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03月24日-05号

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  1. 津市議会 1997-03-24
    03月24日-05号


    取得元: 津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    平成 9年  3月 定例会(第1回)          平成9年第1回津市議会定例会会議録(第5号)           平成9年3月24日(月曜日)午後1時開議           -----------------------               議事日程(第5号)第1 諸般の報告第2 各常任委員会委員長報告     教育厚生委員会委員長     経済環境委員会委員長     建設水道委員会委員長     総務財政委員会委員長第3 追加議案 議案第58号 津市監査委員の選任につき同意を得るについて第4 請願 請願第1号 バス寿乗車券の充実を求める請願 請願第2号 「地方事務官制度の廃止」に関する請願 請願第3号 2兆円特別減税の継続を求める請願 請願第4号 医療費負担増の凍結と抜本的医療制度改革を求める請願 請願第5号 労働基準法の「女子保護」規定撤廃を中止し実効ある男女雇用機会均等法を求めるめる請願 請願第6号 遺伝子組み換え食品の輸入を止め、表示を求める請願 請願第7号 学童保育の制度確立についての請願 請願第8号 国に対して「医療保険制度の充実を求める」請願 請願第2号 消費税の5%への増税中止を求める請願(平成8年より継続) 請願第3号 「消費税5%への増税中止と食料品非課税」を求める請願(平成8年より継続)第5 議提議案 議提議案第1号 津市議会委員会条例の一部の改正について 議提議案第2号 児童福祉法「改正」にかかわる意見書について 議提議案第3号 「国民の祝日に関する法律」改正に関する意見書について 議提議案第4号 津市議会の議員の定数を減少する条例の一部の改正について           -----------------------                 会議に出欠席の議員出席議員  1番 川竹大輔君       2番 竹沢陽一君  3番 坪井年明君       4番 梅崎保昭君  5番 西川正澄君       6番 中村一彦君  7番 吉田 修君       8番 前田剛志君  9番 川崎正次君      10番 田村宗博君 11番 小倉昌行君      12番 藤井弘二君 13番 中村 治君      14番 岩本 勝君 15番 安藤之則君      16番 山岡祥郎君 17番 小田新一郎君     18番 中川隆幸君 19番 佐藤岑夫君      20番 西川 実君 21番 小林賢司君      22番 大西禧夫君 23番 佐藤肇子君      24番 橋村清悟君 25番 篠田耕一君      26番 小野欽市君 27番 川瀬利夫君      28番 岡野恵美君 29番 竹田 治君      30番 若林泰弘君 31番 駒田拓一君      33番 井ノ口昭太郎君 34番 稲守久生君      35番 川合 務君 36番 日野 昭君欠席議員     32番 森 錦一君               会議に出席した説明員  市長                   近藤康雄君  助役                   野村 守君  収入役                  松下憲夫君  市長公室      市長公室長      森 貞夫君            政策課長       宮武新次郎君  サイエンスシティ推進部   サイエンスシティ推進部長   野田武義君            事業推進課長     黒宮英二君  総務部       総務部長       平松利幸君            総務部次長兼総務課長 糸川洪司君  財務部       財務部長       大河内徳松君            財政課長       野崎精一君  市民生活部     市民生活部長     岡部高樹君            市民交流課長     田中恭一君  環境部       環境部長       家城隆一君            環境管理課長     浦田定男君  福祉保健部     福祉保健部長     伊東武年君            福祉課長       野田俊和君  同和対策室     同和対策室長     澤田信之君  産業労働部     産業労働部長     村田佳美君            産業労働部次長                       伊藤和佳君            兼商工労政課長  競艇事業部     競艇事業部長     宇田川和風君  競艇事業部     競艇管理課長     井川高弘君  都市計画部     都市計画部長     小河俊昭君            管理港湾課長     前野龍次君  建設部       道路課長       荒井雄一君  下水道部      下水道部長      川上政洋君            下水道管理課長    正次幸雄君  検査室       検査室長       中島公幾君  消防本部      消防長        水谷 衛君            消防次長       永井昭嘉君  収入役室      副収入役兼収入役室長 岡山彰一君  三重短期大学    三重短期大学学長   岡本祐次君            三重短期大学事務局長 片岡次夫君  水道局       水道事業管理者    河合安雄君            水道局次長                       米澤和郎君            兼水道総務課長  教育委員会     教育委員長      鈴木秀昭君            教育長        荒木 務君            教育次長       森 恒利君            教育調整監                       西口清二君            兼教育総務課長  監査委員                 鈴木 有君            監査監兼監査事務局長 松浦隆之君              職務のため出席した事務局職員  事務局長    中山邦彦君    事務局次長   佐藤捷三君  議事課長    中村研二君    調査課長    大西一治君  主事      橋爪秀典君    主事      濱田耕二君           ----------------------- ○議長(小倉昌行君) 休会前に引き続きただいまから本日の会議を開きます。 直ちに日程に入ります。 お諮りいたします。お手元に配付いたしましたとおり、佐藤岑夫議員ほか4名の方々から議提議案第5号が提出されました。つきましては、本案を本日の日程に追加し、直ちに上程議題に供したいと存じます。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、議提議案第5号を本日の日程に追加し、上程議題に供します。 議事の進行上、事務局長の議案朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。           -----------------------議提議案第5号 津市水道事業給水条例の一部の改正について           ----------------------- ○議長(小倉昌行君) 引き続き提出者から議提議案第5号に対する説明を求めます。              〔19番 佐藤岑夫君 登壇〕 ◆19番(佐藤岑夫君) ただいま上程されました議提議案第5号について、提案者を代表して御説明申し上げます。 公共料金としての水道料金の負担増は、一般家庭への影響が大きく、特に所得の低い階層の人ほど負担率が高くなり、生活に及ぼす影響も大きいところから、慎重でなければならないと考え、本議提議案を提出するものです。 本議提議案は、使用水量30立方メートル以下の階層の使用料について、基本料金と従量料金においてそれぞれ次のように改めようとするものであります。 すなわち、津市水道事業給水条例第25条の別表のうち、基本料金13ミリメートル300円を294円に、同20ミリメートル600円を588円に、同25ミリメートル1,000円を980円に、従量料金、使用水量1立方メートルから10立方メートルまでは、1立方メートルにつき40円を39円に、同11立方メートルから20立方メートルまでは、同75円を74円に、同21立方メートルから30立方メートルまでは、同125円を123円にそれぞれ改めようとするものであります。 なお、これによる影響は、戸数で2万6,000戸に、水道料金は、基本料金での約300万円を含めて、約2,128万円となる見込みであります。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小倉昌行君) 以上で説明は終わりました。 議案精読のため、暫時休憩いたします。     午後1時3分休憩     午後2時再開 ○議長(小倉昌行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの本会議で上程いたしました議提議案第5号に対し、御質疑はございませんか。 ◆10番(田村宗博君) 議事進行について=ただいま上程中の議提議案第5号につきましては、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(小倉昌行君) ただいまの田村議員の動議は成立いたしました。 本動議を議題といたします。ただいまの動議のとおり、議提議案第5号については、委員会付託を省略することに御賛成の方は御起立願います。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立多数であります。よって議提議案第5号は、委員会付託を省略することに決します。 次に、議提議案第5号に対し、御意見もしくは討論がございましたら御発表願います。              〔19番 佐藤岑夫君 登壇〕 ◆19番(佐藤岑夫君) 先ほど御審議をお願いしました議提議案について、私の方から、ぜひとも慎重な御検討の上、御賛同賜りますようお願い申し上げたいと思います。 昨年12月議会で既に水道料金の大幅な引き上げが決定されており、この4月1日から実施されることになっているわけでありますが、実施時期が今度の消費税の2%の上乗せと重なるということもあって、市民の皆さんの中から深刻な声が出ております。これ以上水道料金を引き上げられたのでは、私たちは生きていけない、こういう厳しい意見さえ出ているわけであります。私たちは、こうした市民の皆さんの声に基づいて条例を提案させていただきました。 全国的に見ても、県庁所在地でこの4月に水道料金を2%消費税分を上乗せして引き上げるところが多いわけでありますけれども、同時に大幅な引き上げを実施する市はそんなに多くありません。この津市は、10%以上の大幅な引き上げを行う10市の中の1つに入っており、しかもその値上げ率はトップクラスであります。そういう状況を考えて、私たちは少しでも市民の皆さんの負担を減らす必要があると考えて、この条例案を提案したわけであります。市民の切実な要求にこたえて、ぜひとも慎重に検討され、賛同をしていただきますよう重ねてお願い申し上げまして、討論といたします。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ◆10番(田村宗博君) 議事進行について=ただいま上程中の議提議案第5号については、これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(小倉昌行君) ただいまの田村議員の動議は成立いたしました。 これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決を行います。 議提議案第5号に対し御賛成の方は御起立願います。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立少数であります。よって、議提議案第5号は否決されました。 続いて諸般の報告を行います。お手元に配付いたしましたとおり、教育厚生委員長から、閉会中の調査報告がなされておりますので、ごらんおき願います。 次に、去る3月14日の本会議におきまして関係常任委員会へ審査を付託いたしました各案の審議を行います。 最初に、各常任委員長から提出の審査報告書につきましては、既にお手元に配付いたしておりますので、議事の進行上、事務局長の朗読を省略し、直ちに関係常任委員長から委員会における審査の経過と結果について御報告を求めます。           -----------------------               教育厚生委員会審査報告書議案第1号 津市共同浴場の設置及び管理に関する条例の制定について議案第6号 津市立教育研究所設置条例の一部の改正について議案第9号 津市国民健康保険条例の一部の改正について議案第10号 津市療育センターの設置及び管理に関する条例の一部の改正について議案第34号 平成8年度津市一般会計補正予算(第7号)        第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中         歳出 第3款 民生費            第4款 衛生費中 第1項 保健衛生費            第10款 教育費議案第37号 平成8年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)議案第40号 平成8年度津市福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)議案第41号 平成8年度津市奨学金貸付事業特別会計補正予算(第1号)議案第43号 平成8年度津市老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号)議案第46号 平成9年度津市一般会計予算        第1条「第1表 歳入歳出予算」中         歳出 第3款 民生費            第4款 衛生費中 第1項 保健衛生費            第10款 教育費            第12款 諸支出金中 第1項 災害援護資金貸付金議案第49号 平成9年度津市国民健康保険事業特会計予算議案第52号 平成9年度津市福祉資金貸付事業特別会計予算議案第53号 平成9年度津市奨学金貸付事業特別会計予算議案第55号 平成9年度津市老人保健医療事業特別会計予算 以上、本委員会において審査の結果、議案第9号、第49号は多数をもって、他の各案は全会一致をもって原案どおり可認した。 よって、ここに報告する。                           平成9年3月17日                            教育厚生委員会                             委員長 大西禧夫   津市議会議長    小倉昌行様               経済環境委員会審査報告書報告第1号 専決処分の承認について議案第7号 津市廃棄物の減量及び処理等に関する条例の一部の改正について議案第8号 津市と畜場の設置及び管理に関する条例の一部の改正について議案第15号 津市駐車場事業の設置等に関する条例の一部の改正について議案第18号 津市消防団条例の一部の改正について議案第34号 平成8年度津市一般会計補正予算(第7号)        第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中         歳出 第4款 衛生費中 第3項 環境費 第4項 清掃費            第5款 労働費            第6款 農林水産業費            第7款 商工費            第9款 消防費議案第36号 平成8年度津市と畜場事業特別会計補正予算(第2号)議案第44号 平成8年度津市駐車場事業会計補正予算(第1号)議案第46号 平成9年度津市一般会計予算        第1条「第1表 歳入歳出予算」中         歳出 第4款 衛生費中 第3項 環境費 第4項 清掃費            第5款 労働費            第6款 農林水産業費            第7款 商工費            第9款 消防費        第3条「第3表 債務負担行為」中         小規模事業資金融資に伴う損失補償議案第48号 平成9年度津市と畜場事業特別会計予算議案第56号 平成9年度津市駐車場事業会計予算 以上、本委員会において審査の結果、議案第7号、第8号、第15号、第48号、第56号は多数をもって、他の各案は全会一致をもって原案どおり可認した。 よって、ここに報告する。                           平成9年3月17日                            経済環境委員会                             委員長 川瀬利夫   津市議会議長    小倉昌行様               建設水道委員会審査報告書報告第2号 専決処分の承認について議案第12号 津市都市公園条例の一部の改正について議案第13号 津市公共下水道条例の一部の改正について議案第14号 津都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部の改正について議案第16号 津市水道事業給水条例の一部の改正について議案第17号 津市水道事業分水条例の一部の改正について議案第31号 市道路線の廃止について議案第32号 市道路線の認定について議案第34号 平成8年度津市一般会計補正予算(第7号)        第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中         歳出 第8款 土木費        第2条「第2表 継続費補正」        第3条「第3表 繰越明許費補正」        第4条「第4表 債務負担行為補正」議案第38号 平成8年度津市下水道事業特別会計補正予算(第4号)議案第39号 平成8年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)議案第42号 平成8年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)議案第45号 平成8年度津市水道事業会計補正予算(第2号)議案第46号 平成9年度津市一般会計予算        第1条「第1表 歳入歳出予算」中         歳出 第4款 衛生費中 第5項 産業廃棄物処理費            第8款 土木費        第2条「第2表 継続費」議案第50号 平成9年度津市下水道事業特別会計予算議案第51号 平成9年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算議案第54号 平成9年度津市土地区画整理事業特別会計予算議案第57号 平成9年度津市水道事業会計予算 以上、本委員会において審査の結果、議案第13号、第16号、第17号、第50号、第57号は多数をもって、他の各案は全会一致をもって原案どおり承認並びに可認した。 よって、ここに報告する。                           平成9年3月18日                            建設水道委員会                             委員長 中川隆幸   津市議会議長    小倉昌行様               総務財政委員会審査報告書議案第2号 津市行政組織条例の一部の改正について議案第3号 津市役所支所設置条例の一部の改正について議案第4号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部の改正について議案第5号 津市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部の改正について議案第11号 津市営モーターボート競走場内売店使用条例の一部の改正について議案第19号 津市水防団条例の廃止について議案第20号 事務の委託に関する協議について議案第21号 事務の受託に関する協議について議案第22号 事務の受託に関する協議について議案第23号 事務の受託に関する協議について議案第24号 事務の受託に関する協議について議案第25号 事務の受託に関する協議について議案第26号 事務の受託に関する協議について議案第27号 事務の受託に関する協議について議案第28号 事務の受託に関する協議について議案第29号 事務の受託に関する協議について議案第30号 事務の受託に関する協議について議案第33号 友好都市の提携について議案第34号 平成8年度津市一般会計補正予算(第7号)        第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中         歳入 全部         歳出 第2款 総務費            第11款 公債費        第5条「第5表 地方債補正」議案第35号 平成8年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第3号)議案第46号 平成9年度津市一般会計予算        第1条「第1表 歳入歳出予算」中         歳入 全部         歳出 第1款 議会費            第2款 総務費            第4款 衛生費中 第2項 斎場費            第11款 公債費            第12款 諸支出金中 第2項 貸付金            第13款 予備費        第3条「第3表 債務負担行為」中         土地開発公社の借入金に対する債務保証        第4条「第4表 地方債」        第5条 一時借入金        第6条 歳出予算の流用議案第47号 平成9年度津市モーターボート競走事業特別会計予算 以上、本委員会において審査の結果、議案第11号、第46号、第47号は多数をもって、他の各案は全会一致をもって原案どおり可認した。 よって、ここに報告する。                           平成9年3月19日                            総務財政委員会                             委員長 岩本 勝   津市議会議長    小倉昌行様           ----------------------- ○議長(小倉昌行君) 最初に、教育厚生委員長、22番大西禧夫さん。              〔22番 大西禧夫君 登壇〕 ◆教育厚生委員長大西禧夫君) 去る17日、教育厚生委員会を開会し、当委員会に付託になりました議案第1号津市共同浴場の設置及び管理に関する条例の制定についてを初めとする14議案について審査を行いました。 議案の内容につきましては、既に御承知のことと存じますので、その説明は省略し、審査の主な経過と結果について御報告申し上げます。 まず、議案第1号津市共同浴場の設置及び管理に関する条例の制定についてでは、委員から、第4条の利用の制限の認定については、運用上、恣意的に扱われることのないようにされたいとする要望が出され、さらに自治会への管理委託について、今後詳細な調整をどのように進めていくのかとただしたところ、委託契約と覚書を自治会と取り交わす予定であるとの答弁がありました。 また、別の委員から、採算性の見通しについてただしたところ、過去の入浴利用者の1日平均の7割程度、約255名の利用者数により試算し、年間十数万円程度の黒字を見込んでいるとの答弁がありました。 さらに別の委員から、周辺の一般共同浴場への影響調査を行う配慮が必要ではなかったかとの指摘がなされました。 次に、議案第6号教育研究所設置条例の一部の改正についてでは、委員から、研究所において就学指導に関する事業を所管していると聞き及んでいるが、所管事業として条例に明記すべきではないか検討されたいとする意見要望が出されました。 続いて、議案第9号国民健康保険条例の一部の改正についてでは、委員から、国保財政が厳しいことは理解するが、4月からの消費税並びに公共料金等の引き上げ、さらに減税措置の撤廃による市民生活への影響の大きさを考えると、自治体の国保財政にかかわりなく国の定めた基準に従わせることは認められず、本案には反対するとの態度表明がなされました。 続いて、議案第41号奨学金貸付事業特別会計補正予算についてでは、委員から、貸付の時期が5月中旬ごろであることから、入学金等の納付時期に間に合うよう改善されたいとする要望が出され、さらに別の委員からは、合格通知書等の証明により貸付事務を開始すれば、4月の入学金等の支払い時期に間に合うと考えられるが、事務改善はできないかとただしたところ、毎年度、償還を完了した方にアンケート調査を実施しているところであり、感謝の声もあるが、もう少し早い時期の貸し付けをとの声も聞いていることから、今後できる限り早い時期に貸し付け決定ができるよう努力していきたいとする答弁がありました。 次に、平成9年度当初予算中、議案第46号一般会計予算では、委員から、全般的に行財政改革にかかわって60の事務事業を見直し、そのうちの20項目について検討するとされたが、結果として予算のどの項目に反映されているのかとただしたところ、乳幼児医療については、県の補助対象となったことから、予算に反映されているが、見直しの必要な敬老事業や障害福祉事業関係等については、9年度中に検討するものであり、予算にはまだ反映されていないとの答弁があり、これに対し委員からは、9年度中であっても、見直しが反映できるものについては実施されたいとする要望が出されました。 次に、衛生費中、老人保健施設整備補助金にかかわって、委員から、施設の完成による入所待ちの緩和見込みと、対象者への案内についてただしたところ、5月には本市のほか芸濃町にも1ヵ所開所することから、かなりの人が入所できるものと考える、また案内についても適切に対処していきたいとする答弁がありました。 また、別の委員から、犬猫不妊手術事業補助金にかかわって、ペットに対する補助金の支出のあり方を見直されたいとする要望が出されました。 