京都市議会 1992-11-20 11月20日-03号
市は土砂を搬出せずに元の姿に近い形に回復するというJR西日本の計画案を了承し,11日付で許可を出しました。同時に小倉山一帯の景観保全のためにJR西日本が3億円を拠出することとなっております。
市は土砂を搬出せずに元の姿に近い形に回復するというJR西日本の計画案を了承し,11日付で許可を出しました。同時に小倉山一帯の景観保全のためにJR西日本が3億円を拠出することとなっております。
市長は,去る11月11日,右京区嵯峨の小倉山に放置されてきたJR山陰線複線電化の工事残土について,搬出をしないまま山の復元工事を行うというJR西日本の計画案に対し,これを認めるという最終的な姿勢を打ち出されました。今回の決定は,市長にとって大変苦汁に満ちた選択でありますが,搬出作業には長期間を要し,環境破壊など2次的な問題が予測される中で,現実に即した最善の策として一定の理解はいたします。
今,本年12月31日という期限切れを前にして,JR西日本側は,残土搬出抜きの復元策を提案し,市側もそれを追認し,いろいろな検討を加えながら,できるだけ早く結論を出す予定であり,JR側へのペナルティは考えていないという状態になっています。 問題点はたくさんあります。まず第1は,当初の原状復旧計画案がもともと非常にずさんなものであったということです。
例えばJR西日本が嵯峨の小倉山山頂に放置した土砂の問題では,土砂搬出は無理と,最初の約束とは全く違うことを言い出したJR西日本に対し,本市はやむを得ないとしていることは自然景観保全の方向とは明らかに矛盾しております。更に吉田山にしても,風致地区だが開発可能な市街化区域という法制度上の問題を抱えての措置であり,すべてが整理されて解決したと言えるものではありません。
また小倉山山頂問題については,その復元方法について,原状回復を前提にJR西日本と協議を重ねてきたが,土砂搬出による新たな自然環境の破壊や車公害の発生などが予想されることから,土砂の搬出による復元は極めて困難な状況である。山頂に早く自然を回復させることが第一なので,植林するなどにより山容を復元する方法を考えている。
これは建物の周囲に屋根と同じぐらいの土手を築いて、そして1カ所のトンネルから搬出入、出入りできる構造になっております。これは現在、黄檗公園内に保存されております。それから少年院の敷地の中にも残されております。 次に火薬試射場。火薬の発射力、爆発力を実験した場所で少年院の東側、宇治霊園の西側の谷あいにあります。
◎総務部長(浦田和男君) (登壇)新庁舎の移転に関連しまして、大型のごみ及び本館の解体撤去による建築廃材をどうするのかというご質問でございますが、紙類につきましては、これまでも対応しておりますように、焼却等の要しないものにつきましては、古紙として搬出をしていきたいというふうに考えておりますし、什器類につきましては、他の施設での再利用を重点的に考えていきたいというふうに考えております。
小倉山山頂の原状回復については,自然景観の回復を基本に,土砂の搬出方法についてJR西日本と協議している。しかし,搬出による新たな自然環境の破壊や車公害などが予想されることから,搬出方法に大きな課題がある。現在防災や植生面などについて専門家の意見を聴き,関係機関の指導も得て早急に結論を出すようにしたい,との答弁がありました。
建設副産物は建設工事に伴い副次的に得られるものであり、工事現場外に搬出される土砂、いわゆる建設発生土、コンクリート塊、アスファルトコンクリート塊等々がこれに該当し、建設副産物のほとんどが資源として再利用することが可能であり、近年建設工事の増大等により発生量が増大傾向にあることから、資源の有効利用、廃棄物の発生を抑制する観点から、その再利用を促進することが重要となっております。
議員さんもおっしゃっておられましたが、従来、林道の開設というのは、木材や林産物等を生産、搬出するための必要な道路として、主として経済的な側面からとらえてまいったものでございますが。また、本市の場合、山間部地域住民の生活用道路としても重要な役割を果たしてきたものでもございます。