長岡京市議会 2018-08-31
平成30年第3回定例会(第1号 8月31日)
平成30年第3回定例会(第1号 8月31日) 平成30年
長岡京市第3
回議会定例会会議録
第1号
8月31日(金曜日)
平成30年長岡京市第3
回議会定例会−第1号−
平成30年8月31日(金曜日)午前10時00分開議
32.第60号議案 平成29年度長岡京市
下海印寺財産区
特別会計歳入歳出決算の認定
について
33.第61号議案 平成29年度長岡京市粟生財産区
特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
34.第62号議案 平成29年度長岡京市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に
ついて
35.第63号議案 平成29年度長岡京市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて
36.第64号議案 平成29年度長岡京市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の
認定について
37.第65号議案 平成29年度長岡京市
水道事業会計決算の認定について
38.第66号議案 平成29年度長岡京市
公共下水道事業会計決算の認定について
─────────────────────────────────────────
○(
福島和人議長) おはようございます。
これより平成30年長岡京市第3
回議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
これより日程に入ります。
日程1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、
小谷宗太郎議員、
三木常照議員を指名します。
次に、日程2、会期の決定を議題とします。
お諮りします。
この定例会の会期は、本日から9月28日までの29日間とすることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(
福島和人議長) 異議なしと認め、会期は29日間と決定します。
次に、日程3、議長諸報告であります。
まず、6月定例会以降の議会活動につきましては、お手元に配布しました
議会活動概要報告のとおりでございます。
次に、意見書の処理報告であります。6月定例会で可決されました、旧
優生保護法による不妊手術の
被害者救済を求める意見書、
日本年金機構の
情報セキュリティー対策の見直しを求める意見、
ヘルプマークのさらなる普及推進を求める意見書及び公文書の諸問題の真相究明と適正管理の徹底を求める意見書については、6月22日付で国会及び
政府関係機関へ送付しました。
次に、6月定例会以降の
乙訓環境衛生組合議会、
乙訓福祉施設事務組合議会及び
乙訓消防組合議会の会議の報告書が提出されています。お手元に配布のとおりであります。
次に、議員の派遣についての報告であります。
会議規則第164条第1項ただし書きの規定により、議員を派遣しましたので報告します。お手元に配布のとおりであります。
以上で議長諸報告を終わります。
次に、日程4、市長諸報告であります。
中小路市長。
(中
小路健吾市長登壇)
○(中
小路健吾市長) おはようございます。9月議会、大変な長丁場になりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
本日、ここに平成30年長岡京市第3
回議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、公私とも
大変お忙しいところ御出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
それでは、去る6月
議会定例会以降の主な事務事業につきまして、御報告申し上げます。
まず初めに、大阪府北部地震及び平成30年7月豪雨等への対応について、御報告申し上げます。
去る6月18日に発生した大阪府北部地震、7月5日から8日にかけて西日本を襲った豪雨、さらには、相次ぐ台風により、多くのとうとい命が失われ、各地で甚大な被害が発生いたしました。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様に対しまして、心からお見舞い申し上げます。
まず、大阪府北部地震の対応ですが、本市では地震発生後、速やかに通学路や公共施設の
ブロック塀の点検を行い、安全性に問題のある
ブロック塀については撤去等の対応を進めております。
また、被災された方に約60枚の
ブルーシートを提供いたしますとともに、7月以降、
罹災証明書の交付に関する
被害認定調査に、申請者の方から提出いただいた写真により判定を行う
自己判定方式を導入し、証明書の迅速な交付に努めてまいりました。
あわせて、今回の地震で、
罹災証明書が交付された住宅について、市が
耐震診断士を派遣して診断を行う、
木造住宅耐震診断や、お住まいの木造住宅を耐震改修により補強する工事に対して補助を行う、
木造住宅耐震改修補助制度を拡充し、木造住宅の
耐震性向上に向けて積極的な支援を行っているところであります。
さらに、
ブロック塀の倒壊による被害を防止するため、通学路や公園といった公共性の高い場所に面する
ブロック塀の撤去に係る費用の一部を助成する制度を創設すべく準備を進めているところであります。
次に、7月豪雨においては、
市西部地域の市道や林道等について、
のり面崩落や路肩崩壊がありましたが、これらにつきましても順次補修等の対応を行っているところであります。
また、この間、近畿地方を直撃する台風12号や20号が相次ぎましたが、早期に避難所を開設して、
土砂災害警戒区域や
洪水浸水想定区域にお住まいの方を中心に、早目の避難を呼びかけるとともに、災害時要配慮者の方が避難されてこられたときには、身体の状況も考慮しながら
福祉避難コーナーや
福祉避難所の早期の設置に努めているところであります。
今後とも、防災・減災の取り組みをしっかりと進めてまいります。
次に、防災に関する協定の締結について御報告申し上げます。
去る6月28日に、
シャルマンコーポ神足の管理組合と、水害時における緊急一時避難場所としての使用に関する協定を締結いたしました。
この協定は、桂川や小畑川等の河川氾濫による水害が発生した場合において、東部地域の住民の緊急一時避難施設として使用することに御協力をいただくものであります。
今後も東部地域において、他の
民間マンションや事業所にも働きかけ、安全・安心の確保に努めてまいりたいと存じます。
次に、
コミュニティラジオ局FMおとくにの開局準備につきまして、御報告させていただきます。
これまで、
一般社団法人FMおとくには、乙訓2市1町を
放送エリアとする
地域密着型放送、
コミュニティラジオ放送局を開局するため、必要な免許取得の申請手続、
スポンサー獲得や番組販売などの運営資金集め、24時間放送に向けた
番組づくりやスタッフの体制整備など、精力的に開局準備を進めてこられ、市もその支援に取り組んできたところでございます。
このたび、8月22日、総務省の
近畿総合通信局から、周波数86.2メガヘルツでの予備免許の交付を受け、放送開始に向け大きく前進したところでございます。また、去る8月15日には、バンビオ1番館の
市民交流フロア内に活動拠点となります
メインスタジオが完成いたしました。
今後は、アンテナの設置・試験放送などを経て本免許の交付を受け、11月からの放送開始を目指す予定となっております。
市といたしましても、まずは一番身近な情報の取得・発信のチャンネルとして、いつも聞きたくなるようなコンテンツが配信されるよう支援・協力を行うことで、市民の皆さんに
FMおとくにが身近な存在として感じていただくことにより、いざというときの避難情報など防災・災害対策などに生かしていけると考えております。
次に、
阪急長岡天神駅
周辺まちづくりを考える
シンポジウムについて、御報告申し上げます。
この
シンポジウムは、「どうする!?ながてん。一緒に考えよう便利で楽しい長岡天神」と題し、夏休み前、3連休の中日に当たります7月15日にバンビオで開催いたしましたところ、約130名の方々に御参加いただきました。
立命館大学の及川教授から、駅中心の
まちづくりに向けてと題した基調講演に続きまして、及川教授のコーディネートにより、5名のパネラーの方々と
パネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッシヨンでは、
まちづくりの方向性として、にぎわいや人を中心とした魅力ある
まちづくりを目指すのであれば、市民や来訪者の皆さんがまちを歩いてもらえるよう、広場から駅を離すのも一案であるなどのアイデアも頂戴したところであります。
また、会場からは、早く進めてほしい、踏切拡幅だけでよいのでは、連立の方法は、バリアフリーへの配慮など、66件もの質問や御意見をいただいたところであります。
これらの貴重な御意見は、今年度に策定してまいります長岡天神駅
周辺整備基本計画に生かしてまいりたいと考えております。
次に、このほどスタートいたしました
中学校給食について、御報告申し上げます。
去る8月28日より、長岡第十小学校に設置いたしました
学校給食北部共同調理場において調理されました給食を長岡第二中学校に配送する形態の、親子方式による
中学校給食がスタートいたしました。
初日は、480食の提供を行い、12時20分から準備を進め、給食を食べ始めました。献立は、
給食委員会の生徒が全校生徒にアンケートをとりまして、
ココアパン、牛乳、
ドライカレーの
セルフサンド、
ABCスープ(
アルファベット型マカロニ入り)、
冷凍ミカンとなったところであります。
また、
アレルギーへの対応につきましては、本市の
アレルギー対応の手引きに基づき、小学校と同様の対応をしております。初日の献立では、飲用牛乳と卵の除去が必要な生徒について対応したところであります。
今後は、平成31年1月から長岡第四中学校で、平成31年4月から長岡第三中学校で開始し、平成32年1月からの
長岡中学校での開始により、全ての中学校において実施することとなります。
中学校給食の開始により、これまでの小学校から積み上げてきた食に関する学びをさらに深め、生徒の健全な育成に寄与できるものと考えております。
次に、東京2020
オリンピック・
パラリンピックフラッグツアー引継式について御報告申し上げます。
この
フラッグツアーは、東京2020
オリンピック・
パラリンピックの機運を醸成するため、一昨年の10月に東京をスタートして全国を巡っているもので、7月4日に京都府に到着し、本市には17日に届いたところであります。
当日は、私とともに福島議長と身体障がい
者団体連合会の三好会長にもお立ち合いいただくもと、両旗を引き継ぎ、その様子を関係団体の皆様や来庁者の皆様に見守っていただきました。
また、この
引き継ぎ式に合わせまして、
一里塚幼稚園の園児たちが作成いたしました、
オリンピックをテーマにスポーツの絵などを描いた
オリジナルフラッグも御披露いただき、
フラッグツアーを盛り上げていただきました。
スポーツには、見る、する、支える、つながると、多様なかかわり方がありますが、東京2020大会を契機に、より多くの皆様がスポーツを通じてつながっていただけるよう、本市としても取り組んでまいりたいと考えております。
次に、第34回
若葉カップ全国小学生バドミントン大会について、御報告申し上げます。
去る7月27日から7月30日までの4日間、
西山公園体育館におきまして、第34回
若葉カップ全国小学生バドミントン大会が開催されました。
今年は、大会期間中の28日深夜に台風が通過したため、翌日の
試合開始時刻を変更するという不測の事態もありましたが、北海道から沖縄県まで、40都道府県から男女各48チームが参加し、熱戦が繰り広げられました。
その中で、本市の長岡京市
バドミントンスポーツ少年団は、男女ともに
