津市議会 > 2003-11-28 >
11月28日-01号

  • 港湾消防(/)
ツイート シェア
  1. 津市議会 2003-11-28
    11月28日-01号


    取得元: 津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    平成15年 12月 定例会(第4回)          平成15年第4回津市議会定例会会議録(第1号)           平成15年11月28日(金曜日)午前10時開会--------------------------------------- ◎市長(近藤康雄君) おはようございます。 招集に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 きょうは市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方には、何かと御多用のところ、御参集をいただきまして厚くお礼を申し上げます。 今定例会におきまして、御審議をいただきます案件は、専決処分の承認など、報告が5件、条例の一部改正を初めといたします議案が24件、各会計の決算認定案が11件の計40件でありますが、報酬改定等に係る条例の一部改正案6件につきましては、取り扱いにつきまして御配慮をいただきましてまことにありがとうございます。 さて、中勢北部サイエンスシティ事業につきまして、本日構造改革特別区域計画の認定を受けられることになりました。これも皆様の御支援、御協力の賜物と感謝申し上げますとともに、今後におきましては賃貸による企業誘致にも努めまして、当事業の一層の推進に努力してまいりたいと思います。 また、来る30日には中勢バイパス県道津芸濃大山田線と国道163号南河路バイパスの間、約1.1キロメートルが開通をいたします。これまでの議員の皆様方の御協力に改めてお礼を申し上げたいと思います。この中勢バイパス基幹道路でございますが、交通の円滑化や産業振興に大いに寄与するものと期待しているところでございますが、まだ一部の開通で、引き続きまして阿漕浦野田線までの南進整備、あるいは国道165号以南の13工区の整備促進などに努力してまいりたいと考えておりますので、議員の皆様方のさらなる御支援をお願い申し上げるところでございます。 以上、甚だ簡単でございますが、招集に当たりましてのごあいさつといたします。どうぞ今期よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(田村宗博君) おはようございます。 議員の皆様方には公私何かと御多用のところ御参集を賜りまして、厚くお礼を申し上げます。 まずは合併でございますが、月平均2回の合併協議会それに伴います会派代表者会議、またそれぞれの会派の中での御論議と、いろいろお世話かけております。そしてまた、その中で、津市の議会といたしましてはスムーズな合併の協議の進行が図られております。大変皆さん方には御理解、また御協力をいただいておりますことをこの席をお借りいたしまして、心よりお礼を申し上げる次第でございます。ありがとうございます。 さて、今定例会に御審議を賜ります案件は、先ほどの市長さんのごあいさつにもございましたとおり40件でございます。 最終日にはサイエンスシティ関連追加議案等も予定されておると聞き及んでおります。いずれも大事な、重要な案件ばかりでございます。どうか議員各位におかれましては慎重なる御審議を賜りまして、適切、妥当なる結論が得られますよう、心からお願いを申し上げますとともに、議会運営につきましても、各段の御配慮、御協力を賜りますことをお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、開会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。---------------------------------------             議事日程(第1号)第1 会議録署名議員の指名第2 諸般の報告第3 会期の決定第4 提出議案上程-議案説明 議案第93号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部の改正について 議案第94号 津市常勤の監査委員の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について 議案第95号 津市市長、助役及び収入役の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について 議案第96号 津市職員の給与に関する条例の一部の改正について 議案第97号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部の改正について 議案第98号 津市教育委員会教育長等の給与及び旅費支給条例の一部の改正について---------------------------------------             会議に出欠席の議員出席議員       1番 小野欽市君       2番 日野 昭君       3番 前田勝彦君       4番 村田彰久君       5番 長岡久夫君       6番 田中勝博君       7番 坪井年明君       8番 豊田光治君       9番 岡村 武君       10番 欠席       11番 川瀬利夫君       12番 岩本 勝君       13番 安藤之則君       14番 橋村清悟君       15番 佐藤肇子君       16番 梅崎保昭君       17番 加藤美江子君      18番 竹沢陽一君       19番 小菅雅司君       20番 水谷友紀子君       21番 柏木はるみ君      22番 田中 守君       23番 別所莞至君       24番 岡 幸男君       25番 田矢修介君       26番 田端隆登君       27番 中村勝春君       28番 田村宗博君       29番 小倉昌行君       30番 山岡祥郎君       31番 川崎正次君       32番 中川隆幸君欠席議員       10番 稲守久生君             会議に出席した説明員   市長                        近藤康雄君   収入役                       河合安雄君   市長公室        市長公室長         小河俊昭君               市町村合併担当理事     米澤和郎君               IT担当理事        山田耕作君               検査担当理事        松宮隆一君               市長公室次長        三井征一君   サイエンスシティ推進部 サイエンスシティ推進部長  鈴木悦夫君               サイエンスシティ推進部次長 黒宮英二君   財務部         財務部長          稲垣武年君               財務部次長         吉岡泰三君   市民生活部       市民生活部長        眞弓純一君               人権担当理事        佐藤捷三君               市民生活部次長       野田俊和君   環境部         環境部長          北岡万睦君               環境部次長         長谷川裕壽君   福祉保健部       福祉保健部長        小菅賢造君               福祉保健部次長       橋本喜久男君   産業労働部       産業労働部長        大市正志君               産業労働部次長       浜口治男君   競艇事業部       競艇事業部長        糸川洪司君               競艇事業部次長       奥山直猛君   都市計画部       都市計画部長        木村 正君               港湾海上アクセス担当理事 錦 金則君               