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06月19日-03号

  • 雨水貯留管(/)
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  1. 津市議会 2019-06-19
    06月19日-03号


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    令和 元年  6月 定例会(第1回)          令和元年第1回津市議会定例会会議録(第3号)           令和元年6月19日(水曜日)午前10時開議     --------------------------------             議事日程 第3号第1 承認第1号及び第2号、報告第17号から第32号まで並びに議案第86号から第115号までの議案質疑並びに一般質問    八太正年議員    小野欽市議員    坂井田 茂議員    渡辺晃一議員    岡村 武議員     --------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程第3号のとおり     --------------------------------          会議に出欠席の議員氏名出席議員(34人)       1番 滝 勝弘君        2番 竹下幸智子君       3番 渡辺晃一君        4番 岡村 武君       5番 安積むつみ君       6番 堀口順也君       7番 藤本ともこ君       8番 長谷川幸子君       9番 小野欽市君        10番 八太正年君       11番 桂 三発君        12番 岩脇圭一君       13番 佐藤有毅君        14番 青山昇武君       15番 加藤美江子君       16番 西山みえ君       17番 吉田博康君        18番 伊藤康雄君       19番 杉谷育生君        20番 大野 寛君       21番 坂井田 茂君       22番 田中勝博君       23番 村主英明君        24番 龍神啓介君       25番 田矢修介君        26番 田中千福君       27番 岡 幸男君        28番 田村宗博君       29番 川口和雄君        30番 村田彰久君       31番 山路小百合君       32番 辻 美津子君       33番 福田慶一君        34番 倉田寛次君欠席議員(0人)          会議に出席した説明員の職氏名   市長                       前葉泰幸君   副市長                      青木 泰君   副市長                      盆野明弘君   政策財務部     政策財務部長         山下佳寿君             税務・財産管理担当理事    嶌田光伸君             検査担当理事         濱口耕一君             政策財務部次長        野田浩司君   危機管理部     危機管理部長         永戸吉朋君   総務部       総務部長           荒木忠徳君             総務部次長          奥田寛次君   市民部       市民部長           武川明広君             地域連携担当理事       倉田浩伸君             人権担当理事         橋本英樹君   スポーツ文化振興部 スポーツ文化振興部長     溝田久孝君             文化振興担当理事       南 勇二君             国体・障害者スポーツ大会推進局長                            小宮伸介君   環境部       環境部長           木村重好君             環境施設担当理事       兼平浩二君   健康福祉部     健康福祉部長         國分靖久君             こども政策担当理事      福森 稔君             健康医療担当理事       松岡浩二君   商工観光部     商工観光部長         松田千秋君             ビジネスサポートセンター長  川合清久君   農林水産部     農林水産部長         小畑種稔君   都市計画部     都市計画部長         蓑田博之君   建設部       建設部長           磯部典生君   ボートレース事業部 ボートレース事業部長     内田博久君   久居総合支所    久居総合支所長        岸田慶仁君   美杉総合支所    美杉総合支所長        中林生公君   上下水道事業管理者 上下水道事業管理者      田村 学君   水道局       水道局長           松下浩己君   下水道局      下水道局長          藤牧和弘君   消防本部      消防長            小津直久君             消防次長           佐藤昭人君   会計管理室     会計管理者          市川雅章君   三重短期大学    三重短期大学学長       村井美代子君             三重短期大学事務局長     澤井 尚君   教育委員会     教育長            倉田幸則君   教育委員会事務局  教育次長           宮田雅司君             学校教育・人権教育担当理事  田中 寛君   監査委員      監査委員           大西直彦君   監査事務局     監査事務局長         南条弥生君          職務のため会議に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局     議会事務局長         浅井英幸君             議会事務局次長        上野毛戸いずみ君             議事担当参事(兼)議事課長  藤田定彦君             議事課調整・議事調査担当主幹 鎌田康志君             議事課議事法務担当主幹    江角 武君             議事課議事調査担当副主幹   渥美 博君             議事課書記          小谷章剛君     --------------------------------     午前10時00分開議 ○議長(岡幸男君) おはようございます。 ただいまの議員出席数は34人であります。議員定数の半数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 日程第1、承認第1号及び第2号、報告第17号から第32号まで、並びに議案第86号から第115号までの議案質疑並びに一般質問を行います。 発言通告がございますので、順次発言を許可いたします。 八太議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 八太正年議員。     〔10番 八太正年君 登壇〕 ◆10番(八太正年君) おはようございます。自由民主党の八太でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 通告させていただきました最終処分場についてでございますけれども、私も3回ぐらい邪魔したんですが、本当にきれいに管理をしていただいて、地域の方もあの環境を見られたり現場で実感されたら、きれいないいところだなと、処分場にしてはもう本当にきれいだなということを実感してもらえるんじゃないかなというふうに感じて見せていただきました。 私の質問につきましては、施設から突き出ている鉄筋の管理の状況なんですけれども、前に質問させていただきましたら60万円で処理ができると、こういう形で説明をいただきました。 ところが、ことしの予算であの鉄筋を整理するのに4,000万円の予算が計上されておるというふうに理解しておるんですが、現実には何で60万円で切断できて処理ができるのに、切って残った鉄筋を売って差し引き60万円という計算が出ておったと思うんですが、何でことし4,000万円も予算つけなければならないのかなということが私の頭の中から離れません。 答弁をお願いします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの八太議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 議員御質問の60万円で鉄筋を切るということでございますけれども、あのときの答弁は鉄筋を切るとすれば幾ら、切断にかかる費用ということで60万円という金額を御提示させていただきましたけれども、あれには足場とか仮設とかそういうもろもろの諸経費、ほかの工事費は含まれておりませんので、ただ単に鉄筋を切るということだけの金額をお伝えさせていただいたということはまことに説明不足であったということを感じております。まことに申しわけございません。 ◆10番(八太正年君) 今言われたけれども、まことに申しわけございませんやけれども、現実はあれは鉄筋は切れないのと違うんですか。初めから過大の施設をつくって、あれ7年半で2期工事も入れて15年と、こういう地元の説明をしてきていただいたと思っているんですが、1期工事だけで30年以上もつんですよね。だから、地元の方にきちっとこのことも説明もせないかんし、現実には過大施設になるわけですよ。鉄筋出ておるうちの1回あれ切ったったらよろしいのか。幾らかかっても切ってもよろしいんか。それだけ確認させてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 鉄筋につきましては、最終処分場の建設に当たりまして、当時、当初の建築確認申請の中で2槽まとめて建築確認を受けておりますので、先ほどから言っています鉄筋は2期をつくる場合の壁とか床の継ぎ足しにかかります鉄筋の継ぎ手によります鉄筋の余裕等が要りますので、あのように露出しておりますので、あれを今切るということになりますと2期を工事する場合に新たな設計、または構造計算というものがかかってまいりますので、現時点ではあの鉄筋を切ることはいたしません。 ◆10番(八太正年君) それは、あなたこじつけの答弁ですよ。議会で承認されたのは1期工事の分ですよ。請負契約も、きちっと1期工事だけですよ。だから僕は過大施設だと申し上げている。切っていいんですかということについてはどうですか。もっと詳しく。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) あの鉄筋を切りますと次期工事、2期工事にかかる場合にさらに今の1期の壁を利用した施設ができませんので、鉄筋を切ることは今の段階ではできないというふうに思っております。 ◆10番(八太正年君) あなたね、この本会議場で虚偽の答弁したらだめだよ。1期工事で補助金もらっているでしょう。完成したということで補助金いただいていますよね。そうしたら、あの無駄な鉄筋も補助金の対象になっとるはずですよ。それを切ったら補助金の不正取得になるでしょう。 これいつまでですか。補助金の対象になっとる年月は何年ですか。 それと、もう1つ。大事なことは、あなた1期、2期と言うとるけれども、2期の話でいくと、今度2期工事が始まるときに鉄筋の切断、ここにも書いてありますよ。2期工事、鉄筋の切断、コンクリートの防護、それで最終的には2期工事のときには3億7,000万円、約ね。3億7,000万円、これは恐らく補助対象にならないと思いますよ。 それと、ことしの予算で4,000万円、壊すときに今度2期やるとしたら3億7,000万円。これだけで市単で4億1,000万円のお金を使うんですよ、余分なお金を。補助対象になるものを。 だから、今申し上げて質問させていただいているように、あの鉄筋は切れないんですよ。切れないようなことをやったんですよ。それをあたかも真面目にやで、質問しとる人間に対してきちっとした答弁が返ってこないじゃないですか。じゃ、あれ切ったってもよろしいんですか。補助金の不正取得になりませんか。補助の対象の問題になりませんか。 答弁。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 議員おっしゃるとおり、あの鉄筋も1期工事の補助の対象となっております。ですから、今あの鉄筋を切った場合には、その鉄筋を保管をしておくということになるかと思います。 ◆10番(八太正年君) これ、政策財務どうですか。こんな答弁で国が許されると思うんですか。国の税金ですよ。国の税金をこんな切ったら鉄置いとけという、鉄筋を置いとけという、そんなばかな話ないでしょう。そんなもんに国の税金とったんですか、津市は。適化法があるでしょう、適化法が。融通した者まで悪くなったら市長までになるよ。どうなんですか、こんなこと。本会議場でこんなことを言わすんですか、あなたらは。何という答弁をされるんですか。 政策財務どうなっとるの。あれ、壊したってもほっといてもええんか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 今、議員御指摘のとおり鉄筋、1期の工事をするときに補助いただいておるということで、切断すれば、当然使わないということになれば、それは補助金のその扱いの中で協議が必要になると考えております。 今、担当のほうで御説明しましたのは、2期工事も踏まえての鉄筋ということで御答弁があったと私認識しておりますので、今の時点で鉄筋を切ることはできないというふうな答弁内容であったと私は認識しております。 ◆10番(八太正年君) いや、僕は、政策財務部長、そんな理解していないんですよ。切ったら切って置いておくと言われたんですよ。切って置いておいても、これ補助金の不正取得になると思いますよ。これ補助金返還せんならんのと違いますかね。これは幾ら返還するのや。例えば切ったとしたら。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) すみません、ただいまその資料を持ち合わせておりません。すみませんでございます。
    ◆10番(八太正年君) とめてください。答弁もらえるまでとめてください。 ○議長(岡幸男君) 当局は答えられますか。時間が要りますか。     〔「持ち帰りで」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 時間が要るそうですが。 ◆10番(八太正年君) そんなん知りませんやんか。私時間1時間で制限されていますんやでな。     〔「議長は何言うとるのや、本当に。議事進行せんかい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 暫時休憩いたします。     午前10時12分休憩     午後1時00分開議 ○議長(岡幸男君) 議事整理に時間を要しましたことをお詫び申し上げます。 休憩前に引き続き会議を開きます。 執行部から発言の申し出に接しておりますので、発言を許可いたします。     〔副市長 青木 泰君 登壇〕 ◎副市長(青木泰君) 八太議員の御質問に対し、担当理事が不適切な答弁で議員の皆様には非常に貴重な時間を費やしていただき、まことに申しわけございませんでした。市民の皆様及び議員の皆様に心からお詫び申し上げます。 八太議員の質問に対し、担当理事から誠心誠意答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岡幸男君) 午前中の八太正年議員の質問を続行いたします。 八太議員は登壇をお願いいたします。 八太議員。     〔10番 八太正年君 登壇〕 ○議長(岡幸男君) 午前中の八太議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 私の不適切な答弁によりまして、時間をいただきましてまことに申しわけございません。午前中、八太議員から御質問をいただきました補助金の返還についての御質問でございましたが、もともと私どもに鉄筋を切るという考えはございませんでしたので、その答弁を用意してございませんでしたことはまことに申しわけございません。お時間をいただきまして鉄筋のかかる補助金につきましては、311万3,000円程度でございます。 ◆10番(八太正年君) 今も担当理事が答弁されたように300何十万円と言いますけれども、ことしの予算は市単で市民の税金4,000万円これに使うんですよ。今出ておる鉄筋にコンクリを巻いて保護するために。そして、あなたの資料をいただいた中で、僕もちょっと勘違いしとった部分があるんですが、その鉄筋を擁護して、今度使うときには1億665万6,000円かかるという資料ですよ、これ。私は3億7,000万円も言うたけれども、思っとったんですが、結果的に1億600幾らかかるんですよ。これはまた市単ですよ。それで、あなたが休憩前に300万円の補助金を返すという話が出たんですかね。僕が聞いたのは300万円、補助金返すとしたら300万円ですわという話が僕の頭の中から離れないんですが、300万円の補助金返して済むのに、何で擁護するために市単の市民の税金4,000万円も使うんですか。それで、今度使うときには、それを利用するために1億円かかるということですよ、あなたの説明やと。そんな無駄金はないでしょう、津市には。答弁をきちっと変えて、陳謝して変えなさいよ。そうでしょう。おかしいでしょう。 答弁できないのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 本年度予定しております工事費につきましては、2期工事も含めて一体工事を計画しておりました中で、1期工事の完成後、ごみ埋め立て量の減少がわかりましたことから、次期工事については時期を見合わせておりましたので、その2期、先行して露出した鉄筋を保護するために4,000万円をかけて今年度しようと思うのでございます。 後に2期を工事する場合は、できるだけ鉄筋を保護しておりますコンクリを割って鉄筋を露出させて、そこから接続させて工事を進めていくという考えでございますので、それにかかる費用でございまして、今のまま放置しますと、さびとかによりまして本体のコンクリにも影響が出てまいりますので、その保護をするために今年度工事をさせていただきたいと考えております。 ◆10番(八太正年君) 私の質問に答えてもらっていないですよ。擁護するためにと、あなた今答弁された擁護、保護するために4,000万円かけてコンクリで巻くというこういう説明でしょう。それで、今度は2期工事なり、何年先か、何十年先かわからんけれども、それをするときにはそのコンクリを外して2期工事にこの鉄筋を使うというのが、そのお金が1億600万円と言われとるじゃないですか、これ、資料で。そんな無駄遣いはないでしょうと今も申し上げておるんですよ。そんなお金どこにありますの、津市に。財源がない、財源がないと言うて、要望どおりいかんのが実態なんですよ。そんな余分なお金何で使えるのと言うとんのや。きちっと皆さんがわかるように、市民の皆さん、私の質問に対してきちっと答えてもろうておるかどうかわかるように答弁してくださいよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) 議員のおっしゃるとおり2期工事、今の状態で続けていくとなると鉄筋を防護して4,000万円、その後外していくと約1億600万円そのときにかかるということですけれども、現在のやつの鉄筋を切って、その後2期工事をするとなると、その後約3億7,000万円かかるということが出ております。 ということは、いつかは2期というか、最終処分場埋まってきますので、2期分の処分場は要るということです。そうすると、今の鉄筋を防護してそのときに使えるようにしておけば、約、この試算ですと1億4,000万円でできますが、今の鉄筋をなくして新たにつくるとなると、この試算でいくと3億7,000万円余分にかかるということですもので、今の鉄筋を生かして2期工事に生かすというのが合理的というふうに考えたというところでございます。 ◆10番(八太正年君) 副市長が答弁されるとごもっとものように聞こえるけれども、全然無駄な話ですよ、あなたの答弁は。何で無駄なものに4,000万円もかけて保護して、次の事業には1億円も余分に金使って、結果的には数字から言ったら1億4,000万円以上のお金使うんじゃないですか。無駄なことをしたために。今申し上げておりましたように、補助金は300万円というお話だったんじゃないですか。300万円もらったために1億4,000万円も金使わなあかんのですか。市民の税金ですよ、これ。300万円といえども、これ国の金をもらったんですよ、この300万円が正しかったとしてね。そんなはずないですよ。補助金3分の1ですよ、事業費の。違うんですか、半分ですか。 答弁。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) 3分の1の補助金でございます。 ◆10番(八太正年君) 3分の1でしょう。あれ何億円の事業でしたか。1期工事。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) 約65億円でございます。 ◆10番(八太正年君) 65億円の3分の1は幾らか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) 約22億円か21億円かぐらいです。 ◆10番(八太正年君) 端的にきちっと数字は出ないけれども約20億円のお金はもろうておるわけでしょう、国から補助金を。それが不正であったらどうかということを確認してくださいということを申し上げましたよね。正しかったとしてもよ、正しかったとしてもあなたの言われるような提案であれば、1億4,000万円のお金が余分に要るんですよ。そんな無駄遣いができるんですかということを問うとるんよ。その答えをどうぞ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) その1億4,000万円というのは、2期をつくるときに1億4,000万円ですが、その鉄筋がないと試算でいくと3億7,000万円でしたか、が要るという試算が出ておりますことから、今の鉄筋を防護したほうが合理的だというふうに考えたところでございます。 ◆10番(八太正年君) そんな計算は誰がするんですか。1期工事しか議決もらっていないんですよ。2期工事は、1期工事だけでも7年半の計画が30年以上もするんですよ。もう僕らは生きていないんですよ。 環境省は一般廃棄物はゼロにしようということなんですよ。だから、8,000トンの現状のごみでもリサイクル化して、今1,300トンですか、年間。それを8,000トンで見積もって計算してきたんですよ、あなたらは。計算そのものから間違っているじゃないですか。基本計画の平成21年度とかにつくった基本計画でも2,900何ぼになっていましたよ、平成29年度で。違っていたら直してください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) 処分場が完成したのが平成27年度でございます。平成27年度のときの環境部の試算では、その当時の分別して、全てリサイクルにかけて減量したとしても5千数百トンの最終処分量が出るというふうな試算が出ておりました。ですもので、その今の1期工事、2期工事についても15年、近々のうちに必要性が出てくるだろうという判断で施工したというふうに聞いております。 その結果、平成28年度、リサイクルセンターが稼働して最終処分場が稼働した結果、年間1,700トンぐらいでしたか、が出るというふうな状況になって、現在に至っているというのが実情でございます。 ◆10番(八太正年君) その前に、あなた答弁するのできていないですよ。答弁漏れですよ、あなたそれを言うなら。リサイクルセンターを美杉に持っていっとったんじゃないですか、最初。それでその経費が4億5,000万円から5億円かかるということから、同僚議員がそれもおかしいなということから、現実に今の白銀の横につくってもらったんじゃないですか。だから、4億5,000万円がゼロではないけれども助かったんじゃないですか。そうでしょう。最初から向こうへ持っていくようになっとったじゃないですか、リサイクル工場は。持っていって向こうで整理してこっちへ持ってくると、そんな無駄なことないでしょうと僕はやかましく言うとった。だから、同僚議員からもちゃんと指摘して、下へ持ってきてもろうたおかげで、端的に言うたら4億5,000万円から5億円の無駄なお金が省けたんですよ。それはええことなんだと思っていますよ。今見てさ、この工事もきれいになってよくしてもらっているんです。それはそれでいいんですよ。しかし、処分場は無駄でしょうということを言うとるのや。 まあ、こればっかりやっとってもあかんので、環境省にきちっと確認して問題のないようにしてもらうこととあわせて市の単独の財源を無駄にせんように、この4,000万円についてもきちっと報告してくださいよ。そうでないと次の議会で指摘しますよ。よろしいか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(青木泰君) その点につきましては、関係部局と確認をさせていただきます。 ◆10番(八太正年君) 確認もしてもらわなあかんし、きちっと市民に報告してくださいよ。私らは、市民の代弁者のうちの私自身も1人ですから。わかっていただけましたか。 2期工事に予定のある大きな穴、あれがちょっと雨降るとポンプでかい出しとるそうですね。いつまで放っておくんですか。 それで、あれ何万立米土入れなあかんの、計算上は。勾配とってあったで、すぐ計算できるでしょう。何万立米入れるの。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 今現在、1期の処分場の横にありますくぼ地につきましては、議員おっしゃるとおり雨とか地下水の関係で水がついているところもございます。 ただ、それにつきましては、水中ポンプを据えまして、排水に努めて水位の確認をしながらやっております。ただ、これについても鉄筋に影響ない水位の範囲で管理をしております。 穴を埋めるには、そのくぼ地だけですと大体5万立米の土が必要になっております。 ◆10番(八太正年君) あなた簡単に水中ポンプ入れて水かい出しとると簡単に言うけれども、そんな余分なことする財源どこにあるの。どれ、誰のお金使っているの、それ。余分なこと。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 施設の管理ということで、管理委託をしておりますので、その管理委託の中で水中ポンプを据えております。また、その水中ポンプにつきましては、市の方で準備をして据えております。 ◆10番(八太正年君) そんなね、担当理事の答弁と違うでしょう、そんなの。余分なお金でしょう。議会だまして予算つけたのか。おかしいでしょう。あなたは余分なお金をつけてもらったというようなあかしを言うとるんですよ。答弁されとるんですよ。そんな答弁は、私はないと思いますよ。 それから、今、担当理事がおっしゃられた5万立米、5万立米の話やと次に出てくるんですが、まあまあ伺ったことにしておきます。 次の、山積みになっているコンクリート製品等の管理状況。これ何でこんな約380から400までの財源で購入した、余ったお金を計算すると380から400かと言われとるんですが、何でこんなに残っとんのか。コンクリート製品。これも既製品ではあるけれども、現実にはお金ですよね。事業費に使うお金を予算化したんでしょう、これ。何で余っとんのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 現在、最終処分場に保管しておりますコンクリートの二次製品でございますが、これにつきましては、最終処分場の工事というのは平成25年度からの3カ年の継続工事でございましたので、毎年度ごとに1年分の年度払いということで、出来高部分検査を受けまして、コンクリート製品についても第1回の出来高部分検査について施工された構造物とあわせて検査を受けまして、出来高部分払いとして支払っております。 ですから、その時点で二次製品につきましては、津市のものといいますか、なっておりまして、それは工事で必要な数量として先に納入をしたわけなんですが、工事の進捗状況によりましていろいろな延長とか変わってまいりましたので、そういう部分で使用しなくなった分ということで、市のほうでそれはもう既に出来高払いをしておりますので、市のほうで今保管をして、次期の工事とか場内の雨水対策とかに、そういうものに利用していこうということで保管しております。 ◆10番(八太正年君) そうすると、予算のときの説明不足になりますよ。あなた今、継続で3年間と言われましたな。出来高計算しとるんでしょう。出来高計算しとったら、余ったら出来高計算でせなあかんじゃないですか。何を言うとるのか全然わからない。出来高計算しとるのやろ。だから、そのときに何で監査どうなったの、余ったの、どうや。監査どうなっとったんや。どんな監査してきたんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎監査委員(大西直彦君) 出来高部分払いは、それは検査で、監査をしたものではありません。     