決勝リーグに進出し、3位入賞という輝かしい成績をおさめることができました。これもひとえに選手自身の努力はもとより、日ごろから熱心に指導されている指導者や関係者の皆様と保護者の皆様の支えがあってのことと、深く敬意を表する次第であります。
また、毎年、特別協賛をいただいております
株式会社村田製作所様を初め、多くの関係者の皆様の御支援と御協力に深く感謝いたします。
また、昨年から実施しております、未来への
種まきプロジェクトとして、今年は本市の友好都市であります中国寧波市の
小学生バドミントン選手団13名が参加し、
若葉カップ出場選手との親善試合など、活発な交流が行われたところであります。
最後に、この夏休み中に、京都府大会、近畿大会で優秀な成績をおさめました中学生が、陸上、新体操、
バドミントンの競技で
全国中学校体育大会に出場いたしました。特に、
バドミントンでは、近畿大会の男子団体で優勝・準優勝を分け合いました長岡第三中学校、長岡第四中学校が、2校そろって全国大会に出場いたしました。
このメンバーの中には、小学生のときに
若葉カップで活躍した生徒が多数含まれております。
また、文化面では、
関西吹奏楽コンクールA部門に
長岡中学校が、小編成部門に長岡第二中学校が出場いたしました。
優秀な学校がひしめく中、長岡第二中学校は見事に金賞を受賞したところであります。スポーツや
文化芸術活動の盛んな本市で、次世代を担う子供たちが活躍することは、これからのスポーツ・芸術の振興に大きくつながっていくものと確信しております。
以上、市長諸報告とさせていただきます。
○(
福島和人議長) 以上で市長諸報告を終わります。
次に、日程5、
定期監査及び
例月現金出納検査の結果報告であります。
監査委員の報告を求めます。
田中監査委員。
(
田中恭介監査委員登壇)
○(
田中恭介監査委員)
定期監査及び
例月現金出納検査の結果について御報告申し上げます。
地方自治法第199条第4項の規定によりまして
定期監査を、また、同法第235条の2第1項の規定によりまして
例月現金出納検査をそれぞれ実施いたしました。その監査対象並びに結果と同法第199条第12項による通知がありましたことを、あわせて御報告させていただきます。
なお、その内容の詳細は、お手元にお配りいたしました報告書のとおりでございます。
以上、
監査報告とさせていただきます。
○(
福島和人議長) 以上で
監査報告を終わります。
次に、日程6、第45号議案 長岡市
公平委員会委員の選任についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
中小路市長。
(中
小路健吾市長登壇)
○(中
小路健吾市長) それでは、日程6、第45号議案 長岡京市
公平委員会委員の選任につきまして、御説明申し上げます。
現公平委員であります長M英子氏は、平成30年9月30日をもちまして任期満了となります。その後任の委員を選任する必要がありますが、引き続き同氏を選任いたしたく、
地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
以上、提案説明といたします。御同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑、
委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決に入ることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(
福島和人議長) 異議なしと認め、そのように決定します。
本件について、長M英子さんを選任することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○(
福島和人議長) 全員起立。
したがって、長M英子さんを選任することに同意するものと決定しました。
次に、日程7、第46号議案 長岡京市
自治功労表彰についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
中小路市長。
(中
小路健吾市長登壇)
○(中
小路健吾市長) それでは、日程7、第46号議案 長岡京市
自治功労表彰について、御説明申し上げます。
前
市議会議員の野坂京子氏は、平成17年10月15日から平成29年10月14日まで、通算12年間長岡京市
市議会議員として
地方自治推進のために御尽力いただき、長年市政発展のため御活躍をいただきました。よって、同氏を長岡京市表彰条例第3条の規定により、長岡京市
自治功労者として表彰いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
なお、御同意を得ることができましたら、来る10月1日に予定しております平成30年度長岡京市
自治記念式におきまして表彰させていただく所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
○(
福島和人議長) 説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑、
委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決に入ることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(
福島和人議長) 異議なしと認め、そのように決定します。
本件について、野坂京子さんを表彰することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○(
福島和人議長) 全員起立。
したがって、野坂京子さんを表彰することに同意するものと決定しました。
次に、日程8、報告第18号 専決処分の報告についてから、日程22、第73号議案 平成30年度長岡京市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)までの15件を一括議題とします。
提案理由の説明を求めます。
中小路市長。
(中
小路健吾市長登壇)
○(中
小路健吾市長) それでは、私からは、日程9、報告第19号、日程12、第47号議案、日程13、第48号議案及び日程16、第67号議案につきまして御説明申し上げ、その他の議案につきましては、副市長及び関係部長から説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
まず、日程9、報告第19号 専決処分の承認を求めることについて、御説明申し上げます。
その内容は、平成30年度
長岡京市一般会計補正予算(第2号)であります。
今回、専決いたしました補正予算は、6月に発生いたしました、大阪府北部地震により損傷を受けた公共施設の修繕及び市民生活の安全確保のために緊急に対応が必要となりました経費について、所要の措置を講じたものであります。
補正規模といたしましては、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ2,309万2,000円を追加し、平成30年度長岡京市一般会計歳入歳出予算の総額を272億3,645万1,000円とするものであります。
まず、歳出予算の概要でございますが、款10教育費の項2小学校費、目1小学校管理費におきまして、長岡第七小学校グラウンド北側にあります既存不適格の
ブロック塀を、学校付近の通行路の安全確保のため撤去する費用として545万4,000円追加いたしました。
次に、款13でございますが、このたびの災害復旧に必要となる事業費の歳出費目といたしまして、災害復旧費を新たに設定いたしました。
項1公共土木施設災害復旧費、目1都市公園施設災害復旧費におきましては、都市公園施設であります
西山公園体育館体育室の天井パネル及び武道場の壁面の修繕並びに防球ネット等設備の安全点検に要する経費1,720万5,000円を計上いたしました。
項2文教施設災害復旧費、目1保健体育施設災害復旧費では、スポーツセンター格子窓等の修繕及び安全点検に要する経費といたしまして、43万3,000円を計上したものであります。以上が、歳出予算の概要であります。
続きまして、歳入予算について御説明申し上げます。
まず、款13国庫支出金につきましては、
西山公園体育館の復旧修繕に対する公共土木施設災害復旧事業費国庫負担金といたしまして、1,146万9,000円を計上いたしました。
次に款18繰越金では、今回の補正に必要となる財源として、平成29年度決算剰余金から1,162万3,000円を予算化したものであります。以上が歳入予算の概要であります。
以上、平成30年7月2日に専決いたしました、平成30年度
長岡京市一般会計補正予算(第2号)の概要でございます。御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。
次に、日程12、第47号議案 長岡京市
生産緑地地区の区域の規模に関する条例の制定につきまして、御説明申し上げます。
生産緑地制度は、市街化区域内の農地等の緑地機能に着目し、公害や災害の防止、農林漁業と調和した都市環境の保全に役立つ農地等を計画的に保全し、良好な都市環境の形成を図る制度であります。
本市におきましては、平成4年11月に
生産緑地地区指定の都市計画決定を行い、これまで農地の保全と宅地化の促進を図りながら、計画的な土地利用の誘導に努めてまいりました。
そのような中、平成29年6月の生産緑地法の改正に伴い、区域の規模につきまして、現行制度では、1団地で500平方メートル以上とされておりますが、300平方メートル以上、500平方メートル未満の範囲であれば、市町村が条例により引き下げることが可能になったところであります。
本市でも市街化区域内の農地が重要な役割を果たしていますことから、宅地化すべきものから都市にあるべきものとして位置づけ、1団地の面積要件を300平方メートルに引き下げることにより、農地をでき得る限り保全するよう、本条例を制定するものであります。
本条例の内容につきましては、本年7月に農地所有者への説明会、また、7月から8月にかけましてパブリックコメントを実施し、御意見をお聞きするとともに周知に努めてまいっております。なお、本条例は、平成30年10月1日から施行するものでございます。
次に、日程13、第48号議案 長岡京市
空き家等対策の推進に関する条例の制定について、御説明申し上げます。
平成26年11月に、空家等対策の推進に関する特別措置法が公布されました。それを受け本市では、空き家対策を効率的に実施することを目的として、平成30年3月に、長岡京市
空き家等対策計画を策定いたしました。
特別措置法では、倒壊の恐れなど、周辺の生活環境に著しい影響を及ぼす状態の空き家を特定空家等と位置づけ、その所有者等に対し、必要な措置をとるよう助言・指導などの行政指導を行うことが可能となっております。
しかし、そこまでには至らない空き家等は、法律の対象外であるため、措置を講ずることが難しいことから、対象や措置の内容を補完すること並びに、空き家の発生抑制や適切な管理により、生活環境を保全すること及び活用促進による地域の活性化の両面から、空き家対策を総合的かつ計画的に推進することを目的として、本条例を制定するものであります。
本条例は全27条からなり、市独自の主な項目としまして、まず、特定空家等までには至らない状態の空き家を、管理不全空き家として、行政指導を行うことが可能となるよう規定しております。
さらに、特定空家等や管理不全空き家が、周辺住民の生命や財産に危険を及ぼすような緊急事態に対応するため、簡易的な措置を実施する緊急安全措置を規定いたしております。
また、計画の変更や特定空家等への勧告以降の措置ついて協議を行うため、現在の
空き家等対策協議会を継続しながら、並列した附属機関として、少数の委員による機能性を生かし、特定空家等の認定や助言・指導の内容を検討する
空き家等対策審査会を設けることといたしています。
なお、この条例につきましては、公布後、周知期間を設け、平成30年12月1日から施行する予定といたしております。