次に、教育費では、委員から、本会議でも議論のあったO-157対策について、冷蔵庫等の学校への設置についての考え方についてただしたところ、義務的な整備は8年度中に実施しており、9年度には大型冷蔵庫とエアタオルを1台ずつ整備する予定である、今後も順次整備を行っていきたいと考えているが、基本的には現行の施設で対応していくとともに、調理等安全面についても指導していきたいとする答弁があり、委員からは、義務的な整備については理解するが、配膳するまでに保存が必要な食品もある、また献立についても制約を受けると思われることから、早急な改善を検討されたいとする要望が出されました。 次に、議案第49号国民健康保険事業特別会計では、委員から、ヤマギシの世帯認定は最高8人を限度としており、住民基本台帳どおりに賦課した場合、現行賦課額約8,600万円の1.5倍から2倍程度になると見込まれるとのことであるが、ヤマギシに対し、その差額を免除なり補助しているという見方もできることから、厳密な運用を心がけるとともに、さかのぼっての負担を検討すべきではないかとただしたところ、委任事務であることから、自治体によって取り扱いがばらばらであってはならないが、現段階での国の判断は、住民基本台帳を基本としながらも、津市の認定が誤りであるともしていないことから、国のはっきりとした見解が出た時点での賦課認定としていきたい、また国県の動きについては、その都度委員会へ報告していきたいとする答弁があり、これに対して委員は、納得しがたい部分があり、いつまでもこのような状態が続くと、今後は議案に賛成しかねるため、早急な措置を講じられたいとする意見が出されました。 また、別の委員からも、世帯認定の取り扱いについて熱心に質疑が取り交わされた後、少なくとも4月1日から住民基本台帳に登録されたとおりの取り扱いが行われ、徴収事務が開始されなければ本予算は認めがたい、さらに国保の賦課限度額が引き上げられたことからも、反対するとの態度表明がありました。 次に、議案第53号奨学金貸付事業特別会計では、委員から、現行の授業料に見合った貸付額を検討されたいとする意見要望が出されたところであります。 以上が当委員会における審査の主な経過であります。 その結果、議案第9号及び議案第49号は多数をもって、その他の案件は全会一致をもって可認すべきものと決定した次第であります。議員各位におかれましても、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(小倉昌行君) 次に、経済環境副委員長、9番川崎正次さん。              〔9番 川崎正次君 登壇〕 ◆経済環境副委員長(川崎正次君) 委員長所用のため、かわって報告いたします。 去る17日、経済環境委員会を開会し、当委員会に付託になりました報告第1号専決処分の承認についてを初めとする11の案件について審査を行いました。 議案等の内容につきましては、既に御承知のことと存じますので、その説明は省略し、審査の主な経過と結果について御報告申し上げます。 まず、議案第7号津市廃棄物の減量及び処理等に関する条例の一部の改正、議案第8号津市と畜場の設置及び管理に関する条例の一部の改正並びに議案第15号津市駐車場事業の設置等に関する条例の一部の改正についてでは、一部委員から、消費税そのものについては反対であり、3%の賦課も認めていないが、5%賦課するよりは3%に据え置く立場をとる、税率を据え置くことで津市の財政が大打撃でも受けない限り、3%のままで据え置いてほしいと考えることから、これらの議案には反対するとの態度表明がありました。 次に、議案第18号津市消防団条例の一部の改正についてでは、委員から、関係者の努力により永年の懸案事項であった消防団と水防団が一元化できたことは高く評価し、当議案に賛成するとの態度表明がありました。 続いて、議案第46号平成9年度津市一般会計予算、第4款衛生費中、生ごみ堆肥化事業補助金にかかわって、委員から、生ごみ減量への生ごみ処理機購入補助金として1世帯当たりに2万円を補助している根拠及びモニター制度を導入された経過についてただしたところ、他市の状況調査を行うとともに、本市における1世帯当たりのごみの排出にかかる経費が5年間で約4万円から5万円要することから、約半分の2万円とした、また生ごみ堆肥化事業により生ごみの排出がなくなるかが不確定であることから、1年間はモニター制度により進めていきたいとする答弁がありました。 続けて委員は、今後のPR方法及びモニターの選出方法についてただしたところ、市政だよりに掲載して一定期間を設けて募集していきたい、選出方法としては、マンション、アパートについては、全世帯で取り組む姿勢が強いところから、1戸建て住宅については家族構成などを加味しながら選んでいきたいとする答弁がありました。 次に、合併処理浄化層設置整備事業補助金にかかわって、現実には、夫婦2人しか住んでいないにもかかわらず、6人槽以上といった大きな浄化槽を設置せざるを得ない状況であるが、少家族の場合、浄化槽がうまく稼働しないときもあると聞き及ぶとして見解を求めたところ、設置基準については、建築基準法で建物の大きさにより浄化槽の規模が定められているが、質問のことについては県において検討していると聞いている、またただし書きにより運用している町村もあるが、本市としては法に基づき行っているとの答弁に対し、委員から、建築基準法との関係については理解するものの、他の町村の例を研究されるなど現状に応じた浄化槽の設置について取り組んでいただきたいとする要望が出されました。 次に、びん選別業務委託料にかかわって、委託料が昨年度に比べて減少している理由についてただしたところ、平成8年度は社会福祉事業団とシルバー人材センターに委託していたが、9年度については社会福祉事業団に委託する予定であるためとの答弁がありました。 これに対し委員から、白銀環境センターに新たな機械化導入の計画があることから、できる限り回収を強化されたいとする要望が出されました。 続いて、第5款労働費中、中勢地域中小企業勤労者福祉サービスセンター運営補助金にかかわって、同サービスセンターの事業予算についてただしたところ、事務的経費としての補助金2,720万円のほか、本年度予定している1,500人の会員から集めた会費1,440万円を合わせた額が予算規模である、そのうち会員から集めた会費については、すべてスポーツやレクリエーションといった事業展開に充てている状況であるとの答弁がありました。 これに対し別の委員から、集めた会費をすべて事業展開に利用することは、幾ら会員がふえても、市の補助金の減にはならないのではとして見解を求めたところ、必要最小限かかる経費については、大幅に減少することはないとする答弁に対し、別の委員から、公平な負担という面から勘案すると、補助金のあり方については検討すべきであるとの意見が出されました。 続いて第6款農林水産業費では、市単機械揚水事業に伴う調査委託料にかかわって、調査委託の内容についてただしたところ、栗真小川町地内の排水対策と農業用水確保への要望やサイエンスシティに関する要望にこたえるべくボーリング調査を行うものであるとの答弁がありました。 これに対し委員から、津市の北部地域だけではなく、津市全体として取り組んでほしいとして見解を求めたところ、検討していきたいとする答弁がありました。 さらに委員は、これまでに農業の活性化や基盤整備については、圃場整備を中心に行ってきたが、農業の活性化はそれだけではなく、水も非常に重要であることから、水に対しての考え方について検討してほしいとする意見が出されました。 また、別の委員から、数年先には中勢用水が使用できることを考えると、この事業で井戸を掘るより中勢用水の事業促進に投資した方が合理的ではとして見解を求めたところ、農業用水については、ため池等の水を利用していただくことが本来であり、中勢用水についてはあくまでも補給水として考えており、理解願いたいとの答弁がありました。 次に、議案第48号平成9年度津市と畜場事業特別会計予算では、公債費にかかわって、普通債の繰上償還は困難とのことであるが、低金利である現況下において借りかえを行えば、支払利息が軽減されるのではとして見解を求めたところ、繰上償還同様、借りかえも困難ではあるが、関係機関と協議、検討していきたいとの答弁がありました。 また、別の委員からは、現在のと畜場の利用状況を勘案すると、相当な市費の持ち出しになっている現状であることから、経費の節減に努力されたいとする要望がありました。 採決に当たり、一部委員から、当議案には消費税が含まれているので反対するとの態度表明がありました。 続いて、議案第56号津市駐車場事業会計予算では、企業債償還金にかかわって、一部委員から、企業債については借りかえや繰上償還ができないとのことであるが、高金利の起債を抱えていることは理解しにくい。借りかえの方向について努力してほしいとする要望が出されました。 採決に当たり、他の一部委員から、当議案についても消費税が含まれていることから、反対するとの態度表明がありました。 以上が当委員会における主な経過であります。 その結果、議案第7号、第8号、第15号、第48号、第56号は多数をもって、他の案件は全会一致をもって承認あるいは可認すべきものと決した次第であります。議員各位におかれましても、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(小倉昌行君) 続いて、建設水道委員長、18番中川隆幸さん。             〔18番 中川隆幸君 登壇〕 ◆建設水道委員長(中川隆幸君) 去る17日と18日の両日にわたり、建設水道委員会を開会し、付託になりました報告第2号専決処分の承認についてを初めとする18案件について審査を行いました。 議案等の内容につきましては、既に御承知のことと存じますので、その説明は省略し、審査の主な経過と結果について御報告申し上げます。 まず、水道局関係議案中、議案第16号津市水道事業給水条例の一部の改正についてでは、水道料金への消費税転嫁にかかわり、市の公共料金中、道路占用料や会館の使用料などには消費税が転嫁されていない、反面、納税義務のないと畜場の使用料には転嫁されているなど、原則転嫁と言いながら、等しく課税されていないとして、その課税基準についてただしたところ、基本的に道路占用料など消費の対象とならないものは、課税対象にならない、水道局の納入品などは、消費税を含んだコストであり、水道料金に反映されるため、それを吸収するための内部努力はしているが、法を適用して消費税を課しているとの答弁がありました。 これに対し委員は、消費税を課していない自治体もあり、経営努力で補える場合には、長の判断で転嫁しないようにできないかとさらにただしたところ、長の判断ではなく、法に基づき課税しており、額が小さい場合には、企業努力で吸収できるかもしれないが、公共団体の収益事業であることから、一般会計から補てんすることは、結局市民から負担していただくことになるとの答弁がありました。 これに対し、さらに委員は、最も生活に影響する25トン未満の部分については、即5%転嫁しなくても経営努力でカバーできる範囲であり、景気動向等も見ながら、当面の間は3%に据え置くといった政治的配慮をすることが、等しく痛みを分かち合うことになるのではないかとして見解を求めたところ、暫定的な緩和措置での考え方は理解できるが、使用料は本来ぎりぎりのところで設定しているため、3%に据え置く余裕はないので理解願いたいとする答弁がありました。 最後に、当案に反対、賛成それぞれの立場からの態度表明があり、反対の委員からは、国の行政改革がなされていない時期での消費税引き上げであり、景気の不透明、減税の廃止、医療保険制度の改革など国民生活を取り巻く状況は厳しいことから、本会議においても消費税の凍結を主張したが、配意されなかったこととあわせ、生活に及ぼす影響の大きさに係る市民の気持ちが反映されていないので反対する、さらに別の委員は、5%の増税については強い反対世論があり、その世論をいかに大切にしていくかの観点において、最も影響の大きい部分は3%に据え置かれたいことを主張して反対する。 一方、賛成の委員からは、消費税についての考え方や、料金改定とあわせた5%転嫁は、二重の負担となることは理解できるが、消費税は本来国の方針どおり課税されてきたものであるので、やむを得ないとする意見が表明されました。 次に、議案第17号津市水道事業分水条例の一部の改正についてでは、一部委員から、基本的に消費税には反対の立場であり、5%の転嫁は分水であるとはいえ、もとは給水条例と同じなので賛成できないとする態度表明がありました。 次に、議案第57号平成9年度津市水道事業会計予算では、一部委員から、第4次拡張計画における長良川水系からの受水の押しつけについては、これまでにも批判してきたところであり、消費税問題も解消されていないので反対する。また、別の一部委員からは、事業に対する取り組みについては理解するが、消費税が転嫁されているので反対するとの態度表明がありました。 続いて、建設関係議案中、議案第12号津市都市公園条例の一部の改正についてでは、団地開発に伴い設置された公園の中には、20年間近く経過してもなお市に移管されず管理の不十分な公園がある、道路、水路も含め善処されたいとする要望がありました。 