〔「もう1回、もう1回」と呼ぶ者あり〕 ◎監査委員(大西直彦君) 出来高部分払いの検査は執行部のほうでなされたと思いますけれども、工事監査は別途はしておりますけれども、出来高部分払いの検査というのは監査のほうでは実施はしておりません。 ◆10番(八太正年君) 検査は何となっとったんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎検査担当理事(濱口耕一君) 平成25年度末、平成26年3月27日に検査を行っております。 ◆10番(八太正年君) そのときに、こんな製品が残っとったんか。そんなの、それで検査通してきたんか。予算と検査と物品と資材と、みんなきちっとチェックするのが検査員の仕事と違うんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎検査担当理事(濱口耕一君) 出来高部分検査につきましては、製品確認をそれぞれの検査について全数検査をしております。 ◆10番(八太正年君) 検査きっとできとるのに何で余ってくるのこれ。そんな余分な契約していないでしょう。余ってくるっておかしいやない。余ってきとるのは何で余ってきたんや、こんなに。それ、検査もおかしいし、きちっと報告しとらんで検査がきちっとされていないんではないんですか。何のために検査官がおるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 平成25年度、工事に必要な、まず必要と思われる設計書に上がっている全数を前もって出来高検査をしております。その中で、工事の進捗にあわせまして延長とかの変更がございますので、その施工費につきましては、最終的な精査の中で減額をしておりますけれども、工事にかかります材料費につきましては、既に津市のほうに引き渡しを受けておりますので、それを保管しておるということでございます。 ◆10番(八太正年君) 答弁が整合性がない。全然ない。何を思ってあなたはそんな答弁ができるんですか。精算して津市のものになっとるって、何でですか。最後の継続事業であったら最後に精算するのが普通なんじゃないんですか。これも宿題にしてきますよ。きちっと市民の皆さんに報告できるようにしてくださいね。 次、学習棟の整備についてはどうなっておるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 環境学習棟につきましては、最終処分場当初の建設の計画の中でもございまして、現在は最終処分場の視察時の会議室や、森林資源を生かした、取り入れた取り組みや、最終処分量の削減に向けたPRのスペースとして整備していくという考えを持っております。昨年度、設計業務を終えまして来年度以降に整備を考えております。 ◆10番(八太正年君) 次は、野登瀬のズリ(物品)の管理状況を御答弁願います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◆10番(八太正年君) ちょっと議長、時間がありませんので、申しわけない、端的にきちっと答弁していただくようにお願いしていただけませんか。 ○議長(岡幸男君) 執行部に申し上げます。質問者の質問に適切に答えるようにお願いいたします。 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 野登瀬の残土につきましては、環境施設課、市のほうで管理をしております。 ◆10番(八太正年君) あそこの野登瀬へ入れたやつは、県からいただいたときは何立米入っていましたか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 当初は6万6,000、約6万7,000立米でございます。 ◆10番(八太正年君) 約6万7,000立米ですね。今どれだけあるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 現在は4万983立米、約4万1,000立米でございます。 ◆10番(八太正年君) これ、4万1,000立米になるまでに公共事業に使いましたよね。どれだけでしたか。8,000立米でしたか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) 交流施設建設に8,490立米使っております。 ◆10番(八太正年君) 約6万7,000から8,490立米引くと、4万1,000立米どころやないですよ。数字が合わんな。だから管理状況を聞いとるんですよ。数字が合いませんやんか。6万7,000立米から8,490立米引いたら4万1,000立米ということではないでしょう。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境施設担当理事(兼平浩二君) すみません。答弁漏れでございます。公共施設ということでお聞きいただいたと思いますけれども、そのほかに1万1,600立米程度、民間のほうに処理をしていただいております。 ◆10番(八太正年君) 何で民間にそんな材料、横流しという言葉を僕は最初使わせてもらったけれども、現実に何の書類もなしに、新最終処分場建設推進課で全部処理しましたという話はされておるけれども、何の書類もないということですやないか。これ市民の財産ですよ。財産をそんな何の書類もなしに民間のところへ流せられるんですか。それをくれと言うたら、ただならもろうたらええやん、私も欲しいと言われた人もおんのや。それはあきませんと言うたんやで、何かあったんですか、それ。それからとまっとるんですよ。1万2,600立米でとまっとる。市民から指摘を受けなかったらもう全部行っとるかわからん。 これ答弁できないでしょう。きちっとまとめて答弁してください。書類で出してください。もう時間がないんですみません。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◆10番(八太正年君) 答弁、もう議長よろしい。議長。 ○議長(岡幸男君) いいですか。 ◆10番(八太正年君) 答弁よろしいんで、書類で出してください。そのほうがわかりよいから。また9月議会にやりますわ。 ○議長(岡幸男君) はい。 ◆10番(八太正年君) 次、進めさせていただきます。 美杉地域の過疎地域自立促進計画の進捗状況についてお伺いするんですが、実は、この促進計画をいただいておるんですが、現実にはどこまで進められましたか。これ、約97億円を5年間で使うというふうになっとったんですが、消化してもらえるようになっとったんですが、もう5年にはあと1年だと記憶しておるんですが、現実にはどこまで進めていただきましたか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 初めての答弁でございます。よろしくお願いいたします。 過疎地域自立促進計画につきましては、平成28年度から令和2年度までの5カ年の計画となっております。実施事業の進捗の概要でございますが、産業の振興といたしましては、美杉コミュニティ施設整備事業、森林セラピー基地運営事業など…… ◆10番(八太正年君) ちょっと議長、答弁の途中で申しわけない。消化した金額だけ言うて。ずらずら聞いておるともう時間がないんで、申しわけない。今僕数字で言うたやろ。97億円の当初の計画やったのを今どれだけ消化したのか教えてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 失礼します。平成28年度、平成29年度の数字で実績でございますが、10億4,000万円でございます。約10億4,000万円でございます。 ◆10番(八太正年君) 今、もう1回言うて。今までのやつやに。あなた、今答弁2年間の話やったろ。今までのやつを聞いとるの。どれだけ消化されたんですかと聞いたの。金額でな。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎美杉総合支所長(中林生公君) 実績としまして、私のところで掴んでおりますのが、平成28年度、平成29年度の事業実績でございます。それにつきましては、2年間の事業費としまして約10億4,000万円の事業費でございます。 ◆10番(八太正年君) 総合支所長かわられて間ないんで、引き継ぎがきちっとされとらんのやないかなと思うんで、文書で今度出してくださいね。 次、新津球場の設計についてということなんですが、実は今の津球場、僕も高校野球のときに使わせていただいて、以来あのときは津球場が三重県の野球の開会式をされとったんですが、もう今はされていない。何でやと言うたら、駐車場がないんで近隣の方々に迷惑をかけるということが主な理由で、津球場では開会式はやっていないんですね。それで、今度改修していただけるということですので、それには当然駐車場もきちっと整備をして、そして球場らしく使わせていただけるようになって市民の方々に利用いただけるようにしてほしいと、こういう願いでお聞きするんですが、現実にはまだ、今はこれはどういう補助になるのかわからんですが、普通の補助は50%ですか。違っていたら教えてください。例えば野球場の整備で。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(溝田久孝君) 現在、実施設計等考えておりますが、防災安全交付金等も活用してということで50%の補助率ということで考えております。 ◆10番(八太正年君) 50%としたら、やっぱり球場を解体して、あの公園敷地なんですけれども、あそこの球場を気持ちよく使わせていただけるということになれば、今は車社会ですからね。あそこは収容が8,000人と聞いとったんですが、8,000人満タンに入ったとしても、1,000台ぐらいは用意しておかんと、それでも満タンの半分ですよね、4人乗りで。そういうふうに計算すると、僕は最低でも1,000台ぐらいとめさせてもらえるような球場の整備をしていただくことによって、近隣の方々にも御理解はいただけるんじゃないかなと思っているんです。 それから、危険ということは、前も僕この議場で質問させてもらったと思うんですが、ファウルチップがバックネットのネットから横へ来て危ないんですよね。それから、ボールが外へ出るんですよ。球場の外へ。そのことも含めて、安全管理がしてもらえるような球場の整備をしてもらいたいということですので、まだこれから設計に入られると思いますので、財源のことも含めて、市民の人が喜んでいただけるような新しい球場整備をしていただきたいなと思うんですが、これはスポーツ文化振興部と、それから建設部もかんどるというお話ですが、これは建設部とスポーツ文化振興部ときちっと相談して、今お願いしたようにきちっとした喜んでもらえるような球場整備をしてほしいなと思っているんですが、両部長の答弁をもらって終わりにしたいと思いますが。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(溝田久孝君) 津球場内の野球場でございますが、2021年度三重とこわか国体の会場ともなっております。駐車場につきましては、まずは旧津市体育館を解体いたしておりまして、その場所を利用いたしまして全体で500台程度の駐車場を国体に向けて整備していきたいというふうに予定しております。 何分、国体まで時間が限られておりますので…… ◆10番(八太正年君) ちょっと、質問と答弁と違うぞ。 ◎スポーツ文化振興部長(溝田久孝君) はい、まずは国体に向け…… ◆10番(八太正年君) 決意を聞いとるんやぞ。そんなこと聞いてへんぞ。スポーツ文化振興部と建設部で相談してきちっとして、球場をこしらえてくださいとお願いしとるのや。その決意だけ聞かせてもろうたらええんやないの。時間ないから。
    スポーツ文化振興部長(溝田久孝君) はい、事業の推進に当たりましては、建設部とも十分協議してまいります。 ◆10番(八太正年君) 両部長に聞いとるで。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 津球場公園は建設部の方で管理をしております。公園の長寿命化計画に基づいて維持管理もさせていただいております。スポーツ文化振興部とこれから一緒になって整備を進めてまいりますので、よく情報の共有をしながら進めてまいります。 ◆10番(八太正年君) 次、進ませていただきます。 白山地域内の道路の管理状況についてなんですが、実は、太陽光発電で7万7,000ボルトの電気を通すというんですが、これについては、道路法で電気事業者については占用許可をもらえる権利があると思いますし、占用させなければならないような状態の法律になっとると思うんですが、道路法でも。現実に今、法律に、道路法にも抵触するようなことで許可を出しとんのと違うかなと、疑義を感じるところでございますが、その点についてはどうですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 現在、白山町地内におきまして、太陽光発電の工事が進められております。この中で市道とか架線とか、その中にを埋するということで、道路法の第32条の規定に基づきまして占用許可を与えたものでございます。 ◆10番(八太正年君) それが虚偽の申請やったらどうなるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 虚偽の申請が発覚したというか、わかった場合、当然その事業者と現地の確認をいたしまして、是正するところは是正していただきます。 ◆10番(八太正年君) 許可出た後に工事のできる場合、する場合は、工事着工届というのを出すと思うんですが、それにはきちっとした図面が入っとったんですか、入っていなかったんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 工事をする場合、占用許可をとる場合は、位置図とか必要な書類を添付することになっております。もちろん工法とか断面とか、そういうのは出すように指導しています。 ◆10番(八太正年君) なかったとき困りますよね。そんなもん、きちっと確認せんと許可出したらこれ、公務員の不作為が発生すると思うんできちっとやってくださいね。公務員が嫌な思いせんでよいように。現実にはね。今の状況でどうですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) この現場に関しましては、私も現場のほう確認をさせていただきました。まだ工事中ということで舗装の面についても仮復旧の面もございます。これから、道路管理者として適切に完成検査まで現場のほうも確認をさせていただきますし、建設部の南工事事務所、また白山総合支所とともに現場のほうも定期的に確認をさせていただいておりますので、検査までにまた指示することがあれば、適切に指示をさせていただきます。 ◆10番(八太正年君) 部長のおっしゃるようにそうしてほしいですね。 ところが、狭い道路ののりを使って入れとるんですわ、のりへ。それから、トンネルの下60センチ以上入れやなあかんやつを30センチで入れとるんですわ。それはどういうふうに説明されますか。これは例外でやれるんやったら、これから全部そういうふうになりますよ。ルールでは60センチ以上入れやなあかんようになっとるでしょう、道路管理者としては。30センチでよろしいという法律はなかったと思うんですがね。 それから、のりへ入れてもよろしいってないやろ。舗装していないやん、もともとが。そんな転圧かからしませんやんか、のりで。それで、圃場整備した水路と入れている間は60センチありませんやんか。おかしいでしょう。こんなのを道路法ではよろしいんかとお伺いするんですわ。どうですやろ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 60センチ以上という道路法の決まりがございます。ただし、ほかの占用工事もそうでございますけれども、ほかの構造物があって60センチ以上埋設することができないという現場がございます。その場合は、の種類、それとを防護するさやと言うとるんですけれども、さや、それをまた防護するコンクリート、そういうことをしてを保護するということで認めているケースがございます。 今回の場合も、一部30センチ以内という埋設の深さのところがございます。そこにつきましてもコンクリートで防護されておるということで、その自体が守られるということで許可のほう出しております。 ◆10番(八太正年君) そこまで答弁されるんやったら、何条でしたか、道路法の。その前に、道路は、そういう60センチとれやん場合はほかのところを使わなあかんやろ。民地であろうが何であろうがね。そこをお願いしてですよ、何にもできやんだら、今答弁されたようにきちっとした保護をして使うことはできるというふうに理解するんですが、されていないやんと思っとるんですわ。 民地でもできるんじゃないですか、あのトンネルは。グリーンロードのトンネルはボックスなんですよ。ボックスの上、ちょっとした土あるだけじゃないですか。地山じゃないですよ。だからそこ通していただくようにしたらいいのと違いますか。当然、県が施工したときには許可もろうとるわけでしょう。あれ、何と言うんですか。言葉で言うたら。地役権。地役権もらって許可もらうわけでしょう。地役権もらえるじゃないですか、言ったら。それ何で津市の大事な道路を30センチ割らなあかんの。おかしいやろ、それも。 だから、僕は申し上げたのは、法律に抵触しとったらきちっとするようにせなあかんでしょう。違うの。道路法に抵触しとったら正ささなあかんのやろ、管理者は。今申し上げたように60センチ埋めなあかんのにそれは守られておらん。 それから橋の上下、これもボックスも入れやんと、もう地が出てきとる。道路地にも。それから、のりに入れとる。これは安く上がるかわかりませんけれども、地域住民は安心できませんわな。地面に雷が落ちて地電流起こったときは、近隣の方々のアース線つないであるところの家電製品みんな飛びますよ。それでええんですか。 だから、きちっと守るところは守って工事をさせたってほしいというのが僕の願いなんですよ。何も反対するんじゃない。太陽光発電した電気事業者の方はきちっとそれだけの社会に貢献していただいると思うんですから。だけれども、この道路を管理する者とまた立場が違いますから、両方ともきちっとクリアせなあかんのと違いますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 道路管理者として、先ほどと一緒の答えになるかわかりませんけれども、当然法令を守っていただく、それと地域住民の方の御理解、市がやっている道路工事とかほかの工事、公共工事ございます。占用の許可を出すときに、市もこういうふうにやっとるんだから一緒のようにやってくださいということもお願いもしております。 ただ、地面に影響を及ぼすとか、非常に危険だというときは、もう行政のほうから、許可権者のほうから一旦工事をとめるとか、もう一度工法をやり直すとか、そういう協議もさせていただいております。今後も管理者として、現場もよく見まして、対応できるところは適切に対応のほうをさせていただきます。 ◆10番(八太正年君) その答弁で僕は納得するんですけれども、気にいらんのはのりへ入れとるの。のりはどうするの。のりへ入れると許可したんですか。確認しとるか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 道路の路肩の部分に入れられるところがございます。この部分も写真のほうと図面のほう確認をさせていただきました。60センチのところでが埋設されております。 ただ、その路肩ですけれども、転圧がかからないという、大きなものが乗ると下がってしまうと、そういう危険性もありますので、そういうところは現場のほうで適切な指示をさせていただきたいと思いますし、場合によっては先ほどもありましたけれども、橋の前後、そういうところはちょっと路肩が崩れているという場合もありますので、ちょっと工法の検討をするように、こちらのほうからまた協議のほうをさせていただきたいと思っております。 ◆10番(八太正年君) そんなのり入れてよろしいという許可出したのか。のり入れてええという答えは出ないでしょう。何にも水道も通っている、ガスも通っている、電話の線も通っている、いろいろ線が入ってもうそこしか入らんというのならまだわからんでもないですよ。何にも通っていないところへ真ん中入れてもらったらいいじゃないですか。それは、のり入れたら安く上がるかわからんけれども、真ん中入れたらもとへ戻さんならんでな。そんな道路の占用なんてないですよ。道路管理できるようにしてあるのが道路法やと思いますよ。管理者が管理がきちっとできるようにして、かつ電気事業者等々については占用の許可が出してもらえるんですよ。誰がそんなのり入れてよろしいという、そんなこと、もとへ戻らへんじゃないですか。舗装もしていないところを舗装せえと言って戻せと言えませんやろ。 だから、工事の開始のときに、詳しい図面を出すか、許可をとるときにきちっとした図面を出すか、どっちかでしょうが。きちっとした図面が出とらんところ許可出したら、工事の開始のときにきちっとした図面を出して届けするのが普通と違うんですか。今まで聞いとると全然出していないですよ。そんなら申請のときにきちっとしたことが出とるのかいったら出ていないですよ。 以上のようにきちっと精査して、納得のいくようにしてください。これ、私だけじゃないですよ。私もさることながら、市民の方がきちっとできるようにせなあかんのよ。違いますか。僕の言うとること間違っとるんやろうか。どうですか。間違っとらんなら間違っとらんと言うてもろうたら結構です。間違っとったら間違っていると言ってください。まだ4分あるで。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 今回の申請について、いろいろ図面のほうも確認をさせていただきました。図面をもとに道路管理者として現場の確認をさせていただいております。おっしゃるとおり図面の虚偽という言葉を使われましたけれども、一部現場と違うところがあれば当然うちのほうも指導させていただきますし、新たにもう一度協議をせえということも指導もさせていただきますので、今後も適宜対応させていただきますので。 ◆10番(八太正年君) そういうふうな答弁をいただくと、今度は逆にね、最初からのり入れるのを了解しとったんですか。真ん中入れてもらったら何にも問題ないのにさ。何でのり入れさすの。 恐らく部長が協議に加わっとたんかどうかわからんけれども、公務員のあなたの部下であってもですよ、きちっとすることしておかなあきませんわな。後で職員の人が嫌な思いするようなこの許可は私は出せとは言えませんし。そんなことはないと思いますから、そのことも含めてきちんと説明してもらえるようにしてください。これは私だけじゃなくて、市民にきちっとできるようにしてくださいね。 終わります。ありがとうございました。 ○議長(岡幸男君) 以上で八太議員の質問は終了いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 小野議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 小野欽市議員。     〔9番 小野欽市君 登壇〕 ◆9番(小野欽市君) 改津クラブ、小野欽市でございます。 何度もここの檀上に立たせていただいて、そのたびにいろんなテーマで多くなったり、少なくなったり、いろんなことを考えながらさせていただいてますが、そのたびに時間のやりくりに大変苦慮するところでありますので、1回1回が初心に戻って質問もさせていただかなければいかんなというふうに思っておりますのでよろしくお願いします。 今回は、市長選挙後の初の議会ですので、前葉市長の所信表明から大きく5点、それと他に2点質問させていただきますのでよろ伴う人口減少についてからお尋ねをしていきますが、市長は、少子高齢化を伴う人口減少を踏まえて、持続可能なまちとしてあり続けるために新しい時代を担っていく子どもたちのための政策として学童保育施策のさらなる充実、また高齢者の健康にかかわる政策を考えていくと表明をされました。 しかしながら、人口減少を食いとめるための政策というのは、何かについては触れられておりません。この課題、全国的にも大変難しい課題であることは誰もが認めるところでもあります。 さて、子どもの人口が減少している我が国において、唯一増加している地域というのは、東京を中心とする首都圏及びその周辺に限られてきております。それは地価が高くても、住環境が厳しくても、やはり仕事があって、女性が輝いて働ける場があることが大きな要素だと言われております。地方から首都圏へと女性が多く移り、仕事をし、結婚していただければいいんですけれども、出産年齢は高くなってきています。また、日本のこれまでの成長を経験した社会としては、いまだ子どもの数が減少していくことへの危機意識がしっかりと根づいてはおりません。育ボス宣言をする企業への支援策が整備されてきた現在でも、上場企業においては、新規採用した人にはまず一人前になってから家庭を持つ、持ってもらうという意識が強く、晩婚化に傾斜をし、さらに少子化になってしまっているという社会学者の分析もあります。 私は、津市における人口減少を少しでも食いとめ、女性が輝き働ける施策を考えていただかなければならないと考えます。このことについて、育児にかかわる市民意識はどうか。また、その分析を受けて、行政は今後何をどのようにしていくのかについて、さらにあわせて津市の民間企業における育児休業制度についての進捗はどうかお答えをいただきたいと存じます。 さて、公務員の皆さんは、産前産後の育児休暇が手厚く整備されております。今、津市内の小学校では、これまでの教員採用時期と人数の関係もあって、出産をされる女性教諭が多いということで、現場の教員の数が足りずに子どもたちの教育に支障が出る恐れがあります。現場の窮地を放置することはできないため、津市教育委員会では定年で退職されたOBの皆さんや、経験者に声かけをして補充をしようとしていますが、なかなか充足しません。 三、四カ月前からわかっていてもなかなか穴を埋めることができない状況があると伺っていますが、この原因は一つには、教育委員会への登用が多いこと、また過去の採用計画に欠陥があったことなども考えられると思いますが、せめて公立の学校は十分な人事配置が必要だと思いますが、この点については先日からの教育委員会との聞き取りの中で、現場の一部はその課題を克服ができたということを伺っていますので、割愛をさせていただきますので、当初の質問のみお願いをいたします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの小野議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) まず、講師の登録者の確保についてお答えをさせていただきたいと思います。 まず、講師登録者の確保につきましては、既に講師として勤務していただいております方に加えまして、できる限り多くの方々に新規の講師登録をしていただけるように、大学等へ講師登録の案内を発送したり、直接こちらが大学へ出向きまして説明をしたりするなどの働きかけをしております。そのほか、津市のホームページに講師募集のお知らせを掲載するなど、年間を通じて新規の講師登録者の確保に取り組むということで、極力人員の確保に努めております。 また、続きまして講師の不足、先ほども議員御指摘いただきましたが、講師の不足が生じた場合の対応でありますけれども、確かに育児休業等の取得によりまして年度途中で講師の補充が必要となってきております。 その場合、まず県教委とともに講師の確保に取り組んでおります。具体的には、講師、先ほど申し上げました登録をしていただいております講師の登録者の方に声をかけることに加えまして、以前に講師経験のある方、また退職された元教諭の方に問い合わせるなどしまして、幅広く声をかけることを繰り返しております。このようなことで講師の方を探しておりますし、さらにお近くの近隣の市町の教育委員会にも問い合わせるというようなことをとっておりますし、各学校においても校長先生を初め、いろんなネットワークを使いまして知り合いの方に声をかけていただくということで、講師の確保に全力で努めておるところでございます。 ◎人権担当理事(橋本英樹君) 私のほうからは、津市の民間企業における育児休業制度の進捗についてお答えをいたします。 平成28年度に市内676事業所を調査対象とした男女共同参画に関する事業所調査を実施し、318事業所から御回答をいただきました。調査項目の設定上、人数ではなく、事業所の数となりますが、その調査結果によりますと、女性従業員の育児休業対象者がいるのは75事業所で、このうち73事業所、割合にして97.3%で育児休業の取得がございました。 一方、男性従業員の育児休業対象者がいるのは97事業所で、このうち育児休業の取得があったのは8事業所、割合にして8.2%でございました。このことから、男性従業員で育児休業の取得が進んでいない状況と言えると思います。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 民間企業における育児休暇取得の状況を踏まえ、どのように取り組んでいくかについてお答えをします。 本市においては、議員御所見のとおり女性が輝き働ける職場や労働者が働きやすい職場などの職場環境づくりの観点から、男女共同参画室など庁内関係所管が一体となって市内の事業所を訪問し、育児休業制度の利用促進や男性、あるいは女性がすべきとする役割分担意識の見直しなどさまざまな啓発を行うとともに、訪問する各事業所に対しては事前にアンケート調査を実施し、訪問当日に各事業所の対応状況や問題点についてお伺いするなど、現状把握に努めております。 