建築指導担当理事      谷本光敏君               都市計画部次長       平井秀次君   建設部         建設部次長         横山 悟君   下水道部        下水道部長         草深昭一君               下水道部次長        宮川嘉一君   消防本部        消防長           濱口幸春君               消防次長          野田重門君   収入役室        副収入役          小柴淳治君   三重短期大学      三重短期大学学長      雨宮照雄君               三重短期大学事務局長    正次幸雄君   水道局         水道事業管理者       平松利幸君               水道事業担当理事      佐藤良克君   教育委員会       教育委員長職務代理者    畑地 晃君               教育長           田中 彌君               教育次長          宮武新次郎君               教育総務課長        谷 俊樹君   監査委員        監査委員          岡部高樹君               監査担当理事        前野龍次君             職務のため出席した事務局職員  局長          野崎精一君  次長          大西一治君  議事課長        蟻戸正裕君  調整・議事管理担当主幹 稲垣文生君  主査          瀧 宣彦君  主事          吉住充弘君  主事          栗本みどり--------------------------------------- ○議長(田村宗博君) ただいまから、平成15年第4回津市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 これより日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員につきましては、会議規則の定めにより、4番村田彰久さん、20番水谷友紀子さんを御指名いたします。 日程第2、諸般の報告を行います。今期定例会議事説明員の出席を要求いたしましたところ、お手元に配付いたしましたとおり通知に接しましたので御了承をお願いいたします。 次に、監査当局から、お手元に配付いたしましたとおり監査報告がなされておりますのでごらんおき願います。 次に、日程第3、会期についてお諮りいたします。 今期定例会の会期を本日から12月19日までの22日間と定めたいと存じます。 御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田村宗博君) 御異議なきものと認め、本日から12月19日までの22日間と定めます。 続いて、日程第4、当局から提出の議案第93号から第98号に至る各案を一括上程議題に供したいと存じます。 御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田村宗博君) 御異議なきものと認め、議案第93号から第98号に至る各案を一括上程議題に供します。 なお、議事の進行上、事務局長議案朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。--------------------------------------- 議案第93号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部の改正について 議案第94号 津市常勤の監査委員の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について 議案第95号 津市市長、助役及び収入役の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について 議案第96号 津市職員の給与に関する条例の一部の改正について 議案第97号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部の改正について 議案第98号 津市教育委員会教育長等の給与及び旅費支給条例の一部の改正について--------------------------------------- ○議長(田村宗博君) 引き続き、市長から上程議案に対する説明を求めます。              〔市長 近藤康雄君 登壇〕 ◎市長(近藤康雄君) ただいま上程になりました議案第93号から第98号までを一括御説明申し上げます。 議案第93号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部の改正につきましては、津市特別職報酬等審議会の答申を尊重するとともに国等における取り扱いなどを勘案し、改正しようとするもので、報酬の特例措置として平成16年1月1日から同年12月31日までの間に限り、議長の報酬を月額66万2,600円に、副議長の報酬を月額60万3,200円に、議員の報酬を月額54万3,900円にそれぞれ改め、平成15年12月に支給する場合の期末手当の支給率を100分の195に、平成16年度以降の期末手当の支給率につきましては、6月に支給する場合の支給率を100分の190に、12月に支給する場合の支給率を100分の210に改めようとするものであります。 施行日につきましては、平成15年12月に支給する期末手当の改正に係る部分は、公布の日の属する月の翌月の初日、公布の日が月の初日であるときはその日から、報酬の特例措置に係る部分は平成16年1月1日から平成16年度以降に支給する期末手当の改正に係る部分は同年4月1日から施行しようとするものであります。 議案第94号津市常勤の監査委員の給与及び旅費に関する条例の一部の改正につきまして、議会の議員の報酬及び三役の給料等に係る改定に伴い改正しようとするもので、給料の特例措置として平成16年1月1日から同年12月31日までの間に限り、常勤の監査委員の給料を月額54万3,900円に改め、平成15年12月に支給する場合の期末手当の支給率を100分の215に、平成16年度以降の支給に係る期末手当の支給率について、6月に支給する場合の支給率を100分の210に、12月に支給する場合の支給率を100分の230に改めようとするもので、施行日につきましては、議案第93号と同様とするものであります。 議案第95号津市市長、助役及び収入役の給与及び旅費に関する条例の一部の改正につきましては、津市特別職報酬等審議会の答申を尊重するとともに、国等における取り扱い等を勘案し、改正しようとするもので、給料の特例措置として平成16年1月1日から同年12月31日までの間に限り、市長の給料を月額111万7,500円に、助役の給料を月額86万400円に、収入役の給料を月額73万1,800円に改め、期末手当の支給率、施行日につきましては、議案第94号と同様とするものであります。 議案第96号津市職員の給与に関する条例の一部の改正につきましては、本年の人事院給与勧告を尊重するとともに、国等における給与改定取り扱い等を勘案し、改正しようとするもので、主な改正内容といたしましては、全給料表にわたって改正し、行政職給料表では平均1.1%の引き下げを行おうとするほか、通勤手当の月額につきましては、交通機関利用者にかかる同手当について6カ月定期券等に係る運賃等相当額対象支給月数で除して得た額に最高支給限度額を5万5,000円に改め、交通用具利用者に係る通勤手当についても、片道40キロメートル以上の通勤距離に係るものにつき改正をしようとするものであります。 次に、平成15年12月に支給する場合の期末手当につきましては、その支給率を100分の145に改めるほか、その支給額について改正後の規定により算出した期末手当の額から同年4月から施行日の前月までの間の支給に係る給与の額1.07%を乗じて得た額を減じた額としようとするものであります。 また、平成16年度以降の期末手当の支給率について、6月に支給する場合の支給率を100分の140、12月に支給する場合の支給率を100分の160に改めようとするものであります。 