次に、議案第13号津市公共下水道条例の一部の改正についてでは、上水道での消費税転嫁に加え、下水道使用料にも消費税を転嫁することは、使用者にとって二重負担となる、反面、業者から持ち込まれる産業廃棄物の施設使用料に消費税が転嫁されていないことは不平等であり、一貫性に欠けるとして見解を求めたところ、原則的に平等に転嫁されるべきと考えているが、消費税導入当時は緊急避難的に特別会計の分野に消費税を転嫁した経過があり、将来的には法律に基づき、現在、転嫁をしていないものについても転嫁せざるを得ないとする答弁がありました。 これに対し委員から、不公平感を解消するためには、市民に直接負担のかかるものについては対象外にするなど、長が具体的に判断して転嫁の対象を見直す必要があるとの意見が出されました。 最後に、一部委員から、消費税に関連しているので反対するとの態度表明がありました。 次に、議案第46号平成9年度津市一般会計予算では、第8款土木費中、住宅管理費にかかわって、入居者のクーラー等の取りつけが増加しているとして、老朽化に伴う電気配線設備の修繕計画についてただしたところ、今年度は1棟予定しており、順次計画的に進めていきたいとする答弁があり、これに対し委員から、漏電による火災のおそれもあることから、早急な改善が望まれるとの意見が出されました。 また、別の委員からは、厳しい財政状況の中、全体のバランスを考慮して編成された予算であり、今後とも住みやすい生活環境づくりや防災安全面の確保など、市民要望の高い分野へ力を入れていただきたいとする意見、要望がありました。 次に、議案第50号平成9年度津市下水道事業特別会計予算では、事業使用料が前年度より減少していることについて、その理由をただしたところ、主に企業等の大口使用者の使用減であり、また節水意識の定着なども考えられるとの答弁があり、これに対し委員は、一般家庭の使用水量の状況についてさらにただしたところ、使用水量は毎年伸びているものの、節水も行われていることから、予想より伸びなかったとする答弁がありました。 これにかかわって、別の委員から、施設整備に伴い、さらに水洗化の向上に努力されたいとする要望が出されました。 また、事業拡大に伴い、現実的に職員の増加が必要ではないかとして見解を求めたところ、技術職については、今年度4名の退職者に対し、8名の新規採用を考えており、今後とも充実を図っていきたいとする答弁がありました。 次に、建設費の中勢北部サイエンスシティ第1期事業管渠工事実施設計委託料にかかわって、造成地の整備に当たっては、上下水道及びガス管などの布設工事は効率的に進めることはできないかとただしたところ、勾配等の問題はあるが、効率的な共同作業も視野に入れながら、公団、公社、上下水道当局一体となって取り組んでいきたいとする答弁がありました。 最後に、一部委員から、消費税が転嫁されていることから反対するとの態度表明がありました。 以上が当委員会における審査の主な経過であります。 その結果、議案第13号、第16号、第17号、第50号及び第57号は多数をもって、他の案件は全会一致をもって承認あるいは可認すべきものと決した次第であります。議員各位におかれましても、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
    ○議長(小倉昌行君) 最後に、総務財政委員長、14番岩本勝さん。              〔14番 岩本 勝君 登壇〕 ◆総務財政委員長(岩本勝君) 去る18日と19日の両日にわたり総務財政委員会を開会し、当委員会に付託になりました議案第2号津市行政組織条例の一部の改正についてを初めとする22議案について審査をいたしました。 議案の内容につきましては、既に御承知のことと存じますので、その説明は省略し、審査の主な経過と結果について御報告申し上げます。 まず、議案第2号津市行政組織条例の一部の改正についてでは、総務部の廃止により、事務全体のかなめ的位置づけ業務が政策部門である市長公室へ移行されることで、組織機能のバランス面が危惧されるがとして当局の見解を求めたところ、指摘のことについては、各部において十分留意していきたいとする答弁があり、これに対し委員から、組織全体のバランスが保てるような人事配置も含め検討されたいとする意見が出されました。 また、別の委員から、当改正案は行財政改革の一環と受けとめ賛成するとした上で、今後もこのような組織改正等を行うに当たっては、職場の声を反映させるため、職員組合との話し合いなども図りながら、市民サービスを基本に取り組まれたいとする要望が出されました。 次に、議案第11号津市営モーターボート競走場内売店使用条例の一部の改正についてでは、一部委員から、消費税増税に反対する立場から、当案には賛成できないとする態度表明がありました。 続いて議案第33号友好都市の提携についてでは、委員から、今後末永い地域間交流を行っていくためにも、相互の各種団体等が訪問する場合の交通費や宿泊費用の軽減など、行政としてできる範囲での方策について検討されたいとする要望が出されました。 また、別の委員からは、広く津市の文化について、上富良野町民へ披瀝するという観点から、今後唐人おどりや婦人会等の団体による交流を深めていくため、財政的に援助するなど予算枠の検討をされたいとする要望が出されました。 さらに別の委員からは、地域間交流の基本的なあり方については、行政が市民とともに積み上げていくものである、この認識のもと、地場産品やインターネット等による交流など、互いに財政的に負担とならないような日常的な交流方法について検討されたいとする要望が出されました。 次に、議案第34号平成8年度一般会計補正予算第7号についてでは、総務費中、一般管理費の集会所建築等補助金の減にかかわって、現在コミュニティ施設として市民交流計画で対応がなされようとしているが、特に街中での集会所がなく困っている状況がある、町中で土地を求め集会所を建てるとなると、財政的に大変である、例えば津球場南側の旧失対詰所を修繕するなど、既存の公的施設をもっと活用すべきであり、実態は公民館等はいっぱいで使用できなく、近くの食堂及び自宅で集会している現状にある、少し補修して使用できる施設があれば活用できるよう検討されたいとする意見要望が出されました。 次に、議案第35号平成8年度モーターボート競走事業特別会計補正予算(第3号)についてでは、歳入の場外発売受託事業収入にかかわり、一部委員から、場外発売勝舟投票券発売収入の減額は、事前に予測できないのかとしてただしたところ、関係職員で売上予測等の協議を行い予算計上をするが、レース開催時における気候の状況や配分された選手の人気度などの諸条件によって売り上げに増減が生じる、予測については、大変難しい面があるとする答弁がありました。 続いて、議案第46号平成9年度一般会計予算についてでは、歳出の衛生費中、斎場費にかかわって、青谷地区環境保全協議会補助金は、行財政改革の中、見直すべき時期に来ている、過去からの経緯もあり、一方的にはできないが、関係者に説明し理解を求めるべきであるとする要望が出されました。 次に、歳入の使用料及び手数料中、土木使用料の道路使用料にかかわって、本会議で論議のあった道路占用料に対する消費税を賦課しない根拠についてただしたところ、消費税法には非課税措置があり、土地を貸すことについては、政令で定める短期間(1月未満)のものを除き非課税となっている、逆に1月を超えて土地を貸すものについては、基本的に消費に当たらないと定められている。したがって、道路占用料は1月未満はあり得ないので、自動的に非課税となるとする答弁がありました。 次に、教育使用料の体育館等各施設の使用料について、広域行政とのかかわりで、近隣市町村で統一した料金とするなど、今後料金のあり方について検討されたいとする意見が出されました。 続いて、国庫支出金にかかわって、一部委員から、過去10年間の推移から、国庫補助率が低下してきている、また単独事業が増加の傾向にあるが、市長会及びいわゆる6団体はどのようにとらえているかとしてただしたところ、国は財政事情が厳しくなればもっと仕事を整理すればよいが、財源の明確な裏づけのない事業がおりてくることを懸念している、特に不交付団体となれば、財源の手当てなしに仕事がふえることになり、抜本的な交付税措置が変わってこないと同じことになると思われる、地方分権等制度の抜本的な要求が抽象論で終わることのないよう留意していきたいとする答弁がありました。 これに対し委員からは、住民負担あるいは地方公共団体の財政運営に支障が出ないよう努力願いたいとする要望がありました。 最後に、一部委員から、官官接待の全面廃止、道路占用料は補償料に見合う額を徴収する、消費税の5%賦課は見合わせるべきである、またサイエンス事業による後年度への負担、環境への影響などの諸点から、当予算案に反対するとの態度表明がありました。 次に、議案第47号平成9年度モーターボート競走事業特別会計予算では、歳入において、市債の競艇施設整備事業債にかかわって、当起債については、過去から議会内部でも論議されてきた経過があり、今回の計上は確定したものなのかとただしたところ、起債許可確定は5月の申請時となるため、現在は国の回答待ちの状態であるが、当予算案では、県の了解のもと見込みで計上したものであるとの答弁がありました。 次に、歳出においては、当予算案に施設改築第1期工事分が計上されていることにかかわり、一部委員から、改築については必要最小限にとどめるべきであるという立場から、総額170億円の改築経費節約について、具体的に検討がされた部分はあるのかとただしたところ、全国の競艇場から見ても標準的な施設になると解釈しており、同様の施設改築を行っている他の競艇場での建築単価と比較しても、本場の建築単価は低いものであることから、検討努力はしてきたものと考えている、また今後ビッグレースの開催も考慮していきたいとする答弁がありました。 また、別の委員からは、競艇事業は市財政に大きく寄与していることからも、改築に当たっては、来場者の気持ちを十分考えた上で進められたいとする要望が出されました。 最後に、採決に当たり、一部委員から、施設改築そのものを否定するものではないが、他の多くの行政課題がある時期に、総額170億円もの費用をかける改築への第1期工事予算が計上されている、依然として日本船舶振興会交付金の率が変更されていないことは新体制ができたといえ、いまだ笹川支配が払拭されていない、売店使用料に消費税が賦課されている、以上の点で当予算案には反対するとの態度表明がありました。 以上が審査の過程における主な経過であります。 その結果、当委員会に付託になりました案件は、議案第11号、第46号及び第47号は多数をもって、その他の案件は全会一致をもって可認すべきものと決した次第であります。議員各位におかれましても、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(小倉昌行君) 以上をもちまして各常任委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し御質疑はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) 続いて、御意見もしくは討論がございましたら御発表願います。              〔29番 竹田 治君 登壇〕 ◆29番(竹田治君) 日本共産党議員団は、上程されました案件中、議案第7号津市廃棄物の減量及び処理等に関する条例の一部の改正について、議案第8号津市と畜場の設置及び管理に関する条例の一部の改正について、議案第9号津市国民健康保険条例の一部の改正について、議案第11号津市営モーターボート競走場内売店使用条例の一部の改正について、議案第13号津市公共下水道条例の一部の改正について、議案第15号津市駐車場事業の設置等に関する条例の一部の改正について、議案第16号津市水道事業給水条例の一部の改正について、議案第17号津市水道事業分水条例の一部の改正について、議案第46号平成9年度津市一般会計予算、議案第47号平成9年度津市モーターボート競走事業特別会計予算、議案第48号平成9年度津市と畜場事業特別会計予算、議案第49号平成9年度津市国民健康保険事業特別会計予算、議案第50号平成9年度津市下水道事業特別会計予算、議案第56号平成9年度津市駐車場事業会計予算並びに議案第57号平成9年度津市水道事業会計予算、以上の15議案に反対、他の案件についてはいずれも賛成するものであります。 以下、簡単にその理由を申し述べ議員各位の御理解を得たいと存じます。 まず、議案第7号、第8号、第11号、第13号、第15号、第17号の各案件は、いずれも消費税の税率を3%から5%へ引き上げようとする条例改正であり反対、また議案第48号、第50号、第56号については、それぞれ使用料等に消費税が賦課されている予算でありますので、反対するものであります。 次に、議案第9号国保条例の一部改正でありますが、国民健康保険料の最高限度額を50万円から52万円に引き上げようとするもので、深刻な不況とも相まって、今でも保険料が高過ぎると被保険者から悲鳴が上がっているのは、御案内のとおりであります。今回の値上げは、それに拍車をかけるもので、到底容認できるものではありません。 関連して、議案第49号国保会計についても、限度額の引き上げを反映した予算であります。また、市民の医療を受ける権利を抑制する資格証の発行についても、改めてその是正を求めるものであります。 