかなあかんやん。これはちょっと悪かったで、これはちょっと見直していこうよねということを、全てそうなんですけれども、システムをしっかりとやっていかなきゃいかんのかな。ですから、評価の検証、声の大きい方向に傾いたり、既得権益が優先されることのないようにお願いしてということで、答弁は求めません。一応そういうことで、これから気をつけてまたいろいろとやっていただければと、そんなふうに思っております。 次に、水道事業。 非常にお金はない中でしっかりとやっていかなきゃいかんという、こういうことなんですけれども、水道で、県水が20円下がったよねということで、お金は、先ほど言われたんですけれども3,000万円ぐらいで余りなかったんやけれどもということの中で、努力して、いろいろと交渉もしていただいておるんですけれども、この辺のところで、交渉経過というものをできればちょっと聞かせていただきたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎上下水道事業管理者(田村学君) 交渉の経過ということでございます。 まず、日程的に申し上げられるところを申し上げますと、6月に三重県の企業庁長のところへ、私と、同じ中勢系の受水団体であります松阪市の管理者と直接要望書を持って、県営水道の経営状況、これを踏まえた要望をまず皮切りとして行わせていただきました。その後8月には、知事と市長の1対1対談、こちらでも、市長から直接三重県知事に対して要望を行っていただきますとともに、8月の末には、市長及び副市長から、三重県の企業庁長と、それから関係部長、これは環境生活部長と地域連携部長になりますが、こちらにも直接要望の趣旨を説明するとともに、再度要望いただきました。その中で、9月20日に、先ほど申し上げた20円の低減という案が三重県から提示があったということでございます。 この提示を踏まえまして、さらに提示のときに示されました積算資料、こちらのほうを私どもなりに分析をさせていただきまして、その中から、さらに企業債の発行と内部留保資金の充当の考え方でありますとか、それから、平成27年度から4年間で、前の料金体系の見込みを立てたときの収支と差益が出ておりましたので、その差益については次の期間に還元していただくべきなんじゃないですかとかいうふうな指摘も含めた再要望を行わせていただきましたんですけれども、県からの回答は、中長期的な抑制に努めていきますというふうな内容のものでありました。 簡単ではございますが、ざっとした経過はそういうふうなところでございます。 ◆3番(渡辺晃一君) 水道の民営化の方向というのを議論しておる市もあるんですけれども、やっぱりお金がだんだんなくなってきたら、もうそのままでほりぼりやし、もう大きい災害が来たとき、仕方ないな、こんなの激甚やさかい仕方ないなというようなことが、これから民営化したときはそういうことがあるんと違うかという声が全国的にもやっぱりありますから、田村上下水道事業管理者が言われましたように、民営化の方向ではなく、しっかりとやっていくということをひとつよろしくお願いをいたします。ありがとうございます。もうこれで結構でございます。 それから、台風19号が発生して、るる説明もしていただきました。避難情報の発令の判断というのは河川の水位だけで、ほかにはないのかという、こういうことでございますが、その辺のところをお尋ねいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 避難情報の発令の判断に際しましては、河川水位が当然なんでございますけれども、あとは川の上流に置いてあります降雨状況の観測データ、それから土砂災害の危険度情報、さらに土壌雨量指数、こういった測量データというのがもとになりますけれども、それ以外に、津地方気象台それから三重国道河川事務所などの関係機関と、ホットラインで気象情報を詳しく説明していただくような形になっております。こういう情報を総合的に勘案した上で、災害の危険度が高まったと判断をした場合に、避難行動などが必要な地域に、適切にタイミングよく発令できるように実施しているところでございます。 ◆3番(渡辺晃一君) もう一つ、最後に災害については質問をさせていただきたいなということで思っておるんですけれども、そのときに、国体のボランティア、非常に数多くの方々がボランティアをしていただく部分についても、しっかりとPRもやっていかないかんだろうと思うんですけれども、競技会場への選手やとか監督やとか観客などの輸送は、現在どのように思ってみえますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎国体・障害者スポーツ大会推進局長(小宮伸介君) 国体・大会期間中は、全国から多くの方々に津市へお越しいただきます。これらの方々の輸送、移動につきましては、今後しっかりした計画をつくってまいりますが、基本的な考えといたしましては、まず選手、監督、競技役員などの関係者につきましては、宿泊施設から競技会場まで、借り上げバス等による計画輸送を行います。一般観覧者につきましては、公共交通機関の利用を基本といたしまして、増便であったり借り上げバスによる最寄り駅からのシャトルバス、臨時駐車場からのパークアンドバスライド方式による輸送などを検討してまいります。