なお、施行日につきましては、給料表、扶養手当住居手当及び平成15年12月に支給する期末手当の改正に係る部分は公布の日の属する月の翌月の初日、公布の日が月の初日であるときはその日から、調整手当通勤手当及び平成16年度以降に支給する期末手当の改正に係る部分は平成16年4月1日から施行しようとするものであります。 議案第97号委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部の改正につきましては、議会の議員の報酬及び三役の給料等に係る改定に伴い改正しようとするもので、市議会議員のうちから選任される監査委員の報酬の特例措置として平成16年1月1日から同年12月31日までの間に限り、月額4万7,440円に改めようとするもので、同年1月1日から施行しようとするものであります。 議案第98号津市教育委員会教育長等の給与及び旅費支給条例の一部の改正につきましても、議会の議員の報酬及び三役の給料等に係る改定に伴い、改正しようとするもので、教育長の給料の特例措置として平成16年1月1日から同年12月31日までの間に限り、月額73万1,800円に改めようとするもので、同年1月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(田村宗博君) 以上で説明は終わりました。 議案精読のため、暫時休憩いたします。      午前10時16分休憩      午後1時00分再開 ○議長(田村宗博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日の本会議におきまして、上程いたしました各案に対して通告のありました質疑を行います。              〔8番 豊田光治君 登壇〕 ◆8番(豊田光治君) 日本共産党豊田光治でございます。 これまでに上程されました議案のうち、議案第96号津市職員の給与に関する条例の一部の改正について質問いたします。 まず、職員の給与、期末手当等引き下げは広範な民間の労働者の賃金引き下げにつながらないかということであります。今回の人事院勧告は民間の給与水準が下がっているから公務員給与も下げよという理由です。上げるときもそうやって上げたのだからということですが、しかし、次は公務員の給料も下がったんだからという理由で、今度は民間の労働者の賃金が引き下げられる、そういう理由になるのは必至だと思います。こうなれば果てしない悪循環に陥り、そして給料がどんどん下がっていく、こう言わざるを得ないのではないでしょうか。 さらに、この賃金引き下げはてこにされて、年金の引き下げ児童扶養手当生活保護費被爆者手当などにも連動させられることも十分予想されます。この点について当局のお考えを聞かせていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 次に、今回の賃金引き下げボーナスカットは、4月までさかのぼっての調整を含んでいますから、カット分は極めて大幅なものになります。したがって職員の方の中には家のローンを組んでいたり、またいろいろな生活設計を組んでいる方も多いと思います。この点について当局のお考えを聞かせていただきたいと思います。大変生活設計が狂わされる、こういうふうに思いますがいかがでしょうか。 最後に今回のこのカットのやり方は不利益を過去にさかのぼって適用しないという最高裁判決にもそむくものではないか、こう思うのですがいかがでしょうか。 以上、3点について御答弁をお願いいたします。 以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(田村宗博君) ただいまの豊田光治議員の質問に対する当局の答弁を求めます。              〔市長公室長 小河俊昭君 登壇〕 ◎市長公室長小河俊昭君) 議案第96号から3点ほど御質問をいただきましたので、お答え申し上げます。 1点目でございますが、職員の給与改定につきましては、従来から人事院勧告を尊重しますとともに、国等による取り扱いを勘案いたしまして取り扱ってきているところでございます。 一方、人事院勧告におきましては、従来から民間準拠の考え方を基本にいたしまして、官民給与の正確な比較を行ってきておりまして、本年も8月の8日付での人事院勧告にありましては、民間企業におきまして昨春以来月例給が対前年同月比でマイナスの状況が続き、本年も昨年に引き続く厳しい経済、雇用情勢から多くの企業でベースアップの中止のほか、一部の企業では昇給停止、または賃金カットといった給与抑制処置が講じられているとしているところでございます。 こうした中で、本年も公務員の月例給が昨年よりもゆるやかなものの民間を上回っていることが明らかになりました。このことから、この逆格差を解消し、社会状勢の実態との均衡を図るため、種々の処置を講じることを必要とするものでありまして、このため今回の給料の引き下げ等給与改定につきましては、直接的に民間の労働者の賃下げにつながるものではないと、このように考えております。 次に、2点目の御質問でありますが、引き続く厳しい社会経済情勢の中で、民間人件費指標となります厚生労働省の毎月勤労統計調査におきましては、本年4月の所定内給与は昨年の4月に比べまして0.4%の減少で、所定外給与とあわせましたいわゆる決まって支給する給与につきましても、昨年4月に比べまして0.2%の減少となっております。 一方、本年4月の全国の消費者物価指数にありましては、昨年4月に比べ0.1%下落しており、また、総務省のいわゆる会計調査におきます勤労者世帯の消費支出につきましても、昨年の4月に比べまして名目で1.0%の減となっている、こういう状況となっております。このため、今回の給与改定にありましても、その取り巻きますこうした諸状勢を十分に見据え、勘案した上での処置、対応でございまして、特に公務員のみがその生活において大きな影響を受けるものではないと考えております。 次に、3点目の不利益、不遡及に係っての御質問でございますが、本年の人事院勧告におきましては、官民給与の正確な比較により本年7月の時点で公務員の給与が民間給与を上回っている、1人当たり平均4,050円で1.07%ということが判明しております。こういうことから月例給の改定につきましては、4月に遡及させないことを基本としつつ、状勢適応の原則等からこの官民給与の逆格差を解消するため、本年12月の支給に係ります期末手当の額につきまして、制度的に調整するよう所用の処置を講ずることとされたものでございます。 このため、具体的な調整のあり方といたしまして、この調整制度の施行後、速やかに調整が図られる必要がありますことから、また、弾力的な調整を行う場合は特別給としての期末手当が適当であると考えることなどから、国におきましては当該人事院勧告を踏まえ、さきの国会での議決を得て、本年12月期の期末手当の額において所用の処置を講じたところでございます。 これらのことから、本市におきましても本年の人事院勧告を尊重いたしますとともに、国等における給与改定取り扱い等を勘案いたしまして、官民の給与の均衡を図るため本年12月期に支給の期末手当におきまして本年4月分に係る官民比較給与をベースに、年間に係る官民格差相当分を制度的に減額するための所用の処置を講ずるものでありまして、この調整処置自体は現時点において、今後を見据えた調整対応でありまして、いわゆる不利益、不遡及の原則にかかわっては何ら抵触するものではないと、このように考えております。以上でございます。 ◆8番(豊田光治君) 若干の再質問をさせていただきます。 まず、1番最初の問題なんですけれども、やはり公務員の給料、そして民間の給料、これが比較されてどんどんどんどんお互いが下がっていく、この危険性は十分にあると思うんです。それは上がっていくときもそういう理屈で上がってきたわけなんですけれども、下がるということも同じような形でこれは進んでいくもんやと思います。 したがって、やっぱりこの時点で民間の方が低いというのであれば、今のパートの労働者とかいろいろ言われております民間の方の不利益なそういう給与水準をせめて公務員並みに引き上げていく、こういうことが大事なんではないかというふうに思います。 先ほどの答弁の中で直接的にはという言葉が出たと思うんですけれども、それでは間接的には影響があると認識されているのかどうか、その点を1点お聞きしたいと思います。 