今後においても関係所管、及び三重労働局と連携しながら事業所訪問を積極的に行い、育児休業の取得に関する意識啓発や情報提供に加え、各事業所へのアンケート調査や意見交換を通じて、取り組み状況や課題点などを分析することにより、市内の事業所において育児をしながら働き続けやすい環境づくりの実現に引き続き取り組んでまいります。 ◆9番(小野欽市君) 冒頭にお話しました教育委員会の答えはいらないよと言ったんですが、3分半くらいちょっと余分にかかってしまいました。 そんなこともありまして、時間の使い方と同じように、育児休業制度を活用した男性社員、今も御答弁にありましたように全体の8.2%という結果でありますし、これにはとりにくさ、言いにくさ、お願いのしにくさもあるのかもわかりませんが、やはり女性が働きやすい地域に子どもがふえるというのは現実であります。 津市において、さらに女性が安心して就労し、生活ができる。この点につきましては、意識改革として、民間企業にも十分に広報をして理解をしていただくとともに政策で何か後押しができるように、例えば行政の入札でそういうポイントを考えるとか、取得する期間によって奨励金、これは国が一部考えてもいることですが、そういうふうなあるいはまたもう一つは企業の減税対象と、これはなかなか難しいところもあるかもわかりませんが、何かしていただかなければいけないと思うんですが、これは全国どこでも同じように考える。だからこそ、津市においてもそこのところをもう少しこじ開けるような津市独自の環境整備といいますか、女性が働くという視点でのお考えを十分にとっていただければ非常にありがたいというふうに思います。今挙げた諸点も含めて、今後一度よくお考えをいただきたいなというふうに思います。 ちょっと先を急ぎます。 津市の文化振興についてお伺いをしますが、去る6月7日から13日まで、三重県総合文化センターにおいて三重の美術家によるチャリティー美術展が開催をされました。これは、近代津市を代表する川喜田半泥子を取り上げ、特に大正、昭和の茶陶の世界に大きな変革をもたらした彼の偉大で洒脱な千歳山文化を開花させた千歳山荘の建築、関連資料を通して半泥子のワンダーランド、千歳山荘の魅力を開示して千歳山を中心とした津のまちづくりを考えるという美術展でございました。 中でも、千歳山荘については、半泥子が陶芸に打ち込み、その奥深さをきわめる拠点として愛した建築物であって、その歴史は和館は大正4年、洋館が大正5年に完成をしております。その文化財的な価値は、平成23年2月に津市が設置した千歳山を考える会がまとめられた千歳山の整備についての意見書にもうたわれております。 まず、このことについての津市としての考え方はいかがか伺います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 千歳山につきましては、平成20年当時、川喜田家からの寄附採納の御意思を受けまして、平成20年3月の市議会において御議決をいただいております。その後、津市といたしまして、皆様が願うような公園整備を行うため、千歳山を考える会の皆様や川喜田家からの御意見をいただきまして、政策財務部におきまして基本構想としてしっかりつくりあげまして、平成25年11月に千歳山の整備について、これ基本構想でありますけれども取りまとめまして、当時の議長の裁定によりまして、総務財政委員会協議会に諮り、全議員にお示しさせていただいておるところでございます。 この基本構想は、千歳山を考える会の皆様のさまざまな御意見や、千歳山の川喜田家からの公園整備が可能な限り現状のまま残す、また音楽を奏でる公園とするなどの御意向を大切にして作成されたものでありまして、この基本構想を実現するために建設部に業務移管し、貴重な自然を保全するとともに現存する工作物等の保存や利活用を図りながら、半泥子が過ごされました往時を感じる公園として整備を進めることとしておりまして、基本構想に掲げられております3つの像を1つ1つ形にするよう取り組んでおることとしております。 教育委員会といたしましては、千歳山荘に対します議員の思いは真摯に受けとめさせていただきます。 ただ、今は基本構想でお示しをいたしました整備を一歩一歩着実に進めまして、今年度は千歳山へのアクセス道路の確保も踏まえました岩田池の園庭移設にかかる実施設計を進めておるところでございまして、市民の皆様に愛される公園として丁寧に一つ一つつくり上げてまいりますので、御理解いただきますようにお願いいたしたいと考えております。 ◆9番(小野欽市君) 千歳山の整備についてお伺いしたの。千歳山荘のことも触れられましたが、そのこと自体、市長ね、これ今、市長3期目の選挙終わられて、この問題自体が1期目の選挙の直前に沸いてきたような話でもありますので、これまでの8年間、津市の合併協で議論、それで大体の合併後の大きな枠組みは終わられて、まさにこれからの時期、久居ホールや各地のホールについての改装を視野に入れると所信表明をされたこの6月議会に、今、教育委員会からかなり御丁寧に御説明いただいた千歳山を考える会の意見書、あるいは川喜田家の意向を踏まえて、旧津市の近代文化あるいは文化財というものを守り、津市の所有する公園用地の整備、かなり大きな事業だと思いますが、それにそろそろきちっとした整備計画も持って着手をされたいというふうに考えますが、どのようにお考えになるかお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 千歳山一つ一つ整備を進めなければいけないと思っておるんですが、まずは今、川喜田家、川喜田ヨシさん実際にお住まいでいらっしゃって、お住まいでいらっしゃる状況を十分に、要は我々として受けとめながら公園の整備を進めていくということが1つ。そのために、ちょうど岩田池のところといわば隣接する岩田池のところを少し整備をすることで、千歳山へのアクセス、博物館のところへ入っていけるような道も広げられるということで、このあたりをまずは一歩一歩進めていくということだというふうに思います。 議員、少しおっしゃったように少しスピード感がやや鈍いんじゃないかというようなお感じをお持ちだというふうにも、私もそのお気持ちはよくわかるわけなんですが、なかなかちょっと国の交付金が思うようについてこないというのが正直なところでございまして、防災安全とかというようなところを中心に国の交付金がついてきます。社会資本整備総合交付金の公園部分というのはなかなか難しいということで、例えば中勢グリーンパークなんかはPFIという違う方向にも踏み出したりもしているわけでございます。そういうような、ちょっと財政的なバックアップも十分に考えながら、今後できる限り市民の皆さんがせっかくの大切な財産ですので、親しんでいけるような公園づくり、しっかりと進めてまいりたいと思っております。 ◆9番(小野欽市君) 今まさに市長からの御答弁の中にもありましたスピード感の話もそうなんですが、これ、実は資料を拝見しますと、平成26年から平成32年度までに整備のあり方について、整備の進め方といって行政がつくられているわけです。このつくられた計画を見ても、もう既に基本設計や基本計画、基本設計、実施設計の作成までいっていなければいけないような時期なんですが、結局のところ文化だから教育委員会、あるいは整備だから都市計画部、あるいは建設部、大もとは政策財務部というようなパラパラになってしまいがちな計画ですから、ここのところやはり行政としては津市の大切な財産にもなっていますから、整理をするコーディネーター役をしっかりと決めて、今、市長が言われたような予算のこともあるでしょうし、これからの方向性もあると思いますので、しっかり整理をする必要性があると思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) これらの整備構想に携わりまして、政策財務部のときにしっかり千歳山を考える会の皆様の御意見を全部隅から隅まで読みました。その中でも、手を加えず自然の状態をそのままに保全していただきたい、それから市街地にこれだけのすばらしい自然が残っていることに驚いた、ここを守ってほしい、だけれども、周辺のアクセス道路の拡幅などの整備はきちっと必要だという安心安全と環境の保護について強い思いをいただいております。 そういう中で、少しおくれましたけれども、今年度はその第一歩、入り口となる進入路となるこの県道久居停車場津線側からの千歳山のアクセス道路の拡幅、ここから始めてまいりたいと思っております。 議員も御承知のように、この千歳山の整備にかかるゾーンニングというで、岩田池を一体とする水辺を生かしたゾーン、それから歴史的な工作物を生かしたゾーン、それから豊かな自然を保存するゾーン、このしっかり今までの皆様からいただいた気持ちを政策財務部がこの構想をつくりましたので、政策財務部とともにしっかりこれは私どもが、何というんですか、リーダーとなって一歩一歩、時間はかかりますけれども進めてまいりたいと思います。 ◆9番(小野欽市君) せっかく副市長のお答えをいただきましたが、私どもがというのは誰かがわからない。それと時間はかかる、時間かかってやっていって、途中で何かでっかいことが起こって忘れられてもいけない。そこの2点はしっかりと明確に方向性を出して、行政の職員が皆にわかるようにしていただくようにお願いしておきます。 次に進みます。 3番の予算・人事における地域にしっかり寄り添うということですが、昨日の議論でも少し明らかになってきたところもありますが、本市は平成18年に合併してはや13年が経過をして、全てにおいて正解であったかといいますと私はそうではないとは思います。また、職員の体制においてもその資質においてノーマルなものになっているかというとそうではない箇所もあると考えます。 例えば今回、久居総合支所における市民対応で、約9カ月間、総合支所長への報告がなされずに予算や設計業務への影響が出ておって、さらに当時担当した職員は、ことし4月に転勤をして事業の引き継ぎもしていないという案件がありました。ことさらこれ以上言うことはしないものの、部内での報告・連絡・相談、基本もできずにいる部署もあると思いますが、地域の予算だけを欲しがるのは各地域に残っている悪弊でもあろうと思いますし、地域の団体代表者にもその傾向がないとは言えないと感じています。 市長は、市長懇談会を通して各地での要望活動を主催されておりますから、地域枠予算を強く要請されるのかもしれませんが、その予算を編成するための根拠や算定基礎はどのように判断をされるのか。 また、各総合支所の権限はこれまでないに等しかったのか、また従来からの地域の有力者と言われる方たちのための予算であると見られたり、通常、津市の入札の形式にも適さない入札が行われたり、不明瞭な業者が事業に参画していたり、かねてから外部からの指摘の多い事業や地域もあります。 今回の見直しでそのようないびつな関係をなくして、公平で公正な地域に役立つ振興予算にならなければならないと考えますが、改めてこの点をお伺いをしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(倉田浩伸君) 昨日の市長の答弁の中で、地域かがやきプログラムにつきましては、地域で実施していくべき事業などの企画立案に地域の皆さんが主体的にかかわっていただく仕組みを考えるというふうに御答弁をさせていただきました。 それで、どのような地域振興事業を主体的に実施していくのかということを、まずは地域で議論をしていただきたいと思います。その上で新たな事業の形、新たな事業のやり方を描いていただきまして、これらを算定基礎として予算に計上していくという仕組みを考えていきたいというふうに思っております。 もちろん、財源的に地域事業枠全体に割り当てることのできる予算にも限度がありますことから、今まで地域かがやきプログラム事業に投じた予算が基礎になるものと考えます。地域の皆さんと総合支所がともにオープンな場で積み上げ、つくり上げた予算を新たな各地域の振興予算として計上し、議会で御審議いただくことにしたいというふうに考えております。 これから制度設計を行っていきますが、御指摘ありましたようにより透明性の高い新陳代謝の可能となるような制度設計を進めたいと考えております。 ◆9番(小野欽市君) より透明性の高いという、まさにそこのところだと思うんですが、各地域でやはり地域のためになるイベントを企画をしていただく、大変ありがたいことですし、そこに何がしかの地域資源の振興という意味で予算を投入するのは当然といえば当然だと思うんですけれども、立場を一緒にするという意味で、例えば実行委員会形式なんかがよくありますが、それぞれが同じような平等の原則で負担をしながら、あるいは大きな予算については行政からの投入もするというふうなことで、立場を明確に公平にフラットにしていくことでより事業が円滑に進んでいくところも出てくるかと思いますが、そういうことを十分に考えていただいて仕組みを考えていただければありがたいなというふうに思いますが、いかがですかね。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(倉田浩伸君) 今、議員御指摘の部分を踏まえまして、特に実施事業団体だけと協議をするというのではなくて、総合支所がオープンな形でフラットで協議をするような仕組み、要は透明性の高い仕組みになるように努めてまいります。 ◆9番(小野欽市君) それと、先ほどもちょっと触ってはおりますが、やはり行政内部の事象に対する報告なり連絡なり調整なり、こんな当たり前の話をこの檀上で言わなければいけないということ自体がおかしいんだけれども、それでもう4月には転勤してしまってわからないとかね。その点、総務部長、しっかりと言わなければいけないという情けなさ。どう考えますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 議員御指摘のとおり、もうおっしゃるとおり仕事におきましてはホウレンソウ、いわゆる報・連・相でございます。報告、連絡、相談、これはもう基本中の基本でございまして、業務を円滑に回すための基本となるコミュニケーションでございます。当然部下から上司への報・連・相、これを行うことはもう当然でございますけれども、一方で、聞き手側の上司につきましても、我々、津市事務分掌規則に部長から担当副主幹まで事務を掌理し所属職員の指揮監督を行うと、こういうふうに明確に規定がされております。これの意味は、やっぱり上司は部下との情報共有をしてしっかりと指揮監督しましょうと、こういう責務があるというふうに考えております。 一方で、そういう責務をしたとしても、職場の雰囲気が部下の方が上司に対して言いにくい雰囲気があればこれは何もできませんので、上司につきましては、やはり職場の雰囲気を話しやすい、部下の人が話しやすい雰囲気づくりをする、これも大事やと考えてございます。 普段から朝会というのをやっています。毎日朝8時半前後でやっていますが、この機会を通じて職員間のコミュニケーションを図りまして、それから話しやすい雰囲気をつくり、それからビジネスマナーの基本でもあります報・連・相を徹底して、議員がおっしゃるとおり的確な行政内部の業務執行、これの遂行ができるように徹底してまいります。 ◆9番(小野欽市君) 特に言わなければいけないようなことではない基本的なことだと思いますが、我々最近、特によく職員に注意されます。議員、あなた今言ったことはパワハラですよ、あるいはセクハラになりますよ、モラハラですよ。もうわけがわからなくなるぐらいの世界観が広がっていますが、職員の中ではやはりここで業務をするんだという唯一1本の柱があるわけですから、そこのところだけはちゃんと揺るぎのないようにお願いをしておかなければいかんなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 次、津市の産業振興策についてでありますが、津市においてはサイエンスシティ事業も終盤を迎えて、ここ2年ほどは中小企業の事業承継についての相談業務に注力をしている感が強いように感じます。 さて、我が国の景気の現状は、7年ほど前の株価と現在を比較すると株価は約3倍、津市の有効求人倍率は約2.5倍になっておりまして、高校卒業予定者の98%が就職をしている状態であります。 これら数値をざっと見ると景気はしっかり上向いているように見えますけれども、有効求人倍率の上昇は、これまでの労働力の中心だったいわゆる団塊の世代の皆さんが退職をされ、企業はその存続をかけて人材を求めており、まだ充足しているとは言えない状態と考えます。請け負い、パートタイムや非正規での求人で賄っている状況かと思いますが、人件費はこれまでよりも安く抑えられ、日本全国の超優良企業の内部留保金は400兆円を超えるまでに積み上がっていると言われています。 国は、少し企業の設備投資への支援措置をとっているようですが、津市においてはこれまでのサイエンスシティ事業での企業進出に伴う政策的投資も今後はそう多く必要ではなくなってまいります。私はこの際、この余剰してくるであろう資金をうまく活用し、市長が所信表明で市民に寄り添う政策を考えると言われておりますので、この点で津市の民間事業の大半を支える中小零細企業への地域版設備投資支援など、企業の投資意欲の促進を高めるビジネスサポートセンターの取り組みをより効果あるものにと考えてはいかがかと思います。当局の考え方を伺います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎ビジネスサポートセンター長(川合清久君) ビジネスサポートセンターにおける市内中小企業に対する支援は、御相談いただいた中小企業の方々に寄り添う姿勢を持って取り組んでおります。 内容といたしましては、企業や事業者が直面する課題解決のためのアドバイスや補助制度のほか、国や県が実施している中小企業支援施策などの情報提供などを実施してまいりました。 具体的には、企業相談対応は、平成30年度は前年比で約6割増加した154件の御相談をいただいております。また、市内の中小企業の財政支援では競争力の強化を図る目的で整備いたしました津市中小企業振興事業補助金を活用いただくことで、新たな販路拡大や6次産業化など幅広い支援を行っています。特に、コスト削減や働き方改革への対応の厳しい事業環境を乗り越えるため、事業者自身が労働生産性の向上を図り、競争力を高めるため、新たな設備投資に対する支援を行っています。設備投資を行うことは、事業者にとって資金的な支出を伴うため、少しでも設備投資を行いやすい環境づくりをできるように、津市中小企業振興補助金でも生産性向上設備への導入や改良の支援を行っています。 また、昨年6月に施行されました生産性向上特別措置法に基づき、津市では中小企業において労働生産性が年平均3%以上向上する設備投資をした場合、一定の機械、装置など償却資産にかかる固定資産税の特例を3年間ゼロにするとともに、市内中小企業の経済活動に迅速な対応が可能となるように、いち早く当該制度の導入促進基本計画の国の同意を受けました。 この結果、昨年度、事業者から津市に対して申請のあった同法に基づく設備投資の計画、これは先端設備等導入計画と申しますが、この認定申請は86件あったことからも設備投資への後押しになる支援を行うことができたというふうに思っております。 市内の中小企業が今年度の生産性向上特別措置法を活用していただけるよう、さらなる周知に努めるとともに、津市中小企業振興補助金の生産性向上設備支援を昨年より2割増強するなど、今後も中小企業が必要とする支援、サービスの提供に引き続き取り組んでまいります。 ◆9番(小野欽市君) この他、まだ突っ込んでお伺いしたいこともあったんですけれども、ちょっと割愛をしながら進めさせていただきますが、今の答弁の中にあったように企業の抱える課題解決に関して154件の相談があったと。非常に大きいと思うんですが、それとは別にまた昨年策定をされた生産性向上特別措置法による国の導入促進基本計画が早期に国から同意を受けたと。このこういう経済的な波及効果等もあわせて、これ市長ね、非常に大事なことだと思います。サイエンスシティに来た企業が津市の企業であることは間違いはありませんが、それらが津市全ての産業を支えるわけではありません。やはり先ほど申し上げた中小零細企業をターゲットにした産業政策をしっかり津は考えております。安心感を与える意味でも、市長、よくテレビでいろんな政策を発表されます。これ、産業政策あんまり私は見ていないんですけれども、やはりしっかりとそのPRをそこのところも通じてしていただくのはどうかなと思いますが、その点はこれは誰が答えるんですかね。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) ビジネスサポートセンターでそういう相談に応じようとか、あるいはこの生産性向上特別措置法が非常にいいタイミングで、固定資産税3年間ゼロという非常にかなり思い切った政策を国が打ってきた、総務省も了解の上、経産省が打ってきたということなので、これにしっかり乗っかったところ86社出てきたと。こういう数字を見ますと、やはり今、議員おっしゃったような丁寧な対応というのが必要だというふうに思います。 おっしゃるとおりサイエンスシティがあと2区画になったというタイミングですので、やはり津市の経済を底上げするのは今実際に経済活動をやっておられる企業さんたちだということはもう間違いないところでございます。それへの丁寧な支援ということを考える、そして、それをしっかりとPRしていくということを今後取り組んでいきたいというふうに思います。 ◆9番(小野欽市君) ぜひ市長のその固い意志というか、強く市民にわかるように、中小零細企業に福音になるようなしっかりとしたPRもしていただければありがたいというふうに思います。よろしくお願いします。 次に、「令和版 営農会議」の取り組みについてお伺いをしますが、昨日の議論でもこの営農会議自体、若干中身については御説明をいただいておりますが、その営農会議を設置をするということの中で、やはりこれ国と農業政策も同一だと思うんですが、やはり全体として営農に適する農業の農振地域、農用地が減少してきている、津市も同じように減ってきました。減ってきたんではなくて、荒廃農地がふえてくる危惧も大きいので、何とかしなければいけない。みんなで手をつないでという話なんでしょうけれども、本来この農業振興地域整備計画、ことし5年に一度の見直しですけれども、そのこと自体が余り農業者、関係者にPRができていないというふうに思いますが、このことについてどれぐらい一般に公表をしたのか、あるいは、この見直しの効果というのはどういうふうにお考えなのか、まずこの点をお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 農業振興地域整備計画は、5年ごとに見直すこととされておりまして、現在令和2年度からの計画策定に向け、作業を進めております。5年ごとの見直しにつきましては、津市農業振興対策協議会の委員と地域の農業者の代表である農業委員及び農地利用最適化推進委員の皆様に対して作業スケジュールを説明し、農用地区域の変更を検討している地域がありましたら地域からの御相談や御要望を市に伝えていただくように依頼をしております。 また、これまでから農用地区域の変更について個別に御相談をいただいた地域の代表者の方々へも今回が5年に一度の見直しである旨を伝え、変更したい内容を市に上げていただくようお知らせをしております。 なお、農業振興地域整備計画の変更につきましては、三重県に協議し、同意を得た後に計画の変更案を報告し、30日間の縦覧と15日間の異議申し出期間を設けまして、異議申し出がなければ変更した計画を公告することになります。 また、見直しの効果についてでございますが、今回の見直しでは5年先、10年先を見据え、食料自給と国土保全に向け、将来にわたり優良農地として保全していく区域を示すとともに、一方では中山間地域等の耕作不適格地や水回りが悪いなどの耕作条件不利地につきましては、地域住民の皆様が安全安心に暮らせるための有効な土地利用を検討する必要がございます。 そのためにも、地域の皆様の御意見やお考えをしっかりその御意見に耳を傾けまして、聞き取った意見を情報としまして蓄積して、津市農業振興対策協議会において農業振興地域整備計画について審議いただくための基礎資料として活用してまいります。 ◆9番(小野欽市君) 今、農業振興地域整備計画の見直しについて御説明はいただきましたが、これ、今の答弁のように農業委員や農地利用最適化推進委員への説明で地域に下りるんだと。本当に下りるんでしょうかね。私の知り合いに聞いてみましたらほとんど知らない。 やはり、本来は、昨年度の間からこういう事業はきちっと農業従事者、農業者に対して説明ができていなければいけないと思うんですけれども、そのこと自体がどうもあやふやなような気がします。 本来は、これ市長選が4月にありましたが、市長選の前にやはり農業というこの地域の根幹の部分でもありますし、三重県全体で考えても、国全体で考えてもやはり農業政策、これは30年ぐらい前からずっと引っ張ってきて、だんだん萎縮をしながら、全体としては農業で一生懸命やるんだとは言いながらできていない部分を考えても、農業の振興地域の計画的な見直しというのは非常に大切な部分だろうと思うんです。特に、我々の地域で言いますと安東地区、やはり安濃川の河川の改修あるいは美濃屋断面のやはり改修等、全然手つかずのままであそこは農振地域で縛ってありますけれども、本当にあそこに必要なんですか。 これ、安東地区のまちづくり協議会が2015年でしたか、あの地域全体の20%を何とか開発をさせてくださいと地域で決議をされたことがあったり、あるいは一身田小古曽の地域でも同じような動きもありました。また、各地域にもそういう動きがあると思いますが、やはりそういうことはもう過去からずっと積み上がってきている。地域の農業者の皆さんの方向性というのは、農業を継続するのか、あるいはこの生まれ育った地域を生かしてそこで仕事をし、生活をしていくのか。そういうもうぎりぎりの場面に来ている。 そういう意見があるにもかかわらず、今から見直しをしますと。非常に悠長に構えていらっしゃいますが、農林省は片や6次産業化ちゃんとやってください、あるいはインターのところの大きな医療施設今度できるようになりますが、だめだよと言っていた地域がもう津市もどうぞやってくださいということになったわけだ。法律の範囲内でやれますということになったわけですから、やはりそういうところもしっかりと、今お答えになった部分は、これは行政としての建前だと思いますが、でもそれが違うんですよというところも出てきたわけです。やはりそこの整合性をしっかり持った上で、これは市長、実は市長には言いにくい話ですが、2期目の選挙の前にはこの地域ちゃんとやりますと、市長はある会合で言われた。ただ、ついこの間の会合では、いや、その件はもう青木副市長に任せてあるからと言われた。それがね、時系列で並べれば並べるほど、本来はそういう農業振興地域をしっかりやっていくという決意が、これは市長の裁断でなければ、市長と副市長の権限なんてそれなら月とすっぽんで、全然違うと思いますが、やはり政治的な決断も含めて、これまでの農業政策とこれから将来の農業政策、その中で津市を取り巻く環境、整理をしていただいてしっかりと方向性を出していただけるように、これはもう答弁求めませんけれども、やはりちゃんと考えてもらわないと、今言いましたように。医療施設はもうできるんです。排水もできるようになりました。何が違うんですかという話になりますから。よく整理をしておいていただければというふうに思います。 時間の関係もありますので、次にまいります。 地域の安全対策についてですが、去る5月30日午後、長らく待たれました江戸橋の架けかえ工事が終わりまして、国道23号へと開通をいたしました。これまで橋の直近にあった常夜灯の移設や橋本体の永久橋へのつけかえ、これに伴う周辺の皆さんの住居移転等の御協力あって完成できたことをうれしく思います。 さて、橋の架けかえに伴って、これまでの上浜通りの渋滞緩和と歩行者、自転車等の交通弱者対策は十分かどうか。また、今後見込まれる上浜町地内の朝晩の交通混雑について、道路への歩行者用白線による分離や、ことしなされる予定の八幡地内のゾーン30の効果を見て、狭隘な道路へ続く上浜通りとその西側でのゾーンの設置について伺う予定でありましたが、これは要望とさせていただきますが、あわせて津駅西口のスクランブル交差点から両側の自転車専用レーンが設置後約10年を経過して色あせた部分も見られております。ここら辺は、津駅西側の高校に通う生徒、あるいは登下校に使う中学生、自転車でいきますので、交通事故から守るために設置をされた専用レーンであるということは十分に御認識をいただいておりますが、ところどころ色があせてきておりますので、これも迅速に対応していただくように要望をしておきます。 さて、最終の項目ですが、発達支援について伺いたいと思います。 津市における発達支援についてお伺いをしたいと思いますが、私はこの4月、とある私立の幼稚園の入園式に出席をさせていただきました。そのときに見た光景が気になりまして、後にその幼稚園の非常勤職員に尋ねてみました。入園式のわずかな時間の間に何度となく泣き声を上げ、お母さんの手の中で常に動き回る子どもの行動に、その御家族も家庭の生活の中でも少し困っているとのことでありました。施設側からまだ明確なアプローチはしていないということでもあり、この例で見るように施設側も認識をし、保護者側にも理解があってもなかなか育児相談をしていくことは難しいのかなと思っています。 