    ◆3番(渡辺晃一君) かなりの方々が三重県にやってこられるということで、土曜日、日曜日に全国の人権同和の大会があったときも1万人ほど来られたということで、かなりのバスで、サオリーナそれから向こう側へ行かれたそうですが、皆さん集中的に来られますので、この辺のところの計画性というのもしっかりと立てていただきたいなと思っております。 先ほど私もちょっと言いかけたんですけれども、ボランティア、結構来て、助けてもらわないと市の職員やそれだけではとてもこの大会を回していくことができないということで、市内の小学校やとか中学校あるいは高等学校や大学、地域の団体、自治会などとしっかりと連携をしていかないとこの大会はできないというふうに思うんですけれども、その辺はどのように思ってみえますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎国体・障害者スポーツ大会推進局長(小宮伸介君) 市内の小・中学校に対しましては、各競技会場や主要道路、沿線などへ掲げる手づくり応援のぼり旗の作成や花いっぱい運動のプランターによる花の栽培の協力、また学校、学年単位での競技観戦などを考えております。高等学校につきましては、主に各競技の競技補助員としての協力をお願いしたいと考えております。大学につきましては、ボランティアの協力のほか、ポスター・のぼり旗のデザイン、地場産品を使いました国体弁当メニューの考案などの協力をお願いしたいと考えております。また、自治会などにつきましては、ボランティアの協力、地域イベントの盛り上げに加えまして、大会が近づいてまいりましたら、会場周辺のクリーンアップ作戦、こういった協力もお願いしてまいりたいと考えております。 ◆3番(渡辺晃一君) ありがとうございます。やはり市民全部がその気になっていただくということが、これが大事なことかと思うわけでございますので、その辺のところのしっかりしたPRをお願いします。 最後に、ハザードマップは、堤防決壊の8割が合流点だという、こういうことが新聞に載っておった、先ほども御紹介させていただいた。私どもの住む雲出川と暴れる波瀬川というのがあるんです。暴れる波瀬川はこちらの細いところなんですけれども、ここの出口が非常に狭い。ここ、この黒く塗ってあるところ、ここのところは、堤防がないんですよ。無堤で、かねがね私どもが波瀬川の整備をしていただきたいということで、雨水管理計画という中で、この中のこの部分は、結局は波瀬川のほうへ盛るということで、波瀬川のこの部分、広いところは幅60メートルあるわけです。幅60メートル。ここは、実のところ10メートルもあるかないかということで、やはりこの河川のこのものは、たしかにここ、水が絞られてきて、波瀬川というのは一気に水が出てくるわけです。実際30ミリ40ミリのときはいいけれども、今も100ミリ、先ほど申し上げたような台風第19号のいった、線状降水帯に入ったときには、このハザードマップは、24時間600ミリの絵なんです。これからは、もう少ししっかりとしてもらいたいなというので、そこの写真はこんな感じなんです。この川は一遍上流を向いておるんです。小戸木橋のこの付近からずっと上流を向いて、下流へ行って、須ヶ瀬というところへ出ていくわけですけれども、ここの合流地点は非常に狭いというのは、こんだけ生い茂って、なんにも手を入れていないというのが実のところなんです。 雲出川の計画、国土交通省、これは、30年計画ということで、もう言ってから10年が過ぎたんですけれども、なかなか進んでいかないという、こういうことについて、一遍市長、東京へ行って、国土交通省も行かれたようでございますので、一遍お話を聞かせていただけませんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 10月28日に、竹上真人松阪市長と一緒に要望してきました。今御指摘の一志町其村の堤防の整備も、箇所を明示しながら要望書を渡してまいりました。国土交通政務官の和田政宗政務官に要望させていただいたんですが、実は雲出川、大体事業費毎年6億円ぐらいの予算なんですが、ことしは国土強靱化で、約2倍、12億円の予算をいただいていまして、特に下流のほうの堤防の整備、それから雲出伊倉津町からずっと雲出島貫町、木造町といったところのしゅんせつ、これをかなり精力的に進めていただいていまして、こういうところをやりながら、いずれ今御指摘のようなところの開口部の閉鎖ということをしっかりやっていきたいと、こういうお話でございました。 地元田村憲久代議士の事務所からアポイントをお世話になって、財務省の主計局長、太田充さんのところにも直接お目にかかることができまして、財務省側はもちろん当初緊急3カ年なんで3年だけだということだったんですが、もっとこれからもしっかりやっていかなきゃ、国家100年の体系であるということを言われておるという御発言もありましたので、令和元年度の補正予算も含めて、これから事業費に乗っかってくるというふうに期待をしております。したがって、雲出川水系河川整備計画が少しでも早く進むようにするには、そういう予算の確保が大切でございますので、これからもしっかりと松阪市と連携しながら要望していきたいと思っています。 ◆3番(渡辺晃一君) ありがとうございました。暴れる波瀬川を持っておる地元は非常に水に対して敏感であるということで、ハザードマップを見ながら、雨水管理計画も、先日ちょっと皆さんで寄って、受け皿をしっかりとやっていかないかんやんということをして、協議もして進めております。今後ともそういったことに対しまして、私もしっかりと質問もさせていただいて、これからも市の執行部の方々の御理解をよろしくお願いをして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(岡幸男君) 以上で、渡辺議員の質問は終了いたしました。 去る11月25日、今期定例会の会議録署名議員として川口和雄議員を指名いたしましたが、体調不良により退席されました。 お諮りいたします。 この際会議録署名議員の指名を日程に追加し、議題といたしたいと存じます。 御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、会議録署名議員の指名を日程に追加し、議題といたします。 会議録署名議員として、村田彰久議員を追加指名いたします。 これをもちまして、本日の日程は終了いたしました。 明3日の日程は、承認第3号、報告第51号から第59号まで及び議案第141号から第163号までの議案質疑並びに一般質問であります。 本日は、これにて散会いたします。     午後6時39分散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             津市議会議長   岡 幸男             津市議会副議長  藤本ともこ             津市議会議員   桂 三発             津市議会議員   川口和雄             津市議会議員   村田彰久...