最後に、日程16、第67号議案 平成30年度
長岡京市一般会計補正予算(第3号)につきまして、御説明申し上げます。
既定の予算総額に、歳入歳出それぞれ8億4,675万4,000円を追加し、平成30年度長岡京市一般会計歳入歳出予算の総額を280億8,320万5,000円とするものであります。
それでは、歳出予算の概要から御説明申し上げます。
初めに、款2総務費であります。総額で6,129万4,000円の増額であります。項1総務管理費の目1一般管理費では、育児休業等の対応に伴うアルバイト賃金を増額いたしました。
目2文書広報費では、NHK大河ドラマ麟麟がくるの決定を受け、一層の啓発を行うための経費75万6,000円を追加し、目4会計管理費では、公金支払データを伝送化するための経費70万円を計上いたしました。
目5財産管理費では、公用ダンプ車の更新経費を、目8自治振興費では、大阪府北部地震で被災しました自治会館の修繕に対する補助金を追加いたしております。
目10防犯防災費では、府の制度拡充に合わせた木造住宅の耐震診断委託料及び耐震改修に対する補助金を増額いたしますとともに、緊急対策として新たに、民家の危険
ブロック塀等の撤去に対する補助金を創設し、計上いたしました。
目15総合交流センター費では、バンビオイルミネーションの実施経費として、平成29年度にふるさと納税によりお預かりした寄附額相当分の事業費を増額するものであります。
項2徴税費、目2賦課徴収費におきましては、法人市民税等の申告状況等を踏まえ、市税償還金等1,900万円を増額いたしました。
項3戸籍住民基本台帳費におきましては、戸籍システムにおける外字情報の国への報告に係るシステム改修経費及び女性活躍推進の一環として、住民記録システムにおけるマイナンバーカード等への旧姓記載のためのシステム改修経費として183万3,000円を計上いたしております。
次に、款3民生費であります。総額で4億1,671万7,000円の増額であります。項1社会福祉費、目1社会福祉総務費では、平成30年4月の人事異動に伴う人件費調整として、市社会福祉協議会への補助金を増額いたしました。
目2老人福祉費では、医療法人社団千春会によります新たな地域密着型サービス拠点整備に係る補助金として9,107万円を計上するとともに、介護保険事業特別会計繰出金として、平成29年度決算の精算に伴う国、府への返還金を計上いたしております。
目3国民年金費では、国の制度変更に伴う国民年金システム改修経費を追加し、目7地域福祉センター費では、大阪府北部地震により損傷いたしましたきりしま苑の壁面等の修繕経費を計上いたしました。
目8総合生活支援センター費につきましては、目1社会福祉総務費と同様の調整によりまして、総合生活支援センターの指定管理料を減額するものであります。
項2児童福祉費、目2保育所費では、新田保育所移転に伴い必要となります備品等の購入経費を追加いたしました。また、保育所移転後の施設解体撤去工事の設計委託料を計上するものであります。
目3委託児童入所運営費では、民間保育園の運営に要する備品の整備に対する補助金を増額いたしますとともに、新たに整備されます民間保育園及び小規模保育施設への整備事業費補助金、合わせて3億315万6,000円を計上いたしました。
また、平成29年度に整備されました民間保育園の施設建設時の借入金に対する利子補給補助金を計上いたしております。
目4児童措置費におきましては、母子生活支援施設の利用増に伴い、扶助費を増額いたしております。
続きまして、款4衛生費であります。項1保健衛生費の目1保健衛生総務費では、乙訓休日応急診療所特別会計の平成29年度決算に伴う精算により、繰出金を減額いたしております。
目4成老人衛生費では、利用者の増加により後期高齢者人間ドック委託料を増額いたしております。目8環境保全対策費では、一般財団法人環境イノベーション情報機構からの補助金の採択を受けまして、クールチョイスに係る啓発関連事業費を追加いたしております。
目9市営浴場費では、ボイラーの修繕料を増額するとともに、券売機の更新に係る経費を計上しております。
次の、款6農林水産業費の項1農業費、目4農地費では、かんがい排水事業に対する土地改良事業補助金を追加いたしております。
款7商工費、項1商工費、目4観光費では、観光誘客の取り組みとして、にそと高架下への大型観光バス駐車場工事費を計上いたしますとともに、NHK大河ドラマ決定に伴い、大河ドラマ麒麟がくる推進協議会負担金を追加いたしております。
次に、款8土木費でありますが、総額で7,374万5,000円の増額であります。項2道路橋りょう費の目2道路維持費では、JR長岡京駅西口エスカレーターの改修工事及び勝竜寺城公園周辺の舗装改良工事に係る経費を追加しております。
項3河川費、目1河川維持費につきましては、水路機能の補修工事費を増額いたしました。
項4都市計画費の目1都市計画総務費では、都市計画図の修正に係る委託料771万4,000円を計上し、目2街路事業費では、乙訓土地開発公社にて先行取得しております長岡京駅前線第3工区の用地及び都市計画道路関連事業の用地の買い戻し経費として2,572万6,000円の予算化を図りました。
また、目4公園費につきましては、危険
ブロック塀撤去を促進するため、緑の協会が実施します生け垣設置助成事業への補助金を増額いたしております。
項5住宅費の目1住宅管理費につきましては、市営住宅に設置しております火災報知機の更新に係る経費78万3,000円、また、入居者の退去に伴う空き家改修経費143万2,000円をそれぞれ追加いたしております。
次に、款10教育費であります。総額で2億87万8,000円を増額いたしております。まず、項1教育総務費、目2事務局費につきましては、英語指導助手の契約更新に伴う経費を増額するとともに、
中学校給食開始に伴う長岡第八小学校及び長岡第三中学校における給食用備品の移設費用及び購入経費を追加いたしました。
また、契約確定に伴いまして、小中学校のパソコン教室における児童生徒用端末・サーバの更新に係る借上料及び保守料の予算化を図るとともに、外国籍の児童生徒に対する日本語支援員の配置経費を計上いたしました。
項2小学校費、目1小学校管理費では、
中学校給食に伴う長岡第六小学校の給食室等の建設に係る工事費等9,334万9,000円を計上いたしております。
項3中学校費、目1中学校管理費につきましては、中学校図書の購入経費として、平成29年度にふるさと納税によりお預かりした寄附額相当分の事業費を増額しております。
また、
長岡中学校の配膳室等の建設に係る工事費等、並びに
長岡中学校及び長岡第三中学校の既存不適格
ブロック塀の撤去等工事に係る経費3,498万8,000円を計上いたしました。
項4社会教育費の目3図書館費につきましては、図書館屋上等の防水改修工事に係る設計委託料を計上いたしました。目4放課後児童クラブ育成費では、長岡第三小放課後児童クラブの改築に伴う借上料の予算化を図りますとともに、移転費用及び備品購入に係る経費を追加いたしております。
目10中山修一記念館費の修繕料の増額は、大阪府北部地震により損傷した門扉等の修繕経費であります。
項5保健体育費、目2スポーツセンター費につきましても、地震により損傷した遊具の解体撤去に係る経費であります。
最後に、款12予備費でありますが、2,598万3,000円を増額し、収支調整を図りました。以上が、歳出予算の概要であります。
続きまして、今回の補正における歳入予算について御説明申し上げます。
まず、款13国庫支出金、項1国庫負担金では、母子生活支援施設の利用増に伴う助産施設措置費に係る負担金の増額であります。
次の項2国庫補助金では、目1総務費補助金におきまして、耐震診断委託、耐震改修への補助及び
ブロック塀撤去への補助を対象とした社会資本整備総合国庫交付金を増額いたしますとともに、国への外字情報の報告及びマイナンバーカード等への旧姓記載のためのシステム改修経費を対象とした社会保障・税番号制度システム補助金を追加いたしました。
目2民生費補助金につきましては、民間保育園や小規模保育施設の整備事業に係る補助金の計上であります。
目4土木費補助金につきましては、社会資本整備総合国庫交付金の内示額の増を受けまして、街路事業分を増額し、補助対象事業間での調整として道路事業分を減額するものであります。
目5教育費補助金では、
中学校給食に伴い整備いたします長岡第六小学校給食室等整備工事及び、
長岡中学校配膳室等整備工事に係る交付金を追加計上し、また、長岡第三小放課後児童クラブの備品整備等に係る子ども・子育て支援国庫交付金を増額いたしております。
次の項3国庫委託金は、国民年金システムの改修に伴う委託金の追加であります。
次に、款14府支出金、項1府負担金では、国庫と同様に、助産施設措置費に係る負担金を増額いたしております。
項2府補助金の目1総務費補助金では、住宅耐震診断に係る補助金を増額し、目2民生費補助金では、地域密着型サービス等拠点整備に係る補助金を計上するとともに、民間保育園整備時の借入金利子補給に対する補助金を計上いたしました。
また、民間保育園の運営に要する備品の整備に対する補助金20万8,000円を追加したところであります。
目8教育費補助金では、国庫と同様に、長岡第三小放課後児童クラブの備品整備等に係る交付金を追加しております。
次に、款17繰入金の項1特別会計繰入金につきましては、平成29年度決算の精算により、国民健康保険事業を初め3つの特別会計から受け入れるものであります。
項2基金繰入金につきましては、当初予算編成時の財源不足を補うために予定しておりました財政調整基金からの繰入金につきまして、2億円を縮減するとともに、平成29年度にふるさと納税によりお預かりした寄附額相当分を事業費に充てるため、ふるさと振興基金を取り崩すものであります。
また、環境施策に対する特定財源の確保を受け、当初予算編成時に予定しておりました環境基金からの繰入金を縮減するものであります。
款18繰越金の増額につきましては、平成29年度の決算剰余金から、今回の補正に要する経費の財源とするため、手だてしたものであります。
款19諸収入につきましては、後期高齢者人間ドックに係る広域連合からの補助金及び、一般財団法人環境イノベーション情報機構によるクールチョイス関連事業に対する補助金の計上であります。
最後に、款20市債でありますが、歳出予算で申し上げました、都市計画道路関連事業、長岡京駅前線整備事業、
中学校給食関連事業に係る市債を、それぞれ増額するとともに、観光駐車場の整備事業及び専決処分により
一般会計補正予算(第2号)で計上いたしました
西山公園体育館緊急修繕に係る市債を計上いたしました。
以上が、歳入予算の概要であります。
次に、第2表、継続費について御説明申し上げます。
歳出予算でも御説明いたしました、長岡第六小学校給食室等整備事業におきまして、総額7億235万5,000円、また、
長岡中学校配膳室等整備事業においては、総額1億5,495万4,000円を設定するものであります。期間はいずれも、平成30年度、平成31年度の2カ年とし、年割額は記載のとおりであります。
次に、第3表、債務負担行為補正についてであります。
まず、社会福祉法人京都明星福祉会及び社会福祉法人ひまわりっこに対する、保育施設建設事業資金借入金への利子補給補助のための債務負担行為が2件、来年度に予定されております新元号への改元に対応するシステム改修のための債務負担行為が5件、並びに更新期を迎えます庁内情報端末及びNICE端末機器等の更新対応のための債務負担行為、合わせて9件の追加をお願いするものであります。期間、限度額につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
最後に、第4表、地方債補正についてであります。
歳出予算でも説明いたしました観光駐車場整備事業につきまして、限度額を4,940万円、及び都市公園施設災害復旧事業につきまして、限度額を570万円として新たに追加するとともに、事業計画の見直しにより既定の3件の限度額の変更をお願いするものであります。