それから、私ども物価指数というこの中身に立ち入りますと、かなりややこしいことになってきますので立ち入りませんけれども、感覚からいきますと例えば公共料金、これが1回下がったものはどういうものがあるのか、上がったものはすぐ水道料金とか、授業料とか、保育料とかいろいろぱっと浮かんでくるわけですけれども、例えば公共料金を1つとってみても肌で感じて下がってるというものは余り感じられないわけです。物価指数のとり方とか、いろいろ問題はあるんですけれども、そういう感覚からいくと、そんなに給料を下げられては生活がどんどん、公務員であろうともやはり公共料金も関係してるわけですから生活は苦しくなる、こういうふうに思います。 ここでやはり、人事院の勧告というわけですから、人事院が言ったからそれを絶対に実行しなければならないと、そういうものではないと思うんですけれども、ここでやはり踏ん張っていただいて、引き下げをせずに頑張っていただけないかと、こういうふうに思います。 間接的に影響があるかどうかだけ、その点についてはお伺いしたいと思います。 それから、2点目ですけれども、大幅なカットと私も言いましたけれども、具体的に平均でどのくらい今回のボーナスでカットされるのか、それをお聞かせいただきたいと思います。 それから、3点目なんですけれども、今、職員組合との交渉をされとると思うんですが、どういう状況になっているか、それについてもお聞かせいただきたいと思います。 ボーナスなんか昔は賞与ということで、給料とは別の報償のようなそういう性格を持っていたわけですけれども、今は私の認識では給料を補てんする、そういう性格を十分に持っていると思います。プラスアルファではなくて、賞与というのは今まで一遍に払う、要するにローンでもそういうふうに組んであると思うんですけれども、賞与の月は大きく返済するとか、そして費用でも年間で経常的に発生するんじゃなくて、いろんな家の修理とかそういうものでも一遍に要る、そういうお金に当てるための給与の補てん、こういうふうに私は認識しておるんですけれども、その点についてもお考えをお聞かせいただきたいと思います。 以上、4点ほどお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(田村宗博君) ただいまの豊田光治議員の再質問に対する当局の答弁を求めます。 ◎市長公室長小河俊昭君) 4点ほど御質問をいただきました。 まず、1点目でございますけれども、先ほども申し上げました間接的につながりはということでございますけれども、これらにつきましては、特に外郭団体あるいは公共的団体などの給与の取り扱いにつきましては、公務員の例にならった取り扱いをしているというところも聞き及んでおります。そういうことから間接的にはそういう影響が出てくるのかなと、こういうふうにも考えております。 それと、2点目でございますけれども、じゃあどれだけのカット幅になるのかということでございますが、今回の給与改定におきます本年度における給与のカット額でございますけれども、これ大幅、ちょっと概算をはじきますと、職員の平均給与が大体35万2,600円ぐらいでございまして、今回の給与改定に伴いますいわゆる職員1人当たりの月額で約3,879円の減と、年額で大体4万6,548円の減になります。それで期末手当の0.25カ月分の減を大体10万6,000円ぐらいとしますと大体15万2,000円ぐらいかなというふうに思っております。 それと、3点目のいわゆる組合交渉との関係でございますけれども、これにつきましては、いわゆる地公法第55条におきまして、特に職員の給与や勤務時間、特に勤務条件にかかわる案件につきましては、従来から職員組合との交渉を行ってきております。先ほども言いましたように8月8日の人事院勧告が流されて以降、その後、再三にわたりまして組合とも交渉をしておりまして、本市の考え方なり、県あるいは市外の、ほかの市のいろんな取り扱い条件も含めましていろんな議論を重ねまして、一応組合との交渉も理解を得ております。 それと、最後に、特に期末手当の認識、生活給との関係でございますが、基本的には期末手当は民間におきます賞与との特別給に相当する手当であるというふうに認識しておりまして、ですから職員の生活費を補てんする目的の、いわゆる補給金としての性格を持つ手当であるというふうな認識をしております。以上です。 ◆8番(豊田光治君) どうもありがとうございました。 先ほど、直接的、間接的、抽象的ですけれども、公務員の給料が例えば病院とか、農協とかそういう準公共、そういうところの職員の給料に響いてくる、これはやはり間接的じゃなくて、直接的だと思います。直接的にやはり影響していく、ここで押さえないとすぐやっぱり農協職員なんかの給料にも響いてくるというふうに私は思います。 それから、カットの約15万強といいますか、これは職員にとってはかなり大きい額だと思います。いろんな設計もあるでしょうし、本当にこのカットで生活設計が狂わされる、こういうふうにも感じます。 組合交渉については従来からやっていただいておるということで、深くは立ち入りませんけれども、最後の賞与そのもの、これはもう既に給料の補てんだというふう認識は一致したと思います。そういう点でぜひともここで踏ん張っていただいて、下げなくてもいいように、そしてそれが外へ広がらない、そのためにも職員の給料はこのままでということで、引き下げない方向でお願いしたいというふうに思います。 その他の案件については、額も大きいところもありますし、それから議員の歳費についてもこれはもう致し方ないところがありますので、私は賛成をしますけれども、特に職員給与についてそういう配慮をいただきたいというふうに要望しまして質問を終わります。 ○議長(田村宗博君) 以上で通告による質疑は終了いたしました。 ◆19番(小菅雅司君) 議事進行について=ただいま上程中の議案第93号から第98号に至る各案につきましては、なお、詳細検討のため、関係常任委員会へ審査を付託されたい。 以上の動議を提出いたします。              (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(田村宗博君) ただいまの小菅議員の動議は成立いたしました。 動議のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(田村宗博君) 御異議なきものと認め、議案第93号から第98号に至る各案につきましては、総務財政委員会へ審査を付託いたします。 付託議案の朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。---------------------------------------              付託議案表             総務財政委員会 議案第93号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部の改正について 議案第94号 津市常勤の監査委員の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について 議案第95号 津市市長、助役及び収入役の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について 議案第96号 津市職員の給与に関する条例の一部の改正について 議案第97号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部の改正について 議案第98号 津市教育委員会教育長等の給与及び旅費支給条例の一部の改正について--------------------------------------- ○議長(田村宗博君) 総務財政委員会開会のため、暫時休憩いたします。      午後1時22分休憩      午後3時20分再開 ○議長(田村宗博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの本会議におきまして、総務財政委員会へ審査を付託いたしました議案第93号から第98号に至る各案の審議を行います。 