○議長(
小倉昌行君) ただいまの
田中守議員の動議は成立いたしました。 これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決を行います。 認定第1号及び第2号に対し、
原案どおり認定することに御賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
小倉昌行君) 起立多数であります。 よって認定第1号及び第2号は
原案どおり認定することに決します。 お諮りいたします。本日をもって
決算特別委員会の任務は終了いたしましたので、これを廃止したいと存じます。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小倉昌行君) 御異議なきものと認め、本日をもって
決算特別委員会は廃止いたします。 〔
市民生活部長 岡部 高樹君 退場〕
○議長(
小倉昌行君) 次に日程第4、当局から追加提出されました議案第112号を議題といたします。 一応その内容を
事務局長に朗読させます。 〔
事務局長 野田 武義君 朗読〕
---------------------- 議案第112号 津市
監査委員の選任につき同意を得るについて 津市
監査委員に次の者を選任したいので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第196条第1項の規定に基づき、本市議会の同意を得たい。 平成12年10月2日提出 津市長 近藤康雄 記 識見を有する者のうちから選任する
監査委員住所氏名生年月日職業欠格条項該当の有無(地方自治法第164条)津市乙部2132番地岡部高樹昭和16年1月1日地方公務員なし
----------------------
○議長(
小倉昌行君) 引き続き市長から上程議案に対する説明を求めます。 〔市長 近藤 康雄君 登壇〕
◎市長(近藤康雄君) ただいま追加上程になりました議案第112号について御説明申し上げます。 議案第112号津市
監査委員の選任につき同意を得るにつきましては、鈴木有委員が9月27日をもって任期満了となりましたことから、後任者といたしまして岡部高樹氏を選任いたしたく同意をお願いするものであります。 岡部氏は、昭和33年6月、本市に奉職されて以来、
産業労働部農林水産課課長補佐、総務部収税課長、福祉調整監、
三重短期大学事務局長、
競艇事業部長などの職を歴任し、現在は
市民生活部長の要職にあり、識見豊富で人格的にもすぐれ、
監査委員として適任であると考えるものであります。 以上で上程議案に対する説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
小倉昌行君) 以上で説明は終わりました。 ただいまの説明に対し、御質疑はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) 続いて、御意見もしくは討論がございましたら御発表願います。 〔10番 竹田 治君 登壇〕
◆10番(竹田治君) 追加上程されました議案第112号
監査委員の選任について、
日本共産党議員団の意見を申し述べ、
態度表明とするものであります。 行政の
情報公開が進むのと同時に、市民の行政への関心も大きく前進し、それらに照応した監査体制、行政からの完全な独立性、中立性が求められています。 最近の住民監査請求、住民訴訟等の現状を見ると、官官接待、空出張に始まり、議員の海外視察旅行、入札執行における談合疑惑等々、行財政執行のあり方について住民監査請求が続発しており、その多くが棄却されているのが実態であります。 本市においても例外ではありません。しかし、住民訴訟において、住民側が勝訴の判例も少なくありません。言うまでもなく、これらの事例は日常の監査のあり方を問うています。同時に、住民監査請求の段階で、行政に甘く市民の立場に立ち切れない
監査委員会の体質とも言うべき問題が、今日的な課題となっているのも事実であります。その中心的課題が、職員OBの
監査委員への登用の是非ではないでしょうか。 こうした情勢のもとで平成9年6月の法改正で、職員OBの
監査委員就任の制限条項を改正しました。その中心的意図は、市長やその他現職員からの独立性や中立性を維持するのが困難な面を有しており、その是正であります。平成3年4月の法改正のときは、識見を有する者から選任される
監査委員が2人以上いる場合は、少なくとも1人以上は退職後5年以上経過した者とされていました。今回の法改正は、職員OB
監査委員は退職後の年数は問わず1人以下としたことです。この1人以下と人数制限をしたことが注目点であります。 私どもは、従前から外部からの登用を求めてきました。平成9年からは、非常勤ではありますが、現在の山中氏に就任をしていただいており、その成果も出ていることはだれもが認めるところだと思います。こうした行政からの完全な独立性、中立性という大きな流れ、また法改正の趣旨にのっとり、常勤
