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07月03日-05号

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  1. 津市議会 1992-07-03
    07月03日-05号


    取得元: 津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    平成 4年  6月 定例会(第2回)         平成4年第2回津市議会定例会会議録(第5号)          平成4年7月3日(金曜日)午前10時開議        -----------------------               議事日程(第5号)第1 各常任委員会委員長報告     教育厚生委員長     経済環境委員長     建設水道委員長     総務財政委員長第2 請願 請願第1号 JRの経営改善不当労働行為の排除を求める請願 請願第2号 労働行政機関の増員を求める請願第3 議提議案 議提議案第5号 津市議会会議規則の一部の改正について 議提議案第6号 津市議会委員会条例の一部の改正について        -----------------------            会議に出欠席の議員出席議員     1番 竹田 治君       2番 若林泰弘君     3番 佐藤岑夫君       4番 竹沢陽一君     5番 阿部健一君       6番 梅崎保昭君     7番 中村 治君       8番 大西禧夫君     9番 篠田耕一君      10番 岡野恵美君    11番 駒田拓一君      12番 小林賢司君    13番 田村宗博君      14番 小倉昌行君    15番 中川隆幸君      16番 西川 実君    17番 佐藤肇子君      18番 岡本文男君    19番 川瀬利夫君      20番 日野 昭君    21番 吉田 修君      22番 岩本 勝君    23番 西浦澄夫君      24番 安藤之則君    25番 北野 薫君      26番 伊藤 昭君    27番 山岡祥郎君      28番 小林 弘君    29番 井ノ口昭太郎君    30番 山舗公義君    31番 稲守久生君      32番 森 錦一君    33番 田中 巧君      34番 小田新一郎君    35番 川合 務君      36番 岡部栄樹欠席議員     なし            会議に出席した説明員   市長                      岡村初博君   助役                      小林 勝君   収入役                     宮本芳一君   市長公室       市長公室長        藤波津三君              調整監兼企画調整課長   森 恒利君   総務部        総務部長         森 貞夫君              総務課長         坂口賢次君   財務部        財務部長         米本俊雄君              財務部次長財政課長   西口清二君   市民部        市民部長         家城隆一君              市民対話課長       三井征一君   環境部        環境部長         伊庭弘大君              環境管理課長       伊藤和佳君   福祉保健部      福祉保健部長       大河内徳松君              福祉調整監                           野田武義君              兼福祉管理課長   同和対策室      同和対策室長       片岡次夫君   産業労働部      産業労働部長       宇田川和風君              労政監兼商工課長     小柴淳治君   競艇事業部      競艇事業部長       須山芳彦君                           森 茂樹君              兼管理課長   都市計画部      都市計画部長       小河俊昭君              都市計画部次長                           村田俊弘君              都市計画管理課長   建設事業部      建設事業部長       錦 金則君              街路公園課長       宮川嘉一君   下水道部       下水道部長        福森 操君              業務課長         奥山直猛君   検査室        検査室長         濱口文吉君   消防本部       消防長          奥田 久君   三重短期大学     三重短期大学学長     丹羽友三郎君              三重短期大学事務局長   岡部高樹君   水道局        水道事業管理者      加藤光雄君              水道局次長総務課長   米澤和郎君   教育委員会      教育委員長        鈴木秀昭君              教育長          田岡草生君              教育次長         立岡孝夫君              教育調整監兼管理課長   伊東武年君   監査委員                    鈴木 有君              監査事務局長       永合 敬君           職務のため出席した事務局職員   事務局長  平松利幸君      事務局次長 岡山彰一君   議事課長  大西一治君      調査課長  豊田精一郎君   主査    中村研二君      主査    工藤伸久君        ----------------------- ○議長(森錦一君) 休会前に引き続きただいまより本日の会議を開きます。 