多動性障害、あるいは自閉症スペクトラムという医学的見地もありますけれども、またもちろん発達には個人差がありますから、個人にとってはかなりデリケートな問題だけに十分な人間関係がなかった場合には踏み込むことを躊躇される場合もあろうかと存じます。 まず、対応するための準備段階から時間も要し、相手の心情を理解しての業務だけに、この点についての津市における担当者の御苦労は理解します。 また、発達支援をしていくことの必要性をいかにその保護者に、近親者に理解していただくことができ、協力を仰げるかどうかによって子どもの未来の展開が大きく違ってくることと思います。 そこで、津市において民間や公立を問わず、幼稚園、保育園での対処法と担当者のスキルアップはどのようになされているのか伺います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎こども政策担当理事(福森稔君) 幼稚園や保育園では、それぞれのお子様の成長に応じまして、日々集団の生活の中での適切な支援を行っておりますが、お子さんの状況によっては保護者の事前了解のもと、こども支援課の専門職員が集団での行動観察を行いまして、特性に応じた支援方法や環境づくりなど、幼稚園教諭や保育士に助言をしながら行っているところでございます。 また、保護者の悩みや意見や思いを聞きながら、保護者とともにお子さんの発達により良い環境のもとで適切な支援が行われるよう取り組んでおります。 これら実際に、子どもたちへ適切な支援を考え、実践した経験を、これを蓄積いたしまして、それらの経験を園内以外の研修等で共有する機会を設けるとともに加えて、支援方法に関する専門的な知識を持った講師による学習会の開催など、さまざまな研修の機会を通じて職員のスキルアップに努めております。 ◆9番(小野欽市君) 今伺いましたように、津市では福祉部局の職員やあるいは教育委員会併任での指導主事による相談業務あるいは現場訪問などでかなり実効が上がっているというふうに伺いましたが、今、津市の児童発達支援センター以外に民間施設も数多くありまして、子どもたちが通っていると伺っております。この通所者を含めて、家庭での養育、また保育園や幼稚園時代、さらに小学校6年間通して見守り、必要に応じて支援することのできる体制がもう既に構築はできているのかについて伺っておきます。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎こども政策担当理事(福森稔君) 切れ目のない支援のためには、保育園、幼稚園、それと小学校、中学校へ、また高校へとお子さんの成長に合わせて生活環境が異なる中で、保護者の思いに寄り添いながら成長に応じた適切なサポートをしていくことが重要かと思っております。 本市では、こども支援課に配属している専門の知識を有する、先ほど議員からおっしゃられました指導主事、保健師、保育士のほか、これは業務委託をしている臨床心理士のスキルも活用しまして、保健センター、幼稚園、保育園、小学校、中学校等の関係機関との連携を密にし、それぞれのステージへの引き継ぎもしっかり行いまして、これらの関係機関との連携によりお子様の成長に合わせた支援が途切れがないように、支援体制のもと提供できるように取り組んでおります。 ◆9番(小野欽市君) ありがとうございます。 今回5月、6月、続けて大変悲惨な事件、川崎の事件やあるいは東京の事件が起こりました。社会的な問題はそれぞれ背景にあって、一概に養育や療育の支援がなかったからあの事件とは言えませんが、しかしながら両事案とも保護者や近親者のもっと早い段階での行政や社会に対する相談等がなされていれば、違う展開があったのかなと残念でなりません。 さて、津市における現状に鑑みて、またここのところたびたび報道されるような各地の事案を参考にして、津市において現在とられている施策と、さらにプラスできる、あるいは変更する手法があるかについて答弁をお伺いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎こども政策担当理事(福森稔君) まず、今回の事件の内容とかいろいろお聞きしとる中で、子育てをしていく中で、やっぱり保護者が孤立しないためにはできるだけ周囲の人とのつながり、また子どもを見守っていくことが大切なことだと感じております。 本市においても、子どもにかかわる部署は、保護者からの相談に対ししっかりと対応できる体制は整え、業務を行っているところでございます。今後は、保護者の皆さんに発達を含めた子育ての情報をまとめた津市の子育てハンドブックの活用を促進して、いつでも気軽に相談できる身近な相談窓口があるということを知っていただくさらなる周知に取り組んでいかなければならないと思っております。 また、子どもに関する相談には発達に関するものだけではなく、家庭の経済的な事情や環境等、さまざまな問題が関連しているケースもございます。発達支援に関するアドバイスに加え、相談内容に応じてこども支援課の職員、また配置している家庭児童相談員や婦人相談員などが協力をして対応するとともに、関係部署や関係機関との一層の連携を図り、さまざまな問題に対応できるよう努めてまいりたいと思っております。 ◆9番(小野欽市君) 今、るる御説明をいただいたように、保護者の皆さんが孤立をしない、行政もしっかりとサポートをする体制整備を行っているんだということで、一つの安心はいただきました。 ただ、最近特に私思いますが、ここ最近半ば無責任な報道が随分SNS等で流れております。それは、学校や幼稚園での保護者、育成者の負担が大きいので、それぞれ保護者が忙しい中で何のためにPTA活動をしなければならないか、今度PTAなんですよ。しなくてもいいのではないかと議論がなされております。 私は、事は発達支援だけではなくて、子どもの育ち全般で保護者、育成者が孤立するのを避けて、子どもの一人一人の個性を大切にした見守りや指導、養育が施されるためにも、保護者や育成者みずからが機会をつくって、教育、保育現場での子どもの姿、しっかりと確認をしていくべきだと考えています。 今後、津市における対応は、その点間違いのない教育現場、あるいは保育の現場ともに子どもの一人一人を大切にすることを願うものでありますが、教育長、事前にお願いをしておりませんが、教育長、そのことについて何かありますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 先日、津市のPTA連合会総会の後に、PTA役員と懇談をする場がありました。そこで、先ほど議員御指摘のいわゆるPTAの活動に対する参加の課題について、PTA連合会の会長ともその場でも詳しくお話をさせていただいております。 こちらのほうも、PTA連合会と一緒になりまして、さまざまな場で今後どのような形でPTAとして活動していただいて、学校をともに支えていただくんかということにつきましては、引き続き重要な課題として取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆9番(小野欽市君) まさに課題なんですが、我々が現役のPTAだったころ、それと今の時代、一括して変わらないと思うんですよ。保護者は保護者なりにその時代、その時代、結構忙しいと思うんですが、そのことと子どもの育ち、成長というのは同じように論じられてしまうようなことは、もし現場のPTAの中であるとすれば、PTAというのは教育長が言うまでもなく学校の先生も入っているわけですね。こちらの保育というのは、もう完全に保護者とその保育園、あるいは幼稚園とのじかのつながりになりますから。やはり学校側というのはそれだけ全体として組織が大きくなりますし、やはり抱える課題というのもたくさんになってくるだけにしっかりとお話をしていただいて、その保護者の問いに対して的確な指導ができるように持っていっていただかないと。 何かちょっと、この間ありましたのは、公務員で初めてPTAの役員になって、会長になって、こんなPTAの活動いらないじゃないかと。県のPTAの組織の挨拶には知事来るんですよ。市のPTAの会合には市長行かれるでしょう。公務員の代表が行かれてこうしましょうとみんなに言っているにもかかわらず、なかなかそうじゃないんだというような理解不足というか認識不足、説明不足なのかもわかりません。 ぜひ子ども一人一人の特徴を大事にして、話し合いができるようなそういう雰囲気づくりもぜひよろしくお願いを申し上げて終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岡幸男君) 以上で小野議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午後2時49分休憩     午後3時10分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 坂井田議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 坂井田茂議員。     〔21番 坂井田 茂君 登壇〕 ◆21番(坂井田茂君) 一津会の坂井田茂でございます。一津会を代表して、発言通告に基づき5項目の一般質問をいたします。 まず最初は、職員の労務管理に関して伺います。 6月4日付の全国紙のニュース記事によりますと、大分県職員のTさんが、県庁内で命を絶ったという件において、過重労働で鬱病を発症したのが原因だとして、遺族が公務災害の申請をした中で、サービス残業をさせる体質があるのではないかと問いかけてみえます。未経験の決算業務に十分な引き継ぎや他の職員からの支援も受けられず、過労死ラインを超える月100時間以上の残業で鬱病に罹患したと訴えておられます。津市においても本庁舎の電灯が平日夜遅くまで、ときには休日にも昼夜を分かたず、ついていることがあります。 そこで、津市職員の健康管理及び市民サービスを第一に念頭に置いた公務の能率の維持、向上、確保という観点から、時間外勤務の上限が始まっている現在、まずお聞きします。 (1)時間外勤務の実態について、この4月、5月の45時間を超える時間外勤務を行った職員数について伺います。 お願いします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの坂井田議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 議員おっしゃるとおり、本年4月から時間外勤務の命令ができる上限を原則としまして1月につき45時間、それから1年につき360時間と、津市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する規則に定めましたところでございます。 そこで、この4月以降の時間外勤務の状況でございますけれども、4月は選挙が2回行われましたので、その選挙の部分の時間外勤務分をちょっと除外をさせていただきましたところ、1カ月に45時間を超えて時間外勤務を行った職員につきましては、4月が146人、5月が301人という状況でございます。 ◆21番(坂井田茂君) まず、まだたった2カ月ですけれども、5月分が前年度比173人から301人となった、この理由をどのように分析されてみえますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 先ほど申し上げたとおり、5月が301人ということで多くございます。45時間を超える時間外勤務を行った職員が昨年5月と比較しますと、昨年5月が173人で、大きく128人ふえております。 そこで、この原因を探ってみましたところ、5月は本年につきましては10日間の大型連休がございました。消防職員の休日勤務がふえたということと、それとボートレースの開催日がその分ふえてございますので、そのボートレースの開催日がふえたことが原因ではないかと分析しておるところでございます。ちなみに、消防本部とボートレース事業部の職員の分を除きますと、5月の時間外勤務は、45時間を超える時間外勤務が今年度は102人で、昨年度は145人で、昨年度に比べまして43人減っているということでございますので、やはり大型連休の影響が大きかったのではないかと分析しております。 ◆21番(坂井田茂君) 連休が続いたということで残業が若干ふえたと。市民感情から見ると、公務員は休みが長くとれていいな、しかし、その分残業でさらに出なければならないけれども、残業の賃金の上乗せがあるというのも、ちょっと市民から見れば納得できない面もあるかと思いますので、やっぱり長期休暇が続く場合の前の段階、果たして仕事の内容が予想外の業務量だったのか、あるいは計画性がなかったのか、そういうのを終わった現在、振り返る必要があるのではないかと思います。 先ほど言いましたけれども、勤務を要しない日がふえた分、やっぱり業務をさらに効率よく、休み前かあるいは後にずらして、かつ平準化する手段を管理職の方がしっかりと見通しを持ちながら計画性を持って仕事をしていただきたいと思います。 次に、(2)労務管理の流れについてですが、職員が時間外勤務を申し出る伺いの申請から一連の流れというのを説明していただきたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 時間外勤務につきましては、所属長の命令により行われるものでございます。所属長は所属職員が時間外に行う業務の必要性でありますとか緊急性、これを十分に精査した上で、まず命令を行うという流れでございます。時間外勤務の命令を受けた職員は、庶務管理システム、このシステム上で時間外勤務を行う業務の内容、それから所要見込み時間、これを入力いたしまして、所属長はその時間等が正しく入力されているか、それを確認をしております。そこで、時間外勤務が実際起こるわけですが、時間外勤務の終了時におきまして、職員は改めてそのシステムに実際に時間外勤務をした時間を入力をいたします。 所属長はその時間外勤務で勤務をした業務の進捗を確認の上、時間外勤務の実績を承認すると、こういう流れで時間外勤務を行っております。なお、実際の時間外勤務の確認といいますのは、職員の主に所属長、それから担当主幹等の管理職によるものが基本でございますけれども、主に現認によるものというふうにしております。 ◆21番(坂井田茂君) 時間外に職員が行おうとしている業務の必要性、それから緊急性と言われましたですね。これを厳密に精査した上で命令しているということですけれども、時間外勤務の所要見込み、見込みの時間ですね。それから終了時刻、この内容をしっかりと確認していただきたいというふうに思います。 現認と言われましたが、課長なりあるいは担当主幹なり管理職がその場で最後の時刻をきっちり現場で確認をするという意味でよろしかったですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 現認は現地において確認をするという意味でございますが、例えば現認ができない場合は、次の日にその時間に行った業務の進捗状況を確認をして、実際に時間外勤務をしたというようなところを現認にかわる形で確認をしてございます。 ◆21番(坂井田茂君) 2時間時間外する予定だったけれども、3時間になった、あるいは逆に3時間伺いを立てて命令を受けたけれども、実際のところは2時間であった、こういうケースもあろうかと思いますけれども、その場合はどういうふうな解釈をしてみえますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 先ほども申し上げましたが、実際に時間外をした時間を改めて業務の終了後に入力をします。それは現認をしておりますので、その実際の時間で承認をするということでございますので、当初の所要見込み時間を修正をして実際の時間を入れますので、実際にした時間で時間外勤務が行われたということを確認することになります。 ◆21番(坂井田茂君) 現認をしてもらえればこういう問題はないと思いますが、やむを得ず、どうしても現認できない場合は、翌日きっちりと確認をしていただくということをよろしくお願いします。 次に、(3)です。労務管理の徹底について伺います。 冒頭に例を挙げましたこの大分県職員のTさんの例においては、上司に残業時間を申請し、翌日に予定した残業時間に変更がなかったかを確認する体制であったようです。今と同じケースですね。しかし、県の記録では各月26時間、20時間、39時間という記録です。しかし、この件が起こってから弁護士が調べた結果、毎月それぞれ過労死ラインの月100時間を超え、県による確認が不十分ではなかったか、不十分な可能性があるということで、今進んでおります。 この件があった後に、パソコンの使用記録を、勤務時間を把握する新制度を2018年8月、ちょうど去年ぐらいから導入したそうでございます。そこで、津市ではこのような形で労務管理を徹底しているかどうか、その点をお伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 議員おっしゃるとおり、労務管理というのは大変重要なものでございます。時間外勤務の適正な運用を図るため、これは、まず職員の時間外勤務の状況を把握すると、その必要性でありますとか、緊急性でありますとか、何をするのかというのを事前に把握するというのが大事でございますので、現在、私どもでは朝会というのを徹底をしております。所属長につきましてはその朝会等を利用しまして、その日に時間外をするのかどうかというのを事前に確認をすると、こういった工夫をして、まず確認をしておると。それと、やはり現認等をしまして、時間外勤務の確認をして、それから業務の進捗管理を徹底していくと、これが重要であるかと考えてございます。 それと、所属長に対しましては、常に所属職員の時間外勤務の状況を確認をしていただくと、その中で緊急または臨時に対応すべき業務の発生等によりまして、どうしても上限を超えて時間外命令を命じざるを得ないという状況があるかと思います。そういったときに速やかに、事前に人事課のほうに報告を求めているところでございます。 その報告を受けまして、例えば上限を超えて時間外命令を命じた場合は、その報告の中で時間外勤務の時間数、それから業務の概要、それから業務の分担の見直し等を行っても上限時間を超えて時間外勤務を命ずることを回避できなかった理由、こういった内容などを記録して、さらに総務部長に報告をしていただくということになっておりまして、これらの報告と、それから場合によっては所属長に対して聞き取りも行いまして、当該時間外勤務に係ります要因の整理、それから分析、検証を行って、以後の時間外勤務の縮減につなげてまいります。 ◆21番(坂井田茂君) 今回、私あえてこの質問をさせてもらったのは、職員の健康管理と、それから公務の能率の維持、向上という視点からお聞きしておりますけれども、先ほどの答弁ありました。課長あるいは担当主幹の管理職が時間外の勤務予定の事前確認、朝会でしっかりと確認するというふうに答弁していただきましたけれども、やっぱり現場での確認による時間外勤務、その進みぐあい、あるいははかどりぐあいですね。例に挙げたように、本当に職員が時間外勤務で困っている残業量なのかどうか、そこはやっぱり進みぐあいやはかどりぐあいの管理をしっかり見届ければ、冒頭に挙げたような件は絶対津市には起こらないと思いますので、そこはやっぱり、課長あるいは担当主幹がしっかりと見届けていただきたいというふうにお願いいたします。 最後に、(4)です。 管理職の勤務実態について。一般職員の労務管理というのは先ほど時間外勤務の縮減に向けてこういった流れができているようですけれども、管理職にとっても時間外手当が出ないということで、しかし、残らなければならない状況は多々あろうかと思います。管理職もやっぱり体調管理をする、健康管理をするという意味でも、職員の時間外勤務の調整と現場確認などによって、今以上に負担がかかるということは考えられます。 そこで、管理職の時間外勤務というのは、どのように誰が管理しているのか、それを伺いたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 職員の健康管理というのは大事でございまして、当然、職員に含まれます管理職につきましても健康管理をやっていくというのは、人事としても考えてございます。そこで、平成29年2月以降の担当主幹級以上の全職員につきまして、管理職につきましても、統一のシステムを作成しまして、そこで時間外勤務の時間を入力していただくことによりまして、みずからの時間外勤務を管理していただいております。この情報につきましては人事課においても把握をしておりまして、管理職も含め全職員の時間外勤務を注視して、全職員の健康管理、それから組織の現認体制、組織体制の管理も含めまして人事課においても注視をしていると、そこで全ての職員が過度な時間外になっていないかということを注視して、時間外勤務の労務管理をさせていただいているところでございます。 ◆21番(坂井田茂君) 管理職にとっても、部下というか、一般職員が残って仕事をしているのをきちっと現認しながら、職務内容もしっかりと確認していただくということで、互いに連携をとりながら仕事の効率をしっかりと考えていただきたいと思います。 これは時間外勤務とは別ですけれども、ときどき一般職員が仕事を終えて、いよいよ勤務終了、帰ろうかな思っても、まだまだ課長が仕事をするまでもなく残っていると、やっぱり部下が帰りにくいという状況があるというふうにときどき耳にします。やはりこういった職員の配慮とか言葉がけ、そういうのもしっかりと忘れないように、これは正規職員だけではありません。臨時職員も含めた職員が日々働きがいがあると感じる職場づくりに努めていただくようによろしくお願いしたいと思います。 以上で1項目めを終わります。 次、2項目めですけれども、私の質問内容、今後の展開の関連性から、ちょっと2番と3番を入れかえて質問をさせていただきたいと思います。 ですので、三重短期大学の経営方針についてということで、大きくは2点に分かれておりますが、これをまず伺います。 まず、1点目でございます。これまで学長にも何度か将来的な構想、中期的・長期的構想を聞いたことはあるんですけれども、新たにかわられましたので、将来的な構想、または新たに就任された学長の今後の中期的・長期的な構想のお考えをぎゅっと凝縮して、お考えを伺いたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。
    三重短期大学学長(村井美代子君) 初めての答弁でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 本学は教育、研究、それから地域貢献、3つの柱をバランスよく機能させておりまして、また、短期大学でありながら4年制大学に匹敵する充実したカリキュラムを組んでおります。地域に開かれた大学としまして、地域社会を主体的に担う市民の育成という地域貢献の理念を掲げ、地域に根づき、地域に愛され、地域に必要とされる大学を目指しております。 現在、本学のような短期大学を含めまして高等教育機関にかかわる制度が変動の時期にございます。来年度から国による教育費負担軽減制度が開始され、また、入試制度改革が行われまして、令和3年4月には、新制度下の入学試験に合格した学生が入学してまいります。本学が毎年実施しております新入生アンケートでは、本学を選んだ理由として学費の安さを挙げる学生が多数おりますが、今般の教育費の無償化、入試制度改革によりまして、志望者数あるいは学生の偏差値に影響が及ぶ可能性もありまして、今後の推移の見守りが必要と考えております。 こうした状況の中、学内で一昨年度から本学の将来構想検討ワーキングを取りまとめまして、この3月に一定の方向性も決めておりまして、今後は速やかにその案を具体化することで、短期大学としてのさらなる充実と発展を目指して、ただいま全教員で取り組んでいるところでございます。 具体的には、学科の一部改変とカリキュラムの見直しを通じまして、教育のさらなる充実、また、仕事や育児、介護等のため通学時間が限られる社会人の皆様のための長期履修制度の創設によりまして、本学の出発点でもあります法経科第2部を勤労学生の学びの場からより広く地域の生涯学習の場へと一層充実させることなどを検討しております。 ◆21番(坂井田茂君) 私もホームページで、学長挨拶ということで確認をしましたが、今おっしゃられたこと2点含まれておりました。1点目は、3つのバランス、教育、研究、地域貢献、それから4年制に匹敵するようなカリキュラムということで書いてございました。それからもう一つ、言われませんでしたけれども、全国公立短期大学唯一の法律専門コースを設置している、あるいは最後に言われた夜間で学べる公立短大、なかなか夜間で学べる公立短期大学は2校ぐらいしかないんですかね。こういった貴重な全国での公立短大の存在であるということは私も十分認識しております。 その挨拶の中で、私が言葉として引っかかったのは、いい意味で引っかかったのは、リカレント教育の重要性を学長は述べられておりました。リカレント、繰り返される、回帰する、あるいは循環するという、リカレント教育の重要性、それともう一つは多様性ですね。D&I、ダイバーシティ・アンド・インクルージョン、そのダイバーシティ、多様性の受け入れが求められているというふうに述べられております。 ごく簡単で結構ですので、学長が考えられる多様性の受け入れ、それについての考えをごく簡単に、今考えられていることで結構ですので、短期大学の多様性、どのように捉えてみえますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 私があそこでダイバーシティと書かせていただきましたのは、着任しましたときにも感じていたことでございますが、特に最近、学生の保護者、家族の皆さんの国籍が違っていたり、あるいはLGBT等のさまざまな相談、悩みを入学前から受ける機会が非常に多くなりまして、入学前、保護者の方、御本人がいろいろ心配されているんですけれども、実際こちらが心配するよりも、入学されると学生がごく自然に受け入れて、ゼミでありますとか、クラブ、自治会等活動していることが多く、ほとんど問題が起こっておりません。社会に出る前の疑似社会と申しますか、大学というのは1つの社会でございますので、この大学という社会の中で、そういうさまざまな仕方の受け入れ、自身も悩んでいる子もおりますので、そういう体験を2年間でして実際の社会に出ていってほしいという、その思いでダイバーシティと書かせていただきました。 ◆21番(坂井田茂君) 思い、しっかり私も受けとめさせていただきました。ダイバーシティ、すなわち個々のさまざまな違いを包み込んで、三重短期大学のいろんな多様な学生、生活科学科、法経科、あるいは夜間という、いろんな生徒が集まるのを一抱えにしながら、それぞれ個々の生徒の将来を見据えながらきちっとやっていこうという、この新学長の思いは私も尊敬するところでございます。 例えば、受験の中で、いろんな形で高校であったり、通信教育で高校卒業資格をとってさらに進んでみえる方も多分あろうかと思います。あるいはほかの大学でなかなか思うところへ第1希望へ行けなくて、進学待ちをして、あるいは短大を通し、そしてまた自分からさらに道を切り開いて4年制に行くこともあるだろうし、あるいは経済的に苦しい、これはたくさん生徒の声、私も文化祭に参加させていただいて、数名の生徒の思いを聞きました。兵庫からあるいは九州から、まず第1に学費が安いからという、だから明るさの中にはやっぱりそういったこと、家庭的、経済的なことを自分の思いを込めながら一生懸命学んでいるというのもひしひしと私は感じました。 こういうことをしっかり学長はまず念頭に置いて、今から質問をしますので、答えていただきたいと思います。 2点目です。2021年度の三重短期大学入試改革の概要について。 まず1つ目、主な変更点について。これもぐっと凝縮してお願いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 今般の変更内容につきましてでございますが、文科省で平成28年3月に高大接続システム改革会議の最終報告を受けまして、高等学校の教育改革、それから大学の教育改革並びに入学試験、大学入学者選抜改革の一体的な改革を進めております。 このような中で、高等学校教育とそれから大学教育の接続面になります大学入学者選抜におきましては、いわゆる学力の3要素、1つ目が知識と技能、それから2つ目が思考力、判断力、表現力、それから3つ目が主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度、この3要素を多面的、総合的に評価する入学者選抜へと転換が求められております。 これを受けまして、本学でも入学者選抜改革として、学内にワーキングを設置いたしまして検討したものがただいま議員のおっしゃっていただきました2021年度の三重短期大学入試改革の概要でございます。本学では、今回の入試改革に基づきまして…… ○議長(岡幸男君) 学長、もう少し大きな声で。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) すみません、本学では、今回の入試改革に基づきまして、入学者選抜を令和3年度入試、実施は令和2年度でございますが、から実施しようとするものでございまして、試験の名称につきましても変更が求められておりますので、現行の関連分野特別選抜につきましては引き続き同じ名称といたしますが、それ以外の試験につきましては、推薦入学者特別選抜につきましては学校推薦型選抜、また、一般入学者選抜につきましては一般選抜等に改める予定でございます。また、大学入試センター試験利用選抜につきましては、センター試験が共通テストに変更になりますことから、共通テスト利用選抜に改めることとしております。 