なお、この機会に、農事法人ヤマギシ会に対する特別扱い、つまり8人を1世帯としている問題について付言しておきたいと思います。当局の試算によれば、特別扱いを是正すれば、現在の1.5倍から2倍の保険料になるとしています。現在のヤマギシ関係者の保険料が8,600万円ほどだそうでありますから、4,300万円から8,600万円ほどの保険料の増額が見込めることになります。ヤマギシ関係者に不当にまけてやっている分を他の被保険者が、私もその一人でありますが、肩がわりして負担する筋合いは全くありません。本年度から是正されるよう強く求めるものであります。 次に、議案第16号水道事業給水条例の改正及び第57号水道事業会計についてであります。 まず、条例改正については、この4月からの料金値上げに加えて、消費税の5%増税は、市民の暮らしを直撃し、市民負担は耐えがたいものになることは容易に推察されます。したがって、私たちは、少しでも市民生活への負担の軽減を図るため、1ヵ月の水使用量が25トン未満の家庭は増税を見送るべきだと主張してきました。この提案は、一般家庭はもちろんではありますが、不況で苦しんでおられる中小零細業者の皆さんから、日本鋼管のような大企業まで等しく適用されるものであります。実施に伴う影響額は、基本料金の300万円を加え2,128万8,000円であり、積立金から十分賄えるものであります。 なお、新年度予算についても、長良川河口堰からの導水のための関連事業や、料金値上げ、消費税5%増税を含んだ予算でありますので、反対するものであります。 次に、議案第46号一般会計予算について。深刻さを増す不況に加え、消費税増税、医療保険制度の改悪等による市民生活への影響は、はかり知れないものとなるでしょう。このような経済情勢の中、行政が全力を傾注しなければならない行政課題は何かについて、いま一度考えてみたいと思います。 市長は、幾つかのプロジェクトの中から、サイエンス事業を優先事業として位置づけ、今日まで進めてきました。加えて、競艇場の建てかえ、北ビル計画など大型事業がメジロ押しであります。一方、こうした大型事業の陰で、毎年悪臭に悩む市民の声をよそに、水路費が減らされたり、郷土資料館がかすみのかなたに追いやられたりしています。 今市民が行政に求めているのは、市民生活の擁護、高齢化社会に備えて万全を期することは、不況克服に真に役立つ事業を優先し、市内業者の保護育成に努めるなど、市民の苦しみをともにする地をはうような行政努力ではないでしょうか。サイエンス事業に津市の将来の命運をかけて本当に大丈夫なのかと、市民は心配するのは当然のことと思います。一歩間違えば、後年度に莫大な借金を抱え込むような事業は慎むべきであり、今からでも見直すべきだと考えます。 また、本予算は消費税の増税負担に加え、保育所保育料など公共料金の値上げ、さらには固定資産税においては、若干の緩和是正措置が図られたものの、土地の価格が下がっているのに税金は上がるという7割評価の矛盾を抱えたままであるなど、市民に負担を強いるものであります。 一方においては、中部電力やNTTなど大企業の道路占用料の見直しには消極的であり、本年度も当初には間に合いませんでした。また、見直し額についても、総額で300万円から500万円程度の増収見込みだというわけですから、あいた口がふさがりません。 さらには、今市民から厳しい批判が寄せられている官官接待については、一定の努力の跡は見られますけども、全廃するには至っていません。非常に残念であります。市長の政治姿勢を問うものであります。 また、この際つけ加えて申し上げたいのでありますが、行政改革論議の中で議会はどうなのかという市民の声に対し、議会としてこたえなければなりません。例えば、ヨーロッパ視察や中国など海外交流旅費が毎年予算化されていますが、本当に毎年行く必要があるんでしょうか。また、議会のすべての会議を公開するという問題、情報公開の問題等も改革が求められていると思います。 最後に、議案第57号モーターボート競走事業特別会計について。先ほど開かれました都市マスタープランの地域説明会においても、市民からさまざまな意見要望が出されました。いずれの要望も切実であります。こうした市民サイドからの行政課題が山積している中、なぜ今170億円もかけて改築するのかが問われていると思います。競艇事業で稼いだお金だからいいじゃないか、では済まされないと思います。改めて170億円ありきの建てかえ計画について再考を求めておきたいと思います。 また、船舶振興会交付金の運用のあり方を初め、モーター、ボートの購入、コンピュータ関連の契約のあり方など、当該事業にまつわるさまざまな不公正については、今日においても解決されていません。さらに、売店使用料に消費税を賦課している点などから、当事業会計に反対するものであります。 以上で日本共産党議員団の見解の表明とさしていただきます。各位の御理解と御賛同を重ねてお願い申し上げ、討論といたします。どうもありがとうございました。(拍手)              〔4番 梅崎保昭君 登壇〕 ◆4番(梅崎保昭君) 採決に加わるに当たりまして、上程されました議案に対しまして、公明議員団の態度と意見を述べさせてもらいたいと思います。 議案のうち、議案第13号津市公共下水道条例の一部の改正について、議案第15号津市駐車場事業の設置等に関する条例の一部の改正について、議案第16号津市水道事業給水条例の一部の改正について、さらにこれらに関連します予算議案でございます議案第50号平成9年度津市下水道事業特別会計予算、議案第56号平成9年度津市駐車場事業会計予算、議案第57号平成9年度津市水道事業会計予算の6議案につきまして反対をいたします。他の議案につきましては賛成をいたしたいと思います。 この6議案につきましては、消費税率が3%から5%にこの4月から引き上げられることに伴いまして、課税対象となっている使用料、手数料等について、引き上げ分を加算したものに改正し、さらに引き上げ分が加算された内容が含まれた予算案となっております。この下水道使用料、駐車場料金、水道料金等は、消費税引き上げに伴う課税対象となっているものの中でも、特に直接市民生活に大きく、そして幅広く影響が出てくるであろうと思われます。 消費税率が3%から5%に引き上げられることには、これまであくまでも私たちは反対してまいりましたけれども、地方自治体の置かれております立場を考慮に入れましても、大変に厳しい生活環境が予測されるこのときに、市民への負担を軽減するために最小限下水道使用料、駐車場料金、水道料金だけでも、消費税の引き上げ分を上乗せしないようにするか、当分の間凍結すべきであると御提案を申し上げたところでございますが、その考えはできないとの御答弁でございました。市民生活を守る立場から、これらの6議案について賛成をいたすわけにはいかないのであります。 議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げまして、公明議員団の態度と意見の表明とさせていただきます。(拍手) ◆29番(竹田治君) えらい申しわけございません。ただいまの討論の中で一部ちょっと誤りがありましたので、訂正をさせていただきたいと思います。 モーターボート競走事業会計、本年度の会計でありますが、議案第57号と言いましたけども、本当は47号が正解でありますので、そのように訂正のほどをお願いいたします。えらい申しわけございませんでした。 ◆10番(田村宗博君) 議事進行について=ただいま上程中の各案につきましては、関係常任委員会において慎重に審査され、先ほどの報告に接しました。ついては、これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(小倉昌行君) ただいまの田村議員の動議は成立いたしました。 これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決を行います。 一部反対の声をお聞きいたしますので、分けて採決を行います。 最初に、報告第1号及び第2号並びに議案第1号から第57号に至る各案中、議案第7号、第8号、第9号、第11号、第13号、第15号、第16号、第17号、第46号、第47号、第48号、第49号、第50号、第56号、第57号を除く各案は、原案どおり承認または可決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、報告第1号及び第2号は原案どおり承認し、議案第1号から第57号に至る各案中、第7号、第8号、第9号、第11号、第13号、第15号、第16号、第17号、第46号、第47号、第48号、第49号、第50号、第56号、第57号を除く各案は、原案どおり可決確定いたします。 次に、議案第7号、第8号、第9号、第11号、第17号、第46号、第47号、第48号、第49号に対し、原案どおり可決することに御賛成の方は御起立を願います。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立多数であります。よって議案第7号、第8号、第9号、第11号、第17号、第46号、第47号、第48号、第49号は原案どおり可決確定いたします。 次に、議案第13号、第15号、第16号、第50号、第56号、第57号に対し、原案どおり可決することに御賛成の方は御起立願います。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立多数であります。よって議案第13号、第15号、第16号、第50号、第56号、第57号は原案どおり可決確定いたします。 次に、当局から議案第58号が追加提出されました。 つきましては、本案を直ちに上程議題に供したいと存じます。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、議案第58号を上程議題に供します。 なお、議事の進行上、事務局長の議案朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。           -----------------------議案第58号 津市監査委員の選任につき同意を得るについて 津市監査委員に次の者を選任したいので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第196条第1項の規定に基づき、本市議会の同意を得たい。   平成9年3月24日提出                           津市長 近藤康雄                     記識見を有する者のうちから選任する監査委員住所氏名生年月日職業欠格条項該当の有無(地方自治法第164条)津市河辺町3063番地の10山中利之昭和28年11月26日公認会計士なし           ----------------------- ○議長(小倉昌行君) 引き続き市長から上程議案に対する説明を求めます。              〔市長 近藤康雄君 登壇〕 ◎市長(近藤康雄君) ただいま追加上程になりました議案第58号津市監査委員の選任につき同意を得るにつきましては、昨年の12月議会におきまして議決をいただきました津市監査委員条例の一部を改正する条例がこの4月1日から施行されることに伴いまして、監査委員1人の増員を図るもので、識見を有する者のうちから選任される非常勤の監査委員として、新たに山中利之氏を選任いたしたく、同意をお願いするものであります。 同氏は公認会計士として登録され、長年にわたり五十鈴監査法人の社員、現在は代表社員として活躍されており、識見豊富で人格的にもすぐれ、監査委員として適任であると考えるものであります。 以上で上程議案に対する説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(小倉昌行君) 以上で説明は終わりました。ただいまの説明に対し御意見等はございませんか。 ◆10番(田村宗博君) 議事進行について=ただいま追加上程になりました議案第58号につきましては、先ほどの当局の説明により了解されたことと存じますので、常任委員会付託を省略し、直ちに採決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(小倉昌行君) ただいまの田村議員の動議は成立いたしました。 本動議を議題といたします。 最初に、常任委員会付託を省略することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、常任委員会付託を省略し、直ちに採決を行います。 議案第58号に対し原案に同意を与えることに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、議案第58号は原案に同意を与えることに決します。 続きまして請願の審査に進みます。 去る3月14日の本会議において関係常任委員会へ審査を付託いたしました請願第1号から第8号並びに継続審査中の請願第2号及び第3号につきましては、お手元に配付いたしましたとおり関係常任委員長から審査報告書並びに継続審査申出書が提出されました。つきましては、議事の進行上、事務局長の朗読をもって委員長報告にかえたいと存じますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、さよう決します。 