最初に、総務財政委員長から提出の審査報告書につきましては、既にお手元に配付いたしておりますので、議事の進行上、事務局長の朗読を省略し、直ちに総務財政委員長から委員会における審査の経過と結果について御報告を求めます。---------------------------------------             総務財政委員会審査報告書 議案第93号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部の改正について 議案第94号 津市常勤の監査委員の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について 議案第95号 津市市長、助役及び収入役の給与及び旅費に関する条例の一部の改正について 議案第96号 津市職員の給与に関する条例の一部の改正について 議案第97号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部の改正について 議案第98号 津市教育委員会教育長等の給与及び旅費支給条例の一部の改正について 以上、本委員会において審査の結果、全会一致をもって原案どおり可認した。 よって、ここに報告する。                               平成15年11月28日                               総務財政委員会                               委員長 中村勝春津市議会議長 田村宗博--------------------------------------- ○議長(田村宗博君) 総務財政委員長、27番中村勝春さん。              〔27番 中村勝春君 登壇〕 ◆総務財政委員長(中村勝春君) 先ほど総務財政委員会を開催し、当委員会に付託になりました議案第93号から第98号に至る6議案について審査を行いましたので、その主な経過と結果について御報告申し上げます。 議案第96号津市職員の給与に関する条例の一部の改正についてでは、委員からこの改正によって生じた財源の一部を市町村合併を控え、職員の残業も増加してきている中で、残業時における局部的な冷暖房等の労働環境改善の財源として当てることも考慮していただきたいとの要望が出されました。 以上が審査における主な過程であります。 その結果、当委員会に付託になりました案件はすべて全会一致をもって可認すべきものと決した次第であります。 以上で報告を終わります。 ○議長(田村宗博君) 以上をもちまして総務財政委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田村宗博君) 続いて、御意見もしくは討論がございましたら御発表願います。 ◆8番(豊田光治君) 日本共産党豊田光治でございます。 私は上程されました案件中、議案第96号津市職員の給与に関する条例の一部の改正についてに反対、その他の議案第93号、94号、95号、97号及び議案第98号について賛成する立場から意見・討論を述べます。 以下にその理由を述べ、議員各位の御賛同を得ようとするものであります。 政府はこれまでに景気は底を打って上向きつつあると何度も言ってきましたが、我々の周辺を見渡しても一向にそのような気配は全く感じられません。逆にサラリーマンの医療費負担が2割から3割になったり、年金支給額が削られたり、また介護保険料が引き上げられたりと、負担感は増すばかりで、生活不安が一層広がっています。 さらに今国会では年金の保険料を1.5倍に引き上げる一方、受け取る年金はどんどん減らしていこうという厚生労働省の改革案が起用されています。 このような状況の中での賃金引き下げは、景気回復、日本経済立て直しのためにも逆行するものであります。公務員の賃下げは農協や病院、市立学校など準公立的な職場で働く労働者の賃金引き下げにも即つながり、さらに民間の広範な労働者の賃金にも影響していくことは必至であります。 さらに今、自民党・公明党政権は大型公共事業などのむだと利権にはメスを入れず、この公務員の賃下げをてこにして、年金の引き下げ児童扶養手当生活保護費被爆者手当などにも連動させようとしています。今なすべきことは公務員が民間より優遇されているというのであれば、民間やパート労働者の低賃金、無権利状態をせめて公務員並みにしていくことではないでしょうか。 また、今回の賃下げ、ボーナスカット分は調整分をまとめて期末手当から引き下げるので、極めて多額になり、ローン等を抱えた職員にとっては生活設計を大きく狂わされることになってしまいます。 また、今回のようなやり方は実質的には不利益は過去にさかのぼって適用しないという最高裁判決にもそむくことになります。以上が議案第96号津市職員の給与に関する条例の一部の改正についてに対する私の態度です。議員各位におかれましては、御理解いただき、御賛同いただきますようお願い申し上げ討論といたします。 ◆19番(小菅雅司君) 議事進行について=ただいま上程中の議提議案第93号から第98号に至る各案につきましては、総務財政委員会において慎重に審査され、先ほどの報告に接しました。ついてはこれにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決されたい。 以上の動議を提出いたします。              (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(田村宗博君) ただいまの小菅議員の動議は成立いたしました。 動議のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田村宗博君) 御異議なきものと認め、これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決を行います。 一部反対の声をお聞きしておりますので、分けて採決を行います。 最初に、議案第93号から第98号に至る各案中、議案第96号を除く各案について、原案どおり可決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田村宗博君) 御異議なきものと認め、議提議案第93号から第98号に至る各案中、議案第96号を除く各案は原案どおり可決確定いたします。 次に、議案第96号について採決を行います。 議案第96号に対し、原案どおり可決することに御賛成の方は御起立願います。              〔賛成者起立〕 ○議長(田村宗博君) 起立多数であります。 よって、議案第96号は原案どおり可決確定いたします。 次に、当局から提出の報告第26号から第30号及び議案第99号から第116号並びに認定第3号から第13号に至る各案を一括上程議題に供したいと存じますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田村宗博君) 御異議なきものと認め、当局から提出の報告第26号から第30号及び議案第99号から第116号並びに認定第3号から第13号に至る各案を一括上程議題に供します。 なお、議事の進行上、事務局長議案朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。