直ちに日程に入ります。 去る6月26日の本会議におきまして関係常任委員会へ審査を付託いたしました各案の審議を行います。 最初に、各常任委員長より提出の審査報告書につきましては、既にお手元に配付いたしておりますので、議事の進行上、事務局長の朗読を省略し、直ちに関係常任委員長より委員会における審査の経過と結果について御報告を求めます。        -----------------------               教育厚生委員会審査報告書報告第17号 専決処分の承認について議案第80号 平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)        第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中         歳出 第3款  民生費            第10款 教育費        第2条「第2表 債務負担行為補正」中            豊里中学校校舎増築事業 以上、本委員会において審査の結果、全会一致原案どおり承認並びに可認した。 よってここに報告する。                           平成4年6月29日                            教育厚生委員会                             委員長 川瀬利夫   津市議会議長    森 錦一殿               経済環境委員会審査報告書議案第76号 財産の購入について議案第77号 財産の購入について議案第80号 平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)        第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中         歳出 第6款 農林水産業費            第7款 商工費            第9款 消防費        第2条「第2表 債務負担行為補正」中            農道台帳作成業務委託 以上、本委員会において審査の結果、全会一致原案どおり可認した。 よってここに報告する。                           平成4年6月29日                            経済環境委員会                             委員長 若林泰弘   津市議会議長    森 錦一殿               建設水道委員会審査報告書議案第68号 津市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部の改正について議案第80号 平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)        第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中         歳出 第2款 総務費            第8款 土木費        第2条「第2表 債務負担行為補正」中            道路新設改良工事 以上、本委員会において審査の結果、全会一致原案どおり可認した。 よってここに報告する。                           平成4年6月29日                            建設水道委員会                             委員長 川合 務   津市議会議長    森 錦一殿               総務財政委員会審査報告書議案第65号 津市証人等に対する実費弁償に関する条例の制定について議案第66号 津市公文書公開に関する条例の制定について議案第67号 津市行政組織条例の一部の改正について議案第69号 工事請負契約について議案第70号 工事請負契約について議案第71号 工事請負契約について議案第72号 工事請負契約について議案第73号 工事請負契約について議案第74号 工事請負契約について議案第75号 工事請負契約について議案第78号 財産の購入について議案第79号 財産の購入について議案第80号 平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)        第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中         歳入 全部        第2条「第2表 債務負担行為補正」中            長野川流域調査研究委託議案第81号 平成4年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第1号) 以上、本委員会において審査の結果、全会一致原案どおり可認した。 よってここに報告する。                           平成4年6月30日                            総務財政委員会                             委員長 安藤之則   津市議会議長    森 錦一殿        ----------------------- ○議長(森錦一君) 最初に、教育厚生委員長、19番川瀬利夫君。              