京都市議会 2021-01-13 01月13日-19号
令和2年に関しましては設計を進めておりますけども,それと並行しながら,いわゆる埋蔵文化財調査を実施しているところでございまして,埋蔵文化財調査の過程で1点,工事の基礎部分を設計変更するということで作業がちょっと後ろ倒しになっているということがございますので,そういうこともありまして工事の発注の時期がずれたと,そういう状況でございます。事業としては継続しております。
令和2年に関しましては設計を進めておりますけども,それと並行しながら,いわゆる埋蔵文化財調査を実施しているところでございまして,埋蔵文化財調査の過程で1点,工事の基礎部分を設計変更するということで作業がちょっと後ろ倒しになっているということがございますので,そういうこともありまして工事の発注の時期がずれたと,そういう状況でございます。事業としては継続しております。
次に,二条城本格修理事業に係る債務負担行為設定及び元離宮二条城修理工事請負契約の変更に関しては,補強方法の変更に至るまでの設計及び調査の状況,鉄骨や金物を使用することについての文化庁の見解,あえて鉄骨を使用していると分かるように補強する理由,今回の修理に使用する木材の産地,修理工事完了後に修理の過程や保存方法などを広く市民に知ってもらう必要性,様々な事象に左右されることなく文化財を保全し次世代に引き
10月28日に開催された文化審議会文化財分科会企画調査会では,指定に至らない無形文化財及び無形の民俗文化財の保存,活用の在り方や,今後新たに文化財として指定,登録される可能性がある分野などの保存及び活用の推進について検討が開始されたと聞いています。折しも,日本の木造建造物を守り伝える技術,伝統建築工匠の技がユネスコの無形文化遺産に登録されることになったといううれしいニュースも飛び込んできました。
同時に,文化財にも指定されている貴重な産業遺産であり,平成30年には,約70年振りに琵琶湖疏水通船が復活し,昨年には,琵琶湖疏水記念館のリニューアルオープン,本年6月には文化庁の日本遺産への認定など,京都市民だけでなく広く国内外に琵琶湖疏水の魅力を発信しております。
そこに暮らす人々の暮らしと住環境,地場産業,歴史的景観や文化財が守られてこそ成り立つものです。今こそ深刻な矛盾を生み出した外需頼み,海外からのインバウンドを当て込む観光政策,経済政策を転換すべきと考えますがいかがですか。答弁を求めます。 新型コロナの感染拡大が収束せず,PCR検査も十分に拡充されない中で,政府はGoToトラベルキャンペーンを始めました。
文化財の保存と活用の全国モデルとして高く評価いただいております世界遺産二条城については,入城券等のキャッシュレス決済の導入や未公開文化財の公開,活用に向けた整備など,更なる保存とおもてなし環境の向上を図ったほか,令和元年11月には,寛永期の文化を体感する寛永茶会を実施するなど,四季を通じて切れ目なく魅力ある事業を展開いたしました。
文化庁の機能が強化され,京都の風土や魅力,文化財活用のノウハウなどをいかし,新たな文化行政が展開されようとしています。そうした文化行政の新たな方向性をしっかりと踏まえた視点です。二つ目は,京都駅という本市の玄関口のすぐそばに位置することから,国内外との文化交流を盛んにする視点です。
続きまして,文化財の防火対策について質疑させていただきます。私自身,市会議員に当選させていただく以前は,文化財保存修復師として10年間文化財に携わってまいりました。その経験も踏まえ,何点か質疑させていただきます。昨年の4月にフランス・パリのノートルダム大聖堂において発生した火災,昨年10月の沖縄の首里城での火災など,世界的に有名な文化遺産が焼失する大変痛ましい出来事が連続して発生いたしました。
その最先端にある文化が,宗教も大きく関わり文化財となり,それらの集合体として門前町や宿場町は数百年の歴史があります。京都の魅力は三山の山並みと大小の清流,数多くの寺社の文化財にあります。西陣織や友禅染が都心の居住地に多く存在し,職住近接で低層高密度の住宅街を形作り,商店街がありました。伝統産業が衰退し,2階建ての町並みに高層ビルが林立し,商店街が姿を消し,京都の町並みが失われています。