監査委員について職員OBからの登用を改め、外部からの登用を求めるものであります。以上の理由から、本案件には同意しがたい。 以上が私どもの意見と態度であります。
議員各位の御賛同を重ねてお願いし、討論といたします。
○議長(
小倉昌行君) 他にございませんか。
◆27番(田中守君) 議事進行について=ただいま追加上程されました議案第112号につきましては、先ほどの当局の説明により了解されたことと存じますので、常任委員会付託を省略し、直ちに採決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(
小倉昌行君) ただいまの
田中守議員の動議は成立いたしました。 本動議を議題といたします。 最初に、議案第112号は常任委員会付託を省略することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小倉昌行君) 御異議なきものと認め、常任委員会付託を省略し、直ちに採決を行います。 議案第112号に対し、原案に同意を与えることに御賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
小倉昌行君) 起立多数であります。よって議案第112号は原案に同意を与えることに決します。 〔
市民生活部長 岡部 高樹君 入場〕
○議長(
小倉昌行君) 続きまして請願の審議に進みます。 継続審査中の請願第1号につきましては、お手元に配付いたしましたとおり
教育厚生委員長から継続審査申出書が提出されました。つきましては、議事の進行上、
事務局長の朗読をもって
委員長報告にかえたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小倉昌行君) 御異議なきものと認め、さよう決します。 継続審査申出書を
事務局長に朗読させます。 〔
事務局長 野田 武義君 朗読〕
---------------------- 請願継続審査申出書 平成12年9月25日
津市議会議長 小倉昌行様
教育厚生委員会 委員長
中村一彦 本委員会は下記請願について、多数をもって引き続き審査を要するものと決定したから、認められるよう申し出ます。 記請願第1号
チャイルドシートの
購入費補助と、
レンタル制度の実施を求める請願理由 なお慎重に審査するため
----------------------
○議長(
小倉昌行君) ただいまの報告に対し御質疑はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) 続いて、御意見もしくは討論がございましたら御発表願います。 〔11番 豊田 光治君 登壇〕
◆11番(豊田光治君) おはようございます。請願第1号
チャイルドシートの
購入費補助と、
レンタル制度の実施を求める請願について、意見討論を行います。 6月議会より継続審査となっていました
チャイルドシートの
購入費補助と
レンタル制度の実施を求める請願について、
日本共産党議員団の意見を申し述べ、態度を表明するものです。 ことし4月より、乗車中の6歳未満児に対する
チャイルドシートの着用が義務づけられましたが、高額な
チャイルドシートの購入は家計に大きな負担となっています。津市においては、日常生活に自動車は不可欠で、特に若い世代にとっては収入も少なく、負担はより大きくなっています。
チャイルドシートの着用は、交通事故から子供の生命を守るためにとても大事なものであることは、過去5年間の交通人身事故において、
チャイルドシートを装着していなかった場合の致死率約0.24%は、装着していた場合の致死率約0.03%に比べ約8倍と非常に高くなっていることからもうかがえます。 全国の少なくない市町村では、義務化以前から、交通安全対策上、
チャイルドシートの着用推進に取り組んできています。既に市が貸し出しているところもありますし、無料レンタルを実施している市もあります。また、
チャイルドシートにはベビーシート、
チャイルドシート、ジュニアシートとそれぞれの成長に合わせたものが必要となっています。値段が高いことや使用期間が短いこと、また車の機種によって違うこと等、若い父母にとっては大変な負担です。 委員会審議の中では、
購入費補助や
レンタル制度は、福祉のばらまきとか既に購入した人との不公平性、さらには交通安全に対して市はそこまで責任を持つ必要はない等意見はあります。しかし、交通安全指導、子育て支援、リサイクルなどの環境対策は、既に他市において進められているように、地方自治体が積極的に取り組むべき課題だと考えます。 以上の理由から、本請願については、義務づけが始まり既に半年もたっていることから、請願は採択すべきものと思います。