〔19番 川瀬利夫君 登壇〕 ◆教育厚生委員長川瀬利夫君) おはようございます。去る6月29日、教育厚生委員会を開会し、付託になりました案件の審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 当委員会に付託になりました案件は、報告第17号専決処分の承認についてと、議案第80号平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)の2件であります。 議案の内容につきましては、本会議における議案説明並びに質疑等により御承知のことと存じますので、その説明は省略いたしますが、当委員会関係当局出席のもと、さらに細部にわたる説明を受け、慎重に審査を行ったのであります。 審査の過程における主なものといたしましては、まず報告第17号専決処分の承認については、老人保健医療事業繰上充用補正予算でありますが、平成3年度において、3月診療分から12月診療分の実績に1、2月分の伸び率を乗じ、概算払いで交付金を受けたが、その予想より医療費が伸びたため、交付金に不足が生じ、繰上充用専決処分したものであるとの説明に対し、一部委員より、予想より医療費が伸びた原因をただしたところ、当局からは、医療費の性格上、原因の詳細を把握するのは困難であるが、うるう年であったため、2月が1日多かったことも一因であろうとの答弁がありました。 他の委員からは、風邪が一度流行すると5,000万円から6,000万円の医療費が必要であり、この程度の繰上充用はやむを得ないものであり、理解するが、今後、原因の分析をさらに実施されたいとの意見要望がありました。 次に、議案第80号平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)第10款教育費祭礼山車巡行絵巻の購入にかかわって、郷土資料館の特色とその方針をただしたところ、当局から、現在、事務局内部で検討中であり、今後各種組織の中で審議していただくが、現段階では、自然と史跡を生かしたもの、城下町、宿場町であったこと、また伝承的ではあるが、伊勢平氏の話、さらに近代では、県庁が設置されたことなど、各時代の歴史的要素を中心とした人文系の博物館的な施設を目指していきたいとの答弁に接しました。 別の委員の、貴重な資料を他者に買われないよう、予算措置をしておいてはどうかとの意見に対し、当局からは、提言の趣旨は十分認識しており、当初予算措置ができるよう財政当局と協議していきたいとの答弁がありました。 その結果、当委員会に付託になりました案件は、全会一致をもって承認または可認すべきものと決した次第でございます。議員各位におかれましても、当委員会決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(森錦一君) 次に、経済環境委員長、2番若林泰弘君。              〔2番 若林泰弘君 登壇〕 ◆経済環境委員長若林泰弘君) 去る6月29日、経済環境委員会を開会し、本会議で付託になりました案件の審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 当委員会に付託になりました案件は、議案第76号及び第77号の財産の購入についてと、議案第80号平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)の合わせて3件であります。 議案の内容につきましては、本会議における市長説明並びに質疑などにより御承知のことと存じますので、その説明は省略いたしますが、当委員会関係当局からさらに細部にわたる説明を受け、慎重な審査を行ったのであります。 審査の過程における主なものとして、議案第80号平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)の商工費において、今回、津駅前公衆便所施設維持工事費が計上されているが、工事期間中の対策について当局の見解をただしたところ、工事期間は約1ヵ月を見込んでおり、着工前に使用できない旨の周知を図っていきたいとする答弁がありました。 また、委員から、工事期間中は利用者に不便を来さないような方策を講じられたいとの要望が出されました。 以上が当委員会における審査内容であります。その結果、当委員会に付託になりました案件は、いずれも全会一致をもって可認すべきものと決した次第であります。議員各位におかれましても、当委員会決定どおり御賛同賜りますようお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(森錦一君) 続いて、建設水道委員長、35番川合務君。              〔35番 川合 務君 登壇〕 ◆建設水道委員長(川合務君) 去る6月29日、建設水道委員会を開会し、付託になりました案件の審査を行いましたので、その経過と結果について御報告を申し上げます。 当委員会に付託になりました案件は、議案第68号津市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部の改正と、議案第80号平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)の当委員会所管部分の2件であります。 議案の内容につきましては、本会議における議案説明並びに質疑により御承知のことと存じますので、その説明は省略をいたしますが、当委員会関係当局出席のもと、さらに細部にわたる説明を受け、慎重なる審査を行ったのであります。 