農林業につきましては,農家や林家の皆様が不断の努力を積み重ねられ,食文化,伝統文化,文化財,景観,生物多様性など,京都の人々の豊かな暮らしを支える産業として今日まで受け継がれてまいりました。一方で,担い手の減少や高齢化,小規模かつ分散化された経営基盤など,産業としての持続可能性が大きな課題となっております。
国本議員御指摘のとおり,観光は,京都経済の成長や雇用の創出,文化財・伝統文化,伝統産業の継承に大きく寄与するとともに,世界の人々との交流による相互理解の促進や,新たな文化の創造・発信につながるものであり,重要な施策であります。その中で,何より重視しなければならないのは,市民の皆様の生活であり,市民の皆様の豊かさにつなげる取組であります。
証明郵送サービスセンターの業務遅延により行政サービスの低下をもたらしたことへの認識,SDGsの理念の下,他都市でも広がっているパートナーシップ届出制度を早急に創設し周知する必要性,大きな効果を挙げている防犯カメラ設置促進補助事業の今後の見通し及び市民要望を踏まえ効果的に設置を進めていく必要性,野生鳥獣と上手に共生していくための対策及び自助では対応できない市民に寄り添った対応の必要性,企業や大学と連携し文化財
就任式の場でも,柔軟な発想により,京都の食や文化財,伝統行事をいかした返礼など様々なアイデアを頂いたところであり,今後は,それらアイデアを実現するとともに,発信力のあるリンゴさんの御協力もいただきながら本市の取組をアピールしてまいります。
京都市美術館問題と改正文化財保護法に関わって質問します。2017年,文化財保護法が改正され,文化財の保全と活用方針が打ち出されました。美術品,文化財を経済的な価値を付けて,必要なら売却して,そのお金で文化財を保全するという構想です。これに対して,全国美術館会議が真っ向から反論をし,経済的価値で文化財を論じることはとんでもないことだ。
二条城においては,文化財の保存と活用のモデルを目指した取組をより一層推進するため,本丸御殿の本格修理を進めるとともに,ライトアップや二の丸御殿大広間の特別入室等,魅力ある事業を展開いたしました。また,更なる利便性・満足度向上の取組も行った結果,平成30年度の入城者数は215万人と2年連続で200万人を突破いたしました。
次に,Living History in 二条城~生きた歴史体感プログラム~につきましては,事業概要が不明確な中で提案された予算の積算根拠及び検討経過,事業実施に当たり設定された目標値及び指標,本市が実施するのではなく協議会方式で実施する理由,事業の総事業費及び収益として回収できるめど,多数の文化財がある中で,既に文化的価値等の発信を行っている二条城を選定した理由,観光客の増加やリピーター化及び地域活性化
また,国民の財産である文化財の保存と活用も重要なテーマでございます。国では,二条城の成功事例をモデルに,文化財の本質的価値を高め,収益につなげ,伝統産業の振興にも資する好循環を創出するリビングヒストリー事業を創設されたところであります。
文化財建造物や史跡等を活用して,歴史的な出来事や当時の生活を再現し,それらを観光客等が体感・体験できる取組を実施することで,文化への理解を深め,文化財の付加価値を高めると同時に,にぎわいの創出を図るもので,本事業により増えた収益を,文化財の修理や整備などに充てることにより,文化財の保存・活用と観光の更なる好循環,また伝統産業の活性化にもつなげようとする取組でございます。
また台風21号の暴風では,住宅や農林業や文化財に多くの被害があり,特に左京区の山間部では倒木により,長期にわたり道路が通行止めとなり,また,停電が続き市民生活に大きな影響が出ました。人命が失われることがなかったことは幸いでした。また,地域住民が倒木の処理などにも協力して復旧が迅速にされたことは,正に京都が培ってきた地域力のたまものであると思います。
昨今,文化財などの歴史的建造物が解体されたことが話題となっておりますが,所有者の方々がさぞかし苦悩されたであろうことは,私も先祖から築350年の古い建物を受け継いでおりましたので,実感を持って推察することができます。歴史的な建造物を未来に引き継いでいくためには,個人の努力だけでは限界があり,所有者への支援が不可欠であります。