以上、平成30年度
長岡京市一般会計補正予算(第3号)の概要であります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 土家副市長。
(土家 篤副市長登壇)
○(土家 篤副市長) おはようございます。
私からは、日程15、第50号議案
長岡京市立学校給食共同調理場設置条例の一部改正について、御説明申し上げます。
親子方式による
中学校給食の開始に伴い、学校給食法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、学校給食共同調理場を設置するための条例を制定する必要があります。
このため、平成30年4月の北部共同調理場の稼働に伴い、
長岡京市立学校給食共同調理場設置条例を制定したところでありますが、今年度末には長岡第八小学校内に、同校と長岡第三中学校の2校分の学校給食を一括処理する、本市で2つ目の共同調理場が完成いたしますので、当該施設を、長岡京市立学校給食南部共同調理場として設置するため、条例の一部を改正しようとするものであります。なお、本条例の改正は、平成31年4月1日から施行することといたしております。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 井ノ上
環境経済部長。
(井ノ上良浩
環境経済部長登壇)
○(井ノ上良浩
環境経済部長) 日程8、報告第18号 専決処分の報告について、御説明申し上げます。
本件は、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、廃棄物収集運搬業務遂行中に発生した車両事故に係る損害賠償の額を決定し、専決処分を行ったものでございます。
事故の概要は、平成29年7月13日午前10時10分ごろ、長岡京市勝竜寺下長黒地内にある乙訓環境衛生組合プラスチック製容器包装圧縮梱包施設プラプラザに、市内で収集したその他プラスチックを搬入後、建屋内から屋外へ向かうために公用車を前進させた際、後進してきた相手方所有のフォークリフトと接触し、公用車の左側面と、フォークリフトの後部がそれぞれ破損したものであります。
これによる損害賠償額は3万5,017円となりましたので、額の決定を行い、平成30年7月17日に専決処分したものでございます。
今後、公用車の運転に際しましては、細心の注意を払い、安全運転に努めてまいりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
以上、御報告とさせていただきます。
○(
福島和人議長) 仁科
総合政策部長。
(仁科正身
総合政策部長登壇)
○(仁科正身
総合政策部長) 私からは、日程10、報告第20号及び日程11、報告第21号について御説明申し上げます。
まず、日程10、報告第20号 平成29年度決算に係る
健全化判断比率等の報告について御説明申し上げます。
当該報告につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律、通称、財政健全化法により、平成29年度の決算を対象に算定した本市の健全化判断比率及び、各公営企業における資金不足比率を、同法第3条第1項及び第22条第1項の規定により報告するものであります。
同法令等に基づき算定いたしました各比率につきましては、お手元の平成29年度決算に係る
健全化判断比率等報告書に記載のとおりでございます。一般会計等をもとに算定いたします実質赤字比率及び財産区を除く特別会計及び公営企業会計を含めて算定いたします連結実質赤字比率につきましては、いずれも収支が黒字、また、剰余が出ていることから、赤字比率としては不存在となるところであります。
実質公債費比率につきましては、債務負担行為や一部事務組合等への負担を含めた算定値で、平成29年度は0.7%となっております。
一方、将来負担比率につきましては、市債残高や債務負担行為、退職手当、また、公営企業や一部事務組合、公社等への負担など、本市が平成29年度末時点において将来負担すべきことが明白な経費を対象に算定した数値で、平成29年度は10.2%となっております。
公営企業ごとに算定いたします資金不足比率につきましても、同法施行令第16条及び第17条並びに同法施行規則第19条に基づき算定した結果、剰余が出ることから、比率としては不存在となるところであります。
表内、括弧書きで示した数値は、各比率における基準値であり、この数値を超えますと、早期健全化計画または経営健全化計画の策定が義務づけられるものでございます。本市においては、いずれも当該基準値未満となっているところであります。
以上、財政健全化法の規定に基づきます報告とさせていただきます。
次に、日程11、報告第21号 平成29年度長岡京市
一般会計予算継続費精算報告について、御説明申し上げます。
平成29年度をもって継続期間が完了いたしました2件について、精算の報告を行うものであります。
まず、神足保育所増築・改修事業でありますが、2カ年の全体計画額3億2,921万4,000円に対しまして、実績額は3億2,741万7,400円を執行いたしました。
次に、長岡第五小放課後児童クラブ施設建設事業でありますが、2カ年の全体計画額3億1,878万円に対しまして、実績額は2億9,174万7,480円を執行いたしました。その財源内訳等につきましては、継続費精算報告書に記載しているとおりでございます。
以上、
地方自治法施行令第145条第2項の規定に基づきます、平成29年度長岡京市
一般会計予算継続費精算報告でございます。よろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 喜多
対話推進部長。
(喜多利和
対話推進部長登壇)
○(喜多利和
対話推進部長) 日程14、第49号議案 長岡京市臨時職員の任用等に関する条例の一部改正について、御説明申し上げます。
本条例は、平成28年3月に、一部職種の賃金について改正をしておりますが、改正から2年が経過する中で、京都府の最低賃金の状況、近隣自治体の状況を勘案した中で、賃金額の改定を行うものでございます。なお、本改正条例は平成30年10月1日から施行するものであります。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 池田
健康福祉部長。
(池田裕子
健康福祉部長登壇)
○(池田裕子
健康福祉部長) 日程17、第68号議案、日程18、第69号議案及び日程19、第70号議案について、御説明申し上げます。
まず初めに、日程17、第68号議案 平成30年度長岡京市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算総額に、歳入歳出それぞれ8億7,908万9,000円を追加し、予算総額を82億9,448万9,000円とするものであります。
初めに歳出でございますが、国保事業費納付金で53万4,000円の財源振替をしております。平成29年度療養給付費等交付金の確定により、追加交付が生じたことによるものであります。
次に、基金積立金で、国民健康保険財政調整基金へ5億円を増額するものでございます。これにより国民健康保険財政調整基金の30年度末残高は6億2,301万円となる見込みでございます。
次に、諸支出金で9,908万4,000円を増額しております。平成29年度に交付を受けた国庫支出金等の確定に伴う返納金として9,044万8,000円を、府支出金等の返納金で51万円をそれぞれ増額計上しております。
また、職員給与費・事務費の確定に伴う一般会計繰出金として、812万6,000円を増額しております。
次に、予備費は、財源調整のため2億8,000万5,000円を増額しております。
続きまして、歳入でございます。繰越金で、平成29年度決算の確定により、一般繰越金を8億7,855万5,000円増額しております。
次に、諸収入で、平成29年度療養給付費等交付金の確定に伴う追加交付として、53万4,000円を増額しております。
以上が、第68号議案でございます。
次に、日程18、第69号議案 平成30年度長岡京市乙訓休日
応急診療所特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,281万5,000円を追加し、予算総額を7,615万4,000円とするものであります。
初めに、歳出でございますが、総務費の一般管理費は、運営費分担金の見直しに伴う予算の組み替えによるもので、増減はございません。
次に、財産管理費で698万1,000円を増額しております。これは前年度の余剰金の一部を乙訓休日応急診療所施設整備基金積立金に計上するものであります。予備費につきましては、収支の財源調整により583万4,000円を増額するものであります。
続きまして、歳入でございますが、前年度決算の確定により繰越金を1,641万2,000円増額しております。これは診療収入の増加などが主な要因でございます。
次に、分担金及び負担金で190万1,000円を減額しております。これは前年度繰越金の増加により、向日市と大山崎町の運営費分担金を減額し、運営費負担の軽減を図るものであります。
また、一般会計からの繰入金も同様に、長岡京市の分担金などを169万6,000円減額するものであります。
以上が第69号議案でございます。
最後に、日程19、第70号議案 平成30年度長岡京市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億6,554万7,000円を追加し、予算総額を68億3,494万7,000円とするものであります。
初めに歳出でございますが、総務費は7,436万8,000円を増額しております。これは平成29年度の歳入歳出差引残額から、国庫支出金等の精算を行った後の残額を介護保険給付費基金へ積み立てるものでございます。
次に、諸支出金は9,117万9,000円を増額しております。これは前年度の介護給付費及び地域支援事業費の確定に伴う国庫、府費負担金・交付金及び支払基金交付金等の返納金を計上したものであります。
また、前年度の低所得者保険料軽減負担金の確定に伴う一般会計繰出金を計上しております。
続きまして、歳入でございますが、支払基金交付金の追加交付金として256万8,000円を、また、府交付金の追加交付金として84万3,000円を増額しております。
次に、繰越金は、前年度決算の確定により1億6,213万6,000円を計上しております。
以上、第68号議案から第70号議案の提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 末永
建設交通部長。
(末永靖弘
建設交通部長登壇)
○(末永靖弘
建設交通部長) 日程20、第71号議案 平成30年度長岡京市
駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について、御説明申し上げます。
今回の補正は、当初の予算総額に、歳入歳出それぞれ1,088万7,000円を追加し、予算総額を6,814万2,000円とするもので、前年度決算の確定による繰越分の補正となっております。
まず、歳入でございますが、繰越金が1,088万7,000円の増額となっております。
次に、歳出でございますが、事業費の財産管理費における駐車場基金積立金として1,088万7,000円増額し、2,984万2,000円とするものでございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 池田
健康福祉部長。
(池田裕子
健康福祉部長登壇)
○(池田裕子
健康福祉部長) 日程21、第72号議案 平成30年度長岡京市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算総額に、歳入歳出それぞれ4,465万8,000円を追加し、予算総額を12億3,877万7,000円とするものであります。