審査の過程における主なものといたしましては、まず、議案第68号津市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部の改正に関連をして、一部委員より、本件は小森EF住宅の建てかえに伴う条例改正であり、関係住民は非常に感謝しているものの、駐車場用地の確保等で戸数が減少している現状を踏まえ、建てかえによる建設戸数の増加が見込めないのであれば、建てかえとあわせて新築のための用地確保についても積極的に対応すべきであるとの指摘がなされ、これに対し当局から、平成12年度までの市営住宅建てかえ基本計画の中で、住宅需要に係る公営住宅供給戸数の推計は、約200戸必要としており、それに基づいた計画を策定しているが、何分にも新築用地の確保が困難なため、遊休地や市の未使用地、国鉄清算事業団処分用地等の取得について、財政当局とも協議しながら努力していきたいとする旨の答弁がなされました。 次に、議案第80号平成4年度津市一般会計補正予算(第1号)について、まず総務費交通安全施設整備費に関連をして、今回の補正は、下部田垂水線交差点改良に伴う補正であるが、県道津海岸線の交差点から安濃津橋までの間の歩道は、いまだ平板が敷き詰められている状態であり、雑草が生い茂り、歩行者等の通行に支障を来しているため、今回の交差点改良にあわせて早期に改善すべきであるとの指摘がなされ、当局から、今回の事業は、県道津海岸線交差点改良を県で施行するため、その計画にあわせてフェニックス通りとの交差点の改良を行おうとするものであり、指摘の歩道の改良については、高洲町への入り口の交差点改良の中で部分的には改良されるものの、それ以外の箇所の整備については、今後計画的に進めていきたいとする答弁に接しました。 続いて、土木費岩田池公園整備に伴う土地購入費について、委員から、岩田池公園の全体計画と今回の補正概要並びに買収の見通しについてただしたところ、全体計画は9.9ヘクタールで、そのうち市の所有する池が7.3ヘクタールあるため、残り部分2.6ヘクタールを可能な箇所から順次買収しようとするもので、今回の補正は約87平方メートルを買収する予定である、見通しについては、国庫補助事業のため明確ではないが、相当長期間要するものと考えられるとの答弁がなされ、これに対し委員からは、本事業は市民の関心も深いので、事業推進に向けて鋭意努力されたいとする要望がなされました。 また、他の委員からは、都市公園の網をかぶせ、土地利用を制限をしていることから、一定のめどを示し地権者の理解を得ることが、用地買収を円滑に進めていく方策と考えられるので、今後地権者との協議を重ね、早期に事業を完成するよう努力されたいとする意見要望が出されたところであります。 最後に、債務負担行為補正中、道路新設改良工事にかかわって、産業振興センターへの進入路を整備するものであるが、単年度事業としての施行ができない理由についてただしたところ、当該道路周辺は水田があるため、用水を必要としない8月末以降の着工となることから、債務負担行為補正をお願いするものであり、5年度の夏ごろのオープンにあわせて供用開始できるよう努力していきたい旨の答弁がなされました。 以上が当委員会の主な審査経過であります。その結果、当委員会に付託になりました両案件は、いずれも適切妥当なものであるとして、全会一致をもって可認すべきものと決した次第であります。議員各位におかれましては、当委員会決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わらさせていただきます。 ○議長(森錦一君) 最後に、総務財政委員長、24番安藤之則君。              〔24番 安藤之則君 登壇〕 ◆総務財政委員長(安藤之則君) 去る6月30日、総務財政委員会を開会し、付託になりました案件の審査を行いましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 当委員会に付託になりました案件は、議案第65号津市証人等に対する実費弁償に関する条例など条例の制定2件、議案第67号津市行政組織条例の一部改正であります条例の一部改正1件、議案第69号から議案第75号までの工事請負議案7件、議案第78号並びに議案第79号の財産の購入議案2件、議案第80号一般会計補正予算(第1号)及び議案第81号モーターボート競走事業特別会計補正予算(第1号)の平成4年度補正予算2件の合わせて14件であります。 議案の内容につきましては、本会議での議案説明並びに質疑により御承知のことと存じますので、その説明は省略いたしますが、当委員会関係当局出席のもと、さらに細部にわたる説明を求め、慎重な審査を行ったのであります。 審査の過程における主なものとしましては、まず議案第66号津市公文書公開に関する条例の制定についてでは、委員から、公開できる文書を附則第2項で保存年限が永久に係るものに限ったのは、市民の知る権利を阻害するものではないか、また同時に個人情報保護条例の制定を急ぐべきではないかと見解をただしたところ、文書管理のおくれ等で永久保存に係るものを公開としたが、次の10年保存についてもどこまで対応できるかという問題も含め、事務的に整理をした上で、12月議会等でその結果を示せるよう提案させていただきたいとの答弁がありました。これに対しさらに委員より、附則第2項も含めて整理をして、12月議会に改正を提示するのであるかとただしたところ、十分それまでにも議会各派の意見も拝聴しながら進めていきたいとの答弁がありました。 これに対し他の委員より、実施前に改正の必要のある条例が提出されることは、おかしいのではないかとただしたところ、プライバシーの問題、住民の行政に対するニーズ等を受け入れていくには、10年保存の文書も事務的に十分対応が可能であるならば、謙虚に見直しをしていこうとする気持ちから、具体的に12月等と答えたものである、また個人情報保護条例の制定については、平成5年度のできるだけ早い時期に提示できるよう努力していきたいとする答弁がありました。 