主な変更点、4つございます。 まず1つ目といたしまして、関連分野特別入試、それから学校推薦型選抜及び法経科第2部を除く一般選抜におきまして、新たに、先ほど申しました学力の3要素の3つ目でございます、これがはかれておりませんでしたので、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度の評価が必要となります。高校時代に積極的に取り組んだことを調査書などをもとに点数化して評価する予定にしております。 2つ目が関連分野特別選抜、それから学校推薦型選抜及び法経科第2部の一般選抜では、面接充実と加えまして、プレゼンテーションの導入などによりまして、コミュニケーション能力、表現力、論理性などの評価のウエートを高める予定にしております。 3つ目が一般選抜、共通テスト利用選抜では、生活科学科、食物栄養学専攻を除きまして、従来、1科目ないしは2科目でありました試験科目を全て3科目といたしまして、多面的に学力を判断いたします。また、全て従来マークシートでございましたが、一部記述式問題を導入しまして、思考力、表現力、論理性などを評価いたします。 最後に、4つ目の変更点といたしましては、法経科第2部を除く一般選抜の英語試験では、読む、聞く、話す、書くの4技能にすぐれた学生を高く評価するため、民間検定試験の結果を参照することとしております。具体的には、CEFRでB2、これは英検の準1級以上に当たりますが、B2以上の受験生に対しましては英語の得点換算を満点としまして、本学独自の英語試験を免除いたします。また、同じくCEFRでB1、これは英検の2級に当たります。あるいはA2、これは英検の準2級に当たりますが、この受験生につきましては、それぞれ英語の試験成績に10点、5点を加点することとしております。さらに、共通テスト利用選抜につきましてもCEFRでB1、先ほど申し上げました英検2級以上の受験生には、あらかじめみなし得点を付与いたしまして、共通テストの英語の得点とみなし得点のどちらか高い得点を採用することといたしております。 全般的には以上でございます。 ◆21番(坂井田茂君) まず、さきに説明していただきました。 特に今、アが終わったところでございまして、イに入るんですが、一般入試による入学者募集と共通テスト利用選抜による入学者募集、これ、すっと見過ごしてしまいそうなことなんですけれども、ただし書きを見ますと、今説明されました英語民間検定試験のスコアも参照します。詳細は下にございますように、ホームページにきちんとわかりやすく出てきておるんですけれども、まず、私は結論から言いますと、英語民間検定試験には多くの問題を含んでいるというふうに考えております。 今の高校2年生あるいは高校1年生も含めてですけれども、これからこの試験に立ち向かわなければならないという状況です。なぜこの試験に多くの問題があるかというと、私も1カ月ぐらい前から非常に気になっておったんですけれども、本日付の新聞で、期せずして、きょうの朝刊に全ての各紙がこの問題を取り上げてみえます。実際これを採用しようという東京大学であるとか東北大学、東北大学は採用していませんが、多くの学長が全学長ですね。あるいはセンターの全所長らが一同に国会に請願を出すというふうな行動もしてみえます。現実的にこの英語民間検定試験が国の中で今から審議される予定です。まだこれからですけれどもね。昨日行われたばかりですので。 なぜかというと、実際、この三重短期大学が掲げられた英語民間試験のスコアによる得点または加点というのを見ますと、実に8種類の民間英語検定があります。その中で、聞き取りの中では、多分今までの経験からいえば、英検を受ける学生がほとんどであろうというふうな思いだったと思うんですけれども、例えば、今高校1年生の人が英検の2級を持っているとしましょう。高校1年の人ですよ。2級をとったと。非常に英語にとっては学力優秀だと思いますが、これはそのまま短大受験した場合には、加点されるわけですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) そうでございます。 ◆21番(坂井田茂君) なるほど。例えば準1級、100点満点がもらえるわけでございます。準2級だったら5点しかもらえないけれども、準1級を持っている学生にとっては100点満点とみなすと、こういった制度ですね。今高校1年生、準1級をとっている子が受験するとすれば、満点扱いということになるわけですか。それをちょっと確認したいと思います。大事なところです。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) そうでございます。準1級を持っていましたら、満点扱いということでございます。 ◆21番(坂井田茂君) 指名して悪いんですけれども、事務局長、これで間違いないですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学事務局長(澤井尚君) 間違いないと思います。     〔「思いますて何や」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) もう一度言い直してください。 ◎三重短期大学事務局長(澤井尚君) 間違いございません。 ◆21番(坂井田茂君) この制度を採用されたときに、私は本当に短大としていいのかなと、先ほど、多様性の話をしました。多くの学生がたくさん来られるような環境をつくるための入試にしなければならないと思いますよ。ですから、この制度に反対する大学、東北大学、北海道大学、京都工芸繊維大学、この3つの大学は一切これにはかかわらないと、はっきりと明言してみえます。それ以外の国立大学の13校、もう名前を挙げると切りがありません。13校に関しては、レベルでいうと、一番低いレベルですね、A1レベルという資格、具体的にいうと、英検でいうと3級が合格であれば、受験資格、どうぞ大学を受験してくださいという非常にレベルを低くして、門戸を開いています。3級を持っていても受験はできると思いますよ。だけれども、こういう差があるような入試はどうかなと思います。 戻りますけれども、例えば、高校1年が今現在準1級を持っている子が受験したとします。全く大学の中でどのような入試の検討をしたのか、私は疑問に思いますよ。今、失礼ながら明確に事務局長にも私お聞きしたんですけれども、高校1年、あるいは今高校2年生が例えば英検1級を持っている子であっても、これ、全然無効ですよ。確認してください。そういう考えでこういう入試制度を取り入れたとしては、もう根底から覆す話です。確かめてください。でないと、議論が先に進みません。そうでしょう。なぜかというと、今の高校2年生が来年4月になって、4月から12月の間に必ず受けなければならないんです。英検ばかり言いますけれども、今の英検はそのまま英検は英検であるんです。1級、2級。もう一つ大学受験専用の英検というのがあるんです。それを来年4月から12月の間に必ず受験しなければならない。 なぜかというと、この大学入試の決まり事があって、1カ所で1回で読む、聞く、書く、話す。この話すは同日1日以内にきっちり行わなければならないという規定が新たにできているんです。御存じですね。今までの英検というのは1次試験が通って2次試験が例えば準1級とか2級とか、合格者のみが第2段階を受けられた。それではあかんということで、入試については平等に全ての高校生が受けられるようにということで、4月、12月で今から全員受けなければならないわけです。だから、その認識は間違っていますよ。私が言っていることが間違いであれば、後日おわびに行きます。私がしっかり調べた上でこう発言しておるわけですから。 その8種類についても物すごく問題があります。多分英検だろうという曖昧な考えでこれを採用されるんだったら、やめてほしい。8つあるうちの1つ、ちょっと時間がかかるかもしれませんけれども、1つはケンブリッジ英語検定、これを受験するには受験料2万7,000円、消費税8%の場合です。10%の場合は2万7,500円かかります。1回ですよ。それからエントリー費用としても5,400円かかります。受験料が約3万円かかります。1回の受験でね。経済的負担もかかるということをまず考えてください。これは、本来目的としては、ケンブリッジ大学に留学しようという人のための試験です。混ぜてあるのが私は不思議でかないません。それからTOEFL iBTテストですね。英語で言うと長いんですね、Test of English as a Foreign Languageというテストです。よく聞きますね。これは北米、アメリカ、カナダへの留学を目指す人の試験です。これはパスポートが要ります。まず受験の前にパスポートをつくらなければなりません。受験料が日本円じゃないです。275ドル及び手数料が40ドルかかります。計算すると3万円近いですね。 その次、まだまだあります。IELTSというやつですね。これも2万5,380円かかります。これもパスポートを作成した上で画面登録でどんどん試験を受けていきます。そしてまだまだあります。国際ビジネスコミュニケーション協会というやつですね。TOEICという、これもよく聞きます。5,725円です。それからベネッセが行っているGTEC、多分いろんな面で出てくるのが英検かGTECかこの2つであろうというふうによく言われていますけれども、GTECについても4種類の試験があります。それぞれ難易度が違います。だから難易度が違いますから、自分がどこを受けようか、高いところを受けても後で換算されてしまいますから、結局こういったテストが一体どれがいいのかですね。あと2つですので、行きます。それから日本英語検定協会が行っている実用英語検定、英検ですね。今話題に上っています。これも1級からずっと3級まであります。受験料は5,800円から9,800円、これも安いほうですね。最後にブリティッシュ・カウンシルという、これも英国の公的な機関です。2万5,380円かかります。このうち皆さんにも高校2年生以下の方みえると思いますよ。2回受験します。最高2回です。2回しか受けられません。4月から12月ね。一体どれを受ければいいのか。 もう今既に塾の中では、この試験を受けたら有利であるとか、あるいはこの試験のための対策本というのがもう今つくられようとしています。おかしな話ですけれども、例えばある試験を実行しようとする会社が対策本をもう既につくろうとしているんですよ。試験会社が対策本をつくる。みんなそこへ流れますわね。こういった不平等、不公正あるいは経済的にも苦しいと、いろんな要件を加味すると、比べようがないテストをあえてこの一覧表であるCEFRという表に落として、ちょっとした点数の違いで5点になるか10点になるか100点になるかというのがこれは一般入試です。共通テストは三重短大の場合は、800点もらえるか1,000点もらえるか。1,000点の場合は満点ですから、もうこれは英語を受験する必要はないという扱いになるかもわかりませんね。 そういった学校によってさまざまですけれども、この民間英語検定試験を受けようという、実施しようという構想自体を再考してほしい。もう一度考えるべきではないかなというふうに私は思いますが、ここまでお聞きになって、御意見を聞きたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) ただいま議員が御指摘いただきましたこの検定試験の採用につきましては、文科省からアイデアとして提案があったときから、全国の大学から非常に批判がありまして、そちらは知っております。ただ、ちょっと本学の一般入試にかかわりましてのみちょっとお答えしたいと思いますが、一般入試では、従来、本学の一般入試はいわゆる読みだけで、一般のリーディングのみの入試で過ごしてまいりました。このたび記述式が必要になってまいりましたので、リーディングとライティングを加えることになっておりますが、プラス4技能をはかれということになりましたので、今議員おっしゃいました、今回反対、一切活用しないとおっしゃっている大学、北海道、それから東北、それから京都工芸繊維大学、大きな大学でいらっしゃいますので、恐らく独自の4技能をはかる英語の試験を学内で作成することが、あるいは実施することが可能と思われます。 ただ、本学のようなあるいは他の短期大学のような語学担当者の非常に少ない大学で4技能をはかる試験をつくりますこと、そしてそれを実施しますことは非常に厳しいところがございます。これは苦肉の策でございまして、CEFRの加点の部分は、必ず入試の際の必要条件にはしておりません。ですので、リーディングとライティングのみの一般入試だけで受験していただいても、CEFRの部分ではかれるということでございます。 ◆21番(坂井田茂君) 私が言った一番の根本のところを答えてもらっていないでしょう。今、持っている英検で行けると思いながらこの受験を進めていますよ。今からこれだけの8つのうちから選択して、今2級を持っておっても一切無効です。新たに受けなければならないという、それを前提に私はお願いしておるんですからね。全くこの考えがなかったでしょう。そこだけちょっとお聞かせください。確認してください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 新たに受けなければならないということは存じております。そのルールは知っております。 ◆21番(坂井田茂君) 今のはおかしいですよ。受けられると言われましたよ。だから私は現在高校1年生の者が学生が準1級を持っていればそのままこれに応用できるのですかと、そういうお考えでしたんですかと、私確認したんですよ。できるというふうにおっしゃいましたのはおかしい。今の発言は矛盾ではありませんか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) すみません、私がちょっと勘違いしておりました。新たに受けて、準1級を持っていれば受けられるということで、すみません、新たに受けられる部分は抜けておりました。新たに受けなければならないということは、今回のルール全てはそれは掌握しております。 ◆21番(坂井田茂君) もうこれぐらいにしておきますけれども、そこのところが根底がしっかり教授会みんなが理解していない。あなた、英語が専門でしょう。だから、あなたが問題をつくったらいいんですよ。英語専門の学長ですから、あなたがつくれば問題ない。だからこんな矛盾のあるような、こんなというのは失礼ですけれども、国が考えた各学校がこれでつくるといいであろうというふうな考えかもわかりませんけれども、これだけ大きな問題があって、経済的な負担も学生は物すごく感じるだろうと思います。あるいは沖縄の離島の人がこの試験を受けにいくにはどれだけのお金がかかるか。会場が限られていますから、那覇本島あるいは大きな島まで行かなければならない。三重県の地方もそうです。これが果たして全ての全国の高校生にとって平等な試験であるかどうか、そこはしっかり考えて、もう一度この件については学内で検討していただきたいと思います。 検討するのだったら今だと思いますよ。もうこれが発表してしまったら後戻りはできませんので、ぜひともこれは再考すべきだという考えで質問させていただきました。 以上でこの件終わりたいと思います。 逆にしたのは、こういう考えが国からいろんな考えとして義務教育学校、小中学校にもおりてきております。 次の3項目めに入ります。時間は13分ですので、超スピードでいきたいと思います。 全国学力・学習状況調査2019年に関して、(1)中学校英語で、ほかの教科はちょっと今回別にします。学力調査ということで以下言わせていただきますが、この小学校全国学力・学習状況調査、今年度におきましては税込み落札金額17億8,740万円、中学校分が落札金額税込み29億9,999円、約30億円かけて実施されました。ことし12回目になりますけれども、国語、算数以外にだんだんと学力向上を図るために、今となっては問題の54問中24問が何と過去に出た再問題というふうに上っております。だから、今も過去問題を一生懸命やるように、どの県も学校もおしりをたたかれております。 この過去問題対策によって平均点を上げようとする余り、学校の大切な授業の時間が削られ、本来の教育課程における授業や教員にとっては教材研究の時間が物すごく削られております。というふうに私は危惧しております。 さて、この中学校英語ですが、この調査について、(1)です。中学校英語、話すこと調査について、概略を手短かにお答えください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 中学校におけます全国学力・学習状況調査におきまして、今年度、国語、数学に加えて初めて英語が導入され、4月18日に実施されました。本調査の具体的な内容としては、まず、聞くこと、読むこと、書くことの筆記問題を合計45分間行い、これに加え話す調査として、これまで回答用紙に回答を書く形式ではなく、パソコンを使用する形式で実施をいたしました。 話すこと調査の内容は5分間で、基本的な表現を理解し正しく応答する問題、聞いて把握した内容について継続してやりとりを行う問題、テーマに沿ってまとまりのある内容を話す問題がパソコンの画面に映し出され、その問いかけに対して生徒が装着したマイクつきヘッドホンによって音声で回答する形式となっております。 ◆21番(坂井田茂君) 先ほど最後に言われましたマイクつきヘッドホン、この耳に当てる部分は形状というか大きさ、どれぐらいですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 耳当ての部分が大体直径5センチ程度のマイクつきのヘッドホンでございます。 ◆21番(坂井田茂君) これは各学校に何個送られたというか、割り当てとしては。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 各1クラス分として送られております。 ◆21番(坂井田茂君) 最大40個というふうに考えてよろしいですね。このイヤホンについては国から送られてきたと思うんですが、使用後、どのような扱いをすればよろしいですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 国のほうからは、回収は行わないということですので、各学校で引き取りという形になっております。 ◆21番(坂井田茂君) ということは、どのように扱ってもいいということになりますね。処分しようが。まず1つは、物理的な問題で、各学校40個で、市内19校ありますから760個、こんな形のマイクつきヘッドホン、三重県内で学校が152校ありますから約6,000個、全国で1万270校ありますから、40万個のマイクつきヘッドホン、1回の試験でもう不要になるんですね。要らない。これが約20、30億円の費用の中に入っているということですね。非常に私から見れば、もったいないなというふうに思います。 これは1回限りですけれども、運用上の問題点も幾つかあったというふうに聞こえてきました。実施した中学校からの声として、教育委員会が把握している部分について、これもちょっとポイントを絞ってお願いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 今回、パソコン教室のパソコンを使用するため、調査に必要なソフトを事前にパソコンにインストールする必要がありまして、このインストール作業や環境設定には多くの時間を費やすことになりました。この点について、本市では、教育委員会が中心となって調査問題の早期のインストール作業及び事前検証を行い、パソコン機器操作説明会も開催するなど、丁寧に対応してきましたので、大きな問題はなく実施はできました。 しかしながら、調査後、生徒からは隣の人の声が聞こえるので話しづらかったであるとか、調査を始める際にパソコン画面上の調査開始ボタンがわからずに困ったとの声を聞いております。 ◆21番(坂井田茂君) 今ちょっと言われましたね。話すこと調査の中で、他府県では、ちょっとこれも関係の新聞で読んだんですが、500人の学校で不都合、ふぐあい、何らかのトラブルで実施できなかったというふうに聞いています。津市においては、先ほど教育委員会の担当者がおっしゃいましたけれども、今回、事前に全中学校を回って指導とか手助けをしていただいたおかげで、大きな問題も全く発生しなかったというふうに聞いております。この件に関しては、教育委員会が各中学校を回って非常に努力していただいたというふうに私は評価いたします。 しかしながら、この話すこと調査を中学生の視点から見てみると、先ほど言いましたね。5センチぐらいのスポンジの小さいものです。質問が聞こえてきて、はい、答えてくださいと言われてから30秒考えて答えを言います。そうすると、隣の声が聞こえてきた。これたくさん出ました。先ほどのことです。隣の答えが聞こえてきた。それから自分の答えが漏れないようにマイクを押さえたと。人が考えた答えが聞こえてきたもので、ついそれにつられて答えを言ってしまったとか、そういった現場の声がありました。 これ、やっぱり調査方法も非常に問題があるなというふうに思います。先ほどの大学入試に関する民間検定試験と、やっぱり何らかこうやってつながってきている状況も私は感じて、これもあわせて質問させていただきました。 この英語の学力調査が次回行われるのはあるのか、あるいはいつなのか、ちょっとわかれば教えてください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 現在のところ、英語の調査につきましては3年に1回というふうに聞いておりますので、予定どおり行われれば、令和4年度ということになります。 ◆21番(坂井田茂君) 今後の課題としては、何かこれもちょっと凝縮してお答えいただきたいんですが、いかがでしょうか。運用的なこととか学校での要望とか含めて、簡潔にお願いしたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 今回初めて導入された英語の調査の目的の1つである話すこと、書くことといった発信力に関する力を身につけること、あるいは英語でコミュニケーションを行うことに対する関心や意欲を高めること、これが今後の課題と考えております。また、生徒がパソコン機器の基本的な操作に対して自信を持って取り組むことができる力を育成することも課題だと考えております。 さらに、ソフトのインストール作業につきましては、今回、教育委員会が中心となり行いましたが、これを学校現場で実施するとなれば、さらに大きな負担となることが想定されます。 ◆21番(坂井田茂君) 1番には、課題として私も思います。インストール作業ですね。今回は市教委が手伝っていただきましたから、何らトラブルはなかったけれども、次回現場で40台のパソコンをセットアップというか準備するのに、1台に1時間弱かかる、合計40時間かかる。ある学校ではみんなが手分けしてやったので早く終わったというふうに言われましたけれども、そういった課題が多く残っていますので、これも今後の課題として、教育委員会が対策を練っていただきたいと思います。3年後ですね。 あと3分ちょっとですので、次の項目の1番だけに絞ってお聞きいたします。 4番、津エアポートライン及び津なぎさまちの運営に関して、高速船の運航ダイヤについて質問をいたします。この津エアポートラインについては、私も平生よく利用するほうなんですけれども、午後10時が中部発が最終であって、それに乗るには、中部空港着が遅くとも午後9時でないと予約もできないし、旅行にもあるいはビジネスにも出張にも計画が立てられないという状況があります。 拾ってみたんですけれども、国内線、ずっと探してみても10便ぐらいは国内線は午後9時以降に到着します。仙台、松山、福岡、大分、長崎、鹿児島、沖縄ですね。その中の3カ所ぐらいはもう午後便は9時以降にしか到着しないという便があります。それから国際線に関しても午後9時以降が台北、上海、広州、北京、西安、香港というふうに、午後9時以降の便がこれだけの午後9便到着します。この例えば団体旅行、あるいは個人の旅行でも計画できない、午後9時というと非常にまだ待ちが1時間も間に合うかなと思うかもわかりませんが、飛行機の到着時刻というのはプラスマイナス15分という扱いです。午後9時15分に到着しても定着時刻に到着ということになっていますから、そこから飛行機の一番後ろから歩いて、空港を歩いて、さらに港まで行こうと思うと、お年寄り、子どものことを考えると、30分から40分は要します。 ということを考えると、ぜひとも最終時刻を午後11時あるいは今の便に加えて1便加えるというふうな対策を、津市の玄関口の港としては非常に恥ずかしい、市民あるいは利用者の立場に立って考えていただけないというふうに思っています。この件について、絞って回答していただきたいと思います。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎都市計画部長(簔田博之君) なぎさまちの高速船の運航についてでございますけれども、現在、最終便は22時でございます。22時の最終便では間に合わずに、乗船したくても乗船できないといったお客様も一定数はいらっしゃると思います。それから、LCCのターミナルが新しくできるというふうなこともございます。状況の変化もございますので、関係機関からの情報もしっかりしながら、最終便の増便も含めた効果的かつ効率的な運航ダイヤづくりについて運航事業者と協議してまいります。 ◆21番(坂井田茂君) ありがとうございました。 時間ももうありませんので、この件だけはぜひとも関係機関と調整していただいて、船長とか船のやりくり、あるいは時間が延びるので、ちょっと働くにはかえって難しい面もあろうかと思いますけれども、ここのところをしっかり調整しながら、ぜひとも現在の飛行機情勢に合わせて1便増加あるいは時刻を遅らせていただくようにお願いいたします。 以上で終わります。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で坂井田議員の質問は終了いたしました。 お諮りいたします。本日の会議は議事の都合によりあらかじめ本日の議事終了まで延長いたしたいと存じます。 御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 御異議なしと認めます。 よって、本日の会議は本日の議事終了まで延長することに決定いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 渡辺晃一議員。     〔3番 渡辺晃一君 登壇〕 ◆3番(渡辺晃一君) こんにちは。津市民の会の渡辺晃一でございます。 平成31年度の第1回定例会で、令和元年の当日に市としてお祝いをという、こういう提案をさせていただきましたところ、5月1日、休日にもかかわらず、市民部の方が20名、窓口で対応していただきました。非常にいい思い出になったという、こういうお電話をいただきまして、また広報津6月16日号には、その喜びの皆さんの顔、声も載っておったわけでございます。本当に休みの日に出ていただいた市民部の皆さん、本当に大変だったと思うんです。 間もなくことしも6月になりまして、梅雨の季節ということで、集中豪雨や台風がやってくるわけでございますが、職員の皆さんは昼夜問わず、あるいは土日問わず、避難所へ来られた方々の対応をしていただく、また、現場に張りついていただくという、こういう時期が来たわけでございます。そういった中で、本年も予想される台風や集中豪雨の本市の体制あるいはその事前準備や点検はどうなのかという、こういったことに対しまして、まずは防災関係機関との机上シミュレーションはどのように行われているのか。2番目には、昨年度の対策実施後の評価、チェックの見直しですね。こうしてアクションをかけていく、そんなことはどうだったのか。あるいは3番目には、本年度本市のさらなる方針あるいは関係部局の対応についてどうなのかということを、まずもってお尋ねをしたいと思っております。 続きまして、2番目でございますが、本市の下水道事業の今後についてという、こういうことで質問をさせていただきます。 市の下水道事業につきましては、過去の歴史をひもといてみますと、大正9年より現在の中央処理区を対象とした大規模下水道事業に着手し、その後、数度の下水道計画の変更を経て、主なものでは昭和41年より旧河芸町において千里ヶ丘処理区が供用を開始し、昭和52年より第2期事業として中央処理区が供用を開始しておると。そして、最後の下水道として、平成30年4月に流域関連の公共下水道志登茂川処理区が供用し、現在、本市では公共下水道事業として9つの処理場で汚水を処理しておりますが、そこで、まず1点目には、本市の現在の下水道の普及率はどれほどなのかお尋ねをし、また、下水道が整備された地域では、どぶ川というんですか、昔どぶ川と言われた蚊もハエも発生したところが水路がきれいになり、さらに生活環境が着実に改善されておるということでございますが、今後は志登茂川処理区の供用開始により、公共下水道の拡大が強く求められると思います。 生活環境の改善に向け、効率的な下水道の整備を行うことで、早急に下水道普及率を上げていく必要があると考えます。そのためには、一度に多くの団地を接続することができる団地の接続を図っていくことが特に有効ではないかと実際考えておるわけでございます。そこで、2点目としては、処理場を効率的に運営し、下水道普及率の向上を図るために、団地の接続についてお尋ねをいたします。今後どのような事業を展開を考えているのかということでお願いします。 次に、先ほど本市の下水道の歴史、歩みについてお話をしましたが、志登茂川処理区が供用開始になったとはいえ、公共下水道の整備はまだまだ時間と費用がかかるものと考えます。