--------------------------------------- 報告第26号 専決処分の承認について 報告第27号 専決処分の報告について 報告第28号 専決処分の報告について 報告第29号 専決処分の報告について 報告第30号 平成14年度津市継続費精算報告書について 議案第99号 津市行政組織条例の一部の改正について 議案第100号 津市職員の退職手当に関する条例等の一部の改正について 議案第101号 津市市税条例の一部の改正について 議案第102号 津市廃棄物の減量及び処理等に関する条例の一部の改正について 議案第103号 津市廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部の改正について 議案第104号 財産の取得について 議案第105号 損害賠償の額の決定について 議案第106号 三重地方税管理回収機構の設立に関する協議について 議案第107号 平成15年度津市一般会計補正予算(第4号) 議案第108号 平成15年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第1号) 議案第109号 平成15年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 議案第110号 平成15年度津市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 議案第111号 平成15年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 議案第112号 平成15年度津市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号) 議案第113号 平成15年度津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 議案第114号 平成15年度津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 議案第115号 平成15年度津市駐車場事業会計補正予算(第1号) 議案第116号 平成15年度津市水道事業会計補正予算(第1号) 認定第3号 平成14年度津市一般会計歳入歳出決算 認定第4号 平成14年度津市モーターボート競走事業特別会計歳入歳出決算 認定第5号 平成14年度津市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算 認定第6号 平成14年度津市下水道事業特別会計歳入歳出決算 認定第7号 平成14年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算 認定第8号 平成14年度津市福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算 認定第9号 平成14年度津市奨学金貸付事業特別会計歳入歳出決算 認定第10号 平成14年度津市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算 認定第11号 平成14年度津市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決算 認定第12号 平成14年度津市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 認定第13号 平成14年度津市介護保険事業特別会計歳入歳出決算--------------------------------------- ○議長(田村宗博君) 引き続き、市長から上程議案に対する説明を求めます。              〔市長 近藤康雄君 登壇〕 ◎市長(近藤康雄君) ただいま上程になりました報告第26号から第30号まで及び議案第99号から第116号まで、並びに認定第3号から第13号を一括御説明申し上げます。 報告第26号専決処分の承認につきましては、平成15年度津市一般会計補正予算(第3号)でありまして、市議会を招集して御審議をお願いするいとまがなかったため、去る10月10日に専決処分をいたしましたので、本市議会に御報告申し上げ、御承認をお願いするものであります。 補正の内容を申し上げますと、去る11月9日に行われました衆議院議員選挙等に係る経費の計上で、歳入歳出それぞれ5,794万7,000円を追加し、補正後の予算総額を472億3,174万2,000円としたもので、歳出は投票立会人等の報酬、歳入は衆議院議員選挙等委託金ほかの計上であります。 報告第27号から第29号は、いずれも専決処分の報告で、損害賠償の額の決定であります。 報告第27号につきましては、去る9月1日、橋北中学校の野球部の生徒が早朝、グラウンドで練習を行っていたところ、ボールがネットを越え、県道上浜高茶屋久居線を走行中の車のフロントガラスを壊したもので、その修理費として7万9,590円を損害賠償の額として決定したものであります。 報告第28号は、去る7月25日、道路課職員が柳山津興地内の市道上で草刈り機による草刈り作業中、小石をはねて走行中の車のサイドウィンドガラスを壊したもので、その修理費として7万4,130円を損害賠償の額として決定したものであります。 報告第29号は、去る10月20日、環境事業課職員が高洲町地内でごみ収集中、住宅敷地内に出ていた家具を誤って回収し、損壊したため、その家具の時価相当額として10万円を損害賠償の額として決定したものであります。 報告第30号平成14年度津市継続費精算報告書につきましては、一般会計における西部清掃工場既設炉改修事業ほか3件、モーターボート競走事業特別会計ではスタンド棟改築第2期事業、下水道事業特別会計では周辺地域環境整備事業がそれぞれ完了いたしましたので、精算についてご報告申し上げるものであります。 議案第99号津市行政組織条例の一部の改正につきましては、地方自治法の都道府県の内部組織に係る規定見直しによる条項改正等が行われたため、これに伴う引用条項の整備を行うもので、公布の日から施行しようとするものであります。 議案第100号津市職員の退職手当に関する条例等の一部の改正につきましては、国家公務員退職手当法等の一部の改正で、官民格差の解消のための長期勤続者に対する退職手当の調整率に係る改正と、局長級職員の定年前早期退職に対する退職手当の割増率に係る改正等で、退職手当の当該調整率及び割増率に係る改正は平成16年1月1日から、その他の改正は議案記載の日からそれぞれ施行しようとするものであります。 議案第101号津市市税条例の一部の改正につきましては、地方税法の改正により、県民税配当割及び株式譲渡所得割が創設され、特別徴収された額の一定割合が市町村に交付されることにより原則として申告不要となりますが、納税義務者が申告した場合の個人市民税の所得割額の算定方法等に係る改正等で、個人市民税に係る改正は平成16年1月1日から、その他の改正は平成16年4月1日から施行しようとするものであります。 議案第102号津市廃棄物の減量及び処理等に関する条例の一部の改正につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、廃棄物の適性処理に係る条項の追加等があったため、これに伴う条文の整備を行うもので、交付の日から施行しようとするものであります。 議案第103号津市廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部の改正につきましては、津市西部クリーンセンターの施設使用料について施設設備費、焼却灰の処理経費の増額等を踏まえ、1トン当たりにして1万1,000円から1万5,000円に改定するのが主な内容で、使用料の改定は平成16年4月1日から、その他の改正は公布の日から施行しようとするものであります。 議案第104号財産の取得につきましては、中勢グリーンパーク整備事業に係る公園用地として津市土地開発公社先行取得分の一部を3億6,629万9,799円で取得しようとするものであります。 議案第105号損害賠償の額の決定につきましては、昨年10月に発生しましたごみ収集作業中の事故で作業員が収集車に両足をひかれ骨折等したため、休業損害費等合計182万5,840円を損害賠償の額として決定しようとするものであります。 議案第106号三重地方税管理回収機構の設立に関する協議につきましては、地方税の滞納整理に関する事務等を共同処理するため、一部事務組合を設立し、徴収体制の強化を図り、納税秩序の維持向上を目指そうとするもので、構成は県内全市町村、執行機関として管理者ほかを置くのとともに、議員は市長村長の互選とし、定数は8人などとするものであります。 議案第107号平成15年度津市一般会計補正予算(第4号)は、歳入歳出予算、繰越明許費、債務負担行為及び地方債について補正しようとするものであります。 まず、歳入歳出予算につきましては、歳入歳出それぞれ20億6,013万1,000円を追加計上し、補正後の予算総額は492億9,187万3,000円としようとするものであります。 歳出から款の順序に従いまして御説明申し上げます。 各款とも職員の給与改定に伴う人件費の調整の計上がありまして、それ以外につきまして補正額及び主な内容を申し上げます。 