そのほか第9条の公開しないものとする公文書についてでは、委員より具体的な事例が提示され、活発な質疑が交わされたところであります。 最後に、各委員から、当案には賛成するとの態度表明がなされたところでありますが、次の意見や要望が出されました。 その内容としましては、当局の文書管理についての努力は認めるが、公開実施に当たっては、文書管理のあり方について抜本的に検討の必要性があるので、その点を十分踏まえて対処されたい。個人情報保護条例早期制定を望むものであるが、一方では、電算関係の情報など行政自体が守秘の責務を負わされている情報については、慎重な配慮を要する。公文書の記録性は完璧でなく、各部署において大きな隔たりがあると思われるので、普遍性を持たした公開のための公文書記録整理をお願いしたい。公開の実施に至ったことは、市民に知る権利を与える第一歩となったことで大きな意義がある。第9条の公開しないものとする公文書については、観点の相違はあって議論はあるが、当局がきちんとした判断を行うならば、当局に若干の裁量権があってしかるべきであり、そのことが市民の知る権利を否定することにはならないと考える。第1条の目的については、基本的人権としての市民の知る権利を補償するために、公開していくことが大切であり、そのことは、個人情報を保護することと裏表の関係になると考えられるので、その点については原案では弱いと考えられる。第9条中、原案の特定の個人が識別される箇所を、特定の個人の生命、健康、財産または名誉を侵害するおそれのあるものと明文化する必要があるのではないか。条例の運用に当たり、公開請求の対象者には、あくまでも公平に扱わなければならないと考える。進めていく中で整理されなければならない問題は、謙虚に整理されるとのことであり、特に附則第2項については、12月というように時期の明示もされた市長の答弁であり、そのことに期待をする。とにかくスタートしていくことに対して評価をしたい。個人情報保護条例案を極めて早い時期に提案されたい。また、当条例は公開が原則であるため、市民に対して公開していく基本的な姿勢を本条例運営の基本に据えることを十分認識してもらいたい。施行していく上で、各種の想定に対応すべき条件整備が不備であるし、さらに体制も十分でないことから、早い時期にそれらの整備を図るとともに、個人情報保護条例ができてくると、それに対応すべき問題点の発生も考えられるので、それらも含めて完璧なものとして真の意味で公開できるようされたいとの意見や要望が出されました。 次に、議案第78号並びに議案第79号の財産の購入議案である競走用モーターとボートの購入については、委員から、過去5年間における価格の変動についてただしたところ、それに対する答弁の一部の中で、競走用モーターについては、本年度は前年度に比べマグネット式からトランジスター式に変更となったため、6.8%の値上がりとなった、また今回の仕様変更は、全国24場統一であるとの答弁に接しました。 これに対し委員からは、これらのことは業者側の言いなりであり、購入側に選択権がないものであるから、価格面等においては第三者機関で認定してもらう措置等を講ずるべきではないかとただしたところ、施行者の運営形態が、自治体、一部事務組合、民間というようにばらつきがあるため、施行者が統一して価格面等を論議する第三者機関を設置しようとする機運がないのが現実である。また、監督官庁の指導を仰ぐことは一施行者では困難であるが、全体として申し入れることは可能である。しかし、現段階でそのような場を設けることは困難であり、現状下においては、業者側の言いなりにならざるを得ない部分もあり、また大型ペラの仕様により、エンジンの機能アップが必要となったため、価格がそれに伴って高くなるのが現状であるとの答弁がありました。 以上が当委員会での主な審査経過であります。その結果、当委員会に付託になりました案件は、いずれも全会一致をもって可認すべきものと決した次第であります。議員各位におかれましても、当委員会決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(森錦一君) 以上をもちまして各常任委員長の報告は終わりました。 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) 続いて、御意見もしくは討論がございましたら御発表願います。              〔11番 駒田拓一君 登壇〕 ◆11番(駒田拓一君) 議案第66号津市公文書公開に関する条例の制定に賛成するについて、日本共産党議員団の率直な意見を述べさせていただきます。 基本的人権としての住民の知る権利を保障するために公開条例を制定するという原則が貫かれなければ、この条例の意義は半減するのではなかろうかと思います。あくまで公開していくことが原則で、いやしくも本条例が、非公開にするためのよりどころとされるものであってはならないと思います。この意味から、ただいまの総務財政委員長報告にありました附則第2項、すなわち本条例の施行日前に作成された文書が、永久保存に係るものを除いてすべて非公開とされるくだりは、公開条例の目的と趣旨にもとるものであり、審議の過程で強い批判を受けたのは当然のことであります。幸い、市長は、条例施行日までに改正を約束されましたので、我々はこの態度を支持し、実行されるのを期待する次第であります。 さらに、やむを得ず非公開とされる文書は、厳しく限定されなければなりませんし、かつまた、その判断が恣意、すなわち自分勝手な考えで左右されることは許されません。それは、市が保存するすべての文書、情報は、市民共有の財産であって、職員の私物ではないからであります。