今後は施設の老朽化による改築、更新なども必要になってくると思います。このような状況の中で、効率的な事業展開を考えると、今後、下水道計画の見直しも必要になってくるのではないだろうかと思うわけでございます。 そこで、3点目として、今後の下水道事業の課題についてどのような認識を持っておられるかお聞きをします。 次に、登下校時の通学路交通安全対策についてでございます。 市内の小学生約1万4,000人、中学生が6,500人ですか、合わせて約2万500人の児童がほぼ毎日通う通学路等の交通安全対策の質問でございます。 通学路とは、各学校が児童生徒の通学の安全確保と社会的環境維持のために指定している道路であり、学校保健法の第2条、学校においては児童生徒の保健、安全に関する事項について計画を立て、これを実施しなければならないと規定しているのが通学路の根拠であると思われます。先月行われた春の交通安全運動で、全国の通学路約3,000路線で一斉の取り締まりが行われました。道路交通違反容疑で1万件の摘発があり、スピード違反17.4%であったと新聞は報じておるわけでございます。 そこで登下校時の通学路等の交通安全対策について、まず1点目には、教育委員会に通学路の改修だとかいろんな要望がどのくらい上がっているのか。2番目には関係者との話し合いはどうなっているのかお尋ねし、3点目に、生徒に対する交通安全教育はどうなっているのか、以上3点の質問をさせていただきます。 次に、4番目には、先ほどの議員もお尋ねになりましたが、未来に向かっての本市のICT教育、インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジーですか、要するに情報通信技術、これをどういうふうにこのICT教育をやっているのかということで、今日コンピュータやインターネットなどの情報通信技術、いわゆるICTは急激な発展を遂げ、スマートフォンやタブレット、パソコン等に見られるように、情報機器の使いやすさの向上も相まって、社会生活や日常生活に浸透し、広がっていくことがますます予想されるわけでございます。 文科省もICT教育についての環境整備を進めており、2018年から5年間で児童生徒用コンピュータを3クラスに1クラス分程度、指導者用コンピュータを教員に1人1台整備をするといった計画を立てておるわけでございます。今後、ICT教育を推進していくためには、機器等の整備はもちろん、デジタル教科書などの効果的なソフトウエアの導入も不可欠であると考えるわけでございます。 現在の津市のICT教育の現状はどうなっているのか。2番目には、ICT教育の未来像、方向性はどうなのか。3番目には、計画的な津市の情報教育機器の整備方法はどう考えてみえるのか、以上3点お聞かせください。 1回目の壇上からの質問は以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの渡辺議員の質問に対する答弁を求めます。     〔市長 前葉泰幸君 登壇〕 ◎市長(前葉泰幸君) ただいま津市民の会、渡辺晃一議員からいただきました御質問にお答えいたします。 台風、集中豪雨時の市の体制あるいは事前準備、点検について、3点お尋ねをいただきました。 1点目の机上のシミュレーションということですが、私どもでは毎年、机上訓練を実施をいたしております。その中で、災害対策本部の情報収集あるいは伝達、さらには各部局の初動体制など、災害対応能力を向上を図るとともに、実際には付与される状況というのがあって、それを分析して、そして判断していくということで、図上訓練ということを実施をしておるわけでございます。この訓練には、三重県津地域防災総合事務所あるいは津保健所、さらには津警察署、津南警察署、陸上自衛隊久居駐屯地第33普通科連隊など、防災関係機関にも御参加をいただいて、連携をするということも進めております。 2点目に、この実際に評価あるいは見直し項目はどうかということなんですが、昨年度の訓練では、津市の防災アドバイザーでもある三重大学大学院工学研究科、川口淳准教授に訓練の講評をいただきました。参加者が訓練の被害想定をしっかりとイメージできていた、あるいは各部局が行うべき対応業務を理解できていたなど、評価をいただきました。 ただ一方で、課題もたくさんございまして、これは私自身が訓練後に指摘したことなんですが、災害応急対策において目標を定めるわけですが、その目標達成に向けて庁内の横の連絡、連携がなかなかうまくいかない。そして、私どもがこれが優先だと決めたことをどのようにして警察、自衛隊、県に伝えるかというようなこと、これがなかなか難しいというふうなことを感じました。 今年度の訓練におきましては、大規模災害時に発生する多種多様な事案に対応して、優先事項を絞り込んで集中対応する体制をつくる、そして、それを三重県、警察、自衛隊等関係機関へアクションを起こして職員一人一人が迅速かつ的確に伝えられるよう、そういう訓練にしたいというふうに思っております。 3番目に、本市の本年度の方針あるいは関係部局の対応策ということでありますが、特に豪雨災害、さらなる治水対策を進めていくことが必要であります。毎年、本格的な降雨期、出水期を迎える前の5月に、豪雨時の被害を未然に防ぐとともに危険箇所を把握するということで、市内のため池、排水機場、準用河川、それから急傾斜地崩壊対策事業箇所、あるいはポンプ場などの排水施設を一斉に点検し、清掃いたしております。本年度も5月14日に494カ所の点検・清掃を実施をいたしました。また、去る5月31日には、津警察署、三重県津建設事務所、中消防署が合同で災害危険箇所の実地踏査や点検を行っており、関係機関との連携もしっかり確認をいたしております。今後も豪雨あるいは台風など風水害にしっかりと備えてまいります。 他の質問につきましては、下水道局及び教育委員会から答弁をいたします。     〔下水道局長 藤牧和弘君 登壇〕 ◎下水道局長(藤牧和弘君) 下水道事業の今後について3点御質問をいただきましたので、お答えいたします。 1点目の下水道普及率でございますが、平成30年度末で、これは予定値でございますけれども、50.1%となっております。これは平成29年度末の46.8%と比較いたしまして、志登茂川処理区の供用開始によりまして、3.3%増となっております。 2点目の下水道普及率の向上を図るための団地の接続についてどのような事業展開を考えているのかについてでございますが、議員御所見のとおり、下水道普及率を早期に上げていくため、団地を早く接続していくことは非常に有効でございます。そこで、国の有利な補助事業であります重点化事業区域を指定いたしまして、今後10年間で優先的に整備を実施してまいります。また、下水道事業基本計画では15団地の接続を計画しておりまして、平成30年度は白塚団地、千里ヶ丘団地、あのつ台、シーサイド河芸団地の4団地を接続いたしました。 今後の計画といたしましては、令和5年度までに残る11団地を、また、その他の施設として三重大学の接続を予定し、下水道普及率57.4%を目指しております。 3点目の今後の下水道の課題につきましては、志登茂川処理区はもとより公共下水道の整備区域の拡大を今後も進めていくため、国の交付金事業を活用し、計画的な整備を行っていく必要があります。また、老朽化対策といたしましては、現在、中央処理区などの区域を対象に長寿命化を目的としたストックマネジメント事業に取り組み、渠の調査、更生工事を計画的に実施しております。今後も下水道施設の建設と維持管理をバランスよく実施していく必要がございます。 しかしながら、公共下水道の整備には時間を費用が必要であり、特に計画の最上流部に当たる地域では、整備に相当な時間を要する区域もございます。一方、処理場の安定な運用のためには、一定の汚水の流入量を確保する必要もございます。このような中、大きな河川を横断する必要があるなどの地形的な要因や下水道整備人口も少ない地域などを公共下水道区域から外すなどの計画変更も考えていかなければならないと考えております。この計画変更につきましては、令和2年度に三重県全域で生活排水処理アクションプログラムの変更が予定されておりまして、これあわせて下水道計画の変更準備を進めてまいります。     〔学校教育・人権教育担当理事 田中 寛君 登壇〕 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 御質問いただきました3番と4番につきましてお答えします。 まず、3の登下校時の通学路等交通安全対策について、1点目の教育委員会にどれくらい要望が上がっているのかにつきましては、毎年、各学校はPTAの協力のもと、通学路上における危険箇所の点検を行い、PTAと地域の自治会の連名で通学路整備に係る要望書を提出していただいております。平成29年度の要望件数は、横断歩道の設置及び塗り直しが37件、道路整備が20件、信号機設置が17件など、計184件であり、その要望に対する実施率は、年度末時点で約34%となっております。対策が実施されていないものについては、交通規制上の問題や、構造上安全対策を講じることが困難なことなど、さまざまな理由がございます。また、平成30年度に取りまとめた要望件数は176件で、現在、道路管理者等に依頼を行っております。 2点目の関係者との話し合いにつきましては、津市通学路交通安全プログラムに基づき、教育委員会や市、国や県の道路管理者、警察等が連携し、専門的な知見に基づくより効果的かつ効率的な安全対策の検討を行うもので、現地で関係者が合同点検を行い、標識や横断歩道の設置、道路標示、側溝へのふたの設置など、具体的な方策を協議しております。さらに、平成29年度から道路管理者及び警察等関係機関が出席する区画線及び規制標示に関する合同会議が開催され、施工された箇所の確認や次年度施工される箇所の確認を行うとともに、過年度分の区画線や規制標示に係る塗り直し要望の積み残しについて再要望を行っています。 今後につきましても、関係機関と連携を密にし、児童生徒が安全に通学できるように安全対策を講じてまいります。 3点目の生徒に対する交通安全教育につきまして、市内小中学校及び義務教育学校では、各学年や学級において、発達段階に応じて、日ごろから学級担任等による交通事故防止に関する交通安全指導を行っています。さらに、子どもたちにより一層効果的な指導ができるよう、警察署員や自動車学校の講師、三重県交通安全協会のアドバイザーなどを招いて、交通安全教室を実施しています。 例えば、小学校においては、低学年を中心に、横断歩道の渡り方や安全な歩道の歩き方、中学年から高学年には、安全な自転車の乗り方やヘルメットの大切さなどについての実技や講話が行われています。また、中学校においては、1年生を中心に交通安全講話や実際の場面をスクリーンで体感できるシミュレーターを使用した自転車の正しい乗り方の実技等を実施しています。これらの取り組みに加え、警察署や地区交通安全協会等で構成される津市交通安全対策会議では、重点目標として子どもの交通事故防止を設定しており、中学校においては交通安全パイロット校を指定し、生徒会が中心となって、子どもたちの自主的な交通安全の啓発に取り組んでいます。 また、小学校のモデル校においては、横断歩道を渡り終えた小学生がお礼を言って感謝を伝ええることにより、運転者のイライラ防止と安全意識の高揚を図る取り組みを行っています。さらに、全小中義務教育学校及び幼稚園において、津市の学校・園交通安全強化週間を設定し、学校、地域、保護者が連携しながら幼児、児童生徒の交通事故防止に向けた登校指導を実施しています。 次に、4の津市のICT教育について3点御質問いただきましたので、お答えします。 1点目の現状につきましては、現在、小中義務教育学校のコンピュータ教室にタブレット型コンピュータを配置しています。コンピュータ教室では、中学校での技術科の授業のほか、インターネットを使った調べ学習やプログラミング学習、新聞づくりなどを行っています。教室では、タブレット型コンピュータを活用して、教師がデジタル教材を大型テレビに写して指導したり、児童生徒がグループで自分の考えを伝え合う手段として活用したりするなど、授業内容の充実に努めています。 2点目の方向性につきましては、平成29年3月に告示された新学習指導要領において、情報活用能力は学習の基盤となる資質能力の1つとして位置づけられています。また、昨年6月に閣議決定された第3期教育振興基本計画においても、学習者用コンピュータや大型提示装置、超高速インターネット、無線LANの整備など、ICTの環境整備を推進するとともに情報活用能力や情報の科学的理解、情報社会に参画する態度の育成を図っていくことが示されています。 3点目の計画的な整備方法につきましては、新学習指導要領において小学校5、6年生に教科としての英語が導入されたり、全ての教科の基盤となる言語能力のより一層の育成が求められたりしていることから、本市におきましてはデジタル教材を十分に活用できる環境を実現するために、教室に1台タブレット型コンピュータの配置を進めています。また、指導者用のデジタル教科書におきましては、教科書の改訂にあわせて国語と英語について小学校5、6年生及び中学校の全学年への導入を検討しています。 現在、モデル校として小学校3校、中学校2校においてデジタル教科書の効果の検証を進めています。モデル校からは、教科書にある挿絵や写真等の拡大提示、画面への書き込み、映像資料の視聴によってわかりやすい授業を実現し、学習意欲の向上及び学習内容の定着が見られたと聞いています。今後もICT教育について、より一層充実するよう努めてまいります。 ◆3番(渡辺晃一君) 丁寧な答弁ありがとうございました。 それでは、時間も残しておりますので、再質問ということでちょっとお尋ねをいたします。 まず、関係部局の対応ということもあろうかと思うんですけれども、雨水ですから、この辺の雨、台風等々にもやっぱりため池というのがかなり問題になってくるかなと。池の点検というんですか。この辺のところで農林水産部はどのような対策を行っておられますか、点検を行っておられますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 農業用ため池につきましては、市内に393カ所ある農業用ため池のうち、万が一、農業用ため池の堤体が破堤した場合、下流域に家屋や公共施設等が存在し人的被害を与えるおそれがあるため池242カ所について、点検を実施いたしました。農林水産省が発行しておりますため池管理マニュアルにある点検項目、具体的には、ため池堤体の亀裂、漏水等の有無の状況の確認、洪水吐等にごみ、流木等が堆積していないか等の目視で点検をいたしました。その農業用ため池242カ所を点検した結果、216カ所には異常はございませんでしたが、残り26カ所につきましては洪水吐上にごみの堆積、流木が倒れていたとか、堤体がやせてきている等の異常がございました。 ごみの堆積や小さな流木等の除去など、職員でできるものにつきましては点検時に対応しておりますが、すぐに対応できなかったものにつきましては、ため池管理者への連絡をしまして、順次対応をしてまいります。全体的にすぐさま破堤につながるような異常はございませんでしたが、台風や集中豪雨が事前に予測できる場合には、あらかじめため池管理者へお願いをしまして、水位を下げていただくよう対応しております。 ◆3番(渡辺晃一君) かなりの数、400近くもあるため池でございますが、しっかりとこの辺のところも点検をしていただくということで、台風、集中豪雨というのは、非常にいっときに70ミリ、80ミリ、一気にバケツをぶっちゃけたぐらいの雨が来ますので、その辺のところも事前にしっかりと水量も調整していただいたり、そういった指導もやっていただければと思っております。 そんな中で、水道局、下水道、その辺のところで、水道局については何か特段、取水かその辺のところとかいろいろのところで台風に対しての点検等々あるわけと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎水道局長(松下浩己君) 水道局の施設につきましては、水を河川から直接流入させるという場所が美里町足坂というところにございまして、そこにつきましては24時間のカメラ体制をとっておりますし、濁りが出たりとかした場合、それから出水量が多くなってきた場合は、貯留池に入る導水ができておりますので、その入り口にゲートがございまして、そういったゲートを閉めたり開けたりすることによって、安全対策を講じております。また、事前準備といたしましては、停電に備えての中部電力とのホットラインを設けまして、事前の停電対策にも準備を怠らないように、今行っております。 ◆3番(渡辺晃一君) 確かにモーター、ポンプ等々については電源がという、こういう部分だと思うんです。当然、自家用の発電機ですかな、この辺のところも持ってみえて、その辺のところはしっかりとふだんから管理者を指定して、あるいはそういったことのメンテナンス等々についても、ブラックアウト時、すぐに復旧できるような体制というんですか。その辺のところの自動復帰ですか、この辺のところも非常に重要な部分がありまして、その辺の点検等々もあると思うんですけれども、下水道のほうはどんなことになっていますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎下水道局長(藤牧和弘君) 下水道局が所管いたしております施設としましては、主にポンプ場、排水機場で47カ所ございます。これの点検ということで御質問いただきましたので、まず、下水道局は年に1回、5月中旬ぐらいに排水施設、これは建設部でありますとか、ほかも含めてですけれども、一斉点検をまず年に1回行っております。そのほかに、まず下水道局所管の排水設備、これにつきましては、委託業者によりまして月1回施設点検、これは発電機も含めまして稼働試験とかを行っております。それからあと、台風が接近して、また大雨が予想されるときにつきましては、それぞれスクリーンとかそのあたりにものが詰まっていないかとか、それは各職員が出向きまして、全て点検はかけております。 あと、発電機の話をいただきましたので、今47カ所排水施設がございますが、今28カ所は発電機は設置をされております。残りの19カ所については、自家発は設置されていない状況ではございますけれども、これは昨年、長期間にわたる停電時から検討に入っておりまして、また計画的にこのあたりどうしていくのか、必要なところについては自家発も必要になってまいりますので、そのあたり、今検討に入っているところでございます。 ◆3番(渡辺晃一君) 発電機も大きいのになると、エアー始動になってきて、エアーをためてから、一気にコンプレッサーを回してから発電機を回すというシステムになっておると思うんですけれども、やはりそういったしっかりした体制をとっていただきまして、万全の対策をしていただきたいと思っております。 あと、建設部、この辺のところもいろいろと台風に対しては点検等々していただいておると思うんですけれども、台風やとか集中豪雨に対してどういうようなことをやっていただいておるかお尋ねします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 建設部といたしましては、建設部が管理しております水路、それと調整池ですね。それと樋門、防潮扉等ございます。主に点検の内容といたしましては、スクリーンの点検ですね。それとあと、堆積しておるごみとか、それの撤去でございます。あと防潮扉の動作の確認をしております。主な内容は以上でございます。 ◆3番(渡辺晃一君) 防潮扉だとか、その辺のところのゲートも建設部の所管でやっていただいていると。あと、避難所の食料についても、最近は保存期間が長いのが3年から5年ぐらい、ひょっとしたらというのも、あるいは水等々についても、この辺のところはどなたがチェックされるのか、その辺のところお尋ねします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 今現在、避難所に置いております備蓄品につきましては、新年度に新しい体制ができ上がった段階で、各避難所要員の方が現地の学校なら校長先生等と地元の自治会長と一緒に、そういう備蓄品等の点検もしておりますし、うちの担当の者が期限切れ、これのチェックを兼ねて、点検を重ねてやっているような状況でございます。 ◆3番(渡辺晃一君) 先日、私のところの自主防災、この辺のところも土のう並びをやったり、こうして水防訓練等々もやったり、地域の総合支所も一緒になってやっておったんですけれども、やはり職員あるいはその自治会もそうだし、自主防災会もそうなんだけれども、やはり一丸となってそういった防災に努めていただくということが非常に大事なことなのかなということで、この時期に、梅雨、台風、集中豪雨のこの時期になってきましたので、ひとつまた皆さん方よろしくお願いしたいと思っております。 この項はこれで終わります。 次に、下水道のことでございます。 下水道、非常につなぎ込んでいくことが非常に効率よくいけるということなんですか。まだまだ下水道については道半ばというのか、本当に志登茂ができたんだけれども、まだまだ供用がおくれておることが、これからもう本当に一気に進めていかなければいけないなというふうには思うんですけれども、やはり先ほど申しました下水道区域内の集中浄化槽を有する団地のこの公共下水道への接続、この団地から公共下水道へ帰属させるというかつなぎ込むというのか、この辺のところを接続についてやらなければいけないけれども、公共下水道への相当時間がかかるであろう、そのために、令和2年の生活排水アクションプログラム、これ本当に下水道につなぎ込めるかどうかということですね。だから、やっぱり令和2年の生活排水アクションプログラムの変更、あるいは検討対象になるのかどうか、その辺のところ、どのようなお考えをお持ちですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎下水道局長(藤牧和弘君) 生活排水処理アクションプログラム、これは令和2年度に変更を予定しておりますが、社会情勢の変更を踏まえまして、処理施設の整備、効率的で効果的な整備手法となるように計画を見直すようになっております。 国におきましては、令和8年度までに汚水処理人口普及率95%を目指す方針を立てております。本市の状況を申し上げますと、平成29年度末現在の汚水処理人口普及率84.2%でございます。なかなか国の基準まで達成するのが非常に困難な状況にございます。こういう状況にございますので、議員先ほどおっしゃっていただきました団地接続とかの部分も含めまして、生活排水処理アクションプログラムの変更に向けました作業を今現在進めているところでございまして、集中浄化槽を有する団地も、当然その中で検討対象として今後検討してまいります。 ◆3番(渡辺晃一君) どこの団地をつなぐかとか、公共下水道への接続時期については、予算とかあるいは技術的な問題もあろうかと思いますが、具体的な時期を示し、下水道計画から外す、外さないというのは、本当に難しい判断だと思うんです。しかし、本市は生活排水処理を進めて、生活環境を整備するために、公共下水道事業あるいは市の浄化槽事業、この辺も浄化槽事業もやっておると。共同汚水処理施設事業もやっているよねと。農業集落排水、ですからこの辺のところをうまくミックスして、やっぱり下水道の拡大をしっかり進めてもらいたいなと思うんです。 公共下水道事業といっても、やっぱり汚水は受益者負担、雨水、この辺のところで排水対策を求める声も、公共下水道に接続されたところは排水対策をちゃんとしてくれと、こういう声が最近とみに大きくなっておるわけです。そこで、公共下水道は今後、雨水対策事業の進捗も実際のところ期待されておるのかなと。この雨水対策事業は公費負担ということで、汚水は受益者負担、雨水対策は公費負担という、こういうことになっておるわけでございますが、今回の議会、下水道の使用料の改定については議案も提出されております。その中で使用料を改定し、汚水を処理するための負担を見直そうということは理解はしますが、現行の使用料単価を総務省の基準単価まで引き上げるということで、企業会計の観点からは、是正に向けた動きである企業会計の収支のこれでしっかりと是正ができるということなんですけれども、結果的には、一般の会計から基準外繰り入れが減少することは期待されておるんですけれども、公共下水道事業というものは汚水事業だけやなくして、個人負担のこの部分ではなくして、雨水事業も公共の下水道事業の重要なものじゃないかなと私も思っておるので、雨水管理総合計画も動き出しました。先日も市長の所信表明にも、やっぱりインフラ整備、雨水対策にしっかり力を入れていくという、こういうことで国の交付金10年間で100億円規模の事業を見込んだ雨水管理総合計画をやっていくよということで、14の重点対策地区の浸水対策を着実に進めてまいりますということで、市長の所信表明の中に入っておるわけでございます。 社会基盤の整備ということで、しっかりと一歩進んだ先を行く志を持ってやっていただきたいと思うんです。新たに一志地域の波瀬川左岸流域周辺の雨水計画の策定や排水対策も予定されておるというふうに期待をしておるわけでございますが、雨水事業は公費負担が原則であり、使用料改定により結果的に生み出される一般会計からの繰り入れ減少は公費でございまして、この公費の使い方についても十分に考えていただければということで、4億2,000万円ですか、この辺のところで実際に公費が入ったこの部分についても、雨水対策あるいはそういったこれからの社会基盤の整備にしっかり使っていただければというふうに思っておるんですけれども、この辺のところで、市長の所信表明を受けて上下水道管理者としてどのように思われるのか、ちょっと一言コメントをお願いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎上下水道事業管理者(田村学君) 議員御所見のとおり、下水道事業は汚水と雨水とある中で、これも議員の御発言にもありました、局長の答弁にもありましたけれども、いずれも非常に多くの費用と、それから時間、これを要するものでございます。ですから、これは長期的な目標、これを視野に入れて、しっかりと計画的に取り組んでいく、これが重要かと思います。また、社会情勢の変化もございますので、PDCAのサイクルに乗せて、必要な適時検証を行いながら、着実に進めていくというふうな意気込みで頑張ってまいります。 ◆3番(渡辺晃一君) 力強いお言葉ありがとうございました。 ひとつよろしくお願いいたします。 この下水道事業の項は終わりとさせていただきます。 次に、登下校時の通学路の交通安全対策ということで、非常に皆さん、約2万500人の子どもたちが毎日通る道、通学路、この安全のために市民の皆さんも非常に高齢者が車がばんとぶつかってきたり、いろんな事例が全国的に多々あるわけでございますので、この辺のところで、やはり守っていくためには整備をしていくということで、これ、例えば、それぞれの学校のPTAの要望はどのように処理されているのか、具体的に教えていただけますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 各PTAと自治会の連名によりますこの要望書でございますけれども、平成30年度に取りまとめました要望につきましては、本年5月22日付で関係機関を経由して、道路管理者及び警察に依頼を行いました。この回答につきましては、ことし9月に教育委員会にいただき、取りまとめた上、10月を目途に津市のPTA連合会のほう、それから各学校のほうへ回答させていただきます。 ◆3番(渡辺晃一君) 自治会の役員もそうなんですね。学校のPTAの役員もそうなんですけれども、大体1年でかわっていくということで、1年のサイクルでころころかわっていくので、その辺のところでしっかりしたチェック、アクションを起こして、また、それの繰り返し、PDCAの繰り返しというのが非常に仕組みづくりが大事なのかなということで、やはり実現できればいいけれども、できなかったもの、持ち越すもの、この辺のところはやはりしっかりとお互いに共有し合うというんですか、お互いが共通に連絡し合うというか、その辺のところのフォロー、このPTA要望について、実現されなかった要望の積み残しについては、その次の役員やその辺にどのように反映されておるのか、その辺のところをお尋ねします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 各PTAでは、ことし1月末に提出したPTA要望につきまして、新年度のPTA役員がその回答をことし10月に受け取る予定です。その結果を参考にしまして、来年度の要望のための危険箇所の点検であるとか、いろいろ検討を行いまして、その際に、前年度要望で実施できていないものを含めて、再度、来年度の要望として検討した上、新たに優先順位をつけて翌年2月に報告をしていただきます。今回、実現されずに引き続き提出された要望につきましては、教育委員会から関係機関に改めて要望を伝えさせていただきます。 ◆3番(渡辺晃一君) 建設部にちょっとお尋ねするんですけれども、特に市道の白線だとか緑線というか、通学路の子どもたちのところにペンキ、あるいは茶色でいろんなことをするような、この交通施策用のこのものというのは、金額的にどうなのか、あるいは実績のメートルはどうなのかという、何かそういったものはお持ちでございますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎建設部長(磯部典生君) 建設部の取り組みでございます。 通学路の交通安全対策につきまして、建設部の主なものは、白線、ラインですね。それと緑の色のついているグリーンベルトというのがございます。こちらは昨年平成30年度の実績といたしまして、南北工事事務所を合わせまして区画線を約24.6キロ、グリーンベルトを約2キロ設置いたしました。予算的にいきますと、グリーンベルトが事業費約650万円、それとあと区画線につきましては約550万円で、平成30年度の実績でございます。 ◆3番(渡辺晃一君) ありがとうございます。むろん市道でございますので、県やとか国だとか、その辺のところはいいとしても、やはりスピード違反、びゅんびゅん走っていくよねと。横断歩道も子どもらが渡ろうとしておったら、車は一旦停止しないというマナーの悪さも、三重県も非常に多いんですけれども、この辺のところで司法、おまわりさんの力はやっぱりかりるんですけれども、この辺のところの窓口というのはどなたでございますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市民部長(武川明広君) 初めての答弁でございます。よろしくお願いいたします。 私ども市民部は、交通安全の窓口になっておりますので、今の議員の御発言、しっかりと受けとめまして、警察当局にこれからも要望してまいります。 ◆3番(渡辺晃一君) ひとつよろしくお願いいたします。 最後に、ICT教育でございますが、実はこれ、唐津市へ先進地へ行かせていただきました。本当に子どもたちがしっかりと、1,500人ぐらいおる子どもたちがやっぱり92%ぐらいの子どもたちがおもしろい、楽しいという、こういうパソコンを使ったりしておる教育、確かに学力テストもしっかり上がっておるというのも視察させていただきましたんですけれども、やっぱりICT教育に関する県や国の事業を津市も積極的に受けて、モデルとなるような学校をつくっていく必要があるんじゃないかと思うんですけれども、その辺について、思いは。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 国や県の事業の活用につきましては、今年度、児童の数学的思考力を育成することを目的とした県教育委員会の数学的思考力育成モデルの事業を2校の小学校が受け、コンピュータ教室の機器を活用しながら数学的思考力を高める学習をしております。 これからもICT教育に関する事業がある場合には、事業内容を十分検討して、本市の方向性に沿ったものについては積極的に受けてまいりたいと思います。 ◆3番(渡辺晃一君) 世の中にインターネットを利用して、リアルタイムで学校でよその国と話ができるものってあります。スカイプというやつもあるんですけれども、英語の勉強にしてもALTの先生がおみえになるので、そういった中でのそういう情報を交流できる仕組みが津市で実際あるのかどうかお尋ねします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 本市では平成28年度からインターネットを利用した海外の学校とのリアルタイムでの交流を行っております。今年度につきましてはオーストラリア、韓国、ブラジル、アメリカ、イギリスの児童生徒と手紙、ビデオレター、スカイプ等によって英語で交流するインターナショナルエクスチェンジ事業を10校で予定をしております。既に5月24日には、一志中学校の2年生が韓国の中学2年生とリアルタイムで交流し、日ごろ勉強している英語を実際に使用しながら、異文化交流をする機会を持ちました。