議員各位の御賛同を重ねてお願いするものであります。
○議長(
小倉昌行君) 他にございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) これにて質疑、討論を打ち切ります。 お諮りいたします。請願第1号を継続審査することに御賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
小倉昌行君) 起立多数であります。よって請願第1号は継続審査することに決します。 続いて日程第6、竹沢陽一議員ほか7名の方々から、
議提議案第3号及び第4号が提出されました。つきましては、ただいまの両案を一括上程議題に供したいと存じます。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小倉昌行君) 御異議なきものと認め、
議提議案第3号及び第4号を一括上程議題に供します。 一応その内容を
事務局長に朗読させます。 〔
事務局長 野田 武義君 朗読〕
---------------------- 議提議案第3号
中勢バイパスの整備促進に関する意見書について
中勢バイパスの整備促進に関する意見書を別紙のとおり提出する。 平成12年10月2日
津市議会議長 様 提出者 竹沢陽一 竹田 治 岩本 勝 小林賢司 大西禧夫
井ノ口昭太郎 川崎正次 中川隆幸
中勢バイパスの整備促進に関する意見書 道路は、活力ある地域社会を形成し、豊かな生活の実現と多極分散型国土形成を図る上で最も基本的な社会基盤であり、とりわけ南北に細長い地形にある本県にあっては、その整備促進には県民の強い期待が寄せられている。 しかしながら、県中央部にあっては県都が所在するにもかかわらず、国道23号が南北を通す唯一の幹線道路であることから、交通渋滞が慢性化し、地域の経済活動や広域的な市民生活に重大な支障を与えている。 このような現状を打開するために、
中勢バイパスの早期整備が強く望まれているところであるが、昭和58年に全長約33.8㎞の都市計画決定がなされて以来、十数年を経た現在までに約24.95㎞が事業採択されているものの、津市と鈴鹿市の一部5.7㎞(約17%)が暫定二車線で供用されるにとどまっている。 道路は点ではなく、線としてつながってこそ人的及び物的交流の活発な促進を促すという本来の機能を発揮するものであり、県都としての機能充実と文化振興の中心施設である県総合文化センター等、既設の重要施設へのアクセス道路として地域振興を図るためにも、未採択区間の早期事業採択と事業着手区間の投資拡大、早期全線供用開始が強く望まれるところである。 よって、政府におかれては、平成13年度以降の予算編成にあたっては、道路特定財源の確保と一般財源の大幅投入により
中勢バイパスの整備促進並びに早期の全線供用開始を図られるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 平成12年10月2日 津市議会
---------------------- 議提議案第4号
道路整備予算の確保に関する意見書について
道路整備予算の確保に関する意見書を別紙のとおり提出する。 平成12年10月2日
津市議会議長 様 提出者 竹沢陽一 竹田 治 岩本 勝 小林賢司 大西禧夫
井ノ口昭太郎 川崎正次 中川隆幸
道路整備予算の確保に関する意見書 道路は、国民の日常を支えるとともに、地域間の連携及び交流を活性化させ、国土の均衡ある発展を図るための最も基本的な社会基盤である。 しかしながら、その整備状況は未だ十分とはいえず、道路整備を緊急かつ計画的に推進し、21世紀に向け、活力ある地域づくりを支援することが重要である。 とりわけ、南北に細長い地形で自動車交通への依存度が顕著な本県にとって、産業経済の発展や、医療、福祉などの生活環境を支える基本的な機能を強化させるためには、一層の道路整備の推進が必要不可欠である。 県都津市においても、国道23号の慢性的な渋滞による交通機能の低下は著しく、
中勢バイパスをはじめとする道路の早期整備が最重要課題となっている。 よって、国におかれては、地方の道路整備の重要性を十分認識され、下記の事項について特段の配慮をされるよう強く要望する。 記1 平成13年度予算においては、円滑に道路整備を推進していくため、一般財源を大幅に投入し、道路整備を拡大すること。2 渋滞対策、交通安全対策はもとより、沿道の大気汚染や騒音、地球温暖化に対応するため、道路環境対策を一層充実すること。3 地方の道路財源を確保するとともに地方財政対策を充実し、国と地方が協調・協力して道路利用者の意見を反映した道路整備を推進すること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 平成12年10月2日 津市議会