審査報告書並びに継続審査申出書を事務局長に朗読させます。             〔事務局長 中山邦彦君 朗読〕           -----------------------                  請願審査報告書                           平成9年3月17日   津市議会議長    小倉昌行様                            教育厚生委員会                             委員長 大西禧夫 本委員会において審査の結果、次のとおり決定したので報告します。                     記請願第1号 バス寿乗車券の充実を求める請願請願第4号 医療費負担増の凍結と抜本的医療制度改革を求める請願請願第7号 学童保育の制度確立についての請願審査の結果 全会一致をもって採択                  請願審査報告書                           平成9年3月17日   津市議会議長    小倉昌行様                            経済環境委員会                             委員長 川瀬利夫 本委員会において審査の結果、次のとおり決定したので報告します。                     記請願第5号 労働基準法の「女子保護」規定撤廃を中止し実効ある男女雇用機会均等法を求める請願請願第6号 遺伝子組み換え食品の輸入を止め、表示を求める請願審査の結果 賛成多数をもって採択                  請願審査報告書                           平成9年3月19日   津市議会議長    小倉昌行様                            総務財政委員会                             委員長 岩本 勝 本委員会において審査の結果、次のとおり決定したので報告します。                     記請願第2号 消費税の5%への増税中止を求める請願(継続)請願第3号 「消費税5%への増税中止と食料品非課税」を求める請願(継続)審査の結果 賛成少数をもって不採択理由    消費税5%増税の含まれている当初予算に賛成したため請願第2号 「地方事務官制度の廃止」に関する請願請願第3号 2兆円特別減税の継続を求める請願審査の結果 請願第2号は多数をもって、請願第3号については全会一致をもって採択                 請願継続審査申出書                           平成9年3月17日   津市議会議長    小倉昌行様                            教育厚生委員会                             委員長 大西禧夫 本委員会は下記請願について、全会一致をもって引き続き審査を要するものと決定したから、認められるよう申し出ます。                     記請願第8号 国に対して「医療保険制度の充実を求める」請願理由    なお慎重に審査するため。           ----------------------- ○議長(小倉昌行君) ただいまの報告に対し御質疑はございませんか。 ◆29番(竹田治君) 請願第2号「地方事務官制度の廃止」に関する請願について、当該委員長に質問します。 委員長には大変申しわけありませんが、請願の審査に当たって、請願者の請願の趣旨についての問題という極めて大事な点でありますので、よろしくお願いいたします。数点質問をさしていただきたいと思います。 まず第1点であります。請願の趣旨の中に、地方事務官のその身分を地方に移管するとある点について、現に地方事務官である人たちの合意状況についてただしましたが、紹介議員の答弁はどうでありましたか。まず、その点からお伺いしたいと思います。              〔14番 岩本 勝君 登壇〕 ◆総務財政委員長(岩本勝君) 竹田議員から私に対しまして質問いただきましたので、お答えをいたします。 先ほど指摘いただいた事項につきまして、竹田議員から御質疑がございました。一応紹介議員の方が6名おっていただくわけでございますが、幸いにも2名の紹介議員の方が当該委員に所属いただいておりまして、お2人見えるわけでございますが、そのお2人のうち1人から、一応説明者ということで御回答いただきました。 先ほど御指摘の点につきましては、その方からお答えはあったわけでございますが、一応この請願者として出ております団体の構成員の方については、合意ということでの説明がございました。 以上です。(竹田議員「議長、29番」と呼ぶ) ○議長(小倉昌行君) 竹田議員に申し上げます。委員長一度戻っていただきまして……。座る場所がございませんので。 ◆29番(竹田治君) 大変失礼しました。私は、例えばということで、職業安定所等に勤めてみえる地方事務官を例にし、彼らは国家公務員採用試験に合格し、労働省に採用された国家公務員であり、一律に地方に移管する点については疑問があるとただしたところ、自治労加盟の組合員以外のことは知らない旨のお答えだったと思いますが、間違いありませんか。              〔14番 岩本 勝君 登壇〕 ◆総務財政委員長(岩本勝君) お答えいたします。 先ほどの御質問の件ですけども、その説明いただいた議員の方から、先ほど申し上げましたように、自治労に所属してる構成員の地方事務官の方の総意であるというふうに説明がございました。 以上です。 ◆29番(竹田治君) ただいまも委員長のお答えがあったわけでありますけども、さらに確認の意味で、私は、本請願は自治労に加盟している組合員である地方事務官を対象にした請願ではなく、地方事務官全員を対象にした請願ではないのですかとの問いに対し、紹介議員はどのようにお答えになられたでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(小倉昌行君) 自席でどうぞ。 ◆総務財政委員長(岩本勝君) その辺が、受けとめ方が非常に、私自身としての判断を申し上げますと、自治労に所属する地方事務官だけを対象にするということではなしに、もちろんいろいろなお考え方があるわけですけれども、自治労の要するに請願者の団体としては、こういう請願についてひとつ採択をしてほしい、そういう申し出があったというふうに承知いたしております。 ◆29番(竹田治君) 非常に今の委員長の御答弁でもあいまいといいますか、自治労に加盟する組合員を対象にした請願だというふうに受けとめられますし、いやいやそうじゃないんだというような今委員長の御答弁でもありましたように、いわばまだはっきりしなかったわけであります。 したがって、そういう中で採決が行われようとしましたけども、私は、請願の趣旨について、提出されている文面からは、どう読んでもそうしたいわゆる自治労加盟の組合員だけを対象にしたというふうには読み取れませんでしたが、しかし、今、紹介議員がどうしてもその論に固執するならばやむを得ないと判断し、それなら紹介議員が主張される自治労に加盟している組合員である地方事務官の地方への移管についての請願であることを明確にして採決されるよう委員長に申し上げた。この点についてはちょいとくどくはなりましたけども、計3回ほど確認さしていただいて、委員長もその点を理解くださった上での採決であったことは、現場の状況からは判断させていただいたのでありますが、改めて委員長の御見解を伺っておきたいと思います。 なお、委員会終了後、この問題の取り扱いをめぐって、実は委員長から私自身も呼ばれました。事務局長もその中には参加をしていただいておったわけであります。その中で委員長は、この善後策として、そのまま誤解なく紹介さしていただきますと、下手に小細工せずありのまま対応すると。そういうことになりますと、本会議へ一たん差し戻すか、あるいは継続の動議を提出していただいて改めて審議をする、こういうような方法になるだろうなということで、その場に居合わせた、もう一人議員がおられたわけですが、その人に他の会派の意向を聞いていただくような、そういうような形になったわけであります。したがって、それが委員会終了後、つまり19日の金曜日の状況だったわけであります。 今の御答弁をお聞きしてると、その認識、いわゆる請願審査に当たっての認識と若干ちょっとあるんですが、その辺は認識が変化された何かきっかけといいますか、例えばテープを起こされて改めて聞かれたというようなことなんでしょうか。その辺がちょっと委員長にお聞きをしておきたい、あわせてお聞きをしておきたい、こういうふうに思います。 ◆総務財政委員長(岩本勝君) 竹田議員から数々御指摘いただきました。あなたのお考えも一つの見識として、私自身も真摯に受けとめておきたいと思います。 確かに、非公式の場でそういうやりとりもあったということは事実です。しかし、私自身が委員長という立場で考えますと、私自身の一つの公正な判断で委員会を指揮をとってきました。もとより委員会というのは議論の場でありますから、活発な議論をいただくというのは、大歓迎です。しかしながら、やはり合意形成の場でもあるということで、私は皆さん方の意見を見て、タイミングとらえて採決とらしていただいた、こういうような経過でございます。 したがいまして、委員長の立場から、個人的な見解というのはいかがなものかと思いますので、差し控えたい、こういうふうに思っております。 そして、この願意につきましては、6名の議員の方が紹介議員になっておみえになります。会派を代表してみえるのか、あるいは個別に紹介議員になられたのか、その辺は定かでありませんけれども、少なくとも我々に早い時期にこの請願の文書が配付されているわけでございまして、また請願者の方からも個別に説明も受けております。 したがいまして、紹介議員の方の説明者も、直接の当事者でないもんですから、細かいことということになると、多少あいまいさは残りますけれども、少なくともこの請願の文書から見た限りでは、これで理解できるということで御判断されて、この6名の議員の方が紹介議員になられたというふうに私は承知いたしております。 したがいまして、先ほど申し上げましたように、委員会としての合意形成の場であるという認識のもとに採決をとらしていただいて、先ほど事務局長から報告がありましたように、賛成多数で採択ということになったわけでございます。 以上です。 ◆29番(竹田治君) これ以上の議論はもう避けたいというふうに思います。 ただ、委員長には大変失礼をしましたけども、ただやっぱり私は請願者の願意がやっぱり正確につかんだ上で、理解した上で、やはり請願に同意を与えるとか、そういう審査の前提条件でありますので、その辺は大事にしたいということで、あえて失礼を承知で委員長質問をさしていただいた次第です。 ちなみに、この本市に出された同様の請願が、他の自治体の議会にも提出されています。私がこの後調べさしていただいた限りでは、いわゆる自治労に加盟する組合員だけを対象にした請願は本市だけだ、このような説明を受けたのは。他は労働組合の加盟状況にこだわらず、地方事務官全員を対象にされていると聞き及んでいます。 その点については、この審議過程のやっぱり事実経過といいますか、これについてはぜひ今後ひとつこの件を教訓にして、私自身ももっとある意味では明らかにした上で、いわば採決に臨むとか、そういう点については反省をしているわけでありますけども、しかし、あの場というのは、だれがどう考えてもそういう状況のもとで採決をされたというのが実態だというふうに思います。ぜひこういう錯誤を前提とした、何といいますか、審議というのは、なるべく今後避けられるよう、私もその一人として責任も負いながら、今後注意を促していきたいな、こういうことを思って、きょうのところ、非常に今の委員長の御答弁には若干不満でありますけども、しかし、これ以上の議論は避けたいというふうに思いますので、どうも委員長御丁寧な答弁ありがとうございました。失礼いたしました。終わります。 ○議長(小倉昌行君) 続いて御意見等がございましたら御発表願います。              〔28番 岡野恵美君 登壇〕 ◆28番(岡野恵美君) 日本共産党議員団は、継続審査となっておりました請願第2号消費税の5%への増税中止を求める請願及び請願第3号消費税5%への増税中止と食料品非課税を求める請願については、採択されるよう改めて求めるものであります。 消費税の5%増税については、さきの総選挙においての公約違反であります。また、食料品非課税の問題についても、一たんは国会の合意事項になっている問題であります。したがって、両請願は国民的合意がされている問題であり、採択されるのが、市民、国民の声に合致するものと確信する次第であります。 また、請願第2号「地方事務官制度の廃止」に関する請願については、全体として見直しそのものについては肯定的に受けとめてはいますが、地方事務官の身分を地方に移管することを求めていることについては、反対せざるを得ません。それは、国身分の地方事務官の合意と納得が得られていないということと、財源措置や体制など、地方自治体の側での受け皿が保障されていないため、結果的に行政機能そのものを低下させてしまう懸念があるためです。 以上、日本共産党議員団の請願に対する態度を申し上げました。どうか御賛同いただきますよう重ねてお願いいたしまして、討論とさせていただきます。 ◆10番(田村宗博君) 議事進行について=ただいま上程中の請願につきましては、これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(小倉昌行君) ただいまの田村議員の動議は成立いたしました。 これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決を行います。 最初に、請願第1号、第3号、第4号及び第7号について採決を行います。 請願第1号、第3号、第4号及び第7号は、委員長報告どおり採択することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、請願第1号、第3号、第4号及び第7号は、採択することに決します。 次に、請願第5号及び第6号について採決を行います。 請願第5号及び第6号に対し、採択することに御賛成の方は御起立願います。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立多数であります。よって請願第5号及び第6号は採択することに決します。 続いて、請願第2号について採決を行います。 請願第2号に対し、採択することに御賛成の方は御起立願います。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立多数であります。よって請願第2号は採択することに決します。 次に、前の議会から継続審査となっておりました請願第2号及び第3号について採決を行います。委員長報告は不採択でありますが、採択について採決を行います。 継続審査となっておりました請願第2号及び第3号に対し、採択することに御賛成の方は御起立を願います。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立少数であります。よって継続審査となっておりました請願第2号及び第3号は不採択と決します。 次に、請願第8号は、委員長の申し出どおり次の議会まで継続審査することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、請願第8号は次の議会まで継続審査することに決します。 続いて、お手元に配付いたしましたとおり、坪井年明議員ほか12名の方々から議提議案第1号から第3号に至る3議案が、また川竹大輔議員ほか24名の方々から議提議案第4号が提出されました。 最初に、議提議案第1号から第3号に至る各案を一括上程議題に供したいと存じます。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、議提議案第1号から第3号に至る各案を一括上程議題に供します。 一応その内容を事務局長に朗読させます。             〔事務局長 中山邦彦君 朗読〕           -----------------------議提議案第1号 津市議会委員会条例の一部の改正について 津市議会委員会条例の一部を改正する条例を次のように提出する。                           平成9年3月24日                        提出者                          坪井年明                          西川正澄                          前田剛志                          田村宗博                          安藤之則                          山岡祥郎                          佐藤岑夫                          小林賢司                          佐藤肇子                          橋村清悟                          岡野恵美                          森 錦一                          稲守久生                     記            津市議会委員会条例の一部を改正する条例 津市議会委員会条例(昭和55年津市条例第23号)の一部を次のように改正する。 第2条第1号中ウを削り、エをウとし、オをエとし、カをオとし、キをカとし、クをキとし、ケをクとし、コをケとする。   附則 この条例は平成9年4月1日から施行する。議提議案第2号 児童福祉法「改正」にかかわる意見書について 児童福祉法「改正」にかかわる意見書を別紙のとおり提出する。   平成9年3月24日    津市議会議長様                        提出者                          坪井年明                          西川正澄                          前田剛志                          田村宗博                          安藤之則                          山岡祥郎                          佐藤岑夫                          小林賢司                          佐藤肇子                          橋村清悟                          岡野恵美                          森 錦一                          稲守久生             児童福祉法「改正」にかかわる意見書 児童福祉法の抜本的見直しを検討してきた厚生省の中央児童福祉審議会基本問題部会で「中間報告」がまとめられ、これをもとに児童福祉法の「改正」が行われると、50年ぶりの大幅な見直しとなる。 今回の見直しの焦点となった保育問題について「中間報告」は、「利用者が保育所の保育サービスの種類等の情報が十分に提供され、これに基づいて利用者が保育所、保育サービスを選択する仕組みとすべき」「保育コストや子どもの年齢などに配慮した均一の保育料体系に改める方が利用者間の保育料の公平な負担にかなう」としている。 しかしながら、厚生省は、「中間報告では、措置方式から利用方式に改めるべきこと、保育料は均一料金方式に改めるべきことが提言された」(全国児童福祉主幹課長会議・平成8年12月16日)ものとして、法改正を行おうとしている。 保育は、社会の子育て支援策の上から十分な配慮をすべき課題であることから、今日の社会経済状況の変化のなかで子どもをとりまく新たな問題も生まれており、「子どもの権利条約」の視点等から見直しが必要なところもある。また、公的責任を果たす上で措置制度は欠かせないものであり、国と地方の負担のあり方についても、新たな地方負担を生じないよう検討する必要がある。 よって、児童福祉法の見直しにあたっては、下記の事項に十分留意されることを強く要望する。                     記1 憲法、児童福祉法、子どもの権利条約の理念に基づいた改善を図ること。2 法改正にあたっては、拙速を避け、関係団体との十分な協議を行うこと。3 少子高齢社会が進行するなかで、保育制度の拡充など子育て支援の一層の拡充を図ること。4 保育所、児童福祉施設等の最低基準の改善を図ること。5 学童保育制度の法制化を図ること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                           平成9年3月24日                            津市議会議提議案第3号 「国民の祝日に関する法律」改正に関する意見書について 「国民の祝日に関する法律」改正に関する意見書を別紙のとおり提出する。   平成9年3月24日    津市議会議長 様                        提出者                          坪井年明                          西川正澄                          前田剛志                          田村宗博                          安藤之則                          山岡祥郎                          佐藤岑夫                          小林賢司                          佐藤肇子                          橋村清悟                          岡野恵美                          森 錦一                          稲守久生          「国民の祝日に関する法律」改正に関する意見書 余暇は日常の仕事から離れて休息をとり、心身ともにリフレッシュする時間であるとともに、人生を充実させるためのさまざまな活動を行うことが可能な時間である。 近年、国民の間にも余暇や生活のゆとりを重視する考え方が浸透し、労働時間の短縮や週休二日制の普及などにより、余暇時間も拡大してきたが、連続休暇の取得は依然として低調である。 このような状況のもと、「ゆとりある生活」、「真に豊かな余暇」をめざすための有効な方策の一つが「祝日の月曜日指定による三連休化」である。これは祝日の数を増やすことなく、現在14日ある国民の祝日のうち、幾つかを月曜日に指定することにより、まとまった自由時間を創出するものである。これにより、ゆとりある生活スタイルの実現、休暇の分散化や地域の活性化、経済波及効果及び祝日の意義の浸透などの効果が期待され、その実現は極めて意義深いものである。 よって、津市議会は、政府に対し、「国民の祝日に関する法律」を改正し、現在14日ある国民の祝日の一部を月曜日に指定することを要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                           平成9年3月24日                            津市議会           ----------------------- ○議長(小倉昌行君) ただいま上程いたしました議提議案第1号から第3号に至る各案の内容につきましては、既に御承知のことと存じますので、その説明は省略させていただきますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、説明は省略させていただきます。 議提議案第1号から第3号に至る各案に対し、御意見等はございませんか。 ◆10番(田村宗博君) 議事進行について=ただいま上程されました議提議案第1号から第3号に至る各案につきましては、適切なものと考え、常任委員会付託を省略し、直ちに原案どおり可決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(小倉昌行君) ただいまの田村議員の動議は成立いたしました。 本動議を議題といたします。 最初に、常任委員会付託を省略することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、常任委員会付託を省略し、直ちに採決を行います。 議提議案第1号から第3号に至る各案は、ただいまの動議のとおり原案どおり可決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、議提議案第1号から第3号に至る各案は、原案どおり可決することに決します。 次に、議提議案第4号を議題といたします。 一応その内容を事務局長に朗読させます。             〔事務局長 中山邦彦君 朗読〕           -----------------------議提議案第4号 津市議会の議員の定数を減少する条例の一部の改正について 津市議会の議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例を次のように提出する。  