もちろん、この場合、個人の権利と自由を大切にする原則から、個人の尊厳に由来する情報を他人にみだりに利用させてはならないことは、言うまでもありません。個人情報保護条例の制定が急がれるゆえんであります。 以上見てまいりましたことから、この公開条例をより価値の高いものにするには、私たちは、附則2項の削除にとどまらず、次のように規定していただくべきだと考えます。 その1つは、第1条の目的に、「情報を公開することにより基本的人権としての住民の知る権利を保障するために」とつけ加えることではなかろうかと思います。 その2は、第9条の「公開をしないものとする公文書」の規定で、「特定の個人が識別されるまたはされ得る」と名前がわかるものはすべて拒否をしていくということではなく、「特定の個人の生命、健康、財産または名誉を侵害するおそれのあるもの」と、より厳密にうたう。法人についても、「不利益を与える」とあるのを、「不測の損害を与え」と改めるのがベターではなかろうかと思います。 市長がこの条例の一部を改正されるに当たっては、これらを明確にされ、名実ともに公開条例にしていくことを注文し、かつ期待をさせていただいて、意見といたします。 以上であります。ありがとうございました。 ◆17番(佐藤肇子君) 簡単でございますので、自席からの発言をお許しいただきたいと思います。 社会党議員団といたしまして、議案第66号津市公文書公開条例の制定について、多少の意見と要望を述べ、賛成したいと思います。 この条例の制定が、市民に開かれた市政、市民の知る権利を保障して、住民参加の町づくりに第一歩となっていくことを期待する中で、本会議でも述べましたように、第9条「公開しないものとする公文書」という規定は、実施機関の意思で、公開、非公開どちらでも決められるような表現となっておりますことに異議を申し上げたいと思います。 しかし、第9条の3から6につきましては、原則公開の条例の中では、実施機関の公開義務を免除するものであって、実施機関に秘密の保持を義務づけるものではありません。さまざまな条件の中で、市の裁量権で公開しないことができる、あるいは非公開とすることができる公文書だと思います。したがって、単に聞いたときの受け取り方の問題だけではなく、公開しないことができる公文書とすべきだと考えます。そのことについては、本会議でも申し上げましたように、公開してはならない文書と、公開しないことができる公文書に分けることの方がいいということであれば、もちろんそれで結構でございます。つまり9条の1、2と3から6を分けるということです。 また、その場合の範囲についてですが、これも9条の3から6になりますが、支障を生ずるまたは関係を損なうというのでは、この項に該当するほとんどのものが非公開となってしまうおそれがあります。多くの自治体が規定しておりますように、著しく支障を生ずるあるいは著しく関係を損なうなどのように、非公開部分を最小限に規定すべきだと考えます。 3番目に、個人情報保護条例の制定についてですが、OA化も検討されている折から、時期を失することのないよう制定が急がれます。5年度中ということでしたが、5年度の早い時期に制定をしていただきたいと思います。 また、公開文書の範囲についても、永久保存のものだけではなく、10年保存、5年保存のものについても、同じく早い時期に公開できるようにお願いしたいと思います。 公文書を公開していくということは、確かに行政にとっては煩わしい大変厄介なことだと思います。しかし、大きく言えば、お上のものであった政治、お役所のものであった市政を市民が参加できる住民自治へ一歩近づくものとして、この条例の制定を喜んでいるものです。 また、早い時期により開かれた条例への改正がされることを要望し、あわせてこの条例が市民に正しく理解され、市勢の発展に寄与していくことを願いつつ、今回の条例に賛成をいたします。 ◆28番(小林弘君) 議事進行について=ただいま上程中の各案につきましては、関係常任委員会において慎重に審査され、先ほどの報告に接しました。ついては、上程中の各案は、ただいまの委員長の報告どおり原案どおり可決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(森錦一君) ただいまの小林議員の動議は成立いたしました。 これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決を行います。 報告第17号と議案第65号より第81号に至る各案に対し、ただいまの動議のとおり委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、報告第17号は原案どおり承認し、議案第65号より第81号に至る各案は、原案どおり可決確定いたします。 続きまして、請願の審議に進みます。 お諮りいたします。お手元に配付いたしましたとおり、総務財政委員長より、請願第1号に対して、請願付託替申出書が提出されました。        -----------------------                 請願付託替申出書                           平成4年7月3日   津市議会議長    森 錦一殿                            総務財政委員会                             委員長 安藤之則 下記請願については、本委員会の所管外であるため、所管委員会への付託替えを申し出ます。                     