----------------------
○議長(
小倉昌行君) ただいま上程いたしました
議提議案第3号及び第4号の内容につきましては、既に御承知のことと存じますので、その説明は省略させていただきますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小倉昌行君) 御異議なきものと認め、説明は省略させていただきます。
議提議案第3号及び第4号に対し、御意見等はございませんか。
◆27番(田中守君) 議事進行について=ただいま上程されました
議提議案第3号及び第4号につきましては、適切なものと考え、常任委員会を付託を省略し、直ちに
原案どおり可決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(
小倉昌行君) ただいまの
田中守議員の動議は成立いたしました。 本動議を議題といたします。 最初に常任委員会付託を省略することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小倉昌行君) 御異議なきものと認め、常任委員会付託を省略し、直ちに採決を行います。
議提議案第3号及び第4号は、ただいまの動議のとおり
原案どおり可決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
小倉昌行君) 御異議なきものと認め、
議提議案第3号及び第4号は
原案どおり可決することに決します。 以上をもちまして今期定例会に提出されました案件は全部議了いたしました。 これにて会議を閉じます。 定例市議会を閉会いたします。
----------------------
○議長(
小倉昌行君) 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 今定例会は、各案件のほか、収入役、
監査委員等の人事案件、また決算認定がございましたが、皆様方の格別の御理解と御協力を賜り、本日ここに無事議了することができましたことに対し、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 また、当局におかれましては、議員の皆様方から出されました貴重な御意見や御提言を十分尊重され、市勢発展のために一層の御努力をお願い申し上げます。 さて、昨日閉会式が行われました20世紀最後のシドニーオリンピックでは、数々の名場面があり、私も多くの感動を受けました。今週末の7日、8日には、恒例の津まつりが開催され、和船山車・安濃津丸の一日船長にはNHKの大河ドラマ「徳川・葵三代」に藤堂高虎役で御活躍の田村亮氏をお迎えしております。年々盛大になっておりますこの祭りが人々に喜びを与え、ふるさと津市の誇れる祭りとして大いに盛り上げていただきますよう、皆様方の御支援と御協力をお願い申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。大変ありがとうございました。(拍手)
◎市長(近藤康雄君) 閉会に当たりまして私からも一言ごあいさつを申し上げます。 議員の皆様には何かと御多用の中、長期間にわたり各案件それぞれにつきまして慎重に御審議をいただき、厚くお礼を申し上げます。 また、ただいま議長からお話がございましたけれども、本会議、常任委員会、
決算特別委員会を通じまして、議員の皆様方からいただきました貴重な御意見等十分体してまいる所存でございます。今後とも御指導、御協力をいただきますようお願いを申し上げます。 さて、今月7日、8日は、恒例の津まつりであります。できる限り多くの皆様方にごらんいただけますように、パレードの演技披露の場所なども工夫をいたしておりますし、内容も充実させておりますので、ぜひ御参加いただきたいと思います。 また、来月の10日、11日は、長らく準備を進めてまいりました日本女性会議2000津を開催をいたします。参加者も決まりまして、いよいよといった感がございますが、ぜひこれを成功させて、これを契機に男女共同参画社会の実現に向けて取り組んでまいりたい、こんなふうに思います。今日までと同様、御協力、御指導いただきますようお願いを申し上げたいと思います。 ことしは大変暑い夏でございましたが、このところようやく秋らしくなってまいりました。皆様方には御健康に十分御留意をいただき、ますます御活躍いただきますようお祈りを申し上げまして、甚だ簡単でございますが閉会に当たりましての御礼、ごあいさつといたします。長期間どうもありがとうございました。(拍手) 午前11時53分閉会...