初めに歳出でございますが、後期高齢者医療広域連合納付金は4,368万4,000円の増額で、これは平成29年度の出納整理期間中に収納した保険料の納付金であります。
次に、諸支出金は97万4,000円の増額で、これは平成29年度職員給与費・事務費の確定に伴う精算で、一般会計への繰出金であります。
次に、歳入では、繰越金が4,465万8,000円の増額で、これは平成29年度決算の確定によるものであります。
以上、提案説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 滝川
上下水道部長。
(滝川和宏
上下水道部長登壇)
○(滝川和宏
上下水道部長) 日程22、第73号議案 平成30年度長岡京市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)について、御説明申し上げます。
今回の補正は、平成29年度決算の確定に伴う補正と、職員数の増に伴う社会保険料の補正及び事業認可変更に伴う委託料の補正、加えて、平成31年度に予定されている改元への対応のための債務負担行為の追加でございます。
まず、本補正予算第2条の収益的収入及び支出では、下水道事業収益を398万6,000円減額の30億3,137万9,000円とするものです。これは平成29年度決算の確定に伴い、営業外収益の長期前受金戻入を減額するものであります。
また、下水道事業費用では、528万6,000円減額の30億7,488万2,000円とするものです。これは、営業費用で、事業認可変更に伴います委託料の増と職員の増に伴う社会保険料の追加、及び平成29年度決算の確定に伴います減価償却費の減と資産減耗費の増でございます。
また、営業外費用では、これらの補正に伴います消費税納付額の再計算により減となっております。
次に、第3条の資本的収入及び支出では、資本的収入を1,160万円増額の12億4,199万6,000円とするものです。これは減価償却費の減額に伴い資本費平準化債借入可能額が増額となったことによるものであります。
次に、第4条の債務負担行為では、平成31年度に予定されております改元への対応のため、会計システム保守委託料として、平成30年度から31年度まで、限度額30万円を追加するものであります。
次に、第5条の企業債は、資本費平準化債を1,160万円増額の8億650万円とするものであります。
以上、提案説明とさせていただきます。御審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 報告第18号から第73号議案までの15件の説明は終わりました。
次に、日程23、第51号議案 平成29年度長岡京市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程38、第66号議案 平成29年度長岡京市
公共下水道事業会計決算の認定についてまでの16件を一括議題とします。
提案理由の説明を求めます。
中小路市長。
(中
小路健吾市長登壇)
○(中
小路健吾市長) 私からは日程23、第51号議案 平成29年度長岡京市
一般会計歳入歳出決算の認定について御説明申し上げ、その他の特別会計等の決算につきましては、関係部長から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
平成29年度は、私にとりまして市長任期3年目、折り返しの年として各分野の施策を着実に成果に結びつけていくこと、そして、第4次総合計画第1期基本計画の2年目、15年後の長岡京市の新たな姿のために、力強く踏み出す年でもあり、未来への積極的な投資を行うことを念頭に取り組んだところであります。
市政運営に当たりましては、人口減少や少子高齢化の進展を見据え、本市の目指すべき将来都市像、住みたい住みつづけたい悠久の都長岡京の実現のため、3つの戦略目標を設定し、子育て支援などの定住促進、市の魅力を向上させていく中での交流人口の拡大と経済活動の活性化、さらには、公共施設やインフラが更新期を迎える中で、まちの新陳代謝の加速化を図れるよう、各種の施策及び事務事業に取り組んでまいりました。
まず、平成29年度の経済状況でありますが、中国を初めアジア新興国等の経済の先行き、政策の不確実性による影響、各国間の通商問題の動向等について留意が必要な状況の中、我が国の経済は、雇用・所得環境や民需の改善など、経済の好循環が実現しつつあります。
政府は、東日本大震災からの復興・創生及び熊本地震からの復旧・復興に向けた取り組みとともに、デフレからの確実な脱却と、経済再生、財政健全化双方の同時実現に向けて前進していくために、未来投資戦略2017、まち・ひと・しごと創生基本方針2017、新しい経済政策パッケージ等を着実に実行することとし、これらを具体化する平成29年度補正予算を編成して、地域経済の早期回復や産業復旧に取り組むこととされました。
地方財政につきましては、地方の厳しい財政状況に鑑み、また、一億総活躍社会の実現や地方創生などの諸課題に適切に対応できるよう、一般財源総額が平成28年度地方財政計画の水準を下回らないよう、実質的に同水準が確保されました。
しかし、地方交付税の原資となります財源の大幅な不足は続いており、今後も厳しい財政運営が予想される中、さらなる財政の健全化を図ることが求められています。
こうした社会情勢の中で執行いたしました平成29年度一般会計の決算の概要につきまして、総括的に申し上げますと、まず、歳入は、市税収入が堅調に推移するとともに、普通交付税が上振れし、当初予算を上回る収入となりました。
一方、歳出は、本市が直面する課題を的確に反映する予算編成とし、年間を通じて新たな財源の確保を図りながら、交付税、地方創生交付金等を活用して、年度途中での新たな追加需要にも的確に対応し、健全な財政運営に努めた結果、当初予算で計上していた財政調整基金を取り崩すことなく、収支の均衡を図ることができました。
実質収支は約8億5,000万円で、単年度収支、実質単年度収支ともに黒字となり、財政健全化法に基づく4指標につきましても、引き続き良好な範囲の数値で推移し、財政の健全性を維持していると捉えております。
決算規模でありますが、歳入総額が対前年度比8.4%増の296億3,916万6,000円、歳出総額が8.3%増の286億3,641万5,000円となりました。歳入歳出差し引きによる形式収支額は10億275万1,000円、この中には翌年度に繰り越すべき財源として1億4,994万1,000円が含まれておりますので、それを差し引きました実質収支額は8億5,281万円となります。
次に、歳入決算について御説明申し上げます。
まず、市税であります。市税全体では、前年度比3億6,479万4,000円の増、率にいたしますと3.0%の増となりました。個人市民税は、前年度比で2,649万6,000円、0.5%の増、法人市民税は2億5,617万8,000円、38.2%の増と、それぞれ増収となりました。
また、固定資産税が7,045万2,000円、1.4%の増、軽自動車税が329万1,000円、3.6%の増となりましたが、市たばこ税は477万3,000円、1.3%の減となったところであります。
なお、市税の収納率は、現年課税分で99.6%、滞納繰越分で31.8%、市税全体では98.4%と、前年度と比べて0.4ポイント上昇したところであります。
次に、市税以外の収入について、主なものを御説明申し上げます。
まず、各種譲与税や交付金であります。前年度比で増額となりましたのは、利子割交付金、配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金、自動車取得税交付金、地方特例交付金、地方交付税であります。
一方、減額となりましたのは、地方譲与税、地方消費税交付金、交通安全対策特別交付金であります。
款2から款10までの各種譲与税や交付金を全体でみますと、41億7,464万3,000円で、前年度比5億6,126万9,000円、15.5%の増となりました。主な増減は、配当割交付金が前年度比で2,664万8,000円、38.4%の増、株式等譲渡所得割交付金が前年度比で5,439万2,000円、133.5%の増、地方消費税交付金が前年度比で3,266万2,000円、2.4%の減、地方交付税が前年度比で4億9,565万5,000円、26.7%の増となっております。
次に、国庫支出金であります。全体決算額は47億6,195万6,000円で、前年度比5億3,091万2,000円、12.5%の増となりました。
社会資本整備に係る総合交付金や学校施設環境改善に係る交付金、保育所等整備国庫交付金、地方創生拠点整備交付金が増となります一方で、年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業費補助金や地方創生加速化交付金が減となっております。
また、府支出金につきましては、全体決算額が20億2,372万円で、前年度比2億3,031万5,000円、12.8%の増となりました。これは地域密着型サービス等整備事業補助金や、各種民生費に係る負担金の増が主な要因であります。
財産収入では、主に市有地等貸付料が増加したことで、1,262万6,000円の増、寄附金では、乙訓高校甲子園出場への応援を初めとするふるさと納税プロジェクトによる寄附金が増加したことにより、509万2,000円の増となりました。
繰入金では、当初予定していました財政調整基金からの財源補填のための繰り入れをゼロとし、財源留保に努めました。
最後に、市債であります。平成29年度の発行額は、対象事業の変動等から前年度比11億9,570万円、51.3%増の35億2,660万円となりました。なお、このうち実質的な交付税とされます臨時財政対策債は13億7,660万円であり、前年度比4億9,470万円、56.1%の増となっております。
引き続きまして、歳出決算の概要について御説明申し上げます。
まず、目的別歳出であります。前年度より大きく増額となった主なものは、
中学校給食関連事業や放課後児童クラブ施設の建てかえ工事の実施などにより、教育費が15億6,028万円、59.7%の増加、民生費では神足保育所の増築・改修や民間保育施設整備への補助金増などにより、8億6,824万円、7.8%増加しております。
また、総務費では、庁舎建てかえに備え庁舎建設基金を積み増したことや、各種証明のコンビニ交付システム導入によりまして、1億6,431万円、4.8%の増加となりました。
一方、前年度より減額となった主なものは、
西山公園体育館の施設改修工事の大部分が平成28年度に完了したことから、土木費が3億9,448万7,000円、12.7%の減となっております。
次に、性質別歳出の主なものを普通会計ベースで申し上げますと、人件費、扶助費及び公債費の義務的経費は139億4,757万円で、前年度比4,870万7,000円、3.0%の増となりました。
職員人件費は、職員給では0.2%の減でありましたが、普通退職の増により退職手当が増加したことにより全体で増となり、また、扶助費におきましては、保育や障がい福祉サービスの利用増により4.1%の増となったところであります。
物件費は、光熱水費の単価引き上げや、放課後児童クラブの委託クラブ数の増などにより増となりました。また、投資的経費につきましては、学校給食関連施設の整備や放課後児童クラブ施設の建てかえ工事を実施したことなどによりまして、前年度比16億3,605万1,000円、76.1%増の37億8,579万7,000円となったところであります。
次に、平成29年度決算に係ります主要施策の概要・成果等について、第4次総合計画の体系順に沿いながら御説明申し上げます。
まず、1つ目の柱として、こどもであります。
産み育てる環境の分野では、育児に関する不安や悩みを解消し、親子のふれあいと交流を促進するため、これまでのつどいの広場を拡充し、既存の拠点と合わせまして、4つの地域子育て支援センターとして運営を開始いたしました。気軽に親子が交流できる場を提供することにより、遊びや相談を通じた親の育児不安や悩みの解消、親や子供同士のふれあいづくりに取り組みました。