第1款議会費は、1,299万3,000円の減計上で、 第2款総務費は、13億2,630万2,000円の計上で、今後見込まれます職員の退職手当と、仮称でありますが、高茶屋コミュニティ施設整備工事費等であります。 第3款民生費は、6億6,498万4,000円の計上で、障害者福祉支援費、生活保護扶助費等であります。 第4款衛生費は、3億1,156万7,000円の計上で、各種健康診査委託料等であります。 第6款農林水産業費は、1,404万7,000円の減計上で、 第7款商工費は、1,795万5,000円の計上で、企業立地奨励金等であります。 第8款土木費は、8,287万6,000円の減計上で、ヤシオオオサゾウムシ駆除委託料等であります。 第9款消防費は、5,609万1,000円の減計上で、 第10款教育費は、9,467万円の減計上で、西郊中学校大規模改造工事費等であります。 次に、歳入について御説明申し上げます。 第8款地方特例交付金は、6,749万1,000円の計上で、 第11款分担金及び負担金は、河芸町ほか4カ町村消防事務受託負担金減等で570万7,000円の減計上で、 第13款国庫支出金は、3億4,939万1,000円の計上で、児童手当交付金、生活保護費負担金等であります。 第14款県支出金は5,690万1,000円の計上で、児童手当交付金等であります。 第15款財産収入は277万円の計上で、 第17款繰入金は退職手当基金繰入金8億4,000万円の計上で、 第18款繰越金は、4億1,675万8,000円の計上で、 第19款諸収入は生活保護費返還金等で3,639万6,000円の計上で、 第20款市債は2億9,613万1,000円の計上で、臨時財政対策債等であります。 次に、繰越明許費は(仮称)高茶屋コミュニティ施設整備事業ほか5件でありまして、それぞれ年度内完成が見込めないことから、翌年度に繰り越しし、執行しようとするものであります。 債務負担行為の補正は、排水施設整備事業について、期間及び限度額を追加しようとするものであります。 地方債の補正は、義務教育施設整備事業債、住民税減税補てん債、臨時財政対策債について限度額を変更しようとするものであります。 議案第108号平成15年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算及び債務負担行為について補正しようとするもので、歳入歳出予算の総額は変更せず、歳入歳出それぞれ401億9,352万8,000となるものであります。 補正の内容を申し上げますと、歳入の変更はなく、歳出において職員の給与改定等に伴う人件費の調整等の計上であります。 次に、債務負担行為は、開設52周年記念競走事業について、期間及び限度額を定めようとするものであります。 議案第109号平成15年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ2,921万8,000円を追加計上し、補正後の予算総額は112億3,264万1,000円となるものであります。 歳出は、国民健康保険事業運営基金積立金等であります。 歳入は、繰越金等であります。 議案第110号平成15年度津市下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算及び繰越明許費について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ1,280万1,000円を追加計上し、補正後の予算総額は86億7,715万4,000円となるものであります。 歳出は、単独公共下水道事業費等であります。 歳入は、公共下水道建設費委託金等であります。 次に、繰越明許費は、単独及び流域関連公共下水道事業等について、地元調整及び工事支障物件の移設等に不測の日数を要したことから、翌年度に繰り越しし、執行しようとするものであります。 議案第111号平成15年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ1,139万3,000円を追加計上し、補正後の予算総額は、16億5,092万1,000円となるものであります。 歳出は、職員の給与改定等に伴う人件費の調整の計上であります。 歳入は、一般会計繰越金等であります。 議案第112号平成15年度津市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ13億666万6,000円を追加計上し、補正後の予算総額は131億74万2,000円となるものであります。 歳出は、老人医療給付費等の計上であります。 歳入は、老人医療費交付金及び老人医療費負担金等の計上であります。 議案第113号平成15年度津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ80万2,000円を追加計上し、補正後の予算総額は、4,233万円となるものであります。 歳出は、職員の給与改定等伴う人件費の調整の計上であります。 歳入は、一般会計繰入金等であります。 議案第114号平成15年度津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算について補正しようとするもので、歳入歳出それぞれ6億201万4,000円を追加計上し、補正後の予算総額は79億2,924万7,000円となるものであります。 歳出は、居宅介護サービス給付費負担金等で、歳入は介護給付費負担金及び支払基金交付金等の計上であります。 議案第115号平成15年度津市駐車場事業会計補正予算(第1号)は、収益的支出におきまして、217万7,000円の減額で、職員の給与改定等に伴う人件費の調整であります。 議案第116号平成15年度津市水道事業会計補正予算(第1号)は、収益的支出におきまして517万円の減額、資本的支出におきまして546万6,000円の増額で、いずれも職員の給与改定等に伴う人件費の調整であります。 認定第3号平成14年度津市一般会計歳入歳出決算は、歳入合計529億9,171万8,417円、歳出合計512億8,878万3,286円、差し引き17億293万5,131円の翌年度繰り越しとなりますが、繰越明許費繰越額に充当する財源1億5,509万837円を含んでおりますので、実質収支額は15億4,784万4,294円であります。 まず、歳入決算につきまして款の順序に従い、主なものを御説明を申し上げます。 第1款市税は、255億1,208万4,000円の予算に対し、257億171万3,330円の収入で、1億8,962万9,330円の増となっており、主に市民税が最終実績で見込みを上回ったことによるものであります。 第9款地方交付税は、16億8,042万5,000円の予算に対し、17億8,644万6,000円の収入で、1億602万1,000円の増となっており、特別交付税の決定によるものであります。 第11款分担金及び負担金は、14億4,545万7,000円の予算に対し、14億3,003万8,292円の収入で、1,541万8,708円の減となっており、収入の主なものは保育所入所負担金、河芸町ほか4箇町村消防事務受託負担金などであります。 第13款国庫支出金は、51億8,726万6,000円の予算に対し、49億8,733万3,817円の収入で、1億9,993万2,183円の減となっており、収入の主なものは生活保護費負担金の国庫負担金、廃棄物処理施設整備費に係る国庫補助金などであります。 第14款県支出金は、22億6,151万1,000円の予算に対し、21億8,810万9,940円の収入で、7,340万1,060円の減となっており、収入の主なものは保育所運営費の県負担金、新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業費の県補助金などであります。 第20款市債は、49億9,748万2,000円の予算に対し、48億4,588万2,000円の収入で、1億5,160万円の減となっており、収入の主なものは、ごみ処理施設整備事業債、臨時財政対策債などであります。 引き続き、歳出決算について主なものを御説明申し上げます。 第1款議会費は、4億7,483万7,000円の予算に対し、4億5,829万3,327円の支出で、1,654万3,673円の不用額であります。 