    ◆3番(渡辺晃一君) これからこういったことがしっかりと進んでいく中で、パソコンもプログラミング教育、キーボードをたたいてプログラムをつくっていく、そういうこともあるので、これからもしっかりと実際のものでやっていただきたいなと。実際、このICT、これに関連して、2022年に杭州でアジア大会があります。アジア大会にeスポーツというのか、もうサンバレーやとかその辺のところでしっかりとスタジアムだとかできてくるんですけれども、津市もやっぱり大きなところを持っているんですけれども、そういった中でのeスポーツ、これからオリンピックの種目にもなっていくであろうこのことについて、津市としてやっぱりこれからもうちょっとやっていただきたいと思うんですけれども、その辺のところで、副市長、何か。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎副市長(盆野明弘君) るる聞かせていただきました。少しICT技術というんですか、そういう技術の結晶として、議員御所見のeスポーツ、これは本当にバーチャルリアリティ技術からその空間自体を仮想現実の中へ誘導するような、本当にICT技術の結集だなということは非常によく思います。我々も知らないうちに、例えばラインでチャットボットを触りながらエアコンを例えば子どもと自分たちで違う温度を送るというのがもう普通の感覚でやってくる中で、このeスポーツというのは、どんどん人気が高まってくるのもうなずけます。 そんな中で、私、国体を担当しておりまして、今年度の茨城国体でいわゆるアスリートだけではなくて、体を動かさなくても参加ができるということで、eスポーツはたしか文化プログラムに採用されたかと思います。こういう中で、どんどん日本の中で、まずeスポーツに対する評価が進んでいく中で、私どもも取り入れられるものであれば取り入れなければなりませんし、まだまだちょっと未知というか、ずっと依存症になるとか体を動かさないとか、いろんなことも含めて、しっかりちょっと動向を注視したいと思います。 ◆3番(渡辺晃一君) ありがとうございました。 アジア大会、eスポーツは正式種目ですね。オリンピックも多分決まるであろうという、こういうことでございますので、これからもその辺に目を向けて、また世界に目を向けて、ひとつよろしくお願いいたします。 これをもって私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(岡幸男君) 以上で渡辺議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午後5時12分休憩     午後5時30分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 岡村議員は登壇による一問一答方式を選択されておりますので、各質問項目の主要となる説明員はその項目が終了するまで自席へは戻らないでください。 なお、主要となる説明員以外の説明員は、自席での答弁を許可いたします。 岡村武議員。     〔4番 岡村 武君 登壇〕 ◆4番(岡村武君) 質問をする前に、これ、教育長、説明員、私、呼んでくださいとお願いしたでしょう。おるか、ここに。おらへんやんか。何でや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 教育行政にかかわることにつきましては、私のほうの役割として答弁をさせていただきたいということで、私のほうで答弁させていただきたいというふうに考えております。 ◆4番(岡村武君) そうしたら、あんた田中学校教育担当理事か、なんでずっとおるのや。しゃべらせとるやないか。自分のところは全部しゃべれ。そういう理由になってくるやろ、理屈としては。自分でみんなしゃべりたかったら、自分でみんなしゃべったらええやないか。学校現場におらへんのに何がわかんのや。法律に書いてあるのか、来たらあかんて。行政マンは法律以外のことをしたらあかんのやぞ。書いてあらへんのやで来てもいいんやぞ。どう思っとるのや。あんた神さんか。ようけある学校のことを全てわかるのか。あんたうそを日ごろからついとるで。うそ言うかわからへんやないか。そうでしょう。 そういった意味でよく考えて、今回は忘れるようにするで、ちょっと怒っとるけれども。よく考えて。来たらあかんちゅう法律はどこにもないの、地方自治法に。行政マンは法律に従って仕事をするの、そうでしょう。 これ、時間入っとるのか。     〔「もちろん」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) これはあかんわ。 じゃ、質問に入ります。 ちょっと順番を変えまして、坂井田議員の話を聞いておって私も燃えてきましてな、三重短大。 設立のときの思い、なぜ三重短大をつくらなあかんかといったときの思い、精神、そういったものをまず質問します。質問。 ○議長(岡幸男君) ただいまの岡村議員の質問に対する答弁を求めます。     〔三重短期大学学長 村井美代子君 登壇〕 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 本学の設立目的は、戦災からの復興がまず教育からという、教育にかけます津市の熱意を背景に昭和27年に本学は設立されました。当時既に、二、三年前早くでございますが、当時の名前の国立の三重大学、それから県立の三重大学、両者が統合されて今日の三重大学になったわけでございますが、国立大学、それから県立大学が……     〔「はい。はいと言うとるのに」を呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) 何も説明してくれと言ってへんや。生い立ちを説明してくれって言ってない。思いを教えてくださいと言ったわけや、精神と。 まず、あの当時は、私も生まれて間もなかったもので、聞いた話ですけれども、食べるものもなかったんや、就職先もなかった、中卒ばっかやって、いい給料、いい生活をしようと考えたときには、学歴っちゅうもんが必要やったんですよ。その思いですよ。今からもう何年たっとるんですか。今から何年前ですか。質問。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 67年たっております。 ◆4番(岡村武君) それで67年の間に、幾つの大学ができたんですか。大学の数、通える大学の数、幾つあるんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 108校でございます。 ◆4番(岡村武君) どこにですか。通える大学が108ある、津市から。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。もう少し大きな声でお願いします。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 本学、津市から通えますのは、おおよそ70校と調べました。 ◆4番(岡村武君) その70校って調べて、どう思いますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 高校生、これから大学進学を目指す学生にとっては選択肢が多くてよいことだと思いました。 ◆4番(岡村武君) よいことか悪いことは、行き先が多くて、どこに行ったらいいかわからんでしょう、それだけあれば。違いますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) ただ、それぞれの受験生が学びたいこと、それから学びたい場所がございますので、それによって選ぶと思います。 ◆4番(岡村武君) 津市から通える学校だけで七十何校あるんですよ。そんなもの、選択が多くて迷うでしょうと私は質問しておるんですよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) もちろん70の選択肢というのは迷うところと思います。 ◆4番(岡村武君) 生徒を迷わせていいの。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) ですので、迷わないように各大学がそれぞれ何が学べるかアピールしているところでございます。 ◆4番(岡村武君) あり過ぎてわからんちゅうとるのに。あるから学べるってわけのわからない返答をしとる。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) あり過ぎますので、それぞれの大学がそれぞれで何が学べるかを明確にして、選択してもらうということでございます。 ◆4番(岡村武君) 何が学べるって、そうしたらここは完全に色分けされていますか、学校が。よう似た学校ばっかじゃないですか。全てとは言っていませんよ。どこへ行っても似たり寄ったりの、そんな学校がたくさんあるって私は言うとるんですよ。ここへ行けば必ず道が開けると。道って何や。将来ですよ。人生ですよ。その話と違うでしょう。この七十何校出ても、道は自分が決めるんでしょう、しょせん。そうでしょう。だから、何を基準に選ぶんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) それはそれぞれの受験生の思いでございます。学びたいこと、それから将来を考えて。一般には将来でございますが、まずは高校生のレベルでは、これから学びたいことでございます。それから、将来でございます。 ◆4番(岡村武君) それでは遅い。入ってからやめやなならんようになったら遅い。あなた学長やったら、うちへいらっしゃいよと、うちへ来たら道は開けると、人生開けると、何で言えないのか。何で言えないんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) まずは、学べることを伝えるというところでございます。 ◆4番(岡村武君) 学ぶだけなら、どこへ行っても学べるの。そうでしょう。どこへ行っても学べるじゃないですか。義務小中なんて、もう学校へ行かなくても家で学べと言っているんですよ。ひどいもんですよ、それこそ。だから、私はここに役目、役割を終えた三重短期大学と書いてあるんですよ。あなた、これを見てどう思いますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 現場で講義も担当しております。とてもそういう実感は持っておりません。非常に驚きました。 ◆4番(岡村武君) だから、私は初めに、この学校の設立に当たり、この学校の精神は何であったんですかって聞いたんですよ。これは今と環境は同じですか、当時と。昭和27年と同じですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 各大学でございますが、設立の精神は大事に持つべきでございますが、社会情勢も、それから学生の質も変わってきておりますので、その目指すところは時代とともに変わっております。 ◆4番(岡村武君) だから、よく似た学校がたくさん七十何校もあって、三重短期大学へ行かなあかん理由は、あなたが言わなあかんわけでしょうが、うちへいらっしゃいと。あなたが言えないんだったら誰が行くの。さっき何ちゅうとった。月謝が安い。月謝が安いからいらっしゃい。おかしな話したらあかんぞ。 ところで私学がその中でどんだけあるんだ、七十何校の中で。 ○議長(岡幸男君) 資料はありますか。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) ございます。すみません。 ◆4番(岡村武君) 聞き取りもしてある話、ちゃんと向こうは逃げも隠れもせん。そんなん横着か勉強不足や。それは本会議を愚弄しているぞ、そういうことなら。真理を見出すところだぞ、ここは。 ○議長(岡幸男君) 事務局長、答えられますか。 ◆4番(岡村武君) なんで、そっちへ行くんや。こっちに言わなあかんやろ。さっきも話と一緒やぞ。人に助けを求めてどうするのや。自分が最高責任者やぞ。三重短期大学の学長やぞ。何を言うとるか。議会答弁ぐらいで不信任出さへんけど、そんなことを言うとると不信任案やぞ。そうやないか、見てみ、文句あったら言うてみ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 座席に資料を置いてきてしまいました。 ◆4番(岡村武君) 置いてきたら置いてきたでええわ。こんな程度や。何百人の子どもを預かっとって、将来はあんたが預かっとんのやぞ。そんな精神で、そんなたるんだ話があるか。そうやろ。 じゃ、もう助け船出すな。質問を変えよう、優しいで。 ほいだら、去年の実績でいいですよ。津市在住の、何代にわたるですよ、累代で何代にわたる津市出身の人が何人見えますか。     〔「昨年度でございますか」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) 昨年度で結構。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 昨年度は、市内在住者は67名でございます。 ◆4番(岡村武君) 何名中。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 371名中でございます。 ◆4番(岡村武君) 何割に当たりますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 18%でございます。 ◆4番(岡村武君) 今度、例えばこれ、耐用年数が過ぎて老朽化して、建てかえの時期にさしかかってきていると思うんですよ。そういったときに多額の税金を使わなくてはならない、こういう事実があります。そういったときに、津市民のために使うのやったらまだしも、ええ格好をし沖縄から入学してくるって、差別しておるわけじゃないですよ。津市の多額の税金を津市の人のために使うのやったら、私は生きた税金やと思う。市レベルでやるようなことではないと私は考えますよ。いかがですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) おっしゃるとおりで、建物の建てかえ、改修も含めまして、多額の経済的負担を津市におかけしていること、これは十分に認識しております。 ただ、市内出身者の割合の先ほどの話でございますけれども、もう現在のところ、アンケート等をとりましても、県内の全高校78校中、「短期大学を今、考えている」という学生は五百数十名でございました。その中で市内の高校というのは15%でございますので、もう市内の短期大学志望者自体が激減している状態でございます。それにかえまして全国から学生を集めて定員を充足しているのが現状でございます。ですので、議員、今、御指摘のとおりでございます。ですので、我々の使命としましたら、他府県から、沖縄からも北海道からも学生を呼んで、その人たちにこの地で就職してもらい、定住してもらうということにつなげるのが本学の現在の使命と考えております。 ◆4番(岡村武君) そんな自由主義の国で拘束するようなことはあってはならんでしょうが。まして学問の自由とうたっておる大学がそんなこと、あってはならんでしょうが。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 拘束ではございません。この地に住んで、この地で働こうと、生活しようという学生が現在もございます。決して拘束ではございません。 ◆4番(岡村武君) 何%の数%の話をしたらだめですよ。生き金、死に金と、税金の使い方ですよ。費用対効果ですよ。どれだけのものを、効果を生むかということは、あなたが責任者であれば、きちっと把握していて説明できなくてはだめですよ。違いますか。ここで定住してもらったらええって、希望的観測はだめでしょうが。それは費用対効果の効果に入らんでしょう。そうでしょう。その話ですよ、私が話をしたいのは。それをどう言うかというと、税金の無駄遣いと言うんですよ。反映しないんだから、使ったお金の額が。そうでしょう。もうこれ、役目を終えたんだから、終わったらどうですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) ただいま費用対効果のお話されましたけれども、大体、本学学生の、年によって少し差はございますが、半数が市内在住でございまして……     〔「半分か」と呼ぶ者あり〕 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) はい、地方から来て下宿している学生も含めましてでございます。 今年度は、計算しましたら140名がアパート住まいをしております。 ◆4番(岡村武君) あなたは、その学校をつくったときに私が津市民と言うた意味を理解していませんな。なぜかというと、何代にもわたってインフラ整備に、いいですか、投資してきておるんですよ。その思いがあるんですよ、重みが。2年間、下宿で住んでいるからって、そんな軽いもんじゃないですよ。税金は稼ぎによって違うけれども、何代も何代もここにインフラ投資をしてきとるんですよ、住民というのは。住所を変えたからということじゃないですよ。費用対効果て、あんた、わかったようなことを言うとるけれども。反映されることをあなたは立証できやなあかん。どうぞ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) すみません。 おっしゃっていることはもう痛いほどわかりますけれども、それでもたった2年間でも全くこの地に縁もゆかりもない方が住んで、年間およそ2億円の消費効果は落としていっております。中に、他府県出身者で津が好きで、ここで就職し住んでいる学生も、わずかずつでございますが、ふえてはおります。そういうところも評価していただきたいと思うのでございますが。 ◆4番(岡村武君) 2億円の中には、経費というものを差っ引いて、そこまで言うんであれば、どんだけ利益が残って、納税額がどんだけやということを話せなあかんようになりますよ、その話をすると。2億円の中の残った利益率はどんだけか、それ言うんやったら、その話をするんやったら。質問。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 申しわけありません。今その資料は手元にございません。 ◆4番(岡村武君) あなたは、資料じゃなかって、頭に入っておるはずや、そんなことは。知らんのやろ。わからんのやろ。誰に教えてもろうたんや、その2億円の効果があるって。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) それはワーキングで将来構想の際に、こういう計算式で先輩からお聞きしております。 ◆4番(岡村武君) 計算式やったら今でもできるはずやろ。待っとるで計算してくださいよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 単純な各大学で出しております地元への消費効果の計算式でございます。 ◆4番(岡村武君) あなたね、その根拠をとったことがあるの、根拠。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 概算計算でございますので、大抵の場合は、学生生活実態調査等のその時代の学生の1カ月の生活費を試算して出ているアベレージの額を人数分で掛けるということでございます。 ◆4番(岡村武君) それを言うのであれば、市政にどんだけ貢献しとるという話なら私も耳を傾けますよ。2億円って、あなた、津市の総売り上げ、わかりますか、民間のですよ。わからんでしょう。だから、そんな話をすんなちゅうの。どういうつもりでそんな話、持ち出したんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) わずかでもございますけれども、他府県から住んでいる学生が貢献していることをお伝えしたかったまででございます。 ◆4番(岡村武君) わずかなら費用対効果の効果にならんやないか。そうでしょう。 効果というのは、どういうもんや、効果というのは。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 地元経済に何らかの潤いをもたらせるものでございます。 ◆4番(岡村武君) 何らかではあかんでしょうが。多大なるやろ。それが効果やわ。そして、まだ建てかえるって誰も言うてませんよ、市長も言うてませんよ。建てかえるとしたら、幾らお金が要るのか。 ○議長(岡幸男君) 答えられますか。 答弁を求めます。
    三重短期大学学長(村井美代子君) 概算でございますけれども、校舎等の建てかえを実施した場合には、試算しますと現在の床面積が8,600平米、ないしは…… ◆4番(岡村武君) 金額だけでよろしい。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) はい。28億4,000万円から33億円の工事費が必要と試算しております。 ◆4番(岡村武君) 政策財務部長。30億円、使える金、余っていますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 余っているかどうかというと、その余っとるっていうこと自体が、常に予算を編成するに当たっては、おっしゃられておりますように費用対効果とか必要性とか、していますので、ちょっと余っているか余っていないかという御答弁にはならないかと思いますが、すみません。 ◆4番(岡村武君) じゃ、費用対効果という言葉が出ました。その費用は誰に使うんですか。これ、市民の懐、財布を行政が預かって代執行するのと違うんですか。違うか合うとるか言うてくださいよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎政策財務部長(山下佳寿君) 当然、納税者の方からお預かりして、どれに充てていくかというのを私どものほうで考えて執行しとるというのが事実でございます。 ◆4番(岡村武君) だから、金が余っとるかという言葉遣いはちょっと乱暴やと私は知っとって言うとるんですよ、そやないと答えてくれへんで。大切な税金ですよ。これは大切に使わな、無駄遣いになるから。私、力込めて言うとるんですけれども、そういう状況なんですよ、学長。 勉強して、いいところへ就職したい、知識を得たい、そのときに津市役所の職員が通い出したんですよ。中学校を出た職員がそのときはたくさんいたんですよ。勉強をしてきたと。だから、あそこは行政を主としておるんですよ、いまだに、行政、行政学が。そういういきさつがあるんですよ。 でも、今となったら、それだけのたくさんの学校があるんですよ。そして、私学もたくさんあるでしょう。私学、何校あるんですか、七十何校の中で。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 申しわけありません。ちょっと学校数だけを算出いたしました。 ◆4番(岡村武君) こんな程度ですわ。議長。私は学長やて。推薦したのはどなたやったかな。     〔「教授会」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) 教授会。あそこは以前、問題あった学校やでな。そんな程度かわからんな。 学長、公の事業が民間事業を圧迫したらだめなんですよ。じゃ、この近くに私学があるちゅうのはわかってますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) はい、存じています。市内と県内と合わせて、本学を含めて11校ございます。 ◆4番(岡村武君) じゃ、その私学を公の学校が圧迫しとるちゅうことは感じませんか。安い安いと喜んどる場合と違うでしょう。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 競合しているということは確かでございます。     〔「何をしておる」と呼ぶ者あり〕 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 競合しておりまして、圧迫しているっておっしゃいましたけれども、そうですね、要するに学生の取り合いに…… ◆4番(岡村武君) 経営的に圧迫しとるでしょう。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) そうでございます。ただ、大学数としましては、全国で大学収容率、昨年度ワーストワンになっております。三重県内、高校生の進学率、決して低くございません、大学進学率は。ちょうど真ん中、全国で26位だったと思います。決して低くありませんし、18歳人口もちょうど同じくらい、全国のランキングでは真ん中くらいでございます。ただ、その中で大学収容率が全国でワーストワンになっております。つまり、三十数%…… ◆4番(岡村武君) 何が一番びりか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 三重県でございます。 ◆4番(岡村武君) そやで、何が言いたいのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) ですので、競合して公立が圧迫しているとおっしゃいますけれども、大学自体が県内は非常に少のうございます。 ◆4番(岡村武君) 偏見入ってへんか、それ、偏見。大学行くばっかが人生とちゃうよ、学問は必要だけれども。ワーストびりって、どういうことや、ワーストワンて。偏見入ってへんか、それ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 偏見でございません。単純に18歳人口でございません。大学に進学したいという希望者に対して、収容力がということでございます。 ◆4番(岡村武君) だから、私そんな質問、何もしてへんのに、何で勝手にそんなことしゃべるんかというの。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) 公立の学校が私学を圧迫しているとお話でございましたので…… ◆4番(岡村武君) それはしていますよ。あなたは、私学へ行って聞いたことありますか。月謝を上げたくても上げられない、さっきの試験でも3万円、試験を受けるだけで、入れてもらうお金じゃなしに。