長岡京子育てコンシェルジュ事業では、妊娠の届け出の際に、妊婦全員への面接を実施し、出産から子育て期までの切れ目なく、きめ細やかな支援を実施できました。また、育児支援家庭訪問事業と連携する中で、育児支援が必要な家庭に対し、妊娠期から家庭訪問を開始するケースがふえ、専門的なアドバイスを初めとした個別支援の強化につながりました。
保護者への経済的な負担を軽減するため、第3子以降の保育料等無償化を引き続き実施するとともに、待機児童対策として、認可外保育施設利用助成も継続し、利用しやすい環境を整備いたしました。
就学前教育・保育の分野においては、待機児童の解消を目指して、神足保育所の増改築工事を実施・完了するとともに、新田保育所の移転・新築工事も開始しました。また、民間保育園2園の新規整備に対して補助を行い、定員数の増加を図ったところであります。
また、市内で2カ所目になります病児・病後児保育施設の運営に対する助成を行うとともに、民間保育園、認定こども園、小規模保育施設に対する運営補助も引き続き行いました。
学校教育の分野では、
中学校給食導入に向け、長岡第十小に北部共同調理場を建設、長二中に配膳室を整備するとともに、トイレ改修やエアコンの設置など、施設の整備を進めてまいりました。
安全安心でおいしい給食を提供して、子供の育ちを支えるとともに、保護者の負担を軽減するための事業の推進に努めました。
また、ふるさと納税を活用した、こどもたちに本を贈ろうプロジェクトによりまして、小中学校合わせて約1,300冊の図書を購入し、児童生徒の読書環境の充実を図りました。
地域子育て支援の分野では、放課後の児童の健全な育成と、保護者の子育てと仕事の両立を支援するため、放課後児童クラブの改築整備を順次進め、長岡第五小、長岡第六小と、長岡第十小で施設が完成し、新しい施設での運営が始まりました。
2つ目の柱として、くらしであります。
保健・医療の分野では、市域の医療資源を有効活用し、医療提供体制の充実を図るため策定作業中の地域医療ビジョン長岡京市版について検討を重ね、取りまとめた中間案をもとにパブリックコメントを実施しました。
高齢福祉・障がい福祉の分野では、補助金等により地域密着型サービス拠点整備を支援し、新たに定員29人の事業所が開設されました。
地域福祉・生活の安定の分野では、向日が丘支援学校周辺をエリアといたします共生型福祉施設構想策定に向け、現時点での福祉ニーズについて再分析を実施しました。また、きずなと安心の地域づくり応援事業を継続して実施し、地域の高齢者・障がい者・児童などの見守りや行方不明者捜索体験などを通じ、顔の見える関係づくりに取り組んだところであります。
3つ目の柱として、かがやきであります。
地域活動・市民活動の分野では、自治会未組織地域への自治会活動促進支援に努めた結果、2つの地域で既存自治会組織への編入につなげることができました。
また、既存の地域コミュニティ協議会への支援と、新たに協議会を設立する校区に対する支援を継続する中で、長八小校区と長法寺小校区で新たにコミュニティ協議会が設立され、小学校区単位で主体的に活動する住民連携組織の充実を図りました。
生涯学習・文化・スポーツの分野では、長三小校区において新たに総合型地域スポーツクラブが設立されました。また、長十小校区の開放センター施設の建設や
西山公園体育館の大規模改修を進め、スポーツを核とした地域交流の場の充実に努めました。
4つ目の柱として、まちであります。
市街地の分野では、中心市街地の活性化を推進するため、
阪急長岡天神駅周辺整備について、
まちづくり協議会による基本構想づくりを支援いたしました。
また、新たに設置いたしました新庁舎検討委員会や、新庁舎のあり方を考えるワークショップなどで直接市民の皆様の意見をお伺いしながら、市庁舎等再整備基本計画を策定いたしました。
産業の分野では、創業支援リーフレットを改訂するとともに、創業支援イベントでありますビジネスカフェを3回開催するなど、創業・起業を希望する人の支援に努めました。
また、新観光戦略プランの着実な推進を図るため、施策の進捗管理を行う長岡京市観光戦略本部及び、個別の取り組みの実施に向けた情報交換の場としての観光創造部会を設置し、観光の
まちづくりに向けた基盤整備を行いました。
防災・安全の分野では、避難所の設置が想定されます乙訓高校でマンホールトイレを整備するとともに、防犯カメラの設置に向けて、地域住民の皆様と設置場所の検討を進めました。
5つ目の柱として、みどりであります。
環境共生の分野では、継続的に実施している間伐や竹林伐採による西山森林整備に加えて、ふるさと納税を活用した京都西山再生プロジェクトにより、多様な生き物が暮らす森の再生を目指して120本の植樹と不要木の伐採、防護柵の設置を行ったところであります。
循環型社会の分野では、廃棄物減量等推進審議会に、ごみ減量を推進するためのごみ袋のあり方について諮問し、審議いただくとともに、3010運動の推進やフードバンクへの支援による生ごみ等の削減など、市民意識と課題の確認を進めながら、ごみ減量対策も展開しました。
6つ目の柱として、けいえいであります。
魅力発信の分野では、市の魅力を市内外に発信し、定住促進へつなげていくため、シティプロモーション専用サイトSENSE NAGAOKAKYOを開設し、フェイスブックと連動した能動的な情報発信を行いました。
都市経営の分野では、より広く市民の声を市政に反映できる仕組みとして、市民参画登録制度を活用し、審議会やワークショップへのより幅広い市民参画を促進し、意見を聞くことができました。
以上、6つの柱立てで、総合計画の体系の視点から特筆すべき項目について御説明いたしましたが、このほかにも、足元の課題をしっかりと見つめ、諸施策を着実に実施してまいりました。
冒頭にも申し上げましたが、平成29年度は、第4次総合計画第1期基本計画の2年目であり、事務事業の着実な実施、そして将来の成果につなげる種まきの時期と位置づけ、15年後に求めるまちの将来像の実現に向けた、未来への投資を積極的に行いました。
「住みたい 住みつづけたい 悠久の都 長岡京」を目指し、私が市長就任当初から一貫して申し上げてまいりました、市民や議会の皆さん、職員の皆さんとの対話を進める中で、第1期基本計画の着実な推進に努めてまいりました。
今後も、議会の皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
詳細につきましては、決算書の事項別明細書や主要施策の成果等説明書などを御参照の上、御審議賜りますようお願い申し上げまして、平成29年度一般会計決算の説明といたします。
○(
福島和人議長) 池田
健康福祉部長。
(池田裕子
健康福祉部長登壇)
○(池田裕子
健康福祉部長) 日程24、第52号議案及び日程25、第53号議案について御説明申し上げます。
初めに、日程24、第52号議案 平成29年度長岡京市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定につきまして、御説明申し上げます。
平成29年度の決算規模は、歳入総額94億6,064万1,706円、歳出総額85億8,208万5,523円で、歳入歳出差引残額は8億7,855万6,183円でございます。
初めに、歳出の主なものでございますが、保険給付費が54億2,641万1,234円、後期高齢者支援金等が9億1,382万8,620円、介護納付金が3億972万9,338円、共同事業拠出金が16億8,204万5,753円、保健費が8,455万6,875円となっております。
次に、歳入の主なものでございますが、国民健康保険料が15億9,488万3円、国庫支出金が14億2,967万568円、療養給付費等交付金が5,881万7,000円、前期高齢者交付金が32億5,899万4,403円、府支出金が3億580万8,874円、共同事業交付金が16億1,685万6,312円、繰入金が6億2,015万3,250円となっております。
なお、国民健康保険の被保険者数は、平成29年度末現在1万5,645人で、前年度に対し728人、4.4%の減となりました。被保険者数の減少に伴い、保険給付費等の決算額は減額となった一方で、高齢化の進展や医療技術の高度化、高額薬剤の保険適用等により、一人当たり医療費は増加しております。
平成29年度は、保険料率を据え置くとともに、後発医薬品の利用促進や保健事業の強化等の医療費適正化に取り組み、特別調整交付金等の財源を確保して、国民健康保険事業の維持に努めたところでございます。
今後とも、国民健康保険事業の健全かつ安定的な運営のため、一層の努力をしてまいりたいと考えております。
次に、日程25、第53号議案 平成29年度長岡京市乙訓休日
応急診療所特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
平成29年度の決算規模といたしましては、歳入総額8,739万1,286円、歳出総額6,797万9,012円で、歳入歳出差引残額は1,941万2,274円となっております。
平成29年度の乙訓休日応急診療所の利用状況は、診療日数は71日、患者延べ数は5,887人、1日平均患者数は82.9人で、インフルエンザの流行などにより前年度比15%の増加でございました。そのうち長岡京市の利用者は2,885人で、全体の49%を占めております。
初めに歳出でございますが、総務費は5,611万5,766円となっております。主な内訳は、医師及び薬剤師などへの報償費が2,081万6,000円、管理医師派遣、後送病院などへの委託料が1,055万9,009円でございます。医業費は947万512円、公債費は239万2,734円となっております。
次に、歳入の主なものでございますが、診療収入は6,895万9,851円、分担金及び負担金は226万7,000円でございます。これは向日市と大山崎町の運営費分担金でございます。
使用料及び手数料は213万2,500円、財産収入は3万2,981円で、これは平成28年度までに積み立てました乙訓休日応急診療所整備基金に係る利子でございます。一般会計からの繰入金は237万5,000円、繰越金は1,161万5,304円となっております。
以上、第52号議案及び第53号議案の提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 仁科
総合政策部長。
(仁科正身
総合政策部長登壇)
○(仁科正身
総合政策部長) 私からは、日程26、第54号議案から日程33、第61号議案まで、平成29年度各財産区特別会計の歳入歳出決算、全8件の認定について御説明申し上げます。
まず、日程26、第54号議案 平成29年度長岡京市馬場財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
歳入は354万1,620円で、歳出は14万4,000円、歳入歳出差引残額は339万7,620円となっております。歳入の内訳は、前年度繰越金352万2,955円、預金利子305円、財産区財産使用料1万8,360円であります。また、歳出は、財産区管理に係る手数料14万4,000円となっております。
次に、日程27、第55号議案 平成29年度長岡京市神足財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
歳入は3,124万5,334円で、歳出はございません。したがいまして、歳入歳出差引残額は歳入額と同額となります。歳入の内訳は、前年度繰越金3,122万2,132円、預金利子2万2,262円、財産区財産使用料940円となっております。
次に、日程28、第56号議案 平成29年度長岡京市
勝竜寺財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
歳入は475万9,782円で、歳出はございません。したがいまして、歳入歳出差引残額は歳入額と同額となります。歳入の内訳は、前年度繰越金475万9,321円、預金利子461円となっております。