支出の主なものは、議員報酬等人件費のほか、議会運営の諸経費であります。 第2款総務費は、94億2,722万2,000円の予算に対し、90億7,162万1,611円の支出で、3億5,560万389円の不用額であります。 支出の主なものは退職手当を含む職員の人件費、財政調整基金積立金などであります。 第3款民生費は、114億2,479万2,000円の予算に対し、111億6,771万9,192円の支出で、2億5,707万2,808円の不用額であります。 支出の主なものは、生活保護費を初めとする各種扶助費のほか、国民健康保険事業特別会計及び介護保険事業特別会計への繰出金などであります。 第4款衛生費は、64億604万8,000円の予算に対し、62億9,535万103円の支出でありますが、合併処理浄化槽設置整備事業に係る繰越明許費繰越額を差し引きますと、8,529万9,897円の不用額であります。 支出の主なものは、津地区広域圏粗大ごみ処理施設組合負担金、西部清掃工場既設炉改修工事費などであります。 第5款労働費は、2億2,874万9,000円の予算に対し、2億2,314万1,232円の支出で、560万7,768円の不用額であります。 支出の主なものは、勤労者持家促進資金貸付金、勤労者教育資金貸付金などであります。 第6款農林水産業費は、8億1,242万8,000円の予算に対し、7億8,859万5,204円の支出で、2,383万2,796円の不用額であります。 支出の主なものは中勢用水事業負担金、県営担い手育成基盤整備事業負担金などであります。 第7款商工費は、7億1,926万8,000円の予算に対し、6億8,624万7,235円の支出で、3,302万765円の不用額であります。 支出の主なものは、三重産業振興センター償還負担金、三重県信用保証協会小規模事業資金融資貸付金などであります。 第8款土木費は、111億8,845万4,680円の予算に対し、105億5,236万1,987円の支出でありますが、五六川河川改修事業等に係る繰越明許費繰越額を差し引きますと、3億6,234万7,856円の不用額であります。 支出の主なものは、道路維持工事費、都市下水路築造事業費のほか、下水道事業特別会計繰出金などであります。 第9款消防費は、21億2,641万6,000円の予算に対し、20億6,383万3,498円の支出でありますが、災害対応特殊救急自動車購入事業に係る繰越明許費繰越額を差し引きますと、2,852万4,502円の不用額であります。 支出の主なものは、職員の人件費、高規格救急自動車購入費などであります。 第10款教育費は51億2,928万4,000円の予算に対し、49億1,194万414円の支出でありますが、片田小学校耐震補強事業等に係る繰越明許費繰越額を差し引きますと、1億5,743万3,586円の不用額であります。 支出の主なものは、小学校及び中学校の学校管理費のほか北立誠小学校及び西橋内中学校耐震補強工事費、短期大学経費などであります。 認定第4号平成14年度津市モーターボート競走事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計591億1,584万4,546円、歳出合計584億5,794万2,900円で、差し引き6億5,790万1,646円を翌年度へ繰り越しております。 決算の内容について申し上げますと、歳入は勝舟投票券発売収入が主なもので、歳出では、臨時従事員賃金、選手賞金、場外発売受託事業費、スタンド棟改築費第2期工事費が主なものであります。 認定第5号平成14年度津市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計104億671万7,778円、歳出合計102億5,476万7,320円で、差し引き1億5,195万458円を翌年度へ繰り越しております。 歳入は国民健康保険料のほか、療養給付費に対する国庫支出金及び社会保険診療報酬支払基金からの交付金が主なものであります。 歳出では、療養諸費、高額医療費の保険給付費、老人保健拠出金、介護納付金が主なものであります。 認定第6号平成14年度津市下水道事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計96億9,103万2,217円、歳出合計96億2,174万9,300円で、流域関連公共下水道事業等に係る繰越明許費繰越額を差し引きますと、実質収支額は123万917円であります。 歳入は、下水道使用料のほか国庫支出金、一般会計からの繰入金、市債などで、歳出は県施行に係る中勢沿岸流域下水道事業に係る建設費及び維持管理費負担金、阿漕ポンプ場築造工事費、公債費の元利償還金が主なものであります。 認定第7号平成14年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計1億3,886万6,878円、歳出合計1億2,366万6,450円で、差し引き1,520万428円を翌年度へ繰り越しております。 歳入は、貸付金元利収入、一般会計繰入金等で歳出は公債費の元利償還金が主なものであります。 認定第8号平成14年度津市福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計3,006万8,272円、歳出合計1万3,106円で、差し引き3,005万5,166円を翌年度へ繰り越しております。 歳入は、貸付金元利収入及び翌年度繰越金で、歳出は消耗品及び通信運搬費であります。 認定第9号平成14年度津市奨学金貸付事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計2,058万5,000円、歳出合計1,860万円で、差し引き198万5,000円を翌年度へ繰り越しております。 歳入は、貸付金元利収入で、歳出は、奨学金貸付金33件であります。 認定第10号平成14年度津市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計6億7,925万9,012円、歳出合計6億7,888万8,286円で、差し引き37万726円を翌年度へ繰り越しております。 歳入は、国庫支出金及び一般会計からの繰入金等で、歳出は津駅前北部土地区画整理事業に伴う物件移転補償費のほか公債費の元利償還金が主なものであります。 認定第11号平成14年度津市老人保健医療事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計132億6,700万7,845円、歳出合計132億6,911万2,075円で差し引き210万4,230円の不足のため、同額を翌年度歳入繰上充用金で歳入不足を補てんをいたしました。 歳入は、支払基金交付金、国及び県支出金、一般会計からの繰入金などで、歳出は医療給付費及び医療費が主なものであります。 認定第12号平成14年度津市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計2,742万5,374円、歳出合計2,734万5,282円で、差し引き8万92円を翌年度へ繰り越しております。 歳入は一般会計繰入金、農業集落排水処理施設使用料などで、歳出は農業排水処理施設に係る維持管理費及び公債費の元利償還金が主なものであります。 認定第13号平成14年度津市介護保険事業特別会計歳入歳出決算は、歳入合計は70億3,879万5,194円、歳出合計は70億1,677万9,069円で、差し引き2,201万6,125円を翌年度へ繰り越しております。 歳入は介護保険料のほか国庫支出金、県支出金及び社会保険診療報酬支払基金からの交付金並びに一般会計からの繰入金などであります。 歳出は居宅サービス、施設サービスの保険給付が主なものです。 以上で説明を終わります。 よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 ○議長(田村宗博君) 以上で説明は終わりました。 本日はこれにて会議をとどめます。 明29日から12月7日までは、議案精読のため会議を開かないことにいたします。 12月8日の日程は、上程議案に対する質疑と市政一般質問であります。 本日はこれをもって散会いたします。      午後4時02分 散会...