圧迫していますよ。競争ですよ。あなた、そこで三重短大は安いからって自慢してたじゃないか。ほな、安いところに人が流れる。それを圧迫って言うんですよ、そのことを経済では。そんなことわからんか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎三重短期大学学長(村井美代子君) ただ、県内でアンケートをとりましたところ、やはり経済的に非常に厳しい学生がたくさんおります。そういう人たちにも高等教育を受ける機会は提供すべきと思います。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、30分たちましたが、大丈夫ですか。 ◆4番(岡村武君) そやな。もうほな終わります。ありがとう。 そのことと今、話しとるテーマとは違いますよ、内容が、私が圧迫しとるというのは。 もう、ほな次いきますから。まだこれ終わったら、9月議会、12月もあるから、そんなことを調べとかなあかんよ。まだまだうるさいですぞ。ありがとうございました。 次へいきます。 ○議長(岡幸男君) 学長、自席へお戻りください。 ◆4番(岡村武君) 次、教育。こっちこやなあかんやないか。 ○議長(岡幸男君) 倉田教育長、質問だそうですので。     〔教育長 倉田幸則君 登壇〕 ◆4番(岡村武君) これは3月議会でもやりましたですけれども、固有や、日本の固有の領土。固有とは何ぞや。これ、もう一遍言うてくださいよ。3月に聞きましたけれども、忘れっぽいで。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 固有そのものの意味は、本来備わっていることという意味でございます。 ◆4番(岡村武君) 備わっとる。備わっとるって何が備わっとんのや。 少々うるさく言ったらあかんぞ。 何のことか。備わっとるって、何が。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 固有という言葉の意味自体は、本来備わっているということというふうに認識しております。 ◆4番(岡村武君) それだけか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 言葉の意味にはさまざまに意味がございます。例えばそれ以外には、そのものだけが持っているさまとか、というようなことが辞書にも載っております。 ◆4番(岡村武君) そいだらな、固有の領土というたら、どういう意味や。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) これは政府の中でも、国会の中でも、この政府と議員とのやりとりの中で、国会の中で答弁されたことといたしまして、固有の領土とは、一度も他の国の領土となったことがない領土というようなことになっております。 ◆4番(岡村武君) それは鈴木宗男さん、当時の国会議員の質問やったわけでしょう、領土とは何ぞやという。その答弁を、あんた、まねたらあかんやないか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 私がまねたという意味ではありませんでして、教科書の中にも、教科書会社によっては、このような表記がされております。 ◆4番(岡村武君) まあそれは譲ってな、そうしたら、今はどうなっとんのや。一度も何て言うたんか。一度も何。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 一度も他の国の領土となったことがない領土と。 ◆4番(岡村武君) ほな、今、北方領土は日本の領土か。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 日本政府としては日本の領土であるというふうに政府の見解となっております。 ◆4番(岡村武君) それやったら、わし金出すであんた行ってこいよ。行けるもんなら行ってこいよ、日本の領土なんやで。ビザなしで行ってこいよ、逮捕されるぞ。それが日本の領土だろ。パスポートなしで、ビザなしで行ってこいよ。うそをつくなって、そういった。あなた、私は信頼があると以前に言っていた。そんなうそをつく者に信頼なんか何もないよ。その話こそ、その話までうそや。 もう一遍ゆっくり落ちついて聞きましょう。固有の領土ってどういう領土ですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 教科書にも記載があるということでございますので、私としても固有の領土とは、一度も他の国の領土となったことがない領土というふうに捉えております。 ◆4番(岡村武君) おかしなこと言うな。日本の固有の領土なんやろ、北方領土は、あなたの今の説明は、そうでしょう。違うのか。だから、私、費用を出すから、あんた行ってらっしゃいと言うんや。あしたっていうたら、あしたは議会があるで、1週間以内に行ってらっしゃいよ。これは行けるかて。常識外れたうそをついたらあかんというの。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 政府の見解は教科書に記載してあるとおりでございますが、ただ教科書の中にも、今現在はロシアに不法占拠されていると……     〔「余計なことを言わんでええ。政府の見解を聞いてないよ」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 占拠されておりますので、現実的には行けないということになっていることにございます。 ◆4番(岡村武君) 占拠されておるって誰が決めたんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 学習指導要領にそのように記載されておりますので、教科書にも「不法に占拠されている」というふうに記載があります。 ◆4番(岡村武君) あんた、その教科書を選んだんあんたやないか。何を寝ぼけとんのや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 教科書は、その前提となる学習指導要領に基づいてつくられております。ですから、全ての教科書にそのような意味が記載されております。 ◆4番(岡村武君) それで私は、日本固有の領土と、そんなこと教科書に書いてええのかっちゅう趣旨なんやで、私は。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 固有の領土といいますのは、自分も調べましたが、1956年に日ソ共同宣言が出されたころに、そのころから政府が「固有の領土」という言葉を使い始めているようです。そのまま学習指導要領に受け継がれて、今現在、その学習指導要領に基づいて教科書がそのように記載されているということで、私も…… ◆4番(岡村武君) 政府、政府って逃げたらあかんて。ただ日本の領土やったら、行ってらっしゃいて言うとるのよ。行けるか。逮捕されるぞ。それが現実のあかしやないか。日本の領土でないというあかしやないか。基本的人権で政府は守ってくれへんぞ、そんなの。守ってくれへんぞ。矛盾しとることを私は子どもに教えたらあかんやろと言うとるんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 議員、御指摘のように日本の領土であるはずのところに行けないということが、これが領土問題ということで、領土問題ということを教科書で子どもたちに教えているということでございます。 ◆4番(岡村武君) 行けやんだら領土と違うやろと私は言うとるの。わけわからんことを言うなあ、あんたは。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 教科書は…… ◆4番(岡村武君) ストップ。だから、違うことが教科書に書いてあるのがあかんやろと言っとるの。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 教科書に記載されておりますのは、その当時の社会的な常識でありますとか、政府見解でありますとか、そのような一般的なことに基づいて記載をされておりますので…… ◆4番(岡村武君) 何がその当時や。今の話をしとんのやわ。何がその当時や。今の話をしとるんやないか、その当時って何や。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) その当時と自分が今、申し上げたのは、その当時という意味では、今もそうであるという意味です。 ◆4番(岡村武君) 今も固有の領土か。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 学習指導要領は変わっておりませんので、今現在も固有の領土という捉えであります。 ◆4番(岡村武君) 学習指導要領や違うわ。あなたに尋ねとんのや。学習指導要領に何て書かれとるかという尋ね方はしていない。学習指導要領が間違うとるから、私は間違いを正すのが先生でしょうと言いたいんや。それを正すのが、あなたやないか。教育長やないか。学校を正す、現場を正すのがあんたの仕事やろ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 私も社会科教員でありまして、中学校でこの領土問題について教えてまいりました。自分自身も…… ◆4番(岡村武君) 何て教えたんや。ええ加減な。
    ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 当然、教科書の記載も今申し上げたとおりでありますし、私自身も中学生のころから、小学生のころから、そのように教えられてきまして、自分自身も固有の領土として北方領土4島あるということです。そう教えられてきまして、自分自身も勉強して、歴史から経過も自分で勉強して、自分もそうだなと思いまして教えてきましたし、今現在もそのように思っております。 ◆4番(岡村武君) こんなんええのか。こんなんやったら、議長、あんたに預けるけれども、これ、日本、今でもそうや、その当時もそうやと、何年前か知らんけれども、固有の領土やというんやったら、あしたでも1週間以内に私が実費を払うで、行ってらっしゃいというんや、ロシアへ。逮捕されるで。パスポートもなかって、入国拒否や。ビザもない。それをそんな教育長が日本固有の領土やて大きな声で言えるんかっちゅうの、議長。それは預けてもええよ、あんたに。おかしいやろ、言い切ったら勝ちか。おかしいやろ。あんた、パスポートもビザもなしで行けるのが領土やないか。 ○議長(岡幸男君) 私の意見を言うんですか。 ◆4番(岡村武君) 言わんでええ、おかしうなるとあかんで。 だけれども、そうやろっていうの。これ、後々注意してくれなあかんで。現実の話をしとるわけやで。そんなわけのわからん話を、子どもに教えていいんかっちゅうの。小学校5年生、6年生、中学校の教科書に地理と公民と、4つの教科書に載っとるわけだよ、これが。ほな、子どもが違ったことを覚えるわ。見てるはずや、子どもに尋ねられたら何とするのや。外国だから、国の所有だから、パスポートもビザも要るんでしょうと、これが常識やないか。違うこと教えとる、これ。 こんな困った教育長っておるか。あんた、任期どんだけや、あと。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 任期は3年でございますので、今年度の3月末が自分の3年任期の最後であります。 ◆4番(岡村武君) もう勇退されたほうがいいんとちゃうか。 こんな話がまかり通るんやったら、もっと違う答弁の方法があるやろ。そうやって言い切っとんのやぞ。日本固有の領土やと、北方四島は。そう言うとるわけやぞ。これは、本会議でテレビに映っとるわけやぞ。 教育長の値打ちがないやないか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。わかりやすく説明お願いします。 ◎教育長(倉田幸則君) 私としては、教育行政を預かる立場であります。ですので、法や制度に基づいて仕事をするのが私の役目でございます。ですので、学習指導要領というきちっとした法的根拠のあるものに基づいてつくられている教科書の内容が、今、申し上げておりますように、北方領土四島は日本固有の領土というふうになっておりますので、そのことに基づいて仕事をするのが私の役目というふうに考えております。 ◆4番(岡村武君) きょうは、不信任出したらあかんて言われておるんで出さへんけれども、こんなことを言わしといたら、あんたも不信任や、本来は、議長。そうしたら、私が言うとるですよ、経費、私が持ちますから、行ってらっしゃいっちゅうの。これが根拠や。フリーパスで通れたら、飛行機に乗るのでも、税関でも、そうでしょう。これが我々庶民の常識やないか。政府の苦しいところを言うとっても、何の説得にもならんやないか。いずれにようけまたする機会もあるので、ほなこのぐらいにしとくわ。 教育の無償化、次。 教育の無償化って、憲法に無償とするとうたわれておる、憲法に書かれておる。金取ったらあかんやないんか。これまたうそつきか。質問。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 議員、御指摘のとおり、憲法第26条に「義務教育はこれを無償とする」、また教育基本法の第5条には、「国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料を徴収しない」となっております。また、教科書につきましては、特別に教科書の無償措置に関する法律がありますので、現在、無償の範囲について文部科学省としては、授業料を徴収しないことと、もう一つ、教科書を無償とする、この2点であります。 ◆4番(岡村武君) そうしたら、授業をするのに、何でお金を持ってこいと言うのか。授業を無償にすんのやろ。何でお金を持ってこいと言うのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 議員、御指摘のところは、例えば学校で使う副教材とか、学校で使う必要なものについて集金をしとるという御主旨があるというふうに捉えておりますが、ただ、義務教育の何を無償にするかということにつきましては、これはさまざまな見解があり、今現在、国としては今の2点が無償ということになっております。 ◆4番(岡村武君) 副教材は教育と違うのか。範疇から外れるのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) もちろん教育の中の一つでございます。 ◆4番(岡村武君) だから、教育が無償って書いてあるのはうそやないか、これ。うそをつくなっていつも言うとるのに、うそばっかりついておるやないか。何でそんなにうそが好きなんや。そんなもんが子どもに信用を受けるわけないやないか。どうやって子どもに教育しとんのや。うそをついたらあきませんって教育しんのやろ。自分がうそをついとって、何をしとんのや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 国全体として、制度として無償であるのは、今、申し上げておりますように授業料と教科書で…… ◆4番(岡村武君) 違う、違う。津市は日本と違うのか、政府の一つと違うのか。政府機関やろ、津市は。外国の話をしとったらあかんぞ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 先ほどの答弁が途中でありますので、最後まで答弁させていただきたいというふうに思います。 国として、制度として無償なのは授業料と、それから教科書。ここから先を自分は今から申し上げたいところでございます。ただ、各自治体の判断で、例えば給食費であるとかいったものを無償にしている、独自の判断をしている自治体はありますということです。 ◆4番(岡村武君) 給食が教育か。給食は栄養学やわ。そんな余計な話はせんでええわ。 だから、副教材は教育て言うたやんか。あなた今、言うたでしょう、副教材は教育やと、一部だと。それに何で教育するのに金を取るのや、無償と書いてあるのに。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 国の制度としてというのは…… ◆4番(岡村武君) 制度は、それでええやないか。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、興奮しないように。 ◆4番(岡村武君) わかった。悪い、悪い。 書いてあるやろ。憲法と学校教育法にも書いてあるって、あなた言ったやないか。書いてあるけれども、何でうそつくんや、金要るのや。うそやないか、これ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 今の議員の御指摘のとおりであるといたしますと、学校で使う費用は全て保護者負担はないということになるということ。これは実際には、なかなか難しいことではないのかというふうには考えております。 ◆4番(岡村武君) 給食費は、家におっても食事をせんだら栄養とれないから、死んでく、体が病気になる、だから、これは別の話なんや。勉強する過程において金をとったらあかんやろと言うとる、私は。教育を受ける過程において金をとったらあかんやろ、無償やろ言うとるんや。一切金とったらあかんて、一切とは給食費も入っとるやろう、あんたの頭やったら。どこにおっても腹は減るんや。この話は別なん。余計なものを引っ張り出すなよ、議論の中へ。私は、教育の過程の中で金は無償でしょうという話をしとるわけやないか。そこや。あんた、うそついとるやん。そやから、うそつきやと言うんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 憲法、法律で定められております無償の解釈が、いろんな解釈があると思いますが、今現在の日本全体の無償ということの共通的な解釈は、この2点の無償ということで、あとは自治体の判断ということになろうかと思います。 ◆4番(岡村武君) 自治体が判断って、自治体って私はおかしいって言うとるやないか。 自治体でおかしいと言うとるのやないか。私らは憲法を重視するほうやで。君みたいに憲法破りせえへんのや。だから、おかしいって言うとるんやないか。 そんなうそつく人が教育長って、これはよくない、本当に。うそつくんやったら、もっと上手なうそをつきなさいよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 岡村議員がどういう意図で言われているのか、よく考えて御答弁ください。 ◎教育長(倉田幸則君) 日本全体的に無償ということで必ず無償になるのが、今、申し上げております2つということでございます。そのあと、無償という意味をどう捉えるかについては、やはり今現在の日本全体の無償の意味の解釈がこの2点が無償ということで、日本全体がこれを認識しているということであって、私自身の個人的な説明というか、思いを申し上げているわけではございません。 ◆4番(岡村武君) またうそにうそをつくのか。このプリント代というのは、プリントを使う先生がおるのや。うそをつくなっちゅうのに、見え透いた。教育の一環の過程の中でお金は要らんやろって、無料、無償やろと私は言うとるのや。何ぼあんたがしゃべっても、うその上塗りやぞ、本当に。 これはもう、まあええわ。もう時間ないで、あと9分な。これはここまでにして、終わりとちゃうで。きょうは終わりやで。また9月、続くぞ。こんなもん、諦めへんぞ。 新しいテーマ、不登校問題、不登校。 これ、不登校の子どもが、子どもや、不登校のときは、早よ治さんだらやで、不登校を、ニートになっていくやろ。ひきこもりや今度は、大人になって。この間も事件があったやろ。親のすねかじって、40も50にもなって、これになっていく追跡調査をしたことあるか、これ、不登校の子が。 それともう一つ、不登校って言われてから随分たつやろ、何十年。もうええ年になっとるはずやぞ、初代不登校の子は。わかりやすい話や、そやろ。どうやって治すんや不登校を。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 不登校であった者が、中にはニートになっていくという方も見えると思いますが、そのことについての詳しい追跡調査というのは、自分の記憶の中ではございません。 不登校の対策につきましては、これは各学校で、一昔前は不登校であるとすると、その学校に来る登校刺激というのを与えないのがええといった時期もありましたけれども、現在は、早期の段階で素早く家庭訪問をして、登校についてきちっと促すということを早期に行うというふうなことを大事にしていただいております。その上、組織全体、学校全体として不登校に取り組んでいくということを、津市としても各学校で大事にして行っております。 ◆4番(岡村武君) 答弁漏れやないか。どうやって治すんやという質問やぞ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 根本的に不登校になる子どもの多くの特性としては、やはり自分自身に自信がなかったり、他からの批判に対し非常に弱いということが、全員ではありませんが、そこの部分をどのように解決していくかということは非常に難しいことであります…… ◆4番(岡村武君) 違うことをしゃべらせとったらあかんやないか。 難しいことって、難しいから、易しいからっていう問題と違うぞ。難しいから、易しいから、自分たちはどうやって治すんやて。質問に答えなさい、質問に。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 続いてお答えをさせていただきます。 非常にこれは難しい課題ですけれども、その根本的なところを解決していくために、各家庭、またこの本人に対してさまざまな働きかけを学校、また津市立の教育支援センターで行っております。保護者の教育支援センターへの相談もふえております。また、不登校傾向で学校から働きかけて教育支援センターに通う子どももふえてきております。そうした中で、教育支援センターの職員の力もかり、また学校の職員も取り組む中で、不登校の根本的な課題について認識をして、根本的な課題があれば、それを何とか改善していくということを行っているというところが対策でございます。 ◆4番(岡村武君) 今、何が対策や。違うことをしゃべっとるやないか。 治すのは、何としたら治るんやと私は尋ねておるんよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 治すというか、不登校の子どもが社会的自立、または学校へ復帰するために今申し上げたことを行っております。 ◆4番(岡村武君) 義務教育の社会性というのは、学校で勉強する話であって、社会へ出ていないのよ、まだ義務教育の子どもは。何をしゃべっておる。 違う、違う、本当や、議長。これ、むちゃくちゃしゃべっておるで、本当に。 どうやって治すんやって聞いとるの、改めて。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 不登校を治すという議員の御指摘は、学校に復帰するというふうな意味、または復帰するのに加えて大人になったときに自立をするという意味で自分は捉えてお答えをさせていただきたいというふうに思います。 そういうことで、やはり不登校になる生徒の多くが、今、申し上げたように自分に自信がないとか、他からの批判に弱いということがありますが、そこの部分を…… ◆4番(岡村武君) 不登校の説明をせんでもええのやわ。どうやって治すんやって聞いとるのや。 ◎教育長(倉田幸則君) 答弁中でありますので、最後まで…… ◆4番(岡村武君) 答弁中って、違うことを答弁してもええのか、ほんなら。 ◎教育長(倉田幸則君) お答えをさせていただきたいと…… ◆4番(岡村武君) 俺の時間がなくなるだけやないか。真面目にせえ。     〔「議事整理しやなあかんぞ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) ちょっとお待ちください。 ◆4番(岡村武君) 何でもかんでもしゃべったら勝ちやと思ったらあかんぞ。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、多分、特効薬って一言で答えられないと思いますので…… ◆4番(岡村武君) それがこの人の責任のある立場や。そういう人が教育長になるべきやろ。この人の教育論という論があらへんのや。ギナギナギナギナ説明だけして、不登校はこういうことですわって、そんなこと誰も聞いてへん。どうやってしたら治るんだと、治すのはあなたの仕事でしょうと私は言っておるんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 不登校生徒ができたら早期に学校へ復帰し、また社会的な自立を図るために仕事をするのが私の責務だと考えております。そのために各学校に対して、私も学校訪問のときには不登校問題が重要なこととして各学校長に状況を聞きまして、各学校の対策について聞き取りをし、また自分からもいろんな助言やアドバイスをしながら、不登校の課題を各学校の非常に優先的な課題とするように、自分としても学校長にも訴えておるところでございます。 ◆4番(岡村武君) 私が発言とめたって言うけれども、あんなことを言うたら、聞いとっても一緒やろ。何も質問に的を射た答弁してないんだから、時間がもったいない。私の発言の邪魔をしとる、妨害しとるわけやで、早う時間がたったらええなって。そやろ。何遍言うても一緒のことや、これ。どのようにしたら不登校が治るんですかと、考えるのがあんたでしょと私は言うとんのや。あんた、学校の責任者の責任者やで。それで私が答えるって、何も的を射たことを答えやへんのに、あんた、答えやんでええのや。校長先生呼んでこいよ。来てもらえよ。校長先生のほうが的確な話できるぞ。そういうことやぞ。あんたがたまたま教育長になったか知らんけれども、あんたより優秀な校長先生ようけおるやろ。悔しかったら答えろよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 今、私が申し上げております不登校生徒の学校復帰や社会的自立については、三重県の教育委員会でもつくっております、三重県の地から不登校をなくすためにというふうなことに書いてあることに基づいて申しておりますので…… ◆4番(岡村武君) 誰が三重県のこと尋ねとるのや。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、繰り返しになりますので……     〔「何や、何や」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) いやいや、こちらに。 倉田教育長、繰り返しになっておりますので、意図を考えて御答弁願いますように。     〔「そうそう、そうさ」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 私が先ほどから申し上げておりますのは、不登校に関して一般的な取り組みとして各学校で行われていることについて申し上げておりますので、これ、非常に地道な長い不登校の子どもたちの心の中、いろんな課題を解決していくということでないと不登校の根本的な解決になりませんので、そのことについてはさまざまなアプローチややり方があるというふうに…… ◆4番(岡村武君) さまざまなやり方やアプローチがあるって、それを聞いておるのに、概念的なことだけしゃべって、上澄みだけすくっておるだけや、この人は。具体的なことを何にもしゃべらへん。あらへんから、しゃべれやんのやけれども、あるような雰囲気でしゃべるわけや。うそつきと違うたら、この詐欺的な才能があるぞ、この人は。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 自分も中学校の教員ですので、自分も不登校生徒を担任し、その不登校生徒に働きかけて学校復帰した子もおりますし、自分が担任していなくても自分の学年にいて、学年の中で教員が考えて、さまざまなアプローチした結果、学校復帰をしている生徒はおりますので、私の申し上げていることは決して間違ったことではないというふうに考えております。 ◆4番(岡村武君) 不登校を治したと言うんやったら、どうやってしたらええか治す方法を知っておるはずやないか。それをずっとさっきから聞いておるのに、余計なことばかりしゃべって、肝心なことを全然しゃべらへんやないか。それで最後には治した経験がある、それこそ誰が信用できるか、そんな話。そやろ。誰がそんな話、信用できるか。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、時間になりましたので、あとは次回に。 ◆4番(岡村武君) 次回やな。はい。 ○議長(岡幸男君) 倉田教育長、自席へお戻りください。 以上で岡村議員の質問は終了いたしました。 これをもちまして、本日の日程は終了いたしました。 明6月20日の日程は、承認第1号及び第2号、報告第17号から第32号まで並びに議案第86号から第115号までの議案質疑並びに一般質問であります。 本日はこれにて散会いたします。     午後6時31分散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             津市議会議長   岡 幸男             津市議会副議長  藤本ともこ             津市議会議員   小野欽市             津市議会議員   田中千福...