記請願第1号 JRの経営改善不当労働行為の排除を求める請願        ----------------------- ○議長(森錦一君) つきましては、委員長の申し出どおり付託替えを認めることに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、さよう決します。 次に、請願第1号について、経済環境委員会へ審査を付託いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、請願第1号は経済環境委員会へ審査を付託いたします。 付託請願の朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。        -----------------------                請願付託表               経済環境委員会請願第1号 JRの経営改善不当労働行為の排除を求める請願        ----------------------- ○議長(森錦一君) 常任委員会開会のため、暫時休憩いたします。     午前10時33分休憩     午前11時再開
    ○議長(森錦一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの本会議並びに6月26日の本会議において経済環境委員会へ審査を付託いたしました請願第1号、第2号につきましては、お手元に配付いたしましたとおり、経済環境委員長より審査報告書が提出されました。つきましては、議事の進行上、事務局長の朗読をもって委員長報告にかえたいと存じますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、さよう決します。 審査報告書事務局長に朗読させます。             〔事務局長 平松利幸君 朗読〕        -----------------------                  請願審査報告書                           平成4年7月3日   津市議会議長    森 錦一殿                            経済環境委員会                             委員長 若林泰弘 本委員会において審査の結果、次のとおり決定したので報告します。                     記請願第1号 JRの経営改善不当労働行為の排除を求める請願審査の結果 賛成少数をもって不採択理由    願意としては理解できるものの、実態把握が困難であり、また一自治体で取り上げるのは不適切である。        -----------------------                  請願審査報告書                           平成4年6月29日   津市議会議長    森 錦一殿                            経済環境委員会                             委員長 若林泰弘 本委員会において審査の結果、次のとおり決定したので報告します。                     記請願第2号 労働行政機関の増員を求める請願審査の結果 賛成少数をもって不採択理由    願意並びに趣旨は理解できるものの、国の一部の機関に対するものであり、地方議会への請願としては不適切である。なお、一部委員より継続審査されたいとする意見が出されたことを付記する。        ----------------------- ○議長(森錦一君) ただいまの報告に対し、御意見もしくは討論がございましたら御発表願います。              〔3番 佐藤岑夫君 登壇〕 ◆3番(佐藤岑夫君) 請願採択に当たって、日本共産党議員団の態度を表明します。あわせて、議員各位におかれては、私たちの意見に御賛同の上、採択願いたくお願い申し上げます。 請願第1号は、JRの経営改善不当労働行為の排除を求める請願でありますが、請願理由に指摘されているように、1987年の分割・民営化によって、JR各社と国鉄清算事業団に分割された旧国鉄は、地域活性化の基礎としての鉄道の使命を軽視し、ワンマン列車や無人駅などをふやす利潤第一主義の経営合理化を進めています。これでは、明治以来旧国鉄が果たしてきた役割、とりわけ地方住民の交通手段、地域経済の流通幹線としての鉄道の役割を果たせません。 請願者の求める列車本数の増加や無人駅の解消などは、通勤・通学者の利便のために必要であり、また障害者などの弱者が安心して鉄道を利用するためにも必要であります。 また、JR各社の不当労働行為について申し上げれば、全国110に上る地方労働委員会の明確な不当労働行為の認定に明らかなように、一日も早く解決すべき事案であります。したがって、請願者が中央労働委員会や運輸省、労働省に、明朗で正常な労使関係の確立を求めるのは当然だと思います。 請願第2号は、労働行政機関の増員を求める請願でありますが、労働基準監督署などの労働機関の職員が、1968年当時と比較して、適用事業所数、労働者数ともに1.7倍になっているのに、この間3,013人の職員が減らされているという驚くべき実態に対して、労働行政関係職員の増員を求めるのは当然ではないでしょうか。 今、ヨーロッパやアメリカなどの先進諸国と比べて、年間400時間ないし500時間多く働かされている日本の長時間過密労働が、低賃金構造とも相まって日本企業の競争力の根源だとして、世界中から指弾され、いわゆる貿易摩擦の一因となっているとき、長時間過密労働をなくし、労働の成果に見合う正当な賃金を保障し、ゆとりある生活を保障することは、国民的な課題であるとともに、急いで取り組まなければならない国際的な課題であります。このようなときに、事業所を監督し、適正な労働行政を確立するために必要な労働行政機関の職員数を増員することは、急務だと言わなければなりません。 