次に、日程29、第57号議案 平成29年度長岡京市調子財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
歳入は2,616万8,675円で、歳出はございません。したがいまして、歳入歳出差引残額は歳入額と同額となります。歳入の内訳は、前年度繰越金2,605万9,196円、預金利子1万8,989円、財産区財産使用料9万490円となっております。
次に、日程30、第58号議案 平成29年度長岡京市友岡財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
歳入は2,363万9,895円で、歳出はございません。したがいまして、歳入歳出差引残額は歳入額と同額でございます。歳入の内訳は、前年度繰越金2,362万8,245円、預金利子1万1,650円となっております。
次に、日程31、第59号議案 平成29年度長岡京市開田財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
歳入は4億1,371万691円で、歳出は230万5,271円。歳入歳出差引残額は4億1,140万5,420円となっております。歳入の内訳は、財産区財産貸付料45万円、前年度繰越金4億1,249万5,842円、預金利子73万8,279円、財産区財産使用料2万6,570円であります。
また、歳出は、財産区管理に係る手数料80万7,662円、開田財産区財産維持管理助成金19万3,536円、北開田財産区財産維持管理助成金85万4,073円、一般会計繰出金45万円となっております。繰出金は一般会計で財産区繰入金として受け入れ、八条ケ池維持管理費に充当いたしております。
次に、日程32、第60号議案 平成29年度長岡京市
下海印寺財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
歳入は5,449万2,246円で、歳出は88万円、歳入歳出差引残額は5,361万2,246円となっております。歳入の内訳は、前年度繰越金5,442万313円、預金利子5万7,748円、財産区財産使用料1万4,185円であります。また、歳出は、財産区管理に係る手数料88万円となっております。
最後に、日程33、第61号議案 平成29年度長岡京市粟生財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
歳入は129万9,831円で、歳出はございません。したがいまして、歳入歳出差引残額は歳入額と同額でございます。歳入の内訳は、前年度繰越金129万7,211円、預金利子120円、財産区財産使用料2,500円となっております。
以上、平成29年度各財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、全8件の提案理由の説明といたします。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 池田
健康福祉部長。
(池田裕子
健康福祉部長登壇)
○(池田裕子
健康福祉部長) 日程34、第62号議案 平成29年度長岡京市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
平成29年度の決算の規模といたしましては、歳入総額64億6,792万9,565円、歳出総額63億579万2,196円で、歳入歳出差引残額は1億6,213万7,369円となっております。
初めに、歳出の主なものでございますが、総務費が2億1,442万5,662円、保険給付費が57億5,575万5,530円、地域支援事業費が2億7,027万10円、諸支出金が1,902万3,661円、公債費が4,631万7,333円となっております。
次に、歳入の主なものでございますが、介護保険料が15億4,644万6,725円、国庫支出金が13億8,818万5,794円、支払基金交付金が16億4,867万1,779円、府支出金が8億7,818万8,622円、繰入金が8億9,785万9,495円、繰越金が1億786万2,551円、諸収入が17万1,170円となっております。
なお、要介護・要支援認定者数は、平成30年3月末現在4,052人で、前年同月に対し182人、率にして4.7%の増となっております。そのうち介護サービス利用者は2,946人であり、要介護・要支援認定者に対する割合は72.7%となっております。
今後とも介護事業の健全かつ安定的な運営の確保を目指し、一層の努力をしてまいりたいと考えております。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) ただいま提案説明の途中ですが、午後1時まで休憩します。
午前11時56分 休憩
─────────────
午後 1時00分 再開
○(
福島和人議長) 休憩を閉じ続会します。
引き続き、提案理由の説明を求めます。
末永
建設交通部長。
(末永靖弘
建設交通部長登壇)
○(末永靖弘
建設交通部長) 日程35、第63号議案 平成29年度長岡京市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
最初に、平成29年度の長岡京市営駐車場の利用状況につきまして御説明申し上げます。
まず、長岡京駅西駐車場でありますが、一時利用、定期利用、終日駐車利用を合わせた総利用台数は、普通車自動車等と自動二輪を合わせて38万6,592台で、前年度37万6,660台と比べ2.6%の増となっております。
次に、西山天王山駅東駐車場の利用状況は、一時利用のみでありますが、普通自動車等と自動二輪を合わせて2万4,659台で、前年度2万3,031台と比べ7.1%の増となっております。
それでは、決算の概要につきまして御説明申し上げます。
決算の規模といたしまして、歳入総額は7,738万2,041円で、前年度6,898万320円と比べ12.2%増であり、歳出総額は6,639万5,141円で、前年度5,893万8,341円と比べ12.7%増であります。
歳入歳出差引残額としては1,098万6,900円で、前年度1,004万1,979円と比べ9.4%増となっております。
まず、歳入の主なものでありますが、款1財産収入では、駐車場事業基金利子として27万6,058円、次に、款2繰入金では、国の繰出基準に基づく一般会計からの繰入金が280万44円、駐車場事業基金取り崩し743万7,960円であります。
次に、款3繰越金でありますが1,004万1,979円で、これは平成28年度の黒字分でございます。
次に、款4諸収入でありますが、駐車場納付金としまして5,682万6,000円、そのうち長岡京駅西駐車場分が4,946万2,000円、西山天王山駅東駐車場分が736万4,000円となっており、これらは指定管理者との協定に基づく納付金であります。
次に、歳出の主なものでありますが、款1事業費として3,438万8,751円、その主なものは、目1駐車場管理費として、器具費743万7,960円、修繕積立負担金1,235万4,360円、確定申告による消費税及び地方消費税419万1,700円、また、目2財産管理費として、前年度からの繰越金と基金利子とを合わせた駐車場事業基金積立金1,031万8,037円であります。
款2公債費につきましては、目1元金償還金が2,850万6,335円、これは建設費の償還金でございます。
最後に、目2利子償還金として350万55円となっております。
今後とも、駐車場事業につきましては、市民サービスの向上と健全な運営を目指して、より一層の努力をしてまいりたいと存じます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 池田
健康福祉部長。
(池田裕子
健康福祉部長登壇)
○(池田裕子
健康福祉部長) 日程36、第64号議案 平成29年度長岡京市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明申し上げます。
決算の規模といたしましては、歳入総額12億2,838万1,605円、歳出総額11億8,372万3,525円で、歳入歳出差引残額は4,465万8,080円となっております。
初めに、歳出でございますが、後期高齢者医療広域連合納付金が11億5,208万5,081円で、前年度比5.2%増でございます。被保険者数の増加による保険料等負担金額の増及び保険料の軽減対象者の増による後期高齢者医療保険基盤安定制度負担金の増が主な要因であります。
次に、総務費が2,928万4,638円でございます。
続きまして、歳入の主なものでございますが、後期高齢者医療保険料が9億9,487万306円、繰入金が1億8,709万5,890円でございます。なお、平成30年3月末の被保険者数は1万115人で、前年度同月と比べて4.9%の増となっております。
以上、提案説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 滝川
上下水道部長。
(滝川和宏
上下水道部長登壇)
○(滝川和宏
上下水道部長) 日程37、第65号議案及び日程38、第66号議案について御説明申し上げます。
初めに、日程37、第65号議案 平成29年度長岡京市
水道事業会計決算の認定について、御説明申し上げます。
平成29年度決算は、水道事業中期経営計画後期計画の3年目の決算となります。収益的収支の状況は、計画では、約1億5,000万円の純利益を見込んでおり、決算では1億4,662万6,918円となり、ほぼ計画どおりとなりました。有収水量の減から、料金収入は計画より減少しましたが、修繕費などの減から総費用も減少したことによるものであります。
それでは、平成29年度の決算の概要を前年度と比較して御説明させていただきます。初めに、主な業務量でございます。平成29年度末の給水人口は、前年度より246人増加の8万1,073人で、年間の給水量は、前年度より1.1%減の937万6,524立方メートル、有収水量は0.9%減の875万9,622立方メートルとなりました。
また、有収率は、前年度より0.2ポイント増の93.4%となりました。なお、水源内訳につきましては、地下水は、前年度より4%増の421万2,394立方メートル、府営水道の受水量は、前年度より5%減の516万4,130立方メートルで、市民向けの府営水ブレンド率は51.5%となりました。
次に、消費税を除いた経営収支であります。まず、収益でありますが、営業収益では、給水収益が、有収水量の減から、1,346万2,875円減の17億3,926万2,030円、受託工事収益が129万3,199円増の1億254万6,100円、その他営業収益が819万7,788円増の7,635万9,886円となりました。
営業外収益の主なものとしては、他会計補助金が1,094万6,000円減の4,495万6,000円、補助金が57万6,906円減の620万1,165円、長期前受金戻入が35万5,728円増の1億6,717万1,126円であります。
これらのことから、事業収益全体では1,484万2,605円減の21億4,168万3,024円となりました。
一方、費用につきまして、営業費用の主なものでは、原水及び浄水費が、人件費の減などから1,469万4,016円減の9億7,575万5,236円、配水及び給水費が、委託料の増などから1,833万3,820円増の1億5,247万5,587円、受託工事費が、路面復旧費の減などから294万8,787円減の8,648万7,310円、業務費が、委託料の増などから494万2,070円増の6,402万8,682円、総係費が、退職給付引当金の増などから2,178万9,263円増の1億2,776万9,290円、減価償却費が1,439万4,055円増の4億7,049万7,697円となりました。
営業外費用では、支払利息が400万7,904円減の8,261万9,053円、特別損失では、過年度損益修正損が92万927円増の141万9,286円となりました。