平成9年3月24日                        提出者                          川竹大輔                          竹沢陽一                          坪井年明                          梅崎保昭                          前田剛志                          川崎正次                          田村宗博                          藤井弘二                          中村 治                          山岡祥郎                          小田新一郎                          中川隆幸                          西川 実                          小林賢司                          大西禧夫                          佐藤肇子                          橋村清悟                          篠田耕一                          小野欽市                          川瀬利夫                          森 錦一                          井ノ口昭太郎                          稲守久生                          川合 務                          日野 昭                     記        津市議会の議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例 津市議会の議員の定数を減少する条例(昭和61年津市条例第18号)の一部を次のように改正する。 「定数を4人減じて、36人」を「定数は、34人」に改める。  附則 この条例は、次の一般選挙から施行する。           ----------------------- ○議長(小倉昌行君) 引き続き提出者から議提議案に対する説明を求めます。              〔17番 小田新一郎君 登壇〕 ◆17番(小田新一郎君) 大変お疲れのところと思いますが、よろしくお願いいたします。 ただいま上程されました議提議案第4号津市市議会議員の定数を減少する条例の一部改正について、提案に同意いただきました議員を代表いたしまして、提案の説明を申し上げます。 まず、提案の理由といたしまして、以下に述べさせていただきます。 皆様も御承知のように、津市におきましては第4次総合計画が策定され、平成8年度をスタートに鋭意取り組まれていますし、その成果が大いに期待されているところです。急速に進展する高齢化、少子化への対応、情報化、国際化など課題も多く、さらに市民ニーズの高まりから、行政に対する要望も多くなる一方でありますが、残念ながら税収の大幅な伸びによる財政規模の拡大が望めないのが現状であります。 こうした中で、当局におかれましては、経費削減などの行財政改革へ努力がなされております。今議会には、組織改正が提案され、4月からはスタッフ部門を中心に、津市の職員数を17名削減し、総務部、財務部、市長公室の3部を、財務部、市長公室の2部体制にスリム化するなどが予定されています。さらに、抜本的な改革に向け、本年2月には行財政改革推進委員会が発足し、市民参加のもと、8月の第1次答申に向け精力的な活動が期待されています。 こうした行財政改革の流れの中、津市議会といたしましても、市民サービスを主眼に置き、従来に増して重要な役割を果たしつつ、率先して模範となり、課題でありました議員定数削減をするべき時期に至ったと確信をいたしております。 これまでも、昭和61年には、国勢調査の人口で津市が15万を突破したのを受け、議員定数問題が検討されておりますが、法定数40人になったものを従前の36人に据え置くための減数条例を制定はされておりますが、それまでの定数を実質的に削減したことはございません。 確かに行政の果たす役割は大きくなっているところではございますが、通信や交通手段の格段の進歩や、あるいは公文書公開条例や都市マスタープランなどの地元懇談会の開催などに象徴されますように、一般市民の市政参加への機会はふえており、議員が減ることに伴う市民への弊害は少ないものと考えます。 実際に本市と同様に法定数40人の全国31都市における議員の削減率は、平均で約20%強となっており、そのまま当てはめると、平均で32人となっております。また、三重県内では、全市で法定数を削減し、人口や面積で津市を上回る鈴鹿市で34となっておるほか、名張市では、法定数36人のところを20人で抑制しております。 全国の県庁所在地で考えましても、「THE 21」の1997年4月号によりますと、全国100市(県庁所在地プラス政令指定都市の49市と大都市51)と比較して、津市は議員1人を支える市民の数が約4,600人と、少ない方から3番目となっております。業務の種類の多い政令都市の横浜市が、約3万5,000人に1人しかいないのに比較して、1票の重みに約7倍半の格差が生じております。 前回の津市議会議員選挙では、定数36人に対して、立候補者数が37人と史上最低数を記録する減少傾向にあります。そして昨年の特別職報酬等審議会でも、議員定数の削減についての意見も出されている中、議会として自主的な定員削減が今こそ求められています。 以上の理由から、議員定数の削減を提案させていただきました。 なお、2名減が適当であるといたしましたのは、県内類似都市との比較、及び大幅な減少は、新たに立候補を考えている方々の機会を奪うことにもつながると考えたからでございます。また、当局の行財政改革にいたしましてもそうでありますが、議会の改革は、定数を削減すればそれで終わるようなものではございません。地方分権が実施されようとする時代に、何が議会本来の役割なのか、議員活動を支えるための仕組みはどうあるべきなのか、市民に対して議会はわかりやすいものであるのか、常に真剣な論議が必要だと考えております。 条例改正の内容といたしましては、先ほど申し上げましたように、現行の条例定数である36人からさらに2人を減員し、34人に改めようとするものであります。 なお、附則としまして、この条例は次の一般選挙から施行しようとするものであります。 以上で上程議案に対する説明を終わります。議員各位におかれましては、議案の趣旨を御理解いただき、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(小倉昌行君) 以上で説明は終わりました。 ここでお諮りいたします。この際会議時間を午後6時まで延長いたしたいと存じます。(「反対」と呼ぶ者あり)御異議ございませんか。     〔「異議なし」「異議あり」「議運は開かれてないよ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御答弁申し上げます。本市議会の中では、議長の裁量で1時間の間についてはお任せいただくことになっておりますので、それに準じて午後6時まで延長をいたします。(「異議なし」「反対」と呼ぶ者あり) 議事整理のため、暫時休憩いたします。     午後3時51分休憩     午後5時54分再開 ○議長(小倉昌行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りいたします。この際会議時間を午後9時まで延長したいと存じます。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、会議時間を午後9時まで延長することにいたします。 暫時休憩いたします。     午後5時55分休憩     午後8時50分再開 ○議長(小倉昌行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(佐藤岑夫議員「議長、19番、議事進行について」と呼ぶ) ◆19番(佐藤岑夫君) 議事進行について=先ほどの会議の招集手続は無効だというふうに私たちは考えております。したがって、本会議の招集手続も無効でありますから、直ちに閉会を宣言されるよう求めます。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(小倉昌行君) お諮りいたします。ただいまの動議は成立いたしました。動議に賛成の方は御起立ください。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立少数であります。したがいまして、今回の動議は否決されました。 この際お諮りいたします。会議時間を午後11時59分まで延長したいと存じます。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小倉昌行君) 御異議なきものと認め、会議時間を午後11時59分まで延長いたします。 議事整理のため、暫時休憩いたします。     午後8時51分休憩     午後10時35分再開 ○議長(小倉昌行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に、佐藤岑夫議員ほか4名の方々から議長不信任動議が、また川竹議員ほか28名の方々から議長信任動議並びに副議長不信任動議が提出されました。つきましては、ただいまの各案を直ちに上程議題に供します。 副議長と交代いたします。          〔議長小倉昌行君退場・副議長若林泰弘君着席〕 ○副議長(若林泰弘君) 副議長の若林でございます。議長と交代いたします。 議長不信任動議並びに議長信任動議につきましては、現状肯定の原則から、最初に議長信任動議から審議を行います。 議事整理のため、暫時休憩いたします。     午後10時36分休憩     午後11時20分再開 ○副議長(若林泰弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これにて会議を閉じます。(「異議あり」と呼ぶ者あり)定例市議会を閉会いたします。(「反対」と呼ぶ者あり)閉会いたしました。(議場騒然)              〔副議長 若林泰弘君 退場〕 ◎事務局長(中山邦彦君) ただいま副議長が議長の職務を行いませんので、地方自治法107条の規定によりまして、年長の議員さんが臨時の議長の職務を行うことになっております。御出席議員中、川合務議員が年長の議員でございますので、御紹介申し上げます。川合務議員、議長席へお着き願います。          〔臨時議長 川合 務君 議長席に着く〕(拍手) ○臨時議長(川合務君) ただいまから会議を続行いたします。 年長のゆえをもちまして、私が臨時の議長を務めさせていただきます。御了承いただきたいと思います。(拍手) ただいまから津市議会仮議長の選挙を行います。 この選挙は指名推選にて行いたいと思います。仮議長に中村治君を御指名いたしたいと存じます。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○臨時議長(川合務君) 御異議なきものと認め、中村治君を仮議長に決定をいたします。 私の任務はこれで終わらさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 議事整理のために、暫時休憩をいたします。     午後11時26分休憩     午後11時29分再開 ○仮議長(中村治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議長信任動議についてお諮りいたします。議長信任動議に御賛成の方は御起立願います。                〔賛成者起立〕 ○仮議長(中村治君) 起立多数であります。よって議長信任動議は可決されました。 議長不信任動議については、議決不要といたします。 議長と交代いたします。         〔仮議長中村治君退席・議長小倉昌行君着席〕(拍手) ○議長(小倉昌行君) お諮りいたします。副議長から発言の申し出に接しております。つきましては、これを認めることについて賛成者の起立を求めます。(「反対」と呼ぶ者あり) ○議長(小倉昌行君) 起立ゼロであります。よって本件は否決されました。 副議長不信任動議について採決を行います。 副議長不信任動議に賛成の方は御起立願います。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立全員であります。よって副議長不信任動議は可決されました。 お諮りいたします。この際会期の延長を日程に追加し、議題といたしたいと存じます。つきましては、御賛成の方の起立を求めます。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立全員であります。よって会期の延長を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は本日までと決議されておりますが、議事の都合により3月25日まで会期を1日間延長いたしたいと存じます。つきましては、御賛成の方の起立を求めます。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立全員であります。よって会期を3月25日まで1日間延長することに決します。 お諮りいたします。明25日の会議は、議事の都合により特に午前0時に繰り上げて開きたいと存じます。つきましては、賛成者の起立を求めます。                〔賛成者起立〕 ○議長(小倉昌行君) 起立全員であります。よって明25日の会議は、午前0時に繰り上げて開くことに決します。 議事整理のため、暫時休憩いたします。     午後11時34分休憩     午後11時45分再開 ○議長(小倉昌行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日はこれにて会議をとどめます。 明25日の日程は、議提議案第4号の審議です。 本日はこれをもって散会いたします。     午後11時45分散会...