昨年10月の第121臨時国会で、今回本市議会に提出されたのと同様の労働行政の増員と行政体制の拡充強化を求める国会請願が全会一致で採択されたのは、日本の労働行政をめぐる今日の国際情勢を敏感に反映したものと思いますが、本市議会においても同様の態度を示すべきだと考えます。 以上申し上げましたように、日本共産党議員団は、請願第1号、第2号は、ともに適切妥当な請願として、ぜひとも採択されるべきものと考えます。議員各位の御賛同を重ねてお願い申し上げ、請願採択に当たっての意見表明といたします。(拍手) ◆28番(小林弘君) 議事進行について=ただいま上程中の請願につきましては、これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(森錦一君) ただいまの小林議員の動議は成立いたしました。 これにて質疑、討論を打ち切り、直ちに採決を行います。 請願第1号並びに第2号については、委員長報告は不採択でありますが、採択について採決を行います。 請願第1号、第2号に対し、採択することに御賛成の方は御起立願います。                〔賛成者起立〕 ○議長(森錦一君) 起立少数であります。よって請願第1号、第2号は不採択と決します。 続いて、お手元に配付いたしましたとおり、佐藤岑夫議員外12名の方々より議提議案第5号並びに第6号が提出されました。つきましては、両案を直ちに一括上程議題に供したいと存じます。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、議提議案第5号と第6号を一括上程議題に供します。 なお、議事の進行上、事務局長の議案朗読は省略をいたしますが、会議録にはこれをとどめます。        -----------------------議提議案第5号 津市議会会議規則の一部の改正について議提議案第6号 津市議会委員会条例の一部の改正について        ----------------------- ○議長(森錦一君) ただいま上程いたしました議提議案第5号並びに第6号の内容につきましては、既に御承知のことと存じますので、その説明は省略させていただきますが、御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、説明は省略させていただきます。 議提議案第5号、第6号に対して、御質疑、御意見はございませんか。 ◆28番(小林弘君) 議事進行について=ただいま上程中の議提議案第5号、第6号につきましては、適切なものと考え、常任委員会付託を省略し、直ちに原案どおり可決されたい。以上の動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(森錦一君) ただいまの小林議員の動議は成立いたしました。 本動議を議題といたします。 最初に、常任委員会付託を省略することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、常任委員会付託を省略し、直ちに採決を行います。議提議案第5号と第6号は、ただいまの動議のとおり原案どおり可決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森錦一君) 御異議なきものと認め、議提議案第5号と第6号は原案どおり可決することに決します。 以上をもちまして、今期定例会に提出されました案件は全部議了いたしました。 これにて会議を閉じます。 定例市議会を閉会いたします。        ----------------------- ○議長(森錦一君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今期定例会では、議員の皆様方には公私何かと御多忙のところ、6月17日から本日までの17日間にわたりまして、上程議案はもちろんのこと、市政一般について、熱心かつ慎重に御審議を賜りまして、まことにありがとうございました。おかげをもちまして無事議了し、ここに閉会の運びとなりましたことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。また、議会運営につきましても、格別の御協力を賜り、重ねて感謝を申し上げる次第でございます。 理事者の皆様方におかれましては、今期定例会を通じまして議員各位から出されました貴重な御意見や御提言を真摯に受けとめられ、今後の市政運営に当たりまして十分反映されますようにお願いをいたします。 さて、これから本格的な暑い夏を迎えますが、十分健康に御留意をいただきまして、市勢発展のためなお一層の御尽力を賜りますようお願いをいたしまして、閉会に当たりましてのごあいさつにかえさせていただきます。どうも御苦労さまでございました。ありがとうございました。(拍手) ◎市長(岡村初博君) 閉会に当たりまして、私からも一言ごあいさつ申し上げます。 議員の皆さん方には何かとお忙しい中、専決処分の承認、条例の制定、工事請負契約、財産の購入、補正予算等につきまして慎重に御審議いただき、厚くお礼申し上げます。 皆さん方にちょうだいいたしました貴重な御意見等を十分体してまいる所存でございますので、今後とも格別の御協力、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。 なお、暑さ日増しに厳しくなってまいります折から、健康にはくれぐれも御留意いただきますようお願い申し上げまして、甚だ簡単でございますが、閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)     午前11時11分閉会...