これらのことから、事業費用全体では3,916万2,155円増の19億9,505万6,106円となりました。
これらの結果、収支につきましては1億4,662万6,918円の純利益となりました。前年度繰越利益剰余金47億2,239万671円と合わせた当年度未処分利益剰余金48億6,901万7,589円を次年度に繰り越すこととなりました。
なお、損益計算書には記載しておりませんが、平成26年度からの新会計基準移行に伴います、その他未処分利益剰余金と非現金収入の長期前受金戻入を除きました実質的利益剰余金は1億6,162万8,801円となりました。
次に、消費税を含めた資本的収支であります。まず、支出でありますが、企業債の対象となります施設整備事業では、安定した水運用のため、北受水池築造第2期工事及び送・配水管の布設替工事などを実施し、水質監視の強化策としては、市内に6カ所目となる自動水質監視装置を設置いたしました。
また、施設事業では、配水管布設工事や水中ポンプの取替工事などを実施いたしました。
これらのことから、建設改良費は4億8,754万774円となり、企業債償還金と合わせた資本的支出の総額は7億2,000万7,746円となりました。これに対し、その財源としての企業債の借り入れや加入金・分担金の収入総額は3億441万4,676円となり、資本的収支の不足額は4億1,559万3,070円となりました。
この不足額を損益勘定留保資金等の財源で補填した結果、年度末の補填財源残高は、前年度より1億1,714万5,210円増の10億9,357万8,902円となりました。
以上、平成29年度決算の説明とさせていただきます。
詳細につきましては、法令で定められております書類のほか、経営分析表などの付属書類も御参照の上、御審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。
次に、日程38、第66号議案 平成29年度長岡京市
公共下水道事業会計決算の認定について御説明申し上げます。
平成29年度決算は、公共下水道事業に地方公営企業法を適用し、公営企業会計を用いた初めての決算となります。
まず、収益的収支の状況は、当初予算では1,054万6,000円の純利益を見込んでいましたが、決算では31万2,056円の純利益となりました。主な要因としては、風呂川排水区雨水貯留施設工事に係ります特別損失の発生によるものであります。
それでは、平成29年度の決算の概要を御説明させていただきます。
初めに、主な業務量でございます。平成29年度末の人口8万1,073人のうち、下水道処理区域内人口は、前年度より216人増加の8万805人となり、人口普及率は99.7%となりました。
汚水の年間総処理水量は、前年度より1.7%増の1,189万3,456立方メートル、有収水量は0.7%減の969万2,494立方メートルとなりました。また、有収率は、前年度より1.9ポイント減の81.5%となりました。なお、下水処理区域面積は、前年度と同様の971.5ヘクタールであります。
次に、消費税を除いた経営収支であります。まず、収益でありますが、営業収益では、下水道使用料が12億3,902万2,291円、雨水処理負担金が1億8,240万1,233円、その他営業収益が292万9,581円となりました。
営業外収益では、補助金が35万3,100円、他会計補助金が3億3,016万6,555円、長期前受金戻入が12億3,991万9,905円、雑収益が2,500円となりました。
特別利益は、風呂川排水区雨水貯留施設設置工事の提訴に係る供託金等戻入があり、1,830万2,562円となりました。
これらのことから、下水道事業収益全体としましては30億1,310万7,727円となりました。一方、費用につきまして、営業費用では、管渠等汚水維持管理費が4,187万1,405円、ポンプ場等雨水維持管理費が3,121万9,230円、下水道普及費が648万7,325円、業務費が7,370万7,864円、総係費が7,279万5,318円、汚水の流域下水道維持管理費が5億1,612万1,733円、減価償却費が18億673万4,010円となりました。
営業外費用では、支払利息が4億2,449万2,500円、雑支出が242万760円となりました。
特別損失では、過年度損益修正損が108万1,282円、その他特別損失が、風呂川排水区雨水貯留施設設置工事に係ります損害賠償金などを支出し、3,585万4,244円となりました。
これらのことから、下水道事業費用全体では30億1,278万5,671円となりました。
これらの結果、収支につきましては31万2,056円の純利益となり、当年度未処分利益剰余金として次年度に繰り越すこととなりました。
次に、消費税を含めた資本的収支であります。まず、支出でありますが、建設改良費の汚水築造費では、マンホールトイレ設置工事や計画に基づく長寿命化工事などを実施しております。雨水築造費では、雨水貯留浸透施設整備工事などを実施しております。また、流域下水道建設に係ります負担金を汚水、雨水ともに支出しております。
これらのことから、建設改良費は3億2,801万8,284円となり、企業債償還金と融資預託金を合わせた資本的支出の総額は18億1,378万2,429円となりました。
これに対し、その財源としては、企業債が7億7,570万円、補助金が5,047万3,400円、他会計補助金が1億934万7,366円、他会計出資金が2億7,331万4,000円となり、資本的収入総額は12億883万4,766円となりました。
これらのことから、資本的収支は6億494万7,663円の不足となりましたが、損益勘定留保資金等で補填いたしました。なお、年度末の補填財源残高は3,239万9,051円となり、次年度へ繰り越しいたします。
以上、平成29年度決算の説明とさせていただきます。
詳細につきましては、法令で定められております書類のほか、経営分析表などの付属書類も御参照の上、御審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○(
福島和人議長) 第51号議案から第66号議案までの16件の説明は終わりました。
お諮りします。
ただいま議題となっております第51号議案から第66号議案までの16件については、質疑を省略し、決算審査特別委員会を設置して、これに付託することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(
福島和人議長) 異議なしと認め、そのように決定します。
ただいま設置されました決算審査特別委員会委員の選任についてを、直ちに議題とします。
お諮りします。
決算審査特別委員会委員には、議長及び議会選出
監査委員を除く22名を指名することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(
福島和人議長) 異議なしと認め、そのように決定します。
なお、正副委員長の選出については、委員会条例第8条第2項の規定により、委員会において互選をお願いします。
以上で、本日の日程は全て終了しました。
お諮りします。
明9月1日から5日は議案熟読のため休会とし、6日午前10時に再開することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(
福島和人議長) 異議なしと認め、そのように決定します。
本日は、これをもって散会します。
御苦労さまでした。
午後 1時23分 散会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
長岡京市議会議長 福 島 和 人
会議録署名議員 小 谷 宗太郎
会議録署名議員 三 木 常 照
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議 案 付 託 表
平成30年長岡京市第3
回議会定例会
8月31日 付 託
決算審査特別委員会
┌──────┬───────────────────────────┬───┐
│ 議案番号 │ 件 名 │備 考│
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第51号議案│平成29年度長岡京市
一般会計歳入歳出決算の認定につい │ │
│ │て │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第52号議案│平成29年度長岡京市国民健康保険事業特別会計歳入歳出 │ │
│ │決算の認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第53号議案│平成29年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計歳入歳 │ │
│ │出決算の認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第54号議案│平成29年度長岡京市馬場財産区
特別会計歳入歳出決算の │ │
│ │認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第55号議案│平成29年度長岡京市神足財産区
特別会計歳入歳出決算の │ │
│ │認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第56号議案│平成29年度長岡京市
勝竜寺財産区
特別会計歳入歳出決算 │ │
│ │の認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第57号議案│平成29年度長岡京市調子財産区
特別会計歳入歳出決算の │ │
│ │認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第58号議案│平成29年度長岡京市友岡財産区
特別会計歳入歳出決算の │ │
│ │認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第59号議案│平成29年度長岡京市開田財産区
特別会計歳入歳出決算の │ │
│ │認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第60号議案│平成29年度長岡京市
下海印寺財産区特別会計歳入歳出決 │ │
│ │算の認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第61号議案│平成29年度長岡京市粟生財産区
特別会計歳入歳出決算の │ │
│ │認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第62号議案│平成29年度長岡京市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算 │ │
│ │の認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第63号議案│平成29年度長岡京市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の │ │
│ │認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第64号議案│平成29年度長岡京市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳 │ │
│ │出決算の認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第65号議案│平成29年度長岡京市
水道事業会計決算の認定について │ │
├──────┼───────────────────────────┼───┤
│第66号議案│平成29年度長岡京市
公共下水道事業会計決算の認定につ │ │
